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19代目スレ 2007/09/30 プアァァァァンッ マリ「まったく、新幹線にまで乗って、いったいどこに行くつもりだ」バグバグ ハザリア「黙れ、黙れよ! こっちだってな、いい加減断られるのではないかと思っておったわ! それを貴様と来たら、駅弁ひとつでパクパクヒョイヒョイと! あれか、貴様は知らない人から駅弁をもらうとヒョイヒョイ着いて行ってしまう子供か!?」 マリ「ああ、たしかに小さなころから、 駅弁あげるといわれるとヒョイヒョイ着いていってしまうところがあった」 ハザリア「どれだけ駅弁が好きなのだ! 駅弁に病みつきか、貴様!」 マリ「うるさい、駅弁駅弁連呼するな!」 キャリコ「まあ、お目付役の私が着いている限り過ちは起こらないと思いますが」 ハザリア「え、オッサンお目付役のつもりだったのか? そのわりにはいつもビールばかり飲んでいるではないか」 キャリコ「いい加減、親御さんが心配するんじゃないんですか?」 マリ「・・・それが、わたしが友達と旅行するのが嬉しいらしくて、 それはそれはにこやかに送り出してくれるんだ。 だから、なんていうか、断りづらくて。 わたし、長いこと友達いなかったから」 ハザリア「・・・この、新幹線の車内で買った微妙に高くて微妙に不味い果汁ジュースをくれてやる」 キャリコ「この、キヨスクで買った正体の知れない微妙な合体ロボあげます」グスッ マリ「施しなんかいるか!」 無人駅 マリ「・・・新幹線から、鈍行電車だのバスだのモノレールだの乗り継いで、 なあ、なんでお前はいつも山奥に来たがるんだ?」 ハザリア「ああ、どこかその辺の草むらでこれに着替えておけ」バサッ マリ「・・・・・・ドレスに、ネックレス、ハイヒール? なんだこれ」 ハザリア「ドレスやネックレスやハイヒールだ」 マリ「そんなことはわかってるよ!」 ハザリア「今回は遊びではない、公務だ。 あちらこちらの星の貴族どもが開く、くそくだらんパーティに出席せねばならん。 貴様にも、それなりの格好をしてもらわんとな」 マリ「そういうパーティなら、なんでその辺の草むらで着替えなくちゃならないんだ。 更衣室かなんか、あるんじゃないのか?」 ハザリア「着替えてる最中、上から水をぶっかけられたいなら、どうぞそうするがいい」 マリ「は?」 ダンスホール マグマ獣マグナム「やあ、バルマーの! まだ滅亡していなかったか」 マグマ獣マンモズ「おやおや、君のエスコートを受ける女性がいたとはな」 鎧獣士オコゼニア 「どこかから奴隷を拾ってきたのではなくて?」 強力ナマズンゴ「バルマーの人間はつくづく恥知らずと見える!」 マリ「なんなんだ、あいつら」 ハザリア「キャンベル星貴族のマグナ獣マグナム、マグマ獣マンモズ、 ボアザン貴族の鎧獣士オコゼニア、おなじくボアザン貴族の強力ナマズンゴだ」 マリ「そうじゃなくて、お前、えらい嫌われようじゃないか。 いったい、なにやらかしたんだ」 ハザリア「なにというか、先代まで宇宙を荒らし回ってたからな。 戦後補償は終わっても、しつっこい連中はなかなか恨みを忘れん。 というわけで、定期的にこういうパーティが開催される。 別名、『落ちぶれたバルマー貴族を指差して笑ってやろうぜの会』だ」 マリ「そんなパーティにお前みたいな短気なの出席させちゃダメだろ。 ルナとかキャクトラとか」 ハザリア「ルナか。貴様らにとっては地球に来てからのやつの印象が強いのだろうが、 俺にしてみれば、何年経とうが泣き虫毛虫のろくでなしだ。 それに、キャクトラのやつはルナに忠誠を誓いすぎている。 だから、こういう席にはたいてい俺が出席することになっている」 マリ「お前」 ハザリア「やつらは、どうにも融通が利かんからな。 俺のような、清濁併せ飲む度量がなくては!」 マリ「お前の場合、単に清濁の区別が付いていないだけだろ」 ハザリア「ブクブク」 マリ「あ、こら、お前、水タバコなんてやって」 ハザリア「タバコではない。ただのガンジャだ」 マリ「もっとやめろよ! お前、あれだけいってまだやめてなかったのか!」 ハザリア「心配せずとも、ここは大使館のようなものだから、地球の法律など当てはまらん」 マリ「そういうこといってるんじゃなくて。 キャリコさん? キャリコさーん、なんかもう、諸々といってやってくださいよ」 キャリコ「やあ、君と会うのは3度目だったかな。 よかったら、2人で抜け出して黒ビールでもすすらないかい?」 どれい獣バララ 「あっ、あの、困ります!」 マリ「なに、バニーのお姉ちゃん口説いてるんですか!」 マグマ獣マグナム「困りますよ、バルマーのウザロン毛と名高いオジさん。 貴族によるエレガントな会合で下衆な真似をしてもらっては。 護衛は護衛らしく、扉の前にでも立っていてください」 キャリコ「へ、へへぇ。これはどうも、失礼をば」 マリ「あんな、キャクトラの前じゃ決して見せないへつらい笑い浮かべて。 おい、お前といいキャリコさんといい、なんでいわれっぱなしなんだよ。 もっと、こう」 ハザリア「考えなしなことをいってもらっては困る。 ここの連中はいずれ劣らぬアホ揃いだが、生憎と親は政府高官と来ている。 おかしなことをいって、外交上の不都合でも生じたらどうするのだ」 マリ「だからって」 ハザリア「フハハハ、俺は映画監督になるから、家を継ぐ気などさらさらないのだ。 養ってもらっている間に、せいぜい貴族の務めを果たしてやろうというだけだ。 いずれ縁のなくなる世界かと思えば、愛着すら覚えるわ!」 マリ「なんでわたしを連れてきたんだ?」 ハザリア「ああ、貴様は舞台以外ではぼけーっとしとるからな。 なにをいわれても、そう答えないだろう」 マリ「お前ってやつは!」 マグマ獣マグナム「お嬢さん、そんなへなちょこは放っておいて、こちらで飲みませんか? どうせ、騙されて連れられてきたのでしょう。 そいつは、昔から口ばかり上手いんです」 マリ「・・・まあ、そんなようなものだけど」 鎧獣士オコゼニア「あら、結婚前から浮気かしら?」 マグマ獣マグナム「おいおい、お互い、浮気には寛容にいこうと話しただろう?」 鎧獣士オコゼニア「まあ、そうですけれど!」 マリ「おい」 ハザリア「行ってくればいいだろう。どうせ、俺といても愉快なことはないぞ」 マリ「ああ、そうかい!」 マリ「あの、お二人は婚約してるんですか?」 マグマ獣マグナム「ええ、もっとも、政略結婚だけれどね」 鎧獣士オコゼニア「会ったこと自体、今日が初めてなんですのよ」 マリ「そういうことって、あるんですか」 マグマ獣マグナム「貴族とはどこもそういうものでしょう? お家の存続のために結婚をして、初めて自由恋愛が許されるというところがあります。 たしか、地球でも騎士が靴屋の女房と大恋愛をする文学小説がありませんでしたか?」 マリ「あ、いや、子供向けのでは、靴屋の娘さんてことになってて」 マグマ獣マグナム「おお、やはり地球の方でしたか。 わたし、地球のスシ、ゲイシャ、大好きデェース」 鎧獣士オコゼニア「それで、あなたはどういう家の生まれなのかしら?」 マリ「えっ、父さんは軍人で、母さんたちはたまにパートとかやってるけど」 鎧獣士オコゼニア「まっ! それではあなた、平民の子!?」 マグマ獣マグナム「よせよ、君」 鎧獣士オコゼニア「あなたも、声をかける相手を考えていただかなくては困ります。 うちの家名に泥を塗るつもりですか」 マグマ獣マグナム「この子にいったって仕方がないだろう」 鎧獣士オコゼニア「それにしたって、おお、いやだ! どうりで全体的に貧相だと思いましたわ!」 マリ「・・・あのなあ、あんたたち!」 ハザリア「そこまでにしておけ。そいつは地球人だぞ。 貴様らも、闘争本能ばかり異様に肥大した地球人の恐ろしさはよく知っているだろう」 鎧獣士オコゼニア「あてつけのつもりなんですの? 貴族の集いに平民の娘など紛れ込ませて」 ハザリア「地球の貴族など、惨めなものだぞ。 相続税を払うのに苦労して、むしろ平民よりも貧しいと来ている。 たまに儲かってるのがいると思えば、多角経営に精を出しとるわ性別はわからんわ」 鎧獣士オコゼニア「だからって、こんな小汚い子を連れ込むなんて」 ハザリア「オコゼが、あまり口を開くな。生臭いぞ」 鎧獣士オコゼニア「なんですって!」 マグマ獣マグナム「よせよ、こいつは昔からこうなんだ。 身分もわきまえずに川縁で暮らしてみたり、 叔父だかなんだか知らないが小汚い男の家に入り浸ったり」 マリ「おい」 ハザリア「ブクブクブク」 マリ「だから、ガンジャをやめろっていってるんだよ!」 ハザリア「黙れよ。ガンジャでもやらんと、やってられるか」 マグマ獣マグナム「もうよせ、2人とも。 醜い言い争いは、お互い貴族の格を落とすだけだ」 鎧獣士オコゼニア「あなたはさっきから、なんなんですの」 マグマ獣マグナム「僕らは結婚するんだぞ。 いつまでも子供のようなことをしているわけにはいかないだろう。 さ、乾杯でもしようじゃないか。おい君、シャンパンを」 どれい獣バララ「あ、はい。ただいま」 マグマ獣マグナム「ハザリア、君から取りたまえ。 決して仲良くはなかったが、お互い長い付き合いじゃないか。 地球の文化を愛好する者同士、語り合いでもしないかい?」 ハザリア「フン、いっておくが、俺の見識は半端ではないぞ」カタン マグマ獣マグナム「さ、君も」 鎧獣士オコゼニア「私はすぐに失礼しますわよ」コクン カチャーーーーーーン 鎧獣士オコゼニア「うぐっ!」 マグマ獣マグナム「どうしたんだいっ!?」 鎧獣士オコゼニア「・・・・・・口に」 マグマ獣マグナム「まさかハザリア、おまえはっ!」 ハザリア「ああ?」 鎧獣士オコゼニア「・・・・・・ゴボッ」 マグマ獣マグナム「誰か医者を! オコゼが、オコゼが血を吐いたッ!」 地下室 マリ「・・・鎧獣士オコゼニアは即死。死因は毒殺。 テトロドトキシンをベースにした即死性の毒を飲まされた形跡があった。 おそらく、毒が入っていたのは彼女が死の直前に飲んだシャンパンの中。 シャンパンは厨房でグラスに注がれたばかりで、盆に触れたのはどれい獣バラバとお前だけ。 身体検査の結果、どれい獣バラバはピルケースになるものを持っていなかった。 バニーちゃんの格好だから、どこかにカプセルや錠剤を仕込んでいても体温で溶けてしまう。 厨房でもホールでも、特に怪しい素振りは目撃されていない。 第一、キャンベル星のどれい獣バラバとボアザンの鎧獣士オコゼニアには面識がなく、動機があるとは考えられない。 対して、お前は鎧獣士オコゼニアには何度となく侮蔑的な言葉を浴びせられていた。 それに、テトロドトキシンという毒は宇宙的にレアなもので、 地球に住んででもいないと入手が難しい。 そこらへん総合して、お前が犯人ていうことでこの地下室にぶち込まれてるわけだけど」 ハザリア「ブクブク」 マリ「だから、ガンジャをやめろっていってるんだ! 事件の直前にそれやってたのも、容疑を強くしてるんだぞ!」 ハザリア「ガンジャでオーバードーズを起こした話など、聞いたことがないわ」 マリ「ほんとにお前がやったんじゃないだろうな」 ハザリア「くだらん。オコゼなど殺しても、さばき方を知らん」 マリ「とにかく、状況証拠が揃いすぎてる。 お前だって、手錠をかけられてたら身動きが取れないだろ」 ハザリア「この状況では、手の1本や2本動いたところでどうしようもないだろう」 マリ「相手が異星人じゃ、わたしの色仕掛けも効かないだろうし」 ハザリア「地球人なら効くとでもいわんばかりの言い草だな」 マリ「なにのんびりしてるんだよ! お前、外交かなんかのために、縛り首にでもなるつもりなんじゃないだろうな」 ハザリア「そう慌てることはない。