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《スキエルA3》 効果モンスター 星3/風属性/機械族/攻1200 /守0 このカードが表側表示で存在する限り、自分フィールド上の「機皇帝スキエル∞」の攻撃力は1200ポイントアップする。 自分フィールド上に表側表示で存在する「機皇」と名のついたモンスター1体を選択して発動する事ができる。 選択したモンスターはこのターン相手プレイヤーに直接攻撃する事ができ、与える戦闘ダメージは半分となる。 自身の存在を条件に《機皇帝スキエル∞》の攻撃力を底上げする下級モンスター。スキエルA3と書いて「スキエルアタックスリー」と読む。 このカードを並べることにより《機皇帝スキエル∞》の攻撃力は3400にまで跳ね上がる。 スキエル本体共々、パワーとしては《機皇帝ワイゼル∞》《ワイゼルA3》の合計攻撃力と比べると見劣りするものの、 このカードには機皇専用の《マジック・ホール・ゴーレム》とも言える、直接攻撃権を付加させる能力も持ち合わせている。 《ワイゼルA3》と比べると自身が戦闘破壊されやすくなるリスクも《機皇帝スキエル∞》を出せない時点での頼りなさも増してしまった。 が、代わりにリクルーター、サーチャーに対応する攻撃力である点が《ワイゼルA3》とは一線を画す。 《ドラゴンフライ》の自爆特攻から《機皇帝スキエル∞》の強化に繋げつつ攻撃に移れるのはこのカードのステータスがあってこそ。 《ワイゼルA3》と違い、自己特殊召喚を備えていない。 《スキエルC3》と同様にこのステータスでは《地獄の暴走召喚》とのコンボが危険だと危ぶまれたのだろうか。 直接攻撃権を付与する対象は《機皇帝スキエル∞》だけではなく、機皇と名のつくモンスター全体を含むサポートとなっている。 手軽な下級である機皇兵から、圧倒的な攻撃力を誇る《機皇神マシニクル∞3》まで手広い範囲の援護を行うことができるため、発動機会に困ることも少ないだろう。 系統の違う機皇帝をサポートできるという点は原作におけるプラシドの好き勝手パーツの換装、すなわち機皇帝自身が持ち得るロマンを如実に再現できるという意味でもある。 原作・アニメにおいて―~ アニメ5D s「龍亞&龍可vsルチアーノ」にてルチアーノが使用。 罠カード《スカイA3》の効果によって《スキエルA》をリリースして特殊召喚される。 特殊召喚後即座に《スキエルA5》のリリースとして墓地に送られたため、効果は発動していない。 コナミのゲーム作品において―~ TAG FORCE5でオリジナルカードとしての登場を果たした。 ゲーム内での効果は以下の通り 効果モンスター 星3/風属性/機械族/攻1200/守 0 このカードは自分フィールド上に存在する「スキエルA」1体をリリースし、手札から特殊召喚することができる。 フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。 1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動することができる。 選択したモンスターはエンドフェイズ時まで攻撃力が半分になり、このターン相手プレイヤーに直接攻撃することができる。 このテキストを原型として要望されたものが、現在のCGI版《スキエルA3》となっている。 関連カード 《機皇帝スキエル∞》
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イグライオス王国 解説 ユークリッド王国付近に存在する国家だが、位置関係や国の規模など詳細は不明。 ゼイドラム王国のエステル同様、この国の姫であるメルヴィナが長として統括する「イグライオス聖騎士団」が主戦力。 ユークリッドを制圧し侵攻を続けるまおーさまに対抗する為、仇敵であった魔族達と手を組んだものの反りが合わず瓦解、そこを押し切られる形で力及ばず敗れて滅亡した。 雑感・考察 インペリアルマイスターで追加されるも速攻でまおーさまに滅ぼされた国。 滅びたとは言ってもまおーさまは自分に従う限りは相応の扱いをするので圧政が敷かれている訳では無いっぽい。 呉越同舟のような形で魔族三姉妹の勢力と組んで戦線を張ったまでは良かったが、高潔でプライド高めの聖騎士団と魔族がまともに協力できるわけがなく仲は常に最悪だった。 というか、魔族三姉妹のうちまともに戦っていたのは前線のルキエールくらいである。 アシュモアは魅了能力のせいで兵に追い回された挙句まおーさまに救助され、レヴェイラはその辺で遊んでいたときにリリィと出会って口喧嘩。リーダー格ですらこの状態。 速攻で負けちゃったけどメルヴィナ、ミカエラ、ラグエ、ルキエール、アシュモア、レヴェイラの新規六キャラを実装したイベントの舞台だったので、それなりには印象に残った……かもしれない。 名前
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府幻の竜人兵 種族:獣人族 登場作品:天結いキャッスルマイスター 解説 蜥蜴人種の一種。 雑感・考察 竜族系の亜人間は幻獣に分類されている事も多いが、蜥蜴系の獣人族扱いの時もあったりする。 名前
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門を抜けてしばらくしてから、リキエルは首をめぐらせ、魔法学院に目をやった。もう学院全体が豆粒ほどの大きさに見えるくらいだろうと思ったが、実際は敷地が目の端に収まってもいなかった。 学院の広さを少々甘く考えていたとリキエルは思い、そしてよくよく考えれば、学院を外側から眺めるのはこれが初めてなのだから、甘く考えたというのもおかしいかと思い直した。 ひとくさりそうして満足し、リキエルは首がおかしくなる前に顔を少し戻し、今度は流れていく景色に意識を向けた。 やや険しい道に、小楢のような落葉木が適当に間を空けて連なり、その上に高く昇った昼の日が光を落として、涼やかな木陰のあちこちに、まだらに漏れ日を作っている。そんな光景が一瞬のうちに左から右へと流れていくのが、体の浮き上がる感覚とあいまって気持ちよかった。 以前一度だけ、リキエルは何を思ったか、愛車のビモータでハイウェイを突っ走ってみたことがある。そのときは事故やスリップに気を使うあまり、爽快さも景色も楽しめず、とても快適とは言えないツーリングになってしまった。 それに比べて、速さこそ格段に劣るものの、馬の背で感じる風は清々しかった。乗り心地の良し悪しは別にして、気分が浮き立つのである。体が風になったようとは体感ではなく、こういう気分を指して言うのだろうなとリキエルは思った。 正面に向き直ると、川原毛の馬が馬身ひとつ先を走っている。たくみに馬を操っているのはルイズだった。あるいは貴族としての教養の内であるのかもしれないが、リキエルの正直な感想は、ルイズの意外な特技を知ったというものだった。 リキエルは馬に触れた経験が数えるほどしかなく、乗馬も今日が筆下ろしである。そんなリキエルの素人目にも、ルイズの腕は確かだと見受けられた。学院の厩で馬を選ぶときも、一頭一頭をよく見てから鞍をかけ、その様も堂に入っていた。 リキエルの乗っている馬もルイズの選定だった。そしてその葦毛の若駒は、一見して力ない痩せ馬で、馬体もさほど大きくはなったが、実は強い脚力と溢れ出るほどの体力を持っており、荒く響く馬蹄の割に軽々と身を躍らせるのである。その上不慣れなリキエルを乗せて走りながらも、きちんとルイズの川原毛に追随する利口さも持っている。上馬であった。 ちなみにルイズの川原毛は、学院では跳ね馬として有名だった。力強い走りをするものの、脚が乗ってくると高く跳ね上がる癖があり、それで持て余す者が多かったのだ。だが今は、ルイズが御しているからかその悪癖も鳴りを潜めているようである。 二頭の馬は、これから城下町へ行くところだった。それというのも今朝の食事のあと、部屋に戻ってくるなりルイズがそう言い出したのである。 予定や約束事などがあるわけもなく、そも一応は主人の言いつけであったから、当然リキエルに否やは無かった。ただ急な話でもあったので、何のために出かけるのかくらいは聞いておこうと思った。 「何をするって? 町に行く?」 言いながら、リキエルはふわと兆したあくびを噛んだ。 ぞんざいな口利きと態度だが、ルイズはそれをとがめなかった。初めの頃こそ、ご主人様をなめた態度なぞ許せるかと息巻いていたルイズも、最近では注意するのも面倒と見えて、リキエルがこういう態度をとることを半ば免じている。あるいは、何度とない注意をことごとく無視されて、馬鹿らしくなったのかもしれなかった。 「買い物にでも行くのか」 「そうよ。昼食のあとには出発するからね」 うなるようにそう答えたあとは、ルイズは何を買うとも言わなかった。必要なことだけ伝えれば、もう話すことはないという感じだった。ルイズは無口ではなく、ときには雨あられのように言葉を投げてきたりもするが、いざ喋らないとなると、閉じた貝が意地になったようにとことんまで喋らないところがある。 釈然としないながらも、リキエルはそれ以上聞かなかった。さして興味がわかなかったというのもある。買い物をするなら自分は荷物持ちといったところだなと、独り合点でケリをつけた。 昼までは何もすることがないので、リキエルはいつも窓拭きに使う雑巾の毛玉取りや、箒にしぶとく引っ付いた埃を取り除いたりといった、益体も無いことに熱中した。それに飽きると、机に向かって分厚い本を睨んでいるルイズを眺めたりした。 ルイズは勉強の最中妙にぴりぴりしていて、それは話しかけるのがはばかられるほどだった。普段からの授業態度といい、魔法を使えないことをのぞけば、ルイズがずいぶんと優等な学生であることは、こういったところによく表れている。あるいは近々試験でもあるのかもしれない。 それには思い当たるところもあって、昨晩ほど遅くなることはないが、ルイズはここ数日の間、放課後から夜まで部屋に居ないことが多いのである。図書館かどこか静かな場所に行って、一人で根をつめているのだろうとリキエルは考えている。 怠惰にしているうちに日は高くなった。いつもより少し早い昼食のあと、ちょこちょこと準備をしてから、ルイズとリキエルは厩まで行き、馬を決めると早速に学院を出た。昨晩あった雲は夜明け前には散っていて、絵に描きたいような快晴だった。 今日は虚無の曜日だとかで、リキエルの世界でいう日曜日のような休日らしかった。日ごろから大した疲れは無いものの、休日ということで気分的にのんびりと過ごしたかったリキエルは、買い物に行くと言われて少しだけ面倒に感じていたが、初めて行く城下町というものに対する期待の気持ちも、多少はあった。 ただ、それは気分が高揚するような感覚ではなく、町の人ごみの中で落ち着いたままでいられればいいんだがな、という意味での期待だった。少なくとも楽しみだとか好奇心とかいったものとは、まるで結びつかない感覚である。 しかし学院を出てしばらくすると、なんだかんだと言っても気分がよくなってきて、首をぐるぐるやったりするようになっていたのだった。 ――今は俺を止めてくれるな、こんなに楽しんでいるのだから。 特に好きでもない曲を頭の中だけで流してみる。こんなことまでするようになると、いよいよもって浮ついているという気がリキエルにはしてくる。陽気というのではないが、とにかく気持ちが高ぶっていた。 ただ単純に高ぶるだけというのも奇妙な話だったが、まあそういうこともあるかと、リキエルは楽観した。 ◆ ◆ ◆ もうそろそろ起きようか、とキュルケは半ば眠ったままの頭で考えて、五回ほど寝返りをうってから眼を開いた。半身を起こして軽く伸びをすると、眠気もいくらか抜けていったが、まだベッドを下りる気にはならなかった。 ぼんやりと夢とうつつを行ったり来たりするうちに、キュルケは頬に風が当たるのに気がついた。部屋の窓が開け放されたままになっている。 ――あら? 化粧を落とした後は、そのまま窓も閉めずに寝てしまったかと記憶を探ると、昨夜のできごとが次第に思い起こされていった。それに連れて、キュルケの顔には鋭気が広がっていく。頭の中に浮かぶのは恋の一字だけだった。 その恋の向かう先は、言うまでも無くリキエルだった。昨晩のリキエルの態度はにべもないものだったが、そこは微熱とは情熱と称するキュルケである。生を受けたツェルプストーの家からして、『恋の情熱はすべてのルールに優先する』などという、あんまりといえばあんまりな家訓があるくらいでで、一度袖にされた程度で消沈するような、ぬるい恋なら初めからしないのが信条だった。 どころか、ああ露骨に逃げられたのでは嫌でも追いすがりたくなると、キュルケの情熱にはますます薪がくべられていくようでさえある。そこにはいくらかの、恋の狩人としてのプライドも含まれているようだった。 もう一度、磊落な性格に見合った豪放なあくびをひとつして睡魔をたたき伏せると、キュルケは跳ねるようにベッドから下りて、大ぶりな鏡台で化粧を始めた。この鏡台はキュルケが実家から持ち出したもので、もとはお蔵になっていた品である。 とはいっても、引き出しなどの細工はいちいち手が込んでおり、鏡の縁取りも、埋め込まれた銀と瑪瑙が鮮やかだった。また強い『固定化』がかけられており、鏡面を磨く手間もかからないのでキュルケはなかなか気に入っている。 ――そういえば……。 これだけは人さまの物だったわね。リップブラシで薄く口紅を引きながら、キュルケは思った。 もっとも、ツェルプストーの家を出るときは家具以外にも、手当たり次第かっぱらえるだけかっぱらって来ていたから、特別な感慨があるわけでもない。そもそも一年以上も前の話で、今さらなことなのだ。ただ時間に余裕があれば、ほかにも良い品物を持ち出せたかもしれないと、いささか未練に思うくらいである。 目を細めて、キュルケは軽く嘆息した。その頃のできごとは明確に思い出せるが、そうするといまだに少し頭が痛くなってくる。苦い記憶だった。 名目上、キュルケはトリステインへの留学生だが、実情は少しく違う。一年半ほど前のことだが、キュルケは生家のあるゲルマニアの魔法学校を退学になっていた。 原因はキュルケの言う『情熱』とそこから来る奔放さにあって、勝手気まま、思いに任せた行動を続けたことで問題が起き、それが退学処分に繋がったのである。より正確には、ツェルプストー側の退学届けと、学校側の処分告知が交わされた結果の退学だった。 また、ことはそれでは収まりがきかず、キュルケはその落ち着きのなさを危ぶんだ両親によって、どこそこのなにがしとかいう顔も知らない老いた侯爵の家に押し込められそうになった。 それを嫌ったキュルケは、留学という形でトリステインに逃げ込んだ。無理に縁談を破り、顔に泥を塗った上で喧嘩別れの形になった両親とは、一ヶ月あまりの不和が続いた。 ――まあ一番に痛むのは、そんなところじゃないのだけど。 口紅を塗り終えると、あとはさっと目元をいじって化粧を終えた。あまり印象に残らない程度の、全体的にさっぱりとした仕上がりになった。それから制服に着替え、手櫛で髪をすいて部屋を出る。五歩も歩けば想い人に会えるのだから、ある意味安上がりなものである。 ルイズの部屋の前まで来て、キュルケは少し思案する顔になった。 昨日は少々強引な手で以ってリキエルに向かっていって、失敗した。それなら次はからめ手で行こうとキュルケは考えているが、その前に、もう一度正面から攻めておくのも悪くないとも思っていた。 それでいきなり上手くいくわけはないが、改めてこちらの意気を示しておく意味では効果があるかも知れず、何より部屋に居るだろうルイズが顔を赤くして、憤然とつっかかってくる様が目に浮かんで、その気味のよさといったら無かった。学院に入って以来、ルイズをからかうことはキュルケの日課のひとつになっている。 どうせなら、いきなり入って驚かせてみようかなどとキュルケは思い、校内では厳禁とされている『アンロック』の呪文で部屋の鍵を開けた。そのまま間を空けずに踏み入ったが、部屋にはリキエルの影も、ルイズの形もなかった。 完全に肩を透かされて、キュルケは残念に思うより前に鼻白む顔になる。 「相変わらず、色気のない部屋ね……」 悔し紛れでもないだろうが、どことなく不服気にひとりごちながら、キュルケは気だるげな視線を部屋の上下四隅に伝わせた。そうして、ルイズの鞄がないのに気がついた。 休日というのに鞄がないところを見ると、ルイズはどこかへ出かけたか、がりがりと勉学に精を出しに行ったものと思われた。もし街まで出たのなら戻るのは夕方になるし、従者としてリキエルも連れ立って行っただろうから、いよいよ興がそがれる気分である。 部屋に戻って二度寝してしまおうかと考えながら、キュルケはやおら窓の外に目を向けた。その目に、ちょうど門から出ていくリキエルとルイズがとまった。 気の萎えかけていたキュルケだったが、またその眼に力がこもった。憮然とした顔はにんまりとした笑顔になった。やはりそれと見せられてしまうと、恋の狩人の本能とでもいうべきものがうずくようである。 ルイズの部屋を出るとキュルケは、自室には戻らず寮の階段を上がった。 キュルケは学院を出て行った二人のあとを追い、そのまま追い越し、行く先で待ち伏せようと思っている。リキエルに会うのはもちろん、今はそのついでに、二人を驚かさずには気がおさまらないという意地も張ってきていた。 とはいえあちらは馬である。これから同じように馬を走らせたのでは、追い越しはおろか追いつくのにも無理があろうというものだった。それにルイズは乗馬がうまい。この学院の馬はそう上等とも言えないが、ルイズならばその中からでもいい馬を引っ張っていけるだろう。 馬などよりよほど速い足が要るのだ。キュルケにはその心当たりがあった。しかもこの広い世の中でもそう並ぶものの無い、間違いなく最上の部類の足である。 五階まで一息に駆け上がったキュルケは、突進する勢いで目的の部屋まで来て、ドアを叩こうと腕を振り上げた。しかし、はじめからどかどかとやるのもどうかと思い直して、いくらか抑えてドアをノックした。 返事は無かった。もう一度、こんどは少し強めにノックしてみたが、やはり返事は無い。思い切ってドアを叩いてみても、まるで駄目である。キュルケは直ぐに痺れをきらしてドアを殴りつけるようにしたが、手が痛くなるまでそうしても、部屋の中からは、人が動く気配すらうかがえなかった。 普通ここまでやれば、いまは部屋に居ないのだろうくらいには思ってもよさそうなものだが、キュルケはしつこかった。というよりも、目当ての人間が中にいると信じて疑っていなかった。 先だってそうしたように『アンロック』で鍵を開けると、キュルケはまた何食わぬ顔して部屋に押し入った。 思ったとおり部屋にはちゃんと主が居て、子供のように小さな体をさらに小さく、丸めるようにしてベッドに腰掛け――これも思っていたとおり――、やたら分厚い本を読んでいる最中だった。 その娘は部屋に他人が上がりこんだというのに、そちらには一瞥もくれようとはせず、読書の姿勢を崩さなかった。本のページをくる指の動きを別にすれば、動きらしい動きといえばせいぜいが眼鏡をかけなおす仕草だけで、いっそ置物のようだった。 キュルケは親愛の情を込めて娘を呼ばわったが、声は口から出ていかなかった。どうやら『サイレント』の魔法で、部屋はいっさいの音が遮断されているらしかった。自分に気づいていないわけはないから、読書を妨げられないようあえて呪文を解かず、しかもこちらを無視しているのだろう。 この子らしい、などとキュルケは微笑ましいような気持ちになるが、そうかと言って話を聞いてもらわないわけにもいかない。ずかずかと近づいて、その手から本をもぎ取った。 じろりと、眼鏡のレンズ越しに青い瞳が見つめあげてきた。一見して無表情なままだが、そのまなざしにははっきりと不機嫌な色が見て取れた。キュルケはそれとわかりながら、本をいっそう高い位置に持っていった。 そんな状態でしばらくの膠着があったが、先に折れたのは向こうだった。娘は仕方が無いとばかりに目をすがめると、傍らに立てかけてあった、大人の身の丈ほどもありそうな杖を振るった。『サイレント』の呪文を解いたようである。 「おはよう、タバサ」 あらためてキュルケは言った。 「…………」 およそ感情の動きにとぼしい顔を、タバサはほんの少しだけ、顎を引くようにして傾けた。挨拶を返したのである。余人が見れば何のまねと思うかもわからないが、キュルケにはそれだけで十分だった。この二人は、無類飛び切りの親友という間柄である。 タバサはキュルケやルイズと同級で、大国ガリア出身の留学生である。『風』と『水』系統の魔法を得手とするメイジで、そこから二つ名は『雪風』といった。 「虚無の曜日」 小さく口を開いて、タバサが言った。 低くぼそりとした声だったが、やはり言外の不機嫌は明らかなものがあった。タバサにとって授業もなにもない虚無の曜日は、ゆるりと読書を楽しめる日で、たとえ教師や親友が相手でも邪魔はされたくない曜日だった。 「わかってるわ、タバサ。あなたにとっての虚無の曜日がどういうものかっていうのはね。それを承知で来たの」 キュルケは神妙な顔で言ったが、次の瞬間にはもう元気になって、 「お願いがあるのよ! あたしね、恋したの! 恋よ!? 恋! しかもあのヴァリエールったら見せ付けてくれちゃって……とまれるわけがないじゃないの! あの二人ったら馬でどこか行ってしまったのよ!? それをあたしは追いかけなくちゃならない! あなたの使い魔じゃないと追いつかないわ、お願いっていうのはそれなのタバサ!」 と早口でまくしたてた。そこに大仰な身振り手振りが加わって、手に持った本もぶんぶんと振り回される。 「……」 その本はタバサの自前ではなく、学院の図書館で借りたものだった。タバサにしてみれば、周りが見えなくなっている親友の手から、いつ本がすっぽ抜けていってしまうかと気が気でない。もし傷でもつけて、今後の貸し出しを禁止にでもされてはことだった。 タバサの心配をよそに、キュルケは今抱いている恋の熱さと深さとを語り続け、身振りをいっそう大きなものにしていく。 ――実はそうやって……。 自分を脅しているのじゃないか。タバサはそう思った。自分がいかに本を大切にしているか知らないわけはないのに、いまのキュルケは恋に目を奪われているにしても不注意が過ぎた。 タバサはそれを、わざと軽率な動きをして、自分の気を揉ませる魂胆と見た。考えすぎかもしれないが、それでも猜疑が頭をもたげてしまうのは親友ゆえである。キュルケが強引であるのは昨日とか一昨日とかに始まったことではないし、手段を選ばずに我をとおす部分があることも、タバサは承知していた。 ただ、わざとにしても万一ということはあるから、うっちゃっておくにも安心はできない。やはりいまは、キュルケの頼みとやらをさっさと聞いてしまうのがいいかもしれない。それが平安な時間と本を奪い返す最良の策なのだ。タバサはそう思うことにした。 ――なにより……。 数少ない親友の頼みだ、むげに断るも忍びない。タバサの本音のだいたいは、実はここだった。 タバサはしゃべりつづけるキュルケを無視して、部屋の窓を開けてすっと息を吸った。そして長めの口笛を吹いた。吹き終わりと同時にふわりとした春の風が舞い込んできて、タバサの、瞳とそろいの青い髪を揺らした。 顔にかかった髪を、犬のように頭を振ってはらうと、タバサは窓枠に足をかけて外に飛び出した。 恋の演説に夢中になっていたキュルケはそれに気づくと、慌てて後に続いた。 窓の外では、ドラゴンがせわしなく翼を動かして待機していた。 これがタバサの使い魔で、名は古い風の妖精にちなんでシルフィードという。青い体色がなんとなく主人との近似を思わせる、雌のウィンドドラゴンである。シルフィードは人の身の丈の4、5倍はあろうかという大きさだが、まだ幼生だった。人でいえば十かそこらだろうか、ちょうど甘えたい盛りといえた。竜は、時をかければ際限なく大きくなる生き物である。 「いつ見ても、あなたのシルフィードは惚れ惚れするわね」 などと言うキュルケを横目にして、タバサは短く「馬二頭。食べちゃだめ」と使い魔に命令した。 ◆ ◆ ◆ 学院を出て三時間ばかりしたか、城下町についたルイズたちだったが、駅に馬をつないだ後、しばらくそこで往生することになった。リキエルが動けなくなったのである。 「情けないわね、腰を痛めて動けなくなるなんて」 「悪かったな。初めてだったもんでよォ、乗馬なんてものは」 さも呆れたというようなルイズに、リキエルは少しばかりの反抗を起こしたが、声にはまるで威勢が乗っていなかった。地べたに座り込んで、そのうえ顔も若干青ざめているリキエルは、通りがかる人々からは病人を見る目で見られている。 リキエルはルイズに、馬に揺られて腰を痛めたから休ませてくれと言っていたが、そこにはいくらかの嘘が入っている。腰が痛いのも本当ではあったが、それの数段増しの痛みにリキエルは苛まれている。 それはいわゆる、男にしかわからない場所の言いようのない鈍痛というやつだった。馬に乗っている間に、二度といわず三度といわず鞍にうちつけてしまったのである。ついでに、さっき馬を降りる段にもう一度したたかにうちつけていて、それでいま動けなくなっていたのだ。 もういいかなと思って動こうとすると、痛みがぶり返して下腹に染み出すように広がり、変な汗が額ににじむ。痛みのせいで立ち上がれないというより、立ち上がる気になれなくなる。そんな痛みがそこにはあった。情けないと言われるのもわかるが、こればっかりはしょうがない。 「馬に乗ったことがないの? はあ、これだから平民は……」 こんどは、リキエルはなにも言い返さなかった。ただ密かにふてくされた。 ――バイクならなァ~、こんなことにはならなかったろうによォ。そういやどうしたんだったかな、オレのHB-2は。どこにやったんだっけ? 一緒にこっち来てたはずだよな。あ、でも事故ったら元も子もないのか、くそっ。 「そんなにひどいの?」 「うん?」 胸のうちで毒づいた、そのついでのようなうめき声が聞こえてしまったものか、不意にルイズが声をかけてきた。 「ぁいや……大丈夫だ」 やけに心配げな声だったものだから、リキエルはついそう答えてしまった。痛みはちょうど峠にさしかかって、腸にこぶし大の石を詰められたような心地に辟易していたところなのだが、こうなっては意地でも立ち上がるしかない。 口を真一文字に引き結んで、リキエルは腰を上げた。 「そ、じゃあ行くわよ」 リキエルが立ち上がると、ルイズはにべもなく言ってすたすたと歩き出した。 今さっき垣間見えた、ほんの一瞬の甲斐甲斐しさも疑わしくなるような態度に、リキエルは少しばかり困惑した。そんなわけもないのに、騙された心地さえする。年頃の女の子ってやつはよくわからねー。 「まあ、いいや」 「なにか言った?」 「なんでもない。……そういえば、なにを買うんだった?」 買い物の目的を聞いていないのをふと思い出して、リキエルは話をふった。痛みのまぎらわしにもちょうどいい。 「言わなかったかしら」 「聞いてないぜ。買い物に行くとしかなァー」 そういえばそうだった、というように首肯すると、ルイズはごく簡単に言った。 「剣よ」 「剣? そりゃあまたどうして」 「あんたのためでしょうが」 「そんな物騒なもの……」 オレはいらないぜ、と言いかけたところで、リキエルは昨晩の騒動を思い出した。キュルケに想いをよせられている自分は、それと知られれば、彼女に想いをよせている男連中の目の敵にされるかもしれないのだ。 そうなれば、ギーシュとの決闘どころの被害ではすまないだろう。昨夜争っていた五人のメイジだけとって考えても、魔法の威力がギーシュとは段違いだった。あんな奴らに挑まれてはひとたまりもない。剣のありやなしやで、少しはそんな心もとなさも薄れるかもしれなかった。 「だがよォ~」 ルイズの言わんとするところはわかったが、必要不必要の前にリキエルは剣を扱えない。買い与えられたところで宝の持ち腐れという感じがした。 扱えたところで、何もできやしないだろうことも自分でよくわかっている、とリキエルは思った。たとえば銃を握っていたとしても、肝心のところではパニックになって、手のひらには汗をかいて、最後は取り落としてしまうだろう。 そんなふうに言うと、ルイズは胡乱げな目で仰いできた。 「嘘おっしゃい。あんた剣士でしょ?」 「…………」 リキエルは棒立ちになった。意図せず顔がしかんでいく。思いもよらないことを言われ、どう反応したものかわからなかった。自分を剣士などとは、いったいなにをどう削ってどう砕いてどうひねって、どうこね回して搾り出したらそう見えるのだろうか。 前に向き直っていたルイズは、立ち止まったリキエルに気づかずそのまま歩いていく。まばたきをひとつふたつする間に、けっこうな差が開いてしまっていた。われに返って、リキエルは大またで歩き出した。すぐにルイズとの距離が縮まった。 リキエルはようやく聞き返した。 「ええと、すまないがもう一度言ってくれるか。聞き間違いかもしれないが、なんだかすごく奇妙なことを言われた気がするぜ。オレがなんだって?」 「あんた剣士なんでしょってば。三度目は言わせないでよ」 「剣士ィ~? 自虐でもないが、オレは果物ナイフ程度もろくに扱えない人間だぞ」 「言い方が自虐っぽいわよ。……でも、じゃあこの前の決闘はなんだったの? あんなに華麗にゴーレムを捌いてみせたじゃないの」 「ありゃあ、まぐれだ」 「でも、なにかの心得くらいはあるんでしょ?」 ルイズは食い下がった。 当の本人にはとんと自覚がないが、リキエルとギーシュの決闘は、目にした人間に一様に大きな衝撃を与えている。特にリキエルの戦いぶりは、剣を握るのが平民であるという事実以上に、その技量の高さが驚きをさそって、そういう大立ち回りを好む男子などの間では、いまだに話の種にその決闘が持ち出されている。 ふだん血なまぐさいことに興味の無い女生徒などでも、そのとき抱いた関心は小さくないようだった。ルイズがその手合いの一人である。 後編へ続く
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銀の意志Ⅱ ◆JvezCBil8U * 「もしもし……」 『はい』 「待ってたぜ。秋瀬或――だろ?」 東郷に中断の旨を伝え、彼と距離をとった後に歩が電話に向かって放った第一声がそれだった。 “この”携帯電話は1stとやら、天野雪輝という人物のものだ。 だからこの番号を知っているのは、彼本人かその知人。 それも電話帳に登録されているくらい近しい間柄の人間だろう。 例えばユノと名乗った、あの女性のように。 好機。故にハッタリを仕掛ける。 電話を掛けてきた人間は声色からしておそらく男性。それも若年だ。 殺し合いの前に集められた空間で確認したシルエットから考えれば、天野雪輝はそれに該当する。 だが、それは否定される。声質があのときの1stとはまた違うものだったからだ。 ならば、可能性として残されるのは天野雪輝の男友達、といったあたりか。 電話してきた理由はいくつか考えられる。 そのいずれもが、未来日記の有用性と危険性、そして天野雪輝本人に関するものばかりだ。 無差別日記に課せられた制限、雪輝の手に渡らねば未来を知ることは出来ないという現実を、相手は知らないだろう。 だから、これが見知らぬ他人の手にあることを知った場合、彼が考えるだろうパターンは2通り。 まず、歩の近くに天野雪輝がいると想定した場合。 この時、未来日記は現在の持ち主である歩自身の未来も含めて予知をするはず。 故に、これから起こるやり取りも全てこちらが把握している事になる、と相手は考える。 更に雪輝が電話に出ない事から、こちらが雪輝と信頼関係にあるか、あるいは雪輝を力づくで従えているかを想定するだろう。 この場合、相手は下手に出てこちらを刺激しないよう立ち回るはずだ。 通話を始めてしばらくはこちら側が有利に立ち回れるだろう。 ……だが、雪輝本人が実際にここにはいない以上、いずれボロが出る。 更に、通話相手から日記の情報を聞き出そうとしても、雪輝本人から未来日記の情報を聞き出さない事に違和感をもたれる可能性が高い。 結果的に、相手に不信を与えるだけだ。それは好ましくないし、情報も十全に得られまい。 そして、歩の近くに雪輝はいないと想定した場合。 天野雪輝を中心とした予知である以上、未来のやり取りが歩たちには分からないだろう、と考える。 そうなれば後は駆け引きになるが、やはり自分達が未来日記について知見が少ない事が痛い。 必ず彼は、無差別日記を取り返そうとするだろう。それこそ誤情報やブラフを使って。 厄介な事に、自分たちにはその真偽を見極める術は雪輝から真実を聞くくらいしかないのだ。 場合によっては対価無しで無差別日記を引き渡す流れになりかねない。 つまり、どちらにせよここで相手にペースを握られてはならない、という事。 その為に、思考を入れる間もなくブラフをかけるのだ。 天野雪輝本人でなくその知り合いならば、電話相手が雪輝かどうかを確かめるだろう。 最初のもしもし、で向こうはそれは確認できたはず。 だから相手の応答の直後、間髪入れず登録された人間の中から該当する名前を選んで呼びかけてみればいい。 ここで優位を得ておけば、情報を引き出しやすくなる。 相手が秋瀬或である可能性は五割以下だが、実際問題それが正解かどうかは合っているに越した事はない、程度のものだ。 要は、こちらが有能な人間であることを知らしめられればいい。 無差別日記がこちらの手にあることが一安心であると評価されれば、無闇に手に入れようとはしないだろうからだ。 信用はされずとも、信頼を得る事ができればいいのである。 ……まあ、善良な一般人なら上の全てが杞憂であるのだろうが、備えあれば憂いなし。 いずれの場合であろうと、この相手からは得られるものを得ておかねばなるまい。 ――未来日記。 “神”の傀儡の一人、ムルムルに繋がる蜘蛛の糸であり、また重要人物と目される天野雪輝の『大切なもの』でもある。 何より、未来の情報を得られるという最高のアドバンテージをもたらすアイテムだ。 東郷との交渉の最後の一押しにとって、これ以上の札はあるまい。 そして、もう一つ。 このアイテムの重要性を押し上げる要素がある。 『――デウスはもういない。 そして新しい神が新しくゲームを開いただけじゃ。 人数は大幅に増えてしまったがな。やる事は今までと大して変わらんよ』 このムルムルの言葉があまりに重要な意味を持つのだ。 フーダニットを考える際の、今のところの最大の手がかりとなる。 そして、この言葉の直前に1st、おそらく雪輝が言った台詞、 『どうなってるんだよこれは? 日記は? デウスは!?』 これらについて、文脈を読み解いてみよう。 デウス、とは言うまでもなくラテン語で神を表す言葉だ。 ギリシア神話の最高神ゼウスの語源であり、 また日本のキリシタン間ではキリスト教の神を表す単語として定着している。 要するに、最高神や一神教の神を表す言葉として解釈するのが自然な言葉である。 そして、ムルムルの言葉の“新しい神”について。 前後の文脈から考えて、古い神デウスがいなくなり、新しい神が現れた、と読み取るのが自然だ。 同時に、新しい神が“新しいゲームを開いた”という事は、『前のゲームも存在した』という事も分かる。 ……ムルムルに“やる事は今までと大して変わらない”と言われている事から、 おそらく1st、天野雪輝は、『前のゲームの参加者』なのだ。 それは相当に血生臭いもの――殺し合いであったのだろう。 しかも、『未来日記を利用した』殺し合いだ。 1stという呼び方は、おそらく『前のゲームの参加者』の1stだと推測できる。 未来日記が複数ある可能性を考慮すると、参加者全員にそれぞれ未来日記が配布されている可能性が高い。 つまり、未来日記は『前のゲーム』において、重要な位置を占めるギミックだったのだ。 そして、“やる事は今までと大して変わらない”という言葉からは、もう一つの推論が導ける。 それは、 【『新しいゲーム』は、『前のゲーム』の“見立て”ではないか】 という事だ。 見立てとはあるものから別の事物の要素を感じ取り、言い表す事を言う。 分かりやすいのはいわゆる見立て殺人だろう。 推理小説などに良くある、童謡や民話、伝説、碑文などの文面に沿って行われる殺人である。 見立て殺人は殺人の順番を錯覚させたり、過度の装飾で証拠を埋もれさせる、といった目的で行われるのだが、割愛。 そして見立ては、一種の様式美でもある。 仮に『新しいゲーム』が『前のゲーム』の見立てだった場合、『新しいゲーム』で一人だけを選別する意図が感じられないのは説明がつく。 『前のゲーム』では生き残れるのが一人だったから、『新しいゲーム』でも生き残れるのは一人、となるのはおかしい事ではない。 だからこそ、『前のゲーム』を知ることは、『新しいゲーム』を打開するに当たって非常に重要なものとなる。 『前のゲーム』のルールと、未来日記がどう活用されており、どのような限界があるのか。 それを、電話の相手から引き出さねばならないのだ。 『前のゲーム』の見立てであるならば、『新しいゲーム』でも同じノウハウが生かせるのだから。 しばしの沈黙。 そして、相手の返答が返ってくる。 『……大した勘の良さですね、歩さん』 * 鳴海が、傍目から分かるほどに一瞬だけ眼を見開いた。 どうしたのかと踏み出そうとする前に、鳴海はさも平然とした表情を取り戻して流暢に言葉を繋いでいる。 多分、動揺したことは電話相手に全く悟られてないだろう。 ああ、こいつでもこんな表情をするんだという安堵と嘲り、すぐに立ち直った事への尊敬と嫉妬。 黒い感情を抱いてしまった事に気付いて、どんどんと自己嫌悪が増してくる。 さっきから、俺はおかしい。 * 「なに、それほどでもないさ」 冷静に考えれば偶然の可能性が高い。 自分の名前はあの時火澄がポツリと洩らしている。 今の状況下、ブラフとして名前を出すなら誰でも思いつく選択肢になってしまっているだろう。 ブレード・チルドレンの関係者以外には、だが。 そして、このことから浮上する可能性がもう1つ。 最初は天野雪輝、あるいは無差別日記に関する事項がこの電話の目的であると想定したが、 相手が何らかの手段で鳴海歩の情報を握っており、自分との交渉が目的であった場合も考えねばなるまい。 自分がこれまで本名を名乗った相手は安藤と東郷のみということから伝聞情報は除外していい。 故に、他の情報ソースとして、支給品あるいは『“神”陣営から直接情報を得ている』場合を想定。 この場合、最も警戒しなければならないのは最後のパターン。 つまり、電話相手が“神”がこの殺し合いにわざわざ参加させた手駒だという場合だ。 殺し合いという状況そのものが目的ならば、場を撹乱させる内通者を紛れ込ませている可能性は極めて高い。 ……そして、内通者を通じて“神”陣営が自分にコンタクトを取ってくる可能性は0ではないのだ。 一番最初の時、“あの”火澄を集衆監視の目の前で殺したのだから。 その意味は、あまりに重い。 殺し合いの参加者の選抜基準に意味があるのなら、わざわざ火澄を見せしめに選んだ事にだって相応の意味があるに違いない。 あれは明らかに、火澄が鳴海歩以外に殺される事の意味を知るものへのメッセージだ。 アサコ、と呼ばれた女性の場合は、単に彼女最初に反抗的な態度を取ったから見せしめにされたに過ぎない。 だが、火澄の場合は全く違う。 『ムルムルがトウモロコシを放り投げる事で見せしめを指定している』のだ。 ムルムル本人は火澄に対し運がない、という様な事を言っていたが、確かに彼は運がなかった。 おそらく火澄は、見せしめにされる為だけにここに招かれたのだから。 あの時のムルムルの歪んだ笑みは、見せしめにされる火澄が運命を語った事を皮肉っていたのだろう。 考えれば考えるほど――嫌な予感が頭を掠めて仕方ない。 いずれにせよ、だ。 名前には名前で切り返す辺り、どの場合でも相手の判断力と決断力は相当だ。 とはいえ相手が沈黙したところを見ると、やはり秋瀬或かその関係者の可能性が極めて高いだろう。 あるいは電話相手の背後から僅かに聞こえた男の声が或本人で、電話相手は別人なのか。 僅かでも話の内容を聞き取れたならある程度の確証の元に行動できるのだが、それを愚痴っても仕方ない。 今のところ、秋瀬或らしき人物には対話の意思がある。 仲間がいる事から考えて、殺し合いに乗っていたとしても対応次第で敵対は避けられる相手と判断。 そして、秋瀬或の声は続く。 『どうやらあなたはその携帯の機能に気付いているようですが……それをいったいどうする気か、単刀直入に聞かせていただいてもよろしいですか?』 ……やはり目的は天野雪輝と無差別日記の可能性が濃厚。 “神”陣営の人間というのは杞憂だと思って差し支えあるまい。断定は早計だろうが。 やはり相手の情報が足りないな、と心の中で毒づく。 (あいつがいれば少しは楽なんだろうけどな……) そんな事を思い、苦い顔をした。 確かに彼女が今隣りにいたならば、相手の事細かなプロファイルを炙り出してみせるだろう。 悔しい事に、頼りになるのは間違いない。 たとえ彼女の正体が自分の推理通りだったとしても、自分にずっと手を貸していてくれたのは事実なのだ。 それも、自分が危難を乗り越える事を信じて、時間稼ぎの為にリストカットさえしてしまうほどに。 (……あいつが巻き込まれてる可能性も相当高いか。 まあ、巻き込まれてなくても自分から首突っ込んでくるような奴だしな……) 心配か、と聞かれたら全力で横に首を振る。 だが、巻き込まれていない方がいいかと聞かれたら、きっと否定できないだろう。 たとえ、彼女がどれだけ頼りになったとしても。 ……とはいえ、今目の前にいない人間を頼りにしても仕方がない。思考を戻す。 僅かな会話からでも充分に分かる相手の性格は、大胆不敵にして冷静沈着。 論理的な思考と場のコントロールに長けた自信家だ。 厄介な相手だと判断。 「……兄貴のことを考えてる所に、兄貴に性格の似たヤツを相手取る、か。 やれやれだ」 ぼそりと電話から口を離して、本当に小さく呟く。 「まず初めに言っておこう。俺たちはこのゲームに乗る気はない。 とりあえずはこの首輪を外すつもりだ」 まずはこちらの立場を表明する事で、相手が切って入ってきたのをそらし受け流す。 相手にペースを掴ませない。 今のところ、相手が殺し合いに乗っているという証拠はない。 その意味で協調できる可能性が高い相手であり、無闇な敵対をしたくはない。 向こうも同じだろう。 だが、相手はいささか我が強い。 全面的な信頼が出来ない以上、こちらも切るカードを慎重に選び、利用されるだけの捨て駒にならないよう立ち回る必要がある。 ……いや、むしろ相手を上回る気概で望む。 自分も随分、強気になったものだと鳴海歩は思う。 妙な連中に毒されすぎでもしたのか、いつも信じてくれる人間を得たからか。 切ったカードは、言論の自由。 “その過程においては何の反則も無い” ムルムルの言葉通りなら、首輪を外すことすらも“神”の想定内なのだ。 ならば、どんな発言をしようと粛清されることはないし、言論や表現に検閲が入る事だってまずありえない。 たとえそれが首輪を外すといった内容であったり、あるいは連中に反抗するものであったとしても。 ああ、気分が良くない。 全てが誰かの掌の上で踊っているだけに過ぎないこの感覚を、鳴海歩は嫌になる程刻み付けられている。 『……僕らもですよ』 或の言葉はとりあえずの不戦条約に等しい。 完全に信用が出来ない口約束だが、ないよりはずっとマシだ。 そして、僕“ら”と仲間の存在を認めるのはその証拠の提示だろう。 「鳴海、大丈夫か……? さっきから表情が難しいけど、俺が代わろうか?」 無言で背後に片手を突き出し、気にするなと意思表示。 言える訳がない。 ある男へのコンプレックスなど、ぶち撒けられる筈がない。 だが、見立てという様式美の可能性といい“神”というあからさまな呼び名といい、 一人の男の姿を思い浮かべずにはいられないのだ。 自分のスタート地点が教会だったのも、誰かの意思の介在としか思えない。 ミズシロ・火澄は、運命の構図を全く無視する形で死んだ。 それも、おそらくは全て“神”の意図に則って。 ……だが、それは本当に構図を無視していたのだろうか? あの男にも、火澄は殺せないはずだった。しかしそれが本当である保障はない。 自分が推理する限り、あの男の最終目的は自分にあの男自身を殺させることだ。 ……構図上自分が火澄とあの男を殺し得るのなら、あの男が殺せるのもミズシロ・ヤイバだけとは限らないのではないだろうか。 そう、あの男が火澄を殺せないと断定することは出来ないのだ。 ぐっ、と唇を噛み締め、余計な注意を払わないことにする。 電話の相手は想像以上に厄介で、気が抜けない。 今はそちらに注力すべきだ。 「そこでこの携帯を手土産に『天野雪輝』と協力関係になりたいと思っている。 だが、俺たちは彼の事を知らない。 だから教えてくれないか? 彼がどういう人間なのか」 言論の自由を保証した代価として要求したのは、天野雪輝の人となり及び彼にまつわる周囲の環境。 即ち、それには未来日記についても含まれる。 当然ながら現状ではまず一から十まで教えられる事はないだろう。 しかし、この相手ならここで教えないという選択肢が悪手である事も知っているはずだ。 何故ならこちらは協力の意思を見せているだけ。しかも、無差別日記の所有すら認めているのだ。 何一つ教えないというのならこちらからの信頼を失うし、結果的におそらく友人であろう雪輝の不利にもなりかねないのだから。 無論、この秋瀬或が天野雪輝の敵となる事を選んだ可能性もある。 無差別日記は放置しておくにはあまりに危険だ、雪輝を始末しない保証はない。 ……しかし、友人という立場ならやはり無差別日記を利用する方向性の方が有り得そうではある。 まあ、どう転ぼうとこの質問である程度は相手の立ち位置が見極められる。 『雪輝君からは、まだ連絡がないんですか?』 勿論、ない。 もしこれまでに連絡があったのなら、彼から得た情報を用いたブラフや駆け引きができる。 それをしないという事からの当然の疑問だろう。 ……雪輝から連絡を受けた上で敢えて連絡がないふりをし、情報の確度が高められればよかったのだが。 次それをするとしたら雪輝相手にカマをかける事になるが、これまで連絡がなかった経緯から彼は電話のない場所にいると考えられる。 あるいは、この殺し合いの会場に無差別日記が存在する事すら知らないか、電話する事にすら思い至らなかったか。 とにかく、先刻のユノという少女の存在を考えれば、雪輝相手に下手な事をすると余計な敵を増やす事になりかねない。 「ああ、だがユノって子とは連絡を取った。彼女が天野雪輝と合流したら再び連絡を取る手はずになっている」 『ユノ! ――ガサイユノですか、電話番号は確認しましたか? ……ええ、ええ。 ……なるほど、彼女に間違いないですね』 他の知り合い、例えば雪輝に聞きただせば分かる事。 ここで他人に偽名を使う意味はない。ならば、ガサイユノはまず本名だ。 たとえ同じユノという名前の参加者がいたとしても間違う事はあるまい。 『雪輝君は……とても臆病ですが、運命と戦う気概を持っている少年ですよ。 僕も彼とは早く合流したいと思っています。 ……が、』 ……上手い言い方だ、と内心呟く。 臆病、という性格を教える事でこちらと相手の接触をスムーズに行えるよう取り計らい、 気概を持っている、と付け加える事で雪輝の魅力――言わば商品価値を演出している。 そのくせ、具体的な事は何一つ教えていない。 そして、次に繋ぐ言葉だ。 おそらく、それが相手の本当の一手だろう。 『……この殺し合いが始まった当初、惜しい事に亡くなられた少年がいましたよね。 周りの方々の言葉によれば、火澄さん、と仰いましたか。 あなたが本当にアユムさんであるのなら、彼の話した『あなた以外には殺されない』という事がどういうことか、教えて下さいませんか? それを話してくださったなら、僕はあなたの欲しい情報を必要なだけお話しましょう』 「…………!」 そうきたか、と歩は引きつった笑いを浮かべる。 これは踏み絵だ。 こちらが信頼できる相手かどうか、個人を特定するという的確に弱点を射抜く一撃。 先刻、歩と名指しされた時に敢えて否定せず平然と振舞ったのを逆に利用してきた。 自分が歩でないと否定すればその時点でこちらの弱みとなるし、自分が歩だと肯定するのなら黙っていては情報が得られない。 そして、火澄についてしっかりと説明する事ができるのは自分を含む僅かな人間だけ。 この相手なら適当な嘘をついても必ず僅かな綻びから嘘だと見抜き、指摘するに違いない。 しらばっくれるのはそれ以上に悪手。千日手になるだけだ。 今この電話をしているのが歩でないならばそれを認めて、相手の独壇場となるに任せるか。 歩であるならば火澄の情報について話し、イーブンに持ち込むか。 どちらの場合でも選べる選択肢はひとつしかなく、後者である可能性は参加者数に比べ非常に低い。 そもそも、歩という人間が参加しているかすら現段階では不明なはずだ。 見事な一手、としか言いようがない。 もし自分が歩を騙る別人だったら、情報という情報を搾り取られ、下手すれば無差別日記を手放す羽目にすらなっていたかもしれない。 先刻の厄介という評価を取り下げる。 この相手は厄介どころじゃない。 手強い、と呼ぶのが相応だろう。 敵対しているわけではないのが救いだ。 しかも、その対価として得られるのは最低限の情報だけ。 欲しい情報を必要なだけ、とは一見十分な情報を提供してくれるように思えるが、その実聞かれたこと以外は一切話しませんよということだ。 こちらの思惑外の情報をおまけでつけてくれる事は、この秋瀬或はしないだろう。 収穫があったとすれば、やはり先刻の名前の特定はカマかけであり、支給品や“神”から得た情報ではないということくらいだ。 そして、火澄の事は東郷や安藤にも話していない事である。 “神”について確証のない今話すべき事ではないと判断したが故に、ブレード・チルドレンにまつわる一連の事こそ話しても個人単位での詳しい事は話していないのだ。 東郷にあの聖堂でのことを指摘される可能性もあったが、火澄も含んだ個人の情報はこれから依頼への『報酬』として語るつもりだった。 これを或相手にこちらから切る事が出来なかったのは中々に痛い。 だが、相手にも一つだけ誤算があるだろう。 それは、自分が本当に鳴海歩だという真実だ。 「了解だ。少し長くなるし、到底信じられないかもしれないが、いいか?」 切れるカードを失ったとはいえ、これは相手から十全の信頼を得る機会でもある。 鳴海歩だからこそ、言える言葉。 相手に語るのはブレード・チルドレンの概要と、ヤイバと清隆の所業。 そして自分と火澄の対応関係について。 これならば個人の持つスキルなどを洩らす事はなく、情報流出によるリスクは非常に低い。 話しても痛くない情報を話す事で信頼を勝ち取れるのだから、利用しない手はない。 『え? え、ええ……。 あなたが歩さんだと確信できれば、それでいい訳ですからね』 淀みない返答に、秋瀬或は戸惑いを隠しきれていない。 いくらこの相手でも、こちらが本当に歩だったとは想定外だったのだろう。 情報の信頼性を高める為、わざわざフルネームで名乗り直す事にする。 「そういや、自己紹介がまだだったな。鳴海歩だ。 ……いくつかの名前を使い分けてるから、あのユノって子にはミズシロ・ヤイバと名乗ったけどな」 ユノが或に追求しても余計な疑惑を得ないよう予防線を張り、そして改めてミズシロ・ヤイバに端を発する呪われた血脈と神の兄弟の構図について語り始める。 * 時系列順で読む Back 銀の意志Ⅰ Next 銀の意志Ⅲ 投下順で読む Back 銀の意志Ⅰ Next 銀の意志Ⅲ 068 指し手二人 秋瀬或 077 銀の意志Ⅲ 077 銀の意志Ⅰ 安藤(兄) 077 銀の意志Ⅲ 077 銀の意志Ⅰ ゴルゴ13 077 銀の意志Ⅲ 077 銀の意志Ⅰ 鳴海歩 077 銀の意志Ⅲ 068 指し手二人 リヴィオ・ザ・ダブルファング 077 銀の意志Ⅲ
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ネタバレ含みます 注意してください 名前 条件 01暴力と権力 [S]断たれた道か[S]異端者を完了する→アンダス港 02コネとカネ [S]人の縁を完了する→海沿いの集落 03人付き合い 誰かの連れ合いイベント(頭に[P]が付くイベント)を完了する 04決着 エンディングAかCを見る 05引退 エンディングBを見る 06上に立つ者 ストラウスとスディーニの偽物(オース・ドラゴンとサクリファイス)を撃破する 07竜殺し/竜使い シルギットを倒す、またはシルギットにストラウスの居場所を教え、その後エピローグのエンディングでイベントを見る 08鳥落とし/鳥使い [S]譲るべきことを完了する→海沿いの集落 09伝説の始まり 最終ボス(陽の鳥)を撃破する 10秘銀装備 [R]特別な銀の武具作成で秘銀装備をどれか一つでも作成してもらう→アル・タミアの町 11巨大なかばん [R]かばん拡張でかばんを一周目でできる範囲まで拡張する→アル・タミアの町 12最高の装備 装備強化素材と上等な装備強化素材を使って強化できる武器か防具を+6まで強化する 13特別な装備 特別な強化素材を使って強化できる武器か防具を+3まで強化する 14竜の装備 竜の鱗を使って強化できる武器か防具を+3まで強化する 15最高の術 レベル8の攻撃術(ヘリオス、神雷、完全停止、インフレーション)のうちのどれか一つを入手する 16最高の技 [S]師匠 対 弟子~必殺の一撃~ でスキル「無明」を入手する→タミアの港町 17術法セール中 [R]術法研究所ですべての術を購入可能にする→アンダス城 18装備コレクター すべての武器・防具を入手する→Weapon&Armor参照 19勇者 傭兵RANKを10まで上げる 20技と術の達人 固有スキル以外のすべての術と技を習得する
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ワークスはそのキャラクターの職業、得意分野、特殊技能などを表す。 キャラクターの出身世界によって選択できるワークスが変化する。 また、共通のワークスでも出身世界によって取得できないスキル、アーツが存在する。 全世界共通 剣士 拳士 魔術師 研究者 パラディン シューター ヒーラー ミスティック サイキック エレメンタラー 言霊使い 憑依術士 チェイサー 地球のみ ヘリオス ドラゴンズトゥース 桜花舞神流 百夜月刃流 影使い フェルディオスのみ 騎士 精霊術師 竜使い リグ・ヴェーダのみ 使徒
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抗菌薬の使い方 岩田健太郎 検索 目次 1.ペニシリンの使い方 2.セファロスポリンの使い方 3.血液培養について 4.ESBLについて 5.ST合剤 6.重症感染症とempiric therapy 7.抗菌薬と薬理学 8.投与量について 9.アミノグリコシドについて 10.キノロン系抗菌薬について 11.高齢者への投与法 12.抗菌薬と腎臓 13.マクロライドの使い方 14.その他の抗菌薬 15.目の感染症 今日 - 昨日 - 総計 -
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NO.1 キエフ 陣営情報 陣営 軍事費 都市収入 国家収入 都市 空港 港 陸 空 海 MAX ドイツ帝国(独) 3000 300 200 3 3 0 20 4 0 48 第2軍(独) 3000 600 1600 6 2 0 30 6 0 44 南西正面軍(ソ) 5000 3000 300 30 12 0 31 4 0 40 第38軍(ソ) 5000 2600 500 26 11 0 28 6 0 40 マップ詳細 担当国 ドイツ帝国(独) 参戦国 ソビエト連邦 作戦期間 `41.8.27~41.12.4 MAPサイズ 46×46 ユニット生産 41年中盤 お勧めユニット ドイツ側 ソビエト側 主力航空機 Bf109F、Me110E、Ju88A Lag3、SB-2 主力陸戦兵器 Pzkw38tE、装甲擲弾兵、デマーグD7 KV-ⅠB、IAG-10AA、152mm野砲 攻略 鋼鉄の戦風とは違い、第一装甲集団が何故か南から来ないため、包囲されず安定した広い後背地を持ち、それに伴う収入を誇る上にKVもT34も152ミリ野砲までも既に量産出来るソビエトがかなり有利。対空機銃がないT34もB型とかなり硬く、どちらの戦車を主力にしてもIAG-10AAがサポートすれば問題はない。航空機は使えるのが実質Lag3しかないが、BF109もF型とドイツの中でも弱い部類に入るので、数を活かして上手く戦えるだろう。 逆に貧弱なのがドイツ側。初速の遅さを無視すれば三号突撃砲B型が一番良い陸戦力だが、それを維持する収入が最初はない。訓練の高さと航空機の質で陸戦力を上手く膨れ上げさせて、数で勝負を仕掛けられる段階を上手に作ろう。小出しにして各個撃破を食らうのが一番まずいので、焦らずに敵の突出してきた戦力のみに絞る。攻めてきた割に大河付近で防御戦闘をする事になりやすいが、あまりにも戦力が離れているため仕方がない。 ソビエト担当側はKVとIAGにバランスよく補給車と歩兵を随伴させれば問題なくクリア出来る。いっそ安くて強力な152ミリ野砲を生産しまくってもいい。上限が少なめなのと、都市収入主体なので、金のかかる兵器にどこまで力を入れるかが重要になる。 ドイツ側の明るい材料は、生産上限がドイツ帝国・計48、第二軍計・44に比べ、南西正面軍・計40、38軍・40となっており、要塞や動員兵で上限ギリギリなソビエトはしっかりした機甲師団編成までに時間が掛かるのと、基礎訓練値が低く数も少なめな事。その時間と兵の質と数をどう有効活用出来るかが勝負の分かれ目になるだろう。マップ中央左上あたりの大河辺りまでは最低でも奪取しなければ収入の差でジリ貧一択になってしまう。ソビエト担当側はいらない後背地の要塞や動員兵を処分して、航空機を中心に送り続けると良い。要塞等はある程度粘ってくれたら様子を見て、向こうがとどめを刺す前に処分して訓練値をプレゼントしないという非情手段も良い。 余談ながら、ドイツ帝国では輸送船と駆逐艦が生産可能。港がないため当然生産は出来ない。艦隊可動可能な大河がある上それがキエフ方面に伸びているだけにただの嫌がらせの処置のように見えるが、恐らくこのキエフマップは、鋼鉄の勝ちパターンのアシカ作戦経由を元にしたマップらしい。ドイツとしてはこの上なく踏んだり蹴ったりな状況で戦うため、プレイヤーの精神が色々試されるマップでもある。 コメント 攻略等に関して意見のある方はコメントをお寄せください。 また誤字脱字以外で特に攻略内容に変更を加えた場合は、変更箇所とその理由をコメントするようにしましょう。 名前 コメント 収入が厳しいのでコストと索敵に優れる38t式が地上の主力。Bf109は爆撃機撃墜に集中。T34の脅威は野砲と爆撃で削いでいく。150㍉野砲と、T34と撃ち合える3号H型は非生産なのでやられない様にしたい。ソ連側で注意したいのは、Bf109は対空兵器で落とす事。Lag3には爆撃機・攻撃機・地上を攻めさせる。主力であるT34の数が揃いさえすれば、後はもう順調。 -- いもはむ (2019-10-31 20 58 12)
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モンスターデータ ドロップ判定はモンスター 1 → 4 の順で行われます。 ドロップ確率は近似値です。 ID 名称 最大HP HP 最大MP MP ST AC AM 火炎 冷気 電撃 波動 AG 人間 ルピー EXP ? ドロップアイテム ドロップ確率 0 ミジンコ使い 126 126 18 16 30 10 3 2 2 2 0 65 ○ 50 2 2 おべんとう 11 % 1 ナマズ使い 140 131 134 128 40 13 13 4 10 15 3 76 ○ 100 2 14 -- 0 % 2 しゃちほこ使い 450 450 1753 1543 75 35 100 4 60 36 31 110 ○ 500 50 105 -- 0 % 3 ガマ使い 500 500 1579 1355 77 60 100 3 58 44 29 120 ○ 600 40 78 -- 0 % 4 カメ使い 1199 1199 2445 2223 242 235 289 300 300 300 300 224 ○ 800 483 215 -- 0 % 5 とり使い 800 800 3332 3008 141 120 299 52 24 104 50 240 ○ 800 190 160 おべんとう 31 % 6 むし使い 3400 3000 6335 6111 340 437 633 185 170 175 185 407 ○ 1596 500 317 -- 0 % 7 れいよう使い 950 600 957 811 80 70 100 25 48 68 17 130 ○ 700 105 70 -- 0 % 8 みずねこ使い 2132 2132 5377 5188 340 331 288 102 320 241 241 244 ○ 1200 680 300 みずねこのマタタビ 11 % 9 みならい竜使い 260 216 289 205 21 20 60 6 13 18 6 112 ○ 100 8 26 -- 0 % 10 ちゅうねんの竜使い 480 444 475 449 80 47 105 15 36 48 9 160 ○ 900 80 70 かいばたいほとう 6 % 11 おんな竜使い 3400 1111 3397 3064 194 100 287 53 26 106 51 290 ○ 1500 261 185 -- 0 % 12 ドラゴンマスター 3201 3201 6781 6505 410 478 688 500 120 240 135 440 ○ 3890 1100 533 -- 0 % 13 ドラゴンメイジ 2800 2800 6888 6577 400 488 691 76 500 260 128 448 ○ 3998 1000 466 -- 0 % 14 竜きし 3000 3000 7098 6843 420 420 650 231 361 500 110 564 ○ 2100 1800 615 -- 0 % 15 パンナガ 2300 2300 4027 3737 330 250 193 214 288 257 80 320 × 480 750 80 -- 0 % 16 ヒュドラ 2915 2915 1344 1313 345 334 286 192 300 241 120 384 × 599 1750 35 -- 0 % 17 リヴァイアサン 1752 1752 1752 1385 295 328 236 120 300 243 300 362 × 395 662 142 -- 0 % 18 ちい 230 230 222 203 50 60 151 23 18 5 6 155 × 56 10 9 -- 0 % 19 イピリヤ 800 800 621 568 95 63 218 12 13 23 8 176 × 159 100 10 -- 0 % 20 みずち 520 260 516 455 62 30 301 48 37 16 9 192 × 300 20 16 -- 0 % 21 マカラ 1477 1477 604 486 275 300 155 55 450 218 120 208 × 342 496 30 -- 0 % 22 ティアマト 2367 2367 6136 5815 284 280 355 241 201 70 168 256 × 488 730 34 -- 0 % 23 タラスクス 1800 1800 5563 5238 290 315 473 140 450 69 66 348 × 400 550 165 -- 0 % 24 はん 200 260 256 222 60 70 176 5 13 22 6 116 × 65 16 10 -- 0 % 25 ムシュフシュ 800 800 559 470 95 53 51 17 38 49 10 150 × 158 120 16 -- 0 % 26 エキドナ 600 600 2893 2666 76 50 365 40 65 82 35 130 × 121 60 106 -- 0 % 27 きっちょう 800 800 3733 3399 126 195 475 112 27 93 54 216 × 186 223 270 -- 0 % 28 バジリスク 3500 1324 3861 3511 139 124 345 109 15 108 52 214 × 264 220 185 でんしちこう 26 % 29 ラハブ 1200 1200 825 677 121 60 61 19 41 56 11 216 × 230 200 1 -- 0 % 30 きょうく 3276 3376 6666 6415 330 350 674 402 101 147 100 400 × 676 1000 355 -- 0 % 31 ヴリトラ 4000 4000 4000 4000 550 550 650 50 250 300 400 696 × 850 3500 437 さびたつるぎ 100 % 32 おう竜 1200 1200 2831 2786 110 200 100 43 72 93 41 160 × 400 180 131 -- 0 % 33 カンヘル竜 2800 2345 3620 3221 395 488 501 500 105 320 287 311 × 538 1100 212 -- 0 % 34 ククルカン 2333 2333 6644 6318 380 475 666 264 180 500 120 424 × 531 1100 324 -- 0 % 35 しんえい竜 4967 4967 7243 6932 470 522 715 365 210 500 134 572 × 993 1950 395 -- 0 % 36 ふぉん 7000 7000 7568 7389 600 500 700 500 350 250 95 704 × 1350 7500 527 インドアンコのたま 21 % 37 クラーケン 2188 2000 5650 5405 240 260 250 69 440 171 210 453 × 416 622 130 -- 0 % 38 せい竜 4400 4400 7401 7248 490 546 650 99 123 295 300 588 × 906 2250 482 -- 0 % 39 ヤツメナマズ 120 126 115 111 43 20 12 20 10 3 2 76 × 31 2 4 -- 0 % 40 デンキナマズ 160 146 260 260 43 22 17 22 12 6 4 82 × 35 3 9 -- 0 % 41 ししがしら 200 200 77 72 60 65 9 20 10 3 1 40 × 54 8 5 -- 0 % 42 しゃちほこ 250 231 341 316 70 30 205 12 23 7 6 136 × 55 14 14 -- 0 % 43 マンターラ 150 138 157 150 65 14 15 22 12 4 4 72 × 36 8 10 -- 0 % 44 ちょうざめ 1159 1159 4126 3822 260 240 200 158 350 57 210 336 × 276 400 85 -- 0 % 45 とらふぐ 1250 1250 90 90 256 250 337 160 450 260 122 340 × 292 425 21 とらふぐのナイフ 4 % 46 メルルーサ 1230 1230 4278 3995 260 300 223 191 450 42 258 332 × 298 500 133 -- 0 % 47 マンボ 2000 2000 4531 4198 230 280 247 46 440 149 218 263 × 418 470 88 マンボのたいこ 11 % 48 おおぼら 1400 1400 2893 2664 215 223 211 206 440 32 158 199 × 306 451 101 -- 0 % 49 テッポウウオ 1765 1765 4957 4623 260 288 304 160 450 64 230 233 × 385 505 68 -- 0 % 50 インドアンコ 1400 1400 1500 1500 240 230 314 162 440 75 80 216 × 311 501 43 インドアンコのたま 11 % 51 たいしょう3しょく 300 300 355 321 70 80 34 13 24 8 7 152 × 420 50 20 さびたつるぎ 100 % 52 たつのおとしご 1200 1200 4197 3904 225 211 215 57 450 159 218 304 × 272 380 116 -- 0 % 53 おおたまじゃくし 300 288 302 282 57 31 28 11 21 7 7 128 × 62 8 24 -- 0 % 54 ガスガマ 500 400 900 900 73 35 100 3 54 33 24 120 × 84 35 3 せいろがん 51 % 55 タラバガニ 900 900 1814 1616 75 35 100 4 61 37 32 110 × 360 100 37 -- 0 % 56 デンキガマ 350 350 600 600 75 40 100 4 53 32 22 120 × 77 32 52 -- 0 % 57 じんめんガニ 1100 1100 1436 1226 79 45 100 5 55 34 26 111 × 600 120 350 -- 0 % 58 メーダ 2260 2260 6011 5766 295 302 344 517 258 169 67 352 × 1234 571 5 メーダのつえ 16 % 59 ドードー 192 192 57 54 42 20 7 3 3 10 1 70 × 42 2 3 -- 0 % 60 ハチドリ 700 555 702 543 90 50 64 22 45 63 12 130 × 115 125 50 -- 0 % 61 ガラハチドリ 750 750 756 589 95 60 66 23 45 63 12 140 × 150 130 52 せいろがん 31 % 62 わらいカワセミ 700 700 2810 2479 124 120 173 90 23 96 44 488 × 157 210 252 -- 0 % 63 エミュー 850 713 855 708 95 72 85 24 46 66 15 130 × 146 140 32 -- 0 % 64 カリフペンギン 4780 980 2966 2715 131 100 211 26 21 99 18 386 × 201 210 278 -- 0 % 65 あまやどり 1200 1200 5101 4755 215 240 307 265 350 80 161 244 × 275 380 93 -- 0 % 66 アシュビンオウル 1100 1100 3010 2553 145 140 254 90 24 95 43 478 × 230 305 250 -- 0 % 67 グラビペリカン 1000 1000 4641 4254 260 210 258 61 93 124 58 296 × 245 380 140 -- 0 % 68 さんばガラス 250 300 110 110 62 30 27 6 14 24 6 120 × 65 20 17 -- 0 % 69 クラミンゴ 1000 1000 4695 4288 270 230 262 62 94 125 159 271 × 250 415 204 -- 0 % 70 とうぞくカモメ 1500 1500 128 120 280 290 13 121 123 122 140 305 × 345 520 5 -- 0 % 71 グンカンドリ 1690 1690 6112 5783 310 407 613 180 180 75 180 368 × 401 500 348 -- 0 % 72 ハゲワシ 1200 1200 356 301 310 400 211 126 160 180 180 365 × 318 610 25 -- 0 % 73 ヒゲワシ 2603 2603 5998 5655 350 397 602 138 137 134 140 364 × 558 690 332 -- 0 % 74 ヌエもどき 2000 2000 6253 5855 353 411 617 120 250 500 71 372 × 460 750 372 かいばたいほとう 11 % 75 グリフォン 3644 3644 6915 6743 440 498 706 500 220 360 120 556 × 763 1650 254 -- 0 % 76 ガルーダ 2606 2388 2593 2333 360 252 266 134 124 128 128 369 × 500 900 258 -- 0 % 77 れいよう 980 871 992 823 85 60 100 24 47 67 18 150 × 169 80 57 -- 0 % 78 ハリモグラ 212 212 165 156 45 20 19 4 13 16 15 88 × 46 4 2 -- 0 % 79 タマサコウモリ 400 400 1061 889 75 50 103 28 50 69 20 100 × 87 35 100 -- 0 % 80 こもりコウモリ 982 982 1441 1235 100 90 140 32 56 73 27 276 × 195 190 122 -- 0 % 81 バラタキモモンガ 3100 1000 4601 4239 250 140 107 96 100 30 17 250 × 231 410 117 -- 0 % 82 フクロオオカミ 800 800 1677 1489 75 50 120 12 59 75 30 130 × 154 90 33 -- 0 % 83 かわぶた 700 600 1900 1700 75 30 100 2 63 38 33 110 × 117 45 133 -- 0 % 84 ハヌマン 900 777 903 782 98 70 92 25 47 67 16 190 × 157 145 45 でんしちこう 26 % 85 カルカラ 1000 879 1012 866 100 68 101 26 49 68 19 160 × 174 150 61 カルカラのキバ 11 % 86 せんざんこう 3000 1200 2918 2679 127 200 493 59 34 98 46 71 × 254 220 251 -- 0 % 87 すなくじら 2330 2137 2333 2155 120 160 232 56 20 88 38 160 × 5000 300 63 でんしちこう 21 % 88 てんじくねずみ 600 600 1124 978 85 60 110 29 52 70 21 160 × 124 110 102 まんだらげの み 31 % 89 オカマッコウ 2330 2330 2016 1839 180 160 512 588 90 90 39 174 × 3000 500 88 -- 0 % 90 ベヒーモス 3111 3111 5216 4996 303 263 377 63 137 76 203 138 × 612 800 222 -- 0 % 91 マンティコラ 3800 1558 3822 3589 245 180 275 80 80 112 55 238 × 330 410 155 -- 0 % 92 スラビ 3600 1334 3699 3266 209 120 251 90 27 110 53 244 × 277 324 197 -- 0 % 93 ミノタウロス 950 950 3911 3690 180 150 387 57 87 114 56 200 × 500 500 350 -- 0 % 94 とびねこ 2600 2600 2010 2010 342 320 581 125 240 500 70 422 × 543 900 316 -- 0 % 95 みずねこ 2240 2056 2955 2711 300 220 400 80 500 230 164 120 × 429 442 75 みずねこのつえ 6 % 96 ヤンボマーボ 4000 4000 6569 6279 320 350 651 500 500 500 100 416 × 1000 2250 1 -- 0 % 97 パンツァービトル 1230 1230 5910 5588 300 287 596 256 70 140 256 360 × 302 600 49 -- 0 % 98 ばくだんコロガシ 500 500 1965 1801 60 20 150 10 38 80 34 180 × 600 150 150 -- 0 % 99 マーヤー 3000 3000 7290 7012 460 400 620 241 80 500 367 503 × 643 1500 477 ねぶくろのマント 21 % 100 とうちゅうかそう 330 282 1120 1088 15 200 432 19 33 64 13 2 × 4 100 12 あかまむし 31 % 101 バルガ 1240 1054 1243 1106 305 122 125 256 500 125 76 380 × 246 700 215 -- 0 % 102 ガラバルガ 1370 1155 500 500 380 331 420 266 500 135 86 380 × 311 500 1 せいろがん 21 % 103 ユキマミーレ 398 400 322 302 78 30 30 3 32 12 5 95 × 84 33 13 -- 0 % 104 ピシャーチャ 380 345 372 357 70 36 35 4 34 14 6 160 × 75 28 8 せいろがん 41 % 105 マイマイかぶり 1130 979 3322 2965 221 200 246 27 110 103 49 237 × 233 221 65 -- 0 % 106 チョンチョン 2150 1504 2144 1993 245 211 121 64 75 86 36 261 × 1000 388 87 -- 0 % 107 くずれバラモン 1000 1000 1500 1500 235 230 327 268 350 140 64 340 × 244 490 11 まんだらげの み 31 % 108 バラモンうみぼうず 2421 2421 2000 1549 284 180 166 12 600 25 16 260 × 480 750 110 -- 0 % 109 シンジケートのボス 1510 1251 1520 1279 120 147 155 33 57 74 28 336 ○ 100 101 111 -- 0 % 110 ボスのてした1 800 651 799 685 70 65 72 20 43 65 13 260 ○ 50 30 40 せいどうのつるぎ 21 % 111 ボスのてした2 800 653 799 687 72 65 75 43 20 65 14 250 ○ 50 40 41 せいどうのつるぎ 21 % 112 ボスのてした3 800 655 799 689 74 65 76 65 43 20 14 240 ○ 50 50 42 せいどうのつるぎ 21 % 113 アムリタ 7800 8500 7820 7555 800 679 999 350 250 400 400 850 ○ 5000 9000 384 アムリタのふえ 100 % 114 ヌエ 3800 3800 6289 6013 430 489 696 250 300 500 120 580 × 786 1650 673 -- 0 % 115 わかい竜使い 400 355 390 365 70 37 86 8 18 26 7 168 ○ 800 90 59 まんだらげの み 6 % 116 グリフォンもどき 3200 2912 3256 2898 320 350 315 340 128 500 92 388 × 597 900 292 -- 0 % 117 おおうみガラス 1550 1550 4786 4488 255 266 277 175 450 75 159 276 × 345 430 125 -- 0 % 118 マーサラ 1200 1200 2888 2553 184 150 181 62 91 97 45 251 × 255 202 145 -- 0 % 119 まんだらげ 600 600 4888 4555 206 340 403 133 341 216 90 89 × 191 410 35 まんだらげの み 21 % 120 竜使いもどき 180 161 176 157 20 17 53 5 8 18 5 92 ○ 1 6 15 -- 0 % 121 ミジンコ 126 106 35 32 35 14 6 20 10 2 0 60 × 15 1 4 -- 0 % 122 ガラミジンコ 160 160 98 95 40 10 11 20 10 3 2 48 × 35 4 8 せいろがん 31 % 123 カオスドラゴン 6500 6500 9900 9000 600 800 700 450 450 450 450 999 ○ 877 0 250 さびたつるぎ 100 % 124 そんちょうのむすこ 250 250 15 15 50 60 20 2 2 2 0 80 ○ 10 1 2 -- 0 % 125 あくとくしょうにん 300 300 14 13 60 60 2 2 2 2 0 100 ○ 50 1 2 -- 0 % 126 ヤクザ 400 400 1 1 70 60 1 1 1 1 1 100 ○ 70 5 2 -- 0 % 127 ドラゴンゾンビ 600 600 100 100 85 80 55 1 38 1 10 130 × 800 100 0 -- 0 % 128 あくとくしょうにん 30 28 28 26 4 4 4 4 4 4 0 4 ○ 200 20 4 せいどうのつるぎ 100 % 129 ヤクザ 50 40 40 0 8 4 3 3 3 3 3 20 ○ 200 10 4 -- 0 % 130 シンジケートのボス 100 40 40 0 8 4 3 3 3 3 3 300 ○ 70 10 4 せいどうのつるぎ 100 % 131 ぎゅうどんかめん 1000 1000 800 800 259 235 266 62 43 25 16 442 ○ 249 500 150 おべんとう 100 % 132 アカミノタウロス 6200 6200 0 0 450 390 390 150 70 114 100 800 × 1173 1500 200 -- 0 % 133 ミドミノタウロス 6300 6300 4200 4200 430 390 390 100 100 100 100 800 × 1186 1500 200 -- 0 % 134 アオミノタウロス 6500 6500 4200 4200 500 450 350 70 100 100 100 800 × 1241 1500 200 -- 0 % 135 クロミノタウロス 6800 6800 4300 4300 500 450 450 100 100 80 100 800 × 1291 1800 200 -- 0 % 136 ハイミノタウロス 7000 7000 5000 5000 600 600 600 100 100 100 100 800 × 1366 3000 200 -- 0 % 137 ふくかん 7700 7700 6781 6505 500 590 800 245 361 500 131 750 ○ 4000 6000 516 ふじみのよろい 100 % 138 ふくかん 7700 7700 6888 6577 500 590 800 291 321 500 165 750 ○ 4100 6000 80 ふじみのよろい 100 % アイテムドロップ処理 18CF88 A9 00 12 lda #$1200 18CF8B 85 10 sta $10 18CF8D A2 04 00 ldx #$0004 18CF90 DA phx 18CF91 A0 00 00 ldy #$0000 18CF94 B1 10 lda ($10),y 18CF96 D0 03 bne $18cf9b 18CF98 82 5D 00 brl $18cff8 ; モンスターが空の場合 18CF9B 20 13 A9 jsr $a913 ; 0〜99 の乱数取得 18CF9E 85 00 sta $00 18CFA0 A0 4E 00 ldy #$004e 18CFA3 B1 10 lda ($10),y 18CFA5 F0 51 beq $18cff8 ; ドロップ設定値が 0 の場合飛ばす 18CFA7 38 sec 18CFA8 E5 00 sbc $00 18CFAA F0 02 beq $18cfae 18CFAC 30 4A bmi $18cff8 ; 乱数 ドロップ設定値 の場合 18CFAE A0 50 00 ldy #$0050 ; 乱数 = ドロップ設定値 の場合 ; 約(ドロップ設定値+1)% 18CFB1 B1 10 lda ($10),y 18CFB3 85 00 sta $00 18CFB5 A9 01 00 lda #$0001 18CFB8 85 02 sta $02 18CFBA 22 0B 8F 03 jsl $038f0b 18CFBE B0 38 bcs $18cff8 ; アイテムが一杯 18CFC0 AE 63 16 ldx $1663 18CFC3 A9 0B 00 lda #$000b 18CFC6 20 FF A6 jsr $a6ff 18CFC9 A9 66 00 lda #$0066 18CFCC 20 FF A6 jsr $a6ff 18CFCF A0 14 00 ldy #$0014 18CFD2 B1 10 lda ($10),y 18CFD4 20 FF A6 jsr $a6ff 18CFD7 20 FF A6 jsr $a6ff 18CFDA A9 0B 00 lda #$000b 18CFDD 20 FF A6 jsr $a6ff 18CFE0 A9 67 00 lda #$0067 18CFE3 20 FF A6 jsr $a6ff 18CFE6 A0 50 00 ldy #$0050 18CFE9 B1 10 lda ($10),y 18CFEB 20 FF A6 jsr $a6ff 18CFEE 20 FF A6 jsr $a6ff 18CFF1 8E 63 16 stx $1663 18CFF4 FA plx 18CFF5 38 sec 18CFF6 80 10 bra $18d008 18CFF8 FA plx 18CFF9 18 clc 18CFFA A9 66 00 lda #$0066 18CFFD 65 10 adc $10 18CFFF 85 10 sta $10 18D001 CA dex 18D002 F0 03 beq $18d007 18D004 82 89 FF brl $18cf90 ; 次のモンスターへ 18D007 18 clc 18D008 60 rts ; ; 乱数を更新する ; 18A8F2 DA phx 18A8F3 AD 5F 16 lda $165f 18A8F6 48 pha 18A8F7 A9 6D 4E lda #$4e6d 18A8FA 22 92 C6 1E jsl $1ec692 18A8FE 68 pla 18A8FF 18 clc 18A900 69 39 30 adc #$3039 18A903 8D 5F 16 sta $165f ; wram[0x165f] - (wram[0x165f] * 0x4e6d + 0x3039) 0xffff 18A906 EB xba 18A907 FA plx 18A908 60 rts ; ; A - 乱数 0〜99 ; 18A913 DA phx 18A914 20 F2 A8 jsr $a8f2 18A917 20 62 A9 jsr $a962 18A91A 8A txa 18A91B FA plx 18A91C 60 rts ; ; A, X - A / 100, A % 100 ; 18A962 8D 04 42 sta $4204 18A965 E2 20 sep #$20 18A967 A9 64 lda #$64 18A969 8D 06 42 sta $4206 18A96C C2 20 rep #$20 18A96E 20 7B A9 jsr $a97b 18A971 AD 14 42 lda $4214 18A974 AE 16 42 ldx $4216 18A977 60 rts 正確なドロップ確率 表記 確率 1 % 656/65536 2 % 1312/65536 3 % 1968/65536 4 % 2624/65536 5 % 3280/65536 6 % 3936/65536 7 % 4592/65536 8 % 5248/65536 9 % 5904/65536 10 % 6560/65536 11 % 7216/65536 12 % 7872/65536 13 % 8528/65536 14 % 9184/65536 15 % 9840/65536 16 % 10496/65536 17 % 11152/65536 18 % 11808/65536 19 % 12464/65536 20 % 13120/65536 21 % 13776/65536 22 % 14432/65536 23 % 15088/65536 24 % 15744/65536 25 % 16400/65536 26 % 17056/65536 27 % 17712/65536 28 % 18368/65536 29 % 19024/65536 30 % 19680/65536 31 % 20336/65536 32 % 20992/65536 33 % 21648/65536 34 % 22304/65536 35 % 22960/65536 36 % 23616/65536 37 % 24271/65536 38 % 24926/65536 39 % 25581/65536 40 % 26236/65536 41 % 26891/65536 42 % 27546/65536 43 % 28201/65536 44 % 28856/65536 45 % 29511/65536 46 % 30166/65536 47 % 30821/65536 48 % 31476/65536 49 % 32131/65536 50 % 32786/65536 51 % 33441/65536 52 % 34096/65536 53 % 34751/65536 54 % 35406/65536 55 % 36061/65536 56 % 36716/65536 57 % 37371/65536 58 % 38026/65536 59 % 38681/65536 60 % 39336/65536 61 % 39991/65536 62 % 40646/65536 63 % 41301/65536 64 % 41956/65536 65 % 42611/65536 66 % 43266/65536 67 % 43921/65536 68 % 44576/65536 69 % 45231/65536 70 % 45886/65536 71 % 46541/65536 72 % 47196/65536 73 % 47851/65536 74 % 48506/65536 75 % 49161/65536 76 % 49816/65536 77 % 50471/65536 78 % 51126/65536 79 % 51781/65536 80 % 52436/65536 81 % 53091/65536 82 % 53746/65536 83 % 54401/65536 84 % 55056/65536 85 % 55711/65536 86 % 56366/65536 87 % 57021/65536 88 % 57676/65536 89 % 58331/65536 90 % 58986/65536 91 % 59641/65536 92 % 60296/65536 93 % 60951/65536 94 % 61606/65536 95 % 62261/65536 96 % 62916/65536 97 % 63571/65536 98 % 64226/65536 99 % 64881/65536 100 % 65536/65536