約 1,441,220 件
https://w.atwiki.jp/chiuzazie/pages/648.html
17 プライスレス 2007/11/11(日) 20 54 03 ID ??? プライスレス 1/1 「ひゃああっ!?」 買い物を済ませた千雨が寮へ帰る途中、聞き覚えのある悲鳴が耳に飛び込んできた。 何事か、と千雨は周囲をきょろきょろと見渡す。 「あーん、また落ちてもうた……」 程無くして声の主を発見し、千雨はやれやれと息をついた。何の事はない、近くのゲーセンで亜子がクレーンゲームに 興じていたのだ。珍しい事に今日は亜子一人らしく、周りに亜子の親友は誰も居ない。 「……何やってんだ? 情けねえ声出して」 単純な好奇心で千雨は声を掛けてみた。相手が亜子ならばぎゃあぎゃあ騒がれる事はないだろ、と思ったからだ。 「は、長谷川さん!? あ、あはは、みっともないトコ見られてもーたなあ……」 振り返った亜子は恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべる。 「和泉が一人でゲーセンに居る、ってのは意外だな」 「んと、たまたまやねん。ちょい寄り道しよう思て入ってんけど、この子に一目惚れしてもーて……」 亜子はクレーンゲームの景品の一つを指差す。それは可愛らしい熊のぬいぐるみであった。 「はは、いかにもな代物だな……。で、いくら注ぎ込んだんだ?」 千雨がにやにや笑いながら訊くと、途端に亜子の表情が曇っていく。 「んと、もう七百円は使こてもーたんよ……」 「―――和泉、人間諦めが肝心だ」 「うーっ、しゃあないなあ……」 千雨に諭された亜子は一応返事をしたものの、未練がましい様子でぬいぐるみを見つめている。 そんな表情をされると、なんだか止めた方が申し訳無いような気がしてきた。 「けっ……。そんなに難しいものかねえ……」 財布を取り出すと、試しに千雨も挑戦する事にした。あっさり取れたらくれてやろう、と思いつつ。しかし――― 「なんだよこのアームは! 全っ然挟む力がねえだろ!!」 さくさくと失敗を繰り返し、四百円使った頃には千雨の小銭が尽きてしまった。 「畜っ生、人間様を馬鹿にしやがって!! こうなりゃ両替だ!!」 「あわわ、長谷川さんムキになったらアカンてえええっ! 諦めが肝心や無かったん!?」 「ぐっ……!」 ミイラ取りがミイラになる形となり、千雨は亜子に宥められる格好でゲーセンを後にするのであった――― 18 プライスレス 2007/11/11(日) 20 55 09 ID ??? 2/2 「ああもう! 腹の虫が治まんねえ!」 普段よりもギロリと目をつり上げながら千雨は悪態をつく。その横では亜子がしょんぼりと肩を落としていた。 「あーあ、折角かわええ子見つけたんやけどなあ……」 「…………」 ちらり、と亜子の表情を窺うと、すぐに千雨は目線を外した。自分が見たかったのは、そんな表情じゃない。 「ごめんなー、長谷川さんまで付き合わせてもうて……」 「けっ……。私が勝手にやった事だから、心配される筋合いはねえよ」 そっけなく答えながら、千雨はなんとかリベンジする方法を考えていた――― 「クレーンゲーム?」 翌日。千雨に訊かれたハルナはおうむ返しに尋ねる。 「ああ。テメーはああいうの好きそうだからな」 「ふふん、このパル様を見くびっちゃ困るね。私はビブリオンのぬいぐるみをコンプするのに一万円注ぎ込んだ女よ!」 「―――OK、訊いた私が悪かった」 やはり金を注ぎ込むしかないか、と千雨はうんざりした表情で溜息をつく。するとハルナはにやりと笑った。 「なになに長谷川、あんた好みの景品でもあるの?」 「け。そんなんじゃねえよ!」 これ以上詮索されるのは御免だ、と千雨は立ち去ろうとする。 「ふーん、なんかワケありな感じだね。じゃあさ―――」 くすりと微笑みながら、ハルナはある事を教えてあげた。 「―――よりによってまき絵かよ……」 放課後になり、再び千雨はゲーセンに足を運んでいた。ハルナが自分の代わりにクレーンゲームの得意な奴を 向かわせるように言ったので、しばらく待っていたのだが、そこに現れたのはまき絵だったのだ。 色々な意味で厄介な人物を派遣され、千雨は引き攣った笑顔を覗かせる。 19 プライスレス 2007/11/11(日) 20 56 26 ID ??? 3/5 「ねーねー千雨ちゃん、どの子が欲しいの?」 「……こいつだ」 まき絵のペースに乗らないように気を付けながら、千雨は亜子が欲しがっていたぬいぐるみを指差す。 「うーん……。隣の子がジャマしてるね」 神妙な表情でしばし観察していたまき絵は、やがてにこりと笑い、コインを投入する。 「んとね、ここのクレーンはコツがいるんだよ」 まき絵の説明を聞きながら千雨はじっくりとクレーンの位置を確認する。まき絵は巧みな操作でクレーンを導くと、 あっさりと隣のぬいぐるみを引き上げてしまった。出てきた景品を抱え、まき絵は嬉しそうな笑顔を浮かべる。 「こんな感じ! なんならあの子も私が取ってあげよっか?」 「いや、いい……」 対して、千雨は呆気に取られていた。ここまであっさり取られると、自分はどこまで無器用なのか、と 軽い目眩を感じてしまう。しかし、まき絵のお陰で取りやすくなったのは確かだ。 「済まねえな、後は自力でなんとかする」 まき絵が見守る中、再び千雨の挑戦が始まった。まき絵のお手本で距離感は掴めたのだが、いかんせん操作の方で 千雨は苦戦している。その度にまき絵がアドバイスを送るのだが、なかなか簡単にはいかない。 「ちっ……!」 ぬいぐるみがあえなく落下したのを見届け、千雨は一度間を置くことにした。すると、まき絵が唐突に切り出してくる。 「ねーねー、千雨ちゃんもこういうの好きなの?」 「あ、いや……」 適当に誤魔化そうとして、まき絵が亜子と同室な事を思い出す。しばし黙り込んでから、千雨は観念した。 「まあ、嫌いじゃねーが、私よりもコイツを欲しがってた奴がいるんだよ」 「ふーん、じゃあ千雨ちゃんはその子にプレゼントする為に頑張ってるんだね!」 違う、と言い掛けて千雨はハッとする。 脳裏に浮かんだのは、亜子の喜ぶ顔――― 亜子の為に動いていた自分に驚きを隠せない。けれど、それは不快じゃなくて、自然と笑みが溢れてくる感覚で。 「―――ま、アンタもすぐにコイツと再会するだろーよ」 にやりと笑い、千雨は再びコインを投入した。まき絵が?マークを浮かべるのを尻目に、 千雨は懸命にクレーンを操っていく。そして――― 20 プライスレス 2007/11/11(日) 20 57 37 ID ??? 4/5 「あっ! いいカンジだよっ!」 ぬいぐるみを掴み上げたのを見てまき絵が騒ぎ出す。そして、ようやくお目当ての景品は陥落した。 「―――ははっ、手こずらせやがって……!」 ぬいぐるみを回収し、千雨はしてやったりの表情を覗かせる。 「やったね、千雨ちゃん!」 「ああ、ざまあみろってんだ。―――さんきゅ、まき絵」 一緒になってはしゃいでいるまき絵の頭を、千雨は穏やかな表情で撫でる。―――と、その時。 「あーっ、長谷川さんやったやん! ちゃーんと取れたんやね!」 いきなり声を掛けられた千雨が振り返ると、亜子がこちらへぱたぱたと駆け寄ってきたのだ。 「まあな。コイツに教わったから、あんまり金使わずに取れたぜ」 「あはは。せやったんか。まき絵は器用やもんなあ、ウチにも教えて欲しいわ~♪」 千雨が説明すると、亜子はうんうん頷きながら財布を取り出そうとする。 「お、おいちょっと待て和泉、アンタはコレが欲しいだけだろ?」 「うん。そうやけど?」 きょとんとした表情で答える亜子に、千雨はやれやれとばかりに苦笑する。そして、まき絵と軽く視線を交わすと、 「ほれ、コイツを持ってけよ」 何のためらいも無く、ぬいぐるみを亜子に手渡したのだ。 「えっ……?」 ぽかーんとしたまま亜子は硬直してしまう。その横でまき絵はポンと手を叩き、納得した様子で笑顔を弾ませた。 「いいからいいからっ♪ 亜子は遠慮しないでもらっちゃいなよ♪」 「せ、せやけど……、ええの、長谷川さん?」 亜子が申し訳無さそうに千雨を見上げると、一瞬だけ千雨はどきりとする。けれど、千雨は目線を外しながら ぶっきらぼうに答えた。微かに頬を赤くしながら――― 21 プライスレス 2007/11/11(日) 21 02 07 ID ??? 5/5 「私は単にリベンジしたかっただけだからな。別に景品が目的じゃねーよ。だからコイツはアンタにやる」 「長谷川さん……」 亜子の表情が次第に緩んでいくのを見て、千雨は眼鏡を外し、不敵な笑みで答えた。 「―――なんなら、ちと早い誕生日プレゼント、ってコトでいいだろ?」 「―――うんっ!!」 そして、亜子は嬉しそうに頷くと、受け取ったぬいぐるみを抱きしめたのだ。 「ありがとうな、長谷川さん!」 亜子の笑顔が弾ける。それは、千雨が思い描いていたのより眩しくて――― 私はこの笑顔が見たかったんだな、と思う。千雨はくすりと笑い、まき絵と顔を見合わせた。 「やっばさ、コレばっかりは金で買えるもんじゃねーな」 「うんうんっ! こんなご褒美があるんじゃ、千雨ちゃんがムキになるのも分かるよ~♪」 「んと、何の話?」 二人がにやにやと笑い合う中で、亜子だけが小首を傾げている。 すると、千雨はきっぱりと答えた。穏やかな笑顔を湛えたままで――― 「リベンジも果たせたし、いいもん見せてもらったからな。ま、私は満足したってこった!」 そう言って、千雨は亜子の頭を優しく撫でた。瞬く間に赤くなる亜子に、まき絵はくすくす笑うばかり。 「なんかさ、不思議なんだよね~♪ あの笑顔の為ならなんでも頑張れちゃうカンジだよねっ!」 「―――だな」 まき絵の呟きに、千雨は珍しく素直に頷いた。 亜子のとびっきりの笑顔。 それはどんな報酬よりも嬉しいものだから――― (おしまい) 33 ハイパーどきどきタイム 2007/11/12(月) 03 46 05 ID ??? ハイパーどきどきタイム 1/2 「……どう?」 裕奈が尋ねると、まき絵はおそるおそる湯船に手を入れてみた。そして……、 「うう~、ぬるぬるしてる~!」 まき絵は慌てて手を引っ込め、大急ぎで入浴剤を洗い流した。様子を眺めていた裕奈は申し訳無さそうな顔をする。 「やっぱりダメかあ……。この入浴剤、すっごく美肌効果があるんだけどなー」 少し淋しげな表情で、裕奈は手にしていた入浴剤を眺めていた。例によって通販で購入したものだが、 ややぬめりがあるのが難点である。実際にまき絵には耐えられない代物であった。 まき絵もしょんぼりした様子で濡れた手をタオルで拭き取っている。 「ごめんね、ゆーな。今日はみんなと大浴場の方に行くよ」 「うん……。仕方ないよね……」 まき絵が浴室から出ていくと、裕奈はそのまま湯船に入り、大きく溜息をついた。 「あーあ、まき絵にもこの入浴剤のスベスベ感を味わって欲しかったんだけどなあ……」 まき絵にも喜んでもらえるような入浴剤はないものか。しばし裕奈はそんな事を考えていた――― それからしばらくして。裕奈は再びまき絵に声を掛けた。 「今度は全くぬるぬるしないブツを用意したからねっ! 今日はあたしと一緒にお風呂入ろ♪」 「うんっ! いいよ~♪」 ぬるぬるしない、と聞いて、まき絵は二つ返事で了承する。そのまま二人は裕奈の部屋に向かった。 「はれっ? なんにも入ってないよ?」 衣服を脱いで浴室に突撃したまき絵は、無色透明な湯船を見て小首を傾げる。すると裕奈はにやりと笑い、 「今からコレを入れるの♪」 隠し持っていた小瓶を取り出すと、ある液体を数滴だけ湯船に混ぜたのだ。 「わあっ……!」 途端に浴室にはラベンダーの香りが広がり、まき絵はうっとりした様子で声を上げる。 「ふふっ、ほんの少しのアロマオイルならさ、ぬるぬる嫌いのまき絵でも大丈夫でしょ?」 「うんうんっ!」 裕奈の問いに、まき絵は嬉しそうに頷いた。 34 ハイパーどきどきタイム 2007/11/12(月) 03 47 14 ID ??? 2/2 「あははっ♪ すっごく気持ちいいね~♪」 軽くシャワーを浴びてから湯船に浸ったまき絵は、すっかりご機嫌な様子で感想を告げる。 「そりゃよかった。この前の入浴剤は空振りだったからね……」 対して、裕奈は何故か緊張した表情で答える。 「こーゆーのだったら大歓迎だよっ♪ ありがと、ゆーな!」 「う、うん……」 「んー、ゆーな顔赤いよ? もうのぼせちゃったの?」 「違うっての……」 くらくらしそうな状態で裕奈はぼそりと呟いた。まき絵の肩越しに……。 まき絵を喜ばせたい一心で裕奈は声を掛けたのだが、さすがにこの事態は予想外だったらしい。 「わざわざ狭い浴槽に二人で入らなくても……!」 「あははっ、気にしなーい気にしない!」 そう、まき絵は無理矢理裕奈と一緒に湯船に入っているのだ。裕奈が足を広げた所にすっぽり入る形で、 まき絵はお気楽極楽といった表情で寛いでいた。お陰で裕奈の方は身動きが取れない状態である。 すぐに触れられる所に、まき絵の白い肌がある。思わず抱きしめたくなるのを、裕奈は懸命に堪えていた――― (ううっ、嬉しいけどこれはちょっと辛いかも……!) 今、何かの拍子にまき絵に触られたらまずい。裕奈は必死で高鳴る胸を抑えていた。 対照的に、まき絵は呑気な事を切り出してくる。 「ふふっ、ホントにいい香りだよね~♪ またお風呂に誘ってね、ゆーな♪」 「あはは……。りょーかい……」 振り返ってにっこり微笑んだまき絵に、裕奈はつい反射的に頷いてしまった。そして、苦笑する。 「ま、いっか―――!」 しばらくはどきどきタイムに悩まされる事になった裕奈は、やや開き直った様子で呟いた。 好きな人と一緒にお風呂に入るのは、それはそれは幸せなことなのだから――― (おしまい) 39 マロン名無しさん 2007/11/12(月) 14 16 03 ID ??? 美砂「お誕生日おめでとう綾○はや○君♪」 楓「美佐殿、拙者は某貧乏執事とは違うでござるよ。確かに声は似ているでござるが…」 釘宮「知っているか?『楓』の由来は『カエルの手』から来ているんだぞ!」 