約 2,613,251 件
https://w.atwiki.jp/megaromania/pages/11.html
世界観情報 世界観、スレ全体に影響する様な大きな設定は、雑談相談スレで相談した後、こちらに記載してください。 【メガロマニア】 誇大妄想狂、megalomania。 『サーヴァント』を従えて異能の力を行使する者を、この世界では皮肉混じりにそう呼んでいる。 『メガ』等の略称、或いは単純に『異能者』等と呼ばれる事も。 正直、呼び名はまちまちである。 表舞台で明確にそうと認知される様になったのは20年ほど前からだが、それ以前から既にサーヴァントを従えている者もいる、という噂が立つこともある。 【サーヴァント】 メガロマニアがメガロマニアたる所以。 その人物の強い願いだとか、隠した本性だとか、内に秘めた可能性だとか……。 理由は様々で未だ判明していないことは多いが、共通項は『前触れの有無に関係無く、ある日突然人の前に現れ、協力したり、敵対する様になる』という事。 個々が特異な能力を有しており、サーヴァントの姿のまま発動する事もあれば、明確な姿形を持たず人に憑依する形で発動する型等もある。 人語を話す個体話さない個体、そもそも人語を解さない個体等、兎角個体差が大きく、時には理性を失い街中で暴走する様な個体を他のメガロマニアや警察の特殊部隊が制圧する様な事もある。
https://w.atwiki.jp/hiriahai/pages/638.html
『メルヘン王子グリム』は、渡邉築によるギャグ漫画。 渡邉築は同名の読み切り漫画で漫画家としてデビュー。この作品は初の連載作品である。 週刊少年ジャンプ2011年12号から同年30号まで連載された。全18話。全2巻。 あらすじ ある日突然、メルヘン王国からメルヘン王子のグリムがやってきた。彼は少年・磯部にメルヘン王子になってもらいたいようだが……。 登場人物は白雪結衣(白雪姫)、竹取かぐや(かぐや姫)など童話にちなんだ名前が付けられている事が多い。 ヒロインは小学6年生で巨乳アイドルである。 アマゾンレビュー(一部抜粋) かわいくてヘタッピな絵を含め、奇妙な魅力のあるギャグ漫画。 私は最初に読んだ時、隣人から壁ドンされるほど爆笑した。 今流行の人を馬鹿にして笑わせるようなギャグ漫画とは一線を画している。 メルヘンの王子が男の子の家に居候するという設定が、もはやドラえもんのパクリだとしか思えない。ギャグもつまんない。 画力が無いなら無いなりに下手ウマで行かなければいけないのに この漫画の場合はただ絵が下手なだけ。よくエロやろうと思ったな。。。 レビューからわかるように下ネタギャグなど賛否が分かれる作品である。だが18週で打ち切られた。 ■関連項目 ジャンプ打ち切り漫画集
https://w.atwiki.jp/ebi_hq/pages/1385.html
ボーイズラブコミック作品リスト 前ページBLコミック/漫画家索引/た行/た/橘皆無 『BOYS LOVE』 販売巻数:1 著者:橘皆無 2007/11/16発売雑誌編集者の間宮は、取材で人気高校生モデル如月のえると出会う。突然口淫をしかけたり、淫らに誘いかけるのえるを一度は突き放す間宮だが、淋しさから男遊びを繰り返す彼をほうってはおけず、立ち直らせようとする。間宮の誠実さにのえるも心を開き、やがて二人は心を通わせるが……!? 『KOMISCH』 販売巻数:6 著者:橘 皆無 2006/06/23発売私立条ノ宮学園にやって来た新任教師・三条院国為。神出鬼没なナゾのお庭番・佐乃を従えた彼はなんと大財閥の御曹司サマ!? その上まだまだヒミツがありそうで……。彼らに振りまわされる生徒・乾丈太郎の運命やいかに!! 橘皆無がおくるボーイズ学園ポップコメディ、いよいよ開幕!! 『ターニング・ポイント』 販売巻数:1 著者:橘 皆無 2006/05/26発売崇拝する高名な父・河合博士以外の人間には無関心なエリート高校生・河合正俊。彼はある日突然、父の同僚たちに拉致されてしまった。「父さんが極秘プロジェクトを盗んで失踪!?」 混乱する正俊の前に次々と謎の人物が現れ……!? 橘皆無が近未来を舞台に描く、愛と友情のボーイズ・グローイングアップ・ストーリー!! ▲このページのTOPへ eBoysLove アズノベルズ BOYS JAM! Dear+
https://w.atwiki.jp/ebi_hq/pages/1386.html
ボーイズラブコミック作品リスト 前ページBLコミック/漫画家索引/た行/た/橘皆無 『BOYS LOVE』 販売巻数:1 著者:橘皆無 2007/11/16発売雑誌編集者の間宮は、取材で人気高校生モデル如月のえると出会う。突然口淫をしかけたり、淫らに誘いかけるのえるを一度は突き放す間宮だが、淋しさから男遊びを繰り返す彼をほうってはおけず、立ち直らせようとする。間宮の誠実さにのえるも心を開き、やがて二人は心を通わせるが……!? 『KOMISCH』 販売巻数:6 著者:橘 皆無 2006/06/23発売私立条ノ宮学園にやって来た新任教師・三条院国為。神出鬼没なナゾのお庭番・佐乃を従えた彼はなんと大財閥の御曹司サマ!? その上まだまだヒミツがありそうで……。彼らに振りまわされる生徒・乾丈太郎の運命やいかに!! 橘皆無がおくるボーイズ学園ポップコメディ、いよいよ開幕!! 『ターニング・ポイント』 販売巻数:1 著者:橘 皆無 2006/05/26発売崇拝する高名な父・河合博士以外の人間には無関心なエリート高校生・河合正俊。彼はある日突然、父の同僚たちに拉致されてしまった。「父さんが極秘プロジェクトを盗んで失踪!?」 混乱する正俊の前に次々と謎の人物が現れ……!? 橘皆無が近未来を舞台に描く、愛と友情のボーイズ・グローイングアップ・ストーリー!! ▲このページのTOPへ eBoysLove アズノベルズ BOYS JAM! Dear+
