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覚えのある声が聞こえる。懐かしく、耳に快い声だ。 これは……。そうか、あの小娘らの声だな。どれ、また腹に飛び乗られんうちに起きるとしようか。 いや、このまま狸寝入りを決め込んでやるのも面白いな。たまには驚かす側に回るのも悪くはなかろう。 「おい早くやれよ醇子。オッサン起きちゃうだろ」 少し荒い言葉使い、これは若の声か。また良からぬ企みでもしておるのだろうな。 「やっぱり駄目だよ……。だって肝油より不味いんでしょ?」 若よりも高いこの声は竹井だろう。どうやら、若が竹井に悪さを仕込んでいるようだ。 昨日も勝手に機関室に忍び込んでいたようだし、その前には夜更けに食堂から乾肉をくすねていたと北郷から聞かされた。まったく、恐れを知らん奴だ。 若本「そう言ったのは美緒だろ?もしかしたらオッサンの口には合うかもしれないじゃないか」 寝ているとはいえ、仮にも中将のワシをオッサン呼ばわりとはな。もはや痛快さすら感じる。 竹井「でも、美緒ちゃんは目を回し倒れちゃったじゃない……」 むむ、そんなに不味い物をワシの口に放り込もうとしておるのか?よし、今こそ目を開け二人を驚愕させてくれるわ! 男「くおらああ、何をやっておるかあああ!!」 若本「げっ!」 竹井「きゃあああああ!!」 はっはっは、どうだこの慌てよう。少しは日頃の借りが返せたか。 竹井「あっ」 男「……ん?」 何か口に違和感が……、と思った時には遅かった。 口内に広がるえもいわれぬ独特の風味がワシの意識を彼方へ飛ばした。 男「ぐうっ」 なんという強烈な味だ……。若達の声が小さくなってゆく。 若本「おおー、白目むいてら」 竹井「た、大変!お水お水ー!」 若本「なんだよ醇子、やればできるじゃん」 竹井「あわわ、男さんごめんなさーい!」 若本「って、お前全部口に入れちゃったのか!?やばい、泡ふいてる!」 竹井「――、――!!」 若本「――!―――!?」 声が遠ざかる。ワシの心を癒す鈴の音のような声が。 ああ、もう暫くその音を聴かせてくれ。一度は枯れたワシの心を潤すその音を……。 徐々に覚醒する意識。体中から伝わる針で刺すような痛みがそれを加速させる。 そうか、今のは夢か。そういえば、若には何も言わずに来てしまったな。 事の顛末を坂本や竹井から話されたら酷く怒られそうだ。 何かの気配を感じた。視線の端に赤い髪が揺れた。 男「ほう、斯様な美人に会えるとは。死後の世界も悪くはない」 ミーナ「中将。いつお目覚めに?」 男「今しがただ。どうやら、ワシは約束を守れたらしいな」 ミーナ「ええ、けど本当に危ないところでしたよ?」 ミーナは、ちらっと男の顔の隣を見る。 男の両端に体を寄せ、気持ち良さそうに眠る二人の女性。 男「やれやれ、怪我人の寝床に潜り込むやつがあるか」 坂本「すう……すう……」 竹井「……んむ……すう」 ミーナ「二人が、貴方に血を分けたんです。宮藤さんの魔法を使って……」 ミーナが坂本の前髪を撫でる。その様子を、男は目を細めながら眺める。 男「ワシらの血液型は異なった筈だが……。いやはや、治癒魔法には驚かされる」 ミーナ「二人の輸血が無かったら、本当に危険だったと医師が言っていました。魔力の通った血液が治癒魔法の力を増進させたとか……」 男「……そうか、ワシはこの子らに救われたのか。助けようと思った者に救われる、これは幾度目なのだろうな」 男は目を閉じる。 瞼に浮かぶのは今はいない戦友の顔。翼を得る遥か昔、まだ自身が刀を手に焼けた地を駆けずりまわっていた頃。 がむしゃらに、目の前の敵を切ることだけを考えていた頃。 ある時出会い、妙に意気が合い、共に死線を越えてきた仲間。 その友はその身を囮にして散っていった。 敵の列に向けて駆けていく彼の後ろ姿を、男は今でもはっきり覚えている。 男を真似てミーナも目を閉じてみる。そこには自身の未来を捨ててでも守りたかった大切な人がいた。 守りたくて、しかし自分には力が足りなくて。 優しく微笑む青年との最期の会話が思い浮かび、ミーナの涙腺は少し緩む。 ミーナ「助けたい人に助けられる、助けたい人を助けられない。思い通りにいかないことばかりです……」 男「人の世は、あるいはそういうものなのかもしれんな。失いたくない物ほどぽろぽろ掌からこぼれていく」 男は壁に掛けられた血と焦げで赤黒くなった軍服を見る。それのポケットには遥か昔に己の腕の中からこぼれ落ちた一人の女性の写真が、大切にしまわれていた。 今、ポケットがあった箇所には大きな穴があいている。気に入っていた一枚だったのだがな、と思い小さくため息をこぼす。男は再び瞼を閉じた。 今度浮かんできたものは、目に涙を貯めた二人の女性。自惚れではなく、自身が死んだら心の底から悲しむであろう二人。 男「残された者の悲しみ、骨の髄まで染みているはずだったのだがな……。ワシは自分勝手だったようだ」 男の静かな呟きに、ミーナは冗談っぽく答える。 ミーナ「そうです、作戦内容を伏せられたまま振り回される部下の身にもなっていただきたいです」 腰に手をあてわざとらしく怒ったような顔をする。その仕草に、男は思わず吹き出した。 男はミーナに対して、歳に合わず落ち着きがあり大人びている、という印象を持っていた。 そんな彼女にも歳相応の茶目っ気があったことを、男は少し嬉しく思った。 男「はっはっは、すまなかったな。いや、真に申し訳なかった。貴女には感謝してもしきれぬよ」 ミーナ「私だけではなく、お隣の二人とドッリオ少佐にもその言葉をお願いしますね。それと……」 ミーナの背筋がピンと伸び、表情は凛々しく整う。 右手を挙げ、敬礼をする。 突然の行動に男は少し驚いた。 ミーナ「男中将、私もまた中将に伝えきれない程の感謝の念と返しきれない程のご恩を感じています。そしてそれは、私だけではなく幾千、幾万の人々が感じていることでしょう」 その言葉に目を見張り、一呼吸置いて男はゆっくり目を閉じた。 男の目尻から涙がこぼれ落ち、それらは坂本の頬と竹井の額を濡らした。 若い頃、上官に「人の型をした爆弾」などと揶揄された。 台に乗せられ横たわる案山子のように身を縛られ、研究という名目で数ヶ月間血を搾り採られたりもした。 しかし戦場で武功を挙げるにつれ、周りの扱いが変わってきた。 昨日罵詈を浴びせてきた人間が、次の日機嫌取りに菓子を差し入れてきた事もあった。 そして男が気付いた、ある一つの真理。 『己の価値を示せる場は戦場の他に在らず』 それからは、我武者羅に働いた。「的」が何であろうと、決して手を脚を止めることは無かった。 獅子の身を染める赤は、己の血のみでは無かった。 いつしか、心の底から男を尊敬し、慕う者も多くなった。彼らの期待を背に受け止め、男は必死に剣を振るった。 そんな日々の中で、ある日出会った一人の少女。男を「先生」と呼び、気がつくと後ろに着いて回ってきた。 彼女は利発で剣も立ち、目まぐるしい早さで一人前の魔女となった。 しばらくして、彼女は三人の少女を連れてきた。 荒々しく、勇猛果敢で時折肝を冷やす少女。 知り合いの娘で、気弱だが心根の優しい少女。 自信を持てず、その大きな可能性を活かしきれずにいた少女。 この三人と出会い、男は一つの決意をした。 『いつ潰えるか分からぬこの身を、次の世代の為に使う』 男はこの娘達の為に死ぬることが叶うなら、それこそ本望と思った。 己の価値は戦場でしか示されない、故に男が三人の少女達の為に出来ることは戦うことだけだった。 己の愛した娘達の為に戦い、死ぬ。それが男の後悔の無い生き方だった。 一国の全ての民からの感謝の思い。それは、そんな男の為に娘達が贈ったプレゼントだったのかもしれない。 男「獅子の死に場所は戦場の他に在らずと思っていた。死線の先にこれ程の喜びが待っておるとは知らなかった。ワシは、ワシは生きて帰れて本当に良かった……」 涙をこぼしながらも笑う男を見て、ミーナもまた微笑んだ。 ミーナ「我々は死ぬために戦うのではありません。平和な世界で眠りに着く為に戦うのではないでしょうか」 男「はっはっは、違いない」 目を閉じたまま、男は静かに、静かに呟く。 男「すまんな、『――』。ワシはまだ其方には往けぬようだ。我慢強かったお前だ、もう暫らく待っていてくれような……」 男は、再び眠りに着いた。その両腕に、幸せの重みを感じながら。 若本「おーい坂本ー、醇子ー、って。こんなとこで寝てたのかよ……」 北郷「若ー?二人とも見つかった?」 若本「先生ー、こっちこっち。なんかおっさんと川の字で寝ちゃってますー」 北郷「川の字って……。あはは、なるほど。これはまたずいぶん真ん中が長い川の字だね」 若本「おっさんすげー笑ってらあ」 北郷「ははは。起こすのも悪いし、二人でお昼食べちゃおうか」 若本「はーい。今日のおかず美味かったら坂本と醇子の分も食っちゃお」 北郷「ふふふ、幸せそうな顔だ。やっぱり、無理言って行動を共にして良かったな」 北郷「中将も最近元気無かったし、いい気分転換になってくれたかな?」 坂本「すう……」 竹井「ふにゃ……」 男「ぐごおおお、ぐがあああ」 北郷「ふふ。まるで親子みたいですよ、先生……」 扶桑憤流最終話・老いた獅子、眠る 終 世にも珍しき獅子の人、その生き様や秘めたる思いや冗談を、楽しんでいただけたのならばこれを幸いと申します。 さて、このお話はこれにて終幕。老獅子が再び皆様の前にその姿を現した時には、その雄姿をどうぞご覧になってください。 それでは皆様、御機嫌よう。 一覧へ戻る
