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あたし? 貞子 彼? 殺られたから殺っちゃった みたいな ヒマだからイベントやってみる 的な? 電話、かける 「今度みんなで呪殺大会やろーよ」 『マジ?でも私のが念動力系強いよ』 友達の、メリー ムカツク お前ハリウッド化されたことあんのか 「いいよ別に。あたし、今ならツベとかニコで大量感染狙えるし」 『あ、狡い!』 ぶりっこすんな とにかく、メリーは参加決定 「もし?あ、みっちゃん?」 『あら、貞子さん?久しぶりね』 電話二人目 ほの暗い水の底からの みっちゃん こいつヒッキー 「今度みんなで呪殺大会をね~」 『ごめんなさい……私、給水塔から出られなくって』 「あー、やっぱそうだよね」 マジきもい 三人目 着信アリのあいつ メリーと呪殺時の接触媒体が同じ 電話 きっと揉める マジ楽しみ みたいな
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登録日:2022/09/03(土) 16 37 47 更新日:2024/01/30 Tue 10 54 25NEW! 所要時間:約 27 分で読めます ▽タグ一覧 3D 3D映画 おぞねせいこ らせん シド パチンコ化 ホラー ホラー映画 モンスター映画? リング 呪いの動画 山本裕典 川井憲次 映画 橋本愛 瀬戸康史 田山涼成 石原さとみ 英勉 藤ダリオ 藤岡美暢 角川映画 貞子 鈴木光司 さぁ、始めよう。 “S”の復活 「貞子3D」は2012年2012年5月12日に公開された日本のホラー映画。 鈴木光司原作の映画シリーズ・リングシリーズの第5作目にあたる。 原作シリーズの5作目「エス」を元にしている。 タイトルの通り3D映画として公開された。 概要 ハリウッド版を覗けば「リング」の映画としては2000年公開の「リング0 バースデイ」以来12年ぶりに製作された映画となった。 2010年に「貞子が3Dで飛び出す」というアイデアから企画が始まり、それを最大の売りにした作品。劇中では貞子はもちろん、それ以外の物もこちらに飛び出す描写が多く出てくる。 監督・脚本は「ハンサム★スーツ」や「高校デビュー」などコメディ漫画の実写化映画を主に製作している英勉(はなぶさつとむ)がメガホンを取った。また、かつて「リング2」の脚本の一般公募に投稿、優秀作として書籍化された経緯を持つ小説家兼シナリオライター・藤岡美暢(藤ダリオ)が脚本を共同で担当、音楽は「リング」、「リング2」を担当した経験のある川井憲次氏が担当。再びリングシリーズに関わることとなった。 キャストには石原さとみ、瀬戸康史、山本裕典と現在においても高い知名度を持つ面々が参加する。 内容はヒロインがある怪事件に巻き込まれたことでその黒幕である貞子に執拗に襲われるというもので、よくある幽霊ものに海外のモンスター映画を足し込んだようなリングシリーズとしては異色の内容。描き方としてもエンタメ映画の色合いが強くなっているのが特徴で、やけに暗い私室やオフィス、貞子復活を目論むいかにもな黒幕や後半のトンデモ展開と、人物や風景の描写・演出は非現実的で恐怖がジワジワと近寄ってくる内容であった過去作とはかなり異なったものとなっている。特に後半は演出が演出だけあってニチアサっぽいという声も。 予告や宣伝...というかタイトルの時点で察するとは思うが、貞子のキャラクターを使った番外編か別作品として楽しむのが吉である。遊園地のアトラクション感覚で軽い気持ちで見るのがいいかもしれない。 「呪いのビデオ」も「呪いの動画」となり、ただ媒体を変えただけでなくそれを巡る展開も異なるものになっている。一応作中の事件の真相を探るミステリー要素もあり、リングの要素が皆無というわけでもない。 ある登場人物の存在や井戸のデザインなど過去作を彷彿させる要素もあるが、直接の繋がりはなくほぼ独立したストーリーとなっている。 パンフレットによると時間軸としては「らせん」と「ループ」の間とされている。続編の内容を考えると映画版「ループ」を製作してそこに繋げていく予定...なのかもしれない。 こうしたテイストの映画ではあるが、過去の映画を知らなかったりそもそもホラー映画が苦手な層やパロディ等で貞子のキャラクターしか知らない若者世代には好意的な評価を獲得している。 一方で単体のホラー映画としての怖さや過去作のテイストを大なり小なり期待していた視聴者からは過去作とかけ離れている内容やどこか現実離れした絵作りに否定的意見も出ている。 こうしたことが影響したのかどうかは不明であるが、次回作の「貞子3D2」は幾分かエンタメ要素が省かれ過去作に近い作風となった。 公開と同時期には脚本の藤岡氏によるノベライズ版が藤ダリオ名義で刊行されている。伊豆パシフィックランドや呪いのビデオなど過去作のキーワードや出来事が登場しており、映画よりも過去作の続編としての色が強くなっている。また、ノベライズ版オリジナルキャラが登場したり、映画と異なる展開も存在する。 原作は上記の通り「エス」であるが、本作は「エス」の発表後に製作がされたわけではなくマルチメディア展開として本作と同時進行で執筆された事実上便宜上の原作といえるものとなっている。また、「エス」とは呪いの動画や主要人物の要素が共通している程度でストーリー自体はほとんど別物に近いものになっている。 主題歌はシドの「S」。本作の雰囲気に合った激しくクールな曲となっている。 あらすじ インターネットが普及した現代。 巷では見ると「お前じゃない」と言われて死ぬという呪いの動画の噂が立っており、パソコンで動画を見た人間が直後に自殺を遂げる事件が起きていた。 女教師の鮎川茜が勤務する女子校でも噂は広がっており、ある日に生徒の典子が謎の死を遂げてしまう。 彼女の友人の理沙は典子の死は呪いの動画によるものだと思って放課後に学校のパソコン室で呪いの動画を開いてしまう。そこに茜が駆けつげるが彼女が見たのはパソコンのモニターから飛び出し理沙を捕まえる長い髪で顔を隠した白い服の女だった。 理沙を引き離そうとする茜にも伸びる女の手。それに茜が叫んだ瞬間、モニターの液晶が割れて女は圧倒されたかのように消えていったのだった。女のものと思わしき声が聞こえる。それは「お前じゃない」ではなく「お前だ」という言葉だった。 それを機に女に付き纏われるようになる茜。事態は彼女の恋人・孝則や事件を追う刑事・小磯も巻き込み恐ろしい方向へと向かっていく...! 登場人物 ■鮎川茜 演:石原さとみ、平祐奈(中学生時代) 主人公。女子高の教師。 教え子・典子の死が呪いの動画によるものであるとは信じていなかったが理沙を襲う貞子を目撃したことで呪いが実在することを確信する。 感情を爆発させることで衝撃破を発動させる超能力を持っており、中学生時代にこの能力で学校を襲撃してきた男を吹っ飛ばし撃退したが他の生徒から疎まれてしまった過去を持つ。 この能力故に貞子に復活のための器として選ばれてしまい、彼女に執拗に狙われた末孝則を連れ去られてしまうことに。やがて彼を救出するため小磯と共に貞子の手がかりである廃墟へ向かう。 原作では丸山茜という名前で孝則の子を妊娠している設定であった。 + ネタバレ 襲い掛かってきたクリーチャー貞子たちを超能力で全滅させるが、貞子に捕まったうえに体に入り込まれ、伸び出した髪の毛に覆われてしまう。しかし自身と引き換えに解放された孝則がショッピングモールにあったスマホを破壊したことで貞子が苦しみだし、解放された。 ■安藤孝則 演:瀬戸康史、鈴木宗太郎(中学生時代) 茜と同棲している彼女の恋人でWebデザイナー。 貞子の器として狙われ気を重くする彼女を優しく励ます。 茜とは中学時代に知り合い、超能力を持っている故に他の生徒たちから疎まれていた彼女に唯一親しく接していた。 自宅のパソコンにまで現れた貞子から茜を連れて逃げるが道中にあったトレーラーの巨大モニターに現れた貞子に捕まり引き込まれてしまう。 原作では彼が主人公であり、役職はCG制作会社の社員となっている。 + ネタバレ 廃墟のショッピングモールで囚われており、体の自由を奪われナイフを喉に突き立てた状態にされていた。貞子が捕まえた茜を離すと同時に下の階に落とされ気絶していたが目を覚まし、ショッピングモールにポツンと置かれていたスマホを瓦礫の一部で叩き潰した。直後上から落ちてきた茜を介抱し意識を取り戻させ再会を喜ぶのであった。 ファンなら覚えているかもしれないが、彼は「らせん」に登場した安藤満男の息子・孝則が成長した姿...と思われるのだが、本作では「らせん」に関することは一切描かれなかった。(原作は当然同一人物である。) ノベライズ版では7歳以前の記憶がなく、幼少期に海での事故で死亡したことになっていたが、死亡したのは別の子供で実際は記憶喪失の状態で漁師に助けられていたという過去を語っており「らせん」の要素を含んだ設定が追加されている。 ■小磯勇吾 演:田山涼成 呪いの動画による怪死事件を追う中年の刑事。やや頑固な性格で呪いなどは一切信じず度々自殺事件を呪いであると言い出す中村に喝を入れる。インターネットの類には疎く柏田のネット上での活動の説明が全く理解できなかった。コメントが荒れる「炎上」を火事と勘違いして中村から分かりやすく言い直されることも。 孝則が貞子に連れ去られ貞子の目的を語る茜の言葉にも信じる姿勢は見せなかったが中村の怪死を間近で目撃し、さらに柏田の部屋から貞子復活に関する記録や道具類を発見したことでようやく事件がこの世のものではない力で引き起こされていることを確信する。 柏田の目論見を止めるため街を放浪していた茜を車で拾い共に柏田がいた廃墟へ向かう。 + ネタバレ 廃墟付近にある貞子が殺された井戸へ赴くが、そこから現れたクリーチャー貞子に喉を噛み潰されてしまう。意識が朦朧としながら茜に廃墟へ向かうよう促した。 ■森崎典子 演:喜多陽子 茜の教え子の女子高生。 呪いの動画に興味をもっており授業中も調べていたため茜からスマホを没収される。 スマホを返してもらった後、自宅で調べ続け動画のページに辿り着くがエラーページであったため諦めてそのまま放置する。その後ページが変わり呪いの動画が再生され窓から突き落とされて死亡。彼女の死は自殺として扱われることとなった。この一件が茜が貞子に狙われるそもそもの遠因となることに。 ■北山理沙 演:高良光莉 茜の教え子の女子高生で典子の親友。 典子の死が呪いの動画によるものであると考えて執着し、なぜか学校のパソコンで呪いの動画のページに辿り着き動画を見たことで貞子に襲われてしまう。助けに来た茜が超能力を発動して貞子を追い払ったことで助かるが貞子に選ばれた茜を不気味がって拒絶。精神病院に入院することになった。 ノベライズ版では貞子に襲われてはおらず家にこもって独自に貞子のことを調査し続けている設定で、物語後半茜と行動を共にすることになる。 + ネタバレ 貞子に半ば操られた状態で病院の屋上から飛び降りようとしているところを駆けつけた茜にすんでのところで助けられ、茜に泣いて礼を言って和解した。 ノベライズ版では最後の描写が大きく変更、踏切を渡る途中で貞子によって動けなくされ、そのまま急行列車に轢かれて死亡するという映画とは異なる最後を遂げた。 ■榎木 演:染谷将太 孝則の同僚。 やや自己中心的な性格で自分の仕事のミスで孝則を巻き込んだり彼の家のパソコンを私的に使ったりしている。物言いもやや無愛想。 