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公式ページ ミズキに「ひーん、恥ずかしいなぁ…///」って言わせるイベあかねこと黄金魚の友情物語 ( ;∀;)イイハナシダナー シリーズクエを主軸に、必要とあればイベクエの「赤と金の小道具集め」を数回クリアする形になる 進行 シリーズクエストは親方印モデルのキー素材を入手することが目的となる。 その1 ミズキにデコロッドを1個納品 イベクエのメインターゲット達成で手に入る その2 あかねこガン限定&防具貸出で黄金魚釣り 数少ない黄金ダンゴの出番 高地はどの釣りポイントでも釣れるが、一番近いのは左下のところ あかねこガンを持ってないならイベクエのサブA達成して作れ その3 ヴィス・ロンド限定&防具貸出でコンガ8頭 アイテム持ち込み不可で、水冷弾か銃で殴るの2択 鈍器殴打術付けて殴ったほうが圧倒的に早い ヴィス・ロンド持ってないならイベクエのサブB達成して作れ その4 ミズキに海辺の魔除けを1個納品 イベクエに出てくるレイアの尻尾切りアナザーで手に入る その5 ヴィス・ロンド限定&あかねこ服マスク装備&防具貸出でラージャンに一定ダメ(怒らせたら終了) あかねこ服マスク持ってないならイベクエのメイン達成して作れ その6 イベクエのメイン、サブA、サブBで手に入るエンプティブックを10個ミズキに納品 チャチャブー10匹討伐の報酬で50%の確立で手に入るので、サブAをまわした方が早い クエスト クエスト名 赤と金の小道具集め メインターゲット イャンクック1頭の狩猟 サブターゲットA チャチャブー10匹の討伐 サブターゲットB 飛竜の卵の納品 アナザーターゲット リオレイアの尻尾切断 SP装飾品2個入り・残り3か所で攻撃力を上げた採取装備ならサブB達成後クックとの戦闘に合流しても大丈夫だと思って卵を拾ったらリオレイアに襲われた……これはギャグか何かのガイドラインですかwww チャチャブーは至るところにいる。特にエリア6は密集地帯だがキャラバンスキルの着地術があると一気に下まで降りれて楽に抜けられる。 スキルが無い場合の運搬は5→4→3→2→1の方が安全。 進行のために1回はレイアの尻尾を切ってクリアしよう。 報酬はメインが防具素材や最初の段階用の納品アイテム、サブAであかねこガン系の生産素材、サブBがウィズ・スプラッシュ系の生産素材及び防具の浄化用素材となる。 またどのターゲットにも最終段階の納品アイテムであるエンプティブックがある。 装備 あかねこガン系 全てリロード速い 反動中、Lv2通常弾とLv1徹甲榴弾が速射可能。 なお今回もまがい物「あくねこガン」が手に入る。これはリロード遅い 反動最大、会心-100%。 武器名 Lv1攻撃力 HR レア度 素材 備考 あくねこガン 156 (HR1~) 1 あくねこの追憶×1 会心-100% あかねこガン 156 (HR1~) 2 あかねこの追憶×1 第2話で必要 あかねこグレネード 300 HR100~ 10 あかねこの追憶×5他 あかねこエターナル 312 HR100~ 10 あかねこの追憶×20あかねこの夢想×10古龍種の骨 特上皮 親方印 装填数 通常 6/6/9 回復 3/3 火炎 3 麻酔 2 貫通 (3)/(3)/(3) 毒 3/1 水冷 不可 ペイント 2 散弾 4/(4)/(4) 麻痺 3/1 電撃 不可 鬼人 1 徹甲 3/3/3 睡眠 不可 氷結 不可 硬化 1 拡散 3/3/3 滅龍 1 ウィズ・スプラッシュ系 リロードやや速い・反動中・水冷弾速射。 武器名 Lv1攻撃力 HR レア度 素材 備考 ウィズ・スプラッシュ 168 (HR1~) 2 猛き怪魚×5 ウィズ・ロンド 228 HR31~ 5 猛き怪魚×10他 第3 5話で必要 ウィズ・フラッド 288 HR100~ 7 猛き怪魚×15他 黄金魚砲 300 HR100~ 8 金色の魚×10猛き怪魚×20古龍種の膜 厚鱗 親方印 装填数 通常 6/6/9 回復 不可 火炎 不可 麻酔 2 貫通 2/(2)/(2) 毒 不可 水冷 3 ペイント 不可 散弾 4/(4)/(4) 麻痺 4/2 電撃 不可 鬼人 1 徹甲 1/1/(1) 睡眠 不可 氷結 不可 硬化 不可 拡散 1/(1)/(1) 滅龍 不可 防具 頭は5話で必要になるが他の制作は任意。 部位によって必要な記憶が違うので注意。 部位 素材 スキル 頭 温30 回復-10 スタミナ-10 胴 温15寒15 底力-15 食事-10 腕 寒30 ガード性能-15 斬れ味-10 腰 寒15繁15 審判-10 精密射撃-10 脚 繁30 効果持続-10 地形-15 なおサブB報酬の「清浄のコイン」でFに強化するとマイナススキルは消える。 しかしながら発動スキルが釣り名人、盗み無効、脱臭、体術、強肩+1とどっちもどっちな性能。
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愛の亡者と金の亡者 第一話 愛の亡者と金の亡者 第二話
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67 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/07/17(月) 23 27 26 ID l29NmaXi0 昔住んでたアメリカの家に開かずの間があった。 結構部屋数のある平屋で、かなり広い地下室もあった。30畳くらいの。 地下室自体は家族総出でタイルを明るいのに張り替えたり、 明り取りのための小さい窓が天井付近にあったから外が見えて、陰湿な雰囲気は全然無かった。 で、問題のあかずの間はその地下室の壁の向こうにあった。 なんで判ったかと言うと、その壁にも天井近くに小さい窓があって、覗き込むと壁の向こうの部屋が見えたから。 暗いだけで生活臭のするものも置いてなかったけど、 正方形の部屋の真ん中に毛布を被った何かがあって怖かった。 覗き込んだ窓の反対側にも明り取りの窓があって外が見えたり、 その部屋が俺と妹の部屋の真下にあったから「何かいるんだ!」って言って二人で怖がってた。 空調用の機械があるのかなあと思ってたけど、その割には広かったし今考えてみたら妙なデッドスペースだなあ。 76 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/07/18(火) 09 03 22 ID JuRfRcWQ0 日本のあかずの間ってのもいいが、欧米のもなかなか味わいあるよな。 特にアメリカの田舎とか、日本の田舎と似て非なる陰湿なのがありそう。 偏見かもしれんが、犯罪絡みって意味での生々しい話がありそうだし。 ちょっと違うけど、ジーパーズ・クリーパーズとか、 ブレーキ・ダウンとか、そんな映画をふと思い出しちまったよ。
