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《契約の仮面‐マスク‐》 装備魔法 このカードをデッキからドローした場合、デッキに戻す事が出来る。「嘆きの騎士」の 効果によってデッキからフィールド上に出された時このカードと「嘆きの騎士」を 墓地に送る事で「マスク」の効果を持つモンスターを手札・デッキから一体特殊召喚する。 Part14-340 名前 コメント
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それは、中央高校の学園祭が近くなって来た頃の事 「さてっと。宣伝宣伝。本番までにできることはやらないとな」 校内を歩き回るややぽっちゃりな少年一人 中央高校2年B組所属 花房 真樹だ 今回の学園祭において、クラスの模擬店を「メイド&執事喫茶」に仕立て上げた張本人の一人 妙なところで努力家な彼は、学園祭を前に、メニューのサンプルを何品か用意 他のクラスや学年の生徒や教師陣に試食してもらい、味の評価をもらったり「ぜひ、当日も食べにきてほしい」と宣伝してまわっているのだ 真樹一人で、ではなく、もちろん、クラスメイトにも何人か、手伝わせて さて、そうやって、校内を歩き回り続け、何人かに試食してもらっていると 「…あ、今度は、あの子に頼んでみるかな」 見つけたのは、隣のクラスの少女 小学生に見える外見だが、れっきとした高校二年生 真樹からして見れば、ずいぶんと可愛らしい少女だと言うのに、なぜか存在感が希薄らしい不思議な少女だった せっかくの機会だ 話し掛けてみよう 「ねぇ、ちょっといい?」 「………え?」 真樹に、話し掛けられて その少女は、ずいぶん、驚いていたようだった そんなに驚かせてしまっただろうか 真樹は慌てて、謝罪する 「あ、ごめん。驚かせた?」 「う、ううん。平気だよ。私に私に何か用かな?」 あぁ、良かった 思ったよりは、驚いてなかったのか 真樹はほっとしつつ、喫茶店で出す予定の試作品であるプリンを、少女に差し出した 「これ、学園祭でうちのクラス…2年B組で出すメニューのひとつなんだけど。試食してくれるかな?」 「いいの?」 「あぁ。できれば、でいいけれど」 強制はしない そんな事をしては、逆効果である 真樹の言葉に、少女はじっと、そのプリンを見つめて 「…それじゃあ、もらってもいい?」 「もちろん、どうぞ」 そっと、器に盛ったプリンとスプーンを手渡す 少女は、廊下に出されていた椅子に腰掛けると、ちゃんと「いただきます」と挨拶してから、もむもむプリンを食べ出した …しばし、じっくり味わって 「美味しいと思うけど、私の私の好みより、ちょっと甘すぎるかな?」 「う~ん、甘味が強いか…」 「でも、甘い物が好きな人とか、子供にはいいんじゃないかな?」 なるほど、と少女のアドバイスをメモにとる真樹 ……ふむ、現状の味のままの物と、甘味を抑えた大人向きの物と二つ用意しようか…? 「ありがとう、拝戸さん。いいアドバイスもらったよ」 「…あれ?私の私の名前、知ってるの?」 「もちろん。可愛い子の名前と顔は忘れないから」 むしろ、この花房 真樹 中央高校の女生徒および、女性教師&講師の顔と名前は全て把握している!! 基本モテない男だが、妙な情報網があるのである 自慢できるかどうかはさておき 改めて少女、拝戸 純に礼を述べ、真樹はこの場を後にした さて、持ち歩いていた試作品の感想は大体聞いた 後はメニュー係と相談しつつ、当日に向けて調整だ 「今年の模擬店賞…必ずもぎ取ってやるぜ!」 ぐ、と気合を入れながら、自分のクラスに戻っていく真樹 その後姿を、純はどこか不思議そうに、見送っていた …何故 何故、「異常(アブノーマル)」の能力の影響で、どこか存在感が希薄な純を、真樹はあっさりと認識し そして、なおかつ、顔も名前も覚えていたのか? その理由は、誰にもわからない ただ単に、彼の女好き故の執念なのかもしれないし …もしかしたら 彼には、他者の「異常」の影響を受けない、特殊な才能でもあるのかもしれない しかし、真樹はそんな事実に気づかない 彼は、どこまでも普通の人間なのだ どこまでも普通で、どこまでも一般人 この学校町のどんな異常もスルーしてしまうという点だけを除けば、彼はどこまでも普通の人間だ そもそも、この学校町において、異常をスルーするなんてよくある事 やはり、彼は普通である どこまでもどこまでも、普通の一般人 そうなのだ、と彼本人も、彼の周囲も全て、疑っていないのだ fin 前ページ次ページ連載 - 花子さんと契約した男の話
