約 106,058 件
https://w.atwiki.jp/to-love-ru-eroparo/pages/310.html
キャノンフラワーの一斉砲撃が身動きの取れない身体に降り注ぐ。 地面を抉る程の威力を持った種子が手足の骨を無慈悲に砕き、内臓を破裂させる。 直撃を受けた頭はまるでトマトの様にはじけ飛び、コンクリートの赤い汚れに姿を変えて…… 「………ぁああああああああっ!!」 自分の身体が肉塊に変わる光景に悲鳴を上げてアゼンダの意識は現実へと引き戻された。 「はぁっ…はぁっ……今のは…夢?……っ!私っ、私の身体はっ……!」 我に返って夢中で自分の身体を見下ろす。腕も、足も、もちろん頭も無事。 頬に切り傷が残っているが、それ以外は傷一つ無い五体満足の身体がそこにあった。 「あら?お目覚めのようですね。ご気分はいかがですか?」 「っ!その声!デビルークの小娘かいっ!?」 聞こえてきた声に辺りを見回すと声の主はすぐに見つかった。 木の幹から分かれた大振りの枝の上に余裕の表情で腰掛けるデビルーク第3王女の姿。 地上3メートル程の高さからアゼンダを見下ろしている。 「アタシに止めも刺さずに、どういうつもりだい!?」 「あら?せっかく命だけは助けて差し上げたのに随分な良い様ですね。『なんでもするから命だけは助けて』じゃ無かったんですか?」 「ぐっ……」 命惜しさに口走った惨めなセリフを反復されて屈辱に歯を食いしばる。 「かつてヤミさんに敗北した時点で命があっただけでも儲けものだと考えるべきでしたのに…復讐など考えるからこうなるんですわ」 自分よりはるか年下の小娘に説教をされてアゼンダは唇を噛みしめる。 しかしモモの言うことは闇の世界の真理であり正論だ。 ましてアゼンダはつい先刻モモに敗れている。勝者こそが正義、これも闇の世界の鉄則だ。 「ああそうそう、説明がまだでしたわ。ここは私の仮想空間の中です。ここにあるのは私が宇宙中から集め育てている植物ばかりですわ」 モモの説明を受ける前から殺し屋としての習性でアゼンダは既に辺りの様子を覗い把握していた。 見たことの無い植物達が整然と群生している。なるほど、モモの言うことに嘘偽りはなさそうである。 「それでアタシの命を助けてこんなところに閉じ込めて、どうしようって言うんだい?」 モモの目的を探るべく質問を投げかけながら、アゼンダは気付かれないようにそっとモモとの距離を詰める。 意識のしっかりしている相手に念動波は通じないし、愛用の鞭も奪われてしまっているが不意を突いて接近戦に持ち込めば… 身体の痺れはもう残っていない。薔薇の毒は既に身体から抜けてしまっているようだ。あとは…… モモに気取られないようにゆっくりと、一足一挙動に神経を使いながらその距離を縮めていく。 あと50cm…あと30…10………この距離なら! 自分の間合いを掴んだ事を確信し、一足飛びで無防備なモモに飛びかかろうとするアゼンダ。 その瞬間、踏み込んだ足の膝が笑う。 「なっ………」 無様にその場に前のめりに転ぶアゼンダ。 あらあら…と失笑を浮かべながらモモが目の前に降り立った。 「ああそうそう、これも説明していませんでしたわ。黒薔薇の毒は完全に抜けきるのに数日はかかりまして… 一時間もすれば身体の痺れは抜けて通常の生活に支障をきたすことは無くなるのですけれど、激しい運動をしようとすると痺れが再発してしまいます」 「…………っ!」 全て見抜かれていた。 幾度となく無様な様を晒す己に憤りすら込み上げてくる。これがかつて「暴虐」の名で呼ばれた殺し屋の姿なのか、と。 一方、再び自分の足元に無様にひれ伏すことになったアゼンダの姿を見下すこともしない。 まるで大切な客を相手にするかのように――あくまで表面上は、だが――礼を尽くした言葉遣いを崩さない。 「ええと…あなたをここに連れてきた理由…でしたね」 たった今、命を狙ってきたアゼンダの目論見を打ち破ったことをまるで無かったかのようにモモはマイペースに話を進める。 「私の双子の姉…デビルークの第2王女なのですが、私と同じように仮想空間を持っていまして…宇宙中の珍獣を飼っていますの」 命を狙った殺し屋とそれを返り討ちにした王女との会話らしからぬ、ほのぼのとした内容である。 「で、先日相談を受けまして…その中の一頭、『メガちゃん』の気性が最近荒くなってきたらしいんです」 ペットの躾に失敗する、と言うのは良くある話だ。だいたいはペットが飼い主を格下に見下すのが原因だ。 デビルークの小娘(次女)も所詮その程度の器か…と根拠の無いディスリスペクトで敗北の鬱憤を晴らそうとするアゼンダ。 だが、続くモモの言葉がアゼンダの貼ったレッテルを覆し、加えて絶望的な運命を彼女に示した。 「どうやら『メガちゃん』はお年頃で発情期をキャッ♪…迎えているようでして、1ヶ月程で収まるらしいんですが我慢させるのも可哀想じゃないですか」 「ちょ……ま、まさか…………」 「あら?察しが良いんですね。ご想像の通りアゼンダさんには『メガちゃん』の『お嫁さん』になっていただこうかと…」 じょ…冗談じゃ……。後ずさるアゼンダを尻目にモモが指をパチンと弾いて鳴らす。 宇宙植物の森の中から「ぬっ」と一匹の犬が姿を現した。 普通、犬が姿を現すのに「ぬっ」という表現はあまり使わない。 しかし姿を現した獣はその表現が似合う、体高がモモの背丈ほどもある巨大な犬…いや狼だった。 「ば、バトル○ルフっ!?」 「…あまり危ない事を言わないでくださいよぉ。『メガちゃん』は『モウケン星』に生息する『メガ・ウルフ』です」 巨大オオカミ「メガ・ウルフ」の美しい毛並みに指を通しながらモモが「メガちゃん」を紹介する。 興奮しきって荒い呼吸から発情しきったオスの獣臭が伝わってくるようだ。 それでも飼い主の妹であるモモとは力関係がハッキリしているのだろう、彼女に対しては従順な僕のように傅き微動だにしない。 その代わり…目の前にひれ伏すアゼンダに対してはハッキリと見下した、そして獣欲に満ちた視線を送り続けている。 思わず後ろ足の間に目が行く。赤黒い、子供の腕ほどもある巨大なペニスが勃起しビクビクと疼いていた。 「そんな格好じゃあ『メガちゃん』のお嫁さんにふさわしくありませんわ。これをつけて下さいな♪」 アゼンダの体にモモが自作のデータをインストールした簡易ペケバッジを貼りつける。 たちまちアゼンダの服装が変化し、肉球をあしらった手袋に靴、首輪に犬耳カチューシャという見事な「メス犬」へと変貌を遂げる。 「ふふっ良くお似合いですわ。さぁメガちゃん、あそこにいるのが貴方のお嫁さんですよ」 「ひっ……い、いや……いやぁっ!」 逃げ出そうとするアゼンダだが、黒薔薇の毒が躍動しようとする筋肉を蝕む。 べちゃり、と再び無様に前のめりに転ぶ。上半身に力が入らず尻を掲げた格好になったアゼンダの姿に興奮したのかメガ・ウルフが鼻息荒く襲いかかる。 「いやっ!やめて助け………かはっ!!?」 助けを求めることも命乞いをすることも許されなかった。 ズブリ…と音を立ててアゼンダの膣に犬の凶悪なペニスが突き刺さり、めり込んで行く。 「あがっ………いぎぃ………」 人外の、犬との交接を許してしまったショックにアゼンダが言葉にならない悲鳴を上げる。 アゼンダとの結合を果たしたメガ・ウルフは容赦なく腰を振り出した。 犬が腰を振る速度は人間のそれとは比べ物にならない程に速く激しく、巨大なモノがアゼンダの膣壁を無残に抉り、蹂躙する。 「うごっ……かはっ………。や、やめ……カクカクしな………死ぬ……しんじゃう……」 息も絶え絶えのアゼンダの弱々しい懇願もメガ・ウルフの耳には届くことはなく、その激しいピストンが弱まることはなかった。 やがて獣の腰の動きがピタリと止まり、膣内にドロリとした液体が流し込まれてくるのをアゼンダは感じ取った。 「……え?ま、まさか中に……?い、いやあああああぁぁぁぁっ!?」 苦痛に遠のきかけた意識が獣に膣内射精をされているという事実によって覚醒し、絶望に塗りつぶされていく。 なんとか逃れようとするアゼンダをあざ笑うかのように、ペニスの根元のコブが膨らみがっちりと結合を固定する。 その間も犬の射精は延々と続き、1mmたりとも抜けないイチモツから吐き出される獣の精は哀れなメス犬の子宮へと雪崩れ込む。 「ぅ……あぁぁ……ぁ…あぅ…ぁ…………」 抵抗する気力も何もかも失い、ただ力無い嗚咽だけを口から漏らすアゼンダ。 その身体の上で、あてがわれた獲物を征服し屈服させた歓びに頭をもたげて遠吠えを上げるメガ・ウルフ。 未だ解けない二匹の結合。脈打つペニスが膣内でビュク、ビュクッと音を立てて獣の精液を注ぎこみ続けていた。 数日後の結城家のリビングルーム。モモとナナがくつろぎながら他愛もない話に興じていた。 「いやー、メガちゃんすっかり大人しくなってさ。モモに預けたのは正解だった!」 「ふふっ、お役に立てたみたいでよかったわ」 「それにしてもどうやったんだモモ?あたしだって完全に大人しくさせるのはムリだったのに」 「特に何も…私の植物園で自由に『発散』させてあげただけよ」 「う~ん、そっかー。あたしの空間だと他の子たちが居て落ち着けなかったのかもなー」 「かもねぇ。また困ったら私の植物園に連れてくるといいわ」 「あはっ、サンキューなモモ」 無邪気な姉の笑顔に微笑みを返すモモ。敏感な者なら気が付いたかも知れない、その天使の笑顔に隠された邪気に…。 夕食後、宇宙植物達の世話をするためにモモは自分の仮想空間へとやって来た。 所せましと生い茂る宇宙植物達が主の来訪に喜び、植物園が騒がしさを増す。 植物達に水や栄養、必要に応じて薬品などを与えながら目当ての植物へと歩を進めるモモ。 お目当ての株は温室の外れに植えられた一本の木。 一見何の変哲もない木だったが、そこに力なく吊るされていたのは数日前に犬の花嫁に堕したアゼンダだった。 吊るされていた、という表現は正確ではない。木がアゼンダの体を捉え、宙に掲げているからだ。 両の手足には頑強な蔓が巻きついてその四肢を大の字に広げ固定し、まるで磔にされているかのようだった。 守る者のの無い膣穴と菊門にそれぞれ触手状の蔓が突き入れられ、時折うねりながら何かを吸い出すように脈動している。 口の中にも蔓が侵入している。穴という穴を蔓に犯されているアゼンダは、しかし恍惚とした表情を浮かべていた。 不意にアゼンダの身体がブルリと震えた。 同時にその股間から黄金色の液体が漏れだし、太腿から足へと伝っていく。 と、根から一本の蔓が伸びて小水を排出し続ける尿道に吸い付く。 ゴクリ…ゴクリと音を立てて尿を吸収しながら細い蔓が尿道の奥深くへと侵入していく。 「……ぁ…はぁんっ!」 触手に口内を蹂躙されたまま、アゼンダが艶めかしい喘ぎ声を出した。 アゼンダを凌辱している植物は特殊な生態を持つ植物だった。 付近を通る動物を捉えて拘束し、その排泄口に根から分岐した触手状の蔓を挿入、養分を吸い取ってしまう。 と説明すると恐ろしい植物の様に感じられるが、吸収するのは糞尿・経血といった老廃物のみで、 24時間程度かけてそれらを吸い尽くすと捕まっていた獲物は解放される。 さらに拘束中に獲物が死なないように口腔に侵入した蔓から栄養豊富な樹液を胃へ、新鮮な酸素を肺に送り続けるため 捕縛された動物は以前よりも健康になって解放される共生植物である。しかし… 「あ……ばぁ………。飲んれぇ…あらひのオヒッコ…いっぴゃい飲んれぇ………」 一方でこのアゼンダの様に捕縛された人間、特に女性がその快楽に夢中になりわざと捕縛され続けるという事象が多発。 おかげで危険指定種に指定されてしまうというなんとも哀れな植物である。 「もうすっかりこの子に夢中ですわね、いっそのことずーっとこの子のお世話になっちゃいます?」 木の幹を撫でながらアゼンダに話しかけるモモ。返答は焦点の合わない瞳と蕩けきった声だった。 「あひゃ…。なるぅ……ずーっとオシッコ飲んでもらって、ウ○チ食べてもらうのぉ……」 「あらあら、これじゃあメガちゃんがもうすぐ発情期に入ることを教えに来た甲斐がありませんねぇ」 モモの言葉にアゼンダの身体がピクリと反応する。 「メガ……ひゃん………?」 「そう。メガちゃんと交尾したいでしょう?メガちゃんの精液、子宮に欲しいでしょう?」 「欲しぃっ!メガひゃんとこーび…するぅ……!!」 間の抜けた大声を上げたアゼンダの頬をモモがピシャリと引っぱたく。メス犬が「キャン!」と悲鳴を上げた。 「違うでしょう?貴方はメガちゃんのお嫁さん、犬なんですよ?ちゃんと犬らしくお返事なさいな」 「……………ワン♪」 そこにはかつて“暴虐”を冠した残忍な殺し屋の姿は無く、獣欲に狂ったメス犬が一匹いるだけだった。