呪いの動画の噂をある程度知っており自身も動画を探す一方で茜と孝則に噂の概要を説明した。その後も動画にまつわる噂を調べ続け、新情報を勤務中の茜に電話で伝えたりする。仕事中なんだからメールで伝えろ やがて孝則をさらわれた茜の前に突如現れるが...。 + ネタバレ 茜に孝則を助けに行くことを煽るよう促す一方で理沙が次の犠牲者になることを告げ姿を消す。直後に彼女がもう一度姿を見たときには首を吊ったゾンビの状態になって死亡していた。 終始茜を煽るような態度や理沙を知っていることから、既に呪いの動画を見たことで死亡し貞子の傀儡になっていたと思われる。理沙の危機をわざわざ教えてくれたのは茜の精神を擦り減らすためであったのかもしれない。話の都合とか言ってはいけない ■中村正彦 演:高橋努 小磯の部下の刑事。 頻発する謎の自殺事件を呪いの動画によるものだと考えるようになっているがその度に小磯から喝を入れられている。 呪いの動画事件の発端と柏田のことを調べ上げ小磯に説明した。 + ネタバレ その後呪いの動画を見てしまい髪の毛が貞子のごとく伸びた状態で小磯の前に現れ呪いが本当に存在することを訴えた直後、拳銃で頭を撃って死亡した。 ■カッターナイフの男 演:叶雅貴 茜と孝則が中学生だったころに、二人が通っていた学校をカッターナイフを持って襲撃した男。 止めようとした教師を切りつけた直後、一人廊下に立っていた茜を襲うとするが彼女が悲鳴と共に出した衝撃波に吹っ飛ばされた。この様子を他の生徒達が見ていたことで茜は恐れられクラスで孤立することになってしまった。 ■校長 演:中山克己 茜が勤務する学校の校長。服装からしておそらくキリシタン。 呪いの動画の影響で校内で錯乱した茜に休暇をとるよう促す一方で、理沙が病院に入院することになったのは茜が原因なのではないかという疑いを彼女に向ける。 ■坂田清美 演:おぞねせいこ 柏田の住んでいたアパートの管理人。訪れた小磯と中村を柏田が住んでいた部屋に案内する。柏田とは小磯たちが来る二週間前に見かけたきりになっている。 柏田同様ミステリアスな雰囲気を纏った女性で、部屋のデザインを見て「作り物のようだ」と語った小磯に対し「世の中みんな作り物だから...」と意味深に答えていた。 なお作中ではクレジットを含め名前が出てこない。 原作にも同名のキャラが登場するが役回りは大きく異なっている。 + ネタバレ ポストクレジットにも登場。作中の事件が終わったと同じころに貞子の井戸を訪れており、上記のセリフを思い出しながらその場を後にした。柏田とは何かしら関わりを持っているようだがその正体が明かされることはなかった。 ■柏田清司 演:山本裕典 呪いの動画に登場する白いスーツの男で冒頭では何人もの女性達を井戸に放り込んでいた。 元はネットで活躍していたアーティストであったがとあるアーティストを批判したことでネットで炎上、誹謗中傷を書き込まれるようになり、逆恨みにニコニコ生放送で自殺する様子をネットに流し呪いの動画が誕生するきっかけを作ったらしい。 呪いの動画の中で登場し、世間への呪詛と「S」という存在の復活を吐いた後、長髪の女に超能力で首を絞められて苦しむような様子を見せ倒れた。死体は発見されておらず生きているのか死んでいるのかは不明である。 原作ではファンなら誰もが知っているあの人物なのであるが、本作ではキャラが全く異なることから十中八九別人であると思われる。原作に登場した貞子の狂信的なファンにして憎悪を向けていたある人物の要素も取り入れていると思われる。 + ネタバレ 貞子を復活させることで自分を見下した世間への復讐を企てていた。 冒頭の行動は貞子復活(とクリーチャー貞子誕生)のための生贄を捧げていたのである。 何もないと思われたアパートの部屋には特殊なカモフラージュがかけられており、壁には実際には貞子に関する情報や彼女の復活のための情報がビッシリと書き込まれていた。 本作では最後まで姿を見せることはなく彼がどこで何をしていたのかもわからないまま物語が終わることとなった。 ■井戸に落とされた女性達 演:不明 柏田が貞子の井戸に落としていた女性達。全員髪が長く白いワンピースを着用している。(*1)貞子復活のための生贄のようだが...。 + ネタバレ ■クリーチャー貞子 演:不明 井戸に落とされた女性達が貞子の怨念で変異したモンスターで本作をある意味で象徴する存在。 足が4本に増えて変形し、バッタのような姿となっており、髪が長いことを覗けば貞子とは似ても似つかない姿をしており茜と小磯を驚愕させた。観客もいろんな意味で驚愕した。 井戸の中から大量に現れ小磯を喉を噛み潰し、さらに茜にも襲い掛かり廃墟のショッピングモール内を雄叫びを上げながら駆け回る。 急所を打たれたり超能力の衝撃破を受けると無数のバッタとなって消滅する。最後は茜の超能力の波動を受けて全て消滅した。 ■貞子 演:橋本愛 みんなご存じ長髪の怨霊。柏田が復活を目論んでいた「S」である。 この世に再誕するため柏田が生み出した呪いの動画を使って自分が体を乗っ取る「器」探しをしており適合しない相手は自殺に見せかけて殺していた。 自分と同じ超能力を持った茜を器に選び彼女を執拗に狙った末孝則を人質にし彼女を追い詰める。 本作では髪の毛で相手を拘束したり街頭モニターから巨大な姿を見せるなどやりたい放題過激な一面を見せた。 本作では享年が過去作の18歳から17歳に引き下げられ服装もフリルがついたドレスに近いデザインに。爪も怨霊時であるかどうかに関わらずあるため本作の貞子は井戸を這い上がろうとしていない可能性がある。 髪型は怨霊時は過去作と変わらない一方、生前の姿は髪が異常に長くなっている。性格は空虚な雰囲気で感情に乏しいものになった。また本作の独立性を強めるためか否か「山村」の名字は一切出てこない。(*2) 柏田からの呼び名である「S」は貞子のイニシャルであるが、「悪」そのものを現した言葉でもあり、「Satan(悪魔)」や「Serpent(蛇)」といった縁起の悪い存在も意味として含めている。 + ネタバレ 廃墟に来た茜を置かれていたスマホから捕らえて上の階に連れ込む。 生前の姿となって現れ「お前は私」と言って茜の体に入り込み乗っ取ろうとするが孝則が廃墟に置かれていたスマホを破壊したことで苦しみだす。その後どうなったのかは不明。消滅したか、茜の体に居続けているのか...。 登場用語 ■呪いの動画 世間で噂になっている見ると死ぬ動画。 内容は柏田が「さぁ始めよう...」という言葉と共に始まり、柏田が世間への呪詛を吐いてそれが終わると貞子が出現、柏田は首を絞められて苦しみブラクラの如く彼の目のアップが大量に出現し目のアップが消えると同時に柏田は倒れ動画が終了する。 元々はニコニコ生放送で生配信されたもので、配信を見た5人の視聴者とサイトの管理人が謎の自殺を遂げている。 動画は削除されたがなぜか削除の有無に関係なくアップされた動画のデータが残るサーバーからも消えており、そしてネットのどこかにまだ存在、今も見た人間を呪っているらしい。 そのアドレスはネットの奥深くに存在するのだがアクセスしても「404 File Not Found」と表示されて何もない状態となっており、誰もが消されたと思ってブラウザバックしている。 しかしこれは事実上の見せかけであり、しばらく放置すると画面が乱れ画面がフルスクリーンになり動画が再生される仕組みになっている。 動画を見た人間は「お前じゃない」という女の声を聞いた後自殺してしまう。 原作にも呪いの動画に相当する動画が登場するが、柏田の死を捉えたものという点のみ共通しており自殺ではなく死刑の様子を捉えたものとなっている。 + ネタバレ 呪いの動画は貞子がこの世に介入し、自分が乗っ取り復活する「器」を見定めるために使うゲートのような物。「お前じゃない」という声は器ではないことを意味していた。超能力を持った茜は貞子には打ってつけの存在であったため「お前だ」になったのである。 ■柏田の部屋 坂田清美のアパートにある、柏田が借りていた部屋。 オープニングクレジットでは井戸の写真、白いドレス、貞子に纏わる様々な物が部屋中に置かれていたが、現在では家具が最低限置かれているだけの状態となっている。部屋の作り込みは小磯をして「作り物」といった現実離れしたものとなっている。 + ネタバレ どういう仕組みなのか不明だが真っ白な壁は白い蛾の大群が隠す形でカモフラージュが施されており実際にはオープニングに出ていたような写真や図、文字の羅列がビッシリと入っていた。 ■井戸・ショッピングモール 貞子が殺された井戸。近くには廃墟となったショッピングモールがあり内部の奥には玉座の如く柏田が座っていたのと同じ椅子が存在し、椅子の上には孝則が映ったスマートフォンが置かれている。 井戸はフチの一部が欠けているなど過去作と同一のデザインとなっている。 ■蛾 作中に度々現れる白、あるいは黒の体色をした蛾。 白い蛾は茜への典子の死を知らせる電話がかかるシーンや柏田の部屋のシーンなど物語が核心へ進んだ際に現れ、黒い蛾はクリーチャー貞子のシーンなど貞子の呪いが絡む展開に現れている。パンフレットでは「『らせん』と『ループ』の世界を補完する本作の世界観を象徴している」と表されているが、これが意味することとは...。なお続編には全く登場せず現状正体がわからないままとなっているが。 余談 ■久々のリング映画ということもあってか様々なプロモーションが行われた。 ニコニコ生放送で特番「徹子の部屋」「貞子の部屋」が放送。奥浜レイラをMCに迎え、原作者の鈴木光司氏や英監督、現角川書店代表の井上伸一郎氏、そして主題歌を担当したシドがゲストとして出演。リングシリーズや貞子の裏話、コメント機能を使った質問コーナー、「貞子3D」の解説・宣伝を行い放送終了後には過去作の一挙放送が行われた。 ニコニコ超会議で貞子が井戸を引っ下げて参加。 4月25日の東京ドームでの北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズ戦での始球式に貞子が参加。29日にはナゴヤドームでの中日ドラゴンズ対横浜DeNAベイスターズ戦の始球式にも参加した。なおこれ以降貞子の始球式イベントはリングシリーズの新作が公開される度に行われるようになり、貞子関連イベントの様式美のようになっている。 東京渋谷にはTVモニターから飛び出した状態の貞子が大量に現れ「呪いの手紙」を配るというイベントが実施。さらに巨大なメガ貞子がくっついたトラックが都内を走るといったことも行われた。 主題歌を担当したシドのライブに貞子が登場。 GREEのソーシャルゲーム「秘録 妖怪大戦争」とのコラボイベントが実施。 ソーシャルゲーム「ガメラバトル」でコラボイベント「謎のミュータント 貞子」が実施。 「くるねこ」とのコラボマナーCM「貞ね子」が製作。CVは過去作で高野舞を演じた中谷美紀氏が演じた。 ■映像ソフトはいくつか存在。 DVD 「貞子3D 2Dバージョン」として発売。特典映像は未収録。レンタル版DVDもこれと同一内容。 BD:貞子の呪い箱 初回限定商品。本編ブルーレイと本編DVD、特典DVDの計3枚組。パッケージが入っている箱には貞子の髪の毛が内側から生えた形でこんもりと入っているというトンデモ仕様。「貞子の休日」という公式が病気な貞子の写真集の冊子も封入している。 本編ブルーレイは3D対応のテレビとブルーレイプレーヤー、映像ケーブル、3Dメガネを揃えることで3D映像を見ることが可能。