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探偵 神宮寺三郎 復讐の輪舞 機種:3DS 作曲者:馳見 Ace 大地 開発元:ワークジャム 発売元:アークシステムワークス 発売年:2012 概要 探偵 神宮寺三郎シリーズの16作目。シリーズ25周年記念作品。ワークジャムはその後まもなく解散したため、ワークジャムが開発した最後の探偵 神宮寺三郎シリーズとなる。 音楽はおなじみ馳見"Ace"大地氏が担当。次作の『GHOST OF THE DUSK』では本名の濱田誠一名義に戻り(*1)、こちらも最後の馳見"Ace"大地名義の作品となった。 本作は25周年の記念碑的な作品という意味を込めて、書き下ろし曲の他に、過去作の曲のアレンジも多数収録されている。 またDS系のタイトルとして初のストリーミング再生を採用。これによって音質が格段に上昇し生演奏系のリアルなサウンドも流せるようになった。 サントラは初回特典に付属されているが、これは過去のシリーズ作の各タイトル曲をまとめたもので、本作のものはメドレー曲が1曲収録されているだけ。 実質サントラ未発売作品と言ってもいい。音楽の質はとても高いので、正式なサントラのリリースが望まれる。 収録曲(仮タイトル/1部のみ) 曲名 作・編曲者 補足 順位 オープニング オープニングムービー 調査(神宮寺パート) 調査(洋子パート) 捜索 トークプロファイル 逃走 格闘 エンディング 『復讐の輪舞』メドレー 「ORIGINAL SOUND TRACK-25th Anniversary Edition-」に収録 サウンドトラック 探偵 神宮寺三郎 復讐の輪舞【特典】サウンドトラックCD+メモリアルブック付き 「ORIGINAL SOUND TRACK-25th Anniversary Edition-」が付属。 過去作のタイトル曲および、「『復讐の輪舞』 メドレー」が収録されている。 PV
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探偵神宮寺三郎 白い影の少女 part69-288~291、294~303 288 ゲーム好き名無しさん 2016/06/21(火) 20 07 09.84 ID X0DBC6VL0 シリーズには入っていたもののWIKIに詳細がないので探偵神宮寺三郎 -白い影の少女-を書こうと思います 時間軸とかちょっと間違ってるかもしれないです 289 探偵神宮寺三郎 白い影の少女 2016/06/21(火) 20 07 52.82 ID X0DBC6VL0 東京・新宿に事務所を構える神宮寺三郎に、ある日、大学時代の友人の訃報が届く。 舞台はその友人・大河原哲司の葬儀に出席したところから始まる。 3月11日 告別式が滞りなく終わった直後、神宮寺は参加者の一人の女性を『見覚えがあるような』と感じる。 しかしそれが誰なのかは結局思い出せなかった。 その後、哲司の母親『静江』に呼び止められ応接間に通される。 その意図は読めなかったが、神宮寺と助手の洋子は『昔のことでも話をしたいのだろう』と考える。 応接間を出た静江を待つものの、部屋の外から声がしたため廊下に出ると、 そこには涙にくれる哲司の妻の礼子と哲司の父、哲三がおり、自己紹介がてら軽く会話を交わす。 応接間に戻ると静江も部屋に戻り、彼女から哲司の話を聞かされるが 神宮寺はそれを訝しく思う。まるで本題に入るのをためらうかのような話の振り方だったため、 彼は自分から『探偵の俺に依頼があるのでは?』と切り出す。助手の洋子もこのことには気づかなかったようだ。 驚いた静江は、それを認めようやく依頼の話を始める。 神宮寺への依頼は、『哲司の大学時代の恋人であった佐藤亜希に、哲司の遺品を渡して欲しい』というものだった。 礼子という妻がいるのに亜希に遺品を返す理由を直接静江から聞きはしなかったが、 神宮寺たちは『恐らく親である静江と哲三が別れさせ、礼子と無理矢理結婚させたのだろう』と推測した。 神宮寺はその依頼を受けることにし、とりあえず大学時代の亜希の住所を静江から聞く。 屋敷を出る前に哲司の妻礼子が現れ、連絡役として屋敷に務めるメイドの池内春菜を事務所に、と勧められ、 依頼者である静江がそれを了承したため、急遽春菜が事務所に来ることに。 とりあえず事務所に戻った神宮寺は、自分の事務所に大学時代のものがないかと考え 部屋を探し、佐藤亜希の写真を見つけ出す。 これで調査が出来る、と思ったところで事務所に突然、屋敷にいたときとはまるで雰囲気が違う池内春菜が現れる。 どうやらただの連絡役ではなく助手として調査に参加するつもりでいるようである。 正直迷惑である、と考える神宮寺に、さらなる来客が現れる。 来客は知り合いの熊野警部だった。 ベテランの刑事である彼とは今までにいくつもの事件で協力し合ったこともあり深い親交があった。 その熊野警部(熊さん)は神宮寺に曰くありげな話を始める。 それは近頃新宿界隈に現れる、という幽霊の『ゆうちゃん』の話だった。 夜中徘徊する白い服を着た少女の幽霊であり、それを見たものは不幸になる、死ぬ、または逆に幸せになるなど 様々な噂が流れているらしい。 熊野警部はどうやらこの幽霊の話を怖がっているようで、わざわざ神宮寺に調査を依頼しにきたようだ。 『時間があいたときに』と答えた神宮寺に真剣なまなざしで頼み込んだ熊野は事務所から帰っていったが 時間をおかずに再び事務所に血相を変えて走りこんでくる。 『…おったんじゃ!今ワシは見てしもうた!ど、ど、どうする!?ワシは死ぬのか!?』 半ばあきれている神宮寺とパートナー(春菜か洋子かを任意で選ぶ)は 熊野が幽霊を見たというガード下付近を捜すも見つけ出すことは出来なかった。 しかし、熊野が見たものが何だったのかを今決め付けることは不可能であろう、と神宮時は結論づける。 290 探偵神宮寺三郎 白い影の少女 2016/06/21(火) 20 08 42.72 ID X0DBC6VL0 3月12日 翌朝、神宮寺は早速パートナーを連れて、静江から聞いた亜希が大学時代に住んでいたアパートを当たってみる。 しかしドアの表札からして違う人間が住んでおり、すでに引っ越した後だということが分かった。 とりあえず近所のおばさんから聞き込み、このアパートからどこに引っ越したのかを聞き出すことに成功する。 しかし、そのアパートももはや引っ越したあとであり、こちらで聞き込んでもたいした話は聞けず 調査は早々に行き詰ってしまったのだった。 となれば、残る手がかりは一つしかない。大河原家で他に手がかりがないか探すしかないだろう。 神宮寺は応接間で静江に会い、調査が行き詰ったため、さらなる手がかりのために哲司の部屋を捜索させてほしいと頼む。 静江はそれを承知し、哲司の部屋からは大学時代のアルバムが見つかった。 その中の写真に、葬儀のときに見かけた女性を見つけた神宮寺は、彼女が亜希と仲が良かったことを思い出す。 名前は『木下智美』。彼女に会えば亜希の居場所が分かるかもしれない。 神宮寺は告別式の参加者の記帳簿から智美の住所を割り出すと(結婚して苗字が変わっていた) 早速電話をかける。どうやら三十分で事務所にこられるらしい。二人は事務所に直帰した。 事務所に戻った直後、約束どおり智美がやって来た。どうやらギリギリ間に合ったようだ。 智美は最初神宮寺のことを覚えておらず、事情を話してもまるで信用してくれなかったが 最終的には説得に応じ、亜希の勤め先が新宿駅西口近辺にある託児所であることを教えてくれたのだった。 早速託児所を尋ねてみるも、どうやら夜間のみの営業であるようで閉まっていた。 仕方がないので各所で時間を潰して夜に託児所を訪れると、佐藤亜希は確かにそこにいた。 身分を明かし、そして事情を話した神宮寺は静江から預かった哲司の遺品を渡そうとするが 亜希は『その資格は自分にはない』とそれを断ってしまう。神宮寺は『貴女以外に資格がある人物はいないだろう』と言うが 彼女の意思の固さを覆すことは出来ず、連絡先を教えて引き返すことにする。 半ば依頼を果たせている形となった亜希の件を後回しにし、夜の間に、新宿に現れる幽霊『ゆうちゃん』の調査をすることにする。 夜の新宿中央公園で、『新西小近くで出る、という噂を聞いた』という話を聞いた神宮寺は 『新西小=新宿西小学校』と判断し、学校へ向かう。 授業も終了し灯りもない学校の周辺を探ると、校庭に入れそうな場所を発見し入り込む。 パートナーと話をしつつ周囲を探していると、神宮寺の視界に人影が映りこんだ。走り出す神宮寺、そしてその『影』。 追いついた神宮寺は、それが幽霊ではなく少年であることを知り、この少年に話を聞こうとする。 相当に意固地なこの少年をなんとか説き伏せ『藤村貴之』という名前、そしてこの場所にいた理由が神宮寺と同じく 『ゆうちゃん』探しだったことを聞き出す。その最中、本物の『ゆうちゃん』が姿を現すものの、追う暇もなく姿を消してしまった。 驚愕している貴之を無理矢理家まで送り届け、この日の調査は終了した。 291 探偵神宮寺三郎 白い影の少女 2016/06/21(火) 20 09 20.76 ID X0DBC6VL0 3月13日 この日もまずは大河原家への報告で始まる。