約 1,288,383 件
https://w.atwiki.jp/tv-drama/pages/458.html
朝基 まさし(あさき まさし、1970年3月2日 - )は、日本の漫画家。旧ペンネームに越智辺昌義(おちべ まさよし)がある。大阪府出身。 主に講談社の少年漫画誌で活動している。代表作に、『サイコメトラーEIJI』や『クニミツの政』や『シバトラ~』(3作品ともに安童夕馬原作)がある。 『クニミツの政』で2003年(平成15年度第27回)講談社漫画賞少年部門受賞。 以前、大島司のもとでアシスタントをしていた。 1989年 -「最後の地球人」で第18回小学館新人コミック大賞児童部門佳作。 1991年 - 越智辺昌義名義で『マガジンスペシャル』にて『超頭脳シルバーウルフ』の連載を開始。( - 1992年) 1994年 - 『マガジンスペシャル』にて『大樹のマウンド』の連載を開始。( - 1996年)※連載開始時にペンネームを朝基まさしに改名。 1996年 - 『週刊少年マガジン』で『サイコメトラーEIJI』の連載を開始。( - 2000年) 1996年 - 『銀狼怪奇ファイル 二つの頭脳を持つ少年』のタイトルで『超頭脳シルバーウルフ』がドラマ化される。(日本テレビ系) 1997年 - 『サイコメトラーEIJI』がドラマ化される。(日本テレビ系) 1999年 - ドラマの続編『サイコメトラーEIJI2』が放送される。(日本テレビ系) 1999年 - プレイステーションで『サイコメトラーEIJI』がゲーム化される。(講談社) 2000年 - ドラマ『サイコメトラーEIJIスペシャル』が放送される。(日本テレビ系) 2001年 - 『週刊少年マガジン』で『クニミツの政』の連載を開始。( - 2005年) 2003年 - 第27回講談社漫画賞少年部門受賞。(『クニミツの政』) 2003年 - 『クニミツの政』がドラマ化される。(関西テレビ系) 2006年 - 『週刊少年マガジン』で石田衣良原作『IWGP 電子の星』の期間限定連載(全8回)。 2006年 - 『週刊少年マガジン』2007年2・3合併号で『シバトラ~』の連載を開始。 2008年 - 『シバトラ~』がドラマ化される。(フジテレビ系) 2010年 - 『週刊少年マガジン』2010年14号よりキサラギリュウ原作『BLACK OUT』を連載開始。
https://w.atwiki.jp/orz1414/pages/387.html
「なぁさとり、今日は…」 「また貴方はよからぬ事を考えてるのね」 「…最後まで喋らせてくれよ」 地霊殿の主。彼女が持つ不思議な能力。「心を読む程度の能力」で会話の度に心を読まれ、こんなやり取りをするのだ 「今回は何?「(さとりの耳に息を掛けてみたい)」?くだらないことばっかり考えてるのね。貴方は」 「いやいや。お恥ずかしい」 ちょっと口から言いにくいことがあると、まずさとりを呼んで、心を読んでもらう。 そしてそこで了解をもらうと、それを行動に移したり移されたり。 先日は「ちょっとさとりの唇をプニプニしたい」というのを果たした。 なんだかんだでとんだバカップルである。 「別にやってみてもいいわよ?そんなことなら」 口では興味があまり無さそうだが、本心では凄くワクワクしている。 ○○に今、「なんでニヤニヤしてるの?」と言われるまで気が付かなかった。 ○○は当然心が読めないので、さとりがニヤニヤしていても、なぜニヤついているのかは分からない。 「じゃあちょっとやってみるよ」 「「(さとりの反応が楽しみ)」か。そんなたいした反応は…っあぁんっ!」 意外な反応に○○が唖然としてると、さとりが○○の心を読む 「はぁ。心で分かっていても、やられると反応が違って困るわね… で、何?「(うわ。予想外の反応だ。さとり凄いかわいいなぁ)」…何考えてるのよ」 「あんまり心を読むなよ恥ずかしい。ちなみにまたニヤニヤしてるぞさとり」 「…コホン「(喘ぐさとりが愛らしいなぁ)」…いや、もう。何考えてるのよぅ」 「そして語尾が嬉しそうだな」 「そ、そんなことないわよ。で、この続きは~と」 ここでさとりの動きが止まる ついでに自然と口元が緩む 「どうした?僕の心を読んでるんだよな?」 「い…いや、読んでないのよ?たまたま読んでないだけ。たまたまよ。たまたま」 この動揺。 心が読めなくとも心を読んだことが分かる。 「じゃあ代わりに僕がさっき心の中で思ったことを口にしてやろうか?」 「ちょ…ちょっとまって!心の準備が…」 「こんな愛くるしいさとりと、キスしたいなぁ」 ○○が言ったと同時くらいに、さとりの顔が赤くなっていく。 「あのさ、さとり。僕は心が読めないから返事をしてくれないと…っぅん!?」 突然さとりが○○に抱きつき、キスをした。 数十秒。時間が流れ、口を離したさとりが言う 「これが、返事よ。私の大好きな○○。「(僕も…)」っと。この先を私が言うのもなんだから、行動で示してくれるかしら?」 今度は違った悪戯っ子のような笑みを浮かべ問う。 「僕も大好きだよ、可愛い可愛いさとり。僕の返事を受け取ってくれる?」 「もちろんよ」 そうさとりが言った直後に○○がさとりの唇に自分の唇を重ねる 先ほどより長い時間が流れる 「(いつ外そうかタイミング無くなったなぁ)」 「(この唇をいつ外そうかな?ですって?ずっと離さなくてもいいのに)」 さとりの心に浮かんだと同時くらいに○○を強く抱きしめ、更に強く口付けをして舌を進めさせる さとりは心に思うとすぐに行動に移すタイプらしい。いや、○○に対しての時だけかもしれないが。 「(はぁ。心を読まれたなぁ。)」 さとりが口を離す。 「ぷはぁ。心を読まなくても、そうするつもりだったわよ」 「そうか。僕は心を読めないけど、さとりの事は分かるよ。そこそこね」 「じゃあ今私が何を思ってるか言ってみて?」 「「(○○の事が、大好き)」かな?自惚れな気もするけどきっとそう思ってるはず」 「大正解。貴方の心の中にも「(さとりのことが好き)っていう気持ちが浮かんでるわ」」 再び長い口付けが始まる… この事が猫から烏へ。烏から鴉へと渡り、幻想郷に砂糖たっぷりな新聞がばら撒かれたのはまた別の話。 うpろだ1424 ─────────────────────────────────────────────────────────── 中庭に人間が倒れていた。 旧地獄を管理するようになってからというもの、人間どころか妖怪にさえまともに会っていなかった。 最近になって、人間が二人ほど殴り込みをかけてきた程度である。 それが突然、なんの脈絡も無しに、私の日常は急変して…… 「あなたは……何?」 「えーと、俺は○○っていうんですけど……ここどこですか?っていうか俺こんな場所にいたっけ?あれ?」 「…………」 どう見ても人間である。 何をどうすれば人間がこの庭にいきなり出現するのだろうか。 いや、人間だけではなく、たとえ妖怪だって同じだ。 どうにもまともな入り方をしてきたようには見えない。 初めての事態に、私は動揺していた。 「あの、聞いてますか?あのー、すみません、あのー」 「……聞いているわ。私はここに住んでいる古明地さとり。状況が把握できていないのは私も一緒だから、 まずは落ち着いて、館の中で少し話をしましょう」 彼を館の中に招き、事情を聞き出す事にした。 何かを企んでいるようなら、すぐにでもここから追い出すか、火炉にでも放り込んでやろうと思った。 そう、私の「能力」ならば、どんな悪巧みも隠し通す事はできない。 ……しかし、驚いたことに彼に対して私の能力は通用しなかった。 彼の心の声はうまく聞き出す事ができなかったのである。 妹の前例もあったため、それほど動揺はしなかった。 ただ、ちょっぴりだけ、この人間と関わることに対して不安になった。 「それでですねー、俺はいつものように散歩を……あ、俺、早朝の散歩が日課で、というか趣味なんですけどねー、 犬の散歩してる人とかに……ってそうじゃなくて、いつものように歩いていたら急に眩暈がして、急性の貧血かー!? とか思う間もなく倒れて、というか俺は別に貧血持ってないからよくわからなかったんだけど、 今思ってみると貧血じゃなくてただ目の前が暗くなっただけというか、とにかく気付いたらここにいて、 凄い大きいお屋敷とかあるからびっくりして……あ、このお茶おいしいですね!ずずずずずずずずずず^q^」 ……前言撤回。 私がわざわざ心の声を聞き出す必要も無かった。 この人間は私が聞いてない事まで良く喋る。 彼の無駄話を要約すると、早い話が、何もわからないという事だった。 ただ、彼が人間だというならば一つの可能性が浮上する。 ――神隠しである。 地上ではよく神隠しで幻想郷の外の人間がこちらに入ってきていたように思える。 この地底だって幻想郷には違いないのだから、何もおかしい事は無い……はずだ。 「……というようなルートの散歩コースなんだけど、その通り道にはこんなお屋敷無いし、さとりさんみたいな美人もいない…… あ、変な事言ってすいません、でも、近所にこんなに猫もいないし、あ、俺、犬より猫派なんだけど、今住んでるアパートが……」 彼の話すことはもうほとんど聞いていなかったが、私はこの後彼をどうするかについて考えていた。 人間を捕って喰うような習性は無かったし、かといってわざわざ外に連れて行ってあげるほどの義理も無い。 ……そうだ、神隠しの事ならば、地上の住人が詳しいに違いない。 そう思った私は、前に地上に遊びに行ったという妹が次に地霊殿に寄るのを待つ事にして、その短い間だけは彼の面倒を見ることにした。 * * * そうして、妖怪と人間の奇妙な二人暮し(+ペット多数)は始まった。 いや、実際はそんなに奇妙なものでもなかった。 彼も前は一人暮らしをしていたらしく、家事炊事などで手伝える部分を手伝ってくれたために、単純に生活が楽になっただけとも言えた。 ただ、大きく変わったのは、私の生活の中に他人と会話をする時間が増えたという事だ。 話の内容は、日常会話に始まり、この世界の事、地底の事、私の能力の事、お互いの出生話など……。 自分のペットとさえ、こんなになって話すことは無かった。 私がいろんな話をするたびに驚いたり笑ったりとコロコロ変わる彼の表情が、ちょっとだけ面白かった。 その際に、彼は歯に衣を着せない物言いをする。 気になった事はストレートに聞いてくるし、褒める部分はベタ褒めする。 私が料理と作るたびに「凄い、マジで美味しい!俺一生さとりの飯がいいや!」とか言うし、 私が猫と遊んでいると「今のさとりの顔凄い可愛かった!ちょっともう一回笑ってみせて!」とか言われて、 ……その、正直照れる。 今までこんな経験が無かったから、自分でも驚くくらいドキドキしてしまう。 ただ、ちょっといやらしいというか、そんな事までわざわざ言ってくるのは、その、どうかと思う。 彼との生活で、私の胸の鼓動は高鳴ってばかりだった。 そしてその日常は、決して嫌なものではなかった。 ――朝起きて、彼に会うことが楽しみ。 ――今日はどこで、どんな話をするのだろうか。 それは本当に、今まで感じることの無かった不思議な感情。 ……そう、私は知らずのうちに彼に恋をしていた。 自分でも無意識のうちに他人との交わりに飢えていたのかもしれない。 不思議な闖入者の存在は瞬く間に私の心に溶け込み、蝕み、依存症さえ引き起こしているかのようだった。 そんな中でも、ただ一つだけ気掛かりだったのは、そう、彼がいつか外の世界に帰ってしまうという事だった。 * * * 外の世界には彼の生活があったはずだし、帰してあげるのが道理だ。 もちろんそれは彼にとって一番良いことであり、私のわがままで地獄に縛り付けておくなんてもってのほかだ。 そんな事実とは裏腹に、私は少しでも彼と一緒にいたくて、離れたくなくて…… 私は、○○と…… * * * 私が彼を好きになればなるほどその懸念は膨らみ、ある日、ついうっかり口に出してしまっていた。 「……へ?外の世界?」 「そう。前も言ったように、外に帰る方法は有ると思うわ。次に妹が帰ってきた時にでもあなたは……」 「帰らないよ」 「……外に、って、え?今なんて言ったの?」 「だから、俺は外には帰らない」 「で、でも、あなたは……」 「ここには俺の好きな人がいる。だから帰らないよ」 「あ……ぁ……」 こんな時にまで、○○は…… 「ま、また、そんな事を言って。あなたは普通の人間なのよ?それがこんな異世界に、ましてや地獄みたいな所にいるなんて、 普通ならあってはならない事よ……。こんな忌まわしい所にずっといるなんて、あなたにも良くないし、その……」 彼が外の世界に帰る理由を取り繕うごとに、その本意とは違う言動に、自ら傷つき、私の身体は張り裂けそうになってしまって…… 「さとりがいない世界のほうが、俺には良くない」 「っ……!!」 彼の真っ直ぐな言葉に、不安や心配なんて事はどこかへ飛んで行って、私は彼に本音を吐き出していた。 「私だって…………私だって○○のいない世界なんて嫌よ!!もっと○○と話がしたい!!もっと触れ合いたい!! もっと……あなたと暮らして…………っ!?」 気付くと、私は彼に強く抱きしめてられていた。 今までで一番○○を近くに感じで、心が一つになってしまったみたいで、 本当に、本当に嬉しくて、涙がとめどなく溢れてしまって、 ――その中で、気付いた。 「さとり……君の事が好きだ」(好きだ) あぁ、そうだったのか。 「君と、ずっと一緒にいたい」(一緒にいたい) 私の能力が効かなかったんじゃない。 心の声は聞こえていたんだ。 ただ、彼は最初から、思ったこと……本心をそのままに話し続けていたんだ。 つまり、○○は、心の底から私のことを………… 「私も好き…………大好きよ、○○」 * * * ある日、いつかの巫女と魔法使いが地霊殿を尋ねてきた。 「おーっす、遊びに来たぜ!」(何か珍しいものはないのぜ?) 「邪魔するわね」 「あら、いらっしゃい。今お茶を淹れるわ…………そっちの黒白は自重しなさい」 ガチャ…… 「ん?珍しい、さとりにお客さんか?」 「あなたは……」 「彼は○○。私の……」 「さとりの夫だ。どうだウチの嫁さんは。ちょっと性的なくらい可愛いだろう?」(性的なくらい可愛いだろう?) 「……思ったことをそのまま話すのはやめなさい…………ばか」 うpろだ1427 ─────────────────────────────────────────────────────────── 楽しかった外界旅行も明日で終わりだ。 「じぇっとこーすたー」に乗って歓声を上げていたお燐も、 かぼちゃの帽子をかぶってはしゃいでいたお空も、 人ごみに戸惑いながらも楽しそうだったこいしも、疲れて眠っている。 私の大切な恋人である○○も、隣の布団で寝息を立てている。 けれど私は、眠れなかった。 ○○。二人きりだったとしても一つ布団で寝るほど深間ではないけれど、 私のことをとても愛してくれている。 そんなにも近いからこそ、その心はしっかりと読み取れてしまう。 本人は気付いていないかもしれないけれど、 元いた世界に戻ってくれば嫌でも色々なものが心の表層近くに浮かび上がってくる。 友達、家族― 「帰って来れないくらい遠くにいるけど、一緒に歩いてくれる人がいるから」 と言って私を紹介した彼を、案じながらも祝福して送り出してくれたご両親。 暮らした町並み、お気に入りの景色。想いを伝えられなかった、初恋の人。 この旅の間、私の第三の眼は、そんな彼の記憶を一つ一つ映していた。 心を読まない、という選択肢はない。 私達の種族にとって、心を読むのは呼吸することに等しい。 今は閉ざされたこいしの眼だって、いつかきっと開けるようになる。 どんな記憶でも、どんな心の動きでも、私は読むことをためらったりしない。 けれど普段のように、読んだ内容を相手に―○○に、伝える気にはなれなかった。 ○○の「そこまでよ!」な妄想をちょっと赤面しつつもからかい半分で咎めるのとは違う。 望郷の念を指摘したら、○○はきっと、「そんなことはない」と言うだろう。 それは私の言葉を否定するためではない。私が心を読めることぐらい、○○にもわかっている。 ○○が、自分自身に言い聞かせるために。故郷を懐かしむ気持ちを、振り切ってみせると私に伝えるために。 それでもきっと、その言葉を口にする時の○○の心は、幾分悲しみや寂しさを含んでいることだろう。 だから私は、このことについて口を開かなかった。 ○○のそうした想いを、消し去ったり忘れさせたりすることはできない。 それらの記憶も、私の好きな○○を形作っているものだからだ。 けれど、私は。 ○○の外界の思い出を読むたびに、彼を私の側に縛り付けてしまうことが、本当に彼の幸せなのか、迷ってしまう。 布団を抜け出ると、私は自分と○○の布団をくっつけた。 枕に頭を乗せると、さっきよりも近くに○○の顔が見える。 今は少しでも、彼に近づいていたかった。 「ん……」 ○○が薄く目を開く。しまった、起こしてしまったろうか。 ○○は、黙って自分の布団の裾を持ち上げ、境目近くにいた私に小さく手招きした。 目覚めているのか、寝ぼけているのか。 