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こなた仕返し by、佐賀県 「こなちゃんが臭くってさー」 「確かにそれはありますね」 朝の教室、そんな話をつかさとみゆきがしているときだった。こなたが教室に来た。ただし引き戸を蹴りでぶち壊して。 「っらああああああ!! 全員両手を頭の上に重ねて床に伏せろおおおおおっ!!!!」 登校してきた泉こなたの第一声だった。 般若のような形相をして、気狂いのような奇声を上げながら教室の引き戸を蹴り飛ばして現れた人物を見てクラスの全員が固まった。 こなたの手にはモデルガンらしきものが握られている。まさか本物なわけがないが、それでもモデルガンを片手に教室の扉を蹴り飛ばす行為は、多少感覚のズレた人物として有名な泉こなたといえどもまともな行動ではない。 最初に硬直状態から抜け出したのは男子生徒の白石みのるだった。 「ど、どうしたんだよ泉……?」 「シャラップなんだよファックがあ!!」 白石のある種の度胸の良さが災いした。こなたは意味不明のスラングと共に左手に握った改造エアガンの引き金を引いた。 ぱかん。軽い音と共に白石みのるの頭蓋を特注の鉛製BB弾が貫いた。言うまでも無く即死だった。 頭から血を噴き出して倒れた影の薄かったクラスメートの姿を見て、他の生徒たちは完全に硬直した。人間いよいよとなると悲鳴も上げられない。 「てめえらは散々あたしのことを馬鹿にしてくれやがって!! 全員ブチ殺してやんよぁああああああ!!! あっはははっはあははははh!!!」 泉こなたは最近までクラスで非道いいじめにあっていて、先週から不登校になっていたのだった。まさかその期間に家で改造エアガン製作に勤しんでいたとは誰も知らなかった。 「まずはテメエからだ柊つかさ! 人の皮を被った悪魔が! よくも親しい友人を装って散々にあたしを傷付けてくれたな!」 「ゆ、許してこなちゃん……! 私たち友達だよ……もう一度やりなお……」 つかさの言葉はそこで途切れた。こなたの放った鉛の弾がつかさの脚を撃ち抜いたからだ。 目蓋を大きく見開き、声にもならない悲鳴を上げてつかさはその場に崩れ落ちた。そのつかさの姿をこなたは冷たい目つきで見下ろした。 「友達ィ~? あたしをハブって、パシリにして、かつあげして、両手にタバコを押し付けて、他にも色々してくれたよね? それが友達に対する態度だったっての?」 もはやいつものこなたの声調ではなかった。低く地の底から響くような声色で、それでいて深い怒りに震えて、歯を食いしばりながらこなたが今までの恨み言を読み連ねた。 「調子のイイこと言ってんじゃねえよつかさああああ!!!!」 「ひいっ! ごめんなさい! ごめんなさい!! ごめ……あぎゃあああ!!!!」 ぱかん。ぱかん。ぱかん。こなたの左手にあるエアガンから、おもちゃのような軽いコッキング音が連続で鳴った。弾き出された弾はつかさの全身の肉を穿ち、骨にまで食い込んだ。 激痛に咽び泣きながら、床を這って逃れようとするつかさ。その背後からこなたは容赦ない銃撃を浴びせ続ける。その顔は鬼のような形相で、しかし自分を散々に傷付けた相手に対して復讐できる喜びに震えるほどの笑みを浮かべていた。 「た、助けてこなちゃ……いぎィ!? おねがい……あギャアッ!! 痛いよ……助け……あがァッ!! おねえちゃ……ごほっ…………おねえちゃん…………」 でたらめに放たれた弾丸はことごとく急所を外した。虫のように床を這うつかさとこなたの鬼ごっこは教室の端から端まで続いたが、ついに痛みと出血に耐えられなくなったつかさが、その大きな眼を開いたまま崩れ落ち、動かなくなったことで終了を告げた。 その間、クラスメートたちはただただその地獄の光景を見ているだけだった。逃げ出そうと考える者はいなかった。 今までもそうだった。泉こなたがクラスでいじめを受けているときも、ただ傍観しているだけの行為は自らの被害に結びつかない、経験が彼らをそう行動させていた。 だが、ここにその例から外れた存在が一人いた。ウェーブがかったロングヘア、メガネを乗せた顔を恐怖に歪め、ガタガタと震えているのは高良みゆきだった。 逃げなければ。次は間違いなく自分の番だ。だが恐怖で脚が竦んで、もはや立っているだけで精一杯だった。膀こうが空でなければ確実に失禁していただろう。 逃げ出さなければ殺される。しかし逃げ出せばその場で後ろから撃たれる。その恐怖がみゆきを金縛りにさせていた。論理的思考は一切働かない。優れた頭脳も非常事態下においてただ恐怖を加速させるだけでちっとも役に立たない。 「さて、と……それじゃ次みゆきさんの番だね」 落ち着き払った声で、足元から腰までべっとり返り血を浴びたこなたが振り返り言った。人を一人殺した。その後戻りできないところに来てしまった自覚が、かえってこなたを冷静にさせていた。 「あははは、処女より先に童貞捨てちゃうなんてすごいねあたしって……死んでるんだよそこのそれ……もう動かないんだよ…………あははははははははははははははははは」 壊れた人形のような顔でこなたが笑う。体は小刻みに震え、それでも顔は笑っている。 今やこなたを支配するのは怒気と狂気だけだった。そして、そんな相手に命乞いなんて無意味。それよりさっさと背中を向けて逃げ出すべきだ。 しかしまともに追いかけっこをすれば早いのはこなたのほう。運動音痴のみゆきが走って逃げ切れる相手ではない。 「……た、助けて……ください…………。お願いします助けてくださいぃ……!」 結局出て来た言葉は命乞いだった。明らかな無為。