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オルガ「また映画借りてきたんだが、オマエらも見るか?」 アウル「また長いの?」 クロト「長いのなら遠・慮!」 オルガ「長くはないと思うぞ。タイタニックが長すぎたんだよ」 スティング「なんて映画だ?」 オルガ「ハリーポッターと賢者の石」 上映開始… ステラ「はりー、かわいそう…」 アウル「よくこんな生活で黙ってられるね」 クロト「僕なら瞬・殺だね。ねぇ、こんなのが延々と続くの?」 オルガ「いいや。見てろ、今から話進むから」 スティング「お、何か手紙がドバドバ来たな」 シャニ「ZZZ…(上映開始前から寝っぱなし)」 魔法学校に向けて出発! アウル「4分の3番線?あるわけないじゃん!」 クロト「なんだ、イタズラだったのかよ!馬鹿だね、コイツ」 ハリー、壁をすり抜け4分の3番線へ ア・ク「!!!!!」 ステラ「すごいすごい!ステラも行く!」 壁に向かってダッシュ ステラ「うえーい!」 激突、沈黙… シャニ「あぁ?(激突音で起きる)」 スティング「へぇ、リアルだな。違和感ねぇな」 オルガ「だろ?オレは内容よりもこっちに期待してんだよ」 魔法学校到着!ハリー御一行、校内へ アウル「すっげええぇぇ!絵が動いてる!?」 クロト「階段も動いてる!行ってみてぇ!」 オルガ「何で黙って見てらんねぇんだ、オマエらは!」 ステラ「うぇい…(二人の絶叫により起床)」 シャニ「あの帽子、いいな…。イカす…」 スティング「これまたスゴいな。画面のほとんどが特殊な撮影だよな…」 魔法授業初体験 アウル「ウィンガーディアム・レビオーサ!」 クロト「レビオーサ!」 ステラ「オーサ!」 オルガ「黙れえぇ!浮くわけねぇだろ!わかったらそのハシを食堂に返してきやがれ!」 アウル「やだよ」 クロト「拒・否!」 ステラ「杖がないと、魔法、使えない」 オルガ「こいつら…」 シャニ「魔法薬…(眠り薬という単語にひかれた)」 スティング「人物の特殊メイクもスゴいな。見分けがつかない」 魔法界の大人気スポーツ、クディッチ!ア・ク・ス「・・・」 オルガ「さすがにコレは無理ってわかるか…。ホウキの代わりになりそうなモンもないし」 アウル「MSでクディッチやろうぜ!」 クロト「ミョルニル(鉄球)を玉にすればいいね」 ステラ「ステラもやる!」 アウル「決まり!行こうぜ!」 オルガ「待てえぇ!」 4人、一時退場 シャニ「へぇ…(珍しく見入っている)」 スティング「このシーンなんかどうやって撮ってるんだ?気になる…」 地下室を守る番犬ケルベロス シャニ「うわ!息臭そう…」 スティング「特殊効果の固まりだな、こりゃ」 4人、帰還 アウル「楽しかったぁ!」 クロト「オルガの攻撃を避けながら球を追うのは、さすがに疲れたけど」 ステラ「またやりたい!」 オルガ「二度とするか!」 黒幕撃退からラスト クロト「魔法、最・高!」 アウル「俺もココ行きてぇ!」 ステラ「ネオに聞いてこよう!」 オルガ「・・・(もう知らねぇ…)」 シャニ「賢者の石…!(どこかに行く準備を始める)」 スティング「細部にこだわってたなぁ。金、かかってんだろうな…」 鑑賞を終えて ステラ「ネオが魔法なんかないって…」 クロト「なんだと!」 アウル「わかってないなら見せるしかないね!ネオのヤツに魔法の力を見せに行こうぜ!」 クロト「賛・成!」 アウル「よぅし!行くぞ!」 オルガ「オレは何も知らないオレは何も知らないオレは何も知らない」 シャニ「ちょっと出てくる(賢者の石探しに出発!)」 スティング「これからは映画の細かいトコにも注目してみるかな」
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初心者さんガイド2
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用語 鬼ごっこ(オニゴッコ) 概要 廃校舎を舞台に行われるゲーム。 登場シナリオ 【Master Mind】 初期 ルール概要、日時等について記載のあるチラシが出回っている。
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☆魔法名医シャルル 「いやー、だるいっすねェセンセー」 助手の魔法少女「バースデイ・リック」がだらしなく伸びをしながらそんな台詞を吐いた。 普段は勤務態度がなっていないと窘めるところだが、今回ばかりはシャルルも同意見である。 夕暮れに沈む雨の町並みをビジネスホテルの最上階から眺める度、どうせならもっと都会の街に行きたかったと思う。 ずっと魔法の国に居を構えていたから、こっちへ戻ってくるのも随分久しぶりだ。 休暇を取って戻ってきたとしても、大概が貯金を崩して海外旅行と洒落込んでいたものだから、尚更この言っては悪いが地味で、特に見所もない町に退屈なものを感じさせられてしまう。 魔法少女は基本的に健康体だ。 人間用の毒やウイルスでは害せないし、生半可なことじゃそもそも怪我すらしない。 食事や睡眠も不要で排泄などは以ての外。そんな存在を相手に医師を営んでいるのが、このシャルルという魔法少女だった。 シャルルの経営する診療所は、人間社会でいう所の闇医者に近い。 一つ違うところがあるとすれば、その活動が公的に認められ、それどころか評価されているところだろう。 シャルルの患者は魔法少女同士の戦闘や諍い、謀殺紛いの事案に巻き込まれて負傷を被った魔法少女である。 患者は昼夜時間を問わずに診療所の門扉を叩く。 シャルルの仕事は、そんな彼女達へ事情を聞かず、何も言わず、ただ施せる最上の治療を提供すること。 彼女の魔法は「みんなとお医者さんごっこをして遊べる」というものだ。 響きだけを聞けば間抜けなことこの上ないと自分でも思うが、しかしこの間抜けな響きこそが、シャルルが「魔法名医」の二つ名を賜るに至った最大の理由であったといってもいい。 要は、シャルルの施す医術は全てごっこ遊びなのだ。 診療所を開設してからもう大分経つが、未だにシャルルは正しいメスの握り方さえ知らない。 傷口の縫合のやり方も、昔家庭科の授業で習った布の縫い方をそのまま流用している。薬の調合は適当な雑草に水や紅茶をかけて混ぜているだけだし、PTSDを取り除くための話術なんて、ただ適当な絵本を読み聞かせてやるだけだ。 信用問題になってくるからこのことは絶対に他言するなと助手や関係者に口を酸っぱくして念押しされる毎日だが、それでもシャルルの診療所を訪れた患者は九割以上が完治して社会へ復帰していく。 助けられないケースもたまにはあるものの、それは大概既に死んだ状態で担ぎ込まれてきた場合だ。 さすがのシャルルでも、失われた命までは治せない。それはごっこ遊びの範疇を過ぎている。 とはいえ、それだけの人命救助率を誇る魔法少女なのだ。 自ずと名前は知れ渡り、いつしかシャルルは魔法名医などという大層な名前で呼ばれるようになっていった。 あまり目立つのが好きでないシャルルとしては、普通に「シャルル」のままでよかったが、彼女が無名だった頃から助手をやっていたリックは実に誇らしげだった。 でも彼女も、今となってはシャルルの名が知れてしまったことを悔いているだろう。 まさかよりにもよって、こんな面倒事に駆り出されるとは思ってもいなかった――と。 その仕事が舞い込んだのは一昨日の晩のことだった。 特に患者が来ることもなく、リックと暇潰しに二人でトランプなどして遊んでいた所にやって来た来客。 見るからに上層部からの使いといった風体の魔法少女は、たかだか使い走りの分際でやけに偉そうだった。 リックがいつ食ってかかるかとヒヤヒヤしながら見守っていたのだが、話の雲行きが怪しくなってきたのは――シャルルの旧知であった、とある魔法少女の名前が出たところからだった。 ――フレイム・フレイミィ。 懐かしい名前だった。 そして、もう二度と関わることがないであろうと思っていた名前でもある。 今思えばシャルルは友人だと思っていたが、あっちはきっと体のいい舎弟程度にしか思っていなかったのではないだろうか。そう思うと、割とドライな思考回路の持ち主と自負しているシャルルも流石に悲しくなる。 魔法少女になりたての頃は、派手で分かりやすく強い彼女の魔法へ真剣に憧れたものだった。 道を違えたのはどの辺りからだったか覚えていない。 でも、きっと何かが変わった時期があったのだと思う。 お互いにこれから先は一緒にいない方がいいと思って、シャルルの方から身を退いた。それから暫くして、フレイミィが逮捕されたことを聞かされた。 憧れた魔法少女は落ちぶれて檻の中へ叩き込まれ、追う側だった自分は名医として広く名を馳せた。 違えた道は、もう二度と同じになることはなかった。 少し思う所があったが、医者という職業をしていると人の生死や運命を割り切れるようになる。 たとえごっこ遊びの延長線であろうと、それは同じだ。 フレイミィにはフレイミィの、自分には自分の生きる道がある。 あいつは失敗して、私は成功した。それだけのことで、どこまでいってもそれ以上にはなりはしない。 そのはずだった。 なのにその態度の大きな来訪者は、事もあろうにこんなことを言ってのけたのだ。 ――北の港町、H市。 ――そこへ、かつてフレイム・フレイミィの『試験』を乗り越えた『子供達』が逃亡、潜伏している。 ――人事部門の同僚三名を惨殺し逃亡していることから、魔法の国への離反意思があることはほぼ明白。 ――恐らく目的は、『試験』の実施。形式は言うに及ばず、『森の音楽家』が用いたものである。 勘弁してくれと思った。なまじ医師として精神分野に精通しているから、その先何を言いたいかが分かってしまったのだ。 そして予想は的中した。どうやら上層部は、この魔法名医とその助手リックに、渦中のH市へ向かって欲しいらしい。 リックが待ったをかけた。問い質してみるとその理由は――あまりにも馬鹿げたものであった。 上層部は、未だに自分がフレイム・フレイミィの『試験』へ関与していたと思い込んでいるというのだ。 その件に関しては、事が明るみに出た頃に散々事情聴取をされた。 最終的には心理干渉系の魔法の使い手まで出てきて、それでやっと解放された苦い思い出だ。 それでてっきり疑いは晴れたと思っていた。現に魔法のパティシエが作ったという菓子折りも送られてきた。しかしこんな無理難題が舞い込んでくるということは―― 「お上にはまだ、センセーのこと疑ってる連中がいるってことかあ」 「面倒な話だが、そうらしい」 バカな連中だねぇ、嫌になるねぇ。 明らかに不貞腐れた調子で唇を尖らせるリックの姿に、シャルルは口元を緩める。 バースデイ・リックとの付き合いは長い。彼女は小手と一体化した盾を両手に備えた、どこか騎士のような魔法少女だ。 しかしこの通り言動は軽薄で、人懐っこいように見えて意外と人見知りが激しい。最初の頃はちょっとした意志疎通にも結構な手間を掛けさせられたものだったが、今ではこの通り、すっかり懐いてくれている。 きっとリックは、シャルルがありもしない疑いをかけられているのが腹立たしいのだろう。 「でもちょっと今回のコトは無能すぎません? いくらフレイミィとの繋がりが過去にあったからって、それでセンセーに試験止めてこいとか、無理言うなよハゲって感じなんですけど」 「そうだね。更に言うなら、おかしいことはもう一つある」 シャルルは指を一本立てた。 「何より不可解なのは、疑うべき対象である私をみすみすフレイミィの『子供達』と引き合わせるところだよ」 「あー、確かに。それで二人揃ってトンズラでもし始めたらどうするつもりなんでしょーね」 「まあ、どちらにせよ今回の指示は疑問が残ると言わざるを得ないな。それを受けてしまう我々も我々だが」 魔法名医シャルルと助手、バースデイ・リックの二人が今回命ぜられたのは、先ほどリックが述べた通り、「フレイム・フレイミィの『子供達』による非合法試験の破壊」である。 ……まず間違いなく、何度聞いても、医師に任せる仕事ではない。 当然断ろうと思ったが、あの伝令役は明らかにこちらの足下を見ていた。 シャルル診療所が如何に名を馳せているとはいっても、時には犯罪者とすら癒着する運営方針を「魔法の国」が黙って看過するかと問われれば否である。 医術を用いて「魔法の国」の運営へ貢献している働きを鑑み、これまでは活動を容認こそされねど、黙認はされていたのだったが――これを断れば、いよいよこれまで通りとはいかないぞ、と。 闇に片足を突っ込んだ職業の宿命だ。 お上に目を付けられてはのっぴきならなくなる。 後はもうなし崩しだった。つい数時間前にシャルルとリックはH市へと到着を果たし、こうして雨降りの黄昏時を惰性で過ごしている。 「……とりあえず、もう少し休んだら町へ出て、先遣隊の魔法少女と合流することにしようか」 「そーっすねェ。あー、あたし仲良くできるかなあ」 「毎度仲を取り持つために奔走する私の身にもなってほしいところだよ」 「だってこういうワケの分かんねー仕事押し付けてくるクソ上層部と同じ穴の狢な連中ですよぅ? どうせとんでもねークソ女とかメンヘラとかが来るのが見えてますもん。あーやだやだ……」 これは、今回も苦労させられそうだ。 多難な前途を想いながら何度目かの嘆息をして、魔法名医シャルルは身をベッドへ横たえた。 ☆リンカーペル 時刻が午後六時を回った頃だった。 秋も深まったこの時期は、この時間ともなれば既に辺りは真っ暗闇だ。 寒空の下、星の瞬く夜空を見上げながら帰途に着くのもまた乙なものだが、しかしそれだけに危険も多い季節である。 変質者、足元を疎かにしての転倒、交通事故。考えられる危険は他にも数ほどある。 そういうものから善良な市民を守る為に、魔法少女達は陰ながら奔走し、本当にささやかな正義の達成感に浸るのだ。 このH市における魔法少女とは、特にこれと言って何かノルマの類を持っているわけではない。 ペルを魔法少女にしてくれた「タウンズマスター」もそう言ってくれたし、実際、最初にちょっとした研修のような指導があった以外にペルは何も彼女やそのマスコットキャラクターから干渉を受けていない。 勿論、魔法少女の力を悪用しようと目論めば彼女達はすっ飛んで来て、引っ叩いてでも止めただろうが、ペルはそんなことは一度も考えなかったし、そういう行動に走る輩がいるという話も聞いた覚えはなかった。 この街と、この街を守る魔法少女の暮らしは、真実平和そのものだった。 四葉蜜柑は、人生のあらゆる場面で「使えない」と謗られてきた。 何かの行事に携わったり、役割を任されたり、果てには互いに顔の見えないネットゲームの世界ですら蜜柑が誰かの役に立てる場面はなかったように思う。 正確には、役に立てないわけじゃない。単純作業のように何も考えないで行える作業なら淡々と正確に続けることができるし、学生時代には陸上部に所属して県内大会の上位にまで上り詰めたこともある。 一人で何かをする分には、蜜柑は強い。自分のすべきことを的確に見つめ、それに向けて邁進できる。 学問だってそうだ。高校の頃には日が変わるくらいまで知人の経営する学習塾に毎日のようにぶち込まれていて、そこで不満一つ漏らすことなく延々と勉強に明け暮れていた。その結果は蜜柑を確実に強くしてくれ、無事難関の第一志望校への合格という成果をもたらしてくれた。 しかし複数人で何かをする場面になると、途端に蜜柑は弱くなる。使い物にならなくなる。 一人なら出来ることが出来なくなって、やることなすことがとことん裏目に出て、最後には普段絶対しないような凡ミスから大ポカをやらかし、周りから怒りや失望を買って見放されるまでがワンセットだ。 要するに、彼女は人と何かをする協調性が皆無に等しかった。 あの子は何を考えているからこうしてほしい筈で、でもこの子もこう考えていると思うからきっとああしてほしい筈。 そんな調子で両立できない事柄を両立させようとする余りに要領の悪さを発揮し、最後は無能と罵られる。 大学までは行事などへの参加を極力避ける、そういう役割を請け負わないなどして自衛することでどうにか切り抜けていたが、社会人として働き始めてからは、毎日が苦労と疲弊の連続だった。 仕事はワンマンプレーでは成り立たない。オフィス内の人間関係や連携を疎かにすれば必ず致命的な綻びが生まれる。 そこは蜜柑の最も苦手とする環境で、彼女の不安はものの見事に的中した。 出勤初日で部長に怒鳴られた。二日目に取り寄せる品物の数を一桁間違えた。三日目に散々テンパッて混乱、迷走を重ねた挙句共同プレゼンのデータを吹き飛ばし、同じグループの面々に大恥をかかせてしまった。 もしも蜜柑に失敗して何が悪い、カバーできないお前らが悪いんだろうと開き直れる図太さがあったなら、彼女はきっと魔法少女に選ばれることすらありはしなかっただろう。 蜜柑はずっとこんな自分が嫌いだった。 皆に迷惑をかける度に消えてしまいたいくらいの申し訳なさに押し潰されそうになっていたし、陰口を叩かれているのを知るたびに当然だと納得して、だからこそ誰にも相談できないまま、一人心の傷ばかりを募らせていった。 そして蜜柑の心は、大人になって社会の厳しさを思い知った頃、遂に破傷風を発症した。 消えてしまいたい、ではなく、消えよう、と思うようになった。 出来心で手首に刻んだ赤い線は、日に日にその数を増やしていった。 母からは精神科への通院を打診された。 それからは週三回、意味があるのかどうかも定かじゃない問診を終えて、処方された精神安定剤の袋を握り締めながら、蜜柑は街の真ん中を貫いている大きな川を見つめていた。 ――やあ。 その時だった。 蜜柑は気さくな声に振り返り、……思わず、息を呑んだ。 そこに立っていたのは、一言「異様」な人物だった。 顔を狐のお面で覆い隠し、白いドレスを乱れなく着こなした少女。 お面のせいで人相は確認できないのに、醸すどこか浮世離れした雰囲気が、仮面の下の素顔の美しさを保障しているように思える。鬱屈とした感情など吹き飛ばしてしまうほど、その出会いは衝撃的だった。 ――きみは、可愛いね。 誰なの、そうか細い問いかけを漏らすのが精一杯だった。 仮面の彼女はくすりと笑って、「タウンズマスター」と名乗った。 明らかな偽名、コードネームのたぐいであったことに少しだけ不信感を抱いたが、それも彼女が次に口にした言葉の前に容易くかき消されてしまう。 ――ねえ、きみは。 夏がまた来年と去って行き、秋が久し振りだねとやって来る、そんな狭間の季節に現れた彼女は、四葉蜜柑の何もかもを変えてくれた。冗談抜きで人生のどん底にいた彼女を、薔薇色の日々へと引き上げてくれた。 ――魔法少女に、興味はある? それに何と答えたのかはよく覚えていない。 ただ、気付けば蜜柑は魔法少女「リンカーペル」に変身して、夜の町並みを自由自在に駆け回っていた。 ビルの壁と壁の間、数メートルはくだらない距離をぴょんぴょんとスキップ気分で飛び越える。歩き慣れた散歩コースを全力で走ってみた時の感動と来たら、とても言葉には言い表せない。 高校時代に出場した県大会で蜜柑がどうしても追い付けなかった他校のスプリンターなど最早目ではない。 それどころかレーシングカーにだって引けを取らない速度で、蜜柑は――いや、リンカーペルは走ることが出来た。 