心を読んでそれを確かめるのも忘れて、私は彼の胸に飛び込んだ。 しっかりと私を抱きしめてくれる、○○。 時々彼は、心を読めるわけでもないのに、こんな風に私の心を満たしてくれることがある。 やはり半分くらい眠っていたのか、○○はすぐにまた眠ってしまった。 私はその身体を離さないようにきつく抱きしめ返す。 抱えていた不安が解けていくのを感じながら、私も眠りに落ちていった。 新ろだ82 ─────────────────────────────────────────────────────────── ここは幻想郷の地下、地霊殿。 さとりが地上から忌み嫌われてるというもんだから 俺でよかったら友達になるよって事で それからよく遊びに行くようになった。 さとりは両手で頬杖をつきながらこちらをじぃぃーっと見ている。 「な、なんだよ。」 「ホントに貴方も物好きですね。」 「そうかな」 「こんな地上の人にとってはジメっとした空気で居心地悪いでしょうに」 「まあ、慣れたよ。しょっちゅー来るようになったせいだけどさ」 そういう日が続いて数ヶ月。 「おーい、○○~」 遠くから呼ぶ声、ホウキにまたがった魔理沙がこちらへ近づいてくる 「よっと、今日はいい天気だしたまにゃどっか遊びにいかねーか?」 「悪い魔理沙、今日も用事があるんだ」 「ん、また地下か?」 「・・ああ良く分かったな」 「まあ、よく出入りしてるって耳にするからな」 「なるほどな、まあそういう訳なんだ、すまんな」 「・・お前~まさかとは思うが・・」 ニヤニヤとした顔で顔を近づけてくる 「な、なんだよ」 「あの地霊殿の主に惚れてんじゃねーか?」 「な・・!」 「あっはは、赤くなってやんの」 「・・お前な。」 「まあ冗談だ、気を悪くするな。じゃあなー今度は予定あけとけよ~」 そう言いながら、またホウキにまたがって去っていった 「(俺は・・・そう・・なのか?)」 そういう風に考えた事がなかった。 最初は不憫に思って友達になろうと言ったが、 確かにその相手が心を読める妖怪なら よほどの物好きじゃないと中々言える言葉ではない。 それに、俺はただ不憫に思って同情したからではなく 一緒に居れば楽しそうと思ったから。 そう、今は彼女と一緒に居て楽しい。特に何もすることはないけど そばに居るだけで楽しい。いつしかそう思うようになっていたんだ。 これってやっぱり・・。 ああ・・そうだったのか・・ ・・やばい。今この状態でさとりに会うと読まれてしまう・・。 知ってしまった気持ち。 気づいてしまった好意。 知られてはならないと思った。 知られるとどうなる? 軽蔑? いやもともと人間をよく思ってないかもしれない、 そこでそういう事を知るとどんな事を言われるか分からない。 いずれにしろ今の楽しい関係が終わる事は間違いない。 それは嫌だ。 でも、今のこの状態では会えない。 会いたい。でも会うわけにはいかない。 そうだ、 この気持ちが治まるまで会わなければいいのだ。 そうするしかない。 きっと一時の感情だ。そのうち冷める。 しばらく忘れればいいんだ・・。 ―――1ヵ月後 だ、だめだ・・忘れるどころか離れれば離れるほど 日が経てば経つほど気持ちが強くなってゆく。 あーチクショウー 会いたい。今すぐ会いたい。 俺はどうすればいい?誰か教えてくれ・・ ――――――――― 「(・・彼、急に来なくなったけど、どうしたのかしら)」 3日に1度は遊びにきてた○○が、突然こなくなってから1ヶ月。 地上で何かあったのかしら・・。 私がなにか彼を傷つけるような事を言ったとか・・? ・・いえ、それはないわね。 彼が最後に来た時の心にはそのような部分は無かった。 むしろ、また明日も来るつもりだったくらい。 急に飽きた、と考えてもやはりそれも不自然。 いえ、、そうであって欲しくない・・。 ガタ 「さとり様?どこへ行くんですか?」 「地上。」 「え、、えぇーーー!?」 「お燐、その間、留守番お願いね」 「は、はぁ。い、行ってらっしゃいませ・・」 こういうのはペット達に任せればいいのに どうして自分で行こうと思ったのかしら・・。 でもそれはすぐに自分で理解した。 ・・いち早く心を読みたい。読んで確かめたい。 そう、彼が地上に居る間に私を嫌うような何かを聞かされている可能性があった。 人に嫌われるのは慣れているはずなのに、 私は彼に嫌われるのを怖れている。 彼にだけは嫌われたくない。 友達になろうって言ってくれたときの彼の心の中、今でも覚えてる。 彼は本当に仲良くなりたいと思っていた事に私は既に興味を抱いていた。 彼の心の中はいつも温かかった。一瞬たりとも私を嫌わなかった。 そればかりか、一緒に居て楽しいとまで考える程の変わった物好きさん。 そんな彼が周りの言葉に影響されて私を嫌うだろうか? 違うと信じたい。だから確かめたい。それを、今すぐ。 私は眼の力を頼りに探し回った。 ・・・ ここですね・・。 彼は自分の部屋で寝ていた。でも酷くうなされているようね・・。 さっそく心を読んでみる。 ・・しかし彼の心がうまく読み取れない え、どういう事? 彼の心に強いプロテクト反応。 読まれたくない彼の強い心が無意識のうちに張られているのでしょうか・・。 そこまでして・・知られたくない事なの・・?○○・・。 ・・無意識・・?妹と同じ・・? この感じは・・ ―――――――― ここは、どこだ・・? あたり一面真っ白な世界。 「○○、聞こえますか?○○」 聞き覚えのある声が聞こえる。 俺がずっと聞きたかった声だった。 「さとり・・?」 「どうしてここに?って、ここ何処だ?」 「ここは貴方の夢の中。」 「くそ、またあんたの夢か。。ほぼ毎日じゃねーか・・」 「○○・・ひとつ聞いていいかしら?」 「な、なんだよ」 「貴方は私の事をどう思ってるんですか?」 「・・どうって、、どうせもう読んでるんだろ?」 「いいえ。ここは夢の中だから、貴方の心の中。 つまり貴方がここで言わないと私には伝わらないわ」 「夢の・・中なら、言ってやるよ・・よく聞いてろよ、言うからな」 「はい。」 「俺は、俺はあんたが好きだ。大好きだ。もう、何度も夢に出るくらいあんたを想ってる でもこの気持ちを知られたくなかったんだ。あんたに、さとりに 心を読まれるわけにはいかなかった。だからずっと会わないようにしていた。 あんたに・・あんたに嫌われたく無かったから! それだけじゃない。どうせ伝えるならせめて先に心を読まれずに言葉で伝えたかった。 それが出来るなら嫌われてもおそらく後悔はしなかった。 確かに心の中は真実だ。でも、それで伝えても駄目なんだ・・。駄目・・なんだ」 ポロポロと溢れる涙。 ずっと溜まっていたものが全て吐き出されるように、 伝えたかった言葉と同じように、涙が零れ落ちる。 全て伝えた。夢の中だけどスッキリした。 そう思った時・・ ・・!? さとりが近づいてきて俺を抱きしめて口を重ねてきた。 「ん・・」 「・・ありがとう○○。私もすっきりしたわ」 「・・・さとり」 もう1度口を重ねる。 今度はこっちからだ。 「ん、ちゅ・・○○・・私も・・好き・・大好き・・ん・・」 「・・愛してる・・さとり」 さとりの肌の感触、唇の感触、匂い、掛かる息 夢とは思えない程にさとりを感じた。 ――――――――― 目が覚める。 自分の部屋の布団の中。 その腕の中にはさとりが居た。 俺の腕はさとりをずっと抱きしめていた。 彼女もずっと俺を抱きしめていた。 目が合う。 言葉より先に唇を重ねた。 夢の中のキスと同じ味がした。 「・・ごめんなさい。貴方が心を開かないから夢の中で無理やり聞いちゃった」 「・・そんな能力も、あったのか?」 「いえ、貴方と同じ布団で寝て、傍で貴方を感じれば会えると思っただけ」 「・・そうなのか」 「貴方の気持ち、ちゃんと聞けたわ。嬉しかった・・」 「俺もだ。夢の中とはいえ、自分の意思で思いを伝えれた。 それに、嫌われるどころか受け入れてくれた。これ以上嬉しい事なんてない」 「嫌うわけないじゃない、まったく・・」 そう言ってさとりは俺の鼻の頭にキスをする。 「どうして貴方が妹と同じ感じがしたのかやっと分かったわ」 「・・こいしと?」 「ええ、あの子は嫌われない為に自ら心を閉ざしたの。」 「第三の眼の事か。。」 「ええ、貴方は人間だからそんな眼は元から無いけど、 あの子の考え方が貴方と似ていた。だから私は分かった。だから信じれた。」 「俺が怖れてる事を、か」 「・・私も貴方に対しては貴方とあの子と同じ気持ちだったわ」 「・・・。」 「地下の連中、心配してないか?」 「ん・・今日はずっと一緒にいる」 「そうか。」 「なあ、さとり」 「はい」 「愛してる」 「・・私も」 その日、二人は一日中愛を確かめ合った。 「さとり様・・帰り遅いね、おりん」 「・・そうだね、おくう。」 一方、地霊殿では鴉と猫のすすり泣く声が響き渡っていた。 新ろだ165 ─────────────────────────────────────────────────────────── ※補足 "~"は○○の心の中としてみてください。 今日はクリスマス、恋人同士が祝う至福の一時。 舞台は人気の無い丘の上。そこに二人で寄り添って座っている青年○○と少女さとりがいた。 「今日は本当に楽しかったわ、ありがとう○○。」 「さとりが楽しんでもらえて何よりだよ。」"さとりの楽しそうな顔も見れたし。" 「もう………ばか////」 俺とさとりはクリスマスデート中人気の無いこの丘の上を見つけてしばらくそこで談笑していた。 「……ごめんなさい、○○」 「え?」 「本当はもっといい場所があったのに、私の能力の所為で行くことができなくて…」 そう、幻想郷はクリスマスなだけあって村の方もイルミネーションとかが出来てたりして、デートスポットとして絶好の場所だったのだが俺達はあえて避けた。 さとりは心を読む程度の能力を持つ妖怪。 人のいる場所に行くと嫌でも心を読んでしまう。 ましてや今日はどこもかしこも人が多い。そうなると心の読む量が多すぎてさとりの頭がパンクしかねない。 だから俺達は人の少ない場所を探し、ここを見つけ俺達なりにクリスマスの最後を飾ろうと思った。 でも、さとりにとってそれは俺への罪悪感として出てしまったのだろう… 「私の能力の所為で…こんな能力無かったら……もっと…もっと○○と色んなところ行けたのに……!!」 「さとり…」 「え……」 気が付いたら俺はさとりを抱き締めていた。 「大丈夫だよ…。俺は、さとりと一緒ならどこでもいいから…」"だから悲しそうな顔、しないでくれ" 「○○……ごめん、なさ………ごめ、なさ………」 …なにも好きで能力を得たわけじゃない。 さとりだって普通にデートしたかったはずだ。 でもそれも無理だとわかりきっている事、言いたくても言えなかった本心。 泣きながら謝り続けるさとりが泣き止むまで俺はずっと抱き締めていた。 しばらくして…。 「…落ち着いた?」 「ぐす…うん。」 「さっきも言ったけどさ、俺はさとりといれればそれでいい。場所なんて関係ない、俺は古明寺さとりの側にいたいんだよ…。」"…今、恥ずかしい事言ったかな俺……?" 「うん…ふふ、今のすごく恥ずかしかったでしょ?」 「ああ、今更だがすごく恥ずかしい…。」 「でも…嬉しい……。」 「……なんか渡すタイミングが悪くなったかな。」"プレゼントの事すっかり忘れてた…" 「?…あ、この前言っていたやつね。」 「ああ、もらってくれるか?」"さとりの為に必死になって選んだんだぜ" 「もちろんよ、中身は何かしら?」 「まあ、見てのお楽しみ。…あと大事な話があるんだ。」"驚いてくれるかな…" 「…これ……」 「さとり…俺と……結婚…してくれないか。」"さとり…愛してる。" 「………はい、喜んで。」 人気の無い丘の上で、二人はゆっくりと唇を重ねた。 新ろだ221 ─────────────────────────────────────────────────────────── ちらちらと雪が舞う。 あたりを染め上げる白、肌を刺すような寒さが幻想郷の冬を語っていた。 隣に目を向ければそこには一心に降る雪を目で追う彼女の姿。 とはいえ寒いものは寒いのだろう。厚着はしているものの時折身体を震わせている。 「さとり、大丈……」 「大丈夫。平気よ」 「……最後まで言わせてくれよ」 身を案じて声をかけようとしたが先に返答されてしまった。 心を読む程度の能力。 わかってはいるのだが、なんというかずるい。 しかもそれも読まれていたようで、さとりは優しく微笑むとこっちに身体を寄せてきた。 「こうすれば寒くないでしょう」 「だから、ずるいってば……」 優しい微笑みのはずなのに意地悪な笑みにしかみえないのは俺が気にしすぎだからだろうか。 身体を俺に預けたままクスクスと笑うさとり。 そんなさとりに憮然としまま再び目を降る雪に向ける。 「なあ、別に雪なら旧都でも見られるだろう?」 ――なら同じじゃないか? どこで見ても。 「そうでもないわ」 さっきのようにずるいと思うこともしばしばある。 だっていうのに、こんな風に会話と会話の間が飛ぶのが普通に感じている辺り俺も慣れてきてるんだろう。 いい傾向なのかどうかわわからんが。 にしても同じじゃない、か。 それの意味するところを漠然と考えて……あんまりといえばあんまりな考えに至り、思わず苦笑をもらしてしまった。 すると急にくいっと袖を引かれた。 つられるようにしてそっちを見るとそこには今度こそ意地悪な笑みを浮かべたさとりがいた。 「……なんだよ」 「言ってほしい?」 「だから、なにをだよ」 「言ってほしい?」 「うぐっ……」 だからこういうところがずるいんだ! そんな心の叫びも読んでいるだろうにさとりはニヤニヤと笑うのをやめない。 しかも言ってほしい? って聞くって事はつまりさっき俺の考えが当たりということで。 そう思うと顔に急激に熱が集まってくるのが分かる。きっと俺の顔は今頃真っ赤だろう。 ああもうどうすればー!? と、おろおろと狼狽するしかない俺だったがさとりはそれで満足したのか、全身で俺に抱きついてきた。 ぎゅっと身体を密着させる。そして 「だってここには、貴方がいるもの」 その言葉に返すような言葉をあいにくと俺は持ち合わせていない。 だから行動で示した。 俺もまた全身でさとりを包み込むように抱きしめる。 お互いの熱が、冬の寒さから守ってくれる。 そのままどれくらいたったのか。どちらともなく顔をあげ、見つめあう。 多くの言葉はいらない。本当は俺がさとりを、さとりが俺を想い合うだけで十分。 それでも言葉がほしい時がある。 今日、この日が何の日か。幻想郷には本来ないイベントだけど彼女には教えてある。 だからこの場で一番ふさわしい言葉を、言おう。 俺とさとり。 どちらともなく口を開き、タイミングは寸分の狂いも無く。 「「メリークリスマス」」」 そう言って、俺達はキスを交わした。 新ろだ230 ─────────────────────────────────────────────────────────── 地霊殿での午後のティータイム。 こいしは留守にしており、お燐とお空もさとりのお使いで出かけているので、○○とさとりの二人きりだ。 「さとり……何読んでるの?」 「ん……この間地上で仕入れてきたのだけど」 さとりが手にした本の表紙を見ると、○○には見覚えのあるタイトルや絵柄が目に入った。 自分のいた世界―幻想郷の外から地上経由で入ってきた漫画だとわかる。 さとりとはまた違った形で第三の眼を持つ妖怪の少女と、不死の青年の冒険譚だ。 「ああ、懐かしいな。俺も外にいた頃読んだことあるよ(紅茶飲みながら読むものではない気もするが)」 「そうかしら?私はあまり気にならないけど」 そう言ってさとりは本をテーブルに置くと、砂糖壷から取り出した角砂糖を自分の紅茶に沈めた。 口に出さない思考に対して返事がくることに○○も慣れつつあるため、当たり前のように会話が進む。 「『いつか、きっと君を人間にしてあげるよ』……か。ねえ○○」 「なんだい?」 温かな紅茶を啜りながら、○○はカップごしにさとりを見た。 今しがた投下した角砂糖がゆっくり溶けていくのを眺めながら、視線を合わせずにさとりが問いかけてくる。 「○○は、私が普通の人間だった方がよかった?」 唐突に投げかけられたにしては深遠な質問に、○○は少し考え込んだ。 さとりは心を読む妖怪である。 (最初は……やっぱり考えが筒抜けだってこと、落ち着かなかったな) それは恐怖や嫌悪というよりは、戸惑いであったけれど。 (でも心を読むってことは、読み手の方にもそれを受け入れる強さが要るってわかってきて) さとり自身や妹のこいしと関わるうちに、その戸惑いも薄れていって。 (だんだん、そんなさとりの強さに惹きつけられて) やがて、ただの人間だということを差し引いても相手の心を読み取るのはさっぱりだった○○がさとりの好意に気付いたとき、 晴れて二人は恋人同士になった。 「……人間じゃないところも含めて惚れたわけだし、今のままのさとりのことが好きだよ」 そう口にしたところで○○は、そこに至るまでの思考がそのまま答えになっていたことに気付いた。 