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アレクトリス・グループ アレクトリス・グループ概要 歴史 経営 軍事 人事 外交 グループ企業基幹企業 主要参画企業 登場人物 概要 アレクトリス・グループは、三大企業の中ではもっとも台頭が遅く、また規模の小さい複合企業体です。 西アジアおよび中東の山岳部分を中心に勢力を確保していますが、支配地域に平地や農業に適した土地が少ないため、厳しい自然環境と戦いながら成長してきました。 その中で研かれてきたのは新たな技術に対する飽くなき探究心と、長期的展望でじっと成果を耐え忍んで待つことのできる粘り強さです。 厳しい環境の中で人々が生存し、また三大企業の一角を担えるまでに成長することができたのは、非常に厳格な身分制度と、一種宗教的ともいえる新技術への信奉心ゆえといえます。 歴史 アレクトリスは、三大企業として歴史に台頭してきたのは比較的最近ですが、そのルーツ自体は新しいものではありません。 国家概念消失後には幾多の宗教的対立を経験し、熾烈な宗教戦争によって彼らの生存権はまさに地獄のような有様でした。 ついには戦争を継続することすらできなくなった時、彼らに残ったのは冗談のような死の荒野だけでした。 ようやく自らが死に絶えてしまう窮境にある事を理解した彼らは消極的ながらも手を取り合い、この死の世界でどう生きていくかを模索しはじめました。 それからどうアレクトリスという企業体が形成されたかは、よくわかっていません。 彼らは自ら多くを語る事をあまりしませんでした。 ただ、彼らは耐え、模索し、いま技術的には他の2企業を上回る大グループとして台頭してきたという事実があるのみです。 経営 彼らの資本は技術であり、その技術を駆使した結果、荒れ果てた山岳地帯は、今や凄まじい工業都市に変化しています。 各企業が経営に力を入れる主要都市は、極めて近代的な都市景観を取り戻しています。 また、あらたな兵器や技術の研究施設がずらりと並び、グループ内で技術競争を日々続けています。 テウルギアやマゲイアといった軍事兵器から人工糧食、個人用高性能端末など、その種類は多岐に渡ります。 他の2企業に接触後は独自に発展させた新技術による外貨の獲得にも成功しています。 軍事 アレクトリスは、影響領域の規模で言えば軍事企業といって差し支えない軍事力を、グループ全体で有しています。 彼らの本質は新規開拓と旧世紀の技術の再現であり、様々な革新的な兵器を開発、あるいは再現し、紛争地帯に積極的に送り出して実戦データの確保に努めています。 そのため、他の2企業からも「何が出てくるかわからない」と畏れられているようです。 ただ、通常兵器、マゲイア、テウルギアの総数はいずれもCD社はおろかEAAにも及ばないため、現状では軍事境界線付近での小競り合い程度でしか、その姿は確認できていません。 人事 アレクトリス影響圏には厳格な身分制度が存在し、身分に応じた職業が割り振られている場合が多いようです。 それは人々が厳しい環境の中、少ない物資で生存するために自然に生み出されたものであり、多くの人々は身分制度の存在を肯定的、あるいは自然な存在として受け入れています。 基本的には経営首脳陣をトップに置き、その下に各種研究員、軍事関係者、下層域に生産関係者と続きます。 とはいえ、彼らの階級が極端な搾取関係にあるのではなく、それぞれがそれぞれの役割を理解し、下位は上位に捧げ、上位は下位に施すといった、ある程度安定した階級固定社会が長く定着してきました。 外交 遅く台頭してきたアレクトリスは、当時未知の兵器であったテウルギアを大量に戦線に投入し、その戦闘力を持ってCD社の部隊をEAA領から撤退にまで追い込みました。 その後はCD社、EAA社の領域付近まで勢力を拡大し、2社を事実上の停戦状態で膠着させました。 そして自らが第三勢力として沈黙すると、研究機関テオーリアと共に技術を故意に他企業に流出させました。 その意図は彼らの、しかもかなりの上層部にのみ知るところであり、アレクトリスの領民にすら知れ渡ってはいないようです。 そんなアレクトリスはEAAに好意的に受け入れられ、クリストファー・ダイナミクスには警戒されつつも、技術的交流を通して世界に存在感を見せつけています。 企業標準歴235年現在、アレクトリスは沈黙を破り急激な、しかし入念に準備された軍事行動を予感させています。 今のところ本格的な衝突はないものの、何か壮大な計画が始まる可能性さえ窺えます。 また、独立研究機関テオーリアは長くアレクトリスの支援下にあったようで、彼らとは深く繫がっているようです。 しかしテオーリア自体は名の通り独立した機関であり、アレクトリスを通さずに他の2社に技術供与も行っているようです。 グループ企業 基幹企業 技仙公司 リュミエール・クロノワール ライズ・アーマメント・テクノロジー レフトビハインド テーフィッシュ 主要参画企業 フェンリル クロガネ・アークティック 天郷 ヴェーダ アベレースティックス ザカン・サイル 大和重工 サレディー ケラー先端技術 スメラギ重工 ノイダ・エアロティック・インダストリ フルゴル製造 ガイアインダストリ マホロバ ナガミネ オロチ プロヴィデンス ウパニシャット エニグマ・インサイド ハプスブルク=ロートリンゲン商会 ヴォルト・アビオニクス クロノクロス・クロックワークス 登場人物 アレクトリス・グループ所属のテウルゴス アレクトリス・グループ所属の人物
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旅 行 の ク チ コ ミ サ イ ト フ ォー ト ラ ベ ル 【新疆ウイグル★シルクロードは 知る苦 の旅??】 第5話)列車に乗るのは大変だ! 《中国・新疆ウイグル自治区・シルクロード旅行記|ウルムチ|クチャ|カシュガル》 クチャからカシュガルまでは寝台列車で移動する。その昔中国で列車のキップを買うことは一大事だったという。窓口で順番を守るということを知らぬ人民と格闘し、やっとのことで購入… ああ考えるだけでもイヤだ。 そんな中国も今やネットで鉄道のキップが買える時代。まっ、世界第2位の経済大国なんだからそのくらい当然でしょ。ちょっと中国語と格闘すればキップの購入なんてわけないさ… などと甘く見ていた。 中国国鉄の予約に挑戦 写真はめざすカシュガル駅 たしかに公式サイトでキップは買える。だが、それには中国の銀行に口座があるか、銀聯カード(中国のクレジットカード)を持ってなければならない。 あっ、そういえば日本のカード会社から「銀聯カードつくりませんか?」ってDMが届いていたな、ついでに作ってしまうか、と思ったら、中国発行の銀聯カードでないとネット購入ができないことがわかった。ありゃりゃ。 しかたなく、中国の旅行会社に手数料を払って手配することにした。しかし事態はそう簡単でない。旅行会社からのメールには「クチャは途中駅で、クチャ-カシュガルの列車は発券困難と思います」とのこと。なんだその「途中駅から発券は困難」って。 そんなことないだろうと、試しに中国国鉄のサイトを見てみた。空席照会だけなら銀聯カードなしでも可能だ。 中国国鉄の予約サイト 同じ列車なのに途中駅からの席はほとんど無い!! 无(無)印だらけだ。 自分の乗車日のキップはまだ発売前だったので、2週間ほど前の列車で調べてみる。すると、あれれ、本当だ! ウルムチ(始発駅)⇒カシュガルなら空席はいくらでもあるのに、同じ列車のクチャ(途中駅)⇒カシュガルは无座(無座)という自由席しかない。おいおい10時間近い夜行列車で自由席は勘弁してくれ! ともかく運を天にまかせ、旅行会社に託してみた。すると「予約取れました!」と吉報が入り奇跡的に深夜01 55発の二等寝台の予約が取れた。 予約が決まればその番号を持って中国の駅で乗車券を発行してもらえることになっている。ついでに「カクカクシカジカで乗車券を発行してください」と旅行会社に中国語でメッセージも書いもらった。 しかし予約は予約、実際乗れるか否かに一抹の不安は残る。駅員や車掌にワイロを渡さないと乗れなかったりして… だがそれは杞憂だった。クチャ市内の鉄道切符発券所の窓口に例の魔法の紙を見せるとスムーズに発券できた。ほっ。 そして、深夜のクチャ駅に到着する。いかめしい顔をした職員たちが乗客たちを待ち構えていた。ここでも荷物はX線でチェック。中国の交通機関はやたらと検査好きでめんどくさい。というか、鉄道職員は「乗せてやってるんだ、言うことを聞け!」という態度がプンプン漂い気分が良くない。 検査を受け、一箇所に集められ、隊列を組んで乗車。軍隊か!! 自由に駅構内を歩くなんてもっての他で、カシュガル行きK9787列車の乗客は一箇所に集められ、職員様のお許しがあるまでそこでじっとしていなければならないのだ。 列車の到着が近づくと、乗客は二列に並ばされ、秩序よく行進をしてホームに向かう …なんか軍事教練みたいだ。 深夜2時はさすがに眠い。そそくさと寝台にもぐりこむ。上段の寝台には手すりがなく、寝返りを打ったら落ちるのではないかと心配したが、気づくと夜も明け、車窓には雄大な天山山脈が広がっていた。 昼前にようやくカシュガル駅に到着。さて、せっかくなので先頭の機関車の写真でも取るか、と僕はホームの先を目指して歩き出した。すると… 「▽×?*● ⊂ニ⊃ ▽×?*d ■☆жШ●(怒!!)」 うわ、なんか駅員に怒られている、なぜだ! 何も悪いことはしていないのにぃ!! 「NO !!」 なんだか知らないけど、勝手にホームの端には行ってはいけないらしい。もし僕が鉄道マニアだったら相当ショックを受けただろう。ともかく中国の駅員は態度がでかい。自分たちを警察官かなにかと勘違いしているのではないか。 一車両に一人車掌がつく。顧客サービスというより、監視が目的か? 新幹線事故をうやむやにしようとして批判を浴びた中国鉄道省、その乗客軽視の精神は見事に末端職員まで染み渡っている。中国駅員がスマイルを見せる日、それは黄河の水が清む日を待つのと同じなのかもしれない。 (続く) もどる < 5 > つぎへ なんちゃって世界旅行-海外旅行記|中東|アフリカ|中南米|アジア|タイ|欧州|沖縄| なんちゃって世界旅行ブログ-新着情報&雑談
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2011年11月13日作成 (自著13、共著1) 2011年11月18日 「日本文学翻訳60年書誌目録」を参照し、自著1点、収録書3点追加 (自著14、共著1、収録書3) 2014年7月9日 2012年以降に出た書籍3冊を追加 (自著17、共著1、収録書3) 2003年に『江戸川乱歩リファレンスブック3 江戸川乱歩著書目録』(監修:平井隆太郎、編集:中相作、発行:名張市立図書館)という書籍が刊行されている。2001年までに刊行された江戸川乱歩の著書の目録であり、翻訳されて海外で出版された書籍まで扱っているが、韓国語書籍は1点も扱われていない。 このページは、いつの日か行われるであろうその改訂の際の一助となるべく作成した。もっとも、このページの乱歩の著書のデータは基本的に韓国国立中央図書館の蔵書データをオンライン検索して得たものであり、私自身は以下の書籍の実物を所持していない。とはいえ、実際に調査を進めていく際の道標ぐらいにはなるのではないかと思っている。 なお、「江戸川乱歩著書目録」は編者の中相作氏がインターネット上で公開している。 名張人外境 > 江戸川乱歩著書目録 目次 1945年以前(1)乱歩の探偵小説が受け入れられる下地 (2)1930年代の乱歩人気 (3)金来成(キム・ネソン)の活躍 1945年~1960年代 (自著1、収録書2)(1)当時の日本文学翻訳事情 (2)乱歩作品の最初の韓国語訳 (3)乱歩作品の最初の単行本 1970年代 (自著5、共著1) 1980年代~20世紀末 (自著3、収録書1) 21世紀(『江戸川乱歩著書目録』刊行以降) (自著5) 2012年以降 (自著3) 乱歩による韓国ミステリ関連文献 参考にしたデータについて韓国国立中央図書館の蔵書データ 「日本文学翻訳60年書誌目録」(2008年) 1945年以前 (1)乱歩の探偵小説が受け入れられる下地 19世紀末から20世紀初頭にかけて、黒岩涙香の翻案小説は日本で人気を博していただけではなく、中国語や韓国語に翻訳されて東アジア各地で読まれていた。 韓国(朝鮮)では、1916年に黒岩涙香の『巌窟王』を再翻案したイ・サンヒョプ(李相協)『海王星』(韓国語作品)、1922年に黒岩涙香の『鉄仮面』を再翻案したミン・テウォン(閔泰瑗)『鉄仮面』(韓国語作品)が発表されている。 1920年代半ばからは、韓国の作家が韓国語で書いた創作探偵小説も次第に増え始めた。(韓国の(韓国語の)最初の創作探偵小説は1908年~1909年に書かれている) 詳細:韓国ミステリ史 第一章 第三節 (1)黒岩涙香の翻案小説を再翻案した韓国の翻案小説 (2)1930年代の乱歩人気 朝鮮では1930年代ごろから、『キング』や『少年倶楽部』が日本語のままで広く若者の間で読まれていた(日本語教育が徹底され、若者の日本語能力が格段に上がってきたのがこの時期)。つまり、乱歩の通俗長編や少年探偵団シリーズも当然読まれていたことになる。 1952年に金来成(キム・ネソン)が江戸川乱歩に送った手紙で、韓国の当時の推理小説事情を知ることができる。おそらく、金来成が韓国(朝鮮)に帰った1930年代後半~1940年代初頭のころの状況を説明したものだと思われる。 江戸川乱歩(1952)「欧亜二題」 次に現代の朝鮮探偵小説については、金君は左のように書いている。 「結局一般読者が探偵小説を認識しはじめたのは、欧米からではなく、日本から輸入されたものにあったと思います。それには欧米のものの翻訳と創作とを含みますが、ポー、ルブラン、ドイル、ガボリオなどをはじめ、江戸川乱歩、森下雨村、水谷準、大下宇陀児、横溝正史、小酒井不木等の諸氏の作品が入って来ました。中にもルパン(ルブランではないのです)と、江戸川乱歩(明智小五郎ではないのです)と、ホームズ(ドイルではないのです)が大いに受けました。昔の黒岩涙香を知っていたのは私一人であったかも知れません」。 この時期は、韓国の作家も小説は日本語で書くのが望ましいとされた時期であり、江戸川乱歩作品の韓国語への翻訳はなかったと思われる。(1920年代にはもしかしたらあったかもしれない) 詳細:韓国ミステリ史 第二章 第一節 戦前~戦後の読書事情 (3)金来成(キム・ネソン)の活躍 金来成(キム・ネソン)(1909-1957)は韓国推理小説の始祖とされる人物。21歳から26歳まで日本に留学。早稲田大学法学部独法科在学中の1935年、探偵雑誌『ぷろふいる』に掲載された「楕円形の鏡」でデビューした。乱歩に私淑しており、乱歩邸を訪れたことも二、三度あった。乱歩によれば、金来成は「非常な感激屋で、情熱家で、文学青年であった」(「内外近事一束」『宝石』1952年9・10月号)という。 その後朝鮮に戻った金来成は、日本で発表した「探偵小説家の殺人」(1935)を翻訳改題した「仮想犯人」(1937)を皮切りに、ベストセラーとなった長編通俗探偵小説『魔人』(1939)や乱歩風の変格短編などを発表(朝鮮に戻って以降は、すべて作品は朝鮮語(韓国語)で発表している)。こうした作風の作品がすんなり受け入れられたのは、当時すでに乱歩が人気を博していたという下地があったからかもしれない。金来成が乱歩風の作品を韓国語で執筆し人気を得ていたというのは、韓国における乱歩の受容・波及の一種だと捉えることもできるだろう。 金来成は、乱歩が『少年倶楽部』に少年探偵団シリーズを連載していたのと同時期に、少年向けの探偵小説『白仮面』(1937-1938)、『黄金窟』(1937)などを発表している。また同時期に、『赤毛のレドメイン家』の翻訳や、ホームズ物、ルパン物の翻案を行った。朝鮮半島に探偵小説を広めるため、まさに韓国の乱歩と言っていいほどの八面六臂の活躍をしたのである。翻訳作品として『赤毛のレドメイン家』を選んだというのも、乱歩の影響を伺わせるものである。 詳細:金来成の生涯 詳細:金来成と江戸川乱歩の親交 金来成「霧魔」(1939)(拙訳) 1945年~1960年代 (自著1、収録書2) (1)当時の日本文学翻訳事情 終戦直後は、ほとんどの知識人が日本語を読めたためそもそも翻訳の必要がなかったということと、また反日感情もあり、日本の小説が翻訳されることはなかった。ただし、日本の探偵小説が翻案されることはあったそうで、もしかしたら乱歩作品が翻案されて読まれるということもあったかもしれない。ただ、これは調査はかなり困難だろう。 1952年、金来成(キム・ネソン)から乱歩の元に久々に手紙が届き、何度か書簡のやり取りをする。この時期、日本の本や雑誌は正規なルートでは入手できなかったが闇で入ってくることがあったそうで、金来成は戦後に創刊された推理雑誌『宝石』を韓国で読んでいたそうである。一部の人はやはりそのような手段で日本語のまま乱歩作品を読んでいたかもしれない。 