とりあえずは亜希を見つけ出すことには成功したものの 遺品を受け取ってはくれなかったことを説明する。同時にその理由に心当たりがないかを聞こうとするが 静江は知らない、と答えた。 (パートナーが洋子の場合、亜希が妊娠していた可能性を推理し、春菜の場合は彼女が静江と哲三の口論を聞いたことを話す) 託児所に行くと、まだ昼であるためやはり閉まっている。 帰ろうか、と思っていたところ託児所の関係者が現れたため話を聞くことにする。 事情と身分を明かしたもののまだ疑いがあったようで、自分が亜希の知人であることを証明しながら彼女に話を聞くことになる。 その最中、神宮寺はこの女性が『自分の質問に対して質問で返すことが多い』ことに気づき、それを問い返すと 『子供たちを相手にするときの癖だ』と笑った。どうやら亜希は子供に対して何らかの『償い』のつもりで託児所にいるらしい。 再び大河原家で心当たりを聞こうとするものの、静江はそれを話そうとしなかった。 神宮寺は今になって静江が亜希の行方を求めた理由を、哲司と亜希の間に生まれた子供と推察する。 哲司と妻礼子の間には子供がおらず、大河原家には跡取りがいなくなってしまったのだ。 託児所が開くまでの時間、再び『ゆうちゃん』の調査を開始する。 新宿界隈で話を聞くと、どうやら新宿西小学校、中央公園、西新宿8丁目あたりで頻繁に目撃されていると纏められる。 夜になり託児所を訪れると、血相を変えた亜希が『どうしよう・・・どこに行ったの!?』と慌てふためいていた。 どうやら託児所の子供が失踪してしまったようだ。彼女をなんとか落ち着かせ、いなくなった名前の服装や名前を聞き出すと 神宮寺たちは近辺の調査を開始する(この際に淀橋署で熊野に協力を求められる)。 成果が上がらず、幾分か落ち着いたであろう亜希に手がかりを求めるために託児所に戻る。 どうやらいなくなった子供、長瀬拓朗の母親は少々いい加減なところがありまたギャンブルが好きなようだった。 神宮寺は『チャンスマン』という店の名前からパチンコ店だと推理し、店の中で子供とその母親を発見する。 どうやら追加料金が発生する時間ギリギリに子供を引き取りに来て、誰にも言わずに引き取り そのままこのパチンコ店に来てしまったらしい。母親は急いで託児所に戻ると、亜希に難度も頭を下げて帰っていった。 拓朗が無事だったことに安堵するその様からも、亜希にはどうやら子供に対する特別な思い入れがあるらしい、と神宮寺は思った。 この日も遺品を渡すことは出来ず、諦めることにする。 夜の間に『ゆうちゃん』の調査をすることにし、神宮寺たちは中央公園で手がかりを探すことにする。 公園内で役所の福祉課職員である荒川と会話し、彼が『ゆうちゃん』を見たことがあることを知る。 どうやら荒川は『ゆうちゃん』を『幽霊』だと思い込んでいるようだが、 彼が見た『ゆうちゃん』は公園のホームレスたちと話をしていたらしい。 神宮寺は『ゆうちゃん』は幽霊ではなく生きた人間である、という可能性を指摘する。 以前『ゆうちゃん』を見かけたことのある新宿西小学校を訪れると、前にも見かけた貴之が 少年と少女を連れていた。どうやらまた『ゆうちゃん』を探そうとしているらしい。 少年は杉野知也、少女は宮内美鈴。どうやら貴之の同級生だろう。 頑なに神宮寺を信用しない彼らと話をしていると、再び『ゆうちゃん』が姿を現した。駆け出す少年たち。神宮寺もあとを追う。 神宮寺たちは先回りして挟み撃ちを狙うも、その先いたのは貴之たちだった。つまり『ゆうちゃん』は姿を消してしまったのだ。 愕然とする一同の中、貴之が『道で何かを拾った』と話し出す。しかし神宮寺には意地でも見せるつもりはないらしい。 諦めた神宮寺は『それをなくさないように』と忠告した後、『ゆうちゃん』がいなくなった付近の捜索を始める。 捜索の末、子供ならなんとか通り抜けられそうな抜け道を発見する。おそらく『ゆうちゃん』はここからどこかへ逃げたのだろう。 …そう考える神宮寺の背後に、再び『ゆうちゃん』が姿を現した。彼が追いかける暇もなく、『ゆうちゃん』は姿を再び消してしまった。 一旦消えた『ゆうちゃん』が何故現れたのか。神宮寺はそれが貴之が落としたものに関係しているのではないか、と考えた。 294 探偵神宮寺三郎 白い影の少女 2016/06/22(水) 04 02 30.61 ID jR1+lM1e0 3月14日 目覚めた神宮寺に電話がかかってくる。電話は亜希からだった。 どうやら大河原家に行きたいので神宮寺に付き添ってほしい、ということだった。 恐らくは元恋人であった哲司をお参りしたいのであろう。 時間通りに亜希は待っていた。大河原家に入る前、哲司との思い出話をしてくれる。 どうやら神宮寺のことも多少は思い出してくれたようだ。おそろいの懐中時計をもらったことも話してくれた。 共に大河原家の応接間に通され話を聞くと 大学時代に自分たちを別れさせたときどは違う静江の穏やかな態度に亜希は心底驚いたようだった。 神宮寺も漸くここで、本来の依頼であった『遺品』を亜希に渡すことが出来た。 しかし、静江も哲三も唐突に亜希の子供の話をし始める。 『あの時の子供はどうなったのですか、わたしたちには…大河原家にはあの子が必要なんです』。 言葉を返せない亜希に、神宮寺は話に割って入る。 『お言葉ですが、あなたたちは以前から何も変わっていない。大学時代に亜希と哲司を無理矢理引き離し、 そして今再び亜希と子供を引き離そうとしている』と。 いたたまれなくなった亜希は『子供はいません』と呟くと部屋から飛び出していった。 彼女の子供はどうなったのだろうか…亜希本人が話してくれない以上、今それを判断することはできないだろう。 そして今なら遺品が何なのかも分かる。恐らくは哲司が持っていたという懐中時計であろう。 屋敷の外で泣いていた亜希を、神宮寺は慰めようとするが、彼女は気丈にも『自分で帰れる』とその場を去った。 再び応接間。哲三・静江夫婦は神宮寺の言葉に心底反省させられたようだったが それでも亜希の子供を諦めきれていないようだった。 『亜希に遺品を渡すことで依頼は完了しました』と告げる神宮寺に、静江は『亜希さんの子供を捜してください』と改めて依頼する。 これ以上亜希を傷つけるような真似はしたくない、という想いもあったもののそれを受ける神宮寺。 依頼を受けたとはいえ、今の亜希に話を聞くのは酷だろう。そう考えた神宮寺は『ゆうちゃん』の調査に入ることにする。 対象は以前実際に『ゆうちゃん』を目撃した小学校だ。貴之が拾ったものが何かも気になるため、神宮寺たちは新西小を訪れる。 …と、ちょうど貴之たちと出くわした。神宮寺は貴之たちに協力を要請するものの、貴之はそれを拒む。 仕方なく、神宮寺たちは奔放に歩き回る貴之たちの後をついて回ることにする。 夕暮れどきに差し掛かったころに淀橋署で貴之たちを捉まえるものの、熊野に気をとられた瞬間に逃げられてしまう。 となれば、『ゆうちゃん』が現れた場所でこの場所から近く、貴之たちが以前に訪れていた場所だろう、と推測した神宮寺たちは 中央公園に足を運ぶことになる。 新宿中央公園では、思ったとおり貴之たちが夜の中で『ゆうちゃん』を探していた。 しかし知也はどこか不安な表情を見せる。その原因はどうやら幽霊ではなく、この公園に寝泊りするホームレスたちのようだ。 そんな中、そのホームレスの一人である男が話に割って入ってくる。 『子供がこんな時間にうろついてるんじゃねぇ、早く帰った帰った』 その男を貴之は口汚く罵る。ホームレスは悪態をつきながら去っていった。 ホームレスに対しての悪口雑言をやめようとしない貴之を、洋子(春菜)が説教する。 『子供であることをいいことに都合の悪いことは全て大人のせいにし、自分は何をやってもいいことにする その姿勢は貴之が嫌う卑怯な大人そのものではないか(説教の内容はパートナーによって異なる)』と。 説教が効いたのか、貴之たちは知也、美鈴を連れて中央公園を去っていった。 亜希は落ち着いただろうか。ちょうど夜になったので託児所を訪れると、彼女は仕事を休んでいた。 どうやら昼間のことが相当堪えたのであろう。神宮寺は亜希の身を案じる。託児所の林から『明日は朝から出勤する』と聞いたため 朝改めて訪れることにする。 295 探偵神宮寺三郎 白い影の少女 2016/06/22(水) 04 06 22.37 ID jR1+lM1e0 3月15日 予定通りに託児所を訪れると、亜希はすでに出勤していた。 彼女を慮った神宮寺が声をかけると、亜希は笑顔を見せたものの、泣きはらした跡を化粧で隠しているのが分かった。 そんな中、思わぬ声が亜希にかけられた。 『亜希先生!』 …藤村貴之だった。どうやら彼はこの託児所に預けられていたことがあるようで、亜希には頭が上がらないようだった。 『この時間になんでこんなところにいるの?学校はどうしたの?』 心配する亜希に、貴之は『学校は今日は休みなんだよ』と苦し紛れの嘘をつく。神宮寺はため息をつきながらそれを助けてやった。 貴之は、どうやら例の『幽霊の落し物』を亜希に見せて、これが何なのか聞くつもりだったらしい。 亜希に諭され、貴之は『それ』を神宮寺にもしぶしぶながら見せてくれた。 神宮寺も、そして亜希も驚愕して声も出せなくなった。いや、恐らくは神宮寺とは比べ物にならないほど亜希は驚いたに違いないだろう。 