約 2,372,603 件
https://w.atwiki.jp/live2ch/pages/391.html
トップ 動画カテゴリ概要 ゲームを録画する方法 アマレコTV デスクトップキャプチャー / 2017年06月14日 (水) 20時41分59秒 PCゲームを録画できる、ほかのアプリについてはPCゲームの録画をご覧ください。 アマレコTVの新機能!アマレココからパワーアップ アマレコTVには、デスクトップキャプチャー機能が搭載されています。たとえば、PCの画面に映っているブラウザゲームを録画したい、というときに同機能を使います。 ▲PCの画面を録画できるのがデスクトップキャプチャー機能です。 最初に述べておきますが、アマレコTVのデスクトップキャプチャー機能はフルスクリーンに対応していません。PCゲームをフルスクリーンで録画したい場合は、Bandicamやロイロ ゲーム レコーダーなど、フルスクリーン対応のキャプチャーソフトを使用してください。 目次 ダウンロード/インストールアマレコTV本体 AMVビデオコーデック ライブ機能 初回起動時の操作 簡単な使い方-デスクトップキャプチャモードにする- 簡単な使い方-録画する- 取り込み枠の操作・設定取り込み枠の表示・非表示 右クリックメニュー 録画範囲の設定 便利な機能 3種類あるキャプチャーモードキャプチャーモードによる違い デスクトップ・キャプチャ ウインドウ指定 ウインドウ・キャプチャ 録音設定マイクの音を入れない場合 マイクの音を入れる場合(ミキサー機能の使用) 音量調整ゲームの音量調整 マイクの音量調整 こんなときは その他 関連ページ ダウンロード/インストール アマレコTVを使用するためには、(1)アマレコTV本体のほか、(2)AMVビデオコーデックというソフトのインストールが必要です。さらに、(3)ライブ機能というものをインストールします。 アマレコTV本体 アマレコTV本体のインストール方法は以下のとおりです。 こちらのページにアクセスする。 「ダウンロード」をクリックして「amarectv.zip」をダウンロードする。 「amarectv310.zip」を解凍する。 「amarectv310」フォルダが作成される。 「amarectv310」フォルダをCドライブ直下に移動する(*1)。 アマレコTVには、いまダウンロードしたバージョン3と、2016年2月27日にリリースされたバージョン4の2種類があります。2017年5月現在、弊サイトでは前者の使用を前提とした解説になっているので、注意してください。バージョン3は動画に自分の声を入れる機能を搭載しており、同機能を搭載していないバージョン4よりもゲーム実況に向いています。 なお、話が少し複雑になりますが、アマレコTVの開発者はスーパーアマレココというアプリもリリースしています。こちらは、アマレコTVの機能を簡略化したバージョンと考えるとよいでしょう。自分の声を入れる機能はありませんが、簡単に使えます。 アマレココの使い方を参照 AMVビデオコーデック アマレコTVを使用する場合、AMVビデオコーデックもセットでインストールしなくてはいけません。コーデックというのは、動画のファイルサイズを小さくしたり、録画ファイルを再生するさいに使われるソフトウェアのことです。AMVコーデックをインストールしていない状態でアマレコTVを起動しようとするとエラーが表示され、アマレコTVを使用できません(*2)。 よくある誤解のひとつですが、AMVコーデックは無料で使用できます。Webページに「\2,808(税込み)」と書かれていますが、これはお金を払っていない状態で同コーデックを使うと、録画ファイルにロゴが挿入されるという意味です。無料で使用しているからといって、あとで金銭を請求されるわけではありません。 ダウンロード料金 ライセンス料 録画ファイルのロゴ表示 無料で使う場合 無料 無料 あり ライセンスを購入した場合 無料 2,808円(税込) なし 公式サイトのこちらのページにアクセスする。 ページのいちばん下にある「AMV4ビデオコーデック」の「ダウンロード」をクリックする。 「amv.zip」のダウンロードが始まる。 「amv.zip」を解凍する。 「amv」フォルダが作成される。 「amv」フォルダを開き、「amv4_setup_64bit.msi」または「amv4_setup_32bit.msi」をダブルクリックする(通常は前者)。 ボタンを順にクリックしていく。 AMVコーデックのインストールが完了する。 インストールに失敗する場合は、こちらを参照のこと。 ライブ機能 アマレコTVのデスクトップキャプチャー機能を使用するためには、ライブ機能をインストールする必要があります。同機能をインストールしておかないとエラーが表示されます(*3)。忘れずにインストールしましょう。 「amarectv310」フォルダ内にある「live_setup○○○.exe」をダブルクリックする。 「次へ」をクリックして画面を進めていく。 ライブ機能のインストールが完了する。 ▲画面の上へ 初回起動時の操作 はじめてアマレコTVを起動したさいは、以下の操作が必要になります。この操作は最初に行うだけなので、次回以降は行う必要はありません。 「amarectv310」フォルダを開き、「AmaRecTV.exe」をダブルクリックする。 「AmaRecTVを実行するには AMV4ビデオコーデックVerx.xx 以上が必要です。」と表示された場合は、こちらを参照のこと。 「Vista以降で利用する場合は~」と表示されるので、「Shift」キーを押しながら「OK」をクリックする(*4)。 「設定画面の左下にある『ヘルプ』ボタンで~」と表示されので、「OK」をクリックする。 「はじめにビデオキャプチャデバイス~」と表示されるので、「OK」をクリックする。 アマレコTVが起動する。 設定画面が自動的に開く。 設定画面左下の「ヘルプ」をクリックする(*5)。 ▲画面の上へ 簡単な使い方-デスクトップキャプチャモードにする- それでは、さっそくアマレコTVを使って録画してみましょう。声の入れ方については後述します。 AMVビデオコーデック、およびライブ機能を事前にインストールしておきます。 設定画面が表示されていない場合は、設定画面を開きます。 「デスクトップキャプチャモード」をクリックします。 「はい」をクリックします。 すると、必要な設定が自動的に完了します。通常は、とくに設定を変更する必要はありません。ただし、PC環境によっては「オーディオキャプチャデバイス」の設定を変更しなければいけない場合もあるでしょう。 ▲クリックで画像拡大 「OK」をクリックします。 すると、アマレコTVにデスクトップ画面が表示されます。 このとき、PCの画面が表示されずにエラーが表示された場合は、こんなときはをご覧ください。 ▲画面の上へ 簡単な使い方-録画する- 引き続き、録画する範囲を決めて録画します。 表示されている青い枠を取り込み枠といいます。取り込み枠は録画する範囲を示しています。この取り込み枠内にある映像がアマレコTVに表示されます(*6)。 取り込み枠が表示されていない場合は、アマレコTVのツールバーにあるボタンをクリックします(*7)。 PCゲームをウィンドウモードで起動します。アマレコTVは、フルスクリーンのPCゲームを正常に録画できません。 取り込み枠の右側にあるアイコンをウィンドウにドラッグ&ドロップします。 録画したい範囲に取り込み枠がぴったりと重なっていることを確認します。 アマレコTVにPCゲームの画面が表示されます。アマレコTVのほうで画面表示がおかしくても気にする必要はありません(*8)。 初期設定では、マウスカーソルを録画するようになっています。マウスカーソルを録画したくない場合は、アマレコTVのツールバー上で右クリックし、「マウスカーソルを録画」のチェックを外します。 録画ボタンをクリックすると録画開始です。録画ボタンは、アマレコTVのツールバーおよび取り込み枠にあります。どちらの録画ボタンでもかまいません。録画を開始すると、取り込み枠は自動的に非表示になります。 録画を停止するには、録画停止ボタンをクリックします。 録画を停止すると、動画が保存されてあるフォルダが自動的に開きます。動画を再生して映像・音声を確認してください。念のため書いておきますが、マイクの音を入れる設定にしていないのでマイクの音が入っていないのは正常です。 映像の左下に「AMV」というロゴが表示されるのは、AMVコーデックを無料で使用している場合の仕様です。ロゴが表示されないようにするための方法については後述します。 ▲画面の上へ 取り込み枠の操作・設定 アマレコTVでデスクトップキャプチャー機能を使用する場合、録画する範囲を取り込み枠で設定します。取り込み枠内にある部分が録画されます。 取り込み枠の表示・非表示 取り込み枠が表示されていない場合は、アマレコTVのツールバー上にあるボタンをクリックすれば表示されます(*9)。取り込み枠が表示された状態でこのボタンをクリックすると、取り込み枠は非表示になります。取り込み枠は、表示していても自動的に非表示になる場合があるので、状況に応じて表示するようにしましょう。 右クリックメニュー 取り込み枠上で右クリックするとメニューが表示されます。ここではデスクトップキャプチャー機能についての設定を行うことができます。もっとも重要なのはキャプチャーモード(キャプモ)についての設定ですが、詳細については後述します。 ▲取り込み枠上で右クリックしたところ キャプチャーモードのほかには、フレームレートについての設定も重要です。基本的に、ここで選択したフレームレートで録画されます。フレームレートは数値が大きいほど滑らかな動画になりますが、通常は30fpsにしておけばじゅうぶんでしょう。60fpsに設定したい場合は、キャプチャーモードとの関連で理解しておく必要があります(後述)。 右クリックメニューからは、録画の開始やスクリーンショット撮影、マウスカーソルの表示・非表示の切り替えも可能です。メニューの詳細は、オンラインヘルプを参照してください。 録画範囲の設定 録画範囲を設定するには、取り込み枠の左上にあるアイコンを使用する方法が便利です。ふたつのアイコンがありますが、どちらかのアイコンをウィンドウにドラッグ&ドロップしてみてください。そうすると、録画範囲が自動的に設定されます。取り込み枠の位置や大きさを変更する手間が省けます。 ▲左側のアイコンはウインドウ指定アイコン、右側のアイコンはクライアント指定アイコンといいます。ウインドウ指定アイコンは、ウィンドウ全体を選択したいときに使います。通常はクライアント指定アイコンを使用するとよいでしょう。ゲーム画面のみを録画範囲にできるため便利です。 ただ、必ずしもウィンドウを録画する場合ばかりとは限らないでしょう。たとえば、Webブラウザを部分的に録画したいこともあるはずです。そのようなときは、取り込み枠の位置や大きさを自分で設定します。 ▲取り込み枠の位置は、取り込み枠の色が薄い部分をドラッグすれば移動できます。また、辺や角をドラッグすることで取り込み枠の大きさを変更可能です。 便利な機能 取り込み枠の左下にある数字をクリックすると、あらかじめ用意された録画範囲(キャプチャーサイズ)を選択できます(*10)。録画範囲は、取り込み枠上で右クリックして選択してもかまいません。 取り込み枠のサイズを細かく調整するには、キーボードの「Alt」キーを押しながら取り込み枠をドラッグします。また、キーボードのカーソルキーを使用することで、取り込み枠の最後にクリックした部分(縦辺、横辺、角、色の薄い部分)を微調整できます。 録画中は、録画範囲の大きさを変更しても反映されません(反映されるのは次回以降)。したがって、録画を開始するまえに録画範囲の大きさを適切に設定しておくようにしましょう。 ▲画面の上へ 3種類あるキャプチャーモード キャプチャーモードによる違い アマレコTVには3種類のキャプチャーモードがあります。どのキャプチャーモードも一長一短なので、状況に応じて使い分けるようにしましょう。意味がよくわからない場合は、デスクトップ・キャプチャモードで慣れるとよいかもしれません。キャプチャーモードを変更するには、取り込み枠上で右クリックして任意のモードを選択します。 録画範囲のウィンドウ自動追従 指定ウィンドウ以外の映り込み Aero有効状態での60fps録画 デスクトップ・キャプチャ - - × ウインドウ指定 ○ あり × ウインドウ・キャプチャ ○ なし ○ なお、ウインドウ・キャプチャモードは、Windows Aeroが有効な場合にのみ選択可能です(*11)。 デスクトップ・キャプチャ デスクトップ・キャプチャモードは、デスクトップ画面の任意の位置をそのまま録画できます。もっとも基本的で、簡単に扱えるモードです。ただ、たとえば録画したいPCゲームのウィンドウを移動すると、録画範囲がずれてしまうというデメリットがあります。 ウインドウ指定 このデスクトップ・キャプチャモードのデメリットを解消したのがウインドウ指定モードです。ウインドウ指定モードでは、ウィンドウを移動したとしても録画範囲はずれません。ウィンドウを移動したら、それに合わせて自動的に録画範囲も移動するからです。指定したウィンドウを移動しても的確に録画できるのがウインドウ指定モードの特長です。 ウインドウ・キャプチャ ウインドウ・キャプチャモードは、アマレココがアマレコTVに統合されたVer3.00で追加された新機能です。ウインドウ指定モードと同様、指定したウィンドウを録画するためのモードであり、ウィンドウの移動に合わせて自動的に録画範囲も移動します。しかし、ウインドウ・キャプチャモードとウインドウ指定モードは、いくつかの点で違いがあります。 まず、ウインドウ・キャプチャモードでは、指定したウィンドウ以外のウィンドウは映り込みません。たとえば、PCゲームのウィンドウにWebブラウザのウィンドウが重なっていたとします。しかし、PCゲームのウィンドウを録画するように指定していれば、Webブラウザのウィンドウは録画されないのです。つまり、指定したウィンドウだけを的確に録画できるというわけです。 また、Windows Aeroが有効な状態であっても60fpsで録画できる点がウインドウ・キャプチャモードの特長です。ウインドウ指定モード(およびデスクトップ・キャプチャモード)では、Windows Aeroが有効な場合はフレームレートが30fpsに制限されます(*12)。しかし、ウインドウ・キャプチャモードならばそのような制限はありません。 ただし、ウインドウ・キャプチャモードでは録画できないものもあります。これは実際に試したほうが早いのですが、たとえばDirectXを使用したPCゲームなどが一例にあげられます。ウィンドウを指定したのに真っ暗で録画できないPCゲームがあった場合は、ほかのモードで録画してください。 ▲画面の上へ 録音設定 ここでは、デスクトップキャプチャー時の録音設定について見ていきます。録音設定というのは、ゲームの音(PCの音)やマイクの音を動画に入れるための設定のことです。 マイクの音を入れない場合 マイクの音を入れず、ゲーム映像・音声からなる動画にしたい場合(プレイ動画の作成)は、アマレコTVの設定画面を開いて「グラフ 1(デバイス)」タブで「デスクトップキャプチャモード」ボタンをクリックすれば、とくに設定する必要はありません。ただ、念のため設定を掲載しておきます。 アマレコTVの設定画面を開く。 「グラフ 1(デバイス)」タブを開く。 「オーディオキャプチャデバイス」で「AmaRec Stereo Mixer」を選択する(「AmaRrec Audio Capture」ではない)。 「(Auto)」を選択する。 「sample= 48000, bit=16, ch= 2」を選択する。 「グラフ 3(ライブ)」タブを開いて「ミキサー」のチェックを外す。 「OK」をクリックする。 録画する。 ▲「AmaRec Stereo Mixer」を選択します。これを選択することにより、PCの音(PCから聞こえてくる音)はすべて録音されます。「AmaRrec Audio Capture」とまちがえないようにしましょう。 マイクの音を入れる場合(ミキサー機能の使用) 動画にマイクの音も入れたい場合(実況プレイ動画の作成)は、以下のように設定すればマイクの音を動画に入れることができます。アマレコTVのミキサー機能を使用します。 上記「マイクの音を入れない場合」の1~5までの設定をする。 PCにマイクを接続する(USBマイクでも可)。 「グラフ 3(ライブ)」タブを開く。 「ミキサー」にチェックを入れる。 「マイクの音」で「マイク」を選択する(*13)。 「PCの音」で「(使わない)」を選択する。 「OK」をクリックする。 録画する。 ▲「マイク」の右横にあるカッコ書きの表記については、PCの環境によって異なります。画像では「マイク (Realtek High Definition)」と書かれています。 ▲画面の上へ 音量調整 音量調整のやり方を見ておきましょう。事前にゲームの音とマイクの音のバランスを調整してから録画することが重要です。ゲームの音はマイクの音よりも少し小さめにして録画します。 ゲームの音量調整 ゲームの音量はPCゲームのオプション設定(環境設定)で音量調整するのが基本です(*14)。この場合、自分が聞いているゲーム音量、および作成される動画のゲーム音量も同時に変化します。たとえば、ゲーム音を大きくした状態で録画すれば動画のゲーム音も大きくなりますし、ゲーム音を小さくして録画すれば動画のゲーム音も小さくなります。 ▲クリックで画像拡大。一般的なPCゲームの場合、このようにゲームのオプション設定で音量を変更できます。画像は、「三國志12」(コーエーテクモゲームス)より。 動画に入るゲーム音量を調整する方法としては、「グラフ 3(ライブ)」タブの「キャプチャ」のスライダーを変更するやり方もあります。 アマレコTVの設定画面を開く。 「グラフ 3(ライブ)」タブを開く。 「ミキサー」にチェックを入れる。 「キャプチャ」のスライダーを任意の位置に動かす。 「PCの音」で「(使わない)」を選択する。 「OK」をクリックする。 録画を開始する。 マイクの音量調整 マイク音量の調整については、基本的にWindowsの録音デバイスで行います。マイクの音がゲームの音にかきかされないように気をつけましょう。 タスクトレイに(画面右下)あるを右クリックする。 「録音デバイス」を選択する(「再生デバイス」ではない)。 「マイク」をダブルクリックする。 「レベル」タブで「マイク」がでないことを確認する。である場合は、アイコンをクリックしてにする。 「マイク」の音量を最大にする。 マイク音量が小さい場合は、マイクの音が小さいときの対処法を参照のこと。 マイクの音量を大きくしたい場合、「グラフ 3(ライブ)」タブの「マイク」のスライダーを「x1.5」以上にする方法もあります。 ▲画面の上へ こんなときは アマレコTV デスクトップキャプチャー/こんなときはをご覧ください。下記リンクをクリックすることでもリンク先のページに飛ぶことができます。 AMVビデオコーデックをインストールできない 「code 88890008」が表示される 「code 8889000E」が表示される 「ビデオファイルの保存先が間違っています。」と表示される プレビュー画面が真っ暗で映像が表示されない 映像が欠ける 合わせ鏡のように映像が表示される 意図した範囲を取り込んで録画できない PCの動作が重く、映像がカクカクするフレームレートを下げる 取り込み範囲を小さくする PCゲームのグラフィックス品質を下げる 録画ファイルを再生すると映像の動きがカクカクする 動画にロゴが入る 高画質で録画したい 60fpsで録画できない ゲームの音(PCの音)が入っていない マイクの音が入っていない マイクの音が小さい・大きいマイクの音が小さい場合 マイクの音が大きい場合 ゲームの音(PCの音)が小さい・大きい ゲームの音(PCの音)が響く マイクの音が響く Skypeの通話音を入れたい Skypeの通話音を入れたくない ファイルサイズが大きい 動画を投稿したい 関連ページ ▲画面の上へ その他 録画開始時、および停止時の効果音を消したい場合は、アマレコTVの設定画面を開いて「全般」タブで「効果音」のチェックを外し、「OK」をクリックします。 ▲画面の上へ 関連ページ コメント質問など PCゲームの録画無料でもできる!PCゲームの録画方法 AviUtlの使い方無料で使える!動画編集ソフトの決定版 ゆっくりMovieMaker大人気!ゆっくり動画を作るならこのソフト 実況用PCマイク/こんなときはPC用マイクについてのFAQ ▲画面の上へ
https://w.atwiki.jp/live2ch/pages/466.html
トップ キャプボカテゴリ概要 各キャプチャーボードの詳しい使い方 Elgato Game Capture HDシリーズの使い方 / 2020年06月04日 (木) 19時11分49秒 キャプチャーボードの基本的な知識については、キャプチャーボードをご覧ください。 キャプチャーボードの選び方については、キャプチャーボードの選び方をご覧ください。 どこよりも詳しい、Game Capture HDシリーズ3製品の使い方 Elgato Game Capture HDシリーズ(以下、Game Capture HDシリーズ)は、Elgatoから発売されているHDキャプチャーデバイスです。同シリーズには4製品が存在し、使い方はどの製品も多くの点で共通しています。そこで、このページでは同シリーズの基本的な使い方について見ていきます。 Game Capture HDシリーズにおける各製品の特徴、注意点などについては、各解説記事をご覧ください。 とくに、ライブ配信でGame Capture HD/HD60の2製品を使用する場合、遅延について考慮しておく必要があります。 Game Capture HD60 Pro Game Capture HD60 S Game Capture HD60 Game Capture HD 価格商品画像のリンク先 PCとの接続方式 PCI Express x1 USB 3.0 USB 2.0 USB 2.0 エンコードタイプ ハードウェアエンコード ソフトウェアエンコード ハードウェアエンコード ハードウェアエンコード パススルー出力(*1) ○ ○ ○ ○ Flashback録画(*2) ○ ○ ○ ○ インスタントゲームビュー(*3) ○ ○ × × マスターコピー(*4) ○ × ○ ○ 1080p/60fpsキャプチャー ○ ○ ○ × ビデオ入力端子 HDMI端子 HDMI端子 HDMI端子 ・HDMI端子・コンポーネント端子 対応ゲーム機 ・PS4・Switch、Wii U・Xbox One、Xbox 360・iOSデバイス ・PS4・Switch、Wii U・Xbox One、Xbox 360・iOSデバイス ・PS4・Switch、Wii U・Xbox One、Xbox 360・iOSデバイス ・PS4、PS3、PS2・Switch、Wii U、Wii・Xbox One、Xbox 360・iOSデバイス HDCP × × × × 対応OS Windows 7以降 ・Windows 10(64bit)(*5)・Mac OS X 10.11.4以降 ・Windows 7以降・Mac OS X 10.11以上 ・Windows 7以降・Mac OS X 10.11以上 こちら こちら こちら こちら 備考 遅延が小さい 遅延が小さい TVまたはPCモニター必須 ・TVまたはPCモニター必須・PS3ケーブル付属 現在、この記事は古くなっています。最新情報については、新サイトのほうにまとめました。2020.6.4 Elgato Game Captureで簡単に録画、ゲーム実況する方法 Elgatoのキャプボで、簡単にゲーム配信する方法。YouTube、Twitchを例に 目次 ソフトウェアをインストールするGame Capture HD/HD60/HD60 S Game Capture HD60 Pro ゲーム機を接続する ゲーム画面を映す パススルー出力機能の使い方パススルー出力機能とは 使い方 録画する Flashback録画機能の使い方Flashback録画機能とは 映像を遡って再生する方法 映像を遡って録画する方法 録画中、自分の声を動画に入れるにはまとめ録り 別録り 動画を動画共有サイトに投稿する場合のポイント ライブ配信する場合のポイント配信ソフトを使う方法 ライブ配信機能を使う方法 マスターコピー機能の使い方 こんなときはゲーム画面が映らない パススルー出力先のTVで映像・音声が出ない PCの動作が重く、映像がカクカク動く 60fpsで録画したい Skypeの通話音声を動画に入れたい 録画終了後の待ち時間をなくしたい 録画終了後、動画が見つからない ライブ配信でマイクの音をゲーム画面に合わせて遅らせたい 画面が暗い 付属のキャプチャーソフトが安定動作しない 製品が認識されない その他 関連ページ ソフトウェアをインストールする Game Capture HDシリーズを使用するためには、ソフトウェアをインストールする必要があります。ソフトウェアは公式サイトからダウンロードできます。 ▲公式サイト Game Capture HD/HD60/HD60 S 本製品をPCのUSB端子に接続する。Game Capture HD/HD60の2製品の場合はUSB 2.0に、Game Capture HD60 Sの場合はUSB 3.0にそれぞれ接続する。 公式サイトにアクセスし、「Game Capture for Windows」の「ダウンロード(バージョン 3.7)」をクリックする。Windows 7の場合は、こちらのページでバージョン 3.2をダウンロードする。 ダウンロードした「GameCaptureSetup_xxx.msi」をダブルクリックする。 画面を順に進めていく。 ソフトウェアのインストールが完了する。 Game Capture HD60 Pro 本製品をPCのPCI Expressスロットに接続する(接続方法はこちら)。 PCを起動する。 公式サイトにアクセスし、「Game Capture for Windows」の「ダウンロード(バージョン 3.7)」をクリックする。Windows 7の場合は、こちらのページでバージョン 3.2をダウンロードする。 ダウンロードした「GameCaptureSetup_xxx.msi」をダブルクリックする。 画面を順に進めていく。 ソフトウェアのインストールが完了する。 ▲画面の上へ ゲーム機を接続する ゲーム機をGame Capture HDシリーズに接続します。接続方法については、各製品の解説記事をご覧ください。 説明 Game Capture HD ・詳細は、こちらを参照のこと・コンポーネント端子またはHDMI端子でゲーム機を接続する Game Capture HD60 ・詳細は、こちらを参照のこと・HDMI端子でゲーム機を接続する Game Capture HD60 S ・詳細は、こちらを参照のこと・HDMI端子でゲーム機を接続する Game Capture HD60 Pro ・詳細は、こちらを参照のこと・HDMI端子でゲーム機を接続する ▲画面の上へ ゲーム画面を映す つぎは、付属のキャプチャーソフトにゲーム画面を表示してみましょう。 ゲーム機の電源を入れます。 デスクトップにあるショートカットアイコンをダブルクリックします。 「デバイス」セクションにある歯車アイコンをクリックします。すると設定画面が表示されます。 「キャプチャ」タブの「入力デバイス」でゲーム機名を選択します。かりにPS3をHDMI接続している場合は、「PlayStation 4」または「その他」を選択し、「ビデオ入力」が「HDMI」になっていることを確認してください。 「オーディオ入力」で「HDMI オーディオ」を選択します。HDMI以外でゲーム機を接続している場合は、「アナログオーディオ」を選択してください。 ▲ゲーム機との接続方法に合わせて選択します。 ゲーム画面が表示されます。ゲーム画面が表示されない場合は、後述する「こんなときは」をご覧ください。なお、ゲーム音については、画面下部にあるスピーカーアイコンでON/OFFできます。 ▲画像は、PS4版『METAL GEAR SOLID V The Phantom Pain』(コナミデジタルエンタテイメント)より Game Capture HD/HD60の2製品の場合、キャプチャーソフトの画面を見ながらゲームを操作すると、反応が鈍いことに気づくはずです。これは製品の遅延が原因です。不具合ではありません。 プレビュー画面をダブルクリックすると画面が大きくなります。その状態でマウス操作をせずに放置すると、5秒後にフルスクリーン表示となります。 ▲画像は、PS4版『METAL GEAR SOLID V The Phantom Pain』(コナミデジタルエンタテイメント)より ゲームの音量調整は音量ミキサーから行います(*6)。音量ミキサーでの音量調整は、録画ファイルには影響しません。 ▲音量ミキサー ゲームの音量は「ゲームオーディオ」セクションでも調整できますが、こちらで調整すると録画ファイルに影響します。 ▲画面の上へ パススルー出力機能の使い方 パススルー出力機能とは パススルー出力機能は、ゲーム画面をTVにも出力する機能です。ゲーム機の映像・音声をそのままTVにも出力するため、TV画面上では遅延が発生しません。TVに映ったゲーム画面を見ながらプレイすることで、ふだんどおりのゲームプレイが可能になります。大画面TVでゲームをプレイできるというメリットもあります。 パススルー出力機能の使い方を参照 Game Capture HD/HD60の2製品については、遅延が大きいためPCに映っているゲーム画面を見ながらプレイすることはできません。別途TV(またはPCモニター)を用意する必要があります。これに対し、Game Capture HD60 S/HD60 Proの2製品の場合は、必ずしもTVを用意しなくてもかまいません。 説明 Game Capture HD ・遅延が大きい・TVを用意してパススルー出力し、遅延を回避する Game Capture HD60 ・遅延が大きい・TVを用意してパススルー出力し、遅延を回避する Game Capture HD60 S ・遅延は小さい(インスタントゲームビュー機能)・TVを用意しなくても、遅延を妥協できる場合がある Game Capture HD60 Pro ・遅延は小さい(インスタントゲームビュー機能)・TVを用意しなくても、遅延を妥協できる場合がある 使い方 パススルー出力機能を使うためには、Game Capture HDシリーズとTVをHDMIケーブルで接続するだけです。TVの代わりにPCモニターでもかまいません。製品の「OUT」と表示されているHDMI端子と接続します。「OUT」は出力という意味です。 パススルー出力機能を使用すると、PCとTVの両方からゲームの音が出ます。ゲームの音が気になる場合は、PCから出ているゲーム音をミュートにしましょう。そうすればPCからはゲーム音が出なくなります。 ▲画像は、PS4版『グランド・セフト・オートV』(ロックスター・ゲームス)より PCは通常どおり電源がONの状態にしておいてください。PCがスリープ、またはシャットダウンの状態だと、TVへの映像・音声出力は中止されます。ただし、Game Capture HDについては、PCをスリープにしてもTVへの映像・音声出力は続きます。 ▲画面の上へ 録画する ゲームを録画する方法は以下のとおりです。自分の声を動画に入れる方法ついては後述します。 歯車アイコンをクリックして、「ライブラリの場所」で動画の保存場所を設定します。初期設定では、ゲームを録画すると「マイ ビデオ」に動画が保存されます。設定したら「OK」をクリックします。 つぎに画質の設定をします。「デバイス」セクションの歯車アイコンをクリックしてください。 「キャプチャ」タブを開き、「プロファイル」を「HD 720」もしくは「HD 1080」にします。また、「画質」でスライダーを任意の場所に移動します。設定が終わったら「OK」をクリックしましょう。 ▲高画質がよい場合は、「画質」のスライダーを右側に移動して「HD 1080」にしてください。ただし、ファイルサイズは増えます。 「録画」ボタンをクリックして録画を開始します。 ▲画像は、PS4版『グランド・セフト・オートV』(ロックスター・ゲームス)より 録画を停止するには再度「録画」ボタンをクリックします。 しばらく待つと、さきほど設定した保存場所にMP4(H.264+AAC)形式の動画ができあがります(*7)。待ち時間は、録画時間やPCのスペックに依存します。場合によっては数分から数十分以上かかることもあるでしょう。 動画は、AviUtlやPowerDirectorなどのソフトで編集できます。 AviUtlの使い方 PowerDirectorの詳しい使い方(新サイト) また、編集ソフトを使わずに「編集」タブでカット編集することも可能です(後述)。 ▲画面の上へ Flashback録画機能の使い方 Flashback録画機能とは ゲームをプレイしていると、「さっきのあのシーンをもう一度見たいな」ということがあります。スポーツ中継のリプレイシーンのように、過去の気になる箇所を再度見ることができたら、きっと楽しいでしょう。そこで、Game Capture HDシリーズには「Flashback録画」という機能が搭載されています。 