1950年代にも日本の小説の翻訳が数点あったことが確認されているが、本格的に日本の小説が韓国語に翻訳されるようになったのは1960年からである。たとえば、夏目漱石や芥川龍之介、谷崎潤一郎、三島由紀夫の作品が戦後初めて韓国語に翻訳されたのは1960年のことである。推理作家では、同年に山田風太郎、多岐川恭、新章文子、下村明の短編が『日本傑作短篇選集』(朴喜水訳、文興社、1960年)の1巻と2巻に収録されている(※収録された作品が推理小説かどうかは分からない)。 1961年には松本清張の『点と線』と『ゼロの焦点』、仁木悦子の『猫は知っていた』が翻訳刊行されている。これらが韓国で出た最初の日本の推理小説の翻訳単行本である。 (「日本文学翻訳60年書誌目録」参照、ただし多岐川恭、新章文子、下村明の1960年の短編はリストから漏れている)。 詳細:韓国ミステリ史 第二章 第一節 戦前~戦後の読書事情 詳細:韓国ミステリ史 第二章 第二節 日本や欧米の作品の翻訳・翻案 (2)乱歩作品の最初の韓国語訳 「日本文学翻訳60年書誌目録」によれば、(戦前に翻訳があったかは分からないが)戦後最初に韓国語になった乱歩作品は短編「堀越捜査一課長殿」(1956)だった。1966年に韓国で出版された『日本代表作家 百人集』(全5巻)の第2巻に収録されている。 韓国語タイトル:「捜査第一課長 貴下」(権純萬 訳) 【2011年11月18日追加】『日本代表作家 百人集(일본대표작가 백인집)』第2巻、希望出版社(ソウル)、1966年 『日本代表作家百人集』(全5巻)はそのタイトル通り、日本を代表する100人の作家の短編を収録したものである。韓国国立中央図書館(サイト)の蔵書検索で目次を見ることができるが、それによると、乱歩作品が収録されている第2巻にはほかに谷崎潤一郎「お艶殺し」や佐藤春夫「女人焚死」、宇野浩二「屋根裏の法学士」などが収録されている。また全5巻のラインナップを見てみると、松本清張「一年半待て」、土屋隆夫「情事の背景」や、南條範夫、水上勉、多岐川恭、黒岩重吾、梶山季之、佐野洋らの作品が収録されている。 なお『日本代表作家百人集』(全5巻)とまったく同じ100短編を収録した『日本短篇文学全集』(全6巻)が1969年にソウルの新太陽社から出版されている。 韓国語タイトル:「捜査第一課長 貴下」(権純萬 訳) 【2011年11月18日追加】『日本短篇文學全集(일본단편문학전집)』第2巻、新太陽出版社(ソウル)、1969年 (3)乱歩作品の最初の単行本 「日本文学翻訳60年書誌目録」によれば、(戦前については分からないが)戦後最初に韓国で出版された乱歩の単行本は1968年の『괴도 스물이』である。直訳すると『怪盗 二十』となるので、おそらく『怪人二十面相』の翻訳だろう。少年探偵シリーズ(소년탐정시리이즈)1とされているが、2巻以降が刊行されたかについては分からない。 江戸川乱歩『怪人二十面相』(少年探偵シリーズ1、翻訳:ソン・ミン(손민)、出版:チャンウサ(장우사)、1968年) 【2011年11月18日追加】この書籍は韓国国立中央図書館のデータにない。 ところで、『괴도 스물이』(怪盗 二十)でネット上を検索してみると、1970年代初頭に刊行されていた韓国の漫画雑誌『漫画王国』に同題の漫画が掲載されていることが分かった。「こちらの写真」の12枚目の右ページから14枚目の左ページである。画像だとよく見えないが、冒頭の説明によると名義(原作者と作画者?)はイ・ホン(이헌)とチョ・ハンニ(조항리)となっているようだ。 1970年代 (自著5、共著1) まず、1974年に以下の2冊が刊行されている。 モーリス・ルブラン / 江戸川乱歩『世界推理文学全集 5 「怪盗紳士ルパン」 / 「陰獣」ほか』(河西出版社、1974年)1974年に刊行された《世界推理文学全集》全10巻(ラインナップ紹介)のうちの1冊。乱歩作品は「陰獣」のほか、「心理試験」、「屋根裏の散歩者」、「二銭銅貨」を収録 江戸川乱歩『心理試験』(李英朝訳、豊林出版社、1974年)「心理試験」 「D坂の殺人事件」 「二銭銅貨」 「屋根裏の散歩者」 「恐ろしき錯誤」 「人間椅子」 (完全犯罪の名手)=「赤い部屋」か? 「鏡地獄」 河西出版社の《世界推理文学全集》は最初の刊行から3年後の1977年に全20巻の新版(ラインナップ紹介)が出版されている。その際には、乱歩は単独で1冊を占めるようになっている。 江戸川乱歩『世界推理文学全集 7 「陰獣」 / 「孤島の鬼」』(河西出版社、1977年?)この本は韓国国立中央図書館のデータになく、収録作品の詳細は分からない。書影こちらで見られる → リンク (写真はクリックで拡大可能) 1977年から1978年にかけて、河西出版社からは軽装版のミステリ叢書《河西推理選書》(全36巻)(ラインナップ紹介)も刊行されている。こちらでは、全集に収録された『陰獣』と『孤島の鬼』がそれぞれ刊行されている。 江戸川乱歩『孤島の鬼』(河西推理選書9、河西出版社、1977年) 江戸川乱歩『陰獣』(河西推理選書18、河西出版社、1977年) 1970年代末の韓国では翻訳ミステリ叢書の創刊ブームが訪れ、《河西推理選書》以外にも以下のような叢書が出版されている。 《豊林名作推理小説シリーズ》 豊林出版社、1976年~1979年?、巻数不明(少なくとも23巻までは刊行されている) 《東西推理文庫》 東西文化社、1977年~1980年頃?、全128巻 《三中堂ミステリ名作》 三中堂、1978年~1981年、全40巻(ラインナップ紹介) このうち、《豊林名作推理小説シリーズ》で江戸川乱歩『屋根裏の散歩者』が刊行されているが、おそらく前述の短編集『心理試験』のタイトルを変えて叢書に組み込んだものだろう。収録作品は同じだが収録順が変更になり、表題作の「屋根裏の散歩者」が巻頭に来ている。 江戸川乱歩『屋根裏の散歩者』(豊林名作推理小説シリーズ14、李英朝訳、豊林出版社、1978年)「屋根裏の散歩者」 「心理試験」 「D坂の殺人事件」 「二銭銅貨」 「恐ろしき錯誤」 「人間椅子」 (完全犯罪の名手)=「赤い部屋」か? 「鏡地獄」 韓国国立中央図書館のデータで確認できる限りで、1970年代に刊行された乱歩の韓国語訳本は以上の6冊である(正確に言えば、6冊のうち『世界推理文学全集 7 「陰獣」 / 「孤島の鬼」』は蔵書データにはないが、これはネット上の写真などで存在を確認した)。 作者 タイトル(の日本語訳) 訳者 出版社 出版年 モーリス・ルブラン / 江戸川乱歩 『世界推理文学全集 5 「怪盗紳士ルパン」 / 「陰獣」ほか』 (乱歩作品の訳者はカン・ヨンジュン(姜龍俊)) 河西出版社 1974年 江戸川乱歩 『心理試験』 イ・ヨンジョ(李英朝) 豊林出版社 1974年 江戸川乱歩 『世界推理文学全集 7 「陰獣」 / 「孤島の鬼」』 ペク・キルソン(白吉善) 河西出版社 1977年 江戸川乱歩 『孤島の鬼』(河西推理選書9) ペク・キルソン(白吉善) 河西出版社 1977年 江戸川乱歩 『陰獣』(河西推理選書18) ペク・キルソン(白吉善) 河西出版社 1977年 江戸川乱歩 『屋根裏の散歩者』(豊林名作推理小説シリーズ14) イ・ヨンジョ(李英朝) 豊林出版社 1978年 1970年代末から1980年代にかけて、韓国で人気を博したのは日本の社会派推理小説だった。松本清張や森村誠一の作品は大量に翻訳されているが、乱歩のような作風は受けなかったのか、翻訳は1970年代に出た数冊だけで止まってしまう。乱歩の次の一般向け小説の翻訳本は2003年の『陰獣』であり、実に四半世紀もの間があくことになる。 (南富鎭(なん ぶじん)氏の調査によれば、松本清張の翻訳本は(単行本だけでなく短編が収録された本も1点と数えて)1960年代に11点、1970年代に23点、1980年代に33点、1990年代に11点、2000年以降で7点刊行されている) 詳細:韓国ミステリ史 第三章 第二節 (2)1970年代末の翻訳ミステリブーム 1980年代~20世紀末 (自著3、収録書1) 1980年代、韓国では少年少女向け推理小説叢書がいくつか出版されている。ここでは以下の2つに注目する。 ヘムン出版社《パンダ推理傑作シリーズ》(1983年に全25巻刊行、1986年~1988年にさらに25冊が追加され全50巻) クマ出版《世界推理・探偵傑作シリーズ》(1985年~1987年、全25巻) ※「クマ」は「熊」という意味ではない 実はこれは両方とも、1973年~1976年に日本で刊行されたあかね書房の《推理・探偵傑作シリーズ》(全25巻)の重訳であり、ラインナップが一致しているばかりかカバーデザインやイラストなども流用されていた。 あかね書房の《推理・探偵傑作シリーズ》(全25巻)のラインナップは「古書あやかしや」のサイトで確認できる → リンク先の真ん中あたり もう少し正確に言うと、《パンダ推理傑作シリーズ》の方は最初に刊行された25冊があかね書房の叢書とラインナップが一致している(刊行順は異なる)。そしてクマ出版《世界推理・探偵傑作シリーズ》は、3冊だけあかね書房版とラインナップが異なる。ポオ『モルグ街の怪事件』、ダシール・ハメット『マルタの鷹』、レスリー・チャータリス『怪紳士暗黒街を行く』が除かれ、代わりに乱歩の少年探偵団シリーズが3冊入っているのである。 江戸川乱歩『少年探偵団』(世界推理・探偵傑作シリーズ13、クマ出版、1986年) 江戸川乱歩『透明怪人』(世界推理・探偵傑作シリーズ14、クマ出版、1986年) 江戸川乱歩『妖怪博士』(世界推理・探偵傑作シリーズ17、クマ出版、1986年) 韓国語タイトルを直訳すると順に『少年探偵団』『透明人間』『妖怪博士』になる。『透明人間』はおそらく『透明怪人』だろう。『少年探偵団』は同題の作品『少年探偵団』である可能性が高いと思うが、必ずしも断言はできない。乱歩の少年少女向け小説の韓国語への翻訳はこの3冊だけだと思われる。 なお、韓国は1987年に万国著作権条約に加盟した。 1999年、テドン出版社から日本の推理小説のアンソロジー『Jミステリ傑作選』(日本推理作家協会・韓国推理作家協会共編、チョン・テウォン訳、全3巻)が刊行されており、その第2巻に乱歩の「防空壕」が収録されている。 「防空壕」(チョン・テウォン(鄭泰原)訳) 【2011年11月18日追加】『Jミステリ傑作選(J미스터리 걸작선)』第2巻、テドン出版社(ソウル)、1999年 21世紀(『江戸川乱歩著書目録』刊行以降) (自著5) 21世紀に刊行された分については、以前に「韓国語に翻訳された日本の探偵作家の作品一覧 」でまとめたが、以下に転載しておく。 タイトル 漢字ハングル混じり表記 原題 訳者 出版社 出版日 음울한 짐승(短編集) 陰鬱한 짐승 陰獣 キム・ムヌン(김문운) 東西文化社(동서문화사) 2003-06-01 외딴섬 악마 외딴섬 悪魔 孤島の鬼 キム・ムヌン(김문운) 東西文化社(동서문화사) 2004-08-01 에도가와 란포 전단편집 1(短編集) 에도가와 란포 全短篇集 1 江戸川乱歩全短篇 1(ちくま文庫) キム・ソヨン(김소영) 図書出版 Do Dream(도서출판두드림) 2008-05-14 에도가와 란포 전단편집 2(短編集) 에도가와 란포 全短篇集 2 江戸川乱歩全短篇 2(ちくま文庫) キム・ウニ(김은희) 図書出版 Do Dream(도서출판두드림) 2009-07-17 에도가와 란포 전단편집 3(短編集) 에도가와 란포 全短篇集 3 江戸川乱歩全短篇 3(ちくま文庫) キム・ウニ(김은희) 図書出版 Do Dream(도서출판두드림) 2008-09-22 2003年の短編集『陰獣』の収録作は、「陰獣」+新潮文庫『江戸川乱歩傑作選』に収録の9短編(bk1)。 2008年~2009年に出た短編集の収録作は、ちくま文庫『江戸川乱歩全短篇』(全3巻)と同じ(bk1:第1巻、第2巻、第3巻)。 『江戸川乱歩全短篇 2』の翻訳本は、日本ミステリの愛好者が集う韓国のWebサイトで2010年に行われたランキングで第15位になった。(2009年に韓国で刊行された日本の広義のミステリ約100冊が対象、以前にまとめたTogetter参照) 一応、乱歩作品を原作とする漫画の翻訳も挙げておく。山田貴敏『少年探偵団』(全3巻)の翻訳が2005年に刊行されている。 日本版:1巻、2巻、3巻 (再刊版) 韓国版:1巻、2巻、3巻 2012年以降 (自著3) 【この節、2014年7月9日に追加】 タイトル 漢字ハングル混じり表記 原題 訳者 出版社 出版日 에도가와 란포 1 스무 개의 얼굴을 가진 괴인 에도가와 란포 1 스무 個의 얼굴을 가진 怪人 怪人二十面相 クォン・ナミ(권남희) ピリョンソ(비룡소) 2012-10-05 괴도 20가면 2 괴도 20가면과 소년 탐정단 怪盗 20仮面 2 怪盗 20仮面과 少年 探偵団 少年探偵団 クォン・ナミ(권남희) ピリョンソ(비룡소) 2012-12-30 괴도 20가면 3 소년 탐정단과 히루타 박사 怪盗 20仮面 3 少年 探偵団과 히루타 博士 妖怪博士 クォン・ナミ(권남희) ピリョンソ(비룡소) 2013-06-10 ※タイトルからのリンク先は韓国のネット書店「アラジン」。出版日はアラジンに記載されているものであり、奥付表示ではない。 《オランウータンクラブ》(오랑우탄 클럽)(2008年9月~、2014年7月現在既刊24巻)という児童向けミステリ叢書の第21巻~第23巻として刊行。ちなみに1~6および11~18は、はやみねかおるの「名探偵夢水清志郎事件ノート」シリーズ、7~10はトレイシー・マック&マイケル・シトリンの「シャーロック・ホームズ&イレギュラーズ」シリーズ、19、20、24は米国の作家Gitty Daneshvariの「School of Fear」シリーズ(邦訳なし)。 第1巻では「怪人二十面相」はそれをそのままハングル表記にして「괴인 20면상」となっているが、「怪人(괴인)」や「面相(면상)」が分かりづらいという指摘があったのだろう、第2巻以降では「怪盗二十仮面」(괴도 20가면)となっている。(手近な韓日辞書で調べたところ、「怪人(괴인)」と「面相(면상)」は載っていなかった。「怪盗(괴도)」と「仮面(가면)」は載っている) それぞれのタイトルは直訳すると、『江戸川乱歩 1 二十の顔を持つ怪人』、『怪盗二十仮面 2 怪盗二十仮面と少年探偵団』、『怪盗二十仮面 3 少年探偵団と蛭田博士』。第1巻では少なくとも表紙を見る限り、なぜか「江戸川乱歩」というのがタイトル扱いになっている(ネット書店でも「江戸川乱歩」がタイトルとして登録されている)。第2巻以降は「怪盗二十仮面」というのがタイトルになり、それに副題がつく形式になっている。 それぞれ、ネット書店で一部が読めるようになっている。第3巻の裏表紙見返しでは、第4巻『秘密暗号』、第5巻『青銅仮面』、第6巻『怪盗二十仮面対地獄の魔術王』が近刊とされている。それぞれ、『大金塊』、『青銅の魔人』、『地底の魔術王』(虎の牙)に対応するものと思われる。 乱歩による韓国ミステリ関連文献 江戸川乱歩が韓国(朝鮮)の探偵小説について言及したエッセイ等には以下ものがある。 ※ほかにあったら是非教えてください 「内外近事一束」 (『宝石』1952年9・10月号、pp.304-309)金来成から久々に手紙が来たことに触れ、手紙の内容や、若き日の金来成についての思い出などを記している。 「欧亜二題」 (『読切小説集』1952年11月号(未確認)/江戸川乱歩『子不語随筆』(講談社、1988年)に収録)金来成の近況などを伝える。また、金来成からの伝聞情報で朝鮮の古い裁判物語について紹介している。 『探偵作家クラブ会報』第65号(1952年10月号)・第66号(1952年11月号)乱歩が「海外消息」「海外近事」で金来成の話題を出している。(第67号の無署名記事にも金来成の名前が出てくる) 参考にしたデータについて 韓国国立中央図書館の蔵書データ 韓国国立中央図書館 公式サイト 韓国での江戸川乱歩作品の刊行状況を知るために最初に利用したのは韓国国立中央図書館の蔵書データである。 「江戸川乱歩」のハングル表記は現代では 에도가와 란포 (エドガワ ランポ)が普通だが、かつては 에도가와 란보 (エドガワ ランボ)が使われたこともあったようだ。また、韓国では以前は日本の人物名は漢字表記をしたうえで韓国語読みしていたので、「江戸川乱歩」に関してはその韓国語読みである 강호천란보 (カンホチョルランボ)、강호천난보 (カンホチョン ナンボ)などで検索する必要もある(漢字のままでは検索できない)。もしかしたらほかにも表記のバリエーションがあるかも知れず、見落としがあるかもしれない。 当然ながら、あらゆる書籍が所蔵されているわけではない。上で示したもののうち、以下の2点は韓国国立中央図書館に所蔵されていない。 江戸川乱歩『怪人二十面相』(少年探偵シリーズ1、翻訳:ソン・ミン(손민)、出版:チャンウサ(장우사)、1968年) 江戸川乱歩『世界推理文学全集 7 「陰獣」 / 「孤島の鬼」』(河西出版社、1977年?) 「日本文学翻訳60年書誌目録」(2008年) 윤상인 ほか『일본문학 번역 60년 현황과 분석 1945-2005』(소명출판、2008年、ISBN 9788956263076) - 尹相仁ほか『日本文学翻訳60年 現況と分析』(召命出版、2008年)巻末に、韓国で翻訳出版された日本文学作品の一覧「일본문학 번역 60년 서지 목록(日本文学翻訳60年書誌目録)」が付されている。日本の国立国会図書館で利用できる。 1945年から2005年までに韓国で出版された日本の小説の作者別の目録。ただし、雑誌に訳載されたものについては扱われていない。 いわゆる純文学から推理小説、さらにはライトノベルまであらゆる小説作品を網羅した労作であり、日本文学の韓国での受容を研究する際にはその最初の手掛かりとすべき重要なものだと思うが、各作家に注目してよく見てみると遺漏もかなりある。乱歩に関しては、少なくとも以下の1冊が漏れている。 江戸川乱歩『透明怪人』(世界推理・探偵傑作シリーズ14、クマ出版、1986年) ほかにもざっと見た限りで、《三中堂ミステリ名作》(1978-1981年、全40巻)の横溝正史『蝶々殺人事件』、坂口安吾『不連続殺人事件』、佐野洋『金色の喪章』などが漏れている(以上の3冊は韓国国立中央図書館にも所蔵されている)。もっとも、あらゆる作家に関して万全を期すことなどできないし、いずれにしろこの目録は素晴らしい研究成果だと重ねて記しておく。 乱歩とは直接関係がないが、松本清張に関しては南富鎭(なん ぶじん)氏が「松本清張韓国語翻訳・翻案作品目録」を作成している。南富鎭氏が「日本文学翻訳60年書誌目録」を参考にし、それに多くを補って作成したものである。南富鎭『翻訳の文学 東アジアにおける文化の領域』(世界思想社、2011年6月)に収録されている。 (南富鎭氏作成のリストにも漏れがある。たとえば《三中堂ミステリ名作》の第37巻『世界推理傑作選』(三中堂、1980年)に松本清張の短編「顔」が収録されているが、これはリストから漏れている) 姉妹ページ江戸川乱歩の中国での受容(未公開) 江戸川乱歩の台湾での受容
