約 551,401 件
https://w.atwiki.jp/livetokai/pages/82.html
だめにんげん【駄目人間】 コテハンのひとりで、トリップは◆DAMEYPboSM。 西春日井郡在住だそうで、局リンク不要派。 「インソムニア」や「駄目強化人間」と名乗っていた時期もある。 - 本日の閲覧者数: - 昨日の閲覧者数: -
https://w.atwiki.jp/16seiten/pages/1081.html
「よ、摩璃華。あけておめっとさん」 「遅いよ、翠くん! まったく、レディを待たせるなんて失礼よ、こんな寒いのに!」 「わりーわりー。出てくる前にオヤジ黙らせるのに手間取ってさ」 「ま、翠くんが遅れてくるのは今に始まったことじゃないもんね。そこは諦めることにしたから」 「さっすがぁ! できる女は違うねぇ!」 「まーねー! そのくらいじゃないと翠くんみたいなダメな人のカノジョは務まらないもの! なんの自慢にもなりゃしないんだけどね」 「おう? 何か言ったか?」 「ううん、何でもない! ささ、早くいこ!」 翠と摩璃華は腕を組み、初詣へ向う。 神社で晴れ着で深夜で初詣といったら裏手か茂みで青姦だよなとほざいてどつかれている翠・レングラントと アンタ馬鹿でしょ!と言いどつく初峰崎 摩璃華(はつみねざき まりか)は付き合い始めてまだ数ヶ月。 同じ学校のクラスメイトである二人だが、出会いにはいろいろと紆余曲折があったりしたのである。 ことの起こりは少し前、翠が杷羽を拾うよりも前に遡る・・・。 まだ夏の残滓がそこかしこに見受けられる頃のこと。 都内某所にあるY高校、放課後誰も居ない教室。摩璃華は携帯とにらめっこしていた。 (連絡遅いなぁ~、今日は出迎えるから連絡あるまで学校に居てくれ、ってことだったのに・・・) そろそろ堪忍袋の緒が切れそうだ。電話をこちらから入れるべきか思案しはじめたその時、 急に教室のドアが開け放たれる。 「いやー、何も入れてこないとはいえ鞄忘れっちまうとは不覚だったぜ・・・って、おろ? 初峰崎じゃん」 「あ、え、久鬼くん!? あ、ど、どうかしましたか・・・?」 「いや、鞄忘れたから持って帰ろうと思ってな。そういう初峰崎こそ、とっくに帰ったと思ったぜ」 「あ、私は、その、ちょっと・・・」 「待ち合わせか何かか? ケータイとにらめっこしてたしな」 「あ、うん、そんなところ、です」 「そかー・・・そういや、裏門のところに黒塗りの車が止まってっから、拉致られないように気をつけな。 オマエみたいなおっとりさんは捕まえやすいしな。そうでなくても、出るとこ出りゃ顔売れてるんだし」 「あ、うん、そうだね。ありがと、久鬼くん」 「んじゃ先行くな。じゃな」 「はい、さようなら・・・」 裏門の黒塗りの車、恐らくは事務所が回してくれた車だろう。ならなんで連絡寄越さないのよ・・・! そこでふと気付く。 (・・・あれ? 私、学校の誰にも仕事のこと話してないのに、なんで「顔が売れてる」なんて言ったんだろ?) 疑問を抱えながらも、黒塗りの車が止まっているという裏口に急ぐ。 「ちょっとぉ! なんでここまで来ておきながら連絡寄越さないのよ! 説明してよ!」 「ああごめん、リカちゃん。携帯の電源が切れちゃって、どうやって連絡したものかと思って・・・」 「ハァ? バッカじゃないの? まったく、たまたまアンタを見かけた人が教えてくれたから良かったものの、 そうでなければ帰ってるところだったわよ」 「ごめんよぉ・・・急ぐから、とりあえず乗って」 「はいはい。とっとと出してね」 摩璃華はいわゆるひとつのアイドルというやつを副業でやっており、中高生から特に高い支持を受ける ユニットの一員である。どのくらい支持を受けているかといえば、かの十六聖天でも三次元を許容できる 派閥からは一定以上の高い支持を受けており、またちびっこ勢は出演番組を欠かさずチェックするほどである。 今日はわざわざ社長自ら出張っての、次回の巡業(コンサートツアー)に関しての一大会議ということで、 実際に舞台に立つ自分達の意見も取り入れたいとのことで召集をかけられている。 会議の時間の大半は社長の暑苦しい一人語りだったのだが、そこは売れ筋のアイドルを幾組も抱える 事務所のエース営業部隊を総動員しての会議なだけに、社長一人に無駄に語らせている間に 着実にスケジュールや資材などについてのとりまとめがなされ、今後のスケジュールの調整を 残すのみ、という状況になった。 「遅くなっちゃったなぁ・・・まったく、社長は話がながいんだからぁ・・・」 時はもう夜。ごく普通の女子高生が出歩くには少々危険な時間帯。 送迎の車を降りた摩璃華は、一路自宅へ。 一応学校では「運動が苦手で本とか読むのが好きそうな、図書室か文芸部が似合いそうな娘」ということで 通しているので、何処に知り合いがいるか分からない近所に乗り付けないようにしている。 早道しようと一層人気のない道を選んで道を急ぐと、案の定、下心丸出しの優男どもに絡まれる。 「おやおやぁ~? こんなところで、迷子かな?」 「キミ、アイドルの咲間璃花に似てるって言われない? どう? これからオレらと付き合わない?」 「あ、いえ、その、急いでるんで・・・」 「まぁまぁ、そう言わずにさぁ~。勿論オゴるからさ、どう?」 「ですから、その、通してください・・・!」 「ちょっと、ちょぉ~っとだけでいいからさ、ね、ね?」 「お願いですから、通してください! 急いでるんです!」 「こんなにお願いしてるんだからさぁ~、ちょっとくらい付き合ってくれたっていいじゃんか!」 「そうだよぉ~、オレらがんばっちゃうからさ!」 「そう言われても、これ以上遅くなるとお母さんに怒られちゃうし・・・」 「イマドキの女子高生がこんな時間に帰るなんて方がよっぽど変だって!」 あ、やばい。限界かも。 「なな、だからさ。ダイジョーブ!帰りはちゃんと送ってあげるかr」 「五月蝿い、邪魔だと言っている。人間の言葉を理解できない分際で人間の言葉を発するな、肉の塊」 摩璃華の手には、目の前で道を塞いでいた男の心臓が握られている。 「まったく、抜き取ったのにビチビチと動いちゃって・・・肉塊に、この臓器は、不似合よ? といっても、持ってても仕方ないし、血って服に付くと落ちないのよね・・・燃やして捨てましょう」 ぽっと青白い炎が一時燃え上がり、目の前の肉塊と、肉塊から抜き取った心臓は生肉が焼ける独特の 嫌な臭いを発しつつ、炭化する。 「ひ、ひぃぃ・・・な、なんなんだよぉ、オマエはぁぁぁぁ・・・!」 「私? この肉の塊も理解力の乏しいのね。その脳も豆腐と入れ替えたほうがいいのではないかしら。 でも、良かったわね、そっくりさんじゃなくて、本物に、地獄の底に送ってもらえるんだから」 とりあえず炭化した元肉塊2個を目の前に、ようやく平静を取り戻した摩璃華。 「あうう、またやっちゃった・・・とりあえず、どうやっても素性なんて分からないように 骨まで焼き尽くしてあるから問題ないと思うけど・・・」 「こっちから人間の焼ける臭いがしてきたが・・・おう? あれ、初峰崎じゃん。こんなとこでなにやってんだ?」 (・・・見られたぁ!? しかも・・・なんでこんなとこに久鬼くんが? ・・・とりあえず殺しとこ) 神速の抜き手が翠の心臓目掛けて一直線に伸びる! 「ごめんね、久鬼くん。貴方には何の恨みもないんだけど、見られた以上は仕方ないの。死んで下さい」 ずぶりと胸に吸い込まれた手は、そのまま心臓を掴み、抜き取る。そして心臓があったところに超高熱の 火種を残し、内側から焼き尽くす。 「貴方の事は嫌いじゃなかったけど・・・というかどっちかなら好きな部類だけど、本当に、ごめんね・・・!」 二つから三つに増えた元肉の塊に別れを告げて立ち去る摩璃華は、不意に足首をつかまれて倒れてしまう。 「いったぁ~・・・何?・・・って、げ、あ、ぎゃああああああああああああああああああああ!!!」 モロに見てしまった。自分の足首をわしづかみにする手と、そこから骨が生え、筋繊維と血管と神経節が 絡みつき、表皮で覆われ、体を為し、服が逆再生の如く纏われ、先ほど殺したはずの同級生が姿を為す光景を。 「仮にもアイドルがぎゃああとかデカい声で言うなや!」 「何なのよアンタ! 何なのよアンタ!」 「大事なことなので二回言いましたってか? 何っつってもオレだってよく分からん!」 「つか寄らないでよバケモノ! それ以上近づくなら再生できない位に燃やすわよ!」 