約 2,613,252 件
https://w.atwiki.jp/kaeuta-matome/pages/123.html
元ネタ:My Revolution(渡辺美里) 作:ヤジタリウス さよなら Hard days 無理して笑っていた日々がもうすぐ終わるよ 確かめたい プリになった理由(わけ)を 僕の目を見て 何を言うの 人目を避けて 隠した情事 ある日突然 あばかれるよ 心の隅に 残った想い ねじ伏せながら 汚嫁睨む きっと汚嫁の 後悔なんて 見せ掛けだけさ 分かっている 火蓋を切った My Revolution 汚嫁を潰すことさ 叩き返してやるよ My Tears My Pains 今すぐ プリを追い詰めるなら 情けかけては駄目さ 間男も諸共に Fight for My Pride 叩きのめせ ラリ醒め Heart Break 一人で立ちつくす 汚嫁の姿笑うね 消え去れすぐ 苦しみのすき間に 漂う言葉 話す前に 嫁の裏切り 知ったサレ夫は 憎しみだけを 胸に秘めて その日のために 耐える痛みは 嫁への愛が 大きいから あの日のように 人の優しさ 信じる心 返してくれ 早く終われよ My Revolution 違う明日になれば 誰かにすがりたいよ My Tears My Pains 消えない 今は復讐だけさ 誰にも邪魔させない 間男も諸共に Fight for My Pride 地獄へ行け 火蓋を切った My Revolution 汚嫁を潰すことさ 叩き返してやるよ My Tears My Pains 今すぐ プリを追い詰めるなら 情けかけては駄目さ 間男も諸共に Fight for My Pride 叩きのめせ 検索タグ J-POP フルコーラス ヤジタリウス 不倫サレ メニュー 作者別リスト 元ネタ別リスト 内容別リスト フレーズ長別リスト
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/487.html
異世界のウィッチ1 ある日の朝の出来事でした。 この基地に俺さんがやってきてから数日が経ちました。 そして今日は、俺さんがやってきてから初めての私の食事当番の日です。 俺さんの故郷の・・・日本、だっけ?という国と、私と坂本さんの故郷の扶桑は、 世界は違っても同じような国かもしれない、って坂本さんが言っていましたが、 料理も似ているのでしょうか?私の料理が俺さんのお口に合うかどうか、ちょっとドキドキです。 ガチャッ 食堂のドアが開いて、 シャーリー「おっ」 俺さんがやってきました。 宮藤「おはようございます、俺さん!」 俺「・・・ああ」 気だるそうに俺さんは答えました。 宮藤「どうかなさったんですか?」 私は質問してみましたが、 俺「・・・」 俺さんはそのまま席に座って、答えてはくれませんでした。 言葉に出はしませんでしたが、私にはその俺さんの沈黙が 「わかりきったこと聞くな」って言っているように感じました。 ・・・確かに、よく考えれば俺さんの気が晴れない理由は明白でした。 もう少し言葉を選べばよかったな・・・ ちょっと悲くなったけど、気を取り直して。 私はお茶碗にご飯をよそって、俺さんに差し出します。 宮藤「俺さん、どうぞ」ニコ 俺「・・・」スッ 俺さんは黙ってそれを受け取りました。 そしてお盆に置いて、手を合わせて、 俺「・・・いただきます」 小声でそう言って、軽くお辞儀をしました。 宮藤「!」 私は、俺さんのその仕草と言葉に覚えがありました。 坂本さんも・・・いえ、扶桑の人ならみんな知っています。 ゲルト「宮藤、どうした?」 リーネ「芳佳ちゃん?」 リーネちゃんとバルクホルンさんがそう尋ねてきますが、それどころではありません。 宮藤「俺さん!」 