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……言葉が、うまく出てこない どうしたらいいのか、わからない 宮定のおかげで、獄門寺と共に学園祭を回るという願いは、叶った 叶った、けれど ……どうしたらいいのか、わからない 獄門寺の隣を歩きながら、彼女はもやもやと考え込み、ほのかに頬を赤らめ、言葉を搾り出せないで居た …執事×2、ゴスロリメイド×1、クラシックメイド×1 そんな、相当目立つ集団となっている一行 宣伝効果はバツグンだが、同時にかなり注目を集めまくってしまう 「………体育館の方が、賑やかだな」 ぼそ、と小さく呟いた龍一 彼女ははっとして、そうみたいね、と頷いた 確かに、体育館の方から、賑やかな声が聞こえてくる 「あぁ、体育館では、運動系の部活がいくつか出し物やってるからな」 大体の出し物をチェックしていたらしい花房が、口を開く 「特に、「さぁ、女子バレー部のエース(美少女/ロリタイプ)のスパイクをその身で受け止めてみないか」企画がなかなか」 「何、その変態ご用達企画は」 呆れたようにため息をつく宮定 ……どうやって通ったんだろう、その企画 彼女も、ちょっぴり疑問を抱く 「グラウンドでは、サッカー部の「主将のシュートを止められるか企画」やってるらしいし、クラブハウスの方でも、剣道部が面白い企画やってたぞ」 「…お前の面白いの基準については、色々と突っ込みたいところだが」 「主に美少女系や美人系の企画いやっほぅ!……って、ギブギブギブ、折れる、折れるから!?」 「折れない程度に手加減してるわよ」 ぎりぎりぎりぎりぎり …首、しまってるけど、大丈夫だろうか 手加減していると言っていたし、大丈夫なんだろう、多分 宮定に首をしめられている花房の様子に、苦笑しながら彼女はそう考えた 「…そ、そう言えば、龍一、女子剣道部の主将と知り合いなんだよな?」 ……え?と 花房の言葉に、きょとんとする彼女 獄門寺は、小さくため息をついている 「……よく知ってるな」 「いや、今日、その剣道部の出し物体験しに行った時に本人から聞いた」 既に体験済み!?という宮定の突っ込みはさておき …そう、だったのか あの、いかにも和風美人という容姿の女子剣道部主将の姿を思い出し、彼女は複雑な気分になる 「…昔の知り合いってだけだよ」 短く、答えている獄門寺 前髪が長いせいで、その表情は、よく見えない 「あぁ、向こうもそう言ってたけど……お前に、聞いといてくれ、って頼まれた事があるんだが」 「………何だ」 「「どうして、剣道をやめたんだ」って」 ………一瞬 獄門寺が、どこまでも複雑な表情を浮かべた事に、彼女は気付き 同時に 一瞬、視界が真っ赤になったような、錯覚を覚えた 「……………向いてなかったからだよ」 短く、答える獄門寺 花房は何かを察したように、そうか、と言って、それ以上は尋ねようとしなかった 「…委員長?どうした?」 「あ……ううん、何でもない」 真っ赤な光景 一瞬、脳裏に浮かんだ何か それが、何なのか どんな、光景だったのか 思い出せない 思い出そうとすると、頭が、痛い 思い出すな、と 誰かに、言われたような気がした 「にしても、龍一も変なところで知り合い多いよな。今日、うちのクラスの店に来てたチャラチャラしたにーちゃんとか」 「……翼さんの事か?」 「そう。何か、男にモテテそうな印象を受けたけど」 「……内の店の、ハンバーグに続く人気メニューの豆腐デザートのレシピを教えてくれたのはあの人だが」 「ありがとうございます兄貴、と伝えておいてくれ」 「何、その変わり身の早さ」 本当に、あまりにも早すぎる態度の違い それが何だかおかしくて、笑ってしまう彼女 つられたように、獄門寺と宮定も笑って 真っ赤な光景の記憶は また、彼女の記憶の奥底に、深く封じ込められた 思い出す事を 彼女自身が、強く拒絶しているかの、ように to be … ? 前ページ次ページ連載 - 花子さんと契約した男の話
