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概要 全てを破壊する者とは、消火器オリジナルのオーサンコアくん降臨ステージである。 元ネタはデーモンコアくんのテーマであるフリーBGMの 「全てを創造する者『Dominus Deus』」 である。 ステージ 全1ステージ構成である。 ステージ1/1「にゃんハッタン計画 極ムズ」 構成 城体力 1666666 ステージ幅 4666 敵出撃制限 16体 背景 太古の力 敵城 太古の力 BGM 神様降臨 コンテニュー不可 敵名 倍率(%) 出現数 城体力(%) 初登場 再登場 ガガガガ 800 2 100 1 15 メタルにょろ 100 inf 100 30 300 はぐれたヤツ 100 inf 100 150 100~200 ドリュウ 200 2 100 15 600~800 B.オーサンコアくん 100 1 100 200 - オーサンコアくん 100 5 100 600 600~900 解説 最初に資金源の8倍ガガガガが2体出現する。カンカン等で素早く倒したい所だが、オーサンコアくん出現時の衝撃波や後述するはぐれたヤツの邪魔が入るので注意したい。 次に1体目の2倍ドリュウが出現する。このしばらく後2体目も出現し、交互にふっとばしてくるためオーサンコアくんに攻撃を当てにくくなっている。 メタルにょろとはぐれたヤツは無限湧きである。どちらも等倍だが、メタルによる固い壁とふっとばしが厄介だ。 そしてボスのオーサンコアくんが出現する。6体出現するうちの最初のみボス判定である。クリティカルで瞬殺したいが、前述の要素により難しくなっている。 1回でも攻撃を許してしまうと一気に前線が崩壊し、次の攻撃が入りやすくなってしまう。ある程度量産が利くクリティカルキャラを編成しておきたい。 オーサンコアくんに自城を叩かれても2耐えはできるが、ドリュウの遠方範囲で破壊される可能性もある。自城に近寄らせないようにしよう。 オーサンコアくんの出現が収まったら、前進して敵城を破壊しよう。 コメント 名前 コメント 来訪者数 今日 - 昨日 - 合計 -
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宿命「破壊するもの」 EXルーミア EXルーミア EXルーミア EXルーミア 呪力7 通常 攻撃6 迎撃4 命中8 防壁(3) [戦闘フェイズ]常時 このスペルでの戦闘中、フェイズ終了時まで、相手のリーダーの回避は0になる。 このスペルと戦闘を行った相手スペルは戦闘フェイズ終了時捨て札に送られる。
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概要 絶・全てを破壊する者とは、消火器オリジナルのオーサンコアくん絶降臨ステージである。 ステージ 全2ステージ構成である。 ステージ1/2「にゃんハッタン計画・改 極ムズ」 構成 にゃんこ出撃制限 激レア・伝説レア以外 それ以外は全てを破壊する者「にゃんハッタン計画 極ムズ」と同じ 解説 出撃制限によりネコあらしや京坂七穂が封じられているが、にゃんこ研究家等で代用できるためあまり脅威ではない。 ステージ2/2 「マタタビの種ムービーラボ 超極ムズ」 構成 城体力 2019313 ステージ幅 5066 敵出撃制限 10 背景 太古の力(95) 敵城 羅刹街道 超極ムズ(43) BGM 原住民大移動(157)→神様降臨(34) コンテニュー不可 敵名 倍率% 出現数 城体力% 初登場f 再登場f オオウサ銀(607) 100 inf 100 90 360~480 非にょろトン 100 20 100 150 300~450 デヴィル夫人(636) 150 inf 100 300 600~1200 デヴィル夫人(636) 150 inf 99 0 1200 シャクレルわんこ(470) 50000 10 99 0 180~450 ヒウマ(387) 100 1 99 0 0 バトルコアラッキョ(206) 200 1 99 0 0 B.オーサンコアくん 100 1 99 -60 0 オーサンコアくん 100 5 99 -600 900~1200 解説 城を叩くまではオオウサ銀と非にょろトン、デヴィル夫人が出現する。飛脚等でお金を貯めておきたい。 城を叩くとすぐにヒウマと赤コアラ、少し遅れてボス扱いで1体目のオーサンコアくんが出現する。赤コアラの波動で前線が崩壊しやすくなっているので、波動ストッパーで防ごう。 前回同様オーサンコアくんは6体出現するが、出現間隔が長くなっている。うまく立ち回れば敵を城に張り付けにできるかもしれない。 500倍シャクレルわんこは壁役兼ネタ枠である。 元ネタ からめる氏 の「マタタビムービーラボ」である。城体力は デーモンコアくん第1話 の投稿日(2019/3/13)である。 コメント 名前 コメント 来訪者数 今日 - 昨日 - 合計 -
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1、 私の名は、フランドール・スカーレット。 『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』の持ち主だ。 自覚は無いけど、どうやら私は気が触れているらしい。 キチガイは大抵自覚が無いのよ、とお姉様に言われた事を思い出す。 失礼。 誠に失礼。 私は至極マトモである。 下手したら、紅魔館で一番マトモかもしれない。 あいつみたいに好き嫌いは多くないし、パチェみたいに運動不足でもないし、咲夜みたいに ロリコンじゃないし、美鈴みたいに仕事中に居眠りしたりしないもの。 …まぁ、好き嫌いする程食事にバリエーションないし、運動しすぎで地下室破壊したり、 そもそも自分の見た目がアレだし、紅魔館名有りキャラで唯一無職だったりするけどね! …いいのよ、そんなこと! どうでもいい! 