https://w.atwiki.jp/to-love-ru-eroparo/pages/308.html
キャノンフラワーの一斉砲撃が身動きの取れない身体に降り注ぐ。 地面を抉る程の威力を持った種子が手足の骨を無慈悲に砕き、内臓を破裂させる。 直撃を受けた頭はまるでトマトの様にはじけ飛び、コンクリートの赤い汚れに姿を変えて…… 「………ぁああああああああっ!!」 自分の身体が肉塊に変わる光景に悲鳴を上げてアゼンダの意識は現実へと引き戻された。 「はぁっ…はぁっ……今のは…夢?……っ!私っ、私の身体はっ……!」 我に返って夢中で自分の身体を見下ろす。腕も、足も、もちろん頭も無事。 頬に切り傷が残っているが、それ以外は傷一つ無い五体満足の身体がそこにあった。 「あら?お目覚めのようですね。ご気分はいかがですか?」 「っ!その声!デビルークの小娘かいっ!?」 聞こえてきた声に辺りを見回すと声の主はすぐに見つかった。 木の幹から分かれた大振りの枝の上に余裕の表情で腰掛けるデビルーク第3王女の姿。 地上3メートル程の高さからアゼンダを見下ろしている。 「アタシに止めも刺さずに、どういうつもりだい!?」 「あら?せっかく命だけは助けて差し上げたのに随分な良い様ですね。『なんでもするから命だけは助けて』じゃ無かったんですか?」 「ぐっ……」 命惜しさに口走った惨めなセリフを反復されて屈辱に歯を食いしばる。 「かつてヤミさんに敗北した時点で命があっただけでも儲けものだと考えるべきでしたのに…復讐など考えるからこうなるんですわ」 自分よりはるか年下の小娘に説教をされてアゼンダは唇を噛みしめる。 しかしモモの言うことは闇の世界の真理であり正論だ。 ましてアゼンダはつい先刻モモに敗れている。勝者こそが正義、これも闇の世界の鉄則だ。 「ああそうそう、説明がまだでしたわ。ここは私の仮想空間の中です。ここにあるのは私が宇宙中から集め育てている植物ばかりですわ」 モモの説明を受ける前から殺し屋としての習性でアゼンダは既に辺りの様子を覗い把握していた。 見たことの無い植物達が整然と群生している。なるほど、モモの言うことに嘘偽りはなさそうである。 「それでアタシの命を助けてこんなところに閉じ込めて、どうしようって言うんだい?」 モモの目的を探るべく質問を投げかけながら、アゼンダは気付かれないようにそっとモモとの距離を詰める。 意識のしっかりしている相手に念動波は通じないし、愛用の鞭も奪われてしまっているが不意を突いて接近戦に持ち込めば… 身体の痺れはもう残っていない。薔薇の毒は既に身体から抜けてしまっているようだ。あとは…… モモに気取られないようにゆっくりと、一足一挙動に神経を使いながらその距離を縮めていく。 あと50cm…あと30…10………この距離なら! 自分の間合いを掴んだ事を確信し、一足飛びで無防備なモモに飛びかかろうとするアゼンダ。 その瞬間、踏み込んだ足の膝が笑う。 「なっ………」 無様にその場に前のめりに転ぶアゼンダ。 あらあら…と失笑を浮かべながらモモが目の前に降り立った。 「ああそうそう、これも説明していませんでしたわ。黒薔薇の毒は完全に抜けきるのに数日はかかりまして… 一時間もすれば身体の痺れは抜けて通常の生活に支障をきたすことは無くなるのですけれど、激しい運動をしようとすると痺れが再発してしまいます」 「…………っ!」 全て見抜かれていた。 幾度となく無様な様を晒す己に憤りすら込み上げてくる。これがかつて「暴虐」の名で呼ばれた殺し屋の姿なのか、と。 一方、再び自分の足元に無様にひれ伏すことになったアゼンダの姿を見下すこともしない。 まるで大切な客を相手にするかのように――あくまで表面上は、だが――礼を尽くした言葉遣いを崩さない。 「ええと…あなたをここに連れてきた理由…でしたね」 たった今、命を狙ってきたアゼンダの目論見を打ち破ったことをまるで無かったかのようにモモはマイペースに話を進める。 「私の双子の姉…デビルークの第2王女なのですが、私と同じように仮想空間を持っていまして…宇宙中の珍獣を飼っていますの」 命を狙った殺し屋とそれを返り討ちにした王女との会話らしからぬ、ほのぼのとした内容である。 「で、先日相談を受けまして…その中の一頭、『メガちゃん』の気性が最近荒くなってきたらしいんです」 ペットの躾に失敗する、と言うのは良くある話だ。だいたいはペットが飼い主を格下に見下すのが原因だ。 デビルークの小娘(次女)も所詮その程度の器か…と根拠の無いディスリスペクトで敗北の鬱憤を晴らそうとするアゼンダ。 だが、続くモモの言葉がアゼンダの貼ったレッテルを覆し、加えて絶望的な運命を彼女に示した。 「どうやら『メガちゃん』はお年頃で発情期をキャッ♪…迎えているようでして、1ヶ月程で収まるらしいんですが我慢させるのも可哀想じゃないですか」 「ちょ……ま、まさか…………」 「あら?察しが良いんですね。ご想像の通りアゼンダさんには『メガちゃん』の『お嫁さん』になっていただこうかと…」 じょ…冗談じゃ……。後ずさるアゼンダを尻目にモモが指をパチンと弾いて鳴らす。 宇宙植物の森の中から「ぬっ」と一匹の犬が姿を現した。 普通、犬が姿を現すのに「ぬっ」という表現はあまり使わない。 しかし姿を現した獣はその表現が似合う、体高がモモの背丈ほどもある巨大な犬…いや狼だった。 「ば、バトル○ルフっ!?」 「…あまり危ない事を言わないでくださいよぉ。『メガちゃん』は『モウケン星』に生息する『メガ・ウルフ』です」 巨大オオカミ「メガ・ウルフ」の美しい毛並みに指を通しながらモモが「メガちゃん」を紹介する。 興奮しきって荒い呼吸から発情しきったオスの獣臭が伝わってくるようだ。 それでも飼い主の妹であるモモとは力関係がハッキリしているのだろう、彼女に対しては従順な僕のように傅き微動だにしない。 その代わり…目の前にひれ伏すアゼンダに対してはハッキリと見下した、そして獣欲に満ちた視線を送り続けている。 思わず後ろ足の間に目が行く。赤黒い、子供の腕ほどもある巨大なペニスが勃起しビクビクと疼いていた。 「そんな格好じゃあ『メガちゃん』のお嫁さんにふさわしくありませんわ。これをつけて下さいな♪」 アゼンダの体にモモが自作のデータをインストールした簡易ペケバッジを貼りつける。 たちまちアゼンダの服装が変化し、肉球をあしらった手袋に靴、首輪に犬耳カチューシャという見事な「メス犬」へと変貌を遂げる。 「ふふっ良くお似合いですわ。さぁメガちゃん、あそこにいるのが貴方のお嫁さんですよ」 「ひっ……い、いや……いやぁっ!」 逃げ出そうとするアゼンダだが、黒薔薇の毒が躍動しようとする筋肉を蝕む。 べちゃり、と再び無様に前のめりに転ぶ。上半身に力が入らず尻を掲げた格好になったアゼンダの姿に興奮したのかメガ・ウルフが鼻息荒く襲いかかる。 「いやっ!やめて助け………かはっ!!?」 助けを求めることも命乞いをすることも許されなかった。 ズブリ…と音を立ててアゼンダの膣に犬の凶悪なペニスが突き刺さり、めり込んで行く。 「あがっ………いぎぃ………」 人外の、犬との交接を許してしまったショックにアゼンダが言葉にならない悲鳴を上げる。 アゼンダとの結合を果たしたメガ・ウルフは容赦なく腰を振り出した。 犬が腰を振る速度は人間のそれとは比べ物にならない程に速く激しく、巨大なモノがアゼンダの膣壁を無残に抉り、蹂躙する。 「うごっ……かはっ………。や、やめ……カクカクしな………死ぬ……しんじゃう……」 息も絶え絶えのアゼンダの弱々しい懇願もメガ・ウルフの耳には届くことはなく、その激しいピストンが弱まることはなかった。 やがて獣の腰の動きがピタリと止まり、膣内にドロリとした液体が流し込まれてくるのをアゼンダは感じ取った。 「……え?ま、まさか中に……?い、いやあああああぁぁぁぁっ!?」 苦痛に遠のきかけた意識が獣に膣内射精をされているという事実によって覚醒し、絶望に塗りつぶされていく。 なんとか逃れようとするアゼンダをあざ笑うかのように、ペニスの根元のコブが膨らみがっちりと結合を固定する。 その間も犬の射精は延々と続き、1mmたりとも抜けないイチモツから吐き出される獣の精は哀れなメス犬の子宮へと雪崩れ込む。 「ぅ……あぁぁ……ぁ…あぅ…ぁ…………」 抵抗する気力も何もかも失い、ただ力無い嗚咽だけを口から漏らすアゼンダ。 その身体の上で、あてがわれた獲物を征服し屈服させた歓びに頭をもたげて遠吠えを上げるメガ・ウルフ。 未だ解けない二匹の結合。脈打つペニスが膣内でビュク、ビュクッと音を立てて獣の精液を注ぎこみ続けていた。 数日後の結城家のリビングルーム。モモとナナがくつろぎながら他愛もない話に興じていた。 「いやー、メガちゃんすっかり大人しくなってさ。モモに預けたのは正解だった!」 「ふふっ、お役に立てたみたいでよかったわ」 「それにしてもどうやったんだモモ?あたしだって完全に大人しくさせるのはムリだったのに」 「特に何も…私の植物園で自由に『発散』させてあげただけよ」 「う~ん、そっかー。あたしの空間だと他の子たちが居て落ち着けなかったのかもなー」 「かもねぇ。また困ったら私の植物園に連れてくるといいわ」 「あはっ、サンキューなモモ」 無邪気な姉の笑顔に微笑みを返すモモ。敏感な者なら気が付いたかも知れない、その天使の笑顔に隠された邪気に…。 夕食後、宇宙植物達の世話をするためにモモは自分の仮想空間へとやって来た。 所せましと生い茂る宇宙植物達が主の来訪に喜び、植物園が騒がしさを増す。 植物達に水や栄養、必要に応じて薬品などを与えながら目当ての植物へと歩を進めるモモ。 お目当ての株は温室の外れに植えられた一本の木。 一見何の変哲もない木だったが、そこに力なく吊るされていたのは数日前に犬の花嫁に堕したアゼンダだった。 吊るされていた、という表現は正確ではない。木がアゼンダの体を捉え、宙に掲げているからだ。 両の手足には頑強な蔓が巻きついてその四肢を大の字に広げ固定し、まるで磔にされているかのようだった。 守る者のの無い膣穴と菊門にそれぞれ触手状の蔓が突き入れられ、時折うねりながら何かを吸い出すように脈動している。 口の中にも蔓が侵入している。穴という穴を蔓に犯されているアゼンダは、しかし恍惚とした表情を浮かべていた。 不意にアゼンダの身体がブルリと震えた。 同時にその股間から黄金色の液体が漏れだし、太腿から足へと伝っていく。 と、根から一本の蔓が伸びて小水を排出し続ける尿道に吸い付く。 ゴクリ…ゴクリと音を立てて尿を吸収しながら細い蔓が尿道の奥深くへと侵入していく。 「……ぁ…はぁんっ!」 触手に口内を蹂躙されたまま、アゼンダが艶めかしい喘ぎ声を出した。 アゼンダを凌辱している植物は特殊な生態を持つ植物だった。 付近を通る動物を捉えて拘束し、その排泄口に根から分岐した触手状の蔓を挿入、養分を吸い取ってしまう。 と説明すると恐ろしい植物の様に感じられるが、吸収するのは糞尿・経血といった老廃物のみで、 24時間程度かけてそれらを吸い尽くすと捕まっていた獲物は解放される。 さらに拘束中に獲物が死なないように口腔に侵入した蔓から栄養豊富な樹液を胃へ、新鮮な酸素を肺に送り続けるため 捕縛された動物は以前よりも健康になって解放される共生植物である。しかし… 「あ……ばぁ………。飲んれぇ…あらひのオヒッコ…いっぴゃい飲んれぇ………」 一方でこのアゼンダの様に捕縛された人間、特に女性がその快楽に夢中になりわざと捕縛され続けるという事象が多発。 おかげで危険指定種に指定されてしまうというなんとも哀れな植物である。 「もうすっかりこの子に夢中ですわね、いっそのことずーっとこの子のお世話になっちゃいます?」 木の幹を撫でながらアゼンダに話しかけるモモ。返答は焦点の合わない瞳と蕩けきった声だった。 「あひゃ…。なるぅ……ずーっとオシッコ飲んでもらって、ウ○チ食べてもらうのぉ……」 「あらあら、これじゃあメガちゃんがもうすぐ発情期に入ることを教えに来た甲斐がありませんねぇ」 モモの言葉にアゼンダの身体がピクリと反応する。 「メガ……ひゃん………?」 「そう。メガちゃんと交尾したいでしょう?メガちゃんの精液、子宮に欲しいでしょう?」 「欲しぃっ!メガひゃんとこーび…するぅ……!!」 間の抜けた大声を上げたアゼンダの頬をモモがピシャリと引っぱたく。メス犬が「キャン!」と悲鳴を上げた。 「違うでしょう?貴方はメガちゃんのお嫁さん、犬なんですよ?ちゃんと犬らしくお返事なさいな」 「……………ワン♪」 そこにはかつて“暴虐”を冠した残忍な殺し屋の姿は無く、獣欲に狂ったメス犬が一匹いるだけだった。
