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第264話:永遠にセリス 俺はまた守れなかった。 離れるべきではなかったのに。 俺は……俺は同じ事を……… また…守ってやれなかった……… ロックの目から涙が溢れ出す。 俺はレイチェルを守れなかった。 そして、セリスも守れなかったんだ。 辺りが霞んで見える。 この世の全てが絶望に覆われたように感じる。 心の底で危惧していたことは現実になった。 ギルガメッシュが俺の異変に気づいたのか、声をかけ続けているように見える。 「ダイジョウブカ!?モシカシテオマエノシリアイガ…」 何を言っているのかがよくわからない。 わからない。 言葉が意味を持ってないみたいだ。 いや、単に俺が理解しようとしていないだけか。 太陽の光が美しく大地を照りつけている。 絶望というのはこれほどまで、目に映る光景を綺麗にするものなのだろうか。 そして俺は今、フリオニールと同じ顔をしているのだろう。 ああ、きっとそうに違いない。 (俺は… そう…俺は…………) ギルガメッシュが俺に何度も問いかけてくるのが見える。 その視界の隅で、レオンハルトがギルガメッシュに黙っておいてやれと諭しているのが目に映る。 「俺は…」 誰かがまた声を出したのだろうか。 …いや、今の声は俺自身が出したもの…だ。 俺は自分が声を出したという事実に驚いた。 まるで俺とは別の人間が話しているようで。 「俺は……俺は探さなければ…いけな……い。決して手を…離さ…ないって約束したから…」 (そう…か、そう…だ… 俺は…セリスを……離さないと…決めたんだ… …そうか…セリスの………………死体を…探さなきゃ…… 生き返らせなきゃ… レイチェルの…ように例えわずか…な時間でも…) ロックはうつろな顔で自分の荷物をおもむろに纏めてゆく。 「おい、お前は腐ったパンのようなこのゲームを破壊するって言っただろ!!」 無表情のロックを見て、ギルガメッシュが耐え切れず叫んだ。 「ああ…そう…俺はこのゲームをぶち壊す…つもり……………だった」 ロックはギルガメッシュに背を向けながら微かな声で答える。 「何だよ、オイ!知り合いが死んだのは別にお前だけじゃ――」 待て、とレオンハルトはギルガメッシュの言葉を遮る。 「…そうだな、俺達はそのままギルガメッシュについていく事にしよう。 あんたは好きなことをしたらいい。 腑抜け野郎はフリオニールだけで十分だ。二人もいらない。 かえって一緒にいられたら迷惑だ。 後追いでもなんでも勝手にしてくれ」 レオンハルトは突き放したように言い放つ。 「おい、それはちょっと言い過ぎ――」 ギルガメッシュの言葉を今度はロックが遮る。 「…そう…だな。俺は…今は戦えそうにも…ない。 約束したのに…悪かった…」 ロックは荷物を纏め終わり、一人立ち去ろうとする。 当てもないが、セリスがどこにいるのかは今なら分かる気がしていた。 その去り行くロックにレオンハルトは呼びかけた。 「心の整理がついたら、また会おう」 「……ありがとう」 ところで一方、気絶していたフリオニールは先程の放送で意識を少し取り戻していた。 そして闇の中で聞こえた「マリア」という名前に心を大きく揺さぶられていた。 (…マリアは、また殺されてしまった…のか? ……魔女…に?) 「うわぁぁああぁああああああああ!!!!!!!!!!!!」 ロックが立ち去った後、辺り一帯に大声が響き渡ることになる。 【レオンハルト(負傷) 所持品:消え去り草 ロングソード 第一行動方針:ギルガメッシュについていく 第二行動方針:ゲームの消滅】 【フリオニール(感情半喪失) 所持品:銅の剣 第一行動方針:叫ぶ】 【ギルガメッシュ 所持品:厚底サンダル 種子島銃 第一行動方針:サリィとわるぼうの所へ 第二行動方針:剣が鍛えあげられるのを待つ】 【ロック 所持品:キューソネコカミ クリスタルソード 第一行動方針:セリスの死体を捜す 最終行動方針:?】 【現在位置:レーベ北の平原】
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【元ネタ】ギルガメッシュ叙事詩 【CLASS】ランサー 【マスター】 【真名】エルキドゥ 【性別】不明 【身長・体重】167cm・56kg 【属性】混沌・善 【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷A 魔力A 幸運E 宝具EX 【クラス別スキル】 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 【固有スキル】 気配察知:A+ 敵の気配を察知する野生の超感覚。 周囲の生命体の位置を捕捉可能。 このランクならば数kmの範囲を容易にカバーする。 気配遮断で存在を隠匿していても判定次第で見破る事が出来る。 怪力:B 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。 勇猛:A 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。 言語理解:B 動物たちの言葉を理解することができる。 【宝具】 『天の創造(ガイア・オブ・アルル)』 ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 創造の女神アルルの手によって作られたエルキドゥの肉体そのもの。 彼自身が一つの対神兵器としての性質を持ち、 肉体を任意の対神兵装に変えることができる。 数は有限であるが、使用や破壊などによって泥に戻った武装は、 即座にエルキドゥの肉体へと還元される。 『天命渦巻く混沌の海(ムアリダート・ギムリシュン)』 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人 創生槍・ティアマトによる生命爆発。濁流と化す原初の海水は、 進化の歴史に連なるあらゆる生命を産み出しながら敵へと襲い掛かる。 この海水には地球上の全ての生物の因子が混濁しており、 命あるものが触れれば、自らも分解吸収され濁流の一部と化す。 どの生物にも該当しない無形の存在であるエルキドゥは、この影響を受けない。 【Weapon】 『創生槍・ティアマト』 あらゆる生命の原典、生命の記憶の開始点。 母たる海水で作られており、七つの頭を持つ不定なる竜の槍である。 【解説】 女神アルルが泥から創造し戦争の神ニヌルタが力を与えた半人半獣の神造人間。 ギルガメッシュの城壁建設に苦しむウルクの人々の願いにより造られた。 初めは野生動物と群れながら森の中に棲んでいたが、 その野人的破壊力を案じたギルガメッシュは巫女シャムハトを遣わす。 エルキドゥはシャムハトの誘惑に屈して六夜七日交わり、 力を弱める代わりに知恵を身に付けた人間の姿となった。 本来の使命を思い出したエルキドゥは、ウルクの都でギルガメッシュと決闘し、 その怪力で万夫不当の英雄王と互角に渡り合う。決着は何時までも付かず、 戦いに疲れ果てた二人は、お互いを称え合って友となった。 ある日、ギルガメッシュは神への反骨心からか、レバノン山への遠征を提案する。 エルキドゥや長老たちは神を恐れて反対したが、ギルガメッシュは強引に事を進める。 結局、エルキドゥは友の盾として道案内として、ギルガメッシュの旅を助け、 太陽神シャマシュの加護もあって、香柏の森の番人フンババを二人がかりで殺す。 森の主人であった女神イシュタルは彼らの暴挙を咎めずに、 逆にギルガメッシュに求愛するが、過去を前例として列挙された上で断られ怒り狂う。 ギルガメッシュとエルキドゥへの復讐心を胸に焼き付けたイシュタルは、 父である天神アヌに泣き付き、あるいは死者の国の扉を開け放つと脅し、 地上に七年の飢饉を与えるという天牛グアンナを降臨させる。 しかし、その天牛さえもギルガメッシュとエルキドゥは打ち破ってしまう。 イシュタルは二人を罵るが、エルキドゥは天牛の屍を投げ付けて彼女を嘲笑った。 後日、神々は天牛を殺した償いとして、二人の英雄のうち、より罪深い方の死を望み、 大気神エンリルの意向により、エルキドゥは呪いで衰弱して死んだ。 【出演SS】 バベルの塔の理 神の泥人形 ギルガメッシュVSエルキドゥ 決戦前話 Fail/Rebirth WAR Fate/MINASABA 20th Fate/Revelation ~ドキッ☆EXランク宝具持ちだらけの聖杯戦争~
