約 3,146,577 件
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/1383.html
あたしンち キャラクター立花母 立花みかん 立花ユズヒコ 立花父 その他 主題歌 コメント けらえいこ先生原作の漫画作品。アニメ化もされた。 キャラクター 立花母 バッフロンorモジャンボorバオッキーorママンボウ ナマズンorブーバーンorマッギョorヘイラッシャ:顔が似てる ロズレイド:情熱の赤いバラから。 ヘイガニ:みずタイプで統一するなら。 カメックス:同上+亀ポケモンで統一するなら。 ケケンカニ:カニポケモンで統一するなら。 ブリガロン:くさタイプで統一するなら。 チャーレム:かくとうタイプで統一するなら。 ヌオー:じめんタイプで統一するなら。 ラフレシア:どくタイプで統一するなら。 ファイアロー:ひこうタイプで統一するなら。 ドオー:「ど」のポケモンで統一するなら。 ゴチルゼル:エスパータイプで総一するなら。 チャオブー:炎タイプの御三家で総一するなら。 ハハコモリ:虫ポケモンで総一するなら。 カラマネロ:あくタイプで総一するなら。 バリヤード:フェアリータイプで総一するなら。 シャワーズ:ブイズで総一するなら。 ニドクインorルージュラ:♀のみで総一するなら。 ドサイドン:レインボーロケット団の手持ちで総一するなら。 バンギラス:600族で総一するなら。 ダークライorアルセウス:幻で統一するなら。 カプ・レヒレ:カプ神で総一するなら。 ゴリランダー:子供達の噂話でウホウホおばさんと言われたことがあるため。 ユキノオーorヒヒダルマ(ガラルのすがた):父に「ビッグフットみたいだな」と言われたことがあるため スコヴィラン:炎を出して怒るので。 ニョロトノ:声優繋がり 性別:♀ 性格:それっぽいのを 個性:同上 NN:はは/おかあさん 捕獲日・孵化日:10月7日 ボール:レベルボール 立花みかん オオタチorエネコロロorミミロップorキレイハナorユンゲラーorザシアン ラティアス ハガネール:某ジムリーダーの名前から リングマ:文化祭で熊の着ぐるみをきていたので ネオラント:みずタイプで統一するなら。 ゼニガメ:同上+亀ポケモンで統一するなら。 カブト:カニポケモンで統一するなら。 アママイコ:くさタイプで統一するなら。 アサナン:かくとうタイプで統一するなら。 カラカラ:じめんタイプで統一するなら。 ナゾノクサorスカンプー:どくタイプで統一するなら。 フレフワンorエルフーンorマホミル:フェアリータイプで総一するなら。マホミルは白目繋がり。 ドゴーム:「ど」のポケモンで統一するなら。 マフォクシー:炎タイプの御三家で総一するなら。 バルチャイorムチュール:♀のみで総一するなら。 イルミーゼ:同上+虫ポケモンで総一するなら。 コアルヒー:ひこうタイプで統一するなら。 ムンナorサーナイト:エスパータイプで総一するなら。後者は使い手のカルネとの声優繋がり。 ゾロア:あくタイプで総一するなら。 エーフィ:ブイズで総一するなら。 バクーダ:レインボーロケット団の手持ちで総一するなら。 カイリュー:600族で総一するなら。 メロエッタ:幻で統一するなら。 カプ・テテフ:カプ神で総一するなら。 性別:♀ 性格:それっぽいのを 個性:同上 NN:みかん 捕獲日・孵化日:12月27日 ボール:リピートボール 立花ユズヒコ クサイハナorイワークorオタチorヒメグマorエネコorミミロルorケーシィ:みかんの弟→彼女の進化前 ウソッキーorペラップorマスキッパorフカマルorマニューラ:声優繋がり メガニウムorマリルリ ノコッチ:雰囲気 コータス:亀ポケモンで統一するなら。 ケロマツ:みずタイプで統一するなら。 ウデッポウ:エビポケモンで統一するなら。 ハリマロン:くさタイプで統一するなら。 ゴマゾウ:じめんタイプで統一するなら。 ハブネーク:どくタイプで統一するなら。 バルキー:かくとうタイプで統一するなら。 ペロリームorマネネorデデンネ:フェアリータイプで総一するなら。 リザードン:炎タイプの御三家で総一するなら。 ドーブル:「ど」のポケモンで統一するなら。 ワシボンorエルレイド:♂のみで総一するなら。後者はみかん(サーナイト)と対になるので。 バルビート:同上+虫ポケモンで総一するなら。 ヤヤコマ:ひこうタイプで統一するなら。 ブラッキー:あくタイプで総一するなら。 マーイーカ:同上+エスパータイプで総一するなら。 ブースター:ブイズで総一するなら。 クロバット:レインボーロケット団の手持ちで総一するなら。 ジャラランガ:600族で統一するなら。 ケルディオ:幻のポケモンで統一するなら。 カプ・コケコ:カプ神で総一するなら。 ザマゼンタ:みかんの弟→彼女と対になるので。 性別:♂ 性格:それっぽいのを 個性:同上 NN:ユズヒコ 捕獲日・孵化日:10月11日 ボール:モンスターボール 立花父 ボスゴドラorエレキブルorネイティオorカビゴンorハリテヤマorゴロンダ ライボルト:使い手のテッセンとの声優繋がり。 ネンドール:じめんタイプで統一するなら。 アーボック:どくタイプで統一するなら。 ドラピオン:同上+あくタイプ+エビポケモンで統一するなら。 バウッツェル:フェアリータイプで総一するなら。 ニドキング:♂のみで総一するなら。 ローブシンorカポエラー:かくとうタイプで統一するなら。 メガヤンマorフォレトスorヘラクロスorペンドラー:虫ポケモンで総一するなら。前者の特性はいろめがね必須 ヨルノズクorペリッパー:ひこうタイプで統一するなら。前者は特性いろめがね、後者は特性するどいめ推奨 オーダイル:みずタイプで統一するなら。 アバゴーラ:同上+亀ポケモンで統一するなら。 ドダイトス:同上+くさタイプ+「ど」のポケモンで統一するなら。 キマワリ:同上。 スリーパー:エスパータイプで総一するなら。 バクフーン:炎タイプの御三家で総一するなら。 サンダース:ブイズで総一するなら。 グラエナ:レインボーロケット団の手持ちで総一するなら。 ボーマンダ:600族で統一するなら。 アルセウス:幻のポケモンで統一するなら。 カプ・ブルル:カプ神で総一するなら。 性別:♂ 性格:それっぽいのを 個性:同上 NN:ちち/おとうさん 捕獲日・孵化日:3月29日 ボール:サファリボール その他 マルマインorラムパルドorヌオーorバオップ:吉岡 前者3匹は禿なので。 チェリム(ネガフォルム):ナスオ 名前ネタ。 ポカブorデスマス:川島 声優ネタ。 ニンフィアorサーナイトorユキメノコ:春山ふぶき テールナーorウツドンorコイキングorラブカスorナマズンorムチュール:しみちゃん プクリンorピクシー:ゆかりん ケーシィorヒノアラシorエネコorアマージョ:理央 前者3匹は細い目から。 ゲンガーorムウマorジュペッタ:かおり 呪いの和歌でのろい必須。 マニューラorヤミラミorダーテングorコノハナorベロバー:山田さん 後者2匹は分類「いじわるポケモン」から。 ラッタorヒメグマorモルフォン:新田 アママイコorキレイハナ:須藤 後者は使い手のエリカと声優繋がり。 