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クラスチェンジ条件 アラインメント…N、装備…ジィルガの魔弓、HP…40000以上、STR…ACE以上、HIT…NT、熟練度…NT+250以上 補正…攻+3 防+1 避-2 命+6 弓得意 * 悪魔の子パウルによって空間の綻びから呼び出されたゴーゴン。側にいたパウルの友人ティオキアを石化して姿を消していた。 「自惚れるな小僧ッ! 貴様は空間の歪みを…空間の綻びを見付けたに過ぎぬ。己の力だとでも思うたか!? せめてもの情けだ…。貴様も友と同じ様にしてやろう。」 クラスレビュー 下Nで見え。 ゴーゴン…攻+2 防+0 避-4 命+6 に対し、 ニュルン…攻+3 防+1 避-2 命+6弓得意と能力が飛躍的にUP!ちなみに、 ザドビッチ…攻+3 防+1 避-3 命+7とは避と命が1ptずつ入れ替わってる模様。 攻撃力防御力共に特化せず、更に鈍歩。趣味の領域クラスと言われる気がしなくもない。 盾持ちが強いNybbas鯖で両手武器で尚且つ攻撃回数の多い弓がどこまで動けるのか。 ただ思い出してくれ、ジィルガは両手だがセントクロスボウは片手なんだぜ・・・ごくり・・・ 1ptの鈍歩改善とセントクロスボウの避↑に加えて盾を持てば、もしかすると・・・? ねーなwwww (ゴーゴン愛好家) うあ、なにこれステキな名前wwwwこれにCCしよう! しかも、この命中で弓得意なら輪なしでもジィルガ当たりまくりじゃね?wwwww ミュル 自惚れるな小僧ッ! みる サーセンwwww クレシェンテでのレビュ 回数5と多いですが輪なしでも安定して当たります 火力も、盾もち相手でないかぎり2キル可能範囲ではあるので、輪一個もつだけでも相当違うでしょう。 しかし、命中では輪2個もいらないので、W輪にするくらいならジィルガのほうが強力かもしれません。 避もそれほど遅くなく、防もそれなりにあるので被ダメも1,2万程度で済みます。 闇武器は余裕でカモれるので、単品運用でこれだけできればうまうまだと思います。 (ゴーゴン(みる)) ジィルガの魔弓+フロートリングでの使用感 フロートリングなのはお察しください。 攻撃のこと こちらの作戦は捨て身、 試行回数はかなり少な目です。 盾無し 防+3の方にお触りして確認。 相手の作戦通常の場合は49000~50000 相手の作戦突撃の場合は51000~52000 相手の作戦防御の場合は40000~41000 4属性盾持ち、防+4の方にお触りして確認 相手の作戦通常の場合は40000~42000 相手の作戦突撃の場合は45000~46000 相手の作戦防御の場合は27000~28000 盾持ちに防御されなければ2キルは狙える感じです。 防御のこと 必殺 攻↓ 先制率UPがあるので 私だったら率先して触りたいとは思いませんが… 脆くはないけど硬くも無い、そんな感じなので被2キル安定だと思います。 命中のこと 見切り、HAされるとどのような相手でもすかります。 回避職に見切られると1/5~2/5ヒットがざらなので触らない方が幸せです。 見切り、HAされなければ気にするほどではありませんでした、 命+6が結構効いているのかもしれません。 何でもない時に3/5や4/5が出たりするので安定はしませんが… 攻撃回数のこと 避補正+の相手だとそれなりに割り込まれる感じです。 いわゆる回避職を相手にするとがっつり先制されます。 ヴァドは攻撃も痛いので苦手です。 上記を踏まえて対人のこと DAは消費がきついので、命中低下は痛いですが捨て身をお勧めします。 劣勢の時はMP使いきれるわけがないのでDAの方がいいかもしれません。 弓得意による先制率UPのおかげで先手が取りやすいため ごちが連続すると被ダメ少な目で暴れまわる事も可能です。 見切り、HAされて倒しきれなかったら泣きましょう。 まとめ 何かしらの指輪が無いとジィルガでは命中がきつすぎます。 クレシェンテなら命中は心配なさそうですが攻撃が物足りない事になりそうです。 4属性弓は…両手で最終攻SSSでは攻撃回数1でも選択する余地がなさすぎる気がします。 他の弓得意クラスに比べると避補正を犠牲にしていますが 弓得意のおかげで先制は取りやすいので問題ない感じがします。 フロートリングでもそこそこ戦えているので 死霊の指輪があれば攻撃、命中ともに素敵になれそうです。 フロートリングの場合は聖武器で命中低めな方をかもれるので これはこれで有りかもしれません。 悪くないクラスだと思います。 知性の指輪が欲しいです。 (2010/1/26 uni)
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ブラックゴースト・クリミナル 「ならば、僕はもはや君の先にいる。 認めたのさ…… 決して向き合いたくはなかった自分の過去(きず)を」 向かい合うのは、彼が取り戻したという過去にこそ他あるまい。鬼気迫る言霊を紡ぎ上げていく。 俺の知らない、傷だらけの汚れた輝きを双眸に底光りさせて。 叫び上げる────陰我(イド)の怪物を踏み敷き従えた咆哮を。 Status Power:6(攻撃判定が連続して成功した場合、+3) Hardness:6 Speed:6 Generate:7 Consumption:1 System:8 「……こんな僕にもね、“天才”と呼ばれて自惚れていた頃があったんだ」 幾体もの(・・・・)緋文字礼が、同時に(・・・)切り刻み、空間自体を(・・・・・)蹂躙する面掃射で徹底的に貫き、抉り、砕く。 右半身に力強く輝く、白銀の甲冑を思わせる装甲と……そして左半身に宿る、凍れる炎のように歪んだ形をした漆黒の鋼。 その白は、無二の戦友としての信頼。その黒は、最大の強敵としての脅威。 露となった全貌、それはまるで俺自身の中で二つに裂かれた彼への思いが、こうして眼前で結晶を果たしたかのようだった…… 遂に過去という陰我(怪物)を、自らの意思で解き放った緋文字礼の影装。 脚部全体に白色の装甲が追加されたほか、最大の変更点として、 左肩部に他の部位とは明らかに形状・カラーを異にした漆黒の甲冑を装着していることが挙げられる。 その能力は、刻鋼人機(イマジネイター)が武装展開のために使用する素粒子創造(パーティクル・クラフト)機能をより発展させたもの。 漆黒の甲冑内部で、素粒子を生成した後、周辺大気中に散布。 それを使用者の思いつく限り(・・・・・・)のイメージに従って、自在に結合、凝縮させ、質量をもった幻像を創造することを可能としている。 まさに千変万化。攻撃の多様性という点から言えば、間違いなく作中の能力においてもトップクラスに位置する。 これ以上に打てる手数の多い殲機は時計機構(ホロロギウム)の歴史においてもそうは見当たらないほど、とされている。 「よくやるぜ……素直にそう思う。変幻自在と言えば聞こえはいいが、無形ってのは厄介だよなァ。応用力が高すぎる」 「闘争においては特化型の方が断然有利だ。用途の決まった獲物の方が、戦場だとより役に立つ」 「しかもだ。思い描いただけでちょいと形にできるほど物質構造ってのは甘くないよなァ。材質から製造過程まで、凄まじい見識と精度が要求されちまう。 実戦でも通用する対刻鋼人機(イマジネイター)用の兵器となれば、そいつはもう職人技レベルのが必要だ」 「余計な万能を補うために、よく知っている自分の身体を選んだのは間違いなく正解だ。俺でもそうする、それしかねぇ」 しかし、ジュン√でこれと対峙したイヴァンが看破したように、 あらゆる選択肢を創造可能であるといってもそれは使用者の思考可能な範囲内での話であって、場合によっては敗北の道筋まで増やしかねないという危険性が常に付きまとう。 さらに、刻一刻と状況を変化させる実戦で、刻鋼人機同士の激突に耐えうる設計・強度を有した各種の武装を脳内で高速に想像、思考しその都度作成する事の困難さなどの弱点もある。 そのため、礼は基本的に自身の幻像を多数生成、使い慣れており理解も深い自身の武装を増加させ、 斬撃の一点(・・)集束、相手の死角への幻像による奇襲、360度全方位からの十字砲火(クロスファイア)等々――― 上記の問題をクリアしつつ、単純火力量の増大および変則的な戦闘機動を実現している。 しかし、それを実行し続ける行為さえ脳が融け落ちそうな程の膨大な情報量が錯綜するのであり、僅かでも礼の想像(イメージ)が乱れれば、瞬時に力を失ってしまう。 加えてこの影装最大の欠点が、礼に苛酷な綱渡り染みた戦闘を要求する。 即ち使用者自身が「穴の空いた水瓶」と評するほどの、左肩部の素粒子発生器からのエネルギー垂れ流しによる燃費効率の劣悪さである。 作中登場する殲機の中でも随一の悪食であり、意識的な運用を心掛けねばすぐさま使用者の動力を枯渇させかねない。 影装の中でもとりわけ使用者の才覚に依存する傾向が顕著であり……生かすも殺すも、全ては緋文字礼自身にかかっていると言える。 ……礼は、物語開始時点ですでにこの影装を習得しており、上述の欠点も彼自身が過去の真実に触れ、受け止めることによって改善されるのだが。 しかし実際には、礼本人が想像を絶するほど深い領域でかつての自分を毛嫌いしているため、この影装の行使は極めて困難なものとなっている。 我が身が刻むは傲慢の罪、我が手が宿すは暴虐の咎(ブラックゴースト・クリミナル) この力の背景にあるのは、 「自分は友や仲間を騙している」という罪悪感、 「記憶を失う前の自分を恥じる」という後悔、そして同時に、 「最初から裏切り者である今の自分こそ、ずっとなりたかった自分である」という礼の内面の真実である。 + ... マレーネ√で明かされたかつての礼の記憶――それは。 ああ、そうだ。そうだった、どれもこれもつまらなかった(・・・・・・・)。 何をしても簡単に完璧な結果(・・・・・・・・・・・・・)を出せて、人生は退屈の連続だった。 有象無象の大衆が、どうしてそれを出来ないのか不思議で不思議で侮蔑していた。 家柄も、キャリアも、女も、金も、名誉も、まとめてその全て。 手に入らないものなど何もなく、困難など一度も味わいすらもせず、稚児のような万能感に浸って時を過ごしていた。 他者という存在を、ただ他人である(・・・・・・・)というだけで見下しながら暗い愉悦に浸っていた。 そんな自己の才能に対する傲慢さ(プライド)はしかし、科学と共に往く人類の未来を知った事で全ての鍍金が剥がされる。 お山の大将。井の中の蛙。結局自分は、幾らでも機械に取って代わられる、ただの人間(・・・・・)でしかなかった。 絶望し、嘆き、それでも(・・・・)と、浅ましく求めたのは第二の生。 物語の英雄達のように……神々しく戦いたいと。 劇的な人生を、白紙に戻ってでも手に入れたいと──底抜けの愚者は子供のように泣き叫んだ。 だが……その「劇的な人生」は彼の周りの人間、そして彼自身にとっては、果てしない地獄への道であった。 “記憶を失ったとしても、己ならば如何なる壁とて超えられる”…… 結局捨てきれなかった無責任極まりない信頼は、独り生き残り続ける男の深層心理に深く傷を残していく。 無自覚の裏切者として積み上げてきた血の蛮行。 恥ずべき生還の度に積み上げてきた汚辱の履歴。 何よりそんな血塗れの経験が、どうしようもない自分の我儘によって始まったという事実。 “生まれ変わった”彼はいつしか、そんな己の醜さを心の奥底に封じ込めたが、 “自分は仲間を騙し続けている”という思いは、どんなに記憶が書き換わっても、決して消える事はない。 数々の幻(ちから)を生み出すという能力は、傲慢の極みにあった己の万能感を映し出したものであり、同時に本性を偽り生きてきた自分の生涯そのもの。 底無しの闇色に染まる、悪魔のように禍々しい鋼の左腕。 それこそ、純真で誠実な仲間という貌(輝装)をしながら親友やその大切な人を無知のまま地獄へ陥れた、醜悪な真実の具現だったのだ。 詠唱 展開(エヴォルブ)! 「認証───汝が陰我(イド)を問う」 我が身が刻むは傲慢の罪。我が手が宿すは暴虐の咎。 其は我が原罪にして我が本性。 故に我、傲慢を愧じ、暴虐を悔いれど、其を棄てるに能わず 傲慢と暴虐の忌まわしき力よ、 我再び汝と相対せん───疾(と)く来たりて我が意に従え 「受諾───素粒子生成」 「影装展開開始」 ───心装 影装・黒影罪牙(ブラックゴースト・クリミナル) クリスタルを創ってイヴァンの光を乱反射させたときはすげえっておもった -- 名無しさん (2017-04-28 01 36 34) 何気に影装に対して受け容れられない程の拒絶感抱いてるとどうなるかってのをマレーネ√で示してたな、コレ。 -- 名無しさん (2017-04-29 19 02 10) これ、戦真館の創法に似てる気がする。元ネタ? -- 名無しさん (2017-05-05 09 41 31) エリザベータの影装と組むと相性がよさそう。礼さんの影装が創った弾丸をエリザの影装で射出。礼さん側は作るものが複雑じゃなくてもいいから負担が減るし、エリザ側の弱点の弾切れも起こらない。精神力が続く限り強力なレールガンの乱れ打ちができる -- 名無しさん (2017-06-03 11 39 20) 半分錬金術みたいだな -- 名無しさん (2017-07-25 22 10 37) ロリコン御曹司「呼んだ?」 -- 名無しさん (2017-10-15 21 00 11) ↑てめえじゃねえ座ってろ -- 名無しさん (2019-07-20 09 09 43) 完全覚醒しないルートでも自分や仲間の幻像作成してデコイに使っているけれど、外見に綻びなく造るにもかなり消耗強いられそうだな -- 名無しさん (2020-05-18 23 08 31) 自分今新西暦サーガの「能力設定」をクロスさせた作品書いてるけど、その作品に出てくる能力と比較してわかるこの力の使いに草っぷりよ。似通ってる能力系列がジャンルが固定される代わりにイメージすれば実用レベルのを能力が自動で作ってくれるから、クロスの際に比較してこの能力の使いにくさとうまく使っている礼のやばさがわかる。 -- 名無しさん (2020-07-21 19 50 05) 霊的蹴たぐり… -- 名無しさん (2022-08-01 09 09 05) 能力名も能力の内容も一番好きかも知れん。 -- 名無しさん (2023-07-19 16 45 39) 名前 コメント
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1スレ目 661-664+669-672 郁にそそのかされた手塚、押し倒してみたら柴崎のほうが積極的だった。 柴崎の柔らかい舌が手塚の竿の上を這っていた。 先刻から手塚の竿を口にくわえて優しく吸いたて、鉄画家切羽詰ったうめき声を蒸らすとすかさず吐き出して、今度はチロチロと嘗め回していた。 どこで仕込んだのか、巧みな口唇愛撫で焦らしに焦らされた手塚がついに限界にきた。何しろ今回が初めてでコントロールは効かない。 唐突な射精に驚いて柴崎が顔をそらしたが間に合わず、一部が顔にかかった。柴崎は嫌がるそぶりすら見せずそのねばねばした液体を指ですくい、匂いをかいで口に運んだ。 その様子を射精の快感から立ち直っていない手塚が呆けたように見ていた。 「どう?このまま続けられる?」 柴崎の問いに手塚がせわしなくうなずいた。がっついて浅ましいと自分で分かっていても止められない。 柴崎が手塚の前でころりと仰向けになった。 「なあ、灯りをつけていいか?見るの初めてで・・・。」 何を見たいのかもちろん言わなくても柴崎には分かる。ベットサイドのリモコンで照明をつけると、時間貸しするホテルにしてはシックな室内が明るくなった。柴崎が膝を立てて脚を開くと、頬が恥じらいで赤く染まった。 手塚のてがそろそろと伸びて、ふっくらとしたラビアがぴったりと閉じている清楚なそれに触れた。柴崎の体が痙攣して切ない声が漏れた。 手塚がそっと女の部分にキスをすると、柴崎が小さく悶えてうっとりと目を閉じた。 中学生の頃以来、ずっと念願だったクンニがついにかなった。柴崎の割れ目をしたから上になめ上げるとわずかに塩味を含んだそれが愛液の味だと経験のない手塚にも分かった。 話に来ていたクリトリスらしいものを見つけてチュウチュウと吸うと柴崎が甲高い嬌声を上げた。 「柴崎、もう俺・・・。そのうまくできないかもしれないけど・・・。」 「いいよ、気にしないで。好きなようにしていいから。」 柴崎に優しく髪をかき撫でられて手塚も勇気付けられた。 柴崎の開いた脚の間に体を割り込ませ、右手でいきり立った竿の角度を調整し、ぐっと腰に力を入れたが、入らない。 柔らかい粘膜の感触はあるのに跳ね返されてしまった。柴崎の手が股間に伸びて、位置を微調整してくれた。どうやら狙いが上過ぎたようだ。 亀頭が粘膜のくぼみには待ったような感触がして、そこが入り口と分かった手塚は一気に挿入した。頭に血が上って優しくゆっくりという気遣いを忘れていた。 「う!いたっ!」 柴崎がうめいた。 苦痛を訴える柴崎の声に我に返ったてづかがやわやわと腰を動かした。 優しくのするとはいっても、具体的にどの程度の力を加えるか分からない。 「う!はぁはぁ・・・・・。」 考えうる限りゆっくりと腰を動かしているのに柴崎は苦しそうだった。 「もしかして!初めてか?」 手塚がようやく気づいた。初っ端からあまりに手馴れた所作にすっかり経験豊富と思い込んでいた。 「ごめん、気を使わせちゃった。思ったより痛くて・・・。でも、気にしないで、初めてがつらいのは普通だから。今日は手塚が好きにしていいよ。」 涙をためて柴崎が言った。ここで止めては帰って柴崎を傷つけるくらい手塚にも分かる。心の中でわびてピストンを開始した。かすれた悲鳴を上げる 柴崎を腕の中にしっかり抱いて、手塚は腰を打ちつけた。柴崎の苦痛は長く続きはしなかった。同じく本日初体験のの手塚がものの一分で果ててしまったからだ。 「なあ、こんなこと聞いていいのかどうか分からないけど、女ってみんな最初からこんなに手馴れたことするもんか?」 ベットに並んで座って幸せそうに体を寄せている柴崎に手塚が聞いた。 「図書館って今じゃH系も収集するでしょ。見るの好きなんだ。いつかしてみたいってずっと思ってた。 柴崎がポット頬を赤らめていった。つい手塚も実は自分も中学生以来、クンニが夢だったとカミングアウトしてしまった。 「その手のものには免疫あるつもりだったけど・・・。読んでてびっくりすることもあるわ。濃いこと考える人もいるんだなって。ねえ・・、いろいろしてみたいの。もちろん嫌だったら要って・・・。」 柴崎がもじもじしながらささやいた。 「いいよ、柴崎なら何をしても。」 手塚の回答はもちろん決まっている。 「ほんと?しても怒らない?そのときになって急に嫌がったりしない?」 柴崎の目がきらきらとうれしそうだった。手塚もうんうんと笑って頷いた。 「いやー!やーめーてー!」 絹を裂いたような悲鳴を上げているのは、手塚のほうだった。手塚の両手は一まとめにされて、咲いたタオルでベッドの支柱に縛り付けられていた。その手塚のうえに馬乗りになった柴崎の尻がある。 「よせ!俺にそんな趣味は!!」 手塚が悲痛な声を上げる。両手の自由を奪われる前に気づくべきだったと後悔したがもう遅い。 両足が自由なので蹴り飛ばしてやるくらいは造作もないが、もちろんそんなことはできない、戦闘職種の大男にそんなまねをされたら華奢な柴崎は無事ではすまない、できるわけがない。そんなことくらいこの柴崎ならとっくに計算ずみだ。 「何でもしていいって言ったじゃない・・・。」 切なそうに柴崎が言った。手塚の顔の上で柴崎の真っ白なしみひとつない尻が恥ずかしそうに揺れた。ぷっと言うかわいらしい音は柴崎の放屁だった。叫べば深々と吸い込んでしまうので手塚が静かになった。 「手塚が誘ってくれたから、期待してたんだもん。朝から我慢してとっておいたのにぃ・・・。」 柴崎の息が荒く、白い裸体がほんのりと桃色だ。最初っからこのつもりだったかと抗議の声を上げようとする手塚の目の前で柴崎の後門が盛り上がった。 思わす顔を背けた手塚の頬の上に、柴崎のあれがするりと校門から抜け落ちで乗った。日ごろから食物繊維と乳酸菌に気を使っているだけに、見事な快便だった。手塚が泣いた。 思ったよりひどい臭いでなかったころが救いだったが、生まれてからこれほどの仕打ちは受けたことがなかった。相手が柴崎でなかったら屈辱で狂い死んでいる。 柴崎が幸せそうにハッハッと弾んだ息をしている。これも愛情表現なんだと頭では理解できているので、屈辱とは思わないが頬の上に乗ったものの気味悪さはどうにもならない。 後にすっかり慣らされて、この手のプレイが好きになってしまう手塚だったがこのときは全身が鳥肌だった。それでも、今顔を動かせば頬の上の物が落ちてシーツを汚してしまうと心配してる手塚はさすがに育ちがいい。 柴崎の形のよい尻が降りてきて、手塚のかっと見開かれた目がおびえた。柴崎の股間に破瓜の血が少し見えた。 形のよい尻が手塚の頬の上のものをねちゃりと潰した。全身を強張らせて引きつった悲鳴を上げた手塚にかまわず、柴崎は尻を振って、茶色いねばねばそれを手塚の顔いっぱいに 擦り付けてしまった。 あまりの仕打ちに抵抗する気力も失った手塚の両手を解いてやり、風呂場に連れ込むと、柴崎は精一杯の奉仕をして体を隅々まで洗ってくれた。 「柴崎、今回のことはいいとして、こういうことは・・・。」 「今週末、外泊届けだしておいてね!」 手塚の言おうをしていることを途中でさえぎって柴崎が次の逢瀬の予定うを決めてしまった。改めて手塚が何か言おうとすると、すかさず耳を甘噛みして言葉を封じてしまう。 ついでに耳が弱いという弱手を手塚は知られてしまった。 「ね!ね!これ使おう!!」 はしゃいで柴崎が手にとったのはホテルの備え付けてあるローションだった。 手塚は使い方を知らなかったが、この時間が資するホテルはマットも用意してある。 図書館で研究した成果を遺憾なく発揮して、柴崎は完璧な風俗嬢にうなった。 その日の夜、寮の門限ぎりぎりになって精根尽き果てた手塚が帰宅した。何事かと心配する同室の仲間に答えもせず、手塚はベットに倒れこんだ。 昨日の疲労が抜けきらない手塚が重い足取りで図書館きんむにむかっていた。今日が訓練の日でなくてよかった。 「断ろう」これだけは心に決めていた。ディープ過ぎる趣味に付き合いきれなくとも、柴崎が振られる心配はないくらいの自惚れはある。が、一抹の不安がぬぐえない。 なんでもしていいと言っておきながら前言を撤回するのも後ろめたい。 次は「ペニパン」だと聞いたとき手塚はそれが何かわからなかった。出勤前に海外にサーバーをおいてあるアダルトサイトを開いて手塚は息が止まる思いだった。 このままでは処男散らされてお婿にいけない体にされてしまう! それでも柴崎にものすごく悲しい顔をされたらどうしようとつい考えてしまう。 「おはよう!」 図書館のエントランスで後ろから声をかけられた。品のいい柴崎の声だ。手塚が小さく飛び上がった。 「どうしたの?びっくりして本当に飛ぶ人はじめてみたわ。ふふふ。」 柴崎が笑っている。初体験を済ませると女は自信をつけて美しさが増すなんてくだらない妄言と思っていた手塚だが、そのサンプルが目の前にあった。柴崎からでる幸せのオーラがきらきらと光っている。最高の笑顔につい言うべきことを忘れて微笑み返してしまう手塚だった。 たまたま通りかかった女子館員の二人組が足を止めてひそひそ話をしたくらいいい雰囲気になっている。 業務の予定が立て込んでいるので二人はすぐに分かれた。背後で手塚の足音が遠ざかっていくのを聞きながら柴崎は受付のカウンターに向かう。笑って腺になっていた目がすうっと開き、唇の片方の端だけが持ち上がった。凄みのある悪女の笑いだった。