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第287話:名もないその剣は フリオニールは、悲鳴にも似た絶叫を張り上げつづけた。 その姿に、レオンハルトが慌てて駆け寄る。 「おい…おい!フリオニール!」 肩を掴んで揺さぶり、そう何度か呼びかける。 「落ちつけ!俺がいるぞ!」 続けていると、ただ叫びつづけていた声が次第に小さくなり、やがて疲れたような喘声に変わった。 「…少し…」 暫くして、フリオニール。「…少し、時間をくれ…」 「お前、何も分かってないな」 そんな彼に、昔からの友人は冷たく返す。 「時間はないんだぞ」 わざと突き放すように、そう言い捨てた。 「とりあえず、昨日よりはマシになってきてはいるな」 ギルガメッシュに歩み寄りながら、レオンハルトは言う。 「ちょっと冷た過ぎやしねえか?」 「なに、変に気を使うよりはこの方がいいのさ」 短く話すと、二人はうつむいて立ち尽くしている彼を見やる。 本当ならあれほどのショックから立ち直るのは相当な時間がかかるだろうが、 一日でまともに話せるまで回復しただけでも大した物だ。 暫くして、レオンハルトが再び口を開いた。 「それに時間が無いのは本当だ。あと2時間しかない。 今はとにかくあんたの仲間の所へ急ごう」 ギルガメッシュは「そうだな」と言って再び歩き出し、レオンハルトもそれに倣った。フリオニールも少し後からついてきた。 それからほどなくして、二つほどの人影が遠くに見えた。 ギルガメッシュが「おーい!」と声を上げながら両手を大きく振ると、彼等はすぐに駆け寄って来た。 一人はどうやら女性のようで、もう一人は恐らく魔物の類だ。 「どこで何してたんだよ!?心配させやがって!」 「そうだぜ!一晩も何してたんだよ!?」 彼等が口々にギルガメッシュに問い詰める。 実際、レオンハルト達と出会ってここまで戻ってくる途中で一度睡眠をとっていたのだが、 「すぐに戻る」と言った手前、そんな事情で弁解しても逆効果だった。 「チッ…まあいいや。それで後ろの二人は?」 魔物の方の不機嫌な声に、ギルガメッシュが答える。 「ああ、俺が飛んでった所にいたんだ。ゲームを抜けるために協力してくれる」 「レオンハルトだ。それにこっちはフリオニール」 少し早めに、レオンハルトは2人にそう挨拶した。 「おう、よろしくな。あたいはサリィだ」 「わるぼうワル」 そうして一通り名乗り会った後、サリィが「お、そうだった」と思い出すように荷物の中を探り出した。 「ギルガメッシュ、アレがとうとう出来たぜ!」 「お、マジか!見せてくれよ!」 「アレ」がなんなのかレオンハルトには分からなかったが、ギルガメッシュは何やら嬉しそうな様子だ。 フリオニールと並んで首をかしげていると、サリィが背負った荷物の中から、 一本の剣が取り出された。 ギルガメッシュが剣を受け取り、鞘から引き抜く。 「おお…」 思わず、驚嘆の声が漏れる。 装飾こそなかったものの、刃を一目見ただけでも、それがどれほど強力な剣かがわかる。 まるでそこにあるだけで、力が辺りに放たれているようだった。 「あたいの作った中でも、こいつは傑作だぜ」 誇らしげに、サリィ。 「名前はわからねえし、決めてもいないんだけどよ…」 「…ラグナロク」 剣を眺めながら、ギルガメッシュがふと呟く。 「え?」すこし訝るサリィに、彼は続ける。 「いや…俺の知り合いにさ、エンキドウって奴がいるんだよ。 そいつの話だとな、伝説の剣のエクスカリバーってやつよりもっと強い幻の剣があるって言うんだよ。 それがラグナロク」 こいつはその名前にぴったりだぜ、と締めくくりながら、彼はラグナロクを満足げに鞘に収めた。 「さて、と」 わるぼうが荷物を抱えなおしながら言う。 「時間もあんまり無い事だし、さっき魔女が言ってた”タビノトビラ”ってのを探そうぜ。 ここから一番近いのは多分村だろうけど」 「村はちょっと危ないんじゃないか?夕べも何回か戦闘があったみたいだし」 同じように荷物を整理しながら、サリィ。 「俺もそう思うな。場合によってはマーダーに待ち伏せされる危険がある。 …それよりは、南の森のほうを探してみる方が安全だと思う」 地図を持って位置を確認しつつ、レオンハルトも口を挟む。 「少し遠いけど、急がば回って言うしな」 頷きながら、ギルガメッシュが賛同した。 「ま、反対はしないワル」 最初に話を切り出したわるぼうもそう言う。 「それじゃ決まりだな。おいフリオニール、行くぞ!」 広げていた地図を畳み、レオンハルトはフリオニールに声をかけてから歩き出した。 【レオンハルト(負傷、大体は回復) 所持品:消え去り草 ロングソード 第一行動方針:旅の扉を探す 第二行動方針:ゲームの消滅】 【フリオニール(精神不安定) 所持品:銅の剣 第一行動方針:レオンハルト達についていく】 【ギルガメッシュ 所持品:厚底サンダル 種子島銃 ラグナロク 第一行動方針:旅の扉を探す】 【わるぼう 所持品:ビームライフル (後何かを所持) 第一行動方針:旅の扉を探す、ギルガメッシュが戻るのを待つ】 【サリィ 所持品:鍛冶セット 光の鎧(装備不可) 第一行動方針:旅の扉を探す】 【現在位置:レーベ北の平原→移動中】
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桂木桂馬と浅上藤乃の逃走劇は、続いていた。 人間は窮地に立たされるとありえない力を発揮する。火事場の馬鹿力とはよく言ったものだ。桂馬はすでに自らの体力の限界を超えながらも、藤乃の腕を引いた。 背後から迫る英雄王の足音。 聞こえはしなかったが、確かに感じられる。あの威圧感を。 「もう終わりか?我を退屈させるでないぞ雑種」 当たっていた。足元に降り注ぐ剣の雨がそれを証明していた。 くそっ!と桂馬はディパックからデリンジャーを取り出し、闇雲にギルガメッシュに発砲した。しかし、その鎧を少し凹ませる程度しかできない。 英雄王の余裕は崩れない。 まるで、藤乃を守ろうとする桂馬を踏みにじるように。 「さあ、出番だぞーーーー『朋友(エア)』よ」 エア。ギルガメッシュ最強の宝具が現れ、切っ先が桂馬に向けられた。 桂馬は一歩も退かずにデリンジャーを構えている。ギルガメッシュは鼻で笑うと、そのまま突撃する。だが、桂馬はその瞬間に体を反らした。左腕を犠牲にして弾を当てるためだ。 ダァン!と破裂音が鳴り響いた。そして、ギルガメッシュの肉体が崩れ落ちる。 左目を撃った。桂馬は対価に失った右腕など安いものだと思う。 ーーーーー彼らの失敗は。 サーヴァントの中で最強という意味を理解していなかったことである。 桂馬の胸元に赤い華が咲いた。 英雄王の手元の小銃が火を噴き、桂馬を撃ち抜いたのだ。ゆらり、と立ち上がる英雄王の顔は憤怒に歪んでいた。 「……調子に乗るなよ、雑種が!貴様達では王の俺には勝てぬのだ!」 藤乃を確実に殺すために手をかざす。 背後の空間から無数の剣が現れるーーーーーーーーーーーーーーーの、だが。 