約 249 件
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4062.html
「こわれもの」 (陰謀をこれから読む可能性がある方は、読まない方が) 今俺は、薄黄色のデニムのコートに黒いベルトとスカーフという格好の長門を連れ、ウィンドウショッピングをしている。 通りがかる男共の視線がちらり、ちらりと刺さっているが、当の長門は、恐らくそれら一切に気付いているであろうにも拘らず、全てに一律無反応という冷然たる反応でそれに応えている。 まぁ、そこはもう見慣れた光景だな。 しかし、一昨日の朝比奈さんと比べても、1度の視線が留まる時間こそ短いものの、回数は上回っているんじゃないか? 今日は日曜で人通りが多いのだから当然と言えば当然か? 長門がこのような出で立ちであるのは、前もって私服で来るようにと伝えておいた為で、ほぼ毎週末と言っても言い過ぎではないほど頻繁に行われるSOS団恒例の不思議探索という名の暇つぶしの間ですら、身に纏う自身のシンボルとして必ず制服を選択するこの有機インターフェースの事であるから、その私服姿たるやSOS団員ですらなかなかに見る機会のない、かなりの希少価値のあるものだ。 いや、制服姿でない長門を見たかったというのも勿論あるが、週末にはかなり目立つ北高の制服姿の長門と連れ立って歩くと、何処やらで誰やらに見咎められ、それがどんな偶然だか知らないが巡り巡って結局特定の誰かに伝わり、明日学校で背後の「主人公が最高レベル最強装備でも本気を出されたら鎧袖一触されるような反則的強さを誇る隠しボスモンスターごとき存在」からの殺気と背中に穴が開くような視線に耐える必要性が生じ、殺気や視線だけならまだしも、実際に命の危険、もしくは、世界崩壊の危険すら生じる可能性があるからだ。というのもある。 実際に先月そのような事があったばかりなので、傷口に塗った消毒液がもたらす痛みのように身に沁みて理解している。 ちなみに、その危険極まりない自由奔放なる火属性猫類モンスター本体は今頃、朝比奈さんと古泉が別のどこかで我が身を生き餌としてじゃらし回し、俺と長門とのエンカウントの可能性を排除するよう取り計らってくれている事になっている。 朝比奈さん、ありがとうございます。どうかご無事で。 古泉と、恐らく機関にも、まあ礼を言っておくか。言うだけならタダだ。 だが、先程から俺の心臓が、制限時間残り僅かとなったスーパーマリオのBGMごとき速さで脈打っているのは、その長門の服装の希少性が問題なのではない。 解っている。もっと別の理由だ。 おい。どうした。俺のハート。一昨日あの愛らしくも微笑ましい朝比奈大天使長様と、同じように同じコースを二人きりでショッピングした時には平然としていたではないか。 というよりもだな、この長門型宇宙高校生にとって他人の心拍数を読む事など、他人がハルヒの顔色を読む程度に簡単な事であろう事は判っている訳で、従って、俺が緊張しているのも完全にモロバレだという事になる。 まだ朝比奈さんの時に活発に運動してくれた方が誤魔化しようがあるぞ。 まぁ、あの朝比奈さんに対して何かを努力して誤魔化す必要があるのかどうか甚だ疑問ではあるが。 ・・・・・・何を緊張しているんだ。俺の体。なんとかしろ。いや違う、むしろ何もするな。 なんなんだこの手汗は。今とめろ。直ぐやめろ。余計に気まずいだろうが。 そして、もっと悪いことに、今俺の精神が緊張の北極点にあるのは単に長門が普通の、いや、平均以上の女の子のように見える・・・・・・いや、正直に言おう。俺の主観ではこのような服装をした長門はかなり可愛く思え、また、通り掛かる男達の投げる視線を考えれば、客観的意見としてもそれが裏付けられていると判断するに一片の躊躇いもないのだが、その可愛いく思える女子とデートまがいの・・・・・・いや、どう客観的に見てもデートだよなこれは?可愛く思える女子とデート・・・を、しているから、というだけではない。 俺は、自慢になるが、俺ほど長門の感情を読める人間は他に居ないと断言する自信があった。 あったのだが、今はその自信が脆くも崩れ去ろうとしている。 先週のSOS団不思議探索活動において、俺がした、というよりもしなかった事による、ある失敗によって、俺はどうやらこの長門を決定的に怒らせてしまい、それからというもの俺と長門の間にあった無言という言語による会話が、料金を払い忘れた携帯のように不通になってしまったのだ。 いや、今でも長門をじっと見ていれば、時には少しは云いたい事が分かる時もある。 が、なんというか、以前は俺に対して長門の方からもメッセージを送信していたんだな。多分。それが無くなってしまった。 実際、これがかなり堪えている。 昨年12月のあの事件以来、長門には俺なりに気を遣って来たつもりだった。 なのにこの有様だ。 笑いたければ笑え。 所詮俺など単なる1男子高校生でしかない訳で、宇宙人であり更に女性ですらある長門の気持ちを汲むなど、俺の頭脳ではスペックが足りる、足りない以前の問題で、結局水と油、いや、氷と馬の油のように相容れないという事なのかもしれない。 いや、これは下らん最低な言い訳だったな。忘れてくれ。 ・・・・・・妹の考えている事なら全て解るのだが。 自身の恥を晒すというのは、全く俺の趣とする所ではないのだが、一応そのしなかった事について説明しておこう。 悪いのはどうやら全面的に俺であり、俺だけが今回の諸悪の根源である様で、万が一にもあり得ない話だが、長門がハルヒ的、自己中心的思考によって一方的な怒りを俺に向け発散している訳ではないようだ。 まあ、もし仮にそのような事態であったとしても、長門なら寧ろそうしてくれた方が長門の精神衛生上いいようにも思うのだが、長門に限ってそのような事は絶対に無い。 猫が人語を話そうが、同じ2週間が永遠と繰り返されようが、もしかしたら地球が一夜にして逆回転を始めるような事態になる事はあるかもしれないが、これだけは俺のちっぽけな命を賭けてでもあり得ないと断言する。 であるからして、まさに今の俺のこの困惑たるや、例えるならハルヒが突如として「わ、私、キョンの事が好きで好きでしょうがないのっ!」などと意味不明、かつ理解不能な恐らく宇宙語を宣ひながら、まるであたかも純真無垢な乙女であったかのような恥らひを持って俯き加減にしがみついてくるような事態に陥るのと同程度であるのかもしれない。 いや、別にそうなって欲しいと思っている訳では断じてない。俺が答えに窮し途方に暮れるだけからな。 まあ、これも絶対に有り得ないと今の俺が断言できる数少ない事の1つであるから、その心配も無い訳だが。 ・・・・・・閑話休題。もう話を逸らすのは止めだ。 問題の、俺のその本当は絶対すべきだったのにも拘らず「しなかった事」だが、 まず俺は先々週から先週に掛けての丸1週間、朝比奈さん及び未来に係わる、とある事件に係りっきりだったのだが、その一環としてどうしても必要とされた条件を満たすため、不思議探索の際、長門と俺が組むよう、長門に班分けのくじ引きの結果を操作して貰った。 長門のなにがしかの工作により、予定通り同じ班になった俺達が連れ立って図書館まで行くと、短期的未来から来た朝比奈さんが、俺としては予定通りに、長門としては突然に、待っており、そこでやっと長門に対してくじ引きの班分けを操作をして貰った理由を全く説明していなかった事に思い至り、あわてて説明した。 長門と別れた後、あの朝比奈さんが困惑しつつも怒り出し「ちゃんと長門さんに謝っておいてください」との通告を受け、俺としてはその後ちゃんと謝ったつもりだったのだが、どうも不十分だった。・・・・・・らしい。 朝比奈さんの態度を鑑みるに、これはどうやら相当に重大な意味合いを持つ致命的失敗のようだ。 なのだが、本当に申し訳ないのだが、実はまだ俺には本当の理由がピンと来ていない。 いや確かに、我ながら事前説明をしなかったのは、かなりどうかしていた。 言い訳でしかないが「長門だから、そこら辺はもう説明せずとも理解しているのだろう」という甘えもあったとも言えるし、不可解な事件に巻き込まれその渦中にあった俺の脳が限界を超えて働き過ぎていた為に、処理し切れなかった。という言い訳もできるかもしれない。 しかしながら、俺の凡庸なる記憶力をもってしても、「あの時」黒い液晶画面に映された文字を憶えていないわけではない。 正直、少し忘れかけていた時期があった事も認めざるを得ないけどな。 ・・・・・・。 ・・・・・・しかしなぁ。一緒に図書館へ行ったとは言えども、よもやすぐに寝ちまった奴とまた行きたいっていうのは無いだろう。 俺の知る中では最強の愛読家である長門だが、あの時は図書館というものに触れる事自体初めてだったようだから、当然そこら辺りが長門の心の琴線に触れたのではないかとは思うのだが。 色々考えてはいるのだが、考えるほどに謝罪不十分と判断される根拠が思い当たらん。 いや、流石に謝罪が十分だったなどと断言できるほど傲慢では無いつもりだが、遅ればせながら理由も全て説明したし、納得もしてもらえた。 ・・・・・・と、思う。 相手がハルヒなら謝罪不十分と取られる根拠も理解できる。感情に理論は通じないからな。 だが、長門に理論が通じない日が来たなら、それは恐らくこの世の終わりなのではなかろうか。 いや、長門に感情が無いなどとは断じて言っていない。 ただ長門ほど理論が通じる相手は、地球上にもそう居ないだろうというだけで。 ・・・・・・これも断言はできないけどな。色々な意味で。 それともなにか、やはり感情に理論は通じないという事なのだろうか。 感情に理論が通じない、そうだな、仮定すると、「俺からくじ引きで一緒になるように頼まれる事」が「嬉しい事」だったので、期待していたが、実際はそういうことではなく、必要性があった為の注文であり、また、事前説明も無かったので・・・・・・「裏切られた」「利用された」と感じた。という事か? 確かに、仮にこれがもし正しく、長門がそう感じているのなら、原因も理解してない俺の謝罪で許せという方がどうかしている。 だが待て待て。これは仮定の段階で崩壊している。 そもそも、これだと長門が俺に対してまるで恋心を持っているかのようだぞ。っはっはっは。スマン、谷口。それから全校の隠れ長門ファン。 というよりも、長門。スマン。妄想が過ぎた。 もしくは、俺が「長門ごときに説明しなくとも、どうせ人間でもないしどうでもいい」と・・・って、流石にそんな風には思われてないだろう。 もしそうなら俺は今すぐここで永眠するね。 ・・・・・・自分が緊張しているからなのか、はたまた長門の心が閉ざされているためか、それとも両方からか。 今日もまた長門の表情からも、以前は心地よかった俺達の間の静寂からも、何も読み取ることができない。 巨大な喪失感が、ひんやりとした感触を伴って背後から押し寄せてくる。 どうせなら、朝比奈さんも何が問題なのかはっきりと教えてくれればいいのだが・・・・・・。 彼女曰く、「それでは意味が無い」んだと。 ・・・・・・やれやれ。 今日から数えて5日前の2月15日、朝比奈さん手製チョコレート争奪あみだくじイベント後の部室での事だ。 「皆が帰っても残ってください」と、朝比奈さんに言われていた俺は、さて、なんの用だろう。何かこれは期待してもいい前兆なのだろうか、それともまたしても何がしかの最優先事項が発生して、どこやらいつやらへ一緒に行くことになるのだろうか。いやいや、流石に今日またって事は無いだろう。などと考えつつ、わざと忘れておいた鞄を取りに戻ると、制服に着替えを終えた朝比奈さんが開口するなりこう言った。 「で、どうなりました?」 と、朝比奈さん。いきなり仰られましても。 どんな表情でも愛らしく思えるはずの朝比奈さんのお顔が、今ばかりは少し怖い。 なんというか、弟の失敗を叱る姉のような表情だ。 「ちゃんと謝ってくれました?」 「ああ、長門ですね。ええ、謝っておきました」 「ちゃんと?しっかり?」 「・・・え、ええ。そのつもりですけど」 少し不安になる。が、 ふっ。と息を漏らした朝比奈さんの顔が少し緩み、優しい姉のような表情になる。それを見た俺も少し安心する。 「そっか。ならいいの。長門さん、ちゃんと納得してくれてました?」 「そう思いますけど」 「長門さん、なんて言ってました?あ、でもキョン君相手でも、あんまり言葉にはしないかな?」 「そうですね。「そう」とだけ言ってましたけど」 「まさか、なんですけど、あたしに言われたからだ。って、言っちゃったりしてない、です・・・よ・・・・・・ね」 言いながら、俺の表情の変化を眼で追っていた朝比奈さんは、言葉による回答を得るまでもなく理解し、口が次第に重くなる。目が、表情が曇っていく。 何か、取り返しの付かない恐ろしい失敗をしでかしてしまったのではないかという不安が、背中の辺りから首筋にかけてビリビリという感触を伴って這い上がってくる。 「キョン君?」 そう問いかける朝比奈さんの顔は、悲しみとも、落胆とも、怒りとも取れるなんとも複雑な表情をしている。 「・・・・・・はい」 それ以上言葉が出てこない。 「あなたって本当に・・・・・・・・・・・・」 急に大きく息を吸い込んだ朝比奈さんを見て、何事か怒鳴られるのだろうと内心ビクビクしていたが、暫く止めた息をそのまま強くフーっと吐き出すと、震える声でこう言った。 「全然ダメ!もう、完全に失敗です!あーもう、釘を刺しておくんだった。そんなじゃあんまり長門さんが可哀想。私はしょうがないっていうか、それに・・・あ、ええと、長門さんはでも、・・・ああ!もう!!なんであなたは、そんな所だけ素直なのっ?!」 「・・・・・・はい。ええと、まずかったの」 「まずいに、決まってるでしょう!!!」 ぷいっと背を向けた朝比奈さんの肩、そして部室に差し込む夕日の逆光で輝く髪が、小刻みに震えている。 朝比奈さんの怒っているのも初めて見たが、普段の彼女は意識的に人の言葉に被せて発言するようなことは絶対になく、増してや怒鳴ろう事があろうなどとは夢にも思っていなかった。しかもそれら全ては俺1人に向け、1度に発せられているのだ。 ハルヒの傍若無人な振る舞いにも、今まで1度も本気で怒ることの無かった朝比奈さんを、こんなにも怒らせてしまうとは。 これには本気で面食らった。 俺はどうやらハルヒでさえ踏み越えない人の心の壁を、土足で踏み込むどころかブチ破ってしまったらしい。 自分の頭から血の気が引いていく音がする。 「・・・・・・・・・・・・ それじゃあまるで、私に言われたから、口先で謝ってるだけみたいじゃないですか ・・・・・・・・・・・・」 自分の喉が、唾を飲み下す音がやけにうるさい。 なんだ? なんだ? どういうことだ? そんなにまずいことだったのか? 俺は長門に何をしてしまったんだ。 1分程そうしていただろうか。いや、10分だったような気もする。 急に振り返った朝比奈さんの顔は、厳しい、でも優しい姉の様相に戻っていた。 「キョン君」 「はい」 「わたしが、古泉君にもお願いして、そうね、今度の日曜日、1日キョン君と長門さんが確実にフリーになれるように取り計らいます」 「へ?」 「え?じゃないの。長門さんとあなたが、ううん、みんなが仲良くしている事は、・・・・・・あ、そっか。でも、それだけじゃなくて、わたしは長門さんは個人的には苦手というか、あんまり得意じゃないけど、でも、大切な仲間です。そして、キョン君、あなたも」 「・・・・・・はい」 「あなたが長門さんを傷つけてしまったのなら、あなたがなんとかするの。わざとじゃないのは、はっきりしてるし、それは長門さんもきっと解ってる。・・・・・・この場合はそれ自体が問題なんだけど・・・・・・。でも、わたしも、それにきっと古泉君も、協力するから、後はあなた次第です」 「・・・・・・ええと」 「とりあえず、この前のお詫びとして、長門さんを図書館に連れていってあげて。後は・・・そうね、何か形に残るものをプレゼントしてあげるのもいいかな」 「ええとそれって?」 「とにかく、そうするの!」 「へぁい!」 うろたえる余りひどく間抜けな返事をしてしまった俺に対して、思わず吹きだした朝比奈さんが久しぶりと思える笑顔を見せた。 「急に怒ったりして、ゴメンナサイ」 そう言ってぺこりと頭を下げる。 「それに、原因はわたしにもあります。キョン君がいつものように色々気を配る心の余裕を持てなかったのは、きっとわたしがキョン君に頼ってばっかりで不甲斐なかったから・・・・・・。ほんとにごめんなさい」 「い、いえ、とんでもない。というか、朝比奈さんが、その、俺のことを考えて叱ってくれたってのは、分かりましたし、それに、これは俺と長門の問題、というか、俺の問題かな。という気がします」 そう言うと、朝比奈さんの表情は、喜んでいるような、今にも泣きだしそうな、そんな顔になった。 この天使の生まれ変わりのような朝比奈さんを怒らせ、怒鳴らせ、その上泣かせてしまったとあっては、俺はこの先どうやって生きて行けばいいのだ。慌てた俺が、 「あ、でも、形に残る物って言っても、俺、どうしたらいいか」 と言った時、朝比奈さんも何か言っていたような気がした。自分の声でかき消きえてしまったが。 「・・・・・・そうね、金曜日、みんなが帰った後なら、あたし、時間を空けておけます」 「はい?」 「・・・・・・・・・・・・」 「あ、ああ、じゃあ、どうしたらいいか、考えるのを手伝って頂けませんか?」 「どうしても、って言うなら」 「じゃあ、どうしても、お願いします」 そういって頭を下げた俺に、 「うん、どうせなら、良いものを選んであげないとですね!いつもお金、大変だろうけど、今回だけはお金で買えるなら安いと思います」 はは、確かに金は無いですね。 ああ、それからもうひとつだけ。 「はい?なんでしょう?」 「さっき、なんて言ったんです?自分の声で聞き取れなかったんですが」 そう質問する俺に、初めて見た時よりだいぶ様になってきたウィンクをしながら、人差し指を唇に当ててみせた朝比奈さんは、何も言葉にこそしなかったが、言いたいことは顔を見れば解った。 「禁則事項」だな。本当はなんだったんだろう。 しかし、その時の朝比奈さんと話していると、まるで朝比奈さん(大)のような錯覚がしたね。 ふと気が付くと、俺は高そうな女物のビジネススーツを着せられた白いマネキンに目を据えながらかなり長い間呆然としていたらしく、隣に立った長門の、ショーケースの中の黒真珠のような目が俺をじっと見つめていた。 「ああ、すまんすまん。これは流石に違うよな」 こんな物が似合いそうなのは、俺の知人では朝比奈さん(大)か、森さんぐらいだ。というか、それ以前の問題だな。 何をやっている。・・・・・・俺。 「他の店、行ってみるか」 我ながら引きつった笑いを浮かべたと思い、急いで顔を逸らし先に歩き始める。 長門は何の反応も示さず、無言でついてくる。 いかん。長門の目を直視できない。 ウィンドウショッピングとは言ったが、買う物は1つ決まっている。いやここは正確に「決められている」というべきか。選んだのは殆ど朝比奈さんみたいなものだしな。 なんとなくぶらぶらしつつ、1人では多分一生入りそうに無かった洒落たブティックなどを冷やかしつつ、目的のジュエリーショップに向かう。 長門は音もなく後をついてくる。 いつもにも増して存在感が希薄な長門を、時々横目で確認しつつ緊張を隠すようにゆっくりと歩く。 ・・・・・・どうせ何も隠せやしないのだが。 困ったことになった。 目的の品が無くなっていたのだ。 朝比奈さんと色々見て回った結果、俺の所持金と照らし合わせても無難な線で、値段にしては綺麗だったイヤリングに決めていた。 それが無い。昨日にでも売れてしまったのだろうか。 しかし、まさか朝比奈さんと下調べをしていたなど、今度ばかりは口が裂けても言うわけにはいかない。店員に聞くわけにもいかず、俺はかなり焦った。 どうする。しまったな。こんな事なら買って置いて渡せば良かった。 俺のセンスで何か女の子へのプレゼントを咄嗟に選ぶ自信は無いぞ。 などと考えていても致し方なく、他に何か良い物は無いかと探す。 と、長門が何かに興味を惹かれた様で、何かを見つめている。 「これ。・・・・・・なに?」 「ん、ああ、それはオルゴールだな」 なるほど、実際にオルゴールを見るのは初めてなのか。というより、そういえば今日初めて声を聞いた。 長門の顔に、納得したというような気配が一瞬流れる。 まあ、小説にも出てくるであろうアイテムだしな。いや、長門はそんな安っぽいのは読まないか?ああ、安っぽいというのは俺の主観だが。 1つ手近なオルゴールの蓋を開けてやると、繊細なメロディーが流れ出る。 ぱち。っと1度だけ瞬きをした長門は、そのまま静止して控えめに装飾された小さな木の箱に注視している。 俺が子供の頃持っていた物とは質が違う様だな。音の数も多いのか? それに、流石ジュエリーショップに置いてある物だけあって、中を覗くと少々凝った造りをしている。 シリンダー(円筒部分をそう呼ぶらしい)が回転するのに合わせて、細工された穴だらけの銀色の円盤が2枚、ゆっくりと回転し、その上に窓のついた板が乗せられている。窓から円盤の見える部分だけを見ると、まるで雪の結晶が降っているかのように見えるという訳だ。 ・・・・・・なるほど、値段も安くない。買おうとしていたイヤリングよりも全然高い。 しかし、壊れやすそうだな。コレ。 長門、気に入ったのか? 「よし、1つ買ってやるよ。曲がそれぞれ違う筈だから、色々試してみるといい」 そう言うと、ゆっくりと視線をオルゴールから俺に移した長門は、まるで「いいの?」と問いかける様に僅かに首を傾げる。 「ああ、長門にはいつも世話になりっぱなしだ。・・・・・・こないだの事も、本当に悪いことをしちまったしな。だから、感謝の気持ちと、それからお詫びだ」 長門は視線を小さな箱へと戻し、しばらく固まっていたが、今しがたゆっくりと音の止まったその箱に手を伸ばすと、緩慢な動作で蓋を閉め、それをそのまま俺に差し出す。 「他のは、聴いてみなくていいのか?」 俺の目を至近距離から捉えている二つの磨かれたばかりのブラックダイヤモンドが、さっきまでの俺の緊張をまるで無かったかのように霧散させて行く。 「・・・・・・いい」 「・・・・・・そうか」 俺と長門に満遍なく笑顔を振りまきつつ対応する、明らかに俺たち2人をカップルだと誤認したらしいレジの店員に、使い方やら、もし壊れた場合どうするのか。などを聞いておいた。まぁ、長門なら壊れてもすぐ直してしまうかもしれないけどな。 しかし、この出費はかなり痛いぞ。 どうすっかなぁー。 オルゴールを入れた紙袋を大事そうに抱える長門を見ていたら、この際そんな事どうでも良くなった。 次の日。 放課後部室へ入って間も無く、長門がコンピ研に緊急事態とやらで呼ばれ、読みかけの本を閉じ出て行くと、既にメイド服を着込み、お茶を淹れる準備をしていた朝比奈さんがここぞとばかりに聞いてきた。 「ね、図書館へは行きました?」 ええ、ショッピングの後、昼飯を食って、それから行きましたよ。今度は寝ないように頑張りました。 「うふ。ね、なんか、前より仲良くなってません?」 そうですか?俺としては元に戻ったという感じがしますけど。 「そうかなぁ~。うん、まあ~、それならそういう事にしておきましょう」 あ、なんかちょっと嫌な感じですね。それ。 それまで横で黙って聞いていたミスター・スマイリーフェイスこと古泉が、 「我々も結構大変でしたよ。何せ貴方がいらっしゃらなかったのでね。どうも涼宮さんは、僕と朝比奈さんだけではご不満のようで」 「・・・・・・まあ、5人揃ってのSOS団だからな」 「いえ、・・・・・・そうですね、同感です。ですから今回機関も力を貸してくれた訳ですが、僕が本当に言いたいことはもうお解りでしょう?」 い~や。全く解らないね。想像だにできん。何度言わせる気だ。 「だがまあ、一応礼は言っておく。今回の件では、世話になった。いや、今回の件でも。か。朝比奈さんも、本当にありがとうございました」 あなたのおかげで、大切な仲間の信頼を失わずに済みました。 ・・・・・・しかし、仲間の信頼を得るのにイヤリングをプレゼントってのも、繋がりが掴めないよな。まあ、オルゴールでも同じようなもんだが。 ・・・そうだな、長門も女の子って事か。 そう考えると、少し心に引っ掛かる物があるのは、何故だろう。 「いえいえ、とんでもないです。あたしの方こそ、あの時は強く言い過ぎちゃって。ゴメンネ。・・・ところで、プレゼントはどうしました?」 背中を向けて何やらモゾモゾやっていた朝比奈さんが振り返りながら聞いてくる。 そうそう、実は大変だったんですよ。あのイヤリングが・・・ 「って?!朝比奈さん?そのイヤリングはもしや・・・・・・」 まるで俺の妹のような所作で、軽く握った右手で自分のこめかみをコツンとやり「てへっ」と舌を出した朝比奈さんの耳には、あの時売っていたら買う予定だったイヤリングが光っている。 「やっぱり、プレゼントぐらい自分で選ばないと駄目ですよぅ。大切なのはコ・コ・ロです!」 言葉が出ない。・・・・・・しかしそんなもんかね。 それにあのオルゴールは長門が自分で見つけたようなものなんだがな。 「でも、そのためにわざわざそれを、しかも先回りして買ったんですか?」 「いえいえ、実はこれ前からいいな~って思ってて。丁度いい機会だし、買っちゃえ!って。最初からこうするつもりでしたから。こうでもしないと、キョン君、自分からは何もしなかったでしょう?」 ・・・・・・ますます言葉が出ない。 「ところでご相談があるのですが。今回かなりの出費だったご様子ですが、もしよろしければ」 「断る」 「まだ僕は何も言ってませんが・・・・・・まあいいでしょう。貴方にもちゃんとお解りのようだ。全て、ね」 そう言って気味悪くクスクス笑っている古泉は放っておく事にする。 そこへ長門が戻ってきた。 俺たちはそれぞれいつもの日常へ戻る。 古泉が適当なボードゲームを選び、朝比奈さんがポットの湯の温度を計り始める。 いつもの椅子に座った長門は、いつものように本を1冊膝に乗せると、今度は鞄から小さな箱を取り出して、スカートの上に乗せ、開いた。 小さな箱からメロディーが流れ出す。 まさか、長門がそれをここへ持って来るとは全く思ってもみなかった俺は、かなり意表を突かれた。朝比奈さんと古泉も、驚きの表情で長門とその小さな箱を見ている。 「綺麗な音・・・・・・」 ウットリとする朝比奈さん。お湯、もう沸騰してますよ。 「僕が幼少の頃持っていた物よりもずっと良い音がします。これは「パッヒェルベルのカノン」。ですね?」 なんだよお前、俺と同じ感想とは気持ちが悪い。まあ、俺は曲名も作曲者も知らなかったが。そういや、裏にでも書いてあった筈だな。気付かなかった。くそ、なんか無性に腹が立つ。 「(いえ、「愛の喜び」などでなくてほっとしましたよ。あれがそのプレゼントなのでしょう?)」 顔が近い。と、何度言わせる。古泉。 ふと気付くと、長門は本には目を落とさず、真っ直ぐ俺を見ていた。 そうか、そんなに喜んで貰えたら、そのオルゴールも幸せだろうよ。俺も幸せだし、俺の財布もきっと幸せだ。 ガチャバッッガン!!! 突如として、儚い小さな箱が奏でる繊細な旋律をかき消し轟音が響き渡った。 「おっくれてゴッメーーーン!!」 と、笑顔満員御礼で入ってきたのは説明するまでもなくハルヒだ。 どうでもいいがお前、ドアぐらいせめてもう少し普通に開けられんのか? 機嫌が良いのは、まあ、悪いよりはいいが、ドアの前に誰か居たらどうする。 古泉なら別に構わんが、朝比奈さんや、長門や、朝比奈さんに怪我でも負わせたらどうするつもりだ。 「ん?」 と、長門を見るハルヒ。すぐにオルゴールに気付き、 「お、有希、可愛いもの持ってるじゃん!見せて見せてっ!」 先程から俺を凝視したままだった長門は、ゆっくりとハルヒに目を向けると、大事そうに手のひらにオルゴールを乗せ、これまたゆっくりとハルヒに向ける。 「へ~え!かわいぃっ!雪が降るんだ。ピッタリじゃん。どうしたの?これ」 「貰った」 と、長門。 それまで機嫌大快晴、笑顔前線満開中だったハルヒは、突然、時間差で電波をキャッチした現地リポーターのように怪訝そうな顔つきになった。 ・・・・・・ひしひしと嫌な予感がする。うん、ひしひしってのはこういう事を云うのか。なるほど。 「ねぇ、有希?ソレ、誰に貰ったの?うん、なんか、聞かなくても判るような気もするんだけどね」 ハルヒの、長門に向けられた、見ているとこちらの目が瞑れそうな程に眩しい作り笑いが、圧倒的な無言のプレッシャーを、全く目も向けていない俺に向けて放出している。気がする。 そして、またいつの間にか俺の監視任務を再開している長門。お前の観察対象はハルヒではなかったか?今俺に視線を向けると、あらぬ誤解を・・・・・・いや、誤解ではないのだが、その方が余計にマズイ。 マネキンのように真っ白な顔になって固まっている朝比奈さん。さっきからお湯が沸騰してますよ。 古泉の顔は相変わらず清々しいまでのエセスマイルだ。いや、少し無理っぽさが増したか。 いつの間にか、白熱したハルヒの笑顔がそのまま、脱獄囚を照らすサーチライトのように真っ直ぐ俺に向けて固定されている。 カッと見開かれた、顔とは対照的に全く笑みの欠片も感じられないその両目は、恐らくその気になれば10秒で地球を貫通しそうな勢いのハルヒビームを、俺の顔面に向けて今正に照射せんとしている。気がする。 さあ、どうしたもんかな。これ。 だから、どうしてこう、困った時にこそ落ち着いてくれないかなぁ。我が肉体よ。 どうやらこんな凄まじい脈拍と汗では、長門は無論、ハルヒだって絶対に誤魔化せないのだが。やれやれだ。 さて、ハルヒには何を買わされる事になるのか、古泉の言うバイトとやらを紹介して貰わざるを得ないのか。 もしくはそんな余裕すら与えて貰えず、このまま部室の窓からいつぞやのように放り出そうとされるのか。 やれやれ。どちらにせよ、こりゃあろくな事にはならないな。やれやれ。 ところで、あのオルゴールにはフルオーケストラの演奏機能なぞ、無かった筈だが。 いや、古泉、この曲名ぐらいはいくら俺でも知っている。葬送行進曲だろ?どうだ。 などと冷や汗、油汗にまみれつつ現実逃避していると、ゆっくりとハルヒに視線を戻した長門が一言だけ発した。 「パパ」 ・・・・・・・・・・・・ええと、・・・・・・だな。 長門の発言の中から、無意味であった事を探そうとする事ほどに無意味な事は、SOS団の略称から正式名称を推測しようと努力する事の他にはまず存在しないであろうというこの歴然たる事実は長門との長くも短い付き合いの上でかなり早い段階に俺も学習している。その長門をしてこの「パパ」という単語を、長門有希大百科辞典に記載された誤魔化しの為の方便に選択可能な他のありとあらゆる当たり障りの無い膨大なる語彙の一切をことごとく放棄せしめ敢えて選択させたというこの事象からは、そこに何らかの深遠かつ強固なる長門自身の自覚的もしくは無自覚的意図が介在すると断定して差し支えないという当然の結論に達する。 であるからして、ごく自然、且つ自動的に、とある疑問がここに生じる訳だが、それは一体全体どういった意味合いでの「パパ」を指すのであろうか? 非常に気になる所だが、ハルヒが納得した様子でもある事だし、ここはあえて触れないで置いてもいい。 いや、むしろ触れないで置きたい。 ・・・・・・・・・・・・触れないで置こう。 それはそうとなぁ古泉よ。 吹き出しそうな所を更に作った笑顔でこらえるってのは、いくら作り笑いコンテスト優勝候補筆頭のお前でも無理があるだろう。 お前の顔、今、正しく配置した後に裏面からワンパンチかました福笑いのようになっているぞ。 そのままトイレへ行って、鏡で確かめてみるといい。 今度こそ本当に心の底から笑えるぞ。きっと。 ああ、それから出て行く時は鞄も忘れず持ってけ。 ・・・・・・それとも試しに今俺が前面からワンパンチかましてみてやろうか?意外にあっさり元に戻るかもしれん。 おわり 「こわれもの」 「につき」 「。」
https://w.atwiki.jp/floppy/pages/59.html
2007年9月17日(日)午前 大阪南海難波駅高島屋前で行われた自由民主党総裁選挙総裁候補者街頭演説会の参加者感想レポートのまとめ ※このレポートはあくまで個人的な感想です。 ※レポートの転載に関して不都合がございましたらトップページの要望か研究スレにてご連絡をお願い致します。 街頭演説会レポ@渋谷 街頭遊説レポ@秋葉原 街頭演説会レポ@高松 歩行視察レポ@浅草 街頭演説会レポ@仙台 街頭演説会レポ@新宿 レポート 動画/音声 写真 研究スレより 243 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 04 50 49 ID 0+ZMGghD さて、砂丘の国から難波高島屋前に向け行軍開始。 ネガキャンに使われないようにインタビューのことも頭に入れておいた方が良さそうですね。 みなさん精一杯応援しましょー! 252 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 05 25 18 ID rr63ee6f 興奮して寝ては起き寝ては起きの状態 @大阪人 349 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 08 57 25 ID iLM6b1O9 おはようフロッ研! まだ快速で間に合う時間だが思わず特急に乗ってしまった、後悔はしていない それくらい今日は気合い入ってる 今日の大阪は34度まで上がるみたいだから、水分補給と日除けを忘れずに! とて日もね では行ってきます(`・ω・´)シャキーン 364 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 09 07 14 ID 7Jz/Fy+c 寝坊した・・・。 京都からなので電車乗り継いで到着ギリギリだけど、今から大阪行きます! 370 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 09 12 52 ID E9hMbI9+ まだ体調よくないし、人いっぱいなの苦手ですがなんば行ってきます。 378 名前:日出づる処の名無し [] 投稿日:2007/09/17(月) 09 18 09 ID p/ziJ7kN 私もこれから難波に行きます(^^)ノシ 太郎ちゃんに黄色い声援送ってきま~す! 画用紙に売国マスゴミの印象操作に負けないで!って書こうかと思ったけど、旦那も行くのでやめておきますw 380 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 09 19 45 ID 2dn1Jxdc さて、ちょっと早いけどそろそろ高島屋前に出発するか 人多そうだな… 392 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 09 33 30 ID ipAq7tk+ 人多すぎて死にそう@難波 399 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 09 35 01 ID vtEHsmRF おはようフロ研、松純さん。 只今なんば向かってます。大阪は晴れてますが暑いです。 425 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 09 48 04 ID 2dn1Jxdc 難波到着 盛り上がってまいりますた 429 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 09 52 28 ID 8f+sMmiV 銀座太郎なんば太郎船場太郎 太郎フラッグ多いな 431 名前:日出づる処の名無し [] 投稿日:2007/09/17(月) 09 52 52 ID Op/59p/7 現地ついた ポリ多い 448 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 10 01 26 ID cXAgUdwc 今からなんばへ行ってきます 太郎をしっかり応援してくるよ 453 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 10 05 40 ID vtEHsmRF なんば人だかりです。 天下為公のプリントされた太郎後援会?のおじさまおばさまがゲーフラ掲げてます。 とて日手に握ってよう。 463 名前:453 [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 10 11 46 ID vtEHsmRF わははは、天下為公の文字がプリントされたポロシャツを着た 後援会のおじさま、おばさまです。すまん。 とりあえず、きのうのアキバの仕込みのようなのはいない。 てか周囲のもれきこえる話だと、太郎側の人間しかいないっぽい。 475 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 10 17 33 ID iLM6b1O9 http //p.pita.st/?m=l3iagir1 高島屋前すごい人ー、しかも暑い 熱気ですかね 476 名前:なんという勇者@携帯 ◆777hlE1sX2 [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 10 17 50 ID 7J5wEx/D もう見易い場所はダメだろうな>難波 とりあえず行きます 到着はギリチョンの予定 498 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 10 26 22 ID ipAq7tk+ 麻生到来!! ていうか絶対新聞の支持率おかしいぞ。 絶対逆だよ現地の反応だけみればw 512 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 10 30 16 ID 8f+sMmiV 福田氏のフラッグも発見 あ、始まった 522 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 10 34 14 ID 2dn1Jxdc 閣下大人気wwwww 571 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 10 50 30 ID ipAq7tk+ 麻生が話し出すぞーw 669 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 11 17 55 ID j26JCua3 日テレがシールアンケートやってた 674 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 11 18 36 ID 2dn1Jxdc 最後もみくちゃになりながらも握手してもらったぞ ついでにフクちゃんにもW 692 名前:なんという勇者@携帯 ◆777hlE1sX2 [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 11 22 05 ID 7J5wEx/D 女装したバカにインタビューしてる痛いのはダレだ?>難波 706 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 11 26 08 ID 7J5wEx/D 696 難波でもそんなのいんのかっ。 実は福田陣営かマスコミが仕込んでたりってことはないのかな。 コスプレ系 豚の朝ズバが取材してる 718 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 11 28 21 ID vtEHsmRF 先程終了。太郎握手で人津波起きるかと思った。子供からじーちゃんばーちゃんまで黒山の人だかり。 色々写真撮ったので帰ったらうぷります。 なんかね、すごい仕込みっぽいオカマがいた。あそーさんはぁ、政策がぁ~とか得意気にインタブに答えてた。 詳しくは帰宅後に。 あ、現地スネークで録音された方いませんか~?もっかい聞きたい。 719 名前:なんという勇者@携帯 ◆777hlE1sX2 [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 11 28 30 ID 7J5wEx/D 706 自己レス>みんな引いてるよ 女装バカ 目の前にいるけどw 721 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 11 28 39 ID obtnUbw4 こいつ渋谷にもいたw 726 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 11 30 04 ID 6I3Lxfvt 721 仕込みじゃねぇかw 735 名前:なんという勇者@携帯 ◆777hlE1sX2 [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 11 31 14 ID 7J5wEx/D 718 ノシ 夕方にうpします 739 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 11 31 42 ID ipAq7tk+ 女装馬鹿なんとかしてくれ……東京から来てるオレも 一緒に痛いヤツなのかとか自問自答してしまうw 798 名前:なんという勇者@携帯 ◆777hlE1sX2 [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 11 43 08 ID 7J5wEx/D 難波駅前 太郎優勢>声援 インタビューでも太郎優勢 でだ、女装バカはマダいるんだ 夕方か夜の映像に出る可能性大 804 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 11 43 37 ID whZMrfbi 初めての生太郎だったが演説もすごくよかった! 前にいたおばちゃんも麻生さんがいいといってたよ 850 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 11 54 48 ID byxBLrVc 演説が終わってから車を下り、握手に回る太郎。握手も写真も無理だったけれど、 人生最短距離(約2m以内確実)で太郎を見た。 笑顔満開で素敵だった。人生頑張ろうという意欲が湧いてきた。 ありがとう太郎! 851 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 11 54 50 ID iLM6b1O9 http //p.pita.st/?m=vvxi0rsz 演説後にバスから降りてきてくれた!結構近くで生太郎を見れました! 873 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 12 01 39 ID vtEHsmRF 今新大阪いきの地下鉄だが目の前にさっきのオカマ乗っとるwwちょwwおまww 隣のじーちゃんがすごいキョドってるww 915 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 12 09 33 ID dcGK5Q9X 只今帰宅。兎に角、暑かった。携帯でこのスレ見ながら見てたんで アメ村に行こうかとも思ったが暑さで断念。 客観的に見て、拍手、声援は麻生の方が大きかった。 上記にあるようなちょっと変な人多すぎでひいた。 967 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 12 18 54 ID 8lYtEO6D あ~すごい人出だった。 歌舞伎座の方面でするかと思ったら ドまん前のマルイでやるんだもんなー。 10時前に着いたけど、駅出たらすでにタカシマヤ前にロープ張ってて 警察バリバリ厳戒態勢。 最後にタカシマヤ正面組に接近してくれた! あんな近くで麻生さん見るの初めてだった!(握手はできなかったけど) しかし、福田くんが予想外に愛想がよかったw 喋りに来たんだから喋るの当たり前なんだけど、意外だ… (何せマスゴミあしらいフフン姿しか知らないからなー) 拉致解決すると言い切ったとき、さすがに「ホントかよ…」と呟いてしまった。 154 名前:なんという勇者@携帯 ◆777hlE1sX2 [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 13 38 02 ID 7J5wEx/D 帰ってきました 今講演内容の音声をエンコ中です ちょっと待ってね 187 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 13 56 17 ID Eyy4suKG 高島屋前行ってきました。 福田氏 ・サラリーマン時代以来の大阪。発展振りは東京に引けをとっていない。驚いた。 ・小泉改革を評価。若者や年配の方に希望を与えるような政治が必要。 ・拉致問題は私が解決する。 ・日本(大阪だったかも?)の景気がよくなったのは中国への輸出のおかげ。近隣 諸国との安定した関係を築くべき。 麻生氏 ・日本は9・11テロの被害者。テロ特措法の給油活動は各国に感謝されている。 ・イラクの自衛隊員は一人の脱走・規律違反もなかったと英・蘭で感心された。 ・日本は規律が治安がと言われるがそう捨てたものではない。 ・総裁選では劣勢と言われているが阪神タイガースを御覧なさい。今や首位争いをしてるじゃ ないですか!(絶叫 こんな感じです。覚えてる範囲での要約ですので多少の相違はお許しを... 補足や間違いあれば指摘よろしくです 192 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 13 57 28 ID Eyy4suKG 187 自己レス追加 麻生氏は拉致問題についても触れてました。 260 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 14 27 56 ID PilZpwdZ さっき難波から帰ってきますた。とりあえずこれだけ。 http //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl file=25 http //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl file=26 http //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl file=27 http //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl file=28 DLKey taro 261 名前:大阪スネーク前スレID vtEHsmRF [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 14 28 13 ID uFqtj+Qq 前スレ携帯スネークID vtEHsmRFです。先ほど帰宅。 ・10時頃なんば到着。すでに人だかりが凄い。高島屋のオープン前の100倍くらいいる ・ゲーフラもった後援会のおばちゃまおじちゃまがたくさんいる ・マスゴミは高島屋前、正面よりやや右に陣取っていた。人ごみの中にも相当数紛れ込んでいた模様 ・福田さん演説。昨日とはちょっと違うっぽい感じなのでおそらく一夜漬けで色々仕込まれてきたと思われ。 なによりも白手袋が目に焼きつく。いかにも選挙ーって感じ。太郎はしてたっけ? ・「拉致問題を必ず解決したいと、そう思っています」と断言。昨夜一夜漬けの結果か。 ・福田氏演説中も太郎はにこにこと手を振ってる。高島屋2F3Fの窓にすずなりの人にもにこにこ手を振る。 ・福田演説の内容、喋り方共に別に悪印象はない。でも具体性がない。 ・話の掴みはリーマン時代に大阪にいて難波も通勤で通っていた、ずいぶん変わった。 ・福田氏演説中に上空にヘリ登場。まっ黄色。 ・太郎登場。あちこちから麻生さーん!の掛け声。 ・目の前にいたリュックに望遠レンズ装着のごっついカメラのお兄ちゃんが、太郎登場時、こっち向いた時には モードラフル使用でばしばし撮ってた ・渋谷の話と流れはほぼ同じ。オリンピックの話はなかったが「大阪は市民の力で大きくなった街。 吉本も阪神も食べ物も、あなた達が好きで発展させた。これはいいこと」的な話。地方に権利委譲の話に絡んで ・イラクの自衛隊の話。無銭飲食なし、脱走無しの話。 「20歳前後の若者がですよ」のあたりで目頭がうるっときた。 ・話の途中で何回も拍手があがる(福田もちょっとあった)。あちこちで声援。 ・両氏演説後握手に回る。太郎高島屋正面側へ。あとちょっとで握手圏内だったけど、 後ろから人が押し寄せ前に子供がいたので諦めました。でも太郎の2m以内にいたんだよ! 264 名前:大阪スネーク前スレID vtEHsmRF [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 14 28 49 ID uFqtj+Qq 続き。 ・自分の隣には綺麗目な福田氏支持の女性がいました。 ・OIOI側に福田氏のゲーフラが見える。4枚福田氏のポスターが貼ってあって 遠くから見ると額がめっさ目だって悪いが笑えた。 ・太郎演説中、福田氏の後頭部がめっさ気になる。風に吹かれ前髪が乱れ、 なんだ、その後頭部がかわいそうなことに。 ・後援会のおばさまに写真掲載許可を頂く。「ネット上に麻生太郎の勝手連があるんですが、 顔は隠しますので掲載してもいいですか?」でOK頂きました。 ・その後MBSかなんかに声掛けられたんですが「嫌です!」で断りました。 ・後援会以外のゲーフラ発見。話しかけたがったがインタブー受けてたので後ろから一枚撮らせてもらいました。 もしやここの住人の方でしょうか。 ・帰ろうとしたら女装オカマ発見。「麻生さんはぁ~政策がぁ~」とキモイ喋り方でインタブー受けてた。 後頭部からはったいてやろうかと一瞬思った。 ・ちょっと買い物して新大阪行きの地下鉄に乗ると目の前にオカマが座ってた。 マジで驚いた。梅田で降りていったのでもしかして高松向かったのかも。 276 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 14 32 42 ID dtd5wtwu 264 やっぱ女装オカマは仕込みなんだろうね どこででもインタブー受けてるとか怪しすぎる 277 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 14 33 15 ID cK1bvEtw 261 264 乙ですた その女装オカマがアキバでインタブ受けてたキモメイドだったら 仕込みモロバレだが 266 名前:大阪スネーク前スレID vtEHsmRF [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 14 29 58 ID uFqtj+Qq で、写真です。 太郎は遠くて携帯カメラではむりぽでした。 001 ttp //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl file=15 後援会ゲーフラ 002 ttp //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl file=16 後援会の方背中 003 ttp //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl file=17 後援会ゲーフラ2 004 ttp //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl file=18 マスゴミ 006 ttp //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl file=19 ゲーフラ 007 ttp //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl file=20 マスゴミ2 008 ttp //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl file=21 後援会のおば様方。