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その日の午後、彼らは無二の親友とその花嫁を乗せた馬車が去り行くのを遠く見守っていた。 サッヴェラ大聖堂の空は遠く澄み渡り、太陽は優しい光を降らせており、辺りは喜びに満ちあふれている。結婚を祝う鐘の音はいつまでも鳴り響いていた。 「素敵。」 ゼシカは長く苦難をともにした親友―――エイトとミーティアがやっと手に掴んだ幸せを想い、うっとりと呟いた。 「こんな日が迎えられて本当、良かったよね。馬に姿を変えられてたミーティア姫も気丈で偉かったけどさ、エイトもずっと馬の姿の彼女をレディとして扱ってたじゃない?笑われても貶されても。 もし彼女が人間の姿に戻る事が出来なかったとしても、エイトの愛は変わらなかったと思うわ。」 ゼシカは風に流される髪を押さえながらそう言って、隣に立つククールを見た。 ククールもまた満足げに腕を組んで馬車を見送っていたが、ゼシカへの答えは素っ気ないものだった。 「惚れてんなら当たり前じゃね?そもそも人の姿かたちなんて移ろいやすいもんだろ。馬ってゆーのは中々ないだろうけどさ。」 「当たり前……って、よくゆーわ。アンタ、自分の姿かたちとやらに一番こだわってるじゃないの。」 「惚れてる相手なら何でも許す。オレの場合は別。顔だけが取り柄なんです。大事にしないと。」 ゼシカは返す言葉を失ってククールの横顔を見た。 愛があれば相手の外見の変化は厭わない、と言うククール。自分は外見しか価値がない、と言うククール。 ククールは自分が言ってる事の悲しさがわかってるんだろうか……とゼシカは眉を曇らす。 急に元気がなくなったゼシカの顔をククールは覗き込む。 「何?」 「ううん。何でもない。」 「何だよー。言えよ。」 「笑うもん。」 「笑わないから言えって!」 「うーん……。ねえ?私、馬になってもククールが好きだよ。」 真直ぐに自分の瞳を見ながら、あっさりとすごい事を言うゼシカに、ククールは目を丸くする。しばらくの間、大真面目な相手の顔をまじまじと見ていたが、突然爆発的に笑いだした。 「いや、好きって言うのは……なんだ?ホラ、アレよ……。もうっ!笑わないっていったじゃない!」 こんなに笑われるなんて、言わなきゃ良かった。大体、アンタが寂しいコト言うから……と、ゼシカは内心で憤慨する。 ククールはなんとか笑いの発作を押さえ込むとゼシカの手を引き、無理矢理自分の腕の中にその体を収めると、力を込めてギュウッと抱きしめた。 「く、苦し…!」 ゼシカが堪らずに訴えるが、ククールはそれを無視してその耳元に囁きかける。 「……馬になっても、カエルになっても虫になっても?」 確かめようとするその言葉を聞いて、ゼシカはククールの腕の中で目を見開いた。 ……ほーらね、アンタだってやっぱりそーゆーのが欲しいんじゃない。 ゼシカの口元が穏やかに緩む。仕方がないので、もう一度言ってやる事にする。 「馬になっても…鳥になっても、石ころになっても…ね。」 「なるほど……かなり嬉しいな。それは。」 ククールは腕の中の体温を確かめるように目を閉じた。 ゼシカは情は深いが、半端な嘘は付かないし、誰にも媚びたりはしない。だからこそゼシカの子供の様な陳腐な言葉は、誰の口説き文句よりもククールの心を温めた。 ―――不器用で可愛いゼシカ。自分の一挙一動がいちいちオレの心を掻き回してる事なんて、知らないだろう? ヤンガスは、やや離れた所で、二人のその様子をポカーンと見ていた。そんなヤンガスをゼシカの頭ごしに発見したククールは、ウインクを送りながら、どっか行けシッシッ、と手を前後に振る。 「………。」 ヤンガスは黙って後ろを向くと、小石を蹴りながらトボトボと歩きだした。 ―――兄貴はあんなだし、コイツラはこんなだし。 ゲルダに会いてぇなあ、と何となく思うヤンガスだった。
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/\ | キ | \/ 俺はククミン 丿 ゼシカだけにーついて行くー // 今日も口説く~流し目~襲う~ ,〃彡ミヽ そして燃やーされる~ 〈(((/(~ヾ》 ヾ巛゚ ∀゚ノ / |、 /| | ヽ .|n/ ~.~ ククールver 心射抜かれて、ゼシカだけについて行く♪ 今日も口説く、流し目、襲う、そして燃やされる そっぽ向かれて、また火の玉投げられて でも懲りずにゼシカに言い寄りメラゾーマ そろそろ遊んじゃおうかな そっと他の女ナンパしようかなーんて 嗚呼 嗚呼 マイハニーに 恋とか、しながら いろんな美人が生きているこの世界で 今日もゼシカ口説く、襲う、そして燃やされる♪ ゼシカver 振り回されて、ククールだけについて行く♪ 今日も見つめ、目が合う、口説かれ、そして襲われる 他の女とまた会って流し目送って メラ 思わずククールに攻撃 自己嫌悪 そろそろ素直になろうかな そっと告白してみようかなーんて 嗚呼 嗚呼 軽薄男に 恋とか、しながら いろんな女を褒めているその口で 今日も微笑み、口説かれ、キスされ、そして襲われる♪ ククミンコミック ククミンレス
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潮時・翌朝の時系列のククゼシ ※開発未満1※・※開発未満2※・※開発未満3※・※開発未満4※・※開発未満5※・※開発未満6※ 「……仰せのままに。…もう焦らさないから、思いっきりイっていいよ」「え?―――…ッッアアァ!!」身構える間もなく、割れ目の上で触れられるのをずっと待ち焦がれていた小さな突起が強く抓まれ、ゼシカの快感は一気に限界まで登りつめる。堪えようと股間に力を入れると、まだ中に飲み込んでいたククールの長い指の存在を否応なしに感じ、微妙なしこりを自ら刺激してしまう。そんな健気な抵抗を無駄な足掻きとばかりに、ククールの口唇が痛いほどに張りつめた乳首に噛みついた。「~~~ッッンン―――ッッ!!!!!!」そしてゼシカは優しくイかされる。ビクビクと何度も繰り返し跳ねた身体はククールに強く抱きしめられ、しばらく硬直したあと徐々に弛緩して、ベッドの上にドサリと全てを投げ出した。