約 1,685,495 件
https://w.atwiki.jp/crazyanchang/pages/16.html
基本的に招待部屋で作っております。 参加したい方はskypeID kurozaru_tb かTwitterID CrazyAnchaaangまで連絡下さい。 あんちゃん部屋はこんな人を募集しております。 ①腕前不問! ②スカイプが使える方(チャットのみでも可) ③輪を乱す行動をする人はご遠慮下さい。 平日は20 00前後~眠くなるまで。 休日はきまぐれ で、開催しております。 尚、僕(あんちゃん)が居ない時はThe SP Sinobiさんが人を集めてくれてます。 僕の反応が無い場合はしのびさんにどうにかして連絡を取ってみて下さいw 和気藹々と楽しくながら全力で!を、モットーに遊んでおります。 尚、8人埋まった段階で募集は終了です(2部屋目とかは基本的にありません)。 早い者勝ち。 また気分によっては8人に満たない状態でやる事も。
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/251.html
鋼の錬金術師の参加者の支給品の経過と消費 エドワード・エルリック ・ダブルキャノン(弾数30)@サイボーグクロちゃん →【D-6/総合病院前】→【ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ(ムスカ大佐)@天空の城ラピュタ】[2発消費] →【神行太保・戴宗@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日-】→【E-6/デパート前】載宗の死体の側 アルフォンス・エルリック ・単眼鏡@現実 →【マース・ヒューズ@鋼の錬金術師】→【F-5/商店街・布団屋の中】→【F-5/商店街・マース・ヒューズの墓】 →【クアットロ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】→【F-4/住宅地・川沿い】 →【シャマル@魔法少女リリカルなのはStrikerS】→【スカー(傷の男)@鋼の錬金術師】 ・チックの鋏(12挺)@ BACCANO バッカーノ! →【マース・ヒューズ@鋼の錬金術師】→【アルフォンス・エルリック@鋼の錬金術師】[短剣に練成・短剣12本] →【マース・ヒューズ@鋼の錬金術師】→【F-5/商店街・布団屋の中】→【F-5/商店街・マース・ヒューズの墓】 →【クアットロ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】→【F-4/住宅地・川沿い】 →【ヴィラル@天元突破グレンラガン】[1本【E-6/デパート跡】に放置↓][【B-7/南部境界線付近?】で5本破壊] →【ヴィラル@天元突破グレンラガン】[2本] →【スカー(傷の男)@鋼の錬金術師】[4本] →【ジン@王ドロボウJING】[1本] ロイ・マスタング ×拳銃型ライター@現実爆散 ・水鉄砲@現実 →【F-5/駅近く】→【マース・ヒューズ@鋼の錬金術師】→【F-5/商店街・布団屋の中】 →【F-5/商店街・マース・ヒューズの墓】→【クアットロ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 →【F-4/住宅地・川沿い】→【ヴィラル@天元突破グレンラガン】→【スカー(傷の男)@鋼の錬金術師】 ・銀玉鉄砲(銀玉・弾数60)@現実 →【F-5/駅近く】→【マース・ヒューズ@鋼の錬金術師】→【F-5/商店街・布団屋の中】 →【F-5/商店街・マース・ヒューズの墓】→【クアットロ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】→【F-4/住宅地・川沿い】 →【ヴィラル@天元突破グレンラガン】全弾消費→【スカー(傷の男)@鋼の錬金術師】 リザ・ホークアイ ・ダーツ24本セット@現実[2本消費] →【E-6/デパート】に放置 ・泉そうじろうのデジタルカメラ説明書付@らき☆すた →【E-6/デパート】に放置 スカー(傷の男) ・時計仕掛けのブドウ(10個)〈段ボール入り〉@王ドロボウJING[1個消費] →【A-4】に放置 ・猫の写真(50枚)@アニロワ2ndオリジナル →【A-4】に放置 ×犬のぬいぐるみ@サイボーグクロちゃん →【B-1/海岸沿いの倉庫】バラバラ マース・ヒューズ ×リボルバー・ナックル(左手)(カートリッジ6個)・予備カートリッジ(12個)@魔法少女リリカルなのはStrikerS →【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】[カートリッジ1個消費] →【ロイ・マスタング@鋼の錬金術師】に融合 [カートリッジ3個消費]消滅 ・S W M38(弾数5)・S W M38の予備弾(弾数20)@現実[4発消費] →【クアットロ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】→【F-4/住宅地・川沿い】 →【ヴィラル@天元突破グレンラガン】[1発消費]→【スカー(傷の男)@鋼の錬金術師】
https://w.atwiki.jp/gone0106/pages/336.html
第百三十六話 俺たちと一緒に明日を見届けろ! 投稿者:兄貴 投稿日:12/01/01-15 19 No.4472 否定したいのに認めざるを得ない残酷な現実が、全ての常識を覆して世界の終りを告げようとする。 ――大洪水 ――大地震 ――大爆雷 ――大噴火 ――大氷河 ――大暴風 ありとあらゆる天変地異の猛威がただ一つの物体めがけて集中的に襲いかかる。 その猛威に曝されているのは、魔道大グレンラガン。その光景を世界中が目撃していた。 ユウサが世界各地にばらまいた世界同時中継画面。 ユウサがT・鬼神という規格外の怪物を生み出して、世界の連合軍艦隊を蹂躙する光景を世界中に見せつけ絶望と恐怖を与えるために設置した。 だが、それは彼の思惑通りには行かなかった。何故なら絶望を与えるはずの恐怖が、グレンラガンの登場という希望で上書きされ、魔法世界は怯えるどころか興奮がヒートアップしたのだった。 そしてT・鬼神という化け物を魔道大グレンラガンという新たなる英雄が打ち砕いた。その光景を全世界が目にしていた。 しかしその後、その映像を流していた画面はどうなったか? 実はユウサが敗れた今でもその画面の中継は止まっていなかった。 だからこそこの戦いはまだ終わっていないことを世界中が理解していた。 『ヌハハハハハハハハハハハハハハ!!!!』 その時、世界と一つになったジェノバの笑い声が聞こえた。 『ヌハハハハハハハ、いつまで持つかな?』 「ちっ、ジェノバ!」 ギミーがこの強大な壁を前に、コクピット内の壁を叩いた。 『ワシらの時代において、星との合体すら些細なこと。戦いの中では惑星すら砲丸のように投げ、銀河をブーメランのようにぶん投げることもあったからのう! おかげでアンチスパイラルには仲間を見捨てても尚も前に進むのが螺旋族とか酷評されたがの!』 「へっ・・・・・・知ってるよ・・・」 ギミーもダリーもヴィラルもそれを知っている。その銀河の戦いを駆け抜けてきたからだ。 だが、知っているのと、それに見合うだけの力があるかどうかは話が別。 あの時は、超巨大飛行船・アークグレン、惑星と同じぐらいの大きさを誇る超銀河大グレンもあった。 しかし、今の自分たちにはそれが無いのであった 『ふん、星との合体は予想外じゃったか? まあ、これを出来る奴はあんまりおらんかったからのう』 「うるせえ! 偉そうに! 大体、なんでガンメンでもない、星と合体なんてできるんだよ!?」 『カッカッカッ、・・・・・・・・・気合いじゃ!』 「ぐっ!? ふざけんなと言いたいが、大グレン団として納得せざるを得ないッ!?」 『まあ、ワシも細かい理論はよー分からんが、別に合体もメカだけとは限らぬ。生命ともやろうと思えば可能じゃ。そして星もまた生命じゃ!』 「なっ、なに~?」 『星は自己調節機能を持つ一個の巨大な生命体じゃ。ワシのように超気合いに溢れた男にはこの通りよ!!!!』 生命との合体。それを試したことはギミーにもダリーにもない。 だが、その意味は何となくだが分かる。 それは、アンチスパイラルとの最終決戦の時。 天元突破グレンラガンを生み出した時だ。 アンチスパイラルと決着を付けた場所。超螺旋宇宙。認識が実体化するその宇宙で大グレン団メンバーの思念を取り込み実体化した最大最強、そしてグレンラガンの最終形態。 銀河すら凌駕するそのグレンラガンを生み出したのは、思念の融合。魂の融合。エネルギーの融合。つまり生命の融合だ。 (生命・・・すなわちそれはエネルギーとの融合・・・ならばあり得る・・・星が生命と呼べるのなら、可能よ) 当時の戦を思い出しながら、ダリーは心の中でジェノバの説明に納得した。 『だからワシは、宮殿を突き抜け、そのまま大地を掘り進み、星の核と呼べる中心部にスピンオンした! 今ではこの火星を触媒にした魔法世界、水一滴から砂一粒にいたるまでワシ自身じゃ!』 恐らくこの魔法世界の誰もが納得できないだろうが、ギミーにダリー、そしてヴィラルだけは納得できた。 『ぬははは、進化とは意志の力で生命が宇宙になること!! それに比べれば、こんな星の自然の超常崩壊現象で慌てふためく貴様ら程度で、ワシを砕き飛ばせるかァッ!!!!!!!』 突如砕ける大陸。 割れる空。 荒れ狂う大気。 今正に、星が牙を向いて魔道大グレンラガンに襲いかかっていた。 そう、真の最終決戦が今こそ始まったのだった。 『こ、これは一体・・・この光景はどういうことです!?』 今現在、集った無数の世界連合艦隊を実質的に指揮取る、オスティア総督のクルト・ゲーテル。 軍人、騎士団、戦乙女などの世界の総力たちが呆然とする中、彼が真っ先に声を上げた。 スピーカーが開放状態ゆえに彼のその叫びは全艦隊に波及した。 しかし誰もが「何を取り乱している!」などと注意したりしない。むしろクルトの言葉は当たり前だったからだ。 そして、この場にいる誰もが同じことを思っているからだ。 世界に無限の希望をまき散らした魔道大グレンラガン。その魔道大グレンラガンが星の脅威に襲われている。 この超異常事態をすぐに理解するなど、誰にも出来ない。 『おおい! こ、こりゃあ、世界崩壊の前兆か?』 『いや、リカードよ、よく見てみるのじゃ! 明らかにあの割れた大陸や自然の猛威は、魔道大グレンラガンを標的に襲っておる!』 『信じられないわ!? まるでこの世界が・・・意思を持ってグレンラガンを攻撃しているというの!?』 首都主要艦、帝国軍艦、アリアドネーの主要艦隊、それぞれの艦にて同じようにこの光景を見ている軍隊の最高権力者、リカード評議員議員、テオドラ皇女、セラス総長。 若かりし頃は世界を巻き込む大戦のど真ん中にて武勇を上げていた彼らですら、この異常事態にはもはやこれまでの常識を全て覆されるような感覚だった。 相手が強いとか、戦の規模がデカイとかそういう問題ではない。 星が意思を持って襲いかかってくる。 未だ嘗て誰もが目の当たりしたことのない衝撃的な事態に、ただただ彼らはその場に立っているだけでやっとだった。 『くっ・・・魔道大グレンラガンのケルベロス乗員! 聞こえないか! パイオツウ氏! アムグさんでもいい! 一体何があった! 報告してくれ!』 タカミチはマイクを掴みながら、魔道大グレンラガンの一部となった巨大戦艦ケルベロス改め、魔道大グレンのクルーたちにこの状況を確認しようと叫ぶ。 『モフフ、こちらパイオツウ! って・・・・ぬうう・・・振動が・・・』 スピーカーから聞こえてくるパイオツウの声に、まだ乗組員たちも無事であることにタカミチたちはホッと胸をなで下ろす。 しかしスピーカーから聞こえる振動音やせっぱ詰まった様子から、状況がやはり異常であることを物語っていた。 