最近、紅魔館の外でも自由に外出できるようになったから、ウキウキしながら外に出てみれば… なんで博麗神社のみならず、里に行っても、永遠亭に行っても、私はキチガイ扱いされるんだ! 博麗神社の宴会に参加していたら、 「いい、フラン? お酒って言うのは、飲む物なの。 火を点けるものじゃないからね?」 と霊夢。 人里で子供たちと独楽を使って遊んでいたら、 「フラン。 一応注意しておくぞ? …その紐で、子供を縛ったりしちゃダメだからな?」 と慧音。 永遠亭に風邪の診察に行ったら、 「すごいわね、貴方の能力。 自分の体調も壊す事ができるのね」 と永琳。 「んなことするかああああAAAAAAAAAAAA!!!!! このクソカス共があああああAAAAAAAAA!!!!!」 取り敢えず、人形をぶっ壊すことで、精神を抑えることにした。 サヨナラ、131代目クマ人形。 レミリアは溜息をついた。 「…フラン。 気持ちは分かるけどね、うん…」 「じゃあ、この拘束具取ってよー」 「と、妹様が仰っていますが?」 「却下よ」 「と、お嬢様が仰っていますが?」 「…」 咲夜お手製の銀のリングで、両手足を拘束されているフラン。 そのフランの目の前に、レミリアと咲夜がいる。 地下室で強か暴れすぎてしまった為、フランがお説教を食らっている最中なのだ。 「なんで皆私のことを、キチガイみたいに扱うのよ~。 極めて普通よ、普通」 「…普通の吸血鬼は、人形を百数十体も壊したりしないわ」 「お姉様だって、ここ数ヶ月でお皿を20枚も30枚も割ってるじゃない!」 「あれは故意じゃなくて、手がすべ… いや、ゲフン、ゲフン」 只今レミリア、カリスマブレイク防止期間中である。 「…とにかく、癇癪を起こしてすぐ何かを壊すのは止めなさい」 「館の中でしかやらないんだからいいじゃん」 「館の中だろうと外だろうと、その内、間違いが起きるかもしれないでしょ? 起きてからじゃ遅いのよ」 そこまでレミリアが言うと、部屋の扉がノックされた。 「失礼します。 お嬢様と妹様、いらっしゃいますか?」 妖精メイドの様だ。 「私もフランもいるわよ。 何の用?」 「は、はい。 お客様方が見えられています」 「客? 誰? お客様『方』?」 レミリアは咲夜の方を見たが、咲夜は首を振った。 来客の予定など、主人のレミリアは勿論、咲夜も把握していなかったようだ。 しかも、表現の仕方からいって、複数形のようだ。 「え、えとですね。 …私が言うより、お嬢様自身が会われた方が早いかもしれません…」 そのくらい多い、という事だろう。 2、 紅魔館、大会議室。 フランの拘束具は、既に解かれていた。 彼女の周りにいるのは、姉のレミリアを初め、咲夜、パチュリー、小悪魔と言った、 紅魔館の親しき仲間たちだ。 おおよそ不満も無いはずのフランだが、その身は震えていた。 別にトイレを我慢しているわけではない。 その震えは、恐怖から来ていた。 スキマ妖怪、及びその式。 博麗の巫女。 亡霊の姫君。 永遠亭の薬師、姫。 健康マニアの焼き鳥屋。 幻想郷のパパラッチ。 守矢の二柱。 錚々たる面子が、一斉にフランを睨み付けているからだ。 「…色々やってくれたわね、全てを破壊する者、フランドール・スカーレット」 最初に口を開いたのは、紫だった。 「色々って、何よ…」 震える口調で、返答するフラン。 「博麗神社に火をつけてみたり、人里の守護者を攫ってみたり、 永遠亭のウサギを多数殺傷してみたり」 「…!!」 目を見開くフラン。 「何よそれ! 私そんなことしてない!!」 確かに1週間前、博麗神社の宴会には行った。 3日前、里の子供たちと遊んでいる最中、慧音にも会った。 2日前、風邪の診察で永遠亭に行った。 だが、今紫が話した事など、フランは一切やっていない。 「…惚けるなよ、キチガイめ!」 ずっとフランを睨み付けていた妹紅が、怒りを露にして立ち上がった。 「私は見たんだ! お前と慧音が、里の中で言い争っているのをな!」 「い、言い争ってなんか無いもん! 変な事言われたから、ちょっと言い返しただけで…」 「ちょっとだと! あんな目つきで慧音を睨んでおいて、よく言う!!」 「…妹紅。 こいつの言う事を、真に受けちゃダメよ。 正真正銘の、狂人なんだから」 二人の言い争いに、霊夢が口を挟んだ。 「…ねえフラン。 私、一週間前の宴会って、後半の記憶が無いのよ。 酔っ払っちゃっててね。 アンタに、酒ってのは火をつけて遊ぶもんじゃないって言ったのまでは覚えている んだけどさ…」 あまり感情を表に出さない霊夢が、 「…で、私がつぶれてた、その間。 まさか、その日のうちにやってくれるとは思わなかったわよ。 おかげで、神社の一部が灰と炭になっちゃったわ」 珍しく怒りを表に出している。 「その時、博麗大結界の一部に歪みが出た。 つまり、幻想郷の一大事が起こったのよ? 偶々居合わせた紫が、何とかしてくれたけど… 取り返しの付かない事態になっていたら、どうするつもりだったのよ!!」 言い終わると、霊夢は机を両手で叩き付けた。 フランがその気迫に気圧されていた頃、霊夢の隣にいた人物が、話し出そうとしていた。 「…一昨日ね。 永遠亭のウサギの何匹かが、奇妙な死に方をしていたのよ」 八意永琳だ。 「耳、鼻から血を流して死んでいたの。 外傷は一切無し。 不思議に思って解剖してみたら、あら不思議。 脳の一部が、破壊されていたのよ。 …誰がやったのかしらね、こんな芸当」 「し、知らないわよ! 私、そんな事したこと無いもん!」 「…したこと無いって事は、出来るって事ね? お嬢ちゃん」 輝夜だ。 普段柔和な表情を保っている彼女だが、今に限ってはそのような表情を するつもりは無いようだ。 「い、いや… 出来ないよ! そんなの、やったこと無いもの!」 「あーヤダヤダ! 往生際の悪いこと!! 貴方以外に、誰がいるっていうんですか!」 悪態をついたのは文だった。 「同じく、一昨日の夜! 妖怪の山で! 