「…ぁっ、ぁ…っ、ハ…ッ…はぁ、はぁ、…ん…っ」絶頂の余韻が尾を引き、ゼシカはイったあとも小さな喘ぎ声がずっと抑えられない。キツく閉じられた瞳から新たな涙が頬を伝い、ククールは嬉しそうに微笑みながらそれを舐め取る。「……ぁ、ぅ……クク……クク……。……気持ちいぃ……」小さな喘ぎに交じる、うわ言のような囁き。快感を口にすることを何よりも恥じ入るゼシカが、耐えきれず泣きながらそれを訴えてくる…ククールはもう前置きは必要ないと悟った。…ちがう、むしろこれ以上の前置きなど、自分が我慢できない。ゼシカに負けないくらい、とっくの昔にククールの下半身も限界間近なのだ。「…じゃあ、…次はオレを気持ちよくして、くれよ…」ベルトを外しズボンを下ろす間も惜しく、おざなりに引きずり出してゼシカにわざわざ見せつけると、これ以上ないくらい顔を赤くして泣きそうになるゼシカの反応があまりに望んだ通りのもので、ククールは最後の理性がいともたやすくぶち壊されるのを感じた。解放され、そして怒涛のように溢れ出すのは、自分でも制御できない男の本能のみだ。 ククールは口唇の端を釣り上げて、視線を逸らそうとするゼシカの顔を覗き込む。「もっと見ろよ。お前コレ大好きだろ?」「……ッ!!」「隠すなよ。一回挿れたらめちゃくちゃ締め付けてなかなか離してくれないくせに」「やめ…ッ」「今サラ恥ずかしい?こんなに毎日ゼシカの中に挿れてやってるのに、まだ慣れない?」慣れる慣れないの話じゃなく、この先どれだけ回数を重ねようとも、このゼシカがこんなものをまじまじ見れる日はやって来ないと、ククールは断言できる。「…じゃあゼシカが慣れるまで、ずーっと挿れててやってもいいんだぜ…?」――かわいそうだ、という感覚がなくなる。やりすぎだ、という自制もなくなる。ひたすら小さく首を振り続けるしかない純情なゼシカをどうしようもない下品な言葉でいたぶって、ククールはお互いの興奮を極限まで高めていくことだけに夢中になる。「まさかゼシカのココは、さっきのでもう満足したってことないよな」「あっ…んぅ、ア…」指の数をさらに増やしてゼシカの中で蠢かすと、イったばかりで敏感になっている内壁は満足どころかさらなる快感を催促するように無意識にククールの長い指を締め、濡らした。ゼシカ自身も、それに気づいていないわけがない。セックスという行為に慣れつつある身体は一度イかされたこの後に、指ではなく今まさに見せつけられている“コレ”によってどれほどの悦びがもたらされるのか、すでに教え込まされているのだから。ゼシカはわけもわからず啼く。本能が羞恥心を凌駕し、思考などまともに働かない。「…まだ…だめ…ダメ……ッ、ぁ、…もっと…やだ、もっと…」「もっと?」「だって、まだ、…もっと…気持ちいいの…ある、から、ぜんぜ…っ足りない…」「気持ちいいのって…?」ゼシカはククールが自分に何を求めているのか敏感に感じ取り、目まいのようなぐるぐるした感覚を味わう。―――恥ずかしい、恥ずかしい…でも、もう逆らえない。鼓動がどんどん増していく、酸素が、足りない。ゼシカが2人の下半身の間におそるおそる手を差し入れた直後、ククールがピクリと反応した。「いちばん気持ちいいのは、…コレ…だから…。…おねがい、ね……クク…」「……ッ」ククールが苦しげに片目を細め、息を止めた。つい先日までセックスのセの字も知らなかった純粋培養だとは信じられないくらい、…エロかった。濡れる身体も、絞り出されるような声も、恥辱にまみれた表情も、快楽に堕ちた仕草も、そして、…そそり立つククール自身を撫であげる無邪気なはずのその指先が、あり得ないほどエロい。もうほんの少し油断していたら、この不意打ちに爆発していたかもしれないほどの、淫らさ。やっぱりこの天然小悪魔は恐ろしい。こっちが踊らされないうちに、さっさと快楽の虜にしてしまおう。しかしククールの賢明な判断もむなしく、脅威はここで終わらなかった。 「………?………ねぇ、ククールも…」「…なに?」「…………ぁ…、……ククールも、……濡れる、の…?」「!」遠慮がちに尋ねながらゼシカが先端に指を這わせそっと握りしめた瞬間、ククールは高速でその手を掴んで自身から強引に引き離した。(だから純真そのものみたいな顔でそういうこと訊くのは ヤ メ ロ !!)…と心中で悲鳴をあげながら。全てをリードしてしかるべき経験豊富な男が、性の知識などまるで皆無な小娘に急所を突かれてのたうっている、ある意味滑稽な光景。追い詰めているはずが、いとも簡単に立場を逆転させられる。(今のはキタ…ッ!ヤバイくらいキタ…ッ!やっべ、マジでなんか今ヤバかった…!!)心臓がドックンンドックン脈打っているが、色男のプライドにかけて死ぬ気で動揺を抑え平静を装うと、びっくりしているゼシカににっこりと笑ってみせる。「…この淫乱」「えっ!?」本音がポロリと零れつつ、ククールは不気味に笑みを張り付けたまま取り上げた手をゼシカの口に近づけた。細く白い指先は、己が欲望の証によってわずかに濡れている。「舐められるよな?」「えっ、…えっ!?待…っ…ご、ごめんなさい、私変なこと言っ…」「いいから」問答無用で口唇に指先を押し付けると、ゼシカの顔がますます真っ赤に染まる。眉をハの字にして困惑するが、ククールの正体不明な笑顔の圧力に抗えるわけもない。赤い舌先で、差し出された自分の指を…いや、指先を濡らすソレを、…チロリと舐める。それを見ていたククールは、怒りに似た表情でもはや開き直り、我慢できず先走っているその“液体”を掬い取って自分の指に存分にからませ、ゼシカの目前に示して見せた。「……。……ん、ぅ」ほんの少しの躊躇があったが、言われるまでもなくゼシカはククールの指をスルリと銜えこむ。暖かい口腔内に長い指をまとめて飲み込み、舌を動かしてすでに濡れている指をさらに濡らすように。元々の味などわからなくなるほどにとにかく懸命にしゃぶっていると、水音が脳内に反響し、変な気分になる。なんだかよくわからないけど、とてもいやらしいモノを舐めているという自覚はある…ゼシカは指を深く飲み込んだまま、不安げな上目づかいでククールを見上げた。これでいいの?とでも言うように。…ククールは笑う。