貴之が見せてくれたのは、懐中時計だった。…そう、哲司と亜希、おそろいで持っていたものの片割れ。 つい先日神宮寺が亜希に渡したものと同じものだった。 『神宮寺さんと話がある』。亜希に諭され、貴之はその場を去った。自分には踏み込めない話だということを子供心に理解したのだろう。 亜希は、6年前の過去のことを話し始めた。 6年前、亜希は妊娠していた。それを知った哲三と静江は『身分が違う』と結婚を猛反対し、強制的に二人を別れさせた。 静江はその際に『中絶するための費用だ』と封筒に現金を入れて亜希に渡すまでしたらしい。 とはいえ心から愛する哲司の子供を亜希は諦めきれずに出産することになる。 しかし、『この子供を支えながら自分ひとりで生きていけるだろうか』と不安を拭い去れなかった亜希は 新宿駅のロッカーに子供を捨てて立ち去ってしまったのだった。…あの懐中時計とともに。 亜希はすぐに思い直してロッカーまで引き返したものの、そのときにはすでに子供の姿はなかった。 『これは天罰だ。あの子を大事にしなかった天罰に違いない。自分は一生その罪を償って生きていくんだ』 亜希はそう思って今まで生きてきたのだという。 …ここまで話を聞けばもう間違いないだろう。あの懐中時計を持っていた『ゆうちゃん』こそが亜希と哲司の娘なのだ。 『お願いします、私の子供を見つけてください』。そう懇願する亜希に、神宮寺は『任せろ』と言葉を返した。 296 探偵神宮寺三郎 白い影の少女 2016/06/22(水) 04 12 02.95 ID jR1+lM1e0 (3月15日続き) 大河原家への定例報告に向かう神宮寺。『子供を捜して』という依頼を静江からも受けていたものの 今ここで亜希から聞いた話を全て話すわけにはいかない。神宮寺は『進展がない』という嘘の報告をすることになる。 一旦事務所に戻り、これまでのことを整理することにする。 ひとまずは『ゆうちゃん』のことを調べなければならない。亜希は6年前に生まれたばかりの子供を『ロッカーに捨てた』と言っていた。 それならば、当時それが警察に通報されていたかもしれない。神宮寺はそう考え、その調査を熊野に依頼することにする。 電話をかけると、どうやら熊野のほうも神宮寺に話があるようで、夜に事務所を訪ねる、と言った。 夜になると予定通り熊野が事務所を訪ねてきた。 ことがことだけに事情は話せないが、 6年前に新宿駅のロッカーから赤子が発見された、という通報がなかったか調査してほしいと熊野に依頼した。 熊野のほうの話は、『近頃中央公園のホームレスたちが何かにおびえているような様を見せている』という噂のことだった。 調査のこともあって中央公園は何回も訪れたが、神宮寺には覚えのない話だ。しかし神宮寺はその調査も合わせて行うことにする。 熊野が帰ったあと、神宮寺たちは『ゆうちゃん』と『噂』のことを調べるべく中央公園を訪れることにする。 ホームレスたちからは『怪しい男がホームレスを狙っている』という話を聞くことが出来た。恐らく浮き足立っているのはそのせいだろう。 どちらのことも手がかりがないまま公園内を歩いていると、草むらからうめき声のような声が聞こえた。 駆けつけると、そこには苦しがる女性の姿があった。これまでの調査中にこの公園で何度か話を聞いたホームレスのおばさんだった。 心配した神宮寺たちが救急車を呼ぼうとすると、女性はそれを制止して空元気を見せる。 女性の様子を見るのもかねて、神宮寺は『この近辺で目撃されている怪しい男』の話を聞いてみる。 女性自身は男を目撃したことはなかったようだが、仲間のホームレスが襲われたことがあるらしい。 どうやら男は一人で公園内を歩き、ホームレスを脅して歩いているようだ。何かを探しているのだろうか。 そこまで聞くと女性は『まさかあんたじゃないだろうね』と勘繰ってきたが、神宮寺は『ここ最近は二人で調査している』と難を逃れた。 (3月15日よる時点で貴之たちが『ゆうちゃん』に出会う話が挿入される。 話の展開(出会い方)はこの時点でのパートナー(洋子か春菜か)によって異なるものの 今後の話には影響しない) 297 探偵神宮寺三郎 白い影の少女 2016/06/22(水) 04 19 22.17 ID jR1+lM1e0 3月16日 次の日、早速熊野が電話で先日の件を報告してくれた。 どうやら6年前にロッカーから赤子が発見された、という報告はなかったようだ。『もっと詳しく調べるか?』と聞かれたものの 神宮寺は『場所も日時もはっきりしている』とそれを断るが、ふと思いついて『ロッカー荒らし』がいなかったかどうか調べてくれ、と話す。 ロッカー荒らしとは、駅などのコインロッカーをピッキングなどでこじ開け、預けられた荷物を頂くという犯罪のことだった。 ひょっとしたらロッカー荒らしが『仕事』をした際に赤子を見つけて連れ去ったのかもしれない、と神宮寺は考えたのである。 熊野からはすぐに『中西という男が6年ほど前にロッカー荒らしをやっていた』ということを調べ、 当時は中央公園でホームレスだったことも教えてくれた。どうやら逮捕されて服役したようだ。 この中西のことを調べるべく、神宮寺はホームレスのリーダー格である『前田』に話を聞くことにし、新宿駅西口を訪れる。 前田は中西のことを知っていた。長い髪に赤い帽子。それが中西の特徴だという。神宮寺には見覚えがあるように思えた。 どうやらすでに刑期を終えて出所し、中央公園で再びホームレス生活に戻ったようだ。 中央公園で、中西はすぐに見つかった。長い髪に赤い帽子。それは以前、貴之に暴言を吐かれたホームレスだった。 中西に過去のことを尋ねようとするも、彼からの返答はなかった。神宮寺は彼に話を聞くのを今は諦めることにする。 神宮寺を心配して前田が駆けつけてくれた。彼が言うには『自分の過去の犯罪のことを嬉々として話す者はいません』とのこと。 彼からの直接の情報はなかったが、中西のことをよく知る『安田徳子』という女性のことを教えてくれた。 怪しい男が現れるという夜にはまだ時間があるため、神宮寺は熊野に一連の『ゆうちゃん』について報告することにする。 『ゆうちゃん』は生きた人間であること、自分の知り合いの女性(亜希)が捨てた娘であること…。 そして『怪しい男』について今分かっていることも話しておくことにする。どうやら何かを探してホームレスを脅しつけているらしい。 大河原家では再び虚偽報告をすることになるが、静江は何かを訝しく思っているようだった。 廊下では哲三に遭遇するが、何か慌てている様子で出かけていった。先日もそんな光景があった覚えがある。 ここのところ哲三の行動が怪しく思えたが、今はそれをどうしようというものでもなかった。 屋敷の前で大河原礼子と会い、言葉を交わす。途中礼子に電話がかかってきて、話はそこで中断された。 足早に去っていった彼女が誰かの名刺を落としていった。『北条隼人』と書かれている。 西新宿8丁目で貴之と知也に出くわした。今日は美鈴がいないらしい。 いつも協力的ではない彼らだが、今日はいつもよりさらに神宮寺を警戒しているように思える。 貴之がしきりに知也の口止めをしており、話を聞き出せそうもなかった。どうやら何か隠し事をしているようだ。 アルタ前では今度は美鈴に出会った。彼女もまた先ほどの二人と同じように共通の秘密を持っているらしい。 『色々とすることがある』というようなことを言いつつ去っていった。 298 探偵神宮寺三郎 白い影の少女 2016/06/22(水) 04 26 15.23 ID jR1+lM1e0 (3月16日続き) 前田に聞いた『安田徳子』という女性に話を聞くため、神宮寺たちは中央公園を訪れる。 公園を一周したあとなんとか安田徳子(通称とくちゃん)を見つけ出すが、彼女は先日苦しんでいたところを助けた女性だった。 神宮寺は徳子と話をするうち、彼女が『質問に対して質問で返す』ことが多いことに気づく。それを指摘された徳子は 『癖だ』と笑うものの、神宮寺は以前話したことがある女性が同じことを言っていたのを思い出した。託児所の林だ。 つまり、癖とは『子供』に関わることであろう。しかし徳子は子供については話をしてくれそうになかった。 仕方なく、引き続いて『怪しい男』の調査に入ることにする。 公園内を歩いてホームレスたちに話を聞くうち、怪しい男の存在は確かなものになっていく。 どうやら怪我をさせられたものもいるらしく、その怪我をしたホームレスからも話を聞くことができた。 しかし神宮寺が知っている以上の情報を聞き出せそうもなかった。 さらに公園内を歩くと、以前にも話をしたことがある福祉課の荒川に声をかけられた。 どうやら彼も『怪しい男』の報告を聞いているようで、その調査に乗り出しているらしい。 ところが、彼の話によると『怪しい男』は『二人目撃されている』というのである。 一人はサングラスをかけた屈強な男、もう一人は恰幅のいい熟年の男性、というのだ。 ここまできて意外な情報を得た神宮寺は、荒川に別れを告げてさらなる調査に入ることにする。 改めて徳子に話を聞きたい神宮寺たちは、公園入り口で中西に出会った。 彼女と親しいらしい中西なら徳子の居場所を知っているかもしれない、と思った神宮寺は 『借りたライターを返したい』と苦し紛れの嘘をついて情報を求めた。 どうやら西新宿8丁目に彼女は住んでいるらしい。家があるわけではなく、空き家に住み着いているようだ。 