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其の五後半 「私は心から、誇りに思うよ」 陽光は入らぬはずの洞窟が、いまこの時は明るかった。内部を飛び回る五つの閃光が 時折ぶつかり合いながら暗がりを照らしているのだ。 その一つ――ツチイミを駆る紅蓮は、清明が繰り出した四機の正体について 既に見当をつけていた。十二神将の霊力をも呼び水として召喚される、四つの 更なる上位存在と言えば、一つしかない。 「東西南北、天の四方を守る“四神”か」 東に青龍、西に白虎、南に朱雀、北に玄武。陰陽師で知らぬ者はない、強力な 神獣である。――そんなものまで使役できるのか、あの男は? 紅蓮はしかし、まだ自分の方が優勢であると知っている。そうでなければ、 これまで清明が自分との戦いをのらりくらりと避けてきた理由がない。 ツチイミは神をも滅ぼす式機だ。いかに四神が揃い踏みしたとて、負けはありえない。 「この世に遍く、神など不要だ」 朱雀の翼が起こす火炎を孕んだ旋風を切り裂き、青龍が吐きつける雷の息を 掌で受け止める。白虎の爪が呪いによって強化されたツチイミの装甲を切り裂き、 紅蓮は微量の驚きを覚えたものの、瞬時にその傷は修復される。 時間差をつけた四機一斉攻撃――彼はそう読んでいた。しかし、最後に来るはずの 玄武が見当たらない。 潜んでいるな――なおも攻撃してくる三機に向け、周囲の壁面から針状に成形した 土くれを飛ばす。以前ホシカゲとアメオスにも使った、呪術によるミサイル『針羽蟲』。 あえて大仰に印を結び、三機に集中していると見せて、伏兵を誘い出す。それが 紅蓮の狙いであり、果たして最後の一機は背後の土中より飛び出してきた。呼応する ように朱雀の焔が針羽蟲を一つ残らず爆破し、前方の三機も突っ込んでくる。 ――『あれ』を使うか? 紅蓮は自問し、それに否の答えを出した。この程度の単調な挟撃、二本の腕だけで 充分に対処できる。 ツチイミの右手には神剣・天叢雲。一閃すれば忽ち、見えざる衝撃波の怒涛が 三機の神獣を跳ね飛ばす。左手には濃密な闇を纏い、掌から迸った黒い光が 回転しながら飛んでくる玄武を直撃する。 しかし、その一射で破壊できると踏んでいた玄武はそのまま紅蓮に迫ってきた。 強靭な甲羅が、ツチイミの砲撃をも弾き返しているのだ。 「ツチイミの力は確かに四神の合計をも上回る。だが……」 清明の声と共に玄武はツチイミに激突し、そのまま洞窟の壁に叩き付けた。 「操手たる貴様が、その性能を完全に引き出せていないのではね」 「……!」 紅蓮は確かにツチイミを乗りこなしている。三位式機の操手としては、まだ 隆道やヒオムシとは桁の違う高みにいる。 しかし、それでも機体の出しうる限界性能を引き出すには程遠いのだ。三位式機の 場合、性能の99%と100%の間には無限に等しい差がある。 「動かすことさえ出来なかった者が、何を言う!」 拳で玄武を跳ね飛ばし、吐き掛けられる雷撃と炎の渦を掻い潜ってツチイミが飛んだ。 白虎の追撃を神剣で受け止め、そのまま刃を押し込んで袈裟懸けに斬り下ろす。 そのまま畳み掛けんとするが、玄武が回転しながら突っ込んで来たことで彼は その好機を逸した。舞い上がって回避しつつ、今度は玄武に向かって斬り付ける。 火花散る一瞬の拮抗。しかし、紅蓮の膨れ上がる憎悪に刃の鋭さが増していく。 「ああ、認めるとも……生身で雌雄を決すれば、我はまだ貴様に勝てまい」 神獣最強の重装甲に、刃が食い込む。 「しかし、そんな仮定には何の意味もない。今の我は“地”の三位式機を駆り、貴様は 四神を操って戦っているのだからな。いかに我がツチイミの力を全て使えぬとて、 この場で貴様を葬るに足ればそれでよいのだ」 「足らぬと言っておこう」 天叢雲が遂に玄武の甲を破り、内部機関に致命的な一撃を与えても、 清明に動揺した様子は見られなかった。 「どの道、今日は貴様と刺し違えるつもりで来た。生きて帰ることを前提にすれば、 確かに私はこの戦いに勝てないだろう。しかし、命を捨てる覚悟があれば……」 墜落する玄武から清明が飛び出し、その身体を青龍が受け止める。紅蓮は神剣を 真っ直ぐに構えて追撃するが、白虎の長爪が交差しその切っ先を阻んだ。 「覚悟を決めたところで、切り札の四神さえツチイミを止められぬではないか」 清明を嘲笑うように、神剣が禍々しい暗黒を帯びた。その切れ味が増していき、 白虎の機体が一気に両断される。 「二機落ちたぞ。そろそろ諦め時だ、清明」 「――なにか、壮大な勘違いをしてはいまいか?」 未だ、余裕の表情さえ見せる清明。万策尽きた人間の顔ではない――かといって、 敗死を前に自棄を起こした人間の臨死幸福でもない。 この男は、まだ何か手を隠していると言うのか。 「私は、死をも厭わずに戦えば貴様と相打ちに持ち込めると言うつもりはない。 命を引き換えにすれば、貴様を倒せると言いたいのさ」 「そうか。では、やってみろ」 ツチイミが飛んだ。清明にどんな手があるにせよ、それを使わせなければよい。 先ほどは十二神将を呼び水に召喚された四神の思わぬ抵抗によって阻まれたが、 そのようなことは二度も起こり得ない。神獣機ですら人間が操るには強大すぎる代物 なのだから、それ以上の存在など清明であっても御し得ないはずだ。 そもそも、高天原の神々を除いて四神以上のモノなど―― そこまで考えて、紅蓮はふと思い当たった。陰陽道は五行説を基礎とする。 大陸の伝承では四つの方角を守る神であった四神が、陰陽家に取り入れられた際、 五行説との調和を為すために一体追加されている。 東西南北の中央に座し、四神を統べる最強の神獣。それは…… 「言ったはずだ。私の『最初で最後の本気』だと――四神解体!」 清明の声に応え、神獣機が再びバラバラになっていく。破壊された白虎と玄武さえ 自らパーツ単位に分解し、膨大な式機の部品が羽虫の群れの如く洞窟内を飛び回っている。 清明を仕留めんと突進した紅蓮は、先刻より遥かに大きな力で跳ね飛ばされ、 空洞の内壁を数百メートルに渡って抉りながら止まった。機体は無傷だが、操手の 動揺は小さくない。 「馬鹿な――『そんなモノ』は、いかに貴様と言えども操れぬはず……」 パーツの再構築が始まる。今度は全てが一つに、巨大な式機を形作ってゆく。 「そう、普通には人間が呼ぶことすら叶わぬ神性よ。しかし紅蓮、たとえ天照大神でも 然るべき器さえあれば使役は可能ぞ。『献魂の法“御鏡”』を使うことでな!」 献魂の法“御鏡”――紅蓮の知らない術であった。 当然だ。それは安倍清明が編み出した、彼だけの切り札なのだから。 陰陽師は術を用いる際、『命』が身体を動かすために用いるエネルギーの一部を 消費している。そのため術を使うだけ疲労するし、命を削りすぎれば死に至る。 しかしそれとは別に、精神の源たる魂のエネルギーを利用することで、 まともに使えば術者が即死するような術をも発動する方法が存在する。 それが“御鏡”と名付けられた、『献魂の法』。 「私は、この身に残った魂のすべてを、貴様との戦いに注ぎ込む。ゆえに この機体には第五の神獣が宿るのだ――降り来たれ、“黄龍”!」 光の中で四神は融け合い、一体の巨大な式機となった。それは黄金色に輝く巨大な龍。 神獣機“黄龍”の、空前絶後となる降臨であった。 「いかに最強の神獣とは言え、この次元のものである以上、三位式機には及ばぬ」 ツチイミの言霊増幅機関が発動する。操手のイメージを読み取り、発した言霊を 顕現させる、三位式機だけに許された神の力。 「冥き、光よ!」 かざした掌より放たれるは黒の砲撃。あらゆる自然物を塵へと還す熱量が 黄龍を直撃する――しかし、金色の装甲は突き刺さる闇を無傷のままにかき消し、 弾いていた。その口が開いたかと思うと、お返しと吐き出される小太陽。 急遽それを回避したツチイミの背後で光弾は炸裂し、一瞬にして地下空洞を 熱プラズマの荒れ狂う灼熱へと変えた。 洞窟を崩さんばかりに地形を変えてしまうその破壊力に閉口しつつ、紅蓮は 受けに回ることなく機体に印を結ばせる。 「鋼の槍よ、驟雨と成せ」 黄龍の周囲に細い金属柱が出現し、それらが槍のように鋭く成形され、巨大な 機体に襲い掛かる。輝く装甲に触れるそばから槍は撥ね返されていくが、紅蓮は 音速の数十倍でツチイミを飛ばしながら、言霊を紡ぎ続ける。 「雷の剣よ、業深き咎人を裁け」 虚空より、放電。自然の雷とは比較にならない電流が龍の身体を跳ね回る。 しかし、その内にある清明はまったくの無事であった。 「無駄だ。黄龍の装甲は、そんな攻撃では破れない」 「……ならば!」 視神経の反応速度を遥かに超えるスピードで、ツチイミが肉薄する。構えた神剣は 長大な首を捉えかけ、寸前で爪に止められた。 弾指の鍔迫り合い。なれど、紅蓮もこの対応は予測済み。 握る得物に両の手をふさがれ、印も結べぬはずの機体から、神殺しを自任する男が 裂帛の気合を込めて叫ぶ。 「ならば噛み砕け、金剛の顎<あぎと>よ!」 直下の地中より、ダイヤモンドの完全結晶で作られた巨大な牙が飛び出した。 その牙が龍の長躯を捉え、ぎりぎりと喰い込む。 ダイヤは衝撃にこそ弱いものの、耐圧性においては世界最強の物質のひとつである。 まして紅蓮の術で強化されたそれは、黄龍の放つ高熱に焼かれることもない。 「印もなしに術を――まただ、一体どんなトリックで?」 鹿島のときと同じであった。言霊を具象化するとは言え、性能を完全に引き出されて いない三位式機では、言葉だけでこれほど高度な術を発動することは出来ないはず。 清明の自由が奪われたその隙に、無防備な背部へ神剣が突き刺さる。 「流石に神剣は防げぬらしいな? このまま、捌いてくれよう……!」 