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アモルファス型と結晶シリコン型が接合したHIT型も存在する。 エネルギー変換効率は、結晶が15~20%、シリコンや無機物薄型が 18%、化合物の多接合型は30~40%である。 一般的に第2世代に薄膜、第3世代に色素増感型、有機薄膜、 量子ドット型が分類される 太陽光発電
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音の大きさ(ラウドネス)とは 人間の聴覚が感じる音の強さであり、感覚量(心理量)のひとつである。 純音の場合、音波の物理的音圧が増大するほど音は大きく感じる。 複合音の場合、音波の運動エネルギーが増えるほど音は大きく感じられる傾向にあるが、単純に大きくなるとは限らない。 ホン(フォン,phon) 等ラウドネス曲線は、横軸は周波数(Hz)、縦軸は音圧で、ふつうの人間が感じるはずの大きさを音圧レベルに比例する量として評価した心理物理量で、単位はホン(フォン)である。 振動数が1000Hzで音圧レベルがpデシベルの純音を聞いた時の音の大きさをpフォンと定義し、他の振動数ではふつうの人がpフォンの1000Hz純音と同じ大きさと感じる音をpフォンの音と定義する。 音圧レベルに比例する量であるということから、音の大きさのレベル(loudness level)ともいう。 計測方法により異なる曲線が得られ、どれが正しいという定義は現状存在しないが、ISOで標準化された値がある。 ソーン(ソン,sone) 30デシベルの音を40デシベルにすると、物理的の音圧は10倍になるが、知覚的には10倍大きい音と評価されるとは限らない。 等ラウドネス曲線で定義された単位フォンは、知覚的な音の大きさの差を表しているとはいえない。 物理的音圧と主観的音量を数値的に報告したものとを比較すると、音圧が約10デシベル(10倍)増大すると知覚的には音の大きさは2倍に評価される関係にある。 この定義による音の大きさはソーンという単位で表現される。 S.S.スティーブンスによる最初の定義では40ホンの音を1ソーンとしている。 参考:http //ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E3%81%AE%E5%A4%A7%E3%81%8D%E3%81%95
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トップページ 新聞論評 新聞論評 2009 新聞論評 20090810 This Page 2009年8月10日 締切 新聞論評 学籍番号1914083 氏名 須賀亮治 1.新聞情報 見出し 「中国、再生エネルギー13倍、太陽光や風力、2020年目標――「温暖化」で発言力。」 発行日 2009年08月05日 新聞社 日本経済新聞、朝刊 面数 1面 2.要約 中国政府は地球温暖化対策に本腰をいれるようだ。2020年末までに太陽光など再生可能エネルギーの発電能力の08年末の13倍に引き上げ、総発電能力に占める比率を08年末の1.9%から12.5%に高める方向で検討を始めた。(97文字) 3.論評 日本のお隣の国中国も地球温暖化対策に乗りだした。中国政府は2020年末までに太陽光など再生可能エネルギーの発電能力の08年末の13倍に引き上げ、総発電能力に占める比率を08年末の1.9%から12.5%に高める方針を示した。この方針を実現するために中国政府は60兆円もの大金を投資するようだ。風力、太陽光、バイオマスが主な再生可能エネルギーとして位置付けられている。 私はこの方針に大賛成である。再生可能エネルギーに投資することで脱石油ができるだけでなく、新たな雇用も創出できるからだ。再生可能エネルギーへの投資は前々から欧州諸国が取り組んでおり、ドイツでは実際に雇用創出効果が表れている。アメリカのオバマ大統領も再生可能エネルギー分野に1500億ドルもの大金を投資する方針を固めた。これらからもわかるように今世界的なエコの波が来ているのだ。日本もこのエコブームに乗っかって再生可能エネルギー分野に投資をして地球にやさしい政策をとるべきだろう。(405文字) 4.コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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プチリレーより登場。 英語で「閲覧するもの」を意味する言葉である。 機械技師が作ろうとしているもので、最終目標。 それを作るために機械技師は様々な分野の技術者をdatの世界中で探し、実際に開発スタッフとして引き抜き活躍させている。 本来、原作においては「空を駆ける機械」だそうだが、datの世界で建造・開発されたものは「空間転移」による移動を実現する乗り物がまず開発された。 モラナー達の尽力により、晴れて試作初号機が実践運用テストを行うまでにこぎつけたのである。 タクシーを改造して作られたそれは、モラナーとフサムレスとサイバーギコを乗せてdatの世界をランダム移動している段階から、地道なマッピングによりある程度狙った場所に空間転移移動を行える目処がついたらしい。 現状、試作初号機に飛行能力はないため機械技師は難色を示したようだが、将来的にはまさに空が飛べるようになる…、かもしれない。 ちなみにベース車両は某都内でおなじみ、グリーン主体の塗装が施された中型クラウンコンフォート。 などと言っていたら、いよいよイイアジャンを開発チーフとして(ほぼ全てハイン博士の手によって)試作弐号機が開発された。 形は緑色の球体であり、力場バリアーを張ることによって完全な球体となることで全ての摩擦を限りなく0にすることができる。 それによりあらゆる攻撃を弾くだけでなく運動エネルギーが減衰することなく加速してどこまでも飛んで行けるという仕組みとなっている。 搭載するメイン動力源は浮遊石?であり、これが大きくなればなるほど、より長い距離を、より高高度まで、より高速で飛行が可能となるらしい。 ちなみに愁が艦長だったがのちに去っていった。 最終的にはこれをベースに空間転移の搭載されたものが「ブラウザ」の完成形になる…、かもしれない。 力場バリアーは初号機にも搭載され、自衛能力強化がはかられたが、球体からかけ離れた車体形状ゆえか燃費面で課題があるらしい。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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→include/ヒート・サーベル[強化] 概要 武器属性 数値情報連撃補正 格闘方向補正 装備可能機体 本兵装の初期装備機体 備考 アップデート履歴 コメント欄 概要 高熱化した長い刀身に機体の運動エネルギーを上乗せして敵を切断する。 武器属性 実弾 ビーム 格闘 シールド その他 数値情報 LV1 LV2 LV3 LV4 LV5 LV6 LV7 LV8 威力 2100 2200 2300 2400 2500 - - - 発射間隔 2.5秒 武装切替時間 0.7秒 備考 レアリティ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ DP交換条件 機体同梱 二等兵01 必要リサイクルチケット 100 120 135 160 必要DP 5300 5800 6300 6800 連撃補正 標準倍率でない場合のみ記載し,標準倍率の場合は表削除のこと 連撃数 標準倍率 本武器倍率 1撃目 100% 100% 2撃目 50% ?% 3撃目 25% ?% 格闘方向補正 標準倍率でない場合のみ記載し,標準倍率の場合は表削除のこと 格闘方向 標準倍率 本武器倍率 N格 100% 100% 横格 75% ?% 下格 130% ?% 装備可能機体 強襲機: 汎用機:ドワス改 / ペズン・ドワッジ / ドライセン 支援機: 本兵装の初期装備機体 強襲機: 汎用機:ドワス改 / ペズン・ドワッジ 支援機: 備考 なにかあれば アップデート履歴 2019/01/24:新規追加 2019/06/06:抽選配給にて、Lv2追加. 2019/12/12:抽選配給にて、Lv3追加. 2020/04/16:抽選配給にて、Lv4追加 2020/07/30:DP交換窓口に Lv2追加 2020/08/27:抽選配給にて、Lv5追加 2021/07/15:DP交換窓口に Lv3追加 2021/11/18:DP交換窓口に Lv4追加 2022/03/31:DP交換窓口に Lv5追加 2022/12/01:DP交換制限緩和DP交換階級改定Lv2-4:二等兵01から交換可能 DP交換価格改定Lv2:45900 → 5300 Lv3:83400 → 5800 Lv4:99000 → 6300 2023/11/30:DP交換制限緩和DP交換階級改定Lv5:二等兵01から交換可能 DP交換価格改定Lv5:118400 → 6800 コメント欄 過去ログ 1 名前 test - pikachusuzuki (2019-01-24 14 37 05) 最新の20件を表示しています.全てのコメントを見る ▲トップに戻ります▲
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【作品名】ワンピース 【ジャンル】漫画 【名前】エネル 【戦闘速度について】 バギー(達人並)の剣(33m/s)が首筋に迫った(10cmくらい)状態から首が傷つけられるよりも速く 1.2kmの距離を降ってくる落雷=396km/s (基本的に塔などを除いて特別に高い建物がなくどの建物も高さがほとんど同じなローグタウンで 11巻148ページより建物の高さは50m程度で、178-179ページより白く光ってる建物の24倍ほどの高さから落雷が振っているため高さ1.2kmとした) 落雷と同速のエネルの雷=396km/s 6mほど離れたところからエネルの雷の発射後に電気泡を発動させられるナミ=6mからの396km/s反応 そのナミが反応できない速度で8mほど移動可能なカリファの"剃"=528km/s "剃"と設定でほぼ同速のクロの杓死=528km/s その杓死で移動中のクロを捕まえることが可能なルフィ=戦闘速度528km/s 4mほど離れた状態でルフィを捕まえることが可能なスモーカー=煙速度2,112km/s そのスモーカーの煙に後ろから追いかけられても逃げ切っているルフィ=移動速度2,112km/s以上 ルフィと同等の移動速度のウソップよりも速い"ゴムゴムのダメだ"=ハンドスピード2,112km/s以上 そのルフィの"ゴムゴムの銃"が10cmまで迫ったところから回避可能なクロコダイル=戦闘速度21,120km/s そのクロコダイルと互角に戦闘可能なルフィ、またそのルフィと互角に戦闘可能なエネル=戦闘速度21,120km/s 【名前】エネル 【属性】雷人間 【大きさ】アマル使用時なので20m位の雷巨人 【攻撃力】最大2億ボルトまでの雷を自在に操る。 黄金の武器(ヤリ)を使い雷を高熱に変えて攻撃。 純金を溶かす熱量(1000度以上) により槍に当たった木の柵が一瞬で炭になった。 エルトール(神の裁き):即時発動。射程距離は空島全域(10km程度か) 腕から直径5m~10数m程度の円柱状の雷を放出。 一旦雷の塊(腕の一部)を上空に飛ばしてから落とすなどの操作も可能。 数十mの巨大イワバミを真っ黒焦げ。岩山には底の見えないほどの穴。 サンゴ(稲妻):即時発動伸ばした腕から雷を放出。幅数十m、射程百数十m。 島雲に乗っている状態の数百m四方の範囲のある遺跡の地盤を一気に粉砕した。 ママラガン(万雷):雷雲から雷を無数を落とす。遺跡の崩れ方から一発一発がサンゴ級と予想される。 雷迎:雷雲を丸めて落とす。大きさは直径3~4kmくらい。 1kmほどのサイズのものを落とした際エンジャル島を消滅させ、さらに3~4kmのサイズの ものを投下することで一国全て(10km程度)消滅させるつもりだったが未遂。 雷雲を丸めて落とすのにかかる時間は数分 【防御力】エネルは体が雷で構成されているので物理無効。 炎で出来た剣で体を真っ二つにされたがすぐに再生した。 雷人間から常人に戻った際の描写:100mぐらいの蛇に体当たりされても 少し傾いただけで、無傷のジャイアントジャックに大穴(10mくらい) を空ける排撃貝を喰らい心臓停止 その後自分で電気マッサージを行い復活。 また、参考テンプレのルフィのゴムゴムのバズーカや戦斧他の攻撃を十数回食らっても戦闘続行可能 電光(カリ):雷鳴が轟く(空気が音速で膨張する)ほどの”光熱”によりバーンバズーカ(燃焼砲) の業火を掻き消す。バーンバズーカの破壊力は大木を貫通して1mほどの穴を開けるくらい 実体の無いもの(霊体や炎など)にダメージを与えた技なら効くかも知れない。 (作中でダメージを与えられたのはゴムゴム人間の攻撃のみ) 【素早さ】エネル:体全体を雷状態にしての移動が可能(作中の雷の速度は上記速度計算より396km/s) 雷状態で移動→瞬時に数十m先の相手の眼前に出現したり、相手の背後数mへ出現したりなど。 雷雲の中に溶け込みながら移動した際に一瞬で数km移動している 戦闘速度は上記速度計算より21,120km/s 【特殊能力】宇宙空間で活動可能。月面でも問題なく雷を使う。 アマル(雷神):自身を数十mの巨大な雷の化身と化す。 マントラ(心綱):常に相手の行動を先読み。射程範囲は空島全域をカバーする程度。 金属や雷雲と言った電気を通す物体の中に溶け込むことができる 【長所】雷人間であること。体が雷で出来ているため通常の物理攻撃は無効。 【短所】海または海楼石。雷迎が消滅させたのは人が乗れる雲が島となったもの。 地上の世間一般でいう島は2~3回ぶつけないと破壊できないっぽい。 【備考】頭上に分厚い雷雲が広がっている天候で戦闘開始 【戦法】エルトールとサンゴを放ち効かないようなら距離を取り雷迎 1スレ目 289 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2010/09/11(土) 22 38 40 ID q2N90mj1 288 その計算の通り戦闘マッハ62117なら 戦法も変えるか。 【戦法】エルトールとサンゴを放ち効かないようなら距離を取り雷迎 ○>仙水>カズマ>リミット>杉乃浦晴海>一方通行>バード・リスキィ :圧倒的速度で先手勝ちか、距離取って雷迎勝ち 一方さんとだけは分けか。 △>レインボーマリオ:効かない当たらない ×六嶺美登里:停止負け ×岸辺露伴:本化負け >レインボーマリオ=エネル>仙水 291 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2010/09/11(土) 23 02 08 ID ZX/LSFJT 289 ちょっと質問 効かない当たらないというのはマリオがエネルの雷が効かないという意味? 292 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2010/09/11(土) 23 10 41 ID q2N90mj1 291 マリオは恒星破壊以上の防御だからそういう意味。 293 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2010/09/11(土) 23 20 20 ID ZX/LSFJT 292 だとしたらおかしくない? ONE-PIECEの悪魔の実のロギア系は自然現象そのものなんだからエネルの雷は自然雷で かつテンプレにもあるけどエネルは2億ボルトの電圧と 純金を溶かす熱量(1000度以上) があるから防御無視になるはず マリオにはテンプレには雷耐性ないから当たれば効くと思う まあ光速~亜光速反応のマリオに当てれるかという問題もあるけど 294 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2010/09/12(日) 00 02 17 ID U7L9jdAZ 277 ドラえもん勢は映像の詳細わかるまでは修正待ちじゃね? 276 くまの機械レーザーは鉄を溶かしてる描写がある このくまは海軍によって改造されたサイボーグで このくまを元につくられたサイボーグであるパシフィスタのレーザーが黄猿の攻撃力を再現したものと作中で呼ばれてる 285 空島の人って人間なの? あいつら羽根生えてるぞ(エネルには無いけど) あくまで示唆されてるだけだけど 扉絵連載のほうでは宇宙からきたっぽい描写もあるし 293 雷迎の範囲なら当てれるだろうね 299 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2010/09/12(日) 00 32 56 ID yIKzvcx0 294 エネルって元々空島生まれじゃないから問題無いかと思ったが 扉絵連載の宇宙から来たっぽいってのはどんなシーン? とりあえずエネルはマリオに雷迎勝ちで エネル>レインボーマリオ こうか。 ドラえもんのEDで検索して ↓の54秒のところで確認した。 http //www.dailymotion.com/video/x135qw_doraemon-ed_fun 探すの結構時間かかったわ・・・
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ヴェルパール公爵とマニの出会いは現在より6年前に遡る。 初めて公爵がマニという男を見たのは、あるカジノの地下にある非合法の闘技場だった。 そこでは日夜莫大な報奨金目当てに戦士達が殺し合い、客達はその勝負に金を賭けて楽しんでいた。 公爵もその闘技場の常連だった。 マニはそこでは余りにも異質だった。欲と血に溺れた他の出場者や観客達とは真逆の雰囲気を持っていた。 そのどこか哲学者じみた静けさを持つ男に、公爵は興味を持った。 マニは強かった。それまで無敗だった闘技場の顔だった男達を眉1つ動かさず次々に血の海に沈めた。 初めは熱狂的に客達に熱狂的に迎えられたマニであったが、やがてその常軌を逸した強さに客は怯え、また試合が常に一方的である為に賭けが成立しなくなった。 そんな折、公爵はマニと接触を持った。 話を聞けば、やはりマニは金を求めていた。 それも大金をだ。 マニには重病に冒された妹がいたのだ。 その治療の為に大金を欲していた。 公爵はマニの忠誠と引き換えに、その妹を自らの経営する病院へ引き取った。 最新の設備を持つ大病院で治療を受けた事により、マニの妹の病状は快癒はしないものの進行は大幅に抑えられた。 マニはその事で公爵に深く恩義を感じており、公爵の術を受けて『眷族』と化す事にも迷わずに承諾の意を示した。 『眷属』と化した者は夜間に大幅に身体能力を増大させる。ただしそれと引き換えに主人と運命共同体となり、主人が死ねば自らも滅びる。 それは円卓にあって公爵のみが使う秘術。彼が二つ名を『吸血鬼』とされている所以であった。 その日の夕刻。 勇吹は買い物を済ませて屋敷への帰路にあった。 手にした紙袋の中身は、昨日自分の鉄拳で木っ端微塵にしてしまった電話機の替えである。 11月の大通り。行き交う人々の息は白い。 常春のシードラゴン島で何年か過ごした勇吹にとっては、この寒さは忘れていたものだった。 手を擦り合わせて、襟元のマフラーを口元まで引き上げて…そして勇吹はその『違和感』に気付いた。 人込みの中、横目で『それ』を確認する。 数人の間隔を置いて左隣にまったく自分と同じ速度で歩いている男がいる。 それだけなら取るに足らないことだが、男は微細な殺気を放っていた。 僅かに首元を撫でられているかのような不快感。 …明らかに、挑発されている。 勇吹が男を見ながら歩いていると、男も勇吹を見た。 両者の視線が交錯し、男はニヤリと白い歯を見せて笑った。 まだ若い男だ。日焼けした野生的な雰囲気を持つ男。 背負っている物は布で包まれた長い棒の様な何か。 槍か、棍か…いずれにせよ何らかの武器であると推測される。 そのまま男は歩きながら、徐々に両者の間隔を詰めてきた。 やがて2人は歩きながら並ぶ。 「…最初から正々堂々と姿を見せてきた事は評価してあげるわ」 歩みを止めずに勇吹が男に言う。 「名乗りなさいよ」 言われて男がふふん、と鼻を鳴らして胸を反らせた。 「我門…鷲塚我門」 ガモン、と男が名乗る。 「そう、私は…」 「知ってるでぇ。…ラーメンの勇吹ちゃん」 くっくっ、と喉を鳴らして我門が笑う。 むっ、と勇吹がその我門を睨んだ。 「馴れ馴れしいわね…。それで、どこで戦るの?」 勇吹の言葉に我門が大袈裟に肩を竦める。 「落ち着きぃな。こないなトコじゃあゆっくり話もでけへん」 そう言うと我門はくるりと向きを変える。 「こっちや。付いて来ぃ」 さっさと歩き始めてしまった我門に、一瞬勇吹は鼻白んだように言葉を失った。 言われてノコノコ付いて行くのもバカげてはいるが、ここまであからさまだと逆に罠は無い様にも思える。 少しだけ迷った後、結局勇吹は我門を追って歩き出した。 我門が足を止めたのは、やや開けた路地に入った所だった。 その場には先客がいた。 …その顔に、勇吹は見覚えがあった。 「姐さん…連れてきたで」 我門が言うと、その先客は微笑んで「ご苦労様」と彼を労った。 スーツ姿の、赤い瞳の女性。 「柳生…霧呼!!」 勇吹が紙袋を地面に落として身構えた。 …罠が無い等ととんでもない。彼女が自らの迂闊さに内心で歯噛みする。 かつて言葉を交わした当時は、彼女の正体を勇吹は知らなかった。 しかし今は違う。 その恐るべき素顔をもう自分は知っている。 ロードリアス財団の重鎮…あの恐るべき『ハイドラ』達を支配していた女性、柳生霧呼。 警戒する勇吹に、キリコは下唇に左の親指を当てると、「うーん」と唸った。 「そんなに構えなくていいのよ」 そう言って、キリコは右手で勇吹の右の手首をそっと握って軽く持ち上げた。 「…え!!!?? …あ…」 驚愕して勇吹は一瞬パニックに陥った。 互いの距離は10m以上離れていたはずだ。キリコは走り出す予備動作すら見せていない。 なのに一瞬で彼女は自分のすぐ前に現れて、今手を取られている。 握られた右の手首に、ざわっと勇吹は何かを感じた。 何らかのエネルギー、力の流れの様なものを。 「…なっ!!」 慌てて勇吹はキリコの手を振り払った。 キリコは別に抵抗しようとはせず、あっさりその手を離す。 「ふふ…どう?」 1歩下がって、微笑んでキリコは勇吹の右手を指した。 その袖から肘にかけて、服がざわざわと捻れて螺旋を描いている。 しかし、それはそこで終わりのようだ。それ以上捻れは広がる事は無く、また内部の身体にはまったく影響は無く…勇吹の感じたエネルギーは霧散していく。 「それが、『スパイラル』よ」 キリコが言う。勇吹が眉を顰めて彼女を見る。 「…スパイラル…?」 訝しげに言う勇吹。 「そう。大元の思考はツェンレン武術に言う『発勁』だけど」 そう言うと、キリコはぶん、と目の前の何も無い空間に拳を突き出した。 「言うまでも無く、私たちは全身の間接の駆動によって運動を行っているわ。打突1つ行うにも、足首の間接から膝、腿から腰、肩、肘から手首、そして打撃面へと運動エネルギーは伝播していっている」 キリコは勇吹に見せるように、肘を何度か曲げ伸ばしして手首を回した。 「だけど、その各部に発生した運動エネルギーの大半は実際の作用点へ伝わる前に体外に漏れて消えていってしまうわ。大地を踏みしめて足首から発生するエネルギーを全て余す事無く膝へと伝達して更に股間接へと伝えるなんて本来なら不可能な事。その無駄になる運動エネルギーを全て体内で理想的に伝達して、作用点へと導こうという運動力学上の思想とその為の技術が『発勁』ね」 「…………………」 突然彼女は何を言い出すのだろうか。 勇吹は無言でキリコの言葉に耳を傾ける。 発勁の思想は勇吹も聞き及んでいたが、それはあのように他人を捻るエネルギーを放出するようなものではないと記憶している。 「『発勁』とは螺旋のエネルギー。体内に螺旋を描く力の流れをイメージするの。そのイメージに乗せて力を体外に逃がさずに作用点へと導く」 そしてキリコは自らの傍らに立つガス灯の柱に右手で触れた。 「…だけど私の『スパイラル』はそれだけでは終わらないの。更にその力の流れに魔力を乗せる。…わかる? これは『武術にして魔術』 破壊の為の体術にして、自身の肉体を操作する魔術でもあるのよ」 キリコがそっとガス灯の鉄柱を撫でた。…ただ、それだけの動作に見えた。 ベキベキベキベキベキベキ!!!!!!!! 突如として鉄柱は捻れてのたうつヘビのような曲りくねった形状に成り果てた。 その惨状に勇吹が息を飲む。 「外部にそのまま放出すればこんな手品も可能になるし。…放出せずに打撃に乗せれば…」 コン、とキリコが背後の壁を振り向かずに軽く裏拳で叩いた。 ザッ、とキリコが叩いた点を中心に壁の一部が崩れ落ちた。 その破片は丸で砂だ。 …壁を殴って粉砕する事なら勇吹にもできる。 でも…どうしたらこんなに細かく崩す事ができるのだろう。 そんな2人のやり取りを腕を組んで無言で聞いていた我門の頬を一筋冷や汗が伝った。 (…これやから、『天才』ちうもんはホンマに…) 声に、表情に出さずに我門が苦笑する。 (自分がどんだけムチャクチャ言うとるか自覚あるんかいな。そないな事、絶対に誰もでけへんがな。『発勁』の技術を習得するのだけで達人が延々時間をかけてやるっつーのに、そこにマナを乗っけるとか…) 正気の発想ではない。 だけどそれを彼女は普通にこなす。『武術家』でも『魔術師』でもない彼女が普通にこなす。 それが柳生霧呼だった。 常人も達人も決して理解できない世界に孤独に1人で君臨する女帝。 鷲塚我門がこの世で唯1人、自分の主人と認めた女性だった。 「さて、ヒントはあげたわ。興味があるのなら、後は自力で辿り着いて御覧なさい」 左手を腰に当てて、右手で勇吹を指さすキリコ。 そして返事も出来ずに自分を見ている勇吹に微笑みかけると、キリコは我門を伴って静かにその場を去って行った。 「…スパイラル…」 その場に1人残された勇吹が、袖口が捻れて波打つ右手首を左手で握って呟いた。 「…どないなつもりですか、姐さん」 勇吹が見えなくなってから、我門は隣のキリコへ向いて声を掛けた。 「センセの真似事なんかしとるうちに、ホンマに教育心にでも目覚めはったんですか」 「そういうつもりはないのだけどね」 キリコは前を向いたまま、薄く笑って答える。 「興味よ。知的好奇心とでもいうのかしら」 「興味?」 そこで初めてキリコは我門の方を向く。 「リューの感知のオーラと、私のスパイラル…合わせて使える子がいたとしたら面白いと思わない?」 キリコの言葉に、我門は苦笑して目を閉じた。 「そらゾッとしませんなぁ。…そないな事になったら、あの嬢ちゃん姐さんより強くなってまうんやないですか?」 「そうかもしれないわね」 丸で何でも無い事の様にあっさりとキリコが肯く。 その返事に一瞬我門が呆気に取られる。 「別に、そうなったらそうなっても私は全然構わないわよ? …私よりも速く動けるとか、力が強いとか、技が巧みだとか…そんな事は全部私にとってはどうでもいい事だもの。ルールのある試合で戦うのなら私は負けるでしょうけどね。私は別に戦士でもスポーツ選手でもないから、彼らの専門分野で私より力量が上なのは当たり前の事で気にするに値しないわ」 そう言っても現状では霧呼はどんな戦士よりも戦士として優れている。 専門外の事でその道の達人を寄せ付けないのが彼女が彼女である所以。 「どれだけ私より戦闘力において優れていたって、殺し合いになったら私が勝つ。だから私は相手が自分より強くても気にはならない。…覚えてる? 私、自分よりずっと強かったエルンスト・ラゴールも殺してるのよ」 そう言うとキリコは我門に手の中にある物を見せた。 人差し指と親指で摘ままれた『それ』が街灯の光を受けてキラリと輝く。 それは、ドクロを意匠されたシルバーのリングだった。 「…ほえ? それ、ワシの…」 一瞬呆気に取られて、我門はポケットに突っ込んでいた手を抜いた。 左手を見る。中指に嵌めてあった筈のリングがない。 「………………」 我門の背筋に冷たいものが走る。 自分はずっとポケットに手を突っ込んで歩きながらキリコと会話していた。 その間、一度もその手はポケットから抜いていない。キリコも自分へ寄って来たり身体に触れたりする仕草も勿論見せたことはない。 「身に着けるのなら、もっと趣味のいいアクセサリーにしなさいよ」 くすっと笑って、キリコが我門に指輪を握らせた。 そして呆然として足を止めている我門をまったく気にする事無く歩いていく。 「…『甘露』(アムリタ)…」 その背を見送る我門の口から、呻くように呟きが漏れた。 完全に日が落ちた頃、リューは魔女シフォンのいる古書店から表へ出た。 彼は調べ物がある時の大半をこの古書店で過ごす。 本棚に並ぶ異国の古書も、そしてこの店の主である数百年の時を生きていると言われる老魔女も、どちらも彼の貴重な助言者であり情報源だ。 通りへ向かってリューが裏路地を歩く。 薄汚れた路地は、知らなければそこに書店があるなどと誰も想像できないだろう。 その時、ふと月が陰った。 「…………………」 リューが足を止める。 その気配に振り返る。 そこには、褐色の肌の痩せた背の高い男が立っていた。 高山の修行僧の様な白い簡素な衣を身に纏った男。 落ち窪んだ眼窩の奥の瞳がリューを見ている。 「私の名は、マニ」 リューが言葉を発するより早く、マニが名乗った。 纏った雰囲気同様の穏やかな声音だった。 「クリストファー・リュー…故あってお前の首を貰い受けにきた」 静かな宣告にリューが戦慄した。 殺気に気圧された訳ではない。…むしろその逆。 自分を殺すと口にしたこのマニと言う男の、あまりの気配の静けさにこそリューは戦慄したのだ。 あまりにも穏やかにして静か。 しかしそれは希薄だという意味では決してない。 丸で凪の大海原を前にしたような圧倒的な存在感。 …だから、リューは… これまでのどんな危難の時よりも強く …このマニという男に、自らの死を意識していた。 第11話 1← →第11話 3