約 1,288,385 件
https://w.atwiki.jp/dynamite/pages/387.html
監督:たかぎ 選手会長:よそみ 選手データ(ドリーグでは投手が投手以外の内野守備につくと内野適正が3下がります) 控え投手の野手能力 名前 長 ヒ 巧 足 肩 内 外 捕 ラジコン 3 3 7 2 5 4 1 1 たじな 2 3 4 5 8 7 1 2 あさの 4 5 6 8 9 10 1 2 いやし 3 4 5 4 6 4 1 1 実評価 打撃力 ★★★ =わな、フラスコ、ひだだ達はHRを。他も単打は十分狙える。 機動力 ☆ =8以上が4人。他はほとんどが5以下。 投手力 ★★★★★ =エースのよそみ、セットアッパーのあさのを筆頭に、5人全員充分に使える。 内野守備 ★★★★★ =二遊間は充分。ダブルプレーも取れる。三塁が鍵。 外野守備 ★★★★★ =おおちま、ひだだがなかなか。ひのでりは神。 スタメン考察 スタメン必須選手 選手名 守備位置 適正 肩力 考察 あまき 二 9 6 足と巧打が高く、使える。肩は2塁なら問題なし。 いどば 遊 10 7 守備がいい。打撃も巧打が10なので単打なら充分打てる。 しげしげ 捕 10 8 申し分のない守備力。打撃も足を除けばまあまあ。 捕手候補 選手名 適正 肩力 考察 しげしげ 10 8 特に悩むこともなく当確。 おた 7 8 一応載せて置くが、使うのはしげしげ代打後の守備くらい。 一塁手候補 選手名 適正 肩力 考察 フラスコ 5 6 守備をカバーする長打力。 やさまき 5 4 巧打5が魅力的ならどうぞ。 どのおと 8 7 守備特化型なら候補に入る。打撃は微妙。 二塁・遊撃手候補 選手名 適正 肩力 考察 あまき 9 6 二指定。肩がないため二塁で。他にいない。 いどば 10 7 遊指定。肩7をカバーする守備力。こちらも他にいない。 どのおと 8 7 充分に二塁をこなせるが、打撃があまきと比べてかなり劣る。 三塁手候補 選手名 適正 肩力 考察 もれの 6 7 打撃が魅力。守備は内野安打を許すこともしばしば。 どのおと 8 7 もれのより守備はいいが、打撃が劣る。守備重視なら。 あさの 7 9 実はなかなか三塁向き。適正は10から落ちて7。ただ打撃が問題。投げた後に守備固めか。 外野手候補 選手名 適正 肩力 考察 おおちま 9 7 打撃、守備共にしっかり使える選手。 ひだだ 8 9 適正も肩も打撃もいい。中堅も充分こなす。 わな 7 7 守備は微妙だが、打撃がいいので外しにくいか。 ひのでり 10 10 守備が神。打撃がなければ惚れてしまう。 ふぜい 7 10 肩があるので進塁は防げる。打撃はまあまあ。スタメンもあり。 どのあに 6 8 打撃重視なら。肩はそこそこだが守備範囲がいまひとつ。 具体的なスタメン例 スタンダード型捕:しげしげ、一:フラスコ、二:あまき、三:もれのorどのおと、遊:いどば、左:わな、中:おおちまorひのでり、右:ひだだorおおちま打撃、守備共になかなかのオーダー。センターひのでりなら、ライトはひだだかおおちま。 打撃重視型捕:しげしげ、一:フラスコ、二:あまき、三:もれの、遊:いどば、左:わな、中:おおちま、右:どのあに守備力をそれほど落とさずに打撃を強化するオーダー。 守備重視型捕:しげしげ、一:フラスコ、二:あまき、三:どのおと、遊:いどば、左:わなorひだだorふぜい、中:ひのでり、右:おおちまスタンダード型とあまり変わりがない。まだ守備は固められるが、打撃が落ちるのでこの程度か。 守備特化型捕:しげしげ、一:どのおと、二:あまき、三:あさの、遊:いどば、左:おおちまorひだだorふぜい、中:ひのでり、右:ひだだorふぜい徹底的に守備固めをしたオーダー。三回裏での代打攻勢は必須。 コメント欄 これより前のコメントはコメント/名古屋 ひのでり抜けたら中日でやらないわ - 名無しさん 2013-02-03 22 55 34 ひのでりはあくまで守備固め要員に過ぎなかったからそれほど残念でもなかったりする - 名無しさん 2013-02-07 12 40 57 森野の代走で浅野、和田の代走英智で上手くいくな。最も英智は13年版からは消えてしまうが・・・ - 名無しさん 2013-02-16 20 18 19 おたの本名何ですか - 名無しさん 2013-02-19 17 34 05 小田です。2013年版になるとクラークやルナがはいってくるで - 名無しさん 2013-02-20 18 00 09 落合を監督に復帰させるだけで最強なのにな。 - 名無しさん 2013-03-04 12 21 34 いどばの打撃は間違いなく上がるな - 名無しさん 2013-03-15 16 49 58 岡田入れてー - 波乗り 2013-03-19 15 05 43 英智とブランコのいない中日なんて中日じゃねーよ。 - 名無しさん 2013-03-23 21 41 09 今の和田さんは打撃は96というより87で、外野適正は6じゃないか? - 名無しさん 2013-03-28 18 10 11 名前
https://w.atwiki.jp/livetube/pages/1323.html
配信者名 おちんパン ジャンル ゲーム・他 マイク 有 配信者ページ 配信ページ wikiへようこそ あなたは - 人目です。現在-人が見ています ▼実況作品名 がんばれゴエモン2 がんばれゴエモン4 ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説 聖剣伝説2(24時間超配信) クロノトリガー 聖剣伝説3(3週) 特徴 オードリーの春日を盲目的に信奉している。 →配信中、くじけそうになると「春日」と名前を口にし、自分を奮い立たせる。 →その一方で若林のほうはないものとして扱っている。 連射が下手 アドバイスは基本的に無視される まんた 口癖は「だいたい~なんだけど」「鉄ザコ」 プレイしているゲームはクソゲーと呼ぶ すぐに投げ出す 名前から来る印象そのままの人物である 配信中の名言・迷言 主が行ったネ申プレイ・m9プレイ してほしい配信 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 0 (0%) その他 投票総数 0 メモ用紙 今日: - 昨日: - 合計: - コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/himaitame/pages/171.html
暇だから女友達にイタメール その936 94 名前: さと ◆kQPP1b.x3A 2006/01/05(木) 22 58 13.61 ID dXF2x8MD0 今北。報告していいの かな? 97 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/05(木) 22 58 29.18 ID /9w8MjUw0 94 さともかもかも 119 名前: 出来損ない@実況 2006/01/05(木) 23 05 20.77 ID yWuG8eMI0 さと ◇kQPP1b.x3Aのスペック(さらに更新) New! 2006/01/05(木) 16 46 14.98 ID d05p4OVx0 『さと』 ・性別:[男] ・年齢:[21] ・特徴:[女に間違えられる。176cm55㎏] ・性交渉経験:[ある] ・相手との関係:[彼女] ・相手に送るメールの方向性など:[絶縁と付き合ってるかどうか確かめたい] 『相手の特徴』 ・ニックネーム:[サダコ] ・性別:[女] ・年齢:[21] ・特徴:[金持ち。身長も高く髪も長い。綺麗で人当たりが良くて素直] ・性交渉経験:[なし](やろうとしたらすげえ勢いで拒否られたので、処女?) 『追加情報)』 ・勇者とタゲは。友達に紹介されて何気なく付き合った。 ・同じ機種のケータイを使用している。 ・さとの家の合鍵を所持しており、家は近い。 ・俺のコテは現実で呼ばれてる名だから、絶縁がみたらレスしてくると思う。 ・勇者は絶縁とは知り合いではあるものの、疎遠(絶縁が人気者なため) ・サダコは、「絶縁」に関する話になると絵文字が激減する。 安価なら↓ 164 名前: さと ◆kQPP1b.x3A 2006/01/05(木) 23 24 26.94 ID dXF2x8MD0 絶縁は、このスレにも書いたバイト先の女の子と付き合ってるそうだ なんか「付き合わないなら死ぬ」みたいなこと言われて、付き合うしかなかったみたい 絶縁のほうから一方的に振った(バイト先の女子に矛先が向くといけないから)らしい で、落ち込んでるサダコを見て女友達が俺を紹介したってところだと思う だから絶縁はサダコと付き合うわけにはいかないし、俺もサダコと別れるわけにはいかない 付き合ってないことも分かったし、これからはどんどん仲良くなっていくと思う 一方的に振った女の番号を着信拒否してないあたり絶縁さすがだね。人気者のわけが分かるわ なんでこんな短い文書くのに時間掛けまくってるんだ俺は・・・ 170 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/05(木) 23 26 10.51 ID 3gjpHsQw0 164 そか サダコをちゃんと守ってやれよww つか 絶縁ってそういう女ばっかり相手してるのかwwwwww 173 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/05(木) 23 26 22.58 ID co3Y3cNc0 164 これで全部かwww 乙 安価なら↓ 174 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/05(木) 23 26 38.92 ID ujCM6Gl00 164 貞子尻軽wwwwwww 絶倫アワレだなwwww 175 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/05(木) 23 27 12.96 ID /9w8MjUw0 164 乙、サダコのいいところ探してあげな。 あと、嘘ついたことについてkwsk 安価↓ 191 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/05(木) 23 30 48.43 ID /9w8MjUw0 174 どこをみたらサダコが尻軽になるんだ? 192 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/05(木) 23 31 02.39 ID 3gjpHsQw0 絶縁に 新たに「付き合ってくれなきゃ死ぬ」っていう女がきたら 絶縁は現カノと絶縁するんだろうねぇwwww 193 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/05(木) 23 31 49.98 ID d05p4OVx0 191 絶縁が誰にでもいい顔してそうなww 192 バルスwwww 206 名前: さと ◆kQPP1b.x3A 2006/01/05(木) 23 38 32.87 ID dXF2x8MD0 嘘ついたのは、一度でも人と付き合ってると知れたら嫌われると思ったからだそうだ かなり純情なんすよ。あの人 で、このスレがあると何かあった度に相談しちゃいそうだから、2ちゃんを辞めようと思う 今回はみんな優しかったから、大事に至らずハッピーエンドだったけど、いつもそうはいかない 後ろでサダコも見てるし。サダコなんて失礼か。下の名前くらいなら晒してもOKだろ ミズキも見てるし、ここで辞めることを宣言します。みんなありがとう じゃあ、精一杯ミズキを幸せにするよう頑張ります。みんな本当にありがとね~ 213 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/05(木) 23 40 43.78 ID d05p4OVx0 206 おつw 本当におつ。ミズキちゃんと仲良くなww スペをまとめた甲斐があったww 220 名前: 七味 ◆VQR4T9/ARc 2006/01/05(木) 23 42 37.42 ID znZrqIKA0 206 乙カレ。幸せになれよ。 222 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/05(木) 23 43 33.74 ID 3gjpHsQw0 206 確かに純情一直線型だなww ミズキちゃんと お幸せに さと4?