この機能では、時間を遡って映像をキャプチャーソフトに表示します。つまり、過去のシーンを瞬時に見返すことができるわけです。また、映像を遡ったまま録画も可能なので、たとえば録画を忘れていたり、あるいは手が離せず録画できなかったときに重宝するかもしれません。常時録画しておかなくても必要なときにだけ録画できるので、合理的です。 どこまで過去に遡れるかは、キャプチャーソフトの設定やPCの環境によります。あくまでも簡単な目安ですが、おおよそ1~2時間程度と考えておけばよいかと思います。現在の映像を録画したりキャプチャーソフトを終了した時点で過去の映像は破棄されるため、その場合は過去に遡れません(*8)。 映像を遡って再生する方法 まず、Flashback録画機能で過去の映像を見る方法は以下のとおりです。 Flashback録画機能を有効にしておく(*9)。 過去のシーンを見たくなったら、青いバーの任意の位置をクリックする。 プレビュー画面に過去の映像が表示される(音声も再生される)。 現在の最新映像を表示するには「Live」ボタンをクリックする。 映像を遡って録画する方法 以下の方法で過去の映像を録画することができます。録画を忘れていた場合なども、この方法で対処できます。 青いバーの任意の位置をクリックし、プレビュー画面に過去の映像を表示する。 その状態で「録画」ボタンをクリックする。 録画開始と同時に、現在の映像がプレビュー画面に表示される(*10)。 録画を終了したい場合は、再度「録画」ボタンをクリックする。 過去の映像を表示した状態で録画を開始すると、その過去の映像の時点から録画を終了するまでの映像が録画されます。たとえば、30分まえの映像を表示した状態で録画を開始したとしましょう。そして1時間後に録画を終了した場合、1時間30分の動画になるということです。 ▲画面の上へ 録画中、自分の声を動画に入れるには ゲームを録画しつつ、自分の声を動画に入れたい場合、大きく2通りの方法があります。 まとめ録り この方法は、初心者向けの便利なやり方です。録画中マイクに声を入れるだけで、実況プレイ動画が完成します。ゲーム画面の遅延に合わせてマイク音声も自動的に遅れて録音されるので、ゲーム画面の遅延を考慮する必要はありません。 マイク(USBヘッドセットでも可)をPCに接続する。 「ライブコメント」セクションで「マイク」を選択する(*11)。 「コメンタリー」をクリックし、アイコンが青く点灯した状態にする。 必要に応じてゲーム音をミュートにする(*12)。 録画を開始し、マイクに向かって声を入れる。 ▲画像は、『DRIVECLUB』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)より もしこの方法でマイクの音が動画に入っていなかった場合は、さらに以下の設定をして録画しなおしてください。 歯車アイコンをクリックする。 「共有」タブで、「以下のトラックをミックスして書き出す」の「ライブコメントオーディオ」のチェックを入れる。 「OK」をクリックする。 別録り この方法は中・上級者向けです。動画は動画、マイク音声はマイク音声として別々に用意し、あとで動画編集ソフトで両方を合成します。録画すると、動画ファイル(プレイ動画)と音声ファイル(自分の声)が別々に作成されるので、最後に編集で両ファイルを1個にまとめます。 声を動画に別録りで入れる方法 歯車アイコンをクリックする。 「共有」タブで、「以下のトラックをミックスして書き出す」の「ライブコメントオーディオ」のチェックを外す。 「別のファイルに書き出す」の「ライブコメントオーディオ」にチェックを入れる。 「OK」をクリックする。 録画を開始し、マイクに向かって声を入れる。 録画を停止する。 動画ファイル(マイク音声が入っていないプレイ動画)と音声ファイル(マイク音声)のふたつができあがる。 動画編集ソフトを使って、プレイ動画とマイク音声を合成する。 ▲画面の上へ 動画を動画共有サイトに投稿する場合のポイント ゲームを録画したあとは、別途動画編集ソフトで動画を編集し、ニコニコ動画やYouTubeなどに動画を投稿する流れになります。無料の動画編集ソフトとしては、AviUtlがあります。動画共有サイトにはファイルサイズなどの制限があるため、そのあたりにも注意しながら編集しましょう。 ゲーム実況で使える無料・有料のおすすめ編集ソフトを参照 付属のキャプチャーソフトには、動画編集・投稿機能が搭載されています。画面右上の「編集」タブを開くことで、簡単なカット編集やYouTubeなどへの動画投稿が可能です。必要であれば使ってもかまいません。動画投稿機能はニコニコ動画には対応していません。同サイトに動画を投稿する場合は自分で行います。 ▲画像は、PS4版『グランド・セフト・オートV』(ロックスター・ゲームス)より ▲画面の上へ ライブ配信する場合のポイント Game Capture HDシリーズを使ってゲーム配信する場合、(1)配信ソフトを別に用意して配信する一般的な方法と、(2)Game Capture HDシリーズのライブ配信機能を使って配信する方法の2種類があります。 配信ソフトを使う方法 一般的には、配信ソフトを別途用意してゲーム配信する方法が主流です。配信ソフトには、ゲーム画面・ゲーム音、マイク音(自分の声)を視聴者に配信できる機能が搭載されており、この機能を使ってゲーム配信を行うわけです。配信ソフトとしては、OBS StudioやXSplitが定番です。どちらかを使用しましょう。 ▲ゲーム画面は、PS4版『ストリートファイターV』(カプコン)より。 ライブ配信の基本的なやり方については、下記ページをご覧ください。 解説記事 備考 ニコニコ生放送 こちら ツイキャス こちら Twitch こちら YouTube Live・YouTube Gaming こちら OPENREC こちら Mixer(旧Beam) こちら ライブ配信機能を使う方法 付属のキャプチャーソフトには、ライブ配信機能が搭載されています。この機能を使ってゲーム配信する場合、配信ソフトを用意する必要はありません。付属のキャプチャーソフトで設定をするだけで、簡単にゲーム配信ができます。ライブ配信機能が標準で対応しているサイトとしては、Twitch、YouTube Live、Mixerがあります。 ▲画質の設定(ビットレート)は2~3Mbpsがお薦めですが、上りの回線速度も考慮して設定しましょう。回線速度が遅いのにビットレートが高いと、動きがカクカクして滑らかに動きません。画像は、PS4版『METAL GEAR SOLID V The Phantom Pain』(コナミデジタルエンタテイメント)より。 ライブ配信機能の使い方については、下記ページをご覧ください。 Elgato Game Capture HD ソフトウェアだけで、OBSを使わずゲーム配信する方法を参照 ▲画面の上へ マスターコピー機能の使い方 マスターコピーは、付属キャプチャーソフトの配信機能でゲーム配信している最中に、同時にゲームを高画質録画できる機能です。たとえば、720p/30fpsでゲーム配信しつつ、同時にそれを1080p/60fpsで録画したいときに同機能を使います。同機能に対応しているのは、Game Capture HD/HD60/HD60 Proの3製品です。Game Capture HD60 Sは対応していません。 マスターコピーの使い方は以下のとおりです。 ストリームコマンドを有効にしておく(*13)。 配信時の画質は、「ライブストリーミング」の数字の部分で設定する。 録画時の画質は、「デバイス」の歯車アイコン→「キャプチャ」タブの「プロファイル」と「画質」で設定する。 「ストリーム」ボタンをクリックし、配信を開始する。 「録画」ボタンをクリックし、録画を開始する。 ▲「ON AIR」は配信中であることを、「REC」は録画中であることをそれぞれ表しています。右上の「MASTER COPY」の文字は、短い時間表示されたあと消えます。いずれの文字も、配信・録画されることはありません。画像は、『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)より。 かりにストリームコマンドを無効にしている場合、ビットレートの設定によっては解像度が自動的に変更され、録画される映像の画質が変わります。たとえば、ビットレートを0.5Mbps(500kbps)に設定すると、低画質で録画されます(ストリームコピー)。配信中に高画質録画したいのであれば、ストリームコマンドは有効にしておきましょう。 ▲画面の上へ こんなときは ゲーム画面が映らない 付属のキャプチャーソフトにゲーム画面が映らない場合は、設定や接続を見なおす必要があります。より詳しい方法や、ほかの対処法についてはリンク先のページをご覧ください。 「デバイス」セクションの歯車アイコンをクリックし、「キャプチャ」タブの「ビデオ入力」が正しく設定されているか確認する(HDMIまたはコンポーネント)。 PS3をコンポーネント接続している場合は、PS3の電源ボタンを長押しして起動する(やり方)。 ゲーム機の映像出力設定でビデオ入力端子を変更する(例 コンポーネント/D端子)。 ゲーム機をHDMI接続している場合、HDMI端子の「IN」と「OUT」をまちがえていないか確認する。 をクリックし、映像プレビューをONにする。 HDMIケーブルをいったん抜いたあと、しっかりと接続する。 HDCPが原因になっている可能性を疑う。 Game Capture HD、およびGame Capture HD60は別のUSB 2.0端子に接続し、Game Capture HD60 Sは別のUSB 3.0端子に接続する(USBハブは使わず直接接続)。Game Capture HD60 Proは、別のPCI Expressスロットに接続する。 ソフトウェアを再インストールする。 キャプチャーボードの映像・音声が出ないときはを参照 パススルー出力先のTVで映像・音声が出ない パススルー出力先のTVで映像・音声が出ない場合は、「デバイス」セクションの歯車アイコンをクリックし、「高度な設定」タブで「テレビ互換性」のスライダーを移動することで直ることがあるかもしれません(*14)。そのほかの対処法については、以下のページをご覧ください。 パススルー出力機能の使い方を参照 PCの動作が重く、映像がカクカク動く PCの動作が重くなり、映像がカクカク動く原因は、PCの性能が不足しているからです。設定を変更することで問題が解決する場合があります。以下のいずれかの対処法を試してください。問題の切り分けのため、録画やライブ配信をしていないことを前提にしています。 「プロファイル」を「HD 720」にする(*15)。 「60fpsを許可する」のチェックを外す(*16)。 Flashback録画で過去の映像を再生しない。または同機能を無効にする。 をクリックし、映像プレビューをOFFにする。 ほかのソフトは閉じる。 60fpsで録画したい 60fpsで録画したい場合、Game Capture HD60/HD60 S/HD60 Proの3製品では以下のように設定します。 ゲーム機の映像出力設定を1080pまたは720pにする(やり方)。 「デバイス」セクションの歯車アイコン(上から2番め)をクリックし、「キャプチャ」タブで「60fpsを許可する」にチェックを入れる。 「OK」をクリックする。 Game Capture HDの場合は、60fpsで録画したいならゲーム機の映像出力設定を720pにしましょう。ゲーム機の映像出力設定が1080pだと、60fpsで録画できません。 ゲーム機の映像出力設定を720pにする(やり方)。 「デバイス」セクションの歯車アイコンをクリックする。 「キャプチャ」タブで「60fpsを許可する」にチェックを入れる。 「OK」をクリックする。 Skypeの通話音声を動画に入れたい 録画中に、Skypeで通話している相手の声を動画に入れたい場合は、Skype側の設定を変更したうえで、画面右下の「Elgato Sound Capture」の歯車アイコンから設定を行います。 Skypeの通話音声を動画に入れる方法を参照 録画終了後の待ち時間をなくしたい 録画後、動画ができあがるまでに待ち時間が発生します。この待ち時間を回避したい場合は、以下のように設定を変更します。ただ、基本的にはチェックを付けたままのほうがお薦めです。 いちばん上にある歯車アイコンをクリックする。 「共有」タブを開き、「新しいビデオを必ずMP4ファイルに変換する」のチェックを外す。 「OK」をクリックする。 録画する。 録画終了後、動画が見つからない 初期設定では、「マイ ビデオ」に動画が保存されます。動画をMP4に変換する設定にしていない場合は、「マイ ビデオ」の「EGC_Library」フォルダ内にTS形式の動画が保存されています。同フォルダ内を確認してください。 ライブ配信でマイクの音をゲーム画面に合わせて遅らせたい Game Capture HD/HD60の2製品の場合、配信ソフトを用意して行う通常のゲーム配信では、ゲーム画面の遅延に合わせてマイク音声(自分の声)を遅らせる必要があります。これは配信ソフトの設定で可能です。Game Capture HDシリーズのライブ配信機能を使用する場合は、マイク音声を遅らせる設定は必要ありません(自動)。 ライブ配信とキャプチャーボードを参照 画面が暗い 画面が暗い場合は、「デバイス」セクションの歯車アイコンをクリックし、「ピクチャ」タブで「明るさ」および「コントラスト」を調整します。ここでの変更はプレビュー・録画に反映されるほか、パススルー出力先のTVにも反映されます。 付属のキャプチャーソフトが安定動作しない 付属のキャプチャーソフトが不安定で録画を開始できない、配信機能で配信を開始できない、動作がおかしいというような場合は、キャプチャーソフトのバージョンを変更しましょう。公式サイトで古いバージョンのキャプチャーソフトをダウンロードできます。最新バージョンがよいとは限りません。 また、キャプチャーソフトの上部にある歯車アイコン(「編集」タブの横)をクリックし、「高度な設定」タブの「ストリームコマンドエンコーダ」を「ソフトウェア(内蔵)」に変更します。基本的にはこれで直るはずです。 そのほかの対処法については、以下のページをご覧ください。 キャプチャーボードが不安定な場合の対処法を参照 製品が認識されない 以下のページをご覧ください。 キャプチャーボードがPCに認識されない場合の対処法を参照 ▲画面の上へ その他 スクリーンショットを撮影したい場合は、をクリックします。 ショートカットキーを設定しておくと、録画やスクリーンショット撮影などをキーボードから一発で行えます。同キーの設定は、いちばん上にある歯車アイコンをクリックして、「ホットキー」タブで行います。 プレビュー画面下にあるストリームコマンドにより、ゲーム画面にWebカメラの映像や、静止画像などの映像ソースを追加し、その状態で録画したり、ライブ配信機能を使用して配信することができます。映像ソースを追加するには、「シーンを編集」をクリック後プラスアイコンをクリックします(*17)。 ▲画面の上へ 関連ページ コメント質問など キャプチャーボードの映像・音声が出ないときはキャプチャーソフト 上で 映像を表示できない、音声が聞こえない場合の対処法 AviUtlの使い方無料で使える!動画編集ソフトの決定版 ゲーム配信で必要になるものあらゆる配信サイトに対応!ゲーム配信で必要なものを準備しよう Skypeの通話音声を動画に入れる方法動画にSkypeの通話音声を入れるやり方、3パターンを解説 マイクの音が小さいときの対処法マイクが声を拾ってくれない!というときに試すべき方法 ▲画面の上へ
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2747.html
