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『龍が如く』プロフィール HN:龍が如く(こんな名前ですが、ゲーム自体はほとんどしません(-_-;)) 本人情報 性別:男の可能性99% 年齢:secret 身長:176㎝ よろしくお願いします!
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龍が如く3攻略wiki 「龍が如く3攻略wiki」はPlaystation3用のゲームです。このゲームは沖縄が舞台で沖縄の町並みをよく反映しているということから私達沖縄のポータルサイト「はいさい沖縄」で、取り扱ってみようということになり、その一環で攻略情報をまとめていっています。 伝説の男と100億の少女 欲望と暴力が渦巻く街……。神室町。親友のため、愛する女のために「親殺し」という汚名を背負った1人の男がいた。かつては”堂島の龍”と呼ばれた伝説の極道。桐生一馬。10年後。運命に導かれて神室町へ戻った男は、かつての組織の人間や危険な罠と戦いながら、100億の価値があるという一人の少女と出会う。未来を信じる少女のために、過去から逃げ出した自分を取り戻すために、2人は「人として生きる意味」を見つけていくのだった……。 そして本物の龍は、唯一孤高の伝説となる ”消えた100億”を巡る大事件から1年が経ち、桐生一馬は遙かと共に平穏な日々を送っていた。だが、そんな彼らの目の前で東城会五代目会長・寺田行雄は殺害されてしまう。”堂島の龍”と呼ばれた伝説の男は、弱体化した東城会を救うべく、寺田の残した”書状”を手に関西へ向かう。しかしそこで待っていたのは、”関西の龍”と呼ばれる最強の極道、郷田龍司と”ヤクザ狩りの女”と呼ばれる刑事、狭山薫だった。東京と大阪の街で勃発する、覇権を巡る争い……。 桐生を待ち受ける宿命とは?最後に神室町を制するのは関東か関西か?2人の”龍”の信念が、いまここに交錯する。 伝説の龍が帰ってきた 2007年1月、桐生と遙は神室町を去り、新たな生活を始めようとしていた。沖縄へ渡った2人は、小さな養護施設”アサガオ”を営み、さまざまな境遇を持った子供たちと慎ましくも幸せな日々を過ごしていた。しかし、そんな桐生たちに突如、土地買収という脅威が襲いかかる。沖縄に巻き起こる”基地拡大計画”と”リゾート開発計画”。政治という不条理な力によって安息の地を狙われた桐生は、土地買収に絡む地元組織との戦いに、立ち向かっていく。 南の島の辺境の地で起こった小さな戦い。しかし、それは東城会を巻き込み、国家規模の事件へとつながろうとしていた……。 それから2年後……2009年3月、沖縄と東京で同時に起こった2つの銃撃事件を皮切りに、土地買収を巡る「陰謀」は激しく動き出していく。 信じた人間を襲われた桐生は、事件の真相を追うべく神室町へ向かう。2つの現場で目撃された”風間の姿をした男”を追い求めて……。 タイトル 龍が如く3 ジャンル アクションアドベンチャー ハード プレイステーション3 発売日 2009/02/26 開発元 セガ 発売元 セガ CERO 17歳以上対象 コメントフォームのテスト -- (WEBCRAFTS) 2013-10-04 11 57 32 名前 コメント すべてのコメントを見る
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龍が如く ・要約版:要約スレpart3-136 ・詳細版(途中まで):part27-88~90、part34-286~289 136 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/04(月) 00 32 40 ID /n6RKfl+O 龍が如く 桐生一馬は幼なじみの由美が組長に手込めにされそうなため駆けつけるが、先に親友錦山が駆けつけ組長を殺害していた。 桐生は錦山の罪を被り服役し出所するも古巣の東城会は運営資金100億盗難事件がおき東城会四代目の跡目争いに桐生は巻き込まれる。 そして桐生は由美の姪、遥と出会うが遥は100億の鍵とされて狙われ桐生は遥を守る事になる。 戦いの中、桐生は育ての親風間から事件の真相を聞く。 100億は元々東城会と繋がりのある政治家神宮の資金で神宮との繋がりを断つため風間、東城会三代目、由美が盗難事件を起こした。 さらに遥は由美の実子で神宮と由美の間の娘だった。 桐生は神宮の手から東城会を守るため、そして風間と三代目の遺言から東城会四代目となり神宮を倒す。 全てが終わったかと思われたが、そこに錦山が現れ桐生と男の誇りを賭けて決闘を挑む。 そして決闘が終わり長年のわだかまりがとけた桐生と錦山だが神宮の最後の足掻きから桐生を守るため神宮と相討ちになる。 この戦いで由美も錦山も風間も全て失った桐生は生きる気力を失いかけるが遥と一緒に生きる事を決意する。 88 :龍が如く:2006/12/07(木) 16 32 13 ID yXABtsQu0 龍が如く 第一章 親殺しの宿命 関東最大の組織、東城会直系の堂島組に所属する男、桐生一馬・通称「堂島の龍」 近いうちに桐生組を立ち上げると噂されるほどの実力者 神室町天下一通りを望む、この街を肩で風を切っていた ある日、桐生は舎弟のシンジに頼まれ、消費者金融会社へ取り立てに向かった ちょいと社長を痛めつけ、無事債権を回収した桐生は そのまま行きつけのクラブ「セレナ」に向かった。 そこで幼馴染の錦山、由美と一緒に飲み始めた。 桐生、錦山、由美は同じ孤児院「ヒマワリ」で育った間柄だ よまやま話を続けるなかで、ふと桐生は錦山に妹のことを尋ねた 錦山の妹は病気であり、どうやら次で体力的にも最後の手術になりそうらしい… 錦山を励まし、3人は楽しく飲みつづけた その後、桐生は店を後にして組の事務所に戻り、金を届ける そこで風間と話をする。風間は桐生たちを孤児園から拾ってくれた いわば父親のような存在である 風間との会話中、部屋にシンジが慌てて飛び込んできた 何事か問いただすと、堂島組の組長・堂島が由美を無理やり連れ去ったらしい 堂島は普段から力ずくで、女を自分のモノにしていた男だ しかも錦山はすでにそれを知って、堂島のもとへ向かったと言う 風間が手を回すまで待てと制するものの、急いで後を追う桐生 桐生が堂島の事務所に飛び込むと、そこには銃殺された堂島がいた そばには泣き崩れる由美、そして銃を持った錦山… ついカッとなって…と漏らす錦山に対し、桐生は由美を連れて逃げろと言い放つ 桐生は錦山の妹のことを案じ、自分が罪を背負うことに決めたのだ そして…桐生一馬は逮捕された 刑務所にて、シンジと面会する桐生 組から破門状を持たされたと言う。絶縁でなく破門であることを疑問に思う桐生 東城会の2代目の決定らしい、真意が読めない桐生であった 別れ際、シンジは桐生に告げる。由美が行方不明になったと あの事件以来、由美は記憶喪失になっていたこと、そしてそのまま行方不明になった 錦山と風間が必死に探してくれているが、いまだ見つからないらしい 服役中のため何も出来ない桐生は、二人に任せるしかなかった そして10年後…桐生一馬釈放される 89 :龍が如く:2006/12/07(木) 16 34 49 ID yXABtsQu0 第二章 空白の十年 桐生の手元には風間からの手紙があった 会って話しをしたい、との内容だ。桐生は風間に会いに、神室町天下一通りへと戻ってきた 一方、東城会の幹部会が開かれていた。 武闘派でしられる嶋野組、堂島の後を継いだ風間組、そして…錦山組 そうそうたる面々が集まっていた そこで錦山が切り出した話題、東城会の金100億が無くなったとの噂があると言う ざわめく幹部たち、噂の真偽を問いただす錦山 東城会三代目会長・世良は事実だと告げる。東城会は大きく揺れていた… 桐生は風間との待ち合わせの場所ホストクラブ「スターダスト」に来た 店長カズキと出会い、ここには風間は来ていないと言われる カズキによると三代目会長・世良が殺され、葬儀が行われるためだと言う 東城会、風間組に何があったのか…カズキから聞く桐生 と、会話中に店にチンピラが嫌がらせに現れた 桐生の手で軽く痛めつけると、一人が銃を取り出した 狙われる桐生。だがチンピラの手を一発の弾丸が襲う!! 見るとそこにはシンジがいた… シンジはチンピラに問いただすと、嶋野組から命を受けたらしい そしてチンピラに脅しを入れ、追い返した 出世したシンジとの再会を喜ぶ桐生。そして再び会話を始めた 事件後、風間組は錦山の裏切りによって内部分裂を起こしたようだ 関西最大手の近江連合と手を組み、錦山組をつくり独立した結果 東城会そのもので内部抗争が勃発したのだ 錦山は人が変わり、恐ろしいまで変わってしまったと言う そんな錦山を案じた風間が、見張りにとシンジを錦山の下につかせたようだ 自分のいない間に起こった出来事。今現在起こっている出来事 桐生は風間に直接会いに行くことに決めた しかし堂島組長殺しの汚名がある自分が、面を割って行くわけにはいかない そのためシンジの力を借り、葬儀に潜り込むことにした 90 :龍が如く:2006/12/07(木) 16 40 57 ID yXABtsQu0 第三章 喧嘩葬儀 葬儀場に変装しやって来た桐生。先に来ているシンジと合流する途中 近江連合を名乗る男に襲われる。男は錦山に頼まれたと言う 桐生を捕まえるようにと。なぜ錦山が?と思うもまずは男を撃退し風間の元へと向かう 久しぶりに会った風間は少々老いていたが、元気そうではあった そして風間から告げられる。事件以来、錦山は鬼になってしまった 妹、桐生、由美を失い、組織でのし上がることだけを考えるようになったと さらに由美について風間が語ろうとした、その瞬間 外からの銃撃によって、風間は胸を射たれてしまう その銃声を聞いてかけつけた 嶋野組組長・嶋野とその部下が部屋に飛び込んでくる その現場を見られた桐生は、再び汚名を着せられてしまう 瀕死の風間は桐生に、由美と100億を頼むと告げ、行け!!と叫ぶ その言葉に従い、追手に追われつつも、葬儀場から逃げ出した桐生であった 後ろを振り向くと、そこには不適に笑う錦山がいた… 286 :龍が如く:2007/11/15(木) 01 47 33 ID qljO1o7t0 1~3章は既にあるので、4章から投下します。 第4章 出会い 葬儀場での桐生の大暴れはニュースにもなり、街の電光掲示板でも放送されていた。 その様子を見つめる人々の中に、一人の少女の姿があった―― 嶋野を退け葬儀場を抜けたはいいが、外にいた組員に取り囲まれ もはや逃げられないかと思ったとき、桐生の前に一台の車が現れる。 車を運転していたのは伊達 真。世良会長の殺しを追っている刑事だった。 伊達は10年前の事件も担当しており、その際に上司の意向を無視して 捜査を進めたことが原因で、一課から四課、通称マル暴に異動となっていた。 事件はまるで桐生一馬の出所を待っていたかのように動き出したという伊達は 桐生に捜査協力を申し出る。 手がかりを探すため、桐生は昔なじみの店であるセレナに向かうことにした。 セレナで麗奈と再会した桐生は由美のことを尋ねるが 麗奈も行方不明のこと以外は特に知らないという。 しかし5年前、由美の妹だという美月という女が訪ねてきたと教えてくれた。 美月は胸に花模様の刺青を入れており、生まれて直ぐに由美は 生き別れになったため、自分のことを知らないだろうと言ったらしい。 美月はやがてセレナで働き出したが、4年ほど経つと急に 自分の店を持つと言い出し、辞めてしまったそうだ。 アレスという名の店だというが、連絡がとれず場所は分からないという。 錦山のことについて何も聞かない桐生を麗奈は心配するが、桐生は 誰がなんと言おうと自分の目で確かめる、と言い放つ。 麗奈はバッカスという飲食店の元締めであるバーを教えてくれた。 美月の店を探すため、桐生はバッカスに向かう。 バッカスに着くと、そこは血の海であった。 客もマスターも皆殺されており、酷い惨状に思わず目を見張る桐生。 ふと店のすみに人の気配を感じると、そこには銃を持って震える少女がいた。 葬儀場での事件のニュースを街角で見上げていたあの少女である。 母親を探しているという少女は、自分が来たときには既に皆死んでいたという。 ひとまず少女を連れて店を出ると、若者に石を投げつけられている子犬がいた。 頼みを受けて犬を助けてやる桐生。 少女は遥といい、この街にいるという母を訪ねて孤児院を抜け出してきたそうだ。 頼れる人は母と“由美お姉ちゃん”だけであるという遥。聞き覚えのある名に 桐生が問うと、母親の姉で、いつも母からの手紙を届けてくれていたらしい。 更に桐生が問おうとするが、遥は疲れのためか倒れてしまう。 遥を介抱するため、桐生はセレナに戻る。 セレナで、遥のいた孤児院がヒマワリであることと 母親の名前が“みづき”であることを聞き、桐生は遥の素性についてほぼ確信する。 アレスの場所を知っているという遥を連れて桐生はそこへ向かう。 アレスにて、由美を通して母から最後にもらったというペンダントを見せられる。 するとそこにやってきたのは近江連合の林という男だった。 錦に頼まれて自分を狙いにきたのかという桐生に林は自分の狙いは遥であると告げる。 戸惑う遥。そこに伊達からの連絡がある。なんと100億のホシは由美だった。 現場に10年前の事件のときと同じく、由美の名が入った指輪が落ちていたのだという。 美月と由美、錦山と近江連合、そして遥。100億と東城会をめぐる謎は深まるばかり―― 287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/15(木) 01 50 51 ID qljO1o7t0 第5章 賽の河原』 セレナに戻り、桐生は伊達におそらく美月が由美の共犯であることを告げる。 行方不明の由美がなぜか遥にだけは会っていたことを伊達は気にする。 そこにシンジから連絡があった。シンジは今風間を連れて逃げている最中だという。 状況を鑑みて風間を撃ったのは東城会の者だと考えたシンジは 風間を放っておくのは危険だと判断したのだろう。 とにかく情報が欲しい桐生は、伝説の情報屋、サイの花屋を求めて ホームレス達の天国と呼ばれる治外法権の無法地帯『賽の河原』を訪ねる。 賽の河原の入り口を訪れると、ホームレス達が銃をもって一斉に桐生を取り囲んだ。 が、そこに現れたサイの花屋の手下であろう黒人男性によって入場を許可される。 花屋は地下で待っているという男の言葉に地下鉄の階段を降りる桐生。 するとそこには賽の河原の裏の姿である地下歓楽街が広がっていた。 最奥の一室で桐生はサイの花屋に会う。東城会を敵に回した桐生の行動に 興味を持ったという花屋は、情報料として金のかわりに地下闘技場で闘う仕事を頼む。 アメリカの第一級殺人逃亡犯や、ムエタイの世界チャンピオン、先ほど桐生を案内した 過去三年この闘技場で無敗を誇るという花屋の手下を倒し、桐生は花屋の仕事を全うする。 桐生に来客があるという連絡を受け、花屋はとある部屋に桐生を連れる。 神室町に仕掛けられた一万台のカメラを通じて町の情報を知るモニタールーム、 それが賽の河原の真の姿であった。 来客は伊達。肩を怪我しているその様子に、早速カメラの映像を遡ってみる花屋。 10分ほど前の映像に、突然現れて遥を連れ去っていく車の姿が映っていた。 そこにトラブル発生との報が入る。刑事である伊達を快く思わないホームレス達が 伊達を襲っていたのだ。桐生は直ぐに駆けつけホームレス達を退ける。 遥をさらった車はバッティングセンターにいると桐生に教え、去っていく花屋。 その姿を見た伊達は、サイの花屋は元・警官だと桐生に告げる。 警察の情報を横流ししていた彼を自分が告発したのだという。 遥をさらったのが真島組だと聞き、桐生は急いでバッティングセンターに向かう。 バッティングセンターに着くと、そこには真島の狂気と呼ばれる真島組組長・真島吾郎がいた。 桐生との「本物の命張ったケンカ」を望む真島を桐生は倒す。 が、そこに真島の舎弟がドスを持って襲い掛かってくる。 しかし桐生をかばって倒れたのはなんと真島であった。 桐生は俺のエモノだと言い残し、真島は意識を失う。 遥を連れてセレナに戻ると、遥は知らないおじさんが自分を逃がしてくれたのだという。 男はペンダントのことを遥に問い、それには100億の価値があるから大事に持っていろと 言い残したらしい。更に、桐生にペンダントのことを伝えろとも言ったそうだ。 由美から渡された“大事なお守り”だというペンダント。 鍵つきで開けることができないそれには、一体どんな秘密が隠されているのだろうか―― 288 :龍が如く:2007/11/15(木) 02 15 34 ID qljO1o7t0 第6章 父と子 桐生が花屋のもとを訪れると、花屋はモニターで男女の姿を見ていた。 それは花屋の息子タカシと、その女でとある組長の娘だという京香だった。 二人が気になった桐生は、彼らがいたバッティングセンターに向かう。 するとタカシは突然桐生に攻撃を仕掛け、京香を逃がした。 勘違いだと言っても聞かないタカシを軽く返り討ち、訳を聞くと、 自分たちは京香の父の組である跡部組に追われているのだと言った。 そこに現れたのはタカシが入っていたらしいチームのメンバーたち。 チームを抜けることをメールで済ませようとした彼を制裁しにきたようだ。 ひとまずタカシに京香を追わせ、桐生はメンバーたちを倒す。 タカシのことは放っておけという桐生にリーダーは、あいつはもう終わりだと言った。 聞くと京香は親父の金を持って逃げ、そのために跡部組に追われているらしい。 彼らの後を追って桐生はクラブ・デボラに向かう。 クラブに着くと、桐生は跡部組に取り囲まれたタカシを助けてやる。 再び逃げようとする二人に組員の一人が、そんな半端でお嬢と逃げるのかと言い放つ。 それを聞いたタカシは土下座し、絶対に京香を幸せにすると宣言し 証明すると言って自らの指を落とそうとする。桐生は寸でそれを止め、 お前は極道でないのだから今言ったことをきちんとすればいいと諭す。 すると組員が取り出したのは京香に宛てられた組長からの手紙。 そこには極道者であるが故に娘を幸せにしてやれないことへの謝罪と 京香をよろしく頼むというタカシへのメッセージが綴られていた。 彼らの様子をモニター越しに見守るサイの花屋。その背後には京香の父の姿もあった。 289 :龍が如く 6章続き:2007/11/15(木) 02 16 29 ID qljO1o7t0 セレナに戻ると、酔いつぶれた伊達の姿があった。 そこに沙耶という女から電話がある。桐生が代わりに受けると、 相手は『なんでいっつも来てくれないのよ、バカ』と言い捨て、電話は切れてしまう。 沙耶は伊達の娘だと麗奈に聞き、気になった桐生は待ち合わせ場所であった公園に向かう。 第三公園に着くと、女子高生二人が桐生を遊びに誘ってきた。 冷たく断った桐生だが、一人の「どーすんの沙耶」という言葉に反応する。 自分を安売りするなと説教する桐生だが、沙耶はお金が必要だといって去ってしまう。 一緒にいた少女が言うには、変な男にひっかかっているらしい。 沙耶の男の情報を集める桐生。翔太というその男はスターダストにいるらしい。 スターダストに着くと、突如伊達が現れ沙耶に詰め寄る。が、沙耶は 今更父親面をするのかと言って出て行ってしまう。落ち込む伊達。 直後外から聞こえた悲鳴に伊達と桐生が見に行くと、そこには怪しい男達と沙耶がいた。 彼らは借金取りで、沙耶から金を取り立てにきたのだという。 桐生と伊達で男達を倒すと、伊達は話をつけにいくと言って、彼らの事務所に向かう。 伊達の帰りを待ちながら桐生は沙耶の話を聞く。 沙耶はスターダストに通ううちに金が足りなくなり、翔太を通じて店から借りていたのだが ある日翔太が店に金を返すため、自分も街金から金を借りていて 早く返さないと自分が殺されるかもしれないと言ってきたのだそうだ。 しかしスターダストの場合利子は0であり、わざわざそんなことをする必要はない。 不審に思った桐生は伊達が帰ってこないこともあり、自らも事務所にむかう。 するとそこにはヤクザ達と一緒に伊達を痛めつけ金をせびる翔太の姿があった。 翔太は伊達が警察官だとわかると、ヤクザからの押収物を横流ししろと命令する。 それはできないと伊達が言うと、翔太は娘より仕事を取るのかと伊達を嘲笑った。 そんな翔太に伊達は自分を殺せと言い放つ。ここで死ねばお前らでも逃げ切れまい、 沙耶はきっと桐生が守ってくれると言う伊達。望み通りにと翔太がナイフを振り上げる、 そこに桐生が現れ、翔太とヤクザ達を返り討ちにする。 伊達は沙耶に、自分は10年前妻と娘から逃げた駄目な親父だと謝る。 自分をもっと大事にしてくれと泣きながら言う伊達に抱きつく沙耶。 桐生はそんな二人を見て、黙って去るのだった。 ある日、伊達は署長に呼び出しを受ける。 10年前のことを引き合いに出され、二度目はないと念を入れつつ 所長は100億の捜査から手を引けと命じる。伊達は返事をせずに去った。 すると隣の部屋の扉が開き、中から男が現れる。男は所長に 伊達と一緒に居るのは誘拐犯なのかと聞いた。頷く署長。 桐生の知らぬところで、一体何が動いているのか――
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登録日:2012/03/22 (木) 10 16 31 更新日:2024/03/20 Wed 20 41 48NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ゲームシステム デコメ バカゲー ブログ 公式が病気 天啓 彫刻 手帳 携帯電話 閃き 龍が如く ( 龍ω龍) ん?あれは… サッ (^o^) カクカクカクカクカクカクカクカク (((( (ヽヽ)))) _| ̄|((*冥ω殿) ( 龍ω龍) ひらめいた!! 天 啓 が 来 た !!! 『天啓』とは、ゲーム『龍が如く』シリーズのシステム。 道中で発見した出来事を記録し、そこから新たな技ヒートアクションをひらめくシステムである。 そして『龍が如く』をバカゲー付ける要因の一つである。 『龍が如く 見参!』 動物絵師『七梧郎』から貰った動物の絵をもとに、その動物の動きを実際に見て絵に記録する事で天啓を得る。 動物達の個性豊かな行動が楽しめる。 この時点では、(突然筆と紙を取り出して辺り構わず技名を書きだすと言うシュールさはあるものの)比較的まともな天啓だった。 『龍が如く3』 ここからが天啓システムの真髄。対象物が日常風景になり、記録方法も携帯電話のカメラで撮った写真をブログに載せるという方式になった。 天啓を得た後は桐生ちゃんの書いたブログを閲覧できるようになる。 が、前作とはうって変わって内容がとことんネタに走っているのだ。 琉球街のおばさん 最初に発見できる天啓。 琉球街の道路をスクーターに乗って走るおばさん。 おばさんがふと横を見ると、そこには韓国スター『イ・リュウジョン』のポスターがあり、思わずうっとり。 しかし前方不注意になったおばさんはそのまま前の車に突っ込み… 回転と跳躍を駆使して繰り出す『跳躍の極み』を習得。 女子高生と酔っ払い 神室町の路地裏で、コスプレバーの店員に間違われた女子高生が酔っ払いに絡まれている。 女子高生に掴みかかる酔っ払いだが、その手が女子高生の胸に当たり… 掴みかかってくる敵を迎え討つ『解縛の極み』を習得。 酔っ払いのポールダンス ショーパブの前の電柱で、酔っ払いがポールダンスの真似をしている。 ちなみに前述の酔っ払いと同一人物。 見事なポール絡みを見せる酔っ払いだが… 酔い状態で発動できる『ポールダンスの極み』を習得。 チンピラと酔っ払い 沖縄の初町に、酔っ払いとそれに絡むチンピラがいる。 やはり前述までの酔っ払いと同一人物である。 酔っ払いに襲いかかるチンピラだが… 酔い状態で発動できる強力な突進技『酔鉄山の極み』を習得。 ティッシュ配りのお姉さん 神室町の中道通りにティッシュ配りのお姉さんがいる。 お姉さんは通りを歩く人達を見据えると、大量のティッシュを取り出し… 四人の敵に一度に大ダメージを与える超便利技『驚愕の極み』を習得。 運の悪いおじさん 沖縄の初町。 すっとぼけた様子で道を歩くおじさん。 おじさんは前を歩いていた人が捨てたバナナの皮を踏んづけて転んでしまう。 そんなおじさんに迫る、サラリーマンの持つアタッシュケースと女性のヒール… 作中最強の威力を持つ技『超追い討ちの極み・床地獄』を習得。 『龍が如く4』 四人の主人公それぞれに天啓が用意されており、その記録方法もそれぞれ違う。 桐生一馬は前作と同様の携帯カメラとブログ。 秋山駿は携帯カメラとデコレーションメール。 冴島大河はノミと木による木彫りの彫刻。 谷村正義は手帳に絵を描く。 …約一名渋いのがいるが、気にしてはいけない。 別々の主人公で使い回されている天啓イベントもあるが、そのネタは前作以上に激しさを増している。 女刑事と犯人 神室町のとあるビルの屋上。 子供を人質に取る男と、その男に銃を構えるセクシーな女刑事がいる。 緊迫した状況の中、いたずらな風が吹き… 敵の急所を突く『金的の極み』と、ダウンした敵を引き起こしバックドロップを決める『引き起こしの極み』を習得。 ナンパ男と酔っ払い コンビニの前で、女性が男から執拗なナンパを受けている。 その時、コンビニから一人の酔っ払いが現れ、ナンパ男に戦いを挑む。 酔っ払いとナンパ男の戦いの火蓋は切って落とされるが… 敵に強力なラリアットを叩き込む『パワーラリアットの極み』と挑発に乗った敵を迎え討つ『挑発の極み』を習得。 少女と中年男 神室町の公園前通り。 携帯を操作する少女が中年男にぶつかってしまう。 怒った中年男は必要以上に少女をいびり、少女は泣いて逃げ去ってしまう。 悦に浸る中年男だが、直後に因果応報を身をもって知る事になる… 敵の頭に打撃を与え気絶させる『気絶の極み』を習得。 下着泥棒 神室町のとあるビルの屋上。 下着を盗まれたと騒ぐ女性と、その隣のビルに下着泥棒が居る。 華麗な足捌きでビルからビルへ飛び移り逃走する下着泥棒だったが… 三人の敵に同時にダメージを与える『三角跳びの極み』を習得。 『龍が如く5』 前作同様五人の主人公それぞれに天啓が用意されている。サブストーリーと連動するためか、一人につきひとつずつ。 今回は写真投稿サイトに投稿するという形のため、全員が携帯電話とカメラを使用。 マックとの再会 若い女性に執拗につきまとう男。マックと再会した直後の桐生に妨害されるが、後に桐生がたまたま見かけた彼は諦めていなかった。 女性は咄嗟にタクシーに乗り込むが、男はなおもタクシーにへばりつき発車の邪魔をする。 運転手の警告も聞かず女性に迫る男だったが… 黒いタクシーのドアに敵の頭を挟む『挟撃の極み』を習得。 雪まつり大道芸 冴島の助けもあり雪を利用した芸を開発した大道芸人。 玉乗りの要領で大きな雪玉を転がしながら小さな雪玉でお手玉をするスゴ技を見せる。 だが、雪で滑ったのかバランスを崩してしまい… 相手を雪の中に閉じ込めて武器としても使える雪だるまを作りだす一撃必殺技『雪だるまの極み』を習得。 『龍が如く 維新!』『龍が如く 維新!極』 街のイベントを見て技を閃くのではなく、技について書かれた『天啓書』を元に戦闘中に閃く仕様に変更された。 まず天啓書を取得し、それに書かれた習得条件(回避を連続で成功、特定の技を連続で出すなど)を戦闘の中で満たすと、習得対象ヒートアクションの発動が一時的に解禁される。その上でヒートアクション発動すると龍馬が閃きを得るQTEが入り、それに成功することでやっとこさ正式習得……と、手順が中々長く面倒臭い。 閃くQTEは全技共通で龍馬の体に電撃が走る真面目なもの。また天啓書も基本的には各師匠の修行の末に貰える物でありネタ技が無く、完全にシリアスな要素になってしまった。 『龍が如く0』 天啓システム廃止。 ……が、桐生・真島が各師匠の戦闘を見て新スタイルを閃く際のモノクロ演出がまんま天啓である。 なお、伝説スタイル解放時の演出はファンをニヤッとさせるシーンがある。 『龍が如く8』 先述した通り 天啓システム自体は廃止されたが、 アクティビティを体験して新ジョブを閃く際の演出が天啓の演出を意識したようなつくりになっている。 ちなみに新しい戦い方を閃いた事を嬉々として話す春日一番を見たツアー経営者は若干引いていた ここで紹介したのはほんの一部なので、興味があったらその目で確かめてみては? ネタと技を同時に提供してくれる天啓。 維新ではネタ要素がなくなり、近年の作品では存在自体がなくなってしまったが、第8作目で形を変えて復活した。 △極 オ ラ ァ ! (龍ω龍) カクカクカクカクカクカクカクカク (((( (ヽヽ)))) _| ̄|(メ`Д´) 日常で天啓が舞い降りたら追記修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] シンニアテール!が最強だと思う -- 名無しさん (2016-08-07 10 01 12) 5で驚愕の極みが出しづらくなってて悲しい -- 名無しさん (2017-07-02 15 15 11) 驚愕の極みは覚えた直後、国会議事堂のセキリティポリス戦で役に立ったな。製作側も良い配置してくれたよ -- 名無しさん (2019-12-21 17 14 56) 見参もハエたたきの動作から閃くのや、ピタゴラ装置的なやつから閃いたり、赤フンドシで農作業してる農民に牛が突進したりとか、ちょっと笑えるには笑える気はする。まあ記事にもう書かれてるように、その後のと比べたら、確かに比較的まともではあるのだろうけども -- 名無しさん (2020-01-05 01 04 33) 名前 コメント
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龍が如く2 ・要約版:要約スレpart3:137 ・詳細版:part27-177~180 137 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/04(月) 09 32 15 ID /n6RKfl+O 龍が如く2 前回の戦いの後、カタギになった桐生だが東城会は関西の巨大組織近江連合と抗争を起こそうとしていた。 さらに桐生が跡目を譲った東城会五代目の寺田が凶弾に倒れ桐生は近江連合との争いを止めるため動く。 だが近江連合会長の息子郷田龍司は抗争を望み内紛を起こしてまで抗争を起こさせる。 そんな中、桐生は女刑事狭山と出合う。 狭山は両親の死の真相を探るため桐生を監視し東城会の情報を得ようとする。 一方、近江連合との抗争は激しさをますが、その影で海外組織ジングォン派も暗躍していた。 ジングォン派はかつてその過激な活動から東城会に殲滅させられた組織で生き残りが警察や近江連合に潜り込み復讐の機会を狙っていた。 そんな中、狭山の両親がジングォン派の人間だったとわかりさらに異父兄弟が郷田龍司だと判明する。 様々な因縁が交錯する中、桐生と龍司はただ男として一対一の決着を望む。 桐生と龍司との死闘がおわった時そこに死んだはずの寺田が現れる。 寺田もジングォン派の生き残りで復讐の為に全てを偽ってたのだった。 だが寺田の協力者でこの抗争を影で操っていた近江連合の高島は用済みになった寺田を射殺する。 高島は時限爆弾を使い桐生と龍司も葬ろうとする。 だが男として認めた桐生と妹の狭山を守るため龍司は高島を相討ちで倒す。 桐生は狭山に一人だけでも逃げるよう促すが狭山は桐生と一緒に残る。 結局爆弾は爆発しなかった。 なぜなら寺田はジングォン派よりも東城会の寺田としての気持ちを優先したのだった。 177 :龍が如く2◆l1l6Ur354A:2006/12/21(木) 20 29 29 ID nGwbLoSp0 チャプターごとにまとめるのは面倒なので、重要と思われる部分だけ。 1980年初頭の神室町では韓国マフィアのジングォン派が略奪や暴行を働き、治安は悪化し続けていた。 ジングォン派の台頭に危機感を感じていた堂島組組長の堂島宗兵は12月25日、 宴をしていて油断し切ってるであろうジングォン派の皆殺しを子分である嶋野と風間にを命じる。 しかし風間は皆殺しという結論に疑問を感じていたが、しかし「今やらなければうちが潰されるかもしれない。」と言いくるめる。 風間がジングォン派のアジトに向かおうとしたとき、毎年クリスマスにはひまわりに顔を出していた風間が、 今年は来ないのを心配した桐生は、堂島組まで押しかけてきて車に乗る風間と鉢合わせする。 そんな桐生に風間は「お前は帰れ!」と見せたことのない厳しい顔で追い返す。 計画に疑問を持っていた風間は、皆殺しの計画をジングォン派のボスに明かし逃がそうとしていた。しかし後をつけてきた桐生が 風間が危ないと思いボスに襲い掛かる、ジングォン派のボスは風間がだまし討ちをしようとしたと思い込んで桐生を襲い、 風間は桐生を助けるため、ボスを撃って殺してしまう。 そして嶋野が多くの構成員を殺していく中、風間はまだ若い構成員のキム・デジンとジ・ヨンミンを見つけ銃口を向けるが、 向けられた銃におびえきった二人を見て、「お前たちはまだ若い、生きるんだ。」といい見逃す。 同じくジングォン派に手を焼いていた警察は堂島組のジングォン派皆殺しを黙殺するが、納得できなかった(ここらへん曖昧)担当刑事の瓦は ひとりジングォン派のアジトにもぐりこむ。そこで子供と心中しようとするボスの妻のジョン・スヨンとまだ小さい子供、そして急所をはずされて生き残った構成員を見つけ、 そしてこの事件で堂島組は東城会での勢力を伸ばし、東城会も関東一円に組織を拡大する。 178 :龍が如く2◆l1l6Ur354A:2006/12/21(木) 20 31 24 ID nGwbLoSp0 生き残った構成員はもう一人の担当刑事の別所が関西へ逃がし『村井』という名前を与える。 スヨンも瓦によって大阪へ逃れ、飲み屋の仕事を紹介するが、生活は荒れて切迫した状態になる。 瓦がスヨンと同居を言い出すが、子供を養うまでの余裕がなかった。 その話をきいたスヨンの店のなじみ客でスヨンに惚れていた郷田仁が子供を預かりたいと言い出す、 瓦とスヨンはその子供を泣く泣く手放し郷田の養子にだす。 その後、スヨンと瓦の間に薫という女の子が生まれ、瓦に香港への単身赴任の話が出てくるが、瓦はスヨンが心配だから断ろうとする。 でもスヨンは「あなたが出世するためだったらどんなことでも耐えられるわ。」といい瓦を送り出す。 しかし瓦が香港に行っている間に村井に密告を受けた本国のジングォン派の刺客によってスヨンは殺されてしまう。 瓦は残った娘を狭山というバーのママに預け、自分は決してその子供に近づかないことを誓う。 そしてスヨンを奪ったジングォン派に復讐するため、日本国内に潜伏するジングォン派を不法滞在の名目で捜査し 正当防衛だといって皆殺しにする。 そして生き残ったジ・ヨンミンは日本に帰化し倉橋という名前を名乗り警視庁の公安に入る。 瓦は倉橋がジングォン派の生き残りではないかと思い、倉橋を追いかけ捜査課から公安へ移る。 179 :龍が如く2◆l1l6Ur354A:2006/12/21(木) 20 32 14 ID nGwbLoSp0 ゲーム終盤の流れ 倉橋の持っていたメディアディスクから郷田龍司と狭山薫が二人ともジョン・スヨンの子供であることがわかるが、 桐生と伊達は本人がショックを受けると思いその事実を隠す。 薫はその事実を府警のシステムでディスクを解析し知っていたが、わざと隠す。 そして薫は別所が警視庁で待っているとうそをつき、桐生に 「ディスクを解析したら自分と郷田龍司が兄妹だということがわかった。自分はこれから家族のけじめとして郷田龍司を逮捕しに行く。 あなたと過ごした時間はとても楽しかったわ。でも私たちは住む世界が違いすぎる。もし私に何かあったらそのときはごめんなさい。」 といった内容のビデオメッセージを見せる。 それを見た桐生は龍司との決戦の場所である神室町ヒルズの建設現場へと向かう。 近江連合乗っ取りの絵図を描いていたのは、キム・デジンこと寺田と近江連合幹部で近江高島会の組長の高島。 寺田は自分が近江と五分の盃をかわすのを妨害されて死んだように見せかけて、桐生をたきつけ関西へ向かわせ、 東城会と近江連合の盃を快く思わない郷田龍司にクーデターを起こさせ東城会を潰し、高島は郷田会長を殺し 跡目を狙う千石と龍司を桐生に潰させて近江連合を乗っ取ろうとしていた。 180 :龍が如く2◆l1l6Ur354A:2006/12/21(木) 20 33 01 ID nGwbLoSp0 桐生を神室町ヒルズの屋上で追い詰めた高島は寺田に「お前はもう用済みだ。」と吐き捨て射殺しようとする。 「こいつらは全員バカだ、なぜこんな簡単に人を信用する?」と吐き捨てるが、 それに対し寺田は「おれは、心のそこからお前のことなんか信用しちゃいない。」と反論する。 「桐生さん、最後に私を信じてください」と言い残しその場にある爆弾のスイッチをいれ息絶える。 そこへ桐生との対決で気を失っていた龍司が復活し、高島を強襲。 高島は「貴様のようなバカに足元をすくわれるとは・・・」と言い捨て、龍司は高島の眉間を討ち抜き殺害し 「男はバカなくらいがちょうどええ、計算高いだけの男に所詮天下はとれんのや。」と言い捨てる 爆弾が起動し、拳銃で撃たれ傷だらけになった二人だが、それでも決着をつけようとする二人に薫は、早く逃げるように促すが 龍司は「最後に兄ちゃんの頼みをきいてくれ・・・」といい薫をエレベーターに閉じ込め爆弾から遠ざける。 本物の龍はどっちか決めよう、とぼろぼろになりながらも戦い、桐生が決闘を制する。 狭山はエレベーターに乗せられながらも、階段で二人のところまでたどり着き助けようとするが、 郷田龍司はもう虫の息だった。薫に抱かれながら 「わしにこんなかわいい妹がいるってもっと早く知っておればこんなことにはならなかったのにな・・・」と言い残し息を引き取る。 爆弾のタイムリミットが迫る中、伊達たちがヘリで救出に来るが、桐生は一歩も動ける状態ではなく、薫に「おまえだけ逃げろ」という。 しかし、薫は「もう一人になるのは嫌!あなたが死ぬなら私もここで死ぬ!」と反論し二人で熱いキスを交わす。 スタッフロールのあと、遥が墓前で手を合わせているところから始まるがその墓に刻まれているのは寺田の名前、 実は寺田は爆弾の信管を抜いており爆発はしなかった。最後に寺田は自分を生かしてくれた風間への恩義は忘れてはいない、 だから最後に「信じてくれ」といったのだと伊達と話す。 そこへ薫が現れて空のアップで終了 はっきりいってエンディングはグダグダです。
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龍が如く2 ・要約版:要約スレpart3:137 ・詳細版:part27-177~180 137 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/04(月) 09 32 15 ID /n6RKfl+O 龍が如く2 前回の戦いの後、カタギになった桐生だが東城会は関西の巨大組織近江連合と抗争を起こそうとしていた。 さらに桐生が跡目を譲った東城会五代目の寺田が凶弾に倒れ桐生は近江連合との争いを止めるため動く。 だが近江連合会長の息子郷田龍司は抗争を望み内紛を起こしてまで抗争を起こさせる。 そんな中、桐生は女刑事狭山と出合う。 狭山は両親の死の真相を探るため桐生を監視し東城会の情報を得ようとする。 一方、近江連合との抗争は激しさをますが、その影で海外組織ジングォン派も暗躍していた。 ジングォン派はかつてその過激な活動から東城会に殲滅させられた組織で生き残りが警察や近江連合に潜り込み復讐の機会を狙っていた。 そんな中、狭山の両親がジングォン派の人間だったとわかりさらに異父兄弟が郷田龍司だと判明する。 様々な因縁が交錯する中、桐生と龍司はただ男として一対一の決着を望む。 桐生と龍司との死闘がおわった時そこに死んだはずの寺田が現れる。 寺田もジングォン派の生き残りで復讐の為に全てを偽ってたのだった。 だが寺田の協力者でこの抗争を影で操っていた近江連合の高島は用済みになった寺田を射殺する。 高島は時限爆弾を使い桐生と龍司も葬ろうとする。 だが男として認めた桐生と妹の狭山を守るため龍司は高島を相討ちで倒す。 桐生は狭山に一人だけでも逃げるよう促すが狭山は桐生と一緒に残る。 結局爆弾は爆発しなかった。 なぜなら寺田はジングォン派よりも東城会の寺田としての気持ちを優先したのだった。 177 :龍が如く2◆l1l6Ur354A:2006/12/21(木) 20 29 29 ID nGwbLoSp0 チャプターごとにまとめるのは面倒なので、重要と思われる部分だけ。 1980年初頭の神室町では韓国マフィアのジングォン派が略奪や暴行を働き、治安は悪化し続けていた。 ジングォン派の台頭に危機感を感じていた堂島組組長の堂島宗兵は12月25日、 宴をしていて油断し切ってるであろうジングォン派の皆殺しを子分である嶋野と風間にを命じる。 しかし風間は皆殺しという結論に疑問を感じていたが、しかし「今やらなければうちが潰されるかもしれない。」と言いくるめる。 風間がジングォン派のアジトに向かおうとしたとき、毎年クリスマスにはひまわりに顔を出していた風間が、 今年は来ないのを心配した桐生は、堂島組まで押しかけてきて車に乗る風間と鉢合わせする。 そんな桐生に風間は「お前は帰れ!」と見せたことのない厳しい顔で追い返す。 計画に疑問を持っていた風間は、皆殺しの計画をジングォン派のボスに明かし逃がそうとしていた。しかし後をつけてきた桐生が 風間が危ないと思いボスに襲い掛かる、ジングォン派のボスは風間がだまし討ちをしようとしたと思い込んで桐生を襲い、 風間は桐生を助けるため、ボスを撃って殺してしまう。 そして嶋野が多くの構成員を殺していく中、風間はまだ若い構成員のキム・デジンとジ・ヨンミンを見つけ銃口を向けるが、 向けられた銃におびえきった二人を見て、「お前たちはまだ若い、生きるんだ。」といい見逃す。 同じくジングォン派に手を焼いていた警察は堂島組のジングォン派皆殺しを黙殺するが、納得できなかった(ここらへん曖昧)担当刑事の瓦は ひとりジングォン派のアジトにもぐりこむ。そこで子供と心中しようとするボスの妻のジョン・スヨンとまだ小さい子供、そして急所をはずされて生き残った構成員を見つけ、 そしてこの事件で堂島組は東城会での勢力を伸ばし、東城会も関東一円に組織を拡大する。 178 :龍が如く2◆l1l6Ur354A:2006/12/21(木) 20 31 24 ID nGwbLoSp0 生き残った構成員はもう一人の担当刑事の別所が関西へ逃がし『村井』という名前を与える。 スヨンも瓦によって大阪へ逃れ、飲み屋の仕事を紹介するが、生活は荒れて切迫した状態になる。 瓦がスヨンと同居を言い出すが、子供を養うまでの余裕がなかった。 その話をきいたスヨンの店のなじみ客でスヨンに惚れていた郷田仁が子供を預かりたいと言い出す、 瓦とスヨンはその子供を泣く泣く手放し郷田の養子にだす。 その後、スヨンと瓦の間に薫という女の子が生まれ、瓦に香港への単身赴任の話が出てくるが、瓦はスヨンが心配だから断ろうとする。 でもスヨンは「あなたが出世するためだったらどんなことでも耐えられるわ。」といい瓦を送り出す。 しかし瓦が香港に行っている間に村井に密告を受けた本国のジングォン派の刺客によってスヨンは殺されてしまう。 瓦は残った娘を狭山というバーのママに預け、自分は決してその子供に近づかないことを誓う。 そしてスヨンを奪ったジングォン派に復讐するため、日本国内に潜伏するジングォン派を不法滞在の名目で捜査し 正当防衛だといって皆殺しにする。 そして生き残ったジ・ヨンミンは日本に帰化し倉橋という名前を名乗り警視庁の公安に入る。 瓦は倉橋がジングォン派の生き残りではないかと思い、倉橋を追いかけ捜査課から公安へ移る。 179 :龍が如く2◆l1l6Ur354A:2006/12/21(木) 20 32 14 ID nGwbLoSp0 ゲーム終盤の流れ 倉橋の持っていたメディアディスクから郷田龍司と狭山薫が二人ともジョン・スヨンの子供であることがわかるが、 桐生と伊達は本人がショックを受けると思いその事実を隠す。 薫はその事実を府警のシステムでディスクを解析し知っていたが、わざと隠す。 そして薫は別所が警視庁で待っているとうそをつき、桐生に 「ディスクを解析したら自分と郷田龍司が兄妹だということがわかった。自分はこれから家族のけじめとして郷田龍司を逮捕しに行く。 あなたと過ごした時間はとても楽しかったわ。でも私たちは住む世界が違いすぎる。もし私に何かあったらそのときはごめんなさい。」 といった内容のビデオメッセージを見せる。 それを見た桐生は龍司との決戦の場所である神室町ヒルズの建設現場へと向かう。 近江連合乗っ取りの絵図を描いていたのは、キム・デジンこと寺田と近江連合幹部で近江高島会の組長の高島。 寺田は自分が近江と五分の盃をかわすのを妨害されて死んだように見せかけて、桐生をたきつけ関西へ向かわせ、 東城会と近江連合の盃を快く思わない郷田龍司にクーデターを起こさせ東城会を潰し、高島は郷田会長を殺し 跡目を狙う千石と龍司を桐生に潰させて近江連合を乗っ取ろうとしていた。 180 :龍が如く2◆l1l6Ur354A:2006/12/21(木) 20 33 01 ID nGwbLoSp0 桐生を神室町ヒルズの屋上で追い詰めた高島は寺田に「お前はもう用済みだ。」と吐き捨て射殺しようとする。 「こいつらは全員バカだ、なぜこんな簡単に人を信用する?」と吐き捨てるが、 それに対し寺田は「おれは、心のそこからお前のことなんか信用しちゃいない。」と反論する。 「桐生さん、最後に私を信じてください」と言い残しその場にある爆弾のスイッチをいれ息絶える。 そこへ桐生との対決で気を失っていた龍司が復活し、高島を強襲。 高島は「貴様のようなバカに足元をすくわれるとは・・・」と言い捨て、龍司は高島の眉間を討ち抜き殺害し 「男はバカなくらいがちょうどええ、計算高いだけの男に所詮天下はとれんのや。」と言い捨てる 爆弾が起動し、拳銃で撃たれ傷だらけになった二人だが、それでも決着をつけようとする二人に薫は、早く逃げるように促すが 龍司は「最後に兄ちゃんの頼みをきいてくれ・・・」といい薫をエレベーターに閉じ込め爆弾から遠ざける。 本物の龍はどっちか決めよう、とぼろぼろになりながらも戦い、桐生が決闘を制する。 狭山はエレベーターに乗せられながらも、階段で二人のところまでたどり着き助けようとするが、 郷田龍司はもう虫の息だった。薫に抱かれながら 「わしにこんなかわいい妹がいるってもっと早く知っておればこんなことにはならなかったのにな・・・」と言い残し息を引き取る。 爆弾のタイムリミットが迫る中、伊達たちがヘリで救出に来るが、桐生は一歩も動ける状態ではなく、薫に「おまえだけ逃げろ」という。 しかし、薫は「もう一人になるのは嫌!あなたが死ぬなら私もここで死ぬ!」と反論し二人で熱いキスを交わす。 スタッフロールのあと、遥が墓前で手を合わせているところから始まるがその墓に刻まれているのは寺田の名前、 実は寺田は爆弾の信管を抜いており爆発はしなかった。最後に寺田は自分を生かしてくれた風間への恩義は忘れてはいない、 だから最後に「信じてくれ」といったのだと伊達と話す。 そこへ薫が現れて空のアップで終了 はっきりいってエンディングはグダグダです。
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本ページでは『龍が如く』とHDリマスター『龍が如く1 2 HD EDITION』及び『for Wii U』を紹介しています。 龍が如く 概要 ストーリー 特徴 戦闘システム 評価点 義理と人情、裏切りと愛憎に彩られたストーリー 生々しく魅力的なキャラクターたち 作りこまれた歓楽街の雰囲気 戦闘システム その他の評価点 賛否両論点 問題点 ゲーム 戦闘システム システム シナリオ面 総評 余談 その後の展開 龍が如く1 2 HD EDITION 龍が如く1 2 HD for Wii U 概要(HD) 改善点・評価点(共通) 改善点・評価点(1) 改善点・評価点(2) 問題点(共通) 総評(HD) 余談(HD) 龍が如く 【りゅうがごとく】 ジャンル アクションアドベンチャー 対応機種 プレイステーション2 発売・開発元 セガ 発売日 2005年12月8日 定価 7,140円 プレイ人数 1人 レーティング CERO D(17才以上対象) 廉価版 PlayStation 2 the Best2006年10月26日/1,890円2007年12月6日/1,890円 判定 良作 ポイント セガ看板タイトルである任侠作品の原点キャラ及び世界観は共に細かく作り込み戦闘やシナリオは初期作故に描写不足 龍が如くシリーズ ゲームに飽いた人たちへ。そして、ゲームを愛する人たちへ。 概要 セガが作り上げた、「実在の繁華街」をコンセプトに成人男性をターゲットにしたアクションアドベンチャーゲーム。 ゲームではあまり取り上げられない「日本の裏社会」「ヤクザの世界」をテーマにしている。 ドリームキャストのキラータイトルで、あらゆる意味で業界に衝撃を与えた大作『シェンムー』の反省・及び知る人ぞ知る『ジェットセットラジオ』に用いられた技術を生かして製作されたといわれている。 『シェンムー』をプレイした人なら様々な点で共通項を見出すことができるかもしれない。 同じく裏社会を舞台とした箱庭ゲームである『Grand Theft Auto』シリーズに似ているように思われるが、「日本の歓楽街やヤクザをテーマにしている」「シナリオやキャラクター重視のゲームデザイン」といった点で差別化されている。 ストーリー 欲望と暴力の渦巻く街…神室町。 親友のため、愛する女のために「親殺し」という汚名を背負った1人の男がいた。かつては「堂島の龍」と呼ばれた伝説の極道、桐生一馬。 10年後。 運命に導かれて男は再び神室町へと戻る。しかし彼を待っていたのは、自分を恨むかつての組織の人間たちと危険な罠だった。次々に起こる謎の事件が孤独な彼をさらに追い込める。 そして男は100億の価値があるという1人の少女遥と出会う。2人の運命が交わるとき、男は戦いを誓う。未来を信じる少女のために。過去から逃げた自分を取り戻すために。 2人は「人として生きる意味」を見つけていくのだった。 特徴 リアルに再現された日本の繁華街を箱庭として、その中を自由に行動できる。 ただし、ストーリー進行によっては「事件が起きたため警察が封鎖している」「会員制の施設なので条件を満たすまでは入れない」など入れる場所に制限がついていることはある。 メインストーリーに沿って話を進めることになるが、その他にも街中で発生するサブストーリーをこなしたり、キャバクラやゲームセンター、バッティングセンター、パチスロやカジノがあったりと寄り道要素が幅広く点在している。 サブストーリーをクリアすると経験値やお金が手に入るだけでなく、ものによってはアイテムを入手したり新しい技を覚えたりできる。 キャバクラは、キャバ嬢にプレゼントをしたり会話の選択肢を選んだりすることで好感度を上げていく。好感度を最大まですると専用イベントが起こる。 ちなみに、キャバ嬢の多くは実在のグラビアアイドルやセクシータレント等がモデルになっており、声も本人が当てている。 ギャンブル系統のミニゲームは種類が豊富。 ポーカー、ブラックジャック、ルーレット、バカラや丁半など有名なものは一通り揃っており、ルールを知らない人に対してもチュートリアルが完備されているので安心。 ギャンブルでコインを稼げば、そこでしか手に入らないアイテムを景品所で交換できるようになる。 ストーリー進行によっては、ヒロインの遥と一緒に街を歩くことができる。 遥と一緒に店に入ると、「〇〇を買ってほしい」「UFOキャッチャーでぬいぐるみを取ってほしい」といったおねだりをすることがあり、それに応じると信頼度が上昇する。 逆に、キャバクラなど子供の入れない施設に入ると外で待たせることになり、信頼度が下がる。 戦闘システム ボス戦やイベント戦闘ではない通常の戦闘は、RPGのようにシンボルエンカウントによって発生する。 エンカウントすると戦闘フィールドに移行し、戦いが始まる。マップと戦闘フィールドは別だが、戦闘フィールドはその時にいた場所に近い構成やデザインになっている。 戦闘前に敵がいちゃもんを付けてきたり桐生の命を狙ってきた旨の台詞を言ったりと、戦闘の必然性とそこに至るまでの流れにきちんと理由付けがなされている。 「敵を倒すと経験値と共にお金やアイテムを貰える」と書くとRPG等ではお馴染みのシステムなのだが、前述のようにエンカウントの仕様が「チンピラやヤクザがいちゃもんを付けてくる」という形であるため、「因縁を付けてきたチンピラやヤクザをボコボコに殴って逆にカツアゲする」というぶっ飛んだ方法でお金を稼ぐこととなる。 左スティックで移動、□で弱攻撃(ラッシュコンボ)、△で強攻撃、〇で相手に掴みかかる、L1でガード。 弱攻撃と強攻撃の組み合わせにより、ラッシュ後のキックやフィニッシュブローなど様々なコンボを発生させられる。 敵を掴んだ状態では、□で頭突きによる連続攻撃、△で殴り飛ばし、〇ボタンで背負い投げと様々な技が繰り出せる。 R1を押しながら移動すると、敵に正面を向いたまま移動できる「シフト移動」となる。また、シフト移動中に×ボタンを入力することで回避動作に当たる「スウェイ」が発動する。 拾えるものの前で〇ボタンを押すと、それを武器として使うことができる。 ものを持ったまま〇ボタンを押すと、持ったものを投げられる。 武器にはそれぞれ決められた使用回数(耐久度)があり、それを使い切ると壊れて使えなくなる。 倒れた敵に対して□ボタンか△ボタンを押すと、敵を踏み付けて追撃することができる。 敵を攻撃したりアイテムを使用したりすることでヒートゲージが上昇する。それが一定以上に貯まるとヒート状態になる。 ヒート状態の間は、武器を持っていたり、敵を掴んだ状態で壁や車の傍などに移動したりすると、武器や状況に応じたヒートアクション(必殺技)が使用できる。 壁の傍なら掴んだ敵を壁に叩き付ける、バットを持っているなら敵の足をバットで殴って跪かせ、バットのフルスイングで頭を殴り飛ばすと言った、様々な演出でヒートアクションが決まる。 ヒートゲージは、敵に攻撃が当たらずに一定時間が経過すると徐々に減少するようになっており、さらに敵の攻撃でダメージを受けた場合は大幅に減少してしまう。 このため逃げの戦法はあまり効果的と言えず、効率良く敵を倒すためには、攻撃を受けないように立ち回りつつも適度に敵に攻撃していく必要がある。ただし、敵に攻撃が当たってさえいればガードされてもゲージ減少までのカウントはリセットされるため、敵のガードに苦戦している間にゲージが減少してしまうということはない。 貯めた経験値を消費することで技や体力を上げることができ、それに応じて新たな技を習得したりヒートアクションの性能が更に激しいものになったりと成長要素がある。 それ以外にも、古武術の使い手であるホームレスの老人・古牧宗太郎から修行をつけてもらったり、特定のアイテムを入手したりすることで、新たなテクニックや技が習得できるようになる。 ストーリークリア後には特典として、以下の3つのモードが搭載された「PREMIUM BOX」が開放される。 「ADVENTURE REVIEW」:メインストーリーの進行がない神室町を自由に歩き、サブストーリーのみをじっくり楽しめるモード。 「BATTLE REVIEW」:様々なルールに則った戦闘で、高ランク獲得を目指すモード。全ミッションを最高評価のSランクでクリアすると、特典としてヒートアクション使い放題の状態でストーリーを楽しめる「喧嘩マスターモード」が出現する。 速攻バトルミッション:様々なシチュエーションで最短時間でのクリアを目指す。 連続バトルミッション:ストーリーに沿った状況での連続バトル。 試練バトルミッション:様々なルールを達成した上で敵を倒すバトル。 題目バトルミッション:カテゴリ別に分かれた敵との連続バトル。 復讐バトルミッション:本編に登場した、ボス格の敵とのバトル。 究極バトルミッション:ボス格の敵との連続バトル。 「龍が如く映像回想」:ゲーム中のムービーを鑑賞することができる、いわゆるギャラリーモード。 評価点 義理と人情、裏切りと愛憎に彩られたストーリー シナリオは「不夜城」などで知られるノワール小説(*1)の大家・馳星周氏が監修しており、評価が高い。 「伝説の男と100億の少女」という目を引くコピーに違わない、インパクトの大きな展開が次から次へと舞い込んでくる。「ヤクザの葬儀会場に単身乗り込んで大暴れ」「地下鉄の廃駅に巨大な歓楽街」「カンフー映画さながらの横浜中華街での戦い」など、いい意味で現実離れしており派手。 反面シナリオの骨子はしっかりしており、複数の勢力による陰謀が繰り広げられ、シナリオが進むにつれ謎が生まれては次々に明かされていくサスペンス仕立ての構成など、息もつかせぬ展開がプレイヤーを引き込んでいく。 主人公桐生を中心とする幼馴染と「龍」と「鯉」の入墨の込められた錦山の因縁、そして由美との三角関係。渡世の親である風間とのやり取りなどメインのシナリオは人を引き寄せてくれる。 サブキャラ父子の和解など、時にはしんみりとした人情溢れる展開も豊富で、これらもまたシナリオにアクセントをつけている。 一人の少女を守るために極道の集団と単身渡り合う主人公をはじめ、全体的な流れは非常に熱い。 人が死ぬことをはじめ、「ごく近しい者の裏切り」「失敗者の末路」「拷問」「復讐」といった裏社会らしく黒く暗い展開も多く人を選ぶ面もないことはないが、極道の世界の物語なので当然の話ではある。 ただし、規制の関係上「麻薬」と「子供の死」は一切登場しない。いずれも実際の裏社会ではよくあることだが。 PS2の映像表現力の向上や、Vシネマ的な演出をふんだんに用いたムービー、声優の高い演技力もあいまって、一ゲームの範疇にとどまらない映像作品として仕上がっている。 裏社会を舞台としているだけあって専門用語や隠語も数多く登場するが、一般人にあまり馴染みのないものについてはきっちりと説明してくれるため問題はない。「シノギ(金を稼ぐ手段や稼いだ金そのもののこと)」や「ハジキ(拳銃のこと)」といった比較的メジャーな分類に入る単語は説明がないこともあるが、その場合もなるべく前後の流れから意味を読み取れるように工夫されている。 メインストーリーだけでなく、サブストーリーも「裏社会の日常」「危険な香りがプンプンする事件」といった作品の雰囲気を盛り上げるものが多く、数も豊富。 「ひったくりの追跡」「コインロッカーを介した拳銃取引」「自殺志願者への説得」「ボクシング賭博の八百長の阻止」「偽札の換金」など、裏社会らしいイベントが一通り揃っている。 単なるお使いもあるが、サブストーリー専用のムービーを用いた凝ったイベントもある。 サブストーリーのほとんどは期間限定だが、クリア後特典の「ADVENTURE REVIEW」でサブストーリーだけ楽しめるため、あまり問題はない。 生々しく魅力的なキャラクターたち 現実離れしたシナリオとは対照的に、キャラクターは現実にいてもおかしくなさそうなほど人間臭く、それでいてポリシーがしっかり固まった魅力的な人物ばかり。 特に、主人公の桐生一馬は筋の通った極道っぷりと男らしい言動で人気が高い。 「親殺し(*2)」という重い罪を背負いながらも、その重みに負けることなく毅然とした態度を貫く桐生の姿に惚れ込んだプレイヤーは多い。 また桐生は面倒見がよく、強き挫き弱気を助ける昔ながらの侠客のように義理人情に厚いという性格であるため、本作のシステムと非常にマッチしている。また、女性や子供や老人などには人一倍優しい性格である 不良に絡まれた女性を助けるサブストーリーや街の住人のお使いやトラブル解決をするので、クエストのシナリオは桐生の性格ならなんら違和感がない。このようなアクションRPG物でよくある本編とサブで性格が違うと言われることは少ない。 ただし、サブストーリーやキャバクラではプレイヤーの選択肢で行動・発言を決められるため、「チンピラに金を巻き上げられる」「容易に美人局に引っかかる」などの情けないことになったり、「ゴキブリが怖いので相手の女性になんとかしてもらう」などのシュールな発言をすることになってしまうことはある。 本編でも無口で要領が悪くトラブルメーカーになりがちである。そんな欠点も併せて彼の魅力となっている。 他にも義理人情に溢れた親父分である風間新太郎、刑事でありながら自分の信念に妥協せず桐生に協力する伊達真、狂気じみた言動の中にどこか愛嬌のある好敵手・真島吾朗など、個性的で惹き付けられるキャラクターに事欠かない。 百億の少女である澤村遥は10歳ながら血な臭い極道・裏社会に巻き込まれ、様々な危機に晒される。 不幸な生い立ちながら、利発で愛らしい少女にプレイヤーは保護欲が湧き、彼女の危機には桐生と同じように、思慕を重ねるユーザーも多い。 声優の熱演も見もの。風間役の渡哲也氏など俳優が多く抜擢されているが、多くは演技に妥協がなく見事な出来。癖がある声であってもキャラクターの個性にはまっていたりする。 桐生役の黒田崇矢氏は、その名演からファミ通アワード2012で「キャラクターボイス賞」を受賞するなど評価が高い。 桐生のライバルの真島役の宇垣秀成氏の関西弁も必見。 登場人物数が多いのでイマイチなキャストもいないわけではないが、メインを張るキャラクターはいずれもハズレがない。 キャラクター紹介の演出もモノクロの一枚絵に役職と名前が出され、太鼓を鳴らしたような「ドン、ドン」という演出で、裏社会の人間達の怖さを表現している。 作りこまれた歓楽街の雰囲気 現実の東京都新宿区・歌舞伎町エリアをモデルに作られた神室町は、まさにコンセプト通り「リアルな歓楽街」としての雰囲気を十分に表現している。 グラフィックは当時としてはかなりに高品質であり、店の看板や立地、区画など細部にわたってリアリティのあるデザインがなされている。一度、歌舞伎町に行ってみるとその再現度が忠実で驚かせる。 公園ではホームレスがたむろし、飲み屋の前では酔っぱらいが徘徊し、コンビニでは立ち読みが並ぶなど、モブの人物模様もそれらしく味付けされている。 看板や店舗の中には、「ドン・キホーテ」「缶コーヒーBOSS(サントリー)」など実在企業とコラボしているものまである。そうでないものも、どこかで見たことのあるようなデザインのものがちらほら。 音響面の演出も抜群で、歩行者天国では人々の雑踏やどよめきがわき、キャバクラの前では呼び込みの声が上がり、裏通りでは大通りの雑音が遠のいていく。 ドン・キホーテの店内や付近の道路では、きちんと「miracle shopping(ドン・キホーテのテーマソング)」が聞こえるようになっている。 時季設定がクリスマス直前ということを反映して、喫茶店ではジングルベルが鳴っていたりする。 カジノ・パチスロ・キャバクラ・バッティングセンター・ゲームセンターなど実際に遊べる施設が多いことも「らしさ」に繋がっている。 ミニゲームは全体的に操作やルールが簡単なものが多く、気軽に遊びやすいのも良い。 一部のサブストーリーで強制されることはあるものの、基本的には遊ぶかどうかはプレイヤーの任意。 バーで酒を注文すると、マスターから注文した酒についての解説を聞くことができる。 1度に注文できる酒の量には限度があるものの、豊富に揃った銘柄について解説を聞いていくだけでもそれなりに楽しめる。 酒を飲むと酔った状態となり、街中に配置される敵の人数が増加してエンカウントしやすくなるのと引き換えにヒートゲージの上昇効率が上がるため、戦闘面でも役に立つ。 戦闘システム 簡単な操作で地形やそこらへんに転がっているものを利用して敵を倒していく戦闘は爽快感がある。 必殺技となるヒートアクションは、「車のボンネットに叩き付ける」「自転車を振り下ろしたあと体重をかけてメキメキいわせる」「割れた瓶の切先を相手に突き刺す」などパターンが豊富で迫力がある。一部のヒートアクションや銃・刃物での攻撃等、どう見ても殺しにかかっている攻撃でも敵が死なず、戦闘後には「これで許してください」とお金やアイテムを差し出してくる姿は若干シュールと言えなくもないが、そのシュールさが独特の魅力を醸し出している。 操作自体は簡単だが、イベントや成長を通して新たなシステムが解禁されていくと行動パターンのバリエーションが増え、武器の種類が豊富なのもあって最終的には意外と自由度の高いアクションが行える。 チュートリアルもしっかりしており、成長システムもシンプルなので初心者でも操作が分からないということにはならない。 多彩なアクションが取れるものの、ストーリーをクリアするのみであれば難易度はそれほど高くはない。回復アイテムは比較的入手しやすく、敵との間合いを考えつつ好きに殴っていれば勝てるバランスなので、「強敵を倒す達成感」ではなく「プレイヤーの好きなスタイルで暴れられる爽快感」を重視したシステムといえる。 難易度を上げれば一転してボスの歯ごたえが上がり、「強敵を倒す達成感」を重視したバトルも味わうこともできる。 クリア後にプレイできる「BATTLE REVIEW」は、武器やアイテムは現地調達のみというガチンコ勝負。「武器を持った複数の敵をノーダメージで全滅させる」「カウンター攻撃のみで敵を全滅させる」といった難易度の高いミッションもあるため、全てを最高のSランクでクリアするのはかなり難しい。 その他の評価点 マップの移動短縮にはタクシーを使ったり、戦闘中は道を塞ぐように野次馬を配置して戦闘エリアが区切られている不自然さを軽減したりと、なるべくシステム面の制限に違和感を覚えないよう配慮されている。 音楽は重低音の効いた渋く、雰囲気が出るものばかりで、上記の世界観やストーリーをストイックに盛り上げてくれる。 メインテーマの「Receive You」はアレンジ版が真島吾朗との戦闘BGMとして使用されており、以降様々な形でアレンジされ真島吾朗のテーマとして定着することとなった。 ラスボスとの戦闘で流れる「誰が為に」はそれまでの戦闘BGMとは少し趣の違う切なさや悲壮感を強く感じさせるBGMであり、運命の悪戯によって道を違えた者同士の最終決戦に相応しい雰囲気を作り上げている。 メインストーリー以外のサブストーリー・ミニゲーム・クリア後のおまけなどが豊富。 コインロッカーの鍵が街のあちこちに落ちており(一部はサブイベントで入手できる)、それらを集めるとロッカーからアイテムが手に入るので収集の楽しみがある。 コインロッカーを利用したサブストーリーもいくつかある。 ほとんどのロッカーの鍵が街中に散らばっている(=利用者ほぼ全員が鍵を紛失している)という状況は考えてみるとかなり不自然なのだが、その点は後続作でも突っ込まれたり設定補完されたりしており、いい意味でお約束となっている。 メインストーリーだけを追っていくと要する時間は15時間ほどで、ボリュームが多いとはいえないが、対象ターゲットが「ゲームをしなくなった大人」であることを考えれば手をつけやすいという意味で評価できる。 サブストーリーやおまけ要素で十分補えていることもあり、ボリューム面で特段批判されることはない。 桐生の「応龍」と錦山の「鯉」の入れ墨はいずれも実際の彫師である彫巴氏がデザインを担当しており、本作の雰囲気に絶妙にマッチしている。 賛否両論点 キャバクラの出来が未熟。 現実のキャバクラ並みに大金がかかるため利用しづらく、キャラにもよるが、声も(本編で活躍するキャラと比べると)あまり合っていないものも多い。 とはいえ初代ということと時代を考えれば仕方ない面もある。 会話のやりとりはそこそこ豊富で現実的な選択肢が多く、雰囲気自体はそれなりに味わえる。 少々スケールが大きくなる 桃源郷と地下の格闘技場や内閣地下組織など極道のシナリオとしては少々飛躍する展開もあり、本格極道物とは若干言い難い。 ただゲーム性や演出としては派手である方が良いという意見もある。 桐生が出所後浦島太郎状態になっている。 度々取り上げられるが、現実の刑務所の状況とは少々違う。 現実では出所後余りに刑務所内と娑婆の世界が違うと更生がしにくいという理由でテレビや新聞の情報は比較的入手し易いため、桐生が携帯電話などの最新機器の驚く描写は少々違和感を覚えるユーザーも。 一方で、極道関係者は極道の情報に厳しく制限され新聞も黒塗りされることもあり、桐生が錦山の東城会直系入りなどは知らなくてもおかしくはない。 問題点 ゲーム 遥との行動 遥と一緒に行動していると、桐生が走る度に「待ってよー」「置いてかないでよー」と叫んだり、コンビニや飲食店に入ると「〇〇買って」などとおねだりをしたりするので、プレイヤーによっては罪悪感や鬱陶しさを感じることもある。 もっとも「主人公にとって守るべきか弱き存在」という立ち位置のキャラクターであり、9歳の子供であることを考えれば年齢相応の態度である。 遥のおねだりは、信頼度のランクを最高の「SSS」まで上げるには全部クリアする必要があるが、信頼度が上がってくると出現するおねだりにはかなり難易度が高いものが含まれている。特に鬼門と言われるのが、「スロットでコインを3000枚出す」「バッティングセンターで、メジャー級コースを全球ホームランでクリアする」の2つ。 前者は一切中断せずに3000枚出さなければいけない。 当たりが出やすくなる「777の札」という救済用のアイテムはあるが、ゲーム中で1つしか手に入らないものである上、使ったあとで店を出ると風に飛ばされて消失してしまう。そのため、レアアイテム収集と遥のおねだりコンプリートを両立させようとすると地道に頑張るしかない(*3)。 後者は極端なスローボールや剛速球が混在した20球を全てホームランにしなければいけない。 ただし、プレイ時にはボールの球速が表示される上、球種・球速の順番は完全固定であるため、それを調べれば対策は可能。ボールを「遅い球」「普通の球」「剛速球」におおまかに分類し、それぞれについてタイミングの取り方を工夫すれば格段に打ちやすくなる。 どちらも時間をかけて取り組めばクリアは可能な難易度だが、タイミングを合わせてボタンを押す作業が苦手な人間にとってはかなりの難題であり、クリアまでに相当な時間がかかることは間違いない。 後述するHD版では遥の信頼度SSS到達を条件とするトロフィーがあるため、トロフィーコンプリートを目指すのならば避けて通れない難関となった。 カーチェイス ストーリー中盤において、車で高速道路を移動中に敵の襲撃を受けるというイベントが起こり、カーチェイスしつつの銃撃戦となる。このイベント時は、車から身を乗り出した状態の桐生を操作し、左スティックで照準を合わせて〇ボタンで敵を撃つというシューティングゲームとなるが、かなり難易度が高め。 敵によっては車の前後左右を移動しながら銃撃してくるため、L2及びR2ボタンによるカメラアングル切り替えで敵の姿を捉えつつ射撃を行わなければならない。このため、慣れないうちは敵の姿を捉えるのに手間取っている間に撃たれやすい。 ×ボタンで一定時間車内に退避しつつ銃弾をリロードすることが可能なのだが、桐生自身の体力ゲージの他に車の耐久度ゲージもあるため、クリアのためには敵の攻撃を車内退避で避けるだけではなく撃たれる前に撃って阻止する必要がある。また、イベント中は回復アイテムも使用できないので、その他の戦闘と難易度にギャップがあり過ぎるという批判がある。 ちなみに、「BATTLE REVIEW」ではこのカーチェイスイベントをノーダメージでクリアするというミッションがあり、最難関の1つとなっている(*4)。 アイテム所持数がたったの9つ(武器は別枠で3つまで)と少ない。特に武器は使用回数制限付きなので、積極的に使い過ぎるとすぐに枯渇してしまう。 アイテムを貯め込めるアイテムBOXは十分に容量があるのだが、持ち物がいっぱいになったときに新たなアイテムを入手した場合、何をBOXに送るかの選択肢も出ずに勝手に送られてしまう。 ブランドショップの存在価値が希薄 キャバ嬢にプレゼントする事が出来るが、高級品を買っても大幅に好感度が上がるわけではなく会話で上げてしまった方が手っ取り早い。 この点は『極』でも改善されていない。 戦闘システム 操作性がこなれておらず、本作最大の不満点として挙げられることも少なくない。 最も使用機会の多い素手での攻撃範囲が狭く、ターゲットができない。さらにコンボを繋ぐと少しづつ前進してしまうので、敵への攻撃を外すと敵に懐へ潜られて反撃を受けやすくなってしまう。 基本となる弱攻撃(ラッシュコンボ)の初段の発生がそれほど速くないため、後方や横からの攻撃には対応が間に合わないケースも多く、大勢の敵に囲まれてしまうとコンボを繋ぐ前に邪魔されてしまいやすい。 一応、ある任意イベントをクリアすれば後方に攻撃できるようにはなっているのだが、それでも横方向ががら空きなのは変わらないため、集団戦ではスウェイを駆使したヒットアンドアウェイに頼らざるを得ない場面も多い。 もっとも、同じ戦闘で何度かやられるとイージーモードにする選択肢が現れるようになっている。 救済用とみられる強力な装備もあるため、「戦闘で詰まってストーリーが進められない」ということにはならないよう配慮されている。 続編では、「R1ボタンを押して構えている間だけ、正面に居る敵にターゲットを絞った上でカウンター攻撃等が可能になる。ボタンを離すと全方位に自由にコンボを仕掛けられる」という仕様に変更された。この仕様は軽快に桐生を動かせるようになった反面、"特定の敵にターゲットを絞らないと多彩な技を使えないが、その間は背後や側面に攻撃が出来ない"という欠点がある。そのため、「多人数戦でカウンターをとろうとして正面の敵にターゲットを絞っている最中に、背後の敵が殴り掛かってきたが、構えてる所為で咄嗟に反撃出来なかった」という事態も起こり易く、別の不自由さが生じている。ノーダメ―ジを意識した立ち回りはむしろ難しくなり、単に本作の仕様に問題があったが後年はそれが改善された、という単純な話ではない。 武器は全て使用回数制限がある。更に、武器を落としたまま戦闘終了するとその武器は消滅してしまう。 頻繁に武器が壊れてしまうので、必然的にその場にあるものを利用しながら様々な戦い方を試すことになるため、敢えてそうデザインされたのだと思われる。 能力を上げ操作に慣れさえすれば素手のほうが下手な武器を持つよりも使い勝手がいいなど、武器が必須なゲームバランスではないため、アイテム収集などの理由がなければそう問題にはならない。 システム カメラワークが悪い。 カメラワークはごく一部を除いて固定視点であるため、プレイヤーが任意で切り替えることができない。 ミニマップとグラフィック上の方角(方向)が必ずしも一致するわけではないこともあり、慣れないうちは「北に進もうとしたつもりが西に出てしまった」などの混乱を招きやすい。 ロードが多め。 シーンやマップが切り替わる度に数秒~10秒程度のロードが挟まるため、テンポが良いとは言えない。また、画面上に人数が多くなると処理落ちが発生する。 ただし、戦闘中にはこのようなことはあまり起きないため、これが原因でミスすることはほとんどない。 詰みセーブになる場面がある。 具体的にはある建物から脱出するところでボスが倒せない場合等。 シナリオ面 「真相を知っているキャラクターが真相を語る場面で撃たれる」「敵と武器を放置してピンチになる」など強引な展開がある。また、そういったシーンはすぐにムービーに突入するため展開がすぐに読めてしまう。 なお、これはシリーズ伝統になってしまい、『龍が如く』のムービー銃は最強と揶揄されることもある。 キャラクターの描写不足 錦山は本筋に関わりが若干少なく全体的な印象が薄い。印象だけなら嶋野や真島に食われている。10年間のうちに性格が凶変したがそのエピソードも掘り下げられなかったので唐突感が強い。そのせいか『龍が如く』人気投票では重要人物の割に20位と低めであった。 また錦山は10年で東城会直系組長になる、近江連合との関わりを持つなどの経緯は明かされていないのでご都合主義と言われることも多い。 凶変についてはリメイク版の『龍が如く 極』で補完されたが、その他の空白の期間は明かされなかった。 + 重大なネタバレ有。要注意 黒幕の神宮も終盤に登場して唐突感が強い、また遥の父親であるが由美と結ばれた経緯や性格が凶変した背景などもはっきりとせず少々強引にまとめられている。 錦山とのラスボス戦は、全ての黒幕である神宮を倒して、事件が解決した後。「実は自分は全てを知っていた」と桐生に訴える為だけに出て来る。因縁の対決として称賛する声も多いが、「登場のタイミングと言動が女々しい」と言った意見もある。 作品内における、タイミングや言動の理由はちゃんと有る。錦山は嶋野達の動向や神宮の裏切りも知っていながら、敵の強大さを前に対応が遅れているうちに、気付けば桐生が事件を解決。 長年贖罪の念とコンプレックスの対象だった桐生をやっと追い抜いたと思ったら、また自分に出来ないことを桐生はやってのけてあっさり追い抜き、錦山は嫉妬や無力感を爆発させる。 以前殺人を犯した錦山の罪を桐生が被ったことで、錦山が自分と向き合う機会を逸して性格がねじ曲がった、という過去の反省から、桐生はそんな錦山を今度は庇わず全力で迎え討つ、という展開である。 しかし、「出す機会を逸した影の薄いキャラを忘れた頃に強引に捻じ込んでラスボスにしたように見える」などと言った指摘もされている。 桐生は東城会4代目を就任した直後に退任してしまうが、その後任である5代目が元近江連合幹部の寺田行雄である。 風間と縁が深く、裏切り者だらけで主だった幹部が死んでしまった東城会で、桐生が信用できる人物としては妥当という見方もあるが、仮にも外部の人間をいきなり会長に据える無茶人事に疑問を感じる部分は多い。 次回作では、寺田自身にいろいろ問題があるような人物として描かれてしまい、同時に桐生は人を見る目が致命的にないという設定が追加された形で、この疑問に対して補完されている。 風間は桐生のいない10年間に凶変した錦山に対して何もしなかったなど違和感を覚える場面も。 桐生と由美、麗奈と錦山の恋愛は物語の重要なファクターであるが描写が少なく、人物の行動理念に少々説得に欠ける。 世界観 極道の設定は現実とは違う部分がある。この手の脚色は良く有る事として擁護する意見もあるが、度々の指摘も多いため、以下にて例を記載する。 極道の上下関係がおかしい部分がある。よくある指摘は風間は桐生に「親っさん」と呼ばれるが親子関係ではなく兄弟関係である。また、風間組若頭の柏木は本当なら桐生の方が格上というのが一般的な極道の上下関係である。 「風間のことは親っさんではなく、"兄貴" や "風間" さんと呼ぶべき」という指摘については、完全に誤りという訳ではない。七三や八二のほぼ親子に等しい盃を交わした場合は「親父」等と呼ぶこともある。しかし、堂島組舎弟頭補佐の桐生が三次団体若頭の柏木に敬語を使うのは通常なら考え難く、上記も単に雰囲気を重視した結果の可能性が大きい。 と言うより、施設育ちの桐生にとって風間は育ての親と言える存在であるため、そっちの意味合いが強いのかもしれない。柏木についても若衆の頃から面倒を見てもらった兄貴分であるためと言える。 桐生の役職である「舎弟頭(*5)補佐」は名誉職であり、堂島弥生が言うような組を継げるとは言い難い役職である。 これらについては、過去を舞台にした後年の作品『0』において、「桐生と錦山が10代で盃を受けた時に、兄貴分の風間が2人の教育係を柏木に命じており、当人間ではその関係が続いている」「堂島組にて1988年に起きた騒動で、桐生を称賛し期待する者達と、様々な事情が絡んで過度な冷遇も出来ない目の上の瘤と看做す者達に二分されており、その状況を考慮すれば、舎弟頭補佐という役職も妥当である」といった理由が、後付ながらも提示されている。 女性キャラの扱い 桐生がサブストーリーで美人局に引っかかるが、黒幕の男には桐生が制裁を加えるが実行犯である女性には何もしない。 桐生というキャラクターが「女は殴らない」というキャラクターである(*6)ため(男性が女性を殴るという描写的にも)仕方がないことではあるが、悪いことにお互い関わりながら男性と女性で扱いの差がつけられているという観点からいえば人によってはあまりいい気はしない描写である。 この点は以降のシリーズ作品のほぼ全てに受け継がれる点であり、どんな悪女が登場しても決して主人公側から手を上げる事は無く、時には不自然なほど強引に殴られ役の男性キャラを登場させるのがお約束になっている。この女尊男卑ぶりは人によってはかなり嫌悪感を生む。 しかも、悪女の方が何かしら別の制裁を受けたり改心するならまだしも、何の咎めも反省も無いパターンも少なくなく、本シリーズの問題の一つとなっている。 こう言った不満意見にもかかわらず時折「本気で殴りたくなるほど悪辣な女」も登場するようになっていき、何の制裁もないことも多いため不満を増長させることに。どうせ歯がゆい思いをするだけなら、最初から出さないで貰いたいものだが。逆に内容の多様化からか、男性キャラは「そんなことで殴らなくても…」と言いたくなるような些細な理由で戦闘を行うケースも見受けられるようになっていき、性別の格差は広がり続けていった。 一方、主人公側には女性キャラが参戦することはしばしばあり、時には「通りがかりの一般女性に敵を殴り倒させるヒートアクション」なんてものもあったりなど、女性から男性への暴力は容認されているとも取れる描写になっている。女性キャラが正式参戦した『7』でも女性の敵は登場せず、女性同士の対決すらも無かった。 総評 ありそうでなかった「極道の世界」「日本の歓楽街」というゲームコンセプトと練りこまれたストーリー、爽快感のあるアクションから好評を博し、ハード事業撤退後のセガが確立した久々のビッグタイトルとなった。 難易度が低めで見た目よりもとっつきやすいゲーム性であることもあって、廉価版を含めて100万本を超える売上を記録した。 現在ではシリーズ化され、外伝作品が作られたり映画化されたりするなど、セガの看板タイトルの1つに数えられるほどの人気作となる。 第1作ということもあり操作性やカメラワークなどシステム面ではまだまだ未熟な部分もあるが、それらの点は後継作品で改善されていく。 余談 本作の企画の立案者である名越稔洋氏によれば、歓楽街を舞台にしたヤクザものがゲームに存在していないことに着目し、前例のない売りにくい内容の企画に難色を示す上層部を気迫で説き伏せ、立ちはだかる倫理規定の壁を打ち破るまでに多大な苦労があったという。詳しくは電ファミコゲーマーの記事を参照。 ちなみに、ここで言う「倫理規定」はゲーム業界の自主的な申し合わせであり、法的な拘束力は持たない。内容には、人が出血する表現や、麻薬・覚醒剤に関する表現を自主規制するものが含まれる。 ヤクザは現実には犯罪者であり、子供の玩具として始まった歴史を持つビデオゲーム業界では、本作以前は敵役・悪役を務めるのが相場だった。それをヒーローに据え、「極道」という賛美を込めた呼称で扱うゲームとなれば、著名企業であるセガの経営陣は大いに苦慮しただろうと推察される。 海外版は『YAKUZA Like a Dragon』(『龍が如く7』の海外版)が発売されるまでは本作が唯一の英語音声にて吹き替えされた『龍が如く』だった。 日本版に負けず劣らずの映画、ドラマでも知られた俳優が多くキャラクターを担当している(*7)が、当の海外ユーザーからはオリジナルの日本語音声が未収録なことから不評となり、『2』~『6』までは吹き替え音声が収録されなくなった。 2007年には三池崇史監督によって『龍が如く 劇場版』として映画化された。 脚本はゲームをベースとしているが、本作のストーリーを2時間程度の映画に収めるために非常に駆け足且つ簡略的に進んでいく。原作を知らない人は内容の把握すら困難なほど。 桐生の初登場からして、遥と出会った後にドッグフードを買いに行く場面である。それ以前の10年前の出来事、出所から遥との出会いに至るまでは全てカットされている。本作プレイヤーならこの時点で簡略さが分かるだろう。 その一方、本編のサブストーリーの雰囲気を取り入れたのか、神室町の住人に焦点を当てた小エピソードが頻繁に挟まるが、それも間抜けな銀行強盗や拳銃を拾ったからと犯罪に走るDQNカップルなどやたら斜め上の設定であり、本筋とも関わらないので桐生のストーリーに水を差すような形になっている。 名越氏も神宮役で出演しているが、ろくに出番が無いままあっさり射殺されて退場する。原作のように桐生と対峙することも無い。シリーズの生みの親に対してあんまりな扱いである。 最終決戦に至っては栄養ドリンクで回復して逆転勝利というゲーム要素をぶっ込んだ結果ギャグになっているなど、全体的に残念な仕上がりになってしまっている。 その一方で、岸谷五朗氏が演じる真島は原作以上の狂犬ぶりで、ファンから非常に評価が高い。 クレイジーケンバンドの『黒い傷跡のブルース』『12月17日』がそれぞれ挿入歌、エンディングテーマとなっているが、この2曲は公開の3ヶ月前に発売された『龍が如く2』でも挿入歌として使用されている。 概要で触れた通り『シェンムー』の反省が生かされ、似た雰囲気も感じ取れる本作であるが、技術的には『シェンムー』ではなく『ジェットセットラジオ』の直系の作品である。マップツールも『ジェットセットラジオ』のものを使用している。 これに関しては『シェンムー2』の開発に関わったフライトユニット代表の安堂ひろゆき氏がTwitter上にて言及している(参照1・参照2)。 その理由や根拠として、『ジェットセットセットラジオ』を製作したスマイルビットは2003年に名越氏が社長を務めていたアミューズメントヴィジョンに開発業務が移行し、その後に本作が作られたという経緯がある。 「龍が如く」というタイトルの由来だが、字面の格好良さや「が」の濁点の響き、「く」の直線が重なる強さが決め手となったことが龍大全で語られている。 「如く」という日本語については体言の場合は「○○の如し」と、用言の連体形の場合は「○○が如し」とされるのが一般的であった。この辺りは社内外でもツッコミがあったという。 数年後にもなると、「○○が如く」という言葉を普通に使われるケースも出てきており(例:『テイルズ オブ ヴェスペリア』(発売は2008年)の奥義「舞うが如く」など)、名越氏は「勝ったな」と思ったようである。 その後の展開 2016年1月21日にリメイク作が『龍が如く 極』として発売された。詳細は作品ページを参照。 龍が如く1 2 HD EDITION 【りゅうがごとく わんあんどつー えいちでぃーえでぃしょん】 龍が如く1 2 HD for Wii U 【りゅうがごとく わんあんどつー えいちでぃー ふぉー うぃー ゆー】 ジャンル アクションアドベンチャー 対応機種 プレイステーション3Wii U 発売元 セガ 開発元 セガ(龍が如くスタジオ) 発売日 【PS3】2012年11月1日【WiiU】2013年8月8日 定価 パッケージ版 5,229円ダウンロード版 4,700円 プレイ人数 1人 レーティング CERO D(17才以上対象) 廉価版 PlayStation 3 the Best2014年12月11日/1,944円 判定 良作 ポイント リマスターした初期2作をまとめて移植PS2版になかった便利な機能が追加解像度と音響は問題あり任天堂ハードはこれが最初で最後 概要(HD) 『龍が如く』『龍が如く2』をまとめてHDリマスターした作品。 HD化にあたっては、2011年に立ち上げられた龍が如くスタジオが担当。 予約特典には「龍が如く1 2 復刻デザイン クリアファイル ダミーパッケージ」が付属。 PS3とWiiUで発売された。任天堂ハードに『龍が如く』シリーズが参入するのは本作が初となる。 改善点・評価点(共通) 両機種共通 グラフィックがHD化。フルHD(1080p)対応。 全体的に高繊細になり、人物や看板が見やすくなっている。HD化に伴い、歓楽街を視れる範囲が全体的に広くなっている。 元々が16 9サイズに対応して作られているので、HDリマスターにありがちな「4 3の上下を切って無理矢理16 9にする」がないので、イベント時でも違和感は少ない。 ロード時間が若干短縮されている。 PS2版ではロードの長さが欠点だったため、短縮はうれしいところである。特に『1』で顕著に効果が分かる。 戦闘中にカメラ操作が可能になった。 これにより、戦闘中の視認性が若干良くなった。ただし街の移動は視点固定のまま。 ただし、一部ロングダンジョンではできない個所もある 既に飲食したメニューにはメニュー名と値段の間に赤のチェック印が付くようになった。 PS2版ではどのメニューを食べたかを覚えておかないといけなかったが、この改良によって覚えておく必要がなくなり、飲食店のコンプリートがしやすくなった。 『1』でも食事コンプリートがトロフィーにあるので死に機能にはなっていない。 セーブポイントからアイテムBOXにアクセスできるようになった。 PS2版では街を探索するだけで所持アイテムが一杯になることもあり、アジトと特定の場所以外では使うことができないので、一杯になるたびにアジトに戻る必要があった。 これによって、所持アイテムが一杯になってもアジトへ戻る手間が省けた。 後にパッチでEASYモードをより快適に遊べる「EASY+HEATUP」が配信された。 これはヒートゲージの増加量が上昇、減少量が低下。これにより、ヒートアクションが出しやすくなった。 PS3のみ 本作のクリアデータがあれば、『5』やPS3版の『維新!』及び『0』で特典を得ることができる。 HDDインストール(任意、5100MB以上必要)で更にロード時間の短縮が可能。インストールは、『1』と『2』それぞれで作業する必要がある。 トロフィーに対応。 ストーリー上のボスを倒す、ゲームをクリアする、キャバ嬢を攻略する、隠しボスの亜門を撃破する等がある。 元々が寄り道要素が豊富なので、トロフィーを手に入れるためのやり込み度が上がっている。 WiiUのみ Wii U GamePadの画面には、画面左にモード切り替えのボタン、画面中央にマップ、画面右にマーカー配置とコンプリート画面のボタンがある。 モード切り替えは地図を見たままの入力で移動ができるようになるというもの。これにより、固定カメラの問題だった「北に進もうとしたつもりが西に出てしまった」が起きにくくなっている。 マーカー機能は、マップ上に緑のマーカーを一つつけるというもの。何度でもつけることができる。公式ではサブストーリーの発生場所にマークすることを推奨している。 コンプリート画面は他ハードではオプションメニューを見なければならなかったが、Wii U GamePadの恩恵により、わざわざメニューを開かなくても確認できるようになった。 これらの措置によって、ユーザーフェイスがパワーアップしている。 Wii U GamePadのみのゲームプレイに対応。 これによって、TVやモニターなどを使用せずに携帯ゲーム機のようにプレイすることができるようになった。 WiiUはシステムデータも一括してセーブを行うのでPS3より格段に速くなっている。 後述の追加要素も合わさって、ゲームのシステム面だけを見ればWiiU版のほうが格段と優れている。 改善点・評価点(1) 両機種共通 難易度「EASY」の仕様変更。 PS2版では同じバトルで3回ゲームオーバーにならないと難易度をEASYにすることができなかったが、本作ではスタート前から選択できるようになった。 WiiUのみ オリジナル、PS3になかったコンプリート要素が追加された。 このため、コインロッカーや食事の進行状況を現場以外で確認できるようになっている。 ゲームクリア後にクリアデータの作成が可能になり、それに伴い「ADVENTURE REVIEW」「PREMIUM NEWGAME」での引き継ぎプレイが可能になった。WiiUでの最大のメリットはこれだろう。 ただし、「ADVENTURE REVIEW」では能力強化、技、所持金しか引き継がれず、所持品やコンプリート要素は全て白紙になる。また、後作と違いここからクリアデータ作成は不可能。 『2』と違い、「PREMIUM NEWGAME」ではサブストーリー、コインロッカー、キャバ嬢の進行状況は引き継がれない。逆に言えば周回ごとに何度もやり直せるようになっている。こちらは所持品と、上記以外のコンプリート要素も引き継がれる。 なお、元々引き継ぎプレイを想定していなかったゲームなので、所持金が大量にもらえるといったクリアボーナスは用意されてない。 改善点・評価点(2) 両機種共通 韓国語音声の変更。 実は「作中に登場する韓国語の翻訳と発音が韓国人ですら理解が難しいほどに不自然」という指摘があり、韓国発売版では韓国語音声を再収録して発売したという経緯があった。 HD版では一部キャラの韓国語の音声が韓国発売版と同じものに変更されている。 オリジナル版では一度クリアしないと難易度HARDを選択できなかったが、HD版では最初から選択できるようになった。 WiiUのみ ミニゲームのコンプリート難易度低下 WiiU版ではミニゲームのコンプリートに必要なスコアが全て緩くなっているため、コンプリートが達成しやすくなっている。 極悪難易度だったパチスロはまさかの削除、そもそもプレイする必要もなくなった。 問題点(共通) 両機種共通 プリレンダリングムービーはSD画質のままである。 ムービー自体はアップコンバートされているが、映像そのものはPS2版の流用のためCGモデルの解像度が低くキャラのアップはまだしも引いた画になると表情などが潰れて判別が困難となっている。その場面は見せ場が多く違和感を覚えるかもしれない。 あくまでHDリマスターであるため仕方ない面もあるが、どちらの作品も色々と気になる問題点は存在したので、そのまま放置されている問題点も多い点は少々残念。 特に戦闘システムについては、後期作をプレイした後だと色々と不便な面が目立つ。 サウンドはPCM 2chのみ。5.1chサラウンドなどの音響設定はない。 PS3のゲームは大抵のソフトがドルビーサラウンドなどに対応しているが、本作では未対応。PS2版の『2』は元々ステレオのみだったが、『1』ではドルビーデジタル プロロジックIIに対応していたため劣化している。 タイアップ要素で唯一、雑誌の立ち読みがカットされている。 WiiU 『1』の引き継ぎプレイで、アイテムボックスにあるアイテムの大半が引き継がれずに消えるバグ?がある。そのため所持品引き継ぎは大きな制限がある。 『2』の引き継ぎプレイは特に仕様変更がなく、1度クリアしたサブストーリーはそのクリアデータでは二度とプレイできないまま。『1』ができるようになったのでその辺融通利かせてもよかったのでは。 当然ではあるが、インストールによるロード短縮やトロフィーなどPS3のハード依存の要素は省かれている。 本作のクリアデータがあっても、『5』やPS3版の『維新!』及び『0』で特典を得ることができない。 総評(HD) ゲームそのものの評価については、上記を参照されたし。ここでは移植作品としての評価を述べる。 大抵のHDリマスターはグラフィックの手直し程度が多いが、本作は後継作で導入されたシステムも一部搭載されているので原作よりもプレイしやすくなっている。 手に取るならこちらがオススメといえる。 余談(HD) 評価点で述べたように本作のWiiU版はPS3版より格段と優れている良移植なのだが、悲しいことに最終累計販売本数は1万本にも満たなかった(*8)。 本作のディレクターであり「龍が如くスタジオ」代表でもある佐藤大輔氏も後にWiiU版を「大失敗だった」と話し、「任天堂ハードは『龍が如く』に適したプラットフォームではない」と公式に明言してしまっている。 後継機であるSwitchでも『龍が如く』シリーズを発売する予定は無いと公式インタビューで明言されており、結果としてシリーズの任天堂ハードへの参入は本作のWiiU版のみという現状である(参照1・参照2)。 2017年発売のSwitchはどちらかと言えば携帯機に近いハードで3年先に発売されたPS4/Oneより性能が低い(*9)のに加え、時には過激な表現があるヤクザと裏社会がテーマの作品は任天堂ハードには合わないとの判断である模様。 任天堂自身には「幅広いユーザーをターゲットにする」という考えがあるので当然ながら大人向けタイトルも存在するが、やはり任天堂ハードは主に低年齢層・ライトゲーマーが主流を占めているが故(*10)、それらをメインターゲットにしていることは一目瞭然である。
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龍が如く2 対応機種 PlayStation2 発売日 2006年12月7日 開発 株式会社セガ 発売 株式会社セガ [原案] 名越 稔洋 [企画] 菊池 正義 [脚本] 横山 昌義 板倉 真琴 [ディレクター] 植田 隆太 [美術監督] 佐藤 大輔 [技術監督] 加来 徹也 [企画統括] 田中 武 [技術監督] 加来 徹也 [アクション監督] 折原 純 [シナリオ/演出] 横山 昌義 CAST (割愛) [龍が如く2]企画制作チーム [制作進行・総指揮] 植田 隆太 [アドベンチャー総指揮] 田中 武 [バトル総指揮] 折原 純 [サブストーリー制作] 阪本 寛之 [バトル制作] 奥田 禎石原 大己 [アドベンチャー制作] 川瀬 茉利子竹内 一信 [演出補・制作補] 堀井 亮佑 [龍が如く2]デザイン制作チーム [デザイン総指揮] 佐藤 大輔 [イベント制作指揮] 樋口 雄一 [背景制作指揮] 三嶽 信明 [背景制作] 角井 剛安冨 健一郎白井 政行染谷 直樹鳩山 路彦濱津 英二櫻井 久美子君塚 健一郎玉寄 麻里清水 航平山田 貴博織田 秀則 [キャラクター制作指揮] 友田 大介 [キャラクター制作] 藤巻 俊洋清水 幸恵田村 耕一郎萩原 麻依子有賀 千陽竹内 智彦橋本 味保鶴田 かおり [モーション制作指揮] 白子 路央 [モーション制作] 齋藤 裕司反町 孝之鈴木 達生財前 達也井原 邦人伊藤 慎二木津 恵一市村 真田向 一士阿部 浩之 [ビジュアル効果制作指揮] 岩出 敬 [ビジュアル効果制作] 伊地知 正治上田 暁田中 剛山本 浩子福田 大輔 [2Dグラフィック制作] 柿澤 容輔中村 美帆 [ムービー特殊効果] 細川 一毅 [龍が如く2]プログラミングチーム [プログラム総指揮] 加来 徹也 [メイン制御] 時枝 浩司 [イベント制御] 蓮岡 和久 [アドベンチャー制御] 伊東 豊大山 和紀原 文昭桂川 昇治前野 保関根 祐介佐藤 弘太土本 大樹加藤 達也山本 靖典 [バトル制御] 堀野 裕人中村 智章 [龍が如く2]サウンド制作チーム [音楽監督] 冨田 晴義庄司 英徳 [効果音制作] 長沼 英樹長坂 峰詩 [龍が如く2]テクニカルサポートチーム [環境開発マネジメント] 藤本 光伯 [開発環境支援] 久冨 幸恵岡本 浩鈴木 厚山中 亘 イベントムービー制作協力 シーン制作・エディット協力 株式会社 アバン [プロデューサー] 藤井 善美 [ディレクター] 深川 大輔 [シーンエディット] 地葉 之栄十文字 圭杉山 篤司高橋 伸行阿部 貴裕梅本 隆之茂呂 隆史大東 孝徳薮本 哲也柴田 直樹志垣 津香沙山下 直幸河合 綾平 茂籠 直樹塚原 匡小泉 禎久奈古屋 恵伊藤 有希野口 晴美加藤 勇気藤崎 晃森田 浩子上林 大輔高木 亮石田 千夏 株式会社 デジタル・フロンティア [プロデューサー] 豊嶋 勇作 [プロダクションマネージャー] 鈴木 伸広吉村 剛久坂本 幸子 [ディレクター] 大塚 康弘 [デザイナー] 藤松 幸伸石丸 潔林 宣福長田 弥 川島 安紀彦井上 吾一郎増田 力也小橋川 里子 [テクニカルエンジニア] 後藤 浩之 モーションキャプチャーチーム [テクニカルディレクター] 越田 弘樹 [テクニカルアシスタント] 荒木 仁志田中 康太 株式会社 リンクス・デジワークス [プロデューサー] 大畑 滋 [チーフエディター] 富永 竜二 株式会社 D・A・G 酒井 優一木槫 孝富山 博史 モーションデザイン協力 合資会社 IJO [プロデューサー] 工藤 浩司 [モーションデザイナー] 北澤 和明 小林 秀徳 株式会社 スタジオイブキ [プロデューサー] 坂本 雅司 [ディレクター] 三浦 正博 [モーションデザイナー] 松本 啓助林 孝治上野 貴寿橋本 真作 初海 健粕谷 雅俊高坂 卓光 モーション撮影・スタジオ協力 オパキス(株式会社 デジタル・フロンティア) 株式会社 セガ モーションキャプチャーチーム [エンジニア] 岩田 岳雄雪竹 俊吉野田 仁 田中 裕史中泉 公子萩原 幸恵 映像編集協力 有限会社 プラスパルス [ディレクター] 安田 敏夫栗原 木綿子 絵コンテ協力 [ディレクター] 平野 桂男 ビジネスデザイン株式会社 ゲームデザイン・プログラム協力 サブストーリーシナリオ協力 [シナリオ] 岩片 烈 ビジネスデザイン株式会社 ゲームプログラム協力 うさぴょんソフトウェア製作所 池 泰弘 パチスロシミュレーター制御協力 アラジンA製作・著作 サミー株式会社 獣王製作・著作 サミー株式会社 SPECIAL THANKSSammy Corporation and All ammy Staff 刺青デザイン 彫とも 音楽協力 収録・キャスティング協力 有限会社 ウォーターオリオン [音響監督] 福島 おりね [コーディネーター] 岩庭 友啓 [エンジニア] 犬伏 晋也 [制作助手] 吉沢 キヨ 音声収録スタジオ 株式会社 インターコミュニケーションズスタジオ インスパイア [プロデューサー] 阿部 信行 [エンジニア] 佐藤 敦 株式会社 パワーハウスパワーハウススタジオ 山本 史樹前川 亮介 株式会社 セガAM2スタジオ [エンジニア] 町田 直幸 楽曲制作協力 有限会社 ノイジークローク [作曲] 坂本 英城 [サポート] 浅田 靖加藤 浩義 [データ編集] 湯川 強坂本 優子 株式会社 コンコルディア [作曲] 山路 敦 株式会社 ジェム・インパクト [作曲] 日比野 則彦イズタニタカヒロ ボーカル協力 有限会社 マニュアル・オブ・エラーズ・アーティスツ [ボーカル] 河井 英里 有限会社 スタジオキューブ [ボーカル] 陽季 想 プロモーション映像制作 株式会社 スタジオ インターフィールド [プロデューサー] 市川 敦規 [ディレクター] 布施 佳哉 楽曲提供 CRAZY KEN BAND エンディングテーマソング 「12月17日」 作詞・作曲 横山 剣 挿入歌 「黒い傷跡のブルース」 作詞・作曲 横山 剣 produced by 横山剣 a.k.a. CRAZY KEN Licensed by blues interactions, inc.Presented by DOUBLE JOY RECORDS CO.,LTD. 株式会社 セガ 製作スタッフ [マーケティングマネージャー] 植村 幸司 [プロダクトサポートチーム] 西川 彰高野 研仁橋口 勝 宮野 広行阿部 仁小野寺 文樹 [QC] 中村 裕二 [デザインチーム] 作田 喜尋軸原 一彰 高橋 義一 [CSサポートチーム] 岡田 真理子 田口 幸博 [WEBデザイン] 吉澤 亜希子 [マジカルVエンジンチーム] 工藤 裕一畑中 めぐみ中村 和憲 吉田 純子坂本 吉紀 [スペシャルサンクス] 瀬川 隆哉 伊藤 武志 山田 愛和泉 つばさ山根 絵美 吉田 由佳白船 泉黒田 晶子 サミー戎プラザ 松永 淳井出 佐和子 [広報] 南雲 靖士 [宣伝] 大崎 健 [ライセンス取得] 保戸塚 哲也近藤 理恵 [営業] 野本 彰安田 徹遠藤 好人正廣 康伸清水 健所 豊太田中 暢浩市村 彰英大崎 進也飯塚 浩飯野 光一 永田 厚二石田尾 友章淡路 輝之安田 勝史渡辺 祐介田中 俊行目目沢 克利林 智彦佐々木 哲雄村田 貴之太田 裕紀 [エグゼクティブマネジメント] 岡村 秀樹 前田 雅尚 川越 隆幸 [エグゼクティブプロデューサー] 小口 久雄 協力 (割愛) [製作総指揮] 里見 治 [シナリオ監修] 馳 星周 [プロデューサー] 菊池 正義 [総合監督] 名越 稔洋
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桐生一馬 NO. タイトル 000 オープニング 006 腕力と知力 040 その男、龍が如く(前編)その男、龍が如く(後編) 錦山彰 NO. タイトル 039 Danger Zone 042 迷える者たちの邂逅 061 初心に振り返って 072 そでをぬらして 089 劣等感の果てに残ったもの 真島吾朗 NO. タイトル 018 最凶のふたり 065 ALRIGHT* ――大丈夫―― (前編)ALRIGHT* ――大丈夫―― (後編) 091 誓って殺しはやってません! 092 夢追い人の────(前編)夢追い人の────(後編)夢追い人の遺しもの 104 それでも残る想い 澤村遥 NO. タイトル 015 Abide 055 Heartless battle 101 偽装タンカーを探検しよう
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龍が如く 極 【りゅうがごとく きわみ】 ジャンル アクションアドベンチャー 対応機種 プレイステーション4プレイステーション3Windows(Steam)Xbox One メディア BD-ROM 1枚 発売元 セガゲームス 開発元 セガゲームス(龍が如くスタジオ)【Win】Lab42 発売日 【PS4/PS3】2016年1月21日【Win】2019年2月20日【One】2020年4月22日 定価 【PS4/PS3】6,490円(税別)【Win】2,149円(税込)【One】3,850円(税込) レーティング CERO D(17才以上対象) 判定 なし ポイント シリーズ10周年記念作品初代を『0』ベースでリメイクどこでも真島が襲い掛かる体力の上がった敵達 PS3最後の『龍が如く』 龍が如くシリーズ 概要 リメイクによる変化 評価点 賛否両論点 問題点 アクション面 ゲーム部分 シナリオ 総評 移植 余談 これが、ゲームの極み 概要 シリーズ第1作の『龍が如く』のハードを変えたリメイク版。 基本的なアクションやシステムは『龍が如く0 誓いの場所』に準拠し、戦闘内容はリメイク前とは大きく変化している。 『龍が如く』シリーズの「10周年記念作品」としてこれまで培われたノウハウが詰め込まれているという触れ込み。 名越総監督は10年前の初代を見て悔しい思いをしており、公式動画で「追加シーンががっつり入っている」「全部描き切ってやるんだ」という熱意を語っていた。 その他、初代は唯一楽曲がタイアップができなかったので、B zの稲葉浩志氏に曲を書き下ろしてもらうなど、気合の入った展開を見せた。 稲葉氏はOPテーマ「BLEED」に加え、初代メインテーマ「Receive You」をボーカルアレンジした「Receive You [Reborn]」を手掛けている。 リメイクによる変化 前述した様に、基本的な部分は前作『龍が如く0 誓いの場所』とほぼ同一になっている。 チンピラ、ラッシュ、壊し屋という3つのスタイル(+堂島の龍スタイル)で戦うのは『0』と同じだが、新たに、「超スタイルの極み」が追加。 強敵は一定のダメージを受けるとオーラを出すようになり、そこで桐生がヒートアクションを出せる状態であれば、発動できる。 青がチンピラ、紫がラッシュ、黄色が壊し屋、赤が堂島の龍といった具合である。 『0』では猛威を振るった「壊し屋」スタイルが弱体化している。 成長システムは『0』と同じだが、お金ではなく経験値を使うように変更されている。 どこでも真島システム 序盤に真島が桐生を筋を通す男か判断するため、四六時中見張るようになる。そして、桐生が出所して神室町に戻ってきたころに真島と再会、弱体化した桐生を見て失望した真島が、堂島の龍の本来の力を取り戻すために一肌脱ぐという内容。 本作では「桐生が10年間の刑務所暮らしで弱体化した」という設定が追加されており、出所直後の第二章の時点では著しくパラメーターが下がっている。最強であるはずの堂島の龍スタイルは特に使い物にならない。第一章では堂島の龍スタイルで雑魚を蹂躙できるため、落差を感じさせる演出となっている。 堂島の龍スタイルを復活させ、元以上に鍛えたいなら真島と戦わなければいけない。神室町を歩いていると、突然真島が襲ってくることがある。 登場バリエーションは豊富。町中のみならず、飲食店、ゲームセンター、コンビニ、キャバクラとどこだろうがお構いなしに真島は現れる。 堂島の龍は「特定条件下の真島を○回倒す」「真島を倒して因縁ゲージを最大まで溜めて、ランクアップイベントをこなす」「シリーズ恒例の古牧師匠の訓練をする」などといった条件をこなすことで強化されていく。堂島の龍のほかに真島のヒートアクションも使うことが可能になる。似合ってないけど。 真島はシリーズ恒例のドスで戦うほかにも、『0』で使用した喧嘩師、ダンサー、スラッガーのスタイルでも戦う。 『0』のカツアゲ君のような要素といえる。 喧嘩だけではなく、真島とミニゲームで遊ぶ事で堂島の龍が強化される事もある。 錦山のエピソードの追加。 「錦山が凶変した」理由が明らかになる。各章の合間に挿入される。 『0』で登場した「達成目録」も追加。 初代になく後期作から追加された「将棋」「カラオケ」「ポケットサーキット」などのミニゲームが追加された。 新ミニゲーム「昆虫女王メスキング」 『0』のキャットファイトと似たようなもの(と言うかコスチュームを変えただけのキャットファイト)だが、連打の必要がなくなり、全体的なテンポもよくなっている。 ちなみに、その字面やロゴデザインなどで解るが『甲虫王者ムシキング』シリーズのセルフパロディでもある。セガお得意の悪ノリであり、かつてのプレイヤーたちから思い出ブレイカーと評判。 + 「昆虫女王メスキング」のプレイ映像 ※エロ注意 評価点 グラフィック グラフィックが『0』とほぼ同等のものに。初代のHDリマスターに比べれば圧倒的に向上している。 ストーリー 基本的にストーリーはそのままのため、原作の長所はそのまま受け継いでいる。 シナリオの補完 前述の錦山に加え、オリジナルで名前が無かったキャラの名前の追加、なぜ桐生が刑務所で刺客に襲われたのか、オリジナルではフェードアウトしてしまった柏木が最後どうなったかが補完されている。 遊びやすさの改善 過去作の便利機能の追加。遊びやすさという点では10年間の集大成に相応しい出来になっている。 PS4に移行してからの龍が如くで追加されたダッシュなど、初代よりも操作性は上がっている。 サブストーリーの時限が無くなり、消化しやすくなった。 『クロヒョウ2』のように、どこでもセーブができるようになっている。ただしバトル中はセーブができない。 従来のセーブポイントである電話ボックスも残されている。セーブの意義は薄れたが、アイテムボックスとしては大いに利用可能。 『0』では不可能だった最高難易度の引き継ぎプレイが再びできるようになった。 ファンサービスが多い 『2』や『クロヒョウ』に登場した店や、『3』に登場した東都大病院、『0』に登場したポケサーファイターの17年後の姿、真島の兄さんのセリフなど、かなり豊富。 本作は『0』の続編を意識したような追加台詞が多数収録されている。 下記の問題点の通り『0』の流用が多いが、錦山戦のQTEで『0』の錦山の台詞を使用したりと、適切な場面での流用もあり全て問題とは言い切れない。 究極闘技 シリーズ以来出演している伊達刑事が参加し、実際に使うことが可能。今まで散々だったザル警護の理由が明らかになる…? 桐生が東城会に殴り込みをかけるシチュエーションもあり、そこでは世良や柏木と戦うことが可能。どちらも『0』の流用だが、どういうわけかここでしか出番のない柏木に関しては戦闘ボイスが新緑されている(*1)。 ボイス関連 声優は豪華 本作は実力派声優を多く揃えている。また、風間の親っさんを除いて新録されている。特に麗奈や錦山の演技は高く評価された。 サイの花屋は『1』の使用部分はそのまま使い回しているものの、『1』でボイスの無かった部分は新たに新緑されている(か、もしくはお蔵出し)。 また、柏木さんの声優が初代で担当していなかったことも判明。2006年に亡くなった囚人番号1356役の鈴置洋孝氏も、新録はせずライブラリ出演している。 ちなみに、変更された声優も少なくない。ごく一部を除いて(*2)演技は問題ないが、この辺りは好みが分かれるか。 ボイス量の増加 『5』以降と同様に、オリジナルと比較してメインストーリーのボイス量が大幅に増加している。 一部サブストーリーもボイス付きでかなり豪華。 『維新!』『0』同様、同行者がいる場合は会話が発生するようになった 伊達さんとの掛け合いや遥との和む会話で移動シーンも退屈せずにプレイできる。伊達の娘の沙耶にまで会話が用意されている。 ただ、遥との最初の会話は公衆電話が減ったという話から携帯電話の話になって携帯電話をあまり活用できていない桐生がギクリとするもので殺人現場から出て来たばかりの割には和み過ぎな気もしなくはないが。 戦闘システム ラッシュスタイルがスウェーできる回数が強化されたため、『0』よりも強化された。 『5』の怒龍の極みに似た、各スタイルごとに○○の刻という強化技が追加された。L2+R2でヒートゲージを全消費して発動し、一定時間桐生が強化される。また、効果時間中はBGMも変化する。 評価の高い『0』を使い回しているうえ、前作で不評だったギアシステムの廃止(攻撃速度はギア3準拠)や、フィニッシュブロウやスウェイなどの技の直後にスタイルを切り替えられるようになったことから、スピーディーな戦闘が展開できるようになった。 ただし、後述の改悪部分の方が目立っており、総合的には戦闘システムの評価は否寄り。 どこでも真島システム 真島のコスプレの多さや出現パターンのバカっぷりに関しては評価されている。 ゴミ箱やマンホールに隠れるなど当たり前。気がつけば店内に居たり、プリクラを取れば背後に兄さんが映ったりなど、軽くホラーである。 謎のキャバ嬢ゴロ美(*3)や「そこの桐生ちゃん、止まりなさい」と呼び止める真島警官、『OTE』の如く組員総出でゾンビに扮するなど、正にやりたい放題。『0』の「24時間シンデレラ」の衣装も再登場。 通常のエンカウントも、「桐生ちゃんみーっけ♪」とはしゃぎながら駆け寄ってくる姿が可愛いという人もいる。 そしてラストにはあのBGMも…。 賛否両論点 BGM BGMはアレンジされたが、アレンジの方向性に賛否両論。初代のBGMにも良い物が多かったため、「切り替えできればよかった」という意見が見られる。 主題歌「BLEED」も桐生と錦山の悲痛な運命を表現したようなバラード調であり、OPの雰囲気は初代とは全く変わっている。本作のOP自体が悪い訳ではないが、初代経験者からするとしっくり来ない可能性も。 PS3版のインストール画面(*4)は、荒瀬戦の「Virtical Point」をバックに桐生と錦山が決して交わることのない道を歩いていくもの。 曲調も相俟って不穏と悲哀の雰囲気が強く、従来のような熱いBGMとスタイリッシュな演出によって期待感を高めるものとは一線を画している。 これもOPと同様、桐生と錦山の運命を表現する上では秀逸な演出だが、やはり開始前にゲームへと抱く印象は原作とは大きく異なったものになる。 新規BGMにも使いどころに批判が見られる。 「Receive You [Reborn]」は、流す場面に少し問題があり、「大きく盛り上がる」「場面に合っていない」と賛否両論。 + ネタバレ注意 第十二章の嶋野太との決戦で流れる。追い詰められた場面から、援軍との共闘で黒幕の1人を討ち果たす場面であり、1つの山場であるのは確かであるが…「メインテーマなのだから錦山とのラストバトルで流してほしかった」「最終章の暴徒戦で流してほしかった」「毎回『Receive You』のアレンジをテーマにしてきた真島との対決である第十一章で聞きたかった」といった、使い所を間違ってるかはともかく、もっと良い使い所があったのではないかという意見も聞かれる。だが、錦山との戦いは展開的に「熱く盛り上がるシーン」とは言い難く、悲しげな曲調の専用BGMが大きく評価されている。この他、その辺でエンカウントする雑魚チンピラの延長に過ぎない暴徒相手に使うべきかも疑問。そしてストーリーの本筋にさほど関わりのない個人的な喧嘩である真島戦(*5)にメインテーマを持ってくるのも微妙である。そう考えると、結果として最も妥当な使いどころは十二章の嶋野戦であると思われる。なお、究極闘技や海外版では基本的にタイタップ曲は使われないため、嶋野1戦目と同じBGMが流れる。 錦山のエピソード 原作ではシナリオの肝であるにもかかわらず特に深掘りされなかった「錦山が冷酷無情な極道の組長になってしまった理由」だが、『極』では章の幕間に挿入される追加エピソードによって錦山が悪に堕ちていく様を観ることができるのは評価されている。 ことある毎に桐生と比較され組員には嘗められ桐生への罪悪感と劣等感、嫉妬の感情を強めていくと同時に、由美の失踪に妹の死と様々な絶望が彼を追い詰めていく様が悲痛に描写されている。 『0』の親友時代の描写も併せ、リメイク前は桐生の親友である程度しか描写がなかったが印象が大きく変わったと高評価。 しかし、思慮深い人物であるはずの柏木に迂闊な行動が目立ったりとキャラクターの描写に違和感を覚える粗もしばしば見られる。 これについては柏木はそもそも軽率な面を風間に注意されていることもあり一概におかしいと言えない。 錦と非常に関わりが深いはずの風間の親っさんや錦の妹も登場しないため、残された疑問も少なくない。 また、錦山の独立の際に風間が部下を分け与えるのだが、その風間の判断にも疑問が挙がりやすい。確かに能力面では有能な人材を選んではいるものの、あまりに錦山を嘗めきっているなど部下としては問題大有り(*6)で、錦山を追い込む大きな要因となってしまっているためである。 風間が桐生に対し「あいつは鬼になっちまった」と語っているシーンがある。風間は錦山がヤクザ者としては優しすぎることも当然知っているのだが、鬼となるのを望んでいなかったのであれば体よく錦山ののし上がりを諦めさせるかカタギにさせようと画策しているようにも見えてしまい、嶋野の唆しにより説得力が生まれる羽目になっている。 また、描かれるのは錦山が悪に堕ちる所までなので、その後の錦山組がどうやって東城会の直系組織になるまで勢力を伸ばしたか、近江連合とはどうやって接触したか、新藤、荒瀬、神田などの組員達をどうやって集めたか、などは描かれておらず空白の10年を完全に埋めたとは言いきれない(*7)。 スタッフによる悪ノリ 究極闘技にて伊達がプレイアブル参加した際に「いつもの伊達」として非常に弱い性能とするなどスタッフの悪ノリが目立つのは賛否両論となっている。 ファンから頻繁に護衛対象を攫われるザル警護だと揶揄されているネタを踏まえたものだと思われるが、伊達は本編においても桐生と問題なく共闘しており「(連携ヒートアクションも存在する)いつもの伊達」だとは言い難い。 問題点 アクション面 モーションの使い回しが多い 過去作でもモーション使い回しが見られたが、本リメイクはかなり露骨になり、構えから技まで一新されたキャラは誰一人いないという有様。 敵モーションは主に『5』や『0』のものを流用している。リメイク前のモーションを再現しようとする意図はない。 また流用の仕方にも問題があり、特に問題視されやすいのはカツアゲ君のモーションを嶋野に流用したり、真島ダンサースタイルを赤井兄弟の兄に流用したこと。キャラやパーソナリティとあってないため、批判されることが多い。 嶋野は確かにパワフルなキャラクターであるが、「素人が力任せに戦っている」カツアゲ君のイメージとは合わないという声が強い。加えて、人外レベルのサイズであったカツアゲ君から縮小しているため、見栄えが良くない。 赤井兄弟の兄は確かにダンサーであるが、一種超人的な真島のモーションを使用することへの違和感がある 他にも相沢のモーションをゲイリーに流用したことも批判されている。 また、錦山は『0』のモーションに加え、『0』の柏木のモーションを使用している。錦山は他にも初代にあった家具を持ち上げるなどの行動を使わなくなってしまい、総合的に「弱体化した」との声も。 モーション以外でも街の住人の会話は『0』から使いまわしである。バブル期の会話そのままなので違和感は大きい。 一応、すべてが批判されているわけではなく、好意的にみられる流用もある 一方、新藤は『維新!』の以蔵からモーションを使いまわしているが、そちらはキャラに合っているとして好意的に見られることがある。 また、林も『5』の馬場と『0』の渋澤のモーションを組み合わせているため、そこそこ凝っていると評される。 他にもB-KINGのリーダーも野球繋がりか『5』の品田からモーションを使いまわしており、こちらも泥臭い喧嘩をするキャラ的には合っていると見られることがある。 『3』にも登場したキャラクターは『3』のモーションを流用している。 全体的に敵が固い 本作の敵は、攻撃力は低めの設定だが体力や回避能力が高いため、緊張感の薄い長期戦になりがち。 全体的に後出しスウェーが酷く、攻撃をしても全然当たらなかったり、スーパーアーマー状態で怯まないことも多い。 また攻撃頻度も高く、複数人が相手のボス戦などで従来作と同じ感覚でこちらから攻撃を仕掛けると一方的に袋叩きにされる。特に桐生があまり育ってない序盤が辛くなっている。 高めの体力でありながら、ボス敵はなんと体力を回復してしまう。それを「超スタイルの極み」で阻止しなければならない(*8)。 ほとんどのボスは2回以上、回復を行うが、この際に難易度がノーマル以上だった場合は2回目以降の「超スタイルの極み」はダメージは減少する仕様(*9)であるため、早く当てた所で敵の回復量には到底追いつかないというガッカリな仕様となっている。 また、「超スタイルの極み」もパターンが少ないため、何度も使っていると見飽きてしまう。 「超スタイルの極み」自体もチュートリアルで説明はされるのだが、その直後の服役生活で失ってしまうので再度習得しなければ使えない。 その辺りの説明も無いので、成長画面を詳しく見ていない初見プレイヤーは「超スタイルの極み」が発動せず混乱しながらしばらく敵の回復を許してしまう事態に。 敵の強大さを示したかったのだと思われるが、あまりに理不尽な要素が多い。後の関連作のモータルアタックのようなプレイヤーが一方的にリスクを背負わされるのが不評という例は多いが、本作の場合は演出が長い上に敵回復という印象が極めて悪く調整ミスと言えるだろう。 堂島の龍スタイル 先に述べたように堂島の龍の育成には手間がかかるにも拘らず、従来作と比べて妙に使い辛くなっており、特にシリーズをプレイしてきたユーザーは肩透かしを喰らいやすい。 例えば、ヒートゲージ上昇量が低く、満足に攻撃で回収できない(他のスタイルが高いともいえるか)。他にもダブルフィニッシュブロウがヒート状態じゃないと使えない上にヒートゲージを消費するので気軽に使えなかったり、攻撃速度が遅く、最大強化+ヒートモードでようやく過去作と同等になる、受け流しがボス相手だと気絶しない、など。 また、ヒート状態時、強力な攻撃を受けてもダウンしにくくなる「剛体の心得」がチンピラスタイルに移され、堂島の龍スタイルから削除された点は前作『0』と同じである。 だが、慣れないうちは一方的に攻撃をもらいやすい本作では手痛い変更点となっており、ヒート状態だろうと攻撃を喰らうたびに地面に転げる堂島の龍の姿には違和感を覚える。 その一方で、ごく一部の技は異常に強い。特にシリースおなじみの反撃技「虎落とし」は異常に強く、本作における「堂島の龍」スタイルの強さのほとんどを占めている。 従来作でも虎落としは強力な反撃技であったが、今作では敵の攻撃に合わせてボタンを押すタイミングが緩い上に、ヒートゲージが低い状態や、リスクこそ伴うがあえて瀕死の状態など、攻撃力が上昇する能力の条件を揃えれば高難易度のボスであろうと一本近くゲージを削る程の威力を誇り、周回プレイの場合序盤ボスは即死圏内に入る。 威力が落ちるヒート状態の場合も、敵との距離を置いた状態から繰り出すことができるヒートアクション「張り手尽しの極み」や、あえてゲージを0にする能力「クールダウン」で簡単に消費できる上に、そもそもヒート状態でもボスのHPゲージ半分程を削る威力を持っているので大した縛りになっていない。 敵のやたらと高い回避能力や堂島の龍の全体的な使い辛さもひたすら虎落としを狙う戦法に拍車をかけており、アクション性を大きく削いでしまっている。 本作では4つのスタイルの特長を覚え、状況に応じて使い分けることで華麗に戦うことを前提にしている模様で、それを意識すれば問題は薄い。 ただ、錦山戦や真島との決着など盛り上がる場面は堂島の龍のみで戦いたいというプレイヤーとは相性が悪いが…。 その他スタイル 壊し屋は攻撃力が大幅に下げられたのは妥当としても、ヒートゲージが溜まる攻撃が消費する技になったりと、火力以外の弱体化は批判が大きい。 チンピラのカウンターフックは雑魚敵を痺れさせる効果が追加されたものの、受付時間が減らされた上に反撃時の無敵が無くなる(*10)というとんでもない弱体化を受けた。 どこでも真島 エンカウントを止める方法が無い 『0』のカツアゲ君と違い、「上から真島」や「下から真島」などの特定のエンカウントは回避ができないことが多く、ストレスの要因になっている。エンカウントを無効化するアクセサリーを装備しても真島の兄さんには効果がない。 堂島の龍を強化していくうえで習得する「真島センサー」という真島の居場所を把握する能力(*11)で、センサーが反応しているにも拘らずマップ上に真島の出現場所が表示されていない場合は上記のエンカウントである可能性が高い。 店に出入りして出現場所を更新することで回避は可能だが、店に何度も出入りする時点で、面倒なのはいうまでもない。 終盤になるにつれ、真島の兄さんもステータスが上がるため、倒すのも一苦労。体力、攻撃力ともにそこらのストーリーボスよりもはるかに強力になる。 撃破した見返りも経験値しかない。経験値自体は多量にもらえるので育成には有用なものの、成長が終われば邪魔にしかならない。 対処法としては多少不便だがミレニアムタワー前を通る時は武器を持たないようにして最初の真島警官の段階でイベント進行を止めてエンカウントしないようにするという手がある。しかし、止めたら止めたで後述の問題が生じる。 これをやりこまないと堂島の龍スタイルが育たない。 堂島の龍は強化しないと全体的なスピードが遅く、ヒートアクションすら使えないという弱体化ぶりを見せるうえ、強化に一部ミニゲームで真島に勝利することが必須となる。 「堂島の龍」強化にはただエンカする真島を倒し続ければ良いというわけではなく、真島絡みの特定のイベントを起こして勝利する必要があるのだが、「ボーリング」「バッティング」「ポケサーコンテスト」「メスキング」などのミニゲームにも真島イベントが設定されている。 特に堂島の龍のキモとなる「攻撃速度」の取得にはポケサーをやり込んでイベントを進める必要があるため、苦手だからと放置してしまうと、堂島の龍スタイルが使い物にならないままになる。 堂島の龍を強化するために真島と戦おうとすると、真島の経験値がかなり多く、経験値が3つのスタイルにしか使えないので3つのスタイルがすぐに育ってしまい、堂島の龍スタイルが中々育たない。堂島の龍スタイルを育てたいのに真島の兄さんが出てこない、ということもしばしば 中には特定の真島を倒さないと強化されないものもある。特にイベントをこなしたあともう1回のゾンビ真島と、雑魚戦に乱入するドスを持った真島はかなり出現率が低い。出現させるにはひたすら店の出入りを繰り返すリセマラがいる。 育てきるまでの道のりが長く、堂島の龍をほとんど使用しないままクリアしてしまうプレイヤーが続出。そして苦労して強化しても上述の通り妙な使い辛さは解消されない。「堂島の龍を大切にしてほしい」という声もあがった。 虎落としの存在もあって、決して弱く使い物にならないというスタイルではないのだが…。 ストーリーの矛盾も出てきてしまっている。 どこでも真島の他、神室町帰還直後に真島と出会ったり、葬儀場で真島と戦うイベントなども追加されているにもかかわらず、本編のムービーはほとんど修正されていない。変更しているのは真島初登場のムービーぐらい。 そのため、五章のバッティングセンターで「久しぶりやのぅ」と真島が言うシーンは違和感だらけになっている。せめて「また会ったのぅ」というセリフに変更するだけでもこの違和感は解消できたはずである。 しかも桐生の方も既に散々会っているにもかかわらず、直前に真島の名を聞いた際にわざわざ10年前のシーンを思い出している矛盾ぶり。 また、桃源郷へ向かう前にも真島と共闘するイベントが追加されたが、とってつけた感が強い内容になってしまっている。特にイベント最後の桐生の態度は原作未経験者にすらも違和感しか感じないものになっている。 イベント最後に真島は不意を突かれて撃たれ、海に転落するのだが、しばらく待っても上がってこないから「気にしても仕方ない」などと宣って桐生は立ち去ってしまう。 桐生の命を救うべく警告し、助力もしてくれた真島に対してあんまりな態度であるうえ、ここから桃源郷のストーリーに無理矢理続くので、原作プレイヤーと初見プレイヤーの双方とも混乱させる。 ストーリー上で本気の真島と戦うシーンにおいても、高ランクになった真島に比べればずいぶんと弱いうえ、真島がストーリー上で度々生死不明になろうとイベントが終わればピンピンしているため、ストーリー上の彼自身の役割を食ってしまった感がある。 真島のノリがおかしい。 本作の真島は東城会も厳戒態勢のはずの時に神室町のあちこちに出没して桐生を襲撃する、警官真島での「エッチなビデオでも持ってんのやろ!」発言などシリーズにおいても特に妙なノリが目立つ。真面目だった『0』の反動だろうか。 真島は確かに奇人だが、ここまでの暴走を見せたのは時系列的な意味でも発売順的な意味でも本作ぐらいである。 この点については「悪ノリさせすぎて『0』の西谷のようだ」「公式が自分の作品のキャラを理解できていない」と言った意見がある一方、「強い桐生と戦いたいという考えはブレていない」「『0』を踏まえた台詞もあるため寧ろ批判層のほうが真島を理解できていない」とファンの間でも評価が分かれるものとなっている。 演出 なんとシリーズ恒例だったスロー演出は錦山のみ。ウリにしていた真島にすら存在しない。 新規QTEは錦山のみだが、殴り合うモーションは『0』の久瀬戦の使い回しに、本作のムービーの静止画と音声を適当に繋ぎ合わせただけというお粗末なもの。 桐生と錦山の心情を表す演出としては悪くないが、「何故そのシーンを?」というようなミスマッチなチョイスもちらほら。『0』の2人の絆が強固だった頃のシーンも持ってきても良かったのではないか。 最後の演出のみ『0』のクライマックスの音声が使われているが、そこで映るのは本作冒頭で桐生と錦山の肩に由美が手を置いているシーンであり、映像と声が合っていない。 余談だが、この静止画に出てくる由美の下半身が存在しないというとんでもないミスまで存在した(現在は修正済み)。幸い一見しただけは分かり辛く、気付いた人は多くない模様。 他のQTEは真島の鬼炎の極み、ユウヤに存在するぐらいでほぼ無いと言っていい。 戦闘面でも汎用演出こそ現行機に合わせたものが追加されているものの、リメイクで期待されていた演出がしょぼく肩透かしを食らったユーザーは多い。 ムービー ムービーの動きはリメイク前から流用している。そのため、後作と比較すると所々動き固く、ややカクつくシーンが目に付く。 ゲストとして柔道家・タレントの篠原信一氏が出演しているが、歴代出演者屈指の棒読みぶりで脱力させてくれる。サブストーリーのみの登場なので本編に水を差されることは無いのは救いだが。 このサブストーリーでは氏に神室町を案内することになるが、移動はプレイヤーに任せるにもかかわらず何故か氏は同行者にならず、目的地に着くと急に現れる。 従って、イベント進行を無視して姿の見えない氏を連れ回すことも(何の意味も無いが)可能になってしまっている。 九章で行われるカーチェイス リメイク前にもあったのだが、本作では『0』と同じくヒートアイの追加、視点の変更の廃止があるがリメイク前よりは簡単にはなった。 ただし、長さや敵の増加によって『0』より難しい上、九章自体が攻略スパンが非常に長い。 HARD以下ならコンティニューが可能で、アップデートで難易度変更ができるようになり、HARD以下なら一時的にEASYに落とす事が出来るようになった。 どういうわけかリメイク前と違い途中セーブ不可。 『0』同様、EX-HARDでは敵の攻撃力と頻度が大幅向上、ラストのトラックの突進に至っては一撃で体力の9割近くを溶かすのでクリアは容易ではない。 しかも、再挑戦も難易度変更もできないので九章の冒頭からやり直しになってしまう。プラチナトロフィーの鬼門になっている。 詰み対策と考えるにも、九章に入った時点で神室町に入れないため、8章終了後にうっかりセーブすると詰みかねない。完全に調整ミスといえる。 ゲーム部分 ボリューム不足 後継作に比べてボリュームが少ない 『龍が如く』シリーズはシリーズを追う毎にストーリーのボリュームが激増し、サブストーリーやプレイスポットも充実、『5』以降はアナザードラマやシノギと言った別ゲームと言っても良いほどの要素まであった。 しかし、本作はそれらが充実する前の初代がベースであるため、後継作の大ボリュームに慣れたプレイヤーから見れば物足りなさが否めない。 それを補うためか、由美の指輪を取り戻したり、犬にエサをやるといったお使い感の強いイベントが全体的に増えているが、それでも低ボリューム感は抜け出せていない。 追加イベントにしても「資金を調達 → 値上げしていた → 追加資金を調達」や「水を用意したが器が無いと飲ませられない → 皿を買いに行く」など一度に済ませられるようなことを小分けにしたり、無駄に遠回りさせられたりなど引き伸ばし感の強い退屈なイベントが多い。よりによって、ゲーム開始から間もなくそのような追加イベントに遭遇することになる。 ミニゲームは『0』からの流用が多いため、人によってはマンネリ感も招きがち。 加えて桐生が捕まった1995年の神室町はフィールドを制限されている。PS2も同じだがリメイクなのだから自由に動けるようにして良かったのではという声がある。 1995年の神室町には『0』に登場した「カラの一坪」がマップ上に確認できるが、実際に行くことはできない。 本作は『0』と比較して若干安価であること、初回封入特典で『龍が如く6』の体験版が同封されているのを見ると、スタッフもボリューム不足を感じていて何とかしようという意図はあったと思われる。 一部のミニゲームやサブストーリーは削除されている。 初代では置いてあったパチスロ(ボルケーノ)など完全にリメイク出来ていない。 サブストーリーの中には発生時期が変更されているものもあり、中でも「死にたがる男」は内容に違和感の生じるものとなってしまっている(*12)。 キャバ嬢が2人のみ 初代は6人攻略できたが、今回はわずか2人。 2人のうち片方のキャバ嬢は同性愛寄りのキャラ(*13)であり、キャバクラに相応しくない会話として否定的な意見が上がる。 遥のおねだりがプレミアムアドベンチャーモードのみ 初代は本編と同時進行できたが今回は完全にプレミアムアドベンチャーモードのみになってしまった。 本編中も何度か遥と同行するシーンがあるが、初代と違ってそこではおねだりが発生しない。 確かに初代の頃には本編で強制的にやらされることに賛否の声があり、シリーズを重ねる毎に仕様が変わって最終的にプレミアムアドベンチャーのみに落ち着いていった(*14)。 上記のような経緯があったのだが、リメイクである本作までそちらに合わせてしまったため、違和感に繋がっている。 おねだりの順番も固定されてしまっており、思うように好きな所に連れて行けない。 また、スタミナンスパークを飲む時の「くぅ、体に染みわたる~」という遥の名言もカットされている。 ちなみに、クリア特典として手に入るアイテムは「アサガオのマフラー」である。せめてヒマワリにしておけよ…。 お馴染みのカラオケも使い回しが目立つ 遥、桐生の新規曲のムービーは本編や『0』の静止画を映すだけであり、いつものような凝ったムービーは無い。 遥は歌える楽曲が1曲しかなく、しかも完全新曲ではなく『4』で初登場した「乙女色my life」のアレンジ。それでいてムービーが上述の様子なので手抜き感が漂う。過去曲を再収録して初代遥バージョンのムービーを作るなど、他にもやりようはあったと思われるのだが。 そもそも桐生が合いの手で「遥が好きだぜぇー!」などと叫んだり(*15)、遥の持ち歌の原曲ではなくアレンジしか歌えなかったりなど、まるで「初代リメイクではなく後年の新作」のようなノリが見受けられる。上記の「アサガオのマフラー」にせよ、時系列的にも違和感が否めない。ファンサービスの行き過ぎを感じさせる。 キャバ嬢のアフターで歌える曲も『0』のアレンジである。 シナリオ アナウンスされた由美、麗奈の愛の真実が明かされない。 公式の予告で由美、麗奈の愛の真実が明かされるとアナウンスされた割に、増えたエピソードも指輪ぐらいで何故由美は桐生が好きなのか、何故麗奈は錦山が好きなのか、が判明する描写は無い。 そもそも指輪も無難なプレゼントとして由美に送るのだが、指輪は相手のサイズを知らなくてはならず急に用意できるようなものではない。巷で話題の指輪として麗奈と盛り上がっていた話が出ているので話の流れで麗奈が知っていたのかもしれないが。 なのでプレイヤーからは錦山は印象が変わったが2人はさほど変わらないという声も。 桐生の神宮戦前の啖呵に迫力が無い。 桐生が黒幕の神宮に対して世良会長の遺言状を見せ、自らが東城会4代目を継ぐと宣言にするが、今作は無印と比べて少々声に迫力が足らない。 『龍が如く』シリーズでも屈指の名シーンでもあり、その変更に残念に思うユーザーもいる。 秋山駿が出演しない 秋山はミレニアムタワーが爆発して落ちてきた金を集めて金貸しとして再起した設定なのだが、もちろん『1』では描かれていない。 落ちてきた金を最初に拾って驚くホームレスの男性が秋山なのではと言われていたが違ったようである。 本作のシナリオには影響を与えないため問題点とまでは言えないが、リメイクを機に整合性を取るのではないかと期待していたユーザーからは不満の声も見られる。 総評 10周年記念作品であることや、『0』の全体的な完成度の高さ、名越総監督が公式動画で熱意を語ったことで、大いに期待された本作。 しかし過去作の便利要素や過去の描写フォローなどを追加したのはいいが、本作独自の追加要素やゲームバランスが足を引っ張る出来となってしまった。 また、ゲームボリュームも近年の『0』『維新』などと比べると大きくダウンしているうえに使い回しが多すぎるため、期待していたユーザーを完全に満足させられたとは到底言い難いのが残念な所。 とは言え、不満の内容は『2』以降の作品やリメイク前と比較しての物も多いため、本作を機に初めて『龍が如く』に触れようというユーザーや『0』の続きとしてプレイするユーザーには、充分にオススメできるだろう。 移植 Steam版 2019年2月20日発売。SteamにてWin版が配信開始。前作である『0』と同様、海外版タイトルの『Yakuza Kiwami』として配信されているが、音声/字幕/UIは日本語に対応している。 4K解像度、フレームレート無制限、操作のカスタマイズが可能、ウルトラワイドスクリーンに対応といったPC向けの最適化がなされている。 One版 2020年4月22日発売。こちらも前作と同様にWin版準拠で、単体販売及びサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」のラインナップの1つとなっている。 余談 発売してから1年後に廉価版が出るのがシリーズの恒例であり、本作のベスト版も2017年2月23日に両機種で発売予定だったのだが、延期となった末に結局発売中止となった。 なお、このベスト版には『龍が如く6』の序盤をプレイ出来るお試し版のプロダクトコードが封入される予定だった(初回版に封入されていた体験版とは別)。 2017年9月21日に正式にベスト版が発売された(PS4版のみ)。 こちらには後に発売される『極2』で使用可能な武器の特典コードや『1』のパッケージデザインに変更できるリバーシブルジャケットが封入されている。 桐生は『0』で物凄い大金持ちになっていたが、本作にてその稼いだ金は全部泡のごとく消えたことが明かされている。 錦山が悪に堕ちる原因を作った1人だった悪徳医師は本作中では逃亡後の去就は語られないが、後の『龍が如く ONLINE』で錦山自身の手によって臓器ブローカーに売り飛ばされるという因果応報の末路を辿っていたことが明かされている。 『ONLINE』はシリーズの補完エピソードが多数描かれており、本作で言えば他にも上述した「何故麗奈は錦山が好きなのか」や「桐生が蛇華に捕まった経緯」なども語られている。欲を言えば本作でももう少し語って欲しかった所でもあるが。