約 1,292,301 件
https://w.atwiki.jp/wiki13_cheap/pages/37.html
2007-10-22 23 46 40 (Mon) - 昨日の深夜 そろそろ寝るか… とテレビをザッピングしていると チャンネルのひとつが目にとまった。 そこには妙に可愛らしい小さなCGキャラが 実写を背景ににぎわっている映像が楽しげに放送されていた。 「なんじゃこりゃ?」 と思いつつ その小さくて可愛いらしい色とりどりのキャラクターに ぐんぐんと引き込まれていく俺。 そして気づく 「どっかで見たことあんな…このキャラ…アッー!!」 それは画面に表示された文字で確信へと変わる―。 『もやしもん』 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 「つか!えっ!?なんでこんな時間にフジでアニメ???」 「やっべ!超おもしろそう!!菌可愛いよ菌!!」 「今日木曜…木曜深夜フジ…あああ!そうかあの枠か!!」 「つーことは期待できる!このもやしもんはきっとおもしろい!いや、おもしろくないわけがないっ!!」 「オリゼー可愛いよオリゼーハァハァ。くっ」 そう フジの木曜深夜アニメ枠と言えば ハチミツとクローバー 働きマン のためカンタービレ (略) と素敵面白アニメを次々と繰り出している期待枠! そこに今度は『もやしもん』が抜擢されたわけだ! 全然知らなかった! あの変なごちゃごちゃしたアニメは案の定あっという間に終わったんだね! 実際かなり面白かったよ! つかあれだね!菌達は色ついてたほうがその魅力が増すね! もやしもんはヘタしたら漫画よりアニメの方が面白いかもしれんね! 菌とかその他の説明部分が字より声の方が分かりやすいんだよね! 先生の…先生の声が安西先生(スラムダンク)だよ!ハマりすぎ!!! ハチクロ以来久しぶりに 毎週チェックするアニメになりそうです。 かなりオススメです。 来週はホンオフェです。 もやしもんはかわいらしすぎでしょ~。 本編の(!)菌劇場も最高だし…。 って、広島では放送されてはいませぬが。 -- kazushi (2007-10-22 00 43 27) 菌劇場までアニメ化されるとは思ってもみなかったよw ヤツのゴスロリ化がアニメでどんな風になるのか 今からわくわくしてるよ! -- castella (2007-10-22 23 46 40) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kyoto-u-wave-i/pages/279.html
夜分遅くにこんばんわ。 水谷というものです。 なになに?? ご存じない??? ご存じない方はこちらまでご連絡を→0120-444-444 すると・・・ な、なんと!!! 日本文化センターにつながります!!!(笑) はい! というわけで!! どうも水谷です!! 皆さんNFお疲れ様でしたm(_ _)m 1日だけ参加させてもらいましたが、 かなり楽しかったです♪ 1日中クレープの記事を書いていたおかげで、 おっと失礼! クレープの生地を焼いていたおかげで、 クレープ屋も顔負けの生地が焼けるようになり、 一人調子に乗っている水谷です。(笑) 夢はクレープ屋さんです!! ウソです!!(笑) ごめんなさい!! 1人で5つもクレープを買ってくれたoggyさん!! ホンマにありがとうございますm(_ _)m やっぱり持つべきものはoggyですね!!(笑) 結局食べきれず、見知らぬ客にクレープあげるという なか②の優男ぶりも発揮してましたしね! さすがoggyですね!! 目標の700枚も達成できたみたいやし、 ほんと良かったです! 本当に4日間お疲れ様でしたm(_ _)m そんなこんなで今日の日記は終了です! 以上、水谷がお送りしました♪ P.S 諸事情により日記を書くのが遅れてしまったことを深くお詫び申し上げますm(_ _)m カテゴリ [日記] - trackback- 2006年11月30日 02 58 00 #blognavi こーじ君がいる時にいれなくて残念でした(ノ_・。)笑NF中にそんなエピソードがあったとは…さすがoggyさん♪♪ -- しの (2006-12-01 00 10 07) そういやしのちゃんとは久しく会ってないな・・・またそのうちなんかの企画で会えるかな☆(笑) -- こーじ (2006-12-01 02 17 03) こーじ君、日記の前に何か言い忘れてませんか・・・。いやいや、なんもないです。お気になさらず。また会おう! -- 大橋 (2006-12-03 21 33 41) なんやろ!?!?ごめんいろ②思い当たりすぎてわかりませんm(_ _)mなにか教えて~!!!! -- こーじ (2006-12-05 13 44 34) 名前 コメント #blognavi
https://w.atwiki.jp/akiko5/pages/578.html
ラティアスが使える技 ポケットモンスター本編での技 くさタイプ エナジーボール くさむすび ソーラービーム むしタイプ れんぞくぎり どくタイプ どくどく ほのおタイプ にほんばれ みずタイプ ダイビング たきのぼり なみのり みずあそび みずのはどう こおりタイプ こごえるかぜ れいとうビーム ノーマルタイプ あまえる いあいぎり いばる いびき おんがえし かげぶんしん からげんき ギガインパクト こらえる じこあんじ じこさいせい しぜんのめぐみ しんぴのまもり すてみタックル スピードスター てだすけ ねがいごと ねごと のしかかり はかいこうせん ひみつのちから フラッシュ ほえる まもる みがわり めざめるパワー メロメロ ものまね やつあたり ゆうわく リフレッシュ ひこうタイプ きりばらい そらをとぶ つばめがえし はねやすめ ドラゴンタイプ ドラゴンクロー りゅうのいぶき りゅうのはどう でんきタイプ 10まんボルト かみなり チャージビーム でんげきは でんじは じめんタイプ じしん どろかけ いわタイプ すなあらし かくとうタイプ - エスパータイプ いやしのねがい サイコウェーブ サイコキネシス サイコシフト しねんのずつき ねむる ひかりのかべ ミストボール めいそう ゆめくい リフレクター ゴーストタイプ シャドークロー シャドーボール はがねタイプ はがねのつばさ あくタイプ - タイプ不明 - タイプなし - その他の作品での技 ポケモンカードオリジナル いやしのひかり エクストラキラー かえん きせきのひかり さいみんはどう シューティングスター スパイラルドレイン ちょうねんりき パワークラッシュ ヒートブラスト やきこがす りゅうのしずく
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/7008.html
380: 635 :2021/03/21(日) 14 02 07 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの先は神崎島もヤルバーンも無いようです三十一 対馬の海を再び黒い水が覆う。 伊耶那美命は柏木達に告げる、あれはティアマト神の権能たる原初の海ではないと。 「どういうことです?」 「イザナミ様、ティアマトサンあの姿だからケイオスタイドじゃあ?」 「…そこら辺の認識の違いから説明すべきですね。」 現在の姿こそ人類悪と呼称される姿に近いが降臨したのは本来のティアマト神に近い神格であるという。 そしてティアマト神はの原初の海は生命を生み出す力こそ有するが創作の様に魂や存在を侵食汚染、変質を発生させるよう機能は有さないという。 「じゃああの黒い水が一体?」 「夜海です。」 「…はぁっ!?」 「恐らくは器となった対州要塞姫、そこから取り込んだ私の要素の影響でしょう。」 対州要塞姫が有する伊耶那美命の要素、つまりは死者の国の大神の神格の影響がモロに現れている。 故に生命を生み出すという力が阻害されているのだろうと伊耶那美命は話す。 それが無ければかつてマルドゥークらと相対した折に生み出した十一の怪物と相対する羽目になっていただろう。 そして現在ティアマトが扱う夜海に飲み込まれれば怨霊と化す、 しかし人類の敵になるということはあり得ない、祓い清めれば輪廻の輪に戻るだろう。 「つまりは絶対魔獣戦線のようなラフムによるみんなのトラウマはないと…。」 「私の要素が無ければラフムは神話本来の怪物の姿で現れる可能性はありましたがね…。」 柏木と伊耶那美命の話の横でフェルはウンウンと唸りながら何かを考える。 少し離れた場所で柏木達の話を聞いた大見と白木は会話をする 「しかしあのティアマト神、ゲームのように冥府に落とした上で殺し切るしかねえんじゃないか?」 「幸い神殺しの神器も死の概念付加が可能な伊耶那美様もいるしな。」 フェルはその会話を聞いてハっとする。 「イザナミ様!」 「何でしょう?」 「ティアマト神に『死の概念を付加』して殺し切ることは出来マスカ!?」 「そこに気づきましたか…。」 伊耶那美命はそれは不可能だと告げる。 えっとなる周囲、それが流されたネット上でも同様の反応だ。 「あのティアマト神は私の要素の内、死の国の大神としての要素を保有しています。つまり…。」 「死そのものに死の概念を付加しても意味はない…。」 「そうです。また生命の海こそ表に出せませんが彼女が生命の海であることに変わりはありません。」 「つまりは殺せない?」 「はい。」 381: 635 :2021/03/21(日) 14 03 12 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ つまりどういうことだってばよ!? 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ 絶対魔獣戦線での冥府とじいじの戦術不可能 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ 不死性に関して言えばビーストⅡ上回ってるってことだ 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ どないすんのコレ? 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ 幸いなのはケイオスタイドがないことだな 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ 代わりに死そのものが襲って来て飲まれると怨霊になるがな! 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ その代わりあの世の水呼び出さるから津波引き起こされると同じ様にヤバイ 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ イザナミ様いなかったら対馬に面してる海岸線は即死だったな 「伊耶那美様、ちょっとお耳拝借…ティアマト神を…天沼矛で…にしちゃうとか…こういうのは?」 