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【検索用 11 vapor lamp 登録タグ VOCALOID がーこ その他の文字 初音ミク 曲 曲他 歩く人】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:歩く人 作曲:歩く人 編曲:歩く人 絵:がーこ(Twitter) 唄:初音ミク 曲紹介 高速道路は免許を取る時しか運転したことないです 曲名:『11 vapor lamp』 歌詞 (piaproより転載) こちら都市環状高速 橙色に囲まれて 知らない人が見れば 単なるうねるネオンの迷路だろう こちら電波受信圏外 教育テレビを眺めて ズル休みもだんだん手について 今日もどこにも行かないのに なんで私を連れ去っていくの ここで交わった 二人の距離は 瞬く間もなく 暗がりを 照らし続けた 馬鹿みたいね 8kmポスト 静寂の上に立って 天文単位 そんな空想を見た 二人きりで こちら交通管制室 知らない街のパトランプ 明日も続くと信じた 海ですら島になるんだから こちら電波受信圏内 日常だけを見下ろして 道標は煩い程あって ラジオから出る感情の無い音が 今日も私を連れ去っていくの ここで始まった 二人を乗せて 都市環状高速はいつまでも続いて 知っている最後 忘れたふりをして 馬鹿みたいね ここで交わった 二人の距離は コメント 本当に隠れた名曲。 -- パピ子 (2023-04-01 13 17 00) 名前 コメント
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191 名前:嵐の夜に1 :2008/09/01(月) 17 18 29 ID ??? MSの騒音で寝られないならまだしも、雨音が煩くて寝れないなんて、ホントに久々のことだった。 地球がもたない、っていうのは赤い人の口癖だけど。予報外れの豪雨のせいで、僕らの地球が割と本気で 危ないんだってことは感じてる。 ざあざあじゃなくて、ばらばらと。まるでバルカンの射撃音みたいな音が、始終部屋の中に響いているんだ。 普段なら、眠れないときはパソコンつけて動画サイトでも巡るんだけど、今日に限ってはそんな気は起こらなかった。 カッ! ドドォ――――ン…… また雷が落ちた。かなり近い。 うちは一応アースも引いてるから安全なはずだけど、さすがにこんな雷雨の中で電子機器を使う勇気はない。 エアコンも妙な異音を立ててストップしてしまった。とても寝苦しい……雨のおかげで気温が下がったのが 唯一の救いだ。湿度は無茶苦茶高いけど。 二段ベッドの上段は、空調が効いていないと本当に暑苦しくなる。なんか酸素も薄くなってるような…… そんなはずない、これは湿気が高くなったことによる錯覚だ、多分、きっと。 でも熱いし呼吸はしにくいし、僕はそっとベッドの階段を降りた。こういうときは一階の居間に行くに限る。 あそこはいつも、何でもないことみたいに隙間風が入ってくるから―― 「……あれ?」 気がつけば、ベッドの一段目が無人になっている。 猛暑による不快指数は半端じゃないから、最近は僕らも丹前一枚かけるだけで寝ている。つまり掛け布団のせいで 誰かが寝ているように見間違える、なんてことはありえない。もちろんその逆も。 僕と相部屋なのはウッソだ。あいつも下に行ったんだろうか? 一階への階段を降りる間にも、雨音は風に吹きつけられて、近くなったり遠くなったりする。ボロ家では ないけど、夜闇の中でこんな音を聞いていると怖くなる。まるで家中に音楽を響かせてる感じだ。それも パン振り最大限にした、明らかに調整不足のMIDI。たまに足場が揺れてギシギシ言うのは、豪雨のせいじゃ なくて僕の体重のせいだ。そのはずだ。 「ふう……」 一階の廊下の床板はさすがにひんやりとしていて、裸足に気持ちいい。このままここで寝てしまいたい くらいだ。自分の部屋よりいくらかはマシだろう。少なくとも二段ベッドの上段よりは、涼しいし酸素もある。 でもこんなところで寝ていたら、朝方ロラン兄さんに箒で吐き出されるだろう。いや、それならまだいい方で、 ひょっとしたら時間を選ばず帰って来るドモン兄さんに気付かれず踏まれたり、夜中に出撃する刹那やヒイロに 気付かれず蹴り飛ばされるかもしれない。