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概要 ご来場ありがとうございます。 マインクラフトで軍事系の建築を行っている、おやすみとガリガリくんの脳内設定を書いてあるwikiです。 現在、申請は受け付けておりません。 World NEWs 世界見聞録 3/26 プロシア崩壊の危機 12/30 閣議決定により...我が国の...ファンタシアの...か...か...核兵器保有を...せ...宣言するッ! 11/15 プロシア連邦国連代表、堂々退場す 11/15 安倍首相、全世界193か国に対し国交断絶を...通達し...せ...せ...宣戦布告するーッ‼ 5/27 プロシア国会議員「戦争するしかなくないですか?」 フランス政府の抗議を受け、係争地であるラインラントを訪問していたプロシアのとある議員が、「なら第二次普仏戦争やるしかなくない?」「また戦争するしかなくないですか?」と発言。また「おっぱいおっぱい」と卑猥な言葉を繰り返し発言し、プロシア国会は正式に議員を追放すると共に、第二次普仏戦争勃発に備え、普府間の同盟強化を確認した。 5/26 ファンタシア機甲部隊、消滅 ファンタシア国防総省は本日未明、トンネル内でプロシア侵攻作戦への準備を進めていた主力機甲師団とその補充戦力はトンネルの崩落に巻き込まれて消滅したと発表した。崩壊はトンネルのちょうど中間地点から始まり、トンネルの直上に存在したファンタシア・プロシアおよびフランスの不動産は壊滅的被害を被った。全体的に10mほど沈降し、帯状になったトンネル跡地にはライン川から豊かな川水が流れ込み、フランス本国は二つに分断された。全工程においてプロシアにトンネル掘削、ファンタシアに要の支柱建設を担当させるという致命的配役ミスに起因するこの事故はファンタシア陸上戦力を完全に破滅させたようである。また、ついにフランスにすべてバレた。 5/26 プロシア軍、反撃へ 遅めのGWを取っていた政府閣僚は、プロシアへ帰国後、この惨事を始めて聞いたとコメント。すぐに連邦軍に反撃措置を命令するとともに、WFTOを通じ、ファンタシア軍へ警告を行った。 5/18 プロシア、道路交通法を撤廃 本日のプロシア軍とファンタシア軍の戦闘において、交通ルールを持たないことが戦闘において有利に働いたことを受け、プロシア政府は自国の道路交通法を撤廃することを発表した。プロシアの交通事情の素晴らしさを象徴していたプロシア道路交通局には今やマリオカートの旗がたなびいている。20世紀までの理性的なプロシアの姿はもうどこにも見当たらない。 5/18 ファンタシア機甲部隊、突破 不毛な殲滅戦が繰り広げられていた横断トンネル内だったが、双方多大な消耗の末ファンタシア機甲部隊がプロシア機甲部隊を撃破する形で一旦戦闘は終息した。ファンタシア側分析機関はファンタシア機甲部隊の主な勝因として、プロシア機甲部隊が律義にも右側走行を徹底したことを挙げている。これによりプロシア側は同時に2両しか戦闘に参加させることができず、火力面で不利な立場に陥ったようだ。この戦闘で、右側通行はおろか歩道と車線の区別の概念すらもたないファンタシア人のプロシア人に対する文化的優越が証明されたのである。 勝利したファンタシア機甲部隊は体制を整え次第、プロシア領内へ向け前進するとのこと。 5/18 トンネル内で繰り広げられる殲滅戦 両国の機甲部隊はフランス横断トンネルの中間地点にて戦闘状態に入った。暫定二車線のクッソ狭いトンネル内では両部隊とも最大四両までしか同時に戦闘に参加できず、ターン制バトルのような消耗戦が繰り広げられている。 5/18 プロシア連邦共和国がファンタシアに対し宣戦布告、数日ぶりに戦争状態に ファンタシア・プロシアの堅い同盟は音楽性の違いを原因として数日ぶりの崩壊を迎えた。英国系情報メディアによると、本日5時ごろにプロシア海軍の主力艦隊がドーバー海峡を通過したようだ。また、両国陸軍の機甲部隊は開通したばかりのフランス横断トンネルに消えた。トンネルを通ってそれぞれの敵地へ赴こうという算段のようだ。 5/18 プロシア=ファンタシア間フランス横断トンネルが秘密裏に開通 ファンタシア情報メディアは闇の情報筋より、ファンタシア・ヴィルヴァルセルナからフランス領内の地中を通ってプロシア・フランクフルトへ達するプロシア=ファンタシア間フランス横断トンネルの開通式が秘密裏に執り行われたという情報を900億ボリバル・ソベラノで購入した。闇情報には、このトンネルの工事を通じてフランス側への許可はとっていないこと、また予算の都合上、トンネルの全区間が暫定二車線のクソインフラであることなどが記されていた。 この歴史的なトンネルの開通により、ファンタシアとプロシアのさらなる修好、及び経済の活性化への寄与が期待されている。 なお、これらトンネル関連情報は国家機密でありファンタシア・プロシア政府外への漏洩は許されていないが、我々には報道の自由及び全世界へ情報を発信するという高潔なる義務があるので、やむを得ず報道している。 3/24 プロシア軍 自由共の攻撃を想定した訓練を実施 プロシア軍東部方面本部は、3/24の午前にルーシ自由国家共同体からの攻撃を想定した、砲兵科による砲撃訓練を行ったと定例記者会見で発表した。 訓練所の付近に住む住民からは、「いつも以上に大きな音がして少し驚いた」「たまげたなぁ」と言った声が聞かれた。 3/24 ファンタシア共和国、惑星WTで大活躍 3/24に惑星WTで行われた戦車戦にて、ファンタシア共和国のガリガリは三戦連続一位など大戦果を挙げた。
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登録日:2023/03/17 Fri 00 56 10 更新日:2023/05/11 Thu 11 24 54NEW! 所要時間:約 30 分で読めます ▽タグ一覧 お人好し イワンのばか イワンの馬鹿 レフ・トルストイ ロシア民話 働かざる者食うべからず 悪魔 愚直 所要時間30分以上の項目 昔話 民話 神様がお前をお守り下さるように 馬鹿 『イワンの馬鹿』は帝政ロシア時代の小説家レフ・トルストイによる1885年9月頃に書かれた作品。 正確には「イワンの馬鹿」というのはロシアの民話にしばしば登場する男性キャラクターではあるが、トルストイによって書かれた彼を主人公とした作品が特に有名なため、この項目ではそちらを扱う。 原題は『イワンのばかとその二人の兄、軍人のセミョーンとたいこ腹のタラスと、口のきけない妹マラーニャと大悪魔と三匹の小悪魔の話』そのまんまである 和訳として長谷川天渓 訳『大悪魔と小悪魔』や内田魯庵訳『馬鹿者イワン』などがあるが、 この項目では青空文庫にも収録されている菊池寛訳『イワンの馬鹿』を元として解説する。 ●目次 【あらすじ】 【主な登場人物】 【ストーリー】 【エピローグ】 【ラスボスの悪魔、動く…!】 【本当のエピローグ】 【あらすじ】 とある国の田舎に、兵隊のシモン(発音の違いでセミョーンとも)、デブ肥満の商人のタラス、馬鹿のイワンという三人の息子と、彼らの妹で聾唖者のマルタという娘がいた。 ある日、上の兄弟二人であるシモンタラスが実家に帰ってきて「生活に金がかかって困っているので、財産を分けてほしい」と父親に言った。彼らの親不孝ぶりに憤慨している父親がイワンにそのことを言うと、ばかのイワンは「どうぞ、みんな二人に分けてお上げなさい」というので父親はその通りにした。 しかし、三人の間に財産を争う諍いが起きることを期待していた年寄り悪魔はその様子を見て腹が立ち、三匹の小悪魔を呼び寄せて三人の兄弟の仲違いを命じるが...? 【主な登場人物】 ◆イワン 百姓兄弟の三男。 この小説の主人公であり、自他ともに認める馬鹿。なんなら地の文で真っ先に馬鹿呼ばわりされてしまっている。 「いいとも、いいとも。」が口癖。 だが作中の行動から見るに馬鹿というよりも「底なしのお人好し」という表現の方が正しいかもしれない。彼のお人好しっぷりのお陰で悪魔たちの計画は頓挫したと言ってもいい。 