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サルベージ最中です 俺「……」 ここは何処だろう…… 俺「……」 何処だっていいや……俺は何やってたんだっけ…… 俺「……」 そうだ、ジェットストライカーを履いて出撃して……でももうそんな事どうでもいいんだ 女性「……(ニコッ」 俺「……母さん」 そうか、俺は死んだのかな。無茶したしな……最後位は兄らしい事が出来たのかな?まぁいいや 俺「……母さん、これからはまた一緒に過ごせるね」 医務室 俺「……」 ミーナ「俺さんの様子はどう?」 坂本「ダメだ、昨日から全く起きる気配はないな……」 リーネ「お兄ちゃん……そろそろ目を覚ましてよ……何かの悪い冗談なんだよね?私を苛めてるだけだよね?」 宮藤「怪我は大丈夫なはずなのに、どうして目を覚まさないんでしょうか」 ミーナ「俺さんが使っていたストライカー覚えていますか?」 坂本「カールスラントから届いたジェットストライカーというものだったか?」 ミーナ「ええ……どうやらあのストライカーには欠陥があったみたいで、俺さんの魔法力を殆ど吸い尽くしたみたいなの。目を覚まさないのはそのせいかもしれないわね……」 ガチャッ バルクホルン「ミーナ、到着したぞ」 ミーナ「そう、それではお願いします」 衛生兵「了解しました」 衛生兵「それではこれより俺少尉をロマーニャへ搬送します」 リーネ「……」 坂本「リーネ、そこに居ては邪魔になる。気持ちは分かるがここより病院へ搬送したほうが俺の為でもあるんだ」 リーネ「はい……わかってます」 ミーナ「リーネさん、またお見舞いに行けばいいわ。なるべくお見舞いに行けるように時間を作ってあげるから」 リーネ「……ありがとうございます、ミーナ中佐」 宮藤「リーネちゃん、元気だして?俺さんは死んじゃった訳じゃないんだし、すぐまた元気になって戻ってくるよ!」 ペリーヌ「そうですわ。リーネさん今は少しだけ休ませて差し上げましょう?」 リーネ「うん…そうだね……」 リーネ「……」 宮藤「ペリーヌさん、リーネちゃん大丈夫かな…」 ペリーヌ「そうですわね……わたくし達で支えて差し上げましょう?」 宮藤「はいっ。私達でリーネちゃんを元気付けましょう」 ペリーヌ「ええ」 ロマーニャにある病院 俺「……」 リーネ父「俺君……」 リーネ母「まさかこのような形で再会することになるなんて……」 リーネ父「うむ……次会うときも元気な姿で会いたかったが……」 リーネ母「だけど魔力の急激な消耗によって意識が戻らないだけみたいですから、暫くしたら目を覚ましますよ」 リーネ父「そうだといいな……俺君、早く目を覚ましてくれ……」 俺「……」 ] 数日後・病院 リーネ「今日はお休みが貰えたからお兄ちゃんのお見舞いに来たんだよ」 俺「……」 リーネ「お兄ちゃんの大好きなDレーションだっていっぱい持ってきたんだよ」 俺「……」 リーネ「早く目を開けてよ。一緒に食べようよ……」 俺「……」 リーネ「お兄ちゃん、いつまで私に意地悪するつもりなの……?」 俺「……」 リーネ「お兄ちゃん、早く目を覚まして……まだ責任も取ってもらってない……」 俺「……」 リーネ「ううっ……ぐすっ、ぐすっ……」 リーネ父「おや、リーネも来ていたのか」 リーネ「お父さん?」 リーネ父「私も時間に開きが出来たらここに来るようにしているんだ」 リーネ「そうだったの……お兄ちゃんいつになったら目を覚ますんだろう……」 リーネ父「どうやら、えらく魔法力の回復がゆっくりらしい。医師の話では魔法力が回復しきったら目を覚ますのではないかという予想みたいだ」 リーネ父「それがいつになるかが分からないらしいがな」 リーネ「……」 リーネ父「リーネ、そんな悲しそうな顔をするんじゃない。言っただろう?俺君は必ず目を覚ます」 リーネ「うん、お父さん。そうだよね、お兄ちゃんが目を覚ました時にこんな悲しそうな顔してたら……」 リーネ父「ああ、そうだね。逆に俺君がリーネの事を心配してしまいそうだ」 リーネ「うん…」 リーネ父「リーネ、ブリタニアから帰った後、俺君とは仲良くしていたのか?」 リーネ「……」 リーネ父「リーネ、どうした?俺君とうまくいっていないのか?」 リーネ「ううん、大丈夫だよ。お兄ちゃんは優しくしてくれるよ」 リーネ父「そうか、ならよかった」 リーネ「うん……」 俺は目を覚まさないまま時間は過ぎ…… リーネ父「リーネ、もう帰るのかい?」 リーネ「うん、お休みは今日だけだから。お父さん、お兄ちゃんが目を覚ましたら真っ先に連絡ください」 リーネ父「ああ、わかった。それじゃあリーネ、気を付けて帰るんだよ」 リーネ「うん、お父さんも気を付けてね」 基地・ハンガー 宮藤「お帰りリーネちゃん!」 リーネ「芳佳ちゃん、ただいま」 宮藤「俺さんの様子はどうだった?」 リーネ「……(フルフル)」 宮藤「そう……でも元気だして!きっともうすぐ目を覚ますよ」 リーネ「……うん。お医者様も言ってた。魔法力が回復すれば目を覚ますって」 宮藤「なら、大丈夫だね!」 リーネ「うん。ごめんね芳佳ちゃん、心配かけて」 宮藤「ううん、少しでもリーネちゃんの力になれればいいよ」 リーネ「ありがとう、芳佳ちゃん」 整備(長)「リネット曹長、俺少尉の容体は……」 リーネ「あっ、整備(長)さん。お兄ちゃんなら大丈夫です。多分もうすぐ目を覚ますんじゃないかって事になっています」 整備(長)「そうでしたか……今回の事故は我々整備班にも責任があるので心配していたんですよ」 ニイト「俺少尉無事だったんだ。よかった……(ちっ、無事だったのかよ)」 リーネ「整備(長)さん、お兄ちゃんのストライカーが爆発した原因はわかりましたか?」 整備(長)「ええ、大体の原因はわかりました」 ニイト「(まじかよ、やべぇ!)」 整備(長)「しかし犯人が分からずじまいです……何せストライカーは四散。証拠も残ったもんじゃありません」 リーネ「そうですか……」 ニイト「リネット曹長、そんなにガッカリしないでください!俺が犯人を絶対に捕まえてやりますから!」 リーネ「お願いします、ニイトさん」 ニイト「任せてください!」 整備(長)「ニイト、そんな事いっていいのか?何の手がかりもないっていうのに……」 ニイト「ですよね、ははは……」 リーネ「……」 ニイト「(悲しそうなリネット曹長も可愛いなぁ)」 整備(長)「おら、ニイトそろそろ行くぞ!」 ニイト「はい、チーフ!」 ニイト「(アイツが居なくてリネット曹長の精神状態も安定していない今がチャンスだな……くくく)」 さらに数日が過ぎた リーネ「はぁ……」 宮藤「リーネちゃん……元気だそう?」 リーネ「うん……でもそろそろ連絡が来ても良い頃なのに」 宮藤「俺さんだよね……もうすぐ3週間だもんね」 リーネ「うん……お兄ちゃん本当に大丈夫なのかな……」 宮藤「そういえば、この間言ってたけど、リーネちゃんと俺さんは兄妹なの?」 リーネ「うん……半分だけだけど……」 宮藤「そうだったんだ……」 宮藤「でも、リーネちゃんと俺さんって兄妹っていうよりは恋人みたいだよね」 リーネ「……うん。兄妹だけど戸籍上は違うから……」 宮藤「そうだったんだ……だから時々夜に居なくなってたんだね」 リーネ「!?」 宮藤「俺さんのところにいってたんでしょ?」 リーネ「うん……」 病院 俺「……」 俺「…」 俺「!」 ここは何処だろう?俺は誰なんだろう? 俺「ここは……」 ドスン あれ……足に力が入らないや。腕にも…… ナース「!」 ナース「俺少尉、目が覚めたんですね。3週間も寝たきりだったんですからまだ立てるわけありません。今先生を呼んできますからベッドで寝ていてください」 俺少尉……俺の名前は俺なのか 俺「はい、わかりました」 医師「ふむ。目を覚ましたようだね」 俺「はい。だけど何も分からないんです」 医師「ふむ……名前もわからないのかな?」 俺「最初はわかりませんでした。けど、名前を呼ばれてようやくその名前は俺の名前なんだって……」 医師「まぁ、そのうち記憶はもとに戻るでしょう。家族の方に連絡を入れましょうか」 俺「家族……」 医師「何か思い出しましたか?」 俺「思い出したのかはわかりませんが、俺に家族なんていたのかなと……」 医師「ふむ、何か色々とごっちゃになっているようですね。ご家族の方と話をすれば少しは何か思い出すかもしれませんね」 俺「……」 リーネ父「俺君!ようやく目を覚ましたんだな」 医師「ええ、連絡を入れる少し前に。お父様、今彼は記憶を失っている状態です」 リーネ父「そうですか……(俺君許してくれ)」 リーネ父「私がわかるか?」 俺「すみません……わかりません」 リーネ父「そうかそうか。父の顔も忘れてしまったのか」 俺「あなたが俺の父さんなんですか?」 リーネ父「ああ、そうとも。3週間寝たままのお前をずっと心配していたんだぞ?」 俺「すみません……心配かけたみたいで」 リーネ父「俺、家族に敬語なんて変だぞ?」 俺「ごめん、父さん」 リーネ父「ああ、それでいい。色々思い出せず辛いだろうけど、これからゆっくり思い出していけばいいからな?」 俺「うん、そうするよ」 リーネ父「今日は私一人しか来てないが、今度は母さんや姉妹も連れてこよう」 俺「母さんと姉妹か……どんな人達なんだろう」 リーネ父「会えば分るさ」 501基地 ミーナ「リーネさんはいるかしら、お父様から電話よ」 リーネ「お父さんからですか?」 ミーナ「ええ、何でもリーネさんに急用らしいわ」 リーネ「お父さん、一体何だろう……」 リーネ父「リーネか。俺君が目を覚ましたぞ」 リーネ「本当!お父さん!」 リーネ父「ああ、本当だ。私も今日病院から連絡を貰って驚いたよ」 リーネ「よかった……本当によかった……」 リーネ父「……リーネ、本当に良いかはわからないぞ?」 リーネ「お父さん、どういうこと?」 リーネ父「俺君は事故の影響で記憶が今失われているんだ……リーネ、お前の事も多分分からないだろう」 リーネ「……」 リーネ父「事故後によくある一時的な健忘みたいだから直に記憶は戻るそうだがね」 リーネ「うん。今度のお休みにお兄ちゃんに会いに行くね」 リーネ父「ああ、そうしてあげなさい。俺君も色々な人に会って話をすれば何かのきっかけで記憶が戻るだろう」 カチャン リーネ「……良かった……ぐすっ……ぐすっ……」 ミーナ「リーネさん、お父様との話は終わったのかしら…!?」 宮藤「リーネちゃんどうしたの!?」 ペリーヌ「まさか、俺少尉の身に何か?」 リーネ「お兄ちゃんが……」 宮藤「お兄ちゃんが……?」 リーネ「目を覚ましたって連絡がお父さんから……ぐすっ」 ミーナ「それは本当なの?」 リーネ「はい、本当です……ぐすっ。本当に良かった……ぐすっ」 宮藤「リーネちゃんよかったね。俺さんが目を覚まして」 リーネ「うん、よしかちゃん」 ミーナ「リーネさん、さっそく明日俺さんに会いに行ってくるといいわ」 俺「……暇だな」 医師「けどもうすぐそんな事を言えなくなるかもしれないよ?」 俺「どういうことですか?」 医師「ほら、1月近く寝たきりだったろう?リハビリって結構きついものだよ?」 俺「あー……」 面倒そうだ。けどしないとダメだしなぁ…… 医師「よし、今日の診察はこれでおしまいだよ。何か思い出した事はあるかい?」 俺「いえ全く」 医師「そうか。リハビリ開始の時期が決まったら連絡しにくるよ」 俺「わかりました」 医師「それじゃあまた明日の診察でね」 俺「ふぅ……暇だ。話相手の1人位ほしいや」 誰かお見舞いに来ないかな……少しは時間潰しにもなるし、何か思い出せるかもしれない コンコン 俺「どうぞー」 ガラッ ?「……」 俺「あの、どちら様ですか?」 一人の女の子が部屋に入ってきた。すごく可愛い子だけど誰だろう 俺「おわっ」 ?「ぐすっ…ぐすっ…」 いきなり抱き着いて来たと思ったら泣きだすし、一体誰なんだ ?「よかった……本当に無事でよかった……ぐすっ」 俺「えーと……君は誰?」 ?「やっぱり、私の事も覚えていないんですね……」 俺「ごめん。何も思い出せないんだ……名前を教えてもらえないかな」 リーネ「ごめんなさい、私はリネット・ビショップです」 俺「ビショップ……君も俺の姉か妹なのかい?」 リーネ「うん、そうだよお兄ちゃん」 俺「そうかそうか。君は俺の妹だったか」 リーネ「ごめんねお兄ちゃん。本当はもっと早く来たかったんだけど……」 俺「リネットも俺と同じで軍で働いているんだろう?仕方ないさ」 リネット……?なんだかすごく違和感があるな リーネ「あの、お兄ちゃん……リネットでなくて何時ものようにリーネって呼んでください」 俺「そうか、リーネ。これでいい?」 そうか、コレでしっくりきた リーネ「うん」 俺「でも、俺って本当に姉妹が多いなー」 リーネ「うん。お姉ちゃんと妹が4人づつだもんね」 俺「ああ。でもリーネが訪ねてきてくれて本当に良かったよ。暇で暇でしょうがなかったんだ」 リーネ「私もお兄ちゃんが目を覚ましてくれて本当に良かった……ずっと心配で心配で……ぐすっ」 俺「おいおい、泣きださないでくれ。心配をかけたんだろうけど俺はもう大丈夫だから、な?」 何だろう……以前もこの子の泣いてるところを何度も見てきたような…… リーネ「うん、そうだよね。ごめんなさいお兄ちゃん……」 リーネ「あっ、今日はお見舞い品を持ってきたんだよ」 俺「何だろう、楽しみだな」 リーネ「はい、Dレーションだよ」 俺「Dレーション?」 リーネ「うん。軍の食糧で、お兄ちゃんが記憶をなくす前はこれが大好きだったんだよ」 俺「そうなのか、それじゃあさっそく一本貰おうかな」 俺「もぐもぐ……美味しい!」 うまい。何だか昨日からどろどろした変なモノしか食べさせて貰えなかったからありがたい ごねたらナースの人がお腹痛くなっても知らないとか言ってたけど何ともないじゃないか リーネ「喜んでもらえてよかったです」 俺「リーネも1つどうだい?」 リーネ「えっ」 俺「こんなに一杯持ってきてくれたんだし、全部俺が食べていいのかなーと」 リーネ「そ、それじゃあ1本貰います……いただきます。もぐ……」 俺「もぐもぐ。いやー。美味しいなぁコレ」 リーネ「う、うん。そうだねお兄ちゃん」 俺「けどリーネ、あまり食べてないじゃないか」 リーネ「えっ?そ、そんなことないよ。もぐ…」 以前も同じようなやり取りをした事があるような気がする…… 俺「もしかして、リーネ……まだお腹減ってないんだね。無理に食べさせてしまったみたいで悪いことをしてしまったね」 俺「無理に食べる必要はないしね。俺が残りを食べるよ」 リーネ「ごめんなさい、お兄ちゃん」 俺「いいさいいさ。遠慮しないで言いたい事は言って貰っていいんだよ?俺達兄妹じゃないか」 リーネ「うんっ」 1時間後 俺「そうか。俺はそんな軍人だったのか」 リーネ「うん、お兄ちゃん。リハビリが終わったら軍に戻ってきてくれるよね?」 俺「あー、そのことか。父さんからは軍はもうやめて家に戻ってくるように言われたんだよな」 リーネ「お父さんが!?」 俺「うん。どうも経済の勉強でもしてそろそろ跡を継がないかってね」 リーネ「……そうなんだ」 俺「リーネは俺に戻って来て欲しいのかい?」 リーネ「うん……」 俺「そうか……幸いまだ考える時間はいっぱいあるしゆっくり考えるとするよ」 リーネ「うん。私が決める問題じゃないもんね。ゆっくり考えて」 俺「ああ」 数時間後 リーネ「そろそろ帰らなくちゃ」 俺「もうこんな時間になっていたのか。随分話こんでしまったようだね」 リーネ「お兄ちゃん、またお休みが貰えたらお見舞いに来るね」 俺「ああ、だけどせっかくの休みにわざわざ俺の所になんて来なくてもいいんだぞ?」 年頃なんだし街に買い物に行ったり、遊びたいだろうに…… リーネ「ううん。私はお兄ちゃんに会いたくて来てるの!」 俺「……そうか」 リーネ「だって……私はお兄ちゃんの事を」 リーネ「ちゅ……」 俺「!?」 一体何を…… リーネ「……ちゅぱ……れろ……」 俺「」 リーネ「……お兄ちゃん」 俺「リーネ、一体何を……」 リーネ「何って。キス、しただけだよ?」 俺「何で俺に……?」 リーネ「……そうだよね。お兄ちゃんは覚えてないもんね」 俺「俺は……何を、覚えていないんだ……?」 ……思い出せ。何があった…………ダメだ全く思い出せない リーネ「……お兄ちゃんが記憶をなくす前は私達もっと凄い事もしてたんだよ?」 俺「!?」 俺がリーネと……?そんなはずはない、俺とリーネは兄妹だぞ…… 俺「嘘だろ?俺とリーネは兄妹じゃないか」 リーネ「そうだよ?私とお兄ちゃんは兄妹だよ?」 俺「ならさっきのは冗談だよな?」 リーネ「お兄ちゃん、兄妹でしちゃ……ダメなの?」 俺「……ダメだろうそりゃ」 リーネ「……ぐすっ」 俺「……」 リーネ「……そうだよね。ごめんねお兄ちゃん。ぐすっ……さっきの事は忘れて?」 俺「ああ……」 リーネ「お兄ちゃんまた来るね」 俺「ああ」 ……まさかね 501基地 宮藤「そういえばリーネちゃん、俺さんの様子はどうだった?」 リーネ「とっても元気そうだったよ。お見舞いのDレーションもすごく喜んでたよ」 宮藤「かき集めたかいがあったね」 リーネ「うん」 宮藤「今度休みが取れたら私達もお見舞いに行く予定なんだよ」 リーネ「多分、とっても喜ぶとおもうよ。話相手が居なくて暇みたいだから」 宮藤「そうなんだー。病院で寝てるだけだからやっぱり暇なんだー」 リーネ「うん」 リーネ「……お兄ちゃん、本当に何も覚えてなかった」 リーネ「でも、優しいお兄ちゃんだった」 リーネ「……やっぱり本当の事を言うべきだったのかな」 リーネ「お兄ちゃん……」
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■お出かけ場所メニュー ・カラオケ ・海 ・映画①(萌え日暮のアリエナイ・モエンドー) ・大きめの公園 ・お参り ・湖 ・釣り ・映画②(ホラー・恋愛) ・ゲーム①(萌えスターハンター・チャラオブラザーズ) ・ゲーム②(萌えスポーツ・萌えトレ) ・公園①(キャッチボール・散歩) ・公園②(芝生) ・植物鑑賞 ・イルカショー ・電気街 【2ページ】・・・ 「街をブラつく」~「ラーメン屋」 まで 好感度 記号 調子 記号 【マイロイド】は少し好感を持ったようだ ↑ 【マイロイド】の調子が少し良くなった ↑ 【マイロイド】は好印象な眼差しを向けている ↑↑ 【マイロイド】の調子が良くなった ↑↑ 【マイロイド】にすごく喜んでもらえたみたい ↑↑↑ 【マイロイド】の調子がすごく良くなった ↑↑↑ 【マイロイド】に少し呆れられたかな・・・・・・? ↓ 【マイロイド】の調子が少し悪くなった ↓ 【マイロイド】に悪い印象を与えたみたいだ ↓↓ 【マイロイド】の調子が悪くなった ↓↓ 【マイロイド】に嫌われちゃったかな・・・・・・? ↓↓↓ 【マイロイド】の調子がすごく悪くなった ↓↓↓ お出かけ毎の拒否パターンは下記のどれかが固定で出る。 好感度 お出かけ発生 選択肢 リアクション 好感度 調子 低 「・・・・・・退屈。」 今日はどこにも行きたくない 「・・・・・・もういいよ。」 ↓↓ ↓↓ することないね 「・・・・・・つまんない。」 ↓↓ ↓↓ - - - - 中 「ねぇ、どこか遊びに行こうよ。」 どこにも行きたくない 「・・・・・・ふんだ。」 ↓↓ ↓↓ 今日は勘弁して - - - 気が乗らないな 「・・・・・・いじわる。」 ↓↓ ↓↓ 高 「ねぇねぇ、どこか連れてって!」 いま忙しい 「《お兄ちゃん》の・・・・・・バカ!」 ↓↓ ↓↓ 面倒くさいなぁ 「《お兄ちゃん》の・・・・・・バカ!」 ↓↓ ↓↓ そういう気分じゃない 「はぁ・・・・・・。」 ↓↓ ↓↓ 今日は寝てたいんだ 「むー・・・・・・。」 ↓↓ ↓↓ お出かけは五十音順に並んでます。 お出かけ リアクション 選択肢 リアクション 好感度 調子 歌って騒ぎたい気分なんだ - 十八番を聞かせよう - - - 【マイロイド】の歌声聞かせておくれ - - - 「うまく歌えるかなぁ・・・・・・。」 十八番を聞かせよう 【マスター】は歌った。「《お兄ちゃん》、マイク持ちすぎだよ・・・・・・。」 ↑ - 【マイロイド】の歌声聞かせておくれ 【マイロイド】は歌を歌った。「《わたし》の歌、うまかった?」 ↓ ↓ 「わあい! たくさん歌おうね!」 十八番を聞かせよう 【マスター】は歌った。「《お兄ちゃん》、今度は《わたし》にも歌わせてね。」 ↑ - 【マイロイド】の歌声聞かせておくれ 【マイロイド】は歌った。「ねぇねぇ、次はこれを歌ってもいい?」 ↓ ↓ 海に行こう うん、いいよ 水着美女より【マイロイド】が良い 「そ、そうかな……えへへ。」(微) ↑ - 【マイロイド】より水着美女が良い 「そんなことないもん……。」(哀) ↓ ↓ 「《お兄ちゃん》泳げるの? だったら楽しめそうだね。」 水着美女より【マイロイド】が良い 「うんうん、《お兄ちゃん》はよく分かってるよね。」 ↑↑ - 【マイロイド】より水着美女が良い - - - 「うんっ! 《お兄ちゃん》と一緒に泳ぎたいな。」 水着美女より【マイロイド】が良い 「も、もうっ、《お兄ちゃん》ってば、恥ずかしいじゃない。でも嬉しいな。」 ↑↑ ↑ 【マイロイド】より水着美女が良い 「《わたし》、向こうで遊んでくるね・・・・・・ぷんぷん。」 ↓↓ ↓↓ 映画って本当にいいものなんだよ 「《お兄ちゃん》にまかせる~」 アニメ映画「萌え日暮のアリエナイ」を観るか 「ありえない展開だよね、《お兄ちゃん》」 - ↓ アクション大作「モエンドー」を観るか 「面白かった~!続編出るといいね!」 - ↑ 「《お兄ちゃん》が言うならホントだね!」 アニメ映画「萌え日暮のアリエナイ」を観るか 「眠くなっちゃったよぅ・・・」 - ↓ アクション大作「モエンドー」を観るか 「1人で敵組織をたおしちゃうなんてスゴいよね!!」 - ↑ 「さすが《お兄ちゃん》は物知りだね!」 アニメ映画「萌え日暮のアリエナイ」を観るか 「《お兄ちゃん》、肩かしてー寝るー」 - ↓ アクション大作「モエンドー」を観るか 「《お兄ちゃん》より強そうな女主人公だったね!!」 - ↑ 大きめの公園行こうか - ベンチでまったりしよう - - - お池に何かいるかな? - - - 「《お兄ちゃん》とお散歩だぁ~♪」 ベンチでまったりしよう ベンチでくつろいだ。「どっか遊びいこうよぅ~」 ↓ - お池に何かいるかな? 「金魚さんいるかな~? いたら金魚すくいしてもいい?」 ↑ ↑ 「歩きつかれたらオンブしてね!」 ベンチでまったりしよう ベンチでくつろいだ。「ずっと座ってるなんてつまんない~!!」 ↓ - お池に何かいるかな? 「《お兄ちゃん》!!あの亀持って帰ってもいい?」 ↑ ↑ お参りは大事なんだよ 「いいよ。それじゃいこっか。」 【マイロイド】のシアワセを祈る[10M必要] - - - お財布忘れてお賽銭が無い・・・・・・ 「もう、それじゃなにしに来たのかわからないよ・・・・・・。」 ↓ - 「いいよ。何をお願いしようかな・・・・・・。」 【マイロイド】のシアワセを祈る[10M必要] 「《お兄ちゃん》は何をお願いしたの? 《わたし》は・・・・・・秘密。」 ↑ ↑ お財布忘れてお賽銭が無い・・・・・・ - - - 「《お兄ちゃん》とお参りかぁ・・・・・・何をお願いしようかな。」 【マイロイド】のシアワセを祈る[10M必要] 「《お兄ちゃん》とずっと一緒にいられますように・・・・・・。」 ↑ ↑ お財布忘れてお賽銭が無い・・・・・・ 「帰りにお団子屋にも寄れないね・・・・・・。残念。」 ↓ - 君と湖に行きたいんだ 「いいよ。それじゃいこっか。」 ボートでも乗ろうか? - - - 2人でスワンボートをキコキコしようぜ 一緒にスワンボートをこいだ。「これ、面白いね。」 ↑↑ - 「広い湖に行ってみたいなぁ。」 ボートでも乗ろうか? 一緒にボートに乗ったが、うまくこげなかった。「《お兄ちゃん》、他のにしようよ。」 ↓ ↓ 2人でスワンボートをキコキコしようぜ 一緒にスワンボートをこいだ。「一緒にこぐと楽しいね。」 ↑↑ - 「ちょっと雰囲気があっていいかも。すぐに支度するね!」 ボートでも乗ろうか? 一緒にボートに乗ったが、うまくこげなかった。「《お兄ちゃん》、無理しないで。」 ↓ ↓ 2人でスワンボートをキコキコしようぜ 一緒にスワンボートをこいだ。「《お兄ちゃん》と一緒にこうしてると楽しいよ。」 ↑ ↑ 今日の晩飯釣りにいこうぜ 「いいよ。それじゃいこっか。」 いっぱい釣れたね~ 「お魚たくさんだね!」(微) ↑ - 全然釣れなかった・・・ 「釣れないとつまんないね・・・・・・。」 ↓ - 「たくさん釣れるといいね。」 いっぱい釣れたね~ 「わーい、いろんな魚が釣れたね!」 ↑ - 全然釣れなかった・・・ 「場所が悪かったのかな・・・・・・。」 ↓ - 「《お兄ちゃん》、ちゃんと教えてね。」 いっぱい釣れたね~ 「《お兄ちゃん》は、魚釣りも上手なんだね。すごいなー!」 ↑ - 全然釣れなかった・・・ 「今度は別の場所で釣ろうね。」 ↓ - 今日は映画行こうと思う 「うん、いいよ。」 ホラー映画・・・見ようか・・・ - - - 恋愛映画みる? 【マイロイド】は眠っていた。「ん・・・・・・映画終わっちゃった?」 - ↑↑ 「映画館って、ちょっと怖くないかな・・・・・・。」 ホラー映画・・・見ようか・・・ 一緒にホラー映画を観た。「怖かったけど、楽しかったね!」 ↑ - 恋愛映画みる? 【マイロイド】は眠っていた。「ふぁぁ・・・・・・別の映画が良かったかも。」 ↓ ↑ 「《お兄ちゃん》、見てる間はちゃんと手を握っててね。」 ホラー映画・・・見ようか・・・ 一緒にホラー映画を観た。「《お兄ちゃん》が手を繋いでいてくれたから大丈夫だったよ。」 ↑↑ - 恋愛映画みる? 【マイロイド】は眠っていた。「つまらなくて途中で寝ちゃった・・・・・・。」 ↓ ↑ ゲームして遊ぼう - 萌えスターハンターを協力プレイしようぜ! - - - チャラオブラザーズで対戦しようぜ! - - - 「《お兄ちゃん》、ゲーム得意なの?」 萌えスターハンターを協力プレイしようぜ! 「《お兄ちゃん》、うますぎてつまんないよ・・・・・・。」 ↓ - チャラオブラザーズで対戦しようぜ! 対戦プレイをした。「あはっ、また勝っちゃった。このゲーム面白いね!」 ↑ - 「うん、いいよ。もちろん一緒に遊んでくれるんだよね?」 萌えスターハンターを協力プレイしようぜ! 「《わたし》、今度はもっと刺激的なのがやりたいな。」 ↓ ↑ チャラオブラザーズで対戦しようぜ! 「やったぁ、また勝った! 《お兄ちゃん》と遊ぶと楽しいね!」 ↑ - ゲームでもどう? 「《お兄ちゃん》にまかせる~」 体感ゲーム「萌えスポーツ」にチャレンジ 「これは新感覚だね~♪」 - ↑↑ 知育ゲーム「萌えトレ」やってみよう 「難しすぎてワケわかんないよぉ~」 - ↓ 「ゲーム?わかったー」 体感ゲーム「萌えスポーツ」にチャレンジ 「ホームラン競争だぁ~!!」 - ↑↑ 知育ゲーム「萌えトレ」やってみよう 「他のやろうよぉ~ つまんないよぉ~」 - ↓ 「《お兄ちゃん》とゲームするの好き~」 体感ゲーム「萌えスポーツ」にチャレンジ 「《お兄ちゃん》って、ゲームうまいね~♪」 ↑ ↑↑ 知育ゲーム「萌えトレ」やってみよう 「《お兄ちゃん》がやりなよ~《わたし》は見てるだけでいいのっ」 - ↓ 公園に行こうか 「うん、いいよ。」 キャッチボールしようか。 キャッチボールを楽しんだ。「また来ようね。」(微) ↑ - 散歩しようか。 - - - 「うん! 《お兄ちゃん》となら楽しめそう!」 キャッチボールしようか。 キャッチボールを楽しんだ。「《お兄ちゃん》といると楽しいね!」 ↑ - 散歩しようか。 散歩した。「《お兄ちゃん》といると楽しいけど、お手々つなげたらもっともっと楽しいんだけどなぁ・・・・・・。」 - ↑ 「うん! 《お兄ちゃん》となら楽しめそう!」 キャッチボールしようか。 「《お兄ちゃん》いつも手加減して投げてくれて優しいね。」 ↑ - 散歩しようか。 「《お兄ちゃん》とお手々つないでお散歩楽しいっ!」 ↑ ↑ 公園の芝生で寝転がろう 「《お兄ちゃん》にまかせる~」 空が青いぜ 「ゴロゴロ最高だね~♪」 ↑↑ ↑↑ 手作り弁当無いのか・・・ 「はぅ・・・・・・」 ↓↓ ↓ 「雨ふらないといいなぁ」 空が青いぜ 「こんな日が続くといいね、《お兄ちゃん》♪」 ↑↑ ↑↑ 手作り弁当無いのか・・・ 「うぅぅ・・・・・・」 ↓↓ ↓ 「《お兄ちゃん》と一緒に寝るぅ~♪」 空が青いぜ 「ぎゅーって、して欲しいな・・・・・・だめ・・・?」 ↑↑ ↑↑ 手作り弁当無いのか・・・ 「だって急だったから・・・」 ↓↓ ↓ しっとりと植物鑑賞しないか - 花より【マイロイド】がキレイ - - - 食虫植物をじっくり観察する - - - 「別にいいけど・・・・・・面白いのかなぁ?」 花より【マイロイド】がキレイ 「ふふ、この花似合うかな?」 ↑ ↑ 食虫植物をじっくり観察する 「《お兄ちゃん》の好みってよくわかんない・・・・・・」 ↓ - 「たまにはそういうところもいいかもね。」 花より【マイロイド】がキレイ 「ありがとう! 《お兄ちゃん》にほめられるとくすぐったいね。」 ↑ ↑ 食虫植物をじっくり観察する 「ねぇ、もっと他の花を見に行こうよ・・・・・・。」 ↓ - 涼しげな所行こう 「いいよ。それじゃいこっか。」 イルカショー超楽しかったね~ 「イルカってかわいいよね。」 ↑ ↑ 司会のお姉さんが可愛かったね~ 「むー、《お兄ちゃん》、そんなところ見てたんだ。」 ↓ ↓ 「お魚、たくさん見れるといいね。」 イルカショー超楽しかったね~ 「水がかかったけど楽しかったね!」 ↑ ↑ 司会のお姉さんが可愛かったね~ 「・・・・・・ふんだ。イルカの方がかわいかったもん。」 ↓↓ ↓↓ 「イルカショーやってるよね? 早く行こっ!」 イルカショー超楽しかったね~ 「ほんとほんと、また行きたいね!」 ↑↑ ↑↑ 司会のお姉さんが可愛かったね~ 「あの人より《わたし》の方がかわいいもん・・・・・・。」 ↓↓↓ ↓↓↓ ちょっくら電気街行こうか 「うん、いいよ。」 パソコンパーツショップ巡りする - - - メイド喫茶いこうぜ メイド喫茶に行った。「メイドさん、かわいいね。」 ↑ ↑ 「よく分からないから、《お兄ちゃん》に任せるよ。」 パソコンパーツショップ巡りする ショップ巡りをした。「《お兄ちゃん》、何が楽しいのか全然分かんないよ。」 ↓ - メイド喫茶いこうぜ メイド喫茶に行った。「メイドさんいいなぁ、《わたし》もあんな格好してみたいな。」 ↑ - 「《お兄ちゃん》、ちゃんと案内してね。」 パソコンパーツショップ巡りする ショップ巡りをした。「《お兄ちゃん》、他の所に行こうよ・・・・・・。」 ↓ ↑ メイド喫茶いこうぜ メイド喫茶に行った。「お帰りなさいませお兄様。なんちゃって。」 ↑ - お出かけ リアクション 選択肢 リアクション 好感度 調子 →過去コメントログ 公園②の好感度中で「空が青いぜ」を選んだら、調子、好感度ともに↑↑ でした -- (好鈴) 2011-05-30 08 22 14 登録しました。ありがとうございます。 -- (管理) 2011-05-30 16 24 48 公園2、好感度中の際に空が青いぜを選んだら「こんな日が続くといいね、お兄ちゃん♪」でした -- (名無しさん) 2011-10-16 21 14 07 お参り、好感度低時、「【マイロイド】のシアワセを祈る[10M必要 」選択 →「お願い、叶うといいね。」で好感度↑、調子↑でした。 -- (名無しさん) 2012-01-10 00 15 44 好感度「低」 海に行こう →「うん、いいよ」 【マイロイド】より水着美女が良い →【マイロイド】「そんなことないもん……。」 【マイロイド】に少し呆れられたかな……? 【マイロイド】の調子が少し悪くなった -- (名無しさん) 2012-08-12 23 58 43 上の「そんなことないもん……。」の表情は(哀)。 好感度「低」 釣り →「いいよ。それじゃいこっか。」 いっぱい釣れたね~ →【マイロイド】「お魚たくさんだね!」(微) 【マイロイド】は少し好感を持ったようだ -- (名無しさん) 2012-08-13 00 08 26 好感度「低」 公園行こうか →「うん、いいよ。」 キャッチボールしようか。 →キャッチボールを楽しんだ。 【マイロイド】「また来ようね。」(微) 【マイロイド】は少し好感を持ったようだ -- (名無しさん) 2012-08-13 01 12 48 好感度「低」 海に行こう →「うん、いいよ」 水着美女より【マイロイド】が良い →【マイロイド】「そ、そうかな……えへへ。」(微) 【マイロイド】は少し好感を持ったようだ -- (名無しさん) 2012-08-13 16 27 12 名前 コメント すべてのコメントを見る
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秋。 夏の暑さが消え、冬もそう遠くないことを知らせる季節。 僕は早めの衣替えをすませていた。 それはもちろん僕が寒がりという意味ではなく、首の傷を隠すのに好都合だからだ。 とは言っても僕たちの住む場所は寒くなるのも早い。街中でもちらほらと厚着し始めている人の姿も見える。 「ん…………?」 そんな学校からの帰宅途中、見覚えのある制服を見かけた。 僕の通っていた中学校の女子制服。 ていうか。 「千石じゃん」 何かを探すようにきょろきょろしていた千石に僕はおーい、と声をかける。 振り向いた千石は探し物を見つけたかのような笑顔になり、こちらに駆け寄ってきた。 「暦お兄ちゃん、今帰り?」 「おう。千石もか? せっかくだから途中まで一緒に帰るか」 「う、うん!」 僕と千石は並んで歩き出した。 今日の千石はよく喋り、僕はそれに相槌を打つ。 時には突っ込みを入れ、そのたびに千石はころころと笑った。 話がひと段落したところで僕は千石を眺めながら言う。 「そういえば千石はまだ夏服なんだな。寒くないのか?」 僕は特別変なことを言ったつもりはなく、むしろ世間話としてはかなり無難で普通だろう。 しかし千石は突然押し黙ってしまった。 ぎゅっと唇を噛んでうつむいたその様子に僕は戸惑う。 何か言おうと口を開きかけた時、いきなり千石は僕の手を握ってきた。 「…………ね、暦お兄ちゃん……あの神社に、行こ」 * * わけのわからぬまま僕は千石に手を引かれ、僕たちが再会するきっかけとなった場所、例の相変わらず人気のない神社に到着する。 その間千石はずっと黙ったままで僕としてはどういう反応をしていいのかわからない。 建物の脇まで来るとようやく千石は口を開いた。 「あ、あのね、暦お兄ちゃん」 「ん?」 「ま、前に言ってくれたよね、撫子の制服姿が可愛いって」 「あー、うん」 別に制服姿に限らず千石は可愛いと思うのだが、特に何も言わず先を促す。 千石は僕の手を握る力を少し強めながら続ける。 「そ、それでね、明日から衣替えするからこの夏服はクリーニングに出しちゃうの」 いまいち話が見えない。 何が言いたいのだろう? 「だから、その……これ、汚しちゃってもいいよ。着替えも持ってきてるし」 !? ひ、ひょっとして!? 「……しよ、暦お兄ちゃん」 「…………もしかしてさっき街では僕を探していたの?」 「う、うん」 思わず僕は俯きっぱなしの千石を抱き締めた。 千石はおずおずと僕の背中に手を回す。 「千石、本当にいいの?」 「……うん」 「ひどいことしちゃうかもよ?」 「暦お兄ちゃんなら、いいよ」 「恥ずかしいことをさせちゃうかも」 「暦お兄ちゃんの言うことなら……」 あーもう! 可愛いなあ千石は! 僕は一瞬だけ思い切り抱きしめ、身体を離して後ろに下がる。 「……暦お兄ちゃん?」 「千石、スカート捲ってみせて」 僕の言葉を聞くと千石は一瞬呆け、すぐに顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。 指が何かをしようとしてやめる。そんな動きを幾度となく繰り返し、やがて決心したようにスカートの裾を掴んだ。 相当恥ずかしいのだろう、表情は前髪に隠れてよく見えないが、唇をぎゅっと強く噛んでいる。 その様子とゆっくりと上がっていくスカートの裾から見える白い太ももに僕は興奮を抑えきれない。 千石の前にしゃがみこんでしまい、思わず千石は手を止める。 「こ、暦お兄ちゃん?」 「千石、手を止めないで。早く捲って」 「う、うん」 やがて僕の目の前に薄いブルーの下着が晒された。 派手ではないがわずかにレースがあしらわれており、千石にとてもよく似合っている。 スカートの中に入れられた上着の裾がひらひらと揺れるのがまたそそられる。 「こ、暦お兄ちゃん……撫子、恥ずかしいよぅ」 「可愛いよ、千石」 そう言って顔を上げると、正面からは前髪で隠れていた目が合った。 すぐにさっとそらされたが、時々チラチラとこちらを伺う様子が微笑ましい。 僕は千石の視線を感じながら顔をより近付け、股間部に鼻を押し当てて思いっきり息を吸う。 肺が、身体の中が千石の、女の子の匂いで満たされていく。 充分に堪能し、身体を離すと千石の両脚がガクガクと震えているのに気付いた。 僕は立ち上がって千石の頭を軽く撫でる。 千石はホッとした表情を浮かべて手を下ろそうとしたが、僕はそれを押し止めた。 「……え?」 「しばらくそのままでいるんだ千石」 何か反論がある前に僕は千石の唇を自分ので塞ぐ。 頭の後ろに手を添えてぐいぐいと押し付け、背中にも手を回して身体を密着させた。 この状態だとスカートを捲らせてる意味など全くないのだがそこはそれ、そういうシチュエーションだと想像するだけでも興奮する。 唇を舌でなぞると千石も僅かに口を開けて舌を突き出してきたので、僕はその舌に吸い付く。 互いの舌が絡み合いながら互いの口内に行き来し、唾液を啜り合う。 僕は千石の口内や舌を舐め回し、吸い、甘噛みし、犯し尽くした。 唾液の糸を引きながら口を離すと、千石が大きく肩で息をしながら僕にもたれかかってくる。 「こ、暦お兄ちゃん……もう、撫子、立ってられない」 やっとのことで立っている感じで、その様子はまるで生まれたての子鹿を連想させた。 それでもスカートを捲った手を離さないのは大したものだったが。 僕は千石を支えてやりながら移動し、本殿の縁側に座らせてやる。 その時に気付いたが、先ほどのキスのせいか千石の下着に染みが出来ていた。 「千石、替えの下着は持ってきてる?」 「え、うん、一応」 「そっか、よかった、だって」 僕は何気ない動作で千石の下着に指を這わせ、ぐっと力を込めて押し当てる。 ぐちゅっ、と下着越しに溢れてきた蜜が僕の指に絡まるのがわかった。 「もうこんなに濡らしちゃってるもんね」 その指を千石の目の前にかざすと、千石はさっと顔を逸らしてしまう。 僕はふふ、と笑って頬にキスをし、耳たぶを加える。 「ん……っ」 千石が眉根を寄せ、声を漏らす。 僕は再び千石の下半身に手を持って行き、下着の上からぐちゅぐちゅと性器を擦る。 「ひ、ん、う、うんっ」 唇をぎゅっと結んでこらえる千石に僕は囁く。 「千石すごい濡れてるよ、気持ちいいの?」 「うん……うんっ……気持ちいいっ」 「下着越しじゃなくて直接してあげようか?」 「うん、お……お願いします、暦お兄ちゃん」 僕は下着の脇をずらし、中指を蜜壷の中に突っ込んだ。 千石の身体が跳ねるが、僕は気に止めず親指で陰核を探り当てて軽く刺激する。 「あっ! あっ! 暦お兄ちゃん! 気持ちいいよぅ!」 「まったく、千石はエッチだなあ。こんな山の中でそんな声出して」 「い、言わないで、暦お兄ちゃん!」 「自分で制服のスカート捲り上げていじってもらって、まだ中学生なのに」 「や、やぁ、いやぁっ」 「こんなに濡らしちゃうなんてきっと日本一エッチな中学生かもな。でもそんなエッチで可愛い千石」 僕は大好きだよ。 そう耳元で囁くと千石はぐうっと身体をそらした。 いきなり指を締め付ける膣圧が強くなり、噴き出してきたさらなる愛液が僕の手を汚す。 びくんびくんと身体を痙攣させ、呼吸が不規則になっていた。 「千石……ひょっとしてイっちゃった?」 「……ご、ごめんなさい、我慢できなくて」 「いや、謝ることじゃないけどさ」 いつもより全然早い。 このシチュエーションに千石も興奮しているのだろうか? 性器から指を抜いて頭を軽く抱きかかえてやり、呼吸が整うまでしばらく待つことにする。 「暦、お兄ちゃん」 落ち着いてきた千石が話しかけてきた。 「ん?」 「撫子も、暦お兄ちゃんにしてあげたい……」 「……大丈夫?」 「うん、撫子、暦お兄ちゃんにだったら何だってしてあげられるよ」 その言葉を聞いた僕は千石から離れ、自分のベルトに手をかける。 縁側に上がり、ズボンのチャックを下ろしながら千石の横に立った。 そのままトランクスから大きく反り返ったモノを取り出してかざすと、千石はごくりと唾を飲み込む。 スカートを捲っている自分の手をちら、と見てはしばらく逡巡していたが、僕の許可がないからかそのままにし、ゆっくりと顔を寄せてくる。 ぴたっと頬を茎にくっつけ、すりすりと頬擦りするように顔で愛撫してきた。 「ん……う……っ」 頬や額やこめかみ、顎や鼻や唇、様々な箇所でこすられ、無意識に声が出る。 長い前髪が亀頭に絡み、その感触にますます僕のモノは大きく固くなってしまう。 れろり、と茎に小さな舌が這うと、思わず腰を押し付けてしまった。 「んっ…………ん、ちゅ、んむ」 少し驚いたようだが、そのまま茎を吸ったり甘噛みしたりと刺激を与えてくる。 そこからゆっくりと這い上がってきたが、舌を伸ばしてもカリ首にも届かない。 まあそれは僕が背伸びしてかわしてるからなんだけど。 首も伸ばすがやはり僕は避ける。 千石はむー、と少し唸ったかと思うと僕のトランクスをくわえた。 そのまま器用にずり下ろして膝辺りまで脱がされ、何をするのかと思ったら晒された陰嚢の方に舌を這わせて来る。 「あ、うわっ!」 予想外の攻めに思わず悲鳴をあげてしまった。 舌で転がすように玉を舐め回し、ふやけてしまうくらいになった頃、もう片方へと移動する。 ひとしきり舐めたあと、今度はその小さな口を開けて頬張られた。 「う、あ、あっ!」 自分で塗りたくった唾液を啜るようにしゃぶり、唇をモゴモゴと動かしながら舌を這わせてき、もどかしい気持ちよさが襲ってくる。 僕の負けだった。 「せ、千石、先っぽも舐めて……」 そう言うと千石の目が嬉しそうに笑い、最後にじゅるっ、と一際強く吸われて唇が離れる。 少し屈んで亀頭を千石の口元に持っていくと、舌を突き出して先端から溢れ出ている透明な液をぺろりと舐め取られた。 びくっと僕の身体が震え、その反応を楽しむかのように千石はぺろぺろと亀頭に舌を這いずり回せ、カリ首や裏スジをぐりぐりと舌先でいじる。 僕も負けじと片手を伸ばし、千石の控え目な胸を制服の上からむにゅっと掴む。 「ん……」 千石はわずかに呻き、スカートを掴む手を片方離して上着の裾から入れてごそごそと動かす。 どうやらブラを外したらしい、一旦手を離してまた掴むと先ほどより柔らかい感触が伝わってくる。 僕はそれをむにゅむにゅと揉む。 「ふぁ……あんっ」 スカートの裾を掴む手がぎゅっと強く握り締められた。 僕は千石の後頭部に空いた手を回し、口が開かれたのを見計らって肉棒の先端を口内に含ませる。 「んむっ……ん……ん」 一瞬驚いたようだが、すぐに唇をぎゅっと締め付けてずるるっと奥まで飲み込んでくれた。 後頭部に添えた手で位置を調整しながらゆっくりと腰を前後に振り、千石の口に出し入れし始める。 ヤバい、すごく気持ちいい! ていうか。 改めて今のこのシチュエーションに思いを馳せる。 人気のない山の中の神社。 制服姿の中学生が自分でスカートを捲り上げながら胸を揉まれ、友達の兄の男性器をしゃぶっている。 そう思うと一気に興奮度が増す。 僕の腰の動きが速くなり、それを受けて千石の舌先が絡みついてきた。 ぐりっと尿道がほじられると一気に射精感が押し寄せてくる。 もう限界が近い! 僕はスカートを握っていた千石の手を片方掴んでぐいっと上げさせた。 戸惑う千石の制服の袖を肩まで捲り、口内から引き抜いた肉棒を袖口から服の中に突っ込む。 「こ、暦お兄ちゃん!?」 「千石、いくよっ! 服の中に出すからね!」 「え、う、うん」 服の上から押さえつけると小さくて柔らかい膨らみと制服に挟まれた。 亀頭に当たる固いものは乳首だろう、そこに擦り付けるように腰を揺する。 「千石っ、千石っ、いくよ、いくよ…………あっ! うあっ! あっ! あっ!」 びゅるびゅるびゅるびゅるっ!っとすごい勢いで精液が噴射された。 「ふぁっ、あっ、あっ! 熱い! 暦お兄ちゃんの、精子! すごく熱いよぉ!」 千石はその身体に精液を受けるたびに呻き、びくんびくんと肢体を震わす。 僕は制服越しに擦り上げ、すべてを出し切る。 「ん……うっ……う……ふぅ……」 ずるっと半勃ち状態になったモノを引き抜くと、竿に絡みついた精液が糸を引いて零れ落ちそうになった。 それを見た千石が慌てて舌を伸ばして受け止め、そのまま口を空けて再び僕のをくわえる。 「ん、く……うう、っ」 尿道に残ったものをちゅううっと吸い出され、僕は思わず呻いた。 そのまま色んなところにこびりついた精液もぺろぺろと舌で綺麗に舐め取られていく。いわゆるお掃除フェラというやつだ。 千石が精液をたっぷりと含んだ口を離す頃にはすっかりもとの固さと大きさを取り戻していた。 「千石、まだ飲まないで」 「ん」 「口の中でかき混ぜて。じっくり味わうんだ」 「ん……ん……」 頬はすっかり上気し、目をとろんとさせながらくちゅくちゅと舌で口内の精液をかき回す。 制服の上からも染み出すのが見えるくらいに放たれたのに、口内にはそれなりの量が残っているようだ。 僕はいったいどれだけの量を射精したのやら。 「ん、ん、んんっ」 千石が何かを訴えかけるようにこちらを見る。 僕はしゃがみ込んで千石の太腿に手を這わした。 付け根の方は新しく溢れ出た愛液ですっかり濡れている。 「千石、僕のおいしい?」 こくこくと千石は頷く。 「僕の、飲みたい?」 「ん! ん!」 さっきよりも激しく頷く。 僕は千石の喉に手を当てる。 「いいよ、飲んで」 言うなり千石はこくんと喉を鳴らした。 嚥下するさまを指に伝えながら僕の精液を飲み込んでいく。 やがて口を開けて口内を僕に見せてくる。 「えへへ、お口の中の暦お兄ちゃんの、全部飲んじゃったよ」 僕が千石の頭を撫でると嬉しそうにはにかむ。 だけどすぐに言葉を続けてきた。 「今度は、こっちにも欲しいよ、暦お兄ちゃん」 捲りっ放しのスカートから見える下着を横にずらし、しとどに濡れた秘所を露わにする。 「こっちにも……飲ませてくれる?」 是非もない。 僕は千石をそっと横たわらせた。 「千石、スカートはもういいよ」 結局ずっと握りっぱなしだったスカートを捲り上げる拳は僕の言葉でようやく解放される。 膝上辺りまで戻された裾の中に僕は手を入れた。 すでに機能を果たさないほどにぐっしょりになった下着に手をかけ、ゆっくりとずり降ろして脱がす。 「千石、入れてあげるから足広げて」 「う、うん……暦お兄ちゃんの、撫子に入れて」 千石は恥ずかしそうに目をそらしながら言った。 すすっと足が開き、膝が立てられるとスカートが捲れて千石の性器が晒される。 源泉に直接口をつけて溢れ出る蜜を啜ろうかとも思ったが、ひくひくと蠢くそこはすでに待ちきれないといった様子だった。 僕は千石の膝裏に手を当ててより大きく開かせながら自身の肉棒を秘口に押し当てる。 「千石、入れるよ」 「んっ、んあああん!」 千石の返事を待たずに挿入し、一気に奥まで突っ込むと千石の身体がびくんと跳ねて反り返った。 襞がキツく肉棒を締め付け、より奥に引き込もうと蠕動を繰り返す。 僕はそのまま動かず、押さえていた足を解放して様子を見る。 千石は声が出ないように口元を塞ぎながらびくびくと痙攣していた。 頬や頭を撫でながら聞いてみる。 「千石、つらくないか? 大丈夫か?」 初体験というわけでもないが、全体的に成長が控え目な千石なので気を使うに越したことはない。 まあ、もっとも。 僕の方は気持ち良すぎてとてもやめる気にはならないのだけれども。 「すごい、気持ちいいよ、暦お兄ちゃん! だって、撫子は」 千石はそらしていた顔を真正面に向けて視線を合わせる。 頬を撫でる僕の手に自分の手を添えながら、恍惚とした表情で僕に微笑む。 「暦お兄ちゃんの前では日本一エッチな中学生だもん」 ……ああ。 妹たちといい千石といい。 中学生なんてまだ子どもみたいなものなのに。 どうして時折こんな魅力的な一面を見せてくるのだろう。 僕は知らず知らずのうちに腰をより深く突き出し、千石の子宮口に亀頭でキスしていた。 「ふぁぁん! 暦お兄ちゃんの、撫子のお腹の一番奥に、当たってるよぉ!」 「千石、千石、千石」 僕は千石を呼びながらゆっくりと腰を動かし始める。 制服の上着の裾から手を入れてすべすべのお腹を撫でると、にちゃり、と自分が出した精液が指に絡む。 僕はそれを塗りたくるように染み込ませるように千石の胸に練り伸ばしていき、膨らみを軽く揉んでやった。 突起にも念入りに絡め、時々きゅっとつまんでやる。 「あっ、あっ、身体中が、暦お兄ちゃんで染まっちゃう! 撫子、全身が暦お兄ちゃんでいっぱいになっちゃうよ!」 「染めてあげるよ千石、お前は僕のものだ」 僕が指を千石の口元に当てると、千石は絡みついた精液を舐め取る。 何度も指で掬っては千石の口に含ませ、ある程度溜まるごとに千石は喉を鳴らして飲み込んでいく。 「うん! 撫子は、暦お兄ちゃんの、ものだよ! 命だって助けてくれたし、撫子の身体でよければ、好きに使って!」 きゅうううっと蜜壷の締め付ける力が強くなる。 その様子からもう千石の絶頂が近いらしい。 僕も我慢せず自分の欲望に忠実になることにした。 「千石っ、いくよ! 僕の精液、中出しするよっ!」 「うんっ! 暦お兄ちゃんの、撫子の中に出して! 撫子のあそこでいっぱい気持ちよくなってっ!」 千石の言葉に興奮度は一気に上がり、射精感が押し寄せてきた。 僕は千石の腰を掴んで大きく激しくピストン運動をする。 抜けるギリギリまで腰を引き、子宮口まで一気に突く。 お互いの名を呼びながら幾度もそれを繰り返し、やがて限界が訪れた。 「千石っ、千石……っ…………うっ! ううっ! うあっ! あっ! あっ! ああっ!」 びゅくっ! びゅくびゅくびゅくっ! 肉棒が震え、ついに僕は千石の膣内で射精した。 千石の子宮目掛けて精液が激しく噴射され、それを受け止めるたびに千石がびくんびくんと身体を痙攣させる。 声も出ないのかぱくぱくと口を動かし、身体を捩らせた。 僕はその震える腰を掴んで最奥まで入れてぐりぐりと身体を揺すり、最後の一滴まで千石の中に注ぎ込む。 「こっ……暦、お兄ちゃ……」 不規則な呼吸をしていた千石の動きが突然止まり、慌てて様子を伺うとどうやら気を失ってしまったらしく、かすかな寝息が聞こえる。 僕はその寝顔にそっと口付けをした。 * * 結局。 しばらく千石は目を覚まさなかったので後始末は全部僕がした。 汚してしまった制服を脱がせて身体を濡れタオルで拭き、新しい着替えを着せてやる。 思った以上に身体を汚してしまったので、神社裏の水道を何往復もするハメになった。 全てを終えて千石を背負いながら山道を下り、階段をおりきったところで千石は目を覚ました。 何やら表情や顔色を様々に変化させて慌てていたけど、なだめて背中から降ろすとすぐに落ち着く。 恥ずかしいのか目を合わさず俯き、別れの挨拶もそこそこに走っていってしまった(送ってやろうかと考えていたんだけどな)。 僕も帰宅することにする。 家に帰り、制服を脱ごうとするとポケットに何か入っているのに気付いた。 「あ……」 千石から脱がした下着。 中学生の履いていたパンツ。 愛液で湿っている布。 「……………………もらっておくか」 阿良々木家の家宝にしようっと。 戻る
