約 4,244,844 件
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/185.html
「あ、ごめん話が逸れちゃったね。あの、ありがとう、新聞部のこと。」 舞ちゃんは私の指をいじくりながら、照れくさそうに笑った。 「あー、うん。まあ、直接話にいったのは舞美と愛理だけなんだよ。あの超怖そうな部長さん相手に、すごい頑張ったみたい。ウチだったら3秒で言い負かされてボロ泣きだよ。」 「・・・そう?別に怖くないよあんな人。舞、口げんかで負けたことないもん。」 当たり前のことみたいにサラッと言われて、私はあいまいな笑いを返すことしかできなかった。 「舞ちゃんさ、もうこれで千聖お嬢様とわざと距離を置くような理由はなくなったじゃない?仲直り、できない?もう、みんなの作戦に乗っかったふりしてさ。」 私の提案に、舞ちゃんのあの意志の強い瞳が揺らいだ。めったに見せないその表情は、私の心臓をズキンと突き刺した。 「仲直り・・・したい。でも、私あんなひどいこと言って、今更どんな顔して千聖に謝ったらいいのかわかんないよ。怖い。」 “もう、千聖のワガママにはうんざりなの”“一人じゃ何にもできないじゃん” 数日前、私と舞美の前で、舞ちゃんがお嬢様にぶつけた言葉がよみがえってくる。 心にもないような悪口でお嬢様を傷つけながら、自分も同じだけ――もしかしたらお嬢様以上に傷ついていたのかもしれない。 「私ね、千聖のことが大好きなの。多分みんなが思ってるよりずっと好き。」 「うん。」 「だからもう千聖が変な噂で汚されないように、自分から嫌われるように仕向けた。そんなの嫌だったけど、あの時はもう、他の方法が思いつかなくて。・・えりかちゃんに問い詰められるまでは、寮のみんなにもあの記事の話はするつもりなかったし。」 遠くで昼休みの終了を告げるチャイムが鳴っていたけれど、私も舞ちゃんもこの場を離れようとはしなかった。5限目は化学だったっけ。大事なミニテストがあるんだっけ。でも私はそんなものより、一人で苦しんでいる舞ちゃんの側にいることのほうが大切なことだと思った。 私の指をいじる舞ちゃんの手を捕まえて、強く握り締める。ちょっと驚いた後はにかんで笑う可愛い顔を見ているだけで、なぜかまた涙腺がジワッと刺激されてしまった。 「結局、私が千聖に一方的に絶交を言い渡しただけで、千聖からは何も言われなかったんだよね。途中で逃げちゃったから。 今私が千聖に謝って、もし千聖が許してくれなかったら・・・もう舞なんて嫌いって言われたら、私多分生きていけない。」 「そんな・・・」 「それぐらい、私にとって千聖は大切な存在なの。他の誰に何言われたっていい。千聖と話したり、触ったりできなくても大丈夫。・・・でも、直接千聖に嫌いって言われるのだけは耐えられないよ。」 動揺を隠せない私と違って、淡々と話すその姿が返って痛々しく感じた。 舞ちゃんがどんなに千聖お嬢様を好きなのか、私なりに理解していたつもりだった。 でもその思いは私が考えていたよりもずっとずっと深くて・・形式的な慰めの言葉なんか絶対に届かないような、神聖なもののように感じられた。 「舞ちゃん、お嬢様だって舞ちゃんのこと大切に思ってるんだよ。」 「え・・・」 「舞ちゃんがメイドさん見習いやってること、お嬢様はすごい気にしてるの。何かにつけてめぐに“舞をいじめないで!”なんてプンプン怒ってみせたりして。 栞菜のスキンシップだって、嫌がりながら楽しんでるけど・・・やっぱりどっか、舞ちゃんのいない心の隙間を埋めようとしてるようにウチには見える。 舞ちゃん、大好きな人にはちゃんと大好きって言わなきゃだめだよ。ウチは舞ちゃんが頭よくて、すごい思いやりのある子だってわかってる。でも、頭で考えてるだけじゃ伝わらないことってやっぱりあるんだよ。・・・あ、何かごめん。余計なこと言ったかも。」 舞ちゃんはびっくりしたような顔で、口をつぐんで私を見ていた。 「・・・ううん。舞、あんまり千聖以外の人に説得されたりすることがなかったから、びっくりしただけ。謝らないで。むしろちょっと嬉しい。とかいってw」 舞美の口調を真似するイタズラな表情が可愛くて、思わず2人で笑いあう。 「さっきも言ったけどさ、ウチらの作戦に乗って、お嬢様と仲直りしたらいいんじゃないかな。多分それでうまくいくと思うよ。」 「うん・・・」 私達は5限の時間をフルに使って、少しずつお嬢様と舞ちゃんの距離が縮まっていくような作戦をたてることにした。 その時はまだ、知らなかった。 私がいなくなった生徒会室に、新聞部の部長がお嬢様を訪ねて来ていた事を。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/nw3rdandante/pages/30.html