誰にでも優しく、馬鹿と言われても仕方ないほど実直な面もあると同時に、ダメだと思うものには毅然として首を縦に振らない強かさや背徳をよしとしない愚直な信仰心も持ち合わせている。 あと悪魔のような汚いものには容赦がない「神様がお前をお守り下さるように」。 ◆シモン 百姓兄弟の長男。 王の姫と婚姻した上で軍人になる大出世をしたものの、金策が下手な上嫁の浪費癖で金欠になり、金持ちの父に三分の一の財産を強請りにくる。その際、仮にも弟と妹のイワンとマルタをバカにする発言をするなど、人格に難がある。 ポジションとしてはやられ役。 ◆タラス 百姓兄弟の次男。 商家の娘と結婚して商人になっただけあり、兄と違って金欠ではなかったようだが欲深かったため、兄と同じく父親にたかりに行く。兄と同じくイワンとマルタをバカにする発言をする。 そして兄と同じくやられ役。 ◆父 三兄弟の父であり、お金持ちの百姓。本名不明。 金をたかりにくる上の兄弟二人には苦い顔をするなど常識人。 序盤、中盤のみの出番。 ◆マルタ 聾唖者(*1)の妹。兄二人からは見下されてしまっている。 終盤のみの出番だが、その際に怠け者には厳しく対応する姿が見られる。 ◆年よった悪魔 人を凋落させたり争わせたりすることを仕事とする悪魔。 例えるならばこの作品のラスボスポジ。 三兄弟を陥れるべく最初は部下の小悪魔を送り込み、最後には自ら策謀を張り巡らせるが… ◆三人の小悪魔 年よった悪魔の部下たち。 上司にプランを聞かれたときにはちゃんと筋道立てて答えたり、一人が作戦に難航して助けを求めると他二人も快く応じたり、イワンの攻略に三人とも四苦八苦したり、イワンに見つかると必死で命乞いしたりどこか憎めない奴ら。 【ストーリー】 イワンとマルタが稼いだ家の財産をたかりに来たシモンとタラスだったが、イワンは快く分け与える。 しかしそれを見ていた年よった悪魔は不満だった。財産の分前で兄弟が喧嘩すると思っていたところをイワンのお陰で台無しになってしまったからだ。 そこで年よった悪魔は部下である三匹の小悪魔を呼び寄せ、三人を仲違いさせるようにいいつける。 三匹はそれぞれ兄弟を一人ずつ担当し、凋落させるために作戦を開始した。 * * * しばらく後、三匹の小悪魔たちは会合し、作戦の進捗を話し合う。 まず、シモン担当の小悪魔はシモンの性格を”大へんな向こう見ず”にすることで全世界をかすめ取ると大言壮語をさせ、それを信じた王が印度(インド)征伐にシモンを向かわせる。 ところが小悪魔は事前に藁を使って兵隊を作るという能力で印度側に加担する一方で、シモン側の武器の火薬を湿らせておくことでシモンを大敗させる。当然王は怒って逃げ帰ったシモンを死刑にしようとするが、その前にシモンを逃しておくことで、また困窮させて父の元へ帰らせる作戦だった。 一方、タラス担当の小悪魔の作戦は比較的シンプルで、ただでさえ欲張りなタラスをさらに欲張りにすることで借金してもなお盛んにモノを買い込むように仕向ける。そして、借金の取り立ての日までには買い込んだ品物をすっかりダメにしておくことで返品もできない状態にして破産させ、父の元へ帰らせる作戦だった。 しかし、イワン担当の小悪魔は参っていた。イワンが農作業できないようイワンの飲むお茶に自らの唾を混ぜることで腹痛を起こさせ、畑の土を石のように固くする作戦を行ったが、イワンがとてつもない馬鹿であるため、腹が痛く土が固くてもなお畑を耕すのをやめない。そこで小悪魔はこっそり鋤を壊す作戦に出るものの、なお予備の鋤を持ってきて畑を耕す。更に小悪魔は土の中に潜り込んで鋤を掴んで妨害するものの、なお一所懸命畑を耕すため、小悪魔は手を切ってしまったという。 このままでは兄二人がニートになってもイワンが養い続けてしまう。 シモンとタラス担当の小悪魔は、イワンの担当を手伝うことを約束し、三匹は解散した。 * * * 一方のイワンは、腹が痛いながらもまた耕してない一つの畝を耕すため畑にやってきていた。 ところが、耕そうとするとやっぱり鋤が動かない。例の小悪魔が土の中で鋤を足に絡めて妨害していたのだ。 不審に思ったイワンは直接土に手を突っ込んで探りはじめる。それにより何か柔らかい真っ黒な生き物…つまり小悪魔を掴んで引っ張り出したのだ。 イワンは「なんて汚えもんだ。」と言って鋤にぶっつけようとするものの、小悪魔は「どうかひどくしないで下さい。そのかわり何でもあなたの言いなり次第にいたします。」と命乞いする。 小悪魔は言う通りなんでもできるというので、腹痛を治すように言ってみると小悪魔は土の中からなんでも病気を治せるという三本の根がついた木の根を差し出す。そのうちの根の一つを実際にイワンが飲んでみると腹痛はすぐに治った。 こうして不本意なマッチポンプによって無事解放してもらえることになった小悪魔だが、その際にイワンは祈りの言葉を伝える。 イワン「じゃ行け、神様がお前をお守り下さるように。」 しかし、邪悪な悪魔にとって祈りの言葉というものはパンチ同然なのか、聞いた小悪魔は地面に落ちて地面にのめり込み、深い穴だけを遺して地の底へ消えてしまった。 イワンは残りの根っこを帽子にしまって畑仕事を終えると、家にはなんと王のところから抜け出してきたシモンとその嫁さんが夕飯を食べていた。 新しい士官先が見つかるまで養ってくれと言うシモンに対し、「いいとも、いいとも。」といつもの口癖で了承するが、なんとイワンが椅子に腰を下ろそうとするとシモンの嫁が騒ぎ出した。 嫁「私はこんな汚い百姓と一しょに御飯をたべるのはいやです。」 シモン「お前の着物が大へん臭いので家内がいやだというのだよ。お前外へ行って飯を食ったらいいだろう。」 なんとも図々しいことを言い出す両者だが、イワンは「いいとも、いいとも。どうせ私は馬の飼葉の世話をせにゃならんから、外へ行こう。」と了承し、少しばかりのパンを持って外へ行くのであった。 * * * 一方、元シモン担当の小悪魔はイワン担当を手伝うために家に向かったものの、仲間の小悪魔の姿はなく代わりに穴を一つ見つけたことで、仲間の身に何かあったことを察する。 改めてイワンの妨害を試みる小悪魔は、手始めとばかりにイワンの秣場に水をまき、草を泥だらけにしておくものの、イワンが鎌を研ぎながら一週間かかろうとも草を刈る決意を独り言で漏らすのを聞いて、さらなる妨害の必要を感じた。 そこで次は草の中に潜み、イワンが草を刈る瞬間に鎌を地面に食い込ませることで体力を消耗させる作戦をとるが、それでもイワンは挫けず草を刈る。次の沼地でも待ち構えて鎌を掴んで妨害するも、思うままに動かない鎌にキレたイワンが力の限り動かしたせいで小悪魔も力負けし、その際に尻尾を半分に切られてしまう。 それでも挫けない小悪魔は、今後イワンが燕麦刈りに取り掛かることを聞き、次こそ妨害してみせると決心する。 ところが翌朝小悪魔が畑に向かうと、なんと燕麦刈りは全て終わってしまっていた。イワンが先に徹夜で刈ってしまっていたのだ。 まんまと出し抜かれたことに怒った小悪魔は今度は麦束の中に潜り込むことで麦束を腐らせようとする。しかし不覚にも麦束の中は暖かかったため妨害工作続きでの疲れもあったのかぐっすりと寝込んでしまった。 結果、麦束を荷車に載せようとしたイワンに、小悪魔は見つかってしまう。 イワン「おやおや、また出て来やがった。」 小悪魔「いや、ちがうんです。先来たのは私の兄弟です。私はあなたの兄さんのシモンについていたんです。」 イワン「ふん、どいつだってかまやしない。お前も同じ目にあわしてやるのだ。」 汚いものには厳しいイワンは荷車に叩きつけようとするものの小悪魔は命乞いをはじめる。 小悪魔「何でもあなたのお好きなものから兵隊をこしらえることが出来ます。」 イワン「兵隊は一たい何の役に立つのだ。」 小悪魔「何の役にだってたちます。あなたが命令を下しさえすればどんなことでもします。」 イワン「じゃ唄がうたえるかい。」 小悪魔「ええ出来ますとも、あなたが命令なさりさえすれば。」 イワンが小悪魔の言う通りに麦束を使って呪文を唱えるとそれが楽器を持った兵隊に変わった。イワンは「娘っ子がさぞ喜ぶこったろう。」と喜ぶ。 しかし麦束がこのままだと仕事ができないので、元の麦束に戻す方法もちゃんと聞いた上で小悪魔を解放する。 