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…それは天倉 紗江と天倉 紗奈が、「組織」の仕事をやっている最中の事だった 「逃がさないっ!」 二人は、とある都市伝説を追っている最中だった 捕獲命令が出ている、少々凶暴らしい都市伝説だった …もっとも、戦況が不利、と判断したとたん、こうやって逃げに出ているのだが 歩道橋近くを通り過ぎようとしているターゲット 逃げ足が速い このまま、では、逃げられ… ……しゅるり 「え?」 何か、黒い、ものが ターゲットに…絡みついた それは、ぽ~ん、とターゲットを歩道橋の階段……下から数えて、「13段目」に放り投げる 「行ったぜ」 「わかってる…………引きずり込め、「13階段」」 聞こえて来た、二人の男性の、声 後から聞こえて来た声の直後…階段から、無数の手が、伸びて ターゲットはあっけなく……それに、引きずり込まれていった 「………うん?誰だ?」 ゆらり 闇から、人影が現れる 黒いスーツを着て、サングラスをかけた、短髪の……20代前半と思わしき、男性だ しゅるりっ、と 紗江と紗奈の姿を見た瞬間…髪が、一瞬、伸びたようにも見えた 「彼女いるんだから自重しろ、そこのど変態」 もう一つの声は、歩道橋の上から聞こえて来た 月明かりをバックに立っていて、顔はよく見えないが……肩の少し上まで伸びた髪に、真っ黒なコートを着た、青年のようだった 耳元で、銀のピアスが月明かりを浴びて光る (…あれ…?) ふと、紗奈はその青年に、見覚えがあるような気がした 学園祭の時、姿を見た…ような…? 「わかってるっての。ちゃあんと、俺の心は彼女で埋め尽くされてるさ」 「惚気んな……とりあえず、そっちの処理はお前に任せたぞ。面倒だし」 っとん、と 青年が、歩道橋から飛び降りる ぁ……と、思ったが、軽々道路に着地して、すぐに走り去ってしまった …さて、と 黒スーツの男が、紗江と紗奈に視線を向ける 「さぁて…どうしてこんな真夜中に、あんな化けモンを追いかけてたかな?嬢ちゃん達は?」 くっく、と笑ってくる黒服 紗奈は、紗江の犬神と共に紗江を護るような位置に立ちつつ…伺うように、尋ねる 「えっと……「組織」の黒服さん……ですか?」 「あん?……あー、こっちの関係者かよ」 参ったな、という表情の黒服 …自分達の担当の黒服とは、ずいぶん印象が違うな、と双子は感じる 「…お前ら、担当黒服の名前は?」 「え…A-No.666、って名乗ってました、けど」 名前、といわれても そう言えば、聞いてなかったような… 「………よりによって、アレか」 っち、と 目の前の黒服が、舌打ちしたように見えた どうしたのだろうか? まだ少し警戒したまま、紗奈は黒服の様子をうかがう 紗江も、犬神に指示を出すべきか否か悩みつつ、黒服を伺う 「あの…?」 「………お前ら、A-No.666を、あんま信用すんな」 え、と 突然の言葉に、きょとんとする二人 紗江の様子に引っ張られたのか、犬神もくぅん?と首をかしげる 「どう言う…意味ですか?」 「言った通りの意味だよ。あの野郎は、ロクな噂を聞かねぇ……実験材料にされる前に、とっとと「組織」と縁を切るか、どうにかして担当を替えてもらった方がいいだろうな」 どこか、吐き捨てるように言ってくる黒服 その言葉には…A-No.666への露骨な嫌悪が、見え隠れしていた 「担当さんって…替えられるん、ですか?」 「時と場合によるけどな……ま、一番簡単なのは、その担当が「行方不明」になる事だが」 やや、物騒な気配をにじませる言葉 双子の警戒を感じ取ったのか、くっく、と黒服は笑う 「…ま、心の隅に止めておけや。中央高校の生徒が、「組織」絡みで何かあった日にゃあ……特に、「アレ」の生徒に何かあった日にゃあ、「組織」最強候補のヤンデレが煩いんだよ」 警告であり、忠告である言葉を吐いて 黒服は、闇の中に身を翻す その姿は、一瞬で闇の中に溶け込んで どこか、不吉な気配と共に その姿は、あっという間に見えなくなってしまったのだった to be … ? 前ページ次ページ連載 - 黒服Hと呪われた歌の契約者