どうぞ宜しくお願いします 行動力の高い寂しがり 名前 飛龍(ふぇいろん) 年齢 17歳です。(笑) 性別 ♂と思われる クラス 強化人間 / 転生者 属性 秩序 / 狂 一人称 僕、私 種族 ヌルオタ ワークス 清掃員 二つ名 豆腐メンタル 髪の色 ●色 瞳の色 ●色 肌の色 ●色 身長 / 体重 159,9cm / ●kg 武器 ノスタルジックな演出 戦闘スタイル ヌルゲー 自己紹介 寂しがり屋+行動力が(変に)高い=あちこちに首を突っ込む=どうしようもない。 そんな寂しがり屋が僕、ふぇいろんです。 NW3をやりたいがために、手を変え品を変え検索し、ここに落ち着いた次第。 NWは1stをやっていたものの、2ndはほとんど手付かず。3rdになって舞い戻ってきた。 とにかくアゼル・イヴリス様とアンゼロット様が大好き。 あと強化人間とか転生者とか異能者とか。 GM傾向 ほのぼのとしたハッピーエンドがだいたい多い。 あとライバルが味方になる展開が多い。そのせいで戦闘が減ることもしばしば。 巷の楽曲でインスピレーションが沸いたりする。 戦闘バランスは極めて悪く、バランスとれた戦闘できるのは5回に1回くらい。 あとは壮絶なヌルゲー設定。 あと、PCの設定を拾うのも苦手。どうすんでしょうこのGM。 PL傾向 とても独り善がりな設定が目立つ設定厨。 だが、ひとたびシナリオが始まれば、GMフレンドリーに早めの合流を目指す。(主観) が、あまりにシナリオの進行を気にするので、キャラ崩壊を起こすこともしばしば。 データ的には、脆弱なデータしか作れない。 ハッキリ言ってサンプルキャラ以上のものが作れない。どうすんでしょうこのPL。 作成PC NW3rd 藤堂光希 委員長系転生者。円卓の騎士の転生体。アンダンテはじめてのキャラ。 近藤十六夜 遺産を使うために強化されたロンギヌス。記憶喪失。 ノーブル=ファンブル 重装歩兵系女子。アンブラのエージェント。落とし子の父がいたとか。 ユニオン卓:榊 劾 医療神の血を引く錬金術師。世界を飛び回る冒険家でもある。 フェイル高レベル アゼル・イヴリスの『友人』。魔王印を持たずにアゼルに接触しようとするオロカモノ。 飛龍のノリと勢いの塊。 近藤十六夜高レベル 十六夜の高レベル。 SB卓:工藤龍之介 侵魔と戦うため力を求め、やがて戦う理由を忘れた侍。エリィ・コルドンの魔王印を持つ。 学園編:フェイル フェイルの学園編。 神楽智恵理 アイドルを目指すアイドルの使徒。 榊千尋 劾の妹。医療神の権能を宿す女子高生。 阿藤次郎 サラリーマン忍者。 ラエル・ラリアー 黒の乗り手へのカウンタープログラム。世界結界の生み出した作り物の命。 グレコ・レオパード 禁忌を破った聖職者。アンゼロット宮殿の教職員。 アクス・レーピオス 忘れられた神。かの医療神と混同されていた。おっとりお姉さん。 NW:本郷武 まさかのNPCからの出世。 信念と自分なりの正義を探究する、未熟な少年記録者。ランスロット。 コリオンLv1 これも単発シナリオからの出世。リオン=グンタの宝物番。 本郷正太郎 貧乏探偵変身ヒーロー。 パトリシア メタガ MRG:ユニオン・ゴールドマン フォーチュンの監視付隊員。元デスティニー。みんなの頼れる副隊長。…本当か? グランクレスト フォルカー クールぶった善人オルガノン。 さしずめ、ハードボイルドになりきれないハーフボイルドといったところ。 フレーゲル・ハーゲン ローゼンタール編。リサーチ特化のヒロイック。ランスロットのレイヤー。 ロリBBA。 ローゼンタール:ゼダス ローゼンタール編。マリベル姫のお目付け役。 クソ真面目キャヴァリアー。 メアリ・バートリ 自分の恩人を英雄とし、なりきるレイヤー。 アドベンチャー編。 ツヨシ 竜殺しの卵。地球人。 アドベンチャー編。 ロア・アマデウス 亡国の王子にして、斥候。 アドベンチャー編。 アンデリカ 瀬良さんPCであるアルバートの妹。 アドベンチャー編。 フェルマータ 妖精女王にゆかりある、独自の魔法を持つウィザード。 アドベンチャー編。 コルティア 熱血弓ロード。 アドベンチャー編。 ガーデンオーダー 千条六郎 千条六郎SV編 ロマンチストお兄さん。乱れ撃つ方。感覚強化。 桜庭菜々緒 戦うOL27歳。身体強化。 桜丘翔一 歌を奪われたアイドル。アニメ好き。音響操作。 石森隼人 気は優しくて力持ち風味。電磁操作。 リィン=メビウス リィンSV編 新米の氷結能力オーダー。素直。 ティス デスピニス 突発卓からの昇格ロリ。ティスが元気っ子重力操作、デスピニスが大人しめの風候操作。 阿藤英玲奈(SV編) ナーガに気に入られたロリ。ツッコミ属性。 榊劾SV編 劾のSV編バージョン。まさかのコンバートキャラ。 貴田剛(SV編) ツヨシのSV編バージョン。コンバートそのに。 フェルマータ(SV編) いくつコンバートすれば気が済むのか。コンバートそのさん。 GM 飛龍キャンペーン(10yearsafter) 飛龍突発卓「タロット編」 ティーンズ&ミーレス編 飛龍グランクレストキャンペーン『轍』編 没案(使う予定があまりない) イミテス・トリストラム SB卓:安藤レイナ 星野来華 オルド・アルディー [[]]