イワン「神様がお前をお守り下さるように。」 しかしイワンが祈りの言葉をかけたため、二番目の小悪魔もまた穴になって消えてしまった。 そしてイワンが家に帰ると、次男のタラスとおかみさんが晩飯を食べていた。小悪魔の策略による借金で首が回らなくなったため、養ってもらいにきたのだ。 イワンは「いいとも、いいとも。」と快く了承して椅子に座ろうとするが、今度はタラスのおかみさんが騒ぎ始めた。 おかみ「私はこんな土百姓と一しょに御飯はいただけません。この汗の臭ったらがまんが出来ません。」 タラス「どうもお前の臭いはひどすぎる。外で飯を食ってくれないか。」 またもや図々しいお願いをしだす夫婦だが、イワンは「いいとも、いいとも。どのみち私は馬の世話をしなくちゃならん。飼葉を刈る時刻だからね。」と答えるのであった。 * * * そして最後の元タラス担当の小悪魔も家に向かうものの、仲間の小悪魔はおらず代わりに仲間の形見である切られた尻尾と穴が二つだけ。仲間によくないことがあったのを察した最後の小悪魔は、仲間の後を受け継ぎ仕事をやり通すことを決意。 イワンの様子を見に行くと、彼は樹を切っていた。転がり込んできた二人の兄が家が狭くなったため新しい家を建てるようにイワンに命令したためだった。どこまで図々しいんだこの兄弟 そこで小悪魔は妨害を開始する。イワンが樹を切り倒そうとすると他の樹に引っかかるようにして上手く倒れない。また別の木を切って棒を作って引っかかりを外すことでようやく倒せるも、次の樹を切ろうとしたときにまた同じようなことがおきる。 今日中に百本の樹を切り倒すつもりでいたイワンは、十本も切り倒さないうちに日が暮れてヘトヘトになってしまう。それでもなお作業を続けようとするものの背中に痛みが走ってしまい、斧を樹に食い込ませたままどっかりと座り込んでしまった。 妨害をしていた小悪魔は手応えを感じ、樹の上でクスクスと笑う。しかしその瞬間突然立ち上がったイワンは樹を逆の方からいきなり斧を叩きつけた。それにより樹は倒れ、すっかり油断していた小悪魔も木から落ち、イワンに見つかってしまった。 イワン「おやおや、汚いやつめまた出て来やがったな。」 小悪魔「いや、ちがうんです。私はあなたの兄さんのタラスについてたんです。」 イワン「だれであろうがかれであろうが、もうだめだぞ。」 例によって汚いものには厳しいイワンは斧をふり上げて打ち下そうとするものの小悪魔はテンプレ通り命乞いをはじめる。 イワン「じゃ何が出来る。」 小悪魔「あなたの欲しいだけお金をこさえることが出来ます。」 イワン「よしよし、じゃこさえてくれ。」 小悪魔はイワンに樫の葉を手で揉むことで金貨を生み出す能力を授ける。イワンは「これやお祭に若い者に見せるにゃもって来いだ。」とご機嫌。 小悪魔は解放されたものの、「じゃ行け、神様がお前をお守り下さるように。」という即死呪文祈りの言葉によって、とうとう最後の小悪魔も穴と化してしまうのだった。 * * * こうして二人の兄の家は無事に建ち、秋の取り入れもすると村ではお祭りの時期となる。イワンは兄たちも祭りに誘うが「百姓のお祭なんてちっとも面白くない。」と兄たちは参加を拒否。 そこでイワンは百姓やおかみさん達と一緒に祭りを楽しむ。その際、皆が踊っている広場で樫の葉を揉んで作った金貨をイワンがばらまいて大騒ぎになったり、兵隊を作って歌を歌わせて村の人達の肝をつぶしたりして、祭りを満喫して終了する。 翌日、イワンが兵隊を生み出せることを知ったシモンが「兵隊さえありゃ何でも出来るよ。国一つでも自分のものになる。」と言って兵隊を生み出すようにお願いする。 兵隊をこちらでは養えないため必ず全員連れて行くように約束した上で、イワンは畑いっぱいの兵隊をこしらえる。 シモン「イワンよ全くありがとう。」 イワン「もっと入るようなら、また来なさるがいい。今年は麦藁はたくさんあるし、いくらでもこさえてあげるから。」 一方、タラスもイワンが金貨を生み出せることを知り、イワンにお願いをしに行く。イワンは快く了承すると手桶三杯分の金貨を生み出して馬車に乗せる。 タラス「さしあたってそれだけありゃたくさんだ。イワンよ、ありがとう。」 イワン「なあにまた入るときには来なさるがいい。葉っぱはどっさり残っているからな。」 こうしてシモンは兵隊を使って一国を倒し、タラスはいっぱいの金貨を使って商売をして金を儲けることに成功。 ある日、二人は出会って悩みを交換し合う。シモンはたくさんの兵隊達を養う金に困っており、タラスはたくさんの金を警護してくれる兵がいないことに困っていた。 そこで二人はさらなる兵隊や金をシモンに生み出してもらうために再び家に向かう。まず兵隊のシモンは、タラスの金の番をさせる兵隊を生み出させようとする。 入り用ならいつでも言ってくれといっていたイワンのことだから、「いいとも、いいとも」と了承してくれる、と思いきや… イワン「いいや、わしはもう兵隊はこさえない。」 シモン「なぜこさえない、馬鹿!」 イワン「お前さんの兵隊は人殺しをした。わしがこの間道傍の畑で仕事をしていたら、一人の女が泣きながら棺桶を運んで行くのを見た。わしはだれが死んだかたずねてみた。するとその女は、シモンの兵隊がわしの主人を殺したのだと言った。わしは兵隊は唄を歌って楽隊をやるとばかり考えていた。だのにあいつらは人を殺した。もう一人だってこさえてはやらない。」 自分の生み出した兵隊が人殺しをしたことを知ったイワンは、断固として兵隊を生み出すことを拒否するのだった。 一方、タラスはシモンの兵隊を養うための金貨をイワンに生み出させようとしたものの…シモンの時と同じく、イワンは拒否する。 タラス「なぜこさえない、馬鹿!」 イワン「お前さんのお金がミカエルの娘の牝牛を奪って行ったからだ。ミカエルの娘は牝牛を一匹もっていた。その家の子供たちはいつもその乳を飲んでいた。ところがこの間その子供たちがわしの家へやって来て、乳をくれと言った。で、わしは「お前んとの牝牛はどうしたんだ」とたずねた。すると「肥満のタラスの家の支配人がやって来て金貨を三枚出した。するとお母は牝牛をその男にくれてしまったので、おれたちの飲むものがなくなった。」と言った。わしはあの金貨を持って遊ぶんだとばかり考えていた。ところがお前さんはあの子供たちの牝牛を奪って行った。わしはもうお金をこさえてはやらない。」 自分の生み出した金貨が子供を悲しませたことを知ったイワンは、断固として金貨を生み出すことを拒否した。 結局当初の目論見がご破産となった二人の兄弟だが、二人で相談した結果、シモンの兵隊とタラスの金をそれぞれ半分こすることで二人は上手く自分の営みを続けることができ、一国の王様にまでなったのであった。 * * * 一方、イワンはなおも妹と一緒に畑仕事をして生きていた。あるとき、イワンの家の飼犬が病気にかかり今にも息絶えそうになってしまった。それを哀れんだイワンは妹からパンを貰って犬に上げるために帽子にいれて持っていった。 しかし、そのパンを犬にあげる際に、以前小悪魔からもらったどんな病気を治す根っこのうちの一つを犬が一緒に食べてしまう。すると犬の病気は瞬く間に治ったのであった。驚く両親に残り一つとなった木の根について説明するイワン。 ちょうどその時、イワンの住む国の王様のお姫様が病気にかかってしまったという話が出る。王は町や村にお触れをだし、姫の病気を直した者に嫁がなければ姫を嫁に出すと伝えさせた。 それを聞いたイワンの両親は、残り一つになった病気の治す木の根を使って、お姫様の病気を治す提案をする。イワンは「いいとも、いいとも。」と了承して出かけようとするも、その際に手の萎びたおばあさんに出会う。 お婆さん「人の話で聞いて来たが、お前様は人の病気をなおしなさるそうだが、どうかこの手をなおしておくんなさい。わしゃ一人じゃ靴もはけないからな。」 イワン「いいとも、いいとも。」 最後の木の根をお婆さんにあげることでお婆さんの手は治ったものの、両親はイワンを「乞食女をあわれんで、王様のお姫様をお気の毒とは思わないのだ。」と叱る。 そこでイワンは治せるものを持っていないのにも関わらず、馬に乗ってそのままお姫様の元へ向かう。