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ともだち400人できるかな?:ミニゲーム キャラクターをどんどん連ねていくゲーム。 歩いて触ってチャンスを狙って、パートナーと合わせて400人集めよう。 一度始まったら終わるまで足は止まらないぞ! ■操作 ダッシュ:○ボタンor□ボタン。移動速度が速くなる。 ジャンプ:×ボタン。列を飛び越えることができる。 ポーズ:startボタン。ゲーム一旦ストップさせる。 ■システム レーダー:右下に現れる、ゲーム全体の状況を小さく表す図。 チャンスタイム:キャラにタッチすると10秒のカウントが始まる。その後1人タッチするごとに追加人数と残りカウントが+1される。 追加人数は×9まで。残りカウントが0になるとリセットされる。 ■パートナー 列にぶつかることが無い(通り抜ける)ためにジャンプはしない。する必要が無い。 挙動はキャラごとに異なる 十代……常にこちらの一定範囲外を移動する(近づくとダッシュで離れてく) 万丈目……チャンスタイム中常にダッシュし、一番近いキャラに一直線でタッチしにいく。 、等 そのため、パートナーによって大きく難易度が異なってくる場合がある。 ■アドバイス 序盤はダッシュしっぱなしで動き回り、チャンスタイムの追加人数×9を維持していく。150~200人程集まったら一旦落ち着こう。 ジャンプ中にも方向転換とダッシュができる。ダッシュはジャンプの飛距離を伸ばせるので着地に不安があるなら活用しよう。 レーダーは終盤の目。パートナーの位置や空きスペースを探るにはメイン画面じゃ無理。ポーズしてでもとにかく注視。 パートナーとの距離はなるべく放すこと。向こうは人数集めのためなら気遣いなくぶつかってくる。 ダッシュは人数が集まるにつれて控えるのが無難。急がば回れ。 パートナーに人数集めを任せるのも手。ただしどうしても長くなる。 かわすのに専念する場合、外側を大きく回るのが良い。 コツとしてはダッシュとジャンプを使いこなすのがカギ 序盤はチャンスタイム中にダッシュで集めればすぐに200人越す それからはレーダーに注意し、必要なとき以外はダッシュを控える 300人超えたらダッシュはせず、かわすことに専念して 集めるのをパートナーに任せる ジャンプ中にも方向転換とダッシュができるので、ジャンプの落下に ぶつかる人はジャンプ中にダッシュしてジャンプの飛距離を伸ばせ 空中衝突には注意すること ■オススメキャラ 遊城十代 アモン・ガラム 三沢大地 セイコ
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ともだち400人できるかな?:ミニゲーム キャラクターをどんどん連ねていくゲーム。 歩いて触ってチャンスを狙って、パートナーと合わせて400人集めよう。 一度始まったら終わるまで足は止まらないぞ! ■操作 ダッシュ:○ボタンor□ボタン。移動速度が速くなる。 ジャンプ:×ボタンor△ボタン。列を飛び越えることができる。 ポーズ:startボタン。ゲーム一旦ストップさせる。 ■システム レーダー:右下に現れる、ゲーム全体の状況を小さく表す図。 チャンスタイム:キャラにタッチすると10秒のカウントが始まる。その後1人タッチするごとに追加人数と残りカウントが+1される。 追加人数は×9まで。残りカウントが0になるとリセットされる。 ■パートナー 列にぶつかることが無い(通り抜ける)ためにジャンプはしない。する必要が無い。 挙動はキャラごとに異なる(十代……こちらを回避する、万丈目……常にダッシュ 等)。 そのため、パートナーによって大きく難易度が異なってくる場合がある。 ■アドバイス 序盤はダッシュしっぱなしで動き回り、チャンスタイムの追加人数×9を維持していく。150~200人程集まったら一旦落ち着こう。 ジャンプ中にも方向転換とダッシュができる。ダッシュはジャンプの飛距離を伸ばせるので着地に不安があるなら活用しよう。 レーダーは終盤の目。パートナーの位置や空きスペースを探るにはメイン画面じゃ無理。ポーズしてでもとにかく注視。 パートナーとの距離はなるべく放すこと。向こうは人数集めのためなら気遣いなくぶつかってくる。 ダッシュは人数が集まるにつれて控えるのが無難。急がば回れ。 パートナーに人数集めを任せるのも手。ただしどうしても長くなる。 かわすのに専念する場合、外側を大きく回るのが良い。 コツとしてはダッシュとジャンプを使いこなすのがカギ 序盤はチャンスタイム中にダッシュで集めればすぐに200人越す それからはレーダーに注意し、必要なとき以外はダッシュを控える 300人超えたらダッシュはせず、かわすことに専念して 集めるのをパートナーに任せる ジャンプ中にも方向転換とダッシュができるので、ジャンプの落下に ぶつかる人はジャンプ中にダッシュしてジャンプの飛距離を伸ばせ 空中衝突には注意すること ■オススメキャラ 遊城十代 アモン・ガラム 三沢大地 セイコ ■ご褒美 DP:集めた人数/2。ハイスコア更新で+200。 経験値:集めた人数/50。 200人以上集めると信頼度+40。200人未満だと信頼度-5。 ゲームクリア(400人達成)でパックなんでもきっちゃう(P)。
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ともだち100にんできるかなてきかちかん【登録タグ と もわもわP 曲 鏡音レン】 作詞:もわもわP 作曲:もわもわP 編曲:もわもわP 唄:鏡音レン 曲紹介 幼いころ、この歌が大嫌いでした(笑)。 歌詞 (ピアプロより転載) 一年生になっても 一年生になっても ともだちひとりもできなかった なんて俺はダメなやつ なんて俺はダメなやつ などと卑下することなどねえ ともだちのできないやつなんて ダメ人間と言いたいのか 人間の値打ち決めるものは ともだちの数だけなのか 100人作れと大人の無茶振り 子供は神経すり減らす いい加減に脱却しようぜ ともだち100人できるかな的価値観 一年生になっても 一年生になっても ともだちぜんぜんできなかった 父さん母さんごめんなさい 父さん母さんごめんなさい などとあやまることなどねえ ともだちはもうできたのかいと 何気ない大人の一言 子供たちにどれだけプッシャー 与えているのかわかるか そもそもともだち100人もいれば 人間関係で日が暮れる いい加減に脱却しようぜ ともだち100人できるかな的価値観 コメント 追加ありがとうございます〜! -- 名無しさん (2017-09-22 21 23 17) とても共感出来る。。 -- 初 (2017-09-23 11 59 24) 名前 コメント
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環「ともだち50人できるかな」 執筆開始日時 2013/04/28 元スレURL http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1367156667/ 概要 某日、765プロ事務所前 環「帰りは事務所の電話借りればいいんだよね?うん、分かった。じゃあ行ってくるねおかーさん!」 環「ここの建物の二階に事務所があるんだよね。窓に『765』って書いてあるから多分そうだな!」 環「でも大丈夫かな…おかーさんに遅れないようにしろって言われたから早めに来たけど…」 環「三十分も早いじゃんかー…事務所開いてるかなぁ…」 環「うぅ、やっぱ一人だと怖いなぁ…友達がいれば…」 タグ ^大神環 ^中谷育 ^周防桃子 ^馬場このみ ^箱崎星梨花 ^高坂海美 まとめサイト えすえすゲー速報 ポチッとSS!! wiki内他頁検索用 ほのぼの アイドル前日譚 ミリオンライブ 作者◆.FhXW5/s/s氏 大神環
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《ともだち100人できるかな》 イベントカード 使用コスト0/発生コスト2/赤 [メイン/自分] キャラが100枚以上いる場合、自分は、ゲームに勝利する。 (予定だと、明るく元気になった私をみんな放っておかず、友達たくさんできるハズだったのに……。) ささみさん@がんばらないで登場した赤色のイベントカード。 場にキャラが100枚以上いればゲームに勝利する効果を持つ。 プレメモ初の特殊勝利効果を持つカード。 しかしその発動条件は、場にキャラを100枚揃えろというとんでもないもの。 100枚出すのは普通に対戦していれはまず不可能であり、半分の半分の25枚ですら場に出すのは難しい。 そもそもお互いのデッキのキャラの数が100枚に満たないことも多く、その場合最初から発動不可能である。 どうしても発動をお目にかかりたい場合、お互いの協力は必要不可欠必要。 お互いにこのカード以外のデッキのカード全てをコスト0のキャラで埋め、それを全て場に出せば発動できる。 このように、使われることのないネタカードと言えるだろう。 カードイラストは第10話「見えない敵と戦ってみる」のワンシーン。フレーバーはその時の鎖々美のセリフ。 関連項目 特殊勝利 収録 ささみさん@がんばらない 01-099 パラレル 編集
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登録日:2011/03/13 Sun 23 22 56 更新日:2023/12/31 Sun 23 09 38NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 とよ田みのる アフタヌーン タイムスリップ 人類滅亡の危機 友情 友達 友達100人 友達100人できるかな 宇宙人 漫画 良い意味で大人向け 青春 出来なかったら人類滅亡!! 36歳の小学生が世界を救う!? 友達100人できるかなは月刊アフタヌーンにて2011年4月号まで連載されていた漫画。作者はとよ田みのる。 単行本は全五巻が発売されている。 ●あらすじ 2009年、直行は病院へ出産を間近に控えた妻の下へ行くが、 病室で謎の宇宙人と遭遇し、地球が宇宙人に侵攻される直前であることを告げられる。 宇宙人は侵攻を止めるには愛の存在を立証すること、そしてそれを証明する査定調査の個体(サンプル)として直行が選ばれたという。 直行は世界を救うために宇宙人に着いて行くが着いた先は1980年だった……。 1980年で再び小学生となった直行は小学校卒業までに愛の存在を立証するテスト、すなわち友達を100人作ることに成功して世界を救うことが出来るのか。 ●用語 宇宙人 2009年の一月に突然地球に侵攻しに来た。 擬態をする能力や並外れた力を持つ。 全身に薄い膜が張られており自分が許可するものだけが膜を通って触れることが出来る。 再来者(リピーター) 宇宙人に地球に愛の存在を立証するサンプルに選ばれて1980年に来た人物のこと。 全員パラレルワールドの2009年から来ており各々の世界とは無関係である。 監視役 再来者のテストを監視する宇宙人のこと。 宇宙人だが基本的には敵でも味方でもない中立な立場である。 ●登場人物 柏直行 「ちょっと地球を救ってくるね」 主人公で36歳の小学校教師。 さくらに精神を操作され、軽いノリで地球を救うために1980年にやって来た。 小学生の姿でも大人の発言をするため人に引かれたり「お前も小学生(子供)だろ」とツッコミを入れられたりすることもしばしば。 少々気付くポイントがおかしいところがある。 職業柄、クラスで問題を抱える人間がいると放っておけないタイプ。 道明寺さくら 「出来ナかったラ人類滅亡」 宇宙人で直行の監視役。 大抵は小学生の女の子に擬態し、直行のクラスメートとして監視しているが直行が一度2009年に戻った時はナースに擬態していた。 またうっかりして擬態をし忘れたこともある。 監視者という中立的立場であるが直行のピンチを多々救っている。 さくら餅と駄菓子屋の玩具と少女漫画が好き。 名前は直行の家で食べた道明寺さくら餅から取っており本名は不明。 人の精神や記憶を操作する色々とヤバい電波を発してそうなリモコンを常時所持している。 椎名ユカリ 「愛とは計算の外にあるものだと私は思います」 直行とは別の2009年から来た再来者。 2009年では37歳の小学校教師であり一人の娘がいるシングルマザーである。 自分でも認めるかたくななタイプで人付き合いが下手。 ドライかつ個人主義的だが娘のカホを溺愛している。 作者曰く女王の教室の阿久津真矢のイメージが入っているらしい。 ヒカルちゃん 「ヒカルちゃんって呼んでね」 宇宙人でユカリの監視役。 普段は成人女性に擬態し、ユカリのクラスの担任としてユカリを監視している。 地球でのフルネームは笹山ヒカルだが本人はヒカルちゃんと呼んで欲しいらしく、 ヒカルちゃんと呼ぶと言うことを聞いてくれる他、単行本の友達ファイルでもフルネームの方が隅に載っている。 非常に飄々としており何を考えているか分からない節がある。 甘い物や地球の自然が好き。 ユカリは彼女と友達になるのに長い時間をかけたが実は一番簡単に友達になれる人物。 井森湯治 「この世界じゃ俺はお客様だったのさ」 直行やユカリとは違う2009年から来た再来者。 2009年では無職の36歳。 江戸っ子な性格をしており非常に短期間で99人の友達を作ったが、現在に戻っても何も無いため1980年に残ろうとしていた。 最後に直行と友達になりテストを終了させ2009年に帰っていった。 ●テストのルール 友達を100人作ること、期限は小学校卒業まで 友達成立後一ヶ月以内に次のセットをしないと試験続行の意思無しと見なし試験は強制終了される 友達をセットする相手の性別・年齢・種族は関係無い 一度友達をセットすると変更は不可 三親等以内の人物はセット無効 自分もしくは相手の信愛度がゼロになった場合テストは早期終了となり人類滅亡が決定する 追記・修正は友達を100人作って人類を救ってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] アニヲタ時代にこの記事で興味出て読んだら面白かった -- 名無しさん (2013-10-21 13 32 22) 友達100人。何て恐ろしいタイトル。 -- 名無しさん (2014-08-30 10 09 52) 面白かっただけに急な終わり方は残念だったな。あれも一種の打ち切りなんだろうけど -- 名無しさん (2020-03-18 21 59 55) 名前 コメント
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このページはこちらに移転しました できるかな 作詞/カリバネム 作曲/icα 獣の姿に帰る夜明け 生まれ変わりの空に会うよ さよならの惑星 扉の向こうに 旅の朝 二人でできるかな 神様なれるかな ねえ 聞こえる? どこまで届くかな あの場所届くかな ルラ ルラ 音源 できるかな(カリバネムver)
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717 名前:イパーイ ◆IpAIE/EE [フサギコさんってダレsage] 投稿日:02/02/20(水) 16 18 ゴン太君 ./  ̄ ̄ヽ ├───┤ ============== ∠VVVVVVVVVVゝ / ●,.--、● ヽ / /.l lヽ ヽ んごんご / ( `ー‐´ ) ヽ ふがふが `――`ー――‐ ――" / `ヽ、 ∠,,,,,,, ,,,,,,,ゝ | | | | | /ヽ □ _⊂| | L_「 ロ 「_」 | |_______| (__、_) (_、__) 25 名前:(*゚Д゚)さん[sage] 投稿日:03/10/17(金) 22 46 ID ??? .、 _......_ ,ノ_ヽ f──-i (|´[` ヽ) (二二二二ニ) ーiニ | r ノヽ.、,ヘノヾiヾ.ゝ /~ ̄ `ヽ / (/^)/⌒ヽ(`ヽ)、 / / / ノ / `´ !、o .ノ`´ ヽ ヾ / / / // {_ ,  ̄ `. _.}⌒ヽ /_///~~} 〃  ̄ ゙゙` "~ ̄ ノノ └ r i | {{ _,,,/ | | | ヾ、_.イ^ | | | | |) l | { ∧ ヘ | (⌒ ) (^ヽ| { | .| ヽ. \ }  ̄ i ⌒i⌒ii └r┤ Y~ヽ, (_.r ^i、_,_,/イ⌒⌒j_) r _〕 ノ_ノ  ̄ ̄  ̄
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魔法少女たちの戦場から逃げおおせた流美は、激しく波打つ鼓動を抑えるために左胸に手を当てた。 そこで初めて気付く。 思ったよりも自分が疲れていないことに。 (始めはダサイと思ってたけど、結構使えるじゃん) 流美の身を包むガンツスーツ。 これは瞬間的な筋力だけでなく、身体能力自体が向上するものでもある。 着用している間は常に効果を発揮するため、普段ならとうにバテきっている距離を走っても短時間且つ疲労も軽減されているのだ。 少し前なら、これさえあれば勝ったも同然だとハシャいだだろう。 だが、先のクラムベリーとの戦いを思い返せばとてもそんな気分にはなれない。 こんな強力な道具があってもあの化け物には勝ち目がない。万が一もなくゼロの勝機しかないのなら、上機嫌になれないのは当然である。 故に、このスーツは戦闘用ではなくあくまでも逃走手段のひとつ。その程度の認識にしておくべきだ。 だが、激しく波打つ鼓動の正体が疲労ではないとしたらなんなのか。 それが罪悪感という十字架であることを、いまの流美が知る由もない。 「あら?あなた...」 自分を呼ぶ声がした。 見つかった。誰に。わからない。 なら誰だ。 いや、まて。自分はこの声に覚えがある。 少なくともクラムベリーではない。マミさんはもっとありえない。 なら、誰が――― 呼びかけられた方へと顔を向ける。 その正体を見た時、流美は思わずポカンと口を空けてしまった。 「や、やっぱり佐山さんだ。私よ、担任の南よ」 半身を削られある筈の無い肉をのぞかせる仏像が、教師の声を借りて呼びかけていたのだから。 ☆ 「なんなんだ...なんなんだよ、あんた」 流美は狼狽した。 赤い首輪の参加者とは既に二人も遭遇している。 だが、巴マミもクラムベリーも目が覚めるような美人であり、首輪とその強ささえなければなんら人と遜色ない者たちだった。 眼前の仏像は彼女たちとは違う。 一目で怪物だとわかるほどに異様な風貌である。 「待って、佐山さん!」 すぐに逃げ出そうとする流美を、しかし千手観音は呼び止めた。 「信じられないかもしれないけれど...私は本当に南京子なのよ、佐山さん」 クラスの担任、南京子。 千手観音から発される声質は、間違いなく彼女のものだ。 クラスの担任とは決して遠い存在ではない。 学校に通えば必ず顔を突き合わせるし、この会場内では数少ない知り合いの一人だ。 そんなものは佐山流美の足かせにもなりはしない。 例えあの怪物の言う通り、アレが本物の南先生だとしても、もしくはあの怪物に先生が捉われているとしても。 クラス中から虐められてた自分を助けようともしてくれなかった彼女を助ける義理はないし、助けたいとも思わない。 仮にあの怪物の中で苦しんでいたとしても介錯しようとも思わない。 苦しむのなら勝手に苦しめばいいし、死ぬのなら勝手に死ねばいい。 あの人が今さらなにを言おうが、元の世界での腐った繋がりなどすべてクソ喰らえだ。 いま必要なのは、生き残るために全力で逃げる。ただそれだけだ 「あ~あ、逃げちゃった。...虐めを見過ごしてたからしょうがないか」 千手観音は小さくなっていく流美の背中を見つめつつ、ポツリとひとりごちる。 彼は、南京子を殺害した後、その頭部を割りその脳を食し、彼女の記憶と知識を手に入れた。 この会場に連れてこられる前の宮藤清と南京子。 いまの千手観音は二人の人格と知識を有しているのである。 「それにしても佐山さんってば...まさか、あなたがあの黒服を着てるなんてねェ」 佐山はあの『加藤くん』率いる一派にはいなかったはずだ。 となると、あのスーツは支給品のものか。 なんだっていい。 どの道彼女を殺すことには変わりはないのだから。 だが、逃げに専念するあのスーツを相手にただ追いかけるのは骨が折れそうだ。 『加藤くん』のように反撃してくるのならすぐにでも殺せるのだが。 彼女は酷く憔悴した様子だったが、何者かから逃げてきたのだろうか。 だとしたら、彼女を追わずとも彼女の逆の方角へ向かえば別の参加者に遭えるかもしれない。 そいつを殺しに行くのもいいだろう。 ――――『南京子』は中学時代、ずっと虐められ続けてきた。 泣いても吐いても、彼らは決して虐めをやめなかった。 もう吐くものが無くなれば、母がせっかく作ってくれた弁当をぐしゃぐしゃにして無理やり詰め込まれ、最初は見えないようにと服の上から殴られできた痣は、次第に顔まで昇ってきた。 それでも味方をしてくれるクラスメイトなど存在せず、一方的にレッテルを張られて虐げられてきた。 理由はわからない。だが、もしもあの時のクラスメイトから建前抜きで理由を聞きだせれば、一様に『虐めやすいから』と答えるだろう。 そんなものは一過性のものであり、仮に京子がいなくなっても新たなターゲットを見つけ、虐げ、優越感に浸っていたことだろう。 中学時代の反抗期にありがちなちょっとした背伸び。 そんな身勝手でクソのような成長のために、彼女の中学時代は犠牲にされた。 上っ面の文体でコピーされた卒業証書と自分の写真がほとんどない卒業アルバムを捨て、あの学校で過ごしたことを無かったことにしても、その傷が癒えることはなかった。 だから、そんな忌まわしい過去を塗り替えるべく、彼女は教師になった。 たとえ教師と生徒という立場の違いがあれど、友達を作り、今度こそちゃんと大津馬中学を卒業したかった。 けれど、蓋をあけて見れば結局はあの頃と変わらなかった。 転校生や弱者の立場にある仲間を対象に、クラスカーストの上位にある者の愉悦のためだけに横行するイジメ。 そんな子供たちを正当化し誇りに思い存分に甘やかし、子供の素行の悪さを全て教師にぶつけてくる、他人の痛みを気にしない毒虫のような親。 教え導く者の立場でありながら、子供にごますって顔色を窺わなければならないイカれた教育システム。 結局、学校とはそういうものだと諦めさせるには充分すぎるほど腐りきった世界だった。 「それにしても、ねえ。まさかあなた達までここに来ていたなんて」 連れてこられた直後は混乱して持ち物もロクに確認できなかったが、この仏像になってからはだいぶ落ち着きを取り戻し、情報を整理できるほどにまでは冷静になれた。 名簿に記載されていた中で知り合いは自分を除いた四人。野崎春花、相場晄、小黒妙子、佐山流美の四人だ。 野崎春花は、転校生であるが故に『クラスの輪を乱す者』として虐められていた。彼女もだいぶ酷いイジメを受けていたのは可哀想だとは思ったが、下手に触れて生徒からイジメられるのは嫌だったので見過ごしてきた。 ただ、彼女には相場晄がいてくれただけでも救いがあったのかもしれない。彼は、いつだって春花の味方でいたし、相手が教師でも春花の敵にまわれば厳しい言葉を投げかけた。 それを言われた時は生意気な口を聞くヤツだと苛立ちもしたが、同時にもしあんな人が昔の自分の傍にいてくれたら少しは救われたかもしれないと思ったかもしれない。 小黒妙子は、非常に扱いづらい生徒だった。 最初はそうでもなかったが、ある日をきっかけに、突如春花を虐げ始め、悪態はもちろん暴力すらも平気で行使するようになった。 キレるタイミングを計るのも難しく、敵対しないように導火線に火が点いたダイナマイトよろしく丁寧に扱ってきたつもりだ。 友達として扱ったのもそのタメであり、イジメの中心核だった彼女を好きになる理由などどこにもなかった。 佐山流美。彼女もまたイジメられっこであり、春花のようなイジメられる理由や救いも無い点を見れば、彼女には既視感を覚えていたかもしれない。 「けど、さっきのあなたの目はそうじゃなかったわよねェ」 先程遭遇した流美は、京子のような虐げられる者の目をしていなかった。 生きるためなら、なんだって利用してやる。そんなイジメられっ子に近い目をしていた。 なにがあったかは知らないが、ただ虐げられてきた自分よりは上等に感じてしまう。 結局、生徒を含めても自分は一番不様な女なのだと思えてしかたなかった。 「ほんっと嫌になるわ、あの学校」 生徒の時も教師の時も、イイ思い出などなにひとつない。 あったかもしれないが、そんなものは空気中の塵に等しいちっぽけなものだろう。 けれど、いまの彼女にとってそんなことはどうでもよかった。 彼女はとても清々しい気分だった。 流美を見つける前に色々と試してみたが、新たに手に入れた肉体は、南京子だったころのものと比べて強靭で人間ではできない動きも平然とやってのけた。 もしもまたイジメられるようなことがあっても、この身体ならあっさりと返り討ちにできるだろう。 この身体であの田舎に帰り、あのクソのような生徒や親を殺す様を想像しただけで胸のトキメキが治まらない。 そもそも、これだけ異様な風貌であれば、恐れられることはあってもイジメにあうことはない。 虐げようとするのならその都度殺してしまえばいいだけだ。 そしてなにより、この身体の特性が彼女の気分を更にハイにした。 『それにしてもあなたみたいな美人をイジメるなんて信じられないよ』 『あ、ありがとう宮藤くん』 身体に同居する『宮藤清』と脳内で会話する。 この青年は、自分の前に殺され脳を食われた人間だ。 この千手観音は、他者の脳を食らうことで知識と記憶、言語を手に入れることができるらしく、それは上書きされるのではなくこの身体の中に残るらしい。 つまりは、千手観音が脳を食らえば食らうほど、同居人が増えるということだ。 彼女にはそれが嬉しかった。 この身体なら殺せば殺すほど同居人が増え、今度こそ友達が出来るとふんだのだ。 実際、身体が同じであればイジメなどできるはずもなく、精神的にイジメようとしたところで自分という意識が消耗するだけだ。 否が応でも友好的な関係を築かざるをえないのだ。 この身体では中学校は卒業できないが、それはもういい。 文字通り心を繋ぎ合わせられる友達ができればそれで充分だ。 「すごいっ!サイッコウにイイ気分よ!これが私の求めていたものなんだわ!」 『南京子』は真の繋がりを求めて動き出す。 例え歪なものでも、虐げられ続けてきた彼女にはそれに縋るほかなかった。 【B-5/一日目/早朝】 【千手観音(宮藤清)@GANTZ】 [状態]:健康、人間に対する激しい殺意 [装備]:(燈籠レーザー) [道具]:基本支給品×2、不明支給品1~3 、銃剣@とある魔術の禁書目録(南京子の支給品) [思考・行動] 基本方針:黒服を含めた全参加者を皆殺しにする。元の世界(ミスミソウの方)に戻ったら全員殺す。 0:最高に気分がいい。もっと殺したい。 1:同胞を殺した黒服(ガンツメンバー)は優先的に殺害。 2:友達を増やす(参加者を殺して脳を食べる)。 3:佐山を追うか、彼女を追っていた者を探しに行くか ※参戦時期は宮藤吸収後で加藤勝の腕を切断する直前です ※南京子の知識と記憶を手に入れました。 ※南京子と宮藤清の記憶が同居しています。 (ちくしょうちくしょうちくしょう!) 流美は、赤首輪との立て続けの遭遇に毒を吐く。 もしも自分がもっと強ければ、または準備が整っていれば、この遭遇はツイていることになるだろう。 だが、味方がいない・頼みのスーツでも勝ち目が薄い・相手の能力及び力量が計り知れないの三拍子が揃っている状況での遭遇は、ツイていないとしか言いようがない。 ひとまずは化け物以外と接触したい。 利用しやすい参加者であれば尚更いい。 いまはとにかく、クラムベリーや仏像のいる危険な地帯から遠ざかるべきだ。 そんな焦燥が思わず足に余計な力を入れ、必要以上の跳躍を生んでしまう。 しまった、とは思うが時既に遅し。 如何にガンツスーツといえど空中では身動きはとれない。 着地の衝撃はほとんどないが、これでは嫌でも目立ってしまう。 せめて周囲に誰もいないといいのだが。 そんな流美の願いも空しく。 落下地点に大柄な人影がひとつ。 「いっ!?」 あちらは流美を見上げているようだが、物珍しさからか動こうとしない。 どけ、と叫びたくなる衝動に駆られるが、両手で口を塞ぐことでどうにか留まる。 利用しやすい参加者とはどういう者か。 お人好しなのは前提だが、少なくとも高速で動くものがぶつかりそうなこの状況で呑気に空を見上げる阿呆ではないだろう。 ならば、衝突しダメージを与え、相手が死ぬにせよ死なないにせよ支給品でも奪ってやればこれから先が楽になるのではないか。 そう考えた流美は衝突に備え身体を丸める。 既に殺人に近いことをやってしまったのだ。今さらこの程度はものの数ではないだろう。 が、流美の目論見はあっさりと外れることになる。 ガシリ、と彼女の身体は掴まれ身動きが取れなくなってしまったからだ。 あれほどの高速で動く質量のある物体を両手で掴まえるのは非情に困難な技である。 それを成功させたのは、T-800。 彼のサイボーグボディの強靭さと正確無比な機械的な器用さの賜物だ。 「......」 T-800は、突如飛来した少女をセンサーで解析する。 動悸が激しく、お世辞にも小康状態とはいえない。 それが興奮によるものか恐怖によるものかはわからないが、事情を聞くためにはとにかく落ち着かせるべきだろう。 だが、機械であり人間の感情を知らない自分にはその適切な手段がわからない。 『聞きたいことがあっても挨拶は大事。コレ常識よ』 先程の女との会話を思い返す。 彼女は、自分との会話を挨拶から始め、自分にもそうするように促した。 人間は挨拶を重視するというのなら、自分もそれに倣うべきではないだろうか。試してみる価値はある。 「ハァイ」 頭上より野太い声でかけられた言葉に、流美は思わず固まった。 おそるおそる顔を上げてみると、視界に広がるのはワイルドな男のぎこちなく不気味な作り笑顔と赤首輪。 マミ達との件といい、今回といい、なにもかもがうまくいかない。自分の望みとは逆の結果ばかりついてくる。 己の運の無さを実感した流美は、つい苦笑いを浮かべるしかなかった。 【D-5/一日目/早朝】 【佐山流美@ミスミソウ】 [状態]:疲労(中)、野崎春花と祥子への不安と敵意。 マミを刺したことへの罪悪感、クラムベリーへの恐怖。 [装備]:ガンツスーツ@GANTZ(ダメージ60%)、DIOのナイフセット×9@ジョジョの奇妙な冒険 [道具]:不明支給品0~1、基本支給品×2 [思考・行動] 基本方針:生き残る。 0:自分の悪評が出回る前に野崎春花と野崎祥子を殺す。 1:クラムベリーから逃げる。 2:赤首輪を殺してさっさと脱出したい。 3:たえちゃんはできれば助けてあげたいが、最優先は自分の命。 4:あの先生の声の仏像キモイ、怖い。 5:また赤首輪かよ... ※参戦時期は橘たちの遺体を発見してから小黒妙子に電話をかけるまでの間。 ※本来のガンツスーツは支給者専用となっていますが、このガンツスーツは着用者に合うようにサイズが変わるので誰でも着ることができます。 【T-800@ターミネーター2】 [状態]:異常なし [装備]: [道具]:基本支給品一式、不明支給品0~1 [思考・行動] 基本方針:ジョン・コナーを守る 0:ジョンを探す。 1:T-1000は破壊する。 2;流美から色々と聞き出す。 ※参戦時期はサラ・コナーを病棟から救出した後です。 時系列順で読む Back 夢や愛なんて都合のいい幻想Next 不安 投下順で読む Back 夢や愛なんて都合のいい幻想 Next 不安 Magia Record -真魔法少女大戦- (1) 佐山流美 分離 無題(2) 千手観音 運のいい時に限って中々気付けない T-800 分離