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強くてニューゲーム やり直しているんです。 彼と何の障害も無く一緒に居られるために。 僕は平民の出で、彼は良家の次男坊です。 身分差など気にせず、彼は対等に接してくれました。僕を見下したりしなかった。 僕の描いた絵を彼が褒めてくれて、屋敷に招いてくれたのが交流のきっかけです。 僕らは最初は良い友人になり、僕は彼の元へよく通うようになりました。 そしてじきに友情を越えて愛し合うようになったのです。 そのことはバレませんでしたが、彼の両親は、友人としての僕すら認めてくれませんでした。 無学な貧乏絵描きなど、友人に相応しくないと交友を阻まれたのです。 出自を考えれば当然のことだったのかもしれません。 しかし僕は諦められなかった。彼を説得し、僕らは逃げた。 ところが優しい彼は、捨ててきてしまった家族のことをずっと気にしていて、何度も連絡を取ろうとした。 その度に僕は説得していたけれど、そのうち彼は気に病むあまり、本物の病に倒れてしまったのです。 来世で会おうという僕への言葉と、家族の謝罪の言葉を口にして、彼は逃亡先で息を引き取りました。 僕は泣きました。同時に、どうしようもなく悔しかった。 来世だなんて、そんなもの。会えるかどうかわからないじゃないですか。 僕は嫌だった。僕は今生で彼と結ばれたかった。堂々と彼の隣に居たかった。 だから、やり直した。 彼の両親に見下されないように、僕は必死で勉強しました。 絵で稼いだ金はすべて本へとつぎ込みました。彼に釣り合う教養を手にしたかった。 ところがやはり反対されたのです。今度は家柄が釣り合わぬと言われました。 しかも、彼が席を外しているときに、ひどく高圧的に。 息子は将来この家を背負う人間なのだ、君のような者と付き合っていると堕落すると。 なんて馬鹿馬鹿しい人達なんだろうと思いました。あんな人達と彼とが血が繋がっているなんて。 あのときの悔しさが腹の底で蘇りました。僕は我慢できなかった。 その頃はすでに、僕と彼の関係は深くなっていました。 彼が僕の部屋で眠っているときを見計らって僕は彼の屋敷へ向かい、火を放ちました。 これで邪魔者は居なくなると僕は安堵していました。 ところが、計算外のことが起こった。 夜が明けぬ内に彼が目を覚まし、僕が居ないのを不審に思い、家の方へ戻ってきてしまったのです。 燃え盛る家を見て半狂乱になった彼は、僕の制止も聞かず家に飛び込んだ。 そして炎に包まれて、彼は焼け死んだ。 僕は心から後悔した。それこそ死ぬほどに。 だから、やり直した。 今度は彼に出会うずっとずっと前から、僕は準備しました。 慣れない媚を売って愛想笑いを浮かべて金持ち連中に取り入って、とある家の養子に収まりました。 屈辱的なこともありました。我慢も沢山しました。好きな絵を描く時間もなかった。 でも彼と共に居られない辛さに比べれば、なんということもありませんでした。 これで平民だと馬鹿にされることはなくなったのだから。 そして進学させて貰い、僕は彼に再び会うことができた。 それはこれまでの出会いとは違ったけれど、彼は彼のままでした。僕の愛する彼でした。 すぐに僕と彼は良い友人になった。今度は彼の両親も何も言いません。 僕は嬉しかった。してきた事がようやく報われたのだと。 ところが、また計算外のことが起こった。いや、起こっていた。 彼に、許婚が居たのです。そんなもの僕は知らなかった。 『過去』にそんな女性などいなかった。 しかし『今』はそれが現実でした。 僕が彼に釣り合うよう必死に努力していた陰で、彼は僕ではないひとを好きになっていたのです。 信じられなかった。 何も変わらない筈なのに、不都合な現実を変えたきただけの筈なのに、変わってしまっていた。 絶望する僕には気付かないようで、彼は僕に笑いかけました。 「うちに来て絵を描いてくれないか」と。よりにもよって、彼と許婚の二人の絵を。 そのときどんな顔をしてどんな返事をしたのかはよく覚えていません。 ただ、家を訪ねる約束をして、一旦帰宅して、僕は絵筆の代わりに、ナイフを握りました。 僕はやり直しているんです。 彼を愛しています。彼も僕を愛してくれています。 彼の隣に居るためにやり直しているのに、どうしてこんな風になってしまうのだろう。 今度こそ、今度こそ、上手くやらないと。 あの、僕は死刑になるんですよね?二人も殺してしまったのだから、そうなりますよね? 捕まるなんて、これも計算外だった。 時間が勿体無い。早く死刑にしてください。僕は、早くやり直さなければならないのです。 「馬鹿だな、君は」 私は目の前の男に言葉を投げたが、彼の瞳は虚ろでこちらの言葉は届いていないようだ。 言いたいことをただ一方的に喋るだけ喋って、あとは薄く笑みを浮かべているだけ。 彼の言を信じるのなら、またやり直すことができると確信しているからだろう。 「君は一刻も早く死にたいようだが、今の君は神経衰弱だと診断されている。 よって死刑にはならない。『今回の』君は、残りの一生を病院の中で暮らしていくことになる」 勿論、死は平等だからこの男にもいつか訪れるだろう。しかし、それは彼の望む時期ではない。 彼にとって辛い事実を突き付けているも同然の筈だが、やはり彼からの反応は無い。 しかし私は構わず彼に語りかける。 「まったく、君の執念には呆れを通り越して感心するよ。それは君の美点でもあると思うが、同時に欠点でもある。 先程も言ったが、君は馬鹿だ。美点を美点として制御できれば、いくらでも幸せになれるだろうに」 一つのことに目標を定めると、周りが見えなくなる性質なのだろう。 しかし見えなくなるにしても限度がある。 「今にして思えば、駆け落ち程度で驚いていたのは浅はかだったよ」 私は少し前屈みになって、男の瞳を覗き込む。 「邪魔な家族を殺そうとしたところまでは、理解したくもないが理解しよう。 しかし、まさか弟本人にまで手にかけるとは思わなかった。婚約者諸共とは言え、ね」 「おとうと……?」 男はぼんやりとそう呟き、不思議そうに首を傾げた。 もしや会話が成り立つかと期待して続く反応を待ったが、またすぐに彼の瞳は虚空へ戻ってしまう。 私はため息をつき、背もたれに凭れ掛かった。 「私の話を簡潔にしてあげよう。 一度目、私は君達を追って愚かにもこの身体で屋敷の外に一人出て事故に遭った。 二度目、君の放った火にまかれて逃げられないまま焼け死んだ。 三度目、弟に君を屋敷に招くように頼んだ。『一応の用心で』、警備員と医者を手配した。 それからこれは私の希望が混じった推測だ。 一度目、弟は君の目を盗んで一度だけ実家へと連絡を取り、私の死の経緯を知った。 二度目、私の身を案じ、弟は自分の危険も省みず私を助けに向かおうとした」 目を細めて彼を見据える。 恐らく、弟を失ったと同時にこの男は死を選んだ筈だ。 ならばもし、彼が自殺を選ばず――選ぶことができず、このまま無様に生き長らえたら。 考えているとふと背後でノックの音がして、ドアが開く気配がした。 「お時間です」 聞こえてきた事務的な声に、私は振り向かずに頷く。 「ああ、結構だ。行こう」 静かな足音が背後まで迫り、失礼しますとの声と共に、私の車椅子はゆっくりと方向転換する。 私は最後にもう一度男の方を見やり声を投げる。 「また来るよ。次はカンバスと絵の具を持って。実は、私は君の描く絵画のファンなんだ」 反応は無い。 私は笑みを浮かべた。視界の隅で迎えの男が僅かに眉を顰めたが、何も言わなかった。 真っ白な部屋を退室し、無機質な廊下を進みながら私は問いかける。 「弟達の容態はどうかな?」 「はい。依然、意識は戻られておりませんが、峠は越えたと先ほど連絡が」 「それは良かった。落ち着いたら花を持って見舞いに行こう。 しかしまずは、先方への根回しが優先だな。あとは父さんと母さんにも適当な説明が必要か」 あまりご無理をなさりませんように、という言葉が降ってくる。私は鷹揚に頷いてみせた。 わかっている。 わかっているが、逸る気持ちを抑えるのは難しいのだ。 今度こそ、私は何をも失うわけにはいかないのだから。 猫っぽい人×犬っぽい人
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紺碧の海都オルディス(キャラクター) エレボニア帝国 地域別 帝国中央部・帝都近郊 帝都ヘイムダル近郊都市トリスタ近郊都市リーヴス 帝国東部・クロイツェン州 交易町ケルディック翡翠の公都バリアハート湖畔の町レグラムクロイツェン州・街道等 帝国北部・ノルティア州 黒銀の鋼都ルーレ温泉郷ユミル黒龍関 帝国南部・サザーラント州 白亜の旧都セントアーク紡績町パルム隠れ里エリンタイタス門 帝国西部・ラマール州 紺碧の海都オルディス歓楽都市ラクウェル湖の宿場町ミルサンテ辺境の里アルスターラマール州・街道等 組織 トールズ士官学院トールズ士官学院・第II分校帝国正規軍帝国貴族皇族《アルノール家》帝国解放戦線ラインフォルト社 紺碧の海都オルディス(キャラクター) オルディス・商業地区《ホテル・オルテンシア》 ウォーバーグ支配人 受付ヘラルド シーナ カーライル伯爵 ワーグナー卿 ラリー夫人 アルトハイム伯爵 エレノア夫人 アリス シャーロット 《リヴィエラコート》 ヘリフォード シトロン カーポ パメラ クインズ卿 ヘレナ 《クライストモール》 ワッズ営業部長 ハーマン エイミー ハック ヒューバート ニース ビルケン その他 ジャクリーン婆さん ウィルソン卿 ドルシラ オルソー婆さん ダニー クロネット オルディス・北通り宿酒場《海風亭》 エドモンド マリーナ ベッティ ルーグマン教授 アレイスター ロッセル爺さん レインズ 《シュトラウス工房》 シュトラウス ルーサー イーグレット伯爵邸 イーグレット伯爵 シュザンヌ夫人 セツナ オルディス・民家 フィーア ルカ 船員アンジェロ その他 グリシーヌ バルトロ トニオ モニク ブランカ オルディス・貴族街フロラルド伯爵邸 フロラルド伯爵 フェリス・フロラルド カーラ レニ 執事リオン 七耀教会・オルディス大聖堂 ブランフェルト大司教 レイモンド司祭 ロビンズ司祭 シスター・シェンナ レーガン侯爵 リッチモンド伯爵 オルディス・邸宅 ガルトン卿 ラモナ夫人 リルベル 執事オリバー その他 ベックフォード卿 シーベル夫人 メルセデス 執事ホーキンス ヒースクリフ レインズ オルディス・港湾地区船員酒場《ミランダ》 ミランダ 船員タービン 船員バサーニ ロッチ ロッカー ソラリス ディン その他 係員エストン ブレア親方 ユタ坊 ドーキンス 係員マクニガー ミシュラン卿 ワンダー ルナ エクレア このページに登録されているタグ オルディス・商業地区 《ホテル・オルテンシア》 ウォーバーグ支配人 受付ヘラルド シーナ 沿海州の漁村から出稼ぎに来ている カーライル伯爵 クロイツェン貴族 事業家 ワーグナー卿 ラマール州の子爵 ラリー夫人 アルトハイム伯爵 エレノア夫人 アリス シャーロット 父親が領邦会議の出席者 先に行けと言われた シャーロット・ラッカム 性別 女 年齢 10代 国籍 エレボニア帝国 職業 帝国貴族(1206年) 所属 ラッカム伯爵家 出身地 エレボニア帝国 家族構成 父:ラッカム伯爵母:ラッカム伯爵夫人 初登場 閃の軌跡III 第3章 登場作品 【閃】III・IV 人物紹介 ラッカム伯爵家の令嬢。 