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シナリオ概要 PCたちはK市の“悪魔憑き”事件を解決するボランティア組織「セラフィム天使荘」の一員となって、K市の“悪魔憑き”事件を解決します。 シナリオレベルはPCの中で最高レベルのもの+2レベルです。ただし、〈エネミー〉は1レベル低いモンスターとして扱います。 1人プレイの場合は、シナリオレベルはPCの中で最高レベルのもの+1レベルです。 目次 シナリオ概要 シナリオの準備 コネクション PC1 PC2~6 真相 登場人物 「7枚目のカードが暗示するキャラクター」 「8枚目のカードが暗示するキャラクター」 シナリオの流れ シナリオ本編 イントロダクション 1.第1の試練と第2の試練 2.「過去の束縛」の打破 3.「近い未来から来た支援」の獲得 4.「協力者」と出会う 決戦 事件解決 経験値 経験値 カードの暗示するもの シナリオの準備 このシナリオは互いに同じくらいのレベルのPC1~6人用に作られています。 PCの人数が極端に多い場合は敵の数を増やすなりして調整してください。 コネクション PC1 PC1は「アルカナを背負う者」です。 コネクション「7枚目のカードが暗示するキャラクター」を持ちます。 PC2~6 PC2~6は「修験者を助ける者」です。 コネクション「8枚目のカードが暗示するキャラクター」を持ちます。 真相 「10枚目のカードが暗示するもの」が真相です。 登場人物 「7枚目のカードが暗示するキャラクター」 「8枚目のカードが暗示するキャラクター」 シナリオの流れ 「1枚目のカードが暗示するエリア」を探索 ↓ 「2枚目のカードが暗示する障害」を突破 ↓ 「3枚目のカードが暗示する明らかな手がかり」を獲得 ↓ 「4枚目のカードが暗示する秘められた手がかり」を獲得 ↓ 「5枚目のカードが暗示する過去の束縛」を打破 ↓ 「6枚目のカードが暗示する近い未来からの支援」を獲得 ↓ 「7枚目のカードが暗示するGMが出す協力者」と出会う ↓ 「8枚目のカードが暗示する周囲の環境に秘められた協力者」と出会う ↓ 「9枚目のカードが暗示する変化をもたらす敵対者」と最終戦闘 ↓ 「10枚目のカードが暗示する最終結果」に到達 シナリオ本編 イントロダクション 場所「1枚目のカード」が暗示する場所 カード 正位置 逆位置 0:愚者 鹿馬高校 楊喜井工業高校 1:魔術師 W学園 W学園旧校舎 2:女教皇 聖アグネス修道院 聖アグネス修道院(地下) 3:女帝 聖アンナ女学院 聖アンナ女学院旧校舎 4:皇帝 K市役所 K市役所第二庁舎 5:教皇 聖アダルベルト教会 聖テレスフォルス教会 6:恋人 ラブホ街 伝説の木 7:戦車 ヴァーミンイーターK市支部 ヴァーミンイーターK市訓練所 8:力 MARSK市ブランチ MARSK市訓練所 9:隠者 旧市街地(住宅街) 旧市街地(商店街) 10:運命の輪 K駅 新K駅 11:正義 警察署 デビルズ・ネストK市支部 12:吊るし人 山 悪魔のテーブル 13:死神 大河組事務所 高須弁護士事務所 14:節制 K市立総合病院 郊外 15:悪魔 天使荘 悪魔荘 16:塔 沿岸工業地帯 K市中央消防署 17:星 オフィス街 オフィス街裏通り 18:月 旧市街地(史跡) 旧市街地(開発区) 19:太陽 農地(水田) 農地(畑) 20:審判 港 漁港 21:世界 海 海 1.第1の試練と第2の試練 場所「1枚目のカードが暗示する場所」 得られた場所で、「2枚目のカード」(「障害」のカード)を引きます。 引いたカードの内容に対応した技能で、後述する達成値を出すと、「3枚目のカードが暗示する手がかり」と「4枚目のカードが暗示する手がかり」が得られます。 技能表 カード 技能 0:愚者 操作 1:魔術師 探索 2:女教皇 知識 3:女帝 知覚 4:皇帝 賭博 5:教皇 応急手当 6:恋人 魅了 7:戦車 PCが選ぶ任意の攻撃(ウィリアム・テルのような試練になります) 8:力 剛力 9:隠者 隠密 10:運命の輪 運転 11:正義 運動 12:吊るし人 社会 13:死神 情報技術 14:節制 芸術 15:悪魔 直感 16:塔 尋問 17:星 礼儀 18:月 水泳 19:太陽 登攀 20:審判 交渉 21:世界 統率 難易度 平均レベル(切り上げ) 難易度(「障害」のカードと逆の位置の場合、+2、ショーテルがいる場合、さらに+2) 1 13 2 14 3 15 4 16 5 17 6 18 7 19 8 20 9 21 10 22 試練は2度与えられ、それぞれが「3枚目のカードが暗示する手がかり」と「4枚目のカードが暗示する手がかり」に対応しています。 これらの手がかりは得られなくてもストーリーが進みますが、「3枚目のカードが暗示する手がかり」(「意識」の手がかり)が無いと、後述する戦闘が「転倒」状態で始まり、「4枚目のカードが暗示する手がかり」(「潜在意識」の手がかり)が無いと、後述する戦闘で「猛毒」の状態になります。 2.「過去の束縛」の打破 場所「1枚目のカードが暗示する場所」 「5枚目のカード」が暗示する「過去」に束縛された人々が現れます。 例えば、「皇帝」の「正位置」なら「重責を負った人物」が、「世界」の「逆位置」なら「何かが未完成であるが故に苦しんでいる人物」が現れます。GMは想像力を駆使して、これらの人物を演じてください。 「5枚目のカード」に対応した「技能表」の試練が降りかかりますが、PCが彼らに何らかの解決策を提示できたなら、GMは判定を免除しても構いません。 この判定に失敗すると、後述する戦闘が「着火」状態で始まります。 3.「近い未来から来た支援」の獲得 場所「1枚目のカードが暗示する場所」 「6枚目のカード」を引き、「近い未来から来た支援」を決めます。 4.「協力者」と出会う 場所「1枚目のカードが暗示する場所」 「近い未来から来た支援」を獲得すると、2人の協力者が現れます。彼らの提示する試練を打破すると、彼らは決戦の時にヒントを与えてくれます。具体的には、「7枚目のカードが暗示するGMが出す協力者」は「暗闇」を解消し、「8枚目のカードが暗示する周囲の環境に秘められた協力者」は「不意討ち」を解消します。 彼らも「5枚目のカード」の時と同様に困っています。「7枚目のカード」、「8枚目のカード」に対応した「技能表」の試練が降りかかりますが、PCが彼らに何らかの解決策を提示できたなら、GMは判定を免除しても構いません。 決戦 場所「1枚目のカードが暗示する場所」 シナリオレベルと同レベルのボスと、(PCたちの人数-1)体の雑魚たちが襲い掛かってきます。もし、同レベルのエネミーが指定された書籍に書かれていなかったならば、PCのレベル以下のエネミーを組み合わせて、そのレベルの合計がPCたちと同レベルになるように調整してください。PCのレベル以下のエネミーがいない場合は最も近いレベルのエネミーを、レベルの合計がPCたちと同レベルにできない場合は最も近くなるように、それぞれ調整してください。雑魚のレベルの合計は、(PCたちのレベル合計)+(シナリオレベル)-(PCのレベル)-(ボスのレベル)となります。 ボスの「エナジー」には40(7以上60、10以上80)を加えてください。 「9枚目のカード」を引き、「進展に関わる敵対者」を決めます。以下の表を参照してください。 進展に関わる敵対者表 カード 書籍とカテゴリ 0:愚者 任意のエネミー 1:魔術師 トリブルス系とカルトロップ系・ブラジオン系のエネミー 2:女教皇 昆虫系のエネミー 3:女帝 動物系のエネミー 4:皇帝 植物系のエネミー 5:教皇 伝承系のエネミー 6:恋人 兵器系・その他系のエネミー 7:戦車 ヨモツガミ系のエネミー 8:力 マガツガミ系のエネミー 9:隠者 ヲロチ系と伝承系のエネミー 10:運命の輪 トリブルス系・ブラジオン系と昆虫系のエネミー 11:正義 トリブルス系・ブラジオン系と動物系のエネミー 12:吊るし人 トリブルス系・ブラジオン系と植物系のエネミー 13:死神 トリブルス系・ブラジオン系と伝承系のエネミー 14:節制 トリブルス系・ブラジオン系と兵器系・その他系のエネミー 15:悪魔 トリブルス系・ブラジオン系とヨモツガミ系のエネミー 16:塔 トリブルス系・ブラジオン系とマガツガミ系のエネミー 17:星 トリブルス系・ブラジオン系とヲロチ系・伝承系のエネミー 18:月 マガツガミ系とヨモツガミ系のエネミー 19:太陽 マガツガミ系とヲロチ系のエネミー 20:審判 マガツガミ系と伝承系のエネミー 21:世界 鬼御魂のエネミー ※:マッドティーチャーはカルトロップとして扱う ボスを倒し、《魔種吸引》すれば、彼も大人しくなります。 事件解決 場所「1枚目のカードが暗示する場所」 ボスから《魔種吸引》すれば作戦は成功です。 結末は「10枚目のカードが暗示するもの」になります。 経験値 無事に事件を解決したのなら、PC達はセラフィムから、入手点1点、魔結晶の報酬が全員でシナリオレベルx60点分与えられます。 経験値 無事に事件を解決したのなら、PC達は経験値シナリオレベルx50点を得ます。失敗した場合は獲得できる経験値は50点です。 カードの暗示するもの 番号 名称 正位置 逆位置 0 愚者 冒険、無知 軽率、愚考 I 魔術師 創造、手腕 臆病、詐欺 II 女教皇 知識、聡明 残酷、身勝手 III 女帝 豊穣、母性 過剰、虚栄 IV 皇帝 責任、父性 傲慢、尊大 V 教皇 教え、寛大 狭量、怠惰 VI 恋人 恋愛、快楽 嫉妬、裏切り VII 戦車 前進、勝利 暴走、挫折 VIII 力 ※1 力、勇気 本性、自惚れ IX 隠者 探索、思慮深さ 陰湿、閉鎖的、貪欲 X 運命の輪 チャンス、一時的な幸運 誤算、不運 XI 正義 ※1 バランス、正当 偏見、不正 XII 吊し人 自己犠牲、忍耐 無意味な犠牲、盲目 XIII 死神 ※2 停止、損失 死からの再生、やり直し XIV 節制 調和、堅実 浪費、不安定 XV 悪魔 邪心、束縛、堕落 悪循環からの目覚め XVI 塔 破壊、破滅 必要とされる破壊 XVII 星 希望、憧れ 幻滅、悲哀 XVIII 月 不安、曖昧、混沌 不安の解消、明瞭、混沌の終り XIX 太陽 輝く未来、満足 延期、失敗 XX 審判 復活、改善 再起不能、後悔 XXI 世界 完成、完全 未完成、中途半端