ペルはずいぶん久しぶりに心の底から笑った。それから夜が明けるまで、魔法少女の力をとことん試して試して、人生で初めての朝帰りをした。 母にはこっぴどく叱られたが、蜜柑は嬉しくて嬉しくて堪らなかった。あの興奮は今も覚めやらぬままで、胸のどきどきと高揚感を抑えながら会社へ出勤して――その日から、蜜柑は一度も誰かに怒られていない。ミスもしていない。 ペルの魔法は『頭の中で会議をすることができる』というものだ。 決して派手なものじゃない。ペルが好きだったマジカルデイジーのように見栄えのいい魔法でもない。 しかしこの魔法は、ペルを二十年以上も悩ませ続けてきた欠点を克服させてくれた。 ペルは人と協力して作業したり、何かを任されると途端に駄目になる。けれどペル自身は決して人が嫌いなわけではなかったし、失敗の原因はいつも、ただ考えすぎて裏目に出てしまうだけであった。 今、ペルの頭の中には五人の『リンカーペル』がいる。 魔法少女になっていない時でも彼女達はいつも頭の中に住んでいて、ペルが助言を求めると脳内会議を始め、彼女一人では到底思いつかないような結論を弾き出してくれるのだ。 「私」と「僕」と「俺」と「儂」と「ウチ」。そして、彼女達にいつも助けを求める「ペル」。 三人寄れば文殊の知恵とはいうが、ペルの場合は六人だ。二倍の人数で臨むのだから、まず今までのようなポカをやらかすことはなくなる。そしてそれだけで、ペルの人生は光に満たされた。 それからペルは頑張った。 仕事の合間や休み時間、帰り道から休日まで、とにかく頑張って人助けに精を出した。 タウンズマスターは数ほどいる人間の中から、わざわざ自分を選んでくれたのだ。 タウンズマスターがいなければ、「四葉蜜柑」は今頃押し潰されていただろう。彼女がリンカーペルというもう一つの顔をくれたから、蜜柑は蜜柑でいられる。ペルも、ペルでいられる。 だからせめてもの恩返しに、彼女からもらったこの力を正しく使い、みんなに笑顔をあげようと思った。 魔法少女は人目をなるだけ避けなければならない。その大原則を守りながら街を練り歩き、トラブルの解決に勤しむのはなかなかに骨の折れる作業だったが、それだけに楽しかった。 人生でこれほど楽しいと思ったことはないかもしれない。誇張抜きにそう思わせてくれるほどの有意義な時間。これが永遠に続いてくれれば、それに優る幸せはないとペルは本気で思っていた。 「ひーたんからの連絡。 七階の、左から四番目――あそこに、二人組の魔法少女が宿泊してるってさ。 完全に油断しきってるっぽいから、一撃でぶっ潰すにはちょうどいい。幸先イイね」 なのに、どうしてこんなことになってしまったんだろうか。 ペルは、魔法の端末での通話を打ち切ると、冷淡に魔法少女のあるべき姿とかけ離れた言葉を口にした猫の少女を見て静かに唇を噛んだ。ふと視線をずらせば、懐中時計を首から提げた魔法少女も同じように浮かない顔をしているのが目に入った。 その姿に「自分だけじゃないんだ」などと安堵を覚えてしまう自分の存在が恥ずかしい。 「あ、あの……本当にやるんですか、にゃんぴぃさん……?」 「殺るよ。ぶっ殺す。コロの話通りなら、それでとりあえず一週間は保つんでしょ。 それに、もし二人ともぶっ殺せたらアイツに交渉できるかもしんないし。 『死人が二人出たんだから、これで二週間分の死人ってことにしろ』とかサ――って、クロックシルク、お前」 猫の魔法少女「にゃんぴぃ」の顔に、見る見る血が上っていくのが分かった。 『止めに入った方がいいのではないか?』 『僕も「儂」に同じく。にゃんぴぃはキレると見境なくなるタイプだからね』 『下手に指咥えて見てりゃ、クロックシルクが殺されちまうかもしんねえしな! かっはっは!!』 『口は悪いけど、「俺」の言う通りだとウチも思う。勇気を出して、「ペル」』 (みんな――うん、分かった。「ペル」、頑張る) 時計の魔法少女「クロックシルク」は争いごと向きの性格をしていない。 一方でにゃんぴぃは名前と可愛らしいコスチュームに反して、性格も魔法もバリバリの武闘派だ。 そんな二人がぶつかればどうなるかなど、想像に難くない。 そしてそうなることだけは絶対に避けなければならなかった。 ここにいない「ひーたん」も、そう思うはずだ。 「待って。今は喧嘩してる場合じゃない。そうでしょ」 「あたしだってそう思ってるよ……けどこいつ、この期に及んでまだこんな腑抜けたこと言うもんだからさ」 「クロックシルクは優しい子だから。納得出来ないかもしれないけど、分かってあげて。 にゃんぴぃだって、クロックシルクに死んでほしいなんて思ってないでしょ?」 「それは……そうだけど」 ばつが悪そうに目を逸らす辺り、にゃんぴぃが心根から腐りきった暴力主義者でないことがよく分かる。 彼女も悪くない。勿論、クロックシルクだって悪くない。 ひーたんも、そしてリンカーペルも、誰も悪くなんてない。 きっと――あの部屋にいる、二人の魔法少女も。誰も悪くない。 「……はぁ。ごめん、クロックシルク。ちょっと頭に血ィ昇った」 「いえ……私の方こそごめんなさい。あれほどみんなで話し合って、決めたことなのに」 クロックシルクもばつが悪そうにしている。 それを見て、ペルの頭の中の声がまた会議を始めた。 『よくない兆候ねぇ。「ペル」、ひとつ諭してあげなさいな』 『クロックシルクは優しいが、それだけでは今後を生き抜くにはちと厳しいからのう』 「私」と「儂」の助言を受け、その通りだと思う。 ペルだって、本当はこんなことはしたくない。 誰かを助ける魔法少女が、別の誰かを傷つけるなんて――ましてや、同じ魔法少女を殺そうとするなんて、断じてあってはならないことだと思う。 それでも――それでも。やらなきゃいけないことなのだ。やらなきゃ、誰も助からない。誰も幸せになれない。 「大丈夫。あなたは私たちが守るし、あなたには誰も殺させない」 「ペル……」 「……友達、だし。守るよ。だから、安心して」 そう言って、クロックシルクの白髪を撫でた。 こんなことをした経験は生まれてこの方本当に一度もないものだから、合っているか不安だったが、やがて彼女は小さく微笑んでくれたから、成功なのだと思うことにしよう。 四人で生き残ると決めたんだ――ひとりだって欠けてはならないと思うし、みんなもそう思ってると信じている。 ドクンドクンと心臓の高鳴りを感じる。 にゃんぴぃがハンドベルを構えていた。これを鳴らせば、後戻りはできなくなる。人助けを生業としてきた魔法少女を廃業して、生きるために他の誰かを殺す魔法少女として生まれ変わることになる。 クロックシルクは震えていた。 覚悟を決めた物言いをしていたにゃんぴぃさえ、唇をがりりと噛み締めている。 ペルは――黙ってそれを見ていた。いざとなったら、この中で一番「判断力」に優れている自分が司令塔となって皆を統率しなければならない。だから、怖がっている暇はないのだ。 「やるよ」 「うん」 しゃりん――ハンドベルをにゃんぴぃが縦に振るった。 その刹那、ホテルの駐車場に停めてあった観光バスの一台が重力を無視してふわりと浮き上がり、ミサイル弾もかくやといった勢いで目標の部屋をぶち抜いた。 あまりにも呆気ない一瞬で行われた超人技。まず間違いなく、普通の人間ならこれで死ぬ。それどころか、リンカーペルが仮にこれを受ける側だったなら、同じく即死に終わるだろう。 時速百キロ以上で鉄の塊が炸裂するのだから、言わずもがな室内全域が攻撃範囲となる。 偵察係のひーたんによって、同フロアは貸切状態にあると調べが着いていたからこそ遠慮することなく取れる策だった。 バスは窓から入って部屋を突き抜け、廊下の向こう側に飛び出て漸く静止したらしい。 壁にぽっかりと大穴が空き、そこからコンクリートの粉塵が止め処なく漏れ出ている。 獲ったか――そう思った矢先。 「だめ! ペル、にゃんぴぃさん、殺せてません!」 大穴の向こうから、二人の人影が此方を覗くのが見えた。 魔法少女の強化された視力であれば、その人相や姿、状態をこの間合からでも正確に確認することが出来る。 「嘘……」 相手は、無傷だった。 粉塵で少し煤けてこそいるものの、掠り傷一つとして負っていない。 下手な爆弾の炸裂より威力のある一発を不意討ちでぶちかましてやったのにも関わらず、である。 茫然とする二人を尻目に、ペルは叫んだ。 脳内の五人がやかましく叫び合っている。 走れ。 とりあえずそこから離れろ。 危険だ。 ――そんなこと、言われなくても分かってる! 「走って、クロックシルク、にゃんぴぃ! 一旦体勢を立て直す!」 ☆魔法名医シャルル シャルルは決して、強い魔法少女ではない。 むしろ肉体スペックだけで見ればその真逆だ。 力もスピードも、いわゆる武闘派の魔法少女からすれば論外と言っていいだろう。 その分魔法の有用性で釣り合いが取れているとこれまでシャルルは思ってきたが、こういう局面に立たされるとそれが強がりのたぐいだったのだと痛感させられる。 突如ビル壁をぶち抜いて現れた鉄塊に、シャルルだけでは反応することさえ叶わなかったに違いない。 よしんば察知できていたとしても無理がある。あんな超重量が投擲物として襲ってくれば、魔法少女とてまず即死だ。それがシャルルのようなもやしっ子であれば尚更。 シャルルの魔法では、そういう攻撃、現象にまず絶対に対処できない。 何故なら、医療の介入する余地がないからだ。少なくとも、シャルルの考える医療とはそういうものではない。 シャルルにできることはあくまで「お医者さんごっこ」であって、血湧き肉躍る能力者バトルではない。 ままならないものだと、助手の少女の後ろに隠れながらシャルルは思う。 下手人の魔法少女達が瞠目した、シャルルたちの生き延びた手段とはこうである。 事態をいち早く察知したリックが立ち上がり、シャルルを庇うように立った。その次の瞬間にはリックが持つ大きな盾を中心として、投げ込まれた鉄塊――かつてバス車両だったものは真っ二つに裂けていった。 彼女たちの失敗は、相手が必ずしも無抵抗で殺される獲物ではないという当然の道理を失念していたことにある。 魔法少女の戦いにおける基礎だ。 我も魔法少女ならば、彼もまた魔法少女。 故に対等。こちらが殺し札を持つのと同じ理屈で、相手もそれを防ぐカードを持っていることを念頭に置いて動くべきだ。 リックが盾を真横に動かすと、がごんがごんと歪な音を立ててスクラップとなった観光バスが道を開けた。 後始末をさせられる者は大変だろうな、とシャルルは少しだけ同情する。 まるで裂けるチーズのようになってしまった鉄の塊を見て、駆けつけた警察などは混乱を露わにするに違いない。 全く派手にやらかしてくれたものだ。だが、おかげさまで探す手間も省けた。 「試験官か、それともこちらを蹴落とすべき敵と勘違いした被害者達か……どう見る?」 「分かんないけど、三人組ってとこを見ると後者じゃないかなーと」 「一番面倒なパターンだね」 枠ごとぶち抜いてくれたおかげで見晴らしがよくなった窓から、脱兎の如く逃げ去る下手人たちを見据えて嘆息した。 いっそのこと、「魔法の国」からの刺客が派遣されたことに焦った黒幕が直接赴いてくれれば話は早かった。 しかし、流石に相手は「魔法の国」相手に大立ち回りを演じた魔法少女だ。 これで本当に試験官が自らやって来たというなら、あからさま過ぎて逆に怪しむところである。 「追い掛けよう、リック。おんぶしてくれ」 「センセーって、毎回思うんですけどプライドとかないんです?」 「仕方がないだろう。いくら魔法少女の体だからって、この高さから翔ぶのはちょっと憚られる。 それに第一、私じゃどう頑張っても走っている君に追い付けない。何なら抱っこでもいいが、どうする」 「ハイハイ、いいからとっととおぶさりやがれです」 遠慮することなく、シャルルはリックにおんぶされながら、自由落下の浮遊感に背筋を粟立たせた。 魔法少女になれば精神性は自ずと強化されるが、それでもやはりインドア派の彼女には慣れない感覚だ。 なあやっぱりちょっと待ってくれないか。そう言おうとしたのを遮るように、リックが全速力で走り出す。 言動は頭が悪そうに見えるし、実際脳筋のきらいがあるリックだが、それでも伊達に魔法名医の助手をしてはいない。 根本がダメ人間であるシャルルの扱い方ならば、誰よりも彼女が心得ていた。 時速三桁に達して余りある速度で、右手に大盾、背中にシャルルを背負ってリックは走る。 程なくして、追われる者達も普通にやっているだけでは振り切れないと判断したのか、迎撃を試み始めた。 しゃりんしゃりんしゃりん。 鈴の音が鳴り響く。それと同時に、前方から猛スピードで軽自動車が飛んできた。 それをリックは右手の大盾で防ぐ。この盾自体は彼女のコスチュームであって、大した力やいわくのある代物ではなかったが、しかしリックが使えばどんな魔法だろうと防ぐ無敵の盾になる。 バースデイ・リックが持ったものは、何があろうと壊れないし壊せない。 しゃりんしゃりんしゃりん。 鈴の音に連れられて、色んなものが飛んでくる。 しかしリックの盾は破れない。 途中からは飛ばすものの数を増やすことで防御を掻い潜ろうとする工夫が見られたが、生憎と「なりたて」の魔法少女が編み出したちっぽけな作戦で遅れを取るほど、バースデイ・リックは未熟者ではなかった。 盾を曲芸のように器用に踊らせながら何もかも防いで猛追する。 シャルルは、この世でリックの後ろほど安心できる場所はないと割合本気で考えている。 こういう剣呑な場面に立たされれば、尚更だ。 四度目の曲がり角を曲がった時、三度目の鈴の音が響いた。 しゃりんしゃりんしゃりん――今度は何も飛んでくる様子はない。 ハッタリかと思った矢先、それはどうかな、と言わんばかりに異変が起きた。 「うお」 シャルルをおぶったまま、盾を構えるリックの体が、急激に加速して逃亡者たる少女達へと近付いていく。 まるで強力な磁石でもそこにあるかのようだった。リックが力づくで踏み止まろうとしても、さっぱり止まる気配がない。 結果からすれば早く追い縋ることが出来るのだから何も悪いことはないように思えるが、敵にそれをお膳立てされるというのは不気味以外の何物でもない。というか、十中八九罠だ。 「どう見ます、センセー」 「どうやら、「ものを飛ばす」のではなくて「引き寄せる」魔法みたいだね。 さっきのバスや車は、きっと自分めがけて引き寄せてからそれを避けることで擬似的な砲弾としたんだろう。 そして私達は今、まんまとその子に引き寄せられている。 飛んでくるものを相手するなら余裕だけれど、君自身が引き寄せられているとなると厳しいかな」 「なーるほど。でも、多分合図は鈴の音ですよね? さっきから魔法が使われる度に鳴ってますし」 「それは間違いないだろうね」 了解、わかりやすくて助かります。 言ってニヤリと好戦的に笑むリックの顔を見て、シャルルはこの助手が何をしようとしているのかを理解した。 要は、引き寄せられること自体は仕方ないと諦める。 その代わり、結果として接近したところで勝負を決める算段でいるのだ。 魔法の発動体となる鈴を全て壊してしまえば、とりあえず主戦力であろう「引き寄せる」魔法少女は鎮圧できる。 敵だとて馬鹿ではあるまい。アタッカーを落とされれば勝ち目がないと悟り、降伏する筈だ。そう思いたい。 景色が目まぐるしく変わっていく。 魔法少女の脚力と比較してなお速い。 すさまじい吸引力に、シャルルは自分の人相が大丈夫か少し心配になった。 色気はない方だと自負しているし、そういうものに気を配っているつもりもない。 けれども、女として最低限守らなければならないラインというのは承知している。 自分の顔を触って何事も起きていないことを確認しようとした矢先に、その余裕は、前方から突撃してくる猫耳の魔法少女を前に潰えて消え去った。 「死ねっ!」 物騒な掛け声と共に拳が振りかぶられる。 なるほど、吸引によってこちらに突撃を余儀なくさせ、速度を増して迫る敵手を最大威力で殴り殺す魂胆らしい。 なかなか的を射た作戦だとは思うが、しかし相手は無敵の盾、バースデイ・リックだ。 たとえ核爆弾が落ちようと、リックの盾を破ることは誰にもできない。 そう高を括っていた魔法名医は、次の瞬間、自らがやはり戦闘の素人なのだということを思い知らされる羽目になった。 猫娘の拳がリックの盾に衝突する寸前、突如彼女はにやりと笑ってその身を翻した。 晴れた視界に、リングのような飾りが特徴的な衣装に身を包んだ魔法少女が何かを投擲する動作が写る。 ――しゃりんしゃりんしゃりん。鈴の音が鳴り響くや否や、投擲物は数倍の速度に加速して殺到した。 植木鉢だ。どこかの民家の軒先からくすねたものだろう。 魔法少女の力で投じられただけでも即席の凶器としては十分であるにも関わらず、そこに鈴の魔法が上乗せされている。 間違いない。当たれば即死だ。あんなものを受ければ魔法少女だろうと肉体をごっそり持っていかれる。 なまじ重量が車両や人に比べて軽いものだから、必然的に加速の度合いは最も高くなっているのが最悪だった。 舐めんなよ――リックが咆える。彼女の盾はこれさえ防いだ。さりとて、ここまで来れば本当の狙いはシャルルにも解る。 植木鉢をデコイに背後へと回っていた猫娘が、痛烈な回し蹴りでリックとシャルルを纏めて吹き飛ばした。 幸い命までは持っていかれなかったが、地面をごろごろと転がって肺の空気が抜けていく。 「ペルぅッ!」 「わかった……!」 飛び込んできたのは、植木鉢を投げたリングの少女だった。 彼女は一瞬だけ躊躇したように見えたが、それでも仲間と共に生き残ることに比べればそれは軽いものだったらしい。 未だ完全に体勢を立て直せていないリックへと、不格好ながらも威力の伴ったサッカーボールキックを繰り出す。 「あんまりバカにしてんじゃねーっての、チビども!」 「っ!?」 リックがそれを片手で受け止めた。 そのまま少女の矮躯を足を起点にして、近くのブロック塀へと投げ付ける。 受け身も取れずにそこへ衝突した少女は、声を振り絞って「にゃんぴぃ!」と叫んだ。 それを聞いた猫娘は「上出来!」と叫び返せば、しゃりんしゃりんしゃりんしゃりん、またあの鈴を鳴らした。 今度吸引の憂き目に遭ったのはリックでもシャルルでもなく、リックが持つ盾だった。 完全無敵の盾とはいえども、それはあくまで攻撃に対してのみだ。 盾の面を介さずに奪い取りに掛かられては型なし。 相性の問題があるとはいえ、この短時間で相手の少女達はリックの弱点を見抜いてみせたことになる。 ――強いな。シャルルはそう思った。そう思ったが、同時に惜しいとも思う。 「な!?」 「……別に『盾』じゃなくてもいいんスよ。それこそ、手に持てるものならなぁんでも」 勝ちを確信した猫娘の鉄拳がリックの頭目掛けて放たれたが、彼女はそれを苦もなく受け止めてみせる。 その手に収まっているのは、先程あちらがデコイとして利用した植木鉢の破片だ。 魔法少女の力を止められるはずもない陶器の欠片だが、リックの魔法にかかればこれもまた無敵の盾として機能する。 彼女の魔法は「持ったものを壊れなくする」力だ。盾でなくとも、極論は障子紙だって、彼女が持てば絶対防御だ。 「こっちとしちゃ、まず一旦穏便に話を聞いてほしいんですけどね。どうです?」 「……寝言は寝て言いなよ。生憎あたしは――あたしたちは、あんたが思うようなバカじゃない」 上等。 