操縦室にある清明の身体は、自身の血で赤く染まっていた。 これが黄龍を操る代償の一つ、ダメージのフィードバック。機体に受けた損傷が、 命への傷として清明の身体にも反映されるのだ。 そしてもう一つの代償、精神の磨耗は―― 「まずいな……もう内裏にいた頃のことが、思い出せない」 生まれ落ちたとき、人の魂はみな同じ姿をしている。それが命ある身体に宿り、 経験を積むことで大きくなり、固有の形を作ってゆくのだ。 即ち魂を作るものは『記憶』。献魂の法とは、限界以上の力と引き換えに 己が生きてきた歳月の記憶を少しずつ失ってゆくことに他ならない。 また、清明は本来の寿命よりもかなり長く生きている。当然それは自らの術で した事だが、これは彼の生まれ持った命が既に燃え尽きていることを意味する。 そう、彼は死人だった。 清明は本来なら命が動かすはずの身体をも、精神の力――魂の力で動かしてきた。 だから毎日のように書物を読み続け、遠い異国や未来の知識を仕入れ続けていたのだ。 消費すべき記憶が、無くなってしまわぬように。大切な記憶を忘れぬように。 だが、もし記憶を消費し尽くすようなことがあれば……そのとき、安倍清明は 塵となって消滅するだろう。自身にかけた術の全てが消えてしまえば、彼は 自分の身体さえも生かしておくことが出来ないのだから。 黄龍を使うということは、彼にとってまさに『命を懸ける』行為であったのだ。 突き立てられた神剣が、そのまま龍の背中を走る。その傷が操手へと伝わり、 清明が纏う狩衣の背で血の花が咲く。 「あまり調子に……乗るなよ」 咆哮する黄龍。その音波がダイヤモンドの分子構造を激しく共振させ、巨大な牙を 爆破するようにして砕く。拘束を逃れた身体をよじり、長大な尾をツチイミに叩きつける。 四神の攻撃とは桁違いの衝撃が、操縦室の紅蓮を襲った。慣性制御の術が 働いているはずの操手に衝撃を与えるとは、一体どれほどの加速度が生じたのか。 しかしひび割れた土色の装甲は、瞬時に再生。やはり、三位式機は不死。 (乗り手を、紅蓮をやるしかない――私の魂が消えてしまう前に!) 脳裏から記憶がこぼれ落ちていく。ヒオムシとは、どのように出会ったの だったか……もはや、思い出せない。 それでもいい。もう忘れることなど怖くはなかった。たとえ出会った人々の 記憶が消え果てても、『自分』というものがいなくなっても。 彼らのために戦っているという、その真実は残る。 かっと開いた口より、小太陽の連射。直撃すれば、機体が残っても操手は 無事には済まないであろう圧倒的な熱量に、ツチイミはランダムな回避運動を取る。 しかし一見して無秩序と見えるその軌道は、清明が意図的に作り出した退路。 巨体に似つかわしくない機敏さで黄龍が飛翔し、ツチイミの正面に躍り出る。 「これで!」 龍の喉より、再び渦巻く熱光の球。先ほどまでより小さいが輝きは強い。 操縦室を撃ち抜くために、エネルギーが一点に凝縮されていた。 「押し切る――天叢雲よ!」 迫る光弾に、神剣が一閃。弾かれた小太陽は天井に大穴を穿ち、山を貫き、 空の彼方へと消えていった。エネルギーが凝集されていればこそ、紅蓮はそれを 弾くことができたのだ。 しかし剣を振り抜いた一瞬、ツチイミは前を無防備に開けた形となった。 「隙、見たり!」 電光石火、黄龍が飛びつく。巨大な爪で両腕をホールドし、両足は尾で締め上げた。 両者のうち、自由に動くものは黄龍の頭のみ。これを最後と、灼熱の砲口が ツチイミの胸に狙い定める。 印も結ばずに術を撃ってくる手段が気にならないではなかったが、この好機は 逃せるものではなかった。たとえ何かしてくるにせよ、この拘束を抜けられる ような術であれば、自分の砲撃の方が速いという確信もあった。 記憶はもう、ほとんど底を突いている。何のために戦っているのだったか? 未来から来たホシカゲの操手、彼と何か約束したような気がする……。 そしてヒオムシ。我が愛弟子、真名は確か……そう、日吉だった。 ――まだだ! あの子の記憶だけは、最後まで消えてくれるな! 黄龍の牙が溶けるほどの光弾が生成されてゆく。それはもはや地上に堕ちた 太陽そのもの。清明の魂が放つ、最後の煌きであった。 そのとき、ツチイミの左手から神剣が落ちた。それはゆっくりと落下を開始し ――清明からは死角となる位置で、別の手がその柄を掴み取る。 二機の両手は塞がっているというのに。 「贖え紅蓮、神の焔に灼かれて!」 巨大な火球が、ツチイミの眼前でいっそう膨れ上がる。 しかし、清明の全霊を懸けた一撃が放たれることはなかった。 黄龍の首を一条の閃光が薙ぎ、太陽を口に銜えたまま、その頭が胴体を離れたのだ。 「実に、危うい戦いであった」 口いっぱいに湛えていた光が消え失せるのと平行して、斬り飛ばされた黄龍の 首が虚空を落ちてゆく。ツチイミを抑えていた胴体部も力を失い、剣を振るう までもなく落下していった。 「まさに貴様は最強の陰陽師と呼ぶに相応しい男であったぞ、清明。貴様に 敗因があるとすれば……切り札を先に晒したことか」 ツチイミの背部に一基ある、見ようによっては翼のような形のパーツ。平時は スタビライザーとして機能するそれが今は大きく形を変え、巨大な腕となっていた。 これが紅蓮の切り札、第三の腕“冥無量後光”である。 印を結ばずに術を行使しているように見えたのは、機体の影でこの隠し腕が 印を作っていたため。機体を拘束されたときも背部は自由だったから、両腕より リーチが長く力もある第三の腕に神剣を持ち替え、黄龍を一刀のもとに両断したのだ。 清明の見立ては正しかった。あの時、紅蓮が何らかの術で脱出を試みれば 砲撃の方が速かったであろう。 ただ、神剣による直接攻撃がそれよりも速かっただけのことだ。 眼下で光となって消えてゆく黄龍を見ながら、紅蓮は機体を翻した。 「時を費やしすぎたな。疾く行かん、我を待つ千年先の空と海へ……!」 もはや安倍清明に、己の敗北を認識できるだけの精神すら残されていなかったことは 彼にとって幸であったか、それとも不幸か。 黄龍は術の瓦解と共に端から霧消していき、血の海と化した操縦室に収まっている 男もまた、自らの死を先延ばしにしてきた術が解けていくにつれ、四肢の末端から きらきらと光る、砂とも塵ともつかぬものに変わってゆく。 何も思い出せない。鬼才の名を欲しいままにした少年時代のことも、世に倦んで 早すぎる隠遁を始めた青年期も、自らを一種の式神として生き長らえてきた年月も。 今しがた戦っていた相手の顔さえ思い描けず、弟子を預けた男の名前など忘却の彼方。 そもそも弟子などいただろうか――空白だらけの走馬燈が回る。 前後不覚、廃人も同然の有様となった清明だが、ふとその口から明瞭な言葉が 滑り出す。例え全てを忘れても、これだけは言おうと思っていた言葉だ。 「ヒオムシ、お前の師であれたことを……」 言葉なき想いは伝わらない。想いなき言葉はただ空虚。 ゆえに想いは言葉に、言葉は力に。イメージ、アンド、ワード。 しかし彼は、途中で口を止めてしまった。自分の呟いた名が気になって仕方がないのだ。 ヒオムシとは誰だろう。忘れてはならない、大切な名前だったような気がする――。 言おうとしたことの続きは忘れてしまい、己の口から出た言葉を虚ろな目で 反芻していた清明は、やがて眠たげな微笑を浮かべた。 ――そうそう、何を忘れているんだ。 私の大切な……息子の名前じゃないか――。 そして、清明の中に残っていた最後の記憶が消える。 ついに真っ白になった走馬燈が回転をやめても、彼の顔は穏やかな笑みを湛えたまま。 天下無双の大陰陽師・安倍清明は、塵となって消滅した。 陰陽式機伝 イメージ・アンド・ワード・SSに戻る next back
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ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/266.html#id_542badf7 たとえば、#news(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 世界を席巻する『イカゲーム』はなぜヒットした? 紐解くカギはゲーム参加者の“人間ドラマ”にあり - auone.jp 横浜流星&佐野勇斗、映画『嘘喰い』デス・ゲームに興じるヤバいやつら - 中日新聞 『カレイジアスペルセウス』(MSX版)がレトロゲーム遊び放題アプリ“PicoPico”に追加。12月15日正午まで体験プレイも可能 - ファミ通.com ゲームの中から出てきたみたい! 粘土で作った実寸大ポケモン「ナエトル」がすごいクオリティー(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース C大阪敗退で、大久保ラストゲーム「苦しくもあり、楽しくもあった」 - 産経ニュース スペインで放送されていた「ミスター味っ子」が影響!?日本大好きなスペインのゲーム開発者インタビューで飛び出した意外な裏話(Game Spark) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「GRANBLUE FANTASY Relink」ゲーム映像を使ったPVが初公開!マルチプレイなどのゲーム概要や参戦キャラも発表|ゲーム情報サイト Gamer - Gamer このキアヌ……CG? 本物? 