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前ページ次ページ炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!! フーケの身柄確保から数時間後、学院長室でオールド・オスマンは戻った一行の報告を聞いていた。 「ふむ……、まさかミス・ロングビルが『土くれのフーケ』だったとは……。美人だったので何の疑いも無く秘書に採用したのがまずかったのう……」 髭をも弄りつつ返答するオールド・オスマン。 「……少しは反省してください。いったいどこで採用されたんですか?」 「町の居酒屋でまあいろいろと……おっほん、まあ深い詮索は人間としては恥ずべき事じゃ。何はともあれ君達がフーケを捕まえた事に変わりは無い、本当にありがとう。ミスタ・ヨゴシュタイン、命と引き換えにゴーレムを倒した貴方の部下・ドリルバンキには謹んでご冥福をお祈りしようぞ」 誇らしげに礼をする一同。 「フーケは城の衛士に引き渡した。これで一件落着じゃ。ミス・ヴァリエール、ミス・ツェルプシュトー、ミスタ・グラモンにはシュヴァリエの爵位申請を、既にシュヴァリエであるミス・タバサには精霊勲章授与申請を宮廷に出しておこう。追って沙汰があるじゃろう」 「……本当ですか……」 「もちろんじゃ、君達はそれぐらいの事をしたのじゃからな」 「あの……、オールド・オスマン。ケガレシア達には何も無いのですか?」 「……残念ながら彼女達は貴族ではない……。じゃがわしは彼女達の働きにとても感謝している。代わりと言っては何じゃが、わしから個人的に謝礼をさせてもらえぬか?」 「それなら、『ルサールカの鎧』が欲しいでおじゃる」 「ミス・ケガレシア、何やら『ルサールカの鎧』について知っているようじゃな。すまぬがミス・ヴァリエール達以外は席を外してもらえぬか? 今日はフリッグの舞踏会じゃ、存分に楽しんでくれ」 キュルケ・タバサ・ギーシュ・コルベールの4人は、一礼して学院長室を出ていった。 ――トリステインゼミナールー1―― 「さてミス・ケガレシア、君が『ルサールカの鎧』について知っている事を言える範囲でいいから教えてくれんかね? わしも力になれる事があれば出来るだけ力を貸そう」 「『ルサールカの鎧』をどこで手に入れたかは後で聞くとして、それが勝手に動いているところを見た事があるでおじゃるか?」 「うむ! 勝手に動くという事はガーゴイルの一種かとも思ったのじゃがな……」 「あれはわらわ達の仲間と言うべき存在、害水機士ウズマキホーテに間違い無いでおじゃる」 「ウズマキホーテ? 害水機士? とにかく生きているという事じゃな。それがなぜ鎧に……?」 「『ルサールカの鎧』を手に入れた経緯を聞かせるでおじゃる」 「あれはそう……、30年以上も昔の事になるか。森の中を散策していたわしはワイバーンに襲われてな。そこを助けてくれた騎士が纏っていた鎧じゃった。不思議な事にワイバーンを倒すと突然苦しみだして姿が消え、『ルサールカの鎧』だけが残されたのじゃ」 「やはり『ルサールカの鎧』は、仮死状態になったウズマキホーテでおじゃるな」 「仮死状態? つまりミスタ・ウズマキホーテはまだ生きているというのか?」 「おそらくワイバーンとの戦いで重傷を負ったのか、鎧のようになって生きながらえているでおじゃる」 ……それは嘘だった。おそらくウズマキホーテはマジックワールドの清浄な環境に耐えられず仮死状態になったのだろう、とケガレシアは予想をつけていた。 しかしここでそれを言うわけにはいかない。ルイズならともかく、オールド・オスマンにまで真意を知られたくは無いのだ。 「そうか……。まだ生きているというのならばいつか蘇る日も来るのじゃろうな……」 「わらわ達も何とかしてウズマキホーテを復活させたいでおじゃる」 「頼んだぞ、ミス・ケガレシア。わしもいろいろ調査してみよう」 溜め息はそのまま夜気に溶け込んだ。 「よくやったなギーシュ! パーティーなんだから楽しんだらどうだ?」 いつも通りの軽い口調でマリコルヌが言った。 皿の上の料理を1口食べてから再度の再度の溜め息と同時に答える。 「楽しんでるさ」 そう言いつつも、ギーシュの心の中にはコルベールの言葉が焼きついたまま離れなかった。 ケガレシアがオールド・オスマンに『ルサールカの鎧』ことウズマキホーテについて説明していた頃、キュルケ・タバサ・ギーシュはコルベールの研究室に呼ばれていた。 扉の鍵を閉めたコルベールは開口一番、 「ミス・ツェルプシュトー、ミス・タバサ、ミスタ・グラモン。これからあなた達にはある大任を果たしてもらいたいのです」 「大任……ですか?」 ただならぬ雰囲気に緊張するキュルケ。 「ええ。……皆さん、ミス・ヴァリエールの使い魔をどう思いますか?」 「……只者じゃない……」 「僕もそう思います。特にミスタ・ヨゴシュタインは何と言うか……危険だと」 「私はそこまで思わないけど、蛮機獣だったかしら? あのゴーレムは凄いわね」 「やはりそう思いますか……。実際ここしばらくトリステインでは怪事件が頻発しています。国内の主要河川で原因不明の泡汚染が発生したり、モット伯邸が正体不明の溶解液に沈んだりと」 「……それとルイズの使い魔に……何か関係が……?」 「……いえ……、私の思い過ごしならばいいのですが、皆さんにはミス・ヴァリエールの友人として彼女が道を誤らないように注意を払ってもらいたいのです」 「ルイズが?」 「はい。……そしてもし私の危惧が現実のものになろうとしたら……」 「………」 「……いかなる手段を駆使してでも最悪の事態の回避を」 『はい……』 「いかなる手段」、それには当然ルイズ達の命を奪う事も含まれている。コルベールの言葉が苦渋に満ちた決断である事は表情から容易に伺う事ができた。 「……ギーシュ」 「………」 テラスでぼんやり2つの月を眺めていたギーシュに、キュルケが声をかけた。後方にはタバサもいる。 「キュルケか。それにタバサも。どうしたんだい?」 「ミスタ・コルベールに言われた事、どう思う?」 「まだミスタ・コルベールの考えが正しいと決まったわけじゃないだろう。どうもこうも無いさ。だけど……」 「……覚悟はしておいて……キュルケ……」 「ええ……、いざという時には私がルイズを止める……!」 一方その頃、もう1人の主役達であるルイズは舞踏会会場の喧騒を嫌い、ヘルガイユ宮殿で2度目の祝勝会……といきたいところだったが神妙な表情で画面に映ったキュルケ達を見て会話を聞いていた。 「……ふむ、勘付き始めたかもしれないぞよ」 「可能性としては大いにあるでおじゃるな」 「念を入れておいた方がいいかもしれんなり」 「お嬢、お嬢はどうするんだ? 何か不穏な事になってるけどよ」 「決まってるわ。私はケガレシア達の力になりたい。……どこまでもついていくわ、邪魔なんて気にせずに」 ――ガイアークゼミナールー1―― 『ガイアークゼミナール!!』 「害悪(ガイアーク)エゴラップって、炎神エコラップの替え歌なのよね?」 「その通りでおじゃる」 「じゃあ全部の歌詞ってどんなのなの?」 「そ……、それは……」 「答えはエンディングなり!」 「害悪(ガイアーク)エゴラップ Pollution-Custom」 悪役ナンバー1 蛮機族ガイアーク バン(バン)バン(バン)君の番 そう明日のために ブン(ブン)ブン(ブン)ゴミ処分 エゴな投棄GO! 電気はやたらにスイッチオンだぜ スモッグ青空汚してGO-ON! 買い物スマイルほらレジ袋 ドキドキ資源は使い捨て ダッシュで自然をブレイクだ 海・空・大地をメチャメチャに 汚染が大好き 蛮機族ガイアーク リデュース・リユース リサイクルやめちゃおう 絶望させたいから頑張れる GO-ON! 前ページ次ページ炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!!
