約 1,611,604 件
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/226.html
赤い翼の輪舞曲 第12話――決戦! 悲しみを刃に変えて!!―― (呼吸が、できない) それは問題ない。 せつなの状態でも五分、イースならその数倍は息を止められる。 (真っ暗で、何も見えない) それも構わない。 暗闇こそは、自分の本来の住処なのだから。 (身体が、思うように動かせない) それがどうしたと言うのだろうか? もがき、苦しむのは自分の宿命。生まれた時から自由なんてなかった。 だけど、 (頭が……割れるように痛い!) フュージョンの体内の、分解機能が働いているのだろう。 肉体の痛みならば、いくらでも耐えられる。けれど、悲鳴を上げているのは、イースの存在そのものだった。 心も、身体も、全てが砕け散っていくような気がした。まるで荒れ狂う大海に、ボート一艘で挑むような――そんな、絶望的な戦いだった。 フュージョンの体内に侵入したイースは、苦痛に耐えながら、直感のみを頼りに移動していく。 今となっては、外側からどうこうできる相手ではない。倒すチャンスがあるとしたら、体内からの攻撃しかないだろう。 分解吸収されるまでに、後、何分残されているのか? 元より一か八かの賭けだった。目指すものが見つからず、暗い絶望感がイースを苛む。 それは――精神が汚染され、自我が保てなくなり、身体をフュージョンに明け渡す寸前の出来事だった。 “ギィヤァァ――!!” 魂を震わせる鳴き声が、眠りに付こうとしていた意識を覚醒させる。 同時に、自分の心の中から、怒りや悲しみが、後悔や憎悪といった感情が、抜き取られていくような気がした。 (ダメッ! これは――渡せないわ!) 突き刺さるような、強烈な殺気が込められた鳴き声。声の主には心当たりがあった。彼が――参戦するのだ。 フュージョンの巨体から、膨大な意思の塊が排出されていく。それは、吸収された人々が、同化される前に残した残留思念。 イースが何度も目にしてきたもの。かつて、自分自身が集めてきたもの。占い館の貯水槽に蓄えられた、不幸のエネルギーそのものだった。 (そう――あなたも戦おうというのね? ならば、これは共同戦線よ!) “Release Mode Protection Program Eas Restarted” 既に、イースの身体はフュージョンに侵食されつつある。 だが、無策で突入したわけではない。彼女の身体を包む強化服は、ラビリンスの超科学の結晶だ。 イースの覚醒と共に、スーツの自己防衛プログラムが起動する。着用者の身体を“管理”し、正しく運用させるためのシステム。 胸の赤いダイヤが、淡い光を放って、彼女の体の状態を解析していく。不要な因子である、フュージョンの侵入を遮断して――強制排除する。 (出て行け! 私の心と身体は、私の愛する者にだけ捧げるもの。お前の自由にはさせない!) どうしてメビウスは、不幸のエネルギーを、幸せに満ち溢れていた四つ葉町で集めようとした? 決まっている。幸せのないラビリンスには、不幸もまた、存在しなかったからだ。 まして、そのエネルギーなど、集めようがなかったからだ。 (そう。私は、幸せだった――) 思い出せ、楽しかった日々を! 悲しみは、失ったものを愛していた気持ち! 憎悪とは、失ったものを、まだ愛している気持ちだから! 不幸とは、幸せの反対側にあるんじゃない! 限りなく近いところにある気持ちなんだ! 「我が名はイース! 憎しみの心を刃に変えて、フュージョンを滅する者!」 イースは再び移動を開始する。液体金属のような高密度の体内を移動するのは、大変な時間と労力を必要とした。 そうでなくとも、既にイースは大半の力を消費してしまっているのだ。 焦る気持ちを抑えて、一際強い意志の存在を探す。 ノイズに負の感情を吸い取られたせいか、フュージョンの体内の混濁した意思の圧力は、随分と弱くなっていた。 やがてイースは、金色に輝く人型の前にたどり着く。 「どうしてお前がここに居る! なぜ、吸収されずに私の前に立てる!」 「蛇の道は蛇って諺があるわ。この力は、かつてメビウスが全パラレルを支配するために作り上げたもの。道を誤った者同士、共に滅びるがいい!」 「質問に答えろ! どうしてここに、“私”が居るとわかった?」 「知れたことよ。メイジャーランドのお前には人格が無かった。そもそも、無数の人間の意志を矛盾なく統一などできるはずがない。必ずどこかに、核(コア)があると思ったまで!」 金色の人型――フュージョンのコアが、イースの赤い眼光に射竦められる。が、それも一瞬。すぐに余裕を取り戻して、威圧的に言い放つ。 「どうして、お前は戦える? 今となっては、元の世界に戻る手段も無いはず。この世界で、お前が守るべき者はもう居ない!」 「ピーちゃんが教えてくれたわ。愛情や、希望や、祈りだけじゃない。悲しみだって、戦う力になるんだって」 「……最後の質問だ。力を使い果たしたお前が、どうして私に勝てると思った?」 金色のフュージョンが、真っ直ぐに右手を繰り出す。ストレートパンチ。最も初歩的な、人類の原初の攻撃手段。シンプルだが、それ故に最も信頼できる技。 超高速で突き出された拳は、イースの胸のダイヤを狙う。打ち砕いて、変身を解除させるはずだった。 ユラリ、とイースの身体が揺らぎ、被弾する直前に姿を失う。 目標を失って困惑する暇もなく、ゾクッとする殺気がフュージョンの背中に突き刺さった。 「こっちよ」 「なにっ! ゴフッ!」 (残り、2秒……) 「ありえんっ! 私の体内で、私の背後を取るなど……」 フュージョンが、苦悶のうめき声を上げる。その胸の真ん中から飛び出しているのは、細くしなやかな一本の腕。 イースの拳が、フュージョンの胴体を背中から打ち抜いたのだ。 「力を暴走させたのは知っていたはず。どうして使い果たしたと思ったの?」 イースが不敵に笑う。 金色のフュージョンから、輝きが失われる。ゆっくりと、その身体が崩れ落ちる。 「私からの唯一の質問だけど、答える余裕は無いようね。ならば、止めを刺させてもらうわ!」 (残り、1秒……) うずくまるフュージョンに、イースの最後の力を注いだ一撃が迫る。 その瞬間、二人の周囲に激震が走った! 「グッ――アアァ――ッ!!」 「これは、何が起こってるの!?」 ピーちゃん……いや、ノイズとフュージョンが、外で戦っているのは知っている。 だが、フュージョンの体内は流体だ。海底の地震や、海面の津波で水中が揺れないように、これまでイースは然したる衝撃を感じなかった。 しかし、今は違う。まるで周囲の液体ごと、巨大なミキサーにかけられたかのようだった。螺旋状の水流に、イースと、ダメージを負ったフュージョンのコアが翻弄される。 激流に飲み込まれたイースは、フュージョンのコアを見失い、何処ともなく押し流されていった。 『赤い翼の輪舞曲――決戦! 悲しみを刃に変えて!!――』 空が――墜ちてくる。 それは、悪魔としか形容できない姿をしていた。 気の弱い人間なら、それだけで死を悟り、意識を断ってしまうだろう。 鋭い鉤形となった、猛禽類のような爪。遥か上空までしなやかな曲線を連ねる、長大な尾。 皮骨の変化した、黒光りする分厚い装甲板。それに護られた胴体。背中から伸びるのは、鷲とも蝙蝠とも異なる尖った翼。 頭から背中にかけては、鶏冠のように鋭利な角が立ち並ぶ。緩やかに湾曲した口の中には、鮫を思わせるような鋭い牙が無数に並んでいた。 倒すべき敵を見定め、ノイズの強靭な脚が降りてくる。 三股に分かれた足指の鉤爪は、一つ一つが人間の体を超える大きさだった。 