仲間の鴉天狗数人が、似た様な死に方をしているんですよ! しかも内何人かが血を吸われていると来た!」 「…!」 いよいよもって話がおかしい。 天狗なんて、ここ数日どころか数ヶ月、いやもっと長い間、文以外に会った事が無い。 しかも、鴉天狗の血なんて吸おうとは思わない。 「何言ってるのよ! 私、妖怪の山に行った事さえないんだよ! どうやって天狗を殺すのさ!」 「こっちが聞きたいですよ! 吸血鬼は随分早く飛べるみたいじゃないですか! 大方、殺すだけ殺し、血を吸うだけ吸ってから帰ったんでしょ?!」 「鴉天狗の血なんて吸わないよ!」 「どーでしょうかね! どっかの誰かさんみたいに、気が触れていれば分かりませんよ?」 「…!!」 我慢の限界だった。 「…いい加減にしろおおおぉぉぉぉぉぉ!!!! 私はそんな事やってないって言ってるだろうがあああああああ!!!!」 机を思いっきり叩きつけるフラン。 叩きつけた先は文字通り破壊され、会議用の長机には、彼女の手ほどの大きさの空洞が できた。 場が一瞬、シーンとなった。 その静寂を破ったのは、 「あらあら、怖い怖い」 幽々子だった。 扇子で口元を隠しており、表情は読めないが、目が笑っていない。 「その力で、うちの妖夢も可愛がってくれたの?」 「…はぁ?!」 「昨日ねぇ。 里に出かけるって言って出て行った妖夢が、ボロボロになって白玉楼に 帰ってきたの。 どのくらいボロボロかっていうと、両腕の骨を折られて、体中から出血って感じ だったかしらね。 …何事かと思って尋ねてみたら、レミリアの妹にやられたっていうじゃない。 何でも、里に出かける途中に急襲されたんですって」 言い終わると、幽々子は溜息をついた。 「…妖夢、すっかりおかしくなっちゃってね… 白玉楼から、一歩も出ようとしないのよ。 『吸血鬼が襲ってくる、怖い怖い』って言ってね。 …どう責任とってくれるの? 貴方」 たった一人の愛弟子に手を掛けられた為か、普段何を考えているのかイマイチ掴めない 幽々子からは、今は怒りのみが感じられた。 フランは答えようがない。 当たり前だ。 彼女は、そんなことはしていないのだから。 「ホント… いい加減にしてよ! 私、あの半人半霊なんて襲ってないよ… なんで、皆私のせいになっているの…?!」 フランは泣き出してしまった。 間髪いれずに続けたのは、守矢の二柱だった。 「…妖夢って子が襲われたって言うのは本人の証言しかないけど、 他の件は既に立証済みなんだよ、妹さん。 紫と永琳、輝夜が歴史の半獣にウラを取ったら、永遠亭のウサギの件も、妖怪の山の鴉天狗の件も、 博麗神社の件も、すべてアンタがやったっていう返事が返ってきたらしい」 「で、その慧音は昨日から行方不明。 …タイミング的に、貴方が慧音を襲ったとしか考えられないのよ」 「…違うもん… わたじ、ぞんなことやっでないもん…」 顔を顰めてフランを見る、神奈子と諏訪子。 フランは、顔をグシャグシャにして泣いている。 「…それ、本当なの? 紫。 半獣に、ウラを取ったっていう話は」 これまで黙って経過を傍観していたレミリアが、初めて口を出した。 「本当よ。 ね、永琳」 「…ええ、私もその場にいたから間違いないわ」 隣にいた輝夜も、若干間を置いてから頷いた。 「そう… 残念ね」 レミリアが頬杖をつき、溜息を出した。 「…で、以上のことを踏まえて、フランドール・スカーレットの身柄引き渡しに 協力して欲しいん」 「ねぇフラン」 紫の話を遮る様な形で、レミリアがフランに質問した。 「貴方、今言われたこと、本当に全部やってないの?」 「…え?」 突然質問されて、戸惑うフラン。 レミリアは構わず続けた。 「神社に火をつけたのも、永遠亭のウサギや鴉天狗を殺したのも、妖夢を襲ったのも、 慧音をさらったのも、貴方じゃないのね? と聞いているの」 レミリアがフランを睨み付けた。 「お姉様まで… 私を、疑うの?」 フランは絶望の淵に落とされた気がした。 姉であるレミリアまで、自分のことを疑っていると感じたのだ。 「答えなさい、フラン。 貴方がやったの?」 「やってないって… 言ってるじゃん!!!」 フランは大声を出した。 何故。 何故、誰も自分を信じてくれないのだ。 「やってないのね?」 レミリアは、尚もしつこくフランに問う。 「やってない!」 半ば半狂乱になって、フランは答えた。 狂人が必死ねぇ、と妹紅と文がわざとフランに聞こえるように呟いた。 「本当に、やってないのね?」 「絶対に、本当にやってない!!」 「……」 ジッとフランを見つめるレミリア。 見つめ、いや睨み返すフラン。 「…わかったわ」 レミリアは溜息をついた後、言った。 そしてこう続けた。 「咲夜」 「は、はい? 何でしょうか、お嬢様」 「客人たちを、玄関まで送りなさい」 「…!! え、え?」 「えっ、て… お帰り願うのよ」 名前を呼ばれたことにまず驚いた咲夜だが、その後の発言にはその何倍も驚かされた。 それに対し、咲夜以上に驚き、そして怒った者たちが声を上げた。 「どういうことよ、レミリア!」 「アホかお前は! 何様のつもりだ!」 「吸血鬼って、皆狂っているのかしら…?」 霊夢が、妹紅が、幽々子が、一斉にレミリアを非難した。 しかし。 「私は至って普通の判断を下しただけよ? フランはやってないと言い切った。 つまり、フランは貴方たちが言ったようなことは、一切していない。 惚けているのも、嘘を付いているのも、貴方たちって事よ」 「はぁ?! 馬鹿にしてるんですか!! 貴方は!!」 「…大概にしなさいよ? レミリア」 轟々と非難する文らに構うことなく、レミリアは続けた。 「あれじゃない? 風邪でも引いたんじゃない? 貴方たち。 さっさと帰って、寝た方がいいわよ?」 言い終わると、レミリアは眼前の紅茶のカップに手をつけた。 そして涼しい顔で、紅茶に口をつけた。 ━━━ 紅茶を喉に通す前に、カップが割れた。 紫がスキマを開き、カップを真っ二つにしたのだ。 「…ふざけているの? レミリア」 紫がレミリアを睨み付けている。 隣にいた藍は、久々に紫の本気の怒りを見た気がした。 