約 3,515,435 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1797.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 859 ほりはり/コメントログ」
https://w.atwiki.jp/kmtwochi/pages/26.html
【いじめ】 夏魔 之場羅 -項目を選択-【専スレ$】【トレパク】【グッサー・海賊版】【キャラヘイト】【キャラ私物化】【商業アンソロ】【企業絡み】【いじめ】【オフ本関連】【DL販売】【webイベント】【岐阜ティー、干し芋】【おさわり禁止】【その他】
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1164.html
真実を知るということ 14KB 悲劇 観察 自滅 群れ ドスまりさ 自然界 独自設定 言葉攻め、ドスまりさ虐待? ※触発あき様著「ふたば系ゆっくりいじめ 534 ラストれいむロストホープ」よりインスパイアをいただきました。 インスパイアというかネタパクリに近いです。感謝と謝罪を同時にささげます。本当にごめんなさい。 ※anko334「ゆっくりできない理由」の続編になりますが、読んでいなくてもなんとかなります。 ※独自設定垂れ流し。 ※ご都合主義も垂れ流し。 ※相変わらず直接虐待皆無です。ゴメン。 ドスまりさは喜んでいた。有頂天といってもいい。 やっと、ほんとうにやっと知ることができる。 喜びに満たされながら、ドスまりさは街へと跳ねて行った。 ついに知ることができるんだ。どうしてまりさ達ゆっくりはゆっくりできないのかを。 「真実を知るということ」 必殺引篭り人 そのドスまりさはなかなか有能だった。群れのゆっくりもゲスがとても少なく、ドスまりさによく 従っていた。 近くの村で農作業を手伝い、野菜を分けてもらう日々。山の幸を集めてあまあまと交換してもらう 喜び。群れはじつにゆっくりできていた。ゆっくり達はそんなしあわせー!をもたらしてくれた ドスまりさに大いに感謝していたのだ。 しかしドスまりさは満足できなかった。ドスまりさから見ればそれは完璧なゆっくりではなかったのだ。 群れを養える限界を見極め、すっきりー制限を設けた。冬篭りのためにご飯を節約させた。雨が降れば 表に出ていたゆっくりを助けるため、いそいでお帽子を使って自分が傘になった。 それだけがんばっても、仲間は死んでいった。 春のうららかさの中、溜まっていた性欲を満たそうと黒ずんだ番がいた。 夏の暑さで水を飲む前に力尽きた子ゆっくりがいた。 秋の収穫を喜び、うかれすぎて鋭い石につまづき、あんよを大きく切り裂いたゆっくりがいた。 冬の寒さに耐え切れず、冷凍饅頭になってしまった赤ゆっくりがいた。 ありとあらゆることに負け、命を落としていく仲間達がいた。 群れは悲しみと喜びを行ったり来たりしていた。死を悲しみ、それを乗り越えようと赤ゆっくりを 作って喜んだ。赤ゆっくりが死んでまた悲しみが訪れた。それを埋め合わせようと必死に山の幸を 探し、あまあまと交換してしあわせー!を感じた。 ドスまりさはいつも考えていた。どうしたらゆっくりはゆっくりできるだろう。ひと時のしあわせー! では無く、ずっと続くゆっくりが欲しい。それを願うのは欲が深すぎるのだろうか? 群れのゆっくり達はドスまりさのつぶやきに首をかしげていた。今の生活でどうして満足できないのか と聞くゆっくりさえいた。人間さんと仲良くできているし、時々はあまあまも食べられるし、死んじゃう 子もいるけど、それでも群れはしあわせー!だよ?そう言ってくれるゆっくりもいた。 でもドスまりさは満足できなかった。欲が深かったのではない。ただ、知りたかったのだ。 どうして自分達ゆっくりは、ずっとゆっくりできないのか? なんで自分達にはふしあわせー、が訪れるのか? どうしたら、ふしあわせー、を避けられるのか。 ずっと、ずっと考えていた。 そしてある時、村でうわさを聞いた。街の研究所で働くお兄さんが「ゆっくりが不幸になるのは 理由がある」と発表したというのだ。 これだ!ドスまりさは思った。不幸になる理由を聞けば、ふしあわせー、を避けることができる。 そうすれば自分達ゆっくりはずっとゆっくりできるに違いない。 ついに夢がかなう。ドスまりさは街へ向かった。 「へえ、君が哲学兄ィの言っていたドスまりさ?まあゆっくりしていきなよ。」 ゆっくりしている暇は無い。はやく研究のことを教えてほしいとドスまりさは言った。 「ゆっくりのくせにゆっくりできない奴だね。まあいいけど。哲学兄ィの言ったとおり、本当に ゆっくりできない理由について貪欲なんだねえ。」 当然だ。自分はゆっくりだ。ゆっくりするためならどんなにゆっくりできなくても頑張る。そう ドスまりさは答えた。 「…まあ今の答えに矛盾を感じないんだから、それだけでもう答えみたいなものだけどね。 でも本当にいいのかい?」 何が? 「真実を知ることが、本当に幸せかな?よく言われることだけど、知らなかった方がよかったなんて 後で言われても困るんだけど。」 知った方がいいに決まってる。理由がわかればそれを避けることもできるから。 「…本当にそうかな?避けられることの方が少ないとは思わないのかい? まあいいか。知ろうが知るまいが変わらない事なんだしね。 あのね、ゆっくりがゆっくりできない理由、それはね…。」 ついに知ることができるんだ。ドスまりさは身を乗り出した。 「…ゆっくりは苦しみを食べる生き物だからだよ。」 …?何を、言っているの? 「ゆっくりはさ、絶望とか悲しみとか苦しさとか、そういうものを食べて生きているのさ。」 何を言っているの?ゆっくりはいもむしさんや木の実さん、きのこさんなんかを食べて生きている んだよ?馬鹿なの?死ぬの? からかわれたと思ったドスまりさは怒って言う。 「これは比喩表現さ。もう少し正確に言うと、繁殖するためにそういうものが必要ってこと。 僕の実験はね、完璧なゆっくりをゆっくりに与えるとどうなるのか、っていうもの。 衣食住、そして生存環境。すべてをゆっくりにとってゆっくりできるものに整えたんだ。 そうしたらどうなったと思う?」 きっと大きな群れに成長したはず。そしてその群れではれいむが歌い、まりさが踊り、ありすは 素敵な宝物をつくり、ぱちゅりーが賢者として振舞っているはず。 ドスまりさの夢、それが実現しているはずだと、そう研究お兄さんに言う。 「いやいや。それがまったく逆。なんとさ、群れが全滅!これには僕も驚いたね。 僕もね、君と同じようにきっと群れが大繁殖で大きくなると思ったんだ。確かに1世代目はそう だった。子供をたくさん作って群れを大きくしたよ。でもね…。 その次の世代は子供を作らなかったんだ。」 …わからない。どうしてゆっくりできるおちびちゃんを作らなかったの? そんなこと、ありえない。 「よく考えれば当たり前のことだったんだ。君達ゆっくりはゆっくりすることが至上命題。だから ゆっくりできる赤ゆっくりを求める。…ここまではいいよね? じゃあ全てがゆっくりできる場所では、果たして赤ゆっくりは必要なのかな?」 おちびちゃんは絶対に必要に決まってる!ドスまりさは言い切る。 「それがね、赤ゆっくりは必要ないのさ。考えてもみなよ。赤ゆっくりを育てるためにはとても 労力が要るんだ。赤ゆっくりはあまり動けないから食べ物を運ばなきゃいけない。ゆっくりできる ように手間をかけてやらなきゃいけない。それってさ、親はゆっくりできるのかい? 親がゆっくりできない努力をしてやらなきゃ生きられないのが赤ゆっくりなのさ。」 …ウソだ。おちびちゃんは一番ゆっくりできるゆっくりなんだ。ドスまりさの声が震える。 「ああそのとおり。でもそれはゆっくりできない場所での話さ。 ゆっくりできない場所では、赤ゆっくりの可愛さは物凄いゆっくり成分だ。それは認めるよ? でもね。 …本当のゆっくりプレイスではさ、赤ゆっくりってゆっくりできないものになるんだよ?」 ウソだウソだウソだ!ドスまりさは反抗した。心の中では認め始めていたけれども、反抗するしか なかった。 「ウソじゃないよ。だって親がゆっくりできないほど努力しないといけないんだよ?そんなの親に とってはゆっくりできないじゃないか。 ゆっくりプレイスの2世代目はさ、真の意味でゆっくりしている存在なんだよ。いままで ゆっくりできない事を一切感じたことが無い。そんな、本当の意味でゆっくりしているゆっくり なんだ。 そんなゆっくりがさ、赤ゆっくりなんてゆっくりできなくなるもの、欲しがるかい? もちろん答えはノーだよ。本当にゆっくりしたゆっくりは、赤ゆっくりなんていらないんだ。」 …じゃあなんで1世代目は2世代目を産んだの?ドスまりさは反撃の糸口を探す。 「お、いい質問だね。それはね、1世代目がゆっくりできない事を経験していたから。 ゆっくりプレイスにいたとしても以前に経験したゆっくりできない事が心の底に残っていたんだね。 だからそれを埋め合わせようとして、2世代目を産んだ。 つまりさ。」 つまり…? 「君達ゆっくりはさ、ゆっくりできない事を経験しないと赤ゆっくりを産めないってこと。 悲しみ、絶望、苦しみ、痛み。そんな事を経験するから子孫が産まれるのさ。 それを僕は『苦しみを食べる生き物』と形容している。」 ウソだ…。そんなはずは、ない…。ドスまりさは信じそうになる心を必死に食い止める。 「ウソなものか。何度追試しても同じ結果だもの。君達はさ、苦しみがなきゃ全滅するのさ。 もっと言えば苦しめば苦しむほどたくさん子孫を作るんだ。まあ当然だよね、全滅するかもって ほどの苦しみだもの、子孫を増やして対抗しようとするよね。 だから今まで僕ら人間がやってきたゆっくりの掃討って実は逆効果なんだよね。苦しませる と増えちゃうんだから。あ、ゆっくりにとっては増えるために必要だから良かったことなのかな?」 あはは、と悪気なく笑う研究お兄さん。ドスまりさの餡子が冷える。この人間さんは、何を笑って いるのだろう…? 「その考えを推し進めると虐待鬼威惨ってのもゆっくりにとっては必要なものなのかもね。 鬼威惨がいればいるほど増えるんだからさ。」 深いよねー、とうんうんうなずく研究お兄さん。その姿は無邪気そのものだ。 「…あれー、どうしたの?もしかして信じないの?」 …信じられるわけが無い。自分達が、苦しみを必要とするなんて。そう怒気をはらませて言う ドスまりさ。 「…じゃあさ、君が試せばいいよ。それなら信じるだろう?」 研究お兄さんは注射器とアンプルを取り出してそう言った。 「これはさ、君の寿命を延ばす薬。で、こっちは君の『ゆっくりオーラ』を強化する薬。 これがあれば群れをずっと率いていける。そうして君がゆっくりプレイスを作るんだ。 それと君のゆっくりオーラはさ、実は植物にも効くんだよ。それを強化すれば成長促進になる。 強化されたオーラでゆっくりと植物、両者をゆっくりさせてやるといい。 そして君自身の目で、実験の結果を見ればいい。」 さあ、どうする?無邪気な目でドスまりさを見る研究お兄さん。 「…どうしたの?真実を知るのが怖い? まりさ、君が思うことが正しいと信じるなら、僕の提案を受けられるはずだ。 もちろん断ってもいいよ。でもそのときはさ。」 どうなるの…?ドスまりさは怯えながらも聞く。 「…僕の言ったことがずっと心に棘として刺さるのさ。そして事あるたびに君の心が痛みを感じる。 そして後悔するのさ。僕の提案を受けていたら、本当のことを知れたのにってさ?」 その言葉に悪意はなかった。そしてもちろん善意もなかった。…だから怖かった。 …怖かった、だがドスまりさは…。 「ねえ、あっちのむれにドスがいるんだって!そのどすはすごーくゆうのうで、どんなゆっくり でもゆっくりさせてくれるってきいたよ!」 「すごいんだぜ!れいむ、まりさといっしょにそのどすのむれにいくんだぜ!」 2匹のゆっくりがドスまりさの群れへと向かう。 「ようこそ、ドスのゆっくりプレイスへ!ゆっくりしていってね!」 「「ゆっくりしていってね!」」 そして群れは繁栄した。だが10年後、そこに群れはなかった。全滅していた。 (どうだい、結果は?) そこにいないはずの研究お兄さんの声が聞こえる。 (僕の言ったとおりだろう?信じる気になったかい?) …信じない。これは何か失敗しただけ。次は違う。 (そうかい。じゃあもう一回試してみることだね。…まだ自分を信じられるなら、ね?) そうして数十年が過ぎる。 「ねえ、むこうのやまにとってもとかいはなドスがいるらしいわ。すごくゆうのうでどんなゆっくり でもゆっくりさせてくれるって。 でも、そのドスはいつもないてるんですって。なんでかしらね?」 「わからないみょん。でも、ドスのいるむれならゆっくりできるみょん。さっそくいってみるみょん!」 2匹のゆっくりがドスまりさのいる山へと向かう。 「まりさのむれに、ぐすっ、ようこそ!ぐすん…。ゆっぐり、じでいっでねっ、ゆわーん!」 「「ゆ、ゆっくり、していってね…?」」 泣き虫のドスまりさのうわさは瞬く間に広がり、群れは繁栄した。ドスは確かに有能で、その山は 豊富なえさに恵まれたゆっくりプレイスだった。 しかし10年後、そこに群れはなかった。 (それにしてもさ。哲学兄ィも無責任だよね。ゆっくりが変化すればいいとか言っちゃってさ。) そうだ。それがある。ゆっくりの体が強ければ死ななくてすむ。そうすれば、そうすれば…。 (それってさ、つまりはゆっくりできるってことでしょ?完璧にゆっくりできたら赤ゆっくり なんて作らなくなるのに。哲学兄ィは間違ってるよ。) 間違ってなんか無い。きっとお兄さんの言うとおりなんだ。まりさ達ゆっくりが変化すれば きっと…。 (あのさ、変化のためにはさ、進化が要るよ?でも進化ってさ、積み重ねでね。以前の特質も 受け継ぐんだ。つまりはさ、君達は苦しみを必要とする特質をさ、ずっと引きずるんだよ) 違う、違う、違う…。 ドスまりさは頑張った。みんなをゆっくりさせるために力を振り絞った。 ありとあらゆる災害から身を守る方法を教えた。自分で穴を掘ったこともある。 捕食種を掃討した。ゆっくりオーラで植物を豊富に育てた。 ゆっくりプレイスを作った。そう、完璧なゆっくりプレイスを。 「なあ、あっちのもりにドスがいるらしいぞ。そのドスはとてもゆうのうなんだそうだ。 らんといっしょにいかないか?」 「らんしゃまとなら、ちぇんはどこへでもいくよー。ちぇんもそのおはなしきいたけど、どすは とってもつんでれさんだっていうよー。まりさなのになんでだろうねー。わからないよー。」 2匹のゆっくりがドスまりさの森へと向かう。 「なんでまりさのところにくるのっ!?まりさは、まりさはむれなんかもちたくないのに! ゆっくりしていってねっ!?」 「「ゆっくりつんでれっていってね!」」 ドスまりさはプリプリ怒りながらも、求めてくるゆっくりを受け入れていった。 