※うんうん・しーしー表現多目です ※善良なゆっくりが虐待されます ※俺設定があります 「おつかれーーっした。お先っす」 待ちに待った週末が来た。職場からの帰りの自転車のペダルにも力が篭るってもんだ。 趣味である「週末をゆっくり達と過ごすこと」を堪能するためには、準備が色々必要だ。 途中、ゆっくりフードや駄菓子を買い込んでから帰宅。 ゆっくりグルメ開始! まずはゆっくりフードをボウルにあけて、そこに粉々に砕いたクッ○ーラムネを大量に投入。 よーーーーーーく混ぜると! ジャーーーン!!ゆっくり睡眠フードの出来上がりだ! オーマイゆっくり!! ラムネを適量摂取すると昏睡するなんて、デタラメな饅頭どもだね。 着替えた後、これと特大リュックを持って出発さ。 待っててね、ゆっくりたち! 元々毎日の通勤時に、わざと回り道をしてめぼしい野良ゆっくりに目をつけてある。 ゴミ捨て場近くの空き地にそれはいた。れいむとまりさの番に、子れいむ2に子まりさが1の家族だ。 「ゆっくりしていってね!」 なにやら生ごみっぽいものを広げて食事中のご様子だったが 「「ゆっくりしていってね!」」 はい、よいお返事ですね。 「君たちはすごくゆっくりした家族だね。お兄さんも見ててゆっくりできるんだ。そのお礼と言ってはなんだけど あまあまをあげるね!」 ゆっくりフードの入ったタッパーをリュックから取り出し、ふたを開ける。 「ゆ!だまされないよ!きっと毒が入ってるんだぜ!お兄さん、ゆっくりしてないでさっさとあっちにいくのぜ!」 ずいと一歩先に踏み出して、家族を後ろに隠した親まりさが警戒する。 まりさの背後では親れいむが 「だいじょうぶ、おとうさんとおかあさんが守ってあげるからね」 とおびえる子ゆっくりを落ち着かせる。 なかなか手ごわいが予想の範囲内。人差し指でゆっくりフードの表面をたっぷりとすくい上げ、口に運んでみせる。 「ンマ~~~~~イ!とってもあまあまで、しあわせーー!ね、みんなで食べてしあわせーになろうよ」 実際問題、タッパーから漂い始めた甘美な香りはゆっくりたちの理性を溶かすのに充分過ぎるほどだった。 「まずはおとうさんが毒見をしてみるのぜ、ペーロペーロ・・・しあわせー!すごくゆっくりできるあまあまなのぜ。 まずおちびちゃんたちから食べるのぜ」 「れいむ、あまあまさんなんてはじめてたべるよ」「うめ!これむっちゃうめ!」「むーしゃむーしゃ、しあわせー」 ソフトボールサイズの子ゆっくりが3体、タッパーの中身をみるみる平らげ、その腹部は見事に丸々と膨らんだ。 それをゆっくりと見守るれいむとまりさ。 「というか遠慮しなくても君たちのぶんもたくさんあるんだけどね」 リュックからタッパーをまた2個取り出す。親たちもお腹一杯になってもらわないと困る。 それからあまあまを全員(俺含む)で囲みつつ、まりさもれいむも元々は飼いゆっくりで捨てられた後出会ったこと、 二人で力を合わせたからこそ生き延びて来られた事、ここ数日はまともな食事が出来なかった事を色々聞くことが出来た。 夕日も沈みかけた頃。 「「「ゆぴ~~~~ゆぴ~~~~~~・・・」」」 効果テキメン。いつの間にか、子ゆっくり達が眠りに落ちていた。 「ゆゆ~~ん、おちびちゃんたち、とってもゆっくりした寝顔をしているね・・・なんだか・・・れいむも・・・」 「れいむまでおねむなのぜ?もう今日はみんなゆっくりおやすみーなの・・・ぜzzzzz」 さてと。じゃあ俺のおうちにご招待だ。ゆっくり週末を過ごそうね! リュックに一家をそーーーっと詰め込むと家路を急いだ。 部屋に着くとまずはゆっくり達を取り出し、コタツ机の上に並べる。まず下ごしらえを済まさないと安心していられない ので夕飯も風呂も後回しだ。 「ゆっくり救急シリーズ:超強力接着剤ゆロンアルファ どんな傷もピッタンコスペシャル」 (主成分 濃縮して還元しないオレンジジュース)を片手に、作業開始。 翌日。親まりさはうんうんがしたくなって目を覚まし。見慣れない風景に驚いた。 横向きに寝転がっていたので、とにかく起き上がろうと動くと唇と腹部がびろーーんと引っ張られる。 目の前にはゆっくりらしきもののあんよが見える。 何か喋ろうとしても唇が広げられたまま何かにくっついていて、モゴモゴとしか発音できない。 「お、お目覚めだね。ゆっくりおはよう!」 昨日あまあまをくれたお兄さんが笑顔で視界に現れる。 「あんまり無理に動くとれいむのお口とお腹がやぶれちゃうよ?せっかくずーーっと一緒にゆっくりできるように くっつけてあげたのに」 まりさとれいむの番は、丁度69の形でお互いの口とあにゃる、そして腹部もぴったり接着剤でくっつけられ、横倒しになっていた。 「あれだけあまあまを食べたんだ。そろそろうんうんが我慢出来なくなるんじゃないかなあ?そこで問題です まりさが出したうんうんはどこに行くのでしょうかー?」 まりさは出そうになってたうんうんを必死に押し戻した。まだしばらくは大丈夫そうだ。 少し落ち着きを取り戻したら、子ゆっくりたちの事を思い出し探そうとするが横転しれいむと密着状態では、 ほとんど視界は無いに等しい。まりさを見下ろしていたお兄さんはキョロキョロするまりさに気付く。 「ああ、子ゆっくりたちはここにいるよ、今見せてあげるね」 まりさを起こし上げ、傍らに落ちていたおぼうしを優しくかぶせる。それに伴ってれいむは逆立ちの格好になって しまう。 ちゃんと見えるようにまりさの真横にガンプラの箱を持って来て、 「ジャーーーーーン」 と言いつつ蓋を開けるお兄さん。 そこには見慣れたおちびたちが確かに居た、が。 「おねえちゃんの方のれいむちゃんとまりさちゃんはくっつけてあげたんだ。うんうんの穴同士をぴったりと くっつけるのは結構難しかったんだよ?そして末っ子のれいむちゃんにちゅうもーーーーく! マカロニを使って自分のあにゃるとお口を直通させてみましたーー!さすが小麦粉製品は良くなじむっ!」 一旦茹でて柔らかくしたと思われる太目のマカロニが、あにゃるから口まできれいなアーチを描いて見事に癒着していた。 口は気密を保つため、ひょっとこの口のようになってしまっている。 わざわざそのれいむを鷲づかみにし、まりさの目の前に持ってくる。 「あれあれ?よくよく見るともう目が覚めてたみたいだね。ゆっくりおはよう!」 子れいむは返事ができない。かなり前に子ゆっくりゆえに寝うんうんをしてしまっていたのだが、当然ダイレクトにお口に投入された 不意打ちの臭さに、即白目をむいて失神してしまったのだ。 「あーあ、しーしーまで漏らしちゃって。というか、次はしーしーを循環させる方法も考えなきゃいけないねえ」 まりさはおにいさんを睨みつけ、モゴモゴと何かをわめき全力で身をよじらせた。 その反動でまた横向きにごろりと倒れてしまう。それでもなお、出来る限りの抵抗をまりさは続けた。 ああ、楽しいなあ。充実した週末だ。これから起こることを想像すると堪らない。 早速発泡酒を冷蔵庫からとってくると、あまりにまりさが暴れるかられいむも目を覚ましたようだ。 れいむはなにやらブルブルと震えている。うんうんの限界が近いのだろう。 プシュっと缶を開ける。 「なあれいむ、うんうん我慢しなくてもいいんだよ?お兄さん手伝ってあげようね」 ぽっこり膨らんだ腹部に右の手のひらを当て、徐々に、徐々に力を込め始める。 見えはしないが、恐らくは歯を食いしばっているのだろう。目を見開き、必死に堪えようとする表情。 それを肴にまず一口グビリ。 「しみるっ!しみるうううううううううううう。こりゃあ堪りませんねえ!」 とか言いつつも手の力は緩めない。 そこで背後から 「れいむおかあさんをいじめないで、ゆえ~~~~~~ん」 「まりさとくっついててうごけないよー」 と、くっつき子ゆっくり達もお目覚めのようだ。とりあえずどれも泣き喚くだけで何かする気配は無い。 気にせず更に力を込めると、間もなく涙を流し始めたれいむから力みが抜けてゆく。と同時にまりさの頬が ゆるゆると膨らんでゆく。うんうんを先に侵入させまいと歯を食いしばっているようだ。 「しまった、歯を全部抜いておくべきだったかな。でもそれだと多分目が覚めちゃうし」 発泡酒をもう一口飲んでから缶を傍らに置き、空いた手でまりさの底面をコチョコチョくすぐる。 ビクビクと痙攣しつつも耐えていたまりさ。しかし抵抗は長続きしなかった。 くすぐりに負けてわずかに出来た歯の隙間。ダムは決壊し始めたらそこからはもう早かった。 れいむの腹部のふくらみが緩んでいき、まりさのパンパンの頬が縮み、一同は聞いた。 『ゴックン』 だが数秒の静寂の後、まりさの顔色が青白くなり、リバースを開始する。 れいむのうんうんとまりさの吐いた餡子が混じったモノが、あと残り少しをひりだそうとしていた れいむのあにゃるを押し広げて逆流してゆく。 みるみるうちにれいむの腹部は最初よりも大きくなり、破裂する寸前になった。 「れいむおかあさんしなないでええええええええ!」 「まりさおとうさんはやくたすけてえええええええええええ!」 「子供たちが言うとおりこのままじゃれいむが死んじゃうよ。早く今吐き出したモノをまたゴックンしなきゃね?」 まりさに優しく語りかけると、一瞬飛んでいた意識が戻ってきたのか、涙を流しつつも少しずつ飲み込み始めた。 そうなると今度はまりさの腹部が限界に近づく。それもそのはず、まりさはまだうんうんを溜め込んだままの所に れいむの分を今受け入れているのだ。 「さあれいむ、愛しいまりさに自分と同じ苦しみを味あわせたくなかったらちゃーーんとまりさのうんうんも きれいに食べてあげてね。まりさも遠慮せずにさっさと出さないと永遠にゆっくりすることになりそうだよ?」 れいむは観念したのか、涙を流しつつも目をじっと閉じてうんうんを待つ体制に入ったようだ。 しばしの静寂の後、まりさがブルブルと震え、腹部が朝の状態に戻った。これで2匹のうんうんは一巡したことになる。 「これでお互いのうんうんを食べて永遠に生きていける、永久機関ゆっくりの完成だね!おめでとうおめでとう! グビグビ、んめええええええええええ!!って、2本目とってこよう」 俺は冷蔵庫のある隣の部屋に向かった。 戻ってみると、あにゃる結合の次女まりさの方に様子に変化があった。 「おなかがいたいよいたいよ!うんうんがまんできないいいいいいい!ゆんやあああああああああ!!」 泣きわめきながら顔を左右にふって盛大にいやいやをしている。 いつの間にか気を取り戻したのか、まともに口をきけなくなった末っ子れいむが必死にすりすりをして 姉まりさをなだめてはいるが、効果は薄いようだ。 長女れいむはずっと歯を食いしばってうんうんを我慢し続けている。妹とあにゃるが直結しているため、 どちらかがキュッと締めていれさえすればどちらもうんうんを我慢できるという寸法らしい。 そして賢い長女は「どちらかがうんうんを出してしまえばどうなるか」がわかっているため、どうしても 力を抜くことはできなかった。 「しかし、れいむおねえちゃん。妹の顔色は本当にヤバイよ。このままだと間違いなく永遠にゆっくり しちゃうね」 姉妹ともぽっこり膨らんだお腹のせいでお互いの顔が見えない。2本目のプルタブを開けつつわざわざ 解説をしてあげた。 「ゆ゛っぐぢ・・・じだい゛よ゛・・・だずげでおね゛え゛ぢゃん゛」 透明な脂汗?を全身からたらたらと滲ませて、いよいよまりさの容態があやしくなる。 「ほらほら、お姉ちゃん助けてってさ。うんうんさせてあげなよ?力を抜けば簡単でしょ?」 末っ子れいむを鷲づかみにしてぎゅっと握り、うんうんを自分の口に循環させて遊びながら待つこと数分。 自分のうんうんで3回気絶させて、発泡酒の2本目もうっかり半分になった頃。 姉れいむのパンパンの腹部がさらに限界を超え、妹まりさの顔色がみるみる良くなっていった。 「うんうんして・・・すっきりーーーーーー」 弱弱しくも爽やかに宣言する妹に、姉を指差して教えてあげた。 「おねえちゃんはもう助からないみたいだけどね。まりさがうんうん我慢しなかったから。 まりさのうんうんのせいでおねえちゃん壊れちゃったんだよ?本当に駄目な妹だよね!!」 体が倍に膨れ上がり、眼球は内圧で飛び出す寸前に押し出され、餡子を垂れ流してだらりと開いた口からはかすかに 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゅ゛っゅ゛・・・」 と聞こえてくるのみ。こりゃあ長くはもたないだろう。 「ゆああああああああああああああ!おねえちゃんごめんなさいうんうんしてごめんなさい ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめ」 お姉ちゃんが命がけで助けた妹も壊れちゃったかあ。おお、あわれ、あわれ。 グビグビグビ。 ラスト3本目いっちゃうか。再び冷蔵庫へ向かう。 発泡酒とゆロン・アルファと駄菓子の入った袋を手に戻ってくると、瀕死の長女に末っ子が すりすりをしていたが、俺を見かけるなりずりずりと近づいて足首にポムポムと体当たりをし始める。 全然効いてはいないが。 「はいはい、もう飽きたし君達は元いたおうちに帰してあげるね。こんなに楽しい時間を 過ごさせてもらったし、お土産のあまあまをたーーーくさんもって帰ってね!」 まず邪魔臭い足元の子れいむを持ち上げ、あんよの部分にゆロン・アルファをたっぷり塗りつけて コンペイトウをびっしりとくっつける。 これで歩くたびにコンペイトウのトゲトゲで激痛が走るからじっとしているだろう。 それから3本目を堪能しつつ、まりさ&れいむの夫婦のきれいな髪に、おぼうしやリボンに、色とりどりの マーブルチョコを一粒一粒くっつけてゆく。 最後に『壊れた』姉妹のかわいらしいまぶたに、ぷにぷにのほっぺに飴玉をくっつけて終了。 既に無抵抗の一家をリュックに詰め込み、空き地に向かった。 一家をそっと空き地の地面に並べて 「最高の週末をありがとう!お土産はとられない様にくっつけておいたから、お腹がすいたら 剥がして食べてね!」 きっと俺は最高の笑顔をしていたに違いない。 ゆっくりしていってね!と離れたところからもう一度振り向いて最後の挨拶を済まして 帰宅の途についた。 これでまた来週も1週間がなんとか過ごせそうだ。 というか次女まりさしかモノ食う必要無いんだよなあ・・・。 「ゆゆ!とかいはなおかしがたくさんあるわ!」 「あまあまさんをどくせんしようだなんてなんてゲスどもなんだぜ、まりささまたち がもらってやるからありがたくおもうんだぜ!」 「「「あまあまよこちぇーーー」」」 ビリビリ ブチブチブチ 「「「むーしゃ、むーしゃ、ししししししあわせーーーーーー」」」 完 ○最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。 ○下品すぎてスミマセン。 ○感想、批評をいただけると泣いて喜びます。 このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/iyasaretaino/pages/38.html
名前:朱芥子(あかけし) 品種:化け狐(品質6) コメント:これは劇場で手に入れたやつだからロック 手に入れることもないかと思ってたから ちょっと嬉しヾ(●´∀`●)ノ
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2726.html
『遠い海から来たゆっくり 彼方からの海流 修正版』 37KB 越冬 群れ 自然界 幻想郷 独自設定 うんしー ぺにまむ 遠い海から~完結です ※「遠い海から来たゆっくり 異郷にて」 「遠い海から来たゆっくり 冬、来たり」 「遠い海から来たゆっくり 蠢動と停止」 「遠い海から来たゆっくり 猛る母性」の続きになります。 遠い海から来たゆっくりシリーズの完結編です。 『遠い海から来たゆっくり 彼方からの海流』 母れいむが、外でやまめと戦ってから十日近くが過ぎた。だんだんと暖かい日が多くなり、どこからか強烈な土の臭いが漂ってくる日もあった。北国の春というのは、穏やかなものではない。粗暴で荒々しい一面を持っている。土臭い臭いと溶ける雪の臭いは、まるで強烈なリズムと熱狂的な音楽で彩られた春の祭典だ。 南国生まれの母れいむは、細かいことは分からなかったが、春が近づいている、すぐそこまで来ている、そのことは空気の臭いと肌触りからなんとなく感じ取れた。 「おきゃーしゃん! またまりしゃにお話してほしいんだじぇ! あったかい海さんの話がいいんだじぇ!」 お話をせがんできたのは、かつてやまめに噛まれて麻痺していた、あの子まりさだった。子まりさは、母れいむの献身的な看護と栄養たっぷりの食糧をたくさんむ~しゃむ~しゃさせてもらったことで、毒は抜け、すっかり元気になっていた。 「ゆゆ~、おちびちゃんは本当に海さんのお話が好きなんだね! いいよ、何度でも海さんのお話をしてあげるよ!」 「海さんのお話はとってもゆっきゅりできるんだじぇ! いつかまりしゃも、海さんを渡っておきゃーしゃんをうまれこきょーさんに連れてってあげるだじぇ!!」 そんなことを言う子まりさに、ゆふふと、母れいむは慈愛に満ちた笑顔を向ける。 そのおうちの隅には、備蓄庫から持ってきたものの、結局食べられなかったオニグルミが転がっている。オニグルミは濃厚な味わいを持っているがとにかく堅く、人間でも熱を通したり、ハンマーとノミで叩き割ることで、やっと中身を食べることが出来るくらいだ。とてもではないが、ゆっくりに噛み砕けるものではない。ここのゆっくり達も、堅果類が全体的に不作の中、ついオニグルミまで拾ってきたものの、食糧として持て余していたというのが正直なところであった。 「くるみさん、みんなのあいどるれいみゅと遊んでね!!」 「ゆっくり! ゆっくりころがるみょん!!」 オニグルミは今ではすっかり、子ゆっくり達の玩具になっていた。こんな無駄な食糧があっても今のところ生き延びられているのは、第一にもみじ達が食糧事情の悪い中、必死に食糧を集めて回ったこと、第二に、南の島から来たまりさによって、海藻が保存食のレパートリーに加わったことが大きかった。 