しかし最早それ以外に取る方法がなかった。足腰をガクガク震えさせながら、目から大粒の涙をこぼしてみゆきはひたすら命乞いの言葉を繰り返した。 「助けて下さい泉さん! ごめんなさい! 許して下さい! 今までの事は本当に申し訳なく思っています!! お金なら親がいくらでも払います! だから…………」 駄目だ。駄目だ! 駄目だ駄目だ駄目だ!! こんな言葉が通用する場面ではない! 最初にこなたが教室の扉を蹴飛ばしてからまだ時間にして1分も経っていない。しかしもうすぐ他のクラスから人が集ってくるだろう。状況を知った教師らが警察を呼ぶだろう。 そうなれば泉こなたは捕まる。そんなこと本人も最初から承知している。 そしてこなたは逃げ出すことを考えていない。自分をいじめていた柊つかさ、そして高良みゆきを殺したら、後はどうなってもいいと考えている。この場で頭を撃ちぬいて自殺する気かもしれない。 そんな相手に何を言っても通用するわけが無い。そう思っていたが、信じられない奇跡のような事態が起こった。 「…………そう、みゆきさん反省してくれてるんだ。……だったら、みゆきさんは殺さないでおいてあげても、いいかな?」 そう言って、こなたは持っていた改造エアガンを傍らの机の上に置いた。 え? みゆきは事態の異常さを理解できない。なぜ? 自分を助ける? 殺さない? どうして? どうして? 「本当はね。ずっとあの頃に戻りたかった。だから、いくらいじめられても、みゆきさんもつかさも、心から憎いと思えなかった……ただ悲しかった…………ひぐっ……すごく悲しかった…………」 静まり返った教室で、こなたは泣いていた。目から涙をこぼし、返り血にまみれた両手で顔を覆って、泣いていた。 「でも、もう戻れない。そう気づいたときに、今までの悲しい気持ちが、まとめて全部殺意に変わった。……本当はずっとあの頃に戻りたかったのに…………」 こなたは泣いている。嘘でも誤魔化しでもなく、本当に涙を流して泣いていた。 みゆきに背を向けて、おぼつかない足取りで教室の中央に向かって、両手をだらりと下げたままふらふらと足を進める。目線は宙をぼやっと見たまま、嗚咽にむせび泣いていた。本当に、本当にただ悲しそうに。 そのこなたの姿を見ながらみゆきは考えた。 泉こなたは間違いなく異常者だ。今は狂った頭脳がもう一度狂って、わけのわからない感傷に襲われているだけ。いつまた心変わりして自分を殺そうとするかわからない。 そして、この状況下で泉こなたを殺せば自分は殺人者か? いや違う。彼女はすでに人一人殺した犯罪者。そして自分も殺されるところだった。正当防衛の成立余地は十分にある。 だからもし仮に自分がこの場で泉こなたを殺しても、警察は自分を逮捕しない。なに、もし面倒なことになれば親が金でなんとでもするだろう。 思考1秒、みゆきにさっきまでの恐怖はもう無い。全て吹っ切れた。みゆきは笑いを堪えるような表情で目を細め、机の上に置かれていた、つかさを殺した改造エアガンを手に取った。 銃口をこなたの背中に向けた。クラス中の人間が息を呑んだ。そして、なんのためらいもなく、みゆきはその引き金を落とした。 かしゃん。乾いた音が鳴った。 「…………やっぱり……だめだよね…………」 こなたは、みゆきに背中を向けたまま。低い声で言った。 「……えっ!?」 みゆきは動揺した。もう一度引き金を絞る。かしゃん。弾は発射されない。 かしゃん。かしゃん。かしゃん。何度やっても同じだ。空撃ちの乾いたコッキング音が鳴るだけ。弾切れだ。弾装に弾が一つも残っていないのだった。 「…………嘘は言ってないよ。あの頃に戻りたい、それは本当の気持ち……私をいじめてた人間は憎くて憎くて仕方が無い……でも、『つかさ』や『みゆきさん』が憎いんじゃあない…………本当に、殺したくなんてなかった…………」 そう言いながら振り返ったこなたの目には光が失われていた。全てをあきらめたように、黒く濁った目でみゆきを見て、懐からもう一つ改造エアガンを取り出した。 「さよならみゆきさん…………私もすぐ行くから。もしあの世で……会ったら……また仲良くできるといいね」 とめどなく溢れる涙に溺れるように声を詰まらせながらこなたは言った。 もう全ておしまい。いや、本当はとっくの昔に終わっていた。だけど気づきたくなかっただけ、私たちはまだ仲良しなんだと、自分だけが思っていたかったのだ。 その勘違いを終わりにしよう。そう思って、こなたは引き金を絞った。 びしゃ。教室の窓ガラスが赤く染まった。額から後頭部までを貫いた8mmの弾痕、そこから噴水のように赤い液体が噴きだした。みゆきの体はその場に崩れ落ちた。 そしてすぐにまた同じ音が鳴った。今度は机が赤く染まった。その傍らにこなたの小さな体が横たわっていた。長い髪を赤に染めてなお頭からだくだくと血を流していた。 血に染まったその机は、ここ数日座る者の無かった、泉こなたの席だった。 いつもここにみんなで集っていた。4人で他愛のない話に花を咲かせていた。 もうあの日々は戻ってこない。血で汚れた机は教室から撤去されるだろう、同時に、誰の記憶からも失われていくだろう。そのうち、誰も思い出さなくなるだろう。 この席の回りはいつも明るかった。素朴に、しかしはっきりと輝いていた。 星のように。 『夕方のニュースです。今日午前8時過ぎ、埼玉県陵桜高校で銃乱射事件が発生。18歳の女子生徒が同級生の柊つかさ、高良みゆきの2人を改造エアガンで射殺し、その後自らもその銃で頭を撃ち抜き死亡した模様です。警察は事件に対し…………』 完