すると・・・ 『タカミチ、そしてクルトさんを始め、リカードさんたちにも状況は僕から説明します!』 スピーカーから突如聞こえてきたのはネギの声だった。 『ネギ君! よかった! 無事だったんだね!』 『うん・・・まあ、この状況ではそうとは言えないけどね』 『ああ、それよりどうして君たちがグレンラガンの中に? そしてこの状況は?』 『うん、ちょっとトラブルがあって墓守人の宮殿内の足場が崩れたところを、魔道大グレンラガンに助けて貰ったんだよ。って、今はそれどころじゃない!』 ネギたちの安否に安堵するが、ネギの言うとおり状況は急を要している。 ネギも必要最低限の言葉だけで簡潔に伝える。 『千年間世界の覇権を握っていたテンジョウ家・・・その現当主のジェノムさん・・・彼の遺伝子の中に眠っていた初代当主のジェノバさんが目覚め、彼の持つ合体の力で、彼はこの魔法世界と合体したんだ!!』 それはあまりにも簡潔で、数秒で終わった説明だった。 それゆえそれだけで詳しい内容の全てを把握することは出来ない。 だが、それだけでも十分に伝わった。 『なっ、テンジョウ家!?』 『ジェノム氏がこの世界に来たというのですか!? そして・・・それどころか始祖の魂が目覚めた?』 『ジェノム・・・あの野郎が・・・しかし初代当主だと!? どうなってやがる!?』 『バカな・・・魔法世界と合体じゃと? そんなことが・・・』 『もはやこれは魔法の力とかそういうレベルじゃない・・・正に・・・神・・・』 この世界の主要な人物たちは全員ジェノムの名前も人物も良く知っていた。 中には快く思わない者や、その強さや覇気を良く知る者も居た。 そして、既に魔法世界の真実を知り、崩壊しかない世界を少しでも救おうと動いていた、クルトを初めとする者たちの前にはいつもジェノムが立ちはだかっていた。 武力でも政治でも、ジェノムこそが『完全なる世界』と同じように魔法世界の脅威そのものであった。 ジェノムという男の出現は、魔法世界にとっても緊急事態と言えた。 しかし、今の事態はそれを遙かに超えた。 そして、ネギのそのスピーカーから発せられた言葉は全艦隊に行き渡った故に、この正に絶対的絶望とも言えるべき世界の終わりに全ての戦士たちはその場で力を失って呆然と立ちつくしたのだった。 「神は・・・運命は・・・どこまで我々を試すのか・・・」 この後に及んで再び襲いかかる空前絶後の絶望。 「そんなに愚かなことなのか・・・この世界を守ろうというのが・・・」 もはや、一体いくつの絶望を超えれば終わるのだと、オスティア総督クルトはとうとう膝の力が抜けて崩れ落ちそうになった。 そして彼だけではない。 「なんだよこれ・・・」 「どうやって戦えばいいんだよ・・・」 「無理だ・・・星と戦えなんて・・・神様じゃないか・・・」 「死ぬ・・・終わりなのかよ・・・」 「な、なんなんだよ・・・さっきまでグレンラガンの登場にみんなで大騒ぎしてたってのに・・・なんでこんなことになるんだよ!!」 今度こそ、もうどうにもならない。 例えグレンラガンが居たとしても変わらぬと、誰もが戦意を心ごと持っていかれそうになった。 だが・・・ 「項垂れている場合ではない。立つんだ、クルト」 「タカミチ!?」 艦内で思わずよろめいたクルトを無理やり立たせるタカミチ。クルトの腕を力強く握り締め、決して倒れることを許さない。 そしてタカミチはこのブリッジにいるクルーたちを見渡す。誰もがもはや希望の光のない色褪せた瞳をしていた。 その状況下、タカミチはただ一人厳しい顔つきのまま、画面に映る光景を睨んでいた。 そして己の拳をギュッと握り締め、館内にいる全ての軍人、そして・・・・ 『君たちも・・・いや、この空域に集った全戦士達もだ』 ――――――!!!??? マイクを通してこの空域にいる全連合艦隊に対して言葉を発したのだった。 かつては紅き翼で名を馳せたタカミチの言葉は、瞬間的に全艦隊、全ての戦士達の耳に入った。 『君たちの目には何が見える。この戦場をちゃんと見るんだ』 戦士達は改めてモニターやその瞳に映る光景を見る。 世界を救うために現れた救世主・魔道大グレンラガンが牙をむいた星の猛威に苦しめられていた。 『たった今、この世界に存在する何千万何億人の民たちの命が危機にさらされているんだぞ? それもこの世界を丸ごとだ。事態に立ち向かえるのはこの空域に集った者たちだけだ。それなのに足掻いているのはグレンラガンとその機体に乗っている新生大グレン団に白き翼の幼い少年少女たちだけだ。分かっているのかい? 長く続いた戦争だが、今こそ正念場なんだ。今ここに集った我々と彼らがこの星の全ての命運を握っているんだ。我々が敗れても逃げても全員死ぬ。君たちの守りたい者や帰りを待つ者たち、一人残らず。一人残らずだ!」 一人残らず死ぬ・・・・ その現実は誰もが一度は思いかけたが、決して口にはしなかった。 口に出したら全てが終わると思ったからだ。 気づけば一人、また一人と悔しそうに涙を流す。 世界の危機、完全なる世界、群がる何十万という魔物、狂い笑い、そしてT・鬼神。 諦めそうな絶望の中、希望を見出してようやく世界は救われたと彼らは一度は歓喜した。 しかしその歓喜から再び絶対的絶望に叩き落とされたのだ。 その失意は計り知れないだろう。 しかし、タカミチはあえて口にした。全員一人残らず死んでしまうと。このまま諦めたら本当にそうなるのだと。 『現実から目をそらすな! 神や道理が阻もうと、決して屈するな! 多くは求めない! ただ、戦うぞ!!!! 僕たちも!!!!』 勝てとは言わない・・・ 「お・・・・」 生きろとは言わない・・・ 「う・・・うお・・・」 ただ、戦おう・・・ 「くそ・・・くそ~~・・・う、うおおおお」 最後まで・・・ 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 勝ち目なんて知らない。 攻略法など知らない。 だが、戦おう。 その意思を持って、世界連合艦隊全てが全速前進し、猛威に振り回されている魔道大グレンラガンの援護へと飛んだのだった。 「ぐわははは・・・ジェノムの祖先か・・・まさか・・・知らんかったわい」 「ああ、動いたらあかんって、アムグはん。うまく治療できんて」 「ふん、それがどうした? 怪我してようが治ろうが、この場に置いて何の意味があるのじゃ?」 魔道大グレンラガン内のだだっ広い機内。 機内の中に入り、シモンが連れてきたケルベロス改め、魔道大グレンの乗組員たちと再会した木乃香たち。 既に戦いでボロボロになった者たちの手当をしながら、ただこの状況に心が暗くなるばかりだった。 「ちょっと待てよ・・・星と合体だなんて・・・」 「今はまだ耐えられてるけどよ・・・」 皆、最後の言葉は出来るだけ口にしないようにしていた。 ただ、必死に否定して飲み込むばかりだった。 「チッ・・・・・・・」 あのチコ☆タンも・・・ 「ジェノム・・・」 「くそう・・・」 「やって・・・らんないね~」 ミルフやマンドラにディーネなどの魔法世界に轟く豪傑たちも、もはや騒ぐ気力しかない。 誰もがその言葉を口にしないだけで精一杯だった。 ――これで終わりなのか? 誰もその言葉を口にしないが、この状況、いつ出ても既におかしくは無かった。 (シスターシャークティ・・・兄貴・・・ヨーコさん・・・) ココネと手を繋ぎながら、外の光景をただ見るしかできない美空。今の彼女はこの不安な状況に加え、行方知れずの家族が気がかりで仕方なかった。 「美空ちゃん・・・」 「くっ・・・リーダー・・・姐さん・・・ヨーコさん・・・」 同じ仲間の豪徳寺たちですら美空に掛ける言葉が見つからない。当たり前だ。彼らとて不安で仕方がないからだ。 彼らは無事だ。心配ない。そうやって叫んでいようとも、無意識に最悪のことばかりが頭に浮かぶ。 いくらグレン団の看板を背負ったところで、彼らも人間だ。不安や恐怖を感じないわけがない。 「今、コレットと念話が通じて、無事に脱出したようです。ジェノバ氏の意識が我々に向いているために離脱は容易のようでした。あと、途中で戦いを中断した龍宮さんとポヨさんを回収できたようです。今、グレートパル様号でこの近くの空域に待機しているようです」 「そ、そっか~、龍宮さんも無事だったんだ・・・良かった・・・」 「はい・・・ですが・・・その・・・やはりシャークティさん、ヨーコさん、そしてシモンさんは乗っていないようです・・・」 脱出班として待機していたハルナ、ハカセ、茶々丸、コレット、田中エンキ、高音、愛衣のグループも無事に脱出できたようだ。 ユエのその報告にのどかも、ぎこちなくホッとする一方で表情は晴れない。 「なにしてんだろーねー、あたしたちは・・・悪の大組織をぶっ飛ばして、アスナを救って、地球に帰ってハッピーエンドって目標だったのに・・・随分と話がソレちゃったよねー」 朝倉が苦笑しながら呟いた。その言葉に誰もが顔を落とした。 「くそ・・・俺も壁を突き破りたい思って成長したと思ったんやけど、まさか壁の向こうにこないな分厚い壁がまだあるとは知らんかったわ」 「小太郎君・・・私・・・怖いよ・・・」 「ああ。そやろな。夏美姉ちゃん・・・俺かてな・・・怖いなんて口には出したくないが、体の震えが止まらんわ・・・」 いつもケラケラと笑っていた小太郎にいつもの笑みはない。ただ、怯える夏美を宥める一方で、自分の心とも戦っていた。 「パパ・・・私たちさー、色々世界中旅してさー、超危ない目にも何度もあったけどさー、まさかこんなんがあるなんてスゲーよな」 「ああ。どうやら私たちは・・・駆け足で来すぎたようだね・・・まあ、後悔なんて微塵もないんだけどな」 「うん、・・・僕もそうだよ・・・」 まるでこれが最後かのように家族三人で手を繋ぐ、サラ、ハルカ、そして瀬田。 どんなピンチでも笑い話にしてしまいそうなこの家族ですら、この状況を馬鹿笑いする気にはなれなかった。 「ねえ、・・・私たち・・・どうなっちゃうの、焔?」 「な、情けない声を出すな、暦! 私たちはまだ・・・まだ・・・」 一度はこの世界を滅ぼすことにも何の躊躇いもなかったはずの『完全なる世界』のメンバーも、今は普通の少女に戻っていた。 「神の力・・・か・・・笑えるのやら笑えないのやら分からぬな、テルティウムよ」 「いいや、笑えないさ、デュナミス。・・・そう・・・笑えないさ・・・」 デュナミスもフェイトも同じだった。 この機内には強い奴も頼もしい奴らもいくらでも居るが、それすらも何の意味も持たないジェノバの超越した力は、全ての者の心をへし折るのであった。 振動が伝わる。 衝撃が走る。 パイロットのギミーとダリー、そしてエンキドゥドゥ・改で側の空域を飛んでいるヴィラルの舌打ちする声も聞こえてくる。 相当頑丈だからか、まだ魔道大グレンラガンが大破することはないが、いかにこの機体とていつまでもつか分からない。 そのいつ終わるか分からぬ不安が恐怖を更に加速させ、 そして何よりも・・・ (・・・シモンさん・・・) 刹那が心の中でその名を呟いた。 (ちい、やべえな・・・こんな時に旦那がいりゃーよう・・・ネギの兄貴はまだ王たちと話しているだろうし・・・) カモも心の中で同じ男を思い浮かべる。 そう、いつもならこういう状況を「燃えてきた」とばかりに笑って、自分たちをいつだって引っ張ったシモンが居ない。 だからこそ、この絶望だらけで埋め尽くされたこの空気を打ち砕いてくれる者がいない・・・ いや・・・ 「ちっくしょう!! グレンブーメラン・スパイラル!!!!」 「ギミー! 上空から雷! 横からは巨大な台風! って、正面から直径3キロの岩・・・っていうか大陸の破片が!?」 「だあああああ!! 次から次へと多すぎるぞ!?」 「岩は俺が引き受けた! 空からの攻撃には注意しろ!」 粘るギミー、ダリー、そしてヴィラル。 そう、まだ彼らがいる。一度は銀河の絶対的絶望を打ち破った彼らがいる。 彼らは持てる操縦技術をフルに活用し、次から次へと襲いかかる、星と一体となったジェノバの起こす猛威にただ堪えていた。 