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/45842.html
【検索用 よごれつちまつた 登録タグ 2021年 VOCALOID しふ よ 曲 曲や 鏡音レン】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:しふ 作曲:しふ 編曲:しふ 唄:鏡音レン 曲紹介 今日の西日めちゃくちゃ綺麗だった。 曲名:『汚れつちまつた』(よごれつちまつた) しふ(Chef)氏の2作目。 歌詞 (動画概要欄より転載) 汚れつちまつたな 俺も変わっちまったな 朝から騒がしい教室 イヤホンひとつで誤魔化して 右も左も無駄話 馬鹿ばっか馬鹿面で笑ってる 窓の外を見ているあの子も同じこと考えてんのかな そんなことばっか思って 三年なんて簡単に過ぎてく 「あの人は何を成した?」とか 「この式を解きなさい」だとか 「将来何がしたい?」とか いっそ死んじまえば 考えなくて済むのかな 汚れつちまつたな 俺も大人になったのさ 無邪気な夢も 淀んだ欲も 次第に薄れてなくなってく 生まれちまったなら 何か遺したいだとか 何になんだよ テキトーに生きて 適当に死ねばいいだろ 夜道を歩く 吹く風に押されて そんなことでさえ嫌になった 解けた靴紐のひとつでなんか頭は空っぽになった 人間っぽいことは色々した 勉強に 恋に 創作に まあ全部 半ばでやめちまったが のらりくらり 金もなくなり 飯のひとつ 食うので精一杯さ 嗚呼 もう 人生くそくらえ 溺れちまったよ 正道を外れちまったよ 罪悪感が快感に変わって 次第に気持ち良くなって 金を盗んで 飯を盗んで 逃げて逃げて 捕まって ぶん殴られても 痛みなんて感じなかった あの頃は周りなんてどうでもよかった 面倒くさいからあいつら全員死んでもよかった でも今じゃ 金を求めて 誰かを求めて 生きるために必死になって そんで必ず死にたくなるのさ 零れちまった涙 雨に混じって ほろり 頬を撫でてく なんか人間みたいに悲しくなった 汚れつちまつたよ 俺も変わっちまったよ 雲間から覗く 西日が照らす 濡れきった目に反射して 街全部宝石みたいだった ただただ美しかった そうか まだ まだ 死にたくないな コメント ぶんすとのちゅーやさんを思わせる曲だなぁ、、好こ -- A5158 (2024-02-13 18 53 50) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kurokage136/pages/675.html
時空、様々な並行世界が宇宙のように繋がる大きな海のような空間。 数多の国、数多の種族、そして……数多の会社。 街どころか世界を越えられることによって、就活、面接の需要は数百倍以上にも跳ね上がり、どんな仕事でもどんな生物でもスキルがあれば求められる…… はずだった…… 「また、受からなかった……」 この男、ローレン・漆黒。 これまで5個ほど世界を超えて仕事を探しているバリバリの就活生だが、未だに就職先が見つかっていない。 「もう諦めてバイトでもいいかなぁ……」 なんてことを思いながら、彼は異世界へと旅立つこともあったが、未だに見つかっていない。 別世界からも優秀な人間が雇用されやすくなった以上、求められる人材のハードルも高くなった。 しかしローレンも何もしてなかったわけではない、目に映るあたり…ちょっとしたスキル…つまり、『免許』や『資格』は何かしら取得してきた。 だが、そんな小手先だけでは通用しない時代となっているのが今であった。 「あー……ダメだなこれは……」 そう言いながらローレンはスマホの画面を見つめていた。 画面に映し出されているのは求人サイトに表示される無数の求人情報。 その全てに目を通していくが、いずれも面接前に不採用、運良く面接まで漕ぎ着けたとしても、お祈りの山。 「大成する為に家を飛び出してきたはいいけど、このままじゃ……」 と、ローレンが凹んでいる隣から…… 「あ、あのー……えっと、隣いいですか?」 「え?」 すぐ側で、紫色の髪をした女性が声をかけてきたのだ。 「あっ!いやっ!すいません!いきなり話しかけちゃって!」 彼女はすぐに自分の行いに気付き謝り始める。 「いえ、大丈夫ですよ?それにしても綺麗な髪ですね」 ローレンは思ったことを口に出した。 「そ、そうですかね……か、髪?そこ褒められるのは初めてかも……よかったら、相談に乗りますよ」 ……… その女性は宅地雪と名乗った、他世界の事に関しては色々詳しいといい、ローレンの就活問題についてもしっかり聞いてくれた。 「確かに今の時代、普通の人が普通の技術で企業に入るっていうのは非常に厳しいかもね……」 「大手だと、異能力者の方が需要あるからね…同じ飲食店でも調理師免許持ってる人より指を鳴らすだけで火をつけられる人の方が合格しやすいって聞くし」 ローレンはため息を吐く。 すると、雪が突然こんな事を言った。 彼女の言葉を聞いたローレンは思わず顔を上げた。 「あの、良かったら…うちの所で働いてみませんか?」 「え?」 …… 私は、偶然見かけたローレン・漆黒さんという方に声を掛けた。 私の目の前にいる彼はどこか自信なさげな表情を浮かべている。 話を聞いてみると、就活のことで悩んでいた。 「改めて私、宅地雪っていいます。黒影旅館って言う温泉旅館を経営してるんですけど……」 黒影旅館……私が経営している旅館の名前。 経営と言っても、従業員のひとりに過ぎないけど。 「今、ちょうどここで住み込みで働く従業員を募集していて……どうかな?」 「いや、それはありがたいのですが……」 「あ、もちろん給料も出しますよ?」 「いやそれ当たり前なので……」 ん?何だろう……何か問題でもあるのかな? 「何か…問題でもありますか?」 「いや、その……それは、ずっと何かしらの仕事を受けたかったから、もし本当に働けるなら……って」 「う……そ、そこは私の方から、女将に話をかけてみるから、ウチはいつでも人材求めてるし。」 と、私は彼を必死に説得する。 そして彼は、首を縦に振ってくれた。 やった……!これで、また従業員確保だ。 早速、女将に報告しないと………… 「すぐに女将の所へ向かわないと」 「え?向かうと言ってもどうやって…」 「手を握っててください、案内するよ」 私はローレンさんの手を握り、魔術で時空の渦を作る……そこから中に入れば、黒影旅館まで直行だよ。 ……… 雪という女性に誘われ、手を握って渦に入った先にあったのは……大きな館。 確かに、温泉旅館らしき風貌をしているようで、微妙にて異なるような造形をしている。 しかも、屋根や窓に使われているあの細工は…… 「あ……もしかして、黒影旅館の事を知らないのかな」 「うちのお店…というか、家族は魔法使いの出で立ちで家族経営なんです」 魔法使いの家族経営…… つまり、この世界では魔法使いの雇用率も高いのか。 と、俺は納得しながら館内に入っていった。 受付には、紫の髪をした女性が座っていた。 恐らく彼女は雪さんの妹だろう。 「女将さんを探してきますので、ちょっとそこで待っててください」 雪さんはそう言って、俺を置いて何処かに行ってしまった。 数分後、戻ってきた時には……何故か手ぶらだった。 「どこにも居ない……」 「え!?」 「いや……違うんですよ、普段はそんなに自由な人じゃないんです、どこ行ったんだろ……」 「携帯とかそういうので連絡は?」 「ウチそういうの誰1人持ってないんです!すぐ壊れるし買い換えることも億劫になって……」 大丈夫だろうか……まさかこんな事になるなんて。 雪さんは別の部屋の方へと向かっていき……しばらくかかりそうだ。 ガラガラ…しばらくしていると、入口に誰か入ってきた。 「た、ただ……いま……」 「……っ!?」 で、でかい……いや、小さいがでかい。 山積みのレジ袋を持って小さな子供が来た 雪さんと同じ服を着ている、ここの従業員の子だろうか。 いや……見たところ見た目が六歳、いや七歳ぐらいの子供にしてはあれ……が大きすぎる、なんだ? その子が持っているレジ袋はパンパンになっていて今にも破れそうになっている。 「あ、その……大丈夫か?」 「ん…ああ、ありがとう……ございます」 それにしても誰の子だろう、一旦雪さんの所に言って聞いてみた方がいいのかな。 「ごめんちょっといいかな、ついてきて」 「うん」 ……… 「雪さん、ちょっとその……」 「あーどこに行って……あ、母さん!?」 「……え?」 今、なんて……? 「ゆき、かいものしてきた、やさいきらしてる」 「そ…そういうのは霜降や鴕鳥がやるって言ってたじゃん、もう心配かけて……」 「あ、ローレンさん、あのですね……その人、その小さな子供のような見た目をしている人」 「名前はシャドー・ルミナ・黒影……この黒影旅館の主、つまり……私達が今探してた、女将なんです…」 女将?子供が?? どう見ても小学生にしか見えないのだが。 でも、よく見ると……彼女の着ている服は雪さんの物と似ている。 まさか、本当に……なら、当たって砕けろだ。 「女将さん!!俺をここで働かせてください!!」 「いいよ」
https://w.atwiki.jp/fvstreamergta5/pages/261.html
プロフィール 名前 もちまる(もちまる) もちこ(もちこ) 出身地 日本 誕生日 3月3日 転入日 2023年09月04日 住所 --番地 職業 飲食店[BistroBambi]メニュー開発,高級車ディーラーReX幹部 性別 女性 血液型 O型 身長 173cm 体重 菱餅3個分? 頭髪 オレンジに根本が紫のグラデーション 肌色 イエローベース色白 瞳の色 緑 喫煙 しない(以前は吸っていたがやめた) プレイヤー 菱餅ノーラ 告知等 X(活動アカウント)X(FVアカウント) 配信場所 Twitch 動画投稿 YouTube + 目次を開く 閉じる プロフィール 基本情報 人間関係印象表 所有車両 エピソード ア-カイブ 基本情報 基本情報 日本で販売員をして暮らしていたが不景気により職場がつぶれたため心機一転してロスサントスに来た。 紆余曲折を経て今は警察官の生活安全課勤務 ↪︎パン屋→プラネット→3rdメカニック→警察の体験を経て警察に就職 副業としてジビエ料理店BistroBambiで店員をしつつ、依頼があれば他店分のメニューの作成を行っている。 2/15 警察署の備品管理のために臨時でRank4になる。ビビる→その後見直しが入り6/6現在Rank3となっている。 生活安全課として市民対応を中心に、大型対応中の裏で店舗やフリーカの対応に奔走している。 6/9 警察の業務形態変更に伴いRank4に再度なる。人事課にも配属 8/31 ロスサントス警察退官 新たな道へ 過去情報 + 過去から現在のストーリーネタバレ注意 販売員時代他の従業員からいじめを受けていた。首謀者が信頼を寄せていたと思っていた人物だったため,人に信頼を寄せることができない。職場がつぶれて正直ほっとしている。 警察官になりディメンションリセット時に仲良くしていた人やお世話になり心を開いていた警官が軒並み帰国や、ギャング堕ちの経験を経てさらに人間不信を加速させている。 根本人間が好きなため信じようとしては裏切られたと感じる機会があり、うまくいかないことがある。裏切られたのではなく勝手に期待を寄せてしまっているのは薄々わかっている。 6/6 警察業務を頑張ってきたと思っていたが様々なことがあり実質警察解体の流れになってしまった。努力も無駄だと感じており今後は事務的な対応にきりかえていく方針にした。→結局できなかった。一人一人のいいところを探すのが楽しく、またネガティブな情報に振り回されたりもした。 6/30 一緒に頑張ろうとしていた上官の皇飛鳥が道半ばで帰国。涙の別れ。 7/6 帰国した皇飛鳥がロスサントスに戻ってきた。戻ってきて一緒に警察官をするかと思いきや退職、ギャングの道へ進むと聞いて絶望。2回目なこともありSAN値チェック失敗。多くの仕事を持っていたこともあり限界を迎え発狂→休職。暦 沖田の計らいもあり南署の事務員的立ち位置で業務にあたる…?