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主に泉こなたがメインキャラのSS作品です。 こなた1 こなた2 こなた3 こなた4 こなた5 こなた6 こなた7 こなた8 こなた9 こなた10 こなた11 こなた12 こなた13 こなた14 こなた15 こなた16 こなた17 こなた18 メニューへ
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ある日の放課後、私はいつものようにかがみにじゃれつきながら、からかっている。 かがみが顔を赤くして慌てる様子は可愛くて萌えるんだよねぇ~… かがみは「や、やめろっ!」とか赤い顔で言ってくるけど それが私の求めるものなのだよかがみん♪ もっと、かがみの恥じらいを引き出すためには、腕を抱きしめて、顔を近づけてやればいいんだヨ。 「ねえ、かがみぃ~ん」 「は、恥ずかしいからやめろ~!!」 と、その時だ。 私の顔が近寄り過ぎたのか、かがみが目をつぶったまま頭を動かすからなのか。 私は、単にふざけてたつもりだったのに、偶然、キスしてしまった。 「…」 「…!!」 かがみが慌てて唇を離した。 「な…な、な、何してんのよあんた!!」 そう言って、かがみは何も言えなくなってしまった。 私も本当にびっくりした。しかし、こんな時にお互い何もしゃべらないのは、いくらなんでも気まずすぎる。私はすぐにいつも通りのふりをしながら、 「…むふふ~、とうとうかがみんとキスしちゃったね~、どう?始めてのキスの味は?照れてる~?」 「ば…バカ!!そんなこと…ないわよ、別に」 かがみもいつも通りに返した…つもりらしい。 私の顔も赤くなってくる。思考が麻痺してきた。そして、ちょっと罪悪感を感じた。 その後二人で帰ってる時も、ぎこちない会話しかできなかったし、あまり話せなかった。 「…じゃあね」 「うん…」 どうみても気にしている。 …かがみ、私…そんなことするつもりはなかったんだけどな… 私は家に帰ってから、ずっと今日の事の責任をずっと感じていた。 何も手がつけられない…あ…宿題あったんだった…。 あ…そうだ。 「あ、こなちゃん、おはよー」 「ん…うん、お、おはよ…」 「お… …おはよ」 あいさつもぎこちなくなって、その後はお互いに一言も何も言えなかった。つかさはちょっと心配してるみたい。 わざと宿題をせずにいて、かがみに見せてもらう口実も作ったのに…結局言えなかった…先生にはやっぱり怒られるし。 授業中も全く集中できない… 昼休みの時間が近づく…かがみが来たらなんて言おう… かがみ、傷ついてないかな…?彼氏が欲しいってしょっちゅう言ってたもんね。なのに最初のキスが私なんて… 思えば思うほど罪悪感が強くなる。ひどく心配になる。 もしかして、かがみ今日はお昼は来ないんじゃないかと心配になった。 お昼の時間、かがみはちゃんと来てくれた。 でも、普段私とかがみが会話の中心になっているのに、今日は私もかがみも黙ったままだったため、4人の会話がほとんどなくて、気まずい状態になってしまった。 私は……つかさや…みゆきさんにまで…4人の関係まで傷つけたんだ。私のせいだ。 その思いが私を一層追い詰めた。 5時限目が終わった時… 「こなちゃん」 「なあに?つかさ…」 「お姉ちゃんね、今日の放課後は委員会の仕事あるから先に帰っててって言ってたよ」 一瞬、「かがみに逃げられた」と思った。でも委員会じゃしょうがない。かがみ忙しいもんね。 なんで…こんな時にあるんだろ… …もう、やだよ、こんなの。 6時限目の時、私はもうあまりに落ち込んでいて、涙がこぼれそうになっていた。 でも、必死で我慢した。これ以上つかさとみゆきさんに迷惑かけちゃいけない… 放課後、私はつかさとみゆきさんと一緒に帰るのを断った。 「いや~、ちょっと別のクラスの人とゲームのことで相談してほしいってことがあってね~。だから先に帰っていいよ~」 我ながら、うまく演技してごまかせたと思った。でも、そうウソついたのが余計虚しい。 もし…ちょっと寂しげに話したら、つかさが気にしてかがみを呼んできてくれるんじゃないかとか、勝手なことを考えた。 その後ずっと、私は教室に一人でいた。一人でずっと泣きたかったからだ。 「うぅ~…うっ、うっ、かがみぃ…つかさ…みゆきさん…ごめんね…ごめんね…」 涙がぽろぽろこぼれるのに、ちっとも止まらない。 外を見ると、学校の生徒がどんどん帰っていく。なんでか知らないけど、みんな楽しそうな顔だ。 私はまた泣き続ける。 気が付くと、もう6時半を過ぎて、外は暗くなっていた。この暗さがさらに私を追い込む。 校庭には誰もいない。委員会なんてとっくに終わってる。もう誰もいない。 全部私がいけないんだ…全部…私が壊したんだ…かがみの友情も…つかさとみゆきさんとの友情も…朝のしゃべる時間も…楽しいお昼の時間も…4人の関係も…!! 私は一人で絶望した。 「うわあああああああああああ!!!!!」 私は大声で泣いた。私が本気で泣いたのは本当に久しぶりだと思う。 でも私は、かがみと、つかさと、みゆきさんとの関係が壊してしまったことが、何よりも辛かった。 私にとってこんなに辛いことはないよ…!! 「ぐすっ、ぐすっ…辛いよぉ…さみしいよぉ…ふえぇぇん…! …かがみぃ…」 もしかしたら…かがみが心配して向かえにきてくれないかな…?そうしたらすぐに本気で謝って、また明日からいつもの生活に戻れるのに…!! 「かがみぃっっ!!!!」 …そんな期待を何度もしてしまう自分が憎らしく思えた。どうして人に頼ってしまうんだろう… どうして自分から言おうとしないんだろう… …自分から… そうだ。