話題の「マトリックス」×「Unreal Engine 5」技術デモ、実際に触って感じたその“スゴさ”(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【PCゲーム極☆道】第105回『Happy s Humble Burger Farm』 3度ミスしたら怪物が殺しにやってくる深夜ワンオペバイトシミュレータホラーゲーム - IGN Japan コロナ禍で子供も密回避 友達つなぐオンラインゲームの光と影 - 毎日新聞 - 毎日新聞 FLOW、「優勝 feat.Afterglow」ゲーム実装&先行配信開始!「COLORS」MVフルサイズも公開(THE FIRST TIMES) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 初期型PSPが発売された日。SCE(当時)が初めて携帯ゲーム機に参入したハード。動画や音楽が再生できるマルチメディア端末として利用できたのが新しかった【今日は何の日?】(ファミ通.com) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『ポケモンGO』『ドラクエウォーク』『ピクミン』……行動経済学から見る、位置情報ゲームがヒットする理由(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース スマートフォン向けゲーム「D4DJ Groovy Mix」イベント&ガチャ「『新曲! 対立!? 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動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/801.html#id_30dcdc73 また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
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基本スペック MH 賞球数 3 10 14 確率(通常) 1/315.5 確率(確変) 1/31.55 確変突入率 57% ラウンド/カウント 15R・9C 時短 全図柄100回 PH 賞球数 3 4 10 14 確率(通常) 1/99.25 確率(確変) 1/9.925 確変突入率 57% ラウンド/カウント 5R・9C 時短 全図柄20回 JTW 賞球数 3 10 13 確率(通常) 1/188.9 確率(確変) 1/60.93 確変突入率 74.1% ラウンド/カウント 5Ror15R・9C 時短 なし 公式 ttp //www.sansei-rd.co.jp/ 過去スレ 【哀絶】CRバジリスク甲賀忍法帖第九話半【霖雨】 (鯖移転の為立て直し) http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1219426938/ 【哀絶】CRバジリスク甲賀忍法帖第九話【霖雨】 http //money6.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1218644246/ 【血煙】CRバジリスク甲賀忍法帖第八話【無情】 http //money6.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1210511963/ 【人肌】CRバジリスク甲賀忍法帖第七話【地獄】 http //money6.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1204222182/ 【降涙】CRバジリスク甲賀忍法貼第6話【恋慕】 http //money6.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1198077357/ 【忍者】CRバジリスク甲賀忍法貼第5話【六儀】 http //money6.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1194617823/ 【乳房が】CRバジリスク甲賀忍法貼第4話【激熱】 http //money6.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1191844760/ 【打ち】CRバジリスク甲賀忍法貼第3話【候え】 http //money6.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1189701379/ 【がっ】CRバジリスク甲賀忍法貼第2話【かり】 http //money6.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1188043766/ 【うっ】CRバジリスク甲賀忍法貼【かり】 http //money6.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1179380550/ ○はじめに この機種は予告 リーチ演出パターンが「伊賀」「甲賀」の二種類から選ぶ事ができる ミドルスペックのMHや羽根デジのPHでは確率はどちらでも変わらないので好みで。 変則スペックのJTWではモード選択はできず、内部状態で伊賀甲賀が選択される。 甲賀はこんな人にオススメ ・おっぱいやエロいお姉さんが好き ・善玉サイドっぽい方が好き ・デブ専 伊賀はこんな人にオススメ ・ドジっ子っていいよね。 ・悪人顔萌え ・毛深い人が好き ○予告演出 ・液晶ステップアップ予告 SU1(ガセ)→SU2(リーチ確定)→SU3(スーパー確定)→SU4(信頼度アップ) 枠が銀のノーマルSUと枠が金色のやすらぎ系SUがあり、後者の方が熱い。 と言うかまんまエヴァのSU予告と思えば問題無い。 またプレミアSUとして宿命SUがあり、出現すれば段階問わず確定。 ・バジリスクアイ予告 液晶上部のバジリスクアイ役モノが光れば発展のチャンス。 弦之介(甲賀)/朧(伊賀)の眼のアップが出現し、最大4段階までステップアップする。 画面暗い→画面明るくなる(リーチ確定)→瞳が開く(スーパー確定)→激しく光る(激アツ) 発展してもSU3止まりが多いが、大当りに結構な頻度で絡む重要予告。 テンパイせずに擬似連が始まることもある。 またバジリスクアイ役モノがリーチ中に光れば信頼度アップ。 レインボーに光れば確定となる。 ・背景変化予告 一回の変動で背景が二回変わればリーチ確定。 ノーマル止まり頻発で別に熱くはないが、擬似連すればチョイ熱。 背景が駿府城に変化すれば大当り確定。 ・メッセージ予告 画面下にキャラが出現し、メッセージで期待度を示す。 ウィンドウに扉が出現してボタンを要求された場合はリーチ確定。 茶<赤<豹柄(熱い)<金色(確定・確確ではないので注意) 徳川家康が出現すればチャンス。 ・モードチェンジ予告 変動開始時に敵側のキャラが出現し、勧誘してくる。 そこでジョグシャトルを押すと「甲賀」←→「伊賀」のモードがチェンジする。 押さなければモード変更無し。リーチ確定だが期待薄。 玉分身予告 玉がワープルート通過時、液晶に現れる分身(!?)の色柄に注目。 銀<青(リーチ確定)<赤(スーパー確定)<豹柄(熱い)<金(確定・やはり確確ではない) ・スベリ予告 ハズレ目停止後、右図柄がスベる。 ノーマルスベリの場合ガセもあるが、キャラクターが登場すればスーパーリーチ確定。 群予告出現率もアップする。 伊賀・弾正、佐衛門、刑部、弦之介 甲賀・夜叉丸、朱絹、陣五郎、朧 弦之介 朧スベリは熱い。後のキャラは他の予告との複合次第。 ・群予告 リーチ成立後にキャラ群が出現すればスーパー確定 信頼度アップ。 横キャラ群(鵜殿丈助/小豆蝋斎)と縦キャラ群(弦之介/朧)の二種類があり、後者の方が信頼度は高い。 横キャラ群通過後に巨大横キャラ出現で大当り確定。 縦キャラが金色の場合も大当り確定。 ◎巻物系予告・・・この台のキモとも言える予告です。 ・巻物ステップアップ予告 変動開始時に液晶横の巻物役モノが光れば発展のチャンス。 最大三段階で巻物が伸びてゆき、そこに描かれた文字で期待度を示唆する。 「・・・(リーチかも)<立直(リーチ確定)<勝負(スーパー確定)<好機<激熱」 「忍法→人肌地獄(お胡夷)、無明払暁(小四郎)、魅殺陽炎(陽炎)、胡蝶乱舞(蛍火)へ」 「対決<争忍血風→忍法対決へ」 上記以外は恐らく鉄板。法則が崩れると当確ぽ。 ・人別帖予告 変動開始時に巻物が光れば発展のチャンス。甲賀・伊賀双方の代表者が書かれた人別帖が出現し、敵側の名前が消されてゆく。 リーチが成立しなければそのまま擬似連になり、リーチ成立まで最大4回続く。 消された名前の人数が多いほど信頼度アップ。 消えたキャラクターとの忍法対決に発展すると当確? 敵側全員の名前が消えるor弦之介、朧が消えれば大当り確定。 上記二つは突然巻物が炎上し、突確に突入する場合がある。 ・名言集 名言が現れる。基本的に熱く、プレミアも多数。 ・水墨画 かわいらしいキャラが巻物に現れる。 「ちびキャラぞろぞろ、ちびキャラぞろぞろ→カラー、でか朧&弦とことこ→カラー」の3パターン。熱いけどプレミアではない。 ・絵巻物 巻物にイラストが浮かび上がる。結構熱くてプレミアも多数。燃えるとチャンスアップ(突確ではない) ○ステップアップと人別帳はともかく、下の3つはかなりレアです。そして案外外れます ○確変中限定予告 ・確変中は巻物が画面を覆い、バジリスク本編のあらすじを解説してくれる。 一度通常に戻っても、再度確変を引けば途中から見られるようになっている。 ただし非常に長く、羽根スペックだと半日打ってようやく一話目のあらすじ終了という事態も珍しくない。 