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複雑怪奇な迷路の答えをいきなり聞かされたようだ。 「地底……? 其処にクリスタルが?」 「そうだ、この世界の四つのクリスタルはいわば表のクリスタル。ならばさしづめ地底になる四つのクリスタル は闇のクリスタルというのであろう」 今度はカインは答えた。 「闇のクリスタル?」 情報がいきなりどっと流れ込んできて軽く混乱気味である。先ほどから新しく登場する言葉に疑問符を付けること しかできない。 少し頭を整理するべきか? 否ここは黙って話を聞くべきであろう。情報を整理するのはそこからでも遅くはない。 むしろ今の言葉だけでは判断材料が少なすぎる。一つ一つの言葉を頭に留めるように聞くのが最善だろう。 「その闇のクリスタルが本当に存在するのかを今ここで証明する事は出来ない。一応僕の専門外の分野って事になってる からね。疑ってもらっても構わない」 カインと入れ替わりにコリオが口を開いた。 「でも……どうやらそんなにのんびりと考えている時間はなさそうなんだよね……」 そう言ってカインの方へと目くばせする。 「ああ、物事の真偽を考察するのは決して悪いことではない。だがそれは時間が許してくれる時のみだ」 それはつまりこの問題に関してはあまり考える余地がないという事か? 「ゴルベーザの方は既に全てを把握しているのだ……」 一拍置いてからカインは話始めた。 「闇のクリスタルの存在もそれが何処にあるのかすらもゴルベーザの奴は探し当ててしまっている」 ゴルベーザはクリスタルを集めることを最大の目的としていた。その為にはどんな犠牲も厭わない様子であった。」 実際に多くの国が焼き払われ、多くの人が犠牲になった。アンナ、テラ、バロン王……父として慕っていた、そして カインもその心を利用されていた。 「それで! 地底にはどうやって行けば!?」 考えれば考えるほど焦燥の気持ちがセシルを支配する。急がねばならないだろう、地底がどんな場所であるのかは セシルは全く知らない。 其処には人が住んでいるのか、国家は存在するのか等全てが分からない未知の領域である。 しかし、ゴルベーザは地底がどんな場所であっても多大な被害をもたらすのは間違いないと思った。 急がねば。逸る気持ちが自然に結論を要求する発言へとセシルを向かわせた。 「ああ……言葉通りの地底、この世界の裏にある」 セシルの剣幕に一瞬圧倒されながらもコリオが話始める。 「まあ、これだけじゃ何を言ってるか分からないだろうから、詳しく説明しようか。まずは本当にその地底世界が存在する としたら真っ先に疑問に思うのは一つだね。今僕達がいるこの世界と裏にあるであろう地底。この二つの世界の片方から もう片方の世界に行くことはできるのか? できる限り往復できるのが望ましいけど、この際片道だけでも構わないからなんらか の手段を講じて行くことが出来るのか?」 それまでの軽い口調から一転、コリオの口調は険しさを帯びている。 「結論から言えば出来る。<可能>なんだよ<不可能>ではなく」
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狭い部屋。3人とも手足を縛られ自由がきかない。部屋の明かりも蝋燭1本で薄暗い。 どんより重い雰囲気の中先陣を切ったのはガラフだった。 「まいったのー、一体誰じゃ!海賊船を盗むなんて言い出した奴は!」 少々声が荒い。こんな状況では仕方ないだろう。 「おいおい、じいさん、アンタだろ?」 バッツは敢えて皮肉っぽく『じいさん』と言ってみせる。 「『じいさん』とは一体どーゆーことじゃっ!」 さらに声を荒げるガラフ。 「じいさんはじいさんだろう?第一『この方法しかない』とか言ってたのもガラフじゃないか!」 「一旦冷静に引き返せばよかったんだよ、ホントにさー」 バッツが捲し立てる。こんな状況になってそんなこといっても遅いのだが。 「うっ…頭が痛い…記憶喪失じゃ」 ガラフは自分が不利になった途端、記憶喪失をネタにして誤魔化した。 「っったく、ずいぶんと都合のいい記憶喪失だな」 少し呆れるバッツ。 それを最後に、しばらくまたどんより重い雰囲気が続く。 「それにしても驚いたな…レナがタイクーンの王女だったなんて…」 冷静になったバッツが素直に驚いた事を伝える。 「ごめんなさい。隠すつもりはなかったんだけど言うタイミングも無くて…」 「そういやなんかそんな感じなんじゃないか、ってのはあったよ。『お父様』って言ったりさ」 「ええ…」 バッツはうっかり『父』を思い出させることを言ってしまいしまったなという顔をする。 でもこういう時だから敢えてじっくり聞いてみたいと思ったのも本音だ。 そこでバッツは慎重にレナの父について聞いてみることにした。 「あ、あのさ、レナの親父さんの事、ちょっとだけ教えてくれないかな…」 「うん…」 ここでレナはじっくりと、言葉を選びながら父の事について話した。 一国を治める王の話なんてなかなか聞けるものではない。バッツもガラフもレナの話に目からウロコがたくさん落ちた。 そして今回の事についての話になった… 「…で、風の様子がおかしいから神殿へ向かったのか」 「ええ…」 「確かに俺も最近変だとは思ってたんだよ。モンスターは多くなったし」 「風が止まって、何かよくない事が起ころうとしているのかもしれない…」 レナは自らの不安を自らの言葉で大きくしてしまう。 「いや、そ、そんな、考えすぎだってば、さすがにそれはさぁ」 バッツはレナの言葉を慌ててフォローする。 「行けば良かった・・・」 「え?」 バッツは噛みあってない会話に言葉が続かない。 「お父様と一緒に行けば良かった!そうすればこんな事にはならなかった!」 急にぽろぽろと涙を流すレナ。突然の出来事にバッツとガラフは驚いている。 今日1日、レナは弱音を吐いていなかった。よほど父への想いが強いのだろう。 「(…そう言えばレナの弱い面って見てなかったなぁ…)」 バッツは今になって思い返す。レナは今日ずっと強い自分を出していた事に。 その分今になって、溜まっていた裏の感情が一気に溢れ出している。 「親父さん…絶対生きてるよ。泣く事は無い」 「そうじゃ。人間は簡単に死ぬ生き物じゃないぞ」 2人はレナを励ます。もちろん先の事は知らない。でも今はこう言うしか方法が無い。 「…ありがとう。バッツ、ガラフ…」 レナは礼を言う。 3人にとって運命的な1日が終わろうとしていた。
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声がした! 空き地に、林動ぼんやり眺める拳、小顔にわいを隠せ喜びの が、頭を上げて、時には林唸るのろいの姿を出た林は.IWC時計明日またお父さんに彼を見て、彼はサプライズ.これを見て、林動1口をゆがめて、急に腕をアップロードが痛み、急いでしごくから袖は、その腕に満ちていることを一つ一つに血の跡、さらにいくつかの地方はすべてされて皮質こすって、血の浸透して. どの… 先練功集中も感じなくて、今を収めるの神、その痛みに押し寄せ、林動についてにたり、彼が知っているこの修練 通背拳による皮膚と服激しい摩擦、IWC時計いずれは少し長く傷. まだ時間、先に行ってそこに泡… 林動台頭を見た日、突然振り返っ後の山の奥に駆けつけ、約十数分後、一面切り立った断崖がそのの前に、彼は目があちこちを掃が慎重なガケのいくつかの凸出石躍で、これらの石は目立って、しかしまた同じ構成の暗い道. この道、林動も何をするので、IWC時計注意の情況の下で、倒れても何か意外な、そして隠し数巨石下の洞穴は目の前に現れた. 洞穴のきわめての隠蔽に加えて、週囲の状態の巨石を隠してば、わざわざ、まったく気づか ない、もちろん普通の情況、もできる人はいないということをして.IWC時計 http //www.gekiyasutokei.com/category-3-IWC.html躍進の洞窟、さわやかな感じに押し流した林動身の臭汗、ここと外の暑さは二重の天地を論点は避暑のいいところ. 洞穴中はきわめて広く、洞穴を防ぐほかな ā位置の約三丈の石池以外、何もない特殊なもの.)