https://w.atwiki.jp/kazukilv100/pages/12.html
人気商品一覧 @wikiのwikiモードでは #price_list(カテゴリ名) と入力することで、あるカテゴリの売れ筋商品のリストを表示することができます。 カテゴリには以下のキーワードがご利用できます。 キーワード 表示される内容 ps3 PlayStation3 ps2 PlayStation3 psp PSP wii Wii xbox XBOX nds Nintendo DS desctop-pc デスクトップパソコン note-pc ノートパソコン mp3player デジタルオーディオプレイヤー kaden 家電 aircon エアコン camera カメラ game-toy ゲーム・おもちゃ全般 all 指定無し 空白の場合はランダムな商品が表示されます。 ※このプラグインは 価格比較サイト@PRICE のデータを利用しています。 たとえば、 #price_list(game-toy) と入力すると以下のように表示されます。 ゲーム・おもちゃ全般の売れ筋商品 #price_list ノートパソコンの売れ筋商品 #price_list 人気商品リスト #price_list
https://w.atwiki.jp/satoimio/pages/40.html
いろいろゲームの攻略 ここはゲームみんなで攻略するコーナー 管理はグラン&バナナ!よろしくーー 例 軽い説明 コメント 攻略してほしいゲーム うわーコメがない -- さといも (2013-05-26 19 55 20) ーー太鼓の達人ーー -- バナナ (2013-05-26 20 09 28) 攻略方法 とにかく練習あるのみ 槍込みが大切 -- バナナ (2013-05-27 20 47 31) 槍いれるの!? -- さといも (2013-05-28 19 21 18) [3DS] ←←槍⊂(槍∀槍)⊂ ドスッ こんな感じ -- バナナ (2013-05-29 22 30 36) (笑) -- さといも (2013-05-30 12 57 30) WWW -- JOKER (2013-06-13 12 17 49) 神ゲー メタルギア -- バナナ (2013-06-18 21 46 01) バナナ -- ベテラン?だから言えることは メタルギアは攻略するところが全て魅力ということかな 攻略 何でもやりこみ観察、レーダー確認が重要。 攻略必然品は初めての方は望遠鏡 Mk.22 段ボール サバイバルナイフかな 攻略済みの人はソリトンレーダー ステルス迷彩 Mk.22 生物レーダー 遊びたい人はTNT(C4) クレイモア 雑誌 その他使いたい武器 だな (2013-06-18 22 19 55) パズドラァァァ -- JOKER (2013-07-19 20 45 27) グンホ!!! -- JOKER (2013-07-19 20 46 18) パズドラああああああああああああああ(←便乗) -- グラン (2013-07-19 21 02 57) ガンホ!! -- グラン (2013-07-27 19 03 52) うるさいぶちのめすぞ -- バナナ (2013-07-27 22 02 50) 明日サバゲーしようぜ! -- バナナ (2013-08-26 22 58 46) なまえ: コメント
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/191.html
