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御飯のお供 681 名前:水先案名無い人 :05/03/19 17 01 21 ID 9MVfuRaX0 全御飯のお供入場!! この御飯で生きていた!! 更なる研究を積み米の水増しが甦った!!! 貧乏神!! 大根メシだァ――――!!! さくらごはんはすでに我々で完成している!! 五大調味料醤油だァ――――!!! お茶かけしだいかきこみまくってやる!! 永谷園代表 お茶漬けだァッ!!! 海苔の佃煮なら我々の知名度がものを言う!! 桃屋の人気商品 程よい酸味 ごはんですよ!!! 真の貧しさを知らしめたい!! 五大調味料 塩だァ!!! 味の無さは最低だが米自体の美味さなら全階級オレのものだ!! ただお椀によそっただけ 銀シャリだ!!! 腐敗対策は完璧だ!! 日本の国旗 うめぼし!!!! 全ごはんのおかずのベスト・フェイマスは私の中にある!! おかずの神様が来たッ ふりかけ!!! マヨネーズの量なら絶対に敗けん!! マヨラーの愛見せたる コレステロール最強 マヨネーズだ!!! バーリ・ボーリ(効果音あり)ならこいつが怖い!! 日本のピュア・漬物 たくあんだ!!! 韓国食卓から炎の漬物が上陸だ!! 韓国代表 キムチ!!! ネタの無い寿司も美味いからビネガー(酢飯)になったのだ!! プロの酢具合を見せてやる!!酢!!! 福岡の土産に明太子とはよく言ったもの!! 絶妙な辛さが今 口の中でバクハツする!! 福岡名物 明太子だ―――!!! ほのかなバターの香りこそがおかず最強の代名詞だ!! まさかこのおかずがきてくれるとはッッ バター醤油!!! ただ食べたいからここまできたッ 店名一切不明!!!! 韓国のピット(ケンカ)ファイター 焼肉だ!!! オレたちは猫のエサ最強ではないお吸い物で最強なのだ!! 御存知猫まんま 味噌汁だ!!! 保存食の本場は今や缶詰にある!! オレを缶切り無しで開ける奴はいないのか!! サンマの缶詰だ!!! ウマァァァァァァいッ説明不要!!おにぎり!!!巻き物!!! ツナ・マヨネーズだ!!! ゴマ塩は弁当の御飯に使えてナンボのモン!!! 刻みしょうがにゴマ塩!! 本家日本からゴマ塩の登場だ!!! 美味さはオレのもの それで満足しない奴は思いきり瓶から出し思いきり納豆に入れるだけ!! ビン詰め御飯のおかず王者 なめ茸!! 自分を試しにフレーク状になったッ!! 鮭料理全臭みの無さチャンプ 鮭フレーク!!! その美味さに更なる磨きをかけ ”やわらぎ”メンマが帰ってきたァ!!! 今の自分に臭みはないッッ!! 水戸名物 納豆!!! 中国四千年の料理が今ベールを脱ぐ!! 中国から ラーメンの残りスープだ!!! 旅館の朝食でならオレはいつでも全盛期だ!! 燃える海苔 焼き海苔・味付け海苔 コンビで登場だ!!! 高かった時代はどーしたッ その値段 未だ変わらずッ!! 卵かけ御飯も目玉焼きも思いのまま!! 卵だ!!! 特に理由はないッ 御飯が進むのは当たりまえ!! 永谷園にはないしょだ!!! 麻婆春雨! ごはんがススムくんがきてくれた―――!!! 飲み屋で磨いたその塩加減!! 酒のつまみのデンジャラス・ソルト イカの塩辛だ!!! 御飯にかけるだけだったらこの調味料を外せない!! 超A級中華調味料 中華あじだ!!! 超一流イワシの超一流の子供だ!! 生で食べてオドロキやがれッ 小魚の有名人!! しらす!!! チキンライスはこの調味料が完成させた!! 西洋調味料の切り札!! ケチャップだ!!! 最高のソースが帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ 最近の俺達は君を忘れていたッッッ空腹の登場だ――――――――ッ 加えて負傷者発生に備え超豪華なリザーバーを4皿御用意致しました! 三色弁当の一番手 鳥そぼろ!! 伝統と西洋の融合 醤油マヨネーズ!! 東洋の強壮剤!味ゴマしょうゆ味! ……ッッ どーやらもう一品は食べすぎでラモスになってしまったようですが、戻り次第ッ皆様にご紹介致しますッッ 関連レス 685 名前:水先案名無い人 :05/03/19 17 06 45 ID P3VJXEVS0 バーリ・ボーリ(効果音あり) 面白すぎ 686 名前:水先案名無い人 :05/03/19 17 13 18 ID bEkDWFmL0 自分を試しにフレーク状になったッ!! クソワラタ、なるなよw 687 名前:水先案名無い人 :05/03/19 17 16 27 ID c9Pu7+G60 最後のリザーバーも上手だなー 688 名前:水先案名無い人 :05/03/19 17 21 51 ID 7kllpkmH0 大ヒットした。ハライテェw 689 名前:水先案名無い人 :05/03/19 17 37 20 ID zYURsCkx0 681-684 イタダキマース(^~^)もぎゅもぎゅ。 690 名前:水先案名無い人 :05/03/19 17 46 07 ID vL00Be800 つーか、スレに投下する時間まで計算してるんじゃ… 読んでるうちにすごい勢いで俺にチャンピオンが降臨しつつあるんですが。 691 名前:水先案名無い人 :05/03/19 20 35 08 ID DGpCYSnv0 ラモスってカレーだっけw 694 名前:水先案名無い人 :05/03/20 02 25 39 ID 1lx6LNwd0 681-683 缶詰あたりがやや苦しいが、全体的に美味い。 じゃなかった、上手い。 hunger is the best sauceオチもスマート。 こういう日常的なネタで全体的に面白いのは けっこうすごいことだと思う。GJ! 695 名前:水先案名無い人 :05/03/20 02 39 34 ID iNvDr6Jh0 681-683 ふざけるな、焼肉と麻婆春雨はご飯のお供じゃないだろ。 それは、もうおかずと言うか完全に主菜だ。 そんなもの入れたら、ご飯に合う料理との区別が付かなくなるじゃないか。 でも、ま、後は全体的に上手い。GJ。 コメント 名前
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【スレ27】半監禁状態でソープで働かされていた人 このページのタグ:R18 事件・事故・受難 187 :おさかなくわえた名無しさん:2007/08/20(月) 00 11 25 ID xl0ioRJM 昔、半監禁状態でソープで働かされてたことがあった。 もちろん稼いだお金は吸い上げられてろくに所持金もなく、入浴も出来ない から、出勤してきたら準備がてらこっそりシャワー使ってた。 そのついでに下着も洗ってた。 人生で一番辛かった時期だった…。 幸い、チップで少し弾んでくれるお客もいたのでお菓子ぐらいは食べられた けど。 188 :おさかなくわえた名無しさん:2007/08/20(月) 00 13 40 ID JYmtpV9V 187 大変でしたね。 一体どうやってその生活から抜け出せたのでしょうか。 189 :おさかなくわえた名無しさん:2007/08/20(月) 00 18 06 ID m2X0CkRR 187 おつかれ。 逆にどういうきっかけでそんな生活をしていたのかが知りたい。 190 :おさかなくわえた名無しさん:2007/08/20(月) 00 48 22 ID HttIuvry 187 ちなみに何県のお風呂やさん? 岐阜? 191 :おさかなくわえた名無しさん:2007/08/20(月) 00 49 44 ID xl0ioRJM 187だけど、当時はまだ若かったから妙な自信があった。 「風俗も立派な商売、頑張れば一財産出来る!」って…田舎娘が一念発起で 都会に出てきて、面白いぐらい見事に転落。 かいつまんで描けば、こういう顛末。 場所は川崎。 ネットで応募したソープでは面接で落ちたけど、その後話を聞いて拾ってくれた 別のソープで何とか頑張ったものの、一ヶ月半で風邪をこじらせて実家に帰省 している途中で入院。結構重篤だったようで、一ヶ月に渡る。 それから復帰したものの、田舎者で要領の悪い私に社長は冷たい→客引き してた社長の息子は馴れ馴れしくて、嫌になってきた頃に店を辞めさせられる。 途方に暮れていた私に、社長息子が新しい勤め先と住む場所を提供→半監禁 生活の始まり。 それまでも、色々と敷金礼金を貯める為と称してお金を引き出されていたのに、 若くてバカだったから信じていた。 社長息子には結婚したばかりの若い新妻がいたけど、何故か私が愛人状態。 最初はそれなりに優しかったけど、すぐにモラハラ言動が出て殴る蹴るされる ようになる。 192 :おさかなくわえた名無しさん:2007/08/20(月) 00 55 24 ID xl0ioRJM 新しいソープでの生活は、上に書いた通り。 ろくに食べさせて貰えないまま出勤して、シャワー兼洗濯を終えた後で控え室 に行って、お客をただ待つ。その店はもう古くてぼろぼろで、いつ自然発火して 全焼してもおかしくないぐらいだったけど、勤めている女性たちはみんな親切だ った。いつも大量の野菜を茹でてくれて、食べられるようにしてくれていたので、 それを食べて何とか飢えはしのいでた。 そうこうするうちに社長息子の暴言暴力はひどくなって、実家からも大金を引き 出させられた後に絶対逃げられないようにされて京都沖縄旅行。その間もモラ ハラ発言は続く。(お前のような屑を世話してやってる、俺はヤクザの幹部だ… よく考えればすぐ分かる嘘だけど、親を殺すと言われたら逆らえなくなった) そのうち、精神的に結構参っていたらしく行動に妙な演技が入る(笑) 懇意にしていたらしい飲み屋のママ(ちょんの間のママでもあった)がそれに気 付いて、私に暴力を振るうところを目撃→脅して説得して縁を切らせて私を自分 の店で使うことにする。 ここまでが最悪な日々の顛末。 ママの下で働いていたちょんの間時代のことは過去スレに暴露済み。 その後はママとも喧嘩して、客の一人の家に転がり込んで二ヶ月を過ごし、 その男が盗みの疑いをかけてきて出て行けと言ったので(人の心が見えるとい う、知り合いの元右翼のラーメン屋までわざわざ行って尋問もされた。もちろん シロだったけど)手近な派遣会社に登録してすぐに横浜に移動。働き始める。 今は別の場所に変わったけど、ここでの生活も二年を超えてそれなりに結構快 適に過ごしてる。 193 :おさかなくわえた名無しさん:2007/08/20(月) 00 59 16 ID xl0ioRJM 社長の息子が今どこでどうしているのかは、分からない。 以前は新横浜で働いていると聞いたけど、今は不明。 でも私がまあまあ幸せに暮らしている以上、大した人生を送ってはいない気が する。 以上、とあるバカな女の数年間の出来事。 194 :おさかなくわえた名無しさん:2007/08/20(月) 01 15 44 ID JYmtpV9V 乙。 ドラマみたいな内容でしたね。 軽い気持ちで働くには過酷な世界ってことか… 抜け出せてなによりです。 195 :おさかなくわえた名無しさん:2007/08/20(月) 01 27 39 ID xl0ioRJM 194 ありがとうございます。 もちろん今でも風俗業界に従事する女性は偉大だと思ってる。汚れ仕事で大変 な思いをしている訳だし。 当時でも人気があって休む暇もなかったソープ嬢やちょんの間嬢は、同性から 見ても本当に完璧で魅力的な女性だった。 お客に対する気遣いや物腰からして全然違う。だからそこでのし上がるのも 一種の才能なのだろうと思っている。 私などでは太刀打ち出来なかった。 でも、何とか抜け出せて普通の生活が出来ているのはかなり幸せな方なんだ ろうね。最近はつくづく実感しているよ。
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かガッキー 加藤紀子 金津園 歌舞伎町 上村知世 き北川景子 ギタフリ 岐阜市 キャバクラ く草なぎさん けけいおん! こ小岩 郷ひろみ 小阪由佳 五反田 コブクロ か ガッキー 本名、新垣結衣というが、みんな俗称で呼んでるし本人も公認であるため、ここではその俗称で記事を書く。 透明感あふれる美女で、透き通る肌とインパクトの強さ、清純な匂い、透き通る歌声など、どれ一つとっても他の女優には見られない魅力があり、管理人(主)を卒倒させるだけの能力を持つ(ただし綾瀬はるかを上回ることはないがwww)。 ガッキーみたいな子はあまりにも完璧美女過ぎて近くにいないような感じがするという理論を第何回かで提供、物議をかもした(それほど大きくはないがwww)。 加藤紀子 管理人(主)が初めて好きになった芸能人。 現在は結婚しているが、好きだった小学校当時は24歳未婚であった。 当時は誰からも理解されず、周りからブスだのなんだの言われたり、親からもファンである事に怒られたりと散々だった思い出がある。 金津園 日本3大性地のひとつ。岐阜市に所在する。 管理人(主)が家出の果てにたどり着いた地上の楽園www 20歳の新人がついたが、容姿は素晴らしく評価できるものの、お風呂にお湯を汲み忘れるといった失敗が痛かったorzこのためやや不満が残ったらしい^^; 西日本では屈指の規模であり、訪問した際には神戸だったり大阪だったり和泉だったりといった岐阜県以外の車も多く訪れていた。 歌舞伎町 日本最大の繁華街で、世界中から人が集まる眠らない街。 管理人(主)は東京に住んでた時期のある日に電車で寝過ごしたせいで、この街で朝まで過ごさざるを得なくなり、飲み会後のすっからかんの財布とともに徘徊していた。 ところが朝も近くなりつつある時間に怖い兄ちゃんに声を掛けられ脅され、ついて行かないと殴られると思い込みそのまま店に連れて行かれてカードを切ってしまう・・・その額なんと38000円orz ちなみにその店でのサービスは、小岩で16000円払えばできるレベル・・・。 上村知世 FM新潟の人気パーソナリティ。 管理人(主)がともせさんと慕って呼んでいるのはこの人のこと。 美しく、トークも面白い、新潟では人気を誇る。 これまでステッカーキャンペーンで何度か会っており、そのたびに挙動不審な姿を覚えていてもらえるwww未婚。 き 北川景子 モデル兼女優。嫁ランキングは11位だが勢いをつけて上昇中。 佐々木希とならぶ日本屈指の美女で、やや冷たい印象があったものの、某ピーが主演を務める某ドラマでかわいらしい一面を垣間見たため、応援をすることにしたw ギタフリ 管理人(主)がゲーセンで必ず遊ぶ、ギターを模したコントローラを用い、落ちてくるバーにあわせてボタンを押しながらピックをはじくゲーム。 そこまで上手くなく、むしろスキルは4桁(1000以上)に達していないが、ひたすら上手くなるためにお金のある時はゲーセンとコナミに献上しているwww 岐阜市 金津園がある都市。人口約40万人。 名古屋まで電車で17分で行ける距離にあり、駅周辺は微妙だったが、ロードサイドショップがめちゃくちゃあった印象が強い。 長岡市から車で5時間。休日は1000円で行ける。 キャバクラ お姉ちゃんとお酒を飲みながら時間を過ごす施設である。 地域によって相場は異なるが、小岩の自身が通っていた店は、夜8時までの入店で60分7000円、夜8時~9時の間なら60分8000円、それ以降なら60分9000円、指名料は2000円であった。 強い魔力を持っているため、安易に行くべきではないwwwwww はまると毎週のように大量のお金をつぎ込むことになるので気をつけよう! く 草なぎさん 裸になった人wwwwww その勇気をたたえたい! しかし、実際の生放送では草なぎさんのようにはできない事であろう。 あれは草なぎさんだからこそ、できた技なのだよ! シンゴー!シンゴー! け けいおん! かきふらい原作の人気漫画。 これを基にしたアニメは放送終了して3ヶ月が経とうとしているものの、カルト的人気は衰えることがない。 女の子4人(後に5人に)が軽音部を立ち上げ、ライブに向けていろいろ頑張っていくというストーリー←凄くおおざっぱですwww ちなみに管理人(主)のランクとしては、、、 唯>>あずにゃん>りっちゃん>=澪>>>紬 こ 小岩 東京に半年住んでた時期に、寮のあった場所。 駅近辺はフィリピン的な店が多く、飲み屋も錦糸町並に多い。 管理人(主)が初めて風俗に行ったのは、ここのイメクラwww ここから秋葉原までは20分、五反田までは40分で行ける。 郷ひろみ 管理人(主)の母親が大ファンであり、その影響でほぼ全ての楽曲は聴いた事があって大部分は歌える。 50歳をとっくに超えているのに若者に負けていない若さと肉体が魅力的! 今後の放送局で、過去のマニアックな楽曲も紹介したいと思う。 小阪由佳 管理人(主)の、人生を変えたといっても過言ではないグラビアアイドル。 2004ミスマガジングランプリであり、当時はそこそこの人気と知名度を誇っていたが、2度の熱愛発覚および気持ちの不安定さが重なったせいか、引退をしたといわれている(公式発表は全くない)。 イベントに行ける時は新潟から東京まで行った事もあるし、ほとんどのDVDは所持しているくらい、由佳ヲタだった経験もあるが、後悔は決してしていない。 今頃どこで、何をしているんだろうか・・・? 気になって眠れない。 五反田 東京に半年住んでた時期に、研修先の会社があった場所。 管理人(主)の、チャイナヘルスデビュー先もここで、その時は管理人(主)が童貞であることがばれて会話の流れでおごって頂けることとなり、当時べろんべろんに酔っていた為にイケなかったという苦い思い出がある。 あらゆる経験を詰めた思い出の場所。 コブクロ 管理人(主)の人生に大きな影響をもたらした、いまや知らない人は誰もいない2人組デュオ。 高校の頃、落ち込んでた時期に流れてきた「Yell ~エール~」をきっかけにほぼ全ての曲を聴き、集めた。そして当時は無名だったにもかかわらず、高校1年の際に文化祭のカラオケ大会で「轍」を熱唱。3年には「宝島」を熱唱。こちらは優勝といわれたが本人不在のためお流れにorz 現在もほぼ毎日、何かしらの曲を聴いている。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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真・女神転生TRPG~魔都東京200X~ キャラクターシート 名前 アリーゼ・カウメリア(Alice) PL ジュネ 年齢 ? 性別 女 種族 アンドロイド カバー 教師&…… 瞳の色 金 髪の色 銀 肌の色 普通 身長 170センチ 体重 秘密 背景1 願望:仁 背景2 記憶喪失:シルフィス LV 6 EXP 280(NEXT:343) 属性評価 ライト ロウ 5 ニュートラル 15 ダーク カオス 5 ヒーホー 覚醒段階 クラス クラス・スタイル Ⅰ異能者 サイボーグ 教師 Ⅱ覚醒者 ガンスリンガー 射撃(銃器) Ⅲ超人 神族勢力 神族アーキタイプ 神族クラス 力 魔 体 速 運 能力値 4 2 4 14 2 判定値 26% 16% 26% 76% 16% 格闘威力 9+1d10 魔法威力 7+1d10 射撃威力 19+1d10 基本防御点 4 物理防御点 17 魔法防御点 14 イニシアティブ 8+1d10 回避判定 23 会話判定 24 命運 5 HP(倍率) 40 MP(倍率) 16 名称 部位 物防 魔防 特記事項 人工義体 全身 5 5 ■追加装甲(5) ■射撃威力強化(5) 頭部 腕部 胴部 脚部 コミュニケ 装飾 3 3 ■COMP アメジストの魔除け 装飾 2 ■特定BS耐性(CHARM) 合計 8 10 回復判定値 % 相性 破魔無効 バッド・ステータス CHARMにつよい 名称 種別 コスト 対象 判定 修正 合計 基威 修正 合計 相性 効果 ■素手攻撃 格闘攻撃 なし 前1 力 0 格闘 0 剣 ■ベレッタM92F 射撃攻撃 なし 1 速 10 86% 射撃 17 35 ガン 弾数15 ■ スキル 名称 種別 コスト 対象 判定 修正 合計 基威 修正 合計 相性 効果 □誘惑 情報調達 自身 自動 異性のNPC一人と会話し、情報一つか出現値Aのアイテム1つを入手する。このアイテムは売却できない ■スーパーショット 射撃攻撃 5HP 1 速 10 86% 射撃 17+8 43 ガン ■ターゲッティング 集中 5MP 自身 自動 次に行う対象への射撃攻撃の判定値に[ランク×20]%の修正を加え、威力を2倍する □□反射神経強化 即時 自身 イニシアティブの威力ロールを振りなおすか、回避判定の成功をクリティカルに変更する □守護天使 即時 命運1 全体 自動 最初に使用する際悪魔カードを一枚消費し、その悪魔を守護天使とする。味方全員のBSと低下系を打ち消し守護天使のレベル×ランクにひとしいHPとMPを回復する 自動効果スキル 名称 効果 消費型アイテム 名称 種別 コスト 対象 判定 修正 合計 基威 修正 合計 相性 効果 その他アイテム名 備考 通常弾×60 予備弾薬 エンプーサのカード 守護天使用 マッカ 1200 マグネタイト 27 フォルマ 絆・コミュニティ 貢献ポイント 承認レベル 備考 仁 31 キーワード:願望・孤独 シルフィス 30 キーワード:記憶喪失・外食系(財産) ナイト・ブレイド 10 セーフハウスの仲間 8 職場相当。ショタコンだったりロリコンだったりする同じようなアンドロイドの同僚たちとやってる娼館のような孤児院のようなところ その他設定など 紫がかったロングヘアーにそれをやや濃くしたような色合いのやや釣り目な瞳。そして角型の頭部アタッチメントと、人のそれより長い耳が特徴。 身長も170センチという少し高めの身長をしているがそれ以上にマズ目がいくのが尋常じゃないサイズのバストであろう。 もともとはシルフィス専属のボディガードアンドロイドとしてモーリアンコーポレーションによって開発された最新鋭の人型アンドロイドである。 様々な動物をモチーフとしたパーツがそれぞれの個体を識別できるように装着されていて、彼女は牛である。 護衛用としてはそれぞれ皆スタイルがよく、本当に護衛用に作られたのか疑問視するものも多かったが、ある日いきなり護衛の任を解かれ、ある適正検査を受けさせられる。 それは、性癖を調査する検査だった。まず、正確をそのままに知識や思考を性的な方向に働くように再調整され、あらゆる人物の性的な相手をさせられて個々の個体の性癖を調べだしたのである。 アリーゼとほか数名(それぞれ猫、犬、兎、狐型)は子供(猫と兎は女の子に対して、ほかは男の子に対して)性的興奮を覚えたり、感情の触れ幅が強いことがわかる。 彼女たちに与えられたのは、それぞれが生活する家が学生街に、集まってそういうことをするための広めの家(元孤児院とかそういう施設)を飲み屋通りの外れに与えられた。 アリーゼの表の身分は初等部教師で、まじめな教師でとおっている……が、悪い事をした生徒は彼女に「指導」されるといい子になっているのだとか。どういう指導かはご想像にお任せする。 夜はセーフハウスに集まり着替えて、好みの相手を物色して、指導と称して篭絡していく日々を送っている。 彼女の胸からは特性のミルクが出るが、それには強い催淫作用が含まれている。 現在のターゲットはナイトブレイドとそのリーダーの仁である。 メンテナンスポッドに入り体のパーツを取り替えることによって、相手の希望にこたえることもできる。 実は、かつては人間だったが、死んでしまった後に、脳をこのボディに移植され、更に脳をいじられた結果、自分はこれが当たり前のアンドロイドだと記憶を改ざんされている。 そして、子宮内には生前の体から摘出され、特殊な技術で保存され続けている卵子が格納されている。 成長履歴 LV 覚醒Ⅰ 覚醒Ⅱ 覚醒Ⅲ 0 誘惑 1 反射神経強化 スーパーショット 3 守護天使 ターゲッティング 5 反射神経強化Ⅱ 7 10 13 15 17 20 23 25 27 30 初期アイテム SIGザウエル→ベレッタM92F 猟銃→売却150 暗視ゴーグル→売却250 レザーグローブ→売却10 ケブラーベスト→売却500 ライダーブーツ→売却100 人工義体(重ね着可の改造済み) コミュニケーションツール アメジストの魔除け ジャックフロストのカード→合体材料行き 合体レシピ ヘケト×カプソ=イソラ イソラ×ジャックフロスト=エンプーサ