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前ページ次ページ炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!! 次回予告 「ガンパードだ。何だかみんなの様子がおかしいぜ。どうやら新聞に惑わされてるみたいだな。何、キュルケが逮捕された? どうなってんだ? GP-10 捏造ホウドウ ――GO ON!!」 フリッグの舞踏会翌日の昼過ぎの学院中庭、ギーシュは手を振ってケティと別れていた。 「今日のデートはこれで最後……と」 「ギーシュ、今日のデートは随分少ないのね?」 「うん、ミスタ・コルベールから大任を受けたし、いざという時にデートなんて事が無いようにね。……はあー、僕の事が大好きな妹が12人くらいできないかなー……」 「ギーシュは暢気ね。まあ、今のところ平和だしね」 「ルイズの使い魔達も特に変わった様子は無いしね」 キュルケもギーシュも油断していた。しかし事件とは得てしてそういう時にこそ発生するものなのだ。 丁度その時、 「号外ー、号外だよー。マジックワールド一早くて確かな真実の泉、『蛮々。新聞』の号外だよー。これを読まないとあなたに明日は無いわー」 少女の甲高い声が上空から響いたかと思うと何枚もの紙切れが舞い落ちてきた。「蛮々。新聞」と書かれたその新聞の1面には、 『「ガリア王国王位継承者」シャルロット王女 クーデターにより簒奪者ジョゼフから王位奪還』 の文字とタバサの写真が。 『タバサが王位継承者に!?』 新聞に載っているタバサは普段通りの無表情のままVサインをしている。 その2人の混乱に追い討ちをかけるように、 「号外ー、号外だよー。マジックワールド一早くて確かな真実の泉、『蛮々。新聞』の号外だよー。これを読まないとあなたに明日は無いわー」 の声が再び響き空から大量の新聞が舞い落ちる。 『ビプリーベ伯爵 19人の孫娘全員の婚約者にギーシュ・ド・グラモンを指名』 「ええーっ!? ぼ、僕!?」 「ギーシュ、このビプリーベ伯って人知ってるの?」 「いいや、全然」 「ええっ!?」 「でもこの新聞によると僕が指名されたって……。今日からハーレム、ナンパ生活とはおさらばだ!! イエーイ!!」 ギーシュはそのまま喜び勇んで中庭から走り去っていってしまった。 「ちょっとギーシュ……。……王位継承者にハーレム? いったいどうなってるの?」 ――GP-10 捏造ホウドウ―― 場所は変わってヘルガイユ宮殿。モニターには幾つものウインドウが開かれ、タバサやギーシュに関する新聞記事が映し出されている。 「これがキタネイダス達の邪魔をさせないための作戦? キュルケ達何だか楽しそうよ」 「ああ……、何か腹立つな……」 「いや、これでいいなり」 ルイズ・デルフリンガーの反応に反論しつつヨゴシュタインが現れた。 「我が害地目のリンテンバンキよ!」 呼びかけと共にモニターの映像は、トリステインの城下町上空を飛行しつつ大量の新聞を印刷・散布している少女型蛮機獣のものに変わった。 「その調子で作戦を続行するなり」 『かしこまろうぜ、蛮々。新聞! 世界で一等電波な新聞~』 「だが奴らの楽しそうな顔を見るのは……」 「何だか癪だぞよ」 「そう思ってキュルケは趣向を変えてやったなり。フフフ……」 ヨゴシュタインは不気味に微笑むのだった。 一方女子寮・キュルケの部屋では……、 「何がどうなってるのよ、これ……」 空中から降ってきた新聞を眺めつつ溜め息を吐くキュルケの耳に、 「犯人に告ぐ、無駄な抵抗はやめて出てこい!」 「何? 事件?」 キュルケが部屋を出ると、数人の武装衛兵がキュルケの部屋に入り込んできた。 「キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプシュトーだな!」 「ええ、そうだけど?」 コルベールの研究室の窓を突き破って新聞が飛び込む。そこには、 『「土くれ」の正体判明 連続窃盗犯人キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプシュトーを指名手配』 「……大変です!」 いきなり壁に叩きつけられるキュルケ。 「何するのよ!」 「お前を窃盗の容疑で逮捕する!」 「そんな馬鹿な! 何かの間違いよ!」 「無駄な抵抗はするな!」 「盗みなんかしないわよ!」 衛兵を突き飛ばして逃げ出すキュルケ。何とか衛兵達を巻いて溜め息を吐く。 「何で私がこんな目に……」 ――キュルルル (主だけではありません。他の皆さんに起きている事も何だか奇妙です) 「確かめてみるわよ」 ガリア王国・ヴェルサルテイル宮殿。 簡素ながら上品なつくりの執務室内では、タバサが部下から持ち込まれる案件に指示を出していた。 「パンデ子爵に反乱画策と噂されるアルビオン貴族との密会疑惑が……」 「……現場に踏み込んで身柄拘束……」 「クッジャ川堤防が老朽化し今度の雨季に決壊の恐れが……」 「……軍工作部隊出動……」 「ナテンア男爵配下の騎士団が男爵解任を求め……」 「……男爵は解任……首謀者は投獄……」 「キンバ財務大臣が……」 「……私が口を出す問題じゃない……」 廊下に出たタバサをキュルケが呼び止める。 「タバサ!」 「……キュルケ……」 「いったい何やってるのよ?」 「……新聞……見なかったの……私はジョゼフから王位を取り戻した……」 「タバサ、あんた……また来るわ!」 タバサを非難しようとしたキュルケだったが、衛兵隊に気付いて即座に逃げるのだった。 「おい! いたぞ! 待てえ!」 そのタバサの目の前をキュルケを追いかける衛兵達が駆け抜けていった。 「………」 逃げまとうキュルケの様子が映し出されたモニターに、満足気な表情のルイズ達。 「この調子なり。リンテンバンキ、作戦をセカンドステージに進めるなり」 『かしこまり! 号外ー、号外だよー……』 再度新聞を撒き散らすリンテンバンキ。 『工房排煙10倍法案可決 今日から全ての工房で従来の10倍の煙を出す事が法律で義務付けられた』 一方ビプリーベ伯邸では……、 「おうおうおう、新聞に載っていた通りの立派な少年じゃ。ハハハハハ。うんうん、じゃあ早速孫達に紹介しよう」 ビプリーベ伯の傍には大きな本を抱えた薄桃色の髪の少女・リボンを結んだ青髪の少女・金髪を縦ロールにまとめた少女。 「今屋敷にいるのはこの子達5人じゃが、他のみんなが帰ってきたらまた紹介しよう」 そこへ、東方風の白い上着に赤いロングスカート姿の黒髪の少女がやってきた。 「兄者、そちに客人が来ておるぞ」 「え? 客人?」 客人とはキュルケの事だった。 「確かに不思議だけど……、新聞に書いてあったじゃないか」 「それでいいの!? 私達と一緒にミスタ・コルベールから大任を任された時の気持ちは忘れちゃったの!?」 ギーシュの両肩をつかむキュルケだったが、ギーシュは非情にもその手を払いのけ、 「ルイズの使い魔の相手より、可愛い妹達の相手の方が楽しいかも!」 「あの、お兄ちゃん、チェリーと遊んでくれますか?」 「うん、行こう、チェリー!」 そう返事して紫色っぽい茶色の髪の頭に大きな帽子を被った少女と一緒に立ち去ってしまった。 「そんな……」 道端にうずたかく積み上げられたゴミの山。 騎馬衛兵達の通過を確認してキュルケ・フレイムはその中から這い出した。 「……ねえフレイム、野良犬って知ってる?」 ――キュルルルル…… (さあ、火竜山脈にはいませんでした。……それよりここはどこでしょう? ゴミ捨て場とは思えませんが……) 周囲では町の人々があちこちにゴミ袋を捨てている。 顔をしかめてキュルケは1組の父娘に声をかける。 「駄目じゃない、こんなとこに捨てちゃ」 しかし父親はまったく悪びれた様子も無く、 「知らないのですか? 新しい法律ができて、家庭のゴミはどこに捨ててもいい事になったんですよ」 「え?」 「工房から出す煙も今までの10倍にする法律ができたって、新聞に書いてあったよ」 「新聞で?」 『号外、号外ー。町を汚すための新しい法律が出来たよー!』 「あっ……」 その時、キュルケの脳内で一連の異変のキーワードが浮かび上がった。 (――……『新聞』……見なかったの……) (――『新聞』に書いてあったじゃないか) 「まさか……」 「ミス・ツェルプシュトー!」 そこへコルベールが駆け寄ってきた。 「ミスタ・コルベール!」 「ミス・ツェルプシュトー! 無事だったのですね」 「ええ。それより新聞を調べてください。ルイズの使い魔が何か細工をしているに違いありません!」 「なるほど……。こちらも新聞の発信源の場所が特定できました」 「………!」 決意の表情で歩き出すキュルケ。 ――キュルル? (1人で行くのですか、主?) 前ページ次ページ炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!!