かも→通常勤務の方が忙しくならなかった。南署によく遊びに行くようになった。 8/1 復職して勤務に当たるもストレスで胃痛がひどい。もう少しなにかできることがないか模索し始める。退官の意志を上官に共有する。 8/31 退官。今後は救急隊を目指そうとのんびり体験開始を待つことにする。暖かく見送ってもらいこの日初めて署の人から慕われていたことを知った。 自分自身の話題になると話題をすり替えて早めに切り上げる癖がある。 自身の真面目で融通の利かない性格に辟易としているが上手な崩し方もわからず悩んでいる。 →24年2月崩して話せるようになってきた。口プが弱いため素直に接するようにしている。 →6/6現在なじんできてカジュアルに話すことも増えている。 →8月末現在 警察署のママみたいな立ち位置になる。署員をほめたり怒ったりしていた。 人のてぇてぇ話は大好きだが相手を信じられないという点から自分が誰かとそうなることに違和感を感じている。 →警察内で業務やプライベートを通じて信頼し、同時に想いを寄せる人ができた。違和感を感じながらも信頼という言葉の意味や気持ちの整理をしつつうまく向き合おうとしている。 最近その人物と並んで座り会話をする写真が流出し半ギレでてえてえ撲滅委員会に片想いを暴露してしまった。 →6月末紆余曲折会ってお付き合いがはじまる。 外見 アイルランド×日本のハーフ みつあみの髪型が特徴。7月頃からおろすようになった。 性格 真面目、素直、心配性 人の怪我、傷つくことに関して敏感 よく泣く 技能 販売員としてのPOPの作成技術の経験からイラスト作成ができる 2024年5月から個人事業として「もちもちわーくす」という名前で似顔絵作成を行っている 現在スケジュールはパンパン 嗜好 食事、動物、旅行、かわいいものを好む コイバナ大好き その他 暴力的、攻撃的な態度は苦手 運転技術に難あり。練習中 (最近捕まえたギャングの方に運転うまくなったね と褒められ ちょと嬉しい) + 追加情報 最近様々な問い合わせや苦情に不眠と胃が壊れかけている。 moonlitで胃薬を100個購入して常飲している。 最近みぞおちのあたりがギリギリするらしい。 人間関係 印象表 2024/9/2 印象 2024/9/2 【好敵手】 【好印象】 街の住人,警察署員 【気にかけ】 何名かの警察署員 【胸熱】 街内の飲食品,街中のてぇてぇ 【恋人】 観月 拓巳 【覚醒期待】 【嫌い】 怪我や危険を伴う犯罪、セクハラ、ノンデリ 【信頼】 観月 拓巳 【不安】 新しい街での生活 【厄介】 所有車両 - 開く 閉じる エピソード - Day.1~ Day.1~ mm/dd 配信タイトル - 開く エピソード募集中 ア-カイブ - Day.1~ Day.1~ 配信日 day 配信タイトル mm/dd n日目 🔝ページTOPへ
https://w.atwiki.jp/mistchronicle_lobi/pages/126.html
火薬師 アイビ ☆3 火属性 魔導士 ユニット詳細 +火薬師 アイビの画像 [部分編集] 攻撃特性 防御特性 +進化によるステータスの変化 連鎖 奥義 アクア G1 9 80 71 G2 9 76 67 G3 9 76 67 G4 9 72 64 G5 8 72 64 G6 8 72(開戦時65) 64 ※ アクア列はルーン・アクアの装備効果発動時の数値 伝記 [部分編集] 幼い頃に各地を回るサーカス団に引き取られた。戦乱の中でサーカス団は解散の危機に迫られたが、アイビはそこで培った火薬を扱う技術を活かして戦うことを決意する…。そしてそのサーカス団は、軍に占領された村々を解放する戦うサーカス団となった。 出生地のストーリー「麓の集会所」 +1.火薬師 [部分編集] アイビ 「アリ〜!アリ〜!新型の花火を開発したよ〜!」 アリン 「ア・リ・ン!!もう一度… オレの名を言ってみろ!」 アイビ 「(無視)見て見て〜」 アイビが導火線に火をつけ、 花火を打ち上げようとするがーー アイビ 「あれ?なんでだ…?」 アリン 「何だよ〜、失敗みたいだな」 アイビ 「けど…カリンが来る前は、ちゃんと成功してました〜」 アリン 「アリンな…絶対わざと名前間違えてるだろ!? カリンとか言うならちゃんと様をつけて呼べよ」 アイビが花火の筒を持って調べている間に、 突然花火の筒から煙が漏れはじめるーー アイビ 「うわあああああああ〜」 大騒ぎしているアイビに慌ててアリンは叫ぶーー アリン 「絶対こっち向けるなよ!?絶対こっち向けるなよ!?」 アイビ 「え?それってフリってやつ? 「絶対押すなよ!」的な?」 アリン 「違うよ!ホントに絶対やめろよな! 花火は人に向けちゃいけませんて教わっただろ!?」 花火は地面に転がって大きな音を立てて爆発するが、 幸い怪我人は出なかった… そこへ、クレブが息せき切って駆け寄って来るーー クレブ 「マスター!マスター! 爆発音がしましたが、一体何が起こったのです!?」 アリン 「ああ、花火が暴発しただけだ そんなに心配しなくてもいいよ」 クレブ 「うるさすぎますゾ! クレブのお昼寝タイムが邪魔されましたゾ!」 アリン 「文句言いに来ただけかよ!」 +2.火薬師Ⅱ アイビ 「アリアリ、激おこプンプン再放送だね〜」 アリン 「さっきの爆発で服がちょっと焦げたぞ! 同じ服があと10枚あるとしても、 オレはとても怒っている!!」 アイビ 「アジジは心が狭いなあ そんなんじゃ女の子にモテないよ!?」 アリン 「アジジって誰だよ!? アしか合ってないじゃないか!」 「それに…モテないとか言うな… 余計なお世話だ…」 アイビ 「落ち込まないで! 気晴らしに花火をしよう!」 アイビは手あたり次第に 持っている花火に着火したーー アイビ 「キレイだね! 燃え尽きないで、ずっと続いたらいいのにね!」 アリン 「だからこっちに向けるなって!危ないだろ!」 アイビ 「花火っていいよね〜 見てると、悩み事も一緒に散っていく気がしてさ!」 アリン 「なあ…オレ、さっきなんて言ったっけ?」 アイビ 「花火は人に向けてはいけません けど…アリンは人じゃないから、ヴァンパイアだから…」 アリン 「そういうトンチみたいなのは要らないんだよ! 次は無いぞ?わかったか?」 アイビ 「了解ッス!マギー!」 アリン 「とうとう一文字も合わなくなったぞ… ア・リ・ン!…もう一回言ってみて!」 アイビ 「アーンーリー」 アリン 「…もういいよ…何でもいいよ」 アイビ 「心が広いね!女の子にモテモテだぞきっと!!」 アリン 「やかましい!」 [部分編集] +3.火薬師Ⅲ [部分編集] アリン 「けどなアイビ、 子供が火で遊んじゃダメって教わらなかったか?」 アイビ 「アイビは子供じゃないよ〜 もう大人だよ〜」 アリン 「見た目は子供にしか見えないけどな… 見た目は子供、頭脳は大人なのか? 飴食べるか?」 アイビ 「食べる食べる〜♪イチゴ味が好きだよ!」 アリン 「ほら見ろ、子供って飴が好きなんだよな!」 クレブ 「マスターもよく飴舐めてるの見かけますが…」 アリン 「黙ってろクレブ!お前を飴細工にしてやろうか!?」 アイビ 「アイビはサーカス団のみんなを守らないといけない だからもう大人になったんだよ〜」 アリン 「サーカス団?」 アイビ 「アイビはサーカス団で育ててもらったんだよ みんな良くしてくれたけど、戦争から逃げ出す時に みんなとはぐれちゃった… それからずっと見つけられてないの」 「だからちゃんと訓練を続けないとね〜 いつか再会したら、火薬を使って皆を守る! もうアイビはお荷物じゃないよ〜!」 アリン 「そうか、そんなに頑張ってるなら… 面倒ではあるが一緒に訓練してあげよう」 クレブ 「あ!マスター、クレブは先に行きますゾ!」 アリン 「行くってどこへだよ?」 クレブ 「花火大会ですゾ!」 アリン 「花火大会?」 クレブ 「近くの町で開催されているイベントですゾ 毎年盛大に行われてるらしいですゾ」 アイビ 「楽しそうだね、行きたい!」 アリン 「花火大会か… きっと女の子達もいっぱいやって来るんだろうなあ…」 「よしクレブ!オレ達も行くぞ!」 クレブ 「たしかに女の子もいっぱい来るでしょうが… マスターには何も起こらないと思いますゾ…」 入手場所 [部分編集] 備考 [部分編集]
https://w.atwiki.jp/cvssyourimessage/pages/447.html
機巧おちゃ麻呂《出典作:サムライスピリッツ天下一剣客伝》 VS. 対一条あかり【月華の剣士シリーズ:SNK】 「平安の世の陰陽師にあはしせば稚拙におちゃるも、幕末の術者とやらも捨てしものにあらずにおちゃる」※投稿・管理人 対春日野さくら【ストシリーズ:CAPCOM】 「鳴く、世…うぐいす??はて…鴬と平安京などすずろなりぬれ…?さっぱりでおちゃ。当世の風流、げに難解におちゃる」※投稿・管理人 対草薙京【KOFシリーズ:SNK】 「悪しきを祓うはまろの役目!そちはその火で茶にみも点つるが良いでおちゃるよ」※投稿・管理人 対ケン・マスターズ【ストシリーズ:CAPCOM】 「我が身に炎は、いとうとまし。やをら終はらせきにておちゃる」※投稿・管理人 対サイバー・ウー【ネオコロ:SNK】 「新旧機巧合戦、期待せしがこの際でおちゃるとは……当代の世も無能ばかりでおちゃるか?」※投稿・管理人 対不知火舞【餓狼伝説シリーズ:SNK】 「…なまめかしくも心にくさ無し…日本一を謳ふには、げにあらまほしからずでおちゃる」※投稿・管理人 対セス【ストⅣシリーズ:CAPCOM】 「「学び」と「真似び」は紙一重。さりとてそちの業は機巧のまろより見ても魂無きものなりきにておちゃった」※投稿・管理人 対ダック・キング【餓狼伝説シリーズ:SNK】 「…異国の舞とはいとゆくりなきものにおちゃるな。そちにはまろの舞、さぞつれづれなきものにおちゃったかのう…?」※投稿・管理人 対ダン・ヒビキ【ストシリーズ:CAPCOM】 「むげなり、をこなり、いたづらなるでおちゃ~。ひとえにこころつきなし一時におちゃったわ…」※投稿・管理人 対春麗【ストシリーズ:CAPCOM】 「…げにいぶせしはあまた蹴り。まろは蹴鞠にあらず!うたてこちたしでおちゃ~…」※投稿・管理人 対ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ【KOFシリーズ:SNK】 「げにもの狂ほし狐憑き… 封じるでおちゃるよ。祓うでおちゃるよ。悪霊退散!怨敵調伏!まろの舞で鎮まりたもれ~ッ!!」※投稿・管理人 対テリー・ボガード【餓狼伝説シリーズ:SNK】 「異国の若衆はいと闊達におちゃるな。さりとてこれ以上はまろの身が持たちゃる故、さらばでおちゃる!」※投稿・管理人 対ビシャモン【ヴァンパイアシリーズ:CAPCOM】 「あだなりあだなり…。そちは既に調伏完了。せむかたなしでおちゃる」※投稿・管理人 対ベガ【ストシリーズ:CAPCOM】 「そち…げに『人』におちゃるか?…平安魍魎なみの悪しき力を覚ゆ。やがてにもむげに祓うべきでおちゃるか…!?」※投稿・管理人 対真鏡名ミナ【サムスピシリーズ:SNK】 「げにあらまほし手なれど、与一の弓にはきは遠し。そちにはなお舞と笛が似合ひたり~」※投稿・管理人 対望月双角【餓狼伝説シリーズ:SNK】 「退魔の極意はにほひとあはれと知るでおちゃ。そちはげにむさわりなし。雅をまねびて出直すでおちゃる」※投稿・管理人 対柳生十兵衛茜【新鬼武者:CAPCOM】 「恩ありし柳生の娘なれば傷つけるよしにあらずおちゃ…。さて、そう言はば、かちゃ麻呂はもう新陰流を極めし頃でおちゃるかのう…?」※投稿・管理人 対リュウ【ストシリーズ:CAPCOM】 「月日は百代の過客にして行かふ年も又旅人なり。…そちを見たるとまろもゆちゃ麻呂のように旅に出でたくなりておちゃ」※投稿・管理人 対リョウ・サカザキ【龍虎の拳シリーズ:SNK】 「ひもねす修行漬けにてその体たらくおちゃ?ほっほっほ、これでは舞稽古の方が俄然強くなれるでおちゃるな」※投稿・管理人 &.