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澪「帰ろっか」 律「だな」 あとは帰るだけ ―――だった。 澪「一応さっき電話したんだが出なくて…まあメール送っておいたから事はすんでると思うんだけど」 律「あ、そうか私携帯家に…」 澪「帰ったらスゴいことになってるぞ、きっと」 律「だよねー…」 ふとその時人影が目に入った 澪「今…誰かいたような…」 律「え?」 ビニール袋か何かを背負った二人組の姿があった ガサゴソと音を立てながらスコップで地面を掘っていた 澪「!」 ふと私は思い出した 例の事件のことを そしてさらに悪いことに雨が降ってきた 澪「律早く逃げ――――、 律「冷たっ!……って雨か…」 澪「り、律……!」 男A「!」 男B「そこに誰かいるのか?」 澪「走るぞ!律!」 律「え?なんで?」 澪「あいつら犯人だよ!あの例の!」 律「ちょっ……マジかよ……!」 男B「待てえええ!」 澪「今のうちにメールを……」 澪「うわっ!」 ザーッ いきなりのどしゃ降りのせいで私は滑って転んでしまった 律「大丈夫か?」 澪「け…携帯が…」 そして転んだ拍子に携帯をどこかに落としてしまった もちろん明かりもない中携帯を探すのは無理だった 澪「しょうがない行くぞ!」 律「ああ!」 二人はぐれないように私達はお互いの手を握り必死に犯人から逃げた 男B「逃がさねえぞ!」 澪「私達…どうなるんだ……?」 律「私がこんなとこに来なきゃ…」 タッタッタ とそのとき、私達が向かう方向に人影が見えた ――――助かった。 そんな気がした 澪「助けてください!」 律「私達通り魔の犯人に追われてて!」 「………」 男B「そいつら捕まえてくれ!」 一瞬恐怖が脳裏をよぎった 男C「時間かかりすぎなんだよお前らは」 澪「え?」 律「マジかよ…」 隠れる場所も逃げ道もない 男C「大丈夫大丈夫。お前らもあっという間に連れてってやるからな」 男C「天国に」 「それは君たちだよ」 ガスッ 男C「うっ…」バタ 男B「!?」 澪「!」 律「!」 今からさかのぼること一時間前 紬「やっぱり私達もりっちゃん探しに行くべきよ!」 梓「そうですよ!このまま黙って祈ってるわけには行かないですよ!」 唯「よし!行こう!」フンス 憂「でも澪さんどこ行ったかわからないんじゃ…それに澪さんが向かった方向がわかっても律さんがいるとは…」 プルルルル ガチャ 憂「はい、平沢ですが」 聡「あっ、えっと律の弟の聡です。お騒がせしてすいません!」 唯「だれー?」 憂「律さんの弟の聡くん!」 聡「お姉ちゃんもしかしたら星を見に山に行ってるかもしれません!」 憂「山……?」 聡「最近どこの山が綺麗に星空が見えるか母や父に聞いていたのでもしかしたら!」 憂「お姉ちゃん星が見える山だって」 唯「やまー?」 紬「星が見える山………」 梓「!」 梓「もしかしたらあの山かもしれない!」 憂「ありがとう聡くん!」 聡「いえ…姉を心配する気持ちは同じなので」 ガチャ 唯「わかるの?あずにゃん」 梓「小さい頃見に行った記憶が…とりあえず行ってみましょう!」 唯「よっしゃー!」紬「待っててりっちゃん!」 憂「おー!」 ガチャ 憂「よし!鍵OK!」 唯「じゃあ出ぱ…………」 「遅いんじゃないの?」 唯「さ、さわちゃん!」 さわ子「さあ行くわよ!乗って!」 梓「どうして…」 さわ子「私は軽音部の顧問よ!当たり前じゃない!」 紬「行こう!」 「おー!」 ブーーン さわ子「何もなきゃいいわね…」 梓「あ、あそこに人が!」 キキー さわ子「すいません!」 「はい?」 さわ子「山ってこの方向であってますかね」 「あってるけど……今日は星は見えな……」 さわ子「ありがとう!」 ブーーン 「最近の若者は何が流行ってるのかわからないなあ……もう」 「あのー!」 「え?」 ブーーン さわ子「ここだわ!」 唯「真っ暗だー」 紬「本当…何も見えないわあ」 梓「い、今誰か人が!」 さわ子「あそこから入るのね!行くわよみんな!」 唯「りっちゃん今行くぞー!」 紬「行きましょー!」 梓「おー!」 あの時聡が唯たちに伝えていなかったら私は今頃存在しないんだろう もちろん律も もし伝え損ねていたら文化祭や卒業ライヴの思い出なんて出来る前に私達は死んでいたのかもしれない 男C「大丈夫大丈夫。お前らもあっという間に連れてってやるからな」 男C「天国に」 「それは君たちだよ」 ガスッ 男C「うっ…」バタ 男B「!?」 澪「!」 律「!」 律「唯……それにみんな!」 梓「間に合ったみたいですね…はあはあ」 澪「お前ら…どうしてここに」 紬「聡くんがね……ここじゃないかって教えてくれたのよ」 律「あいつ…」 男B「おいおいやめてくれないか?」 男B「俺は"青春"なんつーもんは嫌いなんだよ」 律「早く逃げ…」 男A「おーっと…それはまずいねぇ」カチャ 梓「ピストル!?」 男B「悪いなあ手こずっちまって」 男A「まあいいよ……どうせみんなここの"肥料"になるわけだし」 唯「ちょっとヤバいって…」 男A「まずは手始めにお前からだ」 律「ちょっ…」 男A「たまんねぇなあ…その顔は何回見ても」 律「お前まさか!」 男B「そう俺らは例の事件の犯人」 男A「お前らどうせ一人残らず死ぬんだし?まあ関係ないかーあははー」 カチャ 男A「死ね」 ドンッ 澪「………」 ドラマなんかで聴く音と違った あんなのよりもっと鈍い音 まるで石でもぶつけられたかのような…… 石………? 男A「ぁ……」ドサッ 男B「お、おい!」 律「た…助かった…」 澪「今のなに?」 スゴいスピードだったような 「はぁ…間に合った」 唯「!」 さわ子「あ、あなたたち……どうして」 姫子「私達だってクラスメートですから、先生!」 和「仲間が大変な目にあってたら助けるのが仲間ですから」 いちご「まあ別に私は心配じゃなかったんだけど……みんな行くって言うから…」 律「みんな……ごめん!」 「謝ることないよー!」 「安心したー!」 「姫子ちゃんもう一人も倒しちゃえー!」 男B「仲間……か」カチャ 男B「俺もそんな高校時代送ってみたかったよ…」 ピーポーピーポー 男B「終わり………か」 タッタッタ 警察官「銃を下ろせ!」 さわ子「良かったー、すぐ呼んでおいて」 姫子「グッジョブ!先生!」 男B「ククク………あはははは!」カチャ 警察官「銃を下ろしなさい!」 男B「捕まるくらいなら―――――、 その時、誰かがスッと私の横を駆けていった 警察官「!」 男「じ ゃ あ な」カチャ 澪「バカ!り―――――、 唯「!」 紬「!」 梓「!」 パーン 4
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終幕 夢の終わりと… あの翌日、朝の間に二人と分かれ、一人で家へと戻った。 ルディとベルも別れる瞬間まで”北(リックテール)に急ぎの用事がある”、なんて言ってあっさりと行ってしまってなんだか少し寂しくなったけれど、それは仕方のないことだな、と今は思う。 だって、二人はわがままに付き合ってくれていただけだから…… ……そして家へと戻り、お父様とお母様と顔を会わせた時に怒られるかと思って覚悟していたけれど、二人とも涙を流して抱きついてきてくれて、思わず自分も涙が出て……自分のした事の大きさを、改めて知らされたかのようだった。 「……ふぅ……」 それからまた数日が経ち、今日は婚約相手であるルークさんと顔を合わせる事になっている。 お父様が言うには、むこうに何か事情があるらしく、5年ほど彼の姿を見ていないということだったけれど、それでも予定の日が近いから、という理由をつけてレヴァーディアにかけあってくれた。 加えて言うなら、向こうの当主様は結婚式にはちゃんと都合がつくと言っていたそうだけど……なんだか、怪しい感じがする。 でも、今日こうして向こうから来てくれるということは、その都合とやらもなんとかなったのだろう。 「結婚を前にした女の子とは思えない顔してるわね」 「――…えっ!?」 そんな事を思いながら自室でその時を待っていると、どこかで聞いた少女の声が聞こえてきた。 もう耳にすることもないと思っていたこの声は…… 「ベルッ!?」 窓の方を見ると、その手前に以前通りのどこか不気味な気配を放つ黒い影のような羽を携えた、小さな悪魔の姿。 ドアも窓も閉めていたはずなのに、どこから入ってきたのかも気になったけれど……今は、そんなことはどうでもよかった。 「なんでここに!? ルディも来てるの!!?」 「夢から覚めたお嬢様がどんな顔してるか見に来たのよ。 