「ももー、こっちこっち。あったよー!」 昇降口のすのこをひっくり返していた私を、裏のゲタ箱にいたくまいちょーが大きな声で呼んだ。 「ここ、ここにあった。」 「ほうほう、今日はまた新しい場所ですな。・・ってアホクサ。」 体育の授業で校庭に出ている間に、私の上履きは消えていた。まあ初めてのことじゃないから別にどうってことないんだけど、今日は中等部との合同授業で、くまいちょーと一緒だった。 別にいいって言ったのに、くまいちょーは上履きの捜索を始めてしまった。くまいちょーの場合、あんまりかたくなに拒むと逆効果になる。 あくまで“隠された”ではなく“なくした”ということにして、ひとまず探索を手伝ってもらうことにしたのだった。 「ありがとうー。ここかぁ!ここじゃ気付かないよね。くまいちょーの身ch・・・じゃなくて、捜索能力がないと。」 「でもさ、もも、何でこんな高いとこに置いたの??ていうか、どうやって?ももの身長じゃむりじゃない?」 本日の上履きの隠し場所は、反対側の下駄箱の一番上の隅っこ。じっくり探したつもりだったのに、ちびの私じゃ目が届いてかなかったらしい。 くまいちょーは身長のことを言うと激怒する(まだ伸びてるらしい。成長の神秘!)から、あんまりそこは引っ張らないことにした。 「いやぁ、何か1人宝探しごっこみたいなノリ?もぉ自分で隠した場所すぐ忘れちゃうからさぁー。」 「えーそれ、面白いの?やっぱりももって変人だよねー。」 かなり無理のある説明だったのに、なぜかくまいちょーは納得した。 これで実は上履き隠されてましたなんてバレたら、真面目でマジレッサーなくまいちょーは、私を引きずって職員室に乗り込んでしまうところだ。危ない危ない。 「じゃあ、私教室戻るね。上履き、見つかってよかったね!」 「ん、ありがとぉ。またねー」 るんるんスキップのくまいちょーの背中が遠ざかっていく。優しいなあ。自分のことみたいに喜んじゃって。 「さて。」 私は救出された上履きを履いて、こっそり下駄箱に引き返した。 犯人はもうわかっている。私のことを気に入らないらしい、同じクラスの4人グループ。 今までも靴隠しはもちろん、教科書隠しとかやられたことがある。もっとも、少し探せば見つかるぐらいの範囲でだけど。 バレてないつもりなのかもしれないけれど、そんなのは風評で大体伝わってくる。 「あほくさー。」 彼女達は、決定的なイジメ行為はやらない。いや、できないんだ。チキンだから。どうせやるなら、もっと徹底的に仕掛けてくればいいんだ。例えば・・・おっといけない。黒桃子が出てくるところだった。 とはいえ、やられっぱなしでスルーできるほど私は人間ができていない。 弟の机から拝借してきた小さいスーパーボールを、4人の上履きにこっそりしのばせておいた。これ踏んづけて地味に痛い思いしやがれ。 「ん?」 ふと顔を上げると、柱の影に誰かが引っ込んだのが見えた。 あのグループ・・じゃないな。やつらは1人じゃ行動できない。 ちょっと気になって、抜き足差し足で忍び寄ると、いつものブリッコ桃子で「ハロー♪」と言いながらにゅーっと顔を出した。 「きゃあっ!?」 「えっ?大丈夫?ごめんごめん、そんな驚くと思わなかった。」 ぺたんと女の子座りで腰を抜かしているのは、見たことのない子だった。赤いリボンだから、中等部の子か。 男の子みたいなショートカットで、一見地味な顔に見えたけれど、よく見ればパーツのはっきりした、よく整った顔立ちだった。浅黒い肌に、切れ長の深い茶色の瞳が印象的な子だ。 私も人のことは言えないけれど、ずいぶん背がちっちゃい。何となく、近所にいる毛足の短いミックスの小犬を思い出した。この子、犬顔なんだな。 「あの・・・あの・・」 「ん?あぁ、やだぁもぉったら!かわいいからついなでなでしちゃったぁ。ウフフ」 私は無意識に、手を伸ばして頭をなでなでしていた。ちょっと怯えたような表情が可愛らしい。 「ねえ、名前はなんていうの?私、桃子だよ。高等部の1年生。」 「・・・」 「中等部でしょ?学年は?」 「あの・・・えと・・」 はずかしがりやさんなのか、話しかけてもモゴモゴ言うだけでなかなか答えてくれない。ちょっと質問を変えてみることにした。 「あのさ、さっきのあれ・・・見ちゃった?」 私はジェスチャーで、スーパーボールをポンと落っことす仕草をしてみせた。 「あ・・」 その子は無言でコクコクとうなずく。 「やぁだ、見られちゃったんだ!これ、もぉとあなたの間の秘密にしたいんだけど、どう?だめ?」 もちろん、偶然見てしまったこの子に非はない。彼女が誰かに言いつけたいというならそれはそれで構わないのだけれど、極力面倒なことは避けたいから、ちょっと首を傾げて、ぶりっこのポーズで迫ってみた。 「あ・・えと、わ、わかりました。私誰にも言わないです。」 舌足らずなフカ゛フカ゛口調でそう言うと、その中等部の子はいきなり立ち上がって、渡り廊下の方へ走って行った。 「えっもう行っちゃうの?ねー名前ぐらい教えてよー!・・ちぇー。」 何か妙に構いたくなるタイプの子だったから、もうちょっと喋りたかったのに。 まあ、しょうがない。もうすぐ本礼がなってしまう頃だし、ひとまず教室に戻ろう。 あのいやがらせ4人組に今日はどんな皮肉を言ってやろうか、黒桃子モードで思案しながら、私は廊下を歩き出した。 