英雄王の翳した右腕が、桂馬と同じように地に落ちていた。しかし、それは切断ではない。『捻切った』傷口であった。英雄王ギルガメッシュはこの能力を知っている。『鬼ごっこ』の前に見た能力。 「歪曲の、魔眼ーーーーー!!」 「凶れぇぇえええええええええええええええええええっ!!」 今度は鎧が捻れ、歪み、滅茶苦茶に破壊される。 しかしそれは藤乃の命を守ることにはつながらなかった。『王の財宝』の内一本が、藤乃の腹を貫通していたからだ。盲腸と同じような痛みだった。 「…くそ、が。嘗めるなよ、雑種…」 ダァン! 再び、銃声が響いた。それはギルガメッシュの小銃からではない。桂木桂馬が瀕死の状態で放った一発。 弾の行く先は、ギルガメッシュの首輪であった。 何者をも即死させる威力を持つ首輪を抉り、くぐもった音が周囲に鳴り響く。 こうして。古代ウルクの英雄王は魔術師でもないただの少年に引導を渡された。 倒れた、血塗れの二人が残されていた。 ◆ 「…終わりみたいですね、桂馬さん」 「そうだな。僕は生きてるのが不思議な怪我なんだから、もう終わりだな」 「桂馬さん」 「何だ」 「天国って信じますか」 「あるんじゃないのか、一応」 「桂馬さんは、きっと天国に行けますよ。貴方は、最高のヒーローでした」 「ふざけるな。僕は一人で天国なんて御免だ。地獄の閻魔大王様を討ち取ってでもお前を一緒に連れていく」 「桂馬さん」 「何だ」 「ありがとう。あなたのことが、大好きです」 「そうか、」 「僕の方が好きに決まってるだろ、畜生」 ◆ 恋人達がどうなったのかは別のお話。 【ギルガメッシュ@Fate/stay night】 【浅上藤乃@空の境界】 【桂木桂馬@神のみぞ知るセカイ】 死亡 【残り5/45人】 結集する心 投下順 いつか見たあの空へ 闇へと消ゆ ギルガメッシュ GAME OVER 相生のランデブー/破壊英雄のドグマ 浅上藤乃 GAME OVER 相生のランデブー/破壊英雄のドグマ 桂木桂馬 GAME OVER
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autolink FT/S09-057 カード名:幽鬼の支配者(ファントムロード)最強の男 ガジル カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:2 コスト:1 トリガー:1 パワー:8000 ソウル:1 特徴:《魔法》?・《竜》? 【起】[③]あなたは自分の山札を見てクライマックスを1枚まで選び、控え室に置く。その山札をシャッフルする。1枚控え室に置いたなら、あなたは相手の前列のレベル2以下のキャラを1枚選び、山札の上に置く。 やっと決着をつけれるな、火竜(サラマンダー) レアリティ:R illust.- 最古の王ギルガメッシュのデッキトップ飛ばし版。 ギルガメッシュと違い相手にコストアドを取らせないためか、能力にかかるコストが1増えている。 対象は相変わらず前列限定かつレベル2以下と苦しいが、デッキトップである分確定ダメージにも繋げられるのは有り難い。 折角なので五大元素使い 凛辺りと組み合わせればダメージ確定も行ないやすいだろう。 ギルガメッシュ同様にリームシアン・ラ・ヴァースの早出し条件を満たすのに一役買いやすく、 ギルガメッシュとは違い「確定ダメージ」に繋がるため終盤にかなり使いやすいとレアリティに見合った十分な性能。 難点といえば、起動能力のコストが重すぎるため2体以上飛ばすのが苦しい上に、 飛ばした後デッキクラッシュするには向かないこと、 ギルガメッシュとは違い朝の挨拶でデメリットを減らそうとすると、 折角のデッキトップの確定が無駄になってしまうことか。
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744 :黒桐幹也の結婚 ◆mGFGwAwBPU:2009/05/23(土) 20 07 24 ID jR94fORk0 966 :黒桐幹也の結婚 ◆mGFGwAwBPU:2009/05/30(土) 13 02 37 ID NEqwLaVg0 214 :黒桐幹也の結婚 ◆mGFGwAwBPU:2009/06/08(月) 03 28 09 ID dJ4tu4es0 744 :黒桐幹也の結婚 ◆mGFGwAwBPU:2009/05/23(土) 20 07 24 ID jR94fORk0 「零観さん。電話をお借りします」 ギルガメッシュさんの出した条件は「境内に湧き出る水」。僕らはそれを「手水舎の水」と 受け取り、彼女も否定していない。そして、手水舎からの取水方法について、僕たちは零観さん や式らと打ち合わせをし、ギルガメッシュさんにも了解を取っている。 それを仕方の無い事情があり、ほぼ同一とは言え、違う場所から取った水を納めるのはやはり 問題がある。後々揉めないためにも、ポリタンクに入れる水を井戸水に変更する事について ギルガメッシュさんに説明し、了解を得ておくべきだろう。 「ああ、黒桐殿。そこに電話があるので使ってくれ」 ギルガメッシュさんに電話をかけるべく外に出ようとした僕を零観さんは止め、そこに 置いてある電話を指差した。 置いてあった電話は柳洞寺という古い建物によく似合った古めかしい黒電話だ。黒電話は アナログ回線であるため、盗聴がしにくいという話だし、丁度良いかもしれない。 「ありがとうございます」 そう言って、僕はギルガメッシュさんから渡されていたメモを見て、彼女に電話番号をかけた。 「……あれ? 出ないな」 20コールを超えてなお誰も出ない。よくよく見てみれば、この電話番号は携帯ではなく 固定電話の番号だ。どこかで見た番号だな、と思って電話帳を見てみると冬木の教会の番号である。 教会に誰も居ないというのは考えにくいが、出ない以上、留守だと受け止めるべきだろう。 「まいったなぁ」 ギルガメッシュさんと連絡が取れない事には動きようがない。いや、OKが出る事を前提に 動いてしまうという手もあるが、その場合はOKが出なかったら全部やり直しである。 「というか、何で僕がこんな事しているんだろ?」 「何でって、これも良い訓練だよ、と言って引き受けたのは黒桐さんじゃないですか」 僕の独り言を聞きつけた霧島さんが呆れたような顔で言う。どうやら、待ちきれずに来たようだ。 「いや、それはそうなんだけどね」 再建中の諜報部がやるべき仕事は他にも沢山あるのだが、再建中であるが故にこういう雑務が 回ってくる。というよりも、僕はこういう雑務を積極的に引き受けるようにしている。 諜報部は任務に失敗して再建に追い込まれたにも関わらず、巨額の資金がつぎ込まれている (僕の顧問就任のための準備金もそうだし)ため、他部署からの風当たりが強い。 その風当たりを幾分弱め、同時に他陣営との交流を深める事で情報を得やすくする、そんな 考えの下に引き受けたのだが、 「僕が引き受けたのは、竹の伐採や柳洞寺からの汲み出し、運搬の業務であって、調整業務まで 引き受けたつもりは無かったんだけどね。 まあ、僕に回ってきた理由は十分分かるんだけど」 基本的に今回の汲み出しについて水の所有者にあたる零観さんは反対の立場だった。それを 汲み出し方法に気をつける事で何とか許可を得たが、それをひっくり返すような話なのだから、 メディアさんが再度出るとメディアさんと零観さんとのが対立している、という風に映ってしまう。 宗教部門というか公的機関の面で事実上のトップである零観さんとこの冬木市で起きている戦いに 参加した「独立宗教法人柳洞寺」のトップであるメディアさん。この二人が対立すると柳洞寺を 大きく揺るがす。 だからこそ、ギルガメッシュさんに売ると決めた後はメディアさんは口を挟まず、こちらに 一任しているのだろうけれど。 