約 3,953,377 件
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/420.html
もしククゼシが遭難して無人島に2人きりになったら… * * * 身体を隠すものをほとんど身につけず、焚き火を挟んで背中合わせのまま2人は長い間無言でいた。ククールの脳裏にはさっき欲望に抗えず覗き見てしまった、ゼシカの艶めかしい後ろ姿が焼き付いていた。暗闇の中ゆらめく炎だけに照らされた、真っ白なその肌。うなじから細い肩をたどり、滑らかな背中を降りて柔らかそうなお尻まで(ちなみに下着だけは履いていた)。ククールは消しても消しても浮かんでくるその光景を、なんとかして頭から抹消しようと必死だった。なんというか、冗談抜きで、ひとっカケラの余裕もなく、ヤバい状態だ。今ならほんの些細なスイッチでいとも簡単に自分はゼシカを押し倒すだろうという、まったく誇れない絶対的な自信がある。ヤバい。キスしたい。触りたい。手ぇ出したい。彼女の横で旅を続けながら考えないように見ないようにしてきた男のストレートな欲望が、堤防を失った濁流のように溢れ出してくる。無理やり抑え込んだまま、溜めに溜めてきたのだ。一度放たれれば、その勢いはちょっとやそっとじゃ収まるわけがない。―――お互い裸。ここにいるのは間違いなく自分たちだけ。誰も見てないし、誰も聞いてない。ククールはこれまでの人生を振り返り、神の試練に違いないと思っていた数々の苦行がいかに甘っちょろいものであったかを知る…(今ならあの鬼兄貴ですらかわいく見えるぜ…)己のだらしのない下半身を呪いながら、最高の自嘲をもって乾いた笑いをもらすのだった。微妙すぎる空気が悶々と続く中、突然ゼシカの小さなくしゃみが響いた。ビクリとしたククールだが、戸惑いながらも心配になり、背中越しに尋ねる。「……寒いか?」「…だいじょうぶ…」と心細げな声。大丈夫なわけはない。そもそも全身を暖めなければならないのに、自分達は焚き火に向かって背中しか向けていないのだ。これでは冷えるに決まっている。……自分は無駄にカッカしているので問題ないわけだが。このままだとゼシカがひどい風邪をひきかねない。わかっているが、どうすればいいのか。下心なく、抱きしめて温めてやりたい気持ちと葛藤していると、さらにしばらくして、「―――ククール…」恐る恐るといった風にゼシカが自分の名を呼ぶのに、思わず振り返りそうになるのを慌てて押し留める。「どうした?」「……。……おねがいがあるんだけど……」ドクン、とククールの心臓が跳ね上がった。ここまできたらさすがに大体は読める。この状況で、この外見と裏腹な幼い彼女が、無邪気に自分に何を「おねがい」するのかを。ギャーヤメテーと、理性という名のもう一人のククールが叫ぶ間もなく、ゼシカの小さな声。「…背中合わせでいいから…。……そばにきて、……くれないかな…」語尾はほとんど聞こえないほど恥ずかしそうに。嫁入り前の乙女から要求するにはかなりはしたないことを口にしている、とわかっているのだろう。―――しかしどこか認識が甘いゼシカである。はしたない、どころではない。なぜならそれはすぐ後ろにいるその男に、「触ってもいいよ」と言っているようなものなのだから。自分がどんな核爆弾を落としたのか気付かないまま、返事のないククールに対し軽蔑されたのか、と不安を募らせるゼシカ。耐えきれず少しだけ振り返ろうとした時。「――きゃ…っ」後ろから唐突に2本の腕が自分を抱き込み、思わず身をすくませた。もちろんそれはククールの腕に違いないのだが、羞恥と困惑で頭がパニックになり、振り返ることもできずガチガチに身体を強張らせてしまう。そのゼシカの冷えた両肩を、交差したククールの手が力をこめて抱きしめた。「………………く、……クク…」ようやく絞り出されたゼシカの声はどうしようもなく動揺している。「……っ、わ、私…背中…って」「………この方があったまる」「だ、だって」「見てないから」「……。」もちろんそれは嘘だったが、抵抗されない程度には効果があった。ゼシカの首筋と肩に顔を埋めているククールからは、申し訳程度に両手で隠された乳房が丸見えだった。徐々に体温が上がってくるにつれ、ゼシカはククールの素肌の胸が、自分の背中にぴったりとくっつけられていることを意識しはじめる。一気に全身が紅潮した。心臓に全ての血が集まり、脳が酸欠で思考回路がまったく働かない。―――これって、この状況って、もしかして、もしかして。あまりにも鈍いゼシカがようやく事態を把握しはじめたその時、ククールの熱っぽい声が耳に注ぎ込まれた。「―――……ゼシカ……」ダメ、と心の中でゼシカは叫んだ。自分たちが決して行ってはいけない場所に踏み込もうとしているのを悟り、キツく瞳を閉じた…☆★☆【かゆ☆かわルート】→なんとここでタイミングよくエイト達の助けが! さぁ何事もなかったように甘酸っぱい冒険の旅に戻りましょう。【エロ☆かゆルート】→あんな広大な海原で都合よく無人島に助けなんか来ません。 さぁ貴方の脳内でありとあらゆる妄想を繰り広げましょう(もしくは隠れ屋へ)。 続き→続・無人島
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/269.html