レンタル版BDもこれと同一ないようである。本編DVDは上記の「2Dバージョン」と同一内容。 特典DVDにはメイキング、クランクアップ集、原作者・鈴木氏へのインタビュー、先述した「貞子の部屋」、「貞ね子」、劇中にちょいちょい出ていた架空のアイドル「Android」の曲「Dee Dee ESP」のMVと主題歌「S」のMV、予告編集を収録。また、上記の箱と冊子のメイキングも収録されている。 BD:通常版 上記の貞子の呪い箱の本編ブルーレイと特典DVDのみを収録したもの。 BD:廉価版 「貞子」公開時に発売。本編ブルーレイのみを収録している。 呪いの動画を見て「お前だ」と告げられた人は直ちに追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- さあ、もう一回、始めよう。 その恐怖は「らせん」につながる。 PREVIOUS らせん あの子が生まれた TO BE CONTINUED 貞子3D2 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 柏田清司は原作においては上位世界から帰還したあの人物であり、そしてその出生の秘密が次回作「タイド」で明かされる -- 名無しさん (2022-09-03 17 32 03) 量産型っぽい貞子達が何となく「漂流教室」の未来人類に似てると思った -- 名無しさん (2022-09-03 19 21 38) マグロ食ってる方のジラと同じでそれまでのシリーズとは別物として見れば楽しめる -- 名無しさん (2022-09-03 20 45 56) モンスター貞子大活躍 -- 名無しさん (2022-09-03 21 38 08) DVDレンタルで見たとき原作のオマージュみたいな世界観でおっと思ったけど原作と同じ世界観の設定だったのか 面白かったかどうかは…うん… -- 名無しさん (2022-09-04 16 26 50) 「らせん」の後日談なら、「らせん」で貞子は蘇ったのになんでこの時になっても器を探してんの? -- 名無しさん (2022-09-05 14 46 07) ↑原作の「エス」だと高山竜司に計画を阻止された。 -- 名無しさん (2022-09-08 18 40 34) ↑そうなんだ、解説どうも。一応理由があるんだね。 -- 名無しさん (2022-09-09 15 38 55) Jホラーではなくポップコーンムービーとしてみれば面白い -- 名無しさん (2022-09-16 20 14 43) 名前 コメント
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登録日:2022/11/05(土) 20 17 11 更新日:2024/02/13 Tue 19 45 23NEW! 所要時間:約 35 分で読めます ▽タグ一覧 KADOKAWA おぞねせいこ コメディ ホラー ホラー映画 ミステリー リング 八木優希 呪いのビデオ 小曽根叶乃 小芝風花 川村壱馬 意外な結末 所要時間30分以上の項目 映画 木村ひさし 森麻里百 池内博之 渡辺裕之 異色作 西田尚美 貞子 遠藤浩二 邦画 鈴木光司 高橋悠也 黒羽麻璃央 この呪いは、変異して、拡散する。 「貞子DX」(さだこでぃーえっくす)は2022年10月28日に公開された日本のホラー映画。 鈴木光司原作のホラー映画シリーズ「リング」シリーズの第9作目となる作品である。 タイトルの「DX(ディーエックス)」は「デジタルトランスフォーメーション」の略語で デジタル技術によって生活や技術を変革していくことを意味する言葉である。 「マツコ「貞子デラックス」とは言わないので注意。 概要 前作「貞子」から3年ぶりに製作された作品。IQ200の天才女子大生が呪いのビデオの謎に迫っていく一方でビデオを見てしまった周囲の人間たちが貞子の怪異に翻弄されていく内容。 「貞子3D」以降、原点回帰路線の「貞子」を除けば娯楽性に比重を置いたシリーズが続いていたリングシリーズであるが、今回は原作・ドラマシリーズが持ち合わせていたミステリー・科学要素にこれまでになかったコメディ要素を兼ね合わせた異色の作品として製作されている。(詳細は後述。) 監督は「ATARU」や「民王」、「99.9 -刑事専門弁護士-」などコメディテイストの作品を多く手掛けてきた木村ひさし。脚本には「仮面ライダー」シリーズや「エイトレンジャー」シリーズの高橋悠也、音楽は「土竜の唄 FINAL」や「大怪獣のあとしまつ」の遠藤浩二が担当している。 キャストはかつて実写版「魔女の宅急便」で主演を務めた小芝風花、ダンス&ボーカルユニット「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」のメンバーである川村壱馬、舞台やミュージカルで主に活躍する黒羽麻璃央と若手をメインに池内博之、八木優希、西田尚美といった俳優陣たちが出演している。おぞねせいこも小曽根叶乃という芸名に改名して今回も出てるよ! また、2022年5月3日に亡くなった渡辺裕之氏も死去以前に本作の撮影に参加しており、本作が遺作の一つとなった。 クロスオーバーである「貞子VS伽椰子」を除けば本作はシリーズ初の原作小説の映像化ではない映画オリジナルの作品で(*1)、原作者の鈴木光司は「貞子VS伽椰子」のときと同様、世界観監修という形で参加している。 過去作品との繋がりに関しては1作目の「リング」から20数年後という設定。 「らせん」あるいは「リング2」以降の時系列の出来事があったかどうかは作中で一切触れられないため不明である。(直近の時代の出来事である「貞子3D」以降の一連の作品は繋がってるなら何かしら触れられるはずなので少なくともそのあたりのシリーズとは別の世界観と思われる。) 上述した通り、本作は科学要素が絡んだ作品ではあるが、「らせん」やそれ以外の過去のシリーズとは違って「どうすれば死なずに済むのか」という点だけに主観を置いて物語を展開しているのが特徴。そのため貞子に関してはこれまで散々描きまくったからかほぼ掘り下げられることが無く、(ある種肝心なところともいうべき)ビデオを見ると呪われる仕組みについても触れられない。(まぁこれに関してはどうやっても荒唐無稽になるのと根本的に話の方向が変わってしまうのであえて触れなかったと思われるが) 現状と細菌の生態ロジックを参考に呪いの仕組みを全体を通して解き明かしていくという、さながらサイエンス怪奇ミステリーともいうべきものであり、原作シリーズやTVSP/連続ドラマ版のテイストに立ち返っているともいえるだろう。 そして演出面はかなりエンタメに全振りしているのが特徴。ここ数年、作品・宣伝両面で貞子はもはや親しまれるキャラクターへと変化してしまっており、恐るべき怨霊という存在で扱うには限界が来ていた面は否定できない。本作の作風はその状況を考慮した結果の開き直り方向転換だったのかもしれない。 「恐怖と笑いは紙一重」がテーマのようで、「行き過ぎた笑いが返って恐怖になってくる」という面を利用した、ホラーとユーモアが双方程々の塩梅で混じったシーンが多々出てくる。 登場人物も現実離れした者たちが多く、端末の通知音がうるさい女子大生、なにかと喚いていたり痛々しい言動をとる青年、いかにもインチキ臭そうな霊能力者、顔と声を隠した正体不明のキーパーソン、怪異に対して緊張感のない反応しかしない主人公の母...と、これまでのシリーズのイメージとは無縁そうなメンツが揃っている。柏田清司?常盤経蔵?なんのことやら 彼らのやり取りにおいてもどこか緊張感のない軽快なノリが繰り広げられる。同じく怪奇とコメディが合わさっている「TRICK」を想起させるという声も。(*2) これらの要素があって過去のシリーズにはない独特な雰囲気を醸し出している。原典回帰を目指した前作と真逆の方向を行った、何かと個性派揃いの近年のシリーズにおいても際立つ異色作である。 まず正統派なホラー映画を期待すると肩透かしを喰らうことになるだろう。しかし呪いのビデオに着眼し深掘りした内容や二転三転する展開は前作とは違った形で原典をリスペクトしたものとなっており、その先にある意外な結末も新型コロナウイルスが蔓延した今の時代、同じくウイルスを扱った「リング」というメディアコンテンツ、そして「貞子」というキャラクターをフィーチャーした、ある意味で「リング」らしい結末であるという見方もできる。 原作シリーズが毎回テイストを変えていったように本作もまたタイトルの「DX」になぞらえ、「貞子」をホラーだけではない様々な可能性を秘めた一つのジャンルに変革していく宣言なのかもしれない。貞子の呪いに一つの答え・結末を示した作品としては一見の価値ある一本である。 主題歌は三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの「REPLAY」。本作のブラックユーモアな世界観にマッチした曲になっている。 公開前には前作のノベライズを担当した牧野修によるノベライズ版が角川ホラー文庫から発売されている。 あらすじ かつて存在した「見ると7日後に死ぬ呪いのビデオ」。その都市伝説は見ると24時間後に死ぬという内容に変化しそれによると思わしき数十件の変死事件が相次いでいた。 IQ200の天才女子大生・一条文華は呪いのビデオを特集する都市伝説番組にゲスト出演し、同じくゲスト出演している呪いを信じる霊媒師・Kenshinと呪いの存在の有無を巡って対立する。文華は収録終了後、Kenshinからビデオのコピーを渡されて謎を解き明かしてみるよう告げられる。ビデオを自宅に持ち帰るが妹の双葉がそれを見てしまう。 双葉の前には白い服に白い肌をした親戚が見えるようになり、事情を知った文華は手がかりを求めてKenshinのサロンへ向かう。 そこで彼女はビデオを見てしまいKenshinに縋っていた青年・前田王司と出会い、彼に対するKenshinのお祓いに立ち会う。 呪いが解けたと思っているKenshinと王司だったが、文華は信じず半信半疑になった王司と共に行動することになり、喫茶店、王司の自宅と場所を移して生存方法を探す。その最中で王司のタイムリミットが来てしまうのだが、どういうわけか彼は死亡しなかった。 理由を模索する中、文華がSNSでフォローしているハッカー感電ロイドの助言から「死なないためにはビデオを複数人で見る」という結論を出した文華は急いでそれを双葉に伝え助けることに成功する。 生存方法をSNSで拡散させ事件を解決したと思っていた文華だったが、それは大きな思い違いだった…。 登場人物 ■一条文華(いちじょうあやか) 演:小芝風花 主人公でIQ200の天才女子大生。 呪いなどの類は一切信じずあらゆることは全て科学で解明できると信じる現実主義者。 様々な知識を持ち合わせている他、洞察力も鋭く相手の細かい行動から答えをすぐに導き出したりすることができる。 集中力を要する際は親指で耳の後ろを押す動作を行う。(耳裏のリンパを刺激するツボがあり、ここ押すことで集中力を高めることができる。決して一休さんを真似てるわけではない。) スマホやiPadの通知音がやけにバカでかく双葉や前田からツッこまれている。 都市伝説番組で呪いのビデオの実態に関してKenshinと対立したことをきっかけにビデオの事件に巻き込まれることになる。 ビデオを見てしまった双葉を救うために奔走、生存方法を導き出し解決した…はずだったが…。 + ネタバレ 共にビデオを見たKenshinの死亡、そして双葉の姿をした貞子を目撃したことで自説が間違っており生還したわけではないことに気づいて王司と共に真相を追い求める。 ビデオの出所である天流神社に手掛かりを求めて向かい、捜索する中彼女はビデオをもう一度見ればタイムリミットがリセットされることに気づき、神社に双葉と智恵子を呼んで全員で神社の前でビデオを再生する。タイムリミットギリギリであったために貞子に井戸に引き込まれそうになるがなんとか(一応)ビデオを最後まで視聴したため生還する。 その後は一日一回ビデオを見る習慣をせざるを得なくなり家族、王司、ロイドと共にチャットで同時視聴するなど日常ごとのようにしている。 ■前田王司(まえだおうじ) 演:川村壱馬 呪いのビデオ事件に関わったことをきっかけに文華と一方的に行動を共にすることになった青年で今回の相棒枠。そしてシリーズ始まって以来のコメディリリーフ。 カッコつけで人差し指を鼻の下から耳の後ろまでスライドさせ、決め台詞のごとく臭い一言を言うのが嘘だと思いたいが癖。 また女性を初対面だろうが人の母親だろうがちゃん付けで呼び、距離感も過度に近い。さらに危険な事態になるとことあるごとに大声で驚いたり情けなく喚いたりするヘタレでもあり、冷静で頭脳明晰な文華にとっては真逆の存在で彼女を度々困惑・ドン引きさせたりすることになる。ある意味この映画で一番怖い存在。 ネットで「占いの王子様・前田王司」というキャラで人生相談の活動をする中、ビデオを見てしまった女性・愛から助けを求められ応じていたが、何の力にもなれず死なれてしまう結果に。相談を受ける中で自身もビデオを見てしまったこともありKenshinのサロンに相談に来たがすぐに会えない状況であり、愛を救えなかった後悔もあってヤケを起こし、サロンのバルコニーから飛び降りて自殺しようとしていたが文華から「飛び降りても痛いだけ」(意訳)と告げられ思い直す。 Kenshinのお祓いを受けて一度は呪いが解けたと思っていたが、文華の言動から半信半疑になり生存方法を探り続ける彼女に頼る形で行動を共にすることになる。 文華が考察を続ける中ビデオを見た時間を迎えてしまうが、死亡することはなく生存する。Kenshin、文華と共にビデオを見たことによって助かったと思われたが...。 + ネタバレ 死ななかったのはビデオKenshinによるお祓いでもなければ文華・Kenshinと共にビデオを見たことによるものでもなく、タイムリミットが来るまでにKenshinのお祓いの際にビデオをもう一度見たことでタイムリミットがリセットされたためであった。 タイムリミットが迫る中天流神社で再三ビデオを見たことにより生存する。 その後は「占いの王子様」業をしつつ定期的に一条家、ロイドと共にチャットでビデオの同時視聴をしていたが、抜けた性格故にビデオの視聴をド忘れしていて気づいた途端に女性からの相談を一方的に切ったりビデオを巻き戻していなかったりと相変わらずのポンコツムーブを発揮していた。 ■“感電ロイド” 演:黒羽麻璃央 文華がSNSでフォローしている茶とらくん正体不明の青年ハッカー。 身バレするのを避けるため、ビデオチャットする際は顔を茶とら猫の頭部の3Dモデルで隠しボイスチェンジャーで声を加工して話す。 退屈しのぎとして呪いのビデオの事件について調べており文華に助言したり映像や写真を送って手助けをする。 世の中が汚れていると感じ自宅の自室に引きこもっており、母親の用意した食事にも手をつけずにレトルト食品を食べて過ごしている。こうした生活故に健康状態も良いとはいえず時折内服薬を飲んでおり、そうした生活に文華からも「一歩踏み出せるといいですね。」と気遣われた。 + ネタバレ 終盤、文華の言った「一歩踏み出す」ことを実践することも兼ねて外に踏み出し、身バレと「汚れ」対策で頭にはウィッグ、顔はガスマスクとゴーグル、全身は白い防護服を着た状態で天流神社で文華と王司の前に姿を現す。その見た目故に王司からは貞子と間違われた。 タイムリミットがパソコンを使って手掛かりを探すがそんな中いつものように内服薬を飲んだ行動が本当の生存方法を見つけ出す鍵となった。 クライマックスで文華たちがビデオを見ている中迫ってきた貞子に襲われてテレビから体を背けてしまっていた際には、唯一ビデオをまだ見ていなかったために何ともなく彼らの体をテレビに向けさせて助けた。 ラストでは引きこもり生活をやめて母親の用意した食事にも手をつけ「ありがとう」と感謝の言葉を述べた。一条家・王司とのビデオチャットでは「隠すことに飽きた」と素顔を見せた。 ■Kenshin/天道顕真(てんどうけんしん) 演:池内博之 本やテレビ番組など様々な形で活躍している人気霊媒師。 無論呪いの類を信じており都市伝説番組で文華と共演し彼女と呪いのビデオの信憑性について対立、どこで手に入れたのかビデオのコピーを文華に渡して謎を解けるなら解いてみるよう挑戦状を突きつける。 自分のサロンへやってきた王司をビデオを見たということで先約多数の中優先的に出迎え、ビデオを再生した状態でお祓いの儀式を行う。呪いを解いたと語ったが文華によって「ビデオを複数人で見れば死なない」という答えをSNSで出され敗北、自身の評価も下がってしまった。しかしそれを見ても不気味に笑っており...? + ネタバレ 実は今回の事件のそもそもの元凶。 呪いのビデオはかつて先代の霊媒師であった父・流真がある一家から預かったものであり、流真が神主を務める天流神社に長年納められていたところを後年になって見つけ出して大量にコピー、それを世間にバラまいて騒動を起こすことで自分の活動の糧にしていたのである。こういった行為を平気で行うことからも分かる通り、呪いの類も一切信じていなかった。 ロイドのメッセージから真相を知った文華と王司に問い詰められても「これはエンターテイメントなんだ」と開き直って平然としていたが貞子が現れて呪いによって死亡する。彼の死亡により導き出した生存方法は間違っていることが発覚することになった。 ■一条双葉(いちじょうふたば) 演:八木優希 文華の妹の女子高生。 文華が持ち帰った呪いのビデオのコピーを興味本位で見たことで残り24時間の命となってまい、近くに太平おじさんや祥子の姿をした貞子を目撃するように。 タイムリミットギリギリのところで「ビデオを複数人で見れば死なない」の推論を立てた文華から連絡が入りなんとか死を回避、助かったと思われたが...。 作中ではとにかく霊現象に疎い反応をする母・智恵子に手を焼くことになる。 + ネタバレ 王司同様、彼女も実際は「タイムリミットまでにビデオをもう一度見た」ことでタイムリミットがリセットされただけであった。終盤、文華たちに呼ばれて智恵子と共に天流神社へ急ぎ時間切れギリギリの中ビデオを見て生存した。 ■一条智恵子(いちじょうちえこ) 演:西田尚美 文華・双葉の母親。未亡人。コメディリリーフその2。 夫に先立たれてもめげずに二人の娘と平穏に過ごす優しき母。 霊現象には疎く怪現象に対して慌てふためく双葉の言葉を受けても使ってる家電が突然動かなくなったぐらいの感覚でその内容に困惑しているだけであった。 文華の推論を受けて双葉と共に呪いのビデオを見たことで双葉の呪いからの回避に成功するが...。 + ネタバレ 呪いが解けていないことが分かり文華の連絡で双葉を連れて車で天流神社へ向かう。運転中に亡くなった夫の姿をした貞子を目撃した際は前方そっちのけで夫の存在に釘付けになっていた。なんとか文華たちと合流し時間切れギリギリの中ビデオを見て生存する。 ラストシーンでは日常的に見えるようになった義行の姿をした貞子を義行本人だと思っており怖がることなくお茶を出してもてなしていた。 ■成瀬愛(なるせあい) 演:円井わん 呪いのビデオを見てしまい王司に相談をしていた女性。王司にビデオを見てもらい、「全身全霊で守る」と言われてずっと一緒に行動を共にしていたものの、そんなことに効果があるわけもなくタイムリミットが来てしまい、何かを目撃した直後首を絞められたような様子で一回転して倒れ死亡する。 死の間際には何の役に立たなかった王司を責め立てており、こうしたこともあってか王司も彼女を助けられなかったことを度々悔やんでいる。 死亡前後の様子は生還した場合のために王子によって撮影されていたようで、このときの彼女の様子がその後貞子の怪異の伏線になっている。 なお、終盤でビデオを見たのは最初の一回だけで王司が最初にビデオを見たときは顔を布団で隠して見ていなかったということがわかるのだが、これがきっかけの一つとして本当の答え」に繋がることになる。 ■三浦祥子 演:吉田怜香 双葉の同級生で友人。 太平おじさんの姿をした貞子を目撃し恐怖する双葉に困惑する。 ■一条義行 演:村上航 物語開始の数年前に亡くなった文華・双葉の父で智恵子の夫。 生前、文華と将棋を指す中で彼女に将来について助言しており、双葉とは彼女の幼少期に一緒に空飛ぶ亀の映画のビデオを見ていた。将棋は日課だったのか仏壇には歩兵の駒が置かれている。 ■天道流真(てんどうりゅうま) 演:渡辺裕之 Kenshinの父にして天流神社の神主。故人。Kenshinが行っている霊媒師業の先代でもある。 + ネタバレ 霊媒師業は信憑性皆無のインチキで使っている神札も子ども用の印刷機を使った代物であり依頼によるお祓いによって大金を受け取っていた。少年時代のKenshinはこうした父の行動から世の中は需要と供給であると学ぶのだが、それは「人は信じたいものであれば嘘でも金を払う」という歪んだ考えに繋がることになってしまうことに。 ■ロイドの母 演:とよた真帆 ロイドの母。引きこもってる息子の部屋の前に毎日食事を運んでいるが手を付けてもらえず下げるのが日課となってしまっている。 ■高坂泉(たかさかいずみ) 演:田中道子 Kenshinのサロンの受付の女性。サロンを訪れた文華からKenshinとの面会を求められるが、予約が混みあっていることに加えアポ無しで来ていたためにやや強引な態度で断る。 ■間宮瑞江 演:小曽根叶乃 Kenshinのマネージャーでお祓いの際には太鼓を叩く巫女のような役割も務める女性。 儀式なのか突然王司に対して大声で何かを叫ぶなど怖い。 王司のお祓いの儀式の際は太鼓に顔を向けていたためビデオは見ていなかったと思われる。 他の時系列でも似た顔の人物が複数いるが無関係。 ■ワイドショーの司会者 演:なだぎ武 呪いのビデオを特集する都市伝説番組の司会。 ■文華のフォロワーたち 物語の端々で登場するSNSを日常的に利用する文華のフォロワーたち。 今時な女子高生、一児の母親、若い会社員、2ちゃんねらーっぽい中年男性の計4人が登場し、文華たちの行動によって進んでいく呪いのビデオの状況に関心を寄せる。 ■ホヤぼーや 宮城県気仙沼市のマスコットキャラ。 序盤で着ぐるみがテレビ局で何度も文華と遭遇し彼女をビビらせる。 監督の木村ひさしの地元が気仙沼市であり、その縁と復興応援で登場したようだ。 なお「99.9」など他の木村監督の作品にも登場していたりする。 彼の登場で今作の作風が読めた人は多いはず。 ■ふわたん 演:藤野真梨亜 テレビ局にいた某女性芸人そっくりな女性芸能人。 序盤で文華に馴れ馴れしく接し一方的に彼女と自撮りツーショットをした。 彼女の登場で(ry ■貞子(さだこ) 演:森麻里百 20数年の時を越え再び呪いのビデオで世間を騒がしている怨霊。 