許可もらってます 009 ttp //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl file=22 後援会のゲーフラアップ 010 ttp //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl file=23 住人の方ですか? 011 ttp //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl file=24 おまけ。朝ズバがいました。 朝ズバの正面側ちらりと見ましたが福田氏のシールしか見えず。 誰か朝ズバのインタブ受けた人いますか? 307 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 14 44 04 ID Eyy4suKG 俺はOIOI側で見てたんだけどそんなに変な人はいなかった。 後ろで拡声器もって「あそー」って叫んでた男くらいかな。 (迷惑じゃゴラ!って思ったのは秘密) マスコミ陣はインタビュー要員含め、ほぼみんな高島屋側にいた。 319 名前:大阪スネーク前スレID vtEHsmRF [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 14 47 21 ID uFqtj+Qq 昨日の渋谷オカマちゃんはしらんが今日のはこんなんだった ttp //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl file=29 kama まぁなんだ、キモかった。 364 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 14 56 54 ID uFqtj+Qq 332 ttp //yuffie.jp/upload/files/15820.jpg これじゃなかった? その人とは違った。眉毛がもっさーとしてヒゲが青々としてた。 すね毛処理が甘く膝~すねあたりがぽっつぽつ。 マニュキュアはしてたがペディキュアしてなかったんで 生粋の女装子ではないと思われ。本当におそらく仕込みじゃない? 404 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 15 10 01 ID E9hMbI9+ 難波高島屋前から帰還しますた。 マルイ側でしたが、たまに直射日光入って暑かったです……高島屋の階段の窓から見たかったorz 307 その人後援会?かわからないけど、関係者だと思います。前にいたゲーフラ掲げてたおじさんたちと喋ってたんで。 513 名前:なんという勇者 ◆777hlE1sX2 [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 15 52 10 ID duJTvOP7 すんごいノイズ乗ってますけど、とりあえずアップしました http //ddo-jp.ddo.jp/upload100_download.php?no=3716 Pass aso ノイズキャンセラー探してきます…λ 529 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 15 55 19 ID E9hMbI9+ 大阪の厳選した3枚。あとでまたうpりまつ。 ttp //cgi2.coara.or.jp/~negichan/imgloda/src/img2674.jpg 福田さん演説中にニッコリ。 ttp //cgi2.coara.or.jp/~negichan/imgloda/src/img2675.jpg 自分の中で今日一番。 ttp //cgi2.coara.or.jp/~negichan/imgloda/src/img2676.jpg 演説終わりに二人でバンザイ。 何度もカメラを上にあげて構えたので、後ろの方に迷惑をかけてしまったかもしれません。申し訳ありません。 558 名前:なんという勇者 ◆777hlE1sX2 [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 16 04 20 ID duJTvOP7 http //www.vipper.net/vip339024.jpg.html http //www.vipper.net/vip339029.jpg.html ブラクラ注意 今日の女装馬鹿です 561 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 16 05 04 ID Q825LU1y 558 乙。似顔絵似てるねw 567 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 16 06 59 ID QP4w0a8j 558 もはやコスプレですらないな 319の似顔絵の才能に嫉妬 581 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 16 13 16 ID qPvqg/3U 558 ハルヒコスプレの連中より工作員くさいなw ”コスプレ”の意味をわかってない奴が指示したのかw 777 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 17 48 31 ID byxBLrVc 演説終了後、各局一斉に街角インタブーしてた。 麻生福田の顔写真を並べて、総裁選を制するのどっち?みたいなボードに シールを貼る奴あるやん。どう見ても、太郎の方がシール多かった。 どこの局か知らんけどね。東京からのワイドショーやアナウンサーもチラチラ見たけど、大阪では麻生への好意的な意見が多くて、必死でインタブーする相手を取っ替え引っ替えしてたなw で、基本的に個性的な顔立ちや服装の人に、よく声かけてインタブーしてた。 おいらは平々凡々だったのか、どこにもインタブーされず。 803 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 17 58 50 ID LzHOCDNl 本日急遽仕事を休んで難波にいってまいりました。 マスコミ席の隣でビデオ撮影をして、嫁と姪っ子に見せました。 年金問題の話が殆ど無かったのは残念。 あと、福田さんはこなれてきたのは、話は聞きやすかったですね。でも内容は「ヲイヲイ」ってのがありますが(W 最後の麻生さんと福田さんが握手にきました(2mほど)ですが、とどきませんでした(W しっかし、マスコミの態度は凄いですね。 麻生さんが群集に向かって握手する所は脚立の上で撮影しているだけだったのに、福田さんが握手をする段になると「猛然と警戒の人を無視」して集まってきましたね(W テレビを含めて。見ていましたよ私。 #ビデオ撮影しておきべきだったと 印象としては「話し方」はお互い互角(福田さん一日で練習したのかな?)ですが、内容となると具体性からいうと麻生さんに軍配があがりましたね。 でも、年金の話が時間の関係か殆どはなしてくれなかったのが繰り返すが残念。 #福田さん中国に輸出して関西の景気が良くなったって???(W インタビューですが、コスプレした人を狙っていましたね。 数千分の1を作為的に狙っています。ありゃだけだろ。 あと、周り(私の周りの数十人)ですが麻生さんと握手を求めて殺到しましたが、福田さんが来たときは「福田さんかぁ。。。」って引く人が殆どでした。 最前列の人は関係ないと思いますが、2,3列後ろの押し方が全然ちがいました。 嫁や姪っ子にビデオみせたし、報道との違いをあからさまにできたし、会社休んだかいがありました。 830 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 18 13 07 ID xHxCz3x9 803 乙です。どうやら自分は近くにいたようですw シールの奴、自分が見たのは朝ズバでした(ID変わってるけど266です)。 891 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 18 49 24 ID 3O6XUglq 803 俺もその当たりの前にいましたが(サングラスのヒゲ姿) 福田さんがきたときのマスコミはほんとひどかった。 先に麻生さんがマスコミに近いほうにきてたのにね。 たまたま会社の先輩が用事でついでに聞いていったようですが メールで「ここにいる民衆は間違いなく麻生太郎を応援してるな」ってw まあ麻生さん支持者の多くは政策を知った上での人が 多いと思うってかそうだよね。 福田さんは各派閥からの応援が多いだろうから、演説では信念を持った支持者 が多い、麻生有利は当然といえば当然なんだけどね^^ 51 名前:なんという勇者 ◆777hlE1sX2 [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 20 16 45 ID tJhM50Vz 前スレ 987 大阪のボードの件になりますが… 聞き取り相手をディレクターが指定してました (ウリはしっかりと聞いたぞ) 青年層は避けて、あえて高年層を狙いにいったりしてましたので、不特定多数での聞き取りではないですね こうやって世論を作ってるんだと勉強できました 皮肉って解るか? 70 名前:なんという勇者 ◆777hlE1sX2 [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 20 28 14 ID tJhM50Vz 34(今日の大阪の演説動画どこかネットにありますか?) http //ddo-jp.ddo.jp/upload100_download.php?no=3716 動画じゃなくてごめん、MP3なんだ ただ、完全ノーカットだからゆるして欲しい (欠けているのは先頭開始挨拶の5秒ほど) 72 名前:なんという勇者 ◆777hlE1sX2 [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 20 30 22 ID tJhM50Vz 70 DLKey忘れてた key aso 180 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 21 58 01 ID puBSupva 遅ればせながら難波組の報告、狐本を手にマルイ側より演説をきいた。 彼を知り己を知らば、百戦して殆うからず、というわけで敢えて福田候補の印象を列記する。 ・福田候補、内容はともかく、昨日までと比べ物にならないくらい位にこなれていた ・今日という日付に絡めて拉致の解決を明言した。 福田候補が勝つと拉致被害者家族はお願いする立場になることから、 選挙が終わるまで、家族会の積極的な麻生応援を封じることに繋がるかもしれない。 ・昨日までは分からないが、今日は福田候補側も応援するプラカードがいくつか見られた。 仙台での立ち会い演説会では、福田候補派のゲーフラがたくさん立つかもしれない。 ある意味、福田候補の選挙ブレーンはよく調べていると感じた。 実際の人気は太郎の方が上だとしても、意図的な編集も含めて、テレビでの見た印象の差は小さくなるかも知れない。 とりあえず掲げた狐本が太郎の力になったらうれしいけど、太郎のために、これから何が出来るかな? 201 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 22 11 31 ID c0tc96TT 難波組です。今帰宅ました。 1500レスくらい行ってて今日のレス全く読めてない おそらく詳しい状況はとっくに投下されてるだろうから、空気読まずどうでもいいメモを ・TBSカメラの横であそーさんがんばれーなどささやかに黄色い声出してきた 隣のおっさんグループが熱かった。 「そうだそうだー!」「麻生!!民意はオマエや!!」などかなりでかい声で叫んでた。 ・連れて行った友達が太郎派になった ・おじさん達の中一人だけ服がカラフルだったので太郎が一瞬目をとめてくれた(気がする) そこで恥じらいながら太郎にちょっと手を振ってみたらウンウンと頷いて振り返してくれた(気がする) その時はものすごい感動した。今は自分のミーハーぶりを思い出して顔から火が出ている 367 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/17(月) 23 35 45 ID E9hMbI9+ 遅ればせながら難波の写真追加うp。先ほどあげたところは流れるの早そうなのでロダかえました。 角度が同じなので似たものが多いです。しかもちょっと多いけどキニシナイ ttp //mumei24.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up3235.jpg 大阪太郎後援会の旗 ttp //mumei24.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up3236.jpg 銀座太郎なんば太郎船場太郎 ttp //mumei24.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up3240.jpg 演説中1 ttp //mumei24.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up3241.jpg 演説中2 ttp //mumei24.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up3242.jpg 演説中3 ttp //mumei24.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up3243.jpg 演説中4 ttp //mumei24.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up3244.jpg 演説中5(+福田さん) ttp //mumei24.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up3245.jpg 演説中6(ど忘れ中) ttp //mumei24.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up3247.jpg バンザイ終わりのお二人 ttp //mumei24.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up3248.jpg 降壇前の笑顔(こっちみんな) ttp //mumei24.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up3250.jpg 去っていくバスと太郎の手 648 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/18(火) 01 09 58 ID FMx7p4kz いつの間にか面白い事になってるなw ちょっと遅いが、難波から帰ってきたんでレポでも 演説で麻生さんが「あの国で圧力なしで対話が成り立ったためしはない」 といった時、「そうだ!」って言葉と拍手があがったのが嬉しかったな ゲーフラを前のほうでもってて注意されてた人が1人だけいたのが残念だったが… そういや麻生さんが途中、上のほう見上げて笑ってたけど何かあったんだろうか 743 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/18(火) 02 07 07 ID ItP9hwdI 難波から帰って、やっと体調復活しました。 高島屋前、日陰に居たのに暑さでやられました。 そして、せっかく「とて日」持っていってたのに、出せなかった・・・ 自分の前に居たお姉さん、携帯の待ちうけが太郎幹事長就任の写真でした。 768 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/18(火) 02 34 09 ID ++/IVX/G 743 0101前も結構よかったぜ。 というか欲出して地下通って往復しているうちに麻生太郎の演説始まってたのには泣いた。 あいにく急に思い立って顔を観に行っただけなので何の記録もないんだけど、 日曜討論を受けて突っ込まれていた部分の説明する演説の内容が変わっていたのが印象的。 高島屋前すごい人で、ずいぶん早くから並んでいたのですね。 報道陣の脚立の下いって見えなかったり駅のほうで警官がぴりぴりしていたりで、 お祭り気分を存分に楽しめました。 思うんだけどお年寄りなんかは背が低いのだから、背の順で前の人がしゃがんだり整理すれば もっとたくさんの人が見やすくていいと思ったな。 プラカードの人の後ろからまったく見えないし。 とはいえ0101前では人も少なく、割り込まないようにしていたらいつの間にか最後尾で背伸びしていました。 221 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/18(火) 14 19 33 ID 4VlCg88V 大阪組です。 相方が来るのが遅くて、石像のあたりで見てました。 目の前に朝日新聞の速記者がいて、録音もしていたので、嫌がらせのように 麻生サーン!と叫び、耳元で携帯のデジカメ撮影音を鳴らしまくりましたw 私も握手したかった…。 福田さんは大切なところでカミカミでした。 本心じゃないところがバレバレで激しく萎えました。 大阪だから朝鮮人が多くて親朝的だと思われたのかもしれませんが、 大阪人は朝鮮人が大嫌いですよ。 対話して仲良くって言い方には激しく引きましたw 860 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/18(火) 21 46 27 ID daTUPgYs なんばを出発する太郎。 http //p.pita.st/?m=0x8vov3a 890 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/18(火) 22 09 31 ID daTUPgYs 太郎の後頭部w http //p.pita.st/?m=slibcgho 251 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2007/09/19(水) 19 51 04 ID QuzF9u68 太郎らしい演説姿勢だね。 なんばにて撮影。 http //p.pita.st/?m=8suhjxyd 動画/音声 音声 http //ddo-jp.ddo.jp/upload100_download.php?no=3716 (Pass aso) 写真 高島屋前すごい人ー、しかも暑い 演説後にバスから降りてきてくれた! http //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl&file=25 (Pass tarou) http //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl&file=26 (Pass tarou) http //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl&file=27 (Pass tarou) http //abc123.ddo.jp/uproda/10/upload.cgi?mode=dl&file=28 (Pass tarou) 後援会ゲーフラ (Pass aso) 後援会の方背中 (Pass aso) 後援会ゲーフラ2 (Pass aso) マスゴミ (Pass aso) ゲーフラ (Pass aso) マスゴミ2 (Pass aso) 後援会のおば様方。許可もらってます (Pass aso) 後援会のゲーフラアップ (Pass aso) 住人の方ですか? (Pass aso) おまけ。朝ズバがいました。 (Pass aso) 福田さんの演説中にニッコリ。 自分の中で今日一番。 演説終わりに二人でバンザイ。 大阪太郎後援会の旗 銀座太郎なんば太郎船場太郎 演説中1 演説中2 演説中3 演説中4 演説中5(+福田さん) 演説中6(ど忘れ中?熱唱中?) バンザイ終わりのお二人 降壇前の笑顔(SPさんこっちみんなww) 去っていくバスと太郎の手 なんばを出発する太郎 太郎の後頭部w 太郎らしい演説姿勢だね。
https://w.atwiki.jp/dra-gon/pages/4.html
ドラゴンズニュース プロ野球、12月9日に発表された新加入・再契約・契約延長一覧は?(ベースボールチャンネル) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【中日ドラゴンズ】契約更改のお知らせ - スポーツナビ - スポーツナビ 中日、3年目左腕・垣越と支配下契約 4選手が育成に…相次ぐ故障の濱田は2度目 - Full-Count ドラゴンズニュース ★契約更改のお知らせ - ドラゴンズ トライアウト後は「普通の生活できない」 受験者が証言「知らない電話番号から…」 - Full-Count 5学年下ながら「栗林さんには好き放題やられましたから」トヨタ自動車OB会で中日・木下拓カイゼン誓う(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日・祖父江が今季一番焦った場面を挙げて「雰囲気にのまれ…」(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【中日】京田陽太、トライアウト受験の武田健吾に打撃用手袋「頑張れとは言えなかったが…」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 落合博満監督の“賛否と神采配”伝説 「そうだ相手は落合さんなんだ」「素材に恵まれた選手に出会えて幸せだよ」(NumberWeb編集部) - Number Web - ナンバー 中日・又吉のFA争奪戦 9日から始まる ソフトBは中日の3年4億円上回る条件でアタックか(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 差別と闘う人に勇気を 中日入団のブライト、同じ境遇の子どもの光に - 中日新聞 「根尾に刺激受けている」立教大・山田健太 日本代表候補強化合宿で長打力アピール「レベルアップの1年に」(東海テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日戦力外の井領が現役引退 SNSで表明「悔いはない」、14年“落合ドラフト”で入団 - Full-Count 【中日ドラゴンズ】ドラゴンズジュニアチーム大阪遠征 - スポーツナビ - スポーツナビ 中日“ドラ1”ブライト選手が仮契約「勝利に直結する打点王をとりたい」契約金1億円・年俸1600万円で(東海テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 新庄剛志、立浪和義に続くか…“監督待望論”が多い大物OBの「実名」(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ファンクラブからのお知らせ ★「中日ドラゴンズ新入団選手ONLINEグリーティング」開催のお知らせ - ドラゴンズ 最強ドラゴンズは「新庄劇場」にやられた? 2006年日本Sの記憶 - 朝日新聞デジタル 残留か、それとも移籍か…中日・又吉克樹と“404発アーチスト”の縁(ベースボールキング) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ドラゴンズ公式】特別企画!「カメラ置いてみた」選手の素顔満載! - スポーツナビ「Dragons_Inside」 - スポーツナビ 中日・立浪監督「1年間トータルして自分の方針貫きやっていく」ファン感謝イベントで来季への意気込み語る(東海テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 金の卵こそ「自己満足」注意 中日アカデミーから初のプロ生んだ“成長促進法”とは - Full-Count 【中日】新外国人補強の動きが一時凍結…「オミクロン株の影響がはっきりするまで静観」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース オール巨人 引退の中日・山井投手は「長男の嫁のお兄さん」 功績ねぎらう(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース (中日・野手編3)2021年プロ野球、各球団の助っ人外国人選手の今季を振り返る 1年で退団決まった中距離打者(ベースボールチャンネル) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日ビシエド3年総額11億円超で残留、鷹デスパイネは1年契約 地元メディア報じる - Full-Count ドラゴンズニュース ★ドアラが気象予報士!?イオンモールナゴヤドーム前のサイネージにて天気予報配信スタート! - ドラゴンズ 中日ドラゴンズ 歴代ゴールデングラブ賞 受賞者一覧|チーム別歴代ゴール? ... - 株式会社カンゼン 中日ドラゴンズの人気マスコットに囲まれる!「#ドアラニューオータニ」コラボレーションルーム誕生 - PR TIMES ドラゴンズニュース ゴールデン・グラブ賞が発表 - ドラゴンズ ドラゴンズニュース ★「中日ドラゴンズカレンダー2022」販売のお知らせ - ドラゴンズ 中日ファン感謝祭イベント、有料ライブ配信のチケットを発売(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日・立浪監督「与田前監督が残した良い物をしっかり継承して来季必ず結果を出します」球団の納会で躍進誓う(東海テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース (中日・野手編)2021年プロ野球、各球団の助っ人外国人選手の今季を振り返る ... - 株式会社カンゼン 立浪ドラゴンズの2022シーズンを展望 ドラ番記者座談会:中日新聞Web - 中日新聞 ドラゴンズニュース ★元気!長生き!太陽生命 いかなキャットが見つけた 愛知の魅力 プレゼントキャンペーン 実施中 - ドラゴンズ 「根尾は外野一本」すばやい決断の底にある立浪新監督の期待と戦略(CBCテレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナゴヤドーム「ベースボールメイツやりませんか?」(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日“ドラ2”駒大・鵜飼「4番打てるような信頼される選手に」契約金7千万円・年俸1200万円で仮契約(東海テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 竜党・立川志らくがイチローの〝野球教室〟を賞賛「ドラゴンズの選手も手紙を書け」(東スポWeb) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日・福投手「言葉の責任の重さもっと認識して」SNSで殺害予告等の中傷受け被害届「日本Sでも目の当たりに…」(東海テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 生まれ変わったバンテリンドームの人工芝 竜戦士たちを待っている - 朝日新聞デジタル 「来年どこでキャンプ?」と他選手から冗談も…中日・又吉 独立L出身初のFAは「これからの選手の為にも」(東海テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ローソン 現在実施中の「2021 中日ドラゴンズ&ドアラ 宅配おせちご予約キャンペーン」 ドアラ 公式ブログ - lineblog.me 「アイツは違いましたね」前中日・藤井淳志氏が語る逸材、来季のブレーク候補は? - Full-Count 最下位から“立て直して日本一”中日にもできる…6試合見て確信した「チームの強さはFAでなくドラフトで決まる」(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「嫌われた監督」落合さん、本当はすごく情の深い人ではないか。こうでもしない限り結果は残せない(谷原章介オススメ)(好書好日) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日根尾は「首から肩がたくましくなった」 “明らかな変化”がわかる1枚に注目 - Full-Count 山本昌&佐々木主浩も熱視線を送る!「来季、ドラゴンズは台風の目になる」(HOMINIS(ホミニス)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 秋季キャンプ最終日 立浪監督が“魂の訓示” 中日ドラゴンズ(中京テレビNEWS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【中日ドラゴンズ】子ども夢プロジェクト×防災体験「チャリティークリスマス会」開催! - スポーツナビ - スポーツナビ 中日祖父江3000万円増で複数年「ドラゴンズにいたい」生涯中日を宣言 - ニッカンスポーツ 立浪和義と新庄剛志“新監督考”~実は似ている「めざす野球は王道の本格派」 | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ 【中日】周平バットも変える!打撃の意識も変える!「全ての数字でキャリアハイを」500万円減7500万円で覚悟のサイン(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース サッカー、やり投げ、走り幅跳び… 来季プロ10年目の福谷、他競技を参考に効率のいい投球を目指す【中日】(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 下半身強化中の小笠原,高橋にお手本…中日・立浪監督が三好の動き絶賛「あの体力は武器 技術絶対上がる」(東海テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日平田が1.8億円→3000万円の大減俸更改 来季はドラ1ブライト健太とレギュラー争いの過酷(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【中日】岡林勇希、中学以来の内野挑戦 立浪監督が用意してくれた“あの名手”モデルのグラブで奮闘中も「先は長いです…」(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ノリ直伝の「いてまえ」熱血指導 中日2年目野手が目を丸くした! - 朝日新聞デジタル 中日・又吉克樹 ピンチでも冷静なサイドスロー/陰のチームMVP(週刊ベースボールONLINE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース グラウンドで存在感放つ「素晴らしい椅子」 中日・立浪監督の“足元”にファン注目 - Full-Count 11/20(土)より「2021中日ドラゴンズありがとうキャンペーン(人工芝プレゼント企画)」を実施します! | ニュース&トピックス | バンテリンドーム ナゴヤ - nagoya-dome.co.jp 「京田さん抜ける力を」 中日5位、豊橋中央高・星野選手が仮契約 - 中日新聞 中日投手陣が甲子園の“苦手”を払拭できたワケ 前投手コーチが明かした裏話の数々 - Full-Count 立浪監督の眼がギラリ…中日の“ハードな秋季キャンプ”さらにハードに エース大野ら投手陣は階段ダッシュ(東海テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日OB川上さんと山本昌さんがパワプロでガチ対決!東海テレビ&CBCのドラゴンズ応援番組が夢のコラボ(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日・三ツ俣が500万増で更改 広島・菊池涼から「『もうちょっとやれたんじゃないか』と言われた」(東スポWeb) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日・土田龍空「尊敬する先輩、京田さんのいつかはライバルに」1軍での苦い経験胸に、守備を鍛え直す日々(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日・立浪監督がオフの心得に持論 ナインに〝馴れ合い禁止令〟の意図とは?(東スポWeb) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【石川】石森決意「新人王を」 中日3位指名 母校へ報告 - 中日新聞 中日・福投手へのSNSでの“殺害予告”…弁護士「明らかに脅迫罪にあたる」被害者が恐怖心覚えた段階で成立(東海テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【中日ドラゴンズ】ローソン「2021 中日ドラゴンズ&ドアラ 宅配おせちご予約キャンペーン」開催!! - スポーツナビ - スポーツナビ 「中日にもできないことはない!」立浪新監督に元ミスマガジン・沢口愛華が“下克上”をお願い(東スポWeb) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日・小笠原「多少差が開いていましたが…」2150万円アップの推定年俸3600万円で一発サイン(東海テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日・田島慎二 右サイドスローならではの軌道/伝家の宝刀(週刊ベースボールONLINE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 同じ“強化選手”の根尾と石川は無安打も…中日・京田に打撃フォーム改造の成果「今までとは違う感覚」(東海テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 阪神は4年連続で最多失策数、中日は貧打…ワースト成績から見える各球団の課題は? - Full-Count “暴れ馬”の155キロ左腕が劇的進化 中日3位指名に導いた元鷹守護神「5割投球」指導 - Full-Count 投手陣から悲鳴…中日の秋季キャンプで『地獄のメニュー』 山井投手コーチから小笠原投手に“愛のムチ”も(東海テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日「立浪新政権」誕生!8年前に監督就任に猛反対した “因縁の” 落合博満を直撃(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【中日】佐藤優、厳しい提示に白旗…350万減の1080万円サイン 来季へ「あとがない気持ちで」(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ドラフトから1カ月…中日ドラ1・ブライト健太22歳の涙が止まらない「悔しいっす」「自分の青春でいちばん充実した4年間でしたから」(Number Web) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「大丈夫です。いきます」…中日・山井大介 、あの“完全試合目前降板”の真実 - 文春オンライン 『プロスピ』になった「eBASEBALL」、球団代表決定戦で選手が出そろう(マイナビニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【中日ドラゴンズ】イオンモールナゴヤドーム前 デジタルサイネージにてドラゴンズのクリスマス演出放映開始! - スポーツナビ - スポーツナビ 加藤英司、中塚政幸…PL学園出身選手は何人? プロ野球現役・OB選手まとめ(-1969年卒)(ベースボールチャンネル) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【MLB】元中日のリリーフ左腕・ロドリゲス オプション破棄でFAもヤンキースと1年200万ドルで再契約(MLB.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【中日ドラゴンズ】イオンモールナゴヤドーム前 2年ぶり!ドアラのクリスマスツリーが登場! - スポーツナビ - スポーツナビ 【ODAの第2捕手目線】中日新体制で2軍バッテリーコーチ就任 1軍突き上げる捕手育成に全力 - ZAKZAK 一歩ずつレベルアップが見える根尾、梅津を指名した18年中日ドラフト。大ブレイクで他球団を逆転だ(高校野球ドットコム) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日・中村紀洋打撃コーチは「球界屈指の理論派」 打線全体がガラッと変わる可能性も(週刊ベースボールONLINE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日・木下が契約更改…「正捕手と言える成績をまずチームの順位で」倍増の推定4800万円で一発サイン(東海テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 和服姿で「ハイチーズ!」、愛車はトヨタ、好物はかけうどん…中日・ビシエドが名古屋で愛されるワケ〈新たに3年契約で残留〉(渋谷真) - Number Web 立浪監督自らトス…中日・先発投手陣に“打撃とノック”「下半身強化を今やっておけば絶対自分の為になる」(東海テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 立浪和義(中日ドラゴンズ 監督)「彼は彼のやり方がある。それをどうのこうの言うのは、一切ないです」――野球の言葉学【全文公開】(文春オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【中日】A・マルティネスに立浪監督はティー打撃のポイントを前にして打つよう指導 - 中日新聞 すでに覚醒の兆しが見える石川昂弥(中日)。岡本、村上など前年から24本以上増えたスラッガーたち(高校野球ドットコム) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日ドラゴンズ 大野雄大投手が契約更改 立浪新監督も期待(中京テレビNEWS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 熱烈中日ファンのスピードワゴン井戸田潤が興奮「ビシエド改造これは凄い!!」新たなカギにも言及(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 2022年度中日ドラゴンズ公式戦日程が発表されました | ニュース&トピックス - nagoya-dome.co.jp ファンクラブからのお知らせ ★「中日ドラゴンズ新入団選手ONLINEグリーティング」開催のお知らせ - ドラゴンズ 「決死のヘッドスライディング」にドラゴンズ木下拓哉の娘さんが涙したわけ | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ ドラゴンズニュース ★ドアラが気象予報士!?イオンモールナゴヤドーム前のサイネージにて天気予報配信スタート! - ドラゴンズ ドラゴンズニュース ゴールデン・グラブ賞が発表 - ドラゴンズ ドラゴンズニュース ★「中日ドラゴンズカレンダー2022」販売のお知らせ - ドラゴンズ ドラゴンズニュース ★元気!長生き!太陽生命 いかなキャットが見つけた 愛知の魅力 プレゼントキャンペーン 実施中 - ドラゴンズ 立浪ドラゴンズ、鍛錬の秋季キャンプ終了!様々な改革に選手も手応えバッチリ! | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ 米国から優勝奪還の使者・大塚晶文~ドラゴンズ立浪新政権コーチ列伝(4) | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ 今年もやります! 中日ドラゴンズ選手プロデュースメニュー2021〈勝手にベスト10〉 - 文春オンライン 落合監督が認めたスラッガー森野将彦~ドラゴンズ立浪新政権コーチ列伝(2) | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ 2022年度中日ドラゴンズ公式戦日程が発表されました | ニュース&トピックス - nagoya-dome.co.jp 立浪和義ドラゴンズ新監督に贈る言葉「改革ではなく革命を!」 | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ 『レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ』がついに現世代機で!QUByte Interactiveの新作情報が多数公開(Game Spark) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース IMAGINE DRAGONS、ラッパー JID参加曲「Enemy」リリース。メイン・テーマ務めるゲーム リーグ・オブ・レジェンド 初アニメ・シリーズ アーケイン アニメMV公開 - Skream! ドラゴンズ戦実況デビューは名選手の引退試合!入社5年目アナウンサーの奮戦記 | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ 中日ドラゴンズ、歴代監督・シーズン順位変遷一覧 | ベースボールチャンネル( ... - 株式会社カンゼン 川上憲伸さんが今季ドラゴンズ打撃陣に目立ったことを指摘「甘い球が打てない」 | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ 浅尾拓也コーチ、ドラゴンズ史上最高のイケメンで昭和の香りがプンプン匂う男!新たな伝説が今、明かされる! | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ 「衝撃の代打」ベンチ采配の空白と疑問~検証・与田ドラゴンズ3年の光と影(後) | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ 竜のドラフト10年史(10)~高橋宏斗とドラゴンズジュニアの時代・2020年 | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ 若狭アナの滝行も滞りなく終了!ドラゴンズ1位指名は右の大砲で決まり!? | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ イマジン・ドラゴンズ最新作『Mercury – Act 1』:親しい5人の死、哀しみや絶望を歌った新境地 - https //www.udiscovermusic.com/ 【ドラゴンズワールド】 中日ドラゴンズ公式YouTubeチャンネル登録者10万人突破記念「銀の盾」を展示 | ニュース&トピックス - nagoya-dome.co.jp 【岡崎体育 / IMAGINE DRAGONS 表紙】Skream!10月号、10/1より順次配布開始。ずとまよ特集、KEYTALK、amazarashi、ポピパ×Roseliaのライヴ・レポート、Hakubi×ハートアップ×FM AICHI ROCK YOU! 特別インタビューなど掲載 - Skream! 9/28 中日 vs 巨人 ヒーローインタビュー「with Dragons」 - スポーツナビ「ヒーローインタビュー」 - スポーツナビ 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の「新版」は2024年発売予定 - IGN Japan イマジン・ドラゴンズ『Evolve』解説:ツアーを中断し、ヒット曲「Believer」を収録した3rdアルバム - https //www.udiscovermusic.com/ ドラゴンズ戦で実況デビュー!入社5年目アナウンサーの奮闘記 | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ IMAGINE DRAGONS、「Believer」がGalaxy新商品のCMソングに起用され話題に。ランキング急上昇 - Skream! 台風14号接近に伴うドラゴンズ アンブレラ テラス休止のお知らせ | ニュース&トピックス | バンテリンドーム ナゴヤ - nagoya-dome.co.jp ドラゴンズニュース ★ドアラ&つば九郎スペシャルグッズ付きチケットを発売! - ドラゴンズ ヤンチャで律儀なドラゴンズ土田龍空。実力でつかんだ一軍デビューと仁村徹二軍監督の信念 | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ 【ドラゴンズワールド】 木下雄介選手追悼パネルを展示 | ニュース&トピックス | バンテリンドーム ナゴヤ - nagoya-dome.co.jp ベイスターズ牧選手が達成したサイクルヒット!実は数多いドラゴンズの歴史と次は誰? | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ 「機動力を活かすために」ドラゴンズ渡辺勝が語る“一本足打法”を貫いたワケ | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ 広島カープの若き打線がうらやましい!後半戦ドラゴンズ本拠地ドーム観戦記 | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ 8/20 中日 vs 阪神 ヒーローインタビュー「with Dragons」 - スポーツナビ「ヒーローインタビュー」 - スポーツナビ フラン ~Dragons Odyssey~のレビューと序盤攻略 - アプリゲット 【ドラゴンズワールド】 展示のお知らせ | ニュース&トピックス - nagoya-dome.co.jp 与田ドラゴンズいきなり3連敗!ファンとして納得できない3つの「なぜ?」 | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ レジェンド達の教えと命運握るワングリップ。ドラゴンズ京田陽太はどう変わったのか? | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ IMAGINE DRAGONS、新曲「Wrecked」リリース。約3年ぶりのニュー・アルバム『Mercury - Act 1』9/3発売決定 - Skream! ダンジョンズ&ドラゴンズのアクションRPG「Dungeons & Dragons Dark Alliance」 - AKIBA PC Hotline! 発売目前の4人Co-opARPG『Dungeons & Dragons Dark Alliance』愉快なシネマティックローンチトレイラー公開 - Game*Spark 「アイツの強肩は世界一」中村武志コーチが元ドラゴンズ加藤匠馬へ贈る惜別の激励 | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ Tai Phong(タイ・フォン)|フレンチ・プログレッシヴ・ロックの雄、7年ぶりの新作『Dragons of The 7th Seas(七海神龍伝-ドラゴンズ・オブ・ザ・セヴンス・シーズ)』 - TOWER RECORDS ONLINE - TOWER RECORDS ONLINE DRAGONS BLUE WALL イベントレポート 元 中日ドラゴンズの吉見 一起さんが特命大使に就任!セレモニアルピッチでは“PITTA MASK姿”を披露! - PR TIMES イマジン・ドラゴンズは瀕死の米ロックを救えるのか?ここ数年で孤軍奮闘するロックバンドへの期待 - https //www.udiscovermusic.com/ 4人Co-opアクションRPG新作『Dungeons & Dragons Dark Alliance』海外6月22日発売―強大な敵に仲間と挑む迫力のゲームプレイトレイラー公開 - Game*Spark 映画版『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のキャストにミシェル・ロドリゲスとジャスティス・スミスが加わる! - IGN JAPAN 静岡県浜松市在住のドラゴンとその幼馴染がお送りする、思考型”左右対称”パズル『Dragon’s Crystal』 - もぐらゲームス PS5・PC用ブロックチェーンRPG「The Six Dragons」がDeFi・イールドファーミング導入 - TechCrunch Japan 「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の波がTikTokへ!? Z世代ならではのテーブルトークRPGの楽しみ方 - WIRED.jp スマホ向け情報サービス ドラゴンズ情報 スマートフォン版:中日新聞Web - 中日新聞 青い鉄壁!?アラクスが中日ドラゴンズの球団ロゴを配した青いマスクを発売| - @DIME 「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の新作『Icewind Dale Rime of the Frostmaiden』が発表!