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RK-088 イマジンとの契約 種類: カテゴリ: 必要パワー: 特徴: テキスト: 対応FAQ 公式回答 Q 自軍Sユニットに「RK-088 イマジンとの契約」を使用した後で、続けて同じユニットに「RK-013 Jパワー」を使用しようとしました。この場合、そのユニットの下には「RK-088 イマジンとの契約」と「RK-013 Jパワー」の2枚が重ねられることになりますか?それとも、先に使用した「RK-088 イマジンとの契約」が捨札になり、「RK-013 Jパワー」のみが重ねられることになるのでしょうか? A その場合、「RK-088 イマジンとの契約」と「RK-013 Jパワー」の2枚を選んだ自軍Sユニットの下に重ねることになります。
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キャンプファイヤーの炎が燃え上がり、花火が打ちあがる 中央高校学園祭の終幕は、例年通り華やかで賑やかだ これが終われば、夏休み 生徒達の気分も、自然と開放的になる 「………」 そんな中 彼女は、クラスメイトの獄門寺 龍一の姿を探していた …姿が、見えない どこにいったのだろうか? …もうすでに、誰かと一緒に行動している最中だろうか…? たくさんの生徒の中、獄門寺を探すが、見つからない どうやら、彼と親しいらしい後輩の女子生徒の姿は見つかったが…どうやら、あちらも誰かを探している最中のようだ…彼の姿は、見つからなかった 「………」 …傍にいたい 話したい なのに、見つからない 残念で、寂しいと、そう思ってしまう ----同時に あの、おかっぱ頭の小さな女の子は、相変わらず彼のそばにいるのだろうか…?と そう、考えてしまい つきん、と、小さく心が痛んだのだった 「みー!花火ー!」 打ちあがる花火を、楽しげに見つめている花子さん 俺はそんな花子さんの横で、木に寄りかかって缶コーヒーを口にしていた …どうにも、人ごみは苦手だ それに、花子さんにゆっくり花火を見せたかったから、グラウンドの中心からは離れた、あまり人気のない場所で花火を見上げる こうしていれば、馬鹿騒ぎに巻き込まれずにすむし しばらく、そうやってゆっくりしていたのだが 「……み?誰か来るの」 「…うん?」 花子さんに言われて、顔をあげる 確かに、気配が… 「あ、龍一。ここにいたか」 「………真樹か」 何だ、こいつか みーみーと、一応真樹には見えていないとは言え、花子さんが物陰に隠れる …まぁ、ついでに、買っておいていた模擬店の菓子でも食べるつもりなのかもしれないが 「よく見つけたな」 「まぁな。親友のいるところくらい、簡単に見つけてやるよ。地獄の底にいたって、見つけ出してやるさ」 「…………そんな場所まで、探しに来なくてもいい」 ため息をついてそう言うと、もののたとえだろ、と笑ってくる真樹 …こいつと友人になったのは、高校に入ってからの…いつから、だったか キッカケは、よく覚えていない 確か、声をかけてきたのは、真樹からだったはずだ 何か、都市伝説絡みじゃない事で、助けたような助けなかったような記憶は何となくある それ以来、真樹が俺があぁ言う家の者だとわかっていても普通に接してくるから、こちらもそれに対して、普通に返すようになった…ん、だったような気がする 本当に些細な事だったはずで、あまりよく覚えていない ただ、俺にとって真樹は間違いなく友人であり、ありがたい事に、真樹もこちらをそう認識してくれているようだった 「うわ、無糖の缶コーヒーかよ。相変わらず渋いな」 「…そうか?……それに、無糖って言っても、甘く感じるぞ、これ」 「まぁ、お前は甘いもん、あんまし好きじゃないしな」 そう言いながら、真樹が俺の横に腰を下ろしてきた みー?と花子さんが真樹の顔を覗きこむが…真樹は、花子さんの存在に気付かない …真樹は、都市伝説に関係していない その事実を改めて確認し、ほっとする ……しばし、花火の音と、遠く離れた喧騒の音だけが、耳に入り込んできて 「なぁ、龍一」 「……何だ?」 「お前さ、委員長の事、どう思ってるんだ?」 …唐突に、真樹がそんな事を尋ねてきて 俺は、首を傾げて見せた 「…?………クラスメイトで、学級委員長だろ?」 「いや、そうじゃなくてよ」 「……他に、何かあるか?」 「あー…うん、まぁ、いいや」 委員長報われねー、と真樹が呟いているが、意味がよくわからない ……委員長は、クラスメイトだ それ以上でも、それ以下でもない それ以上には、決してなるべきではないし ……できる事ならば……………もう、それ以下には、なりたくない 「…ま、あれだ、龍一。何か色恋沙汰で困った事とかできたら、相談くらいは乗ってやるからな?」 「………気持ちだけ受け取っておく。多分、そう言う事にはならないだろうから」 色恋沙汰なんて、自分には関係ない 関わることなんて、ないだろう 真樹が、あきれたように肩をすくめたような気がしたが、多分、気のせいだろう ドォン……と、最後の大きな花火を見上げながら 俺はぼんやり、そう考えたのだった fin 前ページ次ページ連載 - 花子さんと契約した男の話