https://w.atwiki.jp/schamy/
何気ない日常の中で、なんの前触れもなく突然「余分」に必要になるもの。それがお金。そんなに急に言われても、用意なんて出来ない。でも、絶対に必要。 原因は様々。「なにかの時の為」の備えでは賄いきれない金額。そんな時、人はどうするのか?友人・知人・親類縁者に頭を下げるか、家族に借りるか。それも叶わないなら、どこかで借りるしかない。 正当な理由で、ローンが組めれば良いのだが、私の場合はそれが出来なかった。 公的機関へ支払う罰金というか、保釈金というか…あまりハッキリとは言いたくない、そういった類のお金が、ある日突然必要になったのだ。 当時、自宅から少し離れた場所に、ATMに似たキャッシングが出来る建物があった。例の無人のヤツだ。辺りをキョロキョロと見渡して、中へ入り手続きをする。想像していたよりも簡単に、実に呆気なく多額の借金を背負い込んだ。 それからは、毎月ほんの少しずつ返済していった。 すぐさま「取り立て屋」みたいな強面のお兄さん方が来るわけじゃないけど、返済が滞ることは恐怖だった。完全にイメージだけが先行している。 滞ることなく無事に返済も終わった。と、同時に、その時に作ったカードは、ハサミでジョキジョキに刻んで捨てた。二度と利用する事はないだろう。 キャッシング利用した場合に実際金利はどうなるんでしょう!モビットの評判を見てみる⇒ http //www.bluecrushjeans.com/
https://w.atwiki.jp/midkiseki/pages/327.html
…"それ"は、ある日突然姿を現した。 空の裂け目から現れた、ミッドヴィリームに瓜二つの容姿を持つ少女たち。 奇跡の代償。"こうなっていたかもしれない"もう一人のヴィリームたち。 彼女たちは、こう呼ばれる バ ッ ド ヴ ィ リ ー ム (バッドヴィリームとは) ヴィリーム達が変身のし過ぎでスペルカードに蓄積されたマイナスパワーが 限界まで蓄積されて、耐え切れなくなってスペルカードから出たマイナスパワーから生まれた 悪のヴィリームの事 ヴィリーム全員のスペルカードは変身する度にあるエネルギーが溜まっていく。『バッドパワー』である。 ヴィリームに変身する度に代償としてスペルカードに蓄積され、ほんの微量だが薄黒く濁っていく。 バッドパワーは放置していれば地球のミラクルパワーによって自浄される。 その為影狼や朱鷺子の先祖の時代は強力な奇跡獣程度に戦う時のみに変身してた為何の問題は無かった。 ところがケイオスが地球に現れた頃からおよそ数年の間に次々とミッドヴィリームが覚醒していき、 東風谷奇跡団が誕生した頃には、美鈴達の時代や妹紅達の時代よりもヴィリームが変身する機会が増える。 更に早苗がリムコメットとして覚醒しケイオスが本格始動し始めた頃には、 誰も気づいていないがスペルカードにバッドパワーがかなり蓄積されていた。 その結果、ある日突然スペルカードに黒いヒビが入り、 そのヒビから黒い煙が地球全土に散らばって生まれたのが『バッドヴィリーム』である。 バッドヴィリームはミッドヴィリームにそっくりな姿形をしている。 (戦闘時にはもう一段階変身を行い、様々な姿に変化する。) また、場所は各人異なるが、体のどこかに黒い薔薇の紋様があるらしい。 彼女らもミッドヴィリームたちと同じく"ユメ"をその力の源にしているが、そのユメは歪んだ形であったり、 ユメの実現のためなら犠牲をまったく厭わない姿勢であったりする。そのためミッドヴィリーム達と対峙する事になる。 なおこの事実は火の玉や小町やケイオスの面々も知っておらず、唯一知っていたのは霊夢の母親のみだった。 霊夢の母親曰く、地球以外の惑星でも様々なミッドヴィリームがいて、 バッドヴィリームが誕生して惑星が滅亡したという事を先祖から聞いた事があるらしい。 バッドヴィリームたちは、幻想町の各地に結界を張り、その中に潜んでいる 結界の場所は様々だが、対応するヴィリームにゆかりのある場所に入り口があるケースが多いようだ 《バッドヴィリーム一覧》 (←→)内は対応する人物 (in影ヴワル) リムテンペスト(←→翠) リムアダマス(←→チルノ) リムファング(←→椛) (in都市高速42号線) リムファントム(←→屠自古) リムエターナル(←→妹紅) リムアンゲルマ(←→はたて) (in四季フラワーセンター建設予定地) リムサイレント(←→静葉) リムレクイエム(←→リリー) リムセンテンス(←→ブラック) リムパルテール(←→幽香) (inセレナカンパニー宇宙開発ラボ) リムチャイム(←→小鈴) リムティブロン(←→零) リムマウンダー(←→サニー) リムペルセウス(←→理恵) リムシャドウ(←→ちゆり) (逆さ紅魔城) リムワイバーン(←→美鈴) リムマギステル(←→パチュリー) リムクロノス(←→咲夜) リムヴァイス(←→歩藍) リムヴァンプ(←→麗美亜) リムナイトメア(←→真夜) (in黒蓮寺サーカス) リムフォーチュン(←→てゐ) リムギガース(←→針妙丸) リムコラプサー(←→芳香) リムグラッジ(←→朱鷺子) リムアムレート(←→影狼) リムサイクロン(←→小傘) リムスマイル(←→こころ) リムパンドラ(←→キスメ) (in天狗岳展望台) リムネメシス(←→早苗) 戦闘員ヤミソルジャー (博 零 神社) リムヴォイド(←→霊夢)