「で、何やっているんですか? 黒桐さん」 「ああ。汲み出し方法というか汲み出し場所を変えようと思って、ギルガメッシュさんに許可を 取ろうと思ったんだけど連絡がつかなくてね。教会にはいないみたいだ」 さて、困った、と上を向いて大きく息を吐く。 連絡がつかない以上、今は行動を変えないのが一番なのだが、柄杓ですくってポリタンクに 入れる行為に式たちは不満を募らせているという事実がある。 早いうちに連絡を取りたいのだが。 「うーん、ギルガメッシュさんが居そうな所だと、わくわくざぶーんか港ですかね」 「ざぶーんはともかく港?」 「はい。この前、ランサーさんに頼みに行った時、ギルガメッシュさんも港に居たんですよ」 僕の素朴な疑問に霧島さんはそう答える。放っておくと、その時の釣りの面白さから藤村女史との 対決まで伝えそうな勢いであるため、適当に遮るが、港というのは予想外だった。 「港だと」 「誰かを走らせるか、港湾関係者に電話するかのどっちかですかね。ギルガメッシュさんは ここのアイドル的存在ですから、港湾にかけても大丈夫だと思いますよ」 今、霧島さんはかなり重要な事を言ったのが本人はそれに気付いていない模様である。 まあ、それは後に回して、今はどうするか、だ。 【選択肢】 α:わくわくざぶーんに電話をかける β:冬木港湾組合に電話をかける γ:【 】が港に向う(幕僚+2、ランサー、霧島さん、部長から選択。複数名選択可能) なお、忘れていたのでターン開始ステータスに下記を追記。 人材:ランサー 不満度30(概ね満足している) 966 :黒桐幹也の結婚 ◆mGFGwAwBPU:2009/05/30(土) 13 02 37 ID NEqwLaVg0 「とりあえず、ざぶーんに電話しようか」 「そうですね」 正直、関係あるかどうか分からない港湾組合には電話しにくいものである。 伽藍の堂で飛び込み営業に近い仕事をしていたとは言え、あれは「蒼崎橙子」という建築家、 人形製作者の名があったし、何より橙子さんの意思に基づいていた。 それに対し、今回の場合は「港にうちの子供が行ってるみたいなんだけど、居ますか?」という 電話をそこの漁業協同組合にかけるようなものである。違うのはその子供が漁協の関係者で、 少しばかり漁協に融通を聞いてもらえる可能性がある、といった程度だ。 どちらにしても、まずはざぶーんに電話して、そこに居なければ港、それでも居なければ、 ランサーさんか誰かに探してもらうしか無いだろう。 『へい。こちらわくわくざぶーん』 「独立宗教法人柳洞寺の黒桐と言います。お世話になっております」 本来であれば所属部署を加えるべきであるのだが、僕の所属先は諜報部であり、普通は大っぴら に言う部署ではない。かと言って、嘘の所属先を名乗るわけにもいかないので、こういう名乗り方に なる。 『うん? 黒桐さん?』 「はい。先日、オーナーのギルガメッシュさんから依頼された件について、早急に確認したい事が ありまして電話させて頂いたのですが」 『オーナーってのは良く分からないんだが、ギルガメッシュってのはギル子ちゃんの事か?』 「……おそらくそうだと思いますが」 電話口でのこの反応に何となく違和感を覚えたが、ギルガメッシュなどという名前がそうそう あるとは思えないので、僕はそう答えた。 『ちょっと待ってな』 そう言うと電話口に出た人は「おーい、ギル子ちゃんは今日来る予定あったけ?」と大声で 尋ねていた。勿論、僕に尋ねたわけではなく、部屋に居た誰かに尋ねたのであろうが、ちょっと 冷や汗が出る。 幾らなんでも、オーナーをギル子ちゃん扱いってのはちょっと変だ。 間違って電話したのではないのか、という疑問がわく。が、直ぐに打ち消した。先ほど、電話口で 間違いなく「わくわくざぶーん」と答えていたのを思い出したからだ。 『あー、もしもし』 「はい」 『ギル子ちゃん、今日は来る予定ないって。どうする? 一応、来た時で良かったら伝えておくけど』 「いえ。何とか連絡を取ってみます。どうもありがとうございました」 そう言って、僕は電話をゆっくりと切る。 「居ませんでしたか」 「うん。わくわくざぶーんには居ないみたいだね」 どうにも違和感は消えないのだが、別に異世界に繋がったわけでもないだろう、と自分に 言い聞かせ、なるべく普通の表情を装って僕は霧島さんに答えた。 実は最後の一桁を掛け間違え、受付ではなく保安所に繋がっていたのが後日判明するのだが、 この時の僕がその事を知る由もない。また、猫アルクの襲撃によって客足の落ちたざぶーんの 状態を改善すべく、ギルガメッシュさんが色んなイベントをやろうとしていた事もその時に知る。 色んなドレスを着て受付からボイラー室まで顔を出し、アイデアを聞くギルガメッシュさんの 姿はわくわくざぶーんに働く皆に活気を与え、ちょっとしたアイドルになっていたようだ。 「となると、港だけど」 「ランサーさんに行ってもらいましょう。ランサーさんに携帯を持たせて、ギルガメッシュさんが 居ても居なくても港から電話してもらうのはどうでしょう? 勿論、港にギルガメッシュさんが 居ればギルガメッシュさんに出てもらえば良いですし」 「それが良さそうだね」 ランサーさんは今、竹を切っているがそれは僕が代わりにやれば良い事だし、港に行ってもらう のは十分可能だと思う。 問題は、ランサーさんはかなり自由な人で加えて場所が場所なだけに、連絡はしたとしても そのまま釣り仲間に誘われて釣りを始めてしまう可能性がある事だろうか。まだまだ作業は 残っているので一時的に抜けられるのはともかく、出かけたまま帰ってこないのは困る。 誰か付けても良いんだけど、しっかり手綱を握れる人間なんてそう居ないからなぁ。 【選択肢】 α:ランサーさん単独で港に行ってもらう β:ランサーさんと【 】で港に行ってもらう(幕僚+2、霧島さん、部長から選択) γ:ランサーさんではなく、【 】に港に行ってもらう(幕僚+2、霧島さん、部長から選択) 214 :黒桐幹也の結婚 ◆mGFGwAwBPU:2009/06/08(月) 03 28 09 ID dJ4tu4es0 「というわけで、お願いできますか?」 「まあ、お安い御用と言えば御用だけどよ」 あんまり乗り気はしねぇなぁと言いたげな表情を見せ、ランサーさんは大きな欠伸をする。 誰か監視というか、同行者をつける事で彼の行動を縛れるかもと思ったが、よくよく考えれば 誰をつけても縛れそうにないとの結論に至り、結局ランサーさん一人で港に行ってもらう事にした。 まあ、今日中に作業を終えたいとは思っているが、今日中に終わらせなければいけないという事は 無いのだ。部員たちにも良い気分転換になっており、明日も続くくらいならば不満は出ないだろう。 これが一週間ずっととなると別だろうが。 「ちょっと待ってな」 そう言うとランサーさんは竹を数本纏めて担ぎ、一時置き場兼枝打ち所となっている裏の 駐車場に向う。竹を運んでいるのは諜報部男子部員も一緒だが、やはりランサーさんほど大量に 運んでいる者はいない。というか、一体どれだけ伐採する気なんだろう? 景観を崩さない程度に してくれると良いんだけど。 「確か依頼のあった竹は、ポリタンク40個分の水を入れれる分ですよね?」 「おうよ」 ランサーさんは簡単に答える。 「それにしては多すぎやしませんか?」 「伐採許可はもらったぞ」 それはそうだと思う。 何だかんだと言いながら、ランサーさんの傍若無人ぶりは柳洞寺とギルガメッシュ陣営の関係を 破綻させないギリギリの所で維持されている。怒りたいが、正式に抗議の声を上げるには弱すぎる という話だ。 それに加え、竹は成長が早く、また生命力が強いので定期的に伐採しなければ、あっという間に 山が竹林で覆われ、荒れてしまう。