盾を拾いに行こうとはせずに、リックは代わりに拳を構えた。 いけないな。スイッチが入ってしまったらしい。 塀に身を凭れかけて、魔法名医は他人事のように嘆息する。 正直こうなると、リックを止めるのはシャルルには無理だ。喧嘩の仲裁は医師の仕事ではない。 早速殴り合い、蹴り合いを始めた助手と猫娘を横目に、シャルルはちら、とリックに投げられたリングの少女を見やる。 少女は視線に気付くとびくりと震えた。本来、あまり度胸のある性格ではないのだろうか。 少女の手は自身の脇腹をぎゅっと抑えている。あれは癖だとかそういうものではなく、痛みを堪えている動作だ。 幸い、彼女との距離はそれほど離れていない。鈴の彼女も、まさかリックと戦っている最中によそ見は出来まい。 「……!」 警戒を露わにしつつも、向かってこようとはしない。 シャルルはその痛んでいるであろう腹へそっと手を当てると、とん、と軽く押した。 今施したのは魔法の指圧だ。魔法少女の強い力で加えられる指圧は骨を砕くが、そこに生ずる微弱な魔法のエネルギーで砕いた骨を瞬時に癒着させ、元の形へと整形し直してくれる。 勿論全部嘘っぱちだが、要するに理屈があると形だけでも唱えることが大事なのだ。 現実を知ってしまったうえでごっこ遊びを続けるには、とにかく想像力が必要になってくる。 フレイミィには電波女とバカにされたが、それで成り上がったのだからどんなものだと今では胸を張ってやれる。 「あれ……え? え?」 「初診だから、特別に診察料は取らないであげよう。 その代わり、事が済んだらシャルル診療所を是非ご贔屓にしてくれ」 体勢を元に戻して、困惑するリング少女からリックと猫娘へ視線を戻す。 戦況は八割ほど予想通りで、二割ほど予想外だった。 猫娘は所々に擦過傷や殴られた痕を刻まれており、一目でわかる劣勢にあった。 対するリックは未だ余裕。だが、彼女も彼女で無傷というわけじゃない。 天晴なことに、あの猫娘はリックとの戦いの中で自分の魔法の使い方を分析、実践しているのだ。 例えば今などは無敵の盾を掻い潜ることの出来る、小さな石ころの弾丸でリックの腕を撃ち抜いた。 このまま戦い続ければ当然リックが勝つだろうが、しかしもう少しは猫娘が粘るだろう。 となると、そろそろドクターストップをかけるべき頃合いかもしれない。 いや、やはりもう少しは殴り合わせておこうか? ある程度勝敗を決させておいた方が、戦意喪失に繋がってくれるのではないだろうか? でもそれで重傷など負われては困るし、どうしたものか。 こういう時にこそ助手の判断が欲しいというのに、当の彼女は今戦闘民族の血を滾らせている。 おいおい相手は新米だぞ。あまりムキになってやるな――と。 やはりストップをかけさせて貰おうと口を開きかけたその時、猫娘が勢いよく飛び退いた。 リックは追撃を試みるが、それは叶わない。 彼女を取り込むようにして地面が盛り上がり、道路の真ん中に窓とドアのないコンクリートの塔が聳え立っていた。 シャルルが眉を顰める。呆気に取られた思考を平常へ戻させるのは、鳩尾に打ち込まれた猫娘の拳だった。 ☆リンカーペル クロックシルクの魔法が発動した。 彼女は肉体スペックで言うなら、ペルよりも更に下だ。 多分、魔法少女全体で見ても下の下に部類されるくらいだと失礼ながらペルは思っている。 しかし、彼女の魔法はペルの「脳内会議」に比べて遥かに凄い。見た目も、その効果も。 聳え立つコンクリートの塔。道路の真ん中に突如生まれた異物、これこそがクロックシルクの魔法だ。 「とても立派な家を作ることができる」。いわば彼女は、思い通りの建造物を自在かつ即座に建築できる魔法を使う。 最小ではハムスターの小屋程度から、最大ではそれこそ高層ビルくらいのサイズまで。 とは言ってもペルが彼女の建造物をそこまでしか見たことがないからで、本当はもっと大きなものも作れるのかもしれない。 盾の魔法少女と医者の魔法少女を分断する作戦は、ペルが脳内会議で考え出し、発案したものだ。 にゃんぴぃが敵を引き寄せ、それを迎撃すると見せかけて囮を使い盾の防御範囲外に回り、無防備な本体を叩く。 ここまではリンカーペルとにゃんぴぃが、逃げながら即興で考えた作戦だ。 ただしその先、「にゃんぴぃが盾の少女を引き受け、隙を見て隠れていたクロックシルクが分断する」というのは、ペルの脳内に居座る五人が考え出してくれた手である。 ものの見事に嵌ってくれはしたが、しかしそれに満足している暇はない。 建物の中ではクロックシルクが盾の少女を単身引き受けている。 この高さだから中はそれなりに広いのだろうが、それでもクロックシルクほどの非力な魔法少女があんな武闘派にもし見つかってしまえば、どうなってしまうかは想像に難くない。 早々にこちらの仕事を片付けて、三人で盾使いを袋叩きにする必要がある。 ペルとにゃんぴぃの視線は今、やる気なさげに塀へ凭れた白衣の魔法少女に集中していた。 「……やられたな。君達、本当に新人かい?」 「そりゃ、ペルはあたしらのブレインなんでね。足元掬われたじゃん、先輩さん」 肩を竦める医師少女へ不敵に微笑みながら、にゃんぴぃがぽきぽきと拳を鳴らす。 ペルもにゃんぴぃも、彼女が非戦闘員だということは一連の流れで既に把握していた。 にゃんぴぃはともかく、ペルは武闘派ではなかったが、それでも二人がかりなら簡単に殺せるはずだ。 『でも……本当にこれでいいのかしら、「ペル」。「ウチ」は、ちょっとこの流れには賛成しかねるかな』 『フム……殺すならば確かにここを逃す手はないがのう』 『「僕」も見てたけど、彼女はさっき「ペル」の傷を治したね』 『まどろっこしいなァオイ。単に試験反対派の日和見ヤローってことじゃねェのか?』 頭の中に響く議論の声に、ペルは唇を噛んだ。 彼女たちの意思は形はどうあれリンカーペルの意思の一部だ。 その通り、自分は今、このまま彼女を嬲り殺していいかどうか迷っている。 「俺」の言う通り、ただの日和見だという可能性もある。であれば、容赦はしないと事前に決めてあった。 人情に絆されていては生き残れない。 そういう覚悟を決めていなければ、まずこうやって殺し屋の真似事なんてしていない。 「……僕らは「魔法の国」の魔法少女だ。 この町で行われている『試験』を中止させ、試験官の魔法少女を拘束することを目的にしている。 どうか信じてくれ。僕もリックも、君らを助けに来たんだ」 「寝言は寝て言いなよ、先輩さん。言うに事欠いて、「魔法の国」の刺客だって? 「魔法の国」ってのはあのタウンズマスターを送り込んだ連中なんだろ? そんな奴らがあたしたちを助ける? はっ、小学生でももちっとマシな嘘つくよ」 「魔法の国」については、ペルもタウンズマスターから聞かされたことがあった。 タウンズマスターをH市へ送り込んだのはその「魔法の国」で、タウンズマスターでさえ「魔法の国」には逆らえないと。 にゃんぴぃの言い分ももっともだ。タウンズマスターを送り込んだ「魔法の国」を信用できるかといえば断じて否。 しかし……本当にそれでいいのだろうか? 「にゃ……にゃんぴぃ。ちょっと待って」 「はぁ? ペル、こんな奴の嘘を信じるつもり!?」 「そうじゃない! でも……その人、さっき……私の怪我、治してくれた」 「……こいつが?」 こくり、とペルは首肯する。 にゃんぴぃはペルと医者の魔法少女を交互に見て、怪訝な顔をした。 魔法少女はそもそもが人助けを生業とする存在だ。 だから助けてくれた、というだけならば、試験に反対する日和見という可能性だってある。 しかし、ここで重要になってくるのは彼女が「魔法の国」から遣わされたと自称していることだ。 非戦派の魔法少女が、わざわざそんな自分を不利にするような嘘を果たして吐くだろうか? 命乞いの悪足掻きにしたって、もう少しマシな理屈を捏ねるだろうとペルは思う。 「だから、話だけでも聞いてみたらどうかな……」 「…………」 にゃんぴぃは握った拳を開いた。 分かってくれた。 ペルはそう思って表情を綻ばせかけたが。 「ごめん、ペル。やっぱりあたしは――」 ぎりりと歯を噛み締めて、再び拳を固く握るのが見えた。 止める間もなく、それは後ろへ引かれる。 医者の魔法少女は避けようとしない。いや、仮にそうしたとしても遅いだろう。 にゃんぴぃに躊躇いはない。迷わず頭を狙って、彼女はこの魔法少女を殺してしまう。 ペルは意見を出すことは出来る。六人分の頭で考えた意見で、状況を良い方に導くことは出来る。 けれど、意見を無視されたらどうしようもない。口先以外で、リンカーペルは輝けない。 医者の脳漿が飛び散る瞬間を幻視して、ペルはぎゅっと固く目を瞑った。 ステージフォー 「第四段階」 医者の呟きが耳に入った。 肉を打つ音の代わりに、にゃんぴぃの呻き声と、彼女が倒れ臥す音が聞こえて目を開いた。 医者は無傷だ。にゃんぴぃは倒れ、苦しそうな息遣いをしながら、親の仇でも見るように強く彼女を睨みつけている。 堪らずにゃんぴぃへ駆け寄って、ペルも医者を睨んだ。 すると彼女はばつが悪そうに目をそらして、言った。 「あのまま殴られたら、流石に死んでしまいそうだったからね…… 医者として褒められた行為じゃないが、少し腫瘍を作らせてもらった。 でも……大丈夫。僕のは所詮ごっこ遊びだ。多分三十分もすれば元の健康体に戻れるよ」 ペルは知らないことだが、魔法名医と呼ばれたこの少女の魔法は「お医者さんごっこ」である。 決して医術を行い、癒やすことだけが彼女の魔法ではない。 お医者さんごっこの一環として、簡易的に病巣を作り出し、植え付けることも可能なのだ。 もっともこちらにはいくつか発病させるための条件がある上、永くとも一時間しか病巣は維持できないと欠陥だらけ。 それ以前に、医者の端くれとしてもあまり使いたい手段ではなかった。 『むぅ……どうやらこれは、本当に「魔法の国」から遣わされた者なのかもしれんのう』 『だから言ったじゃん。第一、こんな方法を最初から取られてたら、本当に全員壊滅してたわよ?』 『殺す気があるならいつでも殺すことはできた――なのに彼女はそれをしなかった』 『「私」も信じていいと思うわぁ。予期せぬところで希望が見えたわね』 うん。 ペルは脳裏に響く声へ頷くと、ぺこりと医者の少女へ頭を下げた。 「ごめんなさい。私たち、あなたたちにひどい失礼を……」 「あー……いや、いいよ。僕の方こそ、リックが手荒をして済まなかった。 あれには後できつく言い聞かせておくから、できれば彼女をその建物から出してやってくれないかな」 「は……はいっ。クロッ――」 「おぉぉい、クロックシルク! もういい、やめろ!!」 ペルの声を遮って、にゃんぴぃが叫んだ。 ペルとシャルルの視線が注がれると、彼女もまたばつが悪そうに目を背ける。 さんざっぱら暴力を働いたものだから、流石に申し訳なく感じているのだろう。 かと言って、にゃんぴぃは素直に謝れる性格はしていない。 リーダーシップを発揮していた彼女だが、その年齢はペルたちの中でも最年少だ。 くすりとペルは笑った。シャルルは肩を竦めて笑った。 コンクリートの塔が消えると、リックにつまみ上げられてじたばたとしているクロックシルクの姿が露わとなる。 コミカルなその絵面に、ペルとシャルルはまた笑った。 その後、全員まとめてリックに正座をさせられた。 ☆魔法名医シャルル ひとしきり説教された後、ペルたちは事のあらましを知ることになった。 タウンズマスターも以前、「フレイム・フレイミィ」という魔法少女の『試験』に参加させられていたこと。 いわば今回、ペルたちが巻き込まれているのはその焼き直しであるということ。 「魔法の国」が行う選抜試験は本来こんな形のものではなく、もっと穏便な形であること。 そして魔法名医シャルルとバースデイ・リックは、本当にタウンズマスターを捕らえるためにやって来たのだということ。 信じられないような内容の連続だったが、魔法少女なんてものが実在していて、自分たちはそれに変身しているのだ。 信じる以外にはない。クロックシルクも、ペルも、そしてにゃんぴぃもそういう結論に落ち着いた。 斯くして、新人魔法少女たちの殺人計画は頓挫し、絶望の『試験』の中には一縷の希望が射し込んだ。 とはいえ、問題が解決したかといえばそんなことは全くない。 「……ってことは、そっちもタウンズマスターの魔法がどういうものかは知らないと」 「はい…… タウンズマスターはいつも私たちに助言してくれましたけど、それ以上は……」 「分別を弁えた魔法少女だったってことか……ちゃっかりしてますねぇ」 シャルルとリックは、タウンズマスターの魔法について知らないのだという。 そしてそれはペルたちも同じだった。 それぞれまったく別の形でタウンズマスターに出会い、育てられてきたが、彼女の魔法を使っている姿を見たことがある者は誰もいない。その事実は不気味に、皆の心をじくじくと苛んだ。 「にしても不親切なんだね、「魔法の国」ってのも。 フツー、ターゲットのデータってのはきっちり調べて渡すもんでしょ」 「私もそう思います……失礼ですけど、無責任……ですね」 「いいや、僕もそう思うよ。だが」 それ以上に、ここまで来ると不自然だな。 シャルルは自分の顎に手を当てて、表情は変えずにそう呟く。 「いくら何でも手際が悪すぎる。 お上の話によれば、詳しい話は現地に着いてから連絡、もしくは先遣隊から聞けということだったが……」 「お役所仕事って次元じゃないッスよねェ、ちょっと」 「フレイミィと繋がりのあった魔法少女の厄介払いのつもりなのか、それとも…… ……そもそもお役所の魔法少女ですらなかった――のか」 だとすると、いよいよ妙なことになってきた。 もとい、暗雲が立ち込めてきたと言うべきだろうか。 シャルルの脳裏には既に、この状況を説明できる答えがある。 しかしそれを口にすることはしなかった。これを言えば、きっとこの三人の心を更なる不安と恐怖に追いやってしまう。 ――フレイム・フレイミィの『子供達』タウンズマスターが、自分達を誘い出した。 ――もしそうであれば、いよいよもって厄介なことになったと言わざるを得ない。 「……一応聞かせてもらいたいんだけど、君達は『Pleiades』という魔法少女を知っているかい?」 「ぷれ、あです?」 「知らないな……少なくともH市に、そういう名前の魔法少女はいないはずだ」 「…………」 Pleiades。 星の魔法少女。 それが先遣隊として送り込まれた魔法少女の名前だった。 兎にも角にも、まずは彼女を探してみる必要があるだろう。 その存在が真実ならば情報の共有と、彼女もまた自分たちと同じなのかを問わねばならない。 虚偽ならば自分たちが謀られたということでほぼ間違いないが、Pleiadesが実在していたとしても油断は禁物だ。 彼女が『子供達』であり、タウンズマスターである可能性も十二分にある。 疑ってかからなければ、最悪『試験』の犠牲者として名を連ねることにも繋がりかねない。 「あ……そうだ。ひーたんにもこのこと伝えないと」 「ひーたん?」 「あたしらの仲間の一人だよ。魔法的に前線には出られないから、遠くでサポートを頼んでたんだ」 にゃんぴぃは魔法の端末を取り出すと、慣れた手つきでひーたんの端末へと発信する。 通話はすぐに繋がったようだ。 にゃんぴぃはシャルルたちに背を向けて、話し始める。 「もしもし? ひーたん? ……ごめん。心配かけたね。でも大丈夫だよ、今「魔法の国」の魔法少女と――え? ああ、うん。そうそう。タウンズマスターをひっ捕らえて試験を終わらせ……は? いや、ちょっと。落ち着けって」 ……どうしたことだろうか。 にゃんぴぃは彼女らしくもない困惑した様子で、電話の向こうの「ひーたん」を宥めようとしているようだ。 「いや、だからタウンズマスターを倒せば試験が終わるんだぞ? 待てって、相手はほんとに「魔法の国」の――――」 からん。 にゃんぴぃの手から端末が地面に落下し、一回バウンドした。 彼女がそれを拾い上げる気配はない。 ……今度こそ、本当にどうしたことだろう。 にゃんぴぃくん、と呼びかけると、彼女はふらふらと体を揺らし、振り返ろうとした。 違う。 振り返ろうとしているのではない。 これは。 この動きは―― 「にゃん、ぴぃ?」 倒れようとしている動きだ。 そう気付いた時、猫耳の魔法少女はばたんと仰向けに倒れた。 目は開いたまま、口も半開きで、信じられないとばかりに困惑を顔へ浮かべたまま事切れている。 その証拠が、彼女の喉元にあった。 穴が開いている。これは手刀の傷跡だ。 魔法少女同士の殺し合いで診療所へ運ばれてきた患者がよく作っている傷の一つでもあったから覚えていた。 治療を施そうと屈み込んで、無理だとすぐに悟った。 恐らく、この傷は見た目より遥かに深い。 脈を寸断して首の骨を砕き、文字通り何もわからない内ににゃんぴぃは死んだのだろう。 「え? え? にゃんぴぃさん? え?」 魔法名医シャルルに治せない病はない。 ただし、なくした命を戻すことだけは出来ない。 既に真っ暗になった町に、リンカーペルとクロックシルクの悲痛な泣き声が木霊していた。