俺「・・・ん」 宮藤「俺さんがいた・・・えっと、日本でも、それやるんですか!?」 俺「何がだ」 宮藤「その、食前と食後のあいさつですよ!」 俺「・・・」 俺さんは不思議そうな目で私を見て、そして、 俺「・・・ああ」 肯定しました。 宮藤「!」パァッ 私は、なんだか嬉しくなってきました。 俺「やらない奴はいないんじゃねえかな・・・」 そこも扶桑とおんなじだ・・・嬉しい! あ、そうだ。私は再び俺さんに尋ねます。 宮藤「俺さん」 俺「・・・今度はなんだ?」 俺さんは少し不機嫌そうにこう聞き返してきましたが、私は気にせずに次の言葉を紡ぎます。 宮藤「扶桑料理を作ったんですけれど・・・これ、どうですか?」 俺「どうって、何がだ?」 宮藤「日本と、同じですか?」 俺さんは、目の前の私の料理に目を移し、少しの間それを見つめました。 数秒した後、俺さんは再び私に目をやって、 俺「・・・」コクリ 頷きました。 宮藤「じゃあ、やっぱり扶桑と日本は同じような所なんですね!」 俺「・・・俺は扶桑に行ったことはないけど、・・・かもな」 宮藤「!」ニコニコ 私は自然と笑顔になるのを感じました。そんな私に対して、俺さんは、硬い表情のまま、 俺「そんなに嬉しいことかよ・・・?」 と呟きました。 宮藤「はい!」 俺「・・・」ピクッ シャーリー「俺?」 宮藤「嬉しいに決まってるじゃないですか!」 俺「・・・」 私の中で、俺さんの世界の日本に興味が湧いてきました。もっと共通点はないのかな? 宮藤「あの、俺さん」 俺「・・・」ジロッ 露骨に機嫌が悪そうな顔で私を見ます。・・・でも、それくらいじゃ私は動じません。 宮藤「もっと日本のことを教えてください!」 俺「・・・はぁ」 俺さんは、「嫌だ」と言わんばかりに溜め息をつきました。・・・ 宮藤「今じゃなくてもいいです、後で・・・いえ、いつか、教えてくださいませんか?」 俺「気が向いたらな」 にこりともせずに俺さんは言いました。・・・なんだかそっけないなぁ。 宮藤「・・・」ショボン リーネ「芳佳ちゃん・・・」 ついしょんぼりしてしまった私を見て、リーネちゃんも悲しそうな顔をしました。 いけない、私がこんな顔しちゃ・・・ ゲルト「・・・おい俺・・・」 そして、バルクホルンさんは、 俺「なんだよ」 ゲルト「貴様ァ!!」ガタッ 何故か怒りました。・・・あ、あれ? 宮藤「ちょ、ちょっとまってくださいバルクホルンさん!」 ゲルト「なんだ!」 宮藤「どうしてバルクホルンさんが怒るんですか・・・?」 ゲルト「え・・・」 私の質問に、珍しくバルクホルンが言葉に詰まります。 ゲルト「それは・・・み、宮藤が・・・」 私? 『・・・』 そんなバルクホルンさんの態度に、みんな黙ってしまいました。 ゲルト「・・・」 俺「・・・」カチャカチャ 俺さんは納豆をかき混ぜています。あ、納豆食べられるんだ・・・ 俺「・・・」 そのまま納豆をご飯にかけました。・・・ペリーヌさんが恐ろしいものでも見るかのような目で俺さんを見ています。 その光景をぼんやりと見ながら、私はふと思いました。 俺さんは、どうしてこの世界に連れてこられたのでしょうか?・・・神様か誰かのせいでしょうか? だとしたら・・・神様は、何を考えて俺さんをこの世界に呼んだのでしょうか? ・・・私は考えるのは苦手だし、そもそも考えたって仕方ないことかな、と思い、考えるのを諦めました。 でも、はっきりしているのは、・・・俺さんがこの世界にいるということは、 私にとっては異世界の扶桑のことを知るチャンスだということです。この機を逃したら、私は一生知ることは無いのでしょう。 だから、私の当面の目的は、「俺さんが気を向けてくれるように頑張る」ということに決まりました。 漠然としてはいますが、やることは単純、たった一つです。俺さんと一緒に、ここでの生活を頑張るということです。 そうしていれば、いつか、日本のことをきっと話してくれる。そう信じて、 ・・・とりあえず、私は食事をする俺さんにこう尋ねます。 宮藤「俺さん、美味しいですか?」 俺「・・・」モグモグ 俺さんは、頷きもせず、首を横に振りもせずに、黙々と私の料理を口に運ぶだけでした。 時間を進める