……気付かれないの確定かよ、僕の妄想め。 でも『無い』とは言い切れないのが我が家クオリティ。僕は予定通り居間に行って、しばらく体を冷やそうと思った。 そのときに気がついた。玄関の靴が乱れていることに。 192 名前:嵐の夜に2 :2008/09/01(月) 17 20 10 ID ??? 大家族のうちは当然、帰った後は靴を下駄箱に入れることを徹底している。そうでなきゃ玄関は靴で 溢れ返ってしまう。たまにアルやセレーネ姉さんが靴をそのままにしているけど、即座にロラン兄さんに 注意される。アルはともかく、かなり年上のセレーネ姉さんがぶつくさ言いながら靴を片付けるのは、 何度見ても奇妙だ。『普通、立場逆だよなぁ』と、いつもシンと首を捻っている。閑話休題。 そういうわけだから玄関は結構綺麗なんだけど、さすがに何もないのは緊急時に不便なので、 サンダルが二足、常に出されている。 だけど今、玄関を見てみると、配置が乱れているんだ。二足あるはずのサンダルは一足だけしかなく、 消えたもう一足の代わりに畑仕事用のゴム長靴がある。 「ひょっとして……」 確認してみる。 ゴム長靴はこちらにつま先を向けていて、しかもついさっき雨に降られたように濡れていた。撥水性の 素材でも、豪雨に降られては限界がある。玄関の電気をつけてみれば、明らかに足跡が外から続いていた。 濡れた長靴の足跡が入ってきて、その周りには水滴がたくさん、そして玄関口には水溜り。 泥棒――最初に思いついたのはそれだった。だけど、そんなはずがない。うちのセキュリティはそんな ヤワじゃない、何しろ僕とアムロ兄さんの合作である対人識別プログラム、刹那とヒイロが趣味で敷いた 地雷原とトラップの嵐、ガロードとジュドーがジャンクの再利用で作った特殊キー、この上キャプテンサーチの おまけつきだ。変態撃退率100%は伊達じゃない。 だとすれば、これは、ウチから出て戻ってきた足跡だ。多分ゴム長靴で一回外に出て、あまりの豪雨に 引き返してきたんだろう。そしてサンダルが一足ないのは、きっと―― 「こんな夜に何してるんだ……。飛ばされちゃうかもしれないのに」 僕は呟きながら、ゴム長靴に足を突っ込んだ。 193 名前:嵐の夜に3 :2008/09/01(月) 17 22 28 ID ??? 外は酷い暴風雨だった。ともすれば本気で飛ばされそうだ。傘を差すことは早々に諦めて、僕は靴箱の中に あった合羽を着た。 七部袖のシャツを着ていたものだから、ビニル生地が素肌にはりついて気持ちが悪い。おまけに雨は容赦なく 長靴の中に入ってきて、歩くたびにぐちゃぐちゃと言う。靴下を履いてこないで正解だったみたいだ。だけど これじゃあ、長靴を履いた意味が無い。 でも戻ってサンダルに履き替えるのは、なんとなく口惜しくて、僕は合羽に長靴に懐中電灯の装備で庭の畑に 向かった。 案の定、そこには僕とは別の懐中電灯の光があった。 地面に置かれたままなんだろう、懐中電灯の光は動いていない。光に照らされた姿は豪雨に遮られている せいかぼんやりしていた。だけど遠目でもシルエットで分かる、何しろ実弟なんだから。 「ウッソ!」 大声をかけた。生半可な音量じゃ、豪雨にかき消される。 合羽姿はびくりと体を震わせて、振り向いてきた。やっぱりウッソだ。雨は合羽の内側にまで入り込んでいる ようで、顔も何も濡れそぼっていたけれど。 僕が彼に近付いていく間、豪雨は僕の合羽という防護壁さえ突破したようで、背中にじっとりと冷たいものが 入り込んできた。とっくの昔に髪は濡れて、汗と違うものが頭からだらだら流れてくる。これじゃ濡れ鼠に なるのも時間の問題だ、気持ち悪くて仕方ない。ああもう、合羽も傘も、雨のために作られたのにどうしてこう 不完全なんだ! 「何やってるんだ! 入ってなきゃ、危ないじゃないか!」 「だけどもうすぐ収穫なんですよ!」 「収穫ぅ!?」 僕は大股で歩いていった。もう長靴の中の水は気にするだけ無駄だ。サンダルで出たウッソの判断は、 確かに正しかったらしい。 「畑と自分と、どっちが大事なんだよ君は!」 「だって今日が最高の時期なんですよ!? なのにこの雨じゃ、全部落とされて食べられなくなります!」 「買えばいいじゃないか、そのくらいの損害!」 「買えばいい!?」 ウッソの声が更に大きくなった。 