父であるラッカム伯爵が帝国領邦会議に出席するため、海都オルディスの《ホテル・オルテンシア》に滞在していた。 父の到着が遅れ、一人で市内を散策していた所を歓楽都市ラクウェル出身の出稼ぎの少年ユタと出会い、一緒に遊ぶ仲になる。 夏至祭の夜、母の形見の紅耀石のネックレスを失くしてしまう。ネックレスは壊れてしまっていたが、ユタと居合せたVII組によって市内北通りの《シュトラウス工房》に持ち込まれて修理されたものを受け取った。 ラッカム伯からは平民と関わらないよう厳しく言い付けられていたが、貴族の自分が知らない世界を見せてくれるユタとの時間は彼女にとって大切なものであった。 伯爵家当主の貴族諸侯として日々忙しくしている父ラッカム伯の目を盗む形でユタとの交流を続け、一時はラクウェルのユタの家に滞在するなど幼いながらも半ば駆け落ちに近い状態なるが、仕事があるユタの事情からオルディスへと戻る。 彼の仕事中は自分も働こうと考え、また世の中の事を知るために船員酒場《ミランダ》の店員となった。 ウェイトレスとしての評判は上々で、彼女自身も社交界とは違う世界を楽しんでいた。 シャーロットの事情を知る伯爵家の執事は、平民のユタとの交流を良いものと考え、あえてラッカム伯爵に報告はしていなかったが、怪しんだ伯爵の追求を躱すことは出来ずにユタとの仲がバレてしまう。 ラッカム伯は言い付けを守らなかったシャーロットと彼女を連れ出したユタに激怒するものの、夏至祭の日のネックレスの一件を知り、ユタとの交流を認めた。 ラッカム伯爵の妻、シャーロットの母親は平民の事をよく考え貧しい者を自らの手で支援していたが、ある日貧民街で殺害しまう。 この事が原因でラッカム伯は頑なに平民を拒絶することになるが、シャーロットの一件により成長した娘の姿が亡き妻の想いと重なり、少なからず態度を和らげた。 《リヴィエラコート》 ヘリフォード 薬屋《ヘリフォード》 シトロン 高級ブティック《ルーベンス》 カーポ 食材卸し《ルシオール》 パメラ クインズ卿 ヘレナ 《クライストモール》 ワッズ営業部長 厳しいノルマの為、卑劣な行為に走った ハーマン 元護衛船団 奪われる者から奪う立場になりたかった エイミー 《マニスター書房》 リヴィエラから ハック 輸入食材《ケンドール》 ヒューバート 《RFストア》 超速サービス ニース 客 父親が領邦会議出席者 本好き ビルケン 逆 新しいもの好き その他 ジャクリーン婆さん アイス屋ジャクリーンの店主 ウィルソン卿 貴族の老紳士 カイエン公の行いに憤りを感じている ドルシラ 貴族風の女性 オルソー婆さん クライストモール贔屓の客 ダニー 夜行列車で来た観光客 二人でお金を貯めて来た カジノで勝ったミラはブラッドにカモられた クロネット ダニーは恋人 オルディス・北通り 宿酒場《海風亭》 エドモンド 遊んでばかりの娘の事を心配している マリーナ エドモンドの妻 ベッティ エドモンドとマリーナの娘 夢見がちな少女 怖いもの知らず 遊んでばかり ルーグマン教授 アレイスター ロッセル爺さん サメ釣りのロッセル 昔はすごい漁師 レインズ 《シュトラウス工房》 シュトラウス 皇帝から黄綬勲章を賜った最高の職人 貴族はあまり好きではない 貴族の愛好家も多い ミュゼを心配してVII組の実力を試した ルーサー いつか帝国ビエンナーレに出たいと思っている 工房仕事もガラス細工も天才 20歳ぐらい イーグレット伯爵邸 イーグレット伯爵 シュザンヌ夫人 セツナ オルディス・民家 フィーア アンジェロとルカの母。 ルカ アンジェロの弟。 船員アンジェロ 国外航路の商船に乗り込んでいる船員。 その他 グリシーヌ 《グリシーヌ生花店》の店主 バルトロ 肉屋台バルトロの店主。 裏の事情に通じており、イーグレット伯やミュゼの協力者でもあった。 トニオ 気さくな若者 モニク 夏至祭のプレゼントとして花のブーケを母親へ贈るために、グリシーヌ生花店でお手伝いする少女。 その後、正式なお手伝いとして雇われた。 ブランカ ベッティの友達 ベッティよりかは現実的 オルディス・貴族街 フロラルド伯爵邸 フロラルド伯爵 フェリス・フロラルド リヴィエラコートの支配人に カーラ 落ち着いてる サリファの指導を受けた レニ フェリスを案じている 執事リオン 七耀教会・オルディス大聖堂 ブランフェルト大司教 七耀教会・オルディス大聖堂の責任者。 懐の広い人物として知られ、VII組に暖かい言葉をかける。 封聖省に何人か知人がおり、守護騎士バルクホルンもそのうちの一人だった。 レイモンド司祭 ラクウェル礼拝堂の事を心配している ロビンズ司祭 シスター・シェンナ 思いついたら居ても立っても居られない性格 レーガン侯爵 ラマール州の古き名門の貴族 四大名門が代替わりし領邦会議を主導出来ない中、諸侯の意見の調整を行い 陰ながらユーシスらに協力した。 リッチモンド伯爵 バラッド候派の貴族 資産の半分を預けた オルディス・邸宅 ガルトン卿 悪い人ではないが貴族としては凡庸 ラモナ夫人 気の弱い夫に知恵を出して支える リルベル ガルトン卿とラモナ夫人の娘。 執事オリバー 幼いリルベルの事を第一に想い、常に寄り添う心優しき老執事 その他 ベックフォード卿 子爵 20隻船を手放した 憤っている シーベル夫人 カイエン家に複雑な思い 護衛船や猟兵との関係 メルセデス 伯爵家令嬢 保守派の実家 執事ホーキンス メルセデスの実家の執事。 ヒースクリフ メルセデスを待っている 革新派の実家 レインズ オルディス・港湾地区 船員酒場《ミランダ》 ミランダ レオノーラは娘のようなもの 身寄りのない人間にはとことん優しい 船員タービン 小型の導力ボートの他に大きい船も持ってる 船員バサーニ 客 帝国時報読んでる ロッチ バイト ロッカー 家族でバカンスに来た。思い立った翌日にオルディスにやってきた。 ソラリス ロッカーの妻 ディン ロッカーの息子 その他 係員エストン ブレア親方 港湾倉庫の管理組合 港の物流を取り仕切っている ユタ坊 アッシュの顔馴染みの少年 ドーキンス 荷運び労働者 筋肉バカ 係員マクニガー ミシュラン卿 ワンダー ルナ エクレア このページに登録されているタグ エレボニア帝国 キャラクターリスト 紺碧の海都オルディス
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今坂伊織(いまさか いおり/imasaka iori) 年齢:17 学年/職業:高校2年生 性別:女性 レベル:3 メイン:マグス サブ:魔法芸術家 エクストラ:侍 追加サブ:- 種族:鬼人 イメージアイコン:IA(ボーカロイド)参戦回数:4回 コミュニティ/部活動:料理研究会 来歴:在校 身長 153cm 体重:49kg PL名:リース 「私の裏は四文字でも異世界の神様にも取れないわ」 「だから早く貴方達もこの携帯で結晶をポチポチする作業に戻るのよ!イベントの終了時間は待ってくれないわよ!」 外見 立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花という言葉がある。遠くから見れば、彼女はそれを体現しているように見えるだろう だが、彼女を知る友人はこういう 「ぶっちゃけそんな事どうでもいいくらいに口開いたらラフレシアなんだよなぁ~~~~~」と…… ※現在祖母と二人暮らし 「ヤバイレベルのお婆ちゃん子」「婆ちゃんを馬鹿にした奴を半殺しにしたのを知ってる」「尊敬する人物で祖母って書いてたぞ中学時代」などなどと知る人は知っているかもしれない 人格 邯鄲法使いの典型例。つまりバカ(求道者) 何も考えてないようでいて、当然ながら何も考えていないと本人の談。そのくせ大体物事は上手くいく いい空気吸ってる勢筆頭。なお、恐ろしい事に家事関係は全て完璧で女子力は高い。料理研究会の部長は伊達では無く、特に料理はプロ級(真面目に作れば) また、バイト先を複数掛け持ちしているが、そこでの評判は意外とまちまち。 ただし、仕事自体は真面目らしい。メインはBARで働いているとの事 +来歴 「とある魔族のお姫様と、下級の幻想種の若者が恋をして駆け落ちしました。 でも、お姫様にとって、下々の生活は辛いもので、子供を二人産んだ時、流行病で死んでしまいました 若者も流行病で死にそうになり、せめて子供だけはとお姫様の父親に連絡を取りましたが、お姫様の家族は 貴様の血を引く者達など呪われろと言って拒否しました。若者は絶望して死んでしまいました そして残された鬼人の子供二人は、子供だけで生きていけるわけも無く、片方はあっけなく死んでしまいました 残った姉の方はなんだかんだ泥水すすって生きていて、優しい夫婦に拾われましたが、その夫婦は違法使いなので、正義の魔法使いに 殺されてしまいました 再び一人ぼっちになった少女は、その親から教えてもらって技術でどーにかこーにか生きていきましたが、結局捕まってしまいました それを憐れに思ったお婆さんは、少女を引き取る事にしました。そしてその少女は 空から落ちてきた流星の中の少年に「お前を殺す」と言われ「私を殺しにいらっしゃーい!」と待ち続けるのでした! どうよ!次の文化祭の劇のあらすじ!名づけて『新機動戦記頑駄無翼』って、ちょ、何をするの離せまだここからいいところなのにぃい!!!!!」ズルズルズル… +戦争発生後 なんやかんや適当にガチャを回し、適当に風呂を覗き、適当に見えない所で幽霊を斬り、と自由気ままにそれまで通りに過ごす ように、見えて実際は神楽巫女の修行も行っていた。 