徳子の家を8丁目で探してみるものの、さすがにどの家なのか探し当てることは出来ず、 彼女がいそうな場所は、ということで再び中央公園に舞い戻ることになる。 今度こそ徳子に出会うことが出来た。しかし、『ゆうちゃん』のことはすぐに話してくれそうもない。 そういえば、怪しい男は二人とも『子供』のことをホームレスに尋ねていた。それを交えて話せば協力してくれるかもしれない。 神宮寺は話を切り出す。 徳子の話から、やはり怪しい男は二人いることは確からしい。というのも、怪しい男を見かけたホームレスが 二人とも違うことを言って揉めていたからだった。二人の言い分は 『サングラスの男だ』『いや太った老人だ』というのである。 しかし、そのとき突然徳子が胸を抑えて苦しみだした。以前見た光景だったが、今回は一、二を争うような状況だった。 『誰か救急車を呼んでくれ!』 神宮寺が叫ぶも、周りのホームレスたちは何もせず見守るばかりだった。そこに前田が駆けつける。 『どうして誰も彼女を助けないんだ』 神宮寺の問いに前田は 『我々ホームレスは収入もなく健康保険にも入っていない。高額な治療費を払うことが出来ない。 こういう状況になっても治療を受けることも出来ない』と話す。 神宮寺は徳子の身柄を請負うことにして病院へ運ぶことにした。礼を述べつつそれを手伝うホームレス達。 299 探偵神宮寺三郎 白い影の少女 2016/06/22(水) 04 33 27.14 ID jR1+lM1e0 3月17日 病室のベッドで、徳子は目覚めた。一命は取り留めたのである。 『特別扱いされるのはイヤだ。自分が助けられるのならば他の仲間たちも助けてやっとくれ!』 そう行って病室から無理矢理出ようとする徳子を、神宮寺は『貴女は結核だ、出て行けばホームレスたちに伝染するかもしれない』と話し、 なんとか落ち着かせる。 徳子は6年前、中西の仕事(ロッカー荒らし)を手伝ったことがあった。その際にロッカーに捨てられた赤子を発見し、連れ帰った。 自身が紆余曲折の末にホームレスとなった過去を持つ徳子は、『これは自分に与えられた子供なのだ』と思い、育てることにしたのである。 名前は『悠』。奇しくも本当に『ゆうちゃん』だったのである。 徳子に子供の居場所を聞くと、やはり西新宿8丁目にいるらしいが、詳しい住所を聞きそびれてしまうのだった。 一方、貴之たちは先日会った『ゆうちゃん』を連れて街を歩いていたが、『ゆうちゃん』=悠に元気がない。 どうやら『とくちゃん(=安田徳子)が帰ってこなかったことを心配しているようだ。 貴之らは元気付けるために『じゃあとくちゃんを探しに行こう』と提案するのだった。 中央公園を訪れると、悠の知り合いであったホームレスが声をかけてくる。そのホームレスは以前貴之が暴言を吐いた男(つまり中西)だった。 貴之は自分の非を認め素直に謝罪する。 しかし、和やかに話をする間もなく、中西が『ゆうをつれて逃げろ』と貴之を促した。わけもわからぬまま走り出す貴之らを見送る中西。 その視線の先には一人の男の姿があった。 『…やっと見つけたぜ…!』 神宮寺たちが悠の行方を求めて中央公園を訪れると、中西が一人の男に食って掛かっていた。 『やっと見つけたぜ!仲間を傷つけた落とし前、ここでつけてもらうぜ!』 そう言い放つ中西の拳が向く先は、太った老人…なんと大河原哲三だった。 『犯人はこの人じゃない、他にいる』という神宮寺の仲裁を受け入れ、中西はしぶしぶ拳を収めた。 しかし哲三は神宮寺の質問に答えず無言のままだった。 神宮寺は仕方なく『貴方がホームレスを脅していたんですね』と鎌をかけることにし、哲三はそれを聞いて慌てて真実を話し始めた。 なんと、哲三はすでに『ゆうちゃん』に出会っていた。というのは、亜希が哲司のお参りに来た夜 彼女に謝罪するために託児所を訪れたものの休んでいたため出会うことが出来なかった。 その帰りに中央公園に寄った際、6歳くらいの子供とぶつかったのを機会に話をしたというのである。 6歳の子供に、哲三は哲司の面影をはっきりと見出し、驚きを隠せなかった。それ以来子供のことが忘れられず、 ヒマを見つけては屋敷を出て中央公園を探していたというのだ。ホームレスたちはそれを目撃していたのだろう。 本人が『ゆうちゃん』に出会っている以上、それを隠すことは出来ないだろう。神宮寺は、その少女が 『哲司と亜希の子供である』とその場で話した。『ゆうちゃん』を探すための協力を申し出る哲三。 悠は徳子の家にいるはずなのだが、それを知るものは、と考えた神宮寺は近くにまだいた中西を呼び、 徳子の家を訪ねる。しかし彼は本当に場所までは知らないようだった。 と、そこで中西は『さっき、悠を連れた貴之たちに出会った』と話す。 中西が怪しい男だと思っていた哲三が現れたため逃がしてしまったのだそうだ。 となれば、貴之たちも恐らくは徳子の家にいるのだろう。 しかし肝心の徳子の家が分からないため、結局はこの周辺を探すことになる。 中西も『仲間に聞いてみる』と協力を申し出た。 300 探偵神宮寺三郎 白い影の少女 2016/06/22(水) 04 39 38.87 ID jR1+lM1e0 (3月17日続き) 貴之たちは中西に逃がされた後、とある廃ビルに勝手に作った『アジト』に悠を招いていた。 しかしそんな中、サングラスの男が現れ四人に詰め寄る。貴之が機転を利かせ、四人は夜の街へと走り出した。 貴之たちを探すために西新宿周辺を捜索していた神宮寺たちだが成果はなく、中央公園に戻ることになる。 そこに現れた中西が、仲間から聞きだした徳子の家の場所を教えてくれた。さっそく駆けつける神宮寺。 西新宿8丁目の廃墟の中に徳子が住んでいる空き家があった。生活の痕跡(と子供がいる痕跡)は見つけたものの 悠や貴之らの姿はなかった。哲三が見つけていることに一縷の望みを託して、中央公園に戻ることに。 貴之は逃げているうちに地下道に紛れ込んだ上、三人とはぐれてしまっていた。 『どうにか逃げ切れるルートはないか』。そう考えた貴之は周囲を捜索する。途中武器になりそうな鉄パイプを入手し、 どうにか美鈴や知也、悠と合流することに成功する。 貴之は美鈴に『これでアイツをガツンとやれ』と鉄パイプを手渡した。また、アジトに戻るように話す。 そこへ先ほどのサングラスの男がやってくるが、貴之と美鈴の策に引っかかり頭を鉄パイプで殴打され、 まんまと逃げ出すことに成功するのだった。 中央公園に戻った神宮寺を迎えたのは、ちょうどそこにやってきた哲三だった。しかし手がかりは何もないという。 打つ手がなくなった一堂の前に、意外な人物が現れた。 それは、傷だらけになった貴之だった。悠たちを逃がすために知也とともに男を引きつけていたが 最終的に自分がオトリになって智也を逃がしたようだった。 『…神宮寺…さん…助けてください…悠が…殺される…』 痛々しい姿の貴之は、嫌っているはずの神宮寺にそう言った。 『畜生…俺はガキだから…何も出来ないのか…』 そんな貴之に、神宮寺は『自分の弱さを認めることは大人にもなかなか出来ない立派なことだ』と賞賛の声をかけた。 留守番をしているほうのパートナーを電話で呼び出し、神宮寺はアジトを目指す。 (ここで選ぶパートナーによって少し展開が異なる。最終的な展開は変わらない) 逃げ込んだアジトのなかで、美鈴はゆうに『母親』という存在がどんなものかを(あくまでも美鈴の目線で)語る。 母親を知らないゆうは『おかあさんってどんなひと?』と美鈴に問う。 そこへ知也が合流してくる。『貴之が逃がしてくれた』と話すが、そこへまたサングラスの男が現れ、危機的状態に陥る。 アジトとなっている廃ビルを訪れた神宮寺は、ガラスや壁財などが散在する中を捜索する。 一階には何も見つからず、二階の捜索をするうちに、割れた知也の眼鏡を発見した。どうやらこの近くにいるらしい。 そこへ誰かの悲鳴が響いた。 駆けつけた神宮寺の目の前に、悠、知也、美鈴の三人に襲いかかろうとしているサングラスの男の姿があった。 腕っ節には自身がありそうな男を、神宮寺もボクシングで鍛えた体に鞭打って撃退することに成功する。 気絶した男の持ち物を探ると、携帯電話と名刺が見つかった。名刺には『北条隼人』と記してあった。 その名前は以前にも眼にしたことはある。そう、ある人物が落とした名刺と同じものだ…。 301 探偵神宮寺三郎 白い影の少女 2016/06/22(水) 05 49 07.74 ID jR1+lM1e0 (3月17日の続き) 不安がる悠を、神宮寺は『とくちゃんの所に行こう』と元気付ける。徳子を心底心配していた悠はようやく笑顔を見せた。 そこへ大河原家(礼子・静江・哲三)の面々と、連れて行かなかったほうのパートナーと貴之が現れる。 神宮寺は事件の最後の解決を迎えるため、視線を一人の女性に向ける。…あの男を使い悠を狙っていた真犯人。 …大河原礼子。 自身が持つこれまでの事件の手がかりや北条隼人の持ち物などの証拠をつきつけ、神宮寺はたくみに礼子を告発しようとする。 サングラスの男(北条隼人)と礼子との関係を実証することに成功したものの礼子は全てを話さないまま警察に逮捕されようとする。 神宮寺は、自分の力だけでは全てを解決できない…そう考える。礼子の心を開くことが出来るのは…一人しかない。 『…君の力を貸してくれ』 『何をすればいいのぉ?』 