『遊星からの物体X』などの現代ホラーがインスピレーション - IGN JAPAN アニメ「空挺ドラゴンズ」の吉平“Tady”直弘監督にインタビュー、原作第1話で惚れ込んだ監督はいかにしてアニメを「単なる映像化」を超えたものとして昇華させたか - GIGAZINE 「ダンジョンズ&ドラゴンズ」を題材としたアクションRPG「Dungeons & Dragons Dark Alliance」が発表 - 4Gamer.net ドラゴンとして生活するオンラインサンドボックス『Day of Dragons』Kickstarter進行中、既に約4,400万円を調達 - Game*Spark ポーランドとゲーム産業:東欧のゲーム業界人が集う開発者イベント、Digital Dragonsレポート - IGN JAPAN イマジン・ドラゴンズ、「同性愛の矯正治療」根絶を訴えるスピーチに称賛の声【全訳】 - フロントロウ 地上に降りた天使を探すアクションRPG「フラン ~Dragons Odyssey~」本日発売 - GAME Watch アクセスガイド - ドラゴンズ 落合ドラゴンズが築いた黄金期・8年間Aクラスを続けた強さの秘密(27) | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 - CBCテレビ プロ野球開幕!今までになかったドラゴンズ本「DRAGONSぴあ 2017」が発売中 - PR TIMES プロ野球、12月9日に発表された新加入・再契約・契約延長一覧は?(ベースボールチャンネル) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース スポナビ新番組「袴田彩会の野球を語らナイト」注目の新人王予想&プロ野球ニュースをみんなで語ろう!【 初回ゲスト・五十嵐亮太/毎週金曜19時から生配信】 - ライブ配信 - スポーツナビ - スポーツナビ 釜元を育成で獲得 プロ野球・楽天 - 時事通信 T―岡田は9500万円 プロ野球・オリックス:時事ドットコム - 時事通信ニュース 森を支配下登録 プロ野球・ロッテ - 時事通信ニュース 垣越が支配下復帰 プロ野球・中日 - 時事通信 巨人・井納は現状維持 プロ野球契約更改 - 時事通信 東北楽天ゴールデンイーグルスが前福岡ソフトバンクホークスの釜元豪外野手を育成契約で獲得 | プロ野球(DAZN News) - Yahoo!ニュース - スポーツナビ 広島の森下は7500万円 プロ野球・契約更改 - 時事通信ニュース “暴れ馬”プイグが韓国プロ野球キウム入り 1.1億円の超格安契約、球団発表(Full-Count) - Yahoo!ニュース - スポーツナビ DeNA、前楽天の藤田獲得 10年ぶり古巣復帰―プロ野球(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 阪神村上が9冠達成!元智辯学園右腕がファーム表彰「ジャック」(高校野球ドットコム) - Yahoo!ニュース - スポーツナビ あす開催するPUBG MOBILEイベントに参戦のプロ野球選手が決定! - スポーツニッポン新聞社 阪神が渡辺雄を獲得 プロ野球 - 時事通信 (広島・投手編3)2021年プロ野球、各球団の助っ人外国人選手の今季を振り返る 最速165キロ計測した剛腕(ベースボールチャンネル) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 打てば勝つ! 村上宗隆、山田哲人の「30本塁打、100打点」が2人以上は史上26チーム目【プロ野球記録ノート】(週刊ベースボールONLINE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イチロー氏“極秘任務”だった松坂大輔氏引退セレモニーでのサプライズ登場 - プロ野球番記者コラム - 野球コラム - ニッカンスポーツ 巨人が女子チーム創設へ プロ野球:時事ドットコム - 時事通信ニュース プロ野球トライアウトを視察した日ハム新庄監督はどこをどう評価して異例の”気になる4人”の具体名を挙げたのか?(Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE) - Yahoo!ニュース ソフトバンク、又吉獲得に名乗り 「高く評価している」―プロ野球(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース プロ野球 オリックス 小木田が仮契約 色紙に「開幕一軍」 「ようやくプロに 実感」 /秋田 - 毎日新聞 プロ野球 巨人 新人選手17人の入団発表 翁田の背番号は「15」 - NHK NEWS WEB 巨人 プロ野球女子チーム創設 野球競技人口の拡大目指す - NHK NEWS WEB 巨人が女子チーム創設へ プロ野球(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中日、元ロッテの大嶺獲得へ 育成選手で再起に期待―プロ野球(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 長嶋さん「どうもありがとう」 文化勲章受章の記念セレモニー―プロ野球 - 時事通信ニュース 日本ハムの上沢は1億5000万円 プロ野球契約更改(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 日本ハムの金子、登録名を再変更 プロ野球(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【プロ野球】ヤクルト新助っ人、A.J.コールの強みとは 特徴やカギを握る球種に迫る - SPREAD オリックス能見は1000万円増 プロ野球契約更改(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 復活へ…元プロ野球DeNA 飯塚悟史投手 トライアウトに挑戦【新潟】(UX新潟テレビ21) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 33人が参加 2021プロ野球12球団合同トライアウト/詳細 - プロ野球 - ニッカンスポーツ 多和田ら合同トライアウト プロ野球(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 阪神の秋山は1億1000万円 プロ野球・契約更改 - 時事通信ニュース 「一律25%減ベース」巡り抗議受けたロッテ契約更改初日、14選手サイン(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 渡辺王将VSプロ野球選手軍 監督・戸辺七段は「責任重大」 第2回球王戦12日ニコニコ生放送で配信(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【プロ野球トライアウト参加者】中日に今季在籍の三ツ間卓也、武田健吾ら33人(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 西武多和田ら33人が参加 プロ野球12球団合同トライアウト/一覧(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース “プロ野球選手→コンサルタント”の元ヤクルト投手に聞く「プロ野球選手のセカンドキャリア」が問題になる意外な理由《松坂大輔、斎藤佑樹も引退》 - 文春オンライン DeNA宮国椋丞「あの日から」1年 野球観と人生観変化したトライアウト - ニッカンスポーツ ヤクルト・スアレス 韓国プロ野球サムスンと年俸最大100万ドル1年契約 - ニッカンスポーツ プロ野球 DeNA 山崎康晃投手 国内FA権利行使せず残留へ - NHK NEWS WEB プロ野球 正力松太郎賞 ヤクルト 高津監督 特別賞 初の2人受賞 - NHK NEWS WEB 日本ハム伊藤大海4100万円サイン「プロ野球選手の流れも勉強できた」(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース DeNAのロメロは残留 プロ野球(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「プロ野球選手」イ・デウン&「ラッパー」Truedy 結婚式写真公開(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース プロ野球選手会 28選手が約966万円を寄付 西武の中村剛也やSB千賀滉大ら「1イニング1万円」など(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【フジテレビ・中居正広のプロ野球 珍プレー好プレー大賞 2021】サヨナラ押し出し! - スポーツナビ「中居正広のプロ野球 珍プレー好プレー大賞 2021」 - スポーツナビ 「あなたが予想するパリーグ新人王」ベスト3発表…1位は“得票率8割超え”で宮城大弥、では2位は?《700人アンケート》(NumberWeb編集部) - Number Web - ナンバー 「日産最後のプロ」野上亮磨が語る都市対抗野球と日産野球部 - プロ野球 - ニッカンスポーツ ヤクルト村上、奥川らが「超プロ野球」収録で奮闘 来年1月9日放送 - ニッカンスポーツ 2021年プロ野球特別表彰選手/一覧 - ニッカンスポーツ プロ野球選手会「配慮欠く事案が顕著に」球団と契約協議に注力 - NHK NEWS WEB 「ちょっとふざけるなよ」選手会事務局長がロッテ、日本ハムなどに不信感 - ニッカンスポーツ ポンセ投手を獲得 プロ野球・日本ハム(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 大なた振るった中日立浪新監督、来季打線覚醒へ打撃フォーム改造&競争意識 - プロ野球番記者コラム - 野球コラム - ニッカンスポーツ プロ野球 選手会 来季の年俸事前交渉めぐりロッテに抗議文 - NHK NEWS WEB プロ野球 日本一のヤクルトがファン感謝イベント 神宮球場 - NHK NEWS WEB 西武の源田は1億9000万円 プロ野球・契約更改(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース プロ野球 巨人エースの菅野智之 海外含めたFA権行使せず残留へ - NHK NEWS WEB 阪神、右腕ウィルカーソンを獲得 プロ野球(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース プロ野球ドラフト3位の倉敷市出身・廣畑投手が千葉ロッテと契約【岡山】(RSK山陽放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 戦い終えて、感謝と決意…プロ野球ファンイベント(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 日立製作所・阿部博光が奪三振ショーも惜敗「プロ野球には今でも行きたい」 - ニッカンスポーツ 稲村亜美、結婚を意識もお相手にプロ野球選手はナシ? 「近寄ってこない」理由を説明(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【プロ野球】広島・鈴木の「移籍報道」に松田オーナーが大激怒…一体なにが起こったのか?(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース プロ野球パ・リーグ、22年の公式戦日程 開幕カード決まる(毎日新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース プロ野球 巨人の陽岱鋼など144人が自由契約に - NHK NEWS WEB 加藤克巳さん死去(元プロ野球巨人捕手)(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ミスした選手への正しい対応は? 元プロ野球選手が示す「心の開かせ方」とは…(Full-Count) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 広島・林 900万増の1500万円で更改 「プロ野球選手になったな」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース プロ野球 きょうからFA宣言期間 注目の選手は? - NHK NEWS WEB プロ野球 政府の入国制限受け、来春も外国人選手の来日に影響か(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「これが日本のプロ野球のあるべき姿」オリックスとの激戦制し日本一のヤクルト高津監督(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース プロ野球界もヤクルト日本一祝福!上原浩治氏「凄い試合でした」 堀内恒夫氏「5時間という熱い戦い」(サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ポジション別年俸ランキングからみる「プロ野球選手のお金事情」(幻冬舎ゴールドオンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ヤクルト日本一の裏で「ホークス」がプロ野球のトレンドに浮上 「内川聖一」も“5連覇”と話題に(西日本スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 巨人の古川が戦力外 プロ野球(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース プロ野球に必要な改革は「CSの廃止」と「外国人枠の撤廃」 ショボい日本から脱却するために(中川淳一郎)(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 将来のドラフト候補、元プロ野球選手、知られざる実力者…。都市対抗野球で見ておくべき注目選手(J SPORTS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 若手、中堅、ベテランに…弱者救済の世界ではないプロ野球 一斉育成契約、ノンテンダーに考える(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース プロ野球 ヤクルトだけが導入!動作解析 “ホークアイ” とは!? - NHK NEWS WEB 新庄監督誕生で「プロ野球界は終わりだというファンも...」 球界大物OBがそれでも期待する理由(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 西武の新選手会長に高橋 プロ野球(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【図解】ヤクルト、日本一に王手=オリックスを振り切る―プロ野球・日本シリーズ(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース プロ野球は来季も混戦の予感 「最下位」DeNA&西武も優勝の可能性あるか〈dot.〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ヤクルト、日本一に王手 オリックスを振り切る―プロ野球・日本シリーズ(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース プロ野球ソフトバンク ドラフト1位 風間 仮契約 背番号「1」に - NHK NEWS WEB プロ野球、観客制限撤廃目指す オーナー会議と日本野球機構(共同通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース プロ野球 日本シリーズ第1戦 オリックスが逆転サヨナラで先勝 - NHK NEWS WEB プロ野球 日本シリーズ第2戦 ヤクルトが勝利 1勝1敗に - NHK NEWS WEB ヤクルトが雪辱 セの連敗13で止まる―プロ野球日本シリーズ - 時事通信ニュース 「YouTubeが面白い元プロ野球選手」ベスト10…上原浩治は3位、里崎智也は2位(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース プロ野球日本シリーズ2021をPlayer!がリアルタイム速報! - PR TIMES 【図解】日本シリーズ、20日開幕=予告先発4年ぶりなし―プロ野球(時事通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース プロ野球広島 鈴木誠也 大リーグ挑戦を表明 球団も意向尊重 - NHK NEWS WEB プロ野球春季キャンプ有観客へ移行方針 シーズンは動員100%目指す - ニッカンスポーツ プロ野球 セ・リーグ ヤクルトが6年ぶり日本シリーズ進出決定 - NHK NEWS WEB プロ野球 パ・リーグ オリックス25年ぶり日本シリーズ進出決定 - NHK NEWS WEB プロ野球 きょうからファイナルステージ 日本シリーズ進出かけ - NHK NEWS WEB
https://w.atwiki.jp/achdh/pages/282.html
本編十六話*②* ③ マイはリナリアと名乗った少女の手をとり、共に簡素な照明が照らす艦内通路を歩む。少女の手は小さく繊細であり、僅かながら冷えている。歩みにややぎこちなさがあるのは、緊張のためだろうか。 マイは立ち止まり、少女に向き直る。 「それじゃ、改めて……俺はマイ――マイ・アーヴァンク。よろしくな」 「は、はい……。リナリアです……」 硬い動きでお辞儀をする少女。制動のはっきりした動作ゆえに、その勢いに負けて少女の頭部に乗っていた白磁の帽子が零れ落ちる。栗色の長い髪が扇状に揺れる。 マイは帽子が地に落ちる前に掴み取る。 「あ――」 「――ふー。何とか落ちずに済んだ。はい、これ」 マイは薄蒼色のリボンが小さく備え付けられた帽子を、少女に手渡す。少女――リナリアは栗色の髪を押さえ、俯きつつも言葉を紡ぐ。 「あ、ありがと……ございます」 途切れ途切れの小さな声でお礼を口にする少女。少女は帽子を手に取り、目深く被りなおす。マイは少女の小動物のような仕草を見て、出会ったばかりの頃のシルヴィアを思い出す。 リナリアと名乗った少女は、ソグラト付近に存在する旧補給基地を襲撃した「シーア・ヘルゼン」によって保護された少女である。 シーアが遭遇した状況というものが極めて奇異であるため、救出当時から今に至るまで、少女の身の上は誰もが知りえていない。 さりとて、それを問いただすには、リナリアの置かれた状況には緊迫したものがあった。また年齢もまだ幼いこともあり、そこら辺の問題は先送りとされた。 サンドゲイルの専属医であるアリーヌが言うところでは、少女の身体に怪我の類はないとされている。身体に僅かに残る緊張状態も、あくまで緊迫化した環境内に長期間置かれたことによる心と身体の硬直状態なのだろう、というものであった。 リナリアを保護することは、サンドゲイルにとってもまたひとつの活動だ。サンドゲイルはACを用いた遊撃傭兵部隊ではあるものの、戦災孤児を保護するという活動も行っている。 アーセナルハザードが発生して以来、地球上での紛争は激化の一途を辿っている。そうした中で企業間の戦闘行動による間接的作用、あるいは余波によって帰る家を失う者も少なくない。あるいは保護者が企業に属し、それ故に保護者を失うことで孤児となるものもいる。また、旧世代兵器による襲撃も、その孤児の発生に一役買っていた。 こうして生まれた孤児を、サンドゲイルは保護し、傭兵都市トラキアに立てられた孤児院に収容しているのである。 マイは少女を連れつつ、自身の過去を思い出す。 戦いの余波で失われた家族と家。何もかもが焼き払われ、未だ猛々しく炎上する街。陳腐ながらもこの世の終わりという言葉が的確と言えるほどの情景。 広がる景色は夕焼けよりも赤く染まっていた。現実味のない光景を前にしても、絶望は一切感じられないでいた。 一夜が明け、当たり前のように現れた朝陽が悲劇の光景を浮き彫りにした。動かぬ家族の姿に、慟哭の涙を流した。子供でしかなかった自分はただ泣く事しか出来ずにいた。 そんな崩壊した街中に現れたのが妙齢の男性だ。自身もボロボロになりながら、血だらけになりながら、それでも自分の手をとってくれた一人の男。 血と泥で汚れながらも、その硬い笑顔は眩しいものがあった。その男こそが現在のサンドゲイルのリーダー――シェルブ・ハートネットである。 マイは再び、リナリアへ視線を送る。 自分と少女の境遇は似て異なるものではあるが、それでも孤児であることに変わりはない。ならば、少女が自由な生を得ることが出来るまで、自分が保護しなければならない。 ――俺がやらなきゃダメなんだ。俺がやるべきことなんだ。 マイは内なる覚悟を持って、艦内の案内を開始した。 * リナリアをサンドゲイルで保護してから、既に一週間ほどが経過した。 「リナリア、走ると転ぶぞ!」 「大丈夫だよ。早くいこ、マイお兄ちゃん!」 「ま、待てって!」 シェルブはリヴァルディの廊下より響き渡る声音を聞き、歩みを止めずに物思いに耽る。 マイが傍につくようになって以来、リナリアは何をするにもマイの後を追うようになった。声音も明るくなり始めており、躍動感に満ちている。 リナリアはマイのことを兄のように見ているらしく、今ではマイのことを「マイお兄ちゃん」と呼び、慕っている。 少女はさながら雛のようにマイと行動を共にしている。そのような微笑ましい光景がここ最近、リヴァルディには齎されている。 艦橋に戻り、世界情勢の情報を閲覧していたシェルブは、自身の携帯端末に着信がきたのを知る。連絡主はアリーヌだ。受話機能を確立すると、端末越しのアリーヌがリナリアの件について伝えたいことがあるので、至急医務室に来てほしいとの旨を伝えられた。 シェルブはレイヴンとしての感覚、より有体に言えば戦場に身を置くものが持つ直感が脳裏によぎったのを感じた。人によればそれは胸騒ぎとも定義できるだろう。 シェルブは医務室へと赴く。センサーが動体に反応し、自動扉が開放。消毒液特有の香りが流入する大気の流れに連れ添い、鼻を突く。 シェルブ・ハートネットは室内へと歩み入る。シェルブは室内で待ち受けていた二人の人物、その取り合わせにやや驚きを覚える。 医務室で待ち受けていたのはアリーヌだ。室内には主であるアリーヌ以外に、別の人間が座していた。サンドゲイルの整備士であるショーン・ハワードである。 「よぉ、来たかボス」 「ショーンか。何故お前がここに?」 「まぁ、コイツを見ろよ。アリーヌ、さっきの画像を出してくれ」 ショーンはアリーヌへ言葉を投げかけ、シェルブに対し、ディスプレイを見るよう顎で差す。 アリーヌが医務室にある端末を操作し、数多あるファイルの中から一つの画像を選択し、ディスプレイ上に表示する。 「はい、これよ」 表示されたのは電磁波測定によって人体内部を投射した画像だ。表示されたのは人体の部位における脚部だろう。 皮膚とその境界線、そして骨部分が色合いの濃淡の違いで分けられている。 「リナリアの透過画像だ。アリーヌ、例の部分を拡大してくれ」 アリーヌが端末を捜査し、画像の一部分を選択。徐々に拡大させていく。 その画像の中、淡白な色合いの中に不審な黒点が表示される。専門的知識を持たないシェルブは、それが何であるかを断定することは出来なかった。 「これは何だ?」 「盗聴器と電波送信を兼ねた通信機だ」 「なに……?」 ショーンの言葉を受け、シェルブは目つきが細まる。その二つの言葉が意味するところの重大さを認識し、シェルブは驚愕を覚えた。 その二種の装置が意味することは一つだ。サンドゲイル内で得た何かしらの情報を発信し続けているということである。 「周囲に飛び交う電波に情報を差し込んで送受信を行うっていう、特殊な装置だ。一見するとわかんねぇし、受信機で拾ったところで専門の機械とアルゴリズムを解析出来るソフトがないと見つからない代物だ。中々手が込んでやがるぜこれ」 「どうしてわかった?」 「シーアの野郎が少し、意味深なこと言っていてな。俺もそれとなく観測していたんだが、まったく引っかからなかった。それで杞憂だと想っていてそのままにしてたんだが……。見つけたのはたまたまだ。通信機の修繕中、送受信のテスト起動をした時のことさ」 ショーンは腕を組みなおし、続ける。 「ノイズレベルの信号だが、何だかキレイ過ぎるノイズに見えてな。適当に解析ソフトにぶち込んでみたら案の定、不可思議な情報を獲得した。解析ソフトがないから、不審な電波情報の域を出なかったがな。その後にアリーヌがちょうどこの件を伝えてきてな。それで合点がいったのさ」 「なるほどな……」 「今回の検診は、あくまであの子の心の状態が落ち着いたからやっただけのもの。実際、あの子は拒絶をしなかったわ。ここにある機器見つかる程度のものなら、あの子自身がこの事を知っていれば拒絶するはず。拒絶しても、それはそれで不自然だけどもね」 アリーヌが流麗な長髪を耳にかけ直し、事の次第を伝える。長い脚を組みなおし、自身が持つ考察内容を口にする。 「つまり――リナリア本人が感知せぬところで、これが埋め込まれたということか?」 「自然に考えれば、その可能性が高いわね」 シェルブは黙して、一連の事柄の整理を行う。 既にリナリアを保護して一週間以上が経過している現状、今からその根源を絶ったところで手遅れであることは揺るがないだろう。 「取り出せるものではあるのか?」 「不可能ではないけども……、ココでやるのは余りオススメできないわね。それに――」 「その不信を形にしてしまうのもまた、難儀だな」 「そうね……」 どのような形にしろ、この事柄、リナリア本人は無論のことながら、サンドゲイル全体にも少ない衝撃を与えるだろう。その衝撃は不信感、疑心暗鬼へと変じ、それは波紋となって組織内を病のように伝播する。 そうなってしまえば、組織は内側から蝕まれ、瓦解する可能性さえ生じてくるだろう。 問題なのは、何から何まで不明瞭なことだ。誰が、何の目的で、何処へ向けて情報を発信させるように仕向けたのか。その全てが不明瞭なのである。 そこにリナリア本人が一枚噛んでいる――とは到底思えたものではないが、その可能性もゼロではないのだ。確認が出来なければ、リナリアがスパイでないという事象さえも確立することが出来ない。 「何はともあれ、だ。リナリア本人がウチをどうこうしようとしている、とは思えねぇのは確かだな。そんなタマじゃねぇだろうよ。けど、それはどっちだろうが同じことじゃねぇか? 元々単独でやる意味がない以上、コレの裏には必ず何か潜んでるだろ」 「ソグラト……いや、さらにその裏か?」 「そこまでは堂々巡りだからお手上げだ。けど、これだけは言える。リナリアにコレを仕込んだ人間は、何かしらの目的のためにサンドゲイルを狙っているってことだ。これは面倒だぞ、シェルブ」 「お前の言うとおりだな」 現状、裏に潜む何かを突き止めることは叶わない。だがそれでも、現状で確定できる情報が唯一ある、と整備士は語る。 それは確実なる敵対者が存在し、かつ勝利するための算段を得るために情報の会得を行っているということだ。つまり、近い内にサンドゲイルは襲撃を受けるということである。 「どうするの、ボス?」 * マイはリナリアを連れて食堂へと向かっていた。 この一週間、マイはリナリアに付きっ切りで世話をしていた。事情がある場合のみ、シルヴィアやエイミに手伝ってもらっていた。そういった例外を除き、マイは生活のほとんどをリナリアと共にしていた。 一週間という時間が長いようにも思え、短いようにも感じる。リナリアは見違えるように明るくなり、今では孤児達の中心にいるほどである。 「マイお兄ちゃん、今日は何を食べるの?」 笑顔満ちる表情は、リヴァルディに来たばかりの頃とは異なる様だ。だがこの明るい表情こそ、少女が本来備えていたものなのだろう。 「そうだなぁ。もう豆料理は飽きたし……今日は西欧州料理なんかがいいな」 「それじゃ、私もそれにする!」 「え。本当にいいのか?」 マイは意地の悪い笑みを浮かべる。その意図が把握できず、リナリアは首を傾げる。 リナリアには兄がいたと、マイは聞いていた。旧世代兵器の侵攻により母親と兄を失ったそうだ。唯一の父親もまた、ソグラトで命を失っていた。 リナリアはマイのことを自分の兄に重ねてみていた。そのことをマイは聞き及んでいるのは、リナリア自身から口にされたからである。 マイ自身、その接し方に当初は気恥ずかしいものがあったものの、今は幾分慣れていた。慕ってくれていることには変わりはないのだ。ショーンやアリーヌに冷やかされるようなことが幾度かあったものの、それはある意味、周りから認められているとも言えることだろう。 マイとリナリアは食事を載せるプラスチック製のプレートを持ち、それぞれ料理を載せていく。 テーブルへ着席し、料理を見るや否や、リナリアは呻き声を漏らす。 「うっ……」 マイが選択したのは、並々と魚介類が投入された西欧州の海鮮料理だ。煮込まれているとはいえ、小さな魚がまるごと入っているというのは、初見ではかなり堪えるものがあるだろう。ましてや子供ならば、その生々しさに屈することも少なくない。 「ははははっ! だから言っただろ? いいのか、って」 「うー……。んもう、意地悪っ!」 「はは、ごめんごめん。こうやってさ……、こうして……」 マイは食べやすいように小魚を切り分けていく。 スープで煮込んだ魚は柔らかく、刃物を使わずとも切り分けることが可能だ。リナリアのプレート内にある魚、その身を潰さないよう、解体していく。 香辛料が効いているため、魚特有の臭みは生じない。芯まで味をしみ込ませた魚は実に美味だ。だが味はともかくとして、その外見を受け入れられないという者は多いだろう。 マイはその外見が気にならないよう、魚を細かく切り分けていく。 「これならいいだろ?」 「うん……。ありがと、マイお兄ちゃん」 そのような微笑ましい光景を離れた位置から見る少女が一人いる。シルヴィアである。 シルヴィアはエイミと共に食事を取りつつ、しかし視線はマイとリナリアの二人へと注がれている。食が進んでいる様子はない。 シルヴィアは視界の端にある明るい光景を見やり、溜息をつく。 「……はぁ。あの二人仲良いね……」 「そうね。なんだか本当の兄妹みたい」 「本当の――か」 シルヴィアは侘しい声を発する。嫉妬を交えた負の感情は一転して、寂しさで満たされていた。 「寂しい、シルヴィ?」 「……別に」 「ふふ、顔と言葉が合ってないわよ」 「そう……だよね……」 シルヴィアは食欲が出ずにいた。それでも食事をせねば活力は出ず、無理やりにでも料理を頬張っていく。 シルヴィアは視線を転じ、食堂全体を見渡す。シルヴィアとてサンドゲイルに所属している人たちは多くの面々、その全てを把握しているわけではない。だが一度見かければ、例え深くは知らずとも面識を覚えるものだ。 だが、食堂の内に一度も見たことのない三人組がいるのを見咎める。接しているのはシェルブだ。 「あれ、あの人達――って」 シルヴィアの言葉を遮るかのよう騒がしく現れたのは、子供達の集団だ。孤児達の一団が一斉に流入してくる。その最後尾にはいるのは黒衣を纏う隻眼の男。 サンドゲイルに所属する人物の一人――アハトである。 ――うっ……。 シルヴィアはアハトの存在を見咎め、思わず口の中の入ったリゾットを飲み込んでしまう。喉に強烈な圧迫感を覚え、胸を小さく叩く。 静かに歩みを進め、子供達の後を追うアハト。その体躯は長身痩躯であり、靡く髪は刃のような銀色。片目は白磁の眼帯で覆われ、物々しい黒衣を身に纏っている。 他者の存在を拒絶するかのような、ある種の圧力さえ感じさせる装いだ。シルヴィアはアハトの雰囲気を苦手としていた。むしろ怖いという印象さえ、抱いていた。 ソグラトの一件で、アハトが自分とマイの窮地を救ってくれたのは事実だ。その恩もあってか、多少の恐怖は拭えたものの、それでも未だなお正面から一人で相対するのは難しい。 物々しい服装や無口な態度から怖さを感じたのかといわれれば、そうではないだろう。それよりも恐れを感じるのは、時折覗く、濡れた刃のような雰囲気か。 子供達から慕われているということは、悪い人間ではないのだろう。そうでなければシェルブが受け入れるはずもない。サンドゲイルのリーダーであるシェルブが受け入れたということは、彼は信頼に足る人物であると仮定してもいいはずである。 近くまで歩み進めたアハト。片瞳だけで見下ろし、問いかける。 「――あれは?」 アハトが静かに示しているのはシェルブと相対している、見慣れぬ三人組みのことだ。エイミはアハトの問いかけに答える。 「ソグラトの件で移動手段を失った家族だそうよ。ほら……私達のせいも少しあるし……。こちらとしても……ね?」 「……そうか」 * 廊下を音もなく歩く男が一人いる。刃のような銀髪を揺らす人物。威圧的な黒衣を身に纏い、白磁の眼帯で片目を覆っている。他者を寄せ付けない雰囲気の男の名はアハト。サンドゲイルに所属する人物の一人だ。 アハトの前方では、孤児達が右往左往しつつ歩んでいる。お互いがお互いを小突き合いながら、笑みを絶やすことなく食堂を目指している。 戦地で見捨てられた孤児達は、今ではこうして仲間と共に笑い合いながら生活している。それは子供がかくあるべしという姿だろう。 アハトは硬い表情のまま、片眼だけとなったその瞳で目の前の光景を見据え、自身を振り返る。 意味なき復讐を終え、数多の人物を犠牲にし、そしてそれ以上に多くの人を殺めた。返り血が滴るその生涯に、存在意義は一切ないだろう。 そのような自身の物語に己で終止符を打つというのも、また一つの方法であった。だがそれに異を唱えた者がいた。自身と同じく、生体研究所で身体を改造された人物だ。 さながら詩人のように謳う彼女は、終止符を打つことを否定した。その理由は単に、つまらないから――という子供染みた内容であった。 『君は生まれたばかりの赤子なのだよ。故――君は次に童子を目指したまえ。高きにある何かを求めてその手を伸ばし、その脚で未地を駆けるのだ。案ずることはない。一度死んだというのなら、君を縛る楔は既に存在しないのだ。素直に生きれば良い。そのようなつまらぬ判断で、私の楽しみを奪わないで欲しい。では――始まりの鐘を打ち鳴らそうか。新しい物語の幕開けである』 旅の楽人を称する彼女、自身と同じく生体改造を施された女性――フィリーネ・ユーヴェルリートはそう言い残した。故に自分は第二の人生を送ることを決意した。 果たしてそれが他者から許されることなのかどうかは、判断が難しい。その命題に「決して許されない」と勝手に断定させてしまうのもまた、自分の罪から逃げようとする自分勝手な行動とも取れるだろう。 罪と咎の狭間で漂う己にこのような平和な一時を得る資格がないというのなら、その時は確実に訪れる。だが――。 ――今はこれでいい。これでいいのだろう……。 忘れるな。何もかもを忘れるな。殺めた人も、犠牲にしてきた人も。その全てを失われぬよう記憶に留める。恨みを込めた視線、投げかけられた呪いの言葉。その全てを刻み留めておく。 それ故に、今、この目の前で繰り広げられる童子のじゃれ合いはかくも尊く、美しい。眩しく、瞳を逸らしたくなるような光景である。 「アハトおにいちゃん、はやくー」 「――あぁ。すぐ行く」 アハトは孤児達を追い、食堂へと足を進める。視線の先、食堂に見慣れぬ人物達がいるのを見咎める。片目の視線だけでその対象を捉える。 男女を含めた三人組の一団だ。そのうち二人は女性であり、残り一人が男性である。女性二人には外見から年齢差を推察することが出来る。片方は妙齢の女性であり、年齢は三十代前半ほどか。もう一方は反して、十代後半を思わしき少女である アハトは近くで食事をしていたエイミに問いかける。 「――あれは?」 「ソグラトの件で移動手段を失った家族だそうよ。ほら……私達のせいも少しあるし……。こちらとしても……ね?」 「……そうか」 両親と思わしき、大人の男女。その脇に小さくたたずむのは、白磁の長い髪が美しい少女――のような外見の人物である。髪が時折扇のように優雅に広がる。身に纏うには、血の如き真紅のドレスだ。麗しいと共に狂的な装いにも見える。 アハトはその人物等とシェルブとの会話を拾うため、それとなく耳を澄ます。 「ソグラトを出たらいきなりこんなことに……。荒野に放り出されたとあって途方にくれていたところでした」 「その件については、我々にも責任の一端があるだろう。部屋は用意してあるから、寛いでくれて構わない。足りないものなどは遠慮することなく、言って欲しい。出来る限り用意しよう」 「ありがとうございます」 「では部屋へと案内しよう。マイ――」 シェルブに呼ばれたマイは、シーアが救出したとされる少女――リナリアに別れを告げ、渡航者である家族の一人――白髪の少女を連れて艦橋から退出する。 二人の去り際――正確には白髪の少女の姿をアハトは見つめる。少女の姿に違和感を覚える。それがどういった違和感なのかを突き止めようと、その動きを細かく見聞していく。 ――重心か? いや、それとも……。 そのような思考を知ってか知らずか、近くを歩いていたショーンがアハトの視線の先に気付き、己が予想を口にする。 「どうしたアハト? さては――ああいう娘が好みだったりするのか?」 笑いを込めた冗談交じりの言葉を受け、アハトはショーンに視線を向けることなく沈黙を継続する。ショーンがその沈黙に対して罪悪感を覚え、取り繕おうと慌て始める。 ――いや、気のせいだな。 銀髪の男は自身が感じた違和感のようなものが杞憂なものであると判断し、思考を打ち消した。 * マイはサンドゲイルで保護した白髪の少女を連れ、リヴァルディ内に存在する空き部屋を目指す。 渡航者の三人のうち、両親はシェルブとの対談があるとのことだ。彼等の一人娘だけがマイの後についていた。 少女の名はラトラ。乳白色の長い髪は、老いによるものではない。さながら深雪を塗されたような、気品さえ感じさせる美しさだ。反して、身に纏っているのは真紅の婦人礼服だ。その色合いの対比は極端であり、しかし少女が纏うことで妙なる統一感を示していた。 マイは少女――ラトラを連れて部屋を紹介する。 「この部屋を使っていいってさ」 「まぁ、広いのですね。このような広いお部屋をお借りしても宜しいのですか?」 ラトラと名乗った少女が両手を組み合わせ、感嘆の言葉を口にする。女の子らしい柔らかな仕草である。 「親方が良いって言っていたからね。サンドゲイルは人の流入も多いけど、同時に出て行く人も多いから。今はけっこう部屋が余ってるのさ」 「本当にありがとうございます」 「何かあったら遠慮なく呼んで。通信機の番号、教えておくよ」 「貴方は――優しいんですね」 白髪の少女が柔らかく微笑む。乳白色の髪の奥に潜む、氷蒼色の瞳に添えられた信頼の視線で送られ、マイは動揺する。 「あぁーいや……。優しくなんかないよ」 「ふふ……」 口元を小さく隠し、微笑む少女。ラトラの笑い方は、マイにとっては初めてのものだ。これほど女の子らしさを感じさせる微笑みを、マイは終ぞ見たことがなかった。 マイは動揺を押し隠し、ラトラを連れて艦内の案内を始める。渡航者の少女――ラトラは戦艦リヴァルディが珍しいのか、くるくると表情を変えていく。 その表情は明るいものの、仕草は所々で柔らかい。マイはラトラがシルヴィとは対照的な女性であると感じた。 医務室、作戦会議室、AC格納庫などを案内し終えたマイは、次にリヴァルディの艦橋へと向かう。 「それで、ここがリヴァルディの艦橋だ。ここから外の景色が一望できるよ」 「あら……ここは遠くまで見えますね」 少女は踊り舞うかのように艦橋を右往左往する。少女が移動するだけで、無機質な艦橋は華やかなる舞踊会場の如き様相へと変異する。 その麗しい光景に、艦橋にいる皆々が振り返る。艦橋の端で景色を眺めていた栗色の髪の少女――リナリアもまた、例外ではなかった。 「あ、マイお兄ちゃん!」 マイの姿に気付いたリナリアが声を上げ、マイとマイが連れている少女――ラトラの下へ駆け寄る。 「ここにいたのか。あ、この子はしばらくリヴァルディに滞在することになったラトラ」 「あ、あの……始めまして。リナリアです」 「始めまして。ラトラと申します」 リナリアの緊張を残したお辞儀に反して、ラトラが優雅にお辞儀を返す。マイは目の前の光景に、どことなく小動物同士が相対したかのような、そんな感想を抱いた。 そうして二人が手を握り合う。対照的な二人の色彩。背丈のほどはラトラのほうが高い。さながら、姉妹のような印象を与えた。 だが二人が手を握りあったその瞬間、異変は生じる。リナリアの体勢が崩れ、白磁の礼服が風に泳ぐ。地面へと吸い込まれ始めたのを留めたのは白髪の少女――ラトラであった。 ラトラは転倒しかけたリナリアを抱きこみ、リナリアのこめかみにガンメタリックに輝く銃が突きつけられる。一瞬の出来事にマイは一切、何も出来ずにいた。今、目の前の光景が一体何の意味をもたらしているのか、戸惑う。 その異質なる光景の意味を把握し、艦橋に静けさが増す。その場にいた者が皆、自然と黙す。 「感謝するよ、リナリア。まさか君がちゃんとこうして生きているなんてね」 ラトラが発した声は、今まで発していた高い少女然とした声ではない。男性にしては些か高く、しかし少女とするには低い音程を伴った声音だ。中性的ということもできるだろう。 マイはその光景とラトラが持つ銃に動揺しつつも、努めて冷静に問いかける。 「ラトラ、これはどういうことだ?」 「どうも何も、こういうことさ」 艦橋に二人の男女が入り込んでくる。少女の両親と名乗った男女二人だ。二人がその手の内に携えているのは、自動小銃である。その光景の意味を、艦橋にいる皆が把握する。 「反応が途絶えたから、事と次第によっては完全制圧を試みようとして乗り込んだはいいが、まさかこんな体の良い人質がいるなんてね。僕等は祝福されているようだ」 「人質だって……?」 「言葉どおりの意味さ、マイ・アーヴァンク」 ラトラと名乗っていた人物が唇の端を上げ、笑みを象る。今まで見せていた好意を含んだ麗しい笑顔ではない。半ば狂気さえ湛えた笑みを浮かべる少女。否――目の前の人物は真にただの少女なのか? マイは再び少女――と思わしき人物にその名を問う。 「お前は誰だ?」 「僕は――ミラージュ社特務工作班・第一班所属――カイ・ラタトスク」 少女と思わしき人物が名乗りを上げる。その意はミラージュ社所属の工作員。 「さて――僕は君達に命じよう。君達が所持している生体演算装置――もしくは有機戦略体機構とも言ったかな? それを僕等に提示したまえ」 「生体演算装置?」 「アスセナ基地で手に入れた、異様に綺麗な人形がいたろう? それを出したまえ」 マイはその言葉に、一人の人物を思い浮かべる。 ――イリヤのことか。 合点がいき、息を呑む。ソグラトの件に続いて、再びミラージュはイリヤ奪取のための部隊を組織したのだろう。 だが、イリヤを差し出すことは出来ない。不可能な理由はただ一つ、この場に存在し得ないからだ。 「それは――出来ない……」 不可能という言葉をどう捉えたのか、白髪の少年は氷蒼色の瞳を不機嫌そうに細める。 「――へぇ。ということは、それは死体になることを望む――ということでいいのかな?」 狂気を帯びた少年の瞳。死体になることを望むのか、と問うているように思えるが、その実は異なるだろう。その瞳は明確に、引き渡したところで命の保障はしない、というのを危うさを感じさせるものだ。 「そう難しい選択じゃないだろう?」 カイはリナリアに突きつけた銃口を下げ、おどけたような仕草をとり、言葉を続ける。 「この艦内にいるのは一〇〇人ちょっとかな? それを助けるためにたった一人を差し出すだけさ。簡単な計算だよね。一人を生贄すれば、みんながハッピーエンド。それとも何? 僕等のために犠牲になってくれ、って言葉にして言うのが怖かったりするのかい?」 「無理なんだ。……もうここにはいない」 「――は?」 苦渋の選択の末に吐露した言葉。その言葉を意味することを瞬時に把握できずにいた白髪の少年――カイは呆けた声を出す。 「この艦にはもういないんだ……」 「なにそれ、面白くないよ。大体嘘吐くならさ――」 「お前が捜し求めているもの、イリヤならエデンⅣのターミナル・スフィアへと送った」 会話を遮ったのは、サンドゲイルの中心人物シェルブ・ハートネットだ。 「――対象〇〇一、サンドゲイルのリーダー――シェルブ・ハートネットだね。それは本当かい?」 「真実だ。スフィアとの交渉は既に終わっている」 「へぇ。てことは何、君ら、アレを他人の手に渡したわけ?」 「真実を言えばそうなるな」 シェルブは動揺することなく、毅然とした声音で答える。それはこの危機的状況下にあってなお冷静さを失わないという、歴戦の勇士であって始めて出来ることだろう。 この状況で黙すのは危険と言える。半ば命の取捨選択を握られている状態である以上、握り手の要求に答えなければ、その場でその命が奪われかねない。 「お前の求めるものはない。だから――」 「だから、何?」 「だから手を……引いて欲しい」 マイは万感の想いを込めて、カイを見据える。 「ふふ……あはは……」 少女の装いをした少年――カイが、押さえ込むように笑い出す。リナリアを抱き寄せた手で小さく口元を押さえる仕草は、その装いに正しく、少女然とした麗しい姿である。 僅かな微笑みの後、白髪の少年は堰を切ったように笑い出す。 「あははっ! いいね! すごくいい手だよそれ! 最高じゃないか!」 見目麗しい、童女のような外見を持つ少年が明るく、狂気的に笑う。 「はは……、人からモノを盗んでおいて、もうありません? 他の人に渡しちゃいました? 見逃してください? あはははは…………ふざけるなよ糞がッ!」 白髪の少年は麗しい外貌を歪ませ、激昂を露にする。リナリアのこめかみに突きつけていた銃、その銃口を少女の脚へと押し付け、留まることなく引き金を弾く。 雷鳴の如き銃声が鳴り響き、次いで少女の悲鳴が上がる。白磁のワンピースドレスが鮮血に染まっていく。滴り落ちる血流が小さな血溜まりを形成する。 白髪の少年はリナリアに太ももに手を這わせ、その鮮血を拭い、舐め取る。少女然とした装いのカイが行うことで、ある種の倒錯的な光景を演出している。リナリアは嗚咽を漏らし、痛みの余り涙を流す。 マイは目の前で起きた光景に駆け出そうとするも、視界の隅に捉えた自動小銃の銃口を見咎め、踏みとどまる。深い憤りは黒光りする銃口によって押さえつけられた。 「はぁ……、何なの君等。人からモノを盗んでおいてさ。よくもまぁ、そんなことが言えたもんだね」 「……くっ」 「正気を疑うね。まさかアレの価値がわからないわけないよね。むしろ理解したからこそ、自分達の下あったらまずいから、他人にあげちゃったとか、そんなところ?」 「イリヤは……モノじゃないんだ……!」 「どうでもいいよそんなの。どっちにせよ、君等が盗人である事実に変わりはないしね。ってことはさ、君等は僕等に何の償いもしないことになるよね。じゃあここで――代価を払ってもらおうか」 突きつける銃口の強さが増したのか、その痛みに怯む、嗚咽を漏らすリナリア。それが意味するところに、次に齎されるであろう惨劇を予感し、その場にいたもの全てが凍りつく。 「あぁ、君がここで枯れ死んでしまうのは、そこの男――マイが原因なのさ。恨むなら彼を怨んでおくれ。それじゃ――」 「やめろ!」 「――なぁ、マイ・アーヴァンク。僕等はあの時――アスセナから帰る君に、こう伝えたはずだよね。何か見つけましたか――って」 「――っ!」 「そして君はこう答えた。何も見つけてはない――と。これに間違いはないよね?」 「――あぁ……」 マイとカイの会話を受け、シェルブは意図せずマイに視線を送る。 「マイ、お前――」 マイは不吉な視線に唇を噛む。拳を強く握りこむ。 「そして僕等は、君達の中に生体CPUがいることを確認した。これに間違いはない。てことはさ、君はクライアントに嘘の報告をしたわけだよね?」 「マイ、そういうことだったのか?」 マイはシェルブの問いかけに、拳を握り締める。シェルブの落ち着いた声音が返ってことの深刻さを示しているようにも思える。 「結果的に――そうなる……」 「てことはさ、この状況も、何かもが君の責任というわけさ」 「ぐっ……」 「君の責任だよ、君の」 マイは強く噛んだ唇から血が流れ出るのを感じ取る。イは痛みと憤りを押さえ込み、己が心中に打ち立てられた決意を言葉として露にする。 「――俺が責任をとるから、だからその子を――」 「へぇ。なら君が代わりとなるかい?」 「あぁ――」 カイがこみ上げる笑いを抑えるかのように、小さく笑う。 「そうかい。いやいや、痛々しい英雄っぷりだね。だ、そうだよ、リナリア」 「マイ、お兄ちゃん……?」 リナリアは脚の痛みに涙を浮かべながらも、己を救ってくれる人物に向けて声を発する。儚く、脆ささえ感じるその声に、マイは精一杯の優しい表情を象り、微笑を返す。 「あぁ、それと――。これは今回の件での僕からの最後のお礼だ。受け取っておくれ」 「は、はい……。――え?」 カイがリナリアの首に装着させたのは、冷えた金属光沢を放つ機械装置である。簡易ディスプレイには数値が示されている。 カイが円輪の縁にあるスイッチを押し込む。簡易的な警告音らしきものが響き、次いでディスプレイ上の数値が一六から一五へと転じる。それがどんな意味であるか、この場にいた全ての人物が把握し、騒然となる。 怒号と悲鳴が飛び交い、その合間を警告音のような音が無慈悲に響いている。少年は軽やかに口笛を吹く。既に数値は十を示している。 「あと九秒――だね」 カイは邪なる笑みを浮かべながら、リナリアの背面を足蹴にする。脚を銃弾で打ち抜かれたリナリアは受身を取ることも出来ずに、その場に倒れ伏す。 その装置の数字が示す意味を理解したマイは、足早に少女の下へと駆けつけ、その首輪を掴み上げる。金属製の機械首輪をはずそうと試み膂力を込めるも、その反動で痛みを感じたリナリアが顔を顰める。 指の入る隙間はほとんどなく、如何程膂力を込めたところではずれる気配はない。耳元に飛び込む、カウントダウンを示す音が次第に大きく、反してゆっくりと響く。 「くそ……、くそ……!」 マイは憤りの言葉を吐きつつ、必死の思いで装置の取り外しを試みる。次いでマイが感じたのは衝撃だ。突如、思いもよらない人物から押し出されたマイは、尻餅をつく。 マイは刹那の後、リナリアに突き飛ばされたということを知覚する。視線の先には、血に染まる白のワンピースドレスを着込む少女の姿がある。 涙に塗れた瞳で笑みを象り、そして――。 「マイお兄ちゃん、ごめんなさ――」 マイはその笑顔を前に再び駆けようと試みるが、背後から首根っこを捕まれ、圧倒的な膂力によって引き戻される。時の経過がゆったりと感じられる中、マイはリナリアの笑顔を明確に記憶する。 瞬間、轟音が轟いた。 →Next… ③ コメントフォーム 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ml37/pages/190.html
imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 彼らの頭の上には、こんな感じの月が… (ば……馬鹿な……) 一瞬にして頭が動揺で真っ白になる。 闇之閃は、本拠地のある東日本から西日本であるこの地に訪れる。そして、相当の情報量を持っている筈の姫路藩藩主ですら困惑していたのだから、闇之閃が西日本に来たのはこれが最初に違いない。 だとしたら、闇之閃は姫路藩の東側からこの地に到着する筈ではないのか。 しかし今、闇之閃は西に延びる街道の入り口に立っている。それは、彼女は西から来たことを意味していた。 (そんな……何故だ……) 地理的に、明らかに、おかしかった。 しかし、現実としてこうなってしまった以上理屈は何の意味も持たない。私が何を考えていたとしても、それによって闇之閃が目の前にいるという事実が変わることなどないのだ。 落とした提灯に照らされている彼女の足が、一歩前に進められた。 ――――ジャリ 張り詰めた沈黙の中に響く、踏まれた砂利の音。それが場にさらなる緊張感をもたらす。 ――――ユラリ そして、上体をよろめかせながら、さらにゆっくりと一歩。 まるで魂の抜けた人間のようにゆらゆらと、しかし確実に闇之閃は私達との距離を詰めてくる。その無機質さが、私達にさらなる恐怖を掻き立てる。 出来るものなら、市三郎のように完全に竦み上がりたかった。必死になって自分を御している方が何十倍も辛い。 「その方、闇之閃で相違ないな」 しかし、二人共殺気に金縛りにされていては、やられる一方になってしまう。 本能的に怯える自分を叱咤して闇之閃に声をかける勇気を振り絞るが、答えは返ってこなかった。紐の切れた操り人形のように、ただゆらりゆらりと歩むだけ。 「お、お前、な、なんか、言ったら、どうなんだ……っ!」 市三郎の叫びにも、無言。 だが進める足は止まらない。故に、徐々に私達二人と闇之閃の距離が縮まっていく。 そしてとうとう、闇之閃が私達に手を触れるまであと十歩という所まで彼女が来た。 私が腰に提げた刀の柄に手を添えた時―――― ふっと、闇之閃は砂利の踏み鳴らす音と共に立ち止った。 彼女が来る前のものとは比べ物にならないほど、重い沈黙。 いつの間にか凪いでいた風が、思い出したかのようにまた三人の間を吹き抜けて行った。 静寂。 やがて、闇之閃が口を開いた。 「……殺す……」 それが始まりの合図。 そうぼそりと呟くと、全く予備動作を見せずに闇之閃が刀を大上段に掲げた。それを見て、私も咄嗟に刀を鞘から引き抜く。 「ここまで来たら、やるしかない。上手くいなしながら隙を見て逃げるぞ」 「何とか、死なないようにして下さいよ、殿!」 闇之閃に竦み上がっていた市三郎も、あくまで武士だ。危機的な状況を察知して恐慌状態から何とか脱出し、しゃんという気持ちの良い音を出して刀を抜く。 私は、先程までのふらついた歩みからは考えられないほど凄まじい速さでこちらに駆ける闇之閃を迎撃するべく、刀を構えた。 そして、 ――――ギィィィン 闇之閃の刀と私の刀が打ち合わされた高い音が、夜の戦いの火蓋を切って落とした。 闇之閃は、私の喉元を斬り裂こうと、或いは貫こうと、手に持つ刃渡りが長めの刀で攻撃を仕掛けてくる。 その精度は、例えるなら虎が鹿を捕らえるかのような獰猛さ、そして熊が鮭を捕まえるかのような速さを兼ね備えていた。尚且つ、その一つ一つは正確だ。 私は闇之閃の隙につけ込もうと全神経を集めて彼女の立ち筋を観察するが、それが徒となって防戦一方に追い込まれる。 一つ間違えれば、即死。 手に汗が滲む程張り詰めた打ち合いは、次第に過激になっていった。それに伴い、足元を掬いに来た攻撃を宙に跳んで避ける、地面を転がり横に流れた斬撃を躱す、というように手合いの形すらも崩れていく。 形を意識して相手をしていては確実に斬られる相手なのだから、野性的な動きを強制されたとしても止むを得ない。 だが、常識の額に収まらない刀の扱いをするのは、私だけでなく闇之閃にも当てはまることだった。 「……」 無言で刀を振るうその姿は、まるで死神そのもの。電光石火の速度で繰り出される斬撃は、人間の為せる範囲を優に超えている。 ―――――ザン 闇之閃が刀を大きく横に振り、鋭い斬撃を私に仕掛けてくる。刀では受けきれないと判断した私は、咄嗟にしゃがみ込んでその刃をやり過ごす。 頭上で空気の切り裂かれる音が響き、刀を振り切ったことで生まれた闇之閃の隙に反撃を叩き込もうと、曲げていた膝を一気に伸ばした時だった。 ―――――シュッ 闇之閃の刀が振り切られ、そのひっ先が私の後ろに建っていた民家の屋根に僅かに触れた途端、信じられないことにその屋根の瓦が音もなく切り落とされて私の頭上に降ってきた。 「くっ……」 全く予想していなかった展開に慌て、本能的にその場から飛び退くことで何とか瓦の下敷きになることは免れる。 切られた瓦が鈍い音を立てて地面に落ちる。その不吉な音を聞いた途端、恐怖で体が震えた。 (無茶苦茶だ……) 幾ら振るう刀の切れ味が良くても、石で作られた瓦を切断するのは至難だ。それを、まるで豆腐を切るかのような鮮やかさを伴って可能にしているのは、計り知れない冬瑠の速度と膂力であるとしか考えられなかった。 人間業ではない。まるで攻城兵器だ。 しかし、闇之閃はそのことを気にも留めていない様子で、刀を振り切った体勢から更なる斬撃の予備動作に入る。 急いで再度迎撃の構えを取った時であった。 「うわああああああ!」 屋根が崩れた民家より、一人の藩民が飛び出してきた。 自らの家の屋根が唐突に壊れたことに恐れをなしたか、私達の存在に気付いた様子もなく、叫びながらその場を右往左往している。 恐慌状態に陥ってしまっているのは一目瞭然である。 そして、それがこの手合いの終止符を打つことになる。 踏み込みの姿勢を取っていた闇之閃が突然構えを変えて、私達ではない――――藩民に向かって猛進したのだ。 殺気は本物だ。 表に出てきた藩民を邪魔だから殺してしまおう、という魂胆だろう。 「させん!」 それに気が付いた途端、一瞬だけ闇之閃への恐怖が姿を隠し、代わりに正義感が大きく私の感情を占めた。 ただの一般人である藩民を見殺しにすることなど、旅の指南云々の前に三河武士としてあるまじき行為。混乱して闇之閃の接近にも気付いていない藩民を助ける為、闇之閃に負けじと全力で藩民の方へ走った。 「と、殿ぉ!」 が、それが罠だった。 全身に活を入れて地を蹴り、全力で走り出した途端、私の後方で市三郎が金切り声を上げた。 「どうした、市!」 そのあまりにも切羽詰まった市三郎の声に只ならぬ不安を覚え、私は首が捻じ切れるほど勢い良く振り返り―――― そして愕然とした。 藩民の方へ踏み込んだ闇之閃の行為は、囮だった。 私には藩民に向かって走っていったように見えた闇之閃は、いつの間にか市三郎の後ろに回り込み、喉元に刃を突き付けて市三郎の動きを封じていた。 彼女の本当の目的は先に下級武士である市三郎を始末することにあり、偶然表に出て来た藩民を利用して私の注意を逸らした隙に、市三郎の背後に回り込んだということだろうか。 「市!」 私は市三郎を助けようと、すぐさま刀を振りかぶって闇之閃に斬りかかろうとしたが、僅かでも私が闇之閃に向かって足を踏み出せば闇之閃は市三郎の首に刃を食い込ませる。 既に、闇之閃の手に握られた刀は市三郎の首に僅かに食い込んでいて、そこから少しだけ血が流れていた。 近づけばその分市三郎の首が侵食されるならば、足を止めるしかない。罠に引っかかった自分の単純さを情けなく思いつつ、止むを得ずその場に立ち尽くした。 (まずい……) 足止めを食らいながら、頭の中であらゆる現状の打開策を考える。 せめて飛び道具でも持っていればと考えたが、今さら無い物ねだりをしても仕方がない。それに、例え持っていたとしても、闇之閃なら容易に刀で弾き飛ばすだろう。 市三郎が自力で闇之閃の刃から抜け出すというのも絶望的だ。相手は日本中に名を知られる殺し屋である。一筋縄にあの手から逃れることなど出来る筈がない。 だからと言って、市三郎を犠牲にして冬瑠に突進するなど、下策にも程がある。 どうすれば―――― ――――カラーン 不意に、何か金属が地面に落ちた音。 それは、刀と刀が交差し合う打ち合いの場においてはあまりにも異質な音だった。 何事かと思って音が鳴った方――――市三郎の方を見ると、市三郎と闇之閃の足元には一本の刀が無造作に転がっていた。 その刀には僅かに血が付いていて、それは紛れもなく市三郎の血であり、 (闇之閃の刀……?) 刃渡りが少し長いその刀は、見間違いようがない。先程まで猛威を奮っていた、闇之閃の業物だった。 不審に思って闇之閃を見れば、彼女は手に刀を持っておらず、代わりに市三郎の両肩を両手で掴んで俯いていた。 市三郎が、先程とは違う感情から目を丸くしている。 そして、闇之閃の足下が点々と濡れ始めた。 (む……?) 始めは闇之閃が額から流した汗かと思ったが、 「う……ひっく……」 闇之閃が嗚咽を漏らしたところからそれが彼女の涙と分かり、その途端、 (……!?) 私の頭の中は混乱で真っ白になった。 手合いの途中で、刀を手放して泣き始めるなど考えられない。ましてや相手は日本最強の殺し屋なのだ。 もしかすれば罠かもしれないと闇之閃を警戒していたら、私の耳に更にこんな呟きが聞こえた。 「……もう……殺しは嫌だ……」 「なに?」 正直に言えば、自分の耳を疑った。 恐怖など遥か彼方に飛んで行ってしまうぐらいに突拍子もない言葉に、私は緊張を忘れ思わず訊き返してしまった。 始めにこれは空耳だろうかと本気で疑ったが、流石に今の場の状況を見てそう考えるのには無理がある。 次に私は、これは彼女の張った罠なのかと警戒した。しかし、やがて闇之閃がその場に膝を折り嗚咽を上げて本格的に泣き出したのを見て、とうとう訳が分からなくなってしまう。 (ぬぅ……弱ったな……) 次にこみ上げてきたのは、疑いでも警戒でもなく、気まずさ。 知らない間に藩民はどこかに行ってしまったので、この場には、混乱している私、顔面蒼白になって首を何度もさすっている市三郎、そして泣き崩れている闇之閃の三人しかいなかった。 居づらい事この上ない。 「本当は……ぐすっ……」 しかし彼女は刀を手放して泣き、迎撃の構えを解いて自然体になった私に攻撃を仕掛けようとすらしてこない。警戒ぐらいは解いても平気かもしれない。 そうして私の中の緊張が緩んでいくにつれ、気まずさの他にもだんだんと哀れみの感情が込み上がってきた。 内容は全く想像もつかないが、闇之閃は何か深い事情を抱えているのかもしれない。そう考えると、先程まで心から恐れていた闇之閃が、途端に私の目に脆い存在として映り始めた。 だから、嗚咽を上げながらも言葉を続けようとした闇之閃を、私は手で制した。 「失礼しました。無理して話を続けなくても大丈夫ですよ。まずは落ち着くまで泣くと良いでしょう」 闇之閃の警戒心を和らげる為、刀を腰の鞘に仕舞う。三人のみの空間に刃が鞘に収まる音が静かに響く。 私はゆっくりと闇之閃の元へ歩み寄り、そして蹲る肩にそっと手を添えてやった。 それが彼女の我慢を崩壊させたのか、闇之閃は手で顔を覆うといよいよ声を上げて泣き出した。 わんわんと、わんわんと。 「失礼した」 それからどれくらい時間が経ったろうか。 暫く思い切り泣いていた闇之閃は次第に落ち着きを取り戻したようで、涙の跡を着物の袖でぐっと拭くとようやく言葉を発した。 すっと静かに立ち上がり、裾を軽く払ってから顔を上げる。垂れていた前髪は既に簪で上げていたので、今度はその容貌がはっきりと見て取れた。 思わず、息を呑む。 先程まで髪で隠されていた闇之閃の顔は、作り物ではないかと疑ってしまう程の美しさを持っていた。綺麗に整った顔に乗せられた瞳は、殺し屋とは思えないような綺麗な黒に澄んでいる。 目元は適度に吊り上っていて、それが少し調の低い凛とした声質にも非常に似合っている。 下手をすると、今まで見てきたどの美人よりも美しいかもしれない。 そんな女性に微笑と共に見られたのだから、私の胸が跳ねてしまったのも仕方がないことだったろう。 「夜がここまで人前で涙を見せたのは久々だった」 柔らかい笑みを浮かべる口元は、それだけでも世の男達を一瞬で虜にするであろう魅力があった。 「夜、と?」 「ああ、夜は一人称をそう呼んでいる。もし不快なら一般的なものに直すが」 「いや。私は特に気には致しません。お気遣いなく」 「そうか……」 ふぅ、と一つ大きく溜め息をついた闇之閃。 先程威勢良く泣き過ぎて、苦しみの次に疲労が襲ってきているのかもしれない。 「大丈夫ですか?」 しかし、私が何処か休める場所をと言う前に、闇之閃は静かに首を横に振った。 「心配ない。夜は大丈夫だ。あと……」 不意に、彼女の目線が私の後ろに投げられた。振り向けば、闇之閃が泣いている間に普段の調子を取り戻した市三郎が怪訝な顔をして己の顔面を指差している。 「夜に敬語は使うな。敬語で話されるのは慣れていない。それこそ、そこの……さて……」 「市三郎といいます」 「そう、市三郎に接するかのような態度で構わない」 「飛ん――――」 私が飛んでもないと言おうとした途端、闇之閃はすぐに私に目線を戻し、途轍もない勢いで凄んできた。 余程丁寧に話しかけられるのが嫌なようだ。 しかし闇之閃も本気ではなかったようで、私が慌てて「承知した」と言い直すと「うむ」と満足そうに頷いた。 しかし、その後の会話が続かない。 闇之閃は私達への敵対心さえ解いてくれたものの、まだ何となく両者の間に距離がある感じがする。 私は、闇之閃との距離を縮める為に、あえて頭を下げずに堂々と名を名乗った。 「お前にどんな事情があるかは全く知らないが、私達に対する敵意を収めてくれたことに感謝する。私は稲垣重陰と申す者だ」 「……」 闇之閃は、突然名を名乗った私を驚いた様子で見つめてきた。日本一と名の知れた殺し屋を目の前にして、全く警戒せずに自己紹介をする私の無防備さに、唖然としているのかもしれない。 しかし、私の意図に気づいてくれたのか、やがてその顔にとても嬉しそうな明るい笑顔が広がる。 「こちらこそ、見苦しいところを見せて申し訳なかった。夜は世間から闇之閃と呼ばれているそうだが、一応夜智冬瑠という本名がある。これも何かの縁だ。頭の片隅にでも入れておいてくれ」 「なんと、名字を持つ地位か」 「あ、いや、これは夜が勝手に付けた仮に名前だ。幼い時に親を亡くしたから、本名は夜も知らない。ただ、長い間使っている名前だから、そう呼んでくれると嬉しい」 「ああ。了解した」 ふっと、また会話が途切れる。しかし、そうして流れた沈黙は、先程のとは違い決して嫌なものではなかった。 「さて、なぜ夜が泣き出したかということだったな。それは……」 しかし、何故彼女は手合いの最中で唐突に泣き出したのか。何故殺しを止めたいと言い出したのか。その真相には何か深い事情があるに違いない。興味がないといったら、それは嘘になる。 闇之閃――――夜智冬瑠は、溜め息交じりにそう言って話題を戻し、遠くに輝く星を見つめながら語りだした。 聞けば、殺しに嫌気が差したのはつい最近のことなのだという。殺し屋を始めた当時は、己の手によって人が絶叫して死んでいく光景を、むしろ恍惚として眺めてさえいたそうだ。 元々刀を扱う腕が確かであった上に、喜んでこなしていった殺しの任務の数は他の者の追随を許さず、その上一度もしくじらない。その世界の中でも一際強い存在として、冬瑠の名は瞬く間に業界の域を超えて知られていった。 彼女が殺しの世界において最強の座を獲得したのは、それを考えると時間の問題だったのかもしれない。『闇之閃』という二つ名も、世間で最強と謳われ始めた頃に付けられたそうだ。 だが、冬瑠に転機が訪れる。 きっかけは、一つの任務だった。 依頼主はとある村から追い出された人間で、任務内容はその村の人間への復讐名義として提示された。 ――――村の壊滅。 人口は僅か三〇〇人程度の小規模な村だったそうだが、されど三〇〇人である。冬瑠はこれまでに経験したことのない規模の快楽を求め村に赴き、緑覆い茂った長閑な村を、紅く染められたがらくたの散乱地に悉く変貌させた。 そこで、冬瑠は貴重な経験をすることになる。 村には、当然大人だけでなく幼い子供もいた。 転機とも言える経験の鍵となった子供は、冬瑠の記憶する限りその任務で最後に斬った人間だという。つまり、その子が一番最後に生き残った村人だったということだ。 彼女はどんな気持ちで、最後の目標であるその子供に向かって刀を振りかぶったのだろうか。殺す時に感じる快楽への期待? 任務が終わってしまう事への無念? 快楽を求めひたすらに焦燥感? しかし、例え彼女がどんな気持ちであったとしても、子供が取った行動には動揺を隠し切れなかっただろう。 その子供は、その刀を見て泣き叫んだのでもなく、ただただ震えてその場に蹲ったのでもなく、涙を流しながら全てを諦めたように笑ったのでもなかった。 その子は、ただただ純粋に―――― 「お姉ちゃん、遊ぼ!」 彼女に向かって、笑いながら手を伸ばしたのだ。 その子供は、冬瑠が自分を殺しに来たとは夢にも思わなかったのだろう。手持ちぶさただった状態に飽いて、ただ単に目の前にいた冬瑠と一緒に遊んで欲しかっただけだったに違いない。 当然ながら、物心がついたばかりの小さい子供は「殺す」という言葉を理解できない。普通の大人なら、冬瑠が手に握っていた刀や血の海と化した周りの惨状を見て恐れを抱けるが、子供の目には刀はただの棒、周囲の状況も突然村が赤くなった程度の認識しか持てない。 人間が人間の命を奪うという一種奇怪じみた行動が人間に出来ることにすら、子供達は気付いていないのだ。 無垢な心を持つ故の弱点だった。 だが、人を殺すことが快感の引き金だった冬瑠にその無垢な願いが通じたか否かは、言うまでもない。 子供の甘えを鋭い睨みで一蹴し、冬瑠は何のためらいもなくその子の肩から脇腹までを一気に切り捨てた。 そして、その顔を見てしまったのが全ての終わりであり始まりであった、と彼女は言った。 子供というのは、言うまでもないことではあるが大人よりもとても脆い。成人した男の腕に刃を突き刺しても死までは至らないが、子供は死んでしまう。それは、肉体的な損傷が死因ではなく「刺された」という行為が子供の脳にはあまりにも衝撃的過ぎるからだ。 それに、そういう理屈を余所にしても、体を二つにされた人間など老若男女問わず誰でも即死だ。 故に、痛覚を感じる前にその命を止める。 つまり―――― その子供は、苦痛に顔を歪める暇もなく、純粋な笑みを小さな丸顔満面に敷き詰めたまま息絶えたのだ。 冬瑠の心は大きく揺れた。 下半身からずれ落ちる顔面は、死体である為にその表情を崩さない。あどけない笑みに彼女の母性が反応してしまい、冬瑠は刀を手から放して子供の崩れる上半身を受け止めようと手を伸ばした。 しかし、その子供の上半身を受け止めて再度目で捉えた時には、崩れ去った下半身から噴射する血で顔は真っ赤に染まり、笑顔は赤に埋もれて消えていた。 本能が自分の行動をなじり、そして冬瑠の歯車は完全に狂い出した。 村の壊滅の任務を最後に、それより先は人を殺す依頼を一切拒否するようになった。二度とあのような苦しい場面に出会いたくない。依頼を拒む理由としては、それだけで十分だった。 しかし、日本最強の殺し屋という立場が冬瑠に与える束縛は、それくらいの私情でどうとなるものではなかった。その座を降りて殺し屋としての生活を辞めることは、周りの人間達が当然と言って許さなかったのである。 依頼に殺しの話が持ち込まれないようにはなったが、それでもすることは依然として悪事に変わりない。任務の邪魔をする者は必然的に前に立ち塞がり、その度に冬瑠は人を斬った。 そして、そうする毎に殺し屋を辞めたいという切実な願いは強まっていき、過去に感じていた快楽は、その時点ではもはや苦痛に変わっていた。 そこで冬瑠はある結論に至る。それは、東日本で駄目なら拠点から大きく離れた西日本ではどうだろうかという、安易だが確かに効果的な考え。 しかし、彼女が思っていたよりも闇之閃の名は日本全国に知れ渡っていたのである。西日本に向かっても、そこで待っていたのは殺しから離れた新しい生活ではなく、姫路藩の宝刀の奪取という依頼だった。 生きる為には金銭は不可欠だ。そして、今の彼女は悪事をこなすことでしか稼げない。 仕方無しに姫路藩に向かったは良いものの、彼女の我慢は既に限界を超えていた。 そして―――― 「市三郎の首に刀を当てた時に、その我慢が爆発してしまったのだ」 一通り話し終えると、冬瑠は大きく溜め息をついた。 最初に冬瑠が市三郎を殺さずに泣き出したのを見た時は、正直に言えば戸惑った。 私には幾人かの殺人犯を縛り上げた経験があるが、彼らは例外なく人を斬ることに一種中毒じみたものを抱いていた。特に伊勢国の南で捉えた男は、牢獄に入れられ殺しを禁止されると、なんと禁断症状を起こしてそのまま息絶えてしまった。 何故そこまで彼らの心が殺しという悪事に蝕まれてしまうのか、その理由は分からない。 しかし、私は今までの見聞や経験からとある仮説を作り上げていた。 彼らは、殺しが尊敬される世界こそが自分が最も輝ける場所だと信じて疑わないから、壊れてしまうのではないか。 「はっきり言うと、夜は殺しなどというふざけた真似をもう金輪際したくないのだ。心からそう思っている」 しかし冬瑠は、そんな私の仮説を根本から崩壊させるほど、他の殺人犯とは異なる考えを持っていた。 彼女は、自分が普通の世界よりもかなり捻じれ曲がった場所にいたということを、皮肉にも罪を犯すことで気が付いた。そして、その間違った世界から抜け出そうと必死で足掻いた。 つまり、殺しに対して徹底的に否定的な考えを抱いていたのである。 「馬鹿馬鹿しいな……。日本最強と謳われる殺し屋が、このような戯言を口にするなんて」 ふっと、彼女は自嘲の念を含んだ、まるで諦めたかのような笑みを浮かべた。 時に笑みは、心の弱さを表すことがある。 私は背中を預けていた民家の壁から離れ、冬瑠の傍へ歩み寄った。 気が付いて、尚その間違いを修正しようと必死に足掻いて苦しんでいるならば、私達はそれを見逃せない。 今まで間違った世界にいた彼女は、ずっと正しい世界にいた私達から見ればずっと弱く、とても脆い存在に他ならない。 そして、その弱さを克服して元の正常な世界に戻ろうともがいているのならば、彼女もまた、今まで私達二人が手を差し伸べて来た弱き者の一人なのだ。 なら、する事は一つだけだ。 すっと自分の手を彼女へ向けた。 「なら、その願いを叶える為、私達二人と共に旅をしないか?」 私達は、弱き者に手を差し伸べるだけだ。 「え?」 冬瑠は、きょとんとした顔で私の顔と手を交互に見ている。 構わず、私は話を続けた。 「今、私達はこの日本を旅し、一人では立ち向かうことが出来ない壁に突き当たり、その道半ばにおいて足踏みしてしまった人間を助けて回っている」 同意を求めるように市三郎に視線を流すと、「殿の言う通りです」と威勢良く答えてくれた。 「お前は過去に人を殺め、苦痛と罪悪感にもがき、苦しみ続けてきた。それが己の肩に圧し掛かり、とうとう限界を超えた」 鳩が豆鉄砲を喰らったような顔はそのままに、冬瑠が一つ頷く。 「なら、これからは殺しとは逆のことをすればいい。つまり、人の為になることをするのだ。そうして私達と共に人助けを続けていけば、人を助けて得られる心の温かさに気付いて、殺しという行為と縁を切れるだろう」 冬瑠が殺し屋としてこれまで積んできた罪は、即刻打ち首に処されてもおかしくない程のものである。人助けで人を殺した罪を贖おうとするなら、この旅を生涯続けたとしても償い切れないだろう。 しかし、彼女は自分の過ちに気付き、殺し屋を辞めて普通の生活を送る「将来」を目指しているのである。未来に馳せたその願いを叶える為なら、過去は一切関係ない。 「成程……」 私の話を驚いたような表情で聞いていた冬瑠は、まるで悟りを開いた僧のような晴れ晴れとした顔を浮かべて、ぽつりと呟いた。 「夜には、そのような考えは頭に浮かばなかった……」 「殺しや悪事とは正反対の行動とは何か。私達がしてきたようなことはまさにその問いにぴったり当てはまる答えだと、私は確信している」 当然、何の保証もない旅なのだから危険もいろいろある。女性には辛い道も、幾度も乗り越えて行かねばならないだろう。 しかし、冬瑠ならばそれを乗り越えてくれると、根拠はないが何故か信じることが出来た。 しかし、急に彼女の表情が陰る。 「それでも、夜は罪の深い殺し屋だ。夜の身勝手な願いに貴殿らのようなとても優しい心を持つ人に付き合って貰うなど、申し訳が立たず胸が痛い」 彼女は笑顔でその言葉を言ったが、その笑顔が含む意味は喜びではなく自嘲であることは簡単に分かった。 心から殺し屋を辞めたいと願ってはいるが、今までずっと決して軽くはない罪を積み重ねてきた自分に、果たしてそんなことを願う権利があるのだろうか、というようなことを悩んでいるのだろう。 しかし、私が口を開く前に、予想外にも市三郎がその問いに答えた。 「それを手助けするのが、拙者らの役目ですよ」 そして、私ではなく市三郎が言ったということが、冬瑠の感情を良い方向へ向けた。 市三郎の瞳は、私よりずっとずっと澄んでいるのだから。 「さっきも言ったと思うんですけど、拙者らは困ってる人に手を差し伸べるのが旅の内容で……」 私と冬瑠に真面目な顔で聞き入られてやりづらいのか、困ったように後頭部をかりかりと掻きつつも、市三郎は丁寧に言葉を選択し途切れ途切れに紡いでいく。 「その……冬瑠さんも、拙者らから見れば困ってる人なんですよ……」 思わず感動してしまった。 お互い立場も育ちも全く違う環境の中で幼少期を過ごしたが、流石に一年も二人で旅をしていれば考え方も似るものなのだろうか。 冬瑠も、始めさえきょとんとしていたが、市三郎が恥ずかしそうに小声で「言うんじゃなかった……」と言うのを聞くと、自然と声を押し殺して笑うまでになった。 私と目が合えば、私までつられて笑顔になる。 場の雰囲気が一気に柔らかくなった。 市三郎には、後で褒美に団子でも馳走しなければならないだろう。 「そうか、貴殿らには夜が困っている人間に見えるか……。夜にもまだ人間性が残っていたか……」 安堵したようにそう呟くと、冬瑠は清々しい表情を浮かべて私の方を向いた。 「貴殿らは、夜が殺そうとしたのにも関わらずその人間の願いを真摯に受け止め、更に協力してくれるとまで言ってくれた。夜にそのような協力的なことを言ってくれたのは貴殿らが初めてだ。だから、夜は貴殿らを信用したい」 私は、始めにしたようにもう一回冬瑠に手を差し出し、 「もう一度聞こう。私達と共に、この国を旅して回ってみないか?」 と聞いた。 今度は、明確に答えが返って来た。 「そうさせて貰おう」 冬瑠は、私の手をしっかりと握り、これまでで一番晴れやかな笑顔を見せた。 「改めて名乗ろう。夜の名は夜智冬瑠。冬瑠とでも呼んでくれたまえ」 「私の名は稲垣重影。重影と呼んで貰って構わない」 市三郎が、私達の握り合った手の上に己の掌を重ねた。 「拙者は、さっき言った通り市三郎といいます。親しい人には市って呼んで貰ってます」 「そうか。なら、夜も市と呼ばせて貰おう」 そう冬瑠が言うと、始めて彼女と邂逅した時には全く予想していなかった展開がおかしく思えて、結局三人で笑い合った。 三河の武士とそれに仕える下級武士の二人旅に、こうして新たに日本最強の殺し屋が加わった。 「塩の仕入れが足りねぇぞ! どうなってやがる!」 「この酒は伊勢から取り入れた上品でね。こくの効いた辛みが特徴なんだよ」 「今日は珍しく博多織の帯が入荷されたぞ! 是非手にとってその独特の肌触りを実感してくれい!」 空を見上げると、澄み切った空にどんと居座った太陽がぎらぎらを光を発している。もう冬だというのに、何故だか暑いと錯覚してしまうような光景だ。 そして、無駄に元気な太陽の下、こちらも負けぬと言った様子で所々にいる商人達が顔を真っ赤にしながら商談に熱くなっている。 闇之閃の襲撃が結局無かった夜が明け、姫路藩の活気は一日でその勢いを取り戻した。 この日常は、警戒対象だった闇之閃が訪れなかったことで迎えられた訳だが、そんな姫路藩の中に当の本人である冬瑠がいるというのだから何とも皮肉めいた話である。 しかし、姫路藩が取り戻した日常は、平和に茶を飲んで過ごすという平穏なものとは全く違うのであった。 市場が凄いことになっているのである。 まず驚くべきは、その市場の規模だ。 通りの角などに飲食店や日用品店が目に入るのは何処の藩も同じだが、そんな小さな小売店を脅しているかのように、大都市でしか見られないような大きい屋敷を持つ呉服店や金貸しの店までもが共に軒を連ねている光景は、大坂や江戸に引けを取らぬものであった。 五〇〇人は入ろうかという大きな屋敷を持つ名古屋の松坂屋、銀の凝った装飾が門に散りばめられた日本橋の柳屋など、子供でも知っているような店舗の支店も堂々と門を構え、客の出入りが全く途絶えない。 そして何よりも目を見張るのは、大規模な市場の中で必死になって利益を生み出そうとする商人、そして何とかうまく買い物をしようと計算する客の熱気だった。 朝に藩民が揃って浮かべていた安堵の表情は何処へやら、もうそろそろ正午になろうかという今では、慎重に効率と損得を天秤にかける客が道に溢れ、商談で熱くなった店主と顧客の大声が晴れ渡った空に響いている。 普段の私なら、この熱気に便乗して少し商談に挑戦してみたいという気持ちが生まれていたかも知れない。 (大丈夫だろうか……) しかし、注意していても近くの人間と肩がぶつかってしまうほど混み合った街道を歩きながら、私は売買とは全く関係のないことで一人気を揉めていた。 理由は、一重に冬瑠にある。 今、私は冬瑠らと別れて一人で行動していた。 今日の午前中に冬瑠の話を聞いてみたところ、昨日までずっと普通の人間とは全く違う生活を送ってきた彼女の持ち物では、到底旅らしい旅など出来やしないことが分かった。 冬瑠の持ち物を聞いて、今まで彼女がどんな旅をしてきたのか物凄く気になったのだが、飛んでもない答えが返ってくる可能性も否めなかったので、触らぬ神に祟りなし、結局それは未知のまま放っておくことにした。 そこで折角のこの市場を使わない手はなく、私は風呂敷やら巾着やらの実用的な用品を調達しに姫路藩を回り、その間冬瑠と市三郎には女性用の動きやすい着物を見繕ってもらうことにした。 彼女の唯一しか持ってないという着物は正直目も当てられないほど裾がぼろぼろになっていて、見苦しい状態になっていた。 それに、旅をするのならば一枚か二枚着物の予備が欲しいところ。 本人がいなければ見繕って貰うなど不可能なので市三郎と冬瑠を呉服屋へ向かわせた訳だが…… (本当に、うまくやっているだろうな……?) 姫路藩のこの活気を見ていると、次第に二人がぼろを出していないかが不安になってきてしまった。 (あの髪を見られたら、飛んでもないことになる……) 一応周りに悟られないよう、長い髪がすっぽり隠れるような頭巾を被っておくよう釘を差したのだが、それでも心配を完全には拭えない。 なるべく早急に買い物を終えた私は、二人がいる小さい呉服屋に急いで向かった。 結果としては杞憂に終わってくれたのだが。 「お、殿だ。殿ー!」 なるべく早歩きで人混みをかき分けていくと、一軒の小さな呉服屋の外に付けられた長椅子に二人の姿を見つけた。 向こうも私に気が付いたのか、市三郎が椅子から立ち上がってこちらに手を振る。 あの暢気な様子を見ている限り、冬瑠の正体を巡る騒ぎは起こらないで済んでくれたようだ。 「済まない。待たせたな」 ふぅと安堵の溜め息をついてから、その声に答える為に右手を挙げようとした。 しかし、市三郎の隣に目が行った途端、手が止まる。 「遅かったな、重影」 市三郎の隣に、飛んでもない美人がいたのである。 そして、その麗しき女性が冬瑠だと分かった途端、呆然としていた私は驚きで「えっ」と声を漏らしてしまった。 後ろの店で見繕って貰ったのだろう着物は、端整な顔立ちを持つ彼女を更に際立たせていた。 冬瑠の髪の色と同じ赤色が着物全体の基調であるが、かなり色は淡く、上品な雰囲気を優しく漂わせている。所々に散りばめられた桃色の桜の花弁が、更に服に優雅さを与えている。 対照的に燃えるような鮮やかな赤色の帯と下駄が、仕立てられた着物の中で強烈な印象をもたらしていた。 「どうした重影? 夜をそんな見つめて?」 首を小さく傾げてこちらの顔をのぞき込む目は、私の心を直接射抜いていくような純粋さがあった。 冬瑠に見惚れている自分に気付いても尚、心の動揺は収まる様子を見せてくれない。 「ああ、申し訳ない。ただ、あまりに似合っていたものでつい……」 そして、動揺しながらも面と向かって褒め言葉が言えるほど、私はまだ男が出来ていない。 何とか絞り出した言葉は、それでも尻すぼみに小さくなっていってしまった。 しかし冬瑠の耳にはしっかりと入ったようで、きょとんとしたような顔になってから次第に頬を紅く染めていく。 (うっ……) そんな怒ったように照れた冬瑠の顔が更に私の胸を騒がせ、結局恥ずかしくなった私は冬瑠から目を逸らしてしまった。 まるで、周りの人間が見たら苦笑してしまうような、絵に描いたような初々しい恋人同士のようである。 実際、側にいた市三郎は照れた私をにやにやした顔で眺めていた。 「さ、さて、重影よ」 若干上付いた声で誤魔化すと、冬瑠は着物の裾に付いていた若干の砂埃を払いながら、着物屋の椅子から立ちあがる。 「次は何処の藩へ向かうつもりだ?」 「そうだな……」 予定通り西に進むつもりだ、と続けようとしたとき、不意に、ぐぎゅるるるという大きな音が三人の空間に響いた。 市三郎が顔を真っ赤にして固まっている所を見れば、それが何を表す音だったかは一目瞭然だ。 私と冬瑠は顔を見合わせ、そしてくすくすと笑った。 「姫路藩を立つより前に腹ごしらえだな。何処かの茶屋に寄ろう」 三人での旅が始まるのは、もう少し先になりそうだ。 ←←←← →→→→ to HOME
https://w.atwiki.jp/chiuzazie/pages/280.html
前ページ次ページSSまとめ 34-379 34-379 名前:このちゃんの占い堂[sage] 投稿日:2006/06/21(水) 20 14 14 ID ??? このちゃんの占い堂 水晶玉は何でもお見通しえ とりあえず・・じゃんけんや さて、なにをだしたんや?それで占いや ぐーの人は・・・ 金運が危険信号や 財布の置き忘れに注意 ぱーの人は・・・ 女難や、駅のホームで後ろに女の人が立ったら危険信号や 突き落とされないように注意 ちょきの人は・・・ 水難や、隣町の銭湯が危険地帯や 隣にうほっ!!な人に座られないように注意 どうや?運命は変えられたやろうか? まあ、あくまで占いや。本気にしたらアカンえ 元気やったら、また占うたる。元気やったらな・・・ 完 34-382 34-382 名前:生教の二ノ宮さん[sage] 投稿日:2006/06/21(水) 21 45 27 ID ??? 生教の二ノ宮さん 麻帆良学園には生徒たちの悩みを解決するべく、ある組織が編成されていた その組織の名は生徒指導教員部。略して生教と呼ばれていた そして、そこにはある教員が所属している。その教員は生徒たちからは親しみを込めて”生教の二ノ宮さん”と呼ばれている 二ノ宮 「・・・」 Q 三年女子 S・H 私には好きな人がいます。その人といると、とても安らぎます 手をつないだときの暖かさ、優しく語りかけてくれる声 時々暴走したり、ちょっと私に甘えてきたり 私も彼女の頭をぎゅって抱きしめたり、彼女も私の頭をぎゅっと抱きしめてくれます。お互い貧ぬーなのが傷ですが この間、キスしました。唇が柔らかくて食べてしまいそうになりました 膝枕してくれました、気持ちよかったです。思わず太ももを触ってしまいました。すべすべでした ええ、ただのろけたかっただけなんです。ご免なさい 二ノ宮 「・・・」 A 生教の二ノ宮 幸せそうだな。だがその先のことは私に任せろ。二人で体育教官室に来るといい もっと一つになりたいなら指導してやる。最後までな 二ノ宮 「・・・」 完 34-389 34-389 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/06/21(水) 23 02 26 ID ??? 怪談 ちう「ん?もうこんな時間か。ザジの奴遅いなぁ…」 ♪世っ界が〜わたし〜…ピッ ちう「もしもし?」 ザジ「私、ザジ。今学園にいるの」プッ、ツーツー ちう「???あ、また電話だ」 ザジ「私、ザジ。今電車にいるの」プッ、ツーツー ちう「『メリーさんの電話』の真似か?」 ザジ「私、ザジ。今寮の前にいるの」プッ、ツーツー ちう「だんだん近づいてきた…」 ザジ「私、ザジ。今部屋の前にいるの」プッ、ツーツー ちう「ふふ、驚いてやるか」 新田「私、新田。今千雨君の後ろにいるのだよ」 ちう「うわあぁぁぁ!!」 さよ「なんですか、それ?」 朝倉「夏に向けての怪談の原稿」 さよ「怪談とかおばけとか怖いです〜」 朝倉「さよちゃんも幽霊だよ…」 34-400 34-400 名前:一方通行[sage] 投稿日:2006/06/22(木) 06 52 24 ID ??? 一方通行 1/3 放課後の屋上にて。千雨は貯水タンクの陰でぼんやり目睡んでいた。 今日は風が出ているせいか、快適そのものである。部活動中のザジを待つ間、千雨は時間を持て余していた。 いや、本来ならサイトの更新等、色々とやる事はあった。しかし今日はそんな気になれない。 開店休業、といった状態で、時間は穏やかに過ぎていく。徐々に瞼は重くなっていき、意識は朦朧としていく。 「ねみぃ……」 一つ、大あくびをする。このまま眠気に身を委ねるのも悪くない。 しかし、そんな千雨の予定を狂わす声が、屋上に木霊した。 「千雨ちゃん居る〜?」 一瞬、顔を顰めつつも、千雨は無視を決め込んだ。だが、最近では行動パターンを読まれているのか、 桜子は難なく千雨の姿を発見する。 「えっへへー、こんなトコに居た〜♪」 笑顔満面で駆け寄ってくる桜子に、千雨は小さく溜息をついた。 「―――ったく、テメーも懲りない奴だな」 仰向けに寝そべっていた千雨の視界に桜子の顔が飛び込んでくる。千雨はぼそり、と気怠そうに口を開いた。 いつもなら怒鳴り散らして追い出す所だが、今はそんな気力も無い。とにかく眠いのだ。 「隣、座ってもいい?」 「好きにしろ。私は寝る」 相手をするのも煩わしい、とばかりに千雨はゆっくりと目を閉じた。桜子は何やらうーん、と思案していたものの、 おとなしく千雨の隣に腰を下ろす。 再び、千雨の意識はゆっくりと闇に沈んでいく。 心地良い風。暖かな日差し。珍しくおとなしい桜子。 このまま眠りの淵に落ちていく寸前で――― 「―――好きにしろ、とは言ったが、寝込みを襲おうなんて甘えんだよ」 今にも唇を奪う寸前まで近づいていた桜子の顔を、千雨は思いっきり抓り上げた。 34-401 名前:一方通行[sage] 投稿日:2006/06/22(木) 06 53 00 ID ??? 2/3 「うう〜痛いよ〜。どーして分かったの?」 じんじんする頬をさすりながら、桜子は涙声で尋ねる。 「ばーか。そんなに息荒くして顔近付けたらバレバレだっての」 やれやれとばかりに千雨は身体を起こす。桜子のせいで眠気も吹き飛んでしまった。 「ったく……、テメーもつくづく悪運の強え奴だな。いつもの私なら全力で殴り飛ばしてる所だ」 「千雨ちゃん今日はご機嫌なの?」 桜子の問いに、千雨は答えない。ただ単に無気力なだけである。 (まあ、お陰でコイツの耳障りな声も気にならねえな……) 桜子の能天気な声は千雨の不快指数を上昇させる一因である。結果として千雨は桜子にやつ当たりをするのだ。 しかし、今日に限ってはイライラが沸き上がってこない。 「―――全く、私のどこがいいんだか」 「あぅ……」 千雨は無表情で桜子のおでこを指で弾いた。思わぬ行動に桜子は小さく声を出す。 「報われねえ努力なんて虚しくねえか、椎名さんよ」 そのまま千雨は桜子の頬を軽くつまみ、むにむにと上下に動かす。……これは存外に楽しい。 「ひょ、ひょんなころらいよ〜」 千雨にされるがままの桜子はたどたどしく答えた。 「ひひゃめひゃんといっひょにひられるらけでわひゃし……」 「あー、はいはい。日本語で喋れ」 桜子が何やら語り出したので、千雨はようやく手を離した。 「千雨ちゃんと一緒に居られるだけで、私は幸せなんだよ」 「パシリにされてんのに?」 「千雨ちゃんの傍に居られない方が大問題なの!」 桜子はきっぱり言い放つ。その表情は笑みを絶やさぬままで。 (ホント分かんねえなあ、コイツの頭ん中は……) よっぽど物好きなのか、はたまた異常なまでに我慢強いのか。千雨はしきりに悩むばかりである。 普通、あれだけ酷い扱いをされたら離れていくものだ。なのに、桜子は今もこうしてべったりのまま。 ふう、と千雨は大きく溜息をついた。 34-402 名前:一方通行[sage] 投稿日:2006/06/22(木) 06 53 35 ID ??? 3/3 「能天気ってのは幸せだよな……」 千雨の呟きには、自分にない思考を羨む気持ちがあった。 こうして桜子と話している間も、千雨の頭にはザジの事が絶えず浮ぶ。 ―――アイツさえ居ればいい。だから、アイツには嫌われたくない。 そんな考えが、桜子に対する酷い扱いの要因である。ザジに嫉妬なんて醜い感情を持たせたくなかったから。 しかしザジもまた、桜子と同じ思考の持ち主なのだ。 どれだけ千雨がザジの為に桜子を遠ざけようとしても、ザジには伝わらない。ザジは単純明快に考えるだけ。 みんな仲良し、と。そんなものは理想でしかない。 そして桜子だ。こっちはザジに輪を掛けてお帰楽極楽である。 その行動の裏にあるものは至ってシンプル。ただ大好きな千雨の傍に居たいだけなのだ。 いくら千雨がひねくれ者といっても、人に好かれるという事が嫌いな訳ではない。決して口には出さないが、 桜子には感謝もしている。 だが、千雨の愛している人はザジなのだ。そこに桜子の入る余地は無い。 「どーすりゃいいんだよ……」 千雨の苦悩は増すばかり。次第に千雨の中に、いつものイライラが募ってきた。 そして、桜子が口を開いた。 「ほにゃらばザジちゃんが本妻でぇ、ぅわたしが愛人、ってのはどーかな?」 ごすっ。 千雨の返事は拳であった。ぷっくりと桜子の頭にたんこぶが出来上がる。 「うう〜、名案だと思ったのにぃ〜」 「これ以上テメーの寝言に付き合ってられるか!」 千雨はそっぽを向いたまま屋上を去ろうとする。後には涙目でたんこぶをさする桜子が立ち竦むばかり。 だが、ぴたりと千雨は足を止めた。そして、背を向けたまままま呟く。 「まあ、テメーのほっぺは触りがいがある、ってコトだけは分かったから。気が向いたらいじってやる」 「へっ……?」 呆然とする桜子を尻目に、千雨は屋上を出ていった。くすりと微笑みながら。 (アイツが引き下がってくれれば、友達くらいにはなれるのかもな……) そんな事をぼんやりと思いながら、千雨はザジを迎えに行った――― (おしまい) 34-411 34-411 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/06/22(木) 16 32 17 ID ??? 千雨×桜子 シュポッ 千雨「ふぃー…」 学園の人目につかない裏でタバコを吹かす長谷川千雨は悩んでいた。 それは勝手に好きになっていた通称パシリ、椎名桜子の過剰な愛情表現にうんざりきていたのだ。 ―桜子「千雨ちゃん。大好き hearts」 何度も注意してもその行動はエスカレートするばかり。 千雨「…(愛が重い…)」 和美「まーたこんな所で一服?」 千雨「ほっとけ、誰かにチクったらただじゃすまねぇぞ」 和美「大丈夫だって、それはそうと桜子が探してたよ」 千雨「ほっとけ」 桜子「あー、こんな所にいたんだー」 千雨「げっ」 和美「噂をすればなんとやら」 桜子「探したよー heartsもー探したんだからー hearts hearts千雨ちゃーん hearts hearts hearts」 イライライライライライライライライラ ドカッ 和美「あ、キレた」 千雨「あーもーうるせぇんだよ!毎日ベタベタくっついて!前から思ってたけどウザすぎんだよお前!」 桜子「がーん」 和美「ちょっと、言いすぎだって」 千雨「いいんだよ。こんくらいがちょうどいい」 34-412 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/06/22(木) 16 32 48 ID ??? それから1時間後 桜子「ちさめちゃーん…」 円「桜子どうしちゃったの?」 美砂「さ、さぁ?」 2時間後 桜子「…いじいじ……じー」 ザジ「…千雨、何か視線を感じる」 千雨「ほっとけ」 3時間後 携帯をいじりだす。 桜子「千雨ちゃん。私やっぱり千雨ちゃんのこと忘れられないよ。だって私は千雨ちゃんに尽くしてあげることが何よりの 喜びだもん、何かもうデスティニー感じちゃって、今日の愛称占いも最高だって出てたんだよ、『積極的に動けば 結ばれるよOh!イェイ!』とか書いてあったんだよって、あっこれはロマンスの神様なわけで…もうもちスペースないので 第1章を送信―ズキュン」 和美「誰か!千雨呼んできて!!」 千雨「は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。分かったよ、ウザくてもいいからいつものままでいてくれよ」 桜子「ウザくても好きでいてくれる?」 千雨「あーはいはいスキスキ」 桜子「…愛が見えない(ボソリ)」 千雨「じゃあどうすればいいんだよ!!」 桜子「じゃあ、キスして」 千雨「な゛っ!!」 和美と美砂が千雨を引っ張り込みひそひそ話をする。 和美「キスくらいしてしてあげなさいよ!」 美砂「もうほんとにこっちも困ってるのよ!」 千雨「…しゃーねーな。一回だけだぞ」 34-413 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/06/22(木) 16 33 38 ID ??? 桜子「ちゅー」 千雨「…なんで私が」 桜子「早く、ちゅー」 千雨「―って、世の中そんなに甘くないんだよバーカ」 チョキを出して桜子に目潰し攻撃。 ブスッ 桜子「ぎゃわーーーーーーーー!!目が〜〜〜〜〜!!!」 千雨「はースッキリした、やっぱストレスはすぐに発散しねぇとな」 美砂「ひどっ!」 和美「こ、ここに鬼がいるー!」 その後、不意打ちをつこうとしてキスを迫ったが返り討ちに遭う“今日も”不憫な桜子だった。 桜子「痛てて」 円「ほら、動いたら傷にしみるよ」 桜子「う〜、千雨ちゃんのばか〜。キスくらいいいじゃん」 円「……キス…私じゃ駄目かな」 桜子「え?何か言った?」 円「何でもなーい。でもさ、もう長谷川に関わるのやめたら?こんな一方通行な恋じゃ報われないよ」 桜子「いーや、きっと私を分かってくれる日がくるよ!ありがとねー円ー」 そう言って帰る桜子。 円「…本当に一方通行ね。桜子も、私も…」 終 34-418 34-418 名前:夕映 くそみそなんとやら[sage] 投稿日:2006/06/22(木) 20 50 24 ID ??? 夕映 くそみそなんとやら 夕映 「う〜もるです。トイレトイレ・・・」 今、トイレを求めて全力疾走している私は中学校に通うごく一般的な女の子 強いて違うところをあげるとすれば珍ジュースに興味があるということです 名前は綾瀬夕映 そんなわけで帰り道にある公園のトイレにやって来たです ふと見るとベンチに、一人の妙齢の女性が”納豆プリンシェイク醤油入り”を持って座っていたです ウホッ!いいジュース・・・ ( ゚Д゚)ハッ!! そう思っていると、突然その女性は私の見ている目の前でそのジュースの蓋を開いたのです パカッ・・・ 二ノ宮 「飲(や)らないか」 そういえばこの公園は珍妙なジュースの自販機があることで有名なところだったです 珍ジュースに弱い私は、誘われるままホイホイとそのジュースを飲ませてもらうことにしたのです 彼女、ちょっと男っぽい体育教師で二ノ宮と名乗った 珍ジュースを飲ませ慣れているらしく、私はあっという間に唇をふさがれるとそのまま口移しでジュースを飲まされました 二ノ宮 「よかったのか?こんな飲み方で。私はノンケでも飲ませてしまう女なんだぞ?」 夕映 「こんなこと初めてだけど良かったです。私、先生みたいな飲ませかた、好きですから・・・」 二ノ宮 「うれしいこと言ってくれるじゃないか。それじゃあ、とことん飲ませてやるからな」 言葉どおりに彼女はすばらしいテクニシャンだったです 私はというと、舌に注がれる珍ジュースの味に身をふるわせて悶えてしまいましたです 完 34-421 34-421 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/06/22(木) 21 13 34 ID ??? 「サトミ!?な・・・何してんの!?」 「あ・・・ナツミぃ・・・け、研究の続きですーどうしても今日この結果みたかったんでー」 「研究!?何言ってんの!そんな顔真っ赤にして!ひえぴた貼ってまでするのが研究なのっ!?」 「だ・・・だって・・・」 「だってもヘチマもないよ!教室でずっと具合悪そうだったから見に来たのに」 「私は大丈夫だよー」 「ばかっ・・・大丈夫なわけないじゃん。こんなに熱あってっ!!」 「・・・う・・・あ、えっと・・・」 「サトミは研究と自分の身体とどっちが大事なのっ!」 「・・・・・・・」 「心配・・・してるんだよ。サトミは研究のことになると周り見えなくなっちゃうから・・・」 「ふ・・・ふえぇぇん・・・なつみぃ・・・熱いよぉ、頭痛いよぉ・・・えぇーん」 「ほら、とりあえずここ、横になって。少し熱が下がったら寮にかえろ?私ずっとそばにいるから、ね?」 「うん・・・・・・ナツミ、心配かけてゴメン・・・・・・だいすき」 「私もだよ、サトミ。早くよくなってね」 http //gban.jp/i/gnnal ひえぴたの貼りがいがあるデコだなw 34-436 34-436 名前:Dr.アコー診療所3rd・3[sage] 投稿日:2006/06/23(金) 00 04 30 ID ??? Dr.アコー診療所3rd・3 1/5 麻帆良学園中等部の保健室。そこにはちょっと性癖に難のあるドクターがいました。 うららかな午後。保健室には亜子先生の他に裕奈さん、二ノ宮先生、そしてまき絵さんがくつろいでいました。 「うむ。この塩大福は美味いな」 お茶請けの大福をつまみながらずずっ、と番茶を啜る二ノ宮先生。最早オヤジを通り越してじじむさいです。 しかし、それが妙に絵になるんですね、このお方は。 「うーんこの渋さ。やっぱりにのみーセンセってカッコイイよね〜」 ベッドに座っていた裕奈さん。うっとりした表情で二ノ宮先生を見つめています。 「―――この人にも少しは威厳を持って欲しいトコだけどね」 「たゆ?」 裕奈さんはちらり、と亜子先生を伺いました。当の本人はそ知らぬ顔でお茶を口にしていますが。 「でもね、亜子が居なきゃこんなにまったりのーんびりした空気にはなんないよ」 珍しくまき絵さんがフォローしてくれます。すると亜子先生は目を細めて言いました。 「まき絵はええ子やね〜。今日は特別にひんぬーのまき絵にもたゆんたゆんしたるわ!!」 『これさえなければいい人なのに』 三人の声が見事にハモりました。 「少しは我慢しろ。あまり無節操にセクハラしてると、その内明石に捨てられても知らんぞ」 二ノ宮先生はぼそりと忠告しました。そして、今度はまき絵さんの方に目を向けます。 「―――で、まき絵は今日はサボリなのか?」 「ちゃーんと朝練でメニューを消化しましたから! えっへへー、ちゃおりんが新しいお薬を完成させる、って 言ってたから、ここで待ってるんですよ」 まき絵さんの不穏な発言に、一同はげんなりした表情を浮かべます。超さんの新薬。それは幾度となく保健室に 災厄を撒き散らした代物なのです。果たして今回の実験は成功するのでしょうか。 そして、渦中の人物がやって来ました。 「超春館製薬ネ! ご注文の品を届けに……」 ガラガラ……、とドアを開けた超さん。最後まで前口上を言い切らずに硬直しています。どうしたのでしょう? ぎらり、と妖しく輝く超さんの目は二ノ宮先生、いえ二ノ宮先生のおっぱいをロックオンしていました。 34-437 名前:Dr.アコー診療所3rd・3[sage] 投稿日:2006/06/23(金) 00 06 02 ID ??? 2/5 「たゆんたゆんネ!!」 辛抱出来ない様子で、超さんは二ノ宮先生のおっぱいに跳び付きました。そして嬉しそうにたゆんたゆんを 始めてしまいます。 「そーいや超さん、前は二ノ宮先生にたゆん出来ひんかったもんなあ……」 「その通りヨ! 折角二ノ宮先生がレギュラー化したなら、たゆたゆしない手は無いネ!」 「せやな〜。ほな、ウチも……!」 どたくさに紛れて亜子先生も二ノ宮先生のおっぱいに手を掛け、二人でたゆんたゆんする始末です。 それでも二ノ宮先生は全く動じていませんが。 「仕方の無い奴等だな……。おい明石」 「ほいほい。あ、まき絵もやる?」 