「え、それって岡井さんのこと?」 「梨沙子、千聖“お嬢様”でしょー。」 「ぶー。何でー。」 帰りのホームルームの時間、私は梨沙子とくまいちょーに、さっきの女の子について尋ねた。 どうやら有名な子だったみたいで、身体的な特徴を言っただけなのに、2人はすぐに誰のことだか理解したみたいだ。 「おかいちさと?お嬢様?」 「うん。1年生。お金持ちで、みんなお嬢様って呼んでるよ。梨沙子同じクラスなんだよね。」 「ふんっ」 あれ。梨沙子はちさとちゃんのことをあまりお気に召さないみたいだ。色白のほっぺたをぷっくりふくらませて、そっぽを向いてしまった。 「・・・だってさ、何か、岡井さんってずるいんだもん。いつもみんながいろいろやってあげて、全然めんどくさいこととかやってないんだよ。 掃除も、クラスの係も、一番楽なことばっかり。先生も岡井さんだけは難しい質問したりしないし。ずるい。」 「え、でもそれってさあ、千聖お嬢様が悪いんじゃなくて、周りの人がいけないんじゃないの?」 おおっなかなかいい意見じゃないですか!くまいちょーにのんびりした口調でそういわれて、梨沙子はちょっと興奮状態になった。 「だ、だってさ変じゃん!同じ生徒なのにさお嬢様とかあばばばば」 「わかったわかった!声、大きいって!」 注目を浴びているのを感じて、私は慌てて梨沙子を宥めた。 「・・・でもさ、くまいちょーもちさとお嬢様って呼ぶんだね。梨沙子と一緒で、そういう特別扱いみたいなの嫌いそうなのに。」 「特別扱いって?お嬢様って、ただのあだ名でしょ?私も友理奈お嬢様って呼ばれたいなあ」 ――相変わらず、くまいちょーは鋭いんだか鈍いんだかよくわからない子だった。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/vtuber2ndgames/pages/18.html
※このページは編集中です このページの内容 ファンゲーム制作者のお名前から二次創作ゲームの名称とリンクを検索することができます。 制作者名の横にその読み方をかな表記で記載しているので、ブラウザのページ内検索から名前を検索しやすくなっています。ご活用ください。 表示と凡例 各ゲーム制作者様の下記に記載するゲーム名の表記の優先順位は ①記号 ②数字 ③五十音順(漢字かな交じり) ④アルファベット順 となっています。 ゲーム名から各ゲームの紹介ページに移ります。(実装予定) ファンゲーム制作者名 五十音順(敬称略)あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ ファンゲーム制作者名 アルファベット順(敬称略)A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z ファンゲーム制作者名 五十音順(敬称略) あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ ファンゲーム制作者名 アルファベット順(敬称略) A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3985.html
DX人生ゲームIV 【でらっくすじんせいげーむふぉー】 ジャンル ボードゲーム 対応機種 プレイステーション 発売元 タカラ 開発元 インフォグラムス 発売日 2001年11月29日 定価 6,090円 判定 良作 人生ゲームシリーズ 概要 システム 評価点 問題点 総評 概要 ゲーム版人生ゲームの中でも、比較的高い評価を獲得している『DX人生ゲーム』シリーズの作品。前作である『III』を発展させた要素が多い。 システム 本作にはいつも通りの「わいわいモード」の他、コンビでの攻略を要求される「たっぐモード」、たっぐモードに似ているが、こちらは男女のカップルで進めていく「ペアモード」、決められた目標の達成を目指す「未来絵日記」、クリア済みのキャラクターがいる時のみ選べる「達人アイランド」の各モードが用意されている。 以下最も基本となる「わいわいモード」について解説していく。 まずは自身の分身となるキャラクターを作成していく。名前、性別、誕生日、血液型(なぜか?型というものがある)を決めた後、キャラクターの外見を決めていく。 これは言ってみればモンタージュのようなもの。おまかせ機能もあるが、ほぼ確実に人外と化すので愛着を持ってプレイしたい人は注意。これを逆手にとって全員おまかせで始めるのも一興だが。 そしてゲームの肝となる「どの段階からゲームを始めるか」と「マップをいくつ入れるか」を決定する。 ゲーム開始時の段階は「赤ちゃん」から以下「小学生、中学生、高校生、社会人」のいずれかから始められる。