「ふむふむ……可能ですね。ついでに動きを止められれば…。」 「だったらフェルが渡されたオリーブの枝を…アルテミス様と一緒の…生弓で…。」 伊耶那美命と内緒話をする柏木、可能という言葉にパアっと笑顔を浮かべるが、 「ですが、やるのならばおそらくは貴方とフェルさん以外出来ませんよ?」 「マジっすか。」 「マジです。私を復活させたのは貴方達なのですから、やるのならば覚悟を決めなさい。」 あーうーとか言いながら悩む柏木。 そんなことしている最中もティアマトは津波引き起こすがすべて幽世へと流していく伊耶那美命。 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ 世間話しているようですが戦闘中です(白目) 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ ティアマトって世界滅ぼしかねない存在…だよな? 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ バビロニアはイザナミ様いれば楽だったんじゃ? 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ ソレ言ったらおしまいやろ? 名前:イザナミ 投稿日:~ お互い千日手なので決定打に欠けるのですが… 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ !? 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ !? 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ イザナミ様何故ここに!?戦闘中ですぞ!! 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ 本人降臨!?いや降臨しておりられますが!? 名前:イザナミ 投稿日:~ 柏木さんが覚悟決めるのに時間が少し掛かりそうなので あ、後スレを柏木さんに見せるのでコメントお願いしますね 「伊耶那美様…。」 「覚悟は決まりましたか…?」 「はい、おっと…フェル?」 頷く柏木、夫の腕を抱いてその目を見つめるフェル。 382: 635 :2021/03/21(日) 14 03 53 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 頷く柏木、夫の腕を抱いてその目を見つめるフェル。 「で、マサトサン私は何すればいいデスカ?」 「えっと…もしかして覚悟完了?」 「デスヨ。私達が出来ることしなければ世界がヤバイのデス。当方に迎撃の用意アリデス!」 ふんすと胸を張るフェルさん、流石はイゼイラのフリンゼにしてヤルバーンの元調査局長サンである。 そんな頼もしい妻に苦笑しつつ周囲を見渡す。 「柏木ぃ~最後まで撮影は続けるぜ!」 端末を掲げる白木 「俺も出来ることはするぞ…。」 いつの間にかロボットスーツを纏った大見 「マサトのおっちゃん!私に出来ることあれば言ってよね!ハイラの代表なんだから!」 大剣を掲げるメル 『フ、私達モ忘レナイデ貰オウカ…。』 『柏木さん旭龍は何時でも行ける。』 ゼルモニターに映る多川とシエ 「私も成すべきことを成しましょう。」 片目を開け柏木とフェルを見るナヨ そしてゼルモニターが造成され、日本やティ連の閣僚たちが映る。 『柏木さん。』 「二藤部総理…。」 『ケラー私達もいますわ。』 「マリヘイル議長にサイヴァル議長まで…。」 『柏木センセ、俺達は見てることしか出来ねえがココで無事の帰還を待ってるぜ…。』 「三島先生…。」 そして別のゼルモニターが割り込む 「ちょ!?」 383: 635 :2021/03/21(日) 14 04 45 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ いえーい!柏木大臣見てる? 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ 俺らも見たりコメしたりしか出来ないけど無事を祈ってるぜ! 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ ならば生き延びるがいい、君にはその権利と義務がある 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ 覚悟を決めろ。ほかの誰でもない。これはお前の物語だ。 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ ネタコメ自重www 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ 今日は友人の誕生日だ。プレゼントには人理修復記念日を頼む いやマジで対馬沖で早期警戒管制機乗ってる友人のリアル誕生日なので頼んます 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ 人理で思い出したが対馬で親が本土に来たから一人対馬に残ってた小学生の甥っ子を助けてくれたのが ゲルダって名前の北欧出身の少女妖精だったぞ! 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ 何ぃ!?彼女もいるのか!!ならば他の異聞帯のも!?柏木大臣!さっさとティアマトマッマどうにかすんだよ!! 「実況スレかよ…。」 笑う柏木、そこへ月女神アルテミスが熊のゆるキャラ、いやオリオンを連れて降りてくる。 「はいはぁーい。伊耶那美様から頼まれてたダーリン連れてきたわよ。」 「ちょ!?おま!?降ろせ―!!」 オリオンは伊耶那美命の掌に降ろされる 「少々頼みたいことがあります…。」 「は、はいー!何でしょうか!?」 エラく緊張した様子のオリオン、無理もないだろう。 神格からすれば伊耶那美命はギリシャ神話のガイアに相当する原初神であり、死そのもであり死の国を治める女王でもある。 ハデスやらタルタロスやらの複数の権能をも兼ね備えた存在であり、ヒト種特効を持つために機嫌を損ねればどうなるかと戦々恐々である。 日本の神々は余程のことをしなければ大丈夫なのだが…。 「貴方の力を借りたいのです。」 「いやッ?俺今熊のぬいぐるみっすよ!?」 「そこは大丈夫です。取り敢えず貴方の星座のトライスターに当たる住吉三神と習合させて全盛期に近い姿にしますので。」 「マテや!?習合ってどういうこった!?」 「私と同じで日本の神と融合?みたいなことするってことよ!これでおそろよっ!!」 「日本の神様そこいら辺軽すぎねえか!?」 伊耶那美命は少し考えると手をぽんと叩く。 「今ならアルテミスと夫婦神扱いでの日本国内への祀り込みとこの話を加えた改訂現代ギリシャ神話の本年度最新版も付け加えましょう!」 「あら、お得…ってそうじゃねえ!!」 「夫婦神!そういうのもあるのか!!」 「アルテミスも反応するなぁ!?」 384: 635 :2021/03/21(日) 14 06 39 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp そんな始祖神+夫婦漫才の様子を見てリラックスした柏木達面々。 「同じ神なのに別の存在として扱われてるのも普通だしな…その逆も然り…。」 「アマテラスサマはセオリツヒメサマが荒御魂だからということでコンゴウサンに降りてますシ。」 「ギリシャの英雄を八百万の神々に組み込むのか…。」 「アルテミスの時点でねえ…。」 ネットでも現代ギリシャ神話というパワーワードに大盛り上がりだ。 オリオンが最後の抵抗とばかりにアポロンがまた邪魔しに来たらどうするのかと聞けばここにいる面々でどうにかするとのこと。 それでもアレならオリュンポス計画の工作艦と試験艦も動員するとのお達し。 (あっ…察し)的な表情をしてオリオンは自らが逃げられないことを悟り観念した。ちなみに工作艦の名はデルメル、試験艦はヘスティアである。 「で、俺は何をすればいいんだ?」 伊耶那美命により童顔な筋肉モリモリマッチョマンな水神となったオリオン。 さらっと別神話体系の存在を取り込んで強化してる伊耶那美命に戦慄する此度の危機の元凶も画面の向こうに居たりする。 どうでもいいが、しかしこの場は高天原と浄土とオリュンポスの存在が混在してる上に砂漠の宗教の奇跡まで起きているので今更である。 柏木はオリオンの前に歩み出る。 「超人オリオン、貴方にはティアマト神を弓矢で射抜いて欲しい。」 「狩人といえばやることはそれしかないな…だが俺ではガイア神と同格の存在を打ち倒すことなど不可能だぞ? それが獣性を帯びていたとしても…。」 オリオンの疑問に柏木は頷く。 「やって欲しいのは特殊な弓矢で動きを止めることだけです。」 「特殊な弓矢だぁ?」 柏木が見せたのは死者すら黄泉帰らせる力を持つ神器生弓、そしてもう一つは。 「そっちの明らかに神気放ってる弓はともかくこっちの白木の矢はなんだ? 材質は…オリーブのようだが…他の神話のだがエライ祝福されている気が…(汗)」 「生弓は蘇生の力を持つ神器、矢に使ったオリーブは鳩が持って来たもので平和の祝福が込められてます。」 「なる程死者であるティアマト神を蘇生の概念と平和の概念を以て動きを止めるのか…。」 「それで頭にある魂を撃ち抜いて下さい。」 「ちょっと待て、幾ら俺でもティアマト神の護りを突破して撃ち抜くのは骨が折れるってレベルじゃないぞ!?」 「そこは大丈夫よ。ダーリン。」 アルテミスがふわりと笑い、その背後に巨大な船が浮かび上がる。 それは機動砲艦アルテミスが月女神に合わせ変化した存在。 真体機神降臨、これを画面の外から見て、異なる世界の"彼女"知る者にそんな言葉が浮かぶ。 「私達が貴方が弓を射るお膳立てをするわ。」 「そうか…頼むぜアルテミス!」 アルテミスに笑い掛けたオリオンは柏木へと振り返る。 「それでチョット聞きたいんだが柏木って言ったか、ティアマト神を止めた上で何をする気だ?」 「俺とフェル、それから護衛を連れてティアマト神の身体に飛び移ります。」 385: 635 :2021/03/21(日) 14 07 12 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ おいおい柏木大臣!? 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ 敵地乗り込んで斬首戦術は星見の天文台の基本戦術だが… 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ このメンツで破神でもやんのか? 