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ゆっくりアップダウン 17KB 【注意】 冗長です ぬるいです ネタかぶりはご容赦を 「ごでじゃでんでんだでぃだいよ! がばいいでいぶにぼっどごばんぼぢょうだいで!」 「ごでだげでばでぃだがばんぞぐずどぅどおぼっでどぅど? ばがだど? じづど?」 嘆かわしいことに、これは我が家で飼っているゆっくりの台詞だ。 『これじゃ全然足りないよ! 可愛いれいむにもっとご飯をちょうだいね!』 『これだけでまりさが満足すると思ってるの? 馬鹿なの? 死ぬの?』 と言っているのだろう。 水森亜土もびっくりの舌足らずである。 何故、これほど滑舌が悪いのか。 2匹をご覧になっていただければわかるだろう。 バスケットボール大は成ゆっくりとしては標準サイズ? いやいや、2匹はまだ子ゆっくりなのだ。 【ゆっくりアップダウン】 れいむとまりさは、赤ゆっくりの頃にショップで買ってきた。 2匹で500円の格安品だったが、初めて飼うゆっくりに、あまり思い切った金額は使えなかった。 それが失敗の始まりだったと気付いた頃には、もう遅かった。 基本の躾をされていなかった2匹は、何かにつけて食べ物を要求した。 そして、ゆっくりの躾け方を知らなかった俺は、2匹を甘やかしてしまった。 餌をやればやるだけ喜んで食べる2匹に、ついつい餌を与え過ぎたのだ。 最初は成長が早いことを喜んだ。 だんだん、顔と体の比率がおかしくなってきた。 肥満だと気付いた頃には、2匹は食欲のコントロールを失い、後はアメリカナイズの一途を辿っていった。 相談した友人のお兄さんも、丸々と肥えた2匹を見て呆れている。 「ゆっくりは元々、欲求を抑えることが苦手なんだ。 本来は赤ゆっくりのうちから量を管理して、かつ適量を教え込んでいくものなんだが…。 今更知ってもどうにもならないよな、これ」 「無茶は承知で頼んでんだよ…。何とかなんないか、こいつら?」 頭を抱える俺の言葉に、お兄さんは腕を組んで考え始めた。 「…最近の加工所の下取り価格は」 「オイイイィィィィ!? こんなデブだけど可愛がってんだよ! 餡子にするわけないでしょおおおお!?」 「でいぶばでぶじゃだいよ!! ぶんぶん!!」 お前、俺に絡むよりも痩せること考えてくれよ。 お前メスなんだから女心くらいあるんじゃねーのかよ。 ていうかまりさはどうした? 「…ゆぶう…ゆぶう……ぞればばでぃだどあばあばざんだんだで……」 夢の中でまで食ってるのかよ。 そんなことを思っている俺をおいて、お兄さんがれいむをいじり始める。 「そう言われましてもね、でいぶさん」 「でいぶばでいぶじゃだいいいいいいいい!!」 「おおっ、なんか哲学的なデブだな」 「でぶっでいうぼうがでぶだんだぼ!! ゆっぐでぃあやばっでべ!!」 「いや、どう見てもデブはお前だし。な、デーブデーブ」 「ぶぎいいいいいいいいいい!!」 「お? でいぶは豚なの? ゆっくりやめちゃったの? ぶーぶー鳴くの? ほれほれ」 「ぶっぎゃあああああああああああ!!!」 お兄さんの笑顔がまぶしいです。 はい、ご想像のとおり、こいつ虐待お兄さんです。 こんなのに愛での相談持ちかけるな? 仕方ないだろ、近所でゆっくりに詳しいのこいつだけなんだから。 「うちのペットで遊ばないでくれ」 「ゆっくりでゆっくりして何が悪い」 「…お前さ、俺の相談覚えてる?」 「覚えてるけどめどい。手軽なのでよければ手伝ってもいい」 「それはどんなのよ?」 「1、腹を割って適度に中身をほじりだす。 2、頭に穴を開けて適度に中身をほじりだす。 3、口をこじ開けて適度に中身をほじりだす」 お前が楽しみたいだけだろ、それ。 「…全部却下」 「簡単に体積減るぞ? どうせこいつらオレンジジュースで全快するし。 ほじりながら言い聞かせれば、多分こいつらにもお前の愛が通じるぞ」 「頼むからもっとまともな方法を…」 「あーあ、腹減ったなー」 「…れみり屋の特上肉まん3個」 「5個」 「…4個」 「OK、乗った」 「にぐばんざん!! でいぶでぃぼにぐばんざんぢょうだいで!!」 「「うっさい黙れデブ」」 「どぼじでぞんだごどいぶどおおおおおおおおおおお!?」 仕組みを考えるのに時間をくれというので、その日は肉まんを食われただけで終わった。 それから一週間。 「…また一段と大きくなったな」 お兄さんの呆れきった声がする。 先週はバスケットボール大だった2匹は、さらにふた周りほど大きくなっていた。 代わりに俺は2キロ痩せた。 「どうしたらここまでデブをこじらせられるんだよ。 もうこれは、ゆっくりに良く似た何かだろ。ゆっくりに失礼だ。 この俺がゆっくりに同情する日が来るとは思わなかったぞ。 ていうかお前、なに調子に乗ってデブに餌やってんの。 馬鹿なの? 死ぬの?」 「餌やらなかったときのこいつらのうるささを知ってから言え…」 2キロ痩せた主な原因は寝不足だ。 これでも努力したんだ。 ムダだったけどな! 「耳栓も知らない馬鹿は死んでね!」 …盲点だった。 打ちひしがれる俺を尻目に、お兄さんが大きな何かを組み上げていく。 例えるなら…何だろう…シーソーが乗った木箱に透明な箱をかぶせたもの? 「正解です」 「そのまんまかよ」 「まあ聞け。これには夢と希望と全俺の技術の粋を集めた素敵メカニズムが詰まっている」 「悪い予感しかしないのは何故なんだぜ?」 「いいからデブ持ってこい」 「デブ言うな」 「そこのふくよかども持ってこい」 「へいへい」 育ちすぎた2匹はさすがに1人では持てず、結局2人で1匹ずつ運んでケースに入れて蓋をした。 シーソーの大きさは透明な箱とほぼ同じで、2匹ともそれに乗ることになる。 中央には仕切りがあり、シーソーの両端に置かれた2匹は、互いに行き来することは出来ない。 「ま、基本的な仕組みは簡単だ。 ここにゆっくりフードをセットすると、箱の上のほうに餌が適量出る。 そうすると、軽いほうだけシーソーが上がって餌を食べらるわけだ」 「ぶーじゃ、ぶーじゃ、じあばでええええええええ!!」 「ばでぃざどごばんざんがあああああああ!!!」 「餌を食べたければ、相手より痩せなければならないという仕組みだな」 「それはわかるんだが…」 「何だ?」 「…一週間もかかってこれか?」 他力本願で済まんが、この日を待っていた俺の期待に比べて、仕組みがあまりにチープすぎる。 正直、肉まんの食われ損の気がしてならない。 「もちろんこれだけじゃない」 「じゃあその辺の説明を早く」 「ここを見ろ」 お兄さんが指差したのは、箱の下のほう。 そこには何やら色々スイッチがある。 仕切りを境に右と左に、同じ数だけ並んでいる。 「まりさの側の、どれでもいいから押してみ?」 「どれどれ、ぽちっとな」 ボウッ! と音がして、目の前が赤くなった。 「あ゛ぢゅい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 続いて、まりさの悲鳴が響き渡る。 「古いネタ使いますね先生」 「いやいやいやちょっと待てなんだ今のは!?」 「火ぐらい見たことあるだろ。進化の途上かお前。早く人間になりたい?」 「そうじゃねーよ! 何でまりさが火あぶりになってんだよ!」 「俺の趣味」 「オイイイイイイィィィィィィ!!?」 火は一瞬で消えたので、幸いまりさに目立った怪我はない。 髪の先のほうが少し縮れているが。 「まあそれは冗談として。躾には飴と鞭が基本だろ」 「鞭っつっても激しすぎでしょおおおおお!?」 「仕方ないだろ、こいつら飴だけじゃ絶対に覚えないし。 これは必要悪だ。愛の鞭だ。激しいのはここまで甘やかしたお前の責任だ」 「ぬう、そう言われると返す言葉に困る…」 「それに、多少派手じゃないと俺が面白くない」 「いい加減にしろコラ!! こんなのにれいむとまりさを閉じ込めておけるか!!」 ちくしょう、やっぱりこいつただの虐待お兄さんだよ! たまらず箱の蓋に手をかけるが、びくともしない。 「…あれ、開かない?」 「鍵かけてあるから当然だな」 「ちょ、おま! さっさと開けろ!!」 「イヤですー」 「オイふざけんな! 虐待ならうちのでやる必要ないだろ!」 「俺これ真面目にこいつら痩せさせるために作ったんだけど」 「こんなのがかよ!!」 「だってこいつらがデブった原因はお前じゃん」 「はあ!?」 「ゆっくりに我慢させるとか無理。飼い主がコントロールしないとな。 でもお前はこいつら野放し状態。お前を教育しないとダメってこったな」 「だからってお前こんな…!」 「あ、そうそう。 餌を食べられなかったほうのスイッチを押さないと、次の餌が出ないようになってるから。 餌が出るのは朝晩2回。お前がスイッチ押さなかったらこいつら飯抜きな。 飢え死にさせたくなかったら、毎回ちゃんとお仕置きをしろよ。 そのうちまた見に来るからじゃーなー」 「どぼじで帰っちゃうのおおおおおおおお!!」 腹立たしいことに、お兄さん謹製ダイエット箱はよく出来ていた。 「すまん、まりさ…」 スイッチ、オン! シャキィィン!! 「ゆぎゃああああああああああああああああああ!!」 次に押したスイッチは、針の仕掛けだった。 シーソーの床全体から、広いが避けようのない間隔で、短い針が一斉に飛び出した。 それも、火のときと同じで一瞬で元通りになる。 痛みは与えるが大きな傷は残さない、絶妙な塩梅だ。 しかも、スイッチを押すと同時にまりさの分の餌はボッシュートされる。 やがて上下が入れ替わっても、今までの分をまとめ食いできるわけではないのだ。 一度出してからわざわざ回収するとか、嫌がらせも隅々にまで行き届いている。 「でんでんだりだいげでど、ぶーじゃぶーじゃじだがだうんうんずどぅど!!」 加えて、シーソーにはトイレ用の穴も開いている。 重量バランスのための配慮だとは思うが、おかげで2匹がうんうんまみれになることもない。 もちろん掃除するのは俺なんだが。 というか、ここまで細々と配慮されているなら、俺にスイッチを押させないで自動化することも出来たはずだ。 俺への教育もあるとお兄さんは言っていたが、余計なお世話で本当に腹立たしい。 「じじいいいいいい!! あばあばよごぜえええええええ!!」 「ばでぃざにびどいごどぼずどぅじじいばじべええええええええ!!」 食べ物をよこせと大騒ぎする2匹に、箱の仕組みを説明した。 騒ぎは収まらなかった。 理解できなかったらしい。 もう疲れた。 その日は耳栓をして無理やり寝た。 2日目、朝。 「ゆっぐじごじぞうざば!!」 またも餌はれいむの番だった。 「だんでばでぃざにごばんがだいんだぜええええええええ!?」 「俺のせいじゃない…俺のせいじゃないんだ…」 スイッチ、オン! バチィッ!!!! 「びっぎいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 スイッチを押すと、まりさの巨体が跳ね上がった。 涙とよだれを垂れ流し、白目をむいて痙攣している。 …電気ショックか、これは? まりさの足に、店のような小さな焦げ目がいくつか付いている。 お兄さんの仕事だ、例によって加減は絶妙なのだろう。 と、ここで動きがあった。 「ゆゆ?」 シーソーが傾き、れいむとまりさが入れ替わった。 どうもこのシーソーは機械式で、重量が入れ替わってもスイッチを押すまで動かないようだ。 ホントに…どこまで手が込んでるんだこれ。 「ごばん……ごばん…」 回収済みでかけら一つ残っていない餌皿を、まりさが未練がましく舐めている。 あまりの哀れさに涙を誘うが、頑丈すぎる透明な箱は、俺には壊せそうもない。 無事にダイエットを成功させ、出来るだけ早く出してもらえればいいんだが。 2日目、夜。 「じあばぜええええええええええええええええ!!!」 丸2日振りに餌にありつけたまりさが、歓喜の涙を流していた。 量は全く足りないだろうが、久々の食事の喜びで、実にゆっくりした顔をしている。 対して。 「どぼじででいぶぼごばんがだいどおおおおおお!?」 初めて食事抜きとなるれいむが、状況を把握できずに喚き散らしていた。 まりさの餌に気付いたれいむは横取りしようとしたが、中央の仕切りにへばりついて変な顔になっただけだった。 「じゃあ、今日はれいむの番だな」 「ゆ?」 自分の餌にしか興味がなかったれいむは、これから何をされるか全くわかっていない。 その呑気な顔に、ここまでのまりさの不憫さを思い出し、ちょっとイラッとした。 スイッチ、オン! ビシビシビシビシビシビシビシビシ!! 「ゆばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば!!!」 シーソーの板の一部が跳ね上がったかと思うと、ものすごい勢いでれいむを張りはじめた。 一発一発は軽そうだが、何しろ回数が半端ではなく、瞬く間にれいむにミミズ腫れが浮き上がっていく。 「いぢゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!! やべでえええええええええええ!!」 おかしい、いつものお仕置きはすぐに終わるのに、長くないかこれ? ここままじゃ皮が破けちまわないか? と、心配し始めた頃にお仕置きはぴたりと終わった。 何だこの見ているかのような絶妙加減は。 そして。 「ゆゆゆゆ!?」 「…なん…だと?」 シーソーの上下がまた入れ替わった。 考えてみれば当然の話だ。 今朝の1食分の餌の重みで上下が入れ替わったんだから、食べるゆっくりが逆になればまた入れ替わるだろう。 「どぼじでええええええええええええええ!!?」 下に回った側の悲惨さを思い知らされているまりさが絶叫していた。 3日目、朝。 スイッチ、オン! ガチィン!! ゴンゴンゴンゴン…… 「ゆぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅ………!!」 昨夜のお仕置きのように、シーソーの板が一部跳ね上がった。 違うのはそこからで、今朝のは万力のようにまりさを締め上げていた。 「…ぐどぅじ……だず…」 すっかり変形しきったまりさは、破裂寸前の風船のようになっている。 が、俺は平静です。 だってまた、ぎりぎりのところで終わるんだろこれ? 「…ぶぐ……べ…げで…」 とか思ってたらまりさが餡子を吐き出した!! おいコラ何で今日はほどほどじゃないんだよ!! と焦り始めた途端にお仕置きは終わった。 …俺の反応を見てるんじゃないだろうな、これ。 そしてまた上下が入れ替わる。 まりさはめそめそ泣きながら吐いた餡子を舐め、れいむは歌をゆんゆん歌っていた。 3日目、夜。 まりさ待望のすーぱーむーしゃむーしゃたいむ。 の、はずなんだが。 「…ゆっぐでぃごぢぞうざば」 「おい、もういいのか、まりさ?」 「ぼういいどぜ……」 盛られた餌の半分ほどで、まりさは食べるのをやめてしまった。 ストレスで食が細ってきたんだろうか? いずれにせよ、死なない程度に痩せてくれるなら歓迎だ。 では、恒例行事を。 スイッチ、オン! ヒュンヒュンヒュン! 「ゆごっ!?」 れいむの前後からフックのついた紐が飛び出して、口を上向きで全開にするように、板に磔にした。 ガキョン! コンキンカンキンコンコンカンコンキン!! 