やっぱり私から言わなきゃだめなんだ… 私は真っ暗になった道を一人で帰る。今、8時くらいかな…? 携帯は、今日も家に忘れてしまったらしい…おとうさん心配してるかな。ゲマズによっててこれぐらい遅くなったことがあるから大丈夫かな… 私は「柊」と書いた表札の家の前に来た。 どうしても今すぐかがみに謝りたかった。 でも、どうしても覚悟が決まらない…かがみの家にはつかさもいるし、結構大家族なんだよな… いろんな思いが交差して、とても入りにくい。RPGみたいにさらっとできればいいのに… …でも、このままじゃ何も変わらない。私は、何と言ってこの家に上がろうかと考えることも捨て、思いきってブザーを押した。 玄関のすぐ近くにいたのか、つかさの声がした。 「は~い、今出るよ~。 あ…こなちゃん!どうしたの?こんな時間に?」 「え、えっとね…かがみにね、どうしても分からない問題があったから…」 …また私はウソをついた。もううんざりだよ… 「そっか、じゃあ上がって!お姉ちゃん今部屋で勉強してるから」 私の言葉を少しも疑わずに言った。 「うん。ありがと」 出てきたのがつかさでちょっと安心した。 そして、私はかがみの部屋に案内された。 「お姉ちゃ~ん、こなちゃんが来たよぉ~」 「えぇっ!?こなた?…う、うん分かった。入って…」 かがみが驚いている。…そりゃそうだよね… 「じゃあね、こなちゃん。ごゆっくり」 「ありがと…」 つかさが部屋から出ていく。 かがみは机の前の椅子に座っていた。 「どうしたのよ?」 かがみが普通に聞いてくる。なのに、私には冷たくあしらわれているように感じた。 それに、かがみはなんで私がいきなり来たのかも分かってるだろうし。 「昨日の…ことなんだけど…ごめんね、かがみ。私…」 「あー…あのことねえー。いいわよ別に」 かがみもあまりこの話に触れたくないようだ。 「でも…ごめんね…」 「もう、いいって。そんなの気にしてないからいいわよ」 なんか、とても突き離されてる言い方に聞こえた。気にしてないならもうちょっと優しく言ってよ…! 私は黙ってしまった。 「うぅ…」 私の目から涙が溢れてくる。 「ちょっとこなた…!なんで泣くのよ!」 「うっ…うっ、うううぅ…」 だめだ、涙が…止まらないよぉっ…! 「わあああん!!かがみぃ~~~!!!」 「ちょ、ちょっと、こなた!?なんで泣くの!?」 「かがみぃっ!!ごめんね!かがみ、ごめんねっ!!私がふざけすぎたせいで… わざとじゃないよ!あの後私あんなこと言ったけど、わざとじゃないんだよっ!! 私のことなんてほんと嫌いになった!?だけど、またいつもの4人で一緒に帰ったりしたいんだよっ!! いつも通りに戻りたいんだよっ!!!」 だんだん自分の言う言葉が変になってきてる…もう頭が混乱して… それに…私の今の顔はひどいことになってるだろうな… かがみは椅子から降りて、私の前に座った。 「こなた、もう泣かないで」 「でも…ひぐっ、私っ…かがみのっ、最初の、キスだよっ…えぐっ…」 かがみの声が急に優しくなった気がする。 「あのね…私はファーストキスがどうこうより、こなたがそんな顔して泣いてることの方がよっぽど心配なのよ」 「ふええぇ…かがみ…かがみ…!」 かがみは私の顔をハンカチで拭いてくれた。かがみ…すごい優しいかおで見てる… そんな…そんな優しくするから…余計に泣いちゃうんだよぉ… 「うえええぇん!!」 私はかがみの膝の上で泣いた。 何度も「許してあげる」とか「そんな泣かないで」って言葉が聞こえたけど…でも、でも、 かがみが…あたま、撫でてくるんだもん… その後、かがみがおとうさんに電話してくれた。私の方はとても電話に出られる状態じゃなかったから… かがみはうまくごまかして、今日はこの部屋で泊まって、明日の朝私が帰るようにするよう頼んでくれた。 私はとても幸せだったけど、ちょっと情けない…結局かがみに頼ってしまってるし。 「あんたにも、こんな一面があったなんてね」 かがみは笑顔でそう言ってきた。いっつも私がかがみの主導権をとっているだけにちょっと悔しい。 なんでこうゆう時のかがみはこんなに優しいんだろう…普段は怒ったりツンツンしてるくせに、誰かが本気で困っている時はこうなるんだ。 「くぅぅ…」 私は、涙は止まったけどまだ悲しい顔をしてた。別にもう悲しいわけじゃないけど。 かがみが急に優しくしてきたり、私の泣くところを初めて見られてしまったから恥ずかしいワケで… しばらくして、ようやく私が落ち着いたとき、かがみが言った。 「こなた、一緒に寝よ」 かがみがはっきり言ってきたので、私はびっくりした。でもよく考えたら、ベッドは一つしかないし、そりゃ当然か… いつもの私だったら、「今日のかがみ、積極的~!」とか「淋しんぼかがみん萌え」とか言ってるのに。 かがみはわざとなんだろうか… いつもと違ってネガティブになってる私は、かがみと一緒の布団に入るのがほ・ん・きで恥ずかしかった! 横になると、かがみが私の体に布団をかけてくれる。なんで今日はそんな萌えるようなことばかりしてくるかな… でも、かがみはいつもの私に早く戻ってほしいと思ってるはずだ。よし、ここで、かがみをからかってやろう! いつまでもうじうじしてるなんて私らしくない! 「むふ~、かがみ嬉しい?私は愛するかがみとお、同じ、フトンで ぅ、れ し ぃ … 」 …こんな時に噛んでしまった…しかも噛んだことで、私の表情が戻ってしまったため、冗談でなくなってしまった… 自分でどつぼにはまってしまったのだ。私の顔がかぁーっと熱くなる。 