約 3,515,375 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1984.html
まりさ 2KB 虐待-いじめ 小ネタ 短いのでよろしければどうぞ 初日 作業はスムーズに終了した。 時間が余ったので少々遊び心を発揮する。 二日目 外部からの刺激にも反応を示さないが、体温に変わりはない。生存している模様。 三日目 時折小さい痙攣を起こし始めた。触れると大きく跳ねた。 経過は順調。 四日目 ……予想外なことが起きた。 ※ これは、恐らくは成功なのだろう。しかし想定外なのも間違いはない。 私が黙考に入っている間、そいつは瞳をキョロキョロ動かして何かを探すように周囲を見回していた。 ぐねぐねと伸びたり縮んだりを繰り返しているのはきっと身体の向きを変えようとしているのだろう。 「ゆ? ここは何処なの? ゆぅ~? ゆぁ!? まりさのおぼうしがないよっ! ゆっくりおぼうしを さがすよ! ……ゆぅ? あんよさんが動かないよ? あんよさん動いてね動いてね! ゆっ、ゆんっ! ゆ゛っ!?」 ところがそれが巧くいかない。それどころか底面の接地面積が少ないので、激しく動いた反動でコロリ と転がってしまう。泡を食って更に暴れるが、それでは延々と転がり続けるだけだった。 「止まってね! 止まってね! こ~ろこ~ろは楽しいけどなんだかゆっくりできないよ!?」 キリがないので止めてやった。 それでも帽子がない、帽子がないと騒ぐので、初日に取り上げてた帽子を被せてやった。 「ゆ~! おかえりまりさのおぼうしさん! おにーさん、ありがとう! ゆっくりしていってね!」 大口を開いて礼を言われた。ますます以て信じがたい。 私が眉間に皺を寄せて熟考すると、気遣うような表情をされた。 「おにいさんゆっくりできないの? ゆっくりしようよ~」 ややあって、私は思考を放棄した。 相手は不思議饅頭。どうやっても論理的思考では解を導くことはできそうにない。 仕方がないのであるがままを容認した。 そしてそいつにもあるがままを見せてやった。 「………………ゆ?」 姿見に映る姿を見てそいつの笑顔が凍る。 目がある。口がある。髪もある。だが玉のような躯のそれが自分とは即座に認識はできなかったのだろう。 目を何度も瞬き、時にギュッと目を閉じて数秒待ってから改めて見直した。それでもそこに映る像は変 わらない。 「ゆっ? ゆゆっ!? ゆわぁっ!?? なんなのこれ! おにいさん! まりさどうしちゃったの!?」 それは自分の帽子を被っている。ならそれは自分で間違いはない。だけど自分はこんな姿をしていなか った。 それの思考はそんなところだろうか。 だから初日の顛末を丹念に教えてあげた。 あの日、私はとある思いつきから山でまりさを捕まえてきた。 持ち帰ったまりさは皮を剥ぎ、餡子以外の部分を全部取り除いた。あとは用意して置いた革に餡子を傷 つけないように詰めて終わり。それにまりさそっくりの絵を描き込んだのは単なる遊び心に過ぎなかった。 それが理解するまで何度でも、ゆっくりと説明を繰り返した。 「……それじゃあ、まりさはなんなの? まりさ、なんになったの……?」 絵に描いた目で虚空を眺め、絵に描いた口を半開きにしていたそいつがポツリと呟いた。 私が作りたかったのは、それ自体が動くことで少々難易度の上がる遊具に過ぎない。絵に描いた表情が 動き、喋ることなど予想だにしなかったが、それが何であるかに変わりはなかった。 だから、ただ一言で答えてやったのだ。 ※ ※ ※ ※ 鞠さ ※ ※ ※ ※ 五日目 結局、遊具としては失敗作になるのだろう。 そいつはいつまでも泣き続けている。 ただ、描いてもいない涙が流れることはついぞなかった。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 皮ではなく革なら腐食で死ぬことは無いなw 定期的にオレンジジュースを注射すれば商品として売れそうww -- 2018-01-05 17 40 38 鞠w -- 2011-09-19 17 17 29 へぇ、絵が動いてるのか。面白いなw -- 2010-11-28 10 03 12 ダジャレが言いたかっただけですか? -- 2010-07-09 00 33 03
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1081.html
れいむと幸せを呼ぶ金バッジ 23KB 虐待 親子喧嘩 現代 餡子ンペ09出展作品パート2 ※餡子ンペ09出展作品第2弾です。 ※駄文、稚拙な表現注意。 ※俺設定注意 ※テーマは1.親子「 仲直り」です。 家に帰るとゆっくりれいむがいた。 ソフトボールサイズでまだ子供なのだろう。うっかり開けていた裏戸から入ってきたようだ。 俺の姿を見て、逃げようとする子れいむをガシッと鷲づかみにする。 このれいむがやったのであろう、ちゃぶ台の上の花瓶などが目茶苦茶になっていた。 まったくただで済むと思うなよ。このクソ饅頭が。 俺は手でジタバタもがいている子れいむをにらみつけた・・・がそこでおかしなことに気づいた。 ちゃぶ台のうえにあったお茶請けのクッキーが手付かずのままで残っていたからだ。 普通人間の家に不法侵入するようなゲスゆっくりが一番に手をつけるのはあまあま、つまりは甘い菓子類でありそれが食われず残っているのはあまりに不自然である。 「おい、れいむ。」 「ごめんなさい、ごめんなさい。ゆるしてくださぃいいいいい。」 俺に鷲づかみされながら必死に謝るれいむ。怖いのか涙を流しながらガタガタふるえ続けている。 「いやそうじゃない。お前への罰は後だ。それより聞きたいことがある。」 「ゆ?」 「お前なにか目的があってここに来たんじゃないのか?例えば・・・なにかを探しにきたとか?」 「!!・・・」 れいむの目が驚いて点になる。どうやら図星のようだ。 「当たったみたいだな。何を探しにここまできたんだ?」 有無を言わせぬ口調で俺はれいむを尋問する。少しためらった後れいむは口を開いた。 「れいむは・・・れいむは・・・きんばっじさんがほしかったんだよ・・・」 「はあ?金バッジって・・・あの飼いゆっくりが着ける・・・?」 あまりに予想外な答えに今度は俺の目が点になった。 なぜこのようなことになったのか。話は数時間前までさかのぼる。 「餡子ンペ09」れいむと幸せを呼ぶ金バッジ 作、長月 「おかあさんのうそつき!!きょうはいっしょにあそんでくれるっていってくれたじゃない!!」 「ごめんねおちびちゃん。ごはんさんがなくなっちゃったからかりにいかないといけないんだよ。ゆっくりわかってね。」 「このまえもそうだったじゃない!!そういっていつもあそんでくれないじゃない。」 「おちびちゃん・・・」 「もういいよ!!おかあさんのばか!!」 困惑する母れいむをおいて巣であるダンボールハウスを飛び出す子れいむ。 「ゆう・・・」 心配そうに子れいむの背中を見てため息をつく母れいむ。母れいむとてつらいのだ。 つがいのまりさが死んでしまっている為、家族は胎生にんっしんっで産んだ子れいむひとり。 当然子れいむを食べさせていくには自分が狩りに出なければならなず、その間れいむはひとりぼっち。 れいむが寂しがるのも無理はない。 今日は狩りを休んでれいむと遊んであげる約束だったが、思った以上に餌がとれず、保存していた食料が昨日尽きてしまった。 育ち盛りの子ゆっくりを絶食させるわけにも行かず、今日も狩りに出ることにした母れいむ。 その結果さっきの親子ゲンカとなったのだ。 母れいむはしばらく娘のいったほうを見続けていたが、意を決したように狩りへ出かけた。 愛する子供のために少しでもおいしくて栄養のある食べ物を手に入れなければならない。 そう決意しポイン、ポインと路地裏へ跳ねていった。 一方その頃子れいむは後悔していた。 なんであんなこと言っちゃったんだろう。 お母さんが自分のために苦労していることは誰よりも知っているのに。 お母さんが大好きなのに。 後悔したところでもう出てしまった言葉はもう戻らない。 どうしようか考えていたところに人間らしき足音が近づいてきた。 とっさに電柱に隠れ息を殺すれいむ。人間はお菓子をくれるような愛好家も居るが、同時に虐待を好むような輩も多い。 れいむもまたできるだけ人間に関わってはいけないと母れいむに言われている。賢い野良なら当然のことだ。 現れたのはゆっくりれいむをつれた男だった。 飼いゆっくりの散歩中なのだろう。れいむはリードでつながれ頭にバッジを着けている。 なんてゆっくりしたれいむだろう。思わず隠れていたのを忘れて身を乗り出してしまう子れいむ。 しわひとつなく鮮やかな紅白のリボン。さらさらで艶やかな髪。もちもちとした素肌。 しわしわですすけたリボンにボサボサの髪、薄汚れた体の自分とはまるで違う。 とても同種の、いやそれどころか同じゆっくりだとすら思えないくらいだ。 そのなかでもれいむの目を一番ひきつけたのはリボンに着けていた金色のバッジだった。 おそらく取得したてなのだろう。ピカピカの金バッジが日の光を受けきらびやかに光っている。 れいむは息をするのも忘れて見入ってしまった。 男達が立ち去った後もれいむはしばらく動けなかった。それ程までにインパクトがあったのだ。 無論れいむも今まで飼いゆっくりを見たことがないわけではない。 しかしれいむが見たのはバッジなしや銅バッジの野良同然のゆっくりで、精々銀どまりだった。 セレブの飼う金バッジなど一度も見たことない。 そういえば赤ゆっくりのころよく遊んでくれたありすお姉ちゃんは元飼いゆっくりで金バッジだったって言ってたな。 れいむは思い出す。一人っ子で母親も狩りで不在がちなれいむにいろんなことを教えてくれたゆっくりだ。 上品で優しくて何でも知っている尊敬するゆっくりだった・・・だけど・・・ れいむは一度もありす姉ちゃんがゆっくりしているのを見たことがない。 顔では笑っていても本心からの笑顔は一度もなかったのをれいむは知っていた。 そんなありすお姉ちゃんだけどれいむは一度だけ泣いているのを見たことがある。 何かいやなことがあったのだろう。路地裏で一人、声を出して泣いていたありすお姉ちゃん。 あの時のありすお姉ちゃんの言葉がれいむは忘れられない。 「きんバッジ・・・きんバッジさえあればなまゴミなんてあさらなくてすむのに・・・かちかちのゆかじゃなくてふかふかのくっしょんさんでねれるのに・・・・あんなぎんやどうばっじしかとれないようないなかものたちにバカにされずにすむのに・・・どうして・・・どうして・・・うわぁあああああ!!!」 れいむは何も言えずただそこで立ち尽くすしかなかった。 その日かられいむはありすお姉ちゃんを見ていない。 風の噂によると飼ってくれる人間を探しに町へ行ったが見つからず、そのまま加工所で駆除されたらしい。 あの時はありすおねいちゃんの言葉の意味が解らずにいたれいむだが、今なら解る気がする。 きっと金バッジはゆっくりをゆっくりさせてくれる物なんだ。 だからそれを無くしたありすおねいちゃんはゆっくりできなかったんだ。 そしてあのれいむは金バッジを持っているからあんなにゆっくりできているんだ。 よし。なられいむも。 そう思い道行く人間に片っ端から「金バッジください。」と懇願するれいむ。野良ゆっくりが人間に関わるのは危険だということも忘れてである。 しかし当然そんな要求受け入れられるはずもない。完全に無視か「じゃまだ、どけっ!!」と怒鳴られる始末。 途方にくれ道端で立ち尽くしてしまった。 「そして裏戸の開いていたうちへ侵入して金バッジがないか探してた、ってわけか。」 「ゆう・・・そのとうりだよ。」 「おい、れいむ。人間のうちへ入るのはいけないことで、まして盗みなんてもってのほかだと知っているよな?」 「ご・・ごめんなさい!!」 そう言ってペコペコと頭を下げるれいむ。どうやら自分がしたことが悪いことだというのは知っているらしい。 普通の家に金バッジは転がってないとか、野良が金バッジなんて手に入れてもどうしようもないだろ、とか色々突っ込みたいが今はやめておく。 「そうまでして金バッジを手に入れてゆっくりしたかったのか!?人のものを盗んででもゆっくりしたいなんてゲスの考え方そのものだろうが!!」 「ごめんなさい!!ごめんなさい!!」 「大体金バッジは持っていればゆっくりできるものじゃなくて、頑張ってゆっくりできるようになったゆっくりに与えられるものなんだよ!!楽してゆっくりしようなんて性根が腐ってる証拠だ。」 「ゆう・・・でも・・・でも・・・」 「なんだ。なにかいいたい事でもあるのか?」 「れいむは・・・れいむはおかあさんにゆっくりしてほしいよ。」 「えっ?お前自分のために金バッジが欲しかったんじゃなかったのか!?」 思わず聞き返してしまう俺。普通人間のうちに入ってくるようなゆっくりはゲスだと相場が決まっている。家族のことを思いやるどころか土壇場になれば家族を生贄にしてでも自分だけは助けてとぬかすような奴が大半だ。 しかしまさか母親のために人間に捕まるリスクを犯すような奴がいたとは・・・ 始めは事情を聞いたら痛めつけた後、叩き潰すつもりだったが・・・どうする? 俺は迷っていた。 れいむはガチガチと震えていた。 お兄さんはれいむから話を聞くとしばらく何か考えていたようだが、不意に立ち上がり「ちょっと待ってろ。」と言い立ち去ってしまった。 きっとお仕置き道具を取りに行ったに違いない。お母さんが言っていた。人間さんのおうちに入るような悪い子はとっても痛いお仕置きをされた後、永遠にゆっくりさせられちゃうんだって。 人間さんのおうちに入るのがいけないことなのはれいむも良く知っている。 でも・・・それでもお母さんに金バッジをつけて貰いたかった。 もしお兄さんの言うように頑張っているゆっくりに与えれるのならなおさらだ。 この辺りは餌場が少なく捕食種やゲスも多い為ゆっくりにとってけして住みよい場所ではない。 片親で子供を育てるのは並大抵の苦労ではないだろう。事実、母れいむの体は生傷が絶えなかった。 そんな母にいつも助けられていたれいむ。 ゲスまりさにおうちを取られようとしたときも颯爽と現れゲスを退治してくれた。 ゲスまりさに噛み付かれて自分が一番痛いはずなのにそんなのおくびにも出さず、逃げるときにできたれいむの擦り傷をぺーろぺろしてくれた。 遊んでる途中れいぱーありすに囲まれ、もうだめだと思ったときに、れいぱーの天敵であるドMてんこをけしかけるという機転でれいむを救ってくれたもある。 「んほぉおおおおおお!!!れいぱーさんたちぃいいい!!!てんこをめちゃくちゃにおかしてねぇええええ!!」 「ぎゃああああ!!!きもちわるぃいいいいい!!!!」 「ばけものがぁ、ばけものがいるわぁあああああ!!!!」 「こんなのとかいはじゃないぃいいいいいい!!!」 そう叫びながらくもの巣を散らすように逃げるれいぱー。そしてそれを追うれいぱーよりキモイ顔のドMてんこ。 ぽかーんとするれいむにお母さんは「もうだいじょうぶだよ。」