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作成時に名前に《》をつけ忘れたので再作成します。 管理人様、お手数をかけて大変申し訳ないのですが このページの削除をお願いします。 《王女の身代わり》 ← こちらのページは削除しないでね。
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計略 身代わり 撤退中の最も武力の高い味方が復活する。ただし自身は撤退する 必要士気3 Ver1.0.0C
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極 名前 身代わりカエルR (みがわりかえる) セリフ 極 「ゲコ」 解説 身代わりになってくれるというカエル様 レアリティ 必要法力 攻 防 知 極 R 20 50 50 50 術式名 属性 MAX Lv 効果 水術 水 1 自分自身の攻防アップ 備考: ※このカードは、『メニュー』⇒『秘転』で、対応したレア度の場所へ、 カードLv条件を無視して送り出すことができる特殊カードです。
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みがわりきぼんぬ【登録タグ Gameni IA ずきお み 曲】 作詞:Gameni 作曲:Gameni 編曲:Gameni 唄:IA(調声:ずきお) 曲紹介 真部脩一のユニットGameniの楽曲。 コンピレーションCD『IA/02-COLOR-』収録曲。 Guitars:真部脩一、Drums:歌川菜穂 from 赤い公園、Recorded by CROSSROAD STUDIO illust:kor、movie:nozomi 歌詞 (動画より書き起こし) 私クローンだった 女王陛下の身代わり 影武者 だった 金銀細工のお城の中の夢 都花盛りで 当代きってのまばゆい春の歌 その名の通り 絢爛豪華なHer Majesty 贅沢ならお手の物 シャンシャンシャンと宝石の雨が降る ワルツの調べに乗って 船が夜ごと去りゆく恋を浮かべ 荒れた海の上を渡る 丘を越えて駆ける馬車の 飾りつきの洒落た窓に映る 時間は華やいで流れてゆくわ わたしクローンだった女王陛下の身代わり 影武者だった 暮らしはちょっと退屈だった 時代の生贄だった 臣民臣下は傅いて 誰ぞ知る 誰ぞ知る 季節がどんなに巡っても ああ わたしは女王陛下じゃない 空中にわかに軒並みざわめいてパニックまがいのダンスで パーティードレス 長い裾踏んづける Oops, I'm Sorry 集中砲火は止まない雨のよう 街は煙にまみれて 民衆蜂起よ 突きつけられた 革命の剣の先 Oh my God そんなまさかのクーデター こんなことってないわ 濡れ衣なの そうよ存外怖くはないわ 逃げ遅れただけの 人違いよ 事件は絡まってねじれてゆくわ 偽のクイーンだった 女王陛下のレプリカ イミテーションのわたしが今夜 牽かれてく かわいそうに 誰か気付いて 褪せたブラウンの瞳が翳っていた 午後の気怠い空気 クラウンを髪から外して わたしはお縄についた 断頭台への道すがら ひた走る ひた走る 女王陛下は笑ってた そう わたしは女王陛下じゃない コメント イラスト綺麗でいい歌だなー -- クレア.s (2015-12-14 18 44 51) ハマる曲♪ -- ほのか (2015-12-14 18 47 13) オフボのほうが面白いまである曲 -- takoruka2 (2016-03-26 19 36 54) ゲームのPVで好きになった。 -- パラシエ (2017-09-20 22 33 29) めっちゃ好き。とにかくハマる。 -- suno (2020-11-03 22 34 23) 名前 コメント
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(実装 Ver. 1.5.0 β4 / 最終更新 Ver. 4.0.0) 表示 身代わり地蔵 所属 決闘者陣営 / 後援者系 勝利条件 担当する[受援者]が生存(個人戦)担当する[受援者]が不在の場合は決着時に生存(個人戦) 判定 占い結果 「村人」 / 霊能結果 「村人」 夜投票 【宿命(受援者)】初日 / 生存者 / 1名(身代わり君・自分以外)担当[受援者]を[庇護者]として定める★ 耐性 【襲撃耐性(一般型)】襲撃無効★【生贄】担当[庇護者](対襲撃)★ 他能力 【仲間リスト情報】閲覧「担当[受援者]」 登場 (Ver. 1.5.0 β4実装)超闇鍋村 / 宿敵村(決闘者陣営から1名) / 覚醒村(第三陣営から1名) / ×合戦村[覚醒者]が後援者系をコピー ログ表記 [身代わり地蔵] / [地蔵] 説明 後援者系の上位役職です。基本事項は後援者系を参照して下さい。 自身の[受援者]として定めた相手の生贄になる能力を持っています。 特殊な勝利条件 後援者系の勝利条件は、自身が[受援者]として定めた相手が生存したまま決着がつくことです。 担当する[受援者]がいない場合、勝利条件は「決着時に生存」となります。いずれの場合も個人戦です。 襲撃耐性 人狼の襲撃を無効化します。[身代わり地蔵]自身が身代わり君の場合かLW[天狼]に襲撃された場合、襲撃耐性は無効です。 [身代わり地蔵]の襲撃耐性によって人狼の襲撃が失敗した場合、襲撃失敗メッセージは「耐性に阻まれた」となります。 受援者の矢(夜投票) 初日に1名を自身の[受援者]及び[庇護者]として定めます。 身代わり君もしくは自分を[受援者]にすることはできません。 [身代わり地蔵]による[庇護者]は、初日夜から人狼の襲撃に干渉します。(実質身代わり君が不在の時のみ) 固有の能力 自身の[庇護者]が襲撃された時、身代わり能力により自分が代わりに「誰かの犠牲になって」死亡します。 自身が[織姫]の場合、もしくはLW[天狼]に襲撃された場合、身代わり能力は無効です。 身代わり能力によって人狼の襲撃が失敗した場合、襲撃失敗メッセージは「能力に阻まれた」となります。 [身代わり地蔵]自身は襲撃耐性を持っています。 他役職との関連 後援者系も参照して下さい。 [冥狼][雛狼][餓狼] 元々致死性や即死性が無い人狼の襲撃だった場合でも身代わり能力は有効の為、結果的に損になる可能性もあります。 [天狼] LW[天狼]に襲撃された場合、襲撃耐性や身代わり能力は無視されます。 [覚醒者] 後援者系をコピーした[覚醒者]は、4日目になると[身代わり地蔵]に変化します。 オプションなど 天使系も参照して下さい。 天候「蛍火」(Ver. 1.5.0 α9) 天候「蛍火」において、身代わり能力は無効となります。 配役オプション オプション「固定配役追加K 覚醒村」を適用すると、第三陣営枠として登場する可能性があります。 過去バージョン情報 Ver. 2.3.0 α2~Ver. 4.0.0 α2 [織姫]になっても、担当[庇護者]の生贄として「誰かの犠牲になって」死亡してしまいます。 Ver. 2.3.0 α4以降は不具合扱いです。 Ver. 1.5.0 β4~Ver. 3.1.0 α5 身代わり君が不在の時に[身代わり地蔵]が初日夜の最後に夜投票をして [庇護者]に定められた場合、初日夜に[庇護者]が機能しない不具合があります。
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トルネコ2で使用できる、永続的に身代わり状態にする技。 いわゆる無敵技であり、これさえあれば泥棒すら難なく実行可能。 【身代わりの杖】、【レムオルの杖】、【かなしばりのたね】あるいは【かなしばりの巻物】を用意する。 身代わりの杖とレムオルの杖を振って、敵を身代わりおよび透明状態にする。身代わりがいるのでトルネコは狙われず、かつ身代わりも透明なので狙われなくなる。 かなしばりをかける。これにより、身代わり状態と透明状態がターン経過で解除されなくなる。 身代わりを自分から起こさない限り、そのフロアでは実質的に無敵になる。 かなしばり方法には【げんじゅつしの杖】もあるが、バシルーラ先が通行の邪魔になる可能性がある。 また【分裂の杖】を反射して使うことでも身代わりを作ることができる。 戦士の場合は杖が振れないので、これらアイテムでのコンボはほぼ不可能。 代わりに【身代わり】、【とうめい】、【かなしばり】の技で代用可能。 技はかなしばり状態を解除しないので順番は自由で良い。 とうめいの代わりに【鉄化】を使う方法もあり、これは鉄化を最後に使う必要がある。 鉄化状態でもモンスターは目標を見失う。鉄化した身代わりにモンスターが集まったりはしない。 ただし鉄化は無敵だからといって、攻撃するとかなしばりが解けてしまうので注意。 ちなみに鉄化のたねでは、種をぶつける際にかなしばりが解けてしまうので代用不可能。 これらコンボを使うとモンスターは目標を見失うだけでなく、フロア内の探索もしなくなる。 主に発生した部屋の中をランダムにうろつくだけなので、無視するも良し倒すも良し。 ただし、例によってバーサーカーは普通に襲ってくる。 また、こちらが透明状態を感知できる状態だと、モンスターも身代わりを感知してしまうので注意。 感知できるのは、めぐすり草やシャドウの指輪、戦士のワナみえ。 特に戦士はワナ対策のためにワナみえを多用するが、このコンボとの両立はできない。 この技のポイントは、身代わり状態を永続させることと、身代わりを狙われないようにすること。 なので身代わりとかなしばりがあれば、必ずしもレムオルや鉄化が無くても無敵状態を作ることは可能。 例えばモンスターは【つるはし】等で掘った通路を認識できない。 なので穴掘りモンスターのいないフロアでは、掘った通路の奥に身代わりを押し込めばほぼ無敵になる。 他にも水路で囲まれた島に放り込む等、出現モンスターの傾向に合わせて様々なパターンが考えられる。 GBA版では身代わりの杖とレムオルの杖が両立できなくなったのでこのコンボもできなくなった。 しかし戦士の技の方の身代わりととうめいの仕様は変わっていないので、戦士のみ使用可能。 その上はぐれメタルの剣で鉄化のコンボが同時に打てるようになり、使い勝手はPS版より向上している。 徹底してバランス調整されて裏技も削除されたGBA版において、唯一残された強力な裏技である。
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https://w.atwiki.jp/tsundereidayon/pages/386.html
「……──あれ?」 気が付けば深い霧の中、見知らぬ小屋の前に立っていた。 何も特徴もない、バスの待合所のような粗末な小屋。 決して汚くはないが、経年による劣化は否めない。 真っ白な霧に覆われた世界で、そこだけが、ぽつり、と異界だった。 「……だ、誰か、いるのか?」 薄暗い入り口の奥から、男の声がした。 まるで何年ぶりかに出したような、かすれ震えた声だった。 「そ……そこに、誰かいるのか?」 恐れと期待が混じり合った複雑な感情が見え隠れする。 覗き込むと、小屋の隅に蹲る男の姿があった。 小屋の中は清潔──というよりも、ただ簡素な造り。 細長い三畳ほどの空間に、壁に沿って腰掛けがあるだけ。他に何もない。 そして、そこに座る男の姿は──異常だった。 ごく普通の──本当に何処に出もいるような姿の二十代の男性。 この小屋にも、ふらりと立ち寄っただけなのだろう。手荷物もない。 ──なのに、どうしてだろう。男から発せられる雰囲気は異常だった。 まるで密林の奥、たった独りで何十年と過ごしてきたような飢餓感。 澱んだ瞳の奥に、爛々と輝く狂気の色があった。 思わず一歩、後退る。 その瞬間、男の目が大きく見開かれた。 「──行かないでくれっっ!!」 「あ……お、大きな声を出して、悪かった……」 男は繕ったように詫びを入れると、視線を彷徨わせ出した。 「こ、この霧だろ? 外は危ない。どうだ、話し相手になってくれないか?」 大げさなジェスチャーを交えた、不自然で不器用な誘い。 むろん乗る気になれず、入り口で待機する。 「な、なぁ、こっちに来てくれよ。大丈夫、何もしない。ちょっとでいいんだ」 男は自分の言葉の不自然さに気が付いていないのだろう。 立ち上がると、ふらふらとこちらに向かって歩いてきた。 入り口から一歩退いたところで、ぼうとその様子を眺める。 ひどく曖昧だった。──何が曖昧なのかすらも茫洋としていた。 男が手を伸ばす。ただそれを眺める。 触れようとする瞬間、その手が何かにぶつかったように不自然に止まる。 まるで小屋の入り口、内と外との境界に、見えない壁があるように。 「……あ。……い、いや、こ、これは違うんだ! そうじゃないんだ!」 男が狼狽しだす。知られてはいけない秘密を必死に誤魔化すように。 「な、中に来てくれ! 来てくれっ! 来い! 来いよっ!!」 既に形振りを構っていない。入り口の“壁”に手を突いて叫んでいる。 「出せっ、俺をここから出せっ! 出せよ、出してくれっっ!!」 ──ようやく仕組みを理解した。これは怪談話のひとつ。 “身代わりの小屋” ──誰かを身代わりに入れるまで、自分が出られなくなる牢獄の話。 ──そして僕は独り、小屋の中にいる。 不思議な小屋だった。 お腹は空かないし、眠くもならない。まるで時間が止まっているよう。 ……いや、そうじゃない。 ────ここは、時間が永いんだ。 1秒が1分に、1分が1年に──、いまこの瞬間が、永遠に感じられる。 これならば、数日──いや、数時間で気が狂うのも頷ける。 僕の前任者の事を思い出す。 あの男の代わりとなったのは、何日前だったか。 あの後──僕は喚く男を無視し、小屋の中へと足を踏み入れた。 男は呆然と僕を眺めていたが、急に我に返り、霧の中へと消えていった。 それ以来、ただ、時間だけが流れている。 粘性の高いぬるま湯に浸かっているような、不思議な空間。 狭く薄暗い小屋の中には、僕の他には、物音を立てるものは何もない。 小屋の外の霧は一度も晴れることが無く、一日中ぼんやりと光っている。 一度試しに外に出ようとしてみた。 案の定、入り口には見えない抵抗があり、それ以上先には進めなかった。 小屋の中では、何もすることがなかった。 だから、ただ隅に座り、延々と時だけが過ぎて行くのに任せていた。 小屋の中にある唯一の物品──それは同時に唯一の変化でもあった。 壁に掛かった日めくりカレンダー。気が付くと誰かによってめくられている。 今日で五日目────時間が、永い。 初めに人が来たのは、一週間後だった。 それまでの一週間は、体感的には何年、何十年にも感じられた。 もしカレンダーが無ければ、事実そう信じていただろう。 その人は、中に僕がいることに気が付かなかったのだろう。 隅に座る僕を見て、少し驚いたような顔をしたが、何も言ってこなかった。 ──そして、数分後、何も言わずに外へと出て行った。 次に人が来たのは翌日だった。 彼女も、しばらく小屋の中にいたが、やがて去っていった。 その後も日に一度、人が来ては去っていった。 色々な人がいた。 男の人も女の人も。十代の人も五十代の人も。 中に入らずに去っていった人もいた。二日間滞在した人もいた。 話し掛けてくる人もいた。僕は何も答えなかった。 どの人も、どこか視線が茫としていた。 そして訪れたどの人も、ここへと戻ってくることは無かった。 気が狂いそうで、かろうじて保ち続けた細い糸。 それもう限界。ぷつり、といくのは今この瞬間か。 この小屋を過ぎ去った人数が百に届くかというころに ────彼女が訪れた。 「出て行きなさいよ」 開口一番に彼女はそう言った。 ちら、と顔を上げると、可愛いらしい少女が、不機嫌顔で立っていた。 いつも通り、何も答えずに顔を下げる。そのまましばらく沈黙が続いた。 「~~~~っ、出て行きなさいって言ってるでしょ!!」 再び顔を上げると、彼女が顔を真っ赤にして怒っていた。 何も答えずにいると、ずかずかとこちらに寄ってきた。 「アンタ、いつまでここにいるつもりよ!」 「……いつまでって──何で君はそんなこと知ってるの?」 数ヶ月ぶりに聞く自分の声は、どこか借り物のような不自然さがあった。 「もしかして、君がこの小屋の管理人さん?」 「その呼び方はどうかと思うけど、その通りよ。ここを支配してるのは私よ」 ようやく出会えた──不思議な感動があった。 「そんなことはどうでもいいのよ。早く出て行きなさい!」 「──それは出来ません」 少女は一瞬、面食らったような顔をすると、猛烈に捲し立ててきた。 「なにワガママ言ってるのよ! 出なさいって言ってるでしょ!!」 「スイマセン、出来ません」 いくら管理人さんの願いでも、そればかりは聞けない。 「何でよっ!」 「誰かを身代わりになど出来ないから」 「──────、」 “身代わりの小屋” ──誰かを身代わりに入れるまで、自分が出られなくなる牢獄の話。 ──それは、たった一人の生け贄がいれば、すべて綺麗に収まる話。 「──なにそれ。罪滅ぼしのつもり?」 「…………」 参った──さすが管理人さん。入居者の履歴はご存じだ。 ──分かっている。こんなことをしても、彼女は戻ってこない。 僕の代わりに命を落とした彼女──僕なんかのために、死んだ彼女。 命の重さは等しくない。命の価値は、決して同じではない。 皆から好かれていた彼女の命は、僕のよりも遙かに尊い物だった。 生き延びた僕──死んでしまった彼女。 それは決して僕などに償いきれる物ではない。 それでも、目の前にあるこの機会は、せめてもの罪滅ぼしに。 「それは逃げよ」 ──知っている。僕は自分の罪から逃げているだけだ。 「それは自己満足よ」 ──分かっている。それでも僕は、この罪に向き合う勇気はない。 「それは彼女への裏切りよ」 ──その通りだろう。彼女はこのようなことを望んだりはしない。 「それは大きな誤りよ」 ──それは……違う。 確かに僕の行動は、汚泥にまみれた醜いものであろうが── 僕がここにいることで救われる人がいる──それは確かな事実。 「それは大きな誤りよ」 「──違うっ! 間違いなんかじゃないっ!!」 耐えきれなくなり叫ぶ僕に、彼女は優しく微笑み言った。 「それは……アンタが生きていることは──罪なんかじゃないわよ」 「────え?」 ふっ、と、肩の後ろから、何かが気体となって抜けていった。 「生きていることは、それだけで尊い。人はね、いつでもやり直せるの」 「そ──そんなことはないっ! 僕のせいで、彼女は──彼女は……」 「黙りなさいっ!!」 「────っ、」 目の前の少女から発せられたとは思えない厳しい口調。 思わず固まってしまった僕を睨んでいた彼女は、ふと優しい顔に戻る。 「生きることは罪じゃない──」 先程の厳しい口調が嘘のように──まるで聖母のような口調。 「それに──死ぬことも罪じゃない──彼女を責めたらダメだよ」 「責め──?」 なにを言ってるんだ。 そんなこと……僕が彼女を責めてなんてこと………………ない? 「アンタは命の恩人を責めている。なぜ死んだのかと責めている」 優しい口調──厳しい詰問──真実の断罪。 ああ、そうだったのか。 ぼろぼろと涙が零れる。彼女のお葬式でも流さなかった涙が、止まらない。 「でも──それでもアンタに罪はない。感情は──罪にはならない」 想いは仕方がないこと。それは人としての業。人として逃れられない枷。 「でも──気付かなければいけない。いつまでも俯いていてはいけない」 目を逸らさず、前を向いて──歩き出さなければいけない。 「それが生きている者の義務。人は──歩き続けなければいけないのよ」 泣いた。泣き続けた。涙が止まらなかった。涙が気持ちよかった。 声を出し泣いた。彼女のために泣いた。僕のために泣いた。ただ泣いた。 僕は──生きていて良いのだ。 「罪悪感に捕らわれる必要も、無理して自己犠牲に興じる必要もない」 これだけ泣いても、目の奥から熱いものが溢れてくる。体の芯が熱くなる。 生きたい──そう思った。……しかし、 「────さて、と」 唐突に気温が下がった。唐突に涙が退いた。 唐突に──目の前の少女が悪魔に見えた。そして死を覚悟した。 思い出す。彼女はこの“小屋”の管理人。 先程まで高説を垂れていたが──彼女は“悪”とも呼べる存在である。 「さっきも言ったけど、アンタが生きていることは罪じゃない」 「……なんですか、改めて」 「でもね、アンタはこの小屋で罪を犯した。それも、とんでもない罪よ」 「罪って……僕はここに居座り続けただけですよ?」 自己犠牲は、美徳ではあれ罪とは成り得ない。──そう思う。 「勘違いの自己犠牲は、ただ迷惑なだけよ」 彼女の視線が冷たい。 「アンタのせいで、みんな帰っちゃったじゃない!」 「そ、それは君にしたら気にくわないかもしれないけど、僕は──」 「そういうのをね、余計なお世話、って言うのよ」 ぴしゃり一蹴。かなり堪える。それにしても、どういうことか。 「何かを勘違いしてるみたいだけど、ここはアウシュビッツじゃないのよ」 そう言って大きな溜息をひとつ。そして、やれやれ、というように── 「ここはね──生きる気力を失った人のための更生施設」 「更生──施設?」 「そうよ。何も意地悪や悪戯で閉じこめてるわけじゃないのよ」 「────え?」 「……やっぱり。私のこと、そういう風に見てたのね」 「え、あ、いや、ち、違います。違いませんけど、違います!」 「ふん、いいわよ別に。アンタにどう思われようが関係ないし」 そう言うが、ジトと睨む視線は明らかに不満そうである。 「でも、どうして? それに更生施設って……」 彼女はやれやれ、というように肩をすくめ、教師のようなポーズをする。 「いい? ここに来るのは、生きる気力を失った人だけ」 ──ここを訪れた人々の、うつろな瞳を思い出す。 ────そして、ここに来たときの、僕自身の気持ちを思い出す。 「ここで無為を知るから、何かをしたいと思うようになる」 ──擬似的な死の体験は、裏返り生への渇望となる。 「ここで孤独を知るから、他人との繋がりが大事になる」 ──人との繋がり、それはそのまま生きる活力となる。 「誰かを身代わりにした後ろめたさがある。だからその分、頑張ろうと思う」 どう、合理的でしょ? ちょっと荒治療だけどね。そう付け加える。 ──ちょっとどころか、トラウマになってもおかしくない気もするが。 「じゃあ、僕のしていたことは」 「だから言ったでしょう。──余計なお世話だって」 ずん、と両肩が重くなる。良かれと想ってやっていたことが逆効果とは。 そんな僕の様子を見て、彼女はなぜか、嬉しそうに笑った。 ──僕も、釣られて笑ってしまった。 「……管理人さんは、良い子なんですね」 「な、何言ってるのよ!」 真っ赤になった。リコピン豊富な真夏のトマトみたいになった。 爽やかな真夏の香りに、何となく、すっとした。 自分の意志であれ、永く閉じこもっていた鬱憤が、すっきりと晴れた。 「君は優しい子だけど、優しさが少し分かりづらいね」 「~~~~っ! あ、アンタが勝手に勘違いしていただけでしょ!」 「そうですね、スイマセン。ご迷惑をお掛けしました。もう行きますね」 勘違いが分かれば長居は無用。入り口に向かう。 「──もうやめなさいよ、罪滅ぼしなんて」 僕の背中に、彼女の声が降りかかる。 「……いいえ、止めません」 これからも──たとえ勘違いでも──他人のために尽くしたい。 ──それは、僕の代わりに死んだ彼女のためじゃない。 「罪滅ぼしではありません。──ただの自己満足です」 「ふん、物好きね。そんなの、誰も認めてくれないわよ」 「それを言うなら、君だって同じでしょう?」 誰も認めてくれない。むしろ恐れ憎みさえする。 ──それでも他人のために、その役を買って出る。 そんな少女に会ったから──僕もそう生きたいと思った。 「なに言ってるのよ」 嘲るように──勘違いかもしれないけど、ほんの少しだけ、嬉しそうに、 「──アンタが認めてくれたじゃないの」 なぜだか分からないけど、じん、と鼻の奥が熱くなった。 「──本当に迷惑を掛けて、スイマセンでした」 振り返り、彼女に礼をする。 彼女は笑っていた。 笑いながら、少しだけ──何かを堪えるように歪んでいた。 僕も目頭が熱くなり、それでも笑顔で別れたくて、精一杯、明るく努めた。 「これからも頑張ってください。それでは」 再び入り口に向き直り、一直線に向かう。 振り返ることはない。 生きる気力を貰い、生きる目標を貰い、新しい日々が始まろうと──── ──── び た ん っ ! ! 「──へぶっ!?」 入り口の“見えない壁”に思いっきりぶつかり、情けない声を上げる。 先程とはまた別の意味で、目頭が熱くなった。鼻がじんじんとする。 「え、あ、あれ? ちょ、ちょっと?」 振り返ると、彼女の姿は無く、どこからともなく、声だけがする。 「ここは“身代わりの小屋”。誰かが来るまで出られない。そういうルール」 悪戯が成功した子供のように、けらけらと笑う。 ……先程の堪え顔はこれが原因か。 「あ、あの僕はもう気力も貰いましたから、っていうか、次の人って──」 「さあ、いつ来るのかしらね。来週か、来月か、十年後かしら?」 「ちょ、ちょっと、勘弁してくださいよ」 笑い声だけが響き、答えはない。 ────さて、僕はいつになったらこの小屋から出られるのでしょうか。
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(実装 Ver. 1.4.0 β9 / 最終更新 Ver. 4.0.0) 説明 誰かを生贄にすることで、別の誰かを生存させる能力です。 対襲撃 特定の誰かが人狼の襲撃を受けた時に条件を満たす生存者がいる場合、該当者1名を生贄にすることで襲撃対象が生き延びる能力です。 襲撃対象が身代わり君の場合、LW[天狼]が襲撃した場合、天候「蛍火」の場合のいずれかを満たす場合、能力は無効です。 生贄にされた人は「誰かの犠牲になって」死亡します。身代わり候補が複数いる場合、ランダムで1名が選出されます。 [織姫]になった人、逃亡先が人狼の襲撃を受けたり逃亡先が特定の条件を満たしたりして 「逃亡に失敗した」もしくは「人狼の餌食」になった逃亡者系、離脱が成立した[内通者]は生贄にされません。 仕様上、[庇護者]による身代わり能力が先に判定されます。 身代わり能力によって人狼の襲撃が失敗した場合、襲撃失敗メッセージは [庇護者]の場合のみ「耐性に阻まれた」、それ以外は「能力に阻まれた」となります。 対襲撃身代わり能力一覧 役職 系統 生贄候補 [首領] 共有者系 [村人][蝙蝠] 人形遣い族(上海人形系) 人形族 [白蔵主] 妖狐系 子狐系・蝙蝠系 [吸血公] 吸血鬼系 担当[感染者] [大蝙蝠] 蝙蝠系 自分以外の蝙蝠系・妖精系 [酒呑童子] 鬼系 自分以外の[洗脳者] [庇護者] その他 自身を[庇護者]として定めた人([守護天使][身代わり地蔵][影武者]) 対呪殺 狐カウントへの呪殺が成立する時に[伊呂具秦公]が生存していた場合、 [伊呂具秦公]が生贄になって「占い師に呪い殺されて」死亡します。 一般的な妖狐系の特性、[狐火]、[天狗火]のいずれが原因の場合も有効です。 呪殺1回に付き[伊呂具秦公]の生存者が1名必要です。 同じ対象に複数の呪殺能力者からの呪殺が成立する場合、対象を生かすには呪殺能力者と同数の[伊呂具秦公]の生存者が必要です。 呪殺の発生より身代わりが先となるため、[狐火]や[天狗火]で自身への呪殺が成立した[伊呂具秦公]でも、同時に発生した呪殺の生贄になる可能性はあります。 [織姫]になった[伊呂具秦公]は、2日目以降は呪殺の生贄になる能力が無効となります。 [奉公童女]の護衛 [奉公童女]の護衛能力が成功した時に人形族が生存している場合、人形族1名が「誰かの犠牲になって」死亡します。 [織姫]になった人形族は生贄にされません。また、天候「蛍火」の時も身代わりは発生しません。 上記の理由によって、人形族が生存しているが生贄にはならない、という状態の場合でも、[奉公童女]の護衛能力が成立する確率は低下しません。 身代わり能力所持者一覧 役職 系統 実装 普通村 闇鍋村 真闇鍋村 オプション 分類 身代わり能力 首領 共有者系 Ver. 1.5.0 β2 対襲撃 [村人][蝙蝠]を生贄にする 人形遣い族 上海人形系 Ver. 1.4.0 β10~ ○(新) △(旧) 人形村(1名) 対襲撃 人形族を生贄にする 奉公童女 上海人形系 Ver. 3.0.0 α4 人形村(1枠)覚醒村(1枠) 護衛 護衛成功時人形族を生贄にする 白蔵主 妖狐系 Ver. 1.5.0 β13 対襲撃 子狐系・蝙蝠系を生贄にする 伊呂具秦公 背徳者系 Ver. 2.3.0 α4 覚醒村(1枠) 対呪殺(生贄) 狐カウントへの呪殺が成立する時に身代わりとなる 守護天使 天使系 Ver. 1.4.0 β18 覚醒村(1枠) 対襲撃(生贄) 担当[庇護者]の生贄になる 吸血公 吸血鬼系 Ver. 1.4.0 β17 吸血村(1枠) 対襲撃 担当[感染者] 大蝙蝠 蝙蝠系 Ver. 1.4.0 β9 △(旧) 吸血村(1枠)覚醒村(1枠)×合戦村 対襲撃 自分以外の蝙蝠系・妖精系 酒呑童子 鬼系 Ver. 1.4.0 β20 鬼村(2枠)覚醒村(1枠)×合戦村 対襲撃 [洗脳者] 身代わり地蔵 後援者系 Ver. 1.5.0 β4 覚醒村(1枠) 対襲撃(生贄) 担当[庇護者]の生贄になる 影武者 鵺系 Ver. 1.4.0 β18 覚醒村(1枠) 対襲撃(生贄) 担当[庇護者]の生贄になる 庇護者 その他 Ver. 1.4.0 β18 対襲撃 自身を[庇護者]にした人が生贄になる オプション 天候「蛍火」(Ver. 1.5.0 α9~) 天候「蛍火」において、身代わり能力は無効となります。 過去バージョン情報 Ver. 2.3.0 α4~Ver. 4.0.0 α2 [織姫]が[守護天使][身代わり地蔵][影武者]のどれかの場合、 担当[庇護者]が-LW[天狼]以外の人狼系に襲撃されると 生贄として「誰かの犠牲になって」死亡してしまう不具合があります。 ???~ Ver. 3.1.0 RC1 身代わり能力が発生すると、狩り能力が機能しない不具合があります。 Ver. 3.0.0 α4 天候「蛍火」においても、[奉公童女]の護衛能力が成功した時に人形族が生贄になります。 [織姫]が[奉公童女]の護衛において生贄にされる可能性があります。 Ver. 2.3.0 α4~Ver. 3.0.0 α4 天候「蛍火」においても、[伊呂具秦公]が呪殺の生贄になる能力は無効化されません。 Ver. 2.3.0 α2~Ver. 2.3.0 α3 [織姫]は生贄にされる可能性があります。 Ver. 1.5.0 β1 「人狼の襲撃に対して身代わり能力を発動しても生き延びられない」という致命的な不具合があります。 Ver. 1.4.0 β12~Ver. 1.4.0 β17 身代わり能力は[餓狼]の襲撃には反応しません。 Ver. 1.4.0 β9~Ver. 1.4.0 β14 身代わり能力はLW[天狼]の襲撃に対しても有効です。 また、[雛狼]の襲撃には反応しません。
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身代わり君シリーズ ゲーム中に登場する装飾品。 状態異常に対する耐性が上がる。 状態異常に弱いキャラクターに装備させたり、 状態異常にさせる攻撃を使うボス戦の前に装備すると良い。 依頼「開発投資」をこなすと貰える。 身代わり君’99、身代わり君2000、身代わり君EX と段々進歩していく。 アクセサリーに困ったらこのシリーズを付けるといいかもしれない。