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○月×日 21:20 大体育館 かさかさ かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ… 「みー!?どんどん出てくるのーっ!?」 「どんだけいるんだよGっ!?」 ぶっちゃけて言おう 何このG地獄、ふざけてるの? 潰しても潰してもまだまだ出てくるとか、何この地獄絵図 大体育館が順調にGの墓場になっていってんぞおいっ!? いや、ここに逃げ込んだ俺達が悪い気もしないでもないけどなっ!! 「う~、さすがに気持ち悪いね…」 自分の首を抱えた少年が呟く いつぞや知り合った、「自分の頭をボールにして遊んでいる男の子」だ 相変わらず、この体育館に住み着いていたのだ 怖い連中がいるとかで隠れていたようだが、俺や花子さんの危機を感じ取って、出てきてくれたようだ 体育館のバスケトボールやバレーボールを操ってGを潰してくれているんだが…多勢に無勢とは、この事を言うのか っつか、G潰したボールとか、今後の授業であまり使いたくねぇなぁ… 「…やっぱ、体育館から出るべきか?」 「その方がいいかも…ヘタにここで追い詰められたら危ないよ」 「みー……怖いの」 ぎゅうううう 花子さんは、俺にしっかりしがみ付いて離れない うん、まぁ、女の子だし、怖いよな 俺だって、若干怖いわ、このGの海 「お前はどうする?校内にいる限り、どこだって危ないぞ?」 少年に尋ねると、少年は血塗れの頭でこちらを見あげてきながら、答える 「僕は平気、いざとなれば、姿は隠せるから」 「そうか…」 ……ならば、せっかく合流してアレだが、別行動させてもらおうか この少年が一番力を発揮できるのは体育館 ここ以外での戦闘で、守ってやれる余裕は…あまり、ない 「花子さん、行くぞっ」 「う、うん!」 花子さんを抱え、俺は走る 俺達の背後で、少年がGに群がられそうになって…っふ、と姿を消した 急いで大体育館を出て、入り口を閉めようとする せめて、この中にある程度閉じ込めれば…… 「け、けーやくしゃ、黒いのがどんどん来るの!」 かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ うぉおおおおいっ!?もはやGの群れってか海だろ、あれ!? どんだけG潜んでたんだよ、この学校!? もしくは、あれも都市伝説かっ!? とにかく、扉を閉めないと! …だが、大体育館の扉は結構重たい 俺と花子さんだけでは、締め切るのに時間がかかる かさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさかさ…… ---ヤバイ、間に合わないっ!? Gの海が、俺たちに迫って…… -----っばんっ!!と 扉が、勢いよく…閉められた 「へ?」 「間に合ったか」 聞こえて来たのは、女の声 恐る恐る振り返ると…そこには、やけにデカ胸をした西洋人っぽい女と、花子さんくらいの年齢と思われる小さな女の子がいた どうやら、扉を閉めてくれたのは、女のほうのようだ 俺より背も高いし、力もあるようだ 「…ありがとう、助けてくれて」 何者かは知らないが、助けてもらった礼は言わないと そう思って、俺がそう言うと 「なぁに、気にするな、ロリの危機を救うのは当然」 「自重しなさい」 ……うん 多分、話し方とかから察するに…この女、マッドガッサーの被害者か? これで元々女だったら、それはそれであんまり関わりあいたくないのだが 「み、ありがとーなの」 Gの恐怖から脱出する事ができたからだろう 花子さんが、にぱ~、と笑って女を見上げた 女は、そんな花子さんをじっと見詰めて… 「…ナイスロリータ」 と、小さく呟いた よし、わかった、こいつロリコンだな 「自重しなさいって言ってるでしょ!!」 ----ガスっ! 女と一緒に居た女の子の回し蹴りが、女の膝裏に直撃するっ!! おぉおおおお……と痛みに悶えている女 み?と花子さんが首を傾げている 「…あんたたちは、マッドガッサーの仲間ではないのね?」 「あぁ…お前たちもか?」 …どうやら、仲間に出会えたようだ これで、少しは行動しやすくなるだろうか? …どちらに、せよ 痛みに悶えている状態から脱出するのを待つしかないかもしれないが 俺は小さくため息をついて…今後の行動に付いて、考えてみるのだった to be … ? 前ページ次ページ連載 - 花子さんと契約した男の話
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それは、春休みに入ってからのこと 家の仕事の手伝いの一環でだった 「……ここか」 笛吹探偵事務所 そこに、俺は足を踏み入れた 「すみませ…………あ」 「あ」 …そこの、多分、所長が座るのだろう、椅子 そこに座っているのは、思いっきり、俺の顔見知りだった 「…獄門寺?」 「……明日か」 クラスメイトの、明日 真だ いや、二年になったらクラス替えがある訳だから、またクラスメイトになるかどうかは、知らないが 「…ここ、笛吹探偵事務所、だよな?」 念のため、尋ねると 「あぁ、そうだ」 と、すぐに答えが返ってきて ……… どういうことだ? 「えぇと、とりあえず…何か、探偵に依頼が?」 「そうなんだが…」 「それなら、俺が依頼を受けるから、話を聞かせてもらえないか?」 ひとまず、明日がこの探偵事務所にいた事情やら何やら、簡単に説明されて…とりあえず、納得する事にした 少し驚いたが、相手が知り合いだろうが何だろうが、俺はここで人探しを頼まなければならないのだから 「人探し?」 「あぁ…俺は、ある人の代理で依頼を持ってきてるんで、その人の事は詳しく知らないんだが……名前は、朝比奈 まどか。つっても、離婚したんで姓は変わってて、どんな姓を名乗ってるかわからないんだが」 「離婚して姓が変わってるのなら、旧姓になってるんだろう?」 「…その人は、実家から勘当されていて、その家の姓を名乗る事を禁じられている」 ややこしい事情だと思う これだから、旧家と言うやつは 「だから、今、その人がどんな姓を名乗っているのか、全くわからない。そのせいで、その家の人間がその人を探してもずっと見つからない。だが、その人を勘当した両親も、そろそろ歳だし…いい加減、許してやろうって事で、顔を合わせたいんだそうだ」 「その両親が、本来の依頼人と言う事か」 「そうなるな」 全く、日景さん達も 六年前だかに、その娘さんが、お孫さんのことで家に乗り込んできた時に、許してやれば良かっただろうに まぁ、その時に許せなかったからこそ、ここまでややこしくなってしまっているのだが… 「その…マドカさん、の写真とか、あるだろうか?」 「あぁ、預かってきてるけど…その人、今年で40歳になるらしいけど、写真は女子高生時代の物なんだが」 「これは酷い」 一応、写真を渡しておく そこには…どう見ても当時の不良です、ありがとうございました、と言う印象の女性が映し出されていた 女性は化粧や髪形や服でいくらでも化けるから、この写真が手がかりになるかどうか 「…本来の依頼人は、日景家 現当主代行 日景 薫。現当主 日景 宗光と、その妻日景 千鶴の娘……マドカを、見つけて欲しい。居場所を伝えてくれれば、一千万払うそうだ」 「一千万!?」 「足りないようだったら、もう一千万追加する、と言っていた」 言われた事を、俺は伝えているだけだ 流石金持ちは違う、とかこっそりと思っている あの家なら、一千万の二千万も大して違わないだろうし 「受けてくれるだろうか?」 じっと、俺は明日を見詰めた …正直、断れると結構困る ここの探偵事務所は評判がいからと、任せられてきたのだ 薫さんとしては、現当主である宗光さんが、表向きまだ娘さんを許していないから…当主代行として、あの人自身が依頼を持ってくるわけにはいかない 当主の、表の顔を立てなければいけないから だから、日景家の人間ではない俺が、頼まれる事になったのだ 親父やお袋とか、組の人達が動いたら、気づかれる可能性もあるから お使いといえば、お使い …だが、非常にプレッシャーがかかると言うか期待を背負っているというか 正直、面倒くさい ある意味で、他人の親子喧嘩の尻拭いに近い事を、これまた他人に頼むことなのだから 明日は、写真をじっと見つめて…考え込んでいる様子で 「…その、宗光さん、だったか?