「ゆふふ……れいむのおちびちゃん達、とってもゆっくりしているよ……」 母れいむはオニグルミをボールのようにして遊ぶ、我が子達に目を細めた。寒いが安全な洞窟の中で、母れいむの子ゆっくり達は皆顔色も良く、とてもゆっくりしたゆっくりに育っていた。彼らが遊んでゆっくりしている姿を見るだけで、母れいむはまるで天使に抱擁されているような、ゆっくりした気分になることが出来た。 思えば苦労の連続だった。人間さんによって見ず知らずの寒い土地に連れて来られ、その後、番のまりさには見捨てられた。母れいむを支えてくれるはずの番のゆっくりは、次々と永遠にゆっくりしてしまい、母れいむは自分で「狩り」もしなければならなかった。さなえややまめのような、ゆっくりしていないゆっくりとも戦った。 今、目の前にいるのは、そんなれいむの汗と涙の結晶だった。母れいむは感慨深そうに笑みを作った。 かつて、まだ南の島でゆっくりしていた頃、母れいむが子ゆっくりだった頃、群れの賢者のぱちゅりーから聞いた話を思い出していた。人間さんは、自分の力でゆっくりできる未来を獲得することを「自己実現」と呼ぶらしい。 きっとれいむは、この異郷の地で「じこじつげん」を成し遂げることが出来たのだ。 母れいむは自分のゆん生を誇らしく思うようになりつつあった。だが、満面の笑みを浮かべていた母れいむが、ふと、何か思い出したかのようにしかめっ面を作る。 「ゆぶぅ……れいむは背中がかゆくてゆっぐりできないよ……」 母れいむはごーしごーしと背中をこすり付ける。やまめに刺された部位が痒みを持っているのだ。しかしこすり付けると今度はひりひりと痛み、どうにもやりきれない傷にい~らい~らだけがつのっていった。 同じくやまめにやられた子まりさの傷はすっかり回復していたのだが、子供と成体の差であろうか? れいむの傷はなかなか治らず、打ち込まれた毒が抜けていないのか、時折なんとも言えぬ痛みや虚脱感に襲われることすらあった。 「……れいむのおちびちゃん達はみんな元気だよ……」 ひょっとしたら、自分の寿命がゆっくりと近づいているのかもしれない。それならそれでいいと思った。誰の助けもない中で、自分の手でここまでおちびちゃん達をゆっくりさせてきたのだから。 でも、できることならば、おちびちゃん達が誰か素敵なゆっくりと、ずっとゆっくりしようと決めて独り立ちするまで、彼らの成長をゆっくり見守ってみたかった。 「ゆぅ……今日はもう眠いよ……」 母れいむはまだ昼間だと言うのに眠くなって来てしまった。最近、疲れが溜まりやすくなった気がする。ただし、食欲だけは旺盛だった。 「おちびちゃん! お母さんはちょっと疲れたからす~やす~やするね! おうちからは出ないでゆっくりしてね!」 「「ゆっくり理解したよっ!!」」 「お母さん、みんなとちゃんとゆっくりするから、ゆっくり休んでね!」 今日はしっかり者の長女れいむが冬眠から目覚めていた。またすぐ眠ってしまうかもしれないが、母れいむがまた起きるまでこの子に任せておけば大丈夫だろう。 「ゆっきゃああああ!! おかーしゃん! あいどるれいみゅはおなきゃすいちゃあああああああっ!! あまあまさんをむ~しゃむ~しゃちたいよぉ!!」 「みょんもおなかすいちゃみょおおおおん!!」 「ごはんしゃん! ごはんしゃん!」 「ゆゆ! まりさがあいどるいもうちょのためにごはんさんもっちぇくるんだじぇ!!」 「まりさもゆっくりしてね! おねえちゃんがやるよ!!」 母れいむの頬が自然と緩む。今、母れいむは最高にゆっくりしていた。ゆっくりできなかった思い出は、みんな忘却の彼方に忘れてしまえそうなくらい。 次にもみじが起きたのは、それから一週間後だった。かつては二週間に一度起きるペースだったが、春が近づいてきているせいだろう。少しずつ、一回辺りの冬眠の間隔が短くなってきていた。 「む~しゃむ~しゃ……しあわせですぅ~っ! わふっ!!」 もみじはどんぐりと干したきのこをむ~しゃむ~しゃした。 栄養を補充したもみじの尻尾がぴーんと立つ。寝ぼけていた意識が目覚め、頭がしゃきっとした証拠だ。 「今度こそ、みんなが永遠にゆっくりしてしまった原因を突き止めます! それがりーだーの役目ですから!」 もみじはまだ眠っている番のちぇんに小さく「行ってきます」とささやくと、早速行動を開始した。まず、群れの食糧備蓄庫へと向かった。前回起きて、みょんやさなえの死体を調べたとき、所々にうんうんが散らばっているのが気になっていた。恐らくは南の島から来たれいむとまりさのうんうんなのだろうが、あれだけうんうんがあるということは、それだけむ~しゃむ~しゃしたということである。 「嫌な予感が……します」 本当は前回起きたときに調べたかったのだが、思いのほか死体の調査に手間取ってしまった。さなえの死体などすりつぶすかのようにバラバラに潰され、お飾りの破片しか見つからなかったくらいだ。臭いに敏感なもみじ種でなければ、ゴミにしか思わなかっただろう。 もみじは食糧備蓄庫まで跳ねてきた。 「なんなの……これは……?」 そして絶句した。 あれだけたくさん蓄えておいたどんぐりが、干した海藻やきのこ類、ヤマブドウが、生きたまま長期間保存できる食糧として重宝なミノムシが、みんなみんななくなっていた。中途半端に食い散らかされたものもあった。きすめは髪の毛が全て毟り取られ、その半分の個体が永遠にゆっくりしていた。まだ息がある個体も「息も絶え絶え」な状態である。 「きすめぇ!! きすめぇ!! どぼじだんですかぁぁぁっ!? なんでみんな、こんな!?」 「……もみじぃ……れいむが、れいむがみんなむ~……しちゃったよ……」 「!?」 きすめによれば、南の島から来たれいむが来て、数日できすめの髪を全てむ~しゃむ~しゃしてしまったとのことだった。 その後、もみじは、ごはんさんもそのれいむが全部む~しゃむ~しゃしてしまったのか、と尋ねたが、きすめは当初備蓄庫隅の日当たりの良い場所に固着していたため、視界の関係上分からないとのことだった。ただ、聞こえてきた声から、れいむがかなりむ~しゃむ~しゃしてしまったのではないか、とのことであった。 「誰も、誰も気付かなかったのですか……」 もみじは一人つぶやいた。 実を言えば、冬眠中、食糧備蓄庫に顔を出すゆっくりは決して多くなかった。なぜならば、皆自前で越冬に十分な食糧は用意するのが基本であり、それができていなかった家庭には、もみじが食糧を配布したからだ。中には自分の大好物を求めて備蓄庫を訪れたゆっくりもいるにはいたが、眠気で頭が回っていなかったり、食糧の減り具合にびっくりしても、どうしていいか分からないうちに寒さで眠くなってしまい、騒ぎにまで発展しなかったのである。 そもそも、この備蓄の半分くらいは越冬のためではない。越冬後、暖かくなって冬眠できなくなったものの、雪解けが遅かったり、植物の生育が悪かったりといった理由で満足に食糧を収集できない時のための予備なのだ。 ふと、もみじは備蓄庫の隅に枯れ木が積み重なっているのを発見した。越冬するゆっくりは、適当な枯れ木を保存し、中にいるカミキリムシの幼虫や集団越冬しているテントウムシを食べるのだ。もっとも、テントウムシの方は苦いので、本当に困窮した時しか食用にしないが。 これが残っているということは、やはり南の島から来たゆっくりが、食糧の大部分をむ~しゃむ~しゃしてしまったのだろう。この地で生まれ育ったゆっくりならば、いつ木片から出て行ってしまうか分からない、このような食糧を最後まで取っておくことはしないからだ。恐らく、この食糧の激減とたくさんのゆっくりが永遠にゆっくりしてしまったことには関連があるのだろう。れいぽぅによって生まれた赤ゆっくりを世話しているのかもしれない、もみじはそう考えた。 だが気になる点もあった。永遠にゆっくりしたゆっくり達の中には、赤ゆっくりを蔓に宿したまま死んでいたり、あるいは母体の近くに赤ゆのお飾りが散らばった状態のものが観察された。 いずれも死体はほとんど残っていなかったが、そのお飾りから、すっきりしたのは永遠にゆっくりしてしまった個体とれいむであることが見て取れた。 なぜ、れいむだけすっきりしていたのだろう? 果たして、自分の番にだけ好きにすっきりさせるゆっくりなどいるのだろうか? それも自分とは違う相手に。 そのような倒錯的な性癖を持つゆっくりも探せばいるのだろうが、それは、もみじの記憶に残っているまりさのイメージとは重ならなかった。 「ゆ~……だとすると、れいむがみんなをれいぽぅして、そのおちびちゃんとご飯さんをたくさんむ~しゃむ~しゃしてしまったのでしょうか……」 まりさとれいむに直接会わなければならなかった。また夕闇が辺りを包み、冬眠モードに体が移行してしまう前に。 「起きてますかー! もみじですよー! 起きてたらゆっくりしないで集まってください!」 もみじは群れの幹部達、警邏隊のゆっくり達のおうちを回り、起きているゆっくり達に協力を呼びかけた。 このもみじ率いる群れは大規模な争いは経験していないため、組織的に動く兵ゆっくり、と呼ぶほどのものは持っていない。そもそも子供も含めて四十~五十匹程度の群れでは、陣形を組んでの戦闘などできたものではない。この群れは少数精鋭をモットーとしているのだ。 その代わり、捕食種との戦いや野良ゆっくりへの牽制のために、ゆっくり警邏隊「しんせんぐみ」を組織していた(内部抗争ででっぷりしたみょん一派を粛清済み)。全部で六匹の元気、つまり新鮮なみょん種によって構成され、水色のリボンが目印となっていた。いずれも剣(と呼んでる棒切れ)の達人であり、「がとゆ」という良く分からない技を習得していた。「がとゆ」には零~二式まであるとか、百八式まであるとか、アバンゆトラッシュもできるとかいろいろ言われていたが、詳しいことはもみじも分からなかった。 もみじはたまたま起きていた幹部の変態てんこ、「しんせんぐみ」に属するみょん姉妹に声をかけると、まりさとれいむのおうちへと向かった。もみじ自身も、おうちから「刀」と思い込んでいる安い土産品のペーパーナイフを持って来ていた。 だが、その途中で異変が起きた。 「ゆぼァァァァァァァァっ!!」 もみじ達が振り返ると、そこには、ぎざぎざに尖った石の上でのたうちまわるてんこの姿があった。どうやって、あの上に乗ったのか分からないが、エライ事態だった。 「てんこ! 大丈夫ですかっ!!」 「すごいわぁぁぁぁぁっ!! あうぅっ! もう信じられないっ!! ナニコレ、ぎもぢいいいいいいいいいっ!!」 お得意のMプレイだった。がっくりと肩を落としたもみじは、押し寄せる言いようのない疲れに苦しみながらも、みょん姉妹に制裁を促した。もうまりさとれいむのおうちは近い。このままここで騒がれて、二匹に逃げ出されては面倒だった。 もみじの視線に応えたのは、姉妹の姉の方のみょんだった。 「ゆっふっふ……がとゆには三つの型があるみょん……」 そう言って、べろで棒切れを構える。てんこは何も気付かずに……ナニかやっていた。 「やヴぁい! やヴぁいわぁぁぁぁっ!! しんじゃうぅぅぅぅっ!! んっほぉぉぉぉぉっ!!」 みょんは棒切れの切っ先をてんこに向ける。 「ぺにぺにを狙う一式……まむまむ粉砕用の二式……そして……」 みょんが狙いを定め、その目をギラリと光らせる。 「あにゃるを貫く! がとゆ零式っ!!」 姉みょんは、ゆっくりにしては目にも留まらぬ速さで突進し、その棒切れをてんこのあにゃるに深々とと突き刺した。容赦も遠慮もなかった。 「ゆ♪ ほっほっほほおおおおおおおおおっ!! あにゃるぜろしき来たぁぁぁぁぁぁっ!!!」 てんこは絶叫と共に絶頂を迎えて倒れた。 「死んではいないみょん……またつまらぬものを貫いてしまったみょん……くさっ!!」 みょんは棒切れの先に付着した何かの臭いに顔をしかめた。 「わふぅ……てんこには困ったものです……」 もみじはため息を一つつくと、ある程度の距離かられいむのおうちを探った。臭いによって中に誰がいるかくらい、分かることもあるのだ。 「すんすん……すんすん……」 もみじは周囲の臭いから空気の流れを敏感に感じ取り、れいむとまりさのおうちの臭いが漂ってくるであろう風下で鼻を澄ませた。まりさとれいむのおうちから、れいむのものらしき奇声が聞こえてきたのはその時だった。 「びっぐ・べん・あたぁぁぁぁぁっくっ!!」 続いて形容するのもはばかられる下痢便の音、そしてその臭いは風下で待ち受けていたもみじの敏感な鼻を直撃した。 「すんすん……!! ふべんヴぁべろべるォォォォォォォっ!?」 なまじ鼻が効く分、もみじは強い臭いには滅法弱かった。もし、この臭いを至近距離で嗅いでいたら失神してしまっていただろう。 「ゆっ!! 誰かいるのっ!!」 もみじの声に気がついて、おうちから出てきたのは、長女れいむだった。 「だれ! ここはれいむ達のゆっくりぷれいすだよっ! ゆっくりできないゆっくりは、ゆっくりしないで出て行ってね!」 母れいむの子供達は、洞窟に他のゆっくりが住んでいることは知っていたが、もみじがそのりーだーであることは知らなかった。いきなり武器を持ってやって来たゆっくり、それはれいむ達のゆっくりぷれいすに侵入を試みるゆっくりできないゆっくりにしか見えなかった。 「ここはまりしゃ達のゆっくりぷれいすなんだじぇ!!」 「入りたかったらあまあまを持ってくるみょん! たっくさんでいいみょん!」 「ちぇんのあにゃるにきすするといいんだねー!!」 好き放題に罵詈雑言を上げる子ゆを無視して、もみじとみょん姉妹はうんうんの臭い溢れる、れいむのおうちへとあんよを踏み入れた。 「ゆゆ? 久しぶりだね、もみじ……ゆっくり……何か用なの?」 「ゆっくりこんにちはれいむ……ゆっくりしていますか?」 そこにいたのはすっかり衰弱しきった母れいむだった。体こそ大きく、でっぷりしていたが、その表情に覇気はなく、起きているのも辛そうだった。周囲には下痢の後が飛び散っており、それを長女れいむをはじめ、年長の子ゆっくり達が必死に掃除している有様だった。 やまめに刺された毒のせいなのか、そこから雑菌やカビの類が入って傷口から感染したのか、連日のように下痢が襲い、母れいむの体力を奪っていっていたのだ。 れいむはもみじ達に自分の症状を伝えると、ゆっくり懇願した。 「もみじ……お願いがあるよ、れいむに人間の町からゆっくりしないでお薬さんを取ってきて欲しいよ! あと、ゆっくりしないでごはんさんを取って来てね! もうごはんさんがほとんどないよ! くるみさんはむ~しゃむ~しゃできないし、ぱさぱさのふーどさんはもう飽きたよ!! おちびちゃん達がおなかを空かせてるんだよ!」 「おかーしゃんゆっくり! ゆっくりしてぇぇぇぇっ!!」 「ゆえええん! おきゃーしゃん早くゆっくり元気になって欲しいみょん!!」 「れいむはお母さんのうんうんを捨ててくるよ!……ゆげぇっ!! お゛ろ゛ろ゛ろ゛ろ゛ろ゛ろ゛ろ゛……」 もみじは必死に懇願するれいむと、ぴーぴー騒ぐ子ゆっくり達を交互に眺めた後、有無を言わせぬ口調にれいむに問いかけた。 「……そうですか、れいむ、お大事に。でもその前に聴きたいことがあります! ゆっくり聞いてください! まりさは、まりさはどこにいますか? もみじはまりさとも話さないといけません、ゆっくりしないで教えてください」 母れいむの脳裏で、まりさのゆっくりできない凶行が蘇る。 「知らないよあんなやつ!! まりさはれいむをゆっくりさぜでぐれなかったんだよ!! そのうえ、れいむのとてもゆっぐりじだおさげさんもむしったんだよ!!」 それまで衰弱しきっていたのが嘘のように母れいむの顔が怒りに歪む。 「れいむはむ~しゃむ~しゃして、すっきりして、おちびちゃんとゆっぐりしだがっただけなのに、まりさは嫌だって言ったんだよ!! もうずっと前にごはんさんを取ってくるとか言って出て行ったっきりだよっ!!」 もみじはびっくりした。冬に巣の外に出て行くなんて。 だが、もみじが驚いているのも気にせず、母れいむは堰を切ったかのように番であったまりさへの怒りを噴出し続けた。 「ゆぎぎぎっ!! 思い出しただけでも腹が立って来たよ! まりさは帰ってこなかったからきっと永遠にゆっくりしたよ!! いいザマだよ! れいむはこんなにゆっぐりじでるのに!! たくっさんの美ゆっくりとすっきりして、れいむに似たたくっさんのゆっくりできるおちびちゃんに囲まれてるよ!! れいむはゆっくりしあわせ~! ゆっくりふしあわせ~なまりさザマァッ!!」 もみじは怒り狂う母れいむを冷めた目で見ていた。 「……れいむはたくさんのゆっくりとすっきりして、ゆっくりしたんですね……まりさはすっきりしなかったんですか?」 「だから言ったでしょおおおおっ!! まりさはゆっくりできなかったって! その上、れいむを置いてきっと逃げたんだよ!! りこんっだよ! だかられいむはみんなとすっきりしたんだよっ!!」 もみじはまりさが無罪なのか有罪なのか確認したかった。だが、どうやらみょん達がれいぽぅされて永遠にゆっくりした件には関わっていないようだった。 「ゆゆ~ん、それでこんなに可愛いおちびちゃんをたくさん授かったんだよ!! れいむのおちびちゃんはとってもゆっくりしているよ!!……!! ゆっぎゃああああっ!! いじゃいいいいっ!! れいむのおなかがいじゃいよぉぉぉっ!!」 