ポッチャマorユンゲラーorメタモン:石田 前者は声優繋がり、後者は特性かわりもの必須。 ゴンベorマルノームorルカリオ:浅田 後者はベア研の部長=ポケモンサンデーのルカリオ部長から。 ルンパッパorゴルダックorラプラス:水島さん 後者は声優繋がり。 キュウコン:戸山さん ペルシアンorポリゴンorノズパスorユキワラシ:三角さん 前者は金持ちのイメージから。 ガブリアス:ミエ 成績が常にトップなので。 イワークorウソッキー:岩木くん 使い手のタケシに似ているので。 カビゴンorダイノーズ:みかんの担任の先生 後者は使い手のツツジが教師なので。 パラセクトorデリバードorバルビートorヒコザル:藤野 声優繋がり。 カイリュー:梶井 ムーミンに似ているので。 マスキッパorサメハダーorドサイドン:ユズヒコの担任の先生 中者はサメに例えられたことがあるから。後者は先生繋がり。 フーディンorポッポorマメパト:田中さん キマワリorヒヤッキー:ホホエミさん ジーランスorエレキブル:ばーちゃん 母の母なので同じタマゴグループ「水中2」、「人型」 メガヤンマ:メガネさん 特性いろめがね推奨。 リングマ:熊田 モウカザル:メガネザル ミロカロス:里奈ちゃん ウソハチorニドラン♂:たっくん ゴローニャ:ジャガイモ公爵 イシツブテ:悪者大将 オシャマリ:丸野丸美 ピクシー:ヨーコリン ニャイキング:木村 ブラッキー:かりん 某四天王の名前から。 主題歌 オープニングテーマ シェイミ:さらば 歌詞の「ありがとう」から。 チャーレム:プロリンサイズ♪ エンディングテーマ ウルガモス:来て来てあたしンち 歌詞の「夕焼け」から。 挿入歌 バクオング:カラオケ天国 ロズレイド:情熱の赤いバラ コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る きつねポケモンで統一 キュウコン:母 フォッコ:みかん ヒスイゾロア:ユズヒコ フォクスライ:父 -- (ロケット・ガチャット) 2024-08-13 00 34 22 パラドックスポケモンで統一 アラブルタケ:母 サケブシッポ:みかん テツノツツミ:ユズヒコ テツノカイナ:父 -- (ケンタ) 2024-03-16 18 51 37 登場人物 ホルード:母 ナックラー:みかん メグロコ:ユズヒコ ドリュウズ:父 -- (ロケット・ガチャット) 2023-12-21 20 11 54 「ど」のポケモンで統一 ドータクン:母 ドーブル:みかん ドンメル:ユズヒコ ドンファン:父 -- (ロケット・ガチャット) 2023-12-18 23 18 53 猿のポケモンで統一 ヤレユータン:母 マンキー:みかん ゴウカザル:ユズヒコ バオッキー:父 -- (ロケット・ガチャット) 2023-12-18 23 07 39 ドンファン;父 -- (ロケット・ガチャット) 2023-10-28 21 14 49 フレフワンorエルフーン 立花みかん ペロリームorデデンネ 立花ユズヒコ 優しいので -- (mimitan) 2023-10-22 20 59 31 スコヴィラン:母 ・炎を出して怒るので -- (リアン) 2023-07-12 16 44 37 ウォーグル ユズヒコ スカタンク みかん ポニーテルが分かりました。 -- (mimitan) 2023-07-07 20 53 49 スカーレット・バイオレット デカヌチャン:母 ナカヌチャンorバウッツェル:みかん オリーヴァorハカドッグ:ユズヒコ ヘイラッ -- (リアン) 2023-07-07 13 59 25
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/4216.html
~新年編~ 第1話 キョン「明けましておめでとう、朝倉」 朝倉「今年もよろしくね、キョン君」 キョン「はは」 朝倉「ふふふ♪」 キョン「なんだかこうやって改まると恥ずかしいな」 朝倉「でもお正月らしくていいじゃない♪」 キョン「しかしなぁ…」 朝倉「どうしたの?」 キョン「まさか、こうして朝倉の家で年を越すことになるとはな。去年までの俺たちじゃ考えられないことだな」 朝倉「そうね…でもまぁ、それは……その、あたしたちがこうして……ゴニョゴニョ」 キョン「こうして付き合ってるから、だろ?」 朝倉「う、うん(///)」 キョン「朝倉」 朝倉「?」 キョン「好きだよ」 朝倉「い、いきなり何言い出すのよ!!(///)」 キョン「俺はただ自分の思うがままのことを言っただけだ。朝倉は?」 朝倉「あ、あたしも……」 キョン「なんだって?」 朝倉「そ、その……」 キョン「どうした?全然聞こえないぞ?」 朝倉「…うるさいわねッ!恥ずかしいの!!キョン君のくせに生意気よ!?お仕置きね、じゃ死んで♪」 キョン「ちょwwひさびさwww」 朝倉「一年の計はキョン君を殺すことにあり、よね?」 キョン「(こうして再び俺は朝倉に刺され続けるわけか、しかしそれも悪くない……はぁはぁ)グフッ」 朝倉「あたしも大好きよキョン君♪」 第2話 キョン「じゃあ初詣に行くか」 朝倉「そうね」 ・ ・ ・ ・ ・ キョン「しかし…ひどい混みようだな」 朝倉「お参りに何時間かかるかわからないわね」 キョン「これだけ人がいたらその辺に知り合いもいるかもな、ははh」 ハルヒ「キョンッッ!!」 朝倉「あらあら♪」 キョン「はぁ…さっそくか」 ハルヒ「ちょっとキョン!あんた電話に出なさいよね!!あたしが何回電話したと思ってんの!?」 キョン「ん?あぁ悪い気づかなかった」 ハルヒ「あんたねぇ、団員としての自覚あるわけ!?たるんでるわよ!!罰として、その……初詣の間あたしに付き添いなさい!!」 キョン「はぁ?」 ハルヒ「団長命令よ!!あんたもどうせ一人でしょ?」 キョン「え!?…いや、その……」 朝倉「いいじゃない。みんなで一緒にお参りしましょ♪」 ハルヒ「え……?あさ…、くら?なんでキョンと…?」 キョン「その……、そ、そう!さっきそこでたまたま会ったんだよ、うん」 朝倉「え?(キョン君?)」 ハルヒ「ほんと?」 キョン「本当だよ!なぁ朝倉?」 朝倉「え?あぁ…そうね」 キョン「な?」 ハルヒ「ふーん…まぁ信じてあげるわ。んじゃさっさと並ぶわよ」 キョン「ふぅ……」 朝倉「(ちょっとキョン君?)」 キョン「(朝倉、目が怖いぞ?)」 朝倉「(今のはどういうこと?なんで嘘ついたの?)」 キョン「(いや、その…なんというか…。あいつに俺たちが付き合ってることがバレるといろいろと面倒なんだよ…)」 朝倉「(なんで?)」 キョン「(世界が崩壊しかねん)」 朝倉「(……そういうことね)」 キョン「(だから当分の間は俺たちのことは黙っていよう)」 朝倉「(ふぅ、しょうがないわね……)」 キョン「(すまん…)」 朝倉「(いいのよ。涼宮さんが知らなくてもあたしたちが付き合ってるという事実は変わらないんだものね♪)」 キョン「(朝倉…)」 ハルヒ「ちょっとあんたたち早く来なさいよ!」 朝倉「行きましょ♪」 キョン「ありがとな朝倉」 朝倉「ふふ♪ほらほら早く!待たせちゃ悪いわよ」 キョン「よし、行くか!」 