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/2759.html
「ちょっとキョン、歩くの遅いわよ。もっとシャキシャキしなさい!」 今日は日曜日。俺はコイツと二人で人騒がしい商店街を闊歩している。 たまの休みだというのに、なぜにこんな汗だくで重たい荷物を抱えて歩いてるんだ、俺は。 「お前が速いだけだろう。だいたいそう思うなら自分の買ったものぐらい自分で持てよ。」 というかコイツの買ったものしか荷物と呼べそうな物はないのだが。 ちなみに俺は現在右手に二つ、左手に三つ、計五つの紙袋を両手に装備している。 袋の中身はコイツの買った洋服、コイツの買った下着、コイツの買った靴などなど 午前中から午後にかけ、この大きめの商店街をぐるっと一周しながら数々の店でコイツが購入した 俺にとってはすこっしも価値がない物ばかりだ。 「嫌よ。重いし。」 おい。 「普段から運動不足のアンタにはそれぐらいが調度いいのよ。むしろ適度な運動を用意してあげたアタシに感謝してほしいわね。」 なんというエゴイズム。やっぱ来なきゃよかった。 「ふう…やれやれ、じゃあ少し休憩させてくれ。昼飯もまだだろ?もういい時間だぜ。」 するとコイツは溜息を一つついて 「まったくヘタレなんだから、しょうがないわねぇ…」 キョロキョロしながら愚痴る、多分飲食店を探してるんだろう。 「よし、じゃああそこに行きましょう。あそこに決定!」 俺の意見を一つも聞くことなく勝手にコイツに選ばれた飲食店はいまや全国どこにでもある有名ファーストフード店だった。 さすがに時間帯だけあって店内は少し混雑していた。列に並び順番を待つ。 「あ、新しいの出てる。へ~、メガテリヤキだって。おいしそうじゃない?」 「ん、どれどれ…うわ、食いにくそうな上にすっげぇべっとりしてそうだな。一個食ったら気持ち悪くなりそうだ。」 絶対これかじった瞬間肉とかが反対側からブリッて出るだろ。 「オヤジくさいわね~、これくらい5、6個ペロリといけるでしょ。」 お前はな。 「よし、アタシあれのセットとあと単品でチーズバーガーとフィレオフィッシュを一個ずつ。ドリンクはコーラね。」 相変わらずよく食うこと。さて、俺はと… 「ポテトのほう出来次第お持ちいたしますので、こちらの番号札お持ちになって席でお待ちください。」 マニュアル通りの説明をうけ、それに従い札を受け取り席に着く。文章にしてみると「お待ち」っていうの多いな。 「いただきまーす。」 「いただきます。」 口をあんぐりと開けて例のメガナントカを頬張るコイツ。よく口に入るな…。 ちなみに俺は普通のハンバーガーの普通のセットを頼んだ。目の前のナントカてりやきと比べると値段も見た目も桁違いのしょぼさだ。 「うまいか?ソレ。」 「んー、なんか見たまんまの味ね。悪くはないけどおもしろみがないわ。」 おもしろみって。 「もうちょいタレは多めのほうが…」 ぶつぶつ言うコイツをほっといて俺も自分のシンプルバーガーに口をつける。うん、パサパサしてる。 思ってたより早く来たポテトをつまみながら日頃なかなか聞けないことを聞いてみる。 「お前、好きな男とかいないのか?」 言った途端目の前のコイツは大口を開けたままピタリと停止する。 「…な、なによ急に。」 「いや別に深い意味はないんだが、普段なかなかこういうことは聞けないからな。」 するとコイツは窓の外を物憂げに眺めながら吐き捨てるように 「…別にいないわ。そんなヤツ。」 と、言った。 んんん?この反応は 「ほう、どうやら意中の男性がいるようだな。」 「な、ちょっと人の話し聞いた?今いないって言ったばっかりじゃない!」 「ふん、もうどれぐらいの付き合いになると思ってやがる。分かりやすいんだよお前の嘘は。」 根が素直だからな、コイツの場合嘘を付くと態度に違和感を感じる。 まぁ、それを見抜けるのは少数の人間だけだろうが。 「で、どんな奴なんだ?」 「だからいないってば!」 「嘘つけよ。」 「いないって言ってるでしょ!あんまりしつこいと殴るわよ!」 そうやってむきになるところがますます… 「だー、いないいないいない!!」 この話はおしまい!といわんばかりにフィレオナントカをがっつくコイツ。 若干顔に赤みがかかってるのは気のせいじゃないだろう。 だが以外だったな。話を振っておいてなんだがコイツに好きな異性がいたとは。 しかもこの様子だと気持ちを伝えたりだとか、付き合うだとかまで全然いってないようだな。 コイツの好きな男か…。ものすごく気になるが今のコイツにはなにを聞いても無駄だろう。 下手すりゃほんとに殴られかねん。 昼食を終え、またしばらく商店街をブラブラしていると 「ふう、なんだか歩き疲れたわね。今日はこれで帰りましょうか。」 そりゃあありがたい。なにしろ俺の両腕はもはや荷物の重さでギブアップ寸前だ。 「だらしないわね。分かったわよ、半分持ってあげる。」 持ってあげるってお前の荷物だろうに。 「いいよ。後はどうせ家に帰るだけなんだ。こうなったら最後までやり通すぜ。」 我ながらなに言ってんだか。 「なにそれ。バカじゃないの?」 にやにやしなが言う。ったく、お前のために強がってるってのに。 まぁ、それも俺の自己満足だけどな。 若干沈みかけの夕日を背負いつつ、二人で朝来た道を歩く。 さすがのコイツも今日一日歩きっぱなしで疲れたのか今は黙って俺の隣にくっついている。すると 「ねぇ。」 