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日曜日の、夜。 「ただいまー」 私が律と一緒に住むマンションに帰ると、律がほろ酔い加減で出迎えた。 「おかえりぃ~♪」 私が玄関に入るなり抱き着いてくる律。 私はムギと久々に晩御飯を食べに行って。 ちょっと都合が付かなかった律は、先に帰宅して留守番をしていた。 留守番がてら、一杯やってたんだろう。 リビングからは垂れ流しのCSの音楽チャンネルの音声が聞こえていた。 「ムギ、元気だったかー?」 「あぁ。相変わらず、て感じだったかな」 「ソレは何よりだな!」 リビングに向かいながらニカッ、と笑う律。 「先生の話も、聞いてきたよ」 「あ、さわちゃん?」 「そうそう」 ムギは、高校を卒業してから。 何時の間にやら。先生と付き合っていた。 私は、未だに山中さわ子を「先生」と呼ぶ癖が抜けない。 「ちゃんと、教師やってるってさ」 「まだ軽音部顧問なのかな?」 「うん。異動免れる度にホッとしてるって」 「あの趣味でよくやれてるよなー」 律が言う「あの趣味」とは私が幾度と無く泣かされたコスプレの類だ。 「ホントに、ね‥」 私はリビングのソファに腰掛けた。 すると 「みーおっ!」 律が、私の胸に飛び込んで来た。 私は、律がほろ酔い気味で飛び込んでくる事には、もう慣れていた。 「‥んー?」 私が律の茶髪を撫でると 「だいすきー」 アルコールのせいか、元々の性格か。 律は私の胸に顔を埋めてニッコリ、と笑顔を投げてきた。 いつもなら、ココから律が悪戯混じりに攻めて来る。 …が、私は先手を打った。 「律?」 「‥ん?」 何か企んでたような、律の顔。 「ドライブ、いこ?」 「へ?」 目を丸くする律。 「ドライブ、だよ」 「澪、酒飲んでないのか?」 「‥」 クルマで帰って来たんだけどな‥、という言葉を飲み込み んちゅっ 律の頬を掴み、キスした。 「んっ…!」 「…」 思いっ切り舌を突っ込んでやった。 「んっ‥‥と」 私は唇を離した。 「‥‥‥っはぁ!」 私の唇から解放された律の顔は、真っ赤だった。 私は律の茶髪をくしゃくしゃっと撫で 「‥酒の味、しなかっただろ?」 ニコッ、と。微笑んだ。 「……うん」 律は、悔しそうに頷いた。 「じゃ、いこっか?」 私は、律を抱き上げた。 律は、仕方なさそうに私の手から離れ、身支度をした。 クルマの、中。 夜の街並みは、綺麗。 大通りのオレンジの街灯とか、やたらと明るいコンビニとか、飲み屋のネオンとか。 通り過ぎては、またやってくる。 私は、左手を。 律は、右手を。 互いに座るシートの境目で、繋いでいた。 律は、左肘を突きながらウィンドウの外の景色を眺めていた。 「…澪ー」 「‥何?」 「夜景、見たい」 「わかった」 夜景が見える場所。いつもの、場所。 私は、律が希望した夜景が見える場所にクルマを走らせた。 いつもの場所の駐車場に着き、クルマを止め。ギアをパーキングに入れた。 高台にある、少し広い公園。 「着いたぞー」 「あぁ」 私が左手の親指で合図すると、律は右手の親指で応えた。 いつもの、場所。 律が運転免許を取って、律のパパのクルマを借りて。 色々情報集めて。 初めて、来た場所。 今となっては「なんとなく」来る場所になっていた。 「なんとなく」来ても、飽きない場所だった。 夜景は、綺麗だし。 クルマから降りなくても夜景見えるし。 降りたら降りたで、パノラマで夜景を堪能出来るんだけど。 クルマの中で 律とふたりきりで 手を、繋いでる このシチュエーションで夜景を見られるってだけで。今は満足だった。 シートから立とうとしない律も、同じみたい。 私と律は、シートを少し斜めに倒して、楽な姿勢になった。 ふたりきりで、リラックス。公園内の電灯が、少しの灯り。 「…りぃつ」 「‥ん?」 「……………だいすき」 ワザと、溜めて言ってみた。 「……私も…」 律は、小声とぎゅっと握った手で応えた。 一台分空けて止まっていたクルマが、出て行った。 私は、タイミングを掴み がばっ 助手席の律に、抱き着いた。 「おっ‥と‥」 律は、驚きつつ 「……なに?」 私の頭を、撫でてきた。 私は、律に抱き着いたまま。右手をシートの座席脇のレバーに手を掛けた。 ガクンッ 「うわっ!?」 私は声を上げる律を左腕で支えながら、シートと共に倒れた。 「な‥、何‥?」 すっかり地面と平行になった律が、私に聞いてきた。 「‥なんだと思う?」 私は、律を押し倒した態勢になった。 律と、ふたりきり。 夜景がよく見える、暗闇。 クルマの中………つまり、密室。 私が興奮するには、十分な材料が揃っていた。 おまけに、律はほろ酔い。 弄ぶには好都合だった。 「澪…?」 キョトン、として上に乗った私に声を掛ける律。 「…ん?」 私は、律の頬を撫で 「‥どうしたの?」 左手の人差し指を、律の唇にゆっくり。滑らせた。 「ぁ‥‥」 律はゆっくり、私の左手の人差し指を口に含んだ。 予想通り、何の抵抗も無かった。 「…しゃぶって?」 私が指先で舌をくすぐると 「…」 ぐいっ 「うゎっ‥っと」 律は私を抱き寄せ 「‥」 私の左手の人差し指に舌を絡め始めた。 「‥‥‥ふふっ」 私が微笑みつつ身体を少し横にすると、私の指をくわえる律が見えた。 「いい子だね‥」 私が頭を撫でると、律はこっちを見たか見てないか、曖昧な仕草で 「‥」 指を、しゃぶった。 そしてまもなく かぷっ 指を、甘噛みしてきた。 何年も一緒に居れば、何を望んでるか、すぐわかる。 「‥律?」 私は、律の口に含まれていた左手の人差し指を取り出した。 「ぁ…」 律は口元に唾液を光らせながら、私の顔を見上げた。 私は、人差し指をペロっと舐め 律の顔の前に、悪戯に差し出した。 「……」 律は、ムッとした顔。 「‥間接、」 キス。と言おうとした私の人差し指を退かし、乱暴に唇を抱き寄せ 「………っ」 キスで、塞いだ。 名前 コメント
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【第1章 新学期をもう一度】 <1-1 復活> 【本日は楓色理科大学の新入生歓迎会だ。新入生の渡辺楓は、この歓迎会に並々ならぬ期待を寄せている。「かわいい女の子と知り合いたいな…」】 数日前… 太ったチンピラ「ビリー様の為にも この道は俺様が通さないぜ! 通行料払えよ…でなきゃ命は無いぜ」 「ビリー様、片づけてやりましたぜ」 ビリーはわずかに頷くと、地面にのたうち回っている楓を見下ろし、その場を後にした。 楓はなんとか立ち上がり、項垂れながら静かにその場を後にした。その目はギラギラと輝いている。 楓色理科大学新入生歓迎会 渡辺楓「今日の新歓で可愛い女の子と知り合えたらいいな。キャンパスライフへの期待が膨らむぜ!」 太ったチンピラ「新歓会に金も払わず参加しようとは いい度胸だな!?」 小林涼真「止めて!顔だけは!誰か助けて~!」 渡辺楓「何やってんだお前!やめろ!」 乱闘の最中、楓は階段から突き落とされた。地面に激しく激突し、激痛が彼を襲った。 渡辺楓「(ぼやけた視界に血の紅い色のみが映る)これは…血?」 全身に傷み、騒音、そして酷い倦怠感が駆け巡る 渡辺楓「(目を開けようとする)俺は…死ぬのか?」 「はあ…平凡な人生はこれで終わってしまうんだな」 パーフェクトマッチ発見!守護者システム起動! マスター死亡!再生プランを開始します! 再生プラン進行中…記憶インポート! マスター蘇生!目覚めよ! 渡辺楓「こ…ここは…どこだ!?!」 「これが…守護者システムだったのか?」 「再生プランってなんだよ…そもそも俺は生き返ったのか?!」 「い…一体どういうことなんだ?!」 マスター覚醒完了。守護者クエストを発令します。 守護者クエスト:ガールフレンドを作る クエスト報酬:草薙流古武術(※1) 渡辺楓「く…草薙流古武術?!冗談キツいぜ!クエストを達成したらあのKOFの京の技を体得できるなんてそんなこと…」 「ガールフレンドを作る任務って…つまり女の子と会わなきゃってことだろ?」 「新入生歓迎会はもうすぐだ。女の子と会うチャンスならたくさんあるぜ。任務だかなんだか知らねえが、やるっきゃねえよな!」 小林涼真「級長、大丈夫かい?階段から落ちてもケガ一つしなかったなんてすっごくラッキーだよ!」 渡辺楓「俺…階段から落ちたのか?」 小林涼真「もちろんさ!頭は打たなかった?医務室に行かなきゃダメそうかい?」 渡辺楓「(平静を装って)いいや、大丈夫だ。もうすぐ歓迎会が始まる。急ごう!」 <1-2 守護者クエスト 「お前を見つけ次第殴ってやる!」> 【楓は守護者システムにより甦り、最初の守護者クエストを「完了」させた。マーシャルアーツの達人となった彼は、歓迎会で彼を「殺した」デブを発見した。】 「ガールフレンドを作る」クエスト完了!報酬獲得! 渡辺楓「りょ…涼真が…ガールフレンド… おい!「ガールフレンド」の意味がわかんねえのかよ!?」 小林涼真「級長!これって…運命だよ!」 渡辺楓「やめろ。一人にしてくれ…(ガールフレンド…ガールフレンド…ガールフレンド…!!!!!!!)」 小林涼真「待って!あれは…さっきと同じ不良グループかな?」 楓が見上げると、そこには先ほど楓を階段から突き落としたチンピラがいた。チンピラは拳を固め、こちらへ一直線に向かってきた… 京の技の助けもあり、楓は不良の大群を難なく蹴散らした。最後の一撃は荒れ狂う炎となり、野次馬全員を驚かせた。 守護者クエスト更新! 守護者クエスト:大学一の美女・竜宮五十鈴とハグをする クエスト報酬:体力強化システムの解放 渡辺楓(五十鈴!?楓色理科大学の「5000年に1人の美女」の!?そんな五十鈴とハグだなんて…いくらなんでもハードル高すぎだろ) ("草薙の拳"(※1)は強力だ。このクエストをクリアして体力強化システムが解放されれば、さらに強くなれるはずだ!なんとかこのクエストの解決方法を見つけなきゃな!) 小林涼真「級長!級長!俺"毒咬み"(※1)を使ってみたいな!あと"無式"(※1)も!」 渡辺楓「近すぎんだよお前は!…涼真、新歓でミス楓理の五十鈴には会えたか?」 楓が新しいミッションに苦戦している最中、新歓の会場のどこかから叫び声が聞こえ、彼の注意を引き付けた。 <1-3 救助に向かうヒーロー> 【楓は偶然にも今回のクエストのターゲット・竜宮五十鈴を見つけた。虐めっ子のかなこが取り巻きと一緒に五十鈴に無理矢理お酒を飲ませようとしている。これはクエストをクリアする絶好の機会だ。今こそヒーロー見参だ!】 会場某所、顔を赤らめた五十鈴は、かなことその取り巻きの少女達に取り囲まれていた。 日野かなこ「アッハハ!逃げられても隠れることまではできなかったようねぇ、五十鈴?…皆!五十鈴にお酒を飲ませるのよ!」 取り巻き達「飲ーめ!飲ーめ!五十鈴!飲ーめ!」 渡辺楓「あそこで酒を飲まされてるのは…五十鈴!?五十鈴を助けられたら…きっとハグしてもらえるに違いない!」 「えー…ゴホン。この娘を救っちゃってもいいかな?」 「『覚えてなさい!』 楓にコテンパンにやられたかなこは、そう吐き捨ててその場から逃げた。」 竜宮五十鈴「きゅ…級長さん…?あ…ありがとう…」 渡辺楓「どういたしまして。…君、大丈夫…?」 ビリー「おい!そこのオマエ!かなこを虐めたのはオマエか?」 <1-4 不良をやっつけろ> 【かなこを追い出した後、楓は五十鈴にハグをするミッションについて尋ねようとしていた。その時、誰かの怒鳴り声が聞こえた。その声の主は勿論、不良のビリーであった。】 ビリー「かなこを虐めた時点で お前の死は決まってるんだよ!」 鈴原愛「ビリー!あんた一体なにやってんのよ!私も相手になるわ!」 ビリー「また邪魔が入ったか!どうやらテメーらの頭をブッ飛ばさないといけねぇようだな!」 大学の不良・ビリーとの戦いで、楓はなんとか勝利を収めた。ビリーはこの状況がどうしようもないということを悟り、暴言を吐き捨ててその場を後にした。 ビリーが去っていくのを確認した後、楓は「ハグのミッション」について考え込んでいた。 突然薫風が楓を包み込む。振り向くと、酔った五十鈴が無意識のうちに楓に強く抱きついていた。 ミッション完了!体力強化システム解放! 守護者クエスト更新! 美女の保護:五十鈴を寮に連れていく クエスト報酬:学校の美女システム解放 渡辺楓「これでミッションクリアかよ!?」 「次のミッションがハッキリしねえなぁ…どこの寮に行けばいいんだ?俺の寮じゃねえだろうし…」 「学校の美女システムってのが守護者システムのカギに違いねぇぜ!五十鈴を寮に連れてくことぐらいわけないさ!」 【第2章 守護者クエスト マドンナとイチャイチャ】 <2-1 もう一人の美女 「五十鈴さんから離れてよ!」> 【激しい乱闘の末、ミッションを達成した楓は、守護者ミッションへの期待がまた高まった。五十鈴を寮に連れ帰らなければいけなくなった時、一人の少女に止められる……「五十鈴さんをそっとしておいてよ!」】 楓は体力強化システムのことばかり頭にあったため、学園一の美女・五十鈴とハグをしたことがどのような影響を及ぼすかについて全く気がつかなかった。 小林涼真「級長!なんだか疲れてるようだけど…僕がハグしてあげようか?」 渡辺楓「は?…いや、いらねえって。ハグとかの話すんなよ。お前にゃわかんねえだろうけど」 風間奈々「ちょっと!何やってんのよ?五十鈴さんから離れてよ!」 小林涼真「楓くん、気を付けて!あの子は風間奈々。花語教育大学一の美女だ!」 風間奈々「うっさいわね!」 先程の体力強化システムのおかげで、楓はなんとか攻撃を耐え抜き、花語教育大学一の美女・風間奈々との勝負の最中、活路を見出した。 渡辺楓「タンマタンマ!五十鈴は酔っぱらってんだ!俺は五十鈴を寮に連れていって休ませるために行動をだな…」 風間奈々「あんた…かなこと一緒にいたんじゃないの?」 渡辺楓「俺はかなこを追っ払ってたんだ。お前がいるなら話は早い。五十鈴は任せたぜ」 (ミッションは「五十鈴を寮に連れていく」だったよな…それなら奈々の寮に連れて行けば問題ナシだな) 風間奈々「ごめんなさい!勘違いしちゃって…でも休憩のためにあなたの寮で休ませようよ!」 「何か問題でも?五十鈴さんとあたしは郊外の荘園に住んでるの。どうやってこんなに酔っぱらった五十鈴さんを連れてけっていうのよ?」 <2-2 寮の規則> 【奈々の誤解が解けたことで、ミッションを続行することができた。楓達が相対する相手は、伝説の「学校で最強の存在」、寮の管理人のおばさんであった。】 奈々の勘違いが判明した後、楓と奈々は酔っぱらった五十鈴を、男子寮に連れて行った。 寮の管理人さん「ちょっと、何やってんのよ!男子寮に女子は入っちゃいけない決まりよ?」 渡辺楓「えっと…こいつら生徒会役員で。寮の衛生面のチェックに来てるんです」 寮の管理人さん「本当に?じゃあこの酒の臭いはどういうことよ?」 皆でなんとか寮の管理人さんをごまかし、五十鈴を楓の寮に連れていくことに成功した。 ミッション完了!学校の美女システムが解放されました!素敵な出会いのために、早く学校の美女たちの連絡先を入手しましょう! 渡辺楓「連絡先?五十鈴に微信(※2)のアドレス交換を申し込んでも断られるんじゃないのかな…」 数時間後、五十鈴は目を覚ました。そして数時間前に起こったことを思い出した。 楓と五十鈴は微信のアドレスを交換した。しばらく雑談を楽しんだ後、五十鈴は奈々と共に帰った。 五十鈴の微信アカウントを登録!ミッション完了! 守護者クエスト:五十鈴から告白される ミッション報酬:五十鈴からの不思議な贈り物 渡辺楓「不思議な贈り物?!なんでまたそんなものを…とりあえず五十鈴から告白されるってどうすればいいんだよ?」 「学校の美女システムをチェックして、手掛かりがあるかどうか見なくちゃな!」 <2-3 美女との約束> 【守護者システムのミッションを完了した楓は、次の「告白ミッション」に向けて考えを巡らせていた。休み時間の時、楓に突然1本の電話が入る。相手はなんと、学園一の美女・竜宮五十鈴だった!】 次の日の休み時間… 竜宮五十鈴「楓くん、今空いてる?」 渡辺楓「五十鈴さん、どうしたの?」 竜宮五十鈴「五十鈴でいいわ。昨日はありがとう。お礼に…今晩、いっしょにご飯でもどうかな?」 渡辺楓「構わないよ。でも俺が行ってもいいのかな…」 竜宮五十鈴「校門のそばにあるレストランよ!じゃあね!」 渡辺楓「デートのお誘い来ちゃった…!マジヤバイぜ!」 気を取られていたため、楓はビリーの取り巻きに囲まれたことに気がついていなかった。 ビリー「さあ、今のお前に味方はいないぜ!最悪のバッドエンドだ!」 五十鈴の生み出した宇宙塵により、ビリーはあっけなく倒された。 渡辺楓「噓だろ…学園のマドンナがか弱いなんて悪い冗談だぜ!五十鈴の戦闘スキル…マジ半端ないって!」 竜宮五十鈴「(ちょっと誇らしげに笑って)行きましょ!席はとっておいたよ~」 守護者クエスト発令! 守護者クエスト:五十鈴と親密な時を過ごす ミッション報酬:潜在能力解放システムの解放 渡辺楓(潜在能力解放?さらに強くなれるってことか…学校一の美女と仲良く過ごすってのはかなり難しそうだけど…でもちょっと興味あるな) 渡辺楓「強化システムだけでもこんなに強くなれた。そして学校の美女システムも強化に繋がった。それなら今回のクエストも受けてやるぜ!」 <2-4 みかじめ料 「みかじめ料をよこせ!」> 【レストランで、楓と五十鈴は楽しくお喋りをしていた。平和なデートは突然乱入してきたかなこによって台無しにされた。楓は怒りを爆発させる…俺のデートとミッションを邪魔しやがって!!】 レストランで、楓と五十鈴は向かい合っておしゃべりをしていた。 渡辺楓「五十鈴がこんなに強かったなんて思わなかった!」 竜宮五十鈴「これでもまだ本気じゃないのよ!よかったら私と模擬戦でもしない?」 喧騒が二人の会話を遮った。取り巻きを連れたかなこがレストランに入り、レストランのオーナーに脅迫状を突き付けた。 渡辺楓「お前ら!何しやがる!俺のデートとミッションを邪魔しやがって!」 楓は全力を尽くし、かなこを撃破した。かなこは取り巻きを連れて逃げていった。 竜宮五十鈴「腕が全然なってないわ。これまでケンカしたことないの?」 渡辺楓「えーっと…俺、いままで地味で平々凡々に生きてたし。怒ったこともなかったし…俺が能力を得たのはつい昨日のことだからさ、あんまり慣れていないんだ」 竜宮五十鈴「なるほどね…じゃあ私と一緒にトレーニングして、技を磨こうよ!」 渡辺楓「えっ!?(デートよりもトレーニングの方が好都合だ!)」 竜宮五十鈴「いらないならやめてもいいんだけど……」 渡辺楓「オッケー!オッケーだ!やるやる!始めようぜ!」 <2-5 イチャイチャトレーニング 「秘密のトレーニング、いくわよ!」> 【食事を楽しむだけのデートよりも、より密接に触れ合えるトレーニングの時になった。「今度こそ本気だ!」】 屋上 竜宮五十鈴「反応速度を鍛える方法を教えるわ。そうすれば攻撃と防御がもっとやりやすくなるはずよ」 渡辺楓「わかった!準備はできてるぜ!(ミッションクリアの大チャンスだ!)」 五十鈴はにっこりと笑った。宇宙塵が収束し、楓の方に向かってくる。 渡辺楓(え…遠距離魔法タイプ!?これじゃ近づけない!どうすりゃいいんだ!?) 楓は屋上の入り口まで追い込まれつつも、なんとか前進した。 竜宮五十鈴「(手を振って時空錬成陣を解放させる)とってもよかったよ!休憩しよっか」 渡辺楓「なんとかやり遂げたぜ、五十鈴…それでさ…」 風間奈々「あー!デートだ!もう逃げられないんだからね!」 楓はいきなり背中を押され、五十鈴の上へと倒れてしまった。女の子の香りと柔らかな感触に包まれ、楓は時が止まったかのような感覚を覚えた。 渡辺楓(もうすぐミッションクリアだ!まさか重力に負けてしまうなんてな…悪いなニュートンさん!) ミッション完了!潜在能力解放システム解放! 五十鈴に関わるミッションを早急にクリアしてください。 竜宮五十鈴「楓くん…!ふんっ!」 渡辺楓(畜生!これじゃあ告白なんて夢のまた夢じゃねーか!!なんとか五十鈴をなだめねーとプレゼントがパァだ!) 渡辺楓「待ってくれ五十鈴!誤解だ!」 風間奈々「…あらら。私なんかとんでもないことやらかしちゃったかも?」 【チャプター3 告白ミッション 僕の彼女はマドンナ】 <3-1 過激なファン達 「コートはダンスの為にある!」> 【ミッションは完了したものの、五十鈴から告白されるというミッションからは益々遠のいてしまった。すっかりしょげてしまった楓は、大学構内をふらついている…】 守護者ミッションの報酬に100%の期待を寄せていた楓は心神喪失し、憂鬱になっている。 