ハルヒ「早くしなさいよね!!」 第3話 ハルヒ「しっかし混んでるわね」 キョン「初詣だからな」 ハルヒ「キョンなんか買ってきて」 キョン「はぁ?」 ハルヒ「蕎麦しか食べてないからお腹すいたのよ!出店で何か買ってきなさい! !」 キョン「しょうがねぇなぁ…じゃあ二人は並んでてくれよ」 朝倉「ごめんね?」 ハルヒ「いいのよ謝らなくても!」 キョン「やれやれ」 ・ ・ ・ キョン「さぁて何を買うかな…ん?あれは……」 長門「モグモグ…おかわり……モグモグ」 キョン「長門、こんなとこに来てまで飯か?」 長門「モグモグ…小腹が空いただけ」 キョン「小腹ってレベルじゃねぇだろその皿の山は」 長門「食べる?」 キョン「いやいいよ。ところで一人か?」 長門「今はわたし一人」 キョン「聞き方を間違えたな。ここには一人で来たのか?」 長門「3人で来た」 キョン「3人と言うと、古泉と朝比奈さんか?」 長門「そう」 キョン「二人はどこに行ったんだ?」 長門「一緒に並んでいたのにもかかわらず、わたしがちょっと道に逸れただけでどこかへ行った」 キョン「逸れたおまえが悪いだろ。きっとおまえのこと探してるぞ?」 古泉「長門さぁーん!!」 キョン「ほらな」 古泉「どこに行ってたんですか?探しましたよ」 キョン「よっ」 古泉「おや、二人一緒にいたのですか。あなたがここにいるということは彼女も?」 キョン「あぁ、朝倉と一緒に来たんだ。途中でハルヒも合流してな」 古泉「あなた方の関係はばれてないですよね?」 キョン「大丈夫だ。おまえらも俺たちと一緒に行動しないか?」 古泉「よろしいのですか?両手に花というのも悪くないのでは?」 キョン「うるさいぞ」 長門「行く」 古泉「それでは僕もご一緒させてもらいますね」 キョン「じゃあとりあえずハルヒの飯を買ってくぞ。手伝ってくれ」 古泉「僕たちの分も買っていただけるのですか」 キョン「そんなもんは知るか。行くぞ」 古泉「おやおや」 みくる「みんなどこでしゅかぁ~。古泉く~ん、長門しゃ~ん。…はぐれてしま いましゅた。まったくみんな情けないでしゅね」 第4話 ハルヒ「まだ物足りないけどまぁいいわ」 キョン「どれだけ食う気だったんだよ」 ハルヒ「でも、まさかみんな来てるとは思わなかったわ、って…みくるちゃんは?」 古泉「そういえばいませんね」 みくる「へっきし」 古泉「たしか最初から僕と長門さんしかいませんでしたよ」 ハルヒ「あらそうなの?」 長門「そう」 みくる「へっきし!」 ハルヒ「じゃあ電話でもしてあげましょうか……圏外ね。しょうがないわね、あきらめましょ」 みくる「へっきし!!さっきから誰かが噂してるんでしゅかねぇ。もしかして美人とか言われてるかもしれましぇんね」 第5話 ・ ・ ・ ・ キョン「やっと順番が来たな」 朝倉「さぁお参りしましょ」 一同「……」 朝倉「……」 キョン「……」 ・ ・ ・ ハルヒ「じゃあ今日はここで解散!!みんな気をつけんのよ!!」 古泉「それではまた」 長門「…」 キョン「じゃあな」 朝倉「おやすみなさい」 キョン「長門のやつ、帰り道は朝倉と一緒のくせに俺たちに気を遣ったのか?」 朝倉「食べ足りないって言ってどこかへ言っちゃったわね。後でお礼言わなきゃ 」 キョン「そうだな。で…」 朝倉「なぁに?」 キョン「さっきは何を願ったんだ?」 朝倉「お参りのこと?ふふ、秘密よ♪しゃべったら叶わないかもしれないじゃない?」 キョン「教えてくれよ」 朝倉「だ~め♪」ダッ キョン「あっ、逃げないで教えてくれよ!」 朝倉「ふふ♪(いつまでもキョン君と一緒にいられますようにって願ったのよ♪)」 ~新年編~完
https://w.atwiki.jp/p_ss/pages/901.html
K-side 電話をかけた。 繋がれば良いな、 なんて思いながら 発信音に耳を澄ませる。 「・・・もしもし?ゆかちゃん?」 思ったよりも早く繋がってしまった電話に 少し、戸惑いを覚える。 だけど、 なんてこんなにも 彼女の声は愛しいのだろう? そして、 こんなにも 胸を焦がされているあたしは なんて単純なんだろう? 「うん、ゆかだけど」 「だけど・・・って、ゆかちゃんから電話かけてきたのにぃ」 ははは、と笑って 何かご用事でも? と、のっちはそう問いかけてきた。 一瞬にして華やかな空気感。 のっちが笑うだけで、 こんなにもあたしは幸せになれる。 電話をかけた理由なんてもちろん無い、 そう言えば、嘘になるかもしれない。 だけど、そんなことも含めて、 とっくに気付いてるくせに。 やっぱり、そんなあなたは意地悪なひと。 「まあ・・・用事って言うか、飛行機雲がさ、ちょー長いからさ、のっちも見てるかな?って思って」 なんだか、それが悔しくて 窓の外を見ながら、 とっさに思いついたことを言った。 「うーん?飛行機雲ぉー?・・・見えん!のっちんちから見えんな」 そんななんとなくの一言。 そう、 なんでもない一言。 だけど、 あたしには あなたとの距離が遠い。 ただ、そう感じたの。 物理的に、ということでさえも あたしの胸はこんなにも締め付けられる。 もしかして・・・ 物理的、だけじゃないのかもしれない。 と、 そんな考えが頭を掠める。 「めっちゃ長いんだけどなー。見えないかー」 冷静を装い、普段どおりに会話を進める。 のっちも普段どおり。 「んじゃさ、写メしてよ、写メ」 電話切って、待ってるからさ そう付け加えたのっち。 やだ、そんなのやだよ・・・ いかないで、 あたしのそばに居て・・・ 「待って!切らないで!」 「・・・え?」 「・・・電話、切らないで」 あまりにも必死な声を出してしまった。 これじゃ、のっちに駄々こねてるだけ・・・ 自分の身勝手さにため息が出る。 なんで、こうも一人ぼっちを寂しがるの? のっちがいつだって側に居てくれてるのに。 優しく笑ってくれてるのに。 なんで、あたしはそんな幸せの永遠を願ってしまうのだろう。 あたしの欲は留まることを知らなくて、 手放す恐怖感と比例するようにどんどん膨れ上がっていく。 だけど、 それを上手く言葉に出来なくて。 結局はのっちのことを困らせてしまう。 あたしはのっちの声が聞きたい。 その子供っぽい笑い声が聞きたい。 もっと言えば、 会いたい、 って、そう言いたいの。 「分かった、切らないよ」 のっちはそんなあたしに気付いてか 優しい口調で話し始める。 「いいこと、教えてあげよっか?」 「なに・・・?」 「あのね・・・」 すぐ消えちゃう飛行機雲のときは 天気に変化は無いらしい。 そして、 「雲が長い、ってことは長時間雲が残ってるってことだから、 もうそろそろ天気が悪くなるかもしれないね」 だから、洗濯物、まだ干してるなら取り入れといたら? ってそう、のっちは教えてくれた。 「あ、そういや、干しっぱなしだ」 外に目をやると、もう、夕暮れ。 そんな時間だったっけ。 「取り入れてきなよ」 切らないで、待ってるからさ。 そうやって、あたしの心を見透かしたように 安心感を与えてくれるのっち。 待ってる。 その言葉だけで、 あたしは安心できる。 のっちはあたしを待っていてくれてる、 そう確認できるから。 「おまたせ」 「早かったじゃん」 洗濯物を取り入れる間、携帯は机の上に放置していた。 