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4690.html
『さとれるお兄さんとさとれないさとり 2』 57KB 愛で 虐待 愛情 飾り 実験 飼いゆ 子ゆ 希少種 加工場 愛護人間 虐待人間 独自設定 2作目です。 2作目です。よろしくお願いします。 ※注意書き 独自設定満載です。 オリキャラ注意。 胴付優遇注意。 出てくるお兄さんがチートです。かなりのチートです。 一部のゆっくりは愛でます。 すんごい長いです。 シリーズ物のつもりなので、色々とモヤモヤするかもしれませんがご了承ください。 おそらくこのシリーズは、ゆっくりという存在に魅入られた“人間”がメインとなります。 一応虐待も書くつもりですが、ヒャッハーしたい人に物足りないかも…。 それでもまぁ読んでやるよという方はどうぞ ↓↓↓ さとれるお兄さんとさとれないさとり ー接触ー 加工所。いまや人に聞いても、ゆっくりに聞いても、誰もがその存在を知っているほど有名になった。 昔は生物に対する暴虐行為を行う場所として非難され、ただひっそりと活動するだけだったが、 ゆっくりが世間に浸透していくにつれ、その存在も活動範囲も大規模なものへと変わっていった。 人々がゆっくりの自分勝手さ、迷惑さに気づいてきたからだ。 ゆっくりは自分がゆっくりするためなら、周りにどんな被害が及ぼうと知ったこっちゃないといった感じで、 街や自然の草木、畑などを荒らし、商店街、無人販売所などで売られている食べ物を勝手に持ち出していき、いたるところにうんうんを放置していった。 もちろん人々はゆっくりに対し説得を試みるが、人々の要求はゆっくりにとってゆっくりできないものであり、言うことを聞くものはほとんどいなかった。 そのことに腹を立て加工所に連絡する人が増えたのは当然の結果だろう。 そんな加工所は大きく分けると3つに分かれる。生産・加工場、研究課、駆除課の3つだ。 生産・加工場はその名の通り、ゆっくりを生産し、食品に加工する場所。ちなみに飼いゆっくりを処分する場合はここに連れてこられる。 研究課はゆっくりに関する研究を行っている。通常種、希少種、ドスなどを種類別に研究し、何かの役に立てようというのだ。 駆除課はさらに、街中に存在する野良ゆっくりを担当するグループと、山や森に住む野生ゆっくりを担当するグループの2つに分かれる。 そのグループをさらに数人のチームに分け、駆除にまわるというわけだ。 この3つの大きな団体で加工所は成り立っている。お互いにそれほど接点があるわけではないが、皆ゆっくりに対して真剣であることに変わりはない。 そしてここは駆除課野生担当のとあるチームの部屋。 「おめーら馬鹿だろ!?昨日は結局俺1人だったじゃねーか!!」 お兄さんは同僚に向かって吠える。今はお兄さんと同僚2人だけで、他の人は出払っている。 「えっ?そうなの?お前どうせ暇だろうし行くと思ってたわ。」 (やっぱお兄さん以外休んだなー。) 同僚は別の同僚に向かって言う。 「俺もお兄さんと誰か行くと思って、休んでたわ。」 (いつも俺らお兄さんとれみりゃのおかげで仕事ねーし、休日は行かないだろ。) 「……………。」 同僚はすっとぼけている。心の声に呆れているお兄さんだが、何も言うことができない。 「お前ら仕事をなんだと思ってるんだ……。運転手さんだって休みなのに来てたんだぞ。」 お兄さんはため息を吐くような口調で話す。 「いいじゃんか、俺ら好成績続きだし、1回の失敗ぐらい見逃してくれるって。 ってか、運転手さん来てるんだったら2人じゃん。何も問題ねーな。」 「いや、問題ありだよ……。」 反省の色をみせない同僚に、力なく突っ込むお兄さん。 「でもあの運転手さん何考えてるかわかんねーよなー。」 「あー、あの人喋らねーもんな。この前、駆除の手伝いしてますけどゆっくりをいじめるのが好きなんですか?って聞いたら、 ……………Σq( ̄_ ̄)って無言で返してきたんだぜ。どっちかわかんねーよ。あれはゆっくりに対してだったのか、俺に対してだったのか…。」 「確かになー、あの人俺ですら何考えてるかわかんねーわ。」 「俺ですらって、そんなに仲いいの?お兄さん?」 「えっ?…あっ……あー、ほら、れみりゃって俺と仲いいから運転手さんと接する機会が多いんだよ。」 「あー、そっか。じゃあこれ知ってる?あの人ああ見えて実は甘い物好きなんだぜ。」 「マジで!!?お前よくそんな情報手に入れたな。」 他愛もない話を続けるお兄さん達。すると同僚の1人がお兄さんに問いかける。 「そういえば、ドスいたんだろ?どうやって持ち帰ったの?」 「ん?あー、めんどくさいし、れみりゃに食わせちゃった。」 「はぁ?何してんだよ。ドスの餡子持ち帰りは義務だろ。ちゃんと仕事しろ!!!」 「その言葉そっくりそのまま、バットで打ち返してやるよ。」 「んで、ちゃんと全部食わせたのか?」 「いや、2体もいたし食いきれなかったから、片方は置いてきた。」 「おいおい、バレたら俺らまで怒られるだろ。仕事をなんだと思ってんだ!!」 「その言葉そっくりそのまま、リボンでも付けて返してやるよ。 まぁ、大丈夫だろ。餡子硬化剤射っといたし、今日は天気予報通りどしゃぶりの雨だしな。 とっくに溶けてるよ。」 お兄さんは同僚の1人を軽くあしらいながら、答える。 「ふーん。なら大丈夫そうだな。他には何も問題なかったか?」 「ん?あぁ、そういえば変なみょんと……そうそう!すごいのがいたんだ!!」 「なんだよ?すごいのって?グラマーなお姉さんか?」 「んなもんいたら逆に怖いわ。さとりがいたんだよ!しかも胴付の!!」 お兄さんは興奮しているのか、少し声が大きくなる。 「へー、珍しいな。野生の?」 「いやー、それがなー」 ………………………。 「……………………えっ?」 お兄さんは驚き、固まっている。図鑑で見たさとりには“さーどあい”が付いていたのに、今見ているさとりにはない。 それにさとりのアイデンティティである読心術も機能していない。 お兄さんの頭の中はグルグルと回転しているかのようで、まともな思考ができない。 「………一体……どうしたんだい?」 やっとの思いで口を開き、さとりに近づこうとする。だがこれは失敗だ。 (!?……まずい!!捕まっちゃう!!) お兄さんをかなり警戒していたさとりは、急に近づいてきたのを捕らえにきたと勘違いし、全力で逃げようと試みる。が、 「……!い”!!」 走り出そうとしたさとりは、転んでしまう。 「痛い……。早く逃げないと…。」 よく見ると、足に大きな傷があり、満足に走れないようだ。 「あっ…!」 お兄さんは怯え、痛がるさとりを見て、少し落ち着きを取り戻した。 即座にオレンジジュースを取り出し、さとりに駆け寄る。 「……!?来ないでください!!……いや…。」 さとりは少しでも逃げよう這いずる。 「だめだ!!!近づかないと君を助けられないだろ!!!」 お兄さんはまだ平常心を取り戻してはおらず、少し声を荒げる。 (助ける……?どうして……?) お兄さんはさとりの疑問をよそに、さとりのそばまで来ると、優しく体を起こしてあげ、足にオレンジジュースをかける。 「…………これで痛みはなくなったかな?軽くなら走れると思うよ。」 (………なんで治療したの…?捕まえるなら治療する必要は……。) お兄さんはオレンジジュースをしまうと、さとりの頭を優しく撫でてあげる。 「ごめんね。怖い思いさせちゃって。お兄さんは絶対君にひどいことしないから。」 「…………。」 (………本当……なのかしら……?……頭撫でてもらうなんて久しぶり。ゆっくりできるわ……。) お兄さんの行動に、さとりは少し警戒を緩めた。お兄さんは撫でながらさとりに優しく話す。 「君は元飼いゆっくりかい?」 「……………。」 (ゆー………、どうしよう。それくらい話してもいいかな……。) お兄さんの質問に少し考えた後、さとりは答える。 「…そう……です…。」 「やっぱりそうか……。漢字が使えるってかなり頭良いはずだけど、どうしてこんなところに?」 「ゆうぅぅ……。それは……。」 (お姉さんが……、お姉さんが………。) お兄さんの言葉に、言葉がつまり、目に涙を浮かべるさとり。 「………………。」 (いきなり過ぎたか…。……だいぶ暗くなってきたし……そろそろ帰らないといけないな。) お兄さんは空を見る。今にも降り出してきそうなぐらい、厚い雲に覆われている。 「さとり…、話の続きは俺の家でしない?」 「……!?」 (どうして……?やっぱり何かするつもりかしら……。……でも…。) お兄さんの突然の誘いに、再び警戒を強めるさとり。だが、先ほどよりも警戒はゆるく、むしろお兄さんを信用しているほうが強いようだ。 「ほら。空見てごらん。雨が降ってきそうだろ?実は明日から豪雨の可能性がすごく高いんだ。 この山にいたら、さとりどころか俺でさえ危ないんだ。だからウチにおいで。」 「……………。」 (…本当だ……。でもそれも都合のいい………でも、このお兄さんは……。) お兄さんは必死に説得するが、さとりはまだどこか怪しんでいるようだ。 (………どうすりゃ……、あっ、そうだ!元飼いゆっくりなら………) 何か思いついたお兄さんは財布から何かを取り出す。 「ほら。これわかる?ブリーダーの免許証だよ。」 「……ゆっ!」 (これは免許証さん……?しかもプラチナさん……!!??) さとりの反応に安堵したお兄さんはもう一度説得する。 「お願いだよ、さとり。お兄さんは君が心配なんだ。助けてあげたいんだよ。」 「ゆうぅぅ……。」 (他のブリーダーさんが持ってた物とまったく一緒だった……。なら……。) さとりは少し考え、意を決して話す。 「………わかりました…。あなたについていきます……。でも少しでも変だと思ったら逃げますから……。」 「……、そうか。わかった。それで十分だ。」 さとりの答えに一気に笑顔になったお兄さんは、すぐにさとりを抱き上げる。 「!?」 「じゃあ、急ごっか!!」 そう言うとお兄さんは車に向けて走り出す。さとりは顔を赤くしてお兄さんに抗議する。 「…ちょ…、ちょっと、自分で歩けますからおろしてください!!」 「んー、だめだめ。まだ怪我が完全に治ったわけじゃないし、いつ降ってくるかわからないしね。 俺が走ったほうが速いし。」 が、さとりの抗議はあえなく散った。 「ゆぅぅぅぅ……////」 (……これじゃおちびちゃんみたい////………でも、ちょっといいかも……。) 「……………。」 (ヤバい…。メッチャ可愛い。) さとりは嫌そうに諦めた感じをだそうとしているが、まんざらでもない感がお兄さんにひしひし伝わっている。 お兄さんはそんなさとりにメロメロだ。 …………………………。 「…………………。」 「…………………。」 家に着くまで会話はなかった。さとりはずっと外の景色を楽しんでいた。車のスピードをなんとも思わないところを見ると、 車に乗り慣れているようだ。 「……………。」 (ゆわーー、綺麗な紅葉さん!!)(あっ!信号機さんだ!ピカピカ光ってる!) (でっかいお店さんだー!行ってみたいなー!)(飼いゆっくりさんだ!抱っこされてて羨ましいなぁ…。) さとりは無表情を保ってはいるが、心の中はおおはしゃぎだ。そのギャップにお兄さんは悶えたりしていたので、 会話がなくても、2人は満足だった。 ……………………………。 「お兄さーーーん!!おかえりんごジュース!!!って、あれーその子はー?」 お兄さん達が玄関を開けると、元気な声を出しながらゆっくりこいしが走ってきた。ちなみにこの子も胴付。 「ん、ただいま。この子は山で見つけたんだ。怪我してるみたいだし、雨も降ってきそうだったし、連れて帰ってきたんだ。」 「……ど…、どうも。」 お兄さんはさとりをこいしに紹介した。 「ふーん。じゃあ、よろしくね!!おねーちゃん!!」 このこいしはお兄さんの教育を受けたプラチナマーク付の金バッチだ。 育てたゆっくりはゆっくりんピース、ペットショップ、もしくはどこかの企業に売るのだが、 このこいしは売られる段階になると、お兄さんと離れたくないと泣いてすがりついた。 普通、そのような場合であっても売りに出されるのだが、お兄さんは甘く、しかもブリーダーとしての経験も浅かったので、こいしを売ることをやめた。 それ以来、この大きな家の掃除などをこなしながら、お兄さんと2人で暮らしていた。 「ええ、よろしく……って、お姉ちゃん?」 「あれー?なんでだろうー?こいしもよくわかんない!!」 こいし種は何故かさとり種のことを「おねーちゃん」と呼ぶ。研究はされているが、未だ解明できていない。 「まぁ、呼び方はなんでもいいだろ。それよりまずは、さとりを綺麗にしないと。 こいし。さとりの服と体洗ってあげて、あと、服は貸してあげな。」 「がってんでい!!お兄さんは?」 「俺は小腹がすいたから、何か食っとくわ。」 「了解しやしたぜ、旦那!!! ほら、そうと決まったらさっさと行くぜ、相棒!!!」 「相棒って……ちょ、ちょっとおおおお!!!」 こいしはさとりの腕を掴み、猛ダッシュで走っていく。さとりはついていくので精一杯だ。 「こいしに慣れるまで大変だろうなー。あー、腹減ったっと。」 お兄さんはさとりの未来に心配しつつ、キッチンに向かった。 ……………………………。 約10分後、元気なこいしと、ゲッソリしているさとりがダイニングにやってきた。 「お兄さん!!!ミッションコンプリートだぜ!!!!オーーーイエーーーー!!!!」 