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このページはこちらに移転しました すいか 作詞/Mese ほっほっほっほっ ほっほっほー ほっほっほっほっ ほっほっほー ほっほっほっほっ ほっほっほー 「これだけはいけない」 ほっほっほー それを入れるな 冷凍庫に入れるな 理由は聞くなよ 駄目に決まってる スイカを入れると ふにゃふにゃになる リンゴを入れると スカスカになる だけど、リンゴは ポリ袋になら入れていい スイカを入れるな リンゴを入れるな 豆腐もこんにゃくも 黙って聞けよ 俺を信じろ お前もみんなも Suicaは便利だ PASMOも便利だ 定期入れに入れておけよ ほっほっほっほっ ほっほっほー ほっほっほっほっ ほっほっほー ほっほっほっほっ ほっほっほー 「これだけはいけない」 ほっほっほー ほっほっほー ほっほっほー
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何が聞きたいんだにゃ~?? イベントについて 何をしたらいいの? 種を育てるには? ロビンのお店とは? 体力って? 連動衣装って? フィーバータイムって? チャンスタイムって? 早期到達って? どうしてお花を咲かせるの? チュートリアルを再生する イベントについて 今回は妖精界に遊びに来たにゃ。 あ、ミケにゃ。何でも妖精っ子が、花を育てて欲しいとか言ってたにゃ。 花を育てたらそれ相応の報酬をもらえるみたいにゃし、手伝ってやってくれにゃ? (喜) ▲ページTOPへ 何をしたらいいの? まずはステージを選ぶにゃ。 進め方は簡単にゃ。「妖精界を歩く!」を選ぶだけでいいんだにゃ! 妖精界を歩いていると、経験値、イベント専用アイテム、フェアリーポイント(fp)が貰えるんだにゃ。順番に説明するからよく聞くにゃ! ■経験を獲得してランクアップ! 経験値が貯まるとランクアップするにゃ。ランクアップすると、イベントアイテムがもらえたり、最大体力値があがったりといいこと尽くしにゃ! ランクの最大値は100にゃ!ランク100に到達すると、イベントアイテムの入手率がちょっぴり上がるにゃ。 ■fpを貯めてランキングに参加! フェアリーポイント(fp)は、イベント期間中のランキングに関係しているにゃ。上位にランクインすると豪華な限定衣装がもらえたりするにゃ! ■イベント専用アイテムをゲット! イベント専用アイテムっていうのは、種や魔法の水の事だにゃ。詳しくは次の項目で説明するにゃ! あ、そうそう。特定ランクに到達すると新しいステージを進めるようになったり、新しい鉢植えを新たにもらえたりもするみたいにゃ。 最後まで頑張って欲しいんだにゃ~。 (笑) ▲ページTOPへ 種を育てるには? オマエサンが植木鉢に種を植えると、時間経過でぐんぐん種が育つにゃ! 花が咲くと様々な報酬がプレゼントされるにゃ。ここに一覧を乗せておくから参考にするといいにゃ。 植えられる種の種類 ただ、より珍しい種だと育つのにも時間が結構かかるみたいだにゃ。 そんな時は魔法の水を使うといいにゃ! 魔法の水は、種に与えると1つにつき1時間分、即座に成長するのにゃ!たくさんあげればその分だけ成長するにゃ。 魔法の水はステージを進んでいると手に入るにゃ。そこそこ珍しい物みたいだから、ご利用は計画的ににゃ? (瞑) ▲ページTOPへ ロビンのお店とは? 妖精っ子が出張仲介所で開いてる店の事にゃ。 ここでは自分が持っている種を別のイベントアイテムに交換できる「アイテム交換所」の利用と、イベント限定衣装が手に入る「イベントガチャ」を回す事が出来るにゃ! アイテム交換所でイベントアイテムを購入する場合はRPが必要にゃ。RPはイベントアイテムを売却すると手に入るのにゃ~。 イベントガチャは消費回数が異なる三つのガチャがあるにゃ。より多くの回数を必要とするガチャの方がいい物が出やすいみたいにゃ! それから、イベントガチャ回数をそのままドロップに交換する事も出来るにゃ。必要に応じて使い分けて欲しいのにゃ~。 あぁそうそう。イベント終了後は鉢植えが回収されてしまうので、アイテム交換所でイベント専用アイテムの販売がされなくなるにゃ。 そこの所注意して欲しいのにゃ! (喜) ▲ページTOPへ 体力って? 体力は大事だにゃ! 1回行動する度に減っていくんだにゃ。。 でも安心するにゃ。体力は2分に1回復していくんだにゃ。ちょっぴり休憩していれば元通りなんだにゃ~。 素早く体力回復して妖精界を歩きたいオマエサンにはこれがオススメにゃ! 体力回復するには イベントちゃん体力を100回復 イベントちゃんDX体力を全回復 体力回復するには 妖精界のトリックスター、イベントちゃんにお願いすれば体力を100回復してくれるんだにゃ~! さらに、イベントちゃんDXならなんと全回復にゃ! 力を借りたい時は、アイテムショップへ行ってみるといいにゃ!! にゃにゃ、もうひとつ大事なことを忘れてたにゃ!体力は最初 100しかにゃいけどたくさんランクを上げていくと体力も増えていくのにゃ。 どれくらい増えるのか気ににゃる? なんでも最大体力は300らしいにゃ。 オマエサン達も限界目指して頑張るにゃ! (瞑) ▲ページTOPへ 連動衣装って? にゃにゃ!耳より情報に食いつくとは…オマエサン只者じゃにゃいにゃ? 連動衣装っていうのはフェアドル仲介所が特別に作ったフェアドルの力を高める衣装なのにゃ!それを着たフェアドルはより妖精界での動きが活発になるのにゃ~。 にゃ?それでにゃにが変わるのかって?こんな感じだにゃ。 ■連動衣装効果 ・ステージ進行による経験値取得値が倍増 ・ステージ進行によるfp取得値が倍増 連動衣装は持ってるだけじゃダメなのにゃ!フェアドルが着てこそ力を発揮できる衣装なんだにゃ! にゃんでも普段の3倍力が出るんだとか…じゃあきっと手に入るポイントも3倍なんだにゃ~。中には5倍の力が出ちゃう衣装もあるんだとかにゃいんだとか…。 連動衣装が気になったらフェアリーガチャを覗いてみるといいにゃ!ただし、イベントが終わったら連動衣装の販売も終わっちゃうから要注意にゃ! (喜) ▲ページTOPへ フィーバータイムって? 妖精界を歩いていると、時々フィーバータイムに突入することがあるんだにゃ! にゃ?フィーバータイムに入るとどうなるかって? よくぞ聞いてくれたにゃ。 フィーバータイムに入ると3分間の間、貰えるフェアリーポイントが2倍になるんだにゃ。 ただし、経験値が上がるスピードはそのままなので注意するにゃ。 フィーバータイムのチャンスを活かしてランキング上位を狙うんだにゃ! (喜) ▲ページTOPへ チャンスタイムって? 妖精界を歩いていると、時々チャンスタイムに突入することがあるんだにゃ! チャンスタイムに入ってから、15分間の間に提示された回数分進行すると、豪華アイテムがもらえるのにゃ! 連動衣装を着ていればチャンスタイムの進行速度も倍増するから、もし持っているならチャンスにゃ! もらえるアイテムにゃけど、色々みたいだにゃ。例えばこんな物がもらえるのにゃ! 取得アイテムの一例 一つ言い忘れてたにゃ。 ランクが上がれば上がる程、良いアイテムがもらえるらしいのにゃ!チャンスタイムを利用して、じゃんじゃんアイテムを手に入れるのにゃ!頑張るのにゃ~。 (瞑) ▲ページTOPへ 早期到達って? 今回のイベントでは早期到達キャンペーンがあるにゃ。 イベントトップページに入ってから48時間以内に特定のランクに到達すると、早期到達報酬が貰えるんだにゃ。 スタートダッシュをきってここでしか手に入らない限定衣装を手に入れるんだにゃ!! (笑) ▲ページTOPへ どうしてお花を咲かせるの? 妖精っ子の話によると、咲かせて地面に植える事に意味があるらしいにゃ。詳しい事はアチシからは言えないにゃ。 ただ、必要な事だというのは確かにゃ。妖精っ子の頼みを聞いてやってくれにゃ? まぁ、細かい事は気にせずてきとーに楽しんでくるといいにゃ。珍しい物が沢山見れるかもしれないにゃ。 最近は妖精界にいつでも来れるというわけではないからにゃ…。 さて、アチシは出張仲介所でのんびりするかにゃ~。 (安) ▲ページTOPへ チュートリアルを再生する (c)Ambition
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編集のやりかた PC版 上に「編集▼」という項目があるのでそこから「ページ編集」をクリックすると編集画面にいけます。 スマホ版 画面上部に鉛筆のアイコンで「編集」と書かれてますのでそこをタップすると編集できます。 編集するときに覚えておくと便利なプラグイン プラグインとは、編集画面で入力するとページ上で色々表示されるコードのようなものです。 ここでは私が使っているのだけまとめておきます。もっと詳しく知りたい方は、プラグイン一覧(別タブで開きます)を参照ください。 見出し 文の前にアスタリスク「*」を付けるだけです。3つまで使用出来て、数が少ないほど見出しの文字が大きくなります。文の先頭以外で使えないプラグインです。 水平線 ハイフン「-」を4つ繋げると「編集するときに覚えておくと便利なプラグイン」の上にあるような線が引けます。 太字 bold(){}と打ち、{}の中に太字にしたい言葉を入れればこうなります。編集画面のBと書いてあるところを押してもプラグインが出てきます。 wiki内リンク [[]]と打ち、中にページ名を入れるとwiki内でリンクが貼れます。ページ名とは、ページを開いた時に画面の右上・メニューの上に表示される白字です。 ページ名以外でリンクを貼りたい場合は、[[リンク表示文字列 ページ名]]と打ってください。例としては初手ワッフルみたいな感じです。 これだけ覚えておけばwiki編集で困ることはないはずです。ぶっちゃけプラグイン調べるの疲れた。 そういえばキャラシ書くときにここ見る人が多いと思うので、お手本として平野雨のキャラシ置いておきます。こんな感じで。 あとキャラシヘルプとかも出来れば読んでください。この項目には何を書くかとかが書いてあります。
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炎を保管しておく『不滅のランプ』というアイテムが必要です。 依頼で手に入れることができます。 ▼関連Q&A サラマンダーはどこ?