僕はぎくりとした。自慢にもならないけど、僕は他人の逆鱗に触れやすい。そのせいで他人が本気で怒って いるかどうかは敏感に感じ取れるようになってしまった。何が神経を逆撫でするのかも一応自覚してはいるけど、 話しているうちについ口走ってしまうものだから性質が悪い――だめだ、また他人事みたいに考えてる! 「ここまで育てるのに、どれだけ苦労したと思ってるんですか!」 「あ、いや……」 「ずっと手塩にかけて育ててきたんです、それが実って、ついに食卓に上るんですよ!? 全然興味が無い、ただ食べるだけのキラ兄さんにとってはただの野菜かもしれませんけどね!」 「うっ」 「僕の野菜とスーパーの野菜がどう違うかも分からないなら、兄さんはもう食べないで下さい!」 194 名前:嵐の夜に4 :2008/09/01(月) 17 24 51 ID ??? ぷい、とウッソは僕に背を向けて、何かの木に向かい合った。 木――いや違う、これはトマトだ。気がつけば地面には、赤いものや緑のものが散乱している。熟したものも 熟してないものも、全部豪雨で叩き落されたんだ。割れて、種まで出てしまっている。 それでもウッソは慎重にトマトの葉をかき上げて、無事な実を摘み取っていく。気がつけば彼は片手に 穴あきボウルを持っていた。台所から持ち出してきたんだろう。覗き込んでみれば、既に入っている実の中で 「赤い」と言えるのはたったの二個、あとはようやく赤み始めた緑の実。どう見ても熟していない。 「それ、まだ熟してないじゃないか」 「……」 「ウッソ!」 「……」 完全にヘソを曲げてしまったらしい。こっちのことを無視している。 僕は――自分が悪いのは分かっていたけど、やっぱり謝るのは口惜しくて――声を荒げた。 「どうして熟してないのまで採るのさ!」 「……」 「分からなきゃ、僕だって手伝えないじゃないか!」 ぴたり、とウッソは動きを止めた。そしてほんの少しだけ、僕を振り向いた。 「ある程度赤みが差してるなら、あとは日に当てていれば赤くなるんです」 「……新聞が日の光で黄色くなるようなもの?」 「メカニズムは分かりませんけど、とにかく赤くなるんですよ。味は少し落ちますけどね」 それだけ言って、ウッソはまた黙々とトマトの実を摘み始めた。 僕は足早に、別のトマトに駆け寄った。雨は合羽にまでばちばちとぶち当たってくるし、相変わらず長靴は ぐちゃぐちゃと煩い。しかも僕の体温に暖められたせいか、長靴の中に溜まった水はぬるま湯みたいになって きて、更に気持ち悪い。いっそのこと裸足になってやろうかとも考えたけど、途端に土中の芋虫が思い出されて、 僕は背筋を震わせた。 「カゴかボウルくらい持ってくるんだったな……」 ウッソは最初からこのつもりで外に出てきたんだ。だから準備の良さは当たり前。普段の習慣はこういうとき に役に立つってわけか……畜生、僕はこれでも兄貴だってのに。 仕方が無いので、僕は懐中電灯を上向きに土に刺すと、左腕をぴったり体につけて、皿のようにした。 トマトの実くらいなら、いくらかこれで受け止められる。下からの光のおかげで、色も十分に分かる。 土が柔らかくなっていてくれてよかった。あとは片っ端から葉をかき上げて、実を探す。 思い出したように、風がごうと唸って、僕らを吹き飛ばそうとしてくる。僕は咄嗟にトマトの支柱に捕まって、 腰を落とした。雨が容赦なく吹き付けてくる。暑苦しいなんて冗談でも言えない。 「ウッソ、大丈夫かい!?」 「……!」 196 名前:嵐の夜に作者 :2008/09/01(月) 18 10 07 ID ??? 支援ありがとうございます。 しかしさるさん規制は手強く…続きは避難所に投下致しました。 それとマジモンの嵐のときは、当然作物より自分の命です。 ウッソの真似は危険ですのでやめて下さい。 197 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/09/01(月) 18 26 25 ID ??? 939 規制食らいました…本スレに代理投下をお願いします/嵐の夜に5 sage New! 08/09/01(月) 17 42 20 ID ??? 何を言っているかは聞こえなかったけど、どうやら無事のようだ。 だけどこのままグズグズしていたら、僕もウッソもいつ吹き飛ばされるか分からない。