かなりの迫力を放っている紫に全く怯むことなく、レミリアは言った。 「ふざけてなんか無いわ。 それは貴方たちでしょ?」 レミリアはカップを置き、立ち上がった。 彼女からは、今までの落ち着いた雰囲気は消えていた。 「私の可愛い妹を陥れようとしているお前らの方が、よっぽどふざけている」 「…ふぅん。 このキチガイの味方をするわけね? 証拠もほぼ全て揃っているっていう、この状況下で? 自分の管理責任が問われるのが怖いって言う必死さは分かるけど…」 「管理責任? もしフランが本当に今お前が言ったことをやっていたのなら、土下座の 一つ位してやるわよ」 そこまで言うと、レミリアは槍を作り出し、手に持った。 「…いい? 紫。 フランはね、やってないのよ」 レミリアから、明確な殺気が漂い始めた。 「…例え、どんな苦しい状況でも。 例え、どんなにその者が狂っていようと」 レミリアは、フラン横目で見ながら言った。 そして、槍を握っている右手を大きく上げ、 「その者がやっていないというのなら、それを信じる。 周りが、いや世界中が敵になっても、最後まで信じて味方でいてあげる。 それが、家族ってものなのよ!!!!」 それを、握ったまま地面に突き刺した。 フランは涙を流していた。 「…おねえ、さま…」 先程までの悲しい涙、悔し涙ではない。 嬉しくて、泣いていたのだ。 これほどの恐ろしい面子を前にして。 これほど不利な証言が続出したにもかかわらず。 普段から自分の事を気が狂っているといって、つい最近まで碌に自由に行動させて くれなかったのに。 レミリアはこの土壇場で、命の危険さえ省みず、フランの味方をしてくれたのだ。 「…あらそう。 じゃあ、残念だけど、無理やり連れて行かせてもらうことにするわ」 紫が合図すると、藍が立ち上がった。 それにあわせて、霊夢、妹紅、幽々子、文、永琳、輝夜、神奈子、諏訪子も立ち上がり、 レミリアとフランを囲うようなポジションを取った。 「上等だよ。 全員相手にしてやる。 フラン。 戦えるわね?」 レミリアはフランの方を向いた。 呆然としていたフランは、姉の言葉に反応し、 「…うん、お姉様」 今まで、この500年間の中で、一番良い返事を返した。 今ほど、この吸血鬼の、レミリア・スカーレットの妹である事を、誇れる時は無かった。 「咲夜、パチェ。 避難しなさい。 巻き込まれるわよ」 「…何を仰いますか? お嬢様」 「馬鹿言わないでよ、レミィ」 レミリアの行動に心を打たれたのは、フランだけでは無かったのだ。 咲夜。 パチュリー。 二人とも、今までフランが見たことも無い真剣な表情をして、スペルカードを手に持っている。 「…避難しろ、というのがわからないの?」 「共に戦わせて下さい。 お嬢様の敵、妹様の敵は、私の敵でもあるのですから」 「妹様を陥れようとするのは、紅魔館を陥れようとするのと同じ。 …見過ごせるわけ無いでしょ? そんな無礼者達を」 「わ、私も… 紅魔館の一員として、戦いたいです!」 「……」 咲夜、パチュリー、小悪魔の3名は、あくまでレミリアと共に戦うつもりらしい。 「…勝手にしなさい」 レミリアは彼女らを一瞥すると、紫らをギッと睨んだ。 「三文芝居は終わったかしら?」 「ええ。 おかげ様で、滞りなく」 「じゃあ、死んで頂ける?」 「お前が死ね!!!」 大会議室に、轟音が響いた。 3、 「こっちよ、みんな! 早く!」 紅魔館から少し離れた、湖の近くの森。 美鈴を筆頭に、メイド服を着た数十名の妖精達が、高速で移動していた。 彼女らを追って、植物が触手を伸ばしてくる。 一匹の妖精が、それに捕まりそうになっている。 「ったく! しつこいのよ!」 美鈴がその触手に向かって弾幕を放つと、触手はバラバラになった。 「あ、ありがとうございます、美鈴さん…」 「お礼はいいから! 早く逃げるわよ!」 その妖精の手を掴み、再び駆け出す美鈴。 ━━━ 戦ったら勝ち目は無い。 でも、スピードならこっちに分がある。 とにかく、逃げるんだ! 「みんな頑張って! 周りは気にしなくていいから! とにかく、自分が逃げることを考えて!」 「め、美鈴さん! 館は、紅魔館は…」 「お嬢様も妹様も咲夜さんもパチュリー様もいるんだから大丈夫! いいから喋ってる暇があったら、足と羽を動かして!」 「は、はい!」 「…緊急時に貴方達を安全な所まで逃がせっていうのが、私の受けていた指令なの。 貴方達が助かってくれなきゃ、私は任務を果たせなかったことになる!」 美鈴だって、本当は紅魔館が心配なのだ。 先程聞いた、紫達の話が本当なら、少なくとも妹様の身の安全は保障できない。 下手したら、紅魔館の面子と紫達の間で、殺し合いが始まっている可能性がある。 あれ程の化け物達と殺し合いを始めたら、どうなるか? …結果は、火を見るより明らかだ。 親しき紅魔館の者達は、全員殺される。 「クソ… クソ、畜生!」 美鈴は悪態をついていた。 勝てなくてもいい。 せめて、一緒に戦いたい。 でもこれが、妖精達を全員助ける事が、レミリアから受けていた、恐らく最後の任務に なるだろう。 それに逆らうことは、美鈴はできなかった。 「…逃げ切られたわね」 己のスピードの遅さをカバーするため、植物を操って美鈴たちを捕らえようとしていた 幽香は、舌打ちをして日傘を閉じた。 「何呑気な事言ってるの? 捕まえなくていいの? 逃がしちゃまずいんじゃないですか?」 幽香に確認するように問うたのは、橙だった。 「いいのよ。 本気で美鈴達を逃がしちゃ拙いのなら、大挙して紅魔館に来た理由などを 美鈴に説明する前に、さっさと殺しちゃえば良かったんだから」 幽香は吐き捨てるように言うと、そのまま帰路に着こうとした。 「ええ?! か、帰っちゃうんですか?!」 驚いた橙が幽香に聞いたが、 「館で何が起こったかぐらい、貴方だって想像ついているでしょ? 分かりきっている事を、態々確認しに行く必要は無いわ」 日傘を再び開いた幽香は、不機嫌そうに空に飛び上がった。 