ああ~何やってんだぁ私…かがみまで赤くなってるじゃないか…こんな沈黙も気まずいよぉ… 「ば…ばかね、あんた何言ってるのよ」 「ぅぅ…」 もうだめだ、今日の私。 かがみが電気を消した。 でも、真っ暗にはならず、かがみの表情がうっすら見える。恥ずかしいヨこれは… こんな顔を合わせた状態で目つぶったら、寝顔をもろに見られちゃうし… これじゃとても寝られませんって… 「こなた…」 かがみは私の顔を隠している髪をかきあげる。顔がはっきり見えて余計恥ずいってばぁ… 「か…がみ…」 私の心臓はすごいドキドキしている。暗くて顔が赤いのが見えないのがせめてもの救いか… 「顔が熱いわよ…」 かがみが私の頬に手を当てる。その行為が余計、私の頭を沸騰させるし…息もうまくできない… 私はただ、ぼーっとかがみの顔を見てるだけだ。 「…そうだ」 かがみが思い付いたように言った。 ちゅっ。 かがみが…私の額に …キスした。 「はい!これでおあいこだからね!うふふっ」 「あ…あ……」 私はもうあまりの恥ずかしさで何も言えない。かがみの顔も見れない。 「真っ赤になってるこなたも萌えるゾ?…なんてね」 ニヤニヤしながら私を指さして言った。しゃれにならない。 「も、もうぃいーーーー!!!」 私は慌てて布団の中に頭を隠した。 フトンの外ではかがみはケラケラと笑っているが、私は心臓が飛び出しそうで息も荒いし、なんにも考えられないし…どうすりゃいいのさ!! その後、ちゃんと眠りに付けたのかどうかも分からない。 6時頃かがみに起こされたようだけど…ねむい。 翌朝。 私は早くに柊家を出て、自分の家に帰った。かがみのおかげでおとうさんに心配かけずに済んだみたい。 そして、学校に行く準備をして、家を出る。 駅の待ち合わせ場所では、かがみとつかさが待っている。全部元通りだ。 「昨日はこなちゃんがお姉ちゃんの部屋で泊まったんだよ~」 「そうなんですか…それは楽しそうですね」 「昨日は、愛するかがみと同じ布団で愛し合ったもんねえ~」 「ち…違うわ、ばかっ!」 いつも通りの私に戻れたようだ。心なしかちょっと照れるけど… つかさが昨日のことを訪ねてきたので、ちょっと困った。でも、かがみは昨日の暗い私のことは黙っていてくれた。 「昨日は、私とつかささんだけで帰ってたので、少し寂しかったんですよ」 「そうだね~やっぱりこなちゃんとお姉ちゃんがいないとね~」 「え?えへへ…ありがと、つかさとみゆきさん…」 4人の関係も完全に元通り!私は飛び跳ねたいくらい嬉しい気持ちでいっぱいだった。 今回の一件のおかげで私とかがみは前よりも仲良くなれた。 でも、ちゃんと今まで通り、私がからかってかがみが怒って突っ込む、といういつもの生活は変わっていないのが本当に嬉しかった。 あと、かがみのすごい優しいところを見られた。 …それに、かがみから温かい母性を感じた。 私はかがみのことがいっぱい好きになった。 女の子同士なのに、かがみのことを本気で意識するようになった。 私とかがみの初めてのキスだったし… …! べ、別に私はかがみのことなんか…… かがみのことなんかぁ…/// …ああ、私にもツンデレ属性があったなんて… orz コメントフォーム 名前 コメント GJ! -- 名無しさん (2022-12-21 20 05 11) ツンデレこなたかわいすぎるぅ -- 白夜 (2009-10-13 07 26 43) こなたとかがみは、スパロボでいうところの「愛」「友情」「信頼」「絆」を、SP消費無しで無限に使えるんだと思う。 そんな二人を俺達読者は、これからも「応援」して、「祝福」していきたいと思う。 作者GJ! -- 名無しさん (2009-08-13 02 00 38) 作者殿の引き出しの多さに土下座しながら脱帽 お願いですから、才能を少しだけでもわけてください -- 名無しさん (2008-09-12 11 37 57) フ、フフフ・・・あれ?いつの間にかニヤけてる俺が居る。 -- kk (2008-06-18 22 39 06) こなたが可愛すぎて泣いてしまった。 -- 名無しさん (2008-06-16 02 11 40) こなたのツンデレ属性www やっぱあんた最高だよww -- 名無しさん (2008-06-08 17 12 15) 初々しいこなたが可愛すぎてどうにかなりそうでした。お見事。 -- 名無しさん (2008-04-21 07 26 28) 萌えて椅子から転げ落ちてしまいました。 -- 名無しさん (2008-04-11 02 08 14) かがみ萌え -- 火炎 (2008-04-08 18 09 34) こなたマジで可愛いーーーwwww -- 名無しさん (2008-03-07 17 36 44) KonaKaga is one of great contents for E61i ! -- Miminashi (2008-02-13 23 36 19) 涙に暮れるこなた、優しいかがみに萌えましたw -- 名無しさん (2007-12-21 22 48 10) 受けこなた、かわいいなあ~wwwおじいちゃんのような目尻垂れ下がりで読んでしまいました。 -- 名無しさん (2007-12-11 00 39 24)