しかし、それでもガンメンの動きが思ったよりも鈍いのであった。 「ダリー! ちょっ、どうなってんだ!」 「うん、魔道大グレンラガンのエネルギーが・・・上昇しない・・・」 「なんで!?」 「不安なんだよ・・・今、ここにいる人たちの不安が表れているんだよ・・・」 今、この魔道大グレンラガンの中に居る者たちの不安を反映している。だからこそ、魔道大グレンラガンのエネルギーが上がらず、動きも鈍い。 そんなマシンが人の心に左右されるなど・・・とギミーは言わない。むしろ納得した。 心のあり方が状況をどう左右するかなど知り尽くしているからこそ、ギミーもダリーも、そしてヴィラルですら悔しそうに唇を噛みしめた。 そう、如何に彼らがまだ居るとはいえ、それでは耐え凌ぐだけで、打破するだけの力が無かった。 (くそ・・・そりゃそうか・・・でもどーすりゃ・・・こんなとき・・・こんなとき・・・あの人たちは・・・あの人は・・・シモンさんなら・・・・・・・・・・・・カミナさんなら) この場に今は居ない男や、遠い過去に散った男を思い浮かべるギミー。 確かに彼らならこの状況下でも意気揚々と絶望に立ち向かったかもしれない。 まだ自分では無理なのか? 足りないのか? ギミーは皆を奮い立たせる言葉を探すと共に、自身の不甲斐なさに唇を噛み締めた。 だが、その時だった。 『いつまでも下ばかり見ないでください、皆さん! 今・・・歯を食いしばらないで・・・足掻いて足掻いてジタバタしないで・・・どど、どうするんですか!!!!』 「「「「「「「「「「・・・・・・・・・えっ?」」」」」」」」」」」 ギミーもダリーも思わず「えっ?」と言ってしまった。 『僕たちは・・・僕たちはまだ・・・何も成し遂げていないじゃないですか! 今やら・・・今やらないでいつやるんですか! 皆さん!』 魔道大グレンラガンの魔道大グレンのブリッジだった場所から、機体全体に行き届くスピーカーから幼い少年の声がした。 その声の主は、ネギ。 『敵の想像が上回ったからどうしたんですか。天地が僕らの敵になったから何だと言うんですか! 星がどうしたんですか! 僕たちはただ星や世界に生かされているのではなく、自分たちの意思で今この場に居るんじゃないですか!! それが相手が自分たちの想像を上回るぐらいが何ですか!!!!』 その少年の言葉は本人自身も必死だったのか、あまり要領を得ない言葉だったかもしれない。 『ぼ、僕だって・・・い・あ・・・だから・・・こういう時こそ上を向いて・・・だから!!』 というより、多分言っている本人もいっぱいいっぱいなのだろう。 口調が震えている。 そう、ネギもまた恐れていた。 『とと、とにかく! とにかくです!!』 だがしかし・・・ 『だから、僕はやります! 僕がやらないで皆さんがやりますか!?』 ただ一つのことだけが魔道大グレンラガンの中に居る者たちには理解できた。 『皆さんがやるなら僕もやります!!! だから僕がやるから皆さんもやりましょう!!!!』 それは・・・・ 『要するに、僕たちがやらなくて誰がやるんですか!!!!』 ――――――――!!!??? この僅か十歳の少年は諦めていないということだった。 「「「「「「「「「「うるせええええええええええええええええええええええええええええッ!!!!!!!」」」」」」」」」」 その瞬間、魔道大グレンラガン内に耳を塞ぎたくなるほどの大怒号が響きわたった。 「誰に物を言ってんだ、小僧!!」 「何が皆さんもやりましょうだ!! 俺たちはガキじゃねーんだぞ!!」 「つーか、お前に言われるまでもねえってんだよ!!」 「ってか、ビビッてんのはお前だろうが!!」 元々がガラの悪い魔法世界の大監獄から連れてきたチンピラや犯罪者や賞金稼ぎたち、更にはその空気に感化されて好戦的になった首都の騎士団や軍人たちで構成されている連中がここには居た。 「うがあああああ!! この俺、チコ✩タン様に向かって親子揃って生意気言うんじゃねえ!! 要するにこの世界を粉々に吹っ飛ばせば野郎は死ぬんだろうが!」 「ミルフ隊!! 武器の整理じゃ!! 魔力の残っている者は今すぐ名乗りあげよ!!」 「くけえええ、神速部隊!! 倒れた仲間たちの弔い合戦はまだ終わらぬぞ!」 「へっ、やったろうじゃんかよ!!!!」 「ぐわはははは、親子揃ってバカを言うのう!」 まだ諦めていない馬鹿が居た。 その馬鹿はまだ子供。 ならば自分たちが先にギブアップするものか。 「ネギ!! あんにゃろう、やるやないか!! 震えた声のくせしてあんだけ吠えりゃ上等やッ!!」 「小太郎君・・・・うん、そうだよ! まだ・・・」 「そうっすよ! ネギ君も諦めちゃいない! アニキが居ないからこそ、残った新生大グレン団の私たちが先にギブしちゃダメっすよ!!」 「っしゃああ、行くぜ美空ちゃん!! 野郎ども!!!」 「どんなに傷ついても、一人残らずウチが治したる!!」 「その意気です、お嬢様!! そう・・・まだ終わっていません!!!!」 「で・・・ござるな!」 「そうアル!」 「おっしゃあ、復活! 燃えるよブータ!!」 「ぶみゅうううう!!」 「フェイト様!!」 「テルティウムよ・・・だそうだが?」 「ふん、甘く見られたものだな、ネギ君! 君に言われなければ意思を持てないほど、僕たちも未熟じゃないさ!」 そう、言葉はなんだってよかった。 ただ、キッカケが欲しかった。 諦めないキッカケ。 奮い立つキッカケ。 そのキッカケをネギが作った。 だからまだ希望の橋は掛かっているのだ。 「っ~~~って・・・やるじゃんか・・・あいつ!!」 「うん・・・あれがヨーコさんの言っていた・・・ネギって子ね!」 スッカリ自分がするはずだった役目を奪われたギミーとダリーは苦笑した。 そしてその代わりを存分に努めたネギに、胸が踊った。 「なんかカミナさんっぽいセリフだったけど、どっちかっていうと、カミナさんの影響を受けたシモンさんの影響を受けたって感じだな!」 「うんうん。シモンさんの意思はこんなところにも届いているんだね・・・・なら・・・・ギミー!!」 「おう! シモンさんの意思を最初に受け継いだのは俺たちだ! 先輩が後輩に負けていられるかってんだ!!!!」 魔道大グレンラガンのエネルギーゲージ再び回復し出した。 今のネギの檄に感化された戦士達にグレンラガンも呼応したのだ。 相変わらず状況は変わっていないかもしれないし、打開策も見つかっているわけじゃない。 だが、これで何とかできるかもしれないと思えるようになった。 「そいつの言うとおりだ、みんな! 遥かに想像を超えられたからって、諦めるぐらいなら今すぐこのグレンラガンから降りろ! こいつはなー、最後まで諦めない奴にしか壁を突き破らせてくれねーんだよ!!!! すがるもんが必要ならこいつにしがみついていろ!!!! 行くぞ!!!! 振い落されんじゃねーぞ!!!!」 「「「「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」」」」」」」」」」 魔道大グレンラガン。 新生大グレン団。 白き翼。 そして完全なる世界。 「「「「「「「「「「魔道大グレンラガンを援護だッ!!!!!!」」」」」」」」」」 更には駆けつける魔法世界連合艦隊。 この光景の映像を通して見ている魔法世界人たちも思いは一つ。 世界の人々の心のベクトルが、今まさに一つの方向へと向いたのだった。 「ふん、そうこなくてはな! そうでなくては血が滾らぬ!!」 ヴィラルもエンキドゥドゥ・改のコクピット内で武者震いから来る笑みが止まらなかった。 面白い世界だ。 気に入ったぞ。 その笑みはそう思っていた。 「うひょーーー、なにやらすごいことに!」 「ハルナさん、落ち着いて! 急いでグレンラガンの側に!」 「またなんかすごいもんが・・・」 「ポヨ・・・」 「・・・やりますね・・・グレン団・・・」 「気合レーダー探知・・・計測不能」 「もう何がなんだか!」 「頭が痛いですわ・・・」 「お、お姉さま! 私たちもアレに乗せてもらいましょうよ!!」 別待機組のハルナたちもグレートパル様号に乗って現れた。彼女たちも魔道大グレンラガンという最早ぶっ飛びすぎたこの光景に興奮のボルテージは最高潮にまで達していた。 さあ、世界の人類の反撃開始だ。 「よ~っし、いける・・・これならいけるぞ!」 グレンラガンのコクピット内で、ギミーはニヤリと笑みを浮かべた。 ギミーは心の中で確信した。 (これだけの気合いが溢れていれば・・・) ギミーは、後から出てくる感情を抑えきれずに、笑みが零れた。 今、ギミーの頭の中ではこれから自分がやろうとしていることを想像しただけで興奮が押さえきれなかった。 (俺たちの『アレ』に終わりなんてねーんだ・・・だから・・・まだまだ見ていてくれよ、先輩たち・・・そしてシモンさん!) ギミーがしようとしている『アレ』は、ジェノバや偉大なる先人たちに対抗し、そしてこの絶望をぶっ飛ばすためのもの。 それは、まだまだジェノバをしびれさせるものではないかもしれない。 まだまだ天元突破にまで至ったグレンラガンには遠く及ばないだろう。 それでも、これが今の自分の精一杯。ならば何の物怖じもしないで、堂々とこの世界に見せつけてやる! 「ギミー。こっちも準備OKだよ」 「ダリー!」 そして、流石はダリー。 彼女はこの戦場の状況だけで、次にギミーが何をしようとしているのかを、簡単に理解していた。 何故なら彼女もまた、それを想像するだけで笑みが零れているからだ。 「よっし、上等だぜ!!!! ダリー! この空域全体に俺の声が届くようにスピーカーの音量を最大にしてくれ!!」 「分かったわ!!」 操縦桿を握ったまま、ギミーがそこで深呼吸。 興奮が激しすぎて、一端落ち着かないとまずいことになりそうだった。 しかし、それだけで収まりきるほどの興奮ではない。 ならば構わない。興奮が収まらないなら、どこまでも興奮したまま全てをやり通してやる! 『よく来てくれたぜ、みんな!! だが、それでも敵はデカイ!! すごい合体だ!! これに対抗するには俺たちもするしかない! だからみんな、アレをやるぞ!!!!』 この空域だけではない。 中継映像を通してこの光景を見ていた全ての魔法世界人たちもギミーの声を聞いた。 「「「「「「「「「「―――――――――――――――アレ?」」」」」」」」」」 多分、この戦場で粘っている者たちは全員せっぱ詰まっていたので、一瞬ギミーの言葉の意味が分からなかった。 だが、徐々に・・・ え・・・・? 『合体で相手を圧倒するなんて、俺たちのやり方だ! それを台無しにされて俺はもう、相当キテんだよ!』 まさか・・・・!? 『合体で受けた屈辱は、合体で返す!!』 戦士たちの表情が変化した。 そしてギミーは言う。 『合ッッッ体だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!』 ―――――――――――――――!!!!!!!??????? ちょっと待て! そう誰もが叫ぼうとしたが、その口を閉ざした。 待てと言って止まる奴らではない。 やると言ってやらない奴らではない。 ならば自分たちはどうする? 「う・・・うお・・・・」 「おお・・・おお・・・」 「・・・・ッ!!」 出来ないなんて言うわけにはいかない。 大グレン団がやると言っているのだから、やるしかない! 「「「「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」」」」」」」」」」 この空域に集った全艦隊の全戦士たちがギミーのその叫びに応えた。 その瞬間、魔道大グレンラガンの全身から無数のドリルが伸びだ。 フルドリライズ形態で伸びたそのドリルは・・・ 『うおおおお、来たッ!!』 リカード率いる首都の超巨大戦艦スヴァンフヴィードを始め何十隻と集った艦隊。 『ぬはははは! 妾らも行こうぞ!!』 テオドラ率いる帝国軍艦隊・・・ 『ついに来たのね!!』 セラス率いるアリアドネー・・・ 「ふっ!! 