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―――――――――――― 紬「りっちゃん、行けるのね」 律「ああ……今気づいたよ、私にはこういう単純な行動の方が合ってる」 梓「あーいすあいす……」 唯「りっちゃん!今だよ!」 律「うおおおお!!」 唯「そこだああああっ!!」 梓「え?」 律「へ?」 (ああ梓振り返っちゃ――) ゴツン! 梓「にゃあっ!」 律「い、痛たたた」 澪「二人とも大丈夫か!」 梓「う、頭がくらくら……」 律「ムギぃ……おデコ割れてない?」 紬「大丈夫よ、たぶん……」 梓「ッ先輩方!どうしたんですか! 今日はみんなおかしいです! 特に律先輩!」 律「………………」 澪「……律、こうなったら正直に話した方がいいな」 律「しょーがない、か……それじゃ」 澪「自分でな」 律「……はい」 ―――――――――――― 律「――というわけでだな つまり、あの、私は梓にとっていい先輩になりたくて…… いや、もっと仲良くなりたくてだな……うう……」 梓「……すみません、律先輩と二人きりにさせてもらえますか」 唯「え?……どうしよう澪ちゃん」 澪「……それじゃ私たちは先に帰ろう ムギ、唯、行こう」 梓「すみません……今日話したことは明日必ず話します」 唯「あ、あずにゃん!軽音部のこと嫌っちゃやだよ!またね!」 紬「それじゃ二人とも……また明日」 ―――――――――――― 梓「先輩たちは私をそんな気難しい人間だと思ってるんですか……」 律「あ、梓、それで話はなんなのカナ?あははー……」 梓「……」 梓「私が律先輩をどう思ってるかです」 律「……はい」 梓「私は律先輩を…… ……尊敬してます。他の先輩方よりも」 律「……」 律「ほんとか?」 梓「本当です」 律「……どして?」 梓「覚えてないですか?私が入部して三週間ぐらいたった頃……」 ―――――――――――― 律『辞めたい?』 梓『まだ考え中なんです。やっぱり同じ学年がいないと色々苦しくなると思いまして……』 律『うーん……一日、待ってくれないか』 梓『えっ……一日ですか』 ―――――――――――― 律『その、色々考えたんだけど』 梓『はい』 律『私たちが引退するまで待ってくれ』 梓『それは……』 律『いや、そのな?どうせ軽音部は一つのバンドしか組めない人数だろ? だから梓も私たちの代ってことで 私たちが引退したら、梓も引退する』 律『やっぱり虫が良すぎるか…… ……でもでも!上下関係とかは絶対になしだぞ!』 律『私は……みんなと一緒にバンド、やりたいな、あはは』 ―――――――――――― 梓「あの時、私は自分が引き止められるのはわかってました ただでさえ少ないメンバーですから、私はただ自分の立場を先輩に主張したかっただけなんです」 梓「でも、律先輩は受けとめてくれました その場でありきたりな引き止めの言葉をかけるんじゃなくて 私の立場も一日かけてしっかりと考えてくれたんです」 律「…………」 梓「たったそれだけかもしれませんけど 私はそれからずっと律先輩のことを尊敬してるんですよ?」 梓「そして今日の話を聞いて確信しました 律先輩はやっぱり他人思いの、優しくて、尊敬できる、けいおん部の部長だって」 律「……」 梓「だから私も、新入部員が入ったら律先輩みたいな部長に、って まあトンちゃんだけでしたけど」 律「あ、あずさー!」 梓「にゃあっ!」 律「うう……良かった 梓がいい後輩で良かった!」 梓「だからってなんで抱きつくんですか!」 律「え、イヤだった?」 梓「い、イヤ……じゃない……です……けど……」 律「ならいいではないかー!かわいいのー!あずさは!」 梓「なんですかその変わり様は」 律「いやぁだって嬉しくてー ほんと言うと前々から私も梓を抱きしめてみたかったんだよねー」 ガサッ 澪「ついに本音を表したな、律」 梓「澪先輩!?」 唯「ごめーん二人とも」 紬「全部聞いちゃいました」 律「お、おまえらぁ! 帰ったんじゃなかったのか!」 澪「律は二人きりにしたら暴走するって言ったろ?」 律「な……だからって約束を破って、恥ずかしくないのか!」 澪「今おまえがしてることの方がよっぽど恥ずかしいぞ…… それと梓」 梓「はい?」 澪「さっきの話には、裏がある」 ―――――――――――― 梓『えっ……一日ですか』 ―――――――― 律『って相談されたんだけどどうしよう澪さん……』 澪『部長はおまえだろ、律……』 律『そうだけどさ、やっぱり一人じゃ決めらんないよ ああ……梓のマジの相談もこうして他人に話しちゃうし 澪、私って部長に向いてないんじゃないかな……?』 澪『ダメなところがわかってるなら変える努力をしたらどうだ…… とにかく!今律が梓に望むのはなんだ!』 律『え、えー』 澪『えーじゃない!』 律『あ、ああ残って欲しい。軽音部に』 澪『じゃあ次、梓はどうして辞めたいんだ』 律『う、うー』 澪『うーうー言うな!』 ―――――――――――― 澪「――つまり、律が一日待って欲しいと言ったのは私に相談するためで 梓に伝えた言葉も私の監修あってこそなんだ」 梓「本当ですか?律先輩」 律「あー、その、そういえばそんなこともあったような……」 律「……ごめん梓」 梓「別にかまいませんよ 律先輩が私のことを考えてくれたことは変わりありませんから」 律「あ、梓ああ!なんていい子……!」 澪「これでも駄目か…… ……それじゃ、梓とも仲良くなれたことだし帰るぞ、律」 律「えー?もっともふもふしたいよぉ」 梓「やめてください…… でも、本当なら澪先輩たちは先に帰ってたんですよね ……だから今日は私が律先輩と帰りますよ」 澪「む……あ、梓は方向が違うだろ」 紬「りつあず仲良し大作戦は大成功ね!」 唯「ぶー!でもなんか私たち仲間外れにされてない?」 律「ならみんなで一緒に帰ればいいじゃん?」 律「…………へ?なんだよその顔……」 ―――――――――――― 唯『なんてことがあったんだよ憂』 憂『律さんと梓ちゃん、仲良くなれて良かったね! 梓ちゃんにはやっぱり律さんみたいな人が合ってると思うもん』 唯『?なんで?』 憂『だって梓ちゃんはクラスでは結構頼りにされてて…… 逆に梓ちゃんが人に頼ることってあんまりないんだ』 憂『だから、梓ちゃんが頼れる、お姉さんみたいな人が、必要なんじゃないかと思って ……なんだか私たちみたいだね』 唯『なるほどー……む?』 唯「なんて憂は言ってたけど……」 紬「今日はロールケーキよ~」 律「おお!シンプルだからこそ光る作り手のこだわり…まさに天上のミスト…」 梓「律先輩、私昨日律先輩にイチゴあげましたよね」 律「ああー……あれな ごめん梓、ほんとは私があげるつもりだったのに……」 梓「それじゃ、律先輩のケーキ分けてもらっていいですか?」 律「なぬ!?う……それは ……しょーがない!かわいい後輩のためだ、持ってけ!」 梓「ありがとうございます! じゃあ半分貰いますね」 律「おいこら!調子に……」 梓「駄目ですか……律部長」 律「まあ部長だし涙を飲むか部長だしえへへ」 唯「……いいように扱われてるようにしか見えない」 紬「りっちゃんってこんなに単純だったの……?」 澪「……それじゃ律、私のケーキ食べるか?」 律「もー澪ってば最近なに企んでるんだよっ」 唯「…………」 澪「別に、優しい律先輩が悪い後輩にいじめられないようにと思って」 梓「な、なんですかそれ!」 律「おいおい、なんで今度はおまえらが仲悪くなってんだよ」 唯「……むー」 梓「律先輩のせいですよ」 澪「そうだな、律のせいだ」 律「なんで!?」 ガタン! 唯「りっちゃん!」 律「ど、どうした?」 唯「りっちゃんは澪ちゃんとあずにゃんどっちが好きなの!?」 律「…………はい?」 おしまい 戻る
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