「あがががががががががががが!!」 何が始まるのかと思ったら、関節のある棒が飛び出て、れいむの歯を木琴のように叩き始めた。 どこまで高機能なんだこの箱は。 でたらめなメロディをひとしきり鳴らしてお仕置き終了。 「…ん?」 そしてシーソーの上下入れ替え…と思っていたら、何も起きなかった。 ああ、そうか! このためにまりさは餌を全部食べなかったんだな! ゆっくりより頭悪くてどうするよ俺! 4日目、朝。 「おだがずいだああああああああああ!!」 初めて2回連続食事抜きとなったれいむが大騒ぎしている。 対してまりさは、今朝は4分の1だけで食事を終わりにした。 「おいまりさ、あんまり食べないでいると体に悪いぞ?」 「…おじおぎざんばぼういやだどぜ」 「そうは言ってもだな…」 ま、仕方ない。 さっさとお仕置きを終わらせよう。 スイッチ、オン! シャキーン! 「ゆ?」 ズドム! 「ゆぼおおおおおおおおおおおおおおおお!?」 太い棒が飛び出したかと思ったら、れいむのあにゃるに突き刺さった。 「おごごごごごごごごごごごご!!?」 しかも、そのままウィンウィンと動いている。 これは…お仕置きというか開発なんじゃないのか? 「ゆびぃっ!!」 ポン!と音を立てて棒が抜ける。 かき混ぜられたあにゃるを強烈な便意が襲っているのか、れいむは般若のような顔をしてこらえていた。 れいむには悪いが、その顔はちょっとうける。 我慢しないでうんうんを出してしまえば上下が入れ替わりそうな気もするが、まりさの頑張りに免じて黙っておくことにする。 こうして、まりさが餌を我慢することを覚えてから、シーソーの上下をめぐる駆け引きは加速していった。 すでにお互いの体重は拮抗しているので、食べ過ぎればその分長くお仕置きを受ける羽目になる。 何度目かのあにゃる棒で、うんうんで体重調整することも2匹は覚えた。 より少なく食べ、より多く出し、可能な限り体重を軽くすることでゆっくり出来る。 そう理解した2匹は、食事のチャンスにも舐める程度にしか餌を摂らなくなっていた。 しかもヒマさえあればトイレ穴の上でいきむようになり、あにゃる崩壊振りに磨きがかかっていった。 「がばいいでいぶがうんうんずどぅよ!! いっばいずどぅよ!!」 「ばでぃざばでいぶよでぃぼいっばいずどぅんだぜ!!」 そして、2匹の駆け引きをよそに、俺は淡々とスイッチを押さなければならない。 スイッチ、オン! ブーン… 低い音がしただけで何も変わらない。 と思ったら、中央の仕切りの色が変わって不透明になっていた。 何が始まるんだ一体? ババババババババババババ! 「ゆびゃああああああああああああああああああああ!?」 「うおっ、まぶしっ!!」 これはあれだ、ポケモンフラッシュ。 青と赤の強烈な光が、交互に高速で点滅している。 「ゆっ? ゆっ!? ゆっゆっゆっゆっ…」 …ゆっくりにも効くんだな、これ。 れいむは力なく緩んだ口の端から餡子をこぼして痙攣していた。 スイッチ、オン! プシュー… なにか煙みたいなのが噴き出してきた。 「ゆげえええええええええええ!! がだいいいいいいいいいいいいい!!」 固い?…いや、辛いか。 ガスみたいなものなんだろう。 まりさは滝のような目の幅涙を流しつつ嘔吐いている。 「ゆべっ、ゆべえええええええええええ…」 「おいおい、結構吐いてるな。大丈夫か? ……って、辛えええええええ!! うぉほっ!! ゲホッゲホッ!!」 うんうん掃除用の窓からガスが漏れていた。 痴漢撃退用のわさびスプレーだろ、これ! ちょ、これ人間でもマジやばい!! 「ゆげえぇぇ、ゆげええぇぇぇぇぇ!!」 「目…目が、目があああああああ!!」 「よ、久し振り」 「……………」 2匹をダイエット箱に閉じ込めてから2週間後、お兄さんが家にやって来た。 「お、きっちりやってるみたいだな」 お兄さんが言うように、れいむとまりさはハンドボール大にまで縮んでいた。 その代償として、2匹の仲とあにゃるの締まりは最悪の状態だが。 「これなら、もう出してやってもいいかもな。どうする?」 「「ゆゆ!?」」 お兄さんの言葉に2匹が色めき立つ。 「だしてね!! かわいいれいむをここからだしてね!!」 「さっさとまりさをだすんだぜえええええええええ!?」 減量の効果で、2匹は普通に喋れるようになっていた。 それをしばらく眺めてから、俺は2匹に話しかけた。 「なあ、お前ら」 「「ゆ?」」 「もうちょっと痩せてみないか?」 「「ゆ゛!!?」」 確かに2匹は、2週間前に比べれば十分に痩せることが出来た。 が。 「ふざけないでね! じじいはれいむがかわいくないの!? ばかなの!? しぬの!?」 「くそじじいはここからまりささまをだしてしね!! あとあまあまよこせ!!」 このとおり、俺と2匹の仲も最悪になっていた。 まあ当然だろうな、餌はやらんし、お仕置きはするし。 俺もことあるごとにこいつらに罵られるのにうんざりしていた。 「こんなこともあろうかと」 「ん?」 「ここを開けると…何と魅惑のスイッチがさらに倍!」 「おお!!」 ちくしょう、結局全部お兄さんの手の平の上かよ。 だがもうそれはどうでもいい。 「このスイッチは……で、こっちは……」 「ふむふむ…いいな、ワクワクしてきたぞ」 「「ゆわあああぁぁぁぁぁぁぁ……」」 俺たちのテンションが上がっていく代わりに、2匹のテンションが下がっていく。 こいつが入れ替わることはないだろう。 「「お前たち!!」」 「「ゆゆ!?」」 「「シーソーでゆっくりしていってね!!」」 「「ゆっぐぢでぎないいいいいいいいいいいいい!!!」」 (完) 作者:虐め成分が足りないと言われた。自覚は十分にある。 書き始める前の意気込み→「一心不乱の虐待を!!」 …出来上がったこれは何なのぜ? トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 実際にゆっくりが居てもゲスにはしないな、普通のゆっくり以上になるかゲスになる前にシミにしちゃうだろう 虐待兄さんの技術力が半端ない -- 2012-12-19 11 57 33 「ごでじゃでんでんだでぃだい」ってだれかと思ったw -- 2012-04-30 22 44 54 すっげー笑った -- 2011-10-15 20 58 11 愛ゆえに…だ! -- 2010-09-22 23 55 17 愛でお兄さんが虐待お兄さんになってるじゃないかw -- 2010-09-09 03 21 40 第一声がいきなり通訳が必要なレベルなのにはびっくりした。 ゲス化してるのに愛で続けるお兄さんがステキです。 -- 2010-08-26 23 10 35
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・ネタがかぶってたらごめんなさい _____________________________________________________________________________ 今日、ホームセンターのゆっくりコーナーを見ていたら ”新発売 スタンドゆっくり” なるものが売っていた。 手にとって箱の裏を見てみると ”本製品はゆっくりの表皮をゴムのように変化させ、ゆっくりの耐久力を上げます。” と書いてあったので早速購入。 家に帰って、説明書を広げてみると… ~効果~ ・ゆっくりの表皮をゴムのように変化させ、ゆっくりの耐久力をあげます。 ・口、目、髪の毛やお飾り等もゴムのようになります。 ・部分的に変化させる事も可能です。 ~使い方~ ・箱に同封されている緑色の液体をゆっくりのエサに2~3滴加えます。(一匹当たり) ゆっくりがエサを食べてから5~10分ほど経つと、ゆっくりの表皮がゴム状に変化します。 ・体の一部のみを変化させたい場合、液体を局部に直接たらしてください。 ・効果は約24時間程度持続します(個体差有り) ※一度に大量摂取してしまうと、元に戻らなくなります。 ……ふむふむ、大体わかったぞ。 ちなみに、スタンドの意味がよくわからなかったので辞書を引いてみた。 ”stand「耐える、我慢する」” つまり”スタンドゆっくり”とは”我慢するゆっくり”という意味になる。 買った時から気になってたんだけど、やっぱり虐待用の製品なのねコレ。 その時、丁度ベランダからゆっくりの声がした。 「はやくここをあけるんだぜ!」 「むきゅう、このおうちならはいれるとおもっていたんだけど…」 「まどさんはいじわるしないであいてね!」 窓から外を覗いてみると、れいむ、まりさ、ぱちゅりーの三匹がいた。 とりあえず窓を開けてみると 「ここをまりさのゆっくりぷれいすにするんだぜ!」 「むきゅきゅ!ここはもうわたしたちのぷれいすなのよ!」 「じじいはとっととでていってね!どれいにしてあげてもいいよ!」 ワーォ 賢いゆっくりなら見逃そうと思ってたけど、こんな事されたらおにいさんQNQNしちゃうよ! 『あまあまを持ってくるから、ちょっと待っててくれないか?』 と言い、俺は台所へ向かった。 皿にグラニュー糖を盛り、先ほどの液体をぶっかける。 それを持っていって、ゆっくり達に食べさせた。 「むーしゃむーしゃ……うめっ!これめっちゃうめっ!!」 「きにいったぜ!いっしょうどれいにしてやるんだぜ!!」 「このみどりいろにひかるあまあま、……とってもけんじゃだわ!」 みんな喜んで食べている。おにいさんうれしいよ。 俺はれいむを掴んで、足に液体をかけた。 「ゆゆっ?どれいのくせにれいむのあにゃるをみたいの?」 あにゃるには特にたくさんかけた。 「ゆふぅ、おなかいっぱいになったのぜ!」 「ぱちぇのよそくどおりだわ!」 「きのきくどれいもいるし、しあわせー!!」 言いたい放題騒ぐ三匹を、透明ボックスに放り込んでしばらく待つ。 「むぎゅ、なにするのよ!!」 「どれいのくせになにするんだぜ!とっととだすんだぜ!!」 「れいむはおこるとこわいんだよ!ぷくーっするよ!ぷくーっ!!」 「いやあああああああやめてええええええええぇぇぇぇ!!!!!」 「どうしてぱちゅりーがこわがってるのおおおおおおおお!!!!」 いやー、ゆっくりは見てて飽きないね。 5分ほど経った頃、れいむの動きがだんだんと鈍くなってきた。 「ゆゆっ、なんだかあしさんがうごかないよ。」 どうやら効いてきたようだ。 透明ボックスかられいむを取り出す。 「きたないてでさわらないでね!!」 立ち上がり、取り出したれいむを顔の高さまで持ち上げて、落とす。 「おそらをとんでるみ……ゆぶっ!」 ポヨーン 「なんだかおそらをとんで……びゅべっ!」 ポヨン れいむはスーパーボールのように跳ねた。 普通のゆっくりなら潰れるか破れて重傷になるはずなんだが……新製品の効果は確かなようだ。 「ゆぅ~~、なんだかゆっくりできないよ…」 れいむを掴んで、今度は思いっきり床に叩きつける。 「おいどれい!なにして…ゆぶっぴゃっびゅべぇ!!!」 ポポポポポ~~~~~~ン!! れいむは高速で天井と床を行き来している。 これはおもしろい。 「ゆげぇ……ゆっぐぢぃ……」 れいむを見ると、口から餡子を吐いている。 液体を口にたっぷりかけて閉じる。 5分程経ってから手を離してみると、口はほんの少ししか開かなくなっていた。 これなら餡子を吐き出して死ぬ事はないだろう。 「れいむのおくちさん、ゆっくりひらいてね!!」 ちゃんと声は聞こえるので、悲鳴もたっぷり楽しめる。 ダンベルを持ってきて、れいむの前に置く。 まりさとぱちゅりーが見えるように、透明ボックスを床に置く。 『れいむは俺の事をじじいって言ってたよね。だからせいっさいするよ!』 「ゆゆっ!?どれいのくせになにいってるの?ばかなの?」 さっきの事をもう忘れているれいむに、2.5kgのおもりを乗せる。 「ばかなどれいはしん……ゆぶうう!!??おもいいいいいい!!!!」 ちょっと形が変わっているが、全然余裕な表情だ。 続いて、5.0kgを乗せる。 「ゆげええええ!!!!やべで!しんじゃう!しんじゃうよおお!!!」 まだまだいけそうだ。 もう一つ5.0kgを乗せる。れいむに合計12.5kgの重圧がのしかかる。 「ごべんなざああいいいい!!ゆるじでぐださいいいい!!!!」 態度が変わった。相当苦しいのだろう。 更に5.0kgを乗せる。 「ぐぎゃあああああ!!!ずぶれるうううううう!!!!!!」 かなり平べったくなっているれいむ。 その苦しそうでキモイ表情にQNQNしちゃう! 2.5kgを慎重に乗せる。 「ぎゅぶぶううう!!!だじゅげ……」 パパーン! 破裂音がした。 れいむの目が重圧に耐えられずに弾けたのだ。 「ゅぎゃあああああああああああああ!!!!!!!!!」 そういえば目に液体をかけ忘れていたな。失敗失敗、テヘっ。 そしてれいむの上に乗っている重り(20.0kg)をどける。 れいむの体の形は戻ったが、目は無くなっている。 「れいむのかわいいおめめさんがあああああああああ!!!!!!!」 そういえばこの液体、確かにゆっくりの耐久力を上げてるけど刃物にはどうなるんだろう? 台所から包丁とまな板を持ってきて、れいむを乗せる。 「ごめんなざい!!!もうしませんがらゆるぢで!!!!」 何故か謝るれいむ。 だが、そこまで頼まれたら何かしらの温情を与えるのが鬼意山スピリッツ。 『せめて痛みを知らずに死ぬがよい…』 手に持った包丁を高々と振り上げる 『はあーーーーッ!!』 一気に振り下ろす。 「どうがゆるぢでぐだざ………ゆぴィ!!」 スパァン れいむの体は真っ二つに切れた。 やっぱ刃物系のダメージには耐えられないんだね。 「ゆあああぁぁぁ…………」 「む、むきょぉ~~~……」 事の全てを見ていた二匹が驚き、震えている。 これから自分に起こるだろう事を想像しているのだろう。 れいむだった饅頭を食べ終えた俺は、そんな二匹の方へ向かう。 「ゆひぃ!?こっちにこないでなんだぜ!!」 「むきゅうう!!ぱちぇはいためつけてもたのしくないわ!!」 はぁ~、この二匹もたっぷりと遊べそうだ。 読者のみんなはどうやって遊ぶ? ___________________________________________________________________________________ ・anko1874 永久機関? ・anko1885 ドスとなった人間 ・anko1908 ゆん月殺法 ・anko1913 奇形児 ・anko1924 バトル・ゆワイヤル ・anko1955 S1GP ・anko1961 ゆ虐の基本 ・anko1967 ブラックゆンジェルズ ____________________________________________________________________________________________________________________ ・一応オリジナルなつもりですが、もしかすると先駆者さんがいらっしゃるかも…… ・ネタを生かし切れなかったのではと反省 ・おにいさん視点のみで書いてみたので、読みにくいかも… ・もっとQNQNなるようなクズゆっくりを書きたかったけど、自分の表現力ではこれが限界な模様… ・名前さんを名乗ってもいいのかだぜ…? ・かんそうさんやかいぜんてんをおしえてもらえると、さくしゃがせいちょうするよ!!