「うん?」 「さっきの話なんだけどさぁ…」 さっきの話?はて、なんだっけ? と俺が疑問符を浮かべていると 「さっきの、ご飯の時の話。好きなやつがどうとかっていう。」 「ああ、それがどうした?」 すっかり忘れてたぜ。あんだけ気になってたのにな。 「うーんとね…」 「?」 少しうつむき加減でしどろもどろしているコイツ。普段からは想像つかないね。 夕日のせいか、その顔は少し赤らんで見える。 「なんだ、別に言いにくいことなら言わなくてもいいんだぞ?」 「いや、別に…んーーーー」 うなりながらきょろきょろと目を泳がせている。それはどうやら言葉を選んでいるようだった。 「あのさぁ」 「おう。」 「キョンは…親父はどうやってハルヒお母さんに告白したの?」 「あ?」 まったく予想していなかった発言についつい間抜けな返事をしてしまう。 「だーかーらー、親父はどんな口説き文句を駆使して母さんをおとしたのよ!」 あー、その、なんだ。 まさか自分の娘にこんな質問をされる日が来るとは… まったく予想していなかった質問とその内容に頭が一瞬でパニックになる。 「な、な、なんだいきなり。そんなことを聞いてどうするつもりだ?」 「動揺しすぎよバカ親父。別に深い意味はないわ、なんて言ったのかなーってちょっと気になっただけよ。」 「言っとくが、お前の告白に使えるような実用性は恐らくないぞ。」 「べ、別にそういう意味で聞いたんじゃないわよ!」 じゃあどういう意味で聞いたんだよ… 「で、なんて言ったの?」 「教えない。」 「なんでよ。」 「あのなぁ、なにが悲しくて実の娘に自分の告白体験談を教えなきゃならんのだ。」 普通そういうのは子供の立場からでも聞きたくない話題のはずだろ? 自分の両親のラブストーリーなんざ考えただけで寒気がするぜ。 「ふん、悪いけどこちとら16年間その両親のイチャイチャを毎日のように見せられてる身なのよ。いまさらそんなもん屁でもないわ。」 この小娘、何言い出しやがる。 「ちょっと待て。お前の目の前でイチャついたことなど一度もないぞ。」 「まぁ、どうでもいいじゃないこの話は。アタシがイチャついてるように見えてるんだからしょうがないでしょ。」 こっちとしては決してどうでもよくはないんだがな… 「ねぇ~教えなさいよぉ~。」 急にテンションを上げ、俺の腕に絡み付いてくる娘。余計重たいっつーの。 「絶対嫌だね。」 「なんでよ~アタシ別に平気よ?さっき言ったとおり親の惚気なんてどうってことないわよ?」 「お前がよくても俺が嫌なんだ。そういうのはちゃんと自分で考えなさい。」 「なんで嫌なのよ。」 「恥ずかしいからに決まってるだろ!」 そんな言い争いを繰り広げながら歩いてるうちにそろそろ我が家が近づいてきた。 「そんなに聞きたいならハルヒに聞いてくれよ。」 「それこそ無理よ。あの人もキョンに負けず劣らずツンデレだから、教えてくれるわけないわ。」 夫婦そろって実の娘にツンデレ呼ばわりされるのはどうなのだろう。 「とにかく、そういうのは人に言うもんじゃないし聞くもんでもない。聞いたところで参考にもならないしな。諦めろ。」 「ふーん、どうしても?」 「どうしても。」 するとコイツはニヤリと笑い 「ふふん、それならこっちにも考えがあるわ。」 そう言って胸のポケットから一枚の写真を取り出す。 非常に嫌な予感が… 「これなーんだ。」 「な、そそそそそそそそそそれは!」 そ、そんなバカな! あわてて自分の財布をポケットから取り出す。片手を離したので持っていた荷物が落ちた。知るか。 「あ、ちょっとアタシの服!」 無視して財布の中を確認する。するといつもそこに挟んであるはずの写真が、確かになくなっていた。 数週間前にこっそり隠し撮りした、俺との行為の後疲れて幸せそうに眠るハルヒの寝顔写真が。 「いつのまに抜き取りやがった!」 あわてて写真を奪おうとするがヒョイ、とかわされる。 「朝出かける前キョンがトイレいってる間になんとなーく財布の中を覗いてみたのよ、そんとき見つけてね。 最初はさすがのアタシもどん引きして見なかった事にしようと思ったけど“これは何かに使えるわ”て閃いて。」 なんてこった。よりにもよって実の娘に、一番厄介な代物を…! 「そ、そいつをどうするつもりだ、キサマーッ!」 「知れたことね。このことを母さん知ったらどう思うかしら。」 顔を真っ赤にしながら俺に永久コンボを決め続けるハルヒの姿を思い浮かべる。 ハルヒの身体能力×ツンデレ×恥ずかしさ=破壊力・・・ッッッ! 「頼む、それだけは勘弁してくれ!」 「じゃあ答えて、なんて告白したの?」 「うあああああああ!」 そもそも写真をここで取り返せたとしても“事後の妻の寝顔を隠し撮りした”という事実は既にコイツの頭のメモリーに保存されてしまったのだ。 下手をすればハルヒだけではなく親類縁者はもちろん友人一同にまで語り継がれることだろう。 大した問題ではないのかもしれないがやっぱり恥ずかしい。よく知った友人たちのありそうな冷やかしを思い浮かべる 『ふふふぅ~、キョン君とハルヒしゃん相変わらずラブラブでしゅー』 『これはこれは、三十代も後半にさしかかったと言うのに相変わらずお盛んで羨ましい限りですね。夫婦円満のコツを一度ご教授いただきたいものです。』 『…』 『はっはっは、ハルにゃんいつまでもキョン君に愛されてて羨ましいっさー』 『うわぁ、相変わらずだね二人とも。高校の時からちっとも変わってないなぁ』 『なんだお前、いい年こいてイチャつきやがって。いっぺん死ね。』 朝比奈さんのでしゅましゅ口調や長門の三点リーダはまったくもって俺の勝手イメージだが、まぁだいたいこんな所だろう。