渡辺楓(いったいどうすれば五十鈴をなだめることができるんだ…ネットに書いてあった方法を試したらどうだろう) ダンサー「お前ら!ここで試合なんかやるんじゃねえ!ここは俺達ストリートダンスグループのエリートダンサーの縄張りだって知らないのか?球技をやるには金が必要だ。払わないなら出ていけ!」 渡辺楓「ここは楓色理科大学の球技場だ!出ていくのはお前らの方だ!」 広場ダンスグループを難なく撃破した楓は、ミッションのことを少し忘れていたが、出くわした奈々に、楓は狼狽した。 風間奈々「あはは!なんだか落ち着かないようね!五十鈴さんの秘密を教えてもいいんだけど~…」 渡辺楓「えっ…いや、あの、俺は…」 風間奈々「実はね、五十鈴さんは家族から束縛されるのが嫌でこの学校に来ているの。これを避けて通ることはできないわ」 渡辺楓「で?どうしろっていうんだ?」 風間奈々「全ての大学生を打ち破って「天空の子」になるのよ!それがどんなに難しいかはあなたも知っているでしょうけど…私はずっと陰で五十鈴さんのお手伝いをしていたの」 渡辺楓「こんな安っぽい台詞しか言えないから頼りないと思うけど…でもわかった。五十鈴の問題は俺の問題だ!」 (これで五十鈴との関係を修復できるだろうか…?) <3-2 理論的知識 「聞きたくない!聞きたくないわ!」> 【奈々から世界を守る…もとい五十鈴を守るミッションを受けた後、楓はネットで培った女の子のなだめ方を試し、自信満々で五十鈴を誘い出そうとするが…】 ネットからたくさん仕入れた女の子のなだめ方に関する知識(理論的知識)を携えた楓は、五十鈴を「自信満々に」誘った… 竜宮五十鈴「で?誘ってどうするの?」 渡辺楓「(自信満々に)…ゴホン。」 数十分後… 竜宮五十鈴「この大バカ!いい加減にしてよ!」 五十鈴が怒ったことに、何度も強くなった楓も流石に慌てた。 竜宮五十鈴「ふん!あんたの考えは見え透いているのよ!絶対に許さないんだから!」 渡辺楓「(ゼェゼェ…)そんなこと言うなって!せめてもう一回チャンスを…何でもするからさぁ」 竜宮五十鈴「そこまで言うならいいわ。学園祭の開会式に、大物ゲストを呼びたいの。春野芸術大学一の美女・月見山亜美さん。あなたが亜美さんを連れてきてくれたら、許してあげてもいいわ」 「チャンスならあげたわ。絶対連れてきてよね!」 <3-3 フリースタイル> 【楓は五十鈴にとんでもないことをしてしまったと思った。春野芸術大学一の美女は月見山亜美だという。楓は春野芸術大学に向かった。NPCに会って道をきこう!】 春野芸術大学 春野芸術大学を初めて訪れた楓は、まず誰かに道を尋ねてみることにした。 渡辺楓「この学校の月見山亜美さんがどこにいるか知ってますか?」 桜井翼「道を聞きたいってんならそれなりの態度を示さねぇとな!俺とフリースタイルダンスバトルだ!」 渡辺楓「はぁ?!」 楓とダンスバトルをしたいと申し出たストリートダンサー男子は、楓の炎の拳と相対し、ようやく冷静になった。 桜井翼「…オニーサン、亜美さんに用事でもあるの?」 渡辺楓「楓色理科大学の学園祭に亜美さんを招待したくてさ」 桜井翼「亜美さんはバーでダンスをやっているんだ。俺をその学園祭に歌って踊れるダンサー枠で参加させてくれたら、道案内してやってもいいぜ!」 渡辺楓「わかったわかった!いいぜ!とにかく道案内を…はぁ。ちゃんと話をしてくれよぉ…」 <3-4 5分で証明 「5分以内にあなたの強さを証明できるかしら?」> 【歌と踊りが好きなラッパー・桜井翼に連れられ、楓は月見山亜美のいるVLCSバーにやってきた。しかし都合が合わず、彼女の出番まであと5分しか無くなっていた。】 二人は、亜美のいるVLCSバーにやって来た。その時亜美は楽屋で化粧直しをしていた。 渡辺楓「月見山亜美…さん?ちょっと尋ねたいことが…」 月見山亜美「私を「さん」付けで呼ぶってことは…演技についてのことね?」 渡辺楓「いや…やっぱり「亜美ちゃん」でいいかな。俺の学校…楓色理科大学の学園祭で大物ゲストを呼ぼうとしてて。君が適任かなと思って…」 月見山亜美「さてと、リップを塗り終わったわ。私は5分後にステージに上がらないといけないの。それまでの間、あなたの実力を測らせてもらうわ!」 楓は全力を尽くし、遂に強力なゲスト・月見山亜美を勝ち取った。 渡辺楓「えっと…亜美ちゃん、聞きたいことが…」 月見山亜美「みんなから聞いてたイメージとちょっと違ったでしょ?アハハ、お色気路線もいいけれど、普段はこんな感じなのよね~」 渡辺楓「なるほど…それじゃ、学園祭への参加は…」 月見山亜美「あ!そろそろステージに行かなきゃ!パフォーマンスが終わってからね!そうだ、リクエストがあったら言ってね!私が歌ってあげるわよ!」 <3-5 マドンナ・月見山亜美> 【一応の了解を得た後、亜美は華麗にステージに登場した。亜美は多くの観客を魅了している。しかし観客の中には暴走するありえない客もいるようで…】 ステージ上で、亜美の天使のような歌声と華麗な姿が人々を魅了する。 酔っ払い「(太い腕を伸ばして)エヘヘ、かわいいね~…今晩はお兄さんと一緒にお散歩でもしようかぁ~」 月見山亜美「お兄さん、飲み過ぎですよ…」 渡辺楓「いい加減にしろ!その手を離せ!」 楓は、まさか一人でチンピラ共を全員やっつけ、ヒーローさながらに美女を救えたなんて思いもしなかった。 月見山亜美「(伸びをする)う~ん!お仕事終了!級長さん、学園祭の件について聞いてもいいわよ!」 渡辺楓「えっと…うん。よし、じゃあ…」 月見山亜美「じゃ、「楓色理科大学の5000年に一人の美女」さんと一緒にご飯でもしながらお話ししましょ!さーて、今日は食べるわよ~!」 <3-6 突然の告白 「べ…別に、あなたのことが好きってわけじゃ…」> 【なんとか五十鈴をなだめた後、楓はようやく一息つくことができた。食事の席で、三人の稀代の学園マドンナを前にし、楓はふと背筋が寒くなった…】 テラスバー かんぱーい!!! 竜宮五十鈴「楓くん、今回は許してあげる。尊敬するわ。本当に…本当にありがとう!」 風間奈々「そうそう!まさか楓が亜美ちゃんを呼んでくれるなんてね~…本当にすごいわ!あたしからも、どうもありがとう!」 月見山亜美「(楽しそうな笑顔で)うふふ!私からもお礼を言わなくちゃね。級長さん、ありがとう!」 楓は全く違うタイプの3人を前にご満悦。…同時に、奇妙な「殺意」を感じた。 なんだかよくわからないまま、お酒も進み、4人はとうとう泥酔してしまった、 竜宮五十鈴「楓くん…来て。話があるの…」 「楓くん…あなたに渡すものがあるの。…今夜は、それ、つけてなさいよね…」 五十鈴はハンドバッグからハート型の宝石が散りばめられた指輪を取り出し、楓の手にそっと置いた。3人は皆驚いた。 竜宮五十鈴「そ…それから……………楓くん、だぁ~いすきぃ!」 クエスト完了!特定のシステムに入り、五十鈴からの不思議な贈り物を受け取ってください。 守護者クエスト更新! ミッション 3人に告白される(1/3) ミッション報酬;美女からの不思議な贈り物(大) 渡辺楓「3人!?ちょうど俺の前には3人の美女が…一旦落ち着こう…落ち着け…今回のミッションも荷が重いなあ」 「また不思議な贈り物かよ…なんだろう…気になるな…とりあえず今は落ち着いて、五十鈴から貰った指輪をはめよう…」 【第4章 サボリはおしまい:難儀な宣伝活動】 <4-1 「学校一の美女である彼女」 「アスリートに彼女は不要!」> 【楓は翌朝早起きして、「学校一の美女である彼女」との優雅な朝食に向けての準備をした。しかし五十鈴は昨日の告白の事を忘れてしまっているようで、そんなことはしていないと言う。告白なんてしてないわ!】 次の日、楓は朝早く家を出て、「学校一の美女」に会いに来た。 竜宮五十鈴「昨日は一体どうしちゃったのかしら。戦闘訓練のハズよね、なんで指輪なんて…」 渡辺楓「おはよう五十鈴ちゃん、昨日は指輪…」 竜宮五十鈴「昨日!?私、そんなのあげてないわ!…昨日は酔っちゃってて、何も覚えてないの!」 「ふん!覚えてないってば!止めてよ!」 楓がなにか言いかけたところで、スタジアム横に突如学生達が飛び出してきた。「俺たちのマドンナから離れろ!」 楓は運動部員たちの群れからなんとか抜け出し、隙を見つけて逃走した。五十鈴のいる学園祭の会議室へ… 竜宮五十鈴「(平静を装って)全員揃いましたね。それでは、今回の作業の割り当てを始めます…」 楓は目立たない端の席に座り、ボーっとして時間が過ぎるのを待っていた。 渡辺楓(実行委員会とか俺全然関係ないんだけどな…重要視すべきは守護者クエストだな。でも今出されているクエストは少ない。もっとクエストがあったらなあ) 竜宮五十鈴「ではPR班は…渡辺楓さん、よろしくお願いします!」 渡辺楓「え!?」 竜宮五十鈴「(いたずらっぽく笑って)はい!これで役割分担は完了しました。では、今回はこれにて解散と致します。学園祭に向けて、これから頑張りましょう!」 <4-2 亜美の提案「ふん!焼き餅なんて焼いてないんだからね!」> 【楓は急にPR班に任命され、困り果てた。サボリの天才である彼にはいい宣伝のアイデアが浮かばないのであった。そんなとき、亜美からちょっとしたアドバイスを受ける…】 急に宣伝を頼まれた楓は困り果てた。 渡辺楓「なんで俺巻き込まれてんの…PRなんてどうすりゃいいんだ?」 月見山亜美「PRなんて簡単よ!蘇我由衣ちゃんって知ってる?さくら大一の美女って有名なの!由衣ちゃんは人気配信者だから、彼女にアピールしてもらえれば効果絶大よ!」 渡辺楓「亜美ちゃん!君のおかげでPR方法がわかった!今度またご飯に行こうぜ!」 楓はさっそく五十鈴に亜美の提案した内容を話した。しかし、五十鈴は少し怒っているように見えた。 竜宮五十鈴「楓…くん…この、バカ!!」 渡辺楓(なんで急に怒るんだ!?…もしかして焼き餅焼いてたりして…) 渡辺楓「ちょっとまって!俺一人じゃ蘇我さんを連れてくるのはきっと無理だから…だから一緒に行こう!」 竜宮五十鈴「ふん!誰が一緒になんて!」 「でも…まあ、一緒に行ってもいいわ。でも私は「仕事で」行くんですからね。なにもあなたと一緒にいたいってワケじゃないから」 渡辺楓「はいはい。五十鈴は仕事で行くんだね。プライベートとかじゃなくて。…じゃ、行こうか!」 <4-3 泳いで健康に! 「お前もジム会員にならないか?」> 【楓は<焼き餅焼いてるっぽい>五十鈴とさくら大学に行って、蘇我由衣の助けを借りようとするが…目の前になぜムキムキマッチョマンが?「泳いで健康にならないか?」】 さくら大学 五十鈴は由衣のチャンネルにアクセスした。どうやら大学構内の外から配信を行っているようだ。 竜宮五十鈴「由衣さんは外で配信しているわ。クラスメイト達にどこにいるか聞いてみましょうか?」 松山雄「クラスメイトは俺のことかな?お前も水泳ジムに入らないか?」 渡辺楓「(雄に手を振り断る)ネットで検索するか…さくら大ほどの規模の大学なら校内案内があるハズだ」 松山雄「入ってくれよ~!ラップなんかじゃ真の男になれないぜ?運動こそ真の男への道だ!今なら年会費2割引きでシャンプーまで…」 渡辺楓「黙れ脳筋が!」 渡辺楓「邪魔すんじゃねえ!ラップで勝負だぜ!」 松山雄「脅しはやめろ…!由衣の居場所なら知っているから!由衣は今…第二校門前で配信しているな」 竜宮五十鈴「よし!第二校門へ行きましょう!」 <4-4 ナウ・オンエア! 「由衣ちゃん!世界一可愛いわ!」> 【蘇我由衣は全国で最も有名な配信者であるため、会場となった屋外は彼女のファンで埋め尽くされた。これじゃどうしようもないな…と思う楓なのであった。】 楓と五十鈴が案内を頼りに第二校門まで来ると、辺りは蘇我由衣のファンで埋め尽くされていた。 蘇我由衣「「最強のシッポ」さんがロケットを20発も送ってくれました~!ありがとうございま~す!大好き!」 渡辺楓「なんでこんなに人が…」 竜宮五十鈴「生放送でこんなに来るなんてね…はーい!ちょっと邪魔するわよー!」 渡辺楓「ふー…なんとか入り込めた…」 日野かなこ「五十鈴!それに楓!なんであんたらがここに!」 竜宮五十鈴「どうしたの?ここに来ちゃいけない理由でもあるかしら?」 蘇我由衣「おおっと!何やら騒ぎの予感!面白いことが起こってそうですね~!」 <4-5 リアルファイト> 【楓は五十鈴とかなこが向かい合う様子を見て戦々恐々としていた。双方がぶつかり合うのを見て、お茶目な由衣は急にわくわくしてきた…「ふふふ、どうしちゃおっかな~」】 蘇我由衣「待ってください!あなたたちは私を探していたんですよね?…理由を伺っても?」 渡辺楓「楓色理科大学の学園祭のPR活動を手伝ってほしくて…」 蘇我由衣「なるほど、PRですね!ミス楓理大さんと、そのお友達さんと…うーん…どうしようかしら…」 「そうだ!じゃあこうしましょう!ここでリアルファイトをしてください!あなた方が勝ったら、PRしますよ!」 日野かなこ「ふふふ…いいじゃない…さあ、勝負よ!」 渡辺楓「(五十鈴を制して)いや、ここは俺がやる!大丈夫だ。五十鈴の特訓はすごく効果があったからさ!」 守護者システムの強化を何度も受けた楓の力は以前とは比べ物にならないほど成長しており、かなこをあっさりと撃破することに成功した。 日野かなこ「そんな…短期間でこんなに強くなったなんて…!」 竜宮五十鈴「私達の勝ちよ。諦めることね!」 日野かなこ「級長がこんなに強くなってたとはね。羨ましいわ… 今回はあんたらの好きにすることね。じゃあまたね、級長さん!」 蘇我由衣「ここでゲームセットのようですね!勝った方にはプレゼントですよ~!」 「さて!宣伝費のことだけど…」 <4-6 由衣の実力 「由衣、みんなのこと、だーいすきです!」> 【かなこに勝ったことでPRも順調に行えると踏んでいたが、由衣から提示されたギャラに楓は頭が真っ白になった…「…もう少しまけてくれないかなぁ…」】 蘇我由衣「えーっと…こないだゲームの宣伝をしたときのギャラは3500万円くらいだったかしら。学園祭の宣伝だったら…ざっと1800万円かな~」 この数字をきいて楓から冷や汗が噴き出してきた。楓は五十鈴に目線で助けて欲しい意思を伝えるも…五十鈴は面白そうな顔をしていた。 渡辺楓「…ゴホン。…もう少し勉強させていただいても…??」 蘇我由衣「そうねえ…さっきのリアルファイトは配信のいい宣伝になったわ!じゃあ…今度は私と勝負して、勝ったら大サービスしちゃうわ!」 渡辺楓「よし!それじゃあ悪いけど…カッコ悪いところ見せてもらうぜ!」 由衣は楓がこれまで会った中で間違いなく最強の人物だ。簡単な組手でも、楓がいくら全力を出しても到底敵うどころか、少しでも優位に立つことは出来なかった。 蘇我由衣「もうやめやめ!火遊び相手は嫌ぁ!尻尾が焦げちゃう…」 「うーん…まあそれなりに視聴数は稼げたし…悪くないわ!ギャラはいらないけど…これは貸しにしといてね♪」 竜宮五十鈴「私に任せて。その借りは私が返すわ。」 蘇我由衣「あらぁ、かばってるの?でもでも…私は貸しを作っておきたかったの!まあ…あなたの彼氏さんはとらないでおいてあげるけどね!」 竜宮五十鈴「ちょ…彼氏!?こいつと付き合ってなんかないわよ!」 渡辺楓「えーっと…借りは俺の方にできちゃったみたいだけど…楓色理科大学に来てくれるなんて嬉しいよ。俺達の学園祭はきっと楽しめること、保証するぜ!」 蘇我由衣「う~ん!なんだかわくわくしてきちゃった!それじゃ、学園祭に行くわね!楽しみだな~」 渡辺楓「じゃあ、学園祭でな!」 【第5章 びしょ濡れミッション;学園祭開幕!】 <5-1 学園祭! 「当たり屋だと?恫喝だ!」> 【準備を終え、さあ学園祭だ!楓も無事に学園祭の実行委員会を抜け、以前の平凡な生活に戻ったが…事件は降りかかってくるものだ。】 準備も終わり、楓色理科大学の学園祭が始まった。 渡辺楓「ああ…やっと普通の生活に戻れたー!平々凡々に過ごすのが当たり前の日常ってやつなんだ。なのに守護者ミッションのトリガーがなぁ…」 楓がにぎやかな学園祭の会場をぶらぶらと歩いていると、由衣のPR効果が絶大な威力を誇っていたのもあって、今回の学園祭に集まった客は極めて多かったことが分かった。 太ったチンピラ「俺にゴミを売りつけやがって!金払え!でないとこの店を潰す!」 渡辺楓「やめろ!学園祭で嫌がらせをすんじゃねぇ!!」 楓がチンピラを片付けた途端、奈々が颯爽とした女性警官を連れて彼を見つけた。 風間奈々「級長さん!五十鈴さんがあんたに手伝ってほしいって!あんたは今から学園祭治安係の一員だよ!」 渡辺楓「はぁ?!いやいや…俺の仕事は終わったんだって…委員会からはもう抜けたの!」 風間奈々「ふっふっふ…これは五十鈴さん直々のオファーなのよ!そうだ…紹介しなきゃ!この人は花崎琴さん。治安係の新しいリーダーだよ!」 花崎琴「こんにちは。ミス星輝国際大の花崎琴よ。強いって聞いてたけど、正直ちょっとガッカリだわ…」 渡辺楓「はぁ?!(なんだよ…なんで初対面でこんなに俺に敵意むき出しなんだ?!)」 <5-2 強制バトル!> 【穏やかな普通の日常生活が始まる前に、楓は治安係に任命される。琴からは激しい敵意を抱かれ、さらに爆弾発言を浴びせられた…「目立たないのは俺のせい!?」】 風間奈々「楓は確かに強いよ!私とおんなじくらい!五分五分!」 渡辺楓「流石にそれはねーわ…やめろバカ…」 花崎琴「黙らっしゃい。強さを証明するチャンスをあげるわ。一発殴ればわかるわよ」 渡辺楓「それは勘弁させてもらって…だって君が…」 楓はそれ以上なにもいえなかった。琴から「不愉快だ」と言わんばかりの眼差しを向けられたからだ。 渡辺楓「いいぜ!そこまで言うなら勝負だ!」 楓と琴が争っていると、奈々が突然割って入り2人を引き離した。 風間奈々「重要な連絡よ!治安係のグループチャットから救助要請が来たわ!映雪楼付近で乱闘が…」 花崎琴「あなた…本当に強いのね。さっきはあんな態度をとってごめんなさい。次は負けないから…まずは映雪楼に行きましょう」 <5-3 屋台で大乱闘 「非リアの理由はたくさんあって…」> 【三人は急いで現場に向かったが、そこでは楓理の体育学部生と由衣の女性ファンがもみ合いになっていた。楓は「だからお前らは非リアなんだよ…」と言いかけたが、そんなことはとても言えなかった。】 楓、奈々、琴が急いで映雪楼に駆けつけると、そこでは乱闘が繰り広げられていた。 風間奈々「楓理の体育学部の人達と…過激なファン達ね!」 渡辺楓「そのことなんだけどさ…こいつら何度言ってもきかなくてさ。何日も前から喧嘩を止めるよう言ってんだけど、また乱闘騒ぎになっちまったか」 花崎琴「まずこの人だかりを分散させて、双方の代表者を見つけ出しましょう。それで話し合いさせるのよ」 楓たちが手を出したために乱闘は止み、群衆も徐々に離れていった。 風間奈々「琴さんすごーい!スピード解決しちゃった!」 花崎琴「いいえ…なんだか人が集まってきているような…」 少し離れたところに集まった人々のあたりから大きな衝撃音が聞こえてきた。 渡辺楓「まずい!そっちにあるのはパンチングマシンだ!たかがパンチでこんな音が聞こえるなんておかしいぞ…行ってみよう!」 <5-4 バカ野郎 「俺の目標はONE PIESE!」> 【ようやく避難した人々が再び集まってきた。楓たち三人は人の波をかきわけ現場に急行した。突然大きな音が聞こえ、楓は戦慄した…】 楓たち三人が急いで群衆の中に飛び込んでいくと、全身傷だらけの二人の学生が互いにパンチを繰り出しているのが見えた。 木下驥「俺のパンチなら、きっとお前の記録を超えられるさ!」 藤原健太郎「ハハッ、さっきのが本気だと思ったか?…さ、かかってこいよ」 渡辺楓「バカかお前ら!やめろ!!」 楓たちは素早く健太郎を制圧し、群衆をあわてて避難させた。 風間奈々「ふー…やっと終わったわ!琴さんはもう一人を「追っかけ」に行ったの。手伝いに行きましょ!」 トリガー条件を満たしました。守護者クエストが更新されます。 守護者クエスト:びしょ濡れ状態を演出させる クエスト報酬:守護者クエスト発生確率の増加 渡辺楓(トリガー確率の増加!こんな報酬もあるのか!) 「クエストが多いほどパワーアップの機会もあるというわけだ!これは達成しなくちゃな!」 (でもどうやってびしょ濡れ状態に…うーん、しっかり段取りを組んでやらなきゃな…) 「まずは群衆の中に行こう!位置の共有は…」 風間奈々「とっくに共有してるよ?早く、早くっ」 <5-5 電気自動車泥棒 「働いたら負けかなと思っている」> 【琴は逃げ出したもう一人のバカの行方がわかったらしく、楓と奈々は協力して健太郎を制圧した後、急いで琴の応援に向かった。】 風間奈々「琴さーん、犯人は捕まえた?」 花崎琴「いいえ。あいつは仮病を使ってのこのことやって来たのよ。今度そんな真似したときの罰としてトイレ掃除を通告してやったわ」 楓が声をかけようとしたとき、傍にある駐車場から声がした。 「バイトなんて行きたくない…バイトなんて一生嫌だ…」 渡辺楓「おいそこのお前!電気自動車からその手を離せ!」 電気自動車泥棒は琴の手によってスクールポリスに引き渡された。外がだんだんと暗くなったため、楓たちは一緒に芙蓉湖で行われる花火大会を見に行くことにした。 渡辺楓「あー…ちょっと待ってな。トイレに行ってくるから」 楓は用を足そうとしたが、ふと顔を上げるとそこにはなんと「逃走中」の驥がいた。 渡辺楓「お…おい!なんでお前がここに…」 そう言うが早いか、驥は地面に飛び降りて楓に襲いかかってきた。 <5-6 食い違い 「俺の剣を喰らえ!そして死ね!」> 【自動車泥棒が警察に引き渡された後、三人は学園祭のラストを飾る花火大会を見物しようとするが、楓はトイレで「逃走中」の驥を発見する。一触即発の戦いが幕を開けた。】 楓と驥の激しい戦いは奈々と琴の目に留まり、二人は男子トイレに飛び込んだ。 風間奈々「級長さん、何やって…」 突然現れた二人に驥は一瞬気を取られたが、楓はその隙に飛び起きて驥を気絶させた。 しかし、楓の有り余る力はなかなか収まらず、勢い余って鋭い拳が頭上の配管を直撃し… 割れた配管から冷水が噴き出し、それが奈々と琴にかかり、服を濡らした。しばらくの沈黙の後、悲鳴が一斉に叫ばれた。 <5-7 濡れたマドンナ達 「見ないで!」> 【楓は天に誓っても故意に排水管を壊していないと思った。吹き出る水しぶきにマドンナ達は一瞬にしてびしょ濡れになったが、楓は葛藤していた…こっそり見ようか、いっそ堂々と見てしまおうか…】 水しぶきが飛んで、奈々と琴は一瞬にしてびしょ濡れになってしまった。