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『遠い海から来たゆっくり 彼方からの海流 修正版』 37KB 越冬 群れ 自然界 幻想郷 独自設定 うんしー ぺにまむ 遠い海から~完結です ※「遠い海から来たゆっくり 異郷にて」 「遠い海から来たゆっくり 冬、来たり」 「遠い海から来たゆっくり 蠢動と停止」 「遠い海から来たゆっくり 猛る母性」の続きになります。 遠い海から来たゆっくりシリーズの完結編です。 『遠い海から来たゆっくり 彼方からの海流』 母れいむが、外でやまめと戦ってから十日近くが過ぎた。だんだんと暖かい日が多くなり、どこからか強烈な土の臭いが漂ってくる日もあった。北国の春というのは、穏やかなものではない。粗暴で荒々しい一面を持っている。土臭い臭いと溶ける雪の臭いは、まるで強烈なリズムと熱狂的な音楽で彩られた春の祭典だ。 南国生まれの母れいむは、細かいことは分からなかったが、春が近づいている、すぐそこまで来ている、そのことは空気の臭いと肌触りからなんとなく感じ取れた。 「おきゃーしゃん! またまりしゃにお話してほしいんだじぇ! あったかい海さんの話がいいんだじぇ!」 お話をせがんできたのは、かつてやまめに噛まれて麻痺していた、あの子まりさだった。子まりさは、母れいむの献身的な看護と栄養たっぷりの食糧をたくさんむ~しゃむ~しゃさせてもらったことで、毒は抜け、すっかり元気になっていた。 「ゆゆ~、おちびちゃんは本当に海さんのお話が好きなんだね! いいよ、何度でも海さんのお話をしてあげるよ!」 「海さんのお話はとってもゆっきゅりできるんだじぇ! いつかまりしゃも、海さんを渡っておきゃーしゃんをうまれこきょーさんに連れてってあげるだじぇ!!」 そんなことを言う子まりさに、ゆふふと、母れいむは慈愛に満ちた笑顔を向ける。 そのおうちの隅には、備蓄庫から持ってきたものの、結局食べられなかったオニグルミが転がっている。オニグルミは濃厚な味わいを持っているがとにかく堅く、人間でも熱を通したり、ハンマーとノミで叩き割ることで、やっと中身を食べることが出来るくらいだ。とてもではないが、ゆっくりに噛み砕けるものではない。ここのゆっくり達も、堅果類が全体的に不作の中、ついオニグルミまで拾ってきたものの、食糧として持て余していたというのが正直なところであった。 「くるみさん、みんなのあいどるれいみゅと遊んでね!!」 「ゆっくり! ゆっくりころがるみょん!!」 オニグルミは今ではすっかり、子ゆっくり達の玩具になっていた。こんな無駄な食糧があっても今のところ生き延びられているのは、第一にもみじ達が食糧事情の悪い中、必死に食糧を集めて回ったこと、第二に、南の島から来たまりさによって、海藻が保存食のレパートリーに加わったことが大きかった。 「ゆふふ……れいむのおちびちゃん達、とってもゆっくりしているよ……」 母れいむはオニグルミをボールのようにして遊ぶ、我が子達に目を細めた。寒いが安全な洞窟の中で、母れいむの子ゆっくり達は皆顔色も良く、とてもゆっくりしたゆっくりに育っていた。彼らが遊んでゆっくりしている姿を見るだけで、母れいむはまるで天使に抱擁されているような、ゆっくりした気分になることが出来た。 思えば苦労の連続だった。人間さんによって見ず知らずの寒い土地に連れて来られ、その後、番のまりさには見捨てられた。母れいむを支えてくれるはずの番のゆっくりは、次々と永遠にゆっくりしてしまい、母れいむは自分で「狩り」もしなければならなかった。さなえややまめのような、ゆっくりしていないゆっくりとも戦った。 今、目の前にいるのは、そんなれいむの汗と涙の結晶だった。母れいむは感慨深そうに笑みを作った。 かつて、まだ南の島でゆっくりしていた頃、母れいむが子ゆっくりだった頃、群れの賢者のぱちゅりーから聞いた話を思い出していた。人間さんは、自分の力でゆっくりできる未来を獲得することを「自己実現」と呼ぶらしい。 きっとれいむは、この異郷の地で「じこじつげん」を成し遂げることが出来たのだ。 母れいむは自分のゆん生を誇らしく思うようになりつつあった。だが、満面の笑みを浮かべていた母れいむが、ふと、何か思い出したかのようにしかめっ面を作る。 「ゆぶぅ……れいむは背中がかゆくてゆっぐりできないよ……」 母れいむはごーしごーしと背中をこすり付ける。やまめに刺された部位が痒みを持っているのだ。しかしこすり付けると今度はひりひりと痛み、どうにもやりきれない傷にい~らい~らだけがつのっていった。 同じくやまめにやられた子まりさの傷はすっかり回復していたのだが、子供と成体の差であろうか? れいむの傷はなかなか治らず、打ち込まれた毒が抜けていないのか、時折なんとも言えぬ痛みや虚脱感に襲われることすらあった。 「……れいむのおちびちゃん達はみんな元気だよ……」 ひょっとしたら、自分の寿命がゆっくりと近づいているのかもしれない。それならそれでいいと思った。誰の助けもない中で、自分の手でここまでおちびちゃん達をゆっくりさせてきたのだから。 でも、できることならば、おちびちゃん達が誰か素敵なゆっくりと、ずっとゆっくりしようと決めて独り立ちするまで、彼らの成長をゆっくり見守ってみたかった。 「ゆぅ……今日はもう眠いよ……」 母れいむはまだ昼間だと言うのに眠くなって来てしまった。最近、疲れが溜まりやすくなった気がする。ただし、食欲だけは旺盛だった。 「おちびちゃん! お母さんはちょっと疲れたからす~やす~やするね! おうちからは出ないでゆっくりしてね!」 「「ゆっくり理解したよっ!!」」 「お母さん、みんなとちゃんとゆっくりするから、ゆっくり休んでね!」 今日はしっかり者の長女れいむが冬眠から目覚めていた。またすぐ眠ってしまうかもしれないが、母れいむがまた起きるまでこの子に任せておけば大丈夫だろう。 「ゆっきゃああああ!! おかーしゃん! あいどるれいみゅはおなきゃすいちゃあああああああっ!! あまあまさんをむ~しゃむ~しゃちたいよぉ!!」 「みょんもおなかすいちゃみょおおおおん!!」 「ごはんしゃん! ごはんしゃん!」 「ゆゆ! まりさがあいどるいもうちょのためにごはんさんもっちぇくるんだじぇ!!」 「まりさもゆっくりしてね! おねえちゃんがやるよ!!」 母れいむの頬が自然と緩む。今、母れいむは最高にゆっくりしていた。ゆっくりできなかった思い出は、みんな忘却の彼方に忘れてしまえそうなくらい。 次にもみじが起きたのは、それから一週間後だった。かつては二週間に一度起きるペースだったが、春が近づいてきているせいだろう。少しずつ、一回辺りの冬眠の間隔が短くなってきていた。 「む~しゃむ~しゃ……しあわせですぅ~っ! わふっ!!」 もみじはどんぐりと干したきのこをむ~しゃむ~しゃした。 栄養を補充したもみじの尻尾がぴーんと立つ。寝ぼけていた意識が目覚め、頭がしゃきっとした証拠だ。 「今度こそ、みんなが永遠にゆっくりしてしまった原因を突き止めます! それがりーだーの役目ですから!」 もみじはまだ眠っている番のちぇんに小さく「行ってきます」とささやくと、早速行動を開始した。まず、群れの食糧備蓄庫へと向かった。前回起きて、みょんやさなえの死体を調べたとき、所々にうんうんが散らばっているのが気になっていた。恐らくは南の島から来たれいむとまりさのうんうんなのだろうが、あれだけうんうんがあるということは、それだけむ~しゃむ~しゃしたということである。 「嫌な予感が……します」 本当は前回起きたときに調べたかったのだが、思いのほか死体の調査に手間取ってしまった。さなえの死体などすりつぶすかのようにバラバラに潰され、お飾りの破片しか見つからなかったくらいだ。臭いに敏感なもみじ種でなければ、ゴミにしか思わなかっただろう。 もみじは食糧備蓄庫まで跳ねてきた。 「なんなの……これは……?」 そして絶句した。 あれだけたくさん蓄えておいたどんぐりが、干した海藻やきのこ類、ヤマブドウが、生きたまま長期間保存できる食糧として重宝なミノムシが、みんなみんななくなっていた。中途半端に食い散らかされたものもあった。きすめは髪の毛が全て毟り取られ、その半分の個体が永遠にゆっくりしていた。まだ息がある個体も「息も絶え絶え」な状態である。 「きすめぇ!! きすめぇ!! どぼじだんですかぁぁぁっ!? なんでみんな、こんな!?」 「……もみじぃ……れいむが、れいむがみんなむ~……しちゃったよ……」 「!?」 きすめによれば、南の島から来たれいむが来て、数日できすめの髪を全てむ~しゃむ~しゃしてしまったとのことだった。 その後、もみじは、ごはんさんもそのれいむが全部む~しゃむ~しゃしてしまったのか、と尋ねたが、きすめは当初備蓄庫隅の日当たりの良い場所に固着していたため、視界の関係上分からないとのことだった。ただ、聞こえてきた声から、れいむがかなりむ~しゃむ~しゃしてしまったのではないか、とのことであった。 「誰も、誰も気付かなかったのですか……」 もみじは一人つぶやいた。 実を言えば、冬眠中、食糧備蓄庫に顔を出すゆっくりは決して多くなかった。なぜならば、皆自前で越冬に十分な食糧は用意するのが基本であり、それができていなかった家庭には、もみじが食糧を配布したからだ。中には自分の大好物を求めて備蓄庫を訪れたゆっくりもいるにはいたが、眠気で頭が回っていなかったり、食糧の減り具合にびっくりしても、どうしていいか分からないうちに寒さで眠くなってしまい、騒ぎにまで発展しなかったのである。 そもそも、この備蓄の半分くらいは越冬のためではない。越冬後、暖かくなって冬眠できなくなったものの、雪解けが遅かったり、植物の生育が悪かったりといった理由で満足に食糧を収集できない時のための予備なのだ。 ふと、もみじは備蓄庫の隅に枯れ木が積み重なっているのを発見した。越冬するゆっくりは、適当な枯れ木を保存し、中にいるカミキリムシの幼虫や集団越冬しているテントウムシを食べるのだ。もっとも、テントウムシの方は苦いので、本当に困窮した時しか食用にしないが。 これが残っているということは、やはり南の島から来たゆっくりが、食糧の大部分をむ~しゃむ~しゃしてしまったのだろう。この地で生まれ育ったゆっくりならば、いつ木片から出て行ってしまうか分からない、このような食糧を最後まで取っておくことはしないからだ。恐らく、この食糧の激減とたくさんのゆっくりが永遠にゆっくりしてしまったことには関連があるのだろう。れいぽぅによって生まれた赤ゆっくりを世話しているのかもしれない、もみじはそう考えた。 だが気になる点もあった。永遠にゆっくりしたゆっくり達の中には、赤ゆっくりを蔓に宿したまま死んでいたり、あるいは母体の近くに赤ゆのお飾りが散らばった状態のものが観察された。 いずれも死体はほとんど残っていなかったが、そのお飾りから、すっきりしたのは永遠にゆっくりしてしまった個体とれいむであることが見て取れた。 なぜ、れいむだけすっきりしていたのだろう? 果たして、自分の番にだけ好きにすっきりさせるゆっくりなどいるのだろうか? それも自分とは違う相手に。 そのような倒錯的な性癖を持つゆっくりも探せばいるのだろうが、それは、もみじの記憶に残っているまりさのイメージとは重ならなかった。 「ゆ~……だとすると、れいむがみんなをれいぽぅして、そのおちびちゃんとご飯さんをたくさんむ~しゃむ~しゃしてしまったのでしょうか……」 まりさとれいむに直接会わなければならなかった。また夕闇が辺りを包み、冬眠モードに体が移行してしまう前に。 「起きてますかー! もみじですよー! 起きてたらゆっくりしないで集まってください!」 もみじは群れの幹部達、警邏隊のゆっくり達のおうちを回り、起きているゆっくり達に協力を呼びかけた。 このもみじ率いる群れは大規模な争いは経験していないため、組織的に動く兵ゆっくり、と呼ぶほどのものは持っていない。そもそも子供も含めて四十~五十匹程度の群れでは、陣形を組んでの戦闘などできたものではない。この群れは少数精鋭をモットーとしているのだ。 その代わり、捕食種との戦いや野良ゆっくりへの牽制のために、ゆっくり警邏隊「しんせんぐみ」を組織していた(内部抗争ででっぷりしたみょん一派を粛清済み)。全部で六匹の元気、つまり新鮮なみょん種によって構成され、水色のリボンが目印となっていた。いずれも剣(と呼んでる棒切れ)の達人であり、「がとゆ」という良く分からない技を習得していた。「がとゆ」には零~二式まであるとか、百八式まであるとか、アバンゆトラッシュもできるとかいろいろ言われていたが、詳しいことはもみじも分からなかった。 もみじはたまたま起きていた幹部の変態てんこ、「しんせんぐみ」に属するみょん姉妹に声をかけると、まりさとれいむのおうちへと向かった。もみじ自身も、おうちから「刀」と思い込んでいる安い土産品のペーパーナイフを持って来ていた。 だが、その途中で異変が起きた。 「ゆぼァァァァァァァァっ!!」 もみじ達が振り返ると、そこには、ぎざぎざに尖った石の上でのたうちまわるてんこの姿があった。どうやって、あの上に乗ったのか分からないが、エライ事態だった。 「てんこ! 大丈夫ですかっ!!」 「すごいわぁぁぁぁぁっ!! あうぅっ! もう信じられないっ!! ナニコレ、ぎもぢいいいいいいいいいっ!!」 お得意のMプレイだった。がっくりと肩を落としたもみじは、押し寄せる言いようのない疲れに苦しみながらも、みょん姉妹に制裁を促した。もうまりさとれいむのおうちは近い。このままここで騒がれて、二匹に逃げ出されては面倒だった。 もみじの視線に応えたのは、姉妹の姉の方のみょんだった。 「ゆっふっふ……がとゆには三つの型があるみょん……」 そう言って、べろで棒切れを構える。てんこは何も気付かずに……ナニかやっていた。 「やヴぁい! やヴぁいわぁぁぁぁっ!! しんじゃうぅぅぅぅっ!! んっほぉぉぉぉぉっ!!」 みょんは棒切れの切っ先をてんこに向ける。 「ぺにぺにを狙う一式……まむまむ粉砕用の二式……そして……」 みょんが狙いを定め、その目をギラリと光らせる。 「あにゃるを貫く! がとゆ零式っ!!」 姉みょんは、ゆっくりにしては目にも留まらぬ速さで突進し、その棒切れをてんこのあにゃるに深々とと突き刺した。容赦も遠慮もなかった。 「ゆ♪ ほっほっほほおおおおおおおおおっ!! あにゃるぜろしき来たぁぁぁぁぁぁっ!!!」 てんこは絶叫と共に絶頂を迎えて倒れた。 「死んではいないみょん……またつまらぬものを貫いてしまったみょん……くさっ!!」 みょんは棒切れの先に付着した何かの臭いに顔をしかめた。 「わふぅ……てんこには困ったものです……」 もみじはため息を一つつくと、ある程度の距離かられいむのおうちを探った。臭いによって中に誰がいるかくらい、分かることもあるのだ。 「すんすん……すんすん……」 もみじは周囲の臭いから空気の流れを敏感に感じ取り、れいむとまりさのおうちの臭いが漂ってくるであろう風下で鼻を澄ませた。まりさとれいむのおうちから、れいむのものらしき奇声が聞こえてきたのはその時だった。 「びっぐ・べん・あたぁぁぁぁぁっくっ!!」 続いて形容するのもはばかられる下痢便の音、そしてその臭いは風下で待ち受けていたもみじの敏感な鼻を直撃した。 「すんすん……!! ふべんヴぁべろべるォォォォォォォっ!?」 なまじ鼻が効く分、もみじは強い臭いには滅法弱かった。もし、この臭いを至近距離で嗅いでいたら失神してしまっていただろう。 「ゆっ!! 誰かいるのっ!!」 もみじの声に気がついて、おうちから出てきたのは、長女れいむだった。 「だれ! ここはれいむ達のゆっくりぷれいすだよっ! ゆっくりできないゆっくりは、ゆっくりしないで出て行ってね!」 母れいむの子供達は、洞窟に他のゆっくりが住んでいることは知っていたが、もみじがそのりーだーであることは知らなかった。