どうしても続きを見たい人は、単発打ちで拾わせて、デモ画面に戻さないギリギリでゆっくり回そう。 確変中は予告が以下に変化する。 ・告知文予告 確変中は液晶左側に「確変継続中」という赤文字が書かれているが、これが変化して確変期待度を示す。 確変期待度は「確変終了の危機!<確変継続?<確変到来?<確変確定!(確確)」 「確変必至?」は当たれば確確。 ・臨時ニュース予告 あらすじの流れる巻物の上部に、アラーム音と共に臨時ニューステロップが出現。 ニュースの内容によって信頼度や発展先を示す。 確変期待度は「ただいま信頼度上昇中!、敵忍者接近中!<駿府の大御所様が入院した模様!、大当り接近中!、??の模様!、全回転リーチ接近中!(確確)」 「全回転~」はもち全回転対応。 ・画面変化予告 画面に変化、マークが現れる。 確変期待度は「砂嵐(リーチかからないことも)<葵の紋・紫<紋・赤<バジリスクロゴ、確変確定のハンコ(確確)」 ・巻物変化予告 巻物が変化する。 確変期待度は「振動<振動+フチが青発光<振動+赤発光<振動+金発光(確確)」 「赤発光の後再び振動」は当たれば確確。 ・バジリスクアイ予告 確変中は画面があらすじに使われるため、役モノの動きだけでSUが進む。 S1・二回開く→S2・一回開く→S3・完全に開く→S4・激しく光る ○リーチ演出 ・ノーマルリーチ 信頼度☆ 全ての基本、ノーマル止まりの際の停止は早いので時間効率は悪くない。 変動中に画面が白くなれば各スーパーへ発展する。 ・ロングリーチ 信頼度★ ゆっくりと中図柄が変動してゆく。 基本的に期待薄だが、進み 戻りの再始動もあり。 ・キャラ系リーチ弱(お胡夷/筑摩小四郎) 信頼度★~★★★ 「甲賀」ではお胡夷が逃げる図柄を追いかけてかかと落とし。 「伊賀」では筑摩小四郎が吸引カマイタチで図柄を破壊してゆく。 ダブルリーチからの発展で信頼度アップ。 途中でキャラカットインがあればチャンスとなる。 (甲賀・如月佐衛門/伊賀・小四郎覆面Ver) また、一度ハズレてからの復活パターンもある。 ・キャラ系リーチ強(陽炎/蛍火) 信頼度★★~★★★☆ 「甲賀」では陽炎が毒の息で図柄を落としてゆく。 「伊賀」では蛍火が蝶の群れを操り図柄を変動させてゆく。 キャラ系(弱)に比べ信頼度は高く、ダブルからの発展ならそこそこ熱い。 途中でキャラカットインがあればチャンス。 (甲賀・陽炎/伊賀・夜叉丸) また、こちらにもハズレ後の復活パターンあり。 ・忍法対決リーチ 信頼度★★★~★★★★ 全回転を除く本機最強リーチ。三人の忍びから一人を選び、自陣営の忍者が勝てば大当り。 選択されたキャラによる信頼度は以下の通り。 甲賀・風待将監<鵜殿丈助<甲賀弦之介 伊賀・小豆蝋斎<蓑念鬼<薬師寺天膳 ただし、相手側に弦之介or天膳が出現した場合はこちらも自動的に弦之介or天膳に変更される。 それ以外の組み合わせの場合は、自分より格下の相手ならばチャンス。 (自軍丈介で相手が小豆蝋斎の場合など) どの対戦カードでも敗北後の復活パターンあり。 確変中のリーチ発展時は必ずこのリーチになるが、弦之介or天膳への強制変更が 発生しても確確ではないので要注意。(ただし確変期待度は上昇する模様) ・縦、横群後のロングリーチ 信頼度★★★★★ 当確です。 ・全回転リーチ 信頼度★★★★★ 朧が優雅に舞う大当り確定の全回転リーチ。 確テンパイからしか発展しない模様なので、おそらく確確。 ・この他、兄様が図柄に化けているプレミア復活当たり有り。 ■登場人物紹介 甲賀卍谷十人衆 甲賀弦之介 見ただけで相手を自滅させる最強の瞳術を持つ本編の主人公。 甲賀頭領・甲賀弾正の孫にあたり、弾正の死後は甲賀勢の指揮を執る。 理想主義者的な所があるが、敵と見た物には容赦ない冷徹さも見せる。 伊賀の朧とは強く慕い合う間柄で。両里の和解を目前としていた。 主人公だけに予告にリーチにラウンド中にと本機で一番出番は多い。 甲賀弾正 甲賀卍谷衆の頭領でしたたかな老人。伊賀のお幻とは若い頃は恋仲だった。 物語冒頭でお幻と相打ちとなる。 本機ではスベリ予告などに登場。宿命SUでは若き日の姿を見る事ができる。 鵜殿丈介 まるまると太ったお調子者。ゴムのような体を持ち。 打撃はおろか斬撃さえも吸収してしまう。また体を高速回転させての体当たりや 狭い場所からの潜入、脱出なども得意。 本機では忍法対決や群予告に出演となかなか好待遇。 ちなみに北斗の拳のハート様よりも元ネタは20年ほど前なのでパクリではない。 風待将監 細長い手足に丸い体を持つ。蜘蛛のような男。 口から粘着性の高い痰を糸のように吹き出し、相手を絡め取る。 伊賀忍数名を一度に相手取り善戦した事を認められてか高信頼度の忍法対決リーチに出演。 陽炎 妖艶な美女だが、性的に興奮すると吐息が猛毒になる体質の持ち主。 自分が愛せば相手が死ぬと知りながらも弦之介を文字通り命懸けで愛している。 また、その裏返しとして朧に対しては強い憎しみを抱いている。 本機では専用リーチも用意されている好待遇。雪女ではない。 如月佐衛門 糸目の一見地味な男。お胡夷の兄。 相手の顔を自分の顔に写し取る「顔写し」を得意とする変装の達人で、外見、骨格から 女性の声まで完全に再現する事ができる。 本機ではスベリ演出とお胡夷リーチ時のカットインに出演。 すべり演出が変装なだけにWからでもシングルリーチにしかしない。よく単図柄に化けたがる兄さまヒドス お胡夷 登場女性キャラ中最強のプロポーションの持ち主。佐衛門の妹。 口や肌から相手の血液を蛭のように吸い取る事ができ、その能力は露出した肌を密着させる程効果的。 (当然性的な意味で) 本機では専用リーチが用意されているが、能力と関係無い肉弾戦になっているのは 表現上ヤバかったからと推測される。 霞刑部 坊主頭の巨漢。擬態能力を持ち、体を周囲の背景と同化させるだけでなく壁との一体化もできる。 ただし変化できるのは自分の体のみのため、戦闘中は主に全裸。 やはり演出に絡めにくかったのか、本機での出演は台詞以外ではスベリのみとなっている。 室賀豹馬 本機で不遇な人その1。盲目の男で、弦之助の瞳術の師匠にあたる。 弦之助と同様の自滅の瞳術を、夜間限定で使用できる。 原作ではそこそこ活躍したのだが、何故か本機ではやたら待遇が悪く出演は台詞のみ。 地虫十兵衛 本機で不遇な人その2。手足を持たない異形の男。 体内に武器を仕込んでおり、長い舌でそれを操っての不意打ちを得意とする。 また蛇腹と呼ばれる胴の動きで移動し、その速度は甲賀最速を誇る。 本機では豹馬と並んで出番が少ない。 伊賀鍔隠れ十人衆 朧 甲賀頭領・お幻の孫娘。相当なドジっ子。一切忍法や体術は扱えないが、 生来の能力として見た相手の能力を全て無効化する「破幻の瞳」を持つ。 慕い合っていた弦之助への想いは戦う宿命となっても変わらず、彼に斬られて死ぬ事を望む。 戦闘ができないためリーチは全回転のみだが、伊賀系の強予告の大半に絡む。 お幻 伊賀鍔隠れ衆の頭領の老婆。甲賀の弾正とは若い頃恋仲だった。 物語冒頭で弾正と相打ちとなる。 プレミアSUでは弾正と共に若き日の姿を見る事ができる。 薬師寺天膳 伊賀の副頭領。お幻の死後は戦いを好まない朧に代わり伊賀勢の指揮を執る。 能力は一言で言うと「不死身」。例え死んでも一定時間で復活する。 三白眼に総髪に端正な顔と一見大物悪役っぽいのだが、人望が薄い。死なない以外は 能力が十人並みのため戦闘になるとほぼ一度はうっかりして死ぬ。 朧をレイプしようとする度未遂で終わる等どうにもへっぽこ臭が漂う。 本機では忍法対決で弦之助と戦うが、能力を利用するシーンが無いため 単なる「剣を振り回す余裕の無い兄さん」になってしまっているのは、うっかり 蓑念鬼 ざんばら髪に太い眉に長く伸びた鼻毛と、伊賀勢の中でも屈指の濃さを誇る男。 全身の毛髪を自在に伸ばし、操る事ができる。硬化させて相手を貫く事も可能。 本機では忍法対決リーチでハイテンションぶりを見せてくれる。 ちなみに某鼻毛真拳とは(ry 小豆蝋斎 豆のように膨らんだ頭部が特徴の老人。 伸縮自在の手足を持ち、鞭のようにしならせての攻撃や相手を絡め取る技を得意とする。 本機では忍法対決や群予告に出演。ちなみにスト・のダルシムとは(ry 蛍火 やや天然が入っている蟲使いで、主に蝶の群れや蛇を操る。夜叉丸とは恋仲。 主にかく乱等の援護向きの能力で直接的な攻撃力は低い。 本機では専用リーチで出演。失敗時の「そんなぁ」が可愛いという声も。 筑摩小四郎 二本の鎌と、強烈な吸引力で空間にかまいたちを発生させる旋風かまいたちの使い手。 十人衆の中では格下だが、朧への忠誠心は誰より強い。 物語中盤で弦之助の瞳術で顔面を砕かれ、以後覆面姿となる。 朱絹とは闘いの中、次第に惹かれあうようになる。本機では専用リーチに出演。 朱絹 体の血液を霧状に吹き出す能力を持つくノ一。 盲目となった小四郎と惹かれあうようになるが、想いを伝えるまでには至っていない。 本作の女性キャラでは唯一リーチに出演しておらず、出番はスベリのみ。 夜叉丸 十人衆の中では最年少で、女性の髪を素材とした糸状の武器「黒縄」を操る。 蛍火とは恋仲で、本機ではスベリ予告のほか蛍火リーチ中のカットインや復活演出にも出演している。 確変中やたらと彼を見る機会が多いので、扱いの割には覚えられやすい。 雨夜陣五郎 体に斑紋が無数に浮かんでいる不気味な男。塩に触れる事で体をナメクジ状に変化 させる事ができ、それを利用した狭い場所への侵入や相手の体内に侵入しての破壊を得意とする。 本機ではスベリ予告のみ出演と、伊賀勢では朱絹と並んで出番が少ない。 