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魔王アモン シークレットレア 必要魔力 20 近距離 俺嫁→ 攻撃 防御 TOTAL 親愛度MAX 4896 6817 11713 8000 誕生日 12月27日 身長 120cm 体重 22kg 3サイズ スキル 報復効果 ダメージを受けた時、その一部を相手にも与える強化後スキル 魔王の仕返効果 ダメージを受けた時、その一部を相手にも与えて近距離耐性をdownさせる 親愛度 コメント 低 アタシはこわーい怖い魔王なんだもん!ち、ちっちゃくなんかないもんっ!!んも〜っうるさいうるさいうるさい!!…ワプッ!いてて…マント踏んづけて転んじゃった…マントもうボロボロ… 中 木や花は水やりで大きくなるでしょ?アタシも毎日水浴びしてるからもうすぐおっきくなるんだもん!今はこの鎧ブカブカだけど、もう少ししたらピッタリになるもんっ! 高 みんながアタシのこと、チビ魔王ってバカにする…でもアンタはアタシのことバカにしないね。アタシはこわーい怖い魔王だけど優しい人は大好きだもん!アンタはアタシのお気に入りだもん♪ 嫁 アンタは人間だけどアンタのことは大好きだもんっ♪アタシは偉大で立派な魔王だから、人間にも愛を捧げることができるんだもん!アンタをいじめる悪いヤツがいたらアタシがこてんぱんにとっちめてやるんだもんっ! 親愛度 セリフ 低 アタシは偉大な魔王なんだもん! 世界を混乱に陥れるんだもんっ! 悪魔じゃないもんっ!アタシは魔王なんだもんっ!! マントが大きくて動きづらい… 中 バッ、バカっていうなーっ!! 魔王のアタシに逆らうなんてダメー!! …チビじゃないもん… 1+1は…5…?ま、魔王に算数なんて必要ないもんっ! 高 鎧がずり落ちてきちゃう… ワッ!!…イテテ…また転んじゃった… リーダーとしてみんなを率いるもんっ! さっきいっぱいゴハン食べたからもうすぐ大きくなるもんっ♪ 嫁 アンタは特別な人間だもんっ♪ アンタの望むことなら何でもしてやるもんっ! いっぱいチューしてほしいもんっ♪ チューすると赤ちゃんができるんだもんっ! スキンシップ後 朝 まだねむいよ〜…朝は苦手だもん…あと5時間寝かせて… 夜 魔王は夜に活動するんだもんっ!…ふぁ〜…まぶたが落ちてきちゃったよ〜… なでなで こ、子供じゃないもん!でもなでなでは気持ちいいんだもん…!やっぱもっとするんだもん! その他 誕生日 …チビじゃないもん!…たっ、誕生日?あ…ありがと… バレンタインの思い出 ちょ、チョコ美味しかった?美味しかった?ホントにホントだよね?うん、しっかり作った甲斐があったよ♪あ、まだ余ってるみたいだね、アタシあまり味見してないから少し欲しいなって…ちょっと、何で上に持ち上げるのよ、届かないじゃないっ!ち、ちっちゃくないもん!! 親愛嫁 アンタは人間だけどアンタのことは大好きだもんっ♪アタシは偉大で立派な魔王だから、人間にも愛を捧げることができるんだもん!アンタをいじめる悪いヤツがいたらアタシがこてんぱんにとっちめてやるんだもんっ! -- 名無しさん (2013-05-10 16 04 29) 親愛嫁セリフ1 アンタは特別な人間だもんっ♪ -- 名無しさん (2013-05-10 16 07 11) 親愛嫁セリフ2 アンタの望むことなら何でもしてやるもんっ! -- 名無しさん (2013-05-10 16 09 40) 親愛嫁セリフ3 いっぱいチューしてほしいもんっ♪ -- 名無しさん (2013-05-10 16 11 40) 親愛嫁セリフ4 チューすると赤ちゃんができるんだもんっ! -- 名無しさん (2013-05-10 16 14 01) 親愛中:木や花は水やりで大きくなるでしょ?アタシも毎日水浴びしてるからもうすぐおっきくなるんだもん!今はこの鎧ブカブカだけど、もう少ししたらピッタリになるもんっ! -- 名無しさん (2013-05-11 22 39 01) 親愛中セリフ1:バッ、バカって言うなーっ!! -- 名無しさん (2013-05-11 22 39 45) 親愛中セリフ2:魔王のアタシに逆らうなんてダメー!! -- 名無しさん (2013-05-11 22 40 15) 親愛中セリフ3:…チビじゃないもん… -- 名無しさん (2013-05-11 22 40 54) 親愛中セリフ4:1+1は…5…?ま、魔王に算数なんて必要ないもんっ! -- 名無しさん (2013-05-11 22 42 19) 名無しさんセリフ情報提供ありがとうです。編集しました。間違ってたら修正お願いします(汗) -- chapel (2013-05-15 21 50 58) こ、子供じゃないもん!でもなでなでは気持ちいいんだもん…!やっぱもっとするんだもん! -- なでなで (2013-10-28 20 02 35) スキンシップ朝:まだねむいよ~…朝は苦手だもん…あと5時間寝かせて… -- 名無しさん (2014-12-27 06 03 48) 誕生日:…チビじゃないもん!…たっ、誕生日?あ…ありがと… -- 名無しさん (2014-12-27 06 04 13) 名前 コメント
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魔王 暗闇浮かぶ豪華なパイプオルガンの前に、茶色のコートを着た、黒い髪が眼元まで届く陰気な男がシューベルト作『魔王』を奏でていた。 ただ陰気な場所に、神崎は右手で馬の疾走を表現し、左手で忍び寄る魔王を不気味に演出していた。 音楽がいっそう激しさを増し、神崎は今回のライダーバトルに思いを馳せる。 彼は自分の妹である優衣を救うためにはこの方法以外なかった。多くの命より、強い生命を精製する。 そのために、最後は自分が勝者となった。幾つもの命を犠牲に、彼は優衣に命を与えようとした。 だが結果は同じ。優衣は、毎回新しい命を拒んだのだ。 もはや、ライダーバトルを幾千、幾万繰り返したか分からない。 悠久の時を経て、神崎は自分の知った平行世界の人間を連れ出す準備をする。 十二人で駄目なら、五十二人の命を精製し、優衣でも拒めないほど強烈な力で、無理矢理命を与える。 それしか手段は無いと、縋るような思いで神崎は新たな戦いを決意したのだ。 そのうち、渡り歩いた時空の中、今にも消えそうな空間を発見した。 彼が参加者として選んだ、太陽の子と名乗る男が滅ぼした世界の一部だと気がついた。 自分の力をもってしても、一週間と少しの世界。