獲物を切り裂き、掴み殺すための武器。それが、天空の高みからの二本の矢となって、フュージョンに突き刺さる。 聴覚など、最初の激突による破砕音で麻痺してしまっていた。 眼前に広がる凄惨な光景と、街ごと揺さぶる振動だけが、辛うじて、これが現実の出来事だと教えてくれる。 華々しい必殺技など何もない。もっと単純で、原始的で、粗暴なる直接攻撃。それは本気の――そしてあまりにも巨大な物理破壊だった。 ノイズの鉤爪は、斜めに振るわれることで『切り裂く剣』となり、直線状に振り下ろされることで『貫く槍』となる。 標的となったフュージョンは、ドス黒い体組織を撒き散らしつつ、大地を揺るがす絶叫を上げる。 しかし、攻撃はそれで終わりではなかった。 ノイズは、数十メートルにも及ぶ翼を水平に広げると、暴れるフュージョンの体に、両足の爪を深々と突き立てた。 そのまま上空に舞い上がり、獲物を持ち上げ、落下させようと試みる。 しかし、高密度なフュージョンの重量は見かけ以上で、到底空には浮き上がらない。やがて爪は体表を滑り、鋭利なる刃となって獲物を下から上へと切り裂いた。 「怖いよ、メロディ……。こんなの、私知らない。ピーちゃんどころか、ノイズですらないじゃない!」 顔面蒼白のリズムが、メロディに訴えかける。彼女はプリキュアになって、初めて心底からの恐怖を感じていた。 メロディは返事をしない。痛いほどギュッと掴まれている腕にも、まるで関心を払う様子がない。 ただ、じっとノイズの戦いを見つめていた。 代わりに、ビートが足を引きずりながらやってきて、リズムの肩に手を置いた。 「あれは確かにノイズよ、リズム。でも、大きさは以前の数倍、重量は十倍以上ね。なりふり構わない戦い方は、まるで凶暴な獣みたい……」 「ピーちゃん、どんな気持ちなのかな……。どんな想いで、フュージョンと戦っているのかな」 不安そうにノイズを見つめるミューズの呟きに、リズムとビートは、黙って顔を見合わせた。 力が拮抗しているならば、戦いの趨勢は、より立体的に動けるものに分がある。 鼠よりも、鎌首をもたげる蛇が有利であるように。蛇よりも、空を舞う鷹が有利であるように。 戦いとは、より高い位置に陣取ったものに地の利が働く。 ただし――それは、『飛び道具を持たない』場合においてだった。 フュージョンの目が、赤く凶暴な光を帯びる。その下に大きな口が開いて、大量の空気を吸い込んでいく。 強大な力が、邪悪で、毒々しく、おぞましい力が、フュージョンの口の中に収束していく。 全てを焼き尽くす、破滅の光。 恐るべき威力を秘めた、フュージョンのエネルギー弾が発射される。 それを見て、ノイズはグンと高度を上げると、同じく口を開いた。 赤く細い舌が、チロチロとのぞく。やがてその舌も、口腔から生み出された光に覆い隠される。 ノイズの口の中に、悲しみの力が集結していく。巨大な翼が数回大きく羽ばたき、フュージョンの正面で姿勢を制御する。 フュージョンとノイズが、互いに標的を見据えて狙いを定め、秘めたる力を解き放つ。 それは、生物同士の戦いの次元を遥かに超えた、強大なエネルギーの激突だった。 まるで、世界そのものが絶叫を上げているかのような、異音が鳴り響く。 闇に覆われた空が、鮮血をぶちまけたかのように、一面の赤に染まる。 ほどなくして、高熱を帯びた強風が、薙ぎ払うかのように地表を吹き抜ける。四人は固く目を閉じ、身を寄せ合って、その熱い嵐をやり過ごした。 もしもノイズが高度を上げていなかったら、変身している彼女たちですら、無事では済まなかったことだろう。 目を開けると、暗黒の空が戻っていた。両者の力は拮抗していて、相殺したのだろう。今のは、その余波に過ぎないということだ。 ノイズは地表に舞い降りて、鉤爪での攻撃に切り替える。 爪は幾重にもフュージョンを切り刻む。しかし、今度はノイズが絶叫を上げる番だった。 射程に入ったノイズに向かって、フュージョンが鋭く硬化させた触手を放ったのだ。 数十本もの棘が、ノイズの翼を、足を、胴体を襲い、その内の何本かは、装甲板を突き破って肉にまで到達した。 ノイズは慌てて上空に避難する。しかし、その飛翔速度は、見るからに衰えていた。 「ピーちゃん!」 「待って! メロディ! どこに行こうというの?」 思わず飛び出そうとしたメロディを、羽交い締めにするようにリズムが止める。 泣きそうな顔で抱きつくリズムの腕を、メロディは優しく掴んで、ゆっくりと解いた。 「わたしね、ピーちゃんの気持ちが、わかったような気がする」 「聞かせて、メロディ。どうわかったの?」 ミューズが一歩進み出て、メロディを見つめる。 「ピーちゃんは、悲しいんだと思う。悲しいから、戦っているの」 「悲しいから……戦う。そうね。私には、わかるような気がする」 ビートが胸に手を当て、自問するようにつぶやく。 「ピーちゃんが泣いてるの。傷付いて、苦しんでる。だから、わたし……」 「それでも、ダメと言ったらダメよ! 行かせないから!」 リズムが通せんぼするように両手を広げて、メロディの前に立ちはだかる。 そして、子供がイヤイヤをするように、大きく首を振った。その度に、瞳に浮かんだ大粒の涙が零れ落ちる。 「無理よっ! こんなの、もう私たちが割って入れるような戦いじゃない! メロディまで居なくなったら、私……」 「ピーちゃんは仲間だよ、リズム。そうでなくても、悲しみに耐えてる子がいるなら、行かなきゃ。わたしたちプリキュアは、全ての人の幸せを守るために戦うの」 そうしている間にも、戦局は大きく動く。 負傷して、機動力の低下したノイズは、もう飛行できる利点を活かせなくなっていた。 フュージョンは、両手を下ろして仁王立ちになる。軸足を回転させて、身体の向きを常にノイズに合わせ、機銃掃射のように、その体から大量の飛礫を打ち出した。 飛礫一つ一つの威力は、たかが知れている。高度を取っている、ノイズの装甲板を打ち破れる程じゃない。 しかし、数が出鱈目に多かった。次々と撃ち出される飛礫は、命中した物も、外れた物も、ことごとく旋回して本体へと帰還し、またノイズへと向かっていく。 これではまるで、無数の小さな拳で身体中を殴られ続けているようなものだ。 もはや互角の戦いなどどこにもなく、一方的にノイズが傷つけられ、弱っていくのみだった。 《殺すには惜しいな。ノイズよ、私の一部になる気はないか?》 「誰に口を利いているのだ、下等生物め。不死身の私に、敗北はあっても降伏はない」 《果たしてそうかな? 悲しみを糧に成長するお前は、人類が消えれば転生も叶わぬはず》 フュージョンは、ノイズについて、既に多くの情報を掴んでいた。 吸収し、同化した人々の記憶の中から、ノイズにまつわる記憶を「思い出す」だけの、簡単な作業だ。 《我々の目的は似通っている。お前は、自分の醜い姿と声が憎いのだろう?》 「そうだ。私は忌み嫌われる存在。幸せと同時に生み出され、疎まれ、憎まれ、否定され続ける存在」 《ならば、私と融合すればいい。個体差が無くなれば、騒々しい世の中は、真の秩序と静寂を得るだろう》 「そんな世界ならば、私も消え去るしかない。無論、それは望むところだが……。お前の存在だけは、断じて許さん!」 《人から生まれたお前が、再び人の一部に還るだけだ。認めろ、ノイズ! お前と私の目指す世界は同じだ!》 「違うっ! 私は……」 「全然違うよ! ピーちゃんは、あんたなんかと全然違う!」 突然、第三の声が――巨大な二体の声に比べて、小さく、弱く、それでも凛と響く声が、フュージョンとノイズの会話に割って入る。 ノイズを庇うように両手を広げ、その目の前に舞い降りたのは、キュアメロディだった。