https://w.atwiki.jp/pokerowa/pages/52.html
ゴゴゴゴ……と、端的な表現が相応しい。 民家を出たケンジの鼓膜には、そんな轟音が響いていた。 見渡すと、遠くにそびえたつ灯台が目についた。 海を挟んだ先にある岬。 その先端にそびえたつ白いソレが、ゆっくりと傾いていた。 「……ウッソだろ……?」 思わず呟く。 それは現実味のある光景では無かった。 迫力のある映画のシーンを見てる時の感覚。 間もなくして灯台は倒壊、巻き上がる濃い砂煙の中へと沈む。 それらの轟音と対照的に、今度は静寂が一帯を包み込む。 あの場で誰かが戦っている、とケンジは想像を巡らせた。 続けて、彼らはこの後こちらへ降りてくる、と予想した。 そして考える。 果たして、あの場に居る者と接触をすべきなのか……と。 ケンジは無意識に足を動かしながら、その二択を思考していた。 街を歩けば、水垢と錆によって風化したトタンの壁が立ち並ぶ。 これらは間違いなく数十年単位で人々の管理を受けていないだろう。 自分が踏みしめるコンクリートの道路にも、白い砂がたまっている。 おかげで一歩ごとにジャリジャリと足音がしていた。 ……あっコレうるさいな……と思ったケンジは、道の端の伸び切った草を踏みながら歩く事にした。 やがて考えごとの答えが決定し、彼は立ち止る。 「現時点じゃ、あそこの連中が対主催かどうかわからないもんな。 それならば様子見に限る。うん、どっか隠れて座ってるか」 ちょうど目の前には、個人が所有するような農業倉庫がある。 変な箱とか積んであるし、あそこに腰かけよう、と思った。 体力が無いため、少し歩くだけで座りたくなる。 長年研究者をやっていると、体が衰えるのは当然だ。 そして彼が歩き出した直後だった。 唐突なジャリジャリと言う足音に気付き、即座に振り返った。 「おい、そこのオッサン」 そこに居たポケモンブリーダーの青年は薄ら笑いを浮かべて言った。 別に自分は若くは無いが、中年というにはまだ早い。 だが年齢の事よりも、休むのを邪魔された事にケンジは不満を覚えた。 「さっそくだがよ、勝負しようぜ? なぁ」 「君さぁ……間が悪いって言われない?」 思わず本心から出た不満の言葉。 それはたまたまミチオの怒りに触れる程度の破壊力を持つ挑発となった。 ◆ 「サイコショック」 「ちょ待ってストップストップストップ!!!!」 ミチオはキレているのか。 まだポケモンを出していないケンジを、念力で練られた粒子が取り囲む。 彼の制止の声も聞かず、サーナイトは容赦なく攻撃を決行。 「くっ、行けヌケニン!」 『ぬきゅう』 サーナイトの右手が振り下ろされると同時に、ヌケニンが飛び出す。 伏せたパートナーに覆いかぶさるようにして、サイコショックを防ぎ切った。 地面へと落ちた一部の粒子が、道路をガレキと変えて砂埃を巻き起こす。 「ゴホッ……か、間一髪……」 砂埃にむせながらヨロヨロと立ち上がる。 ミチオは腕を組んでその様子を眺めていた。 彼はヌケニンの姿を見て一言呟く。 「何だよ、ヌケニンか。珍しいのを引いてるんだな」 「さっき灯台が崩れてたが、ゲホッ、あれは君がやったのか?」 「知らねぇよ。というか灯台がどうのこうのなんて、正直興味無いわ」 「じゃあもう一つ聞きたい。君はサカモトに対抗する気は……」 「おい。俺は今ポケモンバトルがしたいんだよ、語り合いたい気分じゃねぇ」 サーナイトは第二撃の構えを取る。 慌ててケンジは応戦の準備をする。 僅かな時間で思考をフル回転させる。 相手はきっと、シャドーボールを打つだろう。 幸いこちらはタスキ持ち、一撃は耐えるはず。 ここは一撃を食らわせて、後続につなぐべき……! 「シャドークロー!」 命令と同時にヌケニンはサーナイトへ迫る。 魂を狩り取る鎌が、その華奢な体を斬りさき―― 同じくして、ミチオの指示が飛んでいた。 「サーナイト、おにびだ」 「あっ……!」 ぽっ、と放たれる青い焔。 眼前に迫ったヌケニンを包み込む。 鬼火は鎌の切れ味を奪い、サーナイトへ深く突き刺す事を妨げた。 『ぬ』 途切れるような断末魔。 炎上する抜け殻を、モンスターボールからひとりでに伸びた光が回収していった。 「やってしまった」 ケンジはため息をつきながら、額に手を当てた。 咄嗟の判断とはいえ、補助技を警戒し損ねたのは痛恨のミスだ。 「ん~~~? おいおいオッサン、調子が悪いのかな? サーナイトの鬼火も読めないだとか、ヘタクソ過ぎるわ。 ほ~ら、これからどうやって処理するんだい? ふ し ぎ な ま も り サ ー ナ イ トなんてよぉ!?」 ミチオは嗜虐的な笑みを浮かべ、煽り、そしてあざ笑う。 彼は心底愉快な気分だった。 最強の加護をトレースした、それだけでも美味しい展開。 ましてや相手の残り一つ手持ちが、サーナイトの弱点を付けれるとも限らない。 上手くいけば既に勝利が確定しているかもしれない。 「煽る時は随分と饒舌になるんだな……。 あぁ、今のは自分でもバカだとわかってるよ。 でもそうやって笑えるのも今の内だ! 行け、ゲンガー!!」 カプセルから溢れた光から、颯爽と闇が現れた。 ゲンガーは不敵な笑みを浮かべて、自らの敵と相対する。 その充血したような赤い目が、サーナイトの紅い瞳と交差した。 …………。 サーナイトの目は悲哀を語っていた。 隣に立つ醜悪な形相の人間と、その悲しい瞳を交互に見る。 そして事情をゲンガーは察した。 察した上で―― ――アッカンベー、と舌を出し、ゲラゲラと笑う。 侮辱されたケンジの代わりに、嘲り返してやっているが如く。 瞳の悲しみを一層強めたサーナイト、その口元が震えだしていた。 「……ほぉ、ゲンガーね。なるほど。手持ちの運はいいんだな、アンタ」 「ほら、これからどうやって処理するんだい?」 「主役のサーナイトが圧勝するだけのシナリオかと思いきや、面白い展開になったな」 ミチオは依然として余裕を保った表情をしていた。 「……面白い展開? やけに呑気な事を言うね、君は」 「サーナイト、絶体絶命のピンチ! ……ってとこだな」 「あぁ、このまま僕が攻撃すればサーナイトは間違いなく落ちる。 交代をしようものなら、ゲンガーの攻撃を二発食らう事となる」 「見通しが甘いな。この状況でそんなバカ正直な選択をすると、痛い目を見るぜ?」 そう言ってミチオはサーナイトを引っ込め、もう一つのモンスターボールを取り出し、投げた。 (何だ、こいつ何かを隠している……!?) 痛い目を見る、という発言が気になった。 だが考える暇は無い、ボールが地に落ちてポケモンが現れる前に技を出す必要がある。 このままシャドーボールを撃つべきか、それとも他の安定行動を……。 「ゲンガー! みちづれ!!」 咄嗟に命じたのは、一時的でありながらも強力な呪い。 どのような相手が来ても、少なくともゲンガー落とされる事は無いはずだ。 その対象は、ピチューだった。 ノーマルタイプでも無く、シャドーボールを受け止めれるポケモンでも無く、だ。 ケンジは拍子抜けし、戸惑った。 「……ピチュー!? 進化前ポケモンを何故……」 「みちづれだぁ? こっちがまだ二体残ってる状態で良くもまぁ無駄な事を。 だがキレイに引っかかってくれて俺としてはありがたいね。 でんじはだ。ゲンガーを麻痺らせろ」 「う、うるさいっ、シャドーボール!」 ガバッと開かれたゲンガーの口から、そこから黒い球体が高速発射される。 炸裂。 だが、仕留めるに至らない。 小柄な体に巻かれたタスキは、ピチューを満身創痍で留まらせる。 攻撃を止められない。 放たれた微弱な電流が、ゲンガーの神経を狂わせ、痙攣させる。 「ウッソだろ……やられた」 「さぁ、絶体絶命のピンチに陥ったサーナイトでしたが~っ……。 ここで第二の主役の登場、その名もピチュー。 勇敢な彼は見事、ゲンガーを麻痺させる事に成功しましたとさ」 さながら物語の語り手のような口調で、ミチオは語る。 今この時、彼の勝利はほぼ約束されていたと言えよう。 『後続にシャドーボールへの対策がある』という初歩的なブラフが、こうも上手くいくとは。 「どうだ、素晴らしいシナリオだろぉ? ピチュー、お前も雑魚なりに仕事が出来て嬉しいに決まってるよなぁ!? ほら、一緒に笑おうじゃねぇか、勝ちだ。俺らの勝ち」 ミチオは盛大に笑った。 愉快痛快、これこそが脳内に快楽物質が溢れだす至上の瞬間。 瀕死寸前に陥っているピチューには、笑う余裕など無い。 苦痛に堪えるのに精一杯だった。 しかしトレーナーは笑えと言った。 だから、たどたどしくも、何とか笑みを作った。 「……そんじゃあ、ピチューよぉ。 とりあえずひかりのかべを積んで、さっさと死んどけや」 必死につり上げた頬に、滲み出た涙が伝った。 ケンジは人差し指で眼鏡の位置を直す。 他人事ながら、何だか嫌なモノを見てしまった。 彼はボールを一つ取り出し、ゲンガーに向けてボタンを押す。 「戻れゲンガー」 ミチオはその行動を不可思議に思ったが、すぐにどういう事かを察した。 代わりに場に現れたカモネギ。 彼は相手のピチューの様子を見て『カーカーカー!』と憤慨する。 「……クソッ、お前……既に一人殺ってやがったのか……!」 先ほどまでの笑いはこの時、完全に消えていた。 目の前の研究員には果たしてどれほど、先ほどの自分の姿が滑稽にうつっていたか。 それを考えて、彼の心は黒く染まっていった。 「そりゃあ、まずは自分の身の安全を確保したいからね。 おかげでこの通り、まだ君にやられずに済んでるわけだし」 「あっはっは、まったくよぉ、その割には無駄に冷静で呑気な野郎だなァおい……! 何だ? 普段から人体実験でもやって殺し慣れてるのかよ? あぁ? このキチガイ野郎」 ミチオの眉間にはしわが寄り、歯を剥き出し、眼には憎悪がみなぎっていた。 幸福から一転して突き落とされた不条理な現状に、彼はただ吠えた。 「……クソがッ!! ふっざけんじゃねぇーッ!! 手持ちが4体だと知ってたら、俺はてめぇに挑むものかよ!! クソ野郎ッ!!」 「お喋りはそこまでにしようか、カモネギ!」 『カー!』 いざ参らん、とばかりにカモネギはながねぎを構える。 そうだ、早くあの人間からポケモンを救い出さねばならぬ。 正義感が強いカモネギは――本気の、やる気だ。 「そらをとぶで逃げるんだ!」 『カー!?』 カモネギの両足を掴んでケンジは飛び去る。 虚を付かれたミチオはそれを妨げる事は間に合わなかった。 瞬く間に街は小さくなり、島の全域が見渡せるほどの高さに至る。 