多少のアレンジを加え、この地を舞台とした。 逃げ場の無いこの空間。終わるには勝利しか与えない。 この空間には一つ問題があった。鏡の世界でしか生きれない自らの身だと、この時空に干渉できる時間がごく僅かだったことだ。 その影響はミラーモンスターにも現れている。 本来なら現実世界で十分近く存在できるはずのモンスターたちが、一分程度しか存在できない。 もっとも、自分がこの世界に降り立つことはできる。異世界の技術の結晶、首輪がその鍵だ。 この首輪はリュウガへとつけたところ、その存在を空間へと定着させた。 彼と同じ存在である自分なら、首輪さえつければあの舞台へと行けるだろう。 だがその瞬間、力が制限され、空間は崩壊する。 間抜けな話だ。どうしても、首輪は存在を異世界に定着させると同時に、力をある程度奪ってしまう。 この機能は二つで一つ。神崎の技術力をもってしても切り離すことはできなかった。 結局、自らが選んだ参加者なら戦いに干渉し、わざわざ促進させる必要はないと判断するしかなかった。 ライダーバトルと同じく最後の一人になることでしか希望を紡げぬ者。 闘争を追い求め続ける者。 復讐を胸に秘める者。 この場に大切な存在がいる者。 ……そして、何の力も持たぬ者。 無力な彼らを参加させるのは僅かに躊躇があったが、他の参加者を戦いへと促せる生贄として放り込む。 いざという時のため、切り札を二枚仕込んだ。 着々と冷酷な殺し合いの準備を進める神崎の姿は、『魔王』そのものだった。 選定が終わり、彼は一つの世界へ降り立った。 隕石が落ち、荒廃した土地。しかし、時空に何らかの干渉があったのか、崩壊寸前だ。 神崎はこの空間から参加者を集めるのを諦め、殺し合いに使う道具を回収するのにとどめた。 右手にあるのは銀のライダーブレスとドレイクグリップ。いずれも強力な武器だ。 その土地を去り、近い時空にほぼ同じ人物がいる世界が存在するため、参加者はそこから集めることにした。 無力な少女を呼び寄せる。少女の無防備な姿に、妹の優衣を思い出すが、心を鬼にして連れ出す。 暗い空間に、時が止まった少女を支えて神崎が佇む。 その胸中に広がるのは、暗闇か、容赦なき煉獄の炎か。 彼女を横たえ、せめて僅かな間でも兄であろう男のそばに置こうと思った。 突如、空間に静かでいながら甲高い足音が響いた。 「お婆ちゃんが言っていた。不味い飯屋と悪の栄えたためしは無いとな」 現れたのは、端正な顔立ちと豊かで癖の強い黒髪を持つ、長身痩躯の男。 後ろで日下部ひよりの傍にいる、時を止められた男と同じ顔をしている。 参加者の一人で、今連れ去ったはずの天道総司であった。 もちろん、神崎は平行世界の彼であることは気づいた。 問題は、どうやってここまで来れたかである。 こちらの考えを察したのだろう。天道は口を開き始めた。 「ハイパーゼクターは時空を超える。時空を操れるのはお前だけでは無い」 「……なるほどな。あの世界が消えかけたのは、お前の仕業か」 「ああ。ちゃぶ台をひっくり返した罰だ。お前と同じ、時空を彷徨うだけ。 お婆ちゃんが食事時に粗相をしたときは罰が当たるといっていたが、その通りだ。だが、それも妹を守るためなら悪くは無い」 天を割り、カブトゼクターが天道の右手に錐揉みしながら収まる。 カブトゼクターの角を天に指し、掴んだ右手を左肩まで持ってくる。 「変身」 呟くと同時に、天道が腰に巻いた銀に輝くベルトへと、カブトゼクターをセットした。 ――HENSIN―― 戦いを告げる電子音のゴングが鳴り響く。 六角形の金属片が銀と赤の装甲を精製して、青の単眼を持つ屈強な戦士が顕在する。 「キャストオフ」 ――Cast Off―― 銀の装甲が飛び散り、神崎の傍をかなりの速度で通り過ぎる。 顎よりせり上がる角が単眼を複眼へと変えた。 ――Change Beetle―― 力強い双眸を向ける、紅のカブトムシを模した戦士が天へと手を掲げる。 その手には銀のカブトムシを模したゼクターがあった。 左腰へとセットし、前へ向けていた角を、ゼクターを回転させ天に向けさせる。 角を倒し、最強への呼び声を静かに告げた。 「ハイパーキャストオフ」 ――Hyper Cast off―― 紅の戦士に新たな装甲が精製される。 頭と胸に銀の装甲が生まれ、角がボリュームを増し、胸の銀の装甲にカブトムシの角を模したアーマーが作られた。 ――Change Hyper Beetle―― 神崎の目の前で、ゆっくりと天を指差す。 「かかってこい。俺が正義だ」 厳かに告げる戦士の威圧に、神崎は僅かに体が押された錯覚を起こした。 目の前の男は、只者ではない。神崎は対抗するため、金の男を呼び寄せた。 「出番だ」 神崎が呟くのが聞こえる。 カブトは、突如現れた金のライダーに僅かに驚く。 だが、時空を操るこの男のこと、無力だとは思っていない。 「私は十三人目の仮面ライダー、オーディン。いや、このたびは五十三人目の仮面ライダーだ。 修正が必要になったようだな」 「オーディン、戦いの神を名乗るのか。俺は天の道を行き、総てを司る男。 相手にとって不足は無い」 鳥を模した杖を左手に、腕を組む金のライダー。 その威圧感に真っ向から対抗する。 お互いの隙を探して場が凍りつく。 一瞬にも、数時間にも感じる時間が流れた。 「フンッ」 オーディンの掛け声とともに、金の羽が舞い散る。 姿が掻き消え、カブトは後ろに気配を感じ、振り向きざまに顔を庇うように右腕を上げる。 重い衝撃が右腕と身体を貫き、たたらを踏む。 「今のを防ぐか」 「当然だ。この程度、天の道を行く者には容易い」 強がるものの、カブトの右腕は衝撃で痺れていた。 数十トンの攻撃にも耐えれる装甲が歪んでいる。 これほど強烈な攻撃は、ハイパーフォームになる前にくらったコーカサスの攻撃以来だ。 再び、金の羽が舞い、オーディンが姿を消す。 死角より拳が迫り、カブトは辛うじて身を捻って急所を外すが、吹き飛ばされ、地面を転がった。 そのカブトに、オーディンが姿を現して踏み潰さんとする。 その足を掴んで、跳ね上がってオーディンに拳を叩き込もうとする。 だが、オーディンは金の羽を残して姿消し、カブトの背後に現れ、拳の甲を叩きつけた。 カブトは壁に叩きつけられ、足がふらつく。強敵を目の前に、静かに闘志を燃やしていった。 「どうした? 私に手も足も出ないようだが?」 「なに、どの程度か見極めていただけだ。今からお前に俺が攻撃をくらわせる。 キサマはなす術も無く地に伏せるだろう」 「ほざくな」 再度姿を消えそうとするオーディンを目の前に、カブトはハイパーゼクターのボタンを叩いた。 