そんなわけはないのに、絶対にコイツはオレを誘っていると決めつけて、笑う。 **「……ゼシカのとおんなじ、オレのやらしー汁……おいしい?」「んふ…っ!……ッ」言われた瞬間 急激に我に返り、ゼシカは思わず口から指を引きずり出していた。糸を引いた唾液を口元でぬぐいながら、真っ赤になって横向き、枕に顔を埋める。ゼシカによって存分に濡らされた指をこれ見よがしに乳房になすりつけながら、ククールは笑みが抑えきれない。「お前のその顔、ホントたまんね…」「んあっ!!!」いきなり先端で入口のヒダをいじられてゼシカは思わず声を出した。片足を高く持ち上げられると、何一つ隠すことはできない。晒された割れ目を、滲み出る“やらしー汁”でぬめりを持ってくすぐってくるソレがもたらす最高の快楽を唐突に思い出した身体が、素直に、淫らに、反応した。ゼシカは、奥が急激に疼き出し何かがドクリと溢れ出て、下肢を伝っていったのを感じた。はぁはぁ、と荒い息を、お互いもう隠せない。ゼシカが懇願する。「クク、クク…もぅ…もう、ダメ、いじわる、しないでぇ…ッ、…おね、がい…!」物欲しげに開閉し、一人で濡音すら響かせている入口はあまりにも淫らで、ククールの我慢もここが限界だった。「…クソ、前置き長すぎた…ッ、……あんまもたねぇかも…ッ…!」「ア、アッ、……や、―――あああぁぁっっ!!!!」歓喜の悲鳴と、獣のような呻き声。しかし解けきった秘部が飲み込むように男の欲望をなんなく受け入れたのも途中までで、感じすぎた内壁は逆にそれを拒むかのように内をキツく締め付け、それ以上スムーズに進まない。ククールは怒張を中程まで挿入したところで舌打ちした。「お、まえ…ッ、感じすぎ、だろ…」「アッ、だっ…んあ、アッ、あ、あん、あっ」「…ヤバイって…っ、…クソ…」苦し紛れにククールは体制を変える。ゼシカを抱き起こし膝の上に乗せると、少し前かがみに自分にもたれさせ、細い腰を自身に押し付けるように抱きこむ。「―――ひゃ…っ!」ズル、という音が聞こえた気がした。 「ヤァッ、あっ、ダ、メッ―――くぅ、ぅ…ッッ!!」 敏感な両壁を強引に引き裂かれこすられる快感と、最奥を突かれた快感が一度に襲いかかり、ゼシカは小さな絶頂を迎えてしまう。大量の蜜が新たに湧き出て男の欲望をぬるりと包み込み、強い締め付けのあとに激しく痙攣し続ける入口はククールに拷問のような強烈な快感をもたらす。「…ぅぁ、…こ、の…淫乱…ッ!」「あぁっ、アッ、アッ…っあん、ダメッ、ダメぇ、クク…!!」ククールは怒声を上げながら顔を歪ませ、最初から激しい律動をしかけた。率直に、なんの余裕もない。ゼシカも今までに見たことがないほど乱れ、自らもぎごちなく腰を揺すっている。あらゆる蜜をないまぜにした粘り気のある水音がやたらと大きく響き、2人の耳を犯した。ゼシカにぎゅうと抱きしめられると、お互いに最強と認める豊満な胸があり得ない柔らかさでまったく無自覚に顔面に押し付けられ、ククールは上下に跳ねる身体と共に激しくうねる両の乳房を鼻先でかき分けるようにして谷間に舌を這わせ、乳首にも跡が残るほど強く吸いついた。「アァァッ…!!ダメ、ま…た、あっ、んぅ…ッッ!!」胸が弱いゼシカは、ビクビク身体を跳ねさせそれだけでまた小さく達する。そのたびに思い切り締め付けてくるキツい内壁はククールのすべてを逃すまい、絞り取ろうとするかのように淫猥にからみつく。ククールはもう一度ゼシカを押し倒し、両腿を押さえつけて最大限にまで開かせてから、容赦なく注挿を開始した。…正直入れるのも抜くのも、色んな意味でキツい。しかしもうここまできて駆け引きなど必要ない。あとはクライマックスに向けて頭を空っぽにするだけだ。 ※開発未満1※・※開発未満2※・※開発未満3※・※開発未満4※・※開発未満5※・※開発未満6※
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631 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/08/09(土) 18 01 14 ID 7VVuUlfF0 身長差からして狙ったようにぴったりお似合いな2人がたまらん いたストも世界編もククゼシ関連限定で自分の中じゃ公式w 632 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/08/09(土) 18 23 55 ID ayDbq8620 631 ククゼシフィルターかかりすぎwwwwww 確かにピッタリだけどw 633 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/08/09(土) 21 11 11 ID hV99wAS/0 一度できちゃったククゼシフィルターを取り払っての生活は無理だなw ラグサットの存在ですらククゼシの関係を より盛り上げるためのスパイスにしか見えない 634 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/08/09(土) 22 34 20 ID bJhqi9G80 ククゼシの身長差は男女の理想的な身長差だと思うんだ、うん 635 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/08/10(日) 00 03 55 ID JI/SPrux0 で す よ ねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ククの目線からゼシカを見下ろしたら、凄まじい破壊力をもつ魅惑の谷間が丸見えだよねー 後ろにいれば剥き出しの背中、横に並べば丸見えの谷間、欲情すんなって方が無茶だろヴォケ って常に半ギレ状態のクク。オレが自制心と抑制力ある男で感謝しやがれブツブツ かといって前に立てば姿が見えなくて寂しいので、内心文句たれつつゼシカの周囲にはいつもいる