その背中には、赤いリング状の羽が左右に二枚づつ広がり、ほのかに淡い光を放っている。 《どこが違うと言うのだ? 自分の姿を疎み、自分の声を嫌い、そのために世界を滅ぼそうとしたのだぞ!》 「そうだよ。だけど、少なくともピーちゃんは、それが悲しいことだってわかってた!」 《自分の目的を叶えることが、悲しいだと?》 「自分の姿を疎むのは、みんなの姿を美しいと思ってるからでしょ? 自分の声が嫌いなのは、みんなの声や音楽を、素晴らしいって感じてるからでしょ? 世界を石にしたら、自分も消えるって言ってたよね。それは、一人で生きるのが、辛いってわかってるからだよ!」 自分は、奏と喧嘩しただけで、どれほど悲しい思いをしただろう。 パパに、冷たく突き放されただけで、どれほどの悲しみに打ちひしがれたんだろう。 ましてや、全ての人から恐れられ、憎まれ、忌み嫌われることを宿命付けられた、ピーちゃんの悲しみはどれほどのものだろうか? 「喜んでる人の陰には、悲しんでる人もいる。成功した人の陰には、失敗して泣いてる人がいる。いつだって、幸せと不幸は隣り合わせだから……。 だから、わたしたちは悲しみを受け入れる。ピーちゃんと一緒に、生きていくって決めたの!」 「そうよっ! 少なくともピーちゃんは、笑顔を知っていた!」 「歌う楽しさを知ってた!」 「それができなくて、悲しむ心を持っていた!」 『幸せも、不幸も認めないあんたなんかとは、全然違うんだから!!!』 日差しの届かぬ漆黒の空に、白、青、黄色の羽が、光の花のように浮かび上がる。 キュアリズム、キュアビート、キュアミューズの三人だった。 「リズム! ビート! ミューズ!」 「ごめん、メロディ、遅くなっちゃった」 「ううん――ありがとう、みんな」 《なぜだ……。なぜ、お前たちは立ち上がる? 戦う理由なら、既に失ったはずだ!》 「ピーちゃんを守りたい。リズムを守りたい。ビートを守りたい。ミューズを守りたい。戦う理由なんて、それで十分だよ!」 メロディの宣言を支持するかのように、リズム、ビート、ミューズがメロディと合流する。 もう、四人の顔に絶望の色は無かった。 恐怖を勇気が駆逐し、迷いは決意に取って代わる。 激しく燃え上がった闘志が瞳に宿り、果敢にフュージョンを睨み付ける。 《……最後の一人になるまで、抵抗を止めないということか?》 「独りになっても戦うよ。わたしだって、この手で守りたい人間の一人だもの!」 「この胸の鼓動が、人が、最初に聴くリズムなの」 「そのビートが鳴り止まない限り、本当の最後は訪れない!」 「音楽の女神の名にかけて、邪悪な存在には決して屈しない!」 「「「「心に音楽が響いている限り、わたしたちは絶対にあきらめない!!」」」」 《やはり、個とは度し難いものだな。力を持って一つに統べるしかないようだ》 怒気を発するフュージョンに対抗するように、ノイズの翼が力強く羽ばたく。 ノイズの赤い瞳が、プリキュアを、キュアメロディをじっと見つめる。そして、厳かな口調で語りかけた。 「どんな悲しみだって、乗り越えられると言っていたな。確かに、見せてもらった――」 「ピーちゃん! 大丈夫なの?」 「ああ、私に考えがある。フュージョンの動きを、一瞬でいいから止められるか?」 「わかった。やってみる!」 《まとめて墜ちろ!》 フュージョンは空一面に、飛礫の弾幕を張る。とてもではないが、避けられる数でもなければ、密度でもない。 そもそも、逃げ込めるだけの空間が一切ないのだ。 ビートとミューズは、それぞれバリアーを展開して四人を包む。 だけど、数が多すぎる! これだけの攻撃を受けては、到底耐え切れるとは思えなかった。 しかし、それらの飛礫が、プリキュアに命中することはなかった。 ノイズが巨大な羽を一振りし、突風を巻き起こす。それで飛礫の多くは弾かれ、残りも軌道を外した。 ただし、完全に回避できたのはプリキュアだけだった。巨大なノイズは、翼風の防御だけでは間に合わず、多くの飛礫にその身体を曝した。 《ノイズよ。先ずは、お前から吸収させてもらおう!》 「よそ見をしていていいのか? もう、一対一の戦いではない!」 《なにっ?》 “プリキュア・スイート・ハーモニーキック!!!!” 遥か上空から、落雷のような勢いでメロディ・リズム・ビート・ミューズの跳び蹴りが炸裂する。羽に宿るフェアリートーンが、四人のタイミングを完璧に同調させる。 この状態でしか放てない、最強の打撃系必殺技。それは閃光のような疾さで飛来し、吸い込まれるようにフュージョンの後頭部に突き刺さる。 ダメージは決して大きくはないが、フュージョンの巨体がバランスを崩して両手を突く。 四つん這いとなった状態では、エネルギー弾も、飛礫だって放てない。 「散れっ! プリキュア!!」 『えっ?』 フュージョンの目が、赤く凶暴な光を帯びる。しかし、フュージョンの背中しか見えていない彼女たちは、それに気付かなかった。 俯いたフュージョンの口が、大量の空気を吸い込んでいく。 強大な力が、邪悪で、毒々しく、おぞましい力が、フュージョンの口腔に収束していく。 全てを焼き尽くす、破滅の光。 フュージョンは振り向きざまに、プリキュアに向けて、その強大なる威力を解き放った。 迎撃も防御も間に合わないと判断して、ノイズはプリキュアの盾となるべく回り込む。 しかし、フュージョンの放った光は、破壊光線となる前に―― 空中で四散した。 「なんっ……だと?」 衝撃を覚悟していたノイズが、驚きの声を上げる。 「一体、なにが起こったの?」 「見て! メロディ。なんだか、フュージョンが苦しんでるみたい」 「胸の辺りを押さえてるわ。そんなところ、一度も攻撃なんて受けてないのに」 「わからないけど、今がチャンスよ!」 メロディ、リズム、ビート、ミューズが、状況を分析し、好機と見て反撃に移ろうとした。 しかし、その動きをノイズが止める。 フュージョンの正面で大きく翼を広げ、胸部に魔力を収束させていく。 「プリキュアよ、下がれ! 一緒に、飲み込まれたくなければな……」 「ピーちゃん! 何をするの?」 「胸を開くって、まさかっ!」 「無茶よっ!」 「フュージョンを、逆に吸収しようなんて!」 体長ならば互角のノイズだが、体格ならばフュージョンの方がずっと大きい。 だが、ノイズはためらいもなく、胸部の吸収口を解放させた。 本来ならば、入口より大きな物を吸い込むことなど不可能だ。しかし、フュージョンの本質は流体である。 原因不明の苦しみで悶え、形状も不安定になっていたフュージョンは、ノイズの吸引力に耐え切れなかった。グニャリと体が伸びて、やがて完全に吸い込まれてしまう。 「嘘っ……そんな……」 「ピーちゃんが、フュージョンを吸収しちゃった……」 メロディとリズムが、状況を受け入れられず、呆然とつぶやく。 吸収口を閉じたノイズは、しばしの沈黙の後、大きく苦しみだした。 「やっぱり、無理だったのよ!」 「苦しいの? ピーちゃん!」 ビートとミューズも悲鳴を上げる。 ノイズは羽を閉じて、首と尻尾を丸め、うずくまるような状態で地面に落下した。 『ピーちゃん!!!!』 ドクン ドクン ドクン ドクン 身体を丸めたノイズは、まるで巨大な卵か、あるいはサナギのようにも見えた。 心音のような不気味な波動に、全身が反応し、大きな震えが走る。 ひと波ごとに、ノイズの身体が、大きく、大きく、肥大していって、そして―― “ギィヤァァ――!!” 吸収前の、更に数倍のサイズにまで巨大化したノイズが、翼を広げ、両足と首と尻尾を伸ばし、大きく叫び声を上げた。 フワリと浮かび上がるその姿は、まさに全天を覆い尽くす。 もう――メロディも、リズムも、ビートも、ミューズも、圧倒されて、声をかけることすらできなかった。 遥か上空まで飛び上がったノイズの目が、赤く、紅く、緋く光る。 何かが――とてつもなく大きな、何かが起ころうとしていた。 赤い翼の輪舞曲――天空より、飛来せしもの!!――へ続く