最後の締めはそうでなくては!!」 ヴィラルのエンキドゥドゥ・改・・・ 「ちょっ・・・」 「私らにも来たああああアアアアアア!!!!」 「なんですの!?」 グレートパル様号。 この場に集った全総力に魔道大グレンラガンはドリルを突き刺し、その全てを螺旋の渦のように巻き込み、今一つになる。 そうだ・・・ 世界は・・・ 人類は・・・ この時を待っていた! これが・・・ 「星の導(しるべ)が指し示そうと!!」 「覚悟と決意が運命(さだめ)を砕く!!」 「那由他の夢幻が覚めようと!!」 「無限の思いが真(まこと)に変える!!!!」 世界が叫ぶ。 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「螺旋と魔法と心を一つに! 明日への歴史は己で刻む!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 そして星が震撼する。 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「全機合体・超魔道ダイグレンオー!!!!!!!!!! 俺(私)たちを誰だと思っていやがる!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 役職も階級も人種も思いも魔法も螺旋も過去も未来も希望も何もかもを織り込んで、その全てを一つにした最強の象徴が出現したのだった。 しかしそれでも、ジェノバは笑う。 『ヌハハハハ、だからどうした! 小っちゃいのう!! この星も世界も完全にワシが支配している! ここでお前たちの勝つ可能性はゼロじゃ!』 そんなことは誰もが分かっている。 だが、それでも人類は抗う意思を捨てたりはしないのであった。 (私は、死んだのでしょうか?) 全ての真実を知り、自分の存在を改めて思い知らされたクロニアはただ意識を闇の中に落としていた。 シモンと戦い、自分がただの人間であると指摘され、ジェノバが現れ、自分の本当の役割を教えられた。 自分の人生全てを犠牲にしてまで捧げてきた使命。その全てを根底から覆された彼女は、今すぐにでも消え去りたい衝動だった。 (自分は選ばれた人間だと多くの人類を見下し・・・管理し・・・自分は普通とは違うのだと、得られたかも知れない日常も切り捨てて・・・たどり着いた場所がここですか・・・) 無様なものだと、ただ自分自身を嘲笑った。 もういい。 もう生きる意味もない。 ただ早く終わってくれと、彼女は願うのだった・・・が・・・ 「しっかりしろよ!」 「―――――――え・・・」 闇の中に落ちた彼女の世界が一瞬で明かりが差し込んだ。 まぶたを明けたそこには、数刻前に別れたはずのシモンが目の前にいた。 「シモン・・・どうして・・・・・・・・・」 自分は生きている。 ここは一体どこだ? いや、どうなったのだ? 気がついたら体の節々が痛んだ。だが、致命的な怪我を負っている訳ではない。軽い打撲程度だろう。 クロニアがキョロキョロと回りを見渡すと、中腰になって自分をのぞき込んでいるシモンが、親指をある方向へ向けた。 「ヨーコとシャークティに感謝するんだな。二人が助けなかったらどうなっていたか」 「えっ・・・?」 シモンが指し示した方向には、シャークティとヨーコが軽く包帯を体に巻くなどの治療を受けていた。 そしてすぐ側には見知らぬ女が一人。その女はシモンとまったく同じコートを着ていた。 「ふ~ん・・・へ~・・・ふ~ん」 「な・・・なに・・・ネ」 「ううん。ただ、あんたってばどんだけシモンのことが好きなのかなってね」 「なッ!? なにヨ、その勝ち誇ったような顔は!?」 「あーはいはい、二人きりの時間を邪魔して悪かったわね♪」 怪我の手当を受けながら、意地悪な笑みを浮かべるヨーコと、少しムッとしているお団子頭の女性。 「でも、とても素敵な女性に成長しましたね、超さん」 「ふ、ふん、子供扱いはよくないネ。私はもうあなたとも歳が近いヨ?」 「シモンさんと同じ歳ですか・・・狙っていたのですか?」 「だーかーらー、二人してなぜそんなニヤケ面で私を見るネ!」 初めて見る女。しかし様子からしてシモンたちの仲間なのだろうとクロニアもすぐに理解した。 (シモンの仲間でしょうか? お揃いの上着を着ていますし・・・年齢は私と同じくらいでしょうか?) だが、ただの仲間のようには見えない。戦友にも見えない。 どちらかというと、懐かしい悪友と再会しているかのようなやり取りに見えた。 そして、そのやりとりがどこか眩しく、自分には手の届かないようなものに見えた。 (もし私が・・・テンジョウ家に縛られていなければ・・・私も・・・あのように誰かと・・・笑い合うこともできたのでしょうか・・・) しかしそこでクロニアはすぐにその考えを頭の片隅へと追いやる。 何を馬鹿なと。そしてそんな甘く愚かなことを考えている時ではないと。 「クロニア・・・?」 俯くクロニアをのぞき込むシモン。その瞳をもはや正面から見ることも出来ないぐらい自分を恥じてしまったクロニアは、ただどこまでも心と共に下を向いた。 「シモン・・・結局あなたは勝ったようですね・・・そして生き残り・・・正しかった」 自分にも勝った。アーウェルンクスにも勝った。そして敵であった自分たちを逃がすために、既に疲弊し切った状態から複数のアーウェルンクスシリーズを相手に立ち向かい、こうして生き残りクロニアの前にいるのである。 「私は自分が愚かで仕方ありません。今こうして生きていることすら生き恥を晒しているとしか思えません。結局私が間違っていたのですね・・・なにもかも・・・だからこそ・・・私はあのまま終わりたかった!」 結局全ての道を貫いたシモンが正しかった。そうクロニアは自分自身を恥じた。 だが、 「いや、俺は生き残り・・・自分のやりたいやり方を押し通しただけだ。それを正しかったかどうかなんて決まった訳じゃないさ」 「えっ・・・?」 「互いに自分のやり方を通したいからこそ、俺はフェイトとも戦ったし、昔はネギたちとも争ったし、そこに居る俺と同じコートを来ている女とも争った」 フェイトにはフェイトにやり方があった。その違う道同士がぶつかり合って、互いに命と魂を懸けて戦った。 ネギと超鈴音も例外ではない。かつて学園祭では、シモンは新生大グレン団としてネギともそして超とも戦った。 その結果、シモンは正しかったから勝てたわけではない。勝ってやり方を押し通しただけに過ぎない。 シモンが正しいと信じているからといって、別にそれが宇宙の真理だなんて思い上がったことはシモンも思っていない。 「・・・ならば・・・何が正しいというのですか・・・?」 クロニアは今までは自分や父であるジェノムが全てを司っていると思っていた。しかしつい先ほど、ジェノバの真実がその全てを根底から覆した。 ならば何が正しいのか? 何が全てなのか? 自分たちは何を目指すべきなのか? 自分たちの思いは? 自分の信じてきたモノ全てを失ったクロニアは何も分からなかったのだった。 だが、何が正解だかなどシモンだって神ではないのだから分かりはしない。 「本当の正解を今すぐ知るのは俺にも分からないよ・・・」 そして・・・ 「でも、それを知る方法なら知っている」 「ッ!? ・・・なら・・・その方法とは・・・」 答えを得るためにすべきことならシモンは分かっている。 「その道の先にある・・・まだ見ぬ明日を見届けることさ」 それが正解の答えへ近づく方法の一つだった。 「ッ!? ・・・しかし・・・しかし・・・あなたも分かっているはず・・・始祖の・・・ジェノバから感じるこの螺旋の力が世界を埋め尽くしています・・・もう、明日など・・・」 「明日など? 何言ってやがる。アレを見ろ」 「えっ・・・・・ッ!? な・・・・なんです、アレは!?」 シモンは宮殿外に広がる魔法世界の広大な景色を埋め尽くす超魔道ダイグレンオーを指さす。 その常識道理を突き抜けた存在感に気づいたクロニアは思わずヨロめいた。 「おやおや・・・」 「相変わらず!」 「ふふん、ちょっと乗ってる皆がうらやましいネ」 そのクロニアを背後から支えるヨーコ、シャークティ、そして興奮で今にも飛び上がりそうな超鈴音。 そしてシモンはクロニアを引き起こすように、手を差し出した。 子供の頃から穴を掘り続けて、ゴツゴツとした手。 大柄ではないシモンからは想像もできないたくましい手だった。 「まだ、何も終わっちゃいないじゃないか」 クロニアは三人に支えられながら、誇らしげにそして己の突き進む道に一切の陰りも見せぬシモンの言葉を受け止める。 「明日は来るさ。必ずな。だから俺たちと一緒に明日を見届けろ。クロニア」 その言葉を受けると、自然とクロニアはシモンが差し出した手を握り返していたのだった。 まだ見ぬ『明日』。そして道標から解放されるための世界の夜明けを見届ける。 後書き あけましておめでとうございます。 新年早々私は何をやっているのかと、自問自答にかられながら、結局投稿してしまいました。 2012年・・・この小説の第一話を投稿したのが・・・2008年!? 二次創作キャリアとしては短いかもしれませんが、よくまー、書いてる暇があったなと振り返ります。 しかし面倒くさくてやめようとした時期もありましたが、皆さんの熱い感想のおかげで螺旋力がキープできました。 ありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。
https://w.atwiki.jp/nicomad_srs_event/pages/799.html
[部分編集] http //www.nicovideo.jp/watch/sm10268952 投稿者コメント1.コメント2.コメント3.コメント この作品のタグ:第35回MAD晒しの宴 レビュー欄 原作未見。 10分は長すぎと思ったら、まさかのSUM41詰め合わせセット。 章仕立ての構成、それぞれに設けられたテーマと丁寧な編集 いずれも10分間の視聴に耐えうる出来でした。 映像の動きと物語を存分に堪能させてくれる、良いMADだったと思います -- アク禁中 (2010-04-06 21 46 20) 10分!?長っ!・・・とか思ってしまったが、いざ見出すと最後まで衰えない圧倒的な迫力とテンポでむしろ10分が短く感じられてしまった。 ただ勢いに任せるだけでなくきっちり魅せる編集。ちょっとだけ見ようと思っても、ついつい引き込まれて最後まで見てしまうw。 3部(+ED )に幕分けして曲を変え、幕間にセリフを挟んだりとドラマティックで飽きさせない構成も実に見事! -- 名無しさん (2010-04-16 00 43 04) 10分という尺の長さにビビらまければ完璧な作品。 -- 名無しさん (2010-04-16 00 43 16) 名前 コメント 第35回MAD晒しの宴
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/254.html