「おうやってみろやぁ! ・・・つか心臓返せ。胸がからっぽなのは落ち着かんのだが」 「やっかましいわね! こんなもんこうしてやるわよ!」 摩璃華の手にあった翠の心臓は、青白い炎を受けて燃え尽きる。 「いやー綺麗に燃えるもんだなー俺の心臓。見事なもんだ。さすが俺」 「なんで感心してんのこの馬鹿!?」 「いや別に、よくよく考えるとがらんどうになってることを除けば、心臓なくても生きていけるなーと思ったら 意外ときれーに燃えてるし、別になくたっていーかなーと」 「何それマジキモイんだけど!?」 「んなことよりはよ帰らんといかんのではないのか?」 「・・・とりあえず、ついて来て。せっかくだから家に招待するわ(私で駄目なら、お母さんに・・・)」 「ほう、コイツはどういう風の吹き回しだ? アイドルの自宅訪問とは。言っとくけどタンスとか漁るぞ?」 「漁ったら即叩き出すわよ。盗んだらマジ殺す。つか何で私が副業やってるって知ってるのよ?」 「普通顔見りゃ分かるだろうに・・・気付いてない周りのヤツラがむしろ理解できん」 「アンタってつくづく常識通じないのね・・・」 印象操作の符術を施したネックレスの効果で「咲間璃花に良く似た人」までしか認識されないはずなのだが 「ふむ・・・こうして地を見てると・・・初峰崎ってけっこうカワイイのな」 「はぁ!? 何がどうしてそうなったらそういう話の流れになるわけ?」 「いやまぁガッコじゃ何つーかネクラ系? 地味系? じゃん。正直今のオマエのほうが付き合いやすいぞ」 「そのほうが都合がいいのよ。アンタみたいな一般ピーポーには分からないだろうけど」 「ゲーノー人ってのも大変なのな・・・」 「そーゆーこと。で、ここがワタシの家。お母さん居るから変なことはしないでよ?」 「へーい。タンス漁ったらすぐ帰るから心配すんな」 「何なのこの変態・・・」 というわけで初峰崎家にお邪魔する翠であった。 「ただいまー」 「あら、遅かったのね。そちらの方はお友達?」 「うん、ちょっとそこで会ったの。同じクラスの久鬼くん」 「ちわーっす・・・ども、久鬼っす」 「あらあら、リカちゃんが男の子連れてくるなんて初めてねぇ♪ うふふ♪」 「別に何にもないわよ! まったく・・・とりあえず久鬼くん、二階には絶対来ないでね。来たら酷いよ?」 「あいよー・・・じゃ、おじゃましまーす」 摩璃華は二階の自室へ。翠はリビングに通される。 「っとおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」 素敵なマダムの神速の手刀と、必要以上に磨き上げられた穴あき包丁が翠の胸部と眉間を狙う! 「・・・ウチの娘に何してくれたのか、説明願えるかしら?」 「顔似てるなーと思ったらやっぱりボスだよ! アイドルにホイホイ付いてった結果がこれだよ!」 「・・・で、ウチの娘に手出したりしてないでしょうね?」 なんとか手刀と包丁の双撃を必死で食い止めながら、ギリギリの攻防が繰り広げられる。 「むしろ出されたのはオレだぁ! 路地裏とはいえ天下の往来で人焼き殺すアイドルなんて初めて見たぞ!」 「そんなの淑女の嗜みよ? アイドルやるんなら人一人くらい殺せなくてどうするのよ」 「それぜってー間違ってるぞ! 俺が言うのも何だが!」 「そんなことはいいじゃないのよ。今の争点はアンタみたいな屑がウチの娘に何をしたか、ってことよ・・・!」 「だから、何も、してねぇ、っつーのよ・・・!」 夜のニュースがTVから流れる極普通の居間で、今壮絶な戦いが繰り広げられようとしてい 「どうかした? 何かドタバタしてたけど・・・?」 「別に、なんでもないわよリカちゃん(チッ、殺し損ねたか・・・)」 「そーそー、なんもねーぞ、初峰崎・・・(助かったわ・・・感謝するぜ・・・)」 「??? ・・・まぁいいけど」 レディ・ボスは一瞬の内に有閑マダムへ転身し台所へ、翠はリビングのソファーへ戻る。 「それでリカちゃん、この方とはどういう関係なの?」 「ただのクラスメイトだって! まったくもう、お母さんそういうの好きなんだからぁ・・・」 「あらそう? つまんないわねぇ・・・」 「いやはや、別にクラスが同じってだけで特にどうこうというわけでは(詰まらん言うなら、さっきガチで 殺しにきたのはなんだったんだって話だ・・・)」 「あら、もういい時間じゃないのよ。久鬼くんって言ったかしら? これからお夕飯なんだけど、一緒に どうかしら?」 「ちょっとお母さん! そこまでしなくても・・・!」 「あー、そっすね。そちらさえ良ければご相伴に預かろうかと(今更オヤジにメシつくんのもたりーしな)」 というわけで、若干一名分だけ劇物入りの夜食会。 翠としては「ペロっ・・・これは青酸カリ!」をやりたくて仕方なかったが、それは自重せざるをえなかった。 さすがに自宅ならともかく他所様の家のリビングで流血沙汰は、掃除が面倒なので避けようという気配りだった。 「ふいー、ども、ごちそうさんでした。いやはや、隠し味が何とも刺激的で」 「あらそう? ご満足いただけたようで何よりですわ(チッ、毒殺も効かないとは。さすがアレの息子ね・・・)」 「それじゃ、そろそろこの辺でお暇させていただきますわ(つか早く出ねーとマジ死ぬから)」 というわけで表に出る。 「別に見送りなんていらねーのに」 「違うわよ・・・副業のことと、さっきのアレ、絶対に言わないでよ?」 「まかせとけって。話したところで俺の言うことなんか信じるやつは居ないだろうに」 「言って回られるだけでも面倒になることもあるのよ! とにかくいいわね!」 「あいよ、分かった分かった。でさ、ものは相談なんだが」 「何よ? 交換条件とか言い出すなら、脳みそ引きずり出して忘れるまですり潰すわよ」 「いや何だ。ふと考えたんだが・・・いい機会だしぶっちゃけようと思うが、オレと付き合わね?」 「はぁ!? ・・・呆れた。馬鹿もここに極まれり、って感じね。何がどうしたらアンタと」 「ま、そりゃそうだな。しゃーねーわ。じゃな、初峰崎」 「あのねぇ・・・彼女を苗字で呼ぶ彼氏なんて聞いたことないわよ? じゃね、翠くん、また明日」 「おう、んじゃ改めて、またな、摩璃華」 ということがあったわけだが。そして話は初詣に戻る。 「あー、そうそう摩璃華、CDにサイン入れてくれてありがとな。普段嫌がるって聞いてたが」 「そりゃどうも。翠くんの頼みなら別だしね。でも今更ウチらのCDにサインなんて必要なの?」 「ウチのちびっこどもにはクリスマスプレゼントとして効果抜群でな。おまいさんのファンなんだそうで」 「あれ? 翠くんお父様と二人暮らしじゃなかったっけ?」 「オマエが仕事の都合でほっとんど学校来なくなってからいろいろあってな。ちびっこ合計3匹ほど拾って ウチで面倒みることになったのよ」 「ふぅん・・・」 「つか、今ゲーノー界的には掻き入れ時ってやつなんじゃないのか? 仕事は大丈夫か?」 「仕事より彼氏との初詣を優先するのは、女の常識よ? それにウチらは清く正しく美しくをコンセプトに 売ってるから、不健康なこの時間に生出演の仕事なんてこないのよ。特に未成年チームにはね」 「清く正しく美しく、ねぇ・・・どのへ」 「んが、なんて言ったら後で酷いわよ」 「へいへい、ソイツは悪うござんした。とりあえず行くとするかね、あの無駄に多い人ごみの中に」 「・・・何人かさっくりとぶっ殺して道開けたら、早そうよね?」 「三が日から物騒なヤツだなオマエは・・・大いに賛成したいところだが、派手にやると面倒なんだよなぁ」 「だよねー。それに今をときめくトップアイドルが大量殺人とかありえないよねー」 「ねー・・・ってお前が言うな」 「何よ! 私だってね、普段は頑張って自制してるのよ! 正直な話、自宅突き止めてつけて来たキモヲタと ウザイナンパ野郎と、この前翠くんとデートしてるときに偶然見かけたマスゴミ野郎しか殺してないわ!」 「それでも大概だと思うが・・・」 「そんなこと言ったら、そういう翠くんだってヤのつく自由業とか、カルト集団とか、森東くんとつるんで いろいろと派手に暴れてきたってお母さんから聞いてるわよ」 「まぁ、ありゃ趣味と実益を兼ねたバイトであってだな」 「そんなことで言い合っても仕方ないし、とりあえず今は一般ピーポーに紛れるべく、あの群れに吶喊しましょ」 「癪だがしゃあねぇな。うし、行くか」 「そうね、さっさと済ませて戻らないとね。