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【マイエラ修道院】ククールが仲間になる直前 ククール「ゼシカ。これからオレは 片時も離れず 君を守るよ。 君だけを守る騎士になる。」 ゼシカ「はいはい。どうもありがとうございますー。」 【フィールド】ククールが仲間に加わった直後 ククール「……まあ ね。 修道院の きゅうくつな暮らしには 飽き飽きしてたんだ。いい機会さ。 それに ゼシカとは もっと 深いつき合いになりたい。」 【アスカンタ城】キラから依頼を受けた直後 ゼシカ「あー イライラする!大の男が なによ!? 王妃様が亡くなったの もう2年も 前なんでしょ! それをウジウジと! そりゃ……私だって サーベルト兄さんが死んだ時は すごく 悲しかったけど……。」 ククール「ま 家族と 最愛の妻とじゃ いろいろ違うって事さ。 そのうち 恋をすればわかる。 ……どう? 教えてやろうか?」 ゼシカ「けっ・こ・う・で・す!!」 【願いの丘・頂上】キラの依頼を受けた後 ククール「……夜は 人を詩人にするが 誰もが 優れた詩人になれるとは 限らないものさ。 ……オレ? さあね。 女性のお望みとあらば 披露しないでも ないけど?」 【イシュマウリの世界】イシュマウリと話す前 ククール「ロケーションも バッチリ。 人気もない……うん…… ん? ああ ひとりごとさ。 何でもない 何でもない。」 【ラパンの館】バウムレン昇天後 ククール「あの ラパンって おっさん 礼をするとか 言ってたよな。 ひょっとしたら ゼシカ用の きわどい服でも くれるかもしれないぜ? 結構 スケベそうな顔してたしな。」 【パルミド・カジノ内部】初めてカジノに入った時 ククール「なんだ ここのカジノじゃ ポーカーは 遊べねえのか? オレの 華麗なカードさばきを ゼシカに 見せてやろうと思ったのに 拍子抜けだな。」 ゼシカ「そんなこと言って また イカサマしようってんじゃ ないでしょうね? やめてよ。こんな所で バレたら ただごとじゃ すまなくなるんだから!」 ククール「なんだい ハニー。 オレのことを 心配してくれてるのかい?」 ゼシカ「……私たちにも 迷惑が かかるって言ってるのよ! このうぬぼれ屋さん。」 【パルミド】情報屋の家に行った後、トロデ王と話すまでの間 ククール「オレとしては さっさと 王様をひろって こんな町からは おサラバしたいね。」 ゼシカ「そう? 私は もうちょっと ここを探索してみたいんだけど。」 ククール「こんな うす汚い町を 歩きたがるなんて ゼシカは 物好きだな。 ……なるほど。だから オレほどの美形が 口説いてるのに なびかないんだな。 納得したよ。」 ゼシカ「勝手に 言ってなさいよ! 主人公 こんな男 無視して 早く トロデ王のとこへ 行きましょ。」 【聖地ゴルド】マルチェロと遭遇前の夜 ゼシカ「いくら 聖なる女神像でも 夜中には あんまり見たくないわ。 だって…… なんだか怖い。」 ククール「そんなに 怖いなら 今夜は 添い寝してやろうか? 寝つくまで 子守歌を歌ってやるよ。」 ゼシカ「……バカ!」 【フィールド・サザンビーク大陸&闇の遺跡の島&海】ベルガラックでバーテンとカジノ店員の話を聞いた後 ククール「ドルマゲスが 向かった先には ワナがしかけられてるかもしれない……。」 ヤンガス「待ち伏せしている 魔物が 歓迎パーティーでもしてくれるとか? へへっ 受けて立つでがすよ。」 ゼシカ「そうね。クラッカーとか鳴らして お祝いされたり 花束なんか わたされたりしてね。」 ククール「ちゃかすなよ。 頼むから まじめに考えてくれ……。」 【ベルガラック】闇の遺跡へ行った後 ゼシカ「もう死んでしまったけれど カジノのオーナーのギャリングってどんなルック スだったのかしら?」 ククール「オレのイメージしたギャリングは全身毛むくじゃらで 最低でも1週間は風呂に入らない。」 ゼシカ「おえっ!」 ククール「だが 川でおぼれているネコを助けてみせる優しさをかねそなえたナイスガイ でもある。」 【トラペッタ&リーザス村&ポルトリンク&パルミド&ドニの町&アスカンタ城&マイエラ修道院】魔法の鏡を入手後&隠者と会話後 ゼシカ「呪文を唱えることができる魔物が 重い病気にかかってて 今にも死にそうで……。 呪文を 唱えてほしかったら 病気を治す薬を とってこいとか 依頼されたりしたら どうする?」 ククール「お前……意外と心配性だな。」 【闇の遺跡・外観】闇の結界が破られた後 ククール「ドルマゲスを 倒せても この中のうちの 誰かが 永久に 帰らぬ人になってるかもしれないぜ。」 ゼシカ「縁起わるいこと 言わないでよ。 みんなで 生きて帰ってくるのよ。」 【トラペッタ&リーザス村&ポルトリンク&マイエラ修道院&ドニの町&パルミド&アスカンタ城&サザンビーク城&ベルガラック】闇の結界を破った後 ククール「よく考えたら ゼシカって 変わり者だよな。いいとこの お嬢なのに 兄貴のカタキ討ちだもんなぁ。」 【闇の遺跡・地下2F】ドルマゲスと戦う前 ヤンガス「なんだって ドルマゲスは ここに 閉じこもってるんでがしょう。 なんか理由でも あるんでげすかねえ?」 ククール「カミさんと待ち合わせしてるとか?」 ヤンガス「ヤツが 妻帯者だったとは!? な なんでがしょう この劣等感は……。」 ゼシカ「ふざけるのは よして! ヤツが遺跡にこもったのは 暗い場所が好きだからよ 絶対。」 ククール「ドルマゲスは もぐらかよ……。」 【闇の遺跡】ドルマゲスと闘う前 ヤンガス「みなぎる闘志に水を差して悪いんでがすが もしドルマゲスが土下座して謝ってきたらどうしやす?」 ククール「そっそれは問題だな。 オレだって騎士のはしくれだ。 無抵抗の敵に 手を上げるのは 騎士道に反するしな。」 ゼシカ「なにが騎士道よ。 バッカじゃないの。 もしドルマゲスが無抵抗なら ヤツを挑発して 攻撃させればいいのよ。 だったら問題ないでしょ。 フン!」 ククール「こえー。 ゼシカこえーよ。」 【闇の遺跡】ドルマゲスを倒した後 ククール「さてと オレは これで 修道院長のカタキを 討てたわけだし 晴れて 自由の身ってことかな。 じゃ、ここで解散しようか。 ゼシカも うれしいだろ。 どうだ? 兄のカタキを討った感想は? ん? なんだよ。 どうしたんだよ浮かない顔して。」