544 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/21(月) 23 11 45 ID Gs234PpT0 ククールがあまりの暑さに何かがプッツン切れいきなりゼシたんに襲いかかって (しかも人前で)ヒャドでもおもきし喰らってればいいな。 「…はっ。オレは一体なにを」冷たさで我に帰った 「あらククール寒そうね。メラでもいかが?(にっこり)」 545 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/22(火) 15 29 01 ID /U8ML2YdO アホクク可愛いw 真夏でもあの真っ赤な騎士服着てんのかな?そりゃ暑さで頭やられるわw 日頃晒されたゼシカの白い肌を前に日々我慢+暑い日差しで意識朦朧のコンボじゃ仕方ない 意識が戻った時には首筋に虫に刺されたような跡をつけ物凄い形相をしたゼシカが… 546 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/22(火) 18 49 49 ID jsC7L0m00 ククールがあらわれた! ククールはゼシカがみがまえるまえにおそってきた! ククールはゼシカを押し倒し首筋にキスをした! つうこんのいちげき!ゼシカに500のダメージ! ┏━━━━━━━━━━┓┏━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ .ゼシカ .┃┃ククール 1人. ┃ ┠──────────┨┗━━━━━━━━━━━━━┛ ┃ こうげき とくぎ ┃ ┃⇒じゅもん どうぐ. ┃ ┃ ぼうぎょ そうび ┃ ┗━━━━━━━━━━┛ 547 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/22(火) 20 40 32 ID LLNgvjBdO そのうちゼシカも暑さにやられてククにぱふぱふや投げキッスをするかもしれない 夏って素晴らしい 548 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/22(火) 21 52 53 ID D8pBH6Ug0 ククール「ぽーにょぽにょぽにょ ボインな子♪」 ゼシカ「変な歌歌わないでくれる?」 549 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/22(火) 22 50 01 ID rbfD53x4O ゼシカ「変な歌歌って…主人公もククールに何か言ってやってよ。暑さでどうにかなっちゃったみたい」 主人公「そうだね。僕から注意するよ。ククール! ゼーシゼシゼシ ボインな子 小さな村からやってきた ゼーシゼシゼシ ふくらんだ まんまるお胸の女の子♪…の方が良いと思うんだ」 ククール「そうか!なるほど。んじゃ続きも考えなきゃな パークパク チュッギュッ!ゼシカが大好き…」 ゼシカ「ヒャダルコ!」 550 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/23(水) 00 59 28 ID uDWHhHTH0 ククと主人公、よし、お前らはもう少し薄着しろwww 551 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/23(水) 17 55 07 ID ERjQzMh70 ウィッチレディ がククールにぱふぱふしてきた ククール気持ち良さそうにしていた その後ゼシカのイオがウィッチレディに直撃した 552 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/23(水) 19 51 27 ID vZsi+BB0O ウィッチレディからのぱふぱふで気持ち良さそうにしているククを見て 暑さにやられたゼシカが「私の方が気持ち良いんだから!」と ククにいきなりぱふぱふを… 553 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/23(水) 21 01 50 ID MKXQTSX1O もしゼシカにぱふぱふされた場合ククは、 さらに壊れるかいっきに覚醒するかどっちだろう 554 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/24(木) 01 43 35 ID 9CJq1PCI0 さらにもう一つの選択肢は ③意外と戸惑う・硬直する だな 個人的には③を押すが、この暑さだと ①さらに壊れる しかない気がしてきた… 獣のようになるんじゃなかろうかククール。咆哮あげて 敵にぱふぱふされて気持ちよくなってるククを見て内心かわいいヤキモチ妬いてたらいいなゼシカ 「…あ、そ。やっぱり女なら誰でもいいわけねー気持良さそうでよかったわねーククールさん?」 ククールは正気に戻った! 「は?や、オイ、ちょ、待て!!これは不可抗力ってやつだぞ、誤解すんなよ?!」 かすかにできあがりつつある旅終盤の2人ってこんなんばっかだと思ってる 555 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/24(木) 13 14 09 ID OGWFhCrZO 自分も③を推したいwだけど夏だしさらに壊れるククも良いかも。 壊れたククに襲われたら壊れ気味だったゼシカは一気に我にかえりそうw 554 出来上がりつつある終盤の2人可愛すぎw それでちょっとした言い合いになって いつまでも平行線状態でいい加減プチと切れたククが 「だーかーらー、俺が本当にぱふぱふされたい相手は ゼシカだけだっての!!」と叫んでしまったり… 唖然とするかますます怒るゼシカを他所に、 バカップルのやり取りにすっかり慣れっこでのほほんスルーな仲間達。 そんな日常 556 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/24(木) 13 52 55 ID pUWOdEL40 以前買った同人誌で見たネタなんだけど、 呪われしゼシカ戦で主人公がいきなり 「ゼシカがぱふぱふするまで全員防御!!」 