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1.[断面/立面/展開図設定]ダイアログの[モデル表示]パネルで、[ベクトルシャドウを表示]チェックボックスに チェックを入れる。 2.断面/立面図に影が表示される。 丸山
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トップ キャプボカテゴリ概要 アマレコTVの基礎知識 実況プレイ動画作成 / 2017年03月24日 (金) 19時49分24秒 TVゲームを録画中、アマレコTVで動画に自分の声を入れるための方法は2種類あります。(1)まとめ録りする方法と、(2)別録りする方法です。 アマレコTVではいずれの方法でもかまいませんが、ここではまとめ録りの方法について見ていきましょう。アマレコTVのミキシング機能を使って簡単にできます。 なお、アマレコTVで「PC」ゲームの実況プレイ動画を作成する場合は、アマレコTV デスクトップキャプチャーをご覧ください。以下、「TV」ゲームの実況プレイ動画を作成する場合について見ていきます。 目次 必要なもの アマレコTVで動画に声を入れる方法 マイク音量の調整 アマレコTVでの音量調整 関連ページ 必要なもの 必要なものは以下のとおりです。 アマレコTV アマレコTVのミキシング機能を使うことで、ゲーム映像・音声、マイク音声をすべて同時に録画・録音できます。アマレコTVを導入していない場合は、まずはアマレコTVをご覧ください。 アマレコTVには、従来からあるバージョン3と、2016年2月27日にリリースされたバージョン4の2種類があります。2018年1月現在、弊サイトではバージョン3の使用を前提とした解説になっています。バージョン4には、動画に自分の声を入れる機能がありません。 説明 備考 Ver3.10 ・旧バージョン・多機能・動画に声を入れる機能あり・Ver4.01よりも使用者が多い お薦め Ver4.01 ・新バージョン・Windows 8.1 64bit版に完全対応・録画処理が改善・強化された・未実装の機能は今後追加される キャプチャーボード キャプチャーボードは、基本的にソフトウェアエンコードの製品でなくてはいけません。そうでないとアマレコTVにゲーム画面を表示できないからです。 DC-HC3PLUS MonsterX U3.0R CV710 GC550 製品画像 DC-HC3PLUS MonsterX U3.0R CV710 GC550 アマレコTVの使用 ○ ○ ○ ○ エンコードタイプ ソフトウェアエンコード ソフトウェアエンコード ソフトウェアエンコード ソフトウェアエンコード 接続可能なゲーム機の例 ・PS4、PS3・Switch、Wii U・Xbox One、Xbox 360 ・PS4、PS3・Switch、Wii U・Xbox One、Xbox 360 ・PS4、PS3、PS2・Switch、Wii U、Wii・Xbox One、Xbox 360・PSP ・PS4、PS3、PS2・Switch、Wii U、Wii・Xbox One、Xbox 360・PSP こちら こちら こちら こちら ▲アマレコTVを使用できる製品例 ただし、ハードウェアエンコードの製品であっても、AVT-C878についてはアマレコTVを使うことができます。また、AVT-C875については、Stream EngineをインストールすることでアマレコTVを使用できるようになります。 マイク マイクは、どのようなものでもかまいません。3.5mmステレオミニプラグ接続のマイクとUSBマイクがありますが、どちらでも実況プレイ動画を作成できます。 ▲画面の上へ アマレコTVで動画に声を入れる方法 アマレコTVでは、録画中に声を動画に入れることができます(ミキサー機能)。ただし、アマレコTVのバージョンが4.01の場合は、ミキサー機能がないので注意してください。 マイクをPCに接続します。 アマレコTVの設定画面を開き、「グラフ 3(ライブ)」タブで「ミキサー」にチェックを入れます。プリセットを使用している場合は、「プリセット」タブで「ミキサー」にチェックを入れてください。 ▲「グラフ 3(ライブ)」タブまたは「プリセット」タブで「ミキサー」をONにします。 「ビデオキャプチャ音のループバックを防ぐ」のチェックを外します。これはゲームの音が二重になるのを防止するための設定ですが、ONにしているとアマレコTVの設定によってはゲームの音を録音できません。 「マイクの音」の「デバイス」でマイクを選択します。名称はPCの環境によって異なりますが、たとえば「マイク (Realtek High Definition Audio)」などを選択します。 ▲使用するマイクを選択します。 「PCの音」は、通常は「使わない」を選択します。ここでいうPCの音とは、たとえばSkypeの通話相手の声のことです。もし、録画時にSkypeの通話相手の声を動画に入れたい場合は、「AmaRec Stereo Mixer」を選択し、併せて「ビデオキャプチャ音のループバックを防ぐ」にチェックを入れてください。 Skypeの通話音声を動画に入れる方法を参照 ▲通常は「使わない」を選択します。 「マイク」の「再生」にチェックを入れると入力した音声を再生しますが、通常はOFFにしておきます。これはマイク音が入っているかどうかの確認用です。 マイクに声を入れてレベルメーターが反応していることを確認しましょう。マイクのレベルメーターが反応していない場合は、「デバイス」で選択するマイクをまちがえているか、またはマイク音量が極端に小さい可能性が考えられます。 録画を開始します。 マイクに向かって声を入れます。 録画を停止し、動画を再生して問題ないことを確認してください。 ▲画面の上へ マイク音量の調整 マイクの入力音量を調整しておきましょう。通常、マイク音量は最大でかまいません。Windows側でのマイク音量の調整方法は以下のとおりです。 マイクが接続されていることを確認する。 タスクトレイ(画面右下)にあるを右クリックして、「録音デバイス」を選択する。 「マイク」が動作していることを確認する(*1)。 「マイク」をダブルクリックして、「レベル」タブで音量を最大にする。 ▲「マイク」のレベルメーターが反応していることを確認します。既定のデバイスは「マイク」でなくてもかまいません(なんでもよい)。 ▲画面の上へ アマレコTVでの音量調整 設定画面を開き、「グラフ 3(ライブ)」タブで「キャプチャ」と「マイク」のスライダーを上下に動かすと音量調整できます。ゲーム音の「キャプチャ」は「x0.5」または「x0.25」に、「マイク」は「x1.0(def)」または「x1.5」を目安にするとよいでしょう。マイク音量についてはWindows側でも調整が必要です(上述)。 ここでの音量調整は録画ファイルに影響します(*2)。また、いったん録画したあとは、ゲーム音あるいはマイク音声を個別に音量調整することはできません。したがって、録画の段階でしっかりと音量調整をしておくことが重要です。 マイク音量については、必要に応じて以下のページもご覧ください。 マイクの音が小さいときの対処法を参照 ▲画面の上へ 関連ページ コメント質問など ゲーム実況で使える無料・有料のおすすめ編集ソフトお薦めは3本!AviUtl、PowerDirector、Vegas Proで決まり AviUtlの使い方無料で使える!動画編集ソフトの決定版 ニコニコ動画に高画質な動画をアップロードする方法ポイントは3つだけ!ニコ動で手軽に高画質にしたい人へ YouTubeに高画質な動画をアップロードする方法なぜ画質が落ちる?YouTubeに高画質な動画をアップするやり方 アマレコTV/こんなときはアマレコTVについてのFAQ 実況用PCマイク/こんなときはPC用マイクについてのFAQ ▲画面の上へ
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にゃんにゃんにゃんこのにゃんコレクション 【にゃんにゃんにゃんこのにゃんこれくしょん】 ジャンル テーブル コレクションゲーム 対応機種 ゲームボーイアドバンス 発売元 エム・ティー・オー 発売日 2005年3月24日 価格 4,179円(税込) 判定 なし ポイント にゃんにゃんにゃんこのゲーム化総計356枚のキャラクターカードを収録ゲームそのものは今一つ面白くない サンエックスキャラクターゲームリンク 概要 主なモード 主なルール メインモードのルール ミニゲームのルール 評価点 問題点 総評 その後の展開 概要 1999年にてサンエックスキャラクターとして登場し、多くの猫好きを萌えさせたものまね大好き猫「にゃんにゃんにゃんこ」を題材としたゲームボーイアドバンス用ゲームにあたる。 にゃんこ村を舞台に、様々なステージを選んでプレイしていくのが目的となる。 ゲームとしては一人プレイ専用。キャラクターカードの交換を行う際のみにワイヤレスを使った二人通信が可能。 主なモード ゲームであそぶ 本作のメインモードにあたる。 にゃんこ村の様々なステージにて、キャラクターカードを入手したりゴールを目指すなどしてゲームを進めていく。 ものまねアルバム メインモード内のにゃんこ村の各ステージで入手したキャラクターカードが鑑賞できるモード。 キャラクターカード鑑賞以外にも、エンディング鑑賞(メインをクリアする必要あり)とBGM鑑賞も可能。 おまけ メインモード内のにゃんこ村の各ステージで発生したクイズやミニゲームを単独でプレイできるモード。 他にも環境が整っていればGBAワイヤレス通信にてお互いが所持しているキャラクターカードの交換ができる。 交換するにはGBA本体と本ソフトが2つづつ必要となる。 交換できるカードは「ノーマル」と「ぷちレア」のみとなっており、「スペシャル」のカードの交換はできない。 交換と銘打ってはいるが、実際のところは交換した側のカードはなくならず、お互いがノーリスクで同じカードを所持できる親切仕様となっている。 主なルール メインモードのルール 「ゲームであそぶ」を選ぶとにゃんこ村MAP画面に移項する。 にゃんこ村には全部で12のステージがあり、好きなステージを自由に選択してプレイしていく。 各ステージは何度でも選択してプレイ可能であり、クリアしたからといって二度とプレイできないという事態は一切ない。 にゃんこ村の全ステージ、及びキャラクターカードの枚数を下記に示す。なお、「N」「P」「S」とは左から「ノーマルカード」「ぷちレアカード」「スペシャルカード」の略称である。下記のステージ以外にも「にゃんこ駅」という選択場所があるが、これを選んでもタイトル画面に戻るだけでステージの類ではない。 ステージの名前 N P S にゃんこ茶屋 18 4 1 にゃんこカフェ 20 5 3 にゃんこ休み 15 5 2 にゃんこ飯店 23 5 1 にゃんこレストラン 21 5 1 にゃんこまつり 18 4 1 にゃんこ温泉 28 7 1 にゃんこ神社 1 3 1 にゃんこバーガー 30 5 1 駄菓子屋にゃんこ 43 5 1 にゃんこパーティー 19 3 1 にゃんこマーケット 48 6 1 にゃんこを操ってステージを歩き周り、ゴールを目指すのが大方の目標となる。 各ステージはすべてすごろく方式での移動となっており、サイコロを回しながらマスを進めていく。 サイコロの出目は1~6まであり、出目の出方は完全に運になっている。一人プレイ専用なのでステージを終えるまで黙々と一人ルーレットを回していく事になる。 マスの進み目は所々に分岐がされているが、どう進もうがゴールは固定となっている。また、進み方によっては同じマスに何度でも止まる事が可能。 特にゲームオーバーになる様な条件は存在せず、プレイ内容に関係なくいつかはゴールにたどり着ける様になっている。 マスの種類は以下のものがある。 出目の途中でも強制的にストップとなるマス。 「じゃんけんマス」…相手にゃんことのじゃんけん勝負となる。じゃんけんするにはコバンが必要。 「ミニゲームマス」…ミニゲームが発生する。何のミニゲームなのかはランダム。 「ブックショップ」…様々な本をコバンと引き換えに購入し読む事ができる。 「アイテムカードショップ」…様々なアイテムカードをコバンと引き換えに購入できる。また、所持しているアイテムカードを売却できる。 「ゴールマス」…ここに止まればステージクリア。但し、クリア条件を満たしていない状態で止まると、クリアできないままにステージ内を再び移動する事になる(下記)。 通常通りのストップとなるマス。 「ノーマルマス」…何の効果もない。 「スタートマス」…ここからステージが開始される。マスそのものの効果は何もなし。 