荒れた山林は地盤が緩くなり、ちょっとの大雨で簡単にがけ崩れ、 地すべりを起こしたりもするし、何より見苦しい。 柳洞寺も定期的に伐採しているが、やはり昨今の人手不足の影響もあって中々手が回らない部分も 出て着ている。佐々木さんが気まぐれというか、気分転換で竹を相手に居合い抜きをするのが 許されているのも、とりあえず目に付く所だけでも小まめにやっておいたほうが良いという理由が あったりもする。 その二つの事を考えても、ランサーさんは零観さんが伐採許可を出した範囲、あるいは範囲を 超えても黙認できる程度で行っているのだろう、という事は十分に理解できる。……理解できるのだが やはり多すぎるような気はするのだ。 まあ、ランサーさんとしては同じ金を払うのならより多くの竹を得たいであろうし、柳洞寺としても 景観を壊さない範囲であればより広い範囲を伐採して欲しいのだろうが。 「おう、じゃ港に行ってギル子のやつを見つければ良いんだな」 「はい。居なければ居ないで、連絡をお願いします」 枝打ちは僕がやりますので、と付け加えるとランサーさんはお前さんの仕事はそれじゃないだろ、 と言って、にやっと笑うと携帯をひったくり颯爽と駆け出した。 ぽかんとしていた僕がその言葉の意味を理解したのはその5分後。式がナイフを片手に現状の説明を 求めてきたその時である。 ******************************************* 「か、辛い!」 さて、黒桐幹也がそうやって走り回っていた頃、古代アルスター我様激辛麻婆帝国のトップである ギルガメッシュが何をやっていたかというと、彼女は港でカキ氷を食べていた。 山のような、というかカキ氷という概念を根底から崩されるような盛り方、ふんわりではなく寧ろ ぎちぎちに押し固めたようなカキ氷は見るものに「何を考えているんだ?」と思わせるが、この場合は これで正解なのである。 伝説のカキ氷、辛口マンゴー。基本のシロップはマンゴーだが、それにチリソースを加えて辛口に 仕上げている。味は言うまでも無い。なお、某店では冬でも売ってる一品である。 「か、辛いぞ、これは!」 「そうか? 甘さの中にある辛さが中々良い味だと思うが」 「ええ。この駄犬が作った割には美味しいと思うわ。もっとも、駄犬がやった事は氷を削っただけ だけど」 その辛さゆえか、叫んだ後、置いてあるオレンジジュースをがぶ飲みするギルガメッシュに対して、 二人は涼しい顔でカキ氷を食べている。神父服を着た男は何故かレンゲを手にしているが、シスター服 の方はスプーンを用いている。ただし、先割れスプーンであるので、そうでないと割れないくらい ガチガチに氷を固めてあるのかもしれない。 神父服を着た男の名は言峰綺礼、シスター服を着た少女の名はカレン・オルテシア。 同じ組織に所属しながら互いに主導権を巡って争うという、同床異夢を具現化したような関係の 二人であったが、ギルガメッシュが女性となった事でその関係は一変している。 彼、そして彼女は、何よりも他人が嫌がる事が大好きで、かつ無知な者を引っ掛けてそれに気付いた 際の表情がたまらなく好きだという、非常に困った人たちである。その二人は、今、ギルガメッシュという 面白い玩具を見つけた事で「お互いの邪魔をしない事」を条件に停戦を結んでいる。 どちらも、相手がそんな約束を守るとは毛の先ほども信じてはいないが、古代アルスター我様激辛麻婆帝国の 主導権より、ギルガメッシュで遊ぶ事の方が面白いという点では一致している。その遊びに巻きこまれる ランサーにとってはたまったものではないが、ランサーはランサーで 「……釣りが楽しめれば良い」と諦めている。元々、彼は快楽主義者なのだ。 そんなわけで、冬木の教会ではカレンがオルガンを弾き、ギルガメッシュが賛美歌を歌う姿や、 言峰がレンゲを手に取り、嫌がるギルガメッシュに無理やりセロリを食べさせる姿が目撃されている。 それを微笑ましいと捉えるかどうかは人によるが、これまでの殺伐とした雰囲気よりも良いと 感じている者が多いのもまた事実である。 ちなみに、本日のギルガメッシュの衣装はTシャツに半ズボンというボーイッシュな格好である。 ただし、半ズボンをサスペンダーで吊っているため……まあ、そういうわけである。付け加えるの ならば、今日は下着を着けているのだが、白いTシャツがぴったりと肌に貼り付いているため、 白い下着の線が露骨に見える。 先ほどからちらちらと漁協の人たちが横目で見ていたり「お嬢ちゃん、これいるか」と食べ物や ジュースを持ってきてくれるのは、そんな理由もあるのだろう。 「その駄犬がどちらを意味しているのかはあえて聞かないが……。 まあ、私がした事は確かに氷を削った事だけだが、わざわざ昭和区までシロップを買いに行かせた ランサーを労っても良いとは思うがね」 氷を削っている手は休めず、アングラーは露骨にため息をついた。 彼が氷を削っているのはギルガメッシュの命によるもので、早朝、いきなり 「カキ氷が食べたい」と叫んだギルガメッシュの要求はともかく「ならば、シロップが必要ね」と、 ランサーを強制的に柳洞寺から帰宅させて、すぐさま尾張国は昭和区にある伝説のカフェに シロップを取りに行かせた辺りは鬼であると思う。 しかも「一時間で帰宅しなさい」と言われて本当にやらされ、その上でランサーの目の前で 「やっぱり辛口マンゴーは山で冬に食べないと駄目ね」などと言われては本当に立場が無い。 彼が柳洞寺で狂ったように竹を切っていたのは、その鬱憤晴らしという面があるかもしれない。 なお、東京の浅草には同名の喫茶店があるが、こちらはまっとうな喫茶店であるので お間違えないよう。 「普通の人間にやったらあれは泣くぞ」 「まあ、駄犬が私に使われて喜ぶ所か泣くなんて。ようやく主に仕えるという事が 分かってきたのかしら」 「……その考え方自体を改めるべきだと思うが。ほら、ギルガメッシュ。口元を拭くから動くな」 「うむ」 冷や汗を流しならも、アングラーは甲斐甲斐しくギルガメッシュの口元をナプキンで拭く。 シャツまでオレンジジュースが垂れなかった事は幸いであろう。垂れていたら大変な事に なっている。 「しかし、こうやって暑い中、氷を食べるもの良い事だ。いや、こんな暑い日こそ、体中を熱くする 熱い料理を食うべきか」 「我は食わぬぞ!」 ギルガメッシュの叫びは一般人の多くの意見を表していたが、残念な事にここでは多数ではなかった。 アングラーは彼女と意見を同じくするものであったが、カレンは言峰と意見を同じくする者であった。 そして、アングラーの立場はギルガメッシュのサーヴァントであるが、ギルガメッシュは言峰の サーヴァントであり、同時にカレンのサーヴァントでもあった。 ランサーが港に辿りついた際、ギルガメッシュが電話の受け答えもできないくらい衰弱していた 理由、そして恐らく必死にギルガメッシュを守ろうとしたのだろう、水性ペンで至る所に落書きを されたアングラーが全てを諦めたような表情で海を眺めていたのはそんな理由であった。 ******************************************* 『で、どうするよ? ボウズ』 「ぎ、ギルガメッシュさんを電話に出す事は……」 『さっきから、『うー』とか『あー』とかしか言わねぇが、それでも良いなら代わるぞ』 そんな状態で電話に出されても困ります、と言いたかったが、そんな事はランサーさんも十分に 分かっているだろう。 「今、ランサーさんはどこに?」 『港からちょっと行った辺りだな』 恐らく港からギルガメッシュさんを連れて逃げ出してきたのだろう。その割にはランサーさんの声は 特に代わりの無いものであり、悲壮感溢れるといった状況ではないようだ。 「コクトー。話すだけ時間の無駄だ。連れてこい」 「いや式さん。話が出来ない状態みたいですから、無理につれてくるよりもどこかで安静にしてもらった 方が良いですよ」 後ろからはそんな声も聞こえてくる。 宥め、賺(すか)し、ランサーさんから連絡があるまで何とか手水舎の柄杓で汲み入れていたが、 堪忍袋の尾が切れ掛かった式は今にも飛び掛らんばかりに僕を睨みつけている。 一方、交代で水を掬いいれていたり、枝打ちをしていたりしていた霧島さんの方はそこまで 追い詰められていないようで、「まあ、明日でも良いんじゃないんですか」という感じだ。 【選択肢】 α:柳洞寺に連れて来て貰う β:どこかで安静にしていてもらう γ:とりあえず、ギルガメッシュさんに代わってもらう α、β共に下一桁の合計を3で割った数字の余りが1なら、移動に失敗してランサー・ギルガメッシュ さんが言峰とカレンに捕獲されます。 黒桐幹也の結婚 第7ターン 7? 黒桐幹也の結婚 第7ターン 5 黒桐幹也の結婚