目の前の「派手」な光景に楓は一瞬呆然とし、守護者ミッションが完了したことに気が付いてもいなかた。 渡辺楓(こ…これで…ミッション完了…!?風邪ひいちゃいそうだな、服でも貸してあげようか…) (いやいや、当たり所が悪かったな…今後はよく気を付けよう) 奈々&琴「級長!もうおしまいよ!!」 奈々と琴が楓に制裁を下そうとしたとき、トイレのドアがまた開かれた。 竜宮五十鈴「楓くん、仕事が終わったん…だけど…」 「…お…お構いなく…」 渡辺楓「?!五十鈴!!待ってくれ!誤解だ!!」 風間奈々「…琴さん、あたし達とんでもないことしちゃったかな…?」 花崎琴「いいえ!全部あいつのせいよ!」 【第6章 ファーストキス・ミッション:名家の恐怖!】 <6-1 キャンパス襲撃「ボディーガードの誇りにかけて!」> 【マドンナ達がびしょ濡れになるミッションが完了したが、五十鈴が離れていってしまったことに楓は激しく動揺し、慌てて出ていった彼女を追う。「まさか…俺は本当に五十鈴のことが…」】 楓は急いで後を追ったものの、五十鈴はどこにも見つからなかった。 渡辺楓「なんか調子が変だな…心が雁字搦めになっているような…俺は本当にミッションの為だけに五十鈴に近づいたのか…?」 「いたぞ!渡辺楓だ!やっちまえ!」喧騒の中、突如数人の悪漢ボディーガードが現れ、楓を取り囲んだ。 渡辺楓「あっちいけよ!うるせぇな!」 楓はボディーガードを片付けた後、微かに五十鈴の声がしたことに気づき、急いで声の下へと駆けた。 竜宮五十鈴「言ったでしょ、私のことは。誰にも口出しなんかさせないんだから」 ビリー「ハハハ…そんなことで騙される俺じゃないぜ?お前も名家の者のくせに…名家出身の者のことは名家側が把握済みって知らねえのか?」 渡辺楓「五十鈴!」 <6-2 名家> 【悪漢ボディーガードを手早く片付けた楓は、彼女の声を頼りに五十鈴を見つけ出した。ビリーが口にした「名家」の話を彼も小耳に挟んだが、そんなことは五十鈴こそが大事な楓には関係のないことであった。】 五十鈴と対峙していたビリーは、急いでその場に駆け付けた楓を睨み付けた。 ビリー「忠告しておくぜ、渡辺楓。今日のところは面倒事なんてヤメにするんだ、いいな!」 渡辺楓「何が面倒事だ!五十鈴の問題は俺の問題だ!」 かつての強敵であり楓色理科大学の不良・ビリーを、目覚ましい成長を遂げた楓はいとも簡単に倒してしまった。 ビリー「ヘヘッ…楓、お前は確かに強いよ。だがお前に解決できるような問題じゃないぜ。大富豪の竜宮家が五十鈴を探しにきたんだ」 渡辺楓「どうしてだ?まさか俺との関係が…」 ビリー「さてな。ま、五十鈴の件はお前には無理だ。竜宮家がよこした夏鳴経済大学のエリート野郎が来るからな…死ぬぜ、テメェ」 渡辺楓「はぁ?お前はそいつと連絡できる「いいとこのボンボン」だろ?あいつを屋上に呼んでくれ!俺はそいつとよーく「話合い」たいんでな…」 <6-3 新しいミッション> 【ビリーが口にした「エリート野郎」に目をつけられた楓は、いずれ守護者システムで天下無敵の存在になれると踏んでいたのだが、今はまだ早いようだ…新しいミッションがあればいいが…】 楓はビリーをあっさりと打ち破り、独断で夏鳴経済大学のエリートに連絡を取らせた。 竜宮五十鈴「楓くん、今のあなたの実力じゃ、この件を解決するのは無理よ。でも私はあなたを見捨てないわ。全部私がなんとかするから。約束するわ」 トリガー条件達成。守護者ミッション更新 守護者ミッション:学園一の美女・竜宮五十鈴のファーストキッスをいただく ミッション報酬:時間制限権限・強化の効果2倍! 渡辺楓「凄いシステムだな!今の実力じゃエリートに挑むにはちょっと心もとないが…2倍の強化なら全然問題ナシだな!」 「時間制限があるみたいだが、これで十分だろ。でも五十鈴になんて言おう…」 「…ゴホン。実力は大した問題じゃないさ。ただ…ちょっと助けがいるんだけど…」 竜宮五十鈴「助け?あなたの助けになれるの?」 渡辺楓「そうさ…えと、そうだ。俺にキスしてくれ。普通のキス。ディープじゃないやつな」 竜宮五十鈴「楓くん!?ちょっと…いい加減腹が立ってきたわ!」 渡辺楓「冗談冗談!落ち着いて!落ち着けったら!」 竜宮五十鈴「ふん…なんとか…抑えてやったわ!」 「でも…もしあなたが誠意をもってお願いしてくれるなら…キスなんていくらでもしてあげるわよ」 渡辺楓「よし!じゃあそうしよう!俺たちは屋上に行って、あのエリート野郎と会うんだ!」 <6-4 お決まりのパターン「ボーナスの為だ!やっつけろ!」> 【五十鈴からファーストキッスを貰う約束をした後、楓の自信は瞬く間に爆発した。2倍の強化がもたらす大きな変化はあらゆる不利な状況を大きく変えることができる…「少し急いで一緒に行こう!」】 楓と五十鈴は共に屋上に来たが、その入り口でビリーのボディーガードに止められた。 渡辺楓「まあ、ビリーはそういう古臭いパターンしか使わないヤツだからな…」 「ちょっと急いでるんだ。一緒に行こうぜ」 戦闘をあっけなく終わらせた楓は、悠々と屋上に上がった。屋上にはビリーとかなこの他にもう一人の人物がいた。 羽生京「夏鳴経済大学パトロール隊総隊長の羽生京だ。お前が渡辺楓だな?」 渡辺楓「ああ…はい、そうです。実は…」 羽生京「竜宮五十鈴と離れろ。そしてもう彼女と関わるな。それができたら俺はすぐにでも引き下がろう」 渡辺楓「そんな…こんなの有り得ないぜ」 屋上の空気が一瞬にして重くなり、一触即発の事態に! <6-5 悪役面> 【大学パトロール隊総隊長である京の実力は確かなもので、楓は密かに警戒心を募らせていた。支えられた状態のビリーは一気に詰めてきた…「もう一度勝負だ!よくもこの俺にケガを!」】 屋上では楓と京が対峙している。 ビリー「楓!こんな状況でもまだ強情を張るつもりか!言っただろ!今日がお前の命日だってな!」 「オマエと俺達とじゃ住む世界が違うんだよ!諦めな!ハハハハ!」 その横でビリーが怒鳴り、京も思わず顔をしかめる。楓は直接行動を起こす。 無論ビリーは楓の敵ではなく、再びボコボコにされた。 羽生京「少し乱暴ではないのか?俺の目の前でこんな真似をされたら…ただでは済まないぞ」 渡辺楓「あいつには借りがあるんでね!今回ばかりは我慢の限界だったぜ…」 羽生京「くっ…生意気な!」 <6-6 限りなくゼロに近い> 【乱暴に騒ぎ立てるビリーを殴った後、楓はいい気分になったが、京は少し不愉快だった。楓はその機に乗じて京の実力を試そうとした。】 五十鈴が突然手を出して、京の覇気に押されていた楓を安心させた。 渡辺楓「一つ聞きたい。俺と五十鈴の関係を竜宮家に認めさせる方法は無いのか?」 羽生京「意味のない質問だな。俺が方法を教えてやったとしても、それができる確率は0%だ」 渡辺楓「そんなのやってみなきゃわかんないだろ!ゼロじゃねーかもしれないし…」 日野かなこ「本当に頑固なガキね…教えてあげちゃおうかしら♪」 <6-7 実力を証明する「せいぜい楽しませることね!」> 【楓と京の戦いは、五十鈴の手により中断された。楓が情報を手に入れようとすると、かなこが…「おしえてあげちゃおうかしら♪」】 日野かなこ「どうやって竜宮家がこんなに早く五十鈴を見つけられたかわかるかしら?実はね…あたしが「うっかり」口を滑らせてしまったのよ」 「新入生歓迎会の頃からずっと考えていたのよね、どうやって級長を追い払うか…でもあなたはずっと五十鈴の後ろに隠れてて、そんなチャンスどこにもなかったわ!」 渡辺楓「あのさ…いつも俺に負けてばっかいるのに、どうして勝てるチャンスがあるなんて思ったんだ?」 日野かなこ「(ハンマーを携え襲い掛かる)人前ではずっと我慢してたのよねぇ…級長に苦痛を与える時を ずっと楽しみにしてたのよ!」 まるでバーサーカーのようなかなこは楓をてこずらせはしたものの、結局は楓に敗れた。 渡辺楓「話の続きだ。お前が知っている情報を…」 羽生京「断る。全力でお前らを始末するだけだ!」 <6-8 マドンナとファーストキッス「料簡の悪い奴め!」> 【京の勢いは再び増し、楓は大きなプレッシャーを感じた。どうやらミッションを完了させるタイミングか来たようだ。「五十鈴!俺にキスを!」】 顔色一つ変えない京に楓は大きなプレッシャーを感じた。今こそミッション完了のときだ! 渡辺楓「五十鈴。あのときの約束は覚えてる?キスの…」 竜宮五十鈴「あんた…本っ当にバカね!この期に及んでまだそんなみっともないことを考えてたの!?」 「もう会えなくなるかもしれないのに…償ってもらうわよ!このバカ!」 五十鈴は両目を閉じ、さくらんぼのような唇は微かに開いて、静かに楓を待っている… 二人の唇は探るように触れ合い、しばらく離れたが、すぐにくっついて、さらに激しくお互いを求めている… 時間が止まったかのような感触を覚えた。お互いの心音がこんなにもハッキリと聞こえる。二人の愛は何よりも深く、この世界にいるのはただ、愛し合っている二人だけであるような気がした。 ミッション完了!報酬が配布されました。いつでも受け取りが可能です! 渡辺楓(すぐに発動だ!) 発動成功!時間制限付き機能を解放します。強化効果が2倍になります! キスの後、二人はゆっくりと離れた。楓は五十鈴の少し乱れた髪を整え、拳を握りしめた。体内で強大な力が沸き上がるのを感じる。 渡辺楓「よし…いこう!」 臨時の権限が解放された楓は異常な強さで、小細工なんかどうでもよくさせた。彼は果敢に攻めてくる3人に勝った。 羽生京「おかしい!そんなはずは…一体何が!?」 渡辺楓「俺には俺のやり方があるんだ。教えてくれ。竜宮家は俺のやり方を受け入れてくれるか?」 羽生京「「天空の子」…全国2500万人の大学生の頂点に立ち、新世界の権威となる「天空の子」になることだ。しかし、ほとんどの大学生にとってはその存在になれる可能性はゼロだ。」 渡辺楓「だが、今の俺にはなれる可能性があると思うぜ!」 「俺ならきっとなれるさ!守護者ミッションの報酬があれば、俺はきっと「天空の子」とやらになれる!」 竜宮五十鈴「あの…楓くん。ちょっといいかしら…私の家に行く時間はある?…嫌ならいいんだけど」 渡辺楓「(家に帰らなければいけないのか…まさか!)ああ。今から行けるぜ!」 【第7章 同窓会:「噂の彼氏」】 <7-1 天空の子「みかじめ料はいただく!」> 【屋上の一件の後、楓は五十鈴の助言を聞き、真剣に「天空の子」について考えるようになった。しかし、その行為は突然乱入してきた数人の不良少女によって中断された…】 数日後…楓色理科大学北門のカフェ 渡辺楓「五十鈴によれば、まず何か大きなことを成し遂げられれば「天空の子」の査定に向けて申請してくれるらしい…うーん…でも五十鈴は今どこに行っているのか…」 そんなことを考えていると、「みかじめ料を集めろ!」と、チンピラ少女達がふてぶてしくカフェに入ってきた。 渡辺楓「まあ、今は考えないでおこう。また俺の出番かぁ…」 不明な着信先 月見山亜美「級長さん、今暇?」 渡辺楓「ああ、暇なんだ。亜美はなんか用でもあるのか?」 月見山亜美「今夜、同窓会があるの。手伝ってくれない?手伝ってくれたら、ご褒美があるんだけど…」 渡辺楓「…いったい何のご褒美なのやら」 月見山亜美「あなたはきっと手伝ってくれるわよね!私の住所はチャットで送っておくわ!着いたら呼んでちょうだいね!」 渡辺楓「ああ…後で行くよ」 渡辺楓「いつミッションが発生するかわからないんだ、行ってみてもいいかもな!」 <7-2 美脚の玉藻千鶴「」> 【しばらく平穏な日々を送っていた楓は、亜美の手伝いで同窓会に行くことの約束をし、亜美の指示に従って彼女の学校の外にある家に来た。ドアを開けたところ、そこには驚きの光景が…あ…足の長い美女がいる!】 亜美の家 楓はすぐに目的地に着き、亜美の言う通りに校外の彼女の家に来た。 渡辺楓「(ドアを開けて)亜美、入るぞー…」 ドアを開けた楓の目の前に、1m2cmの足の長さを持つ見知らぬ美女がいた。そして何よりも、その美女の服装は超超クールビズであったのだ! 玉藻千鶴「あっ!!ここに入ってくるなんて誰よ!!」 亜美がなんとか仲裁したお陰で、楓はいろいろと不平等な約束をした結果、ようやく千鶴に許してもらった。 月見山亜美「どう?千鶴ちゃんの足!素敵でしょ?」 渡辺楓「え?ああ…まあ…うん…そうだな…はは…」 月見山亜美「あはは…もう大丈夫よ!ちょうどいいタイミングで来たわね!ちょっと見てくれる?今日は黒いストッキングを履いていった方がいいかしら?白い靴下もいいわね…」 渡辺楓「ええ…!?」 <7-3 イチャイチャミッション 「靴下を履かせて~」> 【亜美が言い出した黒と白の靴下の話について、楓は話に乗るつもりはなかった。それで亜美の足に触れるなんて誰が許すのだろう。でも守護者ミッションはそんなことお構いなしのようだった…】 トリガー条件を満たしました。守護者ミッションを発動します! 守護者ミッション 学園一の美女・月見山亜美にシルクのストッキングを履かせる ミッション報酬;きき酒、贅沢品の目利き、宝飾品の目利きの三択 渡辺楓(ミッションてめぇ!俺に犯罪を犯せってのか!!しかもそれに対する報酬が少しショボいような…) (ミッションがあったらやらねぇはずがないよな…でも亜美になんて言おう…そのまま言ったらきっと殺される…) 月見山亜美「うん!やっぱり黒い方が瘦せて見えるわね!級長さん、ストッキングを履きたいんだけど、お手伝いしてもらっていいかしら?」 渡辺楓(なんだと!?ストレートに言いやがった…!これじゃ合法と違法の境界が…!) 月見山亜美「あはは!やっぱり動揺したわね!でも、とりあえず…あれからどれだけ成長したか見せてもらうわ!」 月見山亜美「負けた~!じゃあこれ履かせてくれる?気を付けてね、これはヴィジョンの最新モデルなんだから!」 楓はなめらかなサスペンダーストッキングを注意深く受け取った。そしてゆっくりと亜美の指、足首、ふくらはぎ、太ももへとストッキングを通していく… 楓の指先にストッキングよりも華奢で、きめ細かな感触が伝わってくる。 ミッション完了!いつでも報酬を選べます! 月見山亜美「(ストッキングを直して)うん!悪くないわね!千鶴ちゃん、準備はいい?出発よ!」 <7-4 強者に媚びる者は弱者を蔑む「立ち入り禁止だ!」> 【これまでシンプル、控えめ、地味なファッションを貫いてきた楓だが、再び同じ理由で止められてしまう…ここは五十鈴のアドバイス通り、スタイルを変えてみるのはどうだろう。】 五つ星ホテル 派手な装いの亜美と千鶴が警備員たちのチェックを受けホテルに入るが、楓は止められてしまう。 渡辺楓「俺は二人の付き添いで…」 警備員は蔑んだ目で楓を睨み付けて嘲笑った。「お前があの二人の付き添いだと?こんな貧相な格好でここに入っていいと思っているのか?」 渡辺楓「まあ…こういうパターンは何回か経験済みだ。ここは五十鈴のアドバイス通り、スタイルを変えてみよう」 警備員を片付けると、楓は早足で亜美たちの元へ追いついた。 会場に入ると、亜美と千鶴はパーティーで一番の注目の的になった! 有栖川爽子「あら、亜美ちゃん!やっと来たわね!」 月見山亜美「爽子さんも来てたのね、千鶴ちゃん!えっと…この人は渡辺楓。私の親友よ!」 有栖川爽子「ただの親友には見えないわ…(突然大きな声で)ボーイフレンドなんじゃないのかしら~?」 その瞬間、敵意に満ちたいくつもの視線が楓に集中した。 <7-5 利き酒の達人「不味いですね」> 【爽子の一言で、楓は亜美を引き付けることに成功した。狭い隅を探していると、まだサボり始めていなかった楓は息つく間もなく何者かに押しかけられた。】 賑やかな同窓会で、楓は狭い隅を探して、目立たぬよう努めていた。 月見山亜美「どうしたの?私のボーイフレンド。ちょっとご機嫌斜めかしら?」 渡辺楓「そういう訳じゃあないんだが…こういうにぎやかなところにはあんまり慣れていなくて」 千葉旬「正直なところ、僕もこういう場にはあまり慣れていませんが…粗悪品のワインを出すのがこちらの趣味なのでしょうか?亜美さん、僕はあなたの趣味が良いとばかり思っていましたが…程度が知れますね」 月見山亜美「あはは!程度が低いどころか…ねぇ?このイザベラ・ウィスキーのパッケージは素敵だけど、私は素朴で控えめな「沈黙の船」が好きね~」 旬はグラスの中の酒を揺らし、楓を嘲笑っている。それが楓を少し不機嫌にさせた。楓は黙って守護者システムを呼び出し、利き酒のスキルを選んだ。 渡辺楓「ああ…あの…えっと、ちょっと言いづらいんだけど…それ、偽物のワインなんじゃないかな」 楓がしゃべるのを見て、旬の顔は青ざめた。しまいにはひきつった笑顔を見せ、無言でその場を後にした。 月見山亜美「あははは!まさか楓くんがこんなにお酒に詳しいなんてね!ちょっと好きになっちゃった!」 トリガー条件達成。守護者ミッションを解放します! 守護者ミッション:月見山亜美のストッキングを脱がせる ミッション報酬:特殊体質・蟒蛇&時間制限報酬・読心術 渡辺楓(守護者システムお前悪魔だろ!!!) (これは…どうすればいいんだ?亜美に言うわけにもいかねぇし…自分から言ってくるだろ?あーあ…どうしよう) 楓がどうやってミッションを達成するか悩んでいると、またもトラブルが舞い込んできて… <7-6 着ることと脱ぐこと> 【「利き酒」のお陰で「偽物の酒」を持った旬を立ち去らせた楓は、かなり意地悪なミッションに手を焼いていた。すると、また何者かがやってきて…「さあ!この酒を飲め!」】 何人かの凶暴な面持ちの酔っ払いが大小さまざまのグラスを持って亜美の元へ飲みに来た。 月見山亜美「あいつらに構わないで。ただのクラスメイトよ。私にお酒を飲ませて何がしたいのかしら」 渡辺楓「俺に任せて。あいつらまとめて相手にしてやるから、亜美はそこで見ているんだ!」 楓は飲みに飲んで、何人かの酔っぱらいを酔いつぶれさせたが、楓もとても辛くなってきた… 月見山亜美「楓くん、大丈夫?構わないでって言ったのに…早くお茶飲んで、安静にしてて!」 飲み過ぎたせいか、楓は亜美が差し出した冷たいお茶をうっかりこぼしてしまい、コップ一杯分のお茶を亜美の太ももにぶちまけてしまった。 月見山亜美「きゃあ!つ…冷たい…」 渡辺楓「ご…ごめん!手が滑って…大丈夫?」 月見山亜美「うん…まあ大丈夫!気にしないで。それよりこのストッキングを誰も見てないところで脱ぎたいんだけど…手伝ってくれない?」 渡辺楓「え…わ…わかった(結果オーライ!)」 楓は亜美の太ももの上の吊りボタンをほどき、ゆっくりとストッキングを下ろした… この前よりさらにはっきりとした肌の感触が指に伝わる。彼女のきめ細やかな肌とそれを濡らすお茶が混ざり合い、独特な感触を生んでいた… ミッション完了!報酬獲得! 特殊体質・蟒蛇が有効化されました。 報酬:時間制限つきの読心術。いつでも有効化可能です! 渡辺楓(ふー、やっとミッション完了だぜ…疲れた…) 有栖川爽子「あら、ここにいたのね。どう?一緒に飲みましょ?」 <7-7 蟒蛇「一杯飲みましょ!」> 【爽子は一見問題ないように見えて、彼女に会ってからどうも上手くいかないし、何より今までのトラブルの原因は彼女にあった。楓はさりげなく守護者ミッションを起動し、準備をした…】 爽子は優しく微笑んでいるが、目からは敵意と嘲りがはっきり見て取れた。 有栖川爽子「お酒に詳しいだけじゃなくってこんなに一杯飲めるのね!流石ボーイフレンドってところかしら?」 月見山亜美「さっきの連中はあなたが差し向けたの?一体何がしたいのよ!」 有栖川爽子「そんなことは今は重要じゃないわ。今大事なのは楽しむことよ!さあ、私と飲みましょ!」 渡辺楓「ははっ、ここは俺に任せてくれ!全部飲んでやる!(今の俺は蟒蛇だ!負けることなんてないぜ!)」 何杯かお酒を飲んだが、楓は顔色一つ変わらず、息も荒くなっていない。一方、爽子は少し息が荒くなった。 有栖川爽子「流石ね…京の言う通りだわ。あなたは本当に厄介みたいね…どう?私の専属秘書にならない?24時間ずっと一緒の…」 渡辺楓「それは遠慮するぜ。有栖川さんには敵わないや…」 (ここの学生はダメな奴ばっかだぜ…それにいろんな奴が亜美を狙ってくるし…) 「守護者システム!制限つきの読心術を有効化してくれ!」 報酬有効化成功!:時間制限つき読心術 渡辺楓(何を考えているか見せてもらおうじゃねえか!) <7-8 読心術の力「覗いては駄目よ」> 【爽子の様々な行動は、楓の警戒心を高めた。楓は新たに獲得した報酬を思い切って使い、読心術を使って爽子の計画を垣間見るが…】 時間制限付きの読心術を使った楓は、何気ない素振りで爽子としばし見つめ合った。 有栖川爽子(飲み屋街は終わったはずね。雄は問題だけど、千晶は…) (飲み屋街を落とせば亜美も根無し草。そうすれば彼女を追い込めるわ…) (ん?あいつ…心を読んでいる…!?) 「死ねぇ!」 楓は亜美と協力して。突然攻撃をしかけてきた爽子を撃退したが、楓がとどめをさす前に、爽子が口を開いた。 有栖川爽子「ふふふ…あなたってば案外分かりやすいのね」 「でも安心なさい?目的はもう達成したわ。私もそろそろ行かなくちゃ…今日は楽しかったわよ」 渡辺楓「どうやら有栖川さんの目的は飲み屋街らしい。雄の野郎もそこにいるはずだ」 月見山亜美「飲み屋街!?…なるほどね…目的がつかめたわ!」 「楓くん!緊急事態よ!助けて!お願い!」 【第8章 マドンナ救済:亜美のファーストキス】 <8-1 変装して潜入する「未成年者は立入禁止だ!」> 【爽子の陰謀を知った後、楓は「飲み屋街の危機」と亜美を救うことに決めた。亜美の案内で、一行は事前に飲み屋街に駆け付ける。】 VLCSバー バーの外では数人の黒ずくめのボディーガードが厳戒態勢を敷いており、通行人を警戒している。 月見山亜美「あんまり会ったことはないけど…まあ派手な部類よね」 渡辺楓「無理を承知でお願いするが…亜美、服を着替えて、あの中に紛れ込めるか試してみよう」 三人は一般客のふりをして、バーへの潜入に成功した。 渡辺楓「万が一の為に個室をとっておこうぜ」 月見山亜美「ええ。別行動でいきましょう。周りの人に聞き込みをしてから、その部屋で落ち合いましょ!」 渡辺楓「それじゃ、連絡は微信のグループチャットで!用心棒にはくれぐれも気をつけよう」 <8-2 爽子がやって来る!> 【変装して店に忍び込んだ楓たち3人はあわただしく別れ、それぞれ様子を探った。楓は待ち合わせ中の一般客のふりをして周りの人に聞き込みをしていたが、少し遅れて到着した爽子を発見し…】 楓はバーをぶらつきながら、周りの人に聞き込みをしていた。 (爽子!?到着が早くないか…?早いとこ逃げないと…) 有栖川爽子「(あら?