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211 :サトリビト:2010/05/16(日) 22 59 46 ID tL81nTxM 僕は電話を受けた後、一目散に恭子ちゃんの家に向かった。 どうしてあの時すぐにでも電話を掛けなかったんだ!?どうして今の今までそのことを忘れていたんだ!? 悔やんでも仕方がないことは分かっていたが、それでも自分の軽率な行動に対して怒りを感じる。 やっとの思いで恭子ちゃんの家に着いた僕は、すぐにチャイムを押した。 「どちら様でしょうか?」 「僕です!早川慶太です!」 訪問者が僕だと分かると、恭子ちゃんのお父さんが慌てて出てきた。 「すまないね、呼びだした形になってしまって」 「いえ、お構いなく。それより恭子ちゃんの容態は?」 「・・・まぁ、上がって話そうか」 廊下を経てリビングに行くと、そこには深刻そうな顔をして座っている恭子ちゃんのお母さんがいた。 「どうぞ楽にしてくれ」 そのまま案内された椅子に座る。ちょうどお母さんの目の前の席だ。 「お茶を入れてくるから少し待っていてくれないか?」 お父さんはそう言って台所に消えて行った。 今この場所には僕とお母さんしかいない。そうすると恭子ちゃんは自分の部屋にいるのかな? 「・・・わざわざ来ていただいて、申し訳ありません」 最初に口を開いたのはお母さんだった。 「本当は私たちでどうにかしなければいけないのに・・・でも、私たちではどうにもならなくて・・・」 恭子ちゃんの鬱は両親のいないさみしさから来るものだったはず。それなのにお父さんやお母さんがお手上げ? いや、そもそも昨日は二人ともいたはずなのに何で急に・・・ 「あの、失礼かもしれませんが昨晩はお二人ともこの家におられたんですよね?」 「ええ・・・二人ともちょうど非番だったので・・・」 なら尚更おかしい。他に恭子ちゃんが不安になる理由なんてあるのか? 「・・・『お兄ちゃんがいない』そうだ」 その時三人分のお茶を入れたお父さんが戻ってきた。 「え?」 「お兄ちゃん・・・つまり慶太君がいないと昨日から泣き叫んでいたんだ・・・」 自分の耳を疑った。お父さんは冗談を言っているのか・・・? 「信じられないかもしれないが本当の事なんだ。どうやら君にあの子の事を任せているうちに重度の依存症にかかってしまったらしい」 そんな・・・確かに恭子ちゃんは今までも僕に懐いてはいたが、これほどまでに依存していたなんて・・・ 「・・・でも今まではこんな風になったことは一度もなかったんですよね?どうして急に・・・」 「私もそこのところが分からないんだが・・・なにやら昨日君に電話した後からおかしくなってしまって」 その電話に出たのは陽菜だ。まさか陽菜が何か言ったのか? 「そして朝になってもう一度様子を見に行くと・・・携帯を投げつけられてしまって・・・」 そう言ってお父さんは僕に恭子ちゃんの携帯を渡してきた。 恭子ちゃんがお父さんに対してそこまでするなんて・・・ 「あの・・・恭子ちゃんと少しお話をしてもよろしいですか?」 「情けない話だが君だけが頼りなんだ・・・恭子をお願いします」 「お願い慶太君・・・あの子の事、もう一度救ってあげて下さい」 二人はそのまま頭を下げた。 お願いされなくても僕の意思はすでに決まっている。 「お願いなんて言わないでください。僕にとって恭子ちゃんは大事な妹なんですから」 212 :サトリビト:2010/05/16(日) 23 00 39 ID tL81nTxM 今、僕は恭子ちゃんの部屋の目の前にいる。 ちなみにお父さんとお母さんは刺激しないようにとリビングで固唾を呑んで待っている。 二人のためにも、そしてもちろん恭子ちゃん本人のためにも僕がしっかりしなければ! 気合いを入れ直して部屋のドアをたたいた。 「恭子ちゃん、俺だけど・・・入ってもいい?」 僕がそう言った途端、部屋の中からものすごい音が聞こえてきた。そしてゆっくりとドアが開けられて、 「・・・お、お兄ちゃん・・・?」 部屋から出てきた恭子ちゃんは目が充血していた。 それだけでも驚きなのだが、部屋の中にはさらなる驚きが待っていた。 「な・・・」 あまりの光景に言葉が出ない。 ぐちゃぐちゃに散らかっている服。しかもそれらのうち、いくつかは何かによって引き裂かれていた。 これを恭子ちゃんがやったというのか? 「お兄ちゃんだ~!やっぱり私のところに来てくれたんだ~!」 恭子ちゃんはこの部屋の惨状を、まるで意に介さないという様子で僕に抱きついてきた。 「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん・・・」 鬱病が再発したと聞いていたが、はたしてこれは鬱病なのか?まるで別の人格になっているみたいだ。 「き、恭子ちゃん・・・?一体何があったの・・・?」 とりあえず本人に直接聞いてみる。何が原因でここまで精神に影響をきたしたのか。 僕の質問に恭子ちゃんは一瞬体をブルッ震わせてから、声を絞り出すように答えた。 「・・・嘘ですよね?・・・お兄ちゃんと陽菜さんはただの友達ですよね?」 陽菜?やっぱり昨日何かあったんだ。 「お兄ちゃんは陽菜さんに無理矢理家に連れて行かれたんですよね?無理矢理お風呂に入れられたんですよね?」 そう言って恭子ちゃんは見上げてきた。その目は・・・まるで感情が欠落しているようだ。 「ち、違うよ!無理矢理じゃなくて僕が勝手に―――」 「いやーーーーっっ!!!嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘っっっっ!!!!!」 恭子ちゃんが錯乱した。 「嫌だ嫌だ嫌だっ!!お兄ちゃんは私だけを見てよぉ!私だけのそばにいてよぉ!」 「恭子ちゃん!?」 「お兄ちゃんの言う事何でも聞くし、何でもするからぁ!!だからずっと私のそばにいてよぉぉぉおおぉぉ!!!」 今の恭子ちゃんに話は通じない。 咄嗟にそう思った僕は恭子ちゃんを抱きしめた。 「・・・そばにいるよ。恭子ちゃんが安心するまで」 陽菜と何があったのかは分からないが、こんな恭子ちゃんを放っておくわけにはいかない。 恭子ちゃんは僕の腕の中でしばらくの間暴れていたが、やがて落ち着きを取り戻していった。 「あ・・・ご、ごめんなさい・・・私ったら・・・」 「いいよ。たまにはこうやって妹のお願いを聞いてあげないとね」 「・・・お兄ちゃん・・・」 「それじゃあ・・・中に入ってもいい?さすがにこの状況を親御さんに見られるとマズいからね・・・」 主に僕が。 「はい・・・あ、でも散らかってて・・・」 「それじゃあ一緒に片づけよっか?」 「ハイっ!!」 そう言って僕は抱きしめていた手を離した。その瞬間悲しそうな顔をされるかな?と思ったが、恭子ちゃんは何事もなかったように部屋に入っていった。 よかった・・・いつもどうりの恭子ちゃんに戻ったんだ。 この時僕はそう考えていた。 213 :サトリビト:2010/05/16(日) 23 01 54 ID tL81nTxM 「うわ~・・・これはもう捨てるしかないね・・・」 「・・・ご、ごめんなさい」 今僕たちは恭子ちゃんの部屋に散乱していた服を片づけていた。とはいうものの、ほとんどの服が無残にも破られており、どちらかというとゴミ袋に入れていると言った方が正しいだろう。 本当は何でこんなことをしたのか、そもそも陽菜と何を話したのかを聞きたいのだが、やっと落ち着きを取り戻した恭子ちゃんがまた錯乱するかと思うと恐くて聞けなかった。 (お兄ちゃんとお掃除~♪お掃除もお兄ちゃんと一緒だと楽しいな~) 心の声も今回ばかりは役に立ちそうにない。 「どうしたのお兄ちゃん?何か考え事?」 僕がどうするか悩んでいると恭子ちゃんが話しかけてきた。 「!そうそう、ちょっと考え事してたんだ、アハハ~・・・」 ごめんねと言いながら、どりあえず手近にあったものを手に取った。 「お、お兄ちゃん!?それって・・・///」 なぜか言い淀んだ恭子ちゃんの反応を不審に思った僕は、手に取ったそれを見る。 そこにあったのはブラジャー。 「うわぁぁぁああああぁぁぁぁぁ!!!」 僕はとっさにそれを投げ捨てる。 ここに僕と恭子ちゃん以外いなくて本当に良かった・・・ってあれ?本人がいたら一番マズいんじゃないの? おそるおそる恭子ちゃんの顔をのぞき見ると、そこには数分前の恭子ちゃんがいた。 「お兄ちゃんは私の事が嫌いなの?私の下着はそんなにも汚いの?やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ・・・」 しまった、なんだか恭子ちゃんの様子が元に戻りはじめた! 「いや、違うよ!恭子ちゃんの下着は全然汚くないよ!むしろ山田なんかはお金を出してまで欲しがると思うよ!」 陽菜の家でも似たような場面があったな。それと、すまん山田。多分この時をもって恭子ちゃんはお前を軽蔑しただろう・・・ 「・・・お兄ちゃんは?お兄ちゃんは・・・その・・・ど、どう思いますか///・・・?」 何が?何がどうなの? (お兄ちゃんは私の下着とかに興味ないのかな・・・?) 恭子ちゃんのあまりの過激な質問に僕の思考回路がオーバーヒートした。 「わ、私の・・・その・・・ブ、ブラジャーとかを・・・見て・・・」 多分僕の本心を言ったら恭子ちゃんはまた例の状態になる気がする。だからといって興味があるとは言えない。 「・・・やっぱり私じゃ何も感じませんか?・・・やっぱり陽菜さんじゃないとダメなんですか?」 突然恭子ちゃんの様子が一変した。 「え?陽菜?なんで陽菜が?」 「・・・昨日の夜、陽菜さんの家に行ったんですよね?シャワーも借りて。・・・一体何をしていたんですか?」 恭子ちゃんの様子は先ほどとは比較にならないほど暗くなっている。 なるほど・・・僕が陽菜と付き合う事で自分が捨てられるんじゃないか?と思ったのか・・・ 「あの後電話を待っていたのに・・・結局かけてきてくれませんでしたね・・・そんなに陽菜さんとは楽しいことをしていたんですか?」 恭子ちゃんが僕に手を伸ばしてくる。それがなぜか・・・とても恐ろしく感じる。 「答えて下さい。昨日の夜、陽菜さんの家で何をしていたんですか?」 恭子ちゃんの手が僕の首筋に添えられる。その感触は恐ろしいほど冷たかった。 「な、何もしていないよ!昨日は陽菜が心配で家に行っただけで・・・シャワーだって僕がずぶ濡れで風邪をひくからって陽菜が・・・」 なんで僕は浮気が見つかった亭主みたいな言い訳をしているんだ?それになんでこんなに怯えているんだ? 「・・・本当ですか?嘘じゃないって・・・誓ってくれますか?」 「ち、誓うよ!俺は何もやましいことはしてないよ!」 僕の返答に満足したのか、ようやく恭子ちゃんが笑ってくれた。 本当は抱き合って眠ったけど・・・それにはやましいことは何もなかった・・・はず・・・ 「そうですよね・・・私ったら勘違いをしてしまって・・・お兄ちゃんが私を裏切るなんてするはずないのに・・・」 なぜか恭子ちゃんの使った裏切るという言葉が頭の中でエコーして鳴りやまなかった。 214 :サトリビト:2010/05/16(日) 23 05 13 ID tL81nTxM あらかた部屋を片づけた時には時計の針が七時を指していた。 さすがにこの時間になると僕も家に帰りたいのだが、はたして恭子ちゃんはすんなり帰してくれるだろうか? 「お兄ちゃんは晩御飯、下で食べます?それともこ、この部屋でふ、二人っきりで・・・///」 (お兄ちゃんにもう一度あ~んしてもらいたいな・・・そのためにはこの部屋で・・・) どうやら恭子ちゃんは帰してくれそうにもない。 帰ることをあきらめた僕は家に電話を掛けた。 「あ、母さん?今日は恭子ちゃんの家に泊ろうと・・・え?違うよ、僕には特殊な性癖はないから安心してよ。それで一つお願いがあるんだけど、姉ちゃんの事お願いするよ。 ・・・え?姉ちゃんに言ってもいいか?ダメに決まってるじゃないですか。何を考えてるんですか?・・・修羅場が楽しみ?姉ちゃんはあなたの娘なんですよ?その姉ちゃんが 修羅場をしている姿が楽しいのですか?それに被害を被るのもあなたの実の子なのですよ?・・・そっちの方はどうでもいい?うすうす気づいていましたけどはっきりと言うんですね。 というかこんな無駄話はどうでもいいので、僕の言ったことお願いしますね。それでは」 そう言って電話を切った。 なぜ僕は母親相手に敬語を使ったのだろう?それにやっぱり僕はだんだん父さんに似てきてるんだな・・・ 「・・・特殊な性癖?」 「あ、聞いてたの?ダメだよ、恭子ちゃんがそんな言葉を使ったら」 「なんで?」 「俺の中にある恭子ちゃんのイメージが崩れるからね」 「私のイメージって?」 「そりゃあもちろん女神だよ」 「私が女神ならお兄ちゃんは?神様?」 「ハハ、それなら僕と恭子ちゃんがまるで夫婦みたいじゃないか」 「///!!・・・私とお兄ちゃんが夫婦・・・♡」 僕の負けです。だからもう僕の失言を誘わないで・・・ 「夫婦なら・・・私の事恭子って呼んでください・・・あなた♡」 恭子ちゃんは僕の妹だよね!?僕のことはお兄ちゃんみたいで好きなんだよね!? 「やっぱり子供は二人ほしいですよね・・・女の子だと嫌だから、男の子二人がいいな~♡」 完全に恭子ちゃんは別の世界に行ってしまった。お願いだから帰ってきて。 その時、天の助けが僕の耳に届いた。 「恭子、ご飯食べれる?それに、慶太君も一緒にどうかしら?」 お母さんは恭子ちゃんがまだ鬱になっているかと、おそるおそる訊ねてきた。 「あ、今日はこの部屋で―――」 「自分も誘っていただいてありがとうございます!今すぐ下に行きますんで!」 なんとか恭子ちゃんの爆弾発言を未然に防ぐことができた。 「なら下で待ってるわね」 そのままお母さんは階段を下りて行った。 「・・・なんでこの部屋で食べないんですか?」 恭子ちゃんが拗ねたような目を向けてくる。 「それに・・・お母さんとあんまり仲良く話さないでください」 (お母さんもお母さんよ!私の目の前でお兄ちゃんと仲良くおしゃべりするなんて!自分の年を考えなさいよ!) ・・・僕は何も聴いていない。何も聴こえない。 「・・・それじゃ、下に行こうか」 「ハイ!あ・な・た♡」 (キャ~キャ~キャ~!!) 僕はがっくりと肩を落として階段を下りていった。 215 :サトリビト:2010/05/16(日) 23 06 44 ID tL81nTxM 夕食の時間、僕の恐れていたことが起きてしまった。 目の前には口を開けたままポカンとしている恭子ちゃんの両親。 それもそのはずだ。なぜなら自分の娘がおかしくなっているのだから。 「ハイ、あなた・・・あ~ん♡」 「・・・あ、あ~ん・・・」 先ほどから僕は自分の意思でごはんを食べていない。全部こうやって奥さんが食べさせてくれている。 「ありがとう、恭子ちゃん。でも自分で食べれるから・・・」 「フフ、もう~照れちゃったんですか~?それに奥さんにちゃん付けなんておかしいですよ?恭子って呼んでください♡」 「・・・」 謝るから!謝るからこの新しい拷問はもうやめて!それに語尾にハートもつけないで! こうやって仮想夫婦の営みを無理強いさせられていたとき、ついにお父さんの我慢が限界に来てしまった。 「・・・慶太君と恭子は・・・その・・・付き合っているのかね?」 (慶太君は何を考えているんだ!?ウチの子はまだ13歳だぞ!!) や、やばい!お父さんがお怒りだ! 「い、いえ!!付き合っているなんてまさか―――」 「私たちは夫婦になったんです!そうですよね、あ・な・た♡」 欲しいものがあるなら何でも買ってあげるから、今は何もしゃべらないで!! 「・・・夫婦になった・・・?ま、まさか!?」 (慶太君の家に泊りに行ったとき、まさか・・・子供ができたんじゃ!?) お父さんの眉間にしわが寄る。このままだと僕は殺されてしまうかもしれない。 「・・・慶太君には悪いが今すぐ帰ってくれないか?」 お父さんの言葉はオブラートには包んでいるが、怒りを隠し切れていない。どうやら本格的に僕は嫌われてしまったらしい。 そんな僕に対して天どころかさらなる地獄に突き落とす声がした。 「なんで?お兄ちゃんが帰るのはこの家でしょ?何言っているのお父さん?」 恭子ちゃんが僕の呼称をあなたからお兄ちゃんに戻してくれたのはありがたかったが、こんな抑揚の全くない声で言われたら恐怖の方が残ってしまう。 「お兄ちゃんは私とずっと一緒にいるのよ?もしお父さんがそれが嫌だって言うなら・・・お父さんが出ていけば?」 ・・・今なんて言った?お父さんが出ていけ? おおよそ恭子ちゃんが言いそうにない言葉が恭子ちゃんの声で聞こえた気がした。 そのまま僕の腕にしがみつき、恭子ちゃんはこの場にいる全員に宣言する。 「私はお兄ちゃんと死ぬまで一緒にいる。ずっと・・・」 「え?あの・・・」 「もしお兄ちゃんが嫌だって言ったら・・・私の事が嫌いになったら・・・私、死ぬから」 恐ろしいことを淡々と話す恭子ちゃん。その目はこれが冗談ではないという事を物語っていた。 「死ぬって・・・冗談だろ・・・?」 「大丈夫!お兄ちゃんが私を裏切るはずないもん!!だから安心してね!!」 いつからだ・・・?一体いつから恭子ちゃんはこんなにも精神が不安定になってしまったんだ? この場にいる恭子ちゃん以外の人間が全員そう思ったことだろう。 「やっぱり私のお部屋で食べよ~?いいでしょ、お兄ちゃん?」 (そうだよ、やっぱり二人っきりで食べたほうが絶対にいいよ!) 今の恭子ちゃんに対して僕は否定の言葉を使えない。使ったらどうなるか・・・ 「・・・分かったよ・・・」 「わぁ~い!!」 僕は先ほどから唖然としている両親を残して、もう一度恭子ちゃんの部屋に戻った。 216 :サトリビト:2010/05/16(日) 23 08 07 ID tL81nTxM 部屋に戻ってからは本当の地獄が待っていた。いや、ある種の人間にとっては極楽か? 「私が食べさせてあげたごはんはおいしい?」 「・・・おいしいよ・・・」 相も変わらずごはんを食べさせてくる恭子ちゃん。もう今の僕はただ言う通りに動くマリオネットと化していた。 「じゃあ次は・・・口移ししてあげるね!」 もう何も驚かない。たとえそれが恭子ちゃんが絶対に言わないセリフだったとしても。 「ふぁい、ふぁなふぁ!(はい、あなた!)」 また僕に対する呼称があなたに戻っていた。一体どのタイミングで変わるんだ? 「ふも~、ふぁやふふぃふぇよ!(んも~、早くしてよ!)」 お願いだからやめてよ・・・僕は恭子ちゃんとそんなことはしたくないよ・・・ でもここで拒否をしたらまた例の状態に戻ってしまうかもしれない。いや、さっきは裏切ったら死ぬと言っていた。 恭子ちゃんが死ぬよりはマシだ。 そう思い口を開ける。 それを見た恭子ちゃんはゆっくりと僕に近付いて食べ物を供給してきた。ほのかに生温かい刺身。 「お兄ちゃんが私の口に入っていたものを・・・///」 (好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き、お兄ちゃん♡) どうやら興奮がある一定を超えると呼称がお兄ちゃんになるらしい。漠然とそんなことが頭をよぎった。 「次は・・・ご飯だね!」 言うと同時にご飯を口に入れる恭子ちゃん。いや、それはさすがに・・・!! 「もうお腹いっぱいだからもういいよ!」 「・・・」 恭子ちゃんは僕の言葉に返事を返さず、あたりをきょろきょろし始めた。 そして目的のものがその目に映ったのか、ある一点をみつめて動き出す。 その視線をたどると・・・多分この部屋の服を切り裂いたときに使ったであろうカッターナイフがあった。 その瞬間、恭子ちゃんのセリフがフラッシュバックする。 『裏切ったら死ぬから』 僕はとっさに恭子ちゃんの肩を捕まえてこっちを向かせた。 「何やってるの恭子ちゃん!!」 だが恭子ちゃんの顔はカッターナイフを見たまま動かない。 なんで・・・何でこんなことに・・・ 僕は唇を思いっきり噛んだ。口の中に血があふれる。 これは僕への罰だ・・・恭子ちゃんをこんな風にしてしまったことと・・・これからする行為への・・・ 肩を掴んでいた手を離し、今度は顔を掴みこっちを向かせた。恭子ちゃんと目が合う。そして・・・ ・・・チュッ・・・クチュッ・・・ 恭子ちゃんの唇を無理矢理奪ってしまった。その時受け取ったごはんの味は一生忘れないだろう。 「・・・お兄ちゃんとキスしちゃったお兄ちゃんとキスしちゃったお兄ちゃんとキスしちゃったお兄ちゃんとキスしちゃったお兄ちゃんとキスしちゃった!!」 恭子ちゃんの口はお兄ちゃんと一回言うたびに吊り上がっていった。 だが僕はお兄ちゃんと一回言われるたびに心が壊れていく気がした。 「しかもお兄ちゃんからしてくれるなんて!!どうしよう~、嬉しすぎて死んでしまいそう!!」 「お願いだから!!死ぬなんて言わないで・・・」 「・・・冗談だよ。お兄ちゃんが私を好きでいてくれる限り死ぬわけにはいかないよ!!」 もういい・・・恭子ちゃんが無事なら・・・僕は・・・ 217 :サトリビト:2010/05/16(日) 23 10 04 ID tL81nTxM 「もう一回キスして?」 もう何回目だろう?恭子ちゃんがそう言うたびに僕は唇を重ね続けた。 「・・・ん・・・ちゅっ・・・」 しかも回数を重ねるごとにその時間も長くなっていく。一体いつになったら終わりが来るのだろうか想像がつかない。 「あ~・・・ずーーーーーーっっとこうしていたな・・・お兄ちゃんは?」 「・・・お願いだから・・・いつもの恭子ちゃんに戻ってよ!」 もうこんな恭子ちゃんは見たくない。 「一生の・・・お願い・・・」 だが僕の願望は聞き入れてもらえなかった。 「何言ってるの?私はいつもの私だよ?それより・・・」 出して?とばかりに、こちらに向かって手を差し出してくる。一体何を? 「さっきから携帯がずっと鳴りっぱなしでお兄ちゃんも迷惑でしょ?私が代わりにでてあげる!」 恭子ちゃんの様子に意識が集中していたせいか、携帯が震えていたことにまったく気がつかなかった。 「いや、これくらい自分で出る―――」 「ふ~ん・・・私が出たらまずいんだ相手は女の人なんだ浮気してるんだ私を・・・」 言いながら瞳をだんだん濁らせていく。そして僕が今最も聞きたくなかった言葉を告げた。 「うらぎるんだ」 恭子ちゃんの被害妄想は常軌を逸している。 だがそんなことを考える余裕が僕にはなかった。その時感じたことはただ一つ。 早く謝らないと。 「ごめん!勘違いさせるような態度を取ってしまってすいませんでした!いいから、僕の携帯にでてもいいから!」 叫びながら携帯を恭子ちゃんに手渡す。せめてこの電話が親か男友達でありますようにと願いながら。 「はい、もしもし早川ですけど?」 僕の名字を名乗る恭子ちゃんはまるでいつも電話ではそう言っているといった様子だ。なんの躊躇も感じられない。 「あれ~、もしかして陽菜さん?」 え?陽菜?陽菜がこんな時間に僕に何の用だろう?いや、それより・・・ 「お兄ちゃんなら私の目の前にいるけど・・・何でって、私たちは夫婦になったから♪」 (アハハハハハハハハハ!!昨日のお返しだ!!) 恭子ちゃんの心がものすごく荒み始めている。もう元には戻れないくらいに。 「・・・冗談じゃないよ?だって私たちはもう何度も唇を重ねた仲だもん!ね、お兄ちゃん♡」 そう言って携帯を渡してきた。 これから僕がやらなければいけないことは分かる。そうしないと今度こそ恭子ちゃんは何をするか分からない。 だけど・・・このままでいいのか?このまま何も抵抗しなくていいのか? 「・・・」 「どうしたの?早く電話にでてよ~」 そうだ、このままでは何も解決しない。恭子ちゃんのためにもここではっきりと言わないと・・・ 「・・・陽菜、そのままで聞いてくれ」 「それよりどういう事!?本当に恭子ちゃんとキスしたの!?」 「・・・ああ、今の今までキスをしていた。それは紛れもない事実だ」 電話の向こうで息を飲んだのが分かった。 ごめん、陽菜。でもここからの事をどうしても聞いてほしかったんだ。 恭子ちゃんの目をじっと見つめる。そして、 「だけど・・・俺には恭子ちゃんに対して恋愛感情は持っていない。俺は他の子が好きなんだ。だから・・・恭子ちゃんのお願いは聞けない」 僕は禁断の扉を開けた。
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122 名前:名無しさん@HOME:2009/11/25(水) 22 09 29 0 流れ読まずに書き込みます。 ブラコンおにいたん大好きコウト(既婚済み)はお兄ちゃん、パパマママンセー。 嫁は奴隷というスタンス。 コウトより後に私たちは結婚したため、コウト曰く、「オレが結婚してなければ お前みたいな女、お兄ちゃんとはつきあわせることなんてなかった!」とか そこまでいうブラコン。背も一緒のため、兄にスーツをしょっちゅう借りる。 私たちは義実家に同居ということもあり、自分の嫁を置いてしょっちゅう実家にもどってきては 威張りちらし、小さいいやがらせ(人目のないところで蹴り飛ばす、突き飛ばす、厭味等) やりつづけてたのだが、3ヶ月様子見し、そろそろ我慢の限界なのでDQ返し。 コウトが隣の部屋にいるのを知っておきながら旦那には内緒にしておき、 いつもどおりに旦那といちゃついてみた。 旦那はコウトの前では格好をつけて嫁子はオレに従え!とかやってるけども 普段は大違い。なんていうかドMとメロメロのミックスというか変態。 「嫁子ちゃぁあああん(*´Д`)帰ったよう~~あたまなでてぇ~~w 今度ほしがってた**は○日に届くからねぇw」 →そしてそれとなく弟君きてたこともいう。そしてわざとらしく拗ねてみせる。 「嫁ちゃんいつも弟の前でかっこつけててごめんね(´Д`)嫁ちゃんみすてないでぇ~~」(土下座して私に頭をふまれている) 「嫁ちゃんもっとおこってぇwwwぶってぇwww(*´Д`*)おしおきwwwww嫁ちゃぁああんww」(ついでにオシリぺんぺん) ・・・まぁこんな感じ。 翌日からコウトは義実家にあまりこなくなりました。ざまぁ。 次のお話→140