と優しく微笑んでくれた。 強くて優しくて賢くて・・・れいむの自慢のお母さん。 そんなお母さんに金バッジ・・・あげたかったな・・・ でももうその望みはかなわない。れいむはここで死んじゃうんだから。 最後に一言伝えたい。 おかあさんひどいこと言ってごめんなさい。 お母さんのこと大好きだったよ、と。 なんで・・・なんであの時お母さんにひどいこと言っちゃったんだろ。 お母さんのこと大好きなのに。 れいむはいつの間にか泣いていた。涙がとめどなくあふれてくる。 その涙は恐怖からではなく後悔の念から湧き出たものだった。 その時ドアが開いた。お兄さんが帰ってきたのである。 れいむはビクッとした。ついにお仕置きが始まるのだ。 そう思ったれいむだった・・・が。 次の瞬間れいむは目を疑った。お兄さんの手に持っていた物にだ。 お兄さんが持っていたもの。それは金バッジだった。今朝見たれいむがつけていたものと同じくキラキラとまばゆく輝いている。 驚きで声も出せないれいむ。 そんなれいむに向かってポイッと無造作に金バッジを投げるお兄さん。金バッジはれいむの前にカシャンと落ちた。 そして開口一番こう言った。 「やるよ。」 あまりのことに思考がフリーズしっぱなしのれいむ。頭の中は?マークで一杯だ。 「どうした?いらないのか?」 そう言い放つお兄さんに全力で首を振る。夢にまで見た金バッジをくれるというのだ。いらないと言うバカなどいるはずも無い。 すぐさま金バッジに駆け寄るれいむ。磨きぬかれた金貨のように輝くバッジに我を忘れうっとりする。 金バッジにすーりすりするとれいむはなんだかとても幸せな気がした。 「おにいさんすごいよ!!なんだかこのバッジとてもゆっくりできるよ。」 「そんなモンで喜ぶな!!満足したんならとっとと帰れ。」 「ゆう・・・でも・・・」 「なんだ?何かまだあるのか?」 「どうしてきんばっじさんをくれるの?れいむかってにおうちにはいったわるいこなのに。」 れいむはそれが解せなかった。おうちに勝手に入って物を盗むのはゆっくりできない悪いこと。 それはゆっくりでも人間さんでも変わらないはずだ。 それをお仕置きなしで開放してくれたうえに金バッジさんまでくれるなんて。 さすがの餡子脳でもおかしいとわかる。 「・・・・似てるからかな。あいつらに。」 数瞬のためらいの後お兄さんは話してくれた。 お兄さんは子供の頃ゆっくりれいむの親子を飼っていたこと。 内気で友達も少なく両親も不在がちだったお兄さんにとってれいむ親子は家族であり親友であったこと。 ある日親れいむが金バッジの試験を受けたいと言ってきたこと。 「金バッジになれば俺をもっとゆっくりさせられると思ったんだろうな。俺はそんなもの要らなかったのに・・」 話してる途中お兄さんはそういって苦笑いをした。 かくして猛勉強の末親れいむは見事金バッジ試験に合格した。 親れいむ以上に喜んだのは子れいむだった。もともと親思いのいい子ゆっくりだった。試験に合格したのが自分のようにうれしかったのだろう。 しかしあまりにはしゃぎすぎた。はしゃぎすぎて散歩中子れいむは車道に飛び出てしまう。 子れいむに気づかずせまる車。子供を助けようとする親れいむ。しかし間に合わず結局二匹とも・・・・ 「・・・しんじゃったの?」 「ああ。結局俺の手元に残ったのは一度もつけることのなかったその金バッジだけだった。」 「ゆう・・・・でもだとしたらそんなだいじなものれいむもらっていいの?」 その話が本当だとしたらこの金バッジはそのれいむ親子の形見同然。お兄さんにとっても大切なものなはず。 「ああ、かまわないさ。どうせ俺には必要ないものだ。それに・・・」 「それに?」 「案外このバッジはお前みたいなゆっくりにふさわしい物なのかもな。」 そう言うとお兄さんは照れたように顔を背けてしまった。 「ありがとう。おにいさん。おにいさん・・・とってもいいひとだね。」 「よせよバカ野郎。もう必要のないガラクタだからくれてやっただけだ。」 その後れいむはお兄さんに何度もお礼を言い家路に着いた。 家に帰ったれいむは母れいむをびっくりさせた。 飼いゆっくりでもエリートしかつけることの許されない金バッジを野良の娘が持ってきたのだから当たり前である。 当然事情を聞かれ、危ないことをするなとこっぴどく叱られるれいむ。 しかしそれもれいむにとっては心地よかった。二度と会えないと思っていたお母さんの声だから。 ひとしきり叱られた後れいむはこの金バッジをもらって欲しいと切り出した。 最初母れいむは固辞したが、れいむがどうしてもと言うので結局バッジは母れいむがつけることになった。 母れいむの頭でさんさんと誇らしげに輝く金バッジ。 良かった。大好きなお母さんに金バッジをあげられて。 れいむはその母の雄姿をいつまでも見ていた。 夕焼けに染まる町にたたずむれいむ親子。れいむたちの影を夕日が長く伸ばしている。 「おかあさんごめんなさい・・・」 おずおずと母へ謝るれいむ。思えばまだれいむは今朝のことを謝罪していなかった。 「ゆっ?なにが?」 「あさにれいむおかあさんにひどいこといっちゃったよ・・・おかあさん、れいむのためにいつもがんばってくれてるのに・・・」 「いいんだよ。ぜんぜんおかあさんおこってないよ。おかあさんこそやくそくまもれなくてごめんね。そのかわりね・・・」 「ゆっ?」 「きょうはたくさんごはんさんがとれたんだよ。だからあすはやまさんにぴくにっくにいこうとおもうんだけど。」 「ゆっ!!ほんと!?」 思わぬ幸運にもみあげをピコピコさせて喜ぶれいむ。 きっとこの金バッジがこの幸せを呼んでくれたに違いない。この金バッジは幸せを呼ぶ金バッジなのだ。 本気でそう思うれいむ。実際はただの偶然なのだが。 木枯らしがれいむ親子に吹き付ける もうすぐ冬が来る。野良にとっても冬はつらい季節だ。 でも大丈夫だろう。れいむには自慢のお母さんとこの金バッジがあるのだから。 明日もいい日でありますように。そうれいむは金バッジに願う。 母れいむの金バッジが夕日を反射し宝石のようにきらめいていた。 その日れいむはなかなか寝付けなかった。 横でねている母を見る。その頭には金バッジがダンボールハウスの隙間からもれる月の光で輝いている。 金バッジには金色の地金に何か文字が書いてある。最初れいむは模様かと思っていたが母れいむにこれは文字さんといって何かを伝える為に人間さんが作ったものだと教えられた。 なんて書いてあるんだろう?母れいむも生粋の野良である為何と書いてあるかまでは解らなかった。 まあいいや。きっとゆっくりできる事が書いてあるに違いない。だってこれは幸せを呼ぶ金バッジなのだから。 そう思いうっとりしていたれいむだったが不意に入り口のほうからガタゴトと音が聞こえた。 こんな時間に誰だろう。不審に思い様子を見に行くれいむ。そこいたのは・・・ 「ぎゃああああああああ!!れみりゃだぁあ!!!!」 「うー。やっぱりここにあまあまがいたどー。」 そこにいたのはれみりゃだった。入り口のバリケードを破壊して今にも入ってきそうである。 「ゆっ!?れみりゃ!!」 物音を聞きつけ飛び起きる母れいむ。そして次の瞬間バリケードが破壊され、れみりゃが巣に入ってきた。 「うーあまあま・・だどっ!?」 ダンボールハウスの外まで吹っ飛ばされるれみりゃ。一瞬の隙を突いた母れいむの体当たり攻撃が見事ヒットしたのだ。 「さあおちびちゃん。ゆっくりしないでついてきてね!!」 急いで逃げ出すれいむ親子。命がけの追跡劇の始まりである。 子ゆっくりを連れ捕食種相手のあまりに不利な鬼ごっこ。しかし勝算がある。母れいむはこの町の地理を知り尽くしておりどこへ逃げれば逃げ切れるか知っているのだ。 れいむ親子は雑木林に入った。ここなら確実にれみりゃは自分達を見失うはずだ。はずだったが。 「うー。あまあま・・・みつけた・・・。」 「うー、まま、こっちのちいさいのもつかまえた。」 ガシッと鷲づかみされるれいむ親子。胴つきふらん親子に捕まったのだ。 「あまあまみつけ・・・げっ、ふらんがいるどー」 更にまいたはずのれみりゃまでなぜかこっちに来ている。 なぜ?なぜだ?これじゃまるでこちらの位置がわかるみたいじゃないか。 そもそもなぜれみりゃはれいむたちのおうちを見つけられたのか。カモフラージュして今まで一度もばれたことがないのに。 わからない。わからない。 絶望感と困惑で母れいむは視界がグニャリと歪むのを感じた。 その時雑木林がガサガサ揺れる音がした。 誰か来たのだ。ふらん達はきっと身構える。 「おーい。ちょっと待ってくれないか。」 現れたのは一人の男だった。なぜかビデオカメラを手に持っている。 男の顔を見てぱあっとれいむの顔が輝いた。昼間れいむに金バッジをくれたお兄さんだったからだ。 「おにいさぁああああああん!!れいむたちをたすけてぇ!!」 もう大丈夫だ。あの優しいお兄さんが助けてくれる。そう思いれいむは安堵した。 事実、人間の強さを知っているふらん親子はすでに逃げ腰であり、れみりゃに至っては胴つきふらんや人間相手では適わない一目散に逃げている。 「あー、いーいーそのままで。俺は別にお前らの狩りの邪魔をするつもりはない。ただそいつらと5分ほど話をさせてくれ。そしたらそのれいむたち煮るなり焼くなり好きにしていいから。」 エッ!?ナニヲイッテルノ、オニイサン? 予想外の一言にきょとんとするれいむ。 対してふらん達は相手に敵意がないことを感じると大人しくその場でれいむ達を持ったまま待機した。 「お、おにいさんれいむだよ!!きんばっじさんをもらったれいむだよ!!おねがいだからたすけてぇええええ!!!」 必死に懇願するれいむ。子ふらんに捕まったままジタバタともがいている。 「ああ知ってるよ。お前が帰る途中ずっと後をつけていたからな。それからずっと捕食種たちが襲ってくるまでずっと刑事ドラマよろしく巣の近くで張り込んでたんだぞ。もう冬も近いのに大変だったぜ。」 ナニヲ、ナニヲイッテルノ、オニイサン? お兄さんの話を聞きながられいむはがくがく震えていた。寒いからではない。なんだかすごく悪い予感がするからだ。 「なんで捕食種が襲ってくるのが解るかって?簡単さ。そこの母クソ袋がしてるバッジにれみりゃやふらんしか解らない匂いがする香料をたっぷり塗りつけておいたからさ。れみりゃ達が好むゆっくりの匂いがする香料をな。 こいつは強力だから半径50メートル以内のれみりゃ達が匂いにつられて群がってくる。後はれみりゃ達が行動する夜になればバッジをつけたお前らが襲われるって寸法さ。」 「どうして!?どうしてそんなことしたのぉおおおおお!!おにいさんはいいひとだったでしょおおおおお!!!?」 絶叫するれいむをお兄さんはニヤニヤしながらカメラで取り続ける。裏動画サイト「ニヤニヤ動画」に動画をアップするためだ。 「バァァァァァァァァカ!!そんなはずないだろ。おれは虐待おにいさんなんだだ。お前らクソ饅頭どもに絶望、苦悩、苦痛、そして無惨で無意味な死を与える為に存在してるんだよ。」 「じゃああのむかしかっていたれいむたちのおはなしは・・・」 「そうさ、全部作り話だよ。俺はガキの頃からゆっくりを虐待以外したことがねえ。その金バッジも普通のバッジに金の折り紙はっつけてマジックで適当な言葉を書き込んだだけだ。 にもかかわらずころっと騙されやがって。一度吹き出して笑いそうになっちまったぜ。」 「そんな・・・どうして・・・」 もはや消え入りそうな声のれいむ。虐待おにいさんはそんなれいむを見て悪魔のようにニヤリと笑う。 「どうしてだと?お前が盗人の真似をするからだろーが。なに被害者面してんだよ。 それともなにか。お母さんのためっていう大義名分のためなら人のうちへ勝手に入ろうが、盗みをしようが、人殺そうがしょうがないってか。 だったら家族のために畑あらしをするゲスは無罪か!?群れの為にドススパークで脅迫して食料を強奪するドゲスに罪はないのか!? 俺はてめぇみたいな善良ぶったゲスゆっくりが大嫌いなんだよ!!」 「せめておかあさんだけでもたすけて・・・」 「ダメェエエエエエエエ!!!断固拒否ッ!!!ゲスを育てた親も連帯責任とするッ!!!そもそもクソ饅頭ごときが幸せだのゆっくりだの欲しいと思ってるのが間違いなんだよっ!!! いいですか、お前らには絶望しかありまシェーーーーン!!!死んだ魚のような目で生ゴミをむさぼり、加工所や他の動物におびえ続けながら、仲間同士でも罵倒し、騙しあい、奪い合い、傷つけあう。 夏は暑さで干からびて死に、冬は飢えて凍えて死に、春も秋もなんとなく無惨に死んでいく。 それがゆっくりなんだよ!!そこに希望も幸せも、もちろんゆっくりも一切ないッ!!!!」 「ゆう・・・そんな・・・」 「ははっいいぞ、その表情。その絶望に満ちた顔。全くあの場で潰さなくてホンと良かった!!」 「ゆゆっ、おちびちゃんをいじめないでねっ!!れいむおこるよっ!!」 子供が罵倒されるのに我慢できなくなったのか母れいむが口を出してきた。 もっともふらんに捕まっているこの状態ではぷくーっぐらいしかできなかったが。 「はっはっはっ。いい母親をもったなれいむ。これからお前のせいで死んじゃうのにまだお前の味方をしてくれるなんて。まあ精々ふらんに中身吸いつくされて死ぬまで仲良くやってくれ。俺はもう帰るから。それじゃあそのお似合いの金バッジと一緒にゆっくり死んでってね!!!」 虐待おにいさんはそう言い残すと意気揚々と立ち去っていった。 ふらん達に囚われたれいむ親子を置き去りにして。 結局れいむたちはふらん親子によって巣まで連れて行かれた。 れいむたちはいまふらん達の巣の中にいる。ふらんたちの冬の間の食料。それが今のれいむ達だ。 捕食種の食生活には2パターンある。ゆっくりが主食であり草や虫はあまり食べないタイプと草や虫を普段食べてゆっくりは冬などの非常食にしておくタイプ。れいむ達のつかまったふらんは後者に近い。 ただ違うのはこのふらん一家はかなり知能が高く捕まえたゆっくりを非常食でなく家畜として見ている点だろう。 一回で全て餡子をすすろうとせず、ある程度吸った後、枯葉や木の皮などを与え生かし続ける。 こうすれば半永久的に食料に困らないというわけだ。もっとも食料にされるゆっくりにはたまったものではないが。 ドガ、バキッ、グシャッ!!! 「うーしねしね。」 「やべっ、やべて、やべてね。」 母れいむはあんよを齧られ動けなくされた後、親ふらんのサンドバッグになった。こうして痛めつけることより餡子が甘く美味しくなるのだ。 「やめてぇええええ!!!おかあさんをいじめないでぇええええええ!!!」 母と同じくあんよを齧られ動けなくされているれいむには泣き叫ぶことしかできない。 自分のせいで・・・自分が金バッジなんかあげたせいでお母さんがあんなめに・・・・ ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい。 れいむは心のなかであやまり続けた。 今日は初雪が降った。巣の中からでも白い雪が舞い降りるのが見て取れる。 でも自分には関係がない。