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BN/WSP-046 カード名:捕らわれのカイ カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:1 コスト:0 トリガー:0 パワー:4500 ソウル:1 特徴:《巫女》・《魔法》 【自】チェンジ[② 手札を1枚控え室に置き、このカードを思い出にする]あなたのクライマックスフェイズの始めに、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の控え室のカード名に「ギル」を含むキャラを1枚選び、このカードがいた枠に置く。 SAVE ME, Mr.GIL!! レアリティ:U illust. チェンジでは珍しく、名前を含むキャラすべてを対象とするため、全く縁のない別作品キャラにチェンジすることもできてしまう。 ちなみに、フレーバーの意味は「助けて、ギル!!」 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 歴戦の勇士 ギル・グレアム 0/0 500/1/0 青 チェンジ先 黄金の英雄王ギルガメッシュ 1/0 5000/1/0 黄 チェンジ先 最古の王ギルガメッシュ 2/1 8000/1/1 黄 チェンジ先 綺礼&ギルガメッシュ 2/2 9000/2/1 青 チェンジ先 子供たちのアイドル ギルガメッシュ 1/1 5500/1/1 黄 チェンジ先 ギル 2/1 8500/2/1 青 チェンジ先
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PC版コラボイベント スクエニレジェンドコラボ ・デイリーで配布されるアイテム 毎日イベントページに入るだけでコラボエリアチケット3枚、Mポ3個 期間2016年1月21日~2月4日までの14日間。合計エリアチケ42枚、Mポ42個 毎日冒険エリア(始まりの洞窟~獄炎山)までの10エリアを初回クリアーするごとに確定で1枚エリアチケットドロップ。 期間2016年1月21日~2月4日までの14日間。合計エリアチケ140枚。 ・コラボエリアにおける消費MP、ガチャチケットドロップ枚数、出現モン数 コスト9デッキ(親密度MAXスライムC3体)での攻略 エリア1 MP512 56体+ボス 5枚~13枚※1枚当たりの消費MP102.4~39.3 エリア2 MP1304 143体+ボス 11枚~15枚※1枚当たりの消費MP118.5~86.9 エリア3 MP2456 271体+ボス 19枚~27枚※1枚当たりの消費MP129.2~90.9 エリア4 MP3546 392体+ボス 23枚~48枚、平均34・7枚※1枚当たりの消費MP114.1~73.8、平均102.2。 コスト3デッキ(SRフローラ【ラクーンケープ】AT3662、Rマリィ【キャットフード】AT2912)での攻略 エリア1 MP174 56体+ボス1体 5枚~13枚※1枚当たりの消費MP34.8~13.3 ・コラボガチャモン獲得に必要なガチャチケ枚数 ギルガメッシュC 500枚※ガチャチケで獲得できるのはC1枚のみ。SR+にはコラボイベ中のみ販売される10連で残り4枚を獲得しなければならない。10連は当たり(1枚)5、ハズレ(アイテム詰め合わせ)2。Cをコラボガチャで獲得したとしても最低でも8500円、最大で1万2500円必要。 ジャボテンダーC 300枚=SR+までにガチャチケ1500枚必要 サボテンダーC 200枚=SR+までにガチャチケ1000枚必要 サポテンダーC 105枚=SR+までにガチャチケ525枚必要。 サボテンダー系5枚、ギルガメ1枚までにガチャチケ3525枚必要 サボテンダー系10枚づつ+ギルガメ1枚までにガチャチケ6550枚必要 ・冒険エリアにおけるMP消費量、コラボエリアチケットドロップ率 始まりの洞窟(コスト3デッキ) 消費MP12 ドロップ率2~3% 獄炎山(コスト9スライムデッキ) 消費1683 ドロップ率9割以上(かなり高いが、ドロップしていないという報告もあり) ・コラボガチャモンコンプに必要なMP量 全てのコラボガチャモンを獲得するためには、合計3525枚ガチャチケが必要。 エリア4を周回し、31枚毎回獲得したとして、合計114枚エリアチケットが必要。エリア4を114回攻略するために、コスト9で約40万6300MPが必要。1Mポ/MP5000として、82個Mポが必要。 デイリーでの獲得枚数195枚のため、冒険エリアでの追加ドロップは不要。 エリア4、始まりの洞窟のセットで攻略をしたとして、およそ82個Mポが必要となる。 エリア1を周回し、毎回5枚獲得したとして、合計750枚エリアチケットが必要。エリア1を750回攻略するために、コスト3で13万500MPが必要。1Mポ/MP5000として、3個Mポが必要。 デイリーでの獲得枚数195枚のため、差し引き555枚冒険エリアでのドロップが必要。始まりの洞窟(消費MP12)で2%=50回で1枚ドロップしたとして、約33万3000MPが必要。1Mポ/MP5000として、67個Mポが必要。 エリア1、始まりの洞窟のセットで攻略をしたとして、およそ70個Mポが必要となる。 以上のことから、時間のある人は始まり+エリア1、時間のない人はエリア4がお勧め。ただし、SR+1枚づつ獲得以上に周回するならエリア4の1択。 サボテン系10枚づつ、ギルガメ1枚を獲得するためには合計6550枚ガチャチケが必要。 エリア4を周回し、31枚毎回獲得したとして、合計212枚エリアチケットが必要。エリア4を212回攻略するために、コスト9で約75万2000MPが必要。1M]ポ5000として、150個Mポが必要。 デイリーでの獲得枚数195枚のため、差し引き17枚冒険エリアでのドロップが必要。始まりの洞窟(消費MP12)で2%=50回で1枚ドロップしたとして、約1万MPが必要。1Mポ/5000MPとして、2個Mポが必要。 エリア4、始まりの洞窟のセットで攻略をしたとして、およそ152個Mポが必要となる。ただし、ガチャチケからMポは210枚排出され、デイリーログインでは合計45個Mポが支給される。ガチャチケ分エリア4を周回し、冒険エリア10エリアを毎日1回攻略したとしても、Mポは実質消費されないどころか、増える事になる。 ・コラボガチャ獲得アイテム総数(以下工事中) ギルガメッシュ 1ボックス目 ギルガメッシュC1枚、プレミアガチャ210枚、ガチャ480枚、オートSP300枚、卵薬40個、親密度8290、バトポ10、Mポ20、真ポ20 ジャボテンダー 1ボックス目 ジャボテンダーC1枚、プレミアガチャ140枚、ガチャ320枚、オートSP180枚、卵薬28個、親密度3800、バトポ5、Mポ10、真ポ10 5ボックス目までの合計 ジャボテンダーC5枚、プレミアガチャ700枚、ガチャ1600枚、オートSP900枚、卵薬140個、親密度19000、バトポ25、Mポ50、真ポ50 10ボックス目までの合計 ジャボテンダーC10枚、プレミアガチャ1400枚、ガチャ3200枚、オートSP1800枚、卵薬280個、親密度38000、バトポ50、Mポ100、真ポ100 サボテンダー 1ボックス目 サボテンダーC1枚、プレミアガチャ95枚、ガチャ240枚、オートSP70枚、卵薬22個、親密度2850、バトポ3、Mポ5、真ポ5 5ボックス目までの合計 サボテンダーC5枚、プレミアガチャ475枚、ガチャ1200枚、オートSP350枚、卵薬110個、親密度14250、バトポ15、Mポ25、真ポ25 10ボックス目までの合計 サボテンダーC10枚、プレミアガチャ950枚、ガチャ2400枚、オートSP700枚、卵薬220個、親密度28500、バトポ30、Mポ50、真ポ50 サポテンダー 1ボックス目 サポテンダーC1枚、プレミアガチャ50枚、ガチャ85枚、オートSP55枚、卵薬18個、親密度1000、バトポ2、Mポ4、真ポ4 5ボックス目までの合計 サポテンダーC5枚、プレミアガチャ250枚、ガチャ425枚、オートSP275枚、卵薬90個、親密度5000、バトポ10、Mポ20、真ポ20 10ボックス目までの合計 サポテンダーC10枚、プレミアガチャ500枚、ガチャ850枚、オートSP550枚、卵薬180個、親密度10000、バトポ20、Mポ40、真ポ40 サボ系5ボックス分+ギルガメの景品合計 プレミアガチャ1635枚、ガチャ3705枚、オートSP1825枚、卵薬380個、親密度46540、バトポ60、Mポ115、真ポ115 サボ系10ボックス分+ギルガメの景品合計 プレミアガチャ3060枚、ガチャ6930枚、オートSP3350枚、卵薬720個、親密度84790、バトポ110、Mポ210、真ポ210 排出回数 ギルガメッシュ 500回目0回、356回目1回 ジャボテンダー 300回目0回 サボテンダー 200回目0回、148回目1回 サポテンダー 105回目0回、66回目1回、69回目1回 時間対収支(わかる人向け) 炎山+ギルガメエリア+サポテンガチャ 炎山4攻略6732、ギルガメ3.5攻略1万2411。合計1万9143MP消費。サポテンガチャMポ4。MP6000として24000MP回復。 炎山4攻略12分、ギルガメ3.5攻略14分、サボガチャ1セット5分。合計31分。=収支4857回復。 炎山+ギルガメエリア+サボテンガチャ 炎山7攻略1万1781、ギルガメ6.5攻略2万3049。合計3万4830MP消費。サボテンガチャMポ5。MP6000として30000MP回復。 炎山7攻略21分、ギルガメ6.5攻略26分、サボガチャ1セット10分。合計57分=収支マイナス。 炎山+ギルガメエリア+ジャボテンガチャ 炎山10攻略1万6830、ギルガメ10攻略3万5460。合計5万2290MP消費。ジャボテンガチャMポ10。MP6000として6万0000MP回復。 炎山10攻略40分、ギルガメ10攻略40分、サボガチャ1セット15分。合計95分=収支7710回復。
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【元ネタ】ギルガメッシュ叙事詩 【CLASS】ランサー 【マスター】 【真名】エルキドゥ 【性別】不明 【身長・体重】167cm・56kg 【属性】混沌・善 【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷A 魔力A 幸運E 宝具EX 【クラス別スキル】 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 【固有スキル】 気配察知:A+ 敵の気配を察知する野生の超感覚。 周囲の生命体の位置を捕捉可能。 このランクならば数kmの範囲を容易にカバーする。 気配遮断で存在を隠匿していても判定次第で見破る事が出来る。 怪力:B 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。 勇猛:A 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。 言語理解:B 動物たちの言葉を理解することができる。 【宝具】 『天の創造(ガイア・オブ・アルル)』 ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 創造の女神アルルの手によって作られたエルキドゥの肉体そのもの。 彼自身が一つの対神兵器としての性質を持ち、 肉体を任意の対神兵装に変えることができる。 数は有限であるが、使用や破壊などによって泥に戻った武装は、 即座にエルキドゥの肉体へと還元される。 『天命渦巻く混沌の海(ムアリダート・ギムリシュン)』 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人 創生槍・ティアマトによる生命爆発。濁流と化す原初の海水は、 進化の歴史に連なるあらゆる生命を産み出しながら敵へと襲い掛かる。 この海水には地球上の全ての生物の因子が混濁しており、 命あるものが触れれば、自らも分解吸収され濁流の一部と化す。 どの生物にも該当しない無形の存在であるエルキドゥは、この影響を受けない。 【Weapon】 『創生槍・ティアマト』 あらゆる生命の原典、生命の記憶の開始点。 母たる海水で作られており、七つの頭を持つ不定なる竜の槍である。 【解説】 女神アルルが泥から創造し戦争の神ニヌルタが力を与えた半人半獣の神造人間。 ギルガメッシュの城壁建設に苦しむウルクの人々の願いにより造られた。 初めは野生動物と群れながら森の中に棲んでいたが、 その野人的破壊力を案じたギルガメッシュは巫女シャムハトを遣わす。 エルキドゥはシャムハトの誘惑に屈して六夜七日交わり、 力を弱める代わりに知恵を身に付けた人間の姿となった。 本来の使命を思い出したエルキドゥは、ウルクの都でギルガメッシュと決闘し、 その怪力で万夫不当の英雄王と互角に渡り合う。決着は何時までも付かず、 戦いに疲れ果てた二人は、お互いを称え合って友となった。 ある日、ギルガメッシュは神への反骨心からか、レバノン山への遠征を提案する。 エルキドゥや長老たちは神を恐れて反対したが、ギルガメッシュは強引に事を進める。 結局、エルキドゥは友の盾として道案内として、ギルガメッシュの旅を助け、 太陽神シャマシュの加護もあって、香柏の森の番人フンババを二人がかりで殺す。 森の主人であった女神イシュタルは彼らの暴挙を咎めずに、 逆にギルガメッシュに求愛するが、過去を前例として列挙された上で断られ怒り狂う。 ギルガメッシュとエルキドゥへの復讐心を胸に焼き付けたイシュタルは、 父である天神アヌに泣き付き、あるいは死者の国の扉を開け放つと脅し、 地上に七年の飢饉を与えるという天牛グアンナを降臨させる。 しかし、その天牛さえもギルガメッシュとエルキドゥは打ち破ってしまう。 イシュタルは二人を罵るが、エルキドゥは天牛の屍を投げ付けて彼女を嘲笑った。 後日、神々は天牛を殺した償いとして、二人の英雄のうち、より罪深い方の死を望み、 大気神エンリルの意向により、エルキドゥは呪いで衰弱して死んだ。 【出演SS】 バベルの塔の理 神の泥人形 ギルガメッシュVSエルキドゥ 決戦前話 Fail/Rebirth WAR Fate/MINASABA 20th Fate/Revelation ~ドキッ☆EXランク宝具持ちだらけの聖杯戦争~