当スレには陣五郎大好きな方が生息中。 ○特殊演出 潜入ミッション 変動開始時に突入するミッションモード。敵陣の屋敷に潜入し、巻物を奪還 すれば大当り確定となる。 変動時、背景が内部へ近づいてゆけばチャンス。 門前→門→庭→屋敷中、巻物ゲット!!の流れになっている。 突入時のリーチは大当り確定? なお、ミッション成功はただの当確で、確確ではない。 バジリスクアイチャンス 通常図柄大当り後に発生する昇格演出。 ジョグシャトル連打で役モノの目が開けば確変に昇格する。 一旦図柄が停止してから開く逆転パターンあり。 当然ながら昇格する時は全く叩かなくても昇格するので叩きすぎないように。 確定台詞 朧「まぁ!やはり大当りね!」 お幻「きたきたきた!きたわえ!」 夜叉丸「安心しな、当りまでほんの一瞬だからよ」 小豆蝋斉「はばかりにゆくことは許さん……大当りじゃからの!」 蓑念鬼「待っていたぞ、大当り」 蛍火「これは…これは大当りやもしれませぬ!」 雨夜陣五郎「た・た・たまぁぁぁぁあぁ…」 筑摩小四郎「鷹よ…羽音で、大当りの居場所を教えてくれ!」 朱絹「忍法『出血大サービス』でございます」 薬師寺天膳「大当り解禁としよう」 甲賀弦之介「長いハマリも、やがては終わる…」 甲賀弾正「いかなる忍法も、大当りの前では雲散霧消するそうな…」 風待将監「ほう…なぜ大当りすることを知っておる?」 地虫十兵衛「汝…大当りの星が出ておるぞ!」 鵜殿丈助「大当りに、ここまで嫌われていたとは、悲しいのう…」 お胡夷「大当り、一玉残らず搾り尽くしてやる!」 霞刑部「あの日、わしは大当りを捨てたのだ…」 室賀豹馬「ありとあらゆる刃物が入り混じり、大当りしていくものにございます!」 如月左衛門「この忍法争いが、大当りを決するものであったとは!」 陽炎「ドル箱くださいな!」 服部半蔵「服部半蔵、只今参上」 服部響八郎「安泰の世が参った…大当りがな…」 柳生宗秬「柳生の隣国に、大当りが潜んでいようとは」 お福「当りじゃ、もう、当りじゃ…」 徳川家康「もうよい、当てよ」 南光坊天海「大御所様より、大当りをつかわすの儀…」 Q大当りラウンド中の曲名を教えてください A単:wild eyes(水樹奈々) 確:甲賀忍法帳(陰陽座) 10連以上の単:ヒメムラサキ(水樹奈々) Q金玉なのに外れたよ?遠隔? Aそれは豹玉だと何度言えば(ry 金玉の大きさは炎を纏っているので通常の約1.2倍増し みんな大好きJTW!(2R確・時短無し) 甲賀モード(1/188.9) → 大当たり! ┬→ 15R(3・7) (8%) → 確変放映(電サポ有 1/60.93) ├→ 5R(1・5・9) (72%) → 確変放映(電サポ有 1/60.93) └→ 5R(2・4・6・8・10) (20%) → 伊賀モード(電サポ無 1/60.93) 伊賀モード(1/60.93) ┬→ 大当たり! ┬→ 15R(3・7) (10%?) → 確変放映(電サポ有 1/60.93) │ └→ 5R(その他) (90%?) → 伊賀モード継続(電サポ無 1/60.93) └─(1/250.3で抽選)→ 流星リーチを転機に転落 → 甲賀モード(1/188.9) 確変放映(1/60.93) → ブラックアウト ┬→ 弦之助BE → 5R(1・5・9) (90%?) → 確変放映継続 └→ 天弦対決 ┬→ 引き分け → 確変放映継続 ├→ 勝利! (10%?) → 15R(3・7) → 確変放映継続 (1/250.3で抽選)└→ 敗北… → 甲賀モード(1/188.9) 甲賀・伊賀モードでの演出 PH/MHと変わらず。バジリスクアイチャンス、ラウンド中のバジリスクチャンスあり。 確変放映のリーチ 弦之助BEと天弦対決のみ。弦BEは5R確定。大抵一か九で当たる。天弦は15Ror転落or継続。 確変放映の予告 ボーン音/鍔鳴り音/巻物振動/巻物オーラ(赤)/砂嵐/BE予告(SU1~2)/玉分身 のみ? 予告の信頼度は不明。ボーンでも15R行くし、豹玉でも転落する。豹玉で確変を落とすことがあると知れぃ! 究極の予告は、巻物が引っ込んでいく際の電チュー挙動。 電チューが効いている → 弦BE確定or天弦対決勝利or引き分け 効いていない → 転落確定… とにかく電チューが効いていることを祈り、さらに天弦行ったら勝利を祈れ!
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恋文歌留多イベント Notes バレンタイデー限定イベント。(2011/02/10~2011/02/18 13 00) 陰陽師をプレイしているGREEの友達と歌留多を送り合うイベント。GREE友達は陰陽師公式コミュの募集トピ等で簡単に増やせる。 ※友達リンク申請を短期間で一気に送りすぎると、GREEからアカウント一次停止等の規制を受ける可能性があるので注意。 同じユーザにリクエストを送信できるのは1日1回まで。(朝4時にリセット) 歌留多(全20種)をコンプすると限定式神「卯子酉様)」が貰える。コンプ式神の受け取りは2/14から。 歌留多をコンプしていると、次回のホワイトデーイベントで特典があるとのこと。 歌留多を受け取ってもらうと獲得できる恋文ptは、一定量集めるとアイテムと交換できる。 新しく友達になったユーザがリクエスト送信画面に反映されるまで、最大6時間かかる。 「アプリからのお知らせ」の最大保存数は200。以降は古いものから削除される。 歌留多の送り方 【自分がリクエスト送る場合】 恋文歌留多のページから「リクエストを送る」を選択し、送る相手を選んで送信。 相手がリクエストを確認すると、歌留多の下の句と恋文pt1が送られてくる。(陰陽師マイページアクセス時に自動受け取り) 【相手のリクエストを受ける場合】 GREEホームの「アプリからのお知らせ」から「恋文歌留多をコンプしよう」→「今すぐ確認する」を選択する。 相手に歌留多が送信され、自分は小判を200獲得。 恋文pt交換アイテム イベント式神 恋文pt交換アイテム アイテム 交換pt 備考 小判 2000 5pt 祈りpt 2000 10pt 風姫(式神) 20pt 式神綴(永) 1個 25pt 一回限り 式神所持枠+5(期限なし) 小判 10000 30pt 何故か2000小判/5ptの方が得… 式神綴(永) 1個 50pt 一回限り 式神所持枠+5(期限なし) イベント式神 属性 名称 ヨミ レア度 最大Lv 召喚コスト 初期能力 能力MAX 単位能力 成長傾向 奥義 売却価格 備考 攻 防 攻 防 攻 防 攻 防 名称 効果 光 風姫 カゼヒメ ★★★ 40 15 2800 2800 4800 6800 320 453 平均 平均 - - 2250 【イベント】恋文歌留多 幻 卯子酉様 ウネドリサマ ★★★ 40 15 2600 3000 5200 6400 346 426 平均 平均 呪縛 (B)ボス停止 2250 【イベント】恋文歌留多
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早朝、シグナムは起きると、庭に出て稽古にいそしんでいた。 背後にかすかだが気配を感じる。本当に些細な気配だが、覚えがある。昨夜の十二神将だろう。 (私の監視といったところか) 昨日、殺気が漏れたのは失敗だった。要注意人物になってしまったらしい。 「確か六合殿と言ったかな?」 声をかけると、六合が姿を現す。夜色の外套に、顔には黒い痣のような模様がある。 「もしよければ稽古に付き合ってもらえないか?」 六合は無言で頷く。もし戦うことになったら、手の内を知っていたほうがやりやすい。互いの利害は一致している。 六合の左腕の銀の腕輪が、長槍に変じる。その構えには一部の隙もない。 「ほう。これは面白くなりそうだ」 シグナムのレヴァンティンと六合の槍の先端が触れる。それを合図に激しい打ち合いが始まった。 「見て見て、シグナム!」 シャマルがはしゃいだ声で近寄ってくる。シグナムも六合も互いの武器を収める。 「こんな素敵な衣見たことない!」 シャマルは色鮮やかな衣を何枚も重ね着していた。動きにくそうだが、とても美しい。はしゃぐのも無理からぬことだろう。 「ああ、よく似合っている」 「って、二人して何してたの?」 シャマルは二人の様子に首をかしげる。 六合もシグナムも息を切らして、顔から大量の汗が流れ落ちている。 「いや、六合殿に稽古に付き合ってもらっていたのだ」 「稽古?」 シャマルはますます首をかしげた。二人はどう見ても全力の試合の後だ。 「いや、あまりに楽しくてな。つい時間を忘れてしまった」 シグナムは朗らかな顔で笑った。 単純な強さだけなら、昨日の化け物のほうがはるかに上だろう。先日戦ったフェイトもスピードは素晴らしかったが、剣の腕前ではシグナムに分がある。 剣の技量だけで自分と互角に戦えるものと出会ったのは、初めてかもしれない。 「・・・・・・シグナム」 シャマルが半眼でつぶやく。 相手の手の内を探り、いざというときに備えるはずが、相手を好敵手として気に入ってしまった。これでは高潔なシグナムが裏切りなどという卑劣な真似をできるはずがない。 「だ、大丈夫だ。使命は忘れていない」 シグナムは必死に弁解するが、その慌て振りが自分の言葉を裏切っている。 「そ、それにあの化け物を退治すればいい。それで万事解決だ」 「本当にバトルマニアなんだから」 シグナムは強引に自分を納得させると、六合に向き直った。 「さて、続きをしようか」 その顔は、まるでお気に入りのおもちゃを見つけた子供のような、明るい笑顔だった。付き合いの長いシャマルも初めて見る表情だ。 