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最後に教訓 言っておくが・・・無様な結果になったら許さないからネ。 そ、そんな、物理学も一番乗り。ぶっちぎりの科学先進国のはずなのに・・・まさかアラビアがもう ここまで来ていたとは![[貴族勝利を目指してシド神と戯れるリプレイ記 FINAL ../貴族勝利を目指してシド神と戯れるリプレイ記 FINAL]]でもアラブはSAMを揃えていたし、 ロケット工学が好きな文明なのだろうか。 ※今考えるとアポロ計画を発動させること自体は技術はあまり関係ないですよね。 ロケット工学さえあればいいんですから。効率を求めるならアルミを確保してからだと思うんですが。 国連でも大きな問題があることが。アラブとモンゴルが同宗教で完全に仲がいいため国連勝利の票も まとめることができません。戦争依頼すればいいかな、と思ったのですが思いのほか関係が強固でした。 attachref 大商人で稼いだ資金を製鉄所の緊急生産に回します。アポロ解禁と同時に製鉄所稼動です。 attachref いまさら国連とエッフェル塔を同時に完成させたことに後悔しつつ、産業主義を研究完了。 アルミが出なかったらジ・エンドだ・・・頼む!という思いに答えるようにゴボっと効果音が一つ。 どこだどこだ・・・と探すと都市の上。都市改善の手間が省かれるのでこの場合好都合。 attachref フビライとサラディンの仲を裂くべく信教の自由を提案するもフビライしか賛成してくれません。 仕方なく環境保護主義を採択。コンピュータを持っているのはうちだけ。衛生に+をつけて工場・ 発電所・研究所とどんどん緊急生産。アラビアを追う体制を整えます。 コンピュータ取るために大科学者を4体生贄にささげたからネ。 ようするにデスマーチだったのだろうか・・・。アポロ計画完成時にアラブは外殻を4つ作っていました。 attachref スパイを初めて使いました。アラビアのアルミを破壊!やべえ、楽しいw 次のターンに戦車が鉱山に載って来ましたが、目的は果たしたため撤収。少しの時間を稼いだはず。 attachref 怒涛の勢いで宇宙船のパーツを作成。アラビアが外殻を5つ作るころにはこちらはスラスターを3つ 完成させていました。どうもAIはコンピュータ取るのが遅い気がするんだよなあ。僕が宇宙船を 狙う場合ロケット工学→アポロ計画→産業主義→アポロ加速→コンピュータ→研究所を5都市に建設 →アポロ計画完成・最速で宇宙船のパーツ製作 が鉄板なのだが。 核融合一番乗りで大技術者を出し、起動エレベーターを作ったところで勝利を確信。同じターンに インターネットも完成して飛行機とファシズムゲット。まだ医術って放置されているんだね。 attachref 余裕過ぎたためアステカに宣戦布告。悪いねライフル兵。こっちは機械化歩兵なんだ。 都市を破壊してアステカの痕跡を地上から消し去ります。 attachref さらに余裕ぶっこいてフリードリッヒをズールーから保護。いやあ、初めて自主的属国を体験しましたよ。 左団扇左団扇。ズールーとドイツは戦争中だったためズールーと戦争状態になりますが、どうせもうじき 宇宙船のパーツも完成する。念のため宇宙船のパーツを作っている都市の上の防御を固めます。 ちょっと最近調子乗りすぎじゃネ?君。 今なら自分が初めて皇子やった時に感じた問題に解答を出すこともできますよ。 ・宗教とって内政うはうはするかな→初期内政ががたがた ⇒宗教創始は無理すんな。あとそんなうはうはできるものでもない ・それなら軍備一直線だ→鉄器に20ターンとかアホかと ⇒小屋作れ ・労働者をそろえて地形改善を→エネルギーがまったく追いつかない ⇒軍事ユニット作れ ん?国連外交勝利の提案か。さっきフビライ・ハーンに議長の権利取られたんだよな。 外交勝利はさっき僕もやったけど、どうせ無理だし・・・。 ・・・本当にそうかナ? な、なんだよ、煽っても無駄だぞ。僕が外交勝利を議題に挙げたときは インド:インド アラブ:モンゴル モンゴル:モンゴル ズールー:棄権 ドイツ:インド アステカ(死):棄権 だったんだから・・・。 今もしズールーがモンゴルに投票したら・・・どうなル? あ・・?・あ・・・・!もしかして宇宙船完成1ターン前に外交敗北?! attachref あれ?サラディンがモンゴルに投票していない? attachref さっきモンゴルが信教の自由を通しただロ。君は流していたから覚えていないかも しれないガ、過去のセーブデータからスクリーンショットをとってきタ。 ・・・。 attachref 確かに君はぶっちぎりで宇宙船を作って勝利しタ。が、この勝利は君の実力ではなイ。 モンゴルのある意味自爆によって君には勝利が転がり込んできたんダ。 Civilizationは人生そのもノ。驕り、自惚れ、気の緩みが致命的な敗北を生むんダ。 本当にうまい人間はあそこでドイツを属国化などけしてしないはずダ。 君はCivの技術を磨く前に性格を磨いた方がいいナ・・・。 初めて10000点越えを達成しシャルルマーニュの統率力をえましたが、冷や水をぶっかけられたように 頭がさめていました。Civilization4というゲームの恐ろしさ、自分の未熟さを痛感。 皆さんも気をつけましょう。最大の敵は遠くのマンサ・ムサじゃなくてすごく近くにいますよ。 ともかくも皆さんの厳しくも暖かい指導のおかげでここまで来ることができました。多謝。 一万点達成オメ。でもレポ見た感じだとまだまだ改善の余地ありそうなんでコメント。 まず第二都市の建設位置が中途半端。 あの位置だと文化が広がるまで金も馬も使えないし、 にもかかわらず初期生産がモニュメントじゃなく労働者ってのは、ちょっと問題ありかも。 あの時点での最前手でいうなら、第二都市は金鉱山の一マス上の丘に作るべきだったでしょう。 金の財政ボーナスで鉄器の早期開発が終われば、さらに上の宝石を第三都市で押さえることでもっと早く技術が進んだはず。天帝レポの人も書いてたけど、金や宝石が活用できるなら陶器は敢えて遅らせてもかまわなかった。 とにかくジャングル地帯である以上、鉄器開発を早めるのが最大の優先事項かと思う。 あと、第二都市もそうだけど土地の使い方が贅沢すぎる。 例えば首都の北の都市だけど、あそこは右2マスの象牙の上の場所と、左下の海岸沿い首都の牛を使う形で二都市作れる。 なんで、しっかりやればローマに攻めなくても七都市保持は十分にできた。 -- 長文失礼 -いや、どう見ても都市の数や立地よりも遥かに問題な所があるだろ。何で製鉄所作るような都市に風車や町があるんだ?製鉄所作るって事は第一生産都市。なら周りは鉱山農場工房以外作るべきじゃない。……要するに、都市の特化が出来てないのが最大の問題。アンティウムにしてもあれだけ丘と食料資源があって海に面してまでいるのに、なんで風車なんか立ててるんだ……。 -- -連投スマソ -- -連投消しといたよー -- -ゲームの流れみたいなものは掴めたみたいだからこのレベルではコレで充分ではないですか。国王・皇帝とレベルアップしていくときに、ここのコメントがまた役に立ってくれるかと。ただ内政屋としては「都市の特化」は↑のコメントどおりまだまだ絞れますよ、といっておきます。ともあれ、プレイ&レポお疲れ様です。 -- -(2)で画像を丸々貼り忘れていたので追加しました。①モニュメント作っていない理由は首都で宣教師作っているからです。宗教創始したら幸福管理と文化圏拡大のためにもさっさと布教させるのがプレイスタイルなので。更なるレベルではもっと都市をつめる必要があることは覚えておきます。②奪取した時にはああなっていたんで面倒なので放置していたのですが・・・この上のレベルでは更に都市の運営を絞り、奪取後労働者で劇的ビフォーアフターしなければ勝てない、ということは肝に銘じておきます。 -- 筆者 -私と同じまちがえを(都市少数で内政うはうは)やってましたけど、小屋スパムのありがたみはしらなかった…気をつけます。いい勉強になりますね! -- -開幕の忙しい時期に僧院と宣教師を作るのは、有り無しで言ったら無しかと思います。無駄が多すぎる。 宗教は道路をつなげれば普及するのだから、首都でこそ労働者を作るべきでしょう。 いずれにせよ文化拡張までの10ターンが無駄ですね。 とにかく、このマップなら金鉱山の一マス上に都市を作り、同時に金鉱山を開発、人口1のままで鉱山に配置。とするべきかと。一度是非試してみては? -- -かなり成長したほうでは。散々書かれているようだが、第二都市のような異常に豪華な都市を -- -作るよりは更に周りの状況を見て敷き詰めるように都市を。贅沢に土地を使っていては6都市は無理です。 2文明ほど潰して自分だけは土地ぶっちぎり(他の文明に土地を寄越さない)・外交はきちんとやる、をしっかりやっていれば、皇帝でも余裕を持って勝利できますよ -- -段々無駄がなくなってるね~。よきかなよきかな。 -- -後は(相手のゴールド表示するMOD入れてるからにはやってるかと思いますが、)文明を潰しきらずに技術貰って停戦して、後進国化してるところに、低級技術をゴールドで買いまくってもらい、研究資金・緊急生産資金・UG資金にするとか。 途中SSを見る限り、ゴールド+な状況が多かったけども、出来れば避けてゴミ技術を錬金術でゴールドにしたいところ。 -- -途中、国際連合作ってたけどマスメディアなんて行き止まり技術取るくらいなら、もっと他に取るべき技術があったはず。あと、アルミ解禁よりも先にロケット工学でアポロ計画に行けば、もっと楽に勝てる。 -- -俺は別に第二都市はあれでいいと思う。中途半端な都市6つより、主力3つとカス都市3つの方がマシだと思うんだが。まぁこれは人それぞれか。後はやっぱ↑の人が言うように、技術の取り方かな。皇帝位になると取る技術は限られてくる。マスメディアは外交勝利以外まず取らないw -- #comment