『ただ、そこにいてくれればいい』 『それなら、できるのぉ』 不安げに神宮時の傍らに立った悠の姿に、亡き哲司。自分が愛した哲司の面影を強く感じた礼子は、その場で泣き崩れていた。 大河原哲司はもともと体が弱かった。亜希と別れさせられ、礼子と結婚した後もそれは変わらなかった。 子供は出来なかったものの、礼子は哲司を心底愛していた。哲司が病の末に倒れたときも、愛してやまない夫を必死に看病した。 それでも哲司の容態は良くはならなかった。そしてついに最後の時を迎えることになる。 しかし、哲司が残した最後の言葉は、『…亜希…』という、礼子にとっては無残な言葉であった。 哲司は最後まで、死に際まで亜希を愛していた。亜希だけを愛していた。自分のことを見ていなかった。 その思いは亜希に対する嫉妬へと変わっていく。そして、あるとき静江が神宮寺に依頼しているのを聞いてしまった。 静江は、哲司と亜希の間に生まれた子供を跡継ぎにしようとしていた。 ある日に春菜がした与太話(恐らくは『ゆうちゃんは亜希さんの子供なんです!』とか話した)に一抹の真実味を見た礼子は 北条隼人を使って『ゆうちゃん』のことを調べ上げた。そしてその身柄を求めたのである。 『…貴女は、彼女(悠)を捉えたあとどうするつもりだったんだ?』 神宮寺の問いに、礼子は 『…私にも分からない。ただ…哲司さんの子供に会いたかっただけかもしれない』と話す。 『そんな勝手な理由で悠をこんな目にあわせたのか!俺はお前みたいな身勝手な大人は大嫌いだ!』 そんな礼子に、貴之が叫んだ。 神宮寺たちは、悠を連れて徳子が入院している病院を訪れた。そこには連絡を受けた亜希もやってきていた。 病床の徳子を悠が心配する中、言葉をかけあぐねている亜希に、徳子が声をかける。 『…あんたに文句の一つも言ってやろうと思ってたけど、あんたも相当苦労してきたんだね…』 戸惑う亜希を尻目にして、徳子は今度は悠に声をかける。 『さあ、あの人のもとへお行き。あの人は、悠のお母さん。一緒にいなくちゃいけない人なんだよ』 『イヤだよ、ゆうはとくちゃんと一緒にいるのぉ』 『あの人は、悠を大事にしてくれる。今は分からなくても、きっとあの人といて幸せだった、と思える時が来る。 このとくちゃんの言うことだから間違いないよ。だからお行き』 直後、徳子の容態が悪化する。泣き叫ぶ悠とあわただしくなる周囲。神宮寺たちは病室を追い出された。 302 探偵神宮寺三郎 白い影の少女 2016/06/22(水) 05 54 19.48 ID jR1+lM1e0 4月7日 新宿西小学校に桜の花びらが舞っていた。 校門の前には、悠と亜希…本当の『親子』が笑顔で話している。 悠は新西小に入学することになった。 神宮寺は無事に本当の親子を取り戻した二人から、隣にいる女性に視線を移す。 『父兄席で見たほうがよかったんじゃないのか?』 その女性は神宮寺にこう返答する。 『あたしなんかがいちゃいけない場所だからねぇ、こうして遠くで見ているだけで十分だよ』 …安田徳子だ。 悠たちの前に、見慣れた三人が現れる。進級して六年生になった貴之、美鈴、知也だった。 『悠の先輩』になった貴之たちは、存分に先輩風を吹かせ始めた。ある意味いつもどおりの光景だった。 徳子に気づいた悠たちが歩み寄ってきた。親子は失われた時間を取り戻すかのように幸せに生きていくだろう。 神宮寺は、自分の手に残ったもの…亜希から託された懐中時計を見ながら、亡き親友の顔を思い浮かべていた…。 (スタッフロールへ) ※悠・亜希が正式に親子になった、という描写はあるものの大河原家がどうなった、という説明はない しかしスタッフロール時の一枚絵の中に哲三に抱き上げられる悠を笑顔で見ている静江の絵があるので 少なくとも険悪な関係にはならなかったと思われる 303 ゲーム好き名無しさん 2016/06/22(水) 05 57 19.44 ID jR1+lM1e0 探偵神宮寺三郎 白い影の少女は以上が大まかなストーリーとなります
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ぼだいせんじんぐうじあと【菩提山神宮寺址】 概要 三重県伊勢市北中村町字菩提山にある平安時代の寺院跡。
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《聖川 真斗&神宮寺 レン》 キャラクターカード コスト6/青/CP6000/RANK2 【早乙女学園】/【Aクラス】/【Sクラス】/【御曹司】 ボーナスアイコン RANK+1 [コネクトアタック(5)] このカードのアタックで、相手にダメージを与えた場合、 捨て札にある「聖川 真斗」または「神宮寺 レン」1枚を手札に加えることができる。 真斗:こいつの言うことを、信じてはいけない。 レン:酷い言われようだなぁ、はずれちゃいないけど。 うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%で登場した青色・【早乙女学園】・【Aクラス】・【Sクラス】・【御曹司】を持つ聖川 真斗&神宮寺 レン。 関連項目 神宮寺 レン 聖川 真斗 収録 うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000% 01-039 SR
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探偵 神宮寺三郎 未完のルポ 【たんてい じんぐうじさぶろう みかんのるぽ】 ジャンル アドベンチャー 対応機種 PlayStationセガサターン 発売元 【PS/SS】データイースト【PS普及版】メディアリンク【GA】ワークジャム 開発元 データイースト 発売日 【PS/SS】1996年11月29日 定価 【PS/SS】5,800円 廉価版 【PS普及版】2000年12月7日/1,500円 配信 ゲームアーカイブス 2009年1月14日/600円 レーティング CERO C(15才以上対象)(*1) 判定 なし ポイント ご無沙汰だったハードボイルドADVの復活ちょっと迷走気味 探偵 神宮寺三郎シリーズ 概要 ストーリー 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 概要 探偵物のコマンド選択式アドベンチャーゲーム『神宮寺三郎』シリーズの5作目。 前作から6年の歳月を経て発売。FCから一世代飛び越えての次世代機(当時はPS/SS)対応ということで、ファン待望の一作であった。 キャラクターデザインはシリーズ恒例の寺田克也氏だが、ゲーム中のビジュアルには関与していない。 ストーリー 神宮寺探偵事務所に、どこかの鍵が同封された謎のエアメールが送られてくる。 差出人は、神宮寺の飲み仲間のジャーナリスト・池上康明。意図のわからない突然の手紙に困惑する神宮寺だったが、 後に池上が「とある新興暴力団」について調査していたと判明する。 時を同じくして、ムルソン共和国レムチャ村に滞在していた駆け出しのジャーナリスト・与野恭介は、 日本のODAに端を発する環境破壊が引き起こした悲劇的な現実を目の当たりにしていた。 そして与野は、ムルソン共和国と日本の間に存在するもう一つの「黒い関係」について知る事となる。 シナリオ自体はファンによる持込みである。これが切っ掛けとなり、シリーズ復活につながった。 特徴 OPデモやゲーム中のグラフィックは、セルアニメ調の絵柄で描かれている。この路線は、シリーズ全体を通して本作のみ。 一部のシーンにはムービーが挿入され、キャラクターボイスも使用されている。 プレイヤーキャラクターはシナリオ進行に合わせて、「神宮寺・洋子・熊野・与野」の4人から選択する。同一時間軸の異なる視点で一つの事件を追っていくというザッピングシステムを採用しているが、それぞれの行動がそれぞれのシナリオ間でリンクしている訳ではない。 例えば、洋子シナリオで「神宮寺がピンチを救いに来る」というシーンがあっても、その時間帯における神宮寺シナリオでそういったイベントは発生しない。 シリーズ共通の名物コマンド「タバコすう」は、神宮寺専用のパーソナルコマンドとして続投。他の主人公を選択した場合はそれぞれ「髪さわる」「ヒゲいじる」などに変わる。 ゲーム中に使用するコマンドは、シーンに応じて必要なものだけが取捨選択される。 例えば、その場に自分以外誰もいないシーンでは、およそ必要性のない「話す」コマンドは画面に表示されない。 以前から導入されていたシステムだが、今作での絞込みはかなり親切で、通常時のコマンドはだいたい3~5種類くらい。 手帳機能が追加。それまでのストーリーの簡単なまとめが自動的に記録されていき、アイテム画面で選択すると参照できる。 調査の過程で、カーチェイスや捜索などの簡単なミニゲームが挿入される。 本編とは別扱いのおまけ要素として「謎の事件簿」が追加されている。 ここにはミニ推理ADVやクイズなどのショートシナリオが収録されていて、本編よりも更にデフォルメされたミニ神宮寺とミニ洋子が司会進行を担当している。 評価点 システム シリーズのシステムの地盤が概ね固まった。後継作品は、本作のシステムに改良を加えながら作られていく。 