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2013年4月17日 「刊行順一覧」は当サイトのトップページで随時更新していたリストをそのまま持ってきたものです。 「言語別一覧」と「作者50音順一覧」は新たに作りました。 ※山田風太郎『甲賀忍法帖』など、ミステリ作家の非ミステリ作品も一部含みます。 Index 刊行順一覧 言語別一覧英語 フランス語 スペイン語 イタリア語 ドイツ語 ロシア語 チェコ語 その他の言語 作者50音順一覧 刊行順一覧 言語 作者 タイトル 訳題(amazonリンク) 備考 2012年1月 英訳 芦辺拓 『紅楼夢の殺人』 "Murder in the Red Chamber" 2012年1月 フランス語訳 伊坂幸太郎 『重力ピエロ』 "Pierrot-la-gravité" 2012年2月 ドイツ語訳 西村京太郎 短編集『南神威島(みなみかむいとう)』 "Das klatschende Äffchen" JLPPでの出版 2012年3月 英訳 中村文則 『掏摸(スリ)』 "The Thief" 大江健三郎賞受賞作 2012年3月 英訳 江戸川乱歩 『怪人二十面相』 "The Fiend with Twenty Faces" 2012年3月 イタリア語訳 岡本綺堂 半七捕物帳イタリア版第2巻 "Detective Hanshichi Indagini nelle strade di Edo" 2012年4月 フランス語訳 宮部みゆき 『魔術はささやく』 "Le diable chuchotait" 2012年5月 フランス語訳 東野圭吾 『聖女の救済』 "Un café maison" 2012年5月 スペイン語訳 宮部みゆき 『R.P.G.』 "R.P.G. Juego de Rol" 2012年5月 オランダ語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "De fatale toewijding van verdachte X" 2012年6月 スペイン語訳 吉田修一 『悪人』 "El hombre que quiso matarme" 2012年7月 英訳 松本清張 『霧の旗』 "Pro Bono" 2012年9月 イタリア語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "Il Sospettato X" 2012年10月 英訳 東野圭吾 『聖女の救済』 "Salvation of a Saint" 2012年10月 スペイン語訳 山田風太郎 『甲賀忍法帖』 "Los ninjas de koga y su codigo secreto" 国際交流基金、出版・翻訳助成 2012年10月 ハンガリー語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "X - A gyilkos ismeretlen" 国際交流基金、出版・翻訳助成 2012年11月 ドイツ語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "Verdächtige Geliebte" 国際交流基金、翻訳助成 2012年11月 英訳 北方謙三 『逃がれの街』 "City of Refuge" 2012年11月 スペイン語訳 岡本綺堂 半七捕物帳スペイン版第1巻 "Hanshichi" 2012年12月 英訳 辻原登 『ジャスミン』 "Jasmine" JLPPでの出版 2012年12月 英訳 乃南アサ ホラー短編集『躯(からだ)』 "Body" 刊行月不明 2012年**月 チェコ語訳 桐野夏生 『グロテスク』 "Zrůda" 2012年**月 チェコ語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "Oddanost podezřelého X" 2012年**月 ギリシャ語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "Η αφοσίωση του υπόπτου Χ" 2012年**月 ロシア語訳 宮部みゆき 『火車』 "Горящая колесница" JLPPでの出版 2012年**月 ロシア語訳 宮部みゆき 『R.P.G.』 "Виртуальная семья" 2012年**月 ロシア語訳 宮部みゆき 『クロスファイア』 "Перекрестный огонь" JLPP … 文化庁の「現代日本文学の翻訳・普及事業」(Japanese Literature Publishing Project)。 大江健三郎賞 … 受賞作が英訳(または仏訳、独訳)される賞。 国際交流基金の助成 … 2012年の助成一覧は「国際交流基金>助成事業一覧 平成24(2012)年度 出版・翻訳」。 言語別一覧 英語 言語 作者 タイトル 訳題(amazonリンク) 出版社 備考 2012年1月 英訳 芦辺拓 『紅楼夢の殺人』 "Murder in the Red Chamber" 黒田藩プレス 2012年3月 英訳 中村文則 『掏摸(スリ)』 "The Thief" Soho Crime 大江健三郎賞受賞作 2012年3月 英訳 江戸川乱歩 『怪人二十面相』 "The Fiend with Twenty Faces" 黒田藩プレス 2012年7月 英訳 松本清張 『霧の旗』 "Pro Bono" ヴァーティカル 2012年10月 英訳 東野圭吾 『聖女の救済』 "Salvation of a Saint" Minotaur Books 2012年11月 英訳 北方謙三 『逃がれの街』 "City of Refuge" ヴァーティカル 2012年12月 英訳 辻原登 『ジャスミン』 "Jasmine" Thames River Press JLPPでの出版 2012年12月 英訳 乃南アサ ホラー短編集『躯(からだ)』 "Body" ヴァーティカル 黒田藩プレス(公式サイト) … 日本の出版社。株式会社インターカム(公式サイト)の一部門。日本のミステリやSFを英訳出版している。同じく株式会社インターカムの一部門であるトライデント・ハウス(公式サイト)は日本国内向けにホラー&ダーク・ファンタジー専門誌の『ナイトランド』(2012年創刊)を刊行している。 ヴァーティカル(Vertical、公式サイト) … 日本の書籍をアメリカで翻訳出版することを目的とした出版社で、2001年に酒井弘樹氏が設立。ミステリでは大沢在昌、北方謙三の作品や、東野圭吾『秘密』、京極夏彦『姑獲鳥の夏』などを翻訳出版している。2011年に講談社と大日本印刷に買収された。『ミステリマガジン』2007年6月号(特集:面白さは国境を越える――ニッポン小説の実力)に酒井氏へのインタビュー「日本の面白さをアメリカへ――ヴァーティカル社、酒井社長に訊く」が掲載されている。 中村文則『掏摸』は英語圏で高く評価された。詳細は、「Togetter:中村文則『掏摸[スリ]』がロサンゼルス・タイムズ文学賞ミステリ部門候補になるまでの軌跡」。 フランス語 2012年1月 フランス語訳 伊坂幸太郎 『重力ピエロ』 "Pierrot-la-gravité" 2012年4月 フランス語訳 宮部みゆき 『魔術はささやく』 "Le diable chuchotait" 2012年5月 フランス語訳 東野圭吾 『聖女の救済』 "Un café maison" 2012年11月、すでに仏訳出版されていた江戸川乱歩の『パノラマ島綺譚』、『盲獣』、『黒蜥蜴』の合本が出版された。 2012年11月、すでに仏訳出版されていた松本清張の『声』(短編集)、『砂の器』、『点と線』の合本が出版された。 スペイン語 2012年5月 スペイン語訳 宮部みゆき 『R.P.G.』 "R.P.G. Juego de Rol" 2012年6月 スペイン語訳 吉田修一 『悪人』 "El hombre que quiso matarme" 2012年10月 スペイン語訳 山田風太郎 『甲賀忍法帖』 "Los ninjas de koga y su codigo secreto" 国際交流基金、出版・翻訳助成 2012年11月 スペイン語訳 岡本綺堂 半七捕物帳スペイン版第1巻 "Hanshichi" イタリア語 2012年3月 イタリア語訳 岡本綺堂 半七捕物帳イタリア版第2巻 "Detective Hanshichi Indagini nelle strade di Edo" 2012年9月 イタリア語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "Il Sospettato X" ドイツ語 2012年2月 ドイツ語訳 西村京太郎 短編集『南神威島(みなみかむいとう)』 "Das klatschende Äffchen" JLPPでの出版 2012年11月 ドイツ語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "Verdächtige Geliebte" 国際交流基金、翻訳助成 ロシア語 2012年**月 ロシア語訳 宮部みゆき 『火車』 "Горящая колесница" JLPPでの出版 2012年**月 ロシア語訳 宮部みゆき 『R.P.G.』 "Виртуальная семья" 2012年**月 ロシア語訳 宮部みゆき 『クロスファイア』 "Перекрестный огонь" チェコ語 2012年**月 チェコ語訳 桐野夏生 『グロテスク』 "Zrůda" 2012年**月 チェコ語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "Oddanost podezřelého X" その他の言語 2012年5月 オランダ語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "De fatale toewijding van verdachte X" 2012年10月 ハンガリー語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "X - A gyilkos ismeretlen" 国際交流基金、出版・翻訳助成 2012年**月 ギリシャ語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "Η αφοσίωση του υπόπτου Χ" 作者50音順一覧 それぞれの作者については刊行順 言語 作者 タイトル 訳題(amazonリンク) 備考 2012年1月 英訳 芦辺拓 『紅楼夢の殺人』 "Murder in the Red Chamber" 2012年1月 フランス語訳 伊坂幸太郎 『重力ピエロ』 "Pierrot-la-gravité" 2012年3月 英訳 江戸川乱歩 『怪人二十面相』 "The Fiend with Twenty Faces" 2012年3月 イタリア語訳 岡本綺堂 半七捕物帳イタリア版第2巻 "Detective Hanshichi Indagini nelle strade di Edo" 2012年11月 スペイン語訳 岡本綺堂 半七捕物帳スペイン版第1巻 "Hanshichi" 2012年11月 英訳 北方謙三 『逃がれの街』 "City of Refuge" 2012年**月 チェコ語訳 桐野夏生 『グロテスク』 "Zrůda" 2012年12月 英訳 辻原登 『ジャスミン』 "Jasmine" JLPPでの出版 2012年3月 英訳 中村文則 『掏摸(スリ)』 "The Thief" 大江健三郎賞受賞作 2012年2月 ドイツ語訳 西村京太郎 短編集『南神威島(みなみかむいとう)』 "Das klatschende Äffchen" JLPPでの出版 2012年12月 英訳 乃南アサ ホラー短編集『躯(からだ)』 "Body" 2012年5月 フランス語訳 東野圭吾 『聖女の救済』 "Un café maison" 2012年5月 オランダ語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "De fatale toewijding van verdachte X" 2012年9月 イタリア語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "Il Sospettato X" 2012年10月 英訳 東野圭吾 『聖女の救済』 "Salvation of a Saint" 2012年10月 ハンガリー語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "X - A gyilkos ismeretlen" 国際交流基金、出版・翻訳助成 2012年11月 ドイツ語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "Verdächtige Geliebte" 国際交流基金、翻訳助成 2012年**月 チェコ語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "Oddanost podezřelého X" 2012年**月 ギリシャ語訳 東野圭吾 『容疑者Xの献身』 "Η αφοσίωση του υπόπτου Χ" 2012年7月 英訳 松本清張 『霧の旗』 "Pro Bono" 2012年4月 フランス語訳 宮部みゆき 『魔術はささやく』 "Le diable chuchotait" 2012年5月 スペイン語訳 宮部みゆき 『R.P.G.』 "R.P.G. Juego de Rol" 2012年**月 ロシア語訳 宮部みゆき 『火車』 "Горящая колесница" JLPPでの出版 2012年**月 ロシア語訳 宮部みゆき 『R.P.G.』 "Виртуальная семья" 2012年**月 ロシア語訳 宮部みゆき 『クロスファイア』 "Перекрестный огонь" 2012年10月 スペイン語訳 山田風太郎 『甲賀忍法帖』 "Los ninjas de koga y su codigo secreto" 国際交流基金、出版・翻訳助成 2012年6月 スペイン語訳 吉田修一 『悪人』 "El hombre que quiso matarme" 2012年には『容疑者Xの献身』のオランダ語訳、イタリア語訳、ハンガリー語訳、ドイツ語訳、チェコ語訳、ギリシャ語訳が出版された。 参考データ:『容疑者Xの献身』の翻訳出版状況(当サイト調査) アジア2006年 - 韓国、韓国語 『용의자 X의 헌신』 2006年 - 台湾、繁体字中国語 『嫌疑犯X的獻身』 ※リンク先は2010年版 2006年 - タイ、タイ語 รัก ลวง ตาย 2008年 - 中国、簡体字中国語 『嫌疑人X的献身』(2008年版、2010年版) 2009年 - ベトナム、ベトナム語 Phía Sau Nghi Can X 2011年 - イスラエル、ヘブライ語 X נאמנותו של החשוד 欧米2007年 - ロシア語訳 Жертва подозреваемого X 2011年2月 - 英訳(アメリカ) The Devotion of Suspect X 2011年7月 - 英訳(イギリス) The Devotion of Suspect X 2011年9月 - カタルーニャ語訳 La devoció del sospitós X (スペイン東部で話されている言語) 2011年10月 - スペイン語訳 La devoción del sospechoso X 2011年11月 - フランス語訳 Le Dévouement du suspect X 2012年5月 - オランダ語訳 De fatale toewijding van verdachte X 2012年9月 - イタリア語訳 Il Sospettato X 2012年10月 - ハンガリー語訳 X - A gyilkos ismeretlen 2012年11月 - ドイツ語訳 Verdächtige Geliebte 2012年**月 - チェコ語訳 Oddanost podezřelého X 2012年**月 - ギリシャ語訳 Η αφοσίωση του υπόπτου Χ 関連ページ 英訳された日本の推理小説/ミステリ フランス語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ ドイツ語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ オランダ語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ イタリア語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ スペイン語・ポルトガル語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ 北欧・バルト三国で刊行された日本の推理小説/ミステリ