「え、いいの? えへへー、一度やってみたかったんだ〜♪」 二ノ宮先生の合図に、裕奈さんはまき絵さんにスリッパを手渡しました。そして、 『はい終了〜♪』 すぱんすぱーん!! 今日も今日とて爽やかなスリッパの音色が、保健室に響きました――― 「―――で、今日はどんなお薬を用意したん?」 亜子先生の問いに、超さんはふふん、と小気味よく鼻を鳴らします。 「今回の豊胸剤は完璧ネ! 学園最強の魔乳の持ち主であるしずな先生の髪の毛からDNA抽出して開発したネ! それがこの豊胸促進剤たゆたゆπ4号、通称『魅惑のしずな先生』ヨ!!」 ズッギャ―――z___ン、とどこかで聞いたような効果音が響きます。思わず二ノ宮先生は火を点ける直前の 煙草をぽろりと落っことしてしまいました。 「しずな先生級の魔乳……。それは反則やなあ……」 亜子先生、ごくりと唾を飲みます。 「じ、じゃあ早速……!」 周囲の注目を集めながら、まき絵さんは『魅惑のしずな先生』を口にしました。 34-438 名前:Dr.アコー診療所3rd・3[sage] 投稿日:2006/06/23(金) 00 07 13 ID ??? 3/5 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ……。 またしても妙な効果音が響く中、まき絵さんの身体は即座に反応しました。 ぶちぶちぶちぃっ!!! 三つです。一度に三つものボタンが弾き跳びました。まき絵さんのブラウスからはブラジャーの抑圧を解き放った 二つの要塞が顔を覗かせていたのです。並のたゆんではありません。中国史に名高い合肥新城級の要塞です。 或いは十字軍を苦しめたコンスタンティノーブル級の要塞、と云うべきでしょうか? 「まき絵、気分はどうカ?」 「ウソみたい……。私……、私きょぬーになったんだねっ!!!」 まき絵さんは感無量といった表情で答えます。どうやら精神面での副作用は発症しなかったようですね。 「そんなもんぶら下げたらボールの演技の時にどれがボールか区別出来ないじゃないか……」 呆れながら二ノ宮先生はオヤジ臭い事を呟きました。しかし、唯一のツッコミキャラである裕奈さんは 別の事で頭が一杯だったようです。 「―――ってコトは、やっぱり……」 裕奈さんの一言。それを待たずに二人は動きました。 「早速、たゆんのお時間やっ!!!」 「実験開始ネ!!!」 亜子先生と超さん。二人のたゆリストはまき絵さんの魔乳の攻略を始めるのでした。 「まずは普通に……!」 たゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆん。 「張り! 質感! 共に文句無しネ!」 「ほな、ちょい強めに……!」 たゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆ……。 「あ、ありえへん……。こないな揺れ方するおっぱいがあるやなんて……」 「しずな先生、なんて恐ろしい人……!」 二人はすっかり夢中な様子です。そして、この人も……。 「どれ、しずなの事なら私が一番知っている。本家と比べてやろうじゃないか」 満を持して、二ノ宮先生が出撃しました。 34-439 名前:Dr.アコー診療所3rd・3[sage] 投稿日:2006/06/23(金) 00 08 17 ID ??? 4/5 「いくぞまき絵っ!!!」 小さく息を吐き、二ノ宮先生の両手がまき絵さんの魔乳に襲い掛かりました。 たゆゆゆゆん、たゆゆゆゆん、たゆゆゆゆん、たゆゆゆゆん……!! 四重です。四重のたゆんが放たれました。はぐれたゆリストである二ノ宮先生が独学で身に付けた妙技。 その大技がまき絵さんの魔乳に炸裂したのです。 「うむ。間違い無くこれはしずなのおっぱいだ!!」 「大成功やな、超さん!」 「これで……! これでまき絵も立派なきょぬーの持ち主ネ!!」 「―――あのさあ」 ぽつり、と裕奈さんが口を開きました。 「あれだけたゆたゆされてて、まき絵はなんともないの?」 「うん。ぜんぜんへーき」 『あ。』 まき絵さんの返事に、三人のたゆリストはようやく薬の副作用を知ったのです。 「完全に盲点だたネ……」 「そないなトコまで再現してもーたんやな……」 「やはりしずなは不感症、か……」 ぴしっ。 二ノ宮先生が呟いた瞬間、保健室の空気が一変しました。 「今なんて言ったのかしら、に・の・み・ん♪」 二ノ宮先生の背後。そこにはいつの間にかしずな先生が立っていたのです。にっこりと笑みを浮かべて。 「い、いや待てしずな。これはだな……」 「うふふ。言い訳はその身体でたっぷりと聞かせてもらうわ」 しずな先生はずりずりと二ノ宮先生を引きずったまま、保健室を去っていったそうです……。 34-440 名前:Dr.アコー診療所3rd・3[sage] 投稿日:2006/06/23(金) 00 09 36 ID ??? 5/5 「相手が気持ち良くならないのでは、たゆリスト失格ネ……」 ずーんと沈み込む超さん。珍しくショックを受けたようで、保健室の床でorzになっています。 「まき絵、ちょい試させてな」 亜子先生は緊張を隠さない様子で、まき絵さんのおっぱいを両手でぴったりと引っ付けました。 「ウチの切り札、菩薩揉や……!!!」 たゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆん!!! かつて龍宮さんすらも一撃で葬り去った奥義。超振動の神技が放たれました。しかし、 「あ、ちょっと気持ちいいかも……」 至って平然とした表情で、まき絵さんは答えました。亜子先生の奥義もあまり効いていませんね。 「ア、アカン……。ウチもまだまだ修行不足や……」 がっくりと肩を落とす亜子先生。二人目のorzの出来上がりです。 あはは、と裕奈さんは乾いた笑みを浮かべながら、まき絵さんに声を掛けました。 「―――で、まき絵はこのままでいいの?」 まき絵さんはふるふると首を横に振り、超さんの肩に手を掛けました。 「ちゃおりんがたゆたゆしても効かないんだったら、私ひんぬーのままでいいよ」 「ま、まき絵……」 「あはは。また失敗しちゃったね。でも、次はきっと上手くいくよっ!!」 まき絵さんの笑顔に、超さんはようやく立ち上がりました。天才発明家としての情熱が、再び宿ったようです。 「ありがとネ、まき絵……! よし、今から研究室に帰って次なる豊胸剤を開発するヨ!!」 「おーーー♪」 こうしてまき絵さんと超さんは腕を組みながら保健室を後にします。その光景を裕奈さんはうんうん頷きながら 温かく見守っていました。 「あはは。まき絵も懲りないね。けど、あの二人って意外とお似合いなんだよね♪」 すると亜子先生はむくりと立ち上がり、顔を上げました。 「せやな……。諦めたらそこで試合終了やもんな……!」 亜子先生、何やら手をわきわきさせています。つつー、と裕奈さんの額に冷や汗が滴りました。 「ウチも特訓や!! もっともっとたゆんを磨いて、しずな先生を陥落させたる!!」 「安西先生の名台詞をそんなコトで使うなああああっ!!!」 こうして裕奈さんし亜子先生の特訓に気絶するまで付き合わされたそうです――― (つづく) 34-449 34-449 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/06/23(金) 03 12 24 ID ??? 千鶴「あら、この飴お一つ貰うわ」 小太郎「あ!千鶴姉ちゃん!それは…」 パクッ ボンッ 千鶴「…何かしら今の」 小太郎(ば、馬鹿な!全然姿が変わってへん!いったい歳いくつなんや!?) 千鶴「…小太郎君、ちょっといいかしら」 34-452 34-452 名前:ネギ しっぽ[sage] 投稿日:2006/06/23(金) 06 38 36 ID ??? ネギ しっぽ 1/3 最近、小太郎君とよく遊びます 修行した後、一緒にシャワーを浴びて、ご飯を食べてテレビを見たりします 今日はいいんちょさんたちの部屋にお邪魔しました 小太郎 「なあ、ちづ姉のご飯はうまいやろ!!」 美味しそうにご飯を食べる小太郎君。実際千鶴さんのご飯は美味しかったです その後、食事の後片付けをしてテレビを見ていたときのことでした ふと小太郎君が静かだったので、小太郎君を見ます すると、小太郎君はクッションを枕に寝ていたのです ネギ 「・・・」 それは何となくでした 何となく・・・小太郎君のしっぽに触ってみたくなったのです さわ・・・ 小太郎 「んっ・・・」 しっぽにも神経はあるのでしょうか?しっぽを撫でると、小太郎君は小さくあえぎました さわ・・・ ちょっと毛並みがささくれてはいるけれど、決して悪いさわり心地ではありません さわ・・・ 小太郎 「んっ・・・」 触ると聞こえてくる小太郎君の声が、僕の心をくすぐります 34-453 名前:ネギ しっぽ[sage] 投稿日:2006/06/23(金) 06 39 08 ID ??? 2/3 さわさわ・・・ 小太郎 「はぁっ・・・」 小太郎君、感じているのかな? しっぽは少し鬱陶しそうに僕の手を振り払うと、しばらくふりふり動いていましたがやがてまたおとなしくなりました また僕はしっぽに触れます そしてしっぽを振れる僕の手は、だんだんと付け根の方に移動していきました あと少しで・・・ 千鶴 「おイタはだめよ?」 ネギ 「ひゃあぁぁぁ!!!」 突然でした。僕の背後から千鶴さんが声をかけてきたのです 千鶴 「先生、小太郎君にいたずらをしちゃダメでしょう。何をしようとしていたの?」 ネギ 「あうう・・・」 千鶴 「お尻?」 ネギ 「・・・」 僕は何も言うことができませんでした。先生なのに・・・いったい何をしていたのでしょうか!? ネギ 「僕・・・僕・・・」 そのときです むにゅ・・・ 何か大きくて柔らかいマシュマロみたいなものに僕は包まれました 千鶴 「先生・・・人を好きになる気持ちは決して恥ずかしいことじゃないんですよ?」 どうやら僕は千鶴さんに抱きしめられているようです 千鶴 「先生、小太郎君が・・・好き?」 僕は・・・ ネギ 「・・・はい」 一つうなづきました 34-454 名前:ネギ しっぽ[sage] 投稿日:2006/06/23(金) 06 41 32 ID ??? 3/3 千鶴 「先生。小太郎君のお尻を触って何をしようとしていたんですか?」 ネギ 「さ、触ってみたいなぁなんて」 千鶴 「嘘、えっちなこと・・・しちゃおうとしたんでしょう」 ネギ 「あの・・・その・・・」 千鶴 「ご免なさい、先生。小太郎君のお尻ね・・・私が奪っちゃったの」 ネギ 「や、やっぱりそうなんですか」 千鶴さんと一緒に暮らしているんだから・・・それくらいはあるかもって思っていました 千鶴 「先生は、どうしたいんですか?」 ネギ 「最後まで・・・したいです」 千鶴 「おっきくしてあげましょうか?」 ネギ 「大丈夫です。もう・・・我慢できません」 そう言うと、突然千鶴さんの抱擁が解けました 千鶴 「私はいまからこの部屋を出て行きますね。先生、ごゆっくり・・・そして、優しく、ね?」 にこやかな微笑みを浮かべて千鶴さんは扉の奥に消えました 後に残されたのは興奮した僕と、眠り続けている小太郎君です やがて僕は小太郎君のズボンに手をかけると、ゆっくりと脱がし始めました ハルナ 「小太郎君って非処女よね?」 今日はボイラー室で創作系同人誌を作っていた。前回、新体操を経験した。紐とか棍棒とか・・・えっちだった ハルナ 「男女の同居ってそういうこともあるわけで・・・いえ、そういうことしかないわけです」 少年の熱いたぎりはそのはけ口を求めて彷徨っています ネギ 「僕、千鶴さんに尻ネギの仕方の教えてもらいました。ですから・・・自前のネギでおしおきです」 完 34-459 34-459 名前:真名ちゃんもっこり日記80[sage] 投稿日:2006/06/23(金) 15 58 13 ID ??? 真名ちゃんもっこり日記80 たまの休みなのだがこの所ろくな日がなかったのでビデオをでも見て気分転換したいところだ。 というわけでレンタルビデオ屋に向かった。 ほほぅ、久しぶりに入ったが新作が増えてるな。 新作続々追加 ・ネギまバトルロワイヤル11 1巻 ・クーフェイマン−くぎみん死闘編− 7巻 ・麻帆良セクシービデオ 大河内アキラ編 ← ・OVA 侵略美少女ちう 3巻 ・性転換キツネギ特集 19巻 ・Sの三姉妹 2巻 ・図書館探検部、富士樹海探検スペシャル キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! ついに来た!!麻帆良セクシービデオにアキラが出演したぞー! この日のためにアキラを称えるハガキやイラストを300枚くらい書いて送ったもんだ。 さて真っ先にセクシービデオをレンタr… すでにレンタル済みだった、FUCK!!!!!! 「せっちゃん、どなんしたん?」 「いえ…ちょっと鼻血が出ただけです…」 「そうなん、大丈夫?」 「はい…(あのアキラさんがあそこまで―と言うことはあれがこのちゃんだったら…)」 途端にハガキを大量に買いだす刹那だった。 34-462 34-462 名前: 湯屋番 [sage] 投稿日:2006/06/23(金) 20 48 23 ID ??? 『♪ドンドンチャンチャカチャ・・・』 朝倉「どうもどうも〜、空席を除けば超満員ですね〜。朝倉亭和美にございます。 落語に登場する若旦那ってのはたいてい道楽者でして、親に勘当されるのがお決まりのパターンです。 家を出されて行き着く先は出入りの職人の家に居候するのが相場です。 でも、居候ってのは肩身が狭いものです。」 34-463 名前: 湯屋番 [sage] 投稿日:2006/06/23(金) 20 49 13 ID ??? 亜子「で、若旦那。こんな遅くに何のようでっか?」 美砂「あのね、亜子さんね、実は・・・グスッ・・・」 亜子「な、何を泣いとるんでっか?」 美砂「朝ご飯食べに下に降りたら、鉢に水がいっぱい張ってあって、 そこへしゃもじがザボンと浸けてあったの。で、あんたの嫁さんがおひつのふた取って しゃもじでご飯の上をパンパンパンパン叩いて、じゅうぶん固めたご飯を茶碗に乗せて出すの。 パッと見は沢山入ってるように見えるけど中はがらんどうだから、 お茶漬けにしようとしたらご飯がジャボン。ズズッと頂きたいけど、ズでおしまい。 これじゃあ足りないなぁって茶碗持ってたら、若旦那さん、お湯ですか?お茶ですか? それともご飯ですか?ご飯が最後・・・。で、お代わりもらおうと茶碗を出すとまた しゃもじでg(ry。またジャボン、ズ。 もう一杯くらいと思ってたら、若旦那、お湯ですか?お茶ですか?それとも片付けましょか? ・・・ご飯が出てこない・・・お昼もそう。うぇぇぇぇん、おなかすいたよ〜!!!」 亜子「あらま。うちの嫁が失礼なことを。よう叱っときますわ。」 美砂「いや、叱らなくていいから・・・打ち首にしろ。」 亜子「なにゆうてんねん。まあ、奉公にでも出て、仕事すればエンゲル係数が上がりますから 奉公に出てみてはどうでっか?」 美砂「奉公?そうだねぇ、良い飯食いたいから出てみるか。 でも、どこ行けば・・・」 亜子「ウチの知り合いが風呂屋でっから、そこにこの手紙を書きます。それを持って行っていただければ 明日から奉公がかないまっせ。」 美砂「風呂屋?!風呂屋といえば、男湯とか」 亜子「え?えぇ、ありまっせ、男湯も女湯もありますけど?」 美砂「うんうんうん、じゃあ行ってくるよ。 ゲッヘッヘ、湯屋だよ湯屋、若い子がウヘヘヘヘ」 34-464 名前: 湯屋番 [sage] 投稿日:2006/06/23(金) 20 49 56 ID ??? 朝倉「と、翌日になり意気揚々と湯屋へ向かいまして」 美砂「お〜い、お邪魔するよ〜!」 ハルナ「はい、らっしゃい。」 美砂「今日から奉公したいんですけど、詳細はこの手紙に。」 ハルナ「ん?これかい?どれどれ・・・ああ、和泉さんとこの・・・ふんふん プッwゲラゲラ・・・こりゃ傑作w」 美砂「あの〜。それ、そんなに面白いことが書いてあるんですか?」 ハルナ「いや、なにも(w。あぁ、あんた良い所に来たね、私これからお昼を済ませに 奥へ行くから、あんた代わりにここに座ってて。 え?なぁに、たっぷりのご飯が入ったお茶漬けをズズッと済ませるだけだからさ。 じゃ、頼んだよ!」 美砂「・・・。あんのど貧乳ぐぁぁぁぁあああ!余計なことを書きやがって! まあ良いや。にしても、初っ端から番台に上がれるとはね。 う〜ん、男湯はスッカラカンだねぇ。それに引き換え女湯は沢山入ってるなぁ。 ・・・ハ〜、誰か良い男が来ないかな〜。二十代くらいの子でもいいけど、 年下なんてのも良いかな〜。姉さんにでも連れられてね、桶を小脇に抱えてさ。 でも、姉と一緒には女湯に入れないから一人で男湯に。 で、頭を洗わずに湯船に入ろうとするんだけど、私がね、頭洗わないと駄目だよと 声をかけるんですよ。したら、自分で頭洗えないんですぅとか言ってね。そうしたら私が、 じゃあお姉さんが洗ってあげようか?って。ムフフ・・・。えぇそんな番台さんに悪いですよぉ、 良いの良いの気にしないって言ったら、泡が目に入ったら。ってネw そう言ったらすかさずこう言う、大丈夫よ薬用ミュ○ズだから。と親切に頭を洗い終わったと。 したら、サッと番台に戻る。カコイイ!で、お帰りのときですよ、番台さんありがとうございました お暇がありましたら遊びに来てくださいね。ってキャーwwwww そしたらそしたら、偶然を装って家に行くんですよ。そしたら、あっ!番頭さん、お待ちしてました よろしかったらお上がりください。と言われてお邪魔すると」 34-465 名前: 湯屋番 [sage] 投稿日:2006/06/23(金) 20 51 12 ID ??? 千雨「んんん?おいおい、なんか変なのが番台に上がってるぞ」 風香「何、顔を真っ赤にして」 まき絵「?」 千雨「面白いからしばらく観察するか(w」 美砂「お酒が出て・・・出ても未成年だから飲めないな〜。 そうだね、地方の豪商の息子ってことにしよう。豪商だから輸入物の珍しいお茶と お菓子が出てくるんですよ、それを頂きながら世間話をね、するんですよ。そしたら、 番台さんはボクのお姉ちゃんに似てますねって子犬のような目で見つめられてキャーwwwww」 風香「豪商?」 まき絵「子犬?」 千雨「何を考えてんだろうな?」 美砂「あんまり長居をしちゃいけないと帰ろうとすると、帰っちゃうんですか?と言われるんだよ。 そこで足止めしようとね、考えるんだけどう〜ん・・・そうだ!そこで雨が降るんですよ、 ザーザーザーってね。」 千雨「オイ、あいつ大丈夫か?雨降らせたぞ。」 美砂「止むのを待つんだけど、降り止まずに夜。 床を用意してくれてね、就寝と思ったら、一緒の布団にキャーwwwww あぶっ!鼻血が」 風香「鼻血まで出して・・・」 34-466 名前: 湯屋番 [sage] 投稿日:2006/06/23(金) 20 52 09 ID ??? 美砂「こりゃもう遣らず雨ならぬヤらず雨!据え膳食わなきゃってやつですよwww もう、身包み剥いでくぁwせdrftgyふじこlp@:!!!!はにゃぢがkさdhぎおうr」 千雨「うげぇ、鼻血にヨダレ、耳から妄想汁が噴出してるぞ・・・」 まき絵「うわぁ、番台がぬるぬるになってるよぉ・・・」 美砂「でね、でね、でね。そのうち雷が落ちてきて、怖いって抱きついてきてうぇwっうぇえうぇwwww でも、雷は止みません、ビカッ!ドンッ!ゴロゴロゴロッ!!!!」 千雨「おい、こんどは雷落とし始めたぞ」 美砂「ガラガラ!ビッシャ・・・あっ!」『ドスン!』 風香「雷と一緒に」 まき絵「自分も落ちた」 美砂「う〜ん・・・ガラガラ・・・」 千雨「あっ、また上がったぞ。」 美砂「う〜ん、ゴロゴロゴロ。 で、ちょっと厠に行こうとすると、行かないでくださ〜いって腕を引っ張られて、 おっとっとってね・・・おっと!」『ドスン!』 千雨「あ」 朝倉「『また落ちた』 妄想の嵐、湯屋番の一席でございました。」 前ページ次ページSSまとめ
https://w.atwiki.jp/chiuzazie/pages/627.html
24 刹那 記憶の彼方 後編 2006/12/09(土) 00 40 52 ID ??? 三分後投下~ 前スレ 792- 796の続きで前後編の後編です 久しぶりなので登場人物紹介 桜咲刹那 物語の中心、今回は謎を探るためにあるアイテムを持って・・・ 真名 刹那の同居人、せつなは”ちちうえ”といっている せつな 千鶴に抱擁されて精神だけ幼児化した刹那、言葉使いが幼女 ねこ裕奈 千鶴に抱擁されて精神だけねこ化した裕奈、人の言葉はわかるらしい。せつなは”ねこさん”といっている 千鶴 カオスの元凶。本人にはたぶん悪気はないのだが、抱擁は止められないらしい。せつなは”ははうえ”といっている 25 刹那 記憶の彼方 後編 2006/12/09(土) 00 44 11 ID ??? 刹那 記憶の彼方 後編 1/7 画面の中の私は那波さんに抱かれたままだ。そのまま動こうとはしない 千鶴 「もうじきねこさんも来るからねぇ~」 ねこさん?ねこさんって猫のことか? この学園、寮で飼っているといえば桜子さんのクッキとビッケぐらい・・・ 後は茶々丸さんの飼育している教会そばの野良猫さんたちぐらいか? だが、私はそのあたりの動物さんとは交流がないはず まあ、この学園に来た頃、クッキやビッケ、教会近くのねこさんたちに襲われたことはある やはり野生は敏感だ。私には一応鳥の部分はあるからだろう。そこをねこさんたちは嗅ぎ取ったのだ 教会そばの小屋の上から、ねこさんたちの一斉攻撃を受けたときは犯られてしまうかとも思ったが・・・ せつな 「ははうえ・・・」 画面に映る私はそう言うと那波さんの腰に腕を回して自分から抱きついた そして那波さんの胸に私は頬ずりをし始めたのである 千鶴 「せつなちゃん・・・こんにちは」 せつな 「うん、こんにちは。ははうえ、ねこさんは?」 は、ははうえ? 何を言っているんだ、私は? 私には母上は・・・いないのに・・・ でもははうえ、か。那波さんなら、悪くはない でも一応・・・たぶん・・・おそらくは・・・本当にそう思いたいのだが、同い年?だ 同い年だろう 26 刹那 記憶の彼方 後編 2006/12/09(土) 00 44 53 ID ??? 2/7 千鶴 「もうじきよ、ほら」 ぴんぽーん、と再びチャイムが鳴った。そしてすぐにドアの開く音がする まだ誰か来たのか? バタバタバタ 結構激しい足音が聞こえたかと思うと、その足音の主はいきなり私に抱きついて私を押し倒したのだ この行動力は・・・このちゃんか!? 裕奈 「うにゃぁ~!!」 画面の私に抱きついたのは裕奈さん、それもどういう訳かいつもよりねこ分が多い気がする ていうか、そのまんまねこだ。ひげに耳にしっぽまである 裕奈 「にゃ、にゃ、にゃ」 せつな 「もう、ねこさん。くすぐったいよう」 私を押し倒した裕奈さんは私の頬を、そして唇をぺろぺろ舐めている ああ、そんな。まさか私はお嬢様以外に唇を許していたなんて・・・ でも嫌悪感が沸かないのはどういうことだろうか? もしかすると私は裕奈さんのことを・・・そしてあの感じからすると裕奈さんのほうも・・・ 私、裕奈さんとなら・・・ ではなくて 何故龍宮は止めない。そしてそれを平然と見つめる那波さんの心境とは? もう私は訳がわからなくなった 真名 「おいおい、目の前でそんな光景を見せられたら、いくら私が我慢強くても抑えきれんぞ?」 やっぱり龍宮だ。いいぞ、私を襲って・・・違った。裕奈さんをどうにかするんだ せつな 「ちちうえ、ねこさんはいい子だよ。悪い子はちちうえ、ね、ははうえ?」 ち、ちちうえ!?龍宮がちちうえだと? まあ、体格、風貌は申し分ないが・・・龍宮は女。ちちうえではない 千鶴 「真名さん。おいたはいけないわ。そう、いけないことよ?」 口調だけでわかる脅迫。これが言霊というものなのか?ってなんで那波さんが言霊使いなんだろう? 27 刹那 記憶の彼方 後編 2006/12/09(土) 00 45 54 ID ??? 3/7 真名 「くそう・・・仕方がないな。だったらこれで遊ぶか」 龍宮がそう言うと、突然画面に龍宮の顔のアップが映った これって・・・仕掛けたビデオカメラがばれていたのか!! 画面は酷く揺れ、天地がひっくり返った。やがて揺れは収まり、画面には私と裕奈さんが映る せつな 「あー!!ちちうえ、それってびでおだ!!!撮ってよ~」 裕奈 「にゃ!!!」 続いて画面には私と裕奈さんの顔のアップが映った 真名 「いやいやキミたち、先ほどの続きをするのだ。無邪気な戯れは絵になるのだよ」 せつな 「えになる?」 裕奈 「にゃ?」 真名 「さあ、私の目の前で絡み合うのだ。そう、溶け合うほど・・・ぐぎゃぁぁぁ!!!」 突然響きわたる龍宮の叫び声。龍宮の手からビデオカメラが落ちたのか、画面には床が横に映る ずるずるずる・・・ 何かが引きずられる音 ずぶ・・・ぐりっ・・・ごきっ!! 何かが突き刺さり、それを引っ掻きまわされ・・・最後の音はわからない おそらく龍宮は修羅に襲われたのだろう 普段は年齢問題の時にしか姿を現さないのに・・・ そうか!!記憶がなくなった後、私の貞操を守ってくれていたのは那波さんだったのか!! それなら理解できる。あの龍宮を撃退できる人間など限られてくる 人間?いや、何でもない 28 刹那 記憶の彼方 後編 2006/12/09(土) 00 46 38 ID ??? 4/7 せつな 「こうやってね」 拾い上げられたビデオカメラで遊ぶ私と裕奈さん 画面に映るひげねこ耳裕奈さんの笑顔がとても可愛い 何だろう、この嬉しさは。そして楽しさは このちゃんと一緒に遊ぶ楽しさとはまた別のものだ そう、幼い記憶を思い出すような・・・幼い!? 画面に映る、あるいは聞こえてくる口調は幼児そのものだ つまり私は・・・幼児になっているということなのか? だがそれは何故? 思い当たる原因は一つ、那波さんだ 彼女に抱きしめられれから私はおかしくなった。つまり彼女が元凶なのか だったら・・・どうしよう 結局結論のでないまま、私はビデオの続きを見ることにした せつな 「あのね、ははうえ。ちちうえからこれ教えてもらったの」 画面にはテーブルが映り、その上に画用紙が一枚乗っていた 私はクレヨンを棒を握るように持ち、何かを書こうとしている 今撮っているのは誰だろう?おそらくは裕奈さんであろうか? 千鶴 「真名さんから教えてもらったの?何を描くの?」 せつな 「えーとね」 私はゆっくりと一つの楕円を描いてゆく せつな 「お・・・ま・・・ん・・・」 真名 「ぎにゃぁぁぁ!!!」 突然、龍宮の叫び声が聞こえたかと思うと画面が切り替わり、部屋の奥に引きずり込まれているであろう龍宮の足が映った だんだんと扉の奥に引きずられて消えてゆく龍宮の足の図はまるでホラー映画か何かだ せつな 「ははうえ、おまんじゅう描けたのに・・・」 29 刹那 記憶の彼方 後編 2006/12/09(土) 00 47 53 ID ??? 5/7 20:00 いきなり時間が飛んだ。おそらくは食事ということで一旦ビデオを切ったのであろう だが何故この時間なのだろうか?この時間には一体何が? 真名 「えー、ただいま私は洗面所謙更衣室に潜入しています。今、向こうの風呂場ではせつなと裕奈がお風呂に入っています」 薄暗い更衣室の中、画面はその中をじっくりと進んでいます 真名 「スネーク、様子はどうだ?段ボールはあるのか?」 真名 「無い、しかしそれでも私は任務を遂行できる。たとえ失敗しようとも、だ」 真名 「わかった、幸運を祈る」 何故か龍宮は一人芝居をしている。その行動はまるで三流のバラエティレポーターのようだ 阿呆め・・・いや、このままでは私の貞操が危ない!!裕奈さんまで犯されて・・・龍宮ぁぁぁ!!! 真名 「ぬぬっ!!この籠に入っているのは・・・せつなと、裕奈の下着か。何か武器になりそうなものは」 画面には手が映り、籠の中を物色する姿が映し出される。これはもう十分に犯罪だ そんな中、龍宮の手は何か一本の紐のようなものを取りだした 真名 「これは・・・サラシ?たぶんこれで相手の首を締めるんだろうな・・・」 龍宮の手が私のサラシを持ったまま画面の外にフレームアウトした。そして 真名 「だが誰かを殺したような匂いはしない。まだ未使用なのか・・・」 匂いを嗅ぐな、匂いを!! 真名 「さて、この奥が作戦の最終地点だ。スネーク、作戦を決行す・・・」 画面が不意に揺れた。おそらくはたぶん 千鶴 「あなたのお風呂はこっちよ。いらっしゃい」 真名 「ちょ・・・ま!!!」 揺れる画面には、見覚えのあるお風呂場のドアが遠ざかっていくのが映っていた はて、龍宮のお風呂とはどのようなところか? ちょっと見てみたい気もするが、知らなくてもいいことは知らなくてもいい 30 刹那 記憶の彼方 後編 2006/12/09(土) 00 49 05 ID ??? 6/7 21:30 また時間が飛んだ。今度は本当に暗い。よく目をこらしてみると・・・私の部屋だ そして布団が引かれ、そこに寝ているのは私。つまり子供はおねんねの時間ということか 真名 「作戦最終段階、もうすでに手持ちの武器はない。信じられるものは・・・己の肉体のみィ!!!」 また馬鹿が現れたのか。龍宮、いい加減にするんだ。でないと死ぬぞ だが龍宮の作戦は着々と進んでいく。果たして那波さんはいずこに? 布団がめくられ、パジャマ姿の私の姿が映った。まさに無防備だ 真名 「今こそ・・・肉体言語で語るときィ!!!」 画面が震えだした。おそらくは服でも脱いでいるんだろう。それにしても私の目はいっこうに覚める気配はない いつもならこんな不審者が侵入した時点で殺戮しているんだが・・・やはり幼児化の影響がまだ残っているのか 画面が動いて少しだけ龍宮の足下が映った。そこには脱ぎ散らかされた龍宮の服が落ちている 真名 「性欲を・・・持て余すゥ!!!」 だが次の瞬間、想像通りの人物の声がビデオに入っていた。もうなんと言うか・・・お腹いっぱいだ 千鶴 「うふふ。こちらスネーク、見つかった。よね?」 真名 「ま、まさか!?この私が後ろを取られ・・・」 またビデオカメラが床に落ちたようだ。引きずられてドアの向こうに消えてゆく龍宮が映っていた それからは誰もビデオには触れなかったようだ。22:30まではその光景から変わることがなかったのだ 22:30 千鶴 「確かここに置いてあったのよね、ちゃんと片付けないといけないわ 那波さんの顔がアップで映った。その優しそうで穏やかな笑顔の裏を私は知ることになった 31 刹那 記憶の彼方 後編 2006/12/09(土) 00 50 25 ID ??? 7/7 すべてを見終わった瞬間、私は一つ大きなため息をついた 正直混乱している ビデオに映っていたことは事実なのだろうか? 信じがたいがこれが私の消えた記憶の正体なのだろう 幼い私 可愛いねこさん 凶悪なちちうえ さらに凶悪なははうえ まだ誰かいるような・・・ 実は見ていて微笑ましい空間ではあると思った 私の記憶がなくなる理由がどうしてなのかはわからない だがこんな日々も悪くはない それと同時にどうすればいいのかわからなかった このことを那波さんに伝え、すべてを終わらせるのか それとも・・・ 私はこのビデオテープを保管することにした そして那波さんには何も伝えなかった。何だろうか、伝えようと思った瞬間”やだよう”という言葉が頭をよぎったのだ もう一人の私、せつな。私には彼女を消すことは出来なかった たぶん憧れもあったのだろう。普通の日々と普通の家族、それは私が望んでも得られなかったもの だから・・・このままでいい せつなちゃんへ 時々はビデオを仕掛けるから、私のもう一つの世界を教えて欲しい そして幸せになって欲しい。それがもう一人の私と失われた記憶への願い 完 36 猫が如く(熱き猫と冷たい女) 2006/12/09(土) 23 04 59 ID ??? …… 『……』 正直、このニンゲン? は苦手だ。 何故苦手かと言われたら、俺は間違いなくこう答える。 「何を考えているのか、イマイチわからない」 俺ほどの侠客になれば、目を見れば(見るのがまず嫌だが)相手が何を考えているのかわかる。 んが、このニンゲン? はイマイチよくわからない。 『……ごはんですよ』 ……無表情に猫カンを差し出されるが、うーむ。 「へっへ。ニンゲンさん。あんがとヨ!」 「人間さん、ありがとうですー」 他の連中はバクバクとそれをがっつくが、俺はそう簡単にはがっつかない。 何せ俺程の侠客だ。そう簡単に手なずけられると思ったら大間違いだと言いたい訳で。 「うまうま……クッキも食べるといいです」 「クッキって言うんじゃねぇ!! 斑柄のマサって呼べって言ってんだろうがッ!!」 「ふみゃー!? い、痛いです!! 引っかいちゃヤです!!」 「うるせー! このアホッ! ムスカッ!!」 と、俺の首後ろが引っ張られ――俺の身体が宙に浮いた。 エヴァ「何やってるんだ茶々丸」 茶々「猫さんが喧嘩をしてしまったので……」 クッキ「ファーーーーーーーー!!」『ええい! 放せ! 放さねぇーか!』 茶々●「……三味線の皮にしますよ?」 エヴァ「……皮はぐ気か」 茶々●「ええ。美味いこと包丁で綺麗にベリっと」 エヴァ「や、やめれー! い、痛そうだろー! 真祖だぞっ! 偉いんだぞ!!」 茶々丸「……ベリベリッ、にゃーーー」 えう゛ぁ「うわーーーーん!! 茶々丸のアホーーーーーーーーーー!!」 茶々●「……ククク……さ、猫さん。喧嘩はいけませんよ?」 クッキ「……にゃ、にゃー」『は、ハーイ♪』 クッキ「や、やべぇーよ……ニンゲンとか超コエーよ……」 ビッケ「……まったく。チキンなんだから」 41 どこでも遠慮なしな彼女 2006/12/10(日) 02 00 31 ID ??? どこでも遠慮なしな彼女 街でも一番の有名なケーキ店。 連日行列の絶えない店の中にあるVIPルームに二人の中学生がいた。 「ん~。やっぱおごりっていいよね~」 モンブランを口にしながら明日菜はあやかのおごりのため遠慮なく食べる。 お嬢様特権で特別に入ることを許されたVIPルームはとてもゆったりしていた。 「あまり食べ過ぎると太りますわよ」 紅茶を含むあやかは明日菜のことを心配する。 「いいじゃん、タダより安いのもはないんだから。今日だけ特別~」 明日菜のノリにはあやかもただ振り回されるだけだった。 「全くあなたときたら…」 だがその行動もまんざらではない様子のあやかは明日菜の顎をそっと持つ。 「私はあなたと一緒なら別に何でもいいですわよ」 唇が触れ合わんとする状態まで近づくあやかだが明日菜が止める。 「あー!ちょっとタンマ!あっち向いてて」 すると明日菜は紙袋らしいものを取り出して何かをし始める。 後ろを向いたままのあやかは何をしているのか気になって仕方がない。 「いいよー」 「一体なんです…の」 口に咥えていたフォークが床に落ちた。 その場にいた明日菜はセーラー服に猫耳を装備してあやかに向かって悩殺ポーズをとっていた。 「次は私を食・べ・て。生ものだから早めにネ♪」 大口を開けてポカーンとするあやかは、明日菜を眺めていた。 それに対して明日菜は床をバシバシ叩いて大笑い。 42 どこでも遠慮なしな彼女 2006/12/10(日) 02 01 04 ID ??? 「あははははははは!どう?私の捨て身ギャグ」 これで笑うなり、ツッコミを入れるなりしておけばそれなりに事態は収拾していただろう。 だがこの姿を見たあやかの中でブチッっと何かが切れてしまった。 あやかは明日菜の手を取るとVIPルームという隔離空間ということを利用して机の上に押し倒した。 「あの~。いいんちょ何してるの?」 「生ものだから早く食べないといけないのでしょう?それでは遠慮なく…」 サ―――――――っと明日菜の顔から血の気が引いた。 まずい彼女は本気だと。 「いや、さっきのはギャグだって…」 「もう遅いですわ」 「ぎゃー」 「お客様、どうされました?」 VIPルームから出てきた明日菜はあやかに抱えられた状態で出てきたため、店員に心配された。 腰が痛くて足腰がちっとも立たない。 これは明日の新聞配達も無理かも… そう言ってしまうとあやかに自室のベッドに連れて行かれそうなので黙っていた。 終 46 いつか見た光景 2006/12/10(日) 07 09 37 ID ??? いつか見た光景 1/4 今日は折角の休日だというのに、亜子もまき絵もアキラも捕まらない。みんな部活に忙しいんだとさ。 あたしんトコは他の部との兼ね合いで体育館が使えないから、ってコトでオフなのよね。 けど、一人じゃ結局やるコトはおんなじだったりする。マイボール片手に、あたしはいつもの公園へと向かった。 「あれっ?」 まだ昼過ぎだというのに、公園には他に人影はなかった。珍しいなあ……、今日は風もなくて暖かいのに。 「―――ま、コート空いてんだから無問題かにゃ?」 気を取り直し、あたしはボールを構える。さーて今日の調子は、と……。 シュッ。 あたしの放ったシュートはリングを掠めつつもなんとか入った。うあ、こいつはまた微妙な……。 「えーい、次いこう次! 今度はスッキリ決めてやるんだからっ!」 こうして、あたしはしばしの間シュート練習に打ち込んでいた――― ガィン……。 どれくらい時間が経ったんだろう。疲れからか、あたしのシュートはリングに蹴られてしまった。すると、 「あーっ、おねーちゃんも失敗してる~っ!」 子供の声。 振り返ると、そこにはミニバス用のボールを持った女の子が立ってたんだ。見たカンジ、ネギ君よりも年下かな? けど、ちょっぴり驚いちゃった。だって、あたしはその子を知ってたから――― 「バスケのボールなんか持って、どうしたの?」 あたしはその子の前で目線を合わせるように屈み込むと、にっこり笑って切り出した。 「んとね、今日体育の授業で初めてバスケットをやったの。でも、なかなかゴールに入んなくて……」 「そっかそっか。んで、今から秘密特訓しようってコトかにゃ?」 「うんっ!」 元気一杯に答える女の子。あたしも自然と笑みがこぼれる。 47 いつか見た光景 2006/12/10(日) 07 10 19 ID ??? 2/4 「じゃあさ、お姉ちゃんが教えてあげよっか?」 「え~っ! おねーちゃんもへたっぴじゃん! さっき外してたもん!」 思わず苦笑するあたし。ったく、生意気なお子ちゃまだねえ……。 「あれはたまたま! それなら、ちゃーんとお手本を見せてあげる」 コホン、と咳払いして、あたしはボールを構える。そして、スリーポイントラインからシュートしてみせた。 ザシュッ。 あたしのシュートは見事な放物線を描き、リングに吸い込まれる。すると、ぱあっと女の子の表情が輝いた。 「すっごーいっ!! こんなに遠くから入れちゃうなんて、おねーちゃんすごいよっ!!」 「ま、それほどでもあるけどね~♪ じゃあ、次はアンタの番だよっ♪」 「う、うん……!」 女の子は緊張した面持ちでフリースローラインに立つ。そして、不恰好なフォームでシュートを放った。 ガガンッ! 「あー、外れちゃったあ……」 「けど才能あるんじゃない? 大人用のリングなのにばっちり届いてたもんね!」 「ほんとに!?」 「ホントホント。さ、もう一回挑戦だよっ!」 あたしが激励すると、女の子は熱心に何度も何度もシュートを放った。あたしも真剣にアドハイスを送る。 次第に女の子のフォームもさまになってきて、そして――― ザシュッ! 「あ―――」 初めて、その子のシュートが入ったんだ。途端に、女の子の表情は喜びに溢れていく。 「入った! 入ったよおねーちゃん!」 「おっけー、ナイスシュート!!」 あたしも嬉しくて、思わず女の子を抱き上げてしまった。えへへ、とはにかむ女の子。ふふ、可愛いじゃん。 「どう? シュートが決まると最っ高に気持ちいいでしょ?」 「うんっ!!」 あたしと女の子の笑顔が弾けた――― 48 いつか見た光景 2006/12/10(日) 07 11 08 ID ??? 3/4 その後もあたしたちは練習を続けた。シュートが決まる度に、女の子はきらきらと目を輝かせていく。 あたしもそうだったなあ……。バスケを覚えたての頃はとにかく楽しくて、時間が経つのも忘れちゃったもの。 ……あ、それは今も一緒か。 気が付くと、外はもう薄暗くなっていて、女の子も淋しそうに呟いた。 「もう帰らなきゃ。おとーさん心配しちゃうもん……」 「ふふ、そだね」 あたしは女の子のボールを拾い上げ、そっと手渡しした。そろそろお父さんも仕事を切り上げるだろうし、 もう、お開きの時間だね。 「―――どう? バスケって面白いでしょ?」 そっと女の子の頭を撫でながら訊くと、女の子は笑顔満面で頷いた。 「うんっ! あたし、おねーちゃんみたいなバスケット選手になりたいっ!!」 それは、ずっとあたしの心に刻み込まれた言葉。 だから。 だからあたしは――― 「なれるよ、絶対に―――!」 穏やかな笑顔で、あたしははっきりと答えた。 「それで、もっともっと練習して、ぜーったいおねーちゃんより上手になってみせるんだからねっ!」 「おっ、言ったな~?」 あたしが女の子のおでこを指で突っつくと、女の子は照れくさそうに笑った。 「じゃあね、おねーちゃん!!」 ぶんぶんと手を振りながら、女の子は駆け出していく。そして、 「じゃあね、ゆーな―――」 あたしは、昔の自分と別れた――― 49 いつか見た光景 2006/12/10(日) 07 11 43 ID ??? 4/4 「ゆーなっ!」 あたしがしばし感慨に耽っていると、亜子の声がした。振り返ると、まき絵とアキラも一緒みたい。 「ねーねー今さー、あたしに似てすっげーカワイイお子ちゃまとすれ違わなかった?」 あたしの問いに、三人はふるふると首を横に振る。うーん、さっきまでのはなんだったんだろう……。 夢を見ていたのかにゃ? でも、あたしは覚えてる。 それは、あたしがずっと昔、バスケに好きになるきっかけになった出来事だもの……。 「ゆーな、なんだか嬉しそうだね」 「まーね♪」 アキラに指摘され、あたしは笑顔で頷く。 「やっぱり、バスケって最高だからねっ!」 あたしが胸を張って答えると、何故かみんなはくすくす笑ってる。 「ホント、ゆーなはバスケ好きだよね~♪」 「うん……」 まき絵とアキラは少し呆れ顔だ。いいじゃん! 好きなものは好きなんだからっ! 「なあなあ、ゆーなはなんでバスケ始めたん?」 おおっ! それはタイムリーな質問だねっ♪ さっすが亜子! 「あのね―――」 あたしはゆっくりと語り始めた。さっきまで体験していた、幼い日の思い出を。 それは、今も鮮明に覚えている、いつか見た光景――― (おしまい 54 五月の超包子繁盛記 2006/12/10(日) 20 03 54 ID ??? 五月の超包子繁盛記 今日は朝早くから超さんが大ハッスルしてました。 超「今日は大変だったヨ」 と言って静岡の戸田から仕入れてきました。 ちなみにその日の超さんはとても海水臭かったです。早くシャワーを浴びてください。 すごいです、最高級の足長蟹です。 その食材は鍋にしたほうがいいでしょうが、今回は違う意味で贅沢にします。 それをカニクリームコロッケの具にしてしまいました。 まずカニを茹でます。その間に小鍋に小麦粉をバターで炒めて、牛乳を加えてホワイトソースを作ります。 茹で上がったカニを取り出して身をしっかりとほぐして、刻んだ玉ねぎと一緒に炒めます。 その上からホワイトソースを加えて準備完了。 それを冷まして食べやすい大きさの俵型に丸めます。 後は普通のコロッケと同じです、小麦粉→玉子→パン粉の順に衣を付けて180度の油で揚げます。 表面がきつね色になれば完成です。 風香「いい匂いがするから、お腹がさらにすいたぞー」 史伽「早く食べたいですー」 双子も待ちきれない様子ですね。 五月「どうぞ」 サクサクとした触感ながら、中身はとってもトロトロしておいしいですよ。 衣にミキサーで砕いたクラッカーを入れているので、冷めてもサクサク感を楽しめます。 風香「おいしい~~~~」 史伽「おいしすぎです~~~」 双子のお二人を含めてお客さんの評価は◎。今日も繁盛確実です。 59 もっこり真名ちゃんからの予告 2006/12/10(日) 23 55 47 ID ??? ついに…ついに私(と超)の分析隊が始まる。 これで目立ってスポンサー料を獲得すれば、日記の一冊や二冊は軽く… おっとこれ以上大々的に予告するとアキラにばれてしまう。 アキラに見つかってしまうとスポンサー料も持っていかれるからな… 頼むからアキラー、もっと小遣い値上げしてくれ!今月たったの2000円で何も出来ん… とりあえず明日様子を見て明後日の放送スタートと行こう(ばれませんようにナムナム)。 63 超アルヨ? 2006/12/11(月) 00 43 02 ID ??? 1/7 麻帆良祭一日目。祭りの勢いは深夜になってもますます止まるところを知らない。 その様子はここ、龍宮神社からもよく分かった。 「ふふ、まほらの人たちはホントにお祭り好きネ」 「なんか言った?ちゃおりん」 窓から外を眺めながら呟く超に、朝倉が声をかける。 龍宮神社では、明日行われるまほら武道会本選の準備が進められていた。 「いや、なんでもナイヨ。では朝倉、明日の六時には来てクレ」 「OKちゃおりん。こりゃ今日はみんなのところに行けないなー」 朝倉が去っていく。すぐにハカセがやって来るだろう。それまで超は一人だ。いろいろ考えてしまう。 準備不足のまま開いたまほら武道会。告知が突然だったわりには、多くの実力者が集まっている。 出場者の半数近くが3-A関係者とはアホな話ネ 対戦表を見ながら笑ってしまう。優秀な司会もスカウトできた。大会は期待した以上のものとなるだろう。 「ム…そこにいるのは誰カナ?」 気配を感じて振り向くと、魔法使い風のローブを着た男(?)が立っていた。目深に被ったフードからは口元の笑みしか分からない。 「アナタは…クウネル・サンダースといったカ」 「おお、当たりです。自己紹介したつもりはないのですが…」 「一度見聞きしたコトは忘れナイヨ。それで、何の用カナ?ココは関係者以外立ち入り禁止ネ」 「ほほう、さすがですね。いえ、主催者の方に一言ご挨拶をしておこうかと思いまして」 物腰は柔らかだが、得体の知れない男である。超は余裕を装いながらも、警戒していた。 「このような舞台を用意して下さり有難うございます。明日は、私が優勝させていただきますよ」 「ナント、大胆不敵な人ネ。そんなに簡単なコトではないと思うが…」 そう返しつつも、明日の優勝者はこの男だと、カンではなく、確信していた。この男、タダモノではない。 計画の邪魔となるのなら排除せねば… 「いえいえ…では、これで。明日またお会いしましょう…」 思案する超をよそに、クウネルはあっさりと別れを告げた。 だが、そのまま去って行くのかと思ったが、クウネルは超に近づいてくる。超はなぜか動けなかった。 クウネルの手が超の顔に伸びてくる。超がようやく身構えた時にはもう遅い。 64 超アルヨ? 2006/12/11(月) 00 43 35 ID ??? 2/7 ふにっ 「…この感じ、この柔らかさは十年ぶりのような…そしてこの形、この色…全く素晴らしい…」 クウネルは何の前置きもなく、超の左頬をつまんでいた。 「ななな…なにをするネ!!」 さすがの超も大慌てでクウネルの手をひきはがす。 「ああ、すみません。どうにも触ってみたくて。なんといいましょうか、ステキなホッペですね」 「すみません」と言いながら全く悪びれた様子がない。 「トンデモないことするでないヨ!」 きっと睨みつけるが、クウネルは動じない。完全に負けている。 「ははは…本当にすみません。ただ、もう少しリラックスされた方が良いかと思われまして。では、これで…」 今度こそ去っていった。いや、音もなく一瞬で消えてしまった。 「ムムムム…」 まさか本当にリラックスさせるための行動ではなかったであろう。ただ、内心の緊張を見透かされていたようだ。 なかなか平静になれない。あのノーテンキなクラスの連中といても、これほど動揺させられたことはなかった。 「クウネル・サンダース…つかめぬ奴ネ…」 敵となるなら厄介な変態である。だが、自分の計画には関係がない気もする。いずれにせよ調べる必要があるだろう。 「どうかしたんですかー」 ようやくハカセがやって来た。 「いや、なんでもないヨ。よく来てくれたハカセ。それでは始めようカ」 これから明日のための調整に入らなければならない。今日は徹夜となるだろう。 全く、ただでさえ忙しいというのに余計な奴まで出てきたネ! 「超さんどうかしましたー?」 「いやっ、なんでもないヨ…」 左頬が気になる超だった。 65 超アルヨ? 2006/12/11(月) 00 44 07 ID ??? 3/7 準々決勝一回目も終わり、まほら武道会は凄まじい盛り上がり方をみせていた。 巨大な麻帆良祭の中で、もう一つ祭りをやっているかのような声援だ。 まほらの人はノリ良すぎネ… 超は呆れていた。やらせ疑惑が広がってシラける可能性も考えていたのだが無用の心配だったらしい。 「魔法使い側からの介入もありましたが状態は良好ですー」 会場とは他に、水面下でも抗争が行われていた。 高畑とばかせつなが侵入してきたのは龍宮と協同で排除できたが(下水は臭かった…)、さらに数人地下に入り込んできている。 ネット上では高度な情報戦だ。ハカセの手を借りてこちらも好調ではあるが、油断してはいけない。 超とハカセは昨日からほとんど寝ていなかった。 「うむ、このまま様子見ネ。…ム、ハカセ辛そうネ。少し休むと良いヨ」 「えーっ、大丈夫ですよー。私じゃなくて超さんこそ休んだ方がいいですよー。全然寝てないんですから」 「いや、ハカセは少し休む必要があるネ」 強く言うと、ハカセはすぐに戻ることを約束して部屋から去っていった。 クラスメイトは超とハカセを「天才」「マッドサイエンティスト」と同列に呼んでいるが、実際の二人には暗黙のうちに上下関係がある。 今回も、超はハカセを同志というよりは「部下」として使っている。そのことに後ろめたさを感じる時もある。だが、 そんなコト今はどうでもイイ 進行中の計画のこと、これからやるべきことを考えると、体の内から力が湧いてきて、疲れを振り払ってくれる。 しかし、、そんな超を一気に脱力させる男がやって来た。 「大変な盛り上がりですね。超鈴音さん」 先ほど、小太郎を圧倒的な差でねじ伏せた男である。エントリー名はクウネル・サンダースとのこと。 「それはアナタのおかげでもあるネ。派手にやってくれて良かたヨ、アルビレオ・イマさん?」 その名を聞くと、微笑んでいたアルビレオの顔が僅かに固まったようだ。 「驚きました。情報が早いですね。誰かから聞いたのですか?」 「フフ、それは秘密ヨ」 こういう輩を相手にする時は先手必勝に限る。 「私のことはクウネルとお呼び下さい…と言いたいところですが先にその名で呼ばれると言い辛いですね」 「残念だたネ」 「素晴らしい。ご褒美にこれを差し上げましょう」 「ムムっ!?」 66 超アルヨ? 2006/12/11(月) 00 44 38 ID ??? 4/7 どこからともなくアルビレオが取り出したのは、 白地に一部が黒(つまりパンダ柄)のチャイナドレスと猫耳ならぬパンダ耳… 「ムムム!そ、そんなものはいらぬヨ!!…というかそんなもんどっから出したネ!」 「こう…その可愛らしいお団子の部分をこのパンダ耳で…おや、イメージがさらに湧いてきましたよ」 「なにを考えてるカ!」 妙な想像をしている変態に気をこめた一撃でツッコミを入れてやろうとする。すると、 「ム…」 「おや、大丈夫ですか?」 足元がふらついて転びそうになる。不覚にもアルビレオに支えられる格好となってしまった。 「…すまないネ」 さっさと離れる。こんな男の近くにいてはイロイロと危うい。 「お疲れのようですね。私の力で少し楽にして差し上げましょうか?」 「けっこうヨ。今魔法に頼る気はないネ。それに私にはこれがアル!」 超が持ち出した器に入っているのは自作の漢方薬入りスープ。 「ほう、何やら珍しいもの飲み物ですね。私も味見してみたいものです」 「やめた方がいいネ。3-Aの中では私ともう一人ぐらいしか飲めない代物ヨ?」 意地悪く笑う超の手からさっと器を取り、アルビレオは一息で飲んでしまった。 