「…私の不手際で美鈴を逃がしたとでも、紫に報告しておいて頂戴」 「あの、お言葉ですが、それは自分でやられた方がよろしいのでは…?」 「悪いけど、アイツの顔は当分見たくないのよ。 罰なら甘んじて受け止めるわ。 そのうちね。 …じゃあ、頼んだわよ」 言うだけ言うと、幽香はさっさと帰っていってしまった。 残されてしまった橙は、呆然とするしかなかった。 幽香と橙がそんなやり取りをしていた頃、紅魔館での殺し合い ━━━ いや、一方的な 殺戮は、終焉を迎えていた。 後編に続く 破壊する女(後編) お嬢様がかっこいい...ああ、フラグだ... -- 名無しさん (2009-08-27 01 15 08) 131代目w -- 名無しさん (2009-09-19 13 43 48) 131代目ww 微妙にリアルだから困る -- 名無しさん (2011-06-14 20 56 45) 131代目ww リアルでワロスwww -- 名無しさん (2011-09-16 23 07 34) クマが131代目ェ・・・・クマどんだけやられてんだよwwww -- 名無しさん (2012-02-25 23 38 42) カリスマお嬢様かっけえ さて、くろまく~じゃない、黒幕は誰だ? -- 名無しさん (2012-02-26 00 29 44) BBABBA、八雲紫はBBAw -- 名無しさん (2015-08-12 12 26 34) お嬢様カッコイイ… -- 名無しさん (2015-08-14 16 45 33) ゆーかりんは味方なの?敵なの?わかんねぇや -- 名無しさん (2016-05-10 22 09 15) お嬢様カッコ良すぎ! -- 名無しさん (2017-09-28 22 03 50) フランはやってない! -- ロリこん (2018-01-06 19 51 37) お嬢様…カッコ良すぎ( ;∀;) 紫はBBAだなwww -- パンダヒーロー (2018-02-06 23 22 21) レミリアお嬢様....最高!! フランちゃんの為にそこまでするとは....(*T^T) お嬢様に一生ついていくわ( ノД`)… -- レミリア最高! (2019-11-11 19 02 31) あぁ^~いいっすね^~ -- 名無しさん (2020-05-12 14 41 34) 名前 コメント
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破壊する侵入者(オールデリート)アリス ≡V≡ 零 6 クリーチャー:アウトレイジ 5000 ■ワールド・門砕き(このクリーチャーは相手のマナゾーンにある多色カードを攻撃できる。こうしてその攻撃がブロックされなかったとき相手のマナゾーンにある多色カードをすべて持ち主の墓地に置く。) ■バトルゾーンにあるクリーチャーはすべてダイナモを得、種族にダイナモを追加する。 作者:神風弐千 フレーバーテキスト DMTT-0G「奇跡への回帰」 月抗も上帝も、私の掌の上で踊っているんだけなんだよ。-アリスの独り言 評価 名前 コメント
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4、 「…あら、まだ生きてるの? 治療したり、食べ物を与えたりした?」 「いえ、そのような事は。 与えたものといえば、躾け用の弾幕くらいです。 …いやはやしかし、とんでもない生命力ですね、吸血鬼って言うのは」 「ね? 私の言うとおり、『処分』して正解でしょ? レミリアも同時に処分できたのは、嬉しい誤算だったけど」 「………」 「ホント、研究対象としては最高峰ね」 「……ろしてや、る…」 「ん? 何か言ったか?」 「おま、えら… ぜったい、ぜん、いん、ころして、やる…!」 「もっとはっきり言ってよ。 私ババアらしいから、耳が遠くてねぇ…」 「おま、え、から、だ。 やくも、ゆか、り…!」 「あらあら、怖いわねぇ。 じゃあ襲われても怖くないように、今日も色々えーりん先生に調べてもらいましょうねー?」 「喜んで。 より詳しい研究を続ければ、もっと吸血鬼の生態について知ることが 出来るかも知れないわ」 「八意女史は、本当に研究熱心だな。 感心するよ」 「………」 「…もう一杯、頂戴」 「…ダメです、もう出せません」 紅魔館での殺戮から一週間後。 蓬莱山輝夜が、夜雀の八つ目鰻屋台で、酒を飲んでいる。 しかしどうやら、追加の酒を頼もうとして、断られてしまったらしい。 「…なんでよ。 お金なら、ちゃんと出してるでしょ…」 「お金の問題じゃなくて、輝夜さんの体の問題。 いくら蓬莱人だって言っても、ここ数日は飲みすぎですよ」 輝夜は此処5日程、毎日この屋台に来ては、酔いつぶれるまで飲み、てゐや鈴仙 等の手を借りて、帰宅している。 「…何かあったんでしょ? 私でよければ、聞きますけど…」 「……」 ここ数日間は、ミスティアは敢えて輝夜にそう尋ねなかった。 他人に話したくない理由で、酔いつぶれている可能性もあったからだ。 しかし、もう5日である。 恐らく、他人に話したくても、話せないのだろう。 そう考えたミスティアが、輝夜にこう切り出したのだ。 優しく問う女将に対し、輝夜は目に涙を浮かべながら、こう言った。 「は、吐く…」 「……ふぇ?!」 椅子から飛び出すように立ち、茂みに向かって走っていく輝夜。 しかし、茂みに着く前に、前屈みになって座り込んでしまった。 「う、うえ、おえええええええ」 ビチャビチャ。 「ゲホ、ウウウウ… ゲフ」 「あーあ…」 蹲って嘔吐する輝夜を、呆れ顔で眺めるミスティア。 「大丈夫ですか~?」 「…あんまり、だいじょばない…」 ミスティアは、輝夜の背中をさすりながら聞いたが、彼女の返事は芳しくない。 「う、ううう…」 「ほら、吐いちゃった方が楽になるよ?」 「う、うえええ…」 「……!? 輝夜さん、泣いてるの?」 ミスティアは、輝夜の顔を覗き込んだ。 輝夜は、泣いていた。 「なんで… なんで、こんなことになっちゃったんだろ…」 「え?」 