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286 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 22 12 00 ID ljo8SDMi 私の母は、わりと名の通ったファッションデザイナーで、合同ではあるがそれなりに大 きな会場を使って定期的にショーを行っているのだが、ときどきこんなことがあるのだ。 「ええっ、そんなの困ります。替わりのヒトの手配なんて……今更頼めないでしょっ」 朝一番に電話越しに大声を張り上げる母の声。どうやらモデルのドタキャンがまたあっ たようで、困惑した様子が丸わかりである。 「……えっ、また、いつもの手でよろしく……って、そんなしょっちゅうそんなことばか りできるわけないでしょ」 そうは言っても人のいい母のことだ。結局押し切られてしまうのがいつもの事なのだ。 「……ええ、まあ、身体のことじゃ仕方ないけれど、体調管理くらいしっかりして貰わな いとこちらも困るんですからね、ええ、まあ、今回だけはなんとかしてみますけど……」 そう言って母は力なくかちゃん、と受話器を下ろして一つ小さく溜め息を吐く。 ま、それもいつものことだ。 そして、ちらりと私の方を振り向くのだ。とても済まなさそうな顔で。 「あのね、ミサちゃん。また、お願いしたいんだけど……いい?」 ほうら、来た。 「あのね。母さんの今日のショーなんだけど、いつもの事務所にモデルさん頼んどいたん だけど、二人も急に体調を崩してしまったって、どうしても来れないっていうのよ」 しどろもどろの口調で、娘の私にまで気を使う小心さが、母のいいところでもある。 「それでね、なんとか他のコの出番を増やして、穴を埋めようと思うんだけど、それでも もう一人だけ、どうしても足りないのよ。それで、ね……」 そんな困った表情の母を見るに見かねて、私は親愛をこめてほほえみを返す。 「いいわよ、ママ。私で良かったら、好きなように使ってちょうだい」 287 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 22 12 50 ID ljo8SDMi 「ありがと、ミサちゃん。でも本当にごめんね」 「いいのよ、ママ。親一人子一人。私たちたった二人きりの家族じゃない。困ったときに はいつだって私が力になってあげるから、ね」 母は、頬を少しだけ上気させて目を潤ませる。 「さあ、そうと決まればさっさと着替えの用意をしないと、ね、ママ。今日の衣裳の試作 はちゃんとここにあるんでしょ」 こっくりと首を縦にする母。どんな不測の事態にも対応すべく手配しておくのが責任者 なのだということを熟知しているのだ。 「だったら、さあ衣装合わせよ。時間はないんでしょ、さあ早く」 私が急かすのもなんだけれども、そうでもしなければ事は進まないのだ。やると決めた らさっさとする。悩むのと行動するのは別にしなければならないのだ。 と、ここまでの流れでもって、私がその欠員したモデルの替わりをするのだろうと思っ た人は残念賞。 私は、決して容姿に自信がないわけではないのだけれども、品評に耐えうるほどのそれ をしているとの自惚れがあるわけではないので、そういった場に出ることは今までも、そ して今後もないと言いきってしまって構わないのよね。ま、校則でも認められてないし。 だから、私のすべきことは、私を母に『使ってもらう』ことなのだ。 リビングのカーテンを閉め切り、私と母はお互いにショーツ一枚の姿になっていた。 288 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 22 14 12 ID ljo8SDMi 母も四十を過ぎたオバサンである。いくら保存状態はわりと良い方だといっても、それ なりの肉体でしかない。その内面を知っている私ならばともかくとして、これまた私以上 に観賞に耐えうるモノではないのだが……。 「それじゃ、ママ。まずはいつも通りに順番に送ってくから、しっかり受け取ってね」 「う、うん。わかった」 こっくりとうなずく母。その仕草が私には可愛くてたまらないのだ。 私は両手を母の両肩にそっと乗せて、力と意識とをそこへ注いでいく。 「じゃ、行くよっ。まずは『プロポーション』からっ」 「う、ううっ」 顔を赤く染めながら、母は小さく呻き声を上げる。 次の瞬間、母の軽く肥満した腰は大きくうねり、ぐいっと引き締まり、そしてうなだれ た胸は大きく隆起し、両方の乳房が密接し、深い谷間を形成する。 「はああっ……、あん」 大きくおばさんじみていたお尻は小さく形よく引き締まってゆき、つん、と上向きにか わいらしい「ヒップ」へと変貌していく。 「……いいっ、くっ…ひっ」 太ももや二の腕についていた無駄なお肉は削げ落ちて肌もきゅっと張りを取り戻す。か と言って骨ばってしまうのではなく、あくまでもしなやかに、女らしく、だ。 「ああっ……ふうっ、ふうっ」 荒い息を整えながら、顔を上げた母の顔はさっきまでの丸顔ではなく、輪郭もラインを 取り戻して、引き締まり「女」の顔になっていた。 「じゃあ、次は『若さ』ね。二十年分一気にいくから覚悟してね」 ふん、ふんと頭を振る母。精一杯の様子がはっきりと見て取れる。何度やっても慣れな いものかな。 まず、異変があったのは顔からだ。先ほど引き締まった輪郭がさらにシャープなものに なり、頬やあごの弛みが全部そこから除かれてしまう。目じりや口元のちりめん皺や、深 いほうれい線は解消されて、艶やかな素肌に戻っていく。垂れ気味だった目じりもくっ、 と持ち上がって猫の目のように少しつり上がった目元がクールになる。 じわじわと身体全体の艶やかさは増していき、背中やわき腹の線もさらに締まってトッ プバストとの対比が非常にいい感じになってきている。胸の先の方もさらに張力を増して もう一段持ち上がり、サイズも大ぶりになっていく。 細まっていた髪は光沢の鞘におさまることによって、つややかでしなやかに変化してい く。この状態ならばアップにしているよりも下ろしたほうが似合うだろう。 289 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 22 16 09 ID ljo8SDMi 次は、骨格に関わることなので、かなり痛みも伴うし、私にも大ごとである。 「……はあっ、はあっ」 「まだまだ、次は身長よっ」 先ほどまで母の肩に置いていた手を、今度は腰にあてがい、一気に念を込める。 びくん、びくん、と母の白く輝く太ももとふくらはぎは、ぐんぐんと伸びて私と母との 身長差はみるみる逆転していく。 「うっ……ふふ、すごいよママ。すごい脚線美だよっ」 母の肉体のバランスは、脚部を中心にすらりと引き伸ばされて、今や174センチの完 璧体型である。今や私の顔などは彼女の胸の下にある状態なのだ。 「さあ、これで出来上がりよ、ママ。こっちの鏡に映してよく見てみてよ」 私は母を姿見の前へとぐいぐいと押しやってその出来栄えを確認することを促した。 「あ……はあ、これが……私なんだぁ」 母はちょっとだけ、陶酔した様子で自分の身体に見とれていた。 先ほどまでは、ショーツの上にはみだしたお腹の肉を乗っけていたおばさんだったのに 今やボンッキュッボンの完全無欠のモデル体型である。 弾力のある胸を両手で触ってみると、ピンク色の突起物がまるで鳥のくちばしのように ぴっぴとその向きを変えていく。おそらくその胸の深い谷間にならば携帯電話をはさんで も絶対に落ちる心配はないだろう。 ウエストもただ細くなっただけではなく、質の良い筋肉で引き締められているためにそ の姿勢がとても良く制御されるのである。モデルにとっての必須条件である。 そしてショーツに包まれたヒップもまた圧巻であった。さっきまで無理やり押し込めら れていた弛んだ無駄肉たちは全て消え去り、ハリのある美尻になっている。太ももから繋 がるラインの美しさはまさに至高の彫像のそれであった。 290 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/01/10(日) 22 16 59 ID ljo8SDMi 「すごいよ、ママ。これなら絶対に今度のショーも成功間違いなしだよっ」 すると、私の言葉にはっと、現実に引き戻された母は、私の姿を見て、それからとても 悲しい顔をして、 「私は……辛いわ」 そして、少しだけ、涙を流した。 「私はいつも、あなたのこと、利用しているだけなんじゃないのかって、思うのよ」 母の、気持ちはわかるのだ。 私だって、鏡を見ればぞっと、震え上がらずにはいられない。 母に若さと美しさとを与えた後の私は、145センチの胴長短足の肥満体型である。 およそティーンエイジャーにはあるはずもない白髪が頭のいたるところでチラチラと目 立って、そして顔にも細かいシミや皺が浮き出した状態なのだから。 身体を動かせば、わき腹やお腹にせり出した無駄なお肉がゆらゆらと動くし、自慢だっ たはずのバストラインも消失し、今は小さいからこそ垂れずに済んでいる、という困った 乳に変貌しているのだから。 だけど、だ。だけど、なのだ。 「大丈夫よ、ママ。だってこれは私の望みでもあるんだもの」 母は、赤くなった顔を上げた。 「大きな舞台で、大好きなママがみんなから歓声を浴びて、そしてママの衣裳がそれを引 き立てるの。これからの未来でも目に浮かぶようにわかるのよ、私は」 そうだ。これは二人の共同のお仕事なのだ。 「私はママで、そしてママは私なの。だから、私たちは二人で一つなの、わかるでしょ、 だったら胸を張って、そして笑って出かけていかなくちゃ、私も悲しくなっちゃうよ」 少しだけ、私も涙を流した。 母は、私の身体をきゅっと抱きしめた。肌を通して伝わってくるそのスタイルの良さは、 少しだけ妬けた。 「分かったわ。ママは行ってくるから、そして絶対にこのショーを成功してみせるから」 母の瞳はまだ潤んでいたけれども、涙は流れていなかった。 そして、支度を済ませると母は出て行った。私は、こんな身体だから今日は外出したく はないけれども、買い置きしていた食材だけで、母の好きなものを作っておいてあげよう。 そして、ショーの成功を祝ってあげよう。そして、それが、なによりも私にとっては幸せ なことなのだから。
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名前: クロポケサギ 履歴: 名言: 「○○?誰が証明した?」 「クロポケサギ」とは?その他補足 「クロポケサギ」に関するリンク 「クロポケサギ」に関する情報/コメント 「クロポケサギ」とは? 2009年12月29日頃に現れた空気コテ。 自分が大好きなナルシスト。 元々はWi-Fi板の住民だったらしい。 自分=論争強者と思い込んでいる。 普段はそこ等辺にいそうな空気コテ。 つい最近まさっちと論争とも言えない論争を仕掛け(?)、 呆れたと思われるまさっちが落ちたら自分が「まさっちに勝った」と思い込んだ。 それだけならまだいいのだが「まさっちに勝った=俺論争強者」と更に思い込み自分の論力に自惚れるようになった。 そして、「まさっちとかいう雑魚に勝ったぞおまえらw俺は」と言うスレを建てお話板の住民の反感を買い論争に発展した。 皮肉なことに、論破を自慢するスレにて 自分が負かした(と思い込んでいる)まさっちと結果的に同じ手を使って逃げることとなる。 最近では、知り合いに盗聴やら何やら危ない事をしちゃう スーパーハッカー(笑)が居るそうな 「〇〇〇。!またパスクラしおったな!?」 その他補足 周りからは「黒ボケ」と呼ばれている。 半値の「クロポケサギ」を略した「クロポケ」と中傷の「ボケ」をかけた言葉だと思われる。 誠自重との空気対決において、論破され負けた模様 「クロポケサギ」に関するリンク 取得中です。 「クロポケサギ」に関する情報/コメント 知り合いにネットを極めた人がいるとか自慢にならないわ -- 慶喜 (2011-01-06 14 06 13) 名前 コメント