六合は無言で頷く。その顔がいささかげんなりとしているのを、シャマルは見逃さなかった。 「動きにくい。わかりにくい。動きにくい」 ヴィータは不機嫌な顔で家の中をうろうろしていた。シャマルに無理やり着せられた着物が、足にまとわりついて歩きにくいことこの上ない。しかも昌浩の家の中は、広くてややこしく迷子になっていた。 「どうしたの?」 部屋から出てきた昌浩と出くわす。 「何でもねーよ。てめえこそどうしたんだよ」 昌浩は髪を結い上げ、黒く長い烏帽子をかぶっている。おそらくこれが彼の正装なのだろう。 「俺はこれから仕事。陰陽寮に出仕しないと」 「仕事~?」 ヴィータは眉をひそめた。目の前の少年はどう見ても、はやてより少し年上くらいだ。それが仕事に行くのは奇妙に思えた。それとも子供っぽいだけで、実年齢はもっと上なのか。 「お前、いくつだよ」 「十三歳」 「おもいっきし子供じゃねえか!」 「こら。俺はこれでも元服を終えた立派な大人なんだよ」 昌浩の台詞にもっくんが半眼になる。 「半人前のくせにえばるな。晴明の孫」 「孫言うな」 言い合いを始める昌浩ともっくんをヴィータはじっと見つめた。おもに肩に乗っているもっくんを。 「どうしたの、びたちゃん?」 「違う! 人を勉強も運動もできない小学生みたいに言うな! ヴィータだ、ヴィータ!」 「ご、ごめん。まだ慣れなくて。それでもっくんがどうかした?」 「もっくん言うな」 文句を言う物の怪を、昌浩は無視する。 「よかったら、触ってみる? もふもふして気持ちいいよ。温かいし」 「おい、本人の承諾も得ずに勝手に話を進めるな」 「ふ、ふん。別にいいよ」 ヴィータはそっぽを向いた。しかし、ちらちらともっくんを見ているので、触りたいのが丸わかりだ。 「はい」 昌浩は笑顔を浮かべて、もっくんを差し出す。 「へっ。仕方ないな。どうしてもって言うなら、触ってやる」 「だから、俺は承知しとらんと言うのに」 もっくんの文句は再び無視された。 ヴィータがおずおずと物の怪に触れる。物の怪はされるがままになっている。 なめらかな手触りに、ぎゅっと抱きしめると適度に柔らかく温かい。その抱き心地のよさにヴィータの顔がほころぶ。 「あ、ありがとう。昌浩」 思わず素直に礼を言ってしまい、ヴィータの顔が赤くなる。それを見られまいとうつむくと、頭を優しく撫でられた。 「触りたくなったら、いつでも言ってね」 「…………お前は気安く触るなー!」 ヴィータの拳が昌浩の鳩尾に突き刺さる。うずくまる昌浩を尻目に、ヴィータはどすどすと足音を立てながら歩いて行った。 (あいつ、むかつくな) どうも誰かに似ている気がする。それがヴィータの心を波立たせるのだ。しばし考えたが、誰に似ているのか答えは出なかった。 朝食の席で、ヴォルケンリッターたちは昌浩の両親に挨拶をした。扱いは晴明の客人ということになっている。 どう考えても怪しいが、晴明の客人ということで、昌浩の両親は無理やり納得したようだった。 朝食を終えると、昌浩と父親はすぐに仕事に行った。 それを見届けると、シグナムたちはあてがわれた部屋に集まる。 「はやての作るご飯が懐かしいぜ」 ヴィータが遠い目で呟いた。焼いた魚やご飯など、食事自体は悪くなかったのだが、全体的に薄味で淡白な物しかないのだ。特に砂糖がないので、甘いものは皆無だった。 「アイス。ケーキ」 「言わないで。私まで恋しくなる」 シャマルも悲しそうだった。早く目的を遂げないと二人がホームシックにかかりそうだった。 シグナムは強引に話を進めることにした。シグナムも朝食の前に、この世界の服装に着替えている。 「とにかく窮奇の居場所を突き止めなければ。シャマル、探索は?」 「今朝からやってるけど、この町にはいないと思う。魔力の痕跡を追っても、途中でぷっつり切れちゃってるの。 あれだけの魔力を持っているのに、隠れることがすごく上手いみたい」 「たちが悪いな」 シグナムが唇を噛みしめる。しかし、十二神将も隠形を会得している。同じ世界にいる窮奇も会得していたとしても不思議ではない。あれを使われては、よほど近くにいない限り、シャマルの探索にも引っかからないだろう。 「一応、探索は続けてくれ。後は我々が地道に探すしかないか」 「でも、この世界の女は顔をさらしちゃいけないんだろ。外に出られないぞ」 それでなくとも、まだこの世界の常識を知らないのだ。自分たちだけで町を歩くのは危険だ。 「私が行こう」 のっそりと狼の姿のザフィーラが立ちあがる。 シグナムたちは気まずげに視線を交わした。 「どうした? 犬の振りをすれば怪しまれないと思うのだが」 「いや、こんなでかい犬が一匹で歩いてたら、大騒ぎになるだろう」 「……ならばこちらなら」 ザフィーラが人間の姿に化ける。シグナムたちはますます難しい顔になる。 「耳と尻尾が生えた人間って、もっと駄目だろう」 「うむ。狼の姿以上に大騒ぎになるな」 ザフィーラは狼の姿に戻って座り込んだ。心なしか寂しげな表情を浮かべている。 あの隠形と言う魔法を本気で学びたくなってくる。 「やっぱり晴明さんの協力を仰ぐべきじゃないからしら?」 「これ以上、あの老人を頼りたくないのだが」 借りを作ったら最後、どんな方法で返せと言われるかわかったものではない。出会った翌日にして、晴明の印象は最悪だった。昌浩が信用できる人柄なだけに、腹に一物ある晴明が際立って悪く見える。 今だってかすかに視線を感じる。恐らく十二神将の誰かが監視をしているのだろう。 こちらのこともどれだけ知っているか、わかったものではない。本当に食えない爺だ。 「やっぱり昌浩が帰ってきてから、夜、一緒に探すしかないか」 ヴィータが片膝を立てながら言った。それに妖怪は夜行性と聞く。昼間に探しても見つけられる可能性は低いだろう。 「それしかないか。シャマルは昌浩殿の母上から、なるべく情報を収集してくれ」 「わかったわ」 シグナムに言われ、シャマルが昌浩の母親の元に向かう。家事手伝いをしながら、この世界の常識を学んでいくのだ。 「わたしたちは?」 「特にすることはないな。体がなまらないよう、気をつけていてくれ」 シグナムがいそいそと立ちあがる。それと同時に騎士服を装着する。六合と稽古の続きをやるのだろう。 「まったくバトルマニアはいいよな」 ヴィータはとことん憂鬱になる。ヴィータとて戦いが嫌いなわけではないが、さすがに一日中武器を振りまわしていたいとは思わない。ゲームもないこの世界では、時間をどう潰していいかわからない。 「ザフィーラ、ゲートボールでもやるか?」 「いや。おとなしくしていよう」 「そっか」 ヴィータは一人で庭に出た。そこに昌浩より少し年下らしい黒髪の少年が立っていた。放たれる魔力から、ヴィータはそれが十二神将であると悟った。 「お前は?」 「十二神将、玄武だ。晴明より、お前の暇つぶしに付き合ってやれと指示された」 玄武が淡々と言った。 どうも子供扱いされている気がしてむかつくが、相手がいないよりはましだ。 「お前、ゲートボールってやったことあるか?」 夕刻、昌浩は仕事を終えて帰路についていた。 「しかし、昌浩や、本当にあいつらを信用していいのか?」 「どうして? 悪い人じゃなさそうだよ?」 「それはそうかもしれんが……」 純粋な眼差しで言われると、もっくんは反論できない。 昌浩は新しい家族が増えたようで嬉しかった。特にヴィータは、末っ子の昌浩にとって、初めての妹同然だ。少々口が悪いのが難点だが。 「ただいま」 昌浩が玄関をくぐると、そこには信じられない光景が広がっていた。 まるで全力疾走の後のように息を切らした六合とシグナム。 無言で、柄の長い金槌のような不思議な道具を使って、球転がしをしているヴィータとよく知らない十二神将。 台所では、夕食の用意をしながら、シャマルと母がまるで旧知の仲のように談笑していた。 昌浩に気がつくと、ヴィータがまなじりを釣り上げて迫ってきた。 「遅い!」 「ええ!?」 「もっと早く帰ってこれねぇのか!?」 「無茶言わないでよ。退出時間は決まってるんだから。これより早くは帰れないよ」 「言い訳するな!」 「はい!」 ヴィータの剣幕に、昌浩は背筋を伸ばす。 ヴィータが不機嫌なのには理由があった。玄武とゲートボールに興じていたのだが、玄武は勝っても負けても無反応で、退屈この上なかったのだ。 「おし、あの化け物を探しに行くぞ!」 「みんな、ご飯よー」 気の抜けたシャマルの声が、ヴィータの気勢をそぐ。 「お、ま、え、はー!」 「まあまあ、腹が減っては戦はできぬっていうし」 昌浩が必死になだめる。その時、ヴィータの腹の虫が盛大な音を立てた。 「ほらね」 「笑ってんじゃねぇ!」 ヴィータの拳が昌浩の顎に炸裂する。 「ほら、さっさと飯にするぞ」 ヴィータがすたすたと歩いて行ってしまう。 「……なんか俺、今朝から殴られてばっかりだ」 「いろいろ大変だな。晴明の孫」 「孫言うな」 痛みに呻いていても、いつものやり取りは忘れない昌浩ともっくんだった。 その頃、都の外れの草原に、なのは、フェイト、クロノの三人が降り立った。 「ここにヴォルケンリッターがいるんだよね?」 「間違いない」 白いバリアジャケットを着た、なのはの問いに、クロノが静かに答える。目の前には古めかしい町並みが広がっている。ヴォルケンリッターの主を見つけ出し、捕まえなければならない。 「行くぞ」 クロノが一歩踏み出す。 その瞬間、虚空から突然人間が現れた。青い髪をした青年に、筋骨隆々とした壮年の男。それに五歳くらいの少女だ。 「何者だ!」 クロノたちはそれぞれデバイスを構える。そこにオペレーターのエイミィから通信が届く。 『気をつけて。分析したところ、そいつら守護騎士に限りなく近い存在みたい』 「奴らの仲間か」 クロノは顔をしかめる。