いきなり武器を持ってやって来たゆっくり、それはれいむ達のゆっくりぷれいすに侵入を試みるゆっくりできないゆっくりにしか見えなかった。 「ここはまりしゃ達のゆっくりぷれいすなんだじぇ!!」 「入りたかったらあまあまを持ってくるみょん! たっくさんでいいみょん!」 「ちぇんのあにゃるにきすするといいんだねー!!」 好き放題に罵詈雑言を上げる子ゆを無視して、もみじとみょん姉妹はうんうんの臭い溢れる、れいむのおうちへとあんよを踏み入れた。 「ゆゆ? 久しぶりだね、もみじ……ゆっくり……何か用なの?」 「ゆっくりこんにちはれいむ……ゆっくりしていますか?」 そこにいたのはすっかり衰弱しきった母れいむだった。体こそ大きく、でっぷりしていたが、その表情に覇気はなく、起きているのも辛そうだった。周囲には下痢の後が飛び散っており、それを長女れいむをはじめ、年長の子ゆっくり達が必死に掃除している有様だった。 やまめに刺された毒のせいなのか、そこから雑菌やカビの類が入って傷口から感染したのか、連日のように下痢が襲い、母れいむの体力を奪っていっていたのだ。 れいむはもみじ達に自分の症状を伝えると、ゆっくり懇願した。 「もみじ……お願いがあるよ、れいむに人間の町からゆっくりしないでお薬さんを取ってきて欲しいよ! あと、ゆっくりしないでごはんさんを取って来てね! もうごはんさんがほとんどないよ! くるみさんはむ~しゃむ~しゃできないし、ぱさぱさのふーどさんはもう飽きたよ!! おちびちゃん達がおなかを空かせてるんだよ!」 「おかーしゃんゆっくり! ゆっくりしてぇぇぇぇっ!!」 「ゆえええん! おきゃーしゃん早くゆっくり元気になって欲しいみょん!!」 「れいむはお母さんのうんうんを捨ててくるよ!……ゆげぇっ!! お゛ろ゛ろ゛ろ゛ろ゛ろ゛ろ゛ろ゛……」 もみじは必死に懇願するれいむと、ぴーぴー騒ぐ子ゆっくり達を交互に眺めた後、有無を言わせぬ口調にれいむに問いかけた。 「……そうですか、れいむ、お大事に。でもその前に聴きたいことがあります! ゆっくり聞いてください! まりさは、まりさはどこにいますか? もみじはまりさとも話さないといけません、ゆっくりしないで教えてください」 母れいむの脳裏で、まりさのゆっくりできない凶行が蘇る。 「知らないよあんなやつ!! まりさはれいむをゆっくりさぜでぐれなかったんだよ!! そのうえ、れいむのとてもゆっぐりじだおさげさんもむしったんだよ!!」 それまで衰弱しきっていたのが嘘のように母れいむの顔が怒りに歪む。 「れいむはむ~しゃむ~しゃして、すっきりして、おちびちゃんとゆっぐりしだがっただけなのに、まりさは嫌だって言ったんだよ!! もうずっと前にごはんさんを取ってくるとか言って出て行ったっきりだよっ!!」 もみじはびっくりした。冬に巣の外に出て行くなんて。 だが、もみじが驚いているのも気にせず、母れいむは堰を切ったかのように番であったまりさへの怒りを噴出し続けた。 「ゆぎぎぎっ!! 思い出しただけでも腹が立って来たよ! まりさは帰ってこなかったからきっと永遠にゆっくりしたよ!! いいザマだよ! れいむはこんなにゆっぐりじでるのに!! たくっさんの美ゆっくりとすっきりして、れいむに似たたくっさんのゆっくりできるおちびちゃんに囲まれてるよ!! れいむはゆっくりしあわせ~! ゆっくりふしあわせ~なまりさザマァッ!!」 もみじは怒り狂う母れいむを冷めた目で見ていた。 「……れいむはたくさんのゆっくりとすっきりして、ゆっくりしたんですね……まりさはすっきりしなかったんですか?」 「だから言ったでしょおおおおっ!! まりさはゆっくりできなかったって! その上、れいむを置いてきっと逃げたんだよ!! りこんっだよ! だかられいむはみんなとすっきりしたんだよっ!!」 もみじはまりさが無罪なのか有罪なのか確認したかった。だが、どうやらみょん達がれいぽぅされて永遠にゆっくりした件には関わっていないようだった。 「ゆゆ~ん、それでこんなに可愛いおちびちゃんをたくさん授かったんだよ!! れいむのおちびちゃんはとってもゆっくりしているよ!!……!! ゆっぎゃああああっ!! いじゃいいいいっ!! れいむのおなかがいじゃいよぉぉぉっ!!」 これもやまめの毒のせいなのだろうか、母れいむは腹痛を訴え苦しみ始めた。だが、そんなれいむには目もくれず、もみじは物思いに耽っていた。 冬に巣の外へ出て、ずっと帰ってきていないということは、生きているにしろ、永遠にゆっくりしたにしろ、あのまりさはもう帰って来ないだろう。 まりさも群れの食料を食い荒らしたのだろうか? なぜ、あんなにたくさんむ~しゃむ~しゃしてしまったのだろうか? 眠れなかったのだろうか? そんなことが有り得るのだろうか? 考えてみても始まらなかった。ごはんさんを取りに外へ出かけた、ということは、む~しゃむ~しゃしてしまったごはんさんを返そうとしたのかもしれない。 義理堅いまりさならありそうな話だが、もう真実を確認する術はなかった。目の前の案件を処理しなければいけなかった。 「単刀直入に聞きます」 もみじは母れいむは落ち着いたのを見計らって声をかけた。 新鮮組のみょん姉妹が「刀」と自称する棒切れを握りしめ、母れいむをにらみつける。 暖かい春風が洞窟の中に吹き込んでくる。しかし、この場所にいるゆっくり達は誰一人、春風の暖かさも、雪が溶ける臭いも感じていないかのようだった。 「みょんが、ちぇんが、てかてかのまりさが何者かにれいぽぅされて永遠にゆっくりしてしまいました。ありすは大きなおなかを抱えたまま永遠にゆっくりしていました……」 それは質問というよりも確認だった。 みょん姉妹が、れいむのおうちを塞ぐようにして陣取る。 「みょんとずっと一緒にゆっくりしていたさなえは、何者かに潰されて永遠にゆっくりしていました」 みょん姉妹ともみじがじりじりとベッドの上の母れいむへと近づいていく。長女れいむをはじめ子ゆっくりの何匹かが母れいむを後ろにして、三匹の前に立ちはだかる。子供なりにゆっくりできない空気を感じ取ったのだろう。 「こないじぇね!! ゆっくりしてないゆっくりはおかーさんに近づかないでね!!」 「まりしゃは! まりしゃはやるときはやるんだじぇっ! 近づかないのがみのためなんだじぇ!」 もみじは子ゆっくり達の臭いから、その子達が母れいむと永遠にゆっくりしたゆっくりのうち三匹との間に生まれた子供であることを感知した。おそらく、この子達は母れいむから生まれたため、今日まで生きて来られたのだろう。疑念は全て確信へと変わり、もみじの眼に迷いはなかった。 「れいぽぅされたゆっくり達はみんなれいむの赤ちゃんを産んでました。れいむと同じ臭いのする赤ゆっくりでしたよ! そして、赤ちゃんもみんな永遠にゆっくりしてました……」 もみじの冷めた視線と母れいむの相手を抉りこむような視線が正面からぶつかり合う。 「れいむが……れいむがみんなをれいぽぅしたんですか? そして永遠にゆっくりさせたんですか?」 「違うよ! 全然違うよ!」 母れいむはもみじの問いかけを否定し、反撃するかのようにまくし立てた。 「だいたい、なんでれいぽぅしたとかされたとかゆっくりできないことを言うの? すっきりはゆっくりできるおちびちゃんを授かるためにするんだよ!! これはれいむとすっきり相手の問題でしょおおおっ!! もみじはほっといて欲しいよっ!!」 「もみじはみんなのことを良く知っていますよ! 冬眠してる最中にすっきりするゆっくりなんて、この群れにはいません! 」 もみじは断固とした態度で母れいむの言を否定した。 「ごーいのうえだったに決まってるでしょおおおおっ!! みんなれいむに夢中だったんだよおおおおっ!! れいむがみんなをゆっぐりざぜであげだんだよぉぉぉっ!! ゆっくり理解……」 「できません!! れいぱーは軽くてもぺにぺに切断の上追放です、ゆっくり殺しは死刑です!」 死刑という言葉を受けて、母れいむはぶち切れた。 「おぢびぢゃんだち!! こんなゆっぐりじでないくそどものいう事を真に受けじゃだめだよ!! このぐぞどもはれいむ達のゆっぐりを奪おうとしてるんだよっ!!」 「おきゃーしゃんをいじめるやつは許さないよ!!」 「まりしゃがおかーさんを守るんだじぇっ!!」 「おかーさんはとってもゆっくりしてるんだよ! 分かってねー!!」 「おきゃーしゃんをゆっきゅりさえないのはせいっさいみょん!!」 母れいむに続いて、母れいむの子ゆっくり達が一斉にもみじ達三匹へ非難の言葉を投げつける。 この母れいむ、母性だけはしっかりしたものであり、子ゆっくりへの愛情と世話は決して偽者ではなかった。そのため、子ゆっくり達は、もみじではなく、母れいむをこそ信じていたのだ。 「……」 もみじとみょん姉妹は武器を握りなおすと、一斉に地面に叩きつけた。 どんっという音が響き渡り、さっきまで威勢よく騒いでいた子ゆっくり達がびくっと跳ね、動きを止める。 「これは大人の問題みょん、しーしーくさいガキは黙ってるみょん!」 どすの利いた口調で姉みょんが一喝した。 母れいむの子供達が沈黙したのを確認すると、もみじは再び視線を母れいむへと向ける。 「れいむは! れいむはざびじがったんだよぉぉぉぉぉっ!! まりさは群れのことばっかりで全然れいむとゆっくりしてくれなかったよ!! れいむはもっとゆっぐりじだがったんだよっ!! 誰もれいむを助けてぐれながったんだよぉぉぉぉぉ!!」 れいむは泣きながら必死に我が身の不運を訴えた。事実、まりさはこの地に来てからと言うもの、群れのゆっくりの顔色ばかりうかがい、れいむのことを放置している、れいむはずっとそう感じていたのだ。 「そうですね、みょんもさなえも……れいむにれいぽぅされたゆっくりは誰も助けてもらえませんでした。今、そのけじめをつけないといけないですね!」 だが、母れいむの身の不運はもみじには関係のないことだった。 「ゆっげぇぇぇぇっ!! うるざいよ! みんなじねぇぇぇぇっ!! れいむをゆっぐりざぜろ! れいむのおちびぢゃんをゆっぐりざせろっ!! 家族がゆっぐりじでるのを邪魔するどが、ひじょーしきにもほどがあるよっ!! ごのぐぞ!!」 「その家族のゆっくりを一体いくつ奪ったと思ってるんです!!」 怒ったと思えば、今度は涙目で訴える。 「誰もいないんだよ……ごはんさんはあったけど、誰もいないんだよ、いなかったんだよ……れいむはゆっくりするためにどうしたらいいのか……」 「事情があったとしても、ここまでです。せいっさいっします!!」 母れいむの必死の抵抗は、何一つもみじ達には届かなかった。 異変が起きたのはその時だった。 「れいぶは! れいぶのおぢびぢゃぢゃぢゃぢゃ……ゆっぎ!? ……どぼじ? ……ゆっぎいいいっ!?」 怒りに震えていたれいむの目玉がぐるんと回転する。右目と左目の焦点は合っておらず、口からは泡を吹き出した。母れいむの様子は明らかに異常だった。 「!!」 もみじ達は、母れいむの異常を見て、一斉に飛び退いた。 母れいむのまむまむが裏返ってぺにぺにになり、大きく膨れ上がってきたからだ。信じられないことに、あにゃるも同様に張り出していた。 「ゆぎょ!? ゆっぎょおおおおおっ! やべで! いじゃいよぉぉぉぉっ!! れいぶのがらだ、れいぶのがらだどうなっぢゃ……ゆぶぶぶぶぶぶぅ……」 母れいむは泡を吹き出しながらのたうちまわる。 「ゆっきゃぁぁぁぁぁっ!! おきゃーしゃんがゆっくりできにゃいぃぃぃぃぃっ!!」 「おかーさん! ゆっくり! ゆっくりぃ!!」 「ふらんくふるとっ!?」 母れいむの子供達も、母を心配するもの、その異常さに恐怖するもの、何がなんだか分からず泣き喚くもの、大騒ぎになっていた。 「ゆっぎょおおおおおおっ!! れいぶのれいぶのまむまむざんがぁぁぁぁっ!! あにゃるざんがぁぁぁぁっ!! うぎゃあああああああああっ!!?」 母れいむの「ぺにぺに」とあにゃるが一斉に破裂した。そして、 「しゅぱいやーま!!」 「や~まみぇぇぇぇっ!!」 「やー! やー!」 中から湧いて出てきたのは、丸々と太った赤やまめ達だった。 「ゆべぇぇぇぇぇぇっ!? れいぶのがらだがっ! れいぶのゆっぐりじだがらだがぁぁぁぁっ!! どぼじで!? どぼじでやまめがぁぁぁぁっ! ゆひっ! ゆひっ! ゆぎゃぁぁぁぁぁっ!! だずげでぇぇぇぇぇっ!!」 母れいむはやまめの毒にやられたのではなかった。やまめはその牙に麻痺毒を持っているが、お尻に毒腺・毒針はなかった。そこにあるのは産ゆ管だったのだ。餌資源の少ない厳しい季節には、時折、やまめは安全で「食糧」も豊富な他のゆっくりの体内に赤ゆを産み付けることが報告されている。母れいむは体内に赤やまめを直に産み付けられ、中枢餡を避けるようにして体内を文字通り「侵食」されていたのだ。 「ゆっぎゃぁぁぁぁっ!! おぎゃーじゃんがばげものおおおおおっ!!」 「たじゅげでぇぇぇぇっ!! きゃわいいれいみゅだけはたちゅけてぇぇぇっ!!」 「やーまみぇーっ!!」」 「ゆっぎゃああああああっ!! ごないでぇぇぇっ!! まりじゃの方にごないでぇぇぇぇぇっ!!」 辺りはパニックになっていた。 「みょん! いきます!」 「「合点承知!」」 一刻も早く、赤やまめを叩き潰す必要性があった。洞窟奥でひっそりと潜伏でもされたら、ここは安全なゆっくりぷれいすではなくなってしまう。 新鮮組のみょん姉妹は手当たり次第に赤やまめ達をぶった切っていく。いくら捕食種やまめとは言え、このサイズであれば武器を手にしたみょん種の敵ではなかった。 「ゆげえええええええ゛っ!! だじゅげろおおおおおっ!! れいぶをだずげぼぉぉぉぉぉっ!!」 痛みと恐怖で泣き喚く母れいむ。 だが、それに構っている余裕はもみじ達にも、子供達にもなかった。 「いそいでにげりゅゆっくり! しゅぱいやーまっ!!」 二匹の赤やまめはもみじに狙いを定めて、れいむのおうちからの突破を試みた。 「来ますか!? 赤ゆっくりと言えどもやまめ、油断も容赦もしません!! ここはやまめ達がゆっくりする場所じゃありません!」 もみじはそのふさふさした尻尾を叩きつけ、巧みに牽制し、赤やまめを近づけさせなかった。その隙にペーパーナイフを構えなおし、反撃のタイミングを見定める。 「今です! 咲く場所を間違えた花は散るのが定め!!」 雪のように白い尻尾を巧みに操って敵の視界を攪乱し、ペーパーナイフで三日月形の軌道に切り裂き、敵の餡子を花のように咲かせる。 「乱れ雪月花っ!!」 もみじ必殺の一撃である。尻尾での攪乱牽制をうまくやれば、一対多もこなせる攻撃法であった。なお、似て非なる技に、涎をばらまく涎雪月花もあるという。 「おいいいいいいいっ!! なんでれいぶをだじゅげないんだぁぁぁぁっ!! なんでもいいがらはやぐだじゅげろっ!! ゆっぐりできなびぃぃぃっ!?」 「すべてを食い破るゆっくち! しゅぱいやーまっ!」 「れいぶのおべべがぁぁぁぁぁっ!!」 今度は母れいむの右の眼球を食い破って赤やまめが出てきたのだ。 「みょん! ……母体を……いやっ!」 もみじは母れいむに向かって跳ねた。母れいむの体内にまだ赤やまめがいるのかいないのか、もみじには分からなかった。そして、群れの安全のためにはやらなければならないことだった。 「だじゅげろぉぉぉぉっ!! れいぶをだじゅげろ! ゆっぐり、ゆっぐぢざぜろぉぉぉっ!!」 「乱れ雪月花っ!!」 尻尾で母れいむの視界を封じた後、ペーパーナイフが容赦なく振り下ろされた。 「ゆごぶばぁっ!?」 「やヴぁっ!?」 もみじは母れいむの顔ごと、赤やまめを切り裂いた。そして、そのまま母れいむの体をペーパーナイフでざくざくと突き刺し、細切れにしていく。体外に出てきた赤やまめを始末し終えたみょん姉妹もそれに加わった。 「ゆべっ!? やべじぇ!! れいぶをっ!! れいぶをごろばばいでぇぇぇっ!! ばぶっ!! ゆっぐりごろじはゆっぐりでぎないっで! ゆべっ!! いま! じぶんでっ!! ゆ゛っ!!」 