楓「中の人の名前つながりのネタとは……中々面白い事をするござるな。」 美砂「ほんとよね~」 「「「ハッハッハッハッハッハッハ」」」 楓「え……マジ?(*1)」 40 楓 バースディプレゼント 2007/11/12(月) 18 59 59 ID ??? 楓 バースディプレゼント お誕生日。拙者、この世に生を受けて幾星霜 いつ頃からある風習かはわからぬが、贈り物というのはいつも心を躍らせてくれる物でござる ハルナ 「楓さん、コレ貰ってよ!!お誕生日プレゼント!!」 少しばかり無駄な方向の元気が溢れんばかりのハルナ殿、その手には一冊の冊子が握られていた 楓 「おおっ!これはかたじけないでござる」 拙者に渡されたのは一冊の本、表紙を見ると・・・ ”友情の果てに・・・” 楓 「??この表紙の少年はネギ坊主とコタローではないか?」 うっとりとお互いを見つめ合う表紙のネギ坊主とコタロー、少し気になったので頁をめくってみると・・・ 言うに及ばず、語るに及ばず。所謂アーッ!!とかウホッ!!とかなのでござる しかし頁をめくるに従って、ハルナ殿の絵には一つ気になることがあるでござった ハルナ 「もう、楓さんったら・・・こんなところで読みふけるなんて、好きものね」 楓 「いや、ちょっと気になることがあるでござってな」 ハルナ 「何?なになに?」 楓 「ネギ坊主の○○はもう少し大きく、コタローの尻にはこのあたりにホクロと●●されたの跡があるでござる」 ハルナ 「・・・やるわね。私でもそこまでの情報は知ってなかったわ」 楓 「ネギ坊主はよくドラム缶風呂に入れてやってるでござるし、コタローは修行の名の下にいろいろと、でござる」 ハルナ 「ある意味役得ね。まあ今度勉強がてらに一緒に体験させてね。じっくりと」 楓 「あまり無茶はいかんでござるよ?」 ハルナ 「次の新刊楽しみにしてね。大丈夫、お誕生日じゃなくてもプレゼントしてあげるから」 贈り物とは嬉しい物でござるなぁ・・・ 完 43 千雨 鑑定機 2007/11/13(火) 22 59 57 ID ??? 千雨 鑑定機 1/3 発明家というのは時にとんでもない物を作る それは場合によっては歴史に残ったり、時代を劇的に変化させたりする物であったりする そしてある物は歴史の、そして世界の闇へと消えてゆく 不幸な被害者と共に・・・ 千雨 「なんだこりゃ?」 ある日、突然それは寮の一角に現れた。大きな、まるで冷蔵庫のようなドアのある物体だった 制作者の超が言うには一種のリサイクルマシーンだという 超 「この中に物を入れればお値段を鑑定して貰えるネ。そしてそのまま不要ならお金にしてあげるヨ?」 制作者はクラスでそんなことを言った 円 「なんで100円なのよ!!このシルバーアクセ、5、000円もしたんだよ!!」 美砂 「あはは、やっぱり偽物だったか」 桜子 「ハズレ、だね。あんな怪しい露店で買うからだよ」 その鑑定機はすぐにクラスの人気者となった。皆、あらゆる物を放り込んでその鑑定額を競い合ったのである しかしそれもすぐに収まる。そう、委員長の存在があったからだ あやか 「あら?このティーカップはこんなお値段だったかしら?」 なんというかそれは圧巻だった。何せクラスメートの入れるそれとは桁が4つは違うのであるから 千鶴 「あのティーセットでお家が買えるわね」 夏美 「ち、ちづ姉。お部屋に戻るのが怖くなっちゃったよ」 皆、一位を競い合うことに飽きてしまったのだ。どうあがいてたって勝てないのだから 44 千雨 鑑定機 2007/11/13(火) 23 01 00 ID ??? 2/3 千雨 「なあ、ザジ。夕飯を賭けて勝負しねえか?」 ザジ (・・・コクン) 千雨 「なら一発勝負。恨みっこ無しな」 私にもいくつか宝物と呼べる物があった。あまり高い物とは思えないがそれでもザジに勝つ自信があった ザジと遊ぶつもりでそんなことを言ったんだ そう、遊びのつもりだったのに・・・ 千雨 「じゃあ私からな。私は・・・これだ!!」 私の宝物は自作のコスプレ衣装だった。実はこれ、それなりにいい生地を使っている 現在の人気から考えればネットでそれなりに良い値段がついてもおかしくないのだが オネダンハ・・・89,000円 千雨 「おほっ!結構な値段がついたな!理由は何々?」 ”現在人気のキャラクターがポイント。女子中学生ネットアイドルちうの脱ぎたてというのも良いですね” なるほどな・・・って一時期あったブルセラかよ!! 千雨 「り、理由はともかくなかなかの金額だ。これで私のおごりは決まったかな?」 しかしザジのほうをみたが、ザジは不敵に笑っている、勝つ自信ありといったところか 千雨 「・・・いいだろう。じゃあお前の番だ。やってみろ」 私がそう言うと、ザジはそっと鑑定機の扉を開けた そして・・・よく見るとザジはなにも持っていなかった。あれ?コイツ一体・・・ 45 千雨 鑑定機 2007/11/13(火) 23 02 04 ID ??? 3/3 次の瞬間、ザジは私の手を握ると思いっ切り引っ張った そして勢いで私は鑑定機の中に放り込まれる。不意を突かれ私は抵抗することが出来なかった 千雨 「なっ!!テメエ一体何しやがる!!」 私は急いで振り向くが、扉は無情にも閉まってゆく。そして閉じゆく扉の隙間からザジの顔が見えた ニヤリ、と笑ったザジが見えた 私が今どこにいるのかわからない 確かあの鑑定機は”不要ならお金になる”という機能があった そして私は暗い中にいる。たぶん何処かに運ばれたのかもしれない。不要な物として ザジ、それはあんまりだ。私は要らなかったのか それとも操作を間違えただけなのか? 教えてくれ、ザジ・・・ そしてザジ、もし私が戻ることが出来たならどうしても教えて欲しいことがある 私は”いくら”だったんだ? 完 47 マロン名無しさん 2007/11/14(水) 08 22 23 ID ??? 楓「おや? あれは五月殿とサッチャンでござるな」 五月 あ、長瀬さん。 サッチャン ぶ? 楓「何をしているでござるか?」 五月 葉っぱを集めていたんです。 楓「ほう…かなり集まっているでござるなぁ」 五月 この子が頑張ってくれましたから サッチャン ぶぃ~♪ 五月 そうだ。焼き芋でも作りましょうか 楓「風流でござるなぁ」 五月 …あ、あの ふーか「良き香りじゃのう」 ふみか「旨そうじゃのう」 楓「…いやー、賑やかになってしまったでござるなぁ」 五月 お、お芋は一杯ありますから… 数分後 ふみか「クハァァァ! 甘いのぅ! 美味いのぉ!」 刹那「おいしいねぇこのちゃん」 このか「お芋美味しいねぇせっちゃん」 五月 あ、焦って食べちゃ駄目ですよ サッチャン ぶぃっ、ぶぶぅっ 楓「…善也善也」 ふーか「…フンッ!」 カッ! その日、ふーかの放った鳴滝ビッグバンによって麻帆良は跡形もなく無くなった。 そしてその後数百年間旧麻帆良の地には草木一本生えなかったという。 51 彼女の歩む道 -1- 2007/11/14(水) 20 04 00 ID ??? 薄明るい月明かりが差し込む部屋の中で、ゆっくりと起き上がる一つの影――― 「お目覚めですか」 上半身をベッドの上に起こした明日菜に、彼女は寝たまま問いかける。 もうとっくに起きていたようだ。 『どうせなら起こしてくれれば良かったのに』 明日菜は心の中で悪態を尽く。 「う…うーん。部屋に戻らなきゃ」 もそもそと服を着始める明日菜に、彼女は冷めた視線を送る。 「一晩くらい泊まって行っても別に私は困りませんけど」 「…そうね。また今度、考えておくわ」 いつも変わらない会話。まるで儀式のように毎回繰り返す問答に、彼女は退屈していないのだろうか、と明日菜はいつも不思議に思っていた。 「それじゃ、またね」 「ええ、また」 これもいつも通り。彼女はいつも追わない。自分も縋らない。捕らえず捕らわれずの二人の関係を明日菜は気に入っていた。そう、このままずっとこんな関係が続くと思っていた・・・。 52 彼女の歩む道 -2- 2007/11/14(水) 20 07 35 ID ??? 51 「アスナさ~ん 今日も一段と魅力的ですわ!授業なんてほったらかしてこのまま襲ってしまいたい気分ですわ!!」 「あ~はいはい。冗談はほどほどにしておいてね。あんただけならいいけど、こっちも噂の中心になって困ってるんだから!」 「何をおっしゃっているんですの?いつだって私たちは世界の中心ですわ。私たちの仲は誰にも裂けませんのよ」 校舎へ入ると共に、彼女の熱いまなざしが明日菜に纏わりつく。人から好かれるのは嫌いではない。 しかし、それが元で誰かに噂されるのはイヤだった。明日菜の気持ちを知ってか知らずか・・・それとも困る明日菜を楽しんでいるのか、 熱いラブコールは止まることを知らない。半ば諦め顔で教室へと向かう明日菜。廊下で行き交う人たちの視線がなんとも痛い。 『あ~あ、面倒な奴に取り憑かれたもんだわ』 やれやれとため息をつきながら教室へ入ろうとしたその瞬間、ぐいっと腕を引っ張られ、廊下へと引き戻された。 「・・・えっ・・・!?」 気付いた時には腰に手を回され、抱きかかえられながら口付けされていた。 「ちょっっっと!!な・・・なにすんのよっ!」 「朝のおはようのキスですわ」 思いっきり払いのけられたというのに全く堪えていない様子でさらっと言い放つ。 それ以上赤くなれないほど顔を赤くした明日菜が金切り声で文句を言うがまったく相手にはされない。むしろ噛み合わない会話が、 いつものお決まりとばかりに人だかりができ始めた。 53 彼女の歩む道 -3- 2007/11/14(水) 20 09 22 ID ??? 52 「相変わらずあっついねぇー、朝からまーよくやるッス」 「そっ・・・そんなんじゃないわよっ!この万年エロいんちょが私にっ・・・」 「まぁ、私の愛情表現を『エロ』の二文字などで片付けてしまうなんて、まだまだアスナさんに私の愛は伝わっていないようですわ」 コトの続きを始めかけた相変わらずのあやかと、その巻き添えになる明日菜を横目に、美空は教室へ入った。 外の喧騒が嘘のように、教室には穏やかな朝の空気が流れている。 『あれ?』 いつもとは何かが違うような違和感を感じ、美空はぐるりと教室を見回す。 廊下(そと)の出来事に興味を持たないクラスメイトたちがそれぞれに思い思いのことをしていた。 一人廊下を見つめる少女を除いて・・・。 「廊下が気になるッスカ?」 「・・・・・・・」 「お・・・おはよー」 「・・・おはようございます」 『声掛けるんじゃなかった・・・』 すぐに後悔した。黙って向けられた瞳は鋭く、まるで心臓を射抜かれたかのように、一瞬息が止まった。なんとか挨拶を交わしたものの、 二人の間には冷たい空気が渦巻いている。 「あの二人はいつも熱いッスねー」 世間話をする程の間柄でもなかったが、この重い空気の中では何か言わなければならない・・・そんな気持ちで発したものの、 それが最悪な選択だとは美空はこの時思ってもいなかった。 「・・・興味ありませんから」 視線の先は明らかにあの二人に向かっていたはずなのに、シラを切る相手に美空の直感が働いてしまった。 「明日にゃん盗られて残念ッスね」 頭で考えるよりも先に口からこぼれ出たその言葉に、相手の血管が切れる音が聞こえた気がした。 「・・・・な・・・なんでもないっす・・・・!!」 美空は叫びながら教室の外へと逃げ出し、とうとう午前中は教室に戻ってはこなかった。 54 彼女の歩む道 -4- 2007/11/14(水) 20 10 23 ID ??? 53 明らかに冷静さを失った様子の少女は、脇に立てかけた木刀を持ち中庭へと向かった。 噴出した汗が飛び散るのも構わず、ただただ闇雲に木刀を振り回し空気を引き裂く。 「剣に迷いが出ているな」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「どうせお嬢様のことだろ?違うか?」 「お前には関係ない」 ひゅんと一際大きく振り切った刃先を真名へ向け、睨み付ける。 「おーこわ。お嬢様のこととなると、お前は周りが見えなくなるな」 黙って見つめたままの少女とは裏腹に、真名は茶化した瞳で見返す。 「お嬢様のことではない」 ぶっきらぼうに呟くと、再び無言で素振りを始めた。 想定外の返答に面食らった様子の真名だったが、何やら楽しげに再び始まった素振りを見続けていた。 「そういえば・・・今朝仕事から戻ったら見慣れぬ長い髪の毛が部屋に落ちていたが・・・?あの赤毛はお前のものか?」 大きく竹刀が跳ね上がり、少女の動作が止まった。 「・・・・・・部屋に・・・戻ったのか?」 首だけを回し見た視線の先には、彼女の強張った表情に反して不敵な笑みを浮かべる真名の姿があった。 「いくら私でも仕事の後くらいはシャワーを浴びたいからな」 つーっと汗が頬を伝い落ち、息をするのさえ躊躇うような静寂が訪れた。 「お前がお嬢様以外に興味を持つのはいいことだ。余計な詮索はしないでおこう。だが秘密を守り抜きたいのならもう少し周りに気を遣え」 ひらひらと手を振りながらその場を後にする真名の後姿に、下唇をぎゅっと噛み締める。 「秘密にしたくてしているわけではない」 ポツリと呟いたその言葉は到底真名に届く筈も無く、むしろ自分に言い聞かせているかのようだった。 ふと、見上げた頭上の空はさっきまでの明るい日差しを隠し、重く厚い雲が一面を覆っていた。 自分の心情を映し出したかのような空に小さくため息をつき、ぎゅっと竹刀を握り締めた。あんなに吹き出ていた汗もひき、 身体はすっかり冷え切ってしまった。大きく身震いをすると少女は足早に教室へと向かう。 それを見届けるかのように重さに耐え切れなくなった厚い雲の合間から、無数の水滴が地上へと落下した。 「雨・・・か・・・」 誰も居ない中庭に、静かに雨が降り注ぐ ゆっくりと―――そして残酷なまでに冷たく――― 55 彼女の歩む道 -5- 2007/11/14(水) 20 11 38 ID ??? 54 「はぁあー・・・」 大きなため息とともに、小さくベッドが軋んだ。一人用のベッドに二人で寝るのはさすがにちょっとキツイらしい。 悲鳴にも似たその音に美砂はベッドを明け渡す。 