そう、のっちと繋がったまま。 なのに、あたしが話し始めるとすぐに返ってきた返答。 ずっと、携帯を握ってくれてたんだね。 「ありがと」 「いーえ、全然」 いろんな意味での ありがとう。 ちゃんと伝わってるかな? ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ しばしの談笑。 のっちはあたしの話題に乗ってくれたり、 話が尽きそうになると話題を出してくれたり。 電話を切らないように、 そうしてくれてる気がした。 「あ」 雨だ。 「ゆかちゃん、どした?」 「や、雨、降ってきたな、と思って」 そう言うとのっちは得意そうに のっち、すごいじゃろ?物知りじゃろ? って笑った。 「それじゃ、そろそろ・・・」 電話切るよ、電話代ヤバイっしょ? となんかさらっとそう言った。 え、待ってよ、 あたし、言いたいこと、まだ言えてない。 って、言える覚悟もまだなんだけどさ。 あたし、甘えてたのかな。 優しいのっちにいつまでも 守ってもらえるなんて思っていたのかな。 のっちがいつまでも待ってくれてる ってそう勘違いをしていたのかな? 「あぁ!のっち、待って」 「ん〜?」 「あのね、のっち、聞いて・・・?」 待って、切る前にこれだけ聞いて。 全部、伝えるから聞いて。 そう思って、ゴクンとつばを飲んだときだった。 ——ピンポーン え? 受話器の奥と同じ音がした、 気がした。 そう思うと、駆けるように 玄関に足が向かってて。 誰?なんて聞くことも無く 鍵を開けて、ドアノブを回してて。 「・・・・・・・・・・・・なんで」 やっぱり、目の前にはのっちが立っていて。 「おっす!」 瞳に涙をためているあたしに向かって のっちはへらへら笑って元気そうに手を上げた。 「誰かぐらい確認しなさいっ」 襲われでもしたらどうするんじゃ。 そう言って、あたしの髪の毛がくしゃくしゃになるほど 思いっきり頭を撫でる、のっち。 「なんで・・・なんで・・・」 家に来たの? 会いに来たの? だって、電話してたじゃん。 飛行機雲見えない、って言ってたじゃん。 雨の日は外出るのいやだ、ってそう言ってたじゃん。 零れた。 堪えきれなくなった涙が のっちに触れられた瞬間 零れた。 「その前にっ」 のっちが玄関に入って、扉を閉め、 あたしをギュッと抱きしめた。 「電話の続きは?」 「・・・・・・あ、会いた、かった・・・」 腕をのっちの背中に回して しっかりしがみついた。 「はは、素直でよろしい。でも、知ってるよ、そんなこと」 余裕な感じで答えるのっち。 ばか、言わせといて、何よそれ。 さっき、くしゃくしゃになった 頭を整えるように優しく撫でてくれるのっち。 柔らかくて、気持ちよくて。 ただそれだけで、さっきの言葉は打ち消しになって。 「のっち、すごいじゃろ?物知りじゃろ?」 へへへ、っていたずらっ子みたいに笑うのっちに 打消しって思ったのは無し、 さっきも聞いたよ、 ってそう返したかったけど、 「うん、すごいし。・・・やっぱ、やっぱ・・・・・・・・・好き、だよぉ」 のっちの裾をきゅっと掴んで 胸に顔を押し付けて。 「へへー、実はのっち・・・ それも知ってるけどね」 うわー、のっちってやっぱり天才? なんてあたしを抱きしめながら自画自賛し始める。 あたしはそれに応えずに黙っていた。 だって、なんか負けてる気がするし。 口を開けば開くほど、 のっちに溺れてっちゃいそうだから。 「理由無しの電話は、会いたい、のしるし」 ゆかちゃんの場合はね。 ってそう得意げに話すのっち。 やめてよ、 それじゃ、なんかあたし・・・ 様子で天気が分かっちゃう 飛行機雲と一緒みたいじゃん。 悔しい。 そんなに分かりやすかった? 鈍感で鈍いのっちにここまで 見透かされるなんて、納得いかない。 そんな不服な言葉が喉まで出てきて 声になろうとした。 だけど、 重ねられた唇で 生意気な口は利けないね、のっち? END
https://w.atwiki.jp/nicoutaiteranking/pages/309.html
YouTube https //www.youtube.com/@atashi_vocal/videos ツイッターアカウント https //twitter.com/atashi_vocal 動画 【現役女子高生が】グッバイ宣言/Chinozo【歌ってみた】 【現役女子高生が】回る空うさぎ/Orangestar【歌ってみた】 【現役女子高生が】メビウス/柊キライ【歌ってみた】 【現役女子高生が】ダーリンダンス/かいりきベア【歌ってみた】 【現役女子高生が】マオ/かいりきベア・まふまふ【歌ってみた】
https://w.atwiki.jp/hyakukami/pages/1541.html
依頼主 朱雀 出現条件 朱雀解放時 クリア条件 以下のモンスターを討伐するグレートマミー20 成功報酬 薬草 依頼時 お前の鍛錬に付き合いましょう。そうですね…まずは、エジプト砂漠でグレートマミーを倒してきてください。 クリア時 ふむ。お前には準備運動は必要なかったかもしれませんね。とてもいい早さですよ。
https://w.atwiki.jp/allrowa/pages/54.html
あたし彼女みたいな ◆l4GgIhfAmY アタシ 今起きた 変な夢 みたから なんか 気分悪い みたいな ころしあい とか さすがに ないわ 瞼をあけると 何か へんな子供が のぞき込んでて ビックリ みたいな 「あのぉ~、大丈夫ですかぁ?」 学芸会の セリフみたいな いいかたで いきなり 話しかけられた っつーか あんた誰よ? みたいな 「早くここから脱出したいですよねぇ~、アスナさんたちも居るかもしれませんしぃ」 脱出? なにいってんの だってここ アタシのへや… あれ? うそでしょ? どこよここ 何なの もしかして あれ 夢じゃない? 「ラステルマスキルマギステルゥ」 英語? フランス語? 中国語? 「やっぱり駄目だ…杖が無きゃ」 わけがわからない 杖って 何なわけ 「あっ、ごめんなさい、まだ名前をいってませんでしたね。僕、ネギ・スプリングフィールドと申します」 やっぱ アメリカあたり かもね 「あなたのお名前は?」 『…アタシは』 アタシ アキ トモの 彼女 【エリアD-3/深夜】 【名前】アキ@あたし彼女 【服装】普段着 【状態】健康 【装備】無し 【持ち物】支給品一式 【思考】ネギと話す 【名前】ネギ・スプリングフィールド@魔法先生ネギま!(実写) 【服装】スーツ 【状態】健康 【装備】無し 【持ち物】支給品一式 【思考】 1アキと話す 2脱出 時系列順で読む Back たまらぬ男であった Next 鈴木家の人々 投下順で読む Back たまらぬ男であった Next 鈴木家の人々 OP(あたし彼女ver) アキ 『逃れの意向』 GAME START ネギ・スプリングフィールド 『逃れの意向』
https://w.atwiki.jp/masshoi/pages/372.html