「お兄さん………この子、チェンジで………。」 「何があったのか大体想像はつくが、お疲れ様。 チェンジは無理だけどね。」 さとりはこいしのテンションに全くついていく事ができなかったようだ。 2人のテンションの高低差で耳がキーンとなりそうなくらいだ。 「2人共、お腹減ってるだろ?これでも食べな。」 そう言うとお兄さんは、お菓子の盛ってある皿をこいしに渡す。 「わーーい!!!ほら、おねーちゃん!!!!予想通りの苺のお菓子だよ!!!わかりやすいね、お兄さん!!」 「ち、違うぞ!!これは俺が好きで食べていたのが余ったからお前らにあげているわけじゃない!! ………そ、そう。ほら。さとりの中身が苺餡だろ?!だ、だからさ!!!嘘じゃないんだからね!!!!」 「心が読めなくても、本当かどうかわかりますよ……。」 完全に動揺しているお兄さんに、さとりはジト目で言う。 「心が読めないってどういうこと?おねーちゃん?」 「う”っ……。」 こいしは軽く聞いただけだが、さとりの様子が重く険しいものに変わる。 「……………そうだな。俺もそのことが気になってたんだ。話してくれるかい?さとり? 無理はしなくていいから。」 お兄さんはこんなに早く聞くつもりはなかったが、こいしが聞いてしまったので、なるべく早くすませることにした。 「……………ゆぅ。」 (お兄さんは悪い人じゃないみたいだし、話しても……いい…わよね…。) しばし考え込むさとり。こいしは急に塞ぎ込んださとりを見て、まずいことを聞いてしまったのかと落ち込んでいる。 少し経つとさとりが口を開いた。 「………えっと…、実は、私は元金バッチの飼いゆっくりだったんです。 大きなおうちに住んでて、私の他に何人もの金バッチのゆっくりがいました。」 さとりは少し重たい口調で自分の過去を話し始めた。お兄さんとこいしは黙って聞いている。 「飼い主のお姉さんは私達を溺愛していて、おいしい物を食べさせてくれたり、色々なところに連れて行ってくれました。 みんなとも仲良く遊んでてすごく楽しかったんです。」 「…………、でも今年の春のある日、公園さんで遊んでる時でした……。 私は少し疲れたので木陰に入って休もうと、みんなから1人で離れました。 そして……木陰で休んでると、シュッという音が聞こえた途端、急に意識が遠くなって、気を失ってしまいました。」 「目が覚めると目の前に人間さんがいました。 人間さんは私が目覚めたのに、驚き慌てて、霧吹きで私に何かを吹き付けました。 その途端、また意識が遠くなり、気を失いました。」 「……そして、また目覚めた時は、おうちのお布団さんの中にいました。 お姉さんやみんなが心配そうに見ていましたが、本当に心配しているのかわかりませんでした。 妙な違和感を感じて、体を起こしてみると、………………………私のさーどあいがなかったんです。 それ以来、私は心が読めなくなったんです………。」 さとりの目には話をしていくうちにどんどんと涙が溜まっていっていた。こいしもつい先ほどとはうってかわっておとなしい。 「そんなことがあったのか………。それは辛かったね……。 ………それで、お姉さんは飼いゆっくりが傷つけられて、どう対応したんだい?」 お兄さんは心の読めない理由、そしてさーどあいのない理由を知り、悲しい思い、そして怒りに駆られたが、 山にいたのと繋がらないので、さらに話をさせようとした。 「…………お姉さんは……おでぇざんは………ゆっぐ、ゆえええええええええん!!!!」 だが、何を思い出したのか、今までの思いが爆発したのか、さとりは思い切り泣き出した。 「!?」 お兄さんは驚き、泣いているさとりをなだめようと、優しく抱き寄せる。 「ごめん…。ごめんね……。辛いこと聞いたね………。無理はしなくていい。無理はしなくていいから………。」 「ゆっぐ、ゆっぐ、ゆわあああああああああああん!!!!」 「おねーちゃん…………。」 それから5分ほどさとりは泣き続けた。 「ゆっぐ、……ゆっぐ、もう、だいじょう…ぶです……。話を…ゆっぐ……続けます……。」 落ち着いたさとりは、話を続けようとする。 「言いたくないならいいんだよ?無理はしないで。」 「大丈夫です。お兄さんのおかげで落ち着きましたから。」 心配するお兄さんに答えると、お兄さんから少し離れ、話を続ける。 「お姉さんは………今日は遅いから、犯人は明日から捜索すると言いました。私は心が読めなくなった事がショックでしたが、 お姉さんやみんながいるので安心でした。でも……………。」 「次の日目が覚めると私は森の中、正確には山の中にいました。辺りを見回すとお姉さんが歩いているのが見えました。 私は、『お姉さんどこ行くの?それにここはどこ?みんなは?』と聞きました。」 「お姉さんは立ち止まり、少し黙っていました。すると、『あなたは捨てるわ。さようなら。』と言って歩き去ろうとしました。 私は信じられず、走ってお姉さんに追いつくと、お姉さんの服を掴み、『どうしてそんなこと言うんですか?!お願いです。捨てないでください』 と何度も言いました。」 「お姉さんはまた黙ってしまいました。今度は急に笑顔になり、『冗談よ。そんなに走ったら足を怪我しちゃったんじゃない?ほら、見せなさい。』 と言いました。私はお姉さんもひどい冗談をいうものだと思いつつ、別に怪我をしていないことを教えるため、座って、お姉さんに足を見てもらおうとしました。」 「……………するとお姉さんは、私の右足を踏みつけたんです。お姉さんは『これで追いつかれることもないわね』と言いました。 私は痛みとお姉さんの行動に呆然とし、ただうわごとのように、『どうして…、どうして……。』とつぶやいていました。」 「お姉さんは『当たり前でしょ?体の一部が失くなって、しかも心を読めないなんて出来損ない、いらないわよ。 他の人達に笑われるかもしれないし。いちいち犯人を探すよりも、新しい子を買った方が早いし、いいに決まってるわ。それじゃあ、今度こそさようなら。』と言うと 足早に去っていきました。私は追いかけようとしましたが、足が痛むので走ることができませんでした。」 「それから………私は………今まで…ずっと1人で……ゆっぐ……あの山で……生きてきたんです………。 ゆぐっ……ゆうううううううううう!!!!」 さとりは話終えると、泣きながらお兄さんに抱きついた。 「そうか………。そんなことが…あったんだな……。辛かったね…。今までよく頑張ったよ………。」 お兄さんは泣きながら、今までよりも強くさとりを抱きしめる。 「ゆえええええええええええん!!!!」 さとりの鳴き声が部屋に響き渡り続ける。 「おねーちゃん……。」 ………………………………。 さとりが落ち着き始めると、こいしがさとり達に近づいてきた。 「おねーちゃん、こっち向いて………。」 こいしが静かにお願いすると、まだ少し泣いているさとりはこいしの方を向いた。 「おねーちゃん、ごめんね………。」 こいしはそう言いながら、さとりに顔を近づける。そして、 ぺろっ 「!!!???」 さとりの涙を舐めた。 「ちょ!!!ちょっとこいし!!!なんで舐めるの??!!」 こいしのいきなりの行動に、涙よりも驚きを優先させたさとり。 「えー?だから、さっきごめんって言ったでしょー?」 「それは舐めることに対してだったの??!!私に話を聞いたことに対してじゃなくて???!!! あなた一体何考えてるの???!!!」 さとりはこいしの行動が理解できず困惑している。 「はっはっはっはっ!気をつけろよ、さとり。俺でもこいしの考えてる事わかんないからな。あっはっはっはっ!!」 「笑い事じゃないでしょおおお!!!由々しき事態ですよおおおおお!!!!」 笑いだしたお兄さんに怒りながら、さとりは叫ぶ。 「あっはっはっは!!いやー、ごめんごめん。あまりの予想外の行動に、あっはっはっは!!!」 それでもお兄さんは笑いが止まらないようだ。 「おねーちゃんの涙ってやっぱり甘かったんだねー。それが気になっちゃって。」 「時と場合を考えなさいいいいいいいい!!!!」 さとりはなおも叫び続ける。 「あー、おもしろかったー。……………………さて。」 「!?」 お兄さんは笑いやめると、またさとりを抱きしめる。 「話してくれてありがとな、さとり。今までよく頑張ったね。そんなさとりにお願いがあるんだけど。」 「………………//////。………なんですか?」 抱きしめられた事を恥ずかしがるさとりは、ぶっきらぼうに尋ねる。 「俺の飼いゆっくりになってくれないか?」 「!!!!????」 突然の誘いにさとりは体が硬直してしまう。 「まだ会ってからぜんぜん経ってないけど、俺、さとりの事好きになっちゃった。………ダメ?」 「えっ?…………………えっ?」 さらに告白付きだ。さとりはあれこれ考える。 (………えっ?本当に?………本当にお兄さんの飼いゆっくりに………?………でも私は……出来損ないだし……。) 「むっ。」 お兄さんはさとりの思いに少し腹を立てる。 「さとり。俺は君が心が読めようが読めまいがどうだっていいんだ。それだけでさとりの価値は決まらないよ。 俺は君と一緒に居たいんだ。ダメかな…?もしダメって言うなら……。」 お兄さんは、涙でまだ少し濡れているさとりの頬を舐める。 「さとりがいいって言うまで、さとりの涙舐めちゃうから。」 「ちょ!!?ちょっと!!やめてくださいよ////////」 さとりはお兄さんから離れようとするが、力では勝てない。 「ほーら、早く言わないと、もっとペロペロするぞー。」 (ホントに甘いんだな……。) 「わかりました!!!わかりましたから!!!やめてくださいいいいいいいいい!!!!」 「あー、お兄さんいいなー。」 お兄さんはさとりを離してあげた。 「ちぇー。もうちょっと待ってくれてもいいのにー。」 お兄さんはかなり残念そうだ。 「………もう!!!」 (……お兄さんってば………もう/////////) さとりは怒っているようだが、嬉しそうだ。 「じゃー、これからはおねーちゃんと一緒にいられるんだねー!!!やったーーーー!!!!おねーーーーちゃあああーーーん!!!!」 「ふぐっっ!!!!」 こいしはこれから暮らせることにとても喜び、さとりに抱擁、もといタックルをかます。 「うんうん。2人共仲いいなぁ。よかったよかった。 じゃあ、俺は早速バッチ買ってくるから、お菓子食べて待ってろよー。」 「ちょっと待って!!!お兄さん助けてええええええ!!!!」 お兄さんは言い終えると、脱兎の如く家を出た。 「おねーーーーちゃあああーーーーん!!!!!だぁーーーーーいすきぃいーーーー!!!!!」 「ちょっと!!!!こいし!!!!締めすぎだって!!!!!強い強い!!!! 助けてええええええええええええ!!!!!お兄いいいいいいいいいいいいさあああああああああん!!!!!!!」 …………………………………。 お兄さんはさとりのバッチを買うため、ゆっくりんピースに向かった。 ゆっくりのバッチは銅、銀、金に分かれるが、銅バッチのみ購入可能。銀、金バッチを手に入れるには、月に1度開かれるバッチ試験を受けなければならない。 つい先日行われたところなので、今さとりが付けられるのは銅バッチだけだ。 「あのー、すいません。銅バッチ1つ。後、マーク付けてください。」 「えっ?銅バッチにですか?」 「はい。そうです。」 お兄さんはプラチナ免許証を受付に渡すとエレベーターに乗った。 なぜ、受付の人が驚いたかというと、銅バッチにプラチナマークを付けることなどないからだ。 確かにプラチナマークはどのバッチにも付けることはできるが、銅バッチに付ける人はいない。なんのメリットもないからだ。 プラチナマークの付いたゆっくりは高値で売れるからいいではないかと思うかもしれないが、そんなことをすれば免許を剥奪されかねない。 プラチナブリーダーの絶対的価値であり、そして最も重要な事であるものは“信用”である。 ゴールドランクまでは、言ってしまえば、勉強さえすれば誰でもなれることができる。何ヶ月、何年かかるかは知らないが。 そのゴールドブリーダーが、自分の育てたゆっくりがたくさんの人に受け入れられ、支持されるようになれば、プラチナブリーダーへの道が切り開けるのだ。 たくさんの人の支持がなければ、プラチナブリーダー用の試験さえ受けられない。 それは、プラチナランクになってからも同様で、このたくさんの人の支持、信用がなくなれば、ゴールドランクに落とされるのである。 ゆえに、バッチ試験にすら受かっていない銅バッチにマークを付けるような人はいない。 それでは、お兄さんはなぜマークを付けたのか。さとりは元飼いゆっくりでかなり賢いから?売りに出すつもりがないから? どちらもそうだが、1番の理由は、ただ単にこのさとりは自分のものだと言いたいだけである。それほどさとりの事が気に入っていた。 長々説明したのも、それが言いたいだけですた。おお、くどいくどい。 「今日はぱちゅりーとありすの日だよな。」 お兄さんは目的の階に到着した。そこはゆっくり愛好家御用達のふれあい広場だった。 ここは、ゆっくりんピースの所有するゆっくりや、各個人が連れてくるゆっくりと一緒に遊ぶことのできる場所だ。 日替わりでゆっくりを入れ替え、毎日色んな種類のゆっくりと遊べることができ、客は飽きる事がない。 今日はぱちゅりーとありすの日で、それ以外にも、通常種、希少種、胴付、人間問わず、皆ゆっくりしていた。 ここは人間とゆっくりの理想郷だと言われても納得がいくぐらいだ。今日もたくさんの人とゆっくりがいる。 