あまり付き合えなくて悪いけど、この後も詰まってるのよ」 というわけで物騒な二人が回った某所の初詣の大混雑の中、幾人かの変死死体が出てきたという・・・ 首謀者達によると「だってヒールで足踏むんだもん。ありえなくない?」「人ごみに紛れてお尻触ってくるとか マジありえないんだけど。翠くんならともかく」「人様のサイフかっぱごうたぁいい度胸じゃねぇか!」 「テメェ人の女のケツさわっといて生きて帰れると思うなよ、このエロオヤジが!」とのこと。 人ごみの中では足の置き場と手の置き場には気をつけようというお話でした。 「よっしゃ大吉ぃ! これで今年もゲーノー界で生き残れるわ!」 「さすが俺、大吉よりレアな大凶を引く辺り空気読めてるな」 ちなみに摩璃華は10枚目、翠は一発である。 「つか10枚引きゃ出るだろ普通・・・ありがたみねぇ大吉だなぁ」 「ふ~んだ! そんなの気にしないもんね!」 「ふと思ったんだが、オレ告ったのすんげぇ突発的だと思ったんだが、何がどうしてその気になったんで?」 「さぁてね。そんなの忘れちゃった。多分バカ過ぎて突き抜けてる辺りじゃない? ま、結婚式までには 思い出しておくことにするわ」 破天荒にも程がある型外れの振る舞いと、常識にも理屈にも囚われない自由奔放なところが好きだとは 決して言わないし悟らせないのが、乙女心の為せる業なのである。 弱みを見せたら女は負け、常に強気で全力勝負、ここぞの涙は最終兵器。 母から教わった奥義中の奥義である 「あ、そだ。どっかのコンサート、チケット4枚融通できね? ちびっこども連れて行きたいんだが」 「そういうアイドルの使い方は嫌われるわよ? ・・・ま、いいわ。この前は来てくれなかったし、 今度来なかったら絶交の上絶対に殺してやるから、覚悟なさいね!」 そんなこんなの帰り道。月明りに祭囃子、ついでに目に付いたという理由で身元不明になった肉塊が彩る帰り道。 星と月と血の臭いに祝福されて、二人はそれぞれの場所へと帰るのであった。 とある外道の初詣 終幕
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/35312.html
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件8 「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」Blu-ray Vol.1 ドラマCD+複製原画付き特装版 発売日:1月14日・5月17日 ドラマCD第2弾に加えて、 限定複製原画(額装)を付属した豪華特装版! 著者書き下ろしショートストーリー付属 ここを編集 2023年1月放送開始。 https //otonarino-tenshisama.jp 監督 王麗花 監修 今泉賢一 原作 佐伯さん キャラクター原案 はねこと シリーズ構成 大知慶一郎 キャラクターデザイン 野口孝行 プロップデザイン 新谷真昼 サブキャラクターデザイン 倉橋N濘 動画検査 溝渕美穂、安本乃涼 美術監督 三宅昌和 美術補佐 前塚太一 色彩設計 有尾由紀子 撮影監督 上條智也 撮影監督補佐 大出高士 CGラインディレクター 齋藤権志 特殊効果・2Dワークス 松田陵平 編集 丹彩子 編集助手 深澤芽衣 音響監督 明田川仁 音響効果 安藤由衣 録音調整 小笠原頌 録音助手 関俣莉桜子 音楽 日向萌 音楽ディレクター 佐々木侑弥 WEB制作・ロゴデザイン 福本由紀子、吉岡美優紀 アニメーションプロデューサー 糀谷智司 アニメーション制作 project No.9 シナリオ 大知慶一郎 絵コンテ 今泉賢一 中山岳洋 高橋雅之 演出 若林漢二 山内東生雄 白石道太 奥野浩行 加藤顕 又野弘道 赤坂安兵衛 中野武蔵 作画監督 野口孝行 吉岡敏幸 重国浩子 木下ゆうき 塚本歩 小川エリ 佐藤勝行 水野隆宏 櫻井拓郎 渡部佳太 森出剛 河原久美子 大野勉 Studio EverGreen 24FPS 内野明雄 清水勝佑 邸錦 セブンシーズ 千支羽久遠 SAS ワン・オーダー 胡慶丹 陳如水 STUDIO MASSKET Lee Sang-min 高瀬ゆり子 Revival グレーン 板絵動画 ■関連タイトル お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 Blu-ray Vol.1 お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件8 ドラマCD+複製原画付き特装版 OPテーマ ギフト コミック版 お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 1 原作小説 お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 1 Kindleまとめ買い お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
https://w.atwiki.jp/anirowago/pages/93.html
駄目人間ズ、アンジェロに会う ◆QkyDCV.pEw 松野おそ松はてくてくと道を歩きながら、疑問に思っていた事を同行者であるハクに尋ねる。 「なあ、さっきのコンビニに誰も居なかったって事はさ、もしかしてここって、家やら店やら他にもあるけど、そこにも誰も居ないのか?」 ハクは、少し考え答える。 「そうかもな。元の住民何処にやったかは知らねえけど、随分とまあ大仰な真似してくれるよな」 「なあなあ、ならさ、もっと他の店とか回らねえ? こんだけ迷惑かけられてんだしさ、少しぐらい遊んだって文句言われる筋合いねーだろ」 ほっそい目でおそ松をじっと見つめるハク。おそ松もまたハクを見返す。 「いいな、それ」 「だろ!」 二人は揃って、店の物色にかかる。 とは言ったものの、ハクにはどれが良さそうな店なのかの見当がつかない。なのでおそ松に希望をリクエストしてみる。 「なあなあ、どっかにさ、美味いものある店無いか?」 「美味いものか~。てかさ、それ無理じゃね?」 「何でだよ」 「美味いものってさ、誰かが作ったもんじゃん。人居ないのにどーやって美味い物作ってもらうんだよ」 「…………おお。お前、結構賢いな」 突然頭をかきむしりだすおそ松。 「あーっ! そんな事言うから俺もすっげー美味いもん食いたくなったー! どーすんだよ! 超食いてー! 美味いもん! うーまーいーもーんー!」 「うるせえよ。じゃあ上にそこそこ付けていいから、それなりの食いもんねーのかよ」 「んじゃ、スーパーとか行ってみっか。あそこなら普通の飯から飲み物から菓子まで……ってああ! そうだよ! ケーキ屋とかありじゃん! めっちゃ高級菓子とかあったら最高じゃね!? ワンホール一人でかじりついて食うとかマジドリームじゃん!」 「かしー? それよりもっと、こう、あるだろー」 「うっせ、うっせ、うっせー! せっかくの機会なんだからゴージャスに行こうぜゴージャスによう!」 二人で騒ぎながら道を往くと、おそ松が早速洋菓子屋を見つける。 入り口というか、道に面した部分は全てシャッターが閉まっていたのだが、おそ松はこれをガンガン叩いて大声を上げる。 「おーい! 誰かいませんかー! いませんねー! つーか居るんじゃねーよケーキ寄越せオラァ!」 「うーわ、そこらのチンピラが夜中に酔っ払って騒いでるみてぇ」 ケーキ屋の前に立てかけてあった電飾付きの看板を、よっこらせと持ち上げたおそ松はまるで躊躇無くシャッターに叩き付ける。 数度そうすると、シャッターがひしゃげ中へ入れるようになった。 「……お前、色々と思い切った奴なんだな」 ハクが若干引いているのも気にせず、おそ松はケーキ屋へ突撃する。 「暗くて何もみえねー! ボケー! 灯りつけんかいゴルァ!」 そこらを蹴っ飛ばしながら灯りのスイッチを探し、どうにか見つけたおそ松。 ぱっと照らし出された店内には、ショーケースが並んでいて、その中に、幾つものケーキが置かれたままになっていた。 「おっしゃー!」 テンション上げてくおそ松に、ハクはあまり乗り気ではない。 とはいえ、カラフルにデザインされたケーキ達は、確かに見た目からして食欲や興味を引いてくれるもので。 早速苺のショートケーキをワンホール丸々かぶりついているおそ松を他所に、ハクもケースの中に手を突っ込み、綺麗な赤のケーキを取ってみる。 