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アンケート番号T18 フランちゃんの探偵ごっこ _,, -──--,へ , ;'"´ / /^ヽ、_,へ ,;' 、 、 i i ゝi_,イ-〈( ,-<> 〈ヽr'へ__r-、_、へ_k-ヽ、_,,イーi,__i r/ ゝ,〈r イノ-k,_ノレイr,;tゝ,イゝ、ノ、〉、 ノノ<> ゝ 〉iイヒ〉. └' !イ ̄,i´ヽ.i.、 r/ i ノ'!" r─,、 ""iノ i i ! //<> こんにちは、私はフランドールって言うの <ノ イゝ、 _.ノ ,.イ !ノ イ i iノノノ フランドール・スカーレット 〈r´レル` ' ;ー _'´ゝiλ ,-.,イ〉 (i<> …あのね、今私のお姉様は楽しそうなことをしているのよ <>ヽr/.i,/´,イ,-/ .//_)__,, 安楽椅子探偵……とか言ったかしら r´/ヽrゝ/ r_/ ,' r´,, -´ 私も混ぜてほしかったけど、でも今、それより楽しそうなこと思いついたの 〈、/ //i ,'"´ -─- ヽ、 /i .〈λ_ '-"´`ー-´ー ^ 、j /|─探偵ごっこに夢中なお姉様、それに扱き使われている咲夜──パチュリーだっていつもよりたくさんの本に囲まれて、何かを調べるのに没頭してるみたい──つまり── ここをこっそり抜け出すには、もってこいの状況だと思わない?─ 【説明】 「お姉様が弾幕ごっこで異変を解決しようとしてるなら、私は頭を使って解決するわ!」とフランちゃんがはりきってる連作です 問題を解く→移動(移動先は候補を出しますから、皆さんで相談して決めてください)→出向いた先で出題される 基本的にはこんな流れです なお、出題される問題の形式は行く先々でそれぞれ異なります 問題の形式は移動するまでわかりません 7問目まで解いた時点で、正解数が不正解数を上回り、尚且つ今回の異変の首謀者を懲らしめることに成功していればExに突入します なんでフランちゃん緋に出てないのという疑問とウミガメのスープやりたいという欲が合わさり最強に見える ???「時を操られるわけでもない。雨が降り続けるわけでもない」 ???「何よりも、外では皆が面白そうなことをしている」 フラン「これは、早く抜け出せって言われているようなものよ」 STAGE 1 探偵ごっこの幕開け フラン「お姉様のお部屋は……ここね」 フラン「あ、あったあった。この日傘があれば、私も外に出て大丈夫」 ???「あなたは大丈夫でも、私が困りますよ」 美鈴「正確には、私たちが」 フラン「あー、えっと。あなたは誰だっけ」 美鈴「妙なあだ名ですら呼ばれないのは久々です。 とにかく、お部屋に戻ってください」 フラン「嫌よ。お姉様は今日も楽しそうに弾幕ごっこ。ずるいわ」 美鈴「弾幕ごっこなら、私がお相手しますから」 フラン「お姉様はずるいけど…でも、異変を解決するのに力技ってどうなのかしら」 美鈴「どう、と言われても。それが幻想郷のルールだったような」 フラン「私、せっかくだから頭を使うことにしたのよ。 本当の探偵ごっこ。お姉様とは違うやり方で、私なりに楽しむの」 美鈴「そうですか。ところで、そのためにはどうしたらいいと思います?」 フラン「あなたを倒して進めばいい!」 \イキマスヨイモウトサマ、サイコウフウリ\キュットシテドカーン/ \ドォォォォォン/ 美鈴「………」 フラン「この力を使うのは久しぶり。ちょっと壁が崩れちゃった」 美鈴「ちょ、ちょっと待ってください。今のは弾幕じゃないですよ」 フラン「そういえば思い出した。あなた、ここの門番だったわね」 美鈴「…まぁ、そうですけど」 フラン「覚えておいて。 あなたは咲夜が時を止め、パチュリーが魔法でも使わない限りは 決して私を止められない」 フラン「つまり、あなただけじゃ無理ってことよ。わかったら通して」 美鈴「……さっき、妹様は『頭を使う』って言ってましたね」 フラン「言ったわ。それがどうしたの?」 美鈴「これは頭を使った方法ですか?」 フラン「………一理ある」 美鈴「そうでしょう」 フラン「だけど私も外に出たいわ。このお祭りで、皆と一緒に遊びたい」 美鈴「なら、私と知恵比べでもしませんか?」 フラン「知恵比べ?」 美鈴「探偵には、頭の柔軟さも求められますよ。 これに勝てたら、今日だけは特別に見逃してあげます」 フラン「死ぬのが嫌なんじゃなくて?」 美鈴「……さぁ、行きますよ!」 フラン「人の話は聞かなきゃダメってお姉様が言ってた」 アンケート番号T18-1 STAGE 1 ウミガメのスープ 130スレ目970~1000 131スレ目4~28 運命とともに 私の居場所が、なくなった。 忽然と、消え去るように。 でも平気なの。私には、わかってるから。 ちゃんと、全部戻ってくることが、わかってるから… 状況を説明してください。 解答を表示 パチュリーの二つ名を思い出してほしい。 彼女の二つ名は、「動かない大図書館」。 ならば、幻想郷にある普通の大図書館は動くのではないだろうか? 「動かない大図書館」があるなら、「動く大図書館」があるのは当然のことだ。 しかし、もし図書館が動き出したとしてもそれは単なる散歩のようなもので、時間が経てばちゃんと戻ってくる。 パチュリーは待ってさえいれば、その内自分の居場所が戻ってくることを、ちゃんと理解していたのだ。 美鈴「うう、頭脳勝負でも負けてしまった」 フラン「そもそも私には脳みそなんてないわ。だから元から柔らかい」 美鈴「仕方ないですねー。くれぐれもお嬢様や咲夜さんに見つかっちゃダメですよ」 フラン「死なずに済んでよかったね」 美鈴「なんのことです?」 フラン「……まぁいいや。いってきます」 美鈴「………ほっ」 フラン「考えてみれば、一人でお出かけするのははじめてね」 アリス「ああ、間に合わなかったわ。私の予想は正しかったのだけど…」 ???「誰!」 霊夢「何だ、あんたか」 アリス「やっぱり地震、起きたのね?」 霊夢「やっぱりって何よ」 フラン「異変を解決したければ最初はぶらぶらしとけばいいぜって、魔理沙がお話を聞いたときに言ってたけど」 フラン「えーっと。どこに行こうかな?」 フラン「そうだ、空も飛べない普通の人間を一度でいいから見てみたかったんだ」 フラン「見に行くくらいなら別にいいよね。もう、今日はお腹いっぱいだし」 STAGE 2 ミステリにおける退屈な手続き フラン「と言っても、いきなり里の中に入ったら驚かれちゃう。この辺りからこっそりと……」 ???「そこの君」 慧音「そんなところで一体何をしてるんだ?」 フラン「ああ、もう見つかっちゃった。残念」 慧音「む、その姿は。ひょっとしなくても、噂に聞く紅魔館の悪魔の妹か?」 フラン「私も吸血鬼だけどね。紅魔館の悪魔の妹、という種族は存在しない」 慧音「ひょっとしなくても、人里の人間を食いに来たのか」 フラン「違うわ」 慧音「じゃあ、どうしてこんなところに」 フラン「うーん。人間観察?」 慧音「怪しいな。悪いがお引取り願おうか」 フラン「あれ?里がなくなっちゃった」 慧音「そうだ、ここには何もない。君らにとっての食料もね」 フラン「目の前に、いっこ」 慧音「いつかも人間扱いされたことがあったなぁ。おまけにそんな口をきいた失礼なやつには負けてしまった」 フラン「そんなあなたが私に勝てるの?」 慧音「やってみなけりゃわからない!お前がどんな弾幕を使うかは知らないが、私は里を守るワーハクタクだ」 フラン「ねぇねぇ」 慧音「なんだ。弾幕勝負の寸前に雑談なんて無粋だぞ」 フラン「弾幕ごっこに自信がないなら、お互いに頭を使うのはどう?」 慧音「ほう、頭を使うのは私の得意分野だ。何が言いたいのかはよくわからないが……聞くだけ聞いてやろう」 フラン「何か問題を出してくれれば、なんだって解いてみせるわ」 慧音「知を比べるということか」 フラン「そういうこと」 慧音「なるほど、その方がいい。歴史を紡いできた我が知で君を打ち破り、今こそ悪魔に喰われた人々の血を浄化しよう!」 フラン「知と血をかけたのね。でも、それだと知も私の食料ってことになるわ」 アンケート番号T18-2 STAGE 2 20の扉 131スレ目43~71 慧音の20の知識 よし、出題しよう。 私が今思い浮かべた伝説上の生き物を一匹当ててごらん。 ただし質問は20回まで。それまでに正解が出なければ、君の負けとする。 制限時間も設けます 15時を少し過ぎるまでに、解答を出してください それ以外には特殊なルールはありません 解答を表示 慧音「あっさり解かれてしまった……」 慧音「まぁ、伝説の生き物の中でもトップクラスに有名だしな」 その通り、正解は西洋竜。 すでに幻想郷の雲の上にも龍がいるが、あれと西洋竜は違うんだ。 よく同一視されているのも事実だが… 東洋龍と西洋竜は、厳密には違うどころか、根本からして違う存在なんだよ。 そもそも、同じ存在なら表記を竜と龍に分ける必要もないだろう? 慧音「くっ、まさか脳のない生き物に知恵で負けてしまうなんて」 フラン「脳はないけど、能はあるわ」 慧音「……里は、死んでも君の前には晒さないぞ」 フラン「そもそも人を食べに来たんじゃないのに」 慧音「本当にそうなのか?」 フラン「頭が固いよ。脳みそがなまじっかあると逆に不便みたい」 慧音「むむむ、その落ち着き払った態度。どうやら私は誤解していたようだ」 フラン「空飛ぶ人間や魔法を使う人間は近くで見れるようになったけど、普通の人間は見たことがなかったから、見学しに来ただけなの」 慧音「そうか、それはすまなかった。謝るよ」 フラン「すまないと思うなら、何かヒントをちょうだい」 慧音「ヒント?一体何の」 フラン「最近、天気が不安定でしょう。 ここまであちこちでころころ変わっているのはおかしいと思わない?」 慧音「ああ、そのことか。里でも話題になっていたな。 天気が変わりやすくなったころから、 見える者には『あるもの』が見え始めたようだし」 フラン「『あるもの』?」 慧音「霧だよ、緋色の霧。霊力か魔力を持つ者が集中すると見えるそうだ」 フラン「緋色の霧……」 慧音「おまけに、それはあらゆる生き物の体から出ているらしい。 異変の前触れかと思って、私も警戒を強めていたってわけさ」 フラン「なるほど。ありがとう」 慧音「どういたしまして。君は君の姉に比べて、幾分話が通じるようだ」 フラン「そう言っているわりには、結局里は隠したままなのね」 慧音「念のためというやつだよ。 本当に里に興味がないなら、君はこのまま去るだろう。 実は里に入り込むつもりだったなら、この後侵入の機会を窺うだろう」 フラン「あなた、少し頭が固すぎるよ。正解は前者。それじゃあね」 魔理沙「雨乞いはよく聞くけど、その反対はどうすればいいんだ? まさか照る照る坊主なんて迷信を信じる訳にも行かないし」 霊夢「居るかしら?」 魔理沙「今は居ないぜ」 霊夢「そう、って目の前に居るじゃない」 魔理沙「おお?私はお天道様はここには居ないと言ったんだが」 魔理沙「お前が来たらあっさりと晴れたな」 フラン「頭脳的に解決するために、今は情報がほしいなぁ」 フラン「どこに行けば、いいこと聞かせてもらえるかな」 フラン「そういえば、幻想郷にはスキマ妖怪というのがいて、その人はなんでもお見通しらしいわ」 フラン「スキマ妖怪の式神の式神になら簡単に会えるって聞いたけど…」 STAGE 3 店の主、知の神、猫の心 フラン「この辺りかな。話に聞いたのは」 ???「うう、どうしようどうしよう」 橙「まだかな、まだかな」 フラン「第一妖怪発見。早速話を聞かなきゃ」 橙「藍さま……紫さま……」 フラン「こんにちは」 橙「呼ばれたらいつもみたいに元気に動いてればそれでいいんだよね、練習したし大丈夫だよね」 フラン「もしもーし」 橙「怖くない、怖くない…」 フラン「一体どうしたのかしら、この子」 橙「私はここにいる…」 フラン「あっ、紫さま!」 橙「え!?つ、ついに出番なのね!」 フラン「っていうのは嘘だけど」 橙「なんだ、嘘かぁ。って、あなたいつからそこにいたの?」 フラン「今朝からちょっと」 橙「…やっぱり緊張しすぎてるのかなぁ。お客様にも気付けないなんて」 フラン「悩みがあるなら聞くわ。代わりに、あなたのご主人様のご主人様の居場所くらいは教えてもらうかもしれないけど」 橙「そうよ、紫さま………お役に立てなかったらどうすれば」 フラン「その紫ってのがあなたを困らせているのね」 橙「こ、困らせるだなんてとんでもないよ。だけど…」 フラン「埒が明かないなー。あなた、少し緊張をほぐした方がいいわ」 橙「そう言われたって、私……」 フラン「ああ、もう。ならちょっとしたクイズでも私に出してみてよ。 知恵比べしてる内に、ある程度は落ち着いてるかも」 橙「弾幕勝負より、今はそっちの方がいいかな?」 フラン「うだうだ言ってないで、やるならやりましょう」 橙「じゃあ、お言葉に甘えて…」 アンケート番号T18-3 STAGE 3 ウミガメのスープ 131スレ目85~135 はじめての… 私、実は初めて……するとき、すごい怖かったんです。 痛そうだなぁって思っちゃって… でも私のご主人様の藍さまは優しいから、ちゃんと痛くないようにしてくれたんですよ。 それからは平気になりました♪ 橙の思い出話が何を指しているものか答えてください。 ちなみに、パチュリーが止めに来るような話ではありません。 解答を表示 正解は「人食」。 橙だって妖怪だから、人くらいは食べる。 「痛そう」というのは実は食べられる方のこと。 橙は初めて人を食べることになったとき、この人に痛い思いをさせてしまうのではないかと怯えていたのだ。 しかし、人も食べられないようではこの世界では生きていけないので、 最初だけは藍さまが事前に人間を殺しておいてくれましたとさ。 橙も妖怪の子なので味を占め、それ以降は平気で人を捕食することができるようになった。 おおグロいグロい。 カニバリズムという文化があるくらいなので、外の世界でも幻想郷でも普通じゃない人は普通に食います。 この場合の普通じゃない、というのは異能の者という意味ではなく、感覚がズレている者のことを指していました。 フラン「あなたは人間より、お魚でも咥えている方が絵になると思うんだけどね」 橙「あなたはそんな私を見たら裸足で追いかけてくるの?」 フラン「もう緊張はほぐれたみたいね。よかったわ」 橙「えへへ、あなたのおかげだよ」 フラン「ついでに紫さまとやらが今どこにいるか教えてくれると、私も嬉しいな」 橙「それが、私にはわからないの。ごめんなさい」 フラン「じゃあ藍さまの方は?」 橙「藍さまの居場所もわからなくって」 フラン「縦社会だ」 橙「でも、紫さまは異変解決のために今色んなところを見て回っているみたい。 私も博麗神社が壊れてるってことは教えてもらったよ」 フラン「スキマ妖怪も行動を始めていたのね」 橙「うん。それで、『ひょっとしたらあなたを式として呼ぶことがあるかもしれない』って言われて…」 フラン「あ、それで緊張してたんだ」 橙「ゆ、紫さまに直接お願い事されるなんて滅多にないから!それで、ちょっとだけ…」 フラン「ま、呼ばれたらしっかりやることやりなさいよ」 橙「できることはやるよ、もちろん!」 フラン「よしよし」 橙「なーでーるーなー」 フラン「じゃあね、化け猫ちゃん。話せて面白かったわ」 橙「あ、ちょっ……行っちゃった。あの人なんだったんだろう?」 フラン「誰よりも早く真相を知りたかったんだけどな」 フラン「スキマ妖怪が調査し始めてるなら、それはもう無理ね」 フラン「…でも、せめてお姉様には負けないわ」 鈴仙「ここならよく見えるでしょ?妖怪の山に掛かった雲が」 魔理沙「余り天気が良くなくて良く見えないが」 鈴仙「不自然な色の雲、不自然な天候、これが何を意味するのかというと…」 魔理沙「ああもうどうでも良いぜ。私は晴れて暑い夏を取り戻したいだけだ」 フラン「少しずつでも真実に近付けているといいんだけど」 フラン「…お姉様はマイペースにやっていたし、きっとまだ大丈夫よ」 フラン「さーて、次に調べるのはどこにしようかな」 フラン「やっぱり、前に一度異変を起こしてるやつは怪しい」 フラン「次の目的地は、あそこにしてみよう」 STAGE 4 終わらない冒険 フラン「寒い」 ???「雪を見るのは初めて?」 幽々子「実は食べても美味しいわよ。あまりお行儀はよくないけど」 フラン「窓から見たことならあったよ。でも、こんなに近いのは初めて」 幽々子「食べたことは?」 フラン「あるわけない」 幽々子「ぱくっと」 フラン「ぱくー」 幽々子「どうかしら?」 フラン「悪くないかも」 幽々子「でしょう。それで、あなたはどちら様?」 フラン「フランドール・スカーレットよ。よろしくね、幽々子さん」 幽々子「ああ、あの吸血鬼のお嬢ちゃんの妹さん。こんなところまで何をしに?」 フラン「ちょっと怪しげな人を調べに来ました。探偵として」 幽々子「妖夢ー。ついに辻斬りの件であなたにお縄が」 フラン「用があるのはあなた」 幽々子「え?私は特に何も」 フラン「今回のことについて、何か知ってるんでしょう」 幽々子「ああ、そんなことよりお腹が空いたわ」 フラン「話を逸らさないでよ」 幽々子「そうねぇ。今猛烈に食べたいものがあるんだけど、 それを探し当てられたら私が知ってることは全部話してもいいわよ」 フラン「ほんと?」 幽々子「食欲には変えられないわよね。三大欲求の一つよ、食欲」 フラン「それは生きてる人間にしか当てはまらないと思うわ」 アンケート番号T18-4 STAGE 4 亀夫君問題 131スレ目155~238 平成九年の上海アリス 今、私には食べたいものがあるのよ。 何もかもうろ覚えだけど、確かにそれは屋敷の中のどこかにある。それだけは嘘じゃないの。 でも、どこにやったかしらねぇ。 フランに指示を与えて、幽々子が食べたがっているものを探し出してください。 随所随所で幽々子が過去を思い出し、ヒントをくれます。 18時前後までに幽々子が食べたがっているものを推測し、見つけ出しましょう 解答を表示 正解は『レトルトカレー』 フラン「………」 幽々子「この味よこの味。懐かしいわー」 フラン「美味しい?」 幽々子「んー。そこそこね」 フラン「ふーん?」 幽々子「何年も前に紫にもらったのよねー」 フラン「私も食べてみたーい」 幽々子「だーめ。これは私のよ」 フラン「あなた、誰のおかげで……」 幽々子「今回の異変について私の知ってる全てを話すから、それで我慢しなさい」 フラン「……うー」 幽々子「まず、私たちの気質は妖怪の山の上方に集められているわ。 それによって各地で天気がちぐはぐになっているけれど、それは副産物に過ぎないの」 フラン「ついでってことかしら」 幽々子「これをやってるあれが狙ってるのは他のことよ。つまり、幻想郷に大地震を起こすということ」 フラン「あれって何?人?」 幽々子「そこまで脇役が言ってしまったら、それはもう探偵ごっことは違う遊びですわ」 フラン「それもそうね。でも、これで真相がわかってきたわ」 幽々子「まぁ、あれは大地震を起こしたいというより…」 フラン「?」 幽々子「あなたも、退屈だからって異変を起こしてはダメよ?」 フラン「紅魔館の皆に嫌われたくないから、そんなことしないわ」 幽々子「いい子ね」 フラン「ひどい目に遭っても何も言わないし、レトルトカレーも我慢できるしね」 幽々子「余ったら差し上げますわよ。一口だけ」 フラン「三大欲求、強すぎるんじゃない?」 フラン「ふー、これで探偵ごっこもクライマックスね。やっぱりお外は楽しかったわ」 フラン「…最後に、明確な答えを得ることができそうな人たちのところに行っておこうかな?念のために」 魔理沙「何処も天気に悩んでるのは同じなんだな。 でも、風の神様にお願いすればいいんじゃん?」 文「それが、どうやら風が吹いているのは私の周りだけみたいで…」 魔理沙「ほほう。ま、私はこれから雨のない世界へ旅立つつもりだがな」 文「どうやって?」 魔理沙「山を登って雲の上まで行くんだよ」 文「それでどうやって?どうやって天狗の目をかいくぐって登るのかしら?」 フラン「そろそろ大詰めね。さぁ、どうしよう」 フラン「…できれば全部お見通しな人のところに行きたいかな?」 フラン「ちょっと前に異変を起こした連中…」 フラン「最初から、ここに来ればよかったかもしれない」 STAGE 5 真実に至る病 フラン「ここにいるのは、山の神ね。 そういえば、霊夢の神社に神様はいたっけ」 ???「あそこには神様はいませんよ」 早苗「ここにはちゃんといますけどね」 フラン「やっぱり巫女は腋を出すものなの?」 早苗「急に何を」 フラン「私、社会勉強中なの。495年くらい外に出てなかったから」 早苗「あら、そうなんですか。大変だったんですね」 フラン「そろそろ心の拠り所が欲しいなと思ったから、神様を見に来たわ」 早苗「そういうことならご案内しますよ。今は神奈子様しかいませんが」 ???「早苗、どうしたの?」 神奈子「誰か来ているみたいだけど」 早苗「あ、こちらの方が神社を参拝したいと」 フラン「見つけたよ、悪い神様」 神奈子「今じゃ改心したわよ、こてんぱんにされて。いきなり失礼な娘だ」 早苗「え?あの、これはどういう」 フラン「神様って言うくらいなんだから、全部わかってるんでしょ? 今幻想郷を襲っている異変について、全て喋ってもらう」 神奈子「少しは遠慮しなさいよ。