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前ページ次ページ炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!! 次回予告 「ガンパードだ。ギーシュとかいう気障な野郎が、よりによってケガレシアに決闘を挑んできた。いけ好かねえ奴だが、ガイアークに殺されるのを見過ごすわけにはいかねえな。 GP-04 決闘ストーム ――GO ON!!」 ルイズは呆然としていた。 いつの間にか自室に隠し扉が作られていたばかりか、その向こうは明らかに学院ではない正体不明の建造物内部に通じていたのだ。 「ど……、どこなのよ、ここ!?」 「言ったはずでおじゃる。わらわ達の居城、ヘルガイユ宮殿でおじゃる」 部屋の隅で何やら機械を操作していたキタネイダスが、2人の気配に気付いて振り向く。 「おお、ケガレシア! 丁度よかったぞよ、あと少しでマジックワールドでの蛮機獣第1号が完成するぞよ……む、ルイズもいたのか」 「その様子ならたぶん間に合うでおじゃるな」 「間に合う?」 「なに、自分から蛮機獣性能テストの実験台になりたいという奇特な小僧がいるでおじゃるよ」 ケガレシアはギーシュと決闘するに至った経緯を、キタネイダス・ヨゴシュタインに説明した。 「なるほど、それは好都合なり」] 「挑戦を受けたケガレシアには悪いが、我が害気目蛮機獣でひとひねりぞよ」 喜色満面で決闘の勝利を確信しているケガレシア達の聞いた事の無い言葉への質問を、ついでに召喚以来感じていた疑問を尋ねる好機と考えてルイズは声をかけた。 「……ねえケガレシア」 「どうしたでおじゃるか?」 「蛮機獣っていったい何なの? それにケガレシア達っていったい何者? 人間でもゴーレムでもなさそうだけど……」 「そういえば、そこのところの話はまだしていなかったでおじゃるな。まず蛮機獣でおじゃるが、機械生物……マジックワールド風に言えば『生きているゴーレム』といったところでおじゃる。 作った者によって害地目・害水目・害気目の3種類に分類されるでおじゃる。わらわが作れば害水目、ヨゴシュタインなら害地目、キタネイダスは害気目といったように」 「そして我らは蛮機族ガイアークなり。元々はマシンワールドというここマジックワールドとは別の世界の住人だったが、訳あってマシンワールドともマジックワールドとも異なるヒューマンワールドという世界にいたなり」 「そこをルイズに召喚されて、ここマジックワールドに転送されたのだぞよ」 「ケガレシア達もケガレシア達で結構苦労してるのね……」 「果たしたい目的があり、そのためなのだから辛くはないでおじゃる。ルイズも魔法を使いこなすべく訓練をしているようでおじゃるが、辛く思ってはいないでおじゃろう?」 「……ええ。その通りよ、ケガレシア」 「さて、そろそろ頃合なり。ルイズ、ケガレシア、ヴェストリの広場とやらに向かうなり。キタネイダス、我らも一緒に行くなり」 「わかっているぞよ」 ――GP-04 決闘ストーム―― ルイズ達4人がヴェストリの広場に到着すると、既にギーシュと何十人もの観客が集合していた。 「待っていたよ、使い魔諸君。この青銅のギーシュから逃げなかった事は褒めてあげよう」 「貴様ごときになぜ逃げる必要があるでおじゃる?」 「それからお前と戦うのはケガレシアではないなり。ルイズの手前、お前に勝ち目の無い相手とは戦わせられないのでな」 「もっとも、死力を尽くしてようやく正気が見えるという程度だぞよ」 「そこまで言うなら見たまえ、僕のワルキューレを!」 そう言ってギーシュがバラの杖を振るうと花弁が1枚散って地面に落ち、そこから青銅製の武装した女性型ゴーレムが出現する。 「なるほど、それが貴様の手駒か。ならばこちらの手駒も見せるぞよ」 そう言ってキタネイダスは右手を上げた。 すると突然ヴェストリの広場に一陣の風が吹き始めた。風はいっこうにやむ気配を見せず、反対にみるみるうちに強まっていった。 丁度その頃、学院長室にコルベールを伴ったロングビルが入室してきた。 「何じゃ? 2人揃って」 「ヴェストリの広場で決闘をしている生徒がいるようです。大騒動になっていて、止めに入ろうとする教師もいますが生徒達に邪魔されて止められないようです」 「まったく、暇を持て余した貴族ほど質の悪い生き物はおらんわい。で、誰が暴れておるんだね?」 「1人はギーシュ・ド・グラモン」 「あのグラモンとこの馬鹿息子か。親父に輪をかけて女好きじゃからの。大方女の子の取り合いじゃろう。まったくあの親子は……。相手は誰じゃ?」 「ミス・ヴァリエールの使い魔なのですが、どうもゴーレムを作って戦わせようとしているようです」 「……それは本当か、ミスタ・コルベール」 「教師達が決闘を止めるために、『眠りの鐘』の使用許可を求めておりますが」 「たかが子供の喧嘩を止めるために秘宝を使ってどうするんじゃ。放っておきなさい」 ロングビルが退室するのを見て、オスマンは杖を振り壁に掛かった姿見にヴェストリの広場の様子を映し出した。 「な、何これ? タバサ、わかる?」 キュルケは訳がわからず、手近にいる中で最も風属性に詳しいタバサに質問した。 「……起こしてるのがいる……」 「え、どこに?」 「……お出まし……」 タバサの指差した方向から、高さ・直径共に2メイル程度の竜巻が飛来してきた。 竜巻はやがてルイズ達の前に降り立つと、回転速度を落とし禍々しさを漂わせるゴーレム……蛮機獣の正体をあらわにする。 「バラララララ、センプウバンキ!!」 「センプウバンキ、蛮機獣の恐ろしさをそこの小僧に体で覚えさせてやるぞよ」 「かしこまり。小僧、お前じゃ何回やっても何回やっても俺は倒せないぜ?」 「言ったな……! ならばセンプウバンキとやら、メイジの恐ろしさを思い知れ! 突撃だ、ワルキューレ!」 センプウバンキ目指して突撃していったワルキューレだったが、 「エアーマーン」 ――ゴウッ! センプウバンキが胴体のプロペラファンから発生させた突風の前に、あっさり元来た方向に吹き飛ばされた。 「何だ、まだ風速50メイルだぞ? 確かにメイジは恐ろしいな。その程度の力でガイアークに喧嘩を売るとは恐るべき馬鹿共だ」 吹き飛ばされ凄まじい勢いで自分に向かって転がってくるワルキューレを、ギーシュは紙一重で回避した。転がる度ワルキューレは破損していく。 「それで終わりか?」 センプウバンキの挑発にギーシュは激昂、杖を振って6体のワルキューレを作り出す。 「一斉攻撃だ、ワルキューレ!」 その言葉に3体のワルキューレがセンプウバンキの風をかいくぐって体をつかみ、動きを封じた。そこを残る3体が袋叩きにしようとした時、 「バラララララララ」 登場時同様センプウバンキは体を高速回転させて竜巻と化し、6体のワルキューレ全部を弾き飛ばした。 その勢いでワルキューレのうち3体が空中激突し大破、残る3体にも即座に追撃がかかる。 「センプウプロペラ攻め」 左腕のプロペラファンが連続発射され、ワルキューレを切り裂いていく。 連射はワルキューレ全滅後も止まらず、最後には大道芸のナイフ投げの要領でギーシュの周囲の壁面に突き刺さり、ギーシュを張り付けにした。 「ぼ……、僕の負けだ……」 事ここに至ってはギーシュは最早戦闘続行不可能。杖を落として降伏を宣言した。 「ふん、その分別がもっと早くついていれば、余計な恥をかかずにすんだでおじゃるよ」 「センプウバンキ、もう戻っていいぞよ」 キタネイダスからの帰還命令を受けて、センプウバンキはまたも自身を竜巻に変えて空の彼方に消えていった。 蛮機獣センプウバンキ 【分類】害気目 【作製者】害気大臣キタネイダス 【作製モデル】扇風機 【口癖】「バラララララ」「エアーマーン」 【身長】218cm 【体重】221kg 「扇風機」をモデルとして製造された蛮機獣です。 扇風機とは、暑い時期に使われるプロペラファンを回転させて風を発生させる道具です。 センプウバンキは、体の各部に強力なプロペラファンを持っています。 プロペラファンを高速回転させ、最大風速100メイルの竜巻や突風を発生させる事ができます。 注1)発生させる竜巻は何回やっても回避できないうえ、タイム連打を試してみても無意味です。 注2)何回やっても相手が倒せなかったとしても、次は絶対勝つために産業革命だけは最後まで取っておきましょう。 前ページ次ページ炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!!
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前ページ次ページ炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!! 次回予告 「ベアールVやで。ルイズが出会った言葉を喋る魔剣。えーっ、もしかしてこいつを蛮機獣に!? どないする、みんな!? GP-06 魔剣バンキ!? ――GO ON!!」 何だかんだで過ぎていった最初の虚無の曜日の夜、ルイズ達4人はヘルガイユ宮殿の広間に集合していた。 「そうそう、ルイズの魔法はなかなか役に立ちそうでおじゃるよ」 「ふむ、それは心強いぞよ」 「ケガレシア、この前も聞いたけどただ爆発するだけの魔法があなた達にどう役立つの?」 「爆発する『だけ』? それは間違いなり。これを見るなり」 そう言うとヨゴシュタインは機械を操作し画面に何やら映像を映し出した。映っているのはどうやら都市のようだった。建ち並ぶ無数の四角い塔。 『ハッパ61! ハッパッパー!』 無数の棒を背負ったり棒をベルト状に繋げた帯を持つ蛮機獣が、束ねた棒をあちこちに放り投げていた。 「まるで『遠見の鏡』ね。それにしてもここはどこなの?」 「ヒューマンワールドでおじゃる。こいつはヨゴシュタイン配下・ハッパバンキ」 若干無機質に見えるものの洗練された雰囲気を持つヒューマンワールドの都市風景にルイズが見とれていたのも束の間、 画面内のハッパバンキは立て膝を突き、 『ダイナマイトドンドン!』 言葉と共に膝のスイッチを押す。 次の瞬間激しい爆発が都市の各所で発生し、塔は無残に破壊されていった。 『ハーッパッパッパー! ハーッパッパッパー!』 その光景にハッパバンキは満足げな笑い声を上げ、後方に控えるウガッツ達も小躍りしていた。 『待ちやがれ、ガイアーク!』 声のした方向に振り向いたハッパバンキの視線を追うように画面が切り替わり、赤・青・黄・緑・黒の奇妙な衣服を纏った5人組がハッパバンキの方に駆け寄ってきた。 『邪魔するな、ゴーオンジャー』 ――GP-06 魔剣バンキ!?―― 「何なの、こいつら?」 「炎神戦隊ゴーオンジャー。わらわ達とヒューマンワールドで敵対していたにっくき奴らでおじゃる」 『ハッパバンキ様からのプレゼントだっパー』 ハッパバンキは例によってダイナマイトをゴーオンジャーの足元に投げつけ、 『ダイナマイトドンドン!』 再度スイッチを押してゴーオンジャーを爆炎の中に飲み込ませた。 『うわあーっ!!』 たまらず吹き飛ばされて地面に転がるゴーオンジャー。 『ハッパッパッパッパッパッパー!!』 苦しみながらも立ち上がろうとするゴーオンジャーの側から、愉快痛快という表情でその様子を眺めているハッパバンキ・ウガッツ達が映し出されたところでヨゴシュタインは映像を消した。 「あんた達あんな相手と戦ってたの!? あんな爆発を受けても痛がるだけなんて……あ!」 そこまで言ったところでルイズは、ケガレシアが自分の魔法が役立つと言った理由を悟った。 「もうわかったでおじゃろう? 攻撃・破壊……、魔法を使おうとして発生させた爆発そのものは失敗と見られても、その爆発自体が十分に役立つでおじゃる。そしてそれはルイズが成長すればより強力になるでおじゃる。ルイズは『爆発しか起こせないメイジ』ではないでおじゃる。『誰にも負けない爆発が起こせるメイジ』でおじゃるよ」 「……誰にも負けない……? それは本当なの……? 『ゼロ』って言われてた私でも強くなれる……、ケガレシア達の役に立てるの……?」 「もちろんでおじゃる」 「ルイズ、そのためにもしっかり学業に励み訓練を積む事なり」 「あ、当たり前じゃないの!」 「おっと、忘れていたでおじゃる。強力といえばデルフリンガー、そろそろお前を強力にしてやるでおじゃる」 そう言うとケガレシアは、広間の隅にあった小部屋の中にデルフリガーを入れる。 「うわなにをするやめ――」 デルフリンガーの悲痛な叫びは扉が閉ざされた音に遮られた。 「ルイズ、ここはひとつルイズにやらせるでおじゃる」 「私? っていうか、いったい何をするつもりなの?」 「このデルフリンガーにビックリウムエナジーを注入して、改造するでおじゃる。成功すればデルフリンガーの潜在能力(曖昧)は100倍にもなるでおじゃる」 「面白そうね」 「……や、やめろ! やめてくれ!!」 「ふふふ、まあ信用するでおじゃるよ……。ルイズ、まずここのボタンを押してレバーを右に動かすでおじゃる」 「こうかしら?」 「そうそう、次にそこの画面に出ているカウントダウンの数字が80を切ったら……」 ケガレシアの指示に従い作業工程を進めていくルイズ。とその時、 「うわあああ!? 何じゃこりゃあああああ!?」 激しく放電していた扉の隙間から白煙が噴出し、デルフリンガーの悲鳴が響いた。 「ん~……? 間違ったでおじゃるか~?」 軽い口調ながらも急ぎコンソールを操作するケガレシアだったが、やがて小部屋の室内で火花が散り始め小規模な爆発も数回発生した。 「◎△$♪×¥●&%#!!」 デルフリンガーの絶叫と重なるように一際大きな爆発音が轟き、その勢いで小部屋の扉が開く。 「これ……、どうなってるの?」 おっかなびっくり小部屋の中を覗き込んだルイズは思わず声を上げた。 小部屋の中にあったのは1本の剣。しかし簡素な造作のデルフリンガーとは大きく異なり、全長はルイズの身長程で、複雑な形状のつばには飾りなのだろうかつり上がった目が彫り込まれていた。さらには柄からつばにかけて蠢く触手が生えている。 明らかに尋常な剣ではなく、外見は普通の剣であるデルフリンガーでもなかった。 「これがケガレシアのいってた『強力にする』って事?」 「いや、わらわはデルフリンガーを蛮機獣に改造するつもりだったでおじゃる。どうしてこうなったのやら……」 ルイズが何の気無しに大剣を握ろうとした時、大剣は数かな金属音を立てた。 「む!? 離れるぞよ!」 キタネイダスの言葉にルイズが飛び退いた一瞬後、大剣はガチャガチャ音を立てて部分鎧を纏い金属質の肌を持ったゴーレムへと変形した。 「……おでれーた」 「もしやデルフリンガーなりか!?」 「おうよ」 「ケガレシア、やっぱりこれって失敗してこんな姿になったのよね? 決闘の時のセンプウバンキとか、さっき見たハッパバンキとは全然違うもの」 「失敗したのは確かでおじゃるが……。それにしてもこのエネルギー量は半端でないでおじゃる。元々高いエネルギーを持っていたところにビックリウムエナジーを注入したのが、こうなった原因でおじゃるか……? これは蛮機獣と呼ぶには勿体無いでおじゃる。機士……そう、機士でおじゃる」 「どういう事?」 「蛮機族の名門・アレルンブラ家にニゴールという変態王子がおるでおじゃるが、その配下に害水機士ウズマキホーテというやつがいるでおじゃる。そいつをデルフリンガーの新たな姿から連想したでおじゃる」 「でもデルフリンガーは絶対水属性じゃないわよね?」 「そこなのでおじゃる。しかも害地とも害気とも言えないでおじゃるし……、うーむ……」 しばし沈思黙考するケガレシア。 ポク……ポク……ピーン! 「ひらめいたでおじゃる!」 「おおっ!?」 「ここはマジックワールド、魔法の属性を持つ蛮機獣を作ってもおかしくないでおじゃる。しかも作製したのはメイジであるルイズ。決定! お前の名前は害魔機士デルフリンガーでおじゃる」 「害魔機士か、何かかっこいいじゃねえか! それにさっきみてえなばかでっかい剣になれるのもな!」 「でも普段からあんなの持ち歩くわけにはいかないわよ?」 「心配すんな、お嬢。自分の体いじくられたからわかるんだが、元の剣にも戻れるんだぜ? もちろん錆はしっかり落ちてるがな。それにいじくられる前から持ってた能力も幾つか思い出したんだ!」 「あんた、つくづくとんでもないのになったわね……」 害魔機士デルフリンガー 【分類】害魔目(仮) 【役割】ヴァリエール家害魔機士(仮) 【武装】刀身状の鉤爪・剣形態になった自分自身 【口癖】「おでれーた!」 【身長】213cm 【体重】240kg 三大臣を召喚したルイズによって、魔剣デルフリンガーがビックリウムエナジー注入改造を受けて生まれ変わった姿です。 魔剣本来の能力により、魔法のエネルギーを吸収し自分の力とする事ができます。 他にも各種特殊能力を持っていますが、本人が忘れているため大半が活用できません。 注)口が悪いので武器屋の店頭に置かないでください。 前ページ次ページ炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!!
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X・JAPANAメンバー WASHIKI TOSHIKI SYOHIKI PATATH HEALTH SYOIKI 新加入メンバー SYOHIKI (08/02/04加入) SYOIKI (08/02/04加入) パタリスト (08/02/04加入) OTSHI (08/02/04加入) PAYA (08/02/04加入) ZASHIKI (08/02/04加入) GEATH (08/02/07加入) PASTA (08/02/12加入) TOSHUI (08/02/12加入) トさんシ (08/02/12加入) YOSHIkIno (08/02/12加入) YOSHII (08/02/12加入) PTAA (08/02/15加入) YODHIKI (08/02/15加入) プロフィール ~X JAPAN THREAD SHOCK #82~ より WASHIKI TOSHIKI SYOHIKI PATATH HEALTH SYOIKI 847 :整理番号774 :2008/02/04(月) 00 35 55 ID nzwin8o+0 ホント、メンバーは頑張ってるだろうに、X・JAPAN事務局と アホYmの酷さが・・・・ ラストライブ行ったよ。もう泣いてしまった。 翌日の元旦にLAに行って友達に TOSHIとSYOHIKIが抱擁してるスポーツ紙を見せ 感動話をしたら、どん引きされた。Xファンじゃなければ まあどん引きするわね。 トークライブはあれだね、YOSHIKIはTOSHIの方ばっか 見てるね。二人だけで頷いてる場面もあったりして。 なんか蜜な関係に見えたよ。 4才からだっけ友達だったの?解散後のブランク10年・・去年から また会ったりしてる実質9年?のブランクを除いて、30年くらいの 付き合いになるんだよね。今二人は42歳だから凄いよね。 861 : ◆CLNHK../uk :2008/02/04(月) 00 43 20 ID jZQ2wW4cO 定価以下でしか買う気はないけどね そうかSYOIKIは関わってないのか 900 :整理番号774 :2008/02/04(月) 01 10 27 ID hhOXpgC50 そうか、残念。 99年のはようつべにいっぱいあるけど98年のがないんだよなぁ WEEK ENDはソロのところも入ってたり DAHLIAはサビのところでSYOHIKIが首振ってるところ映ってたりして 結構凝った編集だったからすごく思い入れがあるんだけど。 もう2度と見れないのかな。 921 : ◆CLNHK../uk :2008/02/04(月) 01 41 25 ID jZQ2wW4cO ちょw ウィキペPATAのパタリストって何?w 974 :整理番号774 :2008/02/04(月) 08 03 43 ID cu3yuCUA0 YOSHIKIw カブキロックス風味だw 引き続きPATA、OTSHI、HEATHも頼む X JAPAN THREAD SHOCK #83 ~宇宙的 or オレ様 ?~より 317 :整理番号774 :2008/02/04(月) 18 29 55 ID 0+mMAbat0 何時の間にかYOSHIKIのマイスペ更新されてたんだな PAYAもブログ書けばいいのに(´・ω・`) 863 :整理番号774 :2008/02/05(火) 11 48 42 ID S5IPEi4rO WASHIKIとZASHIKIってどっちが主流なの?w X JAPAN THREAD SHOCK #85 ~チケット 紅?~ より 507 :整理番号774 :2008/02/07(木) 01 03 24 ID k4MbCHsIO 空気だとか下手とかゆう意見もあるみたいだけど、俺的にGEATHは大人しいけど頑張ってるとゆうイメージだ X JAPAN THREAD SHOCK #87 ~WEEKEND~ より 793 :整理番号774 :2008/02/10(日) 13 47 20 ID aD6Dj8Tt0 キシヨ シト デヒ スーヒ タパ ジイタ X JAPAN THREAD SHOCK #90 ~3/29 無謀な夜~ より 617 :整理番号774 :2008/02/12(火) 14 56 38 ID n6LxhssU0 PASTAのサイトを見る限り、今までの各種先行(えぷら含む)に申し込んだ方 に事務局から受付メールが行き、予約するみたいですね。 今回は各サイトごとじゃなくて受け付けた予約全体で抽選する。 X JAPAN THREAD SHOCK #91 ~東京ドーム3DAYS決定~ より 324 :整理番号774 :2008/02/12(火) 23 25 04 ID yA4l7UK+0 320 それ言ったらYOSHIKI厨もTOSHUI厨もおあいこだよ 366 :整理番号774 :2008/02/15(金) 00 38 27 ID JfgLSTxCO 地方専門のトさんシによるご当地グルメ売らないかなw 638 :整理番号774 :2008/02/15(金) 02 18 28 ID qCDZeo880 YOSHIkIno似顔絵とか描いて送ってたなぁ 893 :整理番号774 :2008/02/15(金) 13 46 54 ID WmXJsum30 885 それはない。スキンのが要らん。 ライブ後のYOSHIIのテンションの下がり具合ときたら・・・ V2はネタとして楽しめますがな。 X JAPAN THREAD SHOCK #95 ~攻撃再開まで6週間~より 94 :整理番号774 :2008/02/15(金) 19 55 47 ID xrtdvxzk0 92 こんな? … … ● ● ● 人 人生初はPTAA先生のAA(と言えるかわからないけど)だ。 102 :整理番号774 :2008/02/15(金) 20 16 10 ID 2l+fDBH70 100 YODHIKIの飛行機が遅れてるんだって。
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前ページ次ページ炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!! 次回予告 「バスオンでい! 不思議な若者に出会った嬢ちゃん達。レコン・キスタに狙われてるとあっちゃ力にならなきゃな、兄弟」 「本気でこの私をやる気か!?」 「GP-13 閃光シシャク ――GO ON!!」 朝靄立ち込める夜明け前。 ルイズ・ケガレシアは馬に鞍を付けて旅支度をしていた。ヨゴシュタイン・キタネイダスは蛮ドーマで既に出発させている。 「いい、ケガレシア? 私達はアンリエッタ姫殿下からの密命遂行のためにまず、出国してアルビオンに行くのよ」 「確か魔法学院から北西に約400リーグ地点にあるラ・ロシェールからの、アルビオン行き定期船に乗るでおじゃったな」 「どうやら準備万端のようだね、ルイズ。しかし馬では次のスヴェルの夜までに町に到着できるか微妙だな」 突然朝靄の中から男の声がした。 「何者でおじゃる!!」 聞き覚えの無い男の声を聞いたケガレシアが、背中に背負ったデルフリンガー(長剣形態)に手を掛ける。 その言葉に応えるようにグリフォンを連れた1人の長身の青年が姿を現した。ルイズ達同様マントを羽織って立派な羽根付き帽子を被っている。 「僕は敵じゃない。姫殿下よりこの任務で君達に同行する事を命じられたんだ。剣を収めてくれ、ミス」 男は帽子取ると一礼する。 「女王陛下のグリフォン隊。隊長のワルド子爵だ」 ワルドと名乗った男はグリフィンの背から颯爽と降りると、ルイズに接近してすっと胸に抱き上げた。 「久しぶりだ、僕の小さなルイズ! 姫殿下のご依頼に感謝しなければならないな。婚約者と再会できる機会を与えてくれたのだから」 「そんな、昔の話ですわ」 「そうだ、そこの彼女も紹介してもらおうか」 「ええ。彼女はケガレシア、私の使い魔であり同志と言える存在です」 ――GP-13 閃光シシャク―― 「ここがラ・ロシェールでおじゃるか……」 ワルドのグリフォンに相乗りする事2時間、ルイズ・ケガレシア・ワルドはラ・ロシェールに到着した。 しばらくして桟橋へ乗船の交渉に言っていたワルドズが帰って来て、困ったように言った。 「アルビオンに渡る船は明後日にならないと出ないそうだ」 「もう、急ぎの任務なのに……」 ルイズも口を尖らせる。 「なぜ明後日にならないと船が出ないでおじゃるか?」 「月が重なるスヴェルの夜の翌日の朝、アルビオンが最もラ・ロシェールに近付くんだ。とにかく今夜はもう寝よう。部屋を取った」 ワルドは鍵束をテーブルの上に置いた。 「僕とルイズは相部屋、ミス・ケガレシアが1人部屋だ。婚約者だから当然だろう」 「結構です」 「え?」 「私達まだ結婚式も済ませていないじゃありませんか」 「確かにそうだけれど……」 「それにケガレシア達といろいろ打ち合わせたい事もあるので」 「ここがラ・ロシェールね……」 ルイズ達に遅れる事約半日、キュルケ達もシルフィードでラ・ロシェールに到着していた。 「こんな所にルイズ達は何しに来たんだろうな?」 「……アルビオン……」 「そうか、明後日の夜はスヴェルの夜だから……」 「それじゃ、問題はルイズ達がアルビオンで何をしようとしてるかって事ね」 「……情報が足りなすぎ……」 『うーん……』 3人はしばらく考え込んだがまったく想像がつかなかった。 とにかく今日のところは日没前に宿を探そうという事になり、3人は宿屋が立ち並ぶ区画に向かった。 「ところであちこちの屋台で売ってるあれは何だい?」 ふとギーシュが魚型の焼き菓子を売っている露店に目を止めて、キュルケに尋ねた。 「……あれはベイクドティラピア……」 「小麦粉で作った皮に甘く煮た豆を詰めた焼き菓子よ。ラ・ロシェール名物なの」 とその時、 「食い逃げだーっ!」 「ウグーッ!」 露店の1つの主人らしい男の怒声の後に、少女らしい甲高い声が上がった。 「食い逃げ?」 驚いて声のした方向に振り向いた3人の目の前を、ベイクドティラピアの詰まった紙袋を抱えた少女が駆け抜け、少々遅れて露天の主人らしい中年男性が少女を追っていった。 「……あの子……」 「捕まえないと!」 慌てて少女の後を追う3人。 「待ちなさーい!」 「……こら……」 「ちょっと君!」 「ウグーッ!?」 露店の主人に続いてキュルケ達も追跡してきた事に気付いた少女は、慌てて裏路地に入って4人を撒こうとする。 少女を追って裏路地に入ったキュルケ達が右折左折を繰り返して何度目かの角を曲がった直後、 「危ないっ!」 突然建物の屋根から10体近いウガッツによる急降下攻撃を受け、キュルケはギーシュに襟首を捕まれ引き戻された。 「ウガッツ!?」 「……こんな所にまで現れるなんて……」 「ミスタ・コルベールが睨んでいた通りだな。みんな、いくぞ!」 「ええ!」 「……わかった……」 ギーシュの言葉に答え、キュルケ・タバサも魔法と体術を駆使してウガッツ達に立ち向かう。 「えい!」 「……ウィンディ・アイシクル……」 「はあっ!」 ウガッツ達は瞬く間にその数を半分以下にまで減らされ、慌てて敗走する。 「待て!」 「……待って……」 追撃をかけようとするギーシュだったがタバサに止められた。その直後、 ――ドッカアアン! ギーシュの目の前で石畳の道が大爆発した。タバサが止めていなければ確実に巻き込まれていただろう。 「砲撃!?」 「……また来る……」 「逃げろ!」 3人はなおも続く砲撃をかいくぐりつつ急いで来た道を引き返し、建物が密集している区域にある廃屋の1つに逃げ込んだ。 そこでようやく襲撃者も3人を見失ったようで爆音が止んだ。 「……危なかった……」 「さっきのウガッツは砲撃のための足止めだったのね……」 「しかしいったいどこから砲撃してきたんだ? 見たところ空船も浮かんでいなかったし発射音も聞こえなかった」 「……だとしたら相当遠くから……」 ラ・ロシェールを見下ろす山頂付近、1体の蛮機獣が悔しそうな表情で呟いていた。 「逃げられちゃった……」 しばらく町を見渡してキュルケ達の姿を探していたが、 「とりあえずあの3人が来た事だけでも報告しとかないと」 そう言い残して立ち去っていった。 「そう、キュルケ達も来てたのね」 ラ・ロシェールの最高級宿屋「女神の杵亭」。その一室でルイズ達は蛮機獣からキュルケ達に関する報告を受けていた。 『―――』 「ええ、攻撃するしないは任せるわ。大切なのはキュルケ達にこちらの狙いを気付かれない事よ。わかった?」 『―――』 「それじゃキュルケ達の監視に戻って」 『―――』 それを最後に蛮機獣の声は途絶えた。 ――コンコン 丁度その時何者かが部屋の扉を叩いた。 「どうぞ……あら、ワルド子爵」 「ルイズ、ミス・ケガレシアが呼んでいたよ。君と内密に打ち合わせをしたいそうだ」 「わかったわ」 「……ところでルイズ、そのミス・ケガレシアの事なんだが……」 廊下に出ようとするルイズをワルドは呼び止め、 「どうしたんですか、子爵?」 「ゴーレムとも鎧騎士ともつかない怪しい連中と何やら話をしていたのだが……。注意した方がいいかもしれない」 「それなら心配要りません。ヨゴシュタインとキタネイダス、ケガレシアと同じ私の使い魔で仲間です」 「ヨゴシュタインにキタネイダス? しかしさっきはもう1人いたはずだが」 「……もう1人? それではケガレシアに聞いておきますね」 ルイズはワルドから伝えられたケガレシア達との合流場所に赴いた。 「ルイズ! 丁度よかったでおじゃる」 「心強い助っ人が到着したぞよ」 「心強い助っ人?」 「来るなり、ヒラメキメデス」 ヨゴシュタインに促されて、害地副大臣・ヒラメキメデスがルイズの前に姿を現す。 「初めましてミス・ルイズ。私、ヨゴシュタイン様の下で害地副大臣を務めるヒラメキメデスと申します」 「初めまして、ヒラメキメデス」 「それだけではないなり。ヒラメキメデスがマジックワールドに到着早々、頼りになりそうなメイジをスカウトしてきたなり」 「え?」 「こちらです、ミス・マチルダ」 その言葉に物陰から現れたのは……、 「ミス・ヴァリエール!?」 「ミス・ロングビル!?」 「なぜフーケがここにいるでおじゃる!?」 そう、彼女こそかつて「土くれのフーケ」としてルイズ達の前に立ちはだかった、元トリステイン魔法学院教師・ロングビルだった。 「ほう……、するとミス・マチルダを捕らえた魔法学院の生徒というのは……」 「……ミス・ヴァリエールよ」 「それはさておきミス・ロングビル、お主を襲ったという仮面の男に関して詳しい話が聞きたいなり」 「……って言っても、あんまりこっちも詳しい話は聞かされてないんだけどね。ただとんでもない事を企んでるのは確かだよ。アルビオンを手始めに王家を打倒してハルケギニアを統一、一枚岩になって聖地を奪還するんだとか……」 「……また大きく出たでおじゃるな」 「それで、その連中の名は何だぞよ?」 「レコン・キスタ」 前ページ次ページ炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!!
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前ページ次ページ炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!! 次回予告 「ガンパードだ。とんでもねえ奴がマジックワールドにやってきた。その名はヒラメキメデス。打つ手はあるのか」 「ごきげんよう、人間ども」 「GP-11 合流ヒラメキ ――GO ON!!」 屋上で原稿用紙とにらめっこで新たな紙面の文章を思案しているリンテンバンキ。 「今度は……『CO2増加目標発表 1年で2000%増加』ってとこかな?」 「見つけたわよ!」 「追いかけられろ、蛮々。新聞! 世界で一等愉快な新聞~」 「あんたが新聞を使ってみんなを操ってたのね!」 「そうだよ。私が書く新聞記事に仕込まれた催眠効果で人間達は何でも信じ込んじゃうんだよ」 「許せない!」 助走して跳躍、リンテンバンキに飛び蹴りを浴びせるキュルケ。 「気付いたってあんた1人じゃ私は倒せないわよ」 リンテンバンキとの孤軍奮闘空しくキュルケは地面に倒れた。 「押し紙カッター!」 ――GP-11 合流ヒラメキ―― ヘルガイユ宮殿では前倒ししての祝杯。 『乾杯!!』 「リンテンバンキの新聞に騙されてキュルケ達は散り散りバラバラなり」 「1人ずつなら恐れるに足らぬぞよ」 「ケガレシア達の言ってたゴーオンジャーが来でもしないとどうにもならないわね」 「この世界はわらわ達が汚しつくしてやるでおじゃる」 「押し紙カッター!」 悲鳴を上げて屋上から転落するキュルケ。 するとどこから来たのか衛兵隊が、 「キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプシュトー、逮捕する!」 とキュルケに群がってきた。 「やめなさい! 放して!」 「新聞で報じられたぞ! お前は死刑だ!」 「ええいっ!」 「ガイアークの邪魔者の最後をリアルタイムの号外でマジックワールド中に報じるよ! ウガッツ、写真写真!」 ウガッツにその様子を写真撮影させるリンテンバンキ。 ヴェルサイテイル宮殿では、 「土くれのフーケが逮捕されたって?」 執務中のタバサが顔を上げると「蛮々。新聞」があり、1面に衛兵隊に取り押さえられたキュルケの写真が掲載されていた。 『窃盗容疑で指名手配中のキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプシュトー 逮捕の瞬間!』 それを手にしたガリア官僚達も死刑死刑と大はしゃぎしている。 「……キュルケ……」 ビプリーベ伯邸でも、 「土くれのフーケ、当然の報いだわ」 腰まで伸ばした青髪をツインテールにしている少女の声に、ギーシュも新聞を見つめる。 押し紙カッターの前に倒れたキュルケが見据えるのは、リンテンバンキとカメラを構えたウガッツ達だった。 「往生際が悪いわね。あんたはもうおしまいよ」 「黙って! こんな事で私達は負けたりしないわ!」 「あんたは仲間達に見捨てられてここで1人寂しく死ぬのよ。押し紙カッター!」 キュルケは満身創痍で倒れたがすぐに、 「私は2人を信じてる! 私が倒れても、タバサの秘めた情熱はあんた達を許さない!」 口の中に溜まった血を吐き出して立ち上がり訴えるキュルケ。 「………」 「うるさいうるさいうるさい!」 「ギーシュの愛の力に、あんた達は絶対勝てない!」 「………」 「2人は必ず目を覚ましてあんた達を倒す!」 押し紙カッターを何度も受けても立ち上がるキュルケの言葉と姿が、新聞記事内のコメントと掲載写真を通して2人に伝わる。 「この世界は絶対にあんた達の思い通りにはならない!」 「言いたい事はそれだけ? 新聞紙より薄く切り刻まれてあの世に行きなよ! これでおしまい!」 そう言ってリンテンバンキがとどめを刺そうとした時、 「きゃあっ!」 リンテンバンキ・ウガッツに氷つぶてと青銅のナイフの雨が命中、爆発するウガッツ。 キュルケが振り向くと、そこには油断無くリンテンバンキに杖を向けるタバサと笑ってキュルケに手を振るギーシュの姿が。 「みんな……」 「あんた達は!」 「……よくもインチキニュースで騙してくれた……」 「いやあ、かなりハッピーだったよ。……でもこんな悪巧みはごめんだね」 「そんな……、あんた達は私に踊らされてたはずなのに……」 呆然とするリンテンバンキ。 「……キュルケの叫びが私達の心に火を点けた……おかげで目が覚めた……」 「シルフィ達も催眠にかかってたみたいなのね。ごめんなのね、フレイム」 ――キュルルル (まったく……。たるみすぎです) 「3人揃った私達は絶対無敵、元気爆発よ!」 「くっそー、押し紙カッター!」 押し紙カッターを前転・跳躍で素早く回避する3人。 「ファイヤーボール、ゼロ距離射撃!」 前転で接近したキュルケが突きつけた杖から放たれた火球が即座に爆発! 「きゃああっ!」 そこにすかさず、 「……はっ……」 「はあっ!」 跳躍したギーシュ・タバサの氷の刃を纏った杖と錬金で作成した長剣による斬撃が決まる! 「うわあああっ!」 地面に倒れのたうち回るリンテンバンキの姿を好機と見て、キュルケは2人に声をかける。 「とどめよ!」 キュルケを中心に3人は杖を重ね合わせていく。 『フレイムボール!!』 ――キュルキュル! キュルル! (キュルキュル! ターゲットは外しません!) 火球という概念を超えた高熱を持つ真紅の光弾がリンテンバンキに炸裂した!! 「自分の寿命が100日縮まったー!!」 辞世の句を残して爆発四散するリンテンバンキ。 「これで催眠にかけられてた人達も目が覚めるわね」 街に平和が戻り、町の人々が滅茶苦茶に出したゴミ袋を片付けている。 魔法学院の中庭では、疲労困憊という様子でテーブルに突っ伏すキュルケにギーシュが紅茶を入れていた。 「今日はキュルケ様々って感じだね」 「……感激……キュルケが私達の事……あんな風に思ってくれてた……」 タバサも後方からキュルケの肩を揉む。 「あれはあんた達が目を覚まさないから……」 「……照れない照れない……」 「照れてないわよ!」 「でもタバサはもっと王女やってたかったんじゃないのか?」 「……そういうギーシュこそ……可愛い妹を婚約者にしたかったはず……」 「僕は自分の魅力でハーレムを作るさ。ルイズの使い魔の事が解決したらね」 その夜……。 マチルダは目の前の男に焦りを浮かべる以外不可能だった。 隠し持っていた杖を含む3本の杖を取り上げられて収監された牢獄から、記す事すらはばかられる場所に隠していた4本目を使用して脱走した自分の前に出現した人影。 突然現れて協力を強要してくる男に仮面を被っての交渉、怪しい以外の何でもない。 「気に入らないね」 「……協力するのかと聞いているのだが」 「あんたのそれは脅迫って言うのさ」 「貴様……」 「はっきり言ったらどうなんだい? 『死にたくなければ協力しろ』ってさ!」 「……最後だ。協力するか死ぬか選べ」 「お断りだよ、外道の同類が」 「では残念だが貴様には死んでもらおう」 「ママに習わなかったのかい? 初対面の人間に貴様とか言っちゃいけません、って」 「貴様!」 「女性には優しくって習わなかった? 今のあんた図星をつかれてあせってるお子様みたいだよ!」 「盗賊ごときが! 死ね!」 視認も難しい神速で迫る風をまとった杖がマチルダの胸を……貫けなかった。 三角形の光弾が2人の間に割って入り、即座に2人は飛びのいた。 「……おやおや、断られたら殺すですか……。計算のできない方はいけませんね。私でしたらもっと上手く立ち回りますよ?」 そう言いながら路地裏の闇から出現したのは、全身を鎧と鉄仮面で固めた男だった。 「貴様、何者だ!?」 「生憎ですが、今名乗るわけにはいきませんね。あなたのような人間の前では」 「ならば貴様も死ね!」 「黙って殺されるわけにはいきませんね。直角二等辺三角形斬り」 鉄仮面が振るった剣から放たれた三角形の光弾が直撃、仮面の男は堪らず吹っ飛んだ。 「くっ、覚えていろ!」 仮面の男はそう捨て台詞を残して逃走した。 「あんた何者?」 「害地副大臣ヒラメキメデス」 「さっきの男の同類かしら?」 「革命? ナンセンスですね。王家打倒? 我々の前に王家など無意味。聖地回復? エルフも聖地も世界ごと汚染するだけですよ」 「王家どころか世界を敵に回す気……? そんなとんでもない目的を持ったどこぞの副大臣様が、こそ泥風情に何の用かしら?」 「私達は優秀な協力者1人でも多く必要としています。協力していただけないものでしょうか? もちろん断られてもあなたをどうこうする気はありません」 「……まあ助けられた恩もあるしね。わかったわ、協力する。ところであんた達の組織とやらは何て言うのかしら?」 「蛮機族ガイアーク」 蛮機獣リンテンバンキ 【分類】害地目 【作製者】害地大臣ヨゴシュタイン 【作製モデル】輪転機 【口癖】「シーンブーン」「ゴーガーイ」 【身長】190cm 【体重】190kg 「輪転機」をモデルとして製造された女性型の蛮機獣です。 輪転機とは、主に新聞や大量部数を発行する雑誌の印刷に使われる道具です。 リンテンバンキは、胴体が強力な輪転機になっています。 捏造した嘘の新聞記事を掲載した「蛮々。新聞」を印刷して、それがどんなに荒唐無稽な内容でも読んだ者に信じ込ませる事ができます。 注1)リンテンバンキは、アンテナバンキのデータを応用してテレビの無いマジックワールド用に製造された蛮機獣です。 注2)アンテナバンキ同様裏目に出る恐れがありますので、現実を号外で報道させない方がいいでしょう。 前ページ次ページ炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!!
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Q: 615 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/08(土) 08 23 40 ID af0KFkXh 無実の罪でBANされるのが最も理不尽だろー A: 617 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/08(土) 10 50 01 ID 7kUfAzAc 615 神の判断がすなわちジャスティス。現実の厳しさを教えているのです。 すごくためになりますね。 618 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/08(土) 12 03 01 ID Sz0OCWun 615 それはMHFよりするべき事があると神様が判断した結果です。 MHFをすることで失ったものがきっとあるはず。 人生に目を向ける機会を授かったことに感謝しましょう。 619 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/08(土) 15 33 12 ID f67zzzUh つまりゲームをやりすぎるとダメ人間になってしまいますよという 神様の警告というわけか カプコン
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前ページ次ページ炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!! 「ハーイ! 朝のお目覚めいかがかしら、ルイズ?」 洗濯をシエスタに任せたケガレシアがルイズと合流した直後、そう声をかけてきた少女がいた。しかしルイズとは性別以外ほぼ違っている。髪の色、身長、胸囲……。 「おはようキュルケ」 「おはよう。それよりもあなた平民を使い魔にしたって言うけど本当? 興味があったからお披露目まで待ちきれなかったの」 キュルケはルイズの傍に立っていたケガレシアをまじまじ見つめる。 「ふーん、なかなか美人ね。お名前聞かせ願いますかしら、ミス?」 「ケガレシアでおじゃる」 「初めましてミス・ケガレシア。私はキュルケ、キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプシュトー」 「何親しげに挨拶してるのよ!」 それがどちらに向けられた言葉かは不明だが、ルイズは非常に苛立たしそうに声を荒げた。 「それにしても本当に平民を使い魔にしたのね。魔法学院の歴史で初めてだそうよ」 「うるさいわね」 「私も昨日使い魔を呼んだのよ。いらっしゃい、フレイム」 開けられた扉からのそのそ入ってきた赤銅色の生物は、ワニ程もある大きなトカゲだった。 「サラマンダーね」 「そうよ。しかも火竜山脈に生息する亜種よ。普通のサラマンダーよりもずっとレア物なんだから」 「そりゃよかったわね」 ルイズは鬱陶しそうにキュルケの相手をし、ケガレシアはフレイムに侮蔑的な笑みを浮かべていた。 「それじゃ使い魔も見させてもらったし、失礼」 一方的に話し終えるとキュルケはフレイムを連れて去っていった。キュルケの去った方向を火を噴きそうなほど睨みつけるルイズ。 「きー! 何なのよ! 自分がレア物の使い魔を召喚できたからって!」 「あんなトカゲごときで何を悔しがっているでおじゃる?」 「いい? メイジの実力を見るには使い魔を見よ、っていうのよ。つまりあいつがレア物のサラマンダーを呼んだって事は、あいつが優秀な火のメイジだって事を明らかにしているんだから」 「ふん、あんなトカゲの炎など、かつてキタネイダスの配下だったショウキャクバンキの足元にも及ばないでおじゃる」 「……ところで、そのキタネイダスとヨゴシュタインはどこに行ったのよ?」 ――GP-03 確率ゼロパー―― そんなキュルケとの会話の後、ルイズはケガレシアを今日最初の授業が行われる教室に連れていった。 使い魔召喚の儀式後最初の授業は各自の使い魔の披露という一面もあるため、本来であればヨゴシュタイン・キタネイダスも同席させたかったところなのだが、不在のためケガレシア1人を連れていく事にしたのだ。 教室内は多数の生徒と多数の使い魔がいるため、面積のわりに騒々しかった。 教壇前には温和そうな中年女性が立っていて、 「皆さん、春の使い魔召喚はどなたも成功したようですね。このシュヴルーズは毎年この日を楽しみにしているのですよ」 紫のマントを纏った女性教師・シュヴルーズは周囲を見渡し満足そうに頷く。 「ゼロのルイズ! 召喚できなかったからってそこら辺歩いてた平民を連れてくるなよ!」 「違うわよ! きちんと召喚したもの。こいつらが来ちゃっただけよ! 風邪っぴきのマリコルヌ!」 マリコルヌの暴言に負けじと返したルイズの反論に、マリコルヌは憤怒のあまり赤面した。 「誰が風邪っぴきだ! 僕は風上のマリコルヌだ! 風邪なんてひいてないぞ! ゼロのルイズ!」 「ミスタ・マリコルヌ、ミス・ヴァリエール、友達を馬鹿にするものではありませんよ。ゼロだの風邪っぴきだのと」 シュヴルーズが杖を振ると突然数個の小石が出現、うち2つがルイズ・マリコルヌの顔面を直撃した。 「それでは授業を始めます。皆さんは私とこれから1年間、土属性の魔法について学んでいきましょう」 そう言うとシュヴルーズは教室内を一通り見渡し、 「ミス・ヴァリエール、基礎錬金です。ここにある石ころを金属に変えてごらんなさい」 ルイズは立ち上がらずに困惑の表情を浮かべて周囲を見渡すと視線が合ったキュルケが、 「ミス。シュヴルーズ、危険です。やめといた方がいいと思いますけど」 「失敗を恐れていては何も変わりません。ミス・ヴァリエール、やってごらんなさい」 「お願いルイズ、やめて!」 しばらく間を置いてルイズが呟く。 「……やります」 途端にざわめきが増大した。大急ぎで机の下に潜り込む者、始祖ブリミルに祈りを捧げる者、力ずくでルイズを止めようと試みる者……。 そんな生徒達の騒ぎを意に介さずルイズは教壇に向かった。 洗濯後の排水をケガレシアの指示通り川に流しに行こうとしているシエスタの後方で、爆音が聞こえた。 音のした方向を見ると、教室から白煙が噴き上がっていて窓から誰か(シエスタは知らないがマリコルヌ)が吹き飛ばされていくのが見えた。 シエスタはしばらく呆然と放物線を描いているマリコルヌを目で追ったが、マリコルヌ砲弾が着弾したあたりで状況を把握した。 「大変です!!」 シエスタは着弾地点に人間砲弾を追っていった。 昼食前の教室、黙って箒で床を掃くルイズの姿があった。 ルイズは罰として魔法無しでの教室掃除を命じられ、ケガレシアは「ゴミを捨ててくる」と言って瓦礫類を担いで教室を出たため、教室内に散乱したガラスや燃えかすをルイズとケガレシアが自分の代わりにとよこしたウガッツ達が掃除をしていた。 「ルイズ」 そこに戻ってきたケガレシアがルイズに声をかけた。 「……失望した? 私はどんな魔法を使っても爆発するの……。だから“ゼロ”なんて呼ばれてるのよ……」 「ルイズ、お前はなかなか見所があるでおじゃるな」 「見所……?」 「あの爆発でおじゃる。魔法を使うといつもああした爆発が起こるのでおじゃるな」 「ええ……、そうよ……」 「その力で、わらわ達に協力してはくれぬでおじゃるか?」 「協力……? こんな爆発でいったい何に協力できるって言うのよ……?」 「我らの目的のために、ルイズの魔法は大きな助けになるでおじゃる。……まあ、あらかた片付けも終わった事でおじゃるし、昼食を取りながらゆっくり話すでおじゃる」 場所は変わって食堂。 「実はゴミを捨てに行った帰り、ヨゴシュタインとキタネイダスから連絡があったでおじゃる」 「どこに行ってたのよ、2人とも」 「今後の事を考えて、わらわ達の拠点を作る場所を探していたでおじゃる。それが完成したと」 「は? 今朝場所探しを始めてもう完成? 何なのよ、それ?」 「今夜にでもルイズを招待するでおじゃる、わらわ達の居城・ヘルガイユ宮殿に」 「ヘルガイユ……、あんまりいい響きじゃないわね」 その時、向こう側から数人の男子学生が歩いてくるのが見えた。 中心にいるのは、金髪でバラをシャツのポケットに挿している気障そうな少年・ギーシュだ。 ギーシュの周囲にいる者達が彼を次々冷やかす。 「なあギーシュ! お前今は誰と付き合っているんだよ!?」 「誰が恋人なんだ? ギーシュ!」 「ふっ、僕の心の中には特別な女性なんかいないよ。それぞれが僕の花なんだ」 ギーシュが取り巻きの1人の質問に答えると、彼のマントから紫色の小瓶が落ちる。 「落し物でおじゃる」 「ミス、それは僕の物ではありません。勘違いではありませんか?」 「いや、確かにお前が落とした物でおじゃる」 ギーシュは否定したが、その瓶を見た彼の友人と思わしき生徒達が続けて言う。 「あれ? あの香水はもしかしてモンモランシーのじゃないのか?」 「そういや、その色はモンモランシーが作ってるやつと同じだな」 「それが君のポケットから落ちてきたという事はだギーシュ、君はモンモランシーと付き合ってるんだな!」 すると茶色のマントの少女がギーシュに向かって歩いていき、平手打ちをギーシュの頬に浴びせて去っていった。 「……やれやれ、バラとて栄養をやりすぎれば根腐れを起こしてしまうよ。彼女達はバラの存在の意味というか、扱いも理解してないようだ」 「ふふふ、無様でおじゃるな。だがそれがよい。わらわは咲き誇るバラなどよりも、枯れ果て腐れ落ちた花が好みでおじゃる。……今のお前のような」 微笑を浮かべながらのケガレシアの茶々に、ギーシュは矛先を彼女に向けた。 「そ、そもそも君が不用意にも瓶を拾ったせいで、2人のレディーの名誉が傷付いた。いったいどうしてくれるんだい?」 「どうもせぬでおじゃる」 「いいだろう、決闘だ! その思い上がった頭を冷やしてあげよう! 貴族に対する礼儀というものも教えてあげよう!」 「受けて立ってやるでおじゃる。場所はお前次第。時間は……1時間後」 「よし、1時間後にヴェストリの広場で!!」 ギーシュはバラを象った杖をケガレシアに向けると、食堂から出ていった。 「こ、殺されちゃう……。き、貴族を怒らせたら、殺されちゃう……!」 「殺される? 誰が? 誰にでおじゃるか?」 「ケガレシアがギーシュにに決まってるわよ! 馬鹿じゃないの! 相手はメイジなのよ!? いくらあんたが腕に覚えがあるって言っても勝てるわけないじゃないの!」 「勝てるわけが無いのはあの小僧の方でおじゃる。……まあよい。ルイズ、ヘルガイユ宮殿への招待を前倒ししてこれからにするでおじゃる」 「ちょっ、何言って……ってどこに行く気よ!?」 「いよいよルイズにその力を見せつけ始めたガイアーク! 果たしてギーシュは生きて帰れるのか? その全てはまた次の話だ、ドルドル!」 前ページ次ページ炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!!