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ オリオンに新しい宝具追加待ったなし 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ 正しくグランドオーダー的展開 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ 主人公がオッサンなお大臣様だがな!! 名前:名無しのうちう人サン 投稿日:~ なるほど新しい! ざわつく電子の海を他所に白木や大見、ナヨにメルまでまあ柏木だし…で納得している。 「ティアマト神を倒したり、殺したりは不可能です。」 「だろうな。」 「だから別の方法で行きます。日本ならではの、いえ日本でしか出来ない方法で…。」 ほうと関心した様子のオリオン、 柏木は話を続ける。 「ティアマト神は竜神であり、海神であり、その身体が大地となった女神でもあり伊邪那美様、日本の神の一部も取り込んでいます。」 「そして現在のティアマト神の身体を構成するのは対州要塞姫の身体…、対馬でもあるということですよね?」 「そうじゃ、確かにティアマト神の降臨したあの身体は妾のものなのじゃ。」 頷く対州要塞姫に柏木は満足気に頷く。 「つまりはティアマト神は大八十島の一部でもある。」 「柏木、そういうことか!『日本の神としてティアマト神を鎮める』のか!!」 「オーちゃん、そういうこと。」 柏木は全員を見渡す 「神代となったこの対馬、伊邪那美様の神代の言霊を以て彼女を対馬の大地そのものである天之狭手依媛命、 対馬国一宮の祭神であり竜神でもある豊玉媛命として定義し、 この日ノ本の失われた神が復権し、死した創世神が復活した逸話により祀り奉ります。」 「蛭児様ともかく伊邪那美様復活させたのはオメーじゃねえか。」 「白木うるせぇ!」 茶々を入れる白木に柏木は怒鳴り、一同は笑う。 柏木は一咳する。 「そして定義を完全なものとするために俺とフェルで天沼矛をティアマト神の魂、ゲームで言えば頭にある霊基核に突き刺します。」 「逸話故にフェルと柏木しか出来る者がおりませんものね…。」 ナヨは相当危険だがそれしか手段がないと嘆息を吐いた。 ゼルモニターの三島も話に加わる。 『彼女が八百万の神々となれば創作の"彼女"とも剥離する…。柏木センセそういうこったろ?』 「多分無いとは思いますが念の為ね…。」 386: 635 :2021/03/21(日) 14 08 04 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 「そろそろ宜しいでしょうか?彼女も待っているようなので。」 伊耶那美命の言葉に見れば先程の津波を引き起こしたのと打って変わり静かに佇むティアマト。 声が聞こえていたのだろうか? 「ねーねーマサトのおっちゃん!」 「なんだメルちゃん?」 「さっきのモニター破神ってあったけどこれからやるのそうなの?」 「いや…破神とは神を打ち破ること、今回のは神を鎮めること…」 「さしずめ神鎮め(かみしずめ)とも言うべきデショウカ?」 メルの質問に柏木とフェルは答える。 ふむふむと考え、メルは大剣を掲げ伊耶那美命に宣言する。 時代掛かった物語のように。 「之よりメルフェリア・ヤーマ・カセリア、神鎮めを伊耶那美命様に捧げ奉らん!」 「ハハハ、そりゃいい。カッコつけも必要だからな!俺も名乗らせて頂こう。」 オリオンは笑う。 「我が名は超人オリオン改め八百万が一柱オリオン!愛する月女神の名に掛けて神鎮めを成させて頂こう!!」 「キャー!!ダーリン愛してるゥ!!」 「ちょ!?押すな!!だーかーら抱きつくな!?」 「締まらないなオイ。」 387: 635 :2021/03/21(日) 14 10 24 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 以上になります。転載はご自由にどうぞ。 422: 635 :2021/03/21(日) 19 03 02 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 例え相手が何であれマンハントや生物兵器の使用、虐殺など以ての他です。 韓国の場合は報復攻撃だったので。 またそれやると穢から呪詛にも繋がりかねないので神崎島が動きます、神々と共に。 ティ連的にもアウトです。 まあこれ以上の虐殺云々アレなのでドイツ戦後を決定しちゃいます。 日本領独逸 ミュンヘン周辺を除くバイエルン州を含む南部とベルリン含む東部は日本領 主要都市ベルリン、ドレスデン、ニュルンベルク、シュトゥットガルト、ライプツィヒ 軍港であるキール、ヴィルヘルムスハーフェン等は日本領 急速に日本化が進行中、ゲート側欧州使節団が日領伯林市を訪れた際には市街地で日の丸が翻っていた。 ヘッセン大公国(仮) ドイツ西部に左派がハプスブルク家の人間を擁立して建国した国家 主要都市ケルン、ドルトムント、フランクフルト・アム・マイン 海へのアクセス維持の為にエムデンもヘッセン領 言語:ヘッセン語と主張、第二言語:日本語 プロイセン王国(仮) ドイツ北部に右派がホーエンツォレルン家家長を擁立し建国した国家 主要都市ハンブルグ、ブレーメン、ハノーヴァー 言語:プロイセン語と主張、第二言語:日本語 ドイツ連邦共和国 バイエルン州ミュンヘン周辺の地域 この世のもので無くっているが国際的には"存在する"ものとして扱われる。 周辺を日本が封鎖した上で封印が成されている。 国名については仮ということで。
https://w.atwiki.jp/pokelightbw/pages/63.html
赤文字は新しい技 あ 技 威力 命中 タイプ 分類 範囲 PP 備考 アームハンマー 100 90 かくとう 物理 単体 10 アイアンテール 100 75 はがね 物理 単体 15 アイアンヘッド 80 100 はがね 物理 単体 15 アイスボール 30 90 こおり 物理 単体 20 アクアジェット 40 100 みず 物理 単体 20 アクアテール 90 90 みず 物理 単体 10 アクアリング - - みず 変化 自分 20 あくうせつだん 100 95 ドラゴン 特殊 単体 5 あくのはどう 80 100 あく 特殊 単体 15 あくび - - ノーマル 変化 単体 10 あくまのキッス - 75 ノーマル 変化 単体 10 あくむ - 100 ゴースト 変化 単体 15 アクロバット あさのひざし - - ノーマル 変化 自分 5 あてみなげ 70 - かくとう 物理 単体 10 あなをほる 80 100 じめん 物理 単体 10 あばれる 90 100 ノーマル 物理 単体 10 あまいかおり - 100 ノーマル 変化 相手2体 20 あまえる - 100 ノーマル 変化 単体 20 あまごい - - みず 変化 全体 5 あやしいかぜ 60 100 ゴースト 特殊 単体 5 あやしいひかり - 100 ゴースト 変化 単体 10 あられ - - こおり 変化 全体 10 アロマセラピー - - くさ 変化 味方全体 5 あわ 20 100 みず 特殊 相手2体 30 アンコール - 100 ノーマル 変化 単体 5 い 技 威力 命中 タイプ 分類 範囲 PP 備考 いあいぎり 50 95 ノーマル 物理 単体 30 いえき - 100 どく 変化 単体 10 イカサマ いかり 20 100 ノーマル 物理 単体 20 いかりのまえば - 90 ノーマル 物理 単体 10 いたみわけ - - ノーマル 変化 単体 20 いちゃもん - 100 あく 変化 単体 15 いとをはく - 95 むし 変化 相手2体 40 いばる - 90 ノーマル 変化 単体 15 いびき 40 100 ノーマル 特殊 単体 15 いやしのすず - - ノーマル 変化 味方全体 5 いやしのねがい - - エスパー 変化 自分 10 いやなおと - 85 ノーマル 変化 単体 40 いわおとし 50 90 いわ 物理 単体 10 いわくだき 40 100 かくとう 物理 単体 15 いわなだれ 75 90 いわ 物理 単体 10 インファイト 120 100 かくとう 物理 単体 5 う 技 威力 命中 タイプ 分類 範囲 PP 備考 ウェザーボール 50 100 ノーマル 特殊 単体 10 うずしお 15 70 みず 特殊 単体 15 うそなき - 100 あく 変化 単体 20 うたう - 55 ノーマル 変化 単体 15 ウッドハンマー 120 100 くさ 物理 単体 15 うらみ - 100 ゴースト 変化 単体 10 え 技 威力 命中 タイプ 分類 範囲 PP 備考 エアカッター 55 95 ひこう 特殊 相手2体 25 エアスラッシュ 75 95 ひこう 特殊 単体 20 エアロブラスト 100 95 ひこう 特殊 単体 5 エナジーボール 80 100 くさ 特殊 単体 10 えんまく - 100 ノーマル 変化 単体 20 お 技 威力 命中 タイプ 分類 範囲 PP 備考 おいうち 40 100 あく 物理 単体 20 おいかぜ - - ひこう 変化 味方2体 30 おうふくビンタ 15 85 ノーマル 物理 単体 10 オウムがえし - - ひこう 変化 単体 20 オーバーヒート 140 90 ほのお 特殊 単体 5 オーロラビーム 65 100 こおり 特殊 単体 20 おきみやげ - 100 あく 変化 単体 10 オクタンほう 65 85 みず 特殊 単体 10 おさきにどうぞ おしおき - 100 あく 物理 単体 5 おしゃべり 60 100 ひこう 特殊 単体 20 おだてる - 100 あく 変化 単体 15 おどろかす 30 100 ゴースト 物理 単体 15 おにび - 75 ほのお 変化 単体 15 おまじない - - ノーマル 変化 味方2体 30 おんがえし - 100 ノーマル 物理 単体 20 おんねん - - ゴースト 変化 自分 5
https://w.atwiki.jp/touhoukeitai/pages/315.html
No.380 / アドベント 人形 Aミスティ 基本データ 説明 すんだ こえで みんようからメタルまで なんでも うたうふしぎな うたひめ。 タイプ ノーマルひこう 特性 ADVENT タマゴグループ 卵未発見 種族値 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ 合計 80 70 70 70 110 90 490 獲得努力値 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ 0 0 0 0 3 0 分布 場所 階層 Lv 備考 なし その他の入手方法 なし 進化系統 みすちー ┃┗たいようのいしでAミスティ ※全国図鑑 ┗Lv18でミスティア ┗Lv36でEミスティ レベルアップ技 Lv 技名 001 つっつく 004 すなかけ 008 かぜおこし 012 うたう 016 えんそう 020 いやなおと 024 つばさでうつ 028 スマイル 032 ものまね 036 よすずめのうた 040 いやしのすず 044 ハイパーボイス 048 ほろびのうた 技・秘伝マシン技 No 技マシン名 02 ハートブレイク 03 みずのはどう 04 マナチャージ 05 ほえる 06 どくどく 10 よめしゅぎょう 11 にほんばれ 13 れいとうビーム 15 LUNATIC 16 ひかりのかべ 17 まもる 18 あまごい 20 しんぴのまもり 21 かまいたち 22 ソーラービーム 24 10まんボルト 25 かみなり 26 じしん 27 おんがえし 29 サイコキネシス 30 シャドーボール 32 かげぶんしん 33 リフレクター 34 でんげきは 37 すなあらし 40 つばめがえし 42 からげんき 43 ポイズンクロー 44 ねむる 45 あさのひざし 47 はがねのつばさ No 秘伝マシン名 01 いあいぎり 02 そらをとぶ 03 なみのり 05 フラッシュ 07 たきのぼり 人から教えてもらえる技 場所 技名 未実装 育成例