「戦力が揃ってるのは大きいけど、バランスが悪いからなぁ……。 やっぱり誰かしらの味方を探さないとダメだな」 というのも、彼のもう一体の手持ちはズルズキン。サーナイトに勝てないのだ。 あとは何よりも、自分のバトル下手をどうにかせねば、と思った。 とりあえずどこかしらに降りて、メンバーを回復しつつ……休憩を取ろう。 ◆ 思い切り後頭部から蹴り飛ばしてやると、ピチューは自動的にモンスターボールへ戻っていった。 それでも憂さは晴れなかった。 衝動のまま、農業倉庫の壁に蹴りを放つ。 ゴン、と固い音がしただけで、錆付いた壁はビクリともしない。 ミチオは喉を痛める程に叫びながら、壁に肩をぶつけ、平手で何度か叩き、背をもたれて頭を抱えた。 「殺してやる、殺してやる、殺してやる、必ず、必ず、必ず……!」 怒りで声が震えていた。 乱暴な手付きでモンスターボールをコンバータへセットし、回復機能を作動させた。 そして自分を侮辱した相手への呪詛を叫びながら、湧き上がる怒りをひたすら周囲の物へぶつけていた。 全身からじわじわと痛みが走る頃になって、ようやくある程度の落ち着きを取り戻す。 手持ちが雑魚でさえ無ければ。 もっと手持ちの数が揃っていれば。 息を荒げながら、手札の不自由さに苛立ちを感じていた。 まともなバトルすら出来ない、このクソゲー状態は早々に打破しなければならない。 そうだ、このままでは何も出来ない。 だが俺はもっと暴れなくては気が済まない。 ……。 ……手段など、選んでいられるものか。 【B-6/上空/一日目/午後】 【けんきゅういんのケンジ 生存確認】 [ステータス]:良好、軽い疲労 [バッグ]:基本支給品一式×5(自身2、ゴロウ3→2) [行動方針]生き残り重視 1:対主催の人間を見つけて協力する 2:戦闘は極力避ける 3:その後の方針は参加者の人数が減ってから考える ◆【ヌケニン/Lv50】 とくせい:ふしぎなまもり もちもの:きあいのタスキ 能力値:攻撃、素早さ特化 《もっているわざ》 つるぎのまい あやしいひかり シャドークロー シザークロス ◆【ゲンガー/Lv50】 とくせい:ふゆう もちもの:なし 能力値:素早さ、特攻特化 《もっているわざ》 マジカルシャイン おにび シャドーボール みちづれ ◆【カモネギ/Lv50】 とくせい:まけんき もちもの:ながねぎ(ゴロウのもちもの) 能力値:攻撃、素早さ特化 《もっているわざ》 そらをとぶ ???? ???? ???? ◆【ズルズキン/Lv?】 とくせい:??? もちもの:??? 能力値:??? 《もっているわざ》 ???? 【B-6/はいきょのまち/一日目/午後】 【ブリーダーのミチオ 生存確認】 [ステータス]:健康、怒り [バッグ]:基本支給品一式、不明支給品×1 [行動方針]優勝狙い 1:優勝してこのバトルロワイアルの主役になる 2:だれも自分から目を背けさせない 3:研究員の男(ケンジ)に強い憎しみ ▽手持ちポケモン ◆【ピチュー】 とくせい:ひらいしん もちもの:きあいのたすき 能力値:おくびょうHS 《もっているわざ》 でんじは アンコール ひかりのかべ いばる ▽手持ちポケモン ◆【サーナイト】 とくせい:トレース もちもの:オボンのみ 能力値:おくびょうCS 《もっているわざ》 ムーンフォース サイコショック おにび めざめるパワー炎 第28話 ひこうポケモンの戦い!スカイバトル 第29話 しっぺ返し 第30話 The Biggest Dreamer
https://w.atwiki.jp/wiki3_hope/pages/439.html
ω: search ω: -n next game “gunparade full orchestra” ω: gunparade full orchestra ω: 無効なコマンドです。 ω: gunparade full orchestra.bat ω: そのようなファイルは存在していません。 ω: gunparade full orchestra.exe DOLL PLAYER SYSTEMは新しいモードを追加します。 ・・・・・・・・ 現在ロード中です。しばらくお待ちください。 ・・・・・・・・ これを見ているということは、 貴方はたどり着いたのですね。 おかえりなさい。懐かしい故郷に。 長い時間がかかりましたが、再会の 約束を果たします。 私の名前は芝村 裕吏。 貴方の第一の敵にして、貴方の味方。 心の剣を取りなさい。いつものように。 そして願わくば、この戦いの明日には 天下万民のためにその剣が振るわれることを。 DOLL PLAYER SYSTEMは 最高難易度ゲームを開始します。 オープニング 大迫「お、来たな。 さてと……。歓迎します。善行司令」 善行「やめてください。善行で結構です。 僕の部下は?」 大迫「はっ……あー、えーと。 全部来ているはずです……じゃない、はずだ」 善行「結構。行きましょう」 大迫「しかし……なぜ熊本城攻防戦の英雄が? しかも、こんなに英雄達をひきつれて」 善行「それだけ上は望遠鏡の観測を成功させたいんですよ。 学校はこちらですか」 大迫「あー。では始めるか。 ……お願いします」 善行「はい。 ……おひさしぶりです。みなさん。 司令の善行です。 …………こうやってみんなに話すのは、久しぶりになりますね。 ま、互いになつかしむほどの年齢ではありませんから、おしゃべりはこれくらいにしましょうか。 我々は夜明けを呼ぶためにここに来た、地獄の悪鬼です。 殺すしか能のないただそれだけです。 我々がやることはいつもと同じ。敵を殺せ。 わかりましたか。みなさん。 結構。ではこの島に慣れておいてください。 なに、結局はいつもと同じだ。 (PC)が小隊長。僕は司令。 この島の住民が脱出するまで我々は戦う。 まったくもって、ただそれだけです」 ホームルーム1 大迫「では司令。お願いします」 善行「はいはい。……。 島の方は、慣れましたか。 結構。水辺での戦いは初めてなので、そこだけは注意をしておいてください。 どうあれこの戦いは、大変なものになります。 それだけは保証します。我々が投入されているということはそう言う事です。 それと、もう一つ。我々の主任務は島民脱出までの守備と時間稼ぎですが、もう一つ、あります。 この島の学兵たちが島を去る最後の思い出作りとして、天体観測を行います。 その観測が上手く行くよう護衛するのが、我々の仕事です」 (仲間)「それは正式な任務ですか」 善行「ええ。正式な任務です。 我々は控えめに言って日本有数の精鋭部隊ですが、その我々は学生たちのささやかな思い出のために戦うことになる。 いい話です。呼吸するように敵を殺す我々にとって、これはとてもいい話だ。 給料をもらってやる任務としてこれほど馬鹿げて これほど心暖まる任務というものもない。 よろしい。戦いましょう。 我々はいつものように戦い、そしてこの島を離れる学生たちに、暴力の限りをつくしてささやかな思い出を与えるのだ」 ホームルーム1後のセリフ 瀬戸口「南の島でまでドンパチか。 やれやれ。」 壬生屋「望遠鏡にそんなに価値が あるんでしょうか。」 東原「みんないっしょ。 みんないっしょ。 えへへ。」 青「望遠鏡を守るって、 なんかいいよね。」 善行「とりあえずは、 物資を集めておくべきでしょうね。 事務技能は十分、ですか。」 石津「熱射病、気をつけてね。」 滝川「とりあえずは島の把握だな。 ま、のんびり散歩してこいよ。」 舞「望遠鏡の防衛か。 しかし、大規模になりそうだな。」 若宮「今回はあまり歩兵は 使えないかも知れませんな。」 原「これじゃ熊本と変わんないわよね。 まったく、いいんだか悪いんだか。」 森「整備配置、お願いします。 なんか緊張してきました。」 茜「必要なら強化アイテムを 陳情しておけよ。」 ホームルーム2 大迫「では司令。お願いします」 善行「今回我々が使う機材。すなわち栄光号本国仕様は 装備されているセンサー類と火器管制装置が一新 されている以外は麗しの士魂号とほぼ同じです。 ま、士魂号は同名の従来型装輪戦車もありますからね、 名前を量産数の多いそっちに譲って新しい名前を得たと言ってもいい。 重突破人型戦車として作られた光焔号は整備性が 悪くて本格生産されなかったので、結局、 複座型突撃仕様も作られています。 警護師団モデルより装甲形状で優れている分、 若干性能は上です。 上手く使ってください」 ホームルーム3 大迫「では司令。お願いします」 善行「今回の任務について、上は兵器の出し惜しみをしないようです。 ちょっと種類が多すぎて雑多な気もしますが、まあ、いいでしょう。 今回については人型戦車を主力で使います。 使い方を良く研究しておいてください。 武器としては20mm機関砲、つまりGアサルトことジャイアント・アサルトと零式減口径砲を多用すると思います。 小隊長は弾薬補給を、忘れずに」 ホームルーム4 大迫「では司令。お願いします」 善行「今日は何もありません。 まあ、のんびり戦いを待ちましょう」 大迫「は、はあ。 それでいいのであれば」 善行「果報は寝て待てですよ。 なに、いずれ眠れないほど戦闘が起きますから」 2回目の戦闘開始前 青「行くよ、舞。」 舞「承知した。 ……どうした?」 青「あ、あのね。 もっとラブラブな方がいいな。」 舞「たわけ。」 ホームルーム5 大迫「では司令。お願いします」 善行「この数戦で分かりましたが、我々がそうである ように、敵も大袈裟な規模でやってきています。 どうにも天体観測をいやがっているらしい。 まったく、学生の最後の思い出作りをなんだと 思っているんでしょうね。 戦いましょう。 敵だろうと上だろうと、何を考えているかは どうでもいいことです。 我々は誰かのささやかな未来の思い出のために 戦う。まあそれで、十分でしょう。」 ホームルーム5後のセリフ 瀬戸口「やれやれ、この調子で 防衛戦が続いて行くのかねえ。」 壬生屋「」 東原「がんばろー。 え?だからぼーえーせんよ。」 青「海で泳ごうかな。 それともセミ獲りかな。 え、作戦?大丈夫、みんな上手くやってくれるよ。」 善行「戦いはこれからです。 どんどんきつくなりますよ。」 石津「怪我しても、 少しなら治せるから……。」 滝川「人型戦車を使い捨てなんて熊本以来だな。」 舞「それにしても、どうして大変な局面だと 皆リラックスするのだろうな。 私も人のことは言えないが。」 若宮「まあ、休める時には休む事です。 そのうち、息をつく暇も無くなります。 多分、ですが。」 原「整備が追いつくか、ちょっと不安ね。 まあ、やるだけやるわ。」 森「整備に準備、大変大変。 あ、休んでていいんですよ?」 茜「フン。 少しは安心しろ。」 ホームルーム5直後の戦闘開始前 原「ちゃんと準備出来てる? ハンカチは?」 善行「遠足に行くんじゃないんですから。」 原「これから遠足にいくような顔をしているわ。」 善行「それはいけませんね。 顔を引き締めないと。」 青「何でラブラブはだめなのっ?」 舞「不謹慎だからに決まっているだろう。 ばか。」 茜「ねえさん。 焦ってミスしないように。」 森「だ、大丈夫よ。 ねえさんにまかせて。」 茜「そう言ってタマネギの代わりに ネギ買って来たくせに。」 森「だ、大体同じじゃない。 こン、わるごろ!」 茜「大きく違うよ。」 石津「がんばって。」 滝川「おう。」 「へへ、まかせろってんだ。」 若宮「うぉー。 誰か、俺の心配はしてくれんのですか。 素子さーん。」 ホームルーム6 大迫「では司令。お願いします」 善行「敵はいよいよ本気ですね。 大人気ないことにヘカトンケイルまでだして 天体観測を邪魔しています。 まあ、大きいですからね。 そりゃ確かに邪魔になります。 しかもあの敵はむやみに大きいので 索敵範囲も広い。 下にはオウルベアがうじゃうじゃです。 