「ん? 冷たい?」 ケースの中はひんやりとしていて、どうやらそういった装置が働いているらしい。 電気はさっきおそ松が入れたはずなのだが、その前からこのケースの電気は入っていたようで。 色々と奇妙であるが、ハクは、その謎をさておきケーキを口に入れる。 「むむ」 スポンジの甘さが感じられる程度に落ち着いた甘みの外側と、中に入ったクリームがまた違った甘みを持っていて、全部甘味なのにしつこいと思わない。 端から少しづつ食いついていたのだが、気がついたらあっという間に半分も残っていない。 「これ、ヤバイな。かなりイケるわ」 なかなかよろしい、と他のケーキにも手を出し、三つ程食べた所で、おそ松を見てみる。 「……やっべ、失敗した……」 ものっそいヘコんでる。 「どした?」 「デカイケーキ一個じゃなくて、小さいの色んな種類食った方が絶対よかった……」 「ああ、そうだな、自分はそうしてる。お前もそうすりゃいいんじゃねえのか?」 「……食いすぎた。もう甘いもん食いたくねえ」 「うん、わかった。お前実はすげぇアホだろ」 あーくそ、と怒鳴り、他の冷ケースに入っているお茶を取り出しガブ飲みする。 その飲み物自分にもくれーといただいたハクは、お茶を飲みながら続いて三つのケーキを平らげた後、持っていたバッグを引っ張り出す。 「うし、そろそろ中の確認でもすっか」 少し拗ねていたおそ松もその言葉には賛成なのか、あいよー、と自分もバッグを開いてみる。 まずはハク。 「何だこりゃ?」 ダンボールの箱が出てきた。 明らかにバッグに入る容量ではないもので、おそ松は最初ハクの手品かと笑っていたのだが、それが本当にタネも仕掛けも無いとわかると、薄気味悪そうにバッグを見るようになった。 「お前、それバッグやばくね?」 「そっか? ああ、まあ、ヤバそうっちゃヤバそうだけど、便利だしいいじゃん」 「…………それもそっか!」 おそ松はあっさりと納得し、自分の分の支給品を取り出そうとして、そこで手を止めた。 「よう、ハク。ちょっとこれ見てくれよ」 「あん?」 言われるままにおそ松のバッグを見たハクは、おそ松のバッグから飛び出している金属の柱らしきものを見て眉根を寄せる。 バッグの奥は見えない。なので、この金属柱が、どれぐらい長いのかが全くわからない。そもそも柱なのかすら疑問だ。 「これ、このまま引っ張ったらヤバそーじゃね?」 「ああ、わかる。こんな狭い店の中では絶対やめといたほーがいいわ。つーか、このバッグ本当に何でも入んのかよ」 幸い、支給品の説明書きのようなものがあって、それを読めばこれが何なのかはわかるようになっていた。 『水上バイク』 だそうである。ハクにはこれが何なのかわからなかったが、おそ松は一応聞いた事ぐらいはあった。 もちろん、水が無いと駄目であるし、そして注意書きに書かれた一言がおそ松の目に留まる。 『水上移動に便利ですが、間違っても地図の外には出ないで下さい。死にます』 一緒にこの文を読んだハクとおそ松を顔を見合わせる。 ハクは結構本気でビビってたり。 「なんつーか……修飾も何も無しでいきなり死にます、とか書かれると、こう、洒落になんねーぞ気配がこれでもかと伝わってくるよな」 おそ松もまた、嫌だ嫌だと金属柱をバッグに押し込む。 「笑えねーんだよ、チクショウ」 暢気とも取れる言動の二人であるが、現状の危険さは認識してはいるのだ。 だからこそ、酒好きの二人がこの状況下で高い美味い酒を探そうとはしなかったのだ。 今酔っ払ったら本気で洒落にならない、って事ぐらいはわかっているのだ。 気を取り直し、おそ松はハクのダンボールに目をつける。 「なあ、それ中身何なんだ?」 「さあ? 『765プロ宛ファンレター』だそうだけど、お前意味わかるか?」 「全っ然わかんねえ」 開いてみると、中には手紙の山がぎっしりと。 一つ一つ開いてみてみるが、そのほとんどが相手を応援するような内容の手紙ばかり。 ごく一部、カラ松語のように気持ち悪く気取った文章があったりもしたが、おそ松は速攻で捨てた。 これらを見ている間に、ハクはとある事に気付く。 「おい、この手紙に時々出てくる名前、名簿にある奴じゃねえか?」 そう言われ、おそ松と手分けして確認した所、天海春香、如月千早、星井美希の三人に宛てた手紙が含まれているとわかった。 そしておそ松は、これらがアイドルにあてたファンレターであるとわかると、いきなり発狂してそこらに手紙を放り投げる。 「ふざけんな! アイドル宛のファンレターとか当人以外に渡してどーすんだよ! チョロ松が増殖したみてーで気持ち悪いんだよ! 何でこんなもん手がかりになるかもとか言って読んじまったんだよ俺は!? お前のだろこれハク! お前どんだけクジ運悪ぃんだよ!」 アイドル、そしてケーキ屋、ここの町並みを不自然に思わぬおそ松。 ハクは改めておそ松に訊ねる。 「なあおそ松。お前から見てこの町、変な所は無いか?」 「は? いきなりなんだよ。人が全く居ない町とか変に決まってんだろ」 「変なのはそこだけか?」 「ん? いや、別に、他は普通、じゃね?」 おそ松から返って来た言葉に、ハクは、改めて現状は尋常ならざる事態の只中であると認識する。 以前、寝て起きたら記憶が無くなった挙句耳尻尾が生えた人が闊歩する世界に居た。 今回はといえば、爆発する首輪つけられた挙句殺し合いしろと言われ、かつて人が繁栄していた時代を模したような場所に放り込まれた。 前回は兄が生きていてくれて、全てをハクに教え導いてくれた。 さて今回はそんなご都合が起きてくれるものか、と暗澹たる気持ちでダンボールを漁る。 と、奥に一つ、機械仕掛けらしい薄い板のようなものがあった。 不自然に思われないよう注意しながらハクは、おそ松にこの機械の事を訊ねると、おそ松は知っていたらしく使い方を教えてくれた。 何でも音楽を聴く機械らしい。 中には『765pro ALL STARS』とやらが入っているらしい。ハクは説明に従って機械を動かし、音楽を聴く。 「よう、これがさっきの三人が歌ってる歌か?」 「多分なー。何だよ、ハクもアイドルヲタクか?」 「ようわからんが、何つーか……キンキンと賑やかな歌だなこりゃ」 「アイドルの歌なんてみんなそんなもんじゃねえのか? ……いや気に入ったのかよそれ」 「耳新しいっつーかな。新鮮な感じだわ、こーいうの」 イヤホンを耳にしたまま、ハクは次の支給品を取り出す。 こちらは、大きさ的にはそれほど問題になるものではない。 「えーっと、なになに? 『羽赫クインケ、ナルカミ。誘導弾を放つ電撃銃。また持ち手の意思に応じてレイピア状態への形状変化も可能』って銃? おいおいおいおい、何かこう、エラク物騒なのが出て来たな」 おそ松もその銃らしからぬ先端が四つに分かれた形状に驚いている。 「でもま、武器なら当りなんじゃねーの?」 「使えなきゃ一緒だ。お前、こんな変な銃、上手く使える自信あるか?」 「なんだよ、銃なんて引き金引きゃいいだけじゃねーの?」 「当てらんなきゃ意味ねえだろ。まず間違いなく相手動くんだぞ、そんなん当るわけねーだろ」 それに、拳銃というには大きすぎ、かといってライフルと呼ぶ程でもない大きさで、持ち歩くとなると結構嵩張るものだ。 そんなんラクショーとか抜かすおそ松に、売り言葉に買い言葉でじゃーやってみろと相成った。 外に出て、この銃、ナルカミを両手で構えるおそ松。その構え方は、兄弟だからか、カラ松が拳銃を構えた時のそれに酷似していた。 両足を左右に開き、体の真正面に銃が来るよう構えて両手で持ち、狙いを定めて引き金を引く。 とはいえこの銃、銃眼が無く、四つに分かれた先端の中心に電気が集まりこれが放たれる、といった形なので、一発目が何処に飛んで行くかなんて絶対にわかりっこない。 当然、狙った場所には当らない。ただ、威力は物凄かったが。 おそ松は次こそは、と撃っては外し、撃っては外しを繰り返し、目標にした家屋が一軒丸まる崩れ落ちるまで何度も撃ったが、ただの一発も狙った場所には当らなかった。 貸してみろ、とハクが銃を受け取り、構える。 こちらは片手持ちで、おそ松の構えよりはそれっぽく見える。 そして発射。何と、一発目で狙った場所に命中。次弾もまた当り、その次もまた。 「よしよし、コツは掴んだぞ。どーよおそ松?」 と胸を反らすハクであったが、おそ松はさっさとケーキ屋に入って自分の分の支給品確認作業に戻ろうとしていた。 「おいっ! せっかく上手く当てたんだから見とけよ!」 「あー? そんなウンコ銃とかいらねーし。