どうせここからは出られないのだし、自分はここで死ぬのだから。 れいむは母を見る。 強くて優しくて賢くて自分の自慢のお母さん・・・だったものを。 毎日のようにふらん親子に殴られ続けた結果、歯はほとんどへし折られ目玉も飛び出し、顔もアザだらけ。 中枢餡にも深刻な損傷があるらしく精神的にも完全に壊れてしまった。 れいむの言葉にも反応せず、ときおり訳のわからない奇声を上げながらうんうんやしーしーを撒き散らす狂ゆっくり。 そんなものに母はなってしまったのだ。 れいむは早く死にたかった。死だけが救いなのだ。 そんなれいむの光なき目が金バッジをとらえる。子ふらんはえらく金バッジが気に入ったようで、母れいむからむしりとったバッジは子ふらんの宝物として巣の中に大切に飾られている。 その金バッジには一言こう書かれていた。 「バーカ」 あとがき いつもご愛読ありがとうございます。長月です。 餡子ンペ09出展第2弾である本作は、虐待と見せかけた愛でだった第1弾「ゆっくりを愛でてみた」とは対照的に、愛でに見せかけた虐待をコンセプトにしています。 ご意見、ご感想等コメント欄に書いてくれると励みになります。 追伸 何気にてんこが5連続出演。もうてんこが止まらない。 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 176 ゆっくりちるのの生態(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 185 選ばれしゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 196 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 ふたば系ゆっくりいじめ 208 ゆっくり見ていってね ふたば系ゆっくりいじめ 218 またにてゐ う詐欺師てゐの日々 ふたば系ゆっくりいじめ 227 VS最強のゆっくり 史上最低の戦い ふたば系ゆっくりいじめ 247 夢と現実のはざまで ふたば系ゆっくりいじめ 264 あるまりさの一生 ふたば系ゆっくりいじめ 298 ゆっくりを拾ってきた ふたば系ゆっくりいじめ 336 ゆっくり Change the World(出題編) ふたば系ゆっくりいじめ 357 ゆっくり Change the World(出題編2) ふたば系ゆっくりいじめ 391 ゆっくり Change the World(解答編) ふたば系ゆっくりいじめ 400 あるゆっくりできない2匹の一生 ふたば系ゆっくりいじめ 441 てんこがゆっくりするSSさん ふたば系ゆっくりいじめ 457 あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ ふたば系ゆっくりいじめ 476 ゆっくりを愛でてみた 長月の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る なんかお兄さんに良い印象持たない奴がいるけど、 お兄さんの家に物盗みに行った事は事実なのに 悲劇のヒロインぶってお兄さんに制裁されても まだ自分や自分の親の保身の事考えてるんだから、 善良なんかじゃなくて、むしろ普通のゲスと違って 一見良いことをしているように見えるから特に質の悪いゲスだよ。 しかも、最後のふらんに捕まってからの描写を見るに まだ金バッジあげたからとか見当違いな事言ってる。 自分が何をしたかを最後まで 理解してないどうしようもないゲスだ -- 2016-01-25 04 15 08 ニヤニヤ(^ ω ^) -- 2016-01-22 23 50 19 ↓ごめん、「この」が一つ多かった -- 2015-10-10 21 40 30 まぁこのこのれいむは善良の仮面をかぶったゲスってことだな。おにーさんマジ正論 -- 2015-10-10 21 39 49 「バーガ」ww -- 2015-07-05 15 06 23 消防乙↓ -- 2014-06-15 18 18 47 管理人死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね消えろランランルーバイバーイあとこんなコメ書いてる奴も、死ね死ね死ね死ね死ね(^ω^) -- 2013-06-21 20 59 41 あげておとすのはやめてね!ゆっくりできないよ!! -- 2012-10-03 05 45 44 感動もののいい話かと思ったら虐待もののいい話だった -- 2012-09-18 02 35 11 自分は愛で寄りだけど、この鬼威山は間違ってないと思う。 人間の領域を侵して物を奪おうとした時点で間違いなく悪だし、ましてやこの子れいむの場合は完全に自分の都合で、生死がかかった切羽詰まった状況で仕方なく…っていう訳でもないし。 逆にこの鬼威山がいい人でれいむ親子はしあわせーに暮らしました、なんてことになってたら、人間の家を荒らすゆっくりが増えるだろうな。 -- 2012-07-05 09 10 05 うーむこの虐待鬼威山は人間として好きになれん -- 2012-06-25 11 52 29 ダメェエエエエエエエ!!!とありまシェーーーーン!!!で思わずむせた -- 2012-03-15 00 14 19 一種のパフォーマンスですな。 -- 2011-05-07 19 13 06 なんとなく無残に死んでゆくそれがゆっくり 名言だと思った。 -- 2011-01-27 02 10 33 ヒャッホオオオォォォー!!鬼威惨の絶対的な演技と策によってゴミカス饅頭親子死亡確定!!!ッシャアアアァァァッ!!!ハッピーエンドオオオオォォォォォ!!! -- 2011-01-26 01 57 48 ゆ虐好きだけど、リアルなゲス人間が出てくるのは結構引く~ 人間の暗黒面だか韓国面だかの具現としてゲスゆっくりを制裁するのが一番ときめくな 虐待おにいさんは能天気なテンプレタイプのが好き。 -- 2010-12-12 14 23 29 とても面白かったです! 途中までは子れいむを愛でるんじゃないかとハラハラしましたが その反動で虐待鬼威山が正体を現した時はスカッとしました! 欲を言えば子れいむのサンドバックも見たかったですねw -- 2010-11-27 18 57 37 >善良ゆっくり消したらゲスゆっくりが増えるじゃん・・・ え、人様の家に侵入して荒らすゴミ饅頭が善良…? 日本語が読めないか、頭が終わってるのかどっちだろう -- 2010-09-24 08 56 48 ゆっくりはかわいい。ゆっくりを愛してる。通常だとか希少だとか関係ない。ゆっくりはかわいい。 そんな愛らしいゆっくりが理不尽に痛めつけられ殺される様に酷く興奮する。つまりドS。 -- 2010-08-21 21 27 27 どっちが屑でもゲスでもいいの!ゆっくり共が絶望にまみれて死にくされば!!ざまぁゆっくり!お前らにはそんな死に様がお似合いだ! -- 2010-07-30 22 30 15
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1952.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 934 暇つぶし/コメントログ」 からしスプレーにまみれたおうちで泣き喚くゆっくりの描写もみたかったー! -- 2010-08-03 21 10 45 赤ゆの声に元気がないな ダメージも少なすぎると思う -- 2010-08-06 23 14 29 ゆっくりの分際で…すらりとのびたあんよ、だと…? -- 2010-09-05 23 41 27 からしスプレー噴射=ゆんやああああああああああああ ぐらいやったほうがいいと思う。 -- 2010-09-06 16 27 36 想像だけじゃなく、結果を見たかったぜ…! -- 2010-11-26 21 56 46 赤ゆのセリフが棒読みすぎる -- 2011-07-27 01 49 11 お前らのコメが糞饅頭だなww -- 2014-08-17 00 41 14 あんたもな -- 2018-08-26 20 54 19
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/612.html
※ぬるいじめ 【登場人物】 お姉さん 自称アル中で、超がつくほどの酒豪。 やたらと多くのゆっくりを飼っているが虐待家でも愛好家でもHENTAIでもない。 しかし、いい性格をしているのでさりげなく酷いことをやってのける。 なのに何故かゆっくりに(あくまで人間として)好かれやすい不思議な体質。 すいか 2本の角を生やした鬼っぽい外見のゆっくり。 酒かす饅頭であり、角は甘さ控えめのかりんとうで出来ている。 なおかつ、角の中は空洞になっていてそこにはお酒が蓄えられている。 みっしんぐぱわーという芸を持ち、威嚇の為に膨れた時の膨張具合が尋常じゃない。 「おーい、すいかー?」 「ゆゆっ!なあに、おねえさん?」 「喰らえ♪」 我が家のゆっくりの1匹、すいかが振り返った瞬間に全力投球の豆を散弾の如く浴びせる。 「ゆぎゅ!?・・・ゆぅぅぅ、いだいよ!いだいことぢないでね!ぷくうううううう!」 「的が大きくなったな。続いて第二投目・・・行きます!」 「ゆぐっ!?」 本人曰く“みっしんぐぱわー”とやらでバスケットーボール大から直径80cmくらいにまで膨れるすいか。 いわゆる一般的なゆっくりの威嚇パワーアップバージョンみたいなものなのだが、やっぱり人間には効果がない。 「おーい、れいむ達も豆まきやらないか?」 「ゆぅ、まめまきってなあに?」 「そういう遊びだ」 遊び、と聞くや否や我が家の他のゆっくり共もわらわらと集まってくる。 メンバーの構成比は成体れいむ1、成体まりさ2、子れいむ3、子まりさ3の9匹。 「で、まめまきさんってどんなあそびなの?」 「鬼役の人に豆をぶつける遊びだ。これで鬼をベランダまで追い出すとその年はすごくゆっくりした年になるんだ」 「「「「「「「「「ゆっくりりかいしたよ!」」」」」」」」」 そして始まる第2ラウンド。 元ソフトボール部の私の投球、もとい投豆を食らってグロッキー状態にあったすいかも慌てて逃走を再開する。 が、逃げても逃げても9匹と1人からの豆弾幕の雨はとどまることを知らずに彼女に降り注ぐ。 「鬼は~外~」 「「おにさんはゆっくりおそとにいってね!」」 「おにさんはゆっくりおそとにいくんだぜ!」 「「「「「「いってね!」」」」」」 「ゆええええええええん!」 「第三投、行きまーす」 「ゆびゃ!?いぢゃいいいいいい!!」 「ゆっくりあてるよ!」 「おにさんはゆっくりでていってね!」 「どほぢでそんなごどいうのおおおおお!?」 「第四投~」 「ゆぐっ!おねーざぁん、もっどやざじぐなげでね・・・?」 「「「「「「「「「ゆっくりでていってね!」」」」」」」」」 「もうやだ!おうちかえる!?」 そして、開けっ放しにされていたドアから何とかベランダへと逃げ込む。 その頃には、すいかは頬を涙でふやけさせた見るも哀れな姿になっていた。 「よし、鬼さん出て行ったな」 ぴしゃ!と軽快な音がした事に気付いたすいかが振り返ると、ドアが閉められ、鍵がかけられていた。 あまりの事態に理解が追いつかない酒かす饅頭は目と口をくわっ、と大きく開いたまま、ぷるぷると小刻みに震えている。 「おねえええええざあああああん!おそどはざむいよ!おうちにいれでね!?」 「大丈夫、今日の為に既にベランダに仮設の寝床を用意しているから」 「ぜんぜん、だいじょうぶじゃないいいいいいいい!」 私もそう思う。が、今年一年の家内安全のための尊い犠牲なんだ、諦めてくれ。 「さて、晩御飯にするか?」 「「「「「「「「「ゆゆっ!ゆっくりいただきますだよ!」」」」」」」」」 「ずいがもごはんだべだいよおおおおお!?」 叫ぶスイカを爽やかにスルーしつつ、台所からぶっとい巻き寿司を持ってくる。 「えー、饅獣ども。これは恵方巻きと言って、食べ終えるまである方角を向いたまま黙って食べないといけません」 「ゆぅ、どういうこと?」 「つまり、『むーしゃむーしゃ、しあわせー』は禁止」 「「「ゆぇ~・・・れいむ、しあわせ~したいよ!」」」 「「「まりさもしあわせ~したいよ!」」」 口々に不満を垂れる子ゆっくりども。しかし、この程度ならば想定通りのリアクションだ。 余談だが我が家では食べ散らかすなとは言っているが、しあわせ~は禁止していない。 「ちなみに喋ると・・・死ぬ」 「ゆゆゆゆゆっ!?」 「「「れいむえほーまきさんいらないよ!」」」 「「「まりさもいらないよ!?」」」 「食べなくても死ぬ」 「「「「「「ゆがーん!」」」」」」 と、そんなわけでしぶしぶ食べ始める子ゆっくりども。 ちなみに恵方は真上(もちろん嘘)と言っておいたので、子ゆっくりに限らず皆物凄く食べづらそうだ。 「ん!?んぐ・・・ん゛・・・」 それでも、喉の奥へと落ちてくる恵方巻きを必死になって咀嚼するゆっくり達。 しあわせ~、出来ないのが悲しいのかあまり美味しそうには見えないが実際どうなのだろうか? そんな調子で10分後。何とか恵方巻きを食べ終えたゆっくり達に一言。 「あ・・・今年の恵方間違えた」 「ゆぅ、どういうこと?」 「つまりあれだ、お前ら死ぬ」 「「「「「「「「「ゆがーん!?」」」」」」」」」 驚愕する連中を放っておいて立ち上がると、食器を手に台所へ向かい、代わりに餌皿に入れた豆を持ってくる。 「冗談だけどな」 「ゆゆっ!おねーさん、れいむたちをからかったんだね!ぷくううううううううう!」 「「「「「「「「ぷくううううううううううう!」」」」」」」」 「そんなことより豆食え」 そう言って皿を置いてやると、さっきの憤りは何処へやら。満面の笑みを浮かべて豆を食べ始める。 そんな豪快な食べっぷりを少しの間見守っていた私は、不意に物足りなさを感じていることに気がついた。 「あー・・・そうか」 物足りなさの正体に気づいた私は再び立ち上がると、ベランダのドアを開け、スイカの元へ。 「ゆぅ~・・・どうせすいかはゆっくりできないおにさんだよー・・・」 すいかはダンボールと綿で出来た臨時の巣でふて腐れていた。 聞き耳を立ててみると時々嗚咽が漏れだしており、よほど悲しかったことを伺わせる。 「お~い、すいか~?」 「すいかじゃないよ、おにさんだよー・・・」 「じゃ、おにさ~ん?」 少しむくれた表情のまますいかはのっそりと私のほうを振り向いた。 拗ねてはいるが、その目には「これでゆっくり出来る」という若干の期待が込められていた。 「角貰ってくぞ?じゃあ、また明日」 「ゆっ!ゆゆっ!?」 そう言って、すいかの頭の2本の角をひったくって、寒いベランダから暖かい室内へ。 まったく、私としたことがお酒の準備を怠ってしまうとは・・・。 「ゆあああああああああああ!おねえええざんのばがああああああああああああああああああああ!!?」 ベランダでは近所迷惑なすいかの悲鳴が響き渡っていたが、まあ、大丈夫だろう。 ‐‐‐あとがき‐‐‐ 節分ということでひとつ お姉さんは別にゆっくりのことが嫌いというわけではなくて ただ、「鬼っぽいのがいたから」というだけの動機で動いています 他の連中に対しても「何となく面白そうだから」というのが理由 ちなみに今年(2009年)の恵方は東微北(東北東やや右)です byゆっくりボールマン