「こんな事、こんなの、絶対おかしいよ…」 「えと、ごめんなさい。 話が読めないんだけど…」 「謝らなきゃいけないのは、私の方よ! …ごめんね、ごめんね…」 号泣する輝夜を前にして、唖然とするしかないミスティア。 なぜ輝夜が泣いているのか、謝っているのか、ミスティアは全く想像がつかなかった。 と、そこへ、人影が現れた。 「…姫。 一大事です」 鈴仙だった。 随分急いで来たらしく、肩で息をしている。 「な、何よ…」 配下に格好悪い姿を見られてしまったと思ったのか、輝夜は慌てて目を擦り、口を拭った。 しかし、一方の鈴仙は、輝夜のそのような状態には、全く関心がないようだ。 無理もないだろう。 何せ、 「…フランドール・スカーレットが、脱獄しました」 「…!!!」 のだから。 紅魔館から遠く離れた、森の中。 服はボロボロで裸同然のフランが、立っている。 その目の前には、美鈴の他、4名の妖精メイドがいる。 「…お待ちしておりました、フラン様」 フランの事を、『妹様』ではなく、『フラン様』と呼ぶ美鈴。 「…なんでだろう。 なんか知らないけど、ここに来ちゃったんだ」 フランは、それには敢えて突っ込まなかった。 それより、今口にしたことが不思議でならない。 「まずは、服を召されて下さい。 召されている間に、それを含めて説明致しますので」 美鈴がそう言い、周りの妖精に目配せした。 4名の妖精は、それぞれ服の一部を脱ぎ、フランの分の服を形成した。 そして、それをフランに着せる妖精達。 幸い彼女たちは、妖精にしては比較的大きい部類だったため、フランでも何とか着る事ができた。 「…ここは、紅魔館に一大事があった時用の、緊急集合場所です」 美鈴が説明を始めた。 「知ってるのは、レミリア様の他、咲夜さん、パチュリー様、あと私のみ」 「なんで、私には教えてくれなかったの?」 「フラン様はご性格上、どれほど強大な敵に出会おうとも、応戦するタイプだとレミリア様は 仰っていました。 逃げるとしたら、自分の指示以外にあり得ないだろう、と。 つまり、レミリア様が知っていれば、フラン様は知る必要がないのです」 「……」 わかるような、わからないような理屈だった。 「…まぁいいわ。 それで、なんでそれを知らない私が、ここに来れたのよ?」 「『レミリア様の死後から1週間後、フラン様はここに来る』。 私にこの場所を教えてくれたレミリア様は、その時同時にそのように運命を操ったのです」 「……!!」 これにはフランも驚いた。 姉は、そのような芸当も出来たのか。 フランは、改めてレミリアに感心した。 「来るべくして、私はここに来たって訳か… 大した吸血鬼ね、お姉様は」 フランの発言に、美鈴のみならず、妖精メイドたちも頷いた。 「…『当主』、フラン様」 美鈴は、服を着終えたフランの前に跪き、頭を下げた。 美鈴の背後に、4名のメイドがやはり跪いている。 「私は、レミリア様の敵が取りたいのです」 美鈴は言った。 「私は、咲夜さんの敵が取りたいのです」 美鈴は続けた。 「私は、パチュリー様の敵が取りたいのです」 美鈴は続けた。 声が震えてきている。 「私は、こぁちゃんの敵が取りたいのです」 美鈴は続けた。 声が涙ぐんでいる。 「…どうかご命令を!! フラン様!!」 美鈴は顔を上げた。 端正な顔は、涙と鼻水でグシャグシャになっていた。 「…お嬢様には、大変お世話になりました」 「咲夜さんには、メイドとして必要なことを、いっぱい教えてもらいました」 「パチュリー様は私に、面白い話を沢山してくれました」 「…こぁちゃんとは、一緒によく遊んでいたんです」 4名の妖精メイド達も、泣きながらフランに訴えかけてきた。 「「「「…どうかご命令を!! フラン様!!」」」」 「………」 それらを無言で見ていたフランだが、やがて目を瞑り、もう一度その目を開いて、 何かを口にした。 その目は、つい先日までレミリアが見せていた目とそっくりな、『紅魔館の主』の目だった。 「はぁ、はぁ…」 永遠亭の地下深くにある、一つの牢屋。 その中に、一人の半獣が監禁されている。 「く、くすり… くすり…」 うわ言の様に、くすりという単語を繰り返し発している。 ほんの2週間前まで理知的だったその半獣は、今はその見る影もない。 だらしない表情で、絶えず爪で体中を引っ掻き回している。 そこに、一人の女が現れた。 手には、注射器と粉の入った袋を持っている。 「…!! えーりん! えーりん!」 「はいはい。 来たわよ? 慧音。 いい子にしてた?」 子供をあやすように慧音を扱う永琳。 慧音は興奮して両腕を、牢屋の隙間から出している。 「いーこにしてたから! 早く! それ! それ、うって! はやくうううううう!!!!!!」 興奮し、半狂乱になって永琳に要求する慧音。 フランに比べれば、よっぽど今の慧音の方が狂人だ。 「はいはい。 でも打つ前に、やって欲しい事があるの。 …歴史、また創ってくれる?」 永琳が黒い笑みを浮かべて、そう慧音に聞いた。 「つ、創るよ! 創るから、それ打ってえええ!!」 「創るのが先よ」 「わ、わかったよおおおおおお!!!!!!」 慧音が力を込めると、彼女の頭に角が生えてきた。 ━━━ 満月の時しか変身できない彼女が、なぜ今白沢に成れるのか? それは彼女の目の前で薄笑いを浮かべる、永琳のみぞ知ることだろう。 「なに?! なにをつくればいいの?!」 「そうねぇ… 『フランドール・スカーレットは、永琳の人体実験中に逃げ出した』 ってなっている所を、 『フランドール・スカーレットは、見張りがいない隙を見て、檻を破壊して 逃げ出した』としておいてくれない?」 ~~~~~~~~ 今から2週間前の出来事。 「フランの能力は危険よ」 紫が、そう切り出した。 場にいるのは、紫、藍、永琳、輝夜の4名のみ。 紫が用意した、特性の密室での密会である。 「強力というのはもちろんだけど、何より未知の部分が多すぎる。 放って置くのは危ないわ」 「…貴方にとって? 幻想郷にとって?」 「両方。 