まあ、なかなかにたっぷり苦戦できそうですね。 少し頑張りましょうか。」 ホームルーム7 大迫「では司令。お願いします」 善行「……まあ、結局のところ上は敵の正体が知りたい んでしょうね。黒い月の出現と幻獣の行動に、 なんらかの因果関係が認められるから…… だから、こんなことをしているんでしょう。 問題はこれを阻止する敵の戦力がすさまじい規模 にあることです。ま、これだけ戦力出して来るん だから、それだけ大事と普通は思うでしょうね。」 ホームルーム8 大迫「では司令。お願いします」 善行「仮に黒い月と敵の関連が知れても、その先が大切、 なんですけどね。 もっとも私は別のことを考えていますが。」 ホームルーム9 大迫「では司令。お願いします」 善行「黒い月の観測スケジュールが決まりました。 3日後です。 それまでにヘカトンケイルを祓います。 戦闘準備を。みなさん。 5121小隊の同窓会としゃれこみましょう。」 ホームルーム9後のセリフ 瀬戸口「やれやれ。 こっちゃあ寝不足なんだが。 いや、寝かせてくれない奴がいてね。」 壬生屋「」 東原「望遠鏡、出来たんだってねえ。」 青「早く何もかもを済ませて、 火星に行きたいなぁ。」 善行「いよいよ最後の戦い、という感じですね。 まあ、いつも通りやりましょう。」 石津「がんば……ろう……、 えい……。」 滝川「後もう少しだな、へへ。 あと少し守り切れば勝ちだ。」 舞「敵は本気になった。 逆に言えばこれをしのげば 我々の勝ちだ。」 若宮「望遠鏡が完成した今、 敵は本気で来るでしょう。 きつい戦いになりそうですな。」 原「敵の狙いが望遠鏡なら、 それが完成した今、 どうするかはあなたでもわかるわよね。 がんばって。」 森「望遠鏡が完成したそうです。」 茜「ふん。 決戦前なんだからもう少し顔を引き締めろ。 まったく……。」 ラストバトル ヘカトンケイル撃滅作戦開始直前… ハンガーでの出来事。 舞「だから何で抱き着く。」 青「可愛いから。」 舞「時と場所を選べ。 人の選択は間違ってないから。」 青「わかった。 じゃあ今日の夜……。」 舞は青の厚志の頬をつねりました。 舞「たわけ。 行くぞ。」 森「人の字をかいて飲む。 人の字をかいて飲む……。」 茜「ねえさん。 それ聞くとみんなが不安がるから やめてくれないかな。」 石津「えい。」 滝川「えい返し!」 石津「えいえい。」 善行「それでは行きましょうか。皆さん。 3、2、1。 アールハンドゥガンパレード! アールハンドゥガンパレード! 全軍突撃! 我に続け! この世で一番価値があるのは友情だと、 我々が教えるのだ! 我々の命で! 明けない夜はないことを!」 観測終了 光の柱が、天に昇っていきました。 善行は笑って敬礼を送ります。 善行「こちら指令より敵味方へ。見えたな。 戦争は終わりだ。撤退を。」 ホームルーム10 大迫「では司令。お願いします」 善行「まあ、大きなイベントも終わりましたし、 また今日から普通の日々の始まりです。 ……あー。泳ぎましょうか。 実のところ、私もそうしたかったんです。」 みんなの歓声が上がりました。 エンディング 島が、遠くなっていく… あなたのとなりにはいつのまにか善行がいて、 そして島を見ながらほほ笑むと口を開いた。 善行「結局、黒い月の観測データは封印されて公表する ことは取りやめになったようです。 ……まあ、これくらいで終わる戦争なんてないんでしょうね。 結構。 失業はしばらくしなくてよさそうだ。 それでは本土に帰りましょう。次の戦いが、 待ってくれていますよ。」 善行はあなたの肩を叩くと、お茶を飲みに 船室に戻って行った。 ゲームオーバー2 作戦会議により、隊員に除隊命令が下された。 これにより、新生5121小隊は崩壊した。 父島の皆の願いは果たせず、本土へ帰還する かつての英雄達。 そう、彼らはもう英雄などではなかった…。 ゲームオーバー3 熊本の英雄 新生5121小隊の加護は砕けた。 蒸し暑い夜-。 そのことごとくを破壊された望遠鏡を前に 無念の表情でたたずむ学生達。 そして、あざ笑うかのように人類を見下ろす 黒い月。 潮騒の哀しい調べの中、人類は南の島 父島を 放棄した。 夜が明ければ、ここには誰もいなくなる。 5121小隊が本土への帰還を始めた。 かつての英雄の輝きも波の水泡と帰したまま…。
https://w.atwiki.jp/boyfriendkari/pages/651.html
生徒名簿 > 逢坂紘夢 >[水泳大会]逢坂紘夢(SR) [水泳大会]逢坂紘夢(SR) 攻魅力 2880 守魅力 3120 攻M 8837 守M 9574 コスト 15 卒業祝い 20000メン [水泳大会]逢坂紘夢+(SR) 攻魅力 3456 守魅力 3744 攻2M 12956 守2M 14035 コスト 15 卒業祝い 30000メン [危機一髪!!]逢坂紘夢(SSR) 攻魅力 4320 守魅力 4680 攻4M 19471 守4M 21093 攻3M 19034 守3M 20422 コスト 15 卒業祝い 60000メン アピール 君への愛があれば、誰にだって負けないよ。 └全タイプの攻守魅力大UP ストーリー 恋に障害はつきもの? 入手方法 水泳大会デラックスクローバーキューピッド (2014/7/1 00 00〜2014/7/11 13 59) 台詞 ボイス + ... ステップ1 おしゃべりタイム もうじき、水泳大会か……。 おしゃべりタイム 泳ぐと君が見えないから嫌だな。 おしゃべりタイム 君と一緒なクラスならいいのに。 デート電話コメント デートのお誘いなら、いつしてくれても構わないんだよ。僕はどんなときも、ウェルカムだから。 カレ自慢アピール 君への愛があれば、誰にだって負けないよ。 ステップ2 おしゃべりタイム 君と行き先が同じなだけだよ。 おしゃべりタイム 君から目を離したことはないよ。 おしゃべりタイム ずっと、一緒にいたいのに……。 デート電話コメント 本当なら、僕の方から誘うべきだったのに……。でも、ありがとう。すごくうれしいよ。 カレ自慢アピール 君への愛があれば、誰にだって負けないよ。 ステップ3〜8 好感度レベルMAX 僕は、最初からそうだと思っていたんだ。君と僕とは結ばれる運命にあるんだ、とね。さぁ、このままふたりの愛を確かめよう。 おしゃべりタイム(ステップ3〜4) 君と行き先が同じなだけだよ。 おしゃべりタイム(ステップ3〜4) 君から目を離したことはないよ。 おしゃべりタイム(ステップ3〜4) ずっと、一緒にいたいのに……。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) いつだって君のことを想ってる。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) いつ見ても君は素敵だよ。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) 君は僕のものだ……。 おしゃべりタイム(ステップ8) 君を離しはしないよ。 おしゃべりタイム(ステップ8) 君の優しさは、罪だな……。 おしゃべりタイム(ステップ8) もっと、僕を見てほしいな。 デート電話コメント(ステップ2〜4) 本当なら、僕の方から誘うべきだったのに……。でもありがとう。すごくうれしいよ。 デート電話コメント(ステップ5〜7) 今すぐに、君に会いたいよ。場所なんて決めなくても、ふたりでいれば幸せなはずだろう? デート電話コメント(ステップ8) ありがとう。君から誘ってくれるまでに、僕達の関係は進んだんだね。あともう少しだね……。 デート電話コメント(ステップ8) デート……。僕は、その言葉を待ち望んでいたんだ。早く君に逢いたくて、心が苦しいよ。 デート電話コメント(ステップ8) 僕を選んでくれるなんて……。やっぱり僕たちは、ひとつになるべきなんだ。そう思わないかい? カレ自慢アピール 君への愛があれば、誰にだって負けないよ。 マイページ + ... ステップ1 君の水着姿を、他の男が見るなんて……! 君はプライベートではどんな水着なのかな。 夏というのは、無情な季節だね……。 ステップ2〜3 君の泳ぎは人魚のように可憐なんだろうね。 君のことは、僕がずっと見守っているよ。 太陽まで、僕の願いをあざ笑うのか……。 ステップ4〜5 ずっと君を見ていたいんだ。いいよね? ねえ、君からキスをしてくれないかな。 僕にとって、君は太陽のような存在だよ。 ステップ6〜7 君の唇は僕だけのものだよ、[名前]……。 人生、計画通りにはいかないものだよね。 僕たちは一心同体だ。そうだよね? ステップ8 君の唇の柔らかさを、僕は決して忘れない。 君の涙がそんなに美しいだなんて……。 今日は、君と片時も離れていたくないんだ。 次はもっと、君を感じさせてほしいんだ。 もう、君に心配をかけたりなんてしないよ。 登校 + ... 朝 ステップ1 おはよう、[名前]。今日も暑いね。水泳はごめんだけど。 水泳大会は、希望者だけの参加でいいと思うんだ。 夏は嫌いじゃないけど、学校の水泳はちょっとね……。 ステップ2〜4 昨日は逆さてるてる坊主作りで終わってしまったよ。 君から目が離せない……いつものことだけどね。 やあ、今日もかわいいね。ずっと見ていたいくらいだよ。 ステップ5〜7 君には、他の男のことなんて気にしてほしくないんだ。 勝負に勝つことより、君を守ることのほうが大事だよ。 [名前]、おはよう。朝から僕に会いに来てくれたんだね。 ステップ8 おはよう、会いたかったよ。君も同じ気持ちだろう? 君が僕を大切にしてくれていることは、よくわかったよ。 この気持ちを君に伝えるには、言葉だけじゃ足りないよ。 授業なんていいから、このままふたりきりでいようか。 早く、君のすべてを僕のものにできたらいいのに。 放課後 ステップ1 うちの学校にプールは必要ないんじゃないかな。 今年も、夏という無慈悲な季節がやってきたか……。 僕以外の男に水着姿なんて見せないでほしいな。 ステップ2〜4 今からでも、水泳大会を中止にする方法はないかな。 他の男に絡まれたら、すぐに僕が助けてあげるよ。 良かったら何か食べない? もちろん、ふたりきりで。 ステップ5〜7 危うく君以外の人間に唇を奪われるところだったよ。 恋は、障害が多ければ多いほど燃えるものだよ。 みんなが僕たちを羨んで、邪魔しようとしているね。 ステップ8 君が僕を欲していることは、僕が誰よりもよく知ってる。 君の笑顔は最高だけど、泣き顔も素敵なんだね……。 唇だけじゃ足りない……君のすべてが欲しいんだ。 こんなに震えて……。安心して、僕がついているから。 もっと君が欲しい。僕たちの仲なら、許してくれるよね? 夜 ステップ1 君にはもう少し、自分のかわいさを自覚してほしいな。 こんな時間にひとりでいて、誰かに見られなかった? 水泳の季節なんて、早く終わればいいのに。 ステップ2〜4 君とふたりきりでいられたら、どんなに幸せかな。 この世界には、僕と君だけがいればそれでいいよ。 僕はただ、君を他の男の目に映したくないだけだよ。 ステップ5〜7 君の可憐さは、夜になっても光り輝いているね。 寂しい思いはさせないよ。僕はずっと君の傍にいるから。 [名前]のことは、僕が一生をかけて守るよ。必ずね。 ステップ8 家まで送っていくよ。それとも、僕の部屋に来るかい? 早く、君とふたりきりの朝を迎えられたらいいのにね。 ふふ……僕たちが結ばれるのは、もう時間の問題だね。 僕を求めてもいいんだよ。君の素直な気持ちのままに。 [名前]、目を閉じて……僕たちだけの時間を楽しもうか。 デートの約束 + ... [部分編集] ステップ1 もちろん大丈夫だよ。僕たちの間柄で時間なんて気にしなくていいから、いつでもかけてきて。 