いきなり好き放題言ってくれちゃって」 早苗「な、なんなんですか一体」 神奈子「まぁ、今ちょうど退屈してたからね。 お前が天上の娘と戦うのを見させてもらうのも悪くはないか」 フラン「それってつまり、犯人は上の方にいるのかしら」 神奈子「さぁ、どうかな? 私に口を開かせたければ、そこにいる早苗と知恵比べして勝ってみせよ」 早苗「私ですか!?」 神奈子「そこの娘をちょっと試すだけだよ。 こんなところで足止めを食うようじゃ、最初からその程度だったってことだし」 フラン「いいわ。来なさい」 早苗「では、えっと、即席クイズですけど……」 アンケート番号T18-5 STAGE 5 20の扉 131スレ目263~334 早苗の10の自動ドア じゃあ、私が外の世界にいたとき、一番好きだった小説のジャンルを当てられますか? ただし、「そのジャンルの代表的なタイトルはなんですか?」は禁止します。 それから、私に質問するのはかまいませんけど10回までしか答えませんよ。 うまく質問して、早苗さんが好きだった小説のジャンルを当ててください。 質問を10回までしか受け付けない以外に、特殊ルールはありません 解答を表示 正解は「ケータイ小説」。 怒られてしまいそうだけど、出題しているキャラが物事を間違った見方で見ていたら、というトリックを使いました。 しっかり順序だてて、「ケータイ小説をジャンルだと思っていますか?」などと質問し、 早苗さんの勘違いを指摘した上で正解に至るのが正しい道筋。 最初に「もう少し落ち着いた方がいい」と早苗さんに言わせたのは、 単なるぶっぱor簡単な質問の後でのぶっぱじゃ当たらない可能性を示唆したかった。 亀夫君問題でも、主人公が子供なら高いところには手が届かない。それと同じです。 20の扉でも、答える人間がもしも事実に誤った認識を持っていれば、当然その人が出すクイズにも影響が出てしまう。 屁理屈っぽいですが、こんな感じになります 質問数が 10、制限時間が短い、というのがこの問題の難点ではなかったのです フラン「即席だなんて言って。全然わからないわよ」 早苗「私のせいじゃないですよ」 神奈子「残念だけど、その程度じゃねぇ。出直してきな」 フラン「せっかくこんなところまで来てあげたのに」 神奈子「せっかくだから、このまま山の上の上まで登ってみれば?」 フラン「何よ」 神奈子「退屈すぎて、異変起こしたくなっちゃったやつがいるかも」 フラン「…結局教えてくれるなんて。わりと優しいのね」 神奈子「ふん、何のことやら。今のは独り言だ」 フラン「じゃあ、私も独り言。ありがとうね、神様」 早苗「ところで、私だけ会話についていけないんですけど」 フラン「さて、それじゃあ山登りでもしてこようかしら」 早苗「え、ちょっと」 神奈子「適当に頑張っておいで。どっちがどうなろうが、私には関係ないけどね」 早苗「私のこと無視しないでくださいよ。ねぇ」 フラン「…これで全部わかったわ。いよいよね!」 衣玖「私には地震を鎮める力はありません。ただ」 魔理沙「ただ?」 衣玖「この雲の上に地震を鎮める事の出来るお方がいます…」 魔理沙「間違いない、私の目的地は雲の上だ。全てにおいて間違いは無かった」 STAGE 6 時よ止まれ、汝はいかにも美しい フラン「やーまのぼり、やまのぼりー」 フラン「いつの間にか、雲の中にまで来ていたわ。もうちょっとかしら」 ???「私は警告しただけだったのに…」 衣玖「あの魔法使い、どうしてここまで」 フラン「なんだか障害物っぽいやつがいる」 衣玖「…はっ。あなたは?」 フラン「私はただの登山客よ」 衣玖「本当ですか?そうとは思えないのですが」 フラン「疑ってばかりだと疲れると思うの」 衣玖「それもそうですね。でも」 フラン「でも?」 衣玖「今の私は少し苛立っていまして。 ここから先には絶対に行かせません。主に私情によって」 フラン「八つ当たりね」 \ワルイデスガ、アナタデウサバラシサセテ\キュットシテドカーン/ \ドーン/ フラン「私、急いでるの。通してよ」 衣玖「………」 フラン「どこ見てるの?」 衣玖「…あ、い、いやいや。ダメです、通せません」 フラン「大分冷静そうな顔になったね。もういいんじゃない?」 衣玖「どんなに、あ、あなたが強くても、絶対に通しませんわ」 フラン「もうただの意地だよ、それ」 衣玖「……そんなに嫌そうな目で見ないでくださいよ」 フラン「じゃあ、クイズで勝ったら通っていいかしら?」 衣玖「え?」 フラン「あなたが出すクイズに、私が勝てたら通ってもいい?」 衣玖「………私は、そ、それでも、いいですよ。やりましょうか」 フラン「乗ってきたね。なんでもこいよ!」 衣玖「では…こんなのはどうですか?」 フラン「あ、あの人急に飛んで行っちゃった。何するつもりかしら」 アンケート番号T18-6 STAGE 6 20の扉 131スレ目346~401 龍宮の使いの20の入り口 さぁ、今私は雲の中で何をしているでしょうか。 もちろん勘だけで当てろというのは理不尽ですから、質問も受け付けますよ。 ただし、それは20回までです。20回までなら、どんな質問にも答えましょう。 23時までに答えを出してください 解答を表示 衣玖さんはフランへの復讐のため、クイズと言って雲の中に入り、そこで静電気を集めていた。 手元のエネルギーは、巨大になりすぎているようにも見えるが… 衣玖「…こんなにも大きな雷を生み出し、そして操るなんて、正直言って今までやったことがありません」 衣玖「だから」 衣玖「もし何か間違いが起きても、仕方のないことだったと諦めてくださいね」 フラン「…来る」 フラン「わかったわ。さぁ、行くよ!」 衣玖「何をしようともう手遅れですけどね!喰らいなさい!」 ─秘弾「そして誰もいなくなるか?」─ 衣玖「!」 衣玖「スペルカード、ですか」 衣玖「しかし、この程度なら私にも避けら………!?」 衣玖「避けたと思っていると、別の方向からまた襲ってくる…!」 衣玖「しかも本体がまるで見当たらない!」 衣玖「…こ、これは」 衣玖「今動いたせいで、さらに静電気が!」 バチッ バチィッ バチッ 衣玖「制御できないほどに集まっ」 ビリッ─ 衣玖「きゃああああっ!?」 ※衣玖さんの攻撃をやりすごしました! フラン「雷雲の中で平気だったくらいだし、この程度じゃ倒れないかと思ってたら」 衣玖「………きゅう」 フラン「もうこいつはこのままで大丈夫そうね」 フラン「さぁ、それじゃあ山を登り切って」 フラン「めでたく名探偵は真犯人と出会うのよ」 魔理沙は、天界から戻ってくるとすぐに本格的な部屋の掃除を始めた。 数年ぶりの掃除である。 魔理沙「あー暑い暑い。夏は暑い。 ま、片付ければ少しは風通しも良くなるかも知れないな」 彼女は大地震が起きた時、物が多いと埋もれてしまうと思った。 それで慌てて片付けを始めたのである。 魔理沙「地震が起きたら神社みたいに家が潰れるのかな。 神社は壊滅していたしなぁ……」 魔理沙「ま、体さえ無事なら、地震など怖くもない。 例え住む処が壊れたって、いつでも建て直せるようにしておけばいいんだ」 STAGE FINAL 流星雨のU.N.オーエン フラン「あれれ、随分お疲れみたい。大丈夫?」 天子「魔砲…いえ、魔法使いが全然容赦してくれなくてね。私はかなり手加減してあげたのに」 フラン「疲れてるんなら、私とは頭を使った勝負をしてみない?」 天子「あら、私はまだ戦えるわよ。急に何を言い出すの?」 フラン「何って。弾幕ごっこより、探偵ごっこよ。頭を使うの。コインは、いらない」 天子「知恵遊びなら天界でも散々やったわ。優雅で、洒落ていて、くだらないのを。うんざりで、退屈で、飽き飽きよ」 フラン「ふーん……」 フラン「だったらあなたが私に出せる問題もその程度のものなんじゃないの?天人さん」 天子「知った風に言わないでほしいわね。体を張らない勝負でも、私は負けたことがないわ」 フラン「なら、今ここでそれを証明してごらん。ただしコンテニューはなしだ!」 天子「言わせておけば!お前は物を知らず、広き世界を知らず、自身の限界を知らないようだ」 フラン「私の限界?そんなものはとうの昔に壊してるわ!」 天子「この世にも壊せぬ物があることを、今ここで教えてやる。幼稚な遊戯の終わりに、汝自身を知れ!」 アンケート番号T18-7 STAGE FINAL ウミガメのスープ 131スレ目407~442 大きなのっぽの古時計 その少女は全てを知っていた。 結果も。運命も。結果に至ろうとする過程で、自分の心が張り裂けてしまうことも。 だから、先延ばしにした。してしまった。 本当は、とても大事なことだったのに。 本当は、しなくてもならないことなのに。 ごめんね。ごめんね。 状況を説明せよ。 解答を表示 正解は「賽銭箱の整理」。 その少女は全てを知っていた。 いつも通りに賽銭は入っていないという結果。 なぜか誰も賽銭を入れてくれない運命。 そして、賽銭が入っていないことを知る、という結果に至ろうとする過程で、自分の心が張り裂けてしまうことも。 だから、先延ばしにした。してしまった。 本当は、とても大事なことだったのに。 ごめんね。 まぁ、ないもんはないよってことで 夏の紅魔館 湖の畔にある悪魔の館。 紅魔館一帯は深い霧に包まれ、気温が上がらない夏となった。 館の主の探偵ごっこが一段落つくころ、その妹の探偵ごっこもまた、終わりを迎えた。 誰にも気付かれずに外出し、無事帰ってくることができたのである。 フラン「誰も知らない。私がした冒険を」 彼女は自分が生まれて初めてした活躍を誰かに話したくてしょうがなかった。 しかし、話してしまえば黙って館から出ていたことがわかってしまう。 フラン「あ、でもあの門番なら問題ないわ。あれは、私がこっそり抜け出したことを初めから知っている」 これは名案だと思われたが、すぐに少女の表情は暗くなった。 フラン「いや、口が軽そうだからやめておこう。すぐに誰かに話されてしまう」 私も異変解決に参加していたのに。私も幻想郷の敵と戦ったのに。 うっかり自分も探偵ごっこをしていたなどと言ってしまうと、大変なことになる。 少女は自慢したくならないように、しばらくは皆の話をまともに聞かないことにした。 東方緋想天 -Scarlet Weather Rhapsody- Fin Extra Stage 探偵ごっこの終焉 色々な者が今回の異変には携わっていた。 フランドール・スカーレットは、自分の話ができない代わりに、皆の諸々の話をこっそり聞いていた。 異変は収まったものの、そうして他の人々の話を聞いていたフランは疑問を感じた。 あれはあの天人の父親の剣のはず。そして、あの剣はとても強い力を持っていたらしい。 地上の人々の性質を霧に変え、無限に集めることができるほどの、強い力。 そんなもの、あっさり持ち逃げできるような場所に置くかしら。 運命を操れる者が身近にいるフランは確信した。 何か見えない大きな力があの娘に手を貸したことで、今回の異変は起こったのだ、と。 パチュリー「よいしょっと」 天子「あら、遅そうな人が随分と早くに」 パチュリー「ああ貴方、この間は勘違いをしていたわ」 天子「していましたね」 パチュリー「諸々の犯人は貴方だったのね。 余りにもオーラが出てなかったので気付かなかった」 天子「貴方が鈍感なだけね。しかし、本当に強い者はオーラなんかまき散らさないわ。 目立ってしまっては勝てる勝負も負けかねない」 天子「あら、また来たの。今日はなんの用?」 フラン「もう私にはわかってるわ。幻想郷を狙う、悪い影さん」 天子「……はぁ?何をいきなり」 フラン「お前はいずれ大きな災禍をこの地にもたらすために、 まずは小さな災いを巻き起こした」 天子「………」 フラン「自分の力がどの程度この地に通用するか、とか…… そういうのが知りたかったの?それよりも、人々の災害への恐れ方?」 天子「えーっと。何言ってるのかわからないんだけど…それは一体?」 フラン「もう私にはわかってるって、さっきも言ったよ? 私は探偵ごっこに決着をつけるために、真実を知りに来ただけなの」 天子「……」 フラン「それに、本当の天子ちゃんは今向こうでパチュリーと弾幕ごっこしてる」 天子?「ふ…ふふふ……はははは!!」 天子?「紅き悪魔の妹め、 姉どころかこの地に住まう賢人全員を出し抜いて真実に至るとは」 フラン「私、賢かった?」 天子?「ああ、賢い。賢いが…一つ間違ったな」 フラン「何を?」 天子?「わしのことをなめすぎているのだ。 仮にもわしは世に災いを落とす太歳星君の影ぞ!」 フラン「すごいすごーい」 天子?「今回の異変のシナリオを書いたのが誰だかわかっているのだろう? それはわしだ!わしが災いの引き金を引いた! 引き金とはこの天人の小娘のことだがな」 フラン「それで?」 天子?「……どうやら、本当の姿を見せてやらねばお前はわしを畏れぬらしい」 ナマズ「ふん。わしが動くだけで地は喚き、大地は崩れ行く。 紅き少女よ、このわしをどうするつもりだ?」 フラン「んー。ぎゅっとして、どかーんってする?」 ナマズ「なんだ、それは。子供の遊びには付き合いきれんな」 \ネゴトハネテカラ\キュットシテドカーン/ \ドォォォォォン/ フラン「……私もね、得意だよ。私が暴れれば皆慌てて地が揺れる。 大地を崩壊させるのは…この能力があればそれでいいわ!」 ナマズ「ちょっとタイム」 フラン「…何?」 ナマズ「その能力わし自身に対しても使えるのか」 フラン「うん。内側から、ぼーんってなるよ」 ナマズ「よし、今からお前に問いを出す。これが解けたらお前の勝ちとしよう」 フラン「え?もうほんとのこと全部わかったし、私は弾幕ごっこでもいいんだけど」 ナマズ「ではいくぞ!降りかかる災禍を防ぎたければ、知を以ってして勝利せよ!」 フラン「人の話は聞かなきゃダメってお姉様が言ってた」 アンケート番号T18-8 STAGE EXTRA 20の扉 131スレ目457~334 大ナマズ様の30の非常口 今わしが思い浮かべたものを当ててみせよ。 さて、わしは必死に正解へ至ろうとしているお前のために、 30 回までの質問を許可しようと思う。ただし30回だけで、それ以上も以下もないぞ。 質問可能数が30であること以外に、特殊ルールはありません 解答を表示 「豚肉」 ナマズ「………」 フラン「何黙ってるのよ」 ナマズ「……」 ナマズ「ああ、そうじゃ。それが正解!」 フラン「やったー!」 フラン「さぁ、敗北を認めてよ」 フラン「って、いない!逃げられたわ」 ナマズ「か、かなわん……」 ナマズ「今は逃げるっ…!」 \ニゲノビテ\キュットシテドカーン/ \ドーン/ フラン「あなたがコンテニュー出来ないのよ」 フラン「…ちゃんと仕留められたかな?」 フラン「何これ。ナマズはナマズなんだけど、さっきのより随分小さい」 フラン「…あー。分身とか、変わり身とか、そういうことかしら」 フラン「………こんなもの!」 ポーイ ヒューン ボチャッ 咲夜「…あら?」 咲夜「ナマズが、山の上の方から流れてきた」 咲夜「……あの天人を倒した後、どうせ皆で宴会でもするに違いない。幻想郷の連中は皆浮かれているからねぇ」 咲夜「これを持っていけば、きっと喜んでもらえますわ」 天人は言った。 いずれ大地震が起こるが、それは止められない。 紅魔館の門番は確かに見ていた。 太歳星君を、幻想郷の空に。 太歳星君は本当に幻想郷に居て、災禍をもたらそうとしていたのだ。 しかし。その目論見は、たった一人の少女によって止められたのである。 当分、幻想郷に大きな災いは起こらないだろう。 少女は今日も館から出ることを許されないままだったが、それでも、幸せそうではあった。 生まれて初めて、姉に内緒で、姉ができないことをやったのだから。 #Unknown
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発売日 2011年3月31日 ブランド ALcot タグ 2011年3月ゲーム 2011年ゲーム ALcot キャスト 遠野そよぎ(吉備津宮灯),鮎川ひなた(坂上加奈),青葉りんご(住吉暮葉),北見六花(西園寺乙女),佐藤しずく(浦部葵),古河徹人(坂上熊吉),一条和矢(西園寺玉尽),越雪光(忍者頭領),海原エレナ(吉備津宮真紀),多富満(浦部悪路) 神威古潭,はちこ,綾部結花,月城灯夜,三軒長介,各邑辛多狼 トレイラーナレーション:Walter Roberts スタッフ 企画:空下元 キャラクターデザイン:仁村有志,鳴海ゆう 衣装デザイン:仁村有志,あおなまさお,生煮え 原画:仁村有志,鳴海ゆう,あおなまさお シナリオ:宮蔵,大三元,空下元 グラフィック:小春ひより,生煮え,むねこちん,HAL,あにゅ,古川れもん,コミズミコ,まる。,時乃 グラフィック協力:(有)アルケミー,田村さんチーム,有限会社ジーウェーブ 背景:ひらたとおる,綾瀬翠 ロゴデザイン:古磯修平 ムービー:株式会社KIZAWA studio 音楽:菊田大介(Elements Garden),中山真斗(Elements Garden),母里治樹(Elements Garden) 効果音:Blueberry&Yogurt 音声制作:Blueberry&Yogurt,Studio CLEF 音響ディレクター:株式会社ダックスプロダクション プログラム:合資会社ワムソフト スクリプト:空下元,かつらぎ,時乃 デバッグ:ALcotオールスタッフ 公式ホームページデザイン:古磯修平 広報:rinrei,荻窪 スペシャルサンクス:吉峰,船亀由真人,豊島光太郎,吹田亜沙美(ARIA entertainment) ディレクター:時乃 制作:ALcot/株式会社彩牙 楽曲 主題歌 「百花繚乱ファンタズム」 Vocal:真理絵 作詞・作編曲:岩橋星実(Elements Garden) エンディング 「桃色の花咲く頃に」 Vocal:真理絵 作詞・作曲・編曲:母里治樹(Elements Garden)
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からくりおにごっこ【登録タグ GUMI か ジュラル 曲】 作詞:ジュラル 作曲:ジュラル 編曲:ジュラル 唄:GUMI 曲紹介 鬼さんこちら手のなる方へ 社会人の曲を作りました。(作者コメより転載) ミックス・マスタリングをレオ氏、イラストを拓海氏、動画をAzyuN氏が手掛ける。 歌詞 (PIAPROより転載) 休みを知らず 流れ止まぬ人波 カラクリ仕掛け 誰もが知らんぷり 「結果を出した人には ほうび取らせるよ だから当然頑張れるよね?」 ここには逃げ場はない 鬼さんこちら手のなる方へ 傍観者は笑ってたの 立ち止まるなんて絶対ダメダメよ 皆さんどうか気付いてください 白昼夢から目覚めてよ だけど微睡みの中 目は開いてるだろうか 油が切れて 錆びつきの歯車 「心配ないよ 代わりはいつでも足りてます」 動かない足 回る景色 意識は虚ろ 伸ばした手は空を切る そう 味方は無しですか 鬼さんこちら手のなる方へ お友達も笑ってるよ 誰信じればいいですか教えてよ 神様どうかお助けください 私の身体は限界なんです 混沌の中 声届いてるだろうか 鬼さんこちらよっといで 鬼さんこちらどうしたの 鬼さんこちら手のなる方へ 誰もがみんな笑ってるよ なんだか楽しくなってきた 笑えるね 僕たちみんなカラクリ仕掛け 止まれはしない運命なんです 現実の中 目は逸らして行こうか けど前向いて行こうか コメント 追加おつ! -- 名無しさん (2014-03-21 07 06 57) 最高過ぎて何も言えネーです(≧∇≦) -- くさなぎストリーム (2014-10-14 08 31 02) 名前 コメント