と命令するってのがあったのを、 547からの流れで唐突に思い出した。 557 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/24(木) 20 24 04 ID fX1mWdPzO 556 その同人読みたいw でもククはおとなしくぱふぱふを待っているだけじゃなく 呪われしゼシカが自分以外の男(主人公達)に ぱふぱふしてしまわないよう必死に阻止していて欲しいw 558 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/24(木) 23 22 15 ID uYM0NYsp0 ククゼシってお互いにアダルティーな雰囲気があるのに 時々妙に子供っぽくなるというか、 カプにするとやたら初々しくなったりもしてかわいいなw 仲間にもぱふぱふできたらいいのに>DQ8 559 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/24(木) 23 39 12 ID Jxg+M5QOO 554 なんて素敵な日常なんだ… ビデオカメラ回しながら旅に同行したい 560 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/25(金) 00 17 41 ID PwGzK5RE0 じゃあ559のビデオ完成したらダビング頼むわ 呪われしゼシカが現れた!! *ゼシカいっぴき 主人公「ゼシカがぱふぱふするまで全員防御!!」>防御 ヤンガス「兄貴の命令なら逆らえないでがす!!」>防御 ククール「そうはいくかぁ!!ザラキ!!!!!」>ザラキ 主&ヤン「えええーーーーー!?!?!?!?!?!?」……ガクッ 主人公とヤンガスは死んでしまった!! ククール「…よし…。さぁマイハニー、準備は万端だいつでもカマーン!!」 呪ゼシカ「イオナズン」 ぎゃーー 561 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/25(金) 13 33 31 ID NXs8EmumO 560 ちょwアホすぎるwww 逆に考えるとそうまでしないとゼシカからのぱふぱふは味わえないのか ラプソーン倒す以上の困難かもw 実はゼシカからククがぱふぱふを受けられる試練とかが 隠しイベントとして存在していいる… 562 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/25(金) 20 32 29 ID QUcsRSX+O ゼシカがククールにぱふぱふする隠しイベントをクリアすると ククールとゼシカは晴れて結婚する なんとなくゼシカはぱふぱふとかは 人間相手には結婚を誓った人にしかしないを信条にしていそう 563 名前がない@ただの名無しのようだ[sage]2008/07/25(金) 22 01 27 ID qsFszFJd0 560 ワロタw 夏でみんな頭沸騰しとるw ラプソーンやモンスターとかではなく夏の猛暑こそが1番の脅威だな
https://w.atwiki.jp/waiwaikouryaku/pages/42.html
剣(ククール) | 弓 | 杖(ククール) | 格闘(ククール) | カリスマ 必要SP 称号 スキル名 種別 効果 7 格闘の基本動作 素手攻撃力+7 - 素手の時攻撃力+5 14 モンク 素手素早さ+10 - 素手の時攻撃力+10 21 ウォリアーモンク 回避確率上昇 - 素手の時、敵の通常攻撃を避ける確率が上がる 28 マスターモンク 素手攻撃力+15 - 素手の時攻撃力+15 35 パラディン せいけん突き 特技 敵1匹に通常より強い攻撃を加える 42 グレイトパラディン ムーンサルト 特技 敵全体に打撃系攻撃 54 セイントパラディン 会心確率上昇 - 素手の時会心の一撃が出やすくなる 68 ガーディアン 大ぼうぎょ 特技 普通の防御よりも受けるダメージが小さい 82 ホーリーガーディアン 素手攻撃力+40 - 素手の時攻撃力+40 100 ロイヤル・ガーディアン ミラクルムーン 特技 強攻撃。ダメージの1/4だけ自分が回復
https://w.atwiki.jp/niconicojikyouplay/pages/1248.html
【ゲーム】いただきストリート2 ~ネオンサインはバラ色に~ (SFC) 【作者名】しらはま 【完成度】完結(08/08/04~09/03/05) 【動画数】19 【part1へのリンク】 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/7831853 【備考】 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/209.html