デートのお誘いなら、いつしてくれても構わないんだよ。僕はどんなときでも、ウェルカムだから。 僕の都合なんて気にせず、君が決めてくれていいのに……君はやっぱり、優しい人だね。 ステップ2〜4 なんとなく、君から電話が来る気がしていたんだ。僕たちはどこにいても、一心同体だからね。 本当なら、僕の方から誘うべきだったのに……。でも、ありがとう。すごくうれしいよ。 もちろん、君のためなら水泳大会を休んででも行くよ。それじゃ、場所は僕が決めるからね。 ステップ5〜7 ああ、電話越しの君の声もかわいいよ。こうして君の声が聴けるのは、僕だけの特権だよね? 今すぐに、君に会いたいよ。場所なんて決めなくても、ふたりでいれば幸せなはずだろう? その日まで待ちきれるかな。君さえ良ければ、いますぐそっちに行ってもいいんだけど……。 ステップ8(1) ちょうど君のことを考えていたんだ。どうしたら水泳大会で他の男から君を守れるか、ってね。 ありがとう。君から誘ってくれるまでに、僕達の関係は進んだんだね。あともう少しだね……。 僕はいつでも構わないよ。可能なら毎日……いや、今この瞬間だって君と一緒にいたいんだから。 ステップ8(2) どうして君は僕の望んでいることがわかるんだろうね? ちょうど、君の声が聞きたかったんだ。 デート……。僕は、その言葉を待ち望んでいたんだ。早く君に逢いたくて、心が苦しいよ。 君のためならいくらでも空けるよ。実際のところ、君以外の予定を入れるつもりはないからね。 ステップ8(3) 君から電話をくれたということは、つまり、そういう意味だよね? 大丈夫、わかっているよ。 僕を選んでくれるなんて……。やっぱり僕たちは、ひとつになるべきなんだ。そう思わないかい? ああ、君とずっと一緒にいられるなら喜んで空けるよ。翌日も空けておくから、安心して。 デートコメント + ... 今日を待っていたんだ。こうして君が僕の隣を歩いてくれる日を……実に長かったよ。 ここからは、誰にも邪魔をされない僕たちの時間だ。周りを気にせず、愛を語り合おう。 カレ自慢 + ... 対決画面 ステップ1 大丈夫、僕がついているからね。 ステップ2〜4 君から目をそらしたりしないよ。 ステップ5〜7 何があっても、僕が守るからね。 ステップ8 君の愛、確かに受け取ったよ。 勝利 ステップ1 勝つことができてうれしいよ。さらに水泳大会が中止になったら言うことなしだね。 ステップ2〜3 大丈夫? 君を守るのは僕にとって当然のことだから、礼なんて必要ないんだよ。 ステップ4〜5 僕たちの仲に嫉妬したんだね。それほど僕たちはお似合いの恋人同士に見えるんだよ。 ステップ6〜7 これ以上、外にいるとまた絡まれるかもしれないし……そうだ、僕の部屋へ行こうか。 ステップ8 君を守れてホッとしたよ。じゃあ、ご褒美は……そうだね、君からの口づけがいいな。 ステップ8 僕たちの間を引き裂くなんて、たとえ神様でもできないよ。愛し合ってるんだからね。 敗北 ステップ1 君を大切にする自信はあったんだけど、勝負に勝てるかどうかは別だったね……。 ステップ2〜3 ごめんね。水泳大会のことで悩んでいて……勝負に集中できなかったみたいだ。 ステップ4〜5 君を守れないなんて、恋人として許されることじゃないね……。次は必ず勝利するよ。 ステップ6〜7 [名前]の応援があれば、必ず勝てると思ったんだけど……僕の力が足りなかったね。 ステップ8 僕としたことが、君ばかり見ていて相手を気にするのを忘れていたよ。失態だな。 ステップ8 もう二度と君に情けないところを見せないように……その唇から、力をくれないかな? 告白タイム + ... [部分編集] 戦闘中台詞 ステップ1 困ったな、君から目を離すわけにはいかないんだけど……終わるまで、手を繋いでいようか。 ステップ2〜7 ただでさえ水泳大会で心労が絶えないのに……。これ以上、僕たちの邪魔をするなら許さないよ。 ステップ8 君は何も心配しなくていよ。ただ、僕が勝ったらご褒美をもらえるかな。君の唇が欲しいんだ。 勝利 ステップ1 ステップ2〜7 ステップ8 敗北 ステップ1 安心して。勝負には負けたけど、君を他の男には渡さないから。 ステップ2〜7 負けてしまったけど、君への気持ちはいっそう大きくなったよ。 ステップ8 呆れたかい? でも、君を想う気持ちは誰にも負けないよ。 アルバイト + ... ステップ1 君と一緒にアルバイトができるなんて、僕は幸せ者だ。この特権は誰にも譲らないよ。 ステップ2〜7 バイト代で君に何か贈ろうと思うんだ。……大丈夫、君の欲しいものはわかってるよ。 ステップ8 仕事が終わったら、僕が君を家まで送る。これをふたりの約束事にしようと思うんだ。 好感度MAX + ... さっきは、危ないところだったよ……。薄れゆく意識の中で、もう駄目だと思った。 でもね、君の顔が視界に入ってきた瞬間、不思議と身体に力が戻ってきたんだ。 あの現象を、君と僕との愛の力と言わずに、なんと言えばいいんだろう……! 僕は、最初からそうだと思っていたんだ。君と僕とは結ばれる運命にあるんだ、とね。さぁ、このままふたりの愛を確かめよう。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/16155.html
きみがわらうから【登録タグ き たかふみ 初音ミク 曲】 作詞:たかふみ 作曲:たかふみ 唄:初音ミク 曲紹介 歌詞 (動画より転載) 君の声が聴こえる また間違えてる 頑張っているね 横顔を見てた 諦めていたけれど 君が笑うから 頑張れているよ 届いたら良いな ずっとそばにいてよ 優しい声を聴かせて 名も無い僕だけれど 君にいつも歌って欲しい 夕暮れの公園で 揺れるブランコの リズム合わせて 口ずさむメロディー 伴走はギターだけ 指揮棒はネギで だけど歌声は 優しく響いた 可愛い歌が好きで 悲しい歌は泣くね 次はこんな歌で 君にどうか笑って欲しい 何もできず 空だけを見ていた 君となら届きそうな気がした 可愛い君が好きで いつの間にか寝てるね そっと声をかける 隣にいてくれて ありがとう コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/switchsoft/pages/2801.html
あざらし電鉄 体感 特殊操作 モーションコントロール プレイ人数× 1 ~ 2 400円税込96.0MB なたは南極大陸に勤めるアザラシの新米運転士。 Joy-Conを傾けて電車を操縦する、新感覚の電鉄アクション! まるまるモチモチしたアザラシの命が、凶暴なシャチに狙われている! 電車を操縦してアザラシたちが海へ落ちないように、安全運転で駅へと 送り届けよう。さあ、出発進行! ■遊び方 あなたは、海の上を走る電車の運転士の”アザラシ”です。 電車は波の影響を受けやすいため、車両のバランスを取ることが重要です。 Joy-Conを前後左右に傾けると、電車が連動して傾きます。 電車の天井に乗っているお客さんのアザラシたちが海に落ちないように、 車両のバランスを取って安全運転で走行しましょう。 海にはライバル鉄道会社のシャチが巡回しており、恐ろしい攻撃で電車を襲ってきます。 乗客をシャチから守り、無事に駅まで送り届けることがあなたの使命です。 勤務時間内にたくさんの乗客を運んで、ノルマ達成を目指しましょう! Joy-Conのおすそわけで、1台のSwitchで2人での協力プレイが可能。 2両編成となる電車を操縦して、よりたくさんのアザラシを運びましょう! ■ゲームモード ひとりプレイ:全神経を両手に集中させて、ノルマ達成を目指してアザラシを送り届けよう! ふたりプレイ:声を掛け合って協力しよう!2両編成の電車を操縦すれば、一度に大量のアザラシを運べるぞ! ■ステージ数 ひとりプレイ20種、ふたりプレイ20種の計40ステージ。 ■あらすじ 時は2020年。 ここ、南極大陸には まるまる、モチモチとしてかわいらしいアザラシたちが 今日も平和な日常を送っていました。 たくさんのアザラシたちは、私たち人間と同じように 毎日電車に揺られて通勤・通学をしているのです。 そんな電車を操縦する一匹のアザラシ。 そう、あなたは、海の上を走るあざらし電鉄の 新米運転士のアザラシとして満員電車を操縦するのです! 道中、ライバル鉄道会社のシャチたちが あざらし電鉄の評判失墜と空腹を満たすために さまざまな攻撃を仕掛けてきます。 先輩アザラシに無線で助言を貰いながら たくさんのお客さんを無事に駅まで送り届けましょう。 一人前の運転士を目指して、出発進行!! コントローラーを傾けてあそびます。 アクション 手足や体と連動して操作 最高スコアにチャレンジ ともだちや家族と集まって 1台の本体でいっしょにあそべる メーカー ナウプロダクション 対応言語 日本語,英語 配信日 2020年11月26日 CERO A 対応ハード Nintendo Switch セーブデータお預かり 対応 対応コントローラー Nintendo Switch Proコントローラー プレイモード TVモード, テーブルモード, 携帯モード プレイ人数 1 ~ 2人 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/rozenrock/pages/1115.html
Story ID ///CqsMq0 氏(277th take) 「大海」 Lyrics ID ///CqsMq0 氏(277th take) 「大変ですぅ、ばらしーがまた変な歌を作ってるですぅ~」 「こんどはどんな歌なのぉ~?」 「なんでも変なゲームをしたらしくて、それにインスピレーションされたみたですぅ」 「大海」 作詞・薔薇水晶 作曲・薔薇水晶 編曲・薔薇水晶 初夏の通り雨がたたく海面 水の中 水深20mのバトル~♪ イワシを追いかけろ 有酸素運動 エラの動き ヒレの躍動 この世界はピラミッド 弱肉強食 太古の掟 食らって生きる GO GO GO マグロ~~♪ 一番早い~~♪♪ 行け 行け 行け マグロ~~♪ 一番高い~~♪♪ オーストラリアケアンズ沖 ほとばしる水面 揺れる影~~♪ ティーザーに追いつけ 王者の証 1,000ポンド 飛躍しろ 船で狙う人間を 睨め 威嚇しろ あざ笑ってテールウォーク GO GO GO カジキ~~♪ 松方が狙う~~♪♪ 飛べ 飛べ 跳ねろ カジキ~~♪ 老人と海~~♪♪ 「これは酷いわぁ~、詞なんてものじゃないわぁ~」 「でも、ばらしーは本気で収録する気みたいですよぉ」 「収録ぅ?じゃ真紅に歌わせるのねぇ~,それはそれで面白いかも」 コラボ作品保管庫へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/56843.html