https://w.atwiki.jp/16seiten/pages/1358.html
「・・・あ、よく考えたら俺ジェット使わなくてもドバイに行けたんじゃん」 ドバイ行きのキルリアン家所有ジェット機の中でバックトゥザフューチャーのDVDを見ながら 粉末ソーダを飲んでいたギデオンが思い出したように声を出した 「全員連れてドバイに行くくらい俺できたよ!何で誰も言ってくれなかったわけ!?」 「今更何言ってんスかギデオンさん」 そんなギデオンに隣の席から映画を覗き見していた花子が画面から目を離さずに突っ込みを入れる 「ここまで来てそんな事言われたって仕方ないしー」 同様に後ろの席から頭越しに覗き見していたムーも突っ込みを入れる 「そんなに早く行ってもまだ何も来ていませんよ。それに発掘作業もまだ終っていません」 そんな仲良し集団のような所と通路を隔てて反対に座っていたリーナが冷静にコメントを返す 「そ、それにほら!こー言うのって何だか修学旅行みたいで楽しいじゃないですか」 ムーの隣に座っていたいっけいがフォローを試みるもそれはフォローになっているのやらいないのやら 「一斉に突っ込まれたよ俺」 そんな時 「ヘイ木下!細けー事グダグダ言ってんじゃねーぜ!」 突然何の空気も読まずに割り込んでくる女声なのにやけに威勢の良い声 その人物はこれからドバイの砂漠に向かうというのにジャージ姿で座席の机に置かれた大量のお菓子類を さっき機内食を食べたばかりだと言うのに太るなんて事少しも考えない勢いでバリボリ食べながら 斜め前のギデオンに上手い棒の空き袋の入ったビニール袋を投げつけた 「ぶわっ!汚っ!?カス飛び散りまくりじゃねーかよ!」 当然袋と共に拡散(スプレッド)された上手い棒の食いカスをモロにくらいギデオンは体をパタパタした 「つーか何故あんたまで着いて来るんだ!?ジョンのママさんよ!」 そう、今までの傍若無人の数々を行っていた女性はジョンママその人であった 「ママだぜっ」 「だから知ってるよ!それになんだそのお菓子の数は。おやつは一人300円までって」 「うるせーーーんだぜっ!スコットランドじゃおやつは一人300万円までって相場が決まっているんだぜ! おやつにドリアンは含まれないんだぜ!」 「あんたは駄菓子屋のいんちきオバサンか!」 オバサンという単語に一瞬ピクリと反応するママを見て花子が珍しく気を利かせて他の話題を振り ママの放たれ始めた怒気を払いにかかる 「ところでママさんが出てくるなんて珍しいっスね。どうしたんスか?」 基本的におしゃべりで話好きのママはさっきの無礼発言など一瞬で忘れて新たな話に入った 「あたしも人の子、ママとしてたまにはモヤシとネス子を二人きりにしてやろうって言う憎い親心なんだぜ」 「へ~、ただドバイで遊びたかっただけじゃなかったんだー」 「バレちまったぜ」 「早っ!?」 「ところで、さっきから何かアルスラーさんが一言も口聞かないんですけど これ目開けたまま眠ってるとかじゃないですよね?」 いっけいにそう言われて皆の視線が一斉にリーナの後ろでずっと無言で座り続けているアルスラーに注がれる 「・・・」 アルスラーが何か伝えた気に蚊の鳴く様な声で言っているので通路を挟んで隣のいっけいが耳を近づけると・・・ 「え?こんな鉄の塊が空を飛んでいるのが信じられなくて緊張で酔った?」 そう、さっきから一言もセリフが無かったアルスラーは人知れず飛行機酔いを我慢していたのだ! 決して著者がアルスラーの性格をよく把握していなかったからとかそう言う理由では断じてない! 「今時珍しいモヤシっ子なんだぜ。ヘイ!衛生兵!衛生へーーーい!」 「ん、え?衛生兵ってボクですか?え、エチケット袋エチケット袋・・・」 「急がないとまずいっスよ。アルスラーさんのホッペが膨らんでるっス」 「ヘイ、モヤシっ子。通路の方を向いとくんだぜ」 「な、なるべく吐かないで頂きたいのだが・・・」 「健吾ちゃん連れて来なくて良かったねー」 「案外甲斐甲斐しく介護したかもよ?アレであの娘純情だしよ」 「それよりみんな手伝ってよ!ボクのエチケット袋ビニールに穴空いてアー!」 そんなこんなでドバイに到着した一行であった 「ようこそようこそ、十六聖天の皆様遠い所を良くいらっしゃいました」 そう言って空港で出迎えたのは小太りの見るからにアラブ人してるやや胡散臭い人物 ドバイの支配者大魔術師マダラ・マハラジャであった 「この度は氏のようにご高名な魔術師にご協力頂き感謝致しております」 リーナが先頭に立って挨拶する 「いやいや、探索はあまり得意な分野ではなくてね。時間がかかってしまいこちらこそ悪い事をした」 「いえ、氏の風の精霊との交信術なくしては今回の発見は有りませんでした。本当に感謝しています」 「それもキルリアン家の財力と尽力あっての事ですよ」 そんな会話を後ろで聞きつつ一同はヒソヒソ話をしていた 「なんスか?このいかにも政治的義務的会話は」 「これが大人の世界ってやつだぜ」 「人間ならもっと心のままに生きたいよねー」 「ママはそうしてるぜ」 「そりゃアンタだから出来る生き方だろ」 「褒められたんだぜ?」 「静かにした方が良い。我々もあいさつするぞ」 リーナが一通りの挨拶と謝辞を終えてマダラ・マハラジャはギデオンたちの方に視線を移してきた 「お初にお目にかかるっス。十六聖天十四位、花子っス」 こう言う時流石の社交性と言うか、花子がまず挨拶をした 「十六聖天第四位、ギデオン・トリプルプレイ・グランドスラムだ」 「コイツの事は木下でいーんだぜ」 「ちょ!」 「あたしはママだぜ。十六聖天でも何でもねーんだぜ」 「は、はぁ・・・」 初対面の人への自己紹介だと言うのにあまりのフリーダムっぷりに 一同もマダラ・マハラジャも焦った所をいっけいが自己紹介で元の空気に戻そうと試みる 「は、初めまして!ボクは十六聖天裏第六位、明楽いっけいと申します。よろしくお願いします」 「出来たガキなんだぜ。家のモヤシも見習わせたいぜ」 「あたしはー、十六聖天裏五位のムーって言いますー。宜しくねオジ様ー」 「私は十六聖天第九位のアルスラー・ナッシュだ。短い間だが宜しく頼む」 「みなさん初めまして、私はマダラ・マハラジャと申す者です キルリアン家には色々とご厄介になっております。ご協力できる事でしたら何なりと言って下さいね」 「じゃあ一先ずあたしをカジノに連れてってなんだぜ」 「・・・誰ですかこの人の同行を許したのは」 「ま、まぁ良いじゃないですか元気があるって事は。当ホテルのカジノへご招待致しますよ」 若干の不安要素を孕みつつ 十六聖天のヴァジュランダ探索隊警備は始まったのだった 悲しみの瞳の少女③ -終り-
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/3071.html