群れは繁栄し、そして10年後には滅びていった。 何度やっても同じだった。群れははじめは繁栄した。そして2世代目が産まれると急速に 衰退していった。 ゆっくりプレイスがゆっくりできればできるほど、衰退は早かった。 そう、研究お兄さんの言うことは真実だった。 そしてあっという間に100年が過ぎた。ゆっくりにとっては気の遠くなるような長い年月だ。 「ドスは…、もう疲れたよ…。」 幾度もの興亡を見たドスまりさは完全に衰弱していた。信じていた『完璧なゆっくり』。それは 幻だった。幻どころが悪夢だった。…どうして、どうしてこんなことに。 ゆっくりは何もしていない。何も悪いことをしていないのに、どうしてこんな酷いことになるんだ。 ドスまりさは考える。考えに考えて、そして答えを見つけられずに絶望した。 崖の上でドスまりさは考える。こんな時、あの研究お兄さんはなんて言うだろう? (…それはね、まりさ。意味なんてないんだよ。) …意味なんて、無い…?そんなはずは…。 (どうして意味があるなんて考えるのかなあ?僕にはわからないよ。 意味が無くて、どうしてダメなんだい?君は人間が投げた石が三角形に落ちたからって、それに 意味を求めるのかい?…そんなの無駄だよ。たまたまそうなっただけ。 どうしてそんな答えで満足しないのさ?) だって…、意味はきっとあるはずだもの…。理由があって、それを避ける方法があって…。 (無いよ。避ける方法なんて無い。そんなのがあるほうが少ないんだ。 同じように意味だってない。意味の無いことの方が多いのさ。 確かに生き物はさ、意味を考えるよ?だってそうしないと失敗を繰り返すからね。 因果関係を掴むことのできない生き物は死ぬしかない。だから君も、人間も、意味をもとめる。 でもさ、それに振り回されちゃダメだよ。意味の無いことも存在するんだ。 …君の悩みもそれと同じだよ。) 意味が無いこともある…? それはドスまりさの胸を突く言葉だった。そうだ、意味なんて最初から無かったんだ。 ゆっくりが、繁殖するのに苦しみが必要なこと。それには、意味はないんだ。 あるとすれば、それが必要だから、というただそれだけのことなんだ。 (そうだよまりさ。苦しみがあるから増える。それはさ、人間の言葉で言えば進化の過程で得た 特質さ。進化ってのはさ、でたらめさのことでさ。でたらめに掴み取ったものの積み重ねが進化 なんだよ。だからさ、もう苦しまなくていいんだ。君の悩みはさ、悩みじゃないんだ。 ただ、進化が選んだ道筋ってだけなんだ。) そうだね、きっと意味なんてない。でたらめなんだ。自分達ゆっくりはでたらめ。 それでいいよね。 ドスまりさは答えを得た。そして、高い崖からお空を飛んだ。 朝、犬が求めるままに4時間半も散歩をすると、こういうワケワカメな考えが頭に浮かびます。 5時半に起きて朝メシ喰わずに歩いて、家に着くと10時。アッタマおかしくなるっつーの! 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 544 モチモチを生かして ふたば系ゆっくりいじめ 509 おかされいむ ふたば系ゆっくりいじめ 464 ゆ身売買 ふたば系ゆっくりいじめ 387 れいむはよげんしゃ ふたば系ゆっくりいじめ 248 ゆっくりできない理由 ふたば系ゆっくりいじめ 220 ゆっくりスクール【ゲス更正編】 ふたば系ゆっくりいじめ 216 子まりさの反乱 ふたば系ゆっくりいじめ 182 どすすぱーくをうつよ! ふたば系ゆっくりいじめ 177 人間の畑だと説得してみよう ふたば系ゆっくりいじめ 147 陰口 ふたば系ゆっくりいじめ 111 効率化の道 必殺引篭り人の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る まあゆっくりSSは、俺設定おkがルールだし、この世界のゆっくりは こういう生物(ナマモノ)だったってことで。 こういうSSは、話の中で論理のつじつま合わせがあってればおk。 それにしても、ちょっと俺理論を披露したかっただけの話で、 ストーリー的にいまひとつだけど。 -- 2016-01-17 20 25 26 虫とかネズミなんかの弱い生き物は沢山子供を産む 虎とかキリンなんかの強い生き物は沢山は子供を産まない 弱いとどうしても何匹も死ぬから沢山産まないといけないが 強ければその必要は無い ゆっくりにとって(強さ=ゆっくりしてるか)だから さいっこうっにゆっくりしてるゆっくりは子供を産まない すっごい極端だけどこうとも考えられるかも 長文失礼 -- 2014-07-11 21 07 11 なんか長文多いなww -- 2013-05-01 16 03 55 ↓↓↓そういう未発展地域を見下すような考え方良くないよ。思想は自由だけどおおっぴらに主張するのはやめた方が良い。教養無い人だってばれちゃうから。 万国共通で避妊具が安く簡単に買えるとでも思ってるの?子供を作ることに対する考え方も日本とは違うのに、そんなことにも考えが及ばないバカなあなたにバカなんて言われる筋合いは無いと思うよ。 教育水準の話なんて親が金持ちの日本人が勝手に言ってるだけで、日本よりGDPGNP断然低いのに日本より質の高い教育ができてる国はあるよ。 -- 2011-02-04 00 13 42 究極完全生命体は、子孫を残す必要が無いって話を連想したな。 弱者は繁殖力で自然競争に挑んでるんだよ。 別に意味を求めず生きていけば… まぁ、ゆっくりはゆっくりしていけばいいよー -- 2010-10-16 14 01 52 インドの乞食階層・アフリカみたいな環境に生まれさせられる子供達なんか本当に苦痛に満ちた 人生しか待ってないもんな 完全な悪循環に陥っているし貧困から抜け出すことなんか不可能じゃないか? それに比べたらゆっくりの方がはるかにいいよ 「おたべなさい」で苦痛もなく死ねるし死体は残さず 食べることができるし、餡子脳ゆえに自分の悲惨な現実を直視しなくても生きていけるんだもの -- 2010-08-09 22 35 46 ド田舎や途上国は娯楽がエッチしかないからボロボロ子供ができちゃうんだねーゆっくりみたいなんだねー 貧乏子だくさんなのは娯楽はあっても遊ぶお金がないからお金のかからないエッチを娯楽にしちゃうんだねー 子供が増えたら養育費や生活費が大変なんだねーでもバカだから目先がきかないのかなー避妊しないのかなー 教育水準は経済力に比例するって文科省か厚労省が言ってたよー悲しいんだねーわからないよー -- 2010-08-08 00 43 53 ゆっくりが基本的に近い将来のことですらまったく考慮しないナマモノだということを忘れてないか? そもそもゆっくりは「生きる」よりも「ゆっくりする」を最優先させるナマモノだろ 「死ぬ」と「ゆっくりできなくなる」から死にたくないってだけの話だし ゆっくりできればもうそれだけで大満足であって生存本能なんてほとんどないに等しい 一生懸命生き抜こうとする他の生物を一生怠惰に生きれればいいという饅頭ごときと同列に語ること自体失礼すぎる -- 2010-08-05 08 41 58 マクロ的過ぎる吊り橋理論ってことか? 大局的に見て種の存亡に関わるから子供を多く残そう、って発想に繋がるという訳か 逆の視点からすれば、現時点で恵まれているから即時的に種が滅びるわけではない、だから子孫を積極的に残す必要はない、と なんか相当微妙な論理だと思うけどな 貧乏人がなぜ子沢山なのかと言えば、それは単純に働き手が欲しいからだし そもそもゆっくりは多産多死なんだから、ネズミと同じで2匹置いとけば勝手に増えてくような生物だろうよ 「ゆっくり出来ているから子供は要らない」なんて論理は成立しがたい気がするぜ -- 2010-08-05 03 18 43 逆境にあると子孫を残そうとする機能が強く働くって、人間を含めたほぼ全ての生物に当てはまるんじゃないかな。 先進国で少子化が激しく、途上国で人口爆発が起こる…ゆっくりも人間も変わらんな。 -- 2010-07-10 17 44 39
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2359.html
まりさの思い出 7KB 虐待-普通 愛で 飼いゆ 野良ゆ 現代 虐待人間 愛護人間 雪原のまりさの続編です やはり短いです 『まりさの思い出』 虐待普通 俺設定満載です 『雪原のまりさ』の続きです 『まりさもおにいさんみたいにおもいでさんをとりたいんだぜ』 撮影旅行を終え帰宅して何を思ったのかまりさが突然こんな事を言い出した。 しかし自称プロのカメラマンの飼いゆであるのだから写真に興味を持ってもらう事は嬉しかった。 ゆっくりの視点での写真にも興味が湧いたので実験的に撮らしてみる事にする。 『ぐぎぃ・・・・ゆゅ・・・おもいん・・・だぜ』 判っていた事ではあるがデジタル一眼レフはゆっくりには重すぎた。 通販で購入したペン型のデジカメを改良する事にする。 まずはレンズの場所だが視点を再現するにはまりさの目の付近につけないとならない、これは帽子の縁に固定する事にした。 レンズが帽子についた時点で本体は帽子の中に入れて固定、リモコンスイッチはおさげに括りつけて咬む事でシャッターを切る。 試作であり耐久性は後日の課題としてまりさにテスト撮影をしてくるように言うと喜んで散歩に出ていった。 「さてはて・・・・どんな物を撮ってくるのやら・・・・楽しみのような不安のような」 まりさはとりあえず何時もの散歩コースを回る事にした。 まずは近くに居ついているありすに出会う。 『ゆっくりしていってね!』 『ゆっくりしていってね!』 『ありすをまりさのかめらさんでとらしてほしいんだぜ』 『かめらさん?』 人の道具の知識は無い野良であるありすは首を傾げる。 『おもいでさんをかみさんにのこすどうぐなんだぜ』 『とかいはねおねがいするわ』 『まかせるんだぜ』 大雑把な説明であるが同じゆっくりだからか何故か通じる。 『ちーずなんだぜ』 ブロォォォォォー ぶちゅ ォォォォォォォォ カシャ 『ゆ”ゆゅゅ!ありすぅぅぅぅっぅぅ!!!』 道路で撮影回なぞをしたが為にありすは車に轢かれてしまった。 気を取り直し散歩を再開する。 今度はここれでは見た事のないれいむを見つけた。 今度は離れた場所から撮影する事に・・・・ 『じじぃはきゃわいぃれいむのどれいにしてあげるよかんしゃしてね』 「・・・・・・・・。」 『ぐずはきらいだよ!はやくあまあま「死ね!」ゆ”ゅゅゅゅ!!!』 カシャ れいむは鬼井山に潰されてしまった。 『まただめだったんだぜ・・・・』 どうも上手く撮影に成功しない、落ち着いて撮れるようにこの時期はまだ人のあまり来ない河川敷で頑張る事にしてみる。 まだ冷たい風が吹くためか人はまったくいなかった。 川端まで行くと水面にプカプカと浮かんで野良まりさが水草を取っている。 ここなら鬼井山も居ないし自動車も来ない、これなら!とまりさは野良まりさを被写体にする。 『まりさ~ゆっくりしていってねぇ~』 『ゆゅ?ゆっくり・・・ゆ”ゅゅ!!おーるさんゆっくりもどって・・・』 ドポン カシャ まりさの知り合いのいつも元気一杯のちぇんが撮影しようとしていたまりさを見つけ元気に挨拶する。 これを野良まりさが反応してしまいオールを落としてしまい慌てて川に落ちてしまった。 『ゆゅ・・・またしっぱいなんだぜ・・・』 『まりさはなにやってるの?わからないよ~』 『ゆ?まりさはおもいでさんをあつめているんだぜ』 『おもいでさん?わからないよ~』 やはり野良には道具に対する知識が無いと言うかまりさの説明のしかたが雑だった。 その後、雰囲気で理解したのかちぇんも撮影する事になった。 今度は普通に河川敷に設置してあるベンチの上でちぇんを撮る。 『うごかないでほしんだぜ』 『わかったよ~』 『ちーずなんだぜ』 バサバサバサ カプ バサバサバサバサ~ カシャ 『わがないよぉぉぉ~』 撮影する瞬間にちぇんは烏に攫われていった。 『ゆ”ゆ”!じぇーーーーーーーーーん』 何度やっても撮影に成功しないどころか仲間を何匹も失っていく、まりさは少し落ち込んでいた。 落ち着くためにいつもの公園で休憩する事に・・・・・ 『ゆっくりしていってね!』 『ゆっくりしていってね・・・』 公園には野良が沢山住み着いてはいたが大半は知り合いである。 まりさを見かけた仲間は皆まりさに声をかけてくれる。 流石に今日は友達2匹を亡くし、見知らぬとは言え他のゆっくりが永遠にゆっくりしてしまう瞬間を目撃してしまったのだから元気がなかった。 『むきゅん?どうしたのまりさ?』 ぱちゅりがまりさに元気がないのを気にかけてくれた。 『まりさにはおもいでさんをのこすしかくがないんだぜ・・・・』 『むきゅうぅぅぅ・・・・』 また経緯をすっ飛ばした返答をするまりさ でもまりさが落ち込んでいるのは分かってはくれたようだ。 『まりさはわるくないとぱちゅはおもうわ』 『でもみんなえいえんにゆっくりしちゃったんだぜ・・・・』 詳しい事情を聞いたぱちゅりーはまりさを慰めてくれた。 『むきゅん!ちぇんたちはうんさんがなかっただけよ。うたがうのならぱちゅをおもいでさんにしてみて』 ぱちゅりーはまりさに自ら被写体になる事を申し入れる。 まりさはぱちゅりーの厚意が嬉しかった。 『わかったんだぜ!おねがいするんだぜ』 ぱちゅりーを撮る事で名誉挽回のチャンスを貰う事にした。 まりさは今度こそカメラにおもいでさんを残すべく安全で確実な場所を探す。 考えに考えぬいた結果、ぱちゅりーをまりさの家に連れて行きおにいさんに手伝って貰う事にした。 『まりさのおうちまできてほしいんだぜ』 『むきゅん。わかったわ』 こうして二匹してポインポインと跳ねて帰宅した。 自宅につくと撮影した写真の整理をしていたお兄さんに説明し手伝って欲しい事をお願いする。 まりさのカメラに写っていたものを確認したお兄さんは思わず呟く 「お前は決定的瞬間を撮る才能が有るなぁ~」 写っていたのは・・・・・ タイヤに身体の半部を踏まれ顔が限界まで中身のカスタードで膨れて弾ける瞬間のありす 鬼井山に真上から踏み抜かれて餡が目口から噴水の如く吹き出ているれいむ 半身を水面に突っ込み沈む瞬間のまりさ 烏の嘴に咥えられる瞬間のちぇん どれも人でもピンポイントでは撮れない写真ばかりだった。 しかしこんな事でまりさの自信を無くしたくはないのでお兄さんはまりさの撮影を手伝う事にする。 まずはお兄さんの静物撮影用の作業代にぱちゅりーを乗せる。 そしてまりさが撮りやすいように丁度良い高さに撮影の台を作ってやった。 「これならどうだ?」 『ゆぅぅ~ありがとうおにいさん。これならおもいでさんをこんどこそのこせるんだぜ』 感謝の言葉を述べるまりさ、今度こそ撮影に成功しそうだ。 「ぱちゅりーは動くなよ、悪いなまりさにつきあわせてしまって」 『むきゅん!