https://w.atwiki.jp/p-rotation/pages/93.html
ローテーションバトルで要注意な技 ローテーションバトルで要注意な技攻撃技あばれる・げきりん・はなびらのまい さわぐ とんぼがえり・ボルトチェンジ ねこだまし はじけるほのお 補助技あくび アロマテラピー・いやしのすず アンコール・かなしばり くろいきり くろいまなざし・クモのす・とおせんぼう パワーシェア・ガードシェア ほろびのうた まきびし・どくびし・ステルスロック まもる・みきり みがわり やどりぎのタネ 攻撃技 あばれる・げきりん・はなびらのまい 攻撃が続いている間は、自分はローテーションできない。 さわぐ 攻撃がつづいている間は、自分はローテーションできない。 サイドにいるポケモンの「ねむり」状態をとく効果もある。 攻撃がつづいている間は、ポケモンが「ねむり」状態にならない。 とんぼがえり・ボルトチェンジ 攻撃が成功した場合、控えのポケモンとのみ交換できる。 控えにポケモンがいない場合、ただの攻撃になる。 ねこだまし そのポケモンが、場に出て初めて攻撃したターンなら可能。(要検証) 一度控えに戻して再び場に出せば、また使うことができる。 はじけるほのお 追加効果の「となりにいるポケモンにダメージ」は発動しない。 補助技 あくび あくびされたポケモンをローテーションしても、次に先頭に出したターンの終わりに眠ってしまう。 アロマテラピー・いやしのすず サイド、控えのポケモンの状態異常も回復できる。 相手側のポケモンにも効果が及ぶ。 アンコール・かなしばり こちらがアンコール・かなしばりをしたターンに相手がローテーションしたときは、 ローテーションされて出てきたポケモンが最後に発動した技に効果が及ぶ。 相手がまだ技を使っていない場合、技は失敗する。 くろいきり くろいきりで、控えのポケモンの能力変化を戻すことはできない(要検証) くろいまなざし・クモのす・とおせんぼう 技をかけたポケモンが先頭にいれば、相手はローテーションはできるが交換はできない。 技をかけたポケモンがローテーションすれば、効果は解かれてしまう。 パワーシェア・ガードシェア 使うたびに、能力値を平均化する。 ローテーションしても効果は残る(要検証) ほろびのうた かけた側、かけられた側共に先頭にいる間のみターンを消費する。 まきびし・どくびし・ステルスロック ローテーションして出てきた相手のポケモンには、発動しない。 交換で出てきたポケモンには効果がある。 毒ポケをローテーションさせて、どくびしを回収することはできない(要検証) まもる・みきり 守った次のターンにローテーションし、再び先頭に戻ってきて守るをしても、成功率は1/2になる。 みがわり みがわり状態でローテーションしても、そのまま維持される。 やどりぎのタネ やどりぎ状態になったポケモンは、先頭になったときのみHPを吸い取られる。
https://w.atwiki.jp/electricarc/pages/26.html
やしきたかじん問題発言集 このページではやしきたかじん問題発言集がナゼ無いのかを検証していきます。 過激発言が多いやしきたかじん氏の発言をここで取り上げていきます。 なぜ急に擁護されるようになったのかまで、詳しく書いていきます。
https://w.atwiki.jp/keikenchi2/pages/282.html
至福…意味はこのうえない幸福。どういうことを幸福に思い、何に幸福を感じるのかは人それぞれ…小さな幸せに 大きな幸せ、その種類もさまざまです。中には常人には理解のできないような…そんなことに幸福を感じる者もいるでしょう。 …私のように… 「チィ…チヒィ…チュイイ…」 今、私の前には小さな小さなかわいらしい子タブンネがいます。子タブンネは私を前に、小さな体を強張らせてプルプルと震えています。 ブルーの瞳いっぱいに涙をため、両手でキュッとかわいいお耳を握って震えまじりの声で弱々しく鳴いているのです。 心の底から私という存在に恐怖しているのでしょう。無理もありませんね、子タブンネの周りに転がっている二体の大人タブンネの死体、 この子タブンネの両親です。どちらもこの世のものとは思えない程の苦悶の表情を浮かべて息絶えています。 手にかけたのは私です。そしてそのほかにも、辺りに飛び散っている真っ赤な肉片…これは原型をとどめていませんが、子タブンネの兄弟だったものです。 これをやったのも私です。3匹いましたが、1匹1匹じわじわと苦しめて苦しめて殺しました。 「みんな死んじゃってたった一人になっちゃったわね?」 私は微笑を浮かべて震える子タブンネに優しく語りかけました。 「チ…チャアア…フィ…」 子タブンネはためていた涙の粒をポロポロと落として「やめてやめて」と首を左右に振りながら後ずさりします。 大量の血や肉片が広がる冷たい地面に、子タブンネが恐怖のあまり流した黄色の液体が染み込んでいきます。 「どうしたの、おばちゃんのお顔に何かついてるの?」 微笑を絶やさぬまま、わざととぼけて一歩一歩子タブンネの方へ足を進めていきます。 子タブンネは腰を抜かしてしまったのでしょう。自分の垂れ流した尿の上で小さな手足を必死にパタパタと動かしていますが、まったく私とは距離をとれていません。 「チャアァア!!」 とうとう子タブンネは迫りくる恐怖に耐えかねて、泣き叫びました。 全身に両親と兄弟の返り血を浴び、微笑を浮かべる私の姿は果たしてこの幼い子タブンネのブルーの瞳にはどう映っているのでしょうか、 悪魔?鬼?いえ、私は悪魔でも鬼でもありません。醜く、2本の角を持つ巨大なムカデ… 私は、ペンドラーです。 では何故ポケモンである私がこんなことをしているのか、捕食のため?いいえ、「至福」のためなのです。 私はタブンネという生き物を殺すことに大きな至福を感じるのです。正確に言ってみれば、死の恐怖に怯える子タブンネを見ていると幸福を覚えるのです。 両親、兄弟を目の前で惨殺し、十分に私への恐怖心を植え付けた最後の子タブンネをじわじわと追いつめてゆっくりと潰していくその時、絶頂を迎えるのです。 この世の中の幸福をすべてかき集めても、恐らく不可能であろう程の大きな至福が、私の脳内をすべて支配してしまうのです。 私は狂っているのでしょう。 私は、大勢の兄や姉に囲まれて生まれました。私が生まれてきた時にはすでに父はおらず、母は女手1つで私達を育ててくれました。 一番末っ子だった私は、特にかわいがられました。優しい母にたくさんのお兄さんやお姉さん…私は幼いながらに、至福を感じました。 私でも幼い頃はこのようなありふれたことにも、至福を感じることができたのです。 しかしそれは長くは続きませんでした。母が森を通る国道で大型トラックに轢かれて死んでしまったのです。 まだ「死」というものも理解できない幼い私達は、厳しい野生の世界に放り出されることになってしまいました。 寝床を確保するどころか、食べ物すらまともに得る手段を知らない私達…たくさんいた兄や姉は日が経つにつれ、次々と数を減らしていきました。 餓死、事故死、病死、肉食ポケモンに捕食されるなど、さまざまな兄や姉達の最後を目の当たりにすることになりました。 しかしそんな中でも、兄や姉は末っ子で一番幼かった私のことを守ってくれました。少ない食べ物を私にくれたり、怖くて眠れない夜には優しく抱いてくれたり、 中には私のことを庇って死んでいった兄や姉もいました。 相次ぐ家族の死に、幼くして大きなトラウマを私は負ってしまうことになりました。そのトラウマに、今後の私の人生何度も付きまとわれることになります。 そしてついに最後の姉も死んでしまいました。原因は人間の撒いた殺虫剤です。最後の姉は殺虫剤による毒に苦しみながら死にました。私は涙が止まりませんでした。 何故自分達がこのような目にあうのか、何故自分はこんなに不幸なのか…自分の境遇を呪いながらも、私は文字通り死にもの狂いになって生きました。何度も命を落としそうになったり、 自分よりも体格の大きなポケモンと戦うことになったりと、多くの辛苦を経て当時フシデだった私はホイーガとなり、ついに最終進化系のペンドラーにまで成長することができました。 そしてその年の秋に私は五つの卵をうみました。 私は五つの卵を抱いて、数十年かぶりの幸せに浸りました。母が死んで以来、幸せなど感じる時はありませんでした。 毎日毎日生きていくのに精一杯の日々、体中には当時の傷跡がいくつも残っています。その傷跡が、時折悲しい記憶を呼び起こす時もありました。 でもついに、私は幸せを得ることができました。この五つの卵は春には孵って子供が生まれてくるでしょう。私は近い未来に至福を感じました。 …でも世の中はそう甘いものではありませんでした。生まれてくる子供のためにも栄養をつけなくてはいけないのですが、食べ物が見付からないのです。 栄養だけでなく、冬を越すためにも食べ物は必要なのですが、ほとんど見付けることができません。 その原因は少し前から始まっていた住宅街の建設工事にありました。住宅街を広げるために私達の住む森が削られ、それにより木の実などが減少したのです。 人間…私は人間という生き物に良い印象を持っていません。母を轢き殺したトラックを運転していたのも、最後の姉を殺虫剤で殺したのも人間でした。 私の体の傷の中には、人間によってつけられたものもいくつかあります。そして今回の住宅街建設… それによって、あの悲劇は起きてしまったのです… その日、冬に備えて少しでも多くの食べ物を手に入れるため、私は巣を後にしました。ここ最近毎日です。巣に卵だけを置いていくというのは不安なので避けたかった のですが、まともに食べ物が見付からず、毎日食べ物を探し回ってもまだまだ冬越しには足りなかったので仕方がありませんでした。 巣に帰る頃には、すっかりぐるりは薄暗くなってきていました。結局その日手に入れることのできた食べ物は木の実数個程度でしたが、それでも大切な食糧、私は木の実を抱えて足早に卵を置いた巣に戻りました。 「え…」 私は抱えていた木の実を落としました。ごろごろと木の実が地面を転がります。