もみじもみょんも容赦しなかった。本当はもっと静かに永遠にゆっくりさせるつもりではあったが、やまめに赤ゆを産みつけられていた以上、細かく切り刻むか、水に叩き落す以外、方法はなかった。 「ゆびっ!! おぢびっ!! ゆ゛!! ゆ゛!! ゆばぁっ!! ぢゃんっ!! ゆ゛……ゆ゛……ゆ゛……」 母れいむは沈黙し、最早原型が何か分からないほど切断され、潰された。その死体は餡子と生キャラメルが混ざっていた。まだ体内に何匹か赤やまめが残っていたのだろう。 もし、まりさが寂しがっていたれいむをうまくケアしていれば…… もし、れいむがもっと「冬眠」について理解できる機会があれば…… 仮定はいくらでもできるが、今、ここに残ったのはたくさんの子ゆっくりとぐちゃぐちゃの死体、それだけだった。しばらくすると、強い強い春風が、乾ききった母れいむの死体を吹き飛ばしていった。 春一番がこの地に吹いてから、春はあっという間に到来した。山岳部にはまだ雪が残っているところもあったが、少し前まで雪化粧をしていた大地は真っ黒な地肌を曝していた。そして、そこから力強く、新しい緑が芽を出している。川は上流部からの雪解け水を受け、どうどうと流れる清涼な水であふれていた。 南の島からやって来たれいむとまりさは、この春の光を、そして春の臭いを浴びることも出来ず、永遠にゆっくりした。 れいむの遺餡子は少しだけこの北の大地のゆっくりに受け継がれ、まりさの知識と技術は少しだけここの群れに受け継がれた。 だが、残された子供達にゆっくりした日々は来なかった。 もみじは、子供達までせいっさいっするつもりはなかったが、群れで育むつもりもなかった。 もみじをはじめ、林の群れのゆっくり達は越冬自体はできたものの、越冬後、植物が十分に繁茂し、昆虫が眠りから本格的に覚めるまでの食糧を失った。そのため、それを補填しようと毎日のように野を駆け回っていた。それは危険な行為だった。なぜならば、眠りから覚めた動物達が一斉に餌資源を求めて徘徊し、また冬を耐え抜いた捕食者も、やっと動き出した餌生物を前に活発に活動する季節だったからだ。 一匹、また一匹と狩りの最中に永遠にゆっくりするゆっくりは増えていった。この群れでは事例が少なかった餓死者も出た。もみじはゆん口が半分以下に減った群れをなんとかしようと、あちこちを駆け回っていた。 町の野良ゆっくりとの物々交換、海辺の餌資源の積極的な開拓、そして今までむ~しゃむ~しゃしていなかった、まずい食糧の利用……もみじに、林の群れに、残された母れいむの遺児の面倒を見る余裕はなかった。 冬を越した十二匹の子ゆっくりは、洞窟から雀の涙ほどの食糧を「お情け」として持たされて追い出された。十二姉妹は食糧を求めて人間の町に向かった。 冬眠する個体としない個体がいるせいで、その成長段階もバラバラだった。しっかりものとして将来を期待されていた長女れいむは、冬眠を行う遺餡子を持っていたがために、自分よりもたくさんむ~しゃむ~しゃして、冬の間に成長した妹達の面倒をも見なければいけなかった。 「おねーちゃん、おなかすいたみょん!!」 「くそばばぁ!! はやくれいみゅにごはんしゃんもってきょい!! それでもおねーちゃんなの? れいみゅはずかちーよ!!」 「ゆわぁん! ゆわぁん! おきゃーしゃーんっ!!」 だが、みんな、子供故に母れいむがなんでも面倒見てくれる、そんな世界しか知らなかった。 ある子まりさは野良ありすにれいぽぅされて永遠にゆっくりし、ある子れいむは車に引かれて永遠にゆっくりした。 ある子みょんは人間の子供の玩具にされて永遠にゆっくりし、ある子ちぇんは「ゆっくりさせてくれない!」とありったけの罵詈雑言を長女れいむに浴びせた後、二度と帰って来なかった。 最後に残ったのは、しっかりものの長女れいむと、好奇心旺盛な、あのやまめに噛まれたこともある子まりさの二匹だけだった。 「ゆぅ……今日もごはんさんこれだけだよ……」 「まりさはこれだけなのじぇ……ゆっくりできないのじぇ……」 二匹は海岸近くの野原に捨てられて錆びついた廃車の下で生活していた。二匹が今日一日必死に集めた食糧は、小さなバッタが一匹に、道路で車に轢かれて死んでいたシデムシの死骸、そしておなかを膨らませるための苦い雑草、それだけだった。 親から狩りの指導を受ける機会もなかった二匹は、狩りも下手だったのだ。 既にしあわせ~!な味を忘れて久しく、お飾りもくたびれていた。 「む~しゃむ~しゃ……ふしあわせぇ~……」 「む~しゃむ~しゃ……ゆげぇ! 草さん苦くてゆっくりできないのじぇ!!」 子まりさが、長女れいむにある提案をしたのは、その侘しい夕食の後だった。 「おねーちゃん、ゆっくり聞いて欲しいんだじぇ! まりさはおかーさんがゆっくりしていた、海さんの向こうのゆっくりぷれいすにでかけることに決めたんだじぇ! おねーちゃんにもゆっくりついてきて欲しいんだじぇ! 一緒にゆっくりぷれいすでゆっくりしたいんだじぇ!!」 子まりさは、母れいむがしてくれる南の島の話が大好きだった。そして、好奇心旺盛な子まりさは、いつしか海を渡って南の島へ行けばゆっくりできる、と考えるようになっていたのだ。 「分かったよ! おかあさんのゆっくりしたふるさとに、れいむも行って見たいよ!」 洞窟の中でのしあわせ~な生活と比べて、あまりに辛い現状に精神をすり減らしていた長女れいむは、子まりさの提案に簡単に賛成した。 翌日は穏やかな日だった。空にはのんびりとした雲が浮かび、風がないために海は鏡のように凪いでいた。 二匹は廃車の近くにあった廃港に捨ててあったカップ麺の容器を浮かべ、ここから出発することにした。 「海さんとってもゆっくりしているんだじぇ! きっとまりさ達を歓迎してくれてるんだじぇ!」 「ゆゆ~ん! おかあさんのふるさと、ゆっくり楽しみだね!」 子まりさは穏やかな陽光に照らされる海面に目を細めながら、ゆっくり、ゆっくりと櫂を漕いで行った。二匹のゆっくりを乗せたカップ麺の容器は、これまたゆっくり、ゆっくりと海を進んでいく。 子まりさは南の島がどこにあるのか、どれくらいの距離にあるのかなどと、考えたことはなかった。ただ、海を進めばゆっくりできる、そう信じていたのだ。 「きゅーそくふじょーっ!! こんにちは、まりさとれいむ! ゆっくりしていってね!」 その時、一匹のむらさが水中から浮上し、顔を出した。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆゆ!? 見たことないゆっくりだじぇ!」 子まりさも長女れいむも初めて見るゆっくりだった。 「むらさはむらさだよ! よーそろー! まりさとれいむは何してるの?」 「まりさはこれからこの海さんを渡って、とってもゆっくりしたゆっくりぷれいすに行くんだじぇ!!」 子まりさはむらさの問いかけに対して、誇らしげに答えた。そこへ、もう一匹のむらさが浮上してきた。最初の個体よりも大きな個体だった。 「よーそろーっ!! 海を渡って、ゆっくりぷれいす、ね……」 「!!」 子まりさと長女れいむはその大きなゆっくりの姿にびっくりした。その大きなゆっくりは片方の目に黒い眼帯をしており、そのぼろぼろの水兵帽に引っ掛けるようにして所持しているあんかーには、死臭がべっとりと染み付いた大小様々な水兵帽の切れ端が結び付けられていた。とてもゆっくりできないゆっくりだった。 「シブイねぇ……まったくまりさはシブイよ!」 二匹の乗るカップ麺容器の前に、黒い眼帯をしたむらさは移動した。それは、以前、南の島から来たまりさや林の群れの面々が浮き桟橋で戦ったむらさ……あのときのリーダー格、きゃぷてんと呼ばれていたむらさだった。 「「ずちゃ、ずっちゃちゃちゃ♪ ずっちゃっちゃ♪ ずっちゃっちゃっちゃ♪ (某海賊映画のテーマらしきもの)」」 なにやら勇ましいテーマ曲を口ずさみながら、十匹前後のむらさが一斉に浮上してきた。そのほとんどの個体が、頬をちぎられていたり、水兵帽がぼろぼろであったり、片目がなかったりと、とてもゆっくりできないゆっくりで占められていた。 「ゆ!? む、むらさはなんなんだじぇ!? なんだかゆっくりできてないんだじぇ! ゆっくりしないでどっかに行って欲しいんだじぇ!!」 警戒した子まりさが怯えた声を上げる。その後ろで長女れいむは緊張した面持ちで、きゃぷてんむらさをにらみつけていた。 そんな二匹の様子をあざ笑うかのように、きゃぷてんむらさは重々しく口を開いた。 「ここはゆっくりできない海……むらさによって呪われた海だよ、よーそろー! この海にあんよを踏み入れたゆっくりはみんなゆっくり沈んで行くんだよ、よーそろー! ……あきらめてね」 「何言ってるの! なんのけんりがあってそんなこと言ってるの!! れいむもまりさもそんなの知らないよ! 勝手なこと言わないでね!!」 むらさの一方的な悪意に対して、れいむが怒りに満ちた声で抗議する。それに対して、きゃぷてんむらさはからからと笑うような声で答えた。 「そんなの知らないよ!! むらさの友達も、おちびちゃんも、赤ちゃんも、みんなみんな永遠にゆっくりしちゃったよっ!! 許さないよ! 」 「何言ってるんだじぇ? まりさ達はなんのことか分からないんだじぇ!!」 きゃぷてんむらさは、ゆふふと笑った。 「だーくぶるーむーん!」 むらさ達が、子まりさと長女れいむの乗ったカップ麺容器前方に三日月型に展開する。だーくぶるーむーんは、むらさ達が自分より大きな敵に対して、三日月の延びた両翼から牽制と攻撃を同時に行う陣形であり、戦法であった。 「ゆっくり沈め! よーそろー!」 子まりさと長女れいむが、何がなんだか分からず戸惑っていると、一匹のむらさが左からカップ麺容器に攻撃を仕掛けてきた。石灰質のあんかーがざくりと容器の底を削り、小さな切れ目を作り出す。 「やべでねっ!! なにずるのっ!! れいむはむらさに何も悪いことしでないよっ!! ゆっくりしないでやめでねっ!!」 「やめるんだじぇええええっ!! こんなのゆっぐりじでないんだじぇえええっ!!」 「むらさがゆっくりしてないって? 別にいいよ! むらさはゆっくりしたいわけじゃないよ! ただ……」 二匹目、三匹目と、カップ麺容器の左右からむらさが別々に突っ込んできて、同じように穴を開けていく。海水がカップ麺容器に浸入し、子まりさと長女れいむのあんよを濡らし始めた。 「ただ、むらさのおちびちゃんよりも苦しんで沈んでね! むらさの友達よりも惨めに死んでね! むらさの妹よりも汚ない死体になってね! むらさはそれだけが望みだよっ!! よーそろーっ!!」 高らかに笑うきゃぷてんむらさの宣言も、子まりさと長女れいむの耳には届かない。二匹は海水を口に含んで外に捨てようと必死だった。 「ゆわあああああっ!! まりさは水さんを外へぴゅーっするんだじぇ……ゆっげぇぇぇっ!! じょっぱい! ゆっぐりできないんだじぇぇぇっ!!」 「れいむの妹! まりさしっかりしてね! おねーちゃんに任せてね、ゆっくり……ゆげぇぇっ!! じょっぱいっ! ゆ゛……お゛ろ゛ろ゛ろ゛ろ゛ろ゛……」 二匹が泣いたり、吐いたりしている間にも海水はみるみる侵入して来る。そして、むらさの攻撃もやむことはなかった。 「やじゃよおおお!! やじゃよおおお!! 海さんをわだれば! れいむはゆっぐり、ゆっぐりできるんだよぉぉぉっ!!」 「ゆっびゃあああっ!! ゆ? こうなったらまりさだけでもお帽子に乗って逃げるんだじぇ!!」 ここに来て自分の帽子があることを思い出した子まりさは、沈み行く容器を見捨てて、帽子で脱出しようとした。 「まりじゃああっ!! おねえじゃんもだじゅげでぇぇぇっ!! ゆびっ!?」 必死に子まりさの帽子に乗り込もうとする長女れいむを、子まりさは櫂で押し返した。 「だめだじぇ!! これはまりさの帽子だじぇ!! お姉ちゃんも助けたら二人とも永遠にゆっくりしちゃんだじぇ!!……ゆ?」 だが、子まりさの帽子の先端も、むらさによってあっという間に齧り取られ、浸水が始まっていた。 「まりじゃあああ!! おねえじゃんを! おねえじゃんをだじゅげでぇぇっ!! ゆぼっ!?」 「どぼじでまりじゃのおぼうじじゃんあながあいでるのおおおおっ!! ゆんやぁぁぁっ!! おねえじゃんだじゅっ!! ゆぴぴっ!?」 帽子から再びカップ麺容器に逃げようとした子まりさと、現状把握できずになんとか子まりさの帽子に乗ろうとした長女れいむは、絡まるようにして、海に落ちた。むらさ達はその様子を見届けた後、静かに海中に去って行った。 沈んでゆくまりさの餡子をついばむ魚がいた。 南方から海流に流れてやって来て、帰ることも、新たなる生を育むこともできず、ただ異郷で最期まで必死に死を待つだけの魚。 死滅回遊魚。 ~ 遠い海から来たゆっくり 完 ~ 作:神奈子さまの一信徒 お帰りなさいと声をかけていただいた方、わざわざ感想を書いてくださった方、ありがとうございました。 久しぶりに書いてみたくなったので、リハビリのつもりで一作書いてみた次第です。 少しでもゆっくりしていただけたのでしたら、幸いです。 最後まで読んでくださった皆様、素敵な作品を投稿してくださっている絵師・作者の皆様、餡庫、wikiなどの管理をしてくださっている皆様にゆっくりした感謝を。
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ようこそ7人倶楽部へ 新しく入会される方、こんにちは。7人倶楽部に参加するにあたってのオリエンテーションを、ここにまとめます。 ご一読の上、積極的に倶楽部活動を楽しんでください。 まずはよく知ろう 7人倶楽部は、ルールと価値観を共有し、部員との出会いやその多様性を楽しみつつ遊ぶ組織ゲームです。 ゲームですので、遊び方と目標を知らないと楽しめません。ぜひこのwiki、とくに7人倶楽部のしくみと方針をよく読み、理解してください。わからないことがあれば遠慮なく、部員にきいてみましょう。 入会の条件について 入会には、以下の4つの条件があります。すべてに同意できる場合のみ、入会が認められます。 これを確認するために、初回参加時に入会の儀が行われます。ここで4つの項目に同意すれば、めでたく入会成立となります。 7人倶楽部のしくみを理解し、内容に同意すること。 投票、新人勧誘、wiki更新などの義務をちゃんと行う責任を持つこと。 Twitterアカウントを持っていること。 過去に7人倶楽部に入会したことのある人は、入会できない(ただし中退者を除く)。 Twitterアカウントについては、このページに詳しく書いてありますので、使ったことのない人も安心です。 入会したらパスワードを訊こう めでたく部員になったら、このwikiサイトや7人倶楽部共有Twitterアカウント「@nananin49」を使うことができるようになります。これらのパスワードを、部員から教えてもらってください。 部員の役割 原則リーダーも上下関係もない、フラットな組織形態が特徴の7人倶楽部ですが、持ち回りで役割があります。役割にあたったときは、責任を持ってその務めを果たしましょう。 新人は初めての投票で、開票&読み上げを行う。 元新人(2番目に新しい人)は、投票管理者。投票時に投票グッズ(投票箱、ペン、投票用紙など)を用意し、新人の開票をサポートする。(やり方は→投票の準備) 新人を入れるべき部会にいちばん誕生日が近い人は、新人紹介管理者。新人の確保をコーディネートし、その責任を担う(必ずしもコーディネーターが連れてくる必要はない) 紹介者(新人を連れてきた人)は入会の儀を新人に対して行う。 千円札を数枚用意 部会での飲食などの費用は、都度都度割り勘となります。幹事役になってくれた人のお釣りが不足しないよう、細かいお金を準備しておくと高ポイントかもしれません。 .