「どうしたのよ、大っきなため息ついちゃって」 無造作に散らばった服をかき集め、下着だけ身に着ける。どうせまた脱ぐことになるのはわかっていたが、 彼女がいつも気まぐれだけで自分の部屋にやってきているわけではないことをわかっていた・・・・・・ 話を聞くにはせめて寒くない格好でいたい。そんな間にも、火照った身体に冷え込んだ部屋の空気が容赦なく突き刺さる。 美砂は皺くちゃになったシャツを羽織ると背中をベッドに預け、膝を抱えた。 「最近いんちょがしつこくてさ、疲れてんのよー」 重そうに開いた口からうんざりしたような声が漏れた。 うつ伏せに寝転びベッドを占領しているお姫様は、機嫌が悪そうに美砂を見つめた。 「でもいいんちょと仲イイじゃん?」 「うぅ・・・別に嫌いなわけじゃないもん。ただ・・・恋愛対象にならないだけよ」 言葉に詰まった彼女は気まずそうに視線を逸らした。 「そういえば、桜咲さんは?いいんちょが纏わりついてることどう思ってるの?」 「べーっつにー そういう嫉妬とかする人じゃないし、私が束縛されるの嫌なのわかってるもの。だから付き合えるんだけどね」 興味なさそうに彼女は自分の髪の毛をいじり始める。 『なんだ、今日はストレス発散なのか』 もっと深刻な悩みかと身構えていた美砂だったが、それほど大きくもない悩みに拍子抜けして思わず笑いがこみ上げた。 「まーあんたの好きにしなさいな。私はたまにこうやって会うだけでなかなか楽しいしさ」 彼女のロングの赤毛をそっと掬い、軽く口付ける。鼻をくすぐるシャンプーの香りが今の美砂には心地よかった。 「うーん、美砂と付き合えばよかったかな」 「止してちょうだい、私はあんたなんかゴメンだわ」 「フフ、私もよ」 軋むベッドの音も気にせず、美砂はぬくもりの残る布団の中へと潜り込んだ。 56 彼女の歩む道 -6- 2007/11/14(水) 20 12 52 ID ??? 55 残された廊下で、明日菜は一人佇んでいた。 さっきから美空の言葉が頭の中でぐるぐる回っている。 「寒い・・・」 廊下に響く小さな声がみるみるうちに壁の中へと吸い込まれていった。 置き去りにされたような孤独の中、明日菜は身を包む寒さに一人震えていた。 このまま部屋には帰りたくなかった。自分を包み込む、ぬくもりが欲しい・・・ 頭に思い浮かぶ顔は、白く端正な横顔 ・・・ 月に照らされた、蒼白い ――― 静寂を断ち切るその音に、はっと我に返る。孤独の中を彷徨っていた自分を元の世界に引き戻してくれたのは、 メールの着信音だった。 [今日も龍宮はいません。11時までは起きています。お好きにどうぞ。] 簡素な文面に自分への彼女なりの気遣いが見え思わず顔が綻ぶ。 と同時に美空の言葉が否応なしに圧し掛かってくる。 『・・・まさかね・・・・・・』 疑念はあったが、今は本心を確かめる時ではない、それよりも・・・・・・ 彼女の部屋へ足を向ける。自然とその足は速まっていた。 見慣れたドアの前で立ち止まる。ノックの数秒後に開いたドアの奥に、彼女は少しだけ驚いた様子で佇んでいた。 「二日も続けてゴメン」 明日菜の言葉に、ゆっくりと綻ぶ口元。いつものクールな彼女からは想像もつかないような甘く優しい声で囁いた。 「別に構いませんよ」 部屋の中に吸い込まれるように入ると、扉は小さな音を立てて閉まった。 57 彼女の歩む道 -7.1- 2007/11/14(水) 20 16 57 ID ??? 56 廊下に佇むその金髪の目立つ後姿に、顔を見ずともすぐに誰だか気が付いた。 いつもと様子の違う彼女に、声をかけようとした口を慌てて噤んだ。 視線の先にいたのは刹那の部屋へ招き入れられる明日菜の姿だった。 彼女の想い人、明日菜――― その明日菜がこんな遅くに刹那の部屋を訪れて・・・明日菜を出迎える刹那の姿に・・・二度驚いた。 自分も今まで見た覚えがないような刹那の笑顔に一瞬にして気付いてしまった。 見てはいけないものを見た気がして呆然とその場に立ち尽くした。 「古菲さん・・・見られてしまいましたか」 「いいんちょ・・・」 振り返った彼女に、いつもの自信溢れる表情はない。 寂しそうに微笑む眼差しに、涙が零れるのを抑えられなかった。堰を切ったように感情が溢れ出し、ポロポロと涙が流れ落ちた。 「まぁ、困りましたわ」 ポケットから取り出したハンカチで涙を拭われながら、導かれるようにロビーへと向かった。 頬を撫でる小さな布が彼女のように優しく、そして柔らかかった。 58 彼女の歩む道 -7.2- 2007/11/14(水) 20 18 58 ID ??? 57 「落ち着きましたか?」 ようやく涙も止まった頃、改めてみた彼女の顔はいつもの笑顔に戻っていた。 辛い・・・はずなのに・・・自分を気遣ってか辛い表情は見せずにいる。 「いいんちょは・・・ツラクないアル?」 自分の問いかけに困ったような笑顔を見せ、彼女は口を開く。 「アスナさんは私のモノではないですから、仕方ないですわ。辛いかどうかと聞かれれば・・・それは辛いですけれど・・・」 なんてバカなこと聞いたのだろう・・・自分の愚かさに悔い、そして彼女の笑顔に胸を締め付けられた。 目の前にいる相手に心配をかけないように、負担をかけないように。彼女は精一杯の笑顔を自分へ向けていてくれる。 今も、辛い気持ちを抑え自分の為に・・・ 「そんな顔しないで下さいな」 きっとどうしようもないくらい見っとも無い顔している。必死で涙を堪える自分は無様な顔をしているだろう。 オロオロする彼女にぎゅっと抱きつき、涙を零した。 「いいんちょが泣かない代わりに、ワタシが泣くアル」 「古菲さん・・・ありがとう、ございます・・・」 泣いていたのかもしれない。消え入りそうな声が頭の上から聞こえてきた。 でも今まで必死で耐えていた彼女の泣き顔を見たくはなかった。 自分を抱き締める腕の温かさの中で、この気丈な彼女を守ってあげたい、そんな気持ちが沸き起こるのを 止めることは出来なかった。 59 彼女の歩む道 -8- 2007/11/14(水) 20 20 14 ID ??? 58 ドアをノックする小さな音に浅い眠りから目が覚めた。 ちらっと時計を目にしてから玄関へ向かう。 『なんかあったかな?』 開いたドアの先には予想通りの人物が立っていた。 「おー 二日続けて来るなんて珍しいじゃん」 軽口を叩いて部屋に招き入れる。 お互い気心知れた仲、予定もなしに訪れるなんていつものことだった。 「やっぱりあんたの部屋が一番落ち着くわ」 来て早々ベッドに寝転ぶお姫様は、何も変わらない普段通りの彼女である。 「なーに言ってんのー アスナには桜咲さんがいるじゃない。彼女を大事にしなさいよ」 「なんで今日はそんなに冷たいのよー ねぇ、美砂ぁ」 別に居つかれることが迷惑なわけじゃない。二日続けて来たって一向に構わない。 ただ、たまに会うからこそ彼女との時間が自分にとって楽しい時間になっていることに変わりない。 それは彼女だって同じな筈・・・。 「こーら 私にもアスナにも本命がいるってこと忘れないでよね」 「・・・・・・・・・・・・」 これもまたいつも通りの反応。本音をつかれれば黙り込むのは彼女の癖だ。 プイと拗ねてふて寝のフリしちゃって、普段の教室の彼女とは大違い。だからこそこのギャップを見るのが楽しくて仕方ない。 「もぉしょうがないわねー」 ベッドの上で縮こまるお姫様を、後ろからそっと抱き締めた。 今日も抗議するかのようにベッドは小さく軋んだ。 60 彼女の歩む道 -9- 2007/11/14(水) 20 21 38 ID ??? 59 「・・・・・・アスナ!!」 突然かけられた声に彼女は小さく身じろいだ。 二人きりだったはずの部屋の中に立っていたのはクラスメイトの古菲だった。 「見損なったアル」 ベッドの上の二人に対し怒りを露わにしてこちらを睨み付けている。 寝転んだまま冷めた瞳で古菲を見つめる。 「・・・・・あんたに邪魔されて不機嫌な上に、それはどういう意味かしら」 「いいんちょがどんな気持ちでいるか知ってるアルか?ひどいアル!」 大声で喚き散らす古菲にうんざりした様子で起き上がる。乱れた着衣から制服のリボンが滑り落ちた。 何をしていたのか明らかにわかる状況だと言うのに彼女は一向に悪びれる様子も、事実を隠蔽する様子もない。 起こした上体をダルそうに左手で支え、右手で頭を掻き毟っている。 ここまで機嫌の悪い彼女を見るのは久々かもしれない。 「人の部屋に勝手に入り込んで情事まで邪魔されて、挙句の果てに説教?あんたにそんな権限があるわけ?」 「それは・・・・・・」 もっとも過ぎる彼女の発言に、古菲は反論できずに唇をかみ締める。 俯いて今にも泣き出しそうだ。 61 彼女の歩む道 -10- 2007/11/14(水) 20 22 38 ID ??? 60 「古菲さん、ありがとうございます。でもいいんですのよ。柿崎さん、アスナさん 勝手に上がりこんでお邪魔してしまって 申し訳有りませんでした」 「いいんちょ・・・」 古菲の後ろからやってきて、あやかは深々と頭を下げた。そんなあやかを心配そうに古菲は見つめている。 長い間下げていた頭をふと持ち上げ、あやかは古菲に視線を移した。 「これは私たちの問題なのです。第三者である貴方が口を出す問題ではありませんわ。 心配してもらえるだけで、私は嬉しいです。方法は間違っていたとしてもこうやって貴方がアスナさんたちに 抗議してくれたことも感謝しますわ」 あやかの言葉に古菲はしょんぼりした様子でうな垂れる。それはまるで親に怒られた子供の姿のようだった。 「いんちょ、あんたまさか・・・」 「桜咲さんのことも柿崎さんのことも全部知っていました。それでも私は貴方が好きで・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・」 沈黙に支配された狭い部屋の中、四人もの人がいるというのに誰一人言葉を発しようとしなかった。 誰か一人でも話せばこの空間自体が壊れてしまいそうな、そんな空気の中でそれぞれの思いを巡らせていた。 「今日は帰りますわ。行きましょう 古菲さん」 あやかにそっと肩を抱かれて部屋を出て行く古菲。最後にチラリと振り返り、あやかは二人に小さく頭を下げた。 扉の閉まる音と共に、彼女のため息が零れ落ちた。 シンと静まり返る部屋の中で、彼女は呆然と虚ろな瞳を漂わせていた。 62 彼女の歩む道 -11- 2007/11/14(水) 20 23 44 ID ??? 61 「ごめん、今日は帰るわ」 突然ベッドから飛び降りると彼女は身支度もそこそこに玄関へと向かう。 「アスナ・・・無理してない?」 「へーき」 とってつけたような返答だったかそれ以上のものも期待出来そうにない。 玄関先でほんの少し引き止めて彼女が自分でやりそうにもない着衣の乱れを整える。 「つらくなったらいつでもおいで」 「・・・うん アリガト」 彼女の最後の言葉はドアの閉まる音とともに掻き消された。 後ろで大きな音を立ててドアが閉まった。 もうここに戻ってくることもないだろう。 冷たい廊下を歩く・・・歩く・・・ただ一人で ―――― end-
https://w.atwiki.jp/a_jack/pages/777.html
【空気】姉の下着盗んでたのがバレた【そら・・・け・・・?】 540 和製 ◆A9bR.sXi42 sage 07/08/09 23 12 42 ID bUdeqigq 今日姉2たち家に来たんだが。 やっぱ弟2がウザい。 怒るとどーせ「我慢しろ」っていわれんだぜ。 おにいちゃんってつらいです。 541 勇者王F.F.M ◆GGGcLs7FFM 07/08/09 23 14 58 ID cKrWXx2D 540 分かる分かる凄く分かるぜ 辛いよなぁ 542 和製 ◆A9bR.sXi42 sage 07/08/09 23 22 00 ID bUdeqigq 541 っていうか・・・ カラオケいったんだが 俺がラルク予約 ↓ 弟2それを消してアンパンマン予約 ↓ 再度ラルク予約 ↓ 弟2それをけしてドラえもん予約 泣きそうになりもうした 543 勇者王F.F.M ◆GGGcLs7FFM 07/08/09 23 25 42 ID cKrWXx2D 542 ドラえもん熱唱してやれば良かったんじゃね? 544 愛のVIP戦士 07/08/09 23 31 23 ID wRNRtuzU 542 弟何歳? 545 和製 ◆A9bR.sXi42 sage 07/08/09 23 37 47 ID bUdeqigq 543 ラルク歌うきマンマンだったからなorz 544 さあ・・・9歳くらいじゃね? ちーとばかし離れて暮らしてるからわからね 546 愛のVIP戦士 07/08/09 23 40 03 ID wRNRtuzU 一応親になるんだろ? だったらんなことにいちいち目くじら立てんなよ 547 勇者王F.F.M ◆GGGcLs7FFM 07/08/09 23 40 44 ID cKrWXx2D 545 おまwwww弟の歳ぐらい把握しとけよwwwwwww あれ?俺の弟何歳だっけ? 548 愛のVIP戦士 07/08/09 23 44 45 ID FPDinGII 540 怒るのではなく、叱りなさい と言って見る 549 和製 ◆A9bR.sXi42 sage 07/08/09 23 52 27 ID bUdeqigq 546 ま、そういわれちゃ反論できねぇが。 弟はむかっしからこーだからつもりつもったモノがあるのよ 547 おまwwwwwwwwwwwwww 548 ああ、その手が。 550 愛のVIP戦士 07/08/09 23 56 34 ID wRNRtuzU 548 無理だろwwwww 自分で金稼げもしないくせに避妊もろくにしないで子供作るようなやつだぜ?w DQN極まりないやつが叱るとかwwwww 551 和製 ◆A9bR.sXi42 sage 07/08/09 23 58 08 ID bUdeqigq 550 悪いが一応就職してんだぜ。 ちゃんと稼いでるよ。 552 愛のVIP戦士 sage 07/08/10 00 08 36 ID uGZ73RHT 551 大人的スルーの仕方に成長を見た 553 和製 ◆A9bR.sXi42 sage 07/08/10 00 17 01 ID Rmn5BxvM 552 ま、俺ももう19だし。 554 愛のVIP戦士 sage 07/08/10 00 18 47 ID uGZ73RHT 553 だが調子に乗るな 人生まだまだ始まったばかりだということを忘れるな 555 和製 ◆A9bR.sXi42 sage 07/08/10 00 21 47 ID Rmn5BxvM 554 わかってるわかってるw そんじゃ、俺明日も早いからねるぜ