どうせ、物証はなにもないのだ」 マリ「それだって、真犯人が野放しになってるならいくらだって」 ハザリア「それもそうだ。なら、少し協力してもらおうか。 おい、砕け散ったグラスはどうなっている」 マリ「そりゃ、証拠品だから、あのダンスホールにそのままにしてあるけど」 ハザリア「ひとつ残らず拾い集めて持ってこい」 マリ「おい、そんなことしたら、証拠隠滅を疑われて」 ハザリア「貴様のいうとおり、のんびりしていてはこちらが証拠隠滅されてしまう。 いいからさっさと行ってこい。 貴様はチビだから、気付かれずに忍び込めるだろう」 マリ「こんなときまで憎まれ口を聞いて!」 ダンスホール マリ「13・・・14・・・、よし、これで全部だ。あんまり細かい破片は拾えなかったけど」 マグマ獣マグナム「なにをしているのですか」 マリ「あ、これは!」 マグマ獣マグナム「困りますよ。私だってね、仲がよかったわけではないが、旧知の仲なんだ。 できる限り便宜を図ろうと思っていたのに、こんなことをされては」 マリ「でも、これが必要なんだ!」 マグマ獣マグナム「わからないな。まさか、君は本当にあいつの女なのかい?」 マリ「そんなんじゃない!」 マグマ獣マグナム「それだったら、君はあいつに騙されているんだよ。 あいつはそういうやつなんだ。 地球人でも、少しは知っているだろう。あいつの国がおこなった悪逆の限りを。 そして、あいつの父、祖父、叔父、母親もだ。 信用に足る要素なんてひとつもない。 あいつも、それがわからない頭ではないだろうに。 いつもいつも偉そうに高笑いして、我々を愚弄して!」 マリ「違う! そりゃああいつはバカだしアホだしツンデレだし悪知恵ばっかり働くし、 息をするようにウソをつくし、いくらいってもガンジャをやめない人でなしだけど、 でも、でもなあ!」 マグマ獣マグナム「それをこちらに渡したまえ。 やれやれ、地球の娘は、もう少しおしとやかなものだと思っていたが」 マリ「甘く見るなよ。いっただろ、わたしの父は軍人だって。 わたしは、リュウセイ・ダテの娘だぞ!」 マグマ獣マグナム「なんだと!?」 マリ「しまった。父さんも恨まれてるのかッ?」ダッ マグマ獣マグナム「待て! おい、誰か! 誰か来てくれ! ハザリアの女を捕まえろ。そいつは、リュウセイ・ダテの娘だ!」 マリ「くそ、誰がハザリアの女だ!」 ダンッ マリ「・・・ハァ、・・・ハァ、持ってきたぞ」 ハザリア「ああ、聞こえていた。ずいぶん派手にやらかしたもんだな」 ダンッ ダンッ ダンッ! マリ「急がないと、ドアが破られるぞ!」 ハザリア「わかったわかった。それをよこせ」ヒョイ パク マリ「あっ、バカッ! そんなもの、口に含んじゃ・・・!」 ハザリア「やはりな。このグラスに毒など入っていない」ペッ マリ「え?」 バァンッ マグマ獣マグナム「もう逃げられんぞ、ハザリア!」 マグマ獣マンモズ「証拠隠滅を謀るとは、なんと卑劣な!」 強力ナマズンゴ「しょせん戦犯の息子か!」 マリ「待ってくれ、いま」 マグマ獣マグナム「どけ、地球の狂戦士の娘よ」 ドガッ マリ「・・・うぐっ」 ハザリア「マリ! 貴様、このたわけ! 女優のくせに、顔を守れないとはなにごとだ!」 マリ「・・・・・・」 ハザリア「この、バカモノめっ!」 マグマ獣マグナム「どうやってここまで仕込んだか知らないが、ムダな抵抗だったな」 ハザリア「いや、そうでもない」 カチャン マグマ獣マグナム「お前、手錠を!」 ハザリア「俺の手先が器用なことは知っているな」 マグマ獣マンモズ「取り押さえろ、逃がすな!」 ハザリア「おっと、それ以上近づくな。 俺が漫然と地球に留学していたと思ったか? 間合いに入ろうものなら、地球仕込みのバリツで全身の骨を粉々にしてやる」 マグマ獣マンモズ「たしかに、やつは昔から手先が器用だった」 強力ナマズンゴ「その手練で、女を骨抜きにしたかッ!?」 ハザリア「まあ、想像に任せる」 マグマ獣マンモズ「マジでか。いっておくが、俺はもの凄い想像をするぞ」 ハザリア「ちなみに、その女は駅弁に目がなくてな」 強力ナマズンゴ「なんと、こんな清純そうな顔をして、くそ、なんてけしからん!」 マグマ獣マグナム「落ち着けお前たち、やつの口車に乗るな!」 ハザリア「なんでもいい。そこで、しばらく見ているがいい」 カチャ カチャ カチャ ハザリア「よし、できた」 マグマ獣マンモズ「なんだ、これは、どういうことなんだ!?」 強力ナマズンゴ「グラスの破片を組み合わせて、ほとんど原型を取り戻しているというのに、 破片がひとつ残った?」 ハザリア「グラスには毒など残っていなかった。 入っていたのは、この破片だ。 これが口に入ったから、鎧獣士オコゼニアは顔をしかめたのだろう」 強力ナマズンゴ「では、どれい獣バラバが!」 マグマ獣マンモズ「すぐにやつを取り押さえろ、くそ、どれい獣ごときが!」 ハザリア「落ち着け。最初に鎧獣士オコゼニアがグラスに口を付けた時点で、毒は入っていなかった。 そして、やつが吐血するまでに触れたのは」 マグマ獣マグナム「言うに事欠いてなにを!」 ハザリア「どれい獣バラバがガラスを入れ、マグマ獣マグナムが毒を飲ませる。 その手順の間に適当な人間を入れ、容疑をかぶせる。 つまらんカラクリだな、ええ?」 強力ナマズンゴ「マグマ獣マグナム、まさかお前が」 マグマ獣マンモズ「しかし、なぜどれい獣などと」 ハザリア「付け足すと、地球にもどこにもバリツなどという武術は存在していない。 滝壺に落ちて生還する武術など、意味がわからんだろう。 そして、駅弁とは駅で売っている弁当のことだ。ほかの意味などあるか?」 強力ナマズンゴ「お前、このタイミングでそれはねえよ!」 マグマ獣マンモズ「フフ、もはや遅い! 俺の脳内では、すでにものすごい妄想が完成している!」 ハザリア「知らなかったが、貴様らちょっといいヤツだな」 マグマ獣マグナム「やつのペースに呑み込まれるな! 常識で考えろ、マグマ獣とどれい獣だぞ、示し合わせるどころか、対等に口を聞くことすら」 キャリコ「常識が考えれば、たしかに。 しかしここ半年、あなたが出席したパーティには、どういうわけか常にバラバちゃんがいた。 ときには、主催者側から指名があったことも。 バニーちゃんたちの間ではもっぱらの噂でしたよ。 若く、お尻のプリプリしたバニーちゃんたちのこと。 どういう噂がたつか、考えられませんでしたか?」 マグマ獣マンモズ「ああっ、ダンスホールでビールかっくらってた護衛のオッサン!」 キャリコ「フフフ、私が、ただのセクハラ目的でバニーちゃんのお尻触ったり 胸元を食い入るように見たり、転んだフリしてパンティストッキングを電線させたり、 隙を見てメアドをメモしたり、更衣室に忍び込んで衣装を物色していたとお思いですか」 マグマ獣マンモズ「そこまでしてたら、セクハラってレベルじゃねーぞ!」 強力ナマズンゴ「なんて自慢げに犯罪を告白するオッサンなんだ!」 キャリコ「更衣室のロッカーで、これを回収しましたよ。 バラバちゃんが使っていた胸パッドです。 バニーちゃんの衣装と胸パッドの間にガラスの破片を仕込んでいたんですね。 しかし、どうやら完璧ではなかったようで。フフ、血が滲んでいますよ。 愛のために痛みを堪え忍ぶとは、健気なもんじゃないですか」 ハザリア「カプセルや錠剤なら体熱で溶けてしまうが、ガラスならそんなことはない。 分業にしたのは、そこらへんのこともあったのだな」 マグマ獣マグナム「この、バルマーのウザロン毛が!」 キャリコ「はっはっは、妻はこの髪型が好きだというのでしてね。 上司からいかにネチネチいわれようと、この髪を切るつもりなどありませんとも!」 マグマ獣マグナム「耳を貸すな、こいつはハザリアの手の者だ! どうした、なにをしている。取り押さえろ!」 強力ナマズンゴ「・・・・・・いや」 マグマ獣マンモズ「どれい獣などと通じるとは、マグマ獣の誇りを忘れたか」 マグマ獣マグナム「なんだと、お前たち!」 ハザリア「フハハハハ! 貴様も知っていたはずだろう? このあたりが、貴族のくだらなさだ!」 マグマ獣マグナム「やめろ、笑うな! その笑い方が、昔から気に食わなかった! 俺を、俺を見下すな!」 ハザリア「オッサン、やれ」 キャリコ「マリ嬢は」 ハザリア「捨て置け。あとは、俺がやる」 キャリコ「了解」 マグマ獣マグナム「やめろ、お前たち、なにを!?」 ゴスッ 山中 ハザリア「スゥウィインギィン・ザ・レイィーン」 マグマ獣マグナム「はっ、ここは!?」 ハザリア「よぉ、ハラショーな気分か?」 マグマ獣マグナム「なにを謡っている。このレンガはなんだ、やめろ、ロープをほどけ!」 ハザリア「騒ぐな。ちょっとした実験をするだけだ。 1メートル四方のレンガの中に人間を密閉し、まばたきも許さず暴力描写満載の映像を見せるとどうなるか。 フハハハハハ! 地球人とは、実にハラショーなことを考えるではないか。ええ?」 マグマ獣マグナム「やめろ、そんなことをしてタダで済むと思っているのか!」 ハザリア「スゥウィインギィン・ザ・レイィーン」 マグマ獣マグナム「その歌をやめろ! そしてレンガを積むな! なあ、話を聞いてくれ。お前ならわかってくれるはずだ。俺は、あのバララと」 ハザリア「痴情のもつれがどうしたと、そんなカビの生えた話には興味がないな」 マグマ獣マグナム「マグマ獣とどれい獣、許されぬ恋だとはわかっていた。 でも、俺は今までの生活で満足していたんだ! 表だって結婚はできなくても、彼女と一緒にいられさえしたら! それなのに、両親が急に結婚の話を、しかも、あんなオコゼと! オコゼは典型的な貴族だ。バララとのことを、決して許さない。 だから、だから俺は!」 ハザリア「お粗末な『伊豆の踊子』だな。 上流階級でありながら、カースト外の踊り子に目をかける俺カッコイイ。 言動を見ていればわかる。貴様の感情はその程度のものだ」 マグマ獣マグナム「なぜだ、お前だって、わかるはずだろう!」 ハザリア「わからん。貴族は恋などしないものだ。 貴族の結婚は、大切なカードなのだからな」 マグマ獣マグナム「よせ、やめろ、レンガを積むな! こんなことをして、バルマーとキャンベルがどうなっても」 ハザリア「たまにな、どうでもよくなるのだ」 マグマ獣マグナム「あの娘か。あの娘の顔に傷を付けられたからか! なあ、そうなんだろう? お前も」 ハザリア「くだらん」 マグマ獣マグナム「なら、なぜだ! 俺は知っているんだぞ。 お前は誰も信じちゃいない。誰にも心を開かない。 この世のすべてがどうでもいいと思っている、そういう種類の人間だったはずだ! それが」 ハザリア「スゥウィインギィン・ザ・レェイーン」 マグマ獣マグナム「レンガを積むな、積まないでくれぇっ! やめろ、助けてくれ! お前をスケープゴートに使おうとしたのは悪かった」 ハザリア「さて、狂い死にするか、自分の糞尿に埋もれて死ぬか」 マグマ獣マグナム「よせ、やめろ、許してくれ、なあ、なんでも、なんでもするから・・・!」 ハザリア「ハラショォーッ!」 マグマ獣マグナム「やめ・・・・・・」 ガコン キャリコ「よろしかったので」 ハザリア「なぁに、ケツのポケットにケータイをねじ込んでおいたから、気が付いたら勝手に助けを呼ぶだろう。 もっとも、脱糞する前に気付くかどうかまで責任持てんがな」 キャリコ「ハザリア様、やはりあなたは、こういうことにこそ」 ハザリア「またその話か。やめろやめろ、貴族の勤めを果たしてやるのは成人するまでと、何度もいっているだろう」 キャリコ「しかし、こういうことができる人間が、国には必要なのですよ。 我が子やルナ嬢は、心が優しすぎます」 ハザリア「俺だって、それはもう大変に優しいぞ」 キャリコ「ご自分で、わかっていらっしゃるはずでしょう」 ハザリア「ああ、俺は、ゆくゆくは映像界を制する男だ」 キャリコ「いずれ、嫌も応もなく悟らされる日が来ますよ。 あなたの身体に流れる、血の宿命というものを」 ハザリア「マグナムのベタが伝染ったのか? くだらん、実にくだらん。宿命だ運命だ、そんなものはクソでも食らえだ」 キャリコ「あなたにそう教えた方も」 ハザリア「黙れ、ほんとに黙れ」 無人駅 マリ「やっぱり、お前とどこか行くとろくなことにならないんだ」 ハザリア「黙れ、黙れよ。いいから、さっさと病院に行ってその傷を治してこい」 マリ「わたしが気絶したあと、なにしてたんだ」 ハザリア「話す必要はない。外交には、ややこしいことがいろいろとあるのだ。 貴様に口を出されたらたまらん」 マリ「おい、どこ行くんだ。帰りの電車はこっちだぞ」 ハザリア「実につまらん旅だった。口直しに、ダンゴザカに行って冷やしコーヒー飲んでくる」 マリ「アイスコーヒーだろ?」 ハザリア「おい、なぜ着いてきているのだ。貴様は来るな! 乱歩の世界に浸れんわ!」 マリ「あ、そうだ、これ」カシャーン ハザリア「あ、ああああ! 俺の水煙管が! なんてことをするのだ! あれは俺が丹念に丹念に手作りした逸品で・・・」 マリ「なんでお前は、そういうくだらないことに労力を裂くんだ。 ほら、千代田線に乗り換えるんだろ?」 ハザリア「貴様は、だんだんと生意気になる!」 マリ「お前はもう少し静かに変われ」 ハザリア「黙れ、黙れよ! だいたい貴様は」
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渋谷のキング、不本意なコメントに耐えられずフィルタみん化 4月9日、渋谷のキングがラップ用のフリー楽曲を自作し公開したとしてたまご温泉の話題となった模様。 FC2ライブがちくわちゃんランキングに掲載されるようになった途端にFC2ライブでの配信活動をやめVaughnという配信サイトで配信するようになったキングは、その配信サービスを経由して音楽の製作作業を配信し始めた。配信中のキングは言うまでもなく大抵の間無言であり、製作ツールを前にお馴染みのカチカチを繰り返しながら唸ったり独り言を呟いたり、かと思えば作りかけの短い曲を延々と流し続けるということが続いていた。この配信は近年稀に見る過疎状態となり、5分弱コメントなしという状態が続くこともあったほか、subuyaIRCを利用するリスナーから「チャットこっちであってる?」などという困惑のコメントも寄せられていた。 そうして完成したのがこの曲であるらしい。公開された際の曲名は「虹」であったが、曲のイメージが非常に掴みづらく「どこら辺が『虹』なのか」という意見が多く見られた。いつの間にか曲名が「星」に変更されていたが、やはりどこら辺が「星」なのか分からないという意見が多く見られている。 リズミカルな曲ではあるが、途中で曲調が変わるとまるでマリオの1UP音を延々と流し続けているかのようなメロディーが続き、これを聴いたリスナーからは「ダサい」「ズコー」などといった反応が寄せられている。また、 テレビドラマ「リーガル・ハイ」のメインテーマ のイントロと酷似している、はたまたスーパーストリートファイターIVの ザンギエフのテーマ のイントロとも酷似している、そして小島よしおが持ちネタを披露し始める際のBGMにも似ている、などといった指摘が寄せられていた。イントロの捻りが足りなかったため、どうやら他の色々な曲に似て聞こえるようになってしまったようだ。 また、動画を見ていてコメントに明らかな違和感を感じた者も多い。それもそのはず、キングは自分の期待に反するコメントがあまりに多く寄せられたためか、その手のコメントを華やかな弾幕に変換してしまうコメントフィルターを設定していたのである。 たまご温泉の情報 によると、「ださ」「だっ」「ひで」「下手」「クソ」「パク」「こんな」「w(w)」「笑」「小」「谷」「フ」「才(歳)」「無職」「ゴブ」「ピピ」「テレ」などの文字列を含むコメントが華やかな弾幕に変換されているとのこと。「ださい」「ひでえ」といったコメントはガードされ、また「小山」「越谷(東越谷)」「28歳」「無職」などといったお馴染みのワードもがっちりガード、おまけに「ゴブリン」「ピピ…ピピピ…」などといったアンチ用語もガードされている。「w(w)」や「笑」がブロックされている辺り、どうやら自分の曲に笑える点を見出されるのも不愉快だったようだ。そして「フ」という文字が禁止されているため、「この動画、フィルターがかけられてるぞ」などといった指摘もできないようになっている。「テレ」は「ピピ…ピピピ…」の変化形である「テレ…テレレ…」というコメントに対策している。 この言論弾圧具合、どこかで見たことがあるという人もいるだろう。割れ騒動で有名な歌い手であるぐるたみんの動画や生放送は、割れ行為に対する指摘や本人に対する批判を防御するため大抵こういう状態になっているのだが(通称「フィルタみん」)、キングのこの動画も全く同じ状況となっているのである。ぐるたみんは割れ(ゲームの違法ダウンロード)疑惑が生じた際に、証拠隠滅とも取れる行動を取った上でその疑惑を断固否定したことから長きに亘る大炎上を招く結果となってしまったが、過去に行った荒らし行為を一切謝らず未だに他配信への過剰干渉を続けては「荒らしはもうしていない」と主張し図太さを見せ続けるキングも似たようなものということなのだろう。曲名が「虹」から「星」に変えられたのは、動画が星の弾幕だらけになってしまったため恐らくそれに合わせているものだと思われる。この男、やはりアンチに踊らされているようだ。 無論、フィルターでは動画の印象操作を徹底できるものではない。「お借りします」とのコメントの直後には「お返しします」という律儀なコメントが多く見られたほか、タグには「自分で使ってみろ」というコメントが見られており、ばくはげ画伯氏も「この楽曲でラップはかなり難しい」と言及している。ちなみに動画上でのこういった類のコメントは皆フィルターにかけられるか削除されるかしまっておりもう確認できないのだが、そのようなコメントは こちら から閲覧可能である。ここからであれば、渋谷のキングが相当な数のコメントをカチカチ削除しているということを読み取ることもできる。また、キングが配布している音源の ダウンロードページ も閲覧してみてほしい。4月10日現在、ダウンロード人数はたったの4人であり、キングが得意とするところのDL数水増しが期待されている。 また、日を待たずしてこの曲を題材にしたネタ動画も投稿されたが、こちらでは「有能」「クオリティが高い」との声が多く見られている。作者は「純一文学傑作選」シリーズや「越谷魔物こやま☆コシガヤ」の作者でもある純一文学出版氏。この作者による作品はどれも質が高いが、今回の作品は質だけではなく投稿される時期の早さも高く評価されている。 なお、「虹」(「星」)を投稿した後にもキングは大量の楽曲を投稿しているようだが、その中にはやはりパクリ疑惑の濃厚なものも含まれているらしい。 499 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/04/10(木) 01 11 15.01 ID 2f4Jmeoa0 とりあえずオリジナル曲詐欺2つな トラック提供は自由に使ってもいいけど、オリジナル曲を主張していいものではない 通報に協力してくれ 【渋谷のキング】 斬 【オリジナル曲 off vocal】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm23290503 ↓本当のオリジナル 【トラック提供】Twister【ジャミラス】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19077839 作曲者twitter https //twitter.com/Jamylas 【渋谷のキング】 「7」 【オリジナル曲 off vocal】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm23290625 ↓本当のオリジナル 【トラック提供】 good time 【大吾病】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm10823208 作曲者twitter https //twitter.com/Dyes_Iwasaki (引用元:http //anago.2ch.net/test/read.cgi/streaming/1395587206/499) nobuとサイコロ、威力業務妨害でついに書類送検へ 以前ゴブリンニュースでも報道したnobuとサイコロの「スタバ爆竹事件」だが、ついにTBSなどのテレビ放送でも報道された模様。2ちゃんねるやニコニコ動画では相も変わらず「ニコ生は害悪」「ニコ生は犯罪者製造機」などといった旨の声が多く見られていた。そんな中、ついに2人は威力業務妨害で書類送検となったようだ。スポニチによると、サイコロ先輩はnobuとともに爆竹をスタバに投げ込んだ共犯者、かつその状況の撮影者として報道されている。これについてキングのアンチからは「サイコロが一番最初に完成してしまった」「サイコロはネットに来る前から完成していた」「サイコロは完成の向こう側に行ってしまった」などといった声が寄せられていた。
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FF14事件簿wikiについて このwikiはMMORPG「FINAL FANTASY XIV(FF14)」で起きた事件をまとめた非公式wikiです。 事件が起きるごとにwikiを作るのはめんどくせぇなぁ!という思いから作られました。 「君だけ部外者」事件wikiを参考にしています。 【広告はデフォルトでついているものだけで、アフィリエイト等の収益に繋がるものは一切ありません。】 当然ながら、このwikiは有志が作るに留まっているため、発生しているトラブルのうちの極一部しかまとめられていません。 ここには載っていないトラブルは山のようにあるでしょう。 wikiの記事について何らかの対応が必要な場合、下部のコメント欄へお願いします。 スマホ閲覧向け メニュー メモ ソース保管庫 / FF16関連 スレテンプレ スレテンプレ 荒らし:e4 / じゅわん / 田村 / スクリプト荒らし お知らせ FF16関連の記事を削除する荒らしが現れました。 "ネガティブな情報を広げさせまいとする人物"が活動している可能性があります。 →事件簿wiki、FF16関連の記事を削除する荒らしに遭う 荒らしを警戒して過去の記事の一部を編集禁止にしています。ご了承ください。 荒らしを発見したら適当な方法で教えてください。 このwikiには編集履歴からのロールバック機能があるので、復元する形で復旧が可能です。 また、管理人以外にはページの削除権限が付与されていません。 つまり、すぐ復旧できるので荒らしても無駄です。 アクセス制限 管理人からの警告 荒らしを発見した場合、アクセス制限を課し、IPを公開します。(必要があればアクセス元の情報を追記する場合があります) 身バレしますよ? アクセス制限中のIP 2400 2200 593 6531 eb6f f6bf aa72 787c (2023/04/01:FF16関連のページ削除) 2402 6b00 3604 ec00 353f 8c66 26e9 aa8f (2022/08/12:無関係な宣伝ページ作成) 160.86.224.195 (2022/09/13:荒らし) 175.177.44.* (e4固定回線) また、既知の5ch荒らしのIPも一部規制してあります。 ページ作成について ガイドライン ソースをしっかりと提示することを心掛けましょう。 略称やスラングを避け、なるべく正式名称を使いましょう。(略称を使う時は、冒頭で略称について注釈をつける方法が無難です) 資料としてまとめサイト(特にアフィリエイトつきのまとめサイト)を使用することを禁止します。個人サイトについては場合に応じて判断してください。 5chのレスをソースとして使用しても構いませんが、そのレスのURLを記載してください。(引用にするため) 書式 ページ名 事件ごとにページを作成し、メニューからリンクを貼ってください。 複数のページを作成する場合、「事件名:ページ名」という形で作成してください。 【例】「君だけV外者」事件:資料 引用 引用記号(" "及び">")を行頭に置くとwiki構文により引用フィールドとして扱われます。 引用フィールド内で行頭に引用記号を使用しても同様なので、"〉"を使用する等して記述してください。 【例】 を文頭に置くとこういう感じになります。 ↓ だけだと空の行が作れます。 だとこうなります。 〉はそのまま表示されます。 レスを引用した時に「 1」のようなアンカーがあると引用フィールドになってしまうという意味です。 元のレスのURLを並記し、引用文ではアンカーを削除する方法も考えられます。 画像サイズ 画像挿入には(********.jpg,x=500)のような記述でサイズが定義できます。 スマートフォンで撮影したスクリーンショット等、パソコンで閲覧する際に大きくなりすぎる画像に使用してください。 作成の基準 どのような事件についてページを作成するかは有志の方々にお任せします。 個人を対象にしたページも作成して構いません。 ただし、私怨が入りすぎているものは削除その他の処分の対象となります。 「炎上した」「界隈では有名」「被害者が複数」「専用スレが立ってある程度伸びた」程度を目安にすると良いでしょう。 このwikiは2022年7月にできましたが、それ以前の事件をまとめることに制限はありません。 古い事件ほど記憶が曖昧になっているでしょうから、ソースをしっかりと提示しましょう。 資料 web魚拓 https //archive.ph/ 証拠隠滅に備えてweb魚拓でデータを保存しておきましょう。 保存したいページのURLを入力するだけなので、簡単に使うことができます。 Twitterのアカウントをwebサイトと見なして保存、ツイートのみ保存、といった使い方も可能。 画像はそれぞれのページからwikiにアップロードできます。 活用してください。 FFO板では「archive.ph」がNGワードに指定されているようです。 https //archive.today/ のURLを使用しましょう。(こちらもいずれ規制される可能性があることに注意) その他 【公式】:https //jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/ FFO板(5ch):https //egg.5ch.net/test/read.cgi/ffo/ ※当wikiは非公式のwikiです。情報の妥当性や正確性について保証するものではなく、一切の責任を負いかねます。 ※当wikiを利用することによって生じるいかなる損害も当サイトでは補償致しません。 ※ご利用につきましては自己責任となりますのでご注意ください。 ※また、当wikiおよびwiki管理人は株式会社スクウェア・エニックスとは一切関係がありません。 ※文章の著作権は当wikiにあります。内容の複写、転載を禁じます。 ※当wikiで使用しているゲーム画面の画像等の権利は、株式会社スクウェア・エニックスに帰属します。 コメント コメント欄での【煽り、叩き、晒し、荒らし】を禁止します。 当wikiおよびwiki管理人は公式とは一切関係がありません。 wikiに掲載されている内容が【最新とは限りません】。気づいた点があれば、編集するか、コメント欄に情報をお願いします。 名前 何を意図した発言なのか不明瞭ではありますが、追記しておきます。ありがとうございます。 - 管理人 (2023-10-20 13 58 54) https //twitter.com/hiro101010/status/1704876062558331218 具なし焼きそば運営のTwitterらしきもので9/22(謝罪前日)に「昨日の屈辱は〜」って言ってるのって既出? - 名無しさん (2023-10-20 05 38 15) 2023年02月22日の写真の件、対応して頂きありがとうございました。 - 名無しさん (2023-06-11 00 34 35) 余裕がある時に追加しておきます。動画から該当箇所を探してYoutubeのURLに時間指定を仕込んで……となると手強そうですね。(その記事は他の人が作ったものなので……) - 管理人 (2022-10-18 17 55 48) 14時間生放送関連はシラディハの実装タイミングが零式8週目なのと、質問者へのコメント叩き、吉Pの「なぜ急ぐのか」も追加した方がいいのでは? - 名無しさん (2022-10-17 15 01 42) はっきしwikiは煽りが激しすぎる感はありますね。参考にはなると思います。 - 管理人 (2022-08-24 14 20 02) 過去の事ははっきしWikiが詳しいよ - 名無しさん (2022-08-23 20 20 42) ■管理人のコメント
https://w.atwiki.jp/mustnotsearch/pages/3219.html
登録タグ グロ 事件 危険度3 真実 非常識 黙読注意 2017年に起きた「座間9遺体事件」がヒットする。 10月30日に行方不明の女性(当時23歳)を捜査する過程で発覚し、31日までに9人の遺体が 見つかった死体遺棄事件であり、当時27歳の男が逮捕後単独でやったことが発覚した殺人事件である。 男は女性8人と男性1人の遺体をのこぎりでバラバラにし、クーラーボックスや大型の収納箱等に入れ、 証拠隠滅のためにネコのトイレ用の砂を被せていた。 男は頭部を解体して周囲住民に発覚することをおそれ、後日山に埋めに行こうと考えていたことを話していた。 男は2018年に精神鑑定が行われ、被害者9人全員に対する強制性交等殺人・強盗殺人などの罪状で東京地裁立川支部に起訴された。 2021年に犯人の死刑が確定した。 検索すると詳しい事件の内容などが出てくる。 関連項目:練馬 鑑定士 マカオ 饅頭 分類:グロ、真実、非常識 危険度:3 コメント 文章や改行が -- サイコパス (2019-09-11 00 44 30) ↑ミスです。文章や改行がおかしかったところを一部修正しました。 -- サイコパス (2019-09-11 00 45 13) 犯人が使っていた部屋は後に新入居者が募集されたそうだが、誰か見つかったんだろうか。 -- 名無しさん (2019-09-11 01 44 11) ↑見つかってるぞ。家賃1万1000円で科学捜査の跡が残ってるようで(調べれば記事が出る) -- 名無しさん (2019-09-17 02 08 40) このコメントは削除されました。 検索してはいけない言葉という題目だけどほんとにクーラーボックスだけで出てくるの? -- 名無しさん (2019-12-11 17 00 58) ↑出てきますよ。他にも座間 9人でも同じなのが出てきます -- chokn118 (2019-12-11 18 00 19) ↑3 何言ってるんでしょう… -- 名無しさん (2019-12-21 16 25 45) これの何が怖いかって割と最近に起きた事件なんだよねてん -- 名無しさん (2019-12-23 19 33 26) ↑当時ニュースでもやってましたね -- 名無しさん (2020-03-21 11 58 54) 座間事件でも出てきましたよ。SNSを使った犯罪が増えてきて物騒な時代ですね...。 -- 名無しさん (2020-04-02 17 31 26) 何が首吊り師だよ 馬鹿野郎 -- 名無しさん (2020-05-04 15 23 28) 自さつ願望がある人になんで生きてるか聞くと「自分でやるのは怖い。ある日突然殺人鬼に襲われたりすれば楽なんだけどな~」ってみんな言う。だからとばっちりで殺された男性1人以外の被害者は報われたんじゃないかなぁ。死にたいって打ってから絡んできた「首吊り士」なるいかにも怪しいの家に行くってのはもう完全にそういうことでしょ。それを外野がなんやかんや言うのは違う気がする。 -- 名無しさん (2020-05-04 16 49 13) れいぽーしてる上に殺すとき被害者は抵抗している。報われるもくそもないやろ大丈夫か? -- 名無しさん (2020-06-30 20 00 21) @hangingproっていうツイ垢見つかった。これで誘ってたみたい -- トーカ (2020-09-11 18 31 14) そっちの願望がある人って、「タヒにたい」って言ってるけどより深く考えをまとめてくと「嫌なことがあった/自分にとって嫌なことをした自分を消したい」みたいながあるらしいし……真の意味で報われたかは分からんな(←怪文書なっちゃった) -- 名無しさん (2020-09-16 22 01 15) 検索するべき言葉にしてもいいくらいのレベル。 -- 名無し (2020-09-19 22 34 51) (不適切なコメントを削除しました。) 今は、裁判やっているけど間違いなく死刑になりますよね。 -- 名無しさん (2020-11-25 06 29 52) 死にたいのに自さつできない哀れなループを断ち切れたんだし良かった。もちろん遺族からすれば大切な家族を奪われた訳だから憤るのも当たり前だけど、でも被害者はその家族より「首吊り士」を信用して家に行ったってのが皮肉なことよ -- 名無しさん (2020-11-26 13 42 08) 一番の傷ついてるのは被害者じゃなくて残された家族。ネットの記事も見たけど本当に可哀想。死にたい願望を出会う理由に使うなよなマジで -- 名無しさん (2020-11-26 13 46 05) (なりすましコメントを削除) 【速報】白石被告に死刑判決 -- 名無しさん (2020-12-15 15 59 48) ざまあみろだな。(座間だけに) -- 名無しさん (2020-12-15 16 20 13) そうなると思いましたよ。 -- 名無しさん (2020-12-15 16 24 42) 死刑判決だって、今みた -- 名無しさん (2020-12-15 16 25 22) 法廷で9人中5人に謝罪の言葉もないの? 考えと意識が甘いだろ -- sick sick (2020-12-16 00 04 49) まぁ九人殺して死刑判決でも罪は償えないんだよね -- 名無しさん (2020-12-21 18 06 59) 白石、死刑おめでとう! -- 名無しさん (2020-12-21 18 18 00) でもすごく若い子…子どももいたでしょう。思春期のうちは自分と世界のギャップに悩んでしまって、感情をうまく発散できずに安易な結論に至る子は多いよ。でも折れずに生きていれば光を見つけられることもあるのよ、そういう未来の可能性を奪うなんて誰にもしちゃいけない、本当に身勝手な許せない犯行。 -- 名無しさん (2021-03-09 10 56 12) なんということだ… -- ナイル (2021-05-30 22 01 17) レイプしてんのは意味分かんないな。きもすぎ。メキシコのマフィアに処刑依頼して身柄引き渡そうぜ -- 名無しさん (2021-06-16 19 32 04) ミヤネ屋が現場近くの建物屋上からの中継中、その建物の大家の「コラ、やめろ!」という叫び声が入り、中継中断されたんだよね。 -- ゼウス (2021-07-04 00 39 50) これは流石に死刑だよ... -- ゲーム太郎 (2021-11-03 21 27 51) 当時のニュース覚えてる...すごい印象に残った -- 名梨さん (2022-05-09 16 52 28) 調べたが、被害者の殆どが生きる事を諦めてなかったんだな… -- 旧式 (2023-01-12 18 27 49) 死刑は残念じゃないし当然 つか1回死刑にしたくらいじゃ足りない -- 名無しさん (2023-01-24 00 43 20) 個人的には死刑じゃなくて死を望むほどの生き地獄を味合わせ続けてほしいな。死刑とか首絞まってハイおしまいだし、それまで結構刑務所内で自由に過ごせるみたいだし、あ案外生ぬるい。そう考えると死刑って反対だわ。ぬるすぎる -- 名無しさん (2023-01-24 10 47 53) てんてんどんどんてんどんどん♪ -- てんどんまん (2023-08-06 06 09 54) 死刑じゃ足りないと思うけど、死刑になっただけマシなのかなぁ。故意に人を殺したのに十何年刑務所に入っとくだけでOKな犯罪者もいるしな…。 -- 名無しさん (2023-08-20 15 01 46) ↑2面白いと思ってんの?天丼野郎 -- 名無しさん (2024-02-19 11 58 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/trpgken/pages/628.html
キャラクター名 シエナ・トスカーナ 年齢:14 性別:♀ 身長:142cm 瞳の色:灰 髪の色:銀 肌の色:白 プレイヤー名 sikki 使用経験点 590点(残り3点) クラス&レベル メインクラス:シーフ サポートクラス:サムライ 種族:ヒューリン キャラクターレベル:11 HP:128 MP:161 フェイト:5(3) ヒストリー:1レベルでシーフ/ガンスリンガー取得 7レベルでガンンスリンガー→モンクに 8レベルでモンク→サムライ 10レベルでシーフ→スカウトに 11レベルでサムライ→サモナーに ライフパス 出自:滅んだ民族の血 境遇:没落 運命:苦痛 特徴:先祖伝来の技 →効果:メインクラス以外のスキルを一つ取得/《ダブルショット》取得 能力値 能力基本値 能力ボーナス メインクラス サポートクラス 能力値 筋力 16 5 5 器用 17 5 2 7 敏捷 16 5 1 6 知力 10 3 1 4 感知 15 5 1 1 7 精神 11 3 3 幸運 12 4 1 5 装備品 装備部位 装備品 重量 命中修正 攻撃力 回避修正 物理防御 魔法防御 行動修正 射程 備考 右手 キャリバー 8 +1 +22 10m 両手装備 左手 頭部 蝶の帽子 2 +1(+2) +2 +1 《バタフライダンス》使用時は回避修正が+2に 胴部 レザーアーマー 6 +5 補助防具 俊足のブーツ 1 +1 +1 +1 装身具 セブン・タブ トラップ解除+2 合計 武器8/防具10 +1 +22 +2(+3) +8 +2 10m 戦闘 能力値 命中修正 攻撃力 回避修正 物理防御力 魔法防御力 行動修正 スキル その他 合計(D数) 命中判定【器用】 7 +1 +2 10(4D) 攻撃力 +22 +2 24(2D) 回避判定【敏捷】 +6 +2(+3) 8(9)(3D) 物理防御力 +8 8 魔法防御力【精神】 3 0 3 行動値【敏捷】+【感知】 13 +2 15 移動力【行動値】+5 +スキル =20 特殊判定 能力値 スキル その他 合計(D数) トラップ探知【感知】 7 +10 17(3D) トラップ解除【器用】 7 +2 9(3D) 危機感知【感知】 7 7(3D) 所持品 バックパック(0) 小道具入れ:毒消し×5(0) 冒険者セット(5) 折りたたみ梯子(5) ハイMPポーション×2(2) 所持金:14290G スキル クラス スキル レベル タイミング 判定 対象 射程 コスト 効果 種族 オールラウンド - メイキング - - - - 選択した3つの基礎能力値に+1 特徴(レンジャー) ダブルショット 1 メジャー 命中 単体 - 9 射撃攻撃を2回行う シーフ1 ファインドトラップ 1 パッシブ - 自身 - - トラップ感知の達成値+CL(最大10) ガンスリンガー1 キャリバー 1 パッシブ - 自身 - - 《魔導銃》を取得 モンク1 インテンション 1 パッシブ - 自身 - - HP+CL×5(最大50) サムライ1 トルネードブラスト 1 メジャー 自動成功 範囲(選択) 武器 - 1シーンにCL回(最大10回)、[CL+1]Lv(最大11Lv)以下のモブを戦闘不能に サモナー1 ファミリア - パッシブ - 自身 - - MPに+[CL×10](最大100) シーフ2 ヴィジランテ 1 パッシブ - 自身 - - トラップ感知の判定に1個DB シーフ3 リムーヴトラップ 1 パッシブ - 自身 - - トラップ解除の判定に1個DB シーフ4 サーチリスク 1 パッシブ - 自身 - - 危険感知の判定に1個DB シーフ5 バタフライダンス 1 パッシブ - 自身 - - 回避判定に1個DB シーフ6 インタラプト 1 効果参照 自動成功 単体 視界 - 1シナリオに1回。タイミングが《パッシブ》《メイキング》以外のスキルを失敗させる シーフ7 スペシャライズ 魔導銃 2 パッシブ - 自身 - - 指定した武器を使用した攻撃の命中、ダメージ+SL ガンスリンガー2 キャリバーマスタリー パッシブ - - 自身 - - 《魔導銃》を使用した命中判定に1個DB ガンスリンガー3 ガンパード 2 パッシブ - 自身 - - 《魔導銃》のデータ変更 ガンスリンガー4 トリプルガンズ 1 パッシブ - 自身 - - 要《ガンパード》取得。《魔導銃》のデータ強化 ガンスリンガー5 ファニング 1 メジャー 命中 範囲(選択) 武器 4 範囲(選択)に射撃攻撃。ダメージ+3 ガンスリンガー6 ワンコインショット 5 ダメージロールの直前 自動成功 自身 - 4 ダメージロール時に対象の【物理防御力】を-[Lv×3](最低0)する ガンスリンガー7 バレットマーク 1 パッシブ - 自身 - - 《ワンコインショット》を使用してダメージが1点でも通ると、そのシーン中対象の【物防】と【魔防】-15 ガンスリンガー8 ラストアクション - 効果参照 自動成功 自身 - 10 1シナリオに1回。戦闘不能になった時、1回メインプロセスを行う サムライ2 レイジ 3 マイナー 自動成功 自身 - 10 1シナリオにSL回。武器攻撃のダメージ+[最大HP-現在HP] スカウト1 ストレイトショット - パシッブ - 自身 - - 命中にDB+1 よく使うコンボ・必殺技など Jack Pot(ガンスリンガー5+6+7) 範囲攻撃を行い、ダメージの通った敵の【物防】と【魔防】を-15する。支援系? プラウドショット(ガンスリンガ-8→サムライ2→《ダブルショット》)消費MP 37 単体に物理防御を-15(30)した状態で、命中10+4D/ダメージ152+2Dの攻撃を2回行う 背景設定など エルラーン王国出身。父は前赤枝騎士団副団長。家宝は魔導銃で、これは先祖が魔導銃使いの冒険者からトスカーナ家を興したためである。 父が騎士だった事から、彼女も幼い頃は騎士を志していたが、現赤枝騎士団副団長の陰謀によりその夢も潰える。 4年前、彼女の父を亡き者にし、その地位を得ようと賊を装い現副騎士団長がトスカーナ家の屋敷を襲撃したのだ。父は奮戦するも多勢に無勢、結局 は討ち取られてしまう。また、家宝と共に逃がされたシエナを除きその屋敷にいた者は皆、証拠隠滅のため皆殺しにされた。 現在、彼女は唯一のトスカーナ家襲撃事件の目撃者であるが、何の後ろ盾も無いため、仮に家宝を証拠にトスカーナ家の令嬢として名乗り出たところで、 結局は現副騎士団長に謀殺されるのがオチである。そのため、冒険者としての名声と、それに見合う実力を得た上で、現副騎士団長を告発する事が現在の目標。 彼女自身は、もはや騎士になることは諦めているが、やはり心のどこかでは諦めきれないらしく、困っている人を見ると放っておけない。 トスカーナ家の誇りを胸に日々頑張っている少女。 戦闘スタイルとしては前衛で範囲攻撃をぶちかまし、相手の物理と魔法防御力を下げる支援系? 最近、精神修養も大事かなと思いモンクやらサムライやらに手を出している。 PLより というわけで、戦闘系のシーフに。成長すれば、一発だけですがでかいのぶちかませるようになるんではないかと。あと、インベナムとか取って目指せ状態異常系。 設定については風呂敷広げるような感じですみません。でも、高レベルキャンペーンだから仕方が無いね!? ○1話終了後 というわけで、レベルアップ。ついにでかいのがぶちかませるようになりました!!ククク…第一回はノアの超火力にびびったが、こっちはその比じゃないぜ。 当たれば300オーバーのダメージをたたきだせるように。その分MP消費激しいですが。とりあえず、アイテムの変更はまた後日。
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「どこだルイズ! 聞こえたら返事しろ!」 剣を片手に喚きながら走る少年を襲撃者は追った。 彼に印が無いのを確認して背後から静かに刃を抜く。 ……何とも容易い獲物だと思った。 周囲を警戒するどころか声を上げて自分の居場所を晒す。 仕方ない。剣を持っているとはいえ相手は子供。 戦場を知らずに育った人間に対処できる事態ではない。 少年の不運を嘆きながら、その心を非情の刃に隠す。 せめて一太刀、恐怖さえ感じる間もなく終わらせよう。 フライと組み合わせた踏み込みで刃の間合いに飛び込む。 それに気付いた少年の目が私を捉えた。 だが、それも遅い。 避けるどころか反応する間さえなく刃は首筋へと走る。 それは頚動脈を断ち切り、瞬時にして相手を死に至らしめる。 そう積み上げた経験が少年の最期を告げていた。 刃が振り抜かれる。 しかし、あるべき手応えはなく必殺の一刀は虚しく空を切った。 視界から消えた少年の姿を咄嗟に追う。 気付けば少年は10メイルは離れた場所に着地していた。 霧を振り払いながら新たに足元から巻き上がる砂埃。 刃の触れるか触れないかの刹那、彼は一蹴りであそこまで飛んだというのか。 あまりの異様さに彼は絶句する。 確実に殺せる距離まで近付きながら逃げられた。 経験に裏打ちされた予測が圧倒的な身体能力に覆された。 彼の目に映るサイトはもはや平民の剣士ではない。 人の形をした『もっと恐ろしい何か』だ。 即座に刃を捨てる。切り結んで勝てる相手ではない。 近付かれれば一瞬で両断されてもおかしくない。 再びフライを唱えながら彼は背後へと飛んだ。 霧の中に身を隠し、そこから隙を窺いつつ魔法で仕留める。 いかに化け物じみた動きとはいえ相手の居場所が掴めなければ無意味。 気配を絶つ術も探る術も向こうは持ち合わせていない。 少年が剣を構える。 だが、それは剣術とは程遠い素人剣法のそれ。 覚えのある者から見れば棒切れを振るう子供に等しい。 剣を大上段に構えて全力で地面を地面を蹴る。 至るところ無駄だらけの力任せの突撃。 なのに、その踏み込みは神速ともいうべきものだった。 放たれた砲弾の如く、瞬時にして才人は襲撃者との距離をゼロにした。 逃げようとした相手の行動が無意味に終わる。 息が掛かりそうな距離で交差する両者の視線。 驚愕に目を見開きながら襲撃者は才人と引き剥がそうと杖を向ける。 だが、それは叶わなかった。彼の目の前で打ち砕かれた杖の残骸が飛び散る。 振り下ろされた才人の剣は魔法を使う間さえ与えず根元から杖を粉砕した。 意味を失った杖が襲撃者の手から落ちる。 手放したのではない、呆然とする彼の手から滑り落ちたのだ。 ただの少年にしか見えない“敵”は、 野生の獣さえ凌駕する動きで圧倒していた。 まるで妖魔か何かが人間に姿を変えているのではないかと、 そう彼に思わせるほど才人の動きは人間離れしていた。 杖を失い、バランスを失った襲撃者が着地できずに地面を転がる。 そのまま這うようにして駆けると襲撃者は一目散に逃げ出した。 無論、才人からの追撃はあるものだろうと予想していた彼が振り返る。 しかし、そこには誰もおらず、ただ白い霧だけが掛かっていた。 「ふぅ、助かった……のか?」 襲撃者を撃退し、剣を胸の前で掲げたまま溜息をついた。 流れ落ちる汗を袖で拭いながら呼吸を整える。 終始圧倒するかのような戦いではあったが才人にその余裕はない。 彼にとって、これは初めて経験する『命を懸けた戦い』だった。 殺し合いとは縁の遠い平穏な世界で育った人間が、 突如戦場の真っ只中に放り込まれて平然としていられるはずもない。 張り詰めた緊張で呼吸もままならず意識が飛びそうになる。 敵の追撃など頭にはない。 自分が助かった事に才人は安堵するのみだった。 それでも自分の身に起きた異常は忘れられない。 身体が羽のように軽く感じられ、相手の振るう刃や杖が止まって見えた。 まるで超人にでもなったかのような感覚。 だが、決して自分の実力ではない。 そんな運動神経があれば火の輪潜りに失敗などしない。 だとすれば考えられる原因は唯一つ。 ちらりと才人が自分の手へと視線を向ける。 彼の目は伝説の使い魔『ガンダールヴ』のルーン……ではなく、 手にした自分の剣へと向けられる。 「すげえ、さすがファンタジー。魔法の剣かよ、これ」 ギーシュの作り出した青銅の剣を天にかざして眺める。 まだ才人は知らない。 たかがドットクラスの作り出した剣にそんな効果がない事も、 巻かれた包帯の下でルーンが眩い光を放っている事も。 息を切らせながら襲撃者は走り続けた。 まずは仲間との合流、そして……それからどうする? 今の少年の事を知らせるか? そんな事をして何の意味がある? 目標を保護しているならともかく、ただ闇雲に走り回っているだけだ。 そんなものは放置してしまえば計画に何の支障をきたさない。 早ければ、もう目標を確保している頃だろう。 ここで今すべきなのは証拠を残さない事だ。 その為に何をしたらいいのかは分かっている。 ……それなのに行動に移せない。 どうして走り回っているのか、彼はようやく気付いた。 それはあまりに明確で単純な理由だった。 死にたくない、一秒でもいいから長く生き続けたいのだ。 今まで多くの命を奪っておきながら浅ましいものだと自分でも思う。 先に死んでいった仲間達に恥ずかしくないのかと言われれば口を噤むしかない。 命を捨てる覚悟は出来ているつもりだった。 その時が来れば自ら命を絶てると思っていた。 なのに、今はどうしようもないぐらいに足掻いている。 そうだ。捕まりさえしなければいい。 他の仲間と合流すればいい。 そうすれば証拠を隠滅する必要もなくなる。 生きてもう一度アルビオンの大地を踏み締められる。 脳裏に浮かぶ僅かな光明。 しかし、その希望の光は前方に立つ人影に遮られた。 襲撃者の足が止まる。 眼前に立ちはだかる男の姿に彼は覚えがあった。 特徴的な羽帽子の飾り。身に纏った魔法衛士隊の制服。 このトリステイン王国……いや、ハルケギニアでも屈指の実力を持つメイジ。 「……ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド」 その相手の名を呼ぶ一言が彼の遺言となった。 ワルドの腰から抜き放たれた杖は瞬時にして彼の心臓を貫いた。 恐らくはいつ詠唱したのかさえ相手には分からなかっただろう。 魔法の早撃ちともいうべき芸当を見せたワルドが杖を戻す。 それに遅れて、ぐらりと襲撃者の身体が崩れて地面に沈む。 「どうやらまだ目的を終えていないようだな」 もし連中が目的を果たしていれば学院に用などない。 今頃この霧に紛れて何らかの手段で逃走しているだろう。 それをしていないのはまだ目的を遂げていないからだ。 焦りを浮かばせながらワルドは一人呟く。 「……時間との勝負だな」 誰にも聞こえぬその言葉が響いた同時刻、 アルビオンの襲撃者達は目的の一つを達成しようとしていた。
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ディジャブⅠ Ⅱ part61-119~122 119 :ディジャヴ1・2:2012/05/23(水) 23 34 25.74 ID 7NXTEMf30 死にゲー『シャドウゲイト』で有名なケムコが発売した 同様のシステムのアドベンチャー、『ディジャヴ』『ディジャヴ2』行きます。 あまりよく覚えてないので内容が適当な部分もありますがご容赦を。 また、覚えてない部分が多いので数レス程度のダイジェスト版で。 トイレで目が覚めた主人公は、自分の名前も過去も、何もかも忘れてしまっていた。 記憶喪失という奴だ。 このままトイレにいても仕方ないので、 とりあえず外に出てみると、そこは建物の中。 その建物を探していると、なんと男の死体を発見してしまった。 どうやら厄介事に巻き込まれたと気付いた主人公は建物内を調べ、 手に入れた物に書いてあった住所や建物の名前を頼りに調査する事にした。 調査を続けていき、最終的に事件の全貌を知る事ができた。 あの死んでいた男は主人公の親友で、最初の建物は親友が経営するバーだった。 その親友と付き合っていたが資産家の男性に乗り換えたかった浮気女と、 浮気女とくっつくために主人公の親友を殺し その罪を主人公になすりつけようとした資産家の男性が真犯人だったのだ。 さらには資産家は浮気のために自分の妻も邪魔だったようで、 最初の建物の駐車場に置いてある主人公の車のトランクに妻を閉じ込め 窒息死させる事で、 誘拐してきた主人公が放っておいたせいで死んだ事にしようとした。 そして主人公に記憶喪失になる薬と睡眠薬を投与してトイレに入れておく事で、 主人公が逮捕されるか殺し屋に殺されるのを待つ事にしたのだ。 120 :ディジャヴ1・2:2012/05/23(水) 23 34 55.27 ID 7NXTEMf30 幸い、事件の真実を証明するための証拠は、 最初の建物やエース探偵事務所、資産家の家等から十分に集める事ができた。 だが、警察に駆け込む前に一つやっておかなければいけない事がある。不利な証拠の隠滅だ。 自分が無罪で、資産家と浮気女こそが犯人だと世に認められるには裁判に勝つ必要がある。 そのためにも、主人公を陥れるために捏造された証拠は消し去ってしまう必要があった。 幸い、街のマンホールから降りられる下水道は証拠を捨てるのに最適な場所だ。 この濁っていて底も深く、 人が好き好んで調べようともしないであろう下水の中に捨ててしまえば、 見つかる事は無いはずだ。 『主人公が所有者として登録されていると思われる、親友を射殺するのに使われた拳銃』 『親友が主人公に資産家の妻を誘拐する事を頼んだという内容の、捏造された手紙』 などの証拠を下水に投げ込み、全ての準備を万端に整えた主人公は警察署へ向かった。 数日後、新聞の一面には資産家と浮気女が逮捕されたという記事が踊り、 完全に記憶を取り戻した主人公はエース探偵事務所内でその新聞を読んでいた。 主人公の名前はエース。元プロボクサーで、今ではエース探偵事務所を開く探偵だったのだ。 今回の事件では誘拐・殺人犯の汚名を着せられかけ 逮捕され死刑になる所だったが、 自らの捜査によって危機を乗り越えたエースは 自分の身の潔白や自由だけでなく、探偵としての名声も得ることができた。 ディジャヴ1は以上です。ディジャヴ2に続きます。 121 :ディジャヴ1・2:2012/05/23(水) 23 35 38.79 ID 7NXTEMf30 続けて、『ディジャヴ2』行きます。 『ディジャヴ』で自分が犯人に仕立て上げられようとした殺人事件を解決した事で 探偵としての名声を得たエースだったが 同時に、あまり関わりあいになりたくない人たちにも名を知られてしまった。 エースはマフィアに攫われ、大物ボスに一方的に命令されてしまったのだ。 「俺が隠し持っていた数十万ドルが無くなった。一週間以内に見つけ出せ! もしできなかったらお前を殺す!見張り役も同行させる、逃げようなどと思うなよ!」 エースは、仕方なく調査を開始した。 調査した結果分かったのは、数十万ドルは既に ボスが『息子』と呼ぶ程に信頼しているマフィア幹部がボスを裏切って、 ボスへの敵対的な行動のために使ってしまったという事。 この事を知ってその証拠も掴んだエースは、どうするべきか考えた。 前の事件のように警察に頼んで裁いてもらうというわけにはいかない。 かといってボスに調査した結果を正直に話して証拠を渡しても、上手くいくとは限らない。 ボスが『息子』の方を信じてエースを嘘つき呼ばわりして逆上するかも知れないし、 もし信じてもらえても、今後も仕事を命令されたり口封じのために殺されるかも知れない。 考え抜いたエースが取った行動は、ボスと『息子』を殺し合わせる事だった。 ボスの机の中に『息子』の裏切りの証拠を入れておくだけでなく、 裏切りの証拠が入っていた『息子』の机のある部屋の中に、 見張り役であるボスの部下がいつも吸っていた 安物の葉巻についていたシガーリング(ラベルのようなもの)を落としておいた。 こうすれば、ボスが『息子』の方を信用しても 『息子』の方がボスの部下に証拠を持ち帰られて裏切りがバレたと思いこみ 先制攻撃をするかも知れない。そうすれば殺しあう確率はぐっと高まる。 幸い見張り役は、ある程度離れた場所から見張っておりエースのやってる事は見えないので、 細工をするための障害にはならない。 これらの細工を終えたエースは、 マフィアの殺し合いに巻き込まれないように電車で遠くの街まで逃げる事にした。 遠くの街へ逃げるといっても捜査の途中で一度訪れた街ならば、 見張り役も捜査のためだと思い、怪しむまい。 既にマフィアを壊滅させるための罠を張り終えた事を知る由も無い見張り役と共に、 いつマフィアの銃撃戦で血の海になるとも分からない危険な街を後にするエースであった。 122 :ディジャヴ1・2:2012/05/23(水) 23 36 39.35 ID 7NXTEMf30 数日後、エースはエース探偵事務所内でのんびりと新聞を読んでいた。 その一面に踊っているのは、マフィアのボスと幹部が 大規模な銃撃戦で殺しあったというスクープ。 記事によると、ボスも『息子』も死んだようだ。 見張り役も既に死んでおり、事件とエースの関係を知る者はもうこの世にいないだろう。 前回のように事件の真相を公にする訳にもいかず、 今回の事件で手に入ったのは自分自身の命・自由のみ。 探偵という危ない仕事をしている以上、時にはこういう事もあるだろう… 以上です。 他のケムコのアドベンチャーゲーム『シャドウゲイト』『悪魔の招待状』と違い 法治国家の街での物語なので、 攻撃してくる敵だからと安易に銃殺したりすると逮捕されてしまったり、 解決するための手段を得ても、裁判官を納得させるためにもうひと押し必要だったりと、 近代ならではの要素があるゲームです。
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如月一徹(きさらぎ いってつ) 結城麻里(ゆうき まり) 一色星治(いっしき せいじ) 高橋佳恵(たかはし よしえ) 浜田浩一郎(はまだ こういちろう) 田所学(たどころ まなぶ) 樽海剛(たるうみ つよし) 如月一徹(きさらぎ いってつ) 蘭王博物館事務長にして、左近の小学生時代の先生。 小学校校長を退職し、子供の頃からの夢を叶えるべく博物館で働き出したという経歴を持つ。 互いに数少ない古株職員である浜田と共に10年もの間働いている。 人形遣いという家柄故に理解者が出来ず苦悩していた左近を励まし、その道を進む事を後押ししており、彼にとってかけがえのない恩師。 「博物館を文化事業として深い理解と愛情を以て運営する」という前館長の経営方針に共感しており、それとは真逆の方針を進める結城や一色とは事ある毎に対立していた。 それ故、普段は温厚な老人だが、博物館を守るためならば、嫌味をぶつけてくる一色と堂々と張り合う強かさも持ち合わせている。 WOWOWのHPによると年齢は60歳。 ネタバレ 落ちているゴミを目にするとそれを拾う習慣がある。 自分を偽れない正直な性格。そのため、自身が不利になるにもかかわらず一色のアリバイを証言している。 マスコミ受けする企画ばかりを立てる結城への反発から、第三者を装ってエジプト展の中止を求める脅迫状を送付したが、それがかえって自身に疑いを掛ける要素になってしまう。 アニメでは数週間後も職員として働いており、脅迫状の件については保釈された可能性が高い。最終話では左近の襲名公演を見に来ている。 結城麻里(ゆうき まり) 蘭王博物館の館長。29歳。美大を優秀な成績で卒業後、ボストンの博物館で修業を積んで帰国、(原作では父の死後)蘭王博物館の館長に就任する。 かなりやり手の才女で、次々と企画を立案しては、歴史がありながらも地味な博物館を派手に盛りたてており、マスコミからも注目を浴びていた。 その一方で、強引なところがあり、館長就任後は在職職員を辞めさせては自分の気に入ったスタッフ(一色星治と高橋佳恵など)を編入させたり、購入資金のために古美術を売り払ったりしていたため、古参の関係者からは相当な反感を買われていたようだ。 ネタバレ エジプト政府によるファラオの剣の返還要求を蹴ったとされているが、実際に購入したのは一色である。 ファラオの剣が偽物だった事を見抜き、一色にミスを指摘するが、逆上した彼により殺害。博物館の展覧会初日、刺殺体で発見される。 一色星治(いっしき せいじ) 蘭王博物館副館長。元はボストンで働いていた時の結城の上司だったが、彼女の引き抜きにより副館長に就任した。 冷徹かつ皮肉屋な性格で、どこか嫌味がかった言動が特徴。 結城同様、如月とは確執が生じており、何かと嫌味な言葉を投げかけたりと対立している。 WOWOWのHPによると年齢は34歳。 ネタバレ この事件の真犯人。規則により如月が自分に電話してくる事を利用し、更には彼を容疑者にする事に成功する。そして自ら罪を被せた如月に自身のアリバイを証明させる事により、余裕の態度を見せる。しかし、左近が真相に近づいている事も危険視しており、原作では彼を殺しようと企てた事も(これは結局失敗に終わる)。アリバイを崩された結果、自暴自棄寸前まで追い詰められ、高橋に助けを求めるも拒絶され逆上、彼女に襲い掛かるが如月に投げ飛ばされてしまう。 アニメでは、アリバイトリックに気づいた高橋を殺害。真相解明後は左近を人質に逃走を図るも、隙を着いてやはり如月に投げ飛ばされる。犯行動機は、自身が購入した財宝が偽物だと結城に指摘され、自分のミスを笑われた事によるという些細なものだった。 自分の間違いを認めようとしないタイプ。スフィンクスの伝承はギリシャではないかと左近に指摘された際にもあくまで「言い間違い」だとしており、この性格が事件が起こるきっかけを作ってしまったと言える。 館長秘書の高橋佳恵とは交際関係にある。ちなみに以前は結城と交際していたらしい。 アニメでは毎朝自宅アパートにてクラシック音楽を聴く習慣がある。 原作では、常にエリート校を首席で卒業し、留学先のアメリカでもトップを勝ち取ったという、まさにエリートを突き進む男だった(如月談) アニメでは、自分を一途に想っていた高橋をも手にかけ、それを悔みながら一生を過ごさねばならないという、ある意味救われない末路が暗示されている。 高橋佳恵(たかはし よしえ) 結城麻里の秘書を務める女性。一色と同様に、彼女も結城の引き抜きで蘭王博物館に配置された。 原作では決して良い性格とは言い難い女性だったが、アニメではおっちょこちょいな性格が加えられ、おっとりした優しい女性として描かれている。WOWOWのHPによると年齢は27歳。 アニメでは勤務時はコンタクトレンズを着用、それ以外の時は眼鏡で過ごしているという設定が追加。博物館付近のアパートで一人暮らしをしている。本人曰く、他人の顔色を伺ってばかりだったらしく、左近のように自分の好きな道を進む事に対しては憧れを感じている。 ネタバレ 一色星治とは交際関係にあるが、アニメと原作では彼に対する心情が異なっている。原作では「付き合ってみてとても恐ろしく冷たい人だと判った」と評しており、終盤にて追い詰められて彼女にすがりついてきた一星を拒絶している。一方、アニメでは、一途なまでに一星を想い慕っており、半同棲関係にまで至っている。一色のアリバイトリックに気づいても彼の無罪を信じるなど、健気に尽くしていたが、証拠隠滅のため不幸にも殺害されてしまう。如月逮捕前夜に左近と彼女が遭ったシーンに、事件解決の布石が張り巡らされている。 浜田浩一郎(はまだ こういちろう) 蘭王博物館事務員で、如月同様、前館長時代からいる古株職員。 如月とは異なり、波風を立てたがらない性格らしく、結城の方針にも賛同とは言わないものの従っている模様。 ネタバレ そのためか、何かと館長との衝突が絶えなかった如月が犯人ではないかと疑っている節があり、原作では、アニメに比べ如月への不信感が強く、彼の机の抽斗から脅迫状に使われたとされる切り抜きを発見している。 リストラを仄めかされていたという噂がある(本人は否定) アニメでは妻子がいる。 田所学(たどころ まなぶ) 蘭王博物館の警備主任。アニメオリジナルの登場人物。WOWOWのHPによると年齢は41歳。 結城が一般展示品を強引に売り払おうとした際の事故で右足を負傷しており、現在も松葉杖が手放せない状態。 尚、その後雇用の保証と同時に賠償金(額は本人曰く「それなりに」)も支払われている。 樽海剛(たるうみ つよし) 警視庁捜査一課の刑事。アニメオリジナルの登場人物。WOWOWのHPによると年齢は38歳。 薫子の部下にあたるが、年下の女の上司を持つ事にあまり好感を抱いていない節があり、薫子とのコンビは今一つ噛み合わないでいる。 いつもガムを噛んでいる事が多い。 ネタバレ 以降も『奥飛騨幽霊奇譚』『恋花時雨崎乱舞』に登場。薫子とは多少は打ち解けていると思われる。
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梨花と沙都子が二人だけで遊びに行った、今日はまたとないチャンスだった。 己の他に誰もいない倉庫の家の中、内緒の買い物から帰った羽入はすり足で台所へと移動する。 右手に提げた白い紙袋のささやかな重みを感じる度に、唇が緩んでしまう。 大好きな二人と一緒にプールへ遊びに行くのも、それはとてもとても楽しそうではあったが、彼女にはかねてより一度は叶えたい野望があった。 流し台を背もたれにするようにして、羽入は床にぺたんと腰を下ろす。 買ったばかりの白い紙袋を制服の赤いスカートを纏った膝に乗せて、震える指先で、ゆっくりとそれを紙袋の中から取り出した。 薄い紙をフリルのように幾重にも重ね、リボンでまとめられた巾着袋型のラッピング。そのリボンに括られたタグには【Angel mort】の金文字。 丁寧にリボンを解いて、薄布のような衣をはがし、羽入の指先はその中を弄り、好きで好きでたまらない目当てのものを探り当てた。 ――大きい……それに、柔らかい…… くすりと笑みを零し、彼女は舌なめずりをする。唾液に濡れた唇が光る。 そう、コレを独り占めすることが、羽入の大いなる野望だった。 もちろん、梨花や沙都子と一緒に卓を囲んで楽しむのも得難い幸せだと思うけれど……時には、一人欲望のままに貪り尽くしたい。そんなことを思ってしまう日もあるものだ。 標準を遥かに上回る大きさを誇るそれを、いとおしそうに両手で抱え込み、陶然とした表情で口を開いて、羽入は欲望と唾液で赤く濡れた舌を伸ばす。 「あっ……」 舌先が柔らかく甘い表皮に触れて、思わず吐息が零れた。 じんわりと繊細な甘味が舌の上に染み込んでくる。 ……この味、この感触、この舌触り、全部、全部僕だけのもの…… じっくりと味わうように舌を這わせ、時折甘く歯を立てていると、そのうち表面の皮がふやけて、そこから滲み出たとろりとした白いものが舌に絡みついてくる。 その味が口腔いっぱいに広がって、羽入は頬を紅潮させてぞくりと身を震わせた。 ――共に暮らす梨花と沙都子に内緒で、こんなことを。 羽入は好物を口にしている悦楽と優越感、そして娘のようにすら思っている友人たちに隠れてこのような真似をしている罪悪感もまたスパイスに変えて、更なる甘い誘惑に満ちた一時を味わう。 「はあ、はあ……」 甘美で不埒な味わいに、自然と息が荒くなる。脳みそが芯までとろけてしまいそう。 千年にも及ぶ長い時を生きた中でも、こんなの、味わったことが無い……! 「あっ……!」 捕食に夢中になるあまり、うっかり、それを持つ手に余計な力を込めてしまった。つぷり、と柔らかな表面に指先が潜り込む。 指と表皮の隙間から、とろとろと黄味の混ざった白いものが溢れ出る。 「ああっ、駄目なのです……零れちゃうのですぅ……っ!」 なんて勿体ない……! 思わず悲痛ですらある驚きの声を上げた羽入の唇の端からも、それが零れて顎を伝い落ちた。 ぽたぽたと垂れる白いゲル状のものが、羽入の着る制服の胸元を汚していく。 ……ああ、何ということだろう。顎と手がこんなになってしまった。 万が一、予定よりも梨花と沙都子が早く帰ってきたらどうしよう。欲望の赴くままに白いものに塗れたこんな姿を見られたら。 そう思いを巡らせると、今にも玄関の扉が開いて、ただいまー、という沙都子の元気な声と、梨花の気だるげな、或いは猫を被った甘えた声が聞こえてくるような気がしてならない。 このような姿の自分を発見した時に見せるであろう、梨花の蔑んだ眼と沙都子の怒った顔を夢想し、羽入は打ち震える。 ――みーみー。くいしんぼネコさんがひとりじめなのです。ずるいのですー。 ――(訳:あんたって、何て駄目な神なの? 呆れるわ。) 梨花はとりあえず沙都子の前では猫を被り――長年の友でありトラップマスタ―たる少女は、梨花の本性などとっくの間にお見通しであろうに――その実、他の人の前では絶対に見せない、あの皮肉った目で見下してくるだろう。 そう言う梨花だって、まだ子供の貴方には早いと何度も注意しているのに、自分と沙都子に内緒で苦いものを味わって酔い痴れているくせに…… ――ずるいですわ、羽入さん! 一人だけで楽しむだなんて……どうして私にもお声をかけて下さら、い、いえ……何でもございませんわ! 沙都子は可愛らしい八重歯を見せながら、顔を赤くして憤るだろう。でも甘い甘いコレが大好きで素直な彼女は、羨ましそうな眼差しを隠せないのだ。 ……混ざりたいだなんて、沙都子は何ていけない子なのでしょう。 羽入はくすりと唇を緩める。己の預かり知らぬところで欲を満たすための足しにされているなど、当の沙都子はまさか夢にも思うまい。 改めて見れば、手の中にあるものの皮が、穴から漏れ出た白いものですっかりふやけてしまっている。それを持っていた両の手のひらも、もうぐちゃぐちゃだ。 もっとゆっくりじっくり丹念に時間をかけて味わっていたかったけれど、仕方がない。 心の底から残念そうな表情を浮かべ、羽入は覚悟を決める。溜め息と共に未練を体内から追い出す。 ああ……本当に、とても、とても名残惜しいけれど―― ……一気に、イってしまおう。 両手に持ったソレを、羽入は一思いに口の中へと押し入れる。 「あぅ、ん……んぶっ……」 それなりに大きさのあるものを無理に押し込んだ息苦しさに、羽入は吐息を漏らす。 皮の内側からどろりと溢れ出てくる白い液体が、彼女の口腔を蹂躙するように満たしていく。 「ん……! んふ、う……!」 とろとろと舌に纏わりついてくるような白と黄色の甘味と、それとは違う表皮を覆う白い粉状のもののふわりとした甘味。 そして、それらを吸い取った表皮の鼻腔を突き抜ける味わいを一身に感じ、羽入は至福に喘ぐ。 「んっ……」 更にベストに垂れた白いクリームを指ですくい取り、恍惚の表情で汚れた己の指を口に入れ、音をたてんばかりにしゃぶりついた。 喉を鳴らして口の中のもの全てを飲み干し、彼女は短くはない間、その余韻に浸っていた。 「あぁ……幸せなのです……」 汚してしまった制服はきれいに洗ったし、例のものを包み込んでいたものはあらかた処分した。 全ては彼女のお腹の中にある。 ――証拠隠滅、完了。 何気なく窓の外に目をやると、水着やタオルの入ったビニールのバッグを手にした梨花と沙都子が見えた。 素晴らしい勘で羽入の視線に気付いた沙都子が元気に両手を振り、走りだした。やれやれという表情で、梨花が彼女の後について駆け出す。 何も知らない二人の姿を見て、お帰りなさいという気持ちを込めて手を振り返す羽入の胸に、ちくりと針を刺すような痛みが走る。 「僕だけ……ごめんなさいなのです、梨花、沙都子」 ……一人でこっそり楽しむのも良いけれど、やっぱりこういうことは皆でした方がいい。 魅音詩音、レナや、圭一を誘っても良いかもしれない。きっと何事も、人数は多い方が楽しいから。 「次は皆で一緒に、楽しみましょうなのです」 ……それでもたまに、独占したい誘惑に駆られちゃうんだろうなぁ、と業の深きオヤシロ様はぺろりと小さく舌を出した。 (了)
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糞尿の匂いがする。 子供の頃からずっとそうだった。浅倉威の周囲には糞尿の匂いのついた黒い手が無数に漂っていて、体に纏わりついてくる。 サーヴァントになっても。冥界という場所に来ても。それは変わらなかった。 血の匂いだけが黒い手を駆逐する。だから威は人を殺す。人間として生きていた頃となにも変わらない。 違う点は一つだけ。マスターという面倒な存在がいることだ。 「やめな」 マスターは女だった。名前は言われた気もするが覚えていない。 目についたスーパーで人間を殺そうと思ったところを呼び止められた。 「まだ聖杯戦争とやらは序盤でしょ。いきなり目立つのは……」 「うるせえ。知るか」 こいつも他の人間と何も変わらない。死んでない人間はどいつもこいつも臭い。 マスターだから殺しはしないがそれだけの存在だ。従うつもりはないし興味もなかった。 威は駐車場の車の後部ガラスをぶち破り、一番鋭い破片を持って店内に入った。 ちょうど外に出ようとしていた男と鉢合わせて、そいつの喉を切り裂いた。 血が勢いよく吹き出す。静寂。悲鳴。そしてまた血。 威に近づいた人間から老若男女問わず、血と臓物を撒き散らして死んでいった。 女がひとり、威が離れた隙に出入り口から逃げようとしていた。逃がすつもりはなかった。 自動ドアが開いて女の右足が外に出る。威はガラスを持った手を振りかぶった。 投げようとして――それよりも先に女は倒れた。店の中に向かって。 「あ?」 胸を血に染めて絶命している。その向こうには別の女が立っている。 見覚えのある女。威のマスター。 「あーあ。せめて最初のうちくらいは大人しくしてようと思ってたのに」 女は手に持ったナイフを見つめながら言った。 「まあ痕跡消すのは慣れてるし。目撃者を残さなきゃなんとかなるか」 そう言うと女はナイフを投げ、走った。 立ち竦んでいた男の心臓をナイフが貫くとほぼ同時に引き抜いて、隣の男の頸動脈切り裂く。その勢いのままに女は次々と殺していった。 若い女だった。髪が長くて、胸がでかい。 少し変わった髪色をしていた。ちょうどいつの間にか威の足元に転がっていた菓子(キャラメル)と同じ色。 女からは、糞尿の匂いがしなくなっていた。 ● どうしてみんな人を殺さないんだろう。 小さい頃からずっと思っていた。 世の中は人を怒らせ、不快にさせ、イライラさせるもので溢れている。 なんでこんな世界でみんな誰も殺さずに生きていられるんだろう。 彼女には無理だった。 仕事に疲れた中年が酒を飲まないとやってられないように、彼女は人を殺さないとやってられなかった。 自分が世間にとって異端者であり、少数派であることは理解できている。しかし彼女からすれば世間のほうこそが異常だった。 自分のサーヴァントが人を殺したがっていることはすぐにわかった。自分がそうするときと同じ雰囲気をしていたから。 警察相手ならどうとでもできる自信があるが、今回の敵はどんな力があるかもわからないサーヴァントだ。 最初の内くらいはなるべく控えようと思っていたが、思うがままに暴れる彼の姿を見て、馬鹿らしくなって自分もやってしまった。 殺人鬼の知り合いはいたけど、こうやって誰かと一緒にやるのは初めての経験だった。 悪くない感覚だった。 「せっかくスーパー貸し切りにしたんだし、高い肉でも持って帰ろうか」 スーパーにいた人間を全員きっちり逃さず殺し尽くし、一通りの証拠隠滅も終えたあとに彼女は言った。 「あんたはなにか食べたいもんある?」 質問を聞いているのはいないのか。サーヴァントは言った。 「おまえ、名前なんつった?」 「一度名乗ったはずだけどね」 覚えていないことには怒りと呆れを覚えるが、同時にまあそうだろうな、という感じもした。 彼女は答えた。 「私の名前は……」 【マスター】 伽羅@死亡遊戯で飯を食う。 【人物背景】 殺人鬼。 彼女が人を殺す理由は快楽目的というより、人や物に八つ当たりする行為の延長である。一言で言えば『イライラするから』 本人に言わせれば、周りから殺したい気分にさせるから殺しただけで望んで殺したわけではない。 とはいえ殺しを楽しむ感情もあるし、実力者との殺し合いでも高揚する。 若い女にコスプレじみた格好をさせて行わせるデスゲームに参加していた。 プレイヤー間の殺し合いを推奨するルールのときもそうでないときも彼女を慕う者以外の全てのプレイヤーを全員殺してきた。 あまりにプレイヤーを殺したため、一時期はデスゲーム界隈をプレイヤー不足に陥らせたある意味伝説的存在。 【マスターとしての願い】 自身の蘇生。 【能力・技能】 殺人鬼として生きてきて培われた戦闘力や、隠蔽知識。 デスゲームで一般人には入手困難な武器を使用した経験もある。 体のあちこちに防具として金属を埋め込んでいる。 『防腐処理』 デスゲームのプレイヤーに施される肉体改造。 血液が体外に出るとぬいぐるみの綿のような白いモコモコに変化する。 自動的に止血がされ、体が腐ることもない。 手足の切断のような大怪我を負っても然るべき治療を受ければ大抵は完治する。 一般的な病院で然るべき治療ができるかは不明だが。 【サーヴァントへの態度】 殺人鬼仲間として仲良くやっていこうと思っている。 【CLASS】 ライダー 【真名】 浅倉威@小説 仮面ライダー龍騎 【性別】 男性 【属性】 混沌・悪 【ステータス】 筋力A 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具D 【クラススキル】 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 騎乗:B 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。 【固有スキル】 仮面契約者:B ミラーモンスターと契約したもの。 エンブレムを使用することでミラーモンスターの力を得て仮面契約者(ライダー)王蛇に変身できる。 鏡を通ってミラーワールドに移動する能力は失われている。 変身ヒーロー(悪):C 変身状態でないとき敵の奇襲、先制攻撃の成功率を下げる。 戦闘続行:C 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、死の間際まで戦うことを止めない。 【宝具】 『命蝕む毒の蛇(ベノスネーカー)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:5人 巨大なコブラの姿をしたミラーモンスター。 仮面契約者に変身する力の源。王蛇と共にベノスネーカー自身も戦闘が可能。 口から強力な毒液を吐く。王蛇は毒液に耐性があり、吐き出される毒液の勢いに乗って蹴る連携技を持っている。 【weapon】 王蛇に変身するとベノサーベルというドリル状の剣を使える。 【人物背景】 母親に汲み取り式の共同便所に産み捨てられた。 自力で便所から這い上がったがあの時の糞尿の臭いがいつまでも追いかけてくる。 本来はバーサーカーに非常に高い適正が持つ、彼の行為を異常と思わないマスターに呼ばれたことで、ライダーのクラスがあてがわれた 【サーヴァントとしての願い】 ミラーワールドで戦い続ける。 【マスターへの態度】 誰がマスターだろうとどうでもよかったが…… 【方針】 殺したい時に殺したい奴を殺したいように殺す。