「わたしたち記念日」は、『ハイスクール・フリート』の関連楽曲。歌唱は岬明乃演1、知名もえか演2。 基本情報 配信初出日 2016年4月6日 CD初出日 2016年4月6日 アーティスト 岬明乃演1知名もえか演2 発売元 アニプレックス 作詞 稲葉エミ 作曲 eba 編曲 小森茂生 Programming 小森茂生 (F.M.F) Drums 山内"masshoi"優 Bass 二家本亮介 Guitar 内田敏夫 (F.M.F) Sound Producer 山内真治 (Aniplex) Director 岡村弦 (Aniplex)安谷屋光生 (Aniplex) Recording Engineer GENDAM (F.M.F) Mixed by Recorded at SOUND INN STUDIOprime sound studio formSound City世田谷 Mixed at studio cubic Mastering Engineer 茅根裕司 (Sony Music Studios Tokyo) Mastering Studio Sony Music Studios Tokyo ※初出CD準拠 収録CD 発売日 商品名 DiscNo. TrackNo. 楽曲名 歌唱 2016年4月6日 『わたしたち記念日』通常盤:SVWC-70146 - 1 「わたしたち記念日」 岬明乃演1知名もえか演2 2 「わたしたち記念日 (インスト)」 - タイアップ OVA『ハイスクール・フリート』後編挿入歌 注釈 演1:夏川椎菜 演2:雨宮天
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/3088.html
「あーっもう、ゴチャゴチャうっさい! 出てけって言ったら出てけっ! 古泉くんも!」 慌てて閉められた部室の扉に、あたしが投げつけた団長印の三角錐がぶつかって、ポカンと間の抜けた音がする。床に転がったそれを拾い上げて困った笑顔のみくるちゃんに、あたしは余勢を駆って、ビシッと人差し指の先を突きつけた。 「ほら、みくるちゃんも! わざわざ男どもを追っ払ったんだから、ボケッとしてないでさっさと着替える!」 「ひゃ、ひゃいっ!?」 恐る恐る三角錐を元通り机の上に戻したみくるちゃんは、黒を基調とした衣装を手に部屋の隅っこに引っ込む。わたわたとボタンやらホックやらを外し始めるその様子を横目に、あたしは不機嫌さ全開で、荒っぽく団長専用椅子に座り直した。 相変わらずでっかい上に形も良いわね。むしろさらにボリューム増してんじゃないかしら。それはまあ別にいいんだけど。 「そうよ、度し難いのはあいつのヒネクレっぷりなのよ! せっかくあたしがみくるちゃんのために新作ゴスロリメイド服を用意してあげたっていうのにさ、『そういうのは本人の了承を得てからにしろ』だの『また部費でこんな無駄遣いを』だの、堅ッ苦しい事ばっか言っちゃって! ホントはみくるちゃんのミニスカ衣装を見たくて仕方ないくせに、どうして素直に賛同するって事が出来ないのかしらねあのムッツリエロキョンは!?」 椅子の上であぐらをかき、腕組みをしたあたしがそう憤慨の声を上げても、半裸のみくるちゃんはやっぱり困ったように引きつった笑みを浮かべるばかりだった。ま、しょうがないか。みくるちゃんは心根が優し過ぎるから、向こうが悪くってもなかなか糾弾とか出来ないでしょうし。 自然、あたしの視線は窓際でいつも通りに本を読んでいる文学少女へと向けられた。 「ねっ、有希もそう思わない!?」 問われて、有希はいま初めて事態に気が付いたように顔を上げる。そうして、ゆっくりと静謐の瞳をあたしに向けた。 「………指摘の通り彼の発言には、多少わずらわしい一面がある。言うなれば過保護な親のような。思春期のあなたがそれに反発を覚えるのは、無理からぬこと」 その返答に、あたしはちょっと驚いた。なんとなく、有希はキョンの弁護に回るんじゃないかって気がしてたから。でも本当に驚くのは、そこから先だったのだ。 「けれどもわたしは、そんなあなたをうらやましく思う」 「うらやましい? あたしが?」 問い返すあたしの前で、有希は真顔でこくんと頷いた。 「彼が常に口にするのは、あなたのテーゼに対する、いわゆるアンチテーゼ」 「ああ、ヘーゲルの弁証法? あたしも前に読んだ事はあるけど」 「ふえっ? テーゼとアンチ…?」 あたしと有希の会話に、目を真ん丸にしたみくるちゃんの声が挟まる。っていうか早く着替えなさい。そんな中途半端に下着を露出させた萌え~な格好じゃ、襲われたって文句は言えないわよ。 「ままままま、まさか涼宮さん、そっちの趣味も…?」 「冗談に決まってんでしょ、もう! いい? テーゼってのは要するにある種の定義なの。で、アンチテーゼっていうのはその定義に対して否定的な命題の事を言うのよ」 「はあ…」 背中のジッパーを上げるのにくねくねと悩ましく苦労しながら、みくるちゃんはあいまいな相槌を打っていた。あー、理解できてないわねこれは。 「そうね、たとえば『日本の硬貨で穴の空いている物は2種類だけ』っていう定義があるとするでしょ。まずこれが“テーゼ”ね」 「あっ、はい。それなら分かりますぅ」 「それに対して『和同開珎なんかはどうなる? あれも日本の硬貨には違いないだろ?』という意見が出たとするわ。これがつまり“アンチテーゼ”。 そうしてテーゼとアンチテーゼをぶつけ合って、双方に矛盾しない発展的な定義である“ジンテーゼ”を求めるのが、いわゆる弁証法なのよ」 「ジンテーゼ? 発展的な?」 「この場合だと『現在、一般に流通している日本の硬貨で穴の空いている物は2種類だけ』ってな所かしらね。これなら矛盾しないでしょ」 なんとなく先生気分であたしがそう説明すると、みくるちゃんはいかにもな明るい笑顔で、ぱちんと手を叩いた。 「なるほどぉ、なんとなく分かったような気がします! うん、でも…」 「まだ何か疑問?」 「ああいえ、そうじゃないんですけど。 ただアンチテーゼってなんだか考えるのが面倒っていうか、どこか言いがかりっぽいなあって思って」 思わず拍手したくなるほど率直なみくるちゃんの感想に、あたしはそれまでの不機嫌さも忘れて、ぷっと吹き出しちゃったわ。 「あはははっ、それ正しいわよみくるちゃん。弁証法ってのは要するに、矛盾をしらみつぶしに探してくって方法だもの。 実際、そんなのいちいち目くじら立ててんじゃないわよ!って言いたくなるようなアンチテーゼもあるわよね。有名な所だと、 『双子っていうのは、同じ両親から同年同月同日に生まれた兄弟の事よ』 『それじゃ三つ子はどうなるんだ?』 とか。確かに厳密には『双子』と『三つ子』はイコールじゃあ無いけどさ、それくらい察しなさいっての。 ま、テーゼに無理が有ると逆にアンチテーゼの方が正論っぽくなってくる訳だけど。どっちにしろ面倒な話よねー」 そんな風にあたしがみくるちゃんと朗らかに苦笑いを交わしていると、不意に有希の淡々とした呟きが、部室に響いたの。 「そう、あなたの言う通り。弁証法は面倒。だから大概の人間は物事をそこまで突き詰めて考えたりはせず、なあなあで済ませてしまう。 けれども彼は、いつもあなたに対するアンチテーゼの提示を怠らない。それが、わたしがあなたをうらやましく思う理由」 あ、そうだった。弁証法やら何やらって、元々は有希がテーゼとアンチテーゼがどうのこうの言い始めたのがきっかけだったわね。 でも…キョンがいつもあたしにアンチテーゼを示すから、それがうらやましいって? 