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/16138.html
登場人物とだけ書かれたコメントを削除 -- (名無しさん) 2019-03-30 19 25 36
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/819.html
ハピナスさんの優しさに泣いた。( ;∀;) イイハナシダナー -- (名無しさん) 2011-12-08 22 56 28 ハピさん相変わらず慈愛に満ちてるぜ、確かこのSSって誘拐事件の前のだったっけ? -- (名無しさん) 2011-12-09 20 19 42 ドヤンネはクズだなぁ -- (名無しさん) 2012-08-21 12 48 23 ハピナスさん優しい!最高! 糞豚屑害獣塵土野ン根(ふんぶたごみがいじゅうドヤンネ)は最悪だな汚ねぇミルクあげてんじゃねぇよ ドヤンネ~じゃねぇよ、ミルタンクさんのお子さんに汚乳あげてんじゃねぇよ 塵屑ごときがミルタンクさんのお子さんに触んじゃねぇよ塵! -- (名無しさん) 2012-12-11 18 38 04 無理にミルク与えてドヤ顔で去っていくとか「自分の子でもないのにお乳を飲ませてあげる私ってなんて優しいんだミィ♪」とか思ってるんだろうな……親元に連れて行ったらお礼にオボンよこせとか言いそうだし。 -- (名無しさん) 2012-12-12 10 16 53
https://w.atwiki.jp/llss/pages/1649.html
元スレURL 凛ちゃんってさ、未来から来た穂乃果ちゃんと海未ちゃんの子供なんじゃね? 概要 タグ ^μ’s ^シリアス ^感動 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kashiwo/pages/94.html
(作成者: ) とある絵本の話。 そのお話では木の根から白い犬が生まれ、爺と婆を裕福にし、みごとな桜の花を咲かせたそうな。 だが話には続きがある。 白い犬を殺し、臼を焼き、灰を振りまいた爺のお話。 お殿様によって牢に入れられた爺は、一つの頼みごとをする。 「殺してしまった犬に償いたい、死んだ後のワシの体は犬が生まれた木の下に埋めて欲しい」 願いを聞き届け、牢の中で老衰をむかえた爺の遺体はその場所に埋められた。 だが爺の思惑はここにあった。 犬を生んだこの大樹には不思議な力があるに違いない。 力を持つものが自分を拒むのであれば、自分がその力を奪い使えば良い、と。 爺の怨念は神聖なる大樹を侵食し、融合し、その不思議な力を手に入れたのであった。 大地から這い出たその姿は、白い犬そのもの。 しかしその体はどす黒く、根っこが絡み合って出来た偶像。 背負うかつて見事な桜を咲かせていたその大樹は枯れ、歩く振動で揺ると灰を降りまいた。 降りまかれた灰に触れたモノは色を失い、一瞬にして水分を奪われ枯れ果てる。 ソレはこう呼ばれた。 ―灰犬樹(はいけんじゅ)― 人ではないソレは生理的・本能的欲求から解放され、 ただ有り余る力を放出させるだけの存在になった。 灰犬樹はまず村を潰した。 次に町を破壊した。 そして城を崩壊した。 絵本(せかい)を支配した。 そんな時、自分を止められる者は誰一人といなくなった 捻じ曲がった本の中で、退屈していた灰犬樹にどこからか言葉が届く。 ―この無限に広がる並行世界で、今この瞬間一番強いのは誰なんだ?― 灰犬樹はこの時初めて、自分が絵本の中の一部だったことに気づいた。 まだ、ほんの一握りの存在なのだと。 このチャンスを逃す手はないと、自分に差し出された光の道を歩む。 誰よりも強く、誰よりも上に立つ者になりたい。 作り物の世界ではなく、本物の世界をも支配する存在になるために。 ************ 外見 その大きさは20m以上の大樹を背負う黒い巨犬。 性格 凶悪かつ凶暴。慈悲の心は無い。 神聖なる大樹の力によって空気を震わせ音(言葉)を発することが出来るが、 発する言葉は下劣極まりない。 戦闘方法 物理:その巨体で地鳴り、踏みつけ、薙ぎ払いをする。 顔に近づきすぎると、威嚇吠えで聴覚を一時狂わせ、その犬歯で噛み砕きにかかる。 振りまく灰は視界を悪くし、吸えば水分を奪われ、身につくと動きが鈍る。 灰には強アルカリ性が含まれており、軽い化学火傷を起こす。 (ここに水が含まれるとより強アルカリ性が増す) また大樹の根は自由に動かす事が出来る為、一部形を変えられる。 (基本移動手段が犬の姿な為、全体の形を崩すことは出来ない。) 大樹の力(根っこ部分):触れている箇所からモノ生み出す力。 根っこが触れている面から花などを生み出す事ができる。 生み出せるモノはこの絵本に登場するモノのみ。 (参考絵本に載ってたモノ:大判・小判・蛇・ムカデ・糞・花) 振りまいた灰を操り犬の姿に変えて攻撃、または周りにまとってあらゆる攻撃から身をガードする。 灰犬樹を倒すには根っこを切り離し、大樹を燃やして灰にしてしまわなければならない。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/10464.html
26. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 23 21 01.87 ID fneJAH4p0 憂「はい、お姉ちゃん。いちご牛乳」 唯「おおぅ、さすが憂。気が利くねー」 憂「梓ちゃんもどうぞ」 梓「あ、ありがと」 いちご「ちなみに牛乳を飲んでもいきなり背や胸は成長しないわ。」 梓「…」 28. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 23 26 04.62 ID fneJAH4p0 和「いちご味のポッキーか……。久しぶりに見た気がする」 いちご「(自分の名前が)聞こえた〜気が〜した〜♪(誰かが呼ぶのを)感じた〜気が〜した〜♪」 和「そうなんだ。じゃあ私生徒会行くね。」 いちご「…すごくむなしくなった。」 29. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 23 29 00.05 ID fneJAH4p0 紬「ドロリッチいちご味だって!」 唯「ドロ律チ…なんてね。」 澪「…ププッ!あははは!」 律「おい!」 梓「くすくすくす…」 律「中野ぉ!」 いちご「律チwwwwwww」 律「だまれそこ!」 30. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 23 31 10.08 ID fneJAH4p0 澪「部屋を整理してたら懐かしい物が出てきた。」 澪「ちっちゃいころママに買ってもらったウサギのぬいぐるみ…」 澪「ああ、可愛いよ。いちごちゃん…」 いちご「いや、それほどでも。」 澪「ひっ!?」 律「いちごちゃん…なんか背中がかいかい〜」カキカキ 澪「お前ら〜!!出ていけ、今すぐにだ!」ゴン 律「だからなんで私だけ殴られるんだよ〜!」 31. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 23 34 15.48 ID fneJAH4p0 憂「憂だーINぜりー、大好評発売中!」 憂「なんと、いちご味が新発売です!」 いちご「呼ばれた気がして。」 憂「これどうぞ!新発売ですよ!」 いちご「いただくわ。」 いちご「ん…いまいちね。いちごの味がややキツいように感じるわ。」 憂「本当ですか?すいません、もう少し改良が必要ですね…」 いちご「頑張ってね。」 憂「はい!」 33. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 23 36 00.68 ID fneJAH4p0 梓「助けてー」 唯「どうしたの?」 澪「うわ、なんか膣が暴れてる」 紬「まぁまぁ…」 膣「なんだと澪!膣が暴れるってなんじゃい!くぱぁーオマンコ怪獣田井中膣だぞーくぱぁーってか!」 唯「?」 澪「なんてこと言ってんだバカ膣!」 紬「///」 膣「ってよく見たら名前も膣になってるじゃねーか!」 紬「膣ちゃん落ち着いて!そうだ、ショートケーキがあるの!膣ちゃんいちご好きでしょ!?」 膣「いちごはいちごでもイチゴローターってか!?はいはいいつも愛用してますよ!クリちゃんいじっていっちゃうよー!でもナスビのほうが好物なの!」 いちご「膣、うるさい。」 膣「お前もか〜!!」 34. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 23 39 03.39 ID fneJAH4p0 茜「お腹空いたな…」 茜「そう言えば今日はクリスマスだったっけ…」 茜「大きないちごの乗ったケーキ、食べてみたいな…」 いちご「呼んだの?」 茜「い、いえ別に…」 いちご「そう…ところでこれ、一緒に食べない?」 茜「それ、コンビニのカップケーキ…いいんですか!?」 いちご「一人で食べるのもなんだしね。」 茜「あ、ありがとうございます!この恩は一生忘れません!」 いちご「(300円程度のものなんだけど。)」 35. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 23 40 08.73 ID fneJAH4p0 15:ごはんはおかず(115) 1 :以下、名無しにかわりましてHTTがお送りします:2010/11/15(月) 11 11 11.51 ID YuiUntan0 やっぱりご飯は主食だね 2 :以下、名無しにかわりましてHTTがお送りします:2010/11/15(月) 11 15 11.14 ID DekoDrum0 1 ごはんはおかずじゃないのかよ! 5 :以下、名無しにかわりましてHTTがお送りします:2010/11/15(月) 11 15 11.15 ID Prince150 2 呼んだ? 12 :以下、名無しにかわりましてHTTがお送りします:2010/11/15(月) 15 11 11.14 ID DekoDrum0 5 呼んでねぇ 36. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 23 41 54.84 ID fneJAH4p0 15 :以下、名無しにかわりましてHTTがお送りします:2010/11/15(月) 15 15 11.51 ID YuiUntan0 2 あ…忘れてたー 16 :以下、名無しにかわりましてHTTがお送りします:2010/11/15(月) 15 15 15.55 ID GokiNyan0 15 こらー!! 51 :以下、名無しにかわりましてHTTがお送りします:2010/11/15(月) 15 51 11.12 ID TakuwanK0 ちなみに私はパン派ね 55 :以下、名無しにかわりましてHTTがお送りします:2010/11/15(月) 15 55 15.16 ID DB+Chu30P 51 工工エエエエ(´Д`)エエエエ工工 何故にご飯の素晴らしさがわからんのだ? ちなみに最高のトッピングはキムチ。異論は認めない。 58 :以下、名無しにかわりましてHTTがお送りします:2010/11/15(月) 16 15 11.14 ID DekoDrum0 55 チョン乙 37. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 23 43 51.29 ID fneJAH4p0 囲碁部「囲碁とは、宇宙である。」 いちご「私を呼んだかしら?」 囲碁部「呼んでません。」 38. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 23 45 37.71 ID fneJAH4p0 唯「1+5は…」 いちご「呼(ry」 ダキッ いちご「きゃっ!?」 唯「えへへ〜捕まえた!」 いちご「離して…」 唯「やだ。しばらくギュっとしていたい!」 いちご「はぁ…」 39. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 23 47 39.06 ID fneJAH4p0 澪「いちご。」 いちご「呼んだ?」 澪「うん。」 澪「あの時はその…ありがとう。」 いちご「なんの話かしら?」 澪「二年の時の和が休んでた日に、私がちょっかいをかけられたことあったよね。」 いちご「そんなこともあったわね。」 40. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 23 49 24.42 ID fneJAH4p0 澪「あの時は止めてくれてありがとう。お礼を言うのが遅くなっちゃったけど。」 いちご「別に大したことじゃないわよ。ただ見ていて不快になったから止めただけ。」 澪「それでも、私のために声をかけてくれたのが嬉しかったんだ。」 いちご「…」 澪「いちごって、なんて言うか、こう…正義感が強いよね。」 いちご「勘違いしないで。私はあなたの思っているようないい子さんじゃないから。」 澪「そうなの?」 いちご「うん。」 42. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 23 53 00.47 ID fneJAH4p0 澪「そっか…あと、お願いがあるんだ。私の友達になってくれないか?」 いちご「…私でよければ別にいいけど。」 澪「ありがとう。」 律「澪〜なんの話してんだ〜?」 いちご「律はお呼びでない。」 律「なんだと〜!」 澪「ふふふっ…」 律「何がおかしいんだ〜!」 いちご「(友達…か。悪くはないわね。)」クスッ おしまい! 43. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/05(水) 23 55 54.10 ID fneJAH4p0 単なるいきおいで書き上げた いちにちを費やした なんかごめん いちご「呼んだ?」 呼んでない 戻る