登録日:2024/08/17 (土) 14 21 36 更新日:2024/09/07 Sat 23 58 57NEW! 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 1987年 お嬢様 お嬢様学校 もぎゅもぎゅ アジのひらき オペラ座の怪人 オーメン コメディ メディアミックスに恵まれない 上野樹里 名作 夢だっていいじゃない 学園モノ 少女漫画 川原泉 庶民 怪力 映画←黒歴史 映画化 映画化 ←ただし実写 源氏物語 漫画 白泉社 空色の革命 笑う大天使 聖ミカエル学園 花とゆめ 誘拐事件 飯テロ 麦チョコ 『笑う大天使(ミカエル)』とは、1987年に白泉社の少女漫画誌・月刊花とゆめに連載されていた川原泉の漫画。 単行本2巻分の本編が連載された後、後日譚である読み切り、短期連載漫画が掲載され、全3巻で完結した。 概要 名門お嬢様学校・聖ミカエル学園に通う3人の「庶民」の少女達の青春を描いた学園コメディ。 様々な事情で「庶民」メンタルを持つ3人が、巷を賑わす「お嬢様誘拐事件」をひょんなことから身に着けた怪力能力で解決することになる。 シュールな雰囲気や独特の擬音、そして素っ頓狂な台詞回しなど、川原泉作品の「お馴染み」の要素がこれでもかと詰め込まれている氏の代表作である。 後日譚は、3人の家庭事情の掘り下げとなっており、本編でやり残したことの清算を兼ねている。 『空色の革命』:斎木和音が主役。和音の家族の和解を描く。 『オペラ座の怪人』:更科柚子とロレンス先生が主役。ロレンス先生の帰郷と旧友との触れ合いを描く。 『夢だっていいじゃない』:司城史緒と一臣が主役。史緒の聖ミカエル卒業までの日常を描く。 ストーリー 司城史緒は庶民生まれかつ庶民育ちの女子高校生。 だが、母の葬儀で、彼女は参列した紳士・一臣から、「自分はあなたの生き別れの兄だ」と聞かされ、大富豪の司城家に引き取られることになる。 そのまま彼女は、名門お嬢様学校の聖ミカエル学園へと編入。当然、周囲の生徒は生粋のお嬢様だらけだ。 家でも学校でも猫を被ったまま脱ぐこともできず苦痛を感じていた史緒は、ある日自習時間に教室を抜け出し、庶民の代名詞「アジのひらき」を裏庭で焼いて食べることにする。 だが、その現場をクラスメイトの斎木和音と更科柚子に見られてしまった。 ところが、和音と柚子もまた、家庭こそ大金持ちではあるものの、精神性は完全な「庶民」寄りであり、3人はすっかり意気投合。 気ままな猫被り学園生活を送っていた3人だったが、周囲に迫る、「お嬢様連続誘拐事件」の影。 ふとした実験の結果怪力を身に着けた3人は、誘拐事件の犯人と対決することになる。 登場人物 主人公3人組 司城史緒 旧華族の大富豪・司城家の令嬢。 司城家の跡取り息子だった父と庶民出身の母の間の子供で、父が事故死したことを機に自分を身ごもっていた時期に祖母によって母が司城家を追い出され、母に女手一つで育てられた。 過労で死んだ母の葬儀に現れた「兄」一臣と出会い、身寄りがなかったため本来の生まれである司城家に引き取られるが、庶民暮らしの彼女には上流家庭の生活には馴染めない日々を送る。 だが、和音と柚子という気の合う友達と知り合い、徐々に素を出し始め、一臣とも気がつけば打ち解けていった。 大蔵省(財務省の旧名)の事務次官になることが夢で、そのために東大文Ⅰへの進級を狙っている。 クラスメイトからは「自分達とは何かが違う」ことを察知されたためか「ケンシロウ様」と呼ばれている。 斎木和音 大企業「新日本産業グループ」の会長令嬢。 生まれつき、不仲な両親の下で暮らしたため両親からの愛情に乏しく、代わりに使用人の俊介の教育を受けて育ったため庶民的な性格に成長した。 スポーツ万能で下級生からの人気も高く、「オスカル様」の異名を持つ。(なお、本人は「あらいぐまラスカル」と勘違いしている。) 当初、両親は「いてもいないも同然」とみなし半ば見限っていた一方、俊介には強い信頼を寄せて依存気味になっていた。 しかし、後日譚において両親の和解を経て、ようやく普通の家族となった。 更科柚子 大ファミレスチェーン「パンプキン・チェーン」の社長令嬢。 史緒のクラスのクラス委員であり、成績優秀な才女。 大衆食堂「かぼちゃ亭」が成長した結果ファミレスチェーンになったため、家族揃って庶民気質が抜けず、聖ミカエルにも馴染めずにいた。 小さくて可愛らしい見た目から、上級生からは「コロボックルちゃん」と気に入られている。 外国人恐怖症であり、当初はロレンス先生にも苦手意識を持っていたが、史緒と和音の出会いを通じて、徐々に個人的にも親しくなり、やがて恋仲となる。 主人公達の家族 司城一臣 史緒の兄で、司城家の跡取り息子。 幼い頃に母親を祖母に追い出され、以来祖母からの厳しい教育を受けていたが、祖母が死ぬ間際に母の妊娠を告白し、必死に行方を捜し、結果史緒を見つけ出した。 高貴な雰囲気を全面的に押し出した根っからの「殿下」気質だが、本職は小説家で上流階級としての感覚はそう持ち合わせていない。 ずっと寂しい思いをさせていた史緒を誰よりも大切に思っており、彼女の幸せを最優先に行動している。 若月俊介 和音の教育係で、斎木総一郎の第一秘書。 子供の頃、総一郎の車に当たり屋を試みたことをきっかけに知り合い、性根を気に入られて斎木家の使用人となった。 以来、両親の愛情に飢えていた和音のために尽くし、互いを信頼する主従関係となる。 時々、和音の男勝りな性格を嘆くこともあるが、何だかんだで放っておけない様子。 斎木総一郎 和音の父で新日本産業グループの会長。 若くして事業を成功させ、貴族の娘も娶って順風満帆な日々を送るが、ちょっとした行き違いから夫婦仲は最悪となり、愛人を多数作って家にも帰らなくなっていた。 だが、和音が3年生になった時、彼女のお見合いの事件を機に本心を妻にぶちまけ和解する。 斎木迪子 和音の母。 名家の出身で、総一郎は自分の家系だけが目当てと思い込み、心を許さず、家族を顧みない日々を送っていた。 そんな中で、総一郎の本心を聞き、ようやく自身の行いを反省した。 更科孝志 柚子の兄。大学生。 妹同様、庶民気質が抜けず、兄妹揃っておやつを楽しむほど仲がいい。 本編後、誘拐事件を機に知り合った白薔薇の君と交際をすることになる。 聖ミカエル学園の関係者 ロレンス先生 史緒達のクラスの2年B組の担任教師。 イギリス人だが流暢な日本語を話し、担当教科は英語ではなく古文。 本名は「ザ・ライト・オノラブル・ヘンリー・エセルバート・ロード・ロレンス・オブ・ノーザンプール」で、イギリス貴族の出身。 実は聖ミカエルの理事長も兼任しており、普段は生徒には大っぴらにしていない。 柚子に個人的な興味を抱いており、次第に深い関係となっていった。 万里小路静 史緒達のクラスメイト。 皇族の血も流れていると噂で、ニックネームは「静姫」。 誰に対しても優しい生粋のお嬢様だが、史緒に憧れを抱いており彼女と友達になる。 沈丁花娘 1年生。 本名は不明だが、沈丁花の下で和音を見つめている場面から、史緒達が勝手に「沈丁花娘」と名付けた。 和音のファンの一人で、彼女によくお菓子を作っている。 白薔薇の君 紫の上 桔梗の宮 3年生のお姉さま方。 柚子のファンで、時々お茶会を開いて彼女をもてなしている。 偽エミリオ・マリーニ神父/イスカリオテのユダ 聖ミカエルに新しく赴任してきた神父……に成り済ました誘拐犯グループの一員。 神父として学園に潜入し、ターゲットとなるお嬢様を選び出して誘拐の手引きを裏で行った。 しかし、史緒達3人娘に疑惑を抱かれ、その野望を打ち砕かれることとなる。 ダミアン 聖ミカエルの校門前にうろつく黒い野良犬。 映画『オーメン』に出てくる黒い犬に似ているからその名が付けられた。 聖ミカエルの学生のお弁当の残りを眼力で奪っていたが、3人娘には全く効かず、彼女らを一方的に敵視する。 3人娘が誘拐された際は落ちていたムギチョコを拾い食いしたことで犯人追跡に貢献した。 後日譚の登場人物 稲垣敏行 和音のお見合い相手。財界の名門グループの跡取り息子。 マラソンをしている和音の元気さに惚れ込み、彼女に交際を申し込む。 だが、お見合いの度に俊介の話をされて勝てないことを悟ってしまった。 ラインハルト・フォン・ベルンシュタイン ロレンス先生の親友。ドイツ出身のオペラ歌手。通称「おハルさん」。 歌うことが大好きで、常に朗らかで人当たりのいい人物。 お守りのぬいぐるみ・ルドルフと別れて以来夢遊病になっていたが、ロレンス先生の家で再会し、歓喜する。 だが、彼にはある言えない秘密があって……。 ルドルフ おハルさんが幼い頃、お守りとして父にプレゼントされたクマのぬいぐるみ。 おハルさんの深い祈りの結果、魂を宿し、彼を陰ながらサポートしていた。 一度は見つかって気まずくなり別れたが、ロレンス先生の家に助言を求めに行った時に偶然おハルさんと再会。その後は親友と共に過ごすが、彼の異変を知ってしまい……。 桜井敦子 一臣のお見合い相手。 最初は上手く行きそうだったものの、新婚生活で邪魔になる史緒を排斥しようとしたため、一臣から交際を打ち切られる。 川原泉作品ではスターシステムとして頻出するキャラクター。 作中の小ネタ 源氏物語 平安時代の文学作品。 ロレンス先生が授業をサボった3人娘のレポートを課題のテーマにした。 3人娘は主人公の光源氏を現代的感覚で見た結果、レポートにおいて「性衝動人」「増殖ワラジムシ」「歩く煩悩様」とボロクソに貶した。 3人娘の実験 化学の授業の後片づけを行った3人娘が勝手に行った実験。 色を混ぜ合わせるとどうなるか、という興味本位で行ったため科学的根拠は全くなく、結果完成した「ムナサワギの悪魔色」の液体が気化して発生したガスを吸い込んだ結果、3人娘は怪力を身に着けた。 ムギ・666 巷で話題のムギチョコ。一袋ごとに手作業で詰めているのか正確に666粒入っているらしい。 実写映画化 実写映画版が2006年7月15日に公開された。監督は小田一生。 長崎県のテーマパーク「ハウステンボス」でロケを行ったことが話題となったが、原作の再現度は低く、また低クオリティなCGが悪い意味で評判となり、原作ファンからの評価は低い。 キャスト 司城史緒:上野樹里 斎木和音:関めぐみ 更科柚子:平愛梨 司城一臣:伊勢谷友介 若月俊介:松尾敏伸 桜井敦子:菊地凛子 追記・修正はムギチョコをもぎゅもぎゅ食べてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 実写化されてたんか... -- 名無しさん (2024-08-17 14 47 02) お嬢様学校を舞台にした少女漫画をメタったような展開が多くて面白かったな。無駄に高い教養に基づいた豊富なボキャブラリーを駆使した妙に庶民的な視点からのツッコミがまさに川原節。 -- 名無しさん (2024-08-17 15 43 38) イヌにチョコを食わせてはいけない。まあ、あいつは勝手に食ったんだけど -- 名無しさん (2024-08-17 21 39 30) 実写版はなぜか史緒が関西弁にされてたり、一臣が原作では多彩なジャンルの小説を書いてるのに何故か「王子様とお姫様の兄妹が両親を探して旅する話」一本槍の児童文学作家になってたりとかなり迷走してたが、観る前の期待値がもっと低かったせいかそれなりに面白かった。原作の地の文に相当するはずの実写版ナレーターの正体が最後の最後で判明したりとか。 -- 名無しさん (2024-08-18 17 44 44) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/5172.html