人とゆっくりが遊んだり、ゆっくりとゆっくりが遊んだり、人と人が話をしたりしていた。 「お姉さん待つんだねー!!!」 「ほらほら、ちぇん、こっちまでおいでー」 「じゃあ、ありすさん。5たす4はいくらですか?」 「9よ。じゃあ、さなえ。12074かける5086はいくらかしら?」 「なんいどが、るなてぃっくですよおおおおおおお???!!!」 「うさうさうさ!!ぱちゅりーがてゐにかてるわけないうさ!!!」 「むきゅきゅ、それはどうかしら?」 「じゃあいちにつくげら。……よーいドン!げら。」 「ふんどらげえええええええええええええええええ!!!!!!ぬんべらほおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「…………………げ、げらぁ……。」 「……す、すごくはやいうさ………。おいつけないうさ………。でもかけごえがきもちわるいうさ。」 「まーーーた、飼いゆっくりの誘拐があったらしいザマスわよーーーー!!」 「それは本当でゴワスかーーーーーー?!次はおいどんのゆかりんが狙われてしまうでゴワスーーーーー!!! 世界一可愛いからあああああああああああ!!!!!」 「何言ってるザマスかーーーーーー!!!!うちのてんこちゃんに決まってるザマスーーーーー!!!!!」 宇宙一可愛いんでザマスよおおおおおおおおおおおおお!!!!! 「「はずかしいからやめてええええええええええええええええ!!!!!!!」」 「今日も騒がしいなー。あいつはどこだー?」 人とゆっくりの喧騒の中、お兄さんはありすを探していた。 そのありすは、お兄さんがゆっくりんピースに売ったプラチナマ(ryだ。 今日はバッチの購入のついでに軽く会っとこうと思っただけである。本当についでのついでだ。 お兄さんは早く帰ってさとりを愛で尽くしたいと思っている。 「えーと、えーと、12074は10がたくさんで……えーと、えーと……。」 「どう?さなえ?とけた?」 「むりですよおおおおおおおおお!!!!」 「まーたお前は他人をからかってんのか。」 「「ゆっ!!」」 お兄さんは目的のありすを見つけた。どうやらさなえに無理難題を押し付けているようだ。 「あらっ、おにいさんひさしぶり。それとからかってなんかいないわ。さなえにべんきょうをおしえてあげてるのよ。」 (まぁ、とけないもんだいしかだしてないけどね。) 「……え、えーと、はじめまして…。」 「意味ねぇ!!……はじめまして、さなえちゃん。」 お兄さんはありすにツッコミ、さなえに挨拶した。さなえは初めてお兄さんと会ったので緊張しているようだ。 「めずらしいわね、おにいさんがここにくるのは。なにかようがあるの?」 「いや、別に。バッチにマーク付けてる間暇だから来ただけ。ただそれだけ。」 「まーく…さん?」 さなえはバッチ試験に向けて勉強中だが、ブリーダーについては詳しく知らない。 「ふーん。まぁ、いいわ。けど、わたしたちはいまべんきょうちゅうよ。」 (さなえのからかいかたのね。) 「いい性格してるわ、お前。しかしこんなうるさいとこでよくやるよ。」 お兄さんは辺りを見回しながら言う。たくさんの人とゆっくりの話し声や遊ぶ音が聞こえてくる。 それに加え、お兄さんには心の声も聞こえてくる。なんとかすぐそばにいるありすの心の声は識別できるが、 四方八方からの心の声は誰のものかもわからない。っていうかとにかくうるさい。 (ゆうううう、あのありすはきれいなんだぜ!!!!)(あのお姉さん、かわいいなぁ。)(ちぇええええええええええええええん) (このおかしはたべてもいいのかー?)(何が、可愛いれいむちゃんだよ。でぶいだけじゃん。)(らんしゃまああああああああああああ) (なんでおさけさんがないのおおおおおお!!!)(ほああああああああああ!!!)(だいちゃんったら、だいたんね!!!) (また、ほうとうさんなくしちゃいましたああああ!!!)(やっぱりここは研究材料が多いわね)(あれ、しかいせんじゃないの?われははやとちりしてしまったのか?) (あれ?このドーナツって……。)(かなこのしめなわがないよおおおおおおおお!!!!)(これはごしゅじんのほうとうだな。) (めーりんってばよくねれるわね……。)(いまおきるか、あと10ぷんねるか、しろくろきめないと……。)(おお、もふもふもふもふ。) (またしっぽをこすってくるよおおおお!!!!)(こののびーるあーむさんをつかえば…。)(うー?いまだれかさわった?) (えーきさま、あたいよりねてる……。) (えっ?………研究材料?) お兄さんはほとんど聞き流していたが、1つの言葉だけ不穏なものを感じ、声の主を探す。 (誰だ??!!研究材料ってなんなんだ???!!!) 必死になって、辺りを見回すが、数が多すぎて特定できない。 (どこだ??!!どこにいやがる???!!!) 「おにいさん!!!おにーーさんってばーーー!!!」 キョロキョロと周りを見るお兄さんにありすが声をかける。 「なんだよ?」 「どうしたの?そんなこわいかおして?それよりさっきからあなうんすさんでよばれてるわよ。」 お兄さんは探すのに夢中で放送が聞こえていなかったようだ。 「はやくいけば?どうせなんのようもないんだし。」 (おにいさん…、どうしたんでしょう?なにかおさがししているみたいでしたけれど……。) 「………………。」 ありすは淡々とお兄さんを行かせようとする。お知らせを客に知らせるのも仕事のうちだからだ。 さなえは血相の変わったお兄さんを心配している。 (…………………、さすがにこれ以上、ここにいるのは不自然か………。確かに聞こえたんだがな……。 研究材料……か………。とりあえず今日は引き上げるか………。) 「…………ん?そうか。なんか珍しいゆっくりを探すのに夢中で気づかなかったわ。サンキュー。ありす。じゃあ、俺はもう行くわ。」 お兄さんは少し考えたが、とりあえず今日は帰ることにし、ありす達に笑いかける。 「そうしなさい。あと、こんどくるときはせめて、わたしにあいにきたっていいなさいよ。」 (わたしにあって、もっとうれしそうにしたっていいのに……。) 「あ、あの!!…………さようなら!!!」 (……よかった。おにいさん、えがおにもどりました!!) 「はいはい、わかったよ。じゃーなー。」 そう言うとお兄さんはエレベーターに乗り込んだ。 「さっきのつづきをしますよ、ありすさん。えーと、13ひく7は?」 「6よ。じゃあ、2013わる33は?」 「もういやああああああああああああ!!!!!」 …………………………。 お兄さんはバッチを受け取ると早急に帰宅した。 (研究材料のことは気になるけど、今はさとりとのラブラブちゅっちゅが優先だな) そう思うお兄さんの顔はめちゃくちゃにやついていた。 「ただいまーーー!!!!さとりーーーーーー!!!!こいしーーーーーー!!!!!」 お兄さんは家に入ると、ダッシュでさとり達のもとへ走った。 「あーー……、お兄さんおかえりなさい………。」 「……………。」 (ふんッッ!!!!) 「あ…あれ………?」 意気揚々としていたお兄さんとは裏腹に、2人の表情は曇り空。さとりにいたってはどう見ても不機嫌だ。 「どうしたんだ……さと「あっ、こっち来ないでいただけますか?」り……?」 さとりに近づこうとしたお兄さんは拒絶されてしまう。 「なにがあったのでごぜーましょー、こいしさん……。」 お兄さんはさとりの反応に、話し方までおかしくなるほどショックを受けてしまった。 「それがねー、お兄さん……。」 話を要約するとこうだ。お兄さんが出かけた後、2人は仲良くお菓子を食べた後、暇になった。 そこで、こいしがこれから住むのだから、ということでさとりに家を紹介して回っていたのだ。 だがそこで、お兄さんが一斉駆除に出かける前に虐待していたれいむ達を見つけてしまった。 そしてさとりに迫られたこいしは、お兄さんに関する事をすべて話した。こいしはお兄さんの能力の事を知っていたので、それを含めて。 「………というわけなのー。ごめんねー。」 こいしが話し終えると、今度はさとりが口を開いた。 「別に虐待と駆除のことはいいですよ………。薄々気付いてましたから。抱かれた時に少し死臭がしてましたし……。」 さとりは軽蔑の目を向けながら話す。 「なら、何故私めを避けるのですか……?さとり夫人……。」 「誰が夫人ですか。…………心が読めることですよ。お兄さん初めて会った時から、車に乗ってた時まで、ずうっっっと私の心読んでたんですね……。」 「あっ、そのことですかー。」 お兄さんは虐待趣味でさとりに嫌われると思っていたので、少し気が楽になった。が、 「私が恥ずかしがっていたことも、喜んでいたことも、はしゃいでいたことも知っていたんですね……。」 「ああ!!その時のさとりメッチャ可愛かったぞ!!!」 「もう最悪です。お兄さん嫌いです。2度私に近づかないでください。」 少し調子に乗ってしまった。 「あーあ、おねーちゃんに嫌われちゃった…。こいし知ーらない!!」 「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!」 ………………………………。 「……ていうことがあってさー。」 お兄さんは笑いながら同僚に話した。もちろん心が読めることと、それに関することは隠して。 「ほぼノロケ話じゃねーか!!!!!!」 「何言ってんだ!!!!さとりと一緒に寝ようという楽しみがなくなったんだぞ!!!! っていうか触らせてもくれないんだぞ!!!」 「そりゃー、虐待趣味のご主人様は嫌だろーよ。」 お兄さんは泣くような仕草をしている。同僚はノロケ話、しかもゆっくりに関することを長々と聞かされ、ご立腹のようだ。 「んで、結局そのれいむとかはどうしたんだ?」 「んー?腹が立ったから絶賛虐待中。」 「完全なる八つ当たりじゃねーか。どんな風にしてんだ?」 「まだ仕込み段階だけど見に行くか?」 ……………………………。 というわけで、お兄さんと同僚達は加工所の研究課に向かった。 「俺、研究課とか初めて来たわ。」 「俺もだ。普段来ることなんかないしな。」 同僚2人は初めての研究課訪問のようだ。 「おーい、2人共ー、こっちこっち!!」 お兄さんは研究課の偉い人と知り合いで何度かここに来ており、今回虐待場所を借りたそうだ。 「「なんじゃこりゃ?」」 同僚2人が口を揃えて言った先には、ガラスの窓から中の見える小さい部屋があった。その中には、 「ゆがああああああああああ!!!!!ゆっくりしてないゆっくりがああああああああああ!!!!! どっかいけえええええええええ!!!!!」 「しょーなんだじぇ!!!!ぷきゅーしゅるのじぇ!!!!ぷきゅー!!!!」 「「「「「「「「「ゆうう…………。」」」」」」」」」 部屋の真ん中に大きめの透明な箱があり、中には親れいむと子まりちゃがいた。 箱の外にはお飾りのないゆっくりが何匹かいる。 「どういう状況だよ…。これ……?」 同僚の1人がお兄さんに尋ねる。 「だから、まだ仕込み途中なんだって。ちょっと待ってろ。」 そう言うとお兄さんは、ゆっくりフードそれなりー味を持って部屋に入っていく。 「おーい、お前らゆっくりしてるかー?」 「「「「「「「「「「「ゆっ!?」」」」」」」」」」」 お兄さんが声をかけると、部屋の中にいたゆっくりが一斉にそちらを見た。 「またおまえかあああああああああああ!!!!!!さっさとれいむをここからだせええええええええええ!!!!!」 「しょーなんだじぇ!!くしょじじい!!!まりしゃしゃまをきょきょからだしゅんだじぇ!!!!」 「「「「「「「「「ゆうう…………。」」」」」」」」」 親れいむと子まりちゃは箱の中で叫んでいる。お飾りのないゆっくり達は部屋の端っこに集まっている。 「なんだ?お前ら2匹はぜんぜんゆっくりしてないなー。それに比べこっちのゆっくり達の方がゆっくりしてるわ。 なぁー?」 「「「「「「「「「ゆうう???」」」」」」」」」 お兄さんは箱の中の2匹をけなすと、お飾りのないゆっくりを褒め、頭を撫でていってあげる。 「ふ、ふざけるなあああああああああああ!!!!!!そんなゆっくりしてないゆっくりより れいむのほうがゆっくりしてるでしょおおおおおおおおおおおお!!!!」 「しょーなんだじぇ!!!!おきゃじゃりのにゃいゆっきゅりにゃんちぇ、うんうんいきゃなにょじぇ!!!!!」 お兄さんの言葉にキレた親れいむは箱に体当たりする。が、ビクともしない。 「どこがだよ。つか子まりさはさっきから親の便乗しかしてねーじゃねーか。 そんな馬鹿みたいに叫ぶやつより、こいつらみたいにおとなしくしてるほうがゆっくりしてるだろーが。 なぁ?」 「ゆうぅぅぅぅ、でもむこうはちゃんとおかざりをもっているのぜ……。おかざりはゆっくりできるのぜ……。」 (でもやっぱり、あんなにおこるのはゆっくりしてないぜ……。) お兄さんはお飾りのないまりさに同意を求める。だが、まりさはそれほど納得していないようだ。 (まぁ、まだこんなもんか……。) お兄さんは、ゆっくりフードを部屋の中、そして箱の中にばらまくと部屋を出た。 「おいおい、何もしねーのか?今すぐあの糞でいぶをぶち殺したいんだが。」 「だから、仕込み途中だっちゅーの。何回言わせんだ。」 「仕込み仕込みって、結局お前はどうしたいんだ?」 特に何もしなかったお兄さんに疑問をぶつける同僚。 「んー?まぁ、単純な虐待なんだけどな。あいつらに自分はゆっくりできないゆっくりって思わせたいのさ。」 「はあ?んなの簡単だろ?