https://w.atwiki.jp/foresanc/pages/682.html
デーヴ 「ったく、こんな朝っぱらからうるせぇんだよ…こっちは眠ぃんだ……」 概要 賊の一員。 粗にして野だがおまけに卑。 特筆すべき能力は持っていないのだが、ある日突然強力な戦闘能力を得た。 同時に残忍さも飛躍的に高まった。 技・魔法 トワイライト・プランク 巨大な火の鳥型の猛火を放つ魔法。 本来は百合男&柚子女の技なのだが…? 『壁』+『壁』+『壁』=『金剛壁(コンゴウヘキ)』 ケディヴの大地呪文で『壁』の強化版。 大きさは『巨壁』より小さいが強度に優れる。 『壊』+『壊』=『落穴(オトシアナ)』 ケディヴの大地呪文。超局地的に大地を破壊し、崩落させる。 『重』+『重』+『重』+『重』=『黒縄地獄(コクジョウジゴク)』 ケディヴの大地呪文。超重力で圧殺する。 『刃』+『刃』+『刃』+『刃』+『刃』=『降魔之利剣(ゴウマノリケン)』 ケディヴの大地呪文。巨大な岩の剣を作り出し、それを発射して攻撃する。 他にも色々使えるらしい。 経歴 2011年7月30日平原討伐 賊側の一員としてビゼンらと共に登場。 ティマフ、ディプスらと交戦するがセルレアやエヴェリーの活躍で退散していった。 由来 「デイヴ(Dave)」…英語圏の男性名デイヴィッド(David)の愛称 余談 「灰(アッシュ)」その4。 灰(アッシュ) 賊 魔剣
https://w.atwiki.jp/renjodatabase/pages/144.html
分類:短編小説 初出:「小説新潮」1983年10月号 雑誌時挿絵:長友啓典 収録短編集:『恋文』 あらすじ 父さんのこと、話すのは初めてだけれど、いや、俺がまだ物心つく前に死んだ本当の親父のことじゃないよ、去年の三月はじめ、お袋が、一生に一度のことだからって料亭の仕事、仲居たちに任せて九州一周の団体旅行に出かけた時、連れて戻ってきた奴のこと……電話でさ、「面白いお土産あるからね」なんて言うから、何だろうと思ってたら、それがあいつだったんだ。玄関トコでお袋の肩の後ろからひょいと頭さげて……お袋の荷物、赤帽みたいに背負ってるから、俺、観光会社の人かなんかだと思ったんだけど、そのまま「お邪魔します」って後に尾いて奥の座敷までいって……そのまま居座ったんだよ。 ある日突然、母が旅行先から男を連れてきた。俺より四歳も年下の男と、母は再婚すると言いだし……。 登場人物 俺語り手。離婚して家に戻ってきた。 須衣「俺」の母。料亭の女将。 新次突然家に転がり込んできた男。須衣と結婚し「俺」の義父に。 雅彦「俺」の弟。血縁はない。 ヨネ料亭の仲居。 和美「俺」の元妻。 京子「俺」の交際相手。 三杉ミヨ子新次の元交際相手。 解題 (スタブ) 各種ランキング順位 オールタイムベスト・連城三紀彦短編 42位 関連作品 『恋文』収録作「恋文」 「紅き唇」 「ピエロ」 「私の叔父さん」 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/youyou1994/pages/59.html