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こなた愛し by埼玉県 かがみ「おっす、こなた」 つかさ「こなちゃん、おはよー」 みゆき「おはようございます、泉さん」 こなた「あーみんな、おはよー」 つかさ「今日もこなちゃんは可愛いねー、あははー」 かがみ「つ、つかさ!それ私が言おうと思ってたのに!///」 みゆき「うふふ、ほら髪もこんなにサラサラです」 かがみ「み、みゆきも!私のこなたに触らないでよ!」 こなた「えと・・・みんなどしたの?何か変だよ?」 つかさ「あはは、変じゃないよー?私達、こなちゃんが大好きなんだよ?」 かがみ「わ、私も・・・こなたのこと・・・な、何か文句ある?///」 みゆき「そうですよ。私達は泉さんが大好きなんです」 こなた「(な、何か変な雰囲気だ・・・)」 昼休み つかさ「こなちゃん!私、こなちゃんのためにチョココロネ作ってきたんだよ!」 かがみ「こ、こなた!あの・・・私もその・・・形は変だけど・・・作ってきた///」 みゆき「あの泉さん、有名洋菓子店のチョココロネが家にあったので、是非召し上がって下さい、うふふ」 こなた「・・・あの・・・みんな・・・?」 つかさ「私のチョココロネがお姉ちゃんやゆきちゃんのより絶対美味しいよ!」 みゆき「泉さんのチョココロネを食べる姿可愛いですよね、うふふ」 かがみ「べ、別に無理にって訳じゃないけど!食べて貰えたら嬉しいかな・・・///」 こなた「あ・・・あはは・・・みんなありがとね・・・」 つかさ「ねぇこなちゃん、誰のチョココロネが一番美味しい?えへへ、私のだよね?」 みゆき「いえいえ、私のチョココロネですよね、うふふ」 かがみ「つ、つかさもみゆきも!こなた困ってるじゃない!・・・で、こなた、誰のが一番美味しい?」 こなた「え・・・いや・・・その・・・」 つかさ「えへへ」 みゆき「うふふ」 かがみ「・・・///」 こなた「(な、何かがおかしい・・・!)」 放課後 こなた「ぜ、絶対に何か・・・おかしいような・・・」 みゆき「あら?泉さん?」 こなた「あ・・・あはは・・・みゆきさん・・・」 みゆき「こんなところで泉さんに会えるなんて・・・運命を感じます・・・うふふ」 こなた「えと・・・み、みゆきさん?」 みゆき「泉さんって・・・可愛いですよね、背も小さくてお人形さんみたいで、うふふ」 こなた「き、急にどしたの・・・?」 みゆき「お口も小さくて、柔らかそうでついつい触りたくなっちゃうんです、私・・・」 こなた「い、いや・・・あの、み、みゆきさん!?」 みゆき「泉さんは・・・ドジっ娘、眼鏡、巨乳キャラが好きだと伺いましたが・・・」 こなた「う、うん・・・そう言うキャラは萌えるよね・・・あはは・・・」 みゆき「泉さんは・・・ドジっ娘、眼鏡、巨乳、そしてちょっとHな性格の女の子は好きですか?///」 こなた「ちょ・・・あ、あの!?み、みゆきさん!?」 みゆき「例えば・・・私など・・・///」 こなた「ひ!?ご、ごめん!みゆきさん!用事思い出したから先に帰るね!(お、おかしい!みゆきさん絶対おかしい!)」 こなた「ハァハァ・・・ここまで来れば・・・」 つかさ「あは!こなちゃんどうしたのー?そんなに息切らして?」 こなた「つ、つかさ!?あ、あはは・・・ちょっとね・・・みゆきさんとね・・・」 つかさ「あはは、ゆきちゃんは強引だからねー」 こなた「え・・・いや・・・ご、強引?」 つかさ「私だってこなちゃんと、もっと仲良くなりたいけど我慢してるのに、えへへ」 こなた「つ、つかさ・・・?」 つかさ「昨日の夜も、こなちゃんの声が聞きたかったけど我慢したんだよ、私」 こなた「えっと・・・それなら電話して・・・くれたら・・・」 つかさ「私がこなちゃんを愛してるから我慢するんだよ?・・・だけどまたやっちゃったんだ、ほら見て、こなちゃん、えへへ、また切っちゃったんだ」 こなた「(ちょ!リストカット!)」 つかさ「あはは、こなちゃん、私、お姉ちゃんやゆきちゃんに負けないよー、私が一番こなちゃんのこと好きなんだから、えへへ」 こなた「ひ!?ご、ごめん!つかさ!用事思い出したから先に帰るね!(ちょ!絶対おかしい!つかさおかしい!)」 こなた「ハァハァ・・・何故に急に百合フラグが・・・」 かがみ「フラグがどうしたのよ?」 こなた「か、かがみ!?」 かがみ「もう、またあんたはギャルゲーのやり過ぎなんじゃないの?」 こなた「あ、あはは・・・そ、そうかもねー・・・(あれ?かがみは普通?)」 かがみ「でも・・・いくらギャルゲーやっても現実のフラグに気づかないなんて、あんたらしいわね///」 こなた「え、えっと・・・げ、現実のフラグ?・・・あ、あの・・・か、かがみ様?」 かがみ「・・・な、なによ!わ、私の口から言わせる気なの!///」 こなた「え・・・その・・・」 かがみ「・・・も、もう・・・私とあんたのフラグは立ってるわよ・・・は、早く私を攻略しちゃいなさいよ!///」 こなた「ひ!?ご、ごめん!かがみ!用事思い出したから先帰るね!(ちょ!ツンデレかがみ攻略フラグ!)」 こなた「ハァハァ・・・こ、ここまで来れば・・・」 みゆき「・・・こんなところにいたんですね泉さん、うふふ」 つかさ「えへへ、急にこなちゃん逃げちゃうからビックリしちゃったよ」 かがみ「・・・こなた・・・///」 こなた「ひ!?」 つかさ「あのね、こなちゃん、やっぱりこなちゃんは私達三人のものだよね、えへへ」 みゆき「そうですね、やっぱり独り占めはいけませんね、うふふ」 かがみ「・・・こなた、悪く思わないで・・・私達・・・みんなこなたが大好きなの///」 こなた「やっ!?みんな!ちょ!やめてよ!い・・・いや、やあああ!」 みゆき「ほら、こなたさんの肌、こんなにスベスベ・・・それに柔らかいです、うふふ」 つかさ「こなちゃん私より胸ないんだね、えへへ、でもちゃんとブラは毎日つけてるんだ?」 