【願いの丘】 ククール「満月の夜に、この丘の上でひとばん過ごすと不思議な世界への扉が開く、か。 こりゃあきっと、どこぞの男が意中の女の子を誘い出すために考えた与太話だぜ。 魔物が出るからとか言って、男もついていけるしさ。 こういうロマンチックな話に弱いカワイコちゃん、多いんだよな」 ゼシカ「サイテーだわ! 乙女心をそんなふうに利用するなんてっ! でも、私は信じるわよ。この丘にははっきりとはわからないけど 何か魔法のチカラを感じるもの。」 ククール「ま、ムダ足でも頂上からの景色はいいらしいから、 ぐっと親密になれるかもな、ハニー」 ゼシカ「あんたをイケニエに捧げたりすると、ぐっと願いがかないそうね」 【モグラのアジト】 ゼシカ「パヴァン王って、はっきり言っちゃうとどこか頼りないのよね。 イイ人ではあるんだけど、盗賊にちょっかいを出されるなんて ナメられてる証拠じゃない。異性として見るなら、 私はもっとグイグイ引張ってくれる人がいいな。 サーベルト兄さんみたいな……」 ククール「ここにいるじゃないか……無視かよ」 【ベルガラック】 ゼシカ「きれいな街並みねえ。全体的に白でまとめられてて、まぶしいくらい。 こんなときじゃなかったら、ハネムーン旅行にいいんじゃないかって思うわ」 ククール「それじゃまた改めて一緒にくるとしようか。もちろんオレとキミのふたりきりで、さ。 そのときにはカジノもやってるだろうから、オレの華麗なテクニックをお見せするぜ」 ゼシカ「あのねえ、こういう街はカジノの売り上げで成り立ってるのよ? イカサマがバレたら私までヒドイ目にあわされるんだから、そういうのはひとりで、 パルミドにでも行ってやってちょうだい!」 【サザンビーク城】 ゼシカ「男ってどうしてこうミエっ張りなのかしら。そういえば私の自称フィアンセだった人も、 ずいぶん家柄自慢とかしてたけど、サザンビークの出身だったっけ」 ククール「エッ! ゼシカ、破談経験あるのかよ? …いや、オレは全然気にしないぜ。 度量の広さはここの城並みさ」 ゼシカ「キズものみたいに言わないでよっ!」 【薬草園の洞窟】 ククール「オークニスに住んでる連中にも、薬師のグラッドって男にも頭が下がるぜ。 オレだったら絶対、女の子がもっと薄着になってくれそうなところに住むな」 ゼシカ「その不謹慎な頭が下がったところを踏みつけたくなってきたんですけど」 【サヴェッラ大聖堂】 ククール「まさかこのオレが、信心深い巡礼みたいに、 サヴェッラ大聖堂詣でをすることになるとはなあ」 ゼシカ「あんた聖堂騎士だったんだから、一応僧侶なんでしょ?と、とりあえず突っ込んでおくわ」 ククール「ありがとよ。ま。でも正直な話をすりゃあ、 オレは教会って組織に幻滅しちまってるのさ。 その頂点みたいなところには、できれば近づきたくなかったワケだ」 ヤンガス「ククールはいつもハスにかまえてやすが、 実は純粋な気持ちで神様に向き合ってる気がするでがすよ」 ククール「フン。見る目がないぜ」 ゼシカ「珍しくホメられてるのに、ホント素直じゃないわよねえ」 【レティシア】 ククール「オレみたいに洗練されちまったイイ男には、こういう暮らしはキビシイぜ。 でも……女の子たちの服装は好みだな」 ゼシカ「言うと思ったわよ」 ククール「頼みこんだら、ゼシカ用に一着わけてもらえないかな?」 ゼシカ「たとえもらえたって、あんたの前では絶ーッ対着るもんですかっ!」 【三角谷】 ククール「こういう隠れ里では得して、地元のさえない男に飽き飽きした美女たちに、 旅の美男子が大歓迎されるって法則があるワケだが」 ゼシカ「そうねえ。魔物から見れば美女、なのかもしれないわねえ」 ククール「エッ? どういう意味だ?」 ゼシカ「いいから、ブチューっと歓迎されてらっしゃい」 【法王の館】 ククール「でもな……今の法皇様は、オディロ院長と同じく、オレが尊敬できる数少ない人だぜ」 ゼシカ「そうなんだ……じゃあ、絶対に守らなくっちゃね、ククール」 【聖地ゴルド】 ゼシカ「でも、聖地にくる人もいろいろね。信仰にすべてを捧げる人もいれば、 払うお金で信仰深さを測る人もいるわ」 ククール「結局、重要なのは場所じゃあないのさ。自分の中の神とどう向き合うか、なんだよ。 聖地にきたって何も得られない人間はたくさんいるだろうさ」 ゼシカ「あら……いつになくマジメねえ」 【暗黒魔城都市】 ゼシカ「ここまできて、返り討ちにあうワケにはいかないわよね。 幸い、古い時代の宝がそのまま残されてるみたいだし、 役立ちそうなものが手に入ったら一度退く勇気を持ちましょ」 ククール「冷静だな。それでこそ背中を預けられるぜ、ハニー」 ゼシカ「あんたが寄っかかってきたらよけるわ……ウソよ。 私ね、もう大切な人たちを誰も失いたくないの。だから慎重に、ね?」 ククール「大切って……おおっ?ついにオレにホレたか?」 ゼシ「あくまで仲間として、だからね!」 ヤンガス「やれやれ……ふたりともいつもどおりで頼もしいがすよ。ね、兄貴?」
https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/7982.html
DQⅨ 【ククール】こだわりの色男ヘアー。 全職業で装備可能で、装備すると守備力が21、回復魔力が11上がる。 入手方法は誕生日にククールからもらうのみ。 ククールのコスプレ装備の一部分で、称号「イケメン聖堂騎士」の獲得に必要な装備でもある。
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/384.html
503名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/31(土) 23 33 57 ID 85nVTT7k0 関係ないけど今日ドラクエ友達が「オディロ院長ってあの本に絶対”ククールをくくる” っていうギャグ書き遺してるよ」って言われてティラミス吹いた 504名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/31(土) 23 49 19 ID a7b8b3gE0 503 ククールをくくる…ゼシカが…ゼシカと…ゼシカに…ゼシカで… そっからまたピンクな妄想が浮かびそうになる自分もどうかしてますね 505名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/02/01(日) 00 13 59 ID 4LB9eoS90 ククールをくくるという言葉で浮かぶのは こういう光景だけだ、自分の脳みそは… 絵のスキルなくてごめん ククゼシくくり 506名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/02/01(日) 00 29 34 ID z2nVNpSN0 505 ちょwwwwwwwwwwwwwwww ゼシカはもちろん、焦りまくってるククに禿萌えしたwwwwwwやべぇw くっついたあとならニヤニヤするんだろうけど、恋心自覚しはじめた時期にこんな密着させられたら ククもこんな風に思わず純情少年のようになるんだきっと…萌え 「…っ、ったくよ。