きみのいないばしょで【登録タグ KeaP き 曲 鏡音リン 鏡音レン】 作詞:KeaP 作曲:KeaP 編曲:KeaP 唄:鏡音リン・レン 曲紹介 鏡によって分けられた、鏡音さんたちの物語(PIAPRO作者コメントより) 11月25日(いいふたごの日)記念作品 歌詞 (ピアプロより転載) 静かな 静かな 森の奥で かすかに 煌く 古びた鏡に 小さく 小さく 触れた僕らは… 君の場所 その世界 僕と同じ景色 君の場所 同じ空 ただ私だけそこに居ない 二人を分かつ この鏡の 向こう側 同じ場所 僕ら歌う 伝えて 伝えて この歌声 聴かせて 聴かせて 君のオト いつかは いつかは 届くよねと 今もこうして 歌っています 永遠 永久とか 信じてないから いつかは いつかは 鏡が壊れて 君へと 君へと 会えるように 今も信じて 歌っています 君の場所 その世界 いつもと同じ景色 君の場所 君の顔 疲れ果て沈むその瞳 二人を分かつ 鏡のそばの 僕らの歌声 次第にかすれ逝く 永遠 永久とか 信じてないけど 聞こえた 君の音 遠き記憶だけ いつかは いつかは 届くよねと いつまで信じ歌えるでしょうか… 君へと 君へと この歌声 届いて 届けて 止まり逝く前に いつかは いつかは 届くよねと いつまで僕ら歌えるでしょうか… いつもの いつもの オトの中に 聞こえた 気がした 君の 歌声 いつかは いつかは 夢見たこと 鏡にヒビが 入っていました… コメント ちょっと、不思議な感じを引き出す所が良いですね。 -- ゆらゆら (2008-12-10 18 44 35) 「鏡にヒビ」ってハッピーエンドかバッドエンドのどっちの予兆なんだろ?「僕に罰を君に光を」みたく2度と会えなくなるのか(バッド)、鏡が壊れてまた「君」と一緒になるのか(ハッピー)。まぁPVではハッピーエンドだったけど -- 名無しさん (2008-12-10 21 19 49) 夢見たことって事は、ヒビが入ってもないし割れてもないんですよね? -- 道化 (2008-12-17 21 24 18) 感動! -- 名無しさん (2009-01-29 10 43 07) もし、鏡にヒビがはいっててもう二度と会えなかったらすごく悲しいです。この二人には幸せになってほしいです! -- 沙羅 (2009-02-24 20 11 33) この曲作った人すごい!!うまい! CDに入ったらいいのに!! -- イヨ (2009-02-28 17 44 57) ヒビが入るのを夢見てたんだから会えたんじゃないか? -- 名無しさん (2009-03-20 10 17 36) 鏡にヒビ って二人をわけてる鏡が壊れるのかと思ってた。 -- 名無しさん (2009-03-20 15 07 31) レン・リンの調節(?)がすごい上手ww -- 癒涙 (2009-04-13 20 40 44) イヨさんに同感!つーか私涙腺が・・・ -- ハクナ (2009-05-19 10 18 33) 鏡にヒビ=鏡が砕ける予兆なのでは? -- ラジエル (2009-06-02 20 32 05) 涙でそうでした。 -- 蝶香 (2009-06-07 14 52 57) 鏡にヒビが -- みちる (2009-06-13 12 31 54) 間違えました↑ 鏡にヒビがはいったら、また二人はあえる… みたいな解釈をしているんですが…?どうなんでしょうか。 -- みちる (2009-06-13 12 33 58) ↑私も同じ考えです!!歌詞に「鏡が壊れて君へと会えるように信じて歌っています」と書いてあるのですから -- 民 (2009-07-12 19 45 28) 夢見たことが現実になったんじゃないのかな・・・てゆーか知ってたのかな?鏡が壊れれば会えるって -- 水 (2009-08-04 14 48 05) 信じてたんじゃないでしょうか? あるいは全て夢だったか -- pさん (2009-08-15 09 14 29) ぃぃ歌だから、カラオケに入らないですかね… -- にょにょ☆ (2009-09-08 22 35 55) 午前0時の舞踏会 -- 名無しさん (2009-10-01 17 57 35) 鏡にヒビと聞いて、二人を分けてる鏡が壊れてもう2度と会えなくなるかと思ってた! -- ココロ (2009-10-04 15 32 15) スゴクイイ曲だから、CDに入れてほしいです!! -- 欄 (2009-10-08 07 21 30) 感動しましたっ!二人のハモりが超きれいですね^^CDに入らないんですか?? -- リン☆ (2009-10-10 19 52 27) 入るんなら絶対に買うっ!! -- 朱 (2009-10-10 19 55 02) なんか気持が落ち着きます。とても感動しましたぁ!! -- 黒蝶 (2009-10-22 20 14 26) 鏡にヒビが入る=会える。ってことは、ヒビが入る“夢”を見た=現実では会えなかった。という意味かな?と解釈しました。 感動(T^T) -- 兎椏 (2009-10-23 17 19 12) ヒビが入る=鏡が壊れる=二人会える じゃないんですか? -- 雪兎 (2009-11-01 17 25 59) 誰かKeaPのページ作ってください(・ω・`) -- 名無しさん (2009-11-16 11 57 09) JOY SOUND配信決定おめでとう!!!!! -- ゆい (2009-11-21 16 16 53) 一周年おめでとう! -- 名無しさん (2009-11-25 22 55 46) 今日初聞でした。1日遅かったか…← ちょっと泣きそうになった…ハッピーエンドであって欲しい!! -- りー (2009-11-26 23 18 07) 「いつかは」夢見たんですから、なったらいいなって思ってたわけですよね?だから会えたんだと私は勝手に解釈しています☆ってか、いい歌ですねぇ -- もん (2010-01-18 00 50 38) 何このすごくいい曲!!!ハッピーエンドだと信じてます。 -- 名無しさん (2010-03-07 17 39 24) 感動( ;∀;) -- ひな、 (2010-03-25 13 22 59) 鏡にヒビが=鏡が割れる=相手も割れる=バットエンドと解釈しました。=多くね! -- 黒龍 (2010-05-01 20 56 48) めっちゃいい曲だわぁ~ -- りぃ (2010-06-13 11 48 58) いい曲ですよね〜 泣 最後はやっぱハッピーエンドじゃないですか???てか そうあって欲しい!!! -- 翔 (2010-07-22 21 42 25) 二人の声って、お互い聞こえてないのかな? -- 遊樹 (2010-11-01 21 05 41) ピアプロの作者コメに「最後はハッピーエンド」って書いてありましたよー -- 水無月葵 (2010-12-30 15 05 15) せめて殿堂入りして -- 名無しさん (2011-01-26 00 56 27) ↑同感 -- 名無しさん (2011-03-24 09 20 10) いい歌だなぁ~(;ω;) -- 名無しさん (2011-05-18 16 03 31) いい曲です…寝る前に聞いたら涙で顔がグチャグチャになってしまってよく眠れませんでした…よく眠れなかったって悪い事ではありませんよ?悲しいって感情が伝わってきて泣いちゃいました… -- さくね♪ (2011-06-14 22 01 13) 私的にはヒビは日々今までの思い出的なものが入っていました。って思いました。にしても周りっくどいなぁ。まぁこれがまたいいのかも知れないから。 -- 名無しさん (2011-08-31 21 48 50) 最後に抱き合っているシーンがあったから、二人は再会できたんだと僕は思っていますね。この曲大好きです。 -- 式神 (2011-11-03 21 27 11) いい歌だ… -- 名無しさん (2012-04-22 03 17 17) わて感動して泣いてもうたわ -- 志摩 (2012-07-24 14 37 42) 鏡で別れる事はまずないだろうけど、何だろう?涙が口から・・・ってよだれかwww -- milan (2012-08-21 20 42 03) すごくいい曲ですね!二人の悲しい気持ちが伝わってきて泣いちゃいます -- 白猫 (2012-12-04 22 41 48) とても綺麗な曲だと思いました。 -- 龍 (2012-12-30 20 58 44) いい曲なのにCDに入ってないだと・・・!?なぜ!? -- 名無しさん (2013-04-22 20 46 15) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kagamin_bocchi/pages/34.html