「一方通行マス」…後戻りができなくなる。マスそのものの効果は何もなし。 「インフォメーションマス」…何かの情報が得られる。 「コバンUPマス」…特定量の所持コバンが増える。 「コバンDOWNマス」…特定量の所持コバンが減る。 「ポイントUPマス」…特定量の所持にゃんこポイントが増える。 「ポイントDOWNマス」…特定量の所持にゃんこポイントが減る。 「アイテムカードマス」…アイテムカードが1枚貰える。何のカードなのかはランダム。 「ルーレットマス」…ルーレットが発生し何かの効果が起こる。 「クイズマス」…クイズが発生する。 「イベントマス」…イベントが発生し、イベントポイントが1つ貰える。 その他のマス情報。 すべてのマスを通り過ぎる度にコバンが1枚づつ増えるボーナスがある。 UPマスとDOWNマスには通常のものの他に、サイコロの目が付いているものがある。これに止まるとサイコロを2~3個振り、その総計数のコバンかにゃんこポイントが増減する。 ステージによっては「通行禁止」の立て札が表示されたマスがある。これには一切の停止はできず、他のマスへの迂回を余儀なくされる。 各ステージのゴールマスでゴール(クリア)するには、ゴール前に以下の3つの条件を満たす必要がある。 「にゃんこポイント」 ポイントUPマスなどで入手できる「にゃんこポイント」を特定数溜める事がクリア条件の1つとなる。 「イベントポイント」 イベントマスで入手できる「イベントポイント」を3つ溜める事がクリア条件の1つとなる。 「とくしゅじょうけんポイント」 プレイするステージによっては「じゃんけんに○回挑もう」「マスを○○マス進もう」という条件が1つだけあり、それを満たす事でポイントが溜まっていく。それを特定数溜める事がクリア条件の1つとなる。 このゲームにおけるステータス画面は以下のものがある。 「コバン」…所持しているコバンの枚数。ショップマスなどで商品を購入したり、じゃんけんマスの勝負を受けるのに必要なもの。 入手方法は「マスを通過/ストップする度貰える」「コバンUPマスに止まる」などの方法がある。 「にゃんこポイント」…所持しているにゃんこポイントの数。クリア条件に必要なもの。 入手方法は「ポイントUPマスに止まる」「ミニゲームマスのミニゲームをクリアする」などの方法ある。 「イベントポイント」…所持しているおはなしイベントポイントの数。クリア条件に必要なもの。 入手方法は「イベントマスに止まる」のみで、それ以外の入手方法はない。 「とくしゅじょうけんポイント」…詳細は上記にて。クリア条件に必要なもの。 入手方法はそのステージによって異なるので割愛。 「所持アイテムカード」…所持しているアイテムカードの内容。 入手方法は「アイテムカードショップでカードを購入する」「アイテムカードマスに止まる」といった方法がある。 アイテムカードについて。 名称がキャラクターカードと似ているが、それとは全く無関係のカードである。 アイテムカードを所持していればサイコロをふる前に使用するカードを消費し、様々な恩威を受ける事ができる。 アイテムカードは最大で6枚しか所持できない。また、全く同じ効果のカードでも別のカードとしてカウントされるので、必ず6枚きっかりしか持てない。 アイテムカードの種類は以下のものがある。 「数字カード」…1~6の数字が書かれたカード。使用すると数字分のマスが進める。 「効果倍増カード」…このカードを使用すると、その先に止まったUPマス、DOWNマスなどの効果が倍増する。 「サイコロ倍増カード」…このカードを使用すると、サイコロを振る数が倍増する。 「効果なしカード」…このカードを使用すると、その先に止まったマスの効果を無効にする。 「ランダムカード」…何が起こるか分からないカード。 「キャラクターカード入手カード」…ランダムで何かのキャラクターカードが入手できる。 キャラクターカードの分類と入手方法。 キャラクターカードには以下の3つの分類がある。以下詳細。 「ノーマル」…にゃんこの絵柄だけが表示されたカード。 「ぷちレア」…にゃんこの絵柄と解説が表示されたカード。 「スペシャル」…にゃんこの絵柄と解説が表示され、専用のアニメーションが用意されているカード。 キャラクターカードは以下の方法で入手可能となる。なお、カードは一部例外を除けばそのステージ内専用のものしか入手できない。 じゃんけんマスに止まってじゃんけんに勝利する。このマスではダブりカード(入手失敗)(*1)を引いてしまう場合もある。 ミニゲームマスに止まってミニゲームをクリアする。 クイズマスに止まって全3問出題される○×クイズを2問以上正解する。 ステージ内のイベントマスに3回止まる。 所持カードの「キャラクターカード入手カード」を使用する。このカードではダブりカード(入手失敗)を引いてしまう場合もある。 そのステージをゴールする。スペシャルカードはこの方法でしか入手できない。 メニューの「おまけ」にて相手プレイヤーとGBAワイヤレス通信でカードを交換する。 エンディングとキャラクターカード制覇に関して。 12のステージをすべてゴールすればエンディングとなる。どのステージもゴールさえすればいいので、さほど手間がかからないと思われる。 エンディング発生後は、メニューの「ものまねアルバム」でエンディングが自由に鑑賞可能となる。 キャラクターカードすべてをコンプリートするとお祝いのメッセージが表示される(それ以外の特典はなし)。 ミニゲームのルール メインモードで発生するミニゲームの詳細は以下の通り。 メイン以外でもメニューの「おまけ」でミニゲームは自由にプレイ可能となっている。 各ミニゲームは「かんたん」「ふつう」「むずかしい」「とてもむずかしい」の4つの難易度が用意され、自由に選択が可能。 なお、どの難易度でクリアしても特にこれといった優遇的な見返りはない。 + ミニゲームの内容 「にゃんこのまちがいさがし」 画面左側と右側に同じイラストが表示されるので、その中から間違いを場所をすべて当てていく。 間違いを当てるとそこに○印が付く。無関係な場所を当てると微小のタイムロス。 十字ボタンでカーソルの移動。Aボタンで間違い場所を当てる。 制限時間以内に指定数の間違いをすべて当てればクリアとなる。 「にゃんこのカードあわせ」 12枚の裏返しカードが表示されるので、同じペアの絵柄カードを当てていく。 十字ボタンでカード選択。Aボタンでカードをめくる。 許容ミス回数があり、それがなくなるとクリア失敗。許容ミス回数尽きずにすべてのカードをめくるとクリア。 「にゃんこのえあわせパズル」 3 × 3のスライドパネルがシャッフルされるので、それを元の形に戻していく。 十字ボタンでパネルの選択。Aボタンでパネルの移動。 制限時間があり、それがなくなるとクリア失敗。制限時間が尽きずに元の形に戻せばクリア。 「にゃんこのスイカわり」 目隠ししたにゃんこが左から右へと移動する。右側にいるスイカにゃんこに向かって目隠しにゃんこを導いていく。 十字ボタン上下で目隠しにゃんこをボタンの方向に進ませる。但し、目隠しにゃんこはふらふら状態なのですぐにその方向に進んでくれるとは限らない。 目隠しにゃんこがスイカにゃんこに近づいてスイカ割りをすればクリアとなる。 「にゃんこのオーダーパニック」 にゃんこ客が様々なオーダーを頼むので、そのオーダー通りの商品を店員にゃんこに指示していく。 画面下に商品に対応した操作が表記されているので、対応操作をして商品を渡していく。間違った商品を渡したり、一定時間経っても商品を渡せないとにゃんこ客が帰ってしまいタイムロス。 制限時間以内に指定ノルマ分の商品をすべてにゃんこ客に渡せばクリアとなる。 「にゃんこのにゃがしそうめんすくい」 流しそうめんからにゃんこが流れていくのでそれを手桶でキャッチしてタライに入れていく。 手桶は3匹までしか入れられず、4匹以上入れてしまうと手桶がひっくり返ってタイムロスな上に、落っことしたにゃんこ分の指定ノルマ数が増加してしまうペナルティ。 時折「緑色のにゃんこ」が流れてくる場合がある。緑にゃんこは2匹分の重さがあり、それを考慮して手桶をキャッチしなければならない。 十字ボタン左で流しそうめんを手桶を待機させる。右で手桶をタライ側に移動させ、Aボタンでタライににゃんこを入れる。 制限時間以内に指定ノルマ分のにゃんこをタライに入れればクリアとなる。 評価点 にゃんにゃんにゃんこの可愛いらしさがたっぷりと詰まっている。 このゲームにおける8割以上の評価点はこれに一点集中しているといっても過言ではないだろう。 にゃんこ達の可愛さがこれでもかという位に再現されており、「にゃんにゃんにゃんこのキャラゲー」としては申し分なき出来であろう。 ゲーム内に登場するにゃんこの種類は豊富であり、にゃんこファンならばにゃんこ達を眺めているだけでも2828してしまう事は請け合いである。 キャラクターカードは総計356枚もあり、それをゲットするのが楽しい。にゃんこファンにとってはカードをコンプリートして2828しっぱなしになればいいさ。 上質なテンポ感。 余計な演出は一切なく、さっぱりとゲームが進行する軽快さを持っているのは嬉しい。 操作性も万能で複雑なものは一切なく、ゲーム内に操作などの説明がなされる為に説明書なしでもすぐに入り込める。 そしてエム・ティー・オー製の例に漏れず説明書自身も丁寧に作られているというこだわり様。 問題点 純粋にゲームとしてみると面白みが薄い。 このゲームの要は「サイコロ振ってカード集めてゴールを目指す」だけであり、それ以外に何が楽しいのかといわれると答え様がない…。 どのステージも似たようなマスで構造され、淡々と一人すごろくするだけなので即効でマンネリ感を覚えてしまい、平たくいえば作業感だけが非常に強いゲームでしかない。 ミニゲームはたったの6種類しかなく、違うステージで同じものが平然と使い回される。 ジャンケンは当然ながらただの運ゲーであり、クイズは同じ問題被りまくりですぐに覚え回答と化す。 ただサイコロ振っているだけでもいつかはゴールに着くので、アイテムカードは無理に使う必要もなく戦略味は皆無。 さらにはすごろく方式なので、いざという時に止まりたいマスにたどり着きにくいというジャンル上の問題まである。 …と、このゲームにおけるゲーム性に関しては負の印象しか思いつかない。 すなわち、にゃんこ達に出会いキャラクターカードを集めるという目標に楽しみを見出せなければ、はっきりいって駄作以下の作品という事になる。 ステージが用意されていないにゃんこ村の施設。 ゲーム内のにゃんこ村MAPにはステージとして選べるもの以外にも、「にゃんこ城」「にゃんこ湖」「にゃんこ山」といった絵が表示されているのだが、これらはただの飾りで何もない。 特ににゃんこ城に関してはかなり目立つ場所に表示されているだけにステージが用意されていないのは少々腑に落ちないところ。 また、「にゃんこ駅」がタイトル画面に戻るだけの存在でしかないのも残念。原作ではいっぱい名物にゃんこがいる施設なんだが…。 総評 「にゃんにゃんにゃんこのキャラゲー」としては非常に上質な作品だが、「1つのゲーム」としては早い段階から飽きてくる恐れが強い。その辺はファンソフトとして割り切るしかない模様。 その後の展開 本作の約1年後にリリースされたニンテンドーDSソフト『サンエックスランド テーマパークであそぼう!は、本作のすごろく形式のゲーム性をベースにして、キャラゲー度の強化が図られている。 しかし、元である本作が今一つ面白くないので、こっちも本作と似たような評価に留まっている。
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依頼主 インドラ 出現条件 インドラ第一次進化 クリア条件 以下の神様の親密度を上げるインドラ 親密度30 成功報酬 薬草 依頼時 力を解放してくれてありがとうな!実はもっと強くなることもできるんだ。まずはお前との信頼が必要なんだが、協力してくれるか? クリア時 ありがとうな!これでお前と俺は確かな仲だぜ!あとは進化石を手に入れるだけだ!