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初心者さんにオススメ参考記事INDEX 初心者さんのためのチュートリアル・注意点 記事タイトル 任期 記者 鯖 概要 (初心者向け)FAQ第一集 1 テオドール F 初心者向けよくある質問と解答 (初心者向け)FAQ第二集 1 テオドール F 初心者向けよくある質問と解答 Vol.44 クエストが進まなくなってしまった><;さてどうするか? 2 NavyBlue A クエストに詰まった時のアドバイスコラム Vol.76 序盤戦:つまづき易いポイント 白十字隊員以外の方も初心者さんを助けてみよう 2 NavyBlue A 初心者支援をしたい人のための参考記事・初心者がつまづきやすい点まとめ 政権からのお知らせ:初心者さんや浦島さんへのここが大事!? 2 スノープリズム E 初心者さんの為の序盤の注意点まとめ vol.01 いざスタート!さぁ君主の世界に飛び出そう! 5 dawasa F お金はどうやって手に入れる?① vol.02 ミニゲがんばって1万点。なのに性能は…。 5 dawasa F お金はどうやって手に入れる?② 【夏休み総力特集】第1弾!君主onlineを、始めよう! 8 蓬莱はるか Y 君主Online冒険序盤チュートリアル① 【夏休み総力特集】第2弾!君主onlineを、始めよう! 8 蓬莱はるか Y 君主Online冒険序盤チュートリアル② 【夏休み総力特集】第3弾!君主online、を始めよう! 8 蓬莱はるか Y 君主Online冒険序盤チュートリアル③ 【夏休み総力特集】最終弾!君主onlineを、始めよう! 8 蓬莱はるか Y 君主Online冒険序盤チュートリアル④ キャラ育成・戦闘強化・狩り強化アドバイス 記事タイトル 任期 記者 鯖 概要 武器について 1 テオドール F 武器別の特徴紹介 Vol.9 貴方の時給はおいくらですか? お金を稼ぐ為のちょっとしたコツ 2 NavyBlue A 狩り時給の計算方法 Vol.16 技術本をどのように読んだらいいのか? キャラ育成方針を確立しよう 2 NavyBlue A 技術本の読み方の基礎とスタイル別キャラ育成参考記事 Vol.27 初めてのエンチャント 攻撃力の強化とコストのバランス 2 NavyBlue A 武器エンチャントのアドバイス Vol.36 追加ポイントを振り分ける前に 結晶体を使ってみよう 2 NavyBlue A キャラ強化のためのワンポイントアドバイス、結晶体を利用しよう Vol.39 戦闘経験値150%のボーナスタイム、好きな時間に作ってみよう 2 NavyBlue A NPCクマを効果的に利用しよう Vol.40 褒章品の祝福の石30個 まずは何に使うのがいいのか? 2 NavyBlue A ヨシムネクエストで得られる祝福の石をどう利用するのが効率がよいかのコラム Vol.44 クエストが進まなくなってしまった><;さてどうするか? 2 NavyBlue A クエストに詰まった時のアドバイスコラム Vol.74 狩猟場:意外と高くなる狩りの時給 集中的に狩をしてみよう 2 NavyBlue A 狩猟場で利益効率を上げる為のアドバイス RKB Lv.4(4) 2 琉架 A 技術BONUSと本の関係性概説 【ヨウギク】初心者講習会 初級前半(狩り、マケ&個人商店、馬) 3 ラティア Y 狩りの基本マナー・狩猟場の活用方法 vol.12 効果的なエンチャントってなんだっけ? 5 dawasa F 属性とエンチャントの解説 【何を狩れば儲かる?@v@】モンスターの期待値計算について 5 たいたい A モンスタードロップ期待値計算のやり方 【アルディア講習会】今日は放置職講習会があります【昨日のログリンク】 5 たいたい A お金稼ぎ・ステ振り講習会ログ 10・30レベルは重要なレベル?!修正版 6 天国人 F ステータス初期化のやり方(LV10・30時) 【全サーバー】初心者~中級者向けコラム・四葉の使い方① 7 ファルの字 A 四葉を使った儲け方コラム 【全サーバー】初心者~中級者向けコラム・四葉の使い方② 7 ファルの字 A 四葉を使った儲け方コラム 【全サーバー】初心者~中級者向けコラム・四葉の使い方③(終) 7 ファルの字 A 四葉を使った儲け方コラム What s ドロップ制限? & ちょこらむVol.2 7 笹の才蔵 E ステータス・ドロップ制限解説 経験値一覧表で~す☆ 7 有栖川せいん F モンスター別取得経験値・EXP/ドロップ制限値一覧 有栖川せいんの経済新聞「用語解説」で~す☆ 7 有栖川せいん F 価格相場・モンスター期待値解説 【検証】初心者は四葉買って利益出すことができるのか 9 ほしみ A 初級武器での馬なし狩りドロップ実績検証 召喚獣の解説・育て方 記事タイトル 任期 記者 鯖 概要 Vol.21 お金がないのに召喚獣の進化クエ><; 進化補助のある国を探してみよう 2 NavyBlue A 召喚獣進化支援制度の利用方法 Vol.25 低コストの攻撃力増強方法 召還獣の進化と育成 2 NavyBlue A 召喚獣の進化と育成アドバイス Vol.60 召還獣を上手に使って狩りの効率を上げてみよう 一緒に攻撃&別々に攻撃 2 NavyBlue A 召喚獣の効果的な利用方法 【ヨウギク】初心者講習会 初級後半(統合マケ、召喚獣、貿易) 3 ラティア Y 使いやすい召喚獣・召喚獣育成のアドバイス 【全サーバー】初心者さん参考記事|召喚進化支援を利用しよう 7 ファルの字 A 召喚進化支援制度の利用方法 【全サーバー】召喚獣・召喚ペットの認識の間違いにご注意を 7 ファルの字 A 召喚獣・召喚ペットの違い 【ヨウギクニュース】異次元の扉で遊びましょう~スイカBOXもメンテ前までです~ 8 星空蛍 Y 初心者オススメの召喚獣の使い方・選び方 召喚獣人気ランキング 9 r-cat Y 人気の高い進化系召喚獣の紹介と召喚用アイテム・育成法などの解説 覚えておきたいアイテム 記事タイトル 任期 記者 鯖 概要 (初心者向け)Tips~アイテム編~ 1 テオドール F 主要アイテムの解説一覧 初心者必見、経験値アップアイテムについて(修正版) 6 ハーレムエース E 経験アップアイテム総まとめ 食べ物(満腹感回復)まとめ 6 茶遊 A 食べ物別効果のまとめ 荷物の整理方法 荷物の整理方法は荷物整理関連にまとめてあります 馬について 記事タイトル 任期 記者 鯖 概要 Vol.19 褒章品の小さなメダル 開けるべきか?売るべきか? 2 NavyBlue A 馬のメダルについての基礎知識 【ヨウギク】初心者講習会 初級前半(狩り、マケ&個人商店、馬) 3 ラティア Y 初心者向け馬についての基礎知識 【Fel //イベント】馬のこと相談会レポ 4 有寿 F 馬・馬の入手法の解説 ゲームシステム・機能解説 記事タイトル 任期 記者 鯖 概要 第1報:知っていると便利な機能① 1 @匠@ E 耳打ちのログ保存機能の使用方法解説 Tips~システム編~ 1 テオドール F ゲーム機能解説一覧 vol.2 初心者さん必見! 広がるコミュニティーの輪 1 のほほんエレナ E チャット・師匠登録機能解説 vol.3 初心者さん必見!part2~自分好み設定&便利機能~ 1 のほほんエレナ E マイメニュー・ゲーム画面配置・地図機能解説 RKB Lv.4(2) 2 琉架 A 遠隔耳打ち機能紹介 ショートカット一覧 4 ピヨルド Y 各種ショートカットキー紹介 個人商店検索 4 ピヨルド Y 個人商店検索機能の使い方 Vol.08 良し悪し色々、【パーティーシステム】 9 紅蓮虎 A パーティシステムの詳細解説(パーティの組み方・パネル解説・経験値変動など) 忘れかけのヘルプミー!!HELP機能実践編 7 彩孤 Y ゲームヘルプ機能の解説 初心者さんへ #1 チャットをしてみよう! 9 r-cat Y チャット・耳打ち・字幕機能のやり方解説 初心者さんへ #2 個人商店をしてみよう!+@プチイベント(終了) 9 r-cat Y 個人商店機能の解説 初心者さんへ #3 製造依頼をしてみよう! 投票期限本日まで 9 r-cat Y 製造依頼のやり方とパネルの解説 政治システム・選挙システム解説 記事タイトル 任期 記者 鯖 概要 (初心者向け)政権について 1 テオドール F 政権組織・大臣についての解説 Vol.22 君主選挙:立候補締切、公約をじっくり読んでみよう 2 NavyBlue A 君主選挙時の公約を読むポイント 君主投票 6 天国人 F 君主選挙投票時の注意点 君主選挙に参加してみよう! 遊びの提案その1 7 柚杏 E 君主選挙の投票に関するコラム 国・ギルドシステム解説と選び方・施設解説 記事タイトル 任期 記者 鯖 概要 (初心者向け)国、ギルドについて 1 テオドール F 国・ギルドのシステム解説 初心者講座1 マーケット 1 toroi F マーケットの利用の仕方 Vol.15 天与石をたくさん取ろう! 国イベント:どこの国が盛んに開催しているか? 2 NavyBlue A 国イベント紹介と国イベントが盛んな国の確認方法 【ヨウギク】NO.10 「3種類の国イベント」 2 ルー・チャイ Y 国イベントの紹介 【参考】~見知らぬ国を選ぶにあたって~ 8 マイホープ E 国を選ぶための参考記事 【ヨウギク】初心者講習会 初級前半(狩り、マケ&個人商店、馬) 3 ラティア Y 狩猟場・マーケットの解説 【ヨウギク】初心者講習会 初級後半(統合マケ、召喚獣、貿易) 3 ラティア Y 総合マーケット・貿易の解説 役立ちサイト 記事タイトル 任期 記者 鯖 概要 お役立ちサイト集 1 堕悪魔 A 君主関連便利リンク集 【全サーバー】初心者さんの参考サイト・タカザトHPを見てみよう 7 ファルの字 A 初心者参考サイトタカザトHPの紹介 その他初心者さん向け記事 記事タイトル 任期 記者 鯖 概要 初めての株式公開~公募のやり方~ 1 ベラトリクス F 株式公募の参加の仕方解説 初心者、中堅プレーヤは賢者の箱を買って儲ける事が出来るのか? 4 まいみく E 賢者の箱開封結果検証 Vol.20 需要と供給のバランス 高値の売り時ば“いつ”なのか? 2 NavyBlue A マーケット水準推移の基礎知識 Vol.56 マーケットを上手に利用しよう “買いたい”出品価格と“買いたくない”出品価格 2 NavyBlue A マーケット利用の効果的なアドバイス Vol.65 お金持ちへの第一歩:小さな節約をコツコツしてみよう、支出を減らしてみる 2 NavyBlue A 買い物節約コラム
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澪×律 別荘地 15 まとめ2|澪×律 別荘地 16|澪×律 別荘地 16 まとめ2 以下は、http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1285083777/から引用 【けいおん!】澪×律スレ 16 1 :軽音部員♪ 2010/09/22(水) 00 42 57 けいおん!!の澪×律を楽しく語るスレ 9 :軽音部員♪ 2010/09/22(水) 02 15 56 今回はりっちゃんがとばしてたなーw ナース服澪ちゃんも見れたし律澪少なかったけど満足だわ てか澪ちゃんからりっちゃんに抱きつくのって何気に貴重だよね 10 :軽音部員♪ 2010/09/22(水) 02 17 35 澪「律、検温の時間だぞ。」 律「はい?けんお……ってなんでナース姿?!」 澪「だから検温だから。脇に挟むか、口にくわえるか。どっちがいい?」 律「いや、熱ないし」 澪「口がいいのか。はい、あーんして」 律「だから熱なんか……おい、なぜお前の指を差し出す」 澪「こと律の体温に関しては体温計より私の指の方が正確なんだよ。ほれっ」ずぽっ 律「むぐっんぐ」(脇に挟むにしなくて良かった……) さわ子「新歓ビデオ完成よ!タイトルは「軽音病棟!夜の診察室」って感じに」 律澪「封印!!」 31 :軽音部員♪ 2010/09/22(水) 10 24 11 バインバインのナース姿で華奢な律に抱き付く 今年も律澪の秋がやってきた。 32 :軽音部員♪ 2010/09/22(水) 11 41 08 食律の秋 (律との)運動の秋 天高く(律の料理のせいで)澪肥ゆる秋 36 :軽音部員♪ 2010/09/22(水) 14 53 53 律「食欲の秋!」はむはむ 澪「あぁっ」 澪「読書の秋!えー、冬の日!どんなに」 律「やぁっ」 律「スポーツの秋!さあ、はじめようか」 澪「アッー!」 澪「芸術の秋!律、モデルになってくれ。服も脱がないとな」 律「アッー!」 37 :軽音部員♪ 2010/09/22(水) 15 17 32 小学生のときなら「秋は澪ちゃんの季節だねっ!」とか言ってそう 39 :軽音部員♪ 2010/09/22(水) 16 26 43 小学生の時なら、おままごと とか おいしゃさんごっこ なんかをやっていそうな… 40 :軽音部員♪ 2010/09/22(水) 17 03 07 りつ「みおちゃーん!おままごとしよー!」 みお「わたしおいしゃさんごっこがいい」 りつ「わかった!なにやくをやる?」 みお「わたしおいしゃさんがいいな……」 りつ「じゃあわたしはかんじゃさんだね!みおせんせい、おなかがいたいんです……」 澪「それじゃおなかを出してもらえるかな?ん?ワンピースなのか?じゃあスカートを自分でたくしあげておなかを出すんだ」 りつ「お、おねえちゃんだれ?それにそんなことしたらぱんつみえちゃうだけど……」 澪「私は澪だよ。ほら、いいからおなかを出して」 りつ「あれ、みおちゃんがいない……もしかしたらみおちゃんがおっきくなってこのおねえちゃんになったのかな」 澪「ものわかりおいい子だ。じゃ、じゃ、じゃあ触診を始めるよりっちゃん」ゴクリ りつ「しょくしんってなーに?」 澪「触診っていうのはね、さ、触って悪いところがないか確かめることなんだよ」 りつ「ふーん。せんせい、よろしくおねがいします」 澪「合法合法、これは合法……痛いところがあったら言ってね?こ、ここは?」 りつ「いたくなーい」 澪「こっちは?ここは?こ、ここもみておこうかな……りっちゃん、服を脱いでちょっとこっちおいで。ぱんつも脱ぐんだ。あ、靴下はそのままでいいよ」 りつ「お姉ちゃんなんだかこわい……息があらいよ……」 澪「そんなことないよ、こわくないよ。、この太鼓のおもちゃで遊んでればすぐ終わるから、ほら、おいで、お姉ちゃんのおひざの上に座ってごらん」 りつ「たいこ……」 澪「い、いい子だねぇりっちゃ」 律「何やってんのお前」 澪「うわぁりっちゃんがでっかくなっちゃった!」 律「ノックしても返事ないから勝手に入ったけどさ……お前昔のアルバム見ながら独り言ぶつぶつ言って……なんか嫌なことでもあったのか?」 澪「いや、ナース服着せられたから……小さな頃、お医者さんごっこしたのを思い出して……」 律「で?思い出にひたりながら小さな私にお医者さんごっこと称していたずらしようと思ったの?妄想のなかで?」 澪「き、聞いてたのか……ぐすっ」 律「なんで泣くの?ちゃんと答えなよ。ほら」 澪「い、今の律だと抵抗されそうだから……無垢でかわいらしかった頃の律に……」 律「抵抗したところで澪の力と体格に敵うわけないじゃん。澪って自分より確実に弱いとわかってる相手じゃないと何もできないんだな」 澪「うぅ……」ぽろぽろ 律「いいよ、ほら。一切抵抗してあげないから存分にお医者さんごっこしなよ。それとも、ちっちゃなりっちゃんじゃなきゃ興奮しないか?」 澪「そ、そんなこと!律が悪いんだからな……」 律「はいはい。で、どうすればいいんだい?澪センセー」 みおちゃんとりっちゃんのおいしゃさんごっこ〜りっちゃんせんせいのどSかうんせりんぐ〜 55 :軽音部員♪ 2010/09/22(水) 21 39 21 今日もここはゆったりしてて落ち着くよ。 律「カチューシャ…」 さわ子「ふふ、元気いっぱいのりっちゃんもいいけど、こっちはこっちでそそるわね」ジュルリ 律「か、返してよぉ」 さわ子「だめよ…お楽しみはこれからなんだから」ムフフ 「そ、そんな…!脱がさないで」 「りっちゃんの控え目な体もかわいいわよ」 「なんでこんなこと…」 「静かにしてちょうだい?大人しくしてればすぐすむから」 「やっ…どこ触って…」 澪「こらあぁぁ!!」バタン 律「」ビクッ さわ子「くっ…!もう来たの!?あなた掃除当番でしょう、サボっちゃいけないわよ!」 澪「先生…いいから律から手を放してください」 さわ子「」ゾクッ さわ子「せ、先生の話を聞きなさい!」 澪「律のカチューシャを外していいのは私だけ」 澪「律の制服を脱がせていいのは私だけだ」 澪「律といいことできるのは私だけなんだ…!」 さわ子「ご、誤解してない!?私はただ新作のコスプレ衣装を」 澪「いいから、律に触れないでください」パシッ さわ子「な、何なのよ!何なのよあなたたち!」ダッ 澪「まったく…律、大丈夫か?」 律「みお…ありがとう」 澪「ふふ、早く服着て」 律「うん…あれ、カチューシャがない」 澪「先生が持ってっちゃったのかな?とりあえず制服だけでも」 律「それが…その」 澪「制服まで持っていかれた…?」 律「うん、仕方ないからさわちゃんの新作着とくよ」 澪「待ってろ律、すぐ取り戻して来」ブッ 律「澪、鼻血!大丈夫か!?」 澪「り、りつ」タラ- 澪「…流石に部室でその格好はまずい。物置に隠れようか、な?さぁ」 律「へ?あぁ、うん」バタン ガチャッ 澪「…ふぅ、これで誰も来ない」 律「み、澪…なんで澪まで中に?私の制服は…」 澪「ちゃんとあとで取り戻してあげるから…」 律「ちょ、ちょっと待って!こんな所で…こんな格好で…」 澪「そんな格好だから、だろ…?」 澪「ふふ、律かわいいよ…」 ―――――――― 紬「全ては私の意のままに…」 さわ子「あのね、ムギちゃん。私の余命がね?」 紬「大丈夫、先生には約束通り欲しいものなんでも差し上げます」ウフフ さわ子「本当は色々あったんだけどね、今はとにかく明日が欲しいわ」 紬「わかりましたー♪」 紬「この映像音声を独り占めするのはもったいない気がするけど…まぁいいわよね♪」 57 :軽音部員♪ 2010/09/22(水) 23 29 40 ――― ○月○日(日)短編138 63 :軽音部員♪ 2010/09/23(木) 00 59 52 紬「手に入れてはみたけど…これ、どうしようかしら」 紬「簡単にほいほい使っていいものでも…ないわよね、うん」 澪「こんにちはー」ガチャッ 律「よーっす」 紬「きゃっ」ビクッ 紬「あ…」ポチャッ 澪「…ん、ムギ、どうした?」 