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/279.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 80 親離れ/コメントログ」 ゆっくりに指を食いちぎられるとは、おーこわい、こわい -- 2010-04-21 11 04 11 つうか指を食い切られても仕方が無いで済ませるこの人はまじパネェw -- 2010-11-23 07 38 22 飼い主さんもゆっくりだった可能性があるかもしれない -- 2016-10-03 10 14 09
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/457.html
町の赤ゆの生きる道 23KB ホントは各季節の間の、赤れいむ→親れいむ成長期間を描いたSSとか、別に書く気なかったんですが、 気になるとのことなので一応書きます。無論俺設定。 内容については季節的なものに触れることはありません。 『町の赤ゆの生きる道』 D.O 「ゆぅぅ、おきゃーしゃん・・・。」 町と言わず森と言わず、ゆっくりにはよくあることだが、 この赤れいむも、家族の全てを不幸な事故で失い、途方に暮れていた。 「あら、おちびちゃん。どうしたの?おちびちゃんひとりだとゆっくりできないわよ。」 赤れいむに声をかけたのはたまたま通りかかったありす。 この町のゆっくりたちの間には、いわゆる『群れ』とはまた違った相互扶助の関係があり、 こういうゆっくりしていない状況に置かれた赤ゆっくりには、相応の扱い方が確立されていた。 「・・・それはざんねんだったわね。でもおちびちゃん。 おちびちゃんはおかあさんのぶんまでゆっくりしないといけないわ。 ありすが『ほいくえん』につれていってあげるからついてきてね。」 「ほいくえんしゃんはゆっくちできりゅ?」 「・・・れいむがゆっくりしたゆっくりなら、ほいくえんさんもゆっくりさせてくれるわ。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆーん。ここがほいくえんしゃん?」 「そうよ。じゃあ、ありすはおうちにかえるから、れいむはここでおせわになってね。」 赤れいむはありすに連れられ、雑草生い茂る敷地に造られたプレハブ小屋、その床下へと入っていった。 『ほいくえん』とは、おそらく初めに名付けたゆっくりが勘違いをしていたのだろう。 その実態は、身寄りのない赤ゆっくり達を集めて大きくなるまで育てる、要は孤児院である。 赤ゆっくりのうちに親を亡くした場合、運が良ければ周囲に住むおとなのゆっくり達によって拾われ、 最寄りのほいくえんに連れてこられる。運が悪ければのたれ死ぬだけだ。 たどり着ければ、10年近く町で生き延びている、年季の入ったゆっくり達により保護を受けることができる。 無論、家族と一緒に暮すようなゆっくりが得られるわけではないが。 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ。」 「ゆっくち、ゆっくち!」 「ゆっゆーん。しゅーりしゅーり、ちあわちぇー。」 虐待趣味の人間に危害を加えられた場合、赤ゆっくりが生き延びれるはずもなく、 ここに集まる赤ゆっくりは、もっぱら自然災害の生き残りである。 当然時期はかぶるので、プレハブの下には同世代の赤ゆっくりが何百匹もうぞうぞする異次元空間が広がることとなる。 「ゆっくり静かにしてね!おちびちゃんたちは、今日からまりさ達が面倒をみるよ! ゆっくり言うことを聞いて、ゆっくりしたゆっくりになってもらうからね!ゆっくりしないでいってね!」 「「「ゆーん!ゆっくちしちぇい・・・?」」」 こうして、孤児ゆっくり達の過酷な生活が始まった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「しゅーや、しゅーや。ふしあわしぇー・・・。」 「しゅーりしゅーりしちゃいよ・・・。」 「うんうんくしゃいよぉ。だちてにぇ、だちてぇ。」 日の出前。 赤ゆっくり達は、すやすやと寝息を立てているが、その表情はあまりゆっくりしていなかった。 プレハブの下の地面には一段低く、浅いくぼみが作られており、それが段ボールや板きれで数百の小部屋に区分けされている。 小部屋はせいぜい大型の子ゆっくり一匹入る程度のサイズ。 孤児ゆっくり達は一匹一部屋づつ割り当てられるので、上から見ると、卵パックが敷き詰められている感じだ。 言うまでもなく失踪防止と赤ありすのすっきりー防止の措置なのだが、 夜間はこの上に段ボールがかぶせられ、上には保育ゆっくり達が重しとして乗っかっているので、 うんうん、しーしーすら好きにできない。我慢できなければ、悪臭に苦しむのは自分なのだ。 などと言っている間に日の出である。保育まりさは赤ゆっくりのおへやの蓋をはずして起床時刻を告げる。 「あさだよ。おきてね。」 「「「「「「ゆっゆーん!ゆっくりしちぇい・・・」」」」」」 「静かにしてね!朝からうるさいとゆっくりできないよ!」 「・・・ゆぇーん。どうちてしょんなこというにょー。」 「朝は人間さんたちも寝てるんだよ。うるさくするとゆっくりできないんだよ。」 「にゃんなにょ?あいさつしゃんはゆっくちできるんだよ!」 「しょうだじぇ!にんげんしゃんがなんなのじぇ!まりしゃはゆっくちごあいしゃつするのじぇ!」 断わっておくが、保育まりさ達に悪意はない。はずである。 この『ほいくえん』は、あくまでも孤児ゆっくり達に町で生きる術を叩き込むための施設なのである。 体罰上等の超スパルタ教育であったとしても。 「・・・どうしても元気に朝のご挨拶がしたいおちびちゃん達は、ゆっくりしないでまりさ達の近くに集まってね。」 「「「「ゆーん!ゆっくちごあいしゃつしゅるよ!」」」」 元気な朝のご挨拶は、とってもゆっくり出来る。 そう、今は亡き母達からそう教わってきたおちびちゃん達が、保育まりさ達の元に集まる。 「それじゃ、おちびちゃん達、とってもゆっくりしたごあいさつを見せてね。」 「「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!ゆっくちし『ザクッ』・・・ゆぴぃい・・・ゆびぇっ・・・」」」」 保育まりさ達は、いつの間にか口にくわえていたつまようじを、大きくお口を開けた赤ゆっくり達ののどに突き刺した。 「ゆ・・・・ぴぅ・・・ゆきっ・・・?」 「ゆ・・・ゆぁぁぁああああ!まりしゃおにぇーしゃん、なにちてりゅのぉぉおおおお!」 「ご挨拶は人間さん達に聞こえないように、ゆっくり静かにするんだよ。できない子たちは喋れなくていいよ。」 「「「ゆぁぁぁあああああん!ゆっくちさせちぇぇぇぇえええ!」」」 「・・・うるさいよ。」 「「「・・・・・・・・・・っ!!!」」」 ここに到り、ついに赤れいむ達は、ここが自分たちをゆっくりさせてくれる場所ではないことに気づかされたのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「朝ごはんさんは、自分たちで集めるんだよ。おちびちゃん達は、早く自分たちだけで生きていけるようになってね。」 「ゆぁーん。ごはんしゃんはおきゃーしゃんたちがもってきちぇくれりゅんでしょぉぉおお!」 「あかちゃんはゆっくちさしぇなきゃいけにゃいんでしょぉぉおおお!ばきゃなの?ちぬにょ?」 「なら、お腹を空かせてゆっくり死んでね。」 「「・・・ゆっくちりきゃいしちゃよ・・・。」」 保育まりさ達は本気である。 朝の一件でそれを理解している赤ゆっくり達は、さすがに物分かりがよい。 とはいえ、さすがに保育まりさ達も赤ゆっくりにはゴミ漁りができないことなど承知の上である。 ならば、ご飯とは、何を指すのか・・・ 「おちびちゃん達のご飯さんは、お外に生えてる草さんたちだよ。捕まえられるなら虫さん達も食べていいからね。」 「ゆぇぇ、にぎゃいぃぃぃ。」 「くさしゃんゆっくちしちぇないよぉぉ。」 「ばったしゃん、まっちぇにぇ!」 「いもむししゃん、ゆっくちおりてきちぇぇ!」 「もっちょたべちゃいよぉ。」 「なら、草さんがたくさんあるから食べてね。」 「ゆぁーん。おきゃあしゃんがとってきちぇくりぇたたまごやきしゃんたべちゃいよぉぉ。」 「むーしゃむーしゃしたいなら、自分で取ってきてね。」 たとえ生ゴミといえども、捨てたての人間さんの食べ物は、ふわふわのあまあま、雑草よりはごちそうだ。 それを親の生存中に食べさせてもらった赤ゆっくり達は、たとえ今後成長できたとしても、限りある生ゴミを求めて飢え続けることになる。 好き嫌いを無くす、これは、保育まりさの愛の鞭なのだ。おそらく。 たとえ、こうしている間中、まりさの息遣いが荒く、ぺにぺにがギンギンだったとしても。 「むっきゅーん!もうぱちぇはがまんできにゃいわ!ゆっくちちたごはんしゃんのあるところにつれていっちぇにぇ!」 「ダメだよ。おちびちゃん達には危ないよ。ゆっくりしたご飯さんは、人間さんが守ってるんだよ。」 「むきゅ!おきゃーしゃんはゆっくちしたごはんしゃんをもってきちぇくれちゃわ! まりしゃおにぇーしゃんは、あまあましゃんをかくしちぇるのよ!きっとそうにちがいにゃいわ!」 「「「ゆゆっ!?まりしゃおにぇーしゃんは、ゆっくちあまあましゃんをちょーらいにぇ!」」」 「ゆぅぅ。ぱちぇはゆっくちがまんしちぇにぇ。おにぇーしゃんたちにおこられりゅよ。」 「「「おにぇーしゃんがおこりゅとゆっくちできにゃいよぉ。」」」 町赤ゆっくりの数少ないゆっくりであるむーしゃむーしゃである。 多少のわがままも仕方がないところではあるが、それですまされないのがこの施設であった。 「ゆん、しょうがないよ。ここにあるご飯さんだけで、どうしてもゆっくり出来ないおちびちゃん達はこっちに来てね。」 「「「「ゆっくちー。」」」」 「ふわふわさんを配るから、おっきくお口を開けてね。」 「「「「ゆっくちむーしゃむーしゃしゅるよ!・・・『ひょい。ぱくっ!』ゆっ!ゆぴぃぃいいいいいい!!!」」」」 まりさが赤ぱちぇ達の口に放り込んだのは、廃棄餃子のパックに入っていた、ラー油を薄めたもの、 それをスポンジに染み込ませたものだ。 ギリギリではあるが、一応命に影響は無い。 「ゆぴぃ・・・お、おみじゅしゃん・・・・っ!!!」 「お水さんなら今無いから我慢してね。」 「ゆ・・・・ぱちぇをだましちゃわにぇ・・・ちにぇ、くじゅ・・・っ!」 「ゆーん!これで、もうご飯さんの味はわからなくなったから、草さんもおいしくむーしゃむーしゃできるよ。よかったね。」 舌が肥えすぎているならば、いっそのこと味がわからなくなってしまえばいい。 これを見て、周囲の赤ゆっくり達も、保育まりさのやり方を完全に理解した。 問題点があるなら、言葉で教え込むことなどせず、問題の元から丸ごと削り取っていくのだ。 以降、ご飯について不満を言う赤ゆっくりはいなくなり、 結果としてはその味にも徐々に慣れていったので、保育まりさの目的はいつもどおり達成されたのであった。 ちなみに、この施設には卒園生達や優しいゆっくり達が差し入れにあまあまを持ってきてくれているので、 赤ぱちぇの勘は完全に当たっていたりする。無論、孤児ゆっくりの口にあまあまが入ることはない。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 食料事情が解決すれば、次はすっきりーの問題となる。 なんだか早い気もするだろうが、衣・食・住の内の衣・住、つまりおうちやおふとんについては、 結局町に出なければ教育のやり様もないので、ゆっくりの場合はこれでいいのである。 「ゆーん。れいむは、まりさのおちびちゃんがほしいんだよ!」 「まりさがすっきりーできたらいいんだけど・・・。ごめんなさいだよ、れいむ。」 「ちぇんはけっこんっしたくないけど、おちびちゃんはほしいんだよー。」 「むほぉぉぉおおおお!ありすのまむまむですっきりしてぇぇぇえええ!!!」 ほいくえんには、連日にんっしんを求めて、町ゆっくりがやってくる。 つがいが事故でぺにまむを失ってしまったり、つがいは欲しくないがおちびちゃんは欲しかったり、 いずれにしても、普通の手順ではにんっしんできないゆっくりなど、町では珍しくない。 そんな彼女たちに若くて新鮮な精子餡を提供するのも、ほいくえんの役割である。 無論保育まりさの目的は、町ゆ達からの謝礼などではない。断じてない。 「ゆっゆっゆっゆっ、しゅっきりー。」 「ゆーん。かわいいおちびちゃんができたよー。」 「ゆっゆっゆっゆっ・・・」 「おちびちゃん、もうにんっしんしたからすっきりーはいいよー。」 「ゆっゆーん。ありしゅはもっとしゅっきりしちゃいわ!」 「ダメだよおちびちゃん。すっきりーは、一人と一度だけだよ。何度もしちゃうと永遠にゆっくりしちゃうからね。」 「しょんなのしらにゃいわ!きっとあのちぇんおにぇーしゃんもつんでれしゃんなのよ!」 「・・・それに、たくさんおちびちゃんが出来たら、誰が育てるの。シングルマザーじゃ限界があるんだよ。」 「しょんなのちぇんおにぇーしゃんがそだてればいいでしょぉぉおおお!!!ありしゅはしゅっきりーしちゃいのよ!」 「ちぇ、ちぇんはもういくよー。おちびちゃんはありがとうだよー。」 「まっちぇにぇ!ありしゅはもっちょしゅっきりしちゃいわ!」 「まりさ、あとはよろしくだよー。」 「まっちぇぇぇぇえええ!もっちょしゅっきりしゃせちぇぇぇぇえええ!」 これも、よくあることである。 相手が自然の脅威とは言え、本当に賢いゆっくりならば、赤ゆを残して簡単に死んだりはしない。 当然そんな親の子供である孤児達も、餡子の出来はいい方ではない。 レイパーとまでは言わないまでも、後先考えず、欲望に忠実な者は後を絶たないのが現状である。 「ゆふん!今日のご奉仕で、何度もすっきり―しようとしたおちびちゃん達はこっちに来てね!」 「「「「もっとしゅっきりしゃせちぇにぇ!」」」」 「それじゃあ、こっちに来てゆっくりしたお顔さんを見せてね。」 「ゆっふーん!きゃわいくってごめ『めりめりめりっ!』・・・ゆぴぃぃぃいいいい!!!」 レイパー候補の赤ゆ達のまむまむ(ぺにぺに)には、保育まりさ達が隠し持っていた、短く切った割りばしが深々とねじこまれていた。 これでは、人間さんでもなければ、二度と摘出は出来ないだろう。 「「「「ど・・どぼじでこんにゃことしゅるにょぉぉおおおお!!!」」」」 「レイパーはゆっくりできないよ。