お前のせいでこんなことになったじゃねぇか」 「悪かったわね!…ちょ、動かないでよ!どこ触ってんのよバカ!スケベ!」 「アホか!この状況でどうやって触るんだよ!」 怒ったフリをしながらも背中越しの体温に心臓がバクバク言ってるククさん (カリスマ色男のオレが背中合わせごときでかよ…クソッ)と思いつつ、 ゼシカとくくられたのが自分以外の連中じゃなくてよかったとも思っているククさんなのでした~ 507名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/02/01(日) 01 20 54 ID lO5B1JPa0 一体どういう状況で括られたんだこの二人wwww でもいいよね、本人達の意思関係なく無理矢理括りつけて密着させるのw でも背中同士の密着だったからまだ良かったけれど これが互いに向き合っての密着だったら… ああもうチクショウSS読みたいww 509名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/02/01(日) 20 44 38 ID NPLsCAc60 ククをゼシカと括りたいww 自然な流れでこの2人をくくってしまえる素敵なシチュないだろうか 506 もし仮にゼシカと括られたのが他の男キャラだったら ククさんもう呪われしククみたいな状態に…w 510名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/02/01(日) 23 44 57 ID Jr4PnilV0 505-506 萌えたw そして暴走 「も~ククール!だから変なとこ触らないでって言ってるでしょ!」 「だーーーかーーーらーーー、こんな状態で触れないって何度…」 「うそっ、確かに触ったわ!私の…その…、お…おし………、とにかく絶対触ったわよ!」 「あのな、こんなガチガチに括られてたら触りたくても触れないっての」 「触りたくても?ククール、やっぱり触りたいって思ってたのね?!」 「今のは物の例えだろ、例え!本気で触りたいとかじゃなくて……いや、そりゃまあちょっとは、 てかかなり、触りたいけど…とにかく触れないもんは触れないんだよっ」 「その動揺の仕方怪しすぎるわ。こんな状況だからこそますますククールしかありえないじゃない」 「はあ…。俺はとにかく触ってない。不可能だ」 「だっておし……り…の辺り…に、柔らかいものがっ」 「じゃあそれが本当に俺の手の感触なのか後でちゃんと確かめてくれよ」 「確かめる…?」 「この状況脱したらじっくりたっぷりゼシカに触れてやるよ。 それで本当にその感触が俺のと同じかゼシカ自身で判断しろよ」 「な…!ななな…何言ってるのよ!このっ、セクハラ僧侶ー!」 その時ゼシカのお尻の辺りでもぞもぞしてたスライムが そっとその場を立ち去るのを見ていた者がいたとかいなかったとか…。 511名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/02/02(月) 00 07 26 ID QFJoXJ8J0 509 呪われしククワロスwwwwwww 青筋ブッチブチなわけですねわかりますわかりますw 510 スライムおいしすぎるw もー素直になれない期間のククゼシも最高だ!! この流れを元に生まれたSS ククゼシくくり
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/237.html
* 姑息なモンスターとの戦闘で、命に関わりはしないものの身体中ケガだらけ。 打撲に擦り傷切り傷打ち身、ククールはベッドの背にもたれて足を投げ出し、あ~う~と唸った。 「いてぇよもう最悪チクショー」 「情けないわね、子供でも我慢するような傷じゃないの。少し辛抱しなさい」 ベッドの縁に腰掛け、ぴしゃりと言い放ったゼシカ嬢の身体にケガは見当たらない。 強くはないのになかなか死なない、しかも運悪くつうこんのいちげきを喰らったゼシカが やられてしまった。雑魚と侮ったのが悪かった。なんだかんだと魔法や道具を 使っていたら、ようやく倒せた時には全員のMPと回復道具はほぼ底をついていたのだ。 まず上やくそうは資金繰りのために大量売りした直後で、元手のやくそうも見当たらない。 ククールは真っ先に、残り少ないMPでゼシカにザオリクを使ったのだが、ストップ!という エイトの声に振り向いた時には、すでにゼシカは生き返っていた。これでククールの回復呪文は 使えなくなった。エイトはすでに自分とヤンガスに回復呪文を唱えたあとで、 ヤンガスはさらにエイトを全快にするため最後のホイミを使ってしまったあとだった。 残されたのは、一人、全身ケガだらけのククール。 「こういうセコい傷が一番痛ぇんだよ」 「すぐ近くに教会が見つかってよかったじゃない。一晩眠れば治るわ。泣き言言わないの」 ククールの擦り傷のために、まほうのせいすいを使うとかどこかでやくそうを買うなどの案は、 常に金に余裕のないこのパーティでは、さほど議論もされずにすぐ却下。 