「ハイパークロックアップ」 ――Hyper Clock Up―― 腕と足と胸の装甲が開き、金の輝きが暗闇を照らす。 背中より開いた装甲から、タキオン粒子が羽をかたどるようにエネルギーを形成し、時の流れを凍りつかせる。 羽を精製する前で、時の流れを遅くされたオーディンに、カブトは渾身の拳を叩き込む。 遅々として進むオーディンへ、回し蹴りを側頭部に当て、逆回しに裏拳をかます。 右腕がオーディンに当たる感触を感じながら、左手でハイパーゼクターの角を倒しカブトゼクターのボタンを押す。 ――Maximum Rider Power―― ――One―― オーディンの金の胸部アーマーに拳の連撃を六度続け、装甲を歪ませた。 無防備の腹に、中段蹴りを当てる。 ――Two―― 顎にアッパーカット気味の拳を打ち上げ、身体を浮かしたオーディンに身体を独楽のように回して蹴り飛ばす。 壁へ敵がひびを作り、埋め込まれるのが見える。 ――Three―― オーディンを掴んで宙へ放り投げる。 凍りつき、流れの遅い時は格好の標的を作り上げた。 「ハイパー……キック!」 カブトゼクターの角を反転させ、戻す。 タキオン粒子のエネルギーが稲妻を模して、カブトゼクターからカブトの角へと流れる。 ――Rider Kick―― カブトは地を蹴って天へと身体を躍らせる。 タキオン粒子の羽が更に加速させ、己が身を矢と化し、オーディンの身体を貫かんと唸りを上げる。 足の裏にオーディンの胸部アーマーを砕く感触を感じた。 金の破片が宙にいくつも飛び散り、カブトが時を支配する時間の終わりを告げる電子音が告げられた。 ――Hyper Clock Over―― 同時に、稲妻が轟いたような轟音を上げ、オーディンが勢いよく吹き飛ぶ。 金の破片が地面に乾いた音を立てて落ち、敵は壁を崩して瓦礫に埋もれる。 破壊の音が響く中、カブトは神崎へと向き直る。 「オーディンは倒した。後はお前だけだ」 だが、神崎は表情を変えない。 むしろ、余裕な態度に見え、怪訝に思う。 ――TIMEVENT―― 電子音が響き、瓦礫が宙へ浮き、元の壁へと吸い込まれ、ひびを無くしていく。 己の行動も、カブトゼクターの電子音も、逆回しになっていく。 ――Hyper Clock Over―― オーディンに当てていた蹴りが離れ、地面へと下り戻る。 ――Rider Kick―― カブトゼクターの角が、稲妻を頭からベルトへと走らせながら、元の位置へと戻る。 ――Three―― 三個目のボタンから指が離れ、宙を舞うオーディンが壁に戻る。 ――Two―― 二個目のボタンから指が離れ、体が独楽のように逆回転する。 ――One―― 一個目のボタンから指が離れ、歪んでいたオーディンの装甲が、修復する。 ――Maximum Rider Power―― 倒れていたハイパーゼクターの角が戻り、回し蹴りが逆回転して、元の位置へと戻る。 ――Hyper Clock Up―― 最後に、ハイパーゼクターのボタンからカブトの手が離れた。 「ハイパークロッ……」 「ムンッ!」 オーディンが手をかざし、金の羽が襲い掛かって、火花を散らす。 「クッ!」 ハイパーゼクターを叩こうとして中断され、カブトは歯噛みする。 相手が、時間を巻き戻したのを悟ったのだ。 「お前……時間を巻き戻したな」 「これで理解しただろう。お前は私には勝てない」 「そいつはどうかな? 俺は天の道を行き、総てを司る男。時を司ることくらい、造作もない」 「ほざけ。『時空』を渡ることはできても、『時』を操ることはできまい」 オーディンがベルトのカードデッキから、カードを取り出すのが見える。 (おそらく、俺がハイパーフォームになる前まで時を戻すつもりなのだろう) 鳥を模した杖に、カードをセットして電子音を暗闇に響かせた。 ――TIMEVENT―― 再び、時が巻き戻り、カブトがハイパーゼクターをつける前まで戻ろうと…… 「ハイパークロックアップ」 ――Hyper Clock Up―― しなかった。 オーディンは目の前でカードを掲げている。 「キサマ! 何をした!!」 「お前が時を三秒戻した時点で、俺が時を戻しなおした。お前が、カードをセットする前にな。 ついでに、近寄らせてもらった」 カブトは拳を固め、腰を落とす。 最大限まで溜め、信念を弾丸に拳の嵐をオーディンに叩き込む。 再び無傷だった金の装甲が、破片を飛び散らせる。 ひびの入った胸部へ、蹴りを放ち吹き飛ばす。 柱を倒して、オーディンは地に伏せた。 「ヌゥ……」 「言ったはずだ。キサマはなす術も無く地に伏せるとな」 悠然と告げる。その姿は、第三者が見れば、まさに孤高を表現した気高き姿だっただろう。 天の道を行き、総てを司る男。彼はオーディンと神崎に、神のごとき己が姿を焼き付けた。 (こいつ……) オーディンは、かつてない強敵に身体を震わせた。 もっとも、それは恐怖からではない。 修正を果たせない自分に憤っているのだ。 オーディンは神崎の木偶でしかないと、秋山蓮が言っていた。 しかし、オーディンはもはや神崎そのものである。 優衣を救うために存在し、優衣を救うため戦い、優衣を救うために時を操る。 神崎の理想と執念の詰まった存在。たった一人のための仮面ライダー。 ゆえに今は負けることは許されない。否、今は負ける事を許さない。 ここがいつもの場所なら、負けたところで新たな身体を得ればいいだけだ。 しかし、今は違う。さすがのオーディンも、敗れてすぐ復活することは不可能だ。 ここでの負けは、最愛の人を救うことができなくなってしまう。 (彼女を救うためなら、他に何もいらない。彼女を救うためなら、鬼にでも神にでもなる) (そうだ、オーディン。俺たちは、優衣のために……) 黄金の仮面ライダーが立ち上がる。 最早、身体はひび割れた装甲に覆われ、杖を持つ手は震えていても、闘志に一片の曇りも無い。 鳥を模した黄金の仮面は、静かな炎を瞳に宿して、カブトを睨みつける。 「私は……私たちは、妹のための、妹のためだけの! ヒーローだ! 仮面ライダーだ!! こんなところで……負けはせぬ!!」 オーディンと神崎は吠え、ベルトからカードを取り出し、バイザーに収める。 ――SWORDVENT―― 天より黄金の、二振りの剣が降り、オーディンは両手でそれぞれを掴む。 カブトに向かって構えるその様は鬼気迫っていた。 「ヌォ!!」 金の羽を残して、カブトの背後から上段に振りかぶり、降ろす。 だがその攻撃は、厚さ一メートルはある鉄の柱を切り裂いただけだった。 「お前の動きは見切っている」 紙一重でかわしたカブトが、オーディンの腹にカウンター気味に拳を叩き込む。 