F氏はある日突然やってきました。 初めてお話するのになんだかとても自然で、なんて話しやすい人だろう、と感じていました。すぐに名前をお聞きしたと記憶しています。その後店長に「○沢さんです、○ともさんです!」と報告しました。(私はついついフルネームを聞いてしまいます) しばらくとりとめのない話をしていると、ひょこっと店長がキッチンから出てきて話を始めました。店長と同い年ということが判明し、しばらくおしゃべりしていると、F氏は突然、店長のことを 「さわやかな方ですねぇ。」 と言ってしまいました。私は、「どこが!?」とびっくりして笑ってごまかしました。店長は「そうですか?ありがとうございます。」とジェントルマン風に微笑んでいました。顔は濃いのに、って意味かしら…。 店長は「さわやか」とは真逆、初めて会ったときから一度も「さわやか」だと思ったことはありません。しいて言えば、くどい、しつこい(よく言えば熱い)、俺俺(詐欺ではありません)系、自分大好きな人です。 その後F氏は頻繁にいらっしゃるようになり、店長が「さわやか」ではないことにすぐ気づきました。でも、時すでに遅し。店長は事あるごとに「さわやか」発言を持ち出し、勝ち誇っています。F氏はその度にガクッとやられています。まさか2年も言われ続けるとは思っていなかったでしょう。 私も最近少ししつこくなった様な気がします。気をつけないと。 吐いた言葉は戻らない…
https://w.atwiki.jp/rowamousou/pages/1177.html
【名前】クリフ・シュテイル 【性別】男 【年齢】34 【職業】チームLegendの副隊長 【特徴】長身、鋭い眼光、後ろでくくった灰色の長髪 【好き】復讐 【嫌い】ギャング「血染の蝙蝠」 【特技】不眠で三日間は活動可能 【趣味】愛機(バイク)の整備 【人間関係】 アルカディオ・ヘルデュオス:個人的に宿敵と定めている。アルカディオが認識しているかは不明。 ゲイズ・フランケンシュタイン:次の襲撃相手に決めていた。機械人間であることを知っている。 「国騙り」のブルース:「BIG7」の一員に誘われたことがある。「血染の蝙蝠」への執念により断った。 【詳細】 若い頃、何か大きな事を成し遂げようと近所のチンピラ仲間と「チームLegend」を結成した。 しかしある日突然、チームは全滅してしまう。この際に恋人も殺されている。 仲間や恋人を殺したのが「血染の蝙蝠」の末端と知り、クリフは復讐の鬼と化す。 彼は十五年の修行を積み、妖刀を手に入れる。 「血染の蝙蝠」の構成員をゲリラ的に切り捨てる活動を始めて1年。彼はロワに巻き込まれる。 【備考】 殺した構成員の死体には、チームの象徴であった「L」の文字が刻まれている。 妖刀は自分の寿命をすり減らすが、かなり強力な切れ味を誇る。切ろうと思えば建物も切れ
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/1415.html
<ある日の風景~決戦の日~> ――バレバレバレ バレンタイン ――バレバレバレ バレンタイン ――チョコレートよりも 甘い恋の味 「みんなー! 今日は私たちのライブに来てくれてありがとー!」 春香の呼びかけに対して客席から歓声が沸き上がる。 それに応えるようにいつまでもステージ中央で手を振る春香にファンから見えないように脇腹を小突いて その場から追い出し、今度は伊織が営業兼ステージスマイルでマイクを両手で持つ。 「今日はバレンタインデーだから、私たちがチョコレートよりももーっと甘い曲を届けちゃうわよー!」 ワァ――――ッ!! 先ほどの春香よりもさらに大きな反応に伊織は満足そうに頷き、その場を離れる。 「今日は特別な日。大切な人に、想いを込めてプレゼントを贈る日」 「兄(c)も姉(c)も、みんなみーんなハッピーになれるように、亜美たちも張り切って歌うかんね→!」 千早、そして亜美が揃って放った言葉に会場のボルテージが再現なく上昇していく。 今日の特別ライブ――『765プロダクション・バレンタインスペシャルライブ』はクライマックスを迎えていた。 