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/728.html
前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/Daily Life 上条と美琴は第6学区に来ていた。 学園都市の中でもアミューズメント施設に富むこの学区は、クリスマスという事もあり、カップルがあちこちにいる。 噂やら何やらが先行してしまい、付き合いが長いように思える上条達であるが、実際は成立して間もない出来たてカップルである。 さっき空港を出るときは腕を組んで、なんてしていたが、電車に乗るときに恥ずかしくなり、今では隣り合って歩いているのみである。 上条はあまり気にしていないようではあるが、美琴はチラチラと上条の右手を見ては俯きを繰り返している。 (ううっ……腕を組みたいけど、なんか恥ずかしいし。せめて手を繋ぐくらいは……) 一度羞恥心を自覚してしまった美琴は、妙に意識してしまい行動に移せない。 上条が積極的に来てくれたら話は早いのだが、その素振りも見せない。 第7学区とは違い、カップルだらけなのだから周りの目も気にしなくていいとは思うのだが。 (まったく、こういうところまで気が回ってくれたら完璧なのに) 「…い……と………した…」 (思い切って抱きついてみる?いやいや、なんか恥ずかしいし……でも、さっきは普通に行けたわよね) 「…い…こと……ど……した」 (あー、もうっ!ちょっとぐらい気にしなさいよ!周り見てたら分かんでしょうが) 「おい、美琴!そんな顔してどうした?」 「っんにゃ!?」 美琴は我に帰る。いつの間にか立ち止まっており、半歩前で上条が心配そうな顔をしていた。 「おー、やっと戻ってきたか。大丈夫かよ?怖い顔でぼーっとしてよ」 「あ、うん。ごめん………考え事してた」 気つけでもするように、美琴は両頬を叩く。パチンッといい音が鳴った。 「ったく、そんなにぼーっとしてると躓きそうだよな、危ないよな、うん」 「アンタ、何を言ってんのっ!?」 上条は1人で納得したかのようにうんうんと頷くと、美琴の左手を握りしめる。 「こうやって手繋いどけば危なくないだろ。漏電もしないしな。我ながらいい案ですよ」 そういうと上条は美琴の手を引いて歩き始める。突然、手を取られて半分『ふにゃー』状態であった美琴は慌てたようについて行く。 「ちょ、ちょっと、当麻?」 「ほらほら、美琴さん、クリスマスプレゼントを探しに行きますよ」 美琴はどこか白々しい上条の横顔を見る。心なしか頬が赤い気がする。 「……アンタ、手繋ぎたかっただけでしょ?」 「ははははは、何を言ってるんですか?俺はお前が危なっかしいから繋いだだけで、そんなやましい気持ちなんてないのですわよ?」 上条はワザとらしい口調で言い訳する。美琴の顔を見ようともせず、定まらない焦点をあちこちに向けていた。 (そう。あくまでそういうのね。それなら……) 私にも考えがあるわ、と、美琴は上条から目を逸らす。 「……………そう、よね。私と何か手を繋いでも嬉しくないわよね」 目を伏せてよわよわしい声を意識する。言葉の最後に繋いだ左手をぎゅっと握りしめるのも忘れない。 「いやいや、美琴さん!冗談でせうよ?上条さんは美琴と手を繋ぎたくて仕方が無かったのですよ?」 あたふたと慌てる上条が視界の端に映る。美琴は必死に笑いを我慢するが、だんだんと肩が震えてくる。 上条は反応のおかしい美琴に不幸センサーが反応するのを感じる。 (あれ、もしかして……俺は謀られました?) 「ふ、不幸だ……」 上条が肩を落とした瞬間、美琴は笑いを我慢できずに吹き出した。 「っははっ、ほんと、ごめんっ………」 上条は握った手を離そうとするが、美琴はぎゅっと握りしめて抵抗する。 「ねぇ、当麻」 「なんだよ?」 上条はどことなく落ち込んでいるようにも見える。 (ちょっとやり過ぎたかな) 「あ、ありがとね……手、繋いでくれて」 美琴はにっこりと微笑んで上条を見る。上条は照れたように顔を赤くし、顔を背けた。 「いいから、行くぞ」 「うん」 上条と美琴はとあるデパートの専門店街を歩いていた。 さっきまでとは異なり、しっかりと手を繋いでいる。指を絡めたいわゆる、恋人繋ぎというやつだ。 とはいっても、お互いに意識しすぎて歩き方がぎこちないくらいの初々しさを放っており、周りの熟練カップルからは暖かい目で見られていたりする。 もちろん、美琴は常盤台の制服であるので何かしらの注目を浴びているのだが。 「なぁ、美琴。とりあえず、お前の服買おうぜ?」 「なんでよ?」 「さすがに、常盤台の制服じゃ色々と目立ちすぎるって。せめて上着だけでもよ」 チェックのプリーツスカートはともかく、上着のブレザーだけでも変えてやれば注目度も減るであろう、というのが上条の案だ。 「うーん。そうね……どうせなら当麻が選んでよ」 「俺が?やめとけ、センスねぇぞ」 「そんなに卑屈にならなくても……まぁいいわ。意見だけでも言ってもらうから」 「それくらいなら出来るかな…」 じゃぁ行くわよ、と言って、美琴は上条の手を引っ張る。 「おい、そんなに急がなくても店は逃げねぇぞ?」 「分かってるわよ」 美琴としては、手を繋いであっちこっち彼氏を引っ張り回してみたいのだが、上条にその想いは通じないらしい。 その旨を伝えても『意味がわからん』と一蹴されそうだし、そもそも伝えるのが恥ずかしい。 美琴は目についた店に飛び込むと、上着になりそうなものを探し出す。 「ねぇ、これなんてどうかな?」 美琴が取り出したのはえらく可愛らしいパステルなパーカーだった。 「うーん。似合うとは思うが……そのスカートには合わなくねぇか?」 上条は常盤台のチェックスカートにパステルパーカーを着た美琴を想像する。 (うーん。なくは、ないかぁ?) むむむ、と眉をひそめてしまう。 美琴としては上条に喜んでもらうことが一番であるため、しぶしぶパーカーを棚に戻す。 「そうねぇ………これは?」 美琴はモコモコとした白いジャケットをとり、自分に当てて上条に見せる。 「なかなか良いんじゃねぇの?」 上条はそのジャケットを一瞥すると、感想を告げる。汚れがついたらとれなそうなのが気になる。 「アンタ、適当に答えてない?」 「真面目に答えてるよ」 美琴は感動の薄い上条に眉をひそめる。 「そこまで白いと汚れが取れにくそうだな、って思ったんだよ」 「そのくらい私の能力で遊離させればなんとかなるわよ。そうじゃなくて、もうちょっと参考になる意見とか気の利いたこと言えないわけ?」 「って言われてもな……」 上条は逡巡する。思っていることを言うのは恥ずかしいが、言わなければ納得しなさそうだ。 「あー、にしてもお前の能力ってそんな事も出来んの?便利で良いよな」 「話逸らすんじゃないわよ。……はぁ、もういい。これ買ってくるから、アンタは店の前で待ってなさい」 美琴は不機嫌な顔のまま踵を返し、レジに進んで行った。上条は頭を掻きながら店の前に出る。 (あーあ、やっちまったか) 上条は店の外まで来ると柱にもたれかかる。 ちゃんと言っとくか――― 気恥かしいが背に腹は代えられない。美琴に楽しんでもらうのが一番なのだから。 「お待たせ」 店から美琴が出てくる。買ったばかりの白いジャケットを着ている。制服のブレザーは手に持っている袋に入れてあるようだ。 「…………」 「何よ?」 「いや…………」 (なんてこった。こりゃぁ) 想像以上だ。白いジャケットが美琴の肌や茶色い髪を映えさせていた。 目の前の美琴は怪訝な顔で上条を見ている。このままでは直にビリビリと帯電しだすだろう。 上条は美琴をそっと抱き寄せる。美琴が目を丸くしているのが視界の端に映る。 「わりぃ、想像以上に似合ってたから……なんも言えなかった」 「っ!?」 上条の言葉に美琴は抵抗していた力を弱める。 「さっきは怒らせちまって悪かったな」 「ば、別にいいわよ。アンタに期待したのが間違いだった」 「お前は何来たって似合うからさ。上条さんとしては意見も何も、全部可愛いんですよ」 「な、何をっ、言ってのよ………」 「多分、なにも着てなくてもっっ!?」 「だぁぁぁぁぁぁっ!!」 上条は真下からの正確なアッパーを顎にくらい、後ろに倒れていく。 普通ならそのまま床に倒れて終わり、になるはずであった。しかし、上条はさっきまで柱にもたれていた。 そこから身体を離し、美琴を抱きしめていたときにアッパーをもらった。 ということは、上条の倒れる先にあるものは屈強なコンクリートの塊である。 「ご、がぁっ!?」 ごん、という鈍い音がし、上条の身体が床に転がる。美琴はその一連の流れを見ていることしかできず、気づいたころには上条が床に伸びていた。 「とっ、当麻!!」 反応はない。美琴は上条の横に屈みこみ、頭を確認する。外傷はなく、血も出ていないようだ。 「当麻、当麻!!」 傷が無いとは言え、頭に受けたダメージは中に伝わっている。見た目だけでは本当の意味で大丈夫かなんて分からない。 「と、うま?」 上条は答えない。美琴の頭に最悪の事態が過る。息はしているようなので死んではいないようだが。 「当麻!起きてよ、当麻!」 美琴の目に涙が浮かぶ。周りのカップル達が興味深そうな目線を投げては通過していく。助けてくれそうな人はいない。 「……………うっ」 上条の苦しそうに呻くと、ゆっくり起き上がろうとする。 「当麻!」 美琴はそんな上条の身体を支える。上条は朦朧とする意識を立て直すべく、周りを見る。 「ここ、は?………何してんだっけ、俺」 上条の言葉に、美琴は愕然とする。 (ちょっと、また、忘れちゃったって言うの?) 「……えっと、美琴?何で、泣いてんの?っつーか、俺はなんでこんな床でダウンしてたんでせうか?」 上条は顔をブンブンと横に振ると、この世の終わりのような顔をしている美琴を覗き込む。 「おぼえ、てるの?私の顔、分かる?」 「な、何を言ってるんでせうか?自分の好きな人の顔を忘れるほど罪作りな人間じゃないですよ?」 本当にポカンとしている上条を見て、美琴は自らの早とちりに気付く。さっきとは違った意味の涙が頬を伝う。 「良かった。ほんと、よかった………ごめんね、当麻」 「うわ!?なんなんですか?美琴?」 上条さんは把握できてませんことよ、と叫んでみるが、美琴はごめんなさいを連呼しながら泣きじゃくる。 「なんか心配かけたみたいで、ごめんな。美琴」 上条は泣きじゃくる美琴を優しく抱きしめると、耳元で呟いた。 なんとか落ち着いた美琴は、上条の右腕に抱きついている。その目の周りはまだ赤くなっているが、表情は幸せそうに崩れている。 「えへへへ」 絶望の底から引き揚げられた分、美琴のテンションは限界突破、レベル6まで到達している。 「おい、美琴?お前、そんなキャラだったっけか?」 「えへへへ~♪こんなのも私なの。当麻は……こういうの嫌い?」 美琴は彼女を知る人間が見たら卒倒するような顔で上条に問いかける。 上条の腕に寄りかかりながら見上げる形になるので、必然的に上目遣いになる。 「むしろ大好物です。デレた美琴たんもえー」 「ちょっと、棒読みはあんまりでしょ!」 そういいつつも、上条はすっかり美琴色に染まってしまった自分の心に呆れる。 (そんな顔で言われちまったら否定なんて出来るかよ) かといって、本心をさらけ出すには気が引ける。そんな照れ隠しで棒読みしてみた。 美琴は頬を膨らませているが、上条としては譲れなかった。 (レベル0の上条さんでも少しくらいカッコつけたいのですよ) 上条は小さく息を吐き、美琴を見る。屈託のない笑顔がそこにあった。 「美琴、昼飯でも食おうぜ?てか、もう15時だし……」 「あ、誤魔化したわね?」 「いやぁ、上条さんはお腹がペコペコでしてよ」 「はいはい。じゃぁ、何食べよっかなぁ」 美琴はデパートの案内板を見つけると、パタパタと駆けて行った。 上条はその背中を見送りながら、ゆっくりと美琴に続く。 「あ、イタリアンとかどう?」 美琴の指差す先にはカフェみたいなパスタ専門店が紹介されている。 「俺は食べれりゃなんでもいいけどな」 上条は胃のあたりを擦りながら腹ペコですよと、暗に『出来ればガッツリ腹が膨れるものを』と主張してみる。 「じゃぁ、アンタはコンビニ弁当ね」 「すいませんでした」 「分かればよろしい。デートなんだからちょっとくらい気にしなさいよ」 上条は場所を確認すると、美琴の手を取り件のパスタ店を目指す。 「俺はパスタとか良く分かんねぇぞ?」 「そんな気にしなくてもいいわよ。フランス料理のフルコース食べるわけじゃないんだし」 テーブルマナーくらいなら教えてあげるわ、と美琴は続ける。 「それにカフェみたいなお店でしょ?生麺使ってるみたいだから味に期待はしてるけど、そんなに肩肘張っていくようなとこじゃないわよ」 「上条さんは外食なんて殆どしないのでわかりません」 外食するにしてもファミレスくらいだしな、と言い、上条は美琴と繋いだ手に少しだけ力を込める。 「洒落た店に行くのが緊張なんじゃなくて、お前と一緒に行くから緊張すんだよ」 美琴が見上げると、上条は少しだけ頬を染めていた。恐らく照れているんだろう。自分の顔にも血が昇るのを感じる。 (まったく、人を照れさせることに関してはレベル5なんだから) 美琴はいちいち恥ずかしいセリフを吐いては胸をキュンキュンさせてくる上条に想いを馳せる。 (むしろこれがコイツの能力なんじゃないの?『悶絶呪文(ラブレター)』レベル5……なんつって) 美琴は自分のネーミングセンスのなさに、吹き出してしまう。