紬(どうしよう…りっちゃんのカップに寿製薬新商品の軍事用自白剤が…!ごまかして捨てないと!) 紬「きゃ、きゃー。びっくりしてりっちゃんのお茶に私が百合的秘め事を暴く最終兵器として持ち込んだ超強力自白剤を落としてしまったわー」 紬(…ってこれ本音!ばれた!!) 澪「…」 律「えーっと…ムギ、それはどういう」 澪「ははは、ムギも冗談がうまくなったな。律、本当の所はビタミン剤らしいぞ。ムギの目が言ってた。ほら、美容のためにも飲め飲め」 律「ちょいまち話が見え…ンググ」 紬「あ」 澪「うわー大変だー、律ったら冗談のつもりが本当に飲んじゃったー」チラッ 紬「…!不幸な事故ねー仕方ないわー」 ―――― 唯「ごめーん、遅くなっちゃって」ガチャッ 梓「すみません唯先輩とお花摘んで…て」 律「澪愛してる!好きだ!結婚しよう!」 澪「それだけか律、私に対する気持ちはそれだけなのか?」 律「そんな訳ないよ!好きすぎて毎晩澪の写真見ながら澪に貰ったぬいぐるみ抱きしめて寝てるよ!こないだ“律は犬みたいだな”って言われた時は澪に首輪つけられる想像して興奮もした!」 澪「律は変態さんだな」 律「うん!澪のことなら私は変態にでも平気でなるよ!」 澪「ふふ…でもごめんな律、私変態は嫌いなんだ」 律「え…そんな!お願い澪!もうそんな想像したりしないから、嫌いにならないでぇ…!ふぇぇえん」ポロポロ 澪「嘘だよ。そんな律のこと、私も大好きだよ」ギュッ 律「み、みお!澪!大好き!澪の体温大好き!ずっとこのままでいたい!毎朝私の作った味噌汁飲んで欲しい!」 澪「そっかそっか、ふふ」ギュー 律「とろけちゃうよ澪、でも澪にならとろけさせられちゃっても嬉しいよ!」 澪「馬鹿律…。そんなことになったら私が悲しみの涙で水害を起こしちゃうだろ」 律「ありがとう澪!今すぐめちゃめちゃにして欲しい気分だよ澪!」 澪「あぁ。でもいつもの律に戻ってから、な?」 梓「なんですかこれ」 紬「愛よ」 唯「これが…愛。そっか、そうなんだね」 唯「私忘れないよ…大人になっても!」 …なんか昨日今日でスレ汚しすぎたすまん。 66 :軽音部員♪ 2010/09/23(木) 04 13 31 律澪の秋、添い寝の秋。 ----------------------------------------------------------- 気温も下がり、季節はすっかり秋。短編139 71 :軽音部員♪ 2010/09/23(木) 11 35 19 ローソンでけいおんキャンペーンみたいだな 対象商品購入で好きなキャラのクリアファイルがもらえるとか で、こんなネタ見つけたぞ 澪「これください」 律「はい、○○円になります。クリアファイルの種類はどうしましょうか?」 澪「・・・黄色で」 律「色でのご指定は困りますね・・・唯にも澪にも律にも黄色が入ってますし」 澪「り・・・りつ・・・」 律「フルネームじゃないと困りますねぇ。けいおん!って知らないもんで」 澪「た、田井中律が欲しいの!!」 77 :軽音部員♪ 2010/09/23(木) 16 36 06 紬「あれ?澪ちゃんその服・・・この前りっちゃんが着てたような・・・」 澪「えっ?あわわわっ」 紬「やっぱり服は共有なのね〜♪」 78 :軽音部員♪ 2010/09/23(木) 16 44 38 お互いの家に遊びに行って部屋主が飲み物やら持って来るために部屋を離れたとき 魔が差してハアハアしながらタンスの下着やら物色しちゃう展開はまだですか 夢中になりすぎて見つかっちゃう展開はまだですか 79 :軽音部員♪ 2010/09/23(木) 16 53 24 律「うおぉ……なんだこのブラジャー……でっか……すいか?すいか入れなのか?……ちくしょう……」 澪「律……な、何してるんだ」 律「ちょっと格差社会を垣間見たところだ……ぐすっ」 澪「なんかごめん……」 澪「律のパンツ……律の、ぱ、ぱんつ……ちょっとくらいかぶってもいいよな……くんかくんか……きゅんきゅんきゅい!」 律「澪……な、何してるんだ」 澪「!?……り、律が悪いんだ!律がこんなところにこれ見よがしにぱんつ放置しておくから!」 律「そこ箪笥なんだけど!?」 ちゃらんぽらんなりっちゃんが澪ちゃんのブラジャーかぶっててもギャグですむんだけどマジメな澪ちゃんがりっちゃんのぱんつかぶってたら逮捕される 81 :軽音部員♪ 2010/09/23(木) 17 18 24 79 さわ子「秋山さん、田井中さん、これから二人の下着のチェックを行います。 二人ともすぐに保健室に来なさい。」 84 :軽音部員♪ 2010/09/23(木) 19 13 15 澪「律、律」ユサユサ 律「んー?」ペラッ 澪「聞いてよ…」 律「聞いてるよー?」ペラッ 澪「もう」パッ 律「あ、まだ全部読んでないのに…。で、何?」 澪「うん、あのさ、こないだ皆で歌詞書いたろ?」 律「うん」 澪「それでさ、律は一人だけ豚のゲロみたいな洒落でお茶濁してだろ?どぶ色にさ」 律「うん…?うん」 澪「だからさ、律にもちゃんとしたのを書いて欲しいんだ」 律「…一応あの時も色々考えたんだけどな。なんだかうまくいかなくってさ」 澪「なんで」 律「これだ!っていうテーマがなかなか決まらなくってさ…そのせいで書くもの全部が中途半端になって」 澪「なるほどな…つまりテーマをあらかじめ決めておけばいいんだな?」 律「うん、そうだな」 澪「じゃあ決まり。テーマは恋愛な。好きな人のことでも書けばいいよ」 律「んー…。ま、こんなんでも私部長だしな。皆が発表した以上は私も書いてくるよ。じゃあ、そろそろ帰るわ」スッ 澪「待て」ガシッ 律「うおっ」 澪「何も皆に発表しろ、とまでは言ってないだろ?…ま、まぁ律が私との仲を皆に明かしたいってなら…いいけどさ」ゴニョゴニョ 律「じゃあ何か、澪にだけ見せろってか」 澪「ああ、それに加えて今ここで書き上げるんだ」 律「え、えぇぇ…?なんか気恥ずかしい…」 澪「何も恥ずかしいことなんてないさ律。私が手取り足取り教えてあげるから」 律「いや、きっと集中できないから一人で」 澪「何言ってるんだ、書く対象が目の前にいた方が集中できるに決まってるだろ」 律「な、何をおっしゃって…」 澪「…このへたれ!ここまでお膳立てしたのに女の子から言わせるなんて!!」ガバッ 律「わ、私も女の子だって!っていうか澪、どいて…ング」 澪「ン…はぁ、律に私への想いを綴らせて自覚させようと思ったけど予定変更」 澪「ここからずっとお楽しみだ!!!」 澪「…律が悪いんだからな、律がにぶすぎるから…!」 律「ひゃあ…ぁ」 ――――― ――― ― 澪「…ん。あぁ、そっか、昨日途中で力尽きてそのまま…」 澪「あれ…律、律ー?」 澪「………」 澪「…りつぅ」グスン ガチャッ 律「起きたかー…って、なんでマイクロビキニ一丁で泣いてんだよ」 澪「だ、だって、りつ居なくなるから…!」 律「…私は澪の前からは居なくならないよ」ナデナデ 律「それからほら…歌詞」 澪「あ…」 澪「…私も大好き」 おわり 93 :軽音部員♪ 2010/09/23(木) 22 22 22 澪「律ってほんと料理上手いよな。羨ましい…あ、肉じゃがおかわりしていい?」 律「おう!たんとお食べ!」 澪「…そうだ、私に料理教えてよ。私あんまり料理得意じゃないからさ」 律「えっ」 澪「これを期に真面目に料理の勉強しようかな」 律「……やだ」 澪「そ、そんな意地悪言わなくてもいいだろ」 律「やだ!私は教えないぞ!」 澪「なんでだよ。律の暇なときでいいからさ」 律「…教えないって言ってるだろ」 澪「…じゃあいいよ。料理教室通うもん」 律「だめだだめだ!澪の料理はいまいちでいいんだよ!」 澪「」カチーン 澪「どーせ私の料理は不味くて食べれたものじゃないよ!いまいちで悪かったな!!」 澪「もう帰る!」ガチャバタン!!!! 律「あ、みお…」 ----------------------------------------------------------- 律「…で、あれから口きいてないんだ」 唯「りっちゃんどうしてそんな意地悪したの?」 紬「せっかく澪ちゃんやる気になってたのに…」 律「だって…。澪が料理上手くなっちゃったら、もう私のご飯食べに来てくれないだろ」 律「澪の方が料理できるようになったら、もう私のご飯食べて幸せそうな顔してくれないだろ。…おいしいよって、笑ってくれないだろ」 唯「そんなことないと思うけどなぁ?」 紬「澪ちゃんはりっちゃんの作ってくれたご飯だったら食べたいと思うし、それだけで嬉しいはずよ?」 律「そうかなぁ…」 澪「そうだよ」 律「??!」 律「みっ…澪」 澪「二人ともありがとう。…律、そんなこと思ってたのか」 律「うっ…だ、だって」 澪「料理の腕前なんて関係ないよ。律の作ってくれるものだから食べて幸せになれるんだよ」 澪「それに…私も律においしい料理作ってあげたいんだ。律に喜んで欲しいんだよ」 律「みっ…みおぉぉー!!」 澪「…りつぅ」 ギュッ 紬「●REC」 梓「皆さん遅れてすいませ…。あ、今日も練習はお休みなんですねわかります」 98 :軽音部員♪ 2010/09/23(木) 23 22 08 「ポッキーゲーム、しようか」短編140 104 :軽音部員♪ 2010/09/24(金) 01 30 47 澪パイをふにふにする律 律のB地区をぴんぽんしてダッシュしない澪 105 :軽音部員♪ 2010/09/24(金) 03 22 57 律「あ〜、澪のおっぱいやわらけー」ふにふに 澪「ば、ばかっ!やめろっ!!」ゴツン 律「痛っ!なんだよー、別にいいだろー。減るもんじゃないんだし」 澪「そういう問題じゃない!!」 唯「あ、それじゃあ澪ちゃんもりっちゃんの胸を触ってみればいいんじゃないかな」 梓「なんでそうなるんですか!?」 唯「りっちゃんの胸を触ってみれば、りっちゃんが澪ちゃんの胸を触りたくなる気持ちが分かるかもしれないじゃん」 澪「なるほど。」 梓(なんか納得しちゃったー!澪先輩の胸と律先輩の胸には格差がありすぎます!) 澪「…というわけで私も律の胸に触ってみるけどいいな?」 律「ちょっ…それはおかしいだろ!」 澪「なんでだよ!減るもんじゃないんだろっ、触らせろっ!」 唯「そうだよ、りっちゃん。りっちゃんだけ触っといてずるいよ」 律「…しょ、しょうがない。…好きなだけ触るといい。」 澪「よしっ、それじゃあ…………ツーン。」ぴんぽーん 律「ひぇっ!」ビクンッ 唯「……え?」 梓「……え?」 澪「……なんだ、今の?…律?」 律「…なっ、…なっ、なんだじゃねーだろ!!そっちこそなんだっ!!何で指一本で触ってきてんだよ! しかも丁度私のデリケートゾーンを!おかしいだろっ!!てか、ぴんぽーんって何だよ!お前は変態かっ!」 澪「へ、変態はお前の方だっ!いきなり手全体でいくほうがおかしいだろ!だいたいなぁ………!」ガミガミ 紬「今日もいいものが見られました」 梓「いたんですか……」 ごめん… 104の妄想の答えが全くわからねぇよ… 108 :軽音部員♪ 2010/09/24(金) 03 49 11 ドラマー!で律が寝坊したら一緒に遅刻して 卒業式!で律がハンカチ忘れたら一緒に遅れてきて 澪はどんだけ生活リズム律に合わせてるんだよ 109 :軽音部員♪ 2010/09/24(金) 03 49 52 澪「律ーっ!」 律「うわっ危ないっ。わっ。」 ソファーに倒れ込む二人 澪「んふふ。」 律「どうしたんだよ急に?」 澪「うふふ駄目?」 律「駄目じゃないけど、どうしたんだ?」 澪「ねぇ、律・・キスしよっか?」 律「い、いきなり何言ってるんだ!?」 澪「だって寂しいんだもん」 律「だからって、こんな所でキ、キスとか・・・」 澪「いつもキスしてくれるのに何で?」 律「わー待て待て!ここ部室だしみんな見てるだろ///」 澪「律は私の事嫌いになったの?昨日は愛してるって言ってくれたのに」 律「ちょーっちょーっ。分かった分かったしてやるから黙ってくれ」顔真っ赤 澪「んふふ。律のそーいう素直なトコロ、好きだよ」 律「ほ、ほら、チュッ」 澪「えーやだやだ。いつもみたいに舌も入れてくれないとモガモガッ」律、澪の口塞いで部室を飛び出す 梓「な、何だったんでしょう?///」 紬(さすがね、この媚薬。隠しカメラで録画もバッチリ) 唯 (ハッ!ムギちゃんの手に怪しい薬が) 112 :軽音部員♪ 2010/09/24(金) 04 04 43 108 一緒に遅刻する必要なんて無いもんなぁ 最終回でも律がハンカチ忘れたので一緒に走ってるし これが和だったら唯相手に「先行ってるね」って言いそうだ 澪ちゃんがりっちゃんに072教える話が最高ダナ 113 :軽音部員♪ 2010/09/24(金) 04 21 27 澪なら 律「やばっ、お弁当忘れた」 澪「えっ?なんでちゃんと確認しないんだよ」 律「えっへ☆取りに行ってくるなー」 澪「早くしないと先いっちゃうからな!」 律「ふぃー。ちゃんと待っててくれたんだー」 澪「お、思ったより早かったからな!いいから走るぞっ」 律「あいよー」 律なら 澪「あっ、体操着わすれたっ」 律「えー。澪しゃんが忘れ物なんて信じられないでちゅわー」 澪「う、うるさい!先に行ってて、取りに帰るから」 律「さっさとしろよー」 澪「はぁっはぁっ……あ、先に行ってろって行ったのに!」 律「遅れて教室入ったらみんなに注目されちゃうぞ?澪ちゅわんには耐えられないでしょー」 澪「だ、大丈夫だよっ。……ありがとな。」 みたいな感じ 116 :軽音部員♪ 2010/09/24(金) 14 42 28 律「みおー」 澪「なんだ?」 律「みおみおみーおー」 澪「なんだっての」 律「いや、無性にみおって言いたくなってね。みーお!」 澪「・・・りつ。」 律「みお!」 澪「りちゅ」 律「みお!!」 澪「りつぅ」 律「みおー」 117 :軽音部員♪ 2010/09/24(金) 15 30 57 蒼空のモノローグ聞いて凹んだのは俺だけじゃないハズだ 118 :軽音部員♪ 2010/09/24(金) 18 28 52 痴話喧嘩ですけど、ニャーニャーなんて声出さないよ 喧嘩時の声は 「ミーオ」「リーツ」 これを互いが連呼し合う 交互にやりとりしていくにつれてどんどん伸びる&後部が高音になっていく こんな感じ 律「みーお」 澪「りーつ」 律「みーーお」 澪「りーつ」 律「みーーーお!」 澪「りーーつ!」 律「みーーーーーーーーお!!!!!!」 澪「りーーーーーーーつ!!!!!」 澪&律「 116で「猫の喧嘩」のコピペ思い出したので。 120 :軽音部員♪ 2010/09/24(金) 20 23 00 律「澪、みおー♪」 澪(うわぁぁぁ上機嫌な律可愛いぃぃぃ!!もふもふしたい、もふもふしてなでなでしたいぃぃ!) 澪「どうした、律」 律「見ろよ、仔犬!かわいいだろ!」 澪「ブハッ」 澪(律が、ただでさえ愛くるしい律がぬいぐるみみたいな犬だいてはしゃいでるよぉぉ!) 律「澪ー?どしたー?」 澪「なんでもない。本当に可愛い仔犬だな。ま、律には劣るがな」 律「な、なにいってるんだよ…」カァァ 澪(律が照れてる!真っ赤になってる!!かわいぃぃぃぃよおぉぉぉぉぉ!!!) 犬「」ビクッ 律「わっ」 律「あ」 律「行っちゃった…」シュン 澪「飼い主の所にでも帰ったんじゃないか?帰巣本能ってすごいからな」 澪(はうぅぅぅ!落ち込んだ律の顔も堪らないぃぃぃ!んはぁぁぁぁぁ!!) 律「せっかく澪にも抱っこさせてあげようと思ったのに…」 澪「な…」 澪(私のために!?律が私のためだけに!?幸せすぎてどうにかなるぅぅぅ!!)ジュン 澪「…そうだったのか。いいよ、気持ちだけで十分嬉しいから」 律「みお…でもせっかく…」 澪「いいんだ、律。ありがとな」 律「………」 律「…そうだ!じゃあ今日はさ、澪のお願い何でも聞いてあげるよ!」 澪(律優しぃぃぃ!でも私は律といれればそれだけでいいんだよぉぉぉ!) 澪「元々律がたまたま仔犬を見つけた、それだけの話だったんだ。気にしなくていいよ律」 律「いーや!澪を喜ばすって決めた以上は澪が喜ぶことをするの!」 澪(よ、悦ばす!?私が悦ぶこと!?いいの!?いいんだねりつぅぅぅ!!) 澪「ふふ、ありがと。じゃあお願いしちゃおうかな」 律「おー!なんでも来い!」 澪「律。律は今日一日私の仔犬だ」キリッ ――私は澪との約束を守りきることはできなかった。 澪はいっぱい泣いていた。 私もいっぱい泣いた。 だって私たちの関係は、もうそれまでのものではなくなってしまったんだ。 そう、 澪「律…バター犬って知ってるか?」 その日限りという約束は、ついに私たちを抑え切ることはできなかったんだ。 おわり 121 :軽音部員♪ 2010/09/24(金) 20 24 01 連投すまん。 117、忘れ物だ。 ―――――― グスッ ガチャッ 澪「りつー、来たぞー。…律?」 律「わ、あっ!…遅いぞー、みおー」ゴシゴシ 澪「…泣いてたのか?」 律「な、何言ってるんだよー。泣いてなんかないぞー」 澪「でも…」 律「それよりゲームでもしようぜ♪ちょうど新作がさー」 澪「律…私に隠し通せるって、本気で思ってる?」 律「だから泣いてなんかないってば!!」 律「あ…」 澪「律…」 律「ごめん…でも本当に何もないからさっ」 澪「………」 チラッ 澪「……!」 澪「…違ってたら私、相当な自意識過剰だな」ボソッ 律「…みおー?」 澪「律!そこにあるの私の曲だよな!どうだった?」 律「へ!?あぁ…よかったよ」 澪「…それだけ?」 律「み、澪はやっぱり澪だな!二曲目なんてあまあまだったぞ!」 澪「………」 律「…うん。でも本当によかったよ、蒼空のモノローグ」 律「…早く、会えると、いいな、す、てきな、恋人に、さ」ポロッ 律「あ、あれ…?なん、で、私が、泣いて、るんだよ」ポロポロ 澪「律…」 律「あぁ、あれ、だな…!子離れの、心情って、やつ、だな!へへっ…」ポロポロ 澪「…律!!」ギュッ 律「ぁ…みお…」 澪「律、私の勘違いじゃないよな?そう思っていいんだよな?」 律「みお…?」 澪「…律。子離れとかそんなんじゃない。律は私のことがそういう意味で好き。そうなんだよな…?」 律「澪、何を…」 澪「知ってるか律、一つの楽器にこだわった曲よりはイメージ通りに描いた曲の方が書きやすい」 律「なんとなくは…分かるよ」 澪「だからさ、このCDでも、二曲目の方が先に仕上がったんだ」 律「………」 澪「それで目一杯、心を込めて歌った後、すぐにもう一曲目のイメージができ上がった」 澪「青春Vibration。聞いてくれたんだろ?」 律「うん…」 澪「……っ」スゥッ 澪「…私なりに、頑張って伝えたつもりなんだぞ…!」ポロッ 律「“大好きだって言う代わり、美しいリズム送るよ”…?」 澪「それだけじゃない…」グスッ 澪「“知らない間にスタートしてた、私の青春”」 澪「恋に憧れてるつもりだっけどさ、気づいたら私はとっくに律に…」 律「澪…」 澪「…律、改めて聞くよ」 律「うん」 澪「私の曲、どうだった?」 律「決まってるだろ?」 