「いつもはちょっと恥ずかしくて言えないことも、今日この日だけは勇気を振り絞って」 「そんな子たちを応援する意味でも、ラストソングはこの歌を贈ります。それでは、ラストナンバーは!」 『――バレンタイン!』 曲が始まると同時に、ステージと客席は一体となったように熱気に包まれる。 それはいつもと同じ、しかし毎度違う彼女たちのステージ。 舞台の裏でそれを満足そうに聞きながら、シンは踵を返す。 最後まで聞いていたいという心残りはあったのだが、それでは今日の本題ができなくなってしまう。 ――バレバレバレ バレンタイン ――バレバレバレ バレンタイン ――チョコレートよりも 甘い恋の味 ――バレバレバレ バレンタイン ――バレバレバレ バレンタイン ――勇気出して バレンタイン ――本気だから 受け取ってほしい ――わたしのバレンタイン 楽しそうな歌声を聴きながら、シンはプロデューサーに連絡をして事務所へと戻っていった。 ・ ・ ・ 「――おつかれさまでーす! いやぁ、今日は盛り上がったなぁ」 「この私が歌ってるんだから当然じゃない。まぁ、それプラス今日はバレンタインだからでしょうね」 タオルで汗を拭う真と伊織を見て苦笑しながら、春香はゴソゴソと自分の荷物の中から丁寧にラッピングが 施されたハート型の箱を取り出して隅々を確かめる。 「……よし、どこもおかしくない」 「ふふっ、春香にとっても今日は大事な日だったわね」 「そ、そんなことは……あるけど。千早ちゃんは誰かに渡す予定とかないの?」 「私は……プロデューサー以外には特にそんな予定は」 「あれ~? それにしては荷物の中にプレゼント用のラッピングが二つ、チラッと見えたんだけどな~?」 「なっ!? は、春香! 人の物を勝手に覗くのは!」 「だって見えちゃったんだもん。えへへ~」 からかう春香と顔を真っ赤にした千早を眺めて苦笑しつつ、真は持参してきたお茶を飲んでいた雪歩の方を 向く。 「雪歩は誰かにチョコを渡すの?」 「わ、私は……プロデューサーと、シンさんに」 「そっか、じゃあボクと同じだね。へへっ!」 「みんなアイツに渡すつもりなのね……まぁ私はどうでもいいけど」 「そんなことを言ういおりんだったのだが!」 「ぢつはこっそりとこ→んなに気合いの入ったチョコを用意してたのであった! まる」 「ちょ、ちょっと! アンタたちなに人の荷物を勝手に漁ってるのよ!」 「怒らりた→」と逃げる双子を追いかけ回す伊織だったがmふとあることに気が付いて控室を見渡す。 「そういえばアイツ遅いわね。何やってるのかしら」 「あ、シン君なら先に上がったってさっきスタッフの人から聞いたけど」 「先に上がった? まったく、あの下僕はご主人さまをほっといて何やってるのよ」 「仕方ないよ。シンもボクたちの面倒を見るだけが仕事じゃないんだし」 「それはそうだけど……もう」 そんな伊織の態度を見て、亜美の瞳が怪しく輝いた。 「ね→ね→、そういえばみんなは知ってる→?」 「知ってるって……何を?」 「バレンタインはね→、いちばん最初にチョコをあげた人の願いが叶うって話!」 ――ピクッ。 「あ、亜美ちゃん! それ本当?」 「うん!」 「…………」 「あっ、伊織! なんで黙って出て行こうとしてるのさ!?」 「う、うるさいわね! もう着替えも済んだし別にいいでしょ!? 先に行くわね!」 「そんなのズル……あぁっ! もういないし! ボクたちも急ごう雪歩!」 「ま、待ってよ真ちゃん!」 わずか数秒の間に姿を消した三人を呆然と見送った千早だったが、春香に肩を叩かれてようやく我に返る。 「千早ちゃんはいいの?」 「わ、私は別に……」 「いいのかな~、あの三人の誰かが先にチョコを渡しても」 「……くっ! わ、私も行けばいいんでしょ!?」 