いいのよおにいいさん、ぱちゅはまりさのおともだちだもの』 『ゆゆゅ~ありがとうなんだぜ~』 こうして準備が整いカシャカシャと何度もシャッターを押すまりさ。 できた写真をすぐにプリントアウトしてやりまりさのベットの側に張ってやった。 『ゆゅ~ありがとうなんだぜおにいいさん。ゆっくりできるんだぜ~』 『むきゅん!とてもゆっくりしてるわ~』 どうやらぱちゅりーもまりさも満足できたようだ。 撮影も無事終わりお兄さんはまりさに尋ねる。 「でまりさはこのままぱちゅりーに帰ってもらう気か?」 『ゆゆ?』 理解できない様子のまりさ 「なんならぱちゅりーも置いてやってもいいぞ、なかなか賢そうだし撮影旅行に行っても留守番くらいできるだろ」 お兄さんの提案に驚き喜ぶまりさに対しぱちゅりーは困惑した様子で尋ねる。 『ぱちゅはのらなのよ?いいのおにいさん?』 「あぁ面倒みるのが一匹からに二匹になった所で手間は大して変わらないし、これだけまりさを事を思ってくれる友達だ大事にしてやらんとな」 こうしてぱちゅりーも愛でたく飼いゆとなる事となった。 予想どうりこのぱちゅりーは賢く少々の撮影旅行で家を空けてもしっかり留守番をちゃんとこなしてくれた。 そのうちまりさとの間に子供もできるだろう、そうなれば出かけても寂しくもなくなる。 まりさの最初の作品は被写体と共にまりさの宝物となった。 雑誌の裏に載っていた通販のペン型カメラを見て思いつきで書きました。ゆ虐がないとゆっくりできなとあったのでどうにか加えられないかと思案した結果こう言う形になりました。 あいかわらず可笑しな文章ですがご了承ください。 これまで書いた物 ふたば系ゆっくりいじめ 1097 ゆ虐ツアー ふたば系ゆっくりいじめ 1111 ゆ虐ツアー お宅訪問編 ふたば系ゆっくりいじめ 1116 雪原のまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 1122 ゆヤンワーク 挿絵 by儚いあき トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 最後のほうぱちゅりーを飼ってあげたお兄さん優しい -- 2017-01-27 17 27 55 あばばばばっばあばばば -- 2012-09-21 19 32 54 愛でと虐待のバランスがいいね! -- 2011-10-09 21 30 14 呪われてんじゃねえかってぐらいの不幸の連続w 面白かった! -- 2011-09-28 14 53 39 しゃしんにうつるとたましいさんがとられるよ! という噂がゆっくりの間にまことしやかに広がりそうだ -- 2010-12-12 16 06 42 ゆっくりが話す近距離かつ同じ目線 人間には難しいな でもこれって、頭の良いゲスと取引して ゲスにカメラセット→街中をローアングルで撮影し放題→桃色の思い出さんは盗撮お兄さんのあまあまと交換 って犯罪の臭いがぷんぷんしてくる -- 2010-09-19 18 00 00 このまりさ天才だわw ぱちゅも野良なのに賢くて可愛いな これからも、(ゆ虐的な意味で)素敵な思い出さんwを撮ってくれまりさw -- 2010-07-28 04 08 10 途中まで、被写体を不幸にするカメラかと思った。木曜の怪談みたいな。 -- 2010-07-19 21 03 28
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2570.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 1229 雨宿り/コメントログ」 ざまぁゆっくり! -- 2010-07-07 06 53 32 雨はゴミを掃除してくれるからいいね -- 2010-07-11 23 43 50 まりさかわいそう。 -- 2010-07-14 00 15 20 早い者勝ちだよw -- 2010-07-20 03 38 27 最近ゆっくりいじめから流れてきたのが多いなと思う。 -- 2010-07-31 02 57 12 まりさは少しもかわいそうじゃないよ。 -- 2010-08-31 11 32 11 下から三番目の人 なぜ愛護派の人間が虐待SSを読んで感想を書いてるのか -- 2010-11-10 13 12 01 制裁モノ目当ての人なんだろう。 -- 2010-12-17 16 39 04 とっとと別の場所に雨宿りにいけよw -- 2011-01-13 09 21 50 上から三番目 別に愛護派でなくとも、単に罪の無いゆっくりが理由なくくたばるSSでは楽しめない人もいるんだよ。 このお兄さんに虐待への愛がないから、まりさに同情しちまう。 -- 2011-07-14 20 29 27 に~やに~やどーがっ -- 2011-10-11 01 06 38 ここは虐待ssだ。ゆっくりは死もしくはそれに近い苦痛を与えられう場所だ。 ゆっくりがそうなるのは当然で、その中でごく一部が生き残る可能性があるだけだろう。 故に可愛そうなのは当然であり、何故かわいそうなのかと言わないと、一つの感想と取られずにいわれのない批判を受ける結果となる。 まぁ、俺はもっと苦しむ描写があってもいいとは思ったがな。 -- 2011-10-20 03 27 52 ↓そうだね、雨水に濡れ徐々に体をふやかしつつ溶けゆく恐怖に怯え 泣き喚きながらゆっくりする描写が欲しかったね。 -- 2011-10-21 03 13 51
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1475.html
おうちは誰の物? 19KB 虐待-普通 制裁 自業自得 ツガイ 野良ゆ 現代 虐待人間 おうち宣言もの お気軽にお読みください ・今回の話は暇潰しにピッタリ!・・・かな? では、ゆっくりしていってね!!! 「「ゆっくりしていってね!!!」」 家に帰って部屋に入った途端に、けたたましい声が響いた。 何事かと辺りを見渡してみれば、そこには荒れ果てた部屋とクソ饅頭が二匹。 白黒帽子、紅白リボン、片方の頭に蔓が生えてそこに小さな実が出来ている。 そんな違いは関係がない、些細な物。クソ饅頭はクソ饅頭だ。 おそらく今朝急いでたせいで玄関以外の、窓と門の鍵を閉め忘れていたのだろう。 そういえば今日は両親も旅行に行くとかで、家には誰も居ないんだった。 よくもまんまと入りおおせたものだ。 (やられた―――このヤロウ、よくも・・・) しかしどれだけ憤ろうとも、この馬鹿饅頭たちにそれが通じるわけもない。 「ゆっ、にんげんさんだよ、まりさ!」 「ほんとだ!にんげんさん、ここはまりさたちのおうちだよ!! にんげんさんはゆっくりできないからさっさとでていってね!!」 ほら、これだ。っていうか、最初言ってた事と違うくね? まあそれもどうでも良いことだ。 そしてこれも無駄な事だろうが、一応言っておく。 「あー、よく聞けクソ饅頭。ここは俺の家だ。 お前らが勝手にどう言おうが、それは変わらんぞ?」 「なにいってるの?ここはにんげんさんがつくったおうちだけどだれもいなかったんだよ! れいむたちのおうちにするよってちゃんといったけどだれもなんにもいわなかったよ!!」 「そうだよ!!ここはまりさたちがやっとみつけたゆっくりぷれいすだよ!! すてきにこーでぃねいとしてあげたしいままでのおうちとはちがってゆっくりできるよ!!」 「ここでゆっくりたくさんおちびちゃんうもうね!!」 「ゆゆ~ん♪ゆっくりしたおちびちゃんたくさんうまれてきてね!」 このとおり、全く聞かない。 ―――やれやれ。自業自得とはいえ、面倒臭い事になった。 まあだからと言ってやる事は何も変わらないのだが。 「・・・そうか。なら―――」 「ゆっ!?おそらをとんでる―――ゆ゛げっ!!」 「まりさ!?や、やめてね!さわらないでね!あっ、おそらをとんでる―――ゆぎゃん!!」 手早く奴等を掴んで外の庭に放り投げた。糞袋どもは痛みのせいで、呻いて動かない。 残念ながらドサクサにまぎれて糞袋の素をヘシ折ることは出来なかった。 そんなクソ饅頭を、馬鹿を見るような目で見下ろしながら俺は大きめの声で言う。 「ここを俺の家にするよ!!間違っても汚い野良ゆっくりの家なんかじゃないよ!! ・・・よし、誰も言い返さないな。じゃ、ここは俺の家な。さよなら、クソ饅頭。とっとと野垂れ死ね」 そしてゆっくりが痛みと驚きで何も言い返せないうちにお家宣言を済ませた。 はい、終わりました。とでも言うように窓を閉めようとしたが、クソ饅頭が食い下がってくる。 「ま、まってね!そこはまりさたちのおうちだよ!」 「はあ?じゃあ何でさっき俺が宣言した時にそう言わなかったわけ? 今更終わってから言うとかなんなの?バカなの?死ぬの?生きてて恥ずかしくないの?」 「に、にんげんさんがれいむたちをおそとにおいだすからでしょ!?ずるいよ!!」 「なんでそれがずるいんだよ。そうしちゃいけないって決まりでもあるわけ? ないよな?悔しかったら同じ事してみれば?まあ家に近づいた瞬間に殺すつもりで蹴飛ばすけど」 「「ゆぐぐ・・・」」 言葉に詰まる糞袋。所詮ヤツらの知恵などこんなものだろう。 しかしこのまま放っておいても消えそうにない。 万が一、そのままここで餓死されても困る。後片付けが面倒くさいのだ。 バスケットボール大のゴミ饅頭の片付けなど断じて御免被る。 やれやれ・・・こういう回りくどいやり方は面倒くさいんだけどな。 「仕方ないか・・・じゃあ、ここをお前達の家にしてやろうか?」 俺の言葉を聞いて、急に目を輝かせる糞袋ども。 「ゆっ!?ほんとう?れいむたちのおうちかえしてくれるの?」 「やったねれいむ!!やっとにんげんさんもわるいことしたってみとめたんだね!!」 「ゆゆ~ん♪やっぱりせいぎはかつんだね! れいむたちきぶんがいいからとくべつににんげんさんはゆるしてあげるよ!! でもゆっくりできないからにんげんさんはさっさとおうちからでていってね!」 「それとついでにおわびとしてあまあまよこしてね!!たくさんでいいよ!」 言いたい放題の二匹。 精々今のうちに吠えていろ。本題はここからだ。 「まあ何でもいいけどな。家にするなら気をつけておけよ。 これから少しでも気を抜けば俺がここに来てお家宣言するから」 「「ゆ゛っ!!?」」 驚いて固まる二匹。当然の反応だろう。 が、かまわず続ける。 「お前達が寝ている間でも、お外に“ぴくにっく(笑)”に行っている時でも、 勿論餌の確保のために狩り(笑)に出ているときでも、気を抜けばいつでもするからな。 今度は絶対チャンスはやらないから精々気を張っておけよ」 「ゆっ、ゆっ、ゆっ・・・?」 あまりの展開にどうやら混乱しているようだ。 仕方がない。解りやすく説明してやろう。 「やれやれ・・・おまえたちはこのままゆっくりした家さえあれば生きていけるのか? 寝ずにずっと誰か入ってこないか見張ってられるか? チビが生まれたとして、やつらは我侭だぞ?ずっとこの家の中だけで我慢して過ごせるのかな? お前達だって、ずっと外に出ずに生活するなんて無理だろう?おうちは篭る為のものじゃないんだから。 それにここにはお前達の手が届くところには食料なんか無いぞ?外まで取りにいかなくちゃな。 見たところ留守番を残す余裕があるほど、お前等狩り(笑)が上手いわけでもないんじゃないか? なら全員が食料集めに出て家から誰もいなくなる間、誰かがお家宣言を止めてくれるのか? チビだけ残してもまるで役に立たないだろうし、逆に侵入者にあっけなく、無残に殺されるだろうな。 ただでさえさっきのように簡単に放り出されるのに、お前達にこの家を守る事が出来るのかな・・・? 答えは全てNOだ。お前たちにこの家を守る方法なんて一つもない。 例え俺が追い出さなくてもそこらのゲス饅頭に入られて、追い出されて、下手すりゃ殺されて、それで終わりだ。 当たり前だよな。だって侵入者を防ぐ方法なんか、お前達には無いんだから。 試しに今の立ち位置を俺と入れ替えてみるか?まあ十秒と掛からずに今の状況に戻るだろうけど」 糞袋は今の俺の話をたっぷり数十秒ほどかけて理解し、慌てふためいた。 「ゆっ、ゆっ、ゆっ。れいむ、どうしよう!!ゆっくりしたおうちさんなくなっちゃう!!」 「まりさおちついてね!!・・・そうだ!けっかいをはればにんげんさんなんか「無理だね」ゆ゛っ!?」 紅白糞袋の提案を俺は一瞬で遮って叩き落した。 「お前の言う結界ってヤツは、あれだろう? 木の棒入り口に立てかけただけの、わけの分からん粗末なやつ。 あんな物は人間が一払いすれば吹き飛ぶし、そもそもどうやって枝を立てかけるんだ? この窓はお前よりも何倍も大きいぞ。これを塞ぎたいなら、でっかい木の幹でも持ってこないと到底無理だな」 「ぞ、ぞんなぁ・・・」 紅白糞袋が一気に沈み込んだ。 それならば、と白黒糞袋が躍り出る。 「じゃあほんとはいやだけどにんげんさんをどれいにしてあげるよ!! まりさたちをおそとにつれていったりあまあまよういしたりしてね!!」 何かと思えばそんなものか。 糞袋の提案を鼻先で笑い飛ばして、俺は言う。 「ハッ。あのなぁ・・・俺をわざわざ招き入れてどうするんだよ。 奴隷もなにも前提から狂ってるぞ、それ。 ちゃんと人の話聞いてたか?どうしようもない馬鹿だなお前。バカ。バーカ。」 「う゛う゛う゛ぅ゛ぅ゛!!ばでぃざばがじゃな゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!!」 思いっきり小馬鹿にされて悔しそうに唸る馬鹿を余所に、 多少立ち直った紅白糞袋が体中を妙な汁で濡らしながら尋ねてくる。おそらく涙のつもりだろう。 「じゃあどうやっだらごのおうぢとられなぐでずむのおおぉぉ゛ぉ゛!!?」 「簡単だ。鍵をかけりゃいい。それだけで外からは誰も入って来れなくなる」 「でいぶだぢぞんなのわがらないよおぉぉぉぉ!!」 「そりゃそうだろ。仮に解ったとしてもお前らじゃ閉めれねーよ、饅頭モドキ」 俺の淡々とした答えに、今度こそ完全にうつむいて泣き崩れる糞袋。見苦しい事この上ない。 入れ替わりに今度は白黒が起き上がった。見事なコンビネーションだ。 事前に打ち合わせでもしていたのだろうか?などと要らない事を考える。 「解ったか?この家は俺が住んでる、人間によって作られた、人間のための家なんだよ。 お前らにとっては大した豪邸だろうが、クソ饅頭じゃ何一つ活かせないんだって。 ましてや外敵から身を守る手段も無いんじゃ住み着こうなんぞ到底無理な話さ。」 「じゃ、じゃあどぼじでばでぃざのおうちせんげんは・・・」 「そりゃ俺だって日がな一日中家にいるわけじゃないさ。 鍵はうっかり閉め忘れてたんだよ。お前等は悪運が凄く強かったってだけだな。 納得できないか? なら・・・お前達も起きてる間に狩りをするだろう?そして、それはお前達だけじゃない。 人間だって昼間は狩りと同じようなものに出かけてるんだよ。それも沢山の時間な。 