コマンドの絞込み機能のおかげで、詰まる局面はほとんどなくテンポ良くストーリーが進む。 賛否両論点 シナリオ 過去作品と比べると「社会悪」を突っ込んで描いた部分の多いシナリオだが、流れとしてはいつも通りの神宮寺である。ただ、メインである臓器移植関連のネタは、時事問題としての鮮度が若干落ちてしまっていた感があったようだ。 シナリオについては、正規のスタッフではなくファンが書いたものであるため、致し方ないとも言える。 一応ハッピーエンドではあるが、完全解決とは言えない形でエンディングを迎える(実際、作中での事件の実行犯が逃げおおせている。この実行犯、オープニングで人相は明かされるのだが、ゲーム中では名前だけしか出ない。しかも以降の作品に出る気配もない)。 人物の台詞を表示する際のSEがなんだかポワポワしていて脱力する。 おまけ要素 謎の事件簿自体は、試みとしては新しく、内容にも特に問題はない。 しかし本編の雰囲気が過去作と比べて様変わりしてしまった影響で、「キャラ崩壊」などといったマイナスイメージで語られてしまいがちだった。 問題点 グラフィック アニメ調グラフィックはファンにとって相当不評だったらしく、本作以降では採用されていない。これ以外にも、捜査の要所で挿入されるミニゲームの出来が稚拙すぎたためか、以降のシリーズ作品ではもう少し本格的なものに差し替わるか、あるいはミニゲームで表現する事自体が取りやめになっている。 ムービーやミニゲーム中に当時の流行である3DCGを用いたのも、「未熟な技術を安易に取り入れたよう」と批判された。 + 画像 出来が悪いわけではない。「合ってなかった」だけ しかし、尾行シーンのミニゲームの出来は本気で悪い ちなみにこの尾行ゲーム、ゲーム開始すぐに挿入されるものは、尾行対象がいないただの「散歩」であり、十字ボタンの上を押し続けるだけで終わる。その次に挿入されるものは画像の人物2人を追う形式ではあるが、後ろを振り返りもしないのでやはり十字ボタンの上を押し続けるだけで終わる。 手帳機能は便利だが、ページが整理されていない。 総評 神宮寺シリーズに新しい風を吹き込もうとした意欲は感じられるが、それと引き換えに失ってしまったものもまた多く、評価は振るわなかった。 特にグラフィック全般やミニゲームについては、本作以降のシリーズ作品が同じ路線を踏襲していない。 そのことを考えても、シリーズを再出発するにあたって取るべき方向性を見誤ったと言っていいだろう。 次回作『夢の終わりに』は、ゲームシステムの骨組みや物語の見せ方などは本作と大きく変わっていない。 だが、グラフィックや細部の作り込みに「神宮寺らしさ」を反映させる事で、高い評価を獲得した。 本作はその成功例の陰に隠れた、世代交代期のほろ苦い思い出である。
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誕生日 2月25日 血液型 A型 身長 180cm 体重 ??kg スリーサイズ B 爆乳らしい/W普通/H小さめ 出身地 東京都 詳細情報 ガーデン・学年 エレンスゲ女学園2年序列98位 レギオン LG ??? スキラー数値 80〜??? レアスキル テスタメント サブスキル 虹の軌跡、whole order 、Awakening 、インビジブルワン CHARM グラム、??? 属性 リリィ 三笠宮悠紀のメイド (親友) 神宮寺家は代々三笠宮家の一族に仕える家令 戦闘能力も高く、対ヒュージ、対人戦闘もこなせるリリィ。百合ヶ丘の獲得リストは入ってない。悠紀と一緒に戦って決定的な攻撃を繰り出してくれたり、判断力が高い頭脳派(司令塔) 海浜幕張掃討戦では悠紀と一緒に奮闘し数々のヒュージや未確認の特型ヒュージを無傷で単独撃破する程の腕の持ち主。 自分の戦果と実力は基本的に隠している。(悠紀より箔をつけるのが嫌な為) 一年時に上級者のヤバい集団に目をつけられて、悠紀が気づくまで身体中ボロボロになっていた。ある日、上級生の手合わせで重傷を負ってしまう。その後は予後はよかったもののリリィとしては再起不能になりかけていた。 二年時は学園を6月まで休学し、悠紀が出席すべきパーティーやイベントをすべて本人と変装して参加する。そこでとある先生と出会い、傷の状態を診てもらい極秘裏に完治してもらうことにした。完治した瞬間に修行としてヒュージが出没してるエリアで深夜から朝まで毎日に戦闘に明け暮れていた。一部のエリアでは噂になっており、それに対し百合ヶ丘とエレンスゲの合同調査リリィ達が調査することになり、彼女の正体がそのリリィと悠紀にバレてしまう。そして悠紀に怒られて学園に電撃復帰、僅か復帰1日目で悠紀から無理矢理生徒会長をやらされることになった。 単位が足らずに留年し、現在に至る。日の出町の惨劇で戦闘中にサブスキルが全て覚醒してリンカー持ちになって生き残るが、戦闘の際に仲の良かった同級生や下級生と死別、一緒に戦闘していた一つ下の妹の麻弥は重傷のため現在入院中という悲劇に見舞われてる。
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探偵 神宮寺三郎 復讐の輪舞 【たんていじんぐうじさぶろう ふくしゅうのろんど】 ジャンル アドベンチャー 対応機種 ニンテンドー3DS 発売元 アークシステムワークス 開発元 ワークジャム 発売日 2012年6月28日 定価 5,040円(税別) レーティング CERO B(12歳以上対象) 判定 シリーズファンから不評 ポイント 非常に薄いボリューム3Dで表現された神宮寺ワールド 探偵 神宮寺三郎シリーズリンク ストーリー 概要 特徴 評価点 賛否両論 問題点 総評 ストーリー 気が付けば神宮寺はあるビルの一室で複数のヤクザから暴行を受けていた。神宮寺は隙を見てビルから脱出し、逃走を図る。追ってきたヤクザの一人を返り討ちにし、彼らの目的が神宮寺に対する復讐と何かを奪う事である事を知る。ヤクザ達に事務所を抑えられてしまったために帰れなくなった神宮寺は止む無く空きビルで一夜を明かす。 翌日、事務所に戻ろうとする神宮寺が街頭ビジョンに目を向けると、先日解決した依頼の依頼人であった「君島弘樹」が神宮寺の車の中で撲殺死体として発見されたという驚愕のニュースが流れ、神宮寺は警察からも容疑者として追われる身になるのだった…。 概要 コマンド選択式の探偵物アドベンチャーゲーム『神宮寺シリーズ』の第16作目。シリーズの25周年の記念作品にあたる 近年の作品では本編の事件の他に「携帯アプリ(DSiウェア)版の5作品の移植」と「謎の事件簿」で構成される事が多かったシリーズではあるが、 本作は、本編のみの収録となっている。また、全ての登場人物が3Dで表現されるのも大きな特徴。 特徴 本作ではヤクザと警察の両方から追われつつ、事件の解決の糸口を探す為、それに伴い、捜査の最中に以下のシステムに切り替わる事がある。 捜索 3Dで表現された部屋の中を捜索しながら事件の手掛かりや脱出(侵入)経路を探す。本作では入手した道具を「分解」「合成」する事で新たな道具を作り出す事が出来、さらなる糸口をつかむ事が出来る。 「壊れた水槽」を分解する事で「ガラス片」を入手し、「カーテン」と合成させることで脱出用のロープを作る…等、 隠密行動となる為に、猶予となるゲージが存在し、何らかのアクションや時間の経過等でゲージが失われていき、ゲージが無くなってしまうとゲームオーバーになってしまう。所謂「脱出ゲーム」的な要素となっている。 ゲームオーバー時にはヒントを見る事が出来る他、もう一度挑戦する事も出来る。 チェイス 警察やヤクザから逃げる際に切り替わる。様々な場所を転々としつつ、三択を迫られる。この際にとった行動が正解ならば脱出ゲージが上昇し、失敗ならば減少して次の場所へと切り替わる。 ゲージが満タンになれば逃走成功で、次の場面に切り替わるが、すべて失うと逃走に失敗し、ゲームオーバー。 また、逃げるのではなく尾行するという形で切り替わる事もあり、この場合はゲージは目標との距離として、気付かれずに接近する為の選択肢を選ぶ事になる。 格闘 ヤクザと戦う展開になった時に切り替わる。ストレート、フック、ガードの三すくみの攻撃を選んで相手の体力を無くせば勝利、逆にこちらの体力が0になると敗北となる。 相手がどの攻撃を繰り出すかはパターン化している他、神宮寺の台詞から推測も可能、また、「様子を見る」事で何を繰り出すかを割り出す事も出来る。ただし「様子を見る」事に失敗してダメージを受ける事もある。 トークプロファイル 登場人物を説得したり、情報を聞き出す際に切り替わる。 話しかける際の態度や話の方針を定めてから相手にゆさぶりをかける。こちらもゲージを満タンにすると成功となる。 ザッピング 進行に応じて操作キャラが神宮寺と洋子に切り替わるという。シリーズでも伝統的なシステム。本作では警察とヤクザの妨害によって完全に別行動となっている為、互いに完全に違う視点から事件を切り開く形となる。 記念作品という事もあり、各作品の登場人物のデータベースである「キャラクターファイル」があり、「捜索」で特定の場所を調べる、特定の日付で特定の選択肢を選ぶ事で入手する事が出来る。 入手したファイルはモード選択時に閲覧可能。