ただ、比重は後者の方が大きいわね」 永琳の問いに、紫はそう答えた。 「幻想郷を『破壊』されるのは、私としても困るわね…」 永琳が、顔を顰めた。 「…そういう話を態々私達を呼んでするって事は、私達に何かして欲しい事があるって事ね?」 紫に輝夜が尋ねた。 「ええ。 して欲しい事は2つあるの。 一つ目は、歴史の半獣を攫って、彼女を洗脳し、思いのままに歴史を作らせる。 二つ目は、永遠亭のウサギの何名かが、フランによって殺されたという、嘘を付く」 「…! え?!」 「…一つ目のハードルが、随分と高いわねぇ…」 紫の発言に、驚く輝夜。 対して永琳は特に驚くことも無く、紫の要求を頭の中で吟味していた。 「ちょ、ちょっとまってよ! そんな事をしていいの?!」 「良くはないわ。 でも、背に腹は変えられない」 「背に腹は、って… そこまで危険な状況でもないでしょ?!」 「…フランドールが生きている限り、常に危険よ。 あの子気が触れているから、いつ何を仕出かすか分からない。 …もし、博麗大結界が破壊されでもしたら、破壊状況によっては、霊夢や私の力では どうにもならない事態になる可能性もある」 「…! た、確かにそれはあるかもしれないけど…」 「それに、フランドールを捕らえ、その能力や生体を『調べる』事ができれば、 結界の強化への布石や、幻想郷で吸血鬼が暴れた際に、何かしらの対処法を見出せるかも しれないわ。 ……ねぇ? 永琳」 紫が永琳に向かって、笑みを浮かべた。 既に千年以上生きている輝夜だが、それは今まで見たことも無い、気味の悪い笑みだった。 藍を見ると、彼女も似たような気色悪い笑みを浮かべている。 「え、永琳…?」 輝夜は怖くなって、縋る様に永琳の方を向いた。 見なければ良かった。 輝夜はその時、永琳の顔を見てしまった事を、今でも深く後悔している。 「…守矢の二柱とか、幽々子、霊夢辺りは、上手くやらないと感づくかも知れないわよ?」 「守矢の二柱は、そんなに難しくないわ。 彼女達の信者である、天狗や河童に嗾ければいいのだから。 霊夢は、私と藍が上手くやっておくわ。 任せておいて。 幽々子に関しては、貴方の協力が欲しいんだけど…」 「後は幽香辺りが感づくかもしれませんね」 「彼女自身は強いし賢いけど、これと言った徒党も組んでないし、背景も無いから、 感づかれても放って置いて問題ないわ」 愕然としていた輝夜には、眼前で行われている三名の会話は、殆ど頭の中に入れる事が 出来なかった。 此れまで幾度も密会には参加してきたが、今日ほど参加した事を後悔した密会は無かった。 ~~~~~~~~ フランを含めた6名は、森の中を歩いてた。 空を飛ぶと、鴉天狗等に見つかる可能性が上がる為、敢えて地上で移動しているわけだ。 目指すは、八雲紫の住処。 行き先を決めたのは、フランだった。 フランは、美鈴を含めた5名の顔を、それぞれ見ていた。 ━━━ 皆、死を覚悟した顔をしていた。 決して希望に向かってはいない、いや、寧ろ絶望に向かっていることは、自覚している表情。 それでいて、決してそれを曲げようとはしない、強固な意志も同時に感じられた。 それらを見ながらフランは、良い部下を持ったものだと嬉しさを感じると同時に、 酷い空しさも感じていた。 『全てを破壊する者、フランドール・スカーレット』 つい一週間前、八雲紫に言われたこの台詞。 今、彼女の頭に、この台詞が張り付いていた。 ━━━ なる程ね。 流石は、幻想郷の賢者。 フランは一人、静かに頷いていた。 ━━━ 紅魔館は私の代で終わり、か。 『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』の持ち主、フランドール・スカーレット。 彼女は物だけでなく、これからスカーレット家の血筋を絶やそうとしている。 ━━━ 違いない。 私は、全てを破壊してしまったわけだ。 平和も。 日常も。 親友も。 使用人も。 実の姉も。 …そして、これから『紅魔館』も。 スカーレット家最後の当主、フランドール・スカーレットは、自嘲気味に笑った。 fin ・・・・・パネェ・・・・・ 完成度高けーな、おい -- 名無しさん (2009-08-25 20 09 42) こぁちゃんて… -- 名無しさん (2009-08-25 21 08 49) ここで終わっちゃうのか… 続きが見たいよぉ -- 名無しさん (2009-08-25 22 49 51) 家族思いのスカーレットは良い -- 名無しさん (2009-08-26 21 46 50) スカーレット姉妹がかっこいい(`;ω;´) それはそうと紫の黒幕率の高さには噴くw この後はフラン→紫に対象がシフトしていくわけですな。 -- 名無しさん (2009-08-27 05 44 32) 紫の敵になりそうな人物 輝夜→妹紅 幽香 守屋と霊夢は確率低そうだが十分勝てそうだな。 -- 名無しさん (2009-08-27 05 47 17) レミリアがちょっと好きになりました。 -- 名無しさん (2009-08-27 12 39 40) 耐えられなくなった輝夜から真実が霊夢たちに広まったら… 八雲一家+永琳に勝ち目無いんじゃね? -- 名無しさん (2009-08-27 13 36 41) ↑の方向で続きを切に願う -- 名無しさん (2009-08-27 14 59 13) フランが紫の企みも、けーねが創らされた歴史さえも破壊してしまわんことを…… -- 名無しさん (2009-08-29 09 08 29) けーねに手を出したのがなぁ -- 名無しさん (2009-08-29 09 48 05) 面白かった けーねいじめだなこれは -- 名無しさん (2009-09-04 22 54 13) これ一番かわいそうなのはけ−ねだよね?まちがいないよね? -- 名無しさん (2009-09-06 23 38 34) 次回があるなら 輝夜と妹紅、守矢の二人は仲間になってくれそう。 -- 名無しさん (2009-09-19 14 03 21) これってなんか話の元ネタがありそうな気がするけど -- 名無しさん (2009-09-21 13 35 24) すげええ!!そして紅姉妹が格好よすぎ!! フランドールの味方をしたくなりますね。続編作ってください!! しかしみょんとけーねが可哀そうすぎる・・><: -- J (2009-10-24 19 01 33) 完成度て……これで完成度高いとか言っちゃうのってどんだけ…… -- 名無しさん (2009-11-11 17 30 45) 終わりが半端すぎて泣いた あとこんな外道しか思いつかないゆかりんなんて賢者じゃない -- 名無しさん (2009-11-11 18 26 06) 外道・・・っすか・・・(´・ω・`)。なんか・・・すんませんした。 -- 名無しさん (2009-11-11 18 45 59) なける -- 名無しさん (2009-11-15 15 55 12) なんか白ひげVS海軍みたいだなぁ -- 名無しさん (2010-02-09 01 31 25) 龍神はこの幻想郷を滅ぼすべき -- 名無しさん (2010-02-24 03 09 16) 幽香はなんではじめに紫が首謀者だってわかったんだろな? -- 名無しさん (2010-03-16 19 37 55) あれ?これで終わり? フラン復讐ENDはどこに行った? -- 名無しさん (2011-06-14 21 00 28) 続編マジでないの? もう作者じゃなくてもいいから誰か書いてよ。 -- 名無しさん (2011-09-08 23 09 28) 続編は? -- 名無しさん (2011-09-16 23 19 42) 4人は負けるんだよ 書いてないからってそんくらい分かれ -- 名無しさん (2011-09-18 01 59 48) 魔理沙星蓮船組輝夜妹紅あたりが紫に敵対しそうだな -- 名無しさん (2011-10-01 23 12 41) 続きが気になるんだけど… え?続きないの? -- 名無しさん (2011-11-15 15 25 47) 死んだレミリアが映姫に殺された理由を話す→映姫が調べてレミリアの言ったことが本当だと確信して妹紅、魔理沙、霊夢に本当の事を話す→魔理沙から話を聞いたアリス参加→幽香、輝夜も参加→八雲一家+永琳オワタ\(^O^)/ でOK? -- 名無しさん (2012-11-19 18 29 54) いーこにしてたから! 早く! づづき! つづき、つくって! はやくうううううう!!!!!! -- 名無しさん (2013-06-11 01 21 06) 普通に輝夜が口を滑られて皆にばれるイメージがわくんだが -- 名無しさん (2013-06-14 19 17 11) レミリアァァァァァァァ -- 名無しさん (2015-08-12 12 31 36) 霊夢は咲夜達殺した罪悪感パネェナ -- 名無しさん (2015-09-28 19 11 54) よし、誰か続きここでいいからかいとくれ。 -- 名無しさん (2016-05-10 22 13 10) れ、レミリア、、、。誰でもいいから、、続編求む(T ^ T) -- 名無しさん (2017-09-28 22 28 31) あれ...これ密会してたやつ全員生きるという概念壊されて死ぬんじゃ... -- 名無しさん (2017-10-13 08 37 28) 何でもするから続編をつくってくれ〜 -- ロリこん (2018-01-06 21 17 26) これってレミリアは紫らが慧音に手を出してことに気付いてた説ないですか? その上家族を守ろうとするレミリアお嬢様はまさにカリスマ!! -- 名無しさん (2021-02-27 09 22 38) 名前 コメント
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10 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/04/17(金) 08 02 57 ID ??? 1乙! 前スレ1000 >1000だったらこのスレのニールとTニールを交換 それは!それはいくらなんでも駄目だろっ! フェルト逃げて超逃げて!! 12 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/04/17(金) 10 38 54 ID ??? 10 刹那「沙慈っ!」 沙慈「ツインドライブ同調…完了!」 刹那「トランザムッ・ライザーーー!!」 ギィィィィンン!! シャア「なんだ? この光は…サイコフレームの共振? 人の意思が集中しすぎてオーバーロードしているのか? なのに、恐怖は感じない… むしろあたたかくて、安心を感じるとは…」 レビル「むっ? 現役時代の古傷が…」 ジーン「ヅダが…推力113%で安定!!」 デュバル『ヅダは、ここに厳然と存在する。 ヅダはもはや、ゴーストファイターなどではない…」 ララァ『ああ、アムロ…刻が見える…』 刹那「刹那・F・セイエイ! スレの歪みを! 前スレ 1000を、破壊するっ!!」
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597 名前:NPCさん :04/05/02 02 10 ID ??? ガソリンの変わりに水素を燃焼させるって書いてあったから間違いないと思う ガソリンだってピストン内部で爆発を起こして動力にしてるわけだし 間違ってたらスマソ この流って前にあった 妖魔夜行で物質変化で、常温ドライアイスをつくれば一気に気化するから爆発するって レスの流と似てるな まあ俺もかつて、物質障壁で対象を閉じ込めて中の空気を破壊する。敵に直接かける訳じゃないから抵抗もできまい なんてマネをしようとしたが。俺もマンチだな…反省せねば スレ15
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