まさかまだ仲間がいるとは思わなかった。それとも集めた魔力で新たに作り出したのか。 「我らの主から、貴様らに伝言がある」 青い髪の青年が声を張り上げる。彼らは十二神将だった。青い髪の青年が青龍、筋骨隆々としているのが白虎、それに女の子が太陰だ。ここに来たのは晴明の指示だ。 「“ここはひいてくれ”以上だ」 「ふざけるな。それだけでおめおめ帰れるものか!」 クロノが怒鳴る。今はっきりと主と言った。つまり闇の書の主はここにいるのだ。絶対に逃がしはしない。 「ならば、力ずくだ!」 青龍が青い光弾を放つ。 クロノたちはとっさに飛行して回避する。 「ほう」 「ちょっと、青龍。相手が人間だったら、どうするのよ」 太陰が苦言を呈する。十二神将には人間を傷つけてはならないという掟があるのだ。 「はっ。足から翼を生やして、空を飛ぶ人間などいるものか。間違いなく妖怪だ」 「今なんか失礼なこと言われなかった?」 なのはが若干涙目で言った。 「覚悟!」 青龍が信じられない跳躍力で、なのはに肉薄する。 「ひっ」 鋭い眼光に、鬼気迫る表情、全身から放射される殺気に、なのはの体がすくむ。 「なのは!」 「お前の相手はこっちだ」 なのはの援護に向かおうとしたフェイトの前に、白虎が立ちふさがる。掘りの深い顔立ちに、たくましい体躯。まるで筋肉の軋む音が聞こえてきそうだ。白狐は険しい顔のまま、鋭い風の刃を放つ。 咄嗟に回避するが、白虎は執拗に攻撃を繰り出す。 「フェイト!」 「行かせない!」 クロノの前には太陰が立ち塞がった。クロノの魔法を、素早い動きでことごとく避けていく。太陰が放つ竜巻を、クロノはどうにかバリアで防ぐ。 戦いはこう着状態だった。お互いに決定打を繰り出せない。 「なのは、フェイト、撤退だ!」 不利を悟ったクロノが撤退を指示する。 青龍たちは、それ以上追撃してこなかった。 アースラに戻ったなのはたちを、リンディ艦長が出迎える。 「お帰りなさい。随分苦戦したみたいね」 「すみません」 クロノは素直に頭を下げる。あんな幼子に翻弄されて、クロノの自尊心はいささか傷ついていた。あまりに幼い容姿なので全力で攻撃できなかったのだが、そんなものは言いわけにならない。 「ですが、こちらの思わぬ弱点が発覚しました」 クロノは、なのはたちを振りかえる。 なのはたちは若干青ざめた表情で立っていた。 「二人とも、どうしたの?」 リンディは心配そうに二人に駆け寄る。これまで二人がこんな様子になったことはない。 「つまり、こういうことです」 クロノがディスプレイに青龍と白虎の顔をアップで映す。 「「ひっ!」」 なのはとフェイトが怯えた顔で抱き合う。 ディスプレイを消してクロノはゆっくりと言った。 「どうやら二人は怒った大人の男性に弱いようです」 「へっ?」 リンディは思わず間の抜けた声を出してしまった。 なのはの父と兄は普段は温厚で、滅多に怒らない。怒る時は怖いのだが、いい子のなのはが怒られたことは、これまで数えるほどだ。 そして、フェイトは母親やアルフなど、生まれてから、大人の男性と接したことがほとんどない。クロノやユーノでは子供すぎる。険しい顔のおっさんと向かい合ったことなど皆無だろう。 「なるほど。二人とも耐性がなかったのね」 リンディが苦笑いを浮かべる。 もしあの戦いで、なのはやフェイトが全力を出せていれば、勝ち目はあっただろう。攻撃力ではこちらに分があるし、あの青い髪の青年は空が飛べないようだった。しかし、完全に委縮してしまっているあの状態では、半分の力も出せるかどうか。 「相手がどこまで考えてあいつらを投入してきたかわかりませんが、状況はかなり厳しいです」 こういった苦手意識は一日や二日で克服できるものではない。徐々に慣れていくしかないのだ。 しかし、クロノ一人でヴォルケンリッターすべてを相手に出来るとも思えない。頭の痛い問題だった。 「だ、大丈夫なの。今度は我慢する」 「そ、そうだよ。私たちなら大丈夫」 なのはとフェイトが拳を握って勢い込む。 クロノが再びディスプレイを映す。 「「ひっ!!」」 「……今度はアルフとユーノを連れて行った方がいいかな」 怯える二人を見ながら、クロノは静かに溜息をついた。 夜警に出かけた昌浩たちは、とりあえず窮奇が逃げて行った方角に向かうことにした。シャマルは家に残ってみんなの支援をすることになっている。 窮奇が町の中にはいないのは間違いないので、かなり遠くまで行かないとといけない。 「そう言えば、君の髪飾り面白いね。ちょっともっくんに似てるかも」 道すがら、昌浩がそっとヴィータの帽子についているウサギの飾りに手を伸ばした。 「触るな!」 パンッと乾いた音がして、ヴィータが昌浩の手を弾く。 よほど強い力で叩かれたのか、昌浩の手が軽く腫れている。さすがにやり過ぎたと、ヴィータはばつが悪くなる。 「ごめん」 しかし、謝ったのは昌浩の方だった。 「なんで謝るんだよ?」 「きっと大事な人からの贈り物なんでしょう? わかるよ。俺にもそういうのあるから」 昌浩は胸元を握りしめた。そこには匂い袋がぶら下がっている。 昌浩は場の空気を変えるように明るい声を出した。 「それにしても、町の外となると行くのが大変だね」 「おい」 歩みを続ける昌浩の服の裾を、ヴィータがつかむ。 「何?」 「どうして飛んでいかない?」 「……だって、俺、飛べないから」 「ふざけんな! あんだけの魔力持ってて飛べないって、どういうことだよ!?」 「いや、俺人間だし、普通は飛べないって」 「んなわけあるかー!」 ヴィータの絶叫が夜の町に轟く。 「落ち着け。近所迷惑だ」 シグナムがそっとヴィータの肩に手を置く。 「この世界ではそれが常識なんだろう。ならば、我々が配慮すればいいことだ」 シグナムがぐいと昌浩を抱き寄せる。体のあちこちに触れる柔らかい感触に、昌浩の顔は真っ赤に染まる。 「シ、シグナム!?」 「喋ると舌をかむぞ」 シグナムの体がふわりと宙に浮く。そのままぐんぐんと高度を上げ、町並みが足元のはるか下に広がる。 「へぇー。都って上から見るとこんな感じなんだ」 昌浩が感嘆したように呟く。 「おい、何赤くなってやがる」 ヴィータが同じ高度まで上昇しながら軽蔑するように言った。隣ではザフィーラも宙に浮いている。 「だ、だって、こんな……」 「おー。おー。一人前に赤くなって。こうして人は大人になっていくんだなぁ」 「もっくん、うるさい。それにしても、みんな飛べるんだ。すごいね」 晴明とて飛行の術は知らないはずだ。十二神将でも飛べるのはごく一部だろう。それができるシグナムたちを昌浩は素直に称賛した。 「私たちにしてみれば、魔力さえあれば、そこまで難しい魔法ではないのだがな。では、このまま探索を続けよう」 その日は窮奇の足取りはつかめなかった。しかし、町の中を暴走していた車の妖を見つけ、昌浩はそれを自分の式にした。仲間が増えた上に、空の散歩を楽しめて、昌浩はご満悦だった。 窮奇の手がかりがつかめないまま、数日が過ぎた。 時折、窮奇配下の妖怪とは出会うが、敵は決して口を割らない。 ヴィータたちの焦りは日に日に高まっていく。こうしている今も、はやての命は危ぶまれているのだ。 それは昌浩も同様だった。時間をかければかけるほど、窮奇に狙われている娘の命が危ない。 昌浩は地上から、空からヴィータ、シグナム、ザフィーラが散開して捜索を行っているのだが、それでも結果は芳しくなかった。 そんなある日、いつものように夜警に出た昌浩たちだったが、シグナムが不意に固い声で言った。 「尾行されているな」 「まさか窮奇の仲間?」 「いや。尾行のしかたが素人だ。おそらく人間だろう」 昌浩たちは路地の角を曲がると、追跡者を待ち伏せた。やがて人影がきょろきょろと周囲を窺いながら現れる。 その時、風が吹いた。馴染んだ香りが昌浩の鼻孔をくすぐる。 「観念しろー!」 「ちょっと待ったー!!」 不審者を取り押さえようするヴィータを、昌浩が押しとどめる。 「あっ。昌浩、そこにいたんだ」 人影が朗らかにそう言った。 「どうしてここにいるんだよ、彰子!」 月明かりが人影を照らす。そこには見るからに上等な着物を着た、長い髪の少女が立っていた。年齢は昌浩と同じくらい。ただ立っているだけなのに、振舞いに優雅さがある。 「誰だ?」 「藤原彰子。左大臣……ええと、この国で一番偉い大臣の娘で、この子が窮奇に狙われているんだ」 シグナムの疑問に昌浩が答えた。 「なるほど。どうりで優雅なわけだ」 「昌浩、この方たちは?」 「ええと、協力者というか、仲間というか……」 昌浩が今度は彰子の疑問に答える。 「初めまして。私はシグナム。しかし、狙われているのに出歩くとは感心しないな」 彰子の住む所には晴明が直々に結界を張っている。そこにいる限り、窮奇とておいそれと手が出せないはずなのだ。 「そうだよ。彰子。早く帰った方がいい」 「嫌よ。私だって昌浩の役に立ちたいわ」 口喧嘩を始める昌浩と彰子から、もっくんは距離を取る。その背をむんずとヴィータがつかんだ。 「もっくん。あいつらどういう関係だ?」 「もっくん言うな……一口に説明すると難しいが、昌浩の大事な人……かな?」 「大事な人?」 「お前も見たことあるだろう。昌浩が首から下げている匂い袋。あれは彰子が贈ったものだ」 「なるほどね」 昌浩が以前、大事そうに胸元を握りしめていたことを思い出す。そこに匂い袋があることをヴィータが知ったのは、それからすぐのことだった。 「へっ。色気づきやがって。これだからませガキは」 「おい。手に力を込め過ぎだ。痛いぞ」 「ヴィータ!」 ザフィーラが注意を促す。 咄嗟にとびのくと、さっきまでヴィータがいた地面を鋭い爪が抉った。 「誰だ!」 全員が瞬時に戦闘態勢に移る。 