運良く見つかった教会にも、HPに問題のない者まで泊まるのは宿泊代の無駄だということで、 ククールだけが一人寂しく残され、あとのメンバーはゴールド&レベル稼ぎにいそしむことになった。 ゼシカが桶の水にタオルをひたし、それをギュッとしぼる。 「…私にザオリク使うからよ」 「仕方ねぇだろ、条件反射で使っちまったんだから」 「………上着、脱いで」 少々複雑な面もちで、ゼシカはククールの詰め襟を示す。ククールはふてくされて言った。 「腕動かすのも痛え。脱がして」 「…帰るわよ」 「…わかったよ」 赤い制服を脱いでシャツのボタンをいくつか開けると、あとはゼシカに任せるように息をついて背後に凭れた。 「フェミニストなのもけっこうだけど、もう少しあとさき考えて行動しなさいよね」 「あとさき考えてたら蘇生間に合わなかったかもしれねぇだろ」 「だったらそれ以前に、蘇生魔法を使うような事態にならないよう気を付ければいいでしょ」 「あーすいませんでした。思った以上にゼシカが打たれ弱かったもんで」 「失礼ね!護る護るって、口先だけのあなたに言われる筋合いないわよ!」 「かわいくねぇなぁ、素直にありがとうとか言えねぇわけ?このわがままお嬢さ…イテェッ!!」 いちばん大きな胸の傷にゼシカのタオルの冷たい水がしみ、ククールは咄嗟に声を上げた。 「大げさ!まだ薬も塗ってないわよ、ただの水よ」 「だーから、こういうのが一番いてぇんだって… ッッ!!いてぇ!!」 ククールはたまりかねて自分の胸元にあるゼシカの手首をとった。 「やめろマジで!」 「傷口ふいてるだけでしょ!?少しぐらい我慢しなさい!」 「いいって!舐めときゃ治るって!」 「信じらんない…どっちが打たれ弱いのよ!?」 ゼシカは身を乗り出し、他の傷口にもタオルを当てようとするが、もうククールは少しでも タオルが傷に触れるだけで、痛いやめろと暴れてどうしようもない。しばらくベッドの上で攻防したあと、 すでに彼に馬乗りになったゼシカは、心底呆れた顔ではーーーーっと大きなため息をついた。 「…どこだったら痛くないの?」 「………ここ」 指さした場所は、シャツをまくりあげた肘。 ゼシカがそこにタオルを当てようとすると、ククールがそれを制して言った。 「ゼシカが優しくしてくれたら痛くない」 「…どうしろっていうのよ」 「さっきも言っただろ?こーいうのは舐めときゃ治るの」 首を傾げたゼシカが、その催促の意味に気付くと同時に頬を赤らめた。ククールの笑みには 余裕さえ浮かんでいて悪ガキのように子憎たらしい。しばらく躊躇していたゼシカは、 思い切って顔を上げると彼のかかげた肘に小さく口づけた。 「………他は?」 「ん~、………ここ」 もう片方の肘。 「あとは?」 「ここ」 鎖骨。 「…あとは?」 「ここも」 ゼシカは歯を食いしばって恥ずかしさを耐えると、示された首筋におそるおそるキスをする。 至近距離で見つめ合い、ゼシカは真っ赤な顔で困ったような表情をしながら尋ねた。 「…もう、ない?」 「ここも、かな」 おでこを指されると、いい加減あきらめがついたのか、ゼシカはもうッ!と文句をいいつつ わざとチュッと音を立ててそこに口づけた。 「ここも」 ククールがそう言い終わらない間に、頬にキス。 これで終了、とばかりに、「まったくもう…」と言いながら離れようとしたゼシカの顔を、 離れないうちに素早く下から両手ではさんで捕まえたククールは、魅惑のまなざしをゼシカに向けた。 「………ここも………」 彼女の可憐な口唇をゆっくりと導く先は、己の口唇。 かすかに戸惑う気配を見せたゼシカに隙を与えず、捕まえた手に力をこめる。 2人が同時に目を閉じた瞬間ーーー 「ゼシカー!ゴールド&レベル稼ぎにそろそろ行くよー!ククールは一泊させたら どうせ回復するんだから、傷の手当てなんてしないでほっといていいよー!!」 「「!!!!!」」 「そっ、そうよね!ごめんなさいすぐ行くわ!!」 「こらゼシカ待て!!」 文字通り夢から醒めたゼシカはすぐさまベッドから飛び降りると、あたふたと扉の前まで走った。 ノブを握ってから気まずそうに振り返ると、案の定これ以上ないくらい不機嫌な、困った男のスネたまなざし。 ゼシカは、謝るのもおかしいし、かと言って怒ることもできず、まるで抗議のように小さな声で呟いた。 「………甘えんぼ」
https://w.atwiki.jp/waiwaikouryaku/pages/20.html
声 - 細谷佳正 マイエラ修道院の聖堂騎士団に所属する聖堂騎士で、長身銀髪美形の妖艶な男性。修道院の宿場町であるドニ周辺一帯の領主の息子だったのだが、幼少時に流行り病で両親を亡くし、マイエラ修道院でオディロ院長によって育てられた。育ての親であるオディロをドルマゲスに殺された後、敵討ちのため主人公たちの一行に加わる。左利きで左手で武器を扱い、右腕に盾を装着する。女性からの人気が高いが、斜に構えていて口が悪く、ナルシストな面とキザな性格を持っている。また、芝居の一節のような台詞を平然と口にするロマンチストでもある。女性をナンパしたり(常に女性のことを考え、それを隠すことが無いオープンスケベな面もある)、賭博(イカサマ)や酒を好むなど聖職者にあるまじき行為を平然と行うため、ほかの聖堂騎士団員からは煙たがられている。制服もほかの聖堂騎士とは違うが、理由は明らかではない常にクールにシニカルに振舞うが、それは体裁を保つための表向きの性格でもあり、時折自身の生い立ちなどについての弱音や愚痴を吐くことがある。信頼した相手には思いやりを見せ、一部の台詞には主人公を褒めるものがあり、徐々にお人好しになっていく。
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/71.html