かがみ「ん・・・こなたぁ・・・ん・・・ちゅ・・・ぱ・・・はぁ・・・ん・・・///」 こなた「ん・・・ちゅ・・・ぷはぁ!・・・ちょ・・・やめて・・・みんなぁ・・・あぁ!」 つかさ「えへへ、叫んでもこなちゃん誰もこないよ?」 かがみ「ちゅ・・・ちゅぱ・・・はぁはぁ・・・こなたぁ・・・好きぃ・・・///」 みゆき「うふふ、かがみさん凄いですね」 つかさ「お姉ちゃんばっかりこなちゃんとチューしてずるいよ!ちゃんと私と代わらないとだめだよー」 つかさ「こなちゃんって、ギャルゲーとか同人で免疫あると思ってたのに案外恥ずかしがり屋さんなんだね、えへへ」 みゆき「こうやって・・・ん・・・ちゅ・・・舌で肌を愛撫されると気持ちいいと聞いたことがあります、どうですか泉さん、うふふ・・・ちゅ・・・」 こなた「ん!い、いや・・・はぁはぁ・・・あ・・・み、みんなぁ・・・」 かがみ「本当・・・ちゅぱ・・・ちゅ・・・はぁ・・・ゲームと現実は違うのよ・・・こなたぁ・・・ちゅ・・・///」 つかさ「あははーこなちゃん感じてるー!かわいいねー」 みゆき「ふふふ、泉さんの体も敏感ですね、ほらここもこんなに・・・」 こなた「み、みゆきさん!ああ・・・んん!やめてぇ・・・やめてよぉ・・・うぅ・・・」 つかさ「ゆきちゃん凄いねー、ねぇゆきちゃん私にもそれ教えて?えへへ」 こなた「みんなぁ・・・やめてよぉ・・・お願いだよぉ・・・」 みゆき「ふふふ、私たち泉さんを愛してしますから」 つかさ「そうだよ、こなちゃん。私たち絶対にこなちゃんを嫌いになったりしないよ?こなちゃんのこと好きだからね、えへへ」 かがみ「・・・ん・・・ちゅ・・・そうよ・・・こなた・・・私たちはこなたが好きなの・・・絶対に嫌いになんてならない・・・ちゅ・・・///」 こなた「・・・・・・」 みゆき「ふふふ、やっと大人しくなりましたね泉さん。ちょっと壊れちゃいましたか?」 つかさ「あははそれでいいんだよ、こなちゃん。こなちゃんは私たちのものだからね」 かがみ「こなた、もう離さないんだから///」 こなた「・・・・・・」 らき☆すた こなた壊れED 終
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こなた11スレ目作品 11.1-39 11.1-42 11.1-71 11.1-75 ページ最上部へ 前 戻る 次 メニューへ
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こなたの必修科目 こなた「ヤフ~かがみん」 かがみ「おーすこなた~」 こなた「さあさあ上がって上がって!」 かがみ「ハイハイ…、おじゃましま~す」 こなた「では…早速ですが例のアレを…」 かがみ「全くアンタは…ハイコレ!」 こなた「サンキューかがみん☆さすが私の嫁だね」 かがみ「なっ!?こ…今度は自分でいい加減やんなさいよ!次は貸さないんだから!それにわからないなら…アタシが教えてあげるんだから…///」 こなた「でもさーかがみんっていっつもそう言って貸してくれるよね(ニマニマ)」 かがみ「そっ…そうだけど…でもさぁ…アタシはあんたが自分でやるからって言ってくれたほうがうれしいんだけどね…///」 こなた「なんで~?」 かがみ「だってそのほうがアンタのためになるでしょ?」 こなた「へぇ~…ホントは私と引っ付いていたいだけなんでしょ?宿題写してる間は見ているだけだし。」 かがみ「うぐっ!…(図星)いいからさっさっとやんなさいよ!!」 こなた「あう~今はかなりのツンだね。でも耳まで真っ赤になるからすぐに分かっちゃうかがみん好き(上目使い)」 かがみ「んなっ!!……(やばい!いつもなら萌えなのに急に好きって言われた!しかもあんな表情で)あ…あんたは…もう…((´Д`)ハァハァ)」 こなた「お~お~すごい真っ赤ですなぁ。」 かがみ「………///」 こなたの部屋にて 今私はラノベを読んでいる…… フリをしてこなたばかり見ている。 宿題を写してるアイツは何を言っても相手をしてくれない。 キスもイチャイチャも何度も誘った事があるし今日もさっきに2~3回失敗している押し倒そうとしたらフツーに逃げられる。 アイツのほうが運動神経いいし。 まあマウントを取りさえすればいいんだけどね。 という訳でいつも我慢を強いられて来た。 だけど毎回どうやってアイツに相手してもらえるか考えている。 幼児体型ではあるがその綺麗スラッとした手足を見ているだけで触りたくなってくるのよね~。 それ以上にあの猫口の唇ね… ニンマリとした時の小憎らしいあの唇… だけど見ているだけでキスしたくなる… さっき好きと言われた時は本当にキスしてやろうかと思ったわ。…まあ何回かしてるんだけどね… 何故かもの凄くこう… ムラムラして… 私が今座っているのはこなたのベット…/// ここにこなたを押し倒せばいいのだが… なんせ今は勉強中。 だが今私の中でこなたと やっちゃえの自分とそれはだめという自分との葛藤が激しく争っている。 まあこれをかれこれ1時間近くやっているので堪らないわ…。 ラノベはさっきから1ページも進んでないし。 もうこなたに釘付けで、なんだか知らず知らずのうちに下着まで濡れて来てるし…(汗) こなた「かがみ~ん!数学終わったんだけど次にやるはずの英語がないんだけどもしかして家に置いて来ちゃった?」 かがみ「(ハッ)えっ?さっき全部渡したハズだし持って来たハズなんだけど…一回鞄の中見てみるわね」 こなた「うん、ありがとー」 ……ガサゴソ…… あっ。