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BRIEFING 君たちの活躍により我がルフトシュトロームは優勢にある。 前線で効果を上げてくれる君たちのおかげで、主力部隊が効果的に働けている。 次の戦闘に勝利すれば完全に形勢は逆転することになるだろう。 このエリアには以前フェアシュタントという科学者グループの研究施設があったのだが、 その地下にノルト・リヒトの大規模な地下資源採掘施設がある事がわかった。 敵はなんとしてもココを守りぬくことを考えているだろう。 熾烈な戦いになることは予想されるが、なんとしても勝利してくれ。 (戦闘開始) 作戦開始。このエリアから敵を一掃して。 まさかこんな形でここに来る事になるとはね… これは私の贖罪…って事には…ならないわね… (WAVE 03開始) フェアシュタント… 以前ラーテイルとの戦闘の時、話に出たわね。 でもそれ以上の事は…アンタは覚えていないでしょうね。 数年前までルフトの保護を受け、活動していた科学者集団。 混迷する世界から人々を救う…そんな高い理想を掲げた集団。 ルフトからの支援を受けた彼らは多くのものを生み出した。 それらのおかげで束の間の平和があったのは事実。 自惚れるには十分だったわけね。 彼らの力、なによりそれらが万能なんてどうかしてるわ。 そして再び戦いが激化…アンタが生み出される… 程なく組織は解散。 まったく、酷いものよね…アンタにとっては… 彼らによって生み出された幾多の兵器… そして彼らの跡に残ったこの戦場… 皮肉ね… (WAVE 08開始) アタシは何の為に戦って… アンタは何の為に戦って… ラーテイルが言っていたわね… アタシ達は…何故戦うのか… (WAVE 10終了) ミッション終了ね。 今日は何だか…疲れたわ。
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≪メンバー≫「生き残り8人」 人吉善吉(超高校級の生徒会長?) 苗木誠(超高校級の幸運) 安心院なじみ[?年](超高校級の???) 戦刃むくろ(超高校級の軍人) 桑田怜恩(超高校級の野球選手) ●弐大猫丸[二年](超高校級のマネージャー) 狛枝凪人[二年](超高校級の幸運) 九頭龍冬彦[二年](超高校級の極道) ●球磨川禊[三年?](超高校級の過負荷) ●不二咲千尋(超高校級のプログラマー) 七海千秋[二年?](超高校級のゲーマー) ●朝日奈葵(超高校級のスイマー) ●不知火半袖(超高校級の影武者) ●名瀬夭歌(超高校級の生体工学者) ●音無涼子→江ノ島盾子(超高校級の絶望) ≪保有スキル≫ 【大博打・改】コンマが1~4なら0個、5~0なら7個のアイテムを手に入れられる。 【乾坤一擲】コンマが1~5なら0個、それ以上なら10個のプレゼントが手に入る。 【七光り】学級裁判時のミス時のダメージが1/2になる。 【詭弁】発言力の最大値増加 【草食系】対人コンマ判定に+2 【情報通】書庫での情報収集時のコンマ判定に+1 【剛腕】遠距離戦闘コンマで+1 【お母さん直伝サバット】戦闘補正+2 【生存本能】撤退コンマ判定に+3 【アルゴリズム】発言ウィークポイントが3個以内になる。 【分析力】捜査時に、重要な証拠のある場所や人物が思い浮かぶ。 【不幸フェチ】即死コンマを出した場合、1回リトライができる。 ≪保有アイテム≫ 【男のマロン】【松田の似顔絵】【財部ちゃんのパンツ】【須木奈佐木のマスク】【無限タンポポ】 【熊の髪飾りの少女】【イン・ビトロ・ローズ】【希望の乾パン】【シークレットブーツ】 【手ぶらジーンズ写真集】【黒神めだかのブロマイド】【須木奈佐木 咲のデビューシングル】 【アンティークドール】【箱庭学園百代目生徒会長の腕章】【安心院さんのぶら】【ガンダムのダンボール】 【財部ちゃんのちょっと勝負し過ぎた勝負ブラジャー】【永遠のミサンガ】【めだかちゃんの意外と普通なブラジャー】 ≪19日目≫ 俺たちは朝早くから食堂に集まっていた。 ……もちろん、今後のことを話し合うためだった。 善吉「……」 誰も話し出さない。周りの出方をうかがっているようだった。 善吉「」 何について話す? ↓2 実はゲームだったことについてどう思うか 善吉「……苗木、本当にここはゲームの中なんだよな」 苗木「……うん、そうだよ」 苗木ははっきりとそういった。 桑田「……信じられるワケねえだろ」 むくろ「そうだけど……苗木君たちが嘘をついてるとも思えないよ」 七海「私も名瀬さんが何の理由もなしにお父さんを殺せるとも思わない」 狛枝「……」 苗木「実感がわかないかもしれないけど、事実なんだ」 善吉「……そして、俺たちはNPCってのも本当なんだな」 桑田「なんで人吉はそんなに冷静に受け入れてるワケ!? ふつうに考えてありえないっしょ!? 俺たちが死んでるとさあ!」 善吉「」 NPCの件についてどう思う? ↓2 飲み食いして思考出来て今でも十分生きてる 何かあってもお母さん直伝サバットでぶっ飛すと言う 善吉「飲み食いして思考出来て今でも十分生きてる。だから今は動揺して混乱して共倒れして、全滅しちまうのが一番やべえよ。何かあってもお母さんの直伝サバットでぶっ飛す」 桑田「……なんだよそれ。なんでそういう風に考えられんだよ……」 七海「それが本当かどうかを確かめるためにも黒幕と接触しなくちゃいけないよ。……これ以上誰も欠けることなくね」 桑田「……」 七海「全員で脱出できる方法だってきっとあるよ。だからどうすれば黒幕と交渉できるか考えよう」 桑田「……わかったよ」 桑田は渋々と引き下がった。 むくろ「やらなきゃいけないのは現状の把握と開放区域の確認だね」 苗木「ボクが答えられることなら何でも答えるよ」 善吉「」 苗木に何を聞く? ↓2 黒幕について心当たりがあるか? 善吉「黒幕について心当たりはあるか?」 苗木「直接は知らない。ボクがここに入る前に知ったのは未来機関内でこのコロシアイ学園生活プログラムが執行されようとしていたってことだけなんだ」 九頭龍「ちっ、そんだけなのかよ」 苗木「でも……憶測でモノを言うのはどうかとも思うんだけど、心当たりがないわけじゃないんだ」 善吉「本当か?!」 安心院「へえ、それは誰なんだい?」 苗木「……僕の予想している黒幕の正体は」 苗木は俺の方を見た。 苗木「人吉君の幼馴染であり、現未来機関トップ……黒神めだかだよ」 善吉「……は?」 善吉「」 なんという? ↓2 いや、動機がねえだろ。 確かにめだかちゃんのスペック的にはできるかもしれねえけどよお 善吉「いや、動機がねえだろ! 確かにめだかちゃんのスペック的にはできるかもしれねえけどよお」 苗木「……そのスペックが重要なんだ。僕たちがこのプログラムの存在を知ったとき、日向君や左右田くんやアルターエゴ……たくさんの人たちがプログラムの解体を試みた。だけど、誰も解体どころか全容の把握すらできなかったんだ」 善吉「それだけでめだかちゃんが黒幕って言うのか!?」 苗木「……今だって日向くんやアルターエゴたちが解体をしようとしてくれてるはずだよ。でも、いまだに成功の兆しはない。そんなことができるのは黒神さんだけだし、もし黒神さんが黒幕なんだとしたら、きっとこれからも外からの救出は期待できないよ」 善吉「だからなんでめだかちゃんだって決めつけるんだよ!? 動機がねえだろうが! だいたい、未来機関ってのはなんだ!? どうしてめだかちゃんがそんなよくわからねえ機関のトップなんてやってるんだよ!?」 桑田「ちょっと待てよ! そのめだかとかいうやつは何者なんだよ?」 九頭龍「人吉の知り合いが黒幕だってのかよ……」 善吉「だからそれは違うって……」 狛枝「聞き覚えがあるね。黒神めだかって言う名前は」 善吉「知ってるのか?」 狛枝「有名人だからね。なにより人吉君、君が彼女を破って100代目生徒会長になったんだろう?」 善吉「……らしいけどな」 苗木「……スペック面、未来機関の中枢に関与できるという面から考えても……一番怪しいのは黒神さんなんだ」 善吉「」 なんという? ↓2 そう思う根拠はなんだよ 善吉「そう思う根拠はなんだよ」 苗木「……さっき言った通り、あの日向君やアルターエゴがいまだにこのプログラムを解体できていないからなんだ。2人のスペックは相当高くて、対抗できる人物なんてそれこそ限られてる」 善吉「そんなのは証拠にならねえだろうが!」 苗木「……ボクも疑いたくはないんだ。でも、黒神さん以外に現状を作り出せる人物がいないのも事実なんだ」 善吉「なんでそう決めつけて……!」 苗木「それにあのときから黒神さんは誰にも理解できなくなってしまったから……」 善吉「……?」 善吉「」 何を言おう? ↓2 それってまさか…… 自惚れかもしれねぇが、俺が死んだからか? 善吉「それってまさか…… 自惚れかもしれねぇが、俺が死んだからか?」 苗木「その通りだよ。第一回目のコロシアイ学園生活……そこで人吉君が脱落してしまってから、黒神さんは変わってしまったそうなんだ」 善吉「……」 苗木「今の彼女はどこかおかしいんだ。元々付き合いのほとんどなかった僕でもわかってしまうくらいには。他人のためにつくし、絶望と率先して戦っているのは彼女だし、未来機関があれほど巨大な反絶望組織になったのも彼女が貢献した部分が大きいそうなんだけど……そこには彼女自身は何もないんだ。わかるのは黒神さんが正しいことをしているってことだけで」 善吉「……めだかちゃんが正しいのは当たり前だろ」 苗木「……上手く言えないけど、誰よりも黒神さんと一緒に居続けた人吉君なら間違いなく違和感に気づくと思うよ」 苗木が中途半端な憶測で話しているようには見えなかった。 めだかちゃんがおかしいくらい正しいのは自分がよく知っている。 だからこそ、めだかちゃんはこんなことを計画するはずがないということだって俺は知っているのだ。 善吉「……」 善吉「」 何を言う? ↓2 仮にそうだとしてもコロシアイ何かさせて何がしたいんだよ!? 参考にした過去のコロシアイってどうなったんだよ? 善吉「仮にそうだとしてもコロシアイ何かさせて何がしたいんだよ!? 参考にした過去のコロシアイってどうなったんだよ?」 苗木「なんで黒幕がこんなプログラムを実行したのかはわからない」 狛枝「……そういえばさぁ、コロシアイ学園生活は絶望を生むだけではなく、希望を生み成長を促すんだったよね? 過去のコロシアイについて教えてくれない?」 苗木「1回目は生存者6名、2回目は生存者5名だったよ。そしてその2つの黒幕は江ノ島盾子と江ノ島盾子のアルターエゴ……どちらも絶望側だった。そして過去2回とも、希望は絶望に打ち勝って、幕を閉じた……」 狛枝「当然の結果だね」 善吉「……生存者って誰だったんだ?」 苗木「一回目がボクと霧切さん、十神くんと腐川さんと朝日奈さんと葉隠くん。二回目が日向君と九頭龍君と左右田君とソニアさんと終里さんだったよ」 桑田「……」 むくろ「今回の黒幕は、盾子ちゃんじゃなさそうだね……」 善吉「」 何を話す? ↓2 希望が最後に勝つコロシアイ…… まさか自分を終わらせる為に………いや、めだかちゃんはそんな馬鹿なことはしねえ めだかちゃんは……他人の為に正しい事をする。絶望なんかに負けない 善吉「希望が最後に勝つコロシアイ……まさか自分を終わらせる為に………いや、めだかちゃんはそんな馬鹿なことはしねえ めだかちゃんは……他人の為に正しい事をする。絶望なんかに負けない」 苗木「……そうだよね」 狛枝「ねえ、時間は無限じゃないんだしさ、そろそろ今後どうしていくかを具体的に決めない?」 