…マドカさんを、許そうとしてるん、だよな?」 「あぁ。大きい病気とか手術とかして、気が弱ってるから…死ぬ前に、娘の顔が見たいって気持ちがあるのかもしれない」 そうか、と頷いて、明日は顔をあげてきた 「それなら、依頼を断るわけにはいかない…その依頼、受けさせてもらう」 「!……そうか、良かった」 俺は、ほっと息を吐いた ごそごそと、鞄から預かって来た封筒を手渡す 「これ、当面の調査費用として使ってくれ、って預かってきてたんだ。マドカさんが見付かった場合の報酬とは別だってよ」 「わかった……って、この封筒、かなり分厚いんだが…」 「俺は中身を見てないんで、いくら入ってるかは知らない」 …ただ、この厚さ 中身が全部一万円札だったら、軽く二百万くらいだと思うんだが… ……高校生にこんな大金預けるなよな、日景さんも 「調査結果は、どこに連絡すれば?」 「俺の携帯に頼む。日景さんたちには俺から伝えるから……携帯の番号は、初詣の時に知らせたよな」 あぁ、と頷いてきた明日 ……よし これで、俺の役目は終わった 「それじゃあ、よろしく頼んだ。期限は特にもうけないそうだから、他に優先すべき依頼があった時はそっちを優先しておいてくれ」 「わかった。本来の依頼人さんによろしくな」 それじゃあ、また新学期にでも…と、別れの挨拶をして、俺は探偵事務所を出た すぐに、携帯を取り出す 「…日景さん?……はい、依頼、受けてもらえました……当主様の様子は?………はぁ。まぁ、あの人だったらまだまだ何十年も元気に生きそうですけど……」 それでも、病は気から マドカさんと会えば、宗光さんも元気になるだろう ……喧嘩腰的な意味で元気にならない事を祈るしかない訳だが 本当なら、お孫さんである、翼とか言う人もその場に立ち会った方がいいのかも、しれないが… …まぁ、他人の家の事情に、深く首を突っ込むまい ひとまずは、仕事から解放されて 俺は大きく伸びをしながら、帰路についた 途中、花子さんと合流して何か甘い物でも食べさせてやろうかな、とか、そんな事を考えながら fin 前ページ次ページ連載 - 花子さんと契約した男の話
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▼ Martial Mastery 依頼者: アトリトゥトリ(Atori-Tutori) / ル・ルデの庭・大公私邸前 依頼内容: アトリトゥトリの契約履行。 メリットポイントを 15ポイント貯めることで 新たな道が開けるらしいが……? ル・ルデの庭 / 大公私邸前 Nomad Moogle あ、[Your Name]! 捜してたクポよ。 Maat ホッホ、冒険者は 1つの場所にじっとしていないからのぅ。 だが、ここぞという時と場がくれば 自然と集まるもんじゃよ、いまのようにの。 Nomad Moogle ふぅむ。 そんなものかクポ? Atori-Tutori やあ、きたね。 キミが来るのを待ってたんだよ。 Atori-Tutori え、なんでって? Atori-Tutori だってキミ、 僕と契約したでしょ? だったら最後まで面倒見てあげないと、 それは詐欺だよ。 Atori-Tutori それじゃあ早速だけど メリットポイントを【15ポイント】ほど 貯めてきてもらおうかな。 Atori-Tutori 成長エネルギーとして あれは本当に最適なものだね。 ノマドモーグリくんたちはすごいワザを 発見したと思うよ、うんうん。 Atori-Tutori 種明かしを先にすると メリットポイントを使って キミに内在してるチャクラをこじ開けるのさ。 間違いなく、新たな道が開けるだろう。 Atori-Tutori さ、話は以上だ。 【15ポイント】貯めたら戻ってきてね。 僕はそれまでノンビリ待つとするよ。 Nomad Moogle こじ開ける、クポ……? なんかとっても恐いイメージがするクポ。 Maat そうさの……。 あながちそれは間違いではないのう。 Nomad Moogle え……クポ? Maat よいか、[Your Name]。 己を信じて、武の道を突き進め。 