『Honey for My Honey』 「オレは僧侶じゃなかったのか?聖堂騎士団員ククール?」 ベッドサイドに腰掛け、聞こえないくらいの声でククールは自嘲の言葉を吐く。 目の前のベッドにはゼシカが横たわっていた。 暗黒神が封じられた杖の呪縛から、ゼシカの命を失うことなく解放できたことは幸いだった。 それは分かっているつもりだ。ドルマゲスの時は殺すことでしかそれが叶わなかったのだから。 しかし、心身共にやつれ果て眠り続けるゼシカを見ていると、自分にもっと何かできたのではないか?とククールは思わずにはいられなかった。 ハワード邸の庭で杖に呪われたゼシカと相対した時、ククールは後悔した。 僧侶が修行を積んで身に付ける技能には様々なものがある。 蘇生術や毒の治療術が代表的なもので、これらは教会を訪れる旅人に神父が施すものでもある。 しかしその中に、ククールには扱えない術があった。 それは、呪われた装備の解呪をする術。 もっと真面目に修行をしていれば、あるいは修得できていたかもしれない。 ゼシカと戦わずして、その手から杖を離させる事ができたかもしれなかったのに…。 「サボっていた事を今更後悔しても仕方ないよな。今のオレに出来ることは、このくらいか…」 フッ、と苦笑してそう呟き、ククールは腰に下げていた剣を外して背後に放り投げた。 剣を持っていては自分自身に感じられることが少ない痛みを、この手で受け止めよう。 これからゼシカに与えてしまうであろう苦痛を、せめて共有したい…。 そんなククールを見てエイトとヤンガスは驚きの表情を見せたが、その一瞬後には二人ともククールの意図を悟ったようで、それぞれ背負う武器を同じように背後に投げ捨てた。 三人は互いを見合い、無言で頷く。 そうして、今に至った。 「…いい奴らだよな」 ククールは手袋越しに、戦いの余韻が残る拳をさすった。 ゼシカは相変わらず眠り続けている。 その肌には血の気が無く、燃えるような緋の髪からも、さくらんぼのような唇からも、いつもの艶は失われていた。 あまりに痛々しいその姿を見て、ククールは眉をひそめる。 ただ見守っているだけだなんて耐えられない。 何でもいい。今の自分に何か出来る事はないのか? 「おとぎ話だったら、眠り姫はナイトのキスでお目覚めになるんだけどな」 呟きながらククールは、やや乱れていたゼシカの毛布を整えた。 (…そういや、最近誰ともキスしてないよな) いつからだ?と記憶を手繰るまでもない。そう、この旅に出てからだ。 町で女の子に色目使おうものなら、間髪を入れずに風紀係殿から容赦のない罵倒が浴びせられるのだ。 「何してるの!?物見遊山でここに来てるわけじゃないのよ!」 と。 いつもそれで調子を狂わされてしまっていた。 修道院を抜け出し、ドニの町で気ままに遊んでいた時は挨拶代わりという程だったのに。 「やあ、今日もキレイだね」 と言いながらバニーの頬に軽くキス。 「ありがと。今日も楽しんでいってね」 と腕を回してククールを座席に誘うバニー。 「いつデートに誘われてもいいように、私には元気のもとがあるのよ」 うふふと笑いながらバニーがそう言っていたのを、ふと思い出した。 (…元気のもと……) 「休める時に休んどいた方がいいでげすよ」 看病の交代に来たヤンガスにそう言われたが、ククールの耳にその言葉は入らなかった。 「すぐ戻るから。その後で休ませてもらうさ」 ククールはルーラを唱えてドニの町に降り立ち、脇目もふらずに酒場に入った。 「もうもうもう!来るなら来るって言ってよ!今日、お化粧手抜きなんだからっ!」 一階で客の相手をしていたバニーに目ざとく見つけられ、問答無用でカウンターに連行される。 こういった歯に衣着せぬ物言いや接され方がククールには心地よかった。 「プロなら手抜きはいけないんじゃないのかい?」 「もぉ~。ククールは特別なのよ!」 「またまた、嬉しい事言ってくれるじゃないの」 ククールはそんな軽口を叩きながら、出された酒を口にした。 飲みたい気分ではなかったが、ここに来て飲まないわけにもいかない。 ましてや、これから頼み事をするのだから。 そんな状態でひとしきりバニーの質問攻めに応じ、ククールはようやく切り出した。 「あのさ。前話してくれた元気のもとのハチミツを分けてもらえないかな?」 「え?ククールってばお肌の曲り角なの?」 飲んでいた酒が気管に入り悶絶してしまった。 「ちっ…ちが…オレじゃ…な、…ぃ」 「ごめん、だいじょぶ?」 「…な…なんとか」 「でもククールも顔色あんまり良くないよ?疲れてるんじゃない?」 「オレはいいんだ。仲間が…ちょっと…」 ククールはまだ呼吸が苦しいようで、ところどころ言葉が途切れる。 「…で、分けてもらえるかな?今ここでオレに出来る事なら何でもするからさ」 咳き込むククールの背中をさすりながら顔を覗き込んだバニーは、しばし絶句した。 その語気とは裏腹に、瞳の光があまりに切実だったのだ。 「いいわよ。他ならぬククールの頼みだものね」 「ありがとう。恩に着るよ」 ふう、と、ククールは息をついた。バニーはその顔を再び覗き込む。 「ねぇ。ククールの頼みを聞いたんだから、今度は私のお願い聞いてくれる?」 「あ…ああ。給仕でも皿洗いでも、何でもするよ」 真面目な顔でそう答えるククールに、バニーは噴き出した。 「準備ができるまでの間、そこで飲んでてくれればいいわ。売り上げに貢献してちょうだい」 ククールが待たされたのは時間にして30分くらいだっただろうか。 バニーはカウンターの中のかまどを一か所占領して小さな瓶を煮沸消毒し、そこにハチミツを移し替えてククールに渡してくれた。 「ありがとう」 「今日はもう行っちゃうのね」 「ああ。また来るよ」 「またね。