「うん、がんばってね千早ちゃん」 「別にがんばるようなことは……と、とにかく私も先に上がるわね!」 「いってら~」と出て行く千早に手を振って、春香は小さく笑った。 「まったく、伊織も千早ちゃんも素直じゃないんだから」 「あれ→? はるるんは急がなくていいの?」 「え? だって私はシン君には義理チョコしかあげないし……」 「そうじゃなくて、今日はミキミキたちの方が先にライブ終わってるんだよ→?」 「…………」 「だから兄(c)に渡すつもりならはやく行かないと……って、あれ? はるるんは?」 「なんか真っ赤に光りながら出てったよ?」 「これが……春香ライザー」 何やらなんたら粒子っぽいものの残滓が漂う部屋に残された亜美と真美。 そんな状況で、真美はふと気になったことを亜美に聞くことにした。 「ねぇ亜美→、さっきのチョコの話ってホント?」 「5秒で考えまちた!」 「はははこやつめ→」 「ははは→」 「そんじゃ真美たちはのんびり帰ろっか」 「そだね→」 かくして、双子(の片割れ)の言葉に踊らされた少女たちは皆一斉に事務所へと向かうこととなった。 ――本命は事務所にあり。 「――もしもし新堂!? 今すぐ車を回して……え? 渋滞? なんでこんなときに限って、って私たちのライ ブのせいでもあるのよね……わかったわ、こっちの迎えはいいから。あとで事務所までお願いね。え? べ、別 に何もないわよ! それじゃあね!」 ――ピッ! 「こうなったら走るしかないわね……もう! なんでこの私がこんなことしなくちゃいけないのよ! 事務所 に戻ったら覚悟しなさいよね、シン!」 ・ ・ ・ 「はぁっ、はぁっ……も、もうダメ」 「しっかりして雪歩! ほら、手を貸して」 「わ、私はもういいから……真ちゃんだけで行って」 「そんなのダメだよ! ボクだけで渡したら雪歩はどうなるのさ!?」 「真ちゃん……」 「二人で渡そう。ちょっとズルかもしれないけど、それなら二人分の願いが叶うかもしれないし」 「――うん、わかった。もう少しがんばってみる」 「よし! それじゃ飛ばしていくよ! うおおおおおおおおおおおーーー!!」 「ま、真ちゃん……急ぐのはいいけど、せめて私が耐えられるスピードでぇぇぇぇぇぇ!!」 ・ ・ ・ 「――この公園を抜ければ、少しは短縮できるはず……」 ――タッタッタッ…… 「どうして、こんなことになったのかしら? 今日はライブが終わって、いつも通りに事務所に戻って、そして……」 ――タッ…… 「……。とにかく、今は急いで戻らないと!」 ・ ・ ・ それぞれの思いを胸に、少女たちは走る。 果たして、最初にチョコレートを渡せるのは誰なのか……? 「はぁっ、はぁっ、やっと事務所が……ってアンタたちまで!?」 「伊織に、千早!? みんな同じタイミングで着いたの!?」 「あうう~……」 「こんなことが起こるなんて……」 目的地までもう目と鼻の先というところでまさかの鉢合わせを果たす四人。 もっとも雪歩は真に引っ張り回されて目を回していたが。 「もうここまで来たらヤケよ! 無理矢理でも押し切らせてもらうわ!」 「こっちだって! 雪歩、これで最後だからもうちょっとだけがんばって!」 「はらほろひれはれ~……」 「くっ……!」 伊織が駆けだした瞬間、出遅れた三人も負けじと追いすがる。 玄関口を瞬く間に駆け抜け、階段も段飛ばしで一気に昇りつめ、そして事務所の入り口の前へと辿り着く。 そのわずかな距離で束の間のデッドヒートが繰り広げられたものの、四人の差はほとんどない。 誰もが手を伸ばし、複雑に重なり合った手のひとつがドアノブを捻った。 そして扉が開け放たれようとしたその刹那、四人の背後に赤い光を纏った何者かが迫ってきた。 「プロデューサーさ……うわひゃあ!?」 「なっ!?」 