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444名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/21(水) 17 06 16 ID 4D8+3+AU0 久々に8をプレイしている最中なんだけど 主人公とミーティアの挙式を見届けた後ひっそり二人きりになって いい雰囲気を醸し出しているククゼシが見られる 裏裏エンディングなんてものが実は存在したりしてないのかな。 445名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/21(水) 21 02 30 ID 35tXvgPG0 444 実は存在している 私はそれを100回くらいクリアしたよ 446名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/21(水) 22 47 49 ID AcGjXaDTO えっ!?なにそれ?条件とかあるのかな? 私はククールとゼシカが誰もいなくなった聖堂でこっそり 永遠の愛を誓いあうエンディングならみたけど… 他に違うエンディング見た人いる? 447名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/21(水) 23 54 34 ID 9SvPsr4O0 ラプソーン討伐後ようやく結ばれたくせにククの幸福臆病癖のせいで喧嘩別れしてたが オレもエイトをけしかけてる場合じゃねぇないい加減素直になってぶつかってみるかって決意して (女2人連れてたククに)ブチギれて完全にもうククを見限る気でいたゼシカを 無理やり捕まえて抱きしめてキスして謝ってプロポーズまがいのことを口にして 胸に顔を埋めながら「バカ!!」と叫ぶゼシカの顔を上向かせて目にたまった涙にキスして 二度目の騎士の誓いを立てるところまでは見た。 448名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/22(木) 00 33 27 ID qPbNhgAl0 自分も何度もそのEDを見たよ。 主姫結婚式でウエディングドレス姿のミーティアをうっとり見つめながら 「ミーティア姫きれい…。私もいつかあんなドレス着てみたいな…」と 隣で呟いたゼシカに「俺が着せてやるよ。そのうちな」とククが小声で言って、 「え?今なんか言った?」ときょとんと訊ねたゼシカに 「さあなー」と満面の笑みでククが答えるEDも見た。 449名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/22(木) 09 35 32 ID Ybo7XR9LO なんというマルチエンディング…! 450名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/22(木) 17 12 32 ID mAZRLQIN0 みんな色々なエンディング見てるんだ。いいな~ 私はまだゼシカとククが真っ白なドレスとタキシード着て 結婚式をあげ誓いのキスを交わしているエンディングしか見たことないからなぁ 451名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/22(木) 18 27 46 ID sUW6cBOl0 自分はゼシカにぱふぱふされたククールが棺桶に入るエンディングしか見たことない 452名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/22(木) 19 26 52 ID DvYGt7+K0 「ククール…私、やっと気づいたの。ククールのことが…好き」 「ちょ…マジで?」 「本当よ。だから…。私ククールに………ぱふぱふしてあげる…!」 「ちょwwマジで?www」 「だから、ちょっとこっちに顔を寄せて?今からするから」 「ちょw今?wマジでwwww」 「え~い、ぱふぱふッッ!」 「うはwwwwww気持ち良すぎwwwww」 ククール衝天→451END 453名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/22(木) 22 15 07 ID LDjIGUp6 0何だその展開w エンディングで棺おけ入りとかある意味バッドエンドw メダパニ食らって混乱状態にあるククゼシEDとか 454名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/22(木) 23 28 57 ID 6GB42Kt30 452 これ萌えはしないけど一番好きwククールあほすぎw 主ミーEDから数ヶ月後・・・ どこぞの婚約者とゼシカの結婚式にて、エイトにけしかけられたククが 映画「卒業」よろしく式場から花嫁を奪い去るED・・・ というのがいちばんありそうだな。ベタ展開的に。 プレイ中ククゼシ的要素を満たしてれば現れる真・真ED。やってくれよえにくすさんよ~ 455名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/23(金) 01 31 31 ID TeNgqR7b0 452 吹いたww そのEDちょっと見てみたいw 454 普通ED(主人公姫連れ去り)の場合→数ヶ月後ククゼシ交際スタート 真ED(主姫結婚の場合)→数ヵ月後ククゼシも結婚 いづれ出るだろうリメイク版ではきっとこうなっている ? 456名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/23(金) 20 28 48 ID ko9QcnSR0 454 ベタな展開いいねえ~ ククゼシって結構ベタなタイプのカプだと思うw 出会いからしてベタな感じだし 途中の夫婦漫才っぷりもベタベタだしw 457名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/23(金) 22 07 27 ID ALpkyFqE0 454 だけどそのベタは主ミカップルと被っているなw お互いにお互いをけしかけあっている主人公とククってのも良いかもしれない 何れ色んな事が落ち着いたら久しぶりに二人で会ったククと主人公が 互いの妻に対する惚気合戦を繰り広げたりしてそう 458名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/23(金) 23 19 17 ID jjOaDwPT0 もちろんわざと主ミーと被らせてるんでしょw けしかけるのも式場乱入も花嫁強奪も。 