これもやまめの毒のせいなのだろうか、母れいむは腹痛を訴え苦しみ始めた。だが、そんなれいむには目もくれず、もみじは物思いに耽っていた。 冬に巣の外へ出て、ずっと帰ってきていないということは、生きているにしろ、永遠にゆっくりしたにしろ、あのまりさはもう帰って来ないだろう。 まりさも群れの食料を食い荒らしたのだろうか? なぜ、あんなにたくさんむ~しゃむ~しゃしてしまったのだろうか? 眠れなかったのだろうか? そんなことが有り得るのだろうか? 考えてみても始まらなかった。ごはんさんを取りに外へ出かけた、ということは、む~しゃむ~しゃしてしまったごはんさんを返そうとしたのかもしれない。 義理堅いまりさならありそうな話だが、もう真実を確認する術はなかった。目の前の案件を処理しなければいけなかった。 「単刀直入に聞きます」 もみじは母れいむは落ち着いたのを見計らって声をかけた。 新鮮組のみょん姉妹が「刀」と自称する棒切れを握りしめ、母れいむをにらみつける。 暖かい春風が洞窟の中に吹き込んでくる。しかし、この場所にいるゆっくり達は誰一人、春風の暖かさも、雪が溶ける臭いも感じていないかのようだった。 「みょんが、ちぇんが、てかてかのまりさが何者かにれいぽぅされて永遠にゆっくりしてしまいました。ありすは大きなおなかを抱えたまま永遠にゆっくりしていました……」 それは質問というよりも確認だった。 みょん姉妹が、れいむのおうちを塞ぐようにして陣取る。 「みょんとずっと一緒にゆっくりしていたさなえは、何者かに潰されて永遠にゆっくりしていました」 みょん姉妹ともみじがじりじりとベッドの上の母れいむへと近づいていく。長女れいむをはじめ子ゆっくりの何匹かが母れいむを後ろにして、三匹の前に立ちはだかる。子供なりにゆっくりできない空気を感じ取ったのだろう。 「こないじぇね!! ゆっくりしてないゆっくりはおかーさんに近づかないでね!!」 「まりしゃは! まりしゃはやるときはやるんだじぇっ! 近づかないのがみのためなんだじぇ!」 もみじは子ゆっくり達の臭いから、その子達が母れいむと永遠にゆっくりしたゆっくりのうち三匹との間に生まれた子供であることを感知した。おそらく、この子達は母れいむから生まれたため、今日まで生きて来られたのだろう。疑念は全て確信へと変わり、もみじの眼に迷いはなかった。 「れいぽぅされたゆっくり達はみんなれいむの赤ちゃんを産んでました。れいむと同じ臭いのする赤ゆっくりでしたよ! そして、赤ちゃんもみんな永遠にゆっくりしてました……」 もみじの冷めた視線と母れいむの相手を抉りこむような視線が正面からぶつかり合う。 「れいむが……れいむがみんなをれいぽぅしたんですか? そして永遠にゆっくりさせたんですか?」 「違うよ! 全然違うよ!」 母れいむはもみじの問いかけを否定し、反撃するかのようにまくし立てた。 「だいたい、なんでれいぽぅしたとかされたとかゆっくりできないことを言うの? すっきりはゆっくりできるおちびちゃんを授かるためにするんだよ!! これはれいむとすっきり相手の問題でしょおおおっ!! もみじはほっといて欲しいよっ!!」 「もみじはみんなのことを良く知っていますよ! 冬眠してる最中にすっきりするゆっくりなんて、この群れにはいません! 」 もみじは断固とした態度で母れいむの言を否定した。 「ごーいのうえだったに決まってるでしょおおおおっ!! みんなれいむに夢中だったんだよおおおおっ!! れいむがみんなをゆっぐりざぜであげだんだよぉぉぉっ!! ゆっくり理解……」 「できません!! れいぱーは軽くてもぺにぺに切断の上追放です、ゆっくり殺しは死刑です!」 死刑という言葉を受けて、母れいむはぶち切れた。 「おぢびぢゃんだち!! こんなゆっぐりじでないくそどものいう事を真に受けじゃだめだよ!! このぐぞどもはれいむ達のゆっぐりを奪おうとしてるんだよっ!!」 「おきゃーしゃんをいじめるやつは許さないよ!!」 「まりしゃがおかーさんを守るんだじぇっ!!」 「おかーさんはとってもゆっくりしてるんだよ! 分かってねー!!」 「おきゃーしゃんをゆっきゅりさえないのはせいっさいみょん!!」 母れいむに続いて、母れいむの子ゆっくり達が一斉にもみじ達三匹へ非難の言葉を投げつける。 この母れいむ、母性だけはしっかりしたものであり、子ゆっくりへの愛情と世話は決して偽者ではなかった。そのため、子ゆっくり達は、もみじではなく、母れいむをこそ信じていたのだ。 「……」 もみじとみょん姉妹は武器を握りなおすと、一斉に地面に叩きつけた。 どんっという音が響き渡り、さっきまで威勢よく騒いでいた子ゆっくり達がびくっと跳ね、動きを止める。 「これは大人の問題みょん、しーしーくさいガキは黙ってるみょん!」 どすの利いた口調で姉みょんが一喝した。 母れいむの子供達が沈黙したのを確認すると、もみじは再び視線を母れいむへと向ける。 「れいむは! れいむはざびじがったんだよぉぉぉぉぉっ!! まりさは群れのことばっかりで全然れいむとゆっくりしてくれなかったよ!! れいむはもっとゆっぐりじだがったんだよっ!! 誰もれいむを助けてぐれながったんだよぉぉぉぉぉ!!」 れいむは泣きながら必死に我が身の不運を訴えた。事実、まりさはこの地に来てからと言うもの、群れのゆっくりの顔色ばかりうかがい、れいむのことを放置している、れいむはずっとそう感じていたのだ。 「そうですね、みょんもさなえも……れいむにれいぽぅされたゆっくりは誰も助けてもらえませんでした。今、そのけじめをつけないといけないですね!」 だが、母れいむの身の不運はもみじには関係のないことだった。 「ゆっげぇぇぇぇっ!! うるざいよ! みんなじねぇぇぇぇっ!! れいむをゆっぐりざぜろ! れいむのおちびぢゃんをゆっぐりざせろっ!! 家族がゆっぐりじでるのを邪魔するどが、ひじょーしきにもほどがあるよっ!! ごのぐぞ!!」 「その家族のゆっくりを一体いくつ奪ったと思ってるんです!!」 怒ったと思えば、今度は涙目で訴える。 「誰もいないんだよ……ごはんさんはあったけど、誰もいないんだよ、いなかったんだよ……れいむはゆっくりするためにどうしたらいいのか……」 「事情があったとしても、ここまでです。せいっさいっします!!」 母れいむの必死の抵抗は、何一つもみじ達には届かなかった。 異変が起きたのはその時だった。 「れいぶは! れいぶのおぢびぢゃぢゃぢゃぢゃ……ゆっぎ!? ……どぼじ? ……ゆっぎいいいっ!?」 怒りに震えていたれいむの目玉がぐるんと回転する。右目と左目の焦点は合っておらず、口からは泡を吹き出した。母れいむの様子は明らかに異常だった。 「!!」 もみじ達は、母れいむの異常を見て、一斉に飛び退いた。 母れいむのまむまむが裏返ってぺにぺにになり、大きく膨れ上がってきたからだ。信じられないことに、あにゃるも同様に張り出していた。 「ゆぎょ!? ゆっぎょおおおおおっ! やべで! いじゃいよぉぉぉぉっ!! れいぶのがらだ、れいぶのがらだどうなっぢゃ……ゆぶぶぶぶぶぶぅ……」 母れいむは泡を吹き出しながらのたうちまわる。 「ゆっきゃぁぁぁぁぁっ!! おきゃーしゃんがゆっくりできにゃいぃぃぃぃぃっ!!」 「おかーさん! ゆっくり! ゆっくりぃ!!」 「ふらんくふるとっ!?」 母れいむの子供達も、母を心配するもの、その異常さに恐怖するもの、何がなんだか分からず泣き喚くもの、大騒ぎになっていた。 「ゆっぎょおおおおおおっ!! れいぶのれいぶのまむまむざんがぁぁぁぁっ!! あにゃるざんがぁぁぁぁっ!! うぎゃあああああああああっ!!?」 母れいむの「ぺにぺに」とあにゃるが一斉に破裂した。そして、 「しゅぱいやーま!!」 「や~まみぇぇぇぇっ!!」 「やー! やー!」 中から湧いて出てきたのは、丸々と太った赤やまめ達だった。 「ゆべぇぇぇぇぇぇっ!? れいぶのがらだがっ! れいぶのゆっぐりじだがらだがぁぁぁぁっ!! どぼじで!? どぼじでやまめがぁぁぁぁっ! ゆひっ! ゆひっ! ゆぎゃぁぁぁぁぁっ!! だずげでぇぇぇぇぇっ!!」 母れいむはやまめの毒にやられたのではなかった。やまめはその牙に麻痺毒を持っているが、お尻に毒腺・毒針はなかった。そこにあるのは産ゆ管だったのだ。餌資源の少ない厳しい季節には、時折、やまめは安全で「食糧」も豊富な他のゆっくりの体内に赤ゆを産み付けることが報告されている。母れいむは体内に赤やまめを直に産み付けられ、中枢餡を避けるようにして体内を文字通り「侵食」されていたのだ。 「ゆっぎゃぁぁぁぁっ!! おぎゃーじゃんがばげものおおおおおっ!!」 「たじゅげでぇぇぇぇっ!! きゃわいいれいみゅだけはたちゅけてぇぇぇっ!!」 「やーまみぇーっ!!」」 「ゆっぎゃああああああっ!! ごないでぇぇぇっ!! まりじゃの方にごないでぇぇぇぇぇっ!!」 辺りはパニックになっていた。 「みょん! いきます!」 「「合点承知!」」 一刻も早く、赤やまめを叩き潰す必要性があった。洞窟奥でひっそりと潜伏でもされたら、ここは安全なゆっくりぷれいすではなくなってしまう。 新鮮組のみょん姉妹は手当たり次第に赤やまめ達をぶった切っていく。いくら捕食種やまめとは言え、このサイズであれば武器を手にしたみょん種の敵ではなかった。 「ゆげえええええええ゛っ!! だじゅげろおおおおおっ!! れいぶをだずげぼぉぉぉぉぉっ!!」 痛みと恐怖で泣き喚く母れいむ。 だが、それに構っている余裕はもみじ達にも、子供達にもなかった。 「いそいでにげりゅゆっくり! しゅぱいやーまっ!!」 二匹の赤やまめはもみじに狙いを定めて、れいむのおうちからの突破を試みた。 「来ますか!? 赤ゆっくりと言えどもやまめ、油断も容赦もしません!! ここはやまめ達がゆっくりする場所じゃありません!」 もみじはそのふさふさした尻尾を叩きつけ、巧みに牽制し、赤やまめを近づけさせなかった。その隙にペーパーナイフを構えなおし、反撃のタイミングを見定める。 「今です! 咲く場所を間違えた花は散るのが定め!!」 雪のように白い尻尾を巧みに操って敵の視界を攪乱し、ペーパーナイフで三日月形の軌道に切り裂き、敵の餡子を花のように咲かせる。 「乱れ雪月花っ!!」 もみじ必殺の一撃である。尻尾での攪乱牽制をうまくやれば、一対多もこなせる攻撃法であった。なお、似て非なる技に、涎をばらまく涎雪月花もあるという。 「おいいいいいいいっ!! なんでれいぶをだじゅげないんだぁぁぁぁっ!! なんでもいいがらはやぐだじゅげろっ!! ゆっぐりできなびぃぃぃっ!?」 「すべてを食い破るゆっくち! しゅぱいやーまっ!」 「れいぶのおべべがぁぁぁぁぁっ!!」 今度は母れいむの右の眼球を食い破って赤やまめが出てきたのだ。 「みょん! ……母体を……いやっ!」 もみじは母れいむに向かって跳ねた。母れいむの体内にまだ赤やまめがいるのかいないのか、もみじには分からなかった。そして、群れの安全のためにはやらなければならないことだった。 「だじゅげろぉぉぉぉっ!! れいぶをだじゅげろ! ゆっぐり、ゆっぐぢざぜろぉぉぉっ!!」 「乱れ雪月花っ!!」 尻尾で母れいむの視界を封じた後、ペーパーナイフが容赦なく振り下ろされた。 「ゆごぶばぁっ!?」 「やヴぁっ!?」 もみじは母れいむの顔ごと、赤やまめを切り裂いた。そして、そのまま母れいむの体をペーパーナイフでざくざくと突き刺し、細切れにしていく。体外に出てきた赤やまめを始末し終えたみょん姉妹もそれに加わった。 「ゆべっ!? やべじぇ!! れいぶをっ!! れいぶをごろばばいでぇぇぇっ!! ばぶっ!! ゆっぐりごろじはゆっぐりでぎないっで! ゆべっ!! いま! じぶんでっ!! ゆ゛っ!!」 もみじもみょんも容赦しなかった。本当はもっと静かに永遠にゆっくりさせるつもりではあったが、やまめに赤ゆを産みつけられていた以上、細かく切り刻むか、水に叩き落す以外、方法はなかった。 「ゆびっ!! おぢびっ!! ゆ゛!! ゆ゛!! ゆばぁっ!! ぢゃんっ!! ゆ゛……ゆ゛……ゆ゛……」 母れいむは沈黙し、最早原型が何か分からないほど切断され、潰された。その死体は餡子と生キャラメルが混ざっていた。まだ体内に何匹か赤やまめが残っていたのだろう。 もし、まりさが寂しがっていたれいむをうまくケアしていれば…… もし、れいむがもっと「冬眠」について理解できる機会があれば…… 仮定はいくらでもできるが、今、ここに残ったのはたくさんの子ゆっくりとぐちゃぐちゃの死体、それだけだった。しばらくすると、強い強い春風が、乾ききった母れいむの死体を吹き飛ばしていった。 春一番がこの地に吹いてから、春はあっという間に到来した。山岳部にはまだ雪が残っているところもあったが、少し前まで雪化粧をしていた大地は真っ黒な地肌を曝していた。そして、そこから力強く、新しい緑が芽を出している。川は上流部からの雪解け水を受け、どうどうと流れる清涼な水であふれていた。 南の島からやって来たれいむとまりさは、この春の光を、そして春の臭いを浴びることも出来ず、永遠にゆっくりした。 れいむの遺餡子は少しだけこの北の大地のゆっくりに受け継がれ、まりさの知識と技術は少しだけここの群れに受け継がれた。 だが、残された子供達にゆっくりした日々は来なかった。 もみじは、子供達までせいっさいっするつもりはなかったが、群れで育むつもりもなかった。 もみじをはじめ、林の群れのゆっくり達は越冬自体はできたものの、越冬後、植物が十分に繁茂し、昆虫が眠りから本格的に覚めるまでの食糧を失った。そのため、それを補填しようと毎日のように野を駆け回っていた。それは危険な行為だった。なぜならば、眠りから覚めた動物達が一斉に餌資源を求めて徘徊し、また冬を耐え抜いた捕食者も、やっと動き出した餌生物を前に活発に活動する季節だったからだ。 一匹、また一匹と狩りの最中に永遠にゆっくりするゆっくりは増えていった。この群れでは事例が少なかった餓死者も出た。もみじはゆん口が半分以下に減った群れをなんとかしようと、あちこちを駆け回っていた。 町の野良ゆっくりとの物々交換、海辺の餌資源の積極的な開拓、そして今までむ~しゃむ~しゃしていなかった、まずい食糧の利用……もみじに、林の群れに、残された母れいむの遺児の面倒を見る余裕はなかった。 冬を越した十二匹の子ゆっくりは、洞窟から雀の涙ほどの食糧を「お情け」として持たされて追い出された。十二姉妹は食糧を求めて人間の町に向かった。 冬眠する個体としない個体がいるせいで、その成長段階もバラバラだった。しっかりものとして将来を期待されていた長女れいむは、冬眠を行う遺餡子を持っていたがために、自分よりもたくさんむ~しゃむ~しゃして、冬の間に成長した妹達の面倒をも見なければいけなかった。 「おねーちゃん、おなかすいたみょん!!」 「くそばばぁ!! はやくれいみゅにごはんしゃんもってきょい!! それでもおねーちゃんなの? れいみゅはずかちーよ!!」 「ゆわぁん! ゆわぁん! おきゃーしゃーんっ!!」 だが、みんな、子供故に母れいむがなんでも面倒見てくれる、そんな世界しか知らなかった。 ある子まりさは野良ありすにれいぽぅされて永遠にゆっくりし、ある子れいむは車に引かれて永遠にゆっくりした。 ある子みょんは人間の子供の玩具にされて永遠にゆっくりし、ある子ちぇんは「ゆっくりさせてくれない!」とありったけの罵詈雑言を長女れいむに浴びせた後、二度と帰って来なかった。 最後に残ったのは、しっかりものの長女れいむと、好奇心旺盛な、あのやまめに噛まれたこともある子まりさの二匹だけだった。 「ゆぅ……今日もごはんさんこれだけだよ……」 「まりさはこれだけなのじぇ……ゆっくりできないのじぇ……」 二匹は海岸近くの野原に捨てられて錆びついた廃車の下で生活していた。二匹が今日一日必死に集めた食糧は、小さなバッタが一匹に、道路で車に轢かれて死んでいたシデムシの死骸、そしておなかを膨らませるための苦い雑草、それだけだった。 親から狩りの指導を受ける機会もなかった二匹は、狩りも下手だったのだ。 既にしあわせ~!な味を忘れて久しく、お飾りもくたびれていた。 「む~しゃむ~しゃ……ふしあわせぇ~……」 「む~しゃむ~しゃ……ゆげぇ! 草さん苦くてゆっくりできないのじぇ!!」 子まりさが、長女れいむにある提案をしたのは、その侘しい夕食の後だった。 「おねーちゃん、ゆっくり聞いて欲しいんだじぇ! まりさはおかーさんがゆっくりしていた、海さんの向こうのゆっくりぷれいすにでかけることに決めたんだじぇ! おねーちゃんにもゆっくりついてきて欲しいんだじぇ! 一緒にゆっくりぷれいすでゆっくりしたいんだじぇ!!」 子まりさは、母れいむがしてくれる南の島の話が大好きだった。そして、好奇心旺盛な子まりさは、いつしか海を渡って南の島へ行けばゆっくりできる、と考えるようになっていたのだ。 「分かったよ! おかあさんのゆっくりしたふるさとに、れいむも行って見たいよ!」 洞窟の中でのしあわせ~な生活と比べて、あまりに辛い現状に精神をすり減らしていた長女れいむは、子まりさの提案に簡単に賛成した。 翌日は穏やかな日だった。空にはのんびりとした雲が浮かび、風がないために海は鏡のように凪いでいた。 