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無題 派遣切りに遭いやることもなくふらふらしていた白金蒼十郎 「そうだ、希望崎行こう」 この選択が彼をさらなる絶望にたたき落とすこととなる 「はぁー、とりあえず希望崎に来てみたものの何もすることないな」 「あ、あのっ…!センパイ!」 「…ん?俺のこと?(誰だこの娘?)」 「あっ…あのっ…!あなたが校門をくぐった時から気になってました! これ…受け取って下さいっ!///」 と言うが早いか、その女子生徒は突如後ろ手に持ったナイフを蒼十郎に投げつけた。 「のわー!!!何するんだ君はー!!!!!」 「…!センパイ…!あたしの『愛(めで)』を受け取ってくれないの…? ハッ…!そうか…まだあたしの『愛』が足りないと言うことなのねっ! わかりましたセンパイ!あたし、もっとセンパイを愛せるよう頑張る!」 と言ってもう片方の手に持った包丁を取り出す少女。 (こ…、こいつはヤバい…!) 「あーん、待ってー!センパーイ!あたし分かってますから!もっともっとあなたを『愛』しますからー! ほら恥ずかしがらないで、あたしがもっともっともっともっともっともっともっと もっともっともっと愛して愛して愛して愛して愛しt…ぐふっ」 「な…に…(助かった…のか…?」 逃げ惑う蒼十郎が見たのは突如倒れる少女と、その後ろで警棒を振り回す少女。 「危なかったね☆お兄ちゃん!」 「え…?(お、お兄ちゃん?)」 「もう、お兄ちゃんたらもう少しでこの魔女に殺されるところだったんだよ? お兄ちゃんを愛していいのは前世から結ばれてる妹のあたしだけなんだから!」 「いや、俺には妹はいないんだが…」 「どうしたのお兄ちゃん?ハッ、もしかしてこの魔女に記憶を消されちゃったの!? 何てことを…!待っててねお兄ちゃん、こいつすぐ殺すから! そうしたらお兄ちゃん誰にも邪魔されずにずっと一緒にいられるね☆」 (駄目だこいつ…早く何とかしないと) 「この浮気者おおおおおおおお!」 「ぎゃああああああ!」 「うおおおおおお!?(今度は何だー!?)」 そこには燃え盛る炎とともに現れた、酸素ボンベを背負った少女の姿があった。 「何で…何であなたはすぐに浮気しちゃうの…? あなたには私だけを見つめていて欲しいのに…ッ!」 「え…あ…何のことでしょう…?」 「人間の男如きが口を挟むなッ!!!!!わたしと酸素様の崇高なる時間に!!!!!!」 「うわわわわー!駄目だ、逃げよう!」 ドンッ 「うわわ、ごめんなさいごめんなさい!」 「リア充しね!」 「そんなヒドイ…」 こうして白金蒼十郎は戦いにまきこまれるのであった。ちゃんちゃん。
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48 名前:水木さんちの通学路 ◆lnx8.6adM2 [sage] 投稿日:2007/05/24(木) 18 38 41 ID UA9hH3f0 朝食を終え、着替えて家の扉を後にする。 慣れを通り越して見飽きた通学路。いつもより遅れているので、若干早足だ。 「お兄ちゃーん、腕組もうよぅ」 が、妹がさっきから腕を絡めてくるので速度が上がらない。 いちいち振りほどくのも煩わしく、何ともうっとおしい。 「だーっもう。 ただでさえ遅れてるんだから止めろっての! 兄妹そろって遅刻しちまうじゃないかっ!」 「むぅ。お兄ちゃんのけちー」 おまけに、ただでさえ動きのトロい妹だ。 遅れた原因がオレの寝坊だから置いていくのも憚られるが、 そろそろコイツに合わせて歩くのを止めるべきかと思案する。 「家族のスキンシップは欠かしちゃいけないんだよー? だからぁ、お兄ちゃんは私と腕を組んで仲良く学校に行くのー」 「ええい、鬱陶しい! いい加減に離れないと置いてくぞっ!」 一向に懲りる気配が無い妹に、 業を煮やしたオレが妹を置いて先に行くことを脳内会議で全会一致の可決をしようとした時だった。 後ろから、足音がぱたぱたと迫ってくる。 「あー、やっぱり火風(ひかぜ)じゃん。おっはよー! こんな時間にここ歩いてるなんて珍しいね、どしたの?」 妹と同じ様に高い、しかしはきはきとした明るい声が響く。 兄妹そろって振り向くと、そこには赤いショートカットの女の子が、 妹と同じ学校指定の制服を着て立っていた。 「お前の友達か?」 「・・・・・・」 尋ねてみるが、妹は何故かむっつりと黙って返事をしない。 オレが首を傾げると、女の子の視線がオレに向いた。 「あ、アナタが火風のお兄さんですね? 火風からよく話を聞いていますよ。 私は火神原 赤音(かがみはら あかね)っていいます。火風の同級生です」 「あ、ああ。オレは水木 大地(みずき だいち)。 どうも、妹がお世話になってるみたいで・・・・・・年、一個下だよな?」 「はい、そうですけど?」 活気に満ちた瞳に見つめられる。 何と言うか、妹とは対照的な子だ。 活動的な感じだが、礼儀もしっかりしている。 態度に加え、妹の未成熟な体型と比べて伸びきった手足に年齢を計りかねた。 「いや、オレはコイツの友達って殆ど見たこと無いからさ。 コイツもあんまりそういうことは話さないし」 「ふーん。そうなんですか。 火風って、クラスではいつもお兄さんの話ばっかりしてるんですけど。 お兄さんに自分のことは話さないんですね・・・・・・火風?」 49 名前:水木さんちの通学路 ◆lnx8.6adM2 [sage] 投稿日:2007/05/24(木) 18 40 11 ID UA9hH3f0 何を話してるんだ妹よ、と内心で突っ込みを入れると、 妹が一歩前に出ていきなり赤音ちゃんの腕を掴む。 黙り込んでいた妹の突然の動きに、困惑した声が上がった。 「ねえお兄ちゃん。 火風、ちょっと赤音ちゃんにお話があるから先に行ってて欲しいなー?」 「え・・・? いや、おい。 だけど急がないと遅刻」 「すぐ終わるしぃ、急ぐからー」 言って、ズルズルと赤音ちゃんを引っ張っていく。 「え、ちょっ、どうしたの火風!? 何々、なに? ちょっと火風、火風ってばーー!」 何故か立ち止まったままで話すのではなく、妹は友達を連れて遠ざかって行った。 赤音ちゃんの声が遠くなっていく。 「・・・・・・・・何なんだ?」 一人取り残されたオレも彼女同様、事態に付いて行けなかった。 路地裏。 兄の前から無理矢理に友人を引き離した火風は、 狭い間隔にそびえる壁を背にして叩き付けるように握っていた手を離した。 「っ。火風、アンタいきなり、一体どういう積もり────」 「ねえー」 そして、訳の分からないまま連れて来られて説明を求める声を遮り、口を開く。 「『お兄さん』って────────何かなー?」 第三者が聞いていたなら、 それはひどく冷え切ったものに聞こえただろう。 溢れ出る何かを抑えて、無理に削ぎ落としたかのような。 「はぁ、いきなり何言ってんの? あの人は火風のお兄さんなんでしょ? だからそう呼んだだけじゃん。 それがどうかした訳?」 「ふーん。そうなんだー?」 対する赤音の声には明らかに怒りが滲んでいる。 状況を考えれば当然のことだが、火風は気にした、いや気付いた様子もない。 冷めた瞳で友人を見詰めている。 「じゃあ、それ止めて」 路地裏、薄暗い空間に声が響き渡った。 いつもの甘く間延びした響きは欠片も無く、その分だけよく通る。 数瞬、しんと辺りが静まり返った。 50 名前:水木さんちの通学路 ◆lnx8.6adM2 [sage] 投稿日:2007/05/24(木) 18 41 30 ID UA9hH3f0 「ねえ赤音ちゃんー? お兄ちゃんの妹はねぇ、火風一人なの。火風が、火風だけがお兄ちゃんの妹なのー。 お兄ちゃんに火風以外の妹は要らないしー、火風しかお兄ちゃんを『兄』って呼んじゃいけないの。 だからぁ、赤音ちゃんがお兄ちゃんのことを『お兄さん』なんて呼ぶのも、だめー。 ねえ・・・・・・分かる?」 質問と言うよりは、通告のように言う。 「はああ? 何、アンタそんなこと言うためにわざわざ私を引き摺って来た訳? 何それ。いい加減にしてよね。 大体、前から思ってたけどアンタお兄ちゃんお兄ちゃんってちょっと懐きすぎじゃないの?」 が、赤音の方は嘆息して非難するように火風を見た。 怒りに任せて、以前から思っていたことが口をついて出る。 「私が追いつくまでもべたべたべたべた。 兄妹にしたって行き過ぎだよ、幾らなんでも。 挙句に呼び方にまでケチ付けてさ。 気付いてないのかもしれないけど、周りから見たらそれって────」 火神原 赤音。 彼女はもともと感情をストレートに表す方だし、それは怒りであっても変わらない。 気心の知れた友人。初めて会った兄の方も今は傍にいない以上、気を遣う必要も無い。 包み隠さず、思ったことを並べていく。 反応は劇的だった。 「なぁんだ。赤音ちゃんもなんだー」 「・・・は? 急になん」 ぽつりと。 溜息を付くように、紡がれた言葉。 虚を突くようなそれに、反応の遅れた赤音は。 「のこ────がはっ!?」 最後まで言えずに、壁に叩き付けられた。 「赤音ちゃんも、火風とお兄ちゃんを引き離そうとするんだー?」 反動で前のめりになった体を、首を掴まれて再度叩き付けられる。 「ぁ・・・ぐっ・・・火風、苦し」 ぎりぎりと、首を掴む手が締まる。 「赤音ちゃんも火風からお兄ちゃんを奪おうとするんだねー? お父さんみたいに、お母さんみたいにー。 伯父さんや叔母さんや従兄弟のお兄ちゃんやお姉ちゃんや親戚の人たちや 近所の小父さんや学校の先生や病院のお医者さんや、何も知らない大人たちみたいに。 火風がどれだけお兄ちゃんのことを想っているのか何一つ分かっていない人達みたいにー」 「は・・・あ・・・っ!」 恐ろしい力だった。 火風の体は赤音より一回り以上も小さく、腕の太さも筋肉の量も彼女より下である。 だと言うのに。片腕だけで首を締め上げる火風を、赤音は振り解けない。 息苦しさにばたばたと暴れる彼女の四肢は火風を打ち、蹴り付けるが、 火風は眉一つ動かさず能面のような表情で彼女を見上げる。 51 名前:水木さんちの通学路 ◆lnx8.6adM2 [sage] 投稿日:2007/05/24(木) 18 43 37 ID UA9hH3f0 「ねえ? 答えてよー赤音ちゃん。 もしそうなら火風は赤音ちゃんも『要らない』けど、違うなら別にいいからー。 ねえ」 無機質だった表情が変わる。 「答 え て よ 赤 音 ち ゃ ん !」 怒号が路地裏の空気を震わせ、燃え上がるように表情が憤怒へと変わる。 「お兄ちゃんとの登校を邪魔してお兄ちゃんとの時間を邪魔してお兄ちゃんのことを『お兄さん』なんて呼んで! 挙句に赤音ちゃんも火風からお兄ちゃんを奪おうとするの!?」 「ぅ・・・ぁ・・・」 口調さえ変わっている火風の声は、既に半ば赤音へと届いていない。 四肢からは暴れるだけの力も失われ、彼女の意識は遠くなりはじめていた。 「残念だよ。これでも、赤音ちゃんのことは良い友達だって思ってたのに」 「・・・・・・」 そんな彼女を見詰めて、ふっと火風の腕から力が抜けた。 しかしそれは、決して『敵』を助けるためではなく。 「雌猫────ううん」 力を蓄えて。 「泥棒猫の首は────────捻じ切らなきゃ」 両腕が、赤音の首にかけられた。 52 名前:水木さんちの通学路 ◆lnx8.6adM2 [sage] 投稿日:2007/05/24(木) 18 44 32 ID UA9hH3f0 「お兄ちゃーん!」 聞きなれた声に、校門の見える位置まで来ていたオレは振り返る。 「待ってー!」 見慣れた姿が突撃してきた。 「うわっ!」 飛び込んできた相手を受け止める。 軽い妹の体は、加速をつけても大した衝撃を齎さなかった。 「えへへー。お兄ちゃんの匂いー」 背中に腕を回して頭を擦り付けて来る妹をひっぺがす。 「ったく、んな校門の近くで止めろっての! で・・・あの、赤音ちゃんだったか? はどうしたんだ?」 一緒にいるはずの姿を探す。 「んー。赤音ちゃんは来ないよー?」 「? どうしたんだ?」 もう遅刻ぎりぎりなのに。 「うんー。えっとねー? 昨日、とっても難しい宿題が出て、答えに自信が無いからそれを見せて欲しいって頼んだのー。 そしたらぁ、赤音ちゃん宿題を家に忘れて来ちゃったんだって。 そう言ってお家に走って行っちゃったー」 「そうなのか」 それは災難だな。 「じゃあ仕方ない。ほら、行くぞ」 「あ、うん。ところでぇ、お兄ちゃんー?」 相変わらず、しつこく腕を絡めようとするのをかわしていると、 妹がぴたりと動きを止めて見上げてくる。 「何だ?」 「えへへー。えっとねー?」 再度、腕を組もうとする動き。 オレはぱっと腕を上げてそれを防ぐと、 「お弁当の間までの、お別れのちゅー!」 制服のネクタイを引っ張られ、無理矢理妹に近づけられた唇を奪われた。 「それじゃあ、行って来まーす!」 手を振って駆けて行く妹。 オレはそれを見送り、本日三度目の敗北にがっくりと肩を落としながら校門をくぐった。 53 名前:水木さんちの通学路 ◆lnx8.6adM2 [sage] 投稿日:2007/05/24(木) 18 46 28 ID UA9hH3f0 兄より一足先に校門をくぐった火風。 彼女は校舎の手前で一度振り返り、後ろを見た。 「殺したらぁ、お兄ちゃんといられなくなっちゃうもんねー。残念ー」 今しがた別れた兄の姿。 その更に後ろ、遠くの方を見詰めるように。
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687 名前:籠の中 ◆UHh3YBA8aM [sage] 投稿日:2007/05/20(日) 04 07 41 ID R3FFDg1O ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 部屋の中は暗い。 まるで、籠の中のようだ。 ここは理理の部屋。 まるで飾り気の無い、気配のみが女の子の私室であると知らせる閉鎖空間。 ベッドの上では一人の少女が眠っている。 月ヶ瀬理理。 僕の――最愛の妹。 僕はその傍らに座り、その様子を眺めていた。 「お兄ちゃん・・・・」 妹の寝顔は悲哀に満ちたものだった。 お兄ちゃん、お兄ちゃんと何度も何度も呟いて魘される。 さっきからその繰り返しだ。 「俺、家を出ようと思うんだ」 つい先ほど、僕は妹にそう告げた。 その時の妹は、まるで世界そのものに絶望したかのような、呆けた顔をした。 「おにぃ・・・・ちゃん・・・・い、いま、なんて、云ったの・・・・?」 問い返す妹は、崩壊した笑顔。 莫迦なことを聞いた。そう信じようとして、失敗したような。 「ねえ、うそ・・・・だよね?聞き間違いだよね?お兄ちゃんが・・・・この家を・・・る、なんて。 何かの間違いだよね?おにぃちゃんが、私の許からいなくなるなんて・・・・」 よろよろと後ずさり、 「ねぇ・・・・?そうだよね、お兄ちゃん・・・・」 よたよたと僕の前に来る。 悲壮な。 どこまでも悲壮な表情。 慰めてやりたい。抱きしめてやりたかった。 でも、それは出来ない。 それをしてしまえば、妹はまた僕から離れなくなるだろう。 そんなことは駄目だ。 僕は理理を愛している。 だから、誰よりも幸せになって欲しい。 そのためには、兄離れさせなければいけない。 月ヶ瀬真理と云う籠の中から、巣立たせなければいけないのだ。 だから僕は首を振る。 精一杯の拒絶をつき付ける。 「理理。俺は家を出る。まだ父さんたちには云ってないけど、多分賛成してくれると思うんだ。 そしたら、可能な限り早く、この家を出るつもりだ」 「うそ・・・・」 「本当だ」 「どう・・・して・・・・?どうして、出て・・・・ぃく、なんて・・・」 「お前は俺に懐きすぎている。俺達はもっと距離をとるべきだ」 「いや・・・」 妹は耳を塞ぐ。 けれど僕はその腕を引き剥がした。 「や、・・・・・やぁ!!」 「聞くんだ理理。このままでは、多分俺達は駄目になる。だから、これが最良だ。辛いだろうけど、 我慢するんだ。お前ならきっと、それが出来る」 「やぁ、いやぁ!いやだよ!!そんなの出来ないよ!!!知ってるでしょう、お兄ちゃん!!! 理理、昔から一回だってお兄ちゃんのことで我慢できたことなんて無いよ!?お兄ちゃんが傍に いても、我慢なんて出来なかったんだから!!!だから、だからもしお兄ちゃんがいなくなったら、 私、きっと『壊れ』ちゃおうよぉ!!!ねえ!ねえ、お兄ちゃん!いかないで!いかないでよ!! この家から・・・・・理理のもとから出て行かないで!!!いなくならないで!!ね?ねぇ? 御願い、お兄ちゃん・・・・!!!!なんでもする、何でもするからぁ!!!!何でも云うこと 聞くから・・・・良い子に、する、からぁ・・・・お、おね・・おね、が、い・・・・っ」 最後の声は掠れていた。 688 名前:籠の中 ◆UHh3YBA8aM [sage] 投稿日:2007/05/20(日) 04 09 26 ID R3FFDg1O すでに自力で立つ気力も無いのか、萎えた足は膝を着き、縋るように僕にしがみついた。 「理理、頼むから聞き分けてくれ。お前がそんなんじゃ、俺も安心できない」 「~~~~~っ」 声にならない声をあげて、泣きながら首を振る。 「ぁ・・・!ぃゃぁ!!そん、なの、・・・ぃゃぁあああぁ・・・」 妹は痙攣しながら首を振った。そこにはいつもの穏やかな笑顔も。優しい面影もなかった。 「理理・・・・」 そこまで僕に依存しているのか。 だから。 だから駄目なんだ。 僕は拳を握る。 「理理」 僕はポケットに手を入れた。小さな硬い感触を掴む。 「これは、お前に返す」 縋りつく妹に差し出した。 銀色の円環。 約束の――集大成。 「――ひ・・・!」 理理はびくりと震えた。 声をあげたのではなく、空気がこぼれたのだろう。 「あ・・・・ぁ、ぁ、ああ・・・」 理理は蠕動する。 僕を見ているようで見えていないような。 幽かに首を左右に振って。 大きな瞳からぽろぽろと涙をこぼし、口からは唾液が垂れ下がっていた。 「俺はもう、お前とはいられない」 そして決別。 その言葉を口にする。 「ひ・・・・・ぁ・・・・・」 パクパクと妹は口を動かし、 「あああああああああァァァァァァぁぁあああああぁぁぁぁあああぁぁぁぁ!!!!!!!!」 獣じみた咆哮をあげた。 瞬間、僕の足に暖かい感触。 理理が縋りついている部位が、何かで濡れていた。 「理理、お前・・・」 驚いて目を遣る。 妹は―― 理理は、失禁していたのだ。 糸の切れた人形のように弛緩する身体。 どさり、という肉の落ちる音。 妹はそのまま気を失っていた。 「・・・・ぉにぃちゃん・・・・ぉにいちゃん・・・・」 泣きながら眠る妹の頭を撫でる。 セミロングの髪はさらさらと腕を掠めた。 「お前は莫迦だ・・・・こんな兄貴に、依存する必要なんてないんだよ」 「ぃかなぃで・・・・いかないで・・・・理理、もっと良い子にするから・・・・良い子になる・・・ から・・・・」 「もっと早く、お前に分からせてあげてたら良かったんだな・・・・」 一番の莫迦者は――僕だ。 もっとずっと前から、理理を自立させてあげるべきだったのだ。 厳しいことを云ってでも、嫌われてでも、巣立ちを応援すべきだった。 僕にはそれが出来なかった。 理理と過ごす何気ない日常。 何も無くて、でも穏やかな繰り返しの日々。 それが暖かすぎて。 689 名前:籠の中 ◆UHh3YBA8aM [sage] 投稿日:2007/05/20(日) 04 12 35 ID R3FFDg1O それが楽しすぎて。 甘えてくる妹を。 世話焼きな妹を。 兄想いの妹を。 僕自身が――駄目にした。 「理理」 頭を撫でる。 「ごめんな・・・」 云える事は、唯それだけ。 恨まれても良い。 憎まれても良い。 こんなに兄想いの良い子なんだから、幸せにしてあげなければ。 僕は天を仰ぐ。 窓からのぞく月白は、柔らかな光を注いでいる。 もしも神様がいるならば、ひとつだけ願いを聞いて欲しい。 僕はこの先どれほど不幸になっても良いから、その分、この娘に幸せを与えてください。 こんな風に泣かなくて済むように。 僕といた時よりも、もっと笑顔でいられるように。 穏やかなはにかんだ笑顔。 理理に似合うのは、いつだってその顔なんだから。 どれ程そうしていたろうか。 長くもあり、短くもある時間。 魘されながら眠る理理の頭を撫で続けていると、ポケットがぶるぶると震えた。 こんな状況ゆえか、それがケータイの着信であることに気づくのに、暫くかかった。 四角い液晶の中には、よく知った文字。 月ヶ瀬聖理 そう記されていた。 僕は理理の布団をかけなおすと、自室のベランダに移動した。 「にいさん」 綺麗な。 本当に綺麗な声。 聞きなれて、でも飽きることの無いメゾソプラノ。 その声に、僕は「どうした?」と返した。 「どうしたじゃないよ。にいさん、コトリにはもう云ったの?」 問う声は弾んでいる。 「云った?」 「家を出るって話。ねえ、もう云ったんでしょう?云ってくれたよね、にいさん?」 「・・・・・・」 僕は宙に目を馳せる。月白はここからは見えない。 理理は。 妹は今も魘されているんだろうか?泣いているんだろうか? 考えると、自然、声が重くなる。 「――ああ、云ったよ・・・」 「そう・・・!!」 機械の向こう側から、笑い声が漏れてきた。 「云ったの。云ってくれたのね、にいさん。で、どうだった?コトリはどんな顔してた?呆けてた かな?泣いてたかな?それとも怒ったかな?――ううん、あの女のことなんてどうでも良いか。 ねえ、にいさん。いつ?いつ聖理の所に来てくれるの?」 「お前の所・・・・・?」 「そう。聖理の所。さっき云ったでしょう?あの家を出て、ここに住めば良いって。そうすることが コトリの為だって。ねえ、いつ来てくれる?お部屋ならいくらでも空いてるよ?あ、それとも、 聖理のお部屋で一緒に暮らしてくれる?うん。それが良いよね!そうしよう?にいさん。聖理の部屋で 一緒に寝ようよ!ね。決まり。にいさん何時ごろこっちに着く?聖理、寝ないで待ってるよ?」 「ちょっ、ちょっと待ってくれ、聖理。俺はお前のところには往かないよ」 「――え?」 690 名前:籠の中 ◆UHh3YBA8aM [sage] 投稿日:2007/05/20(日) 04 14 25 ID R3FFDg1O 「確かに俺は家を出ることになるだろう。でも、それは今すぐじゃないよ。父さんたちに話して、 準備をしてからだ。それに、出来ることなら、理理にも納得して貰ってから家を出たい。 家を出るにしても、お前のとこに厄介になるわけにはいかないよ。多分、一人暮らしになるんじゃ ないかな」 「・・・・・・・」 「あれ?おい聖理?聞こえてるか?」 突然の沈黙。 故障でもしたんだろうか。 僕は耳を澄ます。 会話をしているであろう従妹の周囲の空気の流れが伝わってくる。 壊れてはいないようだが―― 「――なに、それ」 低いメゾソプラノ。 先ほどの・・・・。 従妹の家にいたときの。 指輪を見られたときの。 あの声。 「にいさん、なにふざけたこと云ってるの?にいさんは聖理の傍にいなければ駄目なんだよ? 折角聖理がコトリの呪縛から解き放ってあげようとしてるのに、“来ない”?ふざけないで。 そんなの許せるわけ無いでしょう?にいさんのすべきことは唯2つ!コトリと決別することと、 聖理を満足させること。そうでしょう?どうしてそんな簡単なことがわからないの?ねえ、 にいさん、聖理は今も待ってるの。だから早く来て!にいさんがここに来れば総てが丸く収まるの。 聖理たちは愛し合っているんだから、傍にいなきゃ駄目なのよ!?」 憤怒。 澄んだメゾソプラノから伝わる感情は、唯、それだけ。 (おかしい・・・・) どうしたというのだろう。 僕が従妹の所へ往くと勘違いするのはまだ良いとしても、この口ぶりはなんだろう。 いつもの聖理なら、「ねえ、来てよ、にいさん」と、『お願い』してくると思うのだが。 今の聖理はもっとこう、何かが違う。 僕が往くのが当然で、そうならないことを怒っている。 聖理といい、理理といい、なにか最近は様子が変だ。 僕は機械の向こう側にいる従妹に「おちつけよ」と促した。 「落ち着く?何云ってるの、にいさん。にいさんが聖理の傍にいないからこうなってるのに! にいさん云ってることがおかしいよ。ねえ、はやく・・・・早く来てよ。コトリなんかと決別してよ」 「聖理」 僕はケータイを強く握る。 「お前どうしたんだ?どこか変だぞ?大体、理理と決別なんて出来るわけ無いだろう?俺はあいつに 自立して貰いたいだけで、縁を切りたいわけでも何でもないんだから。兄妹って、そんなものだろう? 離れていても、支えあえる。それが正しいあり方だと思う。お前とだって離れていても、上手くやって いけたじゃないか」 「違うよ!!」 691 名前:籠の中 ◆UHh3YBA8aM [sage] 投稿日:2007/05/20(日) 04 15 54 ID R3FFDg1O 怒声。 電話越しにメゾソプラノがびりびりと震える。 「聖理とにいさんは愛し合ってる。重要なのは、そこだけでしょう!?大切だから傍にいて、愛して いるから、共にあるの。だからにいさんはここに来なきゃ駄目なの。“離れていても”?離れていたら 寂しいだけじゃない。おかしいじゃない。愛し合う男女は近くにいる。それが自然でしょう?」 違う。 僕と聖理の会話には、なにか決定的な齟齬がある。 まるっきりズレている。 そんな感じがした。 「聖理」 「・・・・・・」 「なんにせよ、お前の望む結果にはならないと思う。家をで、」 「――そう」 静かな。 先ほどの怒声とはうって変わって静かなメゾソプラノが言葉を遮る。 「そうなんだ。わかったよ、にいさん。にいさんはまだ、コトリに縛られているんだね」 「聖理・・・・?」 「それならそれでも良いよ。