「美味しいじゃないですか…ああ!すみません。うっかり貴女の分まで飲んでしまった。ご馳走様です」 「…もう怒る気も失せたネ。そもそも分身のくせにモノを飲めるの反則ヨ」 超はため息をつくぐらいしかできない。 「スープの分、お詫びをしなくてはなりませんね…」 アルビレオはそう言うと超の頭に手をおいた。「ナっ…」と超が絶句している間に手は頭を離れた。 「余計なコトしないでほしいネ」 回復の魔法がかけられていた。溜まっていた疲れがとれたのがはっきりと分かる。スープの分どころではない。 「あまり一人で頑張り過ぎないで下さい。何をするにしても体が第一ですから。…では、表彰台でお会いしましょう」 言いたいことを言い、やりたいことをやってアルビレオは消えた。 ようやく消えたかともう一度ため息をついてから、超はアルビレオの体の感触を思い出していた。 もし、本来ならこの時代にいないはずの自分が支えられるとしたら、冷たい、分身体こそ相応しいのかもしれない。 「でもあんなヤな奴ごめんネ」 67 超アルヨ? 2006/12/11(月) 00 45 12 ID ??? 5/7 麻帆良祭は日が変わって三日目になってもまだピークというものを見せない勢いだ。 ここの人たちバケモノネ。もう呆れるしかないヨ とはいえ3-Aの猛者たちは連日の徹夜によってついに沈んだ。今頃ネギたちが室内に移しているだろう。 超はこれからハカセ、龍宮、茶々丸と最後の打ち合わせをしなければならない。 今日は運命の一日だ。心血を注いだ計画の成否が決まるのだから。 まほら武道会は成功させることができた。だが、不安はある。もとより準備期間が足りず、不確定要素も多い。 「勝ってみせるネ。超鈴音に敗北はナイ」 自身をつけようと口に出す。そこへ、後ろから声がかかる。 「そううまくいくといいのですが…」 声の主は気配などあるはずもない幻影。超の意気込みなどお構いなしだ。 「またアナタカ」 超はうんざりして振り向いた。まほら武道会優勝者クウネル・サンダースことアルビレオ・イマが立っている。 「武道会では目的を果たせたようで良かたネ」 「はい。友との約束をようやく果たすことができました。あなたには感謝してますよ」 「私も大満足の出来だたから礼にはおよばんヨ。それにネギ坊主が頑張っただけネ」 「ええ、さすがはサウザンドマスターの息子です」 「ふふ…」 「私はネギ坊主の子孫ネ」と言ったときのネギの表情を思い出して超は笑った。 「私の仕事はもう終わりですが、貴女はまだやることがあるようですね」 「うむ。ここからが計画の本番ネ。アナタに構てるヒマはないヨ」 「やれやれ。イマ私に構っているヒマはない、と言うわけですか」 寒過ぎる。瞬間移動でふっとばしてやろうかと思ったが、ここは無視する。それこそそんな暇はない。 アルビレオ自身もなかったことにして、続けようとする。 「計画ですか…。お気をつけ下さい、手痛い結果に終わるかもしれませんよ。なんなら占って差し上げましょうか?」 「ハハハ。無駄ヨ。私はこの世で最も占いを必要としない人間ネ」 これは笑うしかない。予言など自分には滑稽なことだ。 「…そうですか。しかし、魔法使いの忠告は聴くものだと思いますが。まあ、私の占いは当たらないと評判なのですけれど」 「どうなろうと、もはや止めることはできナイ。やるべきことをやるだけネ」 超は決然と言い切った。 68 超アルヨ? 2006/12/11(月) 00 45 43 ID ??? 6/7 「ほう…ネギ君の闘志も素晴らしいものでしたが…貴女もまた、烈しい人のようだ」 「それはどうカナ?」 そう返しつつも、超は目の前の男の鋭さに驚いていた。僅かな間に自分のことを見抜かれていたのだ。 2年の歳月を共にしたクラスメイトは超のことを常に冷静だったと言っていた。しかもその後、酷いメに合わされたおまけ付き。 確かに超は冷静な人物として振舞ってきた。しかし、内には炎のような情熱を秘めている。それは較べるとしたら… ネギ坊主に対するいいんちょさんの偏愛っぷりぐらいカ? やめておこう。較べられるものじゃない。 「興味深い方です…貴女も私のお茶会へ招待させて頂けませんか?」 アルビレオは少し考えているようなそぶりを見せてからそう言った。 「招待はありがたいがそれはムリネ」 計画がどうなろうと自分はもうここには戻れないだろう。 …それ以前にコイツの淹れた茶を飲めるのかというのが問題ネ だが、にべも無く誘いを断るのも礼儀に反する。 「まあ、もしも行けたらならお邪魔させてもうらヨ。美味しいお菓子を持て行くネ」 「嬉しい言葉です。特別なお茶を用意しましょう。では、これで…」 ようやくアルビレオは消えてくれた。超はほっと一息つく。 タチの悪い人間と話したせいか無性に古菲に会いたくなった。あの何の含みもない顔がまた見たい。 今さらムシのいい考えネ…ホント、タチの悪い奴ヨ! 「ああ、そういえば忘れ物です」 何の前触れもなくアルビレオが再び現れた。さすがの超もひるむ。 「な、なんネ!まだ何かあるのカ!」 69 超アルヨ? 2006/12/11(月) 00 46 15 ID ??? 7/7 「いえ、そう警戒しないで下さい…ただ、これを渡していなかったと思いまして」 そう言ってアルビレオが取り出されたものは昨日出したパンダ耳と… 超は全てを確認する前に瞬間移動+電撃攻撃をアルビレオに食らわせた。無論、手ごたえはない。 「ふむ…やはり貴女は素晴らしい。お茶会、楽しみにしてますよ」 アルビレオはまたしても消える。 「なんとゆーか、始末におえない…」 それ以上何も言う気が起こらない。さっさとハカセたちとの集合場所へ行かねば。 無駄な時間をとらされた。どうにも相手の方が上手だったらしい。 敵に回ったのなら厄介どころか、手の打ちようもなかったかもしれない。 「ふ…愚かなことヨ」 自分の全てを賭けた計画も、彼がその気になれば簡単に押し潰されてしまうのだとしたら、笑うしかないだろう。 だが、弱気になっている場合ではない。しばらくすると、地上で待機している飛行船が見えてきた。 集合場所にしておいた飛行船の発着場では、茶々丸と龍宮、そしてハカセがすでに超を待っていた。 茶々丸、龍宮とは目で挨拶を交わす。二人に余計なことを言う必要はない。しかし、ハカセは違う。 「どうかしたんですかー、超さんが時間に遅れるなんて珍しい」 相変わらずマイペース気味の言葉を聞くと、少し緊張が緩む。 「いや、ちょっと変態にからまれてしまてネ」 「えーっ、それは大変でしたねー」 14歳の少女としては危険な発言をハカセはそれだけですましてしまう。 ちょっと抜けたところのあるハカセ、バカだが素直な古菲、誰よりも器の大きい五月… 自分が失おうとしているものの大きさを思うと、ぽっかりと胸に穴が開いたような気分になる。 もちろん、そんな感傷は許されることではないのだ。 「ハカセ、私たちに涙は似合わない…ネ?」 小さな声で言い、ハカセが何か答える前に言葉を続ける。 「さあ行こうカ!」 不安は焼き尽くせ。感傷など灰になればいい。今は目の前のことに全てを賭けよう。 なるほど、確かに自分は烈しい人間だと、超は笑うのだった。 終 75 バカアスナ 2006/12/11(月) 22 23 59 ID ??? バカアスナ 旭○成にあらず編 明日菜「はぁ~。漢字の少テストたった5点だったよ~」 木乃香「まぁいつも2点や3点やったんやから上出来やで」 明日菜「20点満点の人に言われると少し凹むかも…」 あやか「いけませんわね、軽くレッスンといきましょうか」 明日菜「げっ、いいんちょ」 あやか「いいですか、『生』という文字だけでもいろんな言い方がありますのよ」 明日菜「ふーん」 あやか「たとえば『生きる』『生む』『生える』『なま』、音読みなら『ショウ』『ジョウ』『セイ』」 明日菜「なるほどね」 あやか「それでは『化』はどんな読み方があります?」 明日菜「イヒ」 あやか「話になりませんわ」 明日菜「あーあ、駄目だったか。あっそーだ。この手があった」 木乃香「明日菜、何やっとるん?」 明日菜「睡眠学習よ、テープに録音して寝て聞くの。えーと『謝って川に落ちる』、『妹を慰める』…」 翌日 ネギ「それでは少テストを始めてください」 1.□(アヤマ)って川に落ちる。2.妹を□(ナグサ)める。 明日菜「…」 今日は、漢字の書きの方のテストだったことを忘れていた。
https://w.atwiki.jp/earthcell/pages/200.html
727. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/08/04(土) 22 51 44.38 ID UUULOD8V0 バーサーカーは信頼じゃないのか? 728. ◆O6YGw3f20A 2012/08/04(土) 22 52 18.57 ID sqW1wOzJo 727 失礼;信頼でした それでは6日目開始します 730. ◆O6YGw3f20A 2012/08/04(土) 22 52 51.89 ID sqW1wOzJo 6日目:朝 直後コンマ:貴方陣営捜索判定 成功で捕捉 731. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/04(土) 22 53 04.71 ID 5Qub3dbjo ほい 732. ◆O6YGw3f20A 2012/08/04(土) 23 04 45.51 ID sqW1wOzJo 731 判定:1 結果;未発見 貴方は教会の長椅子に腰掛ける 足は前の席に乗せている 貴方は神様など信じていない 聖書の神など所詮は頭がイカれた知能障害の救世主サマが見ていた厳格だ だが、鰯の頭にも信心 それが世界規模で起これば、それこそ一級品の奇跡になる そして、その奇跡のおこぼれを教会は後生大事に使っている そして、そんなおこぼれを権力の道具にして、上の連中はうだうだ闘争をしている 代行者の討伐数など権力の水面下の争いに使われるほどだ まだ神様を信じていない貴方の方が遥かにマシでは無いのだろうか 貴方は、そんな人間を数多く見ていた 何せ、自分の血の半分はそういった人間の血だ そして、母はそんな闘争の中、惨めに亡くなった 母は敬虔な教会の信徒だったらしい 貴方を生むまで純潔を保ち、貴方を身籠れば妾腹と蔑まれる きっと母は、自分が死ぬまで神に祈り続けていただろう それでも、神は救わなかった 貴方は鼻で笑う 今でさえそうだ 敬虔なる教会の徒が困っているというのに、神様というのはただ見守るだけの役立たず いつもいつも役に立たない神様をどうすれば信じられるというのだろうか? 神様なんてのがいるんなら、『バーサーカー』位見つけてみせろよ そんな貴方の苦言が礼拝堂に響いた 貴方の朝の行動 自由安価 ↓3 733. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/08/04(土) 23 05 22.27 ID UUULOD8V0 回復に専念 734. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/04(土) 23 05 50.15 ID tGMTqY5Eo とりあえず回復 735. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/04(土) 23 05 51.83 ID 5Qub3dbjo 使い魔をばらまいて回復 736. ◆O6YGw3f20A 2012/08/04(土) 23 09 01.45 ID sqW1wOzJo 735 選択 貴方は、唯架に頼み使い魔をばらまいた 教会の運営組織も目下衛宮切嗣を探している それでも自分で見つけられることに越した事はない 夕方にでもなれば情報は持って帰るだろう そうして貴方は回復に専念する まだ体は癒えていない 『バーサーカー』を救うためだ 十分に休息しよう 直後コンマ:貴方の回復判定 成功で:-補正減少 737. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) 2012/08/04(土) 23 09 07.36 ID lZZN2teAO あ 738. ◆O6YGw3f20A 2012/08/04(土) 23 12 59.83 ID sqW1wOzJo 737 判定:6 結果:成功 補正:-1に減少 ベッドで休んでいると時間は夕方だ 貴方は身体を伸ばす まだ本調子ではないが動けないことは無い 貴方は僧衣を着てその上からコートを羽織る 黒鍵良し、防御呪術良し、切り札良し そろそろ使い魔からの連絡も来るだろう 直後コンマ:貴方陣営捜索判定 成功で発見 使い魔:+1 時間経過:+1 739. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) 2012/08/04(土) 23 13 18.15 ID lZZN2teAO あ 741. ◆O6YGw3f20A 2012/08/04(土) 23 14 10.03 ID sqW1wOzJo 739 判定:7 結果:発見 直後コンマ:アイリスフィール活動判定 9以下で活動停止 742. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/08/04(土) 23 14 19.90 ID UUULOD8V0 s 745. ◆O6YGw3f20A 2012/08/04(土) 23 17 58.40 ID sqW1wOzJo 742 判定:0 結果: 1が全力を頭を抱えています え?え?どういうこと!どういうことなの!? 746. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岐阜県) 2012/08/04(土) 23 20 34.94 ID vbmmucNho …つまりアインツベルンは聖杯の魔翌力を使いつつ人型じゃない聖杯の開発に成功したんだよ!! 747. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/08/04(土) 23 20 46.53 ID 15Z+ijb10 もう一つの小聖杯フラグや 748. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/04(土) 23 21 10.09 ID 5Qub3dbjo 黒リ桜の可能性か 749. ◆O6YGw3f20A 2012/08/04(土) 23 24 04.23 ID sqW1wOzJo 貴方は司祭室に向かうと綺礼から報告書を受け取る 書類に目を通していく ―――見つけた どうやら衛宮切嗣は龍洞寺という大聖杯が置かれた場所に拠点を置いている なるほど…聖杯の降臨には十分な場所だ しかし、解せない 何故、衛宮切嗣はこんなお誂え向きの場所を拠点にしたのか あの男のことだからトラップは満載だろう 綺礼「どうするつもりだ?」 貴方の行動選択 1.『ライダー』を借り受ける 2.一人で向かう ↓3 750. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) 2012/08/04(土) 23 24 34.83 ID fsNrMt7AO 2 751. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/04(土) 23 24 54.06 ID lKgxnOCB0 2 752. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/04(土) 23 24 55.81 ID 5Qub3dbjo 2 753. ◆O6YGw3f20A 2012/08/04(土) 23 29 42.75 ID sqW1wOzJo 752 選択:2 貴方は一人で向かうことにした ナルバレックの件は特殊だったが 貴方のサーヴァントは『バーサーカー』なのだ 他のサーヴァントはいらない 綺礼「そうか…」 そう呟く綺礼、そしてもう一言 綺礼「戻ってきたら、取って置きのワインを開けよう」 61年モノだと伝えられて貴方は笑う 「生きて帰ってこないとシャレになりませんね」 司祭室から二人の笑声が聞こえてきた 貴方の夕方の行動 1.龍洞寺に向かう ↓3 754. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/08/04(土) 23 29 50.54 ID UUULOD8V0 1 755. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/04(土) 23 30 24.56 ID 5c4pEkZIO 1 756. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/04(土) 23 30 29.32 ID 5Qub3dbjo 1 757. ◆O6YGw3f20A 2012/08/04(土) 23 31 58.27 ID sqW1wOzJo 756 選択:1 直後コンマ:トラップ判定 9に近いほどダメージ 1に近いほど無傷 代行者(弱):-1 二番煎じ:-1 758. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/04(土) 23 32 27.45 ID 5Qub3dbjo ほい 760. ◆O6YGw3f20A 2012/08/04(土) 23 36 49.19 ID sqW1wOzJo 758 判定:3 結果:無傷 貴方は山門までの階段を一気に駆け上がる 一足進めば5段は飛び越す ところどころに罠らしきものがあったが、当たらなければどうと言うことは無い 貴方は、わずか6歩で山門へと到着する 閉じた山門をご自慢の剣で切り刻めば、貴方の目の前には『バーサーカー』がいる 相対する貴方と『バーサーカー』 貴方はいつも通りに軽薄な態度で『バーサーカー』に呼びかけた 「いつまで遊んでるんだ、このへっぽこ」 直後コンマ:『バーサーカー』判定 成功で活動停止 令呪の縛り:-4 信頼:+3 761. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岐阜県) 2012/08/04(土) 23 37 32.74 ID vbmmucNho て 763. ◆O6YGw3f20A 2012/08/04(土) 23 42 44.49 ID sqW1wOzJo 761 判定:3 結果:『バーサーカー』襲撃 切嗣「やれ、『バーサーカー』」 バーサーカー「……ウィィ……!」 『バーサーカー』のメイスが貴方を襲う すんで跳び退く貴方 貴方の居る場所にメイスが深々と凹みを作る 一撃で死ぬことは確実か 貴方は黒鍵を手に持ち構えを取る まずは、『バーサーカー』を戦闘不能にしなければならない 直後コンマ:貴方の攻撃判定 英霊の差:‐3 虚ろなる生者の嘆き:-1 代行者(弱):+1 耐性:+1 764. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/08/04(土) 23 42 54.51 ID UUULOD8V0 s 766. ◆O6YGw3f20A 2012/08/04(土) 23 46 37.75 ID sqW1wOzJo 764 判定:1 結果:失敗(大) 『バーサーカー』のメイスの一撃が貴方を寺の本殿まで吹き飛ばす 衝撃に耐えられず口から様々に吐き出す貴方 今ので、アバラが言ったらしい 貴方は心の中で笑ってしまう ―――少し悪戯しすぎたか? と、思えばこの痛みも少しは和らぐ気がしたのだ 貴方は立ち上がる しかし、意識は朦朧としている 次、当たれば死ぬだろう だが、まだ…諦めない 直後コンマ:貴方の攻撃判定 英霊の差:‐3 虚ろなる生者の嘆き:-1 代行者(弱):+1 耐性:+1 767. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/08/04(土) 23 46 51.57 ID UUULOD8V0 s 769. ◆O6YGw3f20A 2012/08/04(土) 23 50 52.12 ID sqW1wOzJo 767 判定:5 結果:成功 貴方は、黒鍵を四方に投げて貴方と『バーサーカー』以外を遮断する 教会の洗礼詠唱により清められたこの空間 貴方は折れたアバラの痛みを忘れるように『バーサーカー』へと突貫する 『バーサーカー』のメイスが貴方に向けられる 頭一つ分でギリギリ躱す貴方 だが、縦横無人に振り回す『バーサーカー』に近づくことは難しい 遠方から黒鍵を投げているだけでは意味が無い かと言って概念武装はサーヴァント以上の存在には効果が薄い 果たして…どうするか 直後コンマ:貴方の攻撃判定 英霊の差:‐3 虚ろなる生者の嘆き:-1 代行者(弱):+1 耐性:+1 770. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/04(土) 23 51 00.05 ID yf2JG1PDO オプバッ! 772. ◆O6YGw3f20A 2012/08/04(土) 23 57 13.13 ID sqW1wOzJo 770 判定:3 結果:失敗 しかし、この攻防も長くは続かない 疲労と骨折の痛みは蓄積され、貴方の骨は軋みをあげる バーサーカー「……ウィィィ……!」 『バーサーカー』から唸りが上がる 貴方はその意味が解る 二度目のメイスが貴方の腹へと直撃する 無様に転がり、空になった胃袋に代わって血を吐き続ける貴方 だが、解ったのだ 貴方は立ち上がる もう黒鍵を手にしていないと立ち上がれない だが、あの娘は確かに「……ウィィィ……」とそう言ったのだ あれの意味は…… だから、貴方は止めさせなければならない ―――待ってろ、『バーサーカー』 直後コンマ:貴方の攻撃判定 英霊の差:‐3 虚ろなる生者の嘆き:-1 代行者(弱):+1 耐性:+1 773. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/04(土) 23 57 35.05 ID yf2JG1PDO シャーッ! 775. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/08/04(土) 23 58 30.10 ID H+lV7JsJo そうか、今までの高コンマはフランちゃんのおかげだったのか… 777. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 00 00 16.19 ID VU3a9dM9o 773 判定:3 結果:失敗 だが、貴方はもう身体が動かない メイスによる直撃が貴方の腕を引き千切る メイスによる直撃が貴方の足を踏み砕く 仰向けに倒れる貴方 『バーサーカー』がメイスを振り上げる 貴方は見た 身体を震わし、涙を流す『バーサーカー』の姿を 貴方の映像はそこで途切れた You are dead 779. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 00 02 06.18 ID VU3a9dM9o 管理者からのアドバイス 急に…コンマが弱くなりました 基本英霊さんは補正:-3が付きます これを解除できるのは一部のスキルしかありません ちなみに貴方の概念武装は敵プレイヤーの判定を無力化 今回は『バーサーカー』判定からロードしますがよろしいですか? 786. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 00 05 23.43 ID VU3a9dM9o 再開場所選択: 760 Now Loading…… 貴方は山門までの階段を一気に駆け上がる 一足進めば5段は飛び越す ところどころに罠らしきものがあったが、当たらなければどうと言うことは無い 貴方は、わずか6歩で山門へと到着する 閉じた山門をご自慢の剣で切り刻めば、貴方の目の前には『バーサーカー』がいる 相対する貴方と『バーサーカー』 貴方はいつも通りに軽薄な態度で『バーサーカー』に呼びかけた 「いつまで遊んでるんだ、このへっぽこ」 直後コンマ:『バーサーカー』判定 成功で活動停止 令呪の縛り:-4 信頼:+3 787. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 00 05 30.86 ID LaONY1mI0 789. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/08/05(日) 00 05 44.36 ID qHza3hBco おっけい 790. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 00 13 12.59 ID SOiSiWSIO よしギリギリ 791. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 00 15 14.05 ID VU3a9dM9o 787 判定:5 結果:成功 切嗣「やれ、『バーサーカー』」 衛宮切嗣の声が聞こえる どこからか監視しているのか だが、『バーサーカー』は動かない 身体は揺れる いつでも貴方に襲い掛かってきそうだが 切嗣「狂犬が…やれ『バーサーカー』!」 しかし、『バーサーカー』は動かない 理性の無い『バーサーカー』が何故従わない 令呪を2画も利用している、なのに何故? 切嗣には解らないだろう いや、きっと誰にも解らない 貴方と『バーサーカー』の絆など… バーサーカー「……ウィィ……マスターハ、ヒトリ」 バーサーカー「……ウィィ……マスターハ、マスターダケ」 貴方は聞こえた そうはっきりと聞こえた そして、貴方は見た はっきりと見た それは『バーサーカー』の泣いた顔 身体を震わしてそれでも尚、命令を拒みその顔を苦痛の涙で濡らす『バーサーカー』を バーサーカー「……ウィィ……!」 直後、『バーサーカー』の全身から放電現象が起こる それは自分に向けたもの 放電が終わった後、動かなくなる『バーサーカー』 貴方は『バーサーカー』に近寄ってその頭を撫でてあげた 掌が高熱で焼けているがそんなことは無視だ ―――えらいぞ、『バーサーカー』 後は、任せろと貴方は本殿へと向かう 人の『バーサーカー』を玩具にした罪は、神罰よりも重たいぞ―――! 直後コンマ:概念武装判定 6以上で解放 固有時制御:-2 貴方の怒り:+1 792. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 00 15 22.95 ID M3bZ4pjJo ほい 794. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 00 23 27.49 ID VU3a9dM9o 792 判定:4 結果:失敗 貴方は懐から切り札を取り出そうとする しかし、それを切嗣は許さない 固有時制御―――二 倍 速 また、貴方の視界から衛宮切嗣は消える だが、それは前回お見通しだ 貴方は襲い掛かる切嗣にタイミングを合わせてカウンターを放とうとする 固有時制御―――三 倍 速 貴方に驚愕が奔る 更に速度を上げる切嗣の身体 完全に貴方の視界から切嗣は消えた 貴方の手に鋭い痛みが襲う 反射的に概念武装を手放してしまう貴方 親指から中指まで切り落とされたらしい 空いた手で黒鍵を放つ しかし、当たらない そして、また視界から消えた切嗣 貴方は切り落とされた指を拾って懐にしまう 概念武装は茂みにでも蹴られたらしい 残る黒鍵は何本か ある内に殺さなければならない 直後コンマ:貴方の攻撃判定 代行者(弱):+1 魔術使い:-1 固有時制御(反動):+1 795. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 00 23 47.26 ID M3bZ4pjJo ほい 797. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 00 32 07.87 ID VU3a9dM9o 795 判定:7 結果:成功(大) 貴方は、黒鍵を適当にばら撒く そして、詠唱を唱えていく セット 「告げる――――」 貴方とデータリンクされる黒鍵 黒鍵から見える風景は貴方の視界 ゆっくりと、視界を見渡す貴方 ―――見つけた 貴方は、黒鍵を指に挟み東にある大樹へと突き刺す 切嗣「なっ…!」 背中を突き刺され跳び退く切嗣 キャリコを撃って足止めを狙うが、ケブラー繊維に防御呪符を重ねた僧衣は銃弾を跳ね返す 装うなかれ――― 許しには報復を――― 信頼には裏切りを――― 黒鍵による一閃が切嗣のキャリコを両断する しかし、切嗣は懐から己の切り札を捕まえる 切嗣「固有時制御―――二 倍 速 !!」 直後コンマ:貴方の攻撃判定 代行者(弱):+1 魔術使い:-1 固有時制御:-2 798. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 00 32 14.34 ID M3bZ4pjJo ほい 799. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 00 34 19.87 ID VU3a9dM9o 798 判定:2 結果:失敗 直後コンマ:起源弾判定 成功でダメージ判定 800. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) 2012/08/05(日) 00 34 28.22 ID z4cBx7Al0 a 802. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 00 35 27.56 ID M3bZ4pjJo 危ない危ない 803. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 00 40 00.82 ID VU3a9dM9o 800 判定:2 結果:失敗 固有時制御による切嗣の絶対空間 だが、二倍速程度では貴方を追い抜けない 懐から現れるのは貴方も良く知る大口径の銃弾 貴方は口笛を鳴らす この広い野外なら十分に聞こえるだろう 夕焼けに染まる空を覆い尽くす黒き影 空を埋め尽くさんとする鳥たちが切嗣を目がけて跳んでいく 切嗣「…くそッ!」 そう吐き捨てて、鳥に目がけて閃光弾を放り投げる切嗣 強烈な音と光が鳥たちを気絶させる だが、その隙を逃す貴方ではない ―――その隙、貰ったぞ 直後コンマ:貴方の攻撃判定 代行者(弱):+1 魔術使い:-1 固有時制御(反動):+1 804. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/08/05(日) 00 40 19.14 ID a9Km7XXz0 s 806. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 00 44 56.80 ID VU3a9dM9o 804 判定:5 結果:成功 貴方の放った黒鍵が衛宮切嗣の腹部を貫通する そのまま更に肉薄する貴方 軍用ナイフを手にして貴方へと襲い掛かる切嗣 しかし、貴方にとってそんなナイフなど児戯にも等しい ナイフで刺突する切嗣を紙一重で避けていく貴方 そうして大振りになったところで貴方は切嗣の腕に黒鍵を打ち込み 手甲作用を用いた黒鍵により切嗣は本堂の壁まで吹き飛ぶ 希望には絶望を――― 光あるものには闇を――― 生あるものには暗い死を――― 紡がれていくのは貴方が切嗣へと送る祝福の言葉 直後コンマ:貴方の攻撃判定 代行者(弱):+1 魔術使い:-1 807. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 00 45 10.79 ID mIohbiZIO う 809. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 00 51 16.87 ID VU3a9dM9o 809 判定:9 結果:クリティカル 休息は私の手に――― 貴方の罪に油を注ぎ印を記そう――― 紡がれていく貴方の祝福 黒鍵が二本三本と切嗣を縫い付ける そして投げられた黒鍵は切嗣の関節を突き刺していく 永遠の命は、死の中でこそ与えられる――― ―――許しはここに。受肉した私が誓う その言葉はどこまでも慈悲深く、どこまでも許しは無い キリエ・エレイソン 「――――“この魂に憐れみを”」 貴方の黒鍵が衛宮切嗣の喉へと向けられる 貴方の行動選択 1.衛宮切嗣を殺す 2.問いただす 3.自由安価 ↓3 810. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/08/05(日) 00 51 28.42 ID a9Km7XXz0 2 811. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 00 51 46.25 ID LaONY1mI0 1 812. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 00 51 59.67 ID M3bZ4pjJo 2 814. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 01 02 02.28 ID VU3a9dM9o 812 選択:2 貴方は切嗣を殺す前に一つだけ問い質すことがあった 何故、この地を聖杯の降臨場所にした? 他にも降臨させる場所はあったはずだ、それももっと解りにくい場所に なのに何故、この男はあろうことか一番見つかりやすい場所を拠点に選んだのだ 『キャスター』のクラスでもない限り、霊脈を優先して取るべき場所ではないはずだ 切嗣「…僕は聖杯を封印する」 貴方は、訝しげにそれを聞いた 貴方は、見下して笑う 「そんなことをすれば世界平和なんて出来ないが?」 だが、衛宮切嗣の言葉は予想外の展開を生み出した 切嗣「あの聖杯は…願いを叶えるようなものなんかじゃない」 何を言っているか解らない 確かにあれは神の血を受けた聖杯なんかではない しかし、あれに宿る魔力の総量は、内側の世界如き還ることは容易だろう 切嗣「確かに…願いは叶う」 切嗣「60億人の命と引き換えにね…」 何でもアイリスフィールが観たそうなのだ 夢の中で、夢とは思えない まるで”啓示”とも思わせるような未来の一片を 切嗣「戦争の根絶と、60億人の命は…釣り合わない」 貴方の会話選択 1.だから何? 2.聖杯を封印する方法は? 3.自由安価 ↓3 815. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) 2012/08/05(日) 01 03 11.16 ID z4cBx7Al0 2 816. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 01 03 27.07 ID vDUn+JMDO 2 817. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 01 03 29.04 ID M3bZ4pjJo 2 820. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 01 12 35.60 ID VU3a9dM9o 817 選択:2 貴方は衛宮切嗣の顔を踏みつける そして、靴底でぐりぐりと痛めつける 口のあちこちを切り、額から流血する切嗣を見て溜飲を下げてから あと2回ほど踏みつけて貴方は尋ねた 「で、聖杯の封印する方法は?」 口が切れて喋りにくいのか、貴方は肺を踏み抜く さながら、見下す顔は笑顔満面だ 切嗣「…大聖杯に爆弾を仕掛けた」 切嗣「起爆すれば…洞窟は崩壊する」 あっそ、と貴方は頭を振る 「さっさと『バーサーカー』を返せ」 貴方は切嗣の右手を突き刺す 苦痛に顔をしかめる切嗣 『バーサーカー』を返したら、聖杯を壊してやる 返さなかったら、ホムンクルスをバラして聖杯を奪う ―――さぁ、どっちがいい? そうして、貴方は衛宮切嗣から『バーサーカー』を奪還した 直後コンマ:言峰綺礼判定 成功で現場到着 監視:+1 821. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/08/05(日) 01 12 42.74 ID Jxs4mvlG0 あ 823. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 01 20 11.42 ID VU3a9dM9o 821 判定:5 結果:成功 バーサーカー「……ヤァァ……マスターハ、ドコ」 『バーサーカー』の寝起き一発のギャグ 貴方はカラカラ笑って相手する 「ここだよ、ネボスケ」 『バーサーカー』の頭を撫でまわす貴方 返してもらった後、貴方は丁寧に切嗣の顎を蹴り上げ気絶させている 顎の骨に皹が入るくらいが丁度良いだろう そうして一通り撫でまわしていると、階段から見知った顔が現れる 綺礼「終わったようだな」 貴方は「はい」と頷く 「あ、これから大聖杯ぶっ壊してきます」 そして、また挨拶をするように軽く告白する貴方 しかし、綺礼から放たれる言葉は貴方の想像から少し変わったものだ 綺礼「ならば、貴様は私の敵だ」 綺礼「不遜の息子ではあったが、父の願いは叶えたくてな」 そっか、と貴方は頷く それならば仕方ないか 貴方はその手に概念武装を解放させる 直後コンマ:概念武装判定 6以上で解放 824. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 01 22 13.74 ID M3bZ4pjJo ほい 827. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 01 23 24.49 ID mIohbiZIO これはガチバトルの予感 八極の分キレイ有利か? 828. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 01 31 41.43 ID VU3a9dM9o 824 判定:4 結果:失敗 貴方は武装を解放させようとするが… 綺礼「ふん…っ!」 貴方の懐に飛び出す綺礼の八極拳が貴方を地面から離す 発勁により気の逆流が貴方の全身に苦痛を浴びせる 貴方は直ぐ様、黒鍵を投げて綺礼の全身を止める こちらは右手の指を3本失くしているのに対して 相手は万全 貴方は口元を大いに歪ませる そんなことは関係ない。貴方の頭はもう言峰綺礼との戦いでいっぱいだ 使命とか、色々省いて―――殺し合いましょうや、セーンパイ 直後コンマ:貴方の攻撃判定 代行者(弱):+1 代行者:-2 マジカル八極拳:-1 829. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/08/05(日) 01 33 33.99 ID OJffVxzjo セーンパイが何となくすげえすきだ 833. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 01 44 51.73 ID VU3a9dM9o 829 判定:7 結果;成功(大) 貴方は、『バーサーカー』を前進させる 勿論、貴方の邪魔が入らないように バーサーカー「……ヤァァ……マスターハ、『バーサーカー』」 ハッハー!と高笑いする貴方 どうやら『バーサーカー』もよく解っているらしい 貴方は、黒鍵を四方にばらつかせて投げる 残る黒鍵は手に指に挟んで固定 貴方は、綺礼から見える拳を紙一重で避ける 拳圧が貴方の頬撫でる 判断のミスは即死亡 こんなスリリング…滅多に味わえない! 貴方は手甲作用を付随した黒鍵を綺礼の胸へと突き飛ばす 手甲作用による投擲は魔術ではなく体術の類だ 近接戦闘の心得は綺礼に一日の長があるが、黒鍵の扱いは自分の方が上手い 貴方「ハッハ…アッハッハ―――!」 綺礼「ふふ…はああああっ!!」 どちらも顔を狂喜に歪み互いの血潮は月を染める 直後コンマ:貴方の攻撃判定 代行者(弱):+1 代行者:-2 マジカル八極拳:-1 成功(大):+1 834. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 01 45 11.70 ID LaONY1mI0 えd 835. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岐阜県) 2012/08/05(日) 01 46 10.88 ID d8DB7QqLo 戦闘狂めww 837. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 01 59 22.34 ID VU3a9dM9o 834 判定:0 結果:特殊判定 ※このあなたもうこわい 貴方は、残る黒鍵全てを綺礼に投げつける それはどれもこれもが明後日の方向だ 綺礼は再度前進して、全身の気を極大まで高める 狙うは絶拳 拳打から始まり寸剄で締める5連撃は確実に貴方の人体を破壊する 貴方は、洗礼を口ずさむ 私は天より下った命の糧――― この魂は永遠に生き続ける―――― 黒鍵が秩序を持った動きで綺礼に向かう それは動きを縫う黒鍵 綺礼の全力の震脚が境内一体の石畳みを返していく 黒鍵に突き刺さる石畳み しかし、綺礼には一つたりとも当たらない だが、その選択は失敗だった 貴方は懐から取り出す一本の剣 それは、救済で縛る概念武装 ―――ここで現れるのは、噂の我が切り札 連結された刃が伸びて、その切っ先は綺礼を縛り上げる ―――今度は成功 そして、貴方は綺礼を釣り上げ、脳天を地面に叩きつけた 直後コンマ:聖杯判定 この世全ての悪:-5 ルーラー:+2 838. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 01 59 37.10 ID M3bZ4pjJo ほい 841. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岐阜県) 2012/08/05(日) 02 00 25.26 ID d8DB7QqLo 幸運EXか何かだろ貴方wwwwwwww 842. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 02 00 47.84 ID /AUYBsI+0 最後の最後まで0wwwwwwww 843. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 02 01 08.32 ID M3bZ4pjJo ハジマリハゼロwwwwオワリモゼロwwww 845. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 02 01 57.36 ID LaONY1mI0 イエーイ 1見てるぅ? 846. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 02 04 14.41 ID VU3a9dM9o 838 判定:0 ※はっは…ワロスワロス GMをちゃぶ台ごと投げ返すレベル 貴方の聖杯への願い選択 何を願おう ↓5 847. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/08/05(日) 02 04 39.96 ID a9Km7XXz0 バーサーカーの受肉 848. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岐阜県) 2012/08/05(日) 02 04 45.68 ID d8DB7QqLo 願いなし、持ってかえる 849. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 02 04 50.23 ID mIohbiZIO フラン受肉 850. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 02 05 09.70 ID M3bZ4pjJo 人が人で有り続ける事 851. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 02 05 10.72 ID LaONY1mI0 リセイさん復活 855. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 02 10 30.53 ID VU3a9dM9o 851 選択:言峰綺礼の復活 ※え…ほんとうもうこの貴方なんなのwwwww 貴方の目の前に現れるのは無色の魔力が満たされた釜 どうやらアインツベルン式ではない まるで、”電子が実体化した”そんな代物だ だが、貴方はさして気にしない 元々願いなんて気にしない 貴方はちらりと、言峰綺礼を見る ―――まぁ…折角センパイが真人間になったことだし 貴方はどこまでも呑気に気楽に笑う これから戦勝会だ まぁ人は多いに越したことはない 「うんじゃま、聖杯君。俺の願いを叶えておくれ」 どこか、どこか観たのは――― 呆れ顔の聖女の姿だった――― 10年後――― 856. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岐阜県) 2012/08/05(日) 02 11 58.97 ID d8DB7QqLo あれ綺礼死んじゃってたのか 857. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 02 14 01.93 ID LaONY1mI0 なんだ死んでたのか 858. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 02 15 34.37 ID VU3a9dM9o はいはい誤字誤字 …ごめんなさいorz 正しくは言峰璃正です 861. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 02 24 22.53 ID VU3a9dM9o 10年後 貴方は久しぶりに冬木の地に足を踏み入れる なんと第五次聖杯戦争が行われるということで貴方は’助手’と共にやって来た 貴方も馴染みのある親子からの依頼 ―――聖杯戦争の運営に手伝ってほしい――― とのことだ。 といっても手伝うことなどそんなに無い ルールを犯した奴への折檻位だろう もう貴方も三十過ぎだ 少しは落ち着かないと 今年の参加者は衛宮切嗣の子供が二人 あのおっさんも貴方にやられて少しは落ち着いたのだろうか 人妻に愛人まで持ってればご近所の目は冷たいものだろう それで、遠坂家からは2人の姉妹 そういえば、綺礼と一緒にむかつくからマキリの家を燃やしたんだっけか その後、遠坂の当主をベイヤードと貴方の武装で市中引き回しをしたのは痛快だった あの時は『ライダー』が張り切っていたな んで、封印指定執行者に、朽ちた暗殺者に、おぉ…先輩の娘もかよ 貴方は笑ってしまう なんていうか10年前とは随分と比べ物にならない平和だ 「これなら、まぁ聖杯封印しなくても良かったな」 貴方は、肩に乗る小さな助手に声を掛けた これ位なら貴方の魔力でも十分保てる まぁ役に立たないのはご愛嬌 さて、これから何処に居よう まずは教会への挨拶か、それともサプライズで魔術師の家を訪問か フラン「……ヤァァ……マスタート、イッショナラ」 貴方は、トランク一つを担いで冬木の街を闊歩した これが後に、埋葬機関によりビックリドッキリチキチキ聖杯戦争の始まりだった 第五次聖杯戦争監督役END 863. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 02 28 39.06 ID /AUYBsI+0 最期の一文が物騒なのか平和なのかよくわからんww 864. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 02 28 53.40 ID 29b2VU3go 乙 開始時は愉悦ルートかと思ってたけど別にそんなことはなかったぜ! 867. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 02 31 54.47 ID VU3a9dM9o 貴方の聖杯戦争の情報を更新しました。 貴方は、若年にして教会でも確固たる地位を持つ司教の立場に近く(家系判定(教会):8) また、その戦闘力は代行者として恐れられる(才能判定(教会):8) しかし、貴方に信仰心は微塵も無い(信仰心判定:3) 貴方は代行者として、亡者を許さない悪魔殺しだ 保有スキル: 【代行者】戦闘判定:+2 概念武装所持 アンデットに対して補正:+3に上昇 【概念武装】魂縛の網 直後コンマ判定:6以上で敵補正抹消(戦闘判定:2) 貴方のサーヴァント:フランケンシュタイン【絆】貴方の可愛い助手「……ヤァァ……マスターノ、マスコットデス」 貴方視点の感情一覧: 文柄 詠梨【嫌悪】:ぶち殺してやりたい男 周瀬 律架【苦手】:性格が合わないというかなんというか 周瀬 唯架【信頼】:別にどうとか思ってないし ジャンヌ・ダルク【興味】:面白かった 言峰綺礼【信頼】:尊敬する先輩 NPCマスター一覧 セイバー:ジャンヌ・ダルク【困惑】「最後までよく解らない人でした」 マスター:コルネリウス・アルバ→周瀬 唯架【信頼】「十年間もどこほっつき歩いていたんですか」 アーチャー:エミヤ マスター:衛宮切嗣【苦手】「げ…!アイツが監督役だと!?」 ランサー:武蔵坊弁慶 マスター:ユリウス・ベルギスク・ハーウェイ ライダー:ゲオルギウス マスター:言峰綺礼【信頼】「さて、秘蔵の酒を開けようか」 キャスター:ジル・ド・レイ マスター:オッド・ボルザーク アサシン:佐々木小次郎 マスター:ナルバレック「また一人、イジリ甲斐のある職員を見つけたよ」 脱落: アーチャー ランサー キャスター セイバー アサシン 868. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/05(日) 02 32 00.28 ID R6T2bIrk0 乙 綺麗なエンドになったなww 870. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/08/05(日) 02 36 33.64 ID boi1G1/H0 乙 マスコット可愛すぎワロタwwww 872. ◆O6YGw3f20A 2012/08/05(日) 02 44 58.56 ID VU3a9dM9o 代行者貴方は如何でしたでしょうか? 私も最初は愉悦エンドだと思ってましたが 悉くフラグをへし折って、あまつさえ特殊判定の連発 しかも、最後の聖杯君まで真っ白にしちゃうとか こんなマスターはマッド以来でしょうか この貴方の場合、イベントありすぎて大変でした 皆様も最後まで付き合って下さってありがとうございます スキル解放 『聖女』家系判定:8以上才能6以上 ジャンヌ・ダルク選択により解放:教会に所縁のあるサーヴァントの補正:+1 感情判定:+1 『暗殺者』家系判定:5以下才能:6以上 ユリウスor 葛木宗一郎選択により解放:朝・昼の戦闘で補正:+1 夜に暗殺判定在り 『言峰の家系』教会判定成功により解放 初期段階で言峰家との感情判定在り 『傭兵』家系判定:3以上才能7以上 衛宮切嗣連続選択で解放 武器判定を得る 探索判定:+1 才能値によって選択幅が広がる まだまだがんばれる人がいましたら キャラ制作いっちゃいます?