二匹は廃車の近くにあった廃港に捨ててあったカップ麺の容器を浮かべ、ここから出発することにした。 「海さんとってもゆっくりしているんだじぇ! きっとまりさ達を歓迎してくれてるんだじぇ!」 「ゆゆ~ん! おかあさんのふるさと、ゆっくり楽しみだね!」 子まりさは穏やかな陽光に照らされる海面に目を細めながら、ゆっくり、ゆっくりと櫂を漕いで行った。二匹のゆっくりを乗せたカップ麺の容器は、これまたゆっくり、ゆっくりと海を進んでいく。 子まりさは南の島がどこにあるのか、どれくらいの距離にあるのかなどと、考えたことはなかった。ただ、海を進めばゆっくりできる、そう信じていたのだ。 「きゅーそくふじょーっ!! こんにちは、まりさとれいむ! ゆっくりしていってね!」 その時、一匹のむらさが水中から浮上し、顔を出した。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆゆ!? 見たことないゆっくりだじぇ!」 子まりさも長女れいむも初めて見るゆっくりだった。 「むらさはむらさだよ! よーそろー! まりさとれいむは何してるの?」 「まりさはこれからこの海さんを渡って、とってもゆっくりしたゆっくりぷれいすに行くんだじぇ!!」 子まりさはむらさの問いかけに対して、誇らしげに答えた。そこへ、もう一匹のむらさが浮上してきた。最初の個体よりも大きな個体だった。 「よーそろーっ!! 海を渡って、ゆっくりぷれいす、ね……」 「!!」 子まりさと長女れいむはその大きなゆっくりの姿にびっくりした。その大きなゆっくりは片方の目に黒い眼帯をしており、そのぼろぼろの水兵帽に引っ掛けるようにして所持しているあんかーには、死臭がべっとりと染み付いた大小様々な水兵帽の切れ端が結び付けられていた。とてもゆっくりできないゆっくりだった。 「シブイねぇ……まったくまりさはシブイよ!」 二匹の乗るカップ麺容器の前に、黒い眼帯をしたむらさは移動した。それは、以前、南の島から来たまりさや林の群れの面々が浮き桟橋で戦ったむらさ……あのときのリーダー格、きゃぷてんと呼ばれていたむらさだった。 「「ずちゃ、ずっちゃちゃちゃ♪ ずっちゃっちゃ♪ ずっちゃっちゃっちゃ♪ (某海賊映画のテーマらしきもの)」」 なにやら勇ましいテーマ曲を口ずさみながら、十匹前後のむらさが一斉に浮上してきた。そのほとんどの個体が、頬をちぎられていたり、水兵帽がぼろぼろであったり、片目がなかったりと、とてもゆっくりできないゆっくりで占められていた。 「ゆ!? む、むらさはなんなんだじぇ!? なんだかゆっくりできてないんだじぇ! ゆっくりしないでどっかに行って欲しいんだじぇ!!」 警戒した子まりさが怯えた声を上げる。その後ろで長女れいむは緊張した面持ちで、きゃぷてんむらさをにらみつけていた。 そんな二匹の様子をあざ笑うかのように、きゃぷてんむらさは重々しく口を開いた。 「ここはゆっくりできない海……むらさによって呪われた海だよ、よーそろー! この海にあんよを踏み入れたゆっくりはみんなゆっくり沈んで行くんだよ、よーそろー! ……あきらめてね」 「何言ってるの! なんのけんりがあってそんなこと言ってるの!! れいむもまりさもそんなの知らないよ! 勝手なこと言わないでね!!」 むらさの一方的な悪意に対して、れいむが怒りに満ちた声で抗議する。それに対して、きゃぷてんむらさはからからと笑うような声で答えた。 「そんなの知らないよ!! むらさの友達も、おちびちゃんも、赤ちゃんも、みんなみんな永遠にゆっくりしちゃったよっ!! 許さないよ! 」 「何言ってるんだじぇ? まりさ達はなんのことか分からないんだじぇ!!」 きゃぷてんむらさは、ゆふふと笑った。 「だーくぶるーむーん!」 むらさ達が、子まりさと長女れいむの乗ったカップ麺容器前方に三日月型に展開する。だーくぶるーむーんは、むらさ達が自分より大きな敵に対して、三日月の延びた両翼から牽制と攻撃を同時に行う陣形であり、戦法であった。 「ゆっくり沈め! よーそろー!」 子まりさと長女れいむが、何がなんだか分からず戸惑っていると、一匹のむらさが左からカップ麺容器に攻撃を仕掛けてきた。石灰質のあんかーがざくりと容器の底を削り、小さな切れ目を作り出す。 「やべでねっ!! なにずるのっ!! れいむはむらさに何も悪いことしでないよっ!! ゆっくりしないでやめでねっ!!」 「やめるんだじぇええええっ!! こんなのゆっぐりじでないんだじぇえええっ!!」 「むらさがゆっくりしてないって? 別にいいよ! むらさはゆっくりしたいわけじゃないよ! ただ……」 二匹目、三匹目と、カップ麺容器の左右からむらさが別々に突っ込んできて、同じように穴を開けていく。海水がカップ麺容器に浸入し、子まりさと長女れいむのあんよを濡らし始めた。 「ただ、むらさのおちびちゃんよりも苦しんで沈んでね! むらさの友達よりも惨めに死んでね! むらさの妹よりも汚ない死体になってね! むらさはそれだけが望みだよっ!! よーそろーっ!!」 高らかに笑うきゃぷてんむらさの宣言も、子まりさと長女れいむの耳には届かない。二匹は海水を口に含んで外に捨てようと必死だった。 「ゆわあああああっ!! まりさは水さんを外へぴゅーっするんだじぇ……ゆっげぇぇぇっ!! じょっぱい! ゆっぐりできないんだじぇぇぇっ!!」 「れいむの妹! まりさしっかりしてね! おねーちゃんに任せてね、ゆっくり……ゆげぇぇっ!! じょっぱいっ! ゆ゛……お゛ろ゛ろ゛ろ゛ろ゛ろ゛……」 二匹が泣いたり、吐いたりしている間にも海水はみるみる侵入して来る。そして、むらさの攻撃もやむことはなかった。 「やじゃよおおお!! やじゃよおおお!! 海さんをわだれば! れいむはゆっぐり、ゆっぐりできるんだよぉぉぉっ!!」 「ゆっびゃあああっ!! ゆ? こうなったらまりさだけでもお帽子に乗って逃げるんだじぇ!!」 ここに来て自分の帽子があることを思い出した子まりさは、沈み行く容器を見捨てて、帽子で脱出しようとした。 「まりじゃああっ!! おねえじゃんもだじゅげでぇぇぇっ!! ゆびっ!?」 必死に子まりさの帽子に乗り込もうとする長女れいむを、子まりさは櫂で押し返した。 「だめだじぇ!! これはまりさの帽子だじぇ!! お姉ちゃんも助けたら二人とも永遠にゆっくりしちゃんだじぇ!!……ゆ?」 だが、子まりさの帽子の先端も、むらさによってあっという間に齧り取られ、浸水が始まっていた。 「まりじゃあああ!! おねえじゃんを! おねえじゃんをだじゅげでぇぇっ!! ゆぼっ!?」 「どぼじでまりじゃのおぼうじじゃんあながあいでるのおおおおっ!! ゆんやぁぁぁっ!! おねえじゃんだじゅっ!! ゆぴぴっ!?」 帽子から再びカップ麺容器に逃げようとした子まりさと、現状把握できずになんとか子まりさの帽子に乗ろうとした長女れいむは、絡まるようにして、海に落ちた。むらさ達はその様子を見届けた後、静かに海中に去って行った。 沈んでゆくまりさの餡子をついばむ魚がいた。 南方から海流に流れてやって来て、帰ることも、新たなる生を育むこともできず、ただ異郷で最期まで必死に死を待つだけの魚。 死滅回遊魚。 ~ 遠い海から来たゆっくり 完 ~ 作:神奈子さまの一信徒 お帰りなさいと声をかけていただいた方、わざわざ感想を書いてくださった方、ありがとうございました。 久しぶりに書いてみたくなったので、リハビリのつもりで一作書いてみた次第です。 少しでもゆっくりしていただけたのでしたら、幸いです。 最後まで読んでくださった皆様、素敵な作品を投稿してくださっている絵師・作者の皆様、餡庫、wikiなどの管理をしてくださっている皆様にゆっくりした感謝を。
https://w.atwiki.jp/dbrpalpha/pages/4245.html
2024年02月16日22時21分のバトル キャラ名 作者 体力 TYPE LIFE 勝利数 走れメロス BOSS 40 堅守高速 1 4 あ おかか 20 攻防強化 1 0 トラウマガメラ 戒 22 攻撃重視 1 0 きゃる 桐藤ナギサ 20 攻防強化 1 0 第2125回D-BR杯がスタートです! 現在走れメロスがタイトルを3回防衛しています! 挑戦者がタイトルを奪取するのか、チャンピオンが防衛記録を伸ばすのか!? 走れメロスの攻撃!(命中率95%/会心率5%) 走れメロス、連続攻撃!!! 走れメロス 「メロスは激怒した。」 あに3のダメージをあたえた!! あに2のダメージをあたえた!! 残り体力( 走れメロス 40 , あ 15 , トラウマガメラ 22 , きゃる 20 ) きゃるの攻撃!(命中率6%/会心率5%) きゃる 「トゥ!!トゥ!ヘァー!」 走れメロスは素早くかわした。 走れメロス 「罪の無い人を殺して、何が平和だ。」 残り体力( 走れメロス 40 , あ 15 , トラウマガメラ 22 , きゃる 20 ) トラウマガメラの攻撃!(命中率85%/会心率5%) トラウマガメラ 「皆消す、コロス…コロス…!グォオオッ!(きゃるにプラズマ火球を鬼連射)」 きゃるに11のダメージをあたえた!! きゃる 「え?」 残り体力( 走れメロス 40 , あ 15 , トラウマガメラ 22 , きゃる 9 ) あの攻撃!(命中率8%/会心率5%) あ 「これをこうして♪」 走れメロスはゆうゆうとかわした。 走れメロス 「罪の無い人を殺して、何が平和だ。」 残り体力( 走れメロス 40 , あ 15 , トラウマガメラ 22 , きゃる 9 ) 走れメロスの攻撃!(命中率95%/会心率5%) 走れメロス 「メロスは激怒した。」 あに4のダメージをあたえた!! 残り体力( 走れメロス 40 , あ 11 , トラウマガメラ 22 , きゃる 9 ) きゃるの攻撃!(命中率95%/会心率12%) きゃる 「トゥ!!トゥ!ヘァー!」 トラウマガメラに10のダメージをあたえた!! トラウマガメラ 「ヤラレ…ルカァ…ッ」 残り体力( 走れメロス 40 , あ 11 , トラウマガメラ 12 , きゃる 9 ) トラウマガメラの攻撃!(命中率89%/会心率7%) トラウマガメラ 「皆消す、コロス…コロス…!グォオオッ!(きゃるにプラズマ火球を鬼連射)」 きゃるに13のダメージをあたえた!! 残り体力( 走れメロス 40 , あ 11 , トラウマガメラ 12 , きゃる -4 ) きゃるのLIFEは0になった! きゃるはプラズマ火球で消し炭となった・・・ きゃる 「オ、オレヴァ....」 あの攻撃!(命中率12%/会心率8%) あ 「これをこうして♪」 走れメロスはゆうゆうとかわした。 走れメロス 「罪の無い人を殺して、何が平和だ。」 残り体力( 走れメロス 40 , あ 11 , トラウマガメラ 12 ) 走れメロスの攻撃!(命中率95%/会心率9%) 走れメロス 「メロスは激怒した。」 トラウマガメラに2のダメージをあたえた!! トラウマガメラ 「ヤラレ…ルカァ…ッ」 残り体力( 走れメロス 40 , あ 11 , トラウマガメラ 10 ) トラウマガメラの攻撃!(命中率95%/会心率20%) トラウマガメラ 「皆消す、コロス…コロス…!グォオオッ!(あにプラズマ火球を鬼連射)」 あに11のダメージをあたえた!! 残り体力( 走れメロス 40 , あ 0 , トラウマガメラ 10 ) あのLIFEは0になった! あはプラズマ火球で消し炭となった・・・ 走れメロスの攻撃!(命中率95%/会心率11%) 走れメロス 「メロスは激怒した。」 トラウマガメラに4のダメージをあたえた!! トラウマガメラ 「ヤラレ…ルカァ…ッ」 残り体力( 走れメロス 40 , トラウマガメラ 6 ) トラウマガメラの攻撃!(命中率16%/会心率24%) トラウマガメラ 「皆消す、コロス…コロス…!グォオオッ!(走れメロスにプラズマ火球を鬼連射)」 走れメロスはゆうゆうとかわした。 走れメロス 「罪の無い人を殺して、何が平和だ。」 残り体力( 走れメロス 40 , トラウマガメラ 6 ) 走れメロスの攻撃!(命中率95%/会心率13%) 走れメロス、連続攻撃!!! 走れメロス 「メロスは激怒した。」 トラウマガメラに3のダメージをあたえた!! トラウマガメラに2のダメージをあたえた!! トラウマガメラ 「ヤラレ…ルカァ…ッ」 残り体力( 走れメロス 40 , トラウマガメラ 1 ) トラウマガメラの攻撃!(命中率33%/会心率56%) トラウマガメラ、会心の一撃!!! トラウマガメラ 「ギャオス共々滅してやるわ!!(極大ウルティメイトプラズマを走れメロスに向けて発射))」 走れメロスに47のダメージをあたえた!!←そ、即死!? 残り体力( 走れメロス -7 , トラウマガメラ 1 ) 走れメロスのLIFEは0になった! 走れメロスは極大ウルティメイトプラズマで消し炭となった・・・ 走れメロス 「ありがとう、友よ。」 勝ち残ったのはトラウマガメラです! トラウマガメラが見事にD-BR杯を制覇しました! トラウマガメラ 「人間もギャオスも皆消す、次に消されたい奴はどこだ!」 走れメロス 2024/02/16 メロスは激怒した。 名前の通りにトラウマを植え付けられたからだ。 何故こうもBOSSにトラウマを植え付けられるか、 BOSS連合はそれを考えることにした。 by.Donald-2nd-R
https://w.atwiki.jp/nyankoro/pages/42.html
図鑑 No.71 にゃんみくじ 釣れる場所 釣れる時間帯 値段にゃん 主な釣りエサにゃんごけし 釣れるものにゃんごけし 効果釣りエサに使用可 にゃんころにあげるアイテムとして使用可おみくじが引ける。結果によってはにゃんころの状態が変化
https://w.atwiki.jp/yokatamono/pages/257.html
卵を入れた鍋にヤカンのお湯を注いで茹でる (関連) 沸騰しているお湯+冷蔵庫の卵→ゆで卵 鍋におたま一杯の水と卵いれてゆで卵 483 :可愛い奥様:2005/08/17(水) 10 22 55 ID Uwuzc2gI 既出だけど、ゆで卵。 熱湯の鍋に冷蔵庫から出したての卵を入れるのは、お湯が跳ねて危険 割れる恐れ有りなので ヤカンでお湯を沸かしてから、卵を入れた鍋に静かにお湯を注ぐと割れなくていい。 くだらなくてスマソ。 486 :可愛い奥様:2005/08/17(水) 10 39 49 ID 3AonzGoI 483 へぇ。やってみる。 490 :可愛い奥様:2005/08/17(水) 12 11 12 ID V9z8Gstz 483 ゆで卵って水から茹でない? 491 :可愛い奥様:2005/08/17(水) 12 18 01 ID 4oWSJDJh 490 冷蔵庫から出したての冷たい卵を 殻が割れないように熱湯に入れて茹でると、 どんな卵でも殻がつるりと剥けるんだよ。 483はその裏技を、殻が割れにくいように改良したものかと。 494 :可愛い奥様:2005/08/17(水) 12 48 04 ID V9z8Gstz 491 へぇー そうなんだ。その裏技知らなかったよ。 水から茹でても殻が剥きにくかった事もなかったし。 495 :可愛い奥様:2005/08/17(水) 12 53 10 ID 8NxUjdf0 491 490じゃないけど、へえ~です。 今まで普通に水から茹でるのしか知らなかったよ。 ちなみに冷蔵庫から出したてのを熱湯に入れて 何分くらいで半熟できますかね? 500 :可愛い奥様:2005/08/17(水) 14 02 47 ID 4O/SjqA+ 沸騰した鍋に卵入れるときは おたま使えば割れないわけだが・・・ part2 http //human5.2ch.net/test/read.cgi/ms/1120106596/
https://w.atwiki.jp/83452/pages/18941.html