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このページはこちらに移転しました 銀と金のスプーン 作詞/364スレ179 象牙色して柔らかい しっとりお肌が素敵です 白い液体注いだら あなたは美味しくなるのでしょう そっと一枚取り外し 白い世界に染めていく 鼻をくすぐるこの香り あなたの香りはバニラでしょう 冷たいままの その姿を わたしの熱で溶かしましょう 銀のスプーンで すくい取り あなたを美味しくいただきます 象牙色して儚げな 震えるお肌が素敵です 閉じこもってる殻の中 あなたは眠っているのでしょう そっと優しく取り出して すべて晒したその姿 とろり茶色が揺れていて 蜜を焦がした味がする 冷たいままの その姿 わたしの熱で溶かしましょう 金のスプーンで すくい取り あなたを美味しくいただきます
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前ページ虚無と金の卵 サイトが酒場から出た後、ルイズ達も宿の部屋に引き上げていた。 流石に上等な部屋だけあって、調度品も一級品、ベッドも天蓋付きであった。 公爵家の屋敷に住んでいたルイズがそれらに気後れするはずもなく、旅の疲れを癒すのにはうってつけだった。 だが旅の荷を降ろしたところで、キュルケのはしゃいだ姿がルイズの視界に飛び込む――溜息が出る。 「渋いわ! それに愛嬌もあるし! 学院じゃあお目にかかれなかったタイプよね。ねぇタバサ、あなたはどう思う!?」 「……興味はある。噂がどれだけ本当か、知りたい」 「でしょうでしょう? ここで出会ったのが運命よね! 確か、王党派の詰め所に居るって言ってたわよね」 サイトと別れた後も、キュルケはきゃあきゃあと騒ぎつつ、次なるアプローチを考えているらしい。 キュルケはいち早く部屋のドレッサーに陣取っていた。 タバサも、まあ何とはなしにキュルケに付き合いつつも、読書しながらの対応で、憎らしいほどにいつも通りだ。 ルイズは、自分の肩に乗った責務の重さに比べて、軽すぎるキュルケの立振舞いに妬ましさすら覚えた。 「……あんたは、気楽で良いわねぇ。大体、ペリッソンはどうしたのよ」 「出会いはいつも突然よ、ヴァリエール。過去を振り向く暇なんて無いのよ」 何のてらいもなくキュルケは答えた。 この女、本気で忘れてるじゃない――とルイズは思う。 ペリッソンじゃなくてスティックスじゃなかったけ――とタバサは思う。 「……本当に忘れられるの?」 「ん?」 「キュルケは……あんた、本当に、心から好きだった人がいたら、忘れられる?」 普段なら、ルイズはこんなことを尋ねない。 恋愛絡みの話で、キュルケの意見など絶対に求めたりしない。 言うなればそこは、ヴァリエール家の数多の良人を奪ったフォン・ツェルプストー家の領地であり本陣に他ならず、 ルイズが何の準備も無く、実戦経験も無く、単身そこへ乗り込むのは無謀な自殺行為でしかない。 だが、ルイズは敢えてその地雷原に足を踏み入れた。 「ルイズに聞かせるには百年早いわ」、とか、「もう少しマシな下着を選べるようになってから考える事よね」とか 軽口を叩くだろうかという思いが一瞬よぎったが、今は茶化すような雰囲気でもないだろう、とルイズは自分を納得させる。 珍しいじゃない、とキュルケも驚いて呟き、神妙な表情になる。 「……でも、そうねぇ、ルイズに聞かせるには百年早いわ。もう少しマシな下着を選べるようになってから考える事よね」 キュルケの神妙な表情は3秒も続いた/4秒目からは憎らしいほどに普段通り。 あまりに予想通りの展開にルイズはがくりと肩を落とす。 「そうよね、あんたに聞いた私が間違いだったわよね……!」 と言い、ルイズが激昂して手が出る直前のところで、「うそうそ。ま、ちゃんと答えるわよ」などとキュルケは 真面目な表情をして考え出した。 結局、手を出すタイミングを上手く躱されたルイズは、仕方なしに黙って聞いた。 「……少なくとも、忘れて構わない男は、本当に忘れちゃうからね。だから、忘れがたい人が欲しいのかも。 きっと、忘れてないってことは心の中にその人が居るってことだし、何も終わってないってことなのよ」 「じゃあ、忘れられない人が居て、会えなかったら、どうする? それでも、他の男を捜したりするわけ?」 「……そうねぇ」 キュルケは思案げな声を出す。だがすぐにキュルケはルイズに目を合わせてくる――不敵な微笑み。 「つまり、そういう男の人が今、側に居ない状況ってことよね?」 「……た、例えばの話よ」 ルイズ――微笑にたじろぐ。 「本気で寄りを戻したいんなら、どんなことしたって引き戻すわ。男に連れ合いが居ても、私に連れ合いが居ても、関係ないわ。 ……でも、もしも別に寄りを戻すつもりがなくても忘れられないのなら、精算することよね」 「精算?」 「嫌いになったなら、あんたなんか嫌いって言えば良いのよ。恨みがあるなら、一発殴るなり魔法で燃やすなり、 好きにすれば良いのよ」 「……あんた気付いてないだろうけど、ちょっとワガママ、じゃなくて凄いワガママよ」 ルイズがジト目で言葉を返すが、キュルケは「そうかもね」などと流して、何処吹く風といった調子だった。 「ともかく、自分の心のままに決着を付けるのよ。心残りだったことをやって、すっきりさせることよね」 「決着……」 その言葉を、ルイズは自分の心に刻み込んだ。 自分の関わる事態のどれも終わりを見せていない。自分自身の決着を付けようともしていない。 ただ漫然とラ・ロシェールに佇む自分に、これ以上相応しい言葉は無い、とルイズは思う。 「ま、自分の心なんて、会うその瞬間までは固まらなかったりするものだけど」 貴女はどうかしら――キュルケの微笑みは問いかけている。 そのあと、結局キュルケの話に延々と付き合わされた。 サイトはどんな女性が好みなのか、どんなアプローチを仕掛けるべきかなど、微に入り細にわたって 作戦を練るつもりのようだった。 