そして私の視線の先には、無残にも割られた卵が…五つすべて割られていました…卵を割った犯人は人間です。巣にいくつも靴跡が残っていたのでわかりました。 「なんで…そんな…」 呆然となりました。未来の至福は残酷にも、生を受ける前に消えてしまったのです。頭の中が真っ白になっていくのを感じました。 これは、害虫駆除という名目で行われたものでした。毒を持つ私達フシデ族は、人間にとってはいわゆる害虫という部類のもので、 特に私のようなペンドラーは「相手を追い詰めて角で攻撃、とどめを刺すまで容赦をしない」と図鑑にも書かれており、より人間に危険な存在として知られていたのです。 住宅街が完成間近になり、もうすぐ多くの人間がそこに入ってくることになります。そこで危惧されたのが、削った森に住んでいた私達による、害虫被害でした。 そういったことから人間達は、近くに住む私達の駆除を行ったのです。五つの卵は害虫駆除ということで割られてしまったのです… 私が、害虫駆除の人間に見付からなかったのは、遠くまで食べ物を探しにいっていたからでした。 卵の残骸を見た私の頭の中で、死んでいった兄と姉達の悲鳴、苦しみ、表情がフラッシュバックしました。私は外に飛びたした… 私はあてもなく森の中をさまよっていました。あれから三日経ちましたが、どうすごしたのか記憶にありません。覚えているのは巣の近くにあった木に何度も何度も狂ったように頭をぶつけたことくらいです。 末だ血の滴る頭、朦朧とする意識のなか、私は歩き続けていました。 …私の人生は一体何だったのだろう?幼くして野生の世界に放りだされ、兄や姉が目の前で死んでゆき、やっとつかんだ幸せはいとも簡単に潰されてしまった…私の生きる意味って…? 私は…? 私の…? その時でした、自問自答を繰り返す私の耳(?)に無邪気な子供の声が聞こえました。声のする方に目を向けてみると、人間の子供が三人ほど森の広場で遊んでいました。当然私の存在には気付いていません。 人間…私の幸せをすべて奪った張本人…その瞬間私の頭の中から自問自答は消え、殺意というどす黒い感情にかわりました。 「殺す!!」 私は怒りのまま、人間の子供に向かって走りました。人間の子供など、私が攻撃をすれば一撃で潰れてしまうでしょう。 ………ところが、私の足は人間の子供に当たる前に止まりました。人間の子供に近付く私以外のポケモンの姿が見えたからです。 「ミィ♪ミィ♪」 天使の羽のような耳、クリームのようなふわふわな尻尾、ハートの肉球に、ピンクの体…タブンネというポケモンでした。 そのタブンネは親子で、母タブンネに子タブンネが二匹、それと赤子タブンネに卵でした。 「ミッミッ♪ミィイ~ン♪」 母タブンネは赤子タブンネと卵を抱え、人間の子供に甘ったるい声で鳴きました。子タブンネ達は母タブンネの後をヨチヨチとついていきます。 危険な人間に自分の子供を連れて近付くなんて、何て危ないことをするポケモンだろうと最初は思いました。でも人間の反応は意外なものでした。 近付いてくるタブンネ親子に気が付くと「あ、タブンネだー」「かわいい~」「ちっちゃいのもいるー」とタブンネ親子の周りに集まってワイワイ騒ぎだしたのです。 「ミィ♪ミィミィ♪」 すると母タブンネはさらに甘えた声をだし、両耳を揺らしてフワフワの尻尾をふりふりさせ、両手に抱えた赤子と卵を見せるようにして、物欲しそうな目をして人間のことを見つめました。 子タブンネ達も「チィチィ」「チュイイ♪」と母親のように人間に甘えます。小さな尻尾をパタパタ振って人間の足にまとわりつきます。 「かわいい~」 人間は子タブンネを抱き上げたり、頭をなでたりしています。子タブンネも嬉しそうに「チィ~イ♪」と鳴きます。 「チィチィ♪」 すると一匹の子タブンネが人間の持っているお菓子の袋をちょいちょいと引っ張りだしました。それに気が付いた人間は怒るどころか、にっこりと微笑んで 「子タブちゃん、これがほしいの?」とお菓子の袋を子タブンネに見せました。 子タブンネは目を輝かせ「チィ!」と大きく頷いて人間に小さな両手を差出ます。 「かわいいなー、はい、たくさんあげるよ」 人間は袋からお菓子を出して子タブンネの両手いっぱいにお菓子をわたしました。 「チュイ~♪チィ~♪」 ぴょんぴょんはねて喜ぶ子タブンネ。するともう一匹の子タブンネも「ぼくにもちょうだいよ~」と言わんばかりに人間に両手を差し出してチィチィ鳴いて甘えます。 「アハハ、わかったわかった、みんなあげるから」 「チィ~~♪」 お菓子をもらった子タブンネ達は体全体を使ってそれぞれ喜びを表現しています。それを見ている人間の目はとても楽しそうでした。 ほかの人間も「じゃあわたしはお母さんタブンネにこれあげるよ!」と母タブンネに木の実をいくつか手渡しました。 母タブンネは、自分のフワフワの尻尾の中に木の実を入れると人間に「ミッ♪」とお礼を言ってちょこんと頭を下げました。 その後も人間とタブンネ親子の戯れは続きました。母乳を飲む赤子タブンネをみんなで眺めたり、卵に耳を当ててみたり、甘える子タブンネに高い高いをしてあげたり、子タブンネの肉球にさわったり… 「ミッミッ♪」 「チュィイ~♪」 「チッチィ♪」 聞こえてくるタブンネ親子の楽しそうな鳴き声…お菓子を頬張る音… それを黙って木の陰から見ていた私は、何故か言いようのない怒りに苛まれ、震えていました。 何なんでしょう、この言葉では表現のできない感情は…ただ、自分の視線の先でお菓子を頬張るタブンネ親子に大きな憎悪が湧き上がってくるのです。 人間が自分の子供を殺したのにあのタブンネの子供にはかわいいかわいいと言って一緒に楽しく遊んでいることに対してなのか…? 自分の得ることのできなかった幸せをタブンネが得ていたことに対する嫉妬からなのか…?とにかく心の底から憎しみが湧いてくるのです。 …かわいいって何なのよ、あんな他人の食べ物をねだるような意地汚い生き物の何がかわいいというの…? 私はさんざん苦労をして食べ物を得ているのにあのタブンネという生き物は何なのよ!?ただミィミィ甘ったるく鳴くだけで食べ物が手に入るって何なのよ!? 人間は何であんな生き物のことをよく思うの!?私なんて…私なんて生まれてから一度も人間に危害を加えたことなんて無かったのに害虫扱いをされて、卵を壊されて…食べ物をねだってくるあいつらの方がよっぽど害獣じゃない!! その時、人間に向けていた恨み、殺意、すべての憎悪が歪曲し、百%タブンネに向いた瞬間でした。 憎い…許せない…潰してやる!お前らのその幸せを!滅茶苦茶にしてやる! 私に中の何かが音を立てて崩れていくのを感じました。 「ミィ~♪」 「チィチィ♪」 「チャイ♪」 人間と別れたタブンネ親子は両手や尻尾にたくさんの木の実を持って巣へと戻る道を歩いています。 はしゃいで走り回る子タブンネ、それをニコニコして「走ると危ないわよ」と注意する母タブンネ…とても幸せそうな親子です。 そんな親子に背後から私は近付きました。 すると母タブンネの耳がピクリと反応し、私の方を振り返りました。タブンネは聴力がいいとは聞いていましたが、それはたしかなようです。 興奮し、息が荒くなり目が血走っている私を見て、すぐに正常ではないと察したのでしょう、母タブンネは子タブンネ二匹を自分の背中にやり「ミッ!」と私を威嚇しました。 子タブンネ二匹は私の姿を見て「ミュイイ…」と震えています。 母タブンネは一瞬逃げようかどうか迷ったようにしていましたが、両手に赤子と卵を抱えて子供二匹を連れて逃げるのは困難だと判断したようです。 「…私、怖いの?」 血走った目を笑わせ、威嚇をする母タブンネに静かに話しかけました。思えばこの瞬間からすでに狂いだしていたのでしょう。 「ミィイ!ミィミィ!」 母タブンネは依然として私を睨みつけて威嚇をしてきます。そして「私達に近付かないで!」と言わんばかりに首を向こうへ行けと動かします。 「そう…」 私は小さく呟きました。そして顔を上げ、目から笑みを消して母タブンネを思い切り睨み返し、 「あんた達もそうやって人間みたいに私のことを阻害するのねっ!?」 と威嚇を続ける母タブンネを思い切り突き飛ばしました。 「ミグィ!!」 母タブンネは木に叩き付けられ、その拍子に両手の赤子と卵を取り落しました。放り出された赤子タブンネは突然の痛みにピィピィ泣きわめき、卵はゴロゴロ転がります。 「ミィイ!」と痛みに顔をゆがめながら赤子と卵のもとへ向かおうとする母タブンネ、しかし私はそんなことを許しません。角で母タブンネの足を引っ掛けます。 「ミガッ!」 母タブンネは何とも間抜けな声を出して地面に顔面をぶつけました。そして私は鼻血をダラダラ流して涙目になる母タブンネを再び木に叩き付け、角で何度も何度も打ち付けました。 そのたびに母タブンネの「ミベ!」 「ミア!」 「ミィ!」 と短い悲鳴が聞こえてきます。 子タブンネ達は小さな手で両耳を塞いでキュッと目をつぶり、プルプル震えて二匹寄りそっています。 母タブンネに角を打ち付けているうちにバキッと音を立てて木が折れてしまいました。少しばかりやりすぎたようです。冷静さを少し取り戻した私は倒れたままの母タブンネを見下ろしました。 「ミヒィミェ…ミィ…」 そこには体中痣だらけで、顔もボコボコになり前歯もすべて折れた血にまみれた母タブンネがいました。息も絶えた絶えで、立ち上がることも困難でしょう。 「その低度?さっきの威勢はどうしたの?」 私は見下ろしたまま意地の悪いことを言ってやりました。どうやら性格まで変わってしまったようです。それとも私は元々こういう性格だったのでしょうか? 「ウミィ…ウミィイ…」 母タブンネはボロボロの顔を上げて私のことを見ました。 ここで、てっきり私は悔しさと屈辱のあまり母タブンネが攻撃を仕掛けてくるのかと思いました。 どんなに自分の不利な状況でも、逃げられなければ相手に向かっていかなくてはならない…私が野生の世界で学んだことです。 「ミィィ~、ミィィ~ン、ミィ~」 ところが母タブンネは命乞いをしてきました。青い瞳をうるうるとさせ、胸に手を当てるというポーズをとり、「お願い、助けて、殺さないで…」と必死に懇願してきます。 すると子タブンネ二匹も私の周りに集まってきました。母タブンネの命乞いに唖然とする私を見て手応えがあったとでも思ったのか、「ミィ~ン」 「チィチィ」と媚びてきました。 天使の羽の耳を揺らし、フワフワのクリームのような尻尾をかわいく動かし、甘えるように鳴いてきます。そんな姿を見て私は思いました。 ー親が親なら子も子ね…ー 普通の者ならあの人間達のようにかわいいと思ったでしょう、しかし先ほど遠目に見せられた媚びを、今目の前で見せられた私の気分は最悪でした。感じるのは嫌悪だけです。 そもそも野生界で生きる者が相手に対して媚びて許してもらおうなどと、どんな思考回路をしていればそこに行きつくのか… 野生界で媚びて許してもらおうなどという考えは言語道断、そんなことをしたところで問答無用に殺されるだけ…私の兄や姉のように… このタブンネ親子は本当に野生に生きているにか疑わしくなる…まぁ差し詰め今日のように人間に甘えてエサをもらいながら生活してきたのだろう。