律「…大好きだよ!」 おわり 122 :軽音部員♪ 2010/09/24(金) 20 43 16 りっちゃんはりっちゃんで守られたい女子です! 憧れてるんだずばり愛!! とか言っちゃうからな。そういうもんよ 124 :軽音部員♪ 2010/09/24(金) 21 05 41 律「憧れてるんだズバリ愛!」 澪「よし、愛してやるよ。」 律「守られたい女子です!」 澪「一生守ってやるよ。」 澪しゃんステキ! 126 :軽音部員♪ 2010/09/24(金) 21 47 26 127 :軽音部員♪ 2010/09/24(金) 21 52 06 128 :軽音部員♪ 2010/09/24(金) 22 01 49 こうして、澪ちゃんと小さなりっちゃんの生活がはじまったのでした 129 :軽音部員♪ 2010/09/24(金) 22 11 07 澪「学校はどうする?」 律「うーん、ノートとれないよなあこれじゃ」 澪「そうじゃなくて、場所だよ。」 律「場所?」 澪「うん。胸ポケットか、横ポケットか、筆箱か」 律「ああ。筆箱はきついな。澪のおっぱいの間がいい」 澪「どれ」ひょいっ ぬぽっ「どうだ?」 律「く、苦しい……」ぎゅむっ 澪「ふふ。」 133 :軽音部員♪ 2010/09/25(土) 00 28 50 特に用事はなかったし、拒否権もなさそうだったので渋々ながら律の家に行ってみる。SS110 134 :軽音部員♪ 2010/09/25(土) 00 30 22 「澪?」SS110 135 :軽音部員♪ 2010/09/25(土) 00 31 58 「聞いてるのか、澪!」SS110 少年漫画の主人公レベルに鈍感且つへたれな澪と押せ押せ乙女律が書きたかっただけ。 137 :軽音部員♪ 2010/09/25(土) 00 47 51 りつのかんさつにっき 2ねん1くみ あきやまみお短編141 小さな律→小動物→自由研究と連想して書いたらなんというタイミング…… でも自重しない 143 :軽音部員♪ 2010/09/25(土) 03 46 09 144 :軽音部員♪ 2010/09/25(土) 08 33 41 律「みおーさむいー」 澪「ほら、お茶入れたぞ」 律「んー。あったけー」 澪「どーしようか、ダウン出すか?」 律「んー、でもすぐ9月くらいに戻るって聞いたよ」 澪「そっか。じゃあ何日か耐えればいいな」 律「そだよ。くっついてれば大丈夫」ぴとっ 澪「なんだそれー。あ、律あったかい……」 はあ寒い 153 :軽音部員♪ 2010/09/25(土) 16 17 24 最近寒くなってきたからこんなの思いついた 〜澪が甘えた場合〜 澪「なあ律」 律「ん〜どした〜?」 澪「さ、最近寒くないか?」 律「そうか?私はそんなでもないけど」 澪「そ、そうか。それならいいんだけどさ・・・うん・・・」シュン 律「・・・・・・あ〜なんか急に寒くなってきたような気がするな〜」 澪「・・・」ピクッ 律「あ〜寒い、特に背中のあたりがこう、ゾクゾクっと寒いな〜」 澪「・・・」ピクピクッ 律「誰かあっためてくれないかな〜」チラッ 澪「・・・な、ならっ、わわ私があっためてやるよ!」ガバッ 律「うおっと、澪ってば意外に大胆〜」 澪「う、うるさいな・・・///」 律「まったく、こうしたいなら最初から素直に言えばいいのに」 澪「そんな恥ずかしいこと・・・」ゴニョゴニョ 律「相変わらず澪は恥ずかしがりだなぁ、そこが可愛いんだけど、なんつって」ニシシ 澪「さ、さらっと恥ずかしいこと言うな!・・・ばかりつ///」 〜りっちゃんが甘えた場合〜 律「みぃ〜お〜」 澪「ん?」 律「あのさぁ・・・」 澪「どうした?」 律「その・・・最近寒くなってきたろ?」 澪「まぁ、少し肌寒くなってきたな」 律「だろ?だからな、あの・・・あ、あっためて欲しいなぁって・・・」モジモジ 澪「・・・ふふっ」 律「な、なんだよ!」 澪「いや、珍しいなぁって、律がそういうこと言うの」 律「わ、笑わなくたっていいじゃん・・・」 澪「ごめんごめん、まったく、そんなの頼まなくたってやってやるのに、ほらコッチ来い」 律「・・・う、うん」オズオズ 澪「どうだあったかいか?」ギュー 律「あったかい・・・///」 澪「そうか、そりゃよかった」 律「なぁ、これからもっと寒くなるからさ・・・」 澪「頼まなくてもやってやるって言っただろ、甘えんぼさんめ」 律「わ、私が頼みたかったの!・・・ばかみお///」 初めてこういうの書いてみた 妄想したはいいけど、それを表現できる文才が足りない・・・、長文書ける人たちマジで尊敬するわ 要するに「乙女なみおしゃんとりっちゃんはどっちもいいよね!」ってことが言いたかったんだよ、うん 161 :軽音部員♪ 2010/09/25(土) 18 29 43 澪は 「梓はちっちゃくて可愛いな。なあ律?」 「唯は楽しいやつだな。なあ律?」 「ムギはお嬢様なだけあって美人だな。なあ律?」 「さわ子先生はみんなの憧れの女性だな。なあ律?」 「憂ちゃんの完璧ぶりにはほとほと感心するよ。なあ律?」 「和はしっかりしてて頼りになるな。なあ律?」 「純ちゃんって子はよく知らないけどまあいい子だな。なあ律?」 「りつぅ」 みたいな感じだな 163 :軽音部員♪ 2010/09/25(土) 18 40 43 なにをピリピリしとん 律「みおー!芸術の秋だから写生するぞー」 澪「どういう成り行きだよ」 律「よし、モデルは澪だ!脱げ!」 澪「まてまて、何も裸でなくとも」 律「問答無用!!」がばっ 澪「わっ、じゃあこっちも問答無用!!」ぼかっ どかっ 唯「りっちゃん今日はタンコブ多いね」 梓「待ってください、あのタンコブよく見たら……戯れてる子供たちに見えませんか?」 唯「あー!見える、見えるよ!」 ムギ「芸術ねぇ」 167 :軽音部員♪ 2010/09/25(土) 19 01 07 律「芸術の秋だし写生するぞー」 澪「り、律! 恥ずかしげもなくよくそんなこと言えるな!」 律「? いや、学校で写生大会あるだろ? それに向けて練習とか」 澪「お、お前いつからそんな奴になったんだ……第一どこから…その……写生するんだよ」 律「どこからって、どこにしようかな。やっぱり野原とかがいいかな」 澪「野原で写生!? り、律……せめて部屋でやってくれよ……」 律「部屋? まあ部屋もいいよなあ。誰にも邪魔されないし」 澪「そ、そうだろう?」 律「でも部屋だと写生の対象が選び辛いんだよなあ」 澪「た、対象を選ぶ…!? り、律の浮気者!」 律「? 澪は写生の対象は何がいいと思う? 決めてくれよ」 澪「律の写生……」 律「頑張ってやるからさ。何かいい写生の対象ないか?」 澪「私じゃ駄目かな……?」 律「み、澪?」 澪「部屋で、二人っきりでさ」 律「そ、そうか。そうだな。澪にしよう。というか澪しかいないな」 澪「あ、ありがとう。私、喜んで写生の対象になる」 律「サンキュー澪……じゃあ行こうぜ」 173 :軽音部員♪ 2010/09/25(土) 19 42 44 これだね 175 :軽音部員♪ 2010/09/25(土) 20 14 35 澪「ふふ、今日もいっぱい書けたなぁ」シャカシャカ 澪「あとはタイトル付けて、保存して…隠しフォルダに移動し」シャカシャカ ツンツン 澪「ひゃあああ!」 サッ 律「音楽聴きながらパソコンもいいけどさ、無視される側の身にも…」 律「…澪?」 澪「」 律「気絶してる…」 律「仕方ないな、起きるまで待つ…か?」律「…なにこれ」 ―――― ―― ― 澪「ぅ…ん。あれ…」 律「おはよ、澪」 澪「おはよ…律、来てたの?」 律「あぁ、さっきは驚かせてごめん」 澪「驚かす…って律、あれ律だったのか!」 律「だって何度呼びかけても聞こえてないんだもん。…驚かすつもりもなかったんだけどな」 澪「そっか、私こそごめん」 澪「…!律、リビング行ってお茶でも飲まないか?」 律「お構いなく」 澪「そう言うなって。あ、そうだ、久しぶりに買い物に出ないか?」 律「特に買うものないからいいや」 澪「じゃ、じゃあさ」 律「…みおー?なんでそんなに部屋から出たがるんだー?」 澪「気のせいだろ!でもたまには外に出ようよ!」 律「…あ、そういえば私欲しい物あったわ」 澪「お、おー。じゃあ買いに行こ」 律「いやここら一帯さがしても見つかんなくてさ、澪ちょっとパソコン使わせてくれない?うちはパソコン置いてなくてさー」 澪「す、ストップ!だめだ律!パソコンはなー、えー…個人情報の宝庫なんだ!律とはいえいろいろ見せるのはまずい!」 律「私が知らない澪の個人情報なんて数える程も無いだろ」 澪「それでもだ!私が代わりに注文しといてあげるからさ!何が欲しいんだ!?」 律「………」 律「く、口で言うのはちょっと…恥ずかしいかな、なんて」 澪「…え?ちょ、ちょっと律!一体何を頼むつもり」 律「言わせないでよ…私が打ち込んどくからその注文お願い」カチッ 澪「あ…スクリーンセイバーが…!」 律「んんー?何かしらこれはー?」 澪「あ、あ、あ…」 律「ふむ…ふむふむ」 澪(終わった…) 律「澪」 澪「はい…」 律「澪はこんなの書いてなにするつもりだったんだー?」 澪「それは…」 律「っていうかなんで私がいぢめられる話しかないのかなー?」 澪「…ぅ」グスッ 律「泣くなよ澪、別に怒ってる訳じゃないんだ」 澪「え…?」 律「ただ立場は逆だってこと、わかって欲しいな、ってさ」ガバッ 澪「きゃっ」 律「澪…いいな?」 澪「ぁ…ひゃい///」 もう秋だな… 192 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 00 59 16 姫子「バイト先でけいおんフェアやるから皆来てね!」 194 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 02 06 53 律「コンビニきたぜー」 澪「そうだな」 律「おっ、けいおんフェアだって!対象商品を買えばけいおんのクリアファイルがもらえるみたいだぞ!」 澪「5人集合の絵柄と各メインキャラの絵柄、全部で6種類あるんだな。じゃあ私はり……集合のをもらおうかな」 律「私は澪のにする!これくーださい」 澪「……これ……いやっ、こっちください!!」 律「結局私のやつにしたんだ。照れ屋さんめー」 澪「いや、えっと……う、うるさい!」 絵柄選べるのかな 195 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 02 14 33 194 そこら辺に置いてあって好きなのと対象商品持ってレジに行く方式らしい 律と澪なら間違いなくお揃いだな… お菓子×2でクリアファイル6種類ってことは… 全部でお菓子24個かぁ…はぁ… 200 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 12 21 01 「い、いらっしゃ……って、秋山さん?」SS111 201 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 12 22 33 「あ、そのっ、これは……」SS111 202 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 12 24 25 「なぜ律?」SS111 203 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 12 26 39 ■ 次の日の朝。登校してくると、教室はいつもより騒がしかった。SS111 209 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 14 49 06 久しぶりに書いてみたが、落ちてない上にぐだぐだ それでも良かったら 部活からの帰り道短編142 213 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 16 28 21 香りのいい紅茶を楽しみながら、特に何をするということもなく、SS112 214 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 16 29 59 と、そのとき、おもむろに私の方を見て、唯が言ったのだ。SS112 215 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 16 31 35 「唯、律の言うことなんか真に受けるなよ?」SS112 216 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 16 33 11 「そうだなあ。初めのうちは、恋かどうかなんて意識する必要ないんじゃないか?SS112 217 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 16 34 51 「けど、猫をかわいがるのと恋とは、ちょっと違うんじゃないか?」SS112 218 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 16 36 28 「ねえねえ澪ちゃん、結局、私の『好き』は恋だと思う? 違うかなあ?」SS112 219 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 16 38 02 ……マズい。これは最高にマズい。背筋やこめかみやいろんなところを、SS112 220 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 16 39 39 ベースを片付けながらも、ついつい唯を気にしてしまう。律にバレては困るのはもちろん、SS112 221 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 16 41 10 いつもの信号で、私たち5人は二手に分かれた。SS112 222 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 16 42 48 我ながらわかりにくいと思うけれど、洗いざらい真実をぶちまけるわけにいかず、SS112 238 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 23 44 03 書きたいのと全然違う仕上がりになってしまった( A`) が、書いちゃったんで2レス借ります 澪はああ見えて甘えるということをしない。SS113 239 :軽音部員♪ 2010/09/26(日) 23 45 47 思わず「じゃあ抱き締めてよ」と言いそうになったが、さすがに恥ずかしい台詞すぎたのでやめた。SS113 244 :軽音部員♪ 2010/09/27(月) 01 29 14 ルームシェア始めた妄想 *** 家を出る時にママは言った短編143 248 :軽音部員♪ 2010/09/27(月) 11 16 49 もちろんおまえらは来月きららに付く書き下ろしカバーも視野に入れてるよな 250 :軽音部員♪ 2010/09/27(月) 11 45 12 律「みおー。カバー付ききらら買おうぜー!」 澪「ふふ、当たり前だろ。ここにあるの全部ください」 律「お、おいおい。買い占めは他のお客さんに迷惑だぞ」 澪「じゃあ二冊……」しゅん 律「あー、怒ってないからね。えーと、三百……」 澪「支払いは私に任せろ!」バリバリ 律「ステキ……///」 252 :軽音部員♪ 2010/09/27(月) 12 51 12 唯「澪ちゃんも一緒にりっちゃんの髪いじろー!」 澪「私はいつもいじってるからいい」 ムギ「大したやつだ・・・」 271 :軽音部員♪ 2010/09/28(火) 01 26 38 プルル…プルルル 澪「はい、もしもし」 律「おるかーー?」 澪「え…?ど、どちらさまでしょうか…?」 律「よーし、おるな!いくわ!」 澪「え、え!?」 ピンポーン、ガチャ 律「ここやで、トントン(婚姻届のはんこ押すとこを指で叩きながら)」 277 :軽音部員♪ 2010/09/28(火) 03 58 18 澪「あー疲れた。」 律「バイトお疲れさん。ご飯食べるか?」 澪「んー。でもその前にちょっと休む……」 律「あいよ。じゃあお布団敷くな」 澪「あー、布団じゃあそのまま寝ちゃうから……律こっちきなさい」 律「なんだなんだ」トコトコ 澪「ふあー……」ぎゅう 律「み、澪?!」 澪「律あったかいし……やわらかで……むにゃ……」うとうと 律「もう、みおぉ〜」てれてれ 278 :軽音部員♪ 2010/09/28(火) 04 10 53 「私達男女だったら付き合ってたかな~?」短編144 283 :軽音部員♪ 2010/09/28(火) 12 00 46 雷が止んでも抱きついたまま震えてそう。 りっちゃんが呆れ気味に「いい加減離れろ」とか言っても、いやいやしながら離れない澪しゃん… 284 :軽音部員♪ 2010/09/28(火) 12 38 02 雷の流れから妄想したら…どうしてこうなった ********** 「雨、すごいな」短編145 298 :軽音部員♪ 2010/09/28(火) 21 46 13 りっちゃんは自分からじゃなく澪ちゃんの方から抱き付いて欲しい時は裏に手を回したり 雷鳴るように祈ったりホラーを演出したりするんだな 299 :軽音部員♪ 2010/09/28(火) 22 17 38 策士律っちゃんだからな… ホラー見せると見せかけてエロいビデオ見せてその気にさせたりしそうだぜ 300 :軽音部員♪ 2010/09/28(火) 22 53 36 洋ホラーなんかは意外とそういうシーンあるからな 澪「りつぅっ」 律「おーよしよし……」 オー… アァフゥッ……ベリグゥッアッーッー!! 律「……」 澪「……りつ?」 律「……っ澪!!」がばっ むらむら時間…… 301 :軽音部員♪ 2010/09/28(火) 22 55 40 律「澪を見てるとーいつもハートむらむら♪」 302 :軽音部員♪ 2010/09/28(火) 23 08 44 律「揺れるみおっぱいはマシュマロみたいにふーわふわ♪」 348 :軽音部員♪ 2010/09/29(水) 12 42 08 本当に今日はついてないSS114 349 :軽音部員♪ 2010/09/29(水) 12 43 42 しばらく悩んだ後謝るまでの期間を開けるよりマシだろうと思いベースを持ち律の家へ向かうSS114 澪×律 別荘地 15 まとめ2|澪×律 別荘地 16|澪×律 別荘地 16 まとめ2
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ほうじ茶さん みあきの先輩DJ。(相方さん?) ほうじ茶さんが凸してきたら( ゚∀゚)o彡°幼女!幼女!とレスすれば何かが起こるらしい。 よっちゃんさん みあき姉に今年の夏にあるリレーラジオの依頼に来たDJさん。 (残念ながらみあき姉の仕事の都合により参加は見送りとなった) 勝手に名前出させていただいた方、消した方がよければすぐ消します。