もう少しなんとかならなかったのか。 「あ、吹き出すことねぇだろ?確かに恥ずかしい事言ってるけどよ」 上条はそんな美琴を見て勘違いしたらしく、少し機嫌を損ねたようだ。恥ずかしげにしながらも、ムスっとしている。 「違う違う。アンタのすぐに恥ずかしい事言う癖は能力なんじゃないかって思うとなんだか可笑しくてね?」 「はぁ………あんまり使える能力じゃねぇぞ、それ」 上条は少し悲しそうに呟く。想像というより、ネタでしかに話なのに気にするか、と美琴は思ってしまう。 そんな事でヘコんでしまう上条の事を可愛いと思えるのも惚れてしまった弱みだろうか。 「立派にレベル5だと思うわよ?学園都市第3位を言葉だけで悶絶させるんだもの」 美琴は可笑しそうにクスクスと笑う。上条はどこか腑に落ちていないような顔で鼻の頭を掻いている。 「なんだ?『悶絶呪文』レベル5とか言い出すんじゃねぇだろうな?」 「っ!!」 げほっけほっ、美琴はむせたように咳払いをし、すこし涙目になりながら上条を見る。 キョトンとしたまま頭の周りに?をいっぱい飛ばしたマヌケな顔があった。 「な、なんだよ?」 「ううん。なんでもない」 美琴はにっこりと笑うと上条の手を優しく握る。それに応えるかのように握り返してくれる上条の優しさが嬉しかった。 (絶対に、離さないんだから) 自分の居場所を確認するように、美琴はもう一度、左手に力を込めた。 上条は非常に困っていた。デート中に『補習ですよ―』なんて電話が来たわけではない。 ましてや、美琴を怒らせて困っているわけでもなければ、某シスターさんが帰ってきたわけでもない。 上条は眉間に皺を寄せ、目の前にあるメニュー表と睨めっこしている。 「さっぱりわからん」 上条にとってのパスタとは、ナポリタンとかミートソースとかだ。ちょっとお洒落にいってペペロンチーノである。 それがどうだ、目の前のメニューには良く分からないカタカナがいっぱい並んでいる。 ほうれん草のクリームスパゲティとかならまだ分かるが…… 「なんなんだ……フェットチーネ?リングイネ?」 (意味分かんねぇ……ファルファッレ?神裂の魔法名がそんなんじゃなかったか?) 上条は、天草式の面々が聞けば武装して襲ってきそうなくらい恐ろしい事を考えてしまう。それくらい難解ものだった。 上条はメニューから目を離し、美琴を盗み見る。楽しそうに『あれもいいなぁ、これもいいなぁ』と言っている。 (こうなったら、美琴に選んでもらうか) 我ながらいい案じゃねぇか、と心の中で自賛し、パタンとメニューを閉じる。 「美琴、迷ってんなら2つ選べ」 「……私はインデックスじゃないわよ?1つで十分なんだけど」 美琴は上条に『何言ってんのよ』と言った顔を向けてくる。心が折れそうだった。 「んなこと分かってる。お前が2つ選んで、どっちかを俺が食うってことだ。そうすりゃ2品食べれるだろ?」 本当はメニューが分からないからなのであるが、バレてはいけない。どんなに小さくチンケなものでも、上条にだってプライドはある。 「……でも、アンタは好みとかないの?」 「美琴さんが食べたいものなら何でも食べたいです」 主体性ないわね、と言いながらも美琴は嬉しそうだった。上条としては少しだけ後ろめたい気分だったが、何も言わないし言えない。 「決まったか?店員さん呼ぶぞ?」 「あ、うん」 「すいませーん」 上条は右手を上げると、待ってたかのようにウェイターがやってきてメニューを確認していく。 美琴はウェイターにカタカナの多い噛みそうな名前のパスタを告げている。 なんの苦もなく読めてしまうあたり言いなれてるのかもしれない、と上条は改めて美琴がお嬢様であることを意識する。 「美琴、一個聞いていいか?」 「何個でも聞きなさい。美琴センセーが教えてあげるわ」 ふふん、という表情を作り、美琴は胸を突き出す。美鈴くらいがすれば目線のやり場に困ることになるだろうが、美琴のそれはまだ慎ましやかだ。 「生麺ってどういうこった?」 「なんだ、そこ?てっきり、パスタの種類が分からないのかと思ってたけど」 美琴は意外そうな顔で笑っている。上条としては痛いところを突かれて、表情に出さないようにするのに必死だったりする。、 「この店で麺を打ってるのよ。デュラムのセモリナ粉100%が売りらしいわね」 「デュラムノセモリナコ?」 霊装の名前みたいだな、とまたもやカタカナに圧倒される。美琴はそんな上条に『だめだ、こいつ』といった目を向ける。 「デュラム小麦を使ったセモリナ粉っていうので打ったのが『パスタ』って言われるらしいの。まぁ、強力粉でも打てるんだけどね」 「普通の強力粉でパスタができるんでせうか?今度やってみるかな」 上条はへぇーっと、感心した声を出すと、本当に打つ気なのか麺棒がねぇなとか道具はなんだとかブツブツ言っている。 「ま、上手く出来たら私にも食べさせてよ」 「上手くいかなくても食べさせてやるよ」 そんな風にじゃれあっていると、ウェイターが2枚の皿を持ってきた。 「こちらご注文の品となりますね」 そういうと美琴の前には和風カペッリーニを、上条の前にはトマトクリームのファルファッレを置いて行った。 「これがファルファッレですか」 ファルファッレとは蝶のようなリボン型のショートパスタだ。ナスがゴロゴロと入っており、トマトクリームの良い匂いが食欲を刺激する。 (まさか本当に神裂の魔法名を食う事になるとは……) 上条は『七天七刀』を構えた神裂がパスタをばら撒く姿を想像し、危うく吹き出しそうになった。 (これ以上考えたら神裂に会うたびに吹き出しかねん!) 聖人の握力で頭蓋骨を粉砕されないためにも、上条は頭の中から必死で邪念を追い出そうとする。 必死な顔をして悶えている上条を見て、美琴は上条の頭が少し……いや、物凄く心配になった。 上条は目の前のパスタを『うめぇ!』と絶賛し続け、周りのお客さんの注目を集めていた。 「ちょっと、アンタもうちょっと静かにしなさいよ。せっかく、私が着替えたのに意味ないじゃない」 「しかしですね、これは美味しいですよ!ほら、美琴も食べてみろって」 上条は蝶をフォークで2、3捕まえると、ほれ、といった調子で美琴の前に持っていく。 美琴は完全に固まっている。顔を真っ赤にして、小刻みにぷるぷると震えてさえいる。 (は、はわわわわわ!?ここここれって、ああああれよね?) 恋人なら誰もが羨むほどはいかないかもしれないが、少なくとも震えている電撃姫は憧れていたシチュエーションだ。 むしろ、恋人になる前から念入りにイメージトレーニングもとい妄想を積み重ねていた状況なのだ。 それでも、間抜けな顔で固まってしまっている美琴の前で、蝶がひらひらと舞う。上条は『あれ?』といった顔だ。 「御坂?」 「ななななな」 「あぁ、そうか……」 上条は当てがはずれたかな、というような少しだけ不満そうな顔でフォークを下げた。 「ぁ………」 美琴は小さく声を漏らすと、さっきと違った意味で固まってしまう。 (せ、せっかくのチャンスが……) 上条はそんな美琴を見ることもなく、フォークにナスを突き刺している。 「ほい。ナスも食いてぇなら早く言えよな」 上条は文句を言いながらも笑いながらフォークを差し出す。 再び美琴の前で蝶が舞う。 「ぅぁ………」 それでも美琴は動けなかった。さっきから慌てたり落胆したりと大忙しで、脳が現状を把握しきれていない。 「ほら、口開けろって。あーん」 「あ、あーん」 美琴は口を開けると、上条の差し出すパスタを口に入れる。 「………なんでそのまま固まるんだよ」 上条がフォークを引いても、美琴は一向に食べ進める気配が無い。 「まさかそのまま飲むんじゃねぇだろうな?しっかり噛めよ。はい、もぐもぐ」 「んぐもぐ」 「はい、ごっくん」 んっ、と喉を鳴らして飲み込む。よくできました、と上条は美琴に笑いかける。 「な?美味いだろ?」 「…………んない」 「へ?」 「わかんないっ」 「へ?」 上条の目が点になる。美琴は居心地悪そうにもじもじとしている。 「こ、こんな恥ずかしい事されたら、味なんかわかんない……」 美琴はそのまま俯いてしまう。 (やべぇ……美琴が可愛い。いや、いっつも可愛いんですけど……) 上条は美琴の恥じらう姿にハートを鷲掴みにされ、骨抜きにされている。 「だから……」 美琴は赤くしたままの顔をあげて上条を見つめる。潤んだ瞳が上条の目を捕らえた。 「もう一回」 「お、おう」 結局、最後まで仲睦まじく食べさせあう事になるのだった。 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/Daily Life
https://w.atwiki.jp/himaitame/pages/889.html
734 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/29(月) 16 05 59 ID VIiQlGNt0 勇者たりてる? 777 らいち ◆Q2.enP/E0w New! 2005/08/29(月) 16 10 47 ID VIiQlGNt0 『自分の特徴』 性別:[ 男] 年齢:[工房 ] 顔の特徴:[ H2の山田] 性交渉経験:[ あり] 相手との関係:[中学からの親友(高校同じ ] 相手に送るメールの方向性など:[ 何でもあり] 『相手の特徴』 ニックネーム:[ 雅] 性別:[ 女] 年齢:[ 一上] 顔の特徴:[ 中の上 童顔] 性交渉経験:[ あり] 『その他』 長文OKか:[NG ]) 写メネタOKか:[ NG 781 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 16 11 46 ID yZofbmIn0 777 イケメンキタコレ 782 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/29(月) 16 12 13 ID lvQGipMn0 777 安価 784 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 16 12 28 ID 6g8oXQf60 777 ラッキーセブンだな。 いい事ありそう。 787 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 16 12 59 ID VIiQlGNt0 781イケメンじゃないっす 安価忘れたんで 820 820 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 16 17 34 ID VLW1EKYf0 性欲をもてあます 832 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 16 18 43 ID VIiQlGNt0 820 一発目からそれですか・・・ 送信 877 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 16 23 39 ID VIiQlGNt0 820 返信北 まったく、らいちは夏休み最後だってのに何ふざけた事やってるの(怒ってる絵文字) っていうか宿題終わってないから手伝ってよぉ~~SOS 馬鹿今貴様に宿題どころではないは・・・ 900 896 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 16 25 27 ID VIiQlGNt0 jジャック氏すんまそ 再指定 920 920 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/29(月) 16 26 39 ID bP8EHCNN0 ネコミミつけてくれ 935 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 16 28 44 ID VIiQlGNt0 920 ねこみみか・・・俺変人だと思われるっぽ・・・ 送信 967 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 16 33 48 ID VIiQlGNt0 920返信北 ねこみみ??何それ?らいち何かおかしいよ大丈夫・・・・ 学校でなんかあった雅でいいなら悩み聞くよ ・・・あれれこの子こんな良い子だっけ?? 960 987 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 16 35 25 ID VIiQlGNt0 あれ安価かぶったな・・ 指定は次すれで 15 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 16 38 25 ID VIiQlGNt0 1乙です 早速 30いってみよ 30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 16 39 51 ID 2jcJBbgq0 友達の兄貴にやられた・・・ もう死にたい 38 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 16 40 58 ID VIiQlGNt0 30 ???これ送るのか?? 43 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 16 42 13 ID VIiQlGNt0 了解です 送信 76 ら sage New! 2005/08/29(月) 16 47 02 ID VIiQlGNt0 30 返信喜田喜田 え!?誰に何やられたの??ホント大丈夫雅でいいなら話きくよ? ちょっ!!俺の知ってるこの子こんな優しくないよ・・ 良心が痛むわw 80 80 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 16 47 34 ID 6g8oXQf60 キニシナーイキニシナーイ 98 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 16 51 26 ID VIiQlGNt0 返信喜田 速っ 何が?