あの人楓に似てる…?)皆、バーでこの写真の男を探して」 渡辺楓「ふー、危ない…トイレに隠れよう。爽子が早めに来たって亜美たちに知らせないと…」 松山雄「今のうちに用を足さなくちゃn…!?お…お前は渡辺楓!」 楓は仲間にバレないように雄を殴って失神させ、トイレに鍵をかけた。 トリガー条件達成!守護者ミッションを解放します! 守護者ミッション:学園のマドンナ・月見山亜美のファーストキスを貰う ミッション報酬:大学の学問に精通 渡辺楓(こんなタイミングでミッション発動?どういうことだよ!?) (報酬の学問に精通…ってなかなか実用的だな。これで試験は100%合格だな(?)) 「この飲み屋街事件を解決できたらその隙にキス…って流れだろうな…。よし、もう考えるのはヤメだ!早いとこ連絡しよう!」 <8-3 速戦即決「捕まえろ!」> 【楓は再び守護者システムから強烈な悪意を感じざるを得なかった。亜美からそんなに簡単にファーストキスを貰えるものなのか!?と呟く楓であったが、自分が何者かに狙われていることに気づかなかった…】 急いで戻る楓は、それとは気づかずに彼を探していたボディーガードとぶつかってしまった。 渡辺楓(俺の写真…!?やっぱり爽子に見つかったか…!全く、油断も隙もありゃしねぇ!) (一人でも多くの仲間に見つかる前に、パパっとやっつけちまうか!) 楓は素早くボディーガード達を片付けると、より注意深く部屋に戻り、尾行が無いことを確かめると、素早く個室に飛び込んだ。 しかし、入った途端に楓は深く後悔した。個室では、亜美と千鶴が変装の服を脱いでいたのだ… 渡辺楓(しまった!なんでまたこんな現場に…今は目を閉じよう。こんな現場に出くわすのは初めてじゃないんだ。よし…) 玉藻千鶴「また何見てんのよ!許さないんだから!」 <8-4 再び乱入する> 【超クールビズの千鶴と亜美に再会した。「グンバツ美女」と「白ウサギちゃん」を目の前にして、楓はとっても安心した。しかし千鶴はそうではないようで…「やってやろうじゃないの!」】 楓は正面にいたため反撃ができず、千鶴の攻撃に押されてしまった。 月見山亜美「もういいわよ千鶴ちゃん!こういうのは初めてじゃないし…ああ、これで貸しが倍になったわね!じゃあ、先に要件を話すわね~」 玉藻千鶴「亜美ちゃん!…亜美ちゃんのメンツ上、今回は見逃してあげる。次は無いからね!」 月見山亜美「有栖川さんが竜宮家の商売を乗っ取ろうとしてて…飲み屋街を強奪しようとしてるってことをそこの駐在さんから聞いたわ」 玉藻千鶴「ライブの契約に関しては心配無いから、張益達弁護士に連絡したそうよ。でも竜宮社長は一方的に契約を破棄したから、有栖川さんの計画は失敗に終わったわ。」 渡辺楓「まあ、外のボディーガードはあんまり強くなかったから、俺は雄を押さえられた。あと…有栖川さんに見つかったような気が…」 楓がそう言いかけたとき、ドアの方から激しいノックの音が聞こえてきた。 <8-5 天敵に臨むが如く 「ハァ…ハァ…」> 【個室の中で三人が情報共有をしていたが、どうやら楓だけがしくじったらしい。突然ノックが聞こえ、楓は少し焦った。まさか爽子が追いかけてきたのか!?】 楓が恐る恐る個室のドアを開けると、そこには用心棒ではなく、チンピラたちの姿があった。 チンピラ「俺達のボスが中にいるお嬢ちゃんたちに惚れちまってさぁ…2人にボスと酒を飲ませろ!さもなくば…」 渡辺楓「フフフ…それじゃあ、俺が2人分お付き合いしてやろうか…?」 楓は何人かを手当たり次第に始末し、残りのチンピラたちは一目散に逃げた。楓は追いかけようとしたが、亜美に止められた。 月見山亜美「彼らはともかくとして、竜宮社長は私達に親切にしてくれているの。だから私、社長を助けたいの!楓くん、もう一度私を手伝ってくれない?」 渡辺楓「ああ、別に構わないが…(今なら助けられる金しかない私たち…えっ、なんとかなりました!)よし、じゃあまず社長さんを見つけないと」 <8-6 思い切ってステイ!> 【楓たち3人が外に出るとチンピラたちに囲まれた。大勢のチンピラたちを率いるボスは、なんと松山雄だった!雄は楓を見た途端慌てだした。「聞いてくれ、これは誤解だ!」】 楓たちが個室を出たところ、大勢のチンピラに取り囲まれた。その先頭に立っているのは、なんと先ほど逃げ出した… 松山雄「お前らがウチの新参者を痛めつけ…!?わ、渡辺楓!またお前か!」 渡辺楓「(白目をむいて)お前とはもう会いたくないぜ…」 松山雄「は…はは…これは誤解だ。それじゃあ俺はお先に…あ、あとでおごってな」 小西千晶「有栖川様が言っていた人物が目の前にいる!捕まえろ!」 間抜けなチームメイトに「丸投げされた」千晶は楓たち3人の敵ではなく、ついには狼狽えて逃げ出してしまった。 渡辺楓「逃げるな!お前の知っていることを全て吐いてもらおうか」 松山雄「あ…有栖川様は今社長の事務所にいて…有栖川様に一緒に飲み屋街を買おうと提案されたが、俺は断った!信じてくれ!俺は嘘なんかついていない!」 月見山亜美「楓くん、行きましょ。有栖川さんを探して落とし前つけさせましょ!」 <8-7 楓の作戦> 【突如現れた千晶と雄からの情報を頼りに、3人は竜宮社長のオフィスへと向かった。】 3人はすぐに竜宮社長の執務室の前にやってきた。武装したボディーガードの一群が待ち構えている。 月見山亜美「取引はまだおわっていないはず。楓くん、本当にこの作戦で成功するのかしら?」 渡辺楓「ハハハ、心配すんな!絶対上手くいくさ!」 月見山亜美「楓くん!私は信じているわ!わざわざ準備してきたもんね!とりあえず、この番犬どもをやっつけちゃいましょ!」 楓は圧倒的な勢いで遮るボディーガード達を破り、爽子の買収計画を中断させた。 有栖川爽子「今更来ておいて何よ?飲み屋街の買収はもう少しなのに!」 渡辺楓「待て!飲み屋街はお前のものじゃない!皆が公平だ!一番金を出したやつが得るというルールを無視されてもらっちゃ困るぜ!」 そう言うと楓は携帯電話を取り出し、ある番号に電話をかける…「なあ五十鈴、飲み屋街を買い取ることに興味はないか?」 <8-8 亜美のファーストキス> 【楓は我ながら天才的なことをしたと思っていたが、その場にいた皆は嫉妬と怒りを感じていた。特に爽子の場合は顕著で…】 渡辺楓「OK!五十鈴はすぐに到着する。竜宮社長は納得のいく値段で飲み屋街を売れるぜ!」 皆は楓の(荒い操作目がキラキラして静まり返り、心の中を1万頭のアルパカが走り抜けていくような…) 玉藻千鶴「あいつ…手っ取り早く解決しようとしてあのお嬢様を呼びつけちゃうなんて…」 有栖川爽子「(突然襲ってきた)楓くん!」 亜美の助けを借り、爽子と千晶の襲撃を無事に抑えることができた。 有栖川爽子「楓くん、私と一緒に仕事してみる気はないかしら?あなたさえ同意してくれれば、あなたの欲しい物をなんでもあげるわ!」 渡辺楓「えー…ゴホン。俺にはガールフレンドがいるし…有栖川さんよりも美人の…」 有栖川爽子「うふふ!じっくり考えてね!答えが決まったら、私のところに来るといいわ!私の部屋のドアは、いつでもあなたの為に開けておくから…」 月見山亜美「楓く~ん!愛してるわ~!」 まだ呆然としている楓は亜美に抱きつかれた。胸が締め付けられ、柔らかさと香りは一瞬にして楓の意識を真っ白にさせた。 それから亜美は楓の唇に自分の唇をくっつけ、特別甘いキスをした。唇がそっと離れると、またくっつき…それを何度も繰り返した。 ミッション進捗更新! 守護者ミッション:3人のマドンナから告白される(2/3) ミッション完了!報酬を配布しました。大学のコースは全てマスターされます! 楓はピンと来なかった。しかしすぐに無数の文字や数式がスゥッと頭を横切り、そこに深く根を下ろしていく… 渡辺楓(俺は神だ!これからはどんなに難しい試験でもノー勉で合格だぜ!はっはっはー!) 月見山亜美「竜宮社長が言ってたわ!今日の満席はキャンセルですって!行きましょ!私のダンス、見せてあげるわ!」 【第9章 バンド結成:究極守護者ミッション】 <9-1 スクールバンド「先生、カードを作りますか」> 【一夜が明け、最高難易度の告白ミッション達成まであと一歩となった。最高の気分だ!楓は次の相手を探すが…】 爽子の飲み屋街買収計画は外れ、全てはひとまず丸く収まった。 月見山亜美「こないだはどうもありがとうね~!」 渡辺楓「はは、大したことないさ。この後予定でもあるか?」 月見山亜美「あ!思い出したわ。前からスクールバンドを組みたかったの!」 亜美が楓と詳しい内容を話し合おうとしたとき、ビラを持ったマッチョな男たちが2人を取り囲んだ。「水泳ジムに興味はありませんかー?」 二人は慌ててビラ配りを振り払うと、静かな場所を探して話の続きをした。 月見山亜美「私と千鶴ちゃんがボーカルとベースなんだけど、あと4人メンバーが欲しいのよね。誰かオススメの人いる?」 渡辺楓「えっと、そうだな…」 竜宮五十鈴「楓くん、春野南駅まで迎えにきて。もうすぐ着くから」 渡辺楓「え!?どうして春野まで来たのさ…」 竜宮五十鈴「よくわからない飲み屋街を大金はたいて買ったのよ。実際に見に行くのは当然じゃない!」 渡辺楓「よし、ちょっと待ってくれ。迎えにいくから」 <9-2 お嬢様が来る!> 【春野南駅は知らないうちに修羅場になってしまった。笑顔の五十鈴を見て、楓は「死の威圧感」を感じた。どうしよう、亜美を連れていくべきじゃなかった!】 春野南駅 楓は亜美を連れて五十鈴のお迎えに行ったのは、大きな間違いだと悟った… 竜宮五十鈴「楓くん。どうして亜美さんも連れてきたのか教えなさいよ」 渡辺楓「あの…さっきちょっと打ち合わせをしてたんだ。そのついでに…」 竜宮五十鈴「ついで!?私はついでって言うの!?」 ひとしきり暴れたあげく、なんとか五十鈴をなだめることに成功した。 月見山亜美「うふふ!五十鈴ちゃんは本当に元気がいいわね!楓くんはね、私の手伝いでスクールバンドを結成したの。興味ないかしら?」 竜宮五十鈴「ええ…構わないわ!学園祭ではお世話になったし…今度は私が手伝う番ね」 渡辺楓「芸術大学にはいい演奏者が多いだろうから、とりあえずそこで探してみようぜ」 トリガー条件達成!守護者ミッション解放! 守護者ミッション:学園のマドンナ・月見山亜美と竜宮五十鈴に挟まれる ミッション報酬:楽器演奏の腕 渡辺楓「ああ…システムは俺の命を狙ってるようだ。楽器演奏の腕はいいとして、別にこのミッションをしなくてもいいとは思うんだが…」 (まあいいや!やろう!今の二人の仲は悪くない方だ。チャンスはあるはず…だがどうすればいいんだ?) <-9-3 ネット中毒少女 「100元買えば50元キャッシュバック!」> 【幸い五十鈴はただのツンデレであり我儘ではない。五十鈴は嫌な顔ひとつせず、それどころか亜美の誘いを受け、彼女のバンド結成に協力することになった…「これは恩返しなの!私はツンデレなんかじゃないってば!」】 ネットカフェ 月見山亜美「ボーカルの子は毎週土曜日にここでネットをしてるんだけど…えっ、なんでこんなに人がいるの!?」 竜宮五十鈴「ここの店員さんを呼んでその人を呼んでもらったら?こんなに人がいるもの、地道に探すのは面倒よ」 三人がキョロキョロしていると、カウンターの向こうからいやらしい目つきの店員達が数人現れた。「君たちもネットをしにきたのかい?おじさんと大部屋に行こうか~」 渡辺楓「(にっこり)じゃあ俺が行くわ!用が済んだら戻るからなー!」 渡辺楓「防音つきの大部屋…えっとな、ここの店員はちょっと不親切だった」 月見山亜美「よし!結花ちゃんは「ウィルオブブレード」の大剣ちゃんみたいなコスプレをした子よ!手分けして探せばすぐに見つかるはず!」 竜宮五十鈴「ええ!じゃあ別れましょ!見つけたらチャットで知らせてね」 <9-5 フィフスキル「フィフスキルは貰ったわ!」> 【数百人の利用者の中から1人を探すのは難しいが、幸いにも楓はコスプレ衣装の少女の姿を発見した。「フォースキル…!早い!フィフスキルだ!」】 渡辺楓「大剣ちゃん…大剣ちゃん…」 辺りを見渡していた楓はすぐに結花を見つけた。結花は「ウィルオブブレード」内で4人をキルし、5人目へと取り掛かっていた… 渡辺楓「こんにちは。君が伊吹結花さん?」 伊吹結花「(振り向いて)あっ、私は…」 結花が振り向いた瞬間、画面に映っていたタワーが崩れ、でかでかと試合終了の表示が出た。 伊吹結花「あああああああ!!私のフィフスキルがああああ!!!!!」 フィフスキルを逃した結花はしばらく楓を追い回していた。その声を聞きつけてやってきた亜美と五十鈴はかろうじて結花を説得するが… 月見山亜美「大丈夫よ…まだチャンスはあるから…」 伊吹結花「久々のフィフスキルだったのに…ランキング10位にやられちゃったわ…ブロンズランクまで落ちちゃったけど…もうどうでもいいわ…」 月見山亜美「なんにせよ無事でよかったわ!あのね、私、バンドやりたいの!ボーカルに興味はないかしら?」 伊吹結花「バンド?!勘弁してよ…私あがり症なのよ…でも、演奏者なら紹介してあげられるよ!」 月見山亜美「よし!じゃあ一緒に学校まで戻りましょう!」 <9-5 琴との再会 「ストリートダンスは天下無敵だぜ!」> 【フィフスキルを逃し、ブロンズランクに転落してしまった結花は亜美に誘われ、しばらくゲームを放棄してバンドに加わった。ますます大きくなったバンドが芸術大学に戻ると、広場がなにやら大事になっている様子!】 楓たちは芸術大学に戻り、音楽科でバンドメンバーを探していると、乱闘に巻き込まれてしまった。 渡辺楓「これは…ダンスチームとエアロビチームの乱闘か?」 月見山亜美「全くもう…あいつらこの広場をめぐって何回もこういう騒ぎを起こしてるのよ」 竜宮五十鈴「あら?鎮圧してるのは琴さんね!楓くん、私達も手伝うわよ!」 楓と三大学校の面々は両チームをあっけなく制圧した。 花崎琴「ありがとう。ところで…あなたと五十鈴さんはどうしてここに?」 竜宮五十鈴「飲み屋街を買ったんだけど、(ある人は慇懃にだった)」 花崎琴「バンド?ギターメンバーが足りないのね?何年かギターを習ってたことがあるけど…」 月見山亜美「ええ!足りないわ!琴ちゃん、私たちのスクールバンドに参加したい?」 花崎琴「ええ、参加するわ。でも、1つ頼みたいことが…」 <9-6 琴のお願い> 【】 花崎琴「別に大したことじゃないわ。ただ、楓ともう一度喧嘩がしたいってだけ」 「こないだの学園祭の時は、正直物足りなかったの。今度はもっとしっかりとやりあいたいの」 渡辺楓「え…よし、わかった。じゃあ点呼があるまでな(あいつ…びしょ濡れの件の仕返しのネタにする気だ…)」 花崎琴「本当にあなたの強さの成長の速さには驚くわね!何か強くなるコツがあるの?」 渡辺楓「コツ?俺は毎日マドンナの彼女と一緒にトレーニングしてるぜ!」 竜宮五十鈴「彼女!?誰があんたの彼女になんか!まだ付き合ってないっての!」 花崎琴「あはは!トレーニングの効果は抜群みたいね!リハーサルの時は微信で呼んで!そしたら学校まで行くから!」 月見山亜美「さて!メンバーの半分が集まったわね!ちょっと休憩でもしましょうか」 <9-7 写真「hey man~」> 【】 亜美は皆を連れて日が傾きつつある屋上で休んでいたが、まだゆっくりしきっていないうちに、誰かが屋上へと駆けてきた。 桜井翼「歌って踊る Rhymeも刻む バスケの腕も皆が羨む オレをバンドに入れてくれ! そしたらバンドも盛り上がるぜ! Yo!」 月見山亜美「ごめんねー、ガールズバンドなの!男子メンバーはいらないわ…」 桜井翼「マルチアイドルとしてタダじゃ引き下がらないぜ!女装でもなんでもするさ!」 渡辺楓「もう限界だ…もう限界だ!俺こいつブっ潰しちゃっていいよな!?な!!」 暴力のアンサンブルの後、屋上はずいぶんと静かになった。 月見山亜美「よーく見ててね!もうすぐ春野市で一番綺麗な夕日が見えるんだから!」 竜宮五十鈴「春野市で一番綺麗な夕日!うーん、なんだかちょっとわくわくするわね」 伊吹結花「じゃあ私が写真をとってあげる!楓くんと二大学園アイドル一緒にね!」 マドンナ達「賛成!」 <9-8 全部欲しい! 「どっちを選ぶのよ!」> 【】 亜美と五十鈴は互いに譲らず、真ん中の楓を自分に近い位置に引き込もうとしている。 月見山亜美「あなたは楓くんの彼女じゃないわけでしょ?じゃあなんで楓くんがこんなに近くにいるのかしら?」 竜宮五十鈴「私はとっくにYesって言ってるのよ!楓くんは私の彼氏なんだから!何やってんのよ!」 渡辺楓「結花てめえ…!!!!わざとらしいったらありゃしねえぜ!きっとフィフスキルの件の仕返しのネタだ!!」 マドンナ達「「楓くん!どっちにするのよ!」」 渡辺楓「…えーと、俺写真パスだわ…」 マドンナ達「「駄・目!」」 左から右へと、柔かでそれぞれ異なるかぐわしい香りが楓を襲い、体をぎゅっと締め付けた… ミッション完了!報酬「楽器演奏の腕」を配布しました! 渡辺楓「ありがとう…やっと終わったぜ。もう二度とこんな危険なミッションなんか出すなよ…命いくつあっても足りないから…」 トリガー条件達成!守護者ミッションを解放! 守護者ミッション:全て欲しい!(2/8) ミッション報酬:究極の強化システム 渡辺楓(このミッションは…待て、「全て欲しい!」ってつまりそういうことか!?) (二人ですらうまくいかないのに8人は…いや究極の強化システムも捨てがたいんだが。) (いや、まだ俺には3人に告白されるミッションがあるじゃないか!先に頑張って告白ミッションをクリアしてからにしよう!) 月見山亜美「今日はここまで!続きは明日にしましょうね!今日はお疲れ様!ご馳走するわよ~!」 【第10章 バンド結成:G.O.C登場!】 <10-1 フィギュア泥棒「フィギュア泥棒を捕まえろ!」> 【】 翌日、楓は一人でアニメ学科に赴き、亜美に紹介されたキーボード担当・Mikaを探していた。 渡辺楓「(時間割を見て)アニメ学科は今「マルクスの原理」の授業だな。…は?「オゴリマル」!?」 「(投げて!)ふざけた教室名だぜ!!とっとと行ってしまおう!」 オゴリマルを探し回る楓は、突然パトロール中の警備員たちに包囲される。「とうとう見つけたぞ!この前お前が盗んだフィギュアはどこに隠した!」 泥棒と誤解された楓は警備員を振り切って、適当な教室に逃げ込んだ。 渡辺楓(ここにしばらく隠れるか…へえ、ここで「マルクスの原理」の授業をやっているみたいだな) 「あっ、は、初音…」 Mika「初音じゃないよ!Mikaだよ~!」 <10-2 > 【】 「あなたはどこのクラス?授業で見たことないけど…」 渡辺楓「ええっと…俺はお前を招待しに来たんだ。ここの大学の月見山亜美さんがスクールバンドを組みたいんだけど…興味はある?」 Mika「もっちろん!でも…今は「マルクスの原理」の試験が控えてるから復習しないと…」 渡辺楓「安心しろ!俺がついてる。80点以上とらせてやるからさ!(大学のコースはマスターしている。むしろ80点しか取れないのは有り得ないぜ!)」 Mika「わあ!あなたって実は超優等生!?よく全問正解できたじゃん!」 渡辺楓「このくらい朝飯前だぜ!よし、今グループチャットに招待するからな!」 蘇我由衣「級長さん、亜美ちゃんのバンドに入ってるんだって?」 渡辺楓「どうしてわかったんだ?」 蘇我由衣「ふふふ…そんなことはどうでもいいわ!ねえ、バンドメンバーは揃った?」 渡辺楓「いや、まだだ。今はボーカルとドラムが足りないんじゃないかな」 蘇我由衣「うふふ!適任なら何人か知ってるわ!でも…」 渡辺楓「なんだ?(君に借りがあるのか?)」 蘇我由衣「えへへ!自ずとわかるわよ!まずはさくら大学に来て!そこで直接お話しましょ!」 <10-3 ボーカルの人選「由衣ちゃん大好き!」> 【】 さくら大学 五十鈴に挨拶をした後、楓はまっすぐさくら大学に向かった。 渡辺楓「用事以外で外であの配信者と会うのは初めてだ…あいつはあんなに人気者なのにおしゃべりだなんて…」 楓は熱狂する生放送の観客を見て啞然とし、やむを得ず群衆の中へ押し入った。 大勢のファンを突破して、楓はようやく由衣に会うことができた。由衣の隣には奈々もいた。 風間奈々「おっはよー!級長さん、久しぶりー!」 渡辺楓「あれ!?奈々!久しぶりだな…お前がなぜここに?」 風間奈々「由衣があたしを呼んだのよ!バンドって面白いことなのに、級長さんも五十鈴さんもあたしを入れないんだもの、ちょっとモヤモヤしちゃった! 蘇我由衣「ねえねえ、奈々ちゃんがボーカルやりたいって言ってるけど、大丈夫かな?」 渡辺楓「勿論だぜ!じゃあまず…」 その時、「渡辺楓!」と、どこかで聞き覚えのある声が響いた。 <10-4 驥の復讐「俺は…お前に…復讐しなくては…」> 【楓は自分が奈々の存在を忘れてしまったとはとても言えず、由衣は話をそらした。本題に戻った会話は驥によって中断されたが…「渡辺楓!俺は戻ってきた!」】 楓が声の方を見ると、驥が大勢の舎弟を引き連れて楓に向かって勢い良く突進してくるのが見えた。 木下驥「楓!この前の学園祭で俺は謹慎を喰らった…」 渡辺楓「おいおい、そんな物騒な真似したら暴行罪並びに決闘罪でムショ行きだぜ」 木下驥「そんなことはどうでもいい!俺はお前に復讐しに来たんだ!さあ、勝負しろ!」 由衣が軽く驥を叩き、驥は「ぶっ飛ばされた」。楓は我慢できずに後退した。 蘇我由衣「…話を続けよっか!もしバンドメンバーが揃ったら、最初のリハーサルは私の生放送でやりたいんだけど、どうかな?」 渡辺楓「これは俺一人の判断でOKできないな。俺がバンドのグループチャットに招待するから、そこで相談してみてくれ」 グループチャット内で亜美と由衣は話し合い、スクールバンドの第一回リハーサルは由衣の生放送内で行うことになった。 蘇我由衣「さ、あっちに行きましょ!浅草大学のドラマーがそこにいるわ!」 <10-5 「私の大学とさくら大学を一緒にしないで」> 【】 由衣は生放送を開始し、堂々と何人かの人を連れて浅草大学へと入った。 蘇我由衣「生放送を見てくれてる皆!由衣は今日、浅草大学を案内したいと思います!浅草大学は…さくら大学の次の名門校だね!」 渡辺楓「さくら大学と浅草大学は犬猿の仲なんだろ?このままずかずか入ってって大丈夫なのか?」 「さくら大学の学生が侵入した!見逃すな!」 何人かを始末し、楓たちは名もない湖へやってきた。近づくと、激しいドラムの音が聞こえてきた。 蘇我由衣「ここだよ!浜崎ランちゃんはいつもここでドラムの練習をしているの!ランちゃんは私の知ってる中でも最高のドラマーよ!」 意外なことに、そこにはランの他にもう一人、氷のようにクールな絶世の美女がいた。 