701: ham ◆sneo5SWWRw :2018/03/04(日) 13 27 26 この作品はGATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えりと憂鬱のクロスものです。 原作の平成日本とは繋がりません。 色々破茶けてます。 こんなの無いだろ、なオリ設定もあります。 というか、完全に趣味が入っています(笑)。 笑い飛ばす程度に読んでください。 また、今話において、「ワルキューレの騎行 第3幕「岩山の頂き」 序奏」をお聞きになりながらお読みになることをお勧めいたします。 以上の事を留意してお読みください。 GATEネタ GATE 皇軍 彼の地にて、斯く戦えり 第14話 戦女神の騎行 後編 1945年12月13日 日の出 特地 碧海沿岸のとある港街 南門 時系列は少し戻る。 夜明け前に出撃した第41飛行団は、一路東へ進路取り、海上に出たところ確認して左に半周し、目標地点の港街へと向かっていた。 先導役のSTOL指揮連絡機を先頭にして進む彼らは、臨時編成捜索第3中隊から随時報告される戦況を受けながら、太陽を背にした黎明攻撃を掛けようとしていた。 「大佐。目標地点まであと10分です」 回転翼機部隊の先任の飛行戦隊長である堂ヶ島少佐が、挺身騎兵連隊長の健軍大佐にそう伝える。 「よし、全機攻撃体制を取れ!突入するぞ!」 「了解。攻撃体制を取れ!朝日を背に突入する!」 健軍の命令を受け、挺身騎兵連隊第1大隊長の用賀中佐が無線で指示を飛ばす。 『連隊長機より全機へ。心理戦開始だ!音楽を鳴らせ!!』 連隊長機の命令を受け、各機の日本兵が備え付けているオープンリールのスイッチを入れる。 そして、ワルキューレの歌声が朝焼けに染まる空に、海に、高らかに響き渡った。 STOL指揮連絡機や各種武装を取り付けた多種多様の回転翼機は門外の盗賊に対して容赦のない攻撃を与えていた。 ロケット弾が放たれ、銃撃を浴びせ、通り過ぎれば在庫一掃とばかりに旧式の手榴弾や処分予定の爆弾や地雷、小口径の砲弾を転用したIED(即席爆発装置)までもが落とされていく。 東から西へ、南から北へ、南西から北東へ、あらゆる方向から航過攻撃が波状で行われた。 回転翼機から射撃を行う日本兵も手に持っている小銃で射撃を行っていく。 市壁上で女性の民兵を襲うとする大柄な盗賊に対し、 「頭のイカれた大男がいる。民間人では手に負えん」 「オッケー、かっこいいとこ見せましょ」 と軽口を言って、盗賊を射殺して救う者もいれば、 ブツブツと射撃教練で習ったことを呟くように撃っていく者もおり、 ジャラジャラと落ちていく空薬莢に、後で回収するのが面倒だ思う者もいた。 市壁の上で打ち捨てられているバリスタやカタパルトが目に入った盗賊がそれで倒そうと操作しているところをSTOL指揮連絡機が連絡し、 武装した三式回転翼機が発射したロケット弾により制圧され、健軍大佐が「戻ったらビールを奢る」と報奨を約束する。 機長の堂ヶ島少佐も、逃げる馬車を目敏く見つけ、「よし、俺が片づけてやる。見てろよ」と、自ら狙いを定めてロケット弾を放ち、命中させる。 同乗するキルゴア中佐がこれに「お見事!」と称える。 まさにこの世の黙示録であった。 702: ham ◆sneo5SWWRw :2018/03/04(日) 13 28 00 南門の周囲が火矢と倒れた篝火などにより生じた燃え上っていた紅蓮の炎が、地平線から昇る太陽によって周囲は輝きと熱に照らされた。 しかし、そこに戦場の煌きも魔術的な美も無かった。 鋼鉄の鷲か、あるいは天馬か箱舟か。 死神の羽音と光の矢を撒き散らしながら、逃げ惑う盗賊たちが次々と打倒されていく。 襲い、奪い、焼き払った盗賊が攻守を逆さまにし、大地にひれ伏していく。 気丈な者が、弓を引いて矢を射かける。 だが、それは無意味だとあざ笑うかのように大小様々な光の矢と爆発する岩が落とされ、何十倍、何百倍と返される。 絶対的で一方的な拒絶であり、徹底的なまでに凶暴。 大地の何もかもが、あらゆる全てが破壊され、うち崩されていく。 伝説の龍を倒さんとする英雄に対する龍の蔑みなど優しい。 まさに神の裁きか、蔑みか。 ピニャは、突然のことに声を失い、呆然とした面持で惨劇をその目に焼き付け、自分を遙かに凌駕する偉大なるものの存在を知った。 死の交響曲を響かせ、竜騎兵など生易しい凶暴的な攻撃を加える『鋼鉄の天馬』。 あらゆるものが一瞬のうちに、人の手で逆らうことの許されない絶対的な暴力によって、叩き潰されていく。 人とはなんと無意味で、無価値なのかと、絶対的な無力感を突きつけられていた。 これまで敵と言えば、等身大の存在であった。 だが、それは明らかに違った。 正視することの許されない、だが目を背くことすら許されない何か。 木霊する女性の歌声。 スピーカーから鳴り響くそれを、ピニャはワルキューレが自身らを、帝国を嘲り笑うかのように聞こえた。 誇りも、名誉も、彼女が価値あるものとして頼ってきた全てが、一瞬のうちに否定されたようであった。 なんと矮小な人間よ! 無力で無様で、醜い人間よ! 富だと?名誉だと?権威だと? お前たちのそのようなものなど何ほどのものか。 お前達が築いてきたものなど、我らがその気になれば一瞬にして無きにできよう!! ピニャの心に沸き上がったのは尊敬であり、畏敬の念。 それら尊崇すべき存在に、自分は決してなれないのだと突き放される絶望。 そして、彼らの正体を改めて知り、見せつけられ、震える恐怖。 どうしてこうなったのか? いったい何を間違えたのか? 我らが何をしたのだ? 出陣前、異世界の軍勢なんぞ何者ぞと思っていた彼女は今、自らの不明を恥じ、恐怖し、絶望に染まった。 703: ham ◆sneo5SWWRw :2018/03/04(日) 13 28 33 門外部において黙示録が作られている頃、門内部でも別の黙示録が作られていた。 エムロイの神官にして、亜神、ロゥリィ・マーキュリーが、自らのハルバードを手に、盗賊団と死のワルツを踊っていた。 浴びせられるのが歓声ではなく、血潮というのが見ている面々の産地を直送していたが。 ダンスパートナーの盗賊達にとっては、たまったものではなかった。 「ったく、ロゥリイの奴、興奮しすぎだ!」 煩悶に苦しむロゥリィが突如走り出したのをジープで追いかけた伊丹は、南門の内側で暴れるロゥリィに舌打ちをした。 偵察行の途中で遭遇した盗賊相手に一人無双していた彼女が強いのはよく分かっていたが、かと言って、見た目が華奢で小柄なロリ少女を一人で行かせるわけにはいかなかった。 いくら個人の武勇が優れていようが、どんなに強い部隊であろうが、数の暴力の前には誰一人勝てない。 それが現代戦である。 そう教育されている現代兵士の伊丹からすれば、どれだけ強くても1対多数では無双しきれないと判断していた。 加えて、見た目幼女な彼女1人が敵のど真ん中に突っ込むのを見送ることは、さすがにどうよ?という感情も有った。 近くで止めたジープから降りた伊丹は、『着け剣』と号令し、一緒に乗っていた栗林と富田に着剣させる。 と、ここで、栗林がロゥリィと同様に単身駆け出した。 「あの馬鹿」と呟きつつ後を急ぎ追いかけ、暴れるロゥリィを見つけ、先ほどの舌打ちをしたところだった。 栗林は、昭五式小銃で射撃、銃剣での刺突、そして自らの格闘術も駆使してこれに加わっていた。 小柄な体を利用して、次々と斬撃を交わしながら盗賊を倒していく。 栗林を襲おうとする盗賊が居れば、ロゥリィが切り伏せ、 ロゥリィを倒そうとする盗賊が居れば、栗林が倒す。 集団でまとまっていれば、栗林が手榴弾を投げ込んで混乱を誘い、ロゥリィがハルバードでさらに穴を広げる。 完全に戦いに酔っている二人に対し、伊丹と富田に出来るのは、支援射撃をするくらいであった。 だが、そんな状況はすぐに終わりを告げた。 回転翼機部隊による門内への地上射撃予告が富田が背負っている無線から聞こえ、伊丹と富田はそれを二人に告げながら強引に連れ戻そうとする。 ダンスの時間が短かった所為か、ちょうど銃が壊れて少し冷静になっていた為か、すぐに状況を理解した栗林が持っていた昭五式を敵に投げ捨て、ロゥリィの手を引き、駆け付けた伊丹に預けて離れる。 追いかけようとする盗賊だが、既に狙いを付けた回転翼機からの掃射が始まり、それは叶うことはなかった。 かくて、門の内側の敵は一掃された。 ワルキューレの騎行をバックに、回転翼機が次々と降り立ち、搭乗している挺身騎兵連隊の兵士が飛び出していく。 飛び出した日本兵は急ぎ抵抗する撃ち漏らした盗賊の制圧にかかる。 門においても、門が一枚の壁となっているのではなく、門の中に兵士の休憩施設や開閉装置を動かす施設などの小部屋が存在する。 そういったものは窓が無い部屋で有ったりし、石が盾となって銃撃が届かず、中の盗賊な無事である場合がある。 そういった門の中の盗賊も何人か居るため、制圧する必要があった。 また、門の外側の兵士も壊走を始めているが、日本軍は逃がすつもりは全くなかった。 逃がせばどこかでまた盗賊を始める。 そんな連中を逃して、知らないところで盗賊をされるのは気分が良いものでもないし、今後の特地での行動で何か影響しても困る。 禍根は完全に絶つつもりであった。 盗賊たちは僅かな手勢を集め、拠点としている近くの森に身を隠した。 704: ham ◆sneo5SWWRw :2018/03/04(日) 13 29 05 キルゴア中佐らの回転翼機は、戦場から少し離れ海岸部を旋回するように飛行していた。 「どうだ!?」 観戦武官らが乗る回転翼機でキルゴア中佐は同行している部下に言った。 「敵は壊走しつつあります!」 部下は戦闘のことだと思いそう答えたが、キルゴアが訊ねたのは別のことであった。 「違うよ、あの波だよ!」 そう言って、キルゴアは波立つ海を指さす。 「左右に立ってる!見ろ!8フィート(約2.4m)は固い!」 どうやら、彼の頭にはもうサーフィンのことしかないようだ。 キルゴアは海岸に降りるように求めた。 「いくらなんでも危険では?」 機長はそう止めたが、 「俺が安全だと言ったら、ここは安全なんだ!」 と、キルゴアは返し、機長も半ば諦めて降りることとした。 海岸に着陸した回転翼機から、キルゴアは自らのサーフボードを手に降り立った。 戦闘は掃討戦に移行していたが、未だ銃声が鳴り響いている。 部下の一人がもう少し待っては?と言ったが、 「俺は何が何でもサーフィンをするぞ!」 と、キルゴアは上着を脱いで、サーフィンを実行する意思をアピールした。 そして、同行している通信員が背負っている無線機の受話器をひったくった。 『健軍大佐、キルゴアだ。鬱陶しい森の敵を掃射してくれ!』 『了解した。ちょうど爆撃隊が来た。一気に片付ける』 『頼んだぞ!』 705: ham ◆sneo5SWWRw :2018/03/04(日) 13 29 38 キルゴアとの無線を切った健軍は、すぐに爆撃隊の指令機に無線を繋ぐ。 『挺身騎兵連隊、爆撃隊へ。森の敵を掃射してほしい』 『爆撃支援受諾した。これより攻撃に入る』 『原始時代に戻してやれ!』 健軍はそう最後に伝えた。 爆撃隊はアルヌスの飛行場から出撃してきた一式陸上攻撃機「銀河」の一団であった。 夜明けを待って出撃した彼らは、先に夜明け前に出撃した回転翼機隊に遅れてようやくやってきた。 機体には250kgのナパーム弾が計4発、1t分が積まれていた。 「心配するな!すぐに敵はいなくなる!」 キルゴアは周囲にそう言う。 爆撃隊は、V字編隊を組んで高速で森に近づき、ナパーム弾を投下した。 投下されたナパーム弾は、着弾と同時に信管が起爆し、内部に充填されているナパーム剤が激しく燃焼され、地獄の業火が森を覆った。 まるで現代の映画のような爆発が森を包み、すぐに森は無くなり、炭の山と化した。 抵抗していた盗賊団は、己が罪を裁かれるように、等しく業火に覆われ、神の御許へと旅立った。 そして、焼き払われた森を見ていた健軍大佐が、キルゴア中佐が、堂ヶ島少佐が、ほぼ同じタイミングで、同じセリフを呟いた。 「「「朝のナパームの匂いは格別だ・・・」」」 以上です。 やっと盗賊戦が終わった。 このまま完結できるんかな・・・ 今回、趣味に走りましたw まず、堂ヶ島少佐は、クレしんの焼肉のあの人です。 彼もまた、キルゴア中佐のモデルですので、登場させてみましたw 頭のイカレた云々のセリフはコマンドーからです。 民間人は手に負えないからねw 栗林はやはり銃を壊しましたw ただ、そのタイミングでの引き上げ指示なので、冷静さが戻っているタイミングであり、原作みたいに富田に連れ戻されませんでした。 門というのは一枚の壁で中には何もないと思われるでしょうが、 中には小部屋が中にあるタイプも有るので、そういった小部屋の盗賊は無事だと思い、描写に入れました。 ちょい役ですがw 最後のナパーム、やはり黙示録としてはこれが無いとですねw 今回はここまで。 リアルの関係、そして他にネタを抱えている関係上から、GATEネタはまだ期限未定長期休載になりがちですが、今後もよろしくお願い致します。