約束よ」 それじゃ、と手を振り、ククールは酒場を後にした。その直後。 ドゴーン!!と、外で派手な衝突音が鳴り響いた。 「なっ…ククール!!?」 慌ててバニーが外に飛び出すと、ククールの姿は既にそこには無かった。 「ふぉっふぉっふぉっ」 テラスを指定席にしている常連客の老人は笑いながらバニーに言った。 「あれはあれなりに苦労してるようじゃの。ま、結構なことじゃわい」 ルーラでリブルアーチに戻ったククールは、着地をも失敗してエイトに激突してしまった。 何でそこにいやがるんだよ…と思ったが、馬車の様子をこまめにエイトが見に来るのは、ククールがこの一行に加わる前からのエイトの日課なので仕方が無い。 後頭部やら肘やら膝やら、とにかく身体のあちこちが痛かったが、そんなことはどうでもいい。 エイトの肩を借り、急いで宿屋に向かう。階段の多さと宿屋の位置にククールは苛立った。 一刻も早くゼシカの所に行きたいというのに…。 ようやく宿屋に辿り着くと、ヤンガスに出迎えられた。 ゼシカはベッドに起き上がっており、見ると少し食事を取れたようだった。 着地失敗をエイトが暴露して笑い者にされてしまったが、まぁいいか、とククールは思った。何よりゼシカの笑顔が見られたのだから。 失敗談が一息ついたところでエイトとヤンガスにはご退場願って、ククールはゼシカのベッドサイドに座った。 「お酒くさっ!」 全く、一言目からこのお姫様は容赦がない。 が、これがゼシカらしさでもあるので、ククールは安心した。 「参ったな。そんなに匂うか?」 事の成り行きで酒を口にはしたが、大した量は飲んでいない。 もしや、咳き込んだ時にでも服に付いたのか? 試しに袖口やケープの匂いを嗅いでみたが、よく分からない。 「ばっかじゃないの?飲んだ本人には分からないわよ」 そういうものなのか、と、感心している場合ではなかった。 …ヤバい。 これは、明らかに腹を立てている状態だ。 ゼシカが冷めたスープの皿を抱えたままだったので、ククールはとりあえずそれを片付けた。 酒くさい事だけで咎められるのなら、それは筋違いだ。 酒を飲む事こそがハチミツを分けてもらう為の交換条件だったのだから、やましい事ではないはずだ。 「ドニの町へ行ってきたんだ」 そう言いながらククールは、今度は奥のベッドに腰掛ける。 「知ってる。ヤンガスが教えてくれたわ」 ヤンガスの奴、余計な事を…。 とククールは思ったが、続くゼシカの言葉で全てを理解した。 「バニーさんたちは元気だった?」 これは、嫉妬だ。 途端にククールの悪戯心に火がついた。 「ああ、元気だったぜ。その元気を分けてもらいに行ってきたんだ」 「はぁ?」 嘘は言っていない。 いや、それどころかこの上無く正直に状況を説明しているのだが、慎重に言葉を選んだ成果で誤解に拍車がかかったようだ。 「おかげでこんなに飲まされちまった。まったく、酒酔いルーラなんてやるもんじゃないな」 これも本当の事だ。 ゼシカはしばし呆然とした後にため息をつく。 「ふーん、良かったじゃない。元気を分けてもらえて」 そう言ってそっぽを向いてしまった。 (…さてと。悪戯はこのくらいにして、そろそろ本題に入らなきゃな) 見られていないことを幸いとばかりにニヤついていたククールは、ゼシカに気付かれないようにそっと深呼吸をした。 素早く気持ちを切り替える。 「あのさ。目、つぶっててくれないか」 「なっ…なんでよ?」 向き直ったゼシカは、いつになく真面目なククールの表情を見て動揺を隠せない様子だった。 普段の気力が発揮できないせいもあっただろうが、何しろ目の前の男…ドニの町でその名を轟かせていたククールの表情作りは半端なものではない。 この顔で女もギャンブラーも、数えきれないほど翻弄してきたのだ。 戸惑うゼシカの様子を見てククールは内心ほくそ笑む。 しかしその表情はもちろん、髪の一筋すら乱れることは無かった。 「秘密。すぐ分かるけどな」 ゼシカは思いのほか素直にククールの要求に応じ、その瞳を閉じた。 ククールは手袋を両手とも外し、腰掛けていたベッドに置いた。 ポケットから小瓶を取り出し一瞬悩んだ後、左手の中指でハチミツをすくう。 自分の側に向き直らせようとゼシカの顎に指をかけたククールは、その肌の予想以上の冷たさに驚いてしまった。 肌は未だ青白く、指先には微かな震えが伝わってくる。 「なっ…なにす…」 「動かないで、そのまま」 ゼシカの唇を人さし指で制し、ククールは暫しの間ゼシカの姿を見つめた。 自分よりはるかに華奢なその身体で暗黒神の強大な力を耐え切ったゼシカ。 彼女の兄は七賢者の末裔で、封印を継ぐ者であったがために殺されたのだと言っていた。 その兄と同じ血を持つゼシカもまた紛れもない賢者の末裔なのだ。 賢者の末裔…。 その存在の何と大きい事だろうか。 『ゼシカ。これからオレは片時も離れず 君を守るよ。君だけを守る騎士になる。』 出会いの時に言ったこの言葉。 あの頃は誰にでも言えた言葉だった。 それがいつの間にか、ゼシカにしか言えない言葉になっていた。 この言葉がこんなに重くなるとは、夢にも思わなかった。 まさか賢者の末裔の騎士を志願したことになっていようとは…。 ククールは左手の中指でゼシカの唇にハチミツをそっと撫で付けた。 強くなろう。 この言葉に負けないように。 ゼシカを二度とこんな目に遭わせないように。 この先ゼシカがその内に秘めた才能を存分に発揮できるように。 そして、二度と後悔をしないように…。 役目を終えた中指をククールは軽く口に含み、静かに目を伏せる。 …今は、これでいい。 そしていつの日か、この旅の目的を果たした後。 その時には全ての想いを込めて、ゼシカの唇にキスを贈ろう。 ククールはその想いを胸の内にしまい込み、ゼシカに呼びかけた。 「もういいぜ」 ~ 終 ~