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「俺のご主人はお前の事が好きにゃんだにゃん。」 「……は?」 「だからお前が俺のご主人と付き合ってくれれば俺は引っ込めるんだにゃん。」 なんだそりゃ? 「冗談にしては悪質過ぎるぞ。この世にはついていい嘘と悪い嘘が―」 「人間。俺に嘘をつけるような頭が有ると思うのか?」 「………」 ねぇよなぁ。 「でも羽川はそんな素振りは全く無かったし、むしろ応援してくれてる感じっつーか相談に乗ってくれたり―」 「だからこそストレスが溜まっていったんだにゃ。お前はご主人の性格でお前を奪えると思うのか?」 無理…だろうな。 「でもたかが数ヵ月の恋愛でお前が出る程のストレスが…」 「数ヵ月の恋愛の切なさがこの前のストレスに劣る理由が有るのかにゃ?」 そんな事…本当に有るのか? 「わかんねーって顔してるにゃあ、人間。 お前、真剣に人を好きににゃったこと、ねーんじゃにゃいか?」 「なっ…!」 「今の女と付き合ってるのもただ単に押し切られたんじゃにゃいか?だったら、とっとと別れてご主人と付き合ってやればいいにゃん。」 「…それはできないよ、猫」 「どうしてにゃ?ご主人に恩を感じてるんじゃにゃいか?にゃんだかんだいって恩より恋愛を優先か?」 「僕は戦場ヶ原に対する気持ちを偽ることは出来ない。嘘なんかついても、羽川にはお見通しだろ?」 「それに…生まれて初めて、真剣に人を好きになったんだ」 「ふうん。そうかにゃ」 意外とあっさり引いたな。やっぱり元が羽川だからお見通しだったのかもしれない。 「にゃあ、人間。もう一つあるんだがにゃ」 「何が?」 「吸血鬼に頼らず、俺をすぐに引っ込める策。お前が付き合ってくれればそれが一番はやかったんだけど、二番目位にはてっとり早い策にゃ。」 「お前の策じゃ期待しないけど…一応聞こうか」 「お前、ちょっと歩くにゃん。その街灯の下辺りまで」 「この辺か?」 「もうちょっと前にゃ。」 相変わらず意味の分からない言葉に疑問を持ちつつ、とりあえずもう一歩前に出た― そこで。 背後から、足音も物音も無く―抱きつかれた。 しまった…! 「ぐ、うう…」 急速に体力が奪われて行く。 「てめぇ…なにを…」「一番早い策が使えにゃいんだから次の策にゃ。」 「ご主人のストレスを減らす為に…ご主人の欲求を満たしてやるんだにゃあ。」 「今から…人間。お前と交尾するにゃあ」 「なっ…!お前、なに言ってるか…分かってんのか…!?」 「分かってなきゃこんなこと言わにゃいにゃあ。」 駄目だ…。頭が混乱してきた。 体力も無くなってきて倒れ込む。 「お前…交尾しようにも…こうやって自動的に体力とか吸い取るんじゃ…出来ないだろ…?」 「甘いにゃ人間。お前は俺のが自動的な能力だと思ってるみたいにゃが、そうじゃにゃいにゃん。確かに普通は自動的にやってるにゃが…自分の意思で抑えこめるんだにゃあ」 そうだったのか… ってそれじゃマジでヤバいじゃねえか! 「ちょ…おちつけよ猫!」 「うるさいにゃあ。お前がご主人と付き合わにゃいのが悪いんだにゃん」 言いながら僕の下の服を脱がすブラック羽川。 「ふーん…これが人間のにゃのか」 いや…そんなまじまじと見られても… 彼女にも見せたことないのに…ってなに考えてんだ僕は。 「それじゃあ始めるにゃあ」 無表情のまま僕のを掴んで擦り始めるブラック羽川。 つーかいくら相手が猫とはいえ…羽川の体だし。 興奮しない訳が無い。「くっ…」 すぐに勃起してしまう。 「おっ。おっきくなってきたにゃあ。感じてるのか?人間」 そりゃあそうだろ。 と思っても口には出さない。きっと言ったら調子に乗るだろうし。「うにゃ、にゃ、にゃあ。」 擦るブラック羽川。 しかし手の感覚に慣れてきて我慢出来る様になった。 「うーん。やっぱり手だけじゃ駄目にゃあ。かといって舌ですればちぎれちゃうにゃあ」うわぁ…そうか。猫の舌は肉を削げる様になってるんだった。気付いてくれて良かった。「仕方にゃい。ご主人のおっぱいを使うにゃあ」 今…なんとおっしゃいました?おっぱいを使うとか何とかって… 「うにゃあ。」 「うっ…あっ」 すげぇ…やわらかい。二人乗りの時背中に当たってたあれに…僕のモノが挟まれてる… さすがにヤバいって。「気持ち良いか?人間」 「ぐっ、あぁ」 喘ぎ声で返事をする僕。もはや理性なんて残って無い。ごめん…戦場ヶ原…これは無理だ… 「ん~充分かにゃ?ご主人のは…あんまし濡れてにゃいにゃあ。 人間。お前が濡らすにゃあ」 それは…どういう風に? なんて考えてたらいつの間に脱いだのか、下半身を露出させたブラック羽川が。 「こうするにゃあ」 思いきり顔に乗られた。もちろん目の前には羽川のあそこがあって舐めてくれと言わんばかりだ。 これが噂の顔面騎乗って奴か。 少し感動した。 「人間。早くするにゃあ。」 催促された。 やるしか…ないか… ピチャッ、チュプッ 「うにゃあ!にゃ…ぁ」 感じてるのか甘い声をあげるブラック羽川。猫でも気持ち良いんだろうか? そのまま舐める僕。どんどん溢れてくる。 「にゃっ!あっ…うにゃぁ!はぁ…もう、充分にゃ…」 やっと離れてくれた。…少し惜しい気もする。 「じゃあ、入れるにゃ」 僕の固くなったままのモノを握って、あそこに当てるブラック羽川。そして―ズプリと。僕のモノが羽川のあそこに入った。 「にゃうん!にゃ…はぁ!…入った…にゃあ」 しばらく動かないままのブラック羽川。 中は濡れているにもかかわらずきつい… 更にモノを締め上げる様な感じだ…! 「動くにゃ…人間」 そう言って腰を振り始めるブラック羽川。 「う、あぁ!くっ、うぅ!」 これは…気持ち良過ぎる。 「はぁ…どうにゃ…?人間。ご主人のにゃかは?…はぁ」 荒い息使いで聞いてくる。 答える余裕なんて無い。イかない様に我慢してるだけで精一杯だ。「ぐうぅ…」 「にゃははっ。お前のアレ…ビクビクしてるにゃあ。イきそうにゃのか?」 「あっ、あぁ!もう…イ、く!」 瞬間羽川のあそこから抜かれ手に射精する。 ビュビュッ。ビュルッ。 「うっ…はぁ、はぁ」「にゃは。一応ご主人も満足したみたいにゃ。これで俺は消えるにゃあ。じゃあにゃ、人間。」 言って。何かが抜けた様に戻る羽川。 「羽川?」 「んっ…阿良々木くん。」 「元に…戻ったんだな」 「うん。だけど…その…」 「どうしたんだ?」 「あのね、阿良々木くん。もう一回…してくれないかな?」 羽川…マジか? 「まだ…私イってないし…これじゃまたすぐにあの猫に戻っちゃうから…お願い。」 そんな風に言われたら。断れない。「分かった。って言ってもどうせまだ動けないし。羽川に任せるよ」 「良かった…じゃあすぐに気持ち良くしてあげるね。」 何をされるんだろう?と思った瞬間。 「はむっ。んぐっ。はぁぁ!」 羽川の口の中に、僕のモノが入っていた。 「んっ、んぅ。ふふっ、もう、こんなになっちゃった」 「そりゃあそんなにされたらそうなるって…」 「そうだよね。…じゃあ、入れるよ?…んあぁ!」 また、羽川の中に入った。さっきよりきつい。 「んっ、あっあぁ!イく…イっちゃう!」 「僕も…イきそうだ…」 「あっ、あぁぁぁぁぁっ!」 ドプッドプッ… 2回目とは思えない量を羽川に出して、僕は気を失った― 目を覚ますと、自分の家のベッドで寝ていた。夢…?そう思ったが。 ぐうぅ…体がだるい。夢じゃないな… トントン。 ノックの音だ。 「お兄ちゃん、朝だよ~!って起きてたの?」 「今起きたところだ。」 「ふーん。まぁ良いや。朝ご飯だよ。」 「すぐ行くよ。」 朝飯を食べて学校に向かう。 …ん?昨日のが夢じゃないってことは…羽川としたってことで… てことは…浮気? あぁ…今日が僕の命日になるかも…。 戻る
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トップ 動画カテゴリ概要 ゲームを録画する方法 GOM Camの使い方 / 2018年06月27日 (水) 17時10分36秒 PCゲームを録画できる、ほかのアプリについてはPCゲームの録画をご覧ください。 ゲーム実況、解説動画の作成に!お描き機能を使って個性を引き出そう GOM Camは、GOM Companyがリリースしているキャプチャーソフトです。 画面の録画、PCゲームの録画に対応 PCの画面の任意の範囲を指定して録画できます。また、PCゲームも録画できます。もちろん、動画に自分の声も入れられるので、ゲーム実況も簡単です。 ドロー機能で画面にお絵かき ドロー機能を使えば、録画中リアルタイムで画面にお絵かきをしたり、スタンプを入れることができます。たとえば、ゲーム実況するさいにちょっとした解説を加えたいというとき、ドロー機能を使って画面に説明を入れていきましょう。 FPSの実況であれば、試合の合間を利用し、ゲーム画面の注目すべき場所にチェックマークのスタンプを入れたり、戦術を立てるときにゲーム画面にナンバリングのスタンプを入れていくわけです。スタンプの入れ方は簡単で、画面の任意の場所をクリックするだけです。リアルタイムで画面に説明を入れていけば、臨場感が出ます。他人の実況動画と差をつけるチャンスです。 画像・テキストを挿入できる 録画中、リアルタイムで動画に画像・テキストを挿入できます。もちろん、サイズ・位置も自由に調整可能です。場合によっては編集ソフトを使う必要がありません。 タイマー機能など、便利な機能を豊富に搭載 たとえば、予約録画や自動終了は、PCから離れているときに便利でしょう。指定した時間に録画を開始し、指定した時間に録画を停止できます。ほかにも動画ファイル分割といって、指定したファイルサイズごとに動画を保存する機能もあります。 目次 ダウンロード/インストール 無料版と製品版の違い 3種類の録画モード画面録画モード ウェブカメラ録画モード ゲーム録画モード 録画まえに設定を変更しようマウスカーソルの強調をOFFに 動画の保存フォルダを任意の場所に 画面録画モードの使い方 ゲーム録画モードの使い方 画質の設定方法 自分の声を動画に入れる方法 画面録画モードにおける便利な機能ドロー機能 画面の拡大・縮小 マウスカーソルの強調 予約録画 便利な機能自動終了 画像・テキスト挿入 録画ファイル分割保存 その他 関連ページ ダウンロード/インストール GOM Camをダウンロードし、インストールしましょう。無料でダウンロードできます。 公式サイトにアクセスする。 「無料版 ダウンロード」をクリックし、GOM Camをダウンロードする(通常は64bit版を選択)。 ダウンロードした「GOMCAMSETUP.EXE」をダブルクリックする。 画面を順に進めていく。 インストールが完了する。 ▲画面の上へ 無料版と製品版の違い GOM Camは無料で使えます。 ただし、製品版もあります。無料版と製品版の違いは、下表をご覧ください。無料版の場合、20分で録画が自動停止するので、再度録画ボタンをクリックして録画を再開しましょう。 無料版 Basic Pro 広告 あり なし なし 時間制限 20分 なし なし 動画簡単編集 10回、ロゴあり 30回、ロゴあり 制限なし 動画詳細編集 10回、ロゴあり 10回、ロゴあり 制限なし GIFアニメ 20秒 20秒 制限なし オーディオ抽出 5個 30個 制限なし 多重予約録画 3個 3個 制限なし ▲公式サイトより 広告については、まず無料版のGOM Camを起動したタイミングで表示されます。この広告の×ボタンを押して消さないと、GOM Camを操作できません。毎回GOM Camを起動するたびに広告を消す必要があるため、少し煩わしいかもしれません。 かりにライセンスを購入する場合であっても、無料のまま一通りの機能を使ってみることをお勧めします。急いで購入する必要はありません。機能・操作性をじっくりと確認しましょう。 ▲画面の上へ 3種類の録画モード GOM Camには、3種類の録画モードがあります。録画したいものに合わせて使い分けましょう。 画面録画モード 画面録画モードは、デスクトップ画面に映っているものを録画したいときに使います。たとえば、PCにゲーム画面が映っているのであれば、そのままゲーム画面を録画できます。画面のどの範囲を録画したいのか、自由に設定することが可能です。いちばん汎用性が高いモードといえるでしょう。 ウェブカメラ録画モード Webカメラの映像を録画したいときは、ウェブカメラ録画モードの出番です。複数のWebカメラを接続して録画することもできます。この解説ページでは扱いません。 ゲーム録画モード ゲーム録画モードは、DirectX/OpenGLで開発されたPCゲームを録画したいときに便利です。すべてのPCゲームを録画できるわけではないのですが、録画できるかどうかはGOM Camが自動でチェックしてくれます。あまり難しく考える必要はありません。ゲーム録画モードで録画できない場合は、画面録画モードを使用して録画しましょう。 ▲画面の上へ 録画まえに設定を変更しよう すぐに録画を初めてもよいのですが、初期設定を変更することで、より使いやすくできます。 マウスカーソルの強調をOFFに 通常、ゲーム実況ではマウスカーソルを強調する必要はないでしょう。そこで、この機能をOFFにします。 環境設定ボタン(歯車のアイコン)をクリックする。 「一般」タブを開く。 「マウスポインター録画」のチェックを外す。 動画の保存フォルダを任意の場所に どこに動画保存するかという設定です。 環境設定ボタンをクリックする。 「保存」タブを開く。 「保存位置の設定」で、任意の場所に変更する。 ▲画面の上へ 画面録画モードの使い方 では、まず画面録画モードで録画してみましょう。動画に自分の声を入れる方法は後述します。 PCゲームを起動します(PCゲームを録画する場合)。 「画面」をクリックします。 画面に十字線が表示されます。この状態で、録画したい対象をクリックするか、または録画したい範囲をドラッグしましょう。PCゲームを録画する場合は、ウィンドウ内のゲーム画面をクリックします(*1)。 imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 ▲ゲーム画面は、Windows版『ドラゴンクエストX』(SQUARE ENIX)のベンチマークソフトより 録画範囲は、枠の角・辺をドラッグすることで変更できます。