今思えば随分手慣れたものだった… 人間と接するうちにこいつらは自分達の世界一かわいい存在とでも勘違いして自分達がかわいく媚びればどうにでもなるとでも思っているのだろう。 …腹が立つ!!今すぐその媚びた面を絶望に染めてやりたい!! あの媚びた耳も尻尾もすべて忌々しいものにしか私の目には映らない…。ならばまずはそれを無くしてやろう、そう私は思いました。 そこで先程から放置状態の卵の上に私は足を乗せました。 「ミィ!?ミィィミィ!!」 「チィィ!」 「チィチィ!」 すると母タブンネが先程まで瀕死寸前だったとは思えない程に声をあげます。傷も所々ふさがっているし、どうやら「さいせいりょく」のようです。 子タブンネ達も卵に足を乗せる私に対して何か訴えています。「たまごになにをするの!?」といったところでしょうか。 私は無言で自分の体の毒の棘を一本折って母タブンネの前に投げました。母タブンネは「?」という感じで私を見上げます。私の意図がわからないのでしょう。 「その棘であんたの子供の耳を滅多刺しにしな、その後尻尾も千切って私の前に差出しなさい。全員分よ」 私は抑揚のない声で母タブンネに指示しました。 「ミィイ!?ミッ、ミィミィミィ!」 母タブンネは指示を聞くと、顔を青くして「そんなことはできない!」と首をブンブン振ります。 子タブンネ達も私の言葉を理解したのか、震えながら小さな手で自分達の耳や尻尾を庇うようにしています。 「そう、出来ないの?それじゃあ…」と私は足に少しずつ体重をかけていきました。 ミシミシ…と卵の軋む音が聞こえてきます。聴覚の優れたタブンネには、より大きく聞こえるでしょう。 「ミイイイイイ!!」 「「チィイイ!!」」 母タブンネと子タブンネ達はやめて!と悲鳴を上げます。 「じゃあ、出来るの?できないの?やるかやらないかはっきりなさい」 「……ミィ…」 暫しの間青い顔を俯かせていた母タブンネでしたが、意を決したように毒の棘を拾い上げて子タブンネ達の方に向き直りました。 その瞳からはポロポロと大粒の涙が流れ出しています。 二匹抱き合って怯える子タブンネ。そんな二匹のうちの一匹に母タブンネは手を伸ばしました。 「チュイィィ…」 母タブンネの手の中で、選ばれた子タブンネはプルプル震えて泣いています。しかし暴れたり逃げたりする様子はありません。 未来の弟か妹になる卵が人質になっているのだから当然ですね。 「ミィィ」 母タブンネは子タブンネの耳にゆっくりと棘を近付けていきます。一思いにやってしまえば良いものを…、それでは子タブンネに余計な恐怖を与えるだけだというのにまったく馬鹿なものです。最も、あんなに震えた手ではまともに耳に狙いをつけられないのでしょうが。 「チュイイ…」 子タブンネは目をキュッとつぶって小さな拳を握り締めています。卵を助けるために覚悟を決めたようです。 残り一匹の子タブンネは不安そうにしてその子タブンネを見ています。 「チギャアアアァァア!!」 棘の先が耳に触れた瞬間、子タブンネの絶叫が辺りに響き渡りました。子タブンネは母タブンネの手を振りほどき、耳を押さえて転げまわります。 どうやら聴覚が優れているだけあって、そこに神経が集中していて想像以上の激痛が走ったようです。 母タブンネもその子タブンネの様子にオロオロしていましたが、すぐに思い出したかのように子タブンネにいやしのはどうを放ちました。 いやしのはどうで痛みは多少軽くなったようですが、予想を超える激しい痛みにより、子タブンネの覚悟はすっとんでしまったらようで、泣きながらもう一匹の後ろに隠れてしまいました。 「ミィ…」 母タブンネはどうしたら良いのかわからなくなってしまったようです。あんなに痛がっている子タブンネを傷つけたくない…しかし卵も助けなくてはならない…。母タブンネの頭の中では、それらが葛藤していることでしょう。実にじれったい… 「…ミィ」 不意に母タブンネが私の方を見てきました。そして私が足を乗せる卵と私のことをを交互に見て… 「ミィ~ン、ミッミィ~」 命乞いです。 土下座をして必死になって情けを求めてきました。子タブンネ達も両手を胸の前に合わせてお願いお願いポーズをとっています。 これには私も心底腹が立ちました。こいつらはこの期に及んでもまだ、自分達が媚びれば何とかなると思っているのか… 「ミッミィ~、ウミィ~」 「チィチィ~」 「チャイ~」 冷静になっていた私の頭に再び血がのぼってきました。頭のてっぺんが熱くなっていくのを感じます。 この期に及んで…この期に及んで…この期に及んで… ぐちゃっ 私は卵を踏み潰しました。辺りに半透明の液体が飛び散り、微かに「チビャ!」という断末魔が聞こえました。孵化寸前だったようてす。この卵が、私の至福の最初の犠牲でした。 「ミ…」 母タブンネは音を聞いて恐る恐る下げていた頭を上げます。 「ミ…ミ…ミ…ミィヤアアアアアア!!!」 「チビェェェェェェン!!」 親子タブンネの悲鳴がはもりました。 「ミェェェ…グスッ、ミェェン…グスッ」 母タブンネは何を思ったか泣きながら卵の破片と液を短い手でかき集めだしました。 常人が見れば悲痛な光景でしょうね。しかし私は何も思うことはありません、すべてはこいつらの甘い考えが招いたこと、同情の余地無しです。 「さて…」 次に私は赤子タブンネに足を乗せました。「チュピ…ヂィィ…」と赤子が苦しそうに鳴きます。 すると母タブンネはハッと私の方を見て「ミィイ!」と赤子タブンネを助けるために向かってきました。 母タブンネを軽く跳ね除け、私はさらに赤子タブンネに体重をかけます。 「ヂア…ピ……ピィィ……」 いよいよ赤子タブンネの声は死にそうなものに変わります。母タブンネは打ち付けた背中を押さえてもう片方の手を赤子タブンネの方に伸ばしています。 目から滝のように涙を流して、子タブンネ達も「もうこんなことしないで!」とピイピイ鳴いてきます。 「…なめてんじゃねぇっ!!」 私はそんな甘ったれたタブンネ親子を怒鳴りつけました。驚いたタブンネ親子は静かになります。 「あんたら私のことなめてんの?あんたらの気持ち悪い媚びなんかなぁ、野生ポケモン相手には一切通用しないのよ!人のことなめんのもいい加減にしなさいよッ!私は本気よ、早くやりなさい!次はこの赤ん坊を潰すわよ!?」 「ミヒッ……」 母タブンネの表情が絶望に変わりました。少しでも命乞いで助かるとでも思っていたのでしょうか? 「ミィ…」と母タブンネは子タブンネに目を向けます。 目の合った子タブンネは逃げだしましたが、母タブンネは素早くその子タブンネを捕まえました。やっとこうするしか方法のないことを母タブンネは理解したようです。 「ヂィィヤァ~!!チィヤ、ヂィヤ!!」 でも子タブンネの方は大暴れ、先程の覚悟は欠片すらありません。もうすっかり刺される痛みにトラウマのようです。 「お願い、これしか赤ちゃんを助ける方法が無いの!我慢して!」と母タブンネが説得しますが子タブンネは大泣きしてイヤイヤと首を振るばかりです。ああじれったい… 「あと五秒でやんないと赤ん坊潰すわよ」 「ミヒィ!?」 母タブンネの表情が青ざめます。卵を潰したのだから私が本気だということは十分理解しているでしょう。 母タブンネは体中の水分を出しているのではないかと思う程涙を流してイヤイヤと首を振る子タブンネを見下ろします。もう選択の余地はありません。 「ミィィ!」 母タブンネはギュッと目をつぶって棘を持った手を振り上げました。 「ヂィビィぃぃイイイ!!」 「チィギャアアァァァア!!」 静かな森に二匹の子タブンネの絶叫が木霊しました。 母タブンネは子タブンネ達の両耳を棘で滅多刺しにしていきます。子タブンネは目を見開いて大絶叫です。あの媚びた声からは想像がつきません。 私がやらせていることながら恐ろしいものです。ですが何故でしょう…そのときの私はとても楽しい気分でした。 鳴きながら棘を我が子に刺しまくる母タブンネ、そして身を裂かれんばかりの痛みに泣き叫ぶ子タブンネ…とても愉快です。 「ヂィ…ヂ…ィ…」 母タブンネが手を止める頃には子タブンネは叫びすぎて声が枯れてしまっていました。もう一匹は白目を剥いて失神しています。穴と血だらけの子タブンネの耳からは血液とそれともつかない液体が流れ出していました。 「ミィィー、ミィミィ!」 母タブンネは痛みに苦しむ子タブンネに「ごめんね、よく頑張ったわ」と呼びかけながらいやしのはどうを放ちます。 みるみるうちに子タブンネ達の耳の穴は塞がっていき、出血もとまりました。痛みも大分楽になったようです。 失神していた子タブンネも目を覚まして立ち上がります。そんな子タブンネの様子に、母タブンネは安堵の表情を浮かべました。 「チュイ…エグ、エグ…」 「チェェン…」 「…ミィ…」 しかしタブンネ最大の長所であり、アピールポイントの耳はいやしのはどうで傷をふさいだものの、完全に再生させることは不可能で、ボコボコに変形した奇形になっていました。もう媚びに使うことは無理でしょう。子タブンネは大切な耳がこんな姿になってしまったのが悲しいのか、奇形になった耳に手を当ててポロポロと涙を流していました。 今、子タブンネは存分に喪失感を味わっていることでしょう。 子タブンネの不恰好な頭に私は思わず吹き出しそうになりました。忌々しい媚耳を奪うことができて私の心は晴れやかです。 次にこの子タブンネは尻尾も失うのだと思ったら楽しくて仕方がありません。 「次、尻尾よ」 子タブンネの奇形になった耳ぺろぺろなめていた母タブンネの動きが固まりました。 「お願い…尻尾だけは…」と言いたそうな目で見てきましたが、私が睨み付けると母タブンネはまだ耳の喪失感でえぐえぐ泣く子タブンネのフワフワの尻尾に手をかけました。 「ヂィイイ…!!」 「チュピ!チュピィィイ!!」 再び静かな森に子タブンネの絶叫が木霊します。先程とは違い、一匹の声は枯れてガラガラでしたが。 ついに子タブンネはもう一つの媚道具のフワフワの尻尾も失ってしまったのでした。そのあと差し出された二匹の尻尾を踏みにじってやった時の反応は最高でした。 これで私の目に映る子タブンネの忌々しい媚道具をすべて消すことができました。もうこんなものをかわいいなどと思う者はいないでしょう。 「ミィミィ」 私が満足感に浸っていると、母タブンネが私の足元を指して「言う通りにしたのだから赤ちゃんを解放して」と訴えてきました。 「わかった、返してやる」 ポイッ 「チピャア~~~!!」 早く返してと手を伸ばす母タブンネを余所に、私は赤子タブンネを空高く投げ飛ばしました。 「ミヒャアア!」 驚いた母タブンネが急いで落下予測地点に走ろうとしましたが、私が角で足を引っ掛けると、また転んで顔を地面に打ち付けました。学習能力はゼロのようです。 「チピャアア~~~ チべッ!!」 べちゃっ 母タブンネが顔を押さえてのた打ち回っているうちに、赤子タブンネは地面に全身をたたきつけられ、内臓が飛び出して即死しました。 飛び出してきた赤子タブンネの臓物が、母タブンネの体にペシャリとついてピンクの毛を赤く染めていきます。 「ミ…ミェェェェェン!!」 卵の次に赤子タブンネを失ってしまった母タブンネ、赤子タブンネの死骸を抱き上げて私に「どうして!?」