https://w.atwiki.jp/psps/pages/143.html
2008年6月21日(土)東京 Zepp Tokyo OPEN/START 17:30/18:30 Hot Stuff 30th Anniversary『BLACK AND BLUE』 Perfume×SPECIAL OTHERS セットリスト シークレットシークレット チョコレイト・ディスコ (MC) セラミックガール Baby cruising Love マカロニ (MC) SEVENTH HEAVEN コンピューターシティ (MC) エレクトロ・ワールド ポリリズム Perfume 【テクノポップユニット】Perfume 517【スペアザxPerfume】 【テクノポップユニット】Perfume 518【あ~総会】 【Perfume】あ~ちゃん応援スレ33【あのナンバー】 【Perfume】かしゆか応援スレ33【ゆかの友釣り】 【スペアザ】SPECIAL OTHERS 3 Perfumeと珍古と私より Tシャツ完売! スペアザファンは女子率高し 16 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 15 57 37 ID vZHJEsn9 現地は曇り、湿度は意外と低め、今現在、200人ほど整列中。 プラカ一人交渉中で一人待ちだった。 ラグラン多いな。 制服姿の女子高生も発見。 17 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 16 02 04 ID i/0eUATz 物販Tシャツのみ。販売開始 18 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 16 02 19 ID Bd6S0s8H 現地より。 今並んでる物販は例のホットスタッフのTシャツのみ販売。アーティストグッズは会場内のみで販売だって。 ぱふゅグッズ買うって言ってたヤツ注意してくれ。物販はじまた。 22 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 16 22 15 ID Bd6S0s8H Lサイズ売り切れでピザのオレ列から脱落。 色はピンク、フロントにラグランみたいなデザインで鳥の絵。バックはいろいろ書いてある。 Perfumeのロゴも小さくあり。正直微妙。 スタッフの着てるのはネイビーでデザインも全然違うみたい。 なぜあれを売らないのかと。 32 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 16 29 51 ID b1CLbIg1 列の半分もさばいてないにL売り切れって、どんだけ♪ 2100番代だからまったりしますわ。 33 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 16 30 08 ID iNajMXH7 開場前物販整列終了 後一歩及ばなかった 46 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 16 36 34 ID KHe4QBE6 入場順は1番からだそうです。ふざくんな!w 51 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 16 37 55 ID XnygNJO7 物販レポ Tシャツの色は4種類、前面デザインは2色ずつ2種類あり。背面デザインは全部同じ。Lサイズは早々に売り切れた。 ピンクを買ったが、Tシャツ自体の質はなかなかいい。 商品ラインナップや価格の表示は売り場のテーブル以外一切なく、 並んでいる間は何がいくらで売られているのかわからない。 いざ売り場についても、サイズのラインナップ表記はなし。 こんな不親切な物販始めて見た。 61 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 16 41 34 ID vtO5hBMx T白しか残ってなかったがゲト スタッフゥーのアナウンスだと終演後分Tもありそうな口振りだったけどどうなんだろ 53 名前: ◆543218Xq7g [sage] 投稿日:2008/06/21(土) 16 38 42 ID B+D6loUf ZP前広場に早くから溜まらないようにアナウンスがありました 67 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 16 43 01 ID gJg/rKbn 今ゆりかもめだが、物販終わったの?替えT持ってきてない俺涙目 74 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 16 45 00 ID pbUhXVwl 制服JKがホントに居たわ 76 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 16 45 54 ID 6cW/MAE/ 着いた 閑散としてるなあ 外のロッカーまだ少しある 80 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 16 47 54 ID EG58iTv7 ブラカいないみたいだな 88 名前:oykt ◆PErfUMERqM [sage] 投稿日:2008/06/21(土) 16 52 01 ID QhL48hIE 10分前ぐらいに青海駅前でプラカがチケットを譲ってもらってた。 他にプラカはいないっぽかった。 95 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 16 55 36 ID CTppXoQH 昨日はチケット売りますプラの人いたぞ…何となく女子率高いね。良いことだ 110 名前:sage[] 投稿日:2008/06/21(土) 17 01 33 ID F26tIkjk 青海到着 ブラカいない 111 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 17 01 43 ID 3j+zzhf2 人影疎らだね~ 121 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 17 05 34 ID Bd6S0s8H さっき地理禿が目の前通ったんだが、エコライブの画像思い出して噴きそうになった。 122 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 17 05 38 ID EG58iTv7 こちら青海。ブラカ組一名発見したので救出した。 他は確認できないので、作戦を打ち切ってZeppに帰投する。 125 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 17 06 49 ID wJlSNdu8 スペアザファンもちゃんといるね。 おしゃれだ…。 138 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 17 13 57 ID uFc5yR9z あ、チリハゲさんがGAMETに着替えた~。珍しいね。 エコライブ最前画像の方々がたくさん入口正面にいます。森三中、パンプキン、宗像も。 森三中は髪染めて黒い部分が増えてる。 あの画像で顔さらされたからか?パンプキンもGAMETだ。 今日のTシャツに早速着替えてる人を見た。ピンクと黒。 背中しか見られなかったけどかっこええ。終わってからも売らないかな。 明日売れるわけじゃないから今日全部売るべきだよな。 あと20分で開場だけどこないだのライブに比べて人少ないな。 158 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 17 24 40 ID M8qvhVQu スペアザのファンの子はかわいいねえ 159 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 17 26 51 ID Bd6S0s8H 入場整列はじまた。 2100番台だからまたーり待つ。 162 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 17 27 49 ID CTppXoQH さっき女子率増えたって書いたけど、みんなスペファンか…orz 渋いオッサンしかいないと思ってたよ… 164 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 17 28 15 ID wGY6Wbrc オレ2200だからまだまだだな。 中でTシャツ買えるかな。 168 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 17 30 29 ID uFc5yR9z ドア開いた。まもなく開場。100番までが並ばされてる。 169 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 17 30 42 ID i/0eUATz 入場ハジマタ あと1600人分か・・・・ 172 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 17 31 48 ID qpBugcEw 杖日記夫妻めっけ 174 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 17 32 06 ID 3j+zzhf2 スペアザは元々おしゃれ系だからPerfumeファンより客層はいいはず。入場始まっねえ。 結局プラの人見かけなかった 181 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 17 35 30 ID pJD1x+Zj シクシク宇田丸(のカッコした奴)がいる… 184 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 17 36 48 ID wGY6Wbrc なんかタトゥー率高い? 185 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 17 36 58 ID uFc5yR9z Tシャツ、中で売ってる。10枚くらい買った人が外からも確認できた。800番。 188 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 17 38 22 ID Bd6S0s8H さっきまで広場の端っこで酒盛りしてたのはスペ他ファンなんだろか? ライヴ荒れなきゃいいけど。 206 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 17 50 06 ID nnzMIssV Tシャツ完売 209 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 17 53 28 ID nnzMIssV 少なすぎじゃな~い? すぐヤフオク祭だな 211 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 17 56 16 ID wGY6Wbrc Tシャツ買えなかった。 超がっかりだ。 224 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 18 08 23 ID lCU9+wki しまった 物販わすれて突っ込んじゃったよ 出るときなんか残ってるのかなぁ・・・ あ。そうそう スペアザからみたい ドラムセットが前に出てる 229 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 18 15 15 ID r4zqDUs4 二階に黒幕発見 人形もってる 232 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 18 17 03 ID nnzMIssV ステージにロータリースピーカーみたいのがある 233 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 18 18 16 ID b7RjL8G/ 229 まさかのsakusakuでライブレポか 234 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 18 19 38 ID teK3AaTj 俺、黒幕の真後ろだw 237 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 18 20 37 ID +0VR1NQe 233 昨日のは中村優が来てたみたいだが・・・ 238 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 18 20 46 ID hVo1uV8Q 229 これマジだったらいいな~、また絡んでほしい 239 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 18 21 24 ID KAE0+fDt サクサクはカメラ入ってんの? 245 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 18 27 05 ID lUVuA3qA 233 黒幕は31日の横浜にも来てたよ。 246 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 18 28 09 ID r4zqDUs4 二階芸能人見あたらず 黒幕だけか 247 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 18 28 57 ID nnzMIssV ハジマタ\(^o^)/ SPECIAL OTHERS ライブ時間: 約70分 336 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 19 38 43 ID nnzMIssV あざオワタ 356 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 19 50 34 ID nnzMIssV ハジマタ\(^o^)/ Perfumeライブ時間: 約70分 437 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 21 01 39 ID nnzMIssV オワタ アンコールなし 457 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 21 06 54 ID nnzMIssV アンコールもコラボもなし 459 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 21 07 48 ID 1Nd1TH5g こうかな?記憶が… 新イントロ シクシク チョコ MC セラガ BcL マカロニ MC シティ エレワ ポリ Per6 462 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 08 06 ID teK3AaTj セトリ シクレ チョコ MC? セラガ Bcl マカロニ MC? セブンス シティ MC? エレワ ポリ グルグルユー 482 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 11 27 ID teK3AaTj 新曲無し。 発売の告知はあったけど。 あと、黒幕はニセモノでした 501 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 21 16 19 ID nnzMIssV 3人ともそつなくMCしてたのが印象的 509 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 21 18 31 ID nnzMIssV そういや音はかつてないほど最悪だった 521 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 21 21 ID i/0eUATz 新曲と武道館の発表(わーだんだんなし)、ホットスタッフあべさんへの感謝、スペアザ鼻歌 モッシュエリアヤバかった。クラウドサーフしたやつまでいた 531 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 23 07 ID uFc5yR9z セトリ、メモしてたけと 462さんが書いている通り。 MC1はいつもの挨拶、2はホットスタッフのアベさんの話、新曲告知、 スペアザの曲を3人が何度も歌う、わからない歌詞をスペアザファンに教えてもらうが、あ~ちゃん中途半端。 3は武道館の話、男の子~女の子~そうでない人~。 コラボはなかったけどスペアザが曲の途中でぱぱぱぱぱぱぱふゅ~むのメロディを引いた。 新曲はなかったけど初めてライブでセブンスが聞けて満足。 後ろの方のスペアザファン3人組の男、態度悪くていやになった。邪魔するな!って感じ。 541 名前: ◆543218Xq7g [sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 26 29 ID B+D6loUf 今日はよそ行きなセトリでしたね 印象的にはスロースタートな感じで前半はミディアムな曲、後半は盛り上がる曲を持ってきました 新曲披露も無かったし… スペアザの鎖骨さんがPerfumeのAメロをアドリブで入れたのがツボでした 545 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 21 27 38 ID G6Mq91Hu ジェニーがなくて珍古涙目w てかかなり神公演だったよ~。 579 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 21 36 04 ID pJD1x+Zj 楽しかったよー! なんだパフュお洒落ファンいっぱいいるジャマイカ そんでもってローレンテックはあ~ちゃんも一押しの良い曲だったよ。スペアザかっこえかったわー のっちはテレビで見るよりさらに男前でした。 チリハゲを見れてある意味感動した。 @Zepp 583 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 21 36 48 ID VfsD/9CM 右側段差最前バーのとこで見たけど凄い見やすくて良かったよ。 オープニングのSEでまさかGAME!?て一瞬期待したけどシクレだったw でもこれで始まるのもかっこよくていいね スペアザも凄い良かった 597 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 21 39 57 ID iQZZh2hM 例の声かけはキレが増してたが ラジバンダリはなし あれは一過性だったのね 603 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 41 19 ID uFc5yR9z スペアザはTSUTAYAでシティがかかっているのを聞いてパフュを好きになった。 あとで3人にサインもらって写真撮ってもらってと言ってた。 パフュもスペアザのCDで歌詞がわからないけど、イントロダが長い。 歌詞が出てくるとキターーーー!って感じになる。 今日は楽屋が隣だけど何もできなくてもどかしい気持ちとあ~ちゃんが言った。 チョコとかPerfumeのときとかスクリーンでGAMEツアーのときの画面を使っていた。 始めのイントロは初めて聞いた。3人が出て来て台に乗ったのでGAMEで始まるのかと思いきや シクレでした。 2曲目がチョコだったのでツアーのときよりみんながのるのが早かった。 スペアザファンは終わったら結構帰ったのでスペアザのときより場内がすいたので見やすかった。 624 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 21 48 02 ID 6cW/MAE/ いま電車から。 スベアザは初めてでもノリやすいから、なかなかいい雰囲気だった。 むしろPerfumeになってから戸惑ってるスベアザファン結構いた。 あの人たちがPerfumeにどんな感想をもったか気になる。 全体としては、たかはしみたいな一体感は無いけど、和やかないいライブだった。 MCをぶった切るKY発言も無かったと思う。 627 名前:266[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 48 43 ID HPD6qtuA ありがとう。入場直前だったのでレスできなかった。 ちょっとスペックの割りに安いのみつけたんだけど、グラフィックが弱いのと 展示品ってのでやめました。 BTOにします。 んで、やっぱり傘パクる香具師多かったみたい。俺もヤられたけど、小康状態なのでなんとか駅にw スペアザ良かったですが、遅れて入ったので堪能はできませんでした…またどっか見に行く。 フジロックとか面倒だけど。 セットチェンジ後スペアザメンバーが二階に行っちゃったんで、「あら…無いかな」と 思ったんですが、残念だ!! Perfumeセットリストは前出の通り。あっさりだったけど、並びが新鮮でした。 GAME TOURのSEから入って「おぉ!?」と思ったら三人があの位置に立ってシクシク。 サプライズはなかったけど、意外性はあって良かった。 HOT STAFFがTシャツ枚数制限してくれれば完璧だったんだけど… スペアザTシャツはどれか迷って手持ちに無い青っぽいの一枚買った。 シンプルでいい!!しかも一種類を除いて2000円の安さ。 GAMETシャツみたいに複雑なデザインでは無いのもあるだろうけど。 駄レスすまそww 655 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 59 00 ID vZHJEsn9 スペアザのVIPが終始一貫してノリノリだった キーボードも何曲かは口ずさみながら一階を監視してた。 サイリウムはシネ 661 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 22 02 25 ID qpBugcEw 1900番台なのに割り込んでないのに最終的にセンターの前から10列目ぐらいにいた 最後に2階にいたスペアザにも挨拶でき写メもとってもらい幸せでした 664 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 22 04 06 ID pbUhXVwl 今日は女子率がホント高かった。 女子限定イベントを除けば、Perfumeのライブでは今までで一番女子多かったと思う。 665 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 22 04 21 ID P0MIlr3C ピエールさん今日行ってたらしいですw 682 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 22 11 37 ID nnzMIssV 今日は雨だからか生写真屋がいなかった。 最近パフュライブ初見の人周りに多く見受けられるけど、おおむね良好みたいだ。 699 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 22 16 47 ID nnzMIssV つーか、記念T少な杉 735 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 22 35 17 ID veZ1zUOK エレクトロワールド ポリリズム Perfume ラストの3曲はヤバかった、zeppに神が降りてきた感じだった でも音が最悪だった、あんな酷い音のPerfume聞いたの初めて 737 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 22 36 07 ID T1cPRJa2 ライブ良かったー。 スペアザすげーかっこよかった。 スペアザ演奏中に地蔵&途中でいなくなってPerfumeになってから戻って来たperfumeファンも 結構いて失礼だなと思ったけど。 Perfumeファンはオタ度高めでスペアザファンは女の子度高め&おしゃれな人多め。 なんの曲か忘れたけど序盤にのっちがセンターで後ろのときにすげー笑ってたんだけど なんかあったっけ? 単に盛り上がってて嬉しかっただけなのかな? 久々のライブでのっちが大量汗&「あつーい」連呼で若干エロス。 今日はアンコール無しで十分だったな。 748 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 22 40 47 ID TbQFMoE0 流れを見ず今日の感想。 2200番台だから大丈夫と思いぶらぶらしていたらもう番号が過ぎていた。 右のカメラの近くに入る。前回のときより詰まってなかった。 スペアザさんすごくよかった。ギターの人早く鎖骨骨折直してください。 スペアザさん終了後後ろから結構人が流入 タオルマフラーを上で掲げている阿呆がいたアレはまったく視界をさえぎるのでやめてほしい・ 新曲とアンコールをやらなかったのが残念 全体的には良い盛り上がり方だったと思う。 以上ですみなさんお疲れ様でした。 757 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 22 43 26 ID RyZqREgf ただいま帰宅 まとまりのない感想を スペアザ初見だったが最高!!予想以上にアガった! ただそのせいで後半若干バテたw Perfume始まってすぐぐらいに足元に水溜りができてた 一瞬誰か放尿したのか?と思ったがボトルが落ちてたのでちょっと安心 後ろから肘を入れてくる頭のおかしい奴がいた。睨んだらやめたがマジ気持ち悪かった 目の前にドレッドの奴がいて臭くて臭くて大変だった。マジ勘弁してくれ Perfumeはスペアザ大好き、ホットスタッフの阿部さん厳しい のっちの光る汗最高 759 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 22 43 51 ID FG1gUAbo 2900番という絶望する番号だったけど、センター10列目位に行けた。 女子が多くて見通しも良かった。神ライブだったな。 スペアザも本当に良かったよ。とくにドラムソロにクラクラ来た!! 水撒きもライブって感じでいいんじゃない? 761 名前:624[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 22 45 11 ID IO03WvHx 帰宅した。 ログ読んでない。 スペアザの最後の曲のドラム中の人のロングソロ聴きながら、 パフュの3人が口三味線で真似する姿想像してにやけてたら、 (曲は違ったけど)やっぱりやって吹き出してしまった。 水補給して汗ふきながら、「あぢぃ、あぢぃ、あぢぃーーーーーぃ」 って のっちが叫んだときのそれはのちおだった。 「のっち~」の声援に応えてピースしたのっちの指(以下自粛)。 ksykの尻と太もも健在。 あ~ちゃんあくまであべさん。 個人的には、GAME@東京で全く見えなかったガガガが今回は完璧に見えたのと、 ルーレットで敵わなかった7thが聴けただけで満足。 サプライズはなかったけど不満はない。 スペアザ終わってセットチェンジで台が運ばれてきたとき、「シクシク」「シクシク」・・・ とあちこちからささやく声が・・・wオレもすぐそう思ったけど。 769 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 22 50 56 ID R6GLeY9o Perfuneファンも女子多かったね。 あ~ちゃんの「女子~」の時、すげぇ声上がってたなぁ。 773 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 22 53 38 ID /HMing4B スペアザさんがPerfume大好きって言ってくれてね、というのをあ~ちゃんが 聞いてなかったってのがあったな。すでに精神統一に入っていたらしいw Perfumeもスペアザさん大好きなんですよ(両思い)みたいな。 個人的にはツアーが名古屋の2階指定のみだったので後ろの方で思う存分 踊れたのが良かった。見通しも凄く良かったし。 なんたる多幸感 818 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 23 11 02 ID P31vB8Qa 最前中央付近で見た俺が断片レポ ksykは全体的に目立たなかった、というかMCでほとんど喋ってなかった。 後半少し元気がないようにも見えた。 森三中が二列目にいて、一列目のスペアザファンに 「スペアザ終わったら場所替わってくれませんか」と訊いていた。 やんわりことわられていたがw エレワのイントロでMIXあり Perfumeのあ~ちゃんが歌うところで音響のトラブルがあったようで歌が途切れたりしてた。 モニター押さえて歌いづらそうにしてた 最後ハケた直後にミラーボールみたいな照明がついたのでこれはアンコールキターと思ったら あっさりアナウンスが流れたのでズコーw 821 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 23 12 09 ID /HMing4B 誰かも書いてたけどコンピューターシティのBPMが元に戻ってて良かった あとMC中も声にエフェクトかかってて(あ~ちゃんだけ?)なんかおかしかった 826 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 23 15 21 ID gv/W00Y8 なんか最近思うのは思ってるよりもはるかに生声の比率が高い。 レコーディングされた歌とちょっと見にはわからないぐらい同じに歌ってるのではないかって思うんだけど。 875 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 23 33 08 ID ViJnE9t0 コールアンドレスポンスがショートバージョンのせいか、 かえってリズムがあって良かったですね。 879 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 23 34 48 ID w8KRBgWy 4年ぶり位にゼップ行ったけど相変わらず音悪かったな。 シクシクの時なんかボーカル割れてたし スタンディングで都内最大だからあそこを選ぶアーティスト多いんだろうが 演者から文句は出ないのかな? 880 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 23 35 02 ID rP1EQ1dF 今日確信した ZEPPやっぱ音悪い 979 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/22(日) 00 06 22 ID wLdx4LBU そういえば GAMEの時の感じとだいぶ違った(いわゆるオタとか、熱狂的ファン とは違った)客が多かった。制服の女子高生もいたし。カップルもおおかった 757 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/22(日) 00 20 02 ID s2BG9PLO どうも、かしゆか~ど作っているモノですが 私も今日が初Perfumeでした。 左のかしゆかサイド前から5~6列目でしたが いやぁ、凄かったですね・・・ 2月のレイジの来日公演の時と、客のノリが同じなのにビックリしました! 噂には聴いてましたが、まさかここまで激しいとは思いませんでした・・・ お陰で、何も遠慮する事無く、吹っ切れて堪能できました! オープニングSE(トランス風アレンジの「GAME」)が流れる中 颯爽と登場する3人・・・そして、台の上でまさかのシクシクのマネキンポーズ。 すでに私の周りの熱は最高潮でした・・・そして、ランランラン♪・・・ドーン! もう、目の前が真っ白でした・・・ そして、サプライズは2曲目のチョコレイト・ディスコ。 あのイントロが流れた瞬間「あれ!?今まで2chで見てたセトリと違うよ!」と おどおどしてしまいました・・・野太い「ディスコ!」の合唱・・・カオスでした。 215 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/22(日) 01 06 20 ID FTurz1FS オフ一次会で抜けて帰宅した。 流れもスレも読まず 開演前 物販並ぶ人少なっ! それ以上に物販のTシャツ少なすぎ!! ちりはげさんを初めて認識した。そういえば横浜でも見たわ。 入場 スタッフ適当すぎ、いくらなんでも呼ぶ展開早すぎるだろ。数十番割り込んでも分からんぞあれ。 物販の在庫量といい、なんかやたらと適当だぞww ライブ中 スペアザのドラムの人良かった。あの人はうますぎる。 スペアザファンは帽子かぶってる人が多いのね。正直じゃまだった。一人空気読んで帽子取った好青年GJ パフュのターンはなぜか記憶がないので省略。 ああ、OPがGAMEを期待させるイントロで、3人ちゃぶ台に乗ったから期待したらシクシクでズコー。 まあシクシクで十分いいんですけどね。 なんかいつもより女子率は高かった。キモオタも少なめ。スペアザのおかげなのかな。 ただ、ライブ中のマナーが悪い奴が妙に目についた。盛り上がるのはいいけど、他人に迷惑かけるなよ。 まあ、にゃんにゃんdisってますが、要約するとスペアザの良さも発見してすげー楽しかった、 後半に向けて異常に盛り上がるしかないセトリが死ぬかと思った良いライブでしたよ。 486 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/22(日) 02 36 43 ID +mNITbqW セトリ的にはセラガの後連続でパフュ史上おそらく最も楽勝振り付け曲とはいえBcLやったのはびっくり。 ツアーではセラガ終わった後のMCでハァハァ言ってたからね。 今日の大量虐殺 532 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 21 23 23 ID wGY6Wbrc あ~ちゃんかわいかった。髪アップが全然いい。 392 名前:oykt ◆PErfUMERqM [sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 30 49 ID QhL48hIE あ~ちゃんはアップにした髪を巨大なお団子にして、そこにコサージュ付けてました。 可愛かったかって? ああ、そんな事を聞く奴がこのスレにいないことは知っているが可愛かったわい! 588 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 37 46 ID F26tIkjk みんな~ 汗は拭くんだよ~ 最後のお言葉でした 598 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 40 00 ID Ssm9cRWW じゃあひとつ幸せになれるネタを。 今日も3人は脇全開で綺麗でした。 605 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 21 42 46 ID G6Mq91Hu 今日は最前列ksykポジションにいたけど最初のMC後に大量虐殺されたよ そして最後のPerfumeの時のあ~ちゃんのありがとうで世界消滅www 612 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 44 35 ID uFc5yR9z 588 みんな~ 汗は拭くんだよ~ > 最後のお言葉でした 思い出した。あ~ちゃんが最後にこれを言ったとき 前にいたスペアザファンの女の人たちが「何かお母さんみたい♪」と言ってて吹いた。 614 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 44 46 ID KHe4QBE6 ksykが汗を拭いた時に後ろ髪をあげた時のうなじに殺られました。 400 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 46 08 ID B+D6loUf あ~ちゃん痩せてたね 二の腕まで細くなってた 顔も輪郭がはっきりして綺麗でした 今日はあ~ちゃんの振り付けが大きくてカッコ良かった めぐりめぐるよ 677 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 22 10 04 ID kM3eUvy7 なんかさ今日三人とも凄い楽しそうじゃなかった? かしゆかはいつもニコニコだからわからないけど のっちとあーちゃんがすげぇ笑顔だった あーちゃんも笑顔多いけどいつもはシリアスな顔する場面でも笑ってたし のっちに至っては終始超笑顔 笑顔満載のマカロニとかたまりませんよもう なんか纏まってないがスゲー良かったって事だ。 690 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 22 12 58 ID tpWi8ebE のっち派だけど今日はあ~ちゃんに心を奪われた。 692 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 22 14 51 ID veZ1zUOK そうそう、あ~ちゃんが可愛くなってた、何かあったのか? 694 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 22 15 14 ID nnzMIssV 3人が超笑顔なのは、女子が多いから。 710 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 22 19 34 ID OiFCXuST もともと可愛いけど、 強いて言うなら痩せたな 755 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/22(日) 00 18 31 ID JHp4H72C 1F最後尾付近でまったり参加。反応から周りはどっちも聴いてる人多かった印象。 曲間の3人に対するコールに失笑気味の笑いが起きてたけど、 パフォーマンスはスペアザファンをぴったんこさせるには十分だったんじゃないかな。 ぱっつん以降はかしゆかしか見えてないので、今日のうなじを拭くかしゆかもバッチリ見えた! あれは、うなじをわざと客席に向けてたんで、意図的に小悪魔発動させてたのではないかと思う。 いい一日だったと思ってたら、かしゆかマカーになった?ホントならマカーの俺歓喜w 本スレにカキコしようと思ってたけど、こっちにする。 44 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/22(日) 00 18 40 ID U/qZBji9 今日、初めて生で5列目くらいで見たけど、 あ~ちゃんはのっちに負けず劣らず可愛いじゃねーか。 かしゆかの脇は美しかった・・・ 47 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/22(日) 00 19 19 ID 3dvT1aqx かしゆか筋肉質で良い体しとった。 781 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/22(日) 00 36 43 ID tlkqmbIb 今日のライブの一場面 歌終わりに汗を拭きに行く三人 かしゆかは舞台奥で背を向け汗を拭き始める 今日はひさびさのライブで汗が良く出ると言っていた よほど暑かったのだろう うなじの汗を拭こうと片手にGAMEタオル もう片方の手で後ろ髪をかき上る この瞬間俺の時間は止まった タオルでうなじを拭き 髪を整え舞台前に ゆかちゃん背を向けて髪をかき上げたらうなじ全開ですよ 反則です うなじを肴に飲みまくりです 長文スマン 472 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/22(日) 02 30 42 ID 6LQDKZL9 昨日ののっちは堤下のようだった。赤みがかった顔がまた良かったわけだが 475 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/22(日) 02 32 15 ID TbSBJD2S アミューズはもう「のっちの汗」っていう清涼飲料水を売り出すべきだと思うんだ。うん 今日のMCをkwsk 398 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 21 39 26 ID +QkazRby あ~ちゃん、ほっとスタッフの阿部さんってひとに感謝!感謝! ってなんべんも言ってました! あとスペシャのなんとかローレンテックって歌歌い出して止まらなくなって、 かしゆかが「みんなが止めないと、あーちゃんとまんないんだから!」 でも歌詞が出て来るまでの期待感がたまらないって言ってました。 正確な歌詞が分からなくて、お得意のニャニャニャローレンテックって歌ってました 401 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 21 51 12 ID +QkazRby 今日はMC短かったです。でも、あーちゃん「いつもながいけん、内容がないけん、 スペアザだとシュ、シュ、シュって、で見たことない! だってw! 647 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 56 07 ID e1CcOjlm ポリループは赤い照明でかなり格好良かった。あれは凄い、 普通のポリしか知らない人も知ってるファンも興奮する 3人ともというか、あ~ちゃんが スペアザの歌詞が入ってる曲相当気に入ってたなw なんだっけ 656 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 59 55 ID WzBVovtO 今帰り あーちゃんはホットスタッフの中の人の阿部さんの思い出を特に話したがってた。 いわく、滅多にほめない人らしく、これまで良いねと言われたことが無い。 武道館を最高のライヴにしていつかは褒めてもらえるよう頑張る。 …と。 近年周りにヨイショする人は多くなっただろうけど、まだまだと言ってくれる人は貴重だろうね。 なんやかやで、人に恵まれてるよ、彼女たちは。 679 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 22 10 33 ID w8KRBgWy ただ社交辞令で30周年おめでとうございますで済まさずに ホットスタッフのアベさんのお話をしたあ~ちゃんに感心した。 やっぱスピーチ能力高いね。彼女は 685 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 22 12 18 ID UZNMUhEW スペアザ、武道館目指して頑張ってるみたいだね。 で、あ~ちゃんが口ずさんだのって、ローレンテックだったの? あの曲一番好きだ。ビデオもナイス。 700 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 22 16 52 ID 905xx+1S パンパカのパフュ推しソングでローレンテックかかりそう 新曲またおあずけにしてそっちかよみたいな 403 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 22 17 42 ID QhL48hIE 今日もあ~ちゃんの黒縁眼鏡チェックが入りました。 男の子、女の子、どっちでもない人、眼鏡の人、黒縁眼鏡の人(あ「ほうほう。ふむふむ。」)、 コンタクトの人、裸眼の人、めっちゃ目がいい人、 二階の人、左(上手)の人、右(下手)の人、真ん中の人、前の人、(二階から前まで2セット) みんなー!みんなー!みんなー! 歌開始 713 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 22 22 22 ID WzBVovtO そういやシティが元のbpmになってたな。 それが地味に嬉しかった。 あーちゃんがスペアザの歌入りの曲の歌詞を知りたいっつって客から教えてもらってたんだけど途中で もうわからんわ!ハニャホニャでええわ!て投げたのはワラタ 413 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 22 58 31 ID QhL48hIE 本日のギ・あ~ちゃん節は、 あ「も、超あの歌詞何て言ってるのか知りたいんですよ。誰かローレンテックの歌詞分かる人いないですか?」 最前より歌詞を叫ぶものあり あ「ふんふん。Do you… know… what……わからん!」 830 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 23 16 46 ID 12eEqRpw セブンスの曲紹介 あ「シャララランでポロロロロでトゥロン」な曲です もたいなこと言っててワロタ 831 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 23 17 33 ID tBlElAOz ○今日の感想○ かしゆかすきっす、でもスペアザ最高っす、でもパフュームは神っす。 スペアザ最後の曲なんかあと30分くらい続けてくださいって感じ。 いやPVなんかよりライブが格段にイイネ しかし今日一番は あ~ちゃんの「べれれんべれれん ローレンテック♪」 こいつにやられましたw コラボなかったけど、あれで大満足 あ~ちゃん、いいつけ通り汗もふいたよ お風呂も入ったよ~♪ 839 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 23 18 44 ID /KfE7ZcO BcLの変なコールは今日もあった。独りでぜ、善がりまくりやがって。 のっちの「あちー、あっぢいいいいいいいい」は漢を超えておっさんのテイスト。 835 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 23 18 12 ID VfsD/9CM そういえばのっちが「今日はアウェーだと思ってたけどホームみたいで嬉しい」みたいなこと言ってた 851 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 23 22 05 ID P31vB8Qa Perfumeが初めてスペアザを知ったのはCDJ07-08のときで、 初めてスペアザを聞いたのっちは「感じのいい曲だなあ」と思ったそうだw 863 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 23 26 45 ID 12eEqRpw セラガ振り付け講座もあった 全「親指出して、人指し指出して、中指出して」 あ「小指出して」 か、の「出さなくていい!!」 ksykとのっちのツッコミのタイミングが絶妙w 3人は素晴らしい 871 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 23 30 26 ID gv/W00Y8 851 のっちはあるとおもったけどあ~ちゃんが気に入ってるっぽいのが以外だった。 911 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 23 48 06 ID FFYUHYHe あ~ちゃんがラストに曲に入る前に さっさとおわらせましょ、とか いったのはワラタが、既出か? 980 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/22(日) 00 06 24 ID /RoZqrnZ MCであ~ちゃんが、「スペアザさんはMCがシュッとまとまっててすごい」みたいなことを言ってた。 777 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/22(日) 00 32 14 ID s2BG9PLO トランス風GAMEは厳密に言えばサイバートランス(system Fとか)みたいな ちょっとヤスタカ味ではありませんでしたね・・・ 生で見るかしゆかは、信じられないくらい可愛いですね・・・ セラガのフリを教える場面で あ~ちゃん「指は、こう・・・まず親指を立てます」 かしゆか「親指~~~」 あ~ちゃん「続いて人差し指」 かしゆか「人差し指~~~」 あ~ちゃん「中指」 かしゆか「中指~~~」 あ~ちゃん「小指」 かしゆか「こゆっ・・・」 のっち「小指は立てんよ!」 というやり取りがいちいち可愛くて、死ぬかと思いました(ちょっと記憶が曖昧ですが 678 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/22(日) 04 09 14 ID 3dvT1aqx 2回目のMCはスペアザのファンも凄い食いついてたよね。 売れてきて「チョー神」とか言ってくれる人も出てきたとかPerfumeのMCは長いので 「苦しいでしょ暑いでしょ」みたいな言葉をを客に投げかけたり 阿部さんが褒めてくれない話とかオークレストから5年間お世話になってることへの感謝、 客が沢山きてくれたことで「阿部さんの顔も立つじゃろ」発言とか その後のスペアザPerfume相互リスペクトの流れ。 あそこで笑いも交えて「こいつら良いな」みたいな空気が出来上がってたね。 あ~ちゃんのゆるトークをのっちが拾ってくれてかしゆかが保護者的に良いところで 軌道修正計ってくれて広島弁交えての掛け合いトークで人の心をつかむのが本当に上手い。 改めて凄い好きになった。 今日の衣装 515 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 21 19 50 ID nnzMIssV 衣装は新高島屋 528 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/06/21(土) 21 22 13 ID wGY6Wbrc 衣装はテイクミの時のやつね。 530 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 22 43 ID 1Nd1TH5g 衣装は薄い高島屋 533 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 23 39 ID nGspTIVk 何で今更高島屋の夏服なんだ?w 536 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/06/21(土) 21 24 52 ID uFc5yR9z 今日の衣装はシクレのときのちょうちょのです。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3924.html