ただこいつらの場合は真EDの主ミーのように親が認めた強奪ではないから、 そのままルーラでとんずらして願いの丘あたりで2人きりで指輪交換と誓いのキスでもしてそうだけど そしてそのあとは、そりゃもう大変なんだろうねぇ・・・ そもそもゼシカが他の男と結婚しちゃうまで放置してたククが悪い。 頑張ってアローザさん説得しろよ。限りなく無理メだけど・・・ 459名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/23(金) 23 35 33 ID qx9NtLFb0呪いが解けた後のパーティーではメイド口説いているし 主姫結婚式は女2人も連れてくるし ククゼシの中はその辺りでこじれまくってそうだなあ。 俺みたいな落ちぶれた元領主の息子が 良家のお嬢さんであるゼシカに相応しくないとか 勝手に自己完結してゼシカから身を引こうとしそう。 いざきちんとくっつこうとしたら絶対一筋縄ではいきそうにないな…。 461名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/24(土) 14 42 39 ID BxL4EhTB0もしククが花嫁ゼシカ連れ去りとなったら主人公とミーティア(表エンド時)みたいに 「さあミーティアを連れて逃げて」「はい!」って感じにはなわないだろうなw 「ゼシカ、遅くなって悪ィ。俺と…」「今更何しにきたのよ…!バカ!」と まず当人同士で一悶着ありそうな気がするんですがw 462名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/24(土) 20 46 40 ID 6yWD6kvE0 驚いているゼシカをそのまま抱き上げ お姫様抱っこで強制的に連れて逃げればいいよ そして二人きりになった所で447の下三行みたいな展開に持っていく 463名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/24(土) 23 29 25 ID kN5TYadB0 遅くなってわりぃ で済むか!w 462 いいね。連れ去る前に婚約者(&聴衆)の目前でいきなりキスでもしとけばいい そんでルーラで消える。残された人たちボーゼン。主&ヤンだけニヤニヤ 464名前が無い@ただの名無しのようだsage2009/01/25(日) 00 53 07 ID u4371N4t0 まあそんな様子を見せ付けられてしまえば アローザさんも認めるしかなくなるだろう …多分w
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トンネルを抜けるとそこは雪国であったが、情緒もへったくれもあったものではなかった。 吹雪が針の束のようになって容赦なく一行に襲いかかってくる。 ふとククールが振り返ると、すぐ後ろを歩いていたはずのゼシカがはるか彼方で立ち尽くしてしまっていた。 初めて見る雪景色に感動しているなどという風情とは違う。明らかに様子がおかしい。 「ゼシカ?ゼシカ!大丈夫か!?」 駆け寄って叫ぶククールの声にハッとして、ゼシカは頭をぶんぶんと振る。 「ううっ。あまりの寒さに意識が朦朧としてたみたい」 そう答えるとゼシカは両肩に手を当てて震えた。 「リブルアーチに防寒具が売ってれば良かったのに…。何よ、まほうのビキニなんて訳の分からないものを…」 ゼシカがぶつぶつと愚痴を言いながらも歩き出したので、ククールはホッと胸を撫で下ろした。 しかし吹雪は変わらずその勢いを保ち続け、一向におさまる気配はなかった。 こんな状態ではまたいつ何時ゼシカの意識が怪しくなってもおかしくはない。 そう危惧したククールは、今度はゼシカの背を見る位置で歩く事にした。 ゼシカのすくめられた剥き出しの肩が小刻みに震えている。 自前の断熱材に恵まれているあのヤンガスでさえ音を上げている状態だ。 この寒さではさぞかし辛いことだろう。 ククールはそう思い、制服のケープを外して震えるゼシカの肩にそっとあてがった。 「きゃ?!びっくりした!」 予期せぬ出来事だったようで、ゼシカは驚いて振り向く。 「こんなものでも、あれば少しはマシになるだろ?」 「うん、ありがとう。あったかい」 ゼシカは笑みを見せながらケープを受け取り、両手で襟元を合わせた。 「あはは、大きいからすっぽりくるまれちゃうわ」 そう言いながらゼシカはククールの前でくるりと身体を回らせてみせた………… (……ってな感じの筋書きだったんだけどなぁ…) ククールはベッドに腰掛け、ゆっくりと海より深いため息をついた。 苦々しい表情で毛布を握り締める。 「雪崩の…ばっかやろう!」 そのまま背後に倒れ、ボフッと音を立ててベッドに大の字に横たわった。 「…ククール?」 奥のベッドに寝かされていたゼシカが起き上がって部屋の様子を伺う。 「雪崩がばかやろうなのは賛成だけど、みんな助かったみたいだし、いいんじゃない?」 「よくねぇんだよ…」 「なんで?」 歩み寄ってきたゼシカはベッドの上に大の字になったままのククールを覗き込む。 「いや、こっちの話さ」 「なによそれ?わけわかんない」 やや呆れ顔になったゼシカの大きな瞳を見つめながらククールはにやりと笑い、起き上がった。 ~ 終 ~