慣れたとはいえ、まだ時々こんなことになってしまう。 さとりはと言えば、頬杖を突いて○○の方をにこにこと眺めている。 「ありがとう、○○」 「さとりは、人間になりたいとか思ったことある?」 「どうかしら。そうね、もしもの話だけれど、私が人間になったとしたら―心を読めなくなったら」 ふと遠くを見るような目をすると、さとりは自らの第三の眼を撫でた。 「きっと、とても心細いでしょうね。人間で言えば、突然目も耳も使えなくなったみたいに。 それに、それまで私を恐れていた者が、力を失ったのを知ってこれ幸いと襲ってくるかもしれないわ」 顔を上げ、優しく透きとおった目で○○を見つめる。 「もしそうなったら……守ってくれ、なんて言わないけれど、最後まで側にいてくれる?」 仮定とはいえ、自分の存在そのものとも言える力を失う話をしているのに、さとりの声に恐怖は感じられない。 けれど○○はその視線に、わずかに縋るような色が混じるのを見た気がした。 それは、○○に間髪入れずに答えを紡がせるのに十分なものだった。 「当たり前だろ(でも、少しでも……さとりを守れるように、なりたいな)」 「そう。そんなに想ってくれるのなら……人間になって、貴方と同じ時間を生きるのも良いかもしれないわね」 「ああ……」 普段は意識することもないけれど確かに待ち受けている、十中八九さとりを置いて死の先へ行くことになるという未来。 さとりの言葉が想起させたその事実が、○○の顔に悲しげな表情を浮かばせる。 (そうか、寿命が違うんだものな。でもさとりの時間を縮めさせるぐらいなら、俺が―) 「無理はしないでね。私も、今のままの貴方を好きになったんだから。それに」 さとりは微笑んだ。心の強さ、○○への愛情、年月を経た妖怪の凄み、諸々を溶かし込んだような、艶然とした笑み。 ○○は、そこから目が離せなかった。 「貴方と一緒なら、例え命を落としてもかまわない。ええと……そう、夕に死すとも、というやつかしら」 そこまで言うと、さとりは妙に重たくなってしまった雰囲気を振り払うように立ち上がった。 「さ、晩御飯の支度をしましょうか。そろそろ皆帰って来そうですし」 「……そうだね、手伝うよ」 立ち上がり、ドアに向かおうとした○○に、さとりが手を差し出す。 ぎゅっと、○○はその手を握る。 手を繋ぎ、二人は寄り添って歩き出した。 その夜。 「あれ、さとりは?」 夕食の後から見えなくなっていたさとりの行方を、○○は居間にいたこいしとお燐に訊いてみた。 「あ、おにーさん、さとり様ならお部屋だけど……」 「○○さん、お姉ちゃんのこと、そっとしといてあげてね。久しぶりにはまった漫画みたいだから」 こいしは困ったよう顔で笑いながらそう言った。 「ほら、中身を知ってる人が近くにいると、お姉ちゃん先の楽しみがなくなっちゃうかもしれないから」 例えば、これからさとりが読もうとしている部分のストーリーを近くで思い出したりすると、 有効範囲内なら第三の眼がそれを読み取ることになり、オチがわかってしまう、ということらしかった。 昼間話している時は、○○が細かな話を思い出したりしなかったから良かったものの、 下手をすれば昔読んだ内容を強制的にさとりに伝えてしまうことになりかねないわけだ。 「普段なら新しく入ってきた本は、大丈夫なようにまず最初にお姉ちゃんが読むんだけどね。○○さん、あの漫画読んだことあるんでしょ?」 「危なかったなあ……ちょっと待った、昼間さとりが読んでたのってかなり最初の方だったような」 ○○の記憶が確かならば、あの作品は結構な長さのはずだった。 「そうだねえ……あたいとお空が頼まれたお使いって、 あれの続きを最終巻まで買ってくることだったんだけど、結構な量だった気がするよ」 「読み終わるまでさとりと会えないのか……何日かかるんだろう」 「あ、いたいた。○○ー!」 途方に暮れた○○の名を、お空が呼んだ。 「さとり様からね、伝言だよ。 『続きが楽しみだけど○○に会えないのは嫌だし、徹夜で頑張って読みきるから、先に休んでて』って」 「休んでて、って言われてもなあ……」 最後まで読み通すのであれば結構な時間がかかるはずで、 その後さとりが休むのであれば、○○が起きる頃に眠ることになり、結局一緒に過ごせなくなってしまう。 それはそれで、○○は少し寂しい気がしていた。 しばらく考えた末に、ぽんと膝を打つ。 「よし決めた。俺も何か徹夜して、さとりが読み終わったら一緒に休むことにする」 「……うん、お姉ちゃんもその方が喜ぶんじゃないかな。せっかくだから皆で何か遊びましょ?」 「はーい、私大富豪がいい!」 「あたいは人生ゲームがいいなあ」 ……こうして、主が漫画に熱中している間、恋人と妹とペットはゲーム大会を開催するという、 地霊殿のいささか不健康な夜が更けていくのだった。 新ろだ292 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「○○、お茶が良い?それとも珈琲の方が良い?」 私の問いに彼は少し考えた後珈琲と答えた。 だが彼は答えを口には出してはいない。何故答えを知り得たのか。それは私の忌むべき力、人の心を読める力の性である。 この力を持ったばかりに私に対する風当たりは酷いものであった。人間、果ては妖怪にまで疎まれる程である。 生まれて一度もこれを快く思った事など無い。が、この○○だけは別だった。 ○○、一見するとごく普通の人間なのだが――地下に普通の人間がいる事自体普通では無いのだが――しかし彼は問題を一つ抱えていた。 先天的な病気なのか、後天的に生じた障害なのか。それは私の知る所では無いのだが、彼は声を出す事が出来なかった。 心を読める、そんな力を持ったと知った時彼は酷く驚いていたのを私は良く覚えている。 こんな反応をされるのはもう慣れている。が次に彼が心で思った事は予想外であった。 君は凄い、ならこれは分かる?、人と話が出来てとても嬉しい、君ともっと会話がしたい。 私に対する賞賛、そして嬉々とした言葉。恐れや侮蔑はあれど、このような言葉が出てくるとは驚きだった。 話を進めていく内に彼の地上での話も聞くことが出来た。 声が出せないそれは嫌と発する事が出来ず、反論も出来ず、他者に都合の良い解釈をされる。上の世界は自分には生き辛い世界だったと。 話終わると彼の目には涙が浮かんでいた。私はハンカチを彼に渡すと 「しばらくここに住んでみない?貴方が良ければの話だけど」 何故こんな事を言ったのかは良く覚えていない。あの時から惹かれていたのだろうか。 少し考えた後彼は首を縦に振り。お願いしますと心の中でつぶやいた。 こうして○○はしばらく地霊殿に滞在する事になった。 その間、どこへ行くにも私は彼に付いて回った。私の力抜きではまともにコミュニケーションを取れないからだ。 私を必要としてくれる○○、誰からも必要とされなかった私。私が彼に好意を抱くのにそう時間はかからなかった。 珈琲の入ったカップを彼の前に置くと、彼と向き合うように私もイスに座った。 美味しそうに珈琲を飲む○○、私は彼にある質問をしてみる。 「ねぇ、ここに住んで一ヶ月程経つけど…地上に帰りたいと思った事は無い?」 すぐに一度も無いよ、と返事が帰ってきた。 「そう…両親の事とか恋しいと思わない?」 これはすぐに返事が返って来なかった。目を伏せ、少し考えているようだ。 恋しいと思う、けれどもうこれだけ時間が経っているなら死んだと思っている筈。 何よりもさとり抜きでの生活は考えられない。 「……最後の部分、私は人と話をする為に必要という事なの?それとも…」 言うより早く、違うそう意味ではなく、ずっと傍にいて欲しい。地上に帰るにしても君も一緒に連れて行きたい。 そう返事が返ってきた。彼の顔が仄かに赤みがかっている。 私もその返事の性で顔が真っ赤になってしまった。飼っている連中が見ているのならきっと囃し立てられるだろう。 何とも言えない雰囲気が場を支配してしまっている。 「………あ、珈琲もう一杯いる?」 何か一言をと思って出た言葉がこれだった。 さとりのいれた珈琲なら何杯でも。彼がそう答える。 「馬鹿」 「でも…そう言ってくれる相手がいるっていうのは嬉しい事ね」 言える相手がいて僕も嬉しいよ。また彼が。 クスっと少し笑うとまた私は部屋を後にした、愛しの彼に珈琲をいれてあげる為に。 新ろだ350 ─────────────────────────────────────────────────────────── 猫のお燐を膝に乗せながら部屋で本を読んでいると、扉の開く音。 何事かと思って見ると、トレイを持った○○だった。 「……何をしているの」 「お、お茶をおもちしました」 ○○が持っていたトレイのカップを二つ、たどたどしい手つきでテーブルに置く。 言動を見る限り、話に聞く地上のメイドの真似事をしているらしい。 そういう事はしなくていいと言ったのに、とお燐を撫でながら思う。 しかし、よくよく考えてみればこれは好機なのかもしれない。 ○○が私に近づいてくる事はあまりない。私以外とは仲良くやっているのに。 初めは私の能力を恐れているのだろうと思い、諦めていた。 しかし、ふと彼の心を読んだとき、別の理由である事が分かった。 私がこの地霊殿の主である事から、自分の事を構っている暇も無いくらいに忙しいと思っているらしい。 その為、私に迷惑がかからないように距離を置くようにしている、という彼なりの気遣いらしく、私を恐れている訳ではないらしい。 恐れられていないならば、私も彼と仲良くなっておきたい。素直で良い子なのは見て分かる。 ただ、機がやってこなかった。 その彼が、自ら私に近づいてきている。 それに、せっかくの彼の好意を無碍にするのは気が引ける。 「……ありがとう」 私が言うと、少しはにかんだような笑顔で会釈したあと、そのまま立ち去ろうとする。 もちろん、このまま終わらせる訳にはいかない。 「一緒に飲みましょうか」 私が言うと、○○は驚いたような顔で振り向いて、首を横に振った。 彼からしてみれば当然の反応なのだろうか。 しかし、私からすればその反応は納得がいかない。 「……飲まないの?」 「僕の分がないから……」 「じゃあ、カップが二つあるのは何故かしら?」 と、聞くと○○は私の膝の上にいる、二又の尾を持つ黒猫をじっと見つめた。 なるほど。 「お燐の分も入れてきてくれたのね」 「うん」 「なら、言うべきだったかしら。お燐はお茶飲めないのよね、猫舌だし」 「にゃ!?」 お燐が尻尾を立てて抗議を申し立ててくるが、身体を撫でて宥める。 それでも尚、にゃあにゃあと鳴くので無視する事にした。 言いたい事があるなら人の姿になればいい。心は読めるが、猫の言葉では私には通じない。 私は猫ではないから。 「あ、そうなんだ……」 「余ったお茶が勿体ないわ。だから、一緒に飲みましょう」 「で、でも……」 「従者は主の言葉に忠実でなければならないのよ」 ○○が何を考えて躊躇しているのか、心を読む必要も無いくらいに分かる。 メイドの真似事で、主と飲むべきではないと考えている。 しかし、ここは地霊殿。地上とは違うルールが存在する。 主は私なのだから、ルールを決めるのは私である、としておこう。 ……○○が首を傾げている。言葉が難しすぎて理解出来なかったようだ。 一人で空回りしていたような空気になり、少し恥ずかしい。 「えぇと、あなたは私の言うことを絶対に聞かなくてはダメなのよ」 「……そうなの?」 「あなたのご主人様は、今は私でしょう?」 「うん」 「ご主人様の言うことは絶対なのよ。だから、一緒に飲みましょう?」 「え、あ、うん……」 釈然としていない様子だが、納得はしてくれたようだ。 膝の上の黒猫が未だに何かを訴えてきているらしいが、私の心には届かないので身体を撫でておく。 まぁ、お燐がお茶を飲める事は知っているが、今回は機が無かったという事にしてもらおう。 カップを持ち、口に運ぶ――前に味を期待させる香りが鼻腔を擽る。カップを覗くと、濁りの無い紅色の液体がゆらゆらと揺れている。 お茶、と言うよりは紅茶だった。やはり、地上の紅魔館のメイドが元らしい。 別段、嫌いでもないので気にはしない。 今度こそカップを口に持っていく。 「どう……ですか?」 紅茶を喉に通して、カップを皿の上に戻す。 そして、心配そうな表情の○○を見据える。 出来る限り、優しい笑みを浮かべながら。 「……美味しいわ」 そう言ってあげると、○○はぱっと嬉しそうな表情に変わった。 心がざわつく。今まで弱々しく刺激されていたある欲求が、急に強い衝撃を受けて暴れまわる。 一度目を瞑って深呼吸。乱れた精神を統一する。主として、情けない所を見せてはいけない。 心を落ち着けた所で、目を開ける。 私の一言が嬉しかったらしく、眩しいくらいの笑顔で紅茶を飲んでいる。 あぁ、もう。愛しい。 精神統一なんてただの気休めだった。気を抜いてしまえばすぐに頭に手が伸びそうになる。 頭を撫でてあげたい。それだけなのだけれど、彼の頭に手を置いた瞬間に主としての風格が崩れる気がしてならない。 彼の前だけでならばそれでも構わないのだけれど、膝の上には不貞腐れているお燐がいる。 お燐には見せられない。 ある意味、お燐が最後の防壁となっている。お燐がいなくなったとしても、空やこいしが部屋に入ってくるかもしれない。 空はともかく、こいしに見られるのだけは避けなければならない。恥ずかしいどころではない。 でも、紅茶は美味しかったのだから、彼の頭を撫でてあげたい。 そう。これはご褒美。だから、彼に触れる事は断じておかしな事ではない。主として当然のこと。 むしろ、問題なのは褒める事もしない主。主としてではなく、心持つべき者としてやり直すべきだと思う。 その時、お燐が私の膝から飛び降りた。 仕事でも思い出したのかと思って、視線で後を追うと、扉の前で一度振り返る。 もちろん、目が合った。 『さとり様も何だかんだで○○とじゃれ合いたいんですね』 お燐が、心を通じて私に言ってきた。 違う。断じて違う。私は○○から美味しい紅茶を頂いたのだから、それに対する褒美をあげなければならない。しかし、それを言っても彼は首を振るだろうし、それに言葉だけでは誠意が無い。主としてあるべき姿に加えて、生きとし生ける者として当たり前の誠意を示す必要がある。その為に、欲の無い彼に対して頭を撫でてあげる事で、彼に対する私の愛情を示す事が出来るのだし、何より私のペット達が私より○○と仲が良いというのが気に食わない。だから私は彼ともっと仲良くなりたいので頭を撫でる。 ハッとして、我に返ると、お燐はニヤニヤしながら私を見ていた。猫なのに。 私が咄嗟に顔を逸らして、ようやく部屋から出て行った。 恥ずかしい。とてつもなく恥ずかしい。 先ほどの仕返しと言う事なのだろうか。今度膝の上に乗ってきたら倍にして返してやろう。 まさか他人に心を読まれる事がこんなに恥ずかしい事だなんて思いもしなかった。 川があったら飛び込みたい。こいしがいたら泣きつきたい。 お燐がいなくなり、部屋は私と○○の二人だけになってしまう。 ○○は訝しげに私を見ている。どうやら、今の私は顔が赤いらしい。 頭を撫でて気を逸らす。念願が叶ったというのに、感慨なんて全く無かった。 「そ、外に出たらどうかしら?」 「えっ?」 一人にして欲しい、とまで思ってしまう。少し心を落ち着けたい。 ○○と二人きり。ゆっくり話が出来る、本来ならば喜ぶべき一時。しかし、お燐のせいでどうすればいいかわからなくなってしまっている。 また機会はあるのだろうか。その機会はいつになるのだろうか。 分からないから、もっと一緒にいたい。しかし、今は一人にして欲しい。 「ずっと中にいては不健康だわ。たまには外に出て思いっきり遊んできなさい」 ついにはこんな言葉まで出てしまう。気持ちとは裏腹の言葉。だけど、私の気持ちそのままの言葉。 心を読む側が、こんなに心を乱されるのは情けないかもしれない。しかし、落ち着けるには時間が必要。 ○○もまだ私と一緒にいたいのだろうか。何だか寂しそうな目で私を見ている。 そんな目で見ないで欲しい。罪悪感に心が支配される。 しかし、次の言葉で我に返る事になる。 「じゃあ、さとり様も外に出ないと」 その発言は、私の心を抉るには充分すぎた。 昔はこいし共々、外に出ていた。 心を読むという事が、どれほどまでに他人の内側を土足で上がりこみ、暴れまわり、汚される事なのかも知らずに。 それに気付いた時は、周囲は私たちを敵とみなしていた。 私は人と接するのをやめる事で何とか心まで壊れるのを回避できた。 しかし、こいしは耐えられなかった。心を閉ざし、人に認知される事を避けた。 今は改善されてきているが、初めは私が相手でさえも変わりなかった。 「あ……ごめんなさい」 表情に出てしまっていたのか、○○が謝ってくる。 責めている。何気ない一言が私を傷付けてしまった、と自分を責めている。 「気にしてないわ。だからあなたも気にしないの」 「で、でも……」 こんな言葉で話が終わるとは思わなかったが、やはり終わらない。彼は先の言葉を言おうとする。 しかし、それ以上は言葉にならなかった。目に涙を溜めて、俯く。 外で私に対する周りの目を知ったのだろう。