月を背にして、人間ほどの大きさの鳥が翼を広げていた。鳥妖、シュン。窮奇配下の中でも屈指の実力者だ。 「窮奇様の邪魔をする愚か者ども。この場で朽ち果てるがよいわ!」 シュンの声を合図に広がった結界が、昌浩たちを飲み込む。 周囲の光景は変わらないが、虫の声やかすかな人の気配が途絶える。異界に引きずり込まれたのだ。 民家の屋根や道の向こうから妖怪たちが続々と姿を現す。完全に囲まれている。 もっくんがヴィータの手を振りほどくと、シュンと正面から向き合う。 「こちらも連日の捜索に飽き飽きしていたところだ。貴様をひっとらえて、主の元まで案内してもらおう。幸い、ここなら全力を出しても問題なさそうだしな」 「もっくん?」 ヴィータが声をかけると、もっくんは凶暴な笑みを浮かべた。 「ちょうどいい。お前たちにも俺の真の姿を見せておこう」 真紅の炎がもっくんから立ち上る。 炎をかき分けて長身の青年が現れる。 ざんばら髪に褐色の肌。仏像のような衣をまとっている。放たれる魔力は凄絶にして苛烈。これまでヴィータたちが会ったどの十二神将よりも強い。 「紅蓮!」 昌浩がもっくんのもう一つの名を叫ぶ。 紅蓮。またの名を騰(とう)蛇(だ)。地獄の業火を操り、あらゆるものを焼き尽くす十二神将最強にして最凶の存在だ。 「こいつもザフィーラと同じかよ」 紅蓮の全身から、炎で形作られた蛇が無数に放たれる。蛇は妖怪たちを飲み込んで次々に焼きつくす。 「昌浩、彰子がいないぞ」 ザフィーラが緊迫した声で言った。 「しまった!」 最初に結界を張った時、彰子だけ中に入れなかったのだろう。昌浩たちを足止めしている隙に、彰子をさらう計画だったのだ。 「シャマル! 彰子殿の居場所はつかんでいるか?」 シグナムが叫んだ。 『大丈夫。敵は鳥型の妖怪一匹だけよ。でも、すごい勢いで町から出ようとしている』 「シグナム。この異界から脱出はできるか?」 紅蓮が攻撃の手を緩めることなく聞いた。 「可能だ」 転移魔法を使えば、どうにかなるだろう。 「しかし、転移するには少し時間がかかる」 「ならば、昌浩とお前たちは彰子を追ってくれ。その時間は俺が稼ぐ」 一人で大丈夫かと、喉まで出かかった言葉をシグナムは飲み込む。紅蓮の顔は自信に満ち溢れていた。 転移に入ったシグナムたちに、妖怪たちが一斉に襲い掛かる。 「行かせない!」 吹きあがる炎の壁が妖怪たちを阻む。 「邪魔はさせん!」 壁と蛇の間隙を縫って、シュンが爪を振りかざす。 「紅蓮!」 紅蓮の手が燃え上がり、赤い槍が出現する。 「行け!」 シュンの爪を紅蓮が槍で受け止める。 次の瞬間、昌浩たちは元の世界へと転移していた。 「ふふ。消えぬ傷。癒えぬ傷。これが獲物の刻印よ。窮奇様もさぞお喜びになろう」 彰子をつかんだまま飛びながら、鳥妖、ガクが微笑む。 「それはどうかな?」 声と同時に、ガクを取り囲むように魔法陣が発生する。その中からシグナム、ヴィータ、ザフィーラが現れた。 『転送成功』 シャマルが勝ち誇った声で言う。 「おい、重いぞ」 「だって、しょうがないじゃない」 ヴィータが不機嫌に言う。その背には昌浩がしがみついていた。転移した時、昌浩はヴィータと一緒に飛ばされたのだ。 「ええい、邪魔をするな!」 ガクの魔力が炸裂する。その隙に、ガクは包囲網を抜けだそうとする。 「アイゼン!」 「レヴァンティン!」 ヴィータが鉄球を打ち出す。鉄球は鳥の足に当たり、彰子を取り落とさせる。 続いて、鞭のように伸びたレヴァンティンがガクを切り裂く。 「彰子!」 「任せろ!」 落ちていく彰子を、ザフィーラが抱き止める。 「気を失っているだけだ。命の心配はない」 彰子の様子を確認し、ザフィーラが告げる。昌浩は安堵した。 「しかし、今回は大きな手掛かりを得られたな」 シグナムが鋭い目で、ガクの向かった方角を睨む。 「窮奇は間違いなく北にいる」 「おい、北には何があるんだ?」 「そうだな……貴船山とか?」 『シグナム、気をつけて!』 「シャマル?」 シグナムが聞き返そうとすると、上空に巨大な魔力が出現した。 「まったく使えぬ部下どもよ」 聞き覚えのある重低音。放たれる圧倒的な魔力。振り返るまでもない。真上に奴が現れた。 「死ね」 死刑宣告と共に、雨のように大量の魔力の刃が降り注ぐ。 シグナム、ザフィーラが咄嗟にバリアを展開する。しかし、昌浩を背負っていたヴィータの反応が遅れる。 (間に合わねぇ!) 刃がヴィータの眼前に迫る。その時、ヴィータの体が真横に流れた。 振り返ると、昌浩の体が宙に舞っていた。ヴィータを助けるために、昌浩が突き飛ばしたのだ。 「よかった」 昌浩がにっこりと笑う。 ヴィータが手を伸ばす。しかし、それより早く昌浩が魔力の刃に貫かれる。空中に赤い花が咲いたかのように、鮮血が散る。 「昌浩ー!」 ヴィータの悲痛な叫びが、都の空に轟いた。 「昌浩! しっかりしろ」 窮奇は一度の攻撃だけで去って行った。ヴィータは昌浩を抱き止めると、繰り返し呼びかける。意識を失ってしまったら、助かるものも助からない。 魔力の刃は昌浩の腹を貫通していた。出血で昌浩の衣は真っ赤に染まっている。もしかしたら、内臓を傷つけたかもしれない。 「昌浩!」 敵を片づけた紅蓮が、慌てて駆け寄る。しかし、昌浩の凄惨な傷を見て絶句する。 「シャマル。転送と傷の手当てを。早く!」 『やってるわよ!』 苛立った様子でシグナムとシャマルが交信する。 次の瞬間、昌浩の体は光に包まれて、姿を消した。 「おい、昌浩は大丈夫なんだろうな」 「安心しろ。シャマルは回復魔法のエキスパートだ。彼女に任せれば問題ない」 取り乱す紅蓮をシグナムがなだめる。 「とにかく戻るぞ。今は昌浩殿の容体が心配だ」 屋敷に戻ったシグナムたちを、疲れた様子のシャマルが出迎えた。その隣には六合もいる。 「一命は取りとめたわ。出血が激しいから、しばらくは絶対安静だけど、もう大丈夫。後遺症の心配もないわ」 「そうか。ありがとう。感謝する」 もっくんの姿に戻った紅蓮がほっと胸をなでおろした。 六合はザフィーラから気絶している彰子を受け取ると、送り届けるべく彰子の屋敷へと向かった。 「昌浩君には今晴明さんが付き添ってる」 「様子を見てくる」 もっくんが昌浩の部屋に向かうのを、ヴィータが足早に追いかける。 部屋では、静かに眠る昌浩の横に晴明が座っていた。普段はなんのかんのと言っても、やはり孫のことが心配なのだろう。 部屋に入ってきたもっくんとヴィータに、晴明はそっと人差し指を口に当てる。 昌浩は青ざめた顔はしているが、呼吸は安定している。命の心配はないというシャマルの言葉をやっと鵜呑みにできた。 ヴィータは昌浩を挟んで晴明の対面に座ると、そっと目を伏せた。 「爺さん、悪い。昌浩は私のせいで」 「気にすることはありません。昌浩はヴィータ殿を助けようとしただけ。むしろ、あの時助けようとせなんだら、この晴明、決して許しはしなかったでしょう」 「でも……」 「まあ、この晴明ならば、ヴィータ殿を助けて、自分も無傷で済ませたでしょうがな。まったく昌浩は未熟でいかん」 晴明が大げさな身振りで嘆く。 「おいおい。怪我人に鞭打つなよ」 もっくんが晴明をたしなめる。気のせいか、眠っている昌浩の眉間に皺が寄っている。 晴明は、ヴィータを励まそうと思ったのだが、ヴィータは暗い顔のまま沈みこんでいる。 「ヴィータ殿」 「……似てるんだ」 「?」 ぽつりと呟いたヴィータの言葉に、晴明は首を傾げる。 「昌浩はずっと誰かに似てると思ってた。でも、今晩ようやくそれがわかった。昌浩は、はやてに似てるんだ」 はやてが誰かとは晴明ももっくんも尋ねなかった。 はやては、ヴィータのわがままを笑って許してくれる。でも、注意すべき時は注意する。ヴィータを子供扱いするその仕草が、昌浩とかぶる。 だが、それ以上にもっと本質が似ているのだ。 両親のいないはやて。両足が不自由なはやて。決して幸福とは呼べない状況なのに、それでも日々明るく笑うはやて。 自分ではなく、他の誰かが幸せなのを嬉しいと、心から笑えるはやて。 「わかんないよ! どうして自分以外の幸せで笑えるんだ! はやても昌浩も」 窮奇の魔力に貫かれる瞬間まで、昌浩は笑っていた。自分が死ぬかもしれないのに、ヴィータが助かって嬉しいとその顔が物語っていた。 「……本当にわかりませんかな?」 晴明が優しい口調で尋ねた。 「わかんないよ」 「では、もしあの状況が逆だったなら、どうします?」 昌浩が絶体絶命なら、ヴィータはどうしたか。かばえば自分が傷つくとしたら。 「……助けた……と思う」 「はやて殿の命が危なかったら?」 「絶対助ける! 当たり前だ!」 「つまりそう言うことです」 晴明が穏やかな手つきでヴィータの頭を撫でる。 普段の晴明は人を食ったようなことしか言わないのに、こういう時は包み込むような優しさを見せる。もしおじいちゃんがいたら、こんな感じなのかもしれない。ヴィータの心が不思議と落ち着いていく。 「難しく考えることはありません。大切な人を助けたい。それは当然の行動なのです。ですが……」 晴明は意味ありげに眠る昌浩を見つめる。 「昌浩が起きたら、ヴィータ殿には叱る役をお願いしたい。この孫は助けられた人がどんな気持ちになるか、まるでわかっていないようなので」 真に人を助けようと思うなら、自分も死んではならないのだ。昌浩はヴィータを助けるのに必死で、自分の身を守ろうとしなかった。よかったなどと呟く暇があったら、攻撃を防ぐ努力をすべきだったのだ。 「お、おう。任せとけ!」 ヴィータががぜん勢い込んで立ち上がる。 「お前ら。もう少し静かにしろ。怪我人の前だぞ」 もっくんがピシリと尻尾を打ちつける。 晴明とヴィータは顔を見合せて笑うと、この場をもっくんに任せて静かに退出して行った。 目次へ 次へ