ある者には、斬る事のみを願った狂信者に ある者には、祖母を案じる孫娘の姿を見せ ある者には、幸せになる手伝いを提案する その姿は、万華鏡。見る者により、彼女の印象は全く違うだろう。本人も多少なりとも意識はしてそう振舞っている ただ一つ言えるのは、自分は今坂伊織だと誰にも恥じる事無く言い続ける事だろうか +参加セッション 簡単な感想くらいは入れていこうかなって思ってるわ 8/26 ぴゃー はたらくまんじゅう 白鐵八識/今坂伊織/暦トモロウ/矢神迅/ブライ・キゼ=レイド クエスト ◯ 今坂伊織:「とっつげき~!!!!」 白鐵八識:「……ちょっとカメラ止めよう」 白鐵八識:「なんかおかしくない?」 8/27 レン 虚像のバナナ 笹川愛子/暦朔乃/今坂伊織/百瀬詩種/天上天下唯我 暴力is力 ◯ 必然の相撲部だったわねー。ももちゃん大丈夫だったかなー? |8/28|炙り鮭|仕事と私どっちが大切なのって言ってくれる彼女も仕事もない|早瀬月守/イリス/今坂伊織/アルバート/ネロ|簡単:探索→戦闘|◯ ナンパもいいけど、隠してるならバレないようにしないとねー。誰とは言わないけどさ~ 9/4 薊野 隠者の庵 統乃カトリーヌ/今坂伊織/黒木小夜/天雲凪砂/カペラ ◯ 超時空シンデレラ!カトちゃん事カトリーヌちゃんでーす!いえーい! ほら、そこ!おさわり厳禁よ!サインは並んだ並んだ! +交友関係 四月一日自由 料理研究会の後輩。ちょっとした昔なじみ 八代竜胆 大人の女性って格好良くない? カペラ・スキエンティア 貴方の願いを肯定しましょう。私の邪魔さえしないなら、ね 統乃カトリーヌ 友達。以上。それ以上に何か必要……? あ、ライトアップね! +某月世界風スキル説明 邯鄲法:ランクD ある種空想具現化に近い、“夢”を具現化する一種の魔法。かなりの適性が必要な特殊な法である。 今坂伊織は学園戦争勃発前から魔法使いであり、その魔法は全てこの邯鄲法により引き出されている。 とはいえ、適正は高いとはいえず、常盤台市が異界化するにあたって初めて現実的な使用が可能になった程度なので、このランクに留まっている 典型的な邯鄲法使いと呼べる生き方の割に、そのランクが低いのには訳が……? 破段・顕象”軍旅断獄・天旋地転廻龍馭(ぐんりょだんごく てんせんちてんかいりゅうぎょ)”:ランクC ある種空想具現化に近い、“夢”を具現化する一種の魔法。かなりの適性が必要な特殊な法である。 その内、破段以上になれば、発動者の固有のユメを描き出す事が出来る 必ずしも望んだ結果にはならず、また極めてリスキーな技能であるが 伊織の場合は「私が斬る前に私が斬り死にする事は無い」という、一種の生存特化のユメとなっている。斬る事を望むが故に、斬られる事を拒絶する一種の運命変転 しかし、本人の邯鄲法の適正は低い部類であり、発動には多大な魔力が必要 同時に「斬る前に死ぬのは御免だ」という特性から、一度自身が動きだしてしまうと極端に強度は低くなるピーキーな”夢”である 元ネタは白居易の”長恨歌”の一節と、同じく白居易の書”白氏六帖”の節題 (夜明け解説:テトラシェルに相当。エクスカリバーを使用する為、自身が行動を始めるとダメージ遮断量が極端に減少する) BAKA(Brilliant Art the Kaleidoscopic Against the world):ランクC 直訳すれば「世界を侵食する麗しき芸術変転」つまりは、『世界』という概念に自らの概念を侵食させるスキル。 空想実現化などを強化するスキルであると共に、邯鄲法の前提スキルの一つでもある 自らが信じる世界、信仰を世界そのものへ押し広げ世界法則すら限定的に変更する事が可能 このスキル保有者の希少さが、邯鄲法が適正が必要な法であると言われる所以である。Cは派生前としては最上位 なお、派生スキルとして勇者(BAKA)等が確認されている あくまで頭文字を繋げただけの名称であるが、所有者は大体筋金入りのバカなので「もう素直に馬鹿でいいんじゃないか?」という説が学会では過半数 強運:ランクD 運が良い悪いでは無く運が『強い』。自身を中心として良くも悪くも極端な運勢を引き寄せるスキル ホークアイと呼ばれるスキル所有者が保有する事が多く、一説には「5個サイコロを振って全部1だった次に全部6が出た」などという逸話もある おいこら、そこリースアイとか言うんじゃない!最近結構クリティカルするんですよ! (夜明け解説:ヴォルテックスに相当。とりあえず高いか低いかわからないがダイスを振り直す能力。なお、このキャラクターは思考回路的に自身に優先して使用する) 巫術:ランクC 神や精霊などへの祈願という原始宗教系の魔術体系。 祈祷者の願いに霊的存在が答えることで、様々な奇跡を行使する。 神楽の巫女としての適性は相当に高く、天津神を祀り穢れを祓う術式をかなりのレベルで行使出来る 本人は邯鄲法の一形態だと言い張っているが、実際は全く別個の魔法体系であり、寧ろ自身の概念を世界へ侵食する邯鄲法と 世界の概念を自身へ降ろす巫術は対立しあう技術体系である なお、このスキル説明は適当に追記するが、特に意味は無いので気にする事は無い(無い
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美川秀信:「いだてん~オリムピック噺~」 史実での「美川秀信」 美川秀信の史料・文献金栗四三 伝記『走れ二十五万キロ』 熊本県南関町在住の「美川秀信さんの親族」 インターネット上に散在する「美川秀信の足跡」■1910年:明治43年 ■1911年:明治44年 ■1912年:明治45年 ■1915年:大正4年 ■1916年:大正5年及び1917年:大正6年 ■1918年:大正7年 ■1919年:大正8年から1921年:大正10年 ■1922年:大正11年 ■1923年:大正12年 ■1924年:大正13年 関連人物 関連項目 登録タグ 美川秀信:「いだてん~オリムピック噺~」 演:勝地涼 主人公・金栗四三の同郷の友人。 彼の誘いで四三は「東京高等師範学校」へ入学する事になる。 ところが当の美川は、東京高師で落第生の烙印を押され、遊女「小梅」に入れあげた挙げ句、東京高師からいつの間にやらいなくなり、 寄席やら駆け落ちやらカフェーやら満州やらと、ありとあらゆる状況と場所で四三や美濃部孝蔵その他諸々の人たちの前に出没し、 出るたびに何かをやらかしては登場人物と「いだてん」クラスタをお騒がせし、 逆に出ないとあっては「なんで出ない??」「どこ行った美川??」「美川を探せ!!」と大騒ぎとなり、 「いだてん」随一のネタキャラとして愛された。 あ、愛され………?!? うん、愛され。 美川秀信 (みかわひでのぶ)とは【ピクシブ百科事典】 史実での「美川秀信」 そしてこの美川秀信。 実在した「金栗四三の幼馴染みの友人」が基になって出来た登場人物である。 金栗四三が伝記制作の折りに「美川秀信の思い出話」を語った事から史料に残り、 日本で、いや世界で最も過酷な駅伝と言われる「富士登山駅伝」の誕生に関わった人物であるにも関わらず、 富士登山駅伝 - Wikipedia 長らく「謎の人物」とされてきていた、のだが。 美川秀信の史料・文献 金栗四三 伝記『走れ二十五万キロ』 美川秀信の事が金栗四三から語られたのは、伝記である『走れ二十五万キロ』においてである。 走れ二十五万キロ マラソンの父 金栗四三伝 復刻版(第2版) - 熊日出版 走れ二十五万キロ マラソンの父 金栗四三伝 復刻版(第2版) 熊本日日新聞社:Amazon 概略するとこんな感じ。 二人は玉名中学校の同級生だった。 共に東京高師に入学し、上京。 夏休みの帰郷の際、富士登山に挑戦したが途中で断念した。 美川は「俺は教師になんかなりたくない」と言いだし始め、徐々に授業にも出なくなった。 そして金栗四三が本科一学年(二年生)に進級した頃には、美川は東京高師から姿を消していた。 その後、金栗四三は美川秀信の消息を訪ねる事は無かったので、その後、美川がどうなったのか、金栗四三が知ることは無かった。 そして金栗四三は、 美川がいなくなって寂しくなった。 なんとしても東京高師に留まらせておけばよかった。 と回想していた。 ところが。 熊本県南関町在住の「美川秀信さんの親族」 「いだてん」制作の取材過程で、ドキュメンタリー番組「ファミリーヒストリー」スタッフから「遺族や親族の探し方のノウハウ」を聞いて、それを実行した結果、 『いだてん』取材担当・渡辺直樹インタビュー 前人未到の大河ドラマ『いだてん』はいかにして作られたのか 取材担当者が明かす、完成までの過程|Real Sound| ファミリーヒストリー - Wikipedia 熊本にいた、美川秀信の親族が見つかった。 そして美川秀信役の勝地涼が親族の方たちと面会したり、 「いだてん」勝地涼が語る“ストレイシープ”な美川の気持ち「コミカルだからこそ切ない」<前編> | ザテレビジョン 「中村勘九郎さんとは絶対に一緒にやりたかった。幼なじみ役で出演できてうれしいです」勝地涼(美川秀信)【「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」インタビュー】 | エンタメOVO 勝地涼、『いだてん』で“全髪クネ男”好演!「金栗氏~」の一言で印象付け | マイナビニュース 熊本県南関市のローカル誌に「実際の美川秀信に関する特集記事」が掲載された。 しっとんね vol.27 | kumamoto ebooks | 「勝地涼さん演じる『美川秀信』は南関の人」(1) 「勝地涼さん演じる『美川秀信』は南関の人」(2) インターネット上に散在する「美川秀信の足跡」 そして現在、日本や韓国(!!)のあちらこちらのインターネットデータベースで「美川秀信の足跡」を確認し、辿る事が出来る。 ネット時代、すげえ。 以下、判明した「美川秀信の足跡」を年代順に記述していく。 ■1910年:明治43年 金栗四三と共に「東京高等師範学校」に入学。 東京高等師範学校一覧. 明治43年4月-44年3月 - 国立国会図書館デジタルコレクション 東京高等師範学校一覧. 明治43年4月-44年3月 - 国立国会図書館デジタルコレクション 美川秀信さん、実際には「数物化学部」で理系だったんですね。 (「いだてん」では「国語漢文科」設定です) ■1911年:明治44年 美川秀信、東京高師からいなくなる。 