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【話題】 海外移住加速・・・経営者や富裕層が次々と日本を飛び出し始めている!★6 http //uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1329713486/ 1 名前:紅茶飲み(゚д゚) ◆TeaCupJC8I @吉本旧喜劇φ ★[sage] 投稿日:2012/02/20(月) 13 51 26.28 ID ???0 円高、燃料高、電気料金高のトリプルパンチで「産業空洞化」が深刻視される中、 大企業経営者や富裕層が次々と日本を飛び出し始めている。 先月には、光学レンズ大手HOYAの鈴木洋CEO(53)が、シンガポールに仕事の拠点を移したと報じられた。 今後、取締役会がある場合だけ日本に帰国するという。 すでにベネッセホールディングスの福武総一郎会長(66)がニュージーランドに移住しているほか、 サンスターの金田博夫会長(76)はスイスに移り、現地法人の代表に就任している。 大企業トップでなくても、金持ちの間では資産の海外移転が大ブーム。 「資産フライト」と呼ばれ、セミナーや講演には受講者が殺到し、みんな、海を渡る準備をしているのだ。 海外移住を検討中という50代のIT企業経営者はこう言う。 「私が考えているのは、シンガポールへの移住です。何といっても最大のメリットは税制度です。 日本では個人の所得税は最大40%も取られますが、シンガポールは最高税率20%、 住民税はありません。また、日本では最高50%も持っていかれる相続税や贈与税もゼロです。 ちなみに、ニュージーランドも所得税が最高33%、スイスは25%とシンガポールほどではないが安く、 やはり相続税はありません。日本には地震や原発のリスクもあるし、政治がどうしようもないから、 いつ国が沈まないとも限らない。円高の今のうちに、海外に飛び出そうと考えている人は大勢いますよ」 永田町のテイタラクを見ていると、日本を見捨てたくなる気持ちは分かるが、 富裕層や経営者はともかく、サラリーマンに国外脱出なんて不可能。結局、税収減のツケを回されるのは日本の国民だし、 野田が強弁する消費増税は、貧乏人ほど負担が増す「逆進性」の増税だ。いつの時代も、とことん泣きを見るのは庶民なのである。 http //news.infoseek.co.jp/article/17gendainet000164336 前スレ(★1:2012/02/17(金) 10 17 20.69) 【話題】 海外移住加速・・・経営者や富裕層が次々と日本を飛び出し始めている!★5 http //uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1329672241/ 19 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/02/20(月) 13 59 57.94 ID GEwjkRUc0 シンガポールは街がきれいそうだけど 湿気が多いよね?? 将来年金がもらえたとして、 その収入で生きて行ける快適な国はどこだろ 30 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/02/20(月) 14 04 26.38 ID JR0WdC0L0 ★官邸から毎日新聞→WSJ紙へ送られた「菅直人の武勇伝」 「官邸が事故直後の新事実を明らかに・・・SPEEDI情報などは無かったと」WSJ掲載 - jp.WSJ.com 【原発事故】 3月14日菅官邸、SPEEDI情報を隠蔽したのは枝野幸男氏の指示 「情報は出さないように」 http //unkar.org/r/newsplus/1326728009/188-900 宇都宮の実家 嫁と五歳の息子を急いでシンガポール旅行に 変な勘繰りするなネトウヨ / \ / _ノ ̄ ̄ ̄ ̄丶 ヘ || | | |/ _,-,_ _,-,_ 丶| ( Y -・- ) -・- V´) r、 r、 ).| ( 丶 ) |( ヽヾ 三 | l1、 (ノ| `ー′ ノ_) \ ヽ / |`} ヽ )エェェエ( / \/ / //\____⌒_ _//\ | / / > | 二 / < ∧ 34 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/02/20(月) 14 05 22.87 ID 6UJcViIA0 [4/22] 24 楽しい事が好きならシンガポールを拠点にしてバンコクで遊んだり 香港マカオを拠点にすればいい 166 名前:名無しさん@12周年[sage] 投稿日:2012/02/20(月) 14 41 07.41 ID V4RLyIgY0 スイスとシンガポールに世界の富が集まりそうなのか 180 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/02/20(月) 14 45 01.29 ID VZY4J/7u0 169 各国各都市の日本人会の本国以上のムラ社会ぶりを知らないとは・・・。 あとシンガポールは、経験数稼ぎたいのか?やたら切りたがりの医者が多いって聞いた。 199 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/02/20(月) 14 52 10.35 ID AdxHx6nD0 [1/6] 日本では個人の所得税は最大40%も取られますが、 シンガポールは最高税率20%、住民税はありません。 また、日本では最高50%も持っていかれる相続税や 贈与税もゼロです シンガポールは産油国で豊かというわけではない 税金が安いと言う事は日本ほど各種インフラや社会保障は整っていないと言う事ではないの? 税金の安さばかりに注目していると思わぬ落とし穴があるんじゃね 229 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/02/20(月) 15 01 41.37 ID p67kSrm3O シンガポールに住むなんて、やめとけ。つまんない所だよ。 298 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/02/20(月) 15 24 33.59 ID Ee6dV4aN0 田舎成金やゴキチョンみたいに余暇といえば ゴルフと飲み食いくらいしか思いつかない阿呆なら オーストラリアやシンガポールでも良いかもね。 日本で育ってそこそこ教養もある金持ちは、なじみの料亭や 日本から得られる文化的刺激を捨ててまで砂漠みたいな ハリボテ国家には移住しないよ。 302 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/02/20(月) 15 26 25.29 ID p37lpFwP0 どこにも楽園はないと思う。一時期タイに憧れたけどそれなりだな。 女の子、土人っぽいのが多すぎて合わない。 シンガポールもあんな街みたいな国、すぐ飽きるわな。 ハワイは治安はそこまで悪くないけど、物価がそこまで低くない。 385 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/02/20(月) 16 00 10.86 ID VQkWAU090 378 そんな感じ。儲けるのは仲介する連中だけ。 シンガポールみたいに政治家のさじ加減ひとつで 待遇が一変するような国に人生を預けるのはよほどの馬鹿。 427 名前:名無しさん@12周年[sage] 投稿日:2012/02/20(月) 16 13 19.35 ID pTfzWcKB0 シンガポールって所得税安いのな 相続税とかないっていうのも素晴らしい やっぱり自分が稼いだ資産は自分の気に入った奴に引き継がせてやりたいしな なんで国なんかに自分の金をとられるんだよ しかも稼いでるからって理由で半分も持ってかれるなんて 日本も色々とシンガポールから学べよ 今の日本は愚か者と怠け者を量産する制度になってると思うぜ 442 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/02/20(月) 16 18 48.94 ID rB8fglG10 [2/2] 427 シンガポールの未来も薔薇色じゃないんだけどな。 日本以上の少子高齢化・晩婚化が進んでいる。 3K産業は全て低賃金の外国人労働者。 602 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/02/20(月) 17 12 03.89 ID OBZXv/JC0 シンガポールか トバ火山になんか起きないものかw 706 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/02/20(月) 17 49 13.42 ID GEU9X0Dh0 [5/5] 687 これは日本人に限った話でなくて世界的な傾向だ アメリカの超お金持ちジムロジャースやジェームススキナーもシンガポールに移住した プロスポーツ選手とかもみんなそうだろう キューバ国籍とかスウェーデン国籍捨ててアメリカ市民になるとか普通にあるよ 中国人も成功者の多くがカナダとかオーストラリアに移民してる 日本に移民する金持ちがほとんど皆無なのはその税制にあるんだよ 796 名前:名無しさん@12周年[sage] 投稿日:2012/02/20(月) 18 27 47.39 ID 0OaEAQjC0 シンガポールとか反日碑がたくさんたってる所に住みたいんだ。
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2021年ドラフト候補 投手 183cm 84kg 右投左打 2003年度生(H3年) 2021年 福岡ソフトバンクホークス ドラフト1位指名 3年夏の県大会で世代最速157キロ。制球力には欠けるがスライダー・フォークのキレも良く三振奪う。野手としても1年秋にクリーンナップ 指名者コメント一覧2021年度第1回、広島:育成1位(19/12/21) 第2回、ロッテ:育成1位(20/03/28) 第3回、楽天:1位(20/09/20) 第4回、巨人:1位(20/10/31) 第5回、ヤクルト:1位(20/11/29) 第6回、ロッテ:2位(20/12/26) 第7回、ロッテ:2位(21/01/30) 第8回、横浜:3位(21/02/28) 第9回、横浜:2位(21/03/06) 第10回、ソフトバンク:1位(21/04/03) 第11回、ソフトバンク:2位(21/04/10) 第12回、ヤクルト:2位(21/04/24) 第13回、ソフトバンク:1位(21/04/28) 第14回、阪神:1位(21/05/03) 第15回、広島:2位(21/05/04) 第16回、日本ハム:1位(21/05/08) 第17回、オリックス:1位(21/05/16) 第18回、オリックス:1位(21/05/22) 第19回、ヤクルト:1位(21/05/29) 第21回、横浜:1位(21/05/30) 第22回、ヤクルト:1位(21/06/05) 第23回、ヤクルト:1位(21/06/13) 第24回、日本ハム:1位(21/06/19) 第25回、ヤクルト:1位(21/06/27) 第26回、横浜:1位(21/07/11) 第26回、横浜:1位(21/07/11) 第27回、日本ハム:1位(21/07/22) 第28回、楽天:1位(21/07/23) 第29回、ロッテ:1位(21/07/31) 第30回、西武:1位(21/08/13) 第31回、西武:1位(21/08/27) 第32回、日本ハム:1位(21/09/05) 合議制第1回、横浜:1位(21/09/18) 第33回、日本ハム:1位(21/09/23) 第34回、ロッテ:1位(21/09/25) 第35回、広島:1位(21/09/27) 第36回、西武:1位(21/10/01) 合議制第2回、ソフトバンク:1位(21/10/02) 第37回、ロッテ:1位(21/10/03) 第38回、西武:1位(21/10/06) 第39回、日本ハム:1位(21/10/08) 第40回、楽天:1位(21/10/09/昼) 第41回、ソフトバンク:1位(21/10/09/夜) 第42回、ソフトバンク:1位(21/10/10/昼) 合議制第3回、ソフトバンク:1位(21/10/10/夜) URL一覧ドラフトレポート スポナビ 中日スポーツ 週刊ベースボール ドラフト候補の動画とみんなの評価 選手査定ノート 高校野球ドットコム 球歴 一球速報(投手成績) ノースアジア大明桜公式HP youtube球質分析動画 twitterピッチング動画 指名者コメント一覧 2021年度 第1回、広島:育成1位(19/12/21) コメントなし 第2回、ロッテ:育成1位(20/03/28) Next朗希か?それは流石に無いが好素材 第3回、楽天:1位(20/09/20) 好投手がどんどん出る秋田から出た逸材 最速150なのもさることながら、ストレートの質が良く現時点では十分競合に値する選手(実際したが) 森木は多数の球団が来そうで確率低い、関戸は制球危うく素材感マシマシで楽天と相性悪そうなので風間を選択 地元選手ということもあり、大事に育てて5年後ぐらいには沢村賞とる先発になって欲しい 第4回、巨人:1位(20/10/31) あのマイコラスを覚醒させた尾花コーチが育てた投手 どんな投手になるか非常に楽しみでございます 第5回、ヤクルト:1位(20/11/29) コメントなし 第6回、ロッテ:2位(20/12/26) 今夏球場のスピードガンで150キロを計測した大型高卒右腕 指導者の尾花が退いたことで評価を落としているが投打に抜群の素質があり先輩の山口と重なる 現状2位で取れるならお得感があるわね 第7回、ロッテ:2位(21/01/30) ワイ的現状高卒投手四天王の一人 第8回、横浜:3位(21/02/28) コメントなし 第9回、横浜:2位(21/03/06) 投手でも外野手でもスケールの大きい選手に育ちそうなセンスの塊。大谷以来の二刀流も面白い。 投手としては上から叩ける理想のフォーム。打者としては選球眼が良く、軽く振っただけでも長打が期待できる。 