蘇我由衣「えっ!?上杉凌さん?どうしてここにいるの!?」 <10-6 ドラム対決> 【由衣に「引き寄せられて」きた浅草大学の学生から逃げた後、楓たちはすぐにランを見つけることができた。「ついでに」、浅草大学一の美女・上杉凌とも会い、名もない湖の空気は少し重たくなった…】 由衣は浅草大学一の美女・凌を見たとたん、いそいそと走ってきていろいろと話し、そのまま楓を置いて行ってしまった。 渡辺楓「…自己紹介します。俺は渡辺楓。ランさんを探しにきました。月見山亜美さんのバンドに興味はありませんか?」 浜崎ラン「うん!級長さんのことは知ってる!(小声で)私ね、由衣ちゃんの生放送で見たことあるんだ。あなたってなかなか強いんでしょ?一回私と勝負してみない?」 渡辺楓「えっと…暴力とかはよくないと思うんだ。今回は…ドラムで演奏対決って感じでどうだ?(楽器演奏の腕…今回はこいつが頼りだ!)」 浜崎ラン「わあ!それっていいわね!じゃあドラムで対決よ!結果がどうなるにしても、喜んでバンドに入るわ!」 そのテクニックは至高の域!楓とランの実力は互いに譲らないまま勝負を終えた。 浜崎ラン「質問いい?どうしてあなたはこんなにドラムが上手なのに、バンドメンバーにならないの?」 風間奈々「だって純粋なガールズバンドだもん!私達は…級長さんに女装してもらいたいんだ~!」 浜崎ラン「へえ!級長さんがクールな女の子に変身!?これは男の子にも女の子にも人気出るでしょ!」 大真面目に語るランと奈々。楓はとんぼ返りしようとする。一方、由衣と凌は何やら言い合っているようで… 蘇我由衣「私、あなたのそういう態度は大嫌い!それなら直接級長さんにお願いすればいいのに!」 上杉凌「(楓に目を向け)級長さん?」 <10-7 浅草大学のマドンナ 「かかってきなさい」> 【ランと奈々の「提案」により、楓はとっととこのカオスな場から逃げ出したいと思った。しかし由衣が別の提案をしてきた…「一戦やり合いましょう…!」】 上杉凌「お手合わせ願えるかしら?」 渡辺楓「チョットマッテ!?だから暴力とかそんなの…」 上杉凌「もしお手合わせしてくれたら、生放送のゲストとして参加してもいいけど…」 蘇我由衣「いいわよ!約束だからね!さあいくわよ級長さん、キミに決めた!」 由衣に無理矢理突き出された楓は全力を尽くし、なんとか凌から(出生天を逃れる)) 上杉凌「…弱いわね」 蘇我由衣「悪くないわ!楓くんならいつか凌さんを負かせられるって信じてるから!」 渡辺楓「そうだ!バンドメンバーはもう揃ってると思うが…亜美はいつリハーサルだって言ってた?」」 蘇我由衣「今夜よ!今練習中だって!」 渡辺楓「今夜?時間無えんじゃねーのか?」 蘇我由衣「まあ皆天才だし大丈夫でしょ!じゃあ行くわ!生放送の準備をしないと!」 <10-8 「覗き見禁止よ~」> 【スクールバンドのメンバーがそろい、緊急リハーサルが始まった。メンバーで話し合い、バンド名は「G.O.C」に決定!由衣の生配信内で、G.O.C初のライブを控えている…!】 由衣と凌の二大マドンナが鎮座し、生放送は大いに盛り上がった。 蘇我由衣「さーて!今回のスペシャルサプライズは(みんなの小さい贈り物は磨いて、歓迎の外貌の水平は天に逆行する)G.O.Cの登場でーす!」 G.O.Cのメンバー…大勢の美少女たちが登場すると、生放送画面は無数のプレゼント弾幕で埋め尽くされた。 会場の外では、楓と五十鈴がライブを見ており、G.O.Cのノリノリなパフォーマンスを見て感慨にふけっていた。 竜宮五十鈴「(突然の質問)楓くん…あの…私、亜美さんよりスタイルよくないでしょ…?」 渡辺楓「(無意識に)そんなこと無いぜ…自信を持てよ」 五十鈴のかぐわしい唇が楓に近づき、蜜のような香りが楓の口内に入り込んだ。 楓が五十鈴の歯列を舌でなぞっていると、五十鈴に突然舌の先を噛まれ、楓はあまりの激痛に思わず後退し、その場に倒れてしまった。 楓が我に返ると、目の前には1組の色白の足があった。楓は思わず上を見上げた… 渡辺楓(紫、黒、赤、ワインレッド、黒…で…はいてない?) G.O.C「級長!!!!!!!!!!!」 G.O.C全員が楓を原型がわからなくなるまでボコボコにし、最終的に「楓だったもの」は五十鈴に奪い返された。 竜宮五十鈴「なによ、そのガッカリした顔。ガッカリしたのは彼女たちよ」 渡辺楓「だいいち、お前に噛まれなかったらだな…」 竜宮五十鈴「あ!思い出したわ… もうすぐ「学園版プロデュース101」って…オーディションがあるの。でもバンドのリハーサルが忙しくて私は参加できなくなってしまって…」 竜宮五十鈴「でも、もう一人のマドンナさんを呼んでおいたわ。(試合中は何か大きなことをしていたな~)…はあ、疲れちゃった。それじゃあ、私は先に帰って休むわね」 渡辺楓「五十鈴!! …「後始末」は今度でいいにしても、五十鈴の呼んだマドンナが誰なのかわからないし…」 【第11章 学園版プロデュース101:芽衣のストッキング】 <11-1 芽衣との出会い 「一緒に楽しもうね~」> 【】 夏門西駅 楓は朝早く駅に着き、五十鈴の言ったマドンナを迎えに行った。 渡辺楓「もう着くころなんだが…なんでまだ出てこないんだ?」 突然遠くから数人が誰かを引っ張りながら近づいてきた。真ん中に囲まれている人物こそ浅川芽衣だ。 浅川芽衣「あ…あなたたちは誰なの!私は…」 渡辺楓「おいお前ら!彼女を離せ!」 浅川芽衣「ありがとう…あの…あなたは渡辺楓級長で…合ってますか?」 渡辺楓「ああ。そうだけど…待てよ、君ってもしかして五十鈴の言っていた…」 浅川芽衣「…はい。浅川芽衣って、いいます…今回の学園版プロデュース101(※3)に参加することになりました。よ…よろしくお願いします」 トリガー条件達成!守護者システムを解放します! 守護者ミッション:浅川芽衣のストッキングを引き裂く ミッション報酬:透明マント(1回限り) 渡辺楓「ストッキングを引き裂く…おい守護者システム!!てめぇ!!ギルティ!!!」 「たった1回限りの透明マントごときでつられる俺じゃないからな…(先に切っておいて、大事だから……)」 <11-2 ドン勝(※4)ルール?> 【学園版プロデュース101の開会式で、司会者が最新のルールを読み上げた。1vs1のトーナメント方式を改め、新しいルールを採用したらしい。でも…なんだかこのルール、見覚えがあるぞ…?】 楓色スポーツシティ 学園版プロデュース101の会場 司会者が今大会のルールを説明しているが、楓はピンとこなかった。 渡辺楓「このルール……学園のマドンナ101組が戦って最後の1組がドン勝だって?主催者(借金電う…)」 司会者「さあ、試合開始です!」 楓と芽衣は顔を見合わせ、チームカラーのスカーフを巻いた。しかし、スタート地点を出たところで… ビリー「楓!覚悟しろ!」 楓は(手を叩いてビリーをめくると、)その手でスカーフを引きちぎってビリーを脱落させた。 渡辺楓「(スカーフを手に取る)緑色のスカーフ…また爽子か…」 浅川芽衣「有栖川さん…!?級長さん…私たちは…」 渡辺楓「大丈夫だ。俺たちは正面きってやり合わないから。俺を信じろ!俺にかかればどんな相手だって華麗に巻いてみせるさ!」 <11-3 「(私は奥深い!)」> 【ドン勝…いや、プロデュース101の新ルールを熟知している楓は芽衣を連れて、(今日分の「輪を走る旅」を始めた。)】 楓は芽衣を連れて、広大なスポーツシティを周りながら、他の参加者たちを完璧に避けた。 浅川芽衣「級長さん…凄いです!全員を避けたなんて…」 渡辺楓「こういうのには慣れてんだ。おい、前になんか落ちてきたぜ!」 司会者「ミッションをクリアすると特別な補給物資をプレゼントしますよ。やってみませんか?」 渡辺楓「勿論やるぜ!補給物資は絶対取るのがセオリーだ!」 難なく試練を乗り越えた楓は、特別な補給物資を選んでいた… 少し迷っていたが、楓は8倍スコープ(※4)とフライパン(※4)を諦め、レンガを1つポケットに入れた。 渡辺楓「ルール通り、あとで(競技の範囲を決めなおして、)目的地に近づこう。」 <11-4 追跡者? 「キミってどんな車に乗るの?」> 【楓の案内で、2人は簡単に1回目の「支援物資」を見つけられた。】 楓は芽衣を連れて再び出発する。歩いたり止まったりしながら、誰かが2人をひそかにつけているような気がした。 渡辺楓「(ひそひそ)芽衣、誰かが俺たちをつけているようだ。気を付けてくれ…」 浅川芽衣「(赤面)あ…は…はい…」 芽衣が気を取られた隙に、楓は突然道端の茂みに衝突した。「捕まえた!」 渡辺楓「由衣!?なんでお前がここに!?」 蘇我由衣「密着生放送だよ~!学園版プロデュース101なんて、絶対視聴率爆上がりよ!」 渡辺楓「そのまま出場すればいいのに…」 蘇我由衣「え~!めんどくさーい!凌さんもいないのに出る意味なんて無いじゃなーい!」 「だいいち、あなたを手伝おうなんてことがなかったら、私も芽衣ちゃんも来なかったと思うけど?」 渡辺楓「あ!?あ…ありがとう…芽衣…」 浅川芽衣「ど、どういたしまして…級長さん、タイムリミットが近づいてますよ。先に進みましょう…」 <11-5 緑のスカーフ 「やっつけろ!」> 【由衣の説明を聞いて、楓はようやく爽子の計画を知った。押し寄せる緑のスカーフをつけた学生たちを見て、楓は(草原を賛美する歌を思い出す…)】 見つかった由衣は生放送を開始し、楓たち二人の後をつけている。 蘇我由衣「級長さん、生放送でのコメントなんだけど、「恋人は誰ですか?」だって!五十鈴ちゃん?亜美ちゃん?奈々ちゃん?それともまさか全員!?」 渡辺楓「全員って…最後のはイジメだろ…俺は…」 楓が弁解に窮していると、前方から緑色のスカーフをつけた数名の屈強な学生たちが飛び出した… いきなり襲い掛かってきた学生たちはたちまち楓に叩きのめされ、被害を免れた者はいなかった。 渡辺楓「芽衣、大丈夫か?」 浅川芽衣「あ…足を…捻ってしまいました…」 薄いストッキングの下で、芽衣の左足首が大きく腫れ上がっていた。 渡辺楓「これはひどいな…由衣、主催者への連絡を手伝ってくれ。俺たちは途中棄権するから…」 浅川芽衣「い…いえ、大丈夫です。級長さん…どうやら…誰かが来たみたいです…」 <11-6 錦鯉の幸運少女> 【楓が芽衣の手当てをするために試合を途中棄権しようとしたところへ、超ラッキーガール・星野葵が現れた。幸運の魔力を持っている葵は、今回も期待を裏切らなかった。】 星野葵「ハロー級長さん!…ここにケガ人がいるのね?」 渡辺楓「星野葵…「ラッキーガール」の?なぜここに…」 星野葵「私ね、主催者さんの要請で来た隠しNPCなんだ!ほら、私ってば前回の学園版プロデュース101のシーズンチャンピオンじゃん?」 「そうだ!ちょうど傷の特効薬を持ってるんだけど、私のミッションをクリアしたら渡したげるよ~」 星野葵「すごーい!傷の特効薬は皮膚に直接塗った方がいいよ!吸収するのが早いからね!」 楓は傷の特効薬を受け取り、芽衣を支えて座り、芽衣の同意を得た上で手を伸ばし、彼女のふくらはぎをつかんで… しこりの近くのストッキングをそっとつまむと、微かに破ける音がして、幾筋ものほつれた糸が、彼女のつややかで白い脛に絡んでいた。 楓は芽衣の絹のような肌を指先で撫で、軟膏を丹念になじませた。かすかな痛みを感じた芽衣は、微かに痛いと声を上げた… ミッション完了!報酬はいつでもお受け取り可能です! 星野葵「よし!もう少ししたら回復してるはず!…そうだ!級長さん、もう一つ(特殊な道学園アイドルを選ぶことができるよ)」 楓は芽衣を落ち着かせた後、葵から(タイルを選んで)ポケットに入れた… <11-7 透明マント 「(トラウマの面積を求める)」> 【決勝戦に近づくほど、爽子の部下の人数が増える。楓自身も人海戦術から芽衣を守れるかどうか不安だが…「渡辺楓、チート使いまーす!」】 芽衣の足はすぐに回復し、三人は再び歩みを進めた。 蘇我由衣「級長さん、生放送チームの仲間が言ってたんだけど、有栖川さんの部下が目的地を占領したって!」 渡辺楓「さっきから聞きたかったんだが…こんな多くの人員をどこで集めたんだ?」 蘇我由衣「有栖川さんは他のマドンナ達を買収したみたいよ!このオーディションに参加しているのは八大大学だけじゃないわ!」 渡辺楓「気をつけろ!また敵襲だ!」 渡辺楓「やべえ…ぎゅうぎゅうだ…こんな状態で闇に乗じてスカーフを引っぺがされたらお笑いだぜ」 浅川芽衣「ごめんなさい…私のせいで時間がかかってしまって…」 渡辺楓「大丈夫だ。俺に考えがある。芽衣、俺に近づいて…(システム!使い捨てマントを使うぜ!)」 引き出し成功!報酬の使い捨てマントを獲得しました! 由衣は楓が手を一振りして、何かを芽衣の肩にかけたような動きをするのを見た。たちまち2人は消えてしまった… 蘇我由衣「えっ、透明になったってこと!?面白ーい!私も混ぜて~!」 渡辺楓「由衣!ちょっと待てってば…中ぎゅうぎゅうなんだぞ!?…なんだこの柔らかい感触は…」 浅川芽衣「ああ…級長さん…」 渡辺楓「芽衣…ごめんごめん、触ったのはわざとじゃ…」 蘇我由衣「(にこにこ)さて!準備万端ね!しゅっぱーつ!」 <11-8 例のあの人(※5)の勝利 「(掘削機じゃない!)」> 【】 学園版プロデュース101の(目的地、決定戦のコースが出て、)爽子陣営は(他の学園アイドルを脱落せざるを得ない) 有栖川爽子「一体どこに隠れたのかしら…近くに隠れる場所なんて無いし…」 楓たち3人は透明マントの中に隠れ、そっとメインフィールドの中に潜んでいる。 渡辺楓(そろそろ留めを刺すぜ!) 決勝戦では状況が目まぐるしく変化していたが、突如として楓が姿を現し、爽子と旬をテキパキとタイルで叩きのめした。 渡辺楓「(スカーフを引きちぎって)勝った!」 浅川芽衣「やりました!級長さんのおかげです!」 蘇我由衣「あはは…生放送のみんなに(ぶん殴られちまったぞ)! 「名前を言ってはいけないあの人」に勝たせるわけにはいかないもんね!もうだめ笑い死にそう…」 決勝戦ステージ外の野次馬たちは、突如現れた楓を見て、数十秒沈黙した。そして、天に向かって大歓声を上げた。 竜宮五十鈴「楓くん、結果はどうだったかしら?」 渡辺楓「いや…勝った…と思うんだけど。…なんか思ってたのと違うような…」 竜宮五十鈴「大丈夫よ。勝てたのならいいわ。それより、芽衣ちゃんにご馳走して感謝しないとね!」 「あと…あと数日でG.O.Cの初ライブなんだけど、最近ちょっと忙しいの。手伝ってもらえるかしら?」 渡辺楓「ああ。明日行く。」 浅川芽衣「級長さん…大丈夫ですか?ちょっとおかしいような…」 渡辺楓「ああ…ちょっと興奮してるのかもな…(滑って…滑って…)」 【第12章:光と炎の歌】 <12-1 狂犬 「正直に答えて下さい」> 【G.O.C初のライブを控え、五十鈴に呼ばれた楓は再び手伝うことになったが…なんだこの記者の大群は!? 「すみません。あなたが何名かの「学園一の美女」と親密な関係にあるという噂は本当でしょうか?」】 G.O.Cリハーサルホール外 G.O.Cが先に出演しなかったので、パパラッチ達はリハーサルホールの外を死守し、大スクープを狙おうと試みていた。 (阿卓)「級長さん、この間バーで(会った人がいて逢曳4人の謎の女、場面きわめて刺激的であるあなたは知っていますか?)」 (阿偉(※6))「級長さん、あなたは竜宮五十鈴さん、月見山亜美さん、風間奈々さんなどと同時に親密な関係を築いているとの話がありますが、それについて何かコメントはありますでしょうか?」 渡辺楓「知りません!知りません!馬鹿馬鹿しい…あの…通して…中に入れて下さいってば!」 楓はパパラッチ達の封鎖を辛うじて突破し、リハーサルホールに逃げ込んだ。 竜宮五十鈴「楓くん!やりすぎよ!(優勝の)手伝いをしてっての…」 渡辺楓「ああ…これは帰ってから話す。…あ、亜美もいたんだな」 月見山亜美「級長さんこんにちは!ライブの特殊効果について考えてるんだけど、いいアイデアないかしら?」 渡辺楓「ライブの特殊効果といえば炎とライトとスモークだろ?炎は俺と五十鈴に任せろ。あとはライトとスモーク…五十鈴、誰か適任者とかいないか?」 竜宮五十鈴「わ…私は別に…楓くん、あなたに会ってほしい人がいるの。彼女なら力になってくれるかもしれないわ」 <12-2 ラッキーアイドル> 【五十鈴は自身のツンデレっぷりを認められず、楓への思いを隠して「無理矢理」五十鈴に勝ったことのない葵に合わせる約束を取り付けた。「今回こそは勝ってみせる!」】 さくら大学 渡辺楓「ん?あれはラッキーガールの星野葵…昨日会ったばっかなんだけど」 竜宮五十鈴「「ラッキーガール」ねぇ…。あんなのこの私の相手ではないわ。私は子供の頃からあの子といろんなことで競ってきたけど…400回以上は競ってきたけど、一回も私に勝てたことないのよ」 星野葵「489回よ!次こそ勝ってみせるんだから!」 竜宮五十鈴「ふん!どうだか!でもね、楓くんは今や私に勝ってるのよ?もしあなたが楓くんに勝てたら、私に勝ったことにもなるわ」 渡辺楓「はあ!?ちょっと待てよ!俺全く関係ないんですけど!!?」 渡辺楓(今度は引き分けても…) 星野葵「負けたわ…あなたは私よりもずっと強いわ……ところで、私に何か用?」 渡辺楓「G.O.Cの初めてのライブがもうすぐあるんだ。だから舞台の(光と影)をセッティングしたくてさ…」 星野葵「そんなの簡単よ!まずさ、あなた達に「完璧な案」はある?なかったら…そうね 頭脳明晰な子を探して案出しを手伝ってもらえばいいのよ!」 渡辺楓「蒼井恵か…まあ、とりあえず相談してみるか」 トリガー条件達成!守護者システムを発動! 守護者ミッション:マドンナ・竜宮五十鈴の(濡れた誘惑) ミッション報酬;機械マスター、ハッキングマスター、言語マスターのいずれか 渡辺楓(ま…またびしょ濡れ関係!前回は危うく死ぬところだったが…今回はどうなることやら) (でも…五十鈴自身が濡れなくてもクリアできそうだよな?しかも報酬はどれも実用的だ。試してみる価値はありそうだ…) <12-3 優等生を匿え! 「(落第点はコナンにかからない)」> 【葵の490回目の挑戦は失敗に終わった。楓は彼女のアドバイスに従い、舞台装置の案を得る為に恵を探すが、理学部のドアは成績の悪い学生たちによって封鎖されてしまった。】 3人は連れ立って恵を探しに理学部へ向かったが、そのドアは教材を持った数十人の学生達によってふさがれていた。 渡辺楓「集まって勉強?理学部ってそんなに和気あいあいとしてたか?」 竜宮五十鈴「もうすぐ理学部の中間テストなの。成績の悪い生徒たちみんなが恵さんにアドバイスを貰いにやって来たんだわ」 星野葵「こんなに大勢いるんじゃ、入れるのはいつになるのやらって感じね!」 渡辺楓「そうだ!俺があいつらにアドバイスをして回ろう!あいつらが散ったら出直そうぜ」 楓のアドバイスを受けた成績の悪い学生達は喜び勇んで立ち去り、3人はようやく恵に会うことができた。 蒼井恵「級長さん?どうしたの?あなた……外の皆を脅してたの?」 渡辺楓「おいおい!俺がそんなことするように見えるか!?俺は外の連中に要点を整理して勉強を教えてたんだ。そしたら皆帰っちゃってさ」 蒼井恵「ん?あなたって5%も正解していないような成績じゃなかったかしら?まさかカンニングペーパーとか渡したんじゃ……」 <12-4 優等生の戦い 「(うん、問題用紙のすがすがしい)」> 【】 蒼井恵「ズルをしていないようなら、あなたの学力は常人を遥かに超えていることになるわ…」 渡辺楓「いやいやズルなんてしてねぇって。もうやめろって…」 蒼井恵「あ!ちょうどここに新しい問題用紙があるんだけど…一緒にやってみる?」 「大学のコースをマスター」の効果を生かし、楓は恵に僅差で勝利した。 蒼井恵「ん~、不思議ねぇ。あなたの能力はアルゴリズムの範疇外だわ。解剖して調べてみたいかも……」 「えっ、葵ちゃんに五十鈴ちゃん!いつからそこにいたの?」 竜宮五十鈴「最初からいたわよ…恵ちゃん、よかったら私達のライブの特殊効果についてアドバイスをくれないかしら?」 蒼井恵「いいわよ。まず、あなたたち3人で照明と炎の件は解決できるわ。スモークはどうするの?誰か適任者はいる?」 星野葵「スモークだけどね…優ちゃんを呼びたかったんだけど、忙しいから時間が合うかわからないし…」 蒼井恵「優ちゃんはこの3日間お休みをとっているんだけど…18分後に興大空港から優ちゃんの乗ってる飛行機が着くわ。今から出ても間に合うはず!」 <12-5 スチュワーデスを救え! 「彼女は預かった!」> 【恵の指示に従い、楓たち3人はスチュワーデスの優を簡単に見つけることができた。遠くに優が誰かにからかわれているのが見える。「今こそヒーロータイムだ!(花に触れて草を怒らせることを許さない!)」】 興大空港。スチュワーデスの優が、いやらしい男達に囲まれている…… 木下優「あの、お客様、道をお開け下さい!通路が塞がっています…」 (カラスの兄)「(ついでに行こう、忘れたか、)今晩は俺の家でハッピーになろうぜ~」 渡辺楓「そこのお前…いい加減にしないとハッピーに病院送りだぜ?」 渡辺楓「ふー…(やれ!叶倩さん…)」 葵が突然周りを押しのけて現れ、楓を遮って優を引っ張ってこっそりと話をしに来た。 葵は上機嫌で話しまくっていたが、優はグズグズとしていた。最終的にはいたたまれない様子の葵を見た優が、仕方なくうなづいた。 木下優「あ…さ、さっきは本当にありがとう。舞台のスモークのことは私に任せて。でも…えっと、私もあなたとお手合わせしたい!」 渡辺楓「はぁ!!!?」 渡辺楓「てめ…葵!!!…はあ仕方ねえ。じゃあ点呼前まで…」 <12-6 > 【楓は確信していた。優の突然の手合わせ願いは葵の入れ知恵だ。しかしここに至って、楓は挑戦を受けた。】 茶番に近い対戦はあっけなく終わった。 渡辺楓「G.O.C初ライブの特殊効果は(あとで俺たちにかかってるんだ)」 竜宮五十鈴「うんうん。じゃあ皆、スタジオに戻るわよ。(ワンちゃんと)役割を決めてね」 <12-7 アイドルの力 「あのラッキーガールを捕まえろ!」> 【】 リハーサル会場の外に出ると、外に群がる群衆の数が何倍にもなっているように思えた… 渡辺楓「なんだこれ!?なんで人が増えてるんだよ!?」 星野葵「あー…「G.O.Cのリハーサルに出るよー」って告知したんだけど、たぶんそれで…」 竜宮五十鈴「バカなの!?ねえバカなの!!?」 星野葵「あ!そうだ!皆にお願いして大人しく道を譲ってもらえばいいんだ!」 ところが葵が姿を表したとたん、葵のファン達はあまりの興奮に暴走した。楓は慌てて前に出て応対した。 楓たちはなんとか熱狂的なファンを振り切り、逃げるようにリハーサルホールに逃げ込んだ。 渡辺楓「死ぬかと思ったぜ…まだ初コンサートにもなってないのに、こんなに大勢で…」 竜宮五十鈴「葵のバカのせいよ…あー疲れた。先にお風呂入ってくるわね」 五十鈴は部屋にいた女の子達を呼び、一緒にお風呂の方へ行ってしまった。どうやらここにいる男子は楓ただ一人だったようだ… 渡辺楓(神様どうかこのタイミングで守護者ミッションを発動しないで下さい…後生だから…) <12-8 準備万端 「」> お風呂が終わると、部屋はよりいっそういい香りでいっぱいになった。皆は特殊効果について考えている。 蒼井恵「よし、だいぶ慣れてきたみたいね。あとはこれに合わせてリハーサルしておきましょう」 「級長さん、最初の観客になって、気になった点を記録してください」 渡辺楓「大丈夫だ!任せてくれ!」 リハーサルの甲斐あって、特殊効果は素晴らしいものだった。 渡辺楓「特殊効果はいいんじゃないか。だが、ここのパフォーマンスは直してほしいかな」 恵は楓に言われた問題点をメモし、あわただしく立ち去った。先に帰って舞台案を細分化しなければならないからだ。 月見山亜美「初めてのコンサートは数日後なんだけど、正直ちょっと緊張してるわ…」 渡辺楓「大丈夫さ!G.O.Cは全員ルックスも実力も最高なんだから、ブレイク間違いなしだぜ!」 月見山亜美「あはは!そう言ってくれて嬉しいわ!これで準備は整ったから、あとは本番を待つだけね!」 【第13章 夜道クライシス:奈々の告白】 <13-1 講演大成功! 「見て!G.O.Cよ!」> 【G.O.C初回公演は大成功のうちに幕を閉じた。しかし、熱狂的なファンは依然として会場を離れない。楓はG.O.Cの「臨時マネージャー」として引き離すことを試みた。】 G.O.C初演 興奮の中で幕を閉じた… 終演後も会場を離れない客が多い… 竜宮五十鈴「ダメよ!人が多すぎるわ!なんとか解散させないと、私達身動きとれないかも…!」 渡辺楓「そんなことなら俺がなんとかやってみるぜ!五十鈴達は先に行っててくれ!祝賀会でまた会おう!」 ファンを解散させた後、楓は祝賀会に駆け付けた。「まさかまたファンに取り囲まれたのか!?」 そんなことを考えていると、楓は突然何者かにプールに突き落とされた。楓はとっさに振り返り、犯人…五十鈴をプールに引きずり込み、そして抱きしめた。 楓は五十鈴を抱きしめたままプールの中に立っている。濡れた五十鈴の服は彼女の肌にぴったりくっついて、鮮やかな曲線美を描いている… 透けた服の下に彼女のミルク色の肌と紺色のレースの下着が見える。楓は思わず目がくらんだ。 ミッション完了!いつでも報酬を選べます! 竜宮五十鈴「もう…バカ!…(急いで行って、なくして、見失った…)」 <13-2 祝賀会> 【祝賀会が本格的に幕を開けた。G.O.Cメンバーの美女達は皆、初回公演前の緊張の糸がすっかり解けている。亜美の提案で、みんなで一緒に祝杯をあげることになった。】 簡単に片付けた後、楓と五十鈴はパーティーに戻った。 月見山亜美「皆!今回多大な貢献をしてくれた五十鈴ちゃんと班長に乾杯~!」 かんぱーい!!! (※1:元ネタは「THE KING OF FIGHTERS」。主人公・草薙京が父・柴舟から継承された武術が「草薙流古武術」であり、炎を操る特殊能力を使えることが前提の古武術である。「毒咬み」「無式(最終決戦奥義・無式)」はそれぞれ草薙流古武術の技。) (※2:中国語版では「V信」。元ネタはテンセントが運営する中国版LINE「微信(WeChat)」。) (※3:実際のゲーム内では「校花101」。元ネタは韓国発のアイドルオーディション番組「Produce101(創造101)」かと思われる。) (※4:元ネタは「PlayerUnknown's Battlegrounds」。) (※5:実際のゲーム内では「伏地魔(ヴォルデモート)」となっていた。劇中の「透明マント」から「ハリー・ポッター」を連想したのだろうか。) (※6:中国のネットスラングに「阿伟死了(「(尊さや萌えなどにより)俺氏んだわ」の意)」というものがあるが…)
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「PlayStation®Home」内で遊ぶことのできるゲームに関するページです。 攻略情報、リワード獲得条件、獲得リワードを記載しています。 目次 概要ゲームの種類アーケードゲーム ミニゲーム 体験型ラウンジ 連動ゲーム 一覧一覧の見方 ゲーム一覧(50音別) ゲーム一覧(エリア別) 連動ゲーム一覧(カテゴリ別) コメント欄 編集備考 内容 概要 ゲームの種類 アーケードゲーム ラウンジ内にゲーム筐体が設置されている場合があり、そこでゲームを遊ぶことができます。その場で直接ゲームがダウンロードされ、スタートすることのできるものを「アーケードゲーム」としています。PlayStation®3用ゲームソフトのインストールなどは必要ありません(※一部のゲーム筐体は 連動ゲーム の起動用になっており、事前のソフトのインストールを必要とする場合があります)。 アーケードゲームで遊んでいる際は、自分のIDの左横側に アイコンが表示されます。 ミニゲーム ラウンジ内に特定のオブジェクトが用意されており、選択すると開始することが出来る参加型のゲームを「ミニゲーム」としています。PlayStation®3用ゲームソフトのインストールなどは必要ありません。 ミニゲームに参加している際は、自分のIDの左横側に アイコンが表示されます。 体験型ラウンジ ラウンジ全体が大きな1つの3Dゲームとして常設提供されているものがあります。ミニゲームと同様の参加型ゲームですが、プレイ中に別途アイコンが出ることはありません。 連動ゲーム PlayStation®3用ゲームソフトのうち、 PlayStation®Home との連動に対応したものです。Homeのラウンジからゲームソフトを起動することになるため、事前にPlayStation®3用ゲームソフトの準備とインストールが必要になります。また、ゲーム起動時は、自動的に PlayStation®Home が終了され、ゲーム終了後に再び PlayStation®Home が起動されます。 一覧 一覧の見方 「アーケードゲーム」、「ミニゲーム」、「体験型ラウンジ」は全てゲームを開始する際の名称をもとに50音順で掲載しています。 「連動ゲーム」は、確認されているものをゲームタイトル別に掲載しています。 掲載内容は、一部ネタバレ情報があります。また最新情報ではない場合、正確性を欠いている場合があります。 未記載のゲーム情報がありましたら自由に書き加えて頂いてかまいません。編集方法が分からない方は、情報提供板や各ページのコメント欄にお寄せください。 ゲーム一覧(50音別) あ行 アイドルマスターSP 961プロダクション 自動販売機アイドルマスターSP パーフェクトサン 自動販売機アイドルマスターSP ミッシングムーン 自動販売機アイドルマスターSP ワンダリングスター 自動販売機アイドルマスターSP 自動販売機アイリス姫のドキドキ宝箱アサシン対テンプル騎士団ミニゲームアブダクトアースアブダクトアース <ストア販売アーケード筐体版>アブダクトシミュレーターアンケート <みんGOLラウンジ>怪しい老人遊べるトランプテーブル『7ならべ』 いもりかえるすくい屋さんインタラクト一号室 <おんぼろアパート・第2すきま荘>飲食店飲食店のお客さんになろう!飲食店の店主になろう!飲食店の練習 ウォッチング占いの館受付 <peakvox ninja>受付 <カプコン號>受付(はぐれカッパ) <怪物ジャポン 釣り堀>受付(受付サクヤ) <怪物ジャポン 一本釣り>浮き輪で遊泳 エスケープウイルスエスケープウイルス モード:シューター <ストア販売アーケード筐体版>エスケープウイルス モード:ノーマル <ストア販売アーケード筐体版>エスケープウイルス モード:ホード <ストア販売アーケード筐体版> おしゃべりファームおでん屋おでん屋の席おでん屋の店主お宝を探せ!(BSAAからの指令)オーロラ島防衛地底モノノケ競走大江戸版 みんなで撮ろうヨ!思い出のあの海岸 海底宝探し王国で踊ろう!王国マッスルジェネレーター鬼ごっこ大作戦鬼ごっこ大作戦(ゲスト用)鬼ごっこ大作戦(国民用) か行 かっとばせ! ホームラン競争かっぱ道中記カプコンアルファベットクイズカプコン號・船首ガレオン大砲ガレージ <Sodium 2>化石堀り壁掛けターミナル怪盗vs探偵 鬼ごっこ大作戦海中遊泳海底宝探し <南の島の隠れ家>海底宝探し <思い出のあの海岸>鑑定士・怪しい男 <南の島の隠れ家>鑑定士・謎の美女 <南の島の隠れ家>開発者メッセージを探し出せ! 刻返しの婆さん金魚すくい屋さん <アイレム広場>金魚すくい屋の銀二 <大江戸・大商店と長屋> くせんぼうカッパクラブDJ (EA SPORTS クラブDJ)クレーンキャッチャーグランゼーラカスタマーセンターグランゼーラ広場版 みんなで撮ろうヨ!訓練用の巻きわら黒潮の海のたまご黒潮の海撮影ツアー黒潮の海生き物図鑑 ゲートウェイ景品交換所 コウモリ啼く採掘場跡コミュニティ・チェストコレクト・オ・ラマゴルフ練習場 (EA SPORTS ゴルフ)今月の大勅令刻返しの婆さん国民管理局国王像の観賞 さ行 サソリストンプサバイバルボンバーサロンの席サロンの店主サロン・ド・グランゼーラ採掘場跡の石像 <コウモリ啼く採掘場跡>柵 <真ゲ・キトー草原> シューティングアースシューティングアース <ストア販売アーケード筐体版>修行場商店街の福引地獄七並べ射的屋 <大江戸・大商店と長屋>射的屋さん <アイレム広場>照英王国調べる <peakvox labs>(バルブ) すかいくりーなースカイフィッシングスパイ9スパイ9:アーケード筐体スペースウォークスマートボールスマートボール大臣寿司屋の与兵衛水上バイクレース水上バイクレース入場口水中散歩 <思い出のあの海岸> セキュリティターミナル戦闘機アロー・ヘッド 空飛ぶじゅうたんゲーム た行 タイムトライアルタカの眼ミニゲームダイナマイトで壊せる岩 <コウモリ啼く採掘場跡>ダンス ゴーゴーファイヤダーツ七夕・ダブルスターダストフライト大砲ミニゲーム太陽無き王国の大釜立ち飲み屋の席立ち飲み屋の店主誰かが記した柱の傷 地下第2層への扉? <コウモリ啼く採掘場跡> 釣りゲーム ディスガイア3ブロックディスガイア4ブロックディスガイア検定天麩羅屋のお豊電撃もぐらハンター電撃もぐらハンター筐体 どうあがいても絶望病棟トイレ 大 <おんぼろアパート・第2すきま荘>トイレ 小 <おんぼろアパート・第2すきま荘>トイレ <おんぼろアパート・第2すきま荘>トネリコの樹トラップ大作戦トレジャーボックス <もうひとつの砂浜>トレジャーボックス <夕暮れのグランゼーラ広場>トロッコ <コウモリ啼く採掘場跡>トロピカルガールドミンゴレースドラゴンズ・グリーンドリーム・ヨットドルフィーレース刻返しの婆さん投票をしよう! な行 何の変哲もない岩壁 <南の島の隠れ家> 二号室の窓 <おんぼろアパート・第2すきま荘> ねねこカッパ のみ処 りゅうたノーバス・プライムノーバス・プライムに参加する! は行 ハッピースナップハンマーウイルスハンマーウイルス <ストア販売アーケード筐体版>バス停の標識バーの席バーの店主バーテンダーになろう!博物館のプラネタリウム博物館内の環境演出浜辺へ戻る <南の島の隠れ家> ヒツジをさがせビリヤードピコリ交換所秘密のプライベートガーデンへ秘密の発掘場所 <南の島の隠れ家> ふる★ぱに!ふる★ぱに! <ストア販売アーケード筐体版>フラッシュ発射筒 <コウモリ啼く採掘場跡>ブリンププリニーレースプレーリー二人のセレモニー古びた自販機吹き矢場 <大江戸・大商店と長屋>吹屋の徳兵衛 <大江戸・大商店と長屋>憤怒の四連装風雲両替マシーン ペア雀 ホットゾーンポイント交換所ホームタイクーンボウリングポイっと!プリニーポーカー (EA SPORTS テキサス・ホールデム)本日の勅令 ま行 魔界大富豪魔神のランプ みんなで撮ろうヨ!みんなで撮ろうヨ! on the Beachミュウミュウチャンバー南の島の隠れ家 海底宝探し未確認戦隊ユーマンなりきりステージ水菓子屋の茂吉 ムイムイ <ロコアイランド>ムイムイキング <ロコアイランド>ムイムイ畑 <ロコアイランド>無限回廊 変奏曲麦湯屋のお菊 モノノケ退治モノノケ退治任務・グループ戦 参モノノケ退治任務・グループ戦 壱モノノケ退治任務・グループ戦 弐モノノケ退治任務・個人戦 参モノノケ退治任務・個人戦 壱モノノケ退治任務・個人戦 弐 や行 勇者のくせになまいきだwww夢見るベッド3点セット有料発掘場 <南の島の隠れ家> 萬屋 奇天烈堂 ら行 ラブラブシート™ リトルビッグダービーリトルビッグプラネット™ 壁紙クリエイター レーシング (EA SPORTS レーシング) ロコアイランドロコリバーシ わ行 英字 A・B・C・D・E AbdUcT EARTHAbdUcT SIMULATORAnsada Fone レースゲーム Ball SqueezerBeans,Beans,BeansBell RingerBig BangBigfootBite MeBlue BallsBlueprint Home ワークステーション CARRIAGE RETURN DIY RacerDarla's DartsDead Ringer escape virus F・G・H・I・J Fickle Flapper of FateFiva ShootFrog Flinger Glue Factory Half CockedHigh RollerHot Rocks!Hot Streak Air HockeyHot and Botheredhammer virus Ice Breaker K・L・M・N・O Kitty Cannon Light Me UpLos Penguini BrothersLos Penguini Brothers を遊ぶLos Penguini Brothers:アーケード筐体Lプロジェクト Meet DarlaMiz FortuneMotorStorm®LUNATIC LAUNCHERMotorStorm®トレジャーハントMusicality Jam OrbRunner P・Q・R・S・T PODIPSVita <2011 SCEA E3® Booth>Penny PincherPop Goes The WeaselPuck lt!Pull My Fingerpeakvox monsterpeakvox monster オーロランの開拓事業所:交換リストpeakvox ninja チームデスマッチpeakvox ninja 忍者訓練所 ReboundRed Bull Air RaceRed Bull Flugtag SPY9Salon de GranzellaScattershotScorpio'sScribble ShooterShooTinG EARTHSodium One Salt ShooterSodium One Tank TrainerSodium TankTopSodium2 Project VelocitySpilt MilkSwingers[Sodium2] Project Velocity[Sodium2] マルチプレイヤー[Sodium]TankTop 1.0 Tee'd OffTrigger Happy <アメリカン・カーニバル版>「Trigger Happy」 アーケード版筐体 U・V・W・X・Y・Z VICKIEView Trailer <2011 SCEA E3® Booth> Wet and WildWhack Off 数字 2011 SCEA E3® Booth2012 SCEA E3® Booth ゲーム一覧(エリア別) ラウンジ情報を参照してください。 連動ゲーム一覧(カテゴリ別) こちらのページを参照してください。 コメント欄 ※wiki編集方法が分からない方は、こちらに情報を記載してください。 ※文章体で書き込んで頂けると、Wikiへの反映もはやくなるかと思います 名前 コメント すべてのコメントを見る StageB SCORE ?・echo 10体 時間は8分未満でも 無限回廊Tシャツ男女 取得 -- (名無しさん) 2011-04-01 17 06 44 無限回廊 変奏曲 場所 :ゲームスペース リワードアイテム :詳細 StageA は、11000点・echo 1体以上で2種類ともゲット -- (MLG42822) 2011-03-28 00 32 31 無限回廊 変奏曲 場所 :ゲームスペース リワードアイテム :詳細 StageA SCORE 3000以上・echo 0 無限回廊コス男女(手、トップス、ボトムズ、靴) SCORE 11000・echo 1体以上 無限回廊ふしぎ風オブジェ StageB SCORE ?・echo 0体 無限回廊Tシャツ男女 SCORE 12000・echo 1体以上 無限回廊考えるヒト StageC SCORE 15000・echo 1体以上 無限回廊ふしぎ風テーブル echo1体=SCORE100 1秒経過=SCORE10 よって長くとも18分20秒・20分・30分時間が経てばリワは取れることになる しかし3分間入力無しだと終了してしまうので、適当にカーソルは動かしておく -- (MLG42822) 2011-03-28 00 26 30 自分がやったときに、Ice BreakerのTシャツはステージ8クリア でした~~ -- (名無しさん) 2010-10-24 11 42 05 勇者のくせになまいきだwww にてLV73でスカした魔王Tシャツ確認しました -- (momoganmo) 2010-08-16 13 32 37 パチパラリワードはソフトをプレイしていると自然にリワード入手 の表示が出る時とhomeラウンジに居る強者に勝利するとリワード入手 できます、ソフトの方は条件分かりませんので色々試して下さい、 そんなに難しくないと思います -- (名無しさん) 2010-06-15 15 20 25 パチパラ15を買ったんですが、何をしたらリワードがもらえるんですか? -- (すみれ) 2010-06-13 22 15 14 ディグダグの関連リンクにある「掘り尽くし攻略動画」と「4匹潰し攻略動画」のリンク先が同じものになっています。 -- (名無しさん) 2010-05-11 13 30 42 3Dドットゲームヒーローズ リワードアイテム ○ゴールドスペランカー スペランカーモード10時間のトロフィー(検証済み) ○スペランカー スペランカーモードクリア?(未検証) ○伝説の剣 エンディングを迎える(検証済み) -- (Gauzer) 2010-04-10 12 54 06 現時点発覚分まで追加しました。 詳細を書いてくれると幸いです。 -- (名無しさん) 2010-02-18 20 56 25 編集備考 ※解説を書いて下さったようなので、とりあえず画像だけ ※項目「ゲーム連動」については、対応ゲーム等かなり情報不足の状態。 ※画像ファイル命名法 H130 ナムコ系 01game_ アーケード系 02game_ ミニゲーム系 03game_ \\\\\\\\\\\\\\\\\\