それだけの時間をかけてるから、お前達よりもゆっくりしたところに住めるし沢山美味しい物も食べられる。 元々知恵も、もって生まれた身体も、何もかもが違うんだ。身の程を知れよ、クズ」 「「・・・・・・」」 糞袋達はうつむきながら、黙って聞いている。 「そもそもなんでウチに入り込んだ? どうやら人間が自分達よりも強いものだとは解っていたみたいだが」 「でいぶたちおぢびぢゃんができていまのおうちがすべなぐなっだんでずぅ・・・」 「このまえのあめさんでだんぼーるさんもこわれちゃったしどうしようっておもってたら だれもいないゆっくりしたおうちがあっだがらここをばでぃざたぢのおうぢにじようっで・・・」 一見可哀相に思えるが、子供を作ってこうなったのは自業自得だし 粗末なダンボールの家が壊れて路頭に迷う事など、野良ゆっくりにとっては日常茶飯事だ。 どれも哀れみをかける理由にはなりはしない。 最も、理由があったとしても哀れみなどかけるはずが無いのだが。 「そうか。それはご愁傷様。じゃ、さっき言ったとおりそこらで野垂れ死んでくれ。 あ、ここでは死んでくれるなよ。片付けるの面倒だから二度と姿をみせるな」 「どぼじでぞんなひどいごどいうのぉぉぉぉ!!?」 「おでがいじばず!だずげでくだざい!! がわいぞうな゛でいぶだぢをだずげでぐだざい!!!」 「嫌に決まってるだろ、馬鹿じゃねーの?あぁ、馬鹿なのか。 ・・・いや、まてよ。 おい、少し助けてやろうか」 「ほ、ほんと!!?」 俺の提案に、先ほどとは一変して目を輝かせる糞袋たち。・・・ウゼェ。 「お前達の家は用意できないけど、それ以外の事ならしてやろう」 「なにくれるの?もしかしてあまあまさん?」 「やったー!!あまあまさんだ!にんげんさん。はやくちょうだいね!たくさんちょうだいね!!」 勝手に騒ぐ馬鹿は放っておいて、話を続ける。 「それにしてもお前達も大変だよなあ。 住むところなくした上に、そんなに沢山の子供まで抱えて・・・」 「そうだよ!れいむたちかわいそうなんだからやさしくしてね!!」 「そうかそうか」 「でもおちびちゃんたちはゆっくりできるよ!!ゆゆ~ん♪」 「ゆっくりうまれていいこになってね!!」 「ああ可哀相だなぁ」 頭の蔓に、生意気にもいとおしげな視線を送る二匹。 そんな二匹を無視して 「「かわいいかわいいおちびちゃん!!」」 「だから・・・」 蔓の生えたほうの糞袋の頭に手を伸ばし 「「ゆっくりそだっていってね!!!」」 「ゆっくり間引かれていってね!!!」 蔓の根元を掴んで思いっきり引っ張った。 「「ゆ゛っ!!?」」 うろたえる二匹。そんなことにかまわず、俺は引っ張り続ける。 「い、いだい!いだいぃ゛ぃ゛!!」 「な、なにするの!?やめてよ!いたがってるよ!!」 「知るかよ!こいつらがいなけりゃもう少しお前らも生きやすくなるだろ?」 「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!じんじゃう!おちびちゃんがぢんぢゃうぅぅ゛ぅ゛!!!」 そうしてる間にも糞袋の頭の蔓は、ブチブチと音を立てて引きちぎられていく。 蔓に付いていた実も、千切れるにしたがってどんどん萎んでいった。 千切れる音以外に実からも何かが聞こえてくるが、気にしない。 「ちゅ・・・きゅ・・・・・・ち・・・」 「あ・・・きゅ・・・おきゃ・・・ちゃ・・・・・・」 「ちゃ・・・え・・・きゅ・・・りゅ・・・ちぃ・・・・・・」 「あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!おぢびぢゃんがあぁぁ゛ぁ゛!!!」 「い゛やぁぁ゛ぁ゛!!までぃざだぢのゆっぐりじだあ゛い゛のけっじょうざんがぁぁ゛ぁ゛!!!」 「ハハハハハ!!もう全部死にやがったか?脆いなあ、オイ!さすがクソ饅頭の素だ!! 何が愛の結晶だ。ただの汚ねえゴミ屑じゃねえか!!“いいこになってね!!”だってよ!ハハハハ!!!」 全て萎みきったにもかかわらず、俺はかまわず引っ張り続ける。 「要らないガキはみんなゆっくりせずに死んでいってね!!!」 「「やべでぇぇぇぇぇぇ!!!」」 そして、ブチンという音と共に、蔓が糞袋から完全に剥がれた。 「「「きゅ・・・・・・っ!!」」」 「あ゛・・・あぁ゛・・・おちびちゃん・・・とってもゆっくりしてたのにぃ・・・」 「どぼじでぇ・・・?どぼじでこんなひどいことするのぉ・・・?」 ボロボロと涙を流しながら、騒ぎ疲れてぐってりした糞袋たちが尋ねてきた。 「酷い事とは随分だな。俺はお前達が生きやすいようにしてやったってのに。 まあ何でと聞かれて、強いて言うなら・・・お前等が命を語るのが気に食わなかったってだけだ」 何でもないことのように言い放つ。 「「ぞ、ぞんなぁ゛・・・・・・」」 「まあこれでお前等が人間の家に住むってことがどれだけ無茶な事なのかわかっただろ? わかったらそろそろ本当に出て行ってくれ。もう来るなよ。キモいんだよ、お前ら。 大丈夫だ。今度からはちゃんと鍵掛けとくからもうここには入れないし、安心して惨めに底辺を這いずり回れ」 「や゛だ・・・ゆっぐりじだいぃ・・・」 「ばでぃざ・・・ゆっぐりぃ・・・」 「おらよっ!!!」 「あ゛ぁ゛ぁ゛!おぞらをおぉぉ・・・・・・ぶげっ!!」 「で、でいぶぅ!!・・・ゆ゛っ、ゆっぐりやべ・・・・・・ゆ゛ぶぇえ゛!!!」 結局いつまで経っても出て行きそうにないので仕方なく、抵抗できないほど消耗したところで外に放り投げた。 どこにぶつかったかは知らないが、弱弱しく助けを呼ぶ声が聞こえるのでどうやらまだ生きているらしい。 その声を聴いて少し溜飲が下がった俺は、 手に持っていた蔓を、実ごと足で徹底的に磨り潰して土と混ぜてから、部屋の片付けをするべく窓から家に入った。 勿論思うことは一つだけ。 「ざまあみろ」だ。 ―――――――――― 翌日の夜。用事から帰ってきた俺は、家の門の前に二つの影を見つけた。 ズタボロになった薄汚い糞袋だ。どうやら昨日のやつららしい。 門に必死に身体を押し当てて中に入ろうと無駄な努力を続けていたが、俺の姿を見つけてすぐにやめる。 そしていかにも『私達は可哀相です』とでも言いたげな素振りでこちらを見てきた。 無論それを見ても、百人中九十八人が「潰したい」と思うであろう気持ち悪さだが。 「ゆ・・・にんげんさん・・・」 「れ、れいむたちをたすけてね・・・」 うぜぇ。何をしていたかは火を見るより明らかだが、一応確認しておこうか。 「・・・何の用だ?」 「でいぶたちやっぱりこのままじゃしんじゃうよ・・・」 「もういちどにんげんさんにたすけてもらおうとおもって・・・」 「へぇ、そうか。・・・で、家には入れなかっただろ?」 「「ゆ゛っ!?」」 二匹の顔色が変わった。やっぱりそうか。身体に付いた跡で丸わかりだっつーの。 そんなこともわかんねえのか。バレバレなんだよ、クソ饅頭が。 「だから言っただろ?鍵掛けてるから入れないって」 「ど、どぼじでばれちゃったのぉぉぉ!!?」 「にんげんさんならだませるとおもったのにぃぃぃぃ!!」 「おまえらみたいなマヌケ以外なら誰でもわかるわ、能無しども。 いくら極限状況でも、あんな目にあった次の日にわざわざそこに戻って助けを求めるようなやつがいるかよ。 どうせチビがいなくなってもどうしようもなかったからって、もう一度家に入って盗れるもん盗ろうとしたんだろ?」 糞袋は両方黙っている。図星のようだ。 「だから言っただろ? 万が一の悪運に縋る以外にお前らが人間様の家に入るなんてことなんかできないんだって。 今日はお前らなんかにかまってる時間は無いんだわ。別に全く残念ではないけどな。 だから・・・オラッ!!」 「ゆぶっ!!」 「ゆげぇ!!」 思いっきり糞袋に蹴りをくれてやった。 重い饅頭なのであまり飛びはしなかったが、双方共に片目から頭にかけて深くえぐれている。 「あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛!!ばでぃざのおめ゛め゛えぇぇ゛ぇ゛!!」 「いだい゛いぃぃ゛ぃ゛!みえないよぉ゛!でいぶちょっどじがみえないよぉ!!」 激痛と狭い視野に驚いて転がりまわる糞袋に近づいて、更に帽子とリボンもズタズタにしてやった。 「あ゛あ゛あ゛あ゛!!!ばでぃざのずでぎなおぼうじざん゛ん゛ん゛!!!」 「でいぶのまっかなおりぼんがぁぁ゛ぁ゛!!!こ・・・これじゃも゛うゆっぐりでぎないぃぃ゛ぃ゛・・・」 命と同じくらいに大事な飾りを見る影も無い姿にされた二匹を尻目に、俺は門を開いて玄関へと進む。 「これは来るなって言ったのに、また来た罰だ。 俺は優しいから片方の目は残しておいてやるよ。まあ次見たら残りも潰すけど。 じゃ、精々惨めに生きて、無様に野垂れ死んでくれよ!」 あばよ、と言い残して俺は門の鍵を閉めて家に入った。 相変わらず糞袋どもは「どぼじでぇ!どぼじでごんなごどにぃぃぃ゛!!」などと言いながら転がり回っている。 俺の警告を聞いていたかどうかはわからない。 が、また来ても、それからまた来ても、何度来ても、俺はあいつらを殺さない。 「―――思う存分生きてのたうち回れ、クソ饅頭」 ドアを閉める寸前に、そうボソリと呟く。 決して楽には死なせない。俺に関わる限り、全てを生きたまま奪ってやる。 苦しんで、苦しんで、一片の救いも無くこの世の全てに絶望しきって死ね。 これはただの報復。不法侵入に対する報復。 あんなクソ饅頭ごときが人様の部屋を好き放題荒らしまわった。 たったそれだけでも、ゆっくりに対してなら十分な理由になる。 分不相応な野望を持った結果がこれだ。ざまあみろ、クソ饅頭が。 もう一度、ドアの少し向こうで転がっている奴等に向かってそう呟いて、俺は口元を歪めた。 ・ ・ ・ ・ ・ 「どぼじで・・・どぼじでぇ・・・」 片目を失くしたれいむとまりさはかつて夢見た、ゆっくりしたおうちの前で泣き崩れていた。 「ゆっぐりじだおうちさん・・・にんげんざんみだいにゆっぐりじだゆんぜいがぁ・・・」 どうしてこうなったんだろう。 あのおうちさえあれば、何もかもが上手くいくと思っていたのに。 美味しいものが食べられて、生まれてくるはずだったおちびちゃんたちとゆっくり過ごせると思っていたのに。 でもあっさりと奪われてしまった。いや、奪われたんじゃない。 実際に全部人間の言ったとおりになってしまったということは、きっとあの人間が言った事は本当だったんだ。 これはあの人間のおうち。人間のおうちに住むなんて、まりさたちには無理なことだったんだ。 「ばでぃざぁ・・・ごれがらどうずるのぉ・・・?」 つがいのれいむも、もうゆんゆん泣く気力すら残っていない。 これからどうすればいいかなんてまりさにもわからない。 じぶんたちには、なにものこってないから。 ゆっくりうまれてくるはずだったおちびちゃんたちも、 ゆっくりしたものも、そうでないものもみつけることができたおめめも、 れいむとおたがいにほめあった、とってもきれいでゆっくりできるおかざりさんも、 とってもりっぱだったまりさたちのおうち(だと思っていたもの)も、 そして、これからはいままでよりもゆっくりできるだろうとおもえていた、かすかなきぼうでさえも。 もうじぶんたちには、なにひとつとしてのこっていないんだから。 これからどうしようか。 だれか、ゆっくりをかってるやさしいにんげんさんにかいゆっくりにしてもらえるようにおねがいしようか。 ―――だめだ。いやだっていわれてきっところされちゃう。 ものごいさんになって、なにかもらえるようにがんばっておねがいしてみようか。 ―――だめだ。じゃまっていわれてきっところされちゃう。 やさしいゆっくりにたすけてもらえるようにおねがいしてみようか。 ―――だめだ。きっとおかざりもないゆっくりなんてゆっくりできないっていわれてころされちゃう。 それならこれからはれいむとふたりでだれにもみつからないようにくらしてみようか。 ―――どこで?おめめがかたほうないゆっくりじゃ、きっとゆっくりできないものをみつけられないしにげられない。 じゃあだれかからゆっくりをうばってしまうしかないのか。 ―――だれから?こんなにぼろぼろのまりさたちがかてるものなんて、どこにいるの? ―――もういいや。このままゆんせいおわっちゃわないかなぁ・・・ 「う゛ぅ・・・おぢびぢゃん・・・おうぢざん・・・おりぼんざん・・・ゆ゛っぐりぃ・・・ばでぃざ?」 かんがえても、かんがえても、じぶんたちがゆっくりできるすがたがちっともおもいうかばないので、 ぼそぼそつぶやきつづけるれいむをほうっておいて、まりさはかんがえることをやめました。 ・あとがき ゆっくり相手なら適当に屁理屈こねるだけで十分だよ。 ってことで適当に息抜きで書いたやつでも上げときます。 次の作品上げるまでのつなぎになればいいなーって思ったり。 なにか他の方の作品と感じがかぶってそうなのはスルーしてくださると嬉しいです。 あとどちらに蔓が生えていたのかはご想像にお任せします。 正直どっちでもイラッと来るのは変わらないんで。 ここまで読んでくださった方々、本当にありがとうございます! ではまた今度! 小五ロリあき 挿絵 byM1 ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 412 僕と『あの子』とゴミ饅頭と ふたば系ゆっくりいじめ 446 俺とゲスと自業自得な餡子脳 ふたば系ゆっくりいじめ 460 弱虫まりさとほんとの勇気 ふたば系ゆっくりいじめ 484 ドスと理想と長の資格 前 ふたば系ゆっくりいじめ 494 ドスと理想と長の資格 後 ふたば系ゆっくりいじめ 514 僕とさくやとおぜうさま ふたば系ゆっくりいじめ 548 てんことれいむとフィーバーナイト 前編 ふたば系ゆっくりいじめ 559 てんことれいむとフィーバーナイト 後編 ふたば系ゆっくりいじめ 583 ゆっくりしたけりゃ余所へ行け ふたば系ゆっくりいじめ 599 はじめてのくじょ~少女奮闘中~ ふたば系ゆっくりいじめ 615 お兄さんは静かに暮らしたい ふたば系ゆっくりいじめ 659 よくあるお話 ふたば系ゆっくりいじめ 674 かわいいゆっくりが欲しいなら 小五ロリあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る まりさはやめてやれよはないわー。結局まりさは多少賢かったかもだけど同罪じゃん。 -- 2016-05-12 17 25 22 ザマァw -- 2016-04-15 18 54 58 おい、まりさはやめてやれよ。れいむだけにしろよ。 -- 2016-03-17 06 15 31 僕は小学6年生なので キリッ -- 2016-01-27 23 49 18 ↓あなたは働いているんですか? -- 2014-06-14 09 56 01 まあ、正論だよな 俺達は働いて食料を得てる訳だし -- 2013-11-29 00 15 56 お兄さんはひとつ奪い忘れたようだ。 すべて奪うなら、れいむからまりさを 奪わないとたったひとつ希望が残るよ まぁ、お兄さんの慈悲だろうがww -- 2013-04-07 01 09 13 完全論破ww -- 2013-03-15 01 08 25 あばばばばばっば -- 2012-10-17 19 59 53 ざまぁすぐる -- 2012-08-03 11 42 22 ィヤッホーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ざまあおおみじめみじめお兄さんに拍手ーーー -- 2012-07-24 18 23 32 たまんねぇなぁおい能無し糞饅頭が!あん? -- 2012-03-23 05 16 16 ヒャッハアアアアア!! 糞袋は虐待だぁあああああああ!!! -- 2011-12-16 00 44 48 ゴミ掃除がイヤだから駆除しなかったのに、動けなくなるくらい痛めつけてどうすんだよ -- 2011-07-12 20 24 15 ↓少なくともゆっくりが人間追い出して人間の家に住んでも意味が無いことは確かだろ 稼ぎの無い人間がン億の家に住んでも維持できないのと同じ 身の程を知れってことだ -- 2011-06-27 17 39 09 ↓↓人間の主張の正しさ…? ただの屁理屈だと思うが… まぁ糞饅頭を破壊することに異論はない -- 2011-06-25 14 25 21 やっぱり王道であるテンプレ展開はゆっくりできるね! -- 2011-06-22 04 48 11 最期に人間の主張の正しさと自分のクズっぷりを理解出来た点に関しては まあ、まだ見所のあるまりさだったな。 -- 2011-02-11 22 31 24 まりさかわいそう れいむはどうでもいい -- 2010-12-11 12 39 27 ざまぁwww とても気分爽快だよ、お兄さん! 論破して身分相応判らせて制裁。とってもすっきりー! -- 2010-10-26 22 41 23