冗談でしょ。あいつはただ単に口やかましいだけで――。 「ああ、分かりますよ長門さん! わたしもそういう風に思う時がありますもん」 は、はいっ? いきなり何を言い出すのよみくるちゃんまで!? 「わたしがお茶を差し出すと、キョンくんはいつも美味しいですよって褒めてくれます。それは嘘じゃないと思うんですけど、でもやっぱりちょっと物足りないっていうか、もっと真剣にわたしのお茶と向き合ってくれたらいいなって思う部分があって…。 そういう時、つい涼宮さんがうらやましいなって考えちゃったりしますよねえ」 「同意。わたしが推挙した本の内容に関しても、彼はそこまで踏み込んではくれない。わたしはそれが不満」 ほんのわずか唇を尖らせてみせる有希の仕草に、みくるちゃんはそれをなだめるように、うふふと微笑みかけていた。 って、何よこれ! 何なのよこの流れは!? これじゃまるで、あたしがキョンに大切にされてて…それがうらやましいみたいな話の展開になっちゃってんじゃないの! 全然違うわよ、そうじゃないでしょ!? キョンがあたしにいつも難癖を付けてくるのは、あいつが底意地が悪くて心配性で、とにかくあたしの邪魔をしたいだけの事なの! それはまあ確かに…時たまあいつの言う事にハッとする部分があって、あたしが考えを改めたりするような事も無きにしも非ずなんだけど…。それはあくまでごく稀な、まぐれ当たりみたいな物なんだから! …ああ、でも古泉くんに「その通りかと」って首肯されるよりは、キョンの奴にあれこれイチャモン付けられた方が妙に納得できるかな。その時は不愉快に感じても、後でつらつら思い返してみるに、あいつはあいつなりにきちんとあたしの意見を受け止めてくれてたんだって気付いたりとか。 キョンはただの雑用係だけど、そこいらの奴とはやっぱりどこか違うのかも。有希も言ってた通り、普通なら面倒がって適当に流したり見放したりするような場面でも、あいつはちゃんと意見を返してくれるし――。 じゃあやっぱりそれは、あいつのアンチテーゼのおかげであたしはジンテーゼを導き出せてるって事になるのかな。あたしにとって、あいつはそんなに重要な存在なのかな…? むー、とあたしは唇を噛んで、それから大声で扉の向こうに呼び掛けた。 「キョン! 古泉くん! もう入ってきていいわよ、みくるちゃん着替え終わったから!」 「ふええっ!?」 真新しいスカートの裏地の白いヒラヒラを物珍しそうにいじっていたみくるちゃんは、あたしの急な呼び声に驚いたようで、ぴょこんと小さく後ろへ跳ねたわ。そこへ扉が開いて、古泉くんと、そしてキョンが顔を覗かせる。 さあ、どうよ。どうなのよ、あたしがあつらえたみくるちゃんの新メイド服は! 「ははあ、これはまた。いや、実にお見事ですね。上級生にこんな事を申し上げては失礼かもしれませんが…ことのほか可愛らしい。 以前のメイド服にも清楚かつ控えめな魅力がありましたが、今回の衣装には朝比奈さんの小動物的愛らしさを、いやが上にも強調するものがあるように思います。まるで奄美の黒ウサギのようだ」 「やい古泉、俺のセリフを全て先取りするな。これじゃ褒めようが無いだろうが。あー、朝比奈さん」 「はい?」 「その、よくお似合いですよ」 「うふふ、二人ともありがとう。じゃあさっそくお茶を淹れますね♪」 はにかんだ笑顔でいそいそとコンロに向かうみくるちゃんを、だらしなく頬の弛んだ間抜け面で見送るキョン。そうして、あいつは不意にこちらを向いたわ。 ふん、ようやく来るつもりね。みくるちゃんの事は褒めそやしても、どうせあたしにはまた難癖付けてくるんでしょうけど。いいわよ、受けて立ってやろうじゃない。 「ハルヒ」 「………何よ」 何なのよ、言うならさっさと言いなさいっての。こんな風に間を持たされたら、変に意識して、ドギマギしちゃうじゃないのよ。 「まあその、何だ。さっきはアレコレ言っちまったが、実際こうして目の当たりにすると、ぐうの音も出ねえな。 お前の見立ては確かだよ。朝比奈さんの魅力を、完璧に引き出してる。当の朝比奈さんも気に入ってるみたいだし、さすがは団長様!って所だな」 そう言ってこっちに歩み寄ってきたキョンは、でかした!とばかりに、きょとんとしているあたしの肩をパンパンと叩いたのだった。 ………ちょっと。ちょっと何よ、その爽やか笑顔は。言うだけ言ったらさっさと自分の席に戻って、お茶の用意をしてるみくるちゃんの後ろ姿を眺めたりしてるし。一体何なのよキョン、あんたって奴は! あたしがこうして身構えてる時に限って、普通に褒めてくるなんて。あたしの手腕をきちんと認めてくれるだなんて。 まさか本当に、あたしがテーゼならあんたがアンチテーゼだっての? あたしが納得できるジンテーゼを見つけ出すために、あんたが必要不可欠な存在だって言うの!? 認めないわよ、そんなの! こんな、こんな胸の高鳴りなんて…あたしはぜーったい認めないんだからッ! 「フン、何よキョン! 分かった風な口利いちゃって! どうせあんたの事だから、このフリフリミニスカートとみくるちゃんの生足コラボに悩殺されちゃっただけなんじゃないの?」 「なっ!? バカお前、俺は別にそんなやましい気持ちは…」 「どうだか。でもまあいいわ、このアホが引っ掛かるんならホームページのトップにみくるちゃんのNEWコス写真を置けば、アクセス百倍増は間違いないものね。 って事で、さっそく撮影会を開始するわ! ほらみくるちゃん、お茶なんてあとあと!」 「ひょええええ!?」 「フフ、まことに結構なアイデアかと」 「あ、有希もスターリングインフェルノと、それから壁の仮面持って付いてらっしゃい。うーん、なんだか次の映画のインスピレーションまで湧いて来ちゃったかも!」 「………ユニーク」 唖然とするキョンを尻目に、片手にデジカメ、片手にみくるちゃんの肩を抱いて古泉くんと有希を引き連れたあたしは、意気揚々と扉の方へと向かったわ。 「さてさて、撮影場所はどこが良いかしらね? ゴスロリメイドだからやっぱ食堂? ううん、それよりも茶道部室で畳とのミスマッチなんてのも…」 「おいハルヒ、少しは落ち着けよ。まったく、お茶の一杯くらい楽しんでから行動したってバチは当たらないだろうに」 いかにもやれやれと言いたげな態度でこめかみの辺りに手を添えながら、それでもなんだかんだで後を追うように椅子から立ち上がるキョン。 そんなあいつの胸元に、振り返ったあたしは人差し指の先をビシッと突きつけて、快活にこう命令してやったのだった。 「もっともらしい理屈こねてんじゃないわよ、このバカキョン。昔の人も言ってんでしょ、思い立ったが吉日だって! それでもまだ文句があるんだったら…まあ、聞くだけは聞いてあげるわ。団長様の度量の大きさに感謝すんのね」 「へいへい」 「分かったらほら、そこのレフ板持って ど こ ま で も あ た し に 付 い て 来 な さ い っ !!」 あたしのアンチテーゼ おわり
https://w.atwiki.jp/ritoebisu/pages/15.html