らき☆すたの参加者の支給品の経過と消費 泉こなた ・エンフィールドNO.2(弾数6)@現実[1発消費] →【アルフォンス・エルリック@鋼の錬金術師】→【マース・ヒューズ@鋼の錬金術師】 →【F-5/商店街・布団屋の中】→【F-5/商店街・マース・ヒューズの墓】 →【クアットロ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】[5発消費]全弾消費→【F-4/住宅地・川沿い】 →【ヴィラル@天元突破グレンラガン】→【スカー(傷の男)@鋼の錬金術師】 ・大型マチェット@現実 →【アルフォンス・エルリック@鋼の錬金術師】→【マース・ヒューズ@鋼の錬金術師】 →【泉こなた@らき☆すた】→【F-5/商店街・布団屋の中】 ・大型チェーンソー@現実 →【アルフォンス・エルリック@鋼の錬金術師】→【マース・ヒューズ@鋼の錬金術師】 →【泉こなた@らき☆すた】→【F-5/商店街・布団屋の中】 柊かがみ ×レーダー@アニロワオリジナル →【B-2/観覧車前】→【ビシャス@カウボーイビバップ】破損 ×不死の酒(完全版)@BACCANO バッカーノ!消費 柊つかさ ・UZI(9mmパラベラム弾・弾数50)@現実 →【柊かがみ@らき☆すた】全弾消費→【B-2/観覧車前】→【ビシャス@カウボーイビバップ】 →【スパイク・スピーゲル@カウボーイビバップ】 ・防弾チョッキ@現実 →【柊かがみ@らき☆すた】→【B-2/観覧車前】→【ビシャス@カウボーイビバップ】[装備](耐久力減少、血糊付着) →【スパイク・スピーゲル@カウボーイビバップ】 ・軍用ナイフ@現実 →【柊かがみ@らき☆すた】→【B-2/観覧車前】→【ビシャス@カウボーイビバップ】 →【スパイク・スピーゲル@カウボーイビバップ】→【ヴァッシュ・ザ・スタンピード@トライガン】 →【シータ@天空の城ラピュタ】→【B-5/卸売り場】に放置 小早川ゆたか ・コアドリル@天元突破グレンラガン →【高嶺清麿@金色のガッシュベル!!】→【ヴィラル@天元突破グレンラガン】 ・糸色望の旅立ちセット@さよなら絶望先生[遺書用の封筒が欠損] →【高嶺清麿@金色のガッシュベル!!】→【ヴィラル@天元突破グレンラガン】→【スカー(傷の男)@鋼の錬金術師】 ×M500ハンター(弾数5)@現実 →【Dボゥイ@宇宙の騎士テッカマンブレード】[2発消費]→【リザ・ホークアイ@鋼の錬金術師】消滅
https://w.atwiki.jp/crazyanchang/pages/17.html
あんちゃん部屋予定表 2011/11/23 ちょっとした対戦会 20 00~(予定) 2012/2/25 第一回くれいずぃ~あんちゃん杯 2012/3/17 第二回くれいずぃ~あんちゃん杯 2012/4/07 第三回くれいずぃ~あんちゃん杯 2012/4/28 第四回くれいずぃ~あんちゃん杯
https://w.atwiki.jp/anison-rap/pages/882.html
年代別 【2007年】 ※ 同一年内の順序は基本的に50音順です。 ※ 管理人のお気に入りには「★」マークを付けてみました。 ~1989年 / 90年~94年 / 95年~99年 / 2000年~02年 / 03年 / 04年 / 05年 / 06年 / 07年 / 08年 / 09年 / 2010年 / 11年 / 12年 / 13年 / 14年 / 15年 / 16年 2007年 【アニメ】 WINDER~ボクハココニイル~ / Over Drive DIVE TO WORLD / CHERRYBLOSSOM / 家庭教師ヒットマンREBORN! PRECIOUS / 金色のコルダ ~primo passo~ 記憶 / CLAYMORE 反逆 / CLAYMORE ユルユルでDE-O! 2007クレヨンフレンズVersion / クレヨンしんちゃん Black Bunny Magic / 月面兎兵器ミーナ Lights, Camera, Action / 月面兎兵器ミーナ れっつ!おひめさまだっこ / 九重りん(CV 喜多村英梨), 鏡黒(CV 真堂圭), 宇佐美々(CV 門脇舞以) / こどものじかん Rock Yo Mind / 獣装機攻ダンクーガノヴァ VOODOO KINGDOM / ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド ★ Flying Horse~ウマ仮面 愛のテーマ~ / すもももももも~地上最強のヨメ~ 絶望ビリー / マキシマム ザ ホルモン / DEATH NOTE What s up, people?! / マキシマム ザ ホルモン / DEATH NOTE It s Mighty! (feat. P.Buttercup) / 出ましたっ!パワーパフガールズZ スウィートちょーだい (feat. H.Blossom) / 出ましたっ!パワーパフガールズZ Touch me! (feat. PPGZ) / 出ましたっ!パワーパフガールズZ ★ Flow (feat. R.Bubbles) / 出ましたっ!パワーパフガールズZ HEY NOW! / デルトラ・クエスト みんなのピース / 天元突破グレンラガン ラップは漢の魂だ!己を信じて天を指差す怒涛の男・カミナ様のテーマを耳の穴かっぽじってよ~く聴きやがれ!! / 天元突破グレンラガン ラップは漢の魂だ!無理を通して道理を蹴っ飛ばす!俺たち大グレン団のテーマを耳の穴かっぽじってよ~く聴きやがれ!! / 天元突破グレンラガン Libera me from hell / 天元突破グレンラガン マタアイマショウ / 東京マーブルチョコレート Unite / ながされて藍蘭島 流れ星~Shooting Star~ / NARUTO -ナルト- 疾風伝 Hero s Come Back!! / NARUTO -ナルト- 疾風伝 Joker!? / ネギま!? ぞ! / ハヤテのごとく! 圭一・大石の噂の事件簿ABC / ひぐらしのなく頃に MEGALOPOLIS PATROL / SOUL d OUT / ブーンドックス(日本語版) 雲に乗って / 名探偵コナン やっとかめ探偵団 / やっとかめ探偵団 ケンカ予報の時間だよ / らき☆すた しすたー・うぉーず / らき☆すた もってけ!セーラーふく / らき☆すた ★ たぶんかなり普通の休日 / らき☆すた 適齢期なレイディ / らき☆すた 寝・逃・げでリセット! / らき☆すた しょうがねぇぜ / ラブ★コン Jungle P / ONE PIECE 【ゲーム】 ID [OL] / THE IDOLM@STER 団結 / IM@S ALLSTARS / THE IDOLM@STER GIRIGILI門前雀羅 【ミクスチャンポン】 / Cheki-ROWS / Dance Dance Revolution SuperNOVA2 禁断ロマンス / VitaminX 青春ダイナマイト / VitaminX Soul On Fire 【ラウドミクスチャー&ラガ】 / L.E.D.-G. VS GUHROOVY fw NO+CHIN / pop n music 15 ADVENTURE 亡魂咆哮 / ロストオデッセイ ★ 【特撮】 JUMP UP / ウルトラギャラクシー大怪獣バトル Double-Action Gun form / 仮面ライダー電王 キューティーハニー / キューティーハニー THE LIVE 【劇場アニメ】 Cry Baby / クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾! かけがえのない詩 / mihimaru GT / ドラえもん のび太の新魔界大冒険 ~7人の魔法使い~ 【ラジオ】 One Night Stand -愛体- / CELL DIVISION Keep on doing LOVE♡トマトしるこ / 能登麻美子 本多陽子 with 岡本信彦 / そらいろらじお (sola)
https://w.atwiki.jp/niconicojikyouplay/pages/1314.html
呼称:あんだーそん 人物 新米実況者。 FPSとジョジョと北斗とグレンラガンが好きらしい。 本職は映像関係らしく、画力や編集能力の高さには定評がある。 実況の特徴 ホラーが苦手で一人では怖いのか外野込みでの実況をしている。 字幕を入れる上に感情を込めてフルボイスで会話パートをこなす、コメントのネタをすぐに取り込む等、視聴者を意識している面が強い。 道中の草が化け物に見える、ちょっとした物音で悲鳴を上げる、叫びすぎで咳き込むなどかなりの小心者。 外野はぽむぎとスミスの二人。最近はスミスが参加しておらず、現在はぽむぎとの二人実況プレイ。 ぽむぎはあんだーそんに比べて割と冷静で、すぐパニックに陥るあんだーそんをカバーしている。 が、ゾンビ等の「キモい」敵や超常現象、ハプニング等にはかなり動揺する。 たまにあんだーそんを驚かしたり、逆にあんだーそんの叫びに驚くなど結構お茶目。 動画 崖っぷちの S.T.A.L.K.E.R. 実況プレイ あんだーそんさんいつも見てくれてありがとうございます -- 動画 (2009-03-12 00 24 03) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/699.html
宿命の対決!グレン V.S ラガン(前編) ◆RwRVJyFBpg 破壊された街の上に、青い空が広がっていた。 藍色の屋根が真ん中から崩れ落ち、叩き潰されたようになっている一軒屋。 足元の柱が倒壊し、膝をつく巨人のように傾いた貸しビル。 コンクリートで舗装された道路はところどころ捲れ、生の地面が晒されている。 帯状に焼け焦げて炭の塊と化した商店街は、そこで大きな火事があったことを示している。 今を遡ること約二十四時間、一対のソル・テッカマンが演出した崩落のステージは 現在も何ら変わることなく、静かにその破壊の跡を留めていた。 役者達が去り、役目を終えていたその舞台に、異形を成す影が二つ。 巨大な顔を模したかのような小さな何かと大きな何かが佇んでいる。 ところどころに罅が入り、穴だらけになった道路のど真ん中。 小さな赤と大きな赤が向かい合うように立っている。 それぞれの後ろには西から伸びた小さな足跡と東から伸びた大きな足跡。 棄てられたステージの中心で、彼らの道は今、交わった。 ――これは、運命に裏切られながらも、自分の道を探し続ける男と女の物語。 ◆ 金属でできた強面の顔に手足をつけ、頭部一面に奇妙な紋様を戴いた小型のロボット。 ラガン。 見慣れたそれがこの場所にあることは、あのクソジジイに教えられて知っていた。 だが、まさかこんなタイミングで出会うことになるとは。 “ショウボウショの北にラガンがある”というジジイの言葉を思い出す。 ガッシュを追って北に行くため、戻ったここは多分、C-6。 なるほど、確かに位置としてはそんなにずれているわけじゃない。 驚きと困惑、そして何より期待。 カミナが正面から歩を進めてくるそれを見たときに抱いた感情は一口に言い尽くせない複雑なものだった。 教えられた事実と違い、今のラガンは明らかに稼動している。 つまりそれは何者かが乗り込んで、ラガンを動かしているということである。 ラガンはカミナが乗っているグレンのような普通のガンメンとは少し違う。 気合さえあれば起動する通常のガンメンとは違い、ラガンを動かすためにはある起動キーが必要だ。 コアドリル。 カミナ自慢の弟分が肌身離さず身につけていた宝物。 だとすれば…… (お前なのか?シモン?) 静かな興奮は否が応でも高まる。 放送で呼ばれた人間が生きていたことはカミナの知る限り一度もない。 放送で螺旋王が嘘を流す理由も見つからない。 仮に螺旋王の目を出し抜いて生き残っていたのだとしてもその方法は分からない。 シモンを殺した誰かがコアドリルを奪っていれば、あるいは、シモンが誰かにコアドリルを託していれば ラガンは動く。何の問題もなく。 だが、だが、それでも…… 「……あれがカミナの言っていたラガンですか。特徴は一致しますが。 どうします?接触を図りますか?もしかしたらガッシュのことを何か……」 「………………」 クロミラが何か言っているが、今は耳に入らない。 操縦桿をぎゅっと握り締めながら、通信回線を開く決意を固める。 腕がわずかに震え、汗がシートにぽたりと垂れた。 「……シモンか?」 半ば祈るような気持ちで呼びかける。 短い電子音が鳴り、側面の壁にウインドウが開いた気配を感じる。 そこに映っているであろう、懐かしい男の顔を見ようとしてカミナはちらと視線を向ける。 しかし…… 「なるほど。貴様だったか、ハダカザル」 そこにあったのは弟分の笑顔などではなく、憎き宿敵の姿。 瞳が無意識に拡大する。 ◆ 「ヴィラル……」 忌々しげに歯を食いしばり、こちらを睨みつけるカミナを前にして、ヴィラルは自らの心が躍るのを感じていた。 雄雄しいビャコウの姿に勇気をもらい、決意を新たにした矢先に出会った次なるガンメン。 そいつはまるで待ち構えていたかのように、自分達の進もうとしている道の上をやってきた。 やりすごし、ルルーシュとの合流を優先することを考えぬわけではなかった。 しかし、決めかねていた矢先に入ってきた通信で相手の正体が明らかになった瞬間、 ヴィラルの中から逃げるという選択肢は消え去った。 彼の戦士としての部分がその選択を殺したのだ。 考えてみて欲しい。 道の向こうから惹かれあうようにやってきたガンメン。 それに乗り込むは、かつて再戦を約束した人間の兵、カミナ。 空は晴れ渡り、崩れた街は静寂を保っている。 この戦場に二体の戦士を邪魔する輩は一人とていない。 まるで天がヴィラルの不退転を試すために作り上げたかのような状況ではないか。 ここで背を向けることを選んで、何の決意、何の勇気か。 (おもしろい……) 不意に獰猛な笑みが浮かぶ。 思えば、ここに来てから随分不本意な戦いを重ねてきた。 クルクルという名の白服の男に負け、伸びる槍を持った蛇女に負け。 シャマルと一緒になってからもそうだ。 裏切り者の女を逃がし、東方不敗を名乗る老人には体よく手玉に取られた。 傷の男との戦いはルルーシュが出てこなければ、地震の前に負けていただろう。 先ほどの珍妙な仮装男に受けた屈辱など、わざわざ思い出すまでもない。 (ここまでくれば、最早認めざるを得まい。 俺は、弱い) 力が足りない。技が足りない。知恵も、経験さえも足りない。 運さえもどうやら味方ではないようだ。 先ほどシャマルが作った有利は第三者の介入によりいとも簡単に吹き飛んだ。 撤退し、頼れる策士と合流しようとすれば、その途上には敵がいた。 しかもその敵は油断のならない強敵で、こちらより巨大なガンメンに乗っているというおまけつきだ。 泣きたくなるような不運としか言いようがない。 (だが、それがどうしたッ!?) しかし、ヴィラルは諦めない。 それしきのことで自らの心を折ったりしない。 今は亡き上司、チミルフの魂に誓ったから。 胸の誇りに懸けて、最後まで戦い抜くことを。 (運命が試練を課すなら、俺は笑って戦うだけだ! たとえ何度敗れようとも、食らいつき、生き残り、最後には勝利の栄光をこの手にしてやる!) ゆえに彼は叫ぶ。 満面に牙をむき出し、宿命を威嚇するように。 「久しぶりだな。よくぞここまで生き残った。さすがは俺の認めた男だ」 不敵な文句が癇に障ったか。 モニター越しのカミナはより一層、不機嫌な顔になり歯と歯をギリリと鳴らす。 「何でテメエが……テメエみたいな奴がそれに乗ってやがる!?」 「ククク。変なことを訊くヤツだ。 もともとガンメンは我ら獣人の乗り物。俺が使っていたからといって不思議なことはあるまい? むしろ、そのセリフは俺が貴様につき返してやりたいくらいだよ、ニンゲン」 「うるせぇ!! グレンは元のところにいたころから、俺のダチで魂だ! いちいち文句をつけられる筋合いはこっちこそねえ!! そしてぇっ!テメエが乗ってるそのラガン! ……そいつは俺の相棒の、かけがえのねぇダチで魂だ。 テメエみたいなくされ獣人野郎が気軽に乗り回していい代物じゃねんだよ!! 今すぐこっちに返しゃあがれ!!」 「やれやれ、ニンゲンとはやはり愚劣で野蛮な生き物だな。 こちらのモノを指差していきなり寄こせとは……」 「……あんだとぉ!?」 「落ち着いてくださいカミナ。熱くなりすぎです」 「おめぇは黙ってろ!!こいつは俺とヴィラルの問題だ!!」 激昂するカミナをみて、より一層血が滾るのが分かる。 操縦桿を握る手が震えるのが分かる。 どうやら、相手も闘志は申し分ないようだ。 カミナのほかにも誰か乗っているようだが、ガンメン同士の戦闘ならば、さして問題にはなるまい。 「シャマル、ここは……」 「……分かってるわ。ここで見つかってしまった以上、やりすごすのは無理でしょうからね」 小さな声で了解をとると、シャマルの緊張した声が返ってきた。 どうやら異論はないらしい。 「とにかく!ラガンはここに置いてってもらうぜ! 嫌だってんなら、力ずくで引きずり出してやる!」 同乗者との言い合いにケリがついたのか、カミナが再び吠え掛かる。 ならば、こちらの答えはただ一つ。 「おもしろい!できるものならやってもらおうか! 生身の戦闘ならともかく、ガンメン同士の戦いで俺に勝てると思うなよ!?」 「ヘッ、そんなこと言って、この前もやられて逃げ出したのはどこのどいつだ?アァン?」 「抜かせ!昨日の決着をつけてやる!」 「きやがれ!獣人野郎!」 静寂は破られ、機械の軋みとエンジンの唸りが舞台を塗り替える。 戦いのゴングは今、鳴らされた。 ◆ 「おおおおりゃああああああああああああ!!!!!!!!」 最初に仕掛けたのはカミナ。 気合一閃、グレンの巨大な足が振り下ろされる。 フットスタンプ。 斧のように重く、鞭のようにしなやかな右足がラガンを襲う。 「甘い!!」 対するヴィラルは動じない。 冷静に軸をずらして直撃を避けると、着地の衝撃を利用してわずかに跳躍。 一瞬遅れた蹴撃は目標を見失い、虚しくコンクリートを砕く。 響く轟音に怯む間もなく、ラガンはグレンの足に取り付くと、そのまま上に昇る、昇る。 「食らえ!」 装甲を掴む腕に力を込め、上向きのベクトルを生成。 勢いをつけるとそのまま体を縮め、グレンの胸に向かってその身をぶつける! 体当たり。この小さなラガンが最も大きな打撃力を発揮できる技。 金属と金属がぶつかる鈍い音が起こり、グレンの足がわずかにふらつく。 衝撃と揺れにカミナの口からは無意識の呻き。 「てめえ!やりゃあがったな!!」 しかし、カミナの復帰も早い。 すぐさま体勢を立て直すと、未だタックルの余勢で宙に浮いているラガンを両腕でガッチリキャッチ。 すかさず右手に持ち替えると、まるで野球選手がそうするように振りかぶり、思い切り投げつけた! きりもみ回転しながら飛んでいくラガンは電柱をへし折り、無事だった民家を半壊させてやっと停止した。 「きゃあっ!!」 「ぐうううううううう……おのれぇ!!」 今度呻きをあげるのはヴィラルたちの方だ。 あまりの震動に頭の中がグラグラ揺れる。 だが、のんびりしてはいられない。 「おとなしく観念してラガンから降りやがれ斬りぃ~~~~~~~!!!!!」 いつの間にか胸のサングラス型ブレードを装備したグレンがすぐ傍に立っている。 右腕でブレードを振り上げ、次の瞬間斬りかかるために。 「ッ!!」 ほとんど反射的に操縦桿を引く。 続けて地面が割れる重い音。 ヴィラルの直感が勝ったのだろう、ラガンは間一髪で身を捩り、かわしていた。 機体から数十センチ。カミナの一閃は代わりに民家の客間を引き裂いた。 だが、追撃はまだまだ終わらない。 すぐにブレードを引き抜くと、グレンは二撃目のモーションへと移る。 繰り出される斬撃、斬撃、斬撃の雨。 体勢が崩れたままのラガンは転がって避け続けることしかできない。 「カ、カミナ。よろしいのですか?あのラガンは大切なものなのでしょう? それをこんなに乱暴な……」 「うるせぇ!!シモンのラガンはなあ!そんな簡単に壊れたりしねえんだ!! ヴィラルと勝負して、ぶちのめして、取り返すのはそれからでもできらぁ!! それに、男が一度すると決めた喧嘩だ!手加減なんぞできるかよ!!」 「そんな無茶苦茶な!!」 グレンの一歩、グレンの一撃が繰り出されるたび、土埃が舞い、街はさらなる破壊に沈む。 ブロック塀が崩れ、屋根が割れ、道路は大きく陥没する。 飛び散る瓦礫が視界を奪う中、ラガンは転がり、耐えることしかできない。 頼りは長年の経験に基づいた着弾予想と、研ぎ澄まされた直感のみ!! 「どうしたぁ!?逃げてばかりじゃ勝負にならないぜヴィラル!!」 「クッ、調子に乗るなよニンゲン!!」 カミナの挑発に、ヴィラルの獣の血が叫ぶ。 「うあああああああああああああああああ!!!!」 「何ィ!?」 次の刹那、咆哮とともにヴィラルはカミナの裏を衝く。 刃を振り、ヴィラルを逃がすまいと動いていたカミナの思惑を裏切り ラガンは突如、地を蹴って、グレンの懐に飛び込んだのだ! 「これは……まずいです!」 「くっ、野郎!」 一転し、焦るはカミナ。 武器にはそれが十分に威力を発揮できるリーチというものがある。 剣であろうが槍であろうが、敵がそのリーチを外れてしまえば、武器はその要を成さない。 グレンが振るっているサングラス型のブレードは足元の敵を払うようにはデザインされていない。 そして、さらに悪いことにはカミナはラガンの逃走ルートを絶つため、気持ち遠目を狙って剣を降っている。 つまり、グレンの足元は今のカミナにとって、完全な、死角。 「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!」 攻め手を殺したヴィラルは刹那、前方に向けてさらなるダッシュ。 グレンの股座を潜り抜け、カミナの背後に回り込む。 慌てるグレンは剣を置き、即座に急速旋回を…… 「遅いッ!!」 しかし、先んじたのは、やはりヴィラル。 バーニアを一気にトップまで噴かすと一気に加速。グレンの背に強烈な一撃を加えた。 先ほどの体当たりのときとは比べものにならぬほどの強い衝撃がカミナを打つ。 金属が悲鳴をあげる。弾丸と化したラガンが装甲をひしゃげ、凹ませていく。 これだけの打撃を食らっては、流石のグレンも堪らない。 急速旋回の機動に入っていたことも悪しきに働き、バランスを大きく崩すと、そのまま前へ倒れこんだ。 腹に響く重低音と舞い上がった埃が場を満たし、一瞬だけ他の音が消える。 「もらったぞ!」 百戦錬磨の獣人はこの隙を見逃さない。 倒れた電柱を足場に助走をとり、エンジンを一気呵成に回して天高く舞い上がる。 機体の影と太陽が重なった刹那、緑の閃光がわずかに瞬いたかと思うと、ラガンのボディが姿を変える。 脚部が消え、代わりに顕れたのは天をも穿つ巨大なドリル。 「死ぃねええええええええええええええええ!!!!!!」 ヴィラルが気勢を発すると同時、唸りをあげてドリルが回る。 火花を散らし、空気を抉り、降下の運動エネルギーを乗せて、ラガンはグレンに落ちていく。 触れる全てを貫き壊すドリルの先が目指すのは、カミナの乗り込むコクピット! 未だ動かぬグレンを眼下に収め、ヴィラルの口に微笑が浮かぶ。 「なぁめんじゃねえええええええええええええ!!!!!」 だが、ヴィラルは知らない。 人類で二番目にガンメンを繰った男が愛機と命懸けで綴ってきた戦いの歴史を知らない。 だから、彼にはグレンの次の機動が予測できなかった。 「何ッ!?」 勝利を確信した次の瞬間、ラガンに被さる大きな影。 驚愕とともに目を見開いた時には時既に遅し。 グレンの右足が間近にまで迫っていた。 カミナは強襲を悟るやいなや、グレンを素早く逆立ちさせて体を捻り、 その勢いを利用してのオーバーヘッドキックで思い切り蹴りつけたのだ。 完全に隙を突かれた形となったラガンは、さながらサッカーボールのように吹っ飛び、回転しながら瓦礫の山へと突き刺さる。 「今のは少し危なかった……とりあえずナイスシュートです、カミナ。」 「おう!よく分からねえが、あたぼうよ!!」 回避即攻撃の妙手。 だが、それは何もカミナがあの状況で頭をめぐらせ、最善手を模索した結果生まれた一撃ではなかった。 この攻撃を生んだのは言うなれば反射。 地上に出てきてから向こう、照る日も曇る日もグレンを駆り続けてきたカミナの戦いの歴史があれを可能にしたのだ。 移動するときも、休息をとるときも、もちろん戦いに赴くときも、彼はグレンと多くの時間を過ごしてきた。 その時間は機体の機動やクセ、限界を本人も知らぬうち、体に叩き込んでいる。 そして、人機一体とまではいかずとも、そのことはより正確で大胆な操縦を可能にする。 カミナにとってグレンは手に馴染んだ武器であり、一番近くで戦ってきた戦友なのである。 ゆえに、その愛機で戦えるアドバンテージは大きい。 ましてや、相手であるヴィラルが乗り慣れない小型ガンメンでの戦いを強いられている以上、余計に。 だが。 「さぁて、いっちょ決まったところでラガンを返して……ん?」 カミナが思わず怪訝な声をあげる。 それもそのはず。 不意をついた一撃に気をよくするのも早々に、ラガンを取り返そうと目を向けた先。 ついさっき激突の粉塵を上げたばかりの瓦礫から、ラガンの姿が忽然と消えていたのだ。 「クソッ、まさか逃げやがったのかあのヤロ……」 「カミナッ!後ろに跳んでください!」 「なにっ?」 悪態も吐き終わらぬ刹那、コクピットにクロスミラージュの電子音声が鋭く響く。 突然の緊迫にカミナの意識が一瞬だけ遅れる。 しかし、真剣勝負の場ではその一瞬が命取り。 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!??」 次の瞬間、グレンのボディに突き上げるような激しい振動が襲う。 何かが装甲を無惨に削る音がする。 グレンの片目が巻き込まれ、顔に大きな傷が刻まれる。 揺れるコクピットの中、突如足元から何かが放たれたのだと理解したのと、襲来した物体を看取したのとはほぼ同時。 「とっさに体を捻り、直撃を避けたか。 つくづく小賢しいハダカザルだ」 奇襲の失敗を悟り、ヴィラルが空中で毒づく。 ふと視線を眼下に落とせば、地上にはちょうどラガンの体が通る大きさのトンネル。 グレンに蹴られ、住居の残骸に叩きつけられたヴィラルは強烈なGに意識を刈り取られそうになりながらも 溢れる闘争心で正気を保ち、すぐに次なる攻め手へと行動していたのだ。 衝突の際の土煙でカミナの視界が不十分であることを見るやいなや、変形させたままになっていたドリルを再稼動。 土に潜って姿を隠すと、そのまま地下を移動し、グレンの足元から奇襲へと持っていった。 ヴィラルは人間掃討軍の極東方面部隊長である。 ガンメンの操縦に卓越し、戦士として数多の経験を積んだ歴戦の勇者だからこそ、彼はその地位についた。 そして、地道に積み上げられてきたその時間は、わけのわからぬ異世界に飛ばされ 苦しい戦いを強いられている今でさえ、決して消えることはない。 ドリルを使っての土中移動と小回りのきく体躯を生かしたトリッキーな戦い。 ラガン特有の持ち味を、ごく僅かの戦闘である程度理解することができるのも、 そうやって培ったセンスがあればこその所業。 確かにカミナのように長年連れ添った愛機で戦っているわけではないが、 戦いそのものの歴史だけで考えればヴィラルには一日の長があるのである。 「この野郎!シモンの技を!」 「さっきからシモン、シモンとうるさい奴だ。そんなことより戦いに集中するんだな」 カミナが不安定な体勢のまま放った拳をひらりとかわし、ヴィラルはグレンと距離をとる。 再び向かい合う赤と赤。 戦場は緊張を保ったまま、静寂へと帰ってきた。 ◆ (ほぼ互角……ですか) 声に出さず、クロスミラージュは状況を分析する。 これまでの攻防は一進一退。 どちらかが攻め込めばもう片方がそれをうまくいなし、反撃に繋げていく。 お互い、隙あらばと決定打を狙うものの、クリーンヒットは奪えない。 ゆえに、戦いの天秤がどちらかに大きく傾くことはない。 そんな流れで戦闘は推移している。 機体の扱いという意味ではカミナが一歩リードしているものの、 相手は天性のカンと経験でその差を十分にカバーしている。 パワーとリーチでは機体の大きさもあって、おそらくグレンの方が一枚上手。 しかし、代わりにスピードと一瞬の爆発力はラガンのほうに分があるだろう。 カミナもヴィラルも相手に対して因縁めいた感情を抱いているようだが、 戦闘に別段大きな精神的影響が出るような類のものでもなさそうだ。 そして、これまでの戦いを見る限り、お互い戦況を大きく左右できるような支給品は持っていないか、 もしくは使う気のないものと予想できる。 ゆえに結論は、互角。 (戦闘能力がほぼ対等で、コンディションにも別段の差異がないとするならば、 勝負を決めるのは一瞬の油断、あるいは常のパフォーマンスを維持し続ける体力と見るのが妥当でしょうか。 しかし、もしも私の予想が当たっていたとしたら……) 些細なミスが生死を分ける持久戦を予測する一方、 クロスミラージュのコンピュータはもう一つの可能性、カミナにとってはより悪い未来予測を捨てきれずにいた。 その大元になっているのは、この戦いが始まって以降、彼がずっと抱いているある疑惑。 ラガンのコクピット内にずっと観測され続けている、ヴィラルではない誰かの魔力反応。 クロスミラージュは考える。 カミナの話によれば、ヴィラルは螺旋王の部下でこの殺し合いの完全なる賛同者。 だとすれば、そんな男に殺されることなく同行している可能性がある人種は二種類に限定される。 まずは人質。 人命を重視する人間、もしくは人質と近しい人間との戦いにおいて、このカードは非常に高い効力を発揮する。 相手の攻撃の手を鈍らせることはまず確実だし、うまくすればこちらは損害を被ることなく相手を無効化できる。 また、仮に相手が開き直って人質を見捨てることに決めた場合でも、相応の精神的ダメージを与えられる公算が高い。 (ですが、今回の場合、その確率はあまり高くないでしょうね。 もし一緒に乗っているのが人質だったとするならば、 ヴィラルは私たちにその存在を既に仄めかしていなければおかしい。 いることが明らかにされない人質などただの荷物でしかありませんからね。 特定の誰かに向けた人質というのも考えられなくはないですが、それでも、とりあえず存在は告げてみるでしょう。 知り合いでなくとも、カミナのようなタイプなら有効な揺さぶりになるのは明白ですし。 ……とすると、やはり確率が高いのはもう一方のパターンですか) 考えられるもう一つの人種として挙げられるのは、仲間。 これが最後の一人しか生き残ることのできない殺し合いで、ヴィラルがその積極的な支持者だからといって、 彼が一人でいるとは限らない。 強力な参加者を倒すため手を組んだ、彼の他にも紛れていた螺旋王の部下と合流した、善良な参加者を騙している等、 ヴィラルが仲間を作るに至るケースはいくらでも想定することができる。 (しかし、仲間がいたからといって、それが直接、今の戦況に影響する可能性は少ないはず。 これは人型機動兵器同士の戦闘です。 生半可な人間が割り込んだところで、戦局に影響を与えるどころか無駄に命を散らすのがオチでしょう。 ……もっとも、あの東方不敗クラスの人間なら分かりませんが。 ですが、これだけ戦力が拮抗しているにもかかわらず一向に出てくる様子がないところを見ると、 そういう人間が乗っているというわけでもないのでしょう。 とすれば、謎のもう一人をこの場の不安要素として大きく勘案する必要はなく、 やはり現状は互角の状態と見るのが妥当のはず! ……そう、ただ一つの例外ケースを除いては) クロスミラージュの想定する例外ケース、それは相手が魔術師、もしくはそれに準ずる能力の持ち主であるという可能性。 もし、ヴィラルの同乗者が魔術師であるならば、ロボットから降りずとも戦況に影響を与え得る。 索敵、補助、そして攻撃。視界さえ通れば魔術師にできることは多い。 そして、不幸なことにクロスミラージュは今、ヴィラルの横に存在しうる魔術師を一人知っていた。 ちょうど、彼が観測した程度の魔力反応を持ち ヴィラルと同じく殺し合いに賛同し このような戦いの際にはまず様子を見、相手の戦力を見極めてから戦いを挑むような性向を持つ。 そんな魔術師を。 (まさか。 しかし、カミナの言葉を信じるならば…… いや、ですが、それではあまりにタイミングが悪すぎる。 でも、どうして?) 混乱する。 不安定な人間を、機械的、論理的な演算でサポートするため作られた、インテリジェントデバイスが混乱する。 戦闘の合間、ヴィラルのものに混じって聞こえる女の声。 相手の通信窓からほの見える金髪、茶色い制服。 本当は分かっていたのかもしれない。 本当は分かっていたけれど、人間に近づいてしまったデバイスは認めたくなかっただけなのかもしれない。 しかし、いくら目を瞑っても現実はいつだって一方的に押し寄せてくる。 人間だろうが機械だろうが、その事実は平等だ。 「……なるほど、おおよその動きはわかったわ。カミナさん……だったかしら?」 僅かな間続いたカミナとヴィラルの睨み合い。 その沈黙を破るように響いた声は、クロスミラージュにとってそういった類の現実だった。 「……テメエは」 「ヴィラルさんと対等に戦えるくらいの腕はあるみたいね。 一対一なら勝負は分からないけど……一対二ならどうかしら!」 ギリとカミナが歯を噛み締めて身構える。 彼にはもう敵の正体が分かっている。 相対するラガンはピクリとも動かない。 ならば攻撃は一体どこから…… 「カミナッ!下ですッ!!」 「ちっ!」 緊張に身を張っていたカミナが即座にレバーを引く。 グレンが飛び退いた刹那、グレンが立っていたそこを、大地から生えた無数の刃が貫いた。 民家の庭だった草むらを引き裂いて出でし、輝く白刃の名は、鋼の軛(くびき)。 古代ベルカ式の範囲魔法。 「……やはりあなたでしたか。ミスシャマル」 いつのまにかラガンを中心に浮かんだ正三角形の魔方陣を視覚素子で確認しながら クロスミラージュは問いかける。 「久しぶり、クロスミラージュ。 ティアナは死んだのに、貴方はまだ壊れてなかったのね」 返ってきた声はなおも冷たい。 ◆ 轟音のあとに激しい水柱が続く。 土手の上から吹き飛ばされてきた赤い巨体は受身を取ることも許されず、一直線に川面へと突っ込んだ。 跳ね上げた水が一瞬の雨となり、川沿いの砂利へと降り注ぐ。 「ち、っくしょう……」 水煙が収まるのを待つこともせず、カミナは機体の体勢を立て直す。 立ち上がり、次なる攻撃へ備えるべく構えをとる。 しかし、その姿勢は戦いが始まった当初に比べればどこか弱弱しく、焦りの色が濃い。 立ち振る舞いからはカミナらしい大胆さや気楽さが消えうせ、代わりに重苦しい緊張感ばかりが宿っている。 目からは闘争心こそ消えてはいないものの、呼気は荒く、額には脂汗が光っている。 疲弊しているのは操縦者のカミナばかりではない。 右肩と右目、頭頂部にドリルでつけられた削岩痕。脚部パーツには何かで切り裂かれたような無数の切り傷。 凹みや磨耗跡などは多すぎて数える気にもならない。 グレンもまた見る影がないほど傷つき、消耗していた。 「どうした?もう終わりか?」 頭上から不敵な声が飛ぶ。 見上げれば、橋の欄干に立ち、腕組みしているラガンの姿。 ところどころ傷つき、汚れているものの、その装甲に大きな損傷はない。 小さいながらも自信に溢れたその威容はグレンとは対照的な強靭さを思わせる。 「バカ言ってんじゃ……ねえーーーーーーーーッ!!」 重い空気を打ち払うように、カミナが吼える。 胸部のサングラスブレードを取り外し、気合と共にぶん投げる。 「当たるかッ!」 回転しながら飛んだブレードは橋の中心部に突き刺さり、いとも簡単に足場を瓦礫に変えた。 だが、そのとき、既にラガンはそこにはなく、宙にその身を躍らせている。 攻撃の隙を突こうと、ヴィラルは眼下のグレンに照準を合わせる。 しかし、カミナの意識は既にその一歩先を行く。 「食らいやがれ! 男の魂完全燃焼、ライジングドラゴンアッパーカァーーーーーーーットォッ!!」 投げたブレードはあくまでおとり。その目的はラガンを跳躍させること。 カミナは今までの行動パターンから、ヴィラルの着地地点にあたりをつけ、あらかじめそこに先回り。 重力に任せて落下してくるラガンに渾身のカウンターアッパーを食らわせようと待ち構えていた。 ヴィラルも一瞬遅れて狙いに気づき、バーニアを吹かすも残念ながら一手遅い。 しかし。 「!! ダメですカミナッ!」 「ッ!!」 クロスミラージュの上ずった電子音がカミナの耳を打つ。 次の瞬間、拳を握り、腰を捻ってアッパーカットのモーションに入っていたグレンの足元から 数本の輝く刃が躍り出た。 ほとんど勘で足を捌き、直撃だけは避けるカミナ。 しかし、完全な回避にはほど遠く、かすった装甲が火花をあげ、上体がバランスを崩して機体がグラグラ揺れる。 「ハハハ、何だそれは?新手の踊りか?」 そしてそれは上空のヴィラルにとって、決定的な隙になる。 カミナもとっさに防御姿勢をとるが、不安定な今の体勢ではとても満足な対応は望めない。 ラガンのドリルが唸りをあげ、グレンの左肩に突き刺さる。 甲高い音が木霊して、肩の装甲がひしゃげ、割れ、吹き飛んだ。 「このまま左腕を破壊させてもらうぞ!」 「野郎ォ!やらせてたまるか!」 「おっと」 たまらず右の腕を振り上げ、肩のラガンを振り払いにかかるグレン。 だが、ラガンは迫る拳に合わせるように小さく前転すると、右腕の上を転がって右肩へと抜け、難なくこれを回避する。 逆に無理な姿勢になったグレンはついに足を縺れさせ、その場に尻餅をついてしまう。 「……カミナッ!」 「またかよッ!!」 敵はカミナに休む間を与えない。 グレンがへたりこんだそこに再び打ち込まれるのは鋼の軛。 どこから出るか分からない床槍に対し、カミナができるのは無様に転がって回避を試みることだけだった。 鋭く尖った白い刃はかすってさえグレンの皮膚を削り、金属を抉る。 直撃をもらうことは許されない。 「畜生、ヴィラルてめえ、卑怯だぞ! 男なら勝負はタイマン!拳一つで勝負しねえか!」 「残念だけど、ヴィラルさんは男でも、私は女の子なの。だからそんなの関係ないわね」 「うっせえ!誰もテメエにゃ聞いてねえんだよ!」 「無駄口を叩いている暇があるのか、ハダカザル?」 「ウオッ!グウッ……」 「カミナ! やめてくださいミスシャマル!今の貴方に私達と戦う理由なんてない筈です」 「……それを決めるのはあなたじゃないわ」 ◆ 必死で攻撃を凌ぐ劣勢のグレンに対し、優勢なラガンが猛攻を見舞う。 つい先刻まで互角の戦いをしていた両者の関係は今やこのような一方的なものへと変化していた。 天秤が傾いた大きな原因は序盤で様子見をしていたシャマルの参戦。 彼女はラガンとグレンがほぼ互角であることを見て取ると、 いきなりは加勢せずにまずはお互いの戦い方を理解することに専念した。 ラガンとグレンのスペック、ヴィラルとカミナの戦い方、フィールドのコンディションなど、 この戦いにおけるあらゆる要素をあらかじめ観察し、その上で最善の補助手段を勘案してから行動に出たのだ。 (今度こそ、うまくやってみせる。 傷の男のときの二の舞はもう、ごめんだわ) 一見、慎重すぎるかのようにも見えるシャマルの行動。 その裏には傷の男との戦いの反省があった。 あのとき、ルルーシュが看破してみせた傷の男側の情報。 それを推察するための種はあのとき、確かにシャマルにも与えられていた。 しかし、あのとき彼女はそれらの情報から何の機知も得ることができず、ただ流されるまま戦うことを選んでしまった。 あのとき戦況が改善したのはルルーシュが持っている“何らかの力”に起因していたことはもちろんだが、 だからといって、状況を読んでも無駄だということは決してなかったはずだ。 相手にこちらの命を奪う意思がないこと、こちらの情報を事前に察知されていること、向こう側の目的など、 知っていれば戦闘を有利に進めることができたかもしれない要素はいくらでもある。 (東方不敗、傷の男…… ここには私達が正面から戦ったんじゃ勝てない敵がたくさんいる。 そういう敵を確実に倒していくには、あの子、ルルーシュみたいにちゃんと頭を使わなきゃダメなんだわ。 そうじゃなきゃ、二人で一緒に生き残ることなんてできやしない……!) 実はシャマルもルルーシュほどではないにしろ、戦略的な目は持っている。 部隊で常に司令塔に相当するポジションに就き、任務を果たしてきた実績は伊達ではない。 戦況の分析、戦力の分析、それを踏まえた上での支援などはむしろ得意分野だと言えよう。 彼女が今までその能力を十分に発揮できなかったのは、慣れぬ前衛で戦っていたからに他ならない。 敵と直接肉薄しながら戦うという常とは異なるシチュエーションがシャマルの判断能力を著しく阻害していたのだ。 そういう意味で言えば、ヴィラルがラガンを手に入れたことはまさに僥倖であった。 固い装甲に守られ、近接戦闘については気を配らなくてよいこの環境は、 揺れさえ気にしなければシャマルの得意とする後衛のフィールドに近い条件を与えてくれる。 そして、条件さえ整えば、彼女は補助魔法のプロフェッショナル。 その強力さは今までの肉弾戦闘における彼女の比ではない。 事実、今回彼女がとった支援策は戦況に対し、確実に有利な影響を与えている。 鋼の軛を用いて、飛ぶことのできないグレンの足場を揺るがす策は見事に当たり、 素早く飛び回るラガンへの対応を非常に困難にさせた。 結果、カミナは前のような有効な一打を入れることができずに、望まぬ防戦を強いられている。 (ここでなら、私は十分に力を発揮することができる。 ここでなら、もっとヴィラルさんの力になれる!!……こんな風に) 「カミナ、ここは一度距離をとるべきです!」 「なぁにぃ~!?俺に逃げろってのか!?」 「そうではありません! ここはヴィラルとやり合うには狭すぎます。 両岸が土手に挟まれていて移動の選択肢があまりにも少ない。 こんなところで戦っていたら、ミスシャマルの魔法のいい的です!」 「……くそっ、しゃあねえなッ!」 劣勢の状況を仕切りなおすため、カミナはグレンを駆って大きくジャンプ。一気に対岸の土手まで飛び上がる。 だが。 「やっぱりそうきたわね。予想通りよッ!」 非情なことにその行動は完全にシャマルの想定どおり。 それもそのはず。 彼女はカミナがそう行動するよう、軛の出る位置を調整して、追い詰めていたのだから。 「何ィッ!?」 「……誘い込まれた?」 着地点に待ち構える白い拘束条を目の当たりにして、カミナが驚愕の声をあげる。 とっさに空中で体を捻り、避けようとするが今更間に合うはずもない。 大地に降り立ったグレンの脚部を、すかさず刃が縫いつける。 足掻けど抜けぬ拘束魔法をその身に受けて、グレンの動きが完全に止まる。 「ヴィラルさん!今よ!」 「オウッ!」 シャマルの号令を受け、ヴィラルがラガンを空へと飛ばす。 グレンの直上まで弧を描いて到達すると、そこから一気にバーニアを逆噴射。 緑の閃光を撒き散らしながら、一条のドリルと化したラガンが加速していく。 回転するドリルは風を纏い、絡まる二人の螺旋力を纏い、さながら荒ぶる竜巻のよう。 狙うはグレンの脳天から股間を通す、彗星のような一閃。 拘束された今のカミナに避けるすべはなく、あとに待ち受けるのは逃れえぬ死のみ。 わざわざ誘導などという回りくどい手段をとってまで鋼の軛を決めたのは、 このトドメの一撃を確実に決めるため! 「食らえッ!必殺!ラガンッッッ、インパクトォォォォォォォォッッッッッッ!!!!」 地を裂くヴィラルの怒号が響き、続いて緑の稲妻がグレンの頭上へと降り注ぐ。 ドリルが装甲を砕き、ラガンの影がグレンに重なり、埋もれる。 瞬間、耳を劈く爆音が轟いた。 時系列順に読む Back 天のさだめを誰が知るⅤ Next 宿命の対決!グレン V.S ラガン(後編) 投下順に読む Back 眠れ、地の底に Next 宿命の対決!グレン V.S ラガン(後編) 272 フォーグラー決死圏、心打つ者 ヴィラル 274 宿命の対決!グレン V.S ラガン(後編) 272 フォーグラー決死圏、心打つ者 シャマル 274 宿命の対決!グレン V.S ラガン(後編) 270 WILL カミナ 274 宿命の対決!グレン V.S ラガン(後編)
https://w.atwiki.jp/srwz2nd/pages/55.html
収録BGM 機動戦士Zガンダム 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 新機動戦記ガンダムW 機動新世紀ガンダムX ∀ガンダム 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 機動戦士ガンダム00 1st season 無敵超人ザンボット3 無敵鋼人ダイターン3 無敵ロボ トライダーG7 戦闘メカ ザブングル 宇宙大帝ゴッドシグマ 宇宙戦士バルディオス 六神合体ゴッドマーズ 装甲騎兵ボトムズ 装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 超獣機神ダンクーガ 獣装機攻ダンクーガノヴァ 超時空世紀オーガス THE ビッグオー OVERMAN キングゲイナー 超重神グラヴィオン ツヴァイ 創聖のアクエリオン 真(チェンジ!!)ゲッターロボ~世界最後の日 マクロスF コードギアス 反逆のルルーシュ 地球防衛企業ダイ・ガード 天元突破グレンラガン 劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇 真マジンガー 衝撃!Z編 交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい オリジナル 機動戦士Zガンダム 閃光の中のMS 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア MAIN TITLE 新機動戦記ガンダムW JUST COMMUNICATION 思春期を殺した少年の翼 機動新世紀ガンダムX RESOLUTION ∀ガンダム ターンAターン 機動戦士ガンダムSEED DESTINY vestige-ヴェスティージ- 機動戦士ガンダム00 1st season DAYBREAK S BELL FIGHT 無敵超人ザンボット3 行け! ザンボット3 無敵鋼人ダイターン3 カムヒア! ダイターン3 無敵ロボ トライダーG7 トライダーG7のテーマ 戦闘メカ ザブングル 疾風ザブングル 宇宙大帝ゴッドシグマ がんばれ! 宇宙の戦士 宇宙戦士バルディオス あしたに生きろバルディオス 六神合体ゴッドマーズ 宇宙の王者! ゴッドマーズ 愛の金字塔 装甲騎兵ボトムズ 炎のさだめ THE UNIVERSE END M-14 装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 鉄のララバイ 超獣機神ダンクーガ 灼熱の怒り 獣装機攻ダンクーガノヴァ 鳥の歌 Main Theme 超時空世紀オーガス 漂流~スカイハリケーン THE ビッグオー SURE PROMISE OVERMAN キングゲイナー キングゲイナー・オーバー! 超重神グラヴィオン ツヴァイ 紅ノ牙 創聖のアクエリオン 創聖のアクエリオン 真(チェンジ!!)ゲッターロボ~世界最後の日 HEATS 今がその時だ マクロスF トライアングラー 射手座☆午後九時 Don tbe late 星間飛行 アイモ What s bout my star? コードギアス 反逆のルルーシュ COLORS Previous Notice Elegant Force 地球防衛企業ダイ・ガード 路地裏の宇宙少年 (株)21世紀警備保障社歌 天元突破グレンラガン 空色デイズ 劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇 続く世界 真マジンガー 衝撃!Z編 感じてKnight 交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい 男の戦い 聖者誕生 オリジナル CLOSE GAME LIFE UNTRUE CRYSTAL 真珠の落涙 鉄壁の翠玉 PHANTOM UTOPIA DAMON 多界侵食警報 破界の王 BLACK STRANGER 汝に大義ありや BATTLE CHOIR