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1835.html
常識を蹴り飛ばせ!! 34KB 虐待-いじめ 愛で 野良ゆ 赤子・子供 希少種 現代 独自設定 バッジ設定あり いじめ・・・? ・希少種愛でです。どんと来いという方はどうぞ。ピキィっとくる方はお気をつけ下さい。 ・変な設定が入ってます。大らかな心で受け流していただけると幸いです。 では、ゆっくりしていってくださいね!!! とある午後の昼下がり、人気の無い公園の片隅にて。 「たしゅけちぇ・・・だれきゃ、きゃわいいれーみゅを・・・」 「ど、どぼちてきょんにゃきょちょにぃ・・・」 二匹ゆっくり、赤れいむと赤まりさの姉妹が死にかけていた。 別にこれと言った特別な理由などない。 単に二匹の親がいつも通りに人間に物乞いという名の挑発をして 「ばかなにんげんはさっさと・・・ゆげっ!うばぁぁぁ!!やべでぇぇぇ!!! でいぶおめ゛め゛でぢゃう!!じんじゃうぅ゛ぅ゛ぅ゛!!!」 「ゆわぁぁ゛ぁ゛!!でいぶぅぅ゛ぅ゛!!ゆっぐりでぎな・・・ や、やべでぐだざい!ごろざないでぐだざい!!あやばりばずがら! ばでぃざがわるがっだでずがら!!うぎゅっ!?いだい!!やべでぇぇぇ゛ぇ゛え゛っ……」 「ばでぃざぁぁ゛ぁ゛!!・・・でいぶだげはだずげでね! ぼうばでぃざがじんじゃっだんだがらでいぶはだずげでね!! 『ダメ』・・・?ぞ、ぞんなぁ゛・・・いや゛ああぁぁぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!」 あっさりと殺されてしまったからである。別段野良ゆっくりの行動として珍しいものではない。 そして、そのとき運良く生き延びる事ができた子供がどうなるのか。 そんなことは言うまでもない。無力なゆっくりの中でも特別無力な赤ゆっくりが世を生き延びる事など不可能である。 それこそ奇跡が起きない限りはそのまま無様に、誰一人として気づかれる事も無くひっそりと息絶えるしかないだろう。 「もっちょ・・・ゆっ・・・ゆっきゅりちた・・か・・っちゃ・・・よ・・・」 「まりちゃ・・・もっちょ・・やりちゃいこちょ・・・たくしゃん・・あっちゃ・・・にょ・・にぃ・・・」 流石の極限状態によって、とうとう危機意識の欠片もない赤ゆっくりでも死を覚悟したようだ。 これが野良ゆっくりの在り方。特別な事など何もない、よくある話。 だったのだが――― 「……っちです!こっちでこえがきこえたんです!ゆっくりしないできてください、おにいさん!!」 「おい、急にどうしたってんだよ!待てって!!って言うかはえーよ!お前本当にゆっくりか!?」 「ゆっくりしてるばあいじゃないんです! たしかこっちから・・・」 「ゅ・・・?だれにゃ・・・にょ・・・?」 「・・・おか・・・しゃ・・ん・・・?」 「あっ!!みつけました!! なんてことでしょう。こんなにぼろぼろになって、かわいそうに・・・」 「おい、何が・・・って、なんだこれ!?死・・・んでないのか、まだ」 なんでもない日の、とある午後の昼下がり。 人気の無いどこにでもありそうな公園の片隅で、小さな奇跡が起きた。 常識を蹴り飛ばせ!! 「れーみゅふっかちゅっしちゃよ!ゆっきゅりちちぇいっちぇにぇ!!!」 「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!しょれちょあまあましゃんもっちょちょーらいにぇ!!」 「うふふ。げんきになってよかったですね。やっぱりさなえのかんはまちがってなかったです!!」 ここは先ほどの公園から少し離れたところにあるマンションの一室。 先ほど虫の息であった二匹の赤ゆは、オレンジジュースによって見事に復活を遂げていた。 喜ぶ二匹を傍で嬉しそうに見ているのは緑の髪と蛙や蛇の形をした飾りをつけたゆっくり、ゆっくりさなえ。 更にそんな三匹の様子を少し困ったような顔で見ているのは、この部屋の主である青年だ。 「・・・まあ、偶然であれ見つけてしまった以上、助ける所までは良しとしよう。 でも本当にウチで飼うまでする必要があるのか?」 「なにいってるんですか。このこたちだけじゃこのままおそとでくらしてもゆっくりできずにしんじゃいます! まだおちびちゃんなんですよ?さなえはなにもせずにみすてることなんてできません! ・・・おにいさんがたいへんになることはわかってます。でも、さなえもちゃんとてつだいますから・・・」 「どうちちゃにょ?しゃっしゃちょきゃわいいれーみゅをゆっきゅりしゃしぇちぇにぇ!!!」 「まりしゃたちにょきゃわいしゃにみちょれにゃいではやきゅあみゃあみゃしゃんちょーらいにぇ!!」 「「ゆゆ~ん♪きゃわいくちぇごめ~んにぇ!!!」」 どうやら良くしてくれた事で調子に乗ったみたいだ。 野良として街で生きる生物にあるまじき警戒心の無さだが、それがゆっくりがゆっくりたる所以であるとも言える。 「でもなぁ。野良を飼うなんて話、聞いた事ないぞ?しかもなんか図々しいし・・・」 「きにしないでください。じょうしきにとらわれてはいけませんよ! それにわたしがきちんとしつけをするのでだいじょうぶです。 それでもむりだったならしかたがないのでさよならしましょう」 「最近そればっかりだな、お前。そうは言うが世の中渡っていくなら常識も大事だぞ? ・・・まあいいや。俺もゆっくりの事はよく分からないし、お前がそこまで言うなら任せるよ」 「ありがとうございます!まかせてください!」 仕方がないといった様子で渋々許可を出す青年。 さなえに感謝されるのはまんざらでもないが、どうも嫌な予感しかしない。 (確かあいつがゆっくりの事について詳しかったはずだ。・・・一応来て貰っとくか) 何か取り返しの付かない事が起きる前に、打てる手は打っておくべきだ。 青年は予防策として、友人に電話をかけるべく部屋を出ていった。 「しゃなえちゃちにはきょれきゃりゃきゃわいいれーみゅをかうけんりをあげりゅよ!!」 「きょれきゃらもまりしゃたちをゆっくちしゃしぇちぇね!ぐじゅはきりゃいだよ!」 「ええ。これからはさなえやおにいさんといっしょに、このおうちでゆっくりしましょうね。 ・・・ただし!ちゃんとかいゆっくりにふさわしいきょーいくはうけてもらいます!!」 「「ゆゆっ!!?」」 「あなたたちがすきかってすることで、おにいさんがゆっくりできなくなるなんてことはあってはなりません! なので、あなたたちにはさなえのきょーいくをうけて、りっぱなかいゆっくりになってもらいます!!」 人間のいなくなった部屋でさなえが意気込みながら告げる。 一方、言われた方の赤ゆたちは“何言ってんだ?コイツ”といった具合でさなえを見ていた。 「にゃにいっちぇりゅにょ?れーみゅめんどくちゃいこちょはちたくにゃいよ!!」 「しょんにゃこちょちにゃくちぇもまりしゃはとっちぇもゆっくちしちぇりゅよ! にんげんがゆっくちできにゃくたっちぇしょんにゃこちょにゃんかちらにゃいよ!」 「しょんにゃこちょもわかりゃにゃいにょ?ばかにゃにょ?ちにゅにょ?」 「「けらけらけらけら!!!」」 明らかに下に見られている。完全に馬鹿にされていた。 とても命の恩人に対する態度とは思えない。が、それにもかかわらずさなえは相変わらずニコニコと笑っている。 「ちなみにできないならでていってもらいますからね」 「ゆっ!?にゃにいっちぇりゅにょ!!?」 そして太陽のように眩しい笑顔のまま、とんでもない事を言い放った。 これに驚いたのは赤ゆたちだ。予想外のさなえの返答に思わず目を見開く。 「どういうきょちょにゃにょ!?しょんにゃこちょちちゃりゃれーみゅちんじゃうよ!!」 「まりしゃたちは“こじ”にゃんだよ!きゃわいしょうにゃんだよ!!」 赤ゆたちは必死に自分の不幸な部分をアピールする。しかし笑顔は崩れない。 「ええ。だからちゃんすをあげます。こちらもさすがにげすといっしょにくらしたくはありません。 さなえにとってのいちばんは、あなたたちではなくおにいさんですから。 でもしんぱいすることはありません。がんばって、ちゃんとりっぱなかいゆっくりになればいいだけです。 なにもせずにすきかってしながらくらせるとおもうなんて、それこそばかなの?しぬの?ですよ」 「・・・じゃあできにゃかっちゃりゃどうしゅるにょ?」 「ここからでていってもらいます」 「しょれじゃゆっくちできにゃいよ?まりしゃたちしんじゃう・・・」 「そうですね。そうなったらおとなしく、あきらめてしんでください」 「しょんにゃぁ!!れーみゅちゃちがきゃわいしょうだちょおみょわにゃいにょ!!?」 「ええ、おもってますよ。だからちゃんすをあげます。がんばってくださいね!!」 ダメだ。どれだけ言ってもまったく同情を誘えない。 笑顔を全く崩さずに答え続けるさなえを見て、ようやく赤ゆたちは彼女が本気だという事に気が付いた。 それもそのはず。彼女は本気で同情した上でこの条件を提示しているのだから。 これから生きていく上で、みんなが不幸にならない最善策を提示しただけである。 さなえにとって、これは完全に良かれと思ってやっている事なのだ。故に妥協する事もありえない。 我侭で押し切る事しか知らない赤ゆたちに、そんなさなえがどうにかできるわけがなかった。 「・・・きょれきゃらがんばりましゅ。だきゃりゃしゅちぇにゃいでくだしゃい・・・」 「まりしゃたちもうちゅりゃいにょはいやにゃんでしゅ。だきゃりゃ、よろちきゅおにぇがいちましゅ・・・」 「ようやくわかってくれたんですね!!じゃあ、これからがんばりましょうね!!」 「「はいぃ・・・・・・」」 よって、赤ゆたちはこう答えるしかない。 勉強など冗談ではなかったが、手を抜いてこのさなえがなあなあで済ませるとは到底思えない。 それでもあの過酷な野良生活よりは、と考えたのだ。あんな生活にはもう二度と戻りたくない。 「来るのは明後日か・・・まあ仕方ないな。おっ、随分大人しくなったな。何かしたのか?」 「いいえ。わたしのせいいがつうじただけですよ。 こうなったら、さなえはこのこたちにきんばっじをとらせてみせます!みててください!!」 「いやー、良くは知らないけど野良の子じゃ無理じゃないか?お前だってそれなりに苦労したんだろうに」 「むずかしいけどやってみせます!やるまえからむりだなんて、そんなじょうしきにとらわれてはいけません! だめですよ、そんなにかんたんにやるまえからあきらめちゃ。もっとせっきょくてきにがんばらないと!!」 (絶対またなにか変な影響受けてるな。一体どこから・・・まあいいか。やる気はあるみたいだし) 青年は楽しそうにやる気を出しているさなえを見て、何も言わずに微笑んだ。 彼は気付かない。後ろの方でさなえを見ながら泣きそうな顔をしている二匹の赤ゆに・・・ ―――――――――― 夜が明けて、青年が仕事に出た後のリビング。 身なりも綺麗になって、ぷっくりと膨れた二匹の赤ゆが、さなえの前に並んでいた。 「どうやらきのうはよくねむれたようですね。げんきなようでさなえもひとあんしんです!」 「ちょっちぇもあまあましゃんおいちかっちゃよ!!」 「あっちゃきゃいとこりょでしゅーやしゅーやできちぇとっちぇもちあわちぇーっだったよ!!」 昨日までの生活が嘘のように感じる待遇の良さに思わずはしゃぐ二匹。 そんな二匹を見て、さなえも満足そうに微笑んでいる。 「じゃあ、さっそくおべんきょうをはじめましょうね!」 「「ゆっ!!?」」 「あれ~?どうしたんですか?もしかしてわすれてたんですか?」 「しょ、しょんにゃこちょないよ!れーみゅおべんきょーしゅりゅよ!!」 「まりしゃもだよ!!だきゃらしゅてにゃいでにぇ!!」 誰でもわかる、バレバレな嘘である。 が、さなえは何も言わなかった。やる気を見せてくれさえするのなら、そんなものは些細な事だから。 「じゃあ、これからかずのけいさんをしてもらいます! まずはかんたんに、このおかねさんをかぞえてみてください!」 さなえが傍にあった箱をひっくり返すと、そこから数十枚の一円玉が軽い音を立てて流れ落ちる。 お金が何なのか知らなかった赤ゆたちには、ただの石のようなものにしか見えない。 「えーちょ、えーちょ。いち、に、しゃん・・・たくしゃん!!」 「ゆわぁぁ!まりちゃしゅごーい!!しゃんまでかじょえりゃれりゅんだにぇ!!」 「とうじぇんだよ!まりしゃはてんしゃい「だめです!!」ゆぴぃ!!」 「ま、まりちゃ!!?」 「ゆぎゅ・・・いちゃいよ、にゃんでぇ・・・?」 自慢げにしていたまりさを襲ったのは、20センチの小さな定規。 そして、それを咥えているのは眉間に皺を寄せて怒った顔をしているさなえだった。 「まったくかぞえれてないじゃないですか!さんくらいまでならだれでもかぞえられてとうぜんです! きんばっじさんならさいていでも“せん”まではかぞえられないと!!」 「し、しぇん・・・?にゃんにゃにょ、しょれ?れーみゅわきゃんにゃいよ!!」 