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NASCARシリーズとして全国大会で丹妮カード・パトリック所在チーム- Junior Motorsportsチーム7号ティソシボレーレースのスポンサーティソシーズン開始前に適時にティソ駿馳200丹妮カード2011限定版、前祝い丹妮カードとチームを取得する。この項の限定版腕時計は7時位置に採用したと丹妮カード番号と一緻して7レースの数字で、全体の色調を使った車体色もオレンジと一緻して、それによってる玉飾りとして全体の枚の腕時計。ティソ駿馳200丹妮カード・パトリック2011限定版腕時計、珠バイモ文字盤象眼20粒の輝いているのトップ威塞尔頓ダイヤモンドを添えて、ブライトリング 腕時計 Ref.A286B45SP 文字盤の色と相応の白いワニ皮製バンド紋;世界限定発売4、999枚、芯存ティソ完璧タブ技術、と情熱のファッションデザインの同時に、更に現代女性の変わった腕の間に個性の選択。 ティソについては「時間だけではなく、あなたに従ってコントロール」一句広告詞。それが伝えたティソブランドのDNA–ティソ最先端科学技術に力を入れており、ファッションと設計制作中で時計を望む完璧に融合し、お客様より多くの価値と感動。自1853年から、ティソずっと立脚伝統を革新して、今日はもう成長を世界販売トップブランドのスイス伝統タブ。過去の158年間、ティソから本社スイス汝拉山岳力ロック町の時計工場、発展の販売拠点は160カ国以上のグローバルブランド。ティソのトップの地位がその恩恵の比類のない能力を革新し、ハイテク製品、特殊材料と先進的な機能の開発に力を尽くす。ブライトリング 腕時計 Ref.A257B55KBAティソ発売の優良品種が増えて時計が、値段は誰よりも他のスイス時計ブランドより魅力的で、これも体現して、「庶民の贅沢品」の承諾。ティソは、世界最大の時計メーカーや販売店-スウォッチグループの一员として、同時にも務める世界選手権MotoGPバイク、国際バスケットボールリーグFIBA、オーストラリアラグビーリーグAFL、中国プロバスケットボールリーグCBAや世界の自転車、フェンシングやアイスホッケー选手権大会の公式指定カウントダウン。その市場のプロモーションや製品設計にも、ティソを一貫して書くのブランド理念:“革新、源は、伝統的な」。 ティソ駿馳200丹妮カード・パトリック2011限定版は1枚の高性能のクロノメーター。ブライトリング 腕時計 Ref.A256G53SPSこの時計は文字通り、正確、堅牢かつ品位の一流のカウントダウン製品。人はねじ込み式表冠は、200メートル防水機能もでティソ駿馳200丹妮カード2011限定版非同凡响。文字盤とカウントダウン円盤の目盛まるでレーサー計器盤のような精密、クロノグラフ針と小秒針をも使った丹妮カードレース上の色、オレンジ、ダイナミックで、活力に満ち溢れ。また、繊細なケースは、細工が精巧な表冠と眩しいホワイトバンド、コース上に男性と競う速度と知恵の意外な女性にいくつかの息吹。 ティソ駿馳200丹妮カード2011限定版フェイスで描いた丹妮オレンジカードの幸運数字7、ブライトリング 腕時計 Ref.A256G53KBAそして4時位置に設計したカレンダー窓、後は表に刻まれた腕時計の限定番号と丹妮カードの個人のマークを象徴している唯一無二の腕時計に全世界にたったひとりの君。丹妮カードはその独特な気質と抜群の業績になったし、この時計の最も完璧なキャラクター。また、ティソ駿馳200丹妮カード2011限定版も適運転以外は熱中参加各スポーツの活躍の女性。リンク名
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登録日:2024/04/25 Thu 13 56 04 更新日:2024/05/01 Wed 22 24 19NEW! 所要時間:約 15 分で読めます ▽タグ一覧 ウォッチ 何故かなかなか立たなかった項目 工業製品 時計 機械 腕時計 芸術品 腕時計(英:watch,wristwatch(*1))とは文字通り主に腕に巻き付ける形で装着する携帯式時計の総称。 なお、本項目では時計機能が主機能のもののみを解説する。 タッチスクリーンを備え、各種アプリを実行可能なウェアラブルなデバイスはスマートウォッチの項目を参照のこと。 ▽目次 ◆概要 ◆歴史 ◆種類 ◆主な部品 ◆複雑機構 ◆有名な時計メーカー ◆余談 ◆フィクション作品に登場する腕時計 ◆概要 現代社会において我々人類と時間の概念は切っても切れない関係にある。 今やタイムスケジュールは秒単位で緻密に組まれ、数秒、数分の遅れは玉突き事故のように連鎖的にトラブルを引き起こし、それだけでも社会に大きな混乱をもたらす。 故に意識をしていなくても、我々は日常生活の様々な場所において「時計」を目にしている。 それは掛け時計かもしれない。あるいは置時計、スマホの時間表示機能、テレビに表示される時報、モニュメントのような大時計かもしれない。 時間の概念を「可視化」する時計の登場をもって、初めて我々は「時間」を操る術を手に入れ、それは人類社会の発展に絶大な影響を齎した。 そんな時計を少しでもコンパクトに、そして便利に扱えるように改良することは、発展する社会をさらに便利にしてゆくうえで必然だったといえる。 そうした流れの中で機構の洗練を重ねて作り上げられた、小型化の極みこそが腕時計なのである。 とはいえ登場初期の頃は懐中時計こそがフォーマルで腕時計は社交の場に付けるのは略式とみなされる時代はしばらく続いたが。 ◆歴史 「時計」といってもその定義はだいぶ曖昧で、単純に1日の時間を「日の出」と「日没」で区切りそこに一定間隔のタイムテーブルを当てはめただけの単純な日時計ならば紀元前1500年ごろには発明されていたとされる。 そこから時計は発展を重ね、水時計や香時計などといったものが編み出されてゆく過程で後の機械式時計の基礎となる機械技術が作り出されてゆくのだが、時計といわれて我々がイメージするような機械式時計は今から約900年ほど前のヨーロッパで発明されたもの。 といってもこのころの機械式時計は機構の小型化が困難であったため、置時計や大掛かりな時計塔などといった大型かつきわめて高価なものであり、そこからさらに家庭用時計として洗練されるにはなお数百年の時間を要することとなる。 15世紀頃からガリレオの研究に端を発した革新的な振り子機構の発明により時計は急激に小型化、かつ正確化されてゆくこととなる。そうした流れの中で宝飾品や金細工などを扱っていたギルドがその技術力を生かして部品の小型化に着手。懐中時計が開発されてゆく。(*2)中でもスイスの時計師ブレゲの貢献は目覚ましく、時計の歴史を200年早めたとまで言われ、彼の開発した様々なデザイン、機構は現代の腕時計にも受け継がれているほどである。(*3) とはいえこの懐中時計もまだまだ我々の知る腕時計に比べれば大型であり、何より時刻を確認するためにいちいちポケットから取り出して見る必要があった。19世紀頃に一部の好事家や王侯貴族のような金持ちが「時計のついたごついブレスレット」のようなものを作らせていた記録があり、これが腕時計の端緒と言えなくもないが、やはり実用品と呼ぶには程遠く現代的な腕時計に直接繋がることはなかった。 現代的な実用腕時計が発明されたのは、意外なことにとある男の要望がきっかけだった。 20世紀、フランスはパリ。1903年に人類初の有人動力飛行を成し遂げたライト兄弟に続き、ある男が大空へと挑もうとしていた。 アルベルト・サントス・デュモンというその男は航空機械の発明家であると同時に、自身の発明した飛行船を乗り回す最初期のパイロットでもあった。 航空機械を使っていかに速く飛べるかは当時の至上命題であり、また高空にあって時間を知るすべに乏しいパイロットにとって時間を測るための懐中時計は必須アイテムだった。しかし先述の通り懐中時計は見るためにいちいちポケットから取り出す必要がある道具であり、操縦桿を握っているパイロットには非常に扱いづらいものだったのである。 1904年、デュモンは航空機の操縦中にも視認しやすいよう、腕に巻いて固定できる時計の制作を親友であるルイ・カルティエに依頼する。これに応える形で作られた、四角いケースが特徴の腕時計こそが「サントス・ドゥ・カルティエ」。現代式の腕時計の元祖である。 当時最先端のファッションを着こなす伊達男だったデュモンのこの腕時計は瞬く間に社交界で話題となり、様々な時計メーカーも開発製造に乗り出した。 第一次世界大戦では軍人からも評判を集め、特に砲兵や将校からは戦場で素早く時刻の確認ができる腕時計が非常に重宝され、おりしも戦場で猛威を振るい始めた航空機のパイロットからも愛用されるようになった。(*4) 中でもユグノー戦争でフランスから逃れてきた時計職人を多数擁するスイスの技術力は飛びぬけており、後々世界を席巻する高級時計メーカーの多くを輩出したことでそうした富裕層の太客を抱え、一大時計生産地としての名声を確固たるものとしていた。(*5) そうした中、1960年代に入り、日本の時計メーカーが開発したある時計が腕時計業界に激震を齎すこととなる。 SEIKOが開発した「アストロン」。世界初の実用クォーツ式腕時計である。 それまでの機械式腕時計は、部品の精度や置かれた環境によって針の進みに狂いが生じやすく、それを防ぐために非常に緻密で高精度の細工と、定期的なメンテナンスが求められる代物だった。だからこそそれを実現できる職人は限られ、大量生産もできず、品質の高い腕時計はやはり裕福な資産家の特権といえるものであった。 アストロンはその常識を打ち砕いた。発達した工業技術により開発された集積回路に、クォーツ振動子を利用した調速機を組み合わせることにより、信じられないほど小型で、機械式時計などよりはるかに正確で頑丈で、おまけにゼンマイを巻かずとも電池を変えるだけで半永久的に動き続ける時計が、工場で安価に大量生産できるようになってしまったのだ。(*6) クォーツショックの発生である。 この一撃により、それまでの機械式腕時計はもはや実用品としての価値を失ってしまった。既存の時計産業は壊滅的な打撃を受け、ブランパン、ユニバーサル・ジュネーブ、エニカ、ミネルバ、IWC、ゼニスなど老舗の高級時計ブランドもバタバタと倒産していった。(スイスには1970年代時点で1618社あった時計メーカーが1980年代には632社にまで減少してしまった。) その一方、安価な実用時計の登場により腕時計は広く一般市民にも広まってゆく結果となり、今や誰しもが「自分で時間を管理する」社会となったのだった。 しかしここで時計業界も黙っていたわけではなく、スウォッチを旗印にロンジンやオメガなどといった有名メーカーを束ねたスウォッチグループ、カルティエを中心にブランド宝飾品メーカーなどを集めたリシュモングループ、ルイ・ヴィトンを盟主に据えたLVMHといったコングロマリットを結成。 安価な実用品ではいずれ工業生産能力の劣る国は価格競争に負けて埋没してしまう。そうなってしまえば中国のような人海戦術で大量生産を行える国に対して勝ち目がない。(*7) そのため厳密な品質管理のもと実用品としての価値ではなく、贅を凝らした工芸品としての立場から新たな価値を構築することで巻き返しを図った。 これが功を奏し、一時期は絶滅の瀬戸際にまで立たされていた機械式時計は、現在でもロレックスなどをはじめとした高級なブランド品としての立場を維持し続けることに成功している。 今やスマホでいつでも時間が見られる時代、もう時を司る道具としての役割はほぼ終えてしまった腕時計だが、必要でないからこそ、『必需品でないものに金を掛けられる贅沢』を嚙み締められる、そんな存在になったのだと言えよう。 ◆種類 歴史の項でも触れたが、腕時計はムーブメント(動力機構)によって機械式とクォーツ式の2種類に大別できる。 機械式伝統的な歯車とゼンマイの機構によって動作する。繊細な細工を要する金細工職人の手で洗練され続けてきたその構造はまさに芸術品と言っていいほどの出来栄えであり、品質の高い機械式というだけで付加価値と見なされる。基本的には内蔵されたゼンマイを動力とするわけだが、ここに脱進機と呼ばれる機構を組み込むことによってゼンマイの解けようとする力を周期的な振り子運動に変換して歯車に返す。より具体的にはゼンマイに連結された歯車(*8)の終端に「ガンギ車」と呼ばれる歯車が連結されており、これに「アンクル」と呼ばれる爪の付いた振り子を噛み合わせることで「ヒゲゼンマイ」と呼ばれる部品に動力を伝える。このヒゲゼンマイが力を受けて収縮→力を開放してほどける、を繰り返すことでアンクルを左右に振れさせる。振り子の等時性(*9)により時間あたりの振幅回数は一定になるため、これを利用して歯車全体の回転速度を一定に保ち、時計の針を正確に動かすのだ。とにもかくにも非常に細かい部品を精緻に仕上げる技術力が必要であるため、機械式ムーブメントを自社開発できるメーカーはかなり限られており、有名どころのメーカーもムーブメントは他社製の物を搭載していることがある。欠点としてはやはり高度な工作技術がなければ作ることができない以上大量生産に向かず、高額になりがちな点、非常に精密な機械であるため定期的な分解整備は必須になるなど維持が難しく、操作を誤ったり衝撃が加わったりすると内部機構が破損しかねない繊細さも弱点。クォーツ式に比べると手作業で作る分個体差もあり、精度を確保するのにも限界がある。機械式腕時計は1日10秒以内のズレで済めばいい方で、製品によっては1日30秒程度ズレても仕様の範囲なので初めて持つ人は驚かないように。このため正確な時刻を知るためには毎日時報や電波時計を見て調整する必要がある。それを面倒がって、腕時計はアクセサリーと割り切り時刻の確認にはスマホを使うなんて人も・・・最近は大量生産された工業製品のムーブメントも出回っており、お手頃価格の品も登場している。…のだが、このせいで後述する偽造品も出回るようになってしまってもいる。 また、この機械式の中には竜頭(後述)を手で回してゼンマイを巻き取る「手巻き」と、腕時計内に仕込んだウェイトを利用し、腕の動きを利用してこのウェイトを回し、それでゼンマイを巻き取る「自動巻」の2種類が存在する。自動巻きは着用して動けば勝手にゼンマイが巻かれるため、毎日つけていればほとんどゼンマイを意識する必要はなくなる。 機械式及び下記のクォーツ式の一部の時計の性能表記に『石数』という表示が見られることがあるが、これは時計の指針や歯車の軸に『受け』として埋め込まれている宝石のルビーの数を表している。このルビーが絶妙な耐圧・耐磨耗性を発揮しており、より長期間に渡って針や歯車の稼働を支え、正確な時刻を刻ませている。ちなみにルビーはコスト的に現在は人工ルビーであるが、発明当時は天然物が用いられていた。また一時期は人工ダイヤモンドを用いて試験していたが、硬すぎて石より軸の方が削れてしまった為、ルビーに統一されている。 クォーツ式ゼンマイと脱進機の代わりに水晶振動子と制御用の基板とICチップ、動力源の電池を搭載した物。水晶の「電圧をかけると周期的な振動を発する」性質を調速機として利用することで機械式ではありえないような頑丈さと精度、量産性を実現した文明の利器。特に精度は機械式を圧倒しており、安価なものでも誤差は1ヶ月で15秒以内くらいに収まる。構造が非常に単純なので機械式のように定期的なオーバーホールはほぼ不要で2、3年に一度程度電池を変えるだけで半永久的に使い続けることができ、ソーラー式のものはその電池交換さえ不要。時刻を針で示すのではなく文字として表示するデジタル時計もこちらに分類される。こちらは物理的に動く部品がほぼないためクォーツ式アナログ時計にも輪をかけて丈夫になりやすく、頑丈さに定評のあるG-SHOCKもデジタルの製品が先に登場している。いわゆる電波時計も基本的にはクォーツ時計として動作しており、定期的に電波を受信して誤差を修正する仕組み。弱点としてはやはり電子機器であるため電池が消耗してくると狂いが大きくなってきてしまう点や、電池が切れたまま放置すると経年劣化による電池からの液漏れで破損する可能性がある事があげられる。また機械式ほど複雑な機構を要さず、歴史が浅いことも相まって高級路線の製品は少なく、持ち主のステータスを誇示するアクセサリーとして着用するのには向かない。 ◆主な部品 ベゼルベゼル(額縁)の名の通り時計の文字盤を防護するための風防ガラスをぐるりと縁取る部品。本来は風防を時計のケース(外装)に固定するための部品なのだが、ここに様々な機構を搭載することで時計の用途に応じた追加機能を実装することができる。 + 様々なベゼル タキメーターベゼルレーシングウォッチなどに搭載される、自身の移動速度を計測する目盛りが付いたベゼル。同時に搭載されているクロノグラフ針(60秒単位のストップウォッチのような機能)を利用し、1kmを走り終えた後に針がベゼルのどこを指しているかを確認することで平均時速を割り出すというもの。 逆回転防止ベゼルこちらはダイバーウォッチに搭載されるベゼル。ベゼル部分には分刻みの目盛りが描かれており、潜水開始時に時計の長針に目盛りの始点を合わせることで自身が何分間潜水しているかを計測できる。飽和潜水など長時間潜水するダイバーにとっては無くてはならない機能であり、逆回転によって目盛り位置がずれると潜水時間を間違えて死に直結するため逆回転防止機能が搭載されている。 GMTベゼル逆回転防止ベゼルと異なり、右にも左にも回転できるベゼル。こちらはベゼル上にも時刻表示があり、ベゼルを回転させることで今いる地点とは時差のある別の国の現地時間を知ることができる。仕事の都合上世界中を飛び回る必要のある航空機パイロット用の腕時計に搭載される。 パルスメーターベゼルタキメーターベゼルのように数値の記載されたベゼル。パルスメーターの名前の通り心拍数を計ることができる機能が付加されており、基本的な使い方もタキメーターベゼルと同様、一定回数の拍動を数えた時点でクロノグラフ針が指している場所の数値が心拍数となる。現代ではもっと正確で手軽な脈拍計が存在するのでほぼ見かけない。 リューズ時計のケース側面に飛び出しているネジ状の部品。クォーツ時計では単に時刻合わせを行うだけのものだが、機械式時計ではゼンマイの巻き上げにも使用する。物によってはカレンダー機能の調節などに使われることも。日本語では「竜頭」と書くが、なんでこんな漢字を当てるようになったのかは結構複雑なあれがあったりする。 文字盤時刻などを表示するための時計において最も基本的な部分。それだけに時計で最も人目に触れる部位であり、視認性に気を配ったりデザイン性を追求したりなどで様々な工夫が施される個所でもある。例えば文字盤の照り返しを抑えることで昼間でも視認性を高めるように工夫された「ギョーシェ彫」など。(*10) + 様々な追加機能 インダイヤル一般的なダイヤルとは別にインダイヤルと呼ばれる小さい文字盤のようなものを組み込んで追加機能を実装しているケースがある。例えばクロノグラフ機能搭載モデルは一般的な時計における秒針が存在せず、代わりにインダイヤルによって秒を表示するケースがある。それ以外にも12時間計、24時間計、10分計など求められる役割に応じた様々なインダイヤルが存在する。 デイト機構いわゆるカレンダー機構。今日の日付を確認できるようになっているのだが、加えて曜日の表示もできるようになっているものもありこちらは「デイデイト」と呼ばれる。 ケースムーブメント(内部機構)を収めて保護するための外装。チタンや硬質ステンレスなど耐食性に優れた頑丈な素材で作られるケースが多いが、金属アレルギーに配慮した木製ケースなども。一般的な丸型以外にも長方形(レクタンギュラー)、正方形(カレ)、樽型(トノー)など様々な形状があり、中にはフランク・ミュラーのように特定の形状のケースをトレードマークとしているブランドもある。 ◆複雑機構 機械式時計は時代を経るにつれて様々な情報を把握するための便利ツールとしての側面を深めて行き、その過程で使いやすくするための様々な機能が追加されていった。 その中でも実装のために特に高度な技術を要し、搭載するだけでも困難が伴う複雑な機構が存在し、それらを「七大複雑機構」と呼ぶ。 これらの機能は情報化社会の現代においてはもはや不要ではあるものの、その機構の複雑さと精緻さは見ているだけでも楽しい、高級時計の醍醐味ともいえる存在である。 トゥールビヨンその昔懐中時計がまだ実用品だった頃、携帯式の時計には一つの問題があった。置時計と違い、懐中時計は持ち運ぶ関係上常に一定の姿勢下で使われるわけではない。姿勢が変わると脱進機にかかる重力の向きが変わり、針の進むスピードにムラが発生して精度が落ちてしまう。(*11)そこでゼンマイバネごと脱進機全体を回転させてしまうことで負荷のかかり具合を分散させ平均化するという発想が生まれた。これがトゥールビヨン機構である。(*12)腕時計は懐中時計以上に小型に作らねばならず、しかも姿勢差も懐中時計よりはるかに大きいため、搭載するのは困難を極める。ましてやほかの複雑機構も同時に搭載しようなどと考えた暁には… ミニッツリピーター作動させると内蔵されたベルが音を鳴らして時刻を教えてくれる機構。明かりが乏しく文字盤が見えない時でも時刻を知るために編み出された。(*13)基本的には高音と低音の2つの音を使い、1時間単位を低音、高音と低音のセットで15分単位、高音で1分単位を表現する。例えば低音が10回、セットが2回、高音が3回鳴ったら午前10時33分であることを表す。腕時計ケースの限られたスペースの中に果てしなく複雑な機構を詰め込む必要があるため、これを搭載するような腕時計は最高級の芸術品と言って差し支えない。 永久カレンダー腕時計の中には日付表示機能を搭載したモデルもある事は先述したとおりだが、腕時計の日付表示は31日分あるため、このままでは30日以下の月は手動でカレンダーを修正しなければならなくなる。永久カレンダーはユリウス暦に完全対応し、なんと日付のズレを自動修正してくれる機能がついている。(*14)親切なことにちゃんと閏年も計算に入れて自動修正してくれるので着けっぱなしにしてもいちいち日付を修正する必要がない。(*15)こちらも小型化して搭載するためには果てしなく高い技術力を要する代物であり、上記2つと合わせて「世界三大複雑機構」とも呼ばれる。 スプリットセコンドクロノグラフクロノグラフとは要するにストップウォッチ機能のことなのだが、スプリットセコンドクロノグラフでは1つの軸に2つの針が搭載されており、ボタンを押すと片方の針が停止してラップタイムを記録することが可能。再度ボタンを押すと先行するもう一つの針に追いつくように針が回転し、再度ラップタイムを計測できるようになる。気付いたかもしれないが、これらの機構はすべて時計を動かすゼンマイから供給される動力のみで制御されている。特にクロノグラフに関してはただでさえ小さい力をさらに細分化して動かしているため、それをさらに2分割して針2本を動かすというのは果てしなく難しい。 レトログラードフランス語で「逆行」を意味する言葉だが、こちらは扇状の目盛りの上を針が行ったり来たりしながら時間や曜日を表示する機能である。目盛りの端まで針が移動すると瞬時に反対側まで針が巻き戻り、再度同じ動作を繰り返すのでこの名前で呼ばれる。巻き戻りが遅いと時間表示にズレが生じてしまうため、実装するのは至難の業。 パワーリザーブインジケータ機械式腕時計のゼンマイの残り動力を表示してくれる機能。要するに電子機器でいうところのバッテリー残量表示機能のようなもの。 ムーンフェイズ月相盤とも。文字通り月の満ち欠けの状態を教えてくれる機能。 ◆有名な時計メーカー パテック・フィリップ1839年創業の老舗時計メーカー。後述する2メーカーと合わせて世界3大ブランドを成す時計メーカーの一角であり、その中でも筆頭とされる名実ともに世界最高峰の時計メーカーである。ミニッツリピーター、トゥールビヨン、永久カレンダーの3大複雑機構を贅沢にも3つすべて搭載してのけた「グランド・コンプリケーション」はパテック・フィリップのマスターピースと言える逸品。特にミニッツリピーターの音色は他のメーカーの製品と比べても明らかに違いが分かるほど美しい。(*16)品質管理にも余念がなく、ジュネーヴ・シールは当然としてそれよりもさらに厳しい自社基準の「パテック・フィリップ・シール」を設けてそれに適合した商品のみを販売する徹底ぶり。歴代顧客にもヴィクトリア女王、ウォルト・ディズニー、チャイコフスキー、アインシュタインなど誰もが聞いたことのあるであろう名だたる名士がずらりと並んでいる。それだけにお値段も数百万~数千万円と破格。成金などではない本物のセレブでなければ一生お目にかかることはないだろう。 オーデマ・ピゲ1875年にスイスで設立された高級腕時計メーカー。3大時計ブランドの一角。製品にはミニッツリピーターやムーンフェイズといった複雑機構も搭載されており、その品質、技術力の高さはパテックフィリップに引けを取らないほどで、特にスポーツウォッチ界にパラダイムシフトをもたらしたとされる傑作「ロイヤルオーク」シリーズが有名。 ヴァシュロン・コンスタンタン1755年にスイスで設立された時計工房を前身とする時計メーカー。マルタ十字がトレードマークの3大ブランドの一角。上述の2社と同じく高度な技術力で複雑機構を複数搭載した製品を製造しており、オーヴァーシーズ、パトリモニー、フィフティー・シックスなどが代表作。ちなみに3大ブランドはいずれも製品の永久サポートを実施しており、自社の製品ならどれほど昔の、それこそ懐中時計時代のような骨董品でも依頼すれば修理してくれる。(*17) ブレゲ本項でもたびたび言及される時計師ブレゲが1775年に興した時計工房が前身の時計メーカー。3大ブランドほどではないがそれに次ぐほどの格式と優れた技術力を有した老舗の一流メーカーで、フランスの王侯貴族からも絶大な人気を誇った。マリーアントワネット、ナポレオンなども顧客として名を連ねている。前述の通りブレゲは天才的な時計師で、丸く穴の開いた「ブレゲ針」、当時としては破格の精度を実現して見せた「ブレゲひげゼンマイ」、文字盤の照り返しを抑えて視認性を高める「ギョーシェ彫り」などなど現代の時計にも連なる数々の発明を世に残したほか、1800年代にナポリ王妃の依頼で世界初となる腕時計を作ったという記録も残っている。クラシック、マリーン、タイプXXなどが代表作。 ブランパン名前を検索するとブラン入りのパンが出てくるので紛らわしい1735年創業の老舗時計メーカー。厳密にはクォーツショックの時期に一度倒産しており創業当時の企業体制がそのまま続いているわけではないのだが、一応現存する時計メーカーとしては世界最古である。複雑機構を搭載したヴィルレ、ダイバーズウォッチ仕様のフィフティ・ファゾムスは同社の看板商品。モータースポーツ好きの人々には「名前は知ってるけど何の会社だか知らない」という人が非常に多かった会社でもある(*18) カルティエわずかでもジュエリーやブランドに知識のある人ならば知らぬ人はいない、「王の宝石商」と称えられたフランスの超一流宝飾品ブランド。前述の通り、現代に連なる実用腕時計の発明を担ったのがこの会社である。(*19)時計業界へのカルティエの参入はのちの宝飾時計業界の嚆矢となった。元が時計専門ではなかったため長らくムーブメントは外注品だったが、2010年に自社開発に成功し、念願のマニファクチュール化を達成した。代表作は現代にも残るサントス・ドゥ・カルティエ、自社開発のムーブメントを搭載した第一作のカリブル・ドゥ・カルティエなど。 ロレックス日本でお高い外国製の時計と言われれば多くの人が真っ先に想像するであろう超有名メーカー。もともとはロンドンで1905年に創業した輸入時計商社だったが、イギリスがスイス製の時計に高額な輸入関税をかけたため本社をスイスに移し、その過程で技術者を雇い入れて時計を自社製造するようになった。同社の売りはなんといってもデザイン性と機能性を高い次元で融合させた設計で、高磁場や高水圧、低気圧に晒されるような環境下で使用することを想定したモデルの開発も行っている。その技術の粋が詰まったモデルがダイバーズウォッチシリーズであり、その一つであるディープシーチャレンジはなんと水深10000m、マリアナ海溝の底の水圧にも耐えられるとか。(*20)また同社はロレックス3大発明と称される自動巻き機構(パーペチュアル)(*21)、デイトジャスト機構(*22)、オイスターケース(*23)を発明したことでも知られる。代表作はシードゥエラー、GMTマスター、オイスターパーペチュアルデイトジャストなど。 オメガこちらも日本でお高い外国製の時計と言われれば多くの人が真っ先に想像するであろう超有名メーカーの一つ。現在はスウォッチグループの傘下企業。時計としての精密さでその名を知られたメーカーで、自社開発したムーブメントを搭載した「コンステレーション」はCOSC(*24)の検定に合格し、同社製の時計は1932年のロサンゼルス大会以来オリンピックの公式時計として採用されている。また人類初の月面着陸となったアポロ11号のミッションの際に宇宙飛行士が身に着けていたのも同社の「スピードマスター」で、以来オメガの時計はNASAの公式装備品として採用されているなど数々の華々しい実績を持つ。同社の編み出した「コーアクシャル脱進機」は部品の摩耗を極限まで減らし、一般的な時計の倍以上の期間のメンテナンスフリーを実現する夢のシステムで、オメガの時計にはほぼすべて搭載されている。以外にも(あくまでほかの数十万~数百万円もするような超高級品と比してではあるが)お手頃価格の商品もあるので、気になった方は一生ものの時計として1つ買ってみてはいかがだろうか。代表作はスピードマスターシリーズ、シーマスターシリーズなど。 フランク・ミュラーフランク三浦(*25)1992年という比較的最近に設立された腕時計メーカー。創業者は現在も存命中のフランク・ミュラー。ミュラーは「ブレゲの再来」とまで言われた天才時計師で、ジュネーブの時計工学校3年過程を飛び級して1年で卒業、卒業制作の材料として与えられた時計部品を改造してパーペチュアルカレンダー機構搭載時計を作るなどその技術力はとびぬけていたという。同社の時計はトレードマークのトノー型ケースとユニークなデザインのビザン数字インデックス(*26)を採用したクラシカルで優美なデザイン特徴的で、技術力に違わず搭載された複雑機構が織りなすムーブメントの美しさを堪能できるスケルトンケースの製品も製造している。また多数の傘下ブランドを抱えており、中でもミュラーの直弟子が立ち上げたピエール・クンツは「レトログラードの魔術師」と呼ばれる超絶技巧が売り。なんとあのパテック・フィリップにも納品していた実績もある。トノウカーベックス、ロングアイランドなどが同社の定番モデル。 スウォッチスイスメイドながらクォーツ式をメイン、しかも普段使いし易いポップで安価な時計で有名なメーカー。というのもグループとしてミドルレンジにティソ、アッパーレンジにオメガ、ロンジン、ブランパン等多数ブランドを抱えているので、スウォッチ本体として作る必要が無いというのもある。クォーツショック後のスイスを立て直すべく設立されたという経歴があったりする。社名のスウォッチはスイスの時計ではなく、新しい時計を指す「Second Watch」の略とのこと。以前ベンツと共同でスマートを作って大赤字になったのは黒歴史。 SEIKOご存じ我らが日本の時計のトップブランド。日常生活のあらゆる場面でもはや同社製の時計を目にしない日はないと言っていいほど。1881年に服部金太郎が設立した「服部時計店」を前身とする会社で、1913年の日本初の国産腕時計開発、1969年のクォーツ腕時計発明など日本の時計産業の発展にはその名を欠かすことができない存在である。日本企業らしく堅実かつ高品質な実用品の時計を多く作っており、著名人にもコレクション用の高級時計とは別に普段使い用としてSEIKOの時計を愛用しているという人が少なくない。安価な普及品を大量生産する会社だが、創業当初の高級時計路線を受け継ぐ「グランドセイコーシリーズ」は、同社の発明した「スプリングドライブ機構」(*27)を搭載し、複雑機構も搭載したこだわりの逸品。 CITIZEN国産時計ブランドとしてSEIKOと双璧をなす時計メーカー。1918に実業家の山﨑亀吉が設立した「尚工舎時計研究所」を前身とする。ミヨタを傘下とする同企業製のムーブメントは工業生産品として絶大なシェア率を誇り、かつては世界シェア1位に輝くほどだった。現在でも世界シェアの約3割を占め、安い中国製の腕時計でも中身はミヨタのムーブメント、というケースもある。ちなみに世界初の多局受信型電波腕時計はCITIZENが1993年に発明したもの。(*28)こちらも安価な普及品を大量製造している会社だが、同社製の「カンパノラ」シリーズはクォーツ式ながらミニッツリピーターやムーンフェイズなど複雑機構を再現した製品で、星空をイメージした神秘的なデザインが美しい芸術品。また「アテッサ・エコドライブ」シリーズもお手頃価格ながら高級感あふれるデザインとソーラー式による長期間のメンテナンスフリーを両立した製品となっている。 CASIOとにかく壊れないことで有名な「G-SHOCK」で有名なメーカー。新発売当時に「アイスホッケーのパックの代わりに使い、キーパーがシュートをキャッチしたところで普通に動いていた」というセンセーションなCMで有名(*29)。映画「スピード」でキアヌ・リーブスが着用していたことから日本でもブームが広がり、限定モデルはアホみたいなプレミアが付いたことも。ノーマルモデルは20気圧防水を謳っているが、ガチの潜水用として「FROGMAN」や更に劣悪な環境を想定した「MUDMAN」等『Master of G』というスペシャルモデルも存在する。 G-Shockの他にも山での使用を想定し、電子コンパスや気圧計を装備した「Pro Trek」シリーズが有名。一応普通の時計もラインナップされているが、エクストリームウォッチといえるこの2種が有名過ぎて影が薄い。 ◆余談 コピー品そもそも高級腕時計はそのムーブメントを製造すること自体に非常に高い技術力を要するものであったため、それが一種のコピープロテクトとして働く側面があった。しかし近代における工業技術の発展により、機械式の腕時計でも安価に工業生産品として量産できるようになってきたため、その弊害としてガワだけ真似た偽造品まで出回るようになってしまった。高級時計ブランドはブランドイメージを崩さないよう各社細心の注意を払っており、細かい部分に至るまで決して手を抜かないため、偽物はそういった「細部の雑さ」が見極めのポイントとなってくる。例えば〇リューズやベルト固定用のバネ棒を通す穴、ケースの縁、内部の針などのバリ取りが適切にされているか。(*30)〇塗装がいい加減でないか。(*31)〇シリアル番号と製品型番の法則が一致しているか。(*32)といった特徴を見分けることで、大半の粗悪な偽物は弾けると言っていい。バナー広告で見かける異様に安いロレックスなどは100%偽物なので絶対に手を出さないこと。特に中国広州市に所在するNOOB工場は俗にN級品と呼ばれる恐ろしく精巧な偽造品を製造することで悪名高く、時に熟練鑑定士ですら騙されるほどのスーパーコピーが出回ることもあるという。 素材について精密な機械を搭載する関係上頑丈性を求めてステンレスが使われた物が多いのだが、金属アレルギーの人は錆止めのためのニッケルメッキやステンレスの割金に使われるクロムによって肌荒れなどのアレルギー反応を引き起こすことがある。アレルギー対策にニッケルフリーのチタンケースや金のケースが使われていることもあるが、竹をはじめとして黒檀、ウォルナットといった木材を使ったユニークなデザインの物もある。それぞれの素材ごとに違った風合いを楽しめるので、気に入った素材の時計を探してコレクションしてみるのも一興だろう。 資産前述の通り高級な有名メーカーの製品ともなれば数十万、時に数千万というような高額品になることも多く、腕時計は単なるコレクションや実用品としての枠にとどまらず、高価な芸術品として資産運用の側面も持つ。それだけに様々な犯罪の汚い収益源として利用されてしまうケースも多く、2023年には銀座で闇バイトに応募した未成年4人による強盗事件が発生(*33)し、2024年1月のトケマッチ事件ではオーナーがシェアサービスのために預けていた時計を社員が売り捌いた挙句蒸発する巨額詐欺(*34)に発展。それだけでなく関税逃れのための密輸事件、前述の偽造品による詐欺事件などが発生し大きな被害を生んでいる。 マニファクチュール前述のとおり機械式ムーブメントは製造開発に極めて高度な技術力を要するため、そもそも自前で作れる会社自体が非常に限られている。自社で機械式ムーブメントの開発、製造、組み立てを完結できる体制を「マニファクチュール」と言い、これを実現することが超一流メーカーの第一歩となる。今でこそ自社製のムーブメントを搭載しているロレックスやウブロも、かつては外注品のムーブメントを搭載する製品を製造していた。(*35)逆にそうした技術のないメーカー向けに汎用ムーブメントを製造するメーカーもある。(*36)前述のCITIZEN傘下のミヨタ製ムーブメントはその代表例で、一時期はなんとスイス全土で作られるムーブメントの総数を上回る数の製品を1社で供給する化け物じみたシェア率を誇っていた。それ以外にもスウォッチ系列の時計で用いられているETA製ムーブメント、セリタ製、SEIKO製ムーブメントなどが挙げられる。こうした汎用ムーブメントは製造数の多さから部品の供給が豊富かつ修理も簡単なため非常に安価に供給でき、品質も安定しているというメリットがある。逆にデメリットとしては同じムーブメントを搭載する関係上採用機種はいずれも似たり寄ったりな出来になりがちで、自社で製造できない以上供給メーカーの方針の如何によって納品状況が左右されてしまう点がある。(*37) ◆フィクション作品に登場する腕時計 単純に時間を見るシーンが圧倒的だが、形見の品やプレゼントなど人情エピソードのアイテムとして登場することも。 持ち主の利き手、富者、待ち合わせ中など人間観察の材料としても登場する。 ミステリー作品では強盗殺人(に見える)のに被害者の高級腕時計が盗られてないのは不自然、普段着用している腕時計をなぜか着けていないなど時間と関係ない要素で関わってくることもある。 性別年齢を問わず身に付けられる、華美過ぎない限り身に着けていても全く怪しくない、フォーマルな場ならむしろ身に着けていて当然な装身具なため、何らかのギミックが仕込まれた腕時計は創作のみならず実在さえする。 ましてやフィクションであれば、武器からサポート用品まで実に多種多様。 また、腕時計自体が手首に固定して簡単に外れないことを求められることから、相手の自由を奪って意のままに操ることを目的とした拘束具として用いるといった側面もある。 例えばガンアクション系作品において、どこへ逃げても居場所がわかるよう発信機が内蔵されていたり、タイマーや衝撃、あるいは遠隔操作によって爆発するので従わざるを得ないようにさせるなどが代表例か。 腕時計型麻酔銃(名探偵コナン) 阿笠博士の発明品の一つにして代表。 江戸川コナンが主に毛利小五郎に麻酔針を発射して眠らせ、眠った彼を使い推理ショー行う……という流れは最早日本人なら知らぬ者は居ないだろう。 詳細は項目にて。 007シリーズ MI6の諜報員、007ことジェームズ・ボンドの秘密アイテムといえば多彩な装備が詰め込まれた車「ボンドカー」が有名だが秘密機能付き腕時計もまた定番。 初期はロレックスだったが、セイコーを経て1995年の第17作『ゴールデンアイ』(ピアース・ブロスナン時代)からはオメガで統一されている。 秘密機能は作品にもよるがカッターだったりレーザーだったりと非常に多種多様。 ルパン三世の腕時計 これまた作品によって多彩な腕時計を使用している。 『カリオストロの城』やPART4ではワイヤーが仕込まれた腕時計を着けていたが、他にも作品により様々。 『ヘミングウェイ・ペーパーの謎』ではご都合と言われればそれまでだがガイガーカウンターとしての機能を持った腕時計を着用しており、それがお宝の正体を暴く事に。 賭博破戒録カイジ・1日外出録ハンチョウ 地下労働者は一日外出券を購入した枚数分の日数だけ地上への外出が許されるが、その際腕時計を着用させられ、かつ施錠される。 この腕時計は外出者が逃亡できないよう発信機を内蔵しており、地上にいられる残り時間も表示される。 なお残り時間のカウントダウンは外出者が公園などで目覚めたことを監視役の黒服が確認次第、遠隔操作にて開始する。 時間を止める腕時計 時間を止めてエッチなことをする作品やビデオでも腕時計は良く出てくるが、大体がやたらデカくて「STOP」としか表示されていないため時間を見れない時計になっている。 半径20mだけしか止められないとか3回使うと自分が止まったりなどの欠陥品もあるが、概ね人間の動きを止めてエッチするだけの時計である。 ちなみに最初の方は「特捜戦隊デカレンジャー」の変身アイテムの「正拳変身ブレスロットル」が使われてたことで有名。 スーパー戦隊シリーズ 20世紀戦隊における定番の変身アイテムはブレスレットだったが、これは当時の子供達の憧れのアイテムが腕時計だったことに由来する。 そのため、初期の変身ブレスの玩具の多くは実際にデジタル腕時計としての機能も備えていた。 因みに、『未来戦隊タイムレンジャー』は番組そのもののデザインモチーフに時計が採用され、変身アイテムのクロノチェンジャーもブレス型だが、残念ながら玩具は12個のLEDを円形に配置して時計に見立てているのみで、腕時計機能はない。 妖怪ウォッチ 一時期子ども人気がポケモンを超えていたレベルファイブのメディアミックス作品。 アイテムとしての妖怪ウォッチは名前通り腕時計で、メダルを挿入することでそのメダルに対応した妖怪を呼び出すことが出来る。作中で時計としての要素はかなり薄いが、ゲーム版では妖怪ウォッチの強化を時計屋が担当している。 仮面ライダーW 探偵を題材とした第二期平成ライダーシリーズ第1作。 腕時計型のメモリガジェット スパイダーショック が登場し、前述のルパン三世同様、ワイヤー射出機能を持つ。 クモをモチーフにすることでワイヤー射出に一定の説得力を持たせている。 仮面ライダージオウ 「時計」「時間」を題材とした第二期平成ライダーシリーズ最終作。 主人公の仮面ライダージオウを始めとした多くのライダーやフォームのデザインモチーフがズバリ機械式アナログ腕時計(*38)であり、針や文字盤だけでなくバンドの意匠も各部に盛り込まれている。 ジオウが仮面ライダーゲイツ及びウォズと合体変身して仮面ライダージオウトリニティになる際には、ゲイツ、ウォズ両名が腕時計状に変化してジオウの体側面に装着されるという、なんともシュールな演出が挟まれる。 なお、変身に使うアイテム、ライドウォッチは手持ちの懐中時計型だが、収納するためのライドウォッチホルダーは腕に装着されており、ここにライドウォッチを取り付けることで腕時計に見立てるデザインが秀逸。 ヴェノム・スネーク(METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN) 1981年にSEIKOが発売した実在のデジタル腕時計「デジボーグ」を着用している(*39)(*40)。 ムービー中でチラチラ映るだけでなく「ファントムシガー」でウォーホー……時間を進めるとタイマーとして文字盤が画面に表示される。 後にSEIKOのブランドWIREDとのコラボ企画として新川洋司氏のデザイン監修の下2500本限定で刻印・シリアルナンバー入り・新川氏描き下しイラスト付きボックスとセットで製造・販売された。 デジボーグ自体古く人気の高いモデルな上に希少性が合わさり、中古市場価格は途轍もない事になっている。 ロボットアニメにおいて 一部作品では腕時計型のデバイスによって呼び出し、操縦を行うものが存在する。 ビッグオー、ジャイアントロボなどが該当。 また、メダロットは上記の妖怪ウォッチのようにメダルを用いて機体の転送、指示を行う事ができる。 ファイバードには腕時計自体がロボットに変形するブレスレット型ロボ「リスター」も登場した。 DEATH NOTE 主人公の夜神月は父・総一郎から貰った腕時計を常に身に付けている一方、その習慣を利用して腕時計にデスノートの切れ端を仕込む細工を施している。 普段の月は総一郎と共に大量殺人犯キラを追う捜査員だが、裏ではキラ本人として父からの信頼や情報を利用していることを踏まえると、腕時計は彼の二面性を象徴するアイテムと言える。 Dr.STONE アメリカの時計技師「ジョエル・ギア」が、石器時代にまで後退した世界で即興で腕時計を作り上げた。 彼の発明はその後も主人公たちを幾度も救うこととなる。 探偵学園Q DDS生徒の装備品の一つ。 犯罪者に拉致された際の対策用に蝶の好むフェロモンを放つ追跡マーカーが仕込まれている。GPS機能とかじゃないのは作成者・鬼首独郎の拘りによるもの。 犯罪者との格闘の際に手首を守るという役割もあり、DDS講師の本郷巽は歴戦の証として傷だらけの腕時計を着けている。 B-SHOCK! 大学教授・桂深の開発した腕時計B-SHOCKは2個一組で一定以上離れると爆発する仕掛けがある。 学生からの人気が無い桂深が将来のゼミ生兼助手を確保するためB-SHOCKを無理矢理装着させられた学生・新と初音は1m以上離れられない不便な生活を強いられることになる。 追記・修正は時間厳守でお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 麻酔銃になったり友達呼び出したり色々操縦したりできる万能アイテム -- 名無しさん (2024-04-25 14 16 01) デスノートの切れ端を仕舞える改造腕時計もアニメや漫画だと結構印象的 -- 名無しさん (2024-04-25 15 52 20) ミサイルがダースで買える時計もあるんだから深い世界よ -- 名無しさん (2024-04-25 16 00 59) ひょっとして項目の内容に応じて表示される広告が変わったりしてない?狙ったようにシチズンの腕時計のバナー広告が表示されてるんだけど -- 名無しさん (2024-04-25 16 10 29) ビッグオーのロジャーの腕時計(?)は腕時計なんかな… -- 名無しさん (2024-04-25 17 40 35) スパイキッズに超高性能スパイグッズの腕時計で出たね。ただし時間は分からない -- 名無しさん (2024-04-25 17 45 59) 何故かなかなか立たなかった項目 -- 名無しさん (2024-04-25 17 53 48) 時間を司る道具としての役針は終わった、って言うのはまあ現実よね。それでもなお腕時計というジャンルというか、存在そのものは廃れてないんだから逞しい -- 名無しさん (2024-04-25 18 41 54) 遊戯王でのトラウマ -- 名無しさん (2024-04-25 19 16 52) こち亀でGショックにあやかってG-SHOOKというパチモン売ろうとして色々あったけど身に着けていたG-SHOOKは全然無事だったためかえって売れることになったという、偽物が本家を凌駕するというのがあったな -- 名無しさん (2024-04-25 19 29 54) ジオウでは変身ベルトにして「歴史」だけに時計が超重用アイテム。 -- 名無しさん (2024-04-25 20 18 35) 「王様の仕立て屋」の腕時計篇は一読の価値あり -- 名無しさん (2024-04-25 20 28 21) ナポレオンはブレゲ以外の時計は持ち歩かなかったと言われる程のブレゲガチ勢だったとか -- 名無しさん (2024-04-25 21 52 34) 何度かつけっぱなしで入浴してしまった。この鈍感さや危機管理能力の無さを何とかして克服できないものだろうか -- 名無しさん (2024-04-26 01 01 22) カシオといえばビンラディンモデルの異名すらあるF91Wなどの所謂チープカシオも。20年埋まってても動いてたとかいう話もある。 -- 名無しさん (2024-04-26 01 36 12) アニメや映画の定番アイテムだった通信機能付き腕時計を最近見かけなくなったのは、手放しで通話ができるワイヤレスイヤホンっていうフィクション以上に便利なものが普及してしまったから…なんだろうか -- 名無しさん (2024-04-26 02 15 05) イベント業界でバイトしてるけど業務中はケータイ・スマホ禁止だから腕時計必須。いくらスマホがあるからといっても時間みるだけのためにポケットや鞄から取り出す手間さえ惜しい、人前に出る仕事だと客の前でスマホを使っているのは印象が悪い、慌ただしい仕事中にスマホを出したり戻したりしているとうっかり落としかねなくて危ない。腕時計が無いと困る仕事は他にもあるんじゃないかな。 -- 名無しさん (2024-04-26 09 54 34) 少なくとも現場作業では今でも必須アイテムやろうね。自分は腕に巻きつけるものが苦手だから懐中時計使ってるけど、やっぱ取り出す手間を思うと利便性は腕時計のほうが上だと思うし。 -- 名無しさん (2024-04-26 13 55 07) ジオウのソウゴが着けてる時計はスイスのメーカーから出てる通常モデルなんだけど、その理由を知った時は粋だなって思った(https //prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000022079.html ) -- 名無しさん (2024-04-26 20 01 18) ゴルゴ13も電磁パルス等による狂いを極力避ける為に機械式の腕時計を好んでたな。んでそれをたまたま手に入れた刑事が調べようとしたら狙撃して時計壊してたけど -- 名無しさん (2024-04-26 20 15 26) 竜頭の説明見て外来語に当て字したのかな?って思ったけど、ググったら日本語だったぞ…? -- 名無しさん (2024-04-26 21 49 16) 腕時計そのものではないけど『クロックワーク・プラネット』では登場人物名(三浦(ミュラー)、ブレゲ、オメガ)やイニシャルYシリーズの名前(リューズ、アンクル、テンプ)に腕時計関連の名前が使われてる -- 名無しさん (2024-04-26 23 55 21) フィクションの腕時計ならジャイアントロボは外せないっしょ -- 名無しさん (2024-04-27 00 01 09) パテック・フィリップなんて聞いたことがないぞ。聞いたことがないってことは、庶民には名前さえ縁がないほどのガチでガチでガチな超高級品メーカーってことなんだろうな。 -- 名無しさん (2024-04-27 00 32 47) ムーンフェイズもルイ・ブレゲの発明ですよね? -- 名無しさん (2024-04-27 00 35 00) 愛のある項目で好き。ちなみにランゲ&ゾーネが消滅してしたのはクォーツショックによる倒産ではなく、戦後の東ドイツによる国営化での統合だよね? -- 名無しさん (2024-04-27 07 19 37) フィクションに登場する腕時計、作品名か腕時計の名前か統一した方がよいのでは -- 名無しさん (2024-04-27 07 42 03) 昔64のゴールデンアイで腕時計のレーザー使用して列車から脱出するのが苦手だった。壊すべき金具に当たってるのか解り難くてなぁ -- 名無しさん (2024-04-27 08 52 44) スマートフォンは何でもできるが、時間を見るという一点の性能においては腕時計に絶対に勝てないし、そこが腕時計が生き残っている理由でもある。 -- 名無しさん (2024-04-27 08 56 49) 時計代わりとしてのスマホはボタン押す必要があったり電池の持ちだったりで懐中時計にすら劣るからなぁ -- 名無しさん (2024-04-27 21 57 16) スーパードクターKで柳川先生の腕時計に放射性物質のコバルト60を仕込んで苦しめたという話があったな。身に着けるのが当然なアイテムだけに誰かが罠を仕掛けるとかいう展開もあるな -- 名無しさん (2024-04-27 22 36 18) 確かにパテックフィリップとかの三大メーカーって映画とかテレビ番組とかのメディア露出あんまりない気がするな… -- 名無しさん (2024-04-27 22 50 51) 小さい中身のパーツ数がすごいんだな -- 名無しさん (2024-04-27 22 59 23) 機械式時計はメカメカしてカッコいいからオタクとの親和性が高いと思うから流行ってほしいぜ -- 名無しさん (2024-04-29 09 09 57) ロレックスは裕福な一般人が持ってるベンツやレクサス的ポジション、パテックフィリップは富豪やセレブが持ってるロールスロイスやフェラーリポジションって感じ -- 名無しさん (2024-04-29 10 43 11) 機械式なのでアナログしか扱ってないが、デジタルの腕時計もあるよね? -- 名無しさん (2024-04-29 10 48 00) もちろんね。初版作ったときは書いてなかったけどぜひ追記してもらえると嬉しい -- 名無しさん (2024-04-29 11 21 17) 名前 コメント
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腕時計 ボクは腕時計マニア(オタク)でもあるのです。 所持時計 IWC Mark12 お気に入り。社会人になって初めてのボーナスで購入(1995年)。学生時代からのあこがれの時計だったのだ。10年ぶりにオーバーホールに出した。大事な時計ならばもうちょっと頻繁に出しても良かったかも。純正ベルトはへたってしまい、いまではバックル付きの革ベルトに交換。ちょっとMark15っぽくなった。 少し前まではプレミアがついて、売ろうと思ったら結構な値段で売れたらしい。いまは適正な値段になっているらしい。全然売る気はないのだが、やはり自分の持っている時計に高値が付くということは悪い気分がしないものだ。 今思うと、10年なんてあっという間だった。その間、ボクにとっては非常に高価なこの時計を、ビビってあまり着用しなかった。これからはバンバン連れだそうと思っている。 Revue Thomen Airspeed 上記Mark12は、ほとんど有り金をつっこんで購入したので、ビビってしょっちゅうつけていなかった。そのかわりにこのエアスピードを買った。ブレスがだめになったけれど、社会人なりたてで苦労していた時につけていたもので、愛着あり。Mark12をつけるようにしたので、お役ご免の時期は間近。 Ulysse Nardin San Marco ユリスナルダンのサンマルコ。オヤジから譲り受け。正直、あまり愛着がわいていない。
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名称:腕時計 アイテム種類 道具(日用品) レア度 C+ 必要ステータス 心0/技0/体0 詳細 デジタル防水腕時計。 日付、アラーム、ストップウォッチ、ソーラー付き。 ★
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腕時計 Chopard ミッレミリア Porsche design フラットシックスP 6310 TechnoMarine アビス10900 SKAGEN フォルティス B-42
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ALBA 腕時計買うたよー ALBA?だったけ?かっこええよぉ 背中の筋肉痛が「これ病気じゃねえか?」って思うくらい痛いんだが誰か治してくれ。 今日カレー食いすぎて気持ちわるうなったw 理科の宿題でなんの生物でもいいけん観察してこいってさ。 指定してくれなきゃ俺はできないんだが、しょうがない、やってやろうかな。 まだやってないんだけどねw 誰かやってくれww バッテリーのⅣ終わったけんⅤとⅥ買うてきたー Ⅵが最後なんだねー あとついでに昨日ジャンプ買ったよw 土曜に発売てなんかいややぁw 髪切りたいぜよ・・。
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腕時計リスト ocw_t100tb_1ajf 60,000 三針でシンプルまずはこういうのがあった方がいいかも http //oceanus.casio.jp/lineup/classic/ocw_t100tb_1ajf/ PRW-5100-1JF 54,000 文字盤が大きくディジタル部のカレンダが便利.値段を考えると樹脂ベルトで十分かも http //protrek.jp/lineup/analogue/ PRW-5100YT-1JF 90,000 チタンベルトがよいけれど,この値段で樹脂パーツが使われているともったいない気がする http //protrek.jp/lineup/analogue/
https://w.atwiki.jp/jojoandmtg/pages/219.html
《壊れた腕時計》 《壊れた腕時計》 1W エンチャント・場 壊れた腕時計を生け贄に捧げる: 対象の発生源からの次に与えられるダメージがあなたのライフを0以下にする場合、ライフ1残るように減少させる
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俺と古泉は海の家に居た。 無論、海で泳ぐためだが、古泉は着替え終えた後――と言っても、お互い事前に海パンを着て来たから服を脱いだ後、と言ったほうが正しいのかもしれないが――日焼け止めクリームを塗っている。 「……女じゃねーんだから、少しぐらい日焼けしていいんじゃねーの?」 「日焼けは皮膚ガンの元なのですよ。健康第一ですからね」 言うことは最もかもしれないが、若い身空でガン予防とか爺臭く感じてしまうし、何より俺はこの土方焼けを消すほうが先決だった。 「手が空いているのなら、背中を塗って頂けませんか?」 「ったく、しゃーねーな」 断ったところでこの部屋を出るのが遅くなるだけだと判断し、奴から日焼け止めクリームを受け取る。 「あーあ、何で野郎の背中を塗ってるんだか」 俺はこれ見よがしに文句を言いながら日焼け止めクリームを塗りたくるが、 「どうせなら朝比奈さんの背中に塗りたかったぜ」 古泉は俺のそんな戯れ言も意に介さないようで、 「それは奇遇ですね。僕も出来たら朝比奈さんに塗ってもらいたかったですよ」 口元を手で押さえながら笑っている。 本当にああ言えばこう言う奴だ。 「塗り終えたぞ」 塗り終えた俺は、古泉に日焼け止めクリームを返す。 「ああ、すみませんでした」 古泉はそれを受け取るが、その際にふと奴の手首にある腕時計に目が移る。 奴は俺の視線の行く先を察したのか、 「メンテナンスから戻って来たのですよ。防水仕様ですから、海でも大丈夫です」 片手を挙げて腕時計を見せた。 毎度ながら厳つい時計だな―― ふと思い立って腕時計に手を掛け、奴が驚いている隙に素早く腕時計を外し取る。 「えっと……その腕時計はめてみます?」 古泉は俺の意図が掴めないようでキョトンとした表情でいるが、 「いや……」 俺は奴の腕を取ると、腕時計焼けを舐め始めた。 「何で腕時計焼けなんて舐めているんです?」 「ここだけ日焼け止めクリーム塗ってないから」 古泉の怪訝そうな問い掛けに、答えになっているようでなっていない返事をする。 「そう…ですか」 奴は声のトーンを落としてつぶやくと、そのまま黙りこくっていた。 それから少し時が経過しただろうか。 「……いつまで舐めているんですか?」 古泉は少し緊張した声で尋ねるが、俺はその声を無視して舐め続ける。 「あの……ですね」 奴の腕が徐々に熱を帯び、かすかに震えている。 「……日焼け止めクリームを塗っていない場所は…他にもあると思うのですが」 俺は腕時計焼けから顔を離すと、そっと見上げて奴の表情を伺う。 「例えば?」 「ええと……その……」 古泉は頬染めながら言い淀む。 「どこだ? 言ってみろ」 「うっ……」 そんなに口で言うのが恥ずかしいのだろうか。 奴は尚も頬を染めた状態で、潤んだ目を泳がせている。 「………」 折角だから直接言ってほしかったが、この調子だと奇をてらって足の裏とか言いかねない。 「ここか?」 業を煮やした俺は、古泉の顔を引き寄せてそっと唇を重ねる。 そして、ゆっくりと重ねていた唇を離すと、奴は恥ずかしそうに更に頬を染め、今にも消え入りそうな声でつぶやく。 「……はい」 本当に、ただ唇を重ねただけのキスだけど、今の俺たちにはこれで十分だった。
https://w.atwiki.jp/marsdaybreaker/pages/3106.html
かわいい腕時計(かわいいうでどけい) 2010年のクリスマスプレゼント 高原鋼一郎より高原翠蓮2へと贈られた。 白と薄い桃色のカラーリングです。 保有国一覧 藩国名 入手履歴 保有者 使用履歴 現在所持数 ACE 10/12/25:高原鋼一郎より譲渡 高原翠蓮 1 参考資料 作業用BBS No.8120 上へ 戻る 編集履歴 龍樹・翡鹿・ボーランドウッド@土場藩国 (2011/01/22)