ちなみに社会人からの場合、全員フリータースタートとなる。 マップは最大8個まで。入れないこともできる。 その後は決めた段階からゲームスタート。ボードの人生ゲームと同様、ルーレットを回して止まったマスのイベントをこなしていくことになる。 イベントによってはパラメーター(体力、知力、センス、モラル)が増減したり、所持金が変動する。 またミニゲームが発生したり、カードが手に入るマスもある。 これ以外にも「ショップマス」「物件マス」「ペットマス」と言うマスでは買い物ができる。ショップでは「洋服(外見が変わる。能力には変化なし)」「カード」「宝くじ」が買え、物件やペットは最後にお金になる。 人生の重要なポイントでは「受験」や「就職」といったイベントが待っている。 この時重要になってくるのは前述のパラメーター。受験ではパラメーターが高いほど合格しやすく、就職ではパラメーターが足りていないとそもそも就職できない。 また各職業に就いた後は給料日マスで給料がもらえる。この時パラメーターが基準を満たしているとランクアップし、給料が上がる。また複数の職業を最高ランクまで上げると就ける特別な職業もある。なお、これらの上級職の条件はオプションからいつでも確認可能。 結婚は強制イベントではなく、高校生から登場する「ハートマス」に止まり、デートをこなし、好感度を上げた後告白することで達成できる。 思い通りの人がいなければ出会いを探したり、自分に自信がなければ自分を磨くことでパラメーターアップもできる。 結婚後はハートマスは結婚イベントとなる。子供ができることもあり、この際はみんなからお祝いがもらえるのは原作と同じ。 こうして様々なイベントをこなしていき、「最後の賭け」で人生の総決算をした後、総資産が多い人が勝者となる。 また総資産とは関係なく人生の行いに応じて「人生ランク」というものが発表される。 全150段階あり、最下層には「キャプテンくん(*1)」「ミトコンドリア」と言ったものが並んでいるが、上位になればなるほど「ウサギ」「ゴリラ」など脊椎動物になっていき、ついには「人間」を超えて「ニュータイプ」などになっていく。 評価点 イベントが非常に多彩。 その総数4500種類。4人同時プレイでもイベント被りはほぼ起きない。 イベントには「喜びマス」のプラスイベント、「悲しみマス」のマイナスイベントの他、ペットを飼っている時だけ起きるイベント、職業ごとに固有のイベントなどもある。 マップは8種類。起きるイベントに違いがあるだけでなく、喜びマスが多い「天国」、逆に悲しみマスの多い「ホラー」、ハートマスが多く恋愛成就させやすい「メルヘン」、唯一ギャンブルマスがあり一発逆転が狙える「カジノ」などマップ構成そのものが大きく異なる。 人生の各時期限定のイベントも多い。中には受験に失敗し、浪人した時しか見られないイベントなどもある。 選択肢のあるイベントも多い。例えば高校生の時の喜びマスのイベントに「今日は勉強をしよう!誰と勉強しようかな?」というものがあり、「○○さんと復習する」「△△さんに復讐する」という選択肢が出現する。前者を選ぶと自分と○○さんのパラメーターが上がり、後者を選ぶと△△さんのパラメーターと自分のモラルが下がる。 職業も79種類存在し、いずれも個性豊か。「教師」「花屋」などの一般的な職業、「発明家」「ギャンブラー」といった実際に就くのは難しい職業、「正義の味方」「悪の大王」などそもそも現実に存在するか怪しいものまでバラエティに富んでいる。 上級職も転職条件が最初から明かされているので、目標を立てて特定の職を目指すことが容易。人生の最初から人生設計が可能である。 マスの種類も豊富。例を挙げると… 「クリスマス」…サンタが現れ、一人ずつルーレットで「誰が誰に○○(*2)をいくつあげるorもらう」ということを決定する。運が良ければ総取りだが、運が悪ければ根こそぎ分捕られる名前に反した恐怖のイベント(*3)。 「捕まりマス」…なぜか逮捕されて刑務所エリアにぶちこまれる。このエリアはマイナスマスが多いので早急に脱出したいところ。 「新世紀マス」…2001年に入ったためか、名称に「新」が付いている。2個の檻があり、この檻に全員一緒か、マスに止まった人とそれ以外に分かれて入ることになる。その後ランダムにどちらかの檻が選ばれ、選ばれた方の檻に入っている人全員のパラメーターが激減する。一蓮托生を狙うもよし、一人だけ助かる可能性に賭けるもよし。マスに止まった人の良心が試される。 ユーザーフレンドリーで初心者にも優しいゲームデザイン。 ゲーム中マスコットキャラの「天使くん」が基本的な進め方を教えてくれる「天使のアドバイス」が聞ける。 初心者でも非常にわかりやすい。