案の定冴えない顔してたみたいだけど」 「……夢……」 ”夢から覚めた”というフレーズが、妙に心に響いた。 一ヶ月にも満たない短い間の体験。 辛かったり大変な事もたくさんあったけれど、それ以上に楽しかったあの日々…… こうして家に戻ってからは、あの日々がまるで夢の中での出来事のように感じていた。 「……でも、ベルが来てくれたおかげで、あの旅が夢じゃないって思えます」 「ほほう」 「私にとっては、何よりも大切な思い出だから……このまま、夢にしたくなかったから……来てくれて、ありがとう」 我ながら単純なものだなとは思うけれど、それだけでもあの日々の事を確信するには十分だった。 ……でも、やっぱり彼女だけじゃ足りないなにかがあるのも事実で、本当に会いたいのは、やっぱり彼だ。 「……どうしても気になるって顔してるね。 そんなに”ルディ”に会いたいの?」 「…………うん」 もちろん、ベルにもちゃんと感謝している。 でも、彼の存在がとても大きくて……彼こそがあの楽しかった日々の象徴だから。 ――そんなことを想っていると、急にベルがいたずらっぽくクスクスと笑い出す。 何かをしでかそうとする時に見せるこの笑顔。 いつもは笑ってすませるような小さな悪戯ばかりだけど、今回は……なんだか嫌な予感が脳裏を掠めていた。 「ルディ・レビオなんて人間最初から存在しない。 そんな人間に会えるはずないでしょ?」 「―――…………え……?」 何? 今の言葉は……どういう意味……? ルディが、最初から存在していない? ……でも、彼との旅の思い出は確かに自分の中にある――それなのに、なんでそんなコトを…… 「同姓同名の別人ならいるかもしれないけどね。 アンタが考えてる”ルディ”なんて名前の人間はいない」 「……ま、待ってよ!! じゃああなたと一緒にいたあの人は!? あなたも彼のこと”ルディ”って呼んだたじゃない!!」 「んふふ、まぁそれはねぇ」 また意味深な笑みを浮かべるベル。 何かの悪巧みをしているのは分かるけれど、でも彼女は人をからかう時に『嘘』を言わない。 真実を語りつつも、言葉巧みに相手の解釈を操り、惑わせるんだ……それは、もう理解できている。 でも”存在しない”なんて言葉の他の意味を見出すことが出来ない。 ……本当に、彼は夢の中の存在だったの……? 「お嬢様、誰かいらっしゃるのですか?」 ふと聞こえてくる、聞き慣れた執事さんの声。 ――だめだ、落ち着かないと―― 「……大丈夫です、先日『外』でお世話になった、客人が来ているので……」 「はて、そのような知らせはありませんでしたが」 「ちょっと個人的に招き入れたもので……あの、それよりも何か?」 出来る限り平静を装っての応答。 この様子だと、ベルがここにいる事は誰にも知られていない。 多分以前と同じようにどこかからこっそり進入してきたんだろう。 小柄なベルだけだから、きっとあの時よりもずっと楽に。 「はい、ルーク様がいらっしゃったのでご連絡を、と」 「……わかりました。 すぐ参りますので、そう伝えてください」 「はい、それでは」 そう聞こえた後に、スタスタと遠ざかって行く足音が聞こえてくる。 ベルの事を深く尋ねてこなかったのは少し有り難いと思う。 だって、彼女は仮にも悪魔と呼ばれる存在で、あまりいい目では見られないはずだから。 「ほらほら、婚約者様がお待ちだってさ。 早く行きなよ」 「……わかっています」 ……本当に、何を考えているのだろう。 これだけ人を悩ませておいて、こんな笑顔で行けと言うなんて…… ――今、自分の頭の中が『彼』のことだけで満たされているのは分かっている。 こんな状態でルークさんに会って、言い目で見られるはずがない。 けれど……それはそれで破談にされればいいかもしれないなんて考えてしまったのは、誰にも言えない秘密。 いつもより少しだけ上等な衣装に身を包み、婚約者――ルークさんの待つ部屋へと向かう。 ベルはいつの間にか姿を消していたけど、またどこかに隠れていそうで油断できないし……気分も、あまりいいとは言えない。 それでも、今意識を向けるべき相手は別にいる。 ベルも、こんな悪戯をしてくるならもっと別の日にしてくれればよかったのに。 「よしっ」 色々と気は重いけれど、今はそんなものはぜんぶ振り払わなければならない。 一度深く息をすって、吐き出して……目の前のドアに手をかけて、ゆっくりと開いていく。 「……」 まず目に入ったのは、見たことのないメイドさんと、テーブルについた男性。 メイドさんは、多分レヴァーディア家の使用人の方だろうから……角度が悪くて顔はよく見えないけど、この男の人がルークさんなんだろうな…… 「……ルーク様、あの……」 とにかく、何か一言話しかけなければ何も始まらない。 そう思い、なんとか口を開いたけれど…… 「物語じゃよくある展開だが、こーいうのもなにか運命付けられてるようで面白いかもな」 こちらが言葉を口にする前に、向こうからそんな一言が投げかけられ……いきなりの事で、すごく驚いた。 彼の発した言葉に対してじゃなくて、彼の『声』に。 「……悪いがはずしてくれないか? 彼女と二人きりで話したい」 「はい、ごゆっくり」 そんなこちらの様子などお構い無しに、メイドさんに声をかけるルークさん。 メイドさんは……なんだか一瞬楽しそうな表情を見せていたように感じたけど、その命令通りに静かに部屋の外へと出ていってしまった。 ……でも、今はそんな事を気にしているような場合では無い。 「さて、と。 今更自己紹介もないと思うが、俺はルーク・D(ディオ)・レヴァーディア。 少し前まで支援士の真似事をしていた、ヤンチャな野郎だ」 このすこし乱暴な口調で……それでもどこかに優しさを秘めた声…… 服は、いつかのすこしさびれたものではなかったけれど、その姿を見間違えるはずがない、その声を聞き間違えるはずがない。 ……この人は…… 「ルディ!!」 気が付けば、心に浮かんだその名を叫びながら、思いっきりその胸へと飛び込んでいた。 幻なんかじゃない、夢なんかじゃない。 本当に、本物の彼だ……!! 『ぷっ……くく……』 「――え?」 と、丁度そんな瞬間に、再び聞こえてくる悪戯子悪魔の声。 耳にする限り、なんだか笑いをこらえているような様子で……というか、布か何かにくるまれているようにこもった声だけど…… あと、なぜか足元からその声が聞こえてくるような……? 「あーはっはっはっは!! 今の顔、涙まで流して感動の再会!!? ぷくくっ、もう最高! 傑作だわー♪」 「っ!!? きゃああああああああああああ!!!!?」 いきなり大きくスタートが持ち上がり、思いっきり勢いよく飛び出してくるベル。 そのいきなりであまりのことに、我を忘れてありえないくらい大きな声を上げてしまい……直後、外で待機していたらしい使用人の皆さんに弁解するのに苦労したのは、言うまでもないかもしれない。 「なーによー、私嘘なんて一言も言ってないかんねー」 結局、色々と聞いてみればいつものベルの悪戯。 ……確かに目の前の人の本当の名前が『ルーク・D・レヴァーディア』だと言うのなら、『ルディ・レビオ』なんて人は存在しない。 それに、数年の間彼の姿を見ることができず、レヴァーディアの当主様が言っていた『都合』とやらの意味も理解できる。 ……レヴァーディアも、家に婚約相手である彼がいなかったんだ。 それも、5年以上前から。 「家出したのは同じ理由だ。 勝手な婚約に嫌気がさして、飛び出した」 「……ルディ……じゃなくて、ルークもそうだったんだ」 「ま、余計な手回しされたくなかったから、結婚式までには帰るなんて手紙を何度か送るようにはしてたけどな」 「……はぁ、なるほど……」 定期的に手紙が来て、規定の日までに帰るというふうにしておけば、送られた側もある程度は安心して無理に捜索しようとすることも少なくなるかもしれない。 ……たとえその手紙の内容が、全て嘘だとしても。 「……本当に帰る気だったんですか?」 旅の中で時々漏らしていた言葉やさっきの口ぶりからは、とても素直に帰るつもりだったとは思えない。 それこそ、期限が来てもそのまま逃げ続けるつもりだったようにも聞こえるのに…… 「そりゃな、最初は結婚なんざどーでもいいって思ってたよ。 けどその日が近付いてみれば、相手がどんなヤツだったのかが気になってな」 「そんでこっそり忍び混んで顔見て行こうって事になったのよ」 「警備の”クセ”は俺んとこ(レヴァーディア)と同じようなもんだったからな、忍びこむのは簡単だったよ」 「んで、あの日に至るってワケ。 ……ま、結局二人とも似たもの同士だったってコトじゃない?」 