谷口、お前が死ね。 「ほらほらーどうすんのー?」 俺が妄想にふけっていると娘が声をかけてきた。万事休すか。 「教えても誰にも言わないと誓うか?」 「どっちのこと?この写真?告白のセリフ?」 「どっちもだ。」 「それはこれからのキョンの態度しだいね。」 なんて娘だ、親を脅迫してやがる。お父さんはそんな子に育てた憶えはないがその遺伝子に確実に刻まれているであろうハルヒイズムにはおおいに憶えがある。 これからなにかある度にそうやって俺を脅すつもりか、お前は。 「そんな幼稚なことしないわよ。これからもこうやって休みの日アタシが退屈してる時に一緒に出かけてくれさえすればね。」 なんだそりゃ、と言いそうになるがよくよく考えるとそれだと今までと大して変わらないような気がする。月に一回はこうやってハルヒの留守中とかに一緒に買い物に行ってるからな。 確かにたまの日曜日なんだし疲れた体をゆっくり休ませたいというのはあるのだが…なんだかんだ言ってとっくに反抗期を向かえている年頃の娘から一緒に出かけてくれと頼まれれば 父親としては決して悪い気はしない。世の子供が構ってくれなくて寂しい思いをしているお父さん達から見れば俺はそうとうな幸せ者なんだろう。 性格がハルヒに激似してる分、昔からコイツはどっちかというと俺のほうになついていたしな。 「よし、それぐらいの要求なら喜んで応じてやろう。写真を返してくれ。」 「ダメよ、まだ本題が済んでないでしょ。」 あ、そうか。 くそ、出来れば俺とハルヒだけの秘密にしときたかったのになぁ… 「ホラホラ、誰にも言わないから早く言っちゃいなさいよー。」 「ただいまー。」 「ただいま。」 俺の一世一代の告白話をようやく全部話し終わった頃、ちょうど我が家に到着した。 隣のコイツは親の青くこっ恥ずかしいラブストーリーを聞いてまだニヤニヤしている。くそ、ものすごい恥ずかしい。 「あら、おかえりー。」 廊下の向こうからハルヒの返事が聞こえる。朝から朝比奈さん&長門と三人で隣町のケーキフェアに出かけていたのだが、帰ってきたのはどうやらアッチの方が早かったらしい。 カレーだろうか、なにやらいい匂いがする。 「お、いい匂-い。」 娘もそれに気付いたらしく導かれるようにフラフラと廊下を歩いている。両手で紙袋を掴んだまま俺もその後を追う。 「遅かったわね。どこほっつき歩いてたの?もうちょっとでご飯出来るわよ。」 台所まで行くとポニーテールのマイワイフが笑顔で俺たちを迎えてくれた。 「ちょっと何よキョンその紙袋、なんか余計なもんでも買ったんじゃないでしょうね。」 余計なもん買うほど小遣いもらってねーよ。 「違うわよ母さん、ソレ全部アタシの服とか靴なの。」 「ああ、そうなの?…って、自分の買ったものぐらい自分で持ちなさい。お父さんだって疲れてるんだから。」 非常にありがたい言葉なのだがお前がそれを言うのかハルヒ。 「いいのよ。普段ダラダラしてるキョンにはこれぐらいが丁度いい運動になるわ。」 「まぁ、それもそうね。」 おい、納得すんな。 「ほらほら、ボケっとしてないでさっさと荷物置いて夕飯の準備を手伝ってよ。」 「はーい、キョン荷物ちょうだい。」 「ホラ。」 荷物を渡し久しぶりに自由になる両手。 一発骨でもボキボキいわせてやろうかと思った矢先 「はい、これ運んで。」 すかさず3人分のカレー皿を渡される。再びふさがる両手。ちなみに娘は荷物を置きに自分の部屋へと戻っていった。 まったく、疲れてるってのに人使いが荒いね、うちの女性陣は。 「そういう風になんだかんだ言いつつ手伝うあたり、アンタの人の良さがにじみ出てるわね。」 まったくだ。 3人分の皿、箸、スプーン、コップ、それからハルヒ特製DXビーフカレーとポテトサラダ、 おまけに麦茶と福神漬けを全て俺一人で運び終わり、いよいよ後は食べるだけ。となった時見計らったかのように娘が居間にもどってきた。まぁ、実際見計らってたんだろうな。 「うわーバリうまそー。」 「バリうまいわよー。」 バリってどっかの方言だったけ、九州かな?なんてどうでもいいことを思いつつ俺は自分の席についた。 「いただきまーす。」 「福神漬けは自分で好きに入れてよね。」 「ああ、いただきます。」 ハルヒが3人分のカレーを配り終え、さっそく食事にとりかかる。 実はさっきから俺の腹は空腹で悲鳴をあげっぱなしだった。 昼間にちゃちなハンバーガーセットしか食ってなかったし、このハルヒカレーの香ばしい匂いといったらもう辛抱たまらんね。 「あ、美味しい!前のカレーより好きかも。」 「あったりまえよ。言っとくけどあたしの料理で前と同じ味付けなんて存在しないんだからね。」 娘の好反応にハルヒが嬉しそうに答える。しかしこのカレー、確かに以前より美味い。ハルヒの向上心にはまったく感服するね。 その向上心が俺と娘の笑顔の為に働いていると考えると、ハルヒをものすごく愛しく感じてしまう。 「どうキョン、美味しいでしょ。」 「ああ、美味い。最高だよ。」 声をかけられたタイミングのせいでついついキザな感じで答えてしまう。 返ってきた返事が予想外な感じだったのかハルヒは顔を赤らめて俯きながら小声でなんか呟いている。かわいい。 ふと娘を見ると、カレーを食いながら俺とハルヒの反応を見てニヤニヤしている。なるほど、イチャイチャがどうとかってこういうことを言ってたのか。 「いやぁ、なんだか今日のカレーは甘いわねぇ~」 コイツ、急になにを言い出しやがる。こういう時は黙ってニヤニヤしてるのがお前の仕事(?)だろうが。 「え、そう?辛さ的には前とあんまり変わらないと思うんだけど。」 