「そういえば、ずいぶんと宝石にご執心だったわね。実家に近ければよかったのに」などと歯噛みしていた。 当然ルイズは途中で付き合いきれなくなり、話の半ばでタバサに押し付けて宿の外へ出た。 外は小雨が降っていた。まだ日は沈んでいないはずだが、空は陰り、もはや夜と変わらない有様だ。 女神の杵亭の裏手には、広場があった。 朽ちかけた立て看板には、「練兵場跡地」と書かれていた。 ルイズは、「体を冷やすぞ」というウフコックの注意にも生返事を返すだけで、 ウフコックは仕方なしにフード付きのローブに化けてルイズを包み込む。 冷たい風に当たるつもりなのに――そうルイズは思ったが、敢えてそれを剥ぎ取りはしなかった。 練兵場の跡地の光景は、寒々しいものだった。 その光景と寒さ、今のルイズにはそれが心地よかった。 「……部屋へ戻ろう、ルイズ」 「良いのよ」 昨日から続く混乱の局地から抜けて、ルイズは冷静になった。 上等な宿で飲み食いして休み、キュルケと馬鹿な話をしたあたりで、ルイズは、悩みに悩んでいた自分に対して、 急に馬鹿らしくなってきてしまった。 姫様の依頼を受けたこと/婚約者のワルドが国を裏切ったこと/ワルドが、サイトとかいう傭兵に殺されかけたこと。 どれも確かに災難に違いない。 だがそうだとしても、それら出来事一つ一つに対して始祖ブリミルに嘆いたり恨んだりするようなことではない。 悩むよりも前に、悲しむよりも前に、まだ何も始まっていないのだ。 「ねえ、ウフコック。私、なんだか思い違いをしてたわ」 「……どんな?」 「どうしてこんな目にあってるんだろうって、さっきまで考えてた。きっと今日は凄く不幸な日なんだって思ってた。 でも、たまたま悪い目が重なっただけで、一つ一つは、そんな難しいことじゃあないのよ。きっと」 それは、今のルイズの偽らざる本音だった。 そう断言できるほどの強い眼差しで今と未来を見つめていた。 難問の数に押し流されそうだっただけで、今ならば、一つ一つを考えて取り組む余裕が生まれていた。 ただ――状況に翻弄され流されるまま、こんな無様を晒しているのか、それだけが心のしこりとして残った。 どうして自分は、流されるままの状況に甘んじているのか。 キュルケにからかわれて、気付いてしまった。 自分が、どれだけ自分らしくなかったかということを。 冷静になって考えれば考えるほど、恥ずかしく、苛立たしく、腹立たしい。 しこりとして残ったものの正体をルイズは見破った――それは紛れもない怒りだった。 「それに、まだ、何も起きてないのよ。私は誰にも攻撃されてなんてなかったわ。 確かに危険な瞬間はあったけど、私が狙われていたわけじゃない。乗り越える壁があっただけで、それに怯んでただけなのよ」 「ルイズ……」 凜とした声でルイズは語りかける――静かで平らかな声。 だが、それが本気で怒る兆候であることにウフコックは気付いた。 感情の臭いを嗅ぐウフコックには、今のルイズの冷静さが嵐の前の不気味な静けさと等価だと、すぐに気付いた。 「……だからそうよ。私はそれを今から、乗り越えるのよ!」 ルイズの決意――力に満ちた声で。暴風にも怯むこと無く。 「この私を! ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールを差し置いて好き勝手やってる連中に! 私が誰か思い知らせてやる必要があるのよ!!!」 ルイズは激怒した――難題を押し付けておいて自分だけ悲嘆にくれる我が儘アンリエッタ姫に。 ルイズは激怒した――十年以上放ったらかしのままレコン・キスタなどに身を投じた放蕩貴族のワルド子爵に。 ルイズは激怒した――少しくらい腕が立つ程度で貴族に舐めた口を聞く田舎者の傭兵サイトに。 ルイズは激怒した――人が真面目になときにくだらない茶々を入れる、頭のネジと貞操観念の緩んだゲルマニア女のキュルケに。 ルイズは大いに激怒した――そんな身勝手な連中になすがままにされる、弱虫でちびなゼロのルイズに。 宿に引っ込んでいろと言われて大人しく布団を被っているような自分を許せるか――否。 大事だった人が死ぬのを、ただ傍観している自分を許せるか――否。 どれだけ運命に翻弄されようとも、そのを良しとする自分を許せるか――断じて否。 流されるままの弱い自分など、自分ではない。許すことなどできない。そうルイズは思う。 「そうよ、決着を付けてあげようじゃないの」 「る、ルイズ……」 「決めたわ、ウフコック。私はワルドを助ける。大事だった人を見捨てるのは、私の流儀じゃないの。 もちろんそれとは別に、姫様の依頼も絶対に達成する」 「しかし、危険だ」 ウフコックの逡巡を、ルイズは即座にはねのける。 「そんなのは承知の上よ」 「君は、レコン・キスタに与するつもりではないだろう。どうするんだ?」 「彼一人だけ、ここの王党派の目を盗んで匿う。場合によっては眠らせるなり捕縛するなりするわ。自分の手で。 そして手紙の任務の達成の褒美として、ワルドの助命を嘆願するのよ。ま、爵位の剥奪くらいの処分はあるだろうけど」 その発言はウフコックの発想を超えていた。 ウフコックがローブの形態をとりながらも、動揺している様子がルイズには手に取るようにわかった。 「む、無茶な……それに、国の犯罪者を自らの手で量刑するなど、君の立場を悪くするのではないか」 「別に裁くわけじゃないわ。でも、今の状況で裁くだの何だの言ってられる状況じゃない。 明らかにレコン・キスタってわかったら、何をどう言い繕ったとしても、問答無用で殺されたって仕方のない状況なのよ、きっと。 内乱でマトモな裁判なんてあるわけが無いんだから、温情措置を願うなら自分の手で何とかするしかないのよ」 ルイズの言う通り、という面は確かにある。 ここは司法と他の権力との分権も定かではない、王政の敷かれた国である。 戦争という異常事態にあって、ウフコックの居た現代的な都市ですら司法が揺らぐ。 自分で事態を切り開かない限り、王権や財力といった圧倒的な力に、個々人の事情など押し潰されるのが現状と言って良い。 「だが俺はワルドを知らないし、君も恐らく、今のワルド、というか、今のワルドの人となりを知るまい。 はたして、信念を曲げて君の提案を肯んじる人間なのか?」 「助けられるか、断って死ぬか、選ぶのは彼よ。私は手を差し伸べるけど、それを掴むかどうかまでは知らないし、知った事じゃないわ」 「だが、どうやって? 君は彼の居場所など知るまい」 「……さっき、サイトが偉そうに言ってたことを覚えてる? 敵か味方か選べ、って言ってたことよ」 「ああ。覚えているが……」 「選ぶ、って考えが間違ってるわ」 ルイズはせせら笑う。 「私はあくまで私の味方よ。誰かの味方に付くなんて受け身の態度を取るつもりはないのよ」 「つまり?」 「傭兵ってことはつまり金で雇われているってこと。なら、彼が納得する報酬で雇えば良いのよ。 そしてワルドを殺すのは諦めてもらう。捕らえさせて私の元に連れて来させるって仕事に鞍替えしてもらうわ」 ルイズは、自分の指に嵌められた指輪を空に翳した。 雨露に濡れた水のルビーの静謐な輝き。それは曇天の下でも褪せることなくルイズを照らしている。 前ページ虚無と金の卵