太鼓の達人について話し合おう 久しぶりだな・・・今は日本戦見てる・・・また間違えて燎原してしまったwんじゃ・・・・・ -- かもね (2010-06-25 04 13 25) ↑燎原ムズいですからね~ww -- ゑゐぬ (2010-07-03 04 41 00) ななななな -- ゑゐぬ (2010-09-29 22 17 56) 俺天才 -- ゑ (2010-09-29 22 18 20) あ -- あ (2010-09-29 22 18 54) eeeeeeeeeeeee -- ahotiin (2010-09-29 22 19 12) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/25438/pages/4372.html
純「えっ!?」 梓「えっ!?」 純「なんであんたまで驚いてんの」 梓「だって私もいま初めて聞いたし」 純「憂があんな冗談言うわけないでしょ」 憂「二人が出会ったのは入学式が終わった後、誰もいない教室で……」 純「ほら、なんか馴れ初めを語り始めてるよ」 梓「いつの間にか付き合うことになってるとか超怖いんだけど」 純「なんか勘違いされるようなことをしてたんじゃないの? 絶対そうだよ、憂が勘違いしちゃうくらい強烈なことをしたんだよ」 梓「なに面白がってんの」 純「事あるごとにひっついたり、思わせ振りな態度をとってたとか」 梓「私がそんな唯先輩みたいなことするわけないでしょ」 純「おでこをくっつけて熱を測ろうとしたとか、 ジュースを回し飲みする時に間接キスしちゃったとか」 梓「回し飲みなら純ともたまにしてるでしょ」 純「そうだっけ?」 梓「ちょっと、急に意識しないでよ」 純「するか!!」 梓「軽音部じゃ日常茶飯事なんだよ、そんなの」 純「キスなんてあいさつみたいなものだと」 梓「そうじゃなくて」 純「梓にとってはそうかもしれないけどさ、憂はそういうのに慣れてないかもしれないじゃん」 梓「私が手馴れてるみたいに言わないでくれる?」 純「なんで私とはそういうスキンシップが少ないの?」 梓「別に憂とスキンシップ取りまくってたわけじゃないからね?」 純「私とのスキンシップは嫌がるくせにさ」 梓「だって純だし」 純「………」 梓「純に意識されても困るんだけど」 純「してねえよ」 憂「それから私たちは軽音部のライブをきっかけに急接近して……」 純「ちょっと待って憂、一回落ち着いて」 憂「えー」 純「梓が身に覚えがないって言い張ってるんだけど」 憂「私とは遊びだったの?」 梓「いや、二人で遊びに行ったことはあるけどさ」 純「憂に謝っときなよ」 梓「私の言い分は聞く耳持たない感じ?」 純「よくわかんないけど、憂をもてあそんだんでしょ?」 憂「もてあそんだの?」 梓「普通に遊びに行っただけでしょ!?」 純「わかったわかった、デートまではしたのね」 梓「人ごとだと思って……」 憂「私とお姉ちゃん、どっちが好きなの!?」 純「ちょっ、憂、落ち着いて」 憂「純ちゃん、一緒に死のう?」 純「あと私を巻き込まないで」 純「ちなみにどこでデートしてきたって?」 憂「どこだっけ?」 梓「私が聞きたいよ」 憂「二人で初めて行ったのは……駅の近くのファーストフード店だったかな?」 梓「ああ、途中から律先輩が乱入してきたときね」 憂「お姉ちゃんたちの合宿の話してたんだよね」 純「そうなんだ」 純「そのとき私も誘おうとか思わなかったの?」 梓「いや、軽音部の話してたから……」 純「憂だって軽音部じゃないでしょ」 梓「いきなり律先輩が暴れだして大変だったんだよ」 憂「そのあと紬さんの家に電話したら執事さんが出てきたんだよ」 純「私は?」 梓「ジャズ研」 純「そうじゃなくて、なんで私は誘ってもらえなかったの?」 梓「だって携帯つながらなかったし」 憂「家に電話したらフィンランドで避暑中だって言うし」 純「んん?」 憂「澪さんは夏期講習だったみたいだし」 梓「唯先輩は暑さにやられて家でダラけてたし」 憂「ゴロゴロしてるお姉ちゃん、可愛いよね~」 純「私の話は!?」 梓「とりあえず純の話は置いといて」 純「あんたこそ私のこと何だと思ってんの」 梓「そんな事より、なんで私が憂と付き合うことになってたの?」 純「いつの間にそんな関係になってたの?」 憂「梓ちゃんが 『そろそろ唯先輩に告白してあげようと思う』 みたいなことを言っててね」 梓「えっ」 純「なんでそんな上から目線で勘違い発言できるの」 梓「するか!!」 憂「合宿のとき、夜中にお姉ちゃんに押し倒されたとか自慢してたでしょ?」 純「してたしてた」 梓「あれは練習でっ!」 憂「なんの練習だか知らないけど」 純「後ろから抱きしめられたとか、仲直りのキスをせまられたとかね」 憂「ついには 『唯先輩も私に告白されるの待ってるはずだから』 って、自信満々で言い始めて」 純「勘違いって怖いよね」 梓「そこまで言ってない!!」 憂「そこで 『じゃあ私もついていってあげようか?』 ってなって」 純「ほう」 憂「梓ちゃんが 『じゃあ付き合ってくれる?』 って」 純「そして?」 憂「そして二人は付き合うことになりましたとさ」 純「おいっ」 純「さんざん引っ張っといてオチがひどい」 梓「変な言い回しするから純が本気にしちゃったでしょ」 憂「梓ちゃんから言い寄ってきたのに……」 純「んで、梓は本当に唯先輩に告白してあげようとか思ってたの?」 純「っていうか本気で好きなの?ガチなの?」 梓「そっ、思っ……てない、けど」 梓「そろそろ、いいかな……って」 純「もう告白する気まんまんじゃん」 梓「話の流れで結果的にそうなる可能性は否定できないけど、でも」 純「まあ告白するしないは別としてさ、唯先輩が大好きなのは見てりゃわかるよ」 梓「そんなんじゃないしっ!」 純「どうどう」 梓「いや、別に嫌いなわけじゃないよ!?」 梓「先輩として好き……っていうか、放っておけないっていうか、目を離せないっていうか……」 純「わかったわかった」 憂「お姉ちゃんっていうか、ただのタイツフェチなんだよね?」 純「脚フェチだったの?」 梓「フェチの話はどうでもいでしょ」 憂「ヘアピン食べる?」 梓「食べないよ!!」 憂「でもこれ、お姉ちゃんが使ってたやつだよ?」 梓「!」 純「食いついた」 梓「そういう私物で釣るのは卑怯でしょ!?」 シュバッ シュバッ 憂「わぁ、ねこじゃらしみたい」 ヘラヘラ 純「それで憂は梓の告白(?)に立ち会うつもりだったの?」 憂「梓ちゃんの反応が面白くて……」 梓「だからって付き合うことになったとか急に言い出さないでよ!」 ゼェゼェ 憂「私は割と本気だったんだけど……」 梓「えっ」 純「まあ恋愛対象は個人のあれだから、どうこう口出しするつもりもないけどさ」 梓「ちょっと待って、変な感じに納得しないで」 純「愛にはいろんな形があるからさ、お互いが良ければそれでいいと思うよ」 梓「さわやかに微笑むな」 純「二人がどんな性癖だったとしても、私たちはずっと友達だから」 梓「私だって友達のままでいたかったさ」 憂「でも梓ちゃん、よく考えてみて」 梓「いや、憂こそよく考えて発言しなよ……」 憂「見た目がお姉ちゃんそっくりなら誰だっていいわけでしょ?」 梓「憂の中の私はどれだけお花畑なの」 憂「中身なんかもう純ちゃんとかでもいいわけでしょ?」 純「おい」 梓「そんなわけないでしょ!? バカじゃないの!?」 純「そこまで否定しなくてもいいでしょ」 憂「だって私が不意打ちでお姉ちゃんの真似して抱きついてみても絶対気づかないよね?」 