気にしないのさ・・・大丈夫か心配だかららいちの家行くね ・・マジ萌えかもしれない・・・ 100 107 らいち sage New! 2005/08/29(月) 16 52 28 ID VIiQlGNt0 あれまっ 130 130 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 16 54 33 ID VLW1EKYf0 ああ、きてくれ 俺の体は疼いている 156 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 17 01 12 ID VIiQlGNt0 返信喜田 分かった行くね、でもHな事はしないでよ バイト終わったらだから8時くらいに行くね じゃっバイトだからマタネッ(*^-゜)/~Bye♪ ヾ(-_-;) オイオイ...それで終わりかよ・・ つまらないのでもう一人追加しますね 164 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 17 02 24 ID VIiQlGNt0 180 167 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 17 02 55 ID CiYBUPrd0 156 Hなことしてと言ってるようにしか見えん。 180 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 17 04 40 ID G5jSl3la0 襲うなって無理ゆーな、来るときにフリスクかってこいよ。 お前のアナルに突っ込んでやるからさ。 204 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 17 08 23 ID VIiQlGNt0 返信喜田 雅とらいちは友達だよね・・・・・じゃっ8時 え~!!意味ワカラナスwwwwwwww 243 らいち ◆Q2.enP/E0w New! 2005/08/29(月) 17 12 20 ID VIiQlGNt0 『相手の特徴』 ニックネーム:[ ドナルド]姉貴の親友 性別:[ 女] 年齢:[2個上(大学1年 ] 顔の特徴:[ 上の中] 性交渉経験:[多分あり ] 『その他』 長文OKか:[ 程ほどに 写メネタOKか:[ NG 出来れば苺がいいなぁ~ って事で>>300 245 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 17 12 43 ID TekKL4aI0 243 あひる口なの? 247 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 17 13 21 ID +ZJpBgiR0 243 ねえちゃん!ねえちゃん! 258 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 17 15 23 ID VIiQlGNt0 姉さんは無理です!! 絶対に無理です。。それだけは勘弁です・。。 245 いやそういうのじゃなくていつもドナルドグッズを持っているから 380 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 17 31 57 ID VIiQlGNt0 返信こNeeee って事で追撃 400 392 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 17 33 16 ID VIiQlGNt0 ジャック氏とよくかぶるな~ もしかしたら俺たち兄弟じゃん??だから行動似るんだよw 430 486 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 17 42 18 ID VIiQlGNt0 返信きたちゃった この場合どうすればいいか 512が決める 558 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 17 53 35 ID VIiQlGNt0 返信内容 へロー久しぶり~今ドナルドは近所の某喫茶店で友達と宿題やってるよ ねーさん元気?? 普通過ぎw 555 585 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 17 55 15 ID VIiQlGNt0 ダメだ・・ 590 601 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 17 56 56 ID VIiQlGNt0 590 そりゃ無いよ・・・ 603 603 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 17 57 05 ID s+HTDQHv0 ウンコッコー 716 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 18 12 40 ID VIiQlGNt0 返信喜田 うんこ??便秘なの? まぁそんな事よりもうすぐガッコ&文化祭じゃん らいちの文化祭行っちゃおうかな姉さんつれて うはっ軽くスルーかよ 753 753 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 18 17 19 ID K6eDplSv0 いや・・・こないで・・・ください・・・ たぶん俺全裸で首輪つけられてるから・・・ 784 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 18 20 27 ID VIiQlGNt0 753 マジか~姉貴に報告されたら死ぬな・・ 送信 827 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 18 28 50 ID VIiQlGNt0 返信喜田 はっ!!馬鹿じゃないの いいかげんにしなと姉さんに言うよ ちぃ~姉貴はやめてくれ・・・・ 845 845 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 18 30 33 ID UhQBGmDoO 言えよ!! 言ったら自殺するから笑 858 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 18 35 03 ID VIiQlGNt0 返信喜田 ・・自殺はやめて・・ダメだよ 姉さん悲しむしドナルドも泣いちゃうよ・・ 。。良心が痛む。。。。しかし行くぜ 912 874 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 18 37 16 ID VIiQlGNt0 遠いので 900 900 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 18 39 31 ID oRMVE8T80 ところでお願いがあります。 今。性欲もてあましてまして できれば今晩お突き合いしてもらいたいのです。 愛のあるチューはできますのでお返事お待ちしてます。 お金はないけど本気でエッチはしたいです。 921 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 18 45 06 ID VIiQlGNt0 900 返信喜田 速っ らいち何言ってるの??愛のあるって何。。。 体目的とかいけないよ。。らいちに悪いけど姉さんに言うね 見損なったよ 。。。ε- (´ー`*) フッ 954 954 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 18 49 14 ID G5jSl3la0 体だけなんかじゃないよ。 ドナルドのことは姉貴の次に好きだよ。 971 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 18 51 06 ID VIiQlGNt0 954 何故姉貴がでてくるんだよ~・・ 送信 975 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 18 52 18 ID S+GEJCOL0 971 家族愛 彼氏、彼女 つまり 姉 ドナルド 姉がいなくなれば ドナルドが好き 35 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 19 03 29 ID 9mtmnfhIO ドナルドからはメールがこないので一時終了。。 8時から来る雅の安価 60 62 64 70 78 60 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/29(月) 19 11 04 ID vnjNRxtP0 雅の顔を撮ってうp 62 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/29(月) 19 11 06 ID E9HmvErf0 3回寸止め(イカせるの) 「イカせてください、ご主人様」と言わせてから イカせる フェラ、手コキ、セクロス、素また禁止 パイズリの場合はおっぱいうp 64 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/29(月) 19 11 07 ID K6eDplSv0 ポリネシアンセクロス5時間コース 70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/29(月) 19 11 33 ID +Aku4fsH0 人間の体の部位で6倍になるところは? ↓ 何とかちんちんと答えさせる ↓ 答えは瞳孔だよ でも雅のそういう考えかた好きだよ ↓ 雅赤面 これで 78 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/29(月) 19 12 27 ID jlXqki9p0 強姦まがいのキス→愛撫→中田氏→1児のパパに→出来ちゃった結婚 →子供がアイドルに→タゲ事故死→子供とセックル→子供妊娠→心中 82 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/29(月) 19 13 13 ID CiYBUPrd0 78 うはwwwww超長編wwwwwwwwwww 223 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 20 00 18 ID VIiQlGNt0 さて、家のチャイムがなりひびてるよ・・ 62はヤバイッテ・・ 78・・・・俺に市ねと・・ じゃっ頑張ってきま~っす 会って最初の一言>>200 235 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/29(月) 20 02 24 ID pi0xKiKt0 カスが。 287 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/29(月) 20 22 24 ID oRMVE8T80 今頃 らいちは・・・ 296 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/29(月) 20 27 05 ID JNA5rnsP0 ライチ腰ふってるかな? 952 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 21 51 51 ID VIiQlGNt0 ただいま・・・疲れたよパトラッシュ・・ 勇者おおいんで少なくなった頃きますね・ 954 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/29(月) 21 52 24 ID JNA5rnsP0 勇者らいち様がご帰還なさった!!!! 408 らいち ◆Q2.enP/E0w safe New! 2005/08/29(月) 22 44 05 ID VIiQlGNt0 勇者多いな・・・ 報告しないでひっこんでるね 571 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 23 08 56 ID VIiQlGNt0 [壁]¬ェ¬=)oジィー報告したほうがいい? 575 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 23 09 39 ID vnjNRxtP0 571 OK! 597 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 23 11 51 ID VIiQlGNt0 了解。。結構長いから待ってってねw シャメはうpしたほうがいいのかな? 609 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 23 12 57 ID wyEsGLHI0 597 写メうp!! 649 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 23 23 24 ID VIiQlGNt0 雅「こんばんわ」 ラ「お前ホントきたんだ」 雅「だって心配だったしライチにあいたかったんだ~」 ラ「照照照・・・まぁ部屋こいや」 とりあえず部屋にはいる。。 