血を吐きながら、オーディンは自分が仮面の下で、ニヤリとした気がした。 錯覚である事を自覚しながら、カブトの腕を掴む。 「知っている。だから、この時を狙ったのだ」 「ッ……!」 右手の金の剣が、伝説のヒヒイロカネの装甲を紙のように切り裂く。 カブトの胸から、血が吹き上がり、オーディンの仮面を赤に染めた。 「クッ……」 敵の空いている左拳が、オーディンの頭に数トンの衝撃を与え、脳を激しく揺さぶった。 二度、三度同じ攻撃を繰り返される。 だが、その場を退くつもりなど、彼には無かった。 拳を顎に、頭にくらいながらも、オーディンは更に間合いを詰めた。 吐息がかかる距離まで近付き、アッパーをカブトの顎へと叩きつける。 敵の体が宙を舞い、鉄の天井を砕いてボトッと落ちる。 同時に、オーディンも膝をつく。さすがに、まともに拳をくらえばただでは済むはずが無かった。 執念だけで足腰に力を入れる。すでにカブトは立ち上がっていた。 「哀れな奴だ。お前の行動は、妹を悲しませるだけにすぎない」 「それでも、やらねばならない。例え悲しませても、救うにはその道しかない」 「それが哀れだというんだ。兄なら、男なら総てを救ってみせろ」 「キサマはどうなのだ? 妹は、私たちの手にある」 「フッ、愚問だな。俺は天の道を行き、総てを司る男。 妹だけでなく、人間からアメンボまで、そして世界を救う男だ!」 「そのボロボロの身体で、守るだと?」 カブトは無言で天に指を指した。その心の強さに、三枚のカードを引き抜くことで応える。 バイザーにカードをセットにするのと、ハイパーゼクターの角を倒す行動が、同時に行われた。 ――Maximum Rider Power―― カシャッと音を立て、バイザーが閉じると、敵がボタンを三つ押す。 ――One―― ――Two―― ――Three―― バイザーがカードを読み込み、電子音を発生させる。 カブトは、カブトゼクターの角を反転後元に戻した。 「ハイパーキック」 ――FINALVENT―― ――Rider Kick―― 炎を纏った黄金の不死鳥が、オーディンの背後へ召還される。身体を浮かし、金の鳥と並ぶ。 カブトは、腰を落として溜めを作っている。 「うぉおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」 「ぬぅぅぅぉぉおぉぉぉぉ!!」 男たちの雄叫びが重なる。 オーディンは金の光を、破壊をもたらすために放った。 光がダイナマイトの爆発にも耐える鉄の壁を砕きながら、カブトへと迫る。 カブトは、地を駆け、稲妻に似たエネルギーを纏った飛び蹴りを放つ。 金の光と、紅い閃光がぶつかり、お互いを破壊するため迫り続ける。 全力と全力のぶつかり合い。戦いの神の名を持つ男と、天の道を行く名を持つ男の戦いは、まさに互角だった。 その拮抗を破るために、オーディンの背後へ神崎が立った。 彼の手には、日下部ひよりが存在している。 「天道総司。キサマの妹の命が惜しければ、その蹴りを収めろ。 キサマが勝てば、妹は俺たちとともに吹き飛ぶ」 陳腐だが、効果的な手だ。 事実、カブトは動揺を…… 「その程度、考えないわけが無いだろう」 していなかった。もっとも、それくらいでなくては参加者として選んだ甲斐も無い。 次に彼がするであろう行動は目星がついている。対策も、先程ヒントをもらった。 「ハイパークロックアップ!」 僅かに焦った声で時を操る言葉を告げ、ハイパーゼクターのボタンを叩く。 妹を人質にとったのは、無駄ではないらしい。オーディンたちはカブトに、少しだけ共感をする。 ――Hyper Clock Up―― 電子音が、銀色のゼクターから発せられた。 時が遡り、オーディンがカードを収める前に…… ――TIMEVENT―― 戻らなかった。再び、時は神崎が背後に立つところで止まる。 「なにっ!」 「三秒の時点で時を巻き戻しなおした。先程の借り、返す!」 ――ADVENT―― オーディンの光の中から、金の不死鳥が現れ、カブトを弾き飛ばす。 無防備となったカブトへ、混沌の光が装甲を破壊し、右手を引きちぎっていく。 決着は、オーディンたちの勝利でついた。 (やられてしまったか。お婆ちゃんが、急いては事を仕損じると言っていたが、その通りだな) 失った右腕の切断面に、焼き鏝を当てられたような痛みが、じわじわと広がっていく。 変身の解けた身体には、無数の傷が走っている。 傷は熱を持ち、皮を剥がしているような痛みが続いている。 体温は失血により、どんどん低くなっている。 自分が助からないことを、天道は悟った。 視線を神崎とオーディンに向ける。 意外にも、神崎はひよりを優しく地面へ降ろしている。 それが済むと、二人は天道の前へ立った。 「終わりだ」 「言われなくても分かっている。だが、ただでは終わらん。ハイパーゼクター!!」 天道の呼び声に応え、ハイパーゼクターが時空の彼方へと消える。 その様子に、神崎は怪訝な表情を浮かべた。 「……何をした?」 「このホールから、あの舞台へとワープさせるのだろう? あの世界はお前のような存在を拒んでいるようだからな。 だから、ここからあの世界へとワープする瞬間、いずれかの参加者の荷物にハイパーゼクターが紛れ込むように指示した」 「キサマ!!」 「お前の失敗は、俺の侵入を許したことと、平行世界の俺を参加者に選んだことだ。 全ての参加者を選び終えたのだろう? どうやら、あの五十二人しか召還できなかったようだな。 時の止まった者を殺しては、キサマの目的、新たな命の精製は行えない。 同じ理由で一定のルール違反を行わなければ、首輪を爆破できない。違うか?」 神崎の歯軋りを、肯定と受け取る。 なにも、天道は神崎の行動を察知してすぐ動いたわけではない。 ある程度、様子を見て動いたのだ。いや、干渉できるタイミングが限られていたため、様子を見るしかできなかった。 その成果が現れたことに、満足する。続けて、ひよりに視線を向ける。 (ひより、すまない。俺は、お前を助けることができなかった。できれば、優しい人間に出会ってくれ。人に絶望しないでくれ。 俺でなくても、お前の傍にいてくれる者は確実にいる) 自愛に満ちた視線を終え、続けて戦友へと視線を移した。 (加賀美。お前は俺が認めた男だ。必ず、ひよりを助け、こいつらに一泡を吹かせてやれ。 それができたら、義弟と認めてやる) 試すような視線を移動し、平行世界の自分へと向ける。 (お前が、天の道を行き、総てを救え。俺が出来なかった事だ。頼む) 最後に、仮面ライダーたちに視線を向ける。 (俺に、力を貸してやってくれ。