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『可愛いは正義』 32KB 制裁 自業自得 赤ゆ ゲス 現代 21作品目。久々の投稿です。 注意書きです。 1 久々の投稿で、リハビリ的な内容になっています。 2 似たような展開が続き、ストレスがマッハになる可能性があります。 それでもOKという方のみ、どうぞ。 「ぴいぃっ……!」 「れ、れいみゅだけはたちゅけてにぇ!?」 「ち、ちにたくにゃいぃっ!!」 「くしょびゃびゃあぁぁぁぁっ!!しゃっしゃとれいみゅをたちゅけろおぉぉぉぉっ!!」 「ゆんやあぁぁぁぁっ!!」 「あー……、うぜぇ……」 ……そこは、とある街中の、とある一軒家。 その一軒家の中は今、、甲高い耳障りな声が、いくつも響いていた。 リビングには一人の青年と、五匹の薄汚い赤ゆっくりれいむと、青年の足元で完全にひしゃげてピクリとも動かない、同じく薄汚い一匹のゆっくりれいむがいた。 赤れいむ達は汗やら涙やらしーしーやら体中から液体を流し、泣き叫んでいた。 そんな赤れいむ達を、青年は汚物を見るような眼差しで見ていた。 青年の足元のれいむは、既に事切れているのだろう。 一体何故、こんな状況になっているのか。 「……で、ここは誰の家だっけ。お前らの糞親は、自分の家とか言ってたけどなぁ」 「しょ、しょれは、れいみゅの」 「あ~ん?」 「「「「「に……、にんげんしゃんのおうちでしゅうぅぅぅぅっ!!」」」」」 理由は簡単、この赤れいむ達とれいむは野良ゆっくり親子で、母れいむが青年の家の窓ガラスを石で割って不法侵入し、おうち宣言をしたからだ。 ……それも、青年がその部屋で昼寝をしていて、そこにいるにも関わらず、だ。 最初、母れいむは自分はしんぐるまざーだの、可哀想だのグダグダ言って、青年に奴隷になるよう命令した。 赤れいむ達は親れいむの後ろで青年を罵倒していた。 ……それに対し青年は、無言で母れいむに近づき、思い切り蹴り上げた。 母れいむは悲鳴を上げる間も無く壁に激突し、数回バウンドして青年の所へ戻ってから、初めて悲鳴を上げた。 青年は追撃とばかりに、母れいむの顔面を何度も踏み、歯をへし折り、目玉を潰した。 昼寝を邪魔された事、窓ガラスを割られた事、糞饅頭に馬鹿にされた事などで怒りがピークに達したのだろう。 赤れいむ達は離れた場所で『やめちぇにぇ!いちゃがっちぇるよ!』と言ってたが、そんな事はお構い無しだった。 最初のうちは、母れいむもやめろだの糞ジジイだの言ってたが、やがて何も言わなくなり、最後にビクリと大きく痙攣して、それっきり動かなくなった。 ……そして、今に至る。 「はい、良く出来ました。ご褒美に、そこの糞饅頭と同じ場所に送ってやるよ」 青年はニコリと笑みを浮かべながら、そう言った。 「い……、いやぢゃあぁぁぁぁっ!!」 「ごめんにゃちゃいぃぃぃぃっ!!」 「おにぇぎゃいだかりゃころちゃにゃいでえぇぇぇぇっ!!」 「ゆんやあぁぁぁぁっ!!」 「いちゅまでねちぇりゅにょおぉぉぉぉっ!?くちょびゃびゃあぁぁぁぁっ!!」 青年から死刑宣告を受けた赤れいむ達は先程以上に喚き散らした。 (……ったく、死にたくねぇなら生まれてくんなっつーの) 少し矛盾しているような事を思いながら、青年は拳を振り上げた。 「にゃんでえぇぇぇぇっ!?にゃんでれいみゅがこんにゃめにあうにょおぉぉぉぉっ!?」 「おかちいよおぉぉぉぉっ!!」 そしてその拳を赤れいむ達目がけて振り降ろし……。 「「「「「れいみゅたち、こんにゃにきゃわいいにょにいぃぃぃぃっ!?」」」」」 ……赤れいむ達に当たる前に、拳を宙で止めた。 「「「「「ゆっ……!?」」」」」 潰されるものだとばかり思っていた赤れいむ達は、青年が何故途中で拳を止めたのか分からず、困惑していた。 「……なぁ、お前ら、それどういう意味?」 ……青年が赤れいむ達を潰すのを止めた理由は、赤れいむ達の『それ』にあった。 「まさか、自分達が可愛いから、こんな目に合う訳ないってことは、ないよな……?」 ……ゆっくりは自分が死ぬ直前に『もっとゆっくりしたかった』とか『ゆっくりしてたけっかがこれだよ』など、やたらと辞世の句を語りたがる。 青年もそれを理解していた。 だからこそ、まさかこの赤れいむ達の辞世の句が『こんなに可愛いのに』とは思ってなかったのだ。 それで思わず面喰ってしまい、青年は拳を止めてしまった訳だった。 「「「「「あ……、あちゃりまえでちょおぉぉぉぉっ!?」」」」」 ……実際、そのまさかだった。 「れいみゅは、こんにゃにぷりちーにゃんだよ!?とっちぇもきゃわいいんだよ!? 「きゃわいいれいみゅには、ゆっくちできりゅおうちや、あみゃあみゃしゃんがあっちぇ、とうじぇんにゃんだよ!?」 「にゃのに、れいみゅたちはのらにゃんだよ!?かいゆっくちじゃにゃいんだよ!?」 「にんげんのどりぇいもいにゃんだよ!?おかちいにきまってりゅでちょ!?」 「だかりゃ、こにょおうちはれいみゅたちのものにゃのに、にゃんでじゃましゅるの!?」 ……赤れいむ達の言い分を、青年は次のように訳してみた。 自分達は可愛い。 可愛いから快適な家や美味しい食べ物、人間の奴隷などが自分達にあって当然だ。 なのに自分達の境遇は何だ、可愛いのに、こんなのおかしいではないか。 だからせめてこの家を手に入れようとするのに、何故邪魔をするのか分からない。 ……第三者からしてみても、あまりに自分勝手で正当性のない主張。 それでもこの赤れいむ達は、それが世の心理と信じている。 母れいむの教育か、性根が腐っているのか、理由は分からないが、とにかく救いようがなかった。 「ほぉ~……、そうかそうか。お前らは自分の可愛さに、そこまで自信があるのか」 ……赤れいむ達の言い分を聞いた青年は、赤れいむ達をまじまじと眺めながら、そう言った。 「「「「「しょうだよ!!」」」」」 青年にそう尋ねられた赤れいむ達は、自信満々に答えた。 それを見た青年は、ニヤリと笑ってこう言った。 「じゃあさ、それを俺に証明してくれないかな?」 可愛いは正義 作:ぺけぽん 「ゆうぅぅぅぅっ!!」 「にゃんでれいみゅをこんにゃところにいれりゅの!?」 「ばかにゃの!?ちにゅの!?」 「はやきゅだちてにぇ!!」 「いまにゃらどりぇいにしゅりゅだけで、ゆるちてあげりゅよ!!」 ……あれから数分後。 青年は流し台から透明なボウルを持ってきて、その中に赤れいむ達を放り込み、リビングのテーブルの上に置いた。 「まぁ、聞けよお前ら」 青年は近くに置いてあった数日前の新聞紙をテーブルの上に敷きながら言った。 「俺はこう見えて、可愛い生き物が好きでな?犬とか、猫とか、良いよなぁ?」 「「「「「にゃにいっちぇりゅの!?ばかにゃの!?ちにゅの!?」」」」」 青年が赤れいむ達に言った事は嘘ではなく、本当に可愛い生き物が好きだった。 哺乳類や爬虫類など種類問わず可愛い生き物が大好きで、毎週『志○動物園』を欠かさず録画する位であった。 自分でも別室でそういう類の生き物を飼っていて、世話をしているのだった。 一方、赤れいむ達は青年の言っている内容が信じられないようだった。 大方、野良猫や野良犬にトラウマでもあるのだろう。 「お前らは親と一緒に俺の家で勝手におうち宣言した。そうだよな?」 「にゃにいっちぇりゅの!?しょれはれいみゅ」 「そうだよなぁ?」 「「「「「しょ、しょうでしゅ……」」」」」 青年の言葉を否定しようとした赤れいむに対して、青年が笑顔で睨み付けると、大人しくなった。 先程ボウルに入れた事に対して文句を言っていたあたり、青年に対する恐怖を忘れていたのだろう。 「分かりゃいいんだ。本当なら絶対許されない事なんだが、それをなかった事にしてやろうかなって思ってるんだ」 「「「「「ゆっ!?」」」」」 「お前ら、可愛いんだろ?だったら飼いゆっくりにしてやるよ」 「しょ……、しょれ、ほんちょう?」 「あぁ、本当だ。一匹だけなんて言わない、全員飼いゆっくりにしてやるよ」 「「「「「ゆわ~い!やっちゃ~!!」」」」」 赤れいむ達はとても喜んだ。 つい先程までの自分達の立場を考えると、そうなるのも仕方ない。 これから先の飼いゆっくりの快適な生活を考え、赤れいむ達は夢心地だった。 「ただし」 「「「「「ゆっ……?」」」」」 「さっきも言ったが、俺に証明してくれよ。自分が可愛いって所」 「「「「「ゆ……?ゆ、ゆ……?」」」」」 赤れいむ達は、青年が何を言っているのか、いまいち理解しかねない状態だった。 「はっきり言って、人間の俺から見たら、お前らゆっくりは全部同じ顔に見えるんだよ。だから他のゆっくりとは違うって所をアピールしてくれ」 「あぴーる?」 「にゃにしょれ?おいちいにょ?」 「ばかにゃの?ちにゅの?」 「自分の一番可愛いって所を、俺に見せろって事だよ」 「「「「「じゃあかんたんだにぇ!!」」」」」 てっきり難しい条件を出されるのかと心配していた赤れいむ達は、すっかり安堵した。 ただ自分が可愛い所を見せつければ、それで良し。 それだけで飼いゆっくりなれるなんて、なんと美味しい条件だろうか。 赤れいむ達はそう考えていた。 「それじゃあ、最初は誰にするかな……、よし、お前だ」 青年はボウルの中から適当に一匹選び、それを新聞紙の上に置いた。 新聞紙を敷いたのは、赤れいむ達は野良で汚れているから、テーブルに汚れを付着させたくなかったからだ。 「ゆ~ん!れいみゅがいちばんにょりだよぉ!」 「がんばっちぇにぇ!れいみゅ!」 「きゃわいいとこりょ、みしぇちゅけてにぇ!」 最初に選ばれたのは、三女れいむだった。 「それじゃ、みちぇちぇにぇ!」 三女れいむは元気よくそう言って、大きく息を吸って……。 「きゃわいくっちぇ、ごみぇんにぇ~!!」 クイッ!キュルンッ! ……三女れいむは、尻を軽く浮かせるような感じで体をクイっと捻らせつつ、ウインクをした。 (ゆっ!でちゃよ!れいみゅのおはこの、ういんくっ!) (ゆ~ん……、れいみゅがやろうとおもっちぇたにょに……) ボウルの中の赤れいむ達は、三女れいむのういんくっを見て、これは決まったと確信していた。 (ゆ~ん!らくしょうしゅぎて、こわいくりゃいだにぇ!) 三女れいむもまた、同じように自分の出来に満足していた。 「……うん」 青年はそれを見て、にっこりと優しく微笑んだ。 「失格」 「どぼぢ」 笑顔のまま、抗議しようとする三女れいむの上に拳を振り降ろし、グチャリと潰した。 「「「「ゆ……?」」」」 ボウルの中の姉妹達には、一瞬何が起こったのか理解出来なかった。 「ったく、何がごめんねだっつーの」 青年はティッシュで手を吹きながら、かつて三女れいむだった餡子の染みを見つつ、そう呟いた。 「「「「ゆ……、ゆんやあぁぁぁぁっ!?」」」」 ようやく何が起きたのか理解した赤れいむ達は、今日何度目になるか分からない悲鳴を上げた。 「にゃんでえぇぇぇぇっ!?にゃんでころちたのおぉぉぉぉっ!?」 「あんにゃにぷりちーだっちゃのにいぃぃぃぃっ!?」 今の何がいけなかったのか。 あのういんくっは完璧だったのに。 それが赤れいむ達には分からなかった。 「決まってんだろ?こいつがさっぱり可愛くなかったから潰したんだよ」 「「「「ゆうぅぅぅぅっ!?」」」」 「言ったよな?なかった事にしてやろうかなって。俺はチャンスをやったのに、こいつはそれを、自分で駄目にしちまったんだよ」 「「「「ゆ……!?」」」」 「こいつは自分で、自分は全く可愛くない糞饅頭ですって事を証明しちまったんだ。糞饅頭は殺すに限るからな。だから潰すんだよ」 青年のその言葉に、赤れいむ達は言葉を失ってしまった。 何を言ってるんだこいつは。 今のはどこからどう見ても、十分可愛かっただろうが。 お前の目は腐っているのか。 ……本当はそう言いたかったが、青年の逆鱗に触れる事は避けたいと、皆思っていた。 「あぁ、何でこいつが可愛くなかったかって言ってないよな」 「「「「ゆ……」」」」 「生ゴミがこびり付いた歯を出して、目やにが付いた目でウインクされたら、殺意しか湧かないだろうが。ゆっくり理解したか?」 「「「「ゆ……、ゆっくち、りきゃいしちゃよ……」」」」 当然、赤ゆ達は納得していなかったが、文句を言ってここで殺されるのだけは嫌だった。 「あぁ、そうそう、一度他の奴がやった事は、絶対にやるなよ?二番煎じはゆっくり出来ないからな」 青年はそう言ったが、例え言われてなくても、赤れいむ達は同じパフォーマンス(笑)はやらないだろう。 青年がそれを気に入らない以上『実行=死』なのだから。 「じゃあ次は……、よし、お前」 先程と同じように、青年はボウルの中から一匹摘まみ上げ、新聞紙の上に置いた。 「ゆ……」 「れ……、れいみゅ、がんばっちぇにぇ!」 「お、おねえちゃん、おうえんしゅるからにぇ!」 次に選ばれたのは、二女れいむだった。 先程と比べると、明らかに姉妹の応援の声が小さい。 一回の失敗が死に繋がるとなれば、当然か。 (ゆっ……!れいみゅはきゃわいいよ……!だいぢょうぶだよ!) 二女れいむは心の中で自分を元気づけた。 ……そうしなければ、心が折れそうだった。 「しょ、しょれじゃあ、いきゅよ!!」 二女れいむはクルリと青年に背……、いや、尻を向けた。 プリッ、プリッ!モルン、モルン! 「ゆ、ゆ~ん!れいみゅのぷりちーしぇくしーなおちりをみちぇにぇ!」 プリッ、プリッ!モルン、モルン! 二女れいむは無理矢理笑顔を作りながら、プリプリと尻を振っていた。 (ゆっ……!ぷりけちゅっ……!こりぇならいきぇるよ!) (ど、どうちよう……!れいみゅ、もうやりぇるものがにゃいよ……) ボウルの中の赤れいむ達は、二女れいむのぷりけつっを見て、これなら大丈夫だろうと思っていた。 (ゆ……!れいみゅのおはこのぷりけつっ!だったら、くしょじじぃも……) 二女れいむは汗だくになりながら、必死に尻を振っていた。 「ほう……、これは……」 青年が驚きの表情を浮かべながら、そう呟いた。 「死刑」 「にゃにいっちぇ」 二女れいむが抗議を言い終える前に、青年はポケットからボールペンを取り出し、それを二女れいむのあにゃる目がけブスリと突き刺した。 「gcるいrxmxふぁwみgじぇrwfzf!?」 ボールペンはあにゃるだけでなく、二女れいむの中枢餡まで貫通していた。 二女れいむは叫び声も上げられず、白目を剥いてビクリと大きく痙攣すると、パタリと横に倒れた。 「いやぁ、すっかりインクがなくなってたもんだから、使い道ないなーと思ってたけど、丁度良かったな」 青年はニコニコ笑いながらそう言った。 ……もちろん、この為に使おうと思ってポケットの中に忍ばせておいたものだったが。 「「「ぴ……、ぴいぃぃぃぃっ!?」」」 じょわぁ……。 ボウルの中の赤れいむ達は、三女れいむ以上の酷い殺され方をした二女れいむを見て、おそろしーしーを漏らした。 何で!?どうして!? 一体今のどこが駄目だったの!? ういんくっに続いて、ぷりけつっまで否定された赤れいむ達は、半ばパニックになっていた。 「何でって顔してるけどさぁ……、糞がこびり付いた尻を振ってる糞饅頭を見て、心癒される奴なんて、ただのキチ○イだろうが」 青年は上着のポケットから、タバコ箱を取り出し、一本口に咥えた。 「お前らさぁ……、分かってんのか?」 青年はボールペンを取り出した方の反対側のポケットからライターを取り出し、火を付けた。 ボワアァァァァッ!! ライターの火柱は軽く5センチは超えていた。 当然、そのライターは普通のものではなく、青年が愛用している改造ライターだった。 「「「ぴゃあぁぁぁぁっ!?」」」 びゅるるるっ……。 その火柱を見た赤れいむ達は、恐怖のあまり、おそろしーしーの勢いが増してしまった。 「お前ら『だけ』が可愛いと思っても意味ねぇんだよ。分かる?自己満足なんざいらねぇんだよ」 「で……、でみょ……」 「れ、れいみゅ……」 「きゃ、きゃわいぃ……」 「あぁ、糞饅頭のガキ共は全員糞饅頭だったって事か。こりゃ処分だな処分」 ボワアァァァァッ!! 「「「ゆっくちりきゃいちましたあぁぁぁぁっ!!」」」 「いやぁ、物分かりが良くて助かるなぁ。よし、次行ってみよう!」 明らかに徐々にテンションが高くなってきている青年は、次の赤れいむを手早く掴み、新聞紙の上に置いた。 「ゆ……、ゆ……」 「「……」」 次に選ばれたのは、四女れいむだった。 もはや、姉妹達の応援はなかった。 (こ……、こうにゃったら、あ、ありぇをやりゅしかにゃいよ……) 四女れいむは覚悟した。 本当は、自分だけの取って置きの技、一種の切り札。 他の姉妹に技を盗まれるのを避けて、今までやってこなかったが、この際そんな事は言っていられない。 「ゆ……、ゆうぅぅぅぅっ……!」 四女れいむはぷく~をして、精一杯力を溜めて……。 うにょ~ん……。 「にょ……、にょ~びにょ~びしゅるよ!!」 自分の体を数センチ長く伸ばしていた。 まるでイソギンチャクの触手を思わせる体型だった。 四女れいむは必死の形相でウネウネと体を揺らせていた。 「……」 「……」 残りの赤れいむ達は、何も言わず、唖然としていた。 「……」 同じように、青年も無言だった。 (ゆ……、ゆゆ~ん……!!みんにゃ、れいみゅのおきゅのてに、こちょばをうしなっちぇるんだにぇ!!) 四女れいむは、自分のの~びの~びの破壊力を確信していた。 「……すげぇ。すげぇよお前……」 青年は唖然としつつ、手がプルプルと震えていた。 「テラきめぇよ」 「たちゅけ」 青年は許しを乞おうとした四女れいむの頭付近を掴み、口に改造ライターをねじ込み、着火した。 ボワアァァァァッ!! 「ぶぼごおぉぉぉぉっ!?あづびごべえぇぇぇぇっ!?」 四女れいむの口内は完全に焼け焦げ、火は体内へと侵入し、命の餡子を焼き焦がした。 内側から餡子を焼かれ、皮が徐々に黒ずんでいく。 「ぼ……、ご、ご……」 四女れいむの目の焦点は完全に合っておらず、体は水分を失い、体が伸びきったままの状態で皮がパキパキに乾燥していた。 「ぼ……」 青年が手を離すと、四女れいむはそのまま横に倒れた。 倒れた瞬間、腹部の皮が破け、中からドス黒く焦げた餡子がドロリと出てきた。 四女れいむはピクリとも動かず、絶命しているのが一目で分かった。 「ゆ……、わ、あ、あ……」 「ゆ……、ぴ……、ひぃ……」 残った赤れいむ達……、いや、長女れいむと末っ子れいむと呼ぶべきか。 二匹は四女れいむが焼き殺される間、ずっと飴細工の歯をガチガチと鳴らし、震えていた。 もうしーしーは出しきっており、代わりに脂汗やら冷や汗やらがダラダラと体中から流れていた。 「……で?次は、誰がやる?」 青年は二匹を見比べながら、そう言った。 ……二匹はようやく気付いた。 いや、気付くのがあまりにも遅すぎた。 選ばれたら、死ぬ。 この人間には、自分達の可愛さを見る目が全くない。 ういんくっ、ぷりけつっ、の~びの~び……、自分達の十八番が通用しないなんて、目が節穴……、いや、腐りすぎている。 つまり、何をやっても無駄。 二匹はそう考えていた。 「れ……、れいみゅがしゃきにやっちぇいいよ?お、おねえちゃんは、あとでいいきゃらにぇ?」 「お、おねえちゃんが、しゃきにしちぇにぇ?こ、こういうにょは、おねえちゃんがしゃきっちぇ、きまっちぇるよ?」 二匹は冷や汗をダラダラ流しながら、明らかな作り笑いを浮かべ、互いに相手に先に行くよう促した。 「にゃ、にゃんでもいいよ!れいみゅがしゃきにいっちぇにぇ!」 「い、いやぢゃよ!わがやのしゅえっこあいどりゅに、しにぇっちぇいうにょ!?」 自分はまだ死にたくない、代わりにお前が死にに行け。 ……そんな雰囲気が二匹の間に漂っていた。 「うるちゃいぃぃぃぃっ!!にゃんでもいいきゃら、しゃっしゃといけえぇぇぇぇっ!!」 「ゆっがあぁぁぁぁっ!!こにょくじゅうぅぅぅぅっ!!げしゅれいみゅうぅぅぅぅっ!!」 もはや、二匹の間には家族や姉妹の絆なんてものは、欠片もなかった。 ……最も、最初からあったのかどうかすら怪しいのだが。 「あー……、めんどくせぇなぁ……。お前ら自分が死ぬのが怖いのか?だったらこうしよう」 「「ゆっ!?」」 「まとめて二匹、俺にアピールしろ。俺が認めた方だけ、飼いゆっくりにしてやる」 「「……」」 それを聞いた二匹は、ただ固まっていた。 「「ゆ……、ゆぴゅ……、ゆぴゅぴゅぴゅっ……!!」」 ……そして、徐々に笑い声を上げていた。 「「ゆーぴゅっぴゅっぴゅっ!!しょんにゃのらっくしょーだにぇっ!!」」 二匹は最初の頃の余裕を完全に取り戻していた。 青年のルール変更は、二匹にとって好都合だった。 つい先程までは、自分が殺されてしまう可能性があったので、絶対に先にやりたくなかった。 だが、今は状況が違いすぎる。 どちらか片方は絶対に生き残れる。 ……それは当然、自分だ。 二匹共、そう考えていた。 ……何がそこまで、絶対的な自信を湧きあがらせるのか。 「ゆーぴゅっぴゅっぴゅ!!れいみゅのほうがきゃわいいもんにぇ!!こんにゃ、びちぐそれいみゅよりも!!」 「れいみゅはあいどりゅなんだよ!!こんにゃ、げしゅれいみゅにゃんか、めじゃにゃいにぇ!!」 理由は至極簡単、自分がこの世で一番可愛いから。 ……それが、二匹の全てだった。 (やっぱ乗り気になったか。こいつら、絶対自分が一番って思ってるだろうからな) 青年はそう思いつつ、自信満々の二匹を一緒に摘まみ、新聞紙の上に置いた。 「じゃ、さっそく同時にやってもらおうか」 「「まかしぇちぇにぇ!!」」 二匹は生前の三女れいむのように、元気よく答えた。 (ゆ~ん!くちだけのあいどりゅなんかにまけにゃいよ!) (ゆぴゅぴゅ、こんにゃれいみゅ、てきじゃにゃいにぇ!) 二匹共、自分より格下の相手を蹴落とす事だけを考え、ニタニタと笑っていた。 「「ゆっ!!しょれじゃ、みちぇちぇにぇ!!」」 二匹同時にそう言って、大きく息を吸い込んだ。 (まけにゃいよ!じぇったいに!!) (かいゆっくちになりゅのは、れいみゅだよ!!) 快適なおうちを手に入れる為に。 目の前の糞生意気な糞ジジイを奴隷にする為に。 飼いゆっくりという、約束された地位を手に入れる為に。 そして何より、隣のゲスゆっくりよりも、自分の方が可愛い事を認めさせる為に。 ……勝つのは、自分だ。 (*1) ワサワサワサッ……!! ……そんな事を考えながら、自分の揉み上げを天高く上げ、ワサワサと揺らしていた。 「「……ゆ?」」 ……二匹とも。 「……見事に同じだな」 青年は二匹を見比べ、ボソリと呟いた。 「「ゆ……、ゆうぅぅぅぅっ!?」」 二匹は相手が揉み上げをワサワサと動かしている姿を見て、驚愕した。 「にゃにやっちぇりゅのおぉぉぉぉっ!?まにぇしにゃいでよおぉぉぉぉっ!!」 「しょれはこっちのしぇりふだよおぉぉぉぉっ!!ばかにゃのおぉぉぉぉっ!?」 自分のパフォーマンス(笑)が、相手と同じ内容だった事は、二匹にとって全くの計算外だった。 「ゆぎいぃぃぃぃっ!!れいみゅのぷりち~にゃわしゃわしゃしゃんをまにぇしゅるにゃんてえぇぇぇぇっ!!」 「ゆっがあぁぁぁぁっ!!れいみゅがしゃきにわしゃわしゃしゃんをしたんだあぁぁぁぁっ!!」 二匹は揉み上げをワサワサッと揺らしながら、歯茎をむき出しにして互いを罵倒し合っていた。 「あー、パクリとかどっちが先とか良いから。もうやり直し効かないから。うるさくすると一緒に潰すよ?」 「「ゆうぅぅぅぅっ……!!」」 これ以上不毛な争いをさせても意味がないと思った青年は、一旦黙らせる事にした。 「さーて……、どっちにするかなー……」 青年は二匹を交互に見比べ始めた。 「ゆっ……!」 「ゆうぅっ……!」 「……決めた」 青年はただ一言、そう言って、一匹を掴み、手の上に乗せた。 「おめでとう。選ばれたのは、君だ」 青年がそう告げたのは……。 「や……、やっちゃあぁぁぁぁっ!!れいみゅ、おねえちゃんでごみぇんにぇ~!!」 ワサワサワサワサッ!! ……ドヤ顔で揉み上げを一際激しく揺らす、長女れいむだった。 「う……、うしょだあぁぁぁぁっ!?れいみゅ、あいどりゅにゃのにいぃぃぃぃっ!?」 ……一方、選ばれなかった末っ子れいむは、信じられないとばかりに叫んだ。 余程、自分に自信があったのだろう。 「ゆーぴゃっぴゃっぴゃ!!びゃ~かびゃ~か!!しゅえっこのくしぇに、おねえちゃんをばかにしゅるからだよ!!」 長女れいむは青年の手の平の上で、末っ子れいむを罵倒していた。 「おめでとう。俺は、君が一番だと思ったんだ」 「ゆゆ~ん!しょれほどでもありゅよ~……」 「すげぇイラついたのが」 「えっ」 青年はそう言って、長女れいむをテーブル目がけ、思い切り投げつけた。 ベチャッ。 ……何か柔らかいものが潰れる音が聞こえた。 「!!!?!?!!?] ……長女れいむは、死んではいなかった。 長女れいむは、テーブルに叩き付けられながらも、生きていた。 ……目元から下が、原型を留めていない位に潰れていながらも。 (いぢゃいいぢゃいいぢゃいだれきゃたちゅけてたちゅけていちゃいよちにたくにゃいよ) 長女れいむは悲鳴を上げたかったが、そうもいかなかった。 口がグシャグシャに潰れている訳だから、言葉に出来なかった。 代わりに、目から涙がグジャグジャと溢れていた。 涙で視界が歪みながらも、長女れいむの瞳には、ちゃんと映っていた。 「……本当の勝者は、君だ。おめでとう、末っ子れいむ」 「ゆ……、ゆ、ゆわわあぁぁぁぁいっ!!いやっちゃあぁぁぁぁっ!!やっぱりれいみゅがいちばんだにえぇぇぇぇっ!!」 自分のすぐ隣で跳ねて喜んでいる、末っ子れいむの姿が。 ……長女れいむには、何も出来なかった。 痛みを訴える事も、助けを求める事も、理不尽だと叫ぶ事も、何も、出来なかった。 ……何も出来ぬまま、長女れいむの意識は、段々と闇の中に溶けていった。 「いやぁ、流石末っ子アイドル。経験も実力も違いすぎるな」 「ゆゆ~ん、しょんな……、あちゃりまえだよぉ~」 「あぁ、本当に流石だ。お前は俺の飼いゆっくりに相応しい」 「いちおうきいときゅけど、うしょじゃないよにぇ~?」 「嘘だと思ってるのか?まさか。絶対に約束は破らないよ」 「ゆ~ん!しょれをききたかっちゃよ~!」 ……あれから青年は、薄汚れている末っ子れいむを、濡れティッシュで綺麗に拭いた。 その後再びテーブルの上に乗せ、末っ子れいむを褒めちぎっていた。 歯が浮くような台詞を並べ、末っ子れいむをベタ褒めしていた。 青年に褒められる度に、末っ子れいむは体をクネクネくねらせながら、ニヤニヤ笑っていた。 「あ、そうだ!」 「ゆ?」 突然、青年は何か思いついたようだった。 「れいむ、お前は今日から俺の家族の一員になる訳だ」 「ゆっ!?ゆ、しょ、しょうだにぇ!」 何が家族だ、奴隷の分際で調子にのるな、と考えていた末っ子れいむだったが、とりあえず合わせる事にした。 「最初に言ったけど、俺は可愛い生き物が大好きでな、そういうのを家でも飼ってるんだよ」 「ゆ……、しょうだっけ?」 「それでさ、今からそいつを連れて来るから、ちょっと待ってろよ」 「ゆっ!わかっちゃよ!」 「あ、れみりゃやふらんとか、捕食種のゆっくりじゃないから安心しろ。じゃ、良い子で待ってろよ?」 青年は末っ子れいむにそう告げると、リビングから出ていった。 ……リビングにいるのは、末っ子れいむだけとなった。 「……ゆぴゅっ、ゆぴゅぴゅ……。れいみゅ、かいゆっくちになれたんだにぇ……」 自分が飼いゆっくりになれた事の喜びを噛みしめるかのように、末っ子れいむはニヤニヤと笑った。 そして、チラリと少し離れた場所に敷いてある新聞紙を見た。 潰され飛散し、ただの餡子の染みとなった三女れいむ。 あにゃるにボールペンが突き刺さって、事切れている二女れいむ。 伸ばしている途中で無理矢理焼いたパン生地のように、焦げて伸びきって絶命している四女れいむ。 下半身が完全に潰れ、涙で皮がグジャグジャに溶けて死んでいる長女れいむ。 その新聞紙には、かつては自分の姉妹達であった、野良饅頭の死骸が乗っていた。 「ゆゆ~ん!あんちんしてにぇ!きゃわいいれいみゅが、みんにゃのぶんまで、ゆっくちしゅるからにぇ!」 末っ子れいむは死骸達に向けて、そう言い放った。 「お待たせ!連れてきたぞ!」 ……丁度良いタイミングで、青年が戻って来た。 「ゆっ!!おしょいよ!どれだきぇまっちぇたと……」 一分も待っていないのに文句を言おうとした末っ子れいむの口が、止まった。 「ゆ……、しょ、しょれ……、にゃんで……?」 末っ子れいむは、青年が腕に抱えている『それ』に釘付けになっていた。 「はは、可愛いだろ?こいつが俺の家族の内の一匹だ」 青年は笑顔で『それ』の頭を撫でながらそう言った。 「にゃ~う」 青年に頭を撫でられ、それ……、茶色い毛のトラ猫が、気持ちよさそうに鳴いた。 「紹介するよ。こいつの名前はモンペチ。俺がガキの頃から一緒にいるんだ。これで結構年食ってるんだぜ?」 「なーう」 モンペチと呼ばれたトラ猫は抗議するかのように鳴き声を上げた。 「ゆ……、ゆわ……、あ……」 モンペチを見て、末っ子れいむは震えあがった。 末っ子れいむは思い出していた。 『猫』という生き物に対するトラウマを。 かつて、自分の父親のゆっくりまりさが生きていた時、父まりさが野良猫に喧嘩を売った時の事を。 ものの数十秒で父まりさがズタズタに引き裂かれ、命を奪われた時の事を。 母れいむと一緒に、自分の姉妹の赤まりさ達を突き飛ばし、囮にして命からがら逃げ出した時の事を。 末っ子れいむにとって、猫は死神の類に位置する天敵そのものだった。 (にゃんで?にゃんで?にゃんでこんにゃとこりょにいりゅの?にゃんで?にゃんでにゃの?) 末っ子れいむは自問自答を繰り返すが、誰もそれに答える者はいない。 ……ただ、今は糞ジジイがあいつを拘束しているから、とりあえずは安心だ。 末っ子れいむはそう考えていた。 「なぁれいむ。モンペチ、お前と遊びたがってるんだよ。一緒に遊んでくれよ」 ……その考えが甘かった事に、数秒掛からずに気付く事になるのだが。 「は……、はあぁぁぁぁっ!?にゃんでえぇぇぇぇっ!?にゃんでれいみゅがしょんなこと」 「良いじゃないか。お前も家族の一員なんだから、仲良く遊んでくれよ」 「ふじゃけりゅなあぁぁぁぁっ!!だりぇがあしょぶかあぁぁぁぁっ!!」 「あぁ、すまん、れいむ。言い間違えたよ」 「ゆ……?」 今の会話の流れで一体何を間違えたのか、末っ子れいむには分からなかった。 「モンペチは、お前『で』遊びたがってるんだ」 青年は笑顔でそう言って、モンペチを離した。 「ふにゃあぁぁぁぁぁっ!!」 それと同時に、青年の腕から解き放たれたモンペチが、テーブルの上の末っ子れいむ目がけて飛び掛かった。 バリッ!! モンペチはテーブルに着地すると、間髪入れずに前足の爪で末っ子れいむの頬の皮を抉った。 「ぴゃあぁぁぁぁっ!?」 末っ子れいむは頬を抉られ、軽く吹き飛ばされ、テーブルから床に落下した。 ポキッ。 「ゆぎゅがあぁぁぁぁっ!?れいみゅのまっちろなはがあぁぁぁぁっ!?」 床とテーブルの高さは三十センチ程しかないのだが、それ位の高さからの衝撃だけで、末っ子れいむの前歯が五、六本折れた。 ここまで脆いと、今までどうやって生きてきたのかが不思議である。 「うにゃう?にゃう?」 テーブルの上のモンペチは末っ子れいむを見失い、辺りをキョロキョロと見回していた。 「ぴ……、ぴいぃぃぃぃっ……!!」 末っ子れいむは叫びながら、落下の衝撃の痛みに耐えつつ、ズリズリと這って逃げ出そうとした。 「ふかーっ!!」 ……最も、叫び声を上げてしまった時点で、自分の場所を教えているようなものなのだが。 末っ子れいむの姿を発見したモンペチはテーブルから飛び下り、素早い動きで駆け寄り、前足で末っ子れいむを弾き飛ばした。 「ゆんやあぁぁぁぁっ!?」 モンペチに弾き飛ばされた末っ子れいむは勢いよく転がり、壁に激突した。 「ゆ……、ゆひいぃぃぃぃっ……!!」 壁にぶつかり、さらに歯が三本程折れたが、もはやそんな事を気にしている場合ではなかった。 「ふうぅぅぅぅっ……」 モンペチは少し離れた場所で、獲物を追い詰めている狩人のような目つきで、末っ子れいむを威嚇していた。 (にゃんで?にゃんでれいみゅがこんにゃめにあうにょ?れいみゅはきゃわいいんだよ?あいどりゅなんだよ?かいゆっくちにゃんだよ?) 末っ子れいむは分からなかった。 自分はとても可愛くて、それを認められて飼いゆっくりになった筈なのに。 どうして今、こんなにも痛い思いをしなければいけないのか。 「いやぁ、もう十歳は超えているのに、やっぱりモンペチはまだまだ現役だなぁ」 ……青年のそんな声が聞こえ、末っ子れいむは現実に引き戻される。 「く……、くしょじじいぃぃぃぃっ!!はやきゅたちゅけろおぉぉぉぉっ!!」 自分が助かるには、この糞ジジイに、あの糞猫を何とかしてもらうしかない。 何とかした後は、糞ジジイを徹底的に痛めつけて、身の程を分からせてやろう。 殺さない辺り、自分はなんて心が広いのだろう。 末っ子れいむは自分に酔いつつ、青年に助けを求めた。 「え?何で助けなきゃいけないの?」 「にゃにいっちぇりゅんだあぁぁぁぁっ!?れいみゅはかいゆっくちにゃんだじょおぉぉぉぉっ!?」 「あぁ、そうだな。さっき約束したし。約束は絶対守るよ?……で?」 「……ゆ?」 「飼いゆっくりにしてやったじゃん。何が不満な訳?」 青年は心底訳が分からないといった表情で末っ子れいむに尋ねた。 「ばかにゃのおぉぉぉぉっ!?ちにゅのおぉぉぉぉっ!?れいみゅはいま、ちにしょうにゃんだよおぉぉぉぉっ!?」 「俺さぁ……。飼いゆっくりにするとは言ったけど、何かあったら助けるなんて、一言も言ってないぞ?」 「ゆ……?ゆ?ゆ……?」 「それにさ、お前大げさなんだよ。助けろとか死にそうとか。こんなのさ……」 「ゆ……?」 「ただの、『可愛い』もの同士のじゃれ合いなんだから」 ただのじゃれ合い。 ただのじゃれ合い。 ……ただのじゃれ合い……? 「ふ……、ふじゃけりゅにゃあぁぁぁぁっ!!こにょくしょどりぇいがあぁぁぁぁっ!!」 「そんなに遊ばれるのが嫌なのか?じゃあお前が止めれば良いじゃん」 「ゆうぅぅぅぅっ!?」 「お前の可愛さで、モンペチをメロメロにして、止めさせれば簡単だろ?アイドル(笑)なんだろ?だったらそれで解決だな。」 ……駄目だ。 この奴隷は、完全にイカれている。 こんな糞猫が、自分の天から授かった可愛さを、理解出来る訳がないじゃないか。 こんな可愛げの欠片もない、ド畜生なんかに……。 「じゃ、俺台所からモンペチのおやつ持って来るから。それまで楽しく遊んでいろよ?」 青年はそう言うと、末っ子れいむに背を向けた。 「ま、まっちぇ」 「ま、『可愛い』もの同士、仲良くやってくれや」 青年は末っ子れいむに笑顔で答えた。 ……その笑顔には、末っ子れいむに対する、明らかな侮蔑が現れていた。 「ま……、まっちえぇぇぇぇっ!!おにぇがいだかりゃ、たちゅけてよおぉぉぉぉっ!!」 末っ子れいむは青年に再度助けを求めるが、青年はさっさとリビングから出ていってしまった。 「ふにゃあぁぁぁぁっ!!」 ……それが合図かのように、モンペチが三度、末っ子れいむに飛び掛かった。 ……末っ子れいむはやっと理解した。 自分は……、いや、自分達姉妹は、あの糞ジジイに遊ばれていた事を。 最初から、まともに自分を飼いゆっくりにしてやる気など、さらさらなかった事を。 今この状況で、自分の神々しい位の可愛さが、全く役に立たない事を。 ……そして、自分はここで死ぬ事を。 「い……、いやぢゃいやぢゃいやぢゃあぁぁぁぁっ!!」 末っ子れいむは爪で揉み上げの片方を千切られながらも叫ぶ。 「ちにたくにゃいっ!!れいみゅ、ちにやくにゃいよぉっ!!」 頬をさらに抉られ、餡子が飛び出ようとも関わらず。 「れいみゅっ!!きゃわいくにゃくてもいいきゃらあぁぁぁぁっ!!」 右目に爪が突き刺さり、持ち上げられ、宙に浮かぼうとも。 「だりぇかたちゅけてよおぉぉぉぉっ!!」 トドメの一撃とばかりに、前足が降り降ろされる光景を目の当たりにしながらも。 「れいみゅはこんにゃにきゃわいいにょにいぃぃぃぃっ!?」 ……その願いが、その懇願が、その叫びが、誰にも聞き届けられないと分かっていながらも……。 「あらー……。派手にやったなぁ……」 青年が台所からキャットフードが入ったお盆を持って戻ってくると、床の一面に餡子や皮や、よく分からないものが飛び交っていた。 「ふにゃう、にゃん……」 モンペチはその横で、餡子が付着した前足をペロペロと舐めていた。 「ほら、拭いてやるから……」 青年はテーブルの上のティッシュボックスからティッシュを数枚抜き取ると、モンペチの前足や顔を吹き始めた。 「うにゃう……」 モンペチは気持ちよさそうに鳴き声を上げた。 (……やっぱ、ただ遊ばせるだけじゃ駄目だな。小麦粉とかで補強しないと、すぐ壊れちまう) 青年はモンペチの前足の爪に刺さっている、寒天の目玉を抜き取り、そう考えた。 ……青年は、赤れいむ達を飼いゆっくりにする気などなかった。 最初はそのまま潰そうと考えていたが、モンペチの遊び道具になるのではと思い付き、選定と称して一匹ずつ殺す事にした。 もちろん、最後に一匹選ぶのは、誰でも良かった。 自分の鬱憤も晴らせて、モンペチも思い切り遊べる……、一石二鳥だと思っていた。 (けど、まさかこんなに早く終わるなんてな。結構汚れちまったし) モンペチを拭き終えた青年は、床の汚れを見て溜め息を吐いた。 「なーう」 自分の足にスリスリと寄って来るモンペチを見て、青年は抱きかかえた。 「……ま、可愛いから許すよ」 青年のその言葉を知ってか知らずか。 「にゃーん!」 モンペチは八重歯を覗かせ、満面の笑みで、元気よく鳴いた。 END あとがき 知らない方は、初めまして。 知っている方は、お久しぶりです。 ぺけぽんで御座います。 前回のから、数ヶ月ぶりの投稿となります。 ここの所結構忙しくて、ネタを考える暇も、キーボードを打つ暇もありませんでした。 ようやく一回落ち着いたみたいな感じになったので、投稿したいと思います。 注意書きでも書いた事ですが、リハビリみたいな内容になっているなと感じました。 これから先、いつ投稿出来るか分かりませんが、暇を見つけつつやっていきたいなと思っています。 これからも、よろしくお願いします。 ご意見、ご感想、お待ちしています。 作者:ぺけぽん 感想用掲示板はこちら http //jbbs.livedoor.jp/otaku/13854/ ミラーはこちら http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/1.html 今までに書いたSS anko1656 クズとゲス anko1671 うにゅほのカリスマ求道記 anko1767 あなたは、食べてもいい○○○○? anko1788 そんなの常識ですよ? anko1926~1928 二人はW ~Yは二度と帰らない~ anko2079 しんぐるまざー anko2750 無意識だから anko2786 ともだち anko3189 おちびちゃんは大切だよ! anko3210 バクユギャ anko3221 根本的な間違い anko3249 お兄さんは興味が無い anko3261 それぞれの願い anko3319 好みは人それぞれ anko3330~3331 HENNTAI達の日常~メスブタの家出~ anko3343 HENNTAI達の日常~駄メイドの休日~ anko3360 可哀想なゆっくり anko3419 優秀or無能 anko3469 たまたま anko3528 悪いのは誰?
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『ゆっくりさせてあげてね!』 22KB 虐待 育児 家族崩壊 赤ゆ うんしー 一応6作目? 相変わらずいらん部分が長くて虐待短い…… すっきり出来る感じじゃないかも。させてあげられなかったらすまない ゆっくりさせてあげてね! 「にんげんざんっ!!にんげんざんっ!!」 コンビニへと小腹を満たしに行った帰り、突然後ろからかけられた声に振り返ると、そこにはゆっくりがいた。 ボロボロのリボンと汚れたあんよのれいむと、これまた薄汚れているが帽子には傷のないまりさ。 普通の野良よりも若干きれいではあるが、それでも底部は泥などがこびりついている。 そんなゆっくり出来ていない二匹のゆっくりが私の目の前で大粒の涙を流していた。 「れ、れいぶだぢをがいゆっぐりにじでぐだざい!!!」 野良ゆっくりたちはよく人間にこういう懇願をしてくるが、そんなゆっくりの懇願が私は苦手だ。 こういうゆっくりを無慈悲に潰してしまうような人もいると聞くが、私にはとてもじゃないがそんなことできない。 私が無言で足を止めゆっくり達のほうを向くと、話を聞いてくれる人間だと思ったのか2匹の表情がぱぁっと明るくなる。 「れいぶはもどぎんばっぢざんだったんでず!!ゆっぐりざぜであげらればずぅ!!」 そう言ってれいむは冷たいコンクリートに頭をこすりつけた。 最近捨てられるゆっくりが増えたことから、野良にもバッジというものの存在が知れている。 こういう嘘をつくゆっくりは今では少なくなく、むしろバッジ戦法を使わないものの方が少ない気さえする。 「自分がいるからゆっくりさせれる」ではなく「バッジがあるからゆっくりさせれる」 (はぁ……昔はもっと純粋に『れいむがいればゆっくりできるでしょ!』みたいなやつが多かったのになぁ) 目の前のゆっくりのみすぼらしい姿に、ついついため息が出てしまう。 まぁ、野良の浅知恵なのか本当に飼いゆだったのかなどどうでもいいことだ。 こうして惨めな姿をさらしている以上こいつらは野良ゆっくりであり、それ以上でもそれ以下でもない。 (しかし寒くなってくるこの時期に人間を頼るなんて、野良じゃ珍しいし……やっぱ飼われてたのかな?) 「ゆぴゅ……ぴゅ?れいみゅゆっくちおきりゅよ!」 首を捻る私の言葉に答えるかのように、まりさの帽子から小さな声が聞こえた。 その可愛いらしい声とは逆に、れいむとまりさの表情から血の気が失せた。 なるほど、まりさの帽子に傷がないのはこういうわけだったのか。 「ゆゆ?まっきゅらでにゃにみょみえにゃいよ?おちょーしゃん?おきゃーしゃん?」 恐らく眠った状態で帽子に入れられたのだろう、見えない視界の中で必死に両親を探している。 眠った状態の我が子を帽子に入れていたのは、移動させるためなどではないのは明らかだ。 この二匹のゆっくり、子供がいると交渉の際不利になることを理解していたのだ。 「ゆゆっ!?おちびちゃん、ゆっくりしずかにしてね!」 一瞬気が遠くへいっていたまりさだが、れいむと違いすぐに取り戻し帽子の中の赤ゆへ声をかける。 だがも私にはばればれなわけだし、もしバレていなかったとしても赤ゆにその呼びかけは間違いだ。 まぁどう呼びかけても正解ってもんはないんだが。 「ゆ!おちょーしゃんどきょにいるにょ?れいみゅじゅーりじゅーりしゅるよ!」 帽子がガタガタと震え、中でれいみゅが這っているのが分かる。 こうなるともう二匹は大慌てである。子持ちであることが人間にバレたら、確実にゆっくり出来なくさせられてしまうからだ。 こんな状況でもまだバレていないと思える辺り、さすが餡子脳と言ったところだろう。 「ふ、ふふっ……」 そんな様子を見て、私はつい笑ってしまった。 焦っていた二匹のゆっくりの動きが止まり、ゴクリ、と唾をのんだ……ような気がした。 「ゆえええん!!なんじぇしゅしゅめにゃいのおおおお!!」 もぞもぞと帽子の中を這うれいみゅがぐずりだした。 この状況でぐずった赤ゆを放置してしまうと、自分たちにとって障害だと思った両親によって潰されかねない。 ゲスでなくてもそういった行動を取るゆっくりの親は多い。ゆっくりの家族関係などそのようなものなのだ。 私は笑いを少し抑えながら、穏やかな口調で二匹のゆっくりに向かって言ってあげた。 「いいよ、飼ってあげる。もちろん、おちびちゃんも一緒にね」 「ゆわあああああ!あったかいよおおおお!!!」 「ひろいおうちさんだあああああ!!!!」 「「ゆわああああ!!」」 家についた途端に色々な意見がゆっくりたちの口から飛び出した。 甲高い声が二つに増えているが、これはまりさの帽子の中にいたのがれいみゅ一匹ではなかったからに他ならない。 れいみゅを出してあげようと帽子をあげると、そこにはすやすやねむりまりちゃ姿があったのだった。 まぁおちびも一緒にといった手前拒否する気もなかったし、むしろうれしい誤算ではあった。 ゆっくりっというのはやはり数がいないとゆっくりできないものであるからだ。 「ゆー!ここをまりさのゆっくりプレイスにするのぜ!」 このまりさは生粋の野良なのだろう、さっそくのお家宣言だ。 そんな大声でまりさが叫んだ台詞に、れいむがギョッと目を見開いた。 赤ゆたちはそんなれいむに気づかず、まりさの言葉に「おちょーしゃんゆっきゅりしちぇるにぇ!」などとのんきな声を上げている。 この反応を見る限り、れいむが元バッジ持ちのゆっくりであったというのはどうやら本当であったらしい。 「ゆう、まりさ……その……」 「んー、いいんだよ」 不安げに番を見つめるれいむの頭をぽんっとなでてやった。 ビクリとれいむは体を震わせたが、つぶす気が無いのが分かると少し表情を緩めた。 「ここは君たちのゆっくりプレイスだからねぇ。自由にゆっくりしていいんだよー」 私の言葉に不安げだったれいむの表情が一気に明るくなる。 番のまりさはと言うとさっきの一言の余韻に浸っているのかドヤ顔を崩さぬまま棒立ちしている。 この世の春だと言いたげな表情だし、邪魔するのも悪いのでご飯の用意をすることにした。 台所へ行き、足元の棚から取り出すのはゆっくりフード。 家族用の大きさエサ入れにそれをとりわけ、ゆっくり達のもとへ。 「はーい、新しいゆっくりプレイスを見つけたところでご飯だよー」 「ゆ!ごはんさんなのだぜ!?」 「ゆーん、ありがとうおねーさん!」 「「「あみゃあみゃ!?あみゃあみゃにゃの!?」」」 エサ入れの周りに集まってくるゆっくりの家族たち。 あんなところであんなことをしていたのだ、まともな食事など久しぶりであろう。 そんな中で控え目に餌を頬張るれいむは、この中では異色の存在だ 他のゆっくりはというと、まりさがくちゃくちゃと音を立てるのに合わせて貪り食っている。 同じ家族だと言うのに、食べ方に大きな差がある家族も珍しいものだ。 「むーしゃむーしゃ……しあわせなのぜーっ!!!!」 「「ちあわちぇええええ!!!」」 「しあわせーだね、みんな」 食べ終わった後の様子もやはり違いがあり、まりさとれいむには品の差が顕著に表れていた。 まぁこのれいむも野良が数か月続けば同じことになっていたのだろうが。 「ゆゆ!おなかいっぱいたべたらうんうんがしたくなってきたのぜ!」 「れいみゅもうんうんしゅるよ!」 「まりちゃもしゅるのじぇ!」 「うおっととと……」 「うんうんすっきりー!!」 「「ちゅっきりー!!」 私が立ち上がる動作とほぼ同じに、ゆっくり達の排泄物が放出された。 ゆっくり達の中身は餡子であって、もちろん排泄物も本当のそれでない。 とはいえ、餡子を床にべっちゃり落として気分がいい人間がそう多くないのも事実だろう。 「あちゃちゃー……これはこれは」 「ゆ、ゆぅ……おねーさん、ご、ごめんなさい……」 謙虚なれいむの謝罪が、横で排泄の余韻に浸っていたまりさの言葉で遮られる。 「なにいってるのぜれいむ!これをかたづけるのはどれいのぎむなのぜ!」 「ぢょれいはしゃっしゃとれいみゅたちにょうんうんかたでゅけてね!」 親まりさにならって赤ゆ達も奴隷扱いを始めた。 このゲスになる早さを見ると、このまりさの親もゲスだったのかもしれない。 「はやくしゅりゅのじぇ!ぐじゅはきらいなのじぇ!」 「ゆ、ゆー……」 「あー、いいよいいよ。すぐ片づけるから―」 私は近場にあったティッシュ箱からティッシュを数枚とりだし、それらをすべて取り去ってからゴミ箱に捨てる。 その様子を3匹は見下した表情で、れいむは怯えた表情で見ていた。 こんな作業今更なれたもので、べつに何も感じやしないので怯えることもないのだが。 「ゆー……まりさねむくなってきたのぜ」 食事、排泄ときたらゆっくりが次にするのはこれだ。 フローリングのままではゆっくり出来ないだろうし、私は家族全員で寝れるほどおおきめのクッションを敷いてやる。 そんな様子を見て、まりさは心底ゆっくり出来た表情をしながら言った。 「どれいにしてはなかなかやるのぜ……さ、おちびちゃんたち。ゆっくりすーやすーやするのぜ」 「ゆっきゅりわかっちゃよ!」 「まりちゃしゅーやしゅーやしゅきなのじぇ!」 二匹の赤ゆもそれにしたがい、三匹はすぐに眠りについた。 「ゆ……お、おねーさん」 「ゆぅ……」 そんな様子を一瞥してから、れいむが私に声をかけた。 まぁ一度捨てられた飼いゆっくりなら、今の状況が二度目の悲劇を味わうのに十分なことが分かっているのだろう。 だがあいにく私はこのゆっくり達を捨てる気などなく、むしろ捨てるなどもったいないことはしたくもない。 なので私はれいむに言ってあげた。 「大丈夫だよれいむ、ゆっくりしてればいいんだから」 「ゆ、ゆぅ……ゆっくりりかいしたよ……」 不安げな表情だったれいむも、私が部屋を出たことでまりちゃとともに眠りについたようだ。 一度捨てられたバッジ付きは、なかなかゆっくり出来なくなっているから困りものだ。 餡子脳とはいえ教育によって強化されているので、その時の記憶を忘れずに留めているからだ。 「さーて、みんなゆっくりしてくれるといいんだけどねぇ……」 「ゆ……?なんだかゆっくりできないよ……?」 すやすやと眠っていたれいむが、自分の体の異変に気づき目を覚ました。 体周りに固定されたベルトによって、れいむは動けないようにされていたのだ。 「ゆ、ゆゆ!?どういうことなのこれは……おねーさん?」 この家に連れてきてくれた家の主を呼ぶが、不在なのか出てくる様子はない。 グネグネと身を捩って脱出を図るが、抜けれる見込みはなさそうだ。 「ゆぅ……そうだ、まりさ!まりさ!どこにいるの!ゆっくりしていってね!」 愛する番の名前を呼ぶが、先ほどと同じく誰からも返事は返ってこない。 そんな状況にれいむの不安は募っていくばかりだ。 (おちびちゃん……せめておちびちゃんがぶじなら……) 「ゆびええええ!!!」「おなかすいちゃよおおおおお!!」 そんなれいむの不安に答えるかのように、赤ゆ達の悲鳴じみた声が聞こえてきた。 体を固定されているので視認することは出来ないがどうやら視界の反対側にいるらしい。 「おちびちゃんたち!ゆっくりして!ゆっくりしていってね!」 おちび達がいたことに安堵したれいむが、愛する我が子たちに声をかけた。 だが動けないれいむは気づいていないが、防音仕様のガラスで囲まれているれいむの声は赤ゆ達には届かない。 「おちょーしゃ!!!!おかあしゃああああ゛あ゛!!!」 「れいみゅゆっくちできにゃいいいいいい!!!!」 れいむの呼びかけに答えず、ゆっくり出来ない言葉を口々に叫ぶ赤ゆ達。 しかし防音なのになぜれいむの方に赤ゆの声が聞こえているのか? 「れいむー、聞こえるー?」 それはつまりこういうことだ。 れいむのいる防音箱の中にはスピーカーが取り付けてあり、片方は赤ゆ達の部屋の音が、もう片方は私の声が、それぞれ届くようになっている。 さらにもう一つスピーカーがあるのだが、このスピーカーは今のところは動いていない。 「ゆゆ!おーさんなの!おねーさん、れいむのおちびちゃんたちが……」 「あー、うんうん、わかるわかるよー。ゆっくり出来てないんだねー」 「ゆ!わかってるならはやくおちびちゃんたちを……」 「そうだね、れいむがゆっくりさせてあげてね」 「……ゆ?」 これでおちびちゃんがゆっくり出来る!と思っていたれいむの表情が固まる。 おねーさんは今なんと言った?ゆっくりさせて……あげてね? 「ゆゆ、おねーさ 「おちびちゃんをゆっくりさせて上げたかったら、れいむの目の前の紐を引いてあげてね」 ゆぅ……」 れいむは自分の質問を遮られたのが不服だったが、おちびちゃんをゆっくりさせてあげられると言われて引き下がった。 さっきまでは気づかなかったが、舌を伸ばせば届く程度の場所に紐が垂れていた。 「これをひけばおちびちゃんたちがゆっくりできるんだね!ひもさん、れいむにゆっくりひかれてね!」 ぐいっ ぶちっ 「ゆ……?……ゆぎゃあああああ!!!いぢゃいいいい゛い゛い゛!!!!!」 紐を引いた瞬間、れいむのあにゃるのあたりに激痛が走り、体を喪失感が襲う。 全身を引き裂かれるような痛みと餡子が抜けていく感覚に耐えられなくなり、れいむは紐を離した。 するとあにゃるのあたりの痛みが止まり、餡子の喪失感も抜ける。 「ゆぅううううう!!!おねーさ 「れいむ、おちびちゃんたちの声を聴いてみなさい」 「ゆわあああ!!あみゃあみゃさんじゃー!!」 「あみゃあみゃしゃんがでてきちゃよ!あみゃあみゃしゃんはれーむにゆっくちたべりゃれちぇにぇ!」 激痛に苛まれている自分とは対照的に、おちびちゃんたちは明るい声を上げた。 あまあま?今の紐さんを引いたらあまあまが出てくるの? 疑問符が大量に飛び交うれいむに、私は説明を追加する。 「その紐を引くたびに、子供たちはあまあまを食べられる。まぁそのかわりれいむは……言わなくても分かるよね?」 「ゆゆっ!?そんな……それじゃれいむがゆっくりできないよおおおお!?」 まぁれいむの言うことはもっともであり、このあまあま製造機の仕組みは簡単。 れいむのあにゃるに管を差し込み、あの紐を弁代わりにして止めている。 紐を引き弁が外れると管によって閉じれないあにゃるから思い切り餡子が放出されるというわけだ。 あにゃるから出るとは言えうんうんではなく体内の餡子であるし、うんうんと認識しなければゆっくりはうんうんを餡子として食べるらしいのでこういう形にした。 「うん、そうだね」 「そうだねじゃないでしょおおおおおお!!!れいむもゆっくりさせてよおおおおお!!!!」 れいむの激昂が、防音ガラスの中で大きく響く。 だがそんな叫びも防音ガラスの前には意味もなく、私の元へ届く声もスピーカーを通じて適正な音量に変わっているため意味がない。 そんなれいむに、私は返答してあげた。 「ゆっくりすればいいじゃない」 「ゆ……?」 「別にゆっくりすればいいじゃない。紐を引く引かないはれいむの自由なんだし。ちゃんとれいむにはあまあま上げるし、すーやすーやもさせてあげる。いたいいたいもしないし、れいむは存分にゆっくり出来るじゃない」 「ゆぐ……でもそれじゃ、おちびちゃんたちがゆっくりできないよ!」 れいむは元バッジ持ちのゆっくりだったため、自分のの反論が簡単に覆されることはれいむ自身が分かっていることだった。 それでも反論せずにはいられないのは、ゆっくりを求めるゆっくり達の性だろうか。 「ゆっくりさせてあげたいなら、紐を引いてあげればいいじゃない。ふかふかのベッドもあるし、うんうんやしーしーも自由にさせてあげてる。れいむが少し頑張るだけで十分ゆっくり出来る環境だよ?」 「ゆぐぐ……」 れいむは黙り込んでしまった。 このお姉さんの言うとおり、れいむの体には何もされてないし、声の元気さを聞く限りおちびちゃんたちも何もされていない。 二の句を継げないれいむに、おねーさんからトドメの言葉が突き付けられる。 「別に、いまからでも野良に返してあげるわよ?あまあまさんで舌が肥えてわがまま放題になったおちびちゃんたちを、頑張って育ててみる?」 「……」 「ゆぴゃあああ!!!あみゃあみゃたりないいいいい!!!」 「このぐらいじゃゆっきゅりできにゃいいいいい!!!」 スピーカー越しに聞こえてきた赤ゆ達の絶叫が、れいむの心に突き刺さった。 びくびくと震える舌で、もう一度紐を掴む。 でいぶのようなゲスならばこの場で子供たちを見捨てるかまだ反論してくるものだが、このれいむは殊勲なものだ。 「ゆぐっ……ゆぐっ……」と砂糖水の涙で頬をぬらしながら、れいむはぐいっと紐を引っ張った。 その瞬間、またれいむの体を激痛が襲う。 あにゃるがはちきれそうな感覚が、れいむの全身を突き抜ける。 「ゆぎいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃ!!!!」 本当は口を開けて大声で叫びたいのだろうが、そんなことをしては紐から口が離れてしまう。 苦悶の表情を浮かべてれいむは痛みの波をガマンした。 やがて、スピーカーの向こうから可愛いわが子の声が聞こえてきた。 「ゆぴゅー……まりちゃおなきゃいっぴゃいだじぇ!」 「れいみゅもおなきゃぴゃんぴゃんじゃよ!」 その声を聞いたれいむが、がちがちと歯を震わせながら紐を離す。 全身が激しく脈動していたが、やがてひゅーひゅーと息を吐いた後に動かなくなった。 一瞬死んだのかと思って焦ったが、どうやら痛みで気絶してしまっただけらしい。 「ふー、あぶないあぶない……オレンジジュースの分量間違えたかと焦っちゃったよ」 そんな私をしり目に、赤ゆ二匹は「かわいいまりちゃ(れいみゅ)がうんうんしゅりゅよ!うんうんしゅっきりー!」などと言って勝手にうんうんを始めた。 まぁあの水槽は2段構造の2段目で、排泄物を素通りするよう下が網目上になっているため、排泄物で臭くなったりはしない。 だがもちろん、2段構造の1段目には溜まっていくわけであり、1段目の住人に影響を及ぼす。 「ゆがあああ!!!うんうんぐざいいいいいいい!!!!」 このまりさはもちろん先ほどのれいむの番のまりさであり、今はうんうんから遠ざかるように跳ねている。 今は口々に「どれいはざっざどがだづけるのぜ!」だの「ばりざざまをゆっぐりざぜろおお!!」だの言っているようだが、どうせそれも今のうちだろう。 なぜなら私はまりさに言うべきことは先ほどすべて言ったのだ。 「まりさは強いゆっくりだからなにもしないよ、最強のまりさはゆっくりしていってね!」と 「ゆ、ゆべぼっ!?」 おまけに、あのまりさが物を食さないといけない理由はもう一つある。 あんよを妨害しない程度に突き刺さった細いチューブ。 その先はポンプのような機械に繋がっており、そこから伸びたもう一つのチューブは番のれいむに繋がっている。 さきほどれいむは子供たちに餡子を分けて餡子が減っている。つまり…… 「ば、ばりざのあんござんっ、ででいがないでなのぜっ!?ゆっぐりずるのぜっ!?」 ごうんごうんとポンプが脈動し、まりさの体から餡子を吸い上げる。 この機能のおかげでオレンジジュースでは補いきれないれいむの中身を補充するわけだ。 まりさは元々体格がよく昨日あまあまを食べたこともあり、そうそう簡単に餡子が無くなることはないだろう。 おまけにちゃんと食べ物も出てくるのだから、まりさが飢えに困ることもないはずだ。 「ゆぐっ……おながずいだよ……」 装置が正常に作動しているところを見て、私はゆっくりとその場を後にした。 「ゆぎぎぎぎぃぃぃ!!あばあばででごいいいいい!!!」 「なんじぇあびゃあびゃがでちぇごないんじゃあああああ!!!!」 一家団欒のひと時の終わりは、意外にも早くに訪れた。 普段あまあまが出てくる穴に向ってまりちゃは体当たりをし、れいみゅはぷくーで威嚇をしている。 まりちゃれいみゅと書いたが、この2匹体格だけで言えばもう十分子ゆっくりサイズになっていた。 だがそれもつい最近までの話で、今は大きくなった分の皮が弛んでしまうほどに痩せている。 そんな子供たちとは対照的に、れいむの方は実にゆっくり出来ると言った表情ででっぷりしている。 正に前に見たときと真逆の状態だ。 「れいむー、子供たち泣いてるよー?」 「ゆゆ、おねーさん!ゆっくりしてないであまあまもってきてね!」 なんということでしょう!善良な方だったあのれいむがこの通りです! あの後れいむは健気にも毎日2~3回、痛みを堪えて我が子に餡子を分けていた。 「ゆぎぎぎぎぎぎぎぃぃぃぃい!!!!ぎぎぎぎぎぃぃぃ!!!」 十分なあまあまとオレンジジュース、さらにまりさによる餡子提供が加わり死ぬことは無かったが、あの日かられいむが一日中ゆっくりできたことは無かった。 おちびたちが寝静まる夜だけが、れいむにとって本当にゆっくりできる唯一の時間だったのだ。 そんなことを続けていたれいむは最初のうちはおちび達の声にゆっくりしていたが、だんだんおちびがわがままになるにつれてゆっくり出来なくなっていった。 赤ゆというのは燃費が悪いうえに、生きるためではなくゆっくりするために食事をねだるものだ。 あまあまが欲しいと叫ぶ回数も増え、そのたびにれいむは子供たちの叫びに苦しめられてきた。 そんなとき、れいみゅの口から出たふとした言葉がれいむの母性を砕いてしまった。 「きょんなちょきにたしゅけにこにゃいくじゅおやはりょうほうゆっくちちね!」 そんなこんなで今に至るわけです。 今は子供たちの叫びがむしろれいむにゆっくりを与えてくれるようで、汚くさけぶ我が子の声を聞いて至福の表情をしている。 「……れいむ、子供たちにごはんあげないの?」 「ゆぅ?あんなゲスどもはれいむのおちびちゃんじゃないよ!あんなのしらないゆっくりだよ!」 「……そっか」 「ゆーん!れいむはゆっくりできてないよ!れいむがゆっくりできるようにさっさとあまあまを……」 れいむの言葉を無視して、私は別の装置のスイッチを入れた。 しばらく作動していなかったその装置が駆動音を上げる。 防音ガラスの中にいるれいむは、その音に気付くことが出来ない。気づいたところでどういうわけでもないが。 ぴくん、とれいむの体が異物感に震えた。 減った餡子を補充していた装置を満腹の時に動かしたのだから、異物感がして当然だろう。 「ゆゆ、おねーさんこれは……ゆぎゃぴいいいいいいいいいい!??!」 れいむの体の中に流れ込んできたもの、それは番のまりさの死餡だった。 あの後まりさは健気にも叫び続けたいたが、赤ゆと自分のうんうんで逃げ場がなくなるころには折れ、それらのうんうんを咀嚼して生きながらえていた。 時には餡子を吐くこともあった。だが体から餡子が吸われるのを感じると無理にでもうんうんを体に詰め込んだ。 そんな気が狂いそうな状況のなかでも、まりさの心は完全に折れたわけではなかった。 いつかこの地獄を抜け出し、またあのゆっくりした日々に戻るのだ、と。 そんなある日、突然うんうんが落ちてこなくなった。 まりさは喜んだ。もううんうんを食べる必要なんてないのだ!やっとあの生活に……うれしくてまりさは久しぶりにうんうんをした。 だが、その日を境にどんどんまりさはやつれていった。食べるものがないので当然と言えば当然だが。 そしてまりさは、ついにゆっくりとしての尊厳を捨てた台詞を吐く。 「うんうん、ざん……ゆっぐり、ででぎでね……ばりざ、に、だべられでね……」 だがそんなまりさをあざ笑うかのように、天井は黙りこくっていた。 そんな窮地の中、まりさは妙案をひらめいた。 なぜ今まで気づかなかったのだろう、うんうんなら自分でも出せるではないか。 「ばりざ、がじごぐっでごべんね……うんう゛ん、じゅっぎ……り……」 それがまりさの、辞世の句であった。 「ゆぴゃがががががが!?ゆびぇげげげげげげげげ!?」 ゆっくりの記憶は餡子に宿ると、どこかで聞いたことがある。 今れいむは番のまりさが体験した『ゆっくりできないこと』の記憶を全身で受け止めている。 それは今のゆっくりしているれいむにとって、なによりの劇薬となった。 「ゆぴゅ!?ゆっぴゃぴゃぴゃっぴぃぃ!!!!」 奇声を発し、目玉をぐるんぐるんと回しながら涎をぶちまけるただの饅頭と成り下がったれいむ。 だが狂ってしまった脳は本来の母性を取り戻したのか、それともただの好奇心か、はたまた本能でゆっくりできない自分の餡子を放出する方法を選んだのか。 何を思ったかは知らないが狂ったれいむは目の前の紐に舌を伸ばし、思い切り引いた。 「ゆっぴ!ゆっぴぇぴょぴぴょぺええええ!!!!」 今までにない勢いで、れいむのあにゃるから餡子が放出されていく。 バスケットボールよりも大きくなっていたれいむのサイズが、どんどんと小さくなっていき、皮の弛む部分が増えていく。 「……ゆ゛び゛ぃ゛」 れいむがもの言わぬ皮へと変わるまでその餡子放出は続き、れいむの中身はすべて赤ゆのケースへ流れ出た。 穴に近づいていた赤ゆたちはその勢いに思い切り壁に叩きつけられた。 「ゆぎょっ!?」 「ゆびぇっ!?」 しばらく物を食べていなかったとはいえ、十分食事をとっていたので、赤ゆとはいえ衝撃で潰れることは無かった。 だが、そんな運のいい姉妹の運も、片方がここで尽きることとなる。 ゴンッ 「ゆびゅびゃっ!?」 れいむの体から飛び出た中枢餡が、れいみゅの体に思い切り激突したのだ。 普通の餡子より少し固い程度の中枢餡だが、思い切り飛んで来れば話は別。 幸か不幸かれいみゅは一撃で全身を潰され、中枢餡うんぬん以前に即死した。 「ゆうう……あみゃあみゃさん、ゆっくちしちぇいっちぇにぇ……」 姉妹の惨事を目の当たりにしても、飢餓状態のまりちゃの頭の中にはあまあまのことしかない。 あまあまが欲しいと言ったらこんなにたくさんあまあまが出てきた、なんと自分はゆっくりしているゆっくりなのだと。 「まりちゃ、きゃわいくっちぇごめんにぇ!!」 言いながら、まりちゃは目の前の餡子に齧り付いた。 新鮮な死体からは、まだ死臭がしない。 まりちゃが齧り付いたその部分は、さきほど姉妹のれいみゅが死んだ場所だった。 「……んー、今回は行けそうな気がしたんだけどなー」 「うー♪あまあまだどー♪」 私は汚れに汚れたケースの中に、れみりゃの一家を放った。 このれみりゃ一家は私の飼いゆで、このケースの掃除用のゆっくりたちだ。 今回も苦しんで死んだゆっくりばかり、餡子はさぞ旨かろう。 れみりゃたちが飛び散った餡子をたちまち綺麗にしていく様子を眺めながら、私は溜息をつく。 久々の善良種であったので上手くいくと思ったが、所詮はゆっくりと言ったところか。 ゆっくり達は『おちびちゃんをゆっくりさせたい!』などと言うが、自分の身を削るほどの母性を持ち合わせていない。 まぁ言えばおちびちゃんたちのゆっくりは自分たちをゆっくりさせる道具の一つであり、ゆっくりさせないならいらない、といった感じだ。 だからこそ私は、本当の意味で『おちびちゃんをゆっくりさせたい!』ゆっくりを求めていた。 私はゆっくりが嫌いなわけではない。むしろそんな慈愛に満ちたゆっくりがいるならば一生愛でてあげたいぐらいだ。 だからこそ、街ゆくゆっくり達が潰されているのがもったいないと思ってしまう。 もしかしたら、そのゆっくりこそが私の求めているゆっくり……なのかもしれないから。 「さーて、次は何種と何種がいいかなー……」 お腹いっぱいで寝転がるれみりゃたちを適当にダンボールに放り、外着に着替える。 次こそは、と私は意気込み新たに家を後にするのだった。 「よーし、ゆっくりたち……次こそはわたしをゆっくりさせてね!」 あとがき たまには出した作品まとめてみる 「新たな日課」 「外での日課」 「赤ゆっくりはかわいいね!」 「ゆ蝶の夢」「ゆ蝶の夢」←現在進行 感想はいただけたら割とうれしいです。叩きも大いに結構ですんで。