東京高等師範学校一覧. 明治44年4月-45年3月 - 国立国会図書館デジタルコレクション ところが。 ■1912年:明治45年 美川秀信、農商務省管轄の「水産講習所 製造科」に入学する。 官報. 1912年07月16日:彙報 / 入學許可 水産講習所(農商務省) - 国立国会図書館デジタルコレクション ちなみにこの「水産講習所」とは、後の「東洋海洋大学」に連なる学校となる。 水産講習所 - Wikipedia 沿革:東京海洋大学 ■1915年:大正4年 美川秀信、「水産講習所」を卒業する。 官報. 1915年10月22日:彙報 / 卒業證書授與 水産講習所(農商務省) - 国立国会図書館デジタルコレクション そして美川秀信の「水産講習所」への入学許可が、官報にて公示された1912年7月16日の前日は、 金栗四三がストックホルムオリンピックのマラソンに出場し熱射病で昏倒、目覚めた翌日の1912年(明治45年)7月15日に当たる。 金栗四三 - Wikipedia なにこの偶然。いったいどういうことなんです?? ■1916年:大正5年及び1917年:大正6年 「水産講習所 助手」を務める。 水産講習所一覧. 自大正4年至5年 - 国立国会図書館デジタルコレクション 水産講習所一覧. 自大正5年至6年 - 国立国会図書館デジタルコレクション ■1918年:大正7年 「日本醸造株式会社」在籍。 水産講習所一覧. 自大正6年至7年 - 国立国会図書館デジタルコレクション ■1919年:大正8年から1921年:大正10年 「中村水産研究所」在籍。 水産講習所一覧. 自大正7年至8年 - 国立国会図書館デジタルコレクション 水産講習所一覧. 大正9年 - 国立国会図書館デジタルコレクション しかもこの史料には「在 青島」の文字が。 水産講習所一覧. 大正10年 - 国立国会図書館デジタルコレクション 青島?!って、もしかしなくても中国の?!?www 美川秀信さん、満州どころか中国に行ってたの?!? ■1922年:大正11年 「中華●業株式会社」技師(青島) 水産講習所一覧. 大正11年 - 国立国会図書館デジタルコレクション 美川秀信さん、まだ中国・青島にいらっしゃる模様。 なお「●」は「塩」の旧字の「鹽」だそうです。 お答えのTwitterツイート ということは「中華鹽(塩)業株式会社」ということになります。 ■1923年:大正12年 大正12年の『水産講習所一覧』が国会図書館デジタルに掲載されていない為、不明。 ■1924年:大正13年 「星製薬株式会社」所属。 水産講習所一覧. 自大正12年至13年 - 国立国会図書館デジタルコレクション 「星製薬株式会社」って、ここのことかな? SF作家の星新一のお父さんですか。 星製薬について 星製薬のあゆみ|星製薬株式会社 (とんでもなく長いので、少しずつ追記していきますー。) 関連人物 金栗四三 関連項目 東京高等師範学校 朝鮮総督府 登録タグ 東京高等師範学校 美川秀信 金栗四三 ↓↓イイネ!!はこちら ↓↓↓↓↓ 1940年:昭和15年1月11日。 美川秀信さんが日本統治下朝鮮総督府京畿道仁川府にて亡くなりました。 享年49でした。 National Library Media Integrated Viewer Service
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コンコン 「どうぞ」 「よっ、準備できたんだって?・・・よく似合ってるじゃねぇか」 「あたりまえじゃん、あたしを誰だと思ってんの?そういうアンタは・・・ま、まあまあじゃん」 「おいおい、こういう時ぐらいカッコいいとか言えねぇのかよ・・・」 「キモッ!自分でカッコいいとか何言っちゃってるのこいつ!? あんたナルシストっぽいところあると思ってたけど、そういうところ直したほうがいいよ? …なんてね、冗談だって。カッコいいじゃん『兄貴』」 「こんなときでも相変わらず口がへらねえのな、お前も。というか何だよ、今更『兄貴』なんて」 「ん~・・・ちょっと昔のこと思い出しちゃってさ。そのせいかな」 「昔のことねえ。・・・そういえばお前にミスター・シスドーだのなんだの言われて色々言わされたこともあったか」 「うっ・・・」 「おっ、まさか図星か?たしか『そんな道理ッ!私の無理でこじ開ける!!』だったか。 今更シスコンだとかそういうのは否定するつもりもねえけどよ、今思えばあれは今まさにこの状況を望んでたってことだったのか?」 「・・・あんたが悪いんじゃん。何をしてもあたしの気持ちに気付きもしないし。 あのころのあたしがドンだけ苦労してたかわかんないでしょ?」 「うぐ・・・ま、まあいいじゃねぇか。今お互いこうしていられるんだからよ」 「結果論じゃん・・・色々あったよね、あたしたち」 「そうだな。・・・後悔してるのか?」 「してるわけないじゃん。これはあたしが望んだこと。それを後悔なんてするわけない」 「・・・」 「ただ、この場に『あいつら』がいないのがちょっと・・・ううん、すごく残念、かな」 「駆け落ち同然に家を飛び出して、色んなところを転々としてきたからな。 今頃なにやってるんだろうな、あいつら。案外昔とほとんど変わってなかったりしてな」 「あははっ、流石にそれはないでしょっ」 コンコン 「はい、どうぞ」 「お邪魔しますね。おお、お二人ともよくお似合いですよ」 「ありがとうございます、神父さん」 「いえいえ。準備が出来たのでお呼びにきたんですよ」 「そうですか、わかりました。んじゃ、行くか。桐乃」 「うん、兄貴」 「それまだ続けるのか?」 「いいじゃん、なんかそういう気分なの!」 「へいへい」 「こんな辺鄙な教会で式を挙げてくださるというので、こちらも張り切って準備したんですよ」 「それは、なにかすいません。気を使わせてしまったみたいで」 「お気になさらないでください。…こちらです。この扉の向こう。きっとお二人ともびっくりなされますよ」 「え?それってどういう・・・」 「それでは、どうぞ」 「「え?」」 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「よう!久しぶりだな高坂!こんなめでたい席に呼びもしないなんて友達がいのないやつだな!」 「そうですよ先輩!ちょっとぐらい声かけてくれたっていいじゃないですか!お久しぶり、桐乃ちゃん!」 「あ、赤城!?」 「せ、せなちー!?な、なんでここにいるの!?」 「私たちもいるよ、きょうちゃん」 「へへへ、かなかなカッコいいじゃんか!あんちゃん!」 「麻奈実、ロックも・・・」 「桐乃、久しぶり・・・」 「なんだ、結構元気そうじゃんか。そっちの変態兄貴も♪」 「あやせ、かなこ・・・」 「なんでみんなここに・・・」 「拙者がよんだんでござるよ」 「沙織!」 「お久しぶりでござるな。きりりん氏、京介殿」 「お前、なんで・・・」 「何でとはまたつれないでござるな京介殿。拙者とお二方の仲ではござらんか」 「そうじゃなくて!何であたしたちがここにいるって・・・それに式のことも」 「それは、そこにいる神父殿でござるが・・・実は拙者のおじい様であるからして」 「「ええええええ!!?」」 「というのは嘘で、実はそちらの方はお父様のお知り合いでして。その関係でこちらに情報が流れてきたでござるよ」 「沙織さんがあなた方を探しているというのは私も聞き及んでいましたので。勝手ながら連絡させてもらいました」 「そ、そうだったんだ・・・もう、あんまりびっくりさせないでよね!・・・でも安心した。沙織、あんた何にもかわらないわね」 「だよな。しかし沙織よ、そのドレスにぐりぐりめがねはどうかと思うぞ・・・」 「はっはっは!そう褒めないで下され、照れるではござらんか。作戦成功でござるな。 では失礼して・・・そうそう、お二人にはまだ会っていただきたい人がいるんですよ」 「え・・・」 「まさか・・・」 「久しぶりね、二人とも。相変わらず兄妹そろっての間抜け顔で安心したわ」 「・・・」 「桐乃、京介、心配してたのよ」 「あんた・・・」 「親父、母さん」 「京介」 「・・・なんだよ、親父」 「もう私はしのごのいうつもりはない。お前達の覚悟も、決意もよくわかっているつもりだ」 「親父・・・」 「だがこれだけは覚えておけ。もし桐乃を泣かせるようなことがあれば、今度こそお前を許すつもりはない・・・わかったな」 「そうよ、京介。そんなことしたら、もう家の敷居またがせないからね。覚えておきなさい」 「ああ、わかったよ。親父、母さん。絶対に桐乃を泣かせるようなことはしない。約束する」 「それさえ聞ければもう私は言うことはない。・・・京介」 「なんだよ?」 「・・・すまなかった」 「!・・・ああ」 「ほら、あなた。席につきましょ」 「うむ」 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「黒猫・・・」 「・・・」 「あたし、アンタになんて言っていいか・・・」 「・・・ふう、やっぱりあの時のことを、いまだに気にしてたのね。あきれたわ」 「そんなことって・・・!あたしは!ずっと、アンタに謝りたくて!でも、どういえばいいか、わかんなくて・・・」 「謝られることなんてあったかしら?彼は私ではなくあなたを選んだ。ただそれだけのことでしょう?」 「でも!」 「もう、しつこいわね。私がいいと言っているのだからそう受け取りなさい。・・・そうね、そんなに私に悪いと思っているのなら・・・」 「な、なによ・・・」 「せいぜい幸せにおなりなさい?私が、私たちがあなたたちをやっかむほどにね。 私はあなたが嫌いだけれども、あなたたちが幸せならそれでいいわ。だって私達は・・・と、友達でしょう?」 「!!・・・~~~っ!」 「きゃっ!・・・いきなり抱きつかないでくれるかしら?ああ、もう、涙をおふきなさい」 「だって、だって・・・!」 「ふう、・・・高坂桐乃」 「・・・なに?」 「あなたには、私の真名を呼ぶことを許すわ。これからは私のことは瑠璃と呼びなさい」 「! くろ・・・瑠璃、ありがとう。それとごめんね。あたし、あんたのこと・・・大好きだから!」 「!・・・そう」 「よう、久しぶりだな、黒猫」 「そうね、誰かさんに見限られて以来かしら?」 「むぐ、相変わらずキッツいっすね黒猫さん。そういわれてもしかたないんだけどね!?」 「ふふ。、さて、そろそろこの子を離してもらっていいかしら?いつまでも抱きつかれていたらたまらないわ」 「・・・そうか。ほら、桐乃離れろって。あ~あ~こんなに泣いちまって。ほら、これで涙拭けよ」 「ぐすっ、・・・うん、ありがと」 「じゃあそろそろ席に着くわ。失敗して恥をかかないようにね?『兄さん』?」 「余計なお世話だよ!?」 「みんなかわらねえな。なんか安心しちまったぜ」 「そうだね。・・・ねぇ兄貴」 「なんだよ」 「絶対にこの手はなしたら嫌だかんね?離したら一生恨んでうやるから!」 「離すつもりなんてはなからねーよ。それこそお前が嫌だっつってもな!・・・桐乃、今幸せか?」 「当たり前じゃん!兄貴が隣にいて、みんなが祝福してくれるんだよ?あたしちょー幸せだよ」 「そっか。そうだよな・・・」 「・・・?どうしたの兄貴」 「いや、控え室いるときにお前が昔のこと思い出してたっていってただろ?」 「うん」 「俺もちょっと思ったんだよ。もし昔の、お前に人生相談受ける前の俺が今のお前を見たらなんて言うかって。 でも考える必要もなかったわ」 「ふ~ん、なんで?」 「あのころの俺がなんて言うかなんて分かりきってるってこった。そう、あのころの俺はきっとこう言うんだろうさ・・・」 俺の妹がこんなに可愛いわけがない