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もどる あれ コテ雑は??? 29 名前:と金の成り損ない ◆TOAu.FLz.. [sage] 投稿日:2011/04/04(月) 20 11 23.61 ID TkP4vPaa0 [1/17] 人を寄せ付けないオーラ的なもの出ちゃってたりすんのかな俺 気づかない内に有害レベルのダメ放射線垂れ流してたり? そしたらチェルノブイリ、スリーマイル、福島に続く未曾有の大惨事じゃん そして人類初の局地災害指定されるわけか 空に舞う火の粉のようにコテ雑 677 名前:と金の成り損ない ◆TOAu.FLz.. [sage] 投稿日:2011/03/11(金) 03 01 39.12 ID 1/FBl+TP0 [4/14] / \ × | 歩 |ノ うるせえ手裏剣投げんぞ ノL´Д`」 ノ / \ ポーイ | 歩 |ノシ ========× ノL´Д`」  ̄ ノ 678 名前:と金の成り損ない ◆TOAu.FLz.. [sage] 投稿日:2011/03/11(金) 03 11 38.93 ID 1/FBl+TP0 [5/14] / \ | 歩 | ノL´Д`」\ ノ / \ | 歩 | ノL´Д`」\ ノ / \ ズバー== | ●======× ノL´Д`」\ ノ 夜が怖いコテ雑 796 名前:と金の成り損ない ◆TOAu.FLz.. [sage] 投稿日:2011/03/05(土) 00 59 37.14 ID E3ML1Th70 嫉妬も怒りもその場その場の一瞬を切り取った際に現れた感情に過ぎないのに 何故その感情を我々は引きずってしまうのでしょう そんなもの海苔に巻いて食らってしまえばいいのに つーか海苔海苔パニックだよ 今頭の中で必死にあらわれようとする海苔って言葉を叩き潰してるよチクショウ
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588 :愛の亡者と金の亡者:2010/01/31(日) 02 26 17 ID Kg6V6l3R 俺の青春ってなんだろう 身寄りもなく、元々経営難だったが遂に限界を迎え、高校に通う前に潰れた孤児院にも、当然ながら戻れない。 孤児院の友人は皆何処かの家に引き取られ、残ったのは院長が俺の将来の為に遺してくれていたほんの僅かな親の財産だけ。 高校は、必死になって猛勉強して奨学金で通えるようになった。 が、それだけでは何にもならない。 毎日毎日アルバイトに明け暮れる日々。 一時は高校も辞めようかとも考えたが、将来的な事も考えて踏み留まっている状態が一年と半年間も続くと、 青春なんて、そんな疑問も薄れてくる。 金、金、金、金、金。 金を求めて何が悪い。 一時は荒れた時期もあったが、それも虚しいだけだった。 暴力を振るい、誰かを傷つけ地に伏せさせたところで、何の解決にもならないどころか むしろ損をしている。そんな事をしている暇が有ったら働け。 求めるものは良い仕事と金、 そんな俺に彼女なんて出来る筈もなく… 久しぶりに思う、 俺の青春って、なんだろう…… 589 :愛の亡者と金の亡者 第一話:2010/01/31(日) 02 46 12 ID Kg6V6l3R 「いらっしゃいませー」 土曜日の午後三時。 普段は人の流れが皆無なこの時間。 別段、コンビニに来る人が全くいないというわけではない。何の疑問も持つことなく何時も通りの作り笑顔で、半ば流れ作業のように客を迎え入れる。 しかし、その客は少々挙動不審だった。 周りを見回し、監視カメラの位置を確認するとその死角に隠れる。 一目見ただけで解る。万引きする気満々だ。 今は自分一人しかいない、こんな時の対処法は教えてもらってない。 出来れば未遂で終わって欲しい、その伸ばした手を止めて、寸でのところで踏み留まって欲しい。 しかし、現実はそう甘くなく、人間もフィクションほど善人ではない。 願い虚しく、彼女は掴んだ菓子パンをバッグの中に数個突っ込む。 …やっちゃったよ。面倒事にはしたくないのにな… 俺は観念して、そのまま何事もなかったかのように出て行こうとする少女の手を掴む。 「…何だよいきなり、離せよ!」 そう言って少女は腕に力を込めるが、如何せん男の腕力には敵わない。 よく見ると綺麗な少女だった。赤い髪に整った顔立ち、スタイルは並だが全体的に見てそこらの芸能人に引けをとらない。 が、綺麗だろうとなかろうと、犯罪は犯罪、結果は結果。 「万引き、よくない」 「はぁ?何言ってんだよ!離せよッ!」 「とりあえず奥まで来ようか」 「ふざけんなよ!いいから離せよ!」 聞いてくれる様子でもなさそうなので、力任せに店舗の奥へと連行した。 590 :愛の亡者と金の亡者 第一話:2010/01/31(日) 03 09 42 ID Kg6V6l3R 事務所のパイプ椅子に座る彼女は黙りを決め込んだままだ。 黙秘権を最大限に利用しているが、物的証拠が目に前にあるにもかかわらずそれは無いだろう。 「あのさ、とりあえず名前、教えてくれる?」 「…………」 あくまでも何も喋らないつもりか。しかめっ面で俺から目を逸らしこっちを見ようともしない。 「…じゃあ、住所と年齢、血液型と誕生日、動物占いの結果とスリーサイズを教えてくれる?」 「何でスリーサイズ教えなくちゃなんないんだよ!」 「よし、やっと喋ったな」 「…………」 この子、結構扱い易い子だな。 「ちなみに俺は因幡白兎(いなば はくと)。住所と年齢はヒ・ミ・ツ。血液型はAB型のRH-、誕生日は四月一日、動物占いの結果は海月、スリーサイズは…」 「何で自分のスリーサイズ知ってんだよ!」 「ナイスツッコミ!きっとこのタイミングでツッコむと信じてたよ。さっきのツッコミで確信した。あ、ちなみに血液型は本当だよ」 「…プッ」 お、笑った。なんだ、笑顔は可愛いじゃないか。 「で、名前は?それだけ教えてくれればいい」 落ち着いた口調で言う。 すると彼女も観念したのか、呆れたような表情で言った。 「天海火那美(あまみ かなみ)……これでいいんだろ!」 「ん、天海火那美さん、ね。いい名前じゃないか」 「う、うるさい!じゃあこれで帰るからな!」 「ちょっと待った」 「何だよ!…っと」 俺は事務所から出て行こうとする彼女にメロンパンを一つ投げた。 「…何だよこれ?」 「俺の奢りだ。もう万引きなんかするなよ。特に俺の働いてるところではな」 彼女はしばらく呆けた顔をしていたが、俺に向かって微笑んでこう言った。 「…お前、変な奴だな」 「そうでもない。普通に学生やってるよ。青春してるかはともかく、ね」 これが、彼女との出会いだった。