ボコボコにしたり、お飾り破いたりしたらいいじゃねーか。 そしたら、れいむはゆっくりできないゴミクズとか言いやがるぜ。」 「確かにそうなんだけど、ちょっと違うんだよなー。そういうことすると、ゆっくりって自分がゆっくりできないことは認めるけど、 その要因をこっちに押し付けてるんだぜ?」 そう。お兄さんはその手の虐待をしたことがある。その際に、 「ばりざはゆっぐりできない、うんうんいかのごみくずですううううううううううう!!!!!!」 (このくそにんげんがおかざりをこわさなかったら、まりさはゆっくりできるのにいいいいいいいいい!!!!!) と言われた、もとい思われたので、今回の虐待を思いついたのだ。 「へー、そうなのか。じゃあ具体的にはどうやって自分がゆっくりできないって思わせるんだ? 体もお飾りも傷つけないってことだろ?」 「んー?メッチャ単純。餌は外と中一緒にして、糞の掃除は俺らがやってると思わせないように部屋の上に付いてるUFOキャッチャーみたいなやつでする。 後はあいつらをゆっくりできないと罵りまくって、お飾りのないゆっくりできないゆっくりを ゆっくりできると褒めまくる。ただそれだけの簡単なお仕事です。」 「えっ?それだけ?いくらゆっくりでも信じねーだろ?」 「それがそうでもないだなー、これが。つーか、このやり方を応用したら人間だって嘘の情報を信じるんだぜ? ほら、ドッキリ番組とかあるだろ?あれみたいに俺とお飾り無しのゆっくりが仕掛け人だ。 これから先、あいつらは自分がゆっくりできないという情報をずっと他人から聞かされるんだ。今はお飾り無しの連中も信じてないが、 すぐ信じるようになる。自分はゆっくりできると思いたいからな。そしたらもうすぐさ。 あいつらは今までゆっくりできないと思ってきたお飾り無しの連中が、自分はゆっくりできるというように振舞う姿を見続けることになり、 自分たちはそいつらにゆっくりできない目で見られ、そう思い込み始める。 生き物は生活の中で得られる情報が全てだからな。どこから集めても得られる情報が一緒だと信じざるを得ない。 人間なら1ヶ月かけたりもするが、ゆっくりだと1週間もありゃ十分だろ。」 お兄さんは同僚達に長々と説明した。話を聞くと同僚が残念そうに言う。 「随分まわりくどいなー。俺はパスだわ。ゆっくりはもっと物理的に苦しめたい。」 「俺はおもしろいと思うぞ?手伝っていいか?お兄さん?」 「もちろん!大歓迎だ!」 その日からお兄さんと同僚1人の思い込ませが始まった。言い忘れていたが、親まりさが何故いなかったかというと、 狂って笑い続けているうちに、おたべなさいをしたらしい。子まりちゃは最強()のお父さんが死んだのが信じられずほとんど手を付けなかったが、 親れいむは腹が減っていたのか、親まりさを半分以上食べていた。処分が面倒なのでそのまま全部食べさせた。 虐待1日目(同僚が初めて研究課に来た日) 「さっきからなにいってるんだあああああああああああ!!!!!れいむがゆっくりしてないってどこみていってるんだあああああああ!!!! めがくさってるのおおおおおおおおおお????!!!!」 「しょーなんだじぇ!!!まりちゃのおぼーちをみちぇみりゅのじぇ!!!!!」 「ゆぅぅぅぅ……。おかざりがないとゆっくりできないよ。」 (でも、あんなにどなるのもゆっくりしてないようなきがするよ。) 虐待2日目 「いいかげんにしろおおおおおおおおおおおお!!!!!これいじょうれいむをゆっくりできないっていうと れいむがじきじきにせいっさいっするよおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」 「しょ、しょーなんだじぇ…。まりちゃのおぼーち、ゆっくちちてるのじぇ……。」 (にゃんでこんにゃにゆっきゅりぢぇきにゃいっちぇいわれりゅのじぇ………?まりちゃはゆっきゅりちてる……はじゅなにょじぇ…。) 「むきゅ、おにいさんたちはなぜ、わたしたちをゆっくりできるといってくれるのかしら?」 (おかざりがなくてもわたしたちはゆっくりできるのかしら?まさか………ね……。) 虐待3日目 「やめろおおおおおおおおおお!!!!ゆっくりできないっていうなああああああああああああ!!!!! れいむがゆっくりできないだろおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」 (なんでどいつもこいつもれいむがゆっくりできないっていうんだああああああああああ??!!! しかも、おかざりのないゆっくりどもがゆっくりしやがってええええええええええ!!!!!!) 「ゆっきゅり………まりちゃは……ゆっきゅりぢぇき……にゃいのじぇ………?」 (にゃんぢぇにゃにょじぇ………?おきゃじゃりのにゃいゆっきゅりのほうがゆっきゅりちてるのじぇ……。) 「さぁ、おちびちゃん!!!ごはんさんよ!!!あんなおかざりのあるゆっくりなんかほっときなさい!!!」 「ほんちょ、おきゃじゃりしゃんはときゃいはじゃにゃいわー!!!」 お兄さんは部屋に入り、箱の中の子まりちゃを掴むと部屋を出て行く。 「おいいいいいいいいいいいい!!!!そいつじゃないだろおおおおおおおおおおおおお!!!! れいむをここからだせえええええええええええええ!!!!!!!」 「そいつどうするんだ?」 親れいむを無視しながら、同僚はお兄さんに尋ねる。 「あー、なんか反応が微妙だから実験させようと思うんだ。」 「実験……?」 お兄さん達は、研究所のドスまりさ専門の場所に向かった。 「やぁ、お兄さん。今日はどうしたんだい?」 お兄さんを出迎えたのは若い研究員だ。彼は若いながらにしてこの研究所では上の位に立っている。 この研究所は結果さえ出せば、上の位につくことができる。この研究員は急性餡子硬化剤を発明し、ドスまりさの脅威を大幅に激減させたのだ。 お兄さんに虐待場所を提供したのもこの人だ。 「んー?ちょっと反応がつまらないから、なんかパーンといきたいと思ってさー。」 「パーンとねぇ……。……そうだなぁ……。じゃああれなんかどうだろう?」 研究員はお兄さん達を手招きする。研究所内は今も研究の最中で少しピリピリしていた。 (あれー?薬の量間違えたか?)(何故だ?!僕の理論は完璧のはず??!!)(ちくしょー、早く結果出して昇進してー。) (だから、このやり方じゃドスはできないって言ってるだろうが、くそ上司が!!!)(やべ……。急にお腹痛くなってきた……。) (この実験絶対成功しないわー。)(あれ?ガスの元栓閉めたっけ……?)(明日はデートだし、やる気でねー。) (絶対コナンが新一だと思うんだよなー。)(しょーねんよ神話になっれ!!!やべー、ずっと頭の中ループしてるよ。集中できねー。) (ここもちゃんと仕事しないやつが多いのか……?) お兄さんは研究員達の心の声を聞きつつ、ある部屋の前についた。 「ここは何するところなんだ?」 「ここは人工的にドススパークを打たせる実験場さ。」 部屋はやはりガラス張りになっており、中の様子が見える。しかしお兄さん達がさっき虐待していた場所よりもかなりガラスが厚い。 「ふーん。で、どうすればいいんだ?」 「そのまりさをあそこの台に固定してくれ。」 「ほーい。」 お兄さんは部屋の中に入り、部屋の真ん中にある台のようなところに子まりちゃをセットし、部屋を出る。 「ゆぅぅぅ……。なんじぇまりちゃはゆっきゅりぢぇきにゃいんだじぇ……。」 「んで、後は?」 「後はこっちで操作するよ。まぁ見ててごらん。」 研究員が何やら操作すると、子まりちゃに注射器が近づく。子まりちゃは気づいていない。 「なんじぇ……ゆぴ!!!!」 注射が刺さり、中の薬が子まりちゃに入れられる。 「さぁ、パーンといくよ。」 研究員がそう言ってるうちに、子まりちゃの様子がおかしくなる。 「ゆううううううう!!!!!からだがあちゅいんだじぇええええええええ!!!!!」 子まりちゃは苦しそうに悶える。しかし、体を固定されているので動けない。 「ちゃしゅけちぇえええええええ!!!!!おきゃーしゃ『パーーン!!!』ゆびゃあああああああああ!!!!!」 大きな破裂音と共に、子まりちゃの両目が光りながら弾け飛んだ。 「「ぷっ…!!!」」 おもしろ画像のような状態に一瞬だけなった子まりちゃに、お兄さんと同僚は吹き出す。 「いちゃいいいいいいいいいいい!!!!なんぢぇきゅうによるさんになっちゃのじぇえええええええええええ!!!!!」 「………ナニコレ…?一発ギャグ専用の薬……?」 お兄さんは笑いをこらえながら、研究員に尋ねる。 「いやー、これでも進歩したんだよ?昔は体全部が弾け飛んだからね。」 研究員はあっけらかんに答える。 「いや……確かにパーンとは言ったけど……。くくく……。」 お兄さんはちょっとツボに入ったらしい。 「どうだい?お気に召したかな?」 「いや、まぁ、良かったんだけど……。そうだなー……。」 (…………そうだ。ついでだし、あれを見ておくか……。) お兄さんは、他に何かおもしろいものがないかと考えていると、1つの疑問を解消しようと思った。 「なぁ?……ドスまりさを作ることはできないのか?」 お兄さんは緊張気味に聞く。 「あぁ、一応研究は進んでるよ。なんならあの子まりさでやってみようか?」 研究員は子まりちゃを持つと、お兄さん達を別の実験場に連れていった。 「ドスまりさが作れるって、野生のゆっくりにも試したりしたことあんの?」 「んー?そんなの無理無理。まぁ、見ればわかるよ。」 (また、お兄さん達は笑うだろうなー。ふふふ、楽しみだ…。) お兄さんはなるべく自然に聞いた。研究員は軽く返事をする。 (……………。本当にしてないみたいだな……。黒い服の連中はここにはいない………か……。) お兄さんが考えるうちに、目的地に着いた。 「じゃあ、ちょっと待ってて。」 研究員はそう言うと、他のどの部屋よりも大きい部屋に子まりちゃを持って入っていき、 子まりちゃを台にセットすると、子まりちゃに注射を打ち、部屋を出た。 「さぁ、見ててごらん。」 「「……………。」」 同僚は今度は笑わないぞという顔で、そしてお兄さんは真剣な顔で子まりちゃの変化を見る。 「いちゃいんだじぇぇぇぇ……。きゅらいんだじぇぇぇぇぇぇ………。ゆぎっ!!!!」 またも子まりちゃは苦しそうに悶える。しかし、体を固定(ry。 「ゆあああああああ!!!!!からだがあちゅいいいいいいいいいいいい!!!!! あああああああああああああああああ『パーーーーン!!!!』ああああああああああああああああああああ!!!!!!!」 そしてそして、またも大きな破裂音。見ると子まりちゃは成体のゆっくりより2倍ほど大きくなっている。餡子だけ。 「「ぷっ…!!!」」 餡子だけ大きくなった子まりちゃは、自身の皮を弾け飛ばした。その様子を見て、またも吹き出すお兄さんと同僚。 「ああああああああああああああ!!!!!いちゃいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!! いちゃい!!!いちゃいいい!!!!いちゃいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 中身である餡子がすべて露出しているので、かなり痛がっている。 「ちょ………、今度は脱皮の薬………。くくっ…。脱皮で大きくしていくの…?くくっ!」 同僚は笑いながら研究員に聞く。 「こればっかりは研究が進まなくてねー。皮だけ大きくなったり、おさげだけ大きくなったりで、成功した試しがないんだ。」 研究員は片手を頭に当て、残念そうに言う。 「くくっ……。これは…ひどい……ぶふっ!!!」 (こんなのが野生に使える段階なわけないか。加工所は関係なさそうだな。) お兄さんが笑いながら考えていると、研究員が尋ねる。 「それで、この子まりさはどうするんだい?処分しておこうか?」 「くくっ……あー、そうだな。そうしてもらえる?……あっ、お飾りだけもらっていっていい?」 「あぁ、それくらい構わないさ。」 「じゃあ、今日はありがとな。」 「研究課おもしろいなぁ。こっちにくれば良かったかな?」 お兄さんは子まりちゃの帽子をもらうと、研究課を後にした。同僚は少し名残惜しそうだ。 虐待4日目 「もう……やめろ……。れいむはゆっくり……できる……。できるんだあああああああああああああああ!!!!!」 (なんでなんで?れいむはおかざりさんもちゃんとあるんだよ……。なんでゆっくりできないっていわれるの……? れいむがゆっくりできないから?………!?ちがう!!!!ちがうちがうちがうううううううううううううううう!!!!!) 「みてみるんだねー。あのれいむ、またさけびながらあばれてるんだねー。ぜんぜんゆっくりしてないんだねー。」 「まったくなのぜ!!これだからおかざりのあるゆっくりはゆっくりできないのぜ!!! それじゃあ、みんなでまたすーりすーりするのぜ!!!」 「やめろおおおおおおおおおおおおおお!!!!ゆっくりしているところをみせるなあああああああああああ!!!!!」 虐待5日目 「れいむは……ゆっくりできないの………?おかざりさんがあっても……?おかざりさんがあるから………?」 (こんなにゆっくりできないっていわれるのは……れいむがゆっくりできないゆっくりだから……? どうして?れいむはどこもへんじゃないのに……?どうして……?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?) 