「ちょっ!?」 「ふえぇっ!?」 「は、春香!?」 予想だにしなかった第五の人物に誰もが驚き、ただでさえギリギリで保たれていたバランスが崩れる。 そして、それを支えられる唯一の存在は押せばすぐに開ける状態になっており…… ――どんがらがっしゃーーーーーん!! お約束の音を立てながら、五人は雪崩れ込むように事務所へと帰還した。 「――あいたたたた……なんでこんなときに」 「それはこっちのセリフよ! 早く私の上からどきなさいこのダメ春香!」 「だ、ダメ春香!? それはちょっとひどくない!?」 「いいから、二人とも早くどいてよ! 雪歩がノビちゃってるから!」 「あ、あなはほっても~、ほられるなぁ~……こころのドリルで~、ほりすすめ~」 「なんで、私が一番下に……くっ」 積み重なった五人はそのままさらに言い争いを始めたり軽くトリップしかけてたり最下段で潰れかけてたり ――しかし胸は最初から平らなので(ry――していたのだが、いつの間にか目の前に立っていた少年に気付き ピタリと動きを止める。 「――何やってるんだ? みんなして……」 下から順に顔を見ていきながら、シンは呆れたように呟いた。 春香たちは揃ってそう言い繕おうかと考えていたが、シンが抱えているものを見て皆そろって目が点になった。 「え、あれ!? し、シン! その手に持ってるのって……」 「ん? あぁ、なんかみんなが入ってきた時に飛んできたから思わず受けとめたんだけど」 そう、シンの腕の中には、彼女らが渡そうとしたものがすべて収まっていたのだ。 「ど、どれ!? どれからキャッチしたの!? 早く言いなさい!」 「いや突然だったんでどれかは覚えてないけど……これひょっとしてチョコか? 悪い、形が崩れたかもしれな いけど……」 と言いながらチョコを返そうとするシンに、四人は首を横にブンブンと振る。 「い、いいって! 元々シンに渡すつもりだったから!」 「え? そうなのか?」 「そうです! だからその、遠慮なく食べちゃってください!」 「奇妙な形になったけど、一応目的は果たせたから……受け取って、シン」 「あ、あぁ。ありがとう……」 「シン君! パスして! 私のはプロデューサーさんにパス! 投げてもいいから!」 「無茶言うな! っていうか、今プロデューサー出てるぞ? あと俺がキャッチしたの四つしかないんだけど」 「ウソ!? ひ、ひょっとして……ああああああああ!? 私の力作が地面に激突して~~~!?」 青い炎を吹き出しながら真っ白に崩れ去る春香を尻目に、伊織たちはようやく立ち上がる。「いいのか?」と 問いかけるシンだったが、何やら目から力が抜けた伊織の「いいのよ、どうでも」というセリフを聞いてとりあ えず落ちたチョコを供養するかのようにポンと上に置いてその場を立ち去ることにした。 「まぁ、いろいろあったけどありがとう。俺からもみんなに渡したいものがあるんだけど」 「え?」と声を上げる四人に、シンはテーブルの上に置かれた箱を指差した。 「これって……キャンディボックスってやつじゃないの?」 「あぁ、伊織は知ってたんだ。バレンタインってこういうのを贈る日だろ? だからちょっと前から準備してたんだ」 「それじゃこれを用意するためにシンは今日ボクたちよりも早く帰ったってこと?」 目を丸くする真に苦笑を返しながら、シンは箱の蓋を開ける。 その中には、色とりどりの包み紙に包まれた小さなチョコレートが詰まっていた。 「うわぁ……きれいです」 「本当……でも、これを作るのは大変だったでしょう?」 「まぁそりゃ大変だったけど、今日はそういう日なんだろ?」 「欧米では、ね。日本でここまで手間暇かけてるのはここいらじゃアンタくらいよ」 「え? 欧米?」と頭を捻るシンだったが、ともあれみんな食べてくれとシンはそれぞれにチョコレートを 手渡した。 