そしてイワンが御殿の敷居をまたぐかまたがないうちに、突然お姫様の病気が治ってしまう。どういうことなの…? 王様は大層喜んでイワンにこう告げる。 王様「わしの婿になれ。」 イワン「いいとも、いいとも。」 こうしてイワンは姫様と婚礼し王子となる。そしてまもなく王様がお亡くなりになると、イワンはその後を継いで王になった。 こうして三兄弟は全員一国の王になったという。 【エピローグ】 長男のシモンの国は大変豊かになった。 家十軒ごとに立派な兵隊を徴兵し、自分に逆らう者には兵隊を差し向けて始末することで、誰もがシモンを恐れるようになったのだ。欲しいと思ったものは兵隊を差し向けてすぐに手に入れ、面白おかしく暮らしていたのだ。 次男のタラスも愉快に暮らしていた。 イワンからもらった金を上手く増やし、国にはあらゆる税をかけて更に金を集め、自分が欲しいと思ったものは、金の力で何でも手に入れるようになったのだ。 一方のイワンは、亡くなった王様の葬式を済ませると、立派な衣装を棚にしまったかと思いきや、元の粗末な麻のシャツや股引、百姓靴を身につけて、百姓仕事に戻った。 イワン「あれじゃとてもやりきれない。退屈で、おまけにからだがぶくぶくに肥って来るし、食物はまずく、寝りゃ体が痛い。」 イワンはまた、妹や両親のもとで畑を耕し始める。 しかし仮にも国王であるイワンを諌めにきたり、お願いをしたりしに来る人はいた。 人民「あなたは王様であらせられます。」 イワン「そりゃそれに違いない。だが王様だって食わなけりゃならん。」 大臣「金が無いので役人達に給金を払うことが出来ません。」 イワン「いいとも、いいとも。役に就かないがいい。そうすりゃ、働く時間がたくさんになる。役人達に肥料を運ばせるがいい。それに埃はたくさんたまっている。」 訴えに来た人民「こいつが私の金を盗みました。」 イワン「いいとも、いいとも。そりゃこの男に金が要ったからじゃ。」 妃「人民どもはみなあなたのことを馬鹿だと申しております。」 イワン「いいとも、いいとも。」 人民はイワンが馬鹿だということに気づき、賢い人達は愛想を尽かし始めた。 一方のイワンの妃は夫が色々言われている現状を考えた。が、妃もまた馬鹿であった。 妃「夫に逆らってはいいものかしら、針の行くところへは糸も従って行くんだもの」 そう考えた妃は着ていた妃の服を脱いで箪笥にしまい、イワンの元へ赴いてマルタに畑仕事を教わりながら一緒に働き始めた。 そこで愛想を尽かした賢い人はみんなイワンの国から出て行き、馬鹿ばかり残ってしまった。 誰も金を持っていなかったものの、みんなは達者で働き、お互いに働いて食べ、また他の人をも養ったとさ。 めでたしめでたし。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- ところがどっこい… 【ラスボスの悪魔、動く…!】 一方、年よった悪魔は部下たちが三兄弟をとっちめた報告を来るか来るかと待っていたが、いつまで経ってもこないので小悪魔たちを散々探し回った挙げ句、3つの穴しか見つけることができない。 小悪魔たちがしくじったことを察した悪魔は、ターゲットだった三兄弟がどうなってるか調べてみるが、なんと三人とも没落するどころか王様になっていることを知る。 悪魔「ようし。じゃおれの腕でやらなくちゃなるまい。」 改めて一念発起したラスボスの悪魔。まず手始めに人間の将軍に化けると、シモン王に近づいた。 口八丁でシモン王の側近になった悪魔は、文字通りシモンに悪魔の囁きをする。 悪魔「まず第一にもっと兵隊を集めましょう。国にはまだうんと遊んでいるものがおります。若い者は一人残らず兵隊にしなくちゃいけません。すると今の五倍だけの兵隊を得ることになります。次には新しい銃と大砲を手に入れなくちゃなりません。私は一時に五百発の弾丸を打ち出す銃をお目にかけることにいたしましょう。それは弾丸が豆のように飛び出します。さてそれから大砲も備えましょう。この大砲はあたれば人でも馬でも城でも焼いてしまいます。何でもみんな燃えてしまう大砲です。」 たださえ十軒につき一人の兵隊を集めていたシモン王国であるが、この悪魔の提言により若者を一人残らず徴兵し、工場を建てまくって新式の銃や大砲を作って隣国に攻め上がった。結果、隣国は震え上がって降参し、シモン王は新たな領地をまるごと手に入れる。 大喜びしたシモン王はかつてボロ負けした印度(インド)王を平らげようと勇む。 ところが、一方の印度王はシモン王のことを聞き、そのやり方を取り入れたばかりか更にその上を行くような手段を考えていたのだ。 いざシモン王が戦に赴くと、なんと徴兵された嫁入り前の娘が航空機に乗って爆弾を投下してくるではないか。シモン軍が戦を始めるか始めないかの段階で兵は離散し、シモンは領地を全て取られた挙げ句、命からがら逃げ出す羽目になってしまった。 * * * まんまとシモンを片付けた悪魔は、続いて商人に化けると、タラス王の国で商売を始める。悪魔は何を買うにしても気前よく高額な値段をだすため、誰も彼もがお金欲しさに悪魔の商人の元へ集まっていく。それにより税金も多く納められるためタラス王も気に入ってホクホクだった。 そこでタラス王は、新しい御殿を建てることにした。材木や石材などを買ったり、人夫を使うことをふれさせ、何によらず高い価を払うことを告知した。そうしていれば、人民たちが揃ってやってくると思っていた…が、誰一人としてやってこない。 なんと、悪魔の商人が材木も石材も人夫もすっかり買い占めてしまったのだ。そこでタラス王が値を引き上げると、商人が更に引き上げる。商人はタラス王よりも金をたくさん持っていたのだ。結局、タラス王の御殿は建たないまま。 それからというものの、タラス王が庭をこさえようとすれば人民は皆商人の池を掘るために雇われてしまい、黒貂の皮を買おうとしても、例の商人が全て買い占めてしまい、馬を買おうとしても、全て買い占められている始末。 やがて人民たちも、タラス王に仕えていたはずの部下も、王よりも金のある商人の元に行ってしまい、タラス王は惨めな暮らしに成り下がってしまった。挙げ句、例の商人は今度はタラス王を買うと言っていばっていることを聞き、肝を潰してしまう。 やがて、印度王にやられたシモンが助けを求めに来ても、「おれももう二日間というもの何一つ食べるものがないのだ。」と答える他なかった。 * * * 王になった二人の兄弟すら容易くとっちめたラスボス。今度はいよいよイワンの元に魔の手が伸びる。 まずはシモン王をとっちめたのを同じ手を使うため、将軍に化けてイワン王に近づいた。 悪魔「軍隊がなくては王様らしくありません。一つ私に命令して下されば私は人民たちから兵隊を集めて、こさえて御覧に入れます。」 イワン「いいとも、いいとも。じゃ一つ軍隊をこさえて唄を上手に歌えるようにしこんでくれ。私は兵隊が歌うのを聞くのは好きだ。」 こうして悪魔は人民たちに「軍隊に入れば酒は飲めるし、赤いきれいな帽子を一つ貰える」 と触れ回るが、人民たちは「酒はおれたちで造るんでどっさりある。それに帽子はすじの入った総つきのでも女たちがこさえてくれる。」と誰一人兵隊になるものがいない。 そこで悪魔は兵隊にならないとイワン王が死刑にしてしまわれるだろう、というお触れを出す。すると人民は悪魔の将軍のもとにやってきて言う。 人民「兵隊にならなければイワン王が死刑にしてしまうと言っているが、兵隊になったらどんなことをするのかまだ話を聞かせてもらわない。兵隊は殺されると聞いているがほんとかい。」 悪魔「うん、そりゃ時には殺される。」 人民「じゃ、兵隊に行かないことにしよう。それよっか家で死んだ方がましだ。どうせ人間は死ぬもんだからな。」 改めて兵隊になることを拒否する人民達。悪魔は「馬鹿!お前たちはまったく馬鹿だ!兵隊に行きゃ必ず殺されるときまってやしない。だが行かなきゃイワン王に殺されてしまうんだぞ。」とご立腹。困った人民たちはイワン王の元へ相談に行くが、イワンは大笑いして答える。 イワン「さあ、わしにもわからん。わし一人でお前さん方をみんな殺すことは出来ないしな。