『都会の自然公園 子ありすの選択 前編』 39KB いじめ 観察 自業自得 仲違い 追放 群れ 飼いゆ 野良ゆ 子ゆ 自然界 独自設定 リハビリ 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 のどかな昼下がり。 某都内にある巨大な自然公園にて、出会い頭にお決まり挨拶をする二匹のゆっくりがいた。 挨拶をした二匹のゆっくりはいたって健康体なまんまるの身体つきであり、そしてなによりも二匹とも笑顔満面のゆっくりとした挨拶である。 それは日々の生活に何の問題も無いことを一目で窺わせるものであった。 そして当たり前のことだが、そのままお互いに罵ることもなく体当たりすることもなくすれ違い、ポヨンポヨンて軽快に跳ねていく。 実にすこやかで健康的であり、とてもゆっくりしたゆっくりたちであった。 だがちょっと待ってほしい。 ここは某『都内』にある自然公園なのである。 つまりはここは街中に存在している領域ということであり、その場所はもしかしなくても人間のテリトリー内ということだ。 そして当然人間のテリトリー内を根城にしているこのゆっくりたちは、野生のゆっくりなどではなく野良ゆっくりという扱いになる。 一般的に連想される野良ゆっくりのイメージとは、不健康で薄汚れており、たとえ仲間内であっても餌を取り合うような殺伐とした雰囲気を漂わせ、 昼はじっと巣の中で人間に見つからないように息を潜め、早朝と深夜にゴミをあさりにズリズリと街を這い回る薄気味悪い存在。 と、まあこんな感じではなかろうか。 実際にはこれほど酷くは無いのだが、現状は当たらずとも遠からずといった感じで、基本的には野良ゆっくりというだけで悲壮であることは間違いない。 だというのに、今挨拶した二匹のゆっくりは実にゆっくりしている。 野良ゆっくりのくせに、こんなにもゆっくりがゆっくりしているなどということがありうるのだろうか? それが残念ながらあるのだ。 そしてその訳はこの自然公園の由来に起因する。 日々近代化が進む街中、次々と建てられる巨大なビル群。 以前は所々に見られた森林地帯も今は全て切り倒され、マンションやデパートに取って代わられている。 そんなお決まりの発展をとげる最中、街の人々はふと思い出したように主張し出すのだ。 自然がほしい、森林伐採をやめろ、もっと緑を、環境にやさしい街づくりを! そしてそんな市民の要請を受けた市もまた「よしわかった!」とこれまたお決まりの対応を取ることになる。 すなわち街のシンボルとなる自然公園の建設であった。 ちなみに、こんな自然公園なんぞ作ったところで地球環境全体には蚊ほどの影響も無い。 しかしそんな科学的事実はどうでもよいことなのだ。 大事なのは市が、市民の要求に答えるべく行動したというポーズであり、 そしてその結果として建設された、この自然公園の存在に市民がそれなりに満足しているということだ。 さて、そんな行き当たりばったりのノリで作られたこの自然公園であるが、その園内はなるべく自然に近くをテーマとしており、 外側を最低限の舗装がされている以外は、殆ど手付かずの森林そのままの形態であった。 流石にクマやら狸やらの大型動物などは存在しないものの、少し園内にある森エリアに足を踏み入れれば、もうそこは普通の森とそう大差ない造りである。 まさに手付かずの自然をそのまま持ってきたような様子である。 さながら街中に出現した巨大な森林地帯。 しかもその場所には凶暴な大型動物が存在しないのだ。 街の薄汚れた日の当たらない裏路地にひっそりと生息してたゆっくりたちは、これほどの好条件のゆっくりプレイスを見逃すはずもなく、 これ幸いへとこの公園の森林部に押し寄せた。 そして当然の流れとしてこの場所はその地域の野良ゆっくりのかっこうの住処となることとなる。 さらにゆっくりたちにとってなお幸運だったのは、この場所が自然そのままをテーマに作られた場所だということだ。 もしこの場所が通常の公園だったとすれば、ゆっくりたちが大量に住み着いた時点で一斉駆除確実である。 だがしかし、ここは「自然」公園なのだ。 自然界の山や森にゆっくりがいるのはある意味で当然であるということで、人間に対して粗相さえしなければ、 超例外的にゆっくりはとりあえずはその生存が許されているのだ。 かくしてこの地域のゆっくりは、都会にすむ野良という立場にありながら、 野生のゆっくりとほぼ同様かそれ以上のゆっくりプレイスをゆっくりは手に入れるにいたったのである。 おそらくこれほどの超優良ゆっくりプレイスは全国探してもここくらいしかないであろう。 それくらいこの場所は特別なのである。 だがしかし! そんな恵まれた環境であるにも関わらず、現状に不満を感じている愚かな一匹のゆっくりがいた。 「ふぅ、たいくつね……」 自然公園内の森の奥の方にあるゆっくりたちのテリトリーにて、 半ばまで地面に埋め込まれたダンボール箱のおうちから外を眺めながら、とある一匹の子ありすはもう何度目になるかわからないため息をついた。 子ありすは、今は両親が狩りに行っているところを留守番中の所であるようだ。 さて、この子ありすだが、園内の森のゆっくりの群れにおいて長的な立場であるぱちゅりーとありすの子的立場である。 そして不満を感じていると言ったが、別段この子ありすは餌が食べられなくてひもじい思いをしているとか、 両親に虐待されているとかそういった目に見えるような明確な不満があるわけではない。 実際子ありすの身体はいたって健康体であり、その丸々としたボディは野良であることを考えれば非常に恵まれている。 否、恵まれすぎているとすら言えるだろう。 しかし子ありすは常に思うのだ。 何かがずれているのではないか? この場所は自分には相応しくないのではないか? こんな平凡な毎日をただ過ごすだけではなく、もっとなにか別のすばらしい『とかいはな』出来事が自分を取り巻いてしかるべきではないのか? そんな考えが子ありすの頭の中を日々満たし、それがため息となって度々外に吐き出されるのだ。 それは漠然とした不満、満たされない感覚。 何が気に入らないのかわからない。 しかし子ありすは間違いなく現状に不満を覚えていた。 特別でとかいはな存在であるはずの自分が何故こんなにもつまらない日々をおくっているのか? いつだったか子ありすは、両親である親ぱちゅりーと親ありすにそのことを尋ねたことがある。 しかし両親の答えはどうにも的を得たものではなかった。 親ありすは言った。 「ゆゆ?きゅうにそんなこといいだしてどうしたの? しんぱいしなくてもだいじょうぶよ!おちびちゃんはじゅうぶんすぎるほどとかいはよ!あんしんしてね!」 (違う違う!そうじゃない!自分が特別でとかいはなゆっくりだなんてことは、もう十分すぎるほどわかってる! 問題はその自分がなぜこんな平凡なところでくすぶっているかということなんだ!) 続いて親ぱちゅりーは言った。 「むきゅ!そうよおちびちゃん!それにわたしたちにはこのとくべつなゆっくりぷれいすがあるのよ! まいにちきけんなことなく、ゆっくりとくらしていける! こんなすばらしいことがほかにあるかしら? (だめだだめだ!なにもわかっちゃいない! ここが特別なゆっくりプレイスだって? こんな、なにも素敵なことが起こらないような場所のどこが特別だというのか! ただ安全に暮らしていけるだけではないか!自分が求めているのはそんな平凡な世界ではないのだ! 自分が求めているのは、もっととかいはな非日常の日々なのだ!自分はその中でヒーローとなり冒険の日々を送るのだ! それが何だってこんな……) 結局両親との会話は、子ありすに落胆しかもたらさなかった。 自分の両親なのだから、もしかしたらと少しは期待したのがバカだった。 つまりはこいつらも周りの連中と同じような、つまらないゆっくりだったということだ。 やはりずれている。 特別な自分とは違うのだ。 そしてそれ以来子ありすは、この群れのゆっくりたちを見限った。 自分というレベルに見合ったゆっくりはここにはいのだから当然だった。 ああ、どうして自分はこんなつまらない場所にいるのだろうか? 「ふぅ、たいくつね……」 再びため息をついた子ありすは、しかし今度はその場でじっとしてはおらず、ゆっくりとその身をおうちから外へと移動させた。 この場所に住んでいるゆっくりたちがくだらない存在だということは、もういやというほどわかっている。 しかしそれでも何もないよりはわずかにマシだろう。 退屈は毒だ。 いくら特別でとかいはな自分でも、じっとしていればその分ゆっくりとしての純度が下がってしまう。 となれば少しでも気を紛らわすためには、つまらないとわかっていても行動せざるを得ない。 留守番するように言われていたが、どうせこの退屈な群れでは強盗騒ぎなど起こるはずもないのだ。 子ありすはゆっくりらしい緩慢な動きで園内の森へと向かったのだった。 「ゆっくち!ゆっくちー!」 「ゆゆー!まってねー!まってねー!」 「ゆっきゃ!ゆっきゃ!」 子ありすはしばらく進んでいくと、自分と同じぐらいの体格の子ゆっくりたちが追いかけっこをして遊んでいる光景に遭遇した。 これは本来ならば驚くべき光景だった。 何故ならいくら公園内とはいえ、子ゆっくりが親の監視なしに遊びまわっているのだから。 一般的な野良ゆの立場ならば絶対にありえないことである。 それだけで、この場所がいかに特別かがよくわかるというものだ。 しかし、そんなちょっとした奇跡であるこの光景を冷めた目線で流し見る子ありす。 「まったくくだらないわ!まさにいなかもののこういね!」 遊んでいる子ゆっくりたちを一瞥し、吐き捨てるように言う子ありす。 自分はあんなつまらない連中とは違う。 特別な自分が、あんな低俗な連中の輪に加わって遊ぶことなどありえないのだ。 子ありすは他の子ゆっくりたちの集団を素通りし、ペッタンペッタン森の奥から外へと移動していく。 ああ、つまらないつまらない。 何故こんなにも素晴らしいゆっくりがここにいるというのに、とかいはな出来事はありすを迎えにこないのか? 今に、今に、きっと何か素晴らしいとかいはな出来事が自分の身の回りでおきるのに違いないはずなのに。 ここにいるよ!特別なありすはここにいるのよ! 早く!早く迎えに来て! そんな妄想に浸りながら子ありすはノロノロ森の外へと移動していく。 しかしそんな子ありすに突然緊張が走る。 「っ!」 いる。 何か巨大なものが。 自分のすぐそばに。 「あれは……」 人間だった。 すぐ近くの切り株に人間が座っている。 何も考えずにふらふらと進んできてしまった子ありすは、いつの間にかゆっくりたちのテリトリーを抜け、 比較的人間たちが多くいる園内の外側付近まで来てしまっていたのだ。 幸いなことに子ありすの姿は、森に生い茂っている背の高い雑草に紛れて人間からは見えていないようだったが、 いつ見つかるかもわからない状況だ。 まあこの自然公園には大量のゆっくりが生息していることは人間も知っているはずなので、 見つけられ次第いきなり踏み潰されるという可能性は低いだろう。 とはいえ無用なトラブルを避けるために、人間との接触はなるべく避けたほうがいいというのは当然の話であり、 しかもこのことは公園に住むゆっくりたちにとって最優先で守らねばならない掟の一つでもあった。 無論子ありすも、掟のことは今までに両親に口をすっぱくして言われているため当然知っている。 故に子ありすは人間に見つかっていない今の内に、この場からすぐさま離れるべきなのである。 だがしかし、子ありすはその場から離れずにいた。 何故なら子ありすの視線は人間に、いや正確には人間の膝に乗っている物体に釘付けになっていたからだ。 人間の膝でゆんゆんと寝息を立てている物体。 それは一匹のれいむだった。 そのれいむを見た瞬間、子ありすは思ったのだ。 なんという美ゆっくりであろうか! さらさらの髪の毛、もちもちとした肌、清潔なおりぼん、そしてそこに縫い付けられた金色に光るバッジ! その全身からは溢れるゆっくりとした気品のようなものがあり、何もかもがとかいはであり完璧であった。 そして子ありすが感じたそれらの『とかいはなおーら』は、この森に住んでいるほかのゆっくりには決してないものだった。 「あれが……かいゆっくり……」 呆然とつぶやく子ありす。 子ありすは、今までに人間を何度か見たことはあっても、人間と共に生活しているという飼いゆっくりという存在を見るのはこれが初めてだったのだ。 そしてそれを見た瞬間に即座に確信した。 あれだ!あれこそが特別な自分が住むべき世界なのだ。 こんなつまらない場所ではない、真のとかいはなゆっくりが住む世界。 それが飼いゆっくりの世界なのだ! 行こう! 自らが本来あるべき場所へと! 子ありすはふらふらと何かに引き寄せられるように、草むらを抜けてその人間に近づいて行こうとする。 だがそのとき。 「ゆゆ!なにやってるのおおおおおおお!」 「ゆげっぶ!」 突然後ろから乱暴にぐいっと髪の毛を引っ張られ、引き戻される子ありす。 それはさながら夢は夜見ろと言わんばかりの、白昼夢から現実に引き戻されるかのごとくの唐突さだった。 「ここはあぶないよ!あそこに、にんげんさんがいるのがわからないの! こんなところでひとりであそんでないで、れいむといっしょにむれのちかくまでもどろうね!」 ありすを間一髪で引き戻したのは、一匹の成体れいむであった。 れいむはどうやら子ありすが遊んでいるのに夢中で、人間に気づいていないと思い止めに入ったのだ。 それはつまり人間で言うところの、ボール遊びに夢中になっている子供が道路に飛び出すのを阻止するのと同じような感覚の行為である。 だがしかし子ありすは、バタバタと暴れてそんなれいむの手から逃れようとする。 「はなして!じゃましないで!ありすは!ありすは、にんげんのところにいくの! ありすのふさわしいせかいにいくのおおおおおおおお!」 「ゆゆ!いったいなにわけのかからないこといってるの!おかあさんからにんげんさんにかかわっちゃいけないって、ちゃんとおそわってないの! いったいどこのこのなのまったく!」 文句を言いながらじたばたと暴れる子ありすを、無理やり引きずっていくれいむ。 それはさながら車が飛び交う道路に飛び出す子供を、危ないと注意したら、 いいや自分はその車に体当たりをしたいんだと主張されるようなちぐはぐさ。 れいむは呆れたが、だからといってこのまま放っておくわけにもいかない。 「はなしてええええええ!おねがいよおおおおおお!むこうのせかいにいかせてええええええ! どうして!どうしてみんなありすのじゃまをするのおおおおおおお! じぶんたちがとくべつじゃないからって、しっとしてええええええええ!」 「ゆふぅ!ちょっとだまっててね!まったくなんなの!こんなにもあたまのわるい、おちびちゃんがこのむれにいたなんてね!」 なおも叫び続ける子ありすに辟易しながらも、れいむはズルズルと子ありすを森の奥にある群れへと引きずっていったのであった。 そして……。 「おちびちゃん!いったいどういうことなの!きょうのひるまに、にんげんさんにちかづこうとしたんだって!」 「むきゅ!いつもいってるでしょ!むれのおきてで、けっしてにんげんさんにじぶんからせっしょくしてはいけないって! わたしたちのいまのせいかつがあるのは、にんげんさんのおかげなのよ! そのにんげんさんのきげんを、まんがいちにもそこねたらたいへんなことになるのよ!わかる?」 「…………」 その後、おうちに連れ帰えされた子ありすは、れいむの話を聞いて激怒した両親に説教されていた。 どうしてあんなことをしたのか? ものすごい剣幕で問い詰める両親に対して子ありすは終始無言だった。 なぜならば何を言ったとことで取るに足らない存在である両親には、特別である自分の考えなど理解できるはずもないからだ。 そもそも群れの掟など、今の子ありすにとってはいかほども重要なことではない。 そんなことよりも今、最優先で子ありすが知らなければならないことは他にあるのだ。 それは、 「ねえ、どうやったらかいゆっくりになれるの?」 「「ゆゆゆゆ!?」」 子ありすの唐突な質問に驚愕の表情を浮かべる両親。 「な、な、な、なにいってるのおおおおおおおおおおお!おちびちゃん、だめだよおおおおおおおお! かいゆっくりなりたいなんて、ぜったいに、にんげんさんにいったらにだめだよおおおおおおお! そんなこといって、もしにんげんさんのきげんをそこねるようなことになれば、いちだいじなのよおおおお!」 「むきゅ!そうよ!それに、かいゆっくりなんて、ぜんぜんよくないのよ!あんなのはゆっくりのくずよ! せまいばしょにとじこめられて、ほかのゆっくりともあそべず、じゆうにおちびちゃんすらつくれない! あんなのの、どこがいいっていうの!かいゆっくりになりたいなんて、そんなかんがえはすてなさい!いいわね!」 子ありすの飼いゆっくりになりたい発言を聞いた両親はひとしきり驚いたあと、今度は必死になって、 飼いゆっくりになりたいなんて言っていけない、あんなのはろくなもんじゃないとまくし立てた。 ここでの両親たちが語った理屈は、野良のゆっくりから見た飼いゆっくりの悪いイメージそのものであり、若干客観性に欠けているといわざるを得ないものだ。 だがしかし、その理屈は一方方向から見たとき限定とはいえ、ある一定の的を得ていたのもまた事実である。 これがもし他の地域の野良ゆっくりだったとしたら、まだ話は違ったかもしれない。 だがこの群れのゆっくりたちは他の街の野良ゆっくりと違い、ある程度安定した生活をおくることが可能なため、 自分の運命の全てが飼い主の性格や機嫌に委ねられるバクチ要素の高い飼いゆっくりなどに、子ありすがなりたいと言うのを反対するのはある程度理にかなっている。 そして何よりの理由として、うかつにこの群れのゆっくりが飼いゆっくりにしてくれと人間に迫ることで、 公園全体のゆっくりのイメージが悪化してしまってはことなのだ。 そんなわけで子ありすの両親は、なんとしてでも子ありすに飼いゆっくりになりたいという願望を諦めさせたかったのだ。 だが両親の必死の忠告は、かえって子ありすの白けさせる結果となる。 子ありすは思う。 いったいこいつらは何を言っているんだ? 今日見たあの飼いゆっくりが放っていた、とかいはなおーらがわからないのだろうか? ああ、そうか。 そういえば、そうだった。 あの素晴らしさは特別である自分のようなゆっくりしか、認識できない類のものなのだ。 それを所詮は普通のゆっくりである両親に、理解できるはずもなかったか。 「むきゅ!きいてるの!とにかくもうにどと、かいゆっくりになりたいなんていいださないでちょうだい! にんげんさんにちかづくのもきんっしよ!わかったわね!」 「………わかったわ」 子ありすは全然わかってはいなかったが、いい加減いつまでも続く両親の小言がうるさいのでとりあえずこう言っておくことにした。 しかしその言葉とは裏腹に、胸の内ではどうやったらここから抜け出し飼いゆっくりになれるか? ただそれだけが今の子ありすの頭を占めているのであった。 そしてその日の夜、子ありすはある夢をみた。 高い高い天井、広々とした空間、それでいて室温は暑くも寒くも無く快適で、もちろん雨風が入ってくることも無い。 ふかふかのカーペット、ゆっくとした玩具、とってもあまあまなゆっくりフード。 そんな最高のゆっくりプレイスの中心で、すやすやと眠っている一匹のゆっくりまりさ。 そのまりさはにんっしんしており、額からは茎が伸びている。 そしてその茎に実っている赤ゆは何故か一匹のみ。 本来ならば複数の赤ゆが実るはずの植物にんっしんであるにもかかわらず、ただ一匹のみ実っている特別なゆっくり。 そう、この赤ゆこそが子ありすなのだ。 子ありすはこれが夢であると認識しているにも関わらず、ある奇妙な確信を得ていた。 これは自分が生まれる落ちる前の、実ゆだったころの記憶に違いないと。 そしてこのプレイスで眠っている自分の親であるまりさは、間違いなく飼いゆっくりだ。 何故ならば、このまりさは今日の昼見た飼いゆっくりと同じような、とかいはなおーらを漂わせているからだ。 そしてなによりまりさのお帽子には、金色に輝くバッジがキラリと光っているではないか。 やはりそうだった。 わざわざ飼いゆっくりになる方法なんて考える必要なかったのだ。 だって自分は本来ならばあちら側のゆっくり、飼いゆっくりの子なのだから! 特に何かをしなくても、生まれつきその資格を持っているのだ! ……………? ということはである。 今一緒に暮らしている自分の両親は一体なんだというのだろうか? いや、それ以前に何故自分はこんな場所にいるのだ? この夢が示している通りならば、自分の両親の片方はまりさではなくてはならないはずだ。 そして今頃は最高のゆっくりプレイスで、とかいはな生活をおくっているはずである。 だというのに、自分は今この辺鄙な群れで惨めな生活をおくっており、自分の両親を名乗っているゆっくりはぱちゅりーとありす。 これはいったいどういうことなのか? いや、そんなこと深く考えるまでもないことだ。 つまりは偽り。 あの両親は偽者で本当の親ではないのだ。 (ふん!なるほどね………) 明らかになったこの驚愕の事実に、しかし子ありすは冷静であった。 いや、むしろ逆に合点がいったというべきか。 常日頃からあんなの凡ゆが自分の親のはずがないと思っていた。 これではっきりしたというものだ。 あいつらは自分の味方ではない。 むしろ敵なのだということが。 おそらく群れの長であるぱちゅりーとありすは、特別な存在であるこの自分に嫉妬して、 本来ならば飼いゆっくりの子として生れ落ちるはずだった自分をどうにかして本来の親から強奪し、この辺鄙な場所に閉じ込めているのだ。 そしてそんな自分を秘かに嘲笑い、バカにすることでゆっくりしているのだ。 何という完璧な仮説! まるで穴が見当たらないではないか。 それはつまりこれが真実ということの証なのだ。 そうとわかれば一刻も早くここから脱出しなけれならない。 何とかしてここから抜け出し、本来の自分の親に再会するのだ。 ああ、何という悲劇なんだろう! 選ばれたとかいはな親と子が、下賎なゆっくりの企みによって離れ離れになってしまうなんて! しかしこんなことに負ける自分ではない。 高貴で特別なゆっくりは、あらゆる苦難をも跳ね除けるよう、天によって宿命づけられているのだ。 (ありすはここよ!待ってて!きっとすぐにもどるわ!) 夢の中で今だ言葉も交わしたこともない両親との再開を、固く胸に誓う子ありすであった。 次の日。 夢から目覚めた子ありすは、いかにしてこの群れを脱出し、本来の自分の両親の元へ帰還するかを思案するのに尽力することとなる。 そして様々な方法を想定し検討した結果、やはり方法として一番確実なのは、飼いゆっくりを飼っている人間に接触し、 本来の飼い主の所へ連れて行ってもらうというものであった。 選ばれた飼いゆっくりの子である自分が人間の前に姿を現せば、事情を察した人間はすぐさま自分を保護してくれることだろうことは想像に難くない。 飼いゆっくりの奴隷である人間ならば、その程度のことはできてもらわねば困るというものだ。 まあ自分という特別なゆっくりが相手なのだ、いかに愚鈍な人間とはいえ、接触さえしてしまえば万が一にも間違いはあり得ないだろう。 そこは心配すべきところではない。 むしろ問題は人間と接触するまでの話なのである。 そう、この一見完璧とも思えるこの計画には実は大きな問題がある。 それは人間との接触を固く禁じるこの群れの掟の存在だ。 自分が赤ゆの頃から、偽の両親が口をすっぱくして言い続けてきたこの掟。 当時から今の今まで子ありすは、この掟が何のためにあるのかまるで疑問だった。 何故人間に接触してはならないのか?別に人間ごとき、どうということではないではないか? ただ少々図体がでかいだけのことである。一体何を恐れる必要があるのだろうか? 偽の両親は、この場所でゆっくりできるのは人間のおかげなどといっているが、それはとんだお門違いだ。 このプレイスはゆっくりが作り出したゆっくりのものであり、人間が入り込む余地などない。 事実人間は、ゆっくりを恐れて森の深部にはめったに立ち入ってこないではないか。 あんなゆっくりできない連中を警戒するに値しないのだ。 そんなわけで、長い間この掟の存在意義が疑問だったわけだが、しかし今ならこの掟の意図が理解できる。 それはつまりは、この群れの長やゆっくりたちが真に恐れていたのは人間などではなく、この自分であったということだ。 何かの拍子に自分が人間と接触してしまい、真実が露見してしまうことを恐れたのだ。 今思えばである。 昨日たまたま人間と接触しようとしたときに、突如現れたあのれいむは本当に偶然あそこに居合わせただけだったのだろうか? いや、恐らくそうではあるまい。 それではあまりにもタイミングが良すぎるというものだ。 つまりはあのれいむは、はじめから自分を監視したいたのだ。 何のために? もちろん自分と人間の接触を防ぐためである。 そして自分を監視しているのは、多分あのれいむだけではない。 群れの関係者のほぼ全員が自分を見張っていると思ってまず間違いないだろう。 そう、敵は長である仮の両親だけではなかったのだ。 この群れの全体が敵なのだ! (ふん!やってくれるわね………) この群れぐるみの壮大な陰謀を前にして、しかし子ありすは冷静であった。 いや、むしろ逆に合点がいったというべきか。 自分という特別なゆっくりを相手ならば、なるほど、これぐらいでなければ帳尻が合わないというのも道理である。 しかし同時に平凡なゆっくりどもが、どんなに集まったところで決して自分という特別なゆっくりを押さえ込むことができないというのもまた道理であるのだ。 切り抜けてやる!絶対にだ! ……………。 だがとはいえ、とりあえず今のところはまだうかつな行動を起こすわけにもいかないだろう。 何故なら下手に動いて、群れのヤツらに『自分がこの群れのゆっくりでないということに気づいている』ということに気づかれてはならないからだ。 今、自分が自由に動きまわれるのは自分が何も知らないと、群れのヤツらに思われているからなのだ。 ヤツらの油断は、自分が何も知らないという前提あってのものということだ。 何も知らない憐れな自分を見ることにより、群れの連中は日々ほくそ笑み、ゆっくりを得ているのだから。 だがもし自分が既に全てを知っていると気づかれたら、ヤツらによってとたんに行動を制限されてしまうだろう。 最悪、強制的な監禁もあり得る。 そうなってしまえばさすがに打つ手がない。 となれば、確実に人間に接触できるようになるまでは静かに機を待つ必要があるだろう。 今は待つときなのだ。 少なくとも行動に移すその瞬間までは。 「とりあえずは、へんにけいかいをつよめないためにも、ふだんはいままでどおりこうどうしたほうがよさそうね……。 でもまっているだけではだめだね! かいゆっくりをかっているにんげんと、かくじつにせっしょくできるじかんを、めんみつにしらべないといけないわ!」 このように結論付けた子ありすは、その日から毎日のように怪しまれない程度に森の外側の領域に、 すなわち人間の領域の近くまで観察に出かけることが日課となった。 そこでいつ、どのあたりに飼いゆっくりを連れた人間が通りかかるのかを調べるのだ。 毎日毎日場所を変え、草むらで息を殺し、いつ来るか、あるいは本当に来るかすらわからない人間を待ち受ける。 そして時折飼いゆっくりを連れた人間を見かけても、すぐに出て行くようなマネはしない。 何故ならそんなことをすれば、またあのときのように、どこからか見えない場所で自分を監視しているゆっくりによって力ずくで連れ戻されるのがオチだからだ。 自分はまだ子ゆっくり故に、同時に動きだしたのでは監視している生体ゆっくりには力でもスピードでも到底敵わないだろう。 それらのハンデをなくすためには、監視ゆっくりが人間の存在に気づく前に一気に接近しなければならない。 そのために事前に人間が通りかかる時間を完璧に把握しておく必要があるのだ。 それらの作業は酷く地道で、つまらなく、ゆっくりできないものであった。 しかし子ありすはそれをやり遂げた。 彼女はついに森の外れの方の道を、毎回決まった日時に飼いゆっくりを連れた人間が通りかかるという法則を突き止めたのだ。 一緒にいたあの銀色のバッジをつけたちぇんも相当にとかいはなオーラを放っていた。 それなりの格をもったゆっくりとその飼い主に違いないだろう。 これで下準備は万端だ。 後はただ、その日時を静かに待って計画を実行に移すのみであった。 そして数日後。 「ゆふふふふふ!あすよ!あすついに、ありすのすばらしいひびがはじまるのよ! うほほほほおおおおおおおおお!」 決行の前日になって、計画の成功を夢見てほくそ笑む子ありす。 飼いゆっくりになったらまずはじめに何をしようか? そんなこと決まってる。 奴隷である人間に命じて、この場所に住むゆっくりたちを一掃してやるのだ。 長い間特別な存在であるこの自分を嘲ってきたその報いを、その身に十分に受けさせるのだ! それくらい、自分を本来の親から引き離し、惨めな生活をおくらせてきた罪は重い。 万死に値するというものだ。 そして、それがすんだら快適なおうちで思いっきりとかいはな生活を満喫するのだ。 ああ、今から楽しみだ。 きっとあちらの世界では、こんな辺鄙な場所とは違い毎日が充実していることだろう。 自分のようなとかいはなゆっくりならばなおさらだ。 さあ、今日はもう寝よう。 明日は記念すべき日になるのだ。 時間に遅れてしまっては元も子もない。 ああ、とかいは、とかいは………。 んほほほほほほ………。 ………………。 …………。 ……。 「ゆゆ?おちびちゃんは?」 「もうねちゃったみたい!なんだかずいぶんごきげんだったみたいだけど、なにかいいことでもあったのかしらね?」 その夜、子ありすがにやにやしながら寝静まったおうち内にて、狩から帰ってきた子ありすの両親である親ありすと親ぱちゅりーは深刻な表情で何かを話し合ってた。 「ゆーん!それにしてもなんだかさいきんおちびちゃんのようすがおかしいんだけど、いったいどうしたのかしら? なんでもむれのみんなのはなしだと、もりのはじのほうでよくすがたをみかけるらしいの! あそこらへんは、にんげんさんがいてあぶないから、ちかづいちゃだめだって、なんどもいってるのにどうしたのかしら?」 「むきゅ!そうね!たしかにここのところようすがへんよね! むかしからなにをいっても、あまりいうことをきかないこだったけど、さいきんはとくにそう! はなしかけても、うわのそらというか………。 ひょとして、いぜんのかいゆっくりになりたいっていったいたことが、なにかかんけいしてるのかもしれないわね!」 以前の出来事を思い出すように、親ぱちゅりーが言う。 「ゆゆ!まさか、あのこがまだかいゆっくりになるのを、あきらめてないっていうの! でももう、にんげんさんにはちかづかないって、たしかにあのときやくそくしたはずじゃ!」 「そうね!でも、もしかしたらあのときは、こっちにはなしをあわせるために、うそをついていたのかも!」 「そっ、そんな!」 親ぱちゅりーの発言にショックを受けたような親ありす。 親ありすにしてみれば、子ありすの飼いゆっくりになりたい発言は一時の気の迷いのようなものであり、 あのときの説教だけで、この話はとっくに終わったものであるという認識だったのだ。 まさか今だに子ありすが飼いゆっくりを目指しているかもしれないなんて、考えもしなかったことなのである。 「まさかにんげんさんにあうために、もりのそとへいってるっていうの! もしそれがほんとうだとすれば、これはいちだいじよ! あのこにといつめて、ぜがひでもしんじつをたしかめないと!」 「まあまあ、まってよありす!そんなにこうふんしないで!」 「でも!」 激するあまり、今にも子ありすを叩き起こし、問い詰めようとする勢いの親ありすをなだめる親ぱちゅりー。 「まだほんとうにあのこが、かいゆっくりになりたいとおもっているかどうかわからないわ! もしほんとうに、にんげんさんにあうのがもくてきなら、もうとっくにあっているはずだしね! それに、いきなりといつめたとしても、またしらをきられるだけじゃないかしら? それではしんじつわわからないわよ!」 「ゆう、じゃあどうすればいいの?」 「まずわたしたちがしなければならないことは、あのこのもくてきをつきとめることよ! なんでまいにちのように、もりのそとへかよっているのか? それをしるためにも、とりあえずあしたいちにち、しごとをやすんで、あのこのようすをこっそりかんししてみることにしましょう! それでもし、なにももんだいなければ、いままでどおりでいいわけだしね!」 「それもそうね、わかったわ!」 親ぱちゅりーの提案に頷く親ありす。 とりあえず明日、子ありすの行動を監視することで様子を見ることにしたようだ。 「むきゅ!それじゃあきょうはもうおそいしねましょうか! あすはいそがしくなりそうだしね!」 これからの基本方針が決まり、就寝を提案する親ぱちゅりー。 しかし親ありすは、今だうかない顔をしていた。 「……ねぇ、ぱちゅりー!ひょっとしてあのことがばれたんじゃないかしら?」 「むきゅ?」 不意にぼそりと親ありすが何かを口にした。 「あのこは、わたしたちのほんとうのおやじゃないってきづいたんじゃ………。 それできゅうにかいゆっくりだなんて………」 「むきゅ!そこまでよありす!それはいわないやくそくだったはずよ!」 親ありすのぼそぼそとした物言いに対して、 それまでとは変わった厳しい口調で、親ありすをたしなめる親ぱちゅりー。 「ご、ごめんなさい!」 「わかればいいのよ!とにかくそのわだいはぜったいにきんしよ!いいわね!」 それだけ言うと、もう話は終わりだといわんばかりに親ぱちゅりーはおうちの隅のほうで丸くなってしまった。 まるで何かを無理やり切り取ったような傷があるお帽子を深めに被り、目を合わせないようにしている。 本当にもう寝るつもりらしい。 それはこの話題に対するはっきりとした拒絶の表れであった。 「ゆう、そうよね!ばれるはずがないわ……」 わずかな不安を打ち消すように呟くと、親ありすもまた眠りにつくのだった。 次の日。 (ゆふふふふ!きた!きたわよ!ついにこのひがきたのよおおおおおおおおおお! このありすが、とくべつなゆっくりにもどるひがきたのねえええええええええええ!) 昼ごろになって目を覚ました子ありすは、興奮を抑えきれない様子でおうちを出発した。 目指すは森の外れにあるポイント。 予定通りならそこに太陽が傾き、ちょうど小腹がすいた時間(大体三時ごろ)に飼いゆっくりのちぇんを連れた人間が通りかかるはずだ。 自分は時間丁度にその場所へ着くように移動し、到着したら間髪入れずにその場にいる人間へと接触する。 こうすることで今も自分をどこからか監視しているに違いない群れの連中を、完璧に撒くことができるはずだ。 「とっかいは!とかいはぁぁぁ!とかいはなのぉぉぉぉぉ!」 上機嫌に鼻歌を歌いながら、目的地へと向かう子ありす。 その足取りは軽い。 何故なら自分を邪魔する障害はなにもなく、ただひたすら栄光の未来へと突き進むだけなのだから。 そしてじょじょに近づいてくる予定の場所。 はたしその場所に人間はいた。 いつものように、飼いゆっくりであろうちぇんを連れて森を散歩している。 全て計画通りだった。 ならば迷うことは無い。 子ありすは一瞬の躊躇もすることなく、ガサリ!と雑草を掻き分け人間に向かって跳ねだしたのだった。 「ゆほおおおおおおおおおおお!そこにいるひとおおおおおおおおおお! ありすのはなしをきいてねええええええええええええええ!」 全速力で跳ねながら、道の先にいる人間へと大声で呼びかける子ありす。 しかし次の瞬間! 「「ゆあああああああああああ!なにやってるのおおおおおおおお!」」 やや後方の草むらから、二匹のゆっくりがありすを追って飛び出してきた。 それは今日一日こっそりと子ありすをつけ回してた親ありすと親ぱちゅりーだった。 尾行対象の子ありすが突然飛び出したと思ったら、その先には人間がいたのだから驚きだ。 二匹とも大慌てで子ありすの愚行を止めようと飛び出したのである。 後方からの突然の追っ手の出現。 しかしそんな状況にあっても子ありすは冷静だった。 いやむしろ余裕すらあった。この状況を何度も想定して計画を立ててきたのだから。 (ゆふん!やはりいたわね!よりにもよって今日は自分の偽の両親直々に監視していたとは! だが遅い!遅すぎるわよ!ありすのかんっぺきな計画に死角はない!) 後方から聞こえてくる耳慣れた声と、必死に迫ってくる気配を感じながらも子ありすは作戦の成功を確信していた。 自分はここにあらかじめ人間がいることを知っており、到着と同時に人間に向かって飛び出したのだ。 それに対して後方の二匹は、自分を監視しながら行動しているため人間の存在に気づくのはどうしたって自分よりも一手遅くなる。 いくら向こうのほうが身体能力が高いとは言え、この差はいかんともしがたいはずだ。 絶対に奴らが自分を取り押さえるよりも、自分が人間のもとにたどり着くほうが速い。 そして着いてしまえばこちらの勝ちなのだ。 ほら、そんなこと考えてる間にもう自分は人間の足元だ。 勝った!自分はこの群れの邪悪な陰謀に打ち勝ったんだ! そして自由と素晴らしい日々を手に入れるのだ! 人間の足元に到着した子ありすは、人間を見上げ勢いよく言い放った。 「んほおおおおおおおおおおおおおおおお! ありすは、かいゆっくりのこなんですううううううううう! だから、このありすをほんとうのりょうしんのところにつれいくのよおおおおおおおおお! わかったわねええええええええええええええええ!」 「………………はい?」 その瞬間世界が凍りついた。 人間も子ありすも微動だにしない。 キリッ!と何かを期待する眼差しを向ける子ありす、何がなんだかわからないといった様子の人間。 なんともいえない無言の空間が二人の間に流れていた。 「????????」 子ありすには今の状況が理解できない。 それはまったく想定してなかった光景だった。 何だ?どうして何も起こらない? 何故この人間は、自分を丁重に保護する行動に移らないのだ? 何故この人間は、首を傾げているんだ? 何故この人間は、そんな何を言っているかわからないといった表情をしているんだあああああああああ! 「ゆがあああああああああああああああああああ!なにぼーっとしてるんだこのぐずがあああああああああああ! ありすはかいゆっくりのこなのよ!とかいはなのよ!さっさとしじにしたがええええええええええええ! このくずにん………ゆげらびひゃあああああああああああああああ!」 業を煮やして人間を罵ろうしたとき、上からすさまじい圧力が加わり子ありすは悲鳴を上げた。 いつの間にか追いついていた親ありすが、子ありすの上に思い切りのしかかったのだ。 そして同じくその場に追いついた親ぱちゅりーは、その場にいる人間に対して土下座して言い放った。 「もうっっっしわけありっません! うちのむれのゆっくりが、にんげんさんに、たいっへんなそそうを!」 「ごめんなさい!ごめんなさい!にどとこんなことがおきないように、きをつけますから、 どうか!どうかいっせいくじょだけはかんべんしてください! すいません!すいません!」 顔を地面にこすりつけ、ひたすらに人間に対して謝罪する親ぱちゅりー。 親ありすもまた、子ありすを押さえつけながら懸命に頭を下げ、人間に謝罪している。 「ゆが!ゆべべ!ゆぼ!や、やべて!つ、つちゅぶれる!ゆぼほ!」 親ありすが必死にペコペコしている間、子ありすはずっとその下敷きになっていたため、 グリグリと様々な方向に体重がかかり、そのために起こるすさまじい痛みに苦痛の声を上げる子ありす。 しかし親ありすと親ぱちゅりーは、そんな子ありすの様子など完全に無視で、ひたすら人間に許しを請うことのみに尽力していた。 やがて、 「ああ、もう別にいいよ。この程度のことじゃ何もしないからさ。 いこうぜ、ちぇん」 「ゆう!いったいなにがおこったのかわからなくて、びっくりしたよー!」 男は特に気分を害した感じでもなく、飼いゆっくりのちぇんを連れてその場を引き返していった。 どうやらわりと温厚な人間だったようで、危機的状況は避けられたようだ。 「ありがとうございます!ありがとうございますうううううううう!」 「むっきゅー!あぶなかったわー!」 人間が去っていくのを見て、ほっと一息つく親ありすと親ぱちゅりー。 「ゆっが……まっで!ありずをつれでいげえええええええ! ありすはかいゆっくりだぞおおおおおおおおおお!」 しかし子ありすは今だ親ありすに踏みつけられながらも、意味不明なことを言い続けていた。 「ゆふん!」 「ゆがべし!」 そんな子ありすを、親ありすは蹴り出すようにして自分の下からはじき出した。 そのままころころと転がっていき、近くの木に激突する子ありす。 「ゆああああああああああ!いだいいいいいいいいいいい! なんでごとするのおおおおおおおお!このくずどもがああああああああ!」 あまりの痛みに悲鳴を上げる子ありす。 それは今までのん気に何不自由なく暮らしてきた子ありすが味わった、生まれて初めての強烈な苦痛だった。 その理不尽な痛みは激しい怒りとなって、仮の両親への暴言となって飛んでいく。 しかし、 「はあああああああああああああん!それはこっちのせりふだよおおおおおおおおおおお! そっちこそなんてことしてくれたのおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」 「むっきゅー!まったくよ!あなたは、じぶんのしたことのいみがわかっているの! にんげんさんには、ちかづいちゃいけないって、もうなんどもおしえたでしょ! そればかりか、めいれいくちょうではなしかけるなんて、かんがえられないこういだわ!」 親ありすと親ぱちゅりーの怒りは、子ありすのそれとは比較にならないほど激しかった。 今回はたまたま人間が穏便にすましてくれたからいいものの、もしこれが過激な人間だったならば子ありすはもちろんのこと、 その場にいた自分たちの命もなかった。 いや、それどころか一歩間違えれば群れが消滅していたかもしれない事態なのだ。 この怒り、到底抑えられるものではない。 だが子ありすにとってはそんな両親の怒りの意図など理解できるはずもない。 子ありすにとっては、偽の両親が自分の行動を邪魔し、さらにわけのわからない因縁をつけているようにしか見えないのだ。 そしてこの偽の両親の意味不明な物言いに、ついに子ありすはキレた。 「ゆがああああああ!なにをえらそうにいいいいいいいい! ほんとうのおやでもないくせにいいいいいいい!どれだけありすのゆっくりをうばえばきがすむのよおおおおおお! ありすのじゃましないでね!そんなにかいゆっくりのこであるありすのことがうらやましいの! いいかげん、しっとはみぐるしいわよ!たかがのらゆっくりごときが、さしずしないでちょうだい!」 今までの鬱積したものを吐き出す子ありす。 「なっ、なにをいって!」 「むっ、むきゅきゅ!」 子ありすのセリフに対して驚愕に目を見開く親ありすとおやぱちゅりー。 その様子に気を良くしたのか、さらにまくしたてる子ありす。 「ゆふん!おどろいたようね! そうよ!ありすは、おまえたちけがらわしいのらどものたくらみなんて、ぜんぶおみとおしだったのよ! いままでさんざんおやぶって、ありすをばかにして! こんなのゆるされることじゃないわ!」 「おちびちゃん、いったいなにをいってるの! そもそもありすたちが、ほんとうのおやじゃないって、いったいどうしてわかったの!」 暴走する子ありすに対して思わず聞き返してしまう親ありす。 そのセリフに対して、鬼の首でも取ったような勝ち誇った表情をする子ありす。 「はあああああああああああああ!ありすはねえ!とくべつな、かいゆっくりなんだよおおおおおおおおおおお! そんなのわかるにきまってるでしょおおおおおおおおおおお! おまえらにはねぇ、とかいはなおーらがないんだよおおおおおおおおおおおおお! とくべつなありすとは、なにもかもがちがうんだよおおおおおおおお!」 「おちびちゃん!それはちがうの!おちびちゃんは………」 「もういいわ!ありす!」 何か言いかけた親ありすを、ピシャリとさえぎる親ぱちゅり! 「おちびちゃん………いいえ!ありす! あなたはむれのおきてをやぶって、にんげんさんに、にどもちかづいた! さらにかんぜんなたぶーとされている、にんげんさんにたいするめいれい、およびぼうげんまでやらかした! どんなりゆうがあるとはいえ、これはゆるされることじゃないわ! むれのおきてにのっとって、あなたをこのむれからえいっきゅうついほうのけいにしょすわ!」 毅然とした口調で言い放つ親ぱちゅりー。 そう、もはや関係ないのだ。 子ありすが本当に飼いゆっくりの子なのか?本当に親ありすと親ぱちゅりーの子ではないのか?などの話はもはや意味がない。 もうそんなことはどうでもいい。 子ありすは群れの内で、決して犯してはならない罪を犯した。 そこに至るまでの背景などまったく関係ない。 ただその事実のみが全てなのだ。 だから子ありすは群れから追放される。 たとえ長の子であろうとも例外なく。 「ゆきいいいいいいいい!じょうとうよ!むしろせいせいするわ! いままでさんざんありすを、こんなばしょにとじこめておいて、しんじつがばれたら、でていけですって? のらゆっくりは、どこまでげせんで、しゅうあくなそんざいなの! ああ、けがらわしい、たのまれなくったって、こんなばしょでていってやるわ!」 「いいたことはそれだけ? それじゃあさっさとでていってちょうだい! もうわたしたちは、おやでもこでもないわ! もしこんご、このこうえんないで、すがたをみかけるようあことがあれば、そんときはもんどうむようでせいっさいするわ!いいわね!」 「ゆはん!こうかいさせてやるわよ! ありすが、かいゆっくりにもどったあかつきには、おまえたちぜんいん、じごくのくるしみをあじあわせてから、 えいえんにゆっくりさせてやる! そのひをたのしみにしておくことね!」 そう捨て台詞を吐くと、子ありすはそのままくるりと背を向け、森の外へと跳ねだした。 目指すは公園の外、人間のたちの領域だ。 それは今だ子ありすが見たこともない未知のエリア。 果たしてそこに、子ありすの求めるゆっくりぷれいすは存在するのだろうか? そして子ありすの本当の両親とは? 真実を求め、子ありすは街へとその一歩を踏み出したのであった。 中編へ続く