約 1,445,675 件
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/2044.html
【元ネタ】『モンテ・クリスト伯』 【CLASS】アヴェンジャー 【マスター】 【真名】エドモン・ダンテス 【性別】男性 【身長・体重】184cm・87kg 【属性】秩序・悪 【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運E 宝具B 【クラス別スキル】 なし 【保有スキル】 黄金律:B 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。 大富豪でもやっていける金ピカぶりだが、散財のし過ぎには注意が必要。 嵐の航海者:C 船と認識されるものを駆る才能。 集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。 専科百般:C 多方面に発揮される天性の才能。目的を果たすための弛まぬ努力の結晶である。 剣術、哲学、芸術審美、馬術、詐術、交渉、話術などの専業スキルについてDランク以上の習熟度を発揮できる。 魅了:E+ 異性を惹きつける見目の麗しさ。アヴェンジャーと対峙した異性は彼に対し、強い関心を抱く。 所作の優雅な振る舞いや妖しい雰囲気がその効果を底上げし、同性であっても目を惹いてしまう。 【宝具】 『卑劣裁く代行者(ル・コントゥ・ドゥ・ラ・モンテ・クリスト)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:3人 己の欲望、保身の為に人を陥れる悪漢共により全てを奪われた男が育んできた復讐の執念。 復讐を「悪事を見逃さない神罰の代行者としての行い」とした執念が宝具化したもの。 アヴェンジャーが相手を憎んだ時に自動的に発動する。 対象が消滅するまでアヴェンジャーのステータスに補正がかかり、憎む気持ちの度合いによって攻撃の威力を倍増する。 恨む相手が増える毎に効果は重複されるが、4人目以降は効果発揮されない。 対象との戦闘において、相手が不利な状況を仕切り直すための逃走を許さず、同ランク以下の逃走系スキルの効果を無効にする。 それ以上のスキルや宝具効果であっても逃走を妨害し、追撃を加えるチャンスを得る。 発動条件はあくまでアヴェンジャーが受けた行為をどう感じるかに左右されるため、客観的な公正さは関係ない。 ただしアヴェンジャーがそれらの事情を知ったりなどして、報復するか悩み許した時点でその相手を対象にした宝具効果は消失する。 自身の復讐を神罰の代行としているため、『神性』スキルが高いものほど効果の効き目が薄い。 因果応報の復讐譚の再現。悪事を働いた者は、相応の代償を身を以て支払うこととなる。 『待て、しかして希望せよ(アタンドゥル・エ・エスペレ)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人 アヴェンジャーを慕う人々に残した別れの言葉にして、物語を締めくくる「最後の幻想(ラスト・ファンタズム)」。 アヴェンジャーと対象の間に信頼関係が築かれていることを条件に発動する宝具。 対象に、以下の効果を与える。 対象の幸運値をAにする(既にAである場合は補正を加える)。 自身の『黄金律』スキルを付与する。 余剰魔力や周囲のマナを用いて令呪を1画与える。 参加した聖杯戦争期間に限り、『卑劣裁く代行者』を与える。 以降、対象はこれらの効果を自身のものとして扱うことができる。 これらの効果を1つ選んで対象に与えるが、消滅する時点で『卑劣裁く代行者』で対象にしていた人数分与える数を加算できる。 どんなに苦しみを受けようと、くじけずに耐え続けることで最後に希望を掴むことを説いた逸話の具現化。 彼と苦楽を共にし、打ち解け合った者には脱落してなおアヴェンジャーの庇護を受けるだろう。 【Weapon】 『ステッキ』 仕込み刀となっており、ある程度の打ち合いでも十分に耐えるサーベルである。 【解説】 アレクサンドル・デュマの書いた「モンテ・クリスト伯」の主人公。 船員として働き、仲間からの信頼も厚い主人公エドモン・ダンテスが我欲に溺れた3人の男によって全てを奪われ、 復讐者モンテ・クリストとして生まれ変わっていった復讐譚。 復讐相手に容赦はないが、自分に親切にしてくれた相手には恩義を以て尽力する。 ある人にとっては情けなき悪魔、ある人にとっては救いの神のような存在。しかしそんな彼も、復讐の果てに齎した結果に苦悩する普通の男でもあった。 【コメント】 聖杯に託す願いは多分「自分の行動が、正当に評価され報いを受ける世界の構築」。 善行には幸福を、悪行には神罰が下ることにより、人類皆が誠実になる優しい世界。 その世界がディストピアになる可能性も秘めていることに、アヴェンジャーが気がついているのだろうか。 そんな感じの妄想。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/2199.html
【元ネタ】史実 【CLASS】ランサー 【マスター】 【真名】ソクラテス 【性別】男性 【身長・体重】169cm・88kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力D 耐久B 敏捷C 魔力D 幸運B 宝具B 【クラス別スキル】 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 【固有スキル】 啓示:A "直感"と同等のスキル。 直感は戦闘における第六感だが、"啓示"は目標の達成に関する事象全てに適応する。 彼の場合、啓示は“すべき”ではなく“べからず”の形で感じ取る。 根拠がないため、他者にうまく説明できない。 叡智の加護:EX 無知の知。 デルフォイの神託が与える守護。 物理攻撃、概念攻撃に対して、対精神干渉と同じ対抗ロールによってダメージ削減が可能。 カリスマ:D 軍隊を指揮する天性の才能。 カリスマは希有な才能だが、稀に、その持ち主の人格形成に影響を及ぼす事がある。 ソクラテスの場合、個性的な外見と思想が相手の反応を(好悪ともに)極端なものにする傾向がある。 【宝具】 『哲学者、人を問う(エレンコス)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:一人 ソクラテス・メソッドと呼ばれる問答法による教育。別名、産婆術。 対話により概念や思考をブラッシュアップする手法がプラトンの著作群を典拠に宝具化したもの。 スキル「指南の心得」から派生した教授の槍。 槍で対象と直結することで絶大な情報を一瞬にして遣り取りし、 最大4000の経験値を付与する。 【Weapon】 『無銘・槍』 "ipse se nihil scire id unum sciat."と刻まれた長槍。 論駁を敵に打ち込み、防御、回避等のスキルランクを一時的に引き下げた上で攻撃が可能。 ただし、これは宝具を局所的・限定的に相手に使用するのと同義のため、 敵を成長させてしまう可能性がある。 『エレンコス』 口頭で行うことも可能。 この場合、得られる経験値はかなり少ないが、ランサーはこちらのほうが好みのようだ。 【解説】 プラトンの師として有名な古代ギリシャの哲学者。 彼のもとで初めて哲学は科学と分離され、フィロソフィーが生まれたとされる。 アリストテレス的な史観ではソクラテス以前の哲学者は皆(ソフィストを含むかにもよるが)自然学者であった。 石工、または彫刻家の父のもとに生まれ、ペロポネソス戦争には重装歩兵として従軍した。 彼を特徴付けたのは、その醜貌である。 スパルタ風の蓬髪、飛び出た眼球、豚のような獅子鼻……、身汚く、横柄に杖を突き、太鼓腹であった。 古代アテネの政治界では(現代もそー変わらんが)男も美しさが重視されたにもかかわらず。 彼は弟子を教えながら教師であることを否定し、金を取らなかったことで講師を愚弄した。 青年を腐敗させた。神の道に背かせた。スパルタを賞賛した。 また自ら詭弁を弄し、地位も名声もある人物の鼻を明かした。…… よし、こいつは排除しよう。ということで、この従軍歴を持つ愛国の士は民主制の敵として死刑宣告された。 だが彼は、ソクラテスが逃げ出せるよう有志が用意した超ガバガバの執行体制を無視し、 自ら毒杯を仰いで刑死した。享年71歳、紀元前339年のことである。 彼の殉教によって、現代に至るまでの哲学の系譜は開かれたのである……と いいたくなるほど宗教家の臭いがする。 『弁明』によれば、彼は巨大であるがゆえに愚鈍な馬の如き「国」を覚醒させるために これを“刺すもの(虻)”として神に配されたという。 彼の槍とはまさにそれである。
https://w.atwiki.jp/wakan-momomikan/pages/3175.html
生命せき│和│虫部│ http //www10.plala.or.jp/cotton-candy/momomi2/maki-3005.htm
https://w.atwiki.jp/2jiwiki/pages/170.html
あくいさん 誕生日: 2008/10/09 主な活動場所: img 概要: 悪意のあるメイドさん。その対象は主人である「」であり、命に関わるような事はあまりしないが、密やかな悪意をもってさまざまないたずらが行われる。外面は非常に良く、優秀なメイドの仮面をつけている。 自分の素の部分である悪の面を晒せる「」は彼女にとってある意味稀有な存在なのかもしれないが、「」からのセクハラはあっさりとかわし、警察のご厄介にさせる事が多い。 解説: 【元ネタ】 「悪意」から命名された。 【二次裏での動向】 悪意がある以外は二次裏メイドにしては普通に家事のできる良いメイド。 運動神経も良く、ダンバいさんの投げたボールを痛烈なピッチャー返しにしたこともある。打った当人はその後尻餅をついているが、これが素か演技かはわかっていない。 雪さんに依頼されてネットゲームではakuchanとして登場し、ヒッキぃさんの社会復帰を促すために数少ないネット上の友人となった。あくいさんの裏の顔を知るのはばんざいさんやしはらいさん(未)等、そう多くはない。 妹にあさいさん(未)がいる。 「」の呼び方は「」サン。一人称は「あくい」。 虹裏メイド倉庫で彼女の保管庫の次にアミバの項目ができたのは、昔ファンロードという雑誌にあったファンロード大辞典で、アミバの項目が他の項目に邪魔されてトップの項目になれないというネタが元だが、若い子にはわかりにくかったようだ。 「これはあくいとしたことが」 カテゴリ: 虹裏メイド 関連項目: ヒッキぃさん ばんざいさん しはらいさん(未) あさいさん(未) 関連リンク: 虹裏メイド倉庫 (あくいさん) 上に戻る memo: 訂正、追加情報等。 名前 コメント 最終更新日:2012年02月29日 (水) 00時32分41秒
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/1149.html
【元ネタ】史実 【CLASS】セイバー 【マスター】雨生龍之介 【真名】張献忠 【性別】男性 【身長・体重】173cm・58kg 【属性】混沌・悪 【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力C 幸運C 宝具B+ 【クラス別スキル】 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 騎乗:C 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、 野獣ランクの獣は乗りこなせない。 【固有スキル】 サディスト:A+ 相手への暴行を快楽として楽しむ性的嗜好。 欲望に身を任せることで、こちらが攻撃している間、 他者からの干渉をほぼ確実に無効化する。 ここまで来ると異常以外の何ものでもなく、同ランクの精神汚染と同様の効果も持つ。 畏怖:B 対峙した相手に強い恐怖を抱かせる。 嗜虐癖が異常に強い、狂気の支配者としての人格。 英霊には殆ど効果がないが、並みの人間では向き合うことが出来ない。 カリスマ(偽):D 逆らえば殺される、と相手に思わせることによる支配。 セイバーの“畏怖”スキルが通用する者を、半強制的に支配することが可能。 話術:B 言論によって他者の思考を誘導する、才能と技術。 セイバーのそれは詐術に特化されており、それが残虐極まりない騙し打ちへと繋がる。 【宝具】 『我敢説他在父殺(ウァーカン・タッツェー・フーシャー)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人 マスターが死亡したとしても、その事実をセイバーが認知するまで、 魔力供給を“受けているつもり”とする宝具。 “つもり”ではあるものの、普通にマスターが生存しているのと変わらぬようにセイバーは現界可能であり、 例えマスターの死体を目の当たりにしたとしても、セイバーは気付かない事さえある。 部下に息子や妻妾たちを皆殺しにするよう命じ、翌日その事を忘れてその家族を呼ぶも当然来ず、 自身がしたことを思い出した献忠はその腹いせに部下を皆殺しにしたとされる。 また、少しではあるものの、友人の帰路に刺客を差し向けて殺し、持って来させた首を携帯していた逸話も、 この宝具の保有に一役買っている。 『恍惚屠蜀(クァンシー・トーツァイ)』 ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:100人 切断された足が堆く積まれた山。 この山に少しでも触れた者は、セイバーに殺され、足も切断された女性の呪いによって、 敏捷値がEランク相当にまでダウンする。 武器や宝具で触れていたとしても呪いは適応され、それらを手に取っている間、対象の敏捷値はダウンする。 張献忠は、殺した女性の纏足された足を切断し、山のように積み上げていたとされる。 だが、その頂きに陣取るいい足が見つからない。 それを見た妾が冗談で足を見せたところ、その足をすぐ切断して頂きに刺したと言う。 【Weapon】 『無銘・剣』 明の時代にポピュラーであったはずであろう剣。 【解説】 明代末期の農民反乱軍の指導者。 もとは軍籍にあったが法を犯して除籍される。 1630年に王嘉胤が反乱を起こすと、これに呼応して転戦した。 それ以上に殺戮、虐殺のエピソードに絶えない方であり、 例えバーサーカーのクラスで現界したとしても普通に正気を保っていそうなほど、色々ひどい。 虐殺を体現する大規模殺戮宝具は、霊格の不足により保有できない。 セイバーのクラスで現界できたのは、やはり人体切断の逸話が多すぎるが故である。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/761.html
【元ネタ】史実 【CLASS】ライダー 【マスター】 【真名】ヤークップオール・フズル 【性別】男性 【身長・体重】181cm・74kg 【属性】中立・悪 【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力D 幸運B 宝具B 【クラス別スキル】 対魔力:D 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 騎乗:D 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み程度に乗りこなせる。 ライダーのサーヴァントであるものの、彼が得意とするのは艦船の扱いである為、騎乗スキルのランクはさほど高くない。 【固有スキル】 嵐の航海者:A+ 船と認識されるものを駆る才能。 集団のリーダーとしての能力も必要となる為、軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。 仕切り直し:C 戦闘から離脱する能力。 また、不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。 道具作成:D 魔力を帯びた器具を作成できる。 艦船の修理や整備に長けている。 【宝具】 『遍く在りし赤き王(バルバロス・ハイレディン)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 赤髭の海賊王が同時に複数の戦場に姿を現したという逸話の再現。 自身の霊殻をコピーし、周囲の亡霊に被せて使役する。 亡霊は被った霊殻の影響で擬似的にサーヴァントとして扱われ、聖杯からのバックアップを得る。 核となる亡霊にも左右されるが、コピーは平均的なサーヴァントとしてのポテンシャルを獲得できる。 なお、聖杯からのバックアップがあるとはいえ、現界に必要な魔力は彼のマスターが供給する必要がある為、 使役する亡霊の数が増えれば増える程、消費魔力も増大する。 『天命を以て征服す(カプタン・パシャ)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人 海賊王にして帝国海軍総督としての指揮権の行使。 武器を召喚し、宝具『遍く在りし赤き王』で使役する亡霊に供給する。 供給可能な武器は長剣や小銃などで、これらはE-ランク相当の宝具として扱われる。 また、必要な人員数さえ確保できたのならば、軍艦やそれらを結集した艦隊すら召喚できる。 【解説】 地中海世界にその名を轟かせた海賊王。通称、バルバロス・ハイレディン。 オスマン帝国領レスボス島の出身。諸説あるが、父はティマール(知行地を与えられて帝国に仕える戦士)であったとされる。 弟達と共に水夫などの海上交易に携わっていたが、海賊稼業を行っていた兄ウルージに従い、これに加わった。 スペインと争って兄が戦死した後、海賊団を継承。スペインに対抗すべく、オスマン帝国の庇護下に入る。 当時のオスマン帝国の海軍力は粗末なもので、彼らとしてもバルバロス海賊団の協力は必要なものであった。 皇帝からアルジェ太守の地位とハイレディン(篤信者の意)の名を賜った彼は、造船所の改革や水兵訓練の合理化を推進。 彼自身が鍛えた海軍を率いて、スペインらオスマン帝国と敵対する国家を相手に暴れまわり、地中海に覇権を打ち立てた。 1538年、ジェノヴァの大提督アンドレア・ドーリア率いる神聖同盟艦隊を相手としたプレヴェザの海戦に勝利。 その後もオスマン帝国の内海となった地中海において無敵を誇ったが、プレヴェザの海戦から8年後の1546年にこの世を去った。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/2253.html
【元ネタ】セルビア民話 【CLASS】ライダー 【マスター】 【真名】モムチロ 【性別】男性 【身長・体重】228cm・186kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力A 幸運E 宝具B 【クラス別スキル】 対魔力:D 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 騎乗:A+ 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。 ただし、竜種は該当しない。 【固有スキル】 勇猛:A 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。 予知:E 魔術系統の一種。Eランクでは将来の重要事項を稀に夢で見る程度である。 【宝具】 『天駆けるは我が翼馬(ヤブチロ)』 ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:1人 ライダーを望む場所に届けることができるという翼の生えた馬。 翼を羽ばたかせ、飛翔しているに限り、空間転移を可能とする。 また、天空からの落下速度の加わった走法によって、敵を蹂躙する。 『開眼するは我が剣(エブロシマ)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:22人 眼の付いた剣と呼ばれた愛剣と仲のいいお供を連れていたという逸話が 合わさった宝具。この剣での攻撃は必ず命中する。 真名解放により、九人の弟と十二人の従兄弟、そして妹エブロシマからの 支援を得ることができる。 二十二の眼によってライダーからは死角がなくなり、 毒や呪いは二十二回の判定を行わない限りライダーには届かない。 【解説】 セルビア民話に登場する将軍。 ウガシン王が妻ヴィドサヴァに対して婚約をするために夫モムチロを毒殺せよと命じる。 しかしヴィドサヴァは、妹エブロシマや九人の弟たち、十二人の従兄弟たちが彼が食べる前に毒味をするため、 毒殺は困難であり、また翼を持つ馬と眼を持つ剣を持つため神より他に恐れるものはないと伝える。 ヴィドサヴァは王に大軍を起こし狩りに来た夫を緑の森に待ち伏せるように言い、自身はその前夜に馬の翼を焼き、剣に血をつけ 錆びついて鞘から抜けぬようにした。 モムチロはその日、不吉な夢を見るも、妻に諫められそのまま狩りに出掛けた。 案の定、待ち伏せしていた軍勢に囲まれ、剣を抜こうとしても抜けず妻の裏切りに気づく。 決死の思いで駆け抜けるも、お供達は倒れ、モムチロ自身も力が抜けてしまう。 翔ぼうとするも翼が焼かれているためヤブチロは翔べず、鞍から降り三段跳びで城門までたどり着き エブロシマに助けを求めるも、エブロシマもヴィドサヴァによって髪を榱に括られていたため、 助けられず、ウガシン王の兵士の槍によってモムチロは貫かれる。 最後の息を引き取る際にモムチロは「ヴィドサヴァを妻とすれば貴公も裏切られ破滅するであろう。 我が愛する妹エブロシマを妻になされ。貴公に生涯尽くし、私のような武勇の士を生むであろう」 と言い、言い終えると共に息を引き取った。 その後裏切り者のヴィドサヴァがウガシン王を出迎え、美食を出してもてなし、それから武器庫へ行き モムチロの衣服や武器を取り出して来た。 それらを見たウガシン王はこの世に並ぶ者なき武勇の士とモムチロを認め、裏切った女が自身も裏切るのではないか と思い、家来を呼んでヴィドサヴァを捕まえ、何頭もの馬の尾に縛り付け、生きながらに八つ裂きにした。 王はモムチロの妹美しきエブロシマを連れて帰り、これを正式の妻とした。 王はこの妻によって立派な二人の子をもうけた。そのうちの一人マルコは叔父モムチロ将軍にそっくりだったという
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/2167.html
【元ネタ】デンマーク人の事績 【CLASS】ランサー 【マスター】 【真名】ハディング 【性別】男 【身長・体重】180cm・87kg 【属性】中立・善 【ステータス】筋力C+ 耐久B 敏捷B- 魔力C 幸運A 宝具C 【クラス別スキル】 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 【固有スキル】 神々の加護:A 主神オーディンの加護。 直接的な支援行使、未来予知の啓示が頻繁に下される。 ランサーに対しての暗殺、不意打ちの類の攻撃は成功率が極端に低下する。 神々の呪い:- 地上に降りて姿を変えていた神の一柱を討ち殺したことによって降りかかった嵐の呪い。 豊穣神フレイへ供犠を行った為、現在は呪いは収まっている。 ルーン:E オーディンの加護による第四のルーン。 縛めの類のアイテムや呪いを解除することが出来る。 【宝具】 『勝者の供物(ガグンラーズ)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人 大神オーディンの助言によって口にした獅子の血肉。 既にランサーの肉体に吸収されているが、真名解放によってその力を喚起し、 全身に巡らせることでパラメーターをランクアップ、負傷回復の効果を発揮する。 現界した時点で既に負っている脚部の傷も一時的に快復する。 なお、一度発動した後に再度発動するには1日の間隔が必要となる。 【weapon】 『無銘・槍』 紐の付いた投擲用の槍。 これによって剛勇を誇るアースムンドを討ち取ったが、ランサーもまた死力を振り絞ったアースムンドによって 生涯の不具となる傷を足に負わされてしまった。 【解説】 史書『デンマーク人の事績』に登場する英雄。 デンマーク王であった父グラームがノルウェー王スウィブダゲルに討たれたため、スウェーデンの巨人夫婦預けられた。 ハディングは若い頃から戦の修練に励み、父の仇を討つことを望んでおり、 巨人の娘であり、自分の乳母にして恋人となったハルトグレーパを伴って旅に出た。 ハルトグレーパは自分の魔術の失敗で早々に死んでしまうが、 これが大神オティヌス(オーディン)の同情を引き、以後、ハディングは何度も大神の助けを受けることになる。 ハディングはその後の旅で多くの強者を倒し、スウェーデンに帰ると仇敵スウィブダゲルも討ち果たして 王権を奪還したが、スウィブダゲルの息子アースムンドとも戦い、これも自ら討ち果たした。 その後、アースムンドの息子ウッフォとも争うも、最終的には勝利し、 憎しみを捨ててその亡骸は手厚く葬り、国の支配権はウッフォの弟フンディングに譲った。 ある時、ハディングは実の娘とその夫が放った暗殺者を退けたが、ハディングの崇拝者となっていたフンディングは ハディングが死んだと誤報を受けて盛大に葬儀を執り行い、その最中に自分がズっこけて死んだ。 これを知ったハディングはフンディングへの感謝の為、首を吊って自殺した。 なお、ヴィルヘルム・グレンベック著の『北欧神話と伝説』では、『デンマーク人の事績』の いくつかの人物伝要約が記載されているが、そこではハディングがオーディンから神弓を授かり、 空を飛びながら弓を射る術を教わったということになっている。 訳者の山室女史は「原文がゴタゴタしている為、著者は思い切った刈込みをしている」と述べており、 これらは恐らくグレンベックのアレンジである。他にもアレンジ箇所は多々見受けられる。 また、ドナルド・A.マッケンジー著の『ゲルマン神話―北欧のロマン』にもハディングは登場するが、 その一連の内容はヴィクトル・リュードベリの独自解釈に基づいている為、 殆ど原型を留めていない創作神話と呼ぶべき体を成している。 【コメント】 リュードベリとマッケンジーの最大のアレな部分はフレイの勝利の剣についてかなー。 スヴィプダグ(スヴィプダゲル)が勝利の剣を使ってトールのニョルニルを破壊し、 後に竜に変身した超英雄ってことになっちゃってる。 ハゲネとホグニ王の同一人物勘違いといい、北欧系の神話は特に誤解が多い気がする。 まあ伝承なんて変わっていくのが当然っちゃ当然だけど。 宝具の1日間隔は、使い放題ってわけじゃないという条件を付けたかっただけで、特に意味はない。 割と戦争に負けることもあるが、神の一人を殺したりしているので、素でかなり強い。タイマンでは無敗。 一応は王である筈なのだが、為政を行った様子は全くなく、戦争と冒険ばっかりしている。 ……しかし、ハルトグレーパさんは中々のショタコンなんじゃないだろうか。 適正クラスは槍・剣だが、船乗ってるので騎、暗殺もしているので暗もいけるかもしれない。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1323.html
************で囲った部分はインスパイアです。 私の名前はアリス・マーガトロイド。 種族は魔法使い。目標は、完全なる自律人形の製作。 そのために日々研究に明け暮れている・・・のは、少し前までの話である。 「まりざあああああああああああがわいいいいいいいいいいいいいいい!」 「んほおおおおおおおおおおおおおおおおお!もっどぞのがおをみぜでえええいぎいいいいいいい!」 「いやがるかおもずでぎいいいいいいいいいいいいいい!!」 「まりざっだらはずがじがりやなんだからあああああああああああああ!」 「あああああああああありずやべでえええええええええええええええありずゆるじでええええええええええええええ」 私は今、茂みの影から獲物を伺っている。 ここはゆっくりありすの巣。 目の前では、私が放り込んだゆっくりまりさ、そして、発情し、ゆっくりまりさに対して生殖行為を行っている20数匹のゆっくりありすがいる。 ゆっくりまりさは、私が放り込んだもので、無事、囮としての機能を果たしているようだ。なお、媚が目立つようになった目障りなものをチョイスしている。魔理沙はそんな目をしない。 「シャンハーイ」 「ホラーイ」 さてと・・・私は最も愛用している2体の人形、上海と蓬莱を取り出した。 スペルカードをセットする。 「シャンハイ!!」 「ホライ!!」 上海を解体、蓬莱の右手を中心に再構築。 天を捻り突くその形状、そう、これはドリル。回転する音も高らかだ。 上海ドリルを前方に構え、突撃の構えを取る蓬莱人形。 「上海、彩りなさい。蓬莱、行きなさい」 「ホライ!!」「シャンハイ!!」 合図と共に、茂みを飛び出す上海ドリル装備蓬莱。 スペルカードを発動させると、上海の魔彩光が発動し、ドリルの周囲を覆う。そして蓬莱人形は加速しつつ、ゆっくりありすの中に突っ込んでいく。 「上海、蓬莱、ギガドリルブレイク」 「シャンハーイ!」「ホライ!!」 「まりさぎゅぼおおおおおお!!」 「ゆっくりぎゃあべええええああああ!!」 「すっきいぎいいいいいいいいいいい!!」 「やっどゆぐりがやあああああああああ!!」 「ありずごべんなぎゃあああああああ!!」 魔彩光ドリルで解体、分解まであっという間。 本当ならもっと絶叫させるのが正しいゆっくりの苛め方なのだろうが、これは苛めではなく粛清である。 ついでにそのまま巣穴にぶち込ませ、内部を一通り抉っておく。 ふぅ、まぁこんなところだろう。 「お疲れさま上海、蓬莱」 上海の変形を解除し、再構築、愛らしい上海人形の姿に戻す。 「シャンハーイ!」 「ホラーイ!」 今のは新スペカの試し打ちだ。本来のスペルカードバトルでは使えないような、殺傷力の高いものを開発している。 ゆっくりどもなんて、上海の魔彩光で焼き払ってもいいのだが・・・流れ弾というか、周囲への影響というか、痕跡が残るのが気になる。 そのため、やや近接用の技を開発していた。この技ならある程度まで蓬莱の判断で敵を追尾できるし、ドリルの回転でゆっくりを即時絶命させることが出来る。私には、ゆっくりアリスをいたぶる趣味は無いのだ。 なお、「ゆっくりありすってアリスさんそっくりですね!」と言った奴は、例外なくぶち殺すことにしている。 もし万が一、魔理沙がこの言葉を言った時・・その時には、きっと、何もかもから開放されて自由になるだろう。心のどこかで待ち遠しく思ってさえいる。 話がそれてしまった。 とりあえず上海の新機能は上場のようだ。 家に戻ることにし、周囲に配置しておいた他の人形たちを回収する。 目撃者がいないことを確認し、途中に少々点在していたゆっくりたちは、綺麗に焼き尽くした。この徹底した処理は、私本人がゆっくりありすを虐殺していること・・・これが周囲に知れてしまうと、ゆっくりありすの立場が悪くなり、ひいてはこっちまで立場が悪くなりそうだからだ。 家に戻ると手紙が来ていた。加工場からのものだった。 「京、お茶お願い。グランギニョル、クッキー残っているからもってきて頂戴。オレルアン、まりさ連れてきて」 紅茶とクッキーを用意し、膝にまりさ、椅子にまりさ。これが私の午後の過ごし方である。 膝のゆっくりまりさは重くなく、太ももでプヨプヨさせるのがたまらない。 腰を下ろしているゆっくりまりさは、丁寧に帽子を剥いでなめしている。魔理沙に似てなかなか豪胆な性格をしているようで、何時間でもこうしていてくれる。ポヨポヨとして気持ちいい。 「アリスはいつも、お洒落でかわいいんだぜ」 時折、こうしてこちらに労わりの言葉までかけてくれる。ありがとうまりさ。頭を撫でてあげた。気持ちよさそうにうふふと笑う。このまりさは私の最高傑作の1つだ。 さて、落ち着いたところで手紙の封を切る。 そこには以下のような文面があった。 「新種のドスゆっくりまりさを入荷しました。つきましては、皆様の全力をぶつけてみませんか? 通常のゆっくりでは考えられない耐久力を味わってください!! 加工所一同 ※注意 弾幕等、周囲に被害が出るようものは、まことに申し訳ございませんが、当施設の迷惑になるのでご遠慮ください」 記されている日時は明後日。 この文面を見る限り、どうやら私以外にも招待状を送っているようだ。それがちょっと気に食わないが、やろうとしていることは面白そうだ。 せっかくだから、上海蓬莱ギガドリルブレイクを披露してみよう。派手にズタズタにするから受けがいいかもしれない。 そうと決まれば、さっそく準備だ。明後日が待ち遠しい。思わず膝上のまりさの毛を何本もむしる。 「ゆー・・・」 静かに涙を流すまりさ。我慢するところが可愛らしいわ。頭を撫でてあげた。 当日。 「あら?」 「こんにちは!いいお天気ですね!」 「あら、アリスさんじゃないですか。あなたも招待されたんですか?」 「あ、アリスさん。うちの光学迷彩を試す気になってくれました?」 「また今度、人形劇を見せに来てくださいよ。チルノちゃんも喜びますから」 「お久しぶりね。新しい胡蝶夢丸が出来たんだけど、どうかしら?」 そこにいたのは、紅美鈴、大妖精、河城にとり、稗田阿求、八意永琳の五名。 どいつもこいつも、ゆっくり殺しに関して、一家言を持つ狂人たちだ。 心底、関わり合いたくないが、なぜかそれなりに親われている。 永琳とにとりには顧客として、大妖精と阿求には人形劇の観客として・・・・美鈴はよくわからない。きっと図書館に強奪に入らないからだろう。魔理沙の強奪癖は私には理解できない。私も強奪されたい。 「みんな、目的は同じなのかしら?」 「私は招待されてません」 「・・・私の付き添いよ」 「師匠に無理を言ってついて来ちゃいました☆」 永琳と阿求に師弟関係があったとは知らなかった。きっと、新しい胡蝶夢丸の治験でもしているのだろう。 かつて見た、愉悦を浮かべてげんのうを振り回すその姿は、ナイトメアという表現がピッタリだった。まだ若いのに気の毒なことだ。OH! please please cure AQN ERIN. しばらく各人のゆっくり事情を伺う。 美鈴は、ちょいちょいゆっくりゃとゆっちゅりーをつまみ食いしているようだ。どっちの意味なのかは聞かない。色々解消しているようで何よりです。 大妖精は、相変わらずチルノ病だった。永琳に相談したが、薬は永遠分必要だそうだ。私にできることは、クッキーの作り方を教えることぐらいだ。やっぱり餌付けよ。きのこマイスターには通用しなかったけど。 にとりは、色々とモノを売りつけてきた。何度言えばわかってくれるのだろう。もうちょっと運用ラインに乗って、コンパクトにしないと、上海に積めない。そんな中、だいぶ小型化された光学迷彩には惹かれたが、魔法の結界に感知されるようでは意味が無い。マジックキャンセラー機能実現の証には購入することを約束した。 永琳は、どうにも調子悪そうだった。いつもなら実験結果を嬉々として語ってくれるのに。薬師の不養生だろうか、ちょっと残念だった。 阿求は、聞き手に回っていた。とても熱心に聞いている。興奮のあまり、ほおづきみたいに赤いほっぺしている。紅顔の美少年という形容が浮かんだが、阿求は女性である。・・・転生しているのだから、男性としての経験もあるんだろうか。 そうこうしているうちに、加工場の職員が来た。実験場へと案内される。施設の奥深くかと思ったが、外にでてしまった。 そこには、4匹の巨大ゆっくりまりさがいた。 これがドスまりさなのだろう。その巨体は私の3倍ほどあるだろうか。4m以上ありそうだ。やや下膨れ気味なのが気になるが、ゆっくりまりさ種特有の帽子はそのままに、綺麗な髪が巨体の下までサラサラとなびいている。無数のリボンがその金色の髪に結びついていたが、個人的には色彩に余分が混じっているようで気に入らなかった。 なるほど、このでかさでは施設内部で扱いにくかろう。レティ室にも入るかどうか疑わしいものだ。 「うわぁ☆」「・・・・」「食べ応えありそうですね」「へぇー。ここまで大きくなれるんだ」「・・・」 感嘆するもの、暗いオーラを放つもの、口元をぬぐうもの、目を輝かせるもの、冷たい目で見つめるもの。どれが誰かは言わなくてもいいだろう。 ふと、阿求がこちらを見てこう言った。 「わぁ、アリスさんってば、無表情で立ち居振る舞いも冷徹そのものなのに、顔は生き生きと紅潮して、目をキラキラと輝かせているなんて・・・素敵です!でも、口元はぬぐったほうがいいかと」 よく理解できなかった。お前は何を言っているんだ? さて、殺す順番を決めることになったが、 「アリスさんは最後よね」 「当然ですね」 「みなさんわかってますね」 「期待してますね☆」 最後に回された。こっちは一刻も早く、そのどてっぱらをぶち抜きたかったのに。これは苛めに違いない。 結局一番手は永琳だった。早く帰りたいらしい。 続いて紅美鈴、大妖精、河城にとり、私の順である。 もしかして、永遠亭ではドスまりさの量産に成功しているのかもしれない。 どうにかして人形を忍び込ませられないものか。鈴仙に送った人形の盗聴器および魔術式はあっという間に破壊された。まったくもって永遠亭は底知れない。 ところが、永琳は心底疲れたようにこう言った。 「・・・正直、私は、自ら手を下す趣味は無いから」 永琳を抜いて前に出てくる阿求。 「私が代わりに死刑執行します☆」 アキュッ☆ という効果音が聞こえた気がする。 なるほど、そういうわけか。どうやら阿求の病はいい感じに永琳に利用されているらしい。不憫だ。 という私の思いは、全くの見当違いだと、次の瞬間思い知らされる。 「こい、げんのう」 何かが天空から、旋回しながら飛んできたかと思うと、次の瞬間、空を引き裂く異音と共に阿求の右手に収まった。 ************* 阿求の手に握られた物、それは巨大なげんのうだった。 それはげんのうというにはあまりにも大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。それはまさに鉄塊だった。 ************* 「今日のために、昨日はスコア0でした☆募る乙女の思い、ゆっくり受け取って逝ってくださいね☆」 告げる阿求の声・・・その明るさとは裏腹に、その顔を彩るのは悪鬼羅刹か。こいつは本当に人間か。 思わず他のメンバーを見ると、美鈴、大妖精の目が呼応したようにギラギラしている。にとりは常と同じ、何も考えず目の前の事象をうけとっているようだ。・・・一番食えない奴かもしれない。 阿求はげんのうを握り締め、 「えいっ☆」 と、可愛らしい声をあげると、そのままげんのうを両手で握ってグルグルと振り回し始めた。俗に言うジャイアントスイングというやつだ。 そのまま、げんのうを投擲するつもりなんだろうか・・・阿求に限ってそれはない。 全くブレのないその回転。げんのうの重さをまったく感じさせない。こいつもしかして、永遠亭に改造されているんじゃあるまいな。 「すごい・・・すごい・・・・!なんてしっかりした軸回転!ジャイロでも搭載されているのかな!」 「天と地を貫く気の柱が見える。これほどの使い手がいたなんて・・」 「・・・回転で、私より優れているなんて、ふふふ・・いつぶりかしら」 他のメンバーの評価を聞く限り、私の見間違いではないらしい。 阿求の速度がさらに上がる。・・・回転に、目がおいつけない!慌てて魔法で視力を強化する。 「もっと、もっと、もっと!!かがやけえええええええええええ!!!」 何がだ?と聞こうと思ったが、その間も無くげんのうが金色の光を放つ。 強化された私の視力は、阿求の口が、くぱぁ、と開き、ガギン、と閉じたのを捉えた。 そして、緩やかに、軸をずらす竜巻。 向かう先は、何もわかっていなさそうな、哀れな哀れなドスゆっくり。 「ゆっ」 何が起こっているか、理解できなかっただろう。ゆっくりの目には、その回転は早すぎる。 「疾・風・怒・濤!!」 訪れる、インパクトの瞬間。 めり込むげんのう。強化された私の視力は、それを完全に見てしまった。 つま先から始まり、踝、膝、太もも、腰、胸、肩、肘、手首、そしてげんのうに至る、統一された力のベクトルを。 「ゅ!!!!!!」 もたらされるものは、必然。 ふっとぶドスゆっくり。 その先には2体のドスゆっくり。 「ゆ!ぎゃぁああ!」 「ゆげぇあ!!」 ほぼ一塊となり、施設のフェンスに激突・・・いや、突き刺さる。 阿求の方を見ると、げんのうを振り切った姿で、見事な残心を決めていた。 その姿、実に美しい。 「我がげんのうに、砕けぬものなし」 もし阿求の人形を作るなら「豪腕のげんのう人形」という名前にしよう。そうしよう。 「ちょっと、阿求さん、1人1匹までですよ!あと周囲に被害が出るのは困ります!!」 加工場の職員から注意が飛ぶ。 「あ、ごめんなさい・・・目が回ってしまってよくわからなかったんです」 と、言ってのける。足取り確かに、こちらに戻りながら。 「ふぅ・・お粗末様でした」 何を言うか。場を暖めるには十分すぎる。 「今のわかった?」 私の問いかけに、 「ええ・・あの回転なら、撲殺どころか、貫通・・・いえ、斬殺してしまう」 「それを完璧なインパクトで、見事ドスを吹っ飛ばしたね」 「もちろん、吹っ飛ぶ先は最もドスをまき沿えにするライン。それを可能にするテクニック。すごいですね」 答える3人。 と、加工場の職員がこちらに近寄ってくる。 「すみませんアリスさん・・・このままじゃドスが足りなくなってしまうんです」 「はいはい、わかったわ」 パチッ、と指を鳴らし、私の愛する人形たちを転移させる。 「上海、蓬莱、仏蘭西、和蘭、西蔵、京都、倫敦、露西亜、オルレアン。あの餡子袋を直してきて」 ゆっくりを直せる者が、最もゆっくりを壊すことに長けている。かつて永琳に言われた言葉だ。 別に気にしているわけではないが、私の人形にはゆっくりの治療機能を持たせている。 死亡しても、これぐらいの時間なら蘇生すら可能だ。 早速、仏蘭西、和蘭、倫敦が小麦粉で皮を作り、餡子を入れる枠を構築している。あちらはまかせていて大丈夫だろう。 せっかくだから、阿求に与えられてた分のはずのドスも蘇生させておこう。何かの役に立つかもしれない。 「師匠。これ反動がこないように調整されてるのは助かるんですけど、インパクト時のゆっくりへの衝撃が弱い気がします。もうちょっとウェイト増やしませんか?」 阿求が永琳にダメだしをしている。 永琳は今回、阿求にどれだけ手を加えているんだろう。げんのうは仕込みのはずだが、あの身体機能・・正直言えば、殴り合いで敵いそうにない。 幸いにも、無事なドスは一体残っている。 「さて、次は私の番ですか?」 うきうきと立ち上がる紅美鈴。 つづく。 後書き 以下の流れは天才。これが無ければこのssは作れなかった。 466 :名無したんはエロカワイイ:2008/07/27(日) 12 59 16 ID kscMXoPZ0 なんかみんなのSSとかで「すっきりー!」してしまって、完全に筆が止まった こう沸々と黒い感情が湧き上がるような何かを頼む 481 :名無したんはエロカワイイ:2008/07/27(日) 13 18 40 ID STyF0zHy0 466 _,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_ -''" `''>さいのうがないならむりしないでねっ!!! ヽ  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | !イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| `! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!/// ,______, ///.「 !ノ i | ,' ノ !'/// ,_____, ///i.レ' L.',. ヽ/ | L」 ノ| .| ( ,ハ | ヽ/ 人! | ||ヽ、 ヽ__ノ ,イ| ||イ| / ,.ヘ,)、 )>,、 _ヽ∠.. .,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ 482 :名無したんはエロカワイイ:2008/07/27(日) 13 19 17 ID kscMXoPZ0 ありがとう、みんなの気持ちはすごく伝わるよ でも伊達にこのスレに常駐してるわけじゃないからね、 どうも生半可な程度では俺の嗜虐心は煽られなくなったみたい 可愛がるスレでも行くかなぁ、でもあそこ嫌いなんだよなぁ 483 :名無したんはエロカワイイ:2008/07/27(日) 13 19 57 ID kscMXoPZ0 481 連投失礼、これはグッと来た ゆっくり飾りゴージャスの人 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/hololive/pages/24.html
あてぃしのこと好きすぎ! 英語表記 Minato Aqua 誕生日 12月1日 身長 148cm ファンネーム あくあクルー 配信タグ #湊あくあ生放送 ファンアートタグ #あくあーと