ビデオを見た人間のタイムリミットが迫るとその人間に近しい人物を模した姿で現れ、その度に次第に距離を詰めていき、タイムリミット目前になると髪の毛を伸ばして相手を包み込み命を落とした伊豆山中の井戸に連行、その後本来の姿で現れ髪の毛で相手の首を絞めて井戸に叩き落し殺害する...というプロセスを踏んでいる。なお、これらのプロセスは文華曰く呪いに感染した人間にしか見えない幻覚であるとのこと。 遮蔽物間を移動する際は部屋の天井から染み出てくるようにして現れる形で移動する。 途中で人物が変わる理由ははっきりしないが、双葉の場合が親戚から友人、王司の場合が元彼女から文華になったのを考えると最初は距離感が遠い人間でタイムリミットが迫ると一番近しい人間になると考えられる。 一応1作目の「リング」に登場した山村貞子と同一人物ではあるが、今回は「貞子VS伽椰子」のときと同様、名字や人物面に関しては全く語られず単なる都市伝説の怨霊ぐらいにしか扱われない。 ●貞子のバリエーション 貞子(太平おじさんの姿) 演:友松栄 双葉に見える姿その1。コメディリリーフその3。 不気味な見た目とぎこちない動きもあって幽霊というより不審者っぽい。 なお本物の太平おじさんは足を骨折して入院しており後に退院した。 貞子(祥子の姿) 双葉に見える姿その2。公園で太平おじさんの姿から変化する形で登場。 公園から自宅まで双葉の跡をつけていき、彼女を追い詰めるがギリギリで双葉が文華が導き出した生存方法を実行したことで消える。しかし再び現れ彼女を追い詰める。 貞子(流真の姿) Kenshinに見えた姿。文華と王司に真相を語った彼の前に現れた。 貞子(大野莉奈の姿) 演:奥村佳代 王司に見えた姿その1。Kenshinの死後、王司の元彼女の姿で現れ文華の自説が間違っていることが確信に向かうことに。元彼女の姿に見えたあたり王司が未練タラタラなのがうかがえる。 貞子(文華の姿) 王司に見えた姿その2。タイミリットが迫る中現れ、王司が文華に気があるのが丸分かりに。ことを知った本物からは案の定引かれた。 貞子(智恵子の姿) 文華に見えた姿その1。王司が元カノの姿の貞子を見た直後、文華も母の姿の貞子を目撃することに。 貞子(双葉の姿) 文華に見えた姿その2。タイムリミットが迫る中出現。 貞子(義行の姿) 智恵子に見えた姿。コメディリリーフその4 車を運転中の智恵子が目撃し釘付けさせており、「最後まで」夫扱いされていた。 車のバックドアガラスに張り付くなど他の貞子に比べてアグレッシブ。 登場する用語・場所 ■呪いのビデオ 貞子が生み出し20年程前に連続変死事件を起こした映像とそれを記録したVHSテープ。 当時の噂では伊豆にあった絶滅寸前の天然痘と貞子の呪いが合わさったもののようで、見ると7日後に死亡し、助かるにはコピーして他の人に見せれば助かるということだった。 そして現在になって再び各地で事件を引き起こしており時間は24時間に短縮されているといった「変異」を起こしている。 映像も全く異なったものとなり、井戸を何者かが這い上がる様子がその人物の視点と思わしきアングルで映しだされ、しばらくして井戸を這い上がりきるとリアルタイムでビデオを見ている人間がいる建物...というよりはビデオを見ている人物を遠くから写した様子が映し出され、少しずつ近づいていく途中で映像が終了する...という内容になっている。 何者かがコピーしたものを闇サイトで商品の一つとして出品しており、劇中では文華がKenshinから渡されたコピーと王司が愛から受け取ったコピー、ロイドが闇サイトから購入していたコピー、そして中盤で登場、20年前から存在している古びていて一部が歪んでいるオリジナルのテープの合計4つが登場した。 なお劇場パンフレットはこのオリジナルテープの見た目を模しているのだが背ラベル部分には「copy」と書かれており、オリジナルとしているこのテープもコピーの一つに過ぎないことがうかがえる。 天然痘の関与の噂から呪いの正体はウイルスで呪いの変化も時代に合わせたものであると文華に推測され、ビデオを見て死んだ愛と生存した王司の相違点が「ビデオを複数人で見た」ことからウイルスが分散して致死レベルが下がったとして「ビデオを複数人で見れば死なない」という説が立てられ、SNSで拡散される。しかし事態はこれで完了せず... + ネタバレ ビデオはかつての事件が起きていた頃にある一家からKenshinの実家である天流神社に渡って納められていたものであり、現在になりKenshinによって大量にコピーされ闇サイトでバラまかれたというのが現代に復活した経緯であった。 映像の内容やタイムリミットの変化もこのコピーの過程で起きたものと思われる。 さらに、複数人でビデオを見ていたKenshinの死亡から上記の説は間違っていたことが発覚したうえ、その説を信じて安心してしまったのかビデオの映像もネットで拡散されてしまっていた。 本当の生存方法を探す文華たちは終盤、合流したロイドの内服薬を定期的に飲む習慣からある人体のメカニズムを思い出し、さらにビデオを見てタイムリミットを過ぎて死んだ愛・Kenshinと生存した王司・双葉の相違点に気づき、「本当の死の回避回避方法」を導き出すことになる。 + 本当の生存方法 愛・Kenshinと王司・双葉のビデオに対する行動の相違点は「タイムリミットが来るまでにビデオをもう一度見ていた」ことの有無であった。 そして対ウイルス治療法には少しずつウイルスを体に取り入れて免疫を作っていき体に慣らしていく方法があり、これらを組み合わせた結果、「タイムリミットが来るまでにビデオをもう一度見る」ことが導き出されることになる。王司と双葉が生存したのはもう一度ビデオを見たからであり、再び貞子が見えるようになったのも次のタイムリミットが迫っていることを意味していたのだ。文華、王司のタイムリミットがそれぞれが最初にビデオを見た時刻から最後にビデオを見た時刻になっていることからタイムリミットは最後に見た時刻に変わるようである。 答えを導き出して実行し、タイムリミットを生き抜いた文華たち。SNSで改めて拡散され、ビデオを見た人間たちは呪いへの免疫が完全につくか、あるいは永遠にか、一日一回呪いのビデオを見る習慣を余儀なくされることになる。ある者はビデオチャットで一緒に、ある者はネットに拡散されてしまったものを見て...。 近縁者の姿をした貞子と過ごすことになるその日常はまさに貞子との共存と化していた...。 ...とはいっても数十秒の映像を一日一回見れば良いだけなので、人々にとってはすっかり呪いのビデオや貞子の存在は日常の一部となっており恐怖に震える存在ではなくなっていた。 しかしビデオは時代に合わせて変異していたのでこれから先も同じ方法が通用するとは限らず、映像やデジタルの技術がさらに進歩すればさらなる変異を引き起こしてしまう可能性もある。そういう点においても原作とは違った形で「貞子による人類の支配」が完遂されてしまったといえる。 ■Kenshinのサロン Kenshinが運営しているサロン。 ロビーには本当なのかどうかいかがわしい彼の経歴が大量に描かれたボードが置かれ、オフィスには彼が作った商品や受賞したトロフィー・賞状が置かれている。 奥にお祓いの儀式をするための部屋がある。 ■OUT NET MALL 呪いのビデオのコピーが売られている闇サイト。 それ以外にも拳銃などが売られている。 サイトのマークデザインはある人物の紋章に酷似しており...? + ネタバレ サイトのマークはKenshinが使っている剣やサロンにあった経歴ボードに描かれていたものと同じであり、サイトはKenshinが運営していたものであった。(Kenshinはバレたときにどうするつもりだったのだろうか...?) ここからビデオの事件にはKenshinが絡んでいることが判明することになる。 ■リサイクルショップ プリンス 王司の自宅である中古雑貨店。本人曰く引っ越しの際に不要なった物を売っているらしいがたぶん嘘と思われる。 二階は生活空間であると同時に王子の「占いの王子様」としての部屋となっており、動画を撮るためのセットや占い経営本、カレンダーやシャツといったグッズ類の在庫が置かれている。狭い部屋にこれらの物に加えて生活用品も置いてあるので部屋は物だらけになっている。 ■天流神社 ロイドが文華に手掛かりとしてSNSで送った呪いのビデオの出所である神社。 文華はその情景に見覚えが...。 + ネタバレ Kenshinのサロンの経歴ボードに同じ情景の写真が掲載されており、彼の出身であったことが判明した。 終盤、事件の始まりの場所であることから最後の手掛かりとして文華たち登場人物たちが集合しすることになる。 現在は立入禁止区域となって廃墟と化していたが、一室はKenshinの隠れ家となっており、発電機やビデオをコピーするのに使ったと思われるテレビモニターとビデオデッキ数台が置かれていた。 ■井戸・伊豆山中 おなじみ貞子が死んだ場所である井戸とそれがある伊豆山中。ビデオを見た人間が死の直前に見る幻影として登場。 ビデオの映像では貞子の視点で這い上がる様子が映されている。 + ネタバレ ビデオを見た人間の死亡時刻直前になると迫ってきた貞子の髪の毛に包み込まれる形で伊豆山中の井戸の場所に連れていかれ、井戸から出てきた貞子によって中に引きずりこまれてしまう。 愛が死んだ際に前転して倒れたのは井戸に引きずり込まれることによるものであった。 余談 ●監督の木村ひさしはホラー作品の経験は無かったため自身がオファーを受けた際は「本当に自分でいいのだろうか」と困惑したそうで、貞子を扱うことに関しても有名キャラクターの作品ということでプレッシャーを感じていたようだ。 ●相方枠である王司のおバカキャラは文華が冷静で理論的故に冷たい印象を持たれてしまうことを避けるための設定だったようで、これにより痛い人物である王司の印象も文華の真面目キャラによって緩和される作りになっている。 ●概要にもある通り「恐怖と笑いは紙一重」を意識したシーンが色々出てくる本作であるがそのバランスは難しかったようで、太平おじさんの貞子の初登場シーンは物語における初の恐怖シーンでこれが観客の印象を左右するため細心の注意を払われて撮影された。 ●双葉が父とかつて見たビデオの映画は本編を見ても分かる通り、同じKADOKAWAが権利を保有しているコンテンツの作品である「ガメラ2 レギオン襲来」で、劇中の登場したソフトは実際に当時発売されていたものである。 「ガメラ2」である理由は監督の木村ひさしは「ガメラ2」で助監督として参加している他、市役所の車の運転手役を担当していたためと思われる。 ●映像ソフトはいくつか存在。 BD:本編BDと特典DVDの二枚組でアウターケース仕様の特装版。本編BDには小芝風花と川村壱馬によるオーディオコメンタリーが、特典DVDにはメイキング、イベント映像集、予告編集を収録。封入特典としてパンフレットを再編したブックレットが収録されている。 通常版BDは発売されていない。 DVD 本編のみ収録で特典は無し。 上記それぞれAmazon限定版が存在し、追加特典として公開時に関係者用に作られていたプレスがついてくる。内容自体はパンフorブックレットの内容を少し簡素したもの(*3)なのでパンフレットを持っていたり特装版を購入する場合はコレクターアイテムとして考えるのが妥当である。 その謎は「リング」で始まる。 