梓「さすがに気づくよ!たぶん!」 純「そこはキッチリ言い切りなよ」 梓「いつまでも憂の変装に引っかかると思ったら大間違いだよ」 純「すでに何回か引っかかったの?」 梓「引っかかった」 純「なんで気づかなかったの」 梓「だって髪型とか口調とか真似されると区別つかないんだもん……」 純「いや、雰囲気とかでさ」 梓「唯先輩が憂の真似してたならさすがに気づくんだけど」 純「それなら私でもわかるよ」 純「でも梓はどうだか……」 梓「匂いとか感触でなんとか」 憂「ウソだよ、お姉ちゃんと姿形が同じ子が並んでたら、梓ちゃんはきっと胸の大きなほうを選ぶよ」 憂「人は自分が持っていないものに惹かれる生き物なんだから」 純「なるほど」 梓「納得すんな!!」 純「こればっかりは身長や髪質と同じで遺伝子的なことなんだから、梓のせいじゃないんだよ」 梓「くそっ、最近大きくなってきたからって偉そうに……」 憂「そこまで言うなら試してみる?」 梓「何を?」 純「胸を?」 憂「……私が唯なのか憂なのか、本当に答えられる?」 純「えっ」 梓「いや……え?」 憂「髪をおろして、ヘアピンつけて……と」 バサッ スチャッ 梓「目の前で変装されて騙されるわけないでしょ」 純「そうだよ、いくら梓とはいえ」 憂「あ~ずにゃんっ」 ガバッ 梓「ゆ、唯先輩……!?」 純「まるで成長していない」 憂「あずにゃん可愛いっ」 梓「ちょっ、唯先輩、こんなところでっ……」 純「ちょろい女だなぁ」 憂「あずにゃん、にゃ~んって言ってみて」 梓「に、にゃーん」 純「なんて顔してんの……」 梓「だめですよ、純が見てるし……」 ウヒヒッ 純「しっかりしなよ梓、それは憂だよ」 梓「で、でも、あずにゃんって言ってるし……」 純「そんなんで判別するなら私だって唯先輩になるでしょ、あずにゃんよお」 梓「でも唯先輩はそんな奇妙な髪型してないし……」 純「いまのあんたが いちばん みにくいぜ!」 憂「梓ちゃん」 梓「はっ」 憂「思い切ってボケてみたのに突っ込んでもらえない虚しさが想像できる?」 梓「いくらなんでも似すぎなんだってば!!姉妹だからって何なの!?おかしいでしょ!?」 フシャー 純「いや、普通気づくけどね」 憂「理不尽だよね」 梓「なんかこう、髪型とか変えなよ」 憂「いま変えたんだけどね、目の前で」 梓「じゃあさ、思い切って純みたいに中途半端なパーマかけてみるとか」 純「かけてないっつーの」 梓「憂だったらゆるふわでいい感じに可愛くなると思うよ」 純「おい」 梓「もしくはちょっと染めてみるとか」 純「ムギ先輩みたいに?」 憂「ブロンドはちょっと……」 梓「なんで?巨乳のブロンド女は頭が弱いという偏見があるから?」 純「欧米か」 憂「梓ちゃんは紬さんのことが嫌いなの?」 純「それとも私のことが嫌いなの?」 梓「じゃあ澪先輩くらい伸ばしてみるのはどう?」 憂「そうだね、お姉ちゃんも伸ばしてみるって言ってたから伸ばしてみようかな」 梓「二人とも伸ばしたら意味がないの!」 憂「ほら、梓ちゃんは私とお姉ちゃんの見分けなんてつかないでしょ?」 梓「同じ手は二度と通じないからね」 純「アヘ顔見せられた後じゃ説得力がないけどね」 憂「逆に私と付き合ってみるのも一つの手だと思わない?」 梓「逆にってどういうこと?」 憂「本物のお姉ちゃんだと思い込めば、梓ちゃんに損はないでしょ?」 純「女子高生がそんなドロドロした付き合い方しないでよ」 梓「う~ん……」 純「何であんたは納得しかけてんの」 憂「梓ちゃんを手元で洗脳しておけば私も安心だしさ」 純「洗脳」 憂「お姉ちゃんにこれ以上悪い虫がよってこなくて済むでしょ?」 梓「うーん」 純「悪い虫ってあんたのこと言われてるんだからね?」 憂「こうして考えると、お互いにメリットがあっていい関係でしょ?」 梓「そうなのかな……?」 純「もう付き合っちゃいなよ、面倒くさい」 梓「でも何かが違う気がする」 純「そりゃ本命の相手じゃないからね」 憂「女は打算的な生き物なんだよ」 純「だけど唯先輩の気を引くにはいい手かもね」 梓「!」 純「絶対自分に気があると思ってた子が急に自分以外の人と仲良く……っていうか付き合い始めたらさ」 梓「……」 純「しかも相手は実の妹だよ」 梓「……」 純「急に梓のことを意識し始めて、やきもち焼いたりして、取り返しにきちゃったり」 梓「いや、でも、気を引くとか別にそんな」 純「たとえ話でそわそわしないでよ、気持ち悪い」 梓「いや、気持ち悪いのは憂のほうだよ」 憂「言うねぇ」 梓「急に私を誘惑し始めてどういうつもりなの」 純「言いくるめられそうになってたくせに……」 梓「熱でもあるんじゃない?」 憂「お姉ちゃんにお熱なのは梓ちゃんのほうでしょ?」 純「……ちょっと憂、顔赤くない?」 梓「そういえば妙に身体があったかい気がしたけど……」 純「本当に熱でもあるの?大丈夫?」 憂「そんなことないよ……あれ?」 ヨロッ ドサッ 梓「憂っ!?」 純「ちょっと、憂っ!?」 どうも憂の言動がおかしいと思っていたら、 昨夜から風邪をひいて熱が大変なことになっていたそうです さんざん好き勝手なことを言ってくれてましたが、 今日の出来事は全く憶えていないそうです いつだったか、病み上がりの唯先輩が妙にクオリティの高い演奏をしていた時も、 実は高熱がピークを過ぎてトランス状態で上手いことやってたそうです なんかそういう家系らしいです 憂「う……ん……」 梓「気がついた?」 憂「お姉ちゃん……」 梓「………」 憂「梓…ちゃん……?」 梓「まだ寝てなよ、熱下がってないんだから」 憂「風邪ひいたの、何年振りかな……」 梓「憂、疲れてるんだよ」 憂「ごめんね、心配かけちゃって……」 梓「唯先輩が大学に行ってから、家でほとんど一人だったんでしょ」 憂「あれ、お姉ちゃんは?」 梓「まだ連絡してないよ、心配かけたくないでしょ?」 憂「でもさっき……」 梓「夢でも見てたんじゃない?」 憂「そっか……」 梓「憂が倒れたなんて聞いたら、こんな時間に大学の寮を飛び出してきちゃうよ」 憂「そのほうが良かったんじゃない?」 梓「どうして」 憂「お姉ちゃんに会える口実ができるよ」 梓「ばか」 憂「梓ちゃん」 憂「私とお姉ちゃん、どっちが好き?」 梓「もう寝てなって……」 憂「お姉ちゃんみたいになれなくて、ごめんね」 梓「なに言ってんの」 憂「代わりになってあげられなくて、ごめんね」 梓「私は、憂が唯先輩にそっくりだから看病してあげたわけじゃないんだよ」 梓「唯先輩の代わりが欲しいわけじゃないんだよ」 憂「梓ちゃん……」 梓「本当にさびしかったのは、憂だったくせに」 梓「熱出して変なことばっか言って、唯先輩の真似して抱きついてきたりして、倒れるまで思い詰めて」 憂「ごめん、あんまり憶えてなくて……」 梓「さびしかったなら、声をかけてよ」 梓「もっと私たちに甘えてよ」 梓「気づいてあげられなかったじゃない、私」 憂「梓ちゃん……」 梓「そばに居てあげるから、もうちょっと寝てなよ」 梓「熱が下がるまで、もう少しだけ付き合ってあげるから」 憂「はい……」 憂「っていうことがあってね、梓ちゃんが付き合ってくれることになったの!」 純「えっ!?」 梓「えっ!?」 おわれ 戻る