と涙目で抗議してきました。 「私はあんたに赤ん坊を返したわ、それを受け取れなかったのは自己責任じゃない」 「ミ!?ミッミィミィ!!」 それはあなたが私を転ばせたからだと母タブンネは言いました。 「私のせい?馬鹿言わないで、転んだのもあんたの責任よ。大体さっき私が同じ方法であんたのこと転ばせたわよね?ふつうはそこでもう同じ風に転ばないようにと学習するものなのよ、なのに何の学習もしないで勝手に転んでおいてそれを人のせいにして自分を正当化しようとするなんて母親失格ね」 「ミッェェェエエエエエン!!」 ノータリンで私に反論する言葉すら見付からないのか、母タブンネは死んだ赤子タブンネを抱き締めて号泣しました。 まったく、そんなことをしている暇があるのでしょうか?赤子タブンネが死んだというのに子タブンネ二匹の泣き声が聞こえないことに気が付かないのでしょうか… 「オイ」 仕方がないので教えてやることにしました。 「ミィ…? グスッグスッ」 「あんたの子供二匹も大変なことになってるわよ」 「ヂァ…ピィイ…」 「フィ…フィィ…」 子タブンネ二匹は毒を食らって苦しんでいました。毒の棘で滅多刺しにしたのだから当然です。いやしのはどうで傷口をふさいでも毒は体内に残りますからね。 「ミィイ!?」 母タブンネは子タブンネ達の様子に気が付き慌てていやしのはどうを放った後、自分の尻尾の中を探ってモモンの実を取り出しました。人間から貰っていた木の実です。なるほど…ノータリンでもその低度の知識くらいはあったようです。 私は素早く母タブンネの手からモモンの実を角に刺して奪いました。 「ミィイ!ミィミィミィ!ミッ!!」 母タブンネは返して返してと手を伸ばしますが、短足なので私の角の先に刺さった木の実にはとても手が届きそうにもありません。 さて、ここでこのタブンネ親子はどうするでしょう。子タブンネが毒で苦しんでいるのにモモンを奪われてしまった。さらに子タブンネは様子からしてリフレッシュを覚えていない…母タブンネはどう行動に出るのか、 私の予想が正しければ… 「ミィミィ!」 母タブンネは子タブンネに、もう一方の子タブンネの方を指して「あなたのいやしのこころであの子を治してあげて!」と言いました。予想通りです。 子タブンネの耳と尻の傷の治り具合を見てみればすぐに「さいせいりょく」か「いやしのこころ」かがわかります。 私が見てみた結果、一方が「さいせいりょく」でもう一方が「いやしのこころ」でした。子タブンネ達が毒を食らえば「さいせいりょく」の母タブンネは必ず一方にいやしのこころでもう一方を治すようにと指示をするだろうということは容易に想像することができました。 私はそれを利用してこいつらに新たなる絶望を与えるゲームを思いついたのです。 「チュイイ…」 いやしのこころの子タブンネは兄弟を助けるために毒でふらつきながらも立ち上がります。そんな子タブンネに私は言いました。 「いいこと教えてあげる、あんたにこのモモンの実を食べさせてあげるわ」 と角からモモンを抜いてみせると「チィィ?」と子タブンネの目に希望の光が宿りました。しかしそれも束の間、次の私の言葉が絶望に突き落とします。 「…ただし、いやしのこころを発動させなければね」 タブンネ親子の表情が凍りました。小さな子タブンネにもこの言葉の恐ろしい意味が理解できたようです。 いやしのこころを使えば兄弟が助かる、だが自分は毒で死ぬ…いやしのこころを使わなければモモンの実をもらえるので自分は助かるが兄弟が死ぬ… 兄弟の命か自分の命…まさに究極の選択と言えるでしょう。 ちなみに赤子タブンネを殺した理由は、赤子タブンネも特性が「いやしのこころ」だったので(母タブンネが取り落とした時の傷が治っていなかった)このゲームの邪魔になると判断したからです。 「ミィィ、ミッミッミッ!!」 母タブンネが何か訴えているようですが、無視します。さて、いやしのこころの子タブンネはどうするでしょう?私は成り行きを見守ります。 「ヂュピィ…」 子タブンネはこの究極の選択にかなり悩んでいるようですが、毒状態では悠長にはしていられません。 母タブンネがいやしのはどうで時間を稼いでいますが、そのうちPPが切れ、「ミヒャアアァ!」とパニックになっています。 「チヒィ…チヒィ…チャ…」 子タブンネの体力も毒に蝕まれて刻々と死へと近付いていきます。もう考えている時間などありません。それとも二匹一緒に死ぬのでしょうか? 「時間ないわよ」 「チ…チビィ…ヂ…」 時間がないと聞いて、いやしのこころの子タブンネはもう片方の子タブンネに目をやりました。 「チビ…チビィ…チャイィ…フィィ…」 さいせいりょくの子タブンネは地面に横たわり悶絶しています。体は小刻みに震え、ダランと舌をたらして白目を剥いてもう二分と持たない状態です。 「フィ……ィ」 いやしのこころ子タブンネも最早立つこともできない状態でしたが、這うようにして兄弟に近付いていき、「チィィ」と最後の力を振り絞って兄弟に抱き着きました。 すると、さいせいりょく子タブンネの顔色が徐々に良くなっていき、パチリと目を開きました。 「ヂガ…ハッ…」 それと同時にいやしのこころ子タブンネは吐血して力尽きました。この子タブンネは自分の命より兄弟の命を選んだようです。 「チ、チィィ?チィィ?」 立ち上がれるまでに回復した子タブンネは、死んだ子タブンネの体を「どうしたの?おきてよ」と揺すりますが当然もうその子タブンネが目を覚ますことはありません。 「チィイ?チィ、チィ、チィ!?」ねぇおきてよ!ねぇっ、ねぇっ、ねぇっ!!と子タブンネの声も次第に大きくなっていきます。 「その触覚を胸に当ててみなさいよ」 「…チィ?」 私のアドバイスを聞いて子タブンネは死んだ兄弟の胸に触覚を当てます。何の音も聞こえないでしょう。 「チ…チビィ!!チビィ!!」と子タブンネは悲鳴を上げて飛び上がりました。やっと兄弟の死を理解したようです。 「この子はね、あんたのために死んだのよ?あんたのことを助けるために死んだのよ? …あんたのせいで死んだのよ!!」 「チビェェェーーーーーーーン!!」 責めるような口調で言ってやると、子タブンネは兄弟の死骸に縋り付き「ごめんね!ごめんね!」と頭を何度も何度も下げながら大泣きしました。 まったく、先程から泣いてばかりでやはり甘ったれた連中です。 しかし、兄弟の死骸に縋り付いて罪悪感と絶望の中で泣きじゃくる子タブンネの顔を見ていると、私の心は今までにない程に満たされていきました。 「ミガーッ」 その時、背後から母タブンネの唸り声がしました。 「ミギィーッ!!ミビィィー!!」 卵と子供二匹を失って母タブンネはついにキレたようです。私に向かって声を上げてつっこんできました。あれはたしか、すてみたっくるという技です。 今頃攻撃してくるなんて遅すぎますね。 私は敢えてよけずに母タブンネの怒りの攻撃を受けました。 「ミヒィ!ミギーッ!!」 攻撃が当たったことで調子に乗った母タブンネはもう一発仕掛けてきましたが、今度は当たる前に母タブンネは体制を崩して倒れました。つくづく学習しない生き物です。 「ミゲ…ミグァ…」 母タブンネは最初の攻撃で私の毒の棘に触れ、毒を食らってしまったのです。 「あんたアホ?」 「ギィイ…!ミグギァァ…!!」 母タブンネは何とか立ち上がって私に攻撃を仕掛けようとしていますが、毒状態では立っているのがやっとのようで、苦しそうに唸ることしか出来ていません。そのうち、母タブンネはバタリと倒れました。 「あーあ、子供の仇をとるどころか毒を食らってその様か…。情けないわね」 「ミグァ…ミギュア…!!」 母タブンネは苦しみながらも私を睨み付け、威嚇してきます。ひどく滑稽としか言いようがありません。 失笑しそうになりながら私は先程奪ったモモンの実を出しました。 「ほらほら、モモンの実よ~」 嘲笑するように私は母タブンネの目の前にモモンの実をちらつかせます。母タブンネは威嚇しながらも、時折モモンを目で追っているのがわかります。 「私に土下座したらこれあげるわ」 「ミガーーァ…ミギィイ!!」 そう言ってやると、母タブンネは「ふざけるな!誰がお前なんかに!!」と言ってきました。 「あら、さっき簡単に土下座してたじゃない」 「ミグゥゥ…!!」 先程とは状況が違うとでも言いたいのか、とにかく母タブンネは卵と子供二匹を殺した相手に土下座など死んでもしたくないらしい。こんな生き物にプライドなんてあるのかしら? 「まぁ、するかしないかはあんたの勝手だけど。…でもこのままあんたが死んだら残った子供はどうするんでしょうね?」 すると母タブンネはハッとして、子タブンネのことを見ました。子タブンネは「やだ~!!ママまでしんじゃいやだ~!!ぼくひとりぼっちになっちゃうよー!!」と泣きながら母タブンネに縋り付いています。 「保護者を失った子供はすぐに野生ポケモンに食べられたりして死んじゃうんじゃないの?かわいそうに…」 さらに追い打ちをかけてやると、母タブンネの体がプルプルと震えだし、瞳からはポロポロと涙を流し出しました。そして拳で地面を一発ドンと殴ります。 私の言う通りに土下座をするしかないと悟った瞬間でしょう。体が震えているのは悔しさから、そして流す涙は悔し涙のようです。 「ミュィィ…」 母タブンネは私に土下座をしました。残った子供のために、子供の仇である私に屈したのです。 自分の子供を奪った者に対して土下座をするというのはどれ程屈辱的なことなのでしょうか…母タブンネの震えは大きくなってゆき、ギリギリと歯を食い縛る音が聞こえます。 「不様ね、どう?子供を殺した相手に面下げる気分は?」 「ウビィィ…ウ…ウギィィ…」 母タブンネの涙の水たまりが広がっていくのがわかります。相当悔しいのでしょう。 「でも、約束だからあげるわ」と私はモモンを転がしました。そして、母タブンネがそれを取る瞬間、ベノムショックを放ちました。 「ミグぇあ、ミビィァァ……ァァ……ヒァ……」 毒状態でのベノムショック…その威力は計りしれないでしょう。母タブンネが息絶えるまで然程の時間もかかりませんでした。 「チィヤアアアアア!!」 耳が奇形になり、尻尾を無くした子タブンネが母タブンネの死骸に縋り、「ママ!おきてよママ!いやだ!!いやだぁぁ!!」と号泣しています。 かわいい…。 私は初めて子タブンネのことをかわいいとおもえました。さっきの媚びた面よりその方がよっぽどかわいいじゃないの、健気で、いじらしくて、滑稽で…。大きな瞳からいっぱいに涙の粒を落として実にかわいらしい… そして潰したくなる… 「チビャッ!」 私は子タブンネを投げ飛ばしました。地面に落下してポテ、ポテ、と転がる子タブンネに次は角を軽く突き刺します。 「ヂビィィィ!!」 子タブンネは角に刺さったまま宙ぶらりん状態になりました。 「ヂビュ…ヂュピィ……」 死にはしないものの、苦しそうに息をする子タブンネを私は暫しの間、堪能しました。 逃れようと小さな手足をパタパタと空中で動かしながら必死に動かない母タブンネの方へ「チャィ…チィ……!」と助けを求める子タブンネ…そのうち毒も食らって徐々にその動きも弱弱しくなっていきます。 