わしが馬鹿でなかったら、そのわけを話すことも出来るが、馬鹿なんでさっぱりわからんのじゃ。」 人民「それじゃわしらは兵隊にゃなりません。」 イワン「いいとも、いいとも。ならんでいい。」 結局、年寄った悪魔はこの作戦を諦めざるを得なかった。 * * * 次なる作戦は、直接的にイワンの国をめちゃくちゃにしてしまうことだった。 悪魔はタラカン国の王へ、イワンの国へ攻め入るように進言したのだ。 そこでタラカン王は戦備を整え、イワンの国へ侵攻する。 人民「タラカン王が大軍をつれて攻めよせて来ました。」 イワン「あ、いいとも、いいとも。来さしてやれ。」 タラカン軍は、いつイワン国の軍隊が出るか準備しながら進軍するものの、斥候は軍の影すらみつけることもできず、進めど進めど何も出てこない。タラカン軍が村に入っても、イワン国の人民は珍しそうに見るだけどころか、穀物や牛を略奪しても、ちっとも抵抗や嘆願しないのだ。取るだけ取って次の村に行っても、やはり同じ。欲しいものは全部取られるがままどころか、兵隊を引き止めにくるのだ。 人民「かわいそうな人たちだな。お前さんたちの国で暮しが出来なけりゃ、どうしておれたちの国へ来なさらないんだ。」 これには兵士たちもほとほと困り、王にこんな歯ごたえのない国で戦はしたくないと進言する。するとタラカン王はかんかんに怒り、国中を荒しまわって、村をこわし、穀物や家を焼き、牛馬をみんな殺してしまえと命令しだす。その上、これに逆らうと死刑にしてしまうと命令したのだ。 兵士たちは震え上がり、そのとおりにした。家や穀物などを焼き、牛馬などを殺しはじめるが、しかしそれでも馬鹿たちは抵抗しないで、ただ泣くだけだった。おじいさんが泣き、おばあさんが泣き、若い者たちも泣くのだった。 人民「何だってお前さん方あ、わしらを痛めなさるだあ、何だって役に立つものを駄目にしなさるだあ。欲しけりゃなぜそれを持って行きなさらねえ。」 こうなっては兵士たちも士気はガタ落ちになり、もはや言うことも聞かず散り散りになって去っていく他なかった。 * * * 悪魔の作戦はまたしても頓挫してしまった。軍事力でとっちめることができないとあれば、今度は金の力を使うしかない。年寄った悪魔は商人に化け、改めてイワンに近づく。 悪魔「一つ私はあなた様にいいことをしたいと思います。よい智慧をおかししたいと存じます。で、まずお国に家を一軒たてて、商売をはじめましょう。」 イワン「いいとも、いいとも。気に入ったらこの国へ来て暮してくれ。」 こうして悪魔は大量の金を持ち、人民達の前で家を作るように触れをだす。その報酬として払う金貨を人民達に見せると、これまで物々交換で暮らしてきた人民たちは綺麗な金貨にびっくりした。 そこで、人民たちは金貨をもらうことを引き換えに、悪魔の家を建てるために働いたり、品物や食料を悪魔に渡し始めた。今度こそ確かな手応えを感じた悪魔はほくそ笑む。この大量の金の力で今度こそイワンを凋落させるのだ。 ところが、人民たちはもらった金貨を首飾りにしたり、子供のおもちゃにするだけだった。皆に金貨が行き渡ると、誰も金貨と引き換えに働いたり交換したりすることはなくなった。悪魔の家は半分もできてないし、金貨と交換にもらった食料も尽きてきた。空き腹を抱えた悪魔がある家に食物を求めて金貨を差し出すが… おかみさん「もうたくさんです。私の家にゃそれを持って遊ぶような子供はいないし、それにいいもんだと思ってもう三枚もしまってありますからな。」 今度は百姓の家に行って金貨とパンを交換しようとするが… 「そりゃいらない。だが、お前さんが『キリスト様の御名によって』(*2)とおっしゃるなら、ちょっと待ちなされ、家内に話して一片貰って上げましょうから。」 そう言われたものの、キリストの言葉でナイフで刺されたように苦痛を味わった悪魔は、手下のように消滅こそしないが唾を吐いて逃げ出すしかなかった。 結局、どこに行っても「何か他の品物を持って来るか、でなけりゃここへ来て働くか、またはキリスト様の御名によっているものを貰うがいい。」と言われてしまう悪魔。しかし悪魔は金以外に何も持っていないし、働くことは大嫌い。キリスト様は論外と、打つ手がなくなってしまう。 空腹のままゴロリと横たわる悪魔を見て、人民たちがイワンに相談する。 人民「どうしたもんでしょう、立派な紳士が倒れています。あの人は、食い飲みもするし着飾ることもすきだが、働くことがきらいで、『キリスト様の御名によって』物を貰うことをしません。ただ誰にでも金貨をくれます。世間じゃはじめのうちはあの人の欲しがるものをくれてやったが、金貨がたくさんになったので、今じゃ誰もあの人にくれてやるものがありません。どうしたもんでしょう、あのままじゃ餓え死んでしまいます。」 イワン「いいとも、いいとも。そりゃ、みんなで養ってやるがいい。牧羊者のように一軒一軒かわり番こに養ってやるがいい。」 こうして、交代制のニートという斬新な役割になってしまった悪魔。ある時、イワンの元で養われる番となった悪魔がイワンの食卓につく。するとその瞬間、今まで空気だったシモンの妹であるマルタが、悪魔の手を観察し始めた。 マルタは今まで、ろくすっぽ受持の仕事はしないで、誰よりも食事に早くやって来て、おまけに人の分まで平げてしまう怠け者に騙されてきたため、食事前に必ず怠け者を見分けることにしていたのだ。多くの仕事でごつごつした硬い手になってる人はすぐテーブルにつかせましたが、そうでない人は、食べ残しのものしかくれてやらない決まりにしていたのだ。 早速マルタが悪魔の手を見てみると、ちっとも硬いところがない、すべすべしていて爪が長く延びている綺麗な手だったため、マルタは唸りながら悪魔をテーブルから引き離す。 自分が残り物しか食べれないことをイワンの妻から聞いた悪魔は大変立腹してイワンにこう語る。 悪魔「誰もかも手を使って働かなきゃならないなんて、お前の国でももっとも馬鹿気た律法だ。こんなことを考えるのも言わばお前が馬鹿だからだ。賢い人は何で働くか知っているか?」」 イワン「わしらのような馬鹿にどうしてそんなことがわかるもんか。わしらは大抵の仕事は手や背中を使ってやるんだ。」 悪魔「だから馬鹿と言うんだ。ところがおれは頭で働く方法を一つ教えてやろう。そうすりゃ手で働くより頭を使った方がどんなに得だかわかるだろう。」 その言い分に驚いたイワンは、早速悪魔に頭で働く方法を教えてもらうことにした。 * * * イワンは国の中で一番高い塔に悪魔を招待すると人民たちを呼び寄せる。頭で働くことを教えることの出来る立派な先生が来たので、皆でそのやり方を習わなければならないというお触れをだした。 それにより人民たちも塔に集まり、そのてっぺんに立つ悪魔に注目した。人民たちは、その悪魔(が化けた紳士)が手を使わないで頭で働く方法を見せてくれるものと思っていた。 …が、悪魔がやったことと言えば、どうしたら働かないで生活を立てて行けるかということを、くりかえしくりかえし演説しただけだった。当然、馬鹿には何が何だかさっぱり分からない。人民たちは悪魔を見たり考えたりしたが、結局わからないので各々の仕事をするために帰っていった。 悪魔は塔のてっぺんに一日中立ち、立て続けに説明し続けた。しかし当然そのうちお腹を空かし始めるものの、誰も悪魔に食べ物を届けようとはしなかった。頭で働けるくらいエラい先生なら食物の用意くらい考えてあるだろうと思っていたからだった。 イワン「どうだな。少しゃ頭で仕事をしはじめたかな。」 人民「いいや、まだはじめません。先生あいかわらずしゃべりつづけています。」 やがて空腹で弱ってきた悪魔が前へよろけだしたかと思えば、頭を柱へぶつけてしまった。心身共に限界に達した悪魔には最早身体を支える力もなく、立ち上がろうにもまたよろけて頭をぶつける有様。それを見た人民が、とうとう悪魔が頭で仕事(物理)を始めたと、イワン夫婦を呼びに行く。 イワン妻「来てごらんなさい。あの紳士が頭で仕事をやりはじめたそうですから。」 イワン「ほう? やっぱりほんとだったな、人間の頭がさけると言ったのは。でも、こりゃ水腫どころじゃない。こんな仕事じゃ、頭はコブだらけになってしまうだろう。」 