一作目「新宿中央公園殺人事件」からアプリ版の20作目である「亡き子の肖像」に至るまでの全ての事件の登場人物総勢337人のデータベースとなっている。 評価点 行動の選択によっては即ゲームオーバーになる事もありうる他、各システムによって「逃走しながら捜査を行う」という雰囲気が出ている。 近年のアプリ版では推理や選択肢を間違えても正されるだけであり、実質「読む」作品になっている事が多かったため、考えながら行動をするという点が復活した。 3D化について 後述の通り賛否はあるものの、シリーズ特有のハードボイルドな雰囲気を崩さず、一定の評価は得ている。 神宮寺の象徴ともいえるタバコを吸うシーンや推理シーンにおける表現は見事であり、脅されたヤクザがブルブル震えるといった表現力の向上にも繋がっている。 キャラファイル 後述のように一部の内容や取得方法に問題はあるが、シリーズ登場人物のかなりを集めたデータベース自体はシリーズファンとしては嬉しい要素。 賛否両論 3D化については出来の当たり外れが大きい 熊野は評判が高いが、神宮寺は顔が怖い、天沼姉妹は造形がよくない、洋子はそもそも例によって別人レベルに変化しているので誰だかわからない(*1)(*2)といった具合で、出来のいいキャラ悪いキャラが激しい。 また、人物がアクションを取る度に若干ウェイトが入る為、テンポが悪くなってしまった。特に登場人物同士の会話では喋る人物が変わる度に画面外にキャラが消える演出が入るので特に顕著。 ファン前提のシナリオ 記念作という事もあり、過去作品のキャラクターが多く登場してストーリーに絡む為、シリーズファンには嬉しいが新規プレイヤーにはあまり向かない内容になっている。 問題点 ボリューム不足 本作の一番の問題点。「携帯アプリの移植」や「謎の事件簿」といったおまけ要素をすべて削って本編一本に絞られているにもかかわらず、本編自体が携帯アプリクラスのボリュームというゲームの短さ。 マルチエンディングや周回要素的なおまけもないため、一度クリアしてしまえば二周目以降はキャラファイル探ししかやる事がないのだが、そのキャラファイル探しにも問題が多い。(後述) 「パスワード」や「ムービーの閲覧」もなく、本編以外のモードはキャラファイルの閲覧のみとなっている。 本編シナリオの問題 全体的に既存キャラについては説明不足。 本作の登場人物の大半は過去の事件で関わった事から神宮寺に協力(or敵対)している事が多いのだが、「その人物と神宮寺の間で何かがあった程度」でしか語られない為に、未プレイのユーザーに対するフォローが足りていない。 さらに既存キャラの中には神宮寺を執拗に協力してくれる人物もいるのだが本作発売時点ではソフト化されていないアプリ出身のキャラである。(*3) 加えて中核となる神宮寺に敵対する組織に関しても過去のアプリ版からの出典となる。こちらも過去のアプリをプレイしておかなければ話が入ってこない。(『亡き子の肖像』等) 記念作であり既存キャラを集めたシナリオではあるが、一部のキャラは未登場だったり出番が少ない。 三好志保等、登場していないレギュラーキャラもちらほらいる。特に警察関連のキャラクターはほぼ登場せず、熊野の登場場面もごくわずかである。 ストーリーもある時点を境に尻すぼみに終息していく。 神宮寺のライバルキャラである「与那国」も登場するのだが、然したる見せ場もないままにあっさり企みを見破られ、小物臭くなってしまっている。 キャラクターファイルについて 入手方法の問題でゲームプレイ中にははっきり言って邪魔にしかなっていない。 キャラクターファイルの回収にはコマンド総当たりをする事になるが、同じコマンドでもランダムで複数のメッセージパターンが存在する事がほとんどであり、「そのパターンのうちの一つにファイルが紛れている」ため、あらゆる場面で総当たりを複数回強いられる形となっている。 入手する度にキャラクターファイルを入手したというダイアログが出てくる為、物語の没入感が削がれる。 後述の通り、捜索パートにおいてもキャラクターファイルが邪魔をしている。 入手時に誰のファイルが手に入ったかを確認できない。 それでいてパートセーブである為、次のパートまで進めるか、セーブしたパートの開始時点から今までのプレイを諦めるかしないと入手したキャラクターファイルを確認できない。 シリーズキャラのデータベースとしても難点が存在する。 FC版の4作品は携帯アプリへの移植の際に大きく設定が変更されたのだが、両方の設定がごった煮になっている。どちらかにしか登場していない人物もおり、アプリ版のグラフィックなのに説明文がFC版であるなど混沌とした状態になっている。 かなりの人物を集めてはいるが、全人物を網羅しきれてはいない。 捜索パートについて あまりゲージに猶予がなく、答えを知っていても謎解き中にゲームオーバーになりまくる難易度となっている。 調べる事が可能な場所ではカーソルの色が変わるのだが、キャラファイルがあった場所も該当する為、回収済みのキャラファイルの場所を調べて「もう得る物はない」というメッセージと共にゲージが浪費されるのもつらい所。 また、クリアに必要な道具が非常にわかりづらい場所に隠されている事が多く、その点でも難易度が高くなっている。 総評 記念作品ではあるが、ボリューム不足が大きく響いている上、ストーリーに関しても旧作のプレイが前提となっている構成や終盤の尻すぼみ感、一部キャラの扱いなどで問題がある。 加えておまけ要素の代わりに入ったキャラファイルが本編のあらゆる面で足を引っ張るなど、システム的にも粗がある部分が目立ち、ファンからの評判は総じて芳しくない。 新規プレイヤーにもお勧めできる出来でないといった点も重なり、シリーズの中でも特に辛辣な評価を受ける事が多い作品になってしまった。
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探偵 神宮寺三郎 夢の終わりに 【たんてい じんぐうじさぶろう ゆめのおわりに】 ジャンル アドベンチャー 対応機種 PlayStationセガサターン 発売元 【PS/SS】データイースト【PS普及版】メディアリンク【GA】ワークジャム 開発元 データイースト 発売日 【PS/SS】1998年4月23日 定価 【PS/SS】6,090円 廉価版 【PS普及版】2000年10月19日/1,500円 配信 ゲームアーカイブス 2007年10月24日/600円 レーティング 【PS】CERO C(15歳以上対象)(*1)【SS】セガ審査 推奨年齢18歳以上 判定 良作 探偵 神宮寺三郎シリーズ 概要 ストーリー 特徴 評価点 問題点 総評 余談 概要 イラストレーター寺田克也の絵が特徴的なハードボイルドADV『神宮寺三郎』シリーズ6作目。 本作ではゲーム内のキャラ立ち絵やムービーシーンにも寺田克也の原画が使用されている。シリーズ中で同氏の関わった部分が最も多い作品。 現代日本の東京都新宿区歌舞伎町に探偵事務所を構える神宮寺三郎が、助手の御苑洋子とともに、様々な事件の調査を行う…というのがシリーズ共通のストーリー。システムも全シリーズ共通でコマンド選択方式である。 主人公がヘビースモーカーであり、攻略に必須のコマンドに「タバコを吸う」というものがあるのも『神宮寺』シリーズの特徴。 通常版はシリーズ10周年記念特典としてドラマCDが付属された。 ストーリー 近ごろ神宮寺は、自分が過去にニューヨークにいた頃の悪夢を見る。それは決して忘れる事のできない、神宮寺と洋子が初めて出会った時の事件の夢だった。今日もまた朝がやってくる。その日、助手である洋子の古い友人から神宮寺の所に舞い込んだ依頼は、よくあるストーカー調査。調査は順調に進み、ほどなくして事件は無事に解決したものと思われた。しかしそれを切っ掛けに、神宮寺と洋子は「終わらない悪夢」を思わせる新たな事件に巻き込まれていく。 特徴 ザッピングシステムを採用。一定の節ごとにプレイヤーキャラを任意で選択し、複数の登場人物の視点でストーリーを進められる。 選択できるキャラクターは、主人公である神宮寺三郎、助手の御苑洋子、友人であり所轄署警部でもある熊野参造、事件の依頼人の妹永田美貴の4人。 同システムは、5作目『未完のルポ』でも採用されていたが、ザッピングといってもパラレルワールド的なものであり、整合性の部分に問題があった。本作では、あるキャラクターのシナリオで起こる出来事は別のキャラクターのシナリオでも同様に発生する。また、チャートマップが追加されてルートを把握しやすくなった。 本作で追加された各システムは、後のシリーズ作品のベースとなった。 D-MODE(推理モード) 調査の節目を迎えたところで、情報を整理して一つの推理を導き出すモード。神宮寺が順を追って疑問点をピックアップするので、プレイヤーは正しい選択肢を選んでいく。 S-MODE(捜索モード) 家宅捜索などは、前後左右が3DCGで立体的に描かれた室内マップを直接調べていく(ブラウザゲーによくある脱出ゲームのような感じ)。 PASS WORD ゲーム中に4文字のアルファベットの文字列を発見する事がある。これをパスワード入力画面で入力すると、人物紹介などのおまけ要素が解放される。 パスワードの入手方法は、調査中に事件とは関係のないところを調べる、ミニゲームに勝利する、謎の事件簿を解決するなど様々。