・・・・聖理にも、考えがあるから」 切れた。 一方的な決断。 一方通行な会話。 僕は沈黙したケータイを見つめた。 「怒らせちゃったのかな・・・・・?」 明日にでもフォローを入れておこう。 そう呟いて天を仰いだ。 掛け違えたボタンは、どこまで影響するものだろう。 かけがえの無い妹二人を想起して、唯ちいさく吐息した。 698 名前:籠の中 ◆UHh3YBA8aM [sage] 投稿日:2007/05/20(日) 06 03 00 ID R3FFDg1O 目を覚ます。 6時半。 いつも通りの起床時間。 僕は身支度を整えてキッチンに入る。 妹は、そこにいるだろうか。 一瞬躊躇するが、意を決して入室する。 すると。 「あ、お兄ちゃん、おはよう」 出迎えるのは、妹の笑顔。 いつも通りの風景。 何百。 何千と繰り返された朝のやり取り。 「・・・・ああ、おはよう」 挨拶をして、席に着く。 よかった。 どうやら落ち着いてくれたようだ。 僕は妹を見る。 いつもと変わらない、今まで通りの―― 否。 僕の動きが止まった。 理理はいつもどおり。 それはかわらない。 『まったく変わらず』、『その手には』、『銀色の指輪が』、『嵌っていた』。 「理理・・・・」 「待っててね、お兄ちゃん。今日は腕によりをかけてつくるからね」 理理は腕をまくる。 その言葉の通り、並べられた食材は朝食と呼ぶには妙に豪華であった。 妹の手には小瓶がひとつ。 見たことのない『小瓶』。 いつもいれる『隠し味』のそれとは、違う瓶。 理理は瓶のふたを開け、傾けて、そこで動きを止める。 「・・・・ねえ、お兄ちゃん」 「・・・・なんだ?」 僕の目には指輪。 唯それだけが映る。 「私、昨日とても嫌な夢をみたの」 瓶を傾け、止まったままの理理が云う。 ここからは表情が読めない。 「・・・夢?」 「うん。夢――ううん、悪夢、かな?」 アルトボイスは昏い。幽かに瓶を持つ手が震えているように見える。 どんな夢だ?僕はそう問おうとして、やめた。 昨日の―― あのことに類する内容だろうから。 「あのね」 「・・・・・」 「その悪夢って、お兄ちゃんがこの家を出て行こうとする夢なんだよ?おかしいよね、そんなこと、 あるはずないのに。一緒にいようって、お兄ちゃん云ってくれた筈なのに。夢の中のお兄ちゃん、 そんな変なこと云うんだよ?その中でね、私は云うの。『お兄ちゃん、往かないで』って。なのに、 なのにね、夢の中のお兄ちゃんは『出て往く』って云ってきいてくれないんだよ?酷いよね、 お兄ちゃんは、理理のお願いなら何でも聞いてくれてたはずなのに、理理が泣いていれば、必ず 慰めてくれていたのに。なのに、そのお兄ちゃんは理理を傷つけることばかり云うんだよ? おかしいでしょう?」 「・・・・・・・」 妹の声には抑揚が無い。 淡々と、感情も無いように“悪夢”を語った。 700 名前:籠の中 ◆UHh3YBA8aM [sage] 投稿日:2007/05/20(日) 06 04 52 ID R3FFDg1O 「理理」 僕は立ち上がる。 「理理、それは夢じゃない。そんなこと、お前だって判っている筈だろう?」 「――そう」 理理の身体の揺れが大きくなる。 これは――笑い? 妹は笑っているのだろうか。 「そうなんだ、本気なんだね、お兄ちゃん」 ぶるぶる。 ふるふる。 傾いた『小瓶』が揺れる。 「ああ、本気だ」 僕は云った。 それが最良だと信じて。 「――そっか」 妹は振り返る。 そこにあったのは、笑顔。 少し困ったかのような、穏やかな笑み。 「それじゃあしょうがないよね」 いつもの、妹の微笑だった。 「ごめんね、お兄ちゃん。私、今までお兄ちゃんの迷惑かけてたんだね。私はお兄ちゃんが大好き だから、重荷になるほど甘えすぎてたんだね」 深々と頭を下げた。 「あ、いや・・・」 違う。 昨日とは違って、聞き分けの良い妹。 いつもの、穏やかで理解ある妹の姿。 「本当にごめんなさい。私、これからはもっと良い子になるね。お兄ちゃんに負担をかけないように、 距離をとるよ。お兄ちゃんがおうちから出て行くなら――寂しいけど、我慢する。それでお兄ちゃんの 心配事がなくなるなら、全力で応援するから」 「理理・・・」 不覚にも涙が出そうになった。 漸く。 漸く理解してくれた。 これできっと、僕達は以前のように戻れるはずだ。 妹が距離を取るのは少し寂しいけれど、それで良いんだ。 仲の良い、いつもの兄妹に戻れるんだ。 (理理が聞き分けてくれるなら、無理に家を出る必要も無いのかもしれない) 妹は微笑み、そして指輪をはずす。 「これは、もういらないね。だって、これは“永遠に傍にいる”って云う約束だもの。“永遠”を 誓った二人だけがつけるものだもんね」 にこにこと、何かを吹っ切たかのような笑顔。 憑き物が落ちたみたいに、理理の顔は晴れやかだ。 「それじゃあ、朝ごはん作ろうかな、お兄ちゃん、いっぱい食べてね?」 「ああ、そうするよ」 頷くと、理理も微笑み返して調理を再開した。 先ほどの『小瓶』。 いつもとは違う『小瓶』を混ぜて往く。 その姿を見て、僕は漸く安堵の息を吐いた。 身支度を整えに部屋に戻る。 いつもならブラシをかけるのも、ネクタイを結ぶのも、理理がやってくれていた。 けれど今日からはそれがない。 でも、それで良い。 寂しさと嬉しさが混じった、複雑な感情だ。 「よかった、本当によかった」 妹の自立。 それが僕の願いだった。 701 名前:籠の中 ◆UHh3YBA8aM [sage] 投稿日:2007/05/20(日) 06 07 00 ID R3FFDg1O しっかりしているはずなのに、どこか危なげな理理。 その理理が自分の力で歩いて往けるようになるまで、傍にいてやるつもりだった。 だから恋人も作らなかったし、一緒にいてやることも多かった。 (でも、それは間違いだったんだな) 大切なのは、妹に自覚して貰うことだったんだ。 僕はホントに莫迦だ。 ずいぶんと回り道をした。 でも、これからはきっと上手く往く。 あいつがどんな人生を歩んでも、全力でそれを応援してやろう。 それが兄、貴・・・・と・・・し・・・・ 「あ、れ?」 へんだな。 僕は支度する手を止める。 熱い。 なんだか、身体が熱い。 妙に火照る。 「これ、は・・・」 僕は荒い息を吐き始める。 これは、男としての、生理現象、の、ときの、火、照りか・ただ。 「なんで、きゅぅに・・・」 はぁはぁと息を吐く。 (やばい・・・・) 身体の一点に血液が集中する感覚。 異常に脈打った心臓が、ココロを揺さ振って往く。 「はぁ・・・はっ・・・なんで・・・・・」 急に、こんな・・・・。 (まずい、まずい、ぞ) シタイ・・・・。 この欲望を開放したい。 その事しか考えられなくなる。 「くそ、こ、んな・じか・・・・んに・・・」 だめだ! とにかく“これ”をなんとかしなければ! (それにしたって・・・・) 「はんぱじゃ・・・・・な、ぞ、これ・・・は・・・」 無い。 今までに無いほどの、強烈な性欲。 シタイ・・・・。 シタイ・・・・・。 それだけが、頭に響く。 僕はその場にへたり込んだ。 ハヤク、早く、ださないと。 きっと僕は、気が狂ってしまう・・・・!! 引きちぎるようにズボンを下ろし、男のものに触れる。 「うっ・・・あ・・・・!!」 それだけで。 それだけでイキソウナくらいの快感。 敏感になり過ぎた身体。 とけて往く理性・・・。 (どうしたんだろう・・・?) いや、どうでも良い・・・・! とにかく。 とにかくこの欲望を―― 「お兄ちゃん」 コンコン。 扉を、叩くおと・・・・。 「理、理・・・」 妹の声。 雌の、声。 703 名前:籠の中 ◆UHh3YBA8aM [sage] 投稿日:2007/05/20(日) 06 08 55 ID R3FFDg1O (オンナだ・・・) あの扉の向こうに、オンナがいる・・・。 「あ、う・・・こと、り・・・・」 「お兄ちゃん、入っても良いかな?」 ハイッテコイ・・・。 「駄目だ!!」 「――え?」 ハヤクハイッテコイ・・・。 「お兄ちゃん?どうかしたの?」 心配そうな妹(メス)の声・・・・。 (駄目だ・・・・!!いま、今入ってこられたら・・・・) 「お兄ちゃん、入るよ?」 「だ、駄目だっ!!」 くるな・・・・。 オンナ。 来ちゃ駄目だ・・・。 オンナ。 オンナ。 ホシイ。 「お兄ちゃん、もしかして、まだ怒ってるの?昨日のことは、謝るから、だから、だから・・・」 ちガゥ・・!そうじゃ・ない! 今は、(オンナ)まずいんだ。 「とに、かく・・・・あ・ちへ、いけ・・・・!」 はぁはぁと、僕の獣じみた息遣いが・・・・(オンナ)・・・。 「お兄ちゃん、もしかして、どこか悪いの!?」 「ヤメロ・・・」 そして、扉は開かれた。 「お、おにい、ちゃん?」 ハイッテキタめすは驚いている。 そレハソぅダロう。 ズボンを下ろしたまま、苦しんでいル兄貴をまのあたりにすれば。 「お、お兄ちゃん!?」 駆け寄って、僕の肩に手を添える。 良い匂いがした。 メスのにおいだ・・・・。 (柔らかい・・・・) 妹(メス)の手の感触。 「お兄ちゃん、どうしたの?しっかりして?」 さわったら(壊したら)、きっと、(キモチイイ――) 「ぁ・・・・うあ・・・」 「お兄ちゃん、お兄ちゃん・・・!!」 シタイ。 このメスと。 理理とシたい!!! 肩に乗った小さな妹(メス)のうでをつか、む。 「お、お兄ちゃん?」 (駄目だ・・・!) 僕は理理を突き飛ばす。 「きゃっ・・・!」 非力で軽い妹は簡単にしりもちをついた。 その刹那、スカートのなかの下着が目に映った。 ホシイ。 欲しい・・・・。 シタイ。 したい・・・。 「お、おにいちゃん・・・」 「で、出て往ってくれ・・・!」 力一杯叫んだ。 けれど、掠れた声は呻きの様に聞こえた。 705 名前:籠の中 ◆UHh3YBA8aM [sage] 投稿日:2007/05/20(日) 06 11 15 ID R3FFDg1O 「お兄ちゃん・・・・」 理理は立ち上がる。 そして、出口ではなく、僕のところへ遣ってくる。 「お兄ちゃん、苦しいんだね?」 ふわりと。 妹(メス)は僕を抱きしめる。 「ぅ・・・あ・・・ヤメ・・・・っ」 「良いんだよ、お兄ちゃん、無理しないで?」 天使のように囁いて、メス(妹)は僕をなぜる。 「苦しいよね?辛いよね?でも安心して?理理は、“お兄ちゃんの理理は”ここにいるんだよ?」 ふぅっと、メス(妹)は僕の耳に息を吹きかける。 「はぁ・・・・っ、はぁ・・・・」 おんな、オンナ。 女。 おんな。 女。 女。 「やめ・・・・・・てくれぇ・・・っ」 僕は(オンナ)泣いていた(シタイ)。 オンナ、オンナ、おんながここにいる。 「良いよ?お兄ちゃん・・・」 理理はそうして、僕の頬に口付ける。 「ぁ・・・・ぁあぁ・・・」 オンナ、おんな。女。 オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、 オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、 オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、 オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、 オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、 オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、 オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、オンナ、 理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。 理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。 理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。 理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。 理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。 理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。 理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。 理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。理理。 「ァ。あぁああぁぁぁああぁああっぁぁぁああぁぁあぁぁぁぁあぁあぁぁぁぁあぁぁ!!!!!」 叫んでいた。 僕は力任せにメスを押し倒し、制服を引きちぎった。 「お、おにいちゃん?」 「アアアアアアアアァアアアッぁああああ!!!理理!ことりぃぃぃぃい!!」 「い、いやぁぁあぁ!やめて!お兄ちゃん、やめてぇぇ!!!」 妹が――理理が泣き叫んでいる。 (泣き叫んでいる?) 泣き叫ぶって、こんなにウレシソウナかおをす・ルものだロウカ? 意識が性欲で塗り替えられる間際。 僕には理理が笑っていたように見えた――。 「う・・・あ?」 気だるさの中で目を覚ます。 身体に力が入らない。 (なんでこんなに疲れてんだ?) 部屋の中は暗い。 今は、夜だろうか。 僕は体を起こした。 「うわ!」 707 名前:籠の中 ◆UHh3YBA8aM [sage] 投稿日:2007/05/20(日) 06 13 15 ID R3FFDg1O 自分の姿に驚く。 服を何一つ纏っていない。 (な、なんでこんな) 状況を思い出そうとして―― 「あ・・・あああ・・・・」 僕は眩暈に襲われた。 部屋の中は饐えた匂いが立ち込めていた。 そこかしこには粘ついた液体がへばりついている。 月明かりの中で目に入る床には、ちぎられた衣服。 「あ・・・あ・・・・・」 それで。 それで僕は嫌でも思い出してしまった。 「こ・・・・理理・・・!!!」 僕は―― 僕はなんてことを――!!! (いや、そんなことより・・・・!!!!!) 記憶を失う瞬間に、泣き叫んでいた妹の姿を思い出す。 「ことりっ!理理!」 いない。 この部屋に、妹の姿は無い。 「う・・・あ・・・」 よろめきながら電気をつける。 「――ひ・・・!!」 そして、絶望した。 白濁した液体の中に。 真っ赤な―― 真っ赤な純潔の証があった。 「あ・・・・・・」 僕はよろめく。 背中が壁にぶつかり、しりもちをついた。 ここで―― ここで妹は、実の兄に犯されたのか・・・!! 頭が真っ白になる。 視界がぼやけて、思考が狂う。 なんという―― なんという精液の量だろう。 いったいここで何時間・・・・どれほどあの娘は穢されたのだろうか? 「――うっ」 胃から何かがこみ上げてくる。 僕は慌ててベランダに出て、 「う゛ぇぇぇええええええ!!」 吐いた。 泣きながら何度も、胃の中のものを逆流させた。 はぁはぁと荒い息遣いで振り返る。 喉がひりひりと痛い。 見れば見るほど、この部屋の悲惨さがわかる。 胃はもう空っぽなのに、僕はまた嘔吐いた。 「こ・・・理理・・・・」 あの娘は。 妹はどこにいるのだろう・・・・。 実の兄に穢されて。 この汚物の中から、どこへ往ったのだろう。 乱暴に服を着て、よろよろと歩き出す。 一歩。 二歩。 歩くことは、こんなにも大変なのか。 部屋を出る。 すぐ傍には、妹の部屋が在る。 扉から光は漏れていない。 708 名前:籠の中 ◆UHh3YBA8aM [sage] 投稿日:2007/05/20(日) 06 14 55 ID R3FFDg1O 電気がついていないのだ。ここにはいないのだろうか? 僕はそれでも恐る恐るノブを捻った。 「――あ・・・・」 「来てくれたんだね、お兄ちゃん」 僕は呆ける。 妹は。 理理はそこにいた。 月明かりに照らされながら、椅子に腰掛ける妹は、純白のドレスに身を包んでいた。 いつだったか、余所行きのために両親が買ったドレス。 まるで花嫁衣裳のように繊細で、綺麗な白の装飾。 レースのヴェールを頭に乗せて、白いコサージュで飾りをつけて。 薄く化粧をして、微笑して。 あんなことのあとなのに。 理理があまりにも綺麗だったから、その姿に見蕩れた。 「こと・・り・・・」 僕はよろよろと妹の前まで歩き、がくりと膝をついた。 「理理・・・お、俺は、俺は、お前に・・・・」 思い出すと、吐き気と共に涙が出てくる。 理理は「うん」と微笑んで、僕の頭を抱いた。 「そうだよ、お兄ちゃん」 柔らかくて、とても良い匂いがする。 「私はね、お兄ちゃんに犯されたの」 「――っ!!」 身を竦ませる。 そうなのだ。 僕は妹を、この手で―― 「初めてだったのに。止めてって泣いたのに。それでもお兄ちゃんは止めてくれなかったんだよ? ねえ、今が何時かわかる?もう、9時だよ?お兄ちゃん、朝から晩まで、理理のことを攻め立てたの。 どれだけ苦しかったかわかる?どれだけ痛かったかわかる?一番大好きで、一番信じていたひとに 裏切られ、穢されたの。その意味がわかる?」 「あ・・・あああ・・・あああああぁ・・・」 僕は泣いた。 聞こえてくる妹の声はどこまでも柔らかい。 「一杯――いっぱい“だして”くれたよね。理理のなかに。朝からずっと注がれ続けたんだもの。 きっと、妊娠しちゃうよね」 妹はそう云って下腹部を撫でる。 「ねえ、お兄ちゃん。なにか云う事はないの?」 「あ・・・・お、俺、は――」 がっくりと手を床につけた。 慟哭ばかりが胸の中を渦巻く。 「お、俺は、お前にどう償えば・・・・・」 「償う?」 妹は呟く。 「ねえ、お兄ちゃん、わかってる?“償い”なんて出来ないんだよ?お兄ちゃん、自分がどんなこと したのかわかっているの?」 「う、あ・・・」 理理は再び僕を抱きしめる。 「私、もうお嫁にいけないんだよ?そういう身体にされたの。お兄ちゃんが奪ったのは、純潔だけじゃ ない。理理の未来も!幸福な人生も!なにもかも!全部駄目にされたんだよ!?」 「あ・・・・」 絶望する。 涙で総てが真っ暗になった。 「ことり・・・理理っ・・・。ごめん・・・ごめんよ・・・・。あ、謝って済むことじゃないって、 わかってる。お、俺は、お、お前に・・・お前に・・・」 一番幸せになって欲しかった肉親の人生を、僕自身が破壊したんだ・・・・! 「ゆ、許してくれ・・・。お、俺は、どうしたらお前のことを癒せる・・・?なんでも、なんでも する・・・。今すぐ死ねっていうなら、そうする・・・。だ、だから・・・・」 「癒す?」 理理は僕をじっと見つめる。 709 名前:籠の中 ◆UHh3YBA8aM [sage] 投稿日:2007/05/20(日) 06 16 21 ID R3FFDg1O 「そうだね。理理は傷ついたの。一生癒えない傷をつけられたの。だったら、お兄ちゃんは責任を とってくれなきゃ。癒えることの無い私の傷を、永遠に傍で舐め続けなきゃいけないの。それが 贖罪。それが断罪だよ?私はもう、結婚することも出来ないんだから、お兄ちゃんがかわりに ならなきゃいけないの。“永遠に”“私の傍で”罪を償うのよ?」 僕は頷いた。 それ以外の選択肢はなかった。 「ふふっ。じゃあお兄ちゃん、これ」 妹の白い小さな掌の上には、二つのリング。 総ての発端となった、あの指輪があった。 「これ、は・・・」 「云ったでしょう?“永遠を誓う”“約束”だって。なら、その証をつけないと」 理理はひとつ。 指輪を僕に手渡した。 「お兄ちゃんには理理が嵌めてあげる。だからお兄ちゃんも理理に嵌めて?」 悠然と微笑んで、左手を差し出した。 僕もそれにならう。それ以外に無い。 「汝、月ヶ瀬真理は月ヶ瀬理理を生涯の伴侶とし 良しにつけ悪しきにつけ 富めるときも貧しきときも 病めるときも健やかなるときも 死が二人を分かってもなお 愛し慈しみ 貞節をまもることを誓いますか?」 「・・・・・・・誓い、ます」 妹の指にリングを絡める。 「私も、誓います」 僕の指にリングが絡まる。 「これでお兄ちゃんは“私のもの”だね」 理理は笑って僕に口付ける。 僕はたぶん、泣いていた。 泣きながら、それを受け入れた。 こうして、僕と理理の間には『永遠の約束』が結ばれたのだった。
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244 :幸せな2人の話 15:2010/12/10(金) 23 12 26 ID AuzlL4T4 白い少女は一人で星を見上げていた。 「あれはこと座、その上にはくちょう座、下にわし座。 あれはさそり座、まっ赤な星がある」 少女は一人で星座を数えていた。 全て昨日、少年に本で教えてもらった。 今まで全然星座を知らなかったけれど、少女は必死で覚えようとした。 今夜、ここで三人で一緒に星を見る為に。 きっと少年が一つ一つ覚えた星を指差して教えてくれる。 それから、一緒におやつも食べる。 だから、今夜ここに来るのがとても楽しみだった。 「つまらない」 少女は呟いた。 けれど、それは誰も聞いていない。 彼女は一人だったから。 「……嫌」 今までは一人で居ると誰の目にも触れないから好きだった。 でも、少年たちと暮らすようになって一人で居るのが嫌になった。 「お兄ちゃん?」 ここに居ない大事な人を呼ぶけれども、やはり返事は無い。 「あれはいて座、となりにへびつかい座……」 しばらくしてから少女はまた星座を数えだした。 寂しさを紛らわしかったから。 245 :幸せな2人の話 15:2010/12/10(金) 23 13 15 ID AuzlL4T4 「しっかし、先生も強引だよな~。 勝手に人の絵を賞なんかに出してくれやがって」 その声で私は目を覚ました。 お兄ちゃんの膝に座ったまま、うとうと眠っていたようだ。 壁に立て掛けてある絵に目を向けた。 あの廃墟で独り佇む私の絵、まるでさっき見た夢のように見える。 でも、絵の中の私は、子供の私じゃなくて今の私。 「とは言え、お蔭様で少し賞金が貰えたのはありがたいか。 シルフ、何か欲しいものないか?」 とっても綺麗な絵だと思う。 青いような夜空に、白い少女がくっきりと浮かび上がっている、でも。 「お~い、シ~ル~フ~?」 お兄ちゃんがぽんぽんと私の頭を叩く。 「え、あ、ごめんなさい、お兄ちゃん」 「おいおい、最近ぼんやりしてる事が多いぞ。 ま、それもシルフらしいのかな?」 「うん、気をつける」 「くす、そっちの方がシルフらしくて可愛いよ。 その絵、気に入ってくれたか?」 「うん、とっても綺麗だと思うよ。」 すると、お兄ちゃんが少し残念そうに笑った。 「気に入ってはくれない、ってところかな?」 「ううん、私も好きだよ。 だってお兄ちゃんが描いてくれたんだもの」 本当はお兄ちゃんには悪いけど、この絵は好きじゃない。 そこにはお兄ちゃんが居ない。 まるで私だけあの時の廃墟に取り残されて、そのまま成長したように見える。 それでは私が本物の幽霊みたいだ。 きっとあの絵の中の私は幸せじゃない、だから好きになれない。 「いいんだよ、無理しなくても」 お兄ちゃんが慰めるような優しい口調で言う。 246 :幸せな2人の話 15:2010/12/10(金) 23 13 36 ID AuzlL4T4 「ううん、好きだよ……」 きっと私の気持ちをお兄ちゃんに悟られた。 お兄ちゃんはそんな答えは求めてなんていない。 求めていない答えなんて言ってはいけないのに。 「私はこの絵が本当に好きだよ」 必死にお兄ちゃんにそう訴えた。 すると、お兄ちゃんは黙って私の頭を撫でてくれた後、立ち上がった。 「え、お兄ちゃん、何処に行くの?」 「ああ、ちょっと大学にな」 「今日は日曜日だけど?」 「夕飯までには戻ってくるよ。 ちょっとだけ絵を描きたくてさ。 そうだな、別に賞を貰ったからとかじゃなくて、 どうしても描きたい物が前からあったんだ。 きっとその絵ならシルフも気に入ってくれると思う」 お兄ちゃんが照れくさそうに笑う。 「うん、楽しみにしてるね」 本当はお兄ちゃんの手を掴んで引き止めたかった。 絵なんてもう描かないでずっと私と居て、って言いたかった。 247 :幸せな2人の話 15:2010/12/10(金) 23 14 05 ID AuzlL4T4 ************************************* お兄ちゃんはまだ帰ってきていない。 今、お兄ちゃんは何処で何をしているのだろう? きっと、学校で、絵を描いている。 私をここに置いてきぼりにして。 違う、そんな訳ない。 お兄ちゃんは私の為にって言っていたのだから。 絵なんかより、私の方が大切に決まっている。 でも最近、お兄ちゃんが分からないって思う事が増えた。 お兄ちゃんの事を知れば知るほど、 お兄ちゃんが分からなくなる、そんな気がする。 決してお兄ちゃんが私を蔑ろにしている訳じゃない。 全く逆、いつもとても大切にしてくれる。 でも、私には何かが不安だ。 大切にしてもらえれば、それだけ嫌な予感がする。 だけど、いつかお父さんやお母さん達みたいに居なくなっちゃいそうで、怖い。 だから姉さんに相談する事にした。 姉さんならお兄ちゃんの事は何でも分かるから……。 お兄ちゃんの大事な妹だから。 248 :幸せな2人の話 15:2010/12/10(金) 23 14 38 ID AuzlL4T4 「珍しいね、シルフちゃんからお姉ちゃんに相談だなんて」 姉さんが私にお茶を淹れてくれた。 「姉さん、私、姉さんに聞いて欲しいの……」 「良いよ、雪風お姉ちゃんに全部話して」 優しい姉さんの表情に心がほっとする。 その姉さんの優しさに勇気付けられて、 私は今まであった事を全部、姉さんに伝える事が出来た。 お兄ちゃんが私が作るよりおいしいご飯を作ってくれた事。 一緒に居てくれるってずっと昔にした約束を覚えてくれていた事。 それから、あの絵が嫌いな事。 