黒色のツールバーをドラッグすると、枠を移動できます。必要に応じて微調整するとよいでしょう。 操作を最初からやり直したい場合は、虫メガネのアイコン(エリア再設定)をクリックしてください。録画範囲を設定しなおすことができます。 目のアイコン(エフェクトの設定/プレビュー)をクリックすると、プレビュー画面が開きます。録画範囲が適切かどうか確認しましょう。不要であれば閉じてください。 録画を開始します。アイコンをクリックしてもよいですし、F12キーでもかまいません。録画中であっても取り込み範囲を変更できます。録画を一時停止することも可能です。 録画を停止するには、録画停止ボタンをクリックするか、またはF12キーを再度押します。 ツールバー右側にある×ボタンをクリックすると、メイン画面に戻ります。そして、保存した動画が一覧表示されます。ダブルクリックして動画を再生しましょう。 ▲画面の上へ ゲーム録画モードの使い方 ゲーム録画モードで録画する場合も簡単です。動画に自分の声を入れる方法は後述します。 PCゲームを起動しておく。 「ゲーム」をクリックする。 録画したいゲーム画面をクリックする。 「録画できるかどうかを確認中です。」と表示されるので、少し待つ。 録画対象として認識されたら録画を開始する。 録画対象として認識されない場合は、画面録画モードで録画する。 ▲画面の上へ 画質の設定方法 基本的に初期設定から変更する必要はありません。 環境設定ボタンをクリックする。 「デバイス」タブを開く。 「サイズ」が「オリジナル」になっていることを確認する。 「コーデック」で「H264」を選択する。 「ビットレート」のスライダーを右に移動する。 ビットレートが高いほど高画質になりますが、ファイルサイズも大きくなります。 ▲画面の上へ 自分の声を動画に入れる方法 ゲーム実況で動画に自分の声を入れたい場合は、以下のように設定を変更します。 PCにマイクを接続する(USBマイクでもよい)。 環境設定ボタンをクリックする。 「デバイス」タブを開く。 使用するマイクを「マイク」で選択する。 録画を開始し、マイクに向かって声を入れる。 録画を停止する。 動画のゲーム音量や、マイク音量に問題があった場合は、目のアイコン(エフェクトの設定/プレビュー)をクリックし、音量を調整したうえで録画しなおしましょう。 マイクの音量が小さかった場合は、以下のページをご覧ください。 マイクの音が小さいときの対処法を参照 ▲画面の上へ 画面録画モードにおける便利な機能 画面録画モードでは、いくつかの便利な機能を使うことができます。ウェブカメラ録画モード、およびゲーム録画モードでは使用することができません。 ドロー機能 ドロー機能を使うには、ツールバーにある鉛筆のアイコン(描画)をクリックします。自由に落書きしましょう。おもしろいのは、星のアイコンをクリックするとスタンプを使える点です。スタンプには複数の種類があり、たとえば「チェック」や「ナンバリング」などがあります。ナンバリングは、画面をクリックするたびに順番に数字が割り振られていきます。 画面の拡大・縮小 画面を部分的に拡大したいときは、録画中に虫メガネのアイコンをクリックしましょう。たとえば、解説動画を作るために画面を録画している場合、その操作風景を拡大することで視聴者にとって見やすい動画になります。 録画を開始する。 虫メガネの+アイコンをクリックする。録画中でないと虫メガネのアイコンは表示されないので注意。 画面の拡大したい部分をクリックする。 青色の枠が表示される。あとで動画を再生したとき、この部分が拡大されて表示されるという意味(*2)。 必要に応じて、拡大したい部分に青色の枠を移動する。 画面をもとに戻したいときは、虫メガネの-アイコンをクリックする。 マウスカーソルの強調 解説動画を作りたいときに役立つのがマウスカーソルの強調です。カーソルがどこの位置にあるか明確になり、さらに左クリック・右クリックしたときに円が表示されるようになります。 環境設定ボタンをクリックする。 「一般」タブを開く。 「マウスポインター録画」のチェックを入れる。 任意の色を設定する。 録画を開始する。 実際にどのように拡大されいるか確認したい場合は、目のアイコン(エフェクトの設定/プレビュー)をクリックする。 予約録画 予約録画は、指定した時間に自動で録画を開始する機能です。手動で録画を開始する必要はありません。録画を続ける時間や、録画終了後の動作も設定できます。 ▲画面の上へ 便利な機能 以下の機能は、どの録画モードでも使用できます。 自動終了 すでに手動で録画を開始している場合は、自動終了で録画を停止できます。録画時間、またはファイルサイズを条件として録画を停止します。たとえば、5分で録画を停止したい、1.5GBで録画を停止したい、というようなときに自動終了の設定をしましょう。 画像・テキスト挿入 画像を追加する方法は、以下のとおりです。 目のアイコン(エフェクトの設定/プレビュー)をクリックする。 画像のアイコンをクリックする。 追加したい画像を選択する。 位置・大きさを設定する(画面上でドラッグ可能)。 複数の画像を追加したい場合は、表示しているプレビュー画面をいったん閉じ、再度開いて画像を選択する(*3)。 追加した画像を削除したい場合も、いったんプレビュー画面を閉じて再度開き、「...」から「削除」を選択する。 テキストを追加する方法も、画像を追加する方法と基本的に同じです。 目のアイコン(エフェクトの設定/プレビュー)をクリックする。 文字のアイコンをクリックする。 「字幕を入力してください。」の部分に文字を入力する。 フォント、文字の色、背景色など、各種設定をする。 録画ファイル分割保存 通常は使いませんが、あえて録画ファイルを分割保存することができます。一定のファイルサイズにしたいときに使いましょう。 環境設定ボタンをクリックする。 「保存」タブを開く。 「保存容量を分割する」にチェックを入れる。 録画を開始する。 ▲画面の上へ その他 ショートカットキーの設定は、環境設定ボタンから「一般」タブを開き、「短縮キー」で行います。 スクリーンショットの撮影は、カメラのアイコン、またはイメージモードからできます。 GOM Camの動画編集機能を使いたい場合は、家のアイコンをクリックします。そして、動画のサムネイルにマウスカーソルを重ね、ハサミのアイコンをクリックしてください。 ▲画面の上へ 関連ページ ゲーム実況で使える無料・有料のおすすめ編集ソフトお薦めは3本!AviUtl、PowerDirector、Vegas Proで決まり ニコニコ動画に高画質な動画をアップロードする方法ポイントは3つだけ!ニコ動で手軽に高画質にしたい人へ YouTubeに高画質な動画をアップロードする方法なぜ画質が落ちる?YouTubeに高画質な動画をアップするやり方 AviUtlの使い方無料で使える!動画編集ソフトの決定版 ゆっくりMovieMaker大人気!ゆっくり動画を作るならこのソフト マイクの音が小さいときの対処法マイクが声を拾ってくれない!というときに試すべき方法 実況用PCマイク/こんなときはPC用マイクについてのFAQ ▲画面の上へ 名前 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『少女とゆっくり』 12KB 虐待 小ネタ 赤ゆ 虐待人間 いつもの小ネタです 少女の手の中で、一匹の赤ゆっくりが暴れている。 黒い帽子に金髪の、まりさと言う種類のゆっくりだ。 「やめちぇぇぇぇ!いちゃいの、いやなのじぇぇぇぇぇ!ゆんやぁぁぁぁ!!」 少女は無言で、手に持った赤まりさをスライサーに押し当てる。 赤まりさは体をブリブリと動かし、お下げで少女の指を何度も叩いて、必死に抵抗する。 だが当然ながら、その程度の攻撃では何の抵抗にもならない。 「やじゃやじゃぁぁぁ!かわいーまりちゃに、ひどいこちょしにゃいでぇぇぇ!…?!ゆっぴぃぃぃぃ!いちゃい!いちゃい!いっちゃいぃぃ!!」 少女は赤まりさのあんよを、スライサーでスライスしていった。 本来未熟な赤ゆっくりの体なのだが、勢い良くスライスされている為、赤まりさのあんよは綺麗に切り取られていった。 それは赤まりさにとっては、今まで味わった事のない壮絶な痛み。 あんよの皮が薄く切られていく度に、両目を見開いて体を振るわせる。 スライサーから体を離そうと、必死に身を縮めたり、伸ばしたりをしてみるが、まったくの無意味だった。 「ゆぴゃい!いぴゃい!やめちぇ!やめちぇ!ゆびぇぇぇぇぇぇん!だれか、たすけちぇよぉぉぉ!!」 ゆっくりの体の中でも、一番皮が厚いあんよではあるが、所詮は赤ゆっくり。 あっという間にあんよの皮は無くなり、赤まりさの体が中身ごとスライスされていく。 「ぴゃぴぃ!ぴゃひぃ!ぴゃぴゃぴゃぃ!ゆびゃぁぁぁぁん!」 ようやく少女が手を止めた頃には、赤まりさのまむまむとあにゃるは綺麗に削られていた。 赤まりさは悲しそうに、無くなった自分の底部を眺めて涙した。 「ゆびぇぇ…まりちゃの、すてきなあんよしゃん…まりちゃの、ばーじんまむまむしゃん…まりちゃの、きゃわいーあにゃるしゃん…ゆえぇぇ…」 少女は赤まりさを、興味が無くなったかの様な冷めた目で見つめると、水槽の中に赤まりさとスライスした皮を放り込んだ。 水槽の中には、4匹の赤ゆっくりが入っており、それぞれが、スライスされた赤まりさを見て大騒ぎを始める。 「ゆびゃぁぁぁぁ!おねーしゃぁぁぁん!どーしちぇ、こんなこちょしゅるのぉぉぉぉ?!」 「ひどいよ!れーみゅたち、わるいこちょしてにゃいよぉぉぉぉ!こんにゃのゆっくちできにゃぁぁぁぁい!」 「どーしちぇ、まりしゃたちを、ゆっくちさせちぇくりぇないのぉぉぉぉ?!ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!」 「ゆっぴぃぃぃぃぃ!ここはゆっくちできにゃいよぉぉぉぉ!おとーしゃ、おかーしゃ、たすけちぇよぉぉぉぉぉ!!」 赤れいむ3匹、赤まりさ1匹が、スライス赤まりさの周りでゆんゆんと泣き始める。 スライス赤まりさの傷口を舐める赤ゆも居れば、逃げ出そうとして透明な壁を登ろうとしている赤ゆもいる。 少女はその中から、一匹の赤れいむを摘み上げた。 「ゆわーい!おしょら………ゆっぴぃ!やめちぇ、やめちぇぇぇぇ!れーみゅ、おこると、きょわいんだよぉぉ!ぷきゅぅぅぅぅ!!」 こんな時でも、お決まりの文句を口にする赤れいむ。 だが直に状況を思い出したのか、ガタガタと震えながらも、大きく息を吸い込んで膨れ上がる。 そして同時に、揉み上げをピコピコと激しく動かして、少女を威嚇する。 少女はそれを見て楽しそうに笑うと、膨らんだ赤れいむの頬に爪楊枝を突き刺し貫通させた。 「ゆびょい!いちゃい、いちゃいぃぃぃ!これとっちぇよぉぉぉ!ゆびゃぁぁぁぁん!」 赤れいむは泣きながらしーしーを漏らし、更に激しく揉み上げを動かす。 少女は貫通させた爪楊枝を、口のある方にそのままの引っ張っていった。 「ゆっびぃぃぃぃ!れーみゅのほっぺしゃん、さけるぅぅぅぅ!いちゃぁぁぁぁい!やめちぇよぉぉぉぉぉ!!」 赤れいむの頬はブチブチと音を立てて裂け、まるで口裂け女のような状態になる。 少女は、大泣きしてブリブリと体を動かす赤れいむを満足そうに眺めると、引き抜いた爪楊枝を赤れいむの額に突き刺した。 「ゆびゃぁぁぁ!いじゃいぃぃぃ!ゆびぇぇぇぇぇぇん!どーしちぇ、れーみゅをいじめりゅのぉぉぉ!ゆっくちさせちぇよぉぉぉ!!」 額に刺さった爪楊枝を、じっと見つめて大泣きする赤れいむ。 少女はそんな赤れいむに興味がなくなったのか、赤まりさの時と同じように水槽の中に放り込んだ。 放り込まれた赤れいむを見て、早速その周りに集まってくる赤ゆっくり達。 赤れいむの裂けた頬をペロペロと舐めたり、少女の方を睨んで威嚇したり、ゆんゆんとその場で泣いたり。 「ゆぴぃぃぃ!れーみゅぅぅぅ!ゆっくちしゅるんだじぇ!まりちゃが、これをとってあげるんだじぇ!」 そんな中一匹の赤まりさが、口裂け赤れいむの額に突き刺さった爪楊枝を引き抜こうと、爪楊枝を口に咥えた。 少女はそれが気になったのか、その赤まりさを捕まえて水槽から取り出した。 「ゆわぁぁぁ!おしょらを…ゆびゃぁぁぁぁ!やめりょぉぉ!やめるんだじぇぇぇ!まりちゃは、つよいんだじぇ!さわるんじゃないんだじぇ!」 両目を瞑りながらも、お下げで少女の指を攻撃ながら、体をブリブリと動かす赤まりさ。 それを見ていた赤ゆっくり達は、恐怖で体が動かなくなる。 少女はペンチを取り出すと、赤まりさのお下げをペンチで挟んだ。 「ゆぅぅぅ!なにしゅるんだじぇ!まりちゃの、かわいーおしゃげしゃんを、はなしゅんだじぇ!ゆるさないんだじぇ!」 涙目で、少女を見つめる赤まりさ。 少女はそんな赤まりさに笑顔を返すと、お下げを一気に引っぱり引き千切った。 「ゆぴゃぁぁぁ!いっちゃぁぁぁい!まりちゃのおしゃげしゃんがぁぁぁ!ゆびゃぁぁぁぁぁん!!かえしちぇ!かえしちぇよぉぉぉ!!」 引き千切られたお下げを見て、ポロポロと涙を零す赤まりさ。 必死に舌を伸ばしてお下げを取り返そうとするが、少女は水槽に赤まりさのお下げを放り込んだ。 「ゆびぇぇぇぇん!どーしちぇこんなことしゅるのぉぉぉ?!まりちゃは、こんなにかわいーのにぃぃぃぃ!ゆっぴゃい!つめちゃい!やめちぇよぉぉぉ!!」 少女は、ゆんゆんと泣き喚く赤まりさのあんよを、ペンチで軽く挟んで固定する。 そして赤まりさから帽子を奪うと、無理やり口の中に押し込んでいった。 「ゆびゃぁぁぁ!まりちゃのおぼーしかえ…ゆごもごご!ゆげぇ!もごぇ!ぐもも!」 何とか動かせる上体を、ブリブリと震わせて、舌で必死に帽子を吐き出そうとする赤まりさ。 少女はそんな赤まりさの頭を水槽に向けると、ペンチで赤まりさの底部を潰した。 ビチャ! 汚らしい音と共に、赤まりさの両目が餡子と一緒に水槽の中に降り注ぐ。 当然中の赤ゆ達も、赤まりさの餡子を浴びる事になった。 『ゆゆ?!』 赤ゆっくり達は、一瞬何が起こったのか理解出来ずに固まる。 