これでぺにぺには使えなくなったから安心だね。」 「「「「にゃんなのしょれぇぇぇえええ!」」」」 「後はすーりすーりでもすっきり―出来ないように、ほっぺも使えなくするよ。」 まりさのくわえているのは、スポンジにラー油(今回は薄めていない原液)を染み込ませたもの。 赤ありす達のスベスベほっぺに、これをたっぷり塗りつければ、ほっぺの感覚は完全に失われ、 すーりすーりの快感は以降永久に得られなくなる。 「ゆびぃぃいいいいい!!!いじゃい、いじゃいぃぃいいいい!!!」 「ゆびゃぁぁあああ!ごんなのどがいばじゃにゃぃぃいいいい!!!」 「ぬーりぬーり。よかったね。これで、二度とすっきりーしないでよくなったよ。」 「・・・にゃんでぇ・・・しゅっきりしちゃいよ・・・」 町のゆっくりはとにかく死ぬ。 すっきり死などしている余裕はないのが現状だ。 レイパーの芽はこうして、確実に摘まれていくのである。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その後も『ほいくえん』での厳しい教育は続いて行く。 「まりさ達はお帽子を使って、川さんに浮くことができるんだよ。やり方はこうだよ。」 「「「ゆっくちー。ぷーかぷーかしちぇ、とってもたのちいよ!」」」 「・・・でも、絶対にやっちゃだめだよ。」 「「「どぼじでぞんなごどいうのぉぉおおおお!!!」」」 「川さんは死亡フラグだよ。出来るだけ近づいちゃだめだよ。」 「しょんなのへいきだじぇ!まりしゃたちはゆっくちじょうずにおよげりゅのじぇ!」 「・・・まりさにも、ゆっくりしたお帽子を見せてね。」 「ゆーん!みしぇてあげりゅのじぇ!ゆっくちしちぇるの『ザクッ』・・・どぼじであなしゃんあけりゅのぉぉおお!」 「よかったね。これでお帽子さんで川さんに浮けないよ。」 「ゆぁぁぁ。まりしゃのゆっくちちたおぼうしが・・・。」 。 こうして、輝くような笑顔をした赤ゆっくり達が、すっかりうなだれ元気を失くした子ゆっくりになる頃、 ついに卒園試験が行われることとなった。 孤児ゆっくり達は、陰気に曇った表情の中に、わずかに光を取り戻した。 ようやくこのゆっくりできないプレイスから解放される。 お外に出たら、これまでゆっくり出来なかった分までいっぱいゆっくりするのだ。 そして保育まりさ達くらい大きくなったら、みんなで制裁してやるのだ。 その表情には、怒り、悲しみ、憎しみ、恨み、様々な負の感情が見て取れる。 その姿からは彼女たちが、今この町にいるゆっくりの中でも、もっともゆっくりしていない者たちであろうことが見て取れる。 「それじゃあ、最後の試験の内容を言うよ!」 「「「・・・・・・。」」」 「ほいくえんのお外で3回太陽さんが顔を出すまでゆっくりしてね!」 「「「・・・・・・!?」」」 卒業試験、その内容は、『ほいくえん』の外で2泊3日、であった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その内容は、お弁当(と言っても虫と雑草だが)持参可、何をやっても、どこに行くのも自由、というもので、 最終的に3日目の朝以降に『ほいくえん』に戻ってくればいいというものであった。 孤児ゆっくり達は狂喜し、我先にと『ほいくえん』を飛び出していく。 そして、『ほいくえん』のある広場の出入り口には保育ゆっくり達がバリケードを築き、孤児ゆっくり達が帰って来れないようにした。 これは、3日後まで取り除かれることはない。 「みょーん。まりさ?こんかいはなんにんくらいもどってくるかみょん。」 「ゆん?生きてたらみんな戻ってくるよ。」 「みょーん・・・。」 レイパー候補とされ、まむまむに割りばしをねじ込まれたありすは、自分が生まれ育った路地裏へと帰っていた。 そこには当然というか、新しいゆっくり達がおうちをつくっていた。 がっかりして帰ろうとすると、ちょうどよく、現在の住民が顔を出す。お肌がヌメヌメと濡れた、2匹のありすだった。 「むふぅ、おちびちゃん。なにかごようかしら。」 「ゆぅぅ。ありすはもっとおちびちゃんだったころに、ここにすんでたの・・・。」 「むふぅ、むふぅ。そうなのぉ。せっかくきたんだから、おうちのなかにもはいっていいのよぉ。」 「ゆーん。でも、ありすは・・・」 「むほぉぉぉおおおおお!!!おちびちゃんはおそとですっきりしたいのねぇぇぇえええ!!!」 「ゆ、ゆひぃぃぃいいい!なんなのぉぉおおお!?」 「むほ、むほ、むほぉぉおおおおお!!!・・・むふぅ?おちびちゃん、まむまむがへんねぇ?」 割りばしありすは、レイプ防止のためにまむまむ(ぺにぺに)に割りばしを突っ込まれているので、 れいぱーに襲われても当然すっきりーはできない。 「むふぅぅ、すっきりーできないなんて、とってもいなかものねぇ。」 「へんなまむまむのありすはどっかいってほしいわ。きもちわるいこねぇ。」 「ゆ、ゆぅぅぅ・・・。」 その時、割りばしありす達の周囲で、サイレンが鳴り響いた。 みょーん、みょーん、みょーん・・・ 「やっと見つけたみょん。」 「むふぅぅ、なんのようかしら。」 「むふぅ。きっとみょんは、ありすたちのとかいはなあいをうけとめたいのねぇぇぇええ!」 「「むほぉぉぉぉおおおおお!!!」」 「「「「「みょーん。いなかもののれいぱーはっけんだみょーん!!!」」」」」 「「むほっ?」」 「この田舎者のありす姉妹は、まりさ一家のレイプ殺し犯だみょん。処刑だみょん!」 「「「「みょーん、みょーん、みょーん!」」」」 「「こんなのとかいはじゃないわぁぁぁあああ!!!」」 みょん自警団。 ゆっくり同士の殺傷や、行き過ぎた行為を取り締まる、ゆっくりのゆっくりによるゆっくりのための組織である。 彼女たちは、特に森育ちの田舎者レイパー(ヤリすぎて殺しちゃう、ゆっくり最底辺の奴ら)に厳しい。 「やべでぇぇぇ!ゆぎぃぃぃいいいいい!」 「いじゃいぃぃぃいいいいい!ぺにぺにがっ、ありすのとかいはなぺにぺにがぁぁぁぁあああ!」 みょん自警団から与えられる罰は、レイパー候補ありすが、『ほいくえん』で受けたものと概ね同じ処置である。 ただし、割りばしの本数がケタ違いではあるが。 「やべでぇ、いじゃい!いじゃいぃぃぃいいい!ありすちんじゃぅぅぅうううう!!!」 「レイパーはしぶといみょん。あと十本くらい刺しとくみょん。」 「ゆぴぃぃいいいいいい!」 割りばしありすがしーしーを垂れ流し、ガタガタ震えながら見ている前で、 レイパーありす達は、ぺにまむとあにゃる、ツタが生える額のあたりにそれぞれ30本づつ割りばしを突き刺され、 出来そこないの「たわし」の様になって気絶してしまった。 息をしているのでまだ生きている。 「みょーん。こっちのおちびはどうするみょん。れいぱーのつれみょん?」 じっと、みょんの探りを入れるような視線にさらされ、割りばしありすは声も出ない。 「おちびのまむまむを見るみょん。このおちびは『ほいくえん』育ちだみょん。田舎者じゃないみょん。」 「・・・・・・『ガクガクブルブル』。」 「そうかみょん。こわがらせてわるかったみょん。なにもしないからゆっくりするみょん。」 その言葉と同時に、割りばしありすは気を失った。 一方同じ頃、お帽子に穴をあけられた、元川渡り大好きまりさは、未練が捨てられないのか、河川敷にやってきていた。 寂しそうにじっと川を眺めていると、堤防の地面に穴を掘って暮らしている川まりさ達が、うじゃうじゃと這い出てきた。 慣れた風にお帽子に乗って、川の水草を収穫し始めるのが見える。 岸の近くでは、子まりさ、赤まりさ達が水に浮く練習をしている。 その微笑ましい姿は、孤児ゆっくりであることと併せて、ますますまりさをゆっくりさせなかった。 「ゆぅぅ。まりさもおぼうしにあなさんがなかったら、いっしょにゆっくりできたのに・・・。」 保育まりさのゆっくりした表情を思い出すたび、憎悪が餡子の奥まで煮えたぎらせる。 と、その時、川に架かった橋の上から人間さんの子供の声が聞こえてきた。 「あ、ゆっくり達が川に浮いてるぞ。」 「石投げようぜ、石。」 「男子達ったら野蛮ね!」 「でも、父ちゃんが『川に住むゆっくり達はクズばっかりだから、ぶっ殺しちまえ』って言ってたぜ。」 「ほらー。やっぱりいいんじゃねえか。触美も優等生ぶってんじゃねえよー。」 「むー。」 間もなく、川に浮かぶゆっくり達に大量の石つぶてが降り注いだ。 「ゆぁぁぁあああ!やめてね!いしさんはゆっくりできな『ボチュッ』・・・」ぼちゃん・・・。 「ゆゆっ!はしさんからはなれるよ!ゆんせ、ゆんせ!」 何とか橋から離れると、所詮は小学生の肩。 ゆっくり達には石つぶても届かなくなった。 「ちぇっ、つまんねえのー。」 「こりゃー!川に石を投げちゃいかーん!わしらに当たったらどーするつもりじゃー!」 「やっべ!みんな逃げるぞー!」 川のど真ん中にはいつの間にか、二人乗り程度の手漕ぎボートが浮いていた。 船上には、ゆっくり型の帽子をかぶった老人夫婦が乗っている。 ボートには、『河川管理』と書かれていた。 「それじゃあ、M枝。そろそろはじめるぞい。」 「はいはい、わん五郎さん。準備できてますよ。」 「うおほん。本日は晴天なり、本日は晴天なりー。えー、ゆっくりしていってね。ゆっくりしていってね。」 「「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」」 わん五郎爺さんの挨拶に合わせて、川に浮かぶまりさ達も元気よく挨拶を返し、 その拍子に全員がオール(として使っている木の棒)を口からぽろりと落とした。 「「「「「「まりさのゆっくりしたおーるさんがぁぁぁああああ!!!」」」」」」 完全に自力での移動手段を失った川まりさ達。 彼女たちが川の流れに任せてゆっくりと流れていく中、老夫婦は、先端に発泡スチロールの浮きをくくり付けた、 T字型の道具を取り出す。校庭の整地に使われる、トンボという道具に似ている。 「ゆっくりたすけてね!まりさはかわいそ『とんっ。ぼちゃん。』・・・。」 そして、逃げ場のない川まりさ達を、一匹一匹丁寧にお帽子から突き落としていく。 「やめてね!まりさをつきおと『とすっ。ぼちゃ。』・・・。」 「まりさにはかわいいおちびち『とん。ぽちゃん。』・・・・。」 「やじゃぁぁぁあああ!まりさしにた『とすんっ。ぼちゃん。』・・・。」 突然川の中央付近で生まれた地獄のような光景から、穴帽子まりさが目を離せないでいる中、 川岸周辺で水に浮く練習をしていた子・赤まりさ達は、自分達もオールを失いながら、 命からがら岸までたどり着き、ゆっくりしたお父さんまりさ達がなすすべもなく水中に突き落とされる姿に絶叫していた。 「ゆあーん。どうちてしょんなことしゅるのぉぉおお!」 「ぴゃぴゃー。ゆっくちにげちぇぇぇぇえ。」 「おとーしゃぁぁぁん。ゆっくちしちぇぇぇぇ。」 ゆっくり達が絶叫し続けるその背後では、なぜか毎週決まった曜日・時間帯に現れる、 くたびれたスーツを着た中年サラリーマン達が、河川敷に集結し始めていた。 全員が、その手に金属バットかゴルフクラブを持ち、豪快に素振りを繰り返している。 相当な回数素振りをしているはずだが、その表情は全く歪むことがない。 その後まもなく、河川敷では絶叫に包まれたゴルフの練習が始まった。 降り注ぐ餡子の雨の中、穴帽子まりさは、餡子の泡を吹いて気を失ったのであった。 朝のご挨拶を強行しようとしたために、喉をつまようじでつぶされたゆっくり達は、 朝の元気なご挨拶と同時に、おうちの上からボウリング球を落とされつぶされたれいむ一家を見た。 あまあまを欲しがったために味覚を奪われたぱちゅりー達は、あまあましか食べられなくなり、 草さんも虫さんも吐き出してゆっくりと餓死した赤ゆっくり達を見た。 3日目の朝。 町での生活を生き延びた孤児ゆっくりはおよそ3割。 その全員が『ほいくえん』に戻ってきた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「まりしゃおにぇーしゃん、いままでわがままでごめんにゃしゃいぃぃ!」 「ゆっくりありがじょぉぉおおおごじゃいまじだぁぁぁ!」 「ゆんゆん。まりさもこれまでみんなに酷い事してごめんね。」 卒業試験の前まではあれほどゆっくりしていなかった子ゆっくり達。 しかし、全ては保育まりさの愛の鞭であったことを知った孤児ゆっくり達は、 そのあふれる愛に包まれてとてもゆっくりしていた。 『ほいくえん』、それは、町に住むゆっくり達の絆の象徴なのである。 「全ては計画通りだよ。ゆっふっふっふぅ。」 こうして保育まりさは、一年また一年と、安全な『ほいくえん』から離れることなく、 卒園生から贈られるあまあまと、自分の暗い性欲のはけ口を確保していくのであった。 まあ、こんな感じで町の赤ゆっくり達は大きくなっていきます。 さすがに赤ゆ一匹で生き延びれるほど甘くはないですよね。 ちなみに、この『ほいくえん』の敷地の入口には、『餡生物個体数調整地』と書かれた看板が掛かってます。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. 本作品 (おまけ) 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 挿絵 byM1 D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 「やあまりさ君」 「なんかようがあるの」 「突然だけど、君クビね」 「うそ・・でしょ」 「本当たよ」 「そして、園児にやってきたこと君にもやる」 そして、保育まりさは、自分が園児にやったことをうけた。 そして園児は元保育まりさにいままでの鬱憤をぶつけた 「しね!ゆっくりできなくしたゆっくりはしね!」 「ぼうしをびーりびーりしてあげるね。」 「むきゅ、うんうんをたべなさい」 「ゆっくりできないからだにしてあ・げ・る」 -- 2015-08-23 18 36 01 理想個体の厳選かな? -- 2015-02-01 22 56 10 いいゲスもあるんだねww -- 2014-05-06 17 17 39 まちがえるな -- 2013-11-08 22 05 58 このまりさはゲスな本性だが結局は善行やってるから憎めないな -- 2012-11-27 23 00 55 「みょーーんみょーーんこのきょういくまりさをロリコン・変態ようぎでぺにぺにつぶしのけいだみょん! -- 2012-09-10 01 24 54 川さんは死亡フラグ←吹いてしまった。 -- 2011-12-11 00 25 22 全部殺せよ -- 2011-01-17 11 42 49 赤ゆっくりにとってはいい学校いい学び舎でよかったじゃないか。 ここ育ちのゆっくりなら飼いやすそう -- 2010-10-31 11 41 17 調整も何も個体数0でいいだろ。動くゴミなんだから -- 2010-10-25 17 43 11 ゆっくりの愚かさと、付け焼き刃のような賢さの対比が面白かった 虐げるにも、愛でるにも向いたD.O.さんのゆっくりは兎に角ゆっくりできるなぁ -- 2010-09-19 21 13 53 ゴルフに興じるサラリーマンがテラシュールwゆっくりを撃ってんのかw -- 2010-07-30 05 35 24 保育士まりさのぺにぺにぎんぎんのとこで吹いたわww 趣味かよww -- 2010-07-24 21 14 05 がんばれ -- 2010-07-12 01 54 11
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2386.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 1142 スポイラー/コメントログ」 思ったことを先に言われるって、さとりんネタっぽいな でもしゃめいまるの二番煎じってのは姫海棠はたてらしくて良いと思う まぁ、なんにせよ初めてSSではたて会えたから良し -- 2010-08-06 03 15 07
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1629.html
ゆっくりたたき 12KB 虐待-普通 理不尽 赤子・子供 現代 うんしー モグラ叩きネタですが、あまり叩いてないです。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ピピィーッ! けたたましい警告音が、古めかしい筐体から鳴り響く。 片田舎にあるゲームセンターの片隅に、それはあった。 立方体に近い筐体の上面には、いくつかの穴が開いている。 筐体の奥に置かれた透明ケースには、れいむとまりさ。 モグラ叩きならぬ『ゆっくりたたき』である。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「おそらをとんでるみちゃい!」 スポポーン! 筐体の穴から、子ゆっくりが飛び出してきた。 黒髪に赤リボン、子れいむが二匹だ。 「おりゃっ!」 ハンマーを手にした男が、掛け声と共に腕を振り下ろす。 グシャッ! グシャッ! 「ゆびっ!?」 「ぴぎゅっ!?」 木製のハンマーからは、ピコピコと可愛らしい音などはしない。 子ゆっくりだったものは餡子の塊となり、再び穴の中へ戻ってゆく。 「お、おちびちゃん……」 「きをゆっくりしてね、れいむ……」 筐体の奥、透明ケース内のれいむとまりさが慰めあう。 足周りはベルトのようなもので固定されている。 寄り添うことぐらいは可能だが、移動したり向きを変えたりするのは難しい。 やがて、そのベルト部分が、細かく振動を開始した。 「……ゆゆっ!」 「んほっ、んほおおおぉ!」 れいむとまりさが、互いの頬をすり合わせ始めた。 ベルト振動に欲情しているのだ。 「すっきりー!」 弾けんばかりの笑顔で、れいむとまりさは絶頂を宣言する。 やがて、れいむの頭から緑の茎が伸びてくる。 茎には小さな実のようなものが複数ぶら下がっていた。 れいむとまりさの身体には、パイプが繋がれている。 パイプの中には、粘性の高い液体が常時注ぎ込まれていた。 液体の効果か、自然では考えられないスピードで実が育ってゆく。 あっという間に子ゆっくり並に成長し、どんどんこうべを下げていった。 「ゆゆーん。おちびちゃん、とってもゆっくりしてるよぉ」 「ゆふふ! ゆっくりうまれてね!」 れいむとまりさは、頬を紅潮させ幸せそうに子を見つめる。 声をかけるまでもなく、すぐに子ゆっくりは産まれ落ち始めた。 「ゆっくちうまれりゅよ!」 「おちびちゃん、ゆっく……」 しかし落下地点には溝があり、親子の初挨拶はかなわなかった。 子ゆっくりは次々と溝の中……筐体の中へ落ちてゆく。 れいむの頭に生えていた茎も、合わせて溝の中に落ちてゆく。 「おちびじゃん~!?」 「ゆっぐぢじでよ~!?」 一部始終を見ていた男が、手元でハンマーをトントン叩く。 「しかしこいつら、毎度毎度よく同じ反応するよなぁ」 その背後、腕を組んだ別の男が言葉を続ける。 「忘れてるのか、前向きなのか……どっちなのかな」 「どっちでもいいよ、そんなの」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 筐体の内部、薄暗い空間の中。 「むきゅ……また、みんなつぶされちゃったわ」 「とかいはじゃないわ……」 ぱちゅりーとありすが、深刻な顔を見合わせていた。 サイズは、潰された子ゆっくりよりわずかに大きいぐらいだ。 現在、子ゆっくり生産機となっているのは、れいむとまりさ。 生産機となるゆっくりは、ドーピングの為か寿命が短い。 定期的に交換される生産機の中には、他のゆっくり種も混ぜられる。 このぱちゅりー達は、前世代の生産機から産まれ落ちた生き残りだ。 ウイィィン……。 ぱちゅりーとありすが、機械音に天井を見上げる。 何台かのリフトが、餡子の塊を乗せて下りてきていた。 「おちびちゃん……ゆんごくでゆっくりしてね」 「ぺーろぺーろ……なみだのあじー」 追悼と生命維持を兼ねた、同属食いである。 ぱちゅりー達は涙を流しながらも、子ゆっくりだったものを口にした。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「ゆっくちうまれちゃよ!」 「ゆゆっ?」 「ゆっくちころがるよ!」 「こーろ、こーろ!」 補充の子ゆっくり達が、筐体の内側奥から転がってくる。 ぱちゅりー達はそれを見て、顔を見合わせうなずいた。 「おちこんでばかりなんて、とかいはじゃないわ!」 「むきゅ、おちびちゃんにせつめいしましょう」 生き残る可能性を少しでも高める為、ぱちゅりー達は気を取り直す。 リフトは筐体内部の床全面に隙間なく敷き詰められている。 ランダムでどれかが上昇する為、あらかじめ避けるのは不可能だ。 ぱちゅりー達は、運良くリフトを避けているうちに気が付いたのだ。 要は、致命的な高さになる前に飛び降りてしまえば良い、それだけで助かると。 新参の子ゆっくり達に説明をすべく、各個移動を始めたその瞬間。 ピピィーッ! 「むきゅっ! きたわ!」 筐体の内外に、警告音が鳴り響いた。 子ゆっくり達は転がった勢いで、あちこちに散らばったままだ。 「ゆゆ? いまのはにゃに?」 「ぴーっていっちゃよ! ぴーって!」 好奇心溢れる子ゆっくり達が、警告音に興奮する。 嬉しそうに辺りをキョロキョロと見回すものも居た。 「おちびちゃんたち! あんよにきをつけて!」 「おりるのよ、のぼっちゃだめ!」 「ゆゆゆっ!?」 「れ、れいみゅ……」 「ま、まりしゃ……」 「おそらをとんでるみちゃい!」 あっけなく、れいむ二匹にまりさ二匹が、リフトに押し上げられる。 ぱちゅりーやありすの警告など、もう耳に入っていない。 「み、みんにゃがおそらをとんでるよ!?」 リフトを避けることができたのは、子まりさ一匹のみだった。 慌てて、ぱちゅりー達が駆け寄ってくる。 「ゆゆっ? おねえちゃんたち、だりぇ?」 子まりさが、キョトンとした顔でぱちゅりー達を見つめる。 「おびちゃん、よくきくのよ!」 「あれにのったら、つぶされるのよ!」 「あっというまにおそらにとばされて……」 「お、おそらに……?」 子まりさの下半身がムズムズと蠢めいた。 身体の奥の方から、何とも言えない気持ちが込み上がってきたのだ。 「……どうしたの、おちびちゃん?」 様子のおかしい子まりさに、ありすが問いかける。 その横では、だれも乗っていない空のリフトが上昇を始めていた。 「まりしゃ、おそらをとんでみちゃい!」 子まりさの、ゆん世一代の大ジャンプ。 「おちびちゃーん!?」 ありすの絶叫が響き渡った時には、もう遅かった。 子まりさは、既にリフト上のゆっくりとなっていたのだ。 内なる誘惑に勝つことができなかったのだ。 「どぼじで、のっちゃうのー!?」 ぱちゅりーが顔をぐしゃぐしゃにして、頭上の子まりさを責め始める。 しかし他の子ゆっくり同様、興奮した子まりさの耳に言葉は届かない。 「ゆわぁ~! しゅごい、しゅごいよぉ!」 リフトの高さに比例するように、子まりさの心も高ぶってゆく。 見上げれば、天井の穴から小さく光が差し込んでいた。 それはまるで、空を飛ぶことができた子まりさを祝福しているかのようだった。 「まりしゃ、おそらをとんでるみちゃい!」 スポーン! グシャッ! ウイィィン……。 リフトが下がってきた時には、子まりさは餡子の塊と化していた。 周囲にも次々と、餡子付きのリフトが下りてくる。 今回も、補充された子ゆっくり達は全滅してしまったのだ。 「おちびちゃん……」 落胆するぱちゅりー達をよそに、筐体の外では大盛り上がりだ。 二人組みの男達が、笑顔で戦果をたたえ合う。 「おお、今のは凄かったな!」 「れいむ二匹に、まりさ三匹か!」 一度に何匹飛び出してくるかは、まさにゆっくり次第。 上昇してくるリフトの速度は、決して速くはない。 しかし、これだけ複数になると叩き損ねることが多いのだ。 「……ゆゆっ!」 「んほっ、んほおおおぉ!」 筐体の奥、透明ケースから嬌声が響き渡る。 子ゆっくりの素早い消費に、生産機も大忙しだ。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「ゆっくちうまれちゃよ!」 「ゆゆっ?」 「ゆっくちころがるよ!」 「こーろ、こーろ!」 重量センサーで、子ゆっくりの補充頻度は自動制御されている。 今回も全て潰されてしまったので、早速次の補充がされたのだ。 「むきゅ……こうなったら、きょうっこうっしゅだんよ」 「ゆゆ? なにをするつもりなの、ぱちゅりー?」 ありすの返事には答えず、子ゆっくりの元へ急ぐぱちゅりー。 やがて立ち止まり、大きく息を吸い込み始めた。 「ゆゆっ? おねえちゃん、だりぇ?」 「あしゅんでくれりゅの?」 「そこまでよ! ぷくーっ!」 全身全霊の『ぷくー』だった。 元来病弱なぱちゅりーがそんなことをすれば、身体はまともではすまない。 「ぱ、ぱちゅりー!? とかいはじゃないわ!」 しかし、効果は抜群だった。 産まれて初めて見る『ぷくー』に、子ゆっくり達は大混乱を起こしている。 滝のように涙を流すもの、おそろしーしーを撒き散らしながら逃げるもの、と様々だ。 「ゆわあぁぁ~っ!?」 「きょわいよおぉーっ!」 「やめちぇね、やめちぇね!?」 ピピィーッ! 警告音と共に、筐体のあちらこちらでリフトが上昇し始める。 ぱちゅりーは、子ゆっくり達をリフトから遠ざけるよう追い始めた。 「こっち、こにゃいでえぇー!」 「たしゅけちぇね、たしゅけちぇね!」 「ゆっ!? ぱちゅりー、あぶない!」 「ぷく……むきゅうっ!?」 ありすが気付いた時には、もう遅かった。 ぱちゅりーの足元で、リフトが上昇を始めていたのだ。 「ぱちゅりー、おりるのよ!」 「むきゅ……げほっ、げほっ!」 しかし、ぱちゅりーはそこから動く事が出来なかった。 無理な『ぷくー』で体力を使い果たしていたのだ。 「お、おそらを……げほっ!」 スポーン! ついにリフトが天井に到達する。 筐体の穴から顔を出したぱちゅりーを見て、男達は驚きを隠せなかった。 「えっ?」 「ぱちゅりー!?」 当然、男達はれいむかまりさが出てくると思い込んでいたのだ。 一瞬の動揺で、ハンマーを振る手がズレてしまう。 グニッ! 「……っと!」 「むきゅぶっ!」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「ぱちゅりーっ! ぱちゅりーっ!」 筐体の中では、ありすが天井を見上げ、ぱちゅりーの名を呼び続けていた。 やがて、クリームの欠片がぱらぱらと降り注いできた。 「これは……ぱちゅりーの……」 ありすは、放心状態でその場に佇んでしまった。 「ゆゆっ? なにこりぇ?」 「ぺーろぺーろ……ち、ちあわしぇー!」 「あまあまだにぇ!」 「うみぇっ、これめっちゃうみぇ!」 傍らでは、子ゆっくり達がクリームの欠片を舐めるのに大忙しだ。 ウイィィン……。 機械音と共に、ぱちゅりーを乗せたリフトが下りてくる。 ありすは、流れる涙も構わず一目散に駆け出した。 「ぱちゅりーっ!」 「むきゅ、なにかしら?」 ズザァー! 派手な音と共に、ありすがヘッドスライディングを決める。 「いきてたのね」 「むきゅ」 確かにハンマーで叩かれたはした。 しかし、芯が外れたおかげで少々の吐クリームで済んだのだ。 ピピィーッ! ありすが安堵の溜息をつく間もなく、筐体内に聞き慣れた警告音が響き渡る。 「ゆゆっ!? もう!?」 「むきゅっ!? どうして!?」 ぱちゅりー達がこの場に参加してから、今に至るまでの間。 子ゆっくりに欠員が無かったのは始めてのことだった。 重量センサーによって判断された結果、補充無しで再開されることになったのだ。 ぱちゅりー達の経験による体感時計よりも早く警告音が鳴ってしまったのは、その為だ。 あちこちでリフトが動き出すと、子ゆっくりがざわめき始めた。 「あまあまさんは、あのうえにあるんだよにぇ?」 「れいみゅが、いちばんのりすりゅよ!」 「まりしゃものるよ!」 「ゆわーい、まけにゃいよ!」 子ゆっくりは口々にわめき散らしながら、一箇所に集まり始める。 「おちびちゃんたち、なにいってるの!?」 「いなかものも、はなはだしいわ!?」 唖然とするぱちゅりー達を尻目に、子ゆっくり達が自らリフトに乗り始めた。 わざわざ一つのリフトに乗るものだから、ぎゅうぎゅう詰めになっている。 「れいみゅのあまあまさんだよ!」 「まりしゃのあまあまさんを、ひとりじめしないでにぇ!」 「あまあまさんは、かってにはえてくりゅんだよ! ゆっくちりかいしちぇね!」 「そんなこちょより、あまあまちょうだいにぇ!」 小さな球体がみっちり集まった姿は、まるでブドウの房のようだ。 子ゆっくり達を乗せたまま、リフトはどんどん上昇をし続ける。 「ゆゆっ!? おそらをとんでるみちゃい!」 「とっても、ゆっくちしてるにぇ!」 「れいみゅ、うれしーしーしゅるよ!」 「じゃあまりしゃは、うんうんするにぇ!」 「かわいくて、ごめんにぇ!」 天井からのかすかな光に照らされて、子ゆっくり達のうんしーがキラキラと輝き降り注ぐ。 ぱちゅりー達は、口をポカンと開けたまま、その様子を見続けていた。 やがてリフトが天井に辿り着き、子ゆっくりは外の世界へ……。 「あれ?」 「何か引っかかってるぞ」 ……出ることが出来なかった。 一箇所に集まり過ぎた為、子ゆっくりが筐体の穴に詰まってしまったのだ。 「くるちぃよ! あっちいっちぇね!」 「れいみゅこそ、じゃましないでにぇ!」 「まりしゃの、すてきなおぼうちがぁ~!?」 「おさないでにぇ! おさないでにぇ!」 「ちゅ、ちゅぶれりゅう……」 「ゆぶぎゅっ」 「もっちょ、ゆっきゅぶ!」 「しちゃかっちゃぶゆ!」 阿鼻叫喚の穴詰まりの中、子ゆっくりは次々に潰れて餡子を吐き出していった。 待ち構えていた男達は小さな溜息をつくと、ハンマーを静かに置いた。 「……店長呼ぶか」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「おや、こんなゆっくりが残っていたとは」 メンテナンスの為に、店長が筐体のフタを開ける。 そこには、ぱちゅりーとありすが隅の方でガタガタと震え、人間達を見上げていた。 「むきゅっ……ここまでかしら……」 「おもえば、みじかいゆんせいだったわ……」 ぱちゅりー達は、自分達も子ゆっくり同様に潰されると思い込んでいた。 実際には、子ゆっくりは勝手に詰まって勝手に潰れたのだが。 「そういや、こいつら産むの遅くなってきてますよね?」 店長を呼んだ男達の一人が、筐体奥を指差す。 透明ケースに入ったれいむとまりさが、ウトウトと舟を漕いでいた。 「確かにそうですね。そろそろ交換しなければ、と考えてはいたのですが……」 「じゃあ、こいつらに子ゆっくり産ませたらどうです?」 今度は、ぱちゅりー達が指差される。 「むきゅ~っ!?」 「とかいはじゃないわ~っ!?」 本人達にとってはまさかの展開に、驚愕するぱちゅりー達。 すると、店長が優しく微笑みながら語りかけてきた。 「でもお前達、仲良そうじゃないか?」 「むきゅっ!?」 「そ、それはそうだけど……かんちがいしないでよね!」 「これからはずっと一緒にゆっくりできるぞ?」 「ゆ、ゆっくり……」 「子供も産み放題、パイプ注入だが餌も食べ放題だ」 一瞬の沈黙。 ぱちゅりー達は見る見る間に頬を染め、笑顔になってゆく。 「……むきゅっ。わるく……ないわね」 「それはそれで、とかいは、かも……」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ピピィーッ! けたたましい警告音が、古めかしい筐体から鳴り響く。 片田舎にあるゲームセンターの片隅に、それはあった。 立方体に近い筐体の上面には、いくつかの穴が開いている。 筐体の奥に置かれた透明ケースには、ぱちゅりーとありす。 モグラ叩きならぬ『ゆっくりたたき』である。 ‐‐‐‐‐‐‐‐過去作‐‐‐‐‐‐‐‐ ふたば系ゆっくりいじめ 769 ゆっくり採集~つかまってごめんね!~ ふたば系ゆっくりいじめ 766 まりさがまりさだよ! ふたば系ゆっくりいじめ 761 ゆっくりした週末 ふたば系ゆっくりいじめ 755 まりさもみもみ ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓×4 確かにメンテ面倒そうだなww しかもお客の方も、ゆっくりを潰す度に餡子が服にまで跳んで来そうww -- 2018-01-17 05 25 32 ゆん獄に行くんですねわかりますw -- 2014-08-01 20 51 09 モグラ叩きよりカッパ退治の方がゆっくりには向いてるかも -- 2011-08-15 23 32 43 ぱちゅりーなんてすぐ死ぬゆっくり母体にするか? -- 2011-07-12 22 05 16 餡子やクリームが飛び散って、メンテが大変そうだ。 -- 2010-07-15 04 06 51
https://w.atwiki.jp/ayumi5835/pages/35.html
最近のいじめは昔と比べて本当に恐ろしいものがあります。 自分も子どもを産んでから、もしも子どもが成長していく中で いじめにあってしまったらどうしようかと考えます。 自分も昔ずっといじめにあっていたので、子どももそうなったらどうしようと考えてしまうわけです。 でも、私はもうそういった不条理なことから目もそむけませんし、 子どもを守るということに徹しようと思います。 毅然とした態度で臨むようにし、絶対に退きません。 ミスパリ 新宿 ミスパリ 横浜 酵素ダイエット 効果 ヨーグルトダイエット
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/3090.html
「ゆ――……」 まりさは目を覚ました。 なぜか知らないが、体の節々が痛い。いったいどうしたというのだろう? 訳も分からず、周りを見渡した。 見覚えのある壁、見覚えのある天井、そして見覚えのある草のベッド。 忘れようはずもない。ここはまりさの巣だった。 なぜ自分はこんなに傷だらけでベッドに横たわっていたのだ? 狩りで失敗でもしたんだっけ? それとも、れみりゃにでも襲われて、何とか逃げ切ったからなのか? 何が起こったのかを思い出そうとするまりさ。しかし、なかなか思い出せない。 そんな時、入口のほうから、聞きなれた声が聞こえてきた。 「……まりさ、おきたの?」 聞き違える筈もない。まりさの最愛のゆっくりにして、未来のまりさの妻であるれいむの声だ。 なんでれいむがここにいるのだろう? 今日、遊ぶ約束をしていたかな? もしかしたら、この痛みの原因をれいむが知っているんじゃないか? いや、そうに違いない!! やさしいれいむは、何でか忘れたが、傷を負った自分の看病を付きっきりでしていたのだろう。 やっぱりれいむは素敵なゆっくりだ!! まりさは痛みも忘れて、入口に這っていった。 なぜれいむの声が暗いのか、そして、いつも巣の中まで入ってくるれいむが、今日はなぜ入ってこないのかなんて、まりさには些細な事に過ぎなかった。 「れいむ、まりさはゆっくりげんきになったよ!!」 入口から出て、まりさはれいむの姿を見つけ、最高の笑顔で言葉をかけた。 痛みはあるが、そんなの気にしない。いや、れいむの顔を見たとたん、そんなもの全部吹き飛んでしまった。 しかし、当のれいむは、そんなまりさを見て、表情を変えない。まるで能面のような顔だ。 能天気なまりさも、さすがに気になった。 「れ、れいむ、どうしたの? まりさがげんきになったのがうれしくないの?」 「そう……げんきになったのね。よかったね……」 「れいむ……?」 いったいどうしたというのだ? れいむはまりさの看病をしていてくれたのではなかったのか? まりさが元気になったというのに、なぜれいむはあんなにも無表情で居られるんだろう。 まりさは気づいていなかったが、れいむは無表情であるものの、その体は小刻みに震えていた。 まるで、怒りを抑えつけるかのように…… 「ねえ、まりさ。まりさはうそつきじゃないよね?」 「ゆゆっ!? なんでそんなこときくの?」 「いいからこたえてね……」 「あ、あたりまえだよ!! まりさは、れいむにうそなんかつかないよ!!」 「そうだよね。うそなんかつかないよね。ううん、つかなかったよね……」 「……れいむ、いったいどうしちゃったの?」 「ねえ、まりさ。なんで、にんげんにかったなんてうそついたの? れいむはうそつかなくても、まりさのことがだいすきだったよ」 「ゆっ!? にんげんにかったって……………ゆゆゆゆゆっ!!!!!」 そのれいむの言葉が、まりさの餡子を刺激した。 そうだ!! すべて思い出した!! まりさは、あの召使いに裏切られて、ボコボコにされたのだ。 思い出すと、とてつもなく腹が立った。 れいむの出現で忘れていた痛みも、あのことを思い出し、再びまりさを襲ってくる。 更にあの召使いに激しい憤りを感じた。 よくも、愛するれいむの目の前で大恥をかかせてくれた。次に会ったら、ただではおかない!! 最後のあたりは記憶にないが、まりさが自分の巣にいる以上、おそらくれいむやぱちゅりー達が、気絶したまりさを、何とか巣まで運んでくれたのだろう。 本当にれいむには頭が上がらない。 しかし、それなられいむがこんなにも暗い顔をしているのが、余計腑に落ちない。 心やさしいれいむなら、まりさが助かったことを真っ先に喜んでくれるはずだ。 以前、狩りで傷を負った時も、何日も付きっきりで看病してくれ、傷がなおったら、自分のことのように嬉しがってくれたものだ。 そういえば、れいむはさっきなんて言ってたんだっけ? 確か、「なんでにんげんにかったなんてうそついたの?」だったっけ? どういう意味だ? まりさは嘘なんて付いていない!! 確かに、2度目は、男の卑怯な戦法によって惜しくも勝利を逃したが、1度目は紛れもなくあの男に勝ったのだ。それだけは間違いない。 れいむが聞いているのは、1度目のことについてだろう。 「れいむ、まりさはうそなんかついていないよ。たしかに、さっきはゆだんしてまけちゃったけど、そのまえには、まりさのかんぜんしょうりだったんだよ!!」 「まりさ……もうそんなうそつかないでよ……」 「うそじゃないよ!! ほんとうにまりさはかったんだよ!! なんでしんじてくれないの!!」 「どうすればしんじられるの? あんなにぼこぼこにやられておいて……」 「ゆっ……そ、それは、だから、あのめしつかいがひきょうなてを……」 「なんにもひきょうなことはしてなかったよ……れいむにだってそんなことはわかるよ。ゆっくりうそをつかないでね」 「……ゆゆー」 確かに、悔しいがれいむの言う通りだ。 男が卑怯な手を使っていないことなど、言われなくても分かっていた。 しかし、プライドの高いまりさは、それを認めるにはあまりにも傲慢で、あまりにも若すぎて、そしてあまりにもゆっくりすぎた。 もう、この際2度目の戦いはどうでもいい。問題は1度目の勝利だ。れいむもそれを聞いているのだ。 誰が何と言おうと、あれは確実にまりさが勝った。あの男だって、それを認めたのだ。 そこだけは、どうしても譲れない。 まりさは、どうして信じてくれないれいむに、誤解であることをしっかりと説明する。 「れいむ、ちゃんとまりさのはなしをきいてね!! まりさはちゃんとあのめしつかいにかったんだよ!!」 「……」 「まりさのひっさつわざ『まりさすぺしゃるでらっくす』がめしつかいにあたって、めしつかいはたおれたんだよ!!」 「……」 「そのあと、あのめしつかいは、まりさのつよさにほれて、まりさのめし『もうやめてねっ!!!!』つかいにしてあげ……」 れいむの声がまりさの言葉を遮る。それほどまで大きな声だった。 まりさは、未だかつて聞いたことのない、愛しのれいむの悲鳴にも似た叫びに、ビクッと体を震わせた。 「いいかげんにしてね!! もうぜんぶわかってるんだよ!! まりさがにんげんになんてかってないことも!! めしつかいなんてうそなことも!! にんげんのいえからおかしをかってにもってきたことも!! ぜんぶ、れいむたちはわかってるんだよ!!!」 「ゆゆっ!! れいむ、なにいってるの? まりさはうそなんて……」 「いいかげんにしてっていってるでしょ!! いつまでもよくもそんなうそをいってられるね!! まりさのせいで、あ、あ、ありすは……」 「ありすがどうかしたの?」 「まりさのせいでありすはしんじゃったんだよっ!!!」 「ゆ―――!!!! ありすがしんだって……なんでっ!!!」 「かわにじぶんからおちていったんだよ!!」 「ゆゆっ!! な、なんで……」 まりさは分からなかった。 ありすが自殺したことではない。いや、それも気にはなっているが、それ以上に気になることがあった。 なぜ、ありすの自殺がまりさのせいなのかだ!! まりさはありすに死んでほしいなんて思ったことは一度もない。 れいむほどではないが、ありすも小さいころからよく知った仲だ。よく遊んだ仲だ。親友だったと自負していた。 それがなぜ、まりさのせいなのかが理解できなかった。 「な、なんでまりさのせいなの? まりさ、何にもしてないよ!!」 そんなまりさの言葉に、れいむはあれだけ激しかった口を閉ざし、俯く。 必死で歯を食いしばっている。何かに耐えるように…… まりさは、れいむの反応を待った。いくら考えても、分からないものは分からないのだ。 1分程度だろうか? 森の中を静寂が包んでいたが、その静寂を壊したのはれいむだった。 れいむは、人間の家に行く前にまりさが演説をした切り株の上に登る。 まりさの巣は、背の高い草に覆われている場所にあるので、今までれいむの下半身(口より下)が見えていなかった。 しかし、一段高い切り株に上ったことで、れいむの全貌が見えるようになった。 まりさは、そんなれいむの姿に言葉を失った。 「な……な……なんなの、そのすがた……」 まりさは、やっとの思いで、言葉を発した。それほど、れいむの姿が衝撃だった。 れいむの口より上の部分は、いつもと変わらぬ、綺麗なれいむだった。 しかし、その下には、自然には決して出来ない黒ずんだ痕が刻み込まれていた。 やけどの跡だ!! 以前、雷が森の木に落ち、山火事が起きたことがあった。 幸いにも、その後都合よく大雨が降り、大火災は免れたが、何匹かはその火事で帰らぬゆっくりとなり、そして何匹かは醜い火傷を負った。 それで、まりさはれいむの傷跡が火傷であると分かったのである。 しかし、まりさが言葉を発せられなかったのは、火傷の痕があったからではない。 綺麗なれいむの体に一生物の傷が付いていることは許せないことではあるが、そんな程度で壊れるほど、まりさのれいむに対する愛情は薄くない。 まりさがそれを見て言葉を失ったのは、れいむが火傷を負った場所のせいだ。 口の下。顎よりも少し下の部分。そこは、ゆっくりたちの生殖器があるところなのだ!!! 相当な熱さの何かを押し付けられたような歪んだ痕。 完全に炭化して黒ずんだ皮。 れいむの奥の奥まで、火傷の痕があるのが、下から見るとはっきりと理解できた。 「まりさ……わかったでしょ……」 「な……なんで……なんでこんなことになったの?」 「まりさをぼろぼろにしたあのおじさんがやったんだよ……」 「おじさん? まりさのめしつかいのこと?」 「そうだよ……」 まりさは呆然としていた。考えを纏めることが出来なかったのだ。 え、れいむのあそこってあれがある場所だよね? なんでそこを火傷してるの? 火傷してるってことは、もう子供が産めないってこと? そんなわけないよね!! だってれいむは将来まりさのお嫁さんになって、ゆっくりした赤ちゃんを産むんだもんね!! あれ、でも、あんな黒ずんでる所に入れて、本当に子供なんて産めるの? てか、なんでれいむがあんな目にあってるの? 誰がまりさのれいむにあんな酷いことをしたんだっけ? そういえば、まりさの召使いがやったって、れいむは言ってたような…… でも、なんでれいむがあんな目に会わなくちゃならないんだろう? れいむは何もしてないのに? そうか、きっとぱちゅりーたちがなんか失敗を遣らかしたんだ!! そして、体の弱いぱちゅりーの代わりにれいむがお仕置きをされて…… いや、それはないよね!! ぱちゅりーは頭がいいもん!! 失敗なんてするわけないよ!! じゃあ、なんでれいむがあんな目に? そういえばあの召使い、まりさのことを裏切ったんだよね。 分かった!! あの召使いは悪い人間だったんだ!! だから、れいむにこんな酷いことをしたんだ!! 長かった。本当に長い時間、まりさは自分の考えを纏めるのに時間を要した。 まりさの短い人生の中でもぶっちぎりで長い時間、一つの考えに費やした。 餡子は今や、ペンティアムD(幻想入り)並みに熱くなっていることだろう。 まりさは頭から湯気が出そうなほど、血というか餡子が上っていた。 それほど、あの男に対し、怒りを覚えていた。 