PREVIOUS リング 24時間以内に呪いのビデオを複数人で見る人は追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- 閲覧者、あと 24時間00分00秒 この記事を一日一回閲覧している人は追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ホラーコメディ貞子 -- 名無しさん (2022-11-05 21 11 39) 予習も兼ねてこの作品を見る前に映像化されたリング、貞子は可能な限り全部見た。 -- 名無しさん (2022-11-05 21 25 41) ガメラ参戦とはw -- 名無しさん (2022-11-05 21 27 45) 科学的に説明がつく、天然痘という点はらせんの要素もあるが、雨漏りの幻覚シーンは倉橋雅美殺害時の「貞子」など、他作品のオマージュも豊富。 -- 名無しさん (2022-11-05 21 31 59) ちなみにガメラ3のVHSでは時期的にリング2と死国の予告があり、ビデオを再生するたびに怖かった。 -- 名無しさん (2022-11-05 21 38 47) with貞子時代の到来 -- 名無しさん (2022-11-05 22 35 23) ↑2 ガメラ3...仲間 由紀恵さん...。 -- 名無しさん (2022-11-06 00 06 47) 一応ホラーだけどしっかり対処方法を見つけて解決ってのは珍しいね。結局貞子の呪いは消せずに共存という流れになるとは…… -- 名無しさん (2022-11-06 08 24 11) こういうのアリなんだ… -- 名無しさん (2022-11-06 10 26 24) 前作「貞子」は正直、アホ映画でなおかつホラーでお約束のバッドエンドなどリングシリーズにはもはや不要と判断した作品。とはいえ、怖い部分はガチで怖い。 -- 名無しさん (2022-11-06 13 26 48) 完全にコメディ映画として開き直ってたな 呪いの法則に焦点に当てる作風は結構よかった -- 名無しさん (2022-11-06 21 56 07) 意識不明とか、麻酔とかがめちゃくちゃリスキーになるのでこれ受けたら病気やケガになったら致命的だな… -- 名無しさん (2022-11-06 23 27 12) 生き残れているのか 生かされているのか 考えたらハッピーエンドじゃないねこれ -- 名無しさん (2022-11-07 00 00 06) まあここ数作のリングシリーズの中じゃ、ギャグ寄りだけど全然見れる作品 -- 名無しさん (2022-11-07 09 55 44) 監督が最初から「コメディとして見てね」って言ってるインタビューあったんで、読んでないで映画行った人はびっくりしただろうなあ -- 名無しさん (2022-11-07 11 23 19) となりの貞子という結末が日常を侵食された感アリアリ -- 名無しさん (2022-11-07 11 24 08) ある意味呪いと共存出来た事でバッドエンドを回避した作品。まあ、このご時世だから呪いに支配されてしまったと解釈出来るのだが… -- 名無しさん (2022-11-07 11 37 46) この作品の貞子の目的がいまいちよくわからないからなんとも言えないところはあるけどもし原作と同じならある意味貞子大勝利エンドではある。 -- 名無しさん (2022-11-07 16 29 24) 前日に見たのがカラダ探しというのもあってとても楽しめた。ホラーかって言われたらだいぶ微妙だけど.... -- 名無しさん (2022-11-07 22 24 35) 時代に合わせて動画も時短した貞子に涙を拭わずにはいられない -- 名無しさん (2022-11-07 22 36 22) 最後のオチ映画館で見ないと若干シラケそう -- 名無しさん (2022-11-08 07 42 51) 数十秒の映像を一日一回とはいえ毎日となるといつか忘れそう…健康な日ばっかでもないだろうし -- 名無しさん (2022-11-08 07 48 14) 原作での呪いのビデオの映像は約20分とされ、貞子のルーツを探る手掛かりのシーンも豊富だが、今作では井戸から這い上がるという視点のみで特定できる要素が一切ない・・・というか必要ない。 -- 名無しさん (2022-11-08 11 18 34) 因みに貞子を生み出した原作者は「これはこれでありでしょう」というスタンス -- 名無しさん (2022-11-08 11 32 27) こういう方向に舵切るの全然ありだと思うわ 面白かった -- 名無しさん (2022-11-08 12 47 45) 作者より頭のいいキャラは作れないのいい例 -- 名無しさん (2022-11-09 17 46 56) ↑×6 空席だらけで鑑賞したから、映画館でもシラけたよ -- 名無しさん (2022-11-10 08 49 44) 出現するたびに大げさな演出がなされるホヤぼーや(災害)、変異する貞子(コロナ)など、実は新海誠のすずめと通じるものがあったりする。 -- 名無しさん (2022-11-21 19 40 56) 当初は科学や理屈で説明できるとしていた文華も24時間ギリギリの呪いで貞子の無数の髪で形成された井戸の幻覚を見た際は、恐怖のあまり「信じる限り、これは呪いです!」と断言。 -- 名無しさん (2022-12-05 21 55 52) 制作者繋がりでガメラ2のビデオが出てくるが、平成ガメラの脚本家はウルトラマンパワードにてレギオンと同じシリコンの身体を持つパワードダダの回の他、貞子3Dでは脚本協力を務め、今作の脚本を務めた高橋悠也はエグゼイドにて人間に感染するバグスターウイルス、ゼロワンにて危険な自我を持つ人工知能アークなど、両者はデジタル関連のモンスターを生み出している。 -- 名無しさん (2023-02-21 09 36 45) 何がIQ200だったのか -- 名無しさん (2023-03-24 11 36 22) 名前 コメント
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ある日の深夜、俺は居間から聞こえる不審な音で目が覚めた。鼠とは違うもっと大きいものの音だ。 俺は寝室に置いてある護身用の木刀を手にし、こっそりと居間へ向かった。 居間の前までつくと気付かれぬように襖をそーっと開け中を確認した。 どう説明するべきなのか…… この光景を友人に話したとしても間違いなく信じて貰えず、その上哀れみの目で見られることは間違いない。 確実に「電波」や「痛い奴」扱い、最悪冗談抜きに本気で心配されるかもしれない。それが一番辛い。 話しが逸れた。では俺が何を見たのか? 驚かないで聞いてほしい。 なんと部屋にはテレビに"ハマった"女性がいた。 テレビに"ハマった"と言っても食い入るように見てるのではない。 物理的に"体がテレビにハマっている"のだ。 その女性は画面から上半身だけを出し必死に残りの下半身を出そうとしている。 一体俺のテレビはどうしてしまったのだろうか?いつから通り抜けOKになったのか? そんなことを考えているうちに女性の瞳からはみるみる涙が溢れていた。 流石に男としてこれは放っておけないと思い俺は電気を付けて部屋に入った。 「きゃ!だ、誰ですか!?」 「あんたこそ誰だよ……」 「わ、私貞子と言います……」 腰までありそうな黒く長い髪に雪のように白い肌で整った顔立ちの少女は貞子と名乗った。 「あの、手伝ってくれませんか?テレビが予想以上に小さく抜けなくなってしまって……」 「悪かったな小さくて……」 可愛い顔してさりげなく毒を吐く貞子という少女に青筋を浮かべながら渋々と手伝うことにした。 「じゃあいくぞ」 「……は、はい」 貞子の手を掴んで驚いた。 手が恐ろしく冷たかったのだ。冷え症とかのレベルではなく、まるで生気がないかのように。 「ん~……あと少しですぅ……!」 そう言った途端にスポンと体が抜け、その勢いで貞子が俺に覆い被さった。 気付けば貞子は全身びしょ濡れだった。その濡れた髪や体と踏張った影響で赤く上気した顔がやけに色っぽく見えた。 「ご、ごめんなさい!」 「い、いや別に……それよりなんでテレビに?」 「じ、実は私……幽霊なんです……」 まあ、テレビにハマるという非現実的な出来事と異様に冷たい体から予想は出来ていたが。 「じゃあなんで俺のテレビに?」 「あなたを…すため……」 「は?」 「あなたを呪い殺すためです」 まてまて!貞子は今なんて言った!?俺を呪い殺す?Why?何故?冗談やめろ!マジ危な…… 失礼、別の作品が出てしまった。 だが本当にわからない。俺は呪い殺されるようなことをしたか? 「なあ、俺なんかしたか?」 「ビデオを見たからです」 「ビデオ?一昨日借りたAVのことか?あの女優はあんただったのか?」 「違います!呪いのビデオのことです!あなた水谷隆さんですよね!?」 「ああ、まあそうだが……」 「五反田在住の水谷さんですよね?」 「ここ御殿場だが……」 「え……」 俺の一言で貞子は固まった。念のため携帯のGPS機能で現在位置を調べ見せてやった。 「ほら、御殿場だろ?」 貞子は真っ白になってしまった。 どうやら貞子は五反田と御殿場を間違えたようだ。 そしてたまたま同姓同名の俺の所に来たということだろう。 うん、とてつもない天然ドジっ娘だ。 「で、どうすんだ?五反田の水谷さんを殺しにいくのか?」 「期限を守らないと殺しちゃいけないんです。今から行っても間に合いません。それに……」 「それに?」 「テレビが小さいのであまり通りたく……」 サラッとひどい事を言う。俺だって大画面のテレビは欲しいが生憎そんな金はない。 と、割とどうでもいい事を考えていると彼女がとんでも無いことを言い出した。 「そんなわけでしばらく置いてくれませんか?」 「え……?」 「次に誰かがビデオを見るまででいいんです。お願いします……」 髪の隙間から見える上目遣い。並大抵の男では断るのは不可能なほどの破壊力だった。 「わ、わかったよ……」 「やったー!ありがとうございます!」 悪霊(?)との共同生活に不安を感じながらも素直に喜んでいる貞子を見て微笑ましく思うのだった。 おわり 「単発もの」に戻る ページ最上部へ