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登録日:2012/05/09(水) 19 15 06 更新日:2023/05/31 Wed 09 05 27NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 AT むせる ギルガメス グラントリードッグ ザ・ラストレッドショルダー スタイリッシュ ブラッドサッカー ヘビィ級 マラサイ レッドショルダー 吸血鬼 秘密結社 装甲騎兵ボトムズ 試作機 『装甲騎兵ボトムズ』シリーズに登場するアーマードトルーパー(AT)。 型番 XATH-P-RSC ▽目次 《概要》 《劇中での活躍》 《ゲームでの活躍》 《立体化》 《余談》 《概要》 元はギルガメス軍の次期主力AT開発計画「FX計画」で作られた「グラントリードッグ」という機体であり、スコープドッグで培われた汎用性をヘビィ級ATにまで拡大することをコンセプトとして開発されていた。 外観はスコープドッグ系と比較して被弾経始を考慮したスリムなかつ引き締まったプロポーション(*1)のほか、回転式のターレットレンズではなく防弾性を考慮した頭部カメラが設置されている。 正式採用されるにはスコープドッグの二倍近いコストが問題となったが、試作機が完成した直後に秘密結社によって奪取され、機密保持のためギルガメス軍での開発は中止になってしまった。 だがペールゼンが秘密結社に身を寄せた後は配下のレッドショルダー残党の機体として運用されることが決まり(*2)、機体には右肩には大型のブレードアンテナ、脚部にはスパイクホイール型のターンピックが追加され、更に機体色も漆黒、右肩はレッドショルダーの伝統に沿って「暗い、血の色」である赤色に塗られている。 結果、非常に禍々しい外観となりまさに「吸血部隊」と悪名高いレッドショルダーにふさわしい機体となった。 《劇中での活躍》 『ザ・ラストレッドショルダー』で初登場。 ペールゼン配下のレッドショルダー残党が搭乗し、襲撃してきたキリコ、グレゴルー、ムーザ、バイマンの4人を迎撃したが、隊内でも腕利きだった彼らの相手には手こずったのか殆どが見せ場なくやられている。 増してや、相手は不安定なターボカスタムのレプリカ機でこちらは新型とアドバンテージは有利なはずだが、実力差がありすぎたということか。 …しかし、ほぼ無傷のまま擱座した機体にイプシロンが搭乗した瞬間、やられまくった鬱憤を晴らすかの如く暴れ回り、グレゴルー、ムーザを葬ったあとキリコの機体も撃破するなど「吸血鬼」に相応しい姿を見せつけた。 最終的には基地の自爆ですべて失われたが、本機の運用データはPS専用のATである「ストライクドッグ」の開発に活かされることになる。 《ゲームでの活躍》 ▼スーパーロボット大戦シリーズ 『第2次スーパーロボット大戦Z破界篇』で初登場。 第39話のみの登場だが、HPがATとは思えないほど高く、サイズが小さいため攻撃が当て辛い。更に、HPが残った状態で倒し損ねるとRS隊員の底力が発動するので余計手強くなる。 なおパイロットは原作通り多数のRS隊員とイプシロン、そしてなんとリーマンも乗ってくる。原作と違い本作ではこの時点でも生存しているためであり十分考えられる「if」である。 再世篇でも秘密結社の機体およびワイズマンの防衛機として現れるが、なんとあのカン・ユー大尉が乗ってくることも。 撃墜されると不良な機体を掴まされたとぼやくが、どう考えても実力の敗北である。 なお、これに乗り替えてしまったせいでカン・ユーはキリコを「お前に興味はない。だが、そのATは潰す」とちょっと本気にさせてしまった。ようやっとレッドショルダーのトラウマを乗り切った頃だったからね、仕方ないね。 本機の必殺技である「アサルト・コンバット」はブラッディライフルを乱射しながら突撃し、ダッシュストレートを叩きこむ。 ▼青の騎士ベルゼルガ物語(PS版) 元レッドショルダーのガルフ・ガーンズバックの愛機。 主人公がテーマソングをレッドショルダーマーチにすると襲いかかってくる。 ▼装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ 闇バトルの凄腕ボトムズ乗り、ボルト・クライスの愛機として登場。 秘密結社と繋がりがあるらしく、最初に搭乗していた機体は借り物だったらしい。 《立体化》 過去にGKメーカーのウェーブから1/35、ボークスから1/24でレジンキャスト製のガレージキットが販売されていた。 海洋堂からも1/35のアクションフィギュアの完成品として販売されていた。 ちなみにボークスの1/24は設定画にある降着機構も再現できた。 この他にタカラトミーからもタカラマイクロワールドシリーズとして1/144の彩色済みフィギュアが発売された。 こちらは第1弾にアストラッド戦車とのセット、第2弾にスコープドッグターボカスタムのセットとしてラインナップされていた。 原型は共通だが第2弾は材質が変わったのか柔らかく、塗装もつや消しになった。 いずれも生産はとっくに終了しており入手は困難。 《余談》 ▼本機をデザインした大河原邦夫氏曰くモチーフは『機動戦士Ζガンダム』に登場したマラサイだという。 「マラサイがATの世界に出たらこんな感じかな」というイメージで描き上げたとか。 そのためか右肩の形状などにイメージが見て取れる。 ▼ゲームブック「復讐の惑星シド」では濃紺の機体が登場している。 ▼前身であるグラントリードッグに関しては、『ザ・ラストレッドショルダー』展開当時は文字設定のみで設定画稿は無かったのだが、後年ブラッドサッカーとスコープドッグの間の機体として逆算する形でデザインが作り起こされている。 しかしマイナーなので模型等立体化商品の類は2020年代の今も存在せず、ゲーム等への出演も無し。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ボトムズ屈指のイケメンAT第二次スパロボZではぜひとも隠し機体で乗れるようにして欲しかった -- 名無しさん (2014-01-11 00 26 51) なるほど、マラサイか…… -- 名無しさん (2014-01-11 01 03 58) 色づかいがスカした感じで気に食わない。 -- 名無しさん (2014-01-11 03 30 56) 二倍近いコストと言うがスコープドックが安すぎなのでは…。人命二の次だし -- 名無しさん (2014-01-11 03 45 07) 実際にリーマンが乗ってたらキリコは勝てないかもな。死にはしないだろうが。 -- 名無しさん (2014-01-11 05 06 30) プラモ化はまだなのだろうか... -- 名無しさん (2014-03-05 11 40 59) ウェーブの1/35が待ち遠しい -- 名無しさん (2017-10-02 22 08 21) 百年戦争が終わらず続いていたら制式採用され主にRSに配備されてたとして、カラーは今知られる黒地に赤肩ワンポイントか、それともスコタコに準じた緑系ツートンだったのか… -- 名無しさん (2022-11-22 21 18 26) 外伝「戦場の哲学者」にもレッドショルダー仕様ではない、秘密結社の一般兵が乗る機体が出て来てたな。 -- 名無しさん (2023-05-31 08 31 58) スペンディングウルフからスコープドッグになったみたいに、採用されたらコストダウンして微妙な性能になるんだろうなあ・・・ -- 名無しさん (2023-05-31 09 05 27) 名前 コメント