「やっとおとなしくなったわ。でもやっぱりあのれいむはゆっくりできないわね。」 虐待6日目 「れいむは……ゆっくりできない……。ゆっくりなのに…ゆっくりできない……。れいむはゆっくりじゃ…ない……。」 (れいむはもともとゆっくりできなかったんだ……。でも……でも………それでも……ゆっくりしたいよぉ……。 それはできないのかな……?れいむはゆっくりできないゆっくりだから…?) 「いい感じに追い詰められてるな。そろそろ仕上げと行きますか。」 お兄さんは頃合だと思ったのか、饅頭を持って部屋に入っていく。 「よっ!相変わらずお前らの方がゆっくりしてるな。」 「ゆっ!おにいさん!!あたりまえなのぜ!!!あんなゆっくりできないゆっくりはじめてみたのぜ!!」 「れいむは………れいむは………。」 お兄さんの挨拶にお飾りのないまりさが元気よく答える。親れいむには聞こえていないようだ。 「まぁ、それは置いといて。おい。れいむ。」 「ゆっくり……できない……。」 「あー、もう!!こっち向け!!」 「ゆぐっ!!」 全くお兄さんに気づかないれいむにビンタをかます。 「ゆぐ……おにいさん……どうしたの…?」 「お兄さんって言うようになったか。まあいい。お前おちびちゃんに会いたくないか?」 「ゆっ!!」 お兄さんの言葉に大きな反応を見せる親れいむ。 (……そうだよ……。れいむにはおちびちゃんがいたよ……。おちびちゃんがいれば…ゆっくりできるよ……。) 「あいたいよ……。」 「そうか。じゃあ、ちょっと待ってろ。」 お兄さんは持っていた饅頭を親れいむの前に置くと部屋を出た。 (これは………あまあまさん………?れいむがたべて……いいの……?) 「ゆ……むーしゃむーしゃ……それなりにしあわせー………。」 「なんであいつがあまあまたべてるんだぜ!!!ふざけるんじゃないのぜ!!!」 親れいむは饅頭をすぐに食べ始めた。だがかなり落ち込んでいる様子なので、幸せー!!!と叫ぶことができない。 お飾りのないゆっくり達は、親れいむが饅頭を食べていることに腹立て、箱に体当たりするが、ビクともしない。 「なにやってるんだ!!!!」 そんな中お兄さんが慌てた様子で入ってくる。 「おい!!何食べてるんだ!!!!」 「ゆぅぅ…。おにいさん……、れいむは…これ……たべちゃいけなかったの……?」 「お前!!!おちびちゃんを!!!!」 お兄さんは親れいむを怒鳴りつける。 「……そうだよ……。おにいさん……。れいむのおちびちゃんは………?」 親れいむは早くおちびちゃんに会いたくて、お兄さんを催促する。 「おちびちゃんって……おい!!よく見てみろ!!!」 「ゆぅぅぅ……?」 お兄さんは食べかけの饅頭に、子まりちゃの帽子をのせる。 「おちびちゃんは今お前が食べたんだろうが!!!!なんてことしてるんだ!!!!」 「………ゆ……?………えっ……?……おちび…………ちゃん………?」 実際はただの饅頭なのだが、ゆっくりはお飾りによって相手を見分ける。 今、親れいむには、体を食いちぎられた子まりちゃが見えている。 「お前はゆっくりできないゆっくりで、しかもおちびちゃんを食べちまうようなやつだったんだな!!! お前は生きてる価値のない、最低なゴミクズ野郎だ!!!!」 (………え?……おちび…ちゃん……を…たべた……?うそ………うそうそうそうそうそうそ!!!!! れいむはゆっくりできなくて、おちびちゃんもゆっくりさせてあげられなくて、だれもゆっくりさせられなくて……、 れいむは……れいむはれいむはれいむはれいむはああああああああああああああああああああああああ!!! ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!) 「ゆぐげろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」 吐いた。親れいむは吐き続けた。自分の中身がすべて無くなるまで。まるで自分のすべてを拒絶するかのように。 「うおー、こんなになったー。すげー。」 「やべえーーー!!あんなに盛大に吐いたの初めて見たぜ!!!!」 お兄さんと同僚は虐待の成功に大喜びだ。 「「「「「「「「「…………。」」」」」」」」」 お飾りのないゆっくり達は、いくらゆっくりできないやつと思ってきたとはいえ、あんなスプラッターなもの見せられると、何も反応することができない。 「あー、スッキリしたわー。………さて後片付けしないと。」 お兄さんはそう言うと、ある袋を持ち出して来た。 「おい、まりさ。これ何かわかるか?」 「……………………ゆっ!!!!それは!!!!!」 硬直状態だったまりさはお兄さんが袋から取り出した物に大きく反応する。 「これ、まりさの帽子なんだけどさー。」 「おぼーし!!!!まりさのおぼーしかえしてね!!!!」 自分のお飾りを見るやいなや、ぴょんぴょんと飛び跳ねる。 「えっ?何言ってんの?お飾りなんてゆっくりできないだろ?」 「ゆぐっ!!!………で、でも………おかざりさんは………ゆううううううううううう!!!!」 まりさは先ほどまでお飾りはゆっくりできないと思っていたが、自分のお飾りを見ると、どうしても心が揺らいでしまう。 「どうしたの?まりさ?あんなものいらないでしょ?」 「むきゅ、いまさらおかざりなんてひつようないわ。」 「そうなんだねー。おかざりなんてつけてると、あのれいむみたいになるんだねー。わかれよー。」 他のゆっくり達はお飾りを欲しがるまりさに少し引いているようだ。 「そうそう。だからこの帽子はびーりびーりしちゃうね。」 びりりりり びりり びり びり びり お兄さんは持っていた帽子を細かく、細かく破っていく。 (あっ……。まりさのおぼーし……。でもおかざりはゆっくりできない……。ほんとうに………? ……………………………ちがう!!!ちがうちがうちがう!!!!!!そんなわけないいいいいいいいいいいい!!!!! おかざりがあああああああああああああ!!!!!!!) 「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」 まりさはこの世の終わりのような顔で、絶叫する。 「なにをそんなにさけんでるのかしら……。いなかものね……。」 「むきゅ、しょせんまりさもゆっくりできないゆっくりだということよ。」 「ほんと、きもちわるいんだねー。」 「そうだな。だからお前らのも壊しちゃおうか?」 「「「「「「「「ゆえっ?」」」」」」」」 お兄さんは袋の中の物をすべて取り出す。リボン、カチューシャ、帽子、部屋の中にいるゆっくり達のものだ。 「じゃあ、お飾りさん、さようならー。」 びりりりり びり バキッ ベキッ びりりりり お兄さんは残りのお飾りも同様に細かく破り、砕いていった。 (………ありすの………かちゅーしゃ……えっ?おかざり……なんて……いや……ちがうわ!!!! ゆっくりにとっておかざりはあああああああああ!!!!!!ああああああああああああああああああああああああ!!!!) (………………むきゅ?なんで?おかざりなんていらないはずなのに…………。このきもちは………。 なんで?なんで?なんで?なんでえええええええええええええええええええええええええええええええええええええ???!!!!) (ちぇんはおかざりなんていらない…………いらないんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!! なのに、なんでこんなにくやしいんだ!!!!かなしいんだ!!!!!いかってるんだああああああああああああああああああああ!!!!!) 「「「「「「「「ゆああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」」」」」」」」 他のゆっくり達も1人残らず、大絶叫した。 「あっはっはっはっは!!!サイコーだな!!!!」 お兄さんは部屋を出て大笑いする。 「お前がブリーダーなのが信じられないよ…。んであいつらどうするんだ?殺すのか?」 「あっはっはっは!!!えっ?あぁ、あいつらは返さないと。実験材料を借りてきたやつらだから。 まぁ、どうせ実験ですぐ死ぬだろうしな。」 そしてお兄さん達は部屋の掃除をし、お飾りのないゆっくり達を返すと、研究課を後にした。 「んー、確かにおもしろかったけど、なんか終わりがあっさりしてたなぁ…。」 「そうか?」 (まぁ、普通の人には心の中の葛藤が聞こえないしな……。) お兄さんは大満足だったが、同僚はそれほど満足のいかない虐待だった。 ………………………………。 「ただいまーー!!!」 お兄さんは虐待終了後、いくつかの仕事を終えると速攻で帰宅した。 「おかえりなさい、お兄さん。」 「おっかえりーーー!!!とうっっ!!!!」 「キャッチ!!!!アンド、リリース!!!!」 さとりとこいしが出迎えてくれた。こいしはお兄さんにタックルするが、お兄さんに捕まえられ、ソファに投げ返された。 ちなみに、ここ数日間でさとりとは仲直りした。 「お兄さんひどーい!!!おねーちゃんだったら、抱っこしてすーりすーりするのにーー!!!」 こいしが頬をふくらませ、ぷんぷん怒っている。 「ごめんごめん、こいし。ほら、これで許してちょんまげ。」 お兄さんは申し訳ないと思って、こいしの頭を撫でてあげる。 「えへへへへー。許してあげるー。」 「…………………。」 (…………………いいなぁ。) こいしはご満悦のご様子だ。さとりは羨ましそうに2人を見る。 (やっぱさとり可愛いなぁ。直に愛でるのもいいけど、ちょっと意地悪するのもまたいいなぁ……。) お兄さんはこれでもか!!というぐらいニヤついている。 (ふへへへへへへへ。…あっ、そうだ。) 「こいし。明日ゆっくりんピースに行くぞ。」 お兄さんは用事を思い出したようで、こいしを撫でながら話しかける。 「えー?どうしてーー?」 「…………………。」 (…………………私は?) こいしは不思議そうにお兄さんに聞く。さとりは自分の名前が出ないことに少しいらだち始める。 「実はさー、少し気になる事があるんだよねー。ほら。さとりって何でさーどあいだけ取られたんだろう?しかもそれだけだし。 それにわざわざ飼い主のもとに返すようなことするか?捕まる可能性が高くなるのに。何か裏がありそうなんだよなー。」 「それでどうしてこいしがゆっくりんピースに行くのー?」 こいしはなおも不思議そうだ。さとりは自分のためなのかと、ちょっぴり嬉しそうだ。 「それが前にゆっくりんピースに行った時、妙な声が聞こえたんだ。研究材料が多いって言ってた。 だから、そいつを探すためにこいしの力を借りたいんだ。」 「ふーん。それは気になるね。よし!よくわかんないけど、そういうことならこいしちゃんが10肌脱いじゃうよ!!!」 「いや、1肌脱いでくれたら十分だ。」 「お兄さん……私は………?」 こいしにチョップをかまし、突っ込むお兄さんに、さとりは恐る恐る尋ねる。 「さとりはお留守番。まだ決まったわけじゃないけど、もしさとりを襲った犯人がいたら怪しまれるからさ。 もし、いたらいたで犯人はわかるけど、証拠も何もないし逃げられるよ。捕まえられない以上、下手に刺激するのは良くない。 それにさーどあいが無いのをあんまり見られたくないんだろ?」 「ゆぅぅぅぅ……。……そうですね…。私はやめておきます……。」 お兄さんの説得に納得したさとりは、渋々諦める。 「ま、今回はそんなに危険なことはしないさ。安心しな。」 「そうそう。任しといて。おねーちゃん!!!必ず真犯人の全身黒タイツを探してくるよ!!」 「えぇ、お願いね……。それとこいし。あれは本当に着ているわけじゃないのよ。」 「な、なんだってーーーー!!!!」 さとりとこいしのやり取りで、3人は笑顔になる。 「よし!!じゃあ俺達のアイドル、さとりを傷つけたやつを絶対見つけるぞーーーー!!!!」 「おーーーーー!!!!」 「わ、私は別にアイドルじゃありませえええええええええええええええええええええええええええええええん!!!!!!!」 第二話 完 続く あとがき どうも、さとりが大好きです。 2話書くの早すぎぃ!!!本当はこんなに早く次の話を書くつもりはなかったんですが、 皆さんの感想を読んだら、いてもたってもいられなくなりました。早く読んでほちい、早く読んでほちいと思うと手が自然に動いていました。 感想ありがとうございます。読んだときは嬉しくて、夜なかなか寝付けませんでした。 自分の考えたものを読んでもらうことがこんなに嬉しいとは思いませんでした。本当にありがとうございます。 心を読める事を活かした虐待って難しい…。 それにしても、今回書いてて思ったんですが、似たような表現、言い回しが多いかなぁって思いました。 自分は語彙が乏しいので仕方ないですよね。 皆さんに面白いと思っていただけるよう精進いたします(。・ ω )ゞ 感想をお待ちしております。
https://w.atwiki.jp/woosin_in_felberg/pages/527.html
なおちゅん 【武器・武術スキル】 銃術 技術LV 32~62 スナイパーライフル 【その他所持スキル】 器用さ 5 幸運 5 銃製造術 最高Slv 11 経験LV 2 馬調教術 最高Slv 22 経験LV 5 【お気に入りの服、防具】 月影セット 【IN時間について】 21時~26時 【自己紹介】 未熟者ですが、ウーシンでじっくり君主ライフ楽しみたいと思います。 よろしくお願いします。 他己紹介 名前 コメント