私はお兄ちゃんに私の為の絵なんて描いて欲しくない事。 なのに、最近のお兄ちゃんは暇さえあれば私の為っていう絵ばかり描いている事。 そんな事よりももっと私と一緒に居て欲しいって事。 「ふうん、そうだったんだ。 それでシルフちゃん、お姉ちゃんはどうすれば良いのかな?」 姉さんが微笑みながら、柔らかい声で私に問う。 「分からない、でも姉さんに聞いて欲しかったの。 姉さんなら本当の兄妹だから、お兄ちゃんの事、何でも分かるから」 「ねえ、シルフちゃん?」 いつものように姉さんの声は暖かい。 それが不安な今の私にはとても心強く感じられる。 「うん、姉さん」 お願いだから、助けて。 249 :幸せな2人の話 15:2010/12/10(金) 23 15 47 ID AuzlL4T4 「あのさ、シルフちゃんって、 他人の気持ちが分からないんだね、 ってよく嫌われないかなぁ~?」 時間が止まった。 姉さんはいつもみたいに優しく笑っている。 ただ、いつもと違う事を言っただけ。 たったそれだけなのに、私は動けない。 「え、ね、姉さん?」 姉さんは私の戸惑いを無視するかのように淡々と続ける。 「シルフちゃんってみんなに嫌われるのが、 外見のせいだっていつも私達に言っているよね? そんな事無いわ、シルフちゃんは妖精みたいにとっても可愛いよ。 お姉ちゃんだって本当は嫉妬するくらいだもの。 シルフちゃんみたいに可愛かったらきっと兄さんも私に夢中になってくれるのに、 って何回考えたか数えきれない位なんだよ。 なのにシルフちゃんは見た目が不気味だから人から嫌われてるって言うの? 違うよね、本当は今みたいに人の気持ちを大事に出来ないからだよね? だから、シルフちゃんは嫌われるんだよ」 嫌われる、姉さんにそうはっきり言われて胸がずきりと痛む。 別に他の人にならいくらでも嫌われていい。 ただ、お兄ちゃんと姉さんだけには絶対、嫌だ。 なのに姉さんがそんな事を言うなんて、どうして……? 「ふふ、シルフちゃんの言っている事ってね。 お姉ちゃんにはこう聞こえるんだよ? 私だけの為に兄さんが料理を覚えてくれて、 私だけの為に兄さんが絵を描いてくれて、 私だけの為にずっと一緒にいてくれるって、 そんな約束を兄さんが守ってくれて幸せなんだ~。 でも幸せすぎて不安になるから、 もっと幸せになりたいから、姉さんは私の為に何かしてくれないのって。 お姉ちゃんならお兄ちゃんの本当の兄妹なんだから、 お兄ちゃんの大事なシルフちゃんを当然幸せにしてくれるんでしょ、って。 シルフちゃんはそう言いたいのかな?」 「ち、違うの、私は……」 「いいな~、シルフちゃんはそうやって駄々を捏ねて泣き付くだけで、 兄さんが可愛がってくれるんだもんね~」 ただ怖かっただけなのに。 姉さんならきっと助けてくれるって思っていたのに。 250 :幸せな2人の話 15:2010/12/10(金) 23 16 16 ID AuzlL4T4 「シルフちゃん、お姉ちゃんが前言った事、覚えてるかな。 お姉ちゃんね~、もう兄さんから見捨てられちゃったんだよ?」 姉さんの笑顔は私には冷たく、暗いものに見えた。 「兄さんは、雪風よりシルフちゃんの方が大事なんだって~。 それは覚えているよね? この前、シルフちゃんがちゃ~んと聞いてくれたんだもの」 姉さんの追及に胸の鼓動が止まりそうになる。 やっぱり、姉さんは見ていたんだ……。 「でも、姉、さんは見捨てられてなんて……」 「うるさいなぁ」 とても煩わしそうに姉さんが言った。 その言葉に全身がびくりと固まる。 「一つシルフちゃんに教えてあげるね。 そうやって無神経なことをべらべら喋られると いくらお姉ちゃんだからって段々苛々してくるの。 分からないわけないよね?」 私は姉さんの問い掛けに声が出せなかった。 「どうしたの? 何か言ってくれないと、お姉ちゃんは分からないよ?」 「……ごめんなさい」 それだけしか言えない私を睨み付けて、 はぁー、と姉さんが深いため息を吐いた。 「あのさ、もう私も我慢し切れないなから、 今からシルフちゃんに酷い事を言うけど許してね。 良いよね、今までずっと我慢してきたんだし……」 251 :幸せな2人の話 15:2010/12/10(金) 23 16 47 ID AuzlL4T4 ヒトノ気持チナンテ何モ分カラナイシルフチャンハ、 絶対ニ兄サンニ嫌ワレルヨ。 ダカラ、早ク兄サンニ見捨テラレレバ良イイノニネ。 要ラナイワタシミタイニ。 姉さんはそう吐き捨てた。 その時の姉さんの目はいつか見た夢の中の女の子と同じだった。 252 :幸せな2人の話 15:2010/12/10(金) 23 17 26 ID AuzlL4T4 ************************************* 姉さんと話をしてからどれくらいが経ったのだろう。 姉さんはとっくに部屋を出て行った。 お茶は冷たくなってて、外はもう暗くなり始めている。 でも私はずっとここから動けていない。 私は姉さんに嫌われたの? 姉さんは私よりも何でもできるのにいい加減で。 いつも能天気で。 良く私に抱きついてきて。 暑苦しくて。 とってもおせっかいで。 でも誰よりも優しい人で……。 私は、そんな姉さんに嫌われたのかな? 姉さんに言われた、私は嫌われるって。 どうして? どうしてだろう、どうして私は嫌われるの? 253 :幸せな2人の話 15:2010/12/10(金) 23 18 17 ID AuzlL4T4 気が付くと涙が止まらなくなっていた。 動けない位に、独りぼっちなのが怖くて堪らなかった。 その時にお兄ちゃんがやっと帰ってきてくれた。 だから、私はお兄ちゃんに抱きついて泣いた。 お兄ちゃんは困惑しながら、私を優しく撫でてくれた。 どうして泣いているのかを聞こうとしてくれた。 でも私は言えなかった。 きっと、姉さんに嫌われたって知られたら、 お兄ちゃんにも嫌われてしまうから。 そんなの嫌だ、絶対に嫌だ。 嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ。 そんなの、嫌。 お兄ちゃんに嫌われるのだけは嫌だよぅ……。 戻る 目次 次へ
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+表情差分など +通常 猫妹 __ __ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´| . |. | ,Z \ .... `ヽイ' | . _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 / ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ´ヽ j ヾj ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 !ィてテヽ ィテト / . l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | 〈 { } | }, . ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙ ゝ‐' , `´| . ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..xxx .___ ノ { i; ;;l \;;; `ー-、\| {`′ノ / . ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ ` . / l ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7''''' ̄ .| i j ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ | /゙ \! ` _ノ \ /二、} |/ 〃⌒ヾ、 |.__ _.// i!.`ト.、 / l| | |\ // l . | l 、 __ __ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´| . |. | ,Z \ .... `ヽイ' | . _,,| ! 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'´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 / ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ヽ j ヾj お兄ちゃん、一緒にドーナツ食べよ ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 ! 、/ . l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | =弌ミ、 ! _ . ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙ , | / ̄) \ . ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..xxx .__, -┐ ノ / / \ { i; ;;l \;;; `ー-、\| {`′ ノ/ /У ̄) /\ | . ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ ` / l / ノ \/ │ ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i j / i\ / ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ | . / ノ \____/ 猫妹の天丼 (⌒Y⌒) __ __ (^\| ノ^ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´| \人/. |. | ,Z \ .... `ヽイ' | ,ソノ |. _,,| ! '´. ... 丶 , ~,;; '"⌒ッ" ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 ,~'""'~へ⌒~^ "'ミ 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 , "" ⌒r"゙゙'γ "゙゙' ノ 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 ( , " ミ "- . / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 / ( ゙''''"゙ " '"ノ" ".゙;\ / ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ヽ j ヾj /,".゙; "ωひ~し,,.ノ.,,.ソ~ " '.`; ハ ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 ! 、/ ( '.`;".゙,. ; ".゙; "" '.`; ".゙;'.`; ). l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | =弌ミ、 ! \"-==__" ゙;'.`; ".゙;'.`; "゙;__==-"/. ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙ , | ,. , \ "' ̄ ̄ ̄ ̄'" /. ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..xxx .__, -┐ ノ ,r'.,r' \ / { i; ;;l \;;; `ー-、\| {`′ ノ/ ,r'´ ,.'ー─---- ., \ /. ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ ` / l i 、 -- ,.三三ゝ "= ;;;;;;;;;;;;;;;;;; =" ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i j . {, __ . -ー ´ ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ | . !  ̄「 +猫妹の妄想日記 興奮する猫妹 __ __ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´|. |. | ,Z \ .... `ヽイ' |. _,,| ! '´. ... 丶 えーとね ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 私ねお兄ちゃんが欲しいな 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 私だけ見て、私だけを愛してくれて 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 背が高くて、かっこよくて、優しくて、強くて / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 デブと不潔は論外ね! あと貧乏も嫌! 犯罪者もお断りだよ! / ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ヽ j ヾj それでね毎日私のことぎゅーっと抱きしめてくれて ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 ! 、/ 私をいろんなところに連れて行ってくれて. l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | =弌ミ、 ! おねだりしたらかわいい服やアクセサリーを買ってくれて. ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙ , |キャーキャー 私の作ったお弁当をおいしいって行って食べてくれて. ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..xxx .__, ┃ ノ あ、時々でいいからディナーをご馳走してほしいな { i; ;;l \;;; `ー-、\| {`′ ┃/ あと、馬になって私を乗せてくれたりもよさそう. ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ ` ┃ こういうお兄ちゃん欲しいぃーー! ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ ┃ ドク あ、思っているだけで要求しているわけじゃないよ ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ ┃ドク こう思ってるだけだよ。キャーキャー恥ずかしー 猫妹の妄想日記 __ __ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´|. |. | ,Z \ .... `ヽイ' |. _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 さーて、今日も日記を書くぞー / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 「お兄ちゃんやめて、私達兄妹だよ」 / ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ヽ j ヾj 「妹よ。兄は妹のことが愛しくてたまらぬのだ」 ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 ! 、/ 「いくら血がつながっていなくても兄妹とは……ムグ」. l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | =弌ミ、 ! 情欲に目を燃え上がらせた兄が、. ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙ , |キャーキャー 言い終わらせさせぬとばかりに私を幸せのベッドに押し倒した。. ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..xxx .__, ┃ ノ 「頼む妹よ。黙って兄を受け入れてくれぬか?」 { i; ;;l \;;; `ー-、\| {`′ ┃/ 「お兄ちゃん……?」. ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ ` ┃ 「兄のことが嫌いなのか?」 ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ ┃ ドク 「……お兄ちゃんのことは大好きだよ」 ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ ┃ドク 「ならば妹よ。なぜ駄目なのだ」 +泣き顔 猫妹泣き顔 __ __ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´| . |. | ,Z \ .... `ヽイ' | . _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 / ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ヽ j ヾj ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 !ィてテヽ 、/ . l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | 〈 { l! } ! . ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙ てつ ' , | . ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ.. ノ { i; ;;l \;;; `ー-、\| r‐ つ / . ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ `´ / l ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i j ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ | /゙ \! ` _ノ \ /二、} |/ ) ,,. - 、  ̄´| ! \ / / -‐=\ 、 } ヽ ` 猫妹泣き笑い __ __ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´|. |. | ,Z \ .... `ヽイ' |. _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 / ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ヽ j ヾj ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 !ィてテヽ 、/. l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | 〈 { l! } !. ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙ てつ ' , |. ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..//// .__, -┐ ノ { i; ;;l \;;; `ー-、\| {`′ ノ/. ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ ` / l ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i j ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ | /゙ \! ` _ノ \ /二、} |/ ) ,,. - 、  ̄´| ! \ / / -‐=\ 、 } ヽ ` 猫妹とエビフライ __ __ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´|. |. | ,Z \ .... `ヽイ' |. _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 / ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ヽ j ヾj ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 !ィてテヽ 、/. l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | 〈 { l! } ! おっきい…. ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙ てつ ' , |. ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..//// .__, - /i { i; ;;l \;;; `ー-、\| {`',. `゙ . ゙ `''' ,'.´ -‐i. ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ `'、. _;.;;..; ..‐'゙  ̄  ̄ ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄| i ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ .| ./ \! ` _ノ \ /二、} |/ ) ,,. - 、  ̄´| ! \ / / -‐=\ 、 } ヽ ` +その他 迷子の子猫? /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´| . |. | ,Z \ .... `ヽイ' | . _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 / ;;;;;;;/ /∨ | | \ ヽ \| !ヽ 、 / ;;;〈_ | | | ._ヽ、;;\ ヽ j ヾj ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 !'" _ ‐ ゙、/ . l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | ヾ|.〃 `゙ヾ ! にゃあ! . ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙、イ , | . ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..xxx .__, -┐ ノ { i; ;;l \;;; `ー-、\| {`′ ノ/ . ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ ` / l ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i j ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ | /゙ \! ` _ノ \ /二、} |/ ) ,,. - 、  ̄´| ! \ / / -‐=\ 、 } ヽ ` 、 ━━╋━ ┣━┃ ┓┫┏━┓ ━━┓ ┃ ━━╋━ ┃ ┃ ┃┣┛ ┃ ┃ ┏━╋┓┏━╋┓┃ ┃┫┏━╋┃ ┃ ┗━┛ ┗━┛ ┗ ┃┗━┛┗━━━ ・ 口押さえ猫耳妹 __ __ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´| . |. | ,Z \ .... `ヽイ' | . _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 / ;;;;;;;/ /∨ | | \ ヽ \| !ヽ 、 / ;;;〈_ | | | ._ヽ、;;\ ヽ j ヾj ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 !'" _ ‐ ゙、/ . l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | ヾ|.〃 `゙ヾ ! . ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙、イ , | . ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙、 i! /7! . ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ ゙'_,. '-‐''"´y' // { i; ;;l \;;; `ー- |, '´ __,,,/ / / . ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ/ '"´ , '´ / l ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノ| / l フェラ __ __ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´| . |. | ,Z \ .... `ヽイ' | . _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 / ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ヽ j ヾj ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 !ィてテヽ 、/ . l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | 〈 { l! } ! *チュパチュパ* . ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙ てつ ' , _|。_゚______ . ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..//// . _/´ U . . { i; ;;l \;;; `ー-、\| ij j J . . . . ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ しー-==ニニ二二ニニ=- ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄| i ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ .| ./ \! ` _ノ \ /二、} |/ ) ,,. - 、  ̄´| ! \ / / -‐=\ 、 } ヽ ` 殴られ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´| . |. | ,Z \ .... `ヽイ' | . _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 / ;;;〈_ | | |/ _ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ 二 ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 !/ ノヽ--/ ̄ ,  ̄ ̄ ̄ ̄ . l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | ヾ! ミ } ...| /! . ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙、 i゙」_}`ー‐し'ゝL _ . ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ ゙_, ヘr--‐‐'´} ;ー------ { i; ;;l \;;; `ー-、\| ,ノ`ヾ -‐'ー'"==- . ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ / | ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i j ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ | /゙ \! ` _ノ \ /二、} |/ ) ,,. - 、  ̄´| ! \ / / / / ,, - === - ィ / /|.ィ \ _,,, -- ー-y //´| . |. | ,Z \.. ⊂二___ ィ`ヽイ' | . _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 / ;;;〈_ | | |/ _ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ 二 ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 !/ ノヽ--/ ̄ ,  ̄ ̄ ̄ ̄ . l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | ヾ! ミ } ...| /! . ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙、 i゙」_}`ー‐し'ゝL _ . ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ ゙_, ヘr--‐‐'´} ;ー------ { i; ;;l \;;; `ー-、\| ,ノ`ヾ -‐'ー'"==- . ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ / | ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i j ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ | /゙ \! ` _ノ \ /二、} |/ ) ,,. - 、  ̄´| ! \ リアル妹猫 r‐-、, {! \ _,,、 , ィ7 ヾ ミ 、ヽ'"´ `゙''ー---ッ'´ / ヽ ミ ヽゝ くィ彡 ,' . _,,, /.. ノ ヽヽヽ 、 ㍉ハ\ `Y、_ ヽ, 〉'''‐〈 ノ、_ / /___/ / i i ', / ̄ノ / // __/ / /i L__ i | ;;;;;;/ /∨ | / ヽ! / | i__ i | ;;;〈_ | / ∠<弋"も、 (㍗ 彡 i | ;;;;;;;; ̄`''''´;ハ 」 .. .. ', . ヽ / ! ノ ;;;;;;;;;;;;;;;;/ ;ニニ..ー_- ミ 八 ノ テ二二 ;;;;;;;;;;;;; { 二 -‐ 三ニ ヾフ 云ニミ ;;;;|、;;;;; `ー-、ゞ 、 ‐-‐┴ッ / l 妹猫と妹 お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃんっ!お兄ちゃん~お兄ちゃん?お兄ちゃん~お兄ちゃん☆お兄ちゃん__お兄ちゃんお兄ちゃんお __兄ちゃんっお兄ちゃんっ!お兄ちゃん~お兄ちゃん?お兄ちゃん~お兄ちゃん☆お兄ちゃ/|.ィ \ _,,, --──- 、 //´|お兄ちゃん♪お兄ちゃん?お -――-- ,,,_兄ちゃんっ!お兄ちゃん~お兄ちゃん?お兄ち . |. | ,Z \ .... `ヽイ' |お兄ちゃん?お兄ちゃ, ' ´ .... ヽちゃん♪お兄ちゃんっ!お兄ちゃん~.お兄._,,| ! '´. ... 丶お兄ちゃん?お兄 / . ..ヽ ,,,_お兄ちゃん~お兄ちゃん?お ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、お兄ちゃん♪ / . ; ' /i ヽ _,Y´ ` お兄ちゃん~お兄ちゃん?お 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、お兄ちゃん' . , ' / ./ ヽ ';_,'ヽ 〉 ‐''' 〈ん☆お兄ちゃん~お 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、お兄ち ,' ;" / / /| ! ゝ ̄\ 〉♪お兄ちゃんーお兄/ ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、お兄ち l /l l/ / /_ | | .Vヽ ヽ;;;;;;; ヘんーお兄ちゃん☆お ./ ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ヽ j ヾj兄ちゃ l/ l / ./;; /. 丶| l | _〉,,, ヘ兄ちゃん~お,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 !ィてテヽ 、/お兄ちゃん!! ヽ/" ィてテ.ャi ; | |;`''''´ ̄;;;;;;;; ',お兄ちゃん~おl ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | 〈 { l! } !お兄ちゃん?おl { } 〉 | ,,,,!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l兄ちゃんっ!お! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙ てつ ' , |お兄ちゃんっ!. | 、 ゝ-' / ;;,r‐マ ;;;;;;;;;;;;; l兄ちゃん☆お! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..//// .__, -┐ ノお兄ちゃん?お 人 ┌- .__ xxx / /ー } ;;;;;;;;.|;;;; ; lちゃんっ!お{ i; ;;l \;;; `ー-、\| {`′ ノ/お兄ちゃんお兄ち | .ヽ .マ `' } !/ , ─'´ ;;;/ |;; ;i }ちゃんっお ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ ` / lお兄ちゃんっお兄ち| .ヽ` ´ _;;ニ--''´ ./; /i /ゃんっ!お兄ちゃん~お.. ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i jお兄ちゃん?お兄 ! i |  ̄ "'ヘ _ ,ヘニミ_,,,,_/ ; / ,} /兄ちゃん?お兄ちゃん~お兄ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ | /゙お兄ちゃん☆お兄. ヽ | _,.i ̄ /{_ ;; / /;" /兄ちゃん♪お兄. \! ` _ノ \ /二、} |/お兄ちゃん?お兄ちゃ ヽ l .{, 二ゝ ./ 入 !/兄ちゃんっ!お兄ちゃん~お兄ちゃん?. ) ,,. - 、  ̄´| ! \お兄ちゃん♪お兄ちゃんっ!お/ .! |゙ ̄ ゝ- .,, (ん?お兄ちゃん~お兄ちゃん☆お兄ちゃん!/ / -‐=\ 、 } ヽ `お兄ちゃん?お兄ちゃん, ' ´ ァ' { , /=‐- 丶 ヽん~お兄ちゃん?お兄ちゃん~お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ち( ," i| i ノ ヽ ヽヽゃん?お兄ちゃん~お兄ちゃん☆ 猫妹蔑み __ __ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´|. |. | ,Z \ .... `ヽイ' |. _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 / ;;;;;;;/ /∨ | |__\ ヽ \| !ヽ 、 / ;;;〈_ | | | `ヽ、;;\ ヽ j ヾj ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 ァ'テ〒Y 、/. l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; |. 弋_,r !. ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙ , |. ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ.. ノ { i; ;;l \;;; `ー-、\| ^ /. ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ / l ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i j ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ | /゙ \! ` _ノ \ /二、} |/ ) ,,. - 、  ̄´| ! \ / / -‐=\ 、 } ヽ ` 、 猫妹発狂 お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃんっ!お兄ちゃん~お兄ちゃん?お兄ちゃん~お兄ちゃん☆ お兄ちゃん__お兄ちゃんお兄ちゃんお __兄ちゃんっお兄ちゃんっ!お兄ちゃん~お兄ちゃん?お兄ちゃん~お兄ちゃん☆ お兄ちゃ/|.ィ \ _,,, --──- 、 //´|お兄ちゃん♪お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃんっ!お兄ちゃん~お兄ちゃん? お兄ち . |. | ,Z \ .... `ヽイ' |お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃんっ!お兄ちゃん~ .お兄._,,| ! '´. ... 丶お兄ちゃん?お兄ちゃん~お兄ちゃん☆お兄ちゃんっ!お兄ちゃん~お兄ちゃん? お ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、お兄ちゃん♪お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃんっ!お兄ちゃん~お兄ちゃん? お 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、お兄ちゃん♪お兄ちゃんっ!お兄ちゃん~お兄ちゃん☆お兄ちゃん~ お 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃんー お兄/ ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、お兄ちゃんーお兄ちゃん。お兄ちゃんっ!お兄ちゃんーお兄ちゃん☆ お ./ ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ヽ j ヾj兄ちゃん♪お兄ちゃん~お兄ちゃんっお兄ちゃん?お兄ちゃん~ お,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 !ィてテヽ 、/お兄ちゃん♪お兄ちゃんっ!お兄ちゃん~お兄ちゃん?お兄ちゃん~ おl ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | 〈 { l! } !お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃんっ! お! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙ てつ ' , |お兄ちゃんっ!お兄ちゃん~お兄ちゃん?お兄ちゃん~お兄ちゃん☆ お! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..//// .__, -┐ ノお兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃんっ! お{ i; ;;l \;;; `ー-、\| {`′ ノ/お兄ちゃんっ!お兄ちゃん~お兄ちゃん☆お兄ちゃん♪お兄ちゃんっ お ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ ` / lお兄ちゃんっお兄ちゃん?お兄ちゃんーお兄ちゃん♪お兄ちゃんっ!お兄ちゃん~ お.. ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i jお兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃんっ!お兄ちゃん~お兄ちゃん?お兄ちゃん~ お兄ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ | /゙お兄ちゃん☆お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃん?お兄ちゃん♪ お兄. \! ` _ノ \ /二、} |/お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃんっ!お兄ちゃん~ お兄ちゃん?. ) ,,. - 、  ̄´| ! \お兄ちゃん♪お兄ちゃんっ!お兄ちゃん~お兄ちゃん?お兄ちゃん~お兄ちゃん☆ お兄ちゃん!/ / -‐=\ 、 } ヽ `お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃんっ!お兄ちゃん~お兄ちゃん?お兄ちゃん~ お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃん?お兄ちゃん♪お兄ちゃんっ!お兄ちゃん~お兄ちゃん?お兄ちゃん~お兄ちゃん☆ きめぇ猫妹 __ __ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´|. |. | ,Z \ .... `ヽイ' |. _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 / ;;;;;;;/ /∨ | | \ ヽ \| !ヽ 、 / ;;;〈_ | | | ヽ、;;\ ヽ j ヾj ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 r=;ァ 、/. l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | 〈 rr=-,,__, ̄ ! おお、やらしい・・やらしいのぅ. ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙ `ー' |. ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ.. ノ { i; ;;l \;;; `ー-、\| /. ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ / l ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i j ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ | /゙ 八重歯顔猫妹 /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´|. |. | ,Z \ .... `ヽイ' |. _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 ????? ???????? / ;;;;;;;/ /∨ | |`′\ ヽ`′\| !ヽ 、 ????? ???????! / ;;;〈_ | | |/`′ヽ、;;\`′ヽ j ヾj ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 !`′`′`′`′`′`′/. l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | `′`′`′`′`′`′!. ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙`′`′`′`′`′`′|. ! ; ;;;;|、;;;;;; {`′\ ヽ..`′`′`′`′`′ノ { i; ;;l \;;; `ー-、\|`′`′`′`′/. ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ `′`′`′/ l ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、`′7'''''  ̄ | i j . ヽ ゙、\ヽ ;; _}\`′`′ ̄j、_ | . ダブル猫妹 _厂|_ └ ュ ┌○ __ __ /´n `ヽ __ __ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´| | ∪ ハ |. |`゙i\ 、 -──-- ,,,_ / ィ.|゙i . |. | ,Z \ .... `ヽイ' | `ー‐' くノ | 'ト,r'´ .... / Z, | .| . _,,| ! '´. ... 丶 | ̄ ̄ ̄| / , ' ... .`' ! |,,_ ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 | [ ̄] |. / ... 、 ' ,r'i ゙i _、Y´ ` 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 !__  ̄ _| / . ,r' / 、゙ ゙i ゙i ,(, 〉‐''' 〈 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 丿Π |_, / 、 、゙ ,r' 、゙ ,r'| !' (, ̄\ 〉 / ;;;;;;;/ /∨ | | \ ヽ \| !ヽ 、 く_,ノ ∟ノ /、 ,/! |/ .,r' / | | ∨゙i ゙i;;;;;;; ゙i / ;;;〈_ | | | ._ヽ、;;\ ヽ j ヾj _厂|_ jッ j ,r' /;;、,r'_. | | | _〉;;; ゙i ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 !'" _ ‐ ゙、/ |_ _| ゙i、゙ ‐__ ゛'! | |;'''´ ̄;;;;;;;; ', . l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | ヾ|「{ l ! | ∟、 ! l }1 .|/ | ;;;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l . ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙、 ゙っ j , ..| ,.⊃ }. |.. , j っ゙ /゙ ;;、゙‐r; ;;;;;;;;;;;;; ! . ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..xxx .__, -┐ ノ └─‐'´ ', ┌- ,__. xxx.,,/ /ー } ;;;;;;、|;;; ; ! { i; ;;l \;;; `ー-、\| {`′ ノ/ __ \(, ′`} |/.、-ー´ ;;;/ l;; ;i } . ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ ` / l Γl (__). l \ ´ _;;ニ-ー''´ 、゙; 、゙i ;゙ ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i j 厂  ̄ヽ j i |  ̄ '''''7 _、゙iニ(,,,,, _/ ; ,r'、} 、゙  ̄| |⊃ }. └┴‐' __ | | ! ! | レ'\r┐ ∟ノヽ._ノ +別バージョン 長髪猫妹 /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´|. |. | ,Z \ ......`ヽイ' |. | ! '´. ... 丶 / / / / \ ヽ . 、 ノ / / / ヽ ' 、 .. 、 i; | |/ __ \ | !ヽ 、 l;; | | |/ _ヽ ヽ j ヾj i;;; ;;;;;;;| |、 ! ィてテヽ 、/ l;;;;;; ;;;;;;;!;;;; | ヾ|! { l! } ! ヽ;;;; ;r‐゙、;; ゙、 i! ゝ‐' , | お兄ちゃん 〉;;;;;;;;{ ー\ ヽ xxx .__, -┐ ノ / ;;;;;;; `ー-、\| {`′ ノ/ / ;;;;; ;;_ゝ ` / l ,' ;;;;;;;; ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i j . l ;;;;;;;;;_}\  ̄j、_ . | /゙ . ! ;;;;;;; \ /二、} |/ . ! ; ;;;;|,. - 、  ̄´| ! \ { i; ;;l -‐=\ 、 } ヽ ` 、 ゙; i゙、 ; ヽi |i ゙、 ) 猫妹別 /⌒ヽ、 _,,.