彼が聞いた話では、やはり私はあまり好ましく思われてはいないらしい。 だからこそ、余計に自分の軽率さを責めているのだろう。 なんて声をかけてあげればいいのか分からない私に、○○はぽつりと呟くように先の言葉を紡いだ。 「心を読まれるから近付くなって、言われた」 「……仕方の無いことね」 「どうして? 心読まれたからって、さとり様はひどい事しないのに」 「それは……」 「さとり様は、本当は優しいのに、みんな……」 そこまで言ったところで、彼の目からとうとう涙が溢れた。 零れる涙を拭おうともせず、真っ直ぐに私を見つめながら。 この環境に慣れてしまった私の代わりに、泣いている。 自分の事でもないのに、自分の事のように嘆いている。 「――――」 椅子から降りて、小さな身体を抱きしめる。 私の為に泣く必要なんかない。 その涙は、私のような妖怪に流すべきではない。 「……○○」 「……っ……」 抱きしめる腕に力を込める。 ようやく、私の背中に手を回して、胸に顔を埋めてくれた。 「……ありがとう。でも、大丈夫よ」 まだ嗚咽を漏らす○○の頭を優しく撫でながら、語りかける。 「確かに、私は恐れられているかもしれない。人妖、両方に」 彼の腕に力が込められる。 そんなことない、と否定する彼の優しさに愛しくなる。 「でも、ここのペットたちは皆、私を慕ってくれている。私の事を分かってくれている」 ○○が顔を上げて、涙で赤く腫れた目で見つめてくる。 自分も、と訴える様子に微笑ましくなる。 「もちろん、あなたもよ」 彼はまだ誰にも開けられずに、自分の心に閉まっておきたい事が無いから。 だから分からない。心を読まれるという事が、心ある者にとってどんなに恐怖であるか。 だからこそ、私の為に泣いてくれる。優しすぎるが故に。 「私には、あなたたちがいるから大丈夫」 そして、その優しさに甘えてしまう私。 私に抱きしめさせてくれる、唯一の人間。 言葉だけでは物足りなくなり、自分の心を伝えるように一層強く抱きしめた。 彼の涙が止まるまで。 どれくらいの間そうしていたのだろうか。 胸の中の嗚咽が聞こえなくなった事に気付き、○○の顔を覗き込む。 泣き疲れたのだろうか。安らかな表情で、規則正しい寝息を立てていた。 起こさないように抱き上げて、椅子に戻る。 私の為に泣いてくれたその優しさに、私は何を返せるのだろうか。 「…………」 ――まだ、考えなくていい。 この子がいる限り、返す機会はいくらでもあるのだから。 今はただ、この子と一緒に歩んでいこう。道を踏み外さないように、しっかりと手を繋いでいけばいい。 ふと、テーブルの上のカップが目に入った。 それを手に取って口へと運ぶ。 既に冷めていたが、私の心を温めるのには充分だった。 新ろだ393 ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/sponsoracjapan/pages/6577.html
news every. news every.(金曜) 2022年10月~22年12月 共通事項 フルネットでの放送時間…金曜15 50~19 00 ネットセールス + ... 共通事項 放送時間…金曜17 53~18 15 カラーバナー表示 固定スポンサー 17時台終盤 全日 P G 17時台終盤 隔週パターン1 リンレイ YAMADA KIRIN(キリンビール)(PT扱い) 17時台終盤 隔週パターン2 司法書士法人 中央事務所 DCM 18時台前半 ケンタッキーフライドチキン NISSAN 2022年10月7日 17時台終盤 0’30”…リンレイ、YAMADA、P G、KIRIN(キリンビール・PT) 18時台前半 0’30”…ケンタッキーフライドチキン、NISSAN 2022年10月14日 17時台終盤 0’30”…司法書士法人 中央事務所、DCM、P G、ライフネット生命 18時台前半 0’30”…NISSAN、ケンタッキーフライドチキン 2022年10月21日 17時台終盤 0’30”…P G、リンレイ、YAMADA、KIRIN(キリンビール・PT) 18時台前半 0’30”…ケンタッキーフライドチキン、NISSAN 2022年10月28日 17時台終盤 0’30”…DCM、P G、司法書士法人 中央事務所、KIRIN(キリンビール・PT) 18時台前半 0’30”…NISSAN、ケンタッキーフライドチキン 2022年11月11日 17時台終盤 0’30”…P G、司法書士法人 中央事務所、DCM、au(KDDI) 18時台前半 0’30”…NISSAN、ケンタッキーフライドチキン 2022年11月18日 17時台終盤 0’30”…リンレイ、YAMADA、P G、KIRIN(キリンビール・PT) 18時台前半 0’30”…ケンタッキーフライドチキン、NISSAN 2022年11月25日 17時台終盤 0’30”…司法書士法人 中央事務所、DCM、P G、au(KDDI) 18時台前半 0’30”…NISSAN、ケンタッキーフライドチキン 2022年12月2日 17時台終盤 0’30”…P G、リンレイ、YAMADA、KIRIN(キリンビール・PT) 18時台前半 0’30”…ケンタッキーフライドチキン、NISSAN 2022年12月9日 17時台終盤 0’30”…DCM、P G、司法書士法人 中央事務所、Mercedes-Benz 18時台前半 0’30”…NISSAN、ケンタッキーフライドチキン 2022年12月16日 17時台終盤 0’30”…YAMADA、P G、リンレイ + AC JAPAN(PT)*キリンビール 時間帯規制による自粛分 18時台前半 0’30”…ケンタッキーフライドチキン、NISSAN 2022年12月23日 17時台終盤 0’30”…P G、司法書士法人 中央事務所、DCM、ライフネット生命 18時台前半 0’30”…NISSAN、ケンタッキーフライドチキン 2022年12月30日(17 00~18 00) 前半(キリンビールは時間帯の都合で提供休止) 0’30”…リンレイ、YAMADA、P G、Canon キヤノンマーケティングジャパングループ 後半 0’30”…ケンタッキーフライドチキン、NISSAN @NTV 日本テレビ + ... 共通事項 18時台中盤、18時台終盤は全社カラーバナー表示 全日の18時台後半 0’30”…アサヒ緑健※ 固定スポンサー 18時台中盤 一正 いちまさ ソニー損保 18時台後半 アサヒ緑健 18時台終盤 POLUS ビックカメラ 2022年10月7日 18時台中盤 0’30”…一正 いちまさ、ソニー損保 18時台終盤 0’30”…POLUS、ビックカメラ 2022年10月14日 18時台中盤 0’30”…ソニー損保、一正 いちまさ 18時台終盤 0’30”…ビックカメラ、POLUS 2022年10月21日 18時台中盤 0’30”…一正 いちまさ、ソニー損保 18時台終盤 0’30”…POLUS、ビックカメラ 2022年10月28日 18時台中盤 0’30”…ソニー損保、一正 いちまさ 18時台終盤 0’30”…ビックカメラ、POLUS 2022年11月11日 18時台中盤 0’30”…ソニー損保、一正 いちまさ 18時台終盤 0’30”…ビックカメラ、POLUS 2022年11月18日 18時台中盤 0’30”…一正 いちまさ、ソニー損保 18時台終盤 0’30”…POLUS、ビックカメラ 2022年11月25日 18時台中盤 0’30”…ソニー損保、一正 いちまさ 18時台終盤 0’30”…ビックカメラ、POLUS 2022年12月2日 18時台中盤 0’30”…一正 いちまさ、ソニー損保 18時台終盤 0’30”…POLUS、ビックカメラ 2022年12月9日 18時台中盤 0’30”…ソニー損保、一正 いちまさ 18時台終盤 0’30”…ビックカメラ、POLUS 2022年12月16日 18時台中盤 0’30”…一正 いちまさ、ソニー損保 18時台終盤 0’30”…POLUS、ビックカメラ 2022年12月23日 18時台中盤 0’30”…ソニー損保、一正 いちまさ 18時台終盤 0’30”…ビックカメラ、POLUS @ytv読売テレビ + ... 共通事項 16 50~17 53、18 15~19 00は「かんさい情報ネットten.」放送 絨毯の上にカラー表記 固定スポンサー 17時台 東京インテリア家具 18時台後半 NTT西日本 2022年10月6日 16時台 ノンスポンサー 17時台 0’30”…東京インテリア家具 18時台後半 0’30”…NTT西日本(CM=AC JAPAN)、セレマ 2022年12月23日 17時台 0’30”…東京インテリア家具、京都府、Joshin 18時台後半 0’30”…bellco、NTT西日本、FUJIFILM、moderna(PT) @STV札幌テレビ + ... 共通事項 15 48~19 00に「どさんこワイド179」を放送 特記ない場合、読み上げは1’00”扱い 固定スポンサー 2022年10月7日 16時台 1’00”…今日を愛する。LION(ロゴは1’30”仕様) 0’30”…ツルハドラッグ、魚協・ぎょれん(1’30”扱い)、ヨドバシカメラ、トモエ、ニトリ 17時台後半 0’30”…JR TOWER、Seicomart、100満ボルト、社会医療法人 耳鼻咽喉科 麻生病院、なんでもリサイクルビッグバン、神出設計 ecoaHOUse エコアハウス 18時台後半(「STV NEWS」) 0’30”…江戸屋、DAIMARU(大丸札幌店)、総合住宅展示場 STVハウジングプラザ @MMTミヤギテレビ + ... 共通事項 15 50~16 50に「OH!バンデス!(第1部)」、16 50~17 53に「OH!バンデス!(第2部)」、17 53~18 15に「OH!バンデス!(第3部)」、18 15~19 00に「OH!バンデス!(第4部)」を放送 全社絨毯の上にカラー表記 固定スポンサー 2022年12月30日(17 00~18 00) 「news every.」を放送 前半(全社PT扱い) 0’30”…七十七銀行、memoire、東京インテリア、揖保乃糸 @FCT福島中央テレビ + ... 共通事項 平日15 50~16 50は「ゴジてれChu!Ⅰ」、平日16 50~17 53は「ゴジてれChu!Ⅱ」、平日17 53~19 00は「ゴジてれChu!Ⅲ」を放送 全社絨毯の上に表記 固定スポンサー 2022年12月23日 16時台 0’30”…ÆON イオン東北株式会社、学校法人 昌平黌、元気寿司株式会社(0’15”×2) 17時台 ノンスポンサー 18時台後半 0’30”…株式会社 福島情報処理センター(0’15”×2)、福島民友新聞社 @KRY山口放送 + ... 共通事項 15 50~16 50/17 53~18 15は「news every.」、16 50~17 53は「熱血テレビ」、18 15~19 00は「KRYニュースライブ」を放送 全社絨毯の上にカラー表記 固定スポンサー 2022年12月16日 17時台 秒数不明…トヨタカローラ山口、adelie、EnerGia 中国電力、amazon 18時台後半 秒数不明…クスリ岩崎チェーン、ヤマネ鉄工建設、TOSOH、セキスイハイム中四国、DAIMARU、山田石油チェーン @kktくまもと県民テレビ + ... 共通事項 15 50~19 00に「てれビタevery.」を放送 固定スポンサー 2022年10月7日 17時台前半 0’30”…ベスト電器、新規建設 18時台前半 0’30”…メガネのヨネザワ、シアーズホームグループ、イオン九州株式会社 18時台後半 0’15”…有料老人ホーム かがやき園、福田屋 熊本和栗庵、本格米焼酎 白岳、大海建設 2022年12月23日 てれビタevery.今年も「いいね!」でメリークリスマスペシャル! 16時台(特別セールス・全社絨毯の上にカラー表記) 0’30”…LION、MITSUBISHI ELECTRIC、airweave、Airdog、さとふる(PT)、ラクスル(PT)
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/37067.html
【登録タグ KAITO お マルキン 初音ミク 曲】 作詞:マルキン 作曲:マルキン 編曲:マルキン 唄:初音ミク コーラス:初音ミク、KAITO 曲紹介 これを聴いた疲れている人に、少しでも元気が出ますように。(動画説明文より) しかしランキングでは除外されてしまった。 歌詞 (動画より書き起こし) おちんぽですね おちんぽですね 僕らは生きていく 生きていく 全てがうまくいかない日も (本当におちんぽですね) 複雑な人間関係も (まったくおちんぽですね) ダメな時は誰にでも 必ずあるものです この世界は うつむいてクヨクヨしていても 仕方ないことばかりだ おちんぽですね おちんぽですね この世の大抵のことは おちんぽですね おちんぽですね それでも生きていく 生きていく 不穏な日本経済も (まったくおちんぽですね) 揺れ動く世界情勢も (それっておちんぽですね) どうせいつか僕たちも 死んでしまうから その日までは 思い切りふざけながら 笑い飛ばしていこう さぁ、一緒に おちんぽですね おちんぽですね おちんぽですね おちんぽですね おちんぽですね おちんぽですね この世の大抵のことは おちんぽですね おちんぽですね 明日も生きていく 生きていこう コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/caliz/pages/44.html
おちんちん
https://w.atwiki.jp/chikugogawa/pages/209.html
単純な音楽こそ基本技術が問われる。「銀の魚」のように曲自体が技巧的なら表面的にその技巧をやりきることで音楽が出来上がってくるものの、「川の祭」のように素朴で単純な音楽は逆にむずかしい。CPUパワーがそのまま出てしまうベンチマークで、システム設計の見せ場がないようなそういう話。 腹式呼吸とは何か、どうすればいいのか、といった話題はネット上でも盛んだし、楽譜屋さんに行けばいろんな本に出会う。何もいまさらオイラから学ぶことなどないのだろうと思う。ただ、まぁ読み流してやる程度で核心だけ2つ。 まず、わかりやすいことで、腹式呼吸を実践しているとき、みぞおちはやわらかい。いわゆる腹筋運動で最初に鍛えられる直腹筋とよく呼ばれるところ。おなかの筋肉が割れているとかで話題にであるあの筋肉はここでは活躍しない。というよりも、その力を抜くという、結構難しいことをやってのけなければならない。 これは歌いながら簡単に確認できる。みぞおちに指先をあてて、軽く押さえてみる。本当におなか周りの力を抜ききった状態にくらべると、何か内圧が高まった程度には思うかもしれないけどとにかく柔らかい。皮下脂肪とかとは無関係だ。 むしろ息を吐くときに、このみぞおち部分を膨らまそうとするイメージ、あるいは、確認のために押さえた指をはじき返そうとする力の入れ方が、声楽用の腹式呼吸での力の入れ方の方向性だ。このときみぞおちからのどくらいまでがすっきり脱力できていて欲しい。息を吐いた後、改めて力を抜こうとしてみれば、力が入っていたかどうかがわかる。
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/869.html