一人で挑んで、負けた男がここにいるからな。 挫けず、平行世界で俺に見せたように、各々の正義を貫いてくれ) 「遺言は終わったか?」 オーディンが剣を首筋に当てた。 苦しみを短くする結果にしかならないことといい、遺言を待っていることといい、妹に対する扱いといい、意外と人は悪くないのかもしれない。 そんな考えに、馬鹿らしくなり微笑んでしまう。 「なぜ微笑む?」 「お婆ちゃんが言っていた。散り際に微笑まぬものは、生まれ変われないとな」 言い終わると同時に、首が刎ねられ頭が天に舞う。しかし、天道の表情は微笑んでいた。 天の道を行く男は、最期まで天の道を行く。 己が道を信じているがゆえに。 回想が演奏と同時に終わり、ガタックゼクターがハイパーゼクターを運ぶ過去の映像が浮かぶ。 神崎は、イレギュラーである銀のゼクターを睨みつける。 ジョーカーたちに指示しに行こうかと思ったが、彼ら自身が役に立つか怪しくなってきた。 相川始はともかく、リュウガまで変化するとは、意外としか言いようがない。 これでは切り札を仕込んだ意味が無い。 だが、反対に殺し合いは順調だ。 たった半日で三分の一が脱落など、今までのライダーバトルではありえなかった。 この調子なら、自分が手を出す必要も無いだろうとも考えられた。 参加者たちの中には、首輪を解除しえる技術を持つものもいる。 当初は、首輪を解除したところで、時空の牢獄から逃れられないゆえ、そのまま参加させていた。 例え首輪の拘束から逃れたとしても、脱出できなければ殺しあう以外道は無いからだ。 研究所を消さなかったのも、そうした考えがあってのこと。 だが、荒廃した世界の天道総司の干渉で、それが致命的なミスになりつつある。 そこまで考え、まあ良いと呟く。 いざという時は、首輪をつけたオーディンを放ち、天道総司をしとめるまでだ。 手には第二回放送の原稿がある。 胸には妹を救うことしかなく、更なる殺し合いを願う。 スマートレディに原稿を渡すため、その場を去った。 実は、神崎士郎も知らないことがある。 彼が殺し合いを促進させるために支給したライダーブレスが、ハイパーゼクターを扱える事を。 それがどういった事態をもたらすのか、誰にも分からなかった。
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■天使エリエル 魔王ヘルタレスと同時に新登場した、元気そうな天使くん。 エッチなちくびと下まつ毛が特徴的。 天使なのに力技って感じがかわいい。 ■スキル 1~5回の打属性攻撃で、3回が最も多い模様。ちゃんと当たります。 その上、攻撃回数分だけステータス(攻撃力)を上げてくれるすごいカード。かわいくて強い、すばらしい… ■余談 肝心な時にラッシュナックル[1]とかになる。 天使だけどちゃんとしっかりおちんちんがついていそうなお顔。 SS+の時だけ髪が短いのに今初めて気付きました。 SS+ SSS
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魔王の城(まおうのしろ) 魔王の城 ベース 使用コスト:黒1無2 クイック このカードと同じラインのスクエアにあるすべての黒のあなたのユニットのパワーを+2000する。 「古き友よ。古の戦争の借りは返さねばなるまいな。その代わり、こちらにも手を貸してもらうぞ。」 ~大公爵ラインハルト~ ラインハルトの親殺しを祝福するパーティーは一ヶ月間続いた。(Ⅱ-1再録版) 黒の基本ユニット強化ベース。 同じ性能のカードが各色に存在する。 収録セット ストラクチャーデッキ フレイム・アンド・シャドー ファースト・センチュリー ベーシックパック(065/200 コモン) ファースト・センチュリー スターティング・ストラクチャーデッキA 暗闇のマーケット セカンド・センチュリー ベーシックパック(067/200 コモン) サード・センチュリー ベーシックパック(051/200 再録コモン) イラストレーター Yocky 沓澤 龍一朗?(Ⅱ-1) 関連カード(同サイクル) 赤-歴戦の城砦 青-海底都市アトランティス 白-クリスタル・フォートレス 緑-密林の孤城
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HP 20000000 ATK 32000~32001 DEF 29 MDEF 65 属性 闇4 種族 悪魔 サイズ 大型 95%Flee 354 必中HIT 279 STR AGI VIT INT DEX LUK 140 160 30 250 180 50 使用スキル 取り巻き召喚Lv4,ニューマLv1,ヒールLv9,ランドプロテクターLv1,フロストダイバーLv40, ユピテルサンダーLv28,アースクエイクLv10,ドラゴンフィアーLv2,ヘルジャッジメントLv5, ストーンカースLv5,ファイアーボルトLv10,ラッシュアタックLv5,パルスストライクLv5, 範囲睡眠攻撃Lv5,範囲沈黙攻撃Lv5,範囲石化攻撃Lv5,エクスパルシオンLv1,ブレイクシールドLv10, イビルランドLv10,取り巻き呼び戻しLv1,メテオストームLv11,ヘルの機能Lv1(?) 阿修羅でおk。 テレポートする設定になっているような気がした。 よくモロクがテレポする原因は範囲内にプレイヤーがいない時にコンスタントが自爆した場合魔王モロクが範囲外攻撃を受けたと勘違いして テレポしてしまうのが原因。 条件により使うスキルは以下の通り。 ヒール HP99%以下 ニューマ 遠距離攻撃を受けた場合 取り巻き召喚 取り巻きが1体以下になった場合 アースクエイク HP50%以下 ラッシュアタック(爆裂) HP30%以下 範囲石化攻撃 HP80%以下 イビルランド HP75%以下 以下魔王さんのセリフ 出現時 魔王モロク この虫けらども! その勇気だけは買ってやろう! 魔王モロク 後悔するなら今のうちにしておけ! お前らを消し炭にしてやる! 魔王モロク 絶望しながら、俺様に逆らったことを後悔するがいい! 時間経過で消滅時 魔王モロク 虫けら共を相手にしてもつまらんだけだな! 魔王モロク 俺様は非常に忙しい! お前らのような下等生物の相手をする暇などないのだ! 魔王モロク撃破時 魔王モロク 貴様らの命はしばらく預けておいてやる…… 俺様はここで少し休息をとってやろう……