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「ジェラシット!」 【名前】 行動隊長ジェラシット 【読み方】 こうどうたいちょうじぇらしっと 【声】 櫻井孝宏 【登場作品】 海賊戦隊ゴーカイジャー など 【登場話】 第14話「いまも交通安全」第24話「愚かな地球人」 【所属】 宇宙帝国ザンギャック→無所属 【分類】 行動隊長 【強化改造】 なし 【特殊任務】 陣内恭介生け捕り作戦 【生物モチーフ】 ウミウシ 【他のモチーフ】 ピエロ 【名前の由来】 嫉妬(英:jealousy) 【詳細】 ザンギャックの行動隊長(後に脱退)。 開発技官インサーンの高校時代の同級生で、特に改造手術も施されていない宇宙人(2人の高校時代を描いた回想シーンでの風景は地球と大差なく、更に2人は古き良き学ランとセーラー服を着ており、2人の故郷の惑星の環境や文明の形式は地球のものと酷似している模様)。 行動隊長のジェラシットは上級士官クラスのインサーンより階級は下だが、インサーンに対しては今でもタメ口。 高校時代からインサーンに好意を寄せていたが、ずっと言い出す事が出来なかった(ただし、インサーンの方は彼の好意に気付いていながら「根性のない奴」と内心見下していた模様)。 頭でっかちなインテリタイプで、改造もしておらず期待出来る程の戦闘力は持ち合わせていない。 嫉妬の怒りが頂点に達すると「炎のジェラシーパワー」による突進攻撃を繰り出す(上記の台詞はその際のもの)厄介な相手。 また、後述のように巨大戦で重傷を負いながらも生還したり、ザンギャックバズーカの直撃を受けても着弾部分が黒く焦げた程度で何事も無かったかのように復帰、避難するなど、常識外れな生命力を有する(後者では「確かに、この場で死んだらドラマチックですけどね」と冗談を言う余裕を見せ、直後にジョーから「お前、本当はすごく強いだろ?」と半ば飽きられながら疑問視されている)。 「インテリ派」と設定されているも、言動はどこかギャグ的な部分がある。 具体的な例としては、初めてゴーカイジャーの妨害を受けた際に「暴力は止めろ!」と平和的解決を勧めると思いきや、「暴力を止めないと、暴力するぞ」と反撃。 更にレッドの振り下ろした一太刀を「真剣白刃取り!」で防ぐと思いきや、タイミングがずれて見事に斬られた上、「お見事」と呟き、レッドに追い討ちで横一閃にぶった斬られている。 【第14話】 インサーンに命令されるがまま、陣内恭介を捕獲するのに地球へ出撃するが、特殊能力も持たずにゴーカイジャーに苦しめられ、1度は逃走。 インサーンの命令の真意が恭介に一目惚れし、自身は利用されていただけと知り、嫉妬に狂って恭介を襲撃、ジェラシーパワーにより生み出された嫉妬の炎で攻撃するが、直々に地球に出撃したインサーンに阻まれる。 無理やり参戦させられたゴーカイジャーがカーレンジャーに豪快チェンジ(この前にターボレンジャーに豪快チェンジしているのだが、恭介に「それじゃない」と言われ、変身し直している)し、ゴーカイクルマジックアタックを繰り出すも致命傷にはならず、恭介や恭介に口づけを拒絶されたインサーンを追い回し、三角関係は拗れる一方となる。 見兼ねた司令官ワルズ・ギルが放った巨大化ビームを浴びて巨大化するが、巨大化してもインサーンを捜し求める姿に、遂にインサーンも心を動かされ、恭介の指導でインサーンへの愛を叫び、インサーンと想いが通じ合う。 嬉しさの余り暴れ始めてゴーカイオーの出撃を招いてしまい、ゴーカイスターバースト、ゴーカイ激走斬り、シンケンゴーカイオーのゴーカイ侍斬りを受けた後、ボロボロのまま宇宙空間まで叩き出され、ギガントホースに激突する。 等身大に戻って命からがら帰還するが、恋という熱から冷めてしまったインサーンは「根性の無い奴」「粗大ゴミとして捨てちゃって下さい」と、ワルズ・ギルも目眩を起こす程の豹変ぶりで、結局振られてしまった。 改心したわけではない1話限りの怪人(後に改心する)が、生還するも味方に処刑される事も無く話が締め括られたのは稀なケース。 【第24話】 地球のゴミ捨て場に粗大ゴミとして捨てられており、近くを通りかかったおばさんには生ゴミ扱いされる始末。 その後、たこ焼きを恵んでもらった縁でたこ焼き屋の主人(店主)・ノブユキのペットになってしまい、「宇宙人をペットにするのはどうか」とゴーカイジャーに諭され、宇宙人初のたこ焼き屋になるべく、ノブユキに弟子入りしようとするが、ノブユキの母親はジェラシットを生ゴミ扱いしたおばさんだった。 宇宙人に偏見を持つノブユキの母親はジェラシットを弟子にする事に大反対。 更にジェラシットが母親に生ゴミ扱いされた事を聞いて、怒った行動隊長センデンが首を突っ込んできて、またも事態は混乱。 だが、センデンが放ったザンギャックバズーカから身を挺して庇った事で、母親は宇宙人に偏見を持っていた愚かな地球人の自分を恥じ、ジェラシットを認める。 センデンも倒しジェラシットのたこ焼き屋開店祝いにゴーカイジャーが訪れてみると、ジェラシットはノブユキの母親と駆け落ちした事が明かされる。 ノブユキの話によれば、「今ではどこかの温泉旅館で働きながら幸せに暮らしている」らしい。 断片的に流れた描写では普通のラブラブな夫婦で、更に母親が子供を身篭ったかのような描写がされている。 【第42話】 直接的な出番はないが、雑誌『女星セブン』には旅館の亭主にまで大出世したインタビューが掲載されている。 表紙には「宇宙人亭主ジェラシットが考案した地球人に贈る最高のサービスとは?」と書いてある。 【海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE】 魔空監獄の囚人として登場。 投獄された理由は不明で、本人が説明しても前置きから既に長いので結局明かされる事はなく、そのまま脱獄していった。 【特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE】 幻のレンジャーキーの力の暴走に巻き込まれ鎧たちが飛ばされた1772年の江戸時代で登場する。レンジャーキーを探す彼らの元に登場、手には風呂場で見つけたイエローのレンジャーキーが握られていた。 その後、レンジャーキーを回収しに出現した「新司令官バッカス・ギル」に恐れをなして逃げ去った。 【余談】 第14話で『激走戦隊カーレンジャー』の元レッドレーサー/陣内恭介が登場。 また、脚本は『カーレンジャー』のメインライター・浦沢義雄氏が担当しており、話は全編ギャグ調な「浦沢ワールド」と化している。 第24話も脚本は同じ浦沢義雄氏が担当、テーマ的には宇宙人に対する偏見、差別、迫害など地味に重いテーマを多少鏤めつつも突っ込み所が満載で、最後の結末に「浦沢ワールド」が集約された。 「ザンギャックを倒し宇宙全体を平和にする」を目的としてザンギャックに良い感情を持っていない鎧も差別したりせずに助けようとしていた。 上述の通りに投獄された理由は不明だが、おそらく第24話における一連の行動が皇帝アクドス・ギルの目に止まって捕まった可能性がある。 全体のカラフルな色はウミウシのそれを思わせ、右胸に付いている花のような部分はウミウシの二次鰓に酷似し、2匹の違う種類のウミウシを向かい合わせにしたような外見をしている。 デザイナーの韮沢靖氏によると「ザンギャックが海洋生物になる以前にウミウシは是非怪人にしたいモチーフだった」らしく、全体の姿はピエロを彷彿させるデザインとなっている。 名前は同義となる和名と英名が合成され、第10話の行動隊も同様でどちらも「強欲」、「嫉妬」と七つの大罪に由来している。 てれびくん2011年8月号の『ルカとアイムがえらんだ!ザンギャックおもしろ怪人ベスト5!!』では第2位に入った。 アイム曰く「振られたために可愛そうだったが、勇気を出して告白する姿は素敵だった」。 声を演じる櫻井孝宏氏は『救急戦隊ゴーゴーファイブ』以来、11年振りにスーパー戦隊シリーズの怪人の声を演じている。 『魔法戦隊マジレンジャー』の海外リメイク作品『パワーレンジャー・ミスティックフォース』ではレッドレンジャー/ニックの吹き替えを担当。 mixiには専門のコミュニティがあり、デザイナーも自ら加入している。 また、「LOG」の座談会によれば、結局未登場だったものの、ジェラシットに似せるべきか奥さん(人間)に似せるべきかと、本気でジェラシットの子供のデザインも構想していたらしい。