第10回、ソフトバンク:1位(21/04/03) コメントなし 第11回、ソフトバンク:2位(21/04/10) コメントなし 第12回、ヤクルト:2位(21/04/24) 現時点謎枠 今年の夏の甲子園が楽しみな選手 先発ローテにも入るはず 第13回、ソフトバンク:1位(21/04/28) 1度指名して見たかったマボロシの投手 ちなみに見たことはない 春大会が開幕するから震えて眠れ 第14回、阪神:1位(21/05/03) 今年の都市伝説枠 twitterの情報が確かなら化け物級,球質も良く先発でもよいが抑えにしても面白いかもしれない 第15回、広島:2位(21/05/04) セ5位に落ちて2位で1位指名の投手が獲れて最高。高卒投手でベスト4かな。 第16回、日本ハム:1位(21/05/08) コメントなし 第17回、オリックス:1位(21/05/16) 強いストレート投げる高卒投手。舞洲ローテ再建 第18回、オリックス:1位(21/05/22) コメントなし 第19回、ヤクルト:1位(21/05/29) コメントなし 第21回、横浜:1位(21/05/30) 高卒投手は1位で取れないと良い投手取れないと思った チームの軸になる高卒投手が欲しい 第22回、ヤクルト:1位(21/06/05) 正直佐藤取られたのは痛かった 都市伝説枠 ロングリリーフできる投手が欲しかったので風間を指名 最速153とこれからの成長にも期待 第23回、ヤクルト:1位(21/06/13) コメントなし 第24回、日本ハム:1位(21/06/19) 小園より今のハムにはこっちかなと。北広島でエースやってほしい 第25回、ヤクルト:1位(21/06/27) 才能のある高卒の選手をまずは確保したかったので指名 今年のドラフトは2016みたいに入札でバンバン高卒投手が指名されそうな予感がする 第26回、横浜:1位(21/07/11) 森木小園風間の誰かは欲しかったのでハズレ1位ではあるが満足。 時間はかかると思うがポテンシャルの高さは1番だと思うのでこれからの成長に期待。 第26回、横浜:1位(21/07/11) 森木小園風間の誰かは欲しかったのでハズレ1位ではあるが満足。 時間はかかると思うがポテンシャルの高さは1番だと思うのでこれからの成長に期待。 第27回、日本ハム:1位(21/07/22) コメントなし 第28回、楽天:1位(21/07/23) 高校生投手No.1投手として評価 即戦力寄りの評価はしているが、数年後のエース候補として期待 第29回、ロッテ:1位(21/07/31) コメントなし 第30回、西武:1位(21/08/13) コメントなし 第31回、西武:1位(21/08/27) 御目当て 第32回、日本ハム:1位(21/09/05) 今回のNo1投手やと思ってる 直球の質も良いし少し時間はかかるが3年目でローテ いずれはエースになれる選手やと思ってる 後若干吉田に被る 合議制第1回、横浜:1位(21/09/18) 積んでるエンジンは素晴らしい。 1年目は2軍で体作りとクイックやフィールディングなどの経験を積んで欲しい。原石 第33回、日本ハム:1位(21/09/23) ミーハー指名っぽく1番ハムが好きそうな風間に入札。 ポテンシャルは間違いない 第34回、ロッテ:1位(21/09/25) 合議制にて【高卒を1位と言う選択肢もありじゃ?】と議論になったのを思い出してあえてこの方向でいこうと 風間は落ちるボールを覚えてもらってクローザーも視野に入れつつ育てていきたい ストレートの質は一級品だからリリーフで真価を発揮しそう 第35回、広島:1位(21/09/27) 今年のドラフトで一番魅力ある選手は風間だと、思ってたんだけど単独指名はデカイ。 球界を代表する投手になって欲しい。 第36回、西武:1位(21/10/01) コメントなし 合議制第2回、ソフトバンク:1位(21/10/02) 最速157kmの出力をエースになれる素材として評価して指名 夏は調子悪かったので本調子ならという意見も決め手になった 第37回、ロッテ:1位(21/10/03) コメントなし 第38回、西武:1位(21/10/06) MAX158km/h右腕 将来性なら高校No.1 第39回、日本ハム:1位(21/10/08) コメントなし 第40回、楽天:1位(21/10/09/昼) 若手有望株の投手が少ないと思ったのでBIG3で1番育てられそうな小園を本指名 3というふざけた数字で外したけど何故か風間が残ったので指名して当たった 実際はSBが1位公言したけどスケールは1番大きいし地元なので楽天が被せる可能性もあると思う 第41回、ソフトバンク:1位(21/10/09/夜) コメントなし 第42回、ソフトバンク:1位(21/10/10/昼) 公言したし当たったので 外れたら山下いくつもりだった 合議制第3回、ソフトバンク:1位(21/10/10/夜) 公言通り。もちろんエースに期待。 小園があれだけ競合したのを見ると公言は正解だったかも。やっぱり競合当てると2位以下もやりやすかった。 URL一覧 ドラフトレポート https //draftrepo.blog47.fc2.com/blog-entry-4867.html スポナビ https //baseball.yahoo.co.jp/npb/draft/players/463/kazama_kyuta 中日スポーツ https //www.chunichi.co.jp/chuspo_sports_sokuho/npb/draft?sj_page=playerinfo_3048 週刊ベースボール https //sp.baseball.findfriends.jp/player/20030033/ ドラフト候補の動画とみんなの評価 https //player.draft-kaigi.jp/PlayerInfo.php?PlayerId=24568 選手査定ノート http //playersnote.blog.fc2.com/blog-entry-7308.html 高校野球ドットコム https //www.hb-nippon.com/player/18602 球歴 https //www.kyureki.com/player/183574/ 一球速報(投手成績) https //baseball.omyutech.com/PlayerStats.action?playerId=1267944 teamId=10888 cupId=20190018705 ノースアジア大明桜公式HP https //www.northasia.jp/MEIOH/bb/2019_player/2019player_05.html youtube球質分析動画 https //www.youtube.com/watch?v=uUJyKK_Onxo twitterピッチング動画 https //twitter.com/asahi_koshien/status/1429225451923197952 2021プロ志望届提出者 2021選手権登録選手 名前 コメント
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2014年8月18日 昨年作成した「北欧ミステリ邦訳一覧」、「南欧ミステリ邦訳一覧」、「ドイツ語圏ミステリ邦訳一覧」の姉妹ページです。 続いて「中南米ミステリ邦訳一覧」も作成しました(2014年8月19日)。 Index ロシア(ソ連)(1)戦前の作品 (2)1950年代~に邦訳された作家 (3)1960年代~に邦訳された作家 (4)1970年代~に邦訳された作家 (5)1980年代~に邦訳された作家 (6)1990年代以降に邦訳された作家 (7)少年少女向けミステリ チェコ ポーランド ブルガリア ウクライナ 関連事項 ロシア(ソ連) (1)は邦訳時期に関わらず、戦前の作品(1945年までの作品)を示す。 (2)以降では、それぞれの作家について最初の邦訳の早かった順に並べている。 (1)戦前の作品 アントン・チェーホフ(Антон Павлович Чехов, 1860-1904, 日本語版Wikipedia)『狩場の悲劇』 ※邦訳は主なもののみ示す原卓也訳、『世界推理小説大系』第5巻、東都書房、1963年 松下裕訳、『チェーホフ全集』第2巻、ちくま文庫、1994年3月 「安全マッチ」 ※邦訳は主なもののみ示す「或る犯罪の話」(宇野利泰訳、『宝石』1955年4月号) 「安全マッチ」(宇野利泰訳、江戸川乱歩編『世界短編傑作集』第1巻、創元推理文庫、1960年) 「安全マッチ」(松下裕訳、『チェーホフ全集』第2巻、ちくま文庫、1994年3月)ほかにもチェーホフの作品にはミステリと呼べる作品があるようである ロシアの文豪の作品では、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』や『罪と罰』がミステリとして語られることがある。『カラマーゾフの兄弟』は2012年版『東西ミステリーベスト100』で198位。 ウェルシーニン(ウエルシーニン)(Вершининか? 詳細未詳)「衂られた爆弾」(『新青年』1922年2月増刊) 『怪奇探偵 死の爆弾』(天岡虎雄訳、博文館《探偵傑作叢書》第9編、1922年9月)「死の爆弾」(pp.1-188) ※「衂られた爆弾」と同一作品かどうかは未確認 「死毒」(pp.189-258) 「地下室の謎」(pp.259-284) 「大破滅」(森下雨村訳、春陽堂『探偵小説全集』第19巻、1930年) 『死の爆弾』の訳者の天岡虎雄については、中西裕『ホームズ翻訳への道 延原謙評伝』(日本古書通信社、2009年2月)に記述があるらしい(未確認)。 『死の爆弾』巻末の《探偵傑作叢書》の広告では、『死の爆弾』の著者名は「エム・ウエルシーニン」、訳者名は「梅田秋夫」となっている。 +国枝史郎のウェルシーニンへの言及(クリックで展開) 国枝史郎のウェルシーニンへの言及 国枝史郎「マイクロフォン―雑感―」(『新青年』1925年12月号 / 青空文庫)ウェルシーニンの「死の爆弾」を、喝采謳歌しないような、探偵小説家はヤクザである。さすがに前田河広一郎氏は、ウェルシーニンを認めていた。 国枝史郎「マイクロフォン」(『新青年』1926年2月号 / 青空文庫)しかし小酒井不木氏とか松本泰氏、江戸川乱歩氏、横溝正史氏、アーサー、リーヴ、チェスタトン、ビーストン、ウェルシーニンというような、代表的作家の人物批評は、是又大いに必要である。 ほかに『探偵趣味』1925年9月号でも好きな探偵作家の1人としてウェルシーニンを挙げているようだ。(参照:奈落の井戸>参考文献/資料集 1925(大正14)年) マリエッタ・シャギニャン(Мариэтта Сергеевна Шагинян, 1888-1982, 日本語版Wikipedia) ※邦訳書はすべて「ジム・ドル」名義『革命探偵小説 メス・メンド』(広尾猛[本名・大竹博吉]訳、世界社、1928年 ※5分冊) ※全体の5割強ほどの翻訳『メス・メンド 第1巻 職工長ミック』(広尾猛訳、同人社希望閣、1929年) ※完訳 『メス・メンド 第1巻 職工長ミックの巻』(広尾猛訳、内外社、1931年) ※完訳増補版 『続メス・メンド 鉄工ローリーの巻』(広尾猛訳、内外社、1931年) アレクセイ・トルストイ(Алексей Николаевич Толстой, 1883-1945, 日本語版Wikipedia)『技師ガーリン』(広尾猛訳、内外社《ソヴエト・ロシア探偵小説集》1、1930年12月) SFファングループ「THATTA」のサイトで読めるオンライン・ファンジン『THATTA ONLINE』の271号(2010年11月号)(→リンク)に掲載されたフヂモト・ナオキ氏の「ウィアード・インヴェンション~戦前期海外SF流入小史~038」で『メス・メンド』が扱われている。邦訳刊行時にこの作品がどのように評価されたのかを、当時の新聞記事などを引用して丁寧に紹介している。 アレクセイ・トルストイの『技師ガーリン』は《ソヴエト・ロシア探偵小説集》の第1巻。「近代デジタルライブラリー」で読める(リンク)。『新青年』1937年新春増刊号のアンケート企画で、海野十三が『技師ガーリン』を海外長編探偵小説の第4位に挙げている(参照:「本棚の中の骸骨」>「〈新青年〉海外探偵小説十傑」)。 《ソヴエト・ロシア探偵小説集》では続巻としてレオニード・ボリソフ(Леонид Борисов, 1897-1972)の1927年の作品『記憶を喪った男』(Ход конем)が予定されていたが、これは刊行されなかったようである。 +邦訳が未刊に終わった『記憶を喪った男』のあらすじ(クリックで展開) 邦訳が未刊に終わった『記憶を喪った男』のあらすじ 飯田規和「ソ連の探偵小説」(『EQMM』1965年4月号 / ほぼ同じものがユリアン・セミョーノフ『ペトロフカ、38』[ハヤカワ・ミステリ、1965年3月]の巻末にも収録)ではこの作品は以下のように紹介されている。(飯田氏はタイトルを『桂馬の一手』としている) レニングラードのある街で起こった犯罪の究明をテーマにしている。ある日突然一人の女性が殺された。最初に、嫌疑は、殺された女性の知人で、彼女を憎んでいた精神異常の男にかけられる。しかし、その精神異常者の周辺を洗っているうちに、もっと有力な別の手がかりに行き当たり、結局、大きな暗黒勢力を背景にした真の下手人を探し出すまでの物語である。この小説は話の組立てのうまさ、事件の調査が進行するにつれて、殺人事件の関係者をまるで写真の現像のように次第にはっきりと次々に浮びあがらせる手法の見事さなどによって、二〇年代のソ連の複雑な社会を知るにはもってこいの作品である。 深見弾氏は「ロシヤ・ソビエトSFはこんなに訳されている(戦前)」(ナウカ株式会社『窓』1978年3月号)で《ソヴエト・ロシア探偵小説集》について以下のように書いている。 内外社のソヴエト・ロシヤ探偵小説の企画は第二弾としてレオニード・ボリソフの『記憶を喪った男』を準備していた。どうやらこれは不発に終ったらしい。調べた限りでは、出版された形跡がない。しかし、未刊だったと判定もできないでいる。ご存知のかたがあればお教えいただきたい。 同エッセイでは、『記憶を喪った男』のあらすじが広告文から引用されている。それを以下に孫引きする。「(中略)」は深見氏による省略箇所である。 ――チエカとアフラナの力くらべ―― アフラナは旧帝政ロシヤの特務機関だ。いまは白色欧洲の諸都市に巣喰つている、反ソヴエト戦線の犬だ。(中略)本編の主人公ガルキン。大戦で隻脚と共に記憶も喪って、精神病院に永く入院していたが、十三年ぶりに記憶が時々ボンヤリとよみがへつてくる。事件の発端はこの殺人狂の病院脱走から始まる。 絶世の美人マルタ・シヤトノフスカ、変装に巧みな秘密だらけの怪人フリトフ、精神病学の泰斗ソトニコフチエカの刑事部長トベルゲ、淫売上りの白色将官夫人ドリヤ等々が、ガルキンを中心に渦を巻く。怪奇な筋のラビリスが、白赤の二大闘争の遺族を通じて、読者を徹夜にまで誘惑するその間に現在ソヴエト・ロシヤの世情人態を微細に写して余るところがない。 ウラジーミル・ナボコフ(Владимир Владимирович Набоков, 1899-1977, 日本語版Wikipedia)『絶望』(貝澤哉訳、光文社古典新訳文庫、2013年10月) ※訳書は最新のもののみ示す ナボコフの作品ではほかに、『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』(富士川義之訳、講談社文芸文庫、1999年7月)や『青白い炎』(富士川義之訳、岩波文庫、2014年6月)がミステリの一種として言及されることがある。『青白い炎』はステファーノ・ターニ『やぶれさる探偵 推理小説のポストモダン』(高山宏訳、東京図書、1990年)で「メタフィクショナルな反‐探偵小説」として論じられている。(なお、『絶望』はナボコフがロシア語で書いた作品、『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』と『青白い炎』は英語で書いた作品) 短編集『ナボコフの一ダース』(中西秀男訳、サンリオSF文庫、1979年9月 / ちくま文庫、1991年4月)は紹介文に「SF、童話、ポルノ、探偵小説などさまざまな様式をとって繰り広げられるナボコフの反宇宙的世界」、「本書は“文体の魔術師”ナボコフが、SF、ポルノ小説、童話、探偵小説などの体裁をとりながら、彼独自の世界を見事に結実させた短編集である」(筑摩書房 書籍紹介ページ)とあるが、収録作のどの短編が「探偵小説」的作品なのかは未確認。なお収録作は、『ナボコフ全短篇』(作品社、2011年8月)(短編68編収録)でも読める。 (2)1950年代~に邦訳された作家 ロマン・キム(Роман Николаевич Ким, 1899-1967, ロシア語版Wikipedia)『切腹した参謀達は生きている』(高木秀人訳、五月書房、1952年1月) ※一部がカットされている『切腹した参謀たちは生きている』(長谷川蟻訳、晩聲社、1976年12月) ※完訳 S・アレフィエフ(С. Арефьев, 生没年未詳)「試射場の秘密」(『星雲』[※日本初の商業SF誌]創刊号、1954年 、著者名表記「S・アレフィヨーフ」) 原題:Тайна полигона か? 