「だからおべんきょうするんです!つぎからはちゃんとおしえますけど、 もしおぼえられないならこのじょうぎさんでぱちーん!ってやりますからね!!」 「ゆんやぁぁぁ!!ぱちーんしゃんやぢゃぁぁぁ!!ゆっきゅちできにゃいぃぃぃ!!」 先ほどまでの上機嫌が嘘のように泣き叫び出す赤れいむ。 しかし、そんなれいむをさなえはただ厳しい目で見つめていた。 「ど、どーちて・・・どーちてこんにゃこちょしなきゃいけにゃいにょ・・・?」 ようやく復活したまりさが、さなえに問いかける。 元々まったく力を入れて叩いてはいないので、むしろ立ち直るのが遅いくらいだ。 「しょーぢゃよ!!こりぇちょきんばっちしゃんにょにゃにがかんけーありゅにょ!?」 れいむも便乗して問いかける。どうやらご立腹のようだ。 「・・・きんばっじさんはおかね、つまりきゃっしゅさんをつかうことができます」 「ゆっ!?きゃっしゅしゃん?」 「そうです。にんげんさんのおみせにいけば、きゃっしゅさんといろんなものがこうかんできるんです。 とってもゆっくりできるおもちゃやほっぺたがおちそうなあまあまさんでもです」 「ゆわぁぁ・・・きゃっしゅしゃんはゆっきゅちできりゅんだにぇ!!」 「だったらしょのきゃっしゅしゃんちょーらいにぇ!しょしたりゃ「ただし!」ゆっ!?」 また話を聞かずに騒ぎ出そうとした赤ゆたちに、釘を刺すように大きめの声を出す。 「それはきゃっしゅさんがどういうものかをちゃんとしっていればのことです! ふだんおにいさんからもらえるきゃっしゅさんはこのきんばっじさんにはいってます!」 そう言って、さなえは自分の頭についている金の飾りを二匹に見せる。 「これのなかに、おにいさんがきゃっしゅさんをいれてくれます。 そしてこれをみせればおみせのひとはこのなかにはいってるきゃっしゅさんとこうかんしてくれます」 金バッジには、内蔵されたチップによる持ち主の認証、身分証明、GPS機能の他に、 おサイフケータイのような機能も付けられている。 飼い主が好きな額をチャージする事でゆっくりがそれを自由に使える仕組みだ。 現在ではほとんどの店でこれが使えるようになっており、人々の理解も十分に得ている。 もしこれを見て、恩恵を得ようとした野良ゆがバッジを奪い取っても、 認証機能によってロックがかかるので使えず、その上すぐバレるので問題はない。 むしろ使おうとしたその場でお縄を頂戴して情状酌量無しの極刑判決が下される事だろう。 まさに金バッジ自体がゆっくりにとって万能ツールである。 「これをつかうにはおかね、つまりきゃっしゅさんがなんなのかをしっていないといけません。 そしてそれにはたくさんのかずをかぞえられなければはなしになりません! きんばっじさんのしけんにもかずのけいさんはでてきます!りかいできましたか?」 「「ゆ・・・ゆっきゅちりきゃい・・・・・・もういっきゃいいっちぇくだしゃい・・・」」 当然、これらの流すような説明を赤ゆが理解できるわけもない。 それくらいはさなえもわかっていたので何度でも説明するつもりであった。 「とにかく!わたしがいうことには、すべていみがあります! わかったらこれからは、なんでときかずにいっしょうけんめいやってください。じかんのむだですから」 「「ゆっくちりきゃいちまちた!!」」 今度は良い返事を返す二匹。 正直言ってさなえの話の内容はよく分からなかった。 が、金バッジがあればきゃっしゅさんが貰えるという事だけは分かった。 そしてきゃっしゅさんがあれば何でも好きな物がもらえる。その一点のみが、二匹のやる気を揺さぶったのだ。 まあ、そういう間違った考えを持っていたうちはさなえに叩かれまくったので、すぐに認識を改めたのだが。 「ただいまー。元気で・・・どうしたんだ?これ」 仕事から帰ってきた青年を迎えたのは 可哀相なものを見るような目をしたさなえと、全身を真っ赤にした赤ゆたちだった。 「あ、おにいさん。おかえりなさい!ゆっくりしていってくださいね!!! このこたちにおべんきょうをおしえてたんですが、あんまり・・・」 「いちゃいぃ・・・いちゃいよぉ・・・・・・」 「ゆんやぁぁ・・もうやぢゃ・・・じょうぎしゃんきょわいよぉ・・・・・・」 結局その日は数は三よりも沢山ある、と言う事しか解ってくれなかったそうな。 お金に関する間違った認識も改める事ができたのだが、それにしたってあまりに覚えが悪い。 自分のときの事を思い出したさなえは、かなり残念そうに溜息をついた。 「まあまあ。初日から何時間もするものじゃないぞ?もう少し労ってあげないと」 「ゆ~、そうでしょうか?でもふつうのやりかたじゃ・・・。 もっといいほうほうをかんがえないと!」 「ゆっきゅちしゃしぇちぇよぉ・・・・・・」 「まりしゃもうかじゅしゃんかじょえたくにゃい・・・」 「とにかくご飯にしよう。まだシュークリームが残ってたはずだけど・・・」 「ゆ?ゆわーい!しゅーきゅりーみゅしゃんちゃべちゃ~い!!」 「にんげんしゃんのあみゃあみゃはおいちくちぇゆっくちできりゅよにぇ!!」 食事と聞いて、即座に元気になって催促し始める赤ゆたち。現金なものである。 どうやら昨日の食事のあまりの美味さに味を占めてしまったようだ。 「・・・では、ごはんのときのまなーのおべんきょうです!!!」 「「ゆっ、ゆぇぇぇぇぇ!!?どおちちぇぇぇぇ!!?」」 「きたないたべかたはきんばっじさんとしてゆっくりできません! しゅーくりーむさんをつかっておべんきょうです!!」 「「ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!!」」 果たして、赤ゆっくりたちに安息の時はあるのだろうか? ―――――――――― 夜が明けた。 あれからも色々な“お勉強”をさせられ、心身ともに擦り切れた赤ゆたち。 そんな彼らにとって、柔らかい床で眠れる時間は唯一と言っていいほどにゆっくりできる時間であった。 実際の所、赤ゆっくりたちは今の生活に(さなえのお勉強を除けば)この上なく満足していた。 地面はいつもふかふかで、跳ねても這いずっても汚れないし痛くない。 おそとはあんなに寒かったのに、おうちの中はいつもぽっかぽかで冷たい風も吹かなかった。 ご飯だってお勉強がゆっくりできないだけでとっても美味しいし、決まったときに出てきて食いっぱぐれる事もない。 狩りと言う名のゴミ漁りもしなくてすむし、人間や野良犬さんに殺される心配もない。 大きなすぃーから出てくるにがにがのけむりさんだって、ここにはない。 さなえのお勉強から開放されてゆっくり眠っている間、ここは間違いなくゆっくりプレイスだった。 そう。眠っている間だけは――― 「おきてください、おちびちゃん!あさですよ!!」 「ゅ?・・・にゃんにゃにょ?れーみゅまぢゃねみゅいよ・・・」 「ゆ~ん。にゃんだかまだかりゃだがおみょいよ・・・」 突然、自分たちに語りかける大きな声。勿論さなえのものだ。 声が大きく感じたのはれいむたちから近い所で話しているせいで、実際は部屋に響く事もない小さな声だった。 「ねむいのはとうぜんですが、もうおきるじかんです! きんばっじさんなら、かいぬしさんよりもはやくおきておこしてあげるくらいのよゆうをもちましょう!!」 「やぢゃよ・・・みゃぢゃれーみゅおにぇみゅにゃんだきゃりゃ・・・」 「きのうにょおべんきょうでちゅかれてりゅんだよ・・・ ゆっくちふかふかしゃんでしゅーやしゅーやしゃしぇちぇね・・・」 が、二匹は一向に起きる気配がない。 赤まりさの言う通り、まだ昨日の過酷な“お勉強”の疲れが残っているのだろう。 まあそんな事、さなえには関係がないのだけど。 「・・・おそとはまださむいでしょうね~」 まだ薄暗い、窓の向こうを見ながらポツリと呟く。 「れーみゅゆっきゅりちないでおきちゃよ!!」 「ゆっ!まりちゃじぇんじぇんちゅかれちぇないかりゃにぇ!!」 その瞬間、赤ゆたちが飛び起きた。もはや条件反射に近い。 度重なる躾(調教)の結果、たった一日でさなえの脅しに反応するようになってしまったようだ。 「いまはつらいでしょうけど、そのうちだいじょうぶになります。がんばりましょうね!!」 「「ゆっきゅちわきゃりまちた・・・・・・」」 すべては、捨てられないため。ただそれだけのために今日も赤ゆたちはお勉強に励む。 外では朝から雑音を撒き散らしていた饅頭が、ちょうど良い声を上げて潰されるところであった。 「さあ。きょうはおにいさんもおやすみなので、おべんきょうをみてもらいましょう!」 「ゆっきゅちがんばりゅよ!!」 「にんげんしゃんもまりしゃがゆっくちがんばってりゅときょりょみちぇちぇにぇ!!」 「あー。午後から友達がここに来るから手早く済ませてくれな」 朝、太陽がそこそこ昇った頃。部屋にはやる気を見せるゆっくり三匹に、どうでも良さそうな人間が一人いる。 意気込むのもそこそこに、さなえは今日の予定を発表した。 「きょうはまず、のらゆっくりからにげるためにうんどうしてもらいます!!」 「ゆっ!?うんどーできりゅにょ?」 「ゆわ~い!!ぴょんぴょんしゅりゅのはゆっくちできりゅよ!!!」 初めて、とも言っていいまともな内容に、赤ゆたちは喜び飛び跳ねる。 「おそとにはれいぱーやげすゆっくりがたくさんいます そして・・・かなしいことですが、そのゆっくりたちはかいゆっくりとなかよくしてくれません。 なのでにげるためにゆっくりできるからだがひつようになります!とっくんっしましょう!!」 「ゆゅぅ・・・れいぱーはゆっきゅりできにゃいよ・・・」 「げしゅにゃんかにまりしゃまけにゃいよ!!」 「だめですよ。けんかはいけません!のらゆっくりとははなすこともしちゃいけませんよ。 ただ、ゆっくりできるからだはおそわれたときににげるためにひつようなのです。わかりましたか?」 「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!」」 (へぇ・・・なかなかまともに教えられるんだな。) 思ったよりもまともな授業風景に安堵する青年。 彼が昨日のお勉強の様子を見れば、どう思っただろうか。 そんな風に和やかな雰囲気で進む中 「ではまずさいしょに、このおおきなじょうぎさんでしこたまたたいて「おい待て!!」・・・ゆ?」 急に背後から60センチはあろう巨大な物差しを取り出したさなえに、青年は思わず待ったをかけてしまった。 さなえは心底不思議そうな顔をしている。どうやら本当に何故止められたのかがわからないようだ。 ちなみに赤ゆっくりたちはあまりの物差しの大きさと、昨日を痛さを思い出してガタガタ震えていた。 「ゆ?じゃないだろ。そんな物で叩いたら間違いなく潰れるぞ!! っていうかそれ、どこから持ってきた!何でそんなに軽々と咥え上げれるんだ!?」 「・・・さあ?まあいいじゃないですか。おにいさんはじょうしきにとらわれすぎです。 ふしぎなことのひとつやふたつあっても、きっとゆっくりできますよ!!」 「百歩譲って見逃しても、それで叩くってどういうことだ?確実に痛いじゃ済まないぞ!」 「しにそうなくらいのきびしいしゅぎょうをすればとってもつよくなれるって、ごほんにかいてました! なのでためしてみようとおもいます!」 「オイィィィ!!それ漫画だろ!実際にそんなことすると死ぬんだよ!お前馬鹿だろ!死ぬの!!」 「ゆあぁぁぁ・・・あんにゃにょでぱちーんしゃれちゃりゃれーみゅちんじゃうよぉ・・・」 「たしゅけちぇ!ころしゃにゃいで!まりちゃいいきょでしゅきゃらぁ!ゆんやぁぁぁ!!」 物差しを得意げに振りかぶるさなえ。それを止める青年に泣き叫ぶゆっくり。 正に混沌とした状況である。収まるにはしばらく時間がかかりそうだ。 ・ ・ ・ 「とにかく、物差しはダメだ。俺も手伝ってあげるからもっとまともなやつを考えなさい」 「わかりました!ほかにもまだかんがえてることはありますから!」 ようやくやる気満々のさなえを宥めて、赤ゆたちが落ち着いたのは十分後の事である。 震えていた二匹は、さなえが物差しを手放す事でようやく安心したようだ。 「うーん。じゃあ・・・」 (頼むからまともなやつを・・・) 果たして青年の願いは届いたのか。 「おにいさんにおもいっきりなげてもらいましょう! それならどれくらいのはやさならにげられるのかがわかるはずです!!」 (あぁ・・・) 駄目だった。 「おにいさんもてつだってくれるっていってますし、これならだいじょうぶです!!」 (んなわけねーだろ!なんだよ、その自慢げな顔!!) 「おしょらをちょべりゅにょ?ちゃのちしょー!!」 「まりしゃがしゃきにやりちゃいよ!はやきゅしちぇにぇ!!」 「いけませんよ。これはとっくんっなんですから。まじめにやりましょうね」 赤ゆっくりたちは何も知らずに胸を躍らせている。 これから何をされるのかを聞けば、きっとこんなに呑気ではいられないだろうに。 「じゃあおにいさんおねがいしますね、よういはいいですか?」 「良くないに決まってるだろうが!!」 「「ゆっ!!?」」 「ど、どうじででずが!?さなえがいっじょうげんめいがんがえだのにぃ!!」 「どうしてもこうしてもねーよ! 死ぬんだよ。わかるか? 赤ゆっくりは普通、人間に全力で投げ飛ばされたら地面に激突した衝撃で死ぬの!! どういう神経・・・その『わけがわかりません』って顔をやめろ!!」 「ど、どういうきょちょにゃにょ!?れーみゅきょろしゃれちゃうにょ!?」 「ゆんやぁぁぁ!!!やめちぇにぇにんげんしゃん!まりしゃにゃにもわりゅいこちょしちぇにゃいよ!!」 ようやく自分達がされそうになっていた事への危険性に気付いた二匹。 当然怯え始めるが、構うと話が進まないので青年はあえて無視した。 「第一、さっきの物差しよりも明らかに危険度が増してるだろ! ・・・今度は何を見て真似しようとした?」 「ぶたさんが“とべないぶたはただのぶただ”っていってたから ゆっくりがおそらをとべればきっとかっこいいなあって・・・」 (・・・この子は多分、型破りと非常識の意味を履き違えてるなぁ・・・・・・) 結局、これ以上の勘違いは流石にマズイと思った青年は、さなえの申し出を断固拒否した。 そしてまたもや、喚く赤ゆを落ち着かせるのに時間がかかる。 やっとの思いで全てを終わらせた頃には、もう真っ昼間だった。 「けっきょくなんにもできませんでしたね」 「危険な提案ばっかり出すからだろ・・・お前実はこいつらに死んでほしいんじゃないのか?」 「なんてひどいこというんですか!!ふだんおんこうなさなえもおこりますよ!!」 「・・・はぁ、もういいや。ちょうど飯時だし、昼御飯にしよう」 「「ゆっきゅちわきゃっちゃよ・・・」」 もはや赤ゆも怯えすぎで疲れ果てて、ご飯を喜ぶ気力すら残っていない。 さっさと済ませてしまおうと冷蔵庫を覗き込んだ青年であったが、中を見た瞬間に顔をしかめる。 「あいつらの分のご飯がないな・・・あ~、そういえば昨日買出しに行くの忘れてた。 