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登録日:2022/09/03(土) 17 34 34 更新日:2023/07/23 Sun 11 41 59NEW! 所要時間:約 25 分で読めます ▽タグ一覧 3D 3D映画 おぞねせいこ らせん エス スマ4D ホラー ホラー映画 リング ループ 保坂大輔 呪いの動画 大西武志 山本裕典 打ち切りEND? 映画 杉原憲明 東方神起 瀧本美織 瀬戸康史 田山涼成 英勉 角川書店 貞子 鈴木光司 あの子が生まれた 「貞子3D2」は2013年8月30日に公開された日本のホラー映画。 鈴木光司原作のホラー映画シリーズ・リングシリーズの第6作目にあたり、2012年に公開された映画「貞子3D」の続編。 前作同様「エス」を原作としている。 概要 前作のヒットを受けて製作された続編で監督は英勉氏が、音楽は川井憲次氏が前作に引き続き担当。 脚本は前作の藤岡美暢と英監督から「戦慄迷宮3D」や後に恐怖の村シリーズも担当した保坂大輔氏と後に「総理の夫」などを担当することになる杉原憲明氏がバトンを継ぐ形となった。 キャスト陣には瀬戸康史、石原さとみ。田山涼成、山本裕典、おぞねせいこと前作のメンバーに加え、瀧本美織、平澤宏々路、大沢逸美、大西武志が出演している。 本作は前作同様の3D上映とは別でスマ4Dという形式でも上映された。 スマ4Dとは上映の間、スマートフォンで専用のアプリケーションを起動しておくことで本編の音にアプリが反応・連動して様々なギミックが起こるのを楽しむという携帯電話の使用がご法度である劇場鑑賞としては世界初の形式で、これにより前作以上にアトラクション映画としての傾向が強くなった。 スマ4D版は本編開始前に田口浩正氏によるガイダンス映像が流れる。 これにより、公開当時は3D上映版を見た後で今度はスマ4D版を見るといった具合で二度楽しめる仕様となっていた。 映像ソフトのリリース後も楽しめるようになっており、ブルーレイは3D上映版を、DVDはスマ4D上映版を収録する形となった。(*1) 現在はアプリの配信が終了してしまっているためスマ4Dを簡単には楽しめなくなってしまったのが残念である。(といってもアプリの内容は本編どころか貞子とも幾度関係の無く映画自体を楽しむには何ら問題は無いのでその辺は安心してほしい。) 脚本担当が変わった影響なのか、あるいは前作のエンタメ・モンスター要素が不評だったのか比較的過去作に近い陰鬱としたダークなテイストとなっているのが特徴である。その一方でやたら暗い部屋や芝居がかった視覚演出は残ってたり...。 今回は貞子というよりは貞子の力を持っていると思わしき子供を恐怖の対象とした内容で、同じく子供を巡るストーリーだった「リング2」や「ザ・リング2」を思わせる。 製作発表当初は角川書店関係者から「『リング』『らせん』との繋がりが明かされる」と謳われていたが、パンフレットに過去作や原作シリーズに登場した用語と本作との関連について少し記述があるくらいで本編には過去作との繋がりの要素は一切無かった。期待して肩透かしを喰らったファンもいただろう。(一応ラストの展開は過去作や原作シリーズを想起させるものではあったが...。) 前作からの作風の変わり様や賛否両論だった前作の作風の影響があってか否か興行収入は7憶2000万円と前作の13憶5000万円の約半分強に下回ることに。このことが影響したのかはわからないが、ここから続く続編は製作されることはなく「貞子VS伽椰子」、「貞子」と世界観の繋がりのない新作が製作されていくことになった。 上記の通り前作に引き続き「エス」を原作としているが前作同様一部の展開が「エス」を想起させるくらいでそれ以外は特に関係のないストーリーとなっている。 主題歌は東方神起の「SCREAM」。前作同様ロック調である反面スピード感を抑えた重いテンポで偶然か否か本作のスタンスに合っているといえる。 あらすじ 貞子による支配から逃れた鮎川茜。恋人・安藤孝則との間には子供・凪が生まれた。 そして5年後。茜は亡くなり凪は孝則と彼の妹・楓子が面倒を見ていた。 しかし凪の周囲では不可解な死亡事件が起こっており楓子は死亡事件は凪が起こしているのではと疑い始める。 一方妻が不審死し、その事件を独自に調べている刑事の垣内はかつて呪いの動画事件に関わった刑事の小磯と会う。小磯は事件の全貌を語るが垣内は理解できないと一蹴する。 ある日、楓子は孝則の部屋の押し入れから柏田清司から送られてきた手紙を発見。手紙には凪に関する不気味な言葉の羅列が記されていた。刑務所に収監されている柏田を訪ねた楓子は彼から凪が貞子の子であることを告げられる。 同じころ、垣内は駅の監視カメラに映っていた幼い少女を見た際妙な感覚に襲われたことで茜やその娘の凪が妻の事件の元凶であると思い込み探し始めていた。 登場人物 ■安藤楓子 演:瀧本美織、伊東眞(幼少期) 主人公。孝則の妹の女子大生。 姪である凪の母親代わりとなっているが凪のどこか不気味な雰囲気や彼女の周辺で怪事件が起こることから懐疑的な見方をするようになっていきやがて柏田から「貞子の子」であることを聞かされたことがきっかけで完全に凪に恐怖するようになってしまう。 精神的に疲弊した彼女は山中の吊り橋から落とそうとするが...。 母を自殺で失っており救えなかったことからそれが罪悪感としてトラウマになっている。 + ネタバレ 凪を落とそうとした時、自分が恐怖の感情を向けられることを悲しむ凪の姿を見て思い止まり、凪が貞子の子であるという考えを捨て孝則に凪の真実を問いただす。 凪が出現した貞子に捕まって井戸の中に連れていかれた際には今度こそは家族を救うと言わんばかりに井戸の中に飛び込み貞子から奪還することに成功した。 エピローグでは序盤の気まずい関係が嘘だったように凪と共に仲睦まじい様子を見せた。 ■安藤孝則 演:瀬戸康史 前作に引き続き登場。茜の恋人で楓子の兄。 Webデザイナーを辞めて病院の作業員をしており、仕事の都合なのか家には幾度おらず事実上凪を楓子に押し付けた状態となっている。茜の死の影響か明るい性格であった前作とは一転して暗い振る舞いとなっており、楓子が凪のことを聞こうとしてもぶっきらぼうな態度で突き放した。 + ネタバレ 実は貞子を封印した茜を匿って死を偽装していた。家にいることが幾度ないのはなるべく茜といる時間を増やす一方で異変がないか監視するためと思われる。ぶっきらぼうな態度は茜がまともな生活を送れなくなったことへの苦しみや、突き放すことで楓子や凪が茜のことで疑いをもつリスクを徹底して潰しておきたかった故だったのかもしれない。 楓子に凪が助けを求めていることを聞かされたことで地下へと案内し二人に茜の真実を話す。 終盤では凪を殺そうとする垣内を止めようとするがボコボコにされ満身創痍の状態になってしまい、その後地下から聞こえた銃声から茜の死を悟り悲しみに打ちひしがれるのであった。 その後は出番が無かったが、エピローグでの楓子と凪が幸せそうにしていたのだから彼も立ち直ってかつての明るい人物に戻っていると願いたいところである。 ■安藤凪 演:平澤宏々路 茜と孝則の間に生まれた一人娘。5歳。 口数が少なく常に絵を描いており、人々が倒れている絵や不気味な女性の絵を描いている。そうした様子から周りからは不気味がられ、他の園児からはいじめの対象となっている。外出の際はポンチョを着用する。 楓子からは親身に接してもらってはいるが、上記の様子に加え超能力があるのか「みんな死ぬ」と語ったり周辺で不可解な死亡事件が起きることから内心不気味がられており彼女の悪夢のシーンで恐ろしい姿で楓子に襲いかかろうとする様が描かれた。 柏田からはどういうわけか名前を知られており、さらに「貞子の子」と扱われている。 一連の死亡事件の犯人は凪なのだろうか...。 + ネタバレ 茜は貞子を封印しており、したがって「貞子の子」ではなかった。 超能力は貞子ではなく母・茜から遺伝したもので、「みんな死ぬ」と言ったのは予知能力によるものであり周辺の事件も彼女によるものではなかった。 描いていた不気味な絵も母である茜と彼女が匿われている地下室を感知して描いたものである。 終盤、垣内に死亡事件の犯人と思われて命を狙われ、駆けつけた楓子と共に茜のところへ逃亡する。 そして昏睡から目を覚ました茜と感動の対面果たすが直後に垣内の銃撃で茜が死亡、茜から解き放たれた貞子によって体を乗っ取られてしまいそのまま出現した井戸に引きずり込まれてしまう。 そのまま貞子に抱きかかえられ連れていかれそうになるが、追いかけて来た楓子に奪還され生還した。その後は年相応の明るい振る舞いも見せるようになり楓子と良き関係を結べていた。 ■上村文香 演:大沢逸美 楓子の大学の教授で臨床心理学を専門としている。 楓子から凪の事で相談を受けており、が連れて来られた凪と対面するが凪からは「いつも孤独で仕事に打ち込むのはそれを紛らわすため」だと言われる。図星で恐怖と嫌悪が湧いたか楓子にはやけくそ気味に「親がいない子によくあること、自分を責めてる」と凪の絵を破り捨てながら答えた。 数日後、電話で楓子を大学に呼び出すが...。 + ネタバレ 呪いの動画を見てしまったことで呪いに侵され暴走してしまう。そして実質的な前作のモンスター貞子用員となってしまった。 楓子に襲い掛かるが攻防の中で髪の毛がシュレッダーに巻き込まれ上手く動くことができなくなり、シュレッダーを振り回して外す一方で攻撃に使うが避けられたうえ逃げられてしまった。 ■垣内貢 演:大西武志 刑事。 妻を呪いの動画が原因で自殺してしまい、その真相を探るため独自に調査を始める。 小磯から事件の真相を聞きその時点では納得できなかったが、電車内の怪事件の直前の際に駅にいたポンチョの少女の姿を監視カメラの映像で見た際に呪いの動画が発生する。呪いへの恐怖や妻を殺された恨みから暴走し始めた彼は呪いの動画事件の元凶が茜とその娘であると思い込む。 + ネタバレ 終盤、茜が病院に匿われていることまで調べあげていたようで病院に来ていたがそこで凪と遭遇、茜の娘と確信して銃を取り出し殺そうとする。妨害してきた孝則を徹底的に痛めつけ同じく守ろうとする楓子にも手をかけようとするなど完全に正気を失っている状態であった。 凪を楓子もろとも撃とうとしたところで貞子の呪いで暴走した看護婦たちに襲われるが、それを退けて茜のいる地下室に辿り着いてしまい凪と感動の再会をした直後の茜を銃殺してしまった。側にいる凪も手にかけようとするが直後に封印から解放された貞子によって操られ自分の頭を撃ち抜いて死亡した。 ■小磯勇吾 演:田山涼成 前作に引き続き登場。呪いの動画事件を捜査していた刑事。 前作でクリーチャー貞子に喉を噛まれて死亡したかに見えたがなんとか生存していた。 しかし喉が潰れて声は人工声帯によるものとなり足も不自由になって車椅子生活となってしまっている。こうした状態のためか刑事も辞めていた。 スタジアムで垣内から呪いの動画事件の真相を聞かれ答えるがあまりにも現実離れした内容故に信じてはもらえなかった。 + ネタバレ 垣内が去ったあと自分の声で貞子の名を呟くが、直後ポンチョの少女によって階段に突き飛ばされ転落、死亡してしまう。 ■鮎川茜 演:石原さとみ 前作の主人公で孝則の恋人。 凪を産んだ後死亡したようだが...。 + ネタバレ 実際には貞子を封印しその影響で昏睡状態に陥っており病院の地下室に匿われていた。死亡を装ったのは貞子の封印が解かれるリスクを最小限に抑えるためであると思われる。(*2) 終盤、垣内に追われる凪が楓子に連れられて地下室へ逃げて来た際意識を取り戻し凪と感動の再会をする...が、直後に追いついてきた垣内の銃撃を受け死亡。封印していた貞子が解き放たれることとなってしまったうえ、凪にとってはたった数秒の親子の時間となってしまった。 ■垣内の妻 演:諷加 垣内の妻。 明かりもつけずにネットショッピングをしていた際中呪いの動画が突如出現、体を操られてナイフで目を突き刺して死亡した。このことが垣内の暴走の発端となった。 ■五十嵐 演:小柳友貫美 楓子が不在の間、凪の世話を頼まれたベビーシッターの中年女性。 帰りが遅くなっている楓子に痺れを切らし、凪が勝手に触っていた私物のパソコンを取り上げて家を出ようとするが、直後パソコンで呪いの動画が再生、楓子が自宅のマンションについた際に上の階から車に落下、恐ろしい風貌になって楓子に襲いかかった後死亡した。 ■楓子の母 演:長尾奈々 楓子の母。楓子が幼い頃バスルームで自殺し死亡しており、このことが楓子の心に深い傷をつけている。終盤ではこのことへの後悔が生かされることに。 