「ハッピーバレンタイン、でいいのかな?」 「ふ、ふん! とりあえず例は言っておくわ。その……ありが、とう」 「ありがとう! へへっ、こんな風にプレゼント貰えるなんて夢みたいだなぁ」 「あ、ありがとうございます。うわぁ、抹茶もあるんですね」 「ありがとう。こんなバレンタインもいいものね」 互いに渡したチョコレートを食べながら、最初の騒動が嘘のように穏やかな時をみんなで楽しんだ。 ――ちなみに、欧米のバレンタインではこのようなキャンディボックスは「恋人への贈り物」として贈られる 物であると知った女性陣は一斉にシンを問い詰めることになったのだが、それはまた別の話である。
https://w.atwiki.jp/vs-wiki/pages/2326.html
FAM/020 R ある日の風景 ジゼル/カルタッファル空族 女性 パートナー 手伝うジゼル/カルタッファル空族 女性 レベル 4 攻撃力 4000 防御力 6500 【私はあっていいと思う】《空》《機械》 【スパーク】【自】あなたのリタイヤ置場がすべて《機械》なら、あなたの、3枚より多い手札1枚につき、このカードを+500/+0。 作品 『ラストエグザイル-銀翼のファム-』 2012年3月23日 今日のカードで公開 関連項目 《機械》 『ラストエグザイル-銀翼のファム-』 手伝うジゼル/カルタッファル空族
https://w.atwiki.jp/irosuma_doujinshi/pages/464.html
imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 人物 「オリジナルオールスター大乱闘スマッシュブラザーズ」を作っていた人物 アイコンキャラは横線でできた白い棒人間 wing氏、翼氏などと呼ばれる 「さて、○○~」「○○~だwww」「〇〇〇~さ♪」「〇〇〇じゃわぃwww」と呟くのが特徴である。語尾によく草が生える 趣味はツイッター。アカウント名は@Wingajt オリスマの情報関連をツイートする予定らしい 主な作品 「オリスマ」「オリスマX」 2010年2月、高校2年の時にオリスマを製作する 順調にうpして2011年7月最終章「闇の支配者」を投稿し完結した 2年後のそんなある日突然「オリスマX」を発表しスタートした 「オリスマ」とは違い月1の投稿で動画わずか6つ目で「ネタ切れ」宣言 その後8ヶ月振りに新作をうpするもその後も停滞 そして2014年11月に「オリスマXの制作よりも絵を描くのが楽しくなってしまい、もうオリスマXを制作する気力が無くなってしまぅたのです・・・。」を理由に打ち切りにした オリスマ掲示板は現在削除されており、これらのソースがもう残ってない。 何も知らずにオリスマの新作を待ち続けている人には注意 2018年11月15日、オリスマXの再始動を宣言 今後の活躍に期待である。
https://w.atwiki.jp/vs-wiki/pages/2385.html
FAM/006 RR ある日の風景 ファム/カルタッファル空族 女性 パートナー 涙目のファム/カルタッファル空族 女性 レベル 4 攻撃力 3000 防御力 7000 【こんな日があってもいいんじゃない?】《空》《風》 【永】〔リング〕あなたの【スタンド】しているエネルギーが、相手の【スタンド】しているエネルギーより多いなら、多い【スタンド】しているエネルギー1枚につき、このカードを+1000/+0。ただし、この技で上がる攻撃力は+3000までとする。 作品 『ラストエグザイル-銀翼のファム-』 2012年4月2日 今日のカードで公開 関連項目 『ラストエグザイル-銀翼のファム-』 【デッキレシピ】ファム単 涙目のファム/カルタッファル空族