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葉富瑞穂、現時点の非公開設定 脳から情報を抜き出す技術を会得しており、情報源はもっぱら居住区街に転がる浮浪者や落ち延びた忍などである。 里親に出されているとされている子供は、裏で解体され、脳は生体情報保存媒体として利用されている。 子供達にバラバラに教えられた情報は、適切に並びかえて初めて意味を成す。 脳だけになっても彼らを区別できる彼にしか情報を読み取る事はできない。これも愛の為せる技なのだ。 葉富瑞穂の過去(なろう案 世界観的に問題がなければ) 葉富瑞穂は天性の忍者であった。5歳ほどの時から、超人的な肉体を持ち、しばしば物を破壊した。しかし、両親はその力を恐れることはなく、その力を隠すように、また弱いものいじめをしない様に言い含め、愛情を惜しみなく注いで育てた。葉富少年はすくすくと育った。身体能力の差から、スポーツ一切をまるで楽しめなかった彼は、自然と勉学に心血を注いだ。彼は地域一の秀才として名を広めた。彼は当然の事だと思った。両親は教養あふれる人物で、英才教育を受けて育ち、他の子供がアホ面で珠を蹴っている間も、自分は学び続けていたのだから。 受験が終わり、大学に入った。あれだけ賢く見えた両親の底が見えてきた。彼はふと思ってしまった。身体能力が特別な自分が、なぜ脳まで特別でないと思ったのだ?否定したかった。そうだったなら、今まで自分が心血を注いできた分野さえも、弱いものいじめ。勝って当たり前の出来レースだったことになってしまうから。彼は脳を研究することに決めた。研究が花開き、脳の記憶を読み取るという魔法じみた成果を手に入れた彼は、自分が特別でない証拠を探し、頭を開き続けた。そうしてあるとき、出会ってしまう。忍者の脳と。不幸なことに、その忍者は極めて優秀な頭脳を持っていた。他の脳とは明らかに内包する情報量が違う。忍者という影に潜む存在。斜歯忍軍という超越したテクノロジーを持つ忍者の集団。聞けば、彼が幼い頃憧れていた様々な天才と呼ばれた科学者も、聞けば軒並み忍者だったという。馬鹿げていた。帰った彼は、両親の頭を開き、出てきたちっぽけな情報量に涙した。彼は益々研究に打ち込んだ。とにかくたくさんの脳を!忍者の何が特別なのかをつかめれば、忍者と常人の間を均す事ができる。それでなお自分が優れていると確信できたなら。研究に打ち込む毎日。しかし、忍者には全くもって常識が通じなかった。常人と同じ筋密度の忍者が忍者であるというだけで、細腕で電柱を砕く。挙げ句の果てに、脳無しで自我を維持し、会話すらする。研究は行き詰った。ある時、噂話を聞いた。白鴉城なる場所に、常人すらも化け物にしてしまう闇という物があるらしい。半ば諦めていた彼は、喜んで白鴉城へ向かった。その闇とやらで常人と忍者の間を均せるなら。その上で自分が優秀であると認めらるなら、いくらかマシであろうと思ったから。白鴉城が、治安が悪いという話も好都合だった。実験材料には困らなさそうだったから。 葉富瑞穂の経営する孤児院では、卒業の際に、一際難しい問題が出される。それは彼が孤児たちと同じ位の年だった時、確かな達成感とともに解かれた問題で。その問に、完答した孤児は未だにいない。 葉富空(うつほ) 妻とは5年前に路地裏で出会った。脳を抜き出した死体を廃棄するあなたにそっと近づいた彼女はボロボロの格好をしており、「捨てるなら、頂いてもよろしいですか?」と問うと、それを手早く調理し、食べ始めた。彼女はそれを葉富にも勧め、葉富はそれに驚きつつも応じた。間も無く、二人は結婚し、孤児院兼飲食店を構える事になる。妻はあまり過去を話すことはない。 脳からの情報:概要 葉富は、セッションに一度参加するごとに、これまで取り出した情報を整理して見直すことが出来ます。 具体的には、GMにキーワードを二つ送ることで、それぞれについて整理された情報が帰ってきます。 現在:2回権利が残っています。 脳からの情報:葉富空 空のことを憶えている記憶は少なく、ほとんどが道ですれ違う程度である。一般市民の記憶というものは強く記憶されず薄れていくものだ。取り出す脳もやくざ者か忍者が中心であり、空の記憶が無いのも無理はないことである。ただ、たった一つだけ、空のことをはっきりと記憶しているものがあった。彼女は、6年前の白かんなだ。 脳からの情報:白鴉城外 これまで数え切れないほどの有力者や忍者の脳から情報を取り出してきた瑞穂は、ある時以下のことに気づいています。 関わってきた脳、その全てが「白鴉城の外に出たい」と考えた経験を持たないということに。 そして、これに気づいたとき、瑞穂自身を思い返しても、そうしたことを考えた記憶は無く、それに気づいた後ですら、試しに出てみようかとも思いませんでした。 ここ白鴉城は決して環境が良いとは言えません。実現可能性はともかくとして、1人たりとも、そして一度たりとも、逃げ出して外の世界へ向かいたいと思った者がいないというのは、あまりにも奇妙に感じられたことでしょう。 脳からの情報:絡繰羽の白鴉 絡繰羽の白鴉は、鴉の工学研究組織「斜歯車」の長である。先代の絡繰羽は、任を全うすることなく斜歯車を抜け、その技術を持ち出した。脳から取り出された情報によると、今でも斜歯車は先代の絡繰羽を追っており、その追跡情報が斜歯車の施設に保管されているようである。 脳からの情報:鍍金の大鴉 鍍金の大鴉。葉富がこれまで関わってきた人物で唯一、白鴉城外に自主的に出たことのある者。主に白鴉城にやって来る行商の脳によく登場する。そこでは、行商たちは彼のことを「黒金(くろがね)殿」と呼んでいるようであったが・・・ 脳からの情報:輪鋏 5年ほど前から居住街区で鍛冶を営んでいたらしい絡繰。現在は、鴉として階段街区の商店「針小棒大」の店主にして鴉のアキとコンビを組み、鍛冶屋も階段街区に移しているようだ。「穿ちの細工道具」なる絡繰道具を探しているようであったが、最近、辻斬り的に忍びや他の強者を襲っているのを目撃した記憶が散見された。 脳からの情報 旧街区 旧街区は忘れられた街であるが、年配の者の記憶には当時の情報が残っている。また、旧街区から採取した成り損ないの脳からも、得られる情報が存在する。 以下はその情報群である。葉富瑞穂がその人物や出来事に直接出会うか話を聞くと、それらは固有名詞にアップグレードされる。 大量に湧き出した闇背負いの先頭に立つ女性 実験区画にて闇の徴を埋め込まれる実験を受け、成り損なった記憶 表情の変化が小さい青年と、その恋人らしき少女及び少女の姉。そして別の記憶では、その少女が腕に特異な変異を持つ闇背負いとして街を破壊し、青年はただそれを見つめている。 少女の姉だった女性が成り損なったものたちを匿い、ささやかに暮らす集団を指揮している。
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コメントを非公開にし、管理人のみ観覧可能にする改造です。 「コメントスパム対策モジュール」に対応。 改造ヶ所は、スキンのHTMLファイル、index.php、admin.php、asm4cmt.phpです。 スキンのHTMLファイルのコメント投稿フォーム部分に以下の1行を追加 input id="hide" type="checkbox" value="on" name="hide" label for="hide" コメントを非公開にする /label index.phpの1311行目あたりにある $cmt_tmp_buf = str_replace ("{COMMENTBODY}", $comment, $cmt_tmp_buf); これの上に下の1行を追加 if(preg_match("/hide (.*) hide/", $comment, $hide_blank) == 1){ $comment = "非公開コメントです"; } /module/asm4cmtフォルダの中にあるasm4cmt.phpの72行目 } の上に下の1行を追加 if($_POST[ hide ] == "on"){ $utf_mes = "hide ".$utf_mes." hide"; } admin.php 1790行目あたり $mes = ereg_replace(" br / ", " br ", $val["comment"]); この下に1行追加 if(preg_match("/hide (.*) hide/", $mes, $hide) == 1){ $mes = $hide[1]. br ◆非公開コメント◆ ; } 非公開コメントは記事管理画面(またはコメントスパム対策モジュールの管理画面)でのみ閲覧可能。 ブログ上では、上の設定の場合「非公開コメントです」と表示されます。 記事管理画面でわかりやすいように◆非公開コメント◆と表示されます。 930氏、921氏(コメントスパム対策モジュールに対応)による投稿。
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コメント非公開の、コメントスパム対策モジュール対応改造です。 /module/asm4cmtフォルダの中にあるasm4cmt.phpの72行目 } の上に下の1行を追加 if($_POST[ hide ] == "on"){ $utf_mes = "hide ".$utf_mes." hide"; } の部分ですが、 64行目 $asc_mes = $utf_mes; の下に追加だと思います。 非表示コメントは記事編集画面のコメントより確認できました。 コメント本文の最後に ◆非公開コメント◆ という行がプラスされて表示されていました。 コメントスパム対策モジュールの管理画面では確認できませんでした。
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荒れるコメント欄 2013年05月17日、著作権厨をネタにしたMAD「著作権厨を尋問してみた」が投稿される。 投稿されてから半年後には多くの暴言・中傷・差別発言がコメント欄を埋め尽くすようになっていた。 「ブロリーは映画だから著作権物に入らない」「※荒らしをしないユーザーだけがブロリストと呼ばれます」といった短絡的で無知なコメントが散見される。気になったのは無根拠に「統合失調症」であると決めつけているコメントである。「統合失調症」は精神障害の一つで精神医学用語である。「馬鹿」「アホ」などの悪口みたく軽々しく使われるのは遺憾だ。同じ言葉でも悪意があるかないかで大きく違ってくる。悪意を持って「統合失調症」という用語を使用する様な残念な人たちがいる限り新たな差別用語が生み出され続けていくのである。 在日認定・差別 一部のユーザーが「在日」「朝鮮人」を差別的な煽り文句として使い、著作権厨を在日・朝鮮人と決めつけ「死ね」「殺せ」といった言葉を使用して口汚く罵っている。 著作権厨が在日であるという根拠・証拠は全くない。彼らがしていることは異なる意見を持つ者に「在日」とレッテル貼りして排除する愚かな行為だ。 「著作権厨を尋問してみた」の動画で「在日」「朝鮮人」と叫んでいるユーザーは最大で4人、最低2人である。ニコ動の184IDは毎週木曜午前9時にリセットされるという仕様があるから、ある木曜日の9 00 01から次の木曜日の8 59 59の間に在日認定コメを投稿しているユーザーが二人いれば、在日認定している輩が二人以上いることになる。これに当てはまるのがコメ番223と229である。 投稿日時はコメ番223が2013/9/12(木)11 00 50、コメ番229は9/17(火)22 06 31となっており、2つのコメはリセットされるまでに投稿されているかつIDが異なっている。複垢でなければ在日呼ばわりしている輩は少なくとも二人以上いることになる。 少数派のくせに声のでかい差別主義者だ 動画非公開へ 日に日に悪化していく状況に呆然とする投稿者。 @Tatsuma_Misaka: 辰馬提督 2013-12-02 16 12 なんでこうなったし pic.twitter.com/IKg3GwTZ3j 返信 リツイ お気に いつしかコメント欄で矢印を使って延々と会話する末期的状態になっていた。 誰も動画を見ていない有様に投稿者は憤慨しとうとう動画を非公開にしてしまった。 @Tatsuma_Misaka: 辰馬提督 2013-12-05 00 00 「著作権厨を尋問してみた」に関して今後の再公開は全くを持って未定です 返信 リツイ お気に
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新月の儀式 5年前、黒夜教の大司教及び司教全員が一同孔の底に会し、[Information Concealed]を生贄として儀式忍法「人の形」を遂行した。「人の形」とは生贄を人の形へと変える儀式だが、その実態は、生贄より抜き去った本質から新たに生命を創造する人体錬成の禁忌である。もはや白鴉城に禁忌など存在しはしないのか、あるいは、それはけして“人体”などではありはしないのか。 実際のところ、[**]の密かな妨害により、新月の儀式は完全には成功しなかった。人の形となれなかった新月の残滓は白鴉城の各地に飛び散ったが、それでも、[Information Concealed] 新月の残滓はそれにとって、欠けた自らを埋め、本当の自分を知るために必要なものである。そして、それの目的のためにも。 現在の残滓 PCの持つものは三回戦闘勝利で取得。NPCは殺せば全部もらえる。他イベント。全部で5個あるらしい。 新月の残滓:あかね (1/3) 知ってること ■新月の残滓 葉富空 新月の儀式の際、人の形となれなかった残滓。葉富空に宿ったそれは[***]の「形成」の権能を有し、白かんなの代替わりによって打ち棄てられた精神無き肉体に人格を宿していた。 ■新月の残滓は、実験区画、と『鍍金の大鴉』が怪しいらしい。 ■輪鋏が『穿ちの細工道具』を探している。 ■人間性を穿つ『人穿ち』なる細工道具を、真菰がもってる。その道具は彼女の妹、真琴の恋人から15年前にもらったらしい。
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アキ https //character-sheets.appspot.com/shinobigami/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYjo2n8wIM 〇行動原理 ◇1話 参加者:瑞穂、輪、臥城 店『針小棒大』の拡大 失踪した師「鍍金の大鴉」の捜索 〇情報 5年前、鍍金の大鴉に拾われた ◇1話 輪さんとパートナーになった 葉富さんは若干アヤシイけど情報屋としてはいい商売相手 臥城さんは敗北し、流れ鴉に拾われて凶化した ◇2話(非参加) 彩李寿は鍍金の大鴉に同じく拾われた身。恐らくは知り合い ◇5話 累計13点 東雲、臥城、彩李寿と飛び跳ね鴉をボコって上層へのアクセスを手に入れた。 ◇7話 ここで中忍頭に。累計点19点 参加者:東雲、夜陰、桜、(真菰) 鍍金が旧街区にいたってことを夜陰さんから聞いた。 大鴉への昇進がかかった『闇狩り』への準備の途中、真菰ちゃんと知り合い闇背負いたちの苦悩を知る。そのまま闇背負いたちのために闇狩りを中止させ、真菰ちゃんとのコネを得る。 真菰ちゃん曰く、三々華が最下層を防衛してる守護者だから接触してみたら?ってさ ◇12話 累計25点 参加者:東雲、葉富、臥城(在原 颯太) 鍍金と会った。以下の情報が明らかになった あなたは鍍金の大鴉により擬似的な精神障壁を埋め込まれ、またその内側に闇を背負わされている。 あなたは弱点 病魔を別枠で持つ代わりに、妖魔化による任意の変異を一つ持ち、擬似精神障壁が存在する限り、穢れを持たず、妖魔化せず、制御判定を必要としない。 幼い日は『あき』ちゃん。一人称アタシのスラムっ子でした。現在はアキの中で絶賛苦悶中 鍍金が黒金になった。アキはそのまま黒金についていくことに ◇15話 累計32点(7点) 参加者:輪、葉富、桜 輪さんに熱を抜かれる×2の結果、『あき』ちゃん死亡。死に際に黒金に抱えてた恨みをアキに背負わせ、アキの認識としては「鍍金」と「黒金」を別と認識するように。 上記の通り輪さんはある意味「あき」にトドメを刺した張本人。だけどアキは黒金が輪を狙ってることを知っているためとりあえずは協力。なんか人を刺して熱を奪ったりしてて正直「えぇ……そんなんするの……」とか思ってるけど…… なんか7話くらいから思ってるんですけどアキちゃんがどんどん曇っていってるんですけど……?なんか今回遂に自覚的になったし…… ◇17話 累計39点(7点) 参加者:輪、アリス、桜 黒金と戦えるようになるために闇背負いと化した三々華と戦い、(同盟者の輪が)勝利。黒金のアジトの場所を知る。 「最下層から孔の底へ繋がる六番目の坑道」にいるらしい。何かがそこにあるとかで居座ってるらしい チーム『大風呂敷』結成 ◇20話 累計45点(6点) 参加者:輪、アリス(彩李寿)、三々華 輪が「闇に至る篝火」となるためアリスの火を吸うも、彩李寿の献身により彩李寿死亡でアリス復活 輪はそのまま絡繰羽から『穿ち』を受け「全てを破壊すること」が目的に。 絡繰羽はアキにより殺される。 アキは輪を助けたい……けど…… ◇21話 累計48点(7点。制御判定に4点消費) 参加者:瑞穂、輪、臥城 輪が「闇に至る篝火」として成り、上層を破壊。 闇背負いと化した真菰はみなを操りつつ真琴を襲うも、撃退されそのまま死亡。人間穿ちは葉富の元に 輪さんは最期の一撃でスペシャルを出し、アキへの「相棒」を思い出しつつ崩壊。ロスト。 真琴は真菰に貯められていた力により活力を得、命を拾う。卒業とちょっとくらいは生きるらしい ◇24話 累計8点(7点) 参加者:在原、アリス、東雲 今日から上忍。対黒金決戦。黒金は鏡の力を使って鏡像で反撃 勝利。黒金は鏡で自刃。死体自体は何もない死体だった。 ◇28話 累計56点(8点) 参加者:在原、アリス、礫 最初の白鴉により礫がOB会に招かれる 最初の白鴉は鏡面張りの妖魔によって黒金の鍍金で覆われる。それをアキ在原で滅す。最初の白鴉はそのまま死亡 礫は心折れかけるも、ギリギリで持ち直す。コインチョコはすげぇよ…… アリスは外に出た。 アキはアリスから退魔ホイル(逆神による思考操作を防ぐやつ)を貰う。鍍金と同じく外の世界からの商品を仕入れる「針小棒大」の主に。 〇黒金の目的 黒金が地下でやってること →闇(地底)の研究 研究成果の一つ →①闇背負い化とは、白鴉城外で言われる「妖魔化」という現象(黒金以外は知りもしない用語ですが)と通じるものがある。 ②地底の闇の正体は、おそらく白鴉城外において知る人ぞ知る「地獄門(ルルブの何処かに記述があるので索引から探してみて)」の一つ。妖魔が現世に渡ってくるための門。これが、なんらかの理由により機能不全を起こしているために妖魔は出てこず、闇背負い化を引き起こすのみとなっている。 ③なんらかの理由は不明、地下深くに位置していることが一因ではないかと黒金は仮定している。
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流れ鴉の噂(邂逅済) 臥城が鴉に所属していた退屈な日々の中で、収穫と呼べるものがあったとするならば、その一つはたしかにあの噂を聞いたことであろう。 「流れ鴉」そう呼ばれる強大な大鴉が存在し、白鴉城の各地を流浪しては強者を屠るのだ、と。結局、臥城は流れ鴉を見つけることは出来なかった。噂は噂なのかもしれないし、もはや鴉に所属している意味も無いが、あの噂だけは、どこか心に引っかかりを残してやまないのだ。 流れ鴉からの指令 「まずはこの白鴉城の勢力関係を把握して貰おうか。鴉以外に蠢く組織があるし、鴉だって一枚岩じゃない。白鴉クラスになろうもんなら、皆んなが主様に忠誠を誓ってるなんて訳はないさね。敵だろうが仇だろうが懐まで飛び込んでいって探ってきな。私には出来ない大切な仕事さ。」 「それから、そうだ。旧街区と上層、この2箇所には立ち入れるようになっておきな。といってもまあ、あんたならすぐに出来るだろうさ。」 臥城の過去SS 臥城 過去 十年前、早春。 まだ冬の空が残る下で、周囲の現代家屋から取り残されたような古めかしい道場で稽古が行われていた。 木刀を青眼に構えて立ちはだかる巌のような巨漢の前に、荒い息を吐きながら膝をつく少年の姿があった。 「さっさと立たんか、颯太。」 「……はい、師範。」 颯太少年は地鳴りのような低い声に応えようと、木刀を杖代わりに立ち上がろうとするが、すぐさま木刀を払われ無様に床板に這いつくばった。 「たわけ、そのような所作が忍びの領域で許されるわけがなかろう!」 上から降ってくる一喝に反応することすらままならない少年の様を見ると、師範と呼ばれた男は深いため息をつくと踵を返した。 「今日はこれまでとする、片付けをしておけ。」 少年へ深い失望の意を隠そうともせずに巨漢は言葉を吐き捨て、道場には少年だけが残された。 鞍馬神流が一つ、無我専心流の在原家次期当主。在原颯太。 それが床板に這いつくばる少年の肩書であった。 道場の片付けを終え、簡単な朝食を摂りながら颯太は学校へと向かう。 朝稽古で師範──父である黄蓮から受けたしごきで全身が悲鳴を上げているが、どだい学校での生活に問題はさしてない。 鞍馬の末席を汚すものである以上、忍びとしての身体能力を彼は備えている。たとえ落ちこぼれであっても。 颯太が物心ついた頃にはすでに母はなく、無骨で厳格な父のもとで鍛錬ばかりの十五年を送り続けていた。 だが、父の求めるような成果は未だ出せたことはなく、そして悲しいかな颯太には父の言う『強さを勝ち得よ』という教えが腑に落ちてはいなかった。 何に勝てと言うのか、闇雲に他者を下すことに意味があるのか。 得心のいかない教えを押し付けられることは苦痛でしかない。だが、それを跳ね除けられるものでもない。 そんな鬱屈を抱えながら、隠れ蓑としての学園生活を過ごす。 住む世界が違う者たちと交流をするつもりもなく、忍びとして誰の記憶にもの残らぬよう凡庸な人物を演じるだけのひと時。 だが、放課後、旧校舎の一室でのみそれは違うものとなる。 「今日もきたのか、少年。」 扉の上、外れかかった札に書かれた”文芸研究会”のかすれた文字がぶら下がる一室で、今日も彼女はそこにいた。 窓枠に寄りかかるようにして黒髪を風に揺らし、片手の文庫本に目を走らせたまま、言葉を颯太へ向ける。それだけならば実に絵になる様だ。 「また煙草ですか。いい加減バレますよ朝子さん。」 そう、彼女は煙草を燻らせながら読書に興じている。 風波朝子。 三年の上級生で、ひっそりと活動する文芸研究会会長にして唯一の会員。 校内で噂になるような振る舞いはしていない様子だが、見ての通りの非行少女だ。 担任から旧校舎への資料運びを颯太が押し付けられた時、うっかり文学研究会の部室に迷い込んだのをきっかけに放課後になると足繁くここに通うようになっていた。 朝子も朝子で別段来るものを拒まず、時たま雑談したりはするものの、付かず離れずの不思議な空間はかれこれ半年ほど続いていた。 もう毎度のことだが、颯太が部屋へと近づいてくる床板のきしみを聞いてもなお一切悪びれない彼女の様は、豪胆というより若干の白痴を疑うべきなのだろうかと颯太が思案していると、煙草を灰皿がわりの硯に押し付け朝子が颯太のほうへと歩み寄ってきた。 「君もずいぶんな物好きだな。じきに飽きて来なくなると踏んでいたが、そんなにここが気に入ったなら『入会させてください』の一言も言わんのか?」 煙の中にほのかな甘いバニラの香りを漂わせながら、呆れたような声を上げる。 「いえ、お構いなく。確かに気に入りはしましたが、この場所にはそこまでの思い入れはないですし、朝子さんの喫煙の共犯を被りたくはないので。」 だが、颯太は怯むことなくサバサバと言葉を返す。 「お前な、叩き出すぞ。」 「それなら、その足で職員室なり火災報知器に寄ることにします。」 「………。好きにしろ。」 謎めいた先輩女子は舌戦に長けているものだが、その才は彼女にはなかったようだ。朝子はすごすごと定位置の窓際に戻り、新しい煙草を取り出す。 それを認めると、颯太も文庫本を取り出し部屋にはページをめくる音と幽かに燃え落ちる灰の音だけが残る。 ──後になってこの時のことを思い返したなら、颯太にとってここでの一時は、かけがえのない居場所だったのだと少年は気付いただろう。 家にも、学校にも居場所を見出せない、孤独な彼にとっての拠り所だったのだと。 「なぁ、少年。名前はなんと言ったか」 沈黙を破ったのは朝子だった。 「在原颯太ですけど、それが何か?」 「いや……」 咥えていた煙草を右手に預けると、深く紫煙を窓の外へと吐き出す。 「ただ、聞いてみただけだ。」 朝子は窓へ顔を向けたままそれ以上口を開くことはなく、これが文学研究会で交わされた最後の会話になった。 翌朝、まだ夜も明けきらぬ頃。 日課である朝稽古へ颯太が道場へ向かうと、扉の前で異変に気付く。 ──血の匂い。 とっさに扉を開くと、そこは血の海と化していた。 薄暗く地平から昇り出した朝日に照らされ、赤黒く染まった板張りに倒れ伏す影と、それを見下ろす影が颯太の目に入る。 薄暗く、顔までは見えないが華奢なその影は、明らかに父の人影ではない──。 そう判断するが早いか颯太は手にしていた木刀を影へと振り下ろしていた。 影はこともなげに木刀の一撃を躱し、勢いそのままに颯太を蹴り飛ばす。 受け身もままならぬまま颯太は壁へと叩きつけられ、一瞬息が止まる。衝撃で木刀はどこかに吹き飛んでしまった。 その一撃で、相手との実力の差を痛感する。もとより、父も下された今勝機は蜘蛛の糸ほどもない。 だが、相手が強かろうともその胸は『死にたくない』という生存への渇望で埋め尽くされていた。 よろめきながら立ち上がろうとすると、手に触れるものがある。 それは、物言わぬ骸と化した父の手からこぼれた家宝、”九字切り実光”がそこにはあった。 刻々と朝日が夜を侵食してゆく。 実光抜きはなち青眼に構える颯太、対峙する影は暗がりで前傾姿勢をとる。 睨み合った時間は3秒にも満たず、だがその僅かな数瞬によって勝敗はこの一合で決することとなる。 影が仕掛けた瞬間、地平より顔を出した日光は颯太の構えた刀身を足がかりにその目を焼いた。 狙いは外れ、颯太の頭蓋を突き刺すはずであった影の繰り出した爪は右目を引っ掛けるにとどまり、そこに生じた隙に颯太が刃を突き入れたのは、もはや必然の成り行きであった。 そして、その勝敗を焼けた一筋の光は、影の正体をも暴き出していた。 「朝子……さん……。なん、で。」 暖かな鮮血が颯太の両手を濡らす。深々と突き刺さった刃は風波朝子の胸の中心を貫き、ゆっくりと朝子は颯太へしなだれかかっていた。 「仕事、だよ。在原の家の、家宝を奪ってこいって」 血の泡をこぼしながら朝子は声を絞り出す。 「苗字同じなだけで、君んとこじゃなけりゃいいなって、思ってたけど、やっぱり当たってたか、はは。」 力なく笑みをこぼすも、その顔はもう白くなっていた。 「君のことは、嫌いじゃなかったから、さ。余計に、ね。」 そこから先は、朝子の言葉はあまりにか細く、颯太はもう聞き取ることができなった。 裏庭に二人の骸を埋めると、颯太は九字切り実光を携え姿を消した。 「自分が朝子よりも強ければ、殺さずに止められた。」 そう言った意味では、父の『強さを勝ち得よ』という教えは正しかったのだろうと。今更のように理解をしながら。 そして、強者との死線を自らの力でくぐり抜けた時に感じた、えも言われぬ快感を彼は追い始める。 名も捨て、技も捨て、自分というものが築きあげたもので、果たしてどこまで強さを証明できるのか。 その答えを探し求めて。 不思議と、涙は溢れなかった。 この瞬間も、そしてこの先にも。 ──十年後。 繁華街近くの大通りを一本入った裏路地。 薄暗く人通りもないこの道で青年が三人の男に囲まれていた。 二、三気色ばんだ言葉が交わされたのち乱闘が、いや、蹂躙が展開された。 「名うての喧嘩屋、と聞いてたんだが。蓋を開けてみりゃ仲間頼りの腰抜けたァな。」 気絶して動かない巨漢に腰掛け、青年は煙草に火をつける。 ほう、と青年が一服していると暗がりから乾いた拍手を響かせながら男が一人近づいてゆく。 「いや、お兄さん。通りがかりに見物させてもらったけど強いっスねぇ!」 あけすけに調子のいい物言いに、青年は警戒心をあらわにする。 「なんだ貴様。」 「別に怪しいもんじゃないっスよ、ただの商人。流れ者っスけど」 男は涼しい顔で青年が発する殺気を受け流す。 「あそこまでささーっと畳んじゃってるのを見るとね、この辺の連中じゃ相手にならないだろうし、そもそもお兄さんが強いやつのいるとこを探してるんじゃないかと。」 「なんだ、商人は商人でも情報屋か?」 「うちはなんでも揃うっスよ。」 少し間があって青年は目を細めながら口を開いた。 「どの道、そろそろ情報を買いに行こうとは思っていた。買おう、どこだそれは」 「白鴉城、ってのは聞いたことありますかね?──」 五分ほどで「商談」は終わり、別れ際商人は背を向ける青年へ一つ問いを投げかけた。 「お兄さん、名前を聞かせてもらってもいいっスかね?」 青年は振り返りながら、答える。 ──なぁ、少年。詩集は読まないか?私はこの詩人が好きなんだが── 「臥城。字名だ。」 そして、颯太だったものは混沌渦巻く白鴉城へと足を踏み入れることとなる。 修羅の芽吹きを胸に秘めたまま。 蒼穹の下 帰る場所。そこに誰も居なくとも、在原は羇旅の途に着く。 支度を終え、外へと向かう。 夕暮に一つ挨拶をと思ったが、ついぞ見つからなかった。 そもそも会うはずのなかったお互い、呪いが解かれいずこかへ消えたのか、どこかへ潜んだのか。 また、縁が会えば会えるのだろうか。 今更気がついたことだが、白鴉城に足を踏み入れてから今日まで『外に出る』という選択肢が思考の外に消えて居た。 逆神の支配によるものであろうが、その途方のなさに思わずため息が出る。 懐からハイライトを取り出し、ラムの甘い香りを楽しむ。 お待ちしてたッスよ。と喜色満面に店主が取り出してきたこいつは中々にうまい。 随分、律儀なことだ。 出口が近づいてくる。 踏みしめるものがギシギシときしむ板床から、乾いた赤土の地面に。 板塀の隙間から漏れる光に顔をしかめていると、板にもたれて和服をまとった少女がこちらへ近づいてきた。 「お兄さん、外に行くの?」 「あぁ、もう用は済んだから帰るんだ。」 「へぇ、外の人だったんだね。私初めて見るかも」 少女は鈴を転がすような声でころころ笑う。 「ね、私も外に行きたいんだけどさ。ついてってもいい?」 唐突な申し出に少し面食らう。待ち人かと思えば、彼女は道連れを探して居たらしい。 「ついてくるだけならかまやしないけど、いいのかい?おいそれとは戻ってこられないと思うけど」 少女はキョトンとした顔をしたかと思えば、途端にクスクス笑い始めた。 「大丈夫、私────」 少女は懐から鏡を取り出し、その鏡面に手を突き入れた。 「いつでも帰れるから。」 傍の水溜りから突き入れられた掌がひょいひょいと手招きをしている。 実に悍ましい光景だが、おいそれと半端者ができる芸当ではない。 「これからここもどうなるかわからないし、うちは大所帯だから場所を確保しておかないと動きようがなくてね。」 「いいとこ見つけてきなさいって、任務なのです。」 口調はめんどくさそうだったが、期待と、不安とが入り混じった顔を彼女は浮かべる。 「大所帯、ね。それなら僕は力になれるかもしれない。」 「え、本当!?」 「あぁ、まぁ少し訳ありだけどね。」 ただただ、二人が住むには広すぎた我が家を思っていると、自然とそんなことを言って居た。 興奮気味の彼女をつれ、光の先に出る。 「………綺麗。」 どこまでも広がる、青い青い空を目にした彼女の小さな呟きが耳に届いた。 天井の隙間越しでない、雲ひとつない蒼天。 「そういえば、君の名を聞いてなかったか。」 僕は彼女の背中に問いかける。 「桜。」 振り向きざまに少女の髪が風に流れる。 「九重、桜。」 なぜか、どこか懐かしいものを感じた気がした。 雲翳 在原の屋敷。 かつて道場を開いて居た地元の名士であったが、十年前夥しい血痕を残し皆姿を消した。 地元の人間はきみわるがって近づかず、打ち捨てられた家は主人を待たず朽ち果てるばかりであった。 その門戸が、ぎいぎいと音を立て今開かれる。 主人の帰還であった。 逆神を打ち倒したものの、それに全てを払い尽くしたそれには何も残って居なかった。 当て所なく、意味もなく、街をさまようばかり その彼に、一人、また一人と影が指す。 彼にはわからぬ。それらがかつて修羅であった己が散らかしたものの結実であると。 怨嗟の声で済めばそれで良い。 報復、復讐、仇討ちの日々。 だが、その故が何一つわからぬのだ。 染み付いたものをなぞるように体は動く、だが自らの業はどこまでも、どこまでも。 ついに、賊の刃が急所を穿つ。 追っ手を払いのけ、廃屋へと転がり込む。 それが、懐かしの生家と気づくことはないけれども。 男は庭で果てているのが見つかった。 その一角は白の彼岸花が咲き誇り、流れた血で男の周囲だけ花は赤く染まって居たという。 鉛を溶かしたような、鈍色の空の下の話である。 蕭々 見出した希望も目の前で掴み損ねた。 また、いつものように パンドラの箱、と言う西洋の逸話がある 厄災が箱から飛び出すか、それすら失うか差異はあれど最後に残ったのは希望 だが、それすらも失えば後に残るのは『無』 否、希望なぞいっそ災いに飲まれ紛れて居た方が幸せだったろう。 その期待は、人一人の心を壊すに十分すぎるほどの絶望に変わるのだから。 どこかも知らぬところに放り出されて居た。 屋根がない。白鴉でないことは確かだ。 「ははっ……、ハハハハハハ!!!」 雨が降り始める中、ぬかるみからゆらりと立ち上がり、男は哄笑を上げる。 「そうだ、朝子さんに借りてた本を返さなきゃ……。」 剥き身の刀をぶらぶらとふるいながら、独り言をつぶやく。 「あぁ………、あぁああ逆神!」 突如動きを止め叫ぶ。だが、それを認めるものはもう誰も居ない。 「そうだ、アイツが悪いんだ。実光と混ぜて時計の水かさを打ち付けないと。」 肩を震わせながら、雨の中引きつり笑いを時々発しながら支離滅裂なうわごとをあげる。 在原颯太は、ここで死んだのだ。 これは屍。希望すら吐き出した箱が、意義を持つ刃に引きずられ朽ちるまで動くだけの屍。 篠突く雨の中、やがて屍の姿はいずこかへと消えた。 狂飆 討ち損ねた だからなんだと言うのだ 逃げるのなら追うまで 何を追うんだっけ そうだ、ようまだ。 おいかけなきゃ おいかけて おいかけておいかけて おいついたら 斬るまで 斬る 切る キル ────────────────────── これより先、日本の妖魔は大きく数を減らす 退魔の者共もまた同じに 妖気を纏うものは皆壊された それが武器であれ、人であれ。区別無く 忍、只人合わせ死者幾千 生き残りはただ二人 白鴉城から始まったそれは帯をなぞるように屍山血河が築かれた。 鏖殺の嵐の中、倒れ伏した獲物にトドメを刺さんとした刹那。 突如羅刹は自らに刃を振るい、果てたという。 生き残りの片割れの名は、朝子といった。
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システム名 パラサイトブラッド 対応人数 2人 TRPG初心者対応 歓迎 世界観の説明 人の域を超えた異能と、人の姿を捨てた異形――悪魔の力。寄生体“デモンパラサイト”の宿主は皆等しくそれらを得る。違うのは「力に使われる者」になるか「力を使う者」となるか。力に溺れた者 ヴィシャス 、それを制する者―― マイト 。これは現代を舞台に彼等の戦いを描く『変身ヒーローTRPG』だ! 判定方法の説明 六面体ダイスを複数振って、出た目が高ければ高いほど好都合。 シナリオの概要 目覚めの日――<ザ・デイ・オブ・ジ・アウェイクン>。その日を境に数多の寄生体が変異を遂げた。幾多の変異の果てに生まれた一対の躯を持つ双子の寄生体。片や、平和を守る組織に属し、使命に燃えるエージェントに宿り。片や、戦いを嫌い、平穏でおバカな日常を愛する一般人に宿った。その力、一つでは無力。だが、二つ揃えば人を超え悪魔も超える。今、ヴィシャスに満ちたこの世界に新たなヒーローが舞う!――主人公は二人。――主人公は悪魔憑き。――主人公は二人で一人の悪魔憑き。Parasite Blood on Sep 26th 2010――“W-infinity”.そのヒーロー……一人で最弱、二人で最強――。 PC作成方法 シナリオの都合上、特殊な状況が発生します。それに合わせる必要性と発売したばかりのシステムのため初心者も多く、サポートの必要性から作成済みのPCを使用します。 こんな人におすすめ! 百人の友人よりも一人の親友が欲しい人。 GMから一言 今回のテーマは「二人揃って初めて変身できるヒーロー」。昨今の流行と合致したばかりにGMの趣味が全開ですが、人を選ばずに楽しめるシナリオとなっております。意識も主義も全く正反対の二人が主人公ですが、二人が真のパートナーとなれるかは、あなたたち次第です。
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“白兎” https //character-sheets.appspot.com/shinobigami/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY_uKu9QIM 〇行動原理 ◇2話 白夜の命に従う(闇を裏切らない限り?) 旧市街の実験区画にいる絡繰羽を追う 鴉の動向を探る 〇情報 ◇2話 参加者:礫、桜、彩李寿 絡繰羽は旧市街への抜け道を知っており、旧街区の開放を狙っている?後は闇背負い化の秘密も握ってそう 透石礫とは若干の関係を持ってはいる(向こうにアヤシイ人扱いされたけど) 九重桜の祖父、九重巌が闇背負いとして暴走。そこを白夜に救われる ◇4話 葉富空(うつほ)絡みであお・月夜と接触 ◇6話 累計9点 鍍金からスカウトを受ける 「闇について、本当に興味がお有りなら、トモダチに、ならないスか?気に食わなければ、パートナーでも構わないス。その覚悟が出来たら、黒夜教を売りに来てくださいな。よい取引ができることを期待してるスよ。」 ◇9話 5点獲得(累計14点) 参加者:礫、臥城、葉富 白かんなの中身は常夜。臥城さんは臥煙明城(がえんあき)として女装 ◇11話 5点獲得(累計19) 参加者:桜、礫、夜陰 三日月が曽祖父であることが分かった。(情報のみ) 白夜=白鴉の主であることが参加者に分かった。そのまま手を組む 礫が桜√確定させた →とか言ってたら14話でここちゃんがよぉ!!!!! ◇14話 7点獲得(累計26) 参加者:礫、在原、夜陰 夜陰(極夜)が黒占神籤として覚醒。ここちゃんを狙って撃退される 白兎は曽祖父(の残滓)と邂逅。真の闇たる東雲の存在を知る ◇16話 7点獲得(累計33) 参加者:東雲、葉富、三々華 主たる東雲に遂に出会った。『東雲の剣』の称号まで頂いちゃった!嬉しい! 絡繰羽ボコして主を解放!Foo! 一緒になっちゃった!いや主カッコいいけど……(深夜テンション) ◇18話 5点獲得(累計38) 参加者:東雲、神籤、在原 霞が東雲を狙った。神籤は霞に協力 結果東雲は感情:隷属+隷属の証(プライズ)を獲得。霞の「妹」として学園生活を送ることに。……なんでノリ気なんですかねぇ……? ◇22話 8点獲得(累計46) 参加者:東雲、アリス、三々華 東雲を霞から救出できた。 アリスは白鴉の主と協力し、退魔の力を手に入れた。 三々華は闇背負いとしての力に耐えられなかった。次回再演! ◇第26回 7点獲得(累計53) 参加者:桜、葉富、東雲 葉富孤児院の紅白煙登場。九重の血を持つ彼女は桜の持つ第6の欠片(新月)を狙った。 東雲は第6の欠片を取りにいって失敗。5つの欠片は集めて全ての闇を統べる存在に。用済みって言われたんだけど……? ◇第29回 4点獲得(累計57) 参加者:東雲、葉富、桜、(紅白煙) 「百闇夜行の法」が成立。白鴉城の闇は全て東雲に集まり、消える。 プライズ「闇の断片」を獲得。 「闇の断片」 白鴉城全ての闇を凝集する儀式から切り出された断片。 そこには闇の持つエネルギーのみが取り残されており、もはや地獄門としての機能は持たず、妖魔も、闇背負いも生み出されることはない。 それは一つの救いであり、可能性だったのだろうか。あるいは、ただ。 旭光教を立ち上げる 東雲ひみつ あなたの願いは【誰かに愛されること】である。 白夜からの指令 あの後、白夜から秘密裏にメッセージが届きます。 「あの場にいた、白亜学院の笛を持った少年。彼に気を配り続けなさい。あの笛は尋常の物ではありません。有用なものか、あるいは危険なものか。あなたが判断なさい。」 あおの一件 あおという夜御使を白夜に取り次いで間もなく、あおは月夜直属に変更になった。白夜はさほど残念そうな顔はしなかったが、あなたにこう問うた。 「急な変更は珍しくはないのかもしれませんが。一介の夜御使にしてはあまり普通でない。大司教の動きには注目しておきたい。白兎?ともすれば大司教に疑いを向けると取られかねないこの話。あなたはどう思いますか?」 曾祖父の記憶 「君が闇を求める根底は何なのか?」 旧街区でかつての絡繰羽が投げかけた問いは、朧げに、しかし確実に白兎の記憶と信仰を揺るがしていた。 ーーー 曾祖父のことが好きだった。 物心ついた頃には、母親と二人で居住街区に住んでいた。雑多で、しかし周囲と比べて十分すぎるほど裕福な家だった。父親を含む他の家族皆とは死別しており、その代わりにこの家を遺してくれたのだと母親は言ったが父親の居ない寂しさは拭いきれなかった。 暗い闇の中で、曾祖父と逢っていた。 部屋の隅や玄関の角、光の届かない闇に現れる曾祖父は、物を言うことも無かったが、他愛も無い会話に頷いてくれるようで、それが寂しさを埋めてくれた。 曾祖父のことが嫌いだった。 最も古い記憶は、泣いている母親だった。夫を亡くし、たった二人になってしまった母親を、子どもながらに慰めようとしている記憶。曾祖父に何か大変なことがあって、それから母親の一家は離散し、もう二人しか遺っていないのだと聞かされた。 暗い闇の中の曾祖父はそれを知りもしない様子で、それが無性に気に食わなくて、それでも、闇を見つけるとそこに曾祖父を求めたものだった。 ーーー 問いに思いを巡らせながら歩いた薄明るい白鴉城の夜に、なお暗い路地の裏に通りがかり、揺れた底から思い出された記憶。 曾祖父に、惹かれていたのだ。 それが、闇というものへの、白兎の根底だった。 白鴉城の外で、十五夜の月が大きく照っていた。
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