「万年筆殺人事件」(袋一平訳、『政界往来』1955年8月号) 原題:Глубокий снег 「赤い小箱」(袋一平訳、『探偵倶楽部』1957年1月号) 原題:Красная шкатулка レフ・サモイロフ=ヴィリン(Лев Самойлов-Вирин, 生没年未詳)「夜の雷雨」(袋一平訳、『探偵倶楽部』1955年10月号および11月号) 原題:Майор милиции(上記と同じ作品)「雷雨」(住田伸二訳、『小説読本』1956年8月号) アナトーリィ・ベズーグロフ(Анатолий Алексеевич Безуглов, 1928- , ロシア語版Wikipedia)「にせのサイン ――弁護士の日記より――」(袋一平訳、『宝石』1956年2月号、pp.72-82) 「予審判事の捜査記録」(深見弾訳、『ミステリマガジン』1991年12月号、pp.53-77) レフ・シェイニン(Лев Романович Шейнин, 1906-1967, ロシア語版Wikipedia)「婦人探偵の推理眼 =うっとうしい事件=」(袋一平訳、『探偵倶楽部』1957年11月号) 「ミスター・グローバーの恋」(ノーボスチ通信社編『りんご漬け 現代ソビエト短編集』ソビエト社会主義共和国連邦大使館公報課、1963年) ※現物未見。ミステリかどうか不明 「狩猟ナイフ」(永井淳訳、『ミステリマガジン』1965年11月号)(上記と同じ作品)「狩猟ナイフ」(稲垣晴美訳、『ミステリマガジン』1972年1月号) ※永井淳訳の方を勧める 「セメンチューク事件」(深見弾訳、『ミステリマガジン』1978年3月号) (3)1960年代~に邦訳された作家 ユリアン・セミョーノフ(Юлиан Семёнович Семёнов, 1931-1993, 日本語版Wikipedia)『ペトロフカ、38』(飯田規和訳、早川書房 ハヤカワ・ミステリ883、1965年3月 / 早川書房『世界ミステリ全集』第12巻、1972年) 長編抄訳『会長用の爆弾』(ソ連大使館広報部刊行『今日のソ連邦』1973年第1号(1月1日)~第7号(4月1日)、全7回連載) 『春の十七の瞬間(とき)』(伏見威蕃訳、角川文庫、1991年6月) 「一九三七年の夏」(ジェローム・チャーリン編『ニュー・ミステリ ジャンルを越えた世界の作家42人』[早川書房、1995年10月]に収録) ※非ミステリ イリヤ・ワルシャフスキー(Илья Иосифович Варшавский, 1908-1974, 日本語版Wikipedia)「シャーロック・ホームズ秘話」(イリヤ・ワルシャフスキー『夕陽の国ドノマーガ』[草柳種雄訳、大光社、1967年]に収録) ※ミステリのパロディ 「ドブレ警部の最後の事件」(井桁貞義訳、『季刊ソヴェート文学』1974年夏季号[通巻48号]、pp.210-234) ※ミステリのパロディ (4)1970年代~に邦訳された作家 アレクセイ・コロビツィン(Алексей Павлович Коробицин, 1910-1966, 日本語版Wikipedia)『逃亡 ――犯罪なき犯罪』(香川二郎[本名・末包丈夫]訳、1970年12月、法律文化社) ワイネル兄弟(Братья Вайнеры, 日本語版Wikipedia)アルカージイ・ワイネル (Аркадий Александрович Вайнер, 1931-2005, ロシア語版Wikipedia) ゲオルギー・ワイネル (Георгий Александрович Вайнер, 1938-2009, ロシア語版Wikipedia)長編抄訳『ミノトール訪問』(泉清訳、『季刊ソヴェート文学』1974年夏季号[通巻48号]、pp.22-160) レオニード・スローヴィン(Леонид Семёнович Словин, 1930-2013, 日本語版Wikipedia)「目撃者のない事件」(酒枝英志訳、『季刊ソヴェート文学』1974年夏季号[通巻48号]、pp.162-208) ストルガツキー兄弟(Братья Стругацкие, 日本語版Wikipedia)アルカジイ・ストルガツキー (Аркадий Натанович Стругацкий, 1925-1991, ロシア語版Wikipedia) ボリス・ストルガツキー (Борис Натанович Стругацкий, 1933-2012, ロシア語版Wikipedia)『幽霊殺人』(深見弾訳、早川書房 ハヤカワ・SF・シリーズ、1974年8月) - 原題の直訳は『ホテル「死滅したアルピニストの許で」』 ア・アヴデェーエフ(Алексей Иванович Авдеев, 1910-????)「勇気」(深見弾訳、『ミステリマガジン』1977年9月号) 『Чекисты рассказывают』収録の「Мужество」の翻訳か? ワイネル兄弟、レオニード・スローヴィン、イリヤ・ワルシャフスキーの作品を収録した『季刊ソヴェート文学』1974年夏季号(通巻48号)は「特集:ソ連の推理小説」。ほかにイリーナ・ボガートコ(岡野肇訳)「ソヴェートの推理小説 ――最近年間の作品の概観――」(pp.236-244)が掲載されている。 ストルガツキー兄弟ではほかに、マクシム・カンメラー(登場人物名)三部作(『収容所惑星』、『蟻塚の中のかぶと虫』、『波が風を消す』)のうちの第2作『蟻塚の中のかぶと虫』(深見弾訳、早川書房 海外SFノヴェルズ、1982年4月 / ハヤカワ文庫SF、1990年1月)は行方不明の人物を秘密調査員のマクシムが捜索するというストーリーで、「ソ連SFの雄が贈る会心のSFミステリ」として邦訳紹介されている。 (5)1980年代~に邦訳された作家 トーポリ ニェズナンスキイエドワード・トーポリ (Эдуард Владимирович Тополь, 1938- , ロシア語版Wikipedia) フリードリヒ・ニェズナンスキイ (Фридрих Евсеевич Незнанский, 1932-2013, ロシア語版Wikipedia)『赤の広場 ブレジネフ最後の賭け』(原卓也訳、中央公論社、1983年4月) - 週刊文春ミステリーベスト10、第3位 『消えたクレムリン記者 赤い麻薬組織の罠』(原卓也訳、中央公論社、1983年7月) エドワード・トーポリ(エドゥアルド・トーポリ)『ソ連潜水艦U137 人工地震エンマ作戦』(江川卓訳、中央公論社、1984年3月) 『赤いパイプライン』(江川卓訳、新潮文庫、1988年6月) 『暗黒のクーデター』(川合渙一訳、新潮文庫、1992年2月) 『公爵夫人ターニャの指輪』(吉浦澄子訳、新潮文庫、1993年4月) - 妻のエミリアとの共著 フリードリヒ・ニェズナンスキイ『赤い狼 KGB"T"機関の陰謀』(工藤精一郎訳、中央公論社、1985年6月 / 中公文庫、1989年11月) 『「ファウスト」作戦 書記長暗殺計画』(原卓也訳、中央公論社、1987年9月) ニェズナンスキイの『犯罪の大地 ソ連捜査検事の手記』(工藤精一郎訳、中央公論社、1984年7月 / 中公文庫、1986年12月)はそのタイトル通り捜査手記。小説ではない。 (6)1990年代以降に邦訳された作家 イリーナ・ムラヴョーワ(Ирина Лазаревна Муравьёва, 1952- , ロシア語版Wikipedia)「土壇場」(菅沼裕乃訳、サラ・パレツキー編『ウーマンズ・ケース』上巻、ハヤカワ・ミステリ文庫、1998年2月) アレクサンドラ・マリーニナ(Александра Маринина, 1957- , 日本語版Wikipedia)モスクワ市警殺人課分析専門官アナスタシヤ1 『盗まれた夢』(吉岡ゆき訳、作品社、1999年10月) 2 『孤独な殺人者』(吉岡ゆき訳、作品社、2000年8月) 3 『死刑執行人』(吉岡ゆき訳、作品社、2002年3月) モスクワ市警殺人課分析官アナスタシヤ・シリーズ1 『アウェイゲーム』(貝澤哉訳、光文社文庫、2003年4月) 2 『無限の殺意』(佐々洋子訳、光文社文庫、2003年10月) 3 『死とほんのすこしの愛』(佐々洋子訳、光文社文庫、2004年4月)作品社版と光文社文庫版でシリーズ名が異なっているが、同じシリーズ。本国での刊行順は2『アウェイゲーム』→3『盗まれた夢』→4『孤独な殺人者』→5『無限の殺意』→7『死とほんのすこしの愛』→12『死刑執行人』。 ほかに、シリーズ第1作『事の次第』の一部分が光文社『ジャーロ』の企画「世界のミステリーを読む」で翻訳掲載されている(鴻英良、2001年冬号、通巻2号)。 ボリス・アクーニン(Борис Акунин, 1956- , 日本語版Wikipedia)『堕ちた天使 アザゼル』(沼野恭子訳、作品社、2001年4月) - 2002年フランス・ミステリ批評家賞受賞、2003年英国推理作家協会(CWA)最優秀長編賞ノミネート 『リヴァイアサン号殺人事件 ファンドーリンの捜査ファイル』(沼野恭子訳、岩波書店、2007年2月) - 『本格ミステリ・ベスト10』8位、早川書房『ミステリが読みたい!』9位 『アキレス将軍暗殺事件 ファンドーリンの捜査ファイル』(沼野恭子、毛利公美訳、岩波書店、2007年2月)3冊ともファンドーリン・シリーズ。本国での刊行順は上記の順と同じ。 ボリス・アクーニンはファンドーリン・シリーズにより、2004年のフィンランド・ミステリ協会外国推理作家賞を受賞している。 2005年、ポーランドのミステリ賞である大口径名誉賞をボリス・アクーニンとアレクサンドラ・マリーニナが受賞している。国内外の傑出したミステリ作家に贈られる賞。 (7)少年少女向けミステリ アナトーリー・ルイバコフ(アナトーリー・ルィバコフ)(Анатолий Наумович Рыбаков, 1911-1998, ロシア語版Wikipedia)「根つけ綺譚」(吉上昭三訳、勁草書房『新しいソビエトの文学』第3巻、1968年) この作品はチェコでは『日本根つけの謎』(Záhada japonské spony)というタイトルで刊行されていてミステリとして扱われているようである。 「根つけ綺譚」は少年クローシを主人公とする3部作の第2作。第1作は1964年刊行の講談社『少年少女新世界文学全集』第25巻(ソビエト現代編3)に「クローシの冒険」(福井研介訳)というタイトルで収録されており、1984年には理論社から『おとなへの第一歩』(中込光子訳)というタイトルでも出ている。第3作の邦訳はない。 アナトーリ・アレクシン(Анатолий Алексин, 1924- , ロシア語版Wikipedia)『ナターシャ、ぼくを見て! アリク少年の探偵物語』(佐伯靖子訳、新読書社、1988年12月) Тайна старой дачи (1968) チェコ カレル・チャペック(Karel Čapek, 1890-1938, 日本語版Wikipedia)Povídky z jedné kapsy (1929) 24編収録『ひとつのポケットから出た話』(栗栖継訳、至誠堂 現代人叢書第9巻、1960年[著者名表記 カレル・チャペク] / 晶文社 文学のおくりもの15、1976年 / 晶文社 文学のおくりものベスト版、1997年8月) 『ひとつのポケットからでた話』(栗栖茜[※栗栖継の息子]訳、海山社、2011年2月) Povídky z druhé kapsy (1929) 24編収録『ポケットから出てきたミステリー』(田才益夫訳、晶文社、2001年11月) 『もうひとつのポケットからでた話』(栗栖茜訳、海山社、2011年2月) エゴン・ホストヴスキー(Egon Hostovský, 1908-1973)『スパイ』(岡田真吉訳、角川書店、1958年)改題文庫化『秘密諜報員 アルフォンスを捜せ』(角川文庫、1966年) ヨゼフ・シュクヴォレツキー(Josef Škvorecký, 1924-2012)『ノックス師に捧げる10の犯罪』(宮脇孝雄・宮脇裕子訳、出版:The Mysterious Press、発売:早川書房、1991年5月) パヴェル・ヘイツマン(Pavel Hejcman, 1927- )『鋼鉄の罠』(田才益夫訳、発行:有楽出版社、発売:実業之日本社、1996年3月) パヴェル・コホウト(Pavel Kohout, 1928- , 日本語版Wikipedia)『プラハの深い夜』(田才益夫訳、早川書房、2000年10月) ヴァーツラフ・ジェザーチ(Václav Řezáč, 1901-1956)『かじ屋横丁事件』(井出弘子訳、岩波書店 岩波少年文庫2075、1974年)(児童文学) また、ラジスラフ・フクス(Ladislav Fuks, 1923-1994)の1967年の作品、『火葬人』(阿部賢一訳、松籟社《東欧の想像力》第9巻、2012年12月)はポーランドの評論家が選出したミステリのオールタイムベスト100の1冊に選ばれており、ミステリの一種と見られているようである。 ポーランド ブルーノ・ヤセンスキー(Bruno Jasieński, 1901-1938)『人間は皮膚を変える』『人間は皮膚を変へる』(黒田辰男訳、白揚社、1937年、著者名表記「ブルーノ・ヤセンスキイ」) 『人間は皮膚を変える 上』(黒田辰男訳、青木書店 ヤセンスキー選集、1957年) 『人間は皮膚を変える 中』(黒田辰男訳、青木書店 ヤセンスキー選集、1957年) ※下巻は刊行されていない 『人間は皮膚を変える』は、江戸川乱歩と文通したソ連の推理作家ロマン・キムが手紙の中で、1930年代の探偵小説の傑作としてタイトルを挙げているスパイ小説。 ヤセンスキー作品の邦訳事情については、SFファングループ「THATTA」のオンライン・ファンジン『THATTA ONLINE』241号(2008年5月号)に掲載されたフヂモト・ナオキ氏の「ウィアード・インヴェンション~戦前期海外SF流入小史~008」が詳しいが、それによれば、1937年の邦訳『人間は皮膚を変へる』は第一部のみの翻訳であり、全訳ではないそうだ。戦後も1957年にヤセンスキー選集で『人間は皮膚を変える 上』、『人間は皮膚を変える 中』が刊行されたが、この選集の出版は中絶しており、下巻は刊行されていない。 探偵雑誌では、『探偵倶楽部』1955年6月号(6巻6号)にヤセンスキーの「人造運命の支配者」が掲載されている(南沢十七訳、著者名表記「E・ヤーシンスキイ」)。 イェジィ・エディゲイ(Jerzy Edigey, 1912-1983, 日本語版Wikipedia)『顔に傷のある男』(深見弾訳、ハヤカワ・ミステリ1292、1977年) 『ペンション殺人事件』(深見弾訳、ハヤカワ・ミステリ1312、1978年) スタニスワフ・レム(Stanisław Lem, 1921-2006, 日本語版Wikipedia)『枯草熱』(こそうねつ) - 1979年フランス推理小説大賞吉上昭三、沼野充義訳、サンリオSF文庫、1979年9月 沼野充義、吉上昭三訳、スタニスワフ・レムコレクション『天の声 / 枯草熱』、国書刊行会、2005年10月レムの作品では、『捜査』(深見弾訳、ハヤカワ文庫SF、1978年8月)もそのタイトル通り推理小説仕立ての作品である。 ブルガリア アンドレイ・グリャシキ(Андрей Гуляшки, 1914-1995, 日本語版Wikipedia)「ザホフ対07」(袋一平訳、『ミステリマガジン』1967年2月号) (上記と同じ作品)『007は三度死ぬ』(深見弾訳、創元推理文庫、1985年) ウクライナ アンドレイ・クルコフ(Андрій Курков, 1961- , 日本語版Wikipedia) ※ウクライナ語ではなくロシア語で書く作家『ペンギンの憂鬱』(沼野恭子訳、新潮社 新潮クレスト・ブックス、2004年9月) クルコフはウクライナのロシア語作家で、『ペンギンの憂鬱』は1996年の作品。日本では新潮クレスト・ブックスで刊行されたが、アメリカでは『Death and the Penguin』というタイトルでミステリ叢書《Melville International Crime》の1冊として刊行されている。法月綸太郎氏によるレビューは評論集『盤面の敵はどこへ行ったか』で読める。 関連事項 光文社『ジャーロ』の創刊号(2000年秋号)から第11号(2003年春号)まで続いた企画「世界のミステリーを読む」で、ポーランドのアンジェイ・スタシュク「コシュチェイニと夜の闇」(ケン・オカモト・カミンスキ訳、2001年秋号、通巻5号)、スロヴァキアのドゥシャン・ミタナ「冬景色を横切って」(ケン・オカモト・カミンスキ訳、2002年冬号、通巻6号)が訳載されているが、どちらもミステリには分類しづらい作品。 関連ページ ソ連・ロシア関連ソ連/ロシア推理小説略史 シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(7) ソ連編 日ソ推理作家交流史 1950年代に江戸川乱歩と文通していたソ連の推理作家ロマン・キムの数奇な生涯 中東欧関連チェコ推理小説略史 ポーランドのミステリ評論家が選んだ最重要ミステリ100 非英語圏ミステリ2014年の邦訳出版一覧 北欧ミステリ邦訳一覧 南欧ミステリ邦訳一覧 ドイツ語圏ミステリ邦訳一覧 オランダ語圏ミステリ邦訳一覧 中南米ミステリ邦訳一覧 東アジアミステリ邦訳一覧 東南・南アジアミステリ邦訳一覧 中東ミステリ邦訳一覧 アフリカミステリ邦訳一覧 フランスのミステリ賞受賞作の邦訳一覧 フランス・ミステリ必読30冊(『ミステリマガジン』2003年7月号) フランスミステリベスト100 ポケミス非英語圏作品一覧 創元推理文庫海外ミステリ非英語圏作品一覧 年間ミステリランキング 非英語圏作品一覧 非英語圏ミステリ各種リスト