by学費滞納中(樺太) 誕生日か。 あたしはカレンダーを見て憂鬱になる。 昔は、お父さんやお母さん、家族みんなでつかさとあたしの誕生日を祝ってくれたものだけど。 東京に出てからあたしは一人ぼっちだ。 あたしより少しレベルの低い大学に行ったつかさは、友達をたくさん作って楽しくやってるらしい。 あたしとは一緒に暮らしていないからわからない。 今日は彼氏と過ごしているか、それともサークルのみんなと盛り上がっているのだろうけど。そんなこと、知りたくもない。知ったら、どうしようもなく悲しくなるから。 「はあ……」 つかさだけじゃない。 みゆきも地方の国立に行ってしまい、もうあたしの近くにはいない。 テーブルの上に目を移す。どう考えても、一人用じゃない大きな大きなバースデーケーキに、馬鹿みたいに生真面目に18本立てたロウソク。 見てるだけで、目が霞んだ。 もう誰もあたしの事なんか見てくれないんだって思った。みんなバラバラになって、みんな個々の生活を作っていて、あたしの事なんて、忘れちゃうんだ。 胸が締めつけられた。 寂しさ、ってこういう物なんだ。 今まであたしは一人ぼっちなんて無かったから知らなかった。 いつだって近くには、みゆきやつかさ、そしてこなたがいたから。 ピンポーン チャイムが響く。 一人ぼっちの部屋にはその音が、とても大きく感じられた。 「はーい、かがみん♪アポなしビックリした?って……かがみん泣いてる?」 「な、泣いてなんかいないわよっ!ゴミが目に入っただけよ」 そんなあたしの言葉にこなたは、見透かしたような笑みを浮かべる。 「まったく寂しん坊さんなんだから~かがみんは」 「だから……違うって……もう!」 駄目だ。泣いちゃう。 こなたは、卑怯だ。 いつもこうやって、あたしの心を捕まえてしまう。 だから、あたしはいつまでたっても、彼氏ができない。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/20801.html
【検索用 とりな 登録タグ 2012年 VOCALOID と 六 初音ミク 曲 曲た】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:六 作曲:六 編曲:六 唄:初音ミクAppend 曲紹介 のまれた うたです。 曲名:『トリナ』 六氏の3作目。 意味深で不気味なエレクトロニカ。曲中のノイズは仕様。 歌詞 くりかえし ゆめをみた こぼれゆく かなしみの いたましく おもいだす ゆびさきの しぐさとか かえりみち とおまわり ぶきような きもちだけ あいしてた あいしてた あいしてた あいしてた りゆうなら いくらでも ひつようと いいたくて さようなら またあした あしたはね こなかった それからも それまでも しあわせな ことばだけ さびしいの さびしいよ かえしてよ ゆるしてよ いきたえて つぎもまた いきていて つぎこそは またつぎも はるがきて コメント + コメント 2013-2015 大好き -- 某キノコ (2013-11-12 01 43 58) 綺麗・・・。リズムはずっと一緒なのにここまで引き込まれるのはすごい。ノイズが壊れてる感じ出てて良いですね。 -- ステラ (2015-07-04 07 45 52) すごく綺麗な曲で大好きです -- 鯰尾 (2015-08-27 09 05 59) これは凄い -- いまつる (2015-09-04 00 47 49) 今まで聴いたこと無いような程に綺麗で不思議な曲で、凄く引き込まれる。一度で聴き惚れた -- へしべ (2015-10-11 13 46 47) 悲しくなってくる。心が押し潰された感じ -- 安定 (2015-10-22 21 31 06) ずっとリピートしてる。悲しいけど綺麗。 -- 清光 (2015-12-01 01 48 53) + コメント 2016 死の間際に、有るはずだった未来を想像してる様子が目に浮かんだ。綺麗なのに、ノイズが耳に残る、すごく悲しいのに幸せな歌?(何寒いこと言ってるんだろう俺) -- つるまる・つるまらない・鶴丸 (2016-01-06 02 12 18) 癖になりすぎてなかなか耳から離れてくれないんだが。これが中毒というやつか -- 三日月 (2016-01-07 16 00 04) もっと評価されるべき… -- ししおう (2016-01-08 08 51 02) 疲れ目で見たのも原因か、聞いてたら涙が止まらなくなった…疲れ目だけのせいじゃない気がしてきた。 -- 粟田口 (2016-01-21 00 41 53) 素敵で、大好きです。 -- キーオ (2016-01-29 19 42 57) 凄く綺麗な曲だと思いました。 -- 石切丸 (2016-03-21 20 28 47) この音楽、気に入りました。 -- みつただ (2016-03-28 08 59 24) ノイズがいい感じですね(๑•᎑•๑) -- 小夜 (2016-03-28 11 09 20) 音楽が綺麗で気に入りました。歌詞も好きです。 -- 疑心暗鬼ショージョ (2016-04-01 15 12 05) 凄く綺麗…! -- 白桜 (2016-04-07 12 38 25) とても綺麗な曲で一回聞いただけで気に入りました(*^^*) -- 彼岸花 (2016-04-17 22 52 37) 何故か泣ける... -- 獅子王 (2016-05-30 13 17 22) 同じリズムで、頭に残りやすい。平仮名の歌詞表記も声にすごく合ってる -- 歌仙 (2016-06-02 04 14 25) なんか幼い少女が虚ろな目で歌ってそう…それはそれですごく好き! -- 薬研 (2016-06-02 12 45 57) 綺麗だ...。 -- イージー (2016-06-15 21 49 57) 凄く辛い歌。悪い意味ではなく、聴いてて本当に胸が苦しくなるほど心に響く歌詞ってそうそうないから、素直に凄いと思った -- ルイ (2016-07-09 15 00 24) 聞いていて鳥肌がたった。曲聞いて鳥肌たつの久しぶりだわ。 -- 五虎退 (2016-07-28 05 35 06) 聞いていてぼーっとできるのに何処か落ち着かない感じがする(いい意味で)でも悲しくて幸せな不思議な歌って感じがしました -- 傍観者 (2016-07-28 22 50 29) なんか……上手く感情に表せないがどこか切なくて悲しくなってくる。前述を台無しにするような事を言うが、SANチェックできそうな曲でもあるな。 -- 山姥切 (2016-07-31 19 20 53) 皆さんが書いているように、とてもきれいな曲ですね -- で、なぜとうらぶの名前が多いの? (2016-08-01 11 40 49) 心がなにかに囚われているような音楽。夜に聞くと少し怖いかな、またそれも一興だろうけれど。