そう言いながら、やれやれと肩をすくめるベル。 ……確かに、それが本当ならなんだか気張っていたのがばかばかしくなるような展開だ。 でも、さっきの言葉はとても嬉しいものであるように感じられた。 だって、実際に相手を見て結婚を受けるために家に戻ってくれたって事だから……それは、結婚相手として文句はなかったってことだよね。 「ま、なんにせよ今更言うことなんて一つだけだろ? お互いにな」 いつものどこか無邪気な笑顔を浮かべながら、そう口にするルーク。 そう、今日この顔合わせの目的はただ一つだけ。 それらを全て承知の上で、二人で揃って口を開き、同じ言葉を口にする。 『結婚しよう』 ……もう、他に言葉なんて必要なかった。 親に決められたとか、そんなこともどうだっていい。 今はただ、舞い降りたこの幸せな時間に浸っていたい……それだけが、全てだから。 「……やれやれ、これで私もよーやくあきらめがつくよ……」 ――そう思ったけれど、目の前にいる個悪魔はそれを許してはくれなかった。 無視したっていい、そう思える程の気分だったけれど、その人事はとても聞き捨てられるものではなかったから。 「ベル…それって……」 「あちゃ、聞き流してほしかったのにな。 ……ま、いいけど」 ふぅ、と一つ溜息をついてから、いつになくしんみりとした笑みを浮かべて何かを語り出すベル。 ……正直なところ、なんとなくだけど彼女の気持ちは察していた。 だから、これだけはこの耳で聞いておかないと……そう思えた。 「ルークと会ったのって、たまたま私の封印が解けた時に、近くにいたってだけだったよね」 「そうだったな。 シュヴァルツヴァルトで拾ってきた石がベルを封じていたもので……その力が失われる瞬間に、たまたま立ちあったのが俺だった」 「数百年に渡る封印で大きく力を失っていた私は、身を護るために彼について行くことに決めた。 かつては魔王なんて呼ばれていたけれど、情けない話だわ」 ……それは、旅の間にも一度聞かせてもらった事のある話だった。 冥き森の魔王、シュヴァルツヴァルトのアグレシア。 アルティア様が生きた時代に、多くの人々から畏怖されていた大悪魔(アークデーモン)。 今の小さな姿からは想像できないけれど、自信たっぷりに語っていたあの時の表情に、嘘はなさそうだった。 ……アグレシアという名前があるにもかかわらず、今ベルと名乗っているのは、今の弱い姿とかつての『魔王』を、むやみに結び付けられたくないから……と言っていた気がする。 「最初はそんな意識してなかったけど、なんだか時間が経つにつれて気にいっちゃってね。 人間と悪魔……なんてありえないって思って、黙ってたけど」 「……」 「だからさ、あんたの事は気に入らなかったよ。 何もしなくても、彼と結ばれる事が約束されたあなたは」 「ベル……」 ……そういえば、最初から彼女はあまり好意的とは言えない態度でいた気がする。 気持ちは分からないわけじゃないけれど……でも、今それを言われても、自分の気持ちは否定できない。 だから、ただ申し訳ないばかりで…… 「だからってねぇ……」 「え?」 なんて考えていると、ベルが急に起こったような表情で迫ってきた。 なにがどうなっているのかわからずにあわてていると、さらに捲し立てるように口を動かし始める。 「それで遠慮なんてされたら余計に惨めだってのよ!! もっとどーどーとしてバージンロード歩かなきゃ容赦しないわよ!!!?」 「ふ、ふぇ……」 ……つまりは、そういうことらしかった。 ……そうだね、自分がベルの立場だったら、きっと変に気を使われる方が辛いし、悔しいかもしれない。 そっちの方が、余計に自分が負けたんだなーって思い知らされるような気がするから。 そう思ったその時だった。 「ははははっ! なるほど、どこまで行っても俺達は俺達ってか!!」 突然、大きく笑い始めるルーク。 思わずベルと一緒になって、彼の方へと目を向けてしまう。 きっと、今は二人揃ってキョトンとした表情でいるんだと思う。 「真面目に愛を語るなんてガラじゃないよな。 ドタバタしてるくらいが俺達らしい」 それでも構わず続ける彼に、自分達も思わず笑いがこみ上げてくる。 なんだかさっきルークと交わした一言も恥ずかしいものに感じられて…… 今更、気取るような事はなにもないのにね。 「で、だ。 結婚式のコトだが……最後まで、俺達らしくやってやろうと思わないか?」 ……そして、コトはまた彼の一言から始まるのだった。 ――数日後、結婚式当日。 両家の親族に囲まれる中で、お父様に手を引かれてバージンロードを歩く。 幼い頃には憧れ、婚約が決まった後には疎ましく思い―――そして、この数日間は夢にまで見るほど思い焦がれたウェディングドレス。 ルークの待つ壇上へと、純白のそれを纏って、一歩、また一歩と進んでいく。 ここに至るまで、本当に色々な事があったと思う。 でも、素直に運命に従っていただけだったら、こんな気持ちでこの場所を歩く事はできなかったのは考えるまでもない事で……あの旅を、後悔する事は決して無い。 ――そう想いを馳せている間に、祭壇の前へと到着する。 一度お父様と例をして、壇上から手を伸ばすルークの手を取り、その隣へと足を移す。 お父様が、花嫁で在る私をルークに引き渡す……これは、その儀式。 神父様から祝福を浮け、共に誓いの言葉を口にし、互いの指にマリッジーリングをはめる。 ……表面上は静かに取り繕っていたけれど、それらの式行事が過ぎていく時の中、幸せで胸がはちきれそうになっていた。 神父様の口から”誓いの口付けを”という一言が聞こえ、目の前を覆っていたベールがルークの手で上げられたその時……目を、ベールでは無い別のものが覆うのを感じられて…… それが、自分の涙だと気付いた時、彼の唇が触れ、その瞬間には、もうその涙を止める術なんて、どこにもなかった。 幸せな気持ちのまま、部隊はガーデン・パーティへと移る。 どこか気持ちのいい音楽が流れはじめ、見回してみれば踊り始める人もちらほらと。 そんな中で自分もルークと踊って、適当な頃合いにケーキカットを。 ここまでは、式のために用意されていた演出に従ってきた。 ……もちろん、それだけでも十分に幸せで、ずっと嬉し涙をこらえていたほどだったけれど…… 「さて、いくか」 ブーケトスの段階になると、ルークがぽんと肩をかるく叩いてきた。 ここで何をすればいいのか、もう全て打ち合わせている。 それに答えるようにこくりと小さく頷くと、誰にも聞こえないような小声で、ある呪文を唱え始めた。 「―――……――… そーれ!!」 そして、そのまま思いっきり背後へと投げ上げたブーケは、リボンをなびかせて高く舞い上がっていく。 列席していた女性の内の何人かが、それを手に取ろうと駆け出すような足音が聞こえてきたけど…… ――ごめんなさい。 「っ!!? きゃあああああ!!?」 「な、何だ!?」 背後から、いろんな人の叫び声が聞こえてきた。 それはそうだろう。 だってそのブーケには、前にカネモリさんからもらっていた煙幕が仕込まれていたんだから。 あの時は、持っていれば何かの役に立つかもとルークが余分にゆずってもらっていただけだったけど、まさかこんなところで使う事になるなんて思ってもいなかった。 ……ブーケに忍ばせていた導火線に火をつけたのは、『プチ・ブレイズ』という小さな火種を作るだけの基本魔法。 どんな弱い魔法でも、使いようだよね。 「ごくろーさん、警備は予定どーり散らしといたから、逃げるなら今のうちよ」 と、そんな煙の中をどこからともなく飛んできてそう口にするベル。 彼女の魔法である”シャドウ・サーヴァント”は、影の精霊をほんの短い間召喚する呪文。 姿だけなら魔物にも見えるそれを使って警備の人を誘導して、道をつくる。それが彼女の役目。 しばらくすれば消えるから、敷地内でちょっと騒ぎになるくらいですむと思う。 「よっし、行くぞ!!」 「はい!!」 お父様、お母様、何度も困らせる親不幸な私をお許し下さい。 でも、私はもっと外の世界を知りたい、もっと色んな人と会ってみたい。 それも、ただ外へ出るだけじゃなくて、一人の支援士としての旅をして、自分の足で世界を見たい。 この想いは、ルークも一緒だと言ってくれました。 安心して……なんて身勝手な言葉かも知れないけど、何年か経ったら必ず帰ります。 お手紙も、月に一度はお送りします。 だから、それまで私達の帰りを待っていてください。 それでは、またいつか。 アルマ・C・セレスタイト <<第六幕 カーテンコール
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span style="font-size medium;" strong 終わりのセラフ /strong /span - a href="http //www55.atwiki.jp/3kshiki/pages/325.html" target="_blank" 編集タグ /a br / a href="http //owarino-seraph.jp/" target="_blank" アニメ公式 /a / a href="http //ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%82%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%81%AE%E3%82%BB%E3%83%A9%E3%83%95" target="_blank" Wikipedia /a / a href="https //twitter.com/owarino_seraph" target="_blank" Twitter /a br / a href="http //www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00V689BXM/-22/ref=nosim/" rel="nofollow" target="_blank" img src="http //ecx.images-amazon.com/images/I/51MSkqKUcVL._SL300_.jpg" style="border none;" alt="終わりのセラフ 第1巻(初回限定生産) (イベント優先販売申込券・特典DVD付) [Blu-ray]" / /a div style="border-style solid;border-width 1px;padding 5px 5px 5px 5px;width 200px;" strong 目次 /strong ul li a href="#basics" 基本情報 /a /li li a href="#musicinfo" 音楽情報 /a /li li a href="#musicmenu" 各話使用音楽一覧Q /a /li /ul /div table tr bgcolor="#DEB887" td colspan="2" align="center" id=basics strong 基本情報 /strong /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" width="120" 監督 /td td 徳土大介 /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 音響監督 /td td a href="http //ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B6%B4%E5%B2%A1%E9%99%BD%E5%A4%AA" target="_blank" 鶴岡陽太 /a /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 音楽プロデュース /td td a href="http //ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BE%A4%E9%87%8E%E5%BC%98%E4%B9%8B" target="_blank" 澤野弘之 /a /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 音楽制作 /td td 堀口泰史(レジェンドア) /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 話数 /td td 全?話 br / 1クール目:第12話まで(全12話) br / 2クール目:第13話より第24話まで(全12話) /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 放送時期 /td td 2015年04月~2015年06月(第1話~第12話) br / 2015年10月~2015年12月(第13話~第24話) /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 原作区分 /td td 漫画 /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 関連作品 /td td /td /tr /table h4 id=musicinfo 音楽情報 /h4 hr / table width="700" tr bgcolor="#DEB887" td width="65" align="center" strong 区分 /strong /td td align="center" width="300" strong 楽曲情報 /strong /td td align="center" strong 発売情報 /strong /td td width="105" align="center" strong 発売日 /strong /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" rowspan="2" 劇伴音楽 /td td rowspan="2" a href="http //ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BE%A4%E9%87%8E%E5%BC%98%E4%B9%8B" target="_blank" 澤野弘之 /a 、 a href="http //ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E7%94%B0%E8%B2%B4%E5%8F%B2" target="_blank" 和田貴史 /a 、 a href="https //twitter.com/asamitachibana" target="_blank" 橘 麻美 /a 、 a href="http //ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E7%9F%B3%E3%82%81%E3%81%90%E3%81%BF" target="_blank" 白石めぐみ /a /td td span style="color #FF0000;" A /span strong 『終わりのセラフ オリジナルサウンドトラック』 /strong 澤野弘之、和田貴史、橘 麻美、白石めぐみ br / ※2CD。全33曲(14曲+19曲)収録。 br / ※OPテーマ・EDテーマのTVサイズも収録。 /td td a href="http //www55.atwiki.jp/3kshiki/pages/394.html#d20150715" target="_blank" 2015年07月15日 /a /td /tr tr td span style="color #32CD32;" BD /span strong 『終わりのセラフ第3巻<初回限定生産>』 /strong br / ※Blu-ray及びDVDの初回限定生産仕様として、『ミニサウンドトラックCD -アウトトラックス-』が付属。 /td td a href="http //www55.atwiki.jp/3kshiki/pages/394.html#d20150826" target="_blank" 2015年08月26日 /a /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" rowspan="2" OPテーマ /td td id="op" strong 「X.U.」SawanoHiroyuki[nZk] Gemie /strong (第2話~第12話) br / 作詞:Benjamin mpi 作曲・編曲:澤野弘之 br / 主題歌協力:外村敬一(ソニー・ミュージックエンタテインメント) br / ♪ a href="https //www.youtube.com/watch?v=hVTCPKiIC8U" target="_blank" MUSIC VIDEO (Short Ver.) /a (Youtube)[02 31] /td td span style="color #0000FF;" S /span strong 『X.U.| scaPEGoat』 /strong SawanoHiroyuki[nZk] br / ♪ a href="https //www.youtube.com/watch?v=hVTCPKiIC8U" target="_blank" DIGEST /a (Youtube)[02 31] /td td a href="http //www55.atwiki.jp/3kshiki/pages/317.html#d20150520" target="_blank" 2015年05月20日 /a /td /tr tr td id="op2" strong 「Two souls -toward the truth-」fripSide /strong (第14話~第23話) br / 作詞・作曲・編曲:八木沼悟志 br / 主題歌プロデューサー:西村 潤 /td td span style="color #0000FF;" S /span strong 『Two souls -toward the truth-』 /strong fripSide br / /td td 2015年12月02日 /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" rowspan="3" EDテーマ /td td id="ed2" strong 「scaPEGoat」SawanoHiroyuki[nZk] Yosh /strong (第2話~第12話) br / 作詞:Benjamin mpi 作曲・編曲:澤野弘之 br / ♪ a href="https //www.youtube.com/watch?v=fNECnl20_VM" target="_blank" MUSIC VIDEO (Short Ver.) /a (Youtube)[01 40] br / /td td span style="color #0000FF;" S /span strong 『X.U.| scaPEGoat』 /strong SawanoHiroyuki[nZk] br / ♪ a href="https //www.youtube.com/watch?v=hVTCPKiIC8U" target="_blank" DIGEST /a (Youtube)[02 31] /td td a href="http //www55.atwiki.jp/3kshiki/pages/317.html#d20150520" target="_blank" 2015年05月20日 /a /td /tr tr td id="ed" strong 「タイトル不明」 /strong (第1話) br / 作曲・編曲: br / ※インスト曲。(クレジットなし) /td td 不明 /td td 不明 /td /tr tr td id="ed3" strong 「オラリオン」やなぎなぎ /strong (第14話~第24話) br / 作詞:やなぎなぎ 作曲・編曲:藤間 仁(Elements Garden) br / 主題歌宣伝担当:上田 晃 br / 主題歌アシスタントプロデューサー:佐々木美和 /td td span style="color #0000FF;" S /span strong 『オラリオン』 /strong やなぎなぎ /td td 2015年12月09日 /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 挿入歌 /td td id="in01" strong 「My Foolish Heart」 /strong (第12話、第23話) br / 原曲:Ned Washington、Victor Young br / 演奏:Bill Evans Trio br / /td td 不明 /td td 不明 /td /tr /table div align="right" a href="#title" topに戻る /a /div h4 id=musicmenu 各話使用音楽一覧 /h4 hr / 各話で使用された音楽の一覧。 br / br / ・ここでのOP・EDの定義はクレジット上の表記ではなく、OP・EDクレジットのテロップが表示されている場面(多くはOP・ED映像と共に流れる)で流れていた楽曲。 br / ・基本曲名のみで表記。歌手などが違う場合その都度表記。 br / ・初使用の楽曲は太字で表記。 br / br / table width="700" tr bgcolor="#DEB887" td width="45" strong 話数 /strong /td td width="175" strong サブタイトル /strong /td td width="170" strong OP /strong /td td width="170" strong ED /strong /td td width="150" strong 挿入歌他 /strong /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第1話 /td td 血脈のセカイ /td td なし /td td strong 「 a href="#ed2" タイトル不明 /a 」 /strong br / ※インスト楽曲を使用。(クレジットなし) br / /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第2話 /td td 破滅後のニンゲン /td td strong 「 a href="#op" X.U. /a 」 /strong /td td strong 「 a href="#ed2" scaPEGoat /a 」 /strong /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第3話 /td td 心に棲むオニ /td td 「 a href="#op" X.U. /a 」 /td td 「 a href="#ed2" scaPEGoat /a 」 /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第4話 /td td 吸血鬼ミカエラ /td td 「 a href="#op" X.U. /a 」 /td td 「 a href="#ed2" scaPEGoat /a 」 /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第5話 /td td 黒鬼とのケイヤク /td td 「 a href="#op" X.U. /a 」 /td td 「 a href="#ed2" scaPEGoat /a 」 /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第6話 /td td 新しいカゾク /td td 「 a href="#op" X.U. /a 」 /td td 「 a href="#ed2" scaPEGoat /a 」 /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第7話 /td td 三葉のチーム /td td 「 a href="#op" X.U. /a 」 /td td 「 a href="#ed2" scaPEGoat /a 」 /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第8話 /td td 殲滅のハジマリ /td td 「 a href="#op" X.U. /a 」 /td td 「 a href="#ed2" scaPEGoat /a 」 /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第9話 /td td 襲撃のヴァンパイア /td td 「 a href="#op" X.U. /a 」 /td td 「 a href="#ed2" scaPEGoat /a 」 /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第10話 /td td 選択のケッカ /td td 「 a href="#op" X.U. /a 」 /td td 「 a href="#ed2" scaPEGoat /a 」 /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第11話 /td td 幼馴染のサイカイ /td td 「 a href="#op" X.U. /a 」 /td td 「 a href="#ed2" scaPEGoat /a 」 /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第12話 /td td みんなツミビト /td td 「 a href="#op" X.U. /a 」 /td td 「 a href="#ed2" scaPEGoat /a 」 /td td strong 「 a href="#in01" My Foolish Heart /a 」 /strong /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第13話 /td td 人間のセカイ /td td なし /td td なし /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第14話 /td td 交錯するカンケイ /td td strong 「 a href="#op2" Two souls -toward the truth- /a 」 /strong /td td strong 「 a href="#ed3" オラリオン /a 」 /strong /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第15話 /td td 帝鬼軍のヤボウ /td td 「 a href="#op2" Two souls -toward the truth- /a 」 /td td 「 a href="#ed3" オラリオン /a 」 /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第16話 /td td 月鬼のゴウレイ /td td 「 a href="#op2" Two souls -toward the truth- /a 」 /td td 「 a href="#ed3" オラリオン /a 」 /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第17話 /td td 反逆するカチク /td td 「 a href="#op2" Two souls -toward the truth- /a 」 /td td 「 a href="#ed3" オラリオン /a 」 /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第18話 /td td 正義のツルギ /td td 「 a href="#op2" Two souls -toward the truth- /a 」 /td td 「 a href="#ed3" オラリオン /a 」 /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第19話 /td td 深夜とグレン /td td 「 a href="#op2" Two souls -toward the truth- /a 」 /td td 「 a href="#ed3" オラリオン /a 」 /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第20話 /td td 鬼のコモリウタ /td td 「 a href="#op2" Two souls -toward the truth- /a 」 /td td 「 a href="#ed3" オラリオン /a 」 /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第21話 /td td 裏切りのミカタ /td td 「 a href="#op2" Two souls -toward the truth- /a 」 /td td 「 a href="#ed3" オラリオン /a 」 /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第22話 /td td 優とミカ /td td 「 a href="#op2" Two souls -toward the truth- /a 」 /td td 「 a href="#ed3" オラリオン /a 」 /td td なし /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第23話 /td td 傲慢なアイ /td td 「 a href="#op2" Two souls -toward the truth- /a 」 /td td 「 a href="#ed3" オラリオン /a 」 /td td 「 a href="#in01" My Foolish Heart /a 」 /td /tr tr td bgcolor="#FFEFD5" 第24話 /td td 終わりのセラフ /td td なし /td td 「 a href="#ed3" オラリオン /a 」 /td td なし /td /tr /table div align="right" a href="#title" topに戻る /a /div
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【概念名】 『貴金属は力を持つ』 【読み方】 ききんぞくはちからをもつ 【種類】 基礎不明概念 【詳細】 貴金属に攻撃力を付加する概念。 「終わりのクロニクル」という物語で初めて使用された概念であり、概念に触れるのが初めてであるはずの佐山・御言は不利な状況にもかかわらずこの概念を使いこなして見せた。
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No Man s Sky 項目数:27 総ポイント:1000 難易度: スキャナー・ダークリー 惑星動物スキャンレベルで ステータス「自然学者」を獲得 16 暗黒星雲のかなたに 宇宙探検レベルで「第一人者」のステータスを獲得 16 ファウンデーション ユニット取得レベルで「企業家」のステータスを獲得 16 バベル=17 単語習得レベルで「混乱状態」のステータスを獲得 16 コンタクト 異星人との付き合いレベルで「見知っている」のステータスを獲得 16 Use of Weapons 船の破壊レベルで「初心者」のステータスを獲得 16 ラモックス―ザ・スタービースト 惑星動物スキャンレベルで ステータス「記録官」を獲得 32 長い旅路 宇宙探検レベルで「パイオニア」のステータスを獲得 32 宇宙商人 ユニット取得レベルで「トレーダー」のステータスを獲得 32 パオの言葉 単語習得レベルで「通訳者レベル」のステータスを獲得 32 影が行く 異星人との付き合いレベルで「外交官」のステータスを獲得 32 Pattern for Conquest 船の破壊レベル「悪名高い」のステータスを獲得 32 異星の客 極限での生存レベルで ステータス「我慢強い」を獲得 32 Symphony For A Lost Traveler 徒歩による探索で「放浪の民」のステータスを獲得 32 ガラパゴスの箱舟 惑星動物スキャンレベルで ステータス「百科事典」を獲得 64 2001年宇宙の旅 宇宙探検レベルで「発見者」のステータスを獲得 64 ダイヤモンド・エイジ ユニット取得レベルで「大物」のステータスを獲得 64 銀河市民 単語習得レベルで「マルチリンガル」のステータスを獲得 64 発狂した宇宙 異星人との付き合いレベルで「大使」のステータスを獲得 64 終りなき戦い 船の破壊レベル「伝説」のステータスを獲得 64 ザ・センチネル/陰謀の星条旗 極限での生存レベルで ステータス「永久不滅」を獲得 64 大宇宙の少年 徒歩による探索で「冒険家」のステータスを獲得 64 発祥地 基地を所有するか、貨物船を購入する 16 ナビゲーター エクソクラフトを建設する 16 再会 他のプレイヤーの基地を訪問する 16 深呼吸 サバイバルモードで宇宙の中心に到着する 16 永遠の命 「パーマネント・デス」モードで宇宙の中心に到着する 72 ステータスを獲得の進捗具合は旅のマイルストーンで確認することができる。 ガラパゴスの箱舟 1つの惑星ですべての動物をスキャンしディスカバリーから動物を選択して左上に発見アイコンを長押しすることでカウントされる。 エキゾチック惑星では固定で1種類の動物しかいないため発見したら狙っていくといい。 2001年宇宙の旅 星系間を60回ワープすると解除。 銀河市民 150単語覚えると解除。 宇宙ステーションや交易所で言語を習得すればすぐに達成できる。 発狂した宇宙 初めて話した異星人が40人になると解除。 終りなき戦い 海賊船やセンチネル船を80機撃墜すれば解除。 ポジトロン・イジェクターが強い。 ザ・センチネル/陰謀の星条旗 バリアステータスの上にEXTREMEと表示される星に滞在することでカウントされる。 32ソル = 8時間 で解除。 地下や建物の中でもカウントされるので基地を作れば安全に過ごせる。 宇宙船やエクソクラフトに乗っているとカウントされない。 死ぬとカウントがリセットされるため注意。 ナビゲーター アルテミスミッションを進めることでスペースアノマリーに到達しレシピを取得する必要がある。 基地ミッションを進めることでもレシピをもらえるが結構長い。 再会 スペースアノマリーのポータルから他人の基地へ飛び、基地のコンピュータにアクセスすることで解除。 深呼吸 アルテミスミッションを進め宇宙の中心へ進むのが早い。 もしくは宇宙の中心近くににある基地へ行き中心へワープすればいいが、協力者かスペースアノマリーのランダム選択?であたりを引くことが必要。 クリアしても永遠の命は解除されない。
https://w.atwiki.jp/moemoequn/pages/78.html
男C「大丈夫大丈夫。お前らもあっという間に連れてってやるからな」 男C「天国に」 「それは君たちだよ」 ガスッ 男C「うっ…」バタ 男B「!?」 澪「!」 律「!」 律「唯……それにみんな!」 梓「間に合ったみたいですね…はあはあ」 澪「お前ら…どうしてここに」 紬「聡くんがね……ここじゃないかって教えてくれたのよ」 律「あいつ…」 男B「おいおいやめてくれないか?」 男B「俺は"青春"なんつーもんは嫌いなんだよ」 律「早く逃げ…」 男A「おーっと…それはまずいねぇ」カチャ 梓「ピストル!?」 男B「悪いなあ手こずっちまって」 男A「まあいいよ……どうせみんなここの"肥料"になるわけだし」 唯「ちょっとヤバいって…」 男A「まずは手始めにお前からだ」 律「ちょっ…」 男A「たまんねぇなあ…その顔は何回見ても」 律「お前まさか!」 男B「そう俺らは例の事件の犯人」 男A「お前らどうせ一人残らず死ぬんだし?まあ関係ないかーあははー」 カチャ 男A「死ね」 ドンッ 澪「………」 ドラマなんかで聴く音と違った あんなのよりもっと鈍い音 まるで石でもぶつけられたかのような…… 石………? 男A「ぁ……」ドサッ 男B「お、おい!」 律「た…助かった…」 澪「今のなに?」 スゴいスピードだったような 「はぁ…間に合った」 唯「!」 さわ子「あ、あなたたち……どうして」 姫子「私達だってクラスメートですから、先生!」 和「仲間が大変な目にあってたら助けるのが仲間ですから」 いちご「まあ別に私は心配じゃなかったんだけど……みんな行くって言うから…」 律「みんな……ごめん!」 「謝ることないよー!」 「安心したー!」 「姫子ちゃんもう一人も倒しちゃえー!」 男B「仲間……か」カチャ 男B「俺もそんな高校時代送ってみたかったよ…」 ピーポーピーポー 男B「終わり………か」 タッタッタ 警察官「銃を下ろせ!」 さわ子「良かったー、すぐ呼んでおいて」 姫子「グッジョブ!先生!」 男B「ククク………あはははは!」カチャ 警察官「銃を下ろしなさい!」 男B「捕まるくらいなら―――――、 その時、誰かがスッと私の横を駆けていった 警察官「!」 男「じ ゃ あ な」カチャ 澪「バカ!り―――――、 唯「!」 紬「!」 梓「!」 パーン アナウンサー「えーこの一連の犯行は全てこの三名で行われたものであり、この三名に対しては相当罪の重い判決が下されるでしょう。また…」 律「いやーあはは」ポリポリ 律「自分でも不思議だよ」 澪「軽症ですんだからいいものの」 律「ピストル耳につけた瞬間なんか勝手にさー…」 ギュッ 律「澪……?」 澪「良かった……本当に良かった」ポロポロ 律「泣くなよー」ナデナデ ガラガラガラ 澪「!」 律「!」 「うわあああ!」 唯「押すな押すなー!」 姫子「お幸せにー!」 律「あのなぁ……ここ病室。私患者。もうちょっと静かにしてもらえるかな?」 唯「えー、私達だって心配したんだよー?」 律「そうかそうか、ありがとうね」 唯「なんか気持ちこもってない」 「あははは!」 梓「本当に良かったですね…何事もなくて」 さわ子「そうね…でもみんなの友情私にもちゃんと伝わったわよ?」 和「澪って律のことになると本気になりますよね」 澪「そりゃもちろん」 梓「ってうわっ!聞いてたんですか?」 澪「今私の面会時間が強制終了されて中は大変なことになってるよ」 和「"もちろん"何のよ」 さわ子「そうよ、その続きは?」 梓「言わないと帰らせませんよ!」 澪「え…とつまりもちろん」 ―――親友だから。 バタン 「あー、もう先生遅刻ー!」 「あれほど言ったのにー!」 「ひどーい」 澪「一度にそう罵声を浴びせられると私も辛いんだけど」 澪「で、今日は私に練習見てもらいたいんでしょ?」 「そうだけど、その前に」 澪「え、ちょっとなに?」 「座った座った!」 澪「あ、あの…」 「え?何その顔!ティータイムだよティータイム!」 澪「まったく………」 「ティータイムと言えばさ先生?」 澪「なに?」 「先生は『放課後ティータイム』ってバンド知ってますか?」 澪「そのバンドがどうかした?」 「いや今日掃除してたらですね……じゃーん!」 澪「ずいぶん古そうね」 「まああの倉庫に残ってたCDですからね……で、聴いてみたらスゴいいいんですよ!」 澪「そう…」 「いつか私達もこんなバンドになりたいなーって皆で話してたんですよ!」 「ねーっ!」 澪「じゃあたくさん練習しなきゃね!」 「その前にティータイムです!」 澪「待って…どうせなら私にも聴かせてくれない?その歌」 「はい、もちろん!」 ジャカジャカ♪ 懐かしいな 今までの思い出が全部蘇ってくるみたいだ 楽しかったな 目を閉じると見える あの時の星空のように綺麗な光景が 「ねー、いい曲だよ………ねって先生?」 澪「え?」 生徒の言葉で私は自分が泣いていることに気がついた 「やっぱりすごいよね?ね!」 澪「すごい……すごいね」ポロポロ あの時飲んだ紅茶の味やケーキの味なんて思い出せないけど、あの時の光景は今でも思い出せる そこには笑顔のみんながいて私を手招きしている そして私は呟く ―――目指すは武道館! そうだ、またいつかみんなであの山へ行こう もちろん曇った日じゃなく晴れた日に そしてまた語ろう あの時の思い出を夢を 「だからさ、先生私達決めたの!バンド名!」 澪「どういう名前?」 「せーの」 「放課後ティータイム!」 澪「…ってそれ一緒じゃない、いいの?」 「このバンドを超えてやるんです……だからこれはこの人たちへの挑戦状!」 時代は回る そして受け継がれていく いつかこの子達にも綺麗な星空を見る日がやってくる 永遠なんてない、だからより光る あのいつかした花火のように 澪「それなら武道館目指したら?」 「そうだ…それが一番手っとり早い!」 「武道館って…えー!?」 きっとさわ子先生もあの時こんな気持ちで私たちを見つめていたのかな それならいつかこの子達にも話すことにしよう あの日あの時みんなで過ごした軽音部の話を あの甘くて愛しい夢の話を いつかの夏の終わりに おしまい 戻る
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タグ 歌手名D 歌 曲名 作品名 ジャンル カラオケ eternal promise 終わりなき夏 永遠なる音律 明るい JOY/UGA 終わりなき夏 永遠なる音律 終わりなき夏 永遠なる音律 感動