・・・ 紬「えへへっ」ギュッ 唯「ムギちゃんの似合ってたよー」 紬「ありがとう」 律「無事みんな決まってよかったな」 純「ですね」 律「よし、澪達はもうさっきの広場にいるってさ」ポチポチ 唯「早く戻ってアイスを食べよう!」 律「えーっと、どこだ?」キョロキョロ 梓「あ、こっちです」 紬「いた!」 憂「おかえり。お姉ちゃん」 唯「えへへ、ただいまー」 澪「いいの選べたか?」 律「まぁな」 唯「では早速アイスを~」 梓「結構早く決まったんですね」 紬「みんなはそうね。私が最後まで悩んじゃって・・・」 梓「そ、そうなんですか」 梓「(どんなのにしたのかな・・・)」 唯「うーん。どれもおいしそうだなぁ」 和「なんか今日は悩んでばっかりね」 律「私は二段にする!」 唯「あ、私もそうしよう!」 唯「おいしーい」ペロペロ 純「外で食べるアイスもいいですねぇ」 紬「あずにゃん達はなにしてたの?」 梓「私達もゲームセンター行ってました」 和「久しぶりにエアホッケーやったわ。意外と難しいのね」 澪「ちなみにさわ子先生はずっと寝てた」 さわ子「少し寝たら復活したわ!」 律「あ、いたんだ」 唯「さわちゃん先生がクレープ食べてる!ずるい!」 さわ子「なんでよ・・・」 澪「クレープかぁ。そっちでもよかったな」 紬「あずにゃんは何味にしたの?」 梓「ストロベリーとチーズケーキです。はい、あーん」 紬「わぁ、ありがとう。あーん」パクッ 和「律、このあと行くお店は決まってるの?」 律「大丈夫だいじょーぶ。去年も行ってるからバッチリさ」 唯「あれ買おうよ!でっかいシャチ!」 律「お、いいねー。あれ乗ってみたかったんだよねー」 澪「買うのはいいけど誰が空気入れるんだ?」 紬「確かに入れるの大変そう」 唯律「・・・」 律「さわちゃん!」 さわ子「自分で遊ぶなら自分で入れなさい」 律「まぁ足のもあるしなんとかなるって!」 紬「足の・・・?」 梓「足で空気入れる道具があるんですよ」 紬「へぇ、口で入れるんだと思ってた」 和「そしたら日が暮れちゃうわ」 律「・・・よし!これ食べたら行くぞ!」 純「シャチかぁ。スイカのボールなら家にあるけど」 唯「スイカ!」 梓「いいね。合宿に持ってきてよ」 純「元からそのつもりだよー」 唯「アイスおいしかったー」 憂「そうだね」 唯「・・・クレープも食べたい」 憂「晩御飯食べられなくなっちゃうよ。また明日にしようね」 唯「・・・今日の晩御飯ってなに?」 憂「ハンバーグにするってお姉ちゃん張り切ってたじゃん」 唯「お、そうだった。じゃあ我慢するー」 憂「ふふっ」 律「さ、食べ終わったし行くか」 ・・・ 梓「うぅ・・・、日なたに出た途端暑さが・・・」 和「今年は猛暑になりそうねぇ」 律「梓はずっと日焼けかもな」 梓「そうならないように努力します!」 紬「日焼けしててもかわいいよ」ナデナデ 澪「日焼け、真っ黒、焦げ、梓、こげにゃん・・・」 梓「変なあだ名つけないでください・・・」 純「こげにゃん♪」 梓「」ツネッ 純「痛っ!冗談だよー・・・」 律「よし、着いた」 さわ子「涼しい・・・」 律「ここなら大抵の物が揃うからな。色々見るぞー!」 唯「おー!」 唯「おぉー!浮き輪がいっぱーい!」 紬「かわいいのもいっぱいだねぇ」 律「お、これいいなぁ。ボート!」 梓「高すぎです。それにオールはどうやって持って行くんですか」 律「うぅ・・・」 憂「お姉ちゃん、シャチいたよ」 唯「わぁ、かわいい!」 紬「でっかーい」 和「二人くらい乗れそうね」 さわ子「バナナボートみたいに引っ張れれば面白そうね」 律「それ一度やってみたいなぁ」 純「楽しそうですねぇ」 澪「私はあれが欲しいな。水面で寝そべれるの」 梓「あぁ、マットのですね」 澪「お風呂場に持って行けば別の遊びもできるし」 ゴツン 澪「なにするんだ律ー!」 紬「お風呂場で?」 梓純「?」 唯「なんでお風呂場?」 憂「お風呂場・・・」 憂「」ポッ 憂「そ、それよりどのシャチにするか選ぼうよ!」アセアセ 律「そ、そう!このシャチにしようぜ!」アセアセ 唯「えぇー。私この子がいいなぁー」 律「じゃ、じゃあこれにしよう!ムギ達もいいか?」 紬「え、うん。・・・それよりさっきの」 律「おっとー!そういやビーチサンダル買わなきゃいけないんだったー!」 憂「で、ですね!見に行きましょう!」 梓「?」 律「あとで覚えてろよ・・・」ボソッ 憂「・・・」ゴゴゴ 澪「ヒイッ」 ・・・ 唯「ふぅ、いっぱい買ったねー」 梓「ですね」 純「あぁ、合宿楽しみ・・・」 憂「ワクワクするね」 律「あとなにがいるっけ?」 和「ユノの籠が欲しいけど最後でいいわ」 澪「」ブルブル 紬「もう特にないと思うし、いいと思う」 和「そう?じゃあ付き合ってもらおうかしら」 唯「新しいおもちゃも買おうよー」 和「いいのがあったらね」 さわ子「なんで私が荷物持ち・・・」 ・・・ 和「ここよ。よく来るお店なの」 律「おぉ、ここもでっかいなー」 唯「わぁ、籠もいっぱい!」 憂「かわいい!」 和「えーっと、ユノに合うのは・・・」 唯「これ!これかわいい!」 和「合うって、サイズのことよ。それじゃ小さすぎるわ」 唯「あ、そっか」 紬「猫じゃらしー」 梓「連れて行くのは犬ですよ」 律「ペット用のおやつなぁ。言われずに出されたら普通に食べそうだ」 純「ですよねぇ・・・」 和「おやつも買っていかないと」 唯「私達のおやつも!」 律「唯にこのクッキー出したら間違いなく食うぜ」 梓「変なこと考えないでください・・・」 律「最近ユノちゃんに会ってないからなぁ。いっぱい遊びたいな」 紬「うん!」 和「あれから特訓してね、お手とおかわりとお座りができるようになったわよ」 律「おぉ!」 唯「いつの間に!」 憂「わぁ、やってみたいなぁ」 和「今は待ての特訓中。でもなかなかね」 律「やっぱり唯に似てる・・・」 唯「さっきからりっちゃんひどーい!」 律「冗談冗談」 和「籠ねぇ。あまり高いの買えないし・・・」 憂「これなんかどう?安くてかわいいよ」 唯「あ、これいいなぁ」 和「・・・そうね。少し大きいけどユノも大きくなるんだし」 純「梓、あれかわいい?」 梓「う、うーん・・・」 律「深く考えるな」 紬「わぁ、フリスビーだ」 ・・・ 梓「そういえばさっきから澪先輩を見かけないような・・・」 律「あぁ、あいつなら」チラッ 澪「」ブルブル 純「なんか隠れてますね・・・」 憂「もう怒ってないですよ。出てきてください」 澪「・・・本当?」 憂「本当ですよ。・・・でも次になにかあったら」ゴゴゴ 澪「ヒッ!」 律「これくらい反省してくれないとな・・・」 和「おまたせ」 律「お、帰ってきたか」 紬「そうしたら今日はもう解散?」 唯「必要なもの全部買ったもんねー」 純「楽しかったー!」 梓「うん!」 律「それじゃあ各自持ち帰って当日まで保管するように!」 さわ子「やっと荷物持ち終わりね・・・」 律「それじゃあ今日は解散な」 紬「今日はありがとう。楽しかった」 純「楽しかったです!」 唯「憂、重くない?」 憂「平気だよ」 梓「私も持ちますよ」 紬「大丈夫。さ、帰ろう」 律「ほら澪、隠れてないで荷物持て。帰るぞー」 律「合宿まで風邪ひくなよー」 唯「き、気を付けないと・・・」 紬「そうね!」 律「よし、私達はこっちだから。またなー」 唯「ばいばーい」 和「じゃあ私も」 憂「気を付けて帰ってね」 梓「私達も帰ります。またね」 ・・・ 梓「そろそろ交代してください。私も持ちます」 紬「軽いから大丈夫。それより今日の晩御飯はなににする?」 梓「むぅ・・・」 紬「あずにゃん?」 梓「ちょっと失礼します」ガサッ 梓「・・・取っ手の片方は私が持ちます」 紬「・・・ふふっ。これなら半分子だね」 澪「・・・怖かった」 律「自業自得だ。これに懲りたらみんなの前で変なこと言うのもするのも禁止な」 律「当然合宿でもそういうの禁止」 澪「そんな!人気のない岩場の影で、とか楽しみにしてたのに・・・」 律「」 律「そんなのだめに決まってるだろ!」 澪「りーつー・・・」シクシク 律「あぁ、頭が痛い・・・」 律「そんなの憂ちゃんに見つかってみろ。プレッシャーかけられるだけじゃ済まされないぞ」 律「しかも唯にまで見られた日には・・・」 澪「」ゴクリ 律「だから合宿中はなしな」 澪「そんな・・・。合宿の四泊五日間なにもせず我慢しろなんて無理だよ・・・」シクシク 澪「・・・律だって無理だろ?」 律「いや、できるけど」 澪「」 8
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/920.html
うんうん注意。 俺設定注意。 「うんうんをしないゆっくりがいるって知ってるか?」 友人と二人で飲んでいるとこんなことを言い出した。 「いるわけないだろ。俺がトイレのしつけにどれだけ苦労したと思ってんだ」 俺は一匹の子まりさを飼っている。 ペットショップから赤ゆっくりの状態で購入し、育てているのだ。 最初はおうち宣言はするし、しーしー、うんうんは垂れ流すし、それはもう大変なものだった。 が、根気よく教育したおかげで今では自慢の飼いゆっくりとなっている。 俺が苦労したように、他の飼い主やブリーダーもうんうんの躾には苦労させられている。 うんうん自体はただの餡子なので、犬猫のそれよりかは臭いもないしマシなのだが、 それでも汚れることに変わりはないし、ベタつく上に蟻まで集る。 かといってうんうんをしないようにあにゃるを塞げばたちまち病気にかかってしまうので厄介なのだ。 なので『うんうんをしないゆっくり』が存在するという話には耳を疑った。 「それがいるんだよ。俺もこの間手に入れてな、いろいろ調べてみたんだ。 もう一か月にもなるがその間一切うんうんはしてないし、健康にも異常はない。 そのうえそいつはうんうんという概念自体知らないみたいなんだ」 「そいつは見てみたいもんだな」 それを聞くと待ってましたとばかりに友人は目を光らせた。 「そりゃあちょうどいい。実はあいつが他のゆっくりがうんうんするところを見たらどんな反応するか気になっててな。 明日お前の家に連れていくよ」 そう約束を交わし、俺たちは帰途についた。 「ただいまー」 「ゆ!おかえりなさい、おにーさん!」 ぽよんぽよんと跳ねながら子まりさが出迎えてくれた。 「おう、いい子にしてたか?」 「うん、まりさとってもいいこにしてたよ!」 「そうかそうか、ほい、お土産」 「ゆ!ありがとうおにーさん!」 いい子にしていたご褒美にカステラを頭に載せてやる。 すると、目を輝かせながらそのまま居間へと跳ねていった。その後を追いながら明日のことを話した。 「明日、俺の友達がお前の仲間をつれてきてくれるんだそうだ。 仲良くしろよ?」 「ゆ~ゆっくりりかいしたよ♪ あしたはそのことゆっくりするよ♪」 まりさも乗り気のようだ。その日はカステラを食べさせた後、早めに寝かせた。 翌日、友人がゆっくり用のケージを抱えてやってきた。 「こいつだよ」 ケージを覗き込むとそこにはゆっくりれいむがいた。 サイズは成体の少し手前といったところだろうか。心なしかきれいな目をしている。 「こんにちは!ゆっくりしていってね、おにーさん!」 「ああ、こんにちは。 ふむ……一見したところ普通のれいむと変わりないように見えるな」 「ぱっと見はな。だがこいつにはあにゃるがないんだ」 ほらよ、とれいむを抱えて見せてくれた。見事につるつるだ。 「おー、本当だ。 そういやしーしーはどうなんだ?それ用の穴もないみたいだが」 ゆっくりは余分な水分をしーしーとして排出する。 饅頭でできているゆっくりにとって水分過多は命に関わるのだ。 「こいつは目から水分を出すんだよ。普通のと比べて目が潤んでるだろ? もっと水分を出すときには涙を流すんだ」 なるほど、だから目がきれいに見えたんだな。 「あと繁殖方法だがこいつらは身をすり合わせてすっきりする。 つまりこいつらは植物性妊娠だけしかしないんだ」 「なるほど。ま、上がってくれ。うちのまりさもお待ちかねだ」 れいむは友人に下ろしてもらうと「ゆっくりおじゃまするね!」と言ってゆっくりと俺の後をついてきた。 「ほぉ、礼儀正しいもんだな」 「当たり前だ。躾のできてないゆっくりを人の家に上げるやつがあるか。 それに排泄の手間がない分躾も楽だしな」 「そりゃ便利だな」 飼いゆっくりにするにはちょうどいいのかもな。もちろん、それでも他の躾が大変だということに変わりはないが。 「いらっしゃいれいむ!ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりさせてもらうね、まりさ!」 駆け寄ってほほをすり合わせるれいむとまりさ。挨拶のようなものだ。 どうやら初対面の印象は良好らしい。 「まりさ、あっちの部屋で遊んであげなさい」 「ゆ!わかったよ!れいむ、ゆっくりついてきてね!」 「ゆゆ!ゆっくりついていくよ!」 そう言ってまりさはれいむを連れて隣の部屋へ行った。 そこはゆっくり専用の部屋となっていて遊具やトイレ、寝床などが置いてある部屋だ。 今いる部屋とは襖続きになっているため様子もよく見れる。 遊んでいるゆっくりたちを眺めながら俺達はせんべいをかじっていた。 「うんうんまでしばらく待たなきゃなぁ」 「ああ、それならそんなに待つことはないと思うぞ。 まりさは朝からまだ一度もトイレ行ってないからな」 「お、そりゃ助かる」 言うやいなや、ブランコで遊んでいたまりさに変化が表れた。 「ゆ、ちょっとおはなさんをつんでくるね!」 「ゆゆ?おはなさんをつんでくるの?」 小走りでトイレに向かうまりさの後を疑問符を浮かべたれいむが追いかける。 「お前どういう表現覚えさせてんだよ。 うちのれいむ絶対勘違いしてるぞ」 「やっぱり普通に言うようにしておけばよかったか……」 だが今回は好都合だ。なんせ目的はれいむがまりさの排泄を目撃することだからな。 ゆっくり用のトイレと言っても四角のトレイに新聞紙を敷いただけのものだ。ばっちり見ることができるだろう。 「ゆっくりうんうんするよ!」 そう言って力むまりさ。新聞紙の上に餡子の塊が落とされていく。 「すっき「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!!!!」……りー?」 すっきりした恍惚の表情を浮かべるまりさとは対照的にれいむが悲鳴を上げた。 それを聞いたまりさはきょとんとしている。 「おい、どうしたんだあれ」 「俺が知るか。様子を見ていよう」 「ばりざぁ!しんじゃだめえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!!」 「ゆゆ!?どうしたのれいむ!?くるしいよ!?」 あれよと言う間にまりさは壁に押さえつけられていた。 「こんなところにあながあいてるなんてしらなかったよ! いますぐなおしてあげるからね!」 そう言ってれいむはさっきまりさが出したうんうんを口に含み、あにゃるへと吹き込んだ。 「なにしてるの!れいむきたないよ!ゆっくりやめてね!やめ、ひぎぃっっ!!!!!??」 「ゆゆ!ぜんぜんはいらないよ!ゆっくりおくちをあけてね!」 「や゛め゛で!うんうんきたないよ!や゛め゛、むぐ!おげぇえ゛え゛え゛え゛え゛!!!!!」 「はいちゃだめだよ!がまんしてのみこんでね!」 「んぐぐぐぐ……!!!」 まりさは口ごと壁に押さえつけられて身動きできなくされてしまった。サイズが違うため逃れようにも逃れられない。 飲み込むまで解放してはもらえないだろう。二匹とも体中うんうん塗れになってしまっており、ひどい状態だ。 「えっと……どういうこと?」 「……あー、多分うんうんを体から漏れ出した餡子だと思ってるんだろうな……。 なんというか、その……すまん」 つまりれいむにとってはあれは治療行為のつもりらしい。 確かに餡子の流出はゆっくりにとって命に関わるものだ。うんうんも傍から見ればただの古い餡子だからな。 うんうんを知らないれいむがそう思っても無理はないのかもしれない。 一方、たまったものではないのはまりさだ。ゆっくりはうんうんやしーしーの臭いを非常に嫌う。 人間にとっての糞便と同じようなものだ。それを口の中に入れられてしまったのだから一溜まりもない。 だがれいむに執拗な圧迫にとうとう飲み込んでしまった。 「ゆ~これでひとあんしんだよ、よかったねまりさ!」 「ゆ……ゆ……」 まりさは俯きになって震えていた。とりあえず生きてはいるようだ。 「とりあえず命に別状はないみたいだから余り気にするな。 俺だって予想外だったし、れいむも悪気はなかったんだしな。ただ今日のところは、な?」 「そうだな……そっとしておいてやらないとな」 そうして友人とれいむは帰っていった。 俺としてはしーしーの場合も気になってはいたんだが、さすがにあの惨状を見せられてはもうそんな気分にはなれない。 とりあえずまりさの様子をみてみることにする。 「おーい、まりさー?ぶじかー?」 「おにーさん……ばりざ……よごされちゃったよ……」 俯きになって表情は読み取れないがまりは泣いていた。 そういえばこいつふぁーすとちゅっちゅまだだったよな。ということはあれが……うわぁ。 「まりさ、お前がどう変わってもおまえは俺のまりさだよ」 「お゛、お゛に゛い゛ざんんんんんんんん!!!」 飛びつかれたおかげで服が涙と鼻水と餡子でぐしゃぐしゃになってしまった。 でも今日は許そう。今日はゆっくり風呂に入れてやって、腹いっぱいケーキを食わしてやろう。 そう俺は思った。 その後しばらくしてうんうんをしないゆっくりはペット市場に出回ることになった。 トイレが必要ないこのゆっくりは爆発的に売れた。 これにより既存のゆっくりは全て排除されるかと思われたがそうはならなかった。 手間暇がかかるゆっくりほど愛着を感じる人間と一部のマニア、そして虐待のバリエーションをうんうんに求めた虐待お兄さんが存在したからだ。 ペットになった以上捨てられるゆっくりもいる。野生にもうんうんをしないゆっくりは放たれた。 こうして世間にはうんうんをするゆっくり(以下、既種とする)としないゆっくり(以下、新種とする)の二種が蔓延し、その軋轢が問題となった。 既種にとって新種はうんうんを食わせようとしてくる変態種に過ぎなかったからだ。 野生では既種による新種いじめが蔓延るようになったという。 このSSに感想を付ける