「いやいや、そうじゃなくてー」 「?」 ハルヒが疑問符を浮かべる。そのへんにしとけよ娘。 「キョンと母さんの桃色k『うおっほんんん!』 ハルヒが照れてる姿を見るのは嫌いじゃない、むしろ好きだ大好きだ。が、俺まで恥ずかしいのはゴメンだ。 コイツをこのまま喋らせとくと下手すりゃさっきの写真の件まで勢いで言いかねん。 どうにか話題を変えなければならないのだが…さて、どんな話があったっけか。 我が家のしきたりで夕飯は必ず一家三人揃わないと食べてはいけない。というものがある。 ゆえに毎日こうやって一緒に会話しながら食事をしてるわけだから、今更この場を盛り上げられるような話題は残念ながら今の俺のレパートリーには無い。 …いや、あるじゃないか。たった今日、俺とハルヒにとってはかなり驚愕の話を、昼間聞いたばかりだったじゃないか。 俺の写真の話については秘密だ、という約束はしたが、娘のこの話題についてはなんの約束もしていない。 「ハルヒ。」 「なに?」 「聞いて驚くなよ?」 「なによ。」 「とうとう俺たちの娘にも、そんな時期がやってきたようだぜ。」 「!」 娘のカレーを口に運ぶ動きが一瞬にして止まった。 「はぁ?なによそんな時期って。」 「初恋だよ初恋。好きなヤツが出来たんだと。」 「えぇ!」 「ちょ、ちょっとキョン!」 二人揃って血相を変え、そして絶叫。顔もソックリの為なかなか壮観である。 違うのはその表情。ハルヒは目を期待でキラキラさせ満面の笑み。娘は顔を真っ赤にして照れと怒りがミックスされた様な顔だ。 「なになにどういうこと詳しく話しなさいよさあ早く!」 「ちょ、ちょっと母さん落ち着いてよ。」 怒涛のごときハルヒの質問攻めにたじる娘。あせってやんの。ざまみろ、いつも父親をコケにする罰だ。やーいやーい。 ギギギッと俺を睨みつける娘。それを涼しい顔で受け止める。 「なになに、どんな男の子なの?同じ学校の子?あ、もしかして同じ部活の?それなら家にきたことある?」 「ちょっともう母さんってば…」 ますますパワーを増すハルヒのオーラに反比例するように娘のボルテージがどんどん下がっていく。 コイツは半分俺の血をついでるからか、それとも単に母子の実力の差か、こうなったハルヒにはめっぽう弱い。 「いいじゃないか話してみろよ。俺に告白のアドバイスを求めるぐらい悩んでるんだろ?ハルヒなら俺より力になってくれるんじゃないか?」 若干わざとらしく言う。またしても二人同時に俺の方を見る。1人は笑顔、1人は怒顔。 「こ・く・は・くの・ア・ド・バ・イ・スですってぇぇ?!」 「ちょっとキョン、いい加減にしてよね!」 このアホ親父が!と言わんばかりに俺の首を絞めるため手を伸ばす娘。それをわざわざイスから立ち上がって回避する。 「逃げんな!」 「やなこった。」 俺を捕まえるため自らもイスから腰を上げようとする娘。だがしかし、その前にハルヒに肩を押さえつけられ、動きを封じられてしまった。 「か、母さん。離してよ!」 「ダメよ。キッチリ話してもらうまではトイレにいく自由さえ与えないわ。」 「な、なによそれー!」 「あきらめろ。そうなったハルヒはもう誰にも止められない。素直に話すこった。」 「キョンのせいでしょうが!」 それからしばらく3人でギャーギャー言い争い、娘も頑なに否定していたが、ハルヒのあまりにもねちっこい質問攻めに とうとう降参したのか、しぶしぶ話し始めた。俺をものすごい形相で睨みながら。 「同じクラスで同じ部活の男子。たまに話すでしょ、雑用係の。」 「ああーはいはい。あの前髪が微妙に短くてモミアゲ長い子?」 詳しいなハルヒ。 「前家でクリスマスパーティーやったときにトナカイの被り物してた子ね。やっぱりそうだったんだー。」 ハルヒがにやにやしながら言う。娘は顔を真っ赤にして俯いている。 前髪が微妙に短くてモミアゲが長い?なんつーみょうちくりんな髪型してるんだ、その子は。しかもトナカイの被り物って(笑) さすがハルヒの血を色濃く受け継いでるだけあって変わった男が好きなんだな。 「で?で?あの子とどこまでいったの?」 「別に、たまに途中まで一緒に下校するくらい。」 「その時手をつないだりはしないのか。」 「しないわ。一回アタシから握ろうかなって思ったことはあったけど、なんか口惜しいじゃない。」 口惜しいってなぁ… 「ま、それはそうよね。やっぱそういうのは男からしてくるもんなのよ。」 そういうもんなのか。 「そういうもんなの。で、ハッキリ言ってその子はアンタの事どう思ってんの?」 「…わかんない。」 急に小声になり俯く娘。いつもからは想像つかない姿だった。 「いっつもアタシの言うことにグチグチ文句言うし、他の女子にデレデレするしボーッとしてるし…」 なーんかロクな男じゃないな。 「でもなんだかんだ言っても最終的にはついてきてくれるし、アタシのフォローとかもしてくれるし…」 ほほう 「と思ったら勉強できないから仕方なくアタシが見てあげるハメになったり、実は誰にでもやさしかったり…」 なんなんだその男は優しかったりバカだったりデレデレしたりモミアゲ長かったり、なんか腹立ってきた。 「嫌われてはいないと思うんだけど、ホント誰にでもやさしいんだから…わけわかんないのよ。」 口を尖らせ少し泣きそうな顔をしている娘。なんだかこっちまで切なくなってくる。普段が普段なだけ余計にな。 親としてはどうにかしてやりたい、どうにかしてやりたいが…んー、こりゃ難しいな。 どうしようかー的な目線をハルヒに向ける。だがハルヒはなぜか頭を抱え、困ったような笑みを浮かべていた。 「いやー、やっぱり親子なのねー。」 ん?