-‐=ァ ./″ `;ヽ . .....,,,, _ _, , ''" 〆" ,′ .i'" ,ソ;''". 'y',,ソ/_,,, i; _,シ'. 'i `Y、l ゙y ' ヽ,〉'''‐〈 ノ、_ / /___/ / i i ',/ ̄ノ / // __/ / /i L__ i |;;;;;;/ /∨ | /rィて`'!ヽ! / | i__ i | ;;;〈_ | / ハ ii リ L,イ''ト,/| i | 妹猫だよお兄ちゃん♪;;;;;;;; ̄`''''´;ハ 」 ゝー゛ トソハ/ ! ノ にゃーお♪ ;;;;;;;;;;;;;;;;/ ;r‐゙、;; ゙、-‐ッニ ヽr 'チニニ二 ;;;;;;;;;;;;; { ー\ ヽ `'''^'ー''" .! | -''"`\ ;;;.-┴''"ヽ``,`'、 / l r'" `'''`ヽ,ヽ ,r' ヽ、`i !ノヽ. ー - イ| i/ /`ニ=_,ノ./ '" `i i .ノノ. ゝrッ} l | /゙ i' _,フ 謙虚な猫妹 /-‐-‐ 7'⌒ーーヾ.. / '´ \ / \. / / 八 \ ヽ / ノ / \ ヽ `、 ′ / ノ \ │ i / | /-― ―-\.| | 生まれ変わって謙虚になったよ!お兄ちゃん! i. |. ∨ ┃ ┃ | | | |. |xxx xxx/| | V|. |. | - {イ ノ {. |. |> .,,___. イ、| / / \∨\| ヽ _\xヘ/ ∨/|/ { ―-、/ (´`} Y⌒)- {´ / ∧ / ヘー{ハ-∧ / ∧ ∨」」V } ,′ \_ /o { / | O \_ノ | 〈 |\ ○ 〉 { /\ /\__/\ ++他キャラ 猫妹とマニ . ’ ’、 ′ ’ .¥・ 、′・. ’ ▲ ; ’、 皿、′‘ .・” ’、′・ (;;ノ;;;;;; (′‘ ” ’、 ’、′ ’、 (;;ノ;; (;;;;;;;;;;;;;;;;;;( ;⌒‘ ・. ’、′”; ㊤ ’、′・ ( (´;^`⌒) ;) ;;;;;;;;;;∴⌒`.・ ” ; ’、′ 、 ’、 ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;ノ ;) ;⌒、"'人 △ /│(⌒ ;;; ;´'从 ;' ; ;) ;⌒ ;; ) )、・*チュドーン* ( ´;`ヾ,;⌒)´ 从⌒ ;) `⌒ )⌒ `_,,..ゝ. __ __′‘ ;゜+° ′、 . ´⌒(,ゞ、⌒) ;; ) ノ‐''"...,,_/|.ィ \ _,,, --──- 、 //´| ┃ ┃. |. | ,Z \ .... `ヽイ' | 肉 = =. _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 / ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ヽ j ヾj ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 ! __ ゙、/. l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | ヾ|「{ l ! 邪魔するマニはミンチミンチィ♪. ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙、 .i ゙っ j , |. ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..xxx .__, -┐ ノ { i; ;;l \;;; `ー-、\| {`′ ノ/. ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ ` / l + / \ + ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i j / \/ i l ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ | /゙. / i /' i .l \! ` _ノ \ /二、} |/ /' i/ i .l ) ,,. - 、  ̄´| ! \ / / ;r'゙ .l / / -‐=\ 、 } ヽ ` 、 / / i | / ' / ヽi |i ゙、 ) ./ / ; - '゙ ¶ . / 〈 \ |∧ ´ / / i /u / \ 丶ヘ| ヽ_ / ./ / - '゙ ¶ 猫妹と少女 __ __ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´|. |. | ,Z \ .... `ヽイ' |. _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 えーとね。 / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 お兄ちゃんは私と結婚して / ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ヽ j ヾj 毎日幸せに暮らすの! ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 ! 、/ 毎朝、お兄ちゃんは私と一緒の布団で目覚めて. l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | =弌ミ、 ! 手作りの朝ごはんをおいしいって言いながら食べてね. ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙ , |キャーキャー その後は私はおにいちゃんの服を洗ったり、我が家のお掃除をしたり. ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..xxx .__, ┃ ノ お兄ちゃんと一緒にネフィアに冒険に出かけて、お宝探したり { i; ;;l \;;; `ー-、\| {`′ ┃/ お昼はもちろん私の作ったお弁当をおいしいって言いながら食べるの!. ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ ` ┃ 夕方になったら、お兄ちゃんと一緒に牧場や畑の様子を見て回って。よさそうな食材を探すんだ ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ ┃ ドク 晩は私の手作りのディナーをおいしいって言いながら食べて、お風呂に入るの ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ ┃ドク お風呂のあとはくつろいで、眠くなってきたらベッドイン。もちろん気持ちのいいことだよ! -――- ┃ / }ヽ \. ┃ / \ ヽ ┃ / _ ´ヽ ┃ ノi i / ィ Y i ┃ | i /T Y V八| ┃ | i i Vソ ''. ┃ | i i '' ,, イ| ┃ | 八 i≧=-r-< 八|___┃__ | ∧ i__,≫、 / 「 ̄っ ̄ ̄ ̄´| / / ´\∨ ̄ ヘ ∨ '⌒) /. j/i / \ iハ/ _,,∠..._/. / i丶 ^'</ /レ¨ア¨¨ 猫妹と少女食事 お兄ちゃんはもう寝たよね 一緒にこんがり肉たべましょ __ __ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´|. |. | ,Z \ .... `ヽイ' |. _,,| ! '´. ... 丶 -― ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 ´ 丶、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 / /\ 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 / \ \ / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 / / __\ . / ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ヽ j ヾj / ´ \ . . ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 !ィてテヽ 、/ i / ィ Tヘ .. l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | 〈 { l! } ! | イ'T 、 Vソ . . ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙ ゝ‐' , | | i 小.Vソ , |. ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..xxx .__, -┐ ノ | i ' . | i { i; ;;l \;;; `ー-、\| {`′`、ヽ ,. -────----‐‐'"´ ̄``ヽ、 │! . ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ ` ゝ、γ /; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; .. . . . ; ; ; ; ; ; ;l / | i ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ / ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . . ; ; ; ; ; ;l‐'⌒ヽi| i. ,' ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ . __,r‐l⌒l |; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . ; ; ; ; ; ;|; ..._丿リ/ \! ` _ノ \ ,r‐、_l⌒l | ト-イ^Y| ; ; ;;;;;;;;;;; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . ; ; ; ; ; ; ;;| / / ) ,,. - 、 { ヽ_j、_,ト ' ; ノ ├| ;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;;;;;;;;j 〈/ / / -‐=\ 、. ー-''ヘ^´  ̄/ ノ l,;..;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; ;;; ______;;; -‐' {/ 猫妹と少女 __ __ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´|. |. | ,Z \ .... `ヽイ' |. _,,| ! '´. ... 丶 -― ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 丶、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 . / ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ヽ j ヾj\ . . ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 ! u 、/ T ヘ .. l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | =弌ミ、 !Vソ . . ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙。゚ , | |. ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..xxx _ ノ | i { i; ;;l \;;; `ー-、\| U (,,,,_ノ │! . ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ u / l u / | i ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i j .ーャ i| i. ,' ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ | /゙i/┴---リ/ \! ` _ノ \ /二、} |/ / / / ) ,,. - 、  ̄´| ! \ 〃 〈/ / / -‐=\ 、 } ヽ ` 、 丶 {/ 猫妹と少女とマニ はい、あーん -― ´ 丶、 __ __ / /\ /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´| / \ \. |. | ,Z \ .... `ヽイ' | / / __\ . . _,,| ! '´. ... 丶 / ´ \ . . ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 i / ィ Tヘ . 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 | イ 'T 、 Vソ . 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 | i 小. Vソ , | / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 | i ' . | i / ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ヽ j ヾj | i i人 _ │! ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 ! 、/ | i . i 个 . / | i . l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | =弌ミ、 ! i八 ∨| | i .ーャ i| i. ,'. ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙ , | / ̄¥ ▲ \.ヽ| i i/┴---リ/. ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..xxx .__, -┐ ノ / /皿 ㊤) 丶j / / / { i; ;;l \;;; `ー-、\| {`′ ノ/ /У ̄) ) / 〃 〈/. ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ ` / l / ノ 肉 │ / 'i{ 丶 {/ ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i j / i\____/ / /i八 \ \ ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ | . / ノ ┃ // | /\ ∨ -― __ __ ´ 丶、 /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´| / /\. |. | ,Z \ .... `ヽイ' | / \ \. _,,| ! '´. ... 丶 / / \ . ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 / \ . . 〉 '''‐〈━━┓┃┃ ゙、 \ ヽ . 、 i / ィ 'Tヘ . 〈 / ̄ノ. ┃ ━━━━━━━━ | イ 'T' 、 ヽノ . / ;;;;;;;/ /∨┃ | _\ ヽ \| ! ┃┃┃ | i 小. ヽノ , | / ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ヽ j ┛ | 三 ≧ ',, ’ ., | i ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 ! __ o ・ 、/ ゚ 。゚ 三 ≧ ゚'ゝ │! . l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | ヾ|「゙っ ノ ・ ! -== 三 ≦ / | i . ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙  ゚̄ o 。 | 。 -=≦ ,ァ- i| i. ,'. ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ. u .__, -┐ ノ ゚ ・ ゚。 三< ミ´、。 -=≦,J _---リ/ { i; ;;l \;;; `ー-、\| {`′ ノ/ 丶j / / /. ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ U ` / l / 〃 〈/ ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i j / 'i{ 丶 {/ ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ | /゙ / /i八 \ \ \! ` _ノ \ /二、} |/ // | /\ ∨ ) ,,. - 、  ̄´| ! \ / / -‐=\ 、 } ヽ ` 、 +他AA改変 猫黒天使妹 /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´| . |. | ,Z \ .... `ヽイ' | . _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 / ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ヽ j ヾj ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 !ィてテヽ 、/ . l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | 〈 { ;; } !! . ! ;;;;;;;;;;;;; ;;;;゙、;; ゙ ゝ‐ ' , | l 見てみてお兄ちゃーん! ヽ._ヽー. ! ; ;;;;|、;;;;;; ;;;;|\ ヽ..//// .__, -┐ノ/ ルルウィ様に弓を捧げたらムチムチボディになったよ!  ̄二ニヽ{ i; ;;l \;;; ;;;| \| {`′ ノ |′ ヽ、_ _-ァ. ´__ . . ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ ` / l/ _,._-ニ-ァ‐´ィ二; -- ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ | i j ノ′‐ ´/´ /´ ̄´/ . . . . ..‐.-_、 \ .ヽ .. l . >ー<l! .. .| . リ‐//レ /′ /-‐ァ ´ , ァ /. .  ̄ .`ヽト、.V/ } ハ {トヽ/! . ! /‐' / /´ / . /ノ/.. .. . . . . . .. ヽヽヽ=l | ト='イ-! / ;∠ イ_ /´ /イj/イ'/. . _. . . . . . . . .`トi`j |__ヽ\ノ人 . . ∠´ /' イ/ // ノ/ .‐..´... .......ー . . . . . . K/ ハ.「jフス . .` くヽ /// /イ. . . . . . . . . . . . . . . . .{_j jァz く . .. ..`ヽ、 | / ハ.. .. . . . . . . . . . . . . . . .トj / ヽソンV... . . ..} ヽ | ,イ ..\ . . . . . . _ . ./__ . イ}_ j l r} . . .../ ヽ l l | .. .. |`>ォr< __ . . . . ヽ}、 /l j_{ノ . / .. .. l l ヽ ヽ. ! ! .. .. .|{{´/小ヽj} r<ヽ.ヽ . . . . ヽ} /rソ }/K`=i .||ト l ヽ{ハ ./iヘ .´/ハ` .r-`ヽ l ,、;、 . . . .V' ./_;、 トVノ/! |!| l | ヽ ヽ . ト、 l // トl . . ̄ヽ /´ 〉! __ァ'⌒j/´ レ‐ュ_j イ !|l \ ヽ/ `ヽl.. . . . ィVゝ- ' j_∠ ーi ´ } ノ j/ ノ′ 〉、 〈{j |  ̄ ` ー..、_j ノ -‐{_ノ / . ∧ . l { . . . . . . . . ` ┴-、ーノ . ヽ カブに騎乗する猫妹 /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´|. |. | ,Z \ .... `ヽイ' | . _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 / ;;;;;;;/ /∨ | | _\ ヽ \| !ヽ 、 / ;;;〈_ | | |/ ヽ、;;\ ´ヽ j ヾj ,' ;;;;;;;; ̄`''''´;| |、 !ィてテヽ ィテト /. l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | 〈 { } | },. ! ;;;;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙ ゝ‐' , `´| 1乙にゃお兄ちゃん!. ! ; ;;;;|、;;;;;; { ー\ ヽ..xxx .___ ノ { i; ;;l \;;; `ー-、\| {`′ノ / . ゙; i゙、 ;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ ` . / l ゙、 {、ヽ ; \_ ,,,,ノニ/、_ 7''''' ̄ .| i j ヽ ゙、\ヽ ;; _}\  ̄j、_ | /゙ \! ` _ノ \ /二、} |/ 〃⌒ヾ、 |.__ _.// i!.`ト.、 / l| | |\ // l . | l 、. / _,l| | | ヽ\//' V'!. ! \ / /_,. ',.| | `y' | | | i. / /.  ̄ .\. ゝ ,; ノく /.  ̄ .\ / ⌒{.. {´ ̄ ⌒'、 ,"/ イ. .カ⌒ヽ .} ヽ、._\ヘ_ハ_ノ丿三l!\ { /l!三ノノ_ハ.ノ'_ ァ'´ ヽ. ̄``ー''. \\__// __`ー‐''´ ,/ ̄` . l \,(0)\` 、. \_,/ ノ´0)/ ̄` ノ \ !. ,l r┤l " / ,.'' / \ ___\(0廴_//.l│ ,/(0)/ / ァ'´. . .......`;i!⌒`Π二Π_ /. _, / 三つ編み巨乳猫妹 /|.ィ \ _,,, --──- 、 //´| . |. | ,Z \ .... `ヽイ' | . _,,| ! '´. ... 丶 ´ `Y、_ / iヽ ' 、 ... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/ / ゙、 \ ヽ . 、 〈 / ̄ノ ! |ヽ ゙、 ヽ ゙、 、 、 7'X7 /∨ | | \ ヽ \| !ヽ 、 i メ|__ | | | ._ヽ、;;\ ヽ j ヾj } X{;;; ̄`''''´;| |、 !'" _ ‐ ゙、/ {メノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;; | ヾ|.〃 `゙ヾ ! /メノ;;;;;;;;;; ;r‐゙、;; ゙、イ , | /ン´ ヽ;;;;;; { ー\ ヽ..xxx .__, -┐ ノ /メノ \;;; `ー-、\| {`′ ノ/、. 「`7-r'"7 `''ー-ニ;;_ゝ ` / {メ| |__ハ._L__〉 _ ,,,,ノ 7'''''  ̄ 「`7-r'"7 / | ───  ̄ ヾ l`ヽ |__ハ._L__〉 〈;;;;;;;;」 |l  ̄`ヽ ノ `メ、 / | ,/ { } `ー'- ニ,{;;;;;;;;」 ,/ _∠ |l \ , ヽ、 / _ ,. イ´ |l \ ,λ -‐‐‐-<´ .! / |l ' , _,ィ'ンy} \ .ノ`ー斗rェ,,_,_,_|l ,.ir'彡イy-´ ! 、 ` ' <._ {jt=t-t-ミ`^Yーrヘr-彡'水k} !:} .ノ ` ー- .._ `-ヽ. l`亠^{:i ̄ {:リ |ハ ノノ/ノ ,. -‐ '  ̄ ´ ̄` ー- 、 \{{ {:l {:i ノ_,ィニ_ン´ `ヽ、\ \ {:l {∠ニァ--' `ヽミニ>ァ┴ '´