「…チュィ…」 すると子タブンネが、涙を流しながら私に何か訴えてきました。目を見ればわかります。 「なんでぼくのかぞくをころしたの?ぼくたちがなにをしたの?」でしょう。そんな思いが子タブンネの青い瞳からはよく伝わってきます。 「…何でだと思う?」 「…チピィ…?」 「あんたみたいに親や人間に甘やかされて育った奴にはわからないでしょうねっ!!」 ドズンッ 私はそのまま角ごと子タブンネを地面にたたきつけました。 「チビャア!!」 「私の苦しみ!」 ボスッ 「ヂィッ!!」 「悲しみッ!」 ゴッ 「ヂャアイ…!!」 「悔しさッ!!」 ドッ 「ラ…ガ…」 「あんたらみたいに一匹じゃ何にもできないクズゴミ以下の存在が幸せになんかなっちゃいけないのよっ!!」 気が付いた頃には自分の目の前には巨大なクレーターができていて、その中心には子タブンネだった赤い塊が落ちていました。 私は周りを見渡しました。潰れた卵、内臓の飛び出した赤子タブンネ、毒で苦悶の表情のまま死んでいる子タブンネと母タブンネ… つい先程まで幸せにしていた親子タブンネを、私は潰したのです… 「………フフッ」 口元が自然と歪み、顔に笑みが浮かび上がってきました。この笑みは、最初にタブンネ親子にしたような作られたものではありません。こんな気分は初めてです。 ああ、これが本当の至福なんだ… この上のない幸せなんだ… 「フフフフ…フフッフハハ、アハハハハ!アハハハ!!」 私は狂ったように笑いました。それは、私がこの汚れある至福に目覚めた瞬間でもありました。 「アハハハ!アハハハ…ハハ…ハハ……」 しばらく笑っているうちに、私の目からは涙が溢れてきました。 「………」 私は何をやっているんだろう…と急に虚しくなりました。 こんなことをしても何も変わらなければ、割れた卵や死んだ兄や姉達が戻ってくる訳でもない…ただタブンネの親子を虐殺しただけ… 何が「あんたのせいで兄弟は死んだ」よ、何が「母親失格」よ、何が「正当化」よ、何が「クズゴミ」よ!! 全部全部私のことじゃない、本来怒りをぶつけるべき相手にも怒りをぶつけず、たまたま私の前に姿を現した全く関係のないタブンネ親子に勝手に嫉妬して八つ当たりのように殺して…私の方がクズゴミじゃない! しかもそれでまだ生も受けていない卵や小さな赤子タブンネまで手に掛けて…私の方がよっぽど母親失格よ、子供を作る資格すらないわ! 私は自分の境遇と幸せそうなタブンネ親子を比較し、自分は苦労ばかりで不幸だからとタブンネの幸せを潰すことを正当化し、無残に虐殺をした…最低の悪魔です。 もうこのようなことをくり返してはならない…そう私は心に誓いました。 しかしそれから二年の間に私は六組ものタブンネ親子を虐殺しました。 あれからというもの、私はタブンネを、得に幸せそうな親子タブンネを見ると、潰してやりたいという衝動にブレーキが効かなくなってしまっていたのです。 あの時味わった至福…それが私の中の理性のブレーキを破壊していたのです。 たしかにタブンネ親子を潰すと、大きな至福を感じます。しかしそのあと、その至福に匹敵するほどの空虚感や後悔に襲われるのです。 それにより、いつも私は「こんなことをしても誰も喜ばない、こんなことを続けていてはいけない」と思うのですが、それでも次のタブンネ親子を見かけてしまうと、暴走してしまうのです。 私はそのうちすっかり手馴れてしまい、最初のうちはタブンネの言動などですぐに頭に血が登り、感情が露わになったり言葉が荒くなったりしていましたが最近ではそれもなくなり、普段の私と変わらぬ口調や表情で事を進めることが進めることができるようになっていました。 それがタブンネ達の恐怖心を一層煽ることになりました。 そして今、七組目のタブンネ親子に手をかけている最中なのです。 「チィイイ!チュピアア!!」 追い詰められていく最後の子タブンネ…その表情は何度目にしても飽きることはありません。 「何を泣いているの?かわいそうに…おばちゃんが遊んであげるわ」 「チビィ…チビ…」 腰を抜かして動けない子タブンネは恐怖で気絶寸前です。気絶してしまってはつまらないので足の一本や二本へし折ってやろうと思っていると、「ミィーー!!」と後ろから別のタブンネの鳴き声がしました。 振り返ってみるとそこにはものすごい形相(タブンネなりに)で一匹のタブンネが私のことを睨み付けていました。子タブンネはそのタブンネに「たすけて!」と鳴きます。 どうやらこのタブンネは子タブンネの兄のようです。 「ふぅーん、まだあなたの家族はいたのね」 「ミィイ!!ミギーーーッ!!」 兄タブンネは「弟からはなれろ!!」と言ってきました。 言われなくてもあなたから潰してあげるわ、私は微笑のまま兄タブンネに近付いていきました。 兄だろうが何だろうが所詮はタブンネ、何の抵抗もできずに私に潰されてゆくだろう。そう私は高を括っていました。 現に今までまともに抵抗してきたタブンネはほとんどいませんでした。大抵は媚に入るか命乞いです。 「ミィーーーーー!!」 ところがこのタブンネは口を大きく開けたと思ったら、いきなり炎を吐いてきたのです。兄タブンネは元人間に飼われていたのかどうだか知りませんが、かえんほうしゃを覚えていたのです。 これにはさすがの私も予想外でした。突然のことによけきれず、私の体は炎につつまれていきました。 (ああ、私の人生はここで終わるのか…) 炎の中で私は思いました。 結局、私の人生って…何だったのでしょう、血にまみれた幼年期、大人になって生んだ卵は割られ、狂ったタブンネ殺戮マシンとなって… そう考えながらも私は何故か、笑っていました。 私は恐らく心のどこかで祈っていたのでしょう。いつか私の暴走に歯止めをかける者が現れてくれることを… そして、やっとその歯止めをかける者に出会えた…この笑みはそれに対してでしょう。たとえそれがタブンネであったとしてもかまいません、むしろそのタブンネに感謝をしたい位です。私の暴走を止めてくれたのだから… 天国の母と兄や姉は私のことを許してくれるでしょうか…?私の子供達はこんな人生を送った私のことを母だと認めてくれるでしょうか…? どのみちこんな汚れた私が天国になど行けるはずはありませんが… 兄や姉、子供たち、そして今まで手に掛けたタブンネ親子に謝ることができないのだけが気がかりです。 そしてついに炎につつまれた私は、そのまま崩れ落ち… ………ませんでした。 炎が消えて、自分の体を見てみましたが、少しばかり焦げた低度でした。 どうして…炎は効果抜群のはずなのに…… 始め、どういうことか理解できませんでしたが、やっとわかりました。レベルの差です。 あまり気にしていませんでしたが、どうやら多くのタブンネを殺しているうちに、私のレベルは野生ポケモンの中ではそれなりに高くなっていたようです。それにより、兄タブンネのレベルでは私をかえんほうしゃ一撃では倒すことができなかったのでしょう。 「…なんだ…」 私はガッカリしました。この兄タブンネは、私の暴走に歯止めをかけるものではないようです。 一方兄タブンネは、そんな私を余所に弟の手を引いて森に逃げようとしています。 …相手がしっかりと倒れたかも確認せずに背を向ける…やはりタブンネは馬鹿です。 「グビャッ!!」 私の放ったメガホーンが兄タブンネを貫通しました。最早このタブンネは子タブンネに新たな絶望を与える道具にすぎません。 兄タブンネはバタリと地面に倒れて「ミグァ…ギィ…」と子タブンネに手を伸ばした後、動かなくなりました。 「チ……チィ…」 強い兄のおかげで悪者は倒せたと思っていた子タブンネの顔が絶望に染まります。 「その顔がみたかったわ」 こうして今日も私はタブンネを殺すのです。きっとこれからもそうしていくでしょう、私の暴走に歯止めをかける者が現れるまで…
https://w.atwiki.jp/mushi2/pages/17.html
技名 威力 命中 硬直 効果 範囲 使用可能昆虫(No.) 足砕き E B 中確率で速さ低下効果 足払い E B 高確率でスタン効果 いかく攻撃 E B 中確率で力低下効果 弱化リンプン E B 中確率で守り低下効果 めくらまし E B 中確率で命中半減効果 あやしい光 D C 10 付与効果抹消 かみつく D C 低確率で麻痺効果 たいあたり D C 中確率でスタン効果 毒攻撃 D C 中確率で毒効果 羽ばたく D B 蹴り上げる D A 必中攻撃 D S 2 かく乱 C D 8 混乱効果 しめつける C D 8 麻痺効果 猛毒針 C D 8 毒効果 突き刺す C B とび蹴り C A 2 切り裂く B C 高速連撃 B B 2 開眼の一撃 B A さとりの一撃 B S 8 クビキリ A E 急所突き A A 10 突撃 A A 使用後守り低下 スマッシュ S B 15 スタン効果 もろはのカマ S B 使用後速さ低下 最後の手段 S S 60 使用後麻痺 死の一撃 SS F 10 幻惑のまい F F 麻痺効果 敵全体 混乱音波 F F 混乱効果 敵全体 毒リンプン F F 毒効果 敵全体 ヤミリンプン F B 命中半減効果 敵全体 なきごえ E E 1 敵全体 強化音波 C D 5 敵全体 はかいの音波 B A 12 敵全体 カマイタチ A B 8 敵全体 決死の突撃 S C 30 敵全体 ぎんいろの風 E A スタン効果 全体 あらしのまい D S 混乱効果 全体 ヨミの道 SS A 40 全体 足止め A 速さ低下効果 おどろかす A 力低下効果 にらみつける A 守り低下効果 王の威光 C 力低下効果 敵全体 恐怖の影 C 守り低下効果 敵全体 殺気放出 C 速さ低下効果 敵全体 ほしの光 2 付与効果打ち消し イダテン 速さ上昇 自分を対象 覚醒 覚醒効果*1 自分を対象 硬化 守り上昇 自分を対象 しんぴの壁 付与防御効果 自分を対象 力ため 力上昇 自分を対象 脱皮 HP小回復、ダメージ半減 自分を対象 挑発 挑発効果*2 自分を対象 見切る 特技必中効果 自分を対象 身を守る ダメージ半減 自分を対象 リラックス HP小回復 自分を対象 自己再生 20 HP大回復 自分を対象 いやしの風 HP小回復 味方を対象 代行 行動MAX 味方を対象 センリガン 特技必中効果 味方を対象 活力の風 5 HP中回復 味方を対象 森の加護 5 付与防御効果 味方を対象 追い風 8 速さ上昇 味方を対象 気合を入れる 8 力上昇 味方を対象 鉄壁 8 守り上昇 味方を対象 生命のミツ 10 HP中回復 味方を対象 生命の風 12 HP大回復 味方を対象 いやしの光 HP小回復 味方全体 大防御 5 ダメージ半減 味方全体 活力の光 8 HP中回復 味方全体 大地の加護 10 付与防御効果 味方全体 生命の光 16 HP大回復 味方全体 守の陣形 20 守り上昇 味方全体 速の陣形 20 速さ上昇 味方全体 力の陣形 20 力上昇 味方全体 風の加護 10 行動MAX 全体 しんぴの光 10 付与効果打ち消し 全体 不死のオキテ 20 覚醒効果 全体 復活の光 40 HP全回復 全体 *1 ダメージと回復が反転する *2 攻撃対象を自分に向ける