あったあった… その時かがみに電流走る!! ……ニヤリ かがみ「お~あったあった。」 こなた「良かった~!かがみん!ヘイパス!」 トタトタ… かがみ「はいこなた。」 こなた「わざわざ渡しに来るとは…さてはかがみん。私分がたりてないのかな~?(ニマニマ)」 かがみ「いや全然!」 こなた「むう~っ!そこはうんって言ってほしかったなー。サンキューかが…」 サッ!!!! こなた「お~ぅっ!?」 かがみ「フフ~ン」 こなた「むぅ…かがみの意地悪ー早く渡してよ~」 かがみ「渡さないわよ~」 こなた「早く終わんないと宿題終わった後のアタシとかがみのラブラブプランが崩れるではないか~」 かがみ「それもそうね~そのラブラブプランとやらのために来たようなもんだし許してあげるわ(どーせいつもみたく疲れて寝ているあんたに私がキスするだけなのにっ)」 そう言いながらあほ毛を揺らしてぴょんぴょん跳ねて必死で取ろうとするコイツは殺人級にかわいいがここらで許してやろう。何故なら… こなた「早く早くぅ~」 かがみ「じゃアタシが投げるから取ってよ。」 こなた「何故そうなるの~。え~いかがみ様の言うことなら仕方あるまい。バッチコ~イ!」 かがみ「じゃあ行くわよ~!それっ!」 ひょいっ(ベットの方にトス) こなた「わ~~っ」 タタタタッ ズテッ こなた「わたぁっ!?」 ドフッ!パシッ! こなた「見たか私のナイスキャッチン……」 ガシィッ!! こなた「のわぁっ!!」 かがみ「つ~かま~えたぁ」 こなた「うわ~んかがみんちょっと待って~提出期限明日までだからさぁ~」 かがみ「こっちはもう提出期限切れなのよ!今ならまだ単位あげるから」 こなた「単位ってなんだよ~もうあたしら卒業したじゃん」 かがみ「これは必修科目よ!落としたらダメなんだから!」 こなた「わ~言ってること無茶苦茶ですよ~」 ドタバタ!!! その後結局かがみんの履修を終えたのは次の日の朝で宿題の提出は間に合わず… こなた「う~英語の先生に怒鳴られたよ~。それに凄く腰が痛いよ。」 かがみ「あんたがちゃんと宿題をしておかなかったかはでしょ~。さぁさぁ今から補習よ補習」 こなた「あの~それは性的な意味でですかかがみ様?」 かがみ「もちろん!」 グワシッ! こなた「わ~!ここじゃマズイってば!」 こなた(押し倒されると思って目をつぶる…) ………ちゅっ こなた(へっ?) かがみ「これからはちゃんと宿題は教えてあげるからちゃんと自分でやるのよ(ニッコリ)」 こなた「う…うん」 その時のかがみの笑顔はそれはもう最高だったね。 次からはかがみに宿題を教えてもらうようになり、おかげさまでその分かがみの授業数も増えたましたとさ。 かがみ「さあ今日は教材がいっぱいあるからね~。何の勉強しましょうか」 こなた「ひょえ~~痛いのはいやだよ」 END コメントフォーム 名前 コメント GJ!!(≧∀≦)b ↓滅殺(‡▼益▼)y -- 名無しさん (2023-07-31 09 15 41) ぜひこなたとポジションチェンジしたい。。。 -- ぷにゃねこ (2013-01-25 17 23 30) 教材=大人の(ry -- 名無しさん (2012-11-17 10 21 06) ああいう勉強ならしたい! -- かがみんラブ (2012-09-20 12 20 55) MIT首席的にはへんたいかがみさんだと思われます -- 名無しさん (2011-02-18 02 08 39) へんたいかがみさんだ!!明るいノリでイチャイチャ してる系は単純に楽しめますね。 -- 名無しさん (2009-10-09 15 58 24) 投票ボタン(web拍手の感覚でご利用ください)
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こなた13スレ目作品 13-42 13-43 13-59 13-70 13-83 13-91 13-111 13-119 13-174 13-263 13-286 13-293 13-303 13-318 13-343 13-407 13-408 13-412 13-415 13-487 13-539 13-561 13-571 13-590 13-612 13-756 13-802 13-830 13-905 ページ最上部へ 前 戻る 次 メニューへ
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こなた14スレ目作品 14-24 14-137 14-181 14-188 14-233 14-248 14-282 14-295 14-298 14-308 14-318 14-379 14-385 14-400 14-401 14-418 14-449 14-472 14-487 14-651 14-711 14-735 14-804 14-877 14-968 ページ最上部へ 前 戻る 次 メニューへ
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こなた15スレ目作品 15-28 15-43 15-82 15-145 15-158 15-178 15-186 15-268 15-306 15-308 15-391 15-434 15-475 15-505 15-514 15-518 15-568 15-596 15-634 15-728 15-767 15-794 15-797 15-848 15-875 15-896 15-927 15-938 ページ最上部へ 前 戻る 次 メニューへ