そしてしばらくすると、狂った様に水槽内を跳ね回ったり、泣き喚いたりし始める。 「ゆびゃぁぁぁぁ!ゆっくちできにゃぁぁぁい!れーみゅ、こわいよぉぉぉぉぉ!」 「ゆぴぃぃぃぃぃ!エレエレエレレ!」 口裂け赤れいむは頬から餡子がこぼれるのも気にせず、必死に跳ね回って泣き叫ぶ。 スライスされた赤まりさは、自由に動けないのが余計の恐いのか、歯をガチガチと鳴らして震えている。 まだ何もされていない赤れいむの内の一匹は、餡子を吐き出してガタガタと痙攣をはじめ、もう一匹は涙としーしーを撒き散らして跳ね回っている。 少女は、両目が無くなった赤まりさを水槽の中に投げ入れると、餡子を吐いている赤れいむを捕まえた。 「ゆぶぶぶっ!げりょりょりょ…ゆっ…ゆっ…ゆっ…」 餡子を吐き出しすぎたのか、苦しそうな表情でガタガタと震える赤れいむ。 大分顔色も悪くなっており、このまま放ってくと何時死んでもおかしくない状態だ。 少女はそんな赤れいむの口を無理やり開くと、水槽内に飛び散った餡子と、飛び出した赤まりさの目玉とお下げ、スライスされた赤まりさの皮を、赤れいむの口に押し込んでいった。 「ゆびゅぶ?!ゆげぼごげべぇぇぇ!ぐべべべべっ!ごぼもも!げべっ!ごべぇ!」 赤れいむは突然の事に驚き、両目を飛び出さんばかりに見開いて、苦しそうに涙を流す。 もみ上げをワサワサと動かしながら、必死に身を捩ったり、口を閉じようとするが少女の力には敵わない。 少女は水槽内のゴミを赤れいむの口に一通り詰め込み終わると、赤れいむの口とあにゃるを接着剤で固めた。 赤れいむは、自分が吐いた餡子以外に、姉妹の体の一部を口に押し込まれた事により、体がなすび型に膨らんでいた。 少女はそんな赤れいむを、底部をスライスされた赤まりさの目の前に置いた。 「ゆびぇぇぇぇぇん!れーみゅが、まりちゃのあんよを、たべちゃったのじぇぇぇぇ!!ゆえぇぇぇぇ!ゆっくちかえしちぇよぉぉぉぉ!!」 赤まりさにそう言われ、赤れいむは一瞬驚いたような顔をすると、急に青ざめて口の中の異物を必死に吐き出そうと頬を膨らます。 だが既に、赤れいむの口は接着剤で固く塞がれており、赤れいむがどんなに力んでも、赤まりさのあんよや目玉はおろか、うんうんさえひり出せないのであった。 「ゆびゃぁぁぁん!どーしちぇ、かえしてくれないのじぇぇぇぇ!まりちゃのことが、きらいにゃの?だから、いじわるしゅるのじぇ?ゆんやぁぁぁぁぁ!!」 赤まりさの問い掛けに答える事も出来ず、必死に舌を動かして、何とか吐き出そうとする赤れいむ。 だがどんなに頑張っても動くのは揉み上げばかりで、二匹はお互いを見つめながら涙を流していた。 少女はそんな二匹を観察するのも飽きたのか、水槽の隅で揉み上げで頭を抱えるかの様なポーズをとっている赤れいむの方を見た。 この赤れいむは、先程から水槽の中を跳ね回っていたのだが、逃げ場も隠れる場所もない事を改めて知り、下を向いてガタガタと震えていたのだ。 少女はそんな赤れいむをそっと捕まえると、指で赤ゆっくりの感触を確かめるように、何度も赤れいむの体をプニプニと摘んで遊んだ。 「ゆびゃぶぶぶっ!ゆぴぃ!やべべびょぉぉぉ!かわいーれーびゅがぶぶれぶぅぅ?!ゆびょぶ!」 縦に横に、押し潰されたり伸ばされたりと、体を柔軟に変形させる赤れいむ。 その度に揉み上げをピコピコと動かしてみたり、ブリブリと尻を振って抵抗してみるが、少女は赤れいむの体を弄り回すのを止めなかった。 「ゆべべべぃ!ゆびゃぐぶぶぶっ!ぼうやべでぇぇぇ!…ゆびっ…ゆびっ…ゆびぃ………ゆゆぅ?…しょれ…なーに?」 しばらく赤れいむを弄り回した少女は、電子ケーブル等を束ねるのに使う小型の結束バンドを取り出した。 そしてそれを不思議そうに眺める赤れいむの、目と口の間を分けるような形で、結束バンドを締めていった。 「ゆぴぃぃぃ!やめちぇよぉぉぉ!これとっちぇよぉぉぉ!ゆんやぁぁぁぁぁ!!」 少女は結束バンドが外れないくらいに締めると、一旦手を止めてバンドの先の方を持って赤れいむを振り回した。 「ゆっぴぃぃぃぃ!やべちぇぇぇぇぇ!おしょらをとんでりゅぅぅぅぅ!きょわいよぉぉぉぉぉぉ!ゆんやぁぁぁぁぁ!!」 まるで遊園地のアトラクションの様に、振り回されたり、揺られたりを繰り返す赤れいむ。 恐怖に耐え切れず、しーしを水槽内に撒き散らしながら、大声で泣き叫ぶ。 少女は泣き叫ぶ赤れいむを水槽の丁度真上まで持ってくると、結束バンドを少しずつ締めていった。 「ゆびゅびゅ!くるちぃよぉぉぉ!やめちぇよぉぉぉ!これとっちぇよぉぉぉ!ゆぎゅぅぅぅぅ!!」 体に徐々にバンドが食い込んでいく度に、頭部と底部をブリブリと振りながら何とか逃れようとする赤れいむ。 だが赤れいむの体は、落花生からヒョウタン型に徐々に変形していく。 それと当時に、中身の餡子も行き場を失い、赤れいむの頭部と底部に集まっていく。 赤れいむは白目を剥いて涙を流し、それでも餡子を吐き出さないよう必死に口を閉じている。 だがすでに限界なのは明白で、あにゃるからはうんうんという形で、餡子が少しずつ顔を見せ始めていた。 赤れいむの両頬も、食料を口に含んだリスのようにパンパンに腫れ上がっている。 「ゆぐぐぐぐぐぅぅぅ!ぐるじぃぃぃぃ!ぐぶぶぶぶぅぅ!ゆっくぢ!ゆっぐぢぃぃぃぃぃ!!」 ブチャァァァ!!ビュルルルルッ! ついに限界に達した赤れいむは、絶叫と共に汚い音を立てて、口とあにゃるから餡子を噴出した。 二つの玉のような形をしていた赤れいむの体は、餡子を吐き出すと共にどんどん萎んでいき、ついには萎びたバナナの様になってしまった。 「びゃ…びゃ…もっど…ゆっぐ……ち…………」 ガタガタと痙攣していた赤れいむは、吐き出すように別れの言葉を口にすると、そのまま動かなくなった。 「ゆ?………ゆっびゃぁぁぁぁぁぁ!!れーみゅがぁぁぁぁ!れーみゅがぁぁぁぁぁ!ゆんやぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「ゆっびぃぃぃぃぃ!びゃぁぁぁぁぁぁぁ!!ゆっくちぃぃぃぃぃ!ゆっくちぃぃぃぃぃぃ!!」 赤れいむの餡子を吐き出す瞬間を見ていた、水槽の中のスライス赤まりさと、口裂け赤れいむは、体をグネグネと動かして泣き叫んだ。 口を塞がれている赤れいむは、もみ上げを逆立ててガタガタと震えながら涙を流す。 少女はそんな赤ゆっくりの生き残りと、死んだ赤ゆっくりの残骸を小さな透明ビニール袋に詰め込んだ。 「ゆゆ?きのうのおねーさん!ゆっくりしていってね!おちびちゃんは、わがままいってない?おぎょーぎよくしている?」 「ゆゆ!きのうのやさしいおねーさん!おちびちゃんたちは、げんきでやってるのぜ?ちゃんとおねーさんの、いうことをきいているのぜ?」 公園にやってきた少女の元に、笑顔で跳ねてきた二匹の野良ゆっくり。 二匹はとても幸せそうな顔で、少女に話しかける。 「ん~とっても面白かったけど、ちょっと物足りなかったよ」 少女はそう言うと赤ゆっくり達の入ったビニール袋を、二匹の前に放り投げた。 袋の中には、苦悶の表情を浮かべて死んでいる赤ゆっくりと、助けを求めている赤ゆっくりが5匹分入っていた。 「ゆっぎゃぁぁぁぁぁぁ?!なんなのこれはぁぁぁぁぁ?どぼじでぇぇぇぇぇ?!かいゆっくりになって、ゆっくりくらしてたんじゃないのぉぉぉ?!」 「ゆっがぁぁぁぁぁぁ!まりざのおちびちゃんがぁぁぁぁぁ!!どぼじでこんなこどずるのぜぇぇぇぇ?!おちびちゃんが、なにかわるいことでもしたのかぜぇぇぇ?!」 ビニール袋の中身に気がついて、大声を張り上げる二匹。 少女はそんな二匹にわざと見せ付けるように、赤ゆっくりの入ったビニール袋を踏みつけた。 『ゆっぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!おちびちゃんがぁぁぁぁぁぁ!!』 二匹は声をそろえて、泣き叫ぶ。 少女はその姿を満足そうに見つめると、二匹を大きなビニール袋に詰め込んだ。 「ゆぅぅぅ?!なにをするのぉぉぉ!ここからだしてね!おねーさんは、ゆっくりできないよ!」 「ここからだすのぜぇぇぇ!おちびのかたきぃぃ!ころじでやるぅぅ!ころじでやるんだぜぇぇぇぇ!!」 「え?だって、あなた達のゴミを拾ってあげただけで、飼うとは言ってないわよ?おもちゃと遊んだだけよ?」 『ゆ?』 袋の中でブリブリと体を動かして、少女に罵声を浴びせる二匹。 少女はそんな二匹に優しく語り掛ける。 「ただ、小さいだけあってすぐ壊れちゃったのよ。だから、今度はあなた達がおもちゃになってね♪」 『びゃ?!!』 少女は満面の笑みを浮かべて二匹を見つめる。 二匹は少女の笑顔の裏の闇の気配に気がつくと、歯をガチガチと鳴らして静かに泣き始めた。 完 徒然あき
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エアライフル 基本的なこと すべての銃は、銃刀法に定められた方法(固定された専用のガンロッカー等)で保管しなければならない。AR弾については特に装弾ロッカー等は必要ないが、常識的に鍵のかかる引き出し等に保管するべきである。 銃の状態に気を使うなら、「銃にストレスのかからない」保管方法をとることが重要である。銃ケースから出し、ガンロッカーに銃口を上に向けて立てる。ハードケースなら横に寝かせて保管しても良い。 ラッチを解放することで、撃鉄やゴムパッキンの負荷を減らせる。圧縮空気式にあっては、エアシリンダーを緩めるか取り外して、接続部の負荷を減らす。 また、ロッカー内に大型の除湿剤を入れると、鉄製部分の腐食や木製ストックの劣化を防ぐことができる。 メンテナンス 銃身の外側は、湿気によって錆が生じる。これ自体が精度に影響することはないが、見た目が悪いのでこまめに布で拭いた方が良い。銃砲店に行けば専用のオイルが手に入るが、銃内部の注油も含めて「クレ5-56」等で代用できる。 ただし、ラッチやシリンダーの内部に油分が入ると、ディーセリング(燃焼現象)でゴムパッキンがやられるので注意。ポンプ式の場合、銃身内のパッキンにバウのスペシャルグリスを年1回程度使用する。詳しくは、エニスの解説を参照。 オーバーホールは、年に1回は必要と言われる。学生の金銭事情を考えても3年に一度、あるいは後輩に銃を譲る前などに行うべきである。特にポンプ式の場合は、パッキンに使用しているグリスが銃身内に煤を発生させるので、定期的なオーバーホールは重要である。 圧縮空気式について エアシリンダーに不可避な問題として、内部に水分が取り込まれることで水滴が生じ、接続部を錆びさせることがある。特にハンドポンプで空気を補充している場合に顕著である。保管の際はエアシリンダーを取り外し、引き出しなどに水平に寝かせることで、水滴が発生しても接続部に水が溜まるのを防ぐことができる。 スモールボアライフル
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ネタ元 材料(4人分) 食材 分量 鶏ささ身 4本(200g) えび(ブラックタイガー) 8匹 アボカド 1コ 白ワイン 大さじ2 わざび 少々 ピエトロドレッシング 適量 作り方 フライパンに水カップ1/2、白ワイン、塩小さじ1/4、こしょう・砂糖各少々を煮立て、鶏ささ身を並べ入れる。ふたをして3分間、弱めの中火で蒸し煮にする。 ささ身に八分ほど火が通ったら、背ワタを取ったえびを加えてふたをする。2分間ほど蒸し煮にしてそのまま冷ます。 ささ身は大きめに裂き、えびは殻を取ってちぎる。 アボカドは包丁をグルリと入れ、ひねって半分に割り、種に包丁を引っかけて取る。皮をむき、一口大に切る。 えび・ささ身・アボガドをドレッシングとわさびで合える。
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IP電話化するには何が必要 社内の電話をIP電話化するには、いくつかのキーポイントがあります。目的を明確にし、担当を決定し、導入システム、導入事業者を決めます。これが決まれば半分は終わったようなものです。IP電話を導入しようと思っても、具体的に何をすればいいのか分からない方が非常にたくさんいます。 今までの電話は総務が担当しており、技術的な部分は電話工事会社に任せきりでした。また、電話を入れるには、電話線を引き回したり、電話機を設置する必要があり、社内で簡単にできるようなシステムではありませんでした。そのため電話とは、いかなる仕組みで構成されているかなどを考える必要はなかったわけです。 IP電話も、同じように工程に乗ってしまえばいいのですが、IPを使うという理由で担当が総務からシステム部門に移ったり、システム部門が無いところは誰に相談すればいいのか困惑しているのが実情です。 そこでIP電話を導入するにあたり次の点に留意しIP電話導入の効果を最大限に出せるようにして下さい。 (1)IP電話導入目的を明確にする。 IP電話導入目的の例としては a )通信コスト削減 b )運用管理費の削減 c )経費の削減(出張費、会議費の削減) d )業務効率の向上 e )ニュース性、話題性 f )ビジネス応用目的(自社販売等) g )研究、開発目的 などが考えられます。特に現在は、dの業務効率を目的とした導入が多くなってきています。筆者の社内に導入したときは、目的をa、d、e、f、gとしました。 (2)IP電話導入の担当を明確にする。 導入担当を決めるのは非常に重要なことで、これでIP電話の導入の成功と失敗が決定すると言っても過言ではありません。筆者の社内導入に際しては、総務+企画+技術が共同で作業しました。 (3)導入システムの選定。 企業の規模により、向くIP電話システムが変わります。具体的には端末数が少ない場合、セントレックス・サービスを考慮する必要があります。電話機の選定も重要です。部署別担当者別に細かく機種を選定することにより業務効率の向上が図れます。 (4)導入事業者の選定 IP電話はあくまでIPを利用した通信です。電話に強い会社だから大丈夫だということではなく、IP電話の経験と実績を持った会社を選びましょう。 以上が決まれば導入の半分は終わりです。しかしながらIP電話の導入の是非や真価を発揮するのは、電話番号体系をいかに業務別、部署別、個人毎に設定できるかに掛って来ます。