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…━━━買い物を頼まれただけでも億劫だというのに、辿りついたコンビニは車と人で溢れ返っていた。 まあ、日曜日の午後の国道沿いのコンビニなんてこんなもんなんだろうが。 俺は、ひしめきあう車達を横目に自分が自転車で来た事に少しばかりの優越感を感じながら、それを店先に停める。 そしてハルヒに渡されたメモを見ながら首を傾げた。 『牛乳、味の素、ふりかけ』 まったく…前もってスーパーで買っておけば安く済んだのに━━━… 【HOME…SWEET HOME】 第3話・「偶然なんかじゃなかった」 ━1━ 買い物を済ませて店の外に出ると、突然「ガシャン」という音が聞こえた。 俺が自転車を停めた辺り…いや、間違いなくその場所からの音だ。 慌てて視線をそこに向けると、その直前に感じた微かな悪い予感は的中していた。 駐車スペースからはみだした車のバンパー部分が直撃したらしく、俺の自転車がひっくり返っている。 「あーあ、マジかよ…」 溜め息をつきながら倒れた自転車のもとへ早足で向かう。 そして倒れた自転車を起こそうと手を延ばした時、突然背後から聞き覚えのある声が聞こえた。 「ふえぇぇ…大丈夫ですか?私…車を退げ過ぎてしまって…」 よく知っている、少しこもった丸みのある女性の声… まさか! 慌てて振り返ると、そこにはその「まさか」が立ち尽くしていた。 「朝比奈…さん?」 見覚えのある白いスーツに身を包んだ朝比奈さんが、困惑した表情でこちらを伺っている。 そして相手が俺である事に気付いたらしく、途端に目を丸くした。 「あ、キョン君…!」 「ええ!お久しぶりです!…2年ぶりですか!」 「そうね!あなた達の結婚式以来だから…2年ぶりね!」 「いやあ、偶然とはいえ…どうです?その後…」 「相変わらずよ。それよりキョン君…」 再会の喜びに満ちていた彼女の表情が、突然波が退く様に冷めていく。 「あ、はい?」 「…ごめんなさい、あのね?その…偶然って訳じゃ無いの」 「…え?」 「貴方を捜してたのよ…」 そう言うと朝比奈さんは気不味そうに目を伏せながら、手にもっているポーチから2つ折りにしたメモを取り出して俺に差し出した。 「話したい事があって…」 「話、ですか?」 「ええ。明日…貴方の仕事が終わってからでいい。このメモの場所迄来てくれるかしら」 「別に構いませんけど…」 一体、何だってんだ… 了解はしたものの、俺は困惑の色を隠せない。 彼女はそんな俺の様子をやりすごすかの様に、倒れたままの自転車を気遣うように見つめながら「これ、大丈夫だったかしら」と心配そうに呟いた。 俺は「大丈夫ですよ」と自転車を起こしながら相変わらずの朝比奈さんの横顔に、こみあげる懐かしさを胸の奥で噛み締める。 だが、それと同時に彼女が俺を呼び出して何を話そうとしているのか気になって仕方がない。 「朝比奈さん?その、話って…」 「ごめんなさい、ここでは無理」 「…そうですか」 「ねえ、キョン君」 「何です?」 「最近、貴方の周りで変わった事やおかしな事って無かった?」 思わず例の課長の事を思い出す。 ハルヒに瓜二つの例の課長の出現… 変わった事と言えば変わった事だが、なんとなくそれに関しては喋りたくない。 というよりは、正直なところハルヒの『力』がどうのこうのといった話に、もう関わりたくなかった。 俺の中では既に終わった事だったし、事後調査として古泉や朝比奈さんがその後も活動している事は知ってはいたものの、もう俺とハルヒの生活には『関係の無い』事… つまり、もうゴタゴタは御免なんだ。 俺は今の穏やかな生活を壊したくない… 「別に何も無かったですよ?」 「そう…」 「何か?」 「いいえ、じゃあ私はこれで失礼するわね…今日は本当に突然でごめんなさい。しかも、あまりゆっくり話せなくて」 「別に…大丈夫ですよ」 「今は貴方にあまり接触出来ないのよ。また明日詳しく…ね?」 接触…か。 こんな言葉使いをするって事は、やはり彼女が従事ている組織絡みの話…つまりハルヒに関する事なんだろうな。 となると… やはり例の課長の存在は女房に何か関係があるのだろうか… 嫌…だな。 俺は「分かりました」と頷くと、彼女が背を向けると同時に自転車に飛び乗り、走り始めた。 コンビニから家までの間、俺はペダルをゆっくりと踏み回しながら少し昔の事を思い出していた。 3年前… 大学を出てから1年後の夏だったか。 「久しぶりに高校時代の…SOS団のメンバーで集まりませんか?」 そんな古泉からの突然の連絡で、俺達は集合した。 そこで俺はハルヒ以外の三人から、ハルヒの持つ力が完全に失われた可能性がある事と、それにより各々が別々の道へ歩み始めることになった事をこっそりと告げられる。 古泉と朝比奈さんはしばらくの間、ハルヒの能力についての各々の所属する組織のもとで事後調査に当たる事に。 長門は…確か「やりたい事がある」と言ってたな。 その後、その日を最後に三人は音信不通になった… …いや!古泉と朝比奈さんは、それから1年後の俺とハルヒの結婚式の当日に突然現れたんだ。 そういえば俺は、未だに何故二人が結婚式の日や場所を知っていたのかを知らない… 連絡先も判らずに招待状も出しそびれていたから、来てくれた事に対しての嬉しい気持ちで胸が満たされてしまい、その向こう側にあると思われるなんらか事情については深く考えなかったんだっけ… ぼんやりと色々考えているうちに、俺は危うく家の前を通り過ぎてしまいそうになった。 慌ててブレーキを握り、少し弧を描くように戻りながら玄関先へとハンドルを傾ける。 そして素早く自転車を停めると、一回だけ深呼吸をした。 何事も無かった様に玄関のドアを開ける為に。 「ただいま」 「おかえり…遅かったわね?」 「ああ…少し立ち読みしたりして…」 「ふーん…まあ良いわ!ちゃんと牛乳も買ってきてくれたみたいだし。これで無事にシチューが作れるわねっ!」 ハルヒはそう言いながらコンビニのビニール袋を俺の手から奪いとると、颯爽とキッチンへと消えた。 俺はリビングのソファーに腰を下ろし、力を抜きながらボンヤリと部屋の中を見回す。 しばらくしてキッチンから鍋の沸く音と包丁がまな板にトントンと触れる音が聞こえてきた。 代わり映えの無い日常の一場面… ああ… こんな日々が、このまま続きますように… ━2━ 一夜開けて月曜日である。 憂鬱な月曜日…いや、世の中に憂鬱じゃない月曜日なんて存在するのだろうか。 ましてや今日の俺には、ただでさえ憂鬱な月曜日に加えて仕事の後に例の約束が待ち構えている。 故に会社に着いてからも一向にテンションが上がらない。 そんな訳で…結局俺は外回りに出る事を諦めて、今日一日をデスクワークに当てる事にした。 しかし、会社に残ったからといって気分が晴れる訳ではなく、事あるごとにボンヤリと昨日の事を思い出してしまう。 (一体、朝比奈さんの『話』とは何だろう…) そんな俺の様子を見ていたのだろうか…ふと気が付くと、課長がムスッとした表情で腕を組みながら俺のすぐ側に立っていた。 「ちょっと、キョン!何サボッてんのよ?外回りはどうしたの?」 「べ…別にサボってませんよ。今日はデスクワークに専念するつもりなんです。年末に処理しきれなかった返品やら交換品が未だ手付かずだったもので…」 「そのわりには、さっきからボケーッとしてるじゃない?」 「…そうですか?疲れているのかな…」 言い訳だ。疲れてなどいない。 「正月に遊び過ぎたのかしら?とにかく、しっかりして貰わなきゃ困るわね」 課長は眉をしかめながら溜め息まじりにそう言うと、自分の席に戻って行った。 そして椅子に腰を下ろしたかと思うと、机の上のディスプレイの横からヒョッコリ顔を覗かせて俺を呼ぶ。 「ねえ、キョン!」 「あ…はい?」 「アンタ、お昼はどうするの?」 「いえ、適当に…」 「ふーん…ねえ、ラーメン好き?」 「え?ああ…嫌いではないですが」 「じゃあ、アタシに付き合いなさいっ!」 「えっ……?」 「何よっ?今、嫌な顔したわねっ?」 「し…してませんよ!」 「それじゃあ決まりね!上司の誘いは有り難く受けるものよっ!」 ラーメンねぇ… まあ割り勘て事は無いだろうし、断る理由も無いな。 なんたって「上司の誘い」なんだからな。 昼飯の話をされたからではないが、なんとなく時計を見るともう十一時を回っていた。 さて、少しでも仕事をするか… しかし、毎度の課長のハルヒ然とした仕草には微妙な気分になる。 いや、仕草だけじゃないルックスも何もかもが「ハルヒ」なんだ… 『最近、貴方の周りで変わった事やおかしな事って無かった?』 不意に昨日の朝比奈さんの言葉が頭をよぎる。 (おおアリですよ…朝比奈さん) まずい…俺、また昨日の事を考えようとしてる… 俺は慌てて机の上に書類を揃えると、胸の奥にこびりついたモヤモヤを、目の前の仕事で覆い隠した。 ━3━ 終業のベルが鳴った。 幸い、隣の席の煩い奴…もとい谷口は未だ営業からもどって来てはいない。 帰って来たらまた「一服してから帰ろうぜ」とか言い出すだろうし、断れば「なんだよ、愛妻家だねぇ」と冷やかすだろう。 それで「いや、用事があるんだ」と家とは逆の方向へ向かえば、次の日には「なあなあ、もしかして女でも出来たか?」とか煩いから、用事がある日は谷口が戻る前に早々と帰るのが賢明だ。 素早く支度をして営業所の出口へ。 そして、駐輪場へ辿りつくと上着の内ポケットから携帯を取りだす。 『すまん、今夜は少し遅くなる』 電話で言いづらい連絡事項がある時程、この『メール』の存在に有り難みを感じるものだ。 俺は手早く送信ボタンを押すと、朝比奈さんのメモに書いてあった駅前にある筈の店へと向かった。 年明け間もない駅前の町並みは、つい最近の年末の喧騒とはうって変わって緩やかな時の流れの中に在った。 俺は歩道に沿うように所々に設けられた駐輪スペースの中から適当な場所を選ぶと、自転車を停めて鍵を二重にかける。 会社で無理矢理買わされたとはいえ、一応高価なモノだからな。 そして、辺りを見回しながらメモに書いてある路地を探した。 ドラッグストアの在る交差点… そこから二つ目… 路地にあるのは目的の場所『catze』… 何て読むんだろう、英語じゃあないな… しかも、喫茶店なのか飲み屋なのか… 考えながら歩いているうちに、俺はどうやら目的の場所に着いてしまったらしい。 黒ずんだ木の看板にcatzeの文字、煉瓦造り風のエントランス。 喫茶店とも飲み屋とも見えるが、健全な印象はまるで無い。 とりあえずドアを開けて中に入る。 客は誰も居ない様だ…。 ほのかに香るラベンダーと青紫を基調にした間接照明… 抽象的なデザインのインテリアはオーナーの趣味か…? 奥にあるカウンターへと進むと、カウンターに袖の無い淡い紫色のドレスの様な服を着た細身の女性が、こちらに背を向けたまま立っているのが見えた。 そして近付いた俺に気が付いたらしく、ゆっくりと振り返りながら「いらっしゃい」と… 「!」 …ちょっと待て!長門…か? 恐る恐る「久しぶり…」と話し掛けてみる。 すると、何も言わずにジッとこちらを見たまま「コクリ」と頷く… 長門…だ!驚いた! 少し背が伸びた様だが、薄い唇と銀色の髪…何よりもその独特の雰囲気と仕草で判る! 「驚いたな。ここは……お前の店か?」 「そう」 「…やりたい事があるって言ってたのはコレの事か?」 「違う。これは仕事」 「そう…か」 長門は相変わらずの淡々とした調子で俺に答えると、クルリと背を向けて何か用意を始めた。 そして、しばらくすると再び向き直りグラスに入った何かをさしだす。 「長門?」 「飲んで」 「ん、ああ…」 「サービス」 「ああ…ありがとう」 礼を言う俺を見て、再び頷く長門。 3年前の姿が思い出せなくなるくらい、大人っぽくなった… 「どうしたの」 「…っ、いや!何でも無い」 「そう」 な…何を長門相手に俺は! 慌てて何か別の話題を探す。 だが、こういう時ほど気の利いた話題は出てこない。 「あ…あのさ、今日は朝比奈さんに呼ばれたんだ」 「知ってる」 この程度だ。 しかし…『知ってる』って事は、今回の朝比奈さんが話そうとしている事を長門も把握しているという事なんだろうか。 俺は意を決して自分から、自分自身が触れたくない『あの事』を切り出してみる事にした。 『あの事』とは当然、俺の女房であるハルヒと最近現れたハルヒの生き写しの様な課長の事だ。 「あのさ、今日俺が呼ばれたのは…ハルヒの事だよな?」 長門は黙って頷く。俺は決心が揺らがぬうちに続けようと言葉を繋いだ。 「それと…俺の目の前に現れた、ハルヒにそっくりな女の事か?」 「そう」 「いや…しかし長門、彼女は偶然ハルヒに似ているだけだと思うんだがな。苗字も名前も似ているけど違う字だし…何か問題があるのか?」 「ある。彼女は…」 長門が言いかけたその時、店の入り口のドアがガチャリと開いた。 誰が来たのかは…もう見なくても判る。 俺は特に振り返りもせずに、先程長門の差し出したグラスを一気に飲み干した。 そして空になったグラスを置きながら、これから告げられるであろう何かから逃げ出したい衝動に駆られ、思わず目を閉じる。 「偶然なんかじゃなかった…か」 目を開くと、思わず呟いた俺を長門の藍色の瞳が静かに見つめていた。 HOME…SWEETHOME 第4話・「行くから待ってて」へ
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|謎の場所|アマラ深界について|アマラ深界・入口|ワープゾーン|墓標の間| |第1カルパ|第2カルパ|第3カルパ|第4カルパ|第5カルパ| MAP1F B1F B2F B3F B4F 攻略チャート 解説台座 施設 闇ブローカー 出現敵1F / B1F B2F B2F / 呪いの回廊 B3F / B4F MAP 1F B1F B2F B3F B4F 上へ 攻略チャート 台座に「永遠のメノラー」「威厳のメノラー」を灯す ⇒ 扉1が開く B2FでD12の落とし穴へ B3Fで見えない壁の迷路を抜け、通り抜けられる壁からD15の落とし穴へ B4Fで月輪のカギを入手(B2Fで死兆石を入手)(B3Fで死兆石を入手)(B2Fで呪いの通路を抜けるとB3Fで250000マッカを入手) B1FでD8の落とし穴へ B2Fの月輪の扉を開けてD14の落とし穴へ B3Fの通路を進みD16の落とし穴へ B4Fの覗き穴を覗き、喪服の淑女から話を聞く ⇒ 扉2が開く 穴2のワープゾーンから第3カルパへ 解説 初めに来る時は第1カルパを抜ける必要があるが、台座にメノラーを捧げた後は アマラ深界・入口から直接ワープゾーンを抜けて行く事が可能 月輪のカギを入手し、第3カルパへ行くのが主目的 月輪のカギ入手:1F[D1] ⇒ B1F[D7] ⇒ (死兆石入手) ⇒ B2F[D12] ⇒ B3F[D15] 第3カルパ:月輪のカギ入手後1F[D1] ⇒ B1F[D8] ⇒ B2F[D14] ⇒ B3F[D16] ⇒ B4F 台座 「永遠のメノラー」「威厳のメノラー」を台座に捧げると進入できる 永遠のメノラー:ゴズテンノウ面会後、イケブクロ東館に出現する魔人だいそうじょう討伐 威厳のメノラー:カブキチョウ捕囚所に行く途中の高速道路に出現する魔人ヘルズエンジェル討伐 B1F アイテムを入手とB2F移動用の穴。NPCの台詞は真・女神転生1&2から B4F進行ルートはD8から B2F 一歩毎にHPが半減し、LV70クラスの悪魔が出現する「呪いの回廊」があり 抜けるとB3Fのイフリートから250000マッカを貰える。 (※:ベルゼブブ討伐前まで。討伐後は呪いは消え、会話も明星のカギの件に移行) 帰りは一方通行の扉を利用すれば行きよりは楽に帰還可能。 第4カルパのボスを倒した後にもここへ来る必要あり。 ダメージゾーンはリフトマ、浮き足玉無効(HP1で歩いても死ぬ事は無い) HP1となっても回復せずにひたすらトラフーリで逃げて抜ける手もある。 仲魔が強い場合は、パーティから一旦仲魔を外して主人公だけになって進み、右下のゲージが赤くなってから仲魔を戻して体力も回復させてから戦闘し、戦闘後にまた仲魔を外して進む手がお勧め。 B3F B2Fから落とし穴に落ちて来る見えない壁に囲まれた部屋 B2F[D12]から落ちて月輪のカギを入手する必要がある。他墓標の間 落ちた場合はMAPを参照して抜ける。 B4F 覗き穴があるフロアと月輪のカギがあるフロア カギ入手ルート:1F[D1] ⇒ B1F[D7] ⇒ (死兆石入手) ⇒ B2F[D12] ⇒ B3F[D15] ⇒ B4F 上へ 施設 施設 内容 闇ブローカー(闇) LV31妖獣ヌエ(特別スキル)を30000マッカで購入可能 闇医者(回) 2000/5000/10000/15000/20000マッカで全回復ストーリーの進行具合によって値段が変わる 飲み屋(キ) 3500マッカで全回復後、アマラ深界入口に戻される 闇ブローカー 種族 悪魔名 Lv HP MP 力 魔 体 速 運 物 火 氷 電 衝 破 呪 魔 神 精 妖獣 ヌエ 31 258 120 14 9 12 8 8 - 弱 無 - - - 無 - - - スキル 常世の祈り / メパトラ / クロズディ / ポズムディパララディ / ペトラディ / サマリカーム / チャクラの具足アイスブレス(32) / パニックボイス(33) / 氷結高揚(34) / マハムド(35) 出現敵 1F / B1F 種族 悪魔名 Lv HP MP 物 火 氷 電 衝 破 呪 魔 神 精 所持アイテム 外道 ファントム 42 336 177 強 - - - 弱 弱 無 - - - コーラル ブラックウーズ 28 264 111 強 150 150 弱 150 弱 無 - - - 傷薬 ブロブ 16 156 66 強 150 弱 150 150 弱 無 - - - モウリョウ 7 66 42 - - - - - 弱 無 - - - スライム 6 54 33 強 250 200 200 200 弱 無 - - - ウィルオウィスプ 1 10 18 強 弱 弱 弱 弱 弱 無 - - - B2F 種族 悪魔名 Lv HP MP 物 火 氷 電 衝 破 呪 魔 神 精 所持アイテム 妖鬼 シキオウジ 54 420 234 無 弱 - - - 反 反 - - - メノウ ヨモツイクサ 44 364 177 - - - - 弱 - - - 無 - メノウ オニ 25 264 96 強 - - - - - - - 弱 - ガーネット モムノフ 20 180 78 強 - - - - - - 弱 弱 弱 メノウ シキガミ 4 48 27 - 弱 - 反 - - - - - - チャクラドロップ B2F / 呪いの回廊 種族 悪魔名 Lv HP MP 物 火 氷 電 衝 破 呪 魔 神 精 所持アイテム 堕天使 フラロウス 68 574 246 - - - - - - 反 - 弱 - マッスルドリンコ 邪神 トウテツ 65 567 258 - - - - - - 無 弱 - - ルビー 魔王 アバドン 69 817 279 - 強 強 強 強 無 反 - - - アクアマリン 夜魔 ニュクス 70 561 291 - 強 強 強 強 - - - - - チャクラドロップ B3F / B4F 種族 悪魔名 Lv HP MP 物 火 氷 電 衝 破 呪 魔 神 精 所持アイテム 妖獣 フレスベルグ 75 600 285 - 弱 反 - - - 無 - - - セキレイの羽 モスマン 43 416 183 - 無 - 弱 - - 無 - - - オパール ヌエ 31 258 120 - 弱 無 - - - 無 - - - コーラル ライジュウ 25 204 120 - - - 吸 弱 - 無 - - - 傷薬 バイコーン 15 150 63 - - - 弱 - - 無 強 強 強 オニキス チン 6 65 50 - 弱 - - - - 無 強 強 強 オニキス 上へ
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がいよう 知恵袋での見解 演歌がすたれた理由はなに?[1] 演歌がすたれた理由はなに?―という質問に対して 1 製作会社が見限った 2 アイドル歌手がいない 3 社会批判がない 4 ベースをつかわない 5 節回しが単調 6 いまどき男女の悲恋ははやらない 7 英語がはいっていない 8 黒人調でない 9 日本人が変わった 10 キャバレーで遊ばなくなった 11 演歌でカラオケやっても受けない 12 MVがつまらない 13 有線で流さない 14 ビルボードにのらない 15 んhkが歌番組でながさない 16 昔のうただから 補足:カントリーがすたれないのは、カーボウイがいるのとカントリーバー(パラパラ見たいな集団ダンスのバー)があることです。演歌も演歌酒場とか演歌ダンスホールとかやれば? ベストアンサー回答 質問者様がご指摘された「すたれた」訳では決してありません。質問者様が演歌嫌いで、カラオケのイベントとか、カラオケ喫茶又は飲み屋さん等(ヤング層が少ない場所)を避けていらっしゃるから、演歌はすたれたと勘違いされていらっしゃると思います。 その証拠に、先に記入した場所では、80%~95%が演歌です。 カラオケが一般的に普及した約30年前(カラオケBOXが出来始めたのは、その数年後から)、その30年間カラオケに関わってきた私の意見を記入します。 [ご指摘の16項目について] 1、製作会社が見限った 確かに、この傾向はあります。最初に見限ったのはポニーキャニオンです。見限った理由の一つは、演歌好きのおばさん達が友人からダビングして貰ったテープで覚えてCDやテープを購入しないからです。その後にジャスラック(著作権協会)の監視が厳しくなりました。 私は購入しない人は歌う資格が無いと言ってきましたが、嫌われただけで、買わない人は、いまだに購入しません。しかし、この傾向は演歌フアンだけではありません。 2、アイドル歌手がいない 演歌を好む年齢層は、もともと中高年層です。アイドルを好む年令ではありません。 3、社会批判がない 意味不明で回答できません。 4、ベースをつかわない ベースは「バス」コントラバスの事ですが、CD等に録音した演歌の伴奏には、今でも使っています。楽器が大きくて移動に大変だから、ヤングのバンドではベース・ギターで代用しているだけです。ベース・ギターより、コントラバスの方が弓と、ピッチカート(指で弾く)の両方で低音が強調できます。 5、節回しが単調 これは確かに、演歌の名曲が出なくなった理由でしょう。その理由は、カラオケで歌って貰えがソコソコ売れると思う演歌歌手の責任です。素人に歌いやすい曲と言えば音域を素人の音域に狭めて作曲するからです。 それでは表現に制限されて名曲は生まれません。この30年間、製作者側にはカップリングに「これがプロ歌手の歌だ、歌えるものなら歌ってみろ」と言える曲を入れよ、A面より悪い歌は不用だ、A面だけで安く作れと発信してきました。 6、いまどき男女の悲恋ははやらない そんな歌ばかりではありません。ただ演歌好きに好まれるからだと思います。 7、英語がはいっていない 演歌は日本人の心を歌ったもの、英語は不要です。昔から演歌に英語は入っていません。歌はドラマを聞く人に伝えるもの、英語の歌は英語圏の人達の前で歌う時以外は不要です。 ヤングポップスに英語を入れて通じなくても、同じ意味の言葉が日本語で必ず出てきます。ただ格好よく聞かせる為に英語を入れているとしか思えません。 8、黒人調でない だから演歌です。ジャズとは言っていません。 9、日本人が変わった 変わっていません。相変わらず代議士の選挙を棄権する人が多く、したがって政治も変わりません。これは演歌の責任ではありません。 10、キャバレーで遊ばなくなった カラオケが普及し始めた頃からキャバレーは無かったと記憶しています。 11、演歌でカラオケやっても受けない 私は演歌を歌いません。中高年層の前でポップス系の歌を歌っても受けません。カラオケの楽しみ方は人それぞれ、同じ楽しみ方の場所を選べと言う事です。 12、MVがつまらない MVの意味が分からないのでパス。 13、有線で流さない 演歌のチャンネルで24時間流れています。 14、ビルボードにのらない 興味が無い人には目につかないのでしょう、私も、ヤングポップスのビルボードは見た事がありません。趣味の違いだと思います。例えば、葬儀屋の看板は目に付きませんが、看板に「カンオケ」と書いてあれば「カラオケ」と間違えて目を向けます。 15、んhkが歌番組でながさない 最初の3文字の意味が不明ですが、テレビ番組の事なら、最近演歌番組は増えてきました。 16、昔のうただから 5、で記入したとおり、最近の歌は大ヒットしないから昔の歌が目立つのでしょう、駄作を含めると、現在でも月に数百曲はリリースされていると思います。(地方歌手を含めて) 長文になって失礼しました。言いたい事は、ただ好みの違いだと言う事です。最近の音楽界は、名曲、歌唱力に関係なく、テレビで目立っているタレントとか、売れそうなものしか製作しません。 若い人が好んでカラオケBOXで歌っている歌の何十倍も、実力派の若い歌手も頑張っています。そのほとんどが自費制作で、宣伝が行き届かないと思いますが、話題性だけで音楽界の都合でタレントの歌に踊らされないよう、目立たない実力派の歌も聴いて上げてください。 15番の「んhk」は恐らく「NHK」と打ちたかったのだろうがベストアンサーは理解できずに意味不明で解決した。 リンク 醜態 関連記事 ジャスラック カスラック クズラック