まるで自分の思惑が通じていないイワンの言葉に悪魔は遂に力尽き、ゴロゴロと階段を転がり落ちていき、地面へ頭を突っ込んだ。その瞬間、悪魔は地面の中へ姿を消し、そこにはただ深い穴が残るばかりとなった。イワンは「まあ何て忌々しい奴だろう。また悪魔だ。大それたことばかり言ってやがって、きっとあいつらの親分だったに違いない。」というのであった。 【本当のエピローグ】 イワンの国には、多くの人がやってくる。 かつての二人の兄も養ってもらうつもりで、イワンの元へ行くと養ってもらえた。 「どうか食物を下さい。」と言ってくる人には、「いいとも、いいとも。一しょに暮すがいい。わしらにゃ何でもどっさりある。」と答えた。 ただし、イワンの国にはたった一つだけしきたりがある。 それはどんな人でも手のゴツゴツした人は食事のテーブルへつけるが、そうでない人はどんな人でも他の人の食べ残りを食べなければならないということだったとさ。 追記・修正は手のゴツゴツした人にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] この話子供のころ読んだことがある。どうしてお姫様の病気が治ったのかずっと不思議だったのだが……結局理由は無いんかいwこの部分だけ非常に都合が良すぎないかw -- 名無しさん (2023-03-17 01 34 04) ↑よくあるパターンだと助けたのは実は神とかが化けた姿でその態度を褒めて治してやったみたいな感じなんかな -- 名無しさん (2023-03-17 01 41 26) ところどころイワンがスワンになってる? -- 名無しさん (2023-03-17 02 17 51) ドーモ・デビル=サン。神様がお前をお守り下さるように。 -- 名無しさん (2023-03-17 02 28 16) ↑デビル「グワーッ!(しめやかに爆発四散)」 -- 名無しさん (2023-03-17 02 56 08) 正直な働き者が得をする民話というのは農業国のロシアとか日本の傾向なのかもな。西ヨーロッパとかネイティブアメリカンの民話は頭が良くて上手いことやる奴が得をする話が多い気がする。 -- 名無しさん (2023-03-17 02 57 41) 鉄腕アトムに同じタイトルの話があった。 -- 名無しさん (2023-03-17 03 06 11) ロシアでは畑から兵士が取れるということだったが、なるほどこういう背景があったのか -- 名無しさん (2023-03-17 03 30 18) タイトルだけ知ってる人が実際に読むと、悪魔が出てくることに驚くらしい -- 名無しさん (2023-03-17 05 42 00) トルストイの民話だとこれの他には『人にはどれほどの土地がいるか』が面白かった -- 名無しさん (2023-03-17 06 07 50) 馬鹿というかここまでお人好しを貫き通してグッドエンドに持ち込む様には憧れを抱かざるを得ない。 -- 名無しさん (2023-03-17 08 33 19) 俺が読んだ奴だと子供向けだったからか聾の妹は削除されてたな -- 名無しさん (2023-03-17 08 50 26) 「イワンの馬鹿」はひっかけクイズでしか知らなかったけど、この話と何の関係があったんだろう -- 名無しさん (2023-03-17 08 59 38) 木久扇師匠みたいな人が出るのかと思ったら真逆だった -- 名無しさん (2023-03-17 11 30 50) ゼロ少佐が無線で話してたのはこれのことか -- 名無しさん (2023-03-17 12 02 58) イワンの奥さんたくましくていい女だなぁ -- 名無しさん (2023-03-17 12 23 20) 共産主義はみんなが馬鹿じゃないと成り立たないという話でもある。↑15神様が、悪魔をおちょくって遊ぶためにやったのかも。 -- 名無しさん (2023-03-17 12 38 40) 割りと最近に作られた作品なんやね。といっても100年以上前だけど -- 名無しさん (2023-03-17 12 44 23) 2↑ 実態は権力者に制度を悪用されて全体主義に堕ちてるからね。 -- 名無しさん (2023-03-17 15 14 00) 帝国主義と資本主義に対する共産主義の考え方なんだろうな。 ファンタジーな展開で辻褄を合わせるのは見てて面白い。 -- 名無しさん (2023-03-17 15 14 09) でもロシアで働いた分だけ生活に必要な農産畜産できるのっ、南西の一部地域だけでは? -- 名無しさん (2023-03-17 15 31 06) イキった挙句大敗するシモンが風前の灯火の某独裁者とカブって仕方がない。 -- 名無しさん (2023-03-17 15 42 10) すじの入ったふさ付きの帽子ってどんなんだ? -- 名無しさん (2023-03-17 17 39 59) ↑3 しかもその辺りは他国の農産畜産を支えるために金で土地を買い漁られているのが問題になっているらしい。金で雇った人たちと共に金で買った最新の農業機械を使って勤勉に働いているそうだ -- 名無しさん (2023-03-17 20 29 53) 鉄腕アトムの同名の話は宇宙で船が難破して十数年周期で地球に近づく星(ダイヤが埋まっている)に不時着しアトムと乗客が脱出する内容でそこに以前不時着したソ連の船とイワンと言う名のロボットを見つける -- 名無しさん (2023-03-17 20 47 13) 「〇〇の〇〇」っていう日本語の文法を知ったのはこのタイトルからだったな... -- 名無しさん (2023-03-17 21 48 55) てっきり何でも治す木の根で妹を治療するのかと思ったらそこはそのままなのね。そこは本人も受け入れて暮らしてるからという話なんだろか。 -- 名無しさん (2023-03-17 22 12 17) イワン王国は能力に応じて働き、必要に応じて受け取る点で共産主義的。キリスト教的互助精神と君主制を維持し、農業を重視している。命名するなら農本主義的キリスト教社会主義王国かな? -- 名無しさん (2023-03-18 00 21 44) 原始共産主義でしょ(直球 -- 名無しさん (2023-03-18 01 27 30) イワンも妹も自分のために使うって発想がなかったんでは ろうあの妹に使わなかった理由 -- 名無しさん (2023-03-18 03 01 04) 共産主義賛美のおとぎ話 -- 名無しさん (2023-03-18 04 53 05) さり気に連戦連勝で兄の領土全奪りしてる印度王というラスボス -- 名無しさん (2023-03-18 06 05 48) ポル・ポトの理想国家ってイワンの国だよね -- 名無しさん (2023-03-18 06 23 15) というか老婆はどうやってイワンが病気を治せるって知ったんだ。イワンが治したの自分と飼い犬だけだから話が広まりようがない。やっぱり神か仙女が化けた姿なのかな -- 名無しさん (2023-03-18 06 51 27) ↑2 賛美してる風を装いつつ結局馬鹿にしてるような…… -- 名無しさん (2023-03-18 07 05 23) 他のロシア民話で正直者の主人公が「正直者がいいのか、嘘つきがいいのか」と町の人に尋ねたら全員が「嘘つきの方が贅沢な暮らしをしているんだから嘘つきがいいに決まってる」と答える話があった(最後は正直者の主人公が報われるが)。 ロシアは理想の追求と残酷な現実による挫折の繰り返しの歴史という印象がある。 トルストイも農奴解放に尽力したが、失敗している。 -- 名無しさん (2023-03-18 10 28 24) ↑6 表向きは共産主義賛美なんだけど、上の※にもあるけど「こんな馬鹿な奴らばっかじゃないと共産主義は成り立たない、つまり理想の共産主義などおとぎ話の中の話」っていう風刺も含まれてるらしい -- 名無しさん (2023-03-18 14 11 39) ペケって漫画で題名からどんな話だろうと男子高校生3人が想像するエピソードがあるんだが、最初の二人は割と真面目に考えてるのに最後の一人が「イワンがバカなんだろ?どんな話になるってんだ?」