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~ようこそ、「アジアの祭礼-Asian festival-」へ~ アジアは広大です(アジアの区分の定義はひとまずおいといて)。 その広大な地域それぞれに、多様な祭礼や儀礼が数多く存在します。雅なるもの、きらびやかなもの、秘儀的なもの、なんだこれは?といった奇祭じみたもの、エロティックなもの、まったくもって意味不明なもの・・・。実に様々な祭礼が存在しますが、その一つ一つは、そこに住む人々や、かつて住んでいた先祖たちの願望や世界観などが示されるような、まさに心と身体の表現といえましょう。 そして、そうした諸地域の人々の心と身体の表現を知ることは、異文化理解の重要性が叫ばれる現代において重要なことなのではないでしょうか。 そこで、アジアの祭礼や儀礼の情報を記載する、こんなサイトを作ることにしました。 インターネットが急速に進化している現代。我々はある物ごとについて紹介したり、表現することは非常に容易になったといえます。そこで、このサイトでは皆で、アジアのいろいろな祭礼に焦点をあてて、その情報を表現しましょう。 ウチの地元ではこんな変わった祭礼があるけど、これはこんな意味を持っているんだとか、この前旅行に行ったら、こんな変わった祭りが行われていて、それに興味があって画像をアップしてみますとか、とにかく祭礼や儀礼に関する情報を載せましょう。 アジアの祭礼に関しては他の追随を許さないぞ! みたいな情報がたくさん詰まったサイトを目指しましょう。
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/221.html
2013年6月17日 昨日公開した「北欧ミステリ邦訳一覧」の姉妹ページです。 その後「ドイツ語圏ミステリ邦訳一覧」も作成しました(2013年7月22日)。 「ロシア・中東欧ミステリ邦訳一覧」も作成しました(2014年8月18日)。 スペイン語・ポルトガル語のミステリについては、「中南米ミステリ邦訳一覧」もご覧ください。 Index イタリア(1)1940年代~50年代の邦訳 (2)1970年代の邦訳 (3)1980年代の邦訳 (4)1990年代の邦訳 (5)2000年以降の邦訳 スペイン(1)戦前の邦訳 (2)1980年代の邦訳 (3)1990年代以降の邦訳 ポルトガル ギリシャ イタリア 日本での邦訳紹介の順に並べている。以下の「1940年代~50年代」、「1970年代」などの区分は作品発表時期による区分ではないことにご注意ください。 (1)1940年代~50年代の邦訳 エツィオ・デリコ(Ezio D Errico、1892-1972)『悪魔を見た処女』(江杉寛[渡辺芳夫]訳、未来社 《世界傑作探偵小説集》、1946年11月)雑誌再録『悪魔を見た処女』(『別冊宝石』71号[世界探偵小説全集27]、1957年10月) 雑誌『中学時代二年生』付録 中二ライブラリー『悪魔を見た少女』(原作:デリコ、文:白木茂)(旺文社の雑誌『中学時代二年生』1963年9月号の付録小冊子) マリオ・ソルダーティ(Mario Soldati、1906-1999)中編「窓」(飯島正訳)(東京創元社《現代推理小説全集》第14巻『牝狼・窓』、1957年、この本での表記は「マリオ・ソルダアティ」) 『中学時代二年生』付録のデリコ『悪魔を見た少女』は現物未見。おそらくは邦訳の『悪魔を見た処女』をリライトしたものだろう。 マリオ・ソルダーティ「窓」についての訳者の飯島正の見解→「「窓」はもちろん本格的な推理小説ではないし、本当は推理小説というレッテルは冠することが無理かも知れない。しかしだんだん秘密をときほごして行くうまさや、どうなるかとおもわせるサスペンスは、推理小説とは別の意味で、これはまことに貴重なものだとおもう。」「たとえ諸君がコチコチの本格推理小説のファンであっても、その親類つづきにこういうおもしろい小説があるということは、知っておいても損のないことだとぼくは信じる。」(巻末解説より) 「窓」と同時収録の『牝狼』はフランスのボアロー&ナルスジャックの作品。マリオ・ソルダーティの邦訳はほかに長編『偽られた抱擁』(清水三郎治訳、講談社、1959年)と短編「雪の上の足跡」(大久保昭男訳、『現代イタリア短編選集』白水社、1972年)がある。『偽られた抱擁』は訳者あとがきによれば「奇異な環境と複雑な事件を巧みにおりまぜながら、主人公ハリー青年と妻ジェーンの心理を微妙に、しかもリアルに描いて罪の観念を鋭く追及」した作品だそうだが、未読なのでミステリと呼べる作品なのかは分からない。「雪の上の足跡」はミステリではない。 (2)1970年代の邦訳 ルドヴィコ・デンティーチェ(Ludovico Dentice、1925- ??)『夜の刑事』(千種堅訳、ハヤカワ・ミステリ1110、1970年5月) カルロ・エミーリオ・ガッダ(Carlo Emilio Gadda、1893-1973)『メルラーナ街の怖るべき混乱』(千種堅訳、早川書房『現代イタリアの文学』第1巻に収録、1970年、著者名表記「カルロ・エミリオ・ガッダ」)新訳『メルラーナ街の混沌たる殺人事件』(千種堅訳、水声社、2011年12月、著者名表記「カルロ・エミーリオ・ガッダ」) ジョルジョ・シェルバネンコ(Giorgio Scerbanenco、1911-1969)『裏切者』(千種堅訳、『世界ミステリ全集』第12巻[早川書房、1972年]に収録) - 1968年フランス推理小説大賞 カルロ・フルッテロ(Carlo Fruttero、1926-2012)&フランコ・ルチェンティーニ(Franco Lucentini、1920-2002)『日曜日の女』【上下巻】(千種堅訳、河出書房新社、1973年) - 「ドイツ語圏のミステリファンが選ぶミステリ・オールタイムベスト119(1990年)」に選出されている レオナルド・シャーシャ(Leonardo Sciascia、1921-1989)『権力の朝』(千種堅訳、新潮社、1976年) 『マヨラナの失踪 消えた若き天才物理学者の謎』(千種堅訳、出帆社、1976年) - 実在の物理学者の失踪事件を元にした小説 『真昼のふくろう』(竹山博英訳、朝日新聞社、1987年4月) - 「ドイツ語圏のミステリファンが選ぶミステリ・オールタイムベスト119(1990年)」に選出されている 『ちいさなマフィアの話』(武谷なおみ訳、白水社、1994年11月) - 長編2編収録(『ちいさなマフィアの話』、『人それぞれに』) 短編「マフィア・ウェスタン」(千種堅訳)(ジェローム・チャーリン編『ニュー・ミステリ ジャンルを越えた世界の作家42人』早川書房、1995年10月、この本での表記は「レオナルド・シャッシャ」) ジョルジョ・シェルバネンコはイタリア国産ミステリの父とされる人物。その名は現在、イタリアの公募ミステリ賞の名称にもなっている。レオナルド・シャーシャは1989年に、フルッテロ&ルチェンティーニは1994年にイタリアのレイモンド・チャンドラー賞を受賞している(イタリアのミステリ祭でミステリ作家の生涯の功績に対して贈られる賞)。レオナルド・シャーシャの邦訳はほかに、イタリアの元首相アルド・モーロの誘拐殺害事件の真相を追った『モロ事件 テロと国家』(千種堅訳、新潮社、1979年4月)がある。 ガッダの『メルラーナ街の混沌たる殺人事件』はミステリとしては破格だが、イタリアでは「偉大なジャッロ(ミステリ)」と呼ばれているという。ガッダはほかにも非ミステリ作品の邦訳あり。 (3)1980年代の邦訳 L・G・ブッファリーニ(ルイージ・グィーディ・ブッファリーニ)(Luigi Guidi Buffarini)『〈吸血鬼(ピオヴラ)〉の影』(大久保昭男訳、角川文庫、1985年5月) マルコ・パルマ(Marco Parma、1940- )『ドレスの下はからっぽ』(千種堅訳、集英社文庫、1985年8月) ロリアーノ・マッキアヴェッリ(Loriano Macchiavelli、1934- )『『バラの名前』後日譚』(谷口勇、ジョヴァンニ・ピアッザ訳、而立書房、1989年6月) - 『薔薇の名前』を踏まえた作品だが、『薔薇の名前』よりも先に邦訳された ジェズアルド・ブファリーノ(Gesualdo Bufalino、1920-1996)『その夜の嘘』(千種堅訳、早川書房、1989年7月) (4)1990年代の邦訳 ウンベルト・エーコ(Umberto Eco、1932- 、Wikipedia)『薔薇の名前』【上下巻】(河島英昭訳、東京創元社、1990年1月) - 1984年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)エドガー賞最優秀長編賞ノミネートほかに小説では 『フーコーの振り子』、『前日島』、『バウドリーノ』が邦訳されている P・フェラーリ(ピヌッチャ・フェラーリ)(Pinuccia Ferrari、1943- )&S・ジャチーニ(ステファーノ・ジャチーニ)(Stefano Jacini、1939- )『ミラノ殺人事件』(武田秀一訳、扶桑社ミステリー、1990年11月) レナート・オリヴィエリ(Renato Olivieri、1925-2013)『呪われた祝日』(伊知地小枝訳、近代文芸社、1995年1月) 『コドラ事件』(伊知地小枝訳、近代文芸社、1995年6月) パオロ・マウレンシグ(Paolo Maurensig、1943- )『復讐のディフェンス』(鈴木昭裕訳、白水社、1995年1月) 『狂った旋律』(大久保昭男訳、草思社、1998年12月) アンドレア・カミッレーリ(Andrea Camilleri、1925- )『モンタルバーノ警部 悲しきバイオリン』(千種堅訳、ハルキ文庫、1999年12月) - 邦訳はこちらが先だが、発表順&時系列順に従って先に『おやつ泥棒』を読むことをお勧めする 『おやつ泥棒 モンタルバーノ警部』(千種堅訳、ハルキ文庫、2000年7月) 短編「モンタルバーノ刑事の元日」(大條成昭訳、『ミステリマガジン』1999年3月号) 「芸術家肌」(大條成昭訳、『ミステリマガジン』1999年10月号) 「ふたりのモンタルバーノ」(大條成昭訳、『ミステリマガジン』2001年2月号) 「匿名の手紙」(北代美和子訳、『ジャーロ』3号[2001年春号]) 「略号」(北代美和子訳、『ジャーロ』3号[2001年春号]) アンドレア・カミッレーリは2012年の英国推理作家協会(CWA)インターナショナル・ダガー賞(最優秀翻訳ミステリ賞)受賞者。それ以前にも同賞に4度ノミネートされている。また、2011年にはイタリアのレイモンド・チャンドラー賞を受賞した。 この時期に邦訳された作品では、ダーチャ・マライーニ(Dacia Maraini、1936- )の『声』(大久保昭男訳、中央公論社、1996年)、アントニオ・タブッキ(Antonio Tabucchi、1943-2012)の『ダマセーノ・モンテイロの失われた首』(草皆伸子訳、白水社、1999年)もミステリ仕立ての作品だとのこと。 (5)2000年以降の邦訳 ※ミステリの周辺領域の作品も一部含みます ニコロ・アンマニーティ(Niccolò Ammaniti、1966- )『ぼくは怖くない』(荒瀬ゆみこ訳、ハヤカワepi文庫、2002年12月)ほかの邦訳に『孤独な天使たち』(中山エツコ訳、河出書房新社、2013年2月、著者名表記「ニッコロ・アンマニーティ」) マルチェロ・フォイス(Marcello Fois、1960- )『弁護士はぶらりと推理する』(草皆伸子訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2004年1月)中編(短めの長編)2編収録(『いかなるときでも心地よきもの』、『空から降る血』) - 『いかなるときでも心地よきもの』 1998年シェルバネンコ・ミステリ大賞受賞、2003年英国推理作家協会(CWA)エリス・ピーターズ賞ノミネート ジュゼッペ・ジェンナ(Giuseppe Genna、1969- )『イスマエルの名のもとに』(荒瀬ゆみこ訳、角川書店、2004年6月) カルロ・ルカレッリ(Carlo Lucarelli、1960- )デルーカの事件簿1『白紙委任状』(菅谷誠訳、柏艪舎、2005年1月) デルーカの事件簿2『混濁の夏』(菅谷誠訳、柏艪舎、2005年3月) デルーカの事件簿3『オーケ通り』(菅谷誠訳、柏艪舎、2005年5月) - 1996年シェルバネンコ・ミステリ大賞 ジュゼッペ・ペデリアーリ(Giuseppe Pederiali、1937- )『霧に消えた約束』(関口英子訳、二見文庫、2005年4月)ほかに児童書『ぼく、ママのおなかにいたいの…』の邦訳あり アレッサンドロ・ペリッシノット(Alessandro Perissinotto、1964- )『8017列車』(菅谷誠訳、柏艪舎、2005年9月) 『僕の検事へ 逃亡殺人犯と女性検事の40通のメール』(中村浩子訳、講談社、2007年6月) ジャンリーコ・カロフィーリオ(Gianrico Carofiglio、1961- )『無意識の証人』(石橋典子訳、文春文庫、2005年12月) 『眼を閉じて』(石橋典子訳、文春文庫、2007年2月) マリオ・スペッツィ(Mario Spezi、1945- )『連続殺人「赤い死神」』(仲西えり訳、扶桑社ミステリー、2007年2月)ほかにジャーナリストの島村菜津との共著のノンフィクション『フィレンツェ連続殺人』(新潮社、1994年10月)が出版されている ジョルジョ・ファレッティ(Giorgio Faletti、1950-2014)『僕は、殺す』【上下巻】(中田文、村上圭輔訳、文春文庫、2007年4月) ルカ・ディ・フルヴィオ(Luca Di Fulvio、1957- )『ディオニュソスの階段』【上下巻】(飯田亮介訳、ハヤカワ文庫NV、2007年9月) - 2007年『IN☆POCKET』文庫翻訳ミステリー・ベスト10「作家が選んだベスト10」第10位(2007年11月号) ディエゴ・マラーニ(Diego Marani、1959- )『通訳』(橋本勝雄訳、東京創元社、2007年11月) ジュリオ・レオーニ(Giulio Leoni、1951- )『未完のモザイク』(鈴木恵訳、二見文庫、2009年2月) エンリコ・ソリト(Enrico Solito、1954- )『シャーロック・ホームズ 七つの挑戦』(天野泰明訳、国書刊行会、2009年9月) シルヴァーノ・アゴスティ(Silvano Agosti、1938- )『罪のスガタ』(野村雅夫訳、シーライトパブリッシング、2009年11月)ほかの邦訳に『1日3時間しか働かない国』(マガジンハウス)、『見えないものたちの踊り』(シーライトパブリッシング ※オンデマンド出版)がある アンドレア・ヴィターリ(Andrea Vitali、1956- )『オリーブも含めて』(久保耕司訳、シーライトパブリッシング、2011年8月) 『レモンの記憶』(久保耕司訳、シーライトパブリッシング、2012年4月)※オンデマンド出版ほかの邦訳に『ブティックの女』(久保耕司訳、シーライトパブリッシング、2011年10月、オンデマンド出版)がある ドナート・カッリージ(Donato Carrisi、1973- )『六人目の少女』(清水由貴子訳、ハヤカワ・ミステリ、2013年1月) - フランス国鉄ミステリ大賞ヨーロッパ部門など受賞 『ローマで消えた女たち』(清水由貴子訳、ハヤカワ・ミステリ、2014年6月) ルーサー・ブリセット(Luther Blissett)『Q』【上下巻】(さとうななこ訳、東京創元社、2014年4月) ◆短編のみ邦訳 ラーウラ・グリマルディ(Laura Grimaldi、1928-2012)「父親と娘」(千種堅訳)(ジェローム・チャーリン編『ニュー・ミステリ ジャンルを越えた世界の作家42人』早川書房、1995年10月) カルメン・アイレーラ(Carmen Iarrera、1950- )「助け」(『ミステリマガジン』1999年3月号) 『ニュー・ミステリ ジャンルを越えた世界の作家42人』にはほかにイタリアの作品ではレオナルド・シャーシャの「マフィア・ウェスタン」、イタロ・カルヴィーノの「都市と死者」が収録されている(どれも数ページの掌編)。 ◆未刊に終わったイタリア古典探偵小説 未来社の《世界傑作探偵小説集》ではエツィオ・デリコの『悪魔を見た処女』(江杉寛[渡辺芳夫]訳、1946年11月)のほか、ジョルジョ・シェルバネンコの『盲目の人形』(La bambola cieca)も出版される予定だったがこれは未刊に終わった。 