雨は全然止む気配が ないし、ほら、雷までゴロゴロ鳴ってきた。でもウッソは全部収穫するまで、絶対納得してくれないだろう。 もうこうなったら、さっさと収穫して二人で戻るしかない。僕は顔を拭うのも億劫になって、ひたすらトマト に手を伸ばした。クソ、左手が使えないのがこんなにもどかしいなんて! 家に戻ってボウルを持って来るべきか――いや、戻ったら僕のことだ、二度と出て来れなくなるに決まってる。 いくら決意しようと、状況が変わればあっさり前言を翻すのが僕という人間だ。あ、でも弟が外で一人頑張って いる状況なら――いやいやいや、そう思いながらも自分に言い訳して安全地帯に引きこもるんだ、絶対! 前例なんてこれまでいくらでもあっただろ! 「クソ……なんで、僕って、奴は!」 ここまで自分を信用出来ない奴なんて、このまま吹き飛ばされてしまった方がいいんじゃないか。そう思った 矢先にまた風が横殴りに吹いて、僕はまたも支柱に捕まってしゃがみこんだ。大風をやり過ごしながら、自分で 自分に呆れ返る。結局何がしたいんだよ、僕は! 「……さん、入れてください!」 はっと気がつけば、隣にウッソが来ていた。 僕は慌てて、摘み取ったトマトの実をウッソの穴あきボウルに入れた。合計八個、全部赤みが差したばかりの半熟だ。 「戻りましょう、そっちのキュウリは諦めるしかないです!」 そう言うウッソは、茶色の髪もずぶ濡れで。合羽は雨の衝撃を和らげることくらいにしか役立っていないようだった。 キュウリは諦める――僕は思わず向こうの畝を見た。ウッソの懐中電灯の光は向こうにまで伸びていて、 キュウリの惨状が少しだけ垣間見えた。 実が落ちているかどうかは分からない。だけど黄色い花は、地面にわんさかと落ちていた。当然のことだけど、 花が無ければ実はつかない。 「でも、まだ無事な花があるかもしれないじゃないか!」 「最初から、助けられるのはトマトとキュウリの二択だったんですよ!」 まさか、僕はトマトよりキュウリの救助をするべきだったんだろうか。農業に関しては家族の誰より詳しい ウッソなら、トマトの収穫もぱぱっと終わらせることが出来ただろう。僕が何も知らずに手を出したから―― クソッ、また僕は間違ったことを! 198 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/09/01(月) 18 27 29 ID ??? 940 規制食らいました…本スレに代理投下をお願いします/嵐の夜に6 sage New! 08/09/01(月) 17 44 21 ID ??? 「大丈夫、キュウリの実はトマトほどヤワじゃありません。枯れた後の雌花なら、豪雨にも耐えれます!」 「本当かい!?」 「ええ、多分!」 「保証が欲しいところだよ、そこは!」 「仕方ないじゃないですか、植物の生命力はいつだって僕らの予想を裏切るんです! 機械とは違うんですよ!」 ああ、耳の痛い言葉だ、畜生! ウッソ、君、絶対まだ僕に怒ってるな! 僕はウッソと一緒に家に駆け戻った。家に入って玄関を閉めた途端、豪雨の世界は急に遠ざかったように 思えて、僕はふうっと我に返ったような気がした。 もう御免だ、こんなこと。正気の沙汰じゃない。嵐の時は家に篭って大人しくゲームでもやってるべきだ。 それもこんな夜中に出歩いて、自分の命よりトマトの心配なんて! 「キラ兄さん、合羽脱いだらガス入れて、タオル二人分準備して下さい」 「え? ……あ、うん」 と生返事をするが早いか、ウッソはひらりと合羽を脱いで水を切り、ボウルも持って台所に向かっていった。 僕は言われたままに合羽を脱ぎ、靴箱にかけた。長靴も逆さにして水を切る。そのうちウッソが戻ってきて、 長靴とサンダルと二人分の合羽をタライに入れて階段を上っていった。十三歳の小柄な体にはアンバランスな 大きさのタライなのに、妙に手馴れた動きだ。 ひょっとして、いつもこんなことをしているんだろうか? そういえば予報外れの豪雨は幾度もあったけど、 その翌日の朝食には大抵いつもより青い野菜が並ぶ。 考えているうちに寒気がきて、僕はひとつくしゃみをした。ああ、そういやガス入れてタオル用意って 言ってたっけ……。 僕はガスのスイッチを入れ、洗面所からタオルを二枚取って、そのうち一枚で自分の体を拭こうとして ぎょっとした。