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「だがボストロール的には・・・。いい夢見させてもらったぜ!」 幸せそうな顔でボストロールは崩れ落ちた。 「変な奴だったな。オレたちのことは回復しといて、何で自分は一度も回復しなかったんだろうな。単にバカなだけか」 尤もなツッコミを入れながら、ククールは剣を鞘に収めた。 「あんたって、サイテー」 思わず悪態が口から飛び出す。 「なーにが『魔物にも食事を楽しむ権利がある』よ。そんなこと白々しいこと言って逃げようとしたくせに、回復してもらった途端、何事も無かったように退治するなんて信じられない。『恩を仇で返した』って怒られて当たり前よ」 「何言ってんだよ。勝てそうにない勝負を避けて通るのは当然だろ。そして勝てる勝負はキッチリ勝つのが当たり前。人間をエサにしてる奴なんて、見逃せるわけねえだろ」 「MPが無かったんなら言ってくれれば良かったのに、あんな乱暴なことするなんてひどいじゃない。窒息するかと思ったわよ」 「そのことは悪かったよ。だけど敵の真ん前で『MPが無い』なんて言うバカいるかよ。そんなに茹で魔法使いになりたかったのか?」 ククールはボストロールの落とした鍵で牢を開けて、大臣一家を出してやってる。 一緒にリレミトしてあげようと思ってたのに、大臣たちは自分たちだけでサッサと走っていってしまった。 あれ? そういえば私、大臣に話があって来たのよね。 「ゼシカ、いいのか? 大臣たち行っちまったぞ。言いたいことがあったんだろ?」 「・・・忘れてたー!!」 「忘れんなよ!」 この場合のククールのツッコミも、尤もだと思う。 「私、ラグサットとは結婚するつもりなんてありませんから! もうフィアンセでも何でもないってことで、いいですね!?」 無事屋敷に戻っていた大臣は、魔物に食べられそうになったショックから抜け切れてないのか、あんまりピンときてないみたい。 「ゼシカ・・・。おお! そなた、アルバート家のゼシカさんだったのか」 「おい! 息子のフィアンセの顔も知らなかったのかよ!?」 今日のククールは、ツッコミに忙しいわね。 「それは残念だが、そなたがそう言うのなら仕方ない。ラグサットもどこでどうしているかもわからんしの。それではこの婚約は無かったということで」 これで話は終わり。どうせこの婚約なんて、その程度のものだったのよ。 外に出ると、もう空が白んでいた。こうやって普通に朝は来るのに、私たちの目の届かないところで世界は着々と滅びの道を歩んでるのかもしれない。 それを止める手立てはラプソーンを倒すことだけ。だからこそ、絶対負けられない戦いに向かうためには、気持ちの整理を着けなきゃいけないこともあると思う。 「どう? これで文句ないでしょう?」 「ああ、はいはい。文句なんてとんでもない。そんなもん、初めからありませんよ」 ・・・そんなもん? 初めからない? 「・・・なかったの? 文句」 「そう、文句なんてなかった。っていうか、どうでも良かった。話逸らそうとして、言い掛かりつけただけだ。オレが悪かったから、もう勘弁してくれ」 何だろう、この何とも言えない苛立ちは。 「本当に、どうでも良かったの?」 「何でそんなに絡むんだよ。文句あった方が良かったのか?」 「そうじゃないけど・・・何かモヤモヤするのよ」 だって、ククールにラグサットの名前出された時、すごく腹立ったんだもの。『あんたに関係ないでしょう!』って怒鳴ってやりたくなった。 だけど『どうでも良かった』って言われる方が何倍も腹立つのはどうしてなのかしら。 「ごめんなさい、ククール。もうマルチェロのことは言わないわ、私が間違ってた。ククールは私とは違うんだものね」 ベルガラックまで戻り、ホテルへ戻る道の途中で、ククールに謝っておいた。 私がククールの立場だったら、マルチェロのことを心に残したままで、戦いに集中することなんてきっと出来ない。それが原因でククールに大ケガしたりしてほしくなかった。だからマルチェロを捜そうとしつこく勧めたけど、本当によけいなお世話だったみたい。 鏡の中の迷宮でも、私はすっかり頭に血が昇ってたのに、ククールは全然冷静さを失ってなかったもの。 私が心配なんかしなくても、ククールはちゃんと気持ちの切り替えが出来る、しっかりした人なんだ。 なんて思ったのよ。なのに・・・。 「そういうこと。オレはゼシカと違って、あんなマルチェロなんかの心配してやれるほど優しくねぇんだよ。だけどあいつだってガキじゃねえんだから、自分の面倒くらい自分で見るさ。もうあんまり気にすんなよ」 ・・・何なの、ほんとに。 「・・・バカ!!!」 もう他に何も言う言葉が浮かばない。 何で私が、あのマルチェロの心配なんかしなくちゃいけないのよ! 心配されてるのは自分だってこと、頭の片隅にも浮かばないわけ? 「あんたってどうしてそう、人の気持ちがわからないの? ああもう! この苛立ちを何て表現したらいいのかわからないわ!」 「わかんねぇのはこっちだよ。何でいきなり怒ってんだよ。オレ今『優しい』って褒めただろ? それで怒られてたんじゃ割にあわねえよ」 普段は信じられないほど頭も勘も良くて、全部わかってるような顔して人の気持ち見透かすくせに、こういう根本的なことになると全然何もわかってない。 ククールはまだ私が怒る理由がわからないらしく、途方に暮れた顔してる。 そして私はそんな姿を見てると、不思議と怒る気持ちが薄れていってしまう。 「ごめんね」 もう一回謝っておく。わかってるわよ、私が一方的に勝手なこと言って迷惑かけたってことくらい。 ククールはちょっと肩をすくめて、しょうがないって感じになる。 「もういいから、早いとこ戻って休もうぜ。さすがにちょっとばかり疲れた。出来ればバーで一杯引っかけてから寝たいんだけど、付き合ってくれるか?」 「・・・一杯だけよ」 一応お詫びのつもりで了承すると、ククールはちょっと驚いたような、意外そうな顔をした。 「・・・ほんとに?」 「自分で誘っておいて何よ。私だってたまには飲みたい時もあるの。一つ言っておくけどね、ククールって自分で思ってる程には私のことわかってくれてないからね。それだけは覚えておいてよ」 「そういうこと言うってことは、ゼシカも自分で思ってるほどにはオレの事わかってないな。オレはゼシカのこと理解できてるなんて思ったこと一度もないぜ。何やらかすか予測もつかないおかげで、スリルに満ちた毎日を送らせてもらってる。これはこれで楽しいけどな」 どうしてククールってこうなの? 強がって平気なフリばっかりして、わがままに付き合わせた私が気に病まないように、わざと意地悪な言い方をする。 やっぱりダメだわ。せめて私ぐらいは心配していてあげないと、この人どうなっちゃうかわからない。 その辺り、全然わかってくれてないみたいだけど仕方ないわ。 どうしても気になっちゃって、自分でもどうにもならないんだものね。 <終> わかってない-前編