あいつが来たときのお茶請けはやれないし、どうしようか・・・」 青年はあーでもないこーでもないと一通り悩んだが、 その内、思い出したように冷蔵庫の中にあるパックを取り出した。 「よし、これでいいや。ご飯だぞー!!」 「「ゆわ~い!ゆっきゅちできりゅごはんしゃんだよ!!」」 ほんの少しの間に、どうやら精神的な疲れからは回復したらしい。 二匹の赤ゆはご飯と聞いて跳ね回るようにやってきた。 とりあえず二匹にはお預けを食らわせて、後から入って来たさなえに話しかける。 「実はお前らの分のご飯を買うのをうっかり忘れててな。 ・・・悪いけどこれで我慢してくれないか?前にこれ、好きだって言ってただろ」 そう言って青年が差し出したのは、小さな皿に盛られているドロッとした白い塊。 「わぁ、よーぐるとさんですね!さなえこれだいすきです! いただきまーす!・・・ちょっとすっぱくて、あまくてしあわせです~!」 一口食べて、幸せそうに微笑むさなえ。どうやら上手くいったようだ。 これなら赤ゆたちにもあげて良さそうだ。 「ちあわちぇ~にゃにょ!?れーみゅにもちょーらい!れーみゅにもちょーらいにぇ!!」 「よーぐるちょしゃんっちぇいうにょ?あみゃあみゃしゃんにゃらまりしゃにちょーらいにぇ!」 「あー、はいはい。お前たちの分はこれな。『ピンポーン』お、来たか。じゃあちゃんと食べてるんだぞ」 皿を並べ終わったところで、丁度インターホンが鳴る。 二匹に食べておくように言い残すと、来客を迎えに行くために青年は出て行ってしまった。 一方の赤ゆたちは始めて見る食べ物に興味津津だ。 先程さなえが食べたのを見れば、とってもゆっくりしたあまあまさんだという事は十分わかる。 さなえが見ているので決してかぶりつく様な事はせず、しかし逸る気持ちを抑えきれずに口をつけた。 「「いっちゃっぢゃっきま~しゅ!!む~ちゃむ~ちゃ・・・ゆぴゅっ!!?」」 そして、口に入れて味わった瞬間に思いっきり噴き出した。 「お、おちびちゃんたちどうしたんですか!?おにいさーん!おにいさーーん!!」 「どうした、さなえ?・・・うわ、本当にどうしたんだ!?」 「こんにちは、さなえちゃ・・ん・・・随分と激しい出迎えだね」 さなえの声を聴いて部屋に戻ってきた青年と友人が見たのは、転がる赤ゆたちだった。 床は噴き出したヨーグルトでグチャグチャになっていて、二匹は悲鳴をあげている。 「ゆぴぃぃぃ!!にゃんでしゅっぴゃいにょぉぉぉ!!?ゆっきゅちできにゃいぃぃぃ!!」 「ゆう゛ぇぇ゛ぇ゛!!・・・にんげんしゃん!きょれどきゅはいっちぇりゅ!」 「えぇ?・・・おっかしいな。さなえと同じものあげたのに」 「お前、なにあげたんだよ?この様子は尋常じゃないぞ」 「スーパーで買ってきたヨーグルト。砂糖が入ってないやつな」 「はぁ!?何やってるんだよ、そんなものゆっくりにあげたら死ぬぞ!」 「マジで?でもさなえは大丈夫だよな?」 「はい。ちょっとすっぱかったですけどあまくておいしかったです・・・」 「だよな。どういうことだ・・・?」 首を捻る一同。一方、わきで転がっていた赤ゆたちは今や痙攣し始めていた。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 「もっちょ・・あみゃあみゃしゃん・・・ちゃべ・・・ちゃ・・・・・・」 「なあ、死にかけてるぞ。放っておいていいのか?」 「おわぁ!忘れてた!!ジュース、は切らしてるから・・・もう砂糖水でいいか!!」 「お、おちびちゃんゆっくりしてください!あ、だめです!えいえんにゆっくりしちゃだめです!いまのなし!!」 ・ ・ ・ 「で、最近さなえちゃんの様子がおかしいと・・・ っていうか野良ゆっくりを拾って~って話で僕を呼んだんじゃなかったのか?」 「ああ。それはどうとでもなりそうな気がしてきたから、もういいんだ。 それよりもさなえの方が気になるんだ。一体どうなってるのかと思ってな」 数分後。そこには、テーブルを挟んで話し込む二人の青年の姿が。 なんとか一命を取りとめた二匹は部屋の隅で寝込んでおり、さなえが付きっきりで看ている。 そして青年の友人への相談事とは、正にそのさなえの事であった。 「最近どうも様子がおかしいんだ。 少し普通とはズレた事をしようとしたり、たまに他のゆっくりに辛辣になったり。 今日も特訓とかわけの分からない事言い出して、あいつらを殺すところだったんだぞ」 「おまけに普通のゆっくりじゃ食べられないようなものを喜んで食べる、か・・・確かにおかしいな」 「え、ゆっくりってヨーグルト食べねーの?」 「食べねーよ。お前自分が飼ってるものの事ぐらいちゃんと知っておいたほうがいいぞ?」 「確かに他のゆっくりはあまあまってばかり言ってるから、 少しおかしいとは思ってたんだけど・・・喜んでるし、別にいいかなって」 「やれやれだな・・・」 青年は全く悪びれる様子がない。 そんな様子を見て、更に友人は呆れたような顔で呟く。 「そういえば、ヨーグルト食べたがったのも少しおかしくなった頃からだな。なにか普通とは違う物が食べたいって。 それに前はもっと大人しい、控えめな子だったんだが・・・しかも日に日にエスカレートしてる気がする」 「そうなのか?今見る限りじゃ普通に見えるけど・・・ ま、わざわざ僕を呼ぶくらいなんだ。とりあえずできる限りは力にはなるさ」 「助かるよ。で、どうすればいいんだろう?」 真剣な面持ちで青年は友人に詰め寄る。 しかし友人は彼の必死さもどこ吹く風で、少し考え込んだ後にさらりと言い放った。 「別にいいんじゃないか?このままで」 「なっ・・・人が真剣に相談してるのに、どういう!」 「まあまあ、聞けって。・・・お前、今の生活に何か不満があるのか?」 「・・・いや。特にはないな。さなえは俺に対してはいつも通りだし」 「そうか。じゃあ、さなえちゃんの思いつきであの野良チビどもが死んだら、お前は嫌なのか?」 「・・・そういえば、別にどうでもいいな。元はと言えばあいつが言い出して拾った野良だし」 「だろ?今のこの状況。お前にとって何か不都合があるのか?」 「・・・・・・ない、な。 そうだ、何もない」 「さなえちゃんも別にどこか具合が悪いってわけでもないんだ。 何か大きな問題が起こらない限りは、個性として認めてやるのが飼い主ってもんじゃないの?」 「お前・・・たまにはいいこと言うな」 友人の言葉で、青年はまるで憑き物が落ちたように晴れやかな顔になった。 先ほどまでの真剣な面持ちが嘘のようだ。 「まあさなえちゃんがそうなった原因の方は、悪いが僕には解らない。 そもそも希少種はゆっくりの中でも特に解明されてない部分が多くてね。 いくら僕が加工所勤務でも、不思議饅頭相手じゃ解らない事なんぞ山ほどあるんだよ」 「いや、ありがとう。とりあえずはこのままで行こうと思う。 ・・・でも、もしこのままもっと酷くなってそこらへんに迷惑かけるようになったら!」 「そんなときこそ叱れよ。ちゃんと言い聞かせてやれば聞いてくれるさ。 なんせ・・・さなえちゃーん!」 「はい!おともだちさん、なんのようですか?」 赤ゆたちの様子をずっと見ていたさなえは、友人に呼ばれて控えめに跳ねて来た。 「お兄さんのこと、好きかい?」 「・・・? はい!とってもだいすきです!!」 急な質問に少し首(?)を傾げるが、すぐに満面の笑顔で元気よく答えた。 「そうか。じゃあ僕は好きかい?」 「はい!おにいさんのはんぶんくらいすきです!!」 こっちは即答だ。 「ハッハッハ!そっかー。チクショー!!」 相変わらず笑顔のまま元気良く話すさなえの言葉に、少しヤケクソ気味になる友人。 が、すぐに青年に向き直って少しだけニヤリと笑った。 「な?これだけ愛されてるんだ。少しくらいは信じてやれよ」 「・・・ああ!」 「なんのおはなしですか?」 「いや、別に。お前は誰が好きなんだろうなって話をしてただけだよ」 「なにいってるんですか。さなえのいちばんはおにいさんです!!」 「お前らイチャつくなら余所でやれって。・・・あ、ここお前の家か」 明るく笑いあう二人と一匹。 「ゆ・・・よーぐりゅちょしゃん・・・きょにゃいでぇ・・・・・・」 「ゆんやぁ・・・まりしゃをもっちょ・・ゆっきゅちしゃしぇちぇ・・・」 隅っこでうなされている二匹の赤ゆっくりの事は、完全に忘れていた。 ―――――――――― (まあそれはともかく一つだけ、嘘ついたんだけどな) 青年達と笑いあいながら、友人の青年は心の中で舌を出していた。 実はさなえに関して何も解らない。というのは真っ赤な嘘である。 さなえがおかしくなったのにはちゃんとした理由があった。 ミラクルフルーツ病。それが現在、さなえがかかっている病気の名だ。 そう。さなえは気付かぬ内に病にかかっていたのだ。 ミラクルフルーツ病とは最近になって加工所の研究部によって発見された、さなえ種特有の精神病である。 かかる原因はいまだに不明で、症状は以下のとおり。 ・普通とは違った行動を取りたがる。が、常識を忘れたわけではないので(本人にとって)肝心な所では踏みとどまる。 ・体内にミラクリンが多量に分泌され、餡子に含まれるようになる。 これによって過度の酸味も多量の甘味と適度な酸味を感じる程度になり、それを好むようになる。 ・一部の親しい存在以外には偶に毒を吐き、辛辣になり、厳しくなる。 ・性格が一部変わり、なにかが吹っ切れたように大胆になる。ただし、やる事にあくまでも悪気はない。 ざっと、この程度だろう。 見てわかっただろうが、かかったところで体調に変化が出るわけでもなく、致命的なものもない。 つまり、この病気自体が大した事ないのだ。 まだ見つかって日が浅い事から一般にはあまり知られておらず、 彼も加工所内部で話が回ってきたのを偶然聞いただけなのだが、少し聞いただけでも害がないことくらいは十分解る。 少なくとも、同じくさなえ種特有の、飼い、野良、善良、でいぶ。 種類に拘らず執拗にれいむ種を襲う『ゆるさなえ』になってしまうよりは遥かにマシだ。 それに治す方法も、もう見つかっている。 しかも特効効果があり、とても簡単なものだ。 単に親しい者が 「お前それはちょっと間違ってる。正直見ててかなり痛いぞ」 と、言ってやれば、それだけでしばらく落ち込んだ後に治るらしい。 きっと現実を見つめなおす時間が必要なのだろう。 ともかく危険性はほとんど無いしそうである以上急ぐ必要もない。 それに悪化してもいざとなれば青年が目を覚まさせるだろうと思ったので、友人はあえて何も教えなかった。 別にさなえや青年が嫌いで意地悪をしていたわけではないのだ。 それに、なによりも――― 「ゅ・・・れーみゅにゃにちちぇちゃにょ・・・?」 「まりちゃゆっきゅちおきちゃよ・・・おにゃかしゅいちゃ・・・」 「おちびちゃん!おきたんですね!!それがとっくんっのつづきをしましょう!!」 「ゆっ!?れーみゅよーぐりゅちょしゃんちゃべちぇえれえれしちゃっちゃんぢゃよ!!」 「まりしゃおにゃかしゅいちゃよ!ちゃんちょあみゃあみゃしゃんたべしゃしぇちぇにぇ!!」 「だめです!よーぐるとさんもたべられないなんて、きんばっじさんにはまだまだとおいですね!! これからはもっときびしくおべんきょうをおしえますから、がんばってくださいね!!」 「「ゆんやぁぁぁ!!みょうきんばっちしゃんいりゃにゃいきゃりゃゆっくちしゃしぇちぇぇぇぇ!!!」」 (やべぇ・・・これすっごく面白いわ・・・) 一番の理由は、単なる面白いもの見たさであった。 別に彼は野良チビがどうなろうと、どうでもいい。 さなえちゃんの違う一面が見れてむしろ楽しいし、 青年もなにかが吹っ切れたようなので万々歳だ。 「・・・とりあえず、しばらくさなえちゃんの好きなようにさせてみた方がいいんじゃない?」 「そうだなぁ。・・・まああいつも楽しそうだし、別にいいか」 しばらくこいつの家に通って見物しよう。そんな事を考えながら、友人の男は内心ほくそ笑んだ。 はてさて、これから彼らがどうなるのか。 さなえは無事にフルーツ(笑)から脱却する事ができるのか? 青年はこのまま平凡な生活を送る事ができるのか? 友人に対するさなえの好感度は少しでも上がる事はあるのか? そして赤ゆっくりたちはさなえが満足する結果を出し、 家を追い出されずに見事ゆっくりプレイスを手に入れることができるのか? すべては誰にも解らない。まさに神のみぞ知る、と言ったところである。 「だれきゃ!かわいしょうにゃでいびゅちゃちをかっちぇぐだじゃい! ごにょままぢゃちょぢんじゃうんでじゅ!!・・・どぼぢぢぇぎょんにゃきょぢょにぃ・・・」 「まりしゃたちはばっちしゃんをとりゅためにおべんきょーちてまちた!! かちこいんでしゅ!!がんばりまじゅがりゃゆっぐぢしゃしぇちぇくだじゃい!!!」 「「ゆんやぁぁぁぁ!!もうやぢゃ!おしょちょはゆっきゅちできにゃいよぉぉぉ!!!」」 おしまい ・あとがき 書いてて、金バッジ便利すぎじゃね?と思いました。 でも僕の中の設定では金バッジ試験は超難関なので、これくらい優遇しても罰は当たらないかなーって感じです。 では、最後までご覧頂き本当にありがとうございました! また別の機会に! 小五ロリあき ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 412 僕と『あの子』とゴミ饅頭と ふたば系ゆっくりいじめ 446 俺とゲスと自業自得な餡子脳 ふたば系ゆっくりいじめ 460 弱虫まりさとほんとの勇気 ふたば系ゆっくりいじめ 484 ドスと理想と長の資格 前 ふたば系ゆっくりいじめ 494 ドスと理想と長の資格 後 ふたば系ゆっくりいじめ 514 僕とさくやとおぜうさま ふたば系ゆっくりいじめ 548 てんことれいむとフィーバーナイト 前編 ふたば系ゆっくりいじめ 559 てんことれいむとフィーバーナイト 後編 ふたば系ゆっくりいじめ 583 ゆっくりしたけりゃ余所へ行け ふたば系ゆっくりいじめ 599 はじめてのくじょ~少女奮闘中~ ふたば系ゆっくりいじめ 615 お兄さんは静かに暮らしたい ふたば系ゆっくりいじめ 659 よくあるお話 ふたば系ゆっくりいじめ 674 かわいいゆっくりが欲しいなら ふたば系ゆっくりいじめ 701 おうちは誰の物? ふたば系ゆっくりいじめ 789 ゆめみるれいむときゃっしゅさん ふたば系ゆっくりいじめ 790 ユクミン 前 ふたば系ゆっくりいじめ 855 ユクミン 後 小五ロリあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 飼い主が知識なさすぎてイライラする -- 2018-05-14 13 55 40 神のみぞ知るって最後に捨てられてるじゃん -- 2016-11-01 13 18 57 結局捨てられたんか笑ゴミ饅頭にはお似合いだ -- 2016-08-28 11 41 32 ↓×2いや、悪意があってやったわけじゃないだろ ってか、結局捨てられたゴミ饅頭www -- 2013-08-22 23 19 35 常識は忘れてないしすぐに治せるって書いてるだろアホどもめ -- 2013-07-31 12 34 45 さなえがゲスすぎる。