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前ページ次ページ虚無と金の卵 ガリア王都、リュティス。 そこに、ハルケギニア有数の宮殿の一つ、ガリア王家のヴェルサルテイル宮殿が存在する。 そして宮殿中心部、グラン・トロワの一室に、二人の男が向かい合っている。 一人は瀟洒な椅子にゆったりと寛いでいる――王者の風格。 一人はひどく堅い調子で屹立する――忠誠を見せんとして身動ぎもしない。 椅子で寛ぐ男、ガリア国王陛下ジョゼフ。青髪の美丈夫。たくわえられた立派な髭。がっしりとした闘士のような体つき。 匂い立つような男ぶり/国民からは無能王、簒奪者と罵られる男。 そして、ジョゼフはもう一人の男に何事かを報告させていた。 その男の眼球はせわしなく動く。だが努めて、不興や誤解を与えぬよう、朗々と羊皮紙を読み上げていく。 酷く緊張した男の有様とは対照的に、ジョゼフは欠伸混じりに聞いていた。 「以上が、私めの知るすべてにございます」 羊皮紙の束を読み上げ終わり、男は顔を上げた。 聖職服に身を包んだ、三十代だろうと思われるこの男、アルビオンのオリヴァー・クロムウェル。 一介の司教に過ぎず、ガリア王室や政治等とは全く無縁の人物。 この男の長所を上げるとするならば、野心。記憶力。そして保身のための頭が回ること。 だが王の目を引くほど魔法の達者ではない。また、高度な政治的存在などでもない――少なくとも今までは。 「よくぞ調べ上げた。クロムウェル。褒美は……ふむ、そなたが頭に被るものが、その司教帽というのは寂しすぎるよなぁ。 もっとも余の王冠は渡せぬが、まあこれより少し劣るもので良ければ用意してやろう」 「ここ、こ、光栄の極みにございます!」 クロムウェルは引きつった声を出しつつも、至福の表情を浮かべる。 「これが成功した暁には国を預かる身となるのだ。つまりは余と同等。もっと堂々としていたまえ」 何の感慨も無さそうにジョゼフは興奮する相手を宥め、その相手のオリヴァーはあからさまな程に恐縮する。 「私などジョゼフ様の王器の前には塵芥にございます。同等などと、なんと恐れ多い!」 「ふむ。ま、謙虚とは美徳でもある。それさえ守れば、余のように無能王などと蔑まれることもあるまい」 自嘲などではなく、ジョゼフは心から面白そうに笑った。 「で、ですが……首尾よく行けば良いものの、私の身など風前の灯火にございます。 ジョゼフ陛下の御考えを、どうか私めにご披露頂けないでしょうか?」 「余の考えだと? なに、心配せずとも貴様の頭は望み通りだとも。それにグラン・トロワならば狼藉者も入り込めまい。 それとも、余と、余の騎士達が信用ならんか?」 「い、いいえ、滅相もございません! な、何卒お許しを……!」 「なに、構わぬ。……駒は揃いつつある。結果など後からついて来る。もう少し過程を楽しむことだな」 本来ならば、頭に被るものよりも、頭が体と繋がっていることの方が遥かに大事だ。 だが、目の前の男に逆らえばどちらも失われる――恐怖を表に出さぬよう、クロムウェルは引きつった笑みを浮かべる。 今更後には退けないことなど、オリヴァー自身、痛いほど理解していた。 総てを失うか、総てを得るか――だからこそ、突き進むしかない。 ジョゼフ王の闇を垣間見たオリヴァーの恐怖は深い。 だが野心を燃え上がらせ、クロムウェルはその恐怖に拮抗する――安寧とは程遠い軌道を感じながら。 第二章 追憶と邂逅 チェルノボーグ監獄――トリステイン城下町の外れに存在する、国中で最も堅牢とされる監獄。 そこに、土くれのフーケは収容されていた。 フーケの牢の、鉄格子越しの窓は遥か遠い。10メイルは離れ、二つの月の光もほんの微かにしか届かない。 暗闇の中、供え付きの粗末なベッドで、フーケは眠りもせず、ただ横たわっている。 「女一人捕まえるのに、こんな物々しいところにぶちこむとは、恐れ入ったよ」 牢を囲む屈強な獄吏どもも、収容者に悪態すら叩かず、ガーゴイルの如き鉄面皮で見回るのみ。 破られぬことを誇りとするかのように、無駄口など一切聞こえてこない。 「しかしあのネズミと小娘……一体どうやって私の行動を知ったんだ……。 誰にも知られちゃいなかったはずなのに」 金色の鼠と、奇妙な爆発の魔法を操る小娘。ルイズとウフコックをフーケは思い出す。 その一人と一匹のために、破壊の杖を盗むことは叶わなかった。 盗みを決行した際に偶然拾った宝石など、金目の物を無意識に靴や服の隠しポケットに忍ばせて盗んではいたが、 結局、それらは服や靴ごと没収された。運良く獄吏どもに見つかっていなかったとしても、手を離れたことには違いない。 ともかく、秘書を装って入念に仕掛けた仕事すべてが台無し。あの小娘どもめ、と内心毒づく。 だが、結局自分は完璧に敗北したのだ。 それに今更毒づこうが呪おうが、今となってはすべて詮無いことを、フーケは知っていた。 ただ迫り来る裁判を待つだけの日々。実際はその日々すらも確たるものでは無いフーケの未来。 理想――突然二枚目の名門貴族が現れ、裁判で弁護してくれて無罪放免。 現実――縛り首。幸運が見込めれば島流し。 悲観――拷問された挙句の口封じ。 フーケは何事かを想像し、ぞくり、と体を震わす。 「……くそっ、面白くも無い。あんたもそう思うだろう?」 闇に向かってフーケは声をかけた。 「……気付いたか。流石は『土くれ』」 暗闇が揺らめく。答えが返ってくる。 予想通り男の声。たが意外と若い声だとフーケは思う。 