クソが、不良品じゃねーかばーかばーかばーか」 ちなみにこれ、ハクの射撃の腕前が優れているのではなく、誘導弾であるという部分を理解したハクが、如何に誘導するかを考えながら銃を撃ったおかげである。 形状変化とやらも試してみたが、こちらも瞬時の切り替えが可能で、使い勝手はハンパなく良い武器であるとわかった。 「ただなぁ、幾らなんでも威力ありすぎだろ……一応、持っとくけど、あんまり不用意には使えねえよなぁ」 と、店の中からおそ松の歓声、というか奇声というかが聞こえて来た。 「今度は何だよ、ほんと、騒々しい奴だな」 店内を覗き込むと、そこには一本の剥き身の刀を手にして得意気なおそ松がいた。 「そうそう! こういうんだろ武器ってのはさ! わかりやすくて使いやすい! 玄人にしか使えない武器とか今すぐこの世から消え失せるボケが!」 シャッターの隙間からよっこらせと中に入ったハクは、呆れ顔である。 「お前、武器もらったって使い所あんのか? 言っちゃなんだが、殺し合いしろって言われてはいそーですかって殺し合いするような馬鹿、普通はいねーだろーよ」 「なんだよ、そーは言うけどよ、うっかり勝ち残りでもしたら何かすげぇもんもらえそーじゃね? おいしくね?」 「……お前、それ本気で言ってるように聞こえるからヤメロ」 ちぇー、と刀をしまうおそ松。 その刀の鞘や柄をハクは見てみるが、これといって特徴のあるものではない。 「なあ、この刀にもナルカミってのみたいな何かついてないのか?」 「さあ?」 説明書きはあったが、おそ松はそういったものを真面目に見る類の人間ではない。 促されてようやく説明を読んでみる。 『ちゅんちゅん丸。日本刀を模した模造品。剣としては可も無く不可もない』 おそ松はこの紙を見なかった事にして、バッグの中に放り込んだ。 「……なんかさー、不公平じゃねこれ? 何でハクばっか良いものもらってんの?」 「武器と乗り物とでバランス良いじゃねーか。自分なんか片方、他人宛ての手紙の山だぞ」 「おめーはかっこいい銃あんじゃん! 俺もなんかそーいうのが良かったー!」 いきなり仰向けに寝転んで駄々を捏ね始めるおそ松。 「あー、めんどくせーなーお前。んじゃーよー、水上バイクってのがどんなのか確かめに行くか?」 がばっと身を起こすおそ松。 「それだ! よし、早速行くぞ!」 まるでノスリのお守りをさせられてるみたいだと、とても失礼な事を考えた所でハクは気付く。 例えかかる手間が一緒であろうとも、少なくともノスリには悪意は無い。 それどころか彼女の発想の大半は善意に基づくもので、それだけでもコレよりかは遥かにマシであろう。 コレは良く見ればただ我侭なだけであるのだから。 普段はこういった手間や心配を周囲にかける方であるハクは、まったくやってらんねえなぁ、と偉そうに嘆息するのであった。 二人は地図を見て近くの川へと向かうと、思ったよりずっと川が大きく、これならいけるか、とバッグから水上バイクを出してみる。 水上バイクは立派な造りで、形は一人乗りに見えるも二人で乗る事も充分出来そうだ。 形状と外観を見たハクは、概ねこの乗り物の使い方を理解する。それほどややこしい機械でもない。 また係留する為のロープやら、安全対策の為にカギが二種類あったり(一方を使うと出力が制限される)と、色々と芸が細かい。 なんて所まで見ているのはハクで、おそ松はというとさっさとこのバイクの上に乗って鍵を入れる。 そしてここはまだ陸上であり、当然エンジンがやかましく鳴り響くも動きはしない。 「あれ?」 「あれじゃねーよ。これ、水につけないと動かないって書いてあるぞ」 「…………え?」 水上バイクをバッグから取り出したのは川の側であるが、そこから川の中にバイクを入れるのに、更に土手を滑って押してやらなければならない。 五百キロ弱の物体をだ。 二人でひーこら言いながら水上にバイクを押し込む。ハクはもう愚痴全開だ。 「お前さー! もうちょっと考えて行動しろよ! 直接水の中に放り込んじまえば良かったじゃねーか!」 「あー! はいはいー! 俺が悪ぅございましたー! ごめんなつぁーい!」 「てめえ謝る気も反省する気もまるでねーだろ!」 見るに耐えない罵りあいの果てに、どぼーんと川にバイクを浮かべる事に成功する。 いったんロープを岸の何処かに結ぼうとハクがきょろきょろ辺りを見回すと、川沿いに並ぶ街灯の下を、一人の男がひょこひょこと歩いて来るのが見えた。 彼は人懐っこい顔で笑いかけ、手を振って来た。 「よー」 ハクのすぐ隣で、おそ松がその男を見るなりしっぶい顔で言った。 「チェンジ」 「何だそりゃ?」 「何でおっさんなんだよ! ここってアイドルも居るんだろ!? ならよー! もっとこうそれっぽい出会いとかつり橋効果とかあってもいいだろ! どーしておっさんなんだよ! 出会う奴みんな男、男、男ってどんな確率だよ! この世の半分は女ってな実は都市伝説だったってのか!?」 「お前……これ絶対向こうにも聞こえてるぞ。あー! そこの人! コイツはどうしようもないクズで馬鹿でボンクラだから言う事は気にしないでくれー!」 「はあ!? クズでボンクラはおめーもだろハク! この無職クソニート野朗が!」 「無職はてめーもだろうが! 大体自分は……」 そこでハクは言葉を止め、おそ松ではなく新たに表れこちらに向かってくる男に芽を向ける。 「おい、アンタ。そこで止まれ。悪いが、今からする質問に即座にかつ明快に答えてもらうぜ」 歩いて来た男、片桐安十郎、通称アンジェロは、にやにや笑いをぴたりとやめて足を止める。 「ん? 何だよ、警戒してんのか?」 「ああ、そりゃ警戒もするさ。……なあ、お前、そこ風上だぜ?」 ぴくりとアンジェロの眉が動く。 「何だってお前からは、血の臭いがしてくるんだ?」 これは、実に珍しいシチュエーションである。 ぶっちゃけこの血の臭いだけに関してならば、完全に誤解である。 この血の臭いは他の誰でもないアンジェロ自身の血の臭いであるのだから。 そりゃ片腕もがれてしばらく放置であったのだから、血の臭いぐらいついているだろう。 とはいえ、それを説明しようもない。 東方仗助にやられて腕を切り落とし、そしてその東方仗助のスタンドで治った、なんて話どうやったって信じてもらえるはずもない。 そこまでを一瞬で断じ、我が身の不覚を呪うアンジェロ。やはり一気に色々な事が起こり過ぎていて、アンジェロ自身の思考能力が落ちているのだろう。 普段のアンジェロならば間違いなく、血の臭いの事に気付いていたはずだ。 『あー、くそっ。失敗したわ。でもまあ、いいか。問題はねぇさ、何せここは、川沿いなんだから、な』 アクアネックレスを密かに川に沈め、泳ぎ進ませ二人の背後を取ろうと狙うアンジェロ。 ついでに、おそ松の方に向かって言ってやる。 「俺は別にお前でいいぜ。まあ聞けよ、これには訳があってだな……」 突然、おそ松が走り出す。目指すは水上バイク。わき目もふらずこれに飛び乗り、エンジンをかける。 そして、叫んだ。 「深夜にガチホモと遭遇とか洒落になんねええええええ! 後は任せたグッバイハク!」 本気で躊躇無く、おそ松はハクを見捨てて逃げにかかった。 「あっ! てめっ! 本気かクソッ!」 だがハクもさるもの。係留用のロープを掴んだまま一緒に川へと飛び込む。するとどうなるか。 「がぼごぶぐぼぶぼほっ!!??」 おそ松操る水上バイクに引きずり回される事になる。 おそ松的には当然ここはフルスロットルにしたい所だったが、何せスピードが早い。 しかも体がむき出しである為、体感速度はより早くなるもので。 その上今は夜中だ、真っ暗な水面を走らせるのはそれはそれは恐ろしい行為で、おそ松にここでフルスロットルかます勇気なんてものはない。 そしてそれは正しい。 水上バイクは通常のバイクと違って、舗装された道路を走るわけではない。 海程ではないにしても波立ち、更には自身が噴き出す水流でバイクよりも大きく揺れる乗り物である。 バイクと比べて左右に大きくせり出している部分は、別にかっこうが良いとかそういう理由ではなく、水上バイクが安定する為に必要なものなのだ。 もし、水上バイクに慣れぬおそ松が夜中の川で最速チャレンジなんて真似したら、かなりの高確率でひっくり返っていただろう。 この水上バイクは小学生でも使えたシロモノであるが、その使った小学生とは誰あろう江戸川コナン君であり、彼は見た目は小学生でありながら水上バイクの運転方法は熟知していたのだ。 