いつの間にか足が土まみれになっている。素足は最後まで出さなかったのに。豪雨は土―― というか汚れをたっぷり含んでいたのかもしれない。 そうこうしているうちに、階段下の方で、とさりと音がした。どうしたのかと見に行ってみれば、 バスタオルが二枚床に無造作に落ちている。 「……ウッソ?」 「しっ。風呂場に持って行って下さい、僕もすぐ行きますから」 階段上から、そんな返事。 何をしているのかと見上げた僕は、目を疑った。ウッソは雑巾で、自分の水の足跡を拭き取りながら降りてきている。 はっと僕は自分の周りの床を見た。体はきれいになったけど、床は僕が歩いてきた後がくっきり濡れている。 バスタオルを掴んでみれば、一枚が若干濡れている。ウッソが自分の身を拭いた名残に違いない。 呆然としている間に、ウッソは一階に無事降りてきて、僕の足跡まできれいに拭き取っていった。そして、 風呂に入ろうと促した。 僕はウッソと一緒に、何も考えられないまま風呂場に入った。着替えを用意しなかったのに気付いたのは、 シャワーを浴びてしまってからだった。 そしてウッソは多少機嫌を直してくれたのか、こんなことを話してきた。 「今日のこと、秘密にしてください」 「な、何で?」 「だって豪雨が来るなんてこと、空を見てれば分かったはずですから」 199 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/09/01(月) 18 28 30 ID ??? 941 規制食らいました…本スレに代理投下をお願いします/嵐の夜に終 sage New! 08/09/01(月) 17 46 35 ID ??? 話を聞いていくと、要するに、自分が豪雨の中で頑張ったことは『ことが起こってしまった後に慌てて 奔走した』だけのことで『ことが起こる前に万全の準備をしておく』のが本来あるべき姿なのだという。 後手に回ってしまったのはウチの畑の責任者としてあるまじきことなのだと。 そんなに恥ずかしがることだろうか? こんなに、風に吹き飛ばされそうになりながらも頑張ったっていうのに。 「でも、準備してれば、トマトもキュウリももっと助かってました」 「自然は僕らの予想を常に裏切るんじゃないの?」 「……そりゃ、そうですけど」 トマトみたいに真っ赤な顔の弟を見ていたら、なんとなく彼の気持ちが分かるような気がしてきた。さっきの 水跡処理も、自分のことを気付かれたくないって気持ちだったんだろう。 そう思ったら、僕の心の中がすっと落ち着いていった。それが分かってしまった。 クソ、どれだけダメ兄貴なんだよ僕は。自分よりも弟の方が、細かいことに気がつくからって……! 「それじゃ今度から、厳しいと思ったら僕も使ってよ」 「え?」 「どうせ君がこういうことしてるって、分かっちゃったからね」 意外なものでも見るような目で、ウッソは僕を見た。僕はその目から逃げるように、鏡に映った僕自身の顔も 見ないようにして、シャワーに手をかけた。 分かってる。これはウッソのためじゃなくて、僕自身のために口にした言葉なんだって。 弟に直々に頼まれたら、いくら僕でも逃げることなんて出来なくなる。きっと、多分――いや、絶対。 自分のダメさをなんとかするために他人の声にすがるという最低な行為を、僕は一見優しい言葉で包み込む。 兄としてのプライドを保つために、頼ってくれと、使ってくれと言う。 だけどこんな豪雨に出て行く弟を心配しているのは、僕の本心だ。……そう思いたい。 「それじゃ、僕の野菜とスーパーの野菜の違いを分かってくれたら、頼らせてもらいます」 「あはは……そこ、根に持つね」 翌朝、僕はシンに話を持ちかけ、アスランとラクスと久々にムウさんにも協力を頼んで、一日限りの 対ギンガナムさん用朝食防衛戦線を張った。 結果? 想像に任せるよ。 ただ一つ言えるのは、青みが消えていないトマトの方が、真っ赤なトマトよりも甘かったってことだけさ。 おわり
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糞豚たちの夜2・おんみょ~ん編 糞豚たちの夜2・おんみょ~ん編(完結) 糞豚たちの夜2・かまいたち編 糞豚たちの夜2・かまいたち編(完結) 名前 コメント すべてのコメントを見る