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「世話をかけたね。私はセツ。人捜しの旅をしている」 「生ぬるいことやってんじゃないよ。………本気で私を止めたいなら、首を落とすつもりで来な」 作者:みえさん。 全身図 攻撃力:7 / 防御力:6 / 速さ:8 / ラック:4 / 賢さ:5 / 魔力:0 プロフィール [部分編集] 名前 セツ・ウェヌス(♀・42歳) 種族 人間 職業 戦士 武器 鈍器全般 属性 なし 特技 特定武器からの召喚術(一体のみ) 戦闘能力 タイプ 物理 スキル 攻撃 範囲 近距離 長所 素早く攻撃力もあり、前線向き 短所 頭に「G」の付く黒い悪魔がいると混乱する。船酔いするため船上や船から下りた直後は役立たず。 口調 一人称 私 二人称 あんた/あなた 外見年齢20歳以上と女性→さん、以下の男→くん 仲間になった人や戦闘時には呼び捨て ルシオルと二人きりの時は彼を「ホタル」と呼ぶ 三人称 「あの子」「あの人」 敬語 ぞんざいで、はきはきしたおばちゃん口調。敬語を使うと上品で高貴な印象の口調になる。 補足 オリキャラRPGキャラへ15の質問 回答 生い立ち [部分編集] セルネオの錬金術の家系に生まれる。 貴族で裕福な家系であった上祖父に甘やかされた為わがまま放題育つ。祖父の研究により「知識の書」の保管場所となり、それを守るために身体能力も強化された。当時彼女はそれを当然と思っていたが、ルシオルと名乗る青年に出会ったことで外のことを知り国や祖父に対する違和感を覚えはじめる。 青年が魔族だということ、自分に近づいた理由は「知識の書」を欲していることを知りながらも青年に惹かれ恋に落ちていった。 国の政策に対し口に出したことで国にいられない状況に陥りほぼ駆け落ち状態で逃げる。 逃げ伸び新たな土地に行くために乗った船で青年を狙った魔族に襲われ、彼女は一人海に投げ出され彼と別れた(この出来事がトラウマとなり、今も船に乗ると気分が悪くなる) 青年の力でアスコリ島に打ち上げられた彼女は助けてくれた人々に支えられ、失意のまま新たな生活を始めるも自分が身ごもった事を知る(そのためルシオルは妊娠の事実を知らない) 迷った挙げ句、出産を決意するが子どもが「魔族の血を引く」ために町の人には迷惑を掛ける可能性を考え少し離れた場所に小屋を建て、自分の身体能力を生かし島民を脅かす鳥獣や魔物を狩って生計を立てる。時に錬金術の知識を使い薬などの調薬をすることもあった。 トルナーレに来た船の船員に「ルシオルらしき人物」の話を聞き、娘も結婚し手が離れていたため、真相を確かめるために体調不良を覚悟しながら船に乗り込んだ。 特徴 [部分編集] 名前は本名か不明だが宿帳などで時々「楔(せつ)」という文字を使う。 剛胆で男前。町から離れて生活しているも人付き合いは良く、面倒見がいい。 船酔いを理由に外に出なかったのは、目印となるものがあるのに自分の元へ来ないのは彼が自分の為を考えてのことだと思いながらもどこか不安があったのと、万が一彼が死んでしまっていた時それを直視するのが怖かったから。娘も手を離れ、自分もいい年齢になり直視出来ると判断したために船に乗る。 見知らぬ子どもでも悪いことをしていれば平気で叱り、反省すれば褒める寛容さも見せる。が、先に手が出てしまうことも多い(手加減はするが結構痛い)ケンカ両成敗であるが男の子にはげんこつ、女の子は手のひら等一応の区別は付ける。 おばさんと言われても怒らないが「ババア」は暴言と見なししかりつける。 前衛向きで強いものの、頭に「G」の付く黒い悪魔が苦手で出くわすと「混乱」、船が苦手で船に乗ると「船酔い」というステータス異常を起こす。 戦争を「でっかい子供のでっかいケンカ」不老種を「ちょっと長生きの人たち」と話す等、時々妙に規模が小さく感じるような事を言う。 知識の書から錬金術に関する情報を引き出すことが可能だが、必要以上には立ち入ろうとしない。 ルシオルの前では少し乙女。 武器は鈍器全般。身のこなしが軽く力もあるため重い武器を装備しても比較的早く動ける。 ボス戦では厄介そうなザコモンスターを優先攻撃するが、通常戦闘では一番体力の高いモンスターを積極的に攻撃する。長い武器は両手で持ちスイングするように横から頭部など急所を狙う事が多い。相手が大きいモンスターや浮いている系だと高く飛び上がる。戦略が特に無く邪魔が入らなければ取りあえず動かなくなるまで殴る。 おもしろ武器に「ふらいぱん(炎)」「女神像(聖)」「悪魔像(魔)」「冷凍マグロ(氷)」などもある。 (「バアルのようなもの」について) セルネオから持ち出した「バールのようなもの」にルシオルが自分の使い魔を封印して彼女に渡したため、魔力は皆無だが装備時に限り「バアルのようなもの」を召喚出来、慈雨や嵐など天候に関するものを使える。広範囲であるが状態異常を含むものが仲間を巻き込むコトはない。 因みに「ようなもの」であり既存の神話にあるバアル等の悪魔とは無関係だが、高位の悪魔らしい。本人は一応「バアル」と名乗るし回りがそう呼んでも表記名には必ず「のようなもの」がくっつく。 何故か彼女の力に比例して使用可能回数・威力や種類が増えるため、レベルが高い程幅広く使える。「バールのようなもの」の攻撃力はそれほど高くないが錬金術師や鍛冶師などに強化してもらえれば最終的には最強武器になる。 なお銀髪のイケメン姿で登場し(当初巨大な異形のハエの姿で出てきたが彼女に気持ち悪がれたのがショックだったらしい)「貴様ら」「小娘」などと人間に対し高圧的な態度を取るが話を良く聞くといい人。彼女が召喚しなくてもたまに出てくるが、所有者である彼女には逆らえない為便利アイテム扱いされ、暴走しそうになると「バールのようなもの」で殴られ強制的にしまわれる。ちょっと不憫。 イベント [部分編集] 仲間イベント「酔っぱらい?」 トルナーレからロカターリオ号が到着した事を確認し、近くの街道を歩いているとフラフラのおばちゃん戦士が戦っているのに出くわす。 「助ける・見守る・無視する」の選択肢が一瞬出るが選択する間もなくすっぽ抜けた武器が飛んでくる。すぐに武器を取りに来るため否応なしに戦闘に巻き込まれる。 戦闘終了後におばちゃん戦士が倒れるので、宿まで連れて行くと銀髪の青年が突然現れ偉そうな事を言い出す。が、話の途中で目覚めた彼女にバールのようなもので殴られ消える。 彼女に人捜しをしていると聞き「人捜しを手伝う」を選択すると仲間になる。 パーティから外したり特に何もしなければ以降ランダムに各町のギルドに出没するので話しかけ手伝うを選択すると再び仲間になる。 なお、トルナーレ関係者がいると会話が変化する。 最初の一瞬の選択で瞬時に「助ける」を選べていた時、彼女をパーティに入れて宿に泊まると初回だけ全員分支払ってくれる。 「セルネオ」 零、昶と同じパーティに入れ3回以上宿に泊まると発生。 夜中に目が覚め「こっそり聞く」を選択すると昶の技巧について零と話す声が聞こえる。「寝直す」を選択すると発生しない。以降、宿に泊まるごとに「錬金術・薬学・銃器・整備」など様々な会話がされ全てこっそり聞くと最後に「セルネオ」と互いの話になる。 「400年以上経ってもセルネオは変わらない」という話の内容から状況や結果こそ違うが、彼女たちがセルネオで似たような経験をしたことが知れる。 この会話を聞いた次の朝「狸寝入りはもっと上手くやりなよ」と注意される。 関連キャラ [部分編集] ルシオル:生き別れた夫 交流について [部分編集] オカンでありオトンでもあるような元気なおばちゃん戦士です。 サバサバしていますが、特に20歳以下の子供は自分の子供のような感覚で接するようなお節介な面も持っています。普段は傭兵のような仕事をしてますので、保護者要因他必要があればお使い下さい。 黒い悪魔(G)が関わると暴走したり恐慌状態になりますのでお気を付け下さい。 M106 メインキャラ 作者:みえさん。 名前_仮名:せつ・うぇぬす 名前:セツ・ウェヌス 戦闘スキル:攻撃 戦闘タイプ:物理 戦闘範囲:近距離 拠点:トルナーレ 種族:人間 職業:戦士
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羽藤 桂 (はとう けい) データ 主人公。 声は松来未祐 お人よしののんびり屋。 羽藤家の者は人外の者に力を与える「贄の血」と呼ばれる血を受け継いでおり、桂はその血が特に濃い。 二人暮しだった母親を亡くし、遺産として残された田舎の父親の実家を見に出かけるところから作品は始まる。 考察 アカイイトに登場する羽藤の血を引く者は、全員何らかの形で植物に関連した名前を持つ。桂(けい)は作中で説明される通り、モクセイ科の樹木。桂(かつら)とは別物なので注意が必要。 ちなみに、月に生えているという伝説の桂も「けい」の方。 贄の血を継ぐ羽藤家と鬼切りの千羽家の血を引くサラブレッド。「鬼切りの鬼」EDではその雄姿を存分に見せつけてくれる。「私を誰だと思ってるのかな!」 ↑「アホの子」です。 ユメイ データ 本名、羽藤柚明 声は皆口裕子 桂の従姉妹。ゲーム中では、「主」を封じるためのエンジュの木に「オハシラサマ」という存在として依っている。 「オハシラサマ」が居なくなると「主」の封印が解けるので責任重大なのだが、その割にあちこち出歩いている。 桂よりは薄いが「贄の血」を持ち、その力の使い方も祖母の笑子から受け継いでいる。 考察 柚明の柚はユズ(柚子、学名:Citrus junos、シノニムC. ichangensis x C. reticulata var. austera)は、ミカン科の常緑樹。柑橘類の1つ。 本編中では何故か妙な方法での吸血ばかりさせられている(全て桂から誘っているのだが)。 若杉 葛 (わかすぎ つづら) データ 声は釘宮理恵 本作の子役、解説役担当。 日本を表から裏から支える若杉家の跡取りとなれる家柄に生まれ、弱肉強食の若杉家を生き抜いている天才小学生。だが、そんな他人を食い物にする人生に嫌気がさしたのか本編では家出中。 「贄の血」は持たないが、それでも特別な血を持っているらしい。 考察 家出中のため若杉の関係者である烏月を見かけると逃亡してしまい、結果、登場シーンが少なくなっている。ストーリーで最も割を食っているヒロイン。 若杉家から家出しているのに、初対面の桂に本名名乗ったのは何故なのだろう? 杉は伏見稲荷大社のご神木であり、葛は様々な伝承に見えるとおり狐を縛る呪力を持った植物である 若「杉」という姓に、「葛」という名前。まさしく彼女は狐の申し子なのである。 家出の旅の連れの狐の尾花は予言の神、「一言主」の化身。が、声が出せない封印を受けているため、単に賢くて運動能力の高い狐となっている。 見方によっては、尾花はまたしても「葛」に運命を絡め取られたとも言えるか。 稲荷神と習合したダキニ天は、白狐を神使としている。この仏は、死者の血肉を喰らって神通力を得るという。もしかして? 浅間 サクヤ (あさま さくや) データ 桂の母の親友、桂のことは幼い頃から見守ってきた。 声は真田アサミ。 その正体は「観月の民」という山神の眷属。 60年前、桂の祖母に命を救われて以来、羽藤家と親密な付き合いをしている。 考察 名前の由来は浅間神社。木花咲耶姫命(コノハナサクヤビメ)を主祭神とする神社。 実は、木花咲耶姫命が富士山に祀られるのは江戸時代以降のこと。それ以前は富士山の祭神はかぐや姫とされていた。この辺りも因縁というものを感じさせる。 千羽 烏月 (せんば うづき) データ 千羽党の鬼切り役。 声は渡辺明乃。 主の分御霊を宿しているケイを斬るために経観塚へやってきた。 実体を持った鬼を斬る事を得意とする千羽妙見流の使い手。 考察 初期設定ではメガネっ子。その姿はファンブックにも載っていないのだが、何故かサクセスのウェブページ「瓦版」には掲載されていた。 使っている太刀は維斗(いと)という業物。「折れず錆びず」と言われ、代々の千羽党の鬼切り役が手にしている。何百年も使われているのに未だ現役、まさに実戦向きの名刀。 振るう太刀は維「斗」、操る流派は千羽「妙見」流、通う学校は「北斗」学院付属。どれもこれも北極星及び北斗七星のことである。 ノゾミ データ 主の復活を目論む双子の子鬼の姉。 声は小林恵美。 着物を死者を表す左前に着ている。 生前は貴族の娘。双子として生まれたため忌み子として幽閉されて育った「いないはずの子供」。 幽閉されていた屋敷が火事になった際、自由に憧れて逃亡。その後、野垂れ死にかけるがその間際に主に出会い、幽体の鬼となってこの世に留まる。本編での依代は良月。 考察 初期には三つ子案もあったとか。 10年前にも封じが解かれ、主を復活させようと画策したが失敗、再び封印されている。この事件の際、桂パパが殺害されている。 ミカゲ データ 主の復活を目論む双子の子鬼の妹。 声は小林恵美(ノゾミと同じ)。 ノゾミの生前の妹かと思いきや、その正体は主の分御霊。 本編での依代は良月。 考察 一見ノゾミに従っているように見えるが、実は主導権を握っているのはこっち。良月からの《力》の流れをコントロールしているのもこっち。 「姉さまはもう要りません」と言っちゃったのが、ノゾミが心変わりした最大の要因かも。 おしとやかに見えて、イザ、コトに及ぶととっても積極的。 鏡である影見から転じて見影。蛇である巳影。望の影である御影。主様の力である甕気。 ケイ データ 本名、羽藤白花。桂の双子の兄。 10年前、ノゾミカが復活して起こした事件の際、主の分御霊を体に宿すことになった。この時の事件を解決をした当時の鬼切り役、千羽明良(あきら)はケイを斬らずに匿い、厳しい修行をさせた。その結果、ケイは主の分御霊を自力で抑える術を習得している。 考察 主人公であっても不思議は無い素敵設定。なのにでしゃばらないいい男。 白花はそのまま白い花。エンジュの木の花の色。 金木犀の桂花に対し、銀木犀の別名が白花 主 (ぬし) データ 八岐大蛇を祖にもつ蛇神。 過去辺では着物をきちんと着ていたのに、現世に現れたときには片肌脱いで着崩している。かように気まぐれな神。 「折れず錆びず」の維斗をへし折るほど、他の鬼とは隔絶した力を持つ。 考察 封印の鍵はエンジュの木。その花びらの散るごとに力を削がれている。 天津甕星(あまつみかぼし)別名、天香香背男(あめのかがせお)が元ネタか。 奈良陽子 データ 桂の学校の親友。 本編では後姿か、正面でも左半分しか描かれないかわいそうな子。ちゃんとキャラデザもあるのに。 考察 平凡で幸せな日々を象徴するようなキャラ。帰還エンドのほとんどは、こやつと桂の会話シーンで終わる。 桂から非日常的な経験談を聞かされてもほとんど動じないあたり、なかなか大物かもしれない。 羽藤真弓 データ 桂の母。故人。 元千羽党の鬼切りで、現役当時は「当代最強」と呼ばれた凄腕。駆け落ち同然に結婚を果たした際に役目を返上している。ちなみにこのとき党の人間とかなり揉めたらしく、サクヤの協力でかなり強引に抜けている。 考察 勘違いしがちだが、桂が贄の血を持っているのは父方の遺伝であり、真弓はただの人間である。 羽藤家には嫁に入ったので、別に名前に植物に関連した字は入っていない。 たゆんたゆん。 弓は三日月を表し、烏月さんにも月。あと烏月さんのお兄ちゃんは明良さんだし、コクジョウに出た千羽さんは景朋だったりなど、千羽さんは名前に月ばかり。 二十六夜の三日月は月待ちの信仰対象であり、地球照の部分に阿弥陀三尊(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)が現れるということから信仰されている。いわゆる月の"兎"の部分が阿弥陀三尊。 コメント欄 コメント すべてのコメントを見る 編集方法を覚えたのでさっそく修正。ついでに葛様と尾花の項目も追加 -- 2008-07-20 06 42 41 桂の名前はカツラじゃなくてモクセイだって、本編で言われてたぞ? ついでに言うと月に生えてるっていう桂もモクセイの方なんだよな。誤認に注意 -- 2008-07-01 17 50 51
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「あとは…この庭師の鋏でお相手するよ」 PEACH-PITの漫画『ローゼンメイデン』の登場キャラ。「そうせいせき」。 アニメでの声優は 森永理科 女史で、MUGEN的に言えばこんなシリーズ作品に出演している。 人形師ローゼンの製作したローゼンメイデンシリーズの第4ドール。 ファンからの愛称は「蒼い子」。 服装はシルクハットに袖口の長い白いブラウス、青いケープとニッカーボッカー風の半ズボンを着用。 翠星石同様、アニメではフリル部分が多少省略されている。 容姿は、瞳の色が姉の翠星石同様オッドアイで、右目がエメラルド色で、左目がルビー色。 髪は赤毛に近い焦げ茶色(アニメでは翠星石よりも若干赤みが強い)で前下がりのボブをベースにしたショートカットである。 一人称は「僕」。その口調と容姿のために男の子扱いされることもあり、ゲーム版ではジュンからも、「蒼星石って男の子?」と質問されている。 さらに、ローゼンメイデンが連載されていたコミックバーズでの同作品の紹介で、蒼星石を男扱いする文章もあったのだから笑えない。 至高の少女を決める戦いなのにね。 なお原作でのジュンの第一印象は「なんだアレ?シザーマンかよ。タチワリー」 ……ひでえなオイ。 性格はとても真面目で寡黙。アクの強い性格のドールズの中でも割と常識的な感性を持っている。 それ故に、アリスゲームで悩むことが多い。第2期ドラマCDでは真紅達と共に平穏な生活を送る事を選んだが、 薔薇水晶が見せたアリスに対して苦悩するローゼンの幻影の影響から最終的に擬似アリスゲームに参加。 「お父様の望みは僕の望みだ!」と、平和を望む翠星石たちと決別の意志を見せたが、水銀燈に敗れ、悲劇を招いた。 また、原作とアニメで変更点が多いキャラクターで 前述のように原作では真紅たちに「僕は馴れ合いをするつもりは無い」と言い放っており、徹底的に対立していた。 戦闘時には水銀燈と手を組み真紅を一方的に痛めつけるなど、アリスゲームに関して一片の情も挟まない態度を示している。 また、水銀燈によって腕をもぎ取られた真紅に対して「もう片方も切り落としては?そのほうが美しいよ」などと、 冷酷な皮肉を浴びせたりとかなりヒール的な要素も持っていた。 アニメでは翠星石の方が蒼星石にベッタリなのだが、原作では逆に蒼星石の方が翠星石から離れる事が出来ずに居た。 その事から、一見気弱そうに見えてその実しっかりと自立している翠星石との溝に苦悩するという繊細な面も持ち合わせている。 そうした弱い自分、曖昧な自分と決別する為に翠星石と対立する道を選ぶのだが…… それなりに出番の多かったアニメに比べ、原作では登場してすぐに死亡してしまった不遇なキャラクターである。 と思っていたら雪華綺晶から真紅と翠星石が蒼星石の体を奪還、水銀燈から奪われたローザミスティカを返してもらいついに復活を果たした。 「心の樹」の成長を妨げる雑草を取り除く「庭師の鋏」を持つ(心の樹の必要な枝を切り落とすこともでき その人の心にしまわれた大切な記憶を奪うことも可能)。それ故、「庭師姉妹」とファンに呼ばれている。 戦闘も庭師の鋏を使っての接近戦が中心。なぜか他のドールに比べアニメ版で追加された技などが少ない。 そのためなのか何なのか、原作では真紅のローズテイルから逃げ切るようなスピードを披露したのに対し、 アニメ版では翠星石、雛苺と三人がかりで水銀燈に倒されたり、水銀燈の息で吹き飛んだり、 薔薇水晶に挑んだ際に一撃で返り討ちにあったり、と妙にかませ犬化が進んでおり、戦闘面での不遇さが目立った。 特別編のオーベルテューレでは、作中屈指の実力者である真紅と互角に戦っており、シルクハットを使っての牽制技も披露し汚名返上なるか!と思いきや、 真紅が自分のミーディアムのサラ(CVジュンと同じ)に大して負担をかけなかったのに比べ、 蒼星石はミーディアムの力を瀕死になる限界まで追い込んでしまっていたことが判明、相変わらず戦闘面では不遇である。 人工妖精は「レンピカ」で、庭師の鋏を出したり、夢の扉を開いたりする。 ミーディアム(人間の契約者)は原作とアニメで異なっている。 + 詳細 原作では元華族で有名な結菱家の長男・結菱一葉。 双子の弟(船舶事故で死亡)と駆け落ちした女性に復讐するため、 蒼星石と翠星石の力を使い女性の心の樹を朽ちさせようとしたが、 彼女も二葉が死んで悲しむもそれを乗り越えて生きることを選んだことと、 そして自分も彼女を好きだったことを思い出し、改心した。 蒼星石が動かなくなってからは、寂しさを紛らわすかのように 毎日庭園でのお茶の時間に蒼星石を椅子に座らせて話をしたりしていたが、 その気持ちを汲んだ翠星石が週に1度、彼の元を訪れてはお茶の相手をしており、 彼女からは「おじじ」と呼ばれている。 アニメでは時計職人の老人・柴崎元治。 一人息子の一樹を失ったショックで妻・マツが寝たきりになってしまったため 彼自身も精神破綻を起こし、蒼星石を亡くなった息子だと思い込み束縛していた。 そのことを水銀燈に利用されるが、ジュン達がマツの夢に入り込んだことで彼女が目を覚まし、 元治自身も息子の死を受け入れて以前の自分を取り戻した。 以降も孫同然に蒼星石を可愛がっている。 翠星石からは「おじじ」、蒼星石からは「マスター」と呼ばれている。 余談だが水銀燈の「乳酸菌とってるぅ?」という名(迷)台詞は 元治と接触した際に言われたものだったりする。 また柴崎元治が「かじゅきいいいいいいい!」と呼ぶシーンは相当インパクトが強く よくネタにされている。 契約した人間への忠義心、鋏による他姉妹よりストレートな戦闘描写、日常パートでも姉妹で一番家事を安定してこなす等、 かっこよさや可愛さ、健気さ等を全編に渡って満遍なく発揮しており一定したファンを持つ。 またボーイッシュな故に、女性ファンからも圧倒的な支持を得ており、 アニメ第1期HPで行われた人気投票では第4位に、第2期では第3位に輝いている。 + 二次創作での扱い ニコニコでは姉達にくらべて出番は少ないが、それなりに人気は高い。 同人誌やSSではアニメ版をベースに原作の要素を加えたものが多い。まあ原作版の彼女は立場、性格、登場時期が扱いづらいからしかたないだろう。 翠星石の次にヤンデレ化ネタが多い。 普段は他のドールズと平和に過ごしているが、水銀燈や薔薇水晶の策に嵌って自分とマスターにとって邪魔な人間(他のドールズのマスター等)を排除するなど 仕向けた二人以上に残忍且つ冷酷になる。 立居地的には『北斗の拳』のシンと言えば解りやすいかも。 そしてそれ以上に、二次での変態化率がローゼン勢で一番多い。 「ボクも、君と同じ気持ちなんだ・・・ マスターのそばに居てあげたい・・・」 (以上、wikipediaより一部抜粋、改稿) MUGENにおける蒼星石 mugenではドロウィン氏が製作されたコンプゲー『Rozen MUGEN traumend』のものが存在していた。(現在はフリーティケットシアター終了によるリンク切れ放置で入手不可) 機動力はコンプゲーのキャラの中ではトップクラスで、超必殺技の中にはその機動力を生かしたものもある。 反面紙であり、単発火力も低め。 コンプゲーの中でもコンボに重点を置いたキャラクターとなっている。 翠星石とコンビを組むことで真の力を発揮する。 また黄金の仮面伝説の投稿者であるikuiku氏によってAIパッチが製作された。 出来るだけ色んな技で繋ぐようにしエリアルは捨てコンボも無理に繋がない感じのAIになっている。 公開当初は原作での冷血な台詞を喋る特殊イントロがあったが、現在は削除された。 専用の勝ち台詞はある。 出場大会 タッグトーナメント-アリスゲーム杯- 第3回遊撃祭 MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント 総勢256名☆燃えて萌えるヒロインズトーナメント 削除済み ヒロインズトーナメント 皐の陣 出演ストーリー 黄金の仮面伝説
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――目ぇ覚めたか? だいぶ疲れてたんだな。裏通りからここまで連れて帰ってくるのに苦労したんだぜ? ……いや、俺が疲れさせちまったのかな。かなり集中して魔法使ってたってうちの妹が言ってた。 けど、おかげ様で俺の腹に空いた穴は元通りだ。救われちまったな、感謝してるよ全く。 ここ? 一応は俺ん家だ。雨が降りゃ屋根か壁のどっちかは流されるようなのが家かどうかは知らねぇ。 少ないけど食えよ。味はマトモじゃねぇけど、どうせここじゃマトモな味のメシなんて食えねぇ。俺も何年も食ってねぇ。 こんなんでも命を救ってもらった礼ってやつだよ。カビてるとこは流石に恩人に出したりしねぇぜ。 あいつらは……まぁ今頃はどっかの追い剥ぎが“処理”してくれてるだろ。 銃で人を撃つのがあんな感触だなんてな。あれでも初めてなんだぜ、上手いもんだろ? その銃はどうしたって? 持ってきちまったしそこにあるよ、お前には向けねぇから安心しな。 おうおう、美味そうに食うねぇ。俺のおやつ抜きにした甲斐があるってもんだよ。 まぁ一日一食だけどな。おやつしか食ってねぇ。 ……いや気にすんなよ。どのみち今日は食欲なんて湧かねぇからさ。 にしても操霊魔法ってやつはすげぇんだな。 いやお前才能あるよ。盗みや殺しをせずに生きていける才能ってやつだ。 俺? 俺には無理だな、学もねぇし品もねぇ。 そもそもこんなスラムでガラクタ漁ってる奴がマトモな暮らししてると思うか? それが出来たらこんな家にゃ住んでねぇよ。 ……種族、種族ねぇ。 いやお前が蛮族だろうってのは知ってるさ。悪ぃけど着替えさせる時に眼帯取っちまったからな。 けどお前は俺の命の恩人だし、俺だって家族にナイトメアがいる。今更気にしねぇよ。 それより可愛かっただろ? 誰がってうちの妹だよ。角生えてようがなんだろうが、ありゃルキスラ一の美人だね。 他の家族はいねぇよ。親父も兄貴もみんな死んじまった。 親父は技師だったけど、働き過ぎて過労死。兄貴は今日のあいつらみたいな強盗に刺されて素っ裸。 おふくろは……まぁ、妹を産む時に、な。 そのせいで親戚付き合いなんかも何も無いのさ。この汚い裏通りで兄妹身を寄せ合って生きてるってワケ。 親父の形見のこの錆びたマギスフィアが無きゃ、今日の俺も兄貴みたいに素っ裸で死んでたかもしれねぇな。 ――お前さんも家族には苦労したみたいだな。顔色悪いぜ。 家族の話か。まぁ聞きてぇならしてやるけどさ。 妹の事を話してる時が一番楽しそうだって? まぁそりゃそうだ、あいつは俺の生きる意味みてぇなもんだからな。 --------------------------- 親父とおふくろは元々全然接点がねぇ人間だった。 親父は街の修理屋さん、一方でおふくろは神学を収めた敬虔なライフォスさんの信徒。 けれどおふくろん家の魔導機を修理しに行った時にお互い一目惚れして、駆け落ち同然でルキスラまで来たんだって、ガキん時は良く話されたな。 二人ともそれを楽しそうに話してたんだよ、ずっと。 それを俺も兄貴も喜んで聞いてたし、おふくろの腹を撫でながら妹の名前考えたりしてたのさ。 ただまぁ、わかるだろ? お前もナイトメアの出産がどんだけ負担になるかなんて。 今でも覚えてるね。 おふくろが今まで聞いた事無いような声で叫び続けて、親父は絶対に部屋に入るなって見た事無い怖ぇ顔で俺たちに言った。 丸二日くらいおふくろの叫び声を聞きながら、兄貴と二人で部屋の隅でどうなんのか怖くて震えてたよ。 ほんの数週間前までは妹が産まれてくんのが楽しみで仕方なかったのにな。 勘違いすんなよ、俺は妹の事を恨んでなんざいない。産まれてきてくれて本当にありがとうって、今でも思ってる。 けれど事実としておふくろは死んだ。 おふくろの棺を墓に入れながら、それでも親父は「ギーナを守るのが俺たち三人、男の誓いだぞ」って泣きながら言ってたんだよ。 それが祝福だったんだ。穢れ持って産まれて、神殿も嫌な顔して、けれど俺たちが祝ってやらなきゃ誰が妹を祝福すんだって話さ。 そっから親父は馬車馬みてぇに働いたよ。 男三人、学がねぇ。だからせめて妹を守るためには金だって思ったんだろうな、おふくろが死んでから寝てるところを見た覚えがねぇもの。 後から知ったけど、だいぶ嫌がらせも受けてたらしいぜ。何でだって、言わせんなよ。 穢れ持ちがどんな扱い受けるか、それもライフォスの敬虔な信徒から産まれた子が。わかるだろ? それで結局親父は無茶がたたって流行り病にかかって、呆気なく死んじまった。 兄貴も責任感は親父譲りだったんだろうな。 俺と妹を食わせるためには何かしないといけないって、減ってく一方の金を見て思ったんだろうさ。 家に帰らない時が増えて、そのうち服から煙草の嫌な臭いがするようになってよ。 そりゃそうだよ。学も技術も人脈もねぇ十代のガキが金を稼ごうとしたら、大抵は命を懸けるか法を破るかどっちかだ。 ただまぁ、兄貴もつるんでた奴らも頭は良くなかった。 ある日無謀な盗みに挑戦して、どうにか逃げたは良いものの横取り狙いの強盗に襲われて、あとはさっき話した通りだ。 他の奴らも捕まったか死んだかのどっちかだって聞いたけれど、俺としちゃ知りたくもねぇ。 表情のねぇ騎士様がうちにいきなり訪ねてきたと思ったら、いきなり兄貴を犯罪者呼ばわりした上に死んだ報告ときたもんだ。 妹は泣くし、俺はどうしたらいいのかわけわかんなくなっちまったよ。 けどな、兄貴はバカだったけど恨んじゃいねぇんだ。恥とも思わねぇ。 だって俺と妹の為に無い知恵絞った結果だろ? 親父も兄貴もおふくろも、みんな必死だったんだよ。そんくらいわかるよ。 だから残った俺だけでも、親父と兄貴との誓いは守らなくちゃいけねぇんだ。 --------------------------- つまんねぇ話だっただろ? そっからはまぁ、今と変わんねぇさ。兄貴の末路を見た俺は、おとなしくガラクタ漁って直して売る、みたいな事でどうにか生きてる。 俺まで死んだら妹は今度こそ天涯孤独になっちまうからなぁ。 だからお前には感謝してんだ。今までで一番やべぇ日だったからな。 そういや名前をまだ聞いてなかったよな、なんていうんだ? ……ポズィ、ね。はぁはぁ、バジリスク語で「穢れた種」ねぇ。 知るかよそんな事。交易共通語じゃ「前向きに考える」事をポジティブっつーんだぜ。 だからお前さんの名前はその意味に違ぇねぇよ。いや、今日からその意味だって事にしよう。 そんでポズィはこれからどうするんだ? せっかくだからその魔法はなんかに使うべきだろ。 まぁ、蛮族がいきなり魔術師ギルドには入れないか。 蛮族ってだけで信用されねぇ、嫌な世の中なもんだよな。 俺? 俺は今まで通りいくしかねぇよ。 ……銃? なんだ、俺に強盗しろって言うのか? さっきまでの話聞いてたか? ………冒険者? 確かに、面白ぇかもしれねぇな。 どうせ命を懸けるんなら多少なりとも真っ当な仕事の方が良い。 銃が使えりゃ冒険者の仕事も出来る。頼れる魔法使いもいる。 なに不思議そうな顔してんだよ。俺が冒険者になるならお前も一緒になるに決まってんだろ。 確かにルキスラで冒険者になるのは難しいかもしれないけどよ、せっかくだし新天地探して旅立っても良いんじゃねぇのか。 こんなボロ家なんて捨ててったって構わねぇんだ。 そうだな……ダーレスブルグとかエイギアまで行っちまえば、俺らでも冒険者になれるかもしれねぇ。 おっと、ギーナは冒険者にはさせねぇぞ。危険な真似はさせたくねぇからな。 だろうと思ったって顔しやがって。 そうと決まれば早速ギーナにも話をしてこねぇとな。あるもの全部売っ払えば馬車代にはなるだろ。 じゃあポズィ、今日からお前は俺の“家族”だ。 親父みたいにギーナを守れとは言わねぇよ、守らせてぇけど。 けれど、お前の背中は俺が守る。だからお前も俺らを守ってくれ。 ……ああ、そういえばまだ俺の名前を言ってなかったな。 俺はマルデック。よろしく頼むぜ、ブラザー。