善吉「……ああ」 何か決めたいことやしたいことはある? ↓2 そういえば、記憶回復薬はどうなったんだ、と聞く もし手元にあるならば狛枝と九頭竜を最初にして、後の飲む順番を決める 善吉「そういえば記憶回復薬はどうなったんだ?」 苗木「ボクが預かってるよ」 善吉「じゃあ飲むか?」 苗木「……」 苗木はあからさまに一瞬固まった。 善吉「……」 苗木「えっと……その」 狛枝「へえ、何か渡せない理由でもあるのかな?」 苗木「渡せないというかなんというか……あの……」 苗木は焦っている。……何か企んでいるのだろうか? 善吉「苗木、なんで渡せないんだ?」 苗木「渡せないわけじゃないんだけど……」 苗木はちらっと狛枝の方を見た。 狛枝「……?」 善吉(狛枝に何かあるのか……?) 七海「……とにかく、記憶回復薬は服用したメンバーが行動不能になっちゃうから、飲むかどうかとか、どの順番にのむかとかは慎重に決めたほうがいい……と思うよ」 善吉「確かにそうかもしれねーが……」 苗木「……」 七海は苗木に助け船を出したのだろうか……? 七海「使いたいときは1人づつのほうがいいと思うよ」 むくろ「無防備になっちゃうし、看病する人も必要だもんね……」 九頭龍「だったら使うときは俺から使わせろ」 九頭龍は言った。 七海「別にいいんじゃないかな」 桑田「……」 九頭龍「じゃあひと段落したら俺が使うぜ」 薬の話がひと段落したところで、七海が俺に話しかけてきた。 七海「……人吉君、お願いがあるんだけど」 善吉「どうした七海」 七海「マスターキーを貸してほしいなと思って」 善吉「マスターキーを……?」 七海「うん」 七海は真剣そうな顔で言った。 善吉「……何をするつもりなんだよ」 七海「……私にしかできないことがしたくて」 マスターキーを貸す? ↓1 かす 善吉「……ああ、いいぜ」 俺はマスターキーを七海に手渡した。 七海「ありがとう」 七海は笑顔で受け取った。 前回の裁判の様子からして……七海は絶対にクロになったりはしないと思った。 もちろん他のメンバーだってしないとは思っているが。 七海「きっとうまくやってみせるよ」 善吉「……」 七海は小さくポーズを決めた。 善吉「そろそろ時間だな……最後に話しておくことはあるか?」 ↓2 こんな状況だ変な考え浮かんじまうかもしれねえ。 そんな時は一人で思い詰めねえで誰かに話そうぜ。 俺は皆仲間だと思ってる。 善吉「こんな状況だ変な考え浮かんじまうかもしれねえ。そんな時は一人で思い詰めねえで誰かに話そうぜ。俺は皆仲間だと思ってる」 七海「……うん。そうだよね。こういう時こそ助け合わなくちゃ」 九頭龍「……誰かに頼るってのか?」 善吉「俺自身受け入れきれねえ事実は多い。だが、俺は誰からの相談だって受け入れる」 苗木「人吉君……」 むくろ「……うん」 狛枝「それじゃあひとまず解散して、捜索でもしようか」 話がひと段落したところで。狛枝がそう提案した。 桑田「……わりい、オレ部屋に戻るわ」 善吉「わかった。無理すんなよ」 桑田を除くメンバー全員で、開放区域の捜索を開始することになった。 5階には武道場と植物庭園と生物室があったはずだ…… 善吉「どこを調べるか……」 どこに行きますか? ↓1 苗木の意見を聞く 善吉「苗木、お前はここの地理を知ってるんだろ? どこが重要そうなんだ?」 苗木「僕の時は、生物室が一番重要な場所だったけど……今回も同じかどうかはわからない」 善吉「そうか。ありがとな」 生物室に行く?(鍵は解放済) ↓1 行く 俺は生物室に向かった。 善吉「苗木の話じゃここの部屋に死体保存装置があるって話だったか。……胸糞悪い話だぜ」 死体保存装置らしきものはすぐに見つかった。 本来ならここに脱落者の死体が入っているはずなのだが……ランプは一つも転倒していなかった。 善吉「……空か」 死体はどこにもなかった。 善吉「じゃあ死体はどこで始末したんだ? ……まるで消去されたデータみたいに跡形もねえ」 誰か部屋に来た?(来た場合人物指定) ↓1 狛枝で 誰かが部屋に入ってくる音がした。 狛枝「あれ、人吉君はここにいたんだ」 善吉「何しに来たんですか」 狛枝「何って……捜索に決まってるでしょ」 狛枝は生物室を見渡すと、ランプが点灯していないことに気づいたようだった。 狛枝「……あれ? 苗木君の話じゃそこに死体が保存されてるって話だったと思うんだけど」 善吉「死体ならなかったぜ」 狛枝「ふうん……」 狛枝「ところでさ……人吉君は誰が怪しいと思う?」 善吉「あやしい……?」 狛枝「忘れたりしてないよね? 球磨川禊が言ってたじゃないか」 善吉「球磨川が言っていた……?」 狛枝の言っている「誰が怪しい」とは、なんについての話か? ↓1 内通者 善吉「内通者か」 狛枝「そう、それ。ボクとしては人吉君当たりじゃないかと思ってたんだけど……どうかな?」 善吉「違いますよ!?」 狛枝「必死に否定する方が怪しいみたいな、さあ」 善吉「嫌なこと言わないでくれませんか」 狛枝「あはっ、冗談だって」 善吉(冗談に聞こえねえ……) 狛枝「内通者が一人紛れ込んでいる……それってバツ印がついている方とついていない方とどちらの人間だと思う?」 善吉「ついてない方ですか?」 狛枝「と、思うよね。でもここがプログラムなら、内通者用に作られたアバタ―があったとしてもおかしくないと思うんだ」 善吉「……」 狛枝「内通者って何のためにいるんだろうね。球磨川禊の言い方からして内通者はあの時点で生きてたと考えたほうがいいと思うんだけど、その割には最もありえそうな可能性である「コロシアイの加速」とうう役割を果たしていたものはいないようなものだった」 善吉「……あんたはやってましたけどね」 狛枝「ひょっとするとボクが内通者かもしれないよ?」 善吉「なんかあからさますぎて逆にねー気がする」 狛枝「そうかな」 善吉「」 何か話す? ↓2 カッ、俺は逆に考えるぜ 内通者が居るってことは事件を起こさずに黒幕にコンタクトが取れるってことだ 後はNPCのバックアップを奪って、名瀬先輩に七海みたいに作って貰えばいい できるはずなんだ、なんたって俺達は超高校級なんだから 善吉「カッ、俺は逆に考えるぜ。内通者が居るってことは事件を起こさずに黒幕にコンタクトが取れるってことだ。後はNPCのバックアップを奪って、名瀬先輩に七海みたいに作って貰えばいい。できるはずなんだ、なんたって俺達は超高校級なんだから」 狛枝「え……」 狛枝は驚いたような顔をした。 狛枝「そっか……そんな風に考えちゃうんだね。さすがは超高校級の人吉君だよ……僕みたいなゴミ虫なんかとは大違いだね」 善吉「……その内心はそう思ってなさそうな自虐やめてくれませんか」 狛枝「とんでもない! 僕は申し訳なくて仕方ないんだよ。それこそ死にたいくらいにね」 善吉「……」 狛枝「内通者についてはボクも調べておくから、何か聞きたいことが会ったら聞きにきてよ」 そう言って狛枝先輩は去って行った。 【殺人フラグの存在を確認しました】 善吉「……午後はどうするかな」 何をしようか? ↓2 全員を集めて渇を入れる 間違っても絶対に事件は起こすな 名瀬と不知火の思いは無駄にするな 絶対に俺達15人揃ってここから脱出するぞ 善吉「……」 このままではいけないと思った。 メンバーの雰囲気はよくない上、個人の思惑も不明瞭。このままではいつか再び殺人が起こってしまうという確信があった。 善吉「……みんなを集めるか」 全員を集めて喝を入れなおすことにした。 食堂には全員来なかった。 善吉「七海はどこに行ったんだ?」 むくろ「自室にも5階にもいなかったよ……」 苗木「大丈夫かな……」 安心院「七海さんなら4階で見かけたよ」 九頭龍「4階って何する気なんだ……?」 狛枝「まあそれは今はおいておこう。人吉君が何か言いたいみたいだからね」 九頭龍「……?」 善吉「俺が言いたいのは1つだ。間違っても絶対に事件は起こすな。名瀬と不知火の思いは無駄にするな。絶対に俺達揃ってここから脱出するぞ」 狛枝「……」 苗木「そうだよ。みんな揃ってなきゃ意味ないんだ」 苗木も続けてそう言った。 「ふざけんなよ」 善吉「!?」 声の主は桑田だった。 善吉「桑田……!?」 桑田「何が全員だよ。俺たちは死んでんだろ!? ここから出たって意味ねえじゃねえか! 誰かを殺して得すんのは、「望んでコロシアイに参加した生きてるメンバー」だけじゃねえか!」 苗木「それは違うよ! 得とか損とかじゃないんだ。希望を持って前に進まなきゃ何もできないよ」 桑田「じゃあなんで今までのクロは全員「望んでコロシアイに参加した奴」なんだよ!?」 善吉「!」 第一の事件のクロの朝日奈。 第三の事件のクロの球磨川。 第四の事件の名瀬。 この3人はいずれも「望んでコロシアイに参加したメンバー」だった。 第二の事件のクロは江ノ島だが、事件を起こすのを持ちかけたという点では不知火もクロ……と言っているのかもしれない。 桑田「もしかしたらお前らの記憶喪失なんて嘘なんじゃねえの!? 俺たちが混乱してるのを見て面白がってんだろ!? 善吉「そんな言い方すんじゃねえよ」 桑田「すぐに受け入れてる人吉だって人吉だ! なんで受け入れられるわけ!? ふつうそんな風に受け入れられねえだろ!!」 善吉「っ……」 桑田「俺は俺が死んでるなんてぜってー認めねーぞ! おれはこっから出なきゃなんねーんだ……俺はこっから出て弐大の野郎の……」 桑田の言っていることは支離滅裂だった。 信じると言ったり信じないと言ったり……それは混乱している証拠のようなものだった。 つまるところ桑田は疑心暗鬼に陥ってしまっていたのだ。 むくろ「……」 桑田だけではない。同じくすでに死んでいるのだと告げられていた戦刃もうまく気持ちの整理ができていないような様子だった。 九頭龍「さっきから聞いてたらめちゃくちゃなことを言いやがって……混乱してんのがてめえだけだと思ってんじゃねえぞ!?」 桑田「うっせえ!」 九頭龍「落ち着けっつってんだよ!」 桑田「……そりゃお前は落ちつけるよな。なんつったってお前は俺たちと違ってちゃんと生きてるんだもんな!」 九頭龍「っ……!」 桑田「……俺、やっぱ帰るわ」 桑田は食堂を出て行った。 むくろ「……ごめん。私も少し一人で考えたい」 それに続くように戦刃も出て行った。 九頭龍「……」 善吉「」 何か言う? ↓2 自分が死んでるのはショックだけどそれとは別に希望側の勝利を願ってるのも皆同じ あいつらが元気になるのを待ってやってくれ 善吉「自分が死んでるのはショックだけどそれとは別に希望側の勝利を願ってるのも皆同じだ。あいつらが元気になるのを待ってやってくれ」 九頭龍「……悪ぃな」 九頭龍は俺に対してそう言ってきた。 善吉「謝らないでくれよ。正直言ったら俺だって受け入れられてねえ。でもそのせいで黒幕の思うつぼってのはもっと腹が立つんだよ!」 九頭龍「……」 善吉「俺たちは絶対にこれ以上事件なんて起こしたらダメなんだ。だから九頭龍も何かあったらなんでも頼ってくれ。俺にできることなら手伝うぜ」 九頭龍「……頼る、か」 その後俺たちは食堂で解散した。 【殺人フラグの存在を確認しました】 ≪19日目を終了します≫