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種族 名前 属性 Lv HP 力 魔 体 速 運 スキル 召喚コスト パスワード 備考 MP 龍神 マカラ L-C Lv13 メディアラハン 絶対零度 物理吸収 135062 しまEQくすDKWMめKいまTL 破魔無効 呪殺無効 勝利の雄叫び KませちあめHんBふさくけまこU 龍神 グクマッツ L-C Lv35 ランダマイザ トリスアギオン メギドラオン 156782 すAたちしDへんEAをやまみをせ 電撃吸収 勝利の雄叫び 呪殺無効 むSYめYひおNよそみKひしをせ 龍神 セイリュウ L-C Lv45 妖花烈風 殺風激 疾風ハイブースタ 178188 かよえまれへをゆれGのAれPもP ラスタキャンディ 電撃吸収 勝利の雄叫び ふはてGたZとMDMうLをめもZ 龍神 ショクイン L-C Lv58 静寂の祈り 精神異常無効 ラグナロク 216049 かきUよりへNたすさSるせせえる 大冷界 破魔無効 勝利の雄叫び RめろたませTFへりGりわYふま 龍神 ケツアルカトル L-C Lv69 メシアライザー ラグナロク ラスタキャンディ 271303 りUHめKるもそCゆてたうつとめ 氷結反射 疾風反射 勝利の雄叫び DあのゆろひYゆNむGめへたれN 龍神 コウリュウ L-C Lv78 勝利の雄叫び ジハード メシアライザー 596514 ふへそZのYそNSめRBくこひゆ 精神異常無効 ラスタキャンディ 不屈の闘志 にみやはMちMむささそささYそち
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FURANITE 原曲:IGNITE 歌:藍井エイル 作曲:小川智之 作詞︰Eir・小川智之 編詞:なっち 2015.08.19 迷わずに今 危険だらけの手牌を その手で撃ち放て 払った親への跳満で ドン底を知ったはずなのに どうして また全ツをやって マイナスを生み出してゆくんだろう 捲るような高み 振ったその脆さが いつか未来を優しく包むのなら 迷わずに今 危険だらけの手牌を その手で撃ち放て 赤いドラで 覆われた高い手を そっとそっと抱きしめて 鳴り響いた放銃が 始まりの音に 変わるように 歪んだリーチが鳴り響く 頭の中 蘇る記憶 オリてただ振り込まなくても 何一つ変わりはしないだろう 震える心でも 確かに入っている 強く重なる対子が 消える前に 恐れずに今 ラスに落ち込む自分を この手で解き放て ツモを信じて ベタオリしてた親の トップを打ち破れ 振り続けた感情が 静寂の闇を 切り裂くように 流れ星が瞬く 手牌は生まれ変わる 逆転(まくり)の幕開けを見たなら 迷わずに今 字牌だらけの配牌を その手で撃ち放て 赤いドラまで 失った悲しみを そっとそっと抱きしめて 鳴り響いた放銃が ハコ下の音に 変わる前に 曲目リストへ戻る 歌唱履歴 2018.04.08 021曲目(なっち) 履歴へ戻る
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十六夜アキ(DA):生徒会会計の憂鬱(パートナーデッキ) 攻略 合計40枚+15枚 上級03枚 スペースタイムポリス マスター・ジーグ マックス・テレポーター 下級17枚 寡黙なるサイコプリースト×2 強化人類サイコ×2 クレボンス(お気に入り) サイ・ガール サイキック・ブロッカー サイコ・コマンダー ジェネティック・ウーマン 静寂のサイコウィッチ タイム・エスケーパー 沈黙のサイコウィザード×2 ディストラクター テレポンD.D. メンタルシーカー メンタルマスター(お気に入り) 魔法14枚 緊急テレポート(お気に入り) 超能力増幅器 サイクロン×2 最古式念導×2 サイコパス サイコ・フィール・ゾーン 死者蘇生(D) 念動収集機×2 (お気に入り) ハリケーン フューチャー・グロウ ワン・フォー・ワン 罠06枚 異次元からの帰還 サイコ・リアクター 聖なるバリア-ミラーフォース-(D) ブライト・フューチャー ブレインハザード リビングデッドの呼び声(D) エクストラ15枚 サイコ・デビル×3 サイコ・ヘルストランサー×3 ハイパーサイコガンナー マジカル・アンドロイド×3 メンタルオーバー・デーモン×2 (お気に入り) メンタルスフィア・デーモン×3
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種族 名前 属性 Lv HP 力 魔 体 速 運 スキル 召喚コスト パスワード 備考 MP 女神 ハトホル L-L Lv11 メディアラハン マハガルダイン サマリカーム 134124 しきつGいしけしすMすへせわなろ 物理反射 銃反射 勝利の雄叫び そんGはいんそSWAそしいしりゆ 女神 スカアハ L-L Lv43 静寂の祈り 殺風激 銃ハイブースタ 172924 あNるんなWたんをNやNMFUH 天扇弓 電撃吸収 勝利の雄叫び いんけおはKHははBKんしNBR 女神 パラスアテナ L-L Lv53 マカラカーン モータルジハード メシアライザー 214772 あMHとCMPDZけDけきDSを 不屈の闘志 勝利の雄叫び 呪殺無効 まゆHむよNうへんNHへをFむS 女神 トラソルテオトル L-L Lv64 大冷界 メシアライザー サマリカーム 253564 みZすもみWけELのやはのわNお ラスタキャンディ 勝利の雄叫び 破魔無効 めなきすみSすたんJAちつつみき 女神 ノルン L-L Lv72 勝利の雄叫び メシアライザー ジハード 387736 さになすへNへせBかひなすYうF サマリカーム 疾風吸収 精神異常無効 いCSなMよBれしるPCMれすN 女神 アマテラス L-L Lv79 ラグナロク ジハード 勝利の雄叫び 378216 RRHみうをZあるWHめPJよS メシアライザー 精神異常無効 身体異常無効 てJせひはすCせPめWもPQあH
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2012/12/14 活動 広大な一室の中心に男女三人ずつ寝かされていた。 それぞれ男女対となるよう寝かされてた彼らの手足には、無限に伸びた鎖が 枷の様に捕縛され、起きることはない。うなされることもなく、そこだけ時間が 止まったように、彼らは静寂の中にいた。 鎖を追うと壁に魔法陣が描かれ、そこから地へと垂れている。 「これは一体何ごとか」 私は唖然とした。 自分の中で状況の整理がつかず、手探りに見たものに触れていくしかなかった。 ふと、足元に硬い感触を認め、私は歩みを止めた。 「……これは」 私は熱病に冒された様なだるさを覚えながら足元を見る。 緑色の蛇が足元を這う。その蛇に頭という部分はない。 私はその光景と目にすると足を震わせ、手をついた。蛇は這い寄り、その体を 足に絡ませていく。少しずつ上へととぐろを描きながら天に向かうと、 蒸発した。私は希望を失った。 内心、何をされてしまうのか期待感に胸を躍らせていたのだ。 「惜しいな……」 しかし、これで確証が得られた。私が口を開くと同時に 自身の体は横たわる少年の 以下、広告
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【極星サイキック】 【モンスター18枚】 サイガール(1)*2 サイコ・コマンダー(70)*2 静寂のサイコウィッチ(1)*3 寡黙なるサイコプリースト(80)*3 極星獣タングニョースト(50)*3 極星獣グルファクシ(80)*3 素早いビッグハムスター(150) ジェネティック・ウーマン(10) 【魔法12枚】 大嵐(100) 月の書(50) ミラクルシンクロフュージョン(50)*3 緊テレ(30) サイクロン(190) ブラホ(150) イージーチューニング(10)*3 最古式念動(30)*2 【罠9枚】 激流葬(120) リビデ(50)*2 ブレインハザード(20)*2 ミラフォ(120) 神の桎梏グレイプニル(80)*3 【エクストラ15枚】 アルティメットサイキッカー(150)*3 AOJカタストル(100) マジカルアンドロイド(20)*2 サイコデビル(100)*2 サイコヘルストランサー(70)*2 メンタルスフィアデーモン(150)*2 ハイパーサイコガンナー(180) メンタルオーバーデーモン(50) 極神皇トール(200) モン935円 魔法930円 罠620円 エクストラ1660円 計4145円