『私はさとり』 私はさとり。ゆっくりさとり。 今日もひとりで餌場を探す。 私は他人の心が読める。私は他人の心が見える。 あれはいつの事だったかしら?群れにいたこともあったわね。 『ゆー…あのさとりって子、気味が悪いね』 『心が読まれてるなんて、ぞっとしないね!』 『わかるよー。気分よくないんだよー』 私は群れを出てったわ。 あれはいつの事だったかしら?人間さんに、飼われてたこともあったわね。 『心が読める?平気平気、これからよろしく!』 『…やっぱり、考えてること筒抜けってのは落ち着かないな』 『………………………やめときゃよかった…』 私は家を出てったわ。 私はさとり。ゆっくりさとり。 私は他人の心が読める。それを口に出してしまう。それが私の性だもの。 私はさとり。ゆっくりさとり。 嫌われ者の ゆっくりさとり。 今日もひとりで餌場を探す。 人気の無い道 こそこそ進む。 一家揃ったゆっくり見ても 人間さんと一緒の見ても 寂しくないわ。悲しくないわ。 だって 私はひとりがいい。 誰かといたって傷つけるだけ。傷つくだけ。 だから 私はひとりがいい。 誰かを傷つけるより 勝手に傷ついてしまうより ひとりの方が ずっと幸せ。 「やべっ」 ひらひらひら。私の前に何かが落ちる。 これ何かしら?なんだったかしら? ああそうだ 思い出したわ。 人間さんの 大事なもの。そうたしか キャッシュカードとかいったわね。 そう、ならば 必然的に 「お、なんだお前。ゆっくりか」 目の前に 視界の中に 入ってくるのは人間さん。 「あんまり見ない種類だな。お前ひとりか?」 私はさとり。ゆっくりさとり。 私は他人の心が読める。私は他人の心が見える。 ほら見える 『けっこーかわいーなー』 『つーか、結構好みだな』 『ひとりなら、連れて帰っても怒られないかな?断られたらショックだけど…』 「『誘うだけ誘ってみるか。男は度胸、なんでも試してみるものさ』…ですか」 「うおっ!?なんでわかった?」 この人は 私の能力を知らないようね。たまにいるわ そういう人も。 「私はさとり。ゆっくりさとり。他人の心が読めるのです」 「へー…」 そうですか。 『いい事聞いた』 そうですか。 そうですよね。知らずに飼って 不快な思いをするよりは。 ここで知って そして解って 別れた方が幸せですよ。 『さとりって名前なんだ』 そっちですか。後半聞いてました? 「まぁいいや。おじょーちゃん、ウチ来るかい?」 「…よく解ってないようなので、もう一度言っておきます。 私は他人の心が読めます。そしてそれを口に出します。 それは私の性なのです。他人を不快にするだけなのです」 「おっと、会話の成立しないアホがひとり登場~。 質問文に対して答えになってない返答するとテスト0点なの知ってたか?」 「ゆっくりにテストはありません」 「…とにかく俺はそーいうことを聞いてるんじゃあない。お前が来たいか来たくないかだ」 たまにいるわ こういう人も。時々いるわ こういう人も。 気にしないふり する人も。 気にしないよう 努める人も。 でも無理よ。 最短三日 最長一月。 それで心は疲れてく。それで心は折れていく。 無理、無駄よ。 ずっと一緒に居れやしない。この人だって 私を拒む。 でも今は とっても寒くて辛い冬。 一時とはいえ 置いてもらうのも悪くはないわ。 「…いいわ、行くわ。警告はしましたよ?」 「おっけおっけ。そんじゃま行くか」 その人は 私をひょいと拾い上げる。 久しぶりの 他者との接触。 久しぶりの 他人の温もり。 懐かしいそれが 暖かくって いつか離れていくそれが どうしようもなく悲しくなって ほんのちょっとだけ 泣きそうになった。 目を覚ます。 高い天井と壁のある 人間さんの住むお部屋。 私を拾ったお兄さんは 台所で朝ごはんの準備をしていた。 「おー、おはよう」 『おっぱい!』 噴いた。 「…朝っぱらからなに考えてるんですか」 「健全な男の子の朝はそーいうもんだ。別に四六時中そんな事考えてるわけじゃあないぞ。断じて」 そういうものか。その場はそれで納得したが 「んじゃー会社行ってくるから。飯はまぁ、適当にやっといて」 『おっぱい!』 「解りました。あといい加減おっぱいから離れてください」 「ただいまー。ケーキ買ってきちゃったぜ」 『エロスな本とどっちにしようか迷ったけど』 「…いいんですよ、本選んでも」 「晴れのち雨か…洗濯物どうしようかな。お前さん、洗濯物取り込めるかい?」 『透け水着!そういうのもあるのか…』 「ちょっと難しいですね。それとたまにはエロい事以外も考えてください」 「………」 『幼女っていいよなぁ』 「このロリコンめ!」 嘘だった。 お兄さんは 変態だった。 黙っていれば普通だけど 頭の中は 常に桃色パラダイス。 というかこの人 なんなのかしら? というかこの人 バカなのかしら? だってもう 冬は終わって春なのに。 あの時からもう 三月は経ってるはずなのに。 私を拒む気配がない。私を嫌がる素振りがない。 心が読める私のことを。心が見える私のことを。 『それがどうした』 まるでそうとでも言うように。(実際何度か言っていた) 私は家を出て行った。 だってもう、春だもの。冬はとっくに過ぎたもの。 このままあそこに居続けたって。 いつかは同じ。結局同じ。 人間さんは傷ついて。そして私も傷ついて。 だったらそっと 別れよう。幸せなまま 別れよう。 …ゆっくりって、花粉症に罹ったかしら? 自然に涙が出てきたわ。自然に洟も出てきたわ。 もう、嫌ね。 これから春が 憂鬱になるわ。花粉の季節が 嫌いになるわ。 そうよ。これは花粉症よ。 本当に…嫌… 「さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁとぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」 聞こえてきたのは あの人の声。 後ろから迫る あの人の叫び。 「りゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 蹴っ飛ばされた。 フライングドライブシュートだった。 ぐるんぐるんと回りながら、意識とともに落ちていく中、私の瞳に入ったものは さっきまで私がいた場所を走り抜けるトラックと そのトラックを避けながら 『危ないところだったぜ。さっさと帰って今日買ったえろげでも嗜むのぜ』 やっぱりエロい事を考えているお兄さんだった。 「蹴っ飛ばしちゃってゴメンヌ。でもまぁ命は助かったから許して」 「…大丈夫です。ありがとうございました」 目が覚めたとき、私はお兄さんに抱えられていた。 あの時と同じように。 …ただ、お兄さんの意識の6割くらいは荷物のほう(えろげ)に向けられていたけど。 「…お兄さん」 「あーあー。この件につきましては、当方としましては謝罪も賠償もいたしません」 「いや、そうじゃなくて… … … …これからも、あなたの所に居てもいいですか?」 答えはすぐに帰ってきた。 『今更なに言ってんの?ばかなの?』 「…ばかじゃないです。どっちかというとお兄さんの方がばかです」 「なんだと」 私はさとり。ゆっくりさとり。 私は他人の心が読める。私は他人の心が見える。 そんな私と暮らしてるのは 『まずはロリキャラを攻略だな』 バカでエロスでロリコンで。 どうしようもなく変態で。 こんな私と暮らしていける こんな私と一緒に居れる。 だいぶ変わったお兄さん。 ―おしまい― この変態め! だがそこがいい -- 名無しさん (2009-03-03 00 55 32) 変態紳士とは正にこの事だなw だがソレが良い -- 名無しさん (2009-03-03 01 06 56) HENTAIよりも高貴な魂を持つ変態!それがまさにこの人に違いねぇ! -- 名無しさん (2009-03-03 05 04 53) 幸福の形は人それぞれ。それはゆっくりとて例外ではありません。 -- 名無しさん (2009-03-25 10 53 36) 何なんだよ、変態の皮を被ったこの紳士は?! いや、逆か…… -- 名無しさん (2009-03-25 23 41 16) いいよーわかるよー,変態って本当は優しいんだよー -- 名無しさん (2009-03-27 20 22 13) バカな…変態という名の紳士だと… -- 名無しさん (2009-08-27 20 02 49) イイハナシダナー -- 名無しさん (2010-03-15 01 33 48) 変態という名の紳士を見て、心が洗われたような気分だ! -- ソフトM&ハードS (2010-07-27 23 31 13) 変態とはこうあるべき! -- ポルナレフ (2014-11-15 23 56 59) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/1247.html
さとり1 19スレ目 547 旧うpろだ1424 「なぁさとり、今日は…」 「また貴方はよからぬ事を考えてるのね」 「…最後まで喋らせてくれよ」 地霊殿の主。彼女が持つ不思議な能力。「心を読む程度の能力」で会話の度に心を読まれ、こんなやり取りをするのだ 「今回は何?「(さとりの耳に息を掛けてみたい)」?くだらないことばっかり考えてるのね。貴方は」 「いやいや。お恥ずかしい」 ちょっと口から言いにくいことがあると、まずさとりを呼んで、心を読んでもらう。 そしてそこで了解をもらうと、それを行動に移したり移されたり。 先日は「ちょっとさとりの唇をプニプニしたい」というのを果たした。 なんだかんだでとんだバカップルである。 「別にやってみてもいいわよ?そんなことなら」 口では興味があまり無さそうだが、本心では凄くワクワクしている。 ○○に今、「なんでニヤニヤしてるの?」と言われるまで気が付かなかった。 ○○は当然心が読めないので、さとりがニヤニヤしていても、なぜニヤついているのかは分からない。 「じゃあちょっとやってみるよ」 「「(さとりの反応が楽しみ)」か。そんなたいした反応は…っあぁんっ!」 意外な反応に○○が唖然としてると、さとりが○○の心を読む 「はぁ。心で分かっていても、やられると反応が違って困るわね… で、何?「(うわ。予想外の反応だ。さとり凄いかわいいなぁ)」…何考えてるのよ」 「あんまり心を読むなよ恥ずかしい。ちなみにまたニヤニヤしてるぞさとり」 「…コホン「(喘ぐさとりが愛らしいなぁ)」…いや、もう。何考えてるのよぅ」 「そして語尾が嬉しそうだな」 「そ、そんなことないわよ。で、この続きは~と」 ここでさとりの動きが止まる ついでに自然と口元が緩む 「どうした?僕の心を読んでるんだよな?」 「い…いや、読んでないのよ?たまたま読んでないだけ。たまたまよ。たまたま」 この動揺。 心が読めなくとも心を読んだことが分かる。 「じゃあ代わりに僕がさっき心の中で思ったことを口にしてやろうか?」 「ちょ…ちょっとまって!心の準備が…」 「こんな愛くるしいさとりと、キスしたいなぁ」 ○○が言ったと同時くらいに、さとりの顔が赤くなっていく。 「あのさ、さとり。僕は心が読めないから返事をしてくれないと…っぅん!?」 突然さとりが○○に抱きつき、キスをした。 数十秒。時間が流れ、口を離したさとりが言う 「これが、返事よ。私の大好きな○○。「(僕も…)」っと。この先を私が言うのもなんだから、行動で示してくれるかしら?」 今度は違った悪戯っ子のような笑みを浮かべ問う。 「僕も大好きだよ、可愛い可愛いさとり。僕の返事を受け取ってくれる?」 「もちろんよ」 そうさとりが言った直後に○○がさとりの唇に自分の唇を重ねる 先ほどより長い時間が流れる 「(いつ外そうかタイミング無くなったなぁ)」 「(この唇をいつ外そうかな?ですって?ずっと離さなくてもいいのに)」 さとりの心に浮かんだと同時くらいに○○を強く抱きしめ、更に強く口付けをして舌を進めさせる さとりは心に思うとすぐに行動に移すタイプらしい。いや、○○に対しての時だけかもしれないが。 「(はぁ。心を読まれたなぁ。)」 さとりが口を離す。 「ぷはぁ。心を読まなくても、そうするつもりだったわよ」 「そうか。僕は心を読めないけど、さとりの事は分かるよ。そこそこね」 「じゃあ今私が何を思ってるか言ってみて?」 「「(○○の事が、大好き)」かな?自惚れな気もするけどきっとそう思ってるはず」 「大正解。貴方の心の中にも「(さとりのことが好き)っていう気持ちが浮かんでるわ」」 再び長い口付けが始まる… この事が猫から烏へ。烏から鴉へと渡り、幻想郷に砂糖たっぷりな新聞がばら撒かれたのはまた別の話。 19スレ目 561 旧うpろだ1427 中庭に人間が倒れていた。 旧地獄を管理するようになってからというもの、人間どころか妖怪にさえまともに会っていなかった。 最近になって、人間が二人ほど殴り込みをかけてきた程度である。 それが突然、なんの脈絡も無しに、私の日常は急変して…… 「あなたは……何?」 「えーと、俺は○○っていうんですけど……ここどこですか?っていうか俺こんな場所にいたっけ?あれ?」 「…………」 どう見ても人間である。 何をどうすれば人間がこの庭にいきなり出現するのだろうか。 いや、人間だけではなく、たとえ妖怪だって同じだ。 どうにもまともな入り方をしてきたようには見えない。 初めての事態に、私は動揺していた。 「あの、聞いてますか?あのー、すみません、あのー」 「……聞いているわ。私はここに住んでいる古明地さとり。状況が把握できていないのは私も一緒だから、 まずは落ち着いて、館の中で少し話をしましょう」 彼を館の中に招き、事情を聞き出す事にした。 何かを企んでいるようなら、すぐにでもここから追い出すか、火炉にでも放り込んでやろうと思った。 そう、私の「能力」ならば、どんな悪巧みも隠し通す事はできない。 ……しかし、驚いたことに彼に対して私の能力は通用しなかった。 彼の心の声はうまく聞き出す事ができなかったのである。 妹の前例もあったため、それほど動揺はしなかった。 ただ、ちょっぴりだけ、この人間と関わることに対して不安になった。 「それでですねー、俺はいつものように散歩を……あ、俺、早朝の散歩が日課で、というか趣味なんですけどねー、 犬の散歩してる人とかに……ってそうじゃなくて、いつものように歩いていたら急に眩暈がして、急性の貧血かー!? とか思う間もなく倒れて、というか俺は別に貧血持ってないからよくわからなかったんだけど、 今思ってみると貧血じゃなくてただ目の前が暗くなっただけというか、とにかく気付いたらここにいて、 凄い大きいお屋敷とかあるからびっくりして……あ、このお茶おいしいですね!ずずずずずずずずずず^q^」 ……前言撤回。 私がわざわざ心の声を聞き出す必要も無かった。 この人間は私が聞いてない事まで良く喋る。 彼の無駄話を要約すると、早い話が、何もわからないという事だった。 ただ、彼が人間だというならば一つの可能性が浮上する。 ――神隠しである。 地上ではよく神隠しで幻想郷の外の人間がこちらに入ってきていたように思える。 この地底だって幻想郷には違いないのだから、何もおかしい事は無い……はずだ。 「……というようなルートの散歩コースなんだけど、その通り道にはこんなお屋敷無いし、さとりさんみたいな美人もいない…… あ、変な事言ってすいません、でも、近所にこんなに猫もいないし、あ、俺、犬より猫派なんだけど、今住んでるアパートが……」 彼の話すことはもうほとんど聞いていなかったが、私はこの後彼をどうするかについて考えていた。 人間を捕って喰うような習性は無かったし、かといってわざわざ外に連れて行ってあげるほどの義理も無い。 ……そうだ、神隠しの事ならば、地上の住人が詳しいに違いない。 そう思った私は、前に地上に遊びに行ったという妹が次に地霊殿に寄るのを待つ事にして、その短い間だけは彼の面倒を見ることにした。 ※ ※ ※ そうして、妖怪と人間の奇妙な二人暮し(+ペット多数)は始まった。 いや、実際はそんなに奇妙なものでもなかった。 彼も前は一人暮らしをしていたらしく、家事炊事などで手伝える部分を手伝ってくれたために、単純に生活が楽になっただけとも言えた。 ただ、大きく変わったのは、私の生活の中に他人と会話をする時間が増えたという事だ。 話の内容は、日常会話に始まり、この世界の事、地底の事、私の能力の事、お互いの出生話など……。 自分のペットとさえ、こんなになって話すことは無かった。 私がいろんな話をするたびに驚いたり笑ったりとコロコロ変わる彼の表情が、ちょっとだけ面白かった。 その際に、彼は歯に衣を着せない物言いをする。 気になった事はストレートに聞いてくるし、褒める部分はベタ褒めする。 私が料理と作るたびに「凄い、マジで美味しい!俺一生さとりの飯がいいや!」とか言うし、 私が猫と遊んでいると「今のさとりの顔凄い可愛かった!ちょっともう一回笑ってみせて!」とか言われて、 ……その、正直照れる。 今までこんな経験が無かったから、自分でも驚くくらいドキドキしてしまう。 ただ、ちょっといやらしいというか、そんな事までわざわざ言ってくるのは、その、どうかと思う。 彼との生活で、私の胸の鼓動は高鳴ってばかりだった。 そしてその日常は、決して嫌なものではなかった。 ――朝起きて、彼に会うことが楽しみ。 ――今日はどこで、どんな話をするのだろうか。 それは本当に、今まで感じることの無かった不思議な感情。 ……そう、私は知らずのうちに彼に恋をしていた。 自分でも無意識のうちに他人との交わりに飢えていたのかもしれない。 不思議な闖入者の存在は瞬く間に私の心に溶け込み、蝕み、依存症さえ引き起こしているかのようだった。 そんな中でも、ただ一つだけ気掛かりだったのは、そう、彼がいつか外の世界に帰ってしまうという事だった。 ※ ※ ※ 外の世界には彼の生活があったはずだし、帰してあげるのが道理だ。 もちろんそれは彼にとって一番良いことであり、私のわがままで地獄に縛り付けておくなんてもってのほかだ。 そんな事実とは裏腹に、私は少しでも彼と一緒にいたくて、離れたくなくて…… 私は、○○と…… ※ ※ ※ 私が彼を好きになればなるほどその懸念は膨らみ、ある日、ついうっかり口に出してしまっていた。 「……へ?外の世界?」 「そう。前も言ったように、外に帰る方法は有ると思うわ。次に妹が帰ってきた時にでもあなたは……」 「帰らないよ」 「……外に、って、え?今なんて言ったの?」 「だから、俺は外には帰らない」 「で、でも、あなたは……」 「ここには俺の好きな人がいる。だから帰らないよ」 「あ……ぁ……」 こんな時にまで、○○は…… 「ま、また、そんな事を言って。あなたは普通の人間なのよ?それがこんな異世界に、ましてや地獄みたいな所にいるなんて、 普通ならあってはならない事よ……。こんな忌まわしい所にずっといるなんて、あなたにも良くないし、その……」 彼が外の世界に帰る理由を取り繕うごとに、その本意とは違う言動に、自ら傷つき、私の身体は張り裂けそうになってしまって…… 「さとりがいない世界のほうが、俺には良くない」 「っ……!!」 彼の真っ直ぐな言葉に、不安や心配なんて事はどこかへ飛んで行って、私は彼に本音を吐き出していた。 「私だって…………私だって○○のいない世界なんて嫌よ!!もっと○○と話がしたい!!もっと触れ合いたい!! もっと……あなたと暮らして…………っ!?」 気付くと、私は彼に強く抱きしめてられていた。 今までで一番○○を近くに感じで、心が一つになってしまったみたいで、 本当に、本当に嬉しくて、涙がとめどなく溢れてしまって、 ――その中で、気付いた。 「さとり……君の事が好きだ」(好きだ) あぁ、そうだったのか。 「君と、ずっと一緒にいたい」(一緒にいたい) 私の能力が効かなかったんじゃない。 心の声は聞こえていたんだ。 ただ、彼は最初から、思ったこと……本心をそのままに話し続けていたんだ。 つまり、○○は、心の底から私のことを………… 「私も好き…………大好きよ、○○」 ※ ※ ※ ある日、いつかの巫女と魔法使いが地霊殿を尋ねてきた。 「おーっす、遊びに来たぜ!」(何か珍しいものはないのぜ?) 「邪魔するわね」 「あら、いらっしゃい。今お茶を淹れるわ…………そっちの黒白は自重しなさい」 ガチャ…… 「ん?珍しい、さとりにお客さんか?」 「あなたは……」 「彼は○○。私の……」 「さとりの夫だ。どうだウチの嫁さんは。ちょっと性的なくらい可愛いだろう?」(性的なくらい可愛いだろう?) 「……思ったことをそのまま話すのはやめなさい…………ばか」 20スレ目 504 うpろだ82 楽しかった外界旅行も明日で終わりだ。 「じぇっとこーすたー」に乗って歓声を上げていたお燐も、 かぼちゃの帽子をかぶってはしゃいでいたお空も、 人ごみに戸惑いながらも楽しそうだったこいしも、疲れて眠っている。 私の大切な恋人である○○も、隣の布団で寝息を立てている。 けれど私は、眠れなかった。 ○○。二人きりだったとしても一つ布団で寝るほど深間ではないけれど、 私のことをとても愛してくれている。 そんなにも近いからこそ、その心はしっかりと読み取れてしまう。 本人は気付いていないかもしれないけれど、 元いた世界に戻ってくれば嫌でも色々なものが心の表層近くに浮かび上がってくる。 友達、家族― 「帰って来れないくらい遠くにいるけど、一緒に歩いてくれる人がいるから」 と言って私を紹介した彼を、案じながらも祝福して送り出してくれたご両親。 暮らした町並み、お気に入りの景色。想いを伝えられなかった、初恋の人。 この旅の間、私の第三の眼は、そんな彼の記憶を一つ一つ映していた。 心を読まない、という選択肢はない。 私達の種族にとって、心を読むのは呼吸することに等しい。 今は閉ざされたこいしの眼だって、いつかきっと開けるようになる。 どんな記憶でも、どんな心の動きでも、私は読むことをためらったりしない。 けれど普段のように、読んだ内容を相手に―○○に、伝える気にはなれなかった。 ○○の「そこまでよ!」な妄想をちょっと赤面しつつもからかい半分で咎めるのとは違う。 望郷の念を指摘したら、○○はきっと、「そんなことはない」と言うだろう。 それは私の言葉を否定するためではない。私が心を読めることぐらい、○○にもわかっている。 ○○が、自分自身に言い聞かせるために。故郷を懐かしむ気持ちを、振り切ってみせると私に伝えるために。 それでもきっと、その言葉を口にする時の○○の心は、幾分悲しみや寂しさを含んでいることだろう。 だから私は、このことについて口を開かなかった。 ○○のそうした想いを、消し去ったり忘れさせたりすることはできない。 それらの記憶も、私の好きな○○を形作っているものだからだ。 けれど、私は。 ○○の外界の思い出を読むたびに、彼を私の側に縛り付けてしまうことが、本当に彼の幸せなのか、迷ってしまう。 布団を抜け出ると、私は自分と○○の布団をくっつけた。 枕に頭を乗せると、さっきよりも近くに○○の顔が見える。 今は少しでも、彼に近づいていたかった。 「ん……」 ○○が薄く目を開く。しまった、起こしてしまったろうか。 ○○は、黙って自分の布団の裾を持ち上げ、境目近くにいた私に小さく手招きした。 目覚めているのか、寝ぼけているのか。 心を読んでそれを確かめるのも忘れて、私は彼の胸に飛び込んだ。 しっかりと私を抱きしめてくれる、○○。 時々彼は、心を読めるわけでもないのに、こんな風に私の心を満たしてくれることがある。 やはり半分くらい眠っていたのか、○○はすぐにまた眠ってしまった。 私はその身体を離さないようにきつく抱きしめ返す。 抱えていた不安が解けていくのを感じながら、私も眠りに落ちていった。 少女さとり~Readme~(うpろだ165 21スレ目 506) ここは幻想郷の地下、地霊殿。 さとりが地上から忌み嫌われてるというもんだから 俺でよかったら友達になるよって事で それからよく遊びに行くようになった。 さとりは両手で頬杖をつきながらこちらをじぃぃーっと見ている。 「な、なんだよ。」 「ホントに貴方も物好きですね。」 「そうかな」 「こんな地上の人にとってはジメっとした空気で居心地悪いでしょうに」 「まあ、慣れたよ。しょっちゅー来るようになったせいだけどさ」 そういう日が続いて数ヶ月。 「おーい、○○~」 遠くから呼ぶ声、ホウキにまたがった魔理沙がこちらへ近づいてくる 「よっと、今日はいい天気だしたまにゃどっか遊びにいかねーか?」 「悪い魔理沙、今日も用事があるんだ」 「ん、また地下か?」 「・・ああ良く分かったな」 「まあ、よく出入りしてるって耳にするからな」 「なるほどな、まあそういう訳なんだ、すまんな」 「・・お前~まさかとは思うが・・」 ニヤニヤとした顔で顔を近づけてくる 「な、なんだよ」 「あの地霊殿の主に惚れてんじゃねーか?」 「な・・!」 「あっはは、赤くなってやんの」 「・・お前な。」 「まあ冗談だ、気を悪くするな。じゃあなー今度は予定あけとけよ~」 そう言いながら、またホウキにまたがって去っていった 「(俺は・・・そう・・なのか?)」 そういう風に考えた事がなかった。 最初は不憫に思って友達になろうと言ったが、 確かにその相手が心を読める妖怪なら よほどの物好きじゃないと中々言える言葉ではない。 それに、俺はただ不憫に思って同情したからではなく 一緒に居れば楽しそうと思ったから。 そう、今は彼女と一緒に居て楽しい。特に何もすることはないけど そばに居るだけで楽しい。いつしかそう思うようになっていたんだ。 これってやっぱり・・。 ああ・・そうだったのか・・ ……やばい。今この状態でさとりに会うと読まれてしまう・・。 知ってしまった気持ち。 気づいてしまった好意。 知られてはならないと思った。 知られるとどうなる? 軽蔑? いやもともと人間をよく思ってないかもしれない、 そこでそういう事を知るとどんな事を言われるか分からない。 いずれにしろ今の楽しい関係が終わる事は間違いない。 それは嫌だ。 でも、今のこの状態では会えない。 会いたい。でも会うわけにはいかない。 そうだ、 この気持ちが治まるまで会わなければいいのだ。 そうするしかない。 きっと一時の感情だ。そのうち冷める。 しばらく忘れればいいんだ・・。 ―――1ヵ月後 だ、だめだ・・忘れるどころか離れれば離れるほど 日が経てば経つほど気持ちが強くなってゆく。 あーチクショウー 会いたい。今すぐ会いたい。 俺はどうすればいい?誰か教えてくれ・・ ――――――――― 「(・・彼、急に来なくなったけど、どうしたのかしら)」 3日に1度は遊びにきてた○○が、突然こなくなってから1ヶ月。 地上で何かあったのかしら・・。 私がなにか彼を傷つけるような事を言ったとか・・? ……いえ、それはないわね。 彼が最後に来た時の心にはそのような部分は無かった。 むしろ、また明日も来るつもりだったくらい。 急に飽きた、と考えてもやはりそれも不自然。 いえ、、そうであって欲しくない・・。 ガタ 「さとり様?どこへ行くんですか?」 「地上。」 「え、、えぇーーー!?」 「お燐、その間、留守番お願いね」 「は、はぁ。い、行ってらっしゃいませ・・」 こういうのはペット達に任せればいいのに どうして自分で行こうと思ったのかしら・・。 でもそれはすぐに自分で理解した。 ……いち早く心を読みたい。読んで確かめたい。 そう、彼が地上に居る間に私を嫌うような何かを聞かされている可能性があった。 人に嫌われるのは慣れているはずなのに、 私は彼に嫌われるのを怖れている。 彼にだけは嫌われたくない。 友達になろうって言ってくれたときの彼の心の中、今でも覚えてる。 彼は本当に仲良くなりたいと思っていた事に私は既に興味を抱いていた。 彼の心の中はいつも温かかった。一瞬たりとも私を嫌わなかった。 そればかりか、一緒に居て楽しいとまで考える程の変わった物好きさん。 そんな彼が周りの言葉に影響されて私を嫌うだろうか? 違うと信じたい。だから確かめたい。それを、今すぐ。 私は眼の力を頼りに探し回った。 …… ここですね・・。 彼は自分の部屋で寝ていた。でも酷くうなされているようね・・。 さっそく心を読んでみる。 ……しかし彼の心がうまく読み取れない え、どういう事? 彼の心に強いプロテクト反応。 読まれたくない彼の強い心が無意識のうちに張られているのでしょうか・・。 そこまでして・・知られたくない事なの・・?○○・・。 ……無意識・・?妹と同じ・・? この感じは・・ ―――――――― ここは、どこだ・・? あたり一面真っ白な世界。 「○○、聞こえますか?○○」 聞き覚えのある声が聞こえる。 俺がずっと聞きたかった声だった。 「さとり・・?」 「どうしてここに?って、ここ何処だ?」 「ここは貴方の夢の中。」 「くそ、またあんたの夢か。。ほぼ毎日じゃねーか・・」 「○○・・ひとつ聞いていいかしら?」 「な、なんだよ」 「貴方は私の事をどう思ってるんですか?」 「・・どうって、、どうせもう読んでるんだろ?」 「いいえ。ここは夢の中だから、貴方の心の中。 つまり貴方がここで言わないと私には伝わらないわ」 「夢の・・中なら、言ってやるよ・・よく聞いてろよ、言うからな」 「はい。」 「俺は、俺はあんたが好きだ。大好きだ。もう、何度も夢に出るくらいあんたを想ってる でもこの気持ちを知られたくなかったんだ。あんたに、さとりに 心を読まれるわけにはいかなかった。だからずっと会わないようにしていた。 あんたに・・あんたに嫌われたく無かったから! それだけじゃない。どうせ伝えるならせめて先に心を読まれずに言葉で伝えたかった。 それが出来るなら嫌われてもおそらく後悔はしなかった。 確かに心の中は真実だ。でも、それで伝えても駄目なんだ・・。駄目・・なんだ」 ポロポロと溢れる涙。 ずっと溜まっていたものが全て吐き出されるように、 伝えたかった言葉と同じように、涙が零れ落ちる。 全て伝えた。夢の中だけどスッキリした。 そう思った時・・ ……!? さとりが近づいてきて俺を抱きしめて口を重ねてきた。 「ん・・」 「・・ありがとう○○。私もすっきりしたわ」 「・・・さとり」 もう1度口を重ねる。 今度はこっちからだ。 「ん、ちゅ・・○○・・私も・・好き・・大好き・・ん・・」 「・・愛してる・・さとり」 さとりの肌の感触、唇の感触、匂い、掛かる息 夢とは思えない程にさとりを感じた。 ――――――――― 目が覚める。 自分の部屋の布団の中。 その腕の中にはさとりが居た。 俺の腕はさとりをずっと抱きしめていた。 彼女もずっと俺を抱きしめていた。 目が合う。 言葉より先に唇を重ねた。 夢の中のキスと同じ味がした。 「・・ごめんなさい。貴方が心を開かないから夢の中で無理やり聞いちゃった」 「・・そんな能力も、あったのか?」 「いえ、貴方と同じ布団で寝て、傍で貴方を感じれば会えると思っただけ」 「・・そうなのか」 「貴方の気持ち、ちゃんと聞けたわ。嬉しかった・・」 「俺もだ。夢の中とはいえ、自分の意思で思いを伝えれた。 それに、嫌われるどころか受け入れてくれた。これ以上嬉しい事なんてない」 「嫌うわけないじゃない、まったく・・」 そう言ってさとりは俺の鼻の頭にキスをする。 「どうして貴方が妹と同じ感じがしたのかやっと分かったわ」 「・・こいしと?」 「ええ、あの子は嫌われない為に自ら心を閉ざしたの。」 「第三の眼の事か。。」 「ええ、貴方は人間だからそんな眼は元から無いけど、 あの子の考え方が貴方と似ていた。だから私は分かった。だから信じれた。」 「俺が怖れてる事を、か」 「・・私も貴方に対しては貴方とあの子と同じ気持ちだったわ」 「・・・。」 「地下の連中、心配してないか?」 「ん・・今日はずっと一緒にいる」 「そうか。」 「なあ、さとり」 「はい」 「愛してる」 「・・私も」 その日、二人は一日中愛を確かめ合った。 「さとり様・・帰り遅いね、おりん」 「・・そうだね、おくう。」 一方、地霊殿では鴉と猫のすすり泣く声が響き渡っていた。 22スレ目 173 うpろだ221 ※補足 "~"は○○の心の中としてみてください。 今日はクリスマス、恋人同士が祝う至福の一時。 舞台は人気の無い丘の上。そこに二人で寄り添って座っている青年○○と少女さとりがいた。 「今日は本当に楽しかったわ、ありがとう○○。」 「さとりが楽しんでもらえて何よりだよ。」"さとりの楽しそうな顔も見れたし。" 「もう………ばか////」 俺とさとりはクリスマスデート中人気の無いこの丘の上を見つけてしばらくそこで談笑していた。 「……ごめんなさい、○○」 「え?」 「本当はもっといい場所があったのに、私の能力の所為で行くことができなくて…」 そう、幻想郷はクリスマスなだけあって村の方もイルミネーションとかが出来てたりして、デートスポットとして絶好の場所だったのだが俺達はあえて避けた。 さとりは心を読む程度の能力を持つ妖怪。 人のいる場所に行くと嫌でも心を読んでしまう。 ましてや今日はどこもかしこも人が多い。そうなると心の読む量が多すぎてさとりの頭がパンクしかねない。 だから俺達は人の少ない場所を探し、ここを見つけ俺達なりにクリスマスの最後を飾ろうと思った。 でも、さとりにとってそれは俺への罪悪感として出てしまったのだろう… 「私の能力の所為で…こんな能力無かったら……もっと…もっと○○と色んなところ行けたのに……!!」 「さとり…」 「え……」 気が付いたら俺はさとりを抱き締めていた。 「大丈夫だよ…。俺は、さとりと一緒ならどこでもいいから…」"だから悲しそうな顔、しないでくれ" 「○○……ごめん、なさ………ごめ、なさ………」 …なにも好きで能力を得たわけじゃない。 さとりだって普通にデートしたかったはずだ。 でもそれも無理だとわかりきっている事、言いたくても言えなかった本心。 泣きながら謝り続けるさとりが泣き止むまで俺はずっと抱き締めていた。 しばらくして…。 「…落ち着いた?」 「ぐす…うん。」 「さっきも言ったけどさ、俺はさとりといれればそれでいい。場所なんて関係ない、俺は古明地さとりの側にいたいんだよ…。」"…今、恥ずかしい事言ったかな俺……?" 「うん…ふふ、今のすごく恥ずかしかったでしょ?」 「ああ、今更だがすごく恥ずかしい…。」 「でも…嬉しい……。」 「……なんか渡すタイミングが悪くなったかな。」"プレゼントの事すっかり忘れてた…" 「?…あ、この前言っていたやつね。」 「ああ、もらってくれるか?」"さとりの為に必死になって選んだんだぜ" 「もちろんよ、中身は何かしら?」 「まあ、見てのお楽しみ。…あと大事な話があるんだ。」"驚いてくれるかな…" 「…これ……」 「さとり…俺と……結婚…してくれないか。」"さとり…愛してる。" 「………はい、喜んで。」 人気の無い丘の上で、二人はゆっくりと唇を重ねた。 22スレ目 192 うpろだ230 ちらちらと雪が舞う。 あたりを染め上げる白、肌を刺すような寒さが幻想郷の冬を語っていた。 隣に目を向ければそこには一心に降る雪を目で追う彼女の姿。 とはいえ寒いものは寒いのだろう。厚着はしているものの時折身体を震わせている。 「さとり、大丈……」 「大丈夫。平気よ」 「……最後まで言わせてくれよ」 身を案じて声をかけようとしたが先に返答されてしまった。 心を読む程度の能力。 わかってはいるのだが、なんというかずるい。 しかもそれも読まれていたようで、さとりは優しく微笑むとこっちに身体を寄せてきた。 「こうすれば寒くないでしょう」 「だから、ずるいってば……」 優しい微笑みのはずなのに意地悪な笑みにしかみえないのは俺が気にしすぎだからだろうか。 身体を俺に預けたままクスクスと笑うさとり。 そんなさとりに憮然としまま再び目を降る雪に向ける。 「なあ、別に雪なら旧都でも見られるだろう?」 ――なら同じじゃないか? どこで見ても。 「そうでもないわ」 さっきのようにずるいと思うこともしばしばある。 だっていうのに、こんな風に会話と会話の間が飛ぶのが普通に感じている辺り俺も慣れてきてるんだろう。 いい傾向なのかどうかわわからんが。 にしても同じじゃない、か。 それの意味するところを漠然と考えて……あんまりといえばあんまりな考えに至り、思わず苦笑をもらしてしまった。 すると急にくいっと袖を引かれた。 つられるようにしてそっちを見るとそこには今度こそ意地悪な笑みを浮かべたさとりがいた。 「……なんだよ」 「言ってほしい?」 「だから、なにをだよ」 「言ってほしい?」 「うぐっ……」 だからこういうところがずるいんだ! そんな心の叫びも読んでいるだろうにさとりはニヤニヤと笑うのをやめない。 しかも言ってほしい? って聞くって事はつまりさっき俺の考えが当たりということで。 そう思うと顔に急激に熱が集まってくるのが分かる。きっと俺の顔は今頃真っ赤だろう。 ああもうどうすればー!? と、おろおろと狼狽するしかない俺だったがさとりはそれで満足したのか、全身で俺に抱きついてきた。 ぎゅっと身体を密着させる。そして 「だってここには、貴方がいるもの」 その言葉に返すような言葉をあいにくと俺は持ち合わせていない。 だから行動で示した。 俺もまた全身でさとりを包み込むように抱きしめる。 お互いの熱が、冬の寒さから守ってくれる。 そのままどれくらいたったのか。どちらともなく顔をあげ、見つめあう。 多くの言葉はいらない。本当は俺がさとりを、さとりが俺を想い合うだけで十分。 それでも言葉がほしい時がある。 今日、この日が何の日か。幻想郷には本来ないイベントだけど彼女には教えてある。 だからこの場で一番ふさわしい言葉を、言おう。 俺とさとり。 どちらともなく口を開き、タイミングは寸分の狂いも無く。 「「メリークリスマス」」」 そう言って、俺達はキスを交わした。 22スレ目 737 うpろだ292 地霊殿での午後のティータイム。 こいしは留守にしており、お燐とお空もさとりのお使いで出かけているので、○○とさとりの二人きりだ。 「さとり……何読んでるの?」 「ん……この間地上で仕入れてきたのだけど」 さとりが手にした本の表紙を見ると、○○には見覚えのあるタイトルや絵柄が目に入った。 自分のいた世界―幻想郷の外から地上経由で入ってきた漫画だとわかる。 さとりとはまた違った形で第三の眼を持つ妖怪の少女と、不死の青年の冒険譚だ。 「ああ、懐かしいな。俺も外にいた頃読んだことあるよ(紅茶飲みながら読むものではない気もするが)」 「そうかしら?私はあまり気にならないけど」 そう言ってさとりは本をテーブルに置くと、砂糖壷から取り出した角砂糖を自分の紅茶に沈めた。 口に出さない思考に対して返事がくることに○○も慣れつつあるため、当たり前のように会話が進む。 「『いつか、きっと君を人間にしてあげるよ』……か。ねえ○○」 「なんだい?」 温かな紅茶を啜りながら、○○はカップごしにさとりを見た。 今しがた投下した角砂糖がゆっくり溶けていくのを眺めながら、視線を合わせずにさとりが問いかけてくる。 「○○は、私が普通の人間だった方がよかった?」 唐突に投げかけられたにしては深遠な質問に、○○は少し考え込んだ。 さとりは心を読む妖怪である。 (最初は……やっぱり考えが筒抜けだってこと、落ち着かなかったな) それは恐怖や嫌悪というよりは、戸惑いであったけれど。 (でも心を読むってことは、読み手の方にもそれを受け入れる強さが要るってわかってきて) さとり自身や妹のこいしと関わるうちに、その戸惑いも薄れていって。 (だんだん、そんなさとりの強さに惹きつけられて) やがて、ただの人間だということを差し引いても相手の心を読み取るのはさっぱりだった○○がさとりの好意に気付いたとき、 晴れて二人は恋人同士になった。 「……人間じゃないところも含めて惚れたわけだし、今のままのさとりのことが好きだよ」 そう口にしたところで○○は、そこに至るまでの思考がそのまま答えになっていたことに気付いた。 慣れたとはいえ、まだ時々こんなことになってしまう。 さとりはと言えば、頬杖を突いて○○の方をにこにこと眺めている。 「ありがとう、○○」 「さとりは、人間になりたいとか思ったことある?」 「どうかしら。そうね、もしもの話だけれど、私が人間になったとしたら―心を読めなくなったら」 ふと遠くを見るような目をすると、さとりは自らの第三の眼を撫でた。 「きっと、とても心細いでしょうね。人間で言えば、突然目も耳も使えなくなったみたいに。 それに、それまで私を恐れていた者が、力を失ったのを知ってこれ幸いと襲ってくるかもしれないわ」 顔を上げ、優しく透きとおった目で○○を見つめる。 「もしそうなったら……守ってくれ、なんて言わないけれど、最後まで側にいてくれる?」 仮定とはいえ、自分の存在そのものとも言える力を失う話をしているのに、さとりの声に恐怖は感じられない。 けれど○○はその視線に、わずかに縋るような色が混じるのを見た気がした。 それは、○○に間髪入れずに答えを紡がせるのに十分なものだった。 「当たり前だろ(でも、少しでも……さとりを守れるように、なりたいな)」 「そう。そんなに想ってくれるのなら……人間になって、貴方と同じ時間を生きるのも良いかもしれないわね」 「ああ……」 普段は意識することもないけれど確かに待ち受けている、十中八九さとりを置いて死の先へ行くことになるという未来。 さとりの言葉が想起させたその事実が、○○の顔に悲しげな表情を浮かばせる。 (そうか、寿命が違うんだものな。でもさとりの時間を縮めさせるぐらいなら、俺が―) 「無理はしないでね。私も、今のままの貴方を好きになったんだから。それに」 さとりは微笑んだ。心の強さ、○○への愛情、年月を経た妖怪の凄み、諸々を溶かし込んだような、艶然とした笑み。 ○○は、そこから目が離せなかった。 「貴方と一緒なら、例え命を落としてもかまわない。ええと……そう、夕に死すとも、というやつかしら」 そこまで言うと、さとりは妙に重たくなってしまった雰囲気を振り払うように立ち上がった。 「さ、晩御飯の支度をしましょうか。そろそろ皆帰って来そうですし」 「……そうだね、手伝うよ」 立ち上がり、ドアに向かおうとした○○に、さとりが手を差し出す。 ぎゅっと、○○はその手を握る。 手を繋ぎ、二人は寄り添って歩き出した。 その夜。 「あれ、さとりは?」 夕食の後から見えなくなっていたさとりの行方を、○○は居間にいたこいしとお燐に訊いてみた。 「あ、おにーさん、さとり様ならお部屋だけど……」 「○○さん、お姉ちゃんのこと、そっとしといてあげてね。久しぶりにはまった漫画みたいだから」 こいしは困ったよう顔で笑いながらそう言った。 「ほら、中身を知ってる人が近くにいると、お姉ちゃん先の楽しみがなくなっちゃうかもしれないから」 例えば、これからさとりが読もうとしている部分のストーリーを近くで思い出したりすると、 有効範囲内なら第三の眼がそれを読み取ることになり、オチがわかってしまう、ということらしかった。 昼間話している時は、○○が細かな話を思い出したりしなかったから良かったものの、 下手をすれば昔読んだ内容を強制的にさとりに伝えてしまうことになりかねないわけだ。 「普段なら新しく入ってきた本は、大丈夫なようにまず最初にお姉ちゃんが読むんだけどね。○○さん、あの漫画読んだことあるんでしょ?」 「危なかったなあ……ちょっと待った、昼間さとりが読んでたのってかなり最初の方だったような」 ○○の記憶が確かならば、あの作品は結構な長さのはずだった。 「そうだねえ……あたいとお空が頼まれたお使いって、 あれの続きを最終巻まで買ってくることだったんだけど、結構な量だった気がするよ」 「読み終わるまでさとりと会えないのか……何日かかるんだろう」 「あ、いたいた。○○ー!」 途方に暮れた○○の名を、お空が呼んだ。 「さとり様からね、伝言だよ。 『続きが楽しみだけど○○に会えないのは嫌だし、徹夜で頑張って読みきるから、先に休んでて』って」 「休んでて、って言われてもなあ……」 最後まで読み通すのであれば結構な時間がかかるはずで、 その後さとりが休むのであれば、○○が起きる頃に眠ることになり、結局一緒に過ごせなくなってしまう。 それはそれで、○○は少し寂しい気がしていた。 しばらく考えた末に、ぽんと膝を打つ。 「よし決めた。俺も何か徹夜して、さとりが読み終わったら一緒に休むことにする」 「……うん、お姉ちゃんもその方が喜ぶんじゃないかな。せっかくだから皆で何か遊びましょ?」 「はーい、私大富豪がいい!」 「あたいは人生ゲームがいいなあ」 ……こうして、主が漫画に熱中している間、恋人と妹とペットはゲーム大会を開催するという、 地霊殿のいささか不健康な夜が更けていくのだった。
https://w.atwiki.jp/yuzurepo/pages/46.html
ゆず電視台~SelfProduceMusicTV~前編(2006年4月4日放送) 基本的に映像が切り替わる所を緑で、ライブをした曲のタイトルを青で書いていきます。 画面がちょくちょく切り替わるので、レポ読みづらくて申し訳ないです。 ↓ここからレポです↓ ♪いく~つも~の~(栄光の架橋) (日産スタジアムでゆず二人っきりで歌っています) (番組の説明・ナレーションと画面上の文字で説明しています。 ここでは画面の文字をレポしています) ゆずの2人が 突然渡されたカメラで自分で自分を撮影 (番組のダイジェストが流れています) 制限時間は5時間 思い出の地3ヶ所で3曲以上 2人っきりのライブ披露 (ダイジェスト) ゆずの ゆずによる ゆずのための 新型歌番組 (番組タイトル) ゆず 電視台 SelfProduce Music TV (タイトル背景にはフジテレビ社屋の夜景が映っていて、フジテレビ球体がゆずになっています(笑)そしてだんだん球体(ゆず)のアップに。) ♪ワンットゥースリー(陽はまた昇るのイントロ) (岡村休場にて2人っきりで) ゆず様…テレビの世界へようこそ (ナレーション 文字スーパーでゆずの紹介) 超特急PV シングル、アルバムのディスコグラフィー 栄光の架橋PV 陽はまた昇るPV リボンジャケットで「オリコン初登場1位」と紹介 (再び番組の主旨説明(レポは文字スーパーです)) ゆずのある番組を企画 その番組内容とは… ますはロケを終えたゆずの感想からご覧ください 画面変わって、ラジオブース。机を挟んで左にゆず、右におちまさとさんが座ってのトーク。どうやら、ゆずが5時間ビデオを回してきたすぐ後のおちさんとのトークのようです おち「お疲れ様でした」 岩沢「お疲れ様でした」 北川「いや~、ただいま帰りました」 おち「どうでしたか?」 岩沢「(テープを持ちながら)テープ…」 北川「5本分…」 岩沢「回してまいりましたが」 北川「いや、これ楽しいっすね(と頬杖をつく)これ楽しかった~」 岩沢さん、笑顔です(笑) おちさんとゆずは2年前くらいにラジオで会って、その時からずっとテレビやりたいね~と言っていたらしいです。 おち「ゆずのゆずによるゆずのための歌番組はなんなんだろうな?と思って…。 それでゆずに作ってもらったらどうかな?と思って」 岩沢「いやぁどうなるのかがもう…」 北川「楽しみですね~」 (番組のダイジェスト映像に乗せて三度、番組説明) 映像変わり、パンパシフィックホテル横浜にて (ナレーション 字幕で説明) 5時間前 以前よりゆずはおちまさとに番組の企画を相談 「突然その日に自分達で歌番組を作ってもらう」 おちさんがテレビカメラを片手にホテルの廊下を歩いています。 一つの部屋に立ち止まり、いきなり部屋に侵入。 部屋に入ると、スタッフ数人と打ち合わせをしているゆずがソファーに座っています。 おちさんに気付いて、不思議そうな顔をするゆず(笑) 岩沢「あ(笑)おはようございます(小声で)」 おち「テレビの世界へようこそ」 岩沢「ははははは」 北川「いやいやいやいやいや…おは、おはようございます…」 岩沢「おはようございますっ」 北川「(挙動不審に(笑))おはようございます」 岩沢「え~?(笑)」 北川「(前に座っているスタッフの方を見て)おはようございます… いやいや、ファンクラブの打ち合わせじゃないですか…」 おち「ライブハウスフジテレビへようこそ」 岩沢「あっはっは」 北川「あはっ氷室京介さんですか?(笑)」 岩沢「え~!」 おち「あの~企画書が通っちゃったんで…」 岩沢「企画書?企画書が通った?」 おち「テレビやりたいって言ってたじゃないですか」 北川「この間ゴハン食べたじゃないですか、一緒に」 おち「したら、企画書がトントン拍子に通っちゃったんで来ちゃいました」 北川「…ノックも無しに?」 (一同爆笑) 岩沢「あはははは」 北川「(笑)マジっすか?」 岩沢「あらららららぁ(北川さんの方に向かって)どうしますか?」 北川「いやいや、もう、ね?売られたケンカは買わないと(笑)」 岩沢「えへへ」 北川「よくわかんないですけど(笑)」 おち「今からこのカメラを5時間お渡ししますんで、自分で自分をプロデュースして… 歌ってる姿を」 岩沢「あ、歌うんですか?(笑)」 北川「自分でスイッチ入れて~歌って…ハァ~(笑)」(うなだれてます(笑)) 岩沢「歌うんすか?」 おち「歌う」 北川「いやでも、ほんとに…」 岩沢さん、笑っております…(笑) 北川「成立しないですよ、多分テレビとして」 岩沢「な、なんでですか?」 北川「しゃべらないじゃん(笑)」 岩沢「はっはっはっは(笑)滅多にしゃべんないですからね」 おちさんからカメラを渡され、説明を受ける北川さん。 カメラを渡され、自分達を映し出す北川さん。 画面が一瞬その映像に切り替わります。岩沢さん、なにやら楽しそうですよ~(笑) (画面戻って) おち「それでは聞いてください○○みたいな…曲紹介があって、歌っていただいて、ありがとうございました」 (再びゆずカメラ映像) 北川「ほぉ~う。無茶させますね(笑)」 ホテル内で少しカメラの練習。どんな風に映るかカメラを置いて映ってみるゆず。その様子はゆずカメラ映像です ゆずのゆずによるゆずのための歌番組スタート それぞれギターケース、北川さんは+カメラを持ってホテルの部屋を出発。 画面切り替わり、ラジオブース。左下にはホテルの部屋からエレベーターを降りていくゆずの映像が小さく流れています。ゆずカメラで2人のアップが多いです。 岩沢「最初おちさん入ってこられて、どうしようかな?と思いましたよ、正直。 でも次第に慣れていったというか…」 アルバム「リボン」のリアル、という言葉がおちさんの中でヒントになり、今回の番組はリアルなものにしたかった、と。 再びホテル。玄関に到着しました。 北川「♪車っ、車っ、車はどこだっ?」 とカメラ片手に♪車を探す歌 を歌う北川さん(笑) (ゆずカメラ映像) おち「用意しました」 北川「おっ、あったあった!こちら車です」 と自分と車を一緒に映して車紹介。 番組が用意した車が普通の白いワゴン車なのに不満なのか 北川「叶姉妹さんとの番組とは違いますね」 岩沢「あはははは」 北川「かつての深夜の…」 (映像が戻り…) 早速車に乗り込む岩沢さん。北川さんは外でおちさんの説明を聞いています。 おち「で、一応「サヨナラバス」っていうことで」 ♪サヨナラバス(CD音源) おち「今BGMかかってます」 岩沢「また、上手い事を…(笑)」 北川「(笑)わかりました。じゃ、行こっか」 おち「いってらっしゃい」 車内映像 (画面から見て手前の右側に固定カメラがついていて、車内の映像は基本的にはずっとこの固定カメラの映像です。 北川さんが前に座り、岩沢さんが後ろの席に座っていて、それぞれギターが隣に置いてあります。ギターは北川さんエピフォン、岩沢さんは白。ゆずカメラは北川さんの所に置いてあります) 画面左下には「ロケ時間残り05時間00分00秒」の文字。 北川「どうしよう?まずどこ行く?」 ギターを膝の上にかかえ、後ろを振り向き岩沢さんに聞いています。 岩沢「どうしましょうか?」 身支度に忙しそうな岩沢さん(笑) 北川「関内…(笑)」 岩沢「あ、関内出ますか?とりあえず」 北川「関内…近場で自分たちの思い出の場所っていったら関内だろ?」 岩沢「とりあえず関内方面へ」 北川「(運転手さんに向かい)じゃ、とりあえず関内に行ってください(笑)すいません」 ラジオブース 左下の画面にはワゴンが出発する映像→バスの中の固定カメラ映像 おち「バスの中でも歌ってくれたの?」 北川「バスの中では…」 岩沢「移動中」 北川「移動中にちょこちょこちょこちょこ…」 おと「何?どんな?」 北川「えっとですね…その乗った車が、ワゴンだったんで…男2人なんですけど… ま、ラブワゴンということで(笑)」 岩沢「はっはっは」 車内映像 北川「コレ映ってんのかな? (窓の外を指差し)これ、赤レンガ倉庫。」 岩沢「赤レンガ倉庫…」 何故か北川さんの発言を小さな声で輪唱する岩沢さん(笑) 北川「あれ歌おうよ」 岩沢「はい」 北川「超特急(笑)サビ」 岩沢「超特急?」 北川「ラブワゴンぽいじゃん(笑)」 岩沢「あぁ…あっはっはっは ♪ちょ~とっきゅ~」(文字通り超特急に歌いだす岩沢さん(笑)) ♪超特急♪(サビのみ) (ゆずが歌い始めると画面真ん中に曲タイトルとクレジットが出ます) 北川さんはギターを弾くだけで、最初はハモさぼってます(笑) ♪強がって~ から北川さんがハモに加わり… ♪あの日に~ でコードを間違えそうになる岩沢さん(笑) 岩沢「♪さ~よならぁ~(笑)ちょ、今揺れたんすよ」 と言い訳をする岩沢さん(笑) 北川「あはははは。も一回いくよ ワン、トゥー、スリー…」 ♪超特急♪2回目(サビのみ) 今度は最初からハモる北川さん。 今度はちゃんと歌えました(笑) 次の目的地へ移動。 岩沢「はいっ」 北川「おおっ、着いた!」 岩沢「ありがとうございます」 北川「ありがとうございました」 ゆずカメラを手に取り 北川「一番マズイのは…やっぱホントに何も撮れてなかったっていうのはマズイな」 岩沢さんは後ろでギターをポロロンと弾いております。 北川「いい?回すよ」 岩沢「はい」 岩沢さん、ちょっと興味なさげに返事(笑) 北川「これでいいかな?はい」 カメラのスイッチを入れ、映像がゆずカメラに切り替わります。 北川さんものすごいアップで後ろの方でちっちゃく岩沢さんが映ってます(笑) 岩沢「はいっ」 岩沢さん、一瞬カメラ目線をし、映ってるのを確認するとそそくさと車を降りようとしています。 北川「ではスタジオ24に着いたんで、じゃ、降りましょう」 岩沢「いきますか?」 北川「よいしょ」 北川さん、カメラで自分を撮りながら車を降ります。 北川「これは、デビューした後ですね」 岩沢「うん…とりあえず入っちゃおう」 北川「入っちゃおうか」 岩沢「恥ずかしい(笑)」 北川「そうだな。中に入ろう」 「ゆずの2人がカメラを持って自分達を撮りながらスタジオに入っていく」 というのが相当恥ずかしいのか、岩沢さん急ぎ足(笑)北川さんは別に平気そうです(笑) スタジオの受付に入ります。北川さん、基本的に歩きながらカメラを撮っている時は後ろ歩きで撮影。岩沢さんは先に行っちゃうので映ってません(笑)多分、先に行ってしまう岩沢さんも映そうとして後ろ歩きになっているのだと思いますが…。 北川「こんにちは~」 ラジオブース 右下の画面ではスタジオの中に入っていき、ゆずカメラを定位置に設置する映像が流れています。 北川「ちょうどアルバムで言うと「トビラ」っていう結構重めのアルバムを作った時に… その頃に2人だけで行ってセッションしてた場所なんですよ」 おち「何歌ったの?」 北川「一番最初に歌ったのは…あの…アコギじゃなくて」 岩沢「あっはっはっは」 北川「ドラムがあったんで…アンプと」 岩沢「ドラムセットとね…でエレキギター借りて…なんかこう…セッションを(笑)」 北川「ジャム(笑)はっはっはっは」 岩沢「セッションっていうほど…(笑)」 ゆずカメラ 受付に行ってギターを借りるようです 岩沢「エレキを…」 北川「楽器を借りる事ってできます?」 店員「なんでしょう?」 北川「えっと、エレキを…」 店員「二つ?」 北川「いや、一本でいいですよ」 岩沢さんがゆずカメラを持ち、北川さんが借りたギターを持っています。 岩沢「では、ステディオに…」 北川「(カメラに映るように)俺もそばに行った方がいいんだよな」 と、カメラに近づく北川さん。 岩沢「ああ、テープが終わりますよ」 北川さん、カメラに更に近づきテープの残り時間を確認。 北川「あ、ほんとだほんとだ」 岩沢「テープチェンジしますか?」 北川「テープチェンジしよう。一回止めよう」 と、北川さんがスイッチオフ。 画面が一回真っ青になり… 岩沢さんがスイッチオンした模様。ゆずカメラ映像復活後すぐ、岩沢さんの胸しか映ってません(笑)画面左下には「ロケ時間残り03時間59分59秒」の文字。 テープチェンジ中にスタジオの中に入り、ゆずカメラを定位置に固定したようです。エレキを岩沢さんに渡す北川さんの手にはドラムスティックが。 北川「すごいな~」 岩沢「すごいっすね」 ゆずカメラにはドラムセットに座る笑顔の北川さん。岩沢さんは画面左前でエレキを持っている映像が映し出されています。 北川さんのカウントでセッション開始。 ここのシーン、ミュージシャンっぽくて(笑)かっこよかったです!! ラジオブース 左下の画面ではセッションしているゆずの映像が流れています。 北川「(自分を指差して)僕ドラムです」 おち「何が出来るの?」 北川「僕ギター、ドラム…。でも打楽器好きで、和太鼓やったりとか」 おち「岩沢さんエレキできる…」 岩沢「エレキ出来るっていうか、まぁやる事はアコギと変わらないというか(笑) そんな難しい事できないですけど」 おち「ハーモニカ…」 岩沢「ハーモニカもできますけど」 おち「すごいよね。そういうのできるの羨ましい…」 北川「危なかったですね。あまりにもそのセッションが楽しくて」 岩沢「ふっ(笑)」 北川「危うくそこだけで(テープ)5本使おうかと(笑)ここで終わるっていう(笑)」 ゆずカメラ セッション終了。 ゆず「(笑)」 北川「ヤバイなぁ~」 岩沢「はっはっは」 北川「これ、ほっといたら3時間くらいやっちゃう」 岩沢「ずーっとやってられるな、コレ」 北川「ヤバイなぁ」 2人とも、すっごく楽しそう。 別にこれを5時間やってもらっても良かったんですけどね(笑) 北川「あ~すっきりした!!」 岩沢「えへへ」 北川「あ~気分良かった、今」 と、スティックを置いてギターを持つ北川さん。 岩沢「なんか歌いますか?」 北川「何か一曲歌おうか」 固定してあるゆずカメラを少し動かす北川さん。 岩沢「いいんじゃないですか。ちょい暗めくらいが」 北川「うん」 いつもの立ち位置とは逆の、北川さんが右、岩沢さんが左で、椅子に座って一曲歌うようです。 岩沢「(笑)こんなに広いスタジオで…ね、こんな隅っこで(笑)」 北川「(足をバタバタさせて)あはは。ものすごい隅っこだな、コレ。じゃやろっか」 岩沢「何やります?」 北川「何やろっかな?ココでやった曲がいいね」 岩沢「何やったっけ?」 北川「何だろね…「青春」か何か?」 岩沢「(ハープをセットしながら)(笑)「青春の日々」?」 北川「やっとく?」 岩沢「「青春の日々」ここでやったか」 北川「ここだよね?」 岩沢「あぁそっか…」 北川「じゃぁ、「青春の日々」という曲を」 岩沢「はい」 北川「いきたいと思います。♪スリーフォー」 ♪嗚呼、青春の日々♪(一番のみ) 北川さん、時々カメラ目線。ちょいちょい岩沢さんの方を見ながら歌っています。岩沢さんは北川さんのギターを見ながら歌っているのが多かったかな? 北川さん、「もう一丁!」と言って、アウトロを伸ばしています。 北川「(すっごい笑顔で)どうもありがとうございました! ゆずで「青春の日々」でした~」 岩沢「はっはっは」 北川「あぁ、盛り上がっちゃったぁ… 何かもう一曲くらいやっとく?」 岩沢「大丈夫っすか?」 北川「「飛べない鳥」?」 岩沢「おぉ~(笑)大作っすねぇ(笑)」 北川「ちょっとアングル変えない?」 岩沢「アングル変える?場所移動…」 と、北川さんがゆずカメラを持ち、場所移動。先ほどの真後ろの所にカメラを固定したようです。 映りをチェックするゆず。立ち位置戻って左に北川さん、右に岩沢さん。 岩沢「正座するか(笑)」 と正座をするゆず(笑) 北川「正座して歌っていい曲」 ♪飛べない鳥♪(一番のみ) 岩沢「いきま~す」 北川「はい」 でスタート。 北川さん、またカメラ目線。岩沢さん、今度は座った位置が北川さんのギターが見えない所だったので、ちょっと目線が泳いでます(笑)でもすごく嬉しそう。 大サビラストの♪また歩き出す~ の♪う~ のハモリの音程を外す北川さん(笑) 北川「(笑)ごめん」 岩沢さん、超笑顔で楽しそう!! 岩沢「はいっ。一番だけ!!(笑)」 北川「ゆずで」 ゆず「飛べない鳥でした~」 北川「どうもありがとう」 岩沢「あっはっは」 北川「一番だけだけども」 岩沢「生まれて初めて正座して…」 北川「あっはははは」 岩沢「歌いましたけど…(笑)」 ゆずカメラを手に持ち、 北川「そんな訳で、スタジオ24よりゆずがお届けしました」 岩沢「はい。ありがとうございました」 北川「じゃ、次の場所に…」 岩沢「行きますか?」 北川「行きましょうか?」 北川「いきま~す」 岩沢「どこ行きますか?」 北川「じゃ、ちょっと撤収しようか」 岩沢「はい」 と、カメラを置き、後片付けをするゆず(笑) 岩沢「後片付けの絵図らを…(笑)」 北川「地味だぜ~。ミュージシャンって…地味だぜ~」 岩沢「はははは。これはホントですよね」 北川「ホントだよ…。コレ、ホント見られたくない」 岩沢「これすごいな~」 ギターを抱えながら、椅子を元通りに戻したり普通に後片付けしてます(笑) 北川さん、ゆずカメラの前を借りたギターとスティックを持って通り 北川「返してきま~す」 と、後ろからコードを巻きながら歩いてくる岩沢さん(笑) 岩沢「地味な作業です(笑)地味な作業(笑)」 北川「コード巻くって(笑)上手いんだよな、またコード巻くのが」 と、2人で返しに行き、画面からゆずがいなくなりました(笑) 北川さんがカメラを持ち、受け付けへ 岩沢「どうもありがとうございました」 北川「どうもありがとうございました!また来ま~す」 ラジオブース 画面左下は車内映像。ワゴンに乗り込み、次の場所へ移動する様子が映っています。 北川「そんで、何処行ったっけ?」 岩沢「うん?スタジアム?」 北川「で、日産スタジアムに行こうって。ちょっと遠回りだったんですけど」 車内映像 北川「あっ、(日産スタジアムが)見えて来た。「日産スタジアム」書いてありま~す」 岩沢さん、おもむろにギターを弾き出し ♪アーイムゴーインホー と小さな声でコーラスを歌いだしました(笑)それに乗っかる北川さん。歌いながらギターを持ち 北川「あれはノーカポだ」 と一緒にギターを弾き出します。 ♪GOING HOME♪(サビ&コーラス) ♪アーイムゴーインホーム と少年合唱団のマネをして裏声で歌うゆず(笑)岩沢さんがすごく楽しそうです(笑) ♪すべて~ から ♪君の心へゴーインホーム まで歌います。最初はフザけて歌いだしたのに、だんだん真剣に歌ってしまうゆず。なんか、ここのシーンすごく良かったです。 その後に入る少年合唱団のマネをもう一度満足そうにやり 岩沢「そこがやりたかった(笑)」 北川「あっはっは」 岩沢「そこが言いたかっただけ(笑)」 岩沢さんはそれからしばらくの間、小さな声で控え目に裏声コーラスを歌っていました(笑) 北川「おっ見えてきた見えてきた」 と、北川さんがゆずカメラを手に取ります。 岩沢「ゴーイングホームですよ」 北川「ゴーイングホームしてきました」 ゆずカメラ映像に切り替わり 北川「はい、見えてきました~」 と、自分と日産スタジアムの2ショットの映像を撮る北川さん。 北川「BGMも鳴ってます(笑)」 岩沢さんは♪アーイムゴーインホー と少年コーラスのマネ(笑) 北川「横浜日産スタジアム!!」 「栄光の架橋」日産スタジアムでのライブ映像とラジオブース おち「7万人?」 北川「6万人?」 おち「×(かける)2で」 北川「12、3万人」 おち「すごかったもんね」 北川「見に来ていただきましたよね」 おち「すごかったよ」 北川「あそこ行って、最初守衛さんみたいな方に…」 岩沢「はっはっは」 北川「「そこ入っちゃダメ!」って怒られて…」 おち「まぁ、そうだろうねぇ」 ゆず「ははははは」 岩沢「管理室行って…」 北川「「昨年お世話になったゆずですけども」…」 岩沢「「あぁ~あぁ~」(管理室の人のマネ)」 北川「で、関係者の方が何人かいて…休みだったんですけど… で、グラウンドまで入れてくれてね…で、中で「栄光の架橋」を」 おち「おぉ~!」 ゆず電視台~SelfProduceMusicTV~後編(2006年4月4日放送)
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/3341.html
ここを編集 ■魔法のアイドル パステルユーミ 作画監督 15 ■Good Morning アルテア 作監補佐 ■獣神ライガー 作画監督 22 ■NG騎士ラムネ&40 作画監督 10 ■超音戦士ボーグマン LOVERS RAIN 作画監督補 ■NEWドリームハンター麗夢 夢の騎士達 作画監督 ■劇場版 サイレントメビウス 作画監督(阿部邦博、青木哲郎、梶島正樹、西井正典と共同) ■あしたへフリーキック 作画監督 8 14 19 34(桂) 42(桂) ■美少女戦士セーラームーンR 作画監督 61 ■美少女戦士セーラームーンS 作画監督 118 ■覇王大系リューナイト アデュー・レジェンド 作画監督 4 ■るろうに剣心 エンディング作画5・6(中嶋敦子と共同) 作画監督 26 30 ■るろうに剣心 追憶編 キャラクターデザイン 作画監督 4(中・松) ■ハンター×ハンター 作画監督(柳沢マサヒデ名義) 7 ■ラブひな 作画監督 11 20(植・中島) ■ラブひな Again オープニングアニメーション 作画(桂憲一郎と共同 作監に前田明寿) ■陸上防衛隊まおちゃん キャラクターデザイン 作画監督 OP ED 1 15 24 ■HAPPY☆LESSON <OVA> #4 エンディングイラスト(加藤やすひさと共同) ■瓶詰妖精~Bottle Fairy~ キャラクターデザイン 作画監督 1(一人原画) 5 13 ■いつだってMyサンタ! キャラクターデザイン ■OVA ToHeart2 アニメーションキャラクターデザイン(桂憲一郎、加藤やすひさと共同) 総作画監督 #1・3 エンディングイラスト 作画監督(全話) 1 2 3(桂) ■ToHeart2 ad アニメーションキャラクターデザイン(桂憲一郎、加藤やすひさと共同) 総作画監督 オープニングアニメーション(加藤やすひさと共同) 作画監督 2 ■To LOVEる -とらぶる- 作画監督 26 ■ToHeart2 adplus アニメーションキャラクターデザイン(桂憲一郎、柳沢まさひでと共同) 総作画監督 オープニングアニメーション(加藤やすひさと共同) 作画監督(全話) 1 2 ■ToHeart2 adnext アニメーションキャラクターデザイン(桂憲一郎、柳沢まさひでと共同) オープニングアニメーション(山内則康と共同) ■そふてにっ 作画監督 2 7 11(竹・小) 12(滝・小) ■ToHeart2 ダンジョントラベラーズ アニメーションキャラクターデザイン(桂憲一郎、加藤やすひさと共同) 作画監督 OP ■Wake Up, Girls! 作画監督 11(中・榎・後) 作画監督補佐 12(後・榎・中・斉) ■聖闘士星矢 黄金魂 soul of gold 総作画監督 1 3 5 7 9 13(津) ■ひなこのーと サブキャラクターデザイン 衣装デザイン(亀谷響子、満若たかよ、近藤源一郎、橋本英樹と共同) 総作画監督 8(植・近・石・早・満) ■citrus サブキャラクターデザイン 作画監督 1(近・満・中・中・川) ■ハイスクールDxD HERO 作画監督 ED 0(北・小・鯉) 4(平・加・橋) 6(古・近・瀬・張・橋・武・小・志・海・吉・桜・伊・鶴・中) 総作画監督 11(鯉・早) 12(鯉・早) ■Z/X Code reunion サブキャラクターデザイン(桜井正明、植田和幸と共同) 作画監督 1(森・海・橋・小・吉・築) 2(橋・石・小・平) 5(近・橋・石・海・佐・中・小) 12(せ・平・桜・橋・小・海・佐・松) 総作画監督 2 3(石) 6 9 11(平) ■ひぐらしのなく頃に業 作画監督 4 総作画監督 8(渡・近) 11(渡・岩・水・橋・近・日・伊・森) 12(渡・岩・橋) 17(渡・岩・橋・森・古) 19(渡・岩) ■見える子ちゃん 作画監督 ED 総作画監督 2(嘉) 5(亀・平・佐) 7 11(冨・平・海・橋・亀) 12(高・細・武・富・日・近・海・橋・亀・徳) ■アズールレーン 期間限定海域イベント「誠閃の剣 搖光の城」戦艦ヴァンガード・イメージPV 原画(平田雄三と共同、第二原画あり 作監にせれす) ■アズールレーン 6周年記念アニメPV 作画監督(守重蛍と共同) ■戦隊大失格 作画監督 12(小・海・小・桜・山・吉・伊・戸・濱・戸・山・五・永・高・岡・木・佐・石・ラ・七) ■関連タイトル OVA「ToHeart2」BD-BOX Blu-ray るろうに剣心 追憶編 そふてにっ 第1巻 〈初回限定版〉 陸上防衛隊まおちゃん DVD-BOX rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」