ぼうっと空を見て聞きたい… -- 青江 (2016-08-16 23 40 36) 中毒性やばいです聞いてるうちに涙でてきた…綺麗すぎる -- 一期一振 (2016-09-01 22 35 24) 中毒性が高すぎる。素晴らしい -- 明石国行 (2016-10-02 16 48 03) 聞いていて心臓がドクドクする。感動のような恐怖のようなよく分からない感情がわきます。この曲すっごい好きです -- 長谷部 (2016-10-03 22 26 35) きれいな音、こう言う曲が好きなのです。 -- 名無しさん (2016-10-21 01 00 27) 同じ音なのにつまらなくないしむしろ好きです…。 -- ネギ玉 (2016-10-31 14 44 03) もっと早く知れば良かった -- 名無しさん (2016-12-28 01 27 21) 素晴らしい曲です。フィノと合わせてとても好きな曲です。六様の曲は素敵なものばかりです。 -- 名無しさん (2017-01-02 10 52 03) オルゴールの音が綺麗。ゆったりとしたリズムと時折混じるノイズ音に頽廃的な景色が浮かんできます。素敵な曲! -- 名無しさん (2017-01-21 21 00 11) とてもいいと思います。ノイズが切なさを演出していてとても好きです。また、すべてひらがなというところもいいと思います。 -- 藍色 (2017-02-04 19 59 16) すごい… -- 真剣必殺 (2017-02-18 12 51 45) 語彙力がなくて申し訳ないんですけど…すごい好きです…綺麗… -- 匿名 (2017-03-10 17 59 02) ザザザって音が好き -- 山姥切国広 (2017-07-02 11 44 51) 切ないなあ… -- はるごん (2017-08-18 00 14 05) 声の…トーンと抑揚が…切ない…です。 -- 五虎退 (2017-08-26 10 39 28) 何度聞いてもすごく心に響く曲だと思う。同じメロディの繰り返しも怖いけど、そこがまたいい。ただ、コメント欄がとうらぶのばっかなの不愉快だな。自分も好きだけど、ここはそういうところじゃない。 -- 琥珀 (2018-08-07 20 56 06) すごい中毒性がある曲だと思いました… -- ななしの匿名さま (2018-09-04 21 40 33) いい曲見つけた!!好きでーす! -- 名無しさん (2023-12-30 18 02 44) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/rozen-yuri/pages/74.html
「おやすみなさぁい」 今宵も彼女たちは二人だけの部屋で鞄を寄せ合い、眠りにつく。 片時もお互いを近くで感じていたいという彼女たちの意思を姉妹全員が尊重してくれた。 「おやすみなさい。また明日」 手を絡めて頬に軽くキスをする。 水銀燈は気持ちよさそうに頬を紅潮させてその行為を受け入れた。 鞄が閉じ終わる最後まで水銀燈は手をヒラヒラと真紅に向ける。 真紅は水銀燈の鞄が閉じるまで見守ると自らも鞄を閉じ眠りの態勢に入る。 今の生活は願ってもいないくらい穏やかで充実している。 水銀燈、金糸雀、翠星石、蒼星石、雛苺、雪華綺晶…皆がいて誰も欠けていない生活。 「明日もまた姉妹みんなと穏やかな一日が送れますように……」 誰に願うでもなく胸の前で手を合わせ目を閉じた。 いつもと変わり映えのしない夢の中。 いや、以前より晴れやかになっていることを除けばという言葉を付け足したほうが正しい。 「ふぅ……」 一人の時間と共に紅茶を楽しむ。 別に一人でいることが好きという訳ではないが姉妹と一緒にいる時は物思いに耽ったり、 考え事を極力しないことにしている。 こんな充実した時間を過ごしているのだから皆の前では凛とした自分を見せていたい。 弱みを見せたりするのが嫌なのではなく自分自身に対する戒めというかそれに近いものだ。 「今夜も…静かね…」 ティーカップと受け皿が重なる音だけが夢の中を支配していた。 「……」 水銀燈はゆっくり夢の中で目を開ける。 寂しい世界がそこに広がっていた。 前より良くなったところが一角にあった。 そこはまだとても小さな小さな部屋。 皆との優しい、温かな思い出を詰めた場所だった。 「安心しなさぁい。この場所だけは何ものにも侵させないわぁ」 自分に言い聞かせて心を落ち着かせる。 その隣にもう一箇所薄暗い部屋が存在していた。 忘れられない辛い過去、忘れてはいけない過ち。 そして、悲しい思い出の詰まった場所。 相反している二つの部屋を見比べるが水銀燈はどちらにも足を踏み入れない。 入る勇気がないと言ったほうが正しいだろう。 ただそこからぼんやり眺めているだけなのであった。 いつもならそうして朝が来るのをじっと待つだけであったが極稀に少しそこへ触れようとする。 そっと両手を伸ばし温かい思い出と悲しい過去と同時に触れる。 瞬時に流れ込んでくる映像が水銀燈の心に触れ揺さぶる。 手を離すとただ一人、そこにうずくまり、嗚咽する声を漏らした。 静寂が広がる二人の部屋。 真紅は何かに急かされるように目を開けた。 「……?」 いつもならまだ目が覚めない深い闇の時間。 鞄を開けて様子を伺うが部屋の中は静まり返っていた。 「気のせいかしら・・・・」 窓の外に目をやると薄っすらと月が柔らかく光を照らしている。 晴れている時の光ではなく少し薄暗い・・・・いわゆる朧月なのだ。 「いやらしい月ね。少し前の私の心を映し出しているつもりかしら?」 「今はお前にも負けないくらい心穏やかで明るいわよ」 どこか楽しそうに何もいわない相手に向かって皮肉をいう。 「………ぅ……ぃゃ……」 「――!?」 今度は気のせいではなく、ちゃんと耳に届いた。 この感覚は時々あったのでどことなく原因は分かっていた。 そっと水銀燈の鞄を開けて様子を伺う。 「………しん…くぅ」 弱弱しい声が自分を探している。 頬を何度も涙が伝い、目元は少し赤くなっていた。 「水銀燈…。安心なさい、私はここにいるわ」 目元をハンカチで優しく拭ってあげていた手で水銀燈の髪を手櫛で撫でてあげる。 薄っすら目を開き、おぼろげに真紅の姿を確認した。 「真紅ぅ…」 飛び起きて真紅に抱きつくと再び涙を溢れさせ嗚咽を漏らした。 「また、夢の中で思い出に触れたのね」 優しく諭すような真紅の声に水銀燈も徐々に落ち着きを取り戻す。 だが、真紅の優しい手に撫でられて抱きしめられている心地よい今の状態から離れたくない。 だから敢えて真紅の問いに答えず暫く抱き合っていた。 「また…あの場所にいって触れてきたわぁ…」 抱き合ったまま水銀燈はポツリと語る。 素直に答える水銀燈を抱いたまま軽く背中を撫でてあげ、聞いている意思を示した。 「でもやっぱり…昔のコトに触れるとすごく胸が痛くなって怖くなって…悲しくなってしまうわ…」 つーっと一筋だけ頬を雫が垂れ落ちる。 抱き合っていた身体を離すと涙が伝っていったほうに再びハンカチをあてがい、柔らかく触れた。 水銀燈もその手にそっと手を重ねる。 「それでいいんじゃないかしら?だってあなたは辛い過去に勇敢に向き合ってるんですもの」 「そう…真紅がそういうのならそういうことにしてあげるわぁ…」 いつもの水銀燈の勢いはないが言い返してみせる。 「ふぁ…まだこんな時間だもの。眠たいわ」 「そうね…もう少し眠っておくわぁ」 再び水銀燈は鞄の中に横になる。 今度は水銀燈が真紅が鞄を閉じるまで見つめておこうと思い、真紅を眺めている。 「水銀燈、もうちょっと奥に詰めて頂戴。