そりゃどういうことだハルヒ…と俺が言おうとすると 「ホラ、顔を上げなさい。」 さっきまでの暴走して質問していた時とはまるで別人。娘をまるで諭すように優しく声をかけるハルヒ。 「母さん?」 「心配しなくても大丈夫よ。そんなに悩むことないわ。」 「でも…」 「大丈夫。きっと彼もアンタのこと好き。ただ、まだ高校生だもん。素直になれないだけよ。」 「なんで分かるの?」 ハルヒは娘の髪をなでながらやさしく微笑んでいる。 「さっきさ、彼なんだかアンタの言うことに文句ばっかりつける、って言ってたじゃない?」 「そ、そーなのよ!アイツったらいつもなの!他の子にはそんなことしないくせに、いっつもアタシのする事にばっかりケチつけて…」 「それはさ、なんだかんだいって実はアンタの事を一番気にかけてる証拠だと思うのよ。」 「え?」 「だってそうじゃない?いままでアンタのやることにいちいち意見してくる人間なんていた?アタシとキョン以外で。」 娘は無言のまま顔を横に振った。 「きっと彼はね。アンタに間違って欲しくないのよ。」 「間違って欲しくない?」 「そう、アンタってアタシに似てるから、時々暴走して周りの人にどうしょうもない迷惑とか掛けちゃうでしょ?」 お前にもそういう自覚はあったんだな。 「キョンは黙ってて。」 すんません。 「そんな時、ほとんどの人は面倒くさがってアンタには近づかない、なにも言ってこない。内心でアイツには関わるな。アイツの事はほっとけ。って思ってる。」 「…」 「でも、彼は違うでしょ?そんな時どんなに面倒くさそうにしててもアンタを止めてくれる。それは彼がアンタのことを真剣に見てくれてる証拠。 アンタに間違ったままでいてほしくないから、アンタを本当に大事に思ってるから。」 娘は真剣にハルヒの話を聞いている。俺も思わず聞き入ってしまっていた。 「だってそうでしょ?アンタ好きでもない人の一挙一動を気にしたりできる?」 「…でも」 「でも?」 「でもアイツは誰にでも優しいし、たまたま暴走するのがアタシだけだからそう見えてるだけなのかも…」 するとハルヒはニコッと笑って 「だーかーらー、大丈夫だってば。」 「なんで?」 「彼、他の女の子にはデレデレするんでしょ?」 「うん。」 「アンタにはしない?」 「うん。」 「アンタが体くっつけたりすると嫌な顔したりするでしょ。」 「…する。」 「ほーら分かりやすい。単純に照れてるだけじゃない。」 「え?」 「アンタはアンタで、どうせ彼に優しくされても悪態ついたりしちゃうんでしょ。」 「…」 「ふふふ、それはアンタが彼に照れて、それでそんな態度とっちゃうんでしょ?それと一緒よ。」 「…」 「あ、でもアンタもいつまでも彼の優しさに甘えちゃダメよ。ちゃんと学んで成長しないと、彼だって人間なんだから、 いずれ怒って愛想尽かされちゃうかもしれないからね。」 「…うん。」 「ちゃんと周りのことが見えてきて、彼の優しさに素直に答えることが出来るようになれば、きっと彼から告白してくれるはずよ。 まぁ、アンタから告白するっていうのもアリだろうけど。」 「そうかな、それまでアイツ。待っててくれるのかな。」 「大丈夫。」 ハルヒはいつものように自信満々の笑顔で言い放った。 「なんてったってアンタはあたしの娘なんだから!自信を持ちなさい。分かった?」 半分は俺の娘なんだからな。 「わかってるわよ。」 ジロリと睨まれる。その表情の切り替えの速いこと。 「母さん。」 不意に娘が口を開く。 「ありがと。それと、おかわり。」 笑顔でそう言った。コイツが礼を言うとは珍しい。ハルヒは一瞬驚いた表情を浮かべたが 「わかればよろしい!ハイ、まだまだあるからたくさん食べなさい。」 すぐに笑顔で応える。まったく、母親の鏡だな。 それにしてもハルヒがこんなに恋愛に対して弁が立つとは思わなかったな。 コイツだってまともな恋愛経験は俺が最初で最後のはずなんだが…さすがハルヒといったところか。 「ま、同じような経験をアタシもしたからね。」 ん?そりゃどういうことだ?中学時代にそういう事があったとか? 「違うわよ。まぁ、分からないならいいわ。」 若干膨れっ面でカレーを貪るハルヒ。なんなのいったい。 「ははぁ、母さんも苦労したのねー。」 なんかしらんが娘は理解した様子だ。 「そうなのよ。今もだけどキョンってばほんっとに鈍感で…」 ちょっとまて、なんでそこで俺の話になる。 「最近キスの回数も減ってきたし」 おいおいおいおいおい 「前は一日にどれくらいやってたの?」 「平均10回くらい」 おいおいおいおいおいおいおいおい 「今は?」 「8回くらい」 おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいお ニタニタする娘。なんだかいやな予感が… 「大丈夫よ母さん。キョンは母さんの事昔と同じくらい、いや、ひょっとしたら昔より愛してるわよ。」 「? どういうこと?」 「こーいうこと。」 そう言うと娘はポケットから一枚の写真を取り出してってピギャアアアアアアアアアアアアアア! そういやまだ返してもらってなかったぁぁぁぁ! 「なななななななななななななによこれぇぇぇぇぇぇぇ!」 ハルヒ大噴火。 娘よ。そ、それは見せない約束ではッッ…! 「なによ、人の初恋だなんてプライバシーを侵害した罰よ。」 そりゃこっちのセリフだ! 「キョオオオン……!」 「おおおお、おおお、お、おお、落ち着けハルヒ。」 俺の願いむなしく、ハルヒは握りこぶしを作りはじめる。 体重× 「キョン…」 握力× 「この…」 スピード= 「アァホンダラゲェェェェェ!」 破壊力…ッッ! 薄れゆく意識の中、俺は別になにかを見たり感じたりは特にしなかった。じゃあ言うなよって話だな。 ――後日談―― あの惨劇の日曜日から早2ヶ月。今日は家族+αで出かける予定だ。 比較的ラフな服装に着替える。ハルヒの準備が終わるまでまだしばらく時間がかかるみたいだから、先に車を暖めておくか。 「おっまたせー!」 5分後準備を終えたハルヒが助手席に乗ってきた。思ったより早かったな。 「今日はあたし達にとって記念すべき日になるんだからねーっ。しっかりしてよねお・と・う・さ・ん。」 「変なプレッシャーをかけるんじゃない。ふん、娘の彼氏ぐらい、軽くいなしてやるわい。」 「いなしてどうすんのよ。…なんかマジで心配になってきたわ。」 「まぁ、気にすんな。いつもどおりにしてりゃいいんだろ」 「それはそうだけど。」 「それに、いい子なんだろ?彼。」 「そうねぇ、いい子で、いつかの誰かさんにソックリよ。」 また訳の分からんことを… 「分からなくていいの。さぁ、出発しましょう。あの子達も、もう待ってる頃だと思うわ。」 「ああ、そうだな。」 もしかしたら、俺たちを待ってる間に下らない事で口喧嘩とかしてるかもしれないしな。 「ふふ、ありそうね。なんでそう思ったの?」 「いやぁ、だってさ…」 アイツもアイツの彼氏も、いつかの誰かさん達にソックリなんだからな。 おしまい
https://w.atwiki.jp/sknb/pages/14.html
かずてち@1000zuri_ スプリンクラーで撒き散らした糞のようなマシンガンツイートは彼の十八番。 語彙力がないだけに鬱陶しさしか感じられないクソリプからは彼の不器用ながらも生真面目な性分が窺える。 乃木坂オタク。 すこんぶさんのサンドバッグ。 学生ニート。 モンスターストライクのかずてち 重課金クソ雑魚プレイヤー。 カリスマに媚びを売り続けカリスマアイコンを手に入れたことをきっかけに、カリスマアイコン勢として活動していた。 取ってつけたようなオラついたキャラで周りのモンスト勢と煽り抗争を展開し界隈を盛り上げていた。 しかしある日突然リア友にアカウントがバレてしまい、それからは鍵垢にて隠居中している。ちなみに彼に「千葉県 モンスト かずてち」と送り続けるととても怒る。 モンスターハンターフロンティアのかずてち こちらも重課金クソ雑魚プレイヤー。ゲームセンスが無さすぎるのも才能の一つなのかもしれない。 あまりにも下手くそすぎる為、頻繁に晒しスレに晒されている。 ガチガチの防具を装備しながらも始めたての初心者より早く3乙キメたのはあまりにも有名。 すこんぶさんとの関係 よくすこんぶさんにボコボコのフルボッコにされて泣いている。すごくかわいそう(笑)
https://w.atwiki.jp/2otu_kirara/pages/76.html
作品情報 あらすじ 管理者レビュージャンル 評価点 問題点 総評 作品情報 作品名 そらコミュニケーション 作者名 淡海音々葉@twitterroyalcotton(作者HP) 掲載誌 まんがタイムきらら 掲載期間 2019年10月号~12月号(ゲスト)2020年3月号~2022年2月号 単行本発売日 1巻:2020年12月25日2巻:2022年2月25日 他作品 備考 あらすじ 天音せんり、高校1年生。ある日突然、宇宙人の妹ができました!?せんりの伯母・千十星が開発した人型ロボットのボディに精神を宿らせた宇宙人の女の子・ソラ。ソラは「せんりの妹になりにきた」そうで…!? 管理者レビュー ジャンル SF 初心者向け 日常 評価点 日常×SF。『きんいろモザイク』や『ひだまりスケッチ』をリスペクトしたシンプルな日常モノに、SF要素を取り入れた作品。 ストーリー・伏線要素も若干見られるが、基本的には日常モノ。SFじみた小難しい要素もない。 問題点 同期にライバルが多い。SFだと『星屑テレパス』、日常・姉妹だと『むすんで、つないで。』『ぎんしお少々』など。 日常系きらら漫画としてシンプルで、令和の時代には埋没してしまう。 総評 SF要素を含む日常モノ。『きんいろモザイク』など日常系きらら漫画が好きなら読んで損はない。
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/3693.html
唯「オラァ!」 澪「やめるでござるwwww拙者悪いスライムじゃないでござるwwwwww」 澪「ふぅ、魔物ごっこも飽きてきたな」 紬「みんな、お茶が入ったわ」 唯「オラァ!」 紬「ンア!」 紬「お茶を乗せたおぼんが床に落ちたけれど、カップは割れずに無事だったわ。奇跡」 澪「よかったよかった」 唯「オラァ!」 カップ「ガチャーン」 梓「いい加減にして下さい唯先輩!」 唯「オラァ!」 梓「ォンッ」 澪「唯のやつ、もはや勘弁ならん」 律「やめろ!」 澪「律、何故とめる」 律「間違っていたのは私たちの方さ ある日突然、人の背中を見ると蹴り上げてしまう様になった唯」 律「それを私たちは、言葉で制止し、それに逆らう唯を言葉で虐げてきた」 律「でもさ、それは間違いだったんだよ。言葉なんてものは何の意味を持たない。大事なのは心」 律「それを理解できない私たちに、唯はずっと蹴ることで訴え続けていたんだ 大事なのは言葉じゃあなく心、音楽を始めたばかりの唯が一番良く分かってたんだ」 律「語るのならば態度で、背中で語れってさ」 澪「そうだったのか」 律「唯、今まで悪かった、そして私の想いを感じて欲しい」 そう言って律は、静かに唯に背中を向けた 唯「オラァ!」 律「ォンッ」 fin 戻る