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バックパッカーの服♀ 種別タイプ 上半身防具 Tops 荷重 重量:15.0 容量:17.0 防御力 物理:29 魔法:20 追加効果 AGI+1 装備可能 種族:全種族 性別:女性専用 LV:35 職業:バックパッカー系 ブリーダー ガーデナー 値段 39,000 入手方法 販売 アップタウン サファネ 修理 最大耐久度:15 衣服修繕キット・シルバー コメント コメント (C) BROCCOLI/GungHo Online Entertainment,Inc./HEADLOCK Inc. このページ内におけるECOから転載された全て のコンテンツの著作権につきましては、株式会社ブロッコリーとガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社および株式会社ヘッドロックに帰属します。 なお、当ページに掲載しているコンテンツの再利用(再転載・配布など)は、禁止しています。
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人間の皮を被ったとしあき(仮性人的意味で) デフォルトスキンをローカルに保存することで表示が速くなるよ デフォルトスキン以外にすれば外見が変わってオサレになるよ 以下適応方法 スキンを自作するか某所からDLしておく 適当なフォルダを作って解凍(例:C /Program Files/Travian/) imgフォルダ内からbフォルダとmsgフォルダを探してコピー imgフォルダ内にjpフォルダを作成してbフォルダとmsgフォルダを貼り付け ブラウザでトラビアンにログイン。プロフィール- グラフィックパックを開き、パス:のテキストボックスに「unx.css」「gp_check.css」「img(フォルダ)」の3つのファイルが入ったフォルダのパスを入れる(フォルダパスの先頭にfile //を付けるのを忘れずに) テストを押して適応されるのを試す 両手を上げて立ち上がり全身で喜ぶ 以下、デフォルトスキンの場合の例 この辺からDLして、適当なフォルダに解凍する。 プロフィール グラフィックパックを開いて、以下ry テストを押して適応されるのを試す Firefoxの場合はエラーメッセージにしたがって user.js をDLする。おそらくzipファイルで来るので、解凍する。 でてきた user.js を、user.txt に名前を変更する。 ダブルクリックしてメモ帳で開く。 2行目以降に海外鯖のURLがたくさん並んでいるので、一番最後に http //s1.travian.jp を書き加える。 上書き保存し、ファイル名を user.js に戻す。 出来たuser.jpを、以下のフォルダに貼り付ける。 C \Documents and Settings\(あなたのユーザー名)\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\(ランダムな数値).default Firefoxを再起動してから、再度テストを押して適応されるのを試す。 諸手をあげて以下ry
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名称:〈旅人のバックパック〉 呼称:《たびびとのバックパック》 分類:アイテム>鞄(魔法級)(〈バッグ〉) 解説 腰に装着するタイプの魔法のバッグで、大小様々なポケットが付いている。見た目よりもたくさんのアイテムを収納することができる優れものだが、何が入っているかは乙女の秘密だ。マスダさん所有。 アイテム モンスター 用語 冒険者 システム サブ職業 召喚術師 地名 口伝 組織 クエスト 典災 職業 大地人 ゾーン 種族 妖術師 武士 守護戦士 神祇官 施療神官 暗殺者 古来種 盗剣士 武闘家 事件 吟遊詩人 特技 付与術師 森呪遣い 航界種 ダンジョン
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武器データベース > シールドバックパック 水月に搭載されている多機能斥力シールドと同等の防御壁を 連続5分間発生させられるシロモノで、BP内蔵電源で稼動する。 完璧にシールドを展開した場合、戦術核にも耐えられるかもしれない。 ただし、シールドのセキュリティホールを狙って 至近距離から攻撃するとダメージを与えられるという弱点もある。 坂田シールド光学研究所製でWanzer Shop -Black History- がテストしていた。
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カード画像 基本情報 カード名 太陽系バックパッカー(タイヨウケイバックパッカー) カード種類 ユニット レベル 1 所属軍 マジカルユニバース 属性 フューチャーメン ATK 4 HP 4 STK 1 カードID 2020GB01-101GPR-59 レアリティ ★★★ イラストレーター Yu Cheng Hong カードテキスト ■通常[場の君のカードを1枚破壊する]これをダメージゾーンから通常召喚する。君は1ダメージ受ける。 フレーバーテキスト マジカルユニバースの「距離」はイメージで決定するの。火星に2日で着くなら水星で3日、1週間で太陽系が1周出来るわ。 + GPR-59のカードイラスト(同イラストエラッタ反映版) ※実物スキャンの為ブースター版と画像の色合いが少々異なりますが、実物は同じ色合いです。 ■解説・総評 関連 収録パック 第一弾「地球 異世界連合軍結成!」 プロモーションカード 名前
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バックパック ※下の表への記載は霊力が0、もしくは封印解除前の装備の数値を参照するようにしてください [部分編集] アイコン 名前 Lv 物理防御 魔法防御 耐久 職業 価格 入手方法 備考 attachref 安眠の棺桶 1 0 0 0 すべてのクラス plugin_areaedit is not found. please feed back @wiki. クリティカル率+3.0% attachref ポロンリュック 1 0 0 0 すべてのクラス plugin_areaedit is not found. please feed back @wiki. クリティカル率+3.0% attachref カメ甲羅 1 0 0 0 すべてのクラス plugin_areaedit is not found. please feed back @wiki. クリティカル率+3.0% attachref plugin_areaedit is not found. please feed back @wiki. attachref plugin_areaedit is not found. please feed back @wiki. attachref plugin_areaedit is not found. please feed back @wiki. 【コメント、情報提供など】 名前
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これはバックパックだ No.109 種別 ブロック 聖霊力 Lv7 HAND 1 Power 0 PowerBonus 900+知識+発想50% レアリティ レア 勢力 西欧聖霊庁 効果 手札のアクションカード全てのパワーをこのカードに足す ストーリー 「ふん、私のランドセルの中身が見たいだと?見せるわけないだろう」…きっと、世界征服のための重要なアイテムが詰め込まれているはず!? illustrator タネっこ 戻る
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【中篇】 掃除を始めてから三時間ほど経った頃か。 バックパッカーはまだ掃除をしていた。 「あー、掃除って止め時がわかんねえよなー。 もう床は十分に綺麗といえば綺麗だけど、まだ気になるところもあるし。 むしろ床が綺麗なせいで他の汚れが際立って目立つというか」 『ピカピカ!ピカピカね!そんなに掃除が好きなの!?あははは!』 「いや、別にそんな好きってわけでも……。 話は変わるけどさ、お前はいつまで付いてきてくれるんだ?」 『陸までよ!死体になっても何が起こっても! 陸まで連れてくのが私の決めた一つのルール!あはははっ!』 そんな会話を続けていると、打ち切るように、 ガンガンガン! と鐘の音。 「なんだ? 昼飯の合図とかか?」 『昼飯?あははははっ! そうね!そろそろ掃除は止めにしてもいいんじゃないかしら!』 「そうだな。今日はこのくらいにしとくか。プルーノさん報告しなきゃなー」 この鐘の音を聞いて暢気にしているのはバックパッカーだけだった。 船をピリピリとした空気が包みだす。 ドタドタドタと足音が。そして声が響き渡る。 「敵襲だ!」「マジか!」「ひゃっはー!」「唄えい野郎ども!」 「矢を用意しとけ!」「第三隊しゅうごーう!」「どこいきゃいいんだ?」 「ひさびさの戦だぞ!」「勝つぞ」「血が滾るっ!」「俺の剣がねえ!」 ものものしい雰囲気に、ただごとではないと、流石のバックパッカーも悟る。 どうしたものかと見渡せば、ちょうど甲板に飛び出してくる一団が。 バックパッカーが声をかけようとしたその時だ。 ツルテンッ! そんな擬音と共に、海賊共が、こけるこけるこける。 「なんじゃこりゃー」「床がめっちゃすべるぞッ!」「転ぶな邪魔だクソが!」 「って俺もこけた!」「なんだこの床は!」「血をよこせ!」「邪魔だあっ!」 「ちげえよ!床が悪いんだよ!」「くそったれ!」「暑苦しい!」「バカめ!」 怒声と罵声のコーラス、冷や汗たらすバックパッカー。 「………やべっ、ワックス忘れてた。 あっはっはっはっ」 『あははははははははっ!愉快!愉快ね! ねえ!これからどうするの!?』 「………逃げるか」 バックパッカーは踵を返し、こけてる一団から離れたところへ。 ところが自分もツルンと転び、たまたまあった箱の中。 落ちた衝撃、箱を揺らして、バタンと閉じて真っ暗に。 バックパッカー頭をうって、意識もまた闇の中。 「……あたたた。何があったんだ?」 『すべってころんで箱の中!まぬけね!あはははははっ!』 「……うっせー。 そうだ、外だ、外はどうなってるんだ?」 蓋を開けようとしたが、鍵が偶然かかったか、それとも歪んでしまったのか、 どう力を込めても開きはしない。 とりあえず耳を澄ませてみると、外は怒号と悲鳴と戦歌ばかりが聞こえてきた。 戦場は始まったばかりのようだ。 「……ほとぼりが冷めるまでこの中にいよう」 『いいの?本当にいいの!?』 「外は危ないだろ」 『この中も危ないわよ?あはははっ!』 「戦いの中を歩き回る勇気はないんだよ。 残念なことにな。 つーか開かないから仕方がないだろ。 …………ん!?……うわっ!!」 急な加速度に浮遊感。バックパッカーは思わず悲鳴をあげる。 プルーノがいらない空き箱を牽制に敵船へ投げつけたのだった。 その空き箱にはバックパッカーが詰まっていたとは露知らずに。 「どっっこいしょっーー! ふぅっ……やけに重いかんじだったなー」 「あ、あわ。な、な、なんだー!?」 『飛んでる!飛んでるわ!投げ飛ばされたのよ!あははははっ!』 「ど、どうなるんだ!?」 『そろそろ船にぶつかるわね!きっと痛いわよ!すっごく! どうしましょっ!?あははっ!』 「脱出っ!!助けてくれ!!」 『おっけー!』 バックパッカーの周り薄皮一枚を残して、 水が箱の中を満たしていく、速く疾く急速に爆発的に! ドゴンッッ! ついに木箱は爆発四散。おりしも敵船真上のところ。 轟音と破片が敵海賊共に突き刺さる。 悲鳴と混乱の嵐が甲板を荒らしまわった。 そしてバックパッカーにはいかなる奇跡が働いたのだろうか。 空中で三回転半ひねり、華麗なポーズまで決めて着地。 ただし足元から骨の砕けるような音と共に。 バックパッカーの足元には、豪奢な服装をした子鬼が、首をあらぬ方に向けて泡を吹いていた。 はっとバックパッカーが回りを見渡すと、そこは地獄の中心であった。 『あははっあはははははっ!びっくり!びっくりね!!』 ガーフの船から歓声と怒号が上がる。 「おう!おう!おう!新入りが!一番槍だ!!てめぇら遅れるなぁっ!!!!」 「やるじゃねえかっ!」「痺れたぜ!」「俺たちも殺すぞ!」 「負けてらようか!」「突っ込むぞ!」「血だ!血だ!血だ!」 「殺せ!殺せ!」「ひゃぁ我慢できねえ!」「いきりたってきたぁっ!!」 バックパッカーはその歓声に気付かない。それどころではない。 周りには海賊たちが、怒りに目と刃をギラつかせていたのだ。 「あ、あははは、ふ、不幸な事故でしたね。 俺は、よ、用事があるので、ちょっと失礼させてもらいますっ」 脱兎のごとく走りだすバックパッカー。目指すは海だ。 しかし、すんなり逃げられるわけがない。 こんなことされて許すような海賊はいない。いるわけがない。 「「「逃がすかよぅっ!!」」」 「ひぃっ」 剣を持って四方八方から飛び掛ってくる海賊たち。 悲鳴をあげて逃げ出すバックパッカー。 順当にバックパッカーは殺されてしまうのだろうか。 いや、ここでもバックパッカーの悪運が悲劇を、または喜劇を巻き起こした。 さきほどの爆発四散からいまだに呻きのたうつ海賊に、 バックパッカーは足を引っ掛けられバタンと転倒する。 目前から急に消えた敵に、頭に血を上らせた海賊は対応できなかった。 剣はバックパッカーの上をすり抜け、互いに斬りつけあい刺しあうことに。 うずくまるバックパッカーに、バシャリと血が降りかかる。 「ひ、ひひ、血が、血がぁっ、ひ、 ひぃっ、ひぃっひっひっ!ひぃひひっ!ひははははははははは!!!」 やっとのことで立ち上がったバックパッカーは、あまりのことに笑うことしか出来ない。 『あはっ!あははははっ!あははははははははははははは!!!』 水の精はいつものように笑っている。 【【ふはっ!ふはは!ぐはははっ!!ぐわっはははははははははははははは!!!!】】 その様子に海賊たちは急に怯え出した。 剣雲を潜り抜けた凶運に?血をあびて笑う凶人に? どちらも違う。 海賊たちが怯えているのは最後の笑い声。 その笑い声の主は……。 「「「「戦神ウルサが降臨されたぞッ!!!!!」」」」 戦場が加速していく。 「終わりだッもう泥沼だッ」「げひゃひゃひゃひゃ!」「エルバが狂った!!」「すっげー切れる!」 「ダメだ!皆死ぬ!終わる!」「急に筋肉がっ!?」「ごめんよ母ちゃん…」「弾幕うすい!」「唄え!」 「許して神様!」「矢を放て!」「ウルサ様の御許で死ねるとは望外の幸運!!」「助けて!」「テンションあがってきたぜー!」 「いやだ!いやだ!」「戦歌を唄え!」「はははははっ!楽しいなあ!」「切り殺せっ!」「戦え!戦え!」 「かかったな!そいつは罠だ!」「うははははは!」「第三隊突撃!!」「この裏切り者め!」「これこそ愛だっ!」 「火をかけろ!」「最後にとっておっきの干し肉くっとこうぜ」「うひゃひゃひゃひゃ!」「血だ!血だ!血だ!血だ!」 「いまがチャンスだ!」「俺最強!俺無敵!」「ヒャッハー!!」「戦争だ!」「戦だ!」「戦だ!」 戦場が加速していく。 精霊たちもウルサに中てられ狂奔している。 海も風も荒狂っては凪いでいる。 火の玉がそこらじゅうを飛び回り、燃えてはすぐさま鎮火する。 空に海に船に土くれが沸きだし、石が降り注いでいる。 ある場所は目が眩むほど明るく、ある場所は真っ暗だ。 楽しげな恐ろしい笑い声が響き渡っている。 上空がやけに騒がしい。 何匹もの竜がいた。争っていた。 そこに鳥人の操る飛行船が狂った速度で突っ込んで行った。 楽しげな恐ろしい笑い声が響き渡っている。 水柱がいくつも上がった。 幽霊船である。船尾に海竜を食いつかせているのもあった。 あわれないくつかの幽霊船は悲鳴をあげて日光の中に掻き消えた。 幸運ないくつかの幽霊船はたまたま強大な闇の精に、または多くの闇の精に守られた。 楽しげな恐ろしい笑い声が響き渡っている。 海面が七色に染められた。 微生物が、藻が、栄養を根こそぎ独占しようと数を増やしたのだ。 それを餌とする魚や鳥が集まり、戦いを繰り広げている。 楽しげな恐ろしい笑い声が響き渡っている。 海中もまた戦場だ。 海面は藻に覆われ日光は一切届かない。 しかし狂乱して光の精と火の精によって明るく照らされていた。 飼いならした水生生物に曳かれた船がぶつかり合っている。 何隻も何隻も。 乗員は船から飛び出し戦闘を始めた。 水爬虫人、人鳥人、魚人、さまざまな種族が入り乱れている。 楽しげな恐ろしい笑い声が響き渡っている。 海の向こうから船団が集まってきた。 戦場はまだまだ加速している。 楽しげな恐ろしい笑い声が響き渡っている。 バックパッカーは泳ぎ逃げていた。 混乱の中うまいこと船を抜け出せたのだ。 藻が絡み付いてうまく泳げない。が、そんなことはかまわない。 逃げろ逃げろとバックパッカーは必死に泳いでいた。 「死ぬっ!死んでしまうっ!! なんだ!何なんだ!アレは!!俺はアレから逃げ出せるのか!!?」 『あはははっ!残念なお知らせがあるわ!!』 「なんだ!?何が起こっても驚かんぞ!」 『さっき血を浴びたでしょ!その臭いに惹かれて大魚がやってきたの!! それもあの時と同じ魚よ!すっごい偶然ね!あははっ!』 「ははは。そりゃすごい。すごい偶然だな」 そう言って、バックパッカーは泳ぐのを止めてしまった。 水の精は訝しげに理由を尋ねる。 『逃げないの?諦めちゃったの!? 死体はどうしよう!?スラヴィアにもっていこうか!??あははははははははっ!』 「アンデッドにはならねーよ。 いいか。聞けよ。これは幸運なお知らせなんだ」 『あはははっ!どうして!?気でも狂った!?絶体絶命の大ピンチよ!!』 「あの戦場で生き残れる自信はない。 だがな、大魚の飲まれて生き残る自信はある。 なんたって今のところ、生還率100%なんだからな。 ふふっ、ふはははははははははははははは!」 『あはっ!あはははははははっ!本当だわ!!あはははっ! お腹の中って安全なのね!あははははははははははははっ!』 「『はははははははははははははははははははははははははは!!!』」 バクン!ゴックン! 一人のバックパッカーと水の精霊は大魚に飲み込まれてしまった! 精霊はともかく、人間の生存は絶望的であろう!残念無念極まりないことである! 箱のまま投げられた後から戦神の登場で巻き起こる阿鼻叫喚は壮絶でした。それにしても付き合いのいい水精霊ですね -- (名無しさん) 2013-04-13 19 21 11 名前 コメント すべてのコメントを見る -
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見よ。この空と海の青さを。この清清しさを。 あの青い空を遮るものは何一つない。雲ひとつさえ。 そして同じく海もただただ青い。陸も船も欠片すら見えないんだ。 バックパッカーの上下四方、水平線の遠くまで海と天だけがどこまでも広がっている。 あまりの果てしなさに途方にくれるばかり。 つまり、まさに、漂流中であった。 ただ大海に一人バックパッカーは孤独であった、というわけでもない。 笑いがこめられた意思の波動がけたたましく響き渡っていた。 『あはははっ!まぬけ!まぬけね! こんなまぬけを見たのは初めてよ!あはははっ!』 「うっせーうっせー。 望みどおり漂流するまでの顛末を話したんだ。 黙ってさっさと陸地まで運べってんだよ」 『言われなくても!ついさっきから全速全開絶好調よ! とばしまくりだわ!』 バックパッカーは波に乗って海上を進んでいた。かなりのスピードで、進み続けていた。 もちろん超絶泳法でも何でもない。 そこの喧しい水の精霊の魔法がためである。 「いや、伝えたかったのはそこじゃなくて、 黙って のとこなんだがなぁ…… ま、いいや。あと陸までどんくらいなんだ?」 『うーん。あー。えー。そうだわ!そうね!結構遠いわよ!』 「見りゃ分かる。 あと何分で、何時間で着くかって」 『聞きたいの!?』 「そりゃもちろん」 『いいわ!教えてあげる!そうね!一月だわ!』 しばしの沈黙。 バックパッカーは恐る恐る口を開いた。 「…一月?」 『一月よ!』 「ああ…明日は星月ってことか」 『キラキラと今日も良い天気だわ!夏の日差しが気持ち良いわね! ちなみにここら辺では星月は冬よ!』 まったくもって精霊の言うとおりである。 現在は夏真っ盛り。 天も海も風も全身全霊で夏を主張し、バックパッカーの期待をぶち壊す。 「……もしかして大ピンチ?」 『わたしね!今まで結構な数の漂流者を助けてきたわ! 大ベテラン!これこそわたしのライフーワーク!最大の趣味ね!』 「おお、頼もしいな!」 『その経験からいって!十中八九死んじゃうわね! 無念なり!あははははっ!』 無慈悲な現実に一瞬言葉を失うバックパッカー。 何か反論でもしたいが、何も出てこない。 苦し紛れに適当に、叫び声をあげた。 「……ぎゃー」 『あははっ!なにその気の抜けた声! 逆にいえば一人二人は生き残るんだから元気出しなさいよ!』 「うっせー。なんかこう気を紛らわしたかったんだよ。 ま、そうだな…。 腑抜けじゃ助かるもんも助からねえ。 こんな海のど真ん中で腐ってなんかいちゃ、笑われちまうぜ!」 『そう!そうよ!その意気だわ!精神に勢いを!あはははっ! 腐ってなんかいちゃだめよ!だめなんだから! ん? 腐って ? ああっ!そうだった! 腐って で思い出したわ!』 「ん? 何をだ? 良い響きはしないかんじだが…」 『ねえっ!もしも、もしも死んじゃったら!死体はどうしようか! わたしね!死霊貴族にお友達がいるの! よかったらスラヴィアに連れてってあげるわよ!』 「せっかくだが、やめてくれ。 アンデッドなんかになっちまったら、死んでも死に切れない。」 『えーー。えーーー! けちんぼ!いいじゃない!わたしに助けさせてよ! 死にたいなら!わたしが助けてから死ねばいいじゃない! ちょっとくらいなら! アンデッドになってもいいとは思わないの!?』 「思わん。思わん。 そんなのアンデッドが生まれただけじゃねえか。俺とは関係ねえよ」 『精神は連続するわ!ついでに肉体も! パーツになっちゃうわけじゃないのよ!わたしが保障してあげる!』 「違けえよ!んなこと心配してるんじゃねえ。 なりたくねえんだ。 死なないなんて、気持ち悪いだろ」 『むむっ…! もしかして、わたしに喧嘩売ってる…!?』 「あ? ああ、違う、すまん。違うんだ。 精霊やアンデッドが気に食わないって言ってるわけじゃねえ。 ただの信条だ。悪いな」 『むー。こんなにわたしが助けたいって言ってるのにーー!』 「だから俺はそれじゃ助からないんだ」 『本当に?』 「ああ、助からない」 『はあ…。じゃあ仕方ないか…!』 「すまんな」 『いいよっ!よし!こうなったら頑張って生還させるしかないか!』 「おうさ!俺も死力を尽くそう!」 『生還するには一つの壁があるわ!なんのことだか分かる!?』 「食料!食料が必要だ! そうだな。魚でもとれればいいのか!」 『違うわ!でも惜しい!魚ってことはあってるわよ! 下を見てみて!』 いわれた通りに下を見る。とたんに怖気が走る。 そこには巨大な影が。大魚が。大口を開けて。 ぎょろりとした眼には。熱が。欲望が。食欲が存分に塗り込められていて。 「……いつからだ?」 『ずっと前からよ!わたしが必死に!気合を!入れて!速度をあげていたのは! こいつのせいよ!』 「マジか」 『マジよ!』 「近づいてきてね?」 『ええ!あの巨体ですっごい速いの!理不尽ね!』 「ふふっ、ふっはっはっはっ、笑うしかないなぁ……」 『あはははっ、そうね!どうすることもできないわね!』 「『あははははははっ!』」 バクン!ゴックン! 一人のバックパッカーと水の精霊は大魚に飲み込まれてしまった! 精霊はともかく、人間の生存は絶望的であろう!残念無念極まりないことである! 【中編】 一月と言われた後からのパッカーと精霊との問答にも似たやりとりにお互いの死生観をぶつけ合う激しさを感じました。でもここまでいい具合に引っ張ってきてゴックンで終るのは諸行無常ですね -- (名無しさん) 2013-03-18 20 34 21 このお話はけっこう好きだな俺。水精霊の性格も面白い。続きはちょっぴり蛇足感。 -- (名無しさん) 2013-03-18 20 57 05 名前 コメント すべてのコメントを見る
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イストモスのひたすら広い草原をバックパッカーが歩いていると、 向こうのほうから草を揺らして緑色のノッペラとした小人達がステップ踏み踏みやってきた。 目鼻のない彼らはバックパッカーのことに気づかないのか、どうもこのままぶつかってしまいそうに思えた。 しかもその小人達ときたらお手々を繋いで横一列となって、どうやら東の地平線の向こうから西の地平線の向こうまで。 バックパッカーは避けるにも避けれず、ならば飛び越えようかとも決意しかけたが、 ひとまずとりあえず挨拶を交わしてみることにしたのであった。 「こんにちは」 『こん』『やぁ』『にちは』『奇遇』『何か用か』『な』『だね』『誰?』 緑色の小人たちは一斉にと言えなくもない程度には同時に喋り始め、 リレーのようにというにはやや乱雑に次々に言葉を放ち、 意思を共有してるようでしないようで、 バックパッカーはとりあえず言葉尻にかろうじて捕らえた〈誰?〉に答えることにした。 「ぼくは、日本から来たバックパッカーだ。……バックパッカーとはたぶん旅人のことだ」 バックパッカーは実のところバックパッカーとは何かがよくわかっていなかった。 そのために翻訳加護の曖昧な混乱があるような気がして、補足を付け足したのだった。 『なるほ』『ど』『ぼくたちも』『バック?』『旅するものだ』『旅人です』 『俺は』『北から』『北より』『草原を』『これはご丁寧』『はじめまして』 ざわざわと草原を波打たせて答える彼らは、北から来た旅人たちだ。 いったいこんな大勢でどこへいくんだろうか? そのようなことを口にしたから、彼らは答えた。 『わたしは』『あれは』『生まれた』『来た』『草原で』『競った』『走るよ』 『イストモスの草原で』『草を舐め』『ケンタウロスと』『騎士と』『駆けた』 『どどどど』『足音は砂を』『どどどど』『ぼくは孕んだ』『ひそやかに大地に口づけた』 『砂が舞った』『われわれは』『土の子を孕んだのだ』 『南へ行こう』『あたしは』『山を駆け上る』『雪の冠を』『なんだっけ?』『煙を見た』 『南へ行く』『クルス』『炉だ』『この子を』『ベルクの山脈を』『産み落とす』『土の精の産声を』 『山を少し高くしに行こう』『炉と交わる』『ほてったよ』『山脈高く』『かなづちの音』『火とおどる』 『どうくつの』『また孕んだ』『奥深く』『土の精を吹き込み』『炎を孕みました』 『南へ行こう』『ぼくは』『砂漠』『冷たく乾いた俺たちは』『すなばかり』 『南へ行く』『熱い炎の精を孕んでいる』『ラ・ムールだ』『産み落とす』『焼くのだ』 『干物を』『猫のひげをさわり』『魚を』『乾かす』『ぼくたちはまた土を孕む』 『また南へ行こう』『何がある?』『海だ』『かこまれた』『明日に』 『海に潜る』『南へ行く』『魚人達の』『産めない』『わたしたちは』『魚の体を通る』 『生みたい』『溺れている』『また孕んで』『しまったのだ!』『パンパンだ』 『水の子を孕んだ』『ぼくたちは』『双子がおなかの中に』『いる』 『また南へ行こう』『緑』『自分の』『森を見る』『木々を』『大きな』 『雨を』『産む』『二つ子を産む』『雨を』『わたしは』『樹人を』『なめる』 『双子は森を育てる』『風だけになる』『花を咲かせた樹人を』『いだき』『木々を』『孕ませる』 『軽くなって』『花の粉』『はらまずはらませる』『南へ過ぎゆく』『わたしたちの子だ』 『また南へ行こう』『海だ』『広い海だ』『拙者は』『何も持たず』『ふくらんで』 『俺は処女になった』『海流に』『若くなった』『弄ばれる』『運ばれる』『ミズハ?』 『肉を分け与えてしまう』『さかなたちの』『おさかなひとの』『体を通りぬける』 『海の流れはくるくる』『すぐに戻る』『そして孕んだ』『水の子を孕んだ』『南へ』 『また南へ行こう』『大地に』『延に』『登り』『われわれは』『産む』 『水を産み落とす』『ここが宿ね』『稲を撫で』『もこもこ』『雨を降らす』『けむくじゃら』 『山を越え』『麦をゆらそう』『ひとやすみ』『終着点』『しかし』 『私は』『僕は』『旅立つ』『ゆこう』『行かねばならぬ』『南へ』 『南だ』『南だ』『南だ』『南だ』『南だ』『南だ』 『果てにたどり着く』『終わりの南だ』『ふかくへ』『南の奥深く』 『おちるわ』『落ちねばならぬ』『はらませる』『ほんとうのみなみ』『旅の終わり』 そんなことをしっちゃかめっちゃかに言うものだから、バックパッカーは混乱するしかなかった。 とりあえず、妊婦がいるようなことを言っていたので、丁重に扱うべきかと思った。 「お母さんになる人がいるんですね」 『そう』『そうだよ』『産みに行く』『南へ行こう』 『さらば』『さようなら』『また会う日まで』 そういって彼らはまた足を進める。バックパッカーを通り抜けてすり抜けて。 強い風が吹いてバックパッカーは目を閉じ、彼らを見失った。 雲がすこし、南へと動いた気がした。 風の精の一団か。季節風みたいなものだろうか? -- (名無しさん) 2013-07-04 20 24 47 雲の精霊さんかな?面白い表現だし雰囲気いいね -- (名無しさん) 2013-07-05 00 26 29 身上をユーモラスに伝える伝言ゲームか、その土地に伝わる伝承の歌なのか、ともすれば今日明日明後日の天気予報にも受け取れる不思議な小人の言葉。 不思議と出会える異世界の旅はやはり面白い -- (名無しさん) 2013-07-05 04 33 41 この不可思議な雰囲気にふとハピカトルを思い出した。旅の終わり頃にまた出会いそう -- (としあき) 2013-07-05 22 40 25 どれもが誕生へつながる自然のパースが深い。もしくは翻訳加護により分かるからこその深読みなのか。本当は何も特別ではない自然の循環なのかも -- (名無しさん) 2014-08-15 03 14 40 広い草原が雪に埋まることがあるのだろうかイストモス。もし雪の中で窮地に陥っても耳をすませば精霊や星の助言が聞こえてくるのだろうか -- (名無しさん) 2014-11-26 18 24 42 異世界の自然の中で遭遇する不思議な出来事というどこか神秘めいた雰囲気いい -- (名無しさん) 2017-03-18 07 11 22 名前 コメント すべてのコメントを見る