気付けば、既に気配が近くまで来ていた。暗闇が距離感を惑わせているが、少なくとも普通に声の届く位置に男が居る。 痺れるような恐怖をフーケは感じる――悪態など死を目前にした自棄でしかない。 それは相手に伝わっているだろうか。 土のトライアングルのメイジであり、盗人として巷を騒がせたフーケは、壁や床の軋みにはひどく敏い。 だが男は、声が届く程の距離に至るまで、フーケに気付かせなかった。 闇の中とはいえ相手の気配の絶ち方は一流――理想でも現実でもなく悲観が当たった。 メイジならばトライアングル以上だろう。あるいは平民であるが故に技を練り上げた暗殺者かもしれない――どちらにせよ最悪。 「なら、面白いことをしないか?」 面白がるような声。嬲る気か、このフーケ様を。 噛み付くか。諦めるか。痛みの少ない後者にしておけと心の闇が囁く――却下。 「あんたは、身動きのとれない女じゃないと相手にできないのかい? とんだ臆病者だね。わたしは紳士以外はお断りさ」 肩をすくめるような気配がフーケに伝わる。だが、怒りの気配は伝わってこない。 ほんの僅かな沈黙が、途方も無く長い。 「……ああ、勘違いしてるなら訂正するけど、あんたに恨みがあって来たわけじゃあないし、 どこぞの金持ちに雇われて口封じに来たわけでもない」 「だったらせめて、女性の部屋に入るときくらいはノックくらいするんだね」 「……それもそうだな。忘れてた」 虚脱するほどの安堵――相手は割と馬鹿だ。 そして素朴な疑問をフーケは感じる。 「あんた、一体何者だい」 「……ここで話しても良いけど、大分長くなっちまう。立ち話は外でしたいな、マチルダさん」 「なんだって?」 捨てたはずの自分の名前。それを知る者は限りなく少ないはずであった。 少なくとも牢破りなど危ない橋を渡る人間の中には、決して存在しないはずである。 「アルビオンのウェールズ。俺は、その男から奪いたいものがある」 「……命かい?」 恨みを利用して殺し屋に仕立てるつもりか。そうフーケは訝しむ。 それなら所詮使い捨ての手駒だ。警戒に警戒を重ねなければ、今以上の最悪が待っているに過ぎない。 だが、相手の男はそれを否定した。 「いや、違う。もう一度、怪盗らしい仕事をしてみないか?」 「……盗みで間違いないんだろうね?」 「そうだ」 「私が必要? 縄についた私が?」 「そう。お前の知識と能力が要る」 男は頷く。少なくとも、見る限りでは嘘の色は無い。 フーケはようやくの安堵の溜息をつく。 「……最近は、ことごとく勘が外れるよ。盗人にゃ何より大事なんだけどね」 「どんな風に?」 「盗めると思ったものが盗めずに捕まっちまう。逆に、死ぬと思ったら、どうやらそんなこともなさそうだ」 自嘲気味にフーケは笑う。 「来るか」 「そうするわ。……覚悟したつもりだけど、やっぱり死ぬのは嫌だからね」 「無駄死になんて、するもんじゃないさ」 男はフーケの肯定を受け取り、牢に近づく。 暗闇に馴れたフーケの目に、男の姿が移る。闇に紛れるためか黒いローブを目深に羽織っている。顔はまだよく見えない。 そして男の右手が滑らかに動く。愛撫のような滑らかな手つき。 金属の擦れる微かな響きがフーケの耳に届く。 気付けば固定化されたはずの錠前が真っ二つになり、既に男の手はローブの裾に納まっている。 詠唱はしていない。恐らく剣――暗闇とはいえ、抜剣を悟らせないほどの早業。 「開けたぞ。お前の服と荷物は取り戻しておいた。……立てるか?」 「今更、紳士ぶるのかい? 似合っちゃいないよ」 「……無駄口は外に出てからだ」 フーケは男の手にした物――服、証拠として押収された盗品、そして愛用の杖――を受け取りつつ、 やや怒りの素振りを見せる男の顔を、間近でよく見る。 やはり若い。そしてこの国では珍しく黒髪黒目だ。 「待った。その前に大事なことを聞くよ。それを聞かない限りは外に出ない」 「……何だ?」 「あんたの名前は?」 「……あだ名や通り名なら幾つかあるけど……まあ良いさ」 男はやや迷う素振りを見せた。だが、フーケの真剣な目つきを見て頷き、名乗る。 「サイトだ。ヒラガ・サイト」 「サイト、ね。……マチルダはもう捨てた名前さ。私のことはフーケと呼びな」 耳慣れない異国の響き。 フーケはその名を心に刻み、チェルノボーグ監獄の暗闇を踏み出す。 フーケは思う。至福の中で闇に叩き落され、だが底に落ちたと思った瞬間に手が差し伸べられる。 この手が悪魔でも構うまい――フーケは男に手を握られ、牢での生活でやや弱った体を助け起こされた。 先の見えぬ暗黒。見知らぬ男の手。 妄想にも似た希望を抱いて、フーケは駆けた。 前ページ次ページ虚無と金の卵
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600 :愛の亡者と金の亡者 第二話:2010/02/02(火) 00 08 29 ID LXAX6lBS 月曜日。 それは俺、因幡白兎が最も調子の良い日である。 丸々一週間働き詰めというのは学生にとっては十分なハードスケジュールだ。仕事に支障が出るくらいには。 バイトだけならまだしも、奨学金で学校に通う為には成績も維持しなければならない。 その為俺の日々の睡眠時間は絶望的なものだ。働き出した頃にはよく体調を崩したりしたものだった。 故に、日曜日は俺にとっての爆睡デイとなっている。 閑話休題。 奨学金制度は有るには有るが、それで他の生徒と特に区別されるということもない。 奨学金で通っている奴があまりいないという現状がそうさせている。だから俺のクラスも特別頭の良い奴が多い、真面目過ぎる、なんてこともなく。 そんな普通のクラスの扉を開けると、中学からの友人が声をかけてきた。 「お早う、ハク。君との朝の清々しい時間を削るのは非常に残念なのだが、課題をみせてくれないかい!」 と、朝一番に聞いた言葉がこんなだったら少々気が滅入るような台詞を吐きやがったのは、友人の花水木水華(はなみずき すいか)という。 中学一年からの親友で、学ランを着ていなければ名前と相まって男とは思えないくらいの容姿をしている。 お前本当は女なんじゃないか?と聞いたことがあるが、『さあ、どうだろうね?』とはぐらかされた。体育の時も予め服を着ているし、中学もこの高校も水泳の授業がない。 まあそれは置いといて。 時々こうやって課題を見せてくれとせがまれたり、一緒にテスト対策を打ったりしている。 「別に構わないが、学食奢れよ」 「ぬ・・・しかたない。