雅「へ~以外に綺麗じゃんちょっと見直したかも」 当たり前だ馬鹿貴様が来る言うから部屋掃除したんだよ 掃除と同時に枕の下にゴムを4個ばかり設置したのは内緒だw ラ「飲み物もってくるよ」←ぎこちない 右手に飲み物とお菓子を持ち左手に携帯をカメラ起動させてもち いざ出陣!! 続く・・ うpの仕方に苦戦しています;; 728 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 23 34 57 ID VIiQlGNt0 ラ「はい飲み物どぞ~」 そういって飲み物とお菓子をテーブルに置いた 雅「ありがと~」 タゲは油断している今だ俺・・ 「ピロロローン」 雅「えっ!!何何いまの」 俺「激写したかった」 雅「削除してよ~不意ついかれたから変顔だよ」 ラ「嫌じゃ」 雅「・・・携帯かして雅が消すから」 5分くらいの攻防の末携帯を取られてしまったorz 雅「シャメ欲しいならあげるからいいでしょ」 ラ「マジか今すぐよこせ」 雅「じゃメールで送るね」 http //n.pic.to/1pr6a しばし、雑談なので省く 雅「飲みすぎた。。トイレいってくる」 ラ「いってら」 雅がトイレにいったので俺は覚悟を決めた 続く 俺タイピング遅いからそんまそ 画像は10分で消します 741 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 23 36 21 ID oRMVE8T80 許可 742 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 23 36 33 ID b8YzvgtJ0 きょかーーーーーーーーーーー 744 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 23 37 13 ID VIiQlGNt0 許可しました 748 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 23 37 42 ID +ZJpBgiR0 728 姉ちゃんに少し似てたwwwwwwww 752 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 23 38 41 ID b8YzvgtJ0 なんかみれねーorz 753 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 23 38 47 ID oFIMCFtg0 728 何故だ見れないorz 754 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 23 38 52 ID YeDkifo/0 きゅうりの姉ちゃん、こんな感じかー 757 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 23 39 26 ID HnVYUbD80 728 かわいいじゃん 758 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 23 39 29 ID nA/5sUd20 728 カワイスじゃねーか 761 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 23 39 57 ID vnjNRxtP0 728 姉ちゃんを茶髪にしたらこんなかんじだwww 772 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 23 41 58 ID yZofbmIn0 728 けいたいでみた カワイス 794 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 23 43 43 ID wyEsGLHI0 786 すっごいかわええんだおwwwwww 796 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 23 44 04 ID VIiQlGNt0 雅「ただいま」 ラ「おかえり~長かったな大か??」 雅「市ね」 ラ「ちょっといいか?」 雅「うん?どーしたの改まって?」 ラ「ちょっと近く着てよ」 雅「なんだそれ!ライチおかし~笑」 近づいてくる雅。。俺の隣に座った。 俺は深呼吸をし、いきなりに雅にベロチューをした 雅「ちょっ!や・・め!だめだから・」 雅は必死に俺から逃げようとするが逃げる暇をあたえず 雅のGパンをのボタンを取り手えお入れた・・ 続くn 何か眠い・・っす 797 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 23 44 14 ID S+GEJCOL0 何こいつ。 テラカワイスwwwwwwwwwww 801 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 23 44 49 ID vnjNRxtP0 794 姉ちゃんに似てるからなんといえないwww 811 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/29(月) 23 46 00 ID f2oP1oI10 ちょwwwww女クオリティタカスwwwwwww 801一日でいいから弟交代しようぜwっうぇっうぇwwww 881 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/29(月) 23 55 23 ID VIiQlGNt0 雅のパンツに手を入れた瞬間俺の腹に雅の蹴りが直撃 雅「いきな・りなにすんの・・」涙目で訴える ラ「いや・・あんまり可愛いから襲いたくなって・・」 雅「冗談にも程があるよ。・・泣き出す」 ラ「ごめん・・・さりげなく雅に抱きつく」 雅「耳元でやめてねこういうこと」とつぶやく ラ「ごめん・・でも雅の事好きだから・・」 えっ!!俺何いってるの?? 雅「だからってこーいうの・・・涙」 俺「雅好きな人いるの?俺のこと嫌い?」 雅「いないし。。ライちの事好きだけど・・・」 ラ「じゃっ質問かえるね・人間の体の部位で6倍になるところは?」 雅「はっ??」 俺は指股間を指して訴えかける 続く PC許可したから見れるはず? 895 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/29(月) 23 57 57 ID Z+0jWs0K0 881 馬鹿矢労!この時間のあのときに見た俺らだけの特権なんだよ! レア度がなくなるだろ! めっちゃかわえええええええええええモエエエエエエエエエエエ 55 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/30(火) 00 15 17 ID IrLRnnEG0 雅「何?何?もう一回」 ラ「人間の体の部位で6倍になるところは?」やはり股間を刺してる 雅「はっ?意味わかんないし・っつかちんこ指でしてるなよ」 ラ「正解は瞳孔だよ でも雅のそういう考えかた好きだよ。」 雅「意味不明・・でも好きってうれしいかも」 ちょっとホント萌え・・wしかし最後にやらねば ラ「1回だけやらせて」 雅「だから無理、付き合ってないじゃん」 ラ「いいからいいから」 そのまま雅をベッドの上に寝かせた(無理やり 雅「だか・・らダメ・・」 俺は雅の声を無視して雅の衣服を取り始めた 俺「可愛い¥・・」 雅「泣いてて無い言ってるか不明」 おっぱい少し揉んで手マンして・・もうそこでギブアップだった:: 雅は泣きながら「最低」 ラ「ごめん」 雅は泣きながら家を出てったさ 報告終了・・ クォリティ低くてごめん 雅もう一回うpしたほうがいい? 60 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 16 16 ID w+0GsTJQ0 55 おまえ、最低な奴だなwwwwwwwww 乙! 62 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 16 17 ID Zezyps8J0 55 雅カワイソス 63 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 16 50 ID TiiCeJML0 55 アチャー 64 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 17 00 ID SDQ7NHqw0 55 雅はどうでもいいが 乙 66 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 17 18 ID 1nTeRSbZ0 55 VIPPERの鏡だお前は!! だけど・・・今度は謝ってちゃんと告っちまいな!! 76 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 17 26 ID B4GYRNOZ0 55 うそでも付き合うって言っておけば・・・ 81 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 18 01 ID X8uG4TYf0 55 おっぱい少し揉んで手マンして・・もうそこでギブアップだった:: →kwsk 82 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 18 19 ID o7xtRhuiO 55真里子かわいそう 83 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 18 22 ID nwWPzRch0 55 これは服を脱いだ状態で逃げたのか? 84 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 18 28 ID EnRbt3lG0 (;_⊂ 96 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 20 52 ID tVo/DARr0 55 よくやった!!おまいはよくやった… 111 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 23 12 ID o74/ECyw0 55 仲 直 り し て な い の か ? 120 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/30(火) 00 24 53 ID IrLRnnEG0 それは俺が決めることではなく 安価が決めることだよw 仲直りしたいけど・・・ うpはもう少しまってんw 122 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 25 12 ID kVQAXqca0 55 おまい最低じゃねーか 125 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 25 35 ID w+0GsTJQ0 120 もう普通に仲直りしたほうがいいとおもうが 246 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/30(火) 00 41 14 ID IrLRnnEG0 http //p.pita.st/?pv9aaai7 とりあえずこれでみれるはず!! 追伸ですが、雅に電話してとりあえずは許してもらいました。 そのうちまた勇者としてきますね。 253 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 41 55 ID YeWqoLfG0 246 乙 254 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 41 57 ID HgZXWFfB0 246 コレクレッ 261 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 42 31 ID y46Ppifr0 246 見れました~凄い可愛いじゃん! お前もったいないことをしたな… そのクオリティに乾杯だwwwwww 262 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 42 31 ID 6vVm2Yg10 246 うーむ。報告で読むほど純真な子に見えないのは何故だろう 263 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 42 53 ID 1nTeRSbZ0 246 うp乙 でもお前こんな娘にあんなことを。仲直りしてくださいお願いしますOTZ 264 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/30(火) 00 43 42 ID 7QC/NUre0 雅タンで3000億万回抜きました 273 らいち ◆Q2.enP/E0w sage New! 2005/08/30(火) 00 45 10 ID IrLRnnEG0 254 やらん!!雅は俺のものだ 262 確かに普通の時はハジケテるからね らいち2
https://w.atwiki.jp/akatonbo/pages/550.html
物売るってレベルじゃねーぞ 作詞/19スレ14 神器を求める人々 混む行列 溢れる欲望 鋭い眼光 抑えられない憤怒 物売るってレベルじゃねーぞ!! (店員なんとかしろよ!!) 物売るってレベルじゃねーぞ!! (列なんかかんけーねーよ!!) 物売るってレベルじゃねーぞ!! (何とかしろよあっちよぉ!マジでよぉ!) 物売るってレベルじゃねーぞ!! (家で、遊びます!)