「らせん」に登場した安藤満男の妻で孝則の母・利恵子であるかどうかは不明。 ■呪いの動画の犠牲者たち 演:KENK1 他 ネットの使用中、突如呪いの動画が発生したことで呪いに侵された人たち。 基本的には髪が異常に伸びて暴れ狂うことになるが垣内の妻や携帯電話の青年のように自殺するだけの者もいる。 橋の上で通話中だった青年(*3)は橋の上から転落して死亡、凪をいじめていた園児は遠足先の山中で川で溺死、さらに電車内の人々の一部は暴走して周囲の人々を襲い大パニックを起こすことに。 ■田口浩正 演:田口浩正(本人役) スマ4D版において本編前にあるガイダンス映像に登場。廃墟のような場所で何かを恐れながら、視聴者たちにスマ4Dアプリのインストールと起動の仕方を丁寧に教えてくれる。みんなのアプリが感染したことを確認すると急に苦しみだして死亡した。 ■坂田清美 演:おぞねせいこ 前作に引き続き登場。柏田の住んでいたアパートの大家...というだけではないであろうそれ以上の関係を持つ怪しい雰囲気を纏ったミステリアスな女性。 どことも知れない植物が異常なスピードで成長している植物園のような部屋に佇んでおり、病院で凪が生まれた際には「あの子が生まれた」と呟く。 楓子が柏田に会いに刑務所に行った際には直前まで柏田と会っていたのか刑務所を訪れていたようで楓子とすれ違った際に目的を察したかのように彼女の後姿を見て不敵な笑みを見せた。 パンフレットのコラムでは上位世界の人間ではないかとされていたがそれをしても結局正体も柏田との関係もわからずじまいで明かされることはなかった。 ■柏田清司 演:山本裕典 前作に引き続き登場。呪いの動画事件を引き起こし、貞子を復活させようとしていた張本人。 呪いの動画の配信時に貞子に殺されたかに見えたが実際には生きており、前作の事件の後警察に殺人容疑で逮捕、死刑を宣告され刑務所に収監されている。 どういうわけか凪のことを知っており孝則に凪のことについて書かれた手紙を何度も送っていた。それを見つけて来訪した楓子に凪が貞子の子であると告げ、楓子にその恐怖を終わらせる方法として自分が死ぬか凪を殺すことを提示する。。楓子の母が自殺したことを知っており、上記の凪の名前を知っていることを考えると超能力を持っていることが示唆される。 + ネタバレ ラストでは坂田に「死は通過点に過ぎない」という内容の手紙を送り、絞首刑が執行、死亡した。 坂田同様最後まで正体が明かされることはなく上記の手紙の意味もわからないままとなった。パンフレットでは坂田同様上位世界の人間であることが示唆されているがそれをしても目的が不明なままである。 ■貞子 演:不明 ご存じ世間の裏で暗躍する怨霊。 前作とは違って目立って登場することはなく名前や目的が語られる程度で「リング」「リング2」のときの扱いに近い。“貞子3D”とはいったい... 前作の終盤以降、茜の体の中に居続けていたようで、柏田の話から茜から産まれた凪が力を引き継いだ、あるいは生まれ変わりである「貞子の子」となってしまっていると思われていが...。 + ネタバレ 茜によって体内に封印されており、凪には貞子の力は何ら影響していなかった。 しかし垣内が茜を殺害したことで封印が解かれてしまい、井戸を召喚、凪を復活の媒体にしようとしたのか否か彼女を操る形でそこへ引き込みどことも知れない場所へ連れて行こうとする。しかし追いかけてきた楓子に奪還され悲鳴のような声を上げながら消えていった。 またも復活の機会を逃すことになった貞子だが世間で起きている事態が解決したわけではなく...。 + 柏田「その絶望の種は、増殖を繰り返し、つぼみなり、花を咲かせようとしている。それが...」 ■“貞子の子” 演:菊池麻衣 凪と思われていたポンチョの少女の正体で作中で呪いの動画事件を引き起こしていた張本人達。 背格好こそ凪と似ているが顔は全く似ておらず、端正ながらも不気味な眼差しをした貞子の子といえるにふさわしい顔立ちをしている。 どういう経緯で誕生したのかは不明であるが、原作の「らせん」のように呪いの動画を見た妊娠可能な女性が貞子の子を産んだのかもしれない。「貞子の子」となっているが貞子とは別人なのか、記憶や人格を引き継いだコピーなのかは不明。 同じ顔の貞子の子が様々な場所に存在しており、これから先も周囲に呪いの動画を振りまき人々を死に至らしめ、人類に成り替わっていくのだろう。 それは人類進化の扉か、破滅への階段なのか...。 登場用語 ■呪い動画 5年前に世間で噂になっていた見ると死ぬ動画。その実体は貞子の復活の器探しのための道具であった。 前作では特定のアドレスを踏んだ先にあるエラー画面を放置しておくと出現、内容は柏田の自殺動画というものであったが、現在では新たな種類が出現している。 こちらはネットを使っていると神出鬼没に突如画面が乱れ、見た者は自殺するか、恐ろしい形相となって暴走するというもので、アドレスさえ踏まなければ大丈夫であった前作の物よりも質が悪いものになっている。やっぱり呪いの動画というより呪いのブラクラじゃ... 作中では必ず見た人間の近くには小さな少女が立っており彼女が特定の人物の端末に呪いを仕掛けている模様。本編を見る限りでは今回は貞子の復活とは関係なくただ人を殺すための物のようだ。 ■浅川総合病院 孝則が働いている病院。病棟の側に小さな施設のような建物があり孝則はそこで廃棄物を焼却する作業をしている。 病院名はおそらく過去作や原作シリーズの主人公の一人・浅川から来ていると思われる。 + ネタバレ 施設内の螺旋階段を降りるとある部屋に茜が昏睡状態で眠っていた。 医療機器もあるのをみるに病院の関係者の一部は茜が生きているのを知っていた可能性が高い。 余談 ■スマ4Dの演出は主に、 知り合いからの偽の着信が鳴る カメラが起動し周囲を写すと幽霊がいて迫ってくる 映画で恐怖シーンが近づくと警報と共に「危険」と書かれた画面になる。 登場人物が死亡するとその通知が届く エンドロールをカメラ越しに見ると花火が出ている。 映画が終わると田口氏からお礼の着信が来る といったもの。また、スマ4Dを連動した日の翌深夜0時になると貞子から電話が掛かってきたり、映像ソフトの告知ページを見ると一定の確率で恐怖演出が起きるという隠しギミックもあった。 ■前作に引き続き様々なプロモーションが行われた。 前作公開時に放送されたニコニコ生放送特番「貞子の部屋」の第二弾「貞子の部屋2」が放送。 前作公開時に引き続きコラボ始球式が実施。西武ドームでの埼玉西武ライオンズ対福岡ソフトバンクホークス戦で実施された。 東京ジョイボリスでアトラクション「貞子3D2 貞子の子」が開催。 ロッテリア池袋東口店の一日店長に貞子が就任。 スマートフォン向けオークションサービス「パシャオク」で「『貞子3D2』PRイベントで貞子になれる権利♪」が出品。(21001円で落札。) スマートデバイス向けゲームアプリ「Kingdom Conquest II」でコラボイベント「貞子コンクエスト」が登場。 よみうりホールで「呪いのプレミア大夏祭り」を実施。 富士急ハイランドで閉園後に肝試しイベント「真夏の夜のきもだめしツアー」が開催。 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハロウィーンホラーナイトに貞子が登場。 同年に公開された「謝罪の王様」とのコラボマナーCMが製作。 ■映像ソフトはいくつか存在。 DVD 期間限定生産。3D上映版とスマ4D上映版をセットにした二枚組。ガイダンス映像の有無しか違いが無いのだから二枚組にするメリットってないんじゃ... DVD:レンタル版 スマ4D版本編を収録。 DVD:廉価版 「貞子」公開時に発売。既にアプリが配信終了していたため3D上映版を収録。 BD:貞子の呪い箱 弐 初回限定生産。本編ブルーレイ(3D上映版仕様・専用機器があれば3D映像を視聴可能)、2DバージョンDVD(スマ4D版仕様)、特典DVDの計3枚組。スマ4D版はやろうと思えば本編ブルーレイと統合できたのでは... 貞子の手スマホ置きが封入。リアル造形でフィギュアとしても機能するため、そのまま飾っても映える物いなっている。前作の特典の髪の毛と合わせてみるのもいいだろう。 特典ディスクにはメイキング、クランクアップ集、舞台挨拶映像、イベント映像集、生特番「貞子の部屋2」、「謝罪の王様」のコラボマナーCM、予告編集、BD&DVDプロモーション映像を収録。 BD 期間限定生産。貞子の呪い箱 弐から封入特典と特典DVDを省いたもの。スマ4D版DVDを入れたことによる価格の都合か前作と違って特典DVDがつかないことになった。やっぱり3D版本編とスマ4D版を統合したディスクを作るべきだったのでは... BD:廉価版 「貞子」公開時に発売。本編ブルーレイのみを収録した1枚組仕様。 “S”の復活 PREVIOUS 貞子3D 「貞子の子」は追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] スマホと連動したギミックが面白そう。今は体験できないの残念だな。 -- 名無しさん (2022-09-06 10 38 17) 名前 コメント
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呪いのビデオ 貞子 Youtubeで検索、あの「リング」の日米両作品を組み合わせた恐怖のビデオ… のはずが、BGMのお陰で恐怖感が圧倒的に薄れてしまっているというもの。 もしあれがトラウマになっているという人にはお薦めかもしれない。 しかし、絶対にあれを思い出したくないという人にとっては、検索してはいけない…、かも? 比較用【トラウマの人は閲覧注意】 いずれもyoutube検索 the ring (ringu) - cursed video tape …日本版「リング」の呪いのビデオ the ring - cursed video tape (original - straight from movie) …米国版「リング」の呪いのビデオ samara morgan- the ring …米国版「リング」のイメージムービー ジャンル ネタ・ジョーク系 ホラー・オカルト系 総合評価 レベル1 コメント所 ちょ -- こんちはw (2012-02-10 11 28 43) ちょ~怖え -- こんちわw (2012-02-10 11 29 27) あら、一週間後に死にまっせ。 こんちはw -- ぽぽぽぽ~ん (2014-01-22 18 18 28) 名前 コメント タグ
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この項目は事実に沿った文章か、疑問が持たれています。常人の理解を超える部分に対しては思い込みで対処する案が出されています。 貞子に惚れられたwは競馬伝説札幌サーバーの馬主である。 所属馬主会は雅舞。 生い立ち 本名SADAKO。1886年7月17日生まれ。 相馬眼いらずの透視能力と生産に有利な予知能力で最強馬を続々と生産する。しかし、理解力に乏しく未だレースへの出走登録のやり方がわからず未出走のまま引退するしかない。 生産テクニック その怪しげな能力で毎S種付けし、産まれて来る産駒はほぼオールSSだと本人は語るが誰も相手にしていない。 傾向はインブリードが強く、2x3 3x4 4x5x5などを同時に掛け合わせるため虚弱馬ではないかと言う懸念もある。