また、全30巻のラインナップが予告された1947年創刊の《現代欧米探偵小説傑作選集》(オリエント書房)ではイタリア・ミステリが8冊入っていたが、この叢書は第1巻のカルロ・アンダーセン(デンマーク)『遺書の誓い』(遺書の誓ひ)(吉良運平[渡辺芳夫]訳、1947年1月)のみで中絶してしまった。未刊に終わったイタリア・ミステリの8冊は以下の通り。(全30巻の予告ラインナップはこちら) エツィオ・デリコ第9巻『動物園殺人事件』(Plenilunio allo Zoo)(1939) - 『ROM』135号(2010年10月31日)にROM氏によるレビュー掲載 第13巻『犯人なき殺人』(L affare Jefferson)(1940) 第14巻『モレル家の秘密』(La famiglia Morel)(1938) ジョルジョ・シェルバネンコ第26巻『ルシアナ失踪』(L antro dei filosofi)(1942) 第29巻『六日目の脅迫』(Sei giorni di preavviso)(1940)2冊とも警察職員アーサー・ジェリング・シリーズ。「シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(3) ヨーロッパ諸国編」参照。 アウグスト・デ・アンジェリス(Augusto De Angelis、1888-1944)第6巻『宿命のC』(Il do tragico)(1937) - 『ROM』135号(2010年10月31日)につずみ綾氏によるレビュー掲載 第12巻『チネチッタ撮影所の怪事件』(Il mistero di Cinecittà)(1941) - 『ROM』135号(2010年10月31日)にROM氏によるレビュー掲載 第23巻『三つの蘭花』(Il mistero delle tre orchidee)(1942) - 『ROM』135号(2010年10月31日)につずみ綾氏によるレビュー掲載 スペイン (1)戦前の邦訳 ペドロ・アントニオ・デ・アラルコン(Pedro Antonio de Alarcón、1833-1891)短編「釘」『世界短篇小説大系 探偵家庭小説篇』近代社、1926年、谷口武訳 博文館 世界探偵小説全集第1巻『古典探偵小説集』、1930年、訳者不明 ← 当サイトで全文公開中 スペインのミステリ史を扱ったパトリシア・ハート(Patricia Hart)の『The Spanish Sleuth The Detective in Spanish Fiction』(1987年)によれば、スペイン最初の探偵小説はペドロ・アントニオ・デ・アラルコンが1853年に発表した「釘」(原題 El clavo)だとするのが通説だという(ポーの「モルグ街の殺人」は1841年発表)。 ほかに、邦訳のある長編『醜聞』(1875年)も探偵小説的手法を使った作品だそうだ。岩波文庫版(高橋正武訳、上巻1952年12月、下巻1953年2月)の訳者あとがきから引用する。 そして、いくぶん探偵小説的な手法を使い――ごく初期の『釘』 El Clavo, 1855 など、短篇のうちで出色のひとつと思いますが、これなんかにも同様な手法が見うけられます――、多少のメロドラマティズムがなくはありませんが、全体の構成を単純に見せながら、実はモザイク的に複雑な事件を組みあわせて、これを自然に展開し、激しい場面をつぎつぎと連続させていきます。 引用中では「釘」の初出が1855年となっているが、岩波文庫版『醜聞』下巻に収録された「ペドロ・デ・アラルコン略年譜」では1853年の作品とされているので、ここで1855年となっているのは誤植だろう。ペドロ・アントニオ・デ・アラルコンは「釘」や『醜聞』以外にも邦訳が何作品かある。『新青年』1928年新春増刊号(9巻3号)掲載の短編「二種の栄光」はルーベンスを扱った宗教的小話で探偵小説ではない。その他の邦訳作品の中に探偵小説(的な作品)があるかどうかは未調査。 では、イタリア最初の探偵小説はなんなのだろうか。ネット上をざっと見てみると、以前はエミリオ・デ・マルキ(Emilio De Marchi、1851-1901)の1887年の作品『司祭の帽子』(Il cappello del prete)がそうだとみなされていたようだが、ミステリ作家のマッシモ・シヴィエロ(Massimo Siviero、1942- )は、フランチェスコ・マストリアーニ(Francesco Mastriani、1819-1891)の1852年の作品『私の死体』(Il mio cadavere)こそがイタリア最初の探偵小説だという説を提出したらしい。こちらの説が一般にどれほど受け入れられているのかは分からない。 (2)1980年代の邦訳 ガルシア・パボン(García Pavón、1919-1989)『雨の七日間』(中平紀子、高井清仁訳、西和書林、1984年5月) マヌエル・バスケス・モンタルバン(Manuel Vázquez Montalbán、1939-2003)《私立探偵カルバイヨ》シリーズ『楽園を求めた男』(田部武光訳、創元推理文庫、1985年8月) - 1981年フランス推理小説大賞、1992年スウェーデン推理作家アカデミー最優秀翻訳ミステリ賞 『中央委員会殺人事件』(柴田純子訳、西和書林、1985年11月、著者名表記「マヌエル・バースケス・モンタルバン」) - 1986年ドイツ・ミステリ大賞第3位 『死の谷を歩む男』(田部武光訳、創元推理文庫、1986年4月) 長編の一部分のみ翻訳「刺青(いれずみ)」(市川秋子訳、『ジャーロ』8号[2002年夏号]) ガルシア・パボンはほかに非ミステリの短編「透明の世界」(東谷穎人編訳『笑いの騎士団 スペイン・ユーモア文学傑作選』、白水社、1996年7月)が日本語で読める。マヌエル・バスケス・モンタルバンの邦訳はほかに短編「少年と犬」(芹沢恵訳)(ジェローム・チャーリン編『ニュー・ミステリ ジャンルを越えた世界の作家42人』早川書房、1995年10月)がある。 ガルシア・パボンの出身地であるトメジョーソ市(Tomelloso)はガルシア・パボンの名を冠した長編ミステリの公募賞「ガルシア・パボン賞」を主催している。毎年7月に受賞作が発表され、10月に出版される。 バルセロナのミステリ祭《BCNegra》では2006年から、モンタルバンの生んだ私立探偵の名を冠した「ペペ・カルバイヨ賞」が毎年授与されている。国内外のミステリ作家の生涯の業績に対して贈られるもので、日本で知られた作家ではヘニング・マンケルやP・D・ジェイムズ、マイクル・コナリー、イアン・ランキンらが受賞。今年(2013年)の受賞者はスウェーデンのマイ・シューヴァル。スペインの作家ではフランシスコ・ゴンサレス・レデスマとアンドレウ・マルティンが受賞しているが、2人とも邦訳がない。 (3)1990年代以降の邦訳 ※ミステリの周辺領域の作品も一部含みます アルトゥーロ・ペレス・レベルテ(Arturo Pérez-Reverte、1951- )『フランドルの呪画(のろいえ)』(佐宗鈴夫訳、集英社、1995年10月 / 集英社文庫、2001年5月) - 1993年フランス推理小説大賞 『呪(のろい)のデュマ倶楽部』(大熊栄訳、集英社、1996年11月) - 映画化に合わせて『ナインスゲート』に改題して文庫化(集英社文庫、2000年4月) - 1995年デンマーク推理作家アカデミー パレ・ローゼンクランツ賞(国内外最優秀長編賞)、1999年フィンランド・ミステリ協会外国推理作家賞 『サンタ・クルスの真珠』(佐宗鈴夫訳、集英社、2002年10月) 『ジブラルタルの女王』【上下巻】(喜須海理子訳、二見文庫、2007年8月) 『戦場の画家』(木村裕美訳、集英社文庫、2009年2月)ほかに少年向け歴史小説シリーズ《アラトリステ》の邦訳もある(《アラトリステ》邦訳版公式サイト) ハビエル・マリアス(Javier Marías、1951- )『白い心臓』(有本紀明訳、講談社、2001年10月) ホセ・カルロス・ソモサ(José Carlos Somoza、1959- )『イデアの洞窟』(風間賢二訳、文藝春秋、2004年7月) - 2002年英国推理作家協会(CWA)ゴールドダガー賞(最優秀長編賞)、2005本格ミステリ・ベスト10第7位 『Zig Zag(ジグザグ)』(宮崎真紀、山田美明訳、エンターブレイン、2007年11月、著者名表記「ホセ・カルロス・ソモザ」) フリア・ナバロ(Julia Navarro、1953- )『聖骸布血盟』(白川貴子訳、ランダムハウス講談社、2005年9月) フアン・ボニージャ(Juan Bonilla、1966- )『パズルの迷宮』(碇順治 監訳、沢村凛、ITT訳、朝日出版社、2005年11月) カルロス・ルイス・サフォン(Carlos Ruiz Zafón、1964- )『風の影』【上下巻】(木村裕美訳、集英社文庫、2006年7月) - 『このミステリーがすごい!』2007年版 第4位 『天使のゲーム』【上下巻】(木村裕美訳、集英社文庫、2012年7月) - 『このミステリーがすごい!』2013年版 第9位 サンティアーゴ・パハーレス(Santiago Pajares、1979- )『螺旋』(木村榮一訳、ヴィレッジブックス、2010年2月) 『キャンバス』(木村榮一訳、ヴィレッジブックス、2011年12月) イルデフォンソ・ファルコネス(Ildefonso Falcones、1959- )『海のカテドラル』(木村裕美訳、RHブックス・プラス、武田ランダムハウスジャパン、2010年5月) エステバン・マルティン(Esteban Martín、1956- )&アンドレウ・カランサ(Andreu Carranza、1957- )『ガウディの鍵』(木村裕美訳、集英社文庫、2013年10月) トニ・ヒル(Toni Hill、1966- )『壊れた玩具たちの夏』(宮崎真紀訳、集英社文庫、2014年9月◆予定) 関連書籍 スペインのSF小説、フェリクス・J・パルマ『時の地図』【上下巻】(宮崎真紀訳、ハヤカワ文庫NV、2010年10月)は『IN☆POCKET』2011年11月号の「文庫翻訳ミステリー・ベスト10」で第7位。続編の『宙(そら)の地図』【上下巻】(宮崎真紀訳、ハヤカワ文庫NV、2012年11月)も刊行されている。 フランシスコ・アヤラ『仔羊の頭』(松本健二、丸田千花子訳、現代企画室、2011年3月)に収録の短編「言伝(メンサヘ)」はミステリの手法を使った作品だという(参照:逢坂剛による書評「スペイン内戦の悲惨 鋭く描く」朝日新聞2011年5月29日)。 スペインの非スペイン語ミステリ スペインではいわゆる「スペイン語」だけが使用されているわけではない。スペイン語(カスティーリャ語)はスペイン全域の公用語となっているが、それ以外にも、スペイン語によく似た言語であるカタルーニャ語とガリシア語、そしてスペイン語とはまったく系統の異なる言語であるバスク語などが地方の公用語となっている。そして地方公用語であるカタルーニャ語やガリシア語でもミステリが書かれている(バスク語で書かれたミステリもおそらくあるだろう)。 カタルーニャ語で書くミステリ作家の作品の邦訳は、マリア・アントニア・オリベール(Maria Antònia Oliver、1946- )の短編「どこにいるの、モニカ」(サラ・パレツキー編『ウーマンズ・アイ』下巻、ハヤカワ・ミステリ文庫、1992年9月)がある。この邦訳書での著者名表記はマリア・アントニア・オリヴァー。 ポルトガル ルイス・ミゲル・ローシャ(Luís Miguel Rocha、1976- )『P2』【上下巻】(木村裕美訳、新潮文庫、2010年6月) 『P2』は、「『ダ・ヴィンチ・コード』をも凌ぐ迫力。ヴァチカン、そしてフリーメーソンを侵蝕する闇の勢力。世界が震撼した歴史的大事件の真実を暴く!」という作品(新潮社公式サイト 書籍紹介ページより)。 また、ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの『複製された男』(阿部孝次訳、彩流社、2012年10月)は、出版社の紹介文によれば「孤独な現代人の苦悩とアイデンティティの危機をミステリー仕立てで描いた」作品。 ギリシャ アンドニス・サマラキス(Αντώνης Σαμαράκης、1919-2003)『きず』(小池滋訳、筑摩書房 世界ロマン文庫18、1970年 / 改装版 筑摩書房 世界ロマン文庫3、1977年12月 / 創元推理文庫、1987年10月) 『きず』は1970年のフランス推理小説大賞(翻訳作品部門)受賞作。 ギリシャのミステリとしてはほかに、ソポクレスの『オイディプス王』を挙げてもいいかもしれない。紀元前の作品だが、この作品はミステリの源流と見られることもあり、フランスのミステリ叢書《セリ・ノワール》に収録されていたりもする。邦訳は岩波文庫(藤沢令夫訳)など。 更新履歴 2013年6月17日:イタリア最初の探偵小説についての記述を追加。ポルトガル、ジョゼ・サラマーゴ『複製された男』追加。 2013年6月23日:スペイン、ペドロ・アントニオ・デ・アラルコン『醜聞』について追加。 2014年8月11日:スペイン、ハビエル・マリアス『白い心臓』(邦訳2001年10月)、イルデフォンソ・ファルコネス『海のカテドラル』(邦訳2010年5月)追加。 関連ページ 非英語圏ミステリ2014年の邦訳出版一覧 北欧ミステリ邦訳一覧 ドイツ語圏ミステリ邦訳一覧 オランダ語圏ミステリ邦訳一覧 ロシア・中東欧ミステリ邦訳一覧 中南米ミステリ邦訳一覧 東アジアミステリ邦訳一覧 東南・南アジアミステリ邦訳一覧 中東ミステリ邦訳一覧 アフリカミステリ邦訳一覧 フランスのミステリ賞受賞作の邦訳一覧 フランス・ミステリ必読30冊(『ミステリマガジン』2003年7月号) フランスミステリベスト100 ポケミス非英語圏作品一覧 創元推理文庫海外ミステリ非英語圏作品一覧 年間ミステリランキング 非英語圏作品一覧 イタリアイタリア推理小説略史 イタリア語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ スペイン・ポルトガルスペイン語圏・ポルトガル語圏推理小説略史 スペイン語・ポルトガル語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ 非英語圏ミステリ各種リスト
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会社でたま~に行われる懇親会。その少し前には社内会議的なものもあります。しゃちょーの話を聞くだけの簡単なお仕事です。 今回の会場はいつもの中華料理店ではなく、アジア・エスニック料理のお店。市ヶ谷勤務(もう2年位前)だった時は、確かアジア系カフェがあった場所に新しく出来たようです。 そんなに広くはないけど、貸切にしていたようで、他のお客さんが来たらお断りしてたっけ。いくつか空いているテーブルもあったんだけどね。 当初、禁煙・喫煙で席をわけていたんだけど、しゃちょーが我侭言って席を喫煙側にまとめてしまったお陰で使われなかった奥の方の席には、こんな感じの水槽があったり。綺麗な熱帯魚も泳いでますね。 最初に出てきたのは、アボカドのサラダ。シーザーサラダ風なんだけど、茶色い謎物体(上側スプーン付近)も。 お飲み物は、周りが生ビールで統一されていたにもかかわらず、私はカシスラッシー。ラッシーを使ったカクテルは珍しいね。 生春巻。甘辛いソースをつけて頂きます。 手羽ぎょうざ。カレー風なタレを付けて頂きます。最初、普通の手羽だと思ってかぶりついたら中からひき肉がこんにちは!なんか、いいなーこういうの。 キューバリバー。別名:ラムコーク。この近くのさくら水産とか中原にあるいつも行ってる店のものとは違ったお味。 タンドリー盛り合わせ。カリフラワー・ブロッコリー・ジャガイモ・シシカバブ・タンドリーチキン・エビ。 野菜と鶏肉の炒め物。スパイシーな感じ。この辺りから食べるペースが少しずつ下降気味。先週は健康診断の為に少食にしてたから、大量に食べることもなかったし、、。 パライソオレンジ。ライチリキュールが入っているはずだけど、ほぼオレンジジュース。 チーズナン。中にチーズが練りこまれていて、普通のナンとは全然違い、カレーなしでも食べられる。 パッタイ。米粉から作られた麺を使ったタイの焼きそば。上に乗っかっているパクチーは【Iさん】が美味しく頂きました。 お店の方のサービスで、追いパクチーも。 ナシゴレン。コースメニュー見ると【ナシゴレンまたはパッタイ】って書かれているんだけど、この日はサービスだったのかな。まあ、最後の方の炭水化物率がスゴイけど・・。 飲み放題のラストオーダーは、ラッシーで。この近くにあるムンバイのものとは違った味ですね。 本日の締めには、なんかすごいのキター。ベリーベリーベリーデザートナンロールというもので、バナナがナンで巻かれ、生クリーム・アイス・フルーツで飾られた一品。