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[部分編集] 概要 正式名称は「【東方ボイスドラマ】ゲンソウクエスト~魔王神子の逆襲~」(2014年9月21日)。 MK兄貴が企画した東方ボイスドラマである。 後にMMD版も製作されている(2015年8月11日)。 売失作品の中では短い方だが内容はつまらないとSEX☆を除けば随一の駄作とされる。 またこの作品が投稿されたときはちょうどJYUがクッキー☆タグを荒らしていたときで、クッキー☆側にもあまり認知されてなかった。 唯一RK姉貴演じる布都だけが見所とされ人気がある。 ちなみにこの作品を発表する際、MR姉貴以外の声優陣は風評被害を怖れてMK兄貴に投稿を控えて欲しいと抗議を受けている。 MK兄貴は名義を公表しないということで納得してもらい、なんとか投稿までこじつけた。 その為この作品の声優陣は偽名を使っている人が多い。 [部分編集] +登場キャラクター 博麗霊夢:アオサノリ 霧雨魔理沙:イロハ 魂魄妖夢:秋桜 霍青娥、ナレーション:綺愛 物部布都:しめじ。 豊聡耳神:ミリ +大まかなストーリー [部分編集] ニコニコでの扱い ただでさえつまらないのに加え、JYUがちょうど荒らし回っている時期に投稿されたため注目度も低かった。 後にMMD化されたことによって少しは認知されるようになった。 [部分編集] 本スレでの扱い MK兄貴の作品は全体的に嫌う傾向があるが、この作品は特に相手にされてない。 [部分編集] 実況での扱い 売失作品随一の駄作とされる。 MMD版が登場してからは少し実況しやすくなった。
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【クラス】 アーチャー 【真名】 魔王パム@魔法少女育成計画Limited 【ステータス】 筋力A 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運D- 宝具A 【属性】 中立・悪 【クラススキル】 対魔力:B 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 【保有スキル】 魔法少女:A+ 魔法少女である。ランクが高いほど高水準の魔法少女となる。 魔法少女は人間離れした戦闘能力と視覚聴覚を得、排泄や食事などの新陳代謝行為を一切行わなくて良くなる。 また、疲労の蓄積する速度が人間よりも遥かに遅く、長期の不眠不休にも耐えられるスタミナと常人離れしたメンタルを持つ。 更に、固有の魔法を一つ使える。アーチャーの場合それは宝具となる。 アーチャーは遍く魔法少女たちの中でも最上級の格を持つ存在にして、余りの強さから魔王とすら呼ばれていた女性であり、そのランクは最高レベル。 そしてアーチャーは魔法少女の状態で呼び出されているため、このスキルの発動は阻害できない。 戦闘狂:A その優美な外観からは想像もつかないが、アーチャーは凄まじいまでの戦闘狂である。 元々は一つの国家の一部門に所属していた魔法少女の為、任務を下されればそれなりの分別は付けるが、強い魔法少女を見るとその衝動が抑えられない。 アーチャーの場合は同ランクの勇猛と心眼を兼ね備えた複合スキルでもある。 無窮の武錬:A+ ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。 アーチャーが潜り抜けて来た修羅場は百や二百では効かず、このスキルを獲得するに相応しい存在である。 教授:C+ 特定人物に何らかのスキルや心得を付与させる才能を表すスキル。ランクCは、当人の意気ごみと資質、用意された時間次第でE~Aランクのスキルを付与させられる。 音に聞こえた魔王塾の総長とは即ちアーチャーの事であり、数々の有名人や問題児を輩出して来た事で名が知られる。 【宝具】 『四枚の黒くて大きな羽で戦うよ』 ランク:E-~A+++ 種別:対人~対星宝具 レンジ:1~ 最大補足:1~ アーチャーが魔法少女になった事で獲得した唯一の魔法にして宝具。そして象徴。身体から生えている四枚の黒くて大きい魔法の羽を自由自在に操る宝具。 これだけで済ませるのならば宝具ランクに全く見合わぬ性能であるが、その実態は究極と言っても良い程の汎用性の高さを誇る魔法。 アーチャーの黒羽は、彼女の意のままにそのステータスを自由に上下させる事が出来る。羽の強度や鋭さは当然の事ながら、質量や密度、 物質的組成や元素構成、果ては魔術的な組成から神秘の格や特定の性質(放射性や神性、魔性や獣性まで)まで付与させる事が出来る。 また破壊範囲や攻撃速度までもが自在に調整が可能であり、兎に角、アーチャーが意識した性質ならば自在に調整させられる。 余りの強力さの故に、地上文明圏において全力を出す事を禁じるとまで言い渡された程の力であり、その気になれば神造兵装レベルの宝具と同等かそれ以上の威力の性質をも、付与させる事が出来る。 【weapon】 【人物背景】 魔法の国の外交部門に所属していた魔法少女の一人。曰く、外交部門の決戦兵器、大量破壊が可能な魔法少女、魔王塾総長。 嘗てない程強力な魔法を操り、百や二百じゃ通用しない程の戦場を駆け抜け、その全てに戦果を上げて来た歴戦の魔法少女。 ある時期、某都市に逃げ込んだ魔法少女の凶悪犯を仕留める、と言う任務を遂行。誰もがいつもの様に成功すると思っていたその任務で、彼女は命を落とす。 彼女が命を落とした最大の原因は、自らの人を見る目の無さであったと、知る者は誰もいない。 【サーヴァントとしての願い】 願いは完全な状態での復活。だがそれ以上に、戦いたい
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お勧めサプリメント サプリメントといえば、ビタミンなどに代表される栄養素ですが、最近では野菜だけからだと摂取できないものも出てき始めました。あるいは、ほんのわずかしか存在しないとか。 そのような栄養素は、サプリメント化していると思いますから、健康管理の意味からいっても、良いといわれる健康管理には気を配りたいものです。下に、成人以降に取った方が良いサプリメントを紹介します♪ 1.是非サプリで取りたいもの。それはhtmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。ですね。 疲れた頭・体と美容に効き目ばっちり! 2.htmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。は成人すると年齢とともに体内で作られなくなるんですよね。先のα-リポ酸と一緒にとると効果的!
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「おのれオルゴ・デミーラ……許してはおけん!!」 神の老兵メルビンは、三度蘇った魔王に対して憤りを覚えた。 この殺し合いという、閉鎖空間でのゲーム。 まさしくあの魔王が考えそうなことだ。 とある城の玉座の間に飛ばされた彼は、誰が参加させられているか知るや否やすぐにでもアルス達を見つけようと、ザックから一本の剣を取り出し、歩き出した。 玉座の入り口の扉を開けた時、鼻に絆創膏を付け、亀の甲羅を背負った少年と目が合った。 「うぬ!奇妙ないで立ち!!この戦いに乗った者でござるか?」 メルビンはアイアンタートルか何かのような姿をした少年を怪訝な目で見つめた。 「ち、ちがいますよ!!」 少年は慌てて、甲羅に引きこもる。 その動きは、まさしく亀だった。 そして、誰かを襲おうという姿勢ではなかった。 「驚かせてすまぬ。ワシはメルビンという者。魔王の討伐を目指した神の兵でござる。」 「ボ、ボクはハナハナ村の、ノコタロウって言います。あの……この人を見かけませんでした?」 魔王の討伐、神の兵。 一般人が聞けば腰を抜かしそうな言葉だが、出自も個性も様々な仲間と冒険してきたノコタロウには、特に驚くようなことでもなかった。 そんなノコタロウは甲羅から、一枚のトランプを出す。 そこにはマリオの絵が描いてあった。 「ふむ。ワシはこの人は見ておらぬ。どうやら探しに行くしかないようだ。」 「メルビンさんも、手伝ってくれるのですか?」 「勿論でござる。ノコタロウ殿の仲間を見つける過程で、ワシの仲間も見つかるかもしれぬ。」 その後、メルビンとノコタロウは互いに情報を交換した。 クッパ、バツガルフ、ボトクが危険人物で、マリオ、ピーチ、クリスチーヌ、ビビアン、アルス、ガボ、マリベル、アイラ、シャーク・アイの9名が安全な仲間であるということになった。 「メルビンさんがいい人で良かったです。」 「うむ。見たところそなたも悪いアイアンタートルでは無いようだからな。」 「え?アイアンタートルって何ですか?ボクはノコノコですよ!」 城の階段を下りながら談話する二人。 平和な会話だった。 それこそ、この殺し合いも意外と簡単に終わらせることが出来るかもしれないと錯覚するくらいには。 1階に降り、城門から出ようとした二人を、邪悪な気が襲った。 「メルビンさん……!」 怯えた表情を見せるノコタロウ。 「うむ。この嫌な気、相当な手練れに違いない!!」 その瞬間、二人の前に会った城門が、轟音と共に吹き飛ばされた。 「よくも我を裏切ったな……!!ザント!!!」 城門を破壊し、入ってきたのは、黒い肌で赤髪で堀の深い顔の巨漢だった。 何があったのか知らないが、その表情にすべてを破壊するほどの怒りが浮いてていたことは確かに分かった。 さらに恐ろしいのは、メルビンも知っている、大地そのもののような重厚な鎧を身にまとっていたことだった。 「我が名はガノンドロフ。丁度いい、貴様らを最初の贄にしよう。」 「させぬ!!バギクロス!!」 猛烈な竜巻が、魔王に襲い掛かる。 元々得意技だったバギマを、アルス達と修行を重ねることで、さらにグレードアップした魔法だ。 ガノンドロフが身にまとっているのは、熱の魔法に強いガイアーラの鎧だ。 だが、風魔法ならば通じるはず。 「ヌウウン!!」 「!!」 魔王は戦いなれた英雄でさえも驚きの方法で攻撃を防いだ。 石材の城の床を、拳で強引にめくりあげたことで、竜巻からの盾替わりにしたのだ。 「この程度か!!ならばこっちから行くぞ!!」 巨体に似合った剛力を発揮したと思いきや、今度は巨体に似合わぬ機敏な動きでタックルをしかけた。 「負けません!!コウラのまもり!!」 メルビンがタックルの餌食になる直前、巨大なコウラが落ちてきてメルビンを守った。 しかし、それはたった一撃で破壊され、一時しのぎにしかならない。 「そんな……。」 「いや!助かったぞ!!ノコタロウ殿!!」 破壊された甲羅から出てきたメルビンは、大きくジャンプし、空中で剣を振り、十字を作る。 「受けるがよい!!神の十字架、グランドクロス!!」 聖なる光で作られた十字が、ガノンドロフに直撃した。 「うおおおお!!!」 「やった!!」 耳をつんざくような雄たけびとともに、手ごたえがあったと確信する。 「ノコタロウ殿!!まだ終わってないでござる!!」 前線に出ていたメルビンが、慌てて後ろにいたノコタロウに声をかける。 「その通りだ。無傷ではなかったがな。」 ぺっと赤い色の混じった唾を吐いて、仁王立ちするガノンドロフ。 頭から血を流して、髪の毛はもともとの赤さなのかそうでないのか分からなくなっている。 だが、致命傷では無さそうだ。 「どうやら貴様らを倒すには、素手では手間がかかりそうだ。」 ザックから長剣を出し、メルビンに突きつける。 長剣とは言っても、居丈高の持ち主により、短剣に見えてしまうが。 「うおおお!!」 メルビンも剣を構え、斬りかかっていく。 老兵と魔王が斬り結んだ時、メルビンは岩にでも切り付けたような感覚を覚えた。 「ぬぐっ!!」 「中々の手練れだが、我には及ばぬようだ。」 隙を見つけ、メルビンの脇腹に回し蹴りを叩き込む。 「メルビンさん!!」 今度はノコタロウが甲羅に入って、ガノンドロフに体当たりした。 コウラアタック。だがノコノコ族なら誰もが出来る程度の技で、到底この男を倒すことはできない。 肘鉄がノコタロウの顔面に炸裂。 そのまま城の壁へと叩きつけられるノコタロウ。 何とか甲羅に入ったため、事なきを得る。 「ノコタロウ殿は下がっているでござる!!貴殿まで守るのは難しい!!」 「はい……。」 まるで歯が立たないノコタロウは、状況を見極め、階段の上へと逃げる。 「それでよかったのか?あんな未熟者でも、盾くらいには役に立つかもしれぬぞ!?」 「ワシならまだしも、若い者まで……生かしておけん!!」 復帰したメルビンは、ガノンドロフの首を落とそうと剣を一振り。 敵に届く距離ではないが、剣を振ったことにより生じた鎌鼬が首に襲い掛かる。 「ふん。味な真似を……。」 一瞬避けるのが遅れ、首に数ミリほどの傷が走るも、大したダメージにはならない。 「この程度で、勝てるとは思っていないでござるよ。」 だが、あくまで鎌鼬はブラフ。 躱した方向目掛けて、袈裟斬りをかける。 それさえも躱されてしまうが、隼斬りは二連撃。 追撃の逆袈裟が、魔王に命中するも、鎧にはじかれてしまった。 (ワシらが持っていた鎧が、敵の物になるとここまで厄介とは……。) 「中々面白い連撃だ。だが、この手の攻撃は我にも得意でな。」 ガノンドロフは体をコマのように回転させ、回転切りを放つ。 「見切った!!」 メルビンも負けじと、ガノンの剣の軌跡と自分の剣の角度が垂直になるように持ち替え、攻撃を防いだ。 「甘いな。」 今度は剣を逆回転に振り回す。 一撃目を防いだ際に、姿勢を崩されたメルビンに、その一撃は叩き込まれた。 「なっ……!!」 腹から鮮血が迸り、追加の蹴りを腹に浴び、抵抗できずに壁へと命中する。 城内に衝撃が走った。 甲羅もない彼は、勢いよく頭を壁にぶつけ、意識を手放す。 「ふん。中々強かったが、甘いな。」 「メルビンさん!?」 ガノンドロフが勝利を確信した所で、声が聞こえた。 ノコタロウがメルビンの身を案じ、下りてきたのだ。 「ふん。自ら首を出す潔さだけは、認めてやろう。」 剣を構え、その首を落とさんとする魔王。 その凄まじい眼光に見つめられ、ノコタロウは身がすくんでしまった。 「でも……ボクだってマリオさんの仲間なんだ!!コイツを倒して、みんなを助けに行くんだ!!」 甲羅に閉じこもり、体当たりする。 「またその技か、避けるまでもない。」 自分の直前に来たところを、剣で両断してやろうと意気込む。 しかし、その意思に反して、ノコタロウは自分の所に来なかった。 大きく反れた甲羅は、城の壁に命中。 「つまらぬ。恐怖でコントロールさえ失ったか。」 カベの反動で飛び続けるも、全く当たらない。 (もういい、引導を渡してやるか。) どうでも良くなった魔王は、角度を読んで、飛ぶ先目掛けて斬りかかる。 「ボクはこの時を、待っていたんだ!!!」 とどめを刺しに来る瞬間、甲羅が加速する。 「何!?」 ノコタロウは外していたわけではない。 何度も反動をつけることで、勢いを増していたのだ。 マリオとの冒険の果てに身に着けた、ノコノコ族でもごく一部しか使うことの出来ない技。 その攻撃は、いかなる固い鎧をまとっていようと関係なく、ダメージを与えることが出来る。 「させるかあああああぁぁあああ!!」 「これがボクの最後の技!!ツラヌキコウラ!!!!!」 気付くも、時すでに遅し。 弾丸のような一撃が、大地の精霊の力を借りた鎧を貫き、肉体にまでぶつかる。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「今のは、さすがと言ったところか。」 気が付けば、ガノンドロフがいたのは城の外だった。 ツラヌキコウラが当たった直後、魔王は剣を亀の弱点、腹に突き刺した。 それでもノコタロウの勢いは止まらず、最終的には城の壁をも破った。 回転の反動で、剣がより深く腹に刺さることになっても。 「どうやらこの戦い、思った以上に手間がかかりそうだな。」 敵の強さを再認識するガノンドロフ。 だが、それでもどうでもいい。 勇気と知恵のトライフォースを奪い、参加者を皆殺しにし、最後に裏切り者のザントと、その仲間のオルゴ・デミーラも殺す。 痛む体も無視して、城から離れていった。 【G-4/バロン城外/一日目深夜】 【ガノンドロフ@ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス】 [状態]:頭から出血、腹部に打撲 [装備]:ガイアーラの鎧@ドラゴンクエスト7、美夜子の剣@ドラえもん のび太の魔界大冒険 [道具]:基本支給品&ランダム支給品(×0~1 確認済み) [思考・状況] 基本行動方針:主催者も含め皆殺し、その過程でリンク、ゼルダから勇気と知恵のトライフォースを手に入れる ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 「ノ、ノコタロウ殿!!それにガノンドロフの奴は!?」 目を覚ましたメルビンは、慌てて辺りを見渡す。 城には壁に大きな穴が開いており、外には腹から血を流してノコタロウが倒れていた。 自分が無事ということは、死んだと思われていた幸運もあったが、彼が命を懸けて戦っていたということは、誰にでも分かることだった。 「お主のこと。誤解していたでござる。」 本当に勇敢だったのは、自分ではなくノコタロウだったことに気づかされたメルビン。 「すまぬ、勇敢な少年よ。お主の仲間は必ず守る。」 もう動かなくなっていた、仲間に祈りを捧げ、悲しき英雄は歩き出した。 【ノコタロウ@ペーパーマリオRPG 死亡】 【残り 50名】 【G-4/バロン城外/一日目黎明】 【メルビン@ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち】 [状態]:背中に打撲、軽い脳震盪 MP2/3 [装備]:勇気と幸運の剣@ジョジョの奇妙な冒険 [道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~5(一部ノコタロウの物) [思考・状況] 基本行動方針:マーダーから身を守る、ガノンドロフは今度会ったら絶対に倒す 1.自分とノコタロウの仲間(アルス、マリベル、ガボ、アイラ、シャーク・アイ、クリスチーヌ、ビビアン、マリオ、ピーチ)を探し、守る 2.ボトク、バツガルフ、クッパには警戒 ※職業は少なくとも武闘家、僧侶、パラディンは極めています。 【美夜子の剣@ドラえもん のび太の魔界大冒険】 ガノンドロフに支給された剣。 切れ味もそれなりだが、適性のあるものが使うと火柱を打てる。 【ガイアーラの鎧@ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち】 ガノンドロフに支給された、大地の力を得た鎧。防御力が大きく上がるだけではなく、炎、爆発系のダメージを大きく減らすことが出来る。 【勇気と幸運の剣@ジョジョの奇妙な冒険】 メルビンに支給された剣 かつてはイギリス人なら誰もが知る(大嘘)黒騎士ブラフォードが持っていた剣 刃に『Luck(幸運)とPluck(勇気)の文字が彫られている。 Back← 004 →Next 003 背けた視線の先のカエサル 時系列順 005 怪物 投下順 NEW GAME ノコタロウ GAME OVER NEW GAME メルビン 040 想いは呪い呪われ NEW GAME ガノンドロフ 039 Seek for my change
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あやつばがスカイプで叫んでいる! ・・・それは、今日もアトリエが平和な証拠である。