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ここは砂漠の教会。 昼間はぎらぎらとした太陽が、容赦なく照りつけるこの一帯。 すでにベルガラックのユッケが竜骨の迷宮の入り口で待っているというが、 迷宮への道のりは、思ったより厳しかった。 遠い道のり、慣れない暑さに一行はほとほと参りながらひたすら目標を目指していたが、 「あ…暑すぎる!ワシはもう我慢できん!」 この状態では逆に探索の効率が下がるわい!というトロデの言葉で、 一行は教会の影に馬車を停め、しばしの休憩を取ることとなった。 各々水を飲んだりと、ほんの少しの涼を求める。 「はぁ…砂漠ってば木陰もないんだから、この暑さは本当に参るわね…」 ゼシカはひと息つきながらうんざりといった表情でつぶやいた。 豊かな胸元に汗の粒が光る。 「俺なんて一番厚着だから最悪だぜ?」 ゼシカを尻目に、ククールはどうだとばかりに自慢にならない自慢をしてみせた。 ククールはマントと上着、さらに手袋もはずし、手のひらでぱたぱたと顔に風を送っている。 「マヒャド、覚えたてだけど味わってみる?涼しくなるわよ~」 クスっと笑ってゼシカは舌を出した。 「え、遠慮しとく…でもな、マジで暑すぎるって…ほれ」 そう言ってゼシカの頬に手の甲を押し付ける。 「ちょっと、どこ触ってんのよ!」 ククールはふにふにと柔らかいゼシカの頬に触れた途端、嬉しそうな顔になった。 「あーー、ゼシカのほっぺた、冷やっこくて気持ちいいな…」 「バカ、あんたが熱すぎるだけなの!…もう、いつまで触ってんの!」 顔を赤らめながらゼシカはククールの手を振り払う。 まったく、油断するとコイツはいつもこうなんだから…。 「おいおい、何もそんな嫌がるこたねーだろ?」 「アンタのそういう所を黙認してたらね、体がいくつあっても足りないのっ!」 「へいへい…俺が悪ぅございました」 肩をすくめてククールはゼシカの隣に座り込んだ。 まったく…とぶつぶつ言いながらも、ゼシカもククールの横へ腰を下ろす。 影になっているとはいえ、風も吹いていないので暑さはあまり変わらない。 相変わらずククールは暑そうにして、ほんの少しだが肩で息をしている。 さっきのふざけた表情はもう消え失せて、いつもの端正な横顔がそこにあった。 筋の通った鼻筋にも汗の粒が光っている。 ゼシカは、先程ぶっきらぼうに手を振り払ったことを少し後悔した。 「ん?…どした?」 ククールは自分の右手を見てゼシカに問いかけた。 右手の上にはゼシカの小さな左手がちょこんと乗せられている。 ゼシカは目を合わせずにうつむき、 「…だって、アンタの手、ほんとに熱かったんだもん。…これなら少しは涼しくなるかなって」 「心配してくれてるのか?」 「うっさいわね!つべこべ言うと手、離すわよ」 「…ハイ」 しばらく大人しく従っていたククールだったが、 やがて手のひらをゆっくりと返し、ゼシカの指をからめた。 ほんの少しだけ、ゼシカの指がぴくんと跳ねる。 「…そのままな」 ぽつりとククールのその言葉に、ゼシカはさらに恥ずかしそうにうつむいた。 自分の鼓動が伝わってしまうのではないかと、さらにゼシカの鼓動は早くなっていく。 「なんか体温、同じくらいになってきたな…」 「……バカ、私が熱くなったの」 ゼシカがぽつりと言う。自分でもかなり恥ずかしい台詞だと思った。 「嬉しいこと言ってくれちゃって。よし!とりあえず俺は3日手を洗わないって決めた!」 「またバカなこと言って…」 「俺は本気だぜ?」 「もう…知らない!」 冗談でも、真っ直ぐにそんな嬉しそうな瞳で見られてはたまらない。 ゼシカは立ち上がってぷいっとエイト達の方へ走っていった。 その顔は暑さのせいかはわからないが、真っ赤になっていた。 ひとり取り残されたククールは、小さくなっていくゼシカの背を見つめながら 「ったく…キツいんだか優しいんだかわかんねぇな、俺の姫さんは…」 そう言って右手の甲にくちづけた。 「…さーて、そろそろユッケちゃんの元へいきますかね!」 そしてククールもゆっくりと立ち上がり、馬車へと向かっていった。 自身もまた、胸の高鳴りを感じながら────
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「あいたたた…」 二日酔いの頭痛でククールは目を覚ました。 昨日の夜に酒場に飲みに行ったまでは覚えているが、どうやって帰ったのか覚えていないぐらい酔ってしまったようだ。 (酔ってヘマしてなきゃいいけどな…えっ!?) 俺の隣には誰か寝ていた。ツインテールはほどいているが見慣れた赤い髪は明らかに知ってる娘だった。 (誰だ、もしかして!?) その時、ククールは自分が服を着ていない事に気付いた。 (まさか、俺はこの娘と…?) 布団をめくってみると、寝ている娘もどうやら裸のようだった。 「おい、起きろよ、朝だぞ…」 ククールはとりあえず娘を起こす事にした。 「うーん、もう朝か…」 「ぐ…」 目を覚ましたゼシカを見て俺は愕然とした。なぜならゼシカはまだ14歳であり、いつもの口説き文句は軽い冗談だったからだ。 「ゼ、ゼシカちゃん?」 声が裏返ってる。 「あっ、おはよう。昨日はいろいろとありがとう…」 ここでククールは昨日の出来事を思い出した。 (そうだ、酒場で興に乗ってるときに適当に近くにいた女の子を抱き締めてキスしたんだった…じゃあゼシカあの時の!?) 「君、一緒に旅してるゼシカ…だよね?」 「ククールさっきから何か変よ。」 (俺はゼシカと…ヤッちゃったのか?) まさか本人に聞く事も出来ずにオロオロしていると、ゼシカが耳元に近づいてきて、 「Hしたの初めてだったんだから、責任とってね」 とささやいた。