デフォルトである「AAAA」にもメッセージが用意してある。 評価点 新システムが概ね成功している。 D-MODEの存在は、キャラクターが勝手に推理を進めてプレイヤーを置き去りにしてしまいがちなコマンド選択式推理ADVの弱点をうまくフォローしている。 S-MODEによる調査はコマンド選択式と比べてグラフィカルなので、重要な証拠物件などを発見した時のインパクトが大きい。 ゲーム部分の基礎は前作から引き継いでいて、テンポの良さも前作ゆずり。ストーリーの流れは手帳に記録されていくので日を置いても進捗がわかりやすい。 シリーズの人気の秘訣でもあった、寺田克也の描く作品世界の再現性は過去最高。 本編キャラが可愛くデフォルメされたミニキャラとして登場するミニ推理ADV「謎の事件簿」も、前作に引き続き実装されている。 神宮寺編・洋子編のほか、熊野編も追加された。 これは前作『未完のルポ』の頃は、本編がいわゆるアニメ調のグラフィックだった事と併せて「神宮寺らしさが損なわれている」と受け取られる事もあった。しかし本作の本編作画は原画に忠実であったためか、完全に別物の息抜き要素として好意的に受け入れられた。 ジャズ調やピアノ曲など、操作キャラクター4人それぞれのイメージにあった、それでいて操作の邪魔にならずいい具合にBGMに徹する音楽も好評。 問題点 ザッピングシナリオは異なる視点から新事実を得るというよりは、各操作キャラクターの心情面をより詳しく描いたもの。事件解決という観点からすると、どのシナリオの内容も大差がないと言える。 特に、洋子と美貴は共同で捜査をすることが多く、捜査手順から会話内容までほとんど同じでダルい。 どのキャラクターで捜査しても他のキャラクターの捜査内容は最後に知らされるため、パートが終わった時点の情報量は全く同じで、捜査の方法が違うのみ。これは、一つ前のパートまでしか遡れない仕様からも明らかで、1つのキャラクターだけを追っても最後までたどり着けるということ。ザッピングの利点をほとんど利用できていないと言える。 シナリオチェックの不備 熊野視点では新種の麻薬「PCD」の製造方法や製造元を探る、という所から始まりやがて神宮寺たちを巻き込んだ大事件に発展するのだが、序盤から犯人が口を滑らせる部分があるため勘のいい人は三日目の冒頭で犯人がわかってしまう。 人物Aのセリフから判明した新事実を人物Bはその場にいなかったにもかかわらず知っている、という単純なミスだが、それが「犯人ならば知りうる情報」でもあり、困ったことにその人物BがPCD製造の犯人である。しかし神宮寺をはじめプレイヤーキャラがそれを指摘、あるいはその発言から疑いを向ける、といったシーンは無いためシナリオチェックミスの可能性が高い。 D-MODE以外の無意味な選択肢 D-MODE以外でも選択肢があるものの、相手の反応が多少変わったり自身が普段と違う気分でこの選択したで片付けられて特にストーリーに影響を与えるものではない死にシステムとなっている。 総評 登場人物同士が複雑に絡み合った深みのあるシナリオと、それを彩る高品質なグラフィックやBGMが高い評価を得ている。ADVとしては申し分のない出来であり、作品の雰囲気を楽しむのを阻害する目立った問題点もない。シリーズのウリであるハードボイルドADVのひとつの完成形として、後継作品と比較しても引けをとらない会心の一作である。 余談 現在はゲームアーカイブス購入で簡単に遊ぶことが可能。レーティングはCERO C(15歳以上対象)となっている。 サターン版には推奨年齢18才以上該当の表記があった。麻薬関連の描写があるため、全年齢ソフトとしては不適当だとされたらしい。 ポニーキャニオンからサウンドトラックが出ていたが廃盤になった。現在は中古ですらオークションで1万円超えするくらいの高価格が付いている。
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探偵 神宮寺三郎 KIND OF BLUE 26-246~248・250~251 246 :探偵 神宮寺三郎 KIND OFBLUE:2006/11/01(水) 19 16 21 ID wpAMLhzR0 【ネタバレ少なくストーリー要約】 前作(Innocent Black)の続編にあたる。 神宮寺の助手を勤めていた洋子は、事務作業から調査、部屋の片付けまでこなしてくれる、完璧な助手だった。 しかし諸事情によりやむなく解雇しているため、事務所は神宮寺ひとりで切り盛りしている。 ヤクザの一人を調査するうち、『蒼ざめた馬』という組織に巻き込まれる。 『蒼ざめた馬』は、この世界をトップを殺し、新しい世界を創るというもの。 これ以上関わると神宮寺の命に関わると、依頼主が依頼を取り下げ、 その後、サックスプレイヤーの『エディ』が作った「ブルー、オーバー・ザ・ブルー」という曲の全曲を探す依頼を受け、 探しているうちに、エディの孫娘『藍子』と出会う。 藍子の心と藍子のカウンセリングのクライアント『源田』の死の謎について追っていると、 彼女にカウンセリングを受けているという『洋子』に再会する。 藍子の心の闇や過去の苦しみを、これ以上探らないであげてくださいと、藍子を庇う洋子へ、 「だが、このまま放っておいては彼女が一人でがけっぷちまで行ってしまうんじゃないか? ただ優しくするだけでは理解できないこともある。」という神宮寺の考えに洋子は理解した。 謎が解け、『源田の死』『藍子の家族の過去』『エディの想い』を藍子自身へ話す。 藍子は、藍子を心から理解してくれる仲間の想いにも助けられ、思いつめた心を解放する。 断片的だった曲を一つに繋げる事ができ、藍子の隣でエディに曲を聞かせる事ができ、依頼は終了した。 『蒼ざめた馬』は解体し、結局Xデー(世界を変えると言っていた日)は何もないまま終了する。 洋子は、何も変わらず、人の心を第一に考えて動く『探偵』である神宮寺の元でもう一度サポートさせて欲しいと言った。 END 247 :探偵 神宮寺三郎 KIND OFBLUE:2006/11/01(水) 19 28 20 ID wpAMLhzR0 で、要望があった「御苑洋子の顛末」だが、 解雇されてからニューヨークの友人のところで仕事の手伝いをしていたとき、 藍子と出会い、彼女にカウンセリングを受ける事になった。 日本には一時的な帰国で、1ヵ月後にはまたアメリカに戻るという。 そんな中、神宮寺と再会し、藍子に関する事件を通じて、 自分が藍子を心配していたつもりが、結局表面上だけの心配で、 心の奥底まで変えられるような事ではなかった。 神宮寺の「探偵」としての仕事は、真実だけを求めるのではなく、 人の心まで考えた仕事だったんだと思い、彼女は再び神宮寺の元で働く決意をする。 前作で一方的に解雇したのは神宮寺だが、 彼自身も彼女のサポートがあってこそだと自覚したので、再雇用。 248 :探偵 神宮寺三郎 KIND OFBLUE:2006/11/01(水) 19 30 44 ID wpAMLhzR0 194 こんな感じでいいか? 詳しくネタバレアリのも必要なら書くから言ってくれ。 250 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/01(水)19 46 08 ID /NpbiTrkO 蒼ざめた馬ってのは結局何もなし?何のためにでてきたんだ… 251 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/01(水)19 50 55 ID wpAMLhzR0 250 曲を探してる時に蒼ざめた馬のトップと絡んだり、 知り合いのヤクザの組の若頭が、蒼ざめた馬に拉致されたのを助ける依頼受けたり 今回の憎まれ役が、蒼ざめた馬と裏で繋がってたり… こんな感じでストーリーに散りばめられて絡んでくるんだが、 よく考えてみると最終的にはあまり関係ないんだ 最終的には、蒼ざめた馬のトップが殺されるわ、組織は空中分解だわで…
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今日 - 合計 - タグ アドベンチャー ミステリー 探偵 神宮寺三郎 未完のルポの攻略ページ 基本情報 ストーリー 攻略情報 Tips プチ情報 関連動画 参考文献、参考サイト 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] 機種 プレイステーション セガサターン 開発 データイースト 販売 通常版:データイースト普及版:メディアリンク データイースト 発売日 通常版:1996年11月29日普及版:2000年12月7日 1996年11月29日 価格 通常版:5,800円(税別)普及版:1,500円(税別) 5,800円(税別) ジャンル アドベンチャー、ミステリー プレイ人数 1人 『探偵 神宮寺三郎シリーズ』第五弾。 ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2022年08月07日 (日) 21時31分24秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して