私が横になれないのだわ」 ぐいぐいと強引に水銀燈を鞄の奥に追いやられた。 目を丸くして真紅の行動を見つめる。 「ちょ、ちょっとぉ。何で私の鞄に入ってくるのよぉ!狭いじゃなぁい」 少し迷惑そうに、でも嬉しそうなトーンの声で水銀燈が非難する。 「あら、本当に厭なら力ずくで追い出せばいいでしょ?」 にっこりと笑顔で意地悪なことをいう。 こういうときの真紅には水銀燈は絶対勝てない。 「真紅…狭いし、顔が近いわ。それに…見つめすぎよぉ」 「仕方ないわ、一つの鞄に私たち二人で寝ようとしてるのだもの」 小さな鞄の中でお互いが自分お心地よい位置を探しているので少しガタガタと音がを立てる。 やがて妥協できる位置が見つかったのか静まり返った。 「…水銀燈」 不意にちゅっと水銀燈の唇を真紅が奪った。 「な、なにするのよぉ!」 二人ですごしている狭い鞄の中なので身体を思うように動かせない為、目だけを泳がせる。 「したいと思ったからしただけよ。本当に水銀燈は純粋無垢でかわいい子なのだわ」 「……ッ!」 ジーっと見つめてくる真紅に目も合わせられず水銀燈は顔だけを赤く染めて照れていた。 「一緒に寝れば…夢で出会える確率も上がるし、あなたも安心するでしょう?」 「真紅はやっぱり……おばかさぁんよぉ……でも大好きよぉ」 狭い鞄の中でじゃれ合いながら眠りの世界へ再び入っていった。 今度は二人で優しい夢を見ようとお互いの手を握って……。 おしまい
https://w.atwiki.jp/gosyutan/pages/168.html
石川県中能登町能登部下の高野山真言宗 鷹王山長楽寺(たかおうざん ちょうらくじ)をお訪ねしました。 北陸三十六不動霊場の第1番札所です。 北陸三十三観音霊場の第21番札所、ならびに能登国三十三観音霊場の第19番札所です。 境内小堂、正法山真福院(しょうほうざん しんぷくいん)の寺号を添えていただきました。金沢三十三観音霊場の番外第1番札所です。真福院は金沢市芳斉2-14-21に位置していましたが2017年4月に親寺長楽寺山内に移転。御本尊観音菩薩は下記の通り火災で失われた長楽寺の代理御本尊として迎えられたとのこと。 2016年2月13日未明、失火により山門を除き本堂と庫裡が全焼したとのこと。御本尊である平安後期作の胎蔵大日如来像、鎌倉時代作の弘法大師坐像など仏像、仏具、仏画計15点からなる町指定文化財「石動山下山資料等一括」も消失。痛ましく悲しく、ご住職ご寺族さま、檀家ご信徒さま、地域の皆様の落胆悲哀いかばかりか察するに余りあり、復興を心より念じております。 所在地:石川県鹿島郡中能登町能登部下106甲
https://w.atwiki.jp/kazu392h/pages/972.html
autolinkTOP>【く】>クジラ怪人 クジラ怪人 (くじらかいじん) 分類4【人称】 ジャンル2【仮面ライダー関連】 仮面ライダーBLACKに登場した怪人。 シャドームーンに敗れたBLACKを蘇らせたのち、トゲウオ怪人に殺された。 最期に、BLACKに「海を頼む」と言い残し絶命する姿は涙を誘った。 仮面ライダーアマゾンのモグラ獣人ほど、長期間BLACKの側についちゃいなかったけど、人を助ける為に犠牲になったりするいい奴だった。 悪側が改心した場合、最終的にはいつもこうなってしまうのかと思い知らされてすごく悲しかった。 登録日 2006/06/29 【く】一覧 クイズ100人に聞きました くいだおれ クウガ グーチョキパー クジラ怪人 薬【くすり】 グダグダ くちこみアルバム 口裂け女 屈曲位 靴下 工藤新一 工藤優作 工藤有希子 久保田智之 雲に乗って CRY OUT 倉木麻衣 クラス会 暗闇仕留人 暗闇指令 グランプリの鷹 グリーンウェル グリーンシート クリスマスイブ クリトリス クリムゾンスマッシュ 苦しみ クレイグ・ブラゼル クレジット三番手の法則 グレッグ・ハンセル グロイザーX Growing of my heart グローイングフォーム クローズド・サークル クローゼット くろしお 黒の組織と真っ向勝負 クンニリングス ■ トップページへ移動 ▲ このページ上段に移動
https://w.atwiki.jp/utauuuta/pages/1695.html
ものくろあすふぁると【登録タグ しろうさ(P) も 曲 白羽トト子】 作詞:しろうさ(P) 作曲:しろうさ(P) 編曲:しろうさ(P) 唄:白羽トト子 曲紹介 白羽トト子キレ音源配布のデモ曲として作られたもの 『ミックスが気に食わなくなってきたので』とのことでリミックスも上げられている 歌詞 (配布zipファイルより転載) 白と黒と赤の モノクロの世界 綴じた瞼の先 反響する声 巡る交ざる融け出る 不確定の 言葉を拾い集めて 「断罪」 手向けた花も とうに枯れ 加速する忘却の熱 「いつもの交差点で 待ってる」って言って 貴方は一人 連れていかれたの 千切れた約束と 希釈される鼓動 壊れた私と 戻らない時 貴方の影 褪めた目で見つめる 窓ガラスの外 綴じた瞼の先 響いたこの声 揺れる揺れる融け出る 零れ落ちた 涙は赤く染まりゆく宿命? 割れたアスファルトの上で 今宵Bad endの絵本 「いつもの交差点で 待ってる」って言って 私は一人、置いていかれたの 融け行く悲しみと 貴方の影抱いて 壊れた私は 歩道橋の下一人… 手向けた花も とうに枯れ 加速する忘却の熱 「いつもの交差点で 待ってる」って言って 貴方は一人 連れていかれたの 千切れた約束と 希釈される鼓動 壊れた私と 戻らない時 あの日 貴方がついた嘘は 今もまだ 私の心蝕んでいくの 出来ることならねえ 神様もう一度 あの日に還して 届かないこの声 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/jaganou/pages/71.html
シラヌスの手記、悲しみの無い街 陽気な街、人々は絶えず笑いあっていた。 争いは無く、歌と踊りに彩られた街の広場。 喜びの声、語り合う声、驚きの声、誰もが笑顔で乾杯の声をあげる。 たくさんの男女が踊り、笑顔のギター奏者は音を響かせる。 ああ、なんて楽しい街なのか、この街には悲しみは存在しない。 今日はお祭り、明日もお祭り、その次も次もずっと。 しばらく滞在し私は名残惜しみながらも街を出た。 歩みを進め、街を一望できる丘に辿り着くと そこには1人の少年が寂しそうな目で街を眺めていた。 街から立ち上る白煙が空に消えていくのをじっと見つめている。 私は少年に話しかけた。 「どうしてこんなところにいるんだい?」 「入れないから」 「悲しみの無い街にかい?」 「少し違うよ、あの街は正確には悲しみを忘れた街さ」 「どういうことだい?」 「遥か昔、とても哀しい出来事が街を襲った 街の人は悲しくて、哀しくて、何日も泣いて、泣きぬいた そして、彼らは悲しみを忘れてしまうことにした …だから僕は街から追い出された」 「君は今でも戻ろうとしているのかい?」 「僕は望まれた忘れ物 幾千の涙の海を渡り、幾万もの嘆きの丘を歩いた存在 でも彼らは見ようとしないだけで僕はいつでもここにいる だから彼らは街から出ない 見たくないから、見れば知ってしまうから」 「君の名は?」 「悲しみ、望まれた忘れ物」 「そうか」 私は口を閉ざし歩を進めた 街人は決して街の外に出ることは無いのだろう。 皮肉なものだ 悲しみを忘れたが故に悲しみに縛られ続けているのと同じ事だ。 願わくば、いつか彼らが捨ててしまった物の大切さに気づくことを。 Cyranuce .