Maat お主はあの方との契約を 生半可な覚悟でしたわけではなかろう? ん? わしから言えるのはそれくらいじゃ。 Maat 頑張るんじゃぞ、[Your Name]。 ※メリットポイントを15ポイント貯めた状態でNomad Moogleに話しかける。 Nomad Moogle もう貯めたクポ? さすがは[Your Name]クポね。 Maat ホッホ。 お主の覚悟、本物のようじゃの。 Atori-Tutori ああ、きたね。 なかなか早かったじゃないか。 さすがは僕と契約しただけはあるね。 Atori-Tutori さて、と。 じゃあ早速キミの貯めてきた メリットポイントを使って、ちゃちゃっと やっちゃおうか。 Nomad Moogle ちゃちゃっとって そんなに簡単にできちゃうクポ? Atori-Tutori ほんとうはじっくり 熟成させるように長い時間をかけて 行うものなんだけどね。 いやはや、便利な世の中になったものだよ。 Atori-Tutori キミが貯めた メリットポイントを一気に凝縮させて 内から外へ解放するからね。 気をしっかり保ってよ? Atori-Tutori 死ぬから。 Nomad Moogle え? 死…… Maat ……。 Atori-Tutori はい、終わり。 Atori-Tutori 生きてるー? Nomad Moogle あわわ……クポ。 Nomad Moogle これまでの 試練をみてきて、わかってはいるけど ほんと丈夫な体クポね……。 Maat そうなるように わしらが手を貸してきたんじゃろうて。 Atori-Tutori さて。 これにて武神流秘奥義の伝授は 無事に終了だ。 Nomad Moogle ええ!? いまのが秘奥義の伝授だったクポ!? Nomad Moogle 思いっきり 渾身の力で吹っ飛ばしたようにしか 見えなかったクポ……。 Atori-Tutori うん、そのまんまだよ。 といっても、体は単に衝撃で 吹っ飛んだだけ、狙ったのは[彼女/彼]の 内にあったメリットポイントさ。 Atori-Tutori 一気に凝縮されて、 莫大なエネルギーと化したメリットポイントは 内から外へ解放される。 その際、チャクラ穴をこじ開けるのさ。 Nomad Moogle チャクラ穴、クポ? Maat 万物、生きとし生ける物 すべてに存在するといわれておるのう。 Atori-Tutori ノマドモーグリくんらが やってた人体改造もそれをなぞったものだよ。 ただ、やりすぎると廃人コースだけどね。 何事も度を過ぎてはいけないのさ。 Atori-Tutori 話を戻そう。 秘奥義の伝授といってもまだ器を成しただけ。 あとはキミ次第だ。 Atori-Tutori いいかい? メインメニューのステータスの中にある 「メリットポイント」から確認できる 能力カテゴリーが1つ増えているはずだよ。 Atori-Tutori キミの貯めた メリットポイントを起爆剤に武の記憶を 刻み込んでおいたからね。 それをどう伸ばすかは、キミ自身で選ぶんだ。 Atori-Tutori それで強くなるんだね。 いつかは本気の僕と戦いたいんだろう? これはその手向けさ。 楽しみにしてるんだ、ガッカリさせないでよね。 Atori-Tutori さて、と。 慣れないことするとどっと疲れるね。 こう見えても忙しい身なんだ、はあ~あ。 僕は帰って寝るとするよ。 Atori-Tutori じゃあ、またね~。 Nomad Moogle ……忙しいはきっと嘘クポ。 Maat ホッホ。 Maat [Your Name]よ。 武の道は険しいぞい。 心して修行に励むんじゃぞ。 武神流秘奥義を会得した! だいじなもの 武の記憶を手にいれた! 武の記憶 アトリトゥトリによって 刻み込まれた武の記憶。 目を閉じ、集中することで 数々の技のイメージが浮かぶ……! 称号:武神流免許皆伝 ▲ ■関連項目 ル・ルデの庭 , 限界突破クエスト Copyright (C) 2002-2014 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 アタッチメントカード 属性:金属性 種別:- シン:① +10/+0 「契約のツルギ」を装着したキャラクタと戦闘を行ったカードは次の「回帰フェイズ」でもCC状態が解除されない。 Illusted by ●●