とかなりアレな馬鹿っぽい顔のキャラクターを思い浮かべつつ「逆にバカならどんな話でもありな気もする」と結論付けていて笑った。 -- 名無しさん (2023-03-18 14 50 45) 途中までは中世でも成り立ちそうな技術レベルの民話だったのに突如19世紀後半に登場した野砲の炸裂弾と機関銃が出て来る所は流石1885年。ちなみにインドの若い女が空から爆弾を落としてくるシーンは原文では航空機とは言っておらず、トルストイが航空機の登場を予言したSF的未来予測ではなくインドの怪しげな魔術による飛行のつもりで書いたとの事 -- 名無しさん (2023-03-18 17 28 30) 上にもある『人にはどれほどの土地がいるか』や『ちんぴら悪魔がパンの切れ端の償いをした話』のようにトルストイの民話で悪魔が人間に勝つパターンでは、この話みたいな悪魔のテンプレなトンチじみた取引や直接欲望を煽って罠に嵌めようとするより、無償で何でも与えたり叶えたりするとか、或いは正義感や義憤を煽る方向で仕掛けてくるのが示唆に富んでる -- 名無しさん (2023-03-18 21 07 46) 最初に兄弟2人の性格を変えたように、イワンも怠け者とか性格を悪くすればよかったのでは…? -- 名無しさん (2023-03-19 10 44 26) ↑案外もっと馬鹿にしようとしたからこんなになったのかもね -- 名無しさん (2023-03-19 11 04 52) 三年殺しを知ってるかい♪ -- 名無しさん (2023-03-19 14 58 52) わざと「民衆を殺傷しないし、豊かな土地を奪いもしない敵国」というあり得ない存在を入れないと成立しないようにしてるんだな -- 名無しさん (2023-03-19 15 09 13) まあ、普通ならタラカン軍がきた時点で悪魔の計画は終わってる話よ。そもそも物語上でも資源も有限なのにその後どうやって復興させたのかは適当だし。 -- 名無しさん (2023-03-20 05 02 21) ↑元々民話ってそういうとこ適当だし。読み書きも政治も知らない善良な若者が王様になっても平和だもの -- 名無しさん (2023-03-21 04 45 05) 記事見て読んだ気にならずちゃんと読もうな青空文庫にあるから -- 名無しさん (2023-03-21 15 48 21) 共産主義はむしろ賢いインテリがイデオロギーを学んで民衆を導くのが前提の"頭を使う"思想の筆頭だし、ただひたすらに清貧を貫くイワンの在り方とは別物だと思う。 -- 名無しさん (2023-03-25 01 21 19) ↑なお、その後に現れるインテリは、弾圧迫害の対象になった模様。 -- 名無しさん (2023-03-25 01 39 15) このタイトルを見て、イワンというキャラが家族or恋人と決別して「イワンの馬鹿!」って罵られる物語かと思ったのは俺だけだろうか…「馬鹿のイワン」だったらこんな勘違いはされないけど -- 名無しさん (2023-03-30 15 33 52) 異論もなかったので報告されたコメントを削除しました -- 名無しさん (2023-04-16 11 45 08) 「イワンの馬鹿っ!もう知らない!」 -- 名無しさん (2023-04-16 14 14 45) 悪魔相手にだけ露骨に口悪くなって容赦なくぶっ殺そうとするイワンに笑う -- 名無しさん (2023-05-11 11 24 54) 名前 コメント
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上坂すみれ(うえさかすみれ)。 日本のアイドルタレント出身女性声優。1991年12月19日生まれ。神奈川県出身。 身長160cm。血液型O型。スペースクラフト所属。 詳細 Wikipedia等プロフィールを見てもアイドル時代の目立つ経歴は無し。 2010年Music Japan TVで桜塚アイドル予備校にてアイドル予備生を体験するプログラムで新人タレントとして出演したのが一番大きい。 声優としての初作品は2011年<プリティーリズム・オーロラドリーム>の女子C。2012年春<パパのいうことを聞きなさい!>のメインキャラクター小鳥遊空で本格的に声優デビュー。その他<中二病でも恋がしたい!>の凸守早苗などで活躍中。 2011年のクリスマスに家族と食事をしたと家の写真などをブログに上げてから、池澤春菜、井上麻里奈、牧野由依に続き「趣味で声優をやっているお嬢様」がまた一人生まれたのではないかとの声も。お嬢様学校で名のある上智大学在学中という情報もこの主張を支えている。 ニコニコ動画で「常識を持った狂気」タグがついた<ジョジョの奇妙な冒険>のMAD動画が上がっていた。声優デビュー前の中学時代に自作して投稿したものである。 ロシアオタク 現在上智大学でロシア語を専攻している。ソ連とロシア好き。ただ好きなのではなく、彼女は本物である。Pixiv、Twitter、ブログ全てロシア語設定。最初はキャラ作りと思った人も多かったが、大学をロシア語学科に進学したことや好きなソ連戦車がマイナーなBT-5ということから本物という意見が大多数。ロシアの歴史では1910年ロシア革命時代や旧ソ連時代が好きとのこと。 現日本声優業界が声優個人の個性も重要視してる今、女性声優としては珍しいロシアやソ連、ミリオタ関連で自分の個性をアピールした点は大成功とも言える。<GIRLS und PANZER>のノンナや<アイドルマスター・シンデレラガールズ>のアナスタシアなどのロシアキャラを演じたり作品内でカチューシャを歌うこともあった。外見も可愛く、ゴスロリ服装での写真のお仕事も多い。私服としてゴスロリ服を愛用。 ゲーム<艦隊これくしょん>でも彼女が演じる吹雪はロシア語が上手いとの設定。他の吹雪型駆逐艦達もやろうと思えばロシア語が可能とのこと。ソ連に賠償艦として渡されたヴェールヌーイ(響)は返ってロシア語が出来ない設定になってしまい、公式4コマの13話では吹雪が悠長なロシア語でヴェールヌーイを圧倒。 残念ながら日本語特有の50音頭のせいでロシア語の発音自体は良いとはいえない模様。YouTubeのロシア語コメントを参照すると、「日本人としては上手だがロシア人が聞くには不自然」とのこと。 ミリタリーオタク 非定期的に「上坂すみれの装甲親衛歩兵連隊放送」というタイトルの放送をストライクウィッチーズ、GIRLS und PANZER、うぽって!!等の世界観及び軍事専門考証を担当した鈴木貴昭、うぽって!!にて銃器関連用語矯正、銃器取り扱い方、海外銃器音録音等を担当した金子賢一と進行。 その他にも<波打際のむろみさん>のラジオでは自身の歌をBGMに水島大宙と自衛隊戦車関連の話題で熱く語るなど、いろんな方面でミリオタに刺さる条件を持ち備えている。 主な興味は陸上兵器の中でも戦車。細菌はBT-5の他に90式戦車や10式戦車にも興味があるとのこと。 プーチンさんのお友達。
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この6回で、P437枚、B9枚ゲットでした。 (2vs2:1敗0kill / 5vs5:4勝0kill / バトルロワイヤル:1敗0kill) 2011/9/8 23 58 5vs5 2011/9/8 23 55 5vs5 2011/9/8 23 50 5vs5 2011/9/8 23 13 5vs5 初5vs5。挫折し、とてもじゃないが2vs2やバトルロワイヤルに参加できないと腐っていたところで、5vs5募集の叫びが! 天の声でした(笑) 2011/9/8 23 26 バトルロワイヤル またスキル並べなおすの忘れてるし;; でもスキルがきちんと並んでいても何もできないと思います・・・。 挫折しました。次行く勇気がありません>< 2011/9/8 23 13 2vs2 はじめて行ったコロシアム。(5vs5やバトルロワイヤルはやってなかった) スキルの並び順を戻し忘れて、スリープなくてビックリ@@; それじゃあ即死ですよね^^; 一緒に入ったナイトs、すいませんでした>< 動画を置くページは編集方法が違うため、スタイル等設定できませんのであしからずw
https://w.atwiki.jp/caballoverde/pages/34.html
#blognavi 亡命ロシア料理 なんだかおいしそうなタイトルだ。 亡命ロシア料理。 亡命しちゃったロシア料理。 どうして亡命しちゃったのだろう。 こんな寒いところでかき氷なんかいらねぇってさ! と、いじけて亡命。 こんな少ない食材で作られるなんて、ごめんだね、オレ高貴な料理だからさ。 で、亡命。 コイツらウォッカばっかり飲んで、料理なんて見向きもしてくれないんだよ。さみしいよ。 で、亡命。 知っている限りでは、ロシアの人はこんなに料理を邪険にはしてない。 ただ、料理には料理なりの、亡命の理由があるのだろう。 想像力、かきたてられる。 …くれぐれも、わたしはまだ読んでません。 でも、読みたくなるタイトルです。 読むか。 カテゴリ [title] - trackback- 2006年04月11日 03 47 07 #blognavi
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分類 論文 タイトル 1917年ロシヤにおける臨時政府の労働政策 公開 北海道大学附属図書館 北海道大学機関リポジトリHUSCAP 北海道大学經濟學部 http //hdl.handle.net/2115/31186 ページ数 36 著者 荒又重雄 発行日 1969
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世界水泳 ロシア・カザン2015 (4) <トップ|シンクロ・1|シンクロ・2|競泳・1|競泳・2|朝帯> 8月2日(日) 26 00~28 55 A枠60秒 - 東京海上日動、キリン(CMはキリンビバレッジ)、「トム・クルーズ ミッション インポッシブル ローグ・ネイション」 B枠60秒 - イオンカード、サンスター、野村グループ C枠60秒 - ヤクルト、ブシロード、RIZAP D枠60秒 - 呉工業、radiko.jp、ALSOK 8月3日(月) 23 10~25 26 A枠2 00" - 野村グループ 60秒 - ヤクルト、ダイワハウス B枠60秒 - 東京海上日動、小林製薬、トヨタ、「トム・クルーズ ミッション インポッシブル ローグ・ネイション」 C枠60秒 - キリン(CMはキリンビール+キリンビバレッジ)、DeNA、イオンカード、久光製薬、NTTドコモ D枠60秒 - 宝酒造、トライグループ、サンスター、JT、RIZAP 8月4日(火) 23 10~25 36 A枠60秒 - ヤクルト、トヨタ、イオンカード、「トム・クルーズ ミッション インポッシブル ローグ・ネイション」 B枠60秒 - サンスター、GMOクリック証券、トライグループ、サントリー C枠60秒 - 宝酒造、久光製薬、東京海上日動、P G、ソフトバンクモバイル D枠60秒 - キリン(CMはキリンビール+キリンビバレッジ)、野村グループ、キッセイ薬品、江崎グリコ、ダイワハウス 8月5日(水) 23 10~25 41 A枠60秒 - 「トム・クルーズ ミッション インポッシブル ローグ・ネイション」、イオンカード、キリン(CMはキリンビール+キリンビバレッジ)、野村グループ B枠60秒 - ヤクルト、NTTドコモ、東京海上日動、出光興産 C枠60秒 - トヨタ、DeNA、サンスター、日本通運、小林製薬 D枠60秒 - アサヒビール、呉工業、太田胃散、ブシロード、(PT)宝くじ
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プレイレポ/BtS/ロシア国王のスパイ経済 プレイレポ/BtS/ロシア国王のスパイ経済/高祖 プレイレポ/BtS/ロシア国王のスパイ経済/中興 プレイレポ/BtS/ロシア国王のスパイ経済/謳歌 軍国主義 AD1750 モンテ・徳川がシャルルに宣戦布告。モンテは勝手にやったが徳川はロシアの要請によるものである。#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Civ4screenShot0039.jpg)#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Civ4screenShot0040.jpg) 徳川軍が東方へ向かったのを機に、南部をガラ空きにして東部と北部に兵力を集結。 貯めに貯めた資金で一気にメイスをライフルへUG。マスケも同様である。 昇進は、都市襲撃2(メイス)、戦闘1対火気(マスケ)。少量ではあるが、マリにもライフルが配備されつつある。#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (クリップボード09.jpg) 大戦争を!一心不乱の大戦争を! 露ママ戦争 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (クリップボード06.jpg) 決してロシアンママ戦争ではない。 AD1775 マヤ・マリの連合に対して宣戦布告。 マヤは遠くに居るので、援軍が届く頃にはマリは滅んでいる。#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Civ4screenShot0010.jpg) 軍事力は世界で4位(UG前)。マヤ・アステカ・日本に続く数字のはずである。 その内2カ国は戦争中。 マヤは朝鮮侵攻により、相互通商破棄、陸からはマリに来れない。 つまり、海から来るしかない訳だが、ガレオンで載せることが出来る兵力は限られている。 仮にガレオン部隊が来ても順次国内で生産されているライフル兵で十分間に合うはず。#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Civ4screenShot0019.jpg) 侵攻ルートは上図の通り。 東部は生産力がなく、増強兵力もたいしたことがないだろう、との判断。 AD1818 マリ北部を完全に制圧。 東部へ部隊を転進させる。 AD1826 シャルルと徳川講和。 AD1832 マリ滅亡。60G程渡してコロスケと講和。 コロスケはこちらに勝つつもりだったようだ。 露朝戦争 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (クリップボード10.jpg) AD1840 朝鮮が属国にしてくれ、と頼んできたが拒否。 朝鮮とは隣り合わせになったのだ。 朝鮮に宣戦布告。朝鮮の文化のせいでマリの首都級都市が機能していなかった。 同年シャルルがモンテに降伏。 二カ国に攻められ続けていてはしょうがないとも言える。戦争屋二人を相手によく頑張った。 AD1848 モンテを放置=死亡フラグになりかねないので徳川を攻撃するように依頼。 AD1852 朝鮮の都市を2つ奪い、降伏受諾。 スパイ経済? マンサ死亡により、研究が鈍化。 唯一機能しているのはコロスケくらい。 先進国がアステカ、という時点でかなり遅れている。 うーん。。。 プレイレポ/BtS/ロシア国王のスパイ経済/地獄に続く。 コメント 何か一言お願いします。 これだけCivのシステム理解してたら皇子プレイヤーじゃねえだろw ともあれ期待してます。 -- プロ皇子です。国王は勝率3割くらい。スパイ経済の動画の人にかなり影響されています。 -- easttea 名前
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ロシア語の勉強のためのWikiを作成しました。 ロシア語の単語や文法やことわざなどを載せて、ロシアに対する教養を深めるためのサイトです 自由編集OKです。 ТРКИや日本のロシア語検定試験のための対策なども載せていくと面白いですね。 ロシアや旧CIS諸国への旅行の手はずなどを載せて、旅行代理店の売上や地球の歩き方の購買数を減らすのもまた面白いでしょう