他ゆを殺しかねないことを平気でやることが病気ですまされるなら、野良ゲスも病気だろうよ。 所詮餡子は餡子だな。他人の飼いゆに危害を加えたらどうするつもりなのか。これは流石に赤ゆ達がかわいそうだわ。 あとこの設定だと、金バッチゆって飼い主から離れて一人で買い物すんの?野良や基地外人間に襲われたらどうすんの? -- 2012-09-18 02 21 37 もし本当にゆっくりがいたらゲスをいい奴にして 相棒にしてみたい -- 2012-06-30 00 00 32 さなえさん・・とても・・・かわいいです・・ あのゴミは耐え切れず逃げて路頭に迷ったんじゃね? -- 2011-10-08 04 10 46 完全室内飼いにすべき。あらゆる意味で、暴力をそれと理解せずに行使する奴が一番たちがわるい。 -- 2011-01-07 15 24 29 ゲスを赤ゆの段階から矯正するのって結構珍しいからもっと見たかった -- 2010-11-23 19 53 18 さなえさんが可愛くて面白かったぜ。 確かに他の飼いゆっくりと交友する時に苦労しそうだなw -- 2010-11-17 19 00 23 面白かったです -- 2010-10-23 13 42 42 作者の言ってる優遇って 人間社会で金バッチが買い物したりするのが認められる程社会的地位を得てるって意味だと思うんだけど・・・ ゆっくりを殺すとか何の事を言ってるんだろう? -- 2010-09-09 06 12 03 そのまま外でのたれ死にしてくれ。 -- 2010-08-12 22 16 46 で、オチから察するに赤ゆ2匹は追い出されたのか -- 2010-07-26 06 28 16 まぁ、室内飼いで世間から隔絶したまま一生を終えさせるのならよかろうが、 散歩中に他人の飼いゆと遭遇➝常識にとらわれてはいけないのです!➝相手の飼いゆ死亡or重症 なんてことに、なったら困るよね? -- 2010-07-13 00 22 52 これぐらい優遇してもって・・・ ゆっくりがゆっくりを殺すかもしれない加減でいってもいいかって、この飼い主はばかなのか? 同じ金バッチゆっくりに同じ調子でやって殺してから後悔するのか? 潜在ゲスと一緒じゃんか -- 2010-04-08 04 14 30
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2370.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 1134 いつもの風景/コメントログ」 いい話だw -- 2010-06-19 12 15 07 なんだいつものゆっくりかw -- 2010-06-20 14 32 49 助けはしないが、その死を悼む。良い人たちだね。 彼らはゆっくりにも魂があると信じる人たちなんだね。ゆっくりできるよ。 -- 2010-07-15 05 24 21 踏み潰さないない所か声をかけるなんて優しすぎだろ~ ここはいじめじゃないのwwwww -- 2010-07-23 15 56 36 潰さずに優しく『声だけ』かけるのが残酷だなあ、精神にくるいじめだな 助けないけど冥福は祈るとか、自分の心を慰めるオナニー的行為でなんの意味がない いじめを見ても見て見ぬ振りするけどいざ当事者が自殺したらかわいそうとか助けてあげたかったとか 泣き出す糞偽善者を思い出して嫌になるわ 助けられたのに助けなかったやつが冥福を祈ったり悲しんだりする振りをするのは卑怯だ -- 2010-07-23 23 35 40 助ける価値あるのかよゆっっくりに。 -- 2010-08-02 01 11 25 救いの手を差しのべると、とことん増長するかひたすら感謝するかの両極端だから困る 大抵の野良ゆっくりの場合恩を仇で返すというのが一般市民の共通認識なんだろうね -- 2010-08-05 12 26 02 ゆっくりに冥福を祈る人間さん・・・そんなの優しすぎる・・・ -- 2010-09-02 18 35 17 色んなSSや絵でも思うんだが なんで1頭身で目線が低いくせに、足元見ずに石で足切るんだろうなw そんな人間に関係無い事でいちいちケガしても助けてられん -- 2010-09-20 03 18 14 そもそも他の種族に治療を頼むのが間違い ゆっくりは全く何の能力も価値も無いんだから素直に死を受け入れるべき -- 2010-10-23 04 55 45 良い話だなー;; 優しい人達だw -- 2010-12-21 20 42 47 間接的な虐待とも取れるなコレ。 -- 2010-12-23 02 07 38 ↓×8 そんなことが言えるのはあくまで対象が人間ならだけどな 飼いゆでもないゆっくりの命を救うとかどう考えても過干渉だろ むしろこの場合助けるほうが間違い。 違う生物から援助を受けたいならそれなりのリターンがないと これが虐待なんていうんなら野良犬や野良猫が怪我してても動物病院に連れていかなっかたら動物虐待とかむちゃくちゃな理論がまかり通る ゆっくりが死にかけてるとか対岸の火事以外のなんでもない -- 2011-01-23 02 12 23 まぁまぁ。これは二次元の話だぜ -- 2011-04-18 19 19 40 お話と現実を混同しちゃいけないってのが大前提ではあるけど、 自動車による事故や密猟者の罠でならともかく、 怪我をした野生生物を安易に保護すべきでないって意見もあるしね。 自然淘汰や諸々を歪めてしまう危険があるってね。 -- 2011-06-27 08 08 33 いいはなしだな -- 2011-07-08 17 46 18 野良相手に治療はいらんだろ? 歩く死亡フラグだし -- 2011-10-17 02 22 11 害獣であろうゆっくりを助けないという社会のルールを守りながら、ゆっくりの事を思ってあげるこの街の人たちは良い人たちだ。 -- 2011-10-29 08 34 26 イイハナシダナー -- 2013-01-23 15 51 21 偽善とか言っちゃうと他人を煽ってるように見えるんだよね。 -- 2013-03-19 10 37 52 死亡フラグが立ちまくり、、、、、、、わからないよーーーー -- 2013-05-25 20 37 43 イイハナシダナ~~!!! -- 2013-06-15 20 16 42
https://w.atwiki.jp/kubo-zemi/pages/2536.html
トップページ 新聞論評 新聞論評 2013 新聞論評 20130225 This Page updated 2013-03-02 09 31 13 (Sat) 2013年2月25日 締切 新聞論評 学籍番号 201014032 氏名 森山直哉 1.新聞情報 見出し いじめ・体罰の訴えが最多 12年の人権侵害 発行日 2013年3月1日 新聞社 日本経済新聞 朝刊 面数 第15面 2.要約 全国の法務局が昨年1年間に救済手続きを始めた人権侵害事案のうち、学校でのいじめが前年比20.6%増の3988件、教師による体罰が同32.6%増の370件で、法務省が集計を始めた2001年以降で過去最多だったことが分かった。(97字) 3.論評 全国の法務局が昨年1年間に救済手続きを始めた人権侵害事案のうち、学校でのいじめが前年比20.6%増の3988件、教師による体罰が同32.6%増の370件で、法務省が集計を始めた2001年以降でいずれも過去最多だったことが1日、同省のまとめで分かった。大津市の中2男子自殺などいじめの社会問題化を受け、救済を求める事例が増えたためとみられる。 体罰の件数はいじめに比べて少ないが、増加率ではいじめを上回った。今年に入り、大阪市立桜宮高校(同市都島区)2年の男子生徒が体罰を受けた後、自殺した問題が発覚するなどしており、同局は今後、表面化していない体罰に関する件数も増える可能性があるとみている。 法務局は、電話やインターネットなどを通じ、いじめや体罰などの人権侵害に遭ったとの届け出があった場合、同局職員やボランティアの人権擁護委員が相談を受ける仕組みを設けている。このようにいじめや体罰について教育とはなんなのか何が愛の鞭で許されるものか正しい事がなんなのか対処しなければならないことと、いきすぎた縛りでこれからの教育や先生など心配である。(454字) 4.コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/kobetakigawa/pages/320.html
300 名前: 朝まで名無しさん [sage] 投稿日: 2008/04/03(木) 22 51 45 ID uCR8kvWr 294= 298? 筋肉組が参入する経緯についてはどう考えてますか?? 302 名前: 朝まで名無しさん 投稿日: 2008/04/04(金) 00 07 30 ID x2PkjYNm 300 難しいご質問ですね。 VECTORSメンバーY、E、Hと被害生徒がいる5組とBがいる3組。 「筋肉組」は、「野球・アメフト」グループで特に、3組と5組の廊下サッカーをやっていた 連中を中心とするグループと私は考えています。(2ch「なかよっぴ」のいう廊下・食堂組です。) 彼らの内、関与が明確なのはIです。(I自身は廊下サッカーはやってないと考えていますが) 2007年の春休みまでには、Tシャツなどを被害生徒に売りつけています。 サイトで被害生徒への中傷が激化するのも同じころ(2007年2月~3月ごろ) と想像しています。春休みにはアルバイトをしていたとの報道もあったように思います。 このころ被害生徒の置かれていた状況のさらなる変化が感じられます。 I以外にどのような関与・関係があった、或いは、なかったか分かりません。 しかし、この連中が、HやIのメールに於いて脅迫に使われたことは間違いないと 思っています。被害生徒はこの「廊下・食堂組」を以前から恐がっていた。 また、多くの在校生達が、事件以降、この連中に、何らかの関係・関与があったのでは ないかと、疑いの目で見ていたことも事実だと考えます。2chになされた多くのリークが このことを証明していると思います。 VECTORSメンバーの被害生徒への虐めが2006年秋以降エスカレートするなかで、 このグループが被害生徒を守っていたことは先ずありえない。逆に、虐めに便乗した 疑いは、今もなお晴れていないのではないかと私は考えています。 303 名前: 朝まで名無しさん [sage] 投稿日: 2008/04/04(金) 01 12 01 ID apzj+7uK 302 あ。ほぼ同意です。 2~3月頃に激化するきっかけになったのは、やっぱり下半身画像とかですかね?? どこかで、これがいつ頃なのか話題になったと思うんだけど、 自分は1月~2月頃じゃないのかなと思ってるんです。 (upされたHPは、まあ十中八九6hpですよね) これによって、仲間内・クラス内の弄りが広く知れ渡ってしまい、 変な奴らに目をつけられる事になっちゃったのかな、と。 変な奴らってのは、つまり「廊下・食堂組」とか、HPで「イキってる」連中のことです。 ていうか、なんだろう。。 報道を読んでると、Iが参入したのってすごい唐突な印象なんですよ。 フットサル関係はあなたが書いてきたように、 点と点が繋がって線を引いていけるんだけれども、 I関係(筋肉組関係)は何故かうまく線が引けない。 弄り、中傷、傷害と物品売り付け恐喝は、ちょっと種類が違うし、 自然にエスカレートしていったような感じが、まだしない。 そのへんが少しモニョるんですよねー…… 304 名前: 朝まで名無しさん [sage] 投稿日: 2008/04/04(金) 01 18 49 ID apzj+7uK フットサルが関与したことは、点が多く散らばってるのかな。 それで繋ぎやすいのかも。 でも物品売り付けとか恐喝とかI絡みは、点が少ないよね。 なんでだろ。。 捜査は、イジメではなく恐喝がメインだったのに。。? どうもスッキリしない。何か捩れがまだあるような無いような……? 305 名前: 朝まで名無しさん 投稿日: 2008/04/04(金) 22 46 05 ID x2PkjYNm 303,304 県警と地検は、被害生徒と逮捕者の携帯に関するデータのみで、恐喝及び恐喝未遂を 立件したに過ぎません。サイトをつかった名誉毀損や「いじめ」については立件を見送った のではないかと思います。従って、捜査結果も最小限でしか発表されませんでしたし、 学校調査も、まるで「パンドラの箱」を開けないようにしたかの如くでしたから、情報が 限られてしまったのだと思います。報道も相手が生徒ですから取材も当然制約を受けて いたと思われます。2chの書き込みを見ると、9月20日の段階でも担任ミックのフルネーム でさえ入手できてないことが分かります。 写真は、9月20日産経の『「下半身写真、ネットに」神戸の自殺生徒がメモ』の記事に 男子生徒がよく通っていたという学校近くの店の店員らによると、男子生徒が「今年1月ごろ、 罰ゲームで陰毛をそられ、そのときに写真を撮られた」と話していたという。 とありますので、1月ごろHとのPK戦罰ゲームで撮られたと考えられます。Hは「仲良し」サイト 「 //6hp」からプロフ・日記をこの頃には消していたと思われますが、Hが自ら作文でサイトへの 書き込みを認めているように、アップされていた可能性は十分あると考えられます。 激化の原因は分かりません。中傷が中傷を生みだして激化したのかも知れません。2月には 2回目のモヒカンにもされていると考えられますので、また何かトラブルがあったのかも知れま せんが、想像がつきません。 306 名前: 朝まで名無しさん [sage] 投稿日: 2008/04/05(土) 02 55 56 ID mGs/P5xD 305 >サイトをつかった名誉毀損や「いじめ」については立件を見送ったのではないかと思います。 >従って、捜査結果も最小限でしか発表されませんでしたし、 >学校調査も、まるで「パンドラの箱」を開けないようにしたかの如くでしたから、 >情報が限られてしまったのだと思います。 そういう事ですよね。 学校や保護者や生徒ってのは、次の通りでしょ。 ・最初から事件解明などする気がなかった ・自分に害が及ばないようにって事しか関心がなかった 警察は上記の2点について協力が得られなければ、捜査も立件もしようが無いわけで。 報道機関も、警察か学校関係者くらいしか取材元がないわけで。 だから「点」が少ないんだよね。 これまでにも、残念ながらこれからも、 イジメが原因で自殺する子供達はたくさん居たし居るってのに、 彼らは誰も、そういった現状を何とかしよう!なんて考えないんだろうね……