良いだろう」 メロンパンという出費が出たから取り戻す気でいたが、まさかこうも早く取り戻せるとは。 「で、課題ってなんだっけかな・・・」 「数学なんだが」 「ちょっと待てよ・・・あったあった、これか」 鞄に入っていたノートを取り出しそれに該当するページを出す。 「合ってるかどうかはわからんけどな」 「そう言って大抵いつも合ってるじゃないか。じゃ、早速写させてもらうよ」 そう言って席に着く。隣なので直ぐに返してもらえることだろう。 普段は水華や他の奴らと話しているが、あいつらはまだ来ていないし水華も写しに必死だ。俺は朝のホームルームまで、机に突っ伏してそのまま眠りについた。 601 :愛の亡者と金の亡者 第二話:2010/02/02(火) 00 23 37 ID LXAX6lBS 朝のホームルームが終わり、一限目の授業に入る。 月曜の最初の授業は、生徒のモチベーションを上げる為、というわけではないのだろうが、俺たちのクラスは体育だ。 つい先日、期末考査が終わったばかりなので、クラスメイトは思いっきり身体を動かしている。 ちなみに、今やっているのはサッカーだ。 「ゴッドハンドォォォォォォ!」 そんな掛け声と共にボールをキャッチしたキーパー。そのうちにゴッドの部分が魔人に変わりそうだ。 「水華ッ、パス!」 水華にパスを渡し走る。 「OK、君からの愛のこもったボール、確かに受け取ったよ!」 容姿が完全に女の子なだけに、そんな台詞を言われるとドキリとするだろうが。 「行くぞ、疾風ダッシュ!」 驚くことに、迫り来る相手選手をどんどんと抜いていく。さっきのキーパーといい、まるで某超次元サッカーではないか。 まあ、かく言う俺も、それに相手チームも言えた事ではないのだが。 激しい接戦の末、最後のロスタイムで水華が、まるで炎を纏ったかのようなシュートを空中でグルグル回りながら決め、試合は終了。 最後はお互いの健闘を称えあい、月曜日の最初の授業からクライマックスな熱気を放っていた。 602 :愛の亡者と金の亡者 第二話:2010/02/02(火) 00 47 20 ID LXAX6lBS その後の授業は特筆することもなく、平和に時間が過ぎて行った。 ちなみに俺が食堂で奢ってもらったものは特に高くもない、無難な牛丼だったが、なんか癪なのでキムチもつけた。まあ値段はさして変らなかったが。 「じゃあね、ハク」 そう言って俺のアパートの前で別れる。 俺の住むアパートは学校に程近く、少々ボロいが風呂、トイレ完備で家賃二万五千円という家計に優しいお値段だ。 そんなアパートの奥の部屋に入り、洗濯物を取り込んで素早く畳んでから着替えを済ませ、鍵を掛けて外に出る。 今日のバイト先はネットカフェだ。朝の四時までは帰れない。 「おーい、はーくとー!」 バイト先への道を歩く俺を、そんな間の抜けた声が呼び止めた。 振り返ると、この近くの小中一環の学校の制服を着た少女がこっちに駆けてくる。 彼女の名前は木上瑪瑙(きのうえ めのう)。 彼女は孤児院からの付き合いで、運良く近くの家に引き取られた数少ない旧知の仲だ。 「あれれ、白兎今日もアルバイト?」 「ああ、お前は今帰りか?」 「ん、今日は部活がないからね」 「そうか。確か・・・テニス、だったよな。頑張れよ」 そう言うと、瑪瑙は笑顔で頷いた。 「あ、そう言や、珊瑚(さんご)は元気か?お前が小五だから・・・あいつは今は中三か」 「珊瑚お姉ちゃん?」 珊瑚とは、瑪瑙の実の姉貴だ。家庭の事情で預けられたっきり、両親からは一切の連絡が来なくなった。 まあ今はそんなことはいい。 何故か、その珊瑚の話題を出すと、少し表情が陰った気がした。 「うん、元気だよ・・・」 「そうか。・・・ってヤバイ、じゃあ俺はもう行くぞ。また今度な」 「あ、うん、またね・・・」 そう言って別れ、俺はバイト先へと走った。 「また今度、絶対・・・ね」
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7月発売ゲーム 7/1 PS2 スカーレッドライダーゼクス レッド・エンタテインメント カテゴリー 恋愛アドベンチャー CERO『B』 備考 7/1 PSP 華ヤカ哉、我ガ一族 オトメイト カテゴリー 女性向恋愛AVG CERO『C』 備考 7/8 DS 牧場物語 ふたごの村 マーベラスエンターテインメント カテゴリー ほのぼの生活ゲーム CERO『A』 備考 7/16 Win STEAL! 通常版 Spray カテゴリー ■BL■ 18禁 備考 ◆こちらのゲームは18歳未満の方はご遠慮ください◆ 7/29 PSP S.Y.K ~新説西遊記~ ポータブル オトメイト カテゴリー 天竺道中恋愛AVG CERO『B』 備考 7/29 DS 好きです鈴木くん!! 4人の鈴木くん?? オトメイト カテゴリー 女性向けAVG CERO『A』 備考 7/29 PSP TAKUYO MIX BOX ~ファースト アニバーサリー~ TAKUYO カテゴリー ミニゲーム集 CERO『B』 備考 7/29 PS2 夏空のモノローグ オトメイト カテゴリー 夏色タイムループAVG CERO『B』 備考 7/31 Win 魔法使いとご主人様 New Ground ~Wizard and The Master~ QuinRose カテゴリー ファンタジー・恋愛アドベンチャーゲーム 全年齢対象 備考 8月発売ゲーム 8/5 PSP STORM LOVER D3PUBLISHERS カテゴリー 恋愛ADV CERO『B』 備考 8/19 PSP 真・翡翠の雫 緋色の欠片2 ポータブル オトメイト カテゴリー 女性向け恋愛AVG CERO『B』 備考 8/26 PSP 二世の契り オトメイト カテゴリー 女性向け恋愛AVG CERO『B』 備考 8/26 PSP 薄桜鬼 随想録 ポータブル オトメイト カテゴリー 女性向け恋愛AVG CERO『B』 備考 ツインパックはPSP版『薄桜鬼 ポータブル』とPSP版『薄桜鬼 随想録 ポータブル』が同梱されたセット商品です 8/27 Win 月ノ光 太陽ノ影&AnotherMoon リパッケージ版 aromarie カテゴリー ADV 18禁 備考 ◆こちらのゲームは18歳未満の方はご遠慮ください◆ 8/27 Win 熱砂ノ楽園 Vivid Color カテゴリー ■BL■ 18禁 備考 ◆こちらのゲームは18歳未満の方はご遠慮ください◆ 8/27 Win 紅色天井艶妖綺譚 藍丸捕物帳 LoveDelivery カテゴリー ■BL■ 18禁 備考 ◆こちらのゲームは18歳未満の方はご遠慮ください◆ 9月発売ゲーム 9/9 PSP VitaminX Evolution Plus D3PUBLISHER カテゴリー コミカル恋愛ADV CERO『B』 備考 9/22 PSP 花帰葬 PSP版 PROTOTYPE カテゴリー ■BL■ ビジュアルアドベンチャー CERO『B』 備考 9/30 PSP Starry☆Sky ~in Summer~ PSPエディション honeybee カテゴリー 一条の流星が如し矢を解き放つ青春いっぱいアドベンチャー CERO『B』 備考 9/30 PSP ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承 ポータブル オトメイト カテゴリー 女性向け恋愛AVG CERO『B』 備考 10月発売ゲーム 10/7 DS 天下一★戦国LOVERS DS ロケットカンパニー カテゴリー 大河系恋愛アドベンチャー CERO『D』 備考 10/28 PS2 薄桜鬼 黎明録 オトメイト カテゴリー 女性向け幕末ドラマティックAVG CERO『C』 備考 10/28 PS2 裏切りは僕の名前を知っている -黄昏に堕ちた祈り- 角川書店 カテゴリー アドベンチャー CERO『A』 備考 10/28 PSP Lucian Bee s EVIL VIOLET PSP版 5pb. カテゴリー Dangerous Love ADV CERO『B』 備考 10/28 PSP Lucian Bee s JUSTICE YELLOW 5pb. カテゴリー Passionate Love ADV CERO『B』 備考 10/28 PSP LucianBee s -RESURRECTION SUPERNOVA- 5pb. カテゴリー ダメ男ダサ男改造AVG CERO『B』 備考 10/28 PSP LucianBee s TRILOGY BOX 5pb. カテゴリー ダメ男ダサ男改造AVG CERO『B』 備考 『LucianBee s TRILOGY BOX』はPSP版の『LucianBee s -RESURRECTION SUPERNOVA-』、『Lucian Bee s EVIL VIOLET』、『Lucian Bee s JUSTICE YELLOW』の3タイトルが同梱されたものです 11月発売ゲーム 11/3 Win Happy☆Magic! ポニーキャニオン カテゴリー 恋活アドベンチャーゲーム 全年齢対象 備考 11/11 PSP カエル畑DEつかまえて☆彡 ポータブル TAKUYO カテゴリー 学園それなりに恋愛アドベンチャー CERO『B』 備考 11/11 PSP 恋愛番長 命短し、恋せよ乙女! LOVE is POWER !!! オトメイト カテゴリー 女性向け恋愛AVG CERO『B』 備考 11/25 PSP 維新恋華 龍馬外伝 D3PUBLISHERS カテゴリー 恋愛アドベンチャー CERO『C』 備考 通常版は初回生産版終了後に発売。価格は同一になります 11/25 PS2 CLOCK ZERO ~終焉の一秒~ オトメイト カテゴリー 君と壊れた世界を生きるAVG CERO『B』 備考 11/25 PS2 PANDORA ~君の名前を僕は知る~ オトメイト カテゴリー 女性向けADV CERO『B』 備考 11/25 PSP 雅恋 ~MIYAKOI~ オトメイト×サンクチュアリ カテゴリー 平安絵巻恋愛アドベンチャー CERO『B』 11/26 Win あすか! ~僕ら星灯高校野球団~ まどか カテゴリー 野球恋愛アドベンチャー 全年齢対象 備考 12月発売予定ゲーム 12/2 PSP ワンド オブ フォーチュン ~未来へのプロローグ~ ポータブル オトメイト カテゴリー 恋も魔法も頑張る学園AVG CERO『B』 備考 12/4 Win 黒と金の開かない鍵。 little cheese カテゴリー AVG 18禁 備考 ◆こちらのゲームは18歳未満の方はご遠慮ください◆ 12/9 PS2 アーメン・ノワール オトメイト カテゴリー 絶望の都市で戦うADV CERO『B』 備考 12/10 Win Starry☆Sky ~After Spring~ honeybee カテゴリー アドベンチャーゲーム 全年齢対象 備考 12/16 PSP カヌチ 二つの翼 オトメイト カテゴリー 女性向け恋愛ADV CERO『B』 備考 12/16 PS2 クリムゾン・エンパイア ~Circumstance to serve a noble~ PS2版 QuinRose カテゴリー ファンタジー・恋愛アドベンチャーゲーム CERO『C』 備考 12/22 PSP Starry☆Sky ~in Autumn~ PSPエディション honeybee カテゴリー 恋も葉も大人に色づく一筋縄じゃいかないアドベンチャー CERO未定 備考 12/22 PSP 薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク PSP版 Quinrose カテゴリー ■BL■ ミステリアスボーイズラブアドベンチャー CERO『C』 備考 12/22 PSP 遙かなる時空の中で4 愛蔵版 KOEI カテゴリー アドベンチャーゲーム CERO『B』 備考 12/23 PSP うたの☆プリンスさまっ♪ -Amazing Aria- ブロッコリー カテゴリー キスよりすごい音楽をアンコールだよADV CERO『C』 備考 12/23 PSP 咎狗の血 True Blood Portable 角川書店 カテゴリー ■BL■ True Blood ADV CERO『C』 備考 12/24 Win コイビト遊戯 DVD版 PIL/SLASH カテゴリー ■BL■ AVG 18禁 備考 ◆こちらのゲームは18歳未満の方はご遠慮ください◆ 12/24 Win マスカレード DVD版 PIL/SLASH カテゴリー ■BL■ AVG 18禁 備考 ◆こちらのゲームは18歳未満の方はご遠慮ください◆ 12/28 PS2 カエル畑DEつかまえて☆彡夏 ~千木良参戦!~ TAKUYO カテゴリー 魔訶不思議恋愛アドベンチャー CERO『B』 備考