殺してやる!! れいむをこんな目に合わせたあの男を殺しまくってやる!! 痛みが残っているが、そんなの関係ない。 勝てる勝てないの問題じゃない。やるかやらないかの問題だ。 例え、まりさの命が亡くなろうとも、れいむをこんな姿にしたあの男を、完膚なきまでに破壊してやる。 「れいむ!! まりさはいまから、あのおとこのところにいってくるよ!! れいむをこんなすがたにしたあのおとこをころしてくるから、ゆっくりまっててね!!」 まりさはれいむに笑顔を見せた。 自分でも理解していたのだ。もう、れいむの元に戻ることはないと…… それが分かっていても、まりさの決心は鈍らなかった。 最後に愛するれいむに、「がんばってね!!」と言われれば、それだけでまりさは地獄にも畜生界にも行くことができた。 だからこそ、れいむに最後のお別れにと、最上の笑顔を見せたのだ。愛するゆっくりに、不安な表情は残したくない。 しかし、そんなまりさに帰って来たものは、無感情なれいむの言葉だった。 「……なにいってるの、まりさ?」 「ゆゆっ!! だから、まりさはいまかられいむのかたきをうってくるからね!!」 「かたきって……だれのことをいってるの?」 「ゆっ? それはもちろん、まりさのめしつ……いや、あのわるいにんげんのことだよ!!」 「……ねえ、まりさ。まりさは、なんでれいむがこんなめにあったかわかってないの?」 「ゆゆっ……」 まりさは分からなかった。 なぜ、れいむは嬉しそうな顔をしてくれないのか? 自分を心配して、止めようとしている訳ではなさそうだ。 だからといって、まりさに仇を討ちに行ってほしい訳でもないように見える。 れいむは、まりさの心底分からないといった顔を見ると、呆れたと言うように、ゆっくり説明した。 「まりさ……わかってないようだから、はっきりゆっくりいうね…… れいむがこんなすがたになったのはね……」 「まりさのせいだよ」 れいむのその声は、特に大きくはなかった。 どちらかといえば、小さい部類に入る。 しかし、まりさには、それがそんな爆音よりも大きく、鋭く、ずっしりと耳に入った。 しばらくの間、れいむの言葉を餡子の中で反芻していた。 まりさは的確な答えを導き出すことが出来なかった。れいむに問い返した。 「れいむ……いま、まりさのせいだってきこえたんだけど……」 「そうだよ、まりさ。れいむはまりさのせいだっていったんだよ」 「な、なんで!!」 「まりさがうそをつかなければ、みえをはらなければ、れいむたちはあのにんげんのいえにいかなかったんだよ」 「ま、まりさ、うそなんかついてないよ!! ほんとうに、にんげんにかったんだよ!!」 「……もううそはいいよ、まりさ……」 「おねがいだよ!! しんじてね、れいむ!! おかしだって、あのにんげんがくれたんだよ!!」 「まりさについていって、おしおきされたのはれいむだけじゃないんだよ。 ぱちゅりーも、ありすも、みょんも、ちぇんも、みんなあのにんげんにやかれたんだよ…… もう、れいむたちこどもがうめないからだになったんだよ…… ありすは、それでおかしくなって、じぶんからかわにとびこんだんだよ…… まりさが……まりさが……まりさが、うそをついてれいむたちをつれていったから……」 「ぢがうよおおぉぉぉ!!! まりざはうぞなんがづいでないよおおぉぉぉ!!! なんでじんじでぐれないのおおおぉぉぉぉ―――――!!!!」 「な、なんでしんじられるの……あ、あんなかんたんにま、まげでだのにいいぃぃぃ―――!!! ゆっぐりまりざをじんじだけっががごれだよおおおぉぉぉぉ―――――!!!」 まりさが泣き、れいむがそんなまりさに釣られて泣きじゃくる。 まりさはなぜ信じてくれないのかと。 れいむはこんなバカなまりさを信じるんじゃなかったと。こんなまりさを信じた自分は、なんて馬鹿だったんだと。 二匹は泣いた。泣きに泣いた。泣き声が、森の一角で、延々と響いていた。 先に泣きやんだのは、どちらだったのか? 涙も枯れた二匹は、無言でその場に佇んでいた。二匹の間を乾いた風が、吹き通る。 それが合図だったのか、れいむは涙も出なくなると、もうまりさと話すことはないと言わんばかりに、その場を後にしようとした。 しかし、それをまりさが止める。 「ま、まって、れいむ!! まりさはどんなすがたになっても、れいむをあいしてるよ!! こどもがうめなくたって、ぜんぜんへいきだよ!! だいたい、まりさはさいしょからこどもなんてほしくなかったんだよ!! だから、れいむがきにすることないよ!!」 れいむが、帰っていく。まりさにはそれが、永遠の別れのような感じがした。 確信はない。しかし、まりさの勘はそう言って止まない 信じてもらえないならそれでも構わない、でも、自分の元を離れないでくれ!! まりさは、そんな覚悟でれいむに言葉を投げる。自分の本音を隠したまま。 しかし、そんな時、まりさの巣の周りがガサガサとざわめきを立てた。 なんの音だ? とまりさは訝しむと、音を立てる物体が、その姿を現した。 それはゆっくりの集団だった。 百だろうか二百だろうか? あるいは、森中のゆっくりが全員居るのではないかという数だ。 一体いつからいたのだろう? まりさは全く気づきもしなかった。 ゆっくりの集団は、ゆっくりまりさを囲んだ。れいむはその集団の中に入っていく。 れいむがゆっくりの輪に入ると同時に、輪から出てきたゆっくりが、まりさに近づいてきた。 ゆっくりぱちゅりーである。 しかし、このぱちゅりー、まりさの友人であるあのぱちゅりーとは別のゆっくりである。といっても全く関係がないわけではない。 実はこのぱちゅりー、まりさの友人のぱちゅりーの親にして、この森の全ゆっくりの長でもあった。 長ぱちゅりーは子ぱちゅりーに事件の概要を聞いて、まりさの巣に来ていたのである。 そして、まりさとれいむの会話を森のゆっくり全員で隠れて聞いていたのだ。 長はまりさのすぐそばまで来ると、悲しげな表情でまりさに語りかけた。 「むきゅ……まりさ、ぱちゅりーたちはとてもざんねんだよ……」 「な、なんなの、とつぜん?」 「れいむとのやりとりはぜんぶきかせてもらったよ。そして、わかったよ。まりさはうそをついたにもかかわらず、ぜんぜんはんせいしてないことがね」 「ゆっ?」 「すこしでもはんせいしていたら、ぱちゅりーたちはゆるそうとおもっていたよ。まりさはまだまだこどもだからね。 じぶんにどのくらいのちからがあるかなんてわからないだろうし、だまされてついていったほかのこにも、せきにんがないわけじゃない。 でも、まりさははんせいをしないで、うそじゃないとごうじょうをはった。 そんなまりさは、このもりのなかにおいておくわけにはいかないよ!! これよりうそつきのまりさにけいばつをあたえる!!」 長ぱちゅりーの言葉を機に、森の中でも一際屈強なゆっくりが5匹、まりさの周りにを囲むと、まりさが動けないように体を押し付けてきた。 まりさは同年代の他のゆっくりに比べて、多少大きくて力も強いが、完全な大人5匹に囲まれては、動ける筈もない。 「けいはゆっくりいばらのけい。これより、まりさをしっこうばしょにれんこうする!!」 長ぱちゅりーが言うと、先頭に立って刑の施行場所を目指していった。 続いてまりさと、まりさを囲んだ屈強な5匹のゆっくりが、まりさを逃がさないように、長ぱちゅりーの後に続く。 その後に、刑を見届けるべく、多くのゆっくりが後に続いた。 「ゆ、ゆっくりいばらのけい!? な、なんでまりさがそんなことをされなくちゃならないのおおぉぉ――――!!!」 まりさは叫ぶ。何とか逃れようと暴れる。しかし、大人ゆっくり5匹から逃げられるはずもない。 長ぱちゅりーは、やれやれといった感じでまりさに振り向くと、一言だけ呟いた。 「……そんなたいどだからだよ」 一行は刑の執行場所に辿り着いた。 そこでは、あらかじめ用意をしていたゆっくりが、一行を出迎えてくれた。 「ぱちゅりー!! よういはできてるよ!!」 刑の準備をしていた大人れいむが、長ぱちゅりーに近づき声を掛ける。 その大人れいむの後ろには、茨やイガ、鋭い石などが敷き詰められていた。 今から何が行われるか、容易に想像が出来る。 「ばちゅり――――――!!! なんでまりざが、ゆっぐりいばらのげいをうげなぐぢゃいげないのおおぉぉぉ――――!!!」 まりさは道中、狂ったように泣き叫び、前を行く長ぱちゅりーに止めてと懇願する。 しかし、長ぱちゅりーの意思は堅かった。 まりさが自発的に刑を受けないと分かるや、まりさを押さえつけていた屈強な5匹のゆっくりに「やってちょうだい」と命令を下す。 長の命令が下ると、5匹のゆっくりは、まりさを全員で担ぎ、「ゆ・ゆ・ゆー!!」の掛け声とともに、茨の中にまりさを投げ込んだ。 「ゆぎゃああああぁぁぁああぁぁああああぁぁああぁぁぁぁぁぁああ――――――――――――!!!!」 まりさが茨の中で絶叫を上げる。 普通に入ったのではなく、高いところから落ちたので、痛さも倍増だ。 すぐさま、そこから出ようとするも、茨の周りは大人のゆっくりが完全に固めており、まさしく蟻の入る隙間すら見当たらなかった。 まりさはあまりの痛さに、体を捻る。 しかし、ここでそんなことをしては逆効果。体中に茨が刺さり、さらに痛々しい悲鳴を上げる。 「だずげでえええぇぇぇぇ―――――!!!! れいぶううぅぅぅ!!! でいぶうぅぅぅ!!! だずげでええええぇぇぇぇえ―――――――!!!!!」 体に棘を刺し、絶叫と共に、最愛のれいむの名を口にする。 そんなれいむはといえば、子ぱちゅりー、ちぇん、みょんと共に、最前列でその様子を眺めていた。 全員が顎下に痛々しい火傷の跡を負っている。 子ぱちゅりー、ちぇん、みょんは、まりさに対し、積もりに積もった侮蔑の言葉を投げかける。 「むきゅ!! うそつきにはおにあいのすがたね!!」 「わかるよー!! まりさはもっとくるしめばいいよー!!」 「ちーんぽ!! まりさはゆっくりしね!! ちーんぽ!!」 れいむは言葉こそ掛けなかったものの、忌々しいものでも見るような目で、その様子を眺めていた。 そんなれいむと視線が交差したまりさ。 れいむのその目が、自分を憎んでいることが否応なく分かった。 まりさは絶望した。もう、ここにまりさの味方はいないのだと。 そんな刑が、まりさの命が無くなる寸前まで続けられた。 「むきゅきゅ!! ゆっくりいばらのけいを、しゅうりょうする!!」 長ぱちゅりーの言葉が出るや、茨の周りを囲んでいた大人のゆっくりは、全員その場を退いた。 まりさの皮はボロボロ、餡子も致死量まではいかないが、相当体外に排出した。 しかし、こんな茨の中にいつまでもいられない。 まりさは気力を振り絞って、茨の中から脱出した。 息も絶え絶え、体はボロボロ、早く傷を手当てしなければ、死んでしまうだろう。 しかし、まりさに手を授けるゆっくりは1匹も居なかった。 長ぱちゅりーは、そんなまりさの元に行くと、まりさに言葉をかけた。 「むきゅ!! まりさ、よくゆっくりいばらのけいにたえたね!! これによって、まりさのつみはゆるされたよ!!」 「……」 「もちろん、これからもむれにいてもかまわないよ!! でも、まりさがうそをついたというじじつはいっしょうきえないよ!! いままでとおなじようなせいかつはできないものとおもってね!!」 「……」 まりさは長の言葉に答えない。反論しない。 出来ないのだ。 自身の体がボロボロなのもあるが、なにより心が完全に折れていた。 自分は嘘をついていない。なのに、信じてもらえない。 それでも、他の全ゆっくりがまりさを否定しても、れいむ1匹が信じてくれさえすれば、まりさはどんな苦しい思いも耐えられただろう。 しかし、今やそのれいむも、まりさの味方にはなってくれない。 長ぱちゅりーが「てっしゅうする」と、群れに号令をかけると、ゆっくりたちはようやく終わったとばかりに、まりさを置いて離れていった。 れいむも、まりさを一瞥しただけで、何もすることなく群れの中に溶け込んでいった…… 後にはボロボロのまりさ一匹が残された。 まりさは完全に1匹になった。 「うーん……ゆっくりの世界もなかなかシビアだな」 こっそりと一連の様子を窺っていた男が、まりさを見て見て呟いた。 男からすれば、まさかここまで大事になるとは、予想もしていなかった。 男が考えた作戦。 まず、まりさに負けたふりをして、まりさの友人たちを家まで連れてくる。 そこで、戻ってきた時、初めて会ったふりをして、友人たちの目の前で、まりさをボコボコに痛めつける。勿論、殺しはしない。 その後、まりさが、お前たちを騙してここまで連れて来たと説明し、その友人たちを痛めつける。 今回は熱した焼きごてを、ゆっくりの生殖器に当てて、子供が産めないようにしてやった。 後は、そのまままりさと友人を巣に返せば、ミッションコンプリートだった。 こんな目にあったのはまりさのせいだとさんざん言いくるめておいたから、巣にもどればまりさは友人たちからハブにされるだろう。 その後、男はハブられたまりさに男の作戦を教え、最後に絶望を味あわせながら、殺してやる!! と、思っていたのだが…… ゆっくりたちの思考は、男の予想の遥か斜め上を行っていたようだ。 まさか、ゆっくりたちにこんな裁判と刑罰があったとは…… そんなことも想像できない俺には、虐待お兄さんの素質はないようだ。 男はまりさに言葉を掛けようかと思ったが止めた。 体はボロボロ、意識も半ば、一瞬で殺すほうが、どれだけ救われるか分からない。 せいぜい、最後まで俺の家に入ったことを後悔しながら死んでいくがいい。 男は、ゆっくりその場を後にした。 「ゆーゆゆゆ――ゆゆーゆーゆーゆっ!!」 男が家に帰る途中、里の道でゆっくりまりさの親子が歌を歌っていた。 親子の前には汚いカンが置いてある。 どうやら、最近下手な歌で里で迷惑をかけているという、歌って稼ぐゆっくりとやらだろう。 男がそこを通りすぎようとすると、立ち止まって聞いてもいないのに、親子は 「おじさん!! まりさたちのおうた、じょうずだったでしょ!! ゆっくりきいたんだから、おかねをいれてね!!」 とか、ぬかしてきやがった。 子ゆっくり達も続けて、「おかねをいれてね!!」と、ハモっている。 ゆっくり聞いてなんていないし、そもそも立ち止まってすらいないのだが、この態度。 幻想歌舞伎町にあるバーのポン引きよりタチが悪い。 そんなまりさの姿を見て、あのまりさに召使い扱いされた屈辱を思い出した。 まあ、ゆっくりなんてどいつでもいいだろう。 男はあのまりさを殺す代わりに親子を踏みつぶすと、家路をゆっくり戻っていった。 「はあ~!! 帰ったら家の掃除か……」 俺の書く制裁物は、全部ゆっくりが家に侵入するワンパターンものばっかりだな…… 少し自重しよう 今まで書いたもの ゆっくりいじめ系435 とかいは(笑)ありす ゆっくりいじめ系452 表札 ゆっくりいじめ系478 ゆっくりいじり(視姦) ゆっくりいじめ系551 チェンジリング前 ゆっくりいじめ系552 チェンジリング中 チェンジリング後① チェンジリング後② このSSに感想を付ける