またゲーム開始時を含め、ゲーム中いつでもオン、オフを切り替えられるので何度もプレイしていても安心。 ミニゲームは「技」「運」の2系統各6種類の全12種類。ミニゲームマスに止まった際は各系統から1種類ずつランダムに選択され、好きな方を選択できる。 「技」はテクニックや反射神経が要求されるもの、「運」は文字通り運とその場の勘が物を言うゲーム。ゲームに不慣れな人を交えて遊ぶときはできるだけ「運」を選べば公平になる。 ちなみにゲームの名前は「どっちのボールショー」「渡る氷はヒビばかり」など有名テレビ番組のパロディになっている。現在では放映の終わっている番組も多いので、元ネタのわからない人もいるだろうが。 時間がなくても安心な「時短モード」搭載。 ルーレットの出目と獲得金額が2倍になり、あっという間にゲームが進行していく。こちらもゲーム中いつでも切り替えできる。悪用できるが、良識ある人ならばそんな使い方はしないだろう。そもそもパーティーゲームでイカサマしたところで面白くもなんともない。 問題点 「ガンゲームマス」がやや理不尽。 このマスでは全員参加のガンシューティングをプレイすることになる…のだが、その仕様が面倒なものになっている。 本作ではパーティーゲームの例に漏れず、コントローラーの使いまわしが可能である。よってコントローラーが一個しかなくても多人数で遊べるのだが、一個のコントローラーでガンシューティングをやるために4つのボタンに全員が集合するという妙なプレイスタイルになる。 たとえコントローラーが2つあっても、必ずどちらかのコントローラーで全員が操作することになる。このため人が密集して場合によっては画面が見にくくなる。 ゲーム自体は自動で照準が移動していき、悪人に照準が合ったらボタンを押し、一般人を撃ったらペナルティ、敵が出た時は最初にボタンを押せた人がポイントをもらえ、最終的に一番ポイントが多い人が勝利、というもの。 しかし要求される反応速度が意外と速く、他のミニゲームと異なり「運」という逃げ道がないのでゲーム初心者には結構キツイ難易度になっている。 しかも時々プレイヤー自身が出現する。一般人と同じ扱いだが、撃つとゲーム終了時撃たれた人の体力が下がるので間違って撃ってしまうと険悪な雰囲気にもなりかねない。 前作からの追加要素が少なめ。 基本のゲームシステムに大きく様変わりしたところがなく、グラフィック、ミニゲームなどもほぼ使いまわしで占められている。 もちろん本作単体でも十分魅力的な存在ではあるのだが…前作既プレイ者にはあまり目新しさのない内容である。 総評 単体のパーティーゲームとしての完成度は非常に高い。ユーザーフレンドリーなシステムもそうだが、なによりイベントが非常に多彩なので、何度もプレイしても飽きが来ず何度でもプレイできる。 もちろん人生ゲームというシステムの根幹上、ほぼ運ゲーでありプレイヤーの介入できる要素はあまり多くないのだが、それが逆にゲーマーと初心者の境界を低くし、あらゆる層の人が問題なく楽しめる内容になっている。 この後、人生ゲームシリーズは『V』が出た後、PS2で『EXシリーズ』として発売されていくのだが、EXシリーズの評価は芳しくなく、トドメとばかりにWiiで発売された人生ゲームがいずれもクソゲーであったため、完成度面で最も安定しているのは本シリーズと言うことになる。今から人生ゲームシリーズを遊ぼうと思っているならば、中古屋で本シリーズを探してみるといいだろう。
https://w.atwiki.jp/afi-momo/pages/78.html
imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。
https://w.atwiki.jp/race/
このwikiについて このwikiはレースゲームの情報交換などのためにつくりました。コメント欄で質問などをしましょう。 管理サイトCIRCUIT 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/326.html