なのでロープで水中やら水上やらを引っ張られる形のハクが、まあ何とか、ロープを掴んだままでいられている速度で水上バイクは進む。 ただ、それでもアンジェロのスタンド、アクアネックレスを振り切るには充分過ぎたようだ。 どだいエンジンとケンカしろってのが無理な話だ。 アンジェロにとっても、まさかあの段階で速攻全力逃げを打たれるのは完全に予想外であった。 あの見るからに馬鹿そうなガキには、もしかしたらアンジェロの悪意を見抜くスタンド能力でもあるのではないだろうか、と疑いを持つ程の即逃げであった。 ただ、少しだけ、ほっとした部分もあった。 東方仗助とやりあい、砲弾ぶちこまれ、死神みたいなバケモノと相対するハメになって九死に一生の思いで脱出してきたばかりなのだ。 声をかけたのは情報交換の意味で、好機を探って殺そうとは思っていたが、疲れている今の体で無理をするつもりもなかった。 そうやって改めて考えると、こうして声をかけてしまったのは少し早計だったか、とも思えて来る。 「やっぱ疲れてるんかね、俺も」 次、朝に放送とやらがあるらしいから、それまでは何処かの民家で、メシでも食って大人しくしていようと決めたアンジェロであった。 「いっやぁ、ハクってさ、思ったよりずっと体力あんのな。ちょっと見直したわ」 土手に水上バイクを止め、係留用ロープをそこらの出っ張りに無理矢理巻きつけたおそ松は、水浸しのまま土手にうつ伏せに寝転がっているハクに向かってそう言った。 当のハクはといえば、もう声も出せない程に疲れ果て、呼吸に肩を上下させる以外の反応を示さない。 「ああ、やっぱ疲れた? 疲れたね? おっけーおっけー、俺もさ、慣れない運転で疲れたしここは一つ休憩といこうか」 さっきのケーキ屋で見つけたシュークリームをバッグから取り出しぱくつくおそ松。 中身はカスタードとホイップが上手いこと混ざり合ったもので、こちらも甘すぎずでおいしく仕上がっている。 「悪くなる前に全部食っちまわないとな」 一気に三つ食べた所で、流石に飽きが来たのでこのぐらいにしておくか、とバッグの中から他のものを取り出そうとしたおそ松の背後に、水滴をしたたらせながらゆらりとハクが立ち上がった。 「お~~そ~~ま~~つ~~」 基本面倒くさがりのハクさんも、流石にコレには怒髪天な模様。 にやりと笑って振り向くおそ松。 「お? なになに? ムカついてんの? でもさーあれあのおっさんが悪いじゃん、俺悪くないし。え? 駄目? あ、そう。でもさーハクよー」 拳を握り、指を鳴らしながら立ち上がるおそ松。彼はとても悪そうな顔をしている。 「お前さー、そんなへろっへろのザマで、俺に勝てるつもりか? ん? どーなんだぁ? んんんん??」 怒ってるハクを更に挑発するような事を抜かすおそ松に、ハクは猛然と襲い掛かった。 「てーかさ、お前幾らなんでも今の自分に完敗とか、弱すぎじゃね?」 無傷のハクは呆れ顔でその場にぶっ倒れたおそ松を見下ろしている。 六つ子最強のおそ松であるが、剣槍弓が幅を利かせるような戦場に居たハクと白兵戦能力を比べたら、そりゃ勝てる訳がない。 「……け、計算違いらった……まさかハクがこんなに強ぇとは……お前そーいう大事な事先に言っとけよ」 「こっちはお前の弱さが計算違いだったんだよ。お前、ウチの女達口説きたいとか言ってたけど、自分に負けるようじゃアイツ等相手じゃ手も足も出ねえぞ」 「うーわ、そういう夢壊すような事言うのやめてくんない? こちとら可愛い女の子達と会えるってのだけを楽しみにいっしょーけんめー頑張ってんだからさー」 「おいこら、その頑張った結果がコレか? よしわかった、もっぺん話し合おうじゃねえか」 「あ、おまっ、トドメ刺すとか人間のやる事かっ」 なんて下らない話をしながらも、唐突におそ松が話題を変える。 「なー。さっき言ってた血の臭いがするってあれさー、つまり、アイツはそういう事だって話か?」 「さあな。ただ、あの、アイツの、目が、好きになれなかったな。ああ、でも血の臭いがしたってのは本当だぞ。ただそれ抜きでも、何か、嫌な感じはしたな」 ふーん、とわかってるんだかわかってないんだかなおそ松は、バッグから地図を引っ張り出して覗き込む。 「とりあえず、ウチはすぐそこだしさ。行ってみようぜ、兄弟が来てるかもしんねえし。どの道、あんなホモ臭ぇ男の側なんて一秒たりとも居たく無かったしな」 「それは多分というか間違いなく誤解だと思うぞ……」 勘のよさで危機を脱したハクであったが、アレが両刀だと見切るのまでは無理であったようで。 二人は暢気に並んで歩き出す。 松野おそ松には、そもそも殺し合い云々言われた所で、真面目に対応出来るだけの人間的キャパシティが無い。 真剣に、今置かれた状況を鑑み、推察し、先を見据えて動くなんて真似、出来るような人間ではないのだ。 そしてハクはというと、これはもう名簿を見たのがよろしくなかったのだろう。 殺し合いを能動的に云々するつもりが無いのは元より、今のハクには問題の解決云々よりも仲間の安全の確保が優先される。 つまりクオン、ネコネ、オシュトルと一刻も早く合流する事を考えており、全てはそこからだと。 最初の部屋で人が殺し殺されするのは見たが、最初に会ったのがおそ松である事もあり、置かれた状況に対し危機感が足りていない。 ハクは確かに知者であるがスロースターターでもあり、開始直後から警戒心全開でフルに動き回る連中のようにはいかない部分もあるのだろう。 今はまだ、二人共が、例え人殺しに遭遇したとしても何時もの二人で居られる。 だが、否応も無く殺し合いに向き合わされる時は、刻一刻と迫って来ているのだ。 【C-4市街地/早朝】 【ハク@うたわれるもの 偽りの仮面】 [状態]:疲労(中) [装備]: [道具]:基本支給品一式、ナルカミ(S+級クインケ。誘導可能な電撃弾を発射出来、近接用レイピアにも状態変化可能)、765プロ宛ファンレターが詰まったダンボール、『765pro ALL STARS』のCDが入ったCDプレイヤー [思考・行動] 基本方針: 皆で共に帰る 1:とりあえず白楼閣、松野邸のある方向を目指す。 2:あいつら(オシュトル、クオン、ネコネ)どこにいることやら……。 ※参戦時期は少なくとも17話以降です。 【松野おそ松@おそ松さん】 [状態]:健康(ハクに殴られた跡がある程度) [装備]: [道具]:基本支給品一式、ちゅんちゅん丸(佐藤和馬の愛剣で、日本刀を模した剣。切れ味はそこそこ) [思考・行動] 基本方針:ハクのアンちゃんに協力し、あわよくば恩を売って女の子を紹介してもらい、ゆくゆくは童貞を卒業したい 1:とりあえず白楼閣、松野邸のある方向を目指す。 2:弟達(あいつら)はどこにいるんだろ……。 ※水上バイクはC-4と5の境目辺りの川岸に停めてあります。 【G-5/早朝】 【片桐安十郎@ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない】 [状態]: 健康 [装備]: なし [道具]: 基本支給品一式、不明支給品(1~3) [思考・行動] 基本方針: 東方仗助を絶望に突き落として殺す。 1:とりあえず身を隠し、休む。 2:手ごろな奴を見つけて楽しむ。 3:負けて死にたくはねーな~。 ※アンジェロ岩にされた後からの参戦です。 ※名簿、地図及びルールをみていません。 ※東方仗助に怒りと恐怖を覚えています。 時系列順で読む Back 漆黒の殺人者 Next 蟷螂の斧 投下順で読む Back 漆黒の殺人者 Next 蟷螂の斧 003 二人の仮面、二人の不変 ハク 松野おそ松 038 最近の女子高生 片桐安十郎 057 好意には友愛を、敵意には報いを
https://w.atwiki.jp/yukihuruhakoniwa/pages/73.html
第二回雪降る箱庭、インスタントタッグ戦「将棋盤のアルケミスト」の リラ&ピナのタッグチーム 絶望的な雰囲気すらしてましたけど、案外なんとかなるものです。EXのトリシュの失踪、ブラックハイランダーでの味方への制圧、洗脳解除×2の事故など問題多発でした。ブラッドメフィストと青血の無双は楽しかったのです。
https://w.atwiki.jp/otonarinotenshisama/
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 編集中です。まだ立ち上げたばかりなので生暖かい目で見てもらえると助かります。 当Wikiは、「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」のファンによる非公式まとめWikiになります。 ネタバレは基本アリで行こうと思います。ご了承ください。 ニュース アニメ二期制作決定おめでとうございます! コミックス3巻の発売日が2023年12月7日に決定となりました。 ぜひコミックスの方も手に取ってみてださい。 また、現在9巻の予約が開始されています。 まだ表紙などは出ていませんが、気になる方はぜひご確認ください。(情報分かり次第追加していきます) アニメイト メロンブックス グッズ情報 お隣の天使様POP UP STORE in タワーレコード 【期間】11月16日(木)~12月13日(水) リンク 『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』 真昼誕生日記念ポップアップストア 【期間】12月2日(土)~12月17日(日) リンク カラオケの鉄人コラボ 【期間】11月22日(水)~12月24日(日) ※後日アニメイトにて通販あり リンク 椎名真昼クリスタル 12月20日までの受注販売 リンク ゲーマーズ 冬の本祭り 2023→2024 20P 特典 【期間】12月1日(金)~24年1月31日(水) リンク Anique グッズ販売 【期間】11月22日(水)~12月17日(日) リンク お隣の天使様【ケモみみ魔女】POP UP STORE in Lemonade. 【期間】11月23日(木)~12月11日(月) リンク 各種リンク 原作(なろう) 小説特設サイト アニメ公式サイト 総合X(旧Twitter) アニメ公式X(旧Twitter) 公式Tiktok 小説、漫画担当先生方X(旧Twitter) 佐伯さん先生(著者) はねこと先生(イラスト) 和武はざの先生(1巻初期表紙、挿絵担当) 芝田わん先生(漫画作画) バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、お問合せフォームからご連絡ください。 また、内容の正誤、連絡に関してはこちらのX(旧Twitter)のDMまでよろしくお願いします。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/55099.html
登録日:2023/10/31 (火曜日) 1 23 30 更新日:2023/12/02 Sat 10 24 10NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 23年冬アニメ GA文庫 SBクリエイティブ TOKYOMX project No.9 いちゃらぶ お隣の天使様 お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 アニメ ラノベ ラブコメ 小説家になろう 椎名真昼 甘ったくてじれったい最高のラブコメ 「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」は佐伯さんによるライトノベル作品である。 【概要】 「小説家になろう」に2018年12月から連載され、GA文庫にて書籍化された。 イラストは1巻発売時、「和武はざの」が担当していたが、後に本人からの降板の申し出があり、2巻より「はねこと」が担当することになり、現在に至っている。 略称は「お隣の天使様」、「天使様」と呼ばれている。 「このライトノベルがすごい!」文庫部門で2020年版から2年連続で10位、2022年版で6位、2023年版で4位、2024年版で1位を獲得した。2022年12月時点でシリーズ累計発行部数は100万部を突破している。 メディアミックス コミカライズ版が2022年1月6日より『マンガUP!』にて連載中。作画は芝田わん、構成は優木すず。 アニメ版は2023年1月~3月にかけてアニメ1期が放送された。制作会社はproject No.9。またアニメ2期の制作も発表されている。 【あらすじ】 進学して一人暮らしを始めた高校一年生の藤宮 周。 彼の住むマンションの隣には、学校で一番の美少女・椎名真昼が住んでいる。 特に関わり合いのなかった二人だが、雨の中ずぶ濡れになった彼女に傘を貸したことから、不思議な交流が始まった。 自堕落な一人暮らしを送る周を見かねて、食事をつくり、部屋を掃除し、なにかと世話を焼く真昼。 隣同士で暮らす二人は、ゆっくり、少しずつ、お互いの心を通わせていく。 これは、可愛らしい隣人との、甘くて焦れったい恋の物語――。 (アニメ公式HPより引用) 【キャラクター】 (主要人物) 藤宮周 CV 坂泰斗 本作の主人公。11月8日生まれ。 高校1年生の時に地元を離れて、1SLDKのマンションで一人暮らしを始めた。 一人暮らしをしているとは言っても家事全般は苦手で、部屋は様々なもので溢れている。 自炊もしていないので、大抵がコンビニ弁当、栄養補助食品、外食などで済ましており、真昼をはじめ周囲を心配させてしまうこともある。 ある雨の日にブランコに佇んでいた真昼を見つけ、それをきっかけに交流を深めていく。 その中で真昼が置かれた境遇や意外な性格に驚きつつも、真昼の優しさに触れたことにより、心を開いていく。それと同時に真昼への恋心を自覚するようになる。 中学時代に友人関係のトラブルを抱えてしまったことで、人間不信になってしまう。地元を離れて一人暮らしを始めたのもそのためである。 真昼に対しては恋心を自覚しているが、上述の対人関係トラブルもあってか、なかなか前に踏み出せず、言動も何かと予防線を張っているような理論武装をしている節がある。 学校では目立たないようにしているが、前髪を整えておしゃれすればイケメンに様変わりする。 好きな食べ物が卵料理。甘すぎるものは苦手。 『このライトノベルがすごい!』男性キャラクター部門で2023年版は3位、2024年版は1位にランクイン。 椎名真昼 CV 石見舞菜香 本作のヒロイン。12月6日生まれ。 周の住んでいるマンションの隣人である。 容姿端麗。サラサラとした金髪ロングヘア。人当たりもよく誰に対しても物腰柔らかく丁寧に対応してくれる。 学校ではそんな性格も相まって「天使様」ともてはやされており、人気を博しているが、本人はその呼び名で言われることを嫌がっている。 好きなことは料理。一人暮らしを始めるまでは家政婦に幅広いジャンルの料理を教えてもらったことから、一通りはできる。 周にも料理を教えているが、周の壊滅的な料理スキルに呆れつつも簡単な作業から教えている模様。包丁を研ぐ石が欲しいらしい。 小柄ではあるが、千歳曰く、「華奢なのに凹凸がある」と言わしめていることから、スタイルもよい。 両親に愛されないまま育ってしまった過去を持つ。そんな家庭環境故に自己肯定感が低い。寂しいが故に愛情に飢えている節もあるが、基本的には薄っぺらな好意を振りまく言動を嫌っている。ある意味。周以上に人間不信な側面があるのではないかと思われる。 上述の事情もあり、最初周と出会っていた時も毒舌をつぶやきつつ警戒していたところがある。だが、彼のさりげない優しさに触れたことにより、その考えも少しずつ変わっていくようになっていった。 なお、周と最初に出会った時のことについて、母親から「生まれてこなければ」と存在自体を否定する発言を受けてしまいショックで立ち直れない状態にいたためである。 『このライトノベルがすごい!』女性キャラクター部門で2022年版から3年連続で1位にランクインしている。 赤澤樹 CV 八代拓 周の友人。誕生日は3月4日。 明るくノリがいい周の友人。過去に友人関係で悩みを持つ周でも樹といるときは素の自分でやり取りができる様子。白河千歳の恋人(千歳のことは「ちい」と呼んで所かまわずイチャイチャしている。いわゆるバカップルである) 周の家で千歳とクリスマスパーティーを開いた際、ふとしたことで真昼が周の家の隣人であることを知る。それ以降はからかいつつも二人の仲を応援している。特に周には真昼への気持ちを伝えるようにアドバイスしている。 千歳をめぐっては、彼の父が千歳との交際に反対しており、それが原因で周の家に家出してきたこともある。 白河千歳 CV 白石晴香 樹の恋人で周の友人。誕生日は5月5日。 人懐っこい明るい元気少女。運動神経抜群。中学時代は陸上部のエースだったが、樹を取り巻く人間関係の影響で今は陸上をしていない。 樹のことを「いっくん」と呼んでいて、所かまわずイチャイチャしている。リア充爆発しろ。 周とも気兼ねなく接しており、真昼へのプレゼントを選ぶために買い物に付き合ったこともある。 真昼とはクリスマスパーティーで知り合った。それ以降は「まひるん」と呼んで距離を縮め、彼女とも友人になれた。(初対面時にいきなり肌を触ろうとしてドン引きされたこともある) 料理に関しては普通にやれば問題ないが、本人が奇抜な発想を求めるがあまり、酷い出来になることも。 (周へバレンタインの義理チョコとしてロシアン式のチョコをプレゼントしたことがあり、周を悶絶させた) (その他友人・親族) 門脇優太 CV 小野賢章 周のクラスメート。陸上部のエースで、真昼の「天使様」に相対するように「王子様」というあだ名で通っている。 かなり人気が高く、バレンタインでは多くのチョコをもらっている。あるエピソードをきっかけに周と真昼の関係を知ることになる。 周は彼に苦手意識もあったが、打ち解けることが出来た。その後は良き友人として接している。 藤宮修斗 CV 古川慎 周の父親。落ち着いた性格。 正月の時に周の家を訪問した際、真昼とも面識を持った。 周のことを信頼しており、離れて暮らしているが何かと気にかけている。中学時代の彼のことを知ってこそなのだろう。 藤宮志保子 CV 金元寿子 周の母親。思い込みが激しい性格。 周の家に抜き打ちで訪問した際、家にいた真昼と出会う。その際に彼女だと思った真昼を気に入り、親密な関係になった。ラインのIDは交換済みで定期的にやり取りしているようだ。 椎名小夜 CV 中原麻衣 真昼の母親。夫とは恋愛婚ではなく、関係が冷え切っている。真昼を妊娠したものの本人は一時の過ちであったと言っているほど。真昼への愛情はないに等しい。 実際に育児は家政婦に投げており、真昼が自立したら親子関係の解消を考えている。 真昼が心を閉ざしてしまった原因である。 【アニメ版】 概要 2023年1月から2023年3月にかけてTOKYO MXやAT-Xなどでアニメ化された。 全12話で原作の第1巻~第4巻にあたる内容がアニメ化された。 また第2期の制作が決定されている。 制作会社はproject No.9。 スタッフ(1期) 監督:王麗花 シリーズ構成:大和慶一郎 キャラクターデザイン 野口孝行 音楽 日向萌 製作 「お隣の天使様」製作委員会 主題歌(1期) OP 「ギフト」 オーイシマサヨシによるオープニングテーマ。 「天使が舞い降りた」というフレーズが印象的。(真昼はいい顔しないような気が) ED ①「小さな恋のうた」 椎名真昼(石見舞菜香)によるエンディングテーマ。 MONGOL800の同名楽曲のカバーソングである。 なお、「からかい上手の高木さん」の高木さん(CV 高橋李依)もこの曲をカバーしており、この手のジャンルのアニメにマッチしているのかもしれない。 ②「愛唄」 椎名真昼(石見舞菜香)による第7話エンディングテーマ。 GReeeeNの同名楽曲のカバーソングである。 こちらも「からかい上手の高木さん」で高木さんがアニメ11話でカバーしている。 何か因果関係があるのだろうか? ③「君に届け」 椎名真昼(石見舞菜香)による第12話エンディングテーマ。 flumpoolの同名楽曲のカバーソングである。同名の少女漫画原作映画の主題歌として有名 やっぱり「からかい上手の高木さん」で高木さんが劇場版でこの曲をカバーしている。 運命的なつながりを感じずにはいられない関係性である。 追記・修正はお隣に住んでいる天使様のような彼女と出会ってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] やっぱEDの曲選択、高木さんやなって思うよね。君に届けは劇場版高木さんと被っちゃったと言えなくもないけど、他は寄せに行ってると言われても仕方ないレベル -- 名無しさん (2023-11-01 02 31 13) 原作5.5巻読むと樹と千歳の馴れ初めとか樹の父が千歳嫌ってる理由分かったけど、こっちのカップルも結構複雑な事情抱えてるのよね。 -- 名無しさん (2023-11-02 01 22 28) これ原作はまだ続いてるのか。アニメは奇麗に終わってたからもう完結したのかと思ってたわ -- 名無しさん (2023-11-02 11 45 36) ↑現在本編は8巻まで刊行されてるみたいね -- 名無しさん (2023-11-02 11 47 46) ヒロインめちゃくちゃ可愛いけど主人公に優しさ イケメン以外の長所が少し欲しいとは思った -- 名無しさん (2023-11-03 09 36 25) その都度恥ずかしがらずに相手に感謝の言葉を言えるのは結構な長所だぞ。つーか、社会に出た後は主人公がモテる。旦那に最適なので -- 名無しさん (2023-11-03 13 01 51) それは長所じゃなくてあれだけ世話になっててちゃんとお礼を言えないとしたら相当性格に問題があるってだけだと思う。最初の方から風邪の看病とかゴミ屋敷の掃除とか世話になりっぱなしだから、仮にお礼を言わなかったらいくら何でもおかしすぎる。 -- 名無しさん (2023-11-03 18 42 47) 途中送信した。主人公は全然性格悪くないんだからあんなに世話になってたらそりゃお礼を言うはずだよ -- 名無しさん (2023-11-03 18 44 21) ↑いや、そんな大事の話じゃないよ。料理作ってもらったら都度おいしいとか感想を言うとか、日々相手をちゃんと見てるから調子悪い時には何かあったか聞くなり、黙って寄り添うなりの話。付き合う前よりその後の話の方がその手の描写は多いな -- 名無しさん (2023-11-03 20 01 50) 家族でもない他人にほぼ毎日料理を作ってもらうのが「大事の話じゃない」ってのはちょっと理解できないな…金払ってるから大事じゃないとも思えないし。相手を見るとか寄り添うとかはラブコメ主人公のテンプレですし、それは主人公にやらせないと物語を作りようがないでしょ。というか最初からヒロインが世話焼きすぎだから主人公がどうこうじゃなくてヒロインがタイトル通り駄目人間好きだったって方がまだ説得力がある -- 名無しさん (2023-11-03 23 40 43) 真昼の父って母親と比べたらまだ話は通じる人だけど、父は父で別ベクトルでかなりのクズよなって原作読んで思った -- 名無しさん (2023-11-07 21 20 15) というか主人公と親しい人物以外は軒並み割とアレな人が多い気がする(特に男性) -- 名無しさん (2023-11-26 04 48 46) 周の両親が良い分他がなんか大分アレやな、千歳兄も描写少ないのになんか性格悪そうだし -- 名無しさん (2023-12-02 10 24 10) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukihuruhakoniwa/pages/87.html
第三回雪降る箱庭、インスタントタッグ戦「泥塗れのバニラアイス」の リラ&ピナのタッグチーム 相変わらずのパペマスデッキと、氷結界デッキでしたが、デモチェは来ないは、氷結界はことごとく奈落に落ちるは、パペマスはコストとして切られ、お触れなんて一回も姿を見ませんでした。トリシューラを二回直撃したピナピナェ・・・
https://w.atwiki.jp/dameningen777/pages/2.html
メニュー ダメ人間コミュニティ概要 【企画①】ダメ人間小説 【企画②】ダメ人間替え歌 リンク @wiki @wikiご利用ガイド
https://w.atwiki.jp/dameningen777/pages/10.html
関連ブログ @wikiのwikiモードでは #bf(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するブログ一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_161_ja.html たとえば、#bf(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 #bf