「そ、そんなに仲良くなりたいならさー、もぉが紹介するよ?千聖食いしん坊だから、ランチとか誘ったら絶対ついてくるって。」 「梨沙子から誘ってもいいけど?」 「えー、そういうんじゃないの。誰かの紹介とかじゃなくて、もっと自然な流れで運命的な友情がぁ」 ―めんどくせぇ・・・ 2人の唇が同時にそう動いた。め、めんどくさいってぬゎんですか! 「もーいい。うちはうちのやり方でお嬢様のこと調べ上げてやる!」 自分の頭から湯気が立ってるのがわかる。勢いよく立ち上がると、私は屋上の扉の方へ歩いていった。 「くまいちょー、アドバイスが欲しかったらいつでも言ってね?ウフフ」 私のプンプンなんてもう慣れっこなんだろう、ももは余裕で手をひらひら振ってきた。何か悔しい! 「くっそー・・・」 独り言を言いながら廊下を進む。かなり大またでわき目も振らず歩いていたら、階段との十字路のところで小さな人影が飛び出してきた。 「ひゃあ!」 「きゃん!」 避け切れない!そう思った私は、とっさに手を伸ばして、その体を抱きとめようとした。・・・けれど、運動オンチな私は結局体勢を整えることができなくて、その人の腰を掴んだまま、思いっきりしりもちをついた。 「いたたた・・・」 「おじょじょおおじょ、お嬢様!大丈夫ですか!お怪我は!?」 「え、ええ、私は大丈夫ですけれど・・・」 間髪いれずに、真っ青な顔のなかさきちゃんが飛び出してきた。そして、どういう力加減でそうなったのか、私の上に馬乗りになっているその生徒――千聖お嬢様、の体をペタペタと触っている。 「もー、友理奈ちゃんたら!お嬢様がお怪我でもなさったらどうするの!」 「ひどい!うちの心配はしてくれないのなかさきちゃん!」 「どーせまた変なこと考え込んで、前方不注意だったんでしょ!?それにその髪!巻かない方が友理奈ちゃんは可愛いって言ってるのに!」 「それ今関係ない!」 どうも私となかさきちゃんは、顔を合わせればこんな言い争いばっかり。私は廊下にねっころがったまま、顔を覗きこんでくるなかさきちゃんに反論した。 「――まあまあ、それよりお嬢様、熊井ちゃんの上からどいてあげてください?熊井ちゃんも、しまパン見えてるから。」 そんな微妙な空気を、ハキハキした明るい声が遮ってくれた。 「茉麻ぁ・・・」 オロオロするお嬢様を後ろからひょいっと抱え上げて、私のスカートを直してくれたのは、学年1個上の茉麻だった。 「全く、君達はトムとジェリーだね。」 そんなことを言いながら、茉麻は強引に私となかさきちゃんを握手させた。 私は口げんかを途中で止められるのはあんまり好きじゃないはずなんだけれど、茉麻みたいにカラッとしている人は別だと思う。お母さんに仲裁してもらった姉妹みたいに、「ごめん」「なっきぃもごめん」なんてどちらともなく謝って、変な空気は自然に解消された。 「ごめんなさいね、千聖も生徒会のお手伝いの段取りを考えていて、前を見ていなかったの。腰、打ってしまったようですけれど・・・大丈夫ですか?」 千聖お嬢様は体を起こした私の前にひざまずいて、じっと顔を見つめてきた。 こんなにお近づきになったことは今までなかったから、ちょっとだけドキドキする。 ビー玉みたいな目。バニラみたいないい香り。ふわふわした喋り方。とても、もも達が言うようなおてんばなタイプには思えない。でも、実際に私もキャッキャとはしゃいでる姿は見たことがあるわけで・・・何ていうか、ギャップがある。どういう人なのか、うまく分類できない。 「熊井ちゃん?平気ならそろそろいいかな。今ね、生徒会で使う書類運んでたんだ。」 そのまま無言で見つめ合ってると、茉麻が苦笑まじりに私とお嬢様の間をチョップで遮った。 「あ、そうなんだ。うちは大丈夫。何か、驚かせてしまってごめんなさい。」 「いいえ、こちらこそ。大きな大きな熊さんに、ケガがなくてよかったです」 ――大 き な 大 き な、く ま さ ん 「あの!私は熊井です!くまさんじゃなくて!あとそんなに大きくないんで!」 いや大きいよ、という茉麻のツッコミは受け流して、私はお嬢様の両肩をガシッと捕まえた。 「ひっ」 そういえば、お嬢様は梨沙子のことも「すぎゃさん」とか変な呼び方をしていた。ここはちゃんと直してもらわないと、今後も「大きな大きな(ry」呼ばわりされたらたまらない。 「何か違う呼び方にしてください!ゆりな、でもゆり、でもいいんで!熊さんとかゴツイし!」 「あら・・・どうしましょう、そんな、急に言われても。大きな熊さんたら」 「ぬゎんで大きな熊にこだわるんですかぁ!」 せっかく空気が緩和されたと言うのに、ムキになる自分を止めることができない。だんだん人が集まってきて、そろそろヤバイと思いつつ、私は引くに引けなくなってしまっていた。 「まあ、呼び方はまた後で決めればいいじゃん。ね?熊井ちゃんは千聖お嬢様と仲良くなりたいんだよね?」 無意識に茉麻に顔を向けると、いつものお母さんな表